_ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
, ^ `ヽ ┃ 「有希との約束」 ┃
イ fノノリ)ハ ┃ 直リンはサイト様に迷惑.だから禁則事項。 ┃
リ(l|゚ -゚ノlリ ┃ 画像を.貼るときは.アップローダーを.使用して。┃
と)京iつ ┃ 荒らし、それに反応する人は.無視して欲.しい。┃
く/_li〉 ┃ ルールを守らない人は.情報結合を解除する。 ┃
し'ノ ┗━━━━┳━┳━━━━━━┳━┳━━━━┛
やくそく、やくそく
_
, ^ `ヽ
イ fノノリ)ハ
リ(l|゚ -゚ノlリ スレ立てについて 読んで・・・
┌―――――――――∪―∪―――――――――――――――――――――――┐
|1.スレの立て方 |
|・950以降の先着立候補制。 |
|・「俺が立てる」などと、はっきりと宣言してから行なう。 |
|・スレ立て、テンプレ張り、誘導リンク張りまで、立候補者が一貫して行なう。 |
|・スレが立てられなかった場合、元スレにその旨を書き込み新たな.立候補者を募る。 |
|・立候補者は以上のことを責任を持って行なうこと。 |
| |
|2.スレが立つまでの待ち方 |
|・立候補者が現れたら、次スレが立つまで元スレへの書き込みを自粛する。 |
|・誘導リンクが張られるまでは、次スレへの書き込みは控える。 |
|・特例を除き、勝手にテンプレ、誘導リンクなどを張らない。 |
|・テンプレに追加したほうがよい項目がある場合、 |
| およびテンプレの改変案を作った場合、その旨スレで提案すること。 |
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
,. ‐ ''"´ ̄ ̄ ̄ ̄}
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r…―- ..,,_/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: イ
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_>、_::::::ヽ、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
 ̄i `丶、:::`丶、_: :::::::::::::::::::::::: ト、
| ! iハト、 i、丶、___` ー--::::::::::::::::\
lハノ!イ仄ゝヽ ナアi`ー-=....,,,____,,.ゝ
|'、`┘ '^i下心!ハj ,ハ!
|/\ 、 ゞ-イ //
. ☆ ' r‐i> ‐rァ='7.イ´
\ ⌒ヽ、,.ヘ.::´:::ハ
\rイ ,.ィヘ.:::::ハー- 、
└攵アト=ヘ、::::ヽ ::::::\
/ 〈::::::::::::\:::::::::::::::::l
〉―ァi'´ \ :::::::: |
. /_ア^'┘ `ヽ、::j
└ ′
1000なら驚愕は長門エンド
……書き込む先を間違えたっぽい。 迂闊。
┌─┴─‐┐ ─◇
│| ̄ ̄ ̄|│ _ /
│|___|│ , ^ `ヽ ♪
└───‐┘ イ fノノリ)ハ
>>1おつ〜
リ(l|゚ 0゚ノlリ _ _
( つ¶/\_\. |[l O |
し--J\/__/ |┌┐|
| ̄ ̄ ̄| __ll__ |└┘|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
このタイミングで申し訳ないが、最近『陰謀』読み始めた。
冬以降顕著に変わり始めた長門に萌えながら読んでいる。まだ1章だけど。
で、●が解説してたX地点X'地点の話がよう分からんのですが、どなたか
分かり易く教えて下さい・・・
あれ分からないか?
古泉の解説は分かりやすいと思うが…
ダレモイナイ イマノイチ
3分間レスが無ければ長門有希はオレの嫁
イマノイチ?
イマノウチの間違い
前991-998
\ \v/ /
__ ヽ(`Д´)ノ ___ ながとゆきLOVES
( 回 )
/ / ヽ \
| v/
|Д´)ノ 》 オレタチハ、ココロカラナガトユキヲアイシテイルカラナーw
|回.ノ
| < ジャ、マタ
改変世界の長門さんのように袖の端をちょこんとつまむ長門さん。
キョンが勇気を出して手を取ろうとすると逃げる長門さん。
しばらくするとまた袖に羽毛が乗っかるような感触…
嫉妬するハルヒ
そんなSSを、私は読みたい。
いや寧ろハルヒの袖をつまんでハルヒの姉心をズキューンと刺激するエラー長門でどうだァァァァ
>>9 例えて言うなら…そうですね、消しゴムによる修正ではなく、
修正液による修正であった…と言えばわかるでしょうか?
修正された世界も存在が消えたわけではなく、ただ上に描かれた新世界によって見えなくなった。
彼の記憶が残っているという事が、見えなくなった世界の存在証明というわけです。
寝て起きたら新スレになってたw
前スレ>961 >983 良かったよ!GJ!
そして
>>1 乙カレー。
今日も長門とキョンとスレ住人にいい日でありますように・・・。
____.____ |
| | | | | | |
| | ∧穏∧ | |
| |( ´Д`) | | 主 タスカッタ!
| |/ ⊃━⊃━━━━━┫ 从 ヘヘノヽ 从 ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄' ̄ ̄ ̄ ̄ |... ┗━━━━━━━┛
情報統合思念体は心配性 (暫定保管庫)
http://sinentai.spaces.msn.com/
>>1乙カレーうどんをすする長門
「ずぞぞぞぞ…………」
「長門、汁を飛ばすな」
「…………迂闊」
何か、前スレからテンプレのAAズレてないか?
82スレ以前のものをコピペしようぜ
前スレ埋まりましたか。いちおつ
風邪を引いた時の効果的な対処方を教えてくれ。
DVD7巻限定版を見つめつつ、ビタミン、栄養を摂取。
薬を飲んで温かくしていい夢を見る。
梅干を額に貼りつけ尻にネギを挟みつつ半分が優しさで出来ている医薬品の注意書きを高速詠唱
ネギの属性情報をブースト変換、ボーリングモード。腸内の善玉菌を活性化させる。然る後
長門式風邪症候群特効プラグラムが発動すればたちどころに体内システムを正常に導くだろう
>>26 長門があればLOVE IS OK
長門に萌えてから風邪ひとつ引かないぜw
>>9 俺,長門ではないけど,それなんて昨日の俺?普通に,雪,無音,窓辺にて。歌ってきたし
「相談したいことがある」と言ってキョンをマンションに呼び出し、
部屋の隅で毛布にくるまって座っている状態で迎え入れたが、
毛布の間からきれいな鎖骨や白い足が覗いていたためキョンが状況を把握できないでいたところ、
「体温が低下しているときの対処法を思いついたが、信頼性・妥当性が定かでないので検討したい」と説明した後、
少々の沈黙をはさんでから、その体の前面を覆うために毛布を掴んで動かさないでいた両手の交差をだんだん解いていく長門
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/08(日) 11:52:45 ID:GHwtZZw6
へへ、栄養を採ろうとカレーを作ったんだが…
ガラムマサラの匂いで食欲がなくなってくんだぜ?
ハクナマタタ
でも 食べないと駄目。それが貴方がここにいる理由。
長門特性ガラムマサラ風味おじやだと思ったら案外むしゃむしゃいけた
後は休養。ゆっくり休んで・・・。
ナージャがアニメでケセラセラ言ってて現実ではどうにもならなかったこと連想した
長門のフィギュアに、東急ハンズで売ってるようなドール用の麦わら帽子かぶせたらサイズぴったりで
すっごいかわいくなった
前スレ終了間際に投下した歯医者SSをまとめに入れたので、SS嫌いじゃない人は
読んでやってもらえると嬉しい。 結構頑張ったので。
ちょっと前に◆YUKI.NikAIさんが作ってくれたAAまんまということか
/''⌒\
,,..' -‐==''"フ
イ fノノリ)ハ
リ(l|゚ -゚ノlリ
>>42 …ぴったり
と)京iつ
く/_li〉
し'ノ
>>44 早いw
ハルヒに、ドラクエの武器シリーズの適当な剣をたばさんでみたら長門ユキの逆襲の備品でも運んでるみたいにしか見えなかった。
長門「ぬるぽ」
>>42 お前の感想などに興味は無い。
百聞は一見に如かず。
うpしなさい。
おながいします、この通り。m(_ _)m
All for Yuki,Yuki for Kyon
Yuki is all
これ消失版じゃないよなあ
All hail NagatoYuki!!
個人的に長門と朝倉は水面下でいがみ合ってるか
長門と喜緑さんが朝倉をいじってる方がいい
長門×朝比奈に見えた
あれだよなぁ・・・。
朝倉が暴走しなければ長門と仲良く暮らせたんだろうな・・・。
仲の良い二人を見てても何処か心が痛い(´・ω・`)
急進「すまんすまんwww」
>>58-59 朝倉は元々暴走しやすい性格もあるかもしれないけどハルヒが何かしらの事件を望んだ
と言う支援をして結果的に暴走したと考えられなくも無いかも・・・・ね。
俺は長門も好きだが朝倉も好きだね
朝倉と長門の二人を見てて「あんなに一緒だったのに」のサビを思い出した
流れには関係ないが何故かけっこう前から
TFEI三人娘は長門→喜緑さん→朝倉の順に作られて
コミュニケーション能力の差はここから来てるって電波を受信してるんだが
まあ長門と喜緑さんは同時でもいいが
主流派はあくまで徹底した観察目的で長門を作り、
穏健派はそのバックアップだけを目的としてやはり自分から行動を起こさないような端末=喜緑さんを作ったのに対して、
それに焦れた急進派がそれよりも後に直接干渉を目的としてコミュニケーション能力を主軸とした端末=朝倉を作ったと
朝倉が「擬似人間」として優秀なのは製造時点での「人類」の情報集積量(もしくは人類との直接接触に対する考慮)の違いから来てるんじゃないかと
まあ何が言いたいかというと俺は
長門=姉、朝倉=妹説を信望する少数派ということです
>>62 喜緑さんは結構絶妙な行動してると思うが。
>>65 フィギュアメイト1が発売されてた頃まだハルヒシリーズもとい長門
を知らなかった俺へのあてつけか
>>62 考えてみると長門は3年(今は4年)前から存在が確認されているが、
他の端末はいつ作られたとか明確にはなってないよな。
喜緑の微妙な行動というのは、感情が抑圧されているような印象を受けるという
意味じゃないのかね。
あ、読み違えた。スマン。
絶妙というのなら… 「演技が絶妙」ということか?
自発意思かどうかはわからんが、
図ったようにおいしい場所でおいしい役割を果たせるのは喜緑さんだけだな。
喫茶店であのタイミングで出てこれるのは喜緑さんだけだろう。
穏健派なだけにハルヒに余計な刺激を与えないように
というか周りの連中がおかしなことしでかさないように暗躍してるものと俺は思ってる
長門然り生徒会長然り九曜然り
あらゆる意味でのストッパー役だな
しかしながるんも長門と同じでここまで出張ってくるものとは考えていなかったりしたらアレだな
73 :
65:2007/04/08(日) 17:59:22 ID:bIF6MRQr BE:190978728-2BP(11)
>>70 GMはグリーンマックスの事で使用した塗料は鉄道模型用。
青22号は京浜東北線のスカイブルー
ホラー映画を見てor見終わって怯える長門さんというシチュエーションのSSが読みたいです。
>>75 パラメータを入力してください。 0(全く無い)〜7(豊富にある)
口数:
感受性:
感情の露出:
長門のキョンLOVE:
キョンの長門LOVE:
SS受付用テンプレwww
オレも今度使ってみたいwww
>>75の代わりに指定が可能なら
2
4
3
5
4
で
感受性:7
感情の露出:1
長門のキョンlove:7
キョンの長門love:4
おっとこれは失礼
全部0にしたらどんなものができるのか気になる
LOVE値を0にしても「嫌いじゃない」ってところは重要ですよ諸君
>>74 剣あわねぇw
折角だから、飾るだけでなく色々やってみるか
>>80 了解、口数は3に。
遅筆なので気長に。 あまり期待しないで。
>>73 わざわざすまない。普段見てるものがそっち系なので
しかしその台詞があったのはαで倒れたのはβという(ry
>>90 長門ならどっちの世界も行き来できそう……無理か
92 :
ss:2007/04/08(日) 19:49:03 ID:bz/Ff3Jf
「キャアアアア!!!!」
悲鳴とともに後ずさる女性、その女性が目の辺りにしているのは
この世のものとは思えない異形な姿をした化け物
その化け物は女性を見るや餌を見つけたとばかりに口を大きく
開きそして…
ギュッ、俺の手を掴んでいる長門の手に力が入る
今俺達は、ホラー映画を見ている。何故見に行っているのかと
言えば長門が読んでいた本が映画化されたらしいので
それが気になり俺と一緒に行きたいと言って来たのだ
それなら、ハルヒとでも一緒に行ったらどうだ?あいつも
退屈しのぎになるかもしれないしな。そう言ったのだが、長門は
「貴方がいい」こう言って来たのだ。
悪い気はしなかったし何より長門の数少ないお願いだ。
これを聞かない奴がいたらここに来て一発殴らせてくれ。
そうして長門と言った映画館なんだが、どうやらホラー映画らしい
長門でも怖がるのだろうか? いやでも、長門だしなぁ
いつもと同じように無表情で見ているのかもしれない
そう思っていた俺だったが始まって数分でその考えが覆されることになった
最初のホラー特有の恐怖が展開されてしまった時 一瞬、長門の体が
ビクッとなった。その後数回の恐怖シーンが展開される頃には
俺の手を握っていたのだ。長門のひんやりとした手の感触
正直、堪りません。
それに、長門の女の子らしい仕草を垣間見えて嬉しさがでていた
こういう仕草だってできるんじゃないか、お前も普通の女の子だよ
その後も恐怖シーンが出る度に長門の手に力が入り徐々にだが
俺の方に体を寄せてきている、無意識かもしれないが相当怖いのだろうか?
そうして、なんとか逃げ切っていた女性も追ってきていた化け物に
対抗しうる方法を見つけ途中で仲間になった男とともに退治したのだ
これであとはエンディングまでハッピーエンドで進むかと思っていたのだが
最後の恐怖が残っていたんだ、倒れている化け物に近寄る男、そうして
とどめの一撃を食らわせようとした瞬間
突如化け物が目覚め男の胴体を鋭く尖った尻尾で串刺しにしていた
93 :
ss:2007/04/08(日) 19:50:51 ID:bz/Ff3Jf
これを見た俺はさすがに体がビクっとしてしまったが長門は
それ以上の恐怖を感じたらしく俺の腕にしがみついてきた。
長門の柔らかい感触に気がいってしまい、気付けばエンドロールが
流れていた。
エンドロールが終わり照明が照らし出され客が帰り始めだしている
だけど、長門は一向に俺の腕を離そうとしない。
「あ〜長門 そんなに怖かったのか?」
俺が言うも長門は
「本で読んでいたため内容も分かり展開が読めていた、
だから怖くなんてない」
長門… それを言うならしがみついてふるふる震えている体を
なんとかしないとな。
俺達は立ち上がり、長門のマンションへと向かう。
その途中長門は「怖くなかった」と何度も言ってきていた
マンションへと到着し「じゃあ、また月曜にな」
そう言い立ち去ろうとしたとき、俺の裾に長門の手が掴んでいる
振り向くと長門が、
「今日は、私の部屋で泊まるべき貴方は今日の映画のせいで
悪夢を見るかもしれない、だけど私と居ればそれがなくなる」
などと言いながら俺を見つめる
長門、やっぱりお前怖かったんだな?
長門の女の子らしい一面をみながら苦笑しつつ
「分かった、そうさせてもらうよ」
そう言い長門の部屋へ向かおうとすると後ろから
「ありがとう…」
長門の小さな囁く声が俺の耳に届いた。
こんな日もたまには悪くないね、内心微笑みながら
隣に居る長門と一緒に部屋へと向かった。
END
>>75を受信してみたがパラメータ関係までは手が出せなかった
>>74 眼鏡ありverしかゲットできなかった古傷が痛み出した
>>93が
>>75を叶えたので、自分のはHDDの肥やしにしとこう。
ホントはホラーシーンとか具体的に描写できない(怖いの見ないから)ので
詰まってしまったため。。。
リロードしてから書き込めばよかった・・・。
>>92-93 よかったよGJ! 傷が癒えた。強がる長門かわいす・・・。
>>92-93 さすが長門さんだぜ!某半分はYASASHISAで出来てる医療薬品よりも効きやがる!
>>95 そんなこと言わずに
お蔵入りにするくらいなら、テキストにまとめてzipであげればいいのでは?
とお蔵入りした物を持つ俺が言ってみる
職人のプライドも考えてやれよ
なんでもうpしろってのも・・・・
>>100 心からありがとう。
でもホラーシーンは書けないままに最後まで書いてみたら、結構気に入ってしまった。
やっぱりちょっとまとめて投下させてもらう事にする。
私が当選した暁には、
ユキョン を現実のものにしたい
どうか一票を
. -‐- ,. ‐-ー- 、
〃. ヾ ノ / ヽ
. ! |ノiノハ从ハヽゝ . ノハハハハハ !
i (| |┰ ┰iイ !|─ ─;iリ)!
'ハリ、 - ノリ ’ 、 - ,ノル´ それどこの韓流スター?
. ⊂}:|{H}l:iつ . ⊂}゙|†'|´{つ ・・・と言われるだけだぞ ユキョン
. くソ_i_li;ゝ . i´T `i
(__i_) . 〈_,八__〉 あと 情報操作はやめとけよ 一応
510 名前: 工作員(樺太) [sage] 投稿日: 2007/04/08(日) 19:39:46.09 ID:sHl8D2Kc0
ノ.芥ヽ
(ノ貝ヽ)
九曜のAAできた
↑を見た後に
>>103を見るといつもより偉大さが増すな
九曜すら超えるカミノケオバケを俺は知っている
遅くなったけど
>>92-93乙!
なんとも微笑ましい強がりがよかったw
108 :
ss:2007/04/08(日) 21:10:44 ID:llGDZO8E
発端は何てことのない一言だったように覚えている。
あれは2、3日前、帰りが遅くなった日だ。ハルヒの言いつけで長門を部屋まで送って行っ
た日だったな。
どこで覚えたんだか、家まで送ってもらったのだからお茶の一杯でも出すべきだと言い張る
もんだから、部屋に上がらせてもらったんだ。
いつもの通り何もない部屋。
いや、本は増えていたか。カーテンも掛かってたし。
それでもいやに無機質な感じがするのは何故だろうと考え、おおよそほとんど物音がしない
事に気付いたんだ。それで
「なぁ長門、この部屋に一人で居ると寂しくないか? テレビでも置けば気休めになるかもし
れないぞ」
テレビに興味がないならビデオかDVDでも置いて、小説の映画化された奴でも見てみたら
どうだ、と勧めたんだ。
もちろん長門なら寂しいなどとは言わん事は100も承知さ。しかし俺が納得できん。
例えこいつが要らんと言っても、こういう事はさせておくべきだ。
さて、あれからまだ2、3日なんだよな。うん。
2、3日という時間は万能宇宙人にとって、馬鹿でかいスクリーンの高級シアターセットを
導入するのに十分な時間だったようだ。思い切りのいい奴め。
109 :
ss:2007/04/08(日) 21:11:33 ID:llGDZO8E
−−−−−−−−−−
「おまえの導入したシアターセットがすごいのは良く解った。びっくりしたが、まぁこういう
のも良いだろう。それで長門、今日は俺にこれを見せたくて呼んでくれたのか?」
「違う。見てほしいものがある」
そういって長門が取り出したものは、俺の進言した通りの小説原作の映画だった。そこそこ
メジャーになった映画だが、正直俺はこの手の映画を進んで見たいとは思わん。
何が悲しくて自分から進んで怖いものを見なければならんのだ? 怖いもの見たさという物
を理解出来んわけでは無いが、限度というものがあるだろう。俺は自分の限度を弁えている。
そしてこのホラー映画は俺の限度を超えているであろう事も、風のウワサで理解している。
要するに、怖いから見たくない! ヘタレで結構!
「見た。見たぞ。これでいいな。俺は帰る」
差し出されたパッケージを見てそう言い放ち玄関へ向き直った俺の襟首を、長門の人差し指
がガッチリとホールドする。こんなにちっこい体なのにビクともしないのは何故だ。
「あなたの指示とわたしの用意したものに齟齬が無いか確認してほしい」
「無い。問題無い。だから帰る」
「もうひとつの理由。わたしはこのパッケージを確認し、一人で見てはいけないと判断した。
原因は不明」
「なんだそりゃぁ。……なんとなく、嫌な感じがしたのか?」
辞書で「なんとなく」という言葉の意味を調べるくらいの空白が有ってから、長門はコクン
とうなずき「そう」と答えた。
何となく恐怖を感じるような、そんな感性が長門にも生まれつつあるのだろうか。それは喜
ばしい事だ。
しかしな長門。そう思うなら見なくてもいいんだぞ?
「……一人で見てはいけないと判断すると共に、あなたと一緒に見るべきと判断した。これも
原因は不明」
と困惑気味に言って来た。
それは一体どういう感性なんだろうな。俺はフロイト先生じゃないからわからんが。
「一緒に見る事を提案する」
「……どうしてもか?」
「どうしても。わたしにこれを推奨したのはあなた」
110 :
ss:2007/04/08(日) 21:12:43 ID:llGDZO8E
−−−−−−−−−−
「……っ!! っ!!!!」
時折ビクッと体を震わせながら、必死に声を出すまいとする可愛い仕草。
知らずに相手の手を握ってしまうのは、安心したい一心なのか。初々しい事この上ない。
……全部俺の反応だよ。悪かったな、ヘタレで。
しかしヘタレな俺でも、女子の前で悲鳴をあげない程度のプライドは守ってる。ここは誉め
ていただきたいね。
「ぅっ……!!」
声なんか出てない。出してないぞ。
流石に耐えかねて画面から目を逸らし、隣に座る長門の方を向いてしまう。しかし俺が長門
の方へ目を逸らすと、必ず長門もこちらを見ているのだ。
明かりを落とした部屋の中で、スクリーンの映像を映し込んだウレックサイトのような瞳が
俺を見つめる。暗がりの中では長門の表情解析スキルも70%減だが、ちゃんと画面を見て、
と抗議している様にも見える。
それにしてもこいつは全く怖がる様子が無いな。俺なんてもう冷や汗ダラダラなのに。あぁ
すまん、また手を握っちまってるな。汗ばんでてすまん。
「いい。この方が安心できる」
そうだな、俺が安心できる。情けない事に長門に気を使わせちまってる。
そんな事言っている間にもまた目を覆いたくなるシーンが大画面に映し出され、握った手に
力をこめてしまう。
すると、ゆっくり長門も握り返してくる。俺の事を気遣ってくれているのだろう、この手が
無ければ最後まで映画を鑑賞する事は出来なかったと俺は確信を持って言える。
−−−−−−−−−−
「……やっと終わったな」
こくん
「正直、怖かった」
こくん
「? おまえも怖かったのか?」
こくん
「全然そうは見えなかったが。俺の気を使ってくれるくらい余裕が有ったんだし」
長門はクエスチョンを浮かべて俺を見ている。どういう事だ。俺の勘違いだったのか。
それはさておいて、とりあえず何か飲んで息を着きたい。長門、悪いがお茶でも入れてもら
えるか?
長門はいつも通りの無表情で、しかしほんの僅かに震える唇で、こう言った。
「立てない。手を貸してほしい」
111 :
ss:2007/04/08(日) 21:13:40 ID:llGDZO8E
−−−−−−−−−−
お茶を入れて一息着き、俺と長門はなんともいえない倦怠感に包まれて、ぼーっと座ってい
た。長門は自分の手を見つめている。
「なぁ長門。映画見てる間、俺の手を握り返してくれたのは、俺を安心させるためだよな?」
ふるふると首を振る長門。違うのか?
「知らずに力を込めていた。あなたの手が無ければ、エラーデータによりあの映像作品を最後
まで再生する事なく停止していた可能性もある」
……そうか、やっと気付いたよ。手を握って安心していたのは俺だけじゃなかったんだ。
俺が怖がってたのと同じくらい、長門も怖がってたんだな。
ははっ、可愛らしい一面があるじゃないか。俺の表情鑑定もまだまだだって事だ。
俺が画面から目を逸らすシーンでは俺を見てたんじゃなくて、長門もしっかり目を逸らして
たんだ。そうに違いない。
「それもある」
「他にも何かあるのか?」
「……安心できた」
「そりゃぁ怖い映像から目を逸らしたんだから、多少は安心できるだろう」
「……そうじゃない。でも、それでいい」
よくわからん奴め。
ま、今日は長門の女の子らしい所が見れて良かったよ。
収穫もあった事だし、そろそろ……
「帰る?」
「ああ、もうすっかり遅くなっちまったからな」
「駄目」
「は?」
「今から帰るのは危険」
「そうは言うがな、さすがに泊まっていくわけにもいかんだろう」
「……今日、一人で寝てはいけないと判断する」
「怖いのはわかるけどな、俺も怖いから。でも我慢しなさい」
「怖くはない。でも、あなたと一緒が望ましい。そうでなければ眠れないと予想される」
「そういうのを怖がってるって言うんだ」
「……」
「な、何だよ」
「帰り道、何か出るかもしれない。だからあなたはここにいるべき」
「は、ははっ! あれは映画だ。何も出るわけないじゃないか」
「人間の脳は時として、存在しないものを知覚する。しかし本人が感じる恐怖は、存在する・
しないに関わらない。あなたはそのような状況に陥る可能性がある」
この……散々脅かしてくれやがって。
しかしここで甘やかすと長門のためにならん。俺のためにもならん。というか、純粋に泊ま
っていくのはマズイだろう。
長門はマンションの前まで俺を見送りながら、泊まってほしいという懇願を短い言葉で囁き
続けていたが、俺はそのことごとくを断腸の思いで振り切ってマンションを後にした。
112 :
ss:2007/04/08(日) 21:14:51 ID:llGDZO8E
−−−−−−−−−−−−−−−−
……妙に生暖かい風が吹いている。
長門の言葉が頭の中でリフレインする。
考えない方が良いと解っているのに、そこの曲がり角から何か良くないものが出てくる様な
錯覚に襲われる。
平気だ、平気だと自分に言い聞かせる。
カサカサ
「ぅあっ!?」
ただの紙切れだ。風に舞っている。
……駄目だ。本格的に駄目だ。
俺の理性は本能的恐怖にあっさりと負けてしまったらしい。全く、自分がここまでヘタレだ
ったとは知らなかったよ。
諦めて踵を返し、マンションの玄関へと舞い戻る。
長門、すまんが今夜は世話になるぞ。おまえのせいだからな。
インターホンの向こうに感じる長門の沈黙は、随分と嬉しそうに思えた。
<おわり>
>>104 やっぱりお前も感じたか・・・この流れ前にもあったよな
>>108-112 これは・・・。GJ!良かったよー。
そしてこの後二人は手を握り合いながら夢の中へ。
まで読んだ
「男たちの長門/NAGATO」
117 :
ss:2007/04/08(日) 21:28:28 ID:llGDZO8E
続きはエロパロで。(嘘
>>80 パラメータできるだけ意識したけど、こんなもんでどうでしゃう。
>>108-112 GJ!
>>92-93とテーマが同じなのに最後まで楽しめてしまう不思議。
さっきまとめサイトのSS集を見て、以前スレで見たSSが載ってなくて寂しくなったorz
こう思うのはオレだけじゃないはず!
職人のみなさんには過去の作品までうpして欲しいと切実にお願いしたいです。
>>118 みんなネタバレなのでネタバレ解禁の頃合を窺って自粛してるんじゃね?
長門はそんな顔しない
>>118 一期一会 記録より記憶
そんな出会いもいいじゃないか
G.F.タソって何がしたいんdうわなにをするやめrくぁwせdrftgyふじこ
今日外にでたらくしゃみと鼻水とまらんかった。長門も花粉症になったりすんのかな
>>123 アレは自己満で書いてるんだよ。だから触れてやるな
スレに投下しないだけ良心的じゃないか
基本的に全ての2次創作は自己満だろ
>>119 ああ、そういう人もいるのか・・・
だとしたらちょっと悪かったかなあ
>>122 ごめん、スレのログを遡るのが面倒だったもんで
記録より記憶って思うことにするよ(´・ω・`)
>>127 . -‐-
〃. ヾ
. ! |ノiノハ从ハヽゝ
i (|r|┰H┰i |
'ハリ、 - ノリ ・・・人間が為す善行はそのすべてが自己満
Ol⌒ll⌒D
. くソ_i_li;ゝ
(__i_)
好きな歌を糞MADに使われると「著作権」とか普段は気にもしない言葉が頭をよぎる
>>132 涼宮ハルヒの創世知ってる?
消されちゃったんだよなぁ、あれ。もう一度見たいぜ。
>>129 なんか「有希からのヒント!絶望に効く栞」みたいだ。
ありがたや〜ありがたや〜
消されるって嫌だよな・・・
そういうときの為にも、保存しておくと吉。
攻殻消えたよ・・・orz
そういえばだいぶ前の長門のイメージに合う歌の話では攻殻SACの曲が多く挙がってたね
結局菅野よう子つながりか。
まあ神なのは確かだが。
攻殻の歌は歌詞がロシア語?かなんかなせいでまったく意味が解らねーぜ
>>132 俺もクソMADは嫌いだ(`・ω・´) b
>>138 いや、それOPとかのoriga曲だけだからw
あんな激しい曲じゃなくて劇中歌の切ない感じのヤツさ
>>141 それに合わせてハレハレユカイばりのダンスを踊る長門を想像・・・
ねーよw
>>142と俺が同じサイトを巡回してるっぽい件について。(絵師のHPじゃねぇよ
>>142 何気に使ってる携帯電話が、アニメでキョンが使ってるのと一緒の、P902iだな・・・
>>144 はは、こやつめ。
・・・俺は知らないぜ。
>>146 嘘こけww
超最近に見たぞ、これ。てか、多分、保存してるし
>>147 ほかのページもあるのかにゃ? kwsk
>>144 あぁがm・・・(バッキューン)ドサッ・・・
>>147 サーセンwwww
たまに良質の長門画像が張ってあるんでつい・・・
それだけだぜ? いやも(サラサラ・・・
>>142 す、すまん萌え死にそうだ
ヒントだけでもくれ
. -‐-
〃. ヾ
. ! |ノiノハ从ハヽゝ
i (|r|┰H┰i |
'ハリ、 - ノリ ・・・角煮のスレで聞くべき
Ol⌒ll⌒D
. くソ_i_li;ゝ
(__i_)
>>152 だからがむs…(パキューン)ドサァ・・・
>>152 どこだっけwwマジで忘れてしまった。
zipでうpならできるかも
カルガモさんとこに、長門じゃないけど新しいのキテルー
九曜さんに萌えちゃったんだぜ!(47番)
不覚にも藤原に萌えたwwwwwww
>>159 知ってたけど藤原に萌えてしまった俺が情けなかったから書かなかったんだぜ
人が出てくる不思議な呪文。
1分長門
あq
こんばんわ♪みんな大好き情報統合思念体主流派だよ(はぁと
え?こんな深夜の校門前で何をしてるかって?
いや今日ね、いつもに比べて有希ちゃんの帰りが遅いんですよ。
いつもなら7時にはマンションにいるのに、8時になっても帰ってこないんですよ。心配になったので学校まで来てみた次第です。
すぐに行動に移す所がそこらの有希ちゃんファンと私の違いかな?
まあこんな事しなくても私は有希ちゃんにとって特別な存在だけど(ワラ
でも学校に来て安心したよ。有希ちゃん部活のお友達と遊んでたみたいだね。体操服着てハードル飛んだりしてる。
そういえばそろそろ体育祭近いって言ってたから、その練習かな。
しっかしかわいいなあ。ホントかわいい。この子天使なんじゃないかな。
ブルマとか反則。もう反則だよ。シェイクにポテトつけて食べるくらい反則。
更に例えるならオロシ醤油で食べるサンマくらい反則だね。更に更に例えるなら・・・
「ちょっとアンタ。こんなトコで何してんの?」
げっ!お巡りさん!?いやいや違うんですよ〜全然怪しい者とかじゃないんです(汗
私はホラここの生徒の保護者ですよ。全然やましい気持ちとか無いですから。
「保護者ってトシじゃないでしょーが。話は署で聞こうか」
しまった!見栄はって若い男の格好で来たのが裏目に出た!え〜と保護者が駄目なら、そうだ教師です!
