1 :
IKAOH:
向こうのが落ちたのでこっちに立てました
らき☆すたのSSを書くスレです
どんなジャンルでもOKです
荒らし叩きはスルー
マッタリ書きましょう
2 :
IKAOH:2007/05/27(日) 17:26:58 ID:6/hX5t8G
【らき☆すたいじめSOS団】
かがみ「・・・・・あ、あのさ、つかさ、みゆき」
みゆき「はい?」
つかさ「なあに?お姉ちゃん?」
かがみ「もう、こなたと遊ぶのやめない?」
みゆき「え?」
つかさ「なんで?お姉ちゃん」
かがみ「そ、それは・・・・・あいつオタクだし、あ、あいつのせいで私達まで変人扱いさらたら、たまんないわよ!」
みゆき「そんな・・・・・」
つかさ「・・・・・そんなのかわいそう」
3 :
IKAOH:2007/05/27(日) 17:35:54 ID:6/hX5t8G
つかさ「だけど・・・・・仕方ないよね」
みゆき「え?」
つかさ「だってこなちゃん、変わってるしね・・・・・私達までそんな風に見られてたら・・・・・やだな」
みゆき「そんな!こなたさんは!」
かがみ「みゆき!」
みゆき「!は、はい!」
かがみ「取り敢えず・・・・・こなたは今日からシカト!いいわね?」
つかさ「ゆきちゃん、仕方ないよ、ね?」
みゆき「・・・・・・・・・・はぃ・・・・・うぅ・・・・・」
かがみ(・・・・・・・・・・・・・・・)
こなた「やあやあ、おはよ〜」
4 :
IKAOH:2007/05/27(日) 17:50:40 ID:6/hX5t8G
かがみ(来た!・・・・・)
つかさ「あ・・・・・」
みゆき(わ、私・・・・・どうしよう)
こなた「あれ?なんか話し合い?」
かがみ「じゃあ私、自分のクラスに戻るね!・・・・・」
こなた「!かがみん、待ってよ」
かがみ「・・・・・・・・・・誰よあんた」
こなた「へ?誰よって・・・・・」
かがみ「わ、私あんたなんか知らない!」
こなた「えぇ?なんの冗談だよ〜」
かがみ「・・・・・・・・・・」
こなた「え〜と、かがみんになんかしたかな?」
つかさ「・・・・・・・・・・」
みゆき「うっ・・・・・」
こなた「?」
_ ,.. . .,, _
,. ィ":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.` ー 、
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.\ 木ノ下りんごが
>>5ゲットだゾ
/:./:./:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.ト、:.:.:.:.:.:.:.',
. /:./:/:./:./:.i:.:.:.:i:.:.:.|:.:,::i "' 、:.:.〈_i',
i:./:.i:.:.i:.:i:.:イ:.:.:.:i:.:.:.:!:.|i:| 'くハ〉
|:i_,イ:.:!:.:i:.i |:.:.:.:i:.:.:/:.| i| V/|:i
|:.:./`T''二_ー-i__/i_|i リ _ レ::|:| ル>1ズ _ い、いきなりキスするなんて恥ずかしい!
|:.:.|´ミ ,ィtテミ- _,ィテチ、 !ヽ|:.! 赤>2きん _ いつもお気楽でいいわよね
|:.:.| 、'( ` 辷ソ` .辷ソ` /ノノ|:| >3ルモでポン _ 松竹とかいうナヨナヨ男がむかつくんだゾ!
|:.:.|ゝ、_, , ,'ノ:::|:| >4ャナ _ メロンパンばかり食べてると太っちゃうゾ
|:.i:|:,.-‐,ゝ、 _ .∠::::::::|:.! グレーテ>6 _ 裏最萌の雪辱はいつか果たすゾ!
';i:.| i ', 、. __ ,. ´, ヽー;|:.| リリカル>7のは _ あの白い悪魔、やばすぎだゾ!
/`'!. | ヽ / } i i ', !;| >8ガレン _ アルとかいうジャンクは消毒だゾ!
ノ .| \_ ,ノ | i. i >9ぎ宮理恵 _ お仕事がんばってね、応援してるゾ
く´ .| ,ィ´'∨´`ゝ レ' .ト 、 ぴた>10 _ 赤ずきんと声優かぶりすぎ!
. } /`- ´く`ー-‐ヘ,シ'`ー! }
.〈`ヽ,,._ノ ` '' ゛ .i /
. /`ー--/ ./ー-‐.´ノ
i i| .ハ`ー ´',
11-1000には、私の手作り肉じゃがをご馳走するゾ!
6 :
IKAOH:2007/05/27(日) 18:07:57 ID:6/hX5t8G
こなた「どしたのみんな?・・・・・私なんかしたかな?・・・・・ごめんなさい、かがみ様」
かがみ「・・・・・・・・・・」
つかさ(キッ!)
かがみ「は!放してよ!あんたなんて友達じゃない!」
ドン!
こなた「痛っ!」
みゆき「キャッ!こなちゃん!」
かがみ「あ!ごめん!そんなつもりじゃあ・・・・・」
こなた「いたたた・・・・・」
こなた「わかったよ」
かがみ「え・・・・・?」
こなた「もう、みんなとは友達じゃない、これでいい?ね?」
こなた「・・・・・つかさ」
つかさ「なあにこなちゃん?」
こなた「みゆきさん」
みゆき「は、はい!」
こなた「かがみん」
かがみ「な、何よ!」
こなた「バイバイ」
かがみ(・・・・・・・・・・そ、そんな・・・・・いや・・・・・)
何やってんだ……
8 :
IKAOH:2007/05/27(日) 18:16:17 ID:6/hX5t8G
つかさ「お姉ちゃん、授業始まるよ!」
かがみ「・・・・・・・・・・」
つかさ「お姉ちゃん!」
かがみ「あ!・・・・・わかった・・・・・じゃあ・・・・・ね」
みゆき「待ってください!授業なんて!・・・・・・・・・・どうして・・・・・」
つかさ「こなちゃん・・・・・お姉ちゃん行っちゃね?」
こなた「・・・・・・・・・・」
つかさ(ふふっ・・・・・相当こたえてるみたいね・・・・・こなちゃん、目が赤いよ)
9 :
IKAOH:2007/05/27(日) 18:37:26 ID:6/hX5t8G
つかさ「こなちゃん・・・・・あとね?・・・・・」
つかさ「お姉ちゃん、こなちゃんの事、気持ち悪いって・・・・・」
みゆき「そんな!・・・・・・・・・・ひどい」
こなた「・・・・・ふ〜ん」
つかさ「女の子なのにオタクなんて気持ち悪いって・・・・・一緒に居たくないって」
こなた「・・・・・・・・・・」
みゆき「つかささん!」
つかさ「あと、こなちゃんは、ネットの中にしか友達いないとか・・・・・」
みゆき「もうやめて下さい!こなたさん、私は」
こなた「帰る」
みゆき「え・・・・・」
こなた「帰ってネトゲやる。私学校には友達いないらしいからね」
みゆき「ま、待って下さい!・・・・・・・・・・あ・・・・・」
バタン・・・・・
つかさ(バイバイ、こなちゃん♪)
つかさ(ふふっ・・・・・楽しい・・・・・こなちゃんってあんな表情(かお)するんだぁ・・・・・)
>>8 つかさ「こなちゃん・・・・・お姉ちゃん行っちゃね?」
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>>8 つかさ「こなちゃん・・・・・お姉ちゃん行っちゃね?」
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
>行っちゃね?
12 :
IKAOH:2007/05/27(日) 19:41:49 ID:6/hX5t8G
かがみ「えぇ!・・・・・・・・・・早退!?」
つかさ「うん」
みゆき「・・・・・・・・・・」
かがみ「はぁ・・・・・・・・・・はぁ・・・・・(あたしのせいだ・・・・・あたしのせいで・・・・・こなた・・・・・こなたぁ)」
かがみ「つかさ!あたしもうやだよ!」
みゆき「え!・・・・・・・・・・」
かがみ「なんでこなたを虐めなきゃなんないのよ!」
かがみ「あたしもうやだよ・・・・・・・・・・こなたが・・・・・かわいそうだよ」
つかさ「ダメよ・・・・・これは罰ゲーム」
つかさ「何でも言うこと聞く、そう言ったじゃない?」
つかさ「ね?お姉ちゃん♪」
かがみ「う・・・・・うぁぁぁん」
みゆき「ひどいです!」
つかさ「ゆきちゃん?あんまり口挟まないでくれる?」
つかさ「あなたも同じ目に遇いたい?ん?ゆきちゃん?」
みゆき「うぅ・・・・・う・・・・・」
つかさ「いいじゃない、傷付くのはこなちゃん一人・・・・・こっちは楽しく観察してましょうよ・・・・・ねぇ?」
いきなりいじめかwwwwwww
でもwktk
正直ageがウザイ
はぁ?なにいきなり変なネタ始めてんの?と思って開いたらktkr
なんかこんなのwwww
黒いつかさかよ。原作とのギャップが凄すぎるぜ・・・
こういうスレを俺は待っていた!!!
こんなスレは暗黒の底まで沈めてしまへ
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/28(月) 00:28:58 ID:9l2rqQ/N
おいおい何だよこのスレは?まったくおまいらときたら…
GJ!!!
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/28(月) 02:00:02 ID:4QTHJMJJ
仲間を大切にする魅音、圭一が見たらこなたちゃんにこんな仕打をしたら間違いなくブチ切れるな。
魅音「つかさ、あんた何様のつもりよっ!」
圭一「つかさ、この大馬鹿野郎めぇ!」
てな感じで。
22 :
IKAOH:2007/05/28(月) 22:30:16 ID:SHA/wfzw
【次の日・・・・・】
かがみ(もう嫌・・・・・こなたに謝らないと・・・・・つかさには内緒で・・・・・)
こなた「・・・・・・・・・・」
かがみ「あ!こなた・・・・・あ、あのね・・・・・あの・・・・・」
こなた「話しかけないで」
かがみ(え・・・・・・・・・・)
スタスタ・・・・・
かがみ「あ・・・・・こな・・・・・(待って・・こ・・こなた・・あ・・・声が・・・・・声が出ない・・・・・)」
つかさ(あまいわね・・・・・お姉ちゃん♪)
みゆき「つかささん!何をしたんですか!」
つかさ「ん?・・・・・私はお姉ちゃんの携帯で、こなちゃんにモーニングメールしてあげただけだよ?・・・・・見る?」
みゆき「な!なんてことを・・・・・あなた!こんなひどい事をこなたさんに!?」
つかさ「うん・・・・・目覚め最悪・・・・・・だったでしょうねぇ♪」
パァァン!
つかさ「痛っ!」
みゆき「はぁ・・・・はぁ・はぁ・・・はぁ・・もう・・・・・許さない!」
俺の・・・・俺のつかさ像が音をたてて崩れてゆく・・・・・・( ´Д⊂ヽ
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/29(火) 01:45:06 ID:D1E3OOqq
たまんねぇなぁ
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/29(火) 02:19:44 ID:RhFqU8RK
ちょっw何かみゆきさんがカコイイんだけどwww
続き早く書いてくれww
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/29(火) 06:55:34 ID:Btb0+6CF
こなたいじめSSじゃなくてスマソ。
空気読まず、落ちたスレのSSを加筆修正(未完)を投下。
許されるのでしょうか?
とりあえずマッタリ投下します。
多分、発端は凄くつまらない事だったと思う。
嫌がるこなたを引っ張って、買い物に付き合わせた時の事だった。
馬鹿を言い出したのは、勿論こなただった。
諫めようと――いつもの如く無駄だと思いつつ――したそうすれば、いつもの様に茶化されて、
ハイお終い。
ってなるはずだった。
しかし何故か頑として、こなたは自分を曲げなかった。
こなたはこなたの、私は私の信じる道理を貫いた結果だったと思う。
いつしか、互いが引くに引けないそんな口論に発展してしまった。そして私は、爆発する感情
に任せて、こなたを侮辱する、酷いことを言ってしまった。
こなたは何かを言いかけたが、唇を堅くつぐみ、すぐに下を向いて黙ってしまった。
小さい身体が、益々小さく見えた。
身を翻して駆け出す前、一瞬だけ見えた目元。涙目だった様な気がしたが、知った事か!
一人取り残され周囲の、少なくない奇異の目に晒されば冷静にもなる、往来での事なのだ。
そんな場所での口論してしまった恥辱に自分自身が固まってしまった。
益々、怒りがこみ上げて来る。
目的の買い物の事など、もう頭の中には無かった。
帰宅してから、つかさが何か物言いたげに見ていたが無視した。こなたと喧嘩したなんて言え
る訳が無い。
夕食とお風呂を済ませ、課題に取りかかる。
しかし集中しようとすればするほど、今日の事を反復してしまう。
つまり、後悔とは、後からするものだ――実に常識的な事だ!――課題が思い通り進まず、机
を離れ仰向けにベッドへ転がる。
枕に顔を突っ込み、叫んだ。
「んもぅ、最低!」
だが、それが自分へ向けた言葉なのかこなたへの言葉なのか、判らない。
くぐもった自分の声は枕に吸収されて外に漏れる心配は無い。“王様の耳はロバの耳!”掘った
穴にそう叫んだ理容師と同じだ。
そのまま動かず居ると、息苦しくなってきた。顔を上げ一息つくとそれは、深呼吸ともため息と
も取れた。そのまま、何をする気も起きず布団を被る。
明日になれば、こなたも私も忘れている。いつものじゃれ合いが少々行きすぎただけの事、そう、
いつもの通りだ。
そう言い聞かせて、目蓋を閉じる。暗闇に浮かぶのはこなたの固く結ばれた唇と小さな身体。
たぶん、きっと……。だいじょう……ぶ。
心地よい眠気の闇に沈んでいく中、すれ違った時のこなたの横顔が浮かんで消えた。
【バットタイミング】
眠い……。
いつもの通り、目覚まし時計が鳴る5分前の起床。
純粋な睡眠時間からすれば十二分な時間なのだが、気分が晴れない。忘れてしまえば、と
期待をしていたが、そんな事は無かった。当たり前だ。人間はどちらかと言えば不都合に出来
ている。
普段と同じように起きたにもかかわらず、気分が沈んでいるからか朝の支度はいつもより手間
取った。玄関からつかさの声が響く。
「おねぇちゃ〜ん! 早くしないと、ちこくしちゃうよぉ〜〜」
切迫感の無い、のんびりとした声に急き立てられる。
慌てていたからなのか、通学鞄を自分の部屋に忘れていた。いつもはきちんと一緒に持って居
間に置いておくのに。
部屋から鞄を持ち、階段を下る。そこで後数段の所で蹴躓いて落ちた。
電話置きの台が倒れる音。そして私の、その直後につかさの悲鳴が上がった。
「……ぅ何なのよ、もぉぅ……」
身体の方は何ともなかったが、片側の髪が解けていた。
どこかに引っかけのか、リボンが破けてしまっている。
……お気に入りだったのに。
替えを出して、もう一度結んでいる時間は、無い。今日は髪を下ろしたままになる。
ちなみに、派手な音に驚いて駆け寄ろうとしたつかさまで転ぶと言うオマケがついた。
登校中にこなたに会ったらどうしよう。
そればかりを考えていたが、杞憂に終わった。結局学校に到着するまでこなたは現れなかった
からだ。
拍子抜け半分、不安半分な気分を引きずったまま、つかさと分かれて自分の教室に向かう。い
つもより少し遅めになり、あやのが珍しそうな顔を向けた。みさおは……もう少し後、こちらはい
つもの通りギリギリだろう。
扉の滑車が外れそうな勢いでみさおが入ってきた。かなり大きな声で「セーーーフ!」とか言っ
ている。比率は9:1、勿論9側がアウトだ。
髪を下ろしているのが珍しいのか、朝の挨拶もそこそこに脳天気な話を始める。みさおの天井
知らずの馬鹿さ加減――空気を読まないとも言う――に今日は心底うんざりする。
いつものようにツッこまず、無視しつづける私にあやのがみさおの肩を両手で抱いて身体の向
きを変えさせて、そのまま教室の外へもうすぐホームルームなのに、リリースした。
鍵がかかった訳でもないのに、扉を叩いて何やら文句を言っている。五月蠅すぎる。
あやのは、ちらりとこちらに目配せをしただけで自分の席に戻って行った。
短いため息。教科書を朗読する声。シャープペンのノック音。紙を滑る黒鉛の感触。
まとまらない髪が前に落ちる度にかき上げる。
鬱陶しい。休み時間に、ヘアバンドでも買ってこよう。
机に突っ伏すと、こなたに借りっぱなしになっている落書きだらけの教科書。
……っきったないなぁ……、普段であればそう思うだけだが、何故か温もりに似た何かを感じる。
本人は居ない、だからその存在は更に強くなっていっている。そんな気がした。
休み時間に何度かこなたの教室を覗き見たが、こなたの席は空いたままだった。
お昼もつかさが呼びに来る前に席を離れて適当な場所で食べてしまった。
放課後、こなたが欠席している可能性は高かったが、自分からこなたの教室に向かうのが何と
なく、はばかられた。毎日顔を出している隣の教室にたった一日行かなかっただけで、不思議
とそこには大きな壁があるように思ってしまったからだ。
自分の教室で誰を待つ訳でも無く外をぼんやりと眺めると、夏の残り香が香ったような気がした。
頬杖を解き、帰ろうと腰を上げた所で、つかさの声が後ろから響いた。
「お姉ちゃん?」
ついさっき、最後の集団が前のドアから出て行って、教室は私だけになっていた。微妙に疑問
型なのは、髪を上げていないからだろう。
「帰ろう、つかさ」
うん、でも……と何かを言いあぐねている。何となく予想はついたが、つかさが切り出すまで
黙っていた。
「あの、えーと、こなちゃんがね。今日、お休みだったの。だから……お見舞いに行こうと……思
うんだけど……」
「どうせ、こなたの事だからゲームのやりすぎか、ゲームする為に休んだんでしょ? 放っておきな
さいよ」
つかさは、でもぉ……と食い下がった。何か言いたげな目が癪に障ってどうしても一緒に行く気
になれなかった。
「新しいの買うから、先に帰る」
自分の髪の束を握ってそう言い捨てると、一人で教室を出た。買い物に行く訳じゃなかった。
ただ、そこから逃げ出したかっただけだ。
「お姉ちゃん……」
いつも以上に眉が下がっているつかさを尻目に、今朝のみさおと同じぐらいの音で扉を閉め、
教室を後にした。
【続く……といいなぁ】
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/29(火) 13:04:43 ID:UtOPcEQx
>>25 本当だ、なんかカッコイイよ。
頼むぜみゆきさんよぉ、このままじゃこなたがL5発症しちまうよ。
手遅れになる前につかさを撃退して救い出してくれ!
>>32乙
ここは、別にいじめSS専門のスレじゃないので、色んなジャンルのをどんどん投下しちゃって下さい
「つかさが無言だった理由」
ゆい「運転は任せたまへこのヤロウ、仕掛けるポイントはこの先の5連続ヘアピンカーブ!」
かが「何この××D的な走りは」
つか「……うぷっ」
かが「つかさ! だいじょうぶ?」
つか「お姉ちゃん、気持ち悪いよー」
かが「しっかり、背中さすってあげるから」
つか「こなちゃんが乗ってなくてよかったね。車酔いひどいらしいから」
かが「えっ、そうなの? つかさは人がいいんだから、全く。
(こなたと一緒の車に乗ってれば今頃… ちぇっ)」
かがみスレ住人より、駄文すまそ
37 :
IKAOH:2007/05/30(水) 22:03:47 ID:uPOmFkxo
みゆき「はやく・・・・・はやく二人に謝って来て下さい!」
つかさ「・・・・・どうして?どうして私が謝らないといけないの?」
みゆき「どうして・・・・・?・・・・・つかささん・・・・・ふざけないで!」
パァァン!
つかさ「痛い!」
ドサッ!
みゆき「あなたは・・・・・・あの二人が、どれだけ辛い思いをしてるか、わからないんですか!」
つかさ「ふふ・・・・・ゆきちゃん・・・・・馬乗りになって・・・・・私の胸掴んで・・・・・面白いの?」
みゆき「わ・・・・・私だって・・・・・好きでやってるわけじゃありません!」
つかさ「・・・・・!・・・・・ふふふ・・・・・・遅かったじゃない?」
みゆき「?・・・・・なにを言って・・・・・あっ!んん!」
白石「ごめんつかさ・・・・・おい高良・・・・・静かにしろよ・・・・・」
つかさ「遅いわよ・・・・・まったく・・・・・おかげでゆきちゃんにいじめられちゃった♪」
つかさ「ゆきちゃん・・・・・痛かったたわよ・・・・・ゆきちゃんにも罰ゲームね・・・・・」
つかさ「白石くん・・・・・ゆきちゃんを好きにしていいわよ♪」
みゆき「!!・・・・・(嫌・・・いやぁ・・・・・・・)」
白石「ここで?」
つかさ「そうねぇ・・・・・二階の女子トイレに行きましょう・・・・・もう授業始まってるから・・・誰もこないからねぇ」
みゆき(ど・・・・・どうしよう!・・・・私・・・どうしよう・・・・怖い・・・怖いよ・・・・・・)
続きはやくみてー
わふーるわふーる
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/31(木) 12:06:21 ID:91ul6riX
白石乙
41 :
IKAOH:2007/05/31(木) 17:45:43 ID:0zE4ZI2X
かがみ「ハァ・・・・・ハァ・・・・・こなた!待ってよ!」
ダッ・・・・・
こなた「うるさい」
かがみ「ハァ、ハァ、お願い!待ってよ!・・・・・こなたぁ・・・・・お願い・・・・・」
かがみ「私がこなたを嫌いなわけないじゃない!」
こなた「・・・・・・・・・・」
かがみ「こなた・・・・・」
こなた「今朝・・・・・私の携帯に・・・・・メール・・・・・したでしょ・・・・・」
かがみ「・・・・・え・・・・・?」
こなた「私・・・・・私・・・・・あんなに・・・・・学校行きたくないと思ったことないよ・・・・・」
かがみ「な!なによ・・・・・これ・・・・・酷い・・・・・私のメール・・・・・?なんで・・・・・?私、メールなんてしてないのに・・・・・」
こなた「かがみんの携帯からだもん」
かがみ「私の・・・・・携帯・・・・・?」
42 :
IKAOH:2007/05/31(木) 17:59:15 ID:0zE4ZI2X
つかさ「ふふふ・・・・・ゆきちゃん?・・・・・いい格好ねぇ?」
みゆき「うぅ・・・・・」
つかさ「暴れなきゃ、痛くないってさ・・・・・ま、知らないけどね♪」
みゆき「つかささん・・・・・前に言ってましたよね・・・・・」
みゆき「運動も勉強も出来ないから・・・・・学校行きたくない時がある、って・・・・・」
つかさ「な!・・・・・」
みゆき「私だって気持ちはわかります・・・・・でも・・・・・憂さ晴らしにお姉さんと友達をいじめるなんて・・・・・」
みゆき「つかささんは最低です!」
つかさ「う・・・・・うるさい!黙れ!」
つかさ「白石くん!やっちゃって!」
白石「高良!まあ勘弁しろよ」
みゆき「嫌!いや!いやぁぁぁ!」
プルルル・・・・・プルルル・・・・・
∧_∧ +
(0゚・∀・) ギトギトヌルヌル
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
こんな話がアニメであったら
白石死んでるな、本編で
45 :
IKAOH:2007/05/31(木) 20:20:18 ID:0zE4ZI2X
かがみ「ここ!?・・・・・えっ!みゆき!」
こなた「あ!みゆきさん!大丈夫!?」
つかさ「!」
みゆき「あ・・・・・かがみさん・・・・・こなたさん・・・・・良かった・・・・・」
つかさ「嘘・・・・・・・・・・」
白石「あ、え・・・・・と、じゃあな!柊!」
こなた「あ、待て!・・・・・逃げた・・・・・」
かがみ「つかさ!!あんた!」
つかさ「な・・・・・なによ・・・・・」
かがみ「辛かったんだよね・・・・・」
つかさ「え・・・・・」
かがみ「昨日、みゆきから聞いたよ・・・・・頑張って勉強しても・・・・・一生懸命運動しても・・・・・なかなか結果が残んないって・・・・・凄く悩んでたんだよね?・・・・・」
つかさ「・・・・・」
かがみ「私・・・・・気付かなかった・・・・・ごめんね・・・・・」
つかさ「お姉ちゃん・・・・・う・・・・・うぅ・・・・・ごめんなさい・・・・・」
かがみ「つかさ・・・・・」
つかさ「こなちゃん・・・・・ゆきちゃん・・・・・本当にごめんなさい・・・・・私・・・・・」
みゆき「・・・・・つかささん・・・・・」
こなた「やだ」
かがみ「なっ!?」
みゆき「はい!?」
つかさ「え・・・・・」
こなた「ふふん♪帰りにまたカラオケ行ってくれたらいいよっ♪」
かがみ「こなたぁ!」
つかさ「こなちゃん!」
みゆき「こなたさん!」
END
ええ話や
終りかたあっさりしすぎだろw
いいよもうこれで
さて、IKAOHのお陰で俺の中でみゆきさん株が急上昇している訳だが。
みゆきに殴られてえwwwww
↑こんな奴大量発生
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/31(木) 21:31:03 ID:91ul6riX
結局みゆきさんはヤられたの?それともその直前で助けられたの?