私はここの教師ですよ!ちょうど今帰る所だったんですよ〜じゃあそういう事で!ノシ
え?じゃあ教材を見せろって?しまった・・・カメラと有希ちゃんのブロマイドしか持ってきてないよ・・・
違った違った私は教師じゃなくて蕎麦屋だった。今から届けに行くんですよ〜ってそれもおかしいか。じゃあえ〜とえ〜と・・・
「・・・・・」
あっ有希ちゃん!パパだよパパ!ちょっとこのお巡りさんにパパが変質者じゃないって説明してよぉ〜
「何よこの怪しい人。有希、あんたの知り合い?」
涼宮ハルヒまで来ちゃったよ・・・前から思ってたけどお前有希ちゃんの事呼び捨てにするな!
それと私は怪しい人なんかじゃない!この銀河を統括する情報統合思念体主流派、つまり有希ちゃんのパ・・・
「こんな怪しい人知らない。私とは無関係」
ちょwww有希ちゃんwww
「決まりだな。署にご同行願おう」
そんなぁ〜違うのにぃ〜!(ズサー・・・)
「しっかし今日は何でこんなに変質者が多いんだか・・・」
え?そうなんですか?
「もうアンタ含めて三人だよ。ったく迷惑な話だよ」
そんなにいるのか・・・まったくけしからんな!
(そして派出所)
急進「よう主流派」
穏健「奇遇ですねえこんな所で」
>>164 予想外の構成にPCのデイスプレイがコーヒーで汚れたw
親バカ情報統合思念体三人集だなww
169 :
SS 1/3:2007/04/09(月) 01:00:20 ID:f/GpkhRq
流れに乗り遅れた…でも投下させてください。
『有希とホラー映画』
「……わかった。証拠を見せる」
念のために言っておきたいのだが、長門が宇宙人であることを今さら証明しろだとか、
実はクローゼットの中に少女マンガを全巻コンプしているのではないか?などと疑っているわけではない。
目の前の長門が、大事に取っておいたショートケーキの苺を横取りされたような顔で睨んでいる訳は、
俺がつい言ってしまった一言に原因があるのだろう。
「悪かったよ、軽いジョークだ」
「…うそ。あなたは本気だった。ついてきて」
そして、俺の手を引っ張りながらズンズンと前を歩く少女により、
レンタルビデオ店へ連行されているわけだ。…口は災いの元だな。
朝比奈さん、俺を十分前の図書館まで連れていってはくれませんか?
長門の逆鱗に触れてしまった俺が、あの余計な一言を口にする前に。
土曜日の午前十時。俺は痴漢容疑をかけられた駅員の気分だった。
もちろんそんな度胸は無く、そもそもココは満員電車の中ではない。
「なんでいつも二人が…」
いつもの喫茶店でくじ引きを終えた直後、ハルヒによる不当逮捕が強行された。
「公正な結果じゃないか。何が不満なんだ?」
「それは……うぅ」
今日の不思議探索は長門とペアだ。別に珍しい事ではなく、むしろ最近は多くなってきたな。
古泉や朝比奈さんには同情するものの、長門と過ごす穏やかな時間は少し楽しみになっていた。
「涼宮さん、仕方ありませんよ。それとも次回から指名制度を採用しますか?」
ハルヒが不機嫌になって一番困るのはコイツだろう。優雅にブラックを飲み干し、
お得意のニヤケ面を俺に向けながら提案を出した。だからコッチ見んな!
「そ、そうね。もしそうしたらキョンは誰を選ぶのかしら?」
そう言って強制的なテレパシーを送信してくる。なんで俺に聞くんだ。
受信拒否をしつつ朝比奈さんを見ると、
「(キョンくん…わ、私を…でもそれじゃ同じ穴の二の舞…)」
「(キョンたん…おっと、つい妄想が膨らんで……アッー!)」
妙な電波が混線したが、こちらも何やら送信している様子。みんなどうしたんだ?
こんな時に一番冷静なのが長門だ。頼ってばかりでスマンがちょっと助け…
「(……わかってるはず………わたしを選ばないと…情…報…結…)」
隣には、安全装置を外した45口径の瞳が俺を狙っていた。
…長門。弾は入ってないよな?
「……ホールドアップ」
170 :
SS 2/3:2007/04/09(月) 01:02:03 ID:f/GpkhRq
結局俺はなんとか言い逃れ、体に穴が開くことはなかった。
さっきの件ですっかり主導権を握られてしまい、
「…今日はあなたも本を読むべき。これがオススメ」
図書館に着くなり分厚いハードカバーを差し出してきた。これもSFか、本当に好きなんだな。
「しかしなぁ、俺は昼寝したりお前を眺めてるほうがいいんだが」
図書館で静かに読書をするお前はなかなかのいやし系なんだ。しかし長門は、
「………だから読むべき。…あなたが見ていると集中できない」
怒ったような照れているような。人並みの羞恥心が身についていたとは驚きだ。
20分後、
「たまにはSF以外も読んでみろ。ほれ、オススメだ」
テーブルに座ればいいのに時間が惜しいのか、本棚の前で立ち読みをしている長門に手渡す。
少し試してみたい事があってな。長門がどれくらい人間に近づいたか気になるだろ?
初めは驚いた様子で俺を見ていたが、微かに口元を緩め、
「わかった。読んでみる」
受け取ってくれた。さて、どんな感想が返ってくるのやら。
さらに20分後、ウトウトしていた俺を誰かが叩いている。イテェ!
「……これは返す。内容があまりにも稚拙」
見れば体をワナワナと震わせている長門の姿。もう読んだのか?
「途中まで。これ以上読む価値は無い。あなたには失望した」
…まさか、
「恐かったんだろ」
すると、今まで聞いたことも無いほど大きな声で、
「ちがう!恐くない!」
正直驚いたが間違いない。完璧だと思われた宇宙人にも弱点があったのだ。
プルプル震える手で突き返している本はホラー物。とは言っても大したことはない。
妖怪が出てきてそいつを封印するまでを描いた幼稚な話。…いかん、笑いそうだ。
「そんなにムキになるのは変だな。正直に言いなさい」
俺を睨み付けながら何かを考えている。体のプルプルが止まると同時に、
「……あなたはきっと後悔する」
そしてその予言は見事に的中する。まさかあんな事になるとは思わなかった。
「…で、これを借りたのはいいんだが」
『この恐怖に全俺がチビった!!』と、デカデカとキャッチコピーの書かれたDVD。
「どこで見るんだ?お前の部屋にテレビ無いよな」
「……あなたの部屋。異議は認めない」
どうやら堪忍袋ごと弾け飛んでしまったらしい。ここは素直に従うべきだろう。
なんとも都合の良すぎる話だが、母親と妹は親戚の家にお泊りだ。親父はもちろん出張中。
この流れだと…いやまさかな。
171 :
SS 3/3:2007/04/09(月) 01:03:21 ID:f/GpkhRq
「お茶はいい。早く見せて」
まさしく飲み物を取りに部屋を出ようとした俺を制止し、既にベッドに座りスタンバっている。
自分が臆病じゃないところを早く見せたいのかね。やれやれ。
「…大丈夫。ベッドの下は覗かない……おっぱい星人」
なるほど。確認済みなら覗く必要は無いな。
ホラー映画よりも恐ろしい視線を避けつつDVDをセットする。それからカーテンを閉めて電気を消した。
これは「…このほうが恐怖が増す」という長門の指示であり、
暗い部屋のベッドで二人きりなのをいい事に、怪しい陰謀を企てているわけではないと付け足しておく。
「うわ!そう来るかよ」
「……………!」
これは予想以上かもしれん。
古ぼけた洋館に迷い込んだ五人の青年たち。初めは面白半分で探険しているのだが…
『ノー!ヘルプ!ヘル…アッー!!』
『マイコー!』
「………!!!」
突如バスルームの鏡から現れた血濡れの女性。そして逃げ遅れたマイケル氏。
残念だがあの様子では生きていないだろう。一刻も早く脱出を!だが、全てのドアは閉ざされている。
『シィット!ガッデム!』
戸惑いを隠せないジャック氏、その時!
『ジャァァックウゥ…ヘルプムィィ』
『マイコー!』
「……!!!!!」
ゾンビと化したマイケル氏が襲い掛かる!……なのだが。
「長門、もう見ないのか?」
先程から俺に抱きつき、マイケル氏の見事なゾンビっぷりから目を背けている。
どうせこんな事だろうとは思っていたさ。馬鹿にされたのが悔しくて意地になっていたんだよな?
「……ちがう…恐くな…」
『アァアァァ…モルスァァ』
『マイコー!』
「!!!!!!」
もう完全に見ていない。俺に正面から抱きついてブルブルと震えている。
もう言い訳はできんだろ。今にも溢れだしそうな涙を堪えつつ、
ゾンビでさえ骨抜きにしてしまう上目づかいで俺を見上げ、
「………こわい……」
弱点がバレてしまった長門は開き直り、
「もう帰れない。この部屋に泊まる許可を」
さも当然のように言い放った。気持ちは分かるが俺だって男だ。間違いを起こさないとは言いきれん。
「……平気。…あなたはおっぱい星人。だからわたしには…」
なぜかそこで止め、またしても45口径の瞳。
「そうは言ってもな、同じベッドじゃ…」
「この恐怖はあなたが原因……責任をとって」
…その言い方はずるいぞ、長門。
時計は午前3時を示している。俺にしがみついてスヤスヤ寝てる長門。
これで安眠できる男は居ないだろう。いや、古泉なら…
「………」モゾモゾ
すると長門が眠い目をこすりながら起き上がった。恐い夢でも見たのか?
「………トイレ」
その後、何度も扉の前で、
「ちゃんと居るから」
と言わされたことは言うまでもない。
END
長門派の中で新キャラへなびく割合がどの程度あるのか興味がある。
佐々木派に寝返ったので。
>>172 某サイトさんは橘派になってた
ちなみに俺も佐々木さんは中々いいなと思って・・・
あれ・・何か呪文が聴こえるz(サラサラサラ・・・・
>>171 >『アァアァァ…モルスァァ』
>『マイコー!』
全俺が吹いたwww
>>172 アンバランスな僕っ子と昆布はどうしても無理だったorz
橘はカラー絵で惹かれたけど、ヘタレは苦手。
寧ろワカメさんの好感度がアップしたかも。
まぁ、長門・朝倉のワンツーは不動な訳だが。
橘がけっこう好き、佐々木がちょっと好きだが
長門最強は揺るがんね
開票事務から帰宅。
高橋はるひ、高橋ハルヒはあったが(有効票)、
涼宮ハルヒや長門有希はなかった。
当然といえば当然で、市民の意識は良好だった。
「がんばれ長門さん」状態からハルヒメインに再シフトしたいらしいから、
消失アニメ化までは長門スキーにはツラい状況が続くかもね
新学期になっても朝倉を再登板させなかったのは長門にまたスポットが当たりすぎるからなのかな〜?
って今ふと思った。
>>171 4、7、7、4、3ってとこか。 乙。
長門が叫ぶとこで、長門が古泉に「自重すべき!」って言ってたssをなんとなく思い出した。
>>178 朝倉絡むと自動的に長門にスポット当たるだろうからな。
>>172 TFEIスキーは揺るがないんだぜ?
つーか登場人物はみんな好きなんだよ。俺。
なあに、フラグさえ消えなければ問題はない
>>129 そうかもしれないがな、長門よ。大事なのは、人の幸せが自分の満足になるという事なんだ。
人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる。それは人間としてとても大事な事だ。
善行が自己満足だからといって恥じる事は無い。それは誇るべき事なんだぞ。
…と、まとめの某SSから学び取った。
>>169-171 ごめん。軽く流してたけど、最高だ。
題材と内容は勿論、書き方がすげー気に入った。
これからもお願いします。
>>169-171 戻ってきて読んだ。これは良い。
テンポいいし、読みやすいね相変わらず。
190 :
SS 1/5:2007/04/09(月) 02:49:51 ID:m2qPshLG
リクではないが >26 さんのネタでSSをひとつ書いて見ました。仕事遅いな、俺…orz
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
昔から『風邪は万病の元』と言うが、喩えて言うと今の俺は病気のバーゲンセールをやって
いるデパートみたいなものだろう。最近の春めいたぽかぽか陽気にすっかり油断していたら
昨日は真冬並みに冷え込んだうえ、下校途中に突如降り出したみぞれ交じりの雨でずぶ濡れ
になっちまった。
天気予報をアテにしてなかった俺は傘なぞ持っているはずもなく、ノアの予言を頭から信じ
ずに鼻で笑っていた愚かな人々のように手痛いしっぺ返しを喰らったわけだ。もちろんまだ
死んじゃいないが、今朝はまだなんとなくだるいだけだった体調は確実に悪化していってる
らしく、下校時にはもう熱のせいで頭がガンガン痛み始めた。
朝比奈さん手ずから淹れて下さったお茶を味わう暇もなく早退を申し出ると、SOS団団長は
口をへの字に曲げながらも、本日の解散を命ぜられた。帰るのは俺一人でいいんだがハルヒ
曰く「アホが撒き散らした病原菌が大事な他の団員に感染すると迷惑」だからだそうだ。
アホが誰を指すのかは今更だが、つまり俺は『大事な団員』にカウントされてないらしい。
いくらなんでも病人に対し、あんまりな仕打ちじゃないか?
「るっさい!グダグダぼやく体力があるうちにとっとと帰れ!」
俺だって早く治したいぜ。何かオススメの治療法があったら教えてくれ。
「そんなの気合いで十分よ!『病は気から』って昔からいうじゃない」
まったく参考にならない精神論をありがとう。ま、明日あさってと休みだし、家でゆっくり
寝ることにするわ。
「来週の月曜までには治すのよ。団長命令だかんね」
「俺ではなく風邪のウィルスに命令してくれ。じゃ、お先に」
ひと足早く部室を出てだらだら坂を下っていると、いつの間にやら背後から長門が追いつい
てきた。
「風邪に効く対処療法を知っている」
「お、ありがたい。教えてくれないか」
「家へ来て」
なぜ長門の家まで行かなきゃならんのかと思ったが、本当に有効な療法があるなら今の俺は
古泉の家だって押しかけたい気分だ。もっとも、あいつの自宅がどこかいまだ謎だが。
二つ返事で肯いた俺を導くように、長門は前に出て歩き出した。
191 :
SS 2/5:2007/04/09(月) 02:51:12 ID:m2qPshLG
長門の部屋へ案内された俺は、まだ仕舞われてないコタツに入るよう勧められた。コタツに
足をつっ込むと、冷えたタオルとミカンを長門が持ってきてくれた。
「楽にしていて」
そう言い残して長門は台所へ消えた。俺はミカンをひとつ平らげたあと、冷えたタオルを枕
にしてコタツ机の上に突っ伏した。心地よい冷たさと、つま先がじんわり温まる程度の温も
りに浸りながらうつらうつらしていると、耳元でコトリと何かを置く音がした。
「飲んで」
湯気の立ち昇る湯呑みを一口啜る。仄かな甘みと共に柑橘系の酸味と爽やかな香りが広がる。
「檸檬の実を絞り、蜂蜜を加えた。少しお酒も入っている」
「うん、さっぱりしてて、うまい」
「もっとある」
「ああ、頼む」
飲み干した湯呑みを差し出すと、長門の手が湯呑みではなく、俺の額に触れた。ひんやりと
冷たい感触が心地よい。
「…38度7分」
便利だな。体温計も形無しだ。
「お腹、空いてる?」
「いや。正直、あんまり食欲が無い」
「そう」
湯呑みを手にした長門はまた台所へ消えていった。しばらくして戻ってくると、レモン酒の
おかわりと他にガラスの器を持ってきた。ヨーグルトにすり下ろしたりんごを加えシュガー
パウダーを振り掛けたもので、苺の果肉も混じっていた。
「すまないな、長門」
「いい」
長門お手製のデザートを平らげると、長門は俺に一旦コタツから出るよう命じた。言われる
がままに部屋の隅でもたれていると、コタツを脇へやり、布団を敷き始めた。
「…長門、ひょっとして俺、ここで寝るのか?」
「そう。ビタミンを摂取し、温かくして十分な睡眠を取るのが、風邪に有効な手段」
いや、いくらなんでもそりゃまずいだろ。俺は親に外泊するとは言ってないんだぜ。
「いまのあなたの体調を考慮すると、帰宅中に病状が悪化する恐れがある。あなたの自宅に
はわたしから連絡しておく」
そうは言ってもだなあ……だいたい、一緒にいたらそれこそ風邪がうつっちまう。これ以上
お前に迷惑は掛けられん。
「わたしに風邪のウィルスの影響はない。それに、わたしは迷惑とは感じていない」
長門の揺るがない瞳が俺を見つめる。こうなった以上、アルキメデスがてこを持ち出しても
長門を動かすのは至難の業だろう。
「……わかった、お言葉に甘えるよ」
白旗を揚げた俺はワイシャツを脱ごうとしてはっとなった。上着の下はTシャツだから良い
が、制服のズボンの下はパンツ一丁である。さすがに目の前で脱ぐわけにはいかん。
「…悪い、ちょっと後ろを向いといてくれ」
「これ」
そう言って長門が差し出したのは、ビニール袋に包まれた真新しい男物のパジャマだった。
…はて、なんでこんな物を持っている?
「……備えあれば憂いなし」
ぼそっと長門が呟いた言葉が非常に気になったが、考え出すとまた頭が痛くなってきた。
気にしないでおこう。
192 :
SS 3/5:2007/04/09(月) 02:52:07 ID:m2qPshLG
俺が着替える間、気を利かせたのか長門は別の部屋へ引っ込んでいた。脱いだ制服を適当
に畳んで布団に潜り込む。まだ冷たい肌触りの布団に耐えていると、長門が戻ってきた。
――パジャマ姿で。
「……長門……なんだ、その格好?」
「おそろい」
いや、そうじゃなくてだな。よく見ると確かに俺が着たパジャマと色違いだが、そういう
意味じゃなくてだなぁー。
絶句してる俺の布団の中に、長門がごく自然な動作で潜り込んで…って、おいっ!!
「ちょっとまて!何やってんだ!?」
「温かくしないと効果的ではない」
「と言ってもこれは……いやっ!やっぱまずいだろ、色々と!」
だいたい長門の体温は低いから逆効果じゃないか?さっき触れたときも今も、本当に雪の
精かと思うほどひんやりしている。
「このまま…すぐ温かくなる」
布団の中で長門が俺のパジャマの裾を掴み、身を寄せてきた。するとどんどん長門の体温
が上昇し、冷えた布団が電気毛布のように温かくなった。
「すごいな、体温も変えられるのか?」
「何も……してない。こうしていると……」
気のせいか長門の口調がおかしい。体温がどんどん上がっていく。
「心拍数が増加し…血液の循環が活発になる……脈拍が正常な状態ではない…でも平気」
平気じゃないだろ。そりゃお前、明らかに風邪の症状じゃないか?
「風邪……違う。地球産のウィルスは影響……しない。少し、ぼぅっとするけど……」
いやヤバいって!
布団から出ようとした俺を止めるように、長門は頬を俺の胸に押し付けた。
「お願い……このままで……大丈夫…だから……」
首すじに触れた長門の額は、ひょっとしたら俺より熱いんじゃないだろうか?いや正直、
俺もさっきから汗が出っぱなしで、もはや自分の熱なのか長門の熱なのか判らない状態に
ある。ぴったりくっ付いた俺と長門の身体は薄手のパジャマ二枚分しかすき間がなくバク
バク鳴ってる俺の心音が長門に聞かれたら恥ずかしいがまてこの状態で落ち着くなんて無
理だろ常識的に言ってなどと只でさえ正常に回ってない俺の頭が脱輪寸前の車輪のように
落ち着きなくぐるぐる螺旋を描く。
忙しない脳の回転運動で疲れが出たのか、急速に睡魔が襲ってきた。眠りに落ちる直前に
「…しあわせ」という呟きをどこからか耳にしたような気がするのは、熱で朦朧とした俺
の幻聴だろう。長門がそんなこと、口にする筈ないからな。
193 :
SS 4/5:2007/04/09(月) 02:53:09 ID:m2qPshLG
翌日、朝日が正午の位置まで昇る頃には、熱はすっかり退いていた。食欲の戻ってきた
俺に長門は卵粥を作ってくれ、俺は遠慮なく平らげた。
「おかげですっかり治ったよ。有難うな」
「よかった。お風呂、沸いたから」
長門も汗を掻いてるだろうに、お客様特権で先に入れてもらえた。風邪が癒えて入る風呂
はまさに極上だ。昨晩たっぷり出した汗を洗い流し、爽快な気分で風呂を済ませた。
「長門、お前も入れ」
「…そうする」
昨夜あまり寝れなかったのか、どことなくぼぅっとした雰囲気のまま、長門は風呂場へ向
かった。食べ終えた食器を流し場へ移そうとしたとき、自分の分の器しかないことに気付
いた。いかん、ずっと世話になりっぱなしであいつ、碌に食ってないじゃないか。
長門が風呂から出たらどこか飯に連れて行こう、勿論、俺のおごりで…。
やけに長い時間が経って少し心配になってきたころ、ブラウスをひっかけた長門が戻って
きた。俺の方を向いた目は心なしか緩み、歩く姿はいつか図書館で見た夢遊病患者のステッ
プのようだ。
「おい長門、どうかしたか?」
「……風邪」
「は?」
「風邪をひいた……らしい」
おぼつかない口調で呟く宇宙人を、俺は呆れた目で見た。
「だってお前……地球製のウィルスなんて、何ともないんじゃなかったのか…?」
「いままで、感染した実例が無かったから……」
迂闊、と呟いた高性能インタフェースに、馬鹿みたいに開いた自分の口が塞がらない。ど
うやら情報統合思念体とその端末は、古典とはいえ火星人を殲滅した究極の細菌兵器を甘
く見積もり過ぎていたようだ。
とにかく、いつまでも呆けてられない。事の発端は俺だしな。長門が普段使っている布団
を敷いてやり、湯冷めしないうちに寝かせた。残っていたお粥を温めなおしたが、あまり
食欲が無いという。いよいよこれは本物か。お前から食欲無いなんて台詞を聞くと、益々
心配になってくる。
横になった長門に昨日の檸檬酒の作り方を教わり、台所を貸してもらった。幸い、材料は
まだ残っている。長門の作ったものには遠く及ばないだろうが、耳で聞いたレシピ通りに
作ってみた。
「…おいしい」
「まだ飲みたければ言ってくれ。また作るから」
俺の言葉に無言でコクッと頷く。昨日と完全に立場が逆転したようだ。布団から身体を半
分起こして二杯ほど飲むと、満足したのかコテッと横になった。
「しばらくゆっくり寝とけ。心配するな。まだ居るから」
「…一緒に…」
「うん?」
「昨夜のように、一緒に寝たい」
194 :
SS 5/5:2007/04/09(月) 02:54:07 ID:m2qPshLG
「……いや……いくらなんでもそれは……」
昨晩の長門の身を挺した看病には感謝し切れないほどだが、さすがに出来る事と出来な
い事がある。免疫が出来てるだろうからまた風邪がうつるなどと心配はしてないが、男
女六歳にして席を同じゅうせずとまでいかなくとも守らなければならぬ倫理というもの
があることを、懇々と説いた。
「………」
長門は布団で巣を作った蓑虫のように顔だけ出してじっと見つめる。頼むから、気の荒
い主人に怒鳴られた子犬のような目で見ないでくれ。今にも名犬ラッシーと忠犬ハチ公
の合唱で『ドナドナ』が聴こえてきそうな錯覚に陥る。
「……やれやれ、わかったよ」
仕方ない…悪いのは俺だしいくら長門とはいえ、初めて経験した風邪に心細さというも
のを感じても不思議ではない。このままだと俺は恩知らずの薄情者だしそれ以前に長門
を放っておけない。仕方ない、仕方ないんだ……と心の中で無理やり納得させた。
昨日借りたパジャマにまた着替え、夜這いを仕掛けるような背徳感を力いっぱい無視し
ながら恐る恐る長門の布団に忍び込む。俺の腕の中へすっぽり収まるように、長門が
身体を寄せてきた。昨日よりも体温が高いのは風邪のせいだろうか?
「…大丈夫か、辛くないか?」
「へいき」
そう呟きながらも、ぎゅっと身体を押し付けてきた。昨晩は熱のおかげで意識が朦朧と
していて、感じなくても良かった箇所に意識が集中する。風呂上りの長門の髪が俺の鼻
腔をくすぐる。風邪がぶり返したように、俺の熱まで上がってきた。
『いいか…よく聞けよ、長門がこうしているのは風邪で不安になって誰かにそばに
居て欲しいからで他意は無いんだからな。それを勘違いしたり、ましてや風邪で
弱っている女の子をドサクサ紛れになんとかしようなんて奴は最低の人間、いや
畜生だ。それを肝に命じとけよ、俺。いまこうして身を委ねている長門の信頼を
裏切りたいか?そもそも誰のせいで今、長門が苦しんでると思ってるんだ――』
そんなことを呪文のように念じながら必死で自分を抑えた。これで効果が無きゃ今すぐ
布団から飛び出してこの部屋を退散しなければならない。
幸い、そうならずに済んだようだ。しばらくしてこの至近距離でないと聞き取れないほ
ど、微かな寝息が聞こえてきた。
先刻まで格闘していたのとは別の愛おしさを感じ、さらさらの髪の毛を軽く撫でた。
******
結局、長門の熱が下がるまでそうしてたわけだが、長門の寝言を聞くことになったのは
100カラットを超えるダイヤの原石を発見するより貴重な経験だったかもしれない。
内容については公表を控える。当人の許可なしに言いふらすなんざマナー違反だし、
直に聞いた俺ですら、あれは熱にうかされた長門がへんな夢を見ていたんじゃないか
と疑ったくらいだからな。
ただ、結果的に二日目もここに泊まることになってしまった事実を後でハルヒに知られ
てしまい、週明けの部室で執拗な追求を受ける羽目になった俺だが、あのときの長門の
寝言を思いだして、A10神経を刺激されたようにヘラヘラしていたことを付け加えておく。
それともまだ、熱病が完治していないのかね。
END
リアルタイムキタコレ
熱にうかされた長門も可愛いなあもうコンチクショー
俺も看病されたいよチキショウ
幻覚を見るほど熱にうなされたら、きっと長門が看病しにきてくれるはず。
今流行りの治療薬で効果倍増。
>>197 ってか喉が痛くて寝れないんよね…
幻覚が見えたらそれも良しとか思う俺は相当まいってんのか
とりあえず長門に看病されたら幻覚だろうと死ねる
>>133 亀だが、あれは良かった。
消されて凄い落ち込んだよ・・・
長門はキョンの嫁
>>185 俺も今読み終わった……
この歳になって涙が止まらねい……にこ氏GJ!!
職場からおはよう
朝から仕事前のスレチェックSSチェックですよ。
>>169-171 GJ!!
楽しいというより面白かったw
最後なんてまるっきり実年齢相応すぎてwww
>>190-194 そしてこっちもGJ!!
なぜ日曜の深夜にこれほどニヤケルSSが続くのかw
204 :
185:2007/04/09(月) 08:42:57 ID:D7KVu44X
>>202 それじゃなかったんだけど……ま、いっか。
>>205 見たことあるような・・・でも真顔でテラとか言う長門にワロテしまうwwwww
>>207 同人誌用の書き下ろしページのだね
需要ありそうだな・・・今度スky
>>206 vipのスレにいる人が描いてるみたいだよ。
>>212 いや、実はSS内容はあまり関係なかったんだけどさ。何となく台詞を覚えてて。
長門さんが愛の定義について「相手の幸福が自分のそれと同じ価値を持つこと」って語ってたSS。
それと某猫型ロボットアニメの名台詞から脳内合成した。
>>213 ああ。わかった。その台詞は俺も覚えてる。
ありがと。
カラオケでキョンが意識せず歌ったラブソングを
自分に向けられたものだと思ってしまいどうしたらいいか分らなくなってしまう
長門。が思い浮かんだ。
口数: 2
感受性:7
感情の露出:2
長門のキョンLOVE:7
キョンの長門LOVE: 2
ぐらいかな?
歌詞のところどころを自分の名前に改竄するTFEI端末を妄想した
よし、今の流れならいける!
3分間レスが無ければ
長門有希はオレの嫁
●
>>219 なんというマッガーレ
見ただけで背後に注意したくなった
川
●
※←プリズム
そろそろ〇分長門で住人を呼び出そうとするのは止めてもらいたいもんだ
寂しいのはわかるが。
223 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 18:43:15 ID:LVKxoywG
禿同。
意味改定されたのを知らないのはかなり古参か?
スマン。下げ忘れた・・・・ orz
ちょっと首吊ってくる。
別に大きな問題があるわけでもなかろうに
雑談とかと大差ないしそんなの禁止するくらいなら
原作ネタを禁止したほうがよっぽどいい
そろそろ新学期が始まる頃じゃね?
落ち着くか過疎るか、良い方向に向かうといいなぁ。
あと、どうしても人が呼びたくなったら
3分以内にレスがあったら長門はキョンの嫁
なんてのどうだ。なんとなく。
あと、「3分長門」が「3分レスがあろうとなかろうと長門はキョンの嫁」って意味に変わった事は
まとめか何かに記載してある?
,,--―'''""`ヽ'  ̄`ヽ、
/ ヾ / ~`ヽ
/ ヽ;: /"""ヾ ヽ
/ ;:;;:::'''' l /;:;;:::''' \ i
/ /;:;;:::'''●●●●●●●●ヽ ヽ-=ニ● -=ニ● -=ニ● -=ニ● -=ニ●-=ニ●
| |●●●●●●●●●●●ヽ | -=ニ● -=ニ● -=ニ● -=ニ●-=ニ● -=ニ● -=ニ●
/ ;/●●●●●●●●●●●●ヽ ヽ-=ニ● -=ニ● -=ニ●-=ニ● -=ニ●-=ニ● -=ニ●
/ ;:;:ヽ●●●●●●●●●●●●ヽ |-=ニ● -=ニ● -=ニ● -=ニ● -=ニ●-=ニ●
i /●●●●●●●●●●●●ヽ ヽ-=ニ●-=ニ●-=ニ● -=ニ● -=ニ●-=ニ● -=ニ●
| |●●●●●●●●●●●● | ,l -=ニ● -=ニ● -=ニ●-=ニ● -=ニ● -=ニ●
| |●●●●●●●●●●●● |. |-=ニ● -=ニ● -=ニ●-=ニ● -=ニ●-=ニ● -=ニ●
| ;:|●●●●●●●●●●●●● |-=ニ● -=ニ●-=ニ● -=ニ●-=ニ● -=ニ● -=ニ●
| ヽ.●●●●●●●●●●●●| | -=ニ● -=ニ● -=ニ● -=ニ● -=ニ●-=ニ●-=ニ●
| /..ヾ●●●●●●●●●●●●| |-=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●
| | ●●●●●●●●●●●●| | -=ニ● -=ニ●-=ニ● -=ニ●-=ニ● -=ニ● -=ニ●-=ニ●
| `、ヽ. ●●●●●●●●●●/ |-=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●
| ヽ\●●●●●●●●●/ |-=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●
| l ●`ー-::、_●●●●●,,'|ヽ./-=ニ● -=ニ●-=ニ●-=ニ●-=ニ●
ヽ. :人 ●●●`ー――''''' / ヽ -=ニ● -=ニ● -=ニ●
きもいから流すね
普通にNGにすりゃいいじゃんかw
まぁいいけど。
>>228 そんなことしたら古泉がかわいそうだろw
うーん別に俺嫁を禁止したいとかじゃないんだよ
スルーすればいい事だしな。
ただ人を呼び出したかったら、もっとマシな方法を使ったらどうだ?と思っただけ。
面白いネタを投下すればいい
↓というわけで任せた
233 :
電波:2007/04/09(月) 19:57:50 ID:AFuwIp1Q
キョン、みくる、有希たんの3人しかいない文芸室で、
キョンがみくると自分の使っているシャンプーの話をしていた。
そこで、キョンがみくるちゃんの髪がいいにおいで綺麗ですねと言って2人で
少し甘い会話をしていた。次の日キョンは有希たんに呼び出され、
有希たんはみくるちゃんと同じシャンプーを使ってみた。どう?