もしヤられてたら白石は俺が犯(ry
これは期待ハズレ
つかさは誰にも相談が出来ず疑心暗鬼に取り付かれL5発症寸前の所を誤解が解けたこなた、かがみに救われたと言う事か。
俺的には学校の屋根でのこなた(バット)vsつかさ(鉈)のバトルが見たかった。
かがみ「あれ、こなた・・・あんた、その手首の・・・」
こなた「・・・ぁ・・・」
かがみ「今まで気づかなかったけど、手首のこれ・・・切り傷じゃないの?」
こなた「・・・」
かがみ「え・・・えっと・・・どうしたの、これ?ねえ、こなた」
こなた「・・・あ、あはは、中学のとき・・・えと、ガンプラ作ってて間違って切っちゃったんだよー
HGUCのアッガイでねえ、普段プラモなんて作ってなかったからミスしちゃったわけ」
かがみ「そ、そっか・・・ならいいんだけど・・・」
こなた「じゃあ、また明日ーばいばいかがみんー」
つかさ「へえ、こなちゃんもそういう失敗しちゃうことってあるんだね」
かがみ「・・・ううん」
つかさ「?」
かがみ「HGUCのアッガイは最近出たばかりじゃない!こなたが中学のときに作るはずがないのよ・・・
あいつ・・・もしかして・・・」
つかさ「お姉ちゃん、何でアッガイの発売日なんて知ってるの?」
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/02(土) 06:02:09 ID:HBOiDYB0
つかさズレてるw
…だがそれがいい
おかげで鬱にならずにすむ
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/03(日) 00:03:34 ID:VUK5j937
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/04(月) 21:37:48 ID:LOmenKOA
保守
くだらん、沈んでしまえ
鏡「誰もいない、パン工場するならイマノウチ
ぐーるぐる、ぐーるぐる…」
司「コソーリニヤニヤ」
粉「見たよー」
鏡「(´Д`;)」
61 :
いかおう:2007/06/05(火) 22:04:59 ID:C9PT7J4F
ここで一人でひっそりと書くかな・・・・・VIPでやってもウケなかったし(ρ_;)
62 :
いかおう:2007/06/05(火) 23:27:56 ID:C9PT7J4F
【らき☆すた・非エロの百合?!】
かがみ「ハァ・・・・・・・・・・」
つかさ「お姉ちゃん?どうしたの?ため息なんかして?」
かがみ「え!・・・・・やだな、なんにもないわよ」
つかさ「ため息なんて・・・・・まさかお姉ちゃん・・・・・恋とか?」
かがみ「ば、ばか言わないでよ!な、なんであたしが、
」こなた「つかさ!かがみん!おはよ〜」
かがみ「ひゃあっ!」つかさ「こなちゃん、おはよ〜」
こなた「?」
つかさ「?」
つかさ「どうかしたの?お姉ちゃん?」
かがみ「な、なんでもないって・・・・・」
こなた「かがみん〜顔が赤いよ〜」
かがみ「えっ?!な!、な、なによ!(あんたのせいよ!あんたの・・・・・)」
63 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/06(水) 05:08:15 ID:Tv4/1jEO
>>62 何してるんだ!
早く続きを書いてくれー!
こなた「うわあああんっかがみーんっ」
かがみ「こ、こなた!?どうしたのよ、こんな夜中に!?」
こなた「うっうう・・・」
かがみ「あ、あんた、泣いてるの!?」
こなた「かが・・・かがみん・・・かがみん・・・」
かがみ「ほら、落ち着いて。ねえ、お願いだから」
こなた「う・・・うん・・・かがみん・・・ずっとこうやって抱きしめてくてほしい・・・」
かがみ「こなた・・・」
こなた「こうされてると、落ち着く・・・かがみん、もっと慰めて・・・」
かがみ「(こんなこなた初めて見た…)う、うん。私にできることならなんだってするわ・・・
だから、まずは何が起こったのか話してみて」
こなた「うん・・・あれは今から3時間ほど前のこと・・・」
こなた「さて、コンプ祭もいよいよ大盛り上がりだねー、よっし、祭という事でスレでも立ててみるかー」
【祭の】コンプ祭特設スレ【会場】
1 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/20(金) 00:54:28 ID:konatan0
コンプ祭の盛り上がりもいよいよ最高潮!
祭の会場はここだだだだだ
2 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/20(金) 00:55:43 ID:/lwwerfdj0
>>1氏ね
3 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/20(金) 00:55:58 ID:eeifgsm4j0
>>1市ね
4 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/20(金) 01:03:43 ID:wwuejduw0
本スレ過疎ってんのに立てる意味ねえだろ馬鹿が。削除以来出して来い
5 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/20(金) 01:13:41 ID:tttblack750
>>1は引きこもり。こんなスレ立ててないで学校行け
6 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/20(金) 01:22:31 ID:hiyorihaik0
>>1は角川社員確定wwww
7 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/20(金) 01:23:43 ID:tukasahir0
>>6 ねー、くさいよねー
8 :1:2006/07/20(金) 01:35:57 ID:konatan0
(TωT`,)ブワッ
9 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/20(金) 01:36:38 ID:tukasahir0
角川社員とっとと失せろ
10 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/20(金) 01:36:38 ID:akirakur0
祭 糸冬 了
こなた「・・・という悲しい出来事があってね・・・」
かがみ「帰れ」
67 :
IKAOH:2007/06/09(土) 18:56:37 ID:N56k5pxF
【らき☆すた、非エロの百合】
かがみ(・・・・・・・・・・)
かがみ「そ、そういえば、明日学校休みよね・・・・・こなた・・・・・今日私の家泊まりにこない?」
こなた「え?」
つかさ(?お姉ちゃん?)
つかさ「いいねえ〜朝までみんなでゲームとか」
こなた「いいよ〜、暇だし」
かがみ「ほ、ホント!?(よかった・・・・・)」
こなた「みゆきさんもおいでよ〜、みんなで遊ぼうよ」
かがみ(え?)
みゆき「いいんですか?じゃあ私も・・・・・」
かがみ(えぇ?みゆきも?・・・・・予定外ね・・・・・こなたと一緒に寝られるかしら・・・・・)
68 :
IKAOH:2007/06/09(土) 19:22:24 ID:N56k5pxF
【らき☆すた、非エロの百合】
〜その夜〜
つかさ「あはは・・・・・あ、もうこんな時間・・・・・」
みゆき「そうですね・・・・・」
かがみ「そ、そうね、もう寝よっか!」
こなた「そだね、私はつかさの部屋に泊めてもらうよ〜」
かがみ「え!」
みゆき「じゃあ私はかがみさんのお部屋に・・・・・」
かがみ「だ、ダメよ!」
こなた「?」
みゆき「?」
つかさ「?」
かがみ「えぇーっとね?・・・・・・・布団一枚しかないし・・・私、ほら、寝相悪いからさ、みゆきのメガネ割っちゃうかも知れないし・・・・・」
つかさ「寝るときにメガネは・・・・・」
かがみ「(あ!)と、とにかく!寝返りで蹴ったりしちゃかわいそうだからさ、小柄なこなたの方がいいかな、って」
こなた「えぇ〜?私なら蹴ったっていいってこと?」
かがみ「ち、違うわよ!」
つかさ「・・・・・わかったよ、ゆきちゃん、寝よっか?」
みゆき「そうですね・・つかささん、お邪魔しますね・・・それでは、お休みなさい」
かがみ「(つかさ・・・・・)う、うん、お休み!」
こなた「お休み〜・・・・・じゃあ私たちも寝よっ?」
かがみ「うん・・・・・・・・・・(はぁ・・・・・緊張する)」
かがみ「・・・・・ってあんた・・・・・何よそれ?」
こなた「?寝袋だよ?布団一枚なんでしょ?」
かがみ(な、そんな!そんなのってないわよ!)
69 :
IKAOH:2007/06/09(土) 19:40:04 ID:N56k5pxF
【らき☆すた、非エロの百合】
かがみ(・・・・・寝れない・・・・・うぅん、寝たくない)
かがみ「こなた・・・・・起きてる?」
こなた(・・・・・・・・・・)
スッ
かがみ(・・・・・いけないよ・・・・・こんなのいけないよ・・・・・)
かがみ(・・・・・キスくらいなら・・・・・・・・・・いいよね)
かがみ(ごめん・・・・・こなた・・・・・もう我慢出来ない!)
かがみ「ん・・・・・(あと少し)」
こなた「かがみん」
かがみ「あ!えぇと、起きてたの!?」
こなた「うん・・・・・暑くてね・・・・・寝袋」
かがみ「そ、そうよね!今日、暑いよね、・・・・・そうだ!扇風機持ってくるね!」
ダッ・・・・・
かがみ(ああ・・・・・どうしよう!)
こなた「かがみん!」
かがみ(う・・・・・)
かがみ「な、なに?」
こなた「・・・・・うぅん、なんでもない・・・・・」
かがみ「そ、そう?じゃあ」
バタン
かがみ(あぁ・・・・・あたし、どうしよう!こなた、なんて思ったんだろ・・・・・)
ドキドキする
71 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/10(日) 01:21:54 ID:KM05ewvP
続きまだぁー
かがみテンパり杉カワイス
73 :
小神 晶:2007/06/11(月) 15:49:22 ID:5cPxnNIK
なんとなく書いてみる。
名前はあきら様の名前を漢字変換しただけだからキニスンナ
【もしも 白石とあきらの立場が入れ替わったら…】
ここはとある控室。
桃色の髪の女の子が台本をパラパラとめくっている。
「あ゛ーもう! これ何ページあるのよ!」
彼女の名は小神あきら、今回の主役であり、人気番組「らっきー☆ちゃんねる」で「白石みのる」のアシスタントを努める少女である。
あきら「あ゛ー なんとか覚えられた」
あきらは台本を乱暴に閉じると、それを二人用サイズのソファに投げ出した。
子役として活躍すること5年、「らっきー☆ちゃんねる」のアシスタントとして努めること2年…
あきら「いーかげん…私にもスポットライト…当らないかなぁ…」
本番まで、まだかなりの時間がある。
あきらはソファに寝転がり、天井をぼんやり見つめながら、これからの事について考えはじめた…
…私はアイドルになれるの…?
…このままアシスタントで終わるの…?
一度でもスポットライトが当たれば…
……!
あきら「あっ!いいこと思い付いた!」
あきらは、二年前から使っている塗装が剥げた携帯を手慣れた手付きで操作し、どこかにメールを送りはじめた…
74 :
小神 晶:2007/06/11(月) 16:08:05 ID:5cPxnNIK
【もしも 白石とあきらの立場が入れ替わったら…】
さて、そろそろこの世界での「らっきー☆ちゃんねる」の位置付けを説明しておかなければなるまい。
放送時間は金曜日の夜7時、一時間の番組である。
内容は、いわゆるオタク文化から国会中継、災害情報に至るまで…幅広い情報を高校生と中学生が扱うニュース番組である。
小神あきらは、いわゆるオタク文化の方面のコーナーと視聴者コーナーの担当のアシスタントである。
さて、視聴率はというと…一部を除いて、あまり芳しくない。
もちろん、その一部とは、あきらの担当するコーナーである。
大手の掲示板では、「あきら様こそ真の功労者だ」という書き込みが連日あった。
これは本当の話で、仮にあきらが降板したならば、半年もせずに「らっきー☆ちゃんねる」は忘却のかなたに消えてしまうだろう。
理由はただ一つ、メインの白石の旬が過ぎてしまったからである。
では、何故、旬を過ぎてもまだメインなのか?
理由は、「一応、一時代を築いた」からという納得できるようなできないような理由である。
白石の時代は、「らっきー☆ちゃんねる」放送開始から一年後までの期間であった。
この時代は「癒し系高校男児」の時代と呼ばれ、白石もチヤホヤされていた。
続きは夜以降かくわ
どちらも続きが気になる
あきら様のSSきたーー!
頑張れ!
【もしも白石とあきらの立場が入れ替わったら】
白石「WAWAWA…忘れないでねらっきー☆ちゃんねるー!」
あきら(ダサっ)
間抜けなタイトルコールと共に番組が始まった。
白石「こんにちはー、みんなのみのるお兄さんだよー」
あきら(なーにが、「みんなのみのるお兄さんだよー」よ、あんた視聴者ナメてない?)
これが、いつものらっきー☆ちゃんねるの風景である。
しかし、あきらは決して不満を顔や仕草には出さない。
いや、出さないからこそアシスタントとして成立っているのだ。
白石「さて、今晩も始まりました、らっきー☆ちゃんねる! 司会の白石みのるです。」
あきら「みなさんこんばんわー! アシスタントの小神あきらだよっ」
(まあ…あんたのアシスタント生活も…今日で終わりだけどね)
白石「さて、本日は視聴者投稿特別企画の発表です。 では、あきらさん。 発表をどうぞ!」
視聴者投稿特別企画とは、年に一度だけ、視聴者から送られてきた企画をらっきー☆ちゃんねるがするという企画であった。
ちなみに、昨年は地球の裏側から生中継ということで、あきらは南米に行った。
あきら「みなさんからのメール…たーくさん届きました! その中で、今回選ばれるのはどんな企画でしょうか! それでは…発表します!」
あきら「今回の企画は…」
…
あきら「千葉県にお住まいの『秋井 頭』さんの『二人の役目を一か月入れ替える』に決まりました」
秋井 頭(あきい かしら)…この名前を入れ替えると『あきら かいし』…
そう、この投稿者はあきらとグルである。
【もしも、白石とあきらの立場が入れ替わったら】
白石「えーと、つまり…僕がアシスタントで、あきらさんがメインを努める…ということですね」
あきら「視聴者投稿のコーナーで会えなくなって、あきらさみしーです」
(大丈夫、これからは私がずっとメインだから)
白石「前の『地球の裏側から生中継』に比べれば簡単ですね」
あきら「ホント、あの中継は大変でした」
(ホント、企画出した奴に説教したくなる位にね…)
白石「と、いうわけで、来週から一か月! あきらさんが皆さんに情報をお伝えします」
あきら「メインなんてはじめてだけど、頑張りまーす」
(うわっ、こいつ、メインだってことがどれだけ重要かわかってないの? ちょっとは疑いなさいよ。 まあ、私がこれからメインだからいーけどさ)
白石「それでは、本日のニュースです。 埼玉県で発生した連続強盗事件は…」
…
……
あきら(私にスポットライトが当るときがついに来たのよっ!)
そう思っても顔には出さない。
むしろ、可愛い声と仕草でアピール
これこそが、あきら最強の武器である。
まさに、ある意味で「かわいいは正義」である。
やべ、
>>77に消しわすれ発見。
12行目の「あんたの」を消したら大丈夫
至上最大のwktk!
【もしも、白石とあきらの立場が入れ替わったら】
突然の役割入れ替え企画の発表…さて、スタッフの反応はというと普通であった。
いや、むしろ喜んでいた。
理由は言うまでもない、「予算もかからず、楽な上に話題性を確保できる」からである。
視聴率が低迷しているこの番組にとって、予算の問題は重要であった。
もちろん、あきらはここも計算していた。
一週間が経過した。
さて、楽屋を覗いてみよう。
楽屋では、あきらが鼻歌を歌いながら、凄まじいスピードで台本を暗記していた。
そのスピードは、アシスタント時代の暗記スピードとは比較にならず、三十分もしないうちに、分厚い台本の暗記が終わってしまった。
あきらは、暗記が終わった台本を、丁寧に机の上に置いた。
本番まで、あと一時間。
あきらは胸をときめかせ、台本に再度目を通しながら、本番を待ち続けた。
一方の白石も、それほどイヤというわけでもなく、いつもどおりに準備をしていた。
そして、本番まで三十分を切った。
有名掲示板の実況スレでは、白石派とあきら派の壮大な合戦が行われている。
そして、ついに…
あきらがメインのらっきー☆ちゃんねるが始まる…!
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/13(水) 02:06:24 ID:YC6Z0jLV
86 :
IKAOH:2007/06/14(木) 00:42:29 ID:rn6hdkUW
【らき☆すた、非エロの百合】
みゆき「朝からファーストフードというのも、たまには悪くないですね」
つかさ「そうだね〜」つかさ(・・・・・・・・・・?)
かがみ「・・・・・・・・・・」
みゆき「かがみさん?大丈夫ですか?よく眠れなかったんですか?」
かがみ「え?・・・・・」
みゆき「顔色、悪いですよ?」
かがみ「い、、いやだな!元気よ、元気」
こなた「・・・・・昨日、夜中に私が起こしちゃったみたいでね」
かがみ(え?)
こなた「夜中、かがみんに扇風機取って来てもらったんだよ〜」
つかさ「そうなの?昨日暑かったももんね〜」
かがみ「え、ええ!」かがみ(こなた・・・・・ホントはわかってるんだよね?・・・・・あたしがキスしようとしたってこと)
こなた「かがみん!」
かがみ「な!なに?」
こなた「ありがと」
かがみ「あ、うん!いいのよ!」
かがみ(こなた・・・・・わかってるはずだよね・・・・・優しいんだね・・・・・)
こなた「?」
【もしも、白石とあきらの立場が入れ替わったら】
あきら「らっきー☆ちゃんねるぅー!」
全国のお茶の間に、桃色の髪の少女のタイトルコートが流れる。
あきら「はい、全国津津浦浦、老若男女のみなさんこんばんわー! 特別企画の間だけ司会を勤めさせていただきます、小神あきらです!」
(まあ、特別企画の間だけじゃなくて、ずっとだけどね…)
オープニングの時点で視聴率は全盛期クラス…いや、もはや全盛期クラスを超えていた。
あきら「そして、今までのあきらがやっていたコーナーの担当は、白石お兄さんでーす!ぱちぱちぱち」
白石「どうも、白石です。 特別企画の間、視聴者投稿コーナーとオタク文化担当です。 よろしくお願いします。」
あきら(気がきかないわね…もう少し自己紹介をひねりなさいよ…)
あきら「はい、それでは早速、今日のニュースのコーナーです!…」
それまでの視聴率との差は歴然であった。
それまで一桁代に落ち込んでいた「らっきー☆ちゃんねる」の視聴率は、特別企画一回目の放送で、同日のアニメ作品の視聴率を超えた。
結局、「らっきー☆ちゃんねる」はその日の視聴率第1位に輝いた。
最盛期であっても1位になったことがない「らっきー☆ちゃんねる」が、司会を変えただけでいきなり1位…
これには、製作スタッフも、掲示板で果てしない争いを続ける者達も驚くしかなかった。
あきら(見た?これが、この小神あきら様の実力よ!)
あきらは、メインの座…そして、アイドルの座を狙えると確信した。
もっとも、あきら自身も、この結果に驚きを隠せなかったらしい。
【もしも、白石とあきらの立場が入れ替わったら】
特別企画二週目。
この頃には、すでに掲示板でも「司会完全交代」の可能性が高いという書き込みが溢れていた。
そして、事の当事者は、それを見て満足に浸るのであった。
あきら「wawawa忘れないでねっ☆らっきー☆ちゃんねるー!」
上層部からの指示で、二週目からのタイトルコールは白石が行なっていたものと同じものに戻った。
なんでも、スポンサーがあのタイトルコールを指定してくるらしい。
もちろん、あきらにはタイトルコールが元に戻っても人気が落ちない自信があった。
しかし、現実には人気が落ちないどころか、人気に更に加速がかかった。
その証拠に、あきらへのファンレターの数が日を追うごとにネズミ算的に増えている。
あきら(ふーん、世の中はホント、チョロいわね…)
この状態は、「計画通り!」というよりは、完全に「計画以上!」である。
が、しかし、三周目の放送中に、アイドル生命に関わる大事件が発生してしまうとは、今のあきらには予想も出来なかった…
89 :
IKAOH:2007/06/15(金) 23:08:02 ID:WTwbV9xQ
>>41 つかさはこなたにどんなメール送ったんだろう・・・
つかさ「コロネってウンコみたいだよね〜☆アハハ〜嘗糞だ〜、バルサミコ酢〜♪」
メールの相手が、つかさだってバレバレでしょーが
【もしも、白石とあきらの立場が入れ替わったら】
その出来事は、翌週の視聴者投稿のコーナーで起きた。
白石が読者からの手紙を読み上げる…
白石「えーと、次は神奈川県の網本 真咲(あみもと まさき)さんからのお便り… えーと、女性の方ですね」
すると、あきらが突然、異常なまでに怒りだした。
あきら「ちょっと…あんた!その子は『まさき』じゃなくて『まき』って名前よ!」
白石「え…あ…すみません…」
突然態度が変ったあきらに動揺する白石
あきら「あんた…すみませんで済むと思ってんの? あの子がどれだけ名前を間違えられるのを嫌がっていたかわかる?」
白石「そ…そんな…名前を間違えただけですよ…」
あきら(そう、確かに名前を間違えただけよ… でも…でも!)
あきら「あんた…私が読んだあの子の一回目の投稿の内容を知ってていってんの?」
あきらの怒りかたは異常な程であった。
あきら「あの子はね…『女の子なのに「まさき」っていう男っぽい名前だね』って言われてからかわれてたのよ! それで…それで!」
もはや、あきらの頭には、アイドルの話も、自分の完璧な計画の話も残ってはいなかった。
何故、あきらがこの事に異常なまでに執着するのか…
それを説明するためには、アイドルでも、アシスタントでもない『小神あきら』の過去を語らねばなるまい。
マターリやってるようだな
他のスレはレベル高すぎてきつい
ここならマターリかけそうだ
>>94もしもらっきー☆ちゃんねる、面白いです
期待してます
98 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/18(月) 01:38:20 ID:DC1PulmF
99 :
IKAOH:2007/06/18(月) 19:17:40 ID:rIV+MM7p
かがみ「こ、こなた?!今日、つかさとみゆき、用事があって来れないって・・・・・一緒にお弁当食べない?」
こなた「いいよ〜」
【音楽室】
つかさ「〜〜〜♪(お姉ちゃん、上手く行ってるかな)」
つかさ「♪〜!(・・・・・だめだ・・・・・やっぱりアルトは難しいな・・・・・)」
つかさ(うぅ・・・・・どうしよう)
みゆき「つかささん?リコーダーの練習ですか?」
つかさ「ゆきちゃん・・・・・あはは・・・・・私、下手だから恥ずかしいな・・・・・」
みゆき(みんなについて行けないのを気にして、一人でこっそり練習してたんですね・・・・)
みゆき「ちょっと貸してもらえますか?」
つかさ「え?いいよー・・・・・あっ、まだ拭いてない・・・・・」
みゆき「♪〜〜〜♪」つかさ(すごい・・・・・綺麗な音色・・・・・上手・・・・・)
みゆき(間接キス・・・・・古いですね・・・・私・・・ふふ・・・・・)
みゆき「ふぅ・・・・・」
つかさ「すごい!ゆきちゃん!初めてなのに!」
みゆき「ふふ、難しくないんですよ・・・・・」
みゆき「・・・・・私が後ろに回って、指使いを教えますから、落ち着いて、ゆっくり、吹いてください」
つかさ「うん!」
みゆき「では失礼します」
みゆき(つかささん・・・・・いい匂いですね・・・・・)
つかさ「♪〜〜♪」
つかさ(わ、私、吹けてる!嬉しい!)
みゆき(つかささん・・・・・このまま抱きしめたい・・・・・)
つかさ「♪〜〜〜!」つかさ「ぷはぁっ!ゆ、ゆきちゃん?・・・・・!」
みゆき「(・・・・・ん?)きゃあ!すいません!私、なんてことを!」
つかさ「あはは、いいよー・・・・・気にしないでよー」
みゆき「ああっ・・・つかささん・・・・すいません!すいません!」
101 :
IKAOH:2007/06/18(月) 19:41:20 ID:rIV+MM7p
【放課後】
みゆき「あの、つかささん!昼休みの時は、すいませんでした!」
つかさ「いいよー・・・・・ゆきちゃんたら・・・気にしないでよ」
こなた「なに〜?二人とも〜?ケンカでもしたの〜?」
みゆき「え!あの!その!」
つかさ「あはは、こなちゃんたら、何でもないよ」
つかさ(ゆきちゃんに抱きつかれちゃった・・・・・なんて言えないよ)
こなた「あ、昼休みにかがみんに映画誘われたんだけど、みんなで行こ!」
つかさ(あー・・・・・それは多分、こなちゃんだけを誘ったんだろうなー)
つかさ「あ、私たち、今日用事があるから無理かな〜、ね?ゆきちゃん!」
みゆき「え?あ、はい!用事があります!」
こなた「そっか、まあ、私とかがみんだからね、多分ホラー物だと思うから、つかさやみゆきさんじゃ、かわいそうだね〜」
つかさ「あはは、そうだね〜」
かがみ「こなた!支度出来た!」
こなた「じゃ、楽しんでくるよ〜」
つかさ「バイバイ〜」
みゆき「さよなら・・・・・・・・・・」
つかさ「ゆ、ゆきちゃん!そんなしょんぼりしないでよ〜」
みゆき「・・・・・はい・・・・・うぅ・・・・・」
つかさ「そうだ!私たちもなんか映画見よっか!気晴らしにさ!」
みゆき「え?」
wktk
103 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/19(火) 00:09:34 ID:bqyBnAt1
wktk!!!!
105 :
IKAOH:2007/06/19(火) 21:43:42 ID:vLUacbQt
【映画館】
つかさ「わあっ!見てゆきちゃん!広い!」
みゆき(え?この規模の映画館は・・・・・あまり広いとは・・・・・)
みゆき「そ、そうですね」
つかさ「恋愛映画って私初めてだよ!楽しみ!」
みゆき(!・・・・・恋愛・・・・・っ!)
みゆき「私が・・・・・私が相手じゃ駄目で・・・・・」
ビィイーー
つかさ「わっ!始まったよ!」
みゆき「は、はい!」みゆき(つかささん・・・・・)
つかさ「わあー!」
みゆき(なんでしょう・・・・・一人ではよく見に来るのに)
つかさ「あははは」
みゆき(いつもより、何倍も楽しいです・・・・・)
つかさ「うぅ・・・・・ぐすっ・・・・・」
みゆき(こんな気持ち・・・・・初めてです)
みゆき(叶うのならずっとこのまま・・・・・)
みゆき(このまま・・・・つかささんと・・・・・・・・・・つかささん?)
つかさ「・・・・・すー・・・すー・・」
みゆき(つかささん、寝てしまったんですね・・・・・)
みゆき(可愛らしい寝顔です・・・・・)
みゆき(・・・・・肩を抱くくらいなら・・・・・いいですよね・・・・・)
つかさ「ん・・・・・すーすー・・・・・」
みゆき(あ・・・・・寝息が・・・・こそばゆい・・・です・・・)
みゆき(ど、どうしましょう!動悸が・・・・動悸が止まりません・・・・・)
みゆき「はぁ・・はぁ・・・(キス・・・・・していいですか・・・・・つかささん・・・・・)」
みゆき(もう!我慢出来ません!)
みゆき「ごめんなさい!」
つかさ「!」
107 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/19(火) 22:00:34 ID:yrqIlSJa
108 :
IKAOH:2007/06/19(火) 22:14:31 ID:vLUacbQt
【映画館】
こなた「おぉ〜!」
かがみ「あはは・・・・・」
かがみ(なんでデートにホラー映画なのよ・・・・・)
こなた「あはは!」
かがみ(こなた・・・・・私の気持ちまるっきりわかってない・・・・・)
かがみ(無理かな・・・・・もう・・・・・諦めようかな・・・・・)
こなた「・・・・・かがみん」
かがみ「え・・・・・?」
こなた「かがみん、私のこと、好きなんだ?」
かがみ「なっ!なによそれ!」
こなた「ふふん・・・・・そうなんだ?」
かがみ「なによ・・・・・そうよ!私は!あんたが!好きなのよ!悪い!?」
客「なに?」
ざわざわ・・・・・
こなた「!・・・・・」
かがみ「あ!やだぁ!私!恥ずかしい!」
かがみ「こなた!出よう!」
こなた「うん・・・・・」
かがみ(ああ!もう!散々よ!どうしよう!)
にやにやしてきた
110 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/19(火) 23:50:18 ID:bqyBnAt1
【もしも、白石とあきらの立場が入れ替わったら】
小神 あきら
彼女の芸能界に突入する前の時代は、一点を除いて恵まれたものであった。
その一点というのは、「名前」に関する事…つまり、「男のような名前」であるということだった。
もっとも、傍からみれば些細な事であろうが、あきらにとっては、これが後々までトラウマとなって残ったのである。
だが、話はそう単純には終わらない…
彼女の母が「アイドルを目指してみないか」という話を持ち込んできた。
彼女は、なんだかんだ言ってもクラス内の人気者であったし、また将来は『みんなに笑顔を与える人になりたい』と言っていた…
そこで、彼女は受けることにしたのだが…
なぜか俺もときめいてきた
こな×かが萌え
wktkが止まない
頼む!続きを早く・・・
115 :
ひぷ☆ほぷ:2007/06/20(水) 20:05:36 ID:dvSk43+x
はじめまして、書かせてもらいます。ほんのりこな×かがです。
もう一つの「いろんな聖夜の過ごし方」
みゆき「もうすぐクリスマスですね」
こなた「そうだね〜。私はイブもバイトだけどね。かがみん達は、家族で
パーティーでもするの?」
かがみ「いや、わ、私は・・・ちょっと・・・」
こなた「ん、ん〜、んん〜?ひょっとして、かがみん、オ・ト・コ〜?」
つかさ「お姉ちゃんね、この前街で男の子に声かけられてさ。
イブに一緒に遊びに行く約束したんだよね♪」
かがみ「つ、つかさってば・・・!」
みゆき「まあ、それは素敵なイブになりそうですね」
こなた「いや〜世間は真冬だけども、かがみんだけ春真っ盛りだねぇ♪
真っ赤になっちゃってぇ、うりうり〜」
かがみ「ちょっとご飯食べたりするだけだからね、か、勘違いしないでよ・・・」
つかさ「ゆきちゃんはどうするの?私は家族とパーティーするからさ、
よかったら遊びにこない?」
みゆき「宜しいんですか?では、是非うかがいます!」
こなた「私もバイト早くに終われたらいこっかな。・・・かがみん、健闘を祈る!」
かがみ「余計なことしなくていいっ!(みんなでパーティーするんだ・・・
楽しそうだな・・・)
116 :
ひぷ☆ほぷ:2007/06/20(水) 20:29:17 ID:dvSk43+x
その2
イブの夜・・・
こなた「もしもしつかさ?メリークリスマス!」
つかさ「メリークリスマス!バイト終わったの?」
こなた「うん、店長がもう上がってもいいってさ。これからそっちに
行っていい?店からお菓子いっぱいもらったんだよ」
つかさ「うん!ゆきちゃんもさっき来たばかりだよ。こなちゃんが着いたら
みんなでケーキ食べよ!」
こなた「りょ〜かい〜♪・・・今頃かがみんはどうしてるかねえ?」
つかさ「お姉ちゃん、楽しくやってたらいいねえ」
男「さっきの店、パスタ美味しかったね」
かがみ「う、うん・・・(こういうの慣れてないし、難しいなあ・・・。
こなた達は、今頃みんなで楽しくやってるのかな・・・)
あ、もうこんな時間だし、そろそろ・・・」
男「かがみちゃん、ちょっと休んでかない?」
かがみ「・・・へ?」
男「そこにホテルあるからさ」
かがみ「ちょ、ちょっと・・・今日はご飯だけだって言ってたのに!」
男「かがみちゃんも、そのつもりで来たんでしょ?いいから、さあ・・・」
かがみ「や、やめてよ!私・・・帰る!」
かがみ(最低・・・こんなことなら、こなた達と一緒に遊べばよかった・・・)
wktkwktk
wktkwktk
wktk
わーくーてーかー
>>108 >>116 どっちもGJ!
お前らのせいでロマンティックが止まらないじゃまいか!
かが×こなは至高だ!
122 :
IKAOH:2007/06/20(水) 22:27:26 ID:YjQOTi+b
>>116GJ!
>>108(
>>105)の続き
つかさ「あ・・・・・」
みゆき(つかささん!)
みゆき(どうしよう!つかささん!起きちゃった!)
つかさ「ゆきちゃん・・・・・」
みゆき「あ・・・・・あの・・・・・」
みゆき(ごめんなさい!お願いだから・・・・・嫌いにならないで下さい!)
つかさ「もっと!」
みゆき「え・・・・・・」
つかさ「もっと!ゆきちゃん!」
みゆき「ええぇぇ!?」
つかさ「起きて、ゆきちゃん!」
みゆき「ん・・・・・あっ!」
つかさ「映画、終わったよ」
みゆき「え・・・・・」
みゆき(夢?眠ってたのは・・・・・私?)
つかさ「あはは・・・・・可愛い寝顔だったたから・・・・・途中で起こしてあげられなかったよ」
みゆき「ふ、ふふ」
みゆき(よかった・・・・・・・全部夢だったんですね)
みゆき(本当によかった・・・・・つかささんに嫌われずにすんで・・・・・)
つかさ「ゆきちゃん!帰ろ!」
みゆき「え、ええ!」みゆき(でも・・・・・少ししだけ残念です・・・・・せっかく・・・・・つかささんと・・・・・)
つかさ「ゆきちゃん・・・・・」
みゆき「はい?」
つかさ「また二人で、映画見に行こ!」
みゆき「はい!」
みゆき(ううん・・・・・これでよかった・・・・・そうですよね?・・・・・つかささん)
つかさ(ふふ・・・・・ゆきちゃん・・・・・・・・・・)
いいねー。
らきすたの小説サイトないのかな?
なんでもいいからもっと読みたい
125 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/21(木) 00:21:46 ID:izH49K2c
126 :
ひぷ☆ほぷ:2007/06/21(木) 00:41:56 ID:NUglLbKQ
その3
柊家
かがみ「・・・ただいま」
つかさ「あ、お姉ちゃんおかえり!早かったね〜楽しかった?
ゆきちゃんもこなちゃんもきてるよ、お姉ちゃ・・・ん・・・?」
かがみ「・・・・・・」
つかさ「・・・何か、あったの?」
かがみ「・・・ううん、ちょっと急に気分悪くなっちゃってさ、帰ってきたの。
悪い、部屋で横になってくるよ。こなたとみゆきによろしくゆっといて」
つかさ「う、うん・・・」
かがみ「なんか、私、バカみたい・・・何してんだろ。みんなの顔見れないよ。
ナンパくらいで勝手に一人で浮かれて・・・うう・・・」
(コンコン)
かがみ(つかさ・・・今はほっといてよ、私のこと・・・)
こなた「かがみん、メリークリスマス!具合悪いって聞いたけど大丈夫?」
かがみ「(こ、こなた・・・!?)わ、私のことは大丈夫だから、気にしないでよ」
こなた「・・・入っちゃだめ?」
かがみ「・・・・・・」
こなた「・・・ごめん、下行くね」
かがみ「・・・いいよ、入ってきて」
wktk
ギトギトヌルヌル
131 :
IKAOH:2007/06/21(木) 19:08:11 ID:F6T40hLc
かがみ「はあ・・はあ・・・・・」
こなた「そんなに急がなくても、誰も追っかけてこないよ〜」
かがみ(なによそれ!原因はあんたが!・・・・・)
こなた「あ、つかさにみゆきさん!」
つかさ「あ、こなちゃんに・・・・・お姉ちゃん?」
かがみ「ええ!?あ、あんた達も映画館館にいたわけ!?」
つかさ「うん」
かがみ(嘘でしょ・・・・・どうしよう!)
みゆき「今、流行りの、恋愛映画をみてたんですよ」
こなた「あ、私たちはホラー映画見てたよ。同じホールじゃなかったんだ」
かがみ「そ、そうなの!?よかった・・・・・・・・・・」
みゆき(?)
つかさ(お、お姉ちゃん・・・・・何かあったんだ)
こなた「面白かったよ〜」
かがみ(ひいっ!・・・・・やめてぇ!)
こなた「ふふん・・・・・そっちはどうだったの〜?」
みゆき「私は・・・・・眠ってしまっていて・・・・・よく覚えていません・・・・・どうでした?つかささん?」
つかさ「え!?」
つかさ「えーっと・・・・・その・・・・・あの・・・・・」
つかさ「ごめんね、私も眠ってて全然覚えてないんだよ〜」
みゆき(・・・・・・・・・・え?・・・・・)
かがみ「なにそれ、あはは」
こなた「あはは」
つかさ「あはは」
みゆき(つかささん・・・・・まさか)
132 :
IKAOH:2007/06/21(木) 19:18:31 ID:F6T40hLc
かがみ(ん?)
かがみ「みゆき、なによ、そのバンソウコウ?」
みゆき「はい?」
かがみ「ほら、首んとこ」
みゆき「あれっ、本当ですね・・・・・なんでしょう・・・・・これ・・・・・私、首に怪我なんて・・・・・いつ張ったのかしら・・・・・」
かがみ「それって、私がつかさにあげた・・・・・」
つかさ(あ!)
つかさ「あー!」
かがみ「な、なによ」
つかさ「みんな!もうすぐバス来るよ!行こ!」
こなた・かがみ・みゆき(・・・・・?)
>>132 wktk!ていうかみゆきとつかさは用事あるって言った癖にこなたと鉢会わせて気まずいなw
134 :
ひぷ☆ほぷ:2007/06/22(金) 17:30:35 ID:8XPRzaJx
その4
かがみの部屋
こなた「そっか・・・そんな事があったんだね」
かがみ「こなたがさ、前に”かがみは悪い男にひっかかりそうだね〜”
って言ってたでしょ」
こなた「あ、あれはただの冗談で・・・」
かがみ「あんたの言う通り。私って、ほんとにバカだよ・・・」
こなた「・・・かがみん、あのね」
かがみ「・・・・・・・・」
こなた「私は、かがみんのそんな所も含めて好きだよ」
かがみ「え・・・」
こなた「私だけじゃないよ、つかさもみゆきさんも、きっとそう思ってるはず。
真面目で頑張りやだけどおっちょこちょいな部分もあって、そんな
かがみんが良いんだよ」
かがみ「こ、こなた・・・」
こなた「それにさ、かがみんに隙が無くなったら、私かがみんのこと・・・
からかえないでしょ、だから・・・」
かがみ「・・・ぷっ、何顔赤くしてんのよ、柄にもなく照れちゃって」
こなた「う、うるさいっ!せっかく人が励ましてるのに・・・」
かがみ「・・・でも、ありがとう」
こなた「・・・もう大丈夫だね?さあ、ケーキ食べにいこ♪」
かがみ「・・・うん!」
135 :
ひぷ☆ほぷ:2007/06/22(金) 17:47:09 ID:8XPRzaJx
その5
駅までの道
みゆき「わざわざ送ってもらって、ありがとうございます」
つかさ「気にしないで!もう10時過ぎてるし、夜道は危ないもん」
こなた「そだよね〜。でも、今は用心棒かがみんがいるから安心だね♪」
かがみ「誰が用心棒だ!」
こなた「あうぅう♪(=ω=.) 」
つかさ「あははっ!それにしても良かった、お姉ちゃん元気になって」
みゆき「もうお身体の方は大丈夫ですか?」
かがみ「うん・・・大丈夫。みんな心配かけてごめんね」
こなた「・・・(にやーっ)」
かがみ「な、何よ!」
つかさ「そういえば、こなちゃんがお姉ちゃんの部屋に行ってから、
お姉ちゃんすぐに下に降りてきたよね」
みゆき「確かそうでしたね・・・」
かがみ「い、いや、別にそれはただの偶然で、何でもないんだからねっ!」
こなた「ほんと、まさしく真のツンデレ体現者だね♪」
かがみ「な、何ですってぇ!・・・あ・・・雪だ・・・」
つかさ「ほんとだ!・・・綺麗」
みゆき「ホワイトクリスマスですね・・・」
こなた「ロマンティックだねぇ。これがギャルゲーならフラグの一つも・・・ん?」
かがみ「・・・・・・・」
こなた「・・・・・・・」
かがみは、こなたとそっと手を繋いだ。
勿論、コートの袖で上手く隠して、つかさとみゆきに気づかれない様に。
小さな手に、「ありがとう」の気持ちを一杯にこめて・・・。
(了)
初投稿で拙い部分も多々ありましたが、読んでくれた皆さんありがとう(=ω=.)
137 :
IKAOH:2007/06/22(金) 22:29:48 ID:TXcd2hJ8
>>135面白かったです オチが旨いなあ
またヨロシクです
138 :
IKAOH:2007/06/22(金) 22:40:23 ID:TXcd2hJ8
>>132の続き
【みゆき自宅】
みゆき「このバンソウコウ・・・・・なんでしょう・・・・・」
みゆき(剥がしてみよう・・・・・)
みゆき「えぇ!」
みゆき「これって、キ、キス・・・・・マーク・・・・・」
みゆき「つかささん・・・・・・・」
みゆき「夢じゃかなった・・・・・」
みゆき(つかささんのキスマーク・・・・・)
みゆき「わ、私・・・・・どうしましょう!」
【つかさの部屋】
つかさ「♪〜〜〜〜〜(ゆきちゃん・・・・・)」
かがみ「あんた、上手くなったわね!急にどうしたのよ!」
つかさ「エヘヘ・・・・・」
つかさ(みんな・・・・・ゆきちゃんのおかげだよ・・・・・)
139 :
IKAOH:2007/06/22(金) 22:50:06 ID:TXcd2hJ8
つかさ「あ、そういえば!お姉ちゃん!こなちゃんと何かあったの?」
かがみ「あ!」
かがみ(こなたのやつ!)
こなた「かがみん、私の事好きなんだ?」
かがみ「なんでもないわよ!あんなやつ!」
つかさ「あらら・・・・・」
【こなたの部屋】
こなた「あーあ」
かがみ「私、あんたの事好きよ!悪い!?」
こなた「あーあ・・・・・」
ゆい「やあやあ!遊びに来たよ〜!」
こなた「あ、ゆい姉さん!」
こなた「聞きたいことがあるんだけど」
wktkが止まらない
数ヵ月前に
>>135を見てる夢を見たのは俺だけじゃないはず
当時はらき☆すた自体しらんかったー
まさか…元ネタは俺か
/⌒\ おおお・・・
○ヘ⊂ニニ⊃ 今時の女子高生が携帯も使わずにラブ会話とは
ノ(〓ω〓.)<これぞ2ちゃんSSの王道・・・
/(|二:二) 夢は壊さずそっとしておこうぞ
( |_|_|
 ̄ (_)_)
143 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/23(土) 09:50:31 ID:wwW2VWUC
vipから来ました。向こうのスレとこちらのスレ、
同じ小説ですし、こちらのまとめにのせたらどうでしょうか?
あきら様の過去話はまだですか…
145 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/23(土) 18:32:32 ID:y5SwML7R
しっかし百合はいいな
でも各キャラスレでちょっとネタ話書くとすぐ誘導厨が噛み付いてくるのは勘弁
>>146 各キャラスレは仕方ないとして、らき☆すたSSスレがあちこちに
分散してるのは何とかして欲しいと思う
148 :
IKAOH:2007/06/23(土) 19:14:01 ID:VnuSB/Dh
【もしも、白石とあきらの立場が入れ替わったら】
さて、時は流れてオーディション当日。
オーディションの出演者用の控室に入って時に、あきらを襲ったのは異様な緊迫感であった。
表向きは穏やかでリラックスできる空間ではあったのだが…
異様とも言える程願掛けをする者、頭を抱えて祈りを捧げる者、延々と喜怒哀楽を表現し続ける者、わけのわからないおまじないをする者…
それらの全ての者はリラックスできる空間との相乗効果で、異質さを放っていた。
だが、たった一人だけ、その異質さを超えた異質さを放っている女の子がいた。
ゲームボーイカラーでゲームをプレイしながら、彼女は「うわぁ…」や「あとすこし…」という声を上げていた。
彼女の姿は、長くウェーブがかかった青色の髪に特徴的なクセ毛、体系的に…小学一年生といったところだろう。
そばには、彼女の姉と思われる彼女と瓜二つの中学生が、鞄を抱えて座っていた。
あきらは、彼女の姉の隣席に座った。
その席しか空いていなかったからだ。
さて、ゲームボーイカラーをしているだけで異質であるというのは不満であると感じるだろう。
だが、彼女の場合は異質と言わざるを得ない状況なのである。
150 :
ひぷ☆ほぷ:2007/06/23(土) 19:44:12 ID:HstmZX69
こんばんは。また書かせてもらいます。
六月のチョココロネ
(注・こなたのお母さんの誕生日を六月と仮定して書きます)
夕暮れ、河川敷の道。
風が吹き抜ける。草がざわざわと揺れる。
三人の親子が、手を繋いで楽しそうに歩いている。
「楽しかった!お父さんお母さん、また連れてきてね!」
「ははは、まったくこなたは元気っ娘属性まっしぐらだなぁ!」
「まあお父さんったら、うふふ・・・」
「お母さん、いっぱい遊んだからこなたお腹すいたよ」
「そうね・・・帰りにこなちゃんの好きなチョココロネ買っていきましょ」
「うん!」
お母さんの優しい笑顔・・・いつもここで視界がぼやけて、意識が途切れる。
「・・・・・・・」
この夢を見たのは半年ぶりくらいだろうか。
六月の朝。どんよりとした雲が空を覆う。じめじめと蒸し暑く最悪な気候だ。
「あ・・・学校遅刻しちゃう」
大きな伸びをして、ベッドから起き上がる。
いつもならPCを立ち上げてネトゲ仲間のメールをチェックするんだけど、
今日はそんな気分にはなれなかった。
「お父さん、おはよ。原稿できたの?」
「おおこなた、おはよう。これから届けにいくところだよ。
こなたも、早くしないと遅刻じゃないのか?」
「うん、もう行く。・・・お父さん」
「ん?」
「・・・もうすぐだね。お母さんの命日・・・」
「ああ・・・。今年は暑くなりそうだ」
「またお墓参り行こうね。・・・行ってきます」
「ああ。気をつけてな」
私は、家を出た。
>>147 実はそれには事情があるんだけど、確かに乱立しすぎな気はするな。
投下します。
こなかがです。
「あんたはど〜してっっっそうだらしないのよッ!」
かがみんの雷が今日も部屋に響きわたる。同じ大学に通い始めて直ぐに私達は同棲を始め…
「ルームシェアよッ!」
…もう。
妄想にまで突っ込まないでよかがみん…
はっ、まさかニュータイプ?