とか聞いてきて、やたらキョンに近づこうとする。それに困りながらも、
まんざらでもないキョン。。。
口数: 4
感受性:5
感情の露出:4
長門のキョンLOVE:6
キョンの長門LOVE: 3
くらいかな??こんな電波でもSSにしてくれる職人さんがいたら嬉しいです。
長門をキョンの嫁にしてあげたい
わしの長門フォルダは(同人誌抜きで)330MBまであるぞ!
同人誌込みだと2GBを余裕で超えるのは禁則。
ワシの長門フォルダは108GBまであるぞ
>>233 最初にパラメータとか言い出した自分が言うのも何だけど、パラメータを意識すると
SSは超書きにくくなる。
自分の長門像によほどこだわりがあるか、書き手自ら縛りを入れるため希望するので
なければ、設定しても書いてもらえる可能性が減ってしまうだけになるのは覚悟の事。
前にお題SS書いたことあるけど、パラメータ指定されても
多分うまく再現はできないな。
完全に自分の色になっちゃうから。
今日で長門と出合って365日目か
早いな
241 :
電波:2007/04/09(月) 20:45:42 ID:AFuwIp1Q
>>237 確かに・・・。じゃぁ、パラメータ指定は辞めます。自分のネタは職人さん達
の裁量に任せます。自分も、色々な人が自分ISMで作った作品を見てみたいですから。
だから
>>233のネタのパラメータも無視してくれて全然おkです。
長くなってスマン。
長門麗しいよ長門
朝比奈みくるの憂鬱を読むと毎回思うんだけどむしろ座敷童なのは長門さんじゃないだろうか?
紺色の質素な着物を着て正座で読者にふける長門さんとかどうよ?
243 :
216:2007/04/09(月) 21:10:04 ID:BXxNIEz8
>>237 なるほど。拘りすぎたか。じゃあ俺のもパラメータは無視で。
職人様の裁量に任せるか。
>>242 思わず抱きしめたくなるぜ・・・。キョンに譲るがな。
じゃ俺もネタふり
@春。文芸部室。彼がわたしと初めて出会った場所。
今わたしはあの日のように窓際に座り彼が来るのを待っている。
彼は思い出してくれるだろうか?
A春。文芸部室。
読書に耽る長門とキョンの2人きり
窓から春の風が吹き込み長門に桜の花びらを運ぶ。そして髪に付いた花びらをキョンが取ってくれる
それを大事そうに本に挟んで持ち帰る長門
>>244 ・・・普通に244がSS書けるんじゃないか?
rr── n
. -‐ァlT二二Tトャ- 、
/ィ /: :ll: : : : : ll: :\ \
イ//: : :__ll___.ll__: : :\ ヽ
/ / / ll_:/: .{{___}}: :ヽ、_ll }、
. / ィ ‐||: : : イ 乂___ノ`ヽ、: : :||‐ト ゝ
l/1!:f┴l壬仕TT:7T:7エ圻ァ-|}: l|
. ||:{l { イfァK l/ l/r示ト } リ|: l| あなたの気持ち
. |ト{ト=、辷ソ _ 辷ソr=lト l| すべて受け止める
`ー〉: :. ̄「 ̄/⌒ヽ ̄「: : :/'´
∠二`ヽニニ∨===キナ:/二三ヽ
|: ,..ィ¬T冖T冖Tr¬=‐く ̄: : : : ヽ}
/乂 `ー=ミ`ヽ\: : : : :::ト、
l/ ヽ、____ `ヽ`、>、 ___∧》
E / ヽ `ー-、 `ー==}: :.} {l|
E { } `ヽ、_,.|.`〈 ll|
. /E_, - '^ーく _≡≡!厂ヽ}ll
rニニ∧__ ` ー-----一' ´ ヽ /ノ ヽ ヾ{
{l ヽ、__` ー----------一' ´ノヽ、 \_》
ヽ、 |l ` ー――ャ┬r―一'´ }} /
`ー‐/ゝ、____}|{______ノ 廴__/
l}/`ー‐──一Y ー──‐一'´l l|
|〈r‐------‐ァ:|ィ‐-------: :.| ll
l |l:.゚: : : : : : ゚//Y|:゚: : : : : : :゚l: :| }
{:|l: : : : : : :.// | !: : : : : : : :l: :| /
`ll:゚ : : : : :゚:{ | l゚ : : : : : : ゚l: :|ノ
|l: : : : : : : l { !: : : : : : : l: :|
248 :
SS:2007/04/09(月) 22:56:22 ID:DzL1DVj/
>>244の2を書いてみる
推敲?何それ?
窓辺から差す暖かな光が私の本を照らし、
読書の手伝いをしてくれる。
そして、文芸部室にたまにくる彼が私を照れさせ、
読書の妨げをする。
・・・・プラスマイナスは0、問題はない。
今日も部室に来る彼。
暇ならばここに来るのが当たり前なのだろうが、
未だ私にとってそれは当然のことではなく
少し照れてしまう。
とはいえ、私は感情を表に出しにくいインターフェースなのが
唯一の救いだ。
彼に気づかれてしまったら、読書スピードが更に遅くなる。
彼は椅子に座り私を通して、窓の外を見る。
そう分かってはいるものの、文章を追うのが急に遅くなる。
体温が少し上昇するのが感じられた。
「・・・・・ん?」
彼がボソリと言う。
何かに気づいたそうだが、
まさか私が照れてることに・・・・?
そう思ってる間、不意に横から声が掛けられる。
「長門、ちょっといいか」
私は声のするほうへ顔を向ける。
向けはするが、その視線は頭上だ。
更に体温が上がる。
何をするかと思えば、彼は私の髪に触れて
何かをとった。
「髪についてたぞ」
少し笑いながら彼はそれを差し出す。
それは桜の花びら。
桃色と白を絶妙に合わせた透明感のあるそれは、
登校中に見るそれと全く違って見えた。
「これを髪に付けたまま読書してるんだもんな、
ちょっと微笑ましかったぞ」
さっきまでの自分を思い返し、心の中で赤面する。
でも――少し嬉しい。
「そう」
口から出るのはいつもと変わらない素っ気無い返事。
私のこういうところは少し好きだ。
彼は教室へ戻る。
部室の中には私一人が残る。
手に持つのは本と、一際透明に見える花びら。
「・・・・・」
挟んでいた栞を本の最初のページに移す。
そして彼に取って貰った桜の花びらを
栞の合ったページに挟む。
再びこの本を開いたとき、今の気持ちが復元されるように。
GJ
でも本が傷む……
GJ!
>>250 そこは長門のことだ、瞬時にコーティングでも施してるんだろうw
彼に取ってもらった桜の花びらは本当に透けるような白で、あたたかな雪を連想させる。
それでいて薄っすらと桃色に染まったそれは、まるでわたしの心そのものであるか
のようだった。
桜は……もっと鮮やかに染まりたいと思わないのだろうか。
わたしは、もっと鮮やかに染まりたい。彼の色に。
でも……わたしの立場がそれを許さない。
もしかしたら、桜もそうなのだろうか。
そういえば以前読んだ事がある。
桜の花びらは、本当は雪の様に真っ白なのだと。
美しく染まるのは、桜の木の根元に死体が埋まっているからなのだと。
どうということのない御伽噺だ。
でも、わたしは唐突に理解した。
わたしが彼の色に染まるためには、何をしなければならないのか。
右手にナイフを構成し、わたしはわたしの根元に埋めるべきものを求めて部屋を出た。
真っ白なわたしを、彼の色に染めるために。
255 :
SS 1/2:2007/04/09(月) 23:40:16 ID:f/GpkhRq
ごめん。スレチェックしてなかったから全然違うテーマだけど。
また誰かの電波で書かせてもらいます。
『有希と工場見学』
退屈な日常に憤慨して溜息なんぞ吐きつつも、
いっそ世界が分裂して自分を動揺させる陰謀でも起きてくれないものかと考え、
いやいや、そんな暴走を許せば憂欝な未来が両手を広げて「ウェルカム」してくれる事は間違いなく、
ミラクルな希望もすっかり消失してしまい、平凡な日々にも少々の楽しみを見つけ始めた頃、
「みんなっ!明日は工場見学に行くわよ!」
金曜日の放課後、もはや意味を成さないほど聞き慣れたミーティング中にそれは起こった。
まるで冷凍された新じゃがのような瞳が八つ。なぜ自分が冷凍庫に放り込まれたのかが分からん。
我ながら可笑しな比喩ではあるが、この文芸部室の体感温度が伝わればそれで満足さ。
そんな空気の中、一人オーブンみたいな笑顔の女に言ってやりたい。「AIR読め」と。
「今さらなぜ行くのかとは聞かん。だが何の工場だ?」
ニヤリと悪魔な微笑みを俺に向け、団長机によじ登ると、
「お菓子工場よ!しかもお土産付きなんだからね!」
まあいいさ。破壊兵器工場より危険な目にあう事は無いだろう。しかし、俺は驚いていた。
「わかった。それで何時集合だ?」
なんとまぁ…どうやら俺はウキウキしているらしい。平和な毎日を望んでいたはずなのだが、
知らぬ間に退屈を恐れ、ハルヒの持ち込むイベントを心待ちにしていたのだ。
とうとうコッチ側の人間になってしまったんだな。少しばかり複雑な気分ではあるものの、
「わぁ、お菓子ですかぁ。どうやって作るんだろう?」
朝比奈さんはワクテカしていらっしゃるし、
「素晴らしいですね。貴重な体験ですよ。お菓子と言えば最初に発明した…」
「古泉くん、ウンチクは聞き飽きたわ。自重してちょうだい」
「まったくだ。少し自重しろ」
ハルヒと視線を交わし、お互いの健闘を讃えつつ長門を見る。
「……ポテチ…チョコパイ…グミ…ベルタースオリジナル…」
『お菓子』と聞かされた瞬間からこんな感じだ。栞も挟まずに本を閉じ、
一人でブツブツとつぶやきながら空を眺めている。楽しみなんだろうな。
でも俺はヨダレ属性は無いぞ。
256 :
SS 2/2:2007/04/09(月) 23:42:04 ID:f/GpkhRq
そして見学当日、バスに揺られて40分。
この辺りまで来ると民家は減り、大小さまざまな箱が連なる工業地帯になっている。
ハルヒが申し込んだ工場は、その中では若干ちんまりとしているものの、
「ココよ!体育館くらいの大きさかしら?んー、いいニオイ!」
砂糖の焦げる魅惑的な香りと共に現れた工場長。
「やあ、こんにちは。美人ぞろいだね。お土産を奮発しちゃおうかな」
頭部にワカメか昆布でもかぶせた方が良いのでは?ぐらいの年齢だろう。
危うく声に出すところだったが、古泉が口を塞いでくれて助かった…だが、
「その手をどうするつもりだ?古泉よ」
「……非効率的。作業工程の改善を行うべき」
巨大スクリーンのようなガラスに張りつき、中の様子を見て溜息混じりに文句を言った。
「そう言うな。今の地球じゃこれで限界なんだ」
しかし納得できないのかね、黙々とクッキーを吐き出す機械のように無機質な瞳で俺を見つめ、
「…理解できない。……早くお菓子がほしい」
これを言ったのがハルヒなら、迷わずチョコレートの海に突き落としていたことだろう。
だが長門の気持ちも分からんでもない。苦労して作った手作りケーキを、
一口も食べずに突き返されれば誰だって腹も立つ。それにしても少し怒りすぎじゃないか?
「………つまらない」
やれやれ。反抗期かもしれんな。
どうやら種類によってブースが分かれているらしい。そこにはチョコパイに縁の無さそうな中年男性。
「どうしたのかしら?あの人なにかミスでもしたの?」
「最近入ってきてまだ慣れてないんだよ。大変だろうなぁ」
次は我が身。そうつぶやいた工場長は黙り込んだ。…つまりはリストラか。
若いリーダーにペコペコしている中年男性も、前の職場では逆の立場だったのかもしれん。
それでも家族の為に頭を下げ、汗を流して懸命に働いている。
パートで来ているあの女性も、髪の茶色い兄ちゃんも、何かを守る為に必死なのだろう。
…親父の肩でも揉んでやるか。
「…………」
ふと長門を見ると、先程と同じようにガラスに張りついていた。しかしその瞳は同じではない。
隣からでは何を見ているのか分からんが、俺と同じだといいな。
汗を拭う中年男性を、俺はしばらく見守っていた。
「みなさんお疲れさま。はい、これお土産ね。いつもより多めだよ」
見学を終えた俺たちは、それぞれ菓子の詰め合せを受け取り、バス停へ向けて歩いている。
ハルヒはさっそく袋を開けてムシャムシャし始めた。やれや…そうだ、長門。もい食べていいんだぞ?
チョコパイを見つめていた瞳をこちらへ向け、
「………まだいい。大事に食べる」
子供扱いしてるわけじゃないぞ?何となくそんな気分なのさ。
ハルヒが振り向く前に、俺は長門の小さな頭を
そっと撫でてやった。
END
>>256 お前すげえな。工場見学なんて思いつかねえよ。
GJと言わざるをえないな
258 :
256:2007/04/09(月) 23:52:22 ID:f/GpkhRq
>>257 ありがとう。あと、
「もう食べていいんだぞ?」が
「もい食べて…」
になってた。脳内変換よろしくですorz
>>256 斬新なテーマと物語の構成力がすばらしい・・・。GJ!
>>256 工場見学なんて・・・長門のメガネも作り直してくれますか?お菓子で。GJ!
セイバーwwww鶴屋さんwwww
出展kwsk
マーフィー発見!
>>261 たーらこーたーらこー♪
たーっぷり〜たーらこー♪
公式のHP見て気付いたんだけど、長門は心の中ではちゃんと「キョン」って呼称してるんだね。
画像見れなかった(´・ω・`)
269 :
SS 1/3:2007/04/10(火) 04:14:19 ID:fR3gDiJv
遅くなりました。>233 さんの電波を受信
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
いつもと変わらぬ放課後のSOS団部屋――もとい文芸部室に、俺と朝比奈さん、長門の
三人が残っていた。珍しくハルヒの奴が家の用事とかで真っ先に帰宅し、ついで古泉が
件のバイトとは別のヤボ用と称して部屋を抜けた。この時点で解散しても何ら支障は
ないが、読書に耽る長門が立ち上がる気配がまったくないので、なんとなく俺と朝比奈
さんもそのまま残った。
取り立ててすることが無かった俺は古泉所有のオセロを引っ張り出し、朝比奈さんと対
戦を始めた。黒が俺、白が朝比奈さんである。相手が古泉だと盤一面をまっ黒けにして
も何ら痛痒を感じないが、朝比奈さん相手だと自ら剣を収め、無条件で勝利を進呈した
いくらいである。しかしながらこのお方、こちらがいくら手加減しても手加減し過ぎと
いうことはなく、手持ちの駒と裏腹に黒星と白星が逆転状態である。
なかなか負けさせてくれないという意味では、古泉以上の難敵だ。
「キ、キョンくん……あの〜、ちょっと考えさせてもらってもいいですか?」
どうぞどうぞ。貴女の御声がかかるまで、渋谷のハチ公より長ぁ〜くお待ちしますよ。
それに、おとがいにひとさし指を当てて悩む可憐な仕種を、こんな間近で鑑賞出来る
時間が延びるなら延長料金を払ってもいいくらいだ。小首を傾げる度に錦糸のような
髪が揺れ、甘い香りが漂ってきて……。
「朝比奈さん、シャンプー替えました?」
「…あ、分かります?いつも使ってたのを切らしちゃって。お店いったら新製品が
出てたから試してみたの。よく気がつきましたね」
分かりますよ。朝比奈さんが居るだけで、殺風景なこの部室が花万博の会場かと疑う
ほど芳しい空間になりますからね。
「もう、お世辞ばっかり」
「いや、俺には心にもない美辞麗句を並べられるような能力は備わってませんよ。
相手が朝比奈さんだからです」
俺がそう言うと朝比奈さんは頬を朱に染めて長い髪を指先に絡めた。愛らしいねぇ。
眼福過ぎてそのうちバチが当たるんじゃないだろうか。
ふと目線をずらすと、何時からそこに居たのか、朝比奈さんの背後に長門が影のごとく
つっ立っていた。
「ひゃっ!わ、ぁわ、長門さんっ?」
長門の存在に気付いた朝比奈さんが、文字通り座ったままの姿勢で飛び上がった。妙な
ところで器用なお人だ。
「今日はもう読み終えたのか?」
俺の問いに目だけで頷き返した長門は、また視線を朝比奈さんに戻した。
長門の顔が朝比奈さんの手元を覗き込むように近づいていく。
「なんだ?朝比奈さんがどうかしたか」
「…いい。解った」
長門は顔を元に戻すと、そう言って踵を返した。何を理解したのかさっぱり分からん。
因みに朝比奈さんはといえば、三年前に亡くなったお婆ちゃんが背後に立っているのを
見たかのように決して振り返るまいとガクブルしている。相変わらず長門が苦手らしい。
「お先に」
ポツリと呟くと長門は部室を出て行った。あいつが挨拶して帰るなんて珍しい。
「……あ、あのぅ〜〜。どうかしたんでしょうか、長門さん?」
「さあ?」
270 :
SS 2/3:2007/04/10(火) 04:16:13 ID:fR3gDiJv
翌日の放課後、掃除当番のハルヒを置いて、いの二番に部室についた。一番は勿論長門
である。こいつが俺より後に来たためしがない。
「よう」
短い俺の挨拶にホンの数ミリ顎を引いたのを目の隅に留め、俺はパイプ椅子へ座った。
普段ならそのまま読書へ戻る長門が、音もなく椅子を引いて俺の傍まで来た。
「なにか用か?」
「別に」
こいつがこんな答えをするのは珍しい。無駄な動作や無意味なことは一ミクロンも行わ
ないやつだと思ってたが。
「ハルヒ絡みでなんかあったか?」
「何も」
何もない、と言う割りに俺の傍から離れようとしない。むしろ何も持たない俺の手元を
覗き込むように顔を近づけてきた。
「どう?」
「何がだ?」
「…髪」
お前の髪か?別段おかしなところは無いし、髪型も三年前からずっと変わってないよう
に見えるが。
「見た目じゃなくて」
なんの連想クイズだ?ふと、俺の手元を覗き込むような長門の動作に既視感を覚えた。
「そういえば昨日、朝比奈さんにも同じ動作をしてたな。一体……」
長門がコクリと首を傾けたとき、どこかで嗅いだことがある甘い匂いが漂ってきた。
「……あれ……この匂い……朝比奈さんと同じ……?」
「シャンプーを替えてみた」
表情を変えずに、長門。
「ひょっとして、朝比奈さんが買ってみたというヤツか?」
「そう。同じもの」
またなんでわざわざ……と思ったが長門だって女の子だ、気分転換したくなっても不思
議ではない。
「そりゃ気がつかなくて悪かった。ひょっとして、昨日買いに行ったのか?」
「匂いの成分さえ分かれば、この時期の新商品は店頭に並んである」
「そっか、いい匂いだな」
俺が誉めると長門はコクンと顎を引いたが、覗き込むような体勢を維持している。
まだ何かあるのだろうか?
「それだけ…?」
「え?」
ここ最近の俺は長門の表情を読み取るスキルをメキメキ上げてきたと自負していたが、
瞬きしない瞳がどんな真意を湛えているのか、今回ばかりは測りかねた。
「常日頃観測していると、あなたの朝比奈みくるに対する態度は、他者へのそれと
明確に異なる」
「はぁ?」
「彼女に対する賛辞の言葉が、わたしや涼宮ハルヒへ向けられたことはない」
予想外の長台詞と、思いがけない方向からの追求に、完全に不意打ちを喰らった。
271 :
SS 3/3:2007/04/10(火) 04:17:25 ID:fR3gDiJv
突然なんなんだ、俺が悪いのか?
だって、朝比奈さんは朝比奈さんで、長門は長門だろ?ハルヒに到ってはあいつのどこ
を賛辞すればいいのか箇条書きに纏めて提出して欲しいくらいだ。
「俺って、そんなあからさまに態度を分けているか?」
「……」
いや、そこで黙り込まないで欲しい。それじゃ肯定してるのと同じだ。内心ではともかく
歯の浮くような台詞を口に出した憶えはないんだがな。
「その内心での言葉。あなたは時々、声に出さずに独り言をいう癖がある」
…そ、そうかい。そんな気色悪い癖を持ってたとは、うっかりしていた。
「微妙な唇の動きで読み取れる」
読唇術かよ。どっかのマンガの国王にそんな奴がいたな。ハルヒみたいな性格の。
……ま、それは置いといてだな。要するに朝比奈さんと同じ態度を取れということか?
「差別は良くない」
差別してるつもりはないんだが。昨日朝比奈さんにも行ったとおり、俺は思っても無い
美辞麗句を並べるのは苦手だし、思ったとしても声に出さないのは、その…照れというか
云うに言えない年頃という事でどうか勘弁してくれ。
「了解した。朝比奈みくると違い、賛辞するべき美点が無いという結論に到った」
いやいやそーじゃなくてだな……わかった、ちょっと待ってくれ。
「あー、長門よ…」
まず、お前に美点が無いという前提が誤りだ。今まで面と向かって云った事はないが、
お前の美人度も相当な部類に入る。…まあ、俺のTOP5以内は確実だな。肌はヒマラヤ山頂
の雪もかくやと思うほど白いし、淡い色合いの髪が肌の白さと実にマッチしている。瞳は
それこそ漆黒の大宇宙を凝縮したかのような神秘的な輝きを帯び、これで白い翼でも生やし
ていようものなら確実に天使が降臨なされたと信じるね。お前の必要最低限の言葉は、何時
だって千斤の重みがある。どんな難事を前にしても揺るがない平坦な声にどれだけ安心し
てきたことか。そして、お前の性格の良さにはホトホト頭が下がる。俺がどんな無茶なこと
を頼んでも文句一つ言わず引き受けてくれるもんな。いや本当、感謝してもしきれない。
うちの団長に、お前の爪の垢の万分の一でいいから煎じずそのまま飲み下して欲しいくらい
だ。お前のように優秀で万能な部員が居ることをあいつも日々感謝すべきだな――。
――えーと…。
「……あー、その、なんだ……このくらいで分かってくれたかな?」
魔法の鏡のように磨かれた長門の瞳にかなりプレッシャーを感じたが、やがてゆっくりと、
長門は頷いた。
「大体のところは伝わった」
「そ、そうか…。そりゃ良かった」
納得してくれたのか俺の鼻先まで近づいてた長門の髪がすっと離れ、定位置のパイプ椅子
へと戻った。
「やれやれ、長門にこんな一面があったとは……」
机に肩ひじを突いた俺は、長門から見えないよう口元を隠しながら小声で呟いた。さっき
長門を女の子だと言ったが、正直、宇宙人も女の子も同じくらい謎だ。
しかし疲れた。朝比奈さんに対し普段思ってるようなことを伝えてみたが、本当にあんな
んで良かったのか?出てこない言葉をひねり出すのに苦労したぜ。
いつものようにすっかり読書の虫になっている長門を、ちらりと横目で盗み見た。
やっぱり言葉とは、無理に取り繕うもんじゃない。ぱっと思いついた台詞をシンプルに云
うのが一番だ。
だから長門よ……おまえ今日、可愛いぞ。
END
>>269-271 不覚にもキョンに惚れそうになった。
朝方からGJです!
それでは長門おやすみ
こ このシャンプーの香り クセになるぞ・・・!?
, ‐-ー- 、
-‐-.' / ; ヽ
〃. ヾハハハハ !
. ! .|ノiノハ从ハゝ─ ,iリ)!
i .(| |┰ ┰i!っ ,ノル´ スーハースーハー
'ハiリ、'' -.''ノどニ'>
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. とく_U,_i_〉U_八__〉
・・・酩酊及び催淫作用ナノマシン配合
昔ある国に 心優しいお姫さまがいました
でもお姫さまはしゃべることができず いつもうつむいてばかり
本当の友達はいない しゃべれない お姫さま
「おお かわいそう」 人々は"かわいそうなお姫さま"と
あわれみ お姫さまに やさしく してくれました
そんなある日 お姫さまはだんだん体が凍ってしまう病気に
かかってしまいます
お姫さまの病気が悪くなると 人々は より いっぱい
お姫さまに やさしく してくれます
でもそれは お姫さまだけ 皆の輪の中に
入れないことでもありました
「みんなと同じように遊べない みんなと同じように勉強できない」
自分に自信がもてなくなったお姫さまは
どんどん顔が凍りつき とうとう笑うことさえできなくなってしまいました
「かわいそう かわいそう」
人々は もっといっぱい 特別に やさしくしてくれましたが
お姫さまの さみしさは どんどんつもっていきました
「このまま全部凍ってしまえばいいのに
そのままずっと目がさめなければいいのに」
お姫さまの病気はどんどん進み
ついに こころ まで凍ってしまいました
こころ が凍ってしまったお姫さまは
わがまま に つめたくなっていきました
最初はかわいそうと思っていた人々も
だんだん お姫さまに近寄らなくなってしまいました
本当にひとりぼっちになってしまったお姫さま
でもひとりだけ 毎日 お姫さまのところに きてくれる人がいました
お姫さまが 生まれたときから 仲良くしていたとなりの国の王子さまです
お姫さまは王子さまに問いました
「わたしはこんなにわがままな嫌な子なのに どうして仲良くしてくれるの?
わたしのために毎日 となりの国からくるのは大変でしょう?」
すると王子さまはいいました
「僕は 姫がかわいそうだから きているのではありません
僕が姫にあいたいから 僕が 姫を好きだからきているのです」
うつむいてばかりだったお姫さまは
そのとき はじめて顔をあげ まっすぐ前をみました
そこには 太陽のようにポカポカで
やさしい笑顔がありました
そして太陽に照らされたようにお姫さまの
凍る病気も溶けていき本当の ともだち ができた
お姫さまに笑顔がもどりました
王子さまと同じように にっこり笑うようになった
お姫さまには ともだちもたくさんできました
それから お姫さまはうつむくこともなく
王子さまや みんなと
いつまでもいつまでも仲良く暮らしました
おわり
職場からおはよう。
朝からスレチェックSSチェック
>>269-271 GJ!!
長門の女の子らしい行動が・・・
最後の締めがなんともいい感じ
>>275-276 らきすた知らないけどイイ!
誰も居ない この流れならいける!!!!!
3分間レスが
無ければ
長門有希はオレの嫁
がんばれ
ところで、誰か前スレのログ持ってないか?
まとめにうpされてないみたいなんだが・・・
>>282 時期としては、次スレが500程度まで進んでからとしています。
と有るからまだうpしてないだけじゃないか?
個人的に欲しいとかならロダにうpるが
>>283 あ、そうだったのか。よく見てなかった。スマン。
別に個人的にほしいとかじゃないから別にいいです。
285 :
電波:2007/04/10(火) 16:50:44 ID:5iCGIJd5
>>269-271 GJ!!自分の妄想がここまで良く発展させるとは・・・。感服します。
ありがとうございます。
射手座の日(アニメ版)の長門は特に可愛く描かれているような気がするのは気のせいだろうか。
>>286の質問はよく出るな。いっそ天麩羅に(ry
作画監督だか何だかが違うんだって。それと「意図して丸く描いた」とのコメントも。
安西先生…
風邪を引いた長門さんをキョンが看病orキョンをかいがいしく看病する長門さんのSSが読みたいです…
看病しに行ったら風邪うつされてお見舞いに来てもらったらうつし返す
永久機関の完成ですね
>>287 丁寧にありがとう。やはり気のせいではなかったか……
長門かわいいよ長門
転厩!
>>290 堀口悠紀子は神。第五話と第十一話の作画監督。
らきすたの作画監督も堀口らしいな
おkらきすた見てくる
OPはいいが……中身はあまり期待しない方がいいかもしれんぞ
原作は正直微妙だからな
こっちは今日の26時に第1回放送だな
スレチスマソ
>>295 そう。1話を6回見た。
まだ1話の時点では出てないし長門に中の人なんているわけないんだが、
茅原実里も出演するから楽しみ。
さぁて、射手座みるか・・・。
>>297 千葉テレビは日曜日だったが、こっちって何テレビ?
>>365 次女の顔を修正してみた
-‐‐- 、
/ ヽ
! ! 人|,.iノl_ノ)
i 乂-‐ −! i 「ほっと、安心を」
\ヽ .ゞ - ノノ
-‐- ``フ i´
〃. ヾ / \ノゝ
! |ノiノハ从ハヽゝ /__i |丱!_|_
「もっと、活力を」 i (| |┰ ┰iイ ̄ ̄ つ旦つ ̄ ̄ ̄ ̄\
'ハリ、 - ノリ \
_/ つ{⌒l⌒0.\ 旦 \
| リ入⌒'⌒ \「 ̄ ̄/´ ヽ二二/´ ヽ ̄。 ̄ |
モモモヲ._'ミ巛..‐} ̄ ̄i! ○",. '^.,、ヾ).l! ゚ o ̄ ヽ
⊂___ヘ个_/ i! { 〈ノノリハ))〉i! ヽ_
`|`イ_ _!i 从.i|─ ─i .l!_ _ヽ
ヽ_{_  ̄__リノソ .リゞ-_゚- 'リソ_  ̄ ̄ _}
 ̄ ゝ-─'、,-ヾ‐-'  ̄ ̄
「きっと、満足を」
ほっと もっと きっと
三姉妹
.
301 :
300:2007/04/10(火) 23:13:15 ID:y09n0Lal
誤爆スマソ・・・
ここ数日食欲なかったけど、
長門を見たら治ったよ長門
_
, ^ `ヽ …役に立てたなら、よかった
イ fノノリ)ハ
,.、⊂' ⌒つl|゚ -゚ノlリつ /i
;'`;、、:、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i
'、;: ...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;;..; :..‐'゙  ̄  ̄
>>303 唐突にアリスSOSを思い出した。スレ汚しスマソ
職人さんはスゲーな。リリース時期のメドってあるの?
死んだ
・・・文芸部室内で読書をする長門の、その周囲30センチ内の空気を「ささっ」とビニール袋に詰めて梱包し全国配達してくれないだろうか
高値で買う
ちょっとキャスターに似てるなw
>>305 すんません。こっちもいろいろ…
スクリプトも合わせて練習中です…
最終回煮詰まりすぎ。
>>307 光速でつちのこフォルダに収納した。
>>307 素晴らしすぎる!
似たようなシチュエーションを某漫画で見た時に心打たれた事この上なかったけど、
まさか長キョンで拝めるとは思わなかった!
長門RPGさ、話が立ちあげった時は軽い気持ちで参加してたけど
なんかレベル高くて実際俺ができる事無いわww
まあ見てるだけで面白いけど
>>307 悶えすぎて呼吸困難になった
そういや「伝染るんです」で似たようなのがあったな
彼女がジュースを吸う一方、
彼氏は唾液を送り出すという4コマ
長門家のリビング。例によって呼び出されたキョン。
「あー…相談があるんじゃなかったのか?」
おまえが座らんと俺も座りにくいじゃないか。それから距離が近い。
「……男性型インターフェースの開発が検討されている」
俺の目を真っすぐ見上げたままポツリと答えた。そういや男の宇宙人には会ってないな。
だが何の関係があるんだ?俺たちに危害が無いなら勝手に作ればいい。
「…この星の男性サンプルが必要。……だから」
長門がうつむいた瞬間、俺の体が凍り付いたように止まる。朝倉にできてお前にできない事は無いよな。
カチャカチャ。
「って!なぜベルトを外す!」
気付けば俺の前にひざまずき、ほんのりと頬を染めつつ俺の…ちょ!パンツはやめろ!
「……チュパ…チュ…‥チュプ…」
くぅ…待ってくれ、意味がわからない。いつの間にこんな事を覚え…じゃなくて、
「う…く、長門。サンプルってまさか…」
一度口をジョンから離し、
「…………出して…」
正直スマンかったorz
今見た夢(少し加筆)なんだ。ごめんよ長門…
>>315 自分が見たのは「未来日記」2巻。 やられてみたい……
>>307 あれか、おまえさんは俺を成仏させる気か。
だがこんなものじゃあ俺は逝かないぜ。
もっともっとキモチよくしてもらわないとなぁ
じゃ、むこうでじいちゃん待ってるから
321 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/11(水) 02:50:28 ID:n15onFn/
たまにはこっちでくんかくんか
>>307 長門の仕草が可愛すぎる。
どっちかっつーと消失長門っぽいが………それにしてもこの長門、ノリノリである。
ビール片手に野球中継を見る長門
>>305 RPG制作のCMの声が何者かの件
>>307 GJ!!さっそく保存させていただきました!
北高見学してきたけどまんまだな。長門の家から絶望的に遠かった
>>327 現場写真うppppppppppppppppp
気になってることがあるんですが…
wikipediaの「涼宮ハルヒシリーズ」のページで、長門有希の紹介文の中に、
「谷口による美的ランクではAマイナーとされている。また、本人はまったく気にしていないが起伏のない体型をしていて、
朝比奈みくるとは対照的(本人曰く、地球人の高校生平均の体にしたらしい)」
って書かれているんですが、そういう表記はどこに出て来るんですか?
ラノベは憂鬱から分裂まで全部読んだし、ネットでも調べてみたけどわからなくて。
誰か知ってたら教えてくださいm(__)m
>>307 これを踏絵にされたら、真っ先に死を選ぶだろう
忙しいようですが頑張ってください。
キョンの記事の
>今のところ、特定の相手に恋愛感情を抱いているということはない。
っていうのもおかしいな
正確には
今のところ、特定の相手に恋愛感情を抱いているという自覚は無い
だな
もしくはこれ書いた奴がアニメしか見てないとかね
憂鬱ラスト見てればこんな説明しないと思う
wikipediaのおかしいところを検証してたらそれだけで人生終わる
でもこれは主人公のヒロインに対する感情の記述だぞ?
これ間違ってたら記事の存在意義が危うい
書いた人はこんな解釈してるんだな〜ぐらいでとらえておけばいいんじゃね
原作者以外が何言っても憶測だしな
話元に戻すと原作、アニメに
>>331の体型の記述は無かったと思う
なにかの雑誌の特集にでも書いてたのかも知れんけどね
それかSSやweb漫画読みすぎて混じってるかw
あんだけキョンデレかましてるのにそんな解釈をなぁ・・・
まぁ俺は長門関連記事にしか手を加えないからもうこれ以上何も言うまい
そして誰かが元に戻す永遠のスパイラル
342 :
331:2007/04/11(水) 18:22:01 ID:33yLD110
そうですか〜。
原作やアニメに出てきてたわけじゃないんですね。
ひょっとしたら見落としてたのかとも思ったんですが。残念。
わざわざありがとうございます!!
マックスファクトリー長門のamazonレビューが買えなかった奴らのボヤキばっかでワロスww
>>307 \キタ━━━━━━━━━!!! / /:::::::ヽ___
━でお待ち下さ\ \●ノ\●ノ / 丿 ::.__ .:::::::::::::
∧_∧(\へ■ ▼へ / / /。 ヽ_ヽv /:
ち下さい( ゚∀゚) \ > < / / / ̄ ̄√___丶
∧_∧( つ つ \∧∧∧/━━ | .:::::::::: / / tーーー|ヽ
( ゚∀゚)そのままキタ━< 激 > | .:::::. ..: | |
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そのままキタ━でお待ち < く >/ /| : | | |:::T::::|
──────────< キ >──────────
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キタ━━━━━(/━∪━━∪━∪━━∪\ ┗┛
キタ━━━━ /┃ しばし キタ━━(゚∀゚)━!!!\
皆、キョン→ハルヒを受け入れつつ長門を応援してるんだね。
今日、カレー曜日を読んだよ
ヤンデレだけあってなかなか強烈だったな
>>345 自分は受け入れてないよ。 ていうか受け入れるもなにも、描写的に希薄だし。
憂鬱のラスト「似合ってるぞ」? 演出だけじゃないか。 台詞的には眼鏡無いほうが可愛いってのと
同じようなもの。
演出面でそれっぽいから、ヒロインだから、物語的に、というメタ的な要因を除けばの話だけど、
キョン→長が無いのと同じくらいキョン→ハルだって無いと思ってる。
今んとこ同じくらいじゃない? と。
ハルヒに対する態度を「キョンはツンデレだから」の一言で済ますのはどうも自分に合わないというか。
>>345 まぁ、世間は広いんで、
>>347みたいな夢意見もあるよということで。
大半は一般概念だから大丈夫。
だから長門厨長門厨言わんといてorz
俺もキョンハルヒを受け入れてるわけじゃないがそれ以上にキョン長門がありえないと思ってる
その上での長門萌えだろ
ありえるとかありえないとか
そんなことはどうだっていい
長門に萌えるんだ
>>348 人の事を他所に出向いて迷惑をかける長門厨と一緒にしないでくれ;
フィルタを省いても、長門に対する態度とハルヒに対する態度を単純に比較したら
別に不自然な見方じゃないと思うけどなぁ。 あくまで、メタ的要素を除いてだけど。
そんなに少数派なのか……サビシス
だな、ここは長門有希に萌えるスレで議論するところじゃないもんな
長門かわいいよ長門
何だこのやれやれな流れは
>>351 さりげなく同意
もし、キョンが固定の誰かを好きもしくは興味があったならハーレムラブコメになってしまうなwwww
・・・まぁ、解釈は人それぞれさ
俺はどんなときでも長門萌えだ。ただ、それだけで良い
何故自分は長門に萌えるかを
力説できる奴は挙手
力説って2分くらいそれだけで喋れれば力説なのかしらー
長門さんの表情がわかるような気がしてきたら萌えてきた証拠じゃないだろうか?
いわば、それって固定執着がすごいってことジャマイカ
ここは、そんなナガトスキーが集う場所
俺は120dBぐらい力説できる
だから固定できないイメージを固定しようとするなと何度(ry
ノシ
>>359 長門はキョンの嫁をいってるやつにいくらでも言ってやれ
>>362 それは挨拶みたいなもんだ。
・・・・良いじゃないか。夢を見たって。
>>363 夢なんかみるな、現実をみろ。
というわけで
長門は俺の嫁
それはないな
367 :
電波:2007/04/11(水) 22:08:24 ID:qeG61BAN
何かいいことがあったのかキョンは、長門と二人きりの文芸室で、
口笛を吹いていた。口笛に興味を持った有希たんが、キョンに教わりながら、
どこか楽しそうな雰囲気で吹いている。後日、キョンは有希たんに呼び出され、
そこで有希たんの透き通るような口笛を聞いて感動する。
という電波を受信しますた。自分もSS書けるようになりたいです。
>>367 前から思ってたけど、それだけネタが想像できるなら書けるんじゃない?
試しにそのお題で書いてみたらどう?
369 :
電波:2007/04/11(水) 22:13:15 ID:qeG61BAN
酒飲んで帰ってきて酔ってるオレにとりあえず言わせてくれ
>>364 それはない
長門かわいいよ長門
長門愛しいよ長門
長門フラグとえんどこいやぁぁぁぁ
ごめん
>>367 上手く書こうとすると挫折するから気楽にな
最初は書き上げたら直ぐ投下せず、1日置いて推敲すると良いよ
>>369 >>372の言うとおり。
1日置いて読むのは大切。それと音読するといいらしい。
俺はいつもそれでとんでもないミスをしているから・・・orz
期待してるよ。
さて、つちのこ氏のせいで
消失長門のSSを書きたくなったわけだが
どのくらい積極性を持たせたらいいかワカンネ('A`)
>>372、373
アドバイスありがとう。頑張って今書いています。
やっぱ妄想受信とは違い難しい。
>>374 あなたが感じるままの消失長門でいいじゃないか
>>376 イマイチ消失長門のイメージが確立して無くてさ・・・
今少し消失読んで大体分かってきた気はする
ネタはまだ思い浮かばんが
>>377 このまま寝てしまうのが惜しい・・・
明日読めるようwktkしてるよ
普段引っ込み思案な子が2人きりだといつもよりがばって積極的になるとかいいなと思っちゃう
ここで書かれたSSを4コマで描くのはいい練習になる。いやあくまで練習ですでないとパクリになっちゃうので
_
. , ^ `ヽ
〃 イ fノノリ)ハ くそったれと伝えろだって。
(ヽィヘリ(l|゚ -゚ノlリ きゃっ。
⊂〈_jk{つ{⌒l^0
382 :
SS1:2007/04/11(水) 23:29:11 ID:mya4C4d+
一枚の藁半紙。
くしゃくしゃになったそれを俺は自分のポケットから取り出して告げる。
「すまない、長門。これは返すよ」
俺はいつもこう言う。他の言葉は選択できないかのように、いつも同じだ。
差し出した紙きれのその先には震える指先がある。
レンズの向こうにある悲しげな瞳が、静かに俺の取り出した何も書き込まれていない
入部届けを見つめていた。
おまえは必ず一度取り損ねてから受け取る。
紙が細かく震えていたことが、今ならはっきりと分かる。
「そう……」
震える声が俺の脳を麻痺させる。
すまない。だけど、俺は行かなくちゃいけない。
また、おまえに会う為に。
だからさよならだ、長門。
目が覚めるのはいつもこの瞬間だった。
あの時、エンターキーを押した記憶は今でも鮮明に記憶に残っている。
こうして夢の中で寸分たがわずリプレイできる程鮮烈に。
むしろ、夢を見る回数を重ねるほどに細かな事柄が補完され、
当時の混乱と緊張の中で決断を迫られた瞬間よりもさらに状況が明確になっていく。
俺を呆然と見つめるハルヒたち。
SOS団になり得なかった文芸部の内装や、窓から差し込む光の角度、
メンバーの立ち位置からその姿勢に至るまで。
そんな中で何より俺を挽きつけるのは、レンズを通して映える薄く濡れた瞳の色だ。
そこに俺の姿は映されることはない。
震える睫毛が、俺の視線を遮っているのにも関わらずはっきりとそれが分かる。
深い蒼を帯びる揺れた瞳の色の記憶。
その残滓を心に留めて俺は現実の朝を迎える。
薄く開けたまぶたから朝の光が差し込んでいる。
3月に入り、大気は少しずつではあるが冷たさを忘れつつあった。
当然の権利のように、暖かい布団の一角を占拠した三毛猫の体を避けるようにして
俺はのろのろと起き上がる。
このデブネコは俺のことなどまったく意に介した様子もなく、平穏なまま惰眠を
むさぼり寝息を立てていた。
くそ、相変わらずのんきなやつだ。
シャミセンの変わらぬ安寧とした寝姿を横目に、そのままベッド脇に腰を下ろすと、
俺は額に手をやってため息をついた。少し汗ばんでいるのが分かる。
いったい何度目だ、この夢は。
偽りの世界と決別したあの瞬間を夢に見始めて、もう一週間は経つ。
最初はその衝撃から夜中に目覚め、布団から飛び出すように起き上がったものだった。
夜の静寂を破った俺の呻きのような叫び声は、すぐとなりで寝ていたシャミセンの
不興を買ったのだが、そんなのはどうでもいい。
あまりの生々しさに心臓のバクバクとした音を抑えるのに必死だったくらいだ。
そして回数が重なるほど、夢の精度は高くなる一方だった。
自分で選んだ決断だった。俺は今でも間違ったとは思っちゃいない。
だが、おそらくもう1人の俺がいる。
もう何度目になるのか、繰り返されるあまりにリアルな夢から帰還を果たした
今日に至って、俺はその存在をはっきりと確信した。
『あの長門有希』を忘れない俺が確かにいる。
383 :
SS2:2007/04/11(水) 23:30:06 ID:mya4C4d+
隔絶された雪山の怪しげな洋館。奇妙な時間が流れる廊下でハルヒに指摘されるまで、
自覚はなかったのかもしれない。
「有希と何かあったの?」
別に何にもねーよ、と反駁する俺に、先を進むハルヒは廊下の先に視線を送ったまま。
背中を見せたまま俺と視線を合わせようとはしない。
「うそ。クリスマスイヴからずっと、あんた、有希を気にしてばかりいるじゃん。
気がついたら有希の方ばっか見てるし」
そこから始まる、でっちあげの後ろめたい言い訳は省略するとして、
雪山謎館事件の後、俺は『長門の方ばっか見てる自分』が周囲から認識されている
という事実を改めて確認し、愕然とした。
そんなに俺は長門をじろじろ見ていたのか?
いや、そんな露骨な訳はないだろうが、朝比奈さんや古泉も気づいていたのかもしれない。
ひょっとすると当の長門本人にも。
背筋にいろんな意味で寒気が走る。
長門に無意識に視線が行っていた理由は分かってる。
時空改変を行ってしまった人物と原因。
長門有希に頼りすぎていたという事に対する後悔にも似た想いが、
あいつに意識を向けさせたって事だった。
『大騒ぎを繰り返し、その処理を行い続けた結果、積もり積もったストレス』。
あの情感がまったく欠如した有機インターフェイスに芽生えた、
感情の爆発こそが原因だとその時の俺は判断した。
しかし、どう客観的に考えても、ハルヒの周囲で発生する事件の大半は
長門の能力抜きでは解決できようもないものばかりで、必然とあいつの処理するべき事は多く、
もちろんその負荷は俺なんかでは考えられない膨大なものであるに違いなく、
その上俺たちが気づく前にそうと知られることなく、内密に処理してきた事も多かったろう。おそらく。
そうして起こるべくして起こったのが、あの12月18日だ。
以来、俺は長門を前以上に意識せざるを得なかった。
絶対万能無敵な何でも屋として、むやみと長門に頼る思考パターンを
意識して抑えさせたし、そうならないように配慮してもきた。
とはいえ、俺にできることには限りがある。
すると残りの面子は『いささか頼りない美しき未来人』と、
『煙に巻くような笑顔を絶やさぬ怪しげエスパー野郎』の2人きり。
ともかく、この2人と協力することで何とかできれば、の範囲だが
何とかするしか長門の負担を軽減できる目はまったくない。
ハルヒは除外する以外ないんだし。
要するに俺は長門を心配しているってことだ。当たり前すぎる。
だが、それだけでは説明できないのがあの夢だ。
もう1人の俺がいる。それは確かだ。見続けている夢がそれを教えてくれる。
しかし、なぜ今なんだ。
不自然なまでなリアルな夢。
何かがおかしい。
※「消失長門」を巡るSS。
データがぽろっと出てきたので途中まで投下してみた。反省はしている。
未完なのが勿体ない><
2ヶ月くらいなら待つ
頑張って仕上げてくれ
わっふるわっふる
ところでSSって三人称で書いてもいいの?
>>386 ハルヒものSSで3人称はあんまり見ない…?
たぶん理由は「キョン」をどう表現するかが問題になるのかと思われ。
いろいろ見てるけど視点で一番多いのはやっぱりキョンだよね。
次はハルヒとか。みくる視点は意外と少ない、ような気がする。
おまwwwww
じゃあいっちょ書いてみるかな、三人称で
以前にもキョン一人称でいくつかエロパロの方に投下したけど(非エロ)、どうも原作を遵守すると長門像に迫れなくて
しかし俺なりの長門解釈が含まれるので多分好みの分かれる諸刃の剣になる
>>390 謎の多い人だからねぇ、みくるは
394 :
画像SS:2007/04/12(木) 00:33:30 ID:oOw1IGwC
>>394 え?え?え?
訳もなく悲しいけど、え?
あと、挿絵がないのも(ry
一瞬アレを思い浮かべた俺はイッペン、シンデキマス
>>394 ………
泣きながら寝る。
もう本当に泣きながら寝る。
>>394 ついさっきぬ〜べ〜42話みて号泣したばかりなのに…
また涙が…
ぬ〜べ〜ナツカシス
>>394 LAST IMPRESSION聞きながら見たら目から汗が…
402 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/12(木) 00:59:02 ID:XIy85gsc
長門有希いいよ有希いいよ有希
>>394 こ、これは汗だってば!
涙なんかじゃないんだからね!
それはともかく、もしかしてがらくたのかみさまの作者?
スク水の長門さん描いたんだけどどうしよう
アカセ
アカシテクダサイ
>>401 TWO-MIX?
しばらく活動してないと思ってたら、今は深夜アニメの音楽作ってんのか。
スレチスマソ
,. -‐'''''''''''''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,,,,,,........ -ァァフ|
|i i | }! }} //|
|l、 { j} /,,ィ//| あ…ありのまま 今 起こった事をはなすにょろ!
i|: !ヾ、_____ノ/ u {:}/|
//, '/u ヽハ 、 ヽ 『長門SSを書いていたらみくるSSになっていた』
〃 {_{\ /リ| l │ i|
レ!小l● u ● 从 |、i| な…何を言っているのか わかないかも!と思うけど
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│ わたしも何がおきたのかわからなかったにょろ!
/⌒ヽ__|ヘ u ゝ._) j /⌒i ! 『わかめヘアー』とか『昆布アタマ』だとか
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ /│ そんなチャチなもんじゃあ 断じてなかったにょろ!
. /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ | めがっさ恐ろしいものの片鱗を味わったにょろ!
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
今日はもう寝ます(´・ω・`)
長門というかハルヒを全く知らない俺がなぜこのスレに来てしまったんだろうか?
俺だって本編読んだこともないしアニメ見たことすらないぜhehehe
SS倉庫回っただけで、すでに本編読んだ気になってる俺バカス。
今月の給料で一巻だけ買います
>>410 運命
この機会にアニメみてノベル買ってに長門に服従するべき
,. -‐'''''''''''''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,,,,,,........ -ァァフ|
|i i | }! }} //|
|l、 { j} /,,ィ//| あ…ありのまま 今 起こった事をはなすにょろ!
i|: !ヾ、_____ノ/ u {:}/|
//, '/u ヽハ 、 ヽ 『机の上にスモークチーズを置いたら、もう食べ終わっていた』
〃 {_{\ /リ| l │ i|
レ!小l● u ● 从 |、i| な…何を言っているのか わかないかも!と思うけど
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│ わたしも何がおきたのかわからなかったにょろ!
/⌒ヽ__|ヘ u ゝ._) j /⌒i ! 『情報連結解除』とか『みくるビーム』だとか
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ /│ そんなチャチなもんじゃあ 断じてなかったにょろ!
. /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ | めがっさ恐ろしいものの片鱗を味わったにょろ!
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
>>409やっぱこうだろ。
>>410 >>411 おめでとう、今日からおまいらも長門スキーだ。
俺も軍事板出身だから気にするな。
昨日の想像を初めてssとして投下します。
「有希と口笛」
毎日、暴力団長こと涼宮ハルヒにいいように使われ疲労困憊になる日常でも、
たまにはいいことが起きるものだ。
なんていったって、今日は、なんとあの麗しのマイエンジェル朝比奈さんと一緒に登校できたからな。
おかげで俺のテンションは鰻登りに上昇中だ。
授業中もなんだか凄い覇気を放出している団長様も全く気にならなかったからな。
今日の登校風景を思い出していたら、あっという間に放課後になり、
俺はテンションの高いまま、そのままSOS団の根城である文芸室へ直行した。
おっと、テンションが高いから、そのまま扉を開けてしまうとこだったぜ。
ここでうっかりノックせずに扉を開け、朝比奈さんの生着替えを目撃してしまったら、顔を真っ赤に染めた朝比奈さんに叫ばれ、
気まずい思いをする羽目になってしまうからな。
と思いつつ、ノックをすると
「・・・」とおなじみの三点リーダしか帰ってこなかった。
「よっす!今日は長門だけかぁ。」と言いながら、
本から顔を上げまるで小宇宙を形成しているような瞳でこっちを凝視している長門に挨拶。
長門もこちらにしか分からないような角度で軽く会釈し、すぐに読書に戻る。
本の題名は・・・、スマンなんて書いてあるんだそれ?ロシア語か?
まぁ、どうでもいいかぁ。
ふふふ、今日の朝比奈さんとの登校よかったな〜と思い出し、
それがどうしても動作に出てしまう。
どうやら、俺は無意識のうちに口笛でB’zの「太陽のKomachi Angel」を吹いていたみたいだ。
気がつくと、長門が自分の定位置から離れ俺のすぐ傍に接近して俺の唇のほうを吸い込まれるような瞳で凝視していたからな。
ん?長門。お前口笛に興味あるのか?
「・・・ある。けど、吹けない。教えて。」
教えるのはいいが、
しかし、もうすぐ不機嫌なハルh「彼女は担任の岡部に呼び出されていた。確認済み。
朝比奈みくるは友人と一緒に清掃作業をしている。
そして、その後その友人と買いものに行くつもり。
古泉一樹はバイトで今日の団活には来れない。これも確認済み。だから大丈夫。教えて」
と子犬が親犬を見るような目で懇願された。
よし、わかった。じゃ教えるぞ。
と俺は長門の願いを快く了承した。
いつもこいつには世話になっているしな。
しかも、長門がこういうのに興味をもってくれのは人間に近づいている証拠でもあるし俺にとってもうれしいことだ。
じゃぁまずは音を出すことから始めるか。
音の出し方は唇の力を抜き、軽く閉じ、合わせた唇の中心を少し開くんだ。
そして、『う』の発音のときの口の形に似せ、ゆっくりと息を吐き、
口の中で舌を動かすんだ。
そうすると何となく音の出る舌の位置が見つかると思うぞ。一回やってみ。
「・・・p、ピ・・・、ピ〜。・・・出た」
よしっ、その調子だ。やっぱり長門は覚えが早いな。
あ、そうそう力むと音が出にくくなるから口笛を吹くときはリラックスするんだぞ。
「解った。」
というようなやりとりを数回していくうちに長門の口笛の音はみるみる上手くなっていく。
あっという間に俺よりも上手くなってしまった。
口笛を一生懸命練習している長門の表情はなんだかいつもよりほんのすこしだけ柔らかいように感じる。
あいつも楽しんでやっているんだな。
結局、下校時刻になったので、
今日はこれまでという感じで下校することになった。
そういえば、結局ハルヒは来なかったな。
よっぽど、岡部の話にむかついたんだな。
と、まだハイテンションな俺はそんな些細なことは気にしなかった。
家に帰り、夕食を食べ終え、自分の部屋で、
今日の朝比奈さんとの登校と長門の口笛指導、
と凡人なら羨ましがる微笑ましい出来事を脳内で思い返していた。
集中していていつの間にか携帯の電話が鳴っていたこと気がつかなかったくらいだ。
発信源を確認せずに急いで電話に出る。
もしもし俺だが。
「・・・。」
この三点リーダは長門だな。
電話越しに沈黙されてもこっちにはさっぱり解らんぞ?
「今すぐ私の家に来て」
明日じゃぁダメなのk「今すぐ来て」
と長門は用件を言うとすぐに電話を切ってしまった。
長門がすぐに家に来てほしいとはよっぽどなにか重大な問題でも発生したのだろう。
ハイテンションで気にしてはいなかったが、
今日はハルヒの機嫌も悪かったみたいだし。
俺に何か役に立てればいいがと思いながら、
俺は今までだらけきっていた体に鞭を打ち、
夜なので少し厚めのジャケットを着て、
長門の家へ直行した。鍵のかかっている玄関を開けてもらい、
部屋のインターホンを押す。
「入って」
という声と同時に自動で扉が開く。いつものように部屋に入ると、
いきなり耳にまるでアクアマリンのような透明で、
なおかつどこか安心させるような綺麗な口笛が聞こえてきた。
長門が部屋の中央で口笛を俺に向けて吹いていたのだ。
「・・・」この三点リーダは俺のものである。
俺は長門の吹く口笛に完全に心を奪われていたのだ。
俺の耳に入ってくる曲は、
一見、高く単純な旋律の中に優美さがあふれており、
それでいてクラシック音楽らしくゆったりとしていて、
まるで愛しい人に送るような感じで、
これを聞いた者全ての人が、
長門は天使が産んだ妖精ではないかと勘違いしてしまうほど
綺麗で透き通ったものであった。
いつのまにか演奏は終わっていて、
長門はこっちを少し不安そうな目で見ていた。
「どう?」
ん?あ、あぁ、良かったぜ。
「変ではなかった?」
変なもんか、俺は長門のその綺麗な美声に心から感銘を受けていて、
ずっとさっきから口を閉めるのを忘れるくらいお前の美しい口笛を心からしっかり聞いていたのだ。
と力説すると
「そう・・・。」
と少し俯いた。
その瞳には喜びとすこしの恥じらいが混在しているように感じた。
そういえば、長門が吹いていた曲はなんなんだ?
どっかで聞いたことあるような気がするが。
「それは、秘密・・・。」
そうか、秘密じゃ仕方がないかと、どっかで自分を納得させ、
今日はいいものが聞けたと思い、
また、二人きりのコンサートで長門の口笛を聞きたいと思いながら、
帰路についた。
長門は一人でキョンが帰ったあとつぶやく。
・・・私が演奏した曲はエドワード・エルガー作曲の「愛の挨拶」。
彼にこの曲の由来を知ってもらうのはもう少し後でいい。
END
やっぱSSは難しいですね。自分の力量不足に嘆きました。キョンがなんか違う・・・。
>>420 なかなかGJ
これでいつでも電波受信→自家発電可能ですな。
自分はキョンの語尾に「〜からな。」が増えすぎない様に気をつけてる。
>>423 再び記憶を掘り起こさせるな
俺のこれは涙ではない汗だ
とりあえずGJ
漏れのこれは汗ではない汁だ……あれ何か物凄い負のオーラが(ry
>>420 お疲れ様。やれば出来る子だったんだな
これからは『電波の人』と呼ばせてもらうw
今回のSSはもう一度推敲して、まとめにうpしときなよ。
427 :
416:2007/04/12(木) 13:43:06 ID:nzj8LYdu
戦艦長門→(中略)→気がつけば長門スキー
13回ぐらい見た
432 :
SS 1/2:2007/04/12(木) 17:00:05 ID:mYymYHZS
投下します。最近ネタぎれしてきますた。
『有希のドッキリ』
すまん。何だって?
「だから、あんた有希にコクりなさい」
さくら満開のこの時期、胸に秘めた熱い思いを打ち明けるにはピッタリの季節である。
もちろん長門のことは嫌いじゃない。何度も世話になってるし、おまけに誰が見たってAランク美少女だ。
そんな長門の愛情弁当に感謝しつつ、週末のデートプランを二人きりの文芸部室で話し合う。
映画館でこっそり手を握ってしまおうか。その後は思いきって部屋へ呼んでみよう。
俺の幼いころの写真なんぞ眺めてるうちに日は沈み、見つめあう二人はそっと目を閉じ…
「……ョン!キョンってば!」
「ん?ああ、何だっけ?」
「ちゃんと聞きなさいよ!いい?まず部室に入ったら…」
つまり、長門にドッキリを仕掛けよう!らしい。
それはともかく、なぜ俺なんだ。少なくとも古泉のほうが俳優に向いてるだろうよ。
「長門さんは僕に興味が無いようです。あなたが適任でしょう」
そう言って肩をすくめる古泉。こんなボロい旧館の廊下じゃ似合わないな。それよりも、
「そ、そんな…長門さんがかわいそうです…」
何処であろうと変わらぬ美しさの朝比奈さん。オロオロと長門の心配をするその姿は、
外見どおりの天使っぷりだ。おまえも少しは見習ったらどうだ?
「大丈夫よみくるちゃん!すぐ謝れば許してくれるわよ」
10年越しの片思いが成就したような笑顔で言い放った。どうなっても知らんからな。
長門が本気で怒ったら?言うまでもないだろう。宇宙戦争の幕開けである。
そもそも、万が一長門が俺に恋心を抱いていたらどうすんだ?
嘘だと知った長門に涙なんか流されてみろ。生きていく自信が無い。
「やっぱりお断わりだな」
サンダル履きの場違いな客を見つめる高級ブランド店員の顔で、
「はぁ?あんたなんてスッパリふられるのがオチよ!こういう奴がストーカーになるのよね」
性犯罪者を見下す銀行強盗のような表情に変わり、
「でもね、告白されて嬉しくない女はいないわ。有希の照れた顔見たくない?」
忘れもしない去年の冬。あの三日間の記憶が甦った。
控え目な笑顔で入部届けを差し出した内気な文芸部員。
「キョン、作戦どおりやるのよ!」
ささやかな期待を持ちつつ部室のドアを開ける。
もう一度会えるかもしれないな。
あの時の長門有希に。
433 :
SS 2/2:2007/04/12(木) 17:01:37 ID:mYymYHZS
やはりと言うべきか、そこには普段と同じ無表情で読書中の長門が一人。
「よう、今日はいい天気だな」
当然のことを当然のように口にした俺を見上げ、日々角度を増しているお馴染みの返答。
「………」コクリ
さて、ドッキリとはいえ長門と二人きりの空間に早くも心臓が自己主張を始めやがる。
おや?なぜ長門の返事を心配してるんだ?これじゃまるで俺が本気みたいじゃないか。
「長門、ちょっといいか」
まずは団長机の前まで誘導。これは成功だ。
「……なに?」
この無垢な瞳を騙すのは気が引ける。しかしやらなければハルヒに何を言われるか…
俺は長門の細い肩をつかみ、
「おまえが好きだ。仲間としてではなく、一人の女として…大好きなんだ」
一分経過、無言。
そうだよな。好きでもない奴に愛を告げられたところで困るだけだろ。
「………わたし…」
いかん。嘘でも長門に拒絶されたくはない。早く言っちまおう。
「…も…好」
「すまん!嘘なんだ!許してくれ。ドッキリなんだよ」
何かを言いかけた長門は一瞬目を見開いた後、俺に背を向けてしまった。怒ってるよな。
「……いい。…気にしてない」
フルフルと肩を震わせながら弱々しい声を出した。笑ってる?そんなわけないか。
「なあ長…と?」
一歩踏み出して覗き込んだ横顔には一筋の涙。
後悔先に立たず。誰かは知らんがうまい事言ったもんだな。
「いや…すまん。まさかおまえが…その」
俺に涙を見られまいと顔を背け、
「嘘でも……嬉しかった」
もう無理だ。長門を強く抱き締め、本当の気持ちを…
「聞いてくれ。俺は『あの日』からおまえのことが頭から離れなかった。
それがどんな気持ちかはわからん。だが失いたくない。それは本当だ。だから…」
バァン!
「はいカット!有希、お疲れさま。それからキョン?」
突然ドアが吹っ飛んだように開き、引きつった笑顔のハルヒ、他二名が現れた。
そして腕の中にはアイスの当たり棒を拾ったような微笑み。うそ泣き?
「…朝比奈みくる伝授」
「アドリブにしては名演技だったわ。次の映画は主演にしてあげる」
眉をピクつかせながら俺の首を絞め、
「その時まで生きてたらの話だけどね♪」
つまり逆ドッキリか。いやーまいった。
朝比奈さんへの認識を改めつつ、薄れゆく意識の中最後に見たものは…
「……『失いたくない』…ユニーク」
ホクホクとした笑顔で部室からダッシュしていく長門の姿だった。
こら!逃げるな!