「かがみ。私にも敵が見えるッ!」
「はぁ?またアニメのネタ?そ・れ・よ・り」
怒りMAXのかがみんが部屋を指差し再度、雷を落とす
怖い。これがビキニの鬼娘なら萌えようがあるんだけど…
「あれほど大学から帰ってきたら部屋を片付けてって言ったじゃない」
「………語尾にだっちゃって付けたら片付けるよ」
びきッ…びきびきッ…
あぁ…かがみんの血管が…
「ダーリン!早く部屋を片付けるっちゃ!」
一時間後―
「やればできるじゃない」
「かがみんってさぁ」
「…何ょ」
「ノリ良いよね♪」
結局私の部屋の片付けはかがみんが一緒に手伝ってくれて早くすんだ。結構埃も溜ってて汚れちゃったから今は二人でお風呂に入浴中
「かがみんも好きですなぁ〜」
「ち、違うわよ…二人で入った方がガス代とか…その…」
「へっ?私はキャラに成りきるのがって意味で…」
「…馬鹿」
【終り】
こっちでいいのかな?
俺も前半後半2部構成のss書いたんだが・・・。
(少々えっちぃです)
ここは基本的に自由だな
そんな空気がある
>>155 わかった。なら前半を投下。
かが×こな
―12月28日、終業式も終わり、私とこなたは夕暮れに染まる町を歩いている。
こ「いや〜買った買った!」
・・両手に握られているのは紙袋だが中には大量の同人誌。
私は半ば呆れ顔でこなたを見つめる。
か「つか、3万もそんなもんに使うなよ・・。」
こ「それは違うよ〜かがみん。」
こ「目に止まったら即買い。これは基本だよ?」
・・あぁ、そうですか・。
―と、横断歩道に差し掛かる。信号は赤だ。
こなたは見えていないのか気づいてないのか
かまわず歩き続ける。
きっと、買った同人誌で頭がいっぱいなのだろうか?
か「ちょ!?あぶ・・・!!!!」
・・あぶ”ない”まで聞こえただろうか?
こなたの小さな体が”宙を舞う”。
バンパー。ボンネット。ウインドウ。
続いて派手なスキール音。
車道の左脇にたたきつけられ、こなたが横たわる。
一瞬の出来事が異常に長く感じる。
・・・体が動かない。
・・・何が起こったのか目で見て判断できるが、”理解ができない”。
ようやく体を動かしてこなたのところに駆け寄る。
か「こなた!?こなたぁぁぁ・・。」
多分このとき私の顔はバッカみたいに情けない顔をしていたと思う。
すでに目は閉じられ口から少し血も出ている
こなたの体を必死にゆする。
か「こなたぁぁぁ・・・・っ・・こなたぁぁ・!」
か「起きなさいよぉぉ!・・・っ」
・・・・・・・・・。
・・・・・。
・・・。
こなたは誰かが呼んでくれた救急車に乗せられ、
病院に向かったが、すぐに死亡が確認された。
今日が仮通夜だそうだ。
私はこなたとずっと一緒にいた。
急遽作られた低めの祭壇の中央に置かれた棺の中で、こなたが眠っている。
時間は夜中の4時。祭壇がある居間には、今は私とこなたしかいない。
・・・なんでこんなことになっちゃったんだろう?
・・・ずっと一緒にいられると思ってたのに。
・・・なんで私じゃなくてこなたなの?
・・・私、これからどうすればいいの?
白装束に着替えさせられたこなたを見て呟く。
か「アンタって結構和服も似合うんだね。」
?(・・・・・・・・。)
以前、夏祭りの時も、そう感じた。
でも、なんとなく気恥ずかしくて、そんなこと、言えなかった。
・・思えばあの時以来、感じていた、かすかな思い。
”大事な親友”以上の、何か。
・・・・好き。
・・・そっか。私、こなたの事、”好き”だったんだ。
・・・今さら、分っちゃった・・。
・・・失って、初めて気づくなんて、私、ホンット、バッカみたい。
?(・・・、・・・・・ktkr。)
か「!!!!?」
ハッとして顔を上げる。
今の・・なに?・・。
・・・こなたの声だった・・?・・・声が聞こえた・・?・・・・幻聴かな・・。
か「ほら、アンタのこと思い過ぎて、幻聴まで聞こえるようになっちゃった。責任、取りなさいよ。」
あてつけの様に言ってみる。
?(・・ぁ、・れ・・ンデレ・の・骨頂だね〜。)
?(・がみん・・〜。)
か「え?」
今度こそ聞こえた。幻聴だなんていうつもりもない。こなたの声が聞こえる。
気をつけて聞いていないと聞き取れないくらい、小さな声。
こ(ぉ?)
か「こなた、なの?」
こ(かが・ん?聞・えて・んだね?)
・・こなたとの会話が成立する。
こ(ごめ・ね?)
か「ううん。ずっと一緒にいたのに守ってあげられなかった。私のほうこそごめん。」
・・こなたの小さくて、か細い声に全神経を集中する。
こ(ま・話せて、嬉・・よ、か・みん♪)
・・・こなたの小さい声は本当に嬉々としている。
なぜか、照れてくる。
か「もっと早く返事しなさいよ。//」
こ(私はずっとかがみんに呼びかけてたんだよ?)
か「えぇ?ホントに?」
・・・心なしか、こなたの声がマトモに聞き取れるようになってきた。
こ(状況から察するにさ。)
こ(かがみんがアタシを思う気持ちに比例してるんじゃないかな。この現象♪)
か「私は・・いつも通りよ//」
半分以上照れ隠しだが言ってから後悔した。
こ(だ・・、ず〜っ・呼・・た・だよ?)
・・また小さな声に戻ってしまった。
・・あわてて再び全神経を集中する。
こ(それがかがみんが私のことスキって思った瞬間から・・。)
か「なっ!!!??/////」
こ(ぅぁ・・。マズった。)
・・・・ってことは私の心を読んだのか!読めるのか!?
こ(うん。バラすと大体そんな感じ・・。)
・・バレた以上は仕方がない。開き直ってやれ!
か「そうよ!?。私アンタのこと好き!だぁ〜い好き!!何か悪い!?」
こ「あのさ、かがみん?」
か「////・・なによ?//」
・・完全に赤面してると分っているので思わず下を向いたままになっている。
こ「私もかがみんのこと好きだからさ、とりあえず、顔あげなよ。」
・・諭すように言われる。
・・素直に従って顔を上げると信じられない光景が写っていた。
・・見える。
・・棺のなかの体の上にちょこんと正座して、
こっちをみてにっこり笑う女の子が。
・・半透明だが。
・・そういえばさっきから声も普通に聞こえていた。
か「あ・・。」
・・ありえない光景。ずっと見たかった顔。
もう一度見せてほしかった表情。
・・すべてが目の前にあった。
・・涙が・・あふれる・・。
こ「ど!?どったの!??」
か「アンタ・・が・・ひっく・・見えてるのよ・・っ。」
こ「mjd!?。んじゃこれは?」
言ってVの字を指で作る。
か「はっ・・うぅ・・なにが”ブイ”よ・・バカぁ・。」
・・・もう、感情の抑制は効かない・・。
・・こなたの声がますます聞き取れるとか
体の透明度がどんどん下がっていってるとかそんなことを計算したわけじゃない。
・・気づいたらこなたにキスをしていた。
こ「うむぅ!?・・ふぁ、ふぁふぁいん(か、かがみん?)」
か「うんっ・・ちゅぅ・・ずっと・・すきだった・・・」
言いながら、こなたの小さい口に舌を無理矢理入れて絡める。
こ「ひゃぁ!?ぅうん・・んっ・・」
・・やがて観念したのか抵抗がなくなる。
・・・・冬なのに暑い夜はまだまだ続きそうだ・・・。
つづく。のか?俺?
>>159 おまwww服着とけwww
書いてる途中だが最初は朝チュン仕様だwwwwwww
161 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/24(日) 08:21:40 ID:dFtT9p8j
ようやく後半書き終わったんだ☆ZE
早速投下。
かが×こな(後半)
み「・・みさん。朝ですよ。」
か「・・!!!はっ!?」
・・私、寝ちゃってた?
・・こんなときに!?
・・こなたは!?
・・大げさに頭を振って確認するがこなたを見つけることができない。
・・声すら聞こえない。
・・そんな・・昨日あんなに・・その・・しちゃってるのに!?
・・・・・・・・。
・・・・。
・・。
こ「ふぁ〜ぶるすこ〜・・・うぅん。・・・・・・・・んぅ?」
・・眠い目を掻いて私は目をこする・・ねむい。
・・そういや昨日死んだんだっけ?・・ってここどこ?
・・明らかにウチの中ではない。
・・どこかの渓谷のど真ん中、近くに川のせせらぎのような音が聞こえ、
空を見上げるとドス黒い雲の隙間に紫色の空が見える。
・・近くに人の気配はない。
・・私のマンガ的フィルタでは、ここは”三途の川”ということになるが・・。
(・・正解・・。聞こえてるかな?)
こ「誰?」
・・心の中に直接、響く。
(こなた・・。大きくなったね。)
・・気づくと目の前に私そっくりの人が立っている。
・・翼があるかないかを除いては。つか、翼でかっ!
・・F●7のセフ●ロスみたいに非常識に大きい翼が計6枚展開している。
・・これなら大気圏内も高機動で・・って今考えるのはさすがにそこじゃない気がする。
こ「おかあさん・・?」
(うん・・正解。)
(私のかわいい娘・・・あいたかった。)
こ「私だってそうだよ・・。」
・・母親の顔がほころぶ。・・見ていて私も嬉しい気持ちになった。
・・かがみんが読んでるラノベとかならこういうの”邂逅”っていうんだよね。
(こなた。大事なお話をするから、よく聞いてね。)
こ「うん。」
(あなたはまだここに来るべき人じゃないの。)
(私の力であなたの体の自然治癒能力を最大限に高めておいたの。)
(あなたがいつもやってた”ネトゲ”でいうならリザレクション+ヒールね)
こ「(イヤ・・その例えもどうよ?)」
・・かまわずお母さんの言葉は続く。
(・・ただし、生き返れるとは限らないの。)
(・・失敗した場合、あなたの魂は永遠に消え去ってしまうの。)
こ「(じゃあリザじゃなくてザ●ラルじゃん。)」
(もちろん、そういうリスクを負わないで私とこの世界で生きることは可能よ。)
(生活は保障できるわ。何かお母さん”天使”みたいだし。)
(どっちがいい?・・選んで。こなた。)
・・・どっちがいいだろう・・・?
・・・究極の選択・・この世界で生きるか?リスクを負って生存に賭けてみるか?。
・・・頭をよぎるのは・・・かがみん。つかさ。みゆきさん。みんなの笑顔。
・・・・・・選ぶほうは・・決まってる。
・・・・まっすぐお母さんを見つめる。
こ「私は・・・・・・・。」
・・・・。
・・。
・・みゆきが私の顔を見つめる。
(ちなみに昨日の時点で泉家にいつものメンバーは集合している。)
み「探し物ですか?」
・・キョロキョロと辺りを見回す私をみて、みゆきがたまらず聞いてきた。
か「うん。・・探してる。・・・こなたを・・。」
み「え?」
・・えぇ。そりゃ変な回答だったでしょうよ。
かまわず下を向いて意識を集中する。
・・が、何回やってもこなたの姿はもちろん声、気配すら感じなかった。
― 結局、その日こなたはいなかった。
― 翌日、出棺直前。
ああ・・・・体が・・・重い・・。
・・やたら私の大好きなチョコ系統の匂いがするけど、
暗すぎて何も見えない。
・・匂いをかいだせいですごい空腹感を覚え、
まだ重い手を使い手探りで匂いのありかを探す。
・・あった。なぜか私の顔の真横に。
・・構わず食べ始める。
すると、突然強烈な光が差し込む。うぉ!まぶしっ!
・・棺の扉が開いたのだ。
・・続いて覗き込むのは、嗚咽を漏らして顔がぐしょぐしょのかがみん。
目が合う。まさに邂逅の時ー。
お互いに思考回路がハングアップ(フリーズ)したようだ。
・・3秒後。
か「・・こ・・な・た?」
こ「かがみん・・お・・おはよう?」
か「生きてる・・・起きてる・・・。」
こ「と、取りあえず。」
・・意味不明な会話だが、意思は通じたらしい。
か「フタが邪魔だね。」
言うが早いか棺のふたをその辺に放り投げる。
・・・・アレ・・結構重いぞ。
ゴトン!!という音がしてみんなの注目がこちらに集まる。
こ「うわぁ〜かがみんやっぱ凶暴〜。」
か「こなたっっっ!・・・こなたぁぁぁ!・・・ずっと・・ずっと・・会いたかったんだからぁ!」
・・言いながら、私の胸のあたりで顔やほっぺたをスリスリしてくる。
じゃれあうように、無言でかがみんの髪をなでてみる。
か「・・・・っ!!」
・・またかがみんの中で何かが弾けたらしい。
こ「うむぅ?」
・・・何度目かのキス。
こ「あ、あのさっ・・・ぷはっ・・みんな見て・・うぅん・・だへろ(だけど)?」
か「し・・らない・・!!・・ちゅぅ・・。」
か「はぁっ・・うむぅ・・おかえり、こなた。」
・・・噛み締めるように、言う。
こ「ただいまっ、かがみん♪」
―また唇がふさがれる・・。
ー直後に予想できるその他の人たちの大混乱を前に今日も長い一日が始まろうとしている。
fin
(あとがき)
えぇ。なんつーかいろいろサーセンでした。つか、俺はかがみ総受け派みゆきさん萌えなのに
こなたが受けちゃったよママン。しかもみゆきさんとmksハブってるし・・orz。
164 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/24(日) 08:58:11 ID:Dem3sFnr
全俺様が泣いた
>>163 GJ!全俺が泣いた。
起床からこなた蘇りまでのかがみの心情描写も書いてくれぃ
166 :
163:2007/06/24(日) 11:49:07 ID:OaU+nzHi
>>165 やろうとは思ってたんだが、すんげえ長くなりそうなんで挫折・・・orz
スマンカッタ。
>>163 GJ!こなかがは大好物だぜwww
次もwktkしながらまってていいよね?答えは聞いてない。
なんかどれがどれの続きかわかんなくなってきたYO
作品にタイトルつけてるから分かるだろ
170 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/24(日) 19:00:37 ID:yZOEQo7m
171 :
IKAOH:2007/06/24(日) 23:19:10 ID:B+FtvJ4A
>>139の続き
ゆい「なに?なんでも聞いてくれたまへ!」ゆい「あ・・・・・恋愛相談とか?」
こなた「・・・・・うん」
ゆい「えぇ!?嘘!?」
こなた「女の子にね・・・・・告白されたんだけど・・・・・どうすればいいかな?」
ゆい「え・・・・・女の子?」
こなた「うん」
ゆい「・・・・・・・・・・」
ゆい「ごめんね・・・・・あたし、わかんないや・・・・・・・・・・あたし帰るね・・・・・」
こなた「え?あ・・・・・」
こなた(姉さん?どうしたんだろ)
ゆい「うっ・・・・・ぐすっ・・・・・ぐすっ・・・・・」ゆい(あたし、わかんないよ・・・・・)
wktkwktk
なぜ泣くwktk
なな子先生に襲われたトラウマが・・・・
wktk
176 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/25(月) 21:27:55 ID:4hEG1v91
177 :
ひぷ☆ほぷ:2007/06/25(月) 21:42:33 ID:7IVcod5k
その2
昼休み。いつもの友達、いつもの光景。平和そのものだ。
でも、私の心は今朝見た夢の方へ流れてしまっている・・・。
「この前お昼に卵かけご飯食べたのよ。そしたらつかさが
卵こぼしちゃってさ、どんくさいったらありゃしなかったわよ」
「も〜お姉ちゃん、言わないでって約束したのに・・・」
「ご飯の真ん中にくぼみをつくるのがベストですよね。それはそうと、
皆さんお醤油は先に入れる派、それとも後がけ派ですか?」
「私たちは卵をお椀に入れて、その時にお醤油入れてかき混ぜるよね」
「後がけってご飯に乗せてからかけるの?初めて聞いたわ・・・。
こなたはどっち派なの?」
「・・・・・・・」
「ねえ、こなたってば!」
ハッと意識が呼び戻される。目の前には、私を睨む親友の顔。
「あ、ごめん・・・えっと、レイとアスカならどっち派?って話だよね。
TV版はレイだったけど、劇場版25話でアスカの株もなかなか上がって・・・」
「ぜんっぜん違う!!何よ、いつにも増してボーっとしちゃって」
「あはは・・・ごめんごめん(=ω=.) 」
「こなたさん、つかささん、次は体育です。そろそろ支度しましょう」
「そだね。あれ、こなちゃんチョココロネ残ってるよ?」
「うん、ちょっと食欲なくてね・・・かがみん食べる?かがみんなら、
まだまだいっくらでもお腹に入るでしょ」
「うるさいっ!・・・あんた体調悪いの?それなら体育も無理しちゃダメよ。
じゃあ、私そろそろ行くわ」
「お姉ちゃん、また放課後にね♪」
かがみは教室を出ていった。私とつかさとみゆきさんは更衣室へ向かうことにした。
何か・・・胸がざわつく。不思議な予感がする。
wktk
179 :
ひぷ☆ほぷ:2007/06/25(月) 22:03:08 ID:7IVcod5k
その3
5時間目。照り付ける太陽で、グラウンドが揺らいで見える。
体育は野球の試合だ。私たちの横では男子が同じく野球をしている。
「あ〜三振だったよ〜もうちょっとでヒットになったかもなのに・・・」
「あはは・・・(つかささん、さっきのはクソボールでしたよ・・・」
「こなちゃん、チェンジだよ。・・・こなちゃん?」
「あ・・・ごめん。つかさ、グローブ取って」
「こなちゃん、気分悪いなら見学してなよ。私、先生に言ってこようか?」
「大丈夫だよ、昨日遅くまでネトゲしててさ、寝不足なだけ」
「それならいいけど・・・」
私はレフトのポジションまで走っていった。
かがみもつかさもみゆきも、私のことを気にかけてくれてる。素直に嬉しい。
中学の時なんて、こんなに仲良くできる子、いなかったもんな・・・。
女子の試合なので、外野までボールが飛んでくることは滅多にない。
私はまた、今朝の夢を何度も反芻する。
・・・そのせいで、キン!というボールを打ち返す鋭い音が聞こえなかった。
「こなちゃん、こなちゃん!しっかりして、しっかりしてよ!」
「こなたさん・・・今すぐに先生を呼んできます!」
気づいた時、私はグラウンドに寝転んでいた。
つかさが涙を流しながら、私の左手を握っている。周りには、不安そうに
私を覗き込むクラスメイトの顔。視線を降ろすと、私の体操着は血に染まっていた。
そこで意識が急速に遠のいていった。
このスレもたぶん【いじめSOS団】の様に神スレになるんだろうな
181 :
IKAOH:2007/06/25(月) 23:54:08 ID:SxwCModE
>>171の続き
【翌日】
かがみ「はぁ・・・・・」
かがみ(つかさに言って、早めに家を出たのはよかったけど・・・・・こなたに・・・・・どんな顔をして逢えばいいんだろ・・・・・)
ななこ「おーす!柊!早いな!」
かがみ「黒井先生・・・・・」
ななこ「なんや、柊!元気ないな!どしたん?」
かがみ「先生・・・・・」
ななこ「なんか心配ごとか?女は元気が一番やで!」
かがみ「・・・・・女同士の恋愛って、いけないこと、ですか?・・・・・」
ななこ「え・・・・・・・・・・」
かがみ「どんなに好きだと思っても・・・・・女の子同士じゃ・・・・ダメなんですか?」
ななこ「・・・・・・・・・・無理や・・・な・・」
かがみ「・・・・・え」
ななこ「絶対成就せえへん・・・・・お互い傷つくだけや・・・・・諦めたほうがええで」
かがみ「うぅ・・・・・そうですよね・・・・・」
ななこ(・・・・・柊・・・)
みゆき「そんなことないです!」
かがみ「みゆき!」
ななこ「高良!?」
みゆき「お互いが想い逢えば、性別なんて関係ありません!先生は間違っています!」
ななこ「な!・・・・・無駄や!無駄!絶対成就せえへん!」
ななこ「おまえ達になにがわかるねん!ガキが知ったような口叩くな!」
みゆき「うぅっ、そんなことないもん!うわぁぁん」
かがみ「みゆき!」
ななこ「あ!高良!・・・・・すまん・・・・・」
ななこ(あぁ・・・・・・・・・私、アホや・・・・・なにやってんやろ・・・・・)
修羅場ktkr
凄いな…このスレは…
台詞の前にキャラの名前書く奴とか
改行が全く出来て無くて読みづらい奴とか
台詞のみで進行する奴とか…
国語の勉強しようぜ小学生のみんな
正に神スレだなここは…
これからも楽しみにしてるよ
あとGJしてる奴ら。
本気で言ってるのか?
そっこうあぼーん
>>183 > 国語の勉強しようぜ小学生のみんな
…数年ぶりにこの言葉を使うぜ
オマエモナー
>>183 IKAOHさんって人は最初の方だけ変なSS投下するんだが、途中でいきなり
神SS投下して、住人が彼を称え始めるとスレから消えてしまう人なんだよ
要するにこれはまだ第一段階のはずなんだ。黙って見てろって
さぁ!皆さん
>>183が素晴らしいssを投下してくれるそうです
wktkして待ちましょうwwwwwwww!!
某書き手より。
>>183 そのレス、当然コピペだよな?
俺は初見だが、当然コピペだよなw
会話のみ進行ってなんなんだよ…orz
最初のいじめの奴今読んだけど
ラスト、つかさの心情とか簡単に許すこなたとか意味がわからないよ?
こなたは学校に来たく無いくらい傷付いたんでしょ?で、「ごめん」の一言で片がつくの?
それに頭のキャラの名前を取ったら誰が喋ってるかわからない。
性格づけがまるで無い。
あれなららき☆すたキャラじゃなくても成立するだろ(極論、登場人物Aとかな)
おまえら
>>1嫁
荒らしに反応して書き込む奴も荒らしだぞ
変な奴は即あぼーんしる
>>190 荒らしじゃない
感想だ
つまんない
やめちまえ
なんて短絡的な罵声じゃないだろ?
会話の間にキャラの立ち回り、心情、情景描写、が入ってSSだろ?
会話のみでその全てを表してるなら正に神SSだが…
かがみ「これあげる」
こなた「ありがとう」
これじゃなにがなんだかわかんないでしょ?
かがみは何をあげたのか、それはこなたにとって嬉しい物なのか?
こなたはありがとうと受け取ったが本心からの言葉なのか?
「こなた。これあげる」
かがみの差し出したクッキーはお世辞にも出来が良いとはいえないが可愛いラッピングのされた見るからに手作りとわかる心のこもったプレゼントだ。
「ありがとう。かがみん♪」
顔を真っ赤にしてうつ向くかがみの手からこなたはクッキーを受け取った。その場でパクっと一つクッキーをほうばる。こなたはクッキーを美味しそうに食べた。
こうすれば少なくとも情景、何をしたか、とかはわかると思うんですけど
それとも否定的な意見を書くと、ならこのスレに来るなとか、排他的な意見は大人なんだから言わないよな?
自分を褒めてくれる人以外は要りませんか?
ここの「某作者さん」は?
正論だがここは細かい事気にせずにまったりやるスレだから
文章レベル云々だけど、受け手もそれを理解した上でだろうし
ところで
>>191の続きまだ?