END
旅行から帰ってきたらつちのこ様が降臨してたのか・・・。
DL出来なくなってる・・・orz
ssとかどれも久しぶりに読んだからかかなり効いた・・・。
遅くなったけどただいま。
消失世界からお帰り
>>435 消失世界に行ってたのか……w
消失長門はどうだった?w
>>436 >>437 たった三日間だが長門から離れて会えなくなったのが辛かった。
長門が消失していた世界は何処か色褪せてて全てが悲しかった・・・。
3分レスがなかったら俺は1000の嫁
それ●
>>439 あすかの嫁になるかもしれんぞ。
>>420 なんというやればできる子。比喩表現が綺麗。
最後の視点変更が混在しているのがちょっとだけ気になったかも。
三人称視点に変えなくても良かったかもしれない。
あと「愛の挨拶」が最後に効いてくるために、
「まるで愛しい人に送るような感じで」の部分は別の表現に切り替えた方が。
キョンが「愛しい人に送る」と感じてしまうと最後が弱くなってしまうと思った。
読んでた人が「ああ、あの口笛は内緒で告白してたんだ」と驚くような感じで。
総じてうまいというか、題材の選び方が自然で綺麗。
偉そうに言ってスマン。GJでした。
>>420 じゃあ俺も気になった所を
『鰻のぼり』は意味に上昇が含まれている
『一見』は見る事を指す。聴く事には使わないな
あとはキョンの口笛かな。曲名を書かないほうがいいと思うよ。
細かすぎるかorz
昨日夜中まで甲陽園あたりをうろついてたが今日は夙川辺りでうろつくことになりそうだ。宿がねぇ
>>423 亀だけどGJ
自分の作ったのが何かしら製作の手伝いになったなら嬉しいよ
あと
>>403 そうだったりするよ
446 :
SS:2007/04/12(木) 21:35:47 ID:Qkvsyjvo
消失長門ムズカシス(´・ω・`)
日記風にしてみたかったけどイマイチ
2月20日。
暦の上では既に春でもまだまだ寒い日が続いてる。
でも、あと1ヶ月もすれば暖かい日が待ってることを思うと
この寒さも我慢できるようになるから不思議。
そしてその頃には彼と、今日よりももっと、
仲良くなれてたらいいな。
彼は、去年のクリスマス直前から突然私の所属する
文芸部を訪れるようになった。
何故彼が文芸部に来るようになったかは分からない。
最初はよく分からないことを言っていて怖かったけど、
それでも彼と接点が出来て私は嬉しかった。
そしてある日を境に彼と私は仲良くなり始めた。
その「ある日」というのは、彼が誰かを連れてきて
パソコンの前で何かやっていた日なんだけど・・・
未だに彼が何をやっていたのか謎。
1月の上旬ごろだったかな。
去年渡した入部届けに、彼が名前を書いて出してくれたのは。
あの時は入部届けを受け取る手が少しだけ震えた。
「これからよろしくな」
そう言って彼は私に微笑んだ。
その時感じた胸の高鳴りは、彼が微笑んだからか、
それともこれからの事を想像したからか、
どちらが原因だったのだろう。
・・・どちらもそうなのかもしれない。
彼と同じように、私も微笑んでみた。
「こちらこそよろしく」
それからは、彼と一緒に帰ることが多くなった。
といっても会話とかはせずに、寄り添っているだけだけど。
でも今日は少し勇気を出した。
何日も前から決めていたこと。
いつまでも私がこうでは何も変わらないと思ったから。
少し前を歩いている彼に近づく。
手と手が触れ合いそうになるまで。
そして私は自分の右手を恐る恐る
彼の左手にちょこんとぶつけてみる。
気づかない。
私は思い切って、今度は彼の左手を握る。
流石に気づく。
歩くのを止めてきょとんとした表情で私を見る。
私はその瞬間うつむいてしまった。
でも、言う。
「好き」
胸が張り裂けそうな感覚。
それでも、もう一度。
「私は、あなたが・・・好き」
447 :
SS続き:2007/04/12(木) 21:37:16 ID:Qkvsyjvo
そう言った瞬間、私が彼から一気に離れていくような、
妙な感覚を体験した。
今握っている彼の手を離したら
私は後ろへと飛んでしまいそうな感覚。
だから、少し強く彼の手を握る。
彼は今どんな表情をして私を見ているのだろう。
突然の告白に戸惑う顔?
それとも喜んでる顔?
無表情?
困惑する。更に強く彼の手を握る。
急に、私の手に力がかかる。
彼が握り返していた。
私は顔を上げて彼を見ようとした。
彼はあの時のように微笑んで言った。
「これからもよろしくな」
私から、彼の手を握る力が一気に抜けた。
今度は逆に彼が私の手を握ろうとする。
一本一本、指を絡ませながら。
「・・・こちらこそ・・・よろしく」
彼と同じように微笑むことは出来なかったし、
うつむきながら言ってしまったけど、
代わりに彼の手を握り返してみた。
-------------
妄想力が足りなかったことを何より反省。
>>422、426、442、443
みんなアドバイスありがとう。今後の参考になりました。
今度からは語彙の意味を勉強してから書きます。
>>432-433 もはや磐石の安定感。読みやすさも相変わらず。
最初はちょっとそれはどうなの、みたいな展開だったけど安心できる終り方でした。
クオリティと生産速度がすげぇ。
>>446-447 消失長門のIFは相変わらずせつな過ぎる…
長門が積極的に書かれてるのは珍しいのかも知れない。
改行がこまめにされてるんで読みやすかった。
>>450 二重表現やら表記揺れは自分も山ほどやらかしてるので人の事言えない…
全体的な表現力はすごく丁寧で好きです。特に口笛を練習しているところと、最後に発表するところはとても綺麗。
次回作お待ちしております。本当に。
>>448 すごいなぁ、作曲とかできないし(´・ω・`)理論わかんねぇ
もっと早く楽器始めてればなぁ。
ちなみに俺はTRITON ExtremeとJUNO-Gを使ってる。
スレ違いスマソ
「長門でルンバ」
有機生命体 人が死んだら どこへ行く
情報連結 解除されたら どこへ行く
人は死んでも 生きられる
人が死んだら行く 思念体 どこにある 長門
宇宙空間 測定不能
人智を超えたところで
宇宙のどこにも偏在しているそうな
それが (それが) 思念体 (思念体) 思念体
な な 長門でルンバ
思念の世界はいいとこ
観察しよう 踊ろう 長門でルンバ
な な 長門でルンバ
宇宙はパラダイス
宇宙は楽しい楽園 見たんか 長門(長門…!)
(セリフ)
事実。知っているんだから仕方が無い。
事実。造られたんだから仕方が無い。
…どうして笑うのか理解不能。
情報思念体において、有機生命にとっての「個体」の概念はない。
信じて。
地球と宇宙 宇宙と地球 同時空
絶命したら 履歴転送される 情報
人生は 実験場
自殺すると 情報が消えちゃうよ 長門
明るく素直に 生きましょう
楽しく今を 過ごしましょう
毎日 朝倉涼子に 挨拶なさい
そうすりゃ(そうすりゃ) 来世は(来世は) 観察
な な 長門でルンバ
年をとって死んでも
宇宙じゃみんな若返り 少年少女さ
な な 長門でルンバ
思念 思念 思念体
情報操作は得意さ 楽しいな 長門
な な 長門でルンバ
もしも家が欲しけりゃ
念じるだけでマンション購入 夢のようだね
な な 長門でルンバ
TFEI端末やってる 人が言うんだから間違いない 信じなさい 長門
宇宙は パラダイス
長門!
これはひどい
>>450 電波の人
SS集まとめの改行は「#br」。収録されてたのは「#br 」←#brの後にスペースがいっこ入ってた。
勝手だけど直しておいたですよ。
フロイト先生に仰がずとも最近見た赤子ポストの新聞記事の影響である事は明白だが
長門が捨て子拾う夢見たよ。断片的で途切れ途切れな夢だったが段ボールに入ってる
赤子を長門が発見してしばしフリーズして然る後どんな葛藤があったかしらんが
その子を抱き上げてマンションに連れ帰って、少しの間いっしょに生活してたみたいだ
母長門もいいよ母長門
しかし夢では見られなかったがその間学校はどうしてたんだろう
赤子置いたままじゃどこにも行けんしな
涼宮ハルヒの音声の長門、絵が射手座風味だ。
堀口さんなのかな?
誰か長門のお面つけた●のAA持ってないか?
Wikiには無いっぽいし・・・
過去スレからサルベージしてきた
_
, ^ `ヽ
イ fノノリ)ハ
リ(l|゚ -゚ノlリ.
パンパン / _ノ⌒⌒⌒`〜、_
ε( ̄⊂人 //⌒ ノ ヽ)
⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃
〃`⌒ヽ. おっと、お面が
彡//~ヾゝポロッ_
レ´ヮ`ノリ , ^ `ヽ
パンパン / _ノ=イ fノノリ)ハ
ε( ̄⊂人 //⌒リ(l|゚ -゚ノlリ
⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃
おお、サンクス。助かった。
自分達の活躍を見るために買ってきたエースで『ケロロ軍曹』を読み、
宇宙人と地球人の付き合い方が云々とキョンの家に居候しようとする長門
>>461 そして読書の他にガンプラ作りが趣味になるとか言わないよなww
>>462 つくるとしたら何の機体だろうか?
ウイングゼロとか?
>>461 そして長門が「キョン日記」を手に入れヤンデレになると
>>464 710秒ごとにキョンのことが書かれる日記なわけですね
「ちょろい」とか言って斧で頭をかちわるのか
ハルヒは不思議blog日記:不思議なことが○○分刻みで書かれる日記
キョンは阻止日記:ハルヒの不思議を阻止するための先読み日記
みくるは逃亡絵日記:不機嫌なハルヒが憂さ晴らしにコスプレさせられる事から逃げる日記
古泉は神人携帯日記:毎回不思議を逃してるハルヒの不機嫌から神人が出てくる時期が分かる日記
長門は・・・
>>464-465でw
>>358 このMADの完成度がヤバイな。
これまで見たどのMADより良いと思った
天城のおうちを壊しちゃえ☆
見れなくて泣いた
曲が糞
ドラマCDベリーショート長門を描いて…ゴミ箱にそっと捨てた
>>358 最近平気でニコニコ貼る奴増えたな。見られない香具師は置いてけぼりか…
ニコニコは厨のすくつ
476 :
電波:2007/04/13(金) 13:23:37 ID:MQg4FHPa
>>455 ミスってばかりいて申し訳ありません。
さて、話は変わるが、実はもう一つssがあるのだが、ネタは既出の肩車ネタ・・・。
掲載しようか悩んでます。
>>476 既出なのかどうかは知らないけどオレは読みたい。
というわけでお願いしますorz
じゃぁ、うpしてみます。
「有希と蛍光灯」
いつものように退屈で惰眠を貪るしかない授業に参加し、
パブロフの犬のごとく最早、平日の習慣となってしまったSOS団の団活に参加するために、
俺は文芸室に向かった。
団活って言っても特に何かをするわけではなくただ単にだらだらとしているだけだが・・・。
コンコンと文芸室の扉をノックする。
「どうぞ!」と優しい声に包まれた朝比奈さんの美声ではなく、
声自体は綺麗だが、猪突猛進ですこし荒々しい団長様の声が返ってきた。
そういえば、こいつはHRが終わると、文芸室に一直線に走って行ってたな。
と思いつつ、扉を開けるが、なんだろう。いつもより少し部屋が暗いな。
文芸室に入ると、教室の中心部分で天井の方をみてうんうん唸っているハルヒがいる。
「あ、キョン!ちょうどいいとこに来た。今蛍光灯が切れちゃって、
新しいのに変えようとしているんだけど、
私達じゃ背が低いから長机に乗っても届かないのよね、だからあんたがやりなさい!」
と部屋に入った途端、俺に雑用を押し付ける団長様を、
俺はやれやれとお馴染みのセリフをこぼしながら俺が変えることに・・・・・・
そういえば長門。そんなくらい部屋で読書していたら目が悪くなるぞ。
新しい蛍光灯を変えようとするが、文芸室の天井は以外に高く、
俺でも長机に乗っても届かない。ハルヒは少し不機嫌そうだったが、
何かを思いついたらしく、ニヤリと少し気味の悪い笑いをした。
なんで俺を見つめる?と思った瞬間、
「キョン!長机から降りて、しゃがみなさい!」
とハルヒからの勅命を受けた。
俺はハルヒの命令を疑問に思いながらハルヒの言うことを聞いて、しゃがんだ。
その瞬間、俺の双肩にクリーム色で、柔らかい脚が首を少し絞めるような感じで乗り、
しゅるっと俺の目の前に交差した。
「さあ、キョン!立ちなさい!これでいけるでしょう!」
とされるがまま、ハルヒの生脚の感触に耐えながら、俺達は蛍光灯を変えた。
変える途中、ハルヒが小刻みに脚を動かすので、
俺の理性が危うくデッドゾーンに行きかけるとこだった。
が、俺のメモリにはしっかりその感触を保存しといた。気持ちよかったしな。
そういえば、俺とハルヒとのやり取りの途中、長門は読書から目を放し、
俺の方を、まるで熊を射殺さんとするマタギのような瞳で凝視していた。
それはそれは怖かったぞ。なんでそんな眼で見るんだ長門?
長門の目線を気にしながらも、蛍光灯の交換を終え、恐る恐る長門のほうをチラッと見ると、
その瞳は、何か、これならいけると素晴らしい作戦を思いついた策士のような感じに変化していた。
その瞳は何を意味しているのか少し気になったが、明るくなった文芸室で団活は再開された。
それ以後は、特にこれから何が起こるわけもなく、下校時刻になったので、みんな解散となった。
どうでもよすぎて全く気にしてなかったが、古泉は今日来てなかったな。
まさか蛍光灯が切れたことで、ハルヒが不機嫌になり、
閉鎖空間が発生したのだろうか?まぁ、まったくどうでもいいが。
家に帰り、夕食を食い終わり、部屋でだらだら漫画を読んでいると、
携帯の電話が鳴った。
もしもしと出る。
「・・・・・・」お馴染みの三点リーダしか帰ってこない。
沈黙が続き、気まずく思ったので、俺がなにかあったのかと問いかける。
「緊急事態が発生した。私ひとりでは対処しきれない。私の家にすぐ来て」
俺は長門の家に向かって自転車を猛然と漕いでいた。
なんてったってあの長門が緊急事態って言うほどであるから、
よほど大変なことが発生したのだろう。
なんだろうハルヒがらみか?朝倉復活か?
異世界人の登場か?と自分の想像が矢継ぎ早に吹き出ては消えていった。
しかし、俺なんかが緊急事態とやらに役に立つのだろうか?
そうこうしているうちに長門のマンションに到着。
急いで長門の部屋へ行った。
「入って」といつものように部屋に入るが、
あれ?部屋が真っ暗だぞ?おい!長門何処にいる?
「私はここにいる」と俺の目の前に長門が出現した。
一瞬ビックリして、体が硬直したが、冷静を装い、長門に事情を聞く。
「私の部屋の蛍光灯全部が突然切れてしまった。変えは用意できたが、私の身長では天井に届かない。そのとき、今日涼宮ハルヒと彼方がしてた行為を思い出した。私もそれと同じ行為で蛍光灯を交換したいと思った。許可を」
ニコニコ貼られても見れないやつがいる。俺は見れたがな
しかし、誰もが見れないようなモノを貼られてもモンモンとするだけだと思われる
その辺の配慮はしてあげてあがたらどうだろうか?
存在を知ってしまったら余計見たくなると思うからね
>>476 俺も読みたい
お願いしますorz
真っ暗で長門の表情は全く見えないが、暗いままじゃ長門も困るだろうから、
俺は長門のお願いを受け入れた。決して疚しい思いなんて無いぞ!
そこ重要だからな。
俺は、文芸室でやったみたいに、部屋の中央部分に行き、しゃがみこんだ。
しゃがみこんだ瞬間、俺の双肩にやわらかい脚が俺の首を優しく包み込むみたいにふわっと乗ってきた。
なんか、生の感触を感じる部分がやけに多いような気がするが気のせいか?
ハルヒのそれとはまた違う趣で、俺の理性がまたどこかへ旅立とうとしていた。
一人理性との激戦を戦いながら長門は、俺の妄想だが、涼しい顔をして蛍光灯を交換している・・・様子がない。
おい!長門なにしているんだ?蛍光灯を変えないのか?
「迂闊・・・。蛍光灯の場所を忘れてしまった。幸い天井には手が届く、私が添天井を手探りで探すから彼方は少しずつ歩いて」
と俺の理性に更なる追い討ちをかけることを平気で長門は言ってきた。
俺は言われるがまま蛍光灯がありそうなとこを徘徊した。
しばらくして、蛍光灯を発見したのか長門は脚で俺の首をきゅっと絞めた。
絞められても柔らかいので、全然苦しくない。
むしろ気持ちいi「発見した。今から交換作業に移る。」と俺の思考を中断して長門は黙々と交換作業に取り掛かった。
やはり、ハルヒの時と同じく、交換作業の際、脚が小刻みに揺れるので、
そのたびに俺の理性は死亡寸前になる。
やっとのことで交換が終わり、長門を下ろし、電気をつける。
・・・・・・な、なぁ、長門、何でお前はバスタオル一枚の格好をしているんだ?
「入浴中に突然電気が消えた。服の場所もわからないためとっさに目の前にあったバスタオルを巻いた。」
そのわりには髪の毛に湿り気を感じないが、
「・・・・・・」
長門はこれ以上答えてはくれなかった。瞳も何を訴えているのかよくわからなかった。
とりあえず、俺は長門に服を着ることをお願いし、残りの蛍光灯を変えることにした。
長門がぼそっと「意気地なし・・・」といったような気がするが気のせいだろう。
今日のこの感触は俺のメモリの最重要事項に記憶をし、
時々思い出し、赤面しながら俺は帰路に着いた。
END
う〜、なかなか上手くいきませんね。しかも微エロで申し訳ない。
>>478-482 蛍光灯が切れたのはわざとか?わざとなのか?!
キョンちょっとは疑えとは思いつつニヤケてしまったw
>>478-482 長門さん・・・確信犯か!!
微笑ましいね
全然、微エロにも属さないと思う。むしろGJ!
485 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/13(金) 14:51:02 ID:W/rRwjBD
>>478-482 今日のこの話は俺のメモリの最重要事項に記憶をし、
時々思い出し、赤面しながら俺はレスを付けた。
た、たまんねぇ〜
>>482 いいねぇ〜GJ
ニコニコ見れない云々言ってる人は調べればIDなくてもダウンロードできるサイトあるぜ。
>>478-482 昨日の作品もそうだが
ぜんぜん普通に書けるじゃないかw
次回も期待してます。GJ!
つーか大抵ようつべにあるんだから、検索すりゃ出てくるでしょ。
>>482 うーん自分でも気づいていると思うけど、ちょっと読みにくいな。
文の繋がりに苦労しているのか?余計な言葉が多いね。
それと、キョンらしさを出そうとし過ぎて失敗している感じもあるよ。
削るところはキチッと削った方がいい。何かを足して上手くごまかそうとすると全体のバランスを崩す可能性もあるからね。
電波の人はネタや展開など素晴らしいモノを持っていると思うんだ。だからこそ期待を込めて苦言を呈するのさ。ゴメンね
あと、まとめに上げた口笛SSの最後の一節ちょっと変えたんだね。俺は最初の方が好きだったよ。
ここまで書いて自分のウザさに吐き気がしてきた
誰がどう見ても長門はキョンの嫁です.どうもありがとうございました
ようべつと言えば長門まとめにあった 長門有希 ―夢想歌― が消えててショックだった・・・
早く保存しとけばよかったorz
子供の頃の夢?
>>486 なんとorz
そんなサイトがあるのか・・・勉強してくる
ナガトスキーの名にかけて
しかしここは今イチバンSSを投下しやすいスレだな。俺もひとつ妄想にふけるか…
IDがSS
これは期待
ううむ・・・。暫く長門から離れていたからか電波を受信したり
妄想が沸いてこなくなった・・・。
気持ちは一切変って無いんだがなぁ。
原作読み返してみるか・・・。
498 :
SS 1/2:2007/04/13(金) 19:51:15 ID:jWDe/wwh
投下します。これでもう本当にネタぎれorz
『有希の一日団長』
「さあ有希!ビシっとキメなさいっ!」
「無茶言うな。長門はそんなキャラじゃないだろ」
今は放課後、場所はもちろん文芸部室。
真面目な読書娘の人権を守るべく、傲慢なワガママ娘に宣戦布告をしたところなのだが、
機関銃のように繰り出されるハルヒのヘリクツを華麗にスルーしつつ、
シングルアクション程度の火力で立ち向かう俺に限界が近づいてきた頃、
「わかった。問題無い」
左腕に腕章を装着した長門は力強く頷き、丁寧に上履きを脱いでからイスの上に立ち上がると、
「……私が団長の長門有希。よろしく」
なんとも先行き不安な団長襲名式ではあったが…これでハルヒのご機嫌も直るだろう。
よくがんばったぞ長門。長門?
「みんな一丸となって…がんばっていきまっしょーぃ」
「………………」
野球部の掛け声がやけに大きく聞こえる。今日は気合いが入ってるじゃないか。我々も負けてはいられないな。
目をゆっくりと閉じて熱心な野球部にエールを送り、もう一度辺りを見回す。
「ちょ、ちょっとキョン。なんか言ってあげなさいよ」
どうした?おまえが小声とは珍しいな。…やれやれ。限界だな。現実を受け入れよう。
そこには、左手を腰にあて、宇宙に向けて右手を突き上げ、耳を真っ赤にした長門団長が固まっていた。
「長門。とりあえず座ろう。それから汗を拭こうか」
そもそも長門が、
「………」ショボーン
と落ち込む原因を作ったのはハルヒの思いつきだ。
どうせニュースか何かで見たんだろ。『一日署長』ってやつを。
まぁそれ自体に文句は無い。誰がなったとしてもハルヒよりはマシだろうからな。だがよりによって…
「だって有希が一番意外でしょ?それに思ったとおり…あっ」
ゴン。
今日の指定席である団長机に頭突きをかまし、そのままの姿勢で独り言を言いだした。
「……モウヤダ…オウチカエリタイ」
「馬鹿ハルヒ!せっかく忘れかけてたんだぞ」
長門なりに気を遣ったんだよな。普段はおとなしい自分。そんな私が何を言うのか皆が期待している。
どうしよう、何か面白いことを言わなきゃ。でも冗談は苦手だし…そうだ!モノマネ!
ってなところだろう。アレがモノマネと言えるかは別として、間違った判断ではなかったと思う。
「みんな少しビックリしただけさ。お、俺は面白かったぞ」
するとゆっくり顔を上げ、楽しみにしていた遊園地を直前でキャンセルされた子供のような表情で、
「………うそつき」
ついでにデコも赤かった。
499 :
SS 2/2:2007/04/13(金) 19:52:32 ID:jWDe/wwh
出だしからつまずいた長門の為かはわからんが、ハルヒがこんなことを言いだした。
「何かやりたいこと無い?今日はワガママし放題よ!」
「そうですね、僕も興味があります」
「何でも言ってください!あ、あの…バニー以外なら…」
いっそこのまま団長職を続けては?なんてことを考えるほどみんな協力的だ。
もちろん俺も例外ではなく、
「どうだ?長門」
まだ若干デコの赤いイジケ面は古泉を2秒、ハルヒを5秒、なぜか朝比奈さんだけは0.5秒見つめ、
その瞳を俺に合わせて2分ほど経過した後、ささやかな団長命令を告げた。
「………酒池肉林」
「ところで長門さん。なぜ僕だけスクワットなのでしょうか?」
「…思いつかなかった。いいから続けて」
部室の片隅で筋トレをする古泉はともかく、長門にこんな欲望があったとは驚きだ。
ハルヒが購買で買ってきたメロンパンを食べつつ、さすがに酒は無理なので朝比奈さんのお茶を飲み、
俺に肩を揉ませる長門はずいぶん嬉しそうだ。
「……もっとやさしく」
「こりゃ失礼」
たまにはいいよな。SOS団の影の功労者である長門様にも休息が必要だ。
いつもありがとう、長門。
「…しあわせ」
「じゃあこれで解散ね。有希、またやりたくなったら言いなさいっ」
世話好きな近所のおばちゃんみたいな笑顔を残して消えていった。
長門感謝デーもこれで終わり。少々名残惜しい気分ではあるものの、また次もあるしな。
次の機会までには肩揉みテクニックを身につけておこうかね。
そんな事を決意しつつ部室を出ようとした俺は足を止める。いや止められた。
「…………」
俺の袖をつかむ懐かしい感触。振り向いた俺の耳にくちびるを寄せ、
「……私の体はまだほぐれていない」
「あーすまんな。今度はもっと…」
言いおわる前に左腕の腕章を見せつけ、
「…正確には今日の0時まで私は団長のはず。家に来て。これは命令」
それはかまわんが…なぜ?
「衣服の上からでは効果が薄い。……直に揉んで」
「つまり?」
ドキっとした。俺を見上げた長門の顔は、
好きな男性を射止めるために、悪いことだと知りつつも酔ったふりをしてしまう清楚なお嬢様のような、
そんな色気を感じさせた。
「……さっきの…つづき」
その後のことは割愛させていただく。
言えるとすればあの夜の出来事は、
扇情的かつ情熱的、もしくはそれに準じる何かであり、長門の背中は白く柔らかく、
腰を触られるのに弱いという事だけさ。これ以上は言いたくない。
あぁそれから、
「…あなたの揉み方は上手。……きもちいい」
もちろん変な意味じゃないぞ。…たぶんな。
END
>>497 IDがうむむ。
これはもうしばらく無理とみた。
>>498-499 積極的な長門にやられた・・・。GJ!
想像で補えと言う事ですね・・・。
>>498-499 ちょっとなぁ・・・
面白かったけど、それは長門なのか?某キャラじゃないの
>>498-499 こういう長門もいい!
なんかすごい可愛い長門にニヤニヤしてしまったwww
>>502 まぁこんな長門もどうですか?ってことでお許しを…
次はがんばります!
>>504 許しますw頑張ってね
俺は厳しすぎるんだろうな
このスレも長いがGJ!発言は僅か3回だもの。
>>498-499 GJ!。積極的な長門もいいですね。
今度機会があれば挑戦してみようかな。
でも、妄想の神が光臨してこない。。。
>>490 コメントありがとうございます。
今度からはよりいっそう、文章のつながりを意識して、
自然な流れになるように作り上げる努力をします。
コメント長くてスマン。
評論家 → ヒョローン家 → にょろ〜ん化
いや、なんでもない
キョンの誕生日にサプライズパーティーするネタが浮かんだんだが
それぞれが何を贈るのか?メインにしたい長門が何を贈って甘い雰囲気を出すのかが思い浮かばない・・・。
オチをどうするかもわからないと言う有様・・・。
>>505 その出来の良い3作がどんなだったか教えてプリーズ。
まとめにあれば読みたい。
>>508 恋愛小説・・・ありきたりすぎるか。
じゃぁ、手作りのハンカチ・・・これも駄目か。
熱く濃厚なきs・・・スマン消されてくる。
>>509 江戸小僧さん 輪舞の人 の作品です。まとめにあるよ。
あと一人はおぐちゃん 残念ながらまとめにはナイのだorz
>>510 頬にキスぐらいはいいんじゃね?で、ハルヒ唖然と。
513 :
508:2007/04/13(金) 21:28:03 ID:UmmCVpNv
>>510 >>512 アドバイスありがとう。
自分なりに頑張って妄想して書いてみるよ。
出来上がりはあんまり期待しないで・・・。
いつまで滝に打たれてるつもりかね?
長門絵のうpはまだかね?
なぁ、サウンドロップは買った
518 :
517:2007/04/13(金) 21:48:19 ID:5Q/1akNM
途中送信て痛いなorz
スルーしてちょ
続きが気になるじゃねえかww
スキャナー買ってきたんだぜ。
ようやく書ける。いや描ける。うはははは。
付き合い始めて1ヶ月経過し、春の訪れを感じる頃
キョンと一緒に並木道を歩く消失長門
急に風が吹いて目にごみが入ったのか、長門が目をくしゅくしゅするのを
キョンが覗き込むと丁度目と目が合ってしまい
少し甘い雰囲気になり積極的になろうと心に決める消失長門
を誰か頼んだ
絵描きさんが増えるのは喜ばしい。絵がSSと同じくらいじゃんじゃん出てくれると尚嬉しい。
音作りの人も居るけど、音は絶対数が少ないのがちょっと残念。
RPGも作成中だし、あと他にかわった職人さんは居たっけ?
>>522 長門っちを忘れちゃいかんぜよ
他に職人といっても、フラッシュとか動画その他しかないでそ
結構恵まれたスレだと思うな
ゴーストの人とか長門スキン作ってくれた人とかもいたな。
個人的にはOfficeアシスタントの長門Verの人は神。
これがあるだけで仕事が楽になる
取りあえず出来た。
内容はあんまり期待しないでorz
そういや今日は俺の誕生日だったな。
そんな事を思い出しながら学校へと向かっていた。
この年になると誕生日といっても特に感慨深い訳ではない。
精々家族に適当に祝われ、友人などからおめでとうと言われるぐらいだ。
プレゼントでも貰えれば万々歳ってところか。
最も今日が俺の誕生日だと知ったら黙っていないであろう奴を一人知っている。
何も起きなければ良いが・・・。そう思いつつ日課のハイキングコースを歩いている俺であった。
ハルヒと特にこれと言った会話も無く昼休み。
どうやら知らないらしいなと胸を撫で下ろしながらランチタイムに取り掛かる。
国木田、谷口から適当におめでとうと言われたくらいで特筆すべき事は無い。
至って平和である。こんな時間が続けば良いんだがね。
帰りのHR。ハルヒが後ろから囁く。
「キョン!あんた今日の部室には一番最後に来なさい!じゃないと死刑だから!」
おい、待てそりゃどういうことだ?
「理由は私がそう言ったから!いいから言われたとおりにしなさい!」
逆らっても仕方ない。大人しく言われたとおりにするか・・・。
一番最後に来い。
それだけ言われても良く分らない。大体他の誰かが用事で遅れたらどうするんだ?
なんて事を思いながら適当に時間を潰していた。
いつもなら直に部室に向かうので退屈で仕方なかった。
・・・・・・・・。
小一時間ほど潰した。そろそろ良いだろう・・・。部室に向かうか。
部室前。恐らく全員揃っている事だろう。
だが一応ノックしてみるか。
「キョン?悪いけどもう少し待って。それまで開けたら死刑よ!」
団長殿の言葉だ。一体何なんだ?俺だけ除け者にして何かしているのか?
様々な思いを巡らせていると・・・。
「オッケー!入っていいわよ!」
「じゃあ、入るぞー・・・。」
パーン!パーン!
入った瞬間耳に響く音。そして何かが絡みつく。
ああ、クラッカーか・・・。
ってことは・・・。
「誕生日おめでと!キョン!」
「おめでとうございます。キョン君。」
「いやはや、おめでとうございます。」
「・・・。おめでとう・・・。」
四者四様(日本語はおかしいが)の祝辞。
やっと事態を理解できた。
要するにサプライズパーティーか。
「お、おう。皆ありがとうな。正直全く予想していなかったぜ。」
素直な気持ちだ。てっきり俺に対する罰ゲームの類でも考えてると思っていた。
「誕生日を祝われて嫌な人間は居ないからね。感謝しなさいよ!」
部室にはレールなどが張り巡らされすっかりパーティーモードになっていた。
俺に後れてくるように言ったのもその為だったのか。
「それでプレゼントなんだけどね、私は奮発してメインといえるケーキと飲み物をを用意したわ!
感謝することね!」
部室の机を固めて作られた上にはそりゃでかいケーキがケースに入っていた。
感謝するぜハルヒ。ありがとうな。
「わ、私からはこれですぅ。おめでとうです。」
朝比奈さんから渡されたのは手作りとおぼしきクッキーが入った袋。
恐らく味も絶品なのだろう。
「ありがとうございます。後で大事にいただきますよ。」
「次は僕の番ですね。後からでいいです。これで一勝負しましょう。誕生日だからといって
手加減はしませんよ。」
古泉からは新しいボードゲーム。手加減も何も本気でやっても俺には敵わないんじゃないか?
「ありがとな。いつでも相手になってやるぜ。」
さて、俺は残る一人に目を向ける。個人的に何をくれるのか一番気になる相手だ。
恐らく予想も出来ないようなものをくれる事だろう。
だが不思議と何かを持っている様には見えない。
プレゼントを忘れたのだろうか?いや俺の知る長門はそんな事はしないはず。
そう思っていると長門は俺に突然近づき・・・。抱きついてきた。
ちょっと待て何が起こって・・・。次の思考に入る前に頬に優しい感触・・・。
それが離れた後耳元で
「これが私からのプレゼント・・・。」
長門にキスされた・・・?俺だって健康な男子だそんな事されたらあんな事や
こんな事を考えてしまう。
それ以上に場の空気が変った。
朝比奈さんは驚愕の表情をしているし、古泉の微笑みは何処か引きつっている。
「有希?い、今のって・・・。」
ハルヒも驚いているようだ。
「私が考えた結果これが彼が一番私からプレゼントされたかったと判断した。」
おいおい。それってつまり・・・。
「まぁいいわ!取りあえずケーキでも食べちゃいましょう!クリームがとけちゃうわ。」
団長殿の一声でパーティーは佳境へと向かうようだ。
やれやれ・・・。後で長門とはゆっくり話すべきだな。
何をかって?取りあえず俺の素直な気持ち。それとだな・・・。
後は禁則事項ってやつだ。
オチと萌えが弱いのは分っている。
精進します・・・。
萌えた!