書くのは自由、感想も自由
作品や内容を特定せずただ文句言うのはただの叩き
それに反論という形でSS以外の雑談始めるのも荒らし
荒らしや叩きはスルーしましょう
195 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 13:57:06 ID:Ig4zBxgo
wktkwktk
198 :
ひぷ☆ほぷ:2007/06/26(火) 16:08:00 ID:RS/UhKf1
その4
陵桜学園高校近くの病院。
廊下にはかがみ、つかさ、みゆき、黒井先生。
そこに血相を変えたそうじろうがやってきた。
「先生、どういうことですか?こなたが大怪我をしたって・・・」
「体育の時間に、野球のボールが頭に当たったんです。隣で男子が試合を
していて、それでボールが飛んできて・・・。先程手術が始まりました」
「お姉ちゃんどうしよう、こなちゃんが・・・こなちゃんが死ん・・・あっ・・・」
「しっ、つかささん・・・!」
「馬鹿っ!こなたは絶対大丈夫よ!大丈夫に、決まってるんだから・・・」
「・・・・・・・(こなた・・・かなたに先立たれ、お前までいなくなったら
俺はどうすればいいんだ・・・)」
「う、うう・・・」
私は目が覚めた。・・・周りは一面の花畑だ。蝶がそこかしこに舞っている。
私はボールが直撃して、確か病院に運ばれてたはずじゃなかったっけ・・・
ここ、どこ?それに・・・何故か生まれたままの姿、早い話すっぽんぽんだ。
「・・・へ、へーちょ!」
「そんなどこぞの関西人の様なクシャミがありますか、こなた」
「えっ!?」
すぐ後ろで声がした。懐かしい、胸を締め付けるような声。振り返ると・・・
私と同じ、青い髪をした女性が笑顔を浮かべていた。
「お、おかあさん・・・?」
「久しぶり、大きくなったわねこなちゃん。いえ、こなたと呼んだほうが
いいわね、もう17歳になったんだもの」
>>191 ほぼ
>>193と同意見だが、
書き手のレベル云々はもういいとして
足りない情景やセリフ回しを自分で補完するのも
ssスレの楽しみの一つだぞ?
作者自身が自分で手直ししてることもあるけどな。
俺とか。orz
欝SSしか投下しないクソスレはここでつか?
はいはいそうでつよ
>>200 のような奴は無視推奨・・・
本当に最悪なのはこういう奴だ。
>>183 それとお前。その書き方にまったく愛情が感じられない
本当にSS書きのためを思ってくれてるならそんな書き方しないぞ
GJ言ってるのは、その人の価値観だよ。いいと思う人はいいと思うわけだ。逆もまたしかり
とりあえず。俺からIKAOH氏に少しアドバイス
地の文がまったくないので、少なくてもいいから入れてみるといい感じになると思います
セリフのみで状況説明は少し難しいと思うので・・・
なにより作品に深みが出ます。絵も浮かんできますし
・・・・の使いすぎも注意です。使いすぎるとかえって読み辛くなってしまいます。
セリフを伸ばすときや、冒頭には――――を使うとよいです。味が出ますよ
204 :
163:2007/06/27(水) 15:01:49 ID:wx09TESW
>>203 俺のにも思い当たる節があるww
アドバイス、サンクス
参考にするわ。
>>203も言ってるけど、地の文をうまく使ったり、言い回しをうまく使って(名前を呼ばせるとか)、
台詞に名前をつけなくてもわかるように表現するといいと思う。
アニメや小説で、作品中の各キャラの口調が皆違うのは、そのためでもあるわけで。
(現実世界では、そんなに口調がバラけることってないでしょ?)
意見厨がでてからまったく作品が出なくなったから終了
じゃあ再開
208 :
IKAOH:2007/06/28(木) 00:13:43 ID:i7v+SUGL
みんなアドバイスありがとう
次回からそういうスタイルでやってみます
とりあえず今は、今までのスタイルで
>>208あなたの作品好きだから頑張って。べ、別にあんた自体が好きな訳じゃないんだからね!
210 :
IKAOH:2007/06/28(木) 00:55:05 ID:i7v+SUGL
>>181の続き
ななこ「高良・・・・・・・・・・」
ななこ(なんでもっと優しく言ってやれへんのやろ・・・・でも・・・・・・この娘らには・・・・・傷ついて欲しくないんや!)
ななこ「お、女は男と付き合うもんや!・・・・・女が女を好きになるなんてな・・・そんなん病気や・・・・病気!・・・・・・・」
かがみ「酷い・・・・・」
みゆきき「うぅ・・・・・・・・・あんまりです・・・・・」
みゆき「先生なんて・・・・・先生なんて死んじゃえ!・・・・・」
ななこ「ふん!」
ななこ(違う!ホントにこの娘らに伝えてやらなあかんのは・・・・・こんな言葉やない!)
ななこ「うっ!」
ななこ(・・くっ・・・頭が・・・・・あかん・・・・・)
かがみ「せ、先生?どうしたんですか?」
みゆき「凄い汗です・・・・・」
ななこ「はぁ、はぁ、なんでもない・・はぁ・・・大丈夫・・・・や・・・・・・」
バタン・・・・・
みゆき「キャア!」
かがみ「せ、先生!」
ななこ(・・・・・ゆい・・・・・・・・・・)
wktk
IKAOH氏酉つけれ。
さて、163だが、かが×こな派の諸君!
俺の人生第二作目のssのコンセプトとプロットが決まったぞ!
投下は日曜朝頃の予定。
しばし待たれよ
期待
このスレで1000は無理なのか?
やっぱ皆エロパロとか本スレで書いてんのかな?
最近エロくないのもエロパロでやってるからな
本ヌレとかキャラ個別でやってるのはちょっとイカレたのばかりだから
来ない方が良いけど
まぁせっかく苦労して考えたSSなんだし、どうせなら見ている人も多くてちゃんと保管もしてもらえるエロパロで発表したい、っていう事なんだろうな
じゃあここの意味っていったい(´・ω・)…
まぁ…エロパロで書いたら叩かれるのは目に見えた作品が多いじゃん…ここ。
実際、書きたいからカキましたみたいな厨のオナニースレだと思う。
エロパロには来て欲しくないし。ある意味必要な場所かな?
(`・ω・´)ノシ
華麗にスルーを猛特訓中なおいら!
みんなと一緒にブンブン!
まあアニメが全部終わったら人も増えるよ…
↑逆じゃね?
220 :
163:2007/07/01(日) 04:29:54 ID:VuU80EFp
さて、163だが公言通り、今前半を書き終えた。
ってか、なんか鬱な話題だな。
まぁ、なんだ。ここは”らき☆すたのssを書くスレ”なんだ。
”書きたいから” 書くやつがいる
”読みたいから” 読むやつがいる。
それでいいじゃないか・・・。
まったりいこうや。
というわけで書きたかったから書いた。
TT-33(前半)
―1月6日、午後7時58分。
柊家の前に、白いワンボックスカーが止まっている。
―車中。
「おい、火ぃ」
愛煙のマイセン(マイルドセブン)を口にくわえて、かなり威圧的な態度で呼ぶのは、
現在売れ出し中の子役アイドル、小神あきらだ。
「は、はい!あきら様」
相方の白石みのるがびくびく怯えながらタバコに火をつける。
小「・・・準備は?」
白「すべてできております。」
白「・・ですが・・本当にやるんですかぁ?・・あきら様。」
小「てめぇ!?、いまさらビビってんのかぁ?」
小「先輩の命令は是が非でも聞いとくもんだぜ!?」
・・小神あきらの口調はすでにサラ金の取立て屋のような口調だ。
・・とてもではないが”アイドル”とは言えないだろう。
白「は、はい!申し訳ございません!!」
―白石があわてて体裁を整える。
白「じ、10秒後に同期しまっす!」
・・何かのスイッチをいつでも押せる体制をとる。
白「9・8・7・6・5・4・・・」
白(柊、悪い。許してくれ・・。)
・・・・・。
・・・。
―同時刻。柊家。
夕食を食べ終えて家族団らんの時間。
か「つかさ〜。ビデオの予約してたよね?」
つ「うん〜。してるよ〜。」
・・両人と間延びした声。
無理もない。今が一番リラックスしているときだからだ。
・・・20:00。
目的らしいTVが始まる。
・・・・。
―30分後。
―何だろう?変な違和感がする。
言葉にできないような”モヤっと”感。
・・TVの画面はどうということはない、東京の風景を写している。
・・シーンが切り替わり、秋葉原。
・・もはや説明不要の、ある意味”聖地”だ。
―かがみの脳裏に浮かぶのはアイツの顔。
か(あぁ・・ウザイ。)
なんで?と聞かれてもこっちが困る。
・・思ってしまったから仕方がない。
・・つかさがこっちを見て突飛なことをいう。
つ「・・こなちゃんてさ、ウザくない?」
・・・・・。
・・・。
221 :
163:2007/07/01(日) 04:30:56 ID:VuU80EFp
―翌日。校門前
つかさと二人で、歩く。
今日から、また3学期が始まる。
み「あけましておめでとうございます♪かがみさん、つかささん。」
か「おっす、みゆき。あけおめ〜」
つ「ゆきちゃん、ことしもよろしくねっ。」
・・いつもと変わらない風景。
・・空は青く晴れ渡って、とてもすがすがしい。
・・3学期も張り切っていってみよう!。思わずそんな気分になる。
―と、
こ「お〜っす、かがみ〜ん。おひさ〜」
あの”物体”が背中に抱きついてくる。
・・・耐え難い不快感を感じて、思わず振りほどく。
こ「?」
―なぜだろう?
アイツの顔、体、いや?・・存在自体が、なぜだか分からないけど”ムカつく”。
・・遠巻きに見ているつかさも同じようで、あからさまに顔が引きつっている。
か「・・・・っ!」
一人早足で歩き出す。一刻も早くこの場所から逃げるために。
―結局、それ以来こなたと会っていない。
・・休み時間に何度かこなたが会いに来ているのが分かったが、
私のほうが逃げていた。
・・・・・・・・。
・・・。
―3日後。休み時間。
こ「ねぇ。みゆきさん・・。」
精神的にまいったような声を出すこなた。
み「はい?」
絶対に暗い方面の話が来ると口調で察したみゆきは、努めて明るく振舞う。
こ「私・・・かがみんに何かしたかなぁ・・。」
・・・ああ。・・やはりその件でしたか。
み「泉さんに心当たりはありますか?」
こ(ゔ・・むしろありすぎて、どれがトリガーなのか分かんないくらいなんですが・・。)
こ(でも、最後に話したときは別に普通だったしな〜。)
・・少し考えてから口を開く。
こ「いや・・私は別に・・・?」
み「・・・泉さんに” 本 当 に ”心当たりがなければ、
今回は、泉さんに責任はないはずです。・・・”待てば海路の日よりあり”
時間が解決してくれます。」
・・笑顔を崩さず、こなたに断言するみゆき。
・・こなたが釈然としない顔で、席に戻ってゆく。
笑顔で見送り、みゆきは一人考える。
み(私が動く必要が・・ありそうですね・・。)
・・・・・。
・・・。
222 :
163:2007/07/01(日) 04:32:03 ID:VuU80EFp
―みゆきとかがみは、学級委員長であるため
結構頻繁に情報の共有を行っている。
・・その用事と、”とあること”のために、いまみゆきはかがみのクラスに来ている。
・・え〜と・・かがみさんは・・?
―峰岸さんとお話されているようです。
み「かがみさん?」
か「おっす、みゆき。どうしたの?」
・・・少なくとも私に対しては普通のようです。
み「はいこれ、”生徒会からのお知らせ”、だそうです♪」
か「おぉ・・ありがと。」
み「それと・・・。」
か「うん?」
・・・かがみさん、すみません。ここからが本題なんです。
・・・すこし真剣な顔になってしまいます。
み「泉さんから、・・なにかされたんですか?」
・・・えぇ。触れられたくない類のお話なのは、こちらも承知しています。
・・・ですからそんなに睨み付けないでください・・・。
か「なによ?こなたに嗅ぎ回って来いって頼まれたの?」
み「いいえ。あくまで私個人として知っておきたいだけです・・・。
大事なお友達同士が、気まずい雰囲気というのは、見ているほうも
心苦しいものです。」
か「・・・・・・・ぅん。」
み「誰か、双方の意見や考えを知っている人間がいれば、
解決の糸口が見つけられるかもしれません。」
・・・かがみさんは聡明な方ですので、別に私のほうが意見を隠す必要はありません・・。
か「・・・別に・・アイツは何もしてないわ。」
か「私たちで勝手にやってるだけだし・・・。」
―え!?そうだったんですか・・・・?
てっきり泉さんが何かやらかして、謝る機会を逃して
ちょっとこじれている程度に思っていましたので・・・。
・・・ということは、今回ばかりは泉さんに責任はない、ということですね?
み「・・・泉さんに、謝ってみませんか?」
・・・泉さんなら最初は拒むかもしれないけど、
誠意が感じられれば許してくださる人です。
か「今さら、もう謝れるわけないじゃない!」
・・あぁ・・かがみさんが、ちょっと”ブチ切れモード”に入られました。
・・これ以上の説得は無理ですね。
み「そうですか・・・・。とても・・・残念です。」
―あきらめて戻りましょう。
・・みゆきが少し寂しそうにぺこりと頭を下げて、かがみのクラスを出て行く。
・・・・・・・。
・・・・。
・・。
223 :
163:2007/07/01(日) 04:33:30 ID:VuU80EFp
―同日夕方、かがみの部屋。
・・もう!なんなのよ、昼間のは!
・・大体みゆきもみゆきで、”本当に”私たちだけでやってる事なんだから、
そんなめんどくさいことに、いちいち首突っ込まなくても良いじゃない!
―机に突っ伏して、考える。
か「はぁ・・・・・・・。」
・・そもそも、何でこんなことになってるんだろうか?
・・いや、今はそんなことはどうでもいい。
・・それよりもこれから先、ずっとこんな感じになってしまうのだろうか?
・・私とこなたは。
・・こんな、 ”ちょっと何日かウザかった”とか、くだらない理由で
こなたとの縁は切れてしまうのだろうか。
・・そんなの・・・やだな。
か「はぁ〜・・。」
・・・みゆきが”泉さんに、謝ってみませんか?”って言った時に
謝っちゃえば良かったのかな・・・。
・・なんか、こういうのって、時間がたてば経つほど
ドツボにはまって行っちゃうよね。
か「あ〜〜っ!もうっ!!!」
―気が付いたら、こなたの家に向かって走り出していた。
前半終わり。続きは休憩後
隼GJ
225 :
163:2007/07/01(日) 04:41:08 ID:VuU80EFp
>>224 おまwwwwwマジにHAEEEEEEwww
ちょっとは休ませてくれwwwwww
おk、寝とく
227 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/01(日) 08:21:58 ID:1kNSDHvG
IKAOHさんも早く続きを書いて下さい。
+
+ ∧_∧ +
+(0゚・∀・)
(0゚つと) +
+ と_)_)
228 :
163:2007/07/01(日) 09:35:17 ID:VuU80EFp
後半投下。
TT-33(後半)
―泉家。午後6時30分
・・冬の日没は早い。午後5時30分ほどから空がオレンジ色に染まり
6時30分ともなると、あたりはすでに真っ暗だ。
空にはどんよりとした雲もあり、月は見えそうにもない。
―私は、ここまで来ておいて何だけど、ドアホンに手をかけるかどうか迷っている。
・・・夕飯の支度中じゃないかな?
・・・これこそこなたにとって迷惑じゃないかな・・?
・・・明日、学校で謝ったほうが良いかな・・?
―もう!今日謝るって決めたでしょ!何してるの!私!
・・・ええい!
(ピンポーン)
・・・家の奥のほうから電子音が聞こえる。
つづいてパタパタとこっちに近づいてくる足跡。
・・もう後戻りはできない。
―扉が開かれる。
こ「は〜い♪。って・・・・・・。」
・・こなたの表情が一気に険しくなる。
・・視線が痛い・・・。
か「あ・・・あの・・・。」
やっとの思いで声を振り絞る。
こ「・・・。」
か「・・こ・・こなたっ・・ごm」
・・・”ごめん”と言おうとしたが、すでに玄関が閉じられていた。
代わりに、驚くほど冷たい声で「帰って。」と言う言葉を残して。
・・・全身を襲う脱力感。
・・・動くことが・・できない。・・・文字通り・・・崩折れる。
・・・終わりなの?・・・こんなところで・・・こんな下らない事で・・・?
・・・そんなのイヤだよ。
―どんよりとしていた雲から、雨が降り出す。
・・かがみの体にぽたぽたと降りかかる。
・・顔にも。
・・どちらが雨でどちらが涙なのかは、分からない。
229 :
163:2007/07/01(日) 09:37:17 ID:VuU80EFp
―どのくらいの時間が経ったのだろうか?
雨が本降りになっているが、かがみは帰るわけでもなく
雨に打たれている。
・・相変わらずの崩折れた体勢で。
―玄関の扉が開かれ、かがみはハッとして顔を上げる。
か「・・・こなた。」
相変わらず表情は険しいが、話を聞く気はあるらしい。
こ「とりあえず、中に入りなよ。ずぶ濡れでしょ。」
・・コクっと小さくうなずいて、家の中に通される。
・・また、こなたに会えた。
・・謝れるチャンスが与えられた。
―それだけで満足しかけたが、やらなければならないことがある。
か「あのさっ!こなt」
・・また会話が邪魔される。バスタオルが飛んできたのだ。
こ「お風呂、入りなよ。風邪引いてもらったら困るしさ。」
・・・・素直にお風呂を頂戴することにする。
―自分が冷えていたのかは分からないが、
湯加減はノボせてしまうくらい熱かった。
・・・・。
・・。
230 :
163:2007/07/01(日) 09:38:07 ID:VuU80EFp
―こなたの部屋、午後9時。
か「こなた、入っていい?」
こ「どうぞ。」
・・すんなり通される。
・・部屋に入ると同時に、それまで向き合っていたPCから私のほうに向き直る。
・・同時にキーボードにある何かのキーを押したらしく、瞬時に電源が切れた。
・・ファンの音が消えて静かな空間になる。
こ「・・・・・で?」
―沈黙を破るようにこなたが聞いてくる。
・・・今こそ言わなきゃ。
か「あの・・・その・・・本当にごめん。」
こ「・・・・。」
か「・・・。」
こ「・・・。」
―お互いに沈黙。
・・・・やっぱり、許してもらえないのかな?
・・・・そりゃ、そうよ。だって丸々3日も私シカトしてたんだし。
・・・・こんなことなら来なければよかった・・・?
・・・・もう、こなたともこれで最後なんだね・・・・。
こ「ふぅ・・。まぁ許すけどね・・・って、何泣いてんの?かがみん!」
か「うぅ・・・ぇう・・・っく・・・うぇぇ・・」
か「ごめ゙ん゙な゙ざい゙ぃぃぃ・・・・うぇぇぇん」
・・嗚咽と謝罪の言葉が一緒になって出てくる。
・・何がなんだか自分でも分からない。
―と、こなたがこっちに歩いてくる
・・・平手打ちでも食らうのだろうか?・・・私は。
こ「ん〜♪そういうところが可愛いんだよね〜かがみんは♪」
か「え?・・んぅ!!!?」
・・・予想だにしない、キス。
こ「ん〜、ぅん」
・・・ひゃあ!!・・こなたの舌がっ・・・はいってくるぅ!
―自分がまともな精神状態ではないことぐらいは分かってる・・・。
けど、不思議なくらい自然に受け止めていた。
・・・こなたからのキス。
・・・もっと・・・シテほしい。
・・・私も必死に、小さくて可愛いこなたの舌を絡めとる。
こ「〜♪」
・・・私って、こんなにもこなたのこと・・・好きだったんだ。
―お互いの唇を唾液でベトベトにしながら、ようやく自分の思いに気づいた。
・・・・・。
・・・。
231 :
163:2007/07/01(日) 09:39:32 ID:VuU80EFp
―翌日、学校。
み「よかった。仲直り、できたみたいですね♪」
・・・手をつないでじゃれあいながら登校している姿をみゆきに見られる。
・・・私はかなり赤面したが、こなたは別に平気なようだ。
こ「あ、そうだ・・みゆきさん?」
み「はい?・・どうしましたか?」
こ「・・・・・・・、・・・・ってある?」
・・少し距離を離してこなたが喋っているため、うまく聞き取れない。
こ「・・・。」
み「・・・。」
・・・二人同時に私を見ている・・。なによ?。
み「かがみさんの家に行って直接調べるしかないようですね。」
こ「だ〜ね。」
・・・・・・・。
・・・・・。
―柊家、夕刻。
・・なぜか家にみんなが集合している。
みゆきはなぜかいろいろ電化製品のコードを調べ上げているようだが・・・。
み「―見つけました!」
こ「やっぱり・・・。」
・・・・・だから何がだ?
・・置いてけぼりを食らっているようでなんか、悔しい。
こ「かがみん、そのビデオとってあるって言ったよね。」
えぇ・・言いましたよ、昨日・・ベッドの中で。
・・・だからあれは普通のTV番組だってば。
こ「再生♪再生♪」
・・嬉々として再生ボタンを押す。がTVが始まったあたりですぐ、
スロー再生に切り替える。
・・ビデオ機のヘッドがスロー再生に対応するために、コカカカカカと音を立てる。
―そして画面いっぱいに白抜きで表示される戦慄の文字―。
―コナタナンテシネバイイノニ
―コロシテシマエ
232 :
163:2007/07/01(日) 09:41:08 ID:VuU80EFp
―わけが分からず、呆然と見る。・・・・なにこれ?
・・だから普通のTV番組だったってば。こんなの表示されてないよ?
み「サブリミナルです。」
こ「サブリミナルだよ。」
そのままみゆきが解説しようとするのをこなたが手で静止する。
こ「え〜と、分かりやすく言うとね?人間の目って
意外と細かい部分まで見てる物なんだよ。」
こ「たとえば1/27コマくらいのものでも。」
こ「で、そういうのに限って、鮮烈に脳みそには記憶されてたりするんだよ。」
・・・・・え〜と、どういうこと?
こ「もっと分かりやすく言うとね。かがみんとつかさはこの文字に
踊らされたって事。―私を嫌うように。―あわよくば私を殺すように・・・。」
―自虐するように笑う。
こなたの心がズタズタに引き裂かれるのを見ているようで、
心許ない。だんだん腹が立ってきた。
か「いったい誰が!?何のために!?」
こ「知らないよ〜。やった奴に聞いたほうが早いんでない?」
?「・・どうやらようやく俺の出番が回ってきたみたいだな。」
―全員の注目が集まる。
そこには、こなたと同じクラスのセバ・・白石君。
白「あぁ。これ、全部俺がやったんだぜ・・・すげぇだろ?」
・・・私たちはこんなやつに踊らされていたのだろうか・・・・・。
踊らされた挙句、こなたをシカトして、ブルーにさせて、そして、
私が大好きなかけがえのないこなたを失わせようとして・・・・・・っ!!!
・・・許せない。・・・全身が怒りで震えているのが分かる。
白「でも俺、命令されて動いただけだから。
恨むんならあきら様をう・・がはぁぁっ!!?」
―白石の体が2メートルほど”飛んだ”。
・・・無理もない。・・こなたの飛びヒザ蹴りと
私の中段前回し蹴りが同時に決まったんだから・・・。
壁に全身をたたきつけられ、いとも簡単に気絶してしまう白石。
233 :
163:2007/07/01(日) 09:42:19 ID:VuU80EFp
―瞬間。
パァァァァン!!!!!!!!!!!!!!!
・・・・何がおきたのか理解できなかった。
こ「い゙づっ゙っっっっぅ!!!」
・・こなたが倒れ、足を懸命に押さえている。
―銃声だ!!こなたが撃たれたんだ!!
か「大丈夫!?こなた!?」
こ「〜〜〜〜〜〜〜っ!!、・・ぅん、なんとか・・っ!!!」
・・命は大丈夫らしいが、血がどくどく出ているところを見ると
このままでは危ない。
小神「全員動くんじゃねぇ!!!!!!!」
―手にはこなたを撃ったものと思われる鉄砲を持っている。
―ラスボス登場というわけだ。
小「クソがぁ・・・ドイツもコイツもぉ!!」
小「ああ。アタシが全部こいつに命令したんだよ。」
小「あんたらがいなければ、あたしは本編にとっくの昔に出れてた。」
小「アンタらを内部崩壊させて、穏便に”らき☆すた”
乗っ取ってやろうと思ったのによぉ?」
小「途中まで計画通りだったのに・・・てめぇのせいで台無しだ。」
・・・言いながら私のほうを指差す。・・ちゅうか私の所為かよ!?
―小神の暴君ぶりをよそに、みゆきが声をかける。
み「・・・どうなさる・・おつもりですかっ?」
小「シラネェよ。状況がこうなった以上、一人ずつ死んでいってもらうか?」
み「!!!?」
聞きながらみゆきがとあることに気づいた。
―発砲したわりに”アレ”が落ちていないのだ。
み(安心してください、皆さん、 勝 ち ま し た よ。)
みゆきの目が挑戦的なものに変わる。
み「このご時世にトカレフTT-33ですか?」
小「あぁん?」
・・どうやら言ってることが分からないらしいですね。
み「いや?ライフリングにメッキがかかってるところからすると
51式か54式拳銃、と言ったほうが正しいかも知れませんねぇ。」
小「何言ってんだ? い ら な い こ は黙ってろよ!撃たれてぇか?」
み「フフッ・・おとなしくそのゴミを渡したほうが良いですよ?」
小「言っとくが脅しじゃねぇ、恨むんならテメェを恨みな。」
・・・言いながら小神がトリガーを引く・・・!!
・・・が”カキン”というだけで弾は発射されない。
小「なっ!?あれ?」
み「・・・弾詰まりですよ。撃てるはずないです。」
小「!!!!?」
・・・よく見ると鉄砲のスライドの位置が全く違うところに来ている。
み「ゲームオーバーですね♪」
言うが早いか、みゆきがあきらの鳩尾に一発”叩き込んでいた”。
・・・・・。
・・・・。
234 :
163:2007/07/01(日) 09:45:25 ID:VuU80EFp
―一同が唖然としている。
・・・ええ。お気持ちは分かりますけどね。
でも、あなたたちはもっと別のことをやって頂かないとなりません。
み「つかささん!」
つ「ひ、ひゃい!!??」
み「警察と救急を呼んでいただけますか?」
つ「う、うん!!」
・・・うまくできる自信はないけど、住所を言うくらいならできそうだ。
み「こなたさん・・大丈夫でしょうか?」
こ「うくぅ・・・・〜〜っ」
みゆきが、こなたのふくらはぎの状態を確認する。
み(弾は貫通して抜けているようですね、骨は・・大丈夫。
止血すれば、病院までは余裕で持つはずです。)
み「かがみさん・・私は氷袋と縄を持ってきますので
清潔なハンカチかなにかで、泉さんの患部を押さえておいてください。」
か「OK。」
み「泉さんは、楽にしておいてください。」
・・・・・・・・・。
・・・・・。
―あれから数日がたった。小神と白石は駆けつけた警察によって緊急逮捕され、
こなたも無事だ。ただし、傷は残るという。
病院のベッドの上で、今こなたはDSをしてる。
か「こなた・・。傷が残るって・・。ごめんね?私のせいで。」
こ「別にかがみんのせいじゃないじゃん。」
こ「傷のほうは・・。かがみんとこに嫁に行くから問題ないんじゃ?」
か「こなたぁ・・・・。」
・・・言いながら唇がまた触れ合う。
キスの合間にこなたが言う。
こ「ずーっと一緒にいてね♪かがみん♪。」
fin
(あとがき)
ボクもう眠いよパトラッシュ いや、月曜から夜勤だから良いんだけどさ。
ご意見・ご指摘などあればどんどん言ってください。参考にできますので。
しかしその時、ベッドの下から小神あきらが現れて…カナカナカナカナカナカナカナカナカナカナ…
という電波を受信した。
>>234 すげえええってか、みゆきかっこええええ
読みふけって電車乗りすごしたじゃねえかw
これから大牟田まで戻らなきゃ
163にキスシーン大魔王の名を与えようwww
>>234に感想
全部読んだので言いますがまず「」の前に登場キャラの名前や頭文字は要らない読みづらいしキャラ別に性格付けをすればそんな必要は最初からなくなる。
あと・・・ではなく…を使った方が良い。
次に内容だけど細かいかもしれないが煙草の銘柄や拳銃の名を書くのは厳禁。
基本的にプロですら避ける行為ですその一文で文章がチープになります。(拳銃は逆にガンアクション物なら詳しく書かないといけませんが)
内容も酷く希薄でかがみ達は何故かかっていたサブリミナルがきれたのですか?
何故こなたは最初家に謝りにきたかがみに冷たかったのですか?
何故突然こなたはかがみにキスをしたの?
特に話の流れをぶったぎりエロの方向へ
(この話の場合、前半鬱設定なのにいきなりキスしたりすると話が破綻します。鬱設定で恋愛に移行はかなり難しいですよ)
もっていくのは止めましょう。脈絡が無さすぎます。
話の流れを最初に明確に自分で描いて書き始めましょう。まぁ内容の疑問点は現状挙げたら切りが無いくらいです
最後に…
貴方が楽しみたいだけならチラシの裏にどうぞ。読む人が少しでもいる場所ならその人を楽しませる努力をしましょう。
頑張って下さいね
>>238 まぁお前の好みだけが投下されるとは限らないからな
>>239 まぁマンセー意見ばかりじゃ職人の腕も上がらないし、アドバイスを参考にするのは悪くないけどな。
なんにせよ163乙、次も楽しみにしている。
>>234乙
あんだけ言うんだからよっぽど立派なSS書きなんだろうな
ということで
>>238はこのスレで模範SSを発表してくれるんだよな?
叩きとアドバイスは違うんだぜ?
>チラシの裏
の下りはアドバイスには見えないな
242 :
163:2007/07/01(日) 17:12:02 ID:VuU80EFp
163です、今起きた。(夜勤生活者は今くらいにおきるのがデフォw)
結構レスついてるからちとビビったwwww
>>235 すまん、基ネタがわかんねぇww
>>236 ありがとう。
結構こういうので元気もらってたりするんで助かる。
>>237 ちょwwwww大牟田てwwwwww福岡じゃねーかwww
うはwwwwwww俺、熊本wwwwテラ九州人wwwwww
>>238 アドバイス、サンクス。
参考になります。
>>239 煽るなよwwwww
>>240 同感だ。
ありがとう。
>>241 おまいらwwww
>>238のみんなが楽しめる完璧なSSはまだですかね^^
投下します。
「こなちゃんおはよ〜」
「こなた。お早う」
いつもと変わらない朝。
週の真ん中水曜日、私はかがみとつかさと三人で通学路を並んで歩く。
朝の日射しが寝不足気味の私には、ちょっと辛い…
欠伸を噛みころしながらつかさとの会話に相槌を打っていると
「あんた。またネトゲ?最近遅れて来ないから、まぁ良いけど…程々にしときなよ?」
かがみんのきっつ〜い一言に私は少しカチンと来た。眠そうな私=ネトゲとは少々考え方が短絡過ぎはしませんか?かがみんよ。
新作のギャルゲーと言う選択肢も……って違うだろ私!寝不足の原因は…
「違うんだ。ちょっと考え事があってさ…夜も眠れない訳なのだよ。かがみ君」
「何よこなた。考え事って?私達に出来る事なら相談に乗るわよ」
かがみは立ち止まって少し真面目な顔で私を見つめる。つかさもその横で「うんうん」と顔を縦に振り
「私に出来る事なら頑張るよ。こなちゃん」
と嬉しい事を言ってくれる。私は「取り敢えず学校行こうよ」と二人に歩くのを勧めた。
再度、三人で学校へと向かう私達。かがみとつかさはまだ心配そうに私をチラチラと気遣う様に見つめてくる。
「違うんだ。ちょっと考え事があってさ…夜も眠れない訳なのだよ。かがみ君」
「何よこなた。考え事って?私達に出来る事なら相談に乗るわよ」
かがみは立ち止まって少し真面目な顔で私を見つめる。つかさもその横で「うんうん」と顔を縦に振り
「私に出来る事なら頑張るよ。こなちゃん」
と嬉しい事を言ってくれる。私は「取り敢えず学校行こうよ」と二人に歩くのを勧めた。
再度、三人で学校へと向かう私達。かがみとつかさはまだ心配そうに私をチラチラと気遣う様に見つめてくる。
「あのさぁ…私…好きな人が出来た…みたいなんだ」
一瞬の沈黙―
その後
暴走…じゃない
かがみとつかさの絶叫
「えぇ〜!あんたゲームのキャラとかじゃ…ないのよね」
「えぇ〜!こなちゃん。誰なの?クラスの人?それとも…」
流石は双子。最初のリアクションは一緒だったが、失礼な事を宣うかがみんに恋話に食い付きまくりのつかさ
後半のリアクションは其々だ。
「でさ…考えててもしょうがないから告白しようかなと…」
私が顔を紅くしながら顔をぽりぽり掻いて呟く。
つかさは自分の事の様にキャッキャッとテンションが揚がってしまっている。
「こなちゃん。私、応援するからね!こなちゃんなら絶対告白上手くいくよ」
と私の両手を握りブンブンと手を振り回す。私はかがみの方に助けを求める様に視線を送ると少し苦笑いしながらつかさに注意する。
「ほらつかさ。早くしないと学校遅刻しちゃうよ」
―その後
学校に着いた私達はクラスの違うかがみと教室の入り口で別れた。その時、かがみんが私に
「こなた。いつ告白するの?」
「…今日、告白するよ」
「そっか…。頑張りなよ!こなた」
そう言ったかがみの横顔が私には少し寂しそうに見えた…
【続く】
251 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/02(月) 04:18:56 ID:Q30fhLpO
早く続きを・・・。
wktkが止まらん
俺はいつでもおkだ
俺放課後こなたに呼び出されたよ
それ白石だよ
( ^ω^)wktk
後半投下します
放課後―
私の携帯がメール着信の音を奏でた。私以外誰も居ない教室にお気に入りの曲が寂しく響き渡る。
「誰からだろ…」
携帯には泉こなたと表示されている。内容は―
「こなた!いるの?」
私はこの学校に入学してから一度も足を踏み入れた事の無い場所―
屋上へのドアノブに手をかけた。鍵が掛ってるかも、と心配したがすんなりと開く。
メールの内容は
【学校の屋上に来てください】の一文だけ
突然不安に駈られた私は急いで屋上に向かった訳なんだけど…
「あっ!良かった。かがみんまだ学校に居たんだ。帰ってたらどうしようかと思ったよ」
「はぁはぁ…急に何よ!変なメールしてきて」
意外に元気なこなたに安心しつつ、私は慌てて走ってきて荒くなった呼吸を落ち着けるとこなたに質問を投げ掛けた。朝から気になって仕方のなかった「告白」の行方を
「もう告白はしたの、こなた?」
「ううん。まだだよ。これからするところ」
夕陽の輝きを背に受け、こなたの姿が黒く映る。私からの距離だと表情がよく読み取れない。私はこなたに近寄ろうと歩み始めた。
「こなた告白する人って学校の人なの?もう皆殆ど帰っちゃったよ?もし不安なら私が一緒に…」
こなたの長い影がかぶりを振るう。綺麗な長い髪が夕陽を浴びて煌めきを放つ。お互いの距離が近づいていく。私が手を伸ばせば触れそうな距離まで歩み寄ろうとした
瞬間―
「柊かがみさん。私と付き合ってくれませんか?」
私より背の低い少女の顔が能面の様に白く無表情になる…言葉を発した後に来る応えを受け止めようとするように…
【どんな応えでも受け入れられる様に…】
時間は一瞬停まり
そして動き出す。
少女の顔が能面の様に見えたのは正に一瞬だった。
「…こなた。私達…」
「やだなぁ〜冗談だよ。かがみん」
私の表情を見た少女は普段通りの元気な声、明るい表情をたたえ、頻りに「冗談だよ」「嘘だよ」と声を震わせる…
少女―こなたの目から溢れでる涙が無理に笑う顔を滑り落ちる。嗚咽が元気に振る舞おうとする声を潰す。
「ひくっ…違うよ。冗談なん…だから…嫌いならない…で」
「……嫌だよ…今までの関係…が壊れるなら…言わなきゃ…良…」
私の応えを聴かずに勝手に解釈して想いを終わらせよとするこなたの唇を塞ぐ。
―私の唇で
「ふぇ?か…かがみ?あれ?え?」
突然の事に混乱して訳の分からない行動に走ってるこなた。私は苦笑いを浮かべこなたを抱き締める。
「落ち着きなさいよ。さっきのは唯…驚いただけだから」
「私も好きよこなた。どうぞ宜しくお願いします」
―帰り道。
薄暗くなってきた通学路を二人で手を繋ぎながら歩く。宵闇が私達の秘めやかな恋心を優しく包んでくれてる様で心地良かった。
「良かった、告白して。かがみんと両想いをだったなんて…もっと早く言えば良かったよ」
さっきまでの泣き言が嘘の様に明るく振る舞うこなた。私も報われない恋だと諦めていたが
両想いなら話は別だ。
朝に聞いたこなたからの告白話は私にとってかなりショックだった…
人の物になったこなたを想像して今日の授業ははっきり言ってあんまり覚えてない。
とにかく、最終的に告白相手が私だった事にびっくりして…
そして凄く嬉しかった。
「やったよ♪これでかがみんのデレモードが観れる。長かった…。今まで」
「デレモード?何それ?」
「ツンデレっ娘のセオリーとして【友達の時はツンツン】そして…【彼女になったらデレデレ】正に今がその時!」
興奮しているこなたを制して私は言葉を発した
「はぁ?私の恋人になったんだから私にふさわしくなるように今まで以上に厳しくするわよ!」
「えっ…」
「取り敢えず私のオススメラノベを百冊読んでね♪」
「そんな〜」
私達のお付き合いはまだ始まったばかり。
大好きだよ!こなた。
【終わり】
読んで頂いたみなさん
ありがとうございました。
ごちそうさまでした
今度は電車乗り過ごさなかったぞとw
>>262 GJ!これはいいGLですね!
こなたがかがみに告白するっていうのは先読みできる展開だったけど、その王道を爽やかに〆る文才に敬服/(゚∀゜)です!
266 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/02(月) 22:42:37 ID:fCz8fzYk
>>262 百合は好きではないが、こな☆かがだと何故かほのぼのしててええなぁ。
GJ!!
>>263 漏れは危うく川内まで逝くとこだったよ。
>>262 超GJ!!!!
こういうのが読みたかったんだ。
俺163なんだが、なんで俺が書くと
超鬱仕様になるんかなぁ。
262氏次回作も期待してます!!
262GJ!!
全俺が震えた!
今日はぐっすり寝れそうだ!
あと、162が書く超鬱仕様もなかなか良いと思われ
それと、少数派かも知れぬが、アンハッピーエンドも
漏れ的に見たい希ガス
こなたの告白にかがみがドン引きして二人の間が険悪→こなたの心が崩壊ってのもいいなうは。
>>262 GJだっぜ!!
告白して勘違いして、泣き出すこなたに萌えましt(ry
かがみんならこなたを幸せにできる!と信じますw
>>270 夜勤中唐突に思いついた第3弾のコンセプトがまさにソレ。
”微妙なハッピーエンド。”
うーん、でもエンディングで鬱になるってどうよ俺?
KINGとな
日本語がおかしいのはゆとりの影響だと思って華麗にスルーしてくれ…
ベッドの上で横たわる一人の女性。
俺がもっとも大事にしてきた人のうちの一人。
そしてもう二度と目を覚まさない女性(ヒト)
「ねぇ、お母さんまだ寝てるの?」
そうか、この子はまだ『死』というものを知らないのか。
それならそれでいい。この子は、ゆっくりそれを理解していけばいい…。
「あぁ、そうだよ。それと、しばらくお母さんとは会えないから、さよならしてあげなさい。」
「しばらくってどれくらい?明日?明後日?」
こうして考えると『一生会えない』とはよく言ったものだ。
「ん〜…。こなたがもっと大きくなってからだね。」
「ふ〜ん。それまで待ってたら会えるんだよね?」
「あぁ。また会えるさ。しかもお父さんたちが待ってる間、お母さんはずっと見ていてくれるんだよ。」
「ふ〜ん。あれ、お父さん?」
「ん?」
「何でお父さん泣いてるの?これって悲しいことなの?」
頬に手を当ててみる。なるほど、確かに濡れてる。しかし、涙を流すなんて何年ぶりだろうか。
「いや、悲しくなんかないぞ。大人になったら悲しいこと以外でも泣くことがあるんだ。」
まったく、俺はなんでこんなに見栄っ張りなんだろうか。
娘の前だからって声を上げて泣くことすらできないのか。
本当は今すぐ泣き崩れたいほどなのに…。
本当は今すぐにでもあいつに会いに行きたいくらいなのに…。
「さぁ、早くお母さんにお別れを言いなさい。お父さんもいろいろとすることあるし、いつまでもここにいたらお医者さんにも迷惑だ。」
「うん。バイバイ、お母さん。」
バイバイ、かなた・・・。
まったく、この夢を見るのもこれで15回目か。毎年、『今日』になるとこの夢を見るな。
俺は、いつになったらこの『悪夢』から開放されるんだろうか…。それともこれは本当に『悪夢』なんだろうか…。
おっと、思いに耽けてるような暇はなかったな。そろそろ親類が来る時間帯だ。こなたの友達も何人か来てくれるらしい。
「お父さん!何時まで寝てんだよ!!もうゆい姉さんたち来ちゃってるよ!!」
今日はやけに早いな。
・・・
って後1時間くらいしかない!
「こなたぁ…。今日くらい起こしてくれてもいいだろぉ…。」
「だってもう起きてると思ってたんだし。さぁ、グチグチ言ってないで急いで急いで。」
「お父さん今から喪服に着替えてすぐにお坊さん呼びに行かなきゃいけないから、こなたは○×へオードブル取りに行ってくれないか?」
「はいはい、了解りょ〜かい♪」
さて、急ぐか…。
よ〜やく収まったか…。
「こなた、お友達はもう帰ったかい?」
「うん、もう帰ったよ。それにしても、今日は本当に法事か!?ってくらい盛り上がったねぇ〜。」
「確かに盛り上がり方はすごかったな。まぁ母さんも賑やかなことが好きな人だったからきっと喜んでくれただろ。」
きっとな。
「それに引き換えお父さんは、今日やけにおとなしかったじゃん?いつもは女子高生来たらウザイほどテンション上がるくせに。」
む…。
「ウザイって言うな、傷つくだろ(笑)お父さんにも年に一度くらいはセンチメンタルになる日があるのだ。」
「年に一度しかないんだから幸せだよねぇ〜。」
く…。このガキは…。
「あ!あたし今日は早く寝たいからお風呂先にいいかな?」
「いいよ。お父さんはちょっと母さんのところ行ってくるからね。風呂は明日シャワーだけ浴びるからぬいといていいぞ。」
「わかった、じゃあおやすみ〜。」
「ああ、おやすみ。」
“チーン”
さて、やっと二人になれたな。
『そうね。それにしても、今日はずいぶん賑やかだったわね。』
こなたの友達も来てたからな。いやだったか?
『いいえ、私、賑やかなこと好きだから。』
そうか。ならよかった。ところで、どうだ?娘の成長を見た感想は。ますますお前に似てきてるだろう。
『ん〜。誰かさんの影響でどんどん変な趣味に向かってるようね。』
む…。変な趣味とは失礼な。そりゃ、はたから見れば変かもしれないが実際やってみると…
『それってもう変だって認めてるんじゃないの?』
むむむ………。
『ふふっ。』
まぁ、それについてはもうあきらめてくれ…。
『そう君、もうすっかりおっさんみたいだね』
おっさん言うな。
お前が生きてたら、今以上に楽しかっただろうな。
『案外、もう1〜2人子供もいたかもね。』
そうだな…。
一つ聞いていいか?
『なに?』
これは、俺の妄想なのか?それとも本当のお前と話してるのか?
『さ〜どっちかしらね。どっちでもいいんじゃない。』
そうだな。
確かにどっちでもいい。
お前と話ができればどっちでも。
・・・
なぁ。
俺も、もうそっちに行っていいかな?
こなたも大きくなったし、もう会いに行っていいかな?
『ん〜。どうかしらね。よく自分で考えてみて。あなたがこっちに来たらあの子がどうなるか。
それに、あなたには私の分まであの子を育てる責任があるのよ。今まで育ててきたのがあなたの分だとしたら、これからは私の分。
せめて、自分の責任をしっかり果してからこっちにいらっしゃい。私も、あの子が結婚して、子供を産んで、あなたがおじいさんになるま
で、しっかり見ててあげるから。』
責任か…。まぁ、責任は果さないとな。
『それじゃ、もうお開きにしましょうか。そう君に未練がましい女って思われるのもいやだし。それじゃ、またね。』
あぁ。また来年も話に来るよ。
『あ、さっきの質問の答えなんだけどね。あの「妄想か本当の私と話してるのかどっちか」ってやつ。実は、私は答えを知ってるの。
どっちか教えてほしい?それはねぇ・・・「お父さ〜ん!!起きろ〜い!!」
「な〜に仏壇の前で寝てんだよ。風邪引くよ。さ〜、自分の布団に帰った帰った。」
「あぁ。そうだな。」
「あれ?なんでお父さん泣いてるの?あ!ど〜せまた、悲しい夢でも見たんでしょ。ホント子供みたいなんだから。」
悲しい夢か…。どうだろうな。
ってか今こいつ親を子ども扱いしたか?
まったくなめられてるな。まぁこの類の言葉は皮肉で返すのが一番だ。
「大人になったら悲しいこと以外でも泣くことがあるんだよ。子供にはわからんだろうがな。」
・・・
『あ、さっきの質問の答えなんだけどね。あの「妄想か本当の私と話してるのかどっちか」ってやつ。実は、私は答えを知ってるの。
どっちか教えてほしい?それはねぇ…。やっぱり秘密(笑) 答えは来年まで考えてみて。それじゃぁバイバイ』
バイバイ、かなた・・・。
‐END-
うわ…中途半端…。
ぷち感動系にしようとしたのにぜんぜんならんかった…orz
280 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/03(火) 21:43:34 ID:eTzqVuLM
281 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/03(火) 22:01:49 ID:wMkDk7hV
>>279 ところどころ男勝りなこなただが……、あ、男手一つで育った子だからそういうもんなのか。
漏れの意見などどうでもよい。GJ!!
>>273 270だけど、それ、是非読みたいぞ!
四の五の言わずにかきなさい♪
漏れは待っている!
鬱エンド、めっちゃありでしょ!
>>279 GJ!!
かなたさんが脳裏に焼き付いて離れん!
回想シーンとかでアニメでやってくれないかな?
最初の部分で半泣きになった
>>238のみんなが楽しめる完璧なSSはまだですかね^^
全米が泣いた
SSって何の略?
SHOU☆SETSUの略だと思っていた時期が俺にもありました
セガs…ゲフッゲフッ
あ、失礼なんでもないよ
SHOT☆STORYじゃないのか?
>>279 GJ!
脳内補完完了した。
>>282 わかった。プロットだけ書き出してる途中だったから、投下してみっか。
考えてるのは
ストーリー短めな、微鬱エンド。
救済するかどうかはスレ住人に任せる。
matteru
short☆shortじゃなかったっけ
snap☆shotに決まってんだろ
>>279 実に丁重な作品・・・・
素晴らしいです。次回作期待してます。
296 :
282:2007/07/04(水) 21:49:17 ID:jEfjnqVj
>>291 おぉ!頼む!
漏れの心の孔を埋めてくれ!