萌えなかった!
あぁそうか、意外と動画作ったぜって人は居ないのか。
スキン系職人は失念してた……。オフィスアシスタントは自分も世話になりまくり。
あれどうやって作ったんだろう? ツールとかあるんだろうか?
>>535 才能はきっと努力すれば開花するはず! まずは投下投下!
かくいう自分は、芸術関係はこれ以上無いほどさっぱりなので無理。
でも聞くのは好き。 いつぞやキャラソンのメインボーカル抜き作った人は音関係
作ってると言ってた気がするから期待してるんだけど……。
インストゥルメンタルでピアノオンリーなサントラ的な物を作ってみようかな。
一応作曲家志望だし(´・ω・`)
>>538 出来ることなら、SELECT?のピアノアレンジバージョンを是非!
さらに出来れば生ピアノで!
>>535 >>536 ありがとう。俺のこんな作品でも喜んでいただければ幸い。
あと528の名前欄間違ってる・・・。正しくは3/3 orz
541 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/13(金) 23:22:57 ID:T1d6YYLs
まずは投下しる
このスレは才能の宝庫だな
>>540 俺もそういうネタは好きだし、これもCjだと思う。
ただ、一部おかしいところを指摘すると、
ハルヒはそんなにあっさり静まらないと思うぞ?
偉そうなこと言える立場でもないのに、スマソ
>>539 俺もピアノアレンジは好きだ。
もしそういうカバーがあれば、是非とも欲しいね。
いや、マジ誰か作ってください・・・
そういや、この板で長門めーたーの差し替えの背景を使ってる人ってどの程度いる?
あれって丁度良く長門めーたーに合いそうな画像が思いつかなかったから、あれしか作ったことないんだが
Cjてのは新しいな
SELECTのピアノアレンジ譜は持ってるが
難しくて弾けないwww
Cj= Cool job!
つまり「カッコいいぞ!」てことなんだよ!
>>543 そうなんだよね。ハルヒの静め方が難しくてちと投げやり気味になってしまった・・。
一応古泉の笑いが伏線で小さな閉鎖空間ぐらいで収まったという事に
しておいてくれると有難い。次からはもっと頑張る・・・。
アドバイスさんくす。
>>544 みえてる? の長門の奴の事なら、ありがたく使わせて頂いてます。
>>546 どこにいけば入手できるのか是非。
ピアノは習った事ないけど、根性でなんとかするから。
>>543!クールになれ!
今日、ポケットにサウンドロップが入っているのを忘れて
普段通りデスクに付いたら、後一歩で生き地獄という所まで行き着きました。
理解のある同僚と、「娘の着ボイス」という苦しすぎる言い訳で素直に納得してくれた上司に感謝です。
>>548 間違いなくその後古泉の携帯が鳴りそう
>>549 採譜して貰ったやつだから多分ネットにはない
>>549 ああ、それを聞いて安心したよ
ただサイズ合わせただけだと半透明にならないから透化とかしてちゃんと作ったやつだったからなぁ
なんかあの長門めーたーに合いそうな画像があったら募集します
サウンドロップ届いた
これでいつでも有希の声が聞けるってわけだ
>>525,537
オフィスアシスタントの長門バージョンってのはどこで手に入るんですか。
やっぱり普段は無口で、説明し始めると早口になるんですか。
557 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/14(土) 00:44:55 ID:/kFrEIZK
>>526-528 悶えた。どうしてくれんだ。
あと数点気になったことだが、こんなとこで細かい指摘するのも
どうかと思うんで、読み飛ばし可。
作法的な話。
段落の文頭は一文字空けよう(掲示板で何言ってんだ俺)
文頭が括弧(「とか」とか)で始まる場合は一文字空けない(問題ないじゃねーか)
沈黙時のリーダは、主に三点リーダ(…)を二つセットで使用する(……)、ダッシュも然り(――)
エクスクラメーションマークやクエスチョンマークのあとに文が続く場合は、一文字空ける
(×:「てめぇ!このやろっ」 ○:「てめぇ! このやろっ」)
>>526の半ば辺り”最も今日が俺の誕生日だと”の”最も”は、”尤も”が正解かも
ここまで読み飛ばししてなくて興味があるなら
ttp://www.asahi-net.or.jp/~mi9t-mttn/ を参考にしてみるといいことがあるかもしれない。
ちなみにgdgd書いた作法的なお話は、↑のサイトの、小説の書き方→最低限の文章作法に載ってる
とはいっても、厳守する必要もないと思うし、↑を意識しすぎて書けなくなるくらいなら気にしなくていいんだけど、
意識するとソレっぽく見えるかもしれないと思った。
でも結局一番大事なのはネタだと思うけどね。股間が疼いたぜ!
長文スマソ(´・ω・`)
楽譜、オフィシャルで出してくれないかなぁ。 耳コピとか絶対無理。
単音を聞いてても和音に聞こえてくるほどの駄目耳なので。
>>555 ついこの前ここで誰かが、持ってない? って聞いた時にうpされたのを
横から頂いた身なので、詳細は全然…申し訳なく。
内容的には普通のアシスタント。 グラフィックが違うくらい。
雑談がどうだ、馴れ合いがこうだ、もう煩くて敵わないなぁ・・・。
キャラスレもそういう縛りはあるのかい?
出来れば、今の様な和気藹々としたスレであって欲しいんだけどね。
>>556 中身はどうであれメロトロンの音を使うとは趣味がいい
>>558 俺も楽譜欲しいな。単音が和音に聞こえるkwsk
>>514さんへ
はっ!? これはもしや俺のことか?
ごめん、前スレでサムデイの絵をうpして以来、年度始めの山のような仕事のせいで、
うpできるような絵が描けてないorz かろうじてこのスレをざっとチェックするくらいしか
できなくて、ストレスたまるっす。あ、それでも滝には打たれてるよ。
・・・でも、こんな俺の絵でも待ってくれてる人がいたのかと思うと、すごくうれしいっす。
時間が出来たら必ずまたうpするので、もうちょい待っててくださいね・・。
>>462-463 亀だが、六六艦隊や八八艦隊からはじまって聯合艦隊コンプに決まってるじゃないか。
564 :
555:2007/04/14(土) 01:20:58 ID:HvHJYAtV
>>558 見っけました。
ありがとうございます。
566 :
ss:2007/04/14(土) 02:26:49 ID:RWcdn4i5
桜が舞い落ちる中、私と彼は並木道を歩いている。
穏やかな風を頬に受けながら彼と桜を見ながら歩く事
それは私にとってとても幸せなこと。
去年の冬、彼が部室で言っていた事、パソコンが自動的に動き
そこに書かれていた事は今でも分からない。
いつか彼が言ってくれればいいけど、言ってくれなくても
それはそれでかまわない。
私はいつでも貴方の傍に居るから。
今、私と彼は付き合っている。これは夢ではないかと思っていたけど
それも一ヶ月を経つとその思いが消え代わりに幸せと嬉しさが
溢れてくる。
バレンタインデーの時に渡した私のチョコと想い
それを彼はホワイトデーに返してくれた。
私は驚いて涙を流していた。彼が私の思いに答えてくれたことが
あまりに嬉しくて… 彼は私の泣いている所を見て慌てていたけれど
嬉しいから泣いていると伝えたら、彼が私の肩に手を乗せ
「お前の気持ち嬉しかった、だけどあの場で言うのはまだ気持ちが
足らなくてな、だから今日この時に言おうって決めてたんだ」
「俺もお前の事が好きだ。長門… いや…」
「有希」
私はこの日を一生忘れない、彼が私を選び名前で言ってくれたことを
私はこれらを思い出し思わず頬が緩んでいるところを
「どうした? 有希、嬉しそうな顔して」
彼が不思議そうな顔をして聞いてくる。
私は頬が赤くなっているのをごまかすため
「なんでもない…」
そう言い彼の腕に抱きついた。彼は驚くけどそれを受け入れてくれる
そのまま腕に抱きついて歩いていると、強風が起き花びらと共に
舞い上がった砂が私の目に入り思わず彼の腕を離し目をこする。
「大丈夫か? 有希」
心配している声、でも優しい声を耳にし目を開ける。
するとそこに彼が… 私の目線まで背を降ろし私を見つめていた。
私は真っ赤になっているだろう。でも、彼からは目をそらさない
「大丈夫、ありがとう…」
そうか、彼はそう言いながら優しく私を見ている。
彼は私を変えてくれた、一人だった私を変えてくれた。
私は貴方に何が出来るだろう、貴方に何が返せるだろう。
そう考えていると一つの案が思い浮かんだ
それは恥ずかしいけれど大事なこと、だから私は言う。
「お願いがある、少しそのままで目を閉じて欲しい」
私がそう言うと彼は疑問に思いつつも目を閉じてくれた。
私は彼の頬に手を触れさせ顔を近づけ、そして…
「大好き…」
想いを込めた言葉と共に、私は彼と一つになった…
END
>>521の電波を受信したけど消失長門の難しさを痛感したorz
駄文失礼
>>567 消失アニメ化ktkr!
え?塗った?GJです。
>>557 アドバイスどうも。正直書きなれてないので助かる。少しずつだが
文章に出来るように頑張るよ。
Ready?
O.K.さ、もちろん。
俺は指を伸ばし、エンターキーを……
「クシュン!」
押し間違えた。
おまwwwww
……まかせて……情報操作は得意
よくエンターキーを押すときに指がずれてカッコを同時に押してしまう。
ぎゃああああああああああああああああ
_, ._
(;゚ Д゚)
ちょ、マジで?。・゚・(ノД`)・゚・。
結構有名じゃね?
だが俺は信じない。
隠しフォルダnagatoも容量があんまない俺は負け組み、隠しておいたのに消えたから集めなおしたんだ・・
>>574 長門役だった人変わったんだな。
いくらかはマシになったが……
やはりグロ注意
>>582 長 門 役 と 呼 ぶ な
貴様は長門を何と心得る
実際長門役なんだから仕方ないだろ
他のキャラ役はどうなんだと聞きたい
そもそも二次元キャラを(ry 長くなったので省略されました
>>583 ごめんよ
それじゃあ何て呼べば良いんだ長門を心得てる人よ?
誰か・・・誰かコラだといってくれ
前回よりはましになtt
確かに「長門役」と言う意外に言い方がないのは認めよう
その点に関してはすまなかった
だからこうしよう
最初から無かったことにしなさい
天才ktkrどうやったらこんなことが出来(ry
ピアノうめぇEEEEEEEEEEEEEE!!!!
やっぱり習ったりしてるんですか?
うめぇEEEEEeeee!!!
びっくりして横隔膜が痙攣してる。
ピアノktkr!
ボーカルの中の人にあと一歩頑張ってほしいというのは贅沢言い過ぎだろうか。
>>591 あなたが神か? 切なくて優しくて心が痛い・・・。
>>591 流石雪の人・・・この才能が羨ましすぎる・・・
>>591 お?曲聴いて気づいたけど以前も別の曲をうpされてた方ではないか。
相変わらずいいなぁ。
>>594 なすびを頭の中にはっきりと思い浮かべたら何故か止まるよ。
食いすぎ、飲みすぎのやつには効かないけど。
>>599 >>601 マジレスを期待してた訳じゃないんだ。・゚・(ノД`)・゚・。
しゃっくりです。
って言って欲しかったんだよ。・゚・(ノД`)・゚・。
化物語知ってる人いなかったか。
>>603 よく分からんけどもそんな感じのネタフリをするならこんな感じじゃない?
びっくりして、なぜか横隔膜が痙攣してる!
>>604 なすびを頭の中にはっきりと思い浮かべたら何故か止まるよ。
思わず「長門 しゃっくり」でググった
なすび しゃっくり
でぐぐったら結構出てきて驚いた。
「なんだ長門、しゃっくりか?」
「そック そう。 ヒック」
「ちょっとなすびを思い浮かべてみろ。 あの黒光りする長くて太い野菜だ」
「……えっち。 ヒック」
「ちょ、なんでだ! なんでそんなことになる!?」
ちょっとした電波からss書いたんだが投下するべきか・・・。
才能イマイチ+萌え度が低いのだが・・・。
涼宮ハルヒの音声をやっていて
三回連続で長門さんの
「眼鏡属性って・・・何?」
って言うのが出てきたんだけどどうしたらいい?
613 :
ss:2007/04/14(土) 19:31:57 ID:AJq8fXMF
長門よ、そんな愁いを含んだ瞳で見つめないでくれ・・・。
長門の気持ちは痛いほど理解している。
ただその方法はあまり使うべきじゃないんだ・・・。
だとすれば俺に出来ることは一つなんだがね。
何故こんな事になっているか遡ってみよう・・・。
今日もまたすっかりお馴染みとなった喫茶店。
いつもと同じ面子。
そう不思議探索の日である。
言うまでも無いがやはり奢りは俺だ。
こればかりは本当に懸念事項だと思うのだが・・・。
爪楊枝によるグループ決め。
ここも大事なところである。
ハルヒとペアになった日にはボロボロに引きずり回されるのは明白だ。
古泉とペアなんて楽しくもなんとも無い。
出来ればその二人とのペアは避けたいところである。
・・・・・・。
結果は俺と長門のペアになった。
ある意味一番安全な相手だ。特に大きな事件も起きずのんびり出来るはずである。
ハルヒはどこか不満げな表情をしていたが恐らく気のせいだろう。
勘定を済ませ店を出て二手に分かれる。
「今日も図書館で本でも読むか?」
俺は隣に居る小柄な一目見ただけでは何処にでも居る・・・といえば語弊があるが
寡黙な少女(谷口曰くAマイナー)に訊ねる。
「いつも同じ所というのも新鮮味に欠ける。今日は他の所に行ってみたい。」
思わぬ回答であった。無類の本好きな有機生命体云々が他に行きたいところなど俺には
思い浮かばない。
「じゃあ、長門は何処へ行ってみたい? 俺は長門に合わせるぞ。」
長門ならハルヒと違い突拍子もない所を言ったりはしないだろう。
「・・・。街外れに出来たらしい古本屋を一度覗いてみたかった。」
そんなものが出来ていたのか。特に興味の無い俺が知るはずも無かったが。
図書館でも古本屋でもあまりすることは変らない気がするのは俺だけだろう。
長門が行きたいというなら大抵のところには付いて行ってやるさ。
俺は長門の案内で街外れへと歩き出した・・・。
615 :
ss:2007/04/14(土) 19:35:06 ID:AJq8fXMF
外れ。少し街を外れるだけで随分と雰囲気が変るものだ。
その一角に新築のはずなんだが随分前からあったような面影の古本屋があった。
長門は初めて図書館に来た時のような足取りで本屋の奥へと消えていった。
俺はその辺の本棚を適当に流し見た。
なるほど。昔どこかで見たような本が綺麗な状態で並べられている。
保存状態はいいようだ。個人経営でこれだけの保存状態なら良い店といって良いだろう。
特にすることも無く適当に本を読んでは棚に戻しを繰り返しながら店を練り歩く。
そうしていると長門が一冊の本を抱えてこちらに来た。
「掘り出し物を見つけた。この本は前から探していたもの。」
おお。それは良かったじゃないか。その割には何処か悲しげな顔をしている。
「ただ・・・。手持ちの資金では少し足りない。情報操作を行いたい。許可を。」
・・・・・・・。
こうして冒頭のシーンに至るわけだ。
長門の気持ちは分る。探していたものが見つかってそれが欲しいという思い。
俺だって何度も味わった事がある。
長門にだって良い経験になるだろう。
だがお金が足りないから。といってあの反則気味な能力を使うことを俺は良くは思わなかった。
便利な能力が有るのはいい。だがそれに頼りすぎてはいけない。
何処かで聞いた覚えがする。
「長門。気持ちは分るがインチキは無しにしよう。何でも便利な能力で片付けてしまうのは
お前の為にもならない。」
・・・。
悲しげな顔・・・。諦めないと駄目?そういった感情を表す悲しげな瞳。
617 :
ss:2007/04/14(土) 19:36:48 ID:AJq8fXMF
慌ててフォローする。
「いや、諦めろとは言ってない。いくらするんだ? 俺も少しなら払うから見せてくれ。」
長門から差し出された本。その値段を見て俺は驚愕した。
古本とは思えない値段がそこにあった。
恐らくかなり貴重な書物なのだろう。長門が探していたくらいだ。内容も伴っているに違いない。
長門の手持ちと俺の手持ち合わせてもギリギリで足りない。
かなり困った事になった。思い切って値切ってみるか?
例えそれで成功しても今月の俺の生活費は0になってしまう。
どうするべきか・・・。しばし悩んでいると奥から主人と思しき老人が現れた。
「おぉ〜。お前さんら中々良い目をしてるのぉ。その本を手に取るとは若いのに感心な事じゃ。」
俺は全く内容を知らないがよほどの本らしい事が分った。
「お嬢ちゃんその本が欲しいのかい? 見た所かなりの本を読んでいるようじゃが?」
・・・。無言で頷く長門。
俺は思い切って理由を説明してみた。いざとなったら生活費は前借でもすればいい。
「そうかその本が欲しいがお金が足りんのか・・・。」
老人はしばし思考に耽っていたが口を開いた。
「うむ。嬢ちゃんが本が好きなのは目を見れば分る。そんな娘に読んで貰えるならその本も
本望じゃろう。特別に只で譲ろう。」
驚く俺と長門。赤字確定なのではないか?そんな事を考えていると・・・。
「ワシはな。お金が欲しくて本を売っているんじゃないんじゃ。本を読みたい人に本を読ませたいのじゃ。
今回は事情もあるし何よりこの娘は本を大切にしている目をしている。なら儲けなぞどうでもいいわ。」
立派な考えを持っている心優しい人のようだ。
「ありがとうございます。本当に感謝しています。」
俺は心からの感謝を述べる。
「・・・。ありがとう。一生大事にする・・・。」
長門も頭を下げ感謝を表している。
「よいよい。その本を大事にしておくれよ。」
老人に何度もお礼をいいながら俺たちは店を後にした。
「いい人だったな。長門。」
帰り道に長門に話しかける。
「・・・。とてもいい人だった・・・。優しい人・・・。」
その瞳には人の心の暖かさを宿していた。
こういう経験を積んで少しずつ人間らしくなっていくのだろうな。
そんな事を思いながら俺たちは二人で帰っていた・・・。
終わり・・・。駄文+萌え不足ですまない・・・。精進する
>>617 乙!!
冒頭の文から憂鬱ラストみたいなシーンかと思ったジャマイカww
GJ
いいJamaica
ここ2日でオチを考えずにSSを書き始めて終盤まで行ってボツ、というのが4本も・・・
文才以前に想像力が欠如してるよオレ・・・_| ̄|○
むしろこっちに貼るべきだったかもしれんな。
ハルヒスレに貼ったのの改変だが、すまん。
昼休み、珍しくも長門が部室でカレーを食べていた。
もくもくと、しかし掃除機にでも吸い込まれるような勢いで長門の小さな口にカレーが消えていく。
ふと気づくと長門の白い頬にカレーがついている。
「ん?長門、カレーがついてるぞ」
「…うかつ」
おいおい、なんでオレをじぃっと見る?なんで頬っぺたをオレに向けてくる?
オレにどうしろっていうんだ?
「……取って」
ティッシュで拭けばいいのか?
「…………」
なんで答えない。
「直接取ることが望ましい」
直接、って……。どうとればいいんだ?それに、誰にとっての「望ましい」だよ、それは。
「…………」
だから視線をそらさないでくれよ長門。
……あーもー取るさ、取るとも。取ればいいんだろう?
ほら、頬っぺたをこっちに向けろって。
「手指以外を用いるのを推奨」
何をさせる気だ、おい。
625 :
617:2007/04/14(土) 20:23:37 ID:AJq8fXMF
感想くれた人ありがとw少しでも励みになるよ・・・。
>>622 おぼろげでもラストシーンを思い描いておくと書きやすいかも。と
文才も大した事無い俺がアドバイス。
むしろ落ちを鮮明にイメージし、
それに持ってくため後付が俺のやり方
>>626 俺も前にそれやってた
今は全然書いてない
妄想が爆発したらすごい速さで書ける。二回しか書いたことないけど。
むしろ爆発しないと書けない。
TRPGのマスター山ほどやらされてたせいか、プロット作るのはさほどに苦労はしていない。
オチから作ると本当に筋は作りやすい。破綻しないし、伏線入れられるし。
ゲームマスターができる人は小説書けると思う。
…まぁそれが面白いかどうかは別としてw
朝倉戦で長門の返り血を浴びたキョンが、血の中のナノマシンの影響で、
一時的にヒトメボレLOVERの中河の統合情報思念体へのアクセス能力を
手に入れ、長門に一目惚れしたと勘違いし、修復中で動けない長門を
押し倒すSSを職人さんお願いします。
もちろんオチは谷口で。
そーいうのはエロパロで頼みなさい
朝倉戦っていうのは難しいのでは?
その後に、何かのきっかけで血がついた〜のほうがいい気がするが・・・
その前にキョンが長門を押し倒すってのが、ないと思う。
キスくらいなら書けるかと・・・
>>622 盗作気味だけど、ラブソングのようにメッセージ性のハッキリした曲を聴いて
そこから閃きを得るって手もある。
それで2,3書いたことがあった。
元ネタから3回位捻ってあったから誰も気が付かなかったけど、
普通に盗作だよなあw
中河ばりの告白を一気にしゃべくりまくらせるという展開かな。
俺が書くならの話だけど。
もう周りがついていけないくらいの勢いで、むしろ中河を超えるくらいの内容。
押し倒す系とかであれば、
>>631の言うとおりエロパロ板へ行く方が。
夢にまで見た彼の文芸部入部に心躍らせて
勢いあまってか、家でラブレターの文面を書いては
投げ捨てる消失長門
それどっちかって言うとハイテンションユッキーな気が
ハイテンション消失ユッキー……
入部届と間違えて婚姻届を渡してしまうとか?
なんでそんなもんが部室にあるんだよw
ハイ長「てへっ」
>>638 第二段階用だろ?
どっかのツンデレ長門さんみたいにw
>>637 「んー、私はこう思ってるんです。人々の出会いは先手必勝だと。
どんな魅力的な男性でも出会いが遅ければ他の女と仲良くなっている可能性はある。
なら、出会った瞬間に自分が相手に興味があることを即座に伝えた方がいい。
速さは力です。興味を持った男性には近づく。好きな男性には好きと言う。
相手に知ってもらう事から人間関係は成立するのですから。
ですから! 今すぐこれに氏名を書いて判を押してください!!!」
ハイテンション消失ユッキーという発想はなかった
黒髪でも普通にイケるな・・・・・・
青が黒のデフォルメだからか。
>>641 「この世の理はすなわち速さだと思いませんか? 告白を早く成し遂げればその分時間が有効
に使えます。遅い事なら誰でもできる! 20年かければ朝比奈さんでもキャリアウーマン
になれる! キョンくんのハートをキャッチできるのは有能なのは九曜よりも朝比奈さん、
朝比奈さんよりもわたしです! つまり早さこそ萌えなんです! 萌えの基本法則っ!
そしてわたしの持論ですっ!」
こうですかわかりません(><)
え?獣耳じゃねぇの?
一番上と下が気に入った。
3行目の有能なのはを消しそびれた……鬱 orz
いつも制服と同じ色だから制服の一部かな、とか思ってたけど
という事は
『北高は制服のうちに獣耳がある(付けるか付けないかは自由)』って事だなww?
どんな学校だww
少なくとも俺には獣耳にしか見えない。
カチューシャのある制服とは何ともステッキーですね
黒髪かわいいな
しゃっくりネタ戴きますよ。
今からこの妄想をSSに注ぎ込む。
655 :
ss:2007/04/14(土) 23:55:50 ID:mWmUnfmV
俺の言葉が途切れるのを待っていたかのように、ふっと雪が途切れた。
夜空を見上げると俺達の周りだけ雲が途切れ、月の欠片が光となって二人を照らしている。
「……それでもわたしは、幸せになってほしいと願う」
宇宙の深遠を写し込んだ瞳の少女が、白い息と共にぽつりと呟く。
その瞳に浮かぶ輝きの正体が何なのか……俺は最後まで気付く事が出来なかった。
---------------------------
こうして長門と眠るのも何度目だろうか。
最初は眠れたもんじゃなかったが、慣れというのは恐ろしい。今は一人で寝るより安心して
良く眠れる。
もちろん何をするわけでもないが、これがハルヒにバレたら何を言われるか解ったもんじゃ
ないな。不安要素があるとしたらそれくらいだ。
「電気消すぞ」
銭湯から帰ってきたばかりの俺達だが、今日はさっさと寝てしまう事にした。
今この部屋には暖房が無い。湯冷めをしないうちに二人で布団に潜り込むのが得策だ。
いつもの事だが、寝る時は真っ暗にしない。長門が嫌がるのだ。怖がりの子供ならわからな
くも無いが、長門に怖いものなどなかろうに。
「そんなことはない」
考えていた事が声か顔に出ていたらしい。
「わたしにも怖いものはある」
「そうか。意外だな」
小型の電球だけ残して蛍光灯を消し、俺も布団に潜り込む。
「聞いたら教えてくれるか?」
「……」
布団の中でこちらを向き、押し黙る長門。
枕は二つあり、密着こそしていないものの、少し手を伸ばせば届く所にある長門の表情。
カーテンの隙間から差し込む月の光で照らされる。
ふと、俺の手に長門の手が触れた。そのまま手を握ってやる。
「わたしは……この時間を失うのが怖い」
かすかな光の中で見つめ合う二人。
凍りついた吐息が、曇り硝子のように白く光る。
656 :
ss:2007/04/14(土) 23:56:39 ID:mWmUnfmV
「あなたにも、そうであってほしい」
俺はどんな顔をしてただろうな。
「あなたにわたしと同じ物を見て、同じように感じてほしい。わたしとあなたの間に繋がりが
欲しい。それが本来あってはいけないものでも、あなたといれば平気。だから……わたしを
見ていてほしい」
一息で言った長門は、ごそごそと俺に背を向けてしまった。
照れているのか? だったら安心しろ、俺もだ。
「俺も、同じだ。多分、俺は、長門のことが……」
そこまで言うと、続きは長門の言葉で遮られた。さっきとは一転して寂しそうな声が背中越
しに発せられる。
「それは錯覚。わたしは……ただの造花のようなもの」
なんでそんな事を言うんだよ。
「わたしはただのインターフェース。あなたがわたしを特別視しても、それは本物ではない。
人の美意識はわたしには完全には理解できない。でも、枯れない造花よりも毎日自分の力で
咲く花を美しく感じる事は理解できる。本当はわたしも、そうありたい」
……長門よ。今はわからないかもしれないがな、そうなりたいと思う事が既にそうなってる
証なんだよ。俺には違いなんてあるもんか。長門は造花なんかじゃ……モノなんかじゃない。
「……」
小さく肩を振るわせる長門。まさか、泣いてるのか?
「泣いてはいない。わたしは人がどのような時に涙を流すのか、理解できても感じる事が出来
ない。でも……」
でも?
「あなたの言葉は、わたしの中の何かに届きそうな気がした」
再び見つめ合う二人。
どちらからというわけでもなく、いつのまにか二人とも目を閉じている。
眠りに落ちる寸前、長門のつぶやきが聞こえた気がする。
それが何だったのか知る事は出来ないが、長門なりに俺の言いたい事に気付いてくれたのだ
ろう。
そんな少女を腕に抱きながら、今日も深い眠りについた。
*********
>>633の言う様にとある曲(あの曲)からインスパイヤして書いてみた。
かなりわけがわからないものになってしまった。反省。
無問題。
超GJ!!
>>656 綺麗。静かで雰囲気出てる。
これはいい。個人的にこういうの好きです。
ただ人称視点が少し揺らいでるのが気になったかも。
>かすかな光の中で見つめ合う二人。
とか
>再び見つめ合う二人。
>どちらからというわけでもなく、いつのまにか二人とも目を閉じている。
この辺だけキョン視点じゃなく三人称視点になってる気がする。
あんまり気にしなくてもいいのかもしれないけど。
>>655-656 何を反省するのか分からないくらいGJ!!
細かい批評は分からないけどとにかくオレの中の何かに触れた
ここ数日の長門スレは快適だ
なんだか懐かしい気分になってしまうよ
京アニ新作の某本スレが荒れてるからここは俺にとって心の清涼剤だ。
しかしこれからは無口キャラ=みのりん
ってなって行くんだろうか。
>>557 おまいさんとは話が合いそうなんだな。まあ文頭空けは漏れも2chではやってないんだがw
しかし原作一本も読んでないのにここにいる漏れっていったい……。
>>661 つ旦~
>>667 アニキャラ個別だから全然おk
ただ、できれば消失までは読んだ方がいい。
興味が湧けばその後も。ヒトメボレとか陰謀は勿論、他の巻でも良い長門は見られるから。
>>667 なんかね、自分もわざとそれやってないんだけど>文頭空け。
作法的にはもちろんその方がいいんだろうけど、どうも見辛いような気がする…
どうなんだろうか。
これも好みか。
自分は普段、地の文と会話文の間を一行開けることにしてるので行数が無駄に増える……。
詰めた方がいいのかなぁ。
文頭はあけてる。 そして一行は42文字。
実際、BBS形式では読み方っていうか作法もちょいと変わるのもしようがないことだしね。
文章の作法ってのは「こうすれば読みやすい」だから。
>>668 d。近いうちに一冊ずつ買っていこうかと思うノシ
>>670 掲示板だと確かに見辛い。横書きの特徴なのかね。
実況行くとそれどこじゃないってのもあるんだけどw最終的には好みってことになるんだろうなぁ。
>>671 ラノベか創文住人とお見(ry
>>671 その辺もバランスかもしれませんね。自分のSSでもそれやってるし。
一行42文字の取り決めは考えてなかった。
>>672 そう。BBS形式だとなんか逆に読みにくい感じがしてしまう。気がする。
慣れなのかもしれないけど。
675 :
SS 1/2:2007/04/15(日) 02:09:05 ID:wzKyiBuT
そして読みにくいであろうSSを投下。スマンです。
『有希も出た』
水を飲む。
「ゴクゴク…ヒック!ぜんぜんダメよ!」
息を止める。
「………ぷはっ…ヒック!」
えーと次は…
「キョン!あんたふざけヒク!…てんじゃないでしょうね!……ヒック」
鮮やかな夕日に照らされた心配顔の朝比奈さん。その眼差しはいかなる特効薬よりも効き目がありそうだ。
それでも病状が回復しない哀れな人間がいるとすれば、そいつはとんでもなく変わった属性の持ち主だろう。
喜ぶべきなのか。俺はそんな人物を知っている。いつから部室内に住みついたかわからんが、
目の前で奇妙な鳴き声を定期的に発している新種の生きもの…さすがにこれは言い過ぎか。
「ヒック!なんとかしてよぉ…ヒク!」
つまりハルヒなのだが、いつものふてぶてしさは何処へやら。おいおい、なんて顔してやがる。
潤んだ瞳で俺にすがりつくような視線を送るハルヒに、不覚にも庇護欲をくすぐられた俺は大きな声で、
「ハルヒ、結婚してくれ!」
「えぇ!?」「おや」「………」
そりゃそうだろう。驚くのも無理はない。正確に言えば一人だけ何を思ったのかわからん奴がいるが…
見てはいけない。なぜかそんな気がする。本能的な警告を遵守しつつハルヒを見ると、
「は、はぁぁ?ななな何て…」
よし、一分経過したな。成功だっぜ。
「ところでしゃっくりはどうした。忘れちまったか?」
真っ赤な顔でカーテンに抱きついていたハルヒはしばらく停止。
そして思い出したようにビシッと人差し指を突き出すと、
「こらぁ!そういう事なら先に言いなさいよ!」
なんともご丁寧なお礼を口にした。
宣言したうえでビックリさせれる程の技量は無いんでな。勘弁してくれ。
「ふんっ!ま、まぁ助かったのは事実だからね。サンキューと言っておくわ」
「どーいたしまして」
確かにしゃっくりは辛いからな。
しかし高度な医療技術を獲得した現在でさえ明確な療法が無いとは恐ろしい。
朝比奈さんなら何か知ってるかもしれないな。どうせ『禁則事項』なのだろうが。
そういえば…宇宙人もしゃっくりに悩まされたりするのかね。
「長門、おまえも経験したことあるのか?」
「……無い。わたしにそんな機能は…」
長門の故郷で暴れ回る無法者たちを描いたハードカバーから目を離し、
今だに顔から湯気を出しているハルヒを見つめた。
それから何事かを早口で唱えた後、素早く本を閉じて俺を見上げる。どうしたんだ?
「……………ヒック」
676 :
SS 2/2:2007/04/15(日) 02:10:13 ID:wzKyiBuT
「キョン!水汲んできて!さっきあたしが飲んじゃって残ってないのよ」
「僕が行きますよ。少しお待ち下さい」
勝負を途中放棄されて暇を持て余した古泉が立ち上がった。いい心がけだ。
「……ヒック…救助を求める。できればヒック…涼宮ハルヒと同じ方法が望ましヒク…い」
しゃっくりの度に体をピクリと揺らす長門はどうしようもなく可愛らしい。
それと同時に今すぐにでも緊急病棟まで連れていき、
世界中の名医を集めて万全なオペを受けさせてやりたい。
だが、俺はその時ちょっとした悪戯心が芽生えてしまった。
「つまり驚かせばいいんだな?」
「…ヒック……そう」
これでやっと止められると思ったのか、その瞳は期待を押さえきれない様子でキラキラと輝いている。
そんな長門に心の中で何度も謝りつつ、できるかぎり真剣な表情で語り掛けた。
「長門。しゃっくりってのはな、百回出たらアウトなんだ。…死んじゃうんだよ」
「…………えっ……ヒック」
長門の慌てぶりは見事だった。無表情を維持してはいるのだが、
「ゴキュゴキュゴキュ…ヒック」
古泉が三回目の水汲みへ行ってる間に、
「……………止まっ…ヒク!」
懸命に息を止める長門の努力は残念ながら報われず、六十回を過ぎたところで本棚の前に移動した。
何やら本を整頓しているらしい。一冊ずつ内容を思い出すように見つめながら黙々と続けている。
「……ヒック………」
まさかここまで信じ込むとは思わなかった。なんという事をしてしまったんだ俺は。
急いで長門の側まで駆け寄り、
「すまん、冗談だ。ただの迷信だから気にするな」
もはや俺の声も届かないらしい。ただ立ち尽くしてしゃっくりを繰り返すその姿に胸を締め付けられ、
自分の馬鹿さ加減を嫌というほど自覚させられ、思いつくかぎりの謝罪の言葉を考えていた時、
「長門さん!ごごごめんなさぁぁい!」
ドン!という衝撃音とともに長門の体が傾く。不意を突かれ、さらに放心状態であったこともあり、
バランスを崩した小さな体は何の抵抗もせずに俺にぶつかってきた。
身を縮めてしがみつく長門の肩は震えていた。迫りくる死の恐怖によるものであることは間違いない。
「長門、もう大丈夫だ。おまえを何処にも行かせはしない。しゃっくりなんて俺が退治してやる」
強く、強く、長門を抱き締めた。
肩の震えが止まり、気付けばしゃっくりも止まっている。
長門の頬が少しだけ赤い気もするが、夕日のせいだろう。
「うまくいって良かったぁ。でも…そろそろ離れたほうが……」
ハルヒの形相により、思わずしゃっくりみたいな声が出てしまった事は内緒だ。
その日から長門は時々しゃっくりをするようになったが、
その顔がほんの少し嬉しそうなのは
俺の勘違いだと思う。
「………ヒック」
END
>>675-676 しゃっくりする長門が可愛かったw
キョンの言うことを真に受けて信じる長門が、一生懸命本を整理しているのに泣けたw
あと、文頭空けが読みやすい、読みにくいは自分も悩んでますんで、気にしないで。
htmlでは本来、文頭空けはCSSのtext-indentでやるのが適当。(掲示板では関係ないけど)
ワープロで打つ文章と、ネット上掲載する文章では、整形に違いが有っても不自然ではないかと。
>>678 本を整理する場面は説明不足かと思ったけど、わかってもらえて嬉しいですw
書き方は本当に悩む…
>>680 読みやすかったし、オチもついてるし、短くまとめられてるしで言うことないです。
全体的に安心して読める書き方されてますね。良かったです。
最近こんなところも覗いて勉強してます。レベル高すぎですけどね、こっちは。
ttp://www.raitonoveru.jp/ 文章作法についてとか、いろいろあります。
今の流れならばいけそうだ!
3分間レスが無ければ長門有希はオレの嫁
>>681 さっそく覗いてみました。確かにレベル高いですねwでもすごく参考になる。
活用させてもらいます。本当にありがとう!
阻止
○分が跋扈したらもうあまり未来のないスレの証
まあ一個だしねえ・・・これ以上やらなきゃ、ねぇ
>>676 そういえばそんな迷信あったな
本を整理する長門に哀愁を感じたよ
はたと動きを止め、ハイペリオンをギュッと抱きしめたりしてたら俺は死んでたね
あと俺嫁はこのスレ共通認識があるから気にしない
血でふと思い出したんだが、何の前触れもなく鼻血出ることってたまにあるよな
寒がりな長門にキョンがマフラーかけてあげたりニット帽かぶせてあげたりするSSが読みたいです。
シチュエーションは雪の日に駅前かなんかで待ち合わせしているって感じの。
アリーヴェデルチ
いや、前と同じのが混じってるけど
新しい絵が追加されてる
>>695 そんなあなたにシングラー。スペルど忘れしちゃったんでその辺は適当にwww
まったく同じファイルならさくっと取りのぞけるよ。サイズ違いは流石に無理だが。
シングラーがシンクラビアに見えた
流れを読めてないが至高のカレー編やっとクリアできた。
何か煮え切らない終わり方だがカレー食べたくなった。
長門かわいいよ長門。
>>698 シンクラビア・・・住人どころか一般の人にわからない発言はダメだろwwww
・・・俺は吹いた
じゃあフェアライトCMIww
むしろ俺はシンドラーに見えたが
ユンゲラーに(ry
連レスになるが
>>702 大丈夫だ。冷静に考えれば分る問題ばかりだ。エンドレス編よりは格段に楽。
長門の為に頑張るんだ。
>>707 待った。何の話?
人口無能関連のあれか?
兎に角詳しく頼む。
>>708 長門がタンスを弄くってるのを想像した件
>>707 エンドレス編やってないけど、これよりむずいのか……
秋の次に春って何だよ。 いいよもう(´・ω・`)
>>709 人工無脳関連のあれです。
至高のカレー って話し掛けたら始まります。
>>711 おぉ、ありがとう!
因みに、今まで何編あったっけ。
カレー編の3問目、わかったらヒントだけでも誰か……orz
ヒントか・・・・。ポイントは最後は冬で終わる=冬の次が無い
四季の順番だけを単純に考えれば解けるはず・・・。
そういうことかww
>>717 キーボードを見るんだ
なるほどwwwwサンクス。
>>719 実は俺日本語入力練習中。ローマ字より早くて便利だw
>>718 ヒントさんくす。 それでもぜんっぜんわからん自分はクイズ能力ゼロ。
皆よくこんなのわかるなぁ…
>>721 確かに、あれはタイプ数が半分弱になるから早いよな
だが、ノートパソコンで日本語入力を使うときって外付けのテンキー使わないと数字が押しにくいんだよね
あと、そっちに慣れるとアルファベットの箇所を忘れて英語の綴りを打つのに四苦八苦するとか
俺の友人がそうだったらから分かる
この惑星の住民の歌と呼ばれるわめき声は 全く耳障りだ。
騒音でしかない。
ただ
この惑星の「倦怠ライフリターンズ!」は 泣ける。
缶コーヒーの有希 RAINBOW MOUNTAIN
「あんた、今期はどのアニメチェックしてる?」
まったくいきなりだ。しかし驚くほどの話ではない。
こいつがアニメやゲームやラノベや映画や、その他創作物全般から影響を受けまくってる事は前々から知っている。
俺もそういう話が嫌いじゃないからこそ今日まで曲がりなりにも行動を共に出来たというものだ。
しかし「今期」とか「チェック」とか、そんな事を考えて視聴するようなディーブなファンでもない。
「別に恥ずかしがらなくていいのよ。日本が誇る創作物なんだから。
昨今のマスコミによるネガティブキャンペーンには遺憾を覚えるわね。」
「あぁ・・・グレンラガンは見てるかな。」
ご存知日曜の朝の目覚ましにうってつけのテンションの作品だ。
見ようと思って見るというよりも、何か見たい時間にテレビをつけるとやっている、そんな存在だ。
「はっは〜ん。やっぱりね。」
なにがヤッパリだというのか。
俺はエヴァファンでもガイナファンでもないし、またハルヒにそんな風に思われているわけでもないはずだが?
「いかにもキョンの好きそうなキャラが出てるわよね〜。ムネが大きくて、露出多くて、そしてさらにポニーテール!」
そうくるか!
「やっぱり気をつけたほうがいいわよ?みくるちゃん。キョンますます巨乳好きみたいだから。」
朝比奈さんは「ヒッ!」と引きつった声を上げて獣に襲われる小動物のような目でで俺の方を見ている。
そりゃあ未来から単身赴任中の身にしたら、身の回りの警戒にしすぎってことはないのだろうが、
毎日顔を合わせている身にしてみたらやっぱり傷つきますよ、朝比奈さん・・・。
「たまたまだよ、たまたま。日曜の朝にテレビをつけると偶然放送してて、ノリがいいから見てるだけだ。
キャラクターのデザインとか属性とか、そういうのは断じて関係無い。」
俺はこれでもかというほど平坦な口調で、突如降りかかった二次元巨乳萌え疑惑を否定した。
こういう場合は相手をシラケさせれば勝ちなのだ。
「でも巨乳は好きなんでしょ?」
もはやグレンラガンは関係無いらしい。要するに俺をイジりたいんだな?
忠実なリアクションマシン・朝比奈さんも使って。
「そ、そうなんですかぁ?」
未来ではピンクレディの『SOS』が教科書にでもなっているのだろうか? まったく信用されていない。
いや、逆に考えるんだ。「こんな性格のおかげで今も悪い虫がついていない。」そう考えるんだ、俺!
「やれやれ・・・」
場をシラケさせろ作戦は続行だ。というかそれ以外にどうしようもない。
イジメってのはリアクションが面白い奴が狙われるもんだ。ここはひとつ『つまらなそ〜なオーラ』を纏ってやろう。
とりあえず視線は2人からは外す。
体は動かさず、首を少しだけ回転させて・・・そうだな、窓の外でも眺めるのがいい。
しかし―
「・・・・・・・・・・・・」
窓の方角からは長門有希がマイクロウェーブの出ていそうな目で俺をジーッと見据えていた。
やましいことなど何一つ無いのに身を焼かれそうな思いだ。
「・・・・・・・・・・・・」
窓の外に視線を移すも視界の端っこには入ってしまう。そして気になってチラチラと視線を合わせてしまう心の矛盾。
長門は尚も俺に危険な光線を浴びせ続け、俺は顔が寒くなって悪い汗が出てきた。
その間ハルヒがギャーギャー言ってた気がするが、俺の耳には届いていなかった。
「いや、長門、違うんだ・・・。別に俺は体形で人を判断したりしないし、特にムネの大小なんて気にも留めないっていうか・・・」
ハルヒの口撃は華麗にスルーした俺も長門の怪光線には耐え切れず、潔白にも関わらず釈明会見を開くことになってしまった。
北風と太陽ってやつだろうか? 何故かシドロモドロになった口調は釈明と呼ぶに相応しい。
やはりやましことは無いはずなんだがな・・・。
「何? 急に焦り出して? なんで有希に断ってるわけ?」
先ほどまでのいじめっ子のワクワク面に暗雲がかかり、ハルヒの俺を見る目は今度は疑惑のまなざしだ。
訝しがられるのも仕方が無いが、元はといえばお前が変な事を言い出すのが悪いんだ。
「ちょっとキョン! 何とか言いなさいよ!」
俺は返答に詰まり、俺とハルヒの間に険悪なムードが流れる。う〜ん、俺何か悪い事したか?
「本当?」
不意にハルヒではない方角から声が響いた。
長門が唐突に口を開いたことにハルヒは意表を付かれたようで、長門の方に振り向いたまま言葉を失う。
かく言う俺も「え?」などと気の抜けた言葉をもらすだけで、一瞬何の話か分からなかった。
「体形で人を判断しない、という事。」
ようやくこの騒動の原因たる俺のフェティズムに対する疑惑を晴らす機会がやってきたことを俺は理解した。
ハルヒの土俵に乗せられずに話すことが出来れば、誤解も一発で解けるというものだ。
「もちろん本当さ。」
ムネなんてただのお飾りなのさ!とか付け加えたい衝動にもかられたが、
先ほどから横で事の顛末を不安そうに眺めていらっしゃる朝比奈さんの手前、それはちょっと軽率すぎるので止めにした。
ハルヒもハルヒで結構あるしな、ムネ。
それに信頼性は口数に反比例するとも言うし、ここは要点のみをズバリ言うにとどめた。
「そう。」
そう一言返すと長門は読書タイムを再開した。
さきほどまでとは打って変わりその姿は穏やかでいつもどおりの長門に見えた。
そしてほんの少し口元が動いた気がしたが、俺の鼓膜は声らしき音は捉えなかった。
「良かった。」
「ちょっと! 勝手に話進めないでくれる?」
おまえに許可を取らなきゃいけないという決まりは無い。
グレンラガンは深夜レベルだったのにな、エロすぎるよな
グレンラガンいいな
今季はコレ観るわ。
それにしても二期はいつになるんだ?待ち遠しい
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
/!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} ii;_j ii;リ ル iレヽ
`ヘ:ゝ. _ 小/ グレンラガン・・・・おっぱいアニメ・・・・乳・・・・・
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
/| l:| | ===| |:l゙ヽ
/ | l:l l l l::l l
l ヽハ l l // |
>>729 みんながヨーコのおっぱいにおっぱいおっぱいしている間に
京アニじゃないところが受注してつくるがシカトされて消える
歴史の規定事項
>>730 俺はありのままの長門が好きだぞ 気にする事は無い。
>>731 そんな現実余りに悲しすぎる・・・。
どうみてもぷんです。 ほんと(ry
長門がぷんなら
キョンが ちょ
ハルヒが 曖昧
みくるが よ
か
ん? 誰か忘れて……
>>731 キャベツか?キャベツなのか?キャベツなんだな?
もうダメだああ ぁ
741 :
SS:2007/04/15(日) 18:17:33 ID:M9ug3lHu
〜長門有希の怖い話〜
長門「もし、アニメ二期の開発スタッフがワンピースのスタッフだとしたら…」
キャベツだったら暴動が起きそう。
いやきっちり作ってくれたらいいんだけどさ。
>>739 大丈夫だ。ぐぐってもなお分からない俺がいる。
で、あのぅ、ぷんてなんですろうか?
これはすばらしいきょうあにくおりてぃですね
あそこってどの作品もはいくおりてぃに仕上げるな
監督が意気込んでるだけでうんこなデスノートとかとは大違いじゃん
……言っておくが原作を知らずにアニメだけ見るとそれこそ泣きを見るぞ
>>744 tnks・・こ、これが今話題のそれだったのか。
いまおれ、斧で頭割られた衝撃を受けている・・
>>747 うわ〜んっ!
ハルヒといい、これといい、俺の住んでる地域での放送がないよー
PUNなのかBUNなのかいまいち判然としない
だがスレ違い
ははは、可愛いなぁ、長門は
なんかめっちゃ幸せそだな
「じゃあ2番の人! 両手を握って顎にあてながら『ぷん!』ってやって!」
「……ぷん」
「くぁーーーー! そうじゃないのよ有希! もっとこう感情を込めて!」
「……ぷん」
「ちょっとキョン、やってみてよ」
(ry
やべぇ萌えるww
>>755 略されていなければ危うくキョンに萌えてしまうところだったwwwwwww
皆落ち着くんだ。我々の心はただ一つのはずだ!
――――――――――――――――――ここから長門の話――――――――――――――――――
俺ふと気づいたんだがキョンスレに行けば長門に逢えるんじゃないか?
……! 天才!
「よぉ、最近調子はどうだ、長門?」
「この間…おうちに帰って、お風呂に入って、出て、ドライヤーで髪乾かして、ご飯食べて、
テレビ見て、そろそろお風呂入ろ〜ってお風呂入って、シャワー浴びてたら気がついた。
あれっ?……さっき入ったじゃん…」
「長門……お前は疲れてるんだよ…」
>761
中の人乙
中の人に何かあったのか?
764 :
SS 1/2:2007/04/15(日) 22:01:54 ID:wzKyiBuT
本日の受信電波投下します。
『有希のぬいぐるみ』
「名は体を表す」とはよく言ったものである。
しかし、自分の名前に相応しい人生を歩もうと決意している人間などそう多くはないだろうし、
少なくとも俺の周りには、そんな親孝行に精を出す該当者は存在しない。
にもかかわらず。
俺の名前はまるでレントゲン写真のような正確さで内面をよく表しているし、
未来から来た朝比奈さんはそのまんまだし、古泉は相変わらずどうでもいいし、
ハルヒについては何も言うまい。もはや日本人ギリギリのネーミングセンスだな。
長門は……なんだろう。
あいつが書いた幻想ホラー。あの語り手が長門だとしたら『雪』だよな。確かに肌は白いが。
詳しく聞いてみたい気もする。
「………ひみつ」
降り積もった新雪のように汚れを知らない瞳。
その中から捜し物を見つけることはできなかった。
「いじわるしないで教えてくれよ」
「……だめ」
一瞬視線を外し、悩んだふりをしてからそうつぶやく。残念。
俺は少し歩幅を狭め、いつもよりノンビリとした散歩を楽しむことにした。
言ってくれればいいのに。だが、
俺に合わせて一生懸命足を動かす長門もそれはそれで可愛いかったな。
そんな微笑ましい光景に癒されていた俺は、突然浮かび上がった懸案事項によってどん底に突き落とされる。
これはマズイぞ。俺の記憶が正しければ一回も呼ばれていない。
「ひとつ聞いてもいいか?」
「どうぞ」
声をかける前からこっちを向いていた気もするが今はどうでもいい。
これだけは確認しておかなくてはならない。何だかんだで長い付き合いだ。そろそろ……
「名前で呼んでくれないか? いや、せめて『キョン』でもいいから」
こいつは俺のことを差すとき「あなた」と言う。そりゃあこの無表情で「おまえ」なんて呼ばれた日には、
持て余した熱い涙でまくらを濡らすこと間違いなしであり、それより断然マシなことは言うまでもなく、
そもそも知り合ったばかりなのだし、最初のうちは気にもしていなかったのだが、
「もしかして……嫌いか? そうだよな。たくさん迷惑かけたしな。」
それしかないだろ?
「………ちがう」
目の前の小さな女神さまは足を止めて、
「あなたを嫌うことはありえない。ただ……少し恥ずかしい」
言い終わると同時に歩いていってしまった。
やれやれ。それなら安心だ。だが何故俺だけなんだ?俺の名前はそんなに呼びにくいのだろうか。
思案していた俺を邪魔するように、聞き慣れた怒鳴り声が俺を呼ぶ。
「キョン! 早く歩きなさい! ゲーセンはすぐそこよっ!」
765 :
SS 2/2:2007/04/15(日) 22:04:10 ID:wzKyiBuT
もはや不思議探索と言えるのだろうか?開口一番「ゲーセン行きたい!」反論無し。決定!
そうして訪れたゲームセンター。店内に足を踏み入れると、
「おお! すげー可愛くね?」
同年代と思われる野郎共が、うちの女子部員たちを見て騒めきだす。
手なんか出してみろ。古泉が黙ってないぜ。
「ふふ、僕が逆にマッガーレしちゃいますよ♪」
しかし、ハルヒが居るかぎりそんな心配は必要なく、群がる男たちを蹴散らしながらズンズン進んでいく。
今日ばかりは頼もしいね。
「くそ! もう一回だ! その前に便所行ってくる」
「ふふん。何度でも相手になるわよ」
レースゲームは初めてだなんて絶対ウソだろ。あのカウンターのあて方は正気じゃない。
ほとばしる情熱を便器に注ぎ込み、リベンジに燃える俺を冷静にしてくれたのは長門だった。
ハルヒたちから離れ、一人でUFOキャッチャーを熱心に見つめている。
やはり何か通じ合うものがあるのだろうか……なんてな。
新作のゲームソフトを諦めるのは辛いが、仕方ない。俺は便所の隣にある両替機まで引き返した。
少し待ってろ、長門。
長門のご希望はヒヨコ。そう、あの黄色くてモフモフしたヒヨコ。宇宙人の趣味はわからん。
「長門、ほら。せいぜい可愛がってくれ」
俺の長年にわたる修業の成果もあり、わずか23回という新記録を叩きだした。そこ、笑っていいぞ。
「……ありがとう。大切にする」
受け取った長門はヒヨコを抱き締めてモフモフ開始。その後顔を押しつけて停止。
毛並みが気に入らないのかと心配し始めた頃、
「………持ってて」
ヒヨコを差し出して俺と目を合わせた。気のせいなのか、どことなく緊張しているように見える。
そのまま俺の手の中まで目線を降ろし、控えめな深呼吸を終えてから、
「……あなたの名前は……キョン」
両手をギュッと握って脇目も振らずに語りだした。
「……わたしは好き。読書より好き………キョンが好き」
長門をここまで惚れさせたコイツに少々嫉妬しつつ、なぜか俺の顔が熱くなってきた。
「………ずっと近くに居たい。……居て。……キョン」
愛の告白を成し遂げた長門。下を向いて何かを待ってる……のか?
もの言わぬコイツの代わりに俺が答えようとした瞬間、何かが視界に飛び込んでくる。
黄色い、カチューシャだ。
「団員たちが仲良くてあたしも嬉しいわー。とーっても可愛いヒヨコね。キョン?」
感情の豊かな棒読みなんて初めて聞いたぜ、ハル…ぬぉわ!!
まぁ説明するまでもないだろう。ボロボロだ。
それよりも、ヒヨコから返事を貰えなかった長門が気になるな。
心配無いか。
これから先、おまえの隣にはいつも、いつまでも、
キョンが居るからな。
END
朝比奈さん出てねぇorz
>>763 中の人がSOS団ラジオ支部の一人反省会で、
>>761とヘコんでいた。
他にも、メガネどこだろ? メガネメガネと探していたら、実は左手に持ってたとか
数々の武勇伝を誇る。
>766
長「眼鏡の再構成を忘れた」
キ「左手に持ってるだろ」
長「………うかつ」
長門がこういうボケかますのも萌える
>>764-765 >これから先、おまえの隣にはいつも、いつまでも、
>キョンが居るからな。
どっちのキョンだ?どっちのだ?!
と思いつつGJ!!
気付いてやれよ(´Д`)
さて紐を用意(ry
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
死ぬか・・・
>>775 なんか申し訳なくなったっよww
あ、774に画像はこれからキョンと結婚するために渡されたと考えるんだ。
774の
だった。死んでくる
∧∧
( ・ω・)
_| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/
長門がキョンとの離婚がつらくて泣いてる。俺も吊ってくる
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
∧||∧
(д`⌒ヽ <
>>779 えっ、俺の早とちり?
∪ ノ
∪∪
長門と離婚なんて贅沢すぎて想像できない
>>774 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 長門と朝比奈さんとは これで婚姻関係解消 っと
| よし 何とか配偶者を2人に絞れたぞ……
\_____ ____________
∨ , -‐-‐-.、
,. ‐-ー- 、 . -‐- . 〃 ;' ヽ
ノ / ヽ 〃. ヾ ! ((八从リ)))
イクラ ハルヒ ノ ノハハハハハ ! . ! |ノiノハ从ハヽゝ|(| | ┃ ┃ | !
ノゾミ ダカラッテ . !|─ ─ ,iリ)! i (| |┰ ┰iイ .ノリ.ハ''' ''ノハi
ジュウコン OKニ ’ 、 - ,ノル´ジャーナ . 'ハリ、 - ノリ.(.( ⊂リ'|{H}i)づ
スルナヨ コイズミ? 〈}゙|†'|´{つ . ⊂}:|{H}l:iつ . く_/_i_l,ゝ
ソノ ツケ ガ イマ… i´T `i . くソ_i_li;ゝ (__j__)
. .〈_,八__〉 (__i_)
>>781 ごめんw話がグレンラガンの方向へ行ってしまってたw
GJだったよ。
ジャストフィットサイズであるからこその長門だ。
悪いんだが774の通常バージョンある場所教えてくれないk?
>>786 いや、離婚届にやられただけだよw
SSについては途中放棄が続いたからリハビリのつもりで、
時間制限設けて一気に書いたやつだから自分で読んでもどうしようもない代物
どうも俺の中で長門像が固まりすぎちゃって以前のようにSSが書けない・・・
790 :
787:2007/04/15(日) 23:18:58 ID:X/Kc2YSs
すまん、自己解決した。
>>789 ハルヒと古泉じゃね?
長門と佐々木のSSというか会話を投下。
佐々木のキャラは完全にはつかめていないので、変な部分があるかも。
分裂のネタばれがあるので、嫌な人は「ネタバレ」をNGにしてくれ。
春、といってもなにも桜が咲き、蝶々が舞う暖かさを誘うだけの季節だけではない。
『春雷』『春嵐』という単語があるうえ、昨今、地球規模の環境破壊によるアレルギーのためか、
春を迎えてもいい時期になっても雪が猛威を震うという都市も存在する。
もう、ただ穏やかな四季というイメージは払拭すべきだ。
これら良い事ばかりではないというのを踏まえた上で、
この春、私に降りかかった不幸について説明しよう。
〜〜〜日曜日、駅近くの電車沿い
佐々木(以下、佐)「君は長門有希、さんだったね」
長門(以下、長)「……あなたは」
佐「佐々木で結構。最近、身の回りが秒針のように忙しく、
たまには短針みたくゆっくりと散歩でもしていたら偶然、前に歩くあなたを発見した。
この前は自己紹介もろくにできなかったし、どうだい? 少し話しをしないか?」
長「わたしはあなたと話す事など現段階では何もない。
橘京子から『神的存在』と崇められても、わたしたちの意見は変わらない」
佐「そう言わないでくれたまえ。僕自身はまるで実感も興味も全くと言っていいほど無いんだ。
しかし、以前その橘京子――、橘さんから少しばかり君の事を聞いて興味がある。
僕の連れ添いの九曜さんは君とは違ってあまり談じるのは得意ではなくてね。
同じような存在というのに、どうしてここまで異なるのか君は知っているかい?」
長「解らない。概念が共有ができないから。それとわたしは情報統合思念体によって作られた。
周防九曜は便宜的であるが、天蓋領域という呼称によって作られた。
情報意識から作られたという点は共通しているが、似て非なる存在」
佐「それは失礼した。
しかし、君の話を聞いてますます会話を交わしたくなった。
代金は僕が支払うから、すぐ近くの喫茶店に行かないか?」
長(情報統合思念体にアクセス。――拒否すべきと返答)
「断る」
佐「おや? 質疑に対する解答がこれまで恐ろしい程の一定速度だったのにタイムラグが発生したね。
想像するに君を作った情報統合思念体にどうすべきかを尋ねていたのかい?」
長「……何を言っても答えは変わらない」
佐「この世に不変なものなど何もないさ。ダイヤモンドも加工できるし、人の気持ちすらも容易に変化する。
実際に君の心もずいぶんと変わったのではないのか? キョンと出会ってから」
長「……否定も肯定もしない」
佐「ふむ、まあいいだろう。しかし『キョン』と尋ねられた瞬間はこれまでと全然違った反応を見せるね。
これは非常に面白く興味深い。君にとってキョンは余程の存在なのだろうか」
長「……」
佐「沈黙か。それもいいだろう。
……そうだな。君が話をしてくれる代わりといっては何だが、
僕とキョンの中学生活についての話をしよう。
休み時間や塾帰りの会話という他愛のないストーリーだが、興味はないか?」
長(情報統合思念体から『拒否』の指令。――アクセスを強制遮断)
「情報統合思念体から有意義な情報を得られるとの解答があった。
わたし個人としては、拒否したかったが仕方が無い。あなたの条件を飲む」
佐「くっくっ。本当に面白いな君は。
それじゃあ、喫茶店まで短い距離だが歩きながら教えよう。どうやら待ちきれないようだからね。
まず、キョンがエンターテイメント症候群にかかったときの事を話そうか」
長「そのような単語は存在しない」
佐「僕の造語だよ。……キョンはいきなりこんな事を話しかけてきたんだ」
〜〜〜宇宙のどこか
以上が、この私に降りかかった不幸である。
愛しい愛しい愛娘の有希が私を無視した挙句、指令すらも守ってくれなったのだ。
これが不幸と言わずになんであろうか?
しかもその原因があのクソ生意気な青二才の事で、あいつの事がそんなに知りたいのかい?
ねぇ〜〜有希ちゃ〜〜ん!! 答えてよ〜〜!! まだアイツの話を聞いてるの〜〜?
by.主流派
おまけ
〜〜〜月曜日、放課後の部室
キョン(以下、キ)「よお、長門。今日はまだお前一人か」
長「エンターテイメント症候群は治った?」
キ「ぶっ! ……お前、俺の黒歴史をいつ、どこで知った?」
長「……内緒」
>>791 なんていうんだろう、当初思ってたよりもずっと強いというか、強くなったというか。
原作を読み直せばキョン的にはまだ見てて心配になるような描写が多いけど、
読み終わってよく考えてみるとそんなでもないんじゃないか、と。
だからキョンとハルヒの関係がどう進展しようと長門は今のポジションを楽しんでいけるんじゃないかな〜、
なんて考えちゃったせいでどうにも長門にアクションを起こさせずらくなってしまった、て感じかな
だから最近は「朝倉さえいてくれれば場面を動かせるのに・・・」と思うことがしばしば
佐々木は女言葉をs(ry
違和感があったのはこれか
>>797 佐々木は同姓の前では『僕』と言わない筈…
>>794-795 佐々木に関してはいろいろ難しい意見も出るかもしれないがとりあえず・・・
主流派おまえかよ!www
SOS団全員の性格が真逆になるとしたら
長門はハイテンション
ハルヒは無口
みくるはやさぐれてる
古泉は女好き
キョンは・・・・?
何かと中庸だからひっくり返しずらいけど、嫌な奴になるのは間違いないな
802 :
794:2007/04/16(月) 00:03:11 ID:bWVQ9Ikq
携帯から失礼する。
>>797 798
そうなんだよな。
佐々木は男性相手は『僕』口調、女性相手だと普通に喋るという原作設定がある。
けど、会話だけのSSとなると『僕』口調で話すというその個性を生かさないと
誰だかわからなくなるし、何よりもったいないと感じてあえて試してみた。
やはり新キャラは難しいなあ。
新キャラでなくとも長門がキョンのことを三人称では何て呼んでるかさえ不明だしな
キョン視点以外でSSを書く際の障害は多い
>>803 意外と「名前でもあだ名でも呼んでいない」という気がする。
対本人の際では「あなた」だし、他の人物との会話でも「彼」で済ませているような。
もし自分が三人称視点で書いたとしても、あんまり障害には感じない… と思う。
長門と古泉はそういう感じで処理できそう。
問題は、ハルヒ、みくる達と一緒にいるときだな。
「彼」や「あの人」では古泉なのかキョンなのか分からんぞ。
>>805 古泉は基本的に相手にしてないから・・・
つ無口属性
. -‐-
〃. ヾ
. ! |ノiノハ从ハヽゝ
i (| |┰ ┰i |
'ハリ、 - ノリ ・・・雑用係のあの人
Ol⌒ll⌒D
. くソ_i_li;ゝ
(__i_)
ハルヒ→涼宮ハルヒ
みくる→朝比奈みくる
キョン→彼
古泉 →●
>>805 長門が「彼」と言えばキョンのことになると思う。
原作中でもあまり古泉について長門が言及した場面はないように思う。
それにSSの場合は前後の文脈でキョンのことを話しているということを
わかるように説明できると思う。
むしろ問題はキョンそのものを3人称視点でどう呼称するか。
読者がキョンをどう呼ぶか、という方がよほど問題。
古泉→ふるいずみ
>>812 プレビュー見たら最初にファーザーが画面を覆った。
どうしてくれる。
>>812 なにこのカオスww エドに地味にウケたw
>>812 宇宙誕生直後ってこんな感じだったんだろうな
ファーザーってどれー?