>>238のみんなが楽しめる完璧なSSはまだですかね^^
荒らしにかまうのはやめようぜ
またーり荒らさずが基本だ。
ゆっくりとみんなで楽しもう
俺も俺も
いや、確かに
>>238のウザさは異常だった。
スレが停滞している中で良作品を提供してくれた
>>234に対してあの態度はないだろうと思った
エロパロ板でやればいいのにね
306 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/07(土) 04:49:28 ID:6ME1thAB
さがりすぎだな
上げとくか
さすがですね倒産
ほい
ここってvip保管庫と繋がってるんだっけ
小ネタ思い付いたんで書きたいんだけど
クオリティに自信がないのと気軽にやりたいので(小説と呼ぶにはネタ度も高いし)
保管されるのは気が引けるんですが
今の時点では保管されない
将来どうなるか分からんが
今は保管されたくないって人はここがいいだろうな
ここで、練習、そしてvipにデビューなんてのもいいと思う
自分の作品保管されるのは嬉しいものですよ
ここがエロパロやvipの登竜門的な場所になればいいんだろうな
だな、とりあえず。初心者の人もどんどん投下してみましょう
んで、みんなからアドバイスもらうということで、ここなら保管されないし、気軽だ
ではVIPでも投下したが
読み易さに全く自信がないホラー物を一つ投下する
アドバイスよろ
もう訳がわからない
次々と死んでいく友達、そして目の前で大量の血を流して倒れているゆーちゃんとみなみちゃん
この小さな民宿で何が起きてるのか
私にはもう理解したくなかった
不意に背後から気配がした。
振り返った先にはかがみが立っていた。
振り上げられた木製の棒
私は身を翻してかがみと距離を置いた。
「かがみ……なんで……」
「あんたしか……もう生き残ってないでしょ」
かがみは一端黙り込み、再び口を開く
「もうあんたと私とつかさしかいないじゃない!つかさは人を殺すようなやつじゃない!じゃあ……あんたしかいないじゃない!」
そう言い切るやいなやかがみは私に向かってバットを振り下ろす
私はなんなく躱すとかがみに接近し、格闘技経験者の腕を活かしてバットを持つ手に関節技を決めバットを奪いとった。
するとかがみは私の首に手を伸ばしてきた。
首をつかまれ、ギリギリと絞められていく。
殺される。かがみは本気だ
私はかがみに向かって無我夢中でバットを振り回した。
一度、二度、
鈍い感触が何度も手から伝わって来る。
十度程感触がした時、首からかがみの手が離れ、かがみはその場に崩れ落ちた。
その姿は見るも無惨だった。
身体のあちこちがヘコんでおり、至るところから血を流している。
もはや潰れた人形をイメージさせるその姿に私は強い吐き気を覚えた。
私は自分が殺めてしまったものから数歩後ずさる。
初めて人を殺した。
それだけで私の心はいっぱいだった。
また背後から気配がした
しかもかなり近い。
振り返る。
そこには包丁を握りしめたつかさの姿があった。
硬直する私。つかさはゆっくりと口を開いた。
「見てたよ……こなちゃん」
そういい終わった直後、ナイフを両手で突き出し、私に向かって走り出してきた。
距離が近すぎた
私はナイフを避けることも、つかさを止めることも出来ず、
つかさのナイフはすんなりと私の胸を貫いた。
胸が熱い、痛い。私は激痛に耐えきれず地面にバタリと倒れこんだ。
身体中に伝わる私の血の感触、その血は止まることなく私の胸から流れ出て行く。そして強烈な眠気が私を襲う。
「こなちゃんの……殺人鬼!みんな殺して……最低だよ!」
つかさがヒステリックにそう叫ぶ。
ああ……違うよ……私じゃないよ……かがみも不幸な事故だったんだよ……
わ た し じ ゃ な い ・ ・ ・
私は言葉にならない叫びを発して、強い眠気に身体を任せた……
らきすたの夜
終
No.555 疑心暗鬼
では評価よろ
VIPのスレは素晴らしくまったりしてて、こういうのは聞きづらいんだ。
うーーん
書きかたとか演出は悪くないと思う。
だけど、「なぜそういう状況に至ったか」が描かれてないから、
「何があったのかよくわからない」状態になってるのが残念かな。
少し長い話のクライマックスだけを抜き出してきた、という感じだけど、
作者さんの頭の中には流れがあって、そのクライマックスだったとしても、
初めて見る側には、何がなんだかわからないものになってしまう。
最後のところを見ると、何かの元ネタがあって、その1シーンのパロディなのかもしれないけど、
寡聞にしてその作品を知らない俺がわからないだけだったらスマソ。
あと、なんか偉そうな意見でダブルスマソ。orz
>>317 うーんと、これって元ネタは「ひぐらしのなく頃に」ってやつ?
漏れ見てないかわよう分からんが。
でも、GJ!!
321 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/07(土) 17:03:05 ID:2UXtzzoK
>>317 ひぐらしは分からないけどGJだ!!
夜勤前に鬱にさせないでくれwwww(夜勤生活者は鬱がデフォ)
いや、これはどう考えてもかまいたちの夜の真理に刺されました><だろ
とりあえず
>>317GJ
>>322 当たり
というかかまいたちの夜風に作ってみたかったんだww
>>317 GJ!
あの場面に至るまでの過程があったら十分な作品だな
てか結局犯人が誰なのか分からない…
感想ありがとう
ちなみに読み易さは大丈夫だった?
指摘ないが……まさかここもVIPと同じまったり仕様………
エロパロ版にて聞いて来ますノシ
夜中に私(かがみ)は目が覚めた。なんでこんな時間に目が覚めたんだろう?まぁいいか、と私はまた寝ようとした。
すると・・・
(あれ・・・なんだろう・・・声?)
何かの声がするような気がする。
私は・・・
A.気になって声のする方に行ってみた。
B.気にせずに寝ることにした。
ヽ.、______ .ノ|: : : : : : : : : : : : : :`ヽ、
` ー―ァ‐: , : : : : :| : : : : : : :\: : : : : : : : \
,..イ´ : : /: : : :/__l!_:{___ヽ j|: : \:.、ソ^マヽー‐-....、
/ ,/. - 7  ̄/ .小--ヘ.:\ ̄ ̄ハ: : : :∨:.:-.、:ノ:..:.:.:.:.:.:.:\
/ / / ′‐: :「 / |:l!: : :lト : :ト., :イ__厂 : : ∨:.:.:.\:::..:.:.:.:.:.:./
ギ / / / l ,:-―トl、 |ハ: : l! >イ\: : :∨. : : : V:.:.:.:.:.\::.:.:.:/
シ ′ イ /i:ハ :|′: :/| | \! Yl′>_z=ァ : : : V:.:.:.:.:.:.:ヽイ
ア ギ // !: : : :|:し.:|: : :/.z土ー| ヽ.Vイ¨´}z.ミli、}ト、 : : : |:.:.:.:.:.:.:.:/:|
ン シ / ! : : | : :| :くf¨ 丁ミ.、 \ 「7!:::ハ}| ヾ ヽ: : :L:.:.:.:/|: |
ア | : : : l : :.:.! ハ 「7{:::jj} V迂ソリ jヘ : | Y:.:.| : | :|
ン l: : : /!: : :.:〉ヘ V{爪リ `ニ´ jヘ:| リ:.:.| : |:|
! i: :/ l: : :.|:{ハ `ー' 、 ' ' ,、__ .ィ.:.:.:.! : |: :!
\ ∨ V: :|:.ト._} ´ _ .. - 、 .イ :}:.:.:/:.:.:.:.l : :!: :|
V:|/.:八 {7 ̄.. - 一' /|/:./:.: : : :|: :i|:. :|
トl:.: : :.:> .._  ̄ . ´ 「:`j/:/ : : : : :l: :l:.|:. :!
|ハ : : :.:.:.:.:.|:|:.:| ̄,.不丁 {_/j:/ : : : : : :!: l:.:|:. :|
l! : : : :.:.:.:.:l:!|:.:.∨:..:./ノ /:/′: : : : : :l: /:.:|:.:|
| : : : : :.:.:.ハ{:.ノ..:..:/-――-/:./: : : : : : : :/:/|:.:.:!:. :|
>>325 読みにくさとか、特にきにならなかったよ。
文章力は十分だと思うので次回作期待してます。
それから、ここは基本的にマターリだな。そこがいいわけよ。すみやすい。そして書きやすい
>>315-316 エロパロから来ました とりあえずGJ
>>318でも指摘されているように、どうしてそうなったかが希薄
いきなり今までののほほんとした『らき☆すた』の世界から訳の分からない世界に放り込まれて、
気がついたら読み終わっていた、そんな感じ。
ショートケーキのイチゴはケーキと一緒に食べるとおいしいけれど、
イチゴだけつまんで食べてもただ酸っぱいだけ
描写の細かさとかで指摘するなら、かがみを殺したこなたの独白が短いかな?
大好きだった親友を殺して、「初めて人を殺した。 それだけで私の心はいっぱいだった」
だけじゃ、ちょっと物足りない。
大好きだった親友を、しかもこの手で殺してしまったというショックを描写してほしかったな
SSでワンシーンだけイメージが浮かぶ事もあるけれど、そんなときはそこだけ投下しないで
メモ帳に思いついたシーンごとに並べて、しばらく俯瞰してみる
間のシーンとか思いつかなければ、一日ぐらい放置してもう一度見てみる。
シーンを増やしたり削ったり、間をくっつけたりしてだんだん作ってくような感じで自分は作ってます
という事で、こちらの住人さん、長文失礼いたしました
あるワンシーンが描きたくてSSを書く、というパターンはけっこうつらいね。
文才がないと、そこに至るまでの展開に無理が出る(他でもない俺のことだがorz)
まずシチュエーションがあって、「このキャラならどうするかな……」と考えていくと
書きやすいかも。
そこに神が降りてきて、描きたいワンシーンとうまくつながるとヤンマーニ発動。
333 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/08(日) 12:00:47 ID:pzOax+x0
>>332 同じ書き手として分かりすぎて泣けてきたwwww
いま書いてる真っ最中だがね。
>>332 ラストシーンだけ浮かんでいるSSあるけれど、そこまでのつなぎが浮かばない……
真ん中のあたりが大分すっぽり抜けているから、書くのが大変
このまま打ち切るのも読者に失礼だし、何とか書き上げないと
シーンを書き出して、このキャラはどうしてこういう思考に至ったのかと考えて……
しかし、追いかけると逃げるヤンマーニ。
頭絞って考えても浮かばないのに、ふとした瞬間で浮かぶ
気長に待つしかないのかね
SS書きさんによっても違うとは思うんだけど、シーン毎にある程度バラバラに書いていって、
肉付けしたり順番入れ替えたり(※時系列ではなく文構成的に)膨らませていくパターンが多いのかな・・
おいら最初から最後まで一気に書き上げてるんだと思ってました( ´∀`)b
どっちにしても表現力から文章構成力までSS作家さんは凄いなーと。
>>325 エロパ(略
読みにくいとは思わなかったよ
あと気になることといえば……句点かな
演出かもしれないけど、地の文に句点をつけるかつけないか、統一したほうがいいかも
>>334 あるある
複数のシーンを書きたいときはあっさりいくけど、
単一のシーンだけだと難産になるよね……
私の場合アイディアが浮かばなければ、星氏をまねてトイレに閉じこもってみたり
>>334 そういう場合、あえて「ラストシーンだけ書いてみた」と断ってから投下してみては如何だろ。。
上の意見とは矛盾するかもだけど、何も1から10まで完成していないと投下しちゃいかん、
ということも無いだろうし。
シチュを数行で説明してから、ラストシーンのSS投下・・とかでも全然いいと思う。
なにより気軽に投下できるのがこのスレの魅力なんだし。
ふむ・・・俺も書き手だからここの議論は参考になる。
ふむ……やっぱり短編じゃわかりづらいか……
>>315-316 で一番苦しんだのが表現でも読み易さでもなく
改行が多すぎます!
だからなwww
だからといって二つに分けてるのを三つに分けると場面転換がおかしくなるから、しょうがなく改行減らし、長い表現削り、簡略化したり……でなんとか埋め込んだ(だから読みにくくないか聞いた)
やっぱ携帯は辛いorz
>>334 そうそうwww
自分の場合はネタが浮かんでから、やりたいことを決めて(コンセプト)
仕事中に”ある程度”のあらすじを描いていく、(プロット)
さらに3〜4日くらいかけて自分なりのキャラに対するプロファイル(性格やイメージ)に
あわせてキャラの思考をトレース。(この時が一番、脳内カオスwwwwwww仕事なんてマトモにしてませんwwwうぇwwww)
さらに1〜2日でようやくボーン(骨組み)完成。
といった感じ。
ヘタレ書き手ですがね
改行が多すぎますはたまに、結構困る事があるよね
場面の区切りとか、段落分けで切りたいけれど
どうしてもここでは切りたくないし、さりとて前後で切ると一段落五行程度にorz
>>315-316 を三つに段落分けするなら
(略)
殺される。かがみは本気だ
私はかがみに向かって無我夢中でバットを振り回した。
―(ここで段落分け)―
一度、二度、
鈍い感触が何度も手から伝わって来る。
十度程感触がした時、首からかがみの手が離れ、かがみはその場に崩れ落ちた。
(略)
初めて人を殺した。
それだけで私の心はいっぱいだった
―(ここで段落分け)―
また背後から気配がした
しかもかなり近い。
(略)
かな?
>>341 仕事中とか会議中に神がおいでなすると、
略号とか暗号使ってばれないようにメモを取ったりね
給料泥棒といわれても何も反論できないw
>>343 最悪の場合、ロダをお借りしてtxtのままあげちゃうなんて手も……
>>344 テキストエディタを開いて、1〜2行ぐらいだけ表示して書いてますが何か?w
>>344 え?自分は机のメモ帳そのまんまパクって、神の御言葉を書いてるぞwww
ところでお前ら(俺も)
と っ と と 続 き を 書 く ん だ。
うまく書けない時はそのネタをしばらく寝かせておくといいんだぜ?
まぁ俺も今寝かせているところなのだが似たようなシチュのSSがあがってきちゃって
やられたと思っているわけだが
348 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/08(日) 12:55:04 ID:pzOax+x0
>>347 寝かせすぎてお蔵入り状態だよママンwwwwwww
どうすんだよ俺、”みゆきさんビフォ・・ゲフンゲフン”とか・・・orz
sage忘れた。
夜勤明けで頭逝かれてるよ・・・orz
>>346 ではまずID:pzOax+x0さんの作品をお楽しみ下さい
だな、これだけ議論してるってことはレベル高いだろう
参考に適当にかいてくださいな
>>351 ちょwwwww
ハードル上げるなwwww
だから書いてる真っ最中だってのw
全部書き上げて投下するタイプだからな。
前半?投下は早くても午後6時くらいだwwww
>>347 寝かせすぎて腐らせた作品が……
とりあえず、メモ程度残しておかないと忘れちゃう
メモ残しておいても、後で解読不能だったり紛失したり……
>>346 ひいっ、ごめんなさいごめんなさい
でも、書こうと思っても書けないときなんです〜
自分は読者待たせてばかりなのに、
「涼宮ハルヒの驚愕マダ〜」を繰り返すダメ人間
SSの神様、星新一氏は思いついたキーワード(=降りてきた電波)を小さなメモに
1つずつ書いて溜め込み、ある程度溜まったらそれらをいくつか組み合わせて構想を練るんだそうだ。
氏の作風の場合は、取り合わせが異質なモノほど構想が膨らむらしい。
もっとも、構想を練る事自体が難産なのは毎回の事らしいが。
>>346 続きモノ完結させたとこなんで充電CHU♥
>>355 なるほどな〜。
>取り合わせが異質なモノほど構想が膨らむらしい。
この辺はすごくわかる。
昨日も
>>354(で良いのか?)のかまいたちネタで
なぜかBRを連想した・・・けど、すぐやめた。
フヒヒヒwwwwwwwwwwwサーセンwwwwwwwwwwwwww
では俺もホラーの長編SS考えて来ますかね………というか
実は
>>315-316の全体的なストーリーと流れはすでに完成してたけど、まぁ書く自信が……だからエンディングだけにしたwww
貰ったアドバイスを参考にして修正しながら書いていくよノシ
>>358 おk、ガンガレ。
俺も、今頑張ってるけど
夜勤上がりの眠気が今頃…に…なっ…て…。
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
「やっと眠り薬が効き始めたみたいだね」
つかさは一度ニヤリと微笑むとポケットから注射器を一本取り出した。
「知ってる?血管の中に空気を入れただけで人間って死ぬんだよ?」
普段となんら変わりない様子で話すつかさ
だが
>>359の反応はない
完全に眠ってしまったのだろうか。
「人の命を終わらせる瞬間ってゾクゾクするんだよ〜。君には何の恨みもないけど運が悪かったと思って諦めてね」
そう言いながら
>>359に近寄り、腕を取る。
「いい反応見せてね?」
つかさは
>>359の血管目掛けて注射器を………
>>359 すまんかった
だが後悔はしてない
>>355 >降りてきた電波を小さなメモに書いて溜め込み、
>ある程度溜まったらそれらをいくつか組み合わせて構想を練る
見覚えがあると思ったら、俺がMAD作るときと同じやり方だw
>>315-316このラストなら真犯人は誰に?やっぱ美樹本みたいなオリジナルのキャラをつくるのか
オリキャラを話の中心に据えるのは、「メアリ・スー」状態になるのであんまりお勧めしない……
犯人誰になるかはやっぱり1人1人の死因がないことにはわからんさ
かまいたちの世界をなぞってるのなら誰かが・・・(自主規制)なはず!
>>315-316 美水「やっときましたね。おめでとう!
この四コマ漫画を勝ち抜いたのは君たちが初めてです」
こなた「四コマ漫画?」
美水「私が作った壮大なストーリーの四コマ漫画です!」
かがみ「どういうこと?」
美水「私は平和な世界にあきあきしていました。 そこで殺人鬼を呼び出したのです」
つかさ「どんだけー!」
美水「殺人鬼は世界を乱し面白くしてくれました。
だがそれもつかの間のこと。彼にも退屈してきました」
みゆき「そこで四コマ漫画… ですか?」
美水「そう! そのとうり!! 私は悪魔を打ち倒す名探偵がほしかったのです!」
こなた「何もかもあんたが書いた筋書きだったわけね」
美水「なかなか理解が早い。多くのものが名探偵になれずに消えていきました。
死すべき運命を背負ったちっぽけな存在が必死に生き抜いていく姿は
私さえも感動させるものがありました。 私はこの感動を与えてくれた君たちにお礼がしたい!
どんな望みでもかなえてあげましょう」
かがみ「あんたのためにここまできたんじゃないわよ! よくも私たちを、みんなをおもちゃにしてくれたわね!」
美水「それがどうかしましたか? 全ては私が作ったモノなのです」
こなた「私たちはモノじゃない!」
美水「原作者にケンカを売るとは…。どこまでも楽しい人達だ。どうしてもやるつもりですね。
これも登場人物のサガが…。 よろしい。死ぬ前に原作者の力をとくと目に焼き付けておけ!!」
犯人?
誰にしようかな〜♪www
>>366 なーんか誰か読めてるのは俺だけか?
>>360 勝手に続き。
つかさが俺に注射器を”打ち込む”。
「つかさ!?なんでっ!?」
「さっきも言ったと思うけど理由はないよ。強いて言えば、私だけいつもハブってるから。」
「…え?」
―途端に、全身の力が抜けて俺はその場に倒れこんだ。
―眠い。だが俺には…やらなければ…ならな…いことがあ…る…ん……だ。
…うっすらと目が閉じられる。
・・・・・・。
・・・。
スマン、マジに3時間ほど寝てたんだぜ。PCのまえで。
368 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/08(日) 19:29:11 ID:fG+UbNNY
>>367 それはありえない
だって俺の頭では犯人はつかさ、かがみ、こなた、ゆたか、みなみ、以外なら誰でもいいから
……やっぱ
>>315-316に繋がるSSを書いて来るわ
最後に生き残ったキャラ(諸星あたる)以外全員グルで、彼をこらしめるために全員が結託した壮大な茶番だった、
という話が『うる星やつら』にあってな(遠い目)
マザーグースの『誰が駒鳥を殺したか』を下敷きにしてたっけか。
370 :
163:2007/07/08(日) 22:30:35 ID:pzOax+x0
>>369 ふふwwそんな話もあったなぁ。(分かりません。サーセンwwwwwwwwwww)
さて、163=234=俺だが公言から約4時間遅れてようやく前半ができたぞww
かが×こな派のみんな、準備はいいか?
371 :
163:2007/07/08(日) 22:41:36 ID:pzOax+x0
…もしも、こなたが原作版と入れ替わったら?
―私はいつからアイツの事が好きになったのだろう?
…気づくとアイツの事ばっかり考えてた。
本人は気にしている小さな体、胸、そして顔にある大きなホクロ。
コンプレックスも、すべて私をトキめかせる長所になっている。
いつか、ちゃんと告白してアイツと…”恋人”同士になれたらいいな。
でもマトモに告白したって、絶対キョヒられるのは分かってる。
だから、釣りではないが”エサ”を用意した。
渡すタイミングは自然に考えると今日しかない。
―早く、来ないかな、アイツ。
―7月8日、日曜日。
わたしは、みゆきさんとふたりで住宅街を歩く。
目的地は柊家。今日は双子姉妹の誕生パーティーだ。
去年のプレゼントはさすがにドン引きしたみたいだから、
今年こそはまともな物を送りたい。
「みゆきさんは何をプレゼントするの。」
試しに、聞いてみる。
「去年はイヤリングでしたから、今年はネックレスを贈ろうと思っています。」
「泉さんは?」
「んーと、両人ともルビーのイヤリングだね。」
…それと、STG好きのかがみんに某<<よう、相棒>>のアレをあげようと思っている。
と、いうかみゆきさん?去年あなたエメラルドのイヤリングでしたよね。
誕生石を贈ったつもりなら二人の誕生石はルビーだ。
…天然で間違えたなら、チックショウ、やっぱりかわいいなこの人。
―そんなこんなで到着。
呼び鈴を鳴らす。
すでに誰が来るのかは分かっていたのだろう。
両人とも出てきた。
「おーっす!いらっしゃーい。」
「こなちゃん、ゆきちゃん、来てくれてありがとうね♪」
「おぃーっす!かがみん、つかさ、昨日も言ったけど誕生日おめー!!」
「かがみさん、つかささん、誕生日おめでとうございます。」
「ま・まぁ、こんなところで立ち話もなんだからさ。上がりなよ。」
372 :
163:2007/07/08(日) 22:43:58 ID:pzOax+x0
各人それぞれの挨拶をすませ、居間に通される。
「はい、プレゼント♪つかさにも。」
言って、差し出す。
「うわ、あんたにしてはえらくマトモだ・・・。」
「うわぁ〜、こなちゃんありがと〜」
「マトモすぎてコメントしづらいが・・まぁ、うん、ありがと。」
「それと〜、かがみんにはもうひとつ。お下がりになるけど。」
言いながら例のパッケージを見せる。
「ホイこれ、かがみんにあげる。」
「お〜、ZEROじゃ〜ん。5までしか持ってないからマジ嬉しいわ。」
「一段落したらやってみるといいよ。」
「そうさせてもらうわ。」
373 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/08(日) 22:44:50 ID:pzOax+x0
…話が終わり、テーブルの上に置かれた
”たぶん”つかさの手作りらしいイチゴのタルトが気になっているのだが、
私の異変に気づくと、少し笑いながらかがみんが、「さ、食べましょ」といってくれた。
・・・・・・。
・・・。
―なぜ楽しい時間というものは、すぐに過ぎ去ってしまうのだろう?
外はまだまだ明るいが、時刻は夕方の18:30。
…何度目かの<<ガルム1墜落!!>>を聞いて、声をかける。
「かがみん、そこは高速バレルロールで避けれたよ〜。」
「言ってる意味が分からん。」
みゆきさんに目配せしながら、言う。
「と、そろそろ帰るかなぁ〜。」
「え?まだ明るいじゃない、ゆっくりしていきなさいよ・・・。」
「いや〜帰んないとお父さんがお腹すかせてるし。」
言いながら立ち上がり、歩き出そうとする。
「ち、ちょっと待ってこなた!」
呼び止められる。
「うん?どったの?」
「そういやアンタの誕生日って5月28日らしいじゃない。」
「そうだけど、なに?」
「まったく…。言ってくれれば、私らも何かしてあげれたのに。」
「私は別に何も…。」
「そんなこと言わずに…ほれ。あげる。」
言いながら、かわいらしいピンクのチェックが入った紙袋をかがみが差し出す。
…受け取る。
「…ちょっと遅れてるけど誕生日のプレゼントよ。」
「かがみんが?私に?」
…正直、人から何かをプレゼントとかされるのは慣れてないので、声が上ずってしまう。
不覚にも満面の笑みだ。
なぜかは分からないけど、かがみの顔が赤面している。
「い、いいから黙ってしまっときなさいよっ!」
「かがみん。ありがとう…♪」
…素直に嬉しかったので思わず声に出てしまう。
「んじゃあまた明日ね、かがみん♪」
「うん。それじゃ、バイバイ。」
…みゆきさんと一緒に柊家を出る。
かがみんの顔が少し寂しそうに見送る。
・・・・・・・。
・・・・。
374 :
163:2007/07/08(日) 23:03:28 ID:pzOax+x0
―帰宅後。
一通りの家事を終えて、時間は午後9時。
いつもならここでネトゲにログインだが、今日はちょっと気になることがある。
…かがみんにもらったプレゼントだ。
”帰るまで開けないで。”と厳命されているので素直に従っておいた。
カサカサと音を立てて紙袋を開封する。
「なにこれ…。」
出てきたのは、金属製で”K”の文字をかたどったケータイ用のストラップ。
キラキラと銀色に輝く。中心あたりにはご丁寧に
5月の誕生石である、エメラルドが配置されている。
…どう考えても、普通の高校生が他人の誕生日にあげるような代物ではない。
―私がケータイなんざ、ほとんど持ち歩かないのを知っての所業なのだろうか?
―こんな高そうな物をもらった時にどう反応したらいいのだろうか?
「・・・・・。」
わたしの頭の中でさまざまな思考がうごめく。
(…まさかかがみん。いや、それはない。いや?…う〜ん、でも…)
―頭をワッシャワッシャと掻きながら、今日も夜が更けていく。
・・・・・。
・・・。
375 :
163:2007/07/08(日) 23:04:22 ID:pzOax+x0
―帰宅後。
一通りの家事を終えて、時間は午後9時。
いつもならここでネトゲにログインだが、今日はちょっと気になることがある。
…かがみんにもらったプレゼントだ。
”帰るまで開けないで。”と厳命されているので素直に従っておいた。
カサカサと音を立てて紙袋を開封する。
「なにこれ…。」
出てきたのは、金属製で”K”の文字をかたどったケータイ用のストラップ。
キラキラと銀色に輝く。中心あたりにはご丁寧に
5月の誕生石である、エメラルドが配置されている。
…どう考えても、普通の高校生が他人の誕生日にあげるような代物ではない。
―私がケータイなんざ、ほとんど持ち歩かないのを知っての所業なのだろうか?
―こんな高そうな物をもらった時にどう反応したらいいのだろうか?
「・・・・・。」
わたしの頭の中でさまざまな思考がうごめく。
(…まさかかがみん。いや、それはない。いや?…う〜ん、でも…)
―頭をワッシャワッシャと掻きながら、今日も夜が更けていく。
・・・・・。
・・・。
376 :
163:2007/07/08(日) 23:06:18 ID:pzOax+x0
>>375は間違えちった。
>>374からの続き。
―翌日。
…昨日はよく眠れなかった。
あれからいろいろ考えてみたけど、やはり
”素直に自分の気持ちを伝えて相手の出方を伺う”
というのがベストだという結論に達した。
「お〜っす、こなた。」
「こなちゃんおはよ〜。」
「あい、おはよう…。」
…マトモに寝ていないのは伝わっただろう。
「また、徹夜でネトゲーかぁ?まったく・・。」
「言っておくけど、昨日はネトゲしてないよ。」
言いながら、少しだけかがみんを睨み付ける。
「あによ?」
「…別に。」
「そういや、昨日ちゃんと家に帰って開けたんだろうな〜?プレゼント。」
―先に”トリガー”を引かれたか…。私が最初に言うつもりだったが。
「かがみん。家に帰って開けてみたけど、
アレ高かったよね?…あんなの、私がもらってもいいの?」
「私が、アンタのために買ったんだから、だまってもらっておいていいの。」
…言いながらなぜか顔をそらすかがみん。
「でもさ、なんか悪いよ…。」
「良いから、貰えるものは貰っとけ!」
…言いながら走り出すかがみん。
―最後に見た顔は、なぜか赤面していた。
特に変わる事のない一日が始まる。
・・・・・。
・・・。
377 :
163:2007/07/08(日) 23:07:30 ID:pzOax+x0
―HRも終わり、私はひとつ、欠伸をする。
…今日も終わった。
と、今日はちゃんともってきたケータイからバイブの振動が伝わる。
―開いて見てみると、かがみんからだった。
”大事な話があるから、今から屋上に来てくれない?”
―何だろ?
…階段を上って金属製の重たい扉を開けると、屋上に到着する。
夕日を浴びながら鉄格子に体を預けて、誰かを待っている女の子が一人、立っている。
―かがみんだ。
「で、なにかな?」
「あ…うん。……」
「…。」
―沈黙。
…呼び出した位だから、何か話があるハズなのだが
一向に話す気配がない。
…うっすらと見えない、あやふやな思考の糸が
繋がりかけているのは、私だけだろうか?
「ちゃんとケータイ持ってきたようで嬉しいな。」
スカートのポケットから、昨日つけたストラップが顔を出しているのを
かがみんに発見される。
「まぁ…さすがにね。」
「…それね?あんたの言うとおり、結構高かったんだから。」
―話す勇気ができてきたのか、かがみんが口を開き始める。
「銀色の材質は、スターリングシルバー。中心の緑色はアンタの誕生石のエメラルドよ。」
「…な!?」
…正直もっと低めだろうと思っていた。
スターリングシルバーとは俗に言うシルバー925(Ag92.5%:Cu7.5%)だ。
クロムとか、良くてもプラチナという私の鑑定は見事に外れたことになる。
378 :
163:2007/07/08(日) 23:30:47 ID:pzOax+x0
「だったら…ますますこんなの受け取れないよ!?」
「ううん。あんたがもってて。だって、
私、あんたの事……好きみたいだから。」
わたしの目をまっすぐ見つめながら言う
「…こなた。…私…あなたの事、好きです。…付き合って…ください。」
…は?…今、なんて…言いました?
…前述のとおり20%位は予想していたんだけど、
実際に聞くと、相当異質のものに聞こえる。
…つか、かがみん?。自分がなにを言ってるのか本当に分かっているの?
「え?そ、そんな事いわれたって…困るよ。」
…何とか言葉をひねり出す。
「あ…。」
かがみんの顔が一気に寂しい顔へと変わる。
「そっか。…やっぱり駄目だったんだ。」
「ごめんね?…迷惑だったよね。」
―言って、立ち去ろうとする。だが、わたしの手が、
かがみんの手を掴むほうが速かった。
「またれ〜い!!」
これから言うことの恥ずかしさから、なぜか武士口調だ。
379 :
163:2007/07/08(日) 23:34:07 ID:pzOax+x0
「よく聞いてね?。私、かがみんから”好き”って言われて、
とっても嬉しいんだよ?。…”迷惑”だなんて、そんな事思ってない!」
「”好き”か、”普通の友達”か、”嫌い”っていう3択なら、
私だって、間違いなくかがみんの事”好き”なんだよ…。」
「…じゃぁ、良いんだよね?」
…言いながら目を閉じて、キスの体勢をとるかがみん。
…ほっぺたをグニュとつまむ。
「だから、気が早いっつ〜に。」
「…なによ?」
「確かに、私もかがみんの事好き。だけど、私のほうは、まだそこまで
かがみんのこと思えてない。」
「…そっか。」
「……。」
…いい加減、私の言葉に一喜一憂するのはやめてほしい。
さすがにこんなことをかがみんに言いたくないけど、
―常識で考えたら、おかしいよ?女が女の子を好きなんて…。
―大体、本来なら住むべき世界すら違うんだよ?今はたまたま一緒なだけであって。
成績優秀、品行方正、しかも、将来は法学部に入学して弁護士志望だという。
…かがみんならやってのけるだろう。
かたや私は見ての通り、勉強嫌いのβακαだ。
将来なんてぜんぜん考えてない。
…ほら。交差する運命の線をひとつにすることは、やっぱりできないんだよ。
―自分で考えおいてなんだが、鬱になってきた。
かがみんへの救済を通して、自分も救われるように、言う。
「でも、私のほうは、かがみんに対して壁なんてないから。
今まで通り、接してくれて良いから。」
「…うん。」
「もちろん、かがみんも遠慮なんかしなくて良いんだよ。」
「こなたぁ…。」
言いながらかがみんの目から涙がこぼれる。
「も〜。泣かないの〜。」
―ハンカチを差し出す。
「ほら、これで涙拭いて。帰るよ。」
「うんっ。」
―今日も日が暮れていく。
書き手としてはこれで良い気もするが、かが×こな派の読み手としてはこれでは
満足できるわけがねぇ!!ちゅうことで、現在、救済編を鋭意執筆中。待っててくれ。
wktk
>>382 で、ポケモンがどうしたって?
それより163氏続きまだ〜?
>>382 オチに泣いた。
そして、泣きじゃくるこなたを介抱した漏れであった。
オモチ食べたい
387 :
163:2007/07/10(火) 00:33:28 ID:+no54Ln0
流れを読まずにできたから投下するぞ。
一応キスまでしかさせてないぞ?
―翌日。
…給食と雑談も終わり、午後一発目の授業は体育だ。
腹ごなしにはちょうど良いかもしれないが、
7月の中旬だ。容赦ない日差しが私を照りつける。
―遠くから少し早すぎなセミの羽音すら聞こえる。
「あぢぃ゙〜〜。」
いや、暑いだけなら良い。今日に限って近所を周回するマラソンだという。
…何の罰ゲームだ、これは?
こんなものは早く終わらせるに限る。
脳内で”気合い”という名のニトロ(ナイトラス・オキサイド(N2O))を
一気に注入する。素敵なスイッチひとつで50〜100psアップだ。
…脳内でのみ。
「とりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
風鳴りが増す。
―瞬間。
…足の力が抜ける。いや?全身すべて。
魂か何かが引き抜かれるように、私の意識もそこで途切れた。
・・・・・。
・・。
388 :
163:2007/07/10(火) 00:36:05 ID:+no54Ln0
・・。
・・・・。
―ゆっくりと、意識が戻ってくるのを感じる。
…体が重い。
…口唇を何かで塞がれている様な、感覚。
…続けて、何かやわらかい物が侵入してくる。
…ソレが私の舌を発見したようで、猫みたいにスリスリしている。
―心地良い。
…そろそろ起きていいだろうか?
―うっすらと目を開ける。
「……!!!!?」
…目の前にかがみんの顔。切なそうな表情をして、
閉じられた目には少し涙も溜めている。
接近3ピクト♪
…どころではない。マイナスがつくよっ!!!
「ん゙〜〜〜゙!!!!」
―ジタバタと暴れてみようと思っても、できなかった。
…手首ごと、がっちりホールドされている。
ありていに言えば、マウントポジション。
―この状況下でも、足を使って撃退は可能だが、
さすがの私でも、かがみんに使う気にはなれない。
「んぅ…ぷはっ。」
―と、かがみんの方から唇だけ離してくれた。
…どちらの物かも分からない唾液が、ツー、と垂れて、
夕日に反射してキラキラ光っている。
「かっ、かが…!」
「ゴメン!!!……なさい。」
―先に叱っておこうかと思ったが、先を越された。
…だが、謝ってもらっても、許せなかった。
「かがみんっ!!!」
389 :
163:2007/07/10(火) 00:37:08 ID:+no54Ln0
…寝てるのを良いことに、私の気持ちなんか完全に無視して、
それで、自分の気持ちだけ良いように押し付けるなんて…。
―そんなの卑怯だよ!!!!
…上記の8文字に、自分の思いをすべて叩き込む。
「…だって。…だって、仕方がないじゃない。」
「あ?」
―何の話だ?そりゃケンカ口調にもなる。
「アンタに…キョヒられたって、”ハイソウデスカ。”って
簡単に、自分の気持ち、…変えられないんだよ?」
「…。」
「…だから、…だから。…苦しかった。……切なかった。……悲しかった。」
「…気づいたら、…アンタを、…奪ってた。……ゴメン。」
―かがみんの顔は、怒られているときの子供の顔みたいに、
目が泳いで、寂しそうに下を向いている。
…”本当に”悪いことをした。とは思っているらしい。
―かがみんの気持ちが全く分からない訳ではない。
―恋した分だけ、拒まれたときに発生するであろう、鬱屈な気持ち。
…後から膨れ上がるその気持ちを抱えきれずに、晴らす場所を探していた。
―その場所が、私の口唇だった。という訳だろうか?
390 :
163:2007/07/10(火) 00:38:55 ID:+no54Ln0
「でも、シちゃった時は、すごく…気持ちよかった。」
「な…。」
「どうしようもなく…、心地よかった…。
このまま時が止まったらって、思った。」
―かがみんの顔が、また近づいてくる。
…またやるつもりだろうか?
―と、思ったら、首の右側で静止した。
…舌で…触れられる。
「うひゃぁ!?」
―声に出てしまう。
…構わず、かがみんの舌が、耳の辺りまでゆっくりと這い上がってくる。
私の頭の抵抗(1608R)とヒューズ(FZ101)が何個かトンだ気がする。
―もう訳が分からない。…さまざまな思考が、
頭の中をぐーるぐーるとゆっくり、回転し始める。
―耳元でかがみんが、ささやくように言う
「こなたのこと…大好き。」
「こなたと…ずっと…ずっと…一緒にいたい。」
「あんたがいない人生なんて…いらない。」
「私の将来すべてと…こなたを秤にかけても…こなたの方がずっと…重い。」
「こなた…。大好きだよぉ…。こなたぁ…。」
391 :
163:2007/07/10(火) 00:45:34 ID:+no54Ln0
―酔わされてる?私が?
…あぁ…もう、…どうにでもしてくれていいよぉ…。
…考えるのもメンドクサイよぉ・・・。
―耳たぶを甘くかまれた後に、強く吸われる。
「ひゃっ!!?」
―体中に電気が走ったような感覚。
…直後、全身を覆いつくす、脱力感。
…また、かがみんの顔が正面に来る。
すでにかがみんの目は、とろ〜んとしていて、ほっぺたは紅潮している。
―私も同じ状態なのは百も承知だ。
「キスして、い〜い?」
…返事のかわりにコク…とうなずくと、嬉しそうに
かがみんが唇を塞ぐ。
…もう…抵抗はしない。
…それよりも、この、かがみんの強烈な”デレモード”って奴を
楽しみたくなってきた。
…これだけひどい事をされてるのに、かがみんのことが許せてきた。
…何より、かがみんがすごく…かわいく見えてきた。
…とある感情に…気づく。唐突なものではない。
元からソコにあって、いま、ゆっくり、ゆっくり広がっていく感覚。
…そっか、私もかがみんの事が、”好き”だったんだね…。
「ちゅぅぅ…んくぅ…うぁん…んぷぅ…。」
―キスはまだ続く。
―とあることを思い出す。
”交差する運命の線をひとつにすることは、やっぱりできないんだよ。”
―…いや、∞(インフィニティ)に…できそうだ・・・。
fin
(いつものあとがき)
どー見ても作者は、製造業の車ヲタ・ドラゲーバカのようです。
やりたかったのは、こなたの思考をトレースしたかったから。
かがみんとか、みゆきさんとかは結構楽にトレースできるんだがなぁ。
俺に似た属性のみゆきさんとかは俺の考えをそのまま書けばいいくらいだし。
(当方ヴァカですがね・・・フヒヒwwwwwwwwサーセンwwwwwwwwwww)
じゃ、また俺の脳内がカオスで満たされるまでお待ちください。
393 :
163:2007/07/10(火) 21:48:25 ID:+no54Ln0
>>392 >続きマダー?
ねーよww
確かにこの後もいくらでも続けられるけど、
さすがにチラ裏にしとくわw
(というよりキスシーン以上は書きたくない。各自脳内補完ヨロw)
次回作はカオスが満たされるまでお待ちください。
というか、かが×こな物のjpgをZIPでくれ。すぐにカオスがたまるから。
zipのクレクレは日曜日のν速でやってくれ
>>394 千葉・埼玉県民にとって、日曜日はらき☆すたを見て萌えるのに忙しい日
> すぐにカスがたまるから。
洗った方がいい
日曜じゃなくても
「zip」「実父」なんかでスレタイ検索してヒットしたらそこでやってくれればいい
ちょっと言ってみただけなのに・・・・(´・ω・`)
(というか、クレクレをやるくらいだったら自分で探してます。)
はい、すみません。自重します。ノシ
>>396 > すぐにカスがたまるから。
洗った方がいい
・・・もう一度、ご確認ください。
399 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/11(水) 19:25:41 ID:YazDIQuW
ギンパチって人、乙でした
あなたの強キャラ縛りには感動しました
そのなかで一回風助がでてきたけど誤爆かな?
引きよせでコンボ(笑)をしようとしてきたけど1回しか成功してなくてワロタw
最後には移動封印してくるしw
さすがに抜けさせてもらいました。
すまん。誤爆した。
トートツだが そうじろうとかなたのssなどな需要あるかな?
何も言わずに、とっとと書けwwww
個人的には需要ある
短くても長くてもオールおk
読まねば話にならん
まずはうpれ
wktk
欝SSでもいいのかなあ?こなたいじめを書きたいんだけども
>>407 遠慮はいらないんだぜ?
俺も書きたかったから書いて
GJ貰ってチョーシに乗った口だからな。
今は俺内神降臨待ちorz
ういー
それじゃ、書きかけですが投下しまっする
内容はそうじろうとかなたの若き日です
ラノベとかあまり読まないので文章がカタイかもなので
合わないひとはスルーするが吉です。
どれぐらいながくなるかは不明。時間ができたときに
チョコチョコ書いているのでペースも不明ですw
――そう君、そんな顔しないで。私、幸せよ。……こなたを宜しくね――
「あ……」
なにかに答えようとして出た、呻きの様な声。
明け方の静かな室内。小さなつぶやきでそうじろうは目を覚ました。
時計の針は午前6時……10分前。わずかにアラームの鳴る前だった。
上半身を起こすと目覚めきっていない頭の中で先ほどの夢がリフレインする。
――私、幸せよ――
妻のかなたがそうじろうに残した最後の言葉。この後、まもなく事切れることとなる。
正直、あまり寝覚めの良い夢ではない。だが、嫌な気のしないのは、いまや夢の中で
しかあえることのない存在だからだろうか。そんなことを考えるとそうじろうは自嘲
気味にふっと一息ついて寝床を出た。
いまさら、というほどでもないが、こんな夢をみたのはおそらく、そうじろう的に言えば
今日、この後の「イベント」の所為なのだろう。
もうすぐ7時。こなたが起しにくるかもしれない。すこし早めの準備にとりかかる。
「お父さん、おきてるー?」
ドアの向こうでノックと共に声がする。さっきの今である。その声で、先ほどの夢を思い出す。
すこし笑って「宜しく」まかされた愛娘に返事する。
「ああ、おきてるぞー。今日は早いなー。」
「だってお母さんに会いに行くんだもん。たまにはねー。」
なかなかうれしいことを言ってくれる。かなた、多少マニアックだが、良い娘に育ってるぞ。
そんなことを考えながら、そうじろうは部屋をでた。
うぉ!?
皆様、ネ申が降臨されました。
挟まれ
____
`∀´.
 ̄ ̄ ̄ ̄
いつもならテキトーな無精ひげも、今日は丁寧に剃刀をあてる。用意されていた朝食をとり、
洗い物や掃除などの家事を軽めに済ませ、家を出た。かなたの菩提寺へは、昼過ぎには着くだろう。
地元の駅から電車にのる。ここから少々列車の旅だ。。
(こうしてみると、本当に瓜二つだな。)
今日、こなたが着ているワンピースと帽子は、かなたが生前身に着けていたものだ。いつだっかた、
こなたが着てみたいと言い、それから、とくにこういう日には好んで着るようになっていった。
小さい頃に母親をなくし、思い出が薄いからこそ、少しでも記憶の中の輪郭に触れていたいのだろうか。
以前、こなたに聞いたことがある。
「こなた、お母さんいなくて……寂しいか?」
「……別に。お父さん1人で2人分賑やかだし。」
こなたにしてみれば物心ついたときには鬼籍にはいっていたのだ。寂しいとか、寂しくないといった
比較のできるものではないのかもしれない。だが、気にならないといったら嘘になるのだろうとも思う。
本来、与えられるべきもの、与えられて当然のものが欠けている。そしてそれは、
どれほど良き父であっても、男親のそうじろう1人ではどうやっても埋めることのできないものなのだ。
そういえば、と何気ないことが鎌首をもたげた。こなたのオタ会話のなかには「Kye」のゲームのネタがない。
少なくともそうじろう自身にそういった覚えがなかった。このメーカーのゲームは何かと「家族の絆」を
テーマにしたシナリオが多い。AIRではガチでヤられた人も多いと聞く。ゲーム自体をプレイしていない
といことは……ないであろう。なぜならそうじろうのおさがりとしてこなたに譲ったのだから。
あるいは自分には地雷とおもって積んであるのか……。オタとして低い可能性ではあるが。
このひろい世の中においては、さして珍しくもない身の上なのだろう。だが、現に目の前の1人娘に
不必要な重荷を背負わせてしまっているのかもしれないということに、親として心苦しく
感じるのは仕方のないことだろう。
(はは、考えすぎだな。なにをセンチメンタルになってるんだか……)
今朝方にみた夢の所為なのかもしれない。それとも、瓜二つにそだった娘の姿をみているせいか。
こなたは今年で18になる。かなたと心を通わせた、あの頃と同じ……。
気を紛らわせようと窓に目をやる。景色はかわれど、視界を移りすぎる街はあの頃と同じスピード。
いつになく叙情的な自分に苦笑しながらも、記憶はイヤでも昔にかえってゆく。
次回からは過去編です。
PCに向かう時間がとりにくなるので間隔あくかもです
乙です
2chが閉鎖されるまでは、気長に待ちますんでごゆっくりどうぞ
挟まれ
|。_|
|∀|
>>415 GJ!!
まったり書いていっていいんだぜ。
さて、またまた俺の中で神が舞い降りて来てるんだぜ。
少々ネタがかぶるがいっちょやってみっか。
みゆきさんb. s。
みゆきさんとは珍しいwktk
AIRの神曲がニコニコでうpされて何となくそれ聴いて感激してピアノの楽譜入手してついでに本編も観てみようと思って全話観て大泣きしたのを思い出した。
こら「夢であえたら」の次が楽しみやな。
>>420 暖かいお言葉ありがとうです。
あと数時間後にはでかけるのですが、キリがいいとこまで書けたらうpってきますw
まにあいませんでしたっ!orz
投下します。
「こなちゃんどうしたの?何か心配事でもあるの?」
私が真剣な顔で悩んでいるとつかさが私の顔を覗き込んでくる。私の悩み事って言うのは…
「告白の返事って何て返せば正解なのかなって…」
「えっ!!」
私の呟きに盛大に驚くつかさ。クラスの注目を浴びて恥ずかしそうに顔を赤らめる。
つかさは改めて今度は声を潜めて私に話しかけてきた。
「こなちゃん…このクラスの男子?」
「違うよ」
「じゃあ他のクラス?それとも……」
何だか一人で盛り上がっちゃってるつかさ。
ふむ…早く誤解を解かねば
「ピンク色の髪がキュートなゴスロリ少女が遂に告白してきたんだよ」
『???』
キョトンとするつかさ。何やら物凄く考え込んでいる。う〜ん、いやいや、でも…と一人で脳内会議を繰り返してる模様。
そして出た答えが―
「個性的な娘だね♪」
「そこ!!そこを指摘しちゃうの?つかささん!」
まぁ何だ…ゲームの話ですよ、と私が説明をする。照れた笑いを浮かべてつかさは
「えへへ、そっかぁ。てっきりこなちゃんも告白されたのかと思っちゃったよ」
「こなちゃん『も』って…どういう事?」
「ほぇ?お姉ちゃんから聞いてない?」
「かがみんが?」
つかさはその後も良いなぁお姉ちゃん、私も彼氏が欲しいなぁってはしゃいでいた。
私は何となくかがみんが遠くに行っちゃうみたいで変な気持ちになった。多分…寂しいってこういう事なんだと思う。かがみんに彼氏が出来ても今まで通りの関係が壊れないかなって…
【続く】
ここから鬱な流れにいってほしい
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`∀´.
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___________
`∀´ ^ω^ ・∀・ =ω=.
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>>425 ここまでGJだ!!。早く、続きを書いてくれ・・・。
でないと、俺のssが投下できない・・・。
(俺の中の人はターンエンド宣言がないと投下しないタイプのようです。)
>>429 まぁ、順番に投下してくれた方が読む側としては有り難いがな。
漏れだけかも試練が。
漏れも漏れも