>>816 一番左上。神聖モテモテ王国… 知らんか。
何か非常に悲しいテーマの長編になりそうなssを思い付いてしまって
自分で気持ちが沈んできた・・・。
何か楽しいネタを・・・。
>819
「長門有希の耳掻き」
「長門有希の肩揉み」
「長門有希のブートキャンプ」
さあ好きなものを書くんだ。君が。
「長門有希の膝枕」
>>819 悲しいテーマでもかまわないと思う
切なさと悲しさは感情として必要なファクター
あなたのキャッチした電波なら見てみたい
ときに、悲しいテーマは名作にもなりうる
でも・・・長門さんをいじめるSSは個人的に嫌
そのときはスルーしちゃうから
楽しくなくて悪いんだが、ヤンデレ長門の本が人気だって紹介されてたんだけど
皆さんはヤンデレって平気?
ツキノヨルキョンヘノオモイニクルフユキとかゴッド・ハルーヒとか
>>821 俺が書くのk 想像しただけで元気出てきた
>>822 昇天してしまうわ・・・。
>>823 消失長門も長門も幸せになる為に生まれてきたんだって信じたい
朝、あなたを起こしてあげられる
食欲を喚起させる朝食も作ってあげられる
お弁当を作ってあげられる
お出かけのキスもする
洗濯も掃除も、丁寧に、
一言も文句が付けられないような仕事をこなしてみせる
温かい夕食を作って何時間でも待ってあげられる
そばに寄り添って寝てあげられる
・・・・だから、私だけを見てよ
異常なまでに、執拗なまでに、犯罪的なまでに、
私に穴が開いてしまうほど見ていてよ
他の人を見ようものなら・・・その人、
情報連結解除しちゃうから
ヤンデレってこうですか、わかりません><
こんな娘嫌です><
●<朝比奈みくるとは考え方に違いが生じますが、時間の流れは1つではなく未来へ向かう段階で何種類もの過程やパラレルワールドが存在する「分岐時空並列」という言うものがあります。
そうですね、たとえるなら、大阪から東京まで移動したときに行く手段を「飛行機」「車」「バス」を使ったとしましょう。この交通手段が「時空並列」となります。
いわばパラレルワールドですね。
でも、未来を1つにしようと思えば可能ですよね?
ですが、未来を変えることもできる・・・この点に僕はとても興味を感じています。朝比奈みくるに一度でも良いので時間移動を経験させて欲しいのですが・・・
すいません話題がそれてしまいましたね。
そこで提案なのですが・・・
消失世界の長門さんは、決して存在がなくなったのではなく、その後にあの時間上のキョンと出会い素敵な物語が紡がれる・・・そんな考え方も良いのではないでしょうか?
ちなみに、キョン、長門さん、朝比奈さんが修正した世界が「α」なら同時進行および別次元において「β」という消失長門さんの世界は流れ続いていく・・・
おや?聞き飽きてしまいましたか?・・・・・・失礼しました。
時間が上書きされたという理論も捨て難いのですが、さて、あなたならどちらを選びますか?
>>828 ●<補足説明です。
名古屋は現在であり東京は未来を表現しているつもりです。
それにしても、説明上必要とはいえ・・・彼のことをキョンと呼ぶのはすこしトキメキましたね
いつか、そう呼んでみたいものです。
ん?後ろに誰か・・・
長門有希「古泉一樹・・・日本の法律上同性の恋愛は認められていないよって(ry・・・・・・あなたは彼に対する感情を自重すべき!!」
>>821 ブートキャンプってw
私が教えたこの7日間集中情報連結解除習得法を朝倉涼子喜緑江美里も使っている。
やり方は簡単。高速詠唱の唱え方を収めたこのDVDを見ればいい。
7日目には1秒間に15498TB以上の情報を唱えることができる。
今までにハリウッドスターなど84.4%の人類が効果を体感している。
受付は24時間、携帯電話からでも可能。
…買って。
こんなか?w
>>819 「今度はおまえかよ、長門」
再び行われた世界改編。
部室へ足を踏み入れた俺を待っていたのは、
花を失った花瓶のようにポツンと置かれたパイプイスだった。
そこに本来咲くべき花の姿はない。どこへ行っちまったんだ。
ガチャ。
「………」
そんな一人芝居にツッコミを入れるが如く現われた長門。
もう少し遊びたかったのだが……
「今日は遅かったな。掃除か?」
「そう」
わずかに髪を揺らしつつ答え、実り始めた甘い果実を思わせる香を残して俺の前を横切り、
お気に入りのパイプイスへ手を伸ばす。
パチッという音とともに、カーディガンから覗く細い指が引き戻される。
あれは静電気だな。
よほど驚いたのだろう。大きな瞳をこちらへ向けてまばたきを繰り返している。
そんな長門にやさしく語り掛けた。
さあ好きなオチを書くんだ。君が。
>>358のMADを勝手に転載
index二号21593
ニコ見れない人はこれでご容赦
なんという神編集
>>832 あーこれはすごいね。
長門スレ住人にはたまらんね。
>>835 GJ!週の初めの朝っぱらからいいもの見せてもらいました。
思わず涙ぐんでしまったよ(´Д`;)
くそーいまパソコン使えないから見れねー。
307の画像ってどんなんだった?
今沖田産業。
>>824 いじめ系ではないよ。悲恋物?取りあえず書いてみてまとまっているようだったら
投下も考える・・・。
>>831 「今度からは俺が手を握って静電気を逸らしてやるよ。いつでも頼りにしてくれ」
黙って俺にだけ分かる仕草で肯定・・・。
その顔はどこか安心した表情だった・・・。
ごめんテーマが俺には難しかった。。。。
唐突に初心者質問するけど、まとめで読める作品で、
世界観やキャラが原作に大分近くて面白い物って何が有る?
自分精神病だから、あまりノリが変わってると読めないんで。
輪舞は、原作に近い部類には入らないと思う。
面白いかどうかは別だけど。
>>835 GJ
絵本のような世界観が素敵でよかった
そして、選曲を私の曲を使ってくれてありがとう。・・・とても光栄
長門さん仕事頑張ってくるよ
>>837 いたずらっこな長門漫画。
もう消えてる。
俺も307落とし損ねたんだよなorz
激しく気になる・・・。
サンクス!感謝する。
まとめのSS集の人もたいぶ人数増えたな。
電波の人の次回作をwktkしている俺。
>>839 お奨めってのは大抵「俺は面白かったんだぜ?」というものだから、
あなたに合うものかどうかを指定できそうにない。すまぬ。
最初の十行を読んで合うか合わないか決めたらいいかも。
あと指定されている条件だと、話に出ている輪舞はお奨めしにくい。
やはりキョン以外と絡むのはダメだな
>>819 で長編ssのネタを思いついたものだが勢いで後半まで書けたが
まとめ方が思ったよりチープに終わらないと駄目な予感がしてきた・・・。
プロットからやり直すべきかorz
>>848 なっ!!この俺のツボを押さえまくった編集テク!
悔しいが俺以上の長門への愛を感じる・・・・orz
>>835 おま・・・・・・感動した(´;ω;`)。
今更だが819のIDハルヒハルヒハルヒだな
855 :
転載:2007/04/16(月) 19:56:01 ID:JNiC8eRc
キョン「長門、俺の家族になってくれ」
長門「うれしい…ありがとう、パパ」
キョン「そっちの家族じゃない」
長門「?」
誰かこれをSSにしてください
>>856 これだと起承転結の転結だけしかない起承を肉付けして欲しいです。
起承転結で言えば、この4行で起承転結になってるのでは。
SSにするのに自然かどうかは別として。
>>857 つまりキョンがプロポーズするんですよね?
だとしたら難しいかな。でも面白そうだから考えてみる
じゃあ自分は別の方向から考える。
−−−
「そっちの家族じゃない」
「? ……わかった」
「え……いいのか? 本当に?」
「かまわない。おかあさん、ママ、かーちゃん、好きなように呼んで」
「orz」
>>839 俺的にオススメは十六夜氏と江戸小僧氏のSS。
設定を大きく変えてない長編という意味で。
輪舞曲は原作設定は表面上なぞってるくらいだからなぁ。
>>855 二行目の長門の発言がイマイチわからん。
なぜパパになるの?
親−子
ああ、パパってのはそういう事か。
いきなりだったので意味わからんかった。忘れて。
>>861 主流派に嫌気がさした長門とでも思えばおk
うわ…
>>863スマンorz
情報連結解除されてくる…
これが、妄想は頭の中で膨らむということか
>>864 最終的にキョンを選んだんだし間違ってはいないんじゃね?
やっぱり二行目が難関だな。もし書けたら明日投下します
もちろん品質の保証はできないんだっぜ
俺も書いてみようかな…
ただキョンが「家族になってくれ」という真意がよくわからん。
理解したとか言ったけどやっぱりイマイチ理解できない。
>>855 もうちょい詳細。どんな話が読みたいの?
>>855 の電波を参考に妄想したら、いい電波を受信した。
「家族」とは少し違うが、とりあえず、
>>855に感謝する。
じゃぁ、今から執筆にかかります。投稿は恐らく次スレになるでしょう。
最近ハルヒを読んだ、ハルヒ初心者もいいところな俺が来ましたよ。
勢いに任せて長門の短SS書いたんだが、ちょい鬱系入ってるんだけど、
ここってそういうの投下していいんですかね?
虐待系じゃなければいいんじゃない?
>>873 いいというわけではないが
とりあえず名前欄にSSの文字を入れて告知しよう
というのが暫定ルール
>>875 各自で入れるなら入れるじゃなかったか?
ああ、そういうのって鬱系ってことか
ここが全年齢板だと知った上で判断すればいい
アイ・サー、先任曹長どの。
SSと入れて投下します。
あと虐待とかそういうのはないですサー。
>>875 まだ、あくまでマナーの域だろ?
でもここまで、いろんな人がやってるんだから、空気よむべきなのは確かですね。
なんどもすまんね
>>876 そうだっけか?
明らかにスレ違いだが追い出すほどではないし
あぼんのためにもSSいれようって理解してた
>>878 どうぞどうぞ
881 :
SS:2007/04/16(月) 23:27:39 ID:hlElovSw
本を閉じ、夜空を見上げ、彼女は踊ってみようと思った。
屋上に出る。夜風は冷たく、誰の温もりもない。彼女は寒さを感じない。
星々はぶ厚い雲に覆われていて、彼女のあるじも、彼女を見つけることはできない。
そうだったらいいのに。
本当に。
約束された時間まで、あと一時間。だから彼女は踊ってみようと思った。
歌詞もなく、音楽もなく、それでも彼女は踊り始める。
つま先からゆっくりと回転する。ぴんと伸ばした指先が、夜のしじまをとらえてくる
りと回る。その動きはぎこちなく、つたなかった。リズムもなにもなく、それでも彼女
は踊ろうとする。懸命に。
どこか遠くのクラクションの音や、赤ん坊の悲痛な泣き声、誰かの怒鳴り声、ガラス
をひっかく爪のきしり。寒さに震える野良猫のあえぎ。遮断機の警報、鳴り響くサイレ
ンの音。何かが轢かれる重い音。
彼の電話越しの声。誰と話しているのか、どんな抑揚なのか、彼女は何もかも分かっ
てしまう。
彼女は、それらすべてに反応する。その音楽にのせて、思い通りの振り付けをする。
その視線は何も捉えず、忙しく手と足を動かし続ける。右から左へ。下から上へ。
だんだんと、複雑さを増していく。
けれども、彼女にはすべて分かっていた。自分がこれからどう踊るのか。それさえも。
882 :
SS:2007/04/16(月) 23:28:44 ID:hlElovSw
遠く、彼の声が聞こえてくる。
彼が話しているのは涼宮ハルヒで、彼はあの、皮肉の混じった笑い声を上げている。
涼宮ハルヒは不満そうに何か言い、彼はあの、皮肉の混じった笑い声を上げている。
ピルエット。それからジャンプ。彼の笑い声に合わせて。
もちろん。
彼女に表情はない。それでも彼女は、小さく――とてもちいさく微笑む。
彼にも分からないような微笑みで。
彼女は、世界を変えてしまうだろう。
最初からやり直すだろう。
そして、彼は彼女を選ばないだろう。
彼女の髪は短いから。あの髪型にはできないから。
シャッセからパドプール。ターンして、ひとつ飛ばしてピルエット。わたしはここに
いる。わたしはここにいるのに。
そして彼女は、始まったときと同じように、唐突に、踊りをやめる。
やめるだろう。
誰かの泣き声は止むだろう。
屋上に人影はなく、夜風はとても冷たかった。
長門有希はひとりで、ただぽつんと佇んでいた。
彼女は、踊ろうとするだろう。
以上です。短すぎてアレかも。
「消失」話の妄想ですが、読んで頂けただけたら幸いです。
>>883 今までに少ないタイプのssですね。
とても幻想的な雰囲気で水彩的なイメージと言えば良いのかな?
とても、雰囲気でよませる文章でCJです!
>>882 サムデイにて、傘を取りに行っている間に先を越された直後だな。
椅子に掛けられたカーディガンを手に、そのまま屋上へ。
なんか自殺みたいだが、世界改変は全く「飛び降り」そのものだったんかもね。
>>883 消失をテーマに出来るだけで上出来だ。
詩的な雰囲気がいい味を出している。
切なさと悲しさが伝わってきて良いと想う。
GJ!
>>880 変なコが湧くからでしょ?
まあ個人的にはスレのSSを読み返すのに便利だ。
>>883 鬱系というより、切なさ系?
雰囲気が結構好きだ。
>>883 綺麗だなぁ。こういうの好き。
幻想的な感じがする。
>>889 即興でこれが弾けるのか・・・。才能ある人はすごいな・・・。
俺なんて駄文を書くので精一杯だぜ・・・
即興でこんな曲が作れるなんて、才能があるなぁ。
音楽やってる自分としては俺の未来が不安だぜ
今日の長門は変だ。
何が変かというと、アクセサリーか何か知らないが
腰の辺りに動物の尻尾がついてるのだ。
「長門・・・何だそれは」
「ポニーテール」
「・・・・確かに俺はそれが好きだが、
ポニーテールってのは髪型のことだぞ」
「・・・うかつ」
本当に今更なんだけど。
少し前に、ニコニコのMADをaviで上げてくれた人いたよね。
落としてあったんだが、今見た。
最高だね。まさに消失前の長門だ。
ありがとう。
そして、「うちゅじんだったおんなのこ」。
一番初めに上げられてた元のイラストSSは読んでたんだけど、動画を今見てみた。
AIRでもfateでもほたるの墓でも泣かなかったのに、気付いたら涙腺が・・・
がらくたのかみさまの人、雪の記憶即興曲さん、そして
>>835さん、
本当にGJです。
このスレは職人が多いから困るよなぁ
今北区した滝打たれ男です。
終わらない仕事をほっぽり出して描いた長門絵を見てくれますですか?
うぅ、誰もいないみたいなんで、またこんどにします・・orz
>>900 そりゃあいい加減皆寝てるだろうさ
別にわざわざ質問しなくても、貼れば見るさね
902 :
飯食ってきた:2007/04/17(火) 04:23:59 ID:A+uDp9zs
カッティングシートを長門への気持を込めて切り出す。
そして解き放つように貼り付け、
YOMEを宣言する。
おはよう長門
>>883 よかった。『踊る』てのが特に。
で、どういわけだかアンインストールがループしっぱなし
だった。反省するorz
>>902 GJと伝えておく。
ただ多くの反応が欲しいなら人が多いときに投下しよう。
どうでもいいが
長門って
ちゃんと人間女性の身体再現されてんの?
まさか制服が生身の身体の一部分として構成されてるなんてことは…(ry
制服以外も着てなかったっけ?
水着や浴衣も着てるよ
服を構成する時は葉っぱを頭に乗っけて後方宙返りするんだぜ
寝起きの頭で一気に妄想をssに書き上げた。投下すべきか・・・
914 :
ss1/2:2007/04/17(火) 09:45:53 ID:bsibZtZc
じゃあいくぜ! 余り期待はしないでくれよ・・・。
桜も満開となり季節はすっかり春の様相を醸し出していた。
一年の内で過ごしやすい部類に入る季節だろう。
今日も日課のように部室へと向かう。
こんな日には草原で横になった方がよっぽど有意義であろうに・・・。
ノックをするが反応が無い。誰も居ないのか?
ドアを開けると窓辺にはいつもの様に読書に耽る少女・・・。長門が居た。
ただいつもと違うのは本を手にしたまま体が前後に揺れている事だ。
どうやら読書の途中で睡魔に襲われてしまったようだ。
この陽気だ無理も無い。授業の大半を眠って過ごしても寝足りないぐらいだ。
宇宙人に作られた有機生命体云々でも疲れる事があるんだろう。
休息も必要さ。俺はそう思うと静かにドアを閉めた。
一人では特にすることも無い。
俺はふと興味に駈られ長門の近くに椅子を置いて座った。
春の陽光に照らされる純白の肌。桜にも負けない桃色の唇。
淡い輝きを放つ髪の毛。非常に魅力的だ。
・・・。って何を考えているんだ。
不思議といつまでも見つめていたい風景。
俺は暫く見つめ続ける事にした。
普段なら直に気付かれてしまいじっくりと見つめる事が出来ないからな・・・。
こういう時にでも目に焼き付けておくべきだ。
・・・・・・。
915 :
ss2/2:2007/04/17(火) 09:47:29 ID:bsibZtZc
いつの間にかまどろんでいた様だ・・・。
俺はゆっくりと目を開けた。
そこには僅か数センチという所に長門の顔があった。
うぉっ!思わず後ろに倒れそうになる。
「な、長門いつから起きてたんだ?」
「・・・。ついさっき。貴方が側にいるのに気付いてよく寝ているようだったから
近くで見つめていた」
抑揚も無く淡々と告げる。
「長門悪いな。俺もお前が寝ているところを見つめていたんだ。嫌だったら
謝るよ」
「・・・。嫌ではない・・・。寧ろ・・・」
急に口ごもる。
そして小さな声だが確かに分るように口を開いた。
「貴方にはもっと私を見て欲しい・・・」
それだけ言うと長門は帰る準備を始めた。
俺はかなり動揺しつつも長門に続いた。
部室を出る直前。長門に話しかける。
「あー。さっきのってつまり・・・」
「答えは自分で考えて・・・」
少し子悪魔的な雰囲気を漂わせていた・・・。
部室を出るとそこには・・・。
「二人で随分とお楽しみだったようね・・・」
ハルヒ・・・・!いつの間に・・・。
朝比奈さんはどこかあたふたしている。
・・・古泉が居ない。ひょっとしたら閉鎖空間の方に行ったのかもしれない。
「キョン。怒らないから一部始終を話しなさい・・・」
やれやれ・・・。少しはこの幸せを長く楽しみたかったぜ・・・。
おしまい。一応季節物をがんばってみた。
投下していい? とか、投下すべきか、とか聞く人は、誰かに「投下して下さい」と言われたいのか?
「したいからする」を、「望まれたからする」にすり替える必要は無い。
己が望むままに妄想を吐き出そうじゃないか。
心配しなくても、度が過ぎればどこかからストップかかるさ。
流れをぶった切っての投下は控えてほしいがな
>>916 客観的に判断すれば
このスレでSSを書く人間は自己顕示欲が強いわけだから
(書く場所に掲示板を選ぶということは反応が欲しいわけだし)
自己の存在をアピールするためや、
SSを待っている、という雰囲気を作り出して自分を目立たせようとしてる
もちろん意識的にかどうかは知らないけれど
ってとこかな
気に触った人がいたらごめんね
>>918 あたってるね。もっとも自分は聞いたことはないな。宣言はしたけど。
「これから〜レスのSSを投下しますよ」って感じ。
流れを読むことと、意味不明な「焦らし」や「謙遜・卑屈な態度」はやめた方がいい。
希望を言うなら名前欄に、2レスのSSなら「1/2」「2/2」とか入れて欲しい。
ダレモイナイ イマノウチ
3分間レスが無ければ長門有希はオレの嫁
^^
922 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/17(火) 11:13:48 ID:6TigXY6J
阻止
宇宙的に亀レスだけど、中盤でちびながとが、
「キョンに何もあげられなかったと思っている」事はすごいね。感心した。
SSは、「俺の神作品に万雷の拍手を送れやボケども」くらいの気持ちで書いた方が疲れない。(レスに出したらDQNだが)
批判意見(大嫌いだという「音」)は『脳内フィルター』で『阻止』する。他人の顔色を伺って書いてたんじゃ長続きしない。
いや、俺のことじゃ無いけどね。
924 :
ss:2007/04/17(火) 11:46:45 ID:9WwULPzL
「長門、俺の家族になってくれ」
彼と私が同棲をしだして二年、いつものように食事をし
いつものようにお茶を飲みながら彼とのひと時を楽しむ
けれど、今日は違った。彼が突然あまり見ることのない
真剣な表情で言ってきたのだ。
その言葉に私は悩む。「俺の家族になってくれ」
どういうことだろう、確かに私たちは付き合ってはいるが家族ではない
家族というのは彼を生んだ母親や父親、彼の妹の事だ。
その中に私を入れてくれると言うことだろうか?
それとも貴方だけの娘になると言う事なのか?
分からないけれどどちらも共通しているのはある、
それは彼は私を必要とし私の傍に居てくれるということ。
それだけで嬉しさがこみあげて思わず顔が綻んでしまう。
貴方だけの娘になるのも悪くはない、私は彼だけのもの
私はそう思い彼を見つめ
「嬉しい…ありがとう、パパ」
彼はポカンとした表情を見せていたが、やがて苦笑へと変わっていく
「違う、長門 そっちの家族じゃないんだ」
どういうことだろう、私は間違っていたのだろうか
首を傾げ彼を見つめる。彼は苦笑をやめなぜか照れている
「少し遠まわしに言いすぎたな、悪い 照れるから一回しか
言わないが聞いてくれ」
彼は一呼吸をつけ私に言う。
「長門、俺と結婚してくれ」
思考が止まる、彼が言った言葉は分かる。けれどそれが意味するのは
「時間かけて悪かったな、でも、決めたんだ。
お前と居たい、これからもずっと」
彼の言葉を聞きながら私は堪えていた涙が溢れてきた。
「私で…いいの?」
「ああ、お前だからだ」
彼は私を抱きしめそう言ってくれた。
私はこの日を一生忘れないだろう、
彼が私を…彼の家族にしてくれたことを
だから、私は言う。彼にもこの日を忘れてくれないために
「私で…よければ…」
END
>>855の電波から未来予想に、展開が違っても最後には幸せに
なって欲しい。
925 :
ss:2007/04/17(火) 11:49:38 ID:9WwULPzL
おまけ
「私で…よければ…」
私はそう言い顔を彼の顔へと近づける、彼もそれに従い私の方へ
そして目を閉じ彼と唇が重なりあ――
「長門、起きてくれ」
突然の彼の声に思わず目を開ける。
そこは文芸部で彼が私を見ている、夢だった、残念…
私が顔を伏せていると
「すまんな、いいとこで起こしてしまったみたいで でももう
時間が時間だしな」
彼が申し訳なさそうに言うと窓の方へ顔を向ける、
私もそっちへ目を向ける、窓の外は夕方が終わり辺りが暗くなりだしていた
「貴方は何故ここに?」
私は視線を戻し彼を見つめる
「お前が珍しく寝てたんでな、ハルヒ達には起こした後で
帰るって言ってここに残ってたんだ」
「そう…」
ふと彼を見ているとどこか照れている、何故照れているのだろう
「どうしたの?」
「いや、お前が寝てた時、嬉しそうな寝顔してたからさ
なんの夢見てたんだろうなって、それに寝顔なんて初めて見たから」
そう言い彼は照れている。
夢…… あれを思い出すと私の中は何故か心地よくなる。
嬉しさが溢れてくる。あれが現実になってくれたらいいのだが
涼宮ハルヒがそうさせてくれないだろう。
彼は鍵、そして彼女が選んだ。それが既定事項
だけど… もし彼がそれを破り私を選んでくれたら?
それはありえないかもしれない、でも……
「長門、どんな夢みてたんだ? そんなにいい夢だったのか?」
彼がドアの前に行き私を待ちながら聞いてくる。
私は答えようとしたけど止めた。それを言うと彼が困るから
それにこれは私だけの秘密…
これを言う時があるならそれは、あの夢が現実になった時
それまでは私だけの秘密、だから私はこう答える。
「……秘密」
これを言うその時まで私は貴方を待っている。
END
誰モイナイ今ナライケソウナ気ガスル
13時15分までにレスがなかったら
長門はおれの嫁
ビキニ環礁へ
>>855さんの電波をもう少し膨らませ、
自分なりのSSに仕上げてみました。
家族とはあんまり関係ないですけど。
「有希とお守り」
今日は日曜日。珍しくSOS団の集まりもなく、
のんびり家で惰眠をむさぼr「おぎゃ〜、〜!」
ふぅ、やれやれ、お〜よちよち。泣かないでね〜。
・・・俺の目の前には一人の赤ん坊がこの世の終わりを告げるような声で泣き叫んでいる。
なぜ、俺が、どういう過程で、
お守りをしているのかは少しばかり過去に遡らなければならない。
「キョン。親戚のおばさんから今日1日赤ちゃんのお守りを頼まれたんだけど、
私ったら今日は、懐かしの友人とデパートに行く約束をしてたのを、
すっかり忘れちゃってて、だからキョン。
夕方まで赤ちゃんのお守りを頼むわ。
あんた、妹のお守りも少ししたことがあるから大丈夫でしょ?
オムツとか粉ミルクは台所にあるからね。
あら、もう、こんな時間。じゃぁキョン、後は頼むわ。」
「キョンくん、しっかりやるんだよ〜」
と俺が、妹のダイビングアタックで起こされた直後に、
母が矢継ぎ早にこう言い、
妹を連れて、颯爽と家から出て行った。
せめて俺の意見を聞いてくれよ。
という悲惨な出来事があり、今に至るのだ。
さt「ふぎゃ〜!」おっと、赤ちゃんは泣いたままだったな。
なんで泣いているのか俺にはさっぱりわからん。
妹のお守りっていったって何年前の話だ?俺には出来んぞ。
こりゃ、誰かに手伝ってもらうしかないな。
まずハルヒ・・・、駄目だ。確かにあいつは何でも難無くこなしそうだが、
どう考えても、あいつがこんな面倒くさいことを了承するはずが無い。
それにあの傍若無人っぷりを赤子の前で遺憾なく発揮されようもんなら、
俺が疲れてしまうしな。というわけで、ハルヒは却下。
朝比奈さんはどうだろうか?
いつも微笑ましい天使のような笑顔をしてくれる朝比奈さんなら、
メイド属性と相俟ってばっちり赤ちゃんの世話をしてくれそうだな。
が、最近ハルヒの願望なのか、この健気なメイドさんに、
ドジっ子という新たな萌属性が追加してしまった。
それを赤ちゃんの前で披露してしまったら、こっちがはらはらしてしまう。
そういうことで、断腸の思いで朝比奈さんも却下。
古泉は、考えるだけ無駄だ。俺には男と一緒にお守りをする趣味なんてないしな。
じゃぁ、長門かぁ。あいつはSOS団が誇る万能選手だし、
俺がピンチな時には、必ずって言っていい程、長門が傍にいる。
あいつなら、今回のお守りも無難にこなしてくれそうだしな。
よし、長門で決まりだ。
と誰に手伝ってもらうかを、赤ちゃんが泣いている傍らで、脳内会議によって
即効で議決し、長門に電話を掛ける。
1コールもしないうちに、
「なに?」
と感情の起伏がほとんど感じられないような声で出た。それにしても出るのが早すぎないか?
あぁ、俺だが、今赤ちゃんを預かっていて、
俺一人じゃ面倒見切れないからよかったら手伝ってくれないか?
「わかった」
いつもお前に迷惑をかけてすまないな。
「別にいい」
ほんとありがとう。じゃぁ今すぐ来てくれ。
ふぅ、長門が来てくれるからもう大丈夫だな。
さて、せめて長門が来る前に、赤ちゃんを泣き止めさせなければ、
って、長門!お前なんでもうそこにいる?
「瞬間移動を使用した。」
「この赤ちゃんはお腹がすいて泣いている。即刻ミルクを与えて落ち着かせるべき」
わかった。が、ちょっと待て。長門、なんで急に服を脱ぎだす?
「赤ちゃんには母乳が一番。大丈夫。情報操作は得意」
長門、お前母乳が出せるのか?と言いそうになったが、辞めておこう。
なんか言ってはいけないような気がするしな。
お前が一肌脱がなくても、ここに粉ミルクがあるから大丈夫だ。
だから、早急に服を着てくれ頼むから。俺の理性にも毒だから早く。
「わかった」
長門は、誰が見ても解るようにだるそうにしぶしぶと俺のほうを、
刺すような目で見ながら、服を着ている。
なんか俺、悪いことしたか?
この後、赤ちゃんが泣き出しても、
的確な指示を出してくれる長門に俺はただ感服するばかりであった。
ただ、赤ちゃんにカレーを食わそうとしたのは冗談だよな?
あれにはマジでびびったぞ。
そんな泣き虫赤ちゃんは今、
長門の歌う雪解けがまだ始まったばかりの清流のせせらぎを思い浮かべるような澄み切った子守唄を傾けながら、
長門の腕の中で幸せそうな顔をして夢の世界へ旅立とうとしている。
傍から見たらなんて微笑ましいのだろう。
長門も赤ちゃんの面倒を見るのが楽しかったのか、
俺にだけわかる程度に表情が柔らかいように感じる。
やっぱりあいつも女子なんだなと思いながら、
もう少しこのほのぼのとした時間を過ごせたらいいなと思った瞬間、
「ただいま〜!キョン君お守り出来た〜?」
と言いながら勢い良く扉を開ける妹。
こら!そんな音を出したらせっかく気持ちよさそうに寝てる赤ちゃんが泣いちゃうじゃないか。
「えへへ〜、ごめんなさい。あっ!有希ちゃんだ。わ〜い。」
俺の説教を1秒で忘れ、長門の方へダッシュする妹の将来に一抹の不安を抱えた。
「キョン。ごめんねぇ。赤ちゃんの世話を任せちゃって。あら、有希ちゃん。
こんにちは。」
と母が長門に挨拶をすると、片手に赤ちゃんを抱え、妹の頭をもう片方の手でなでながら、
長門も軽く誰にでもわかる程度に会釈した。
「ふふ、それにしても、キョンと有希ちゃんがそうやって並んでいると、
なんだか新婚さんみたいね。」
不意に母がそんなこと言い出しやがったから、
ほらみろ、俺の顔が面白いほど赤くなってるぞ多分。
「あ〜、キョン君の顔真っ赤〜」
赤ちゃんの存在を忘れたが如く大声で妹は叫びだす。
ほんとに泣き出すから辞めてくれ。
そして長門。お前もほんの少しだけ顔を朱色に染めて
水晶を鏤めたような瞳をして俯いてないで、
何か言ってくれ。
その後、母親と妹に散々おちょくられ、
俺の顔は面白いように茹蛸になっていたことは忘れよう。
長門、今日は本当にありがとう。いつもお前の世話になりっぱなしだな。
今度何かお礼するよ。
「別にいい。今日の出来事は私にとってとても嬉しいこと。
だから気にする必要は無い」
といつもよりはっきりとした声で言ってくれた。
もしかして、長門も家族を持ちたいのか?
「少し・・・・・・、::::」
後半部分は声が小さくて聞き取れなかったが、
なんだか少し恥ずかしそうな感じで言っているのは気のせいだろう。
それにしても、長門があんなに強く意思表示をしたのは珍しいな。
あいつも段々人間に近づいているんだなと俺は心から嬉しくなった。
俺は長門に何回も感謝の言葉を上げながら、
長門がお嫁さんになったら今日みたいなことになるんだろうかと考えながら、
長門をマンションまで見送りに行った。
「少し・・・・・、出来ればあなたと幸せを育みたい」
これは私の願望。これからもずっと変わらない願い。彼は叶えてくれるだろうか?
END
場面変更が上手くいきません。まだまだ青いですね。
しかも、話数の表示間違えてるし。。。