【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その43

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686SS ハルヒの水着姿
ある夏の、海辺のホテルにSOS団の合宿で止まった日。
今日は気持ちよく泳ぎたいわね
そこのビーチショップで水着でも買っていこうかしら?

ビーチショップに入ったのはいいんだけど、
何よこれ、なんでこんなにいっぱい置いてあるの?
しかもほとんどあたしに似合わなそうなのばっかり。
どれを付けろって言うのよ。
でも腹立つけど意地でも選ぶんだから。
・・・・・・・・・
って言ったのはいいけど、どこにもいい水着はない。
「いい加減にしろ。もう一時間も待ってるだろ」
うっさいわねキョン・・・あっ、でもみくるちゃんももうヘロヘロみたい。
「これでいいんじゃないのか」
何嬉しそうに女物の水着持ってんのよ変態。
ってみくるちゃんも古泉君も有希も、みんな揃ってそんな顔しなくたっていいじゃない!
「似合いそうです・・・」
「なかなかラフでハイセンスですし、いいんじゃないですか」
「推奨する」
まあ、そこまで言うなら買うわよ。
ただし着ないわよ。
「あんた達、十時再集合だからそれまでに着替えておくこと」
そう声を掛けて、あたしは部屋に戻った。

ああん、もうどうしてこんな時に限っていい水着がないのかしら。
しかも間違えて親父のパンツまで持ってきちゃったし。
みくるちゃんや有希のもあたしには合わなさそうだし・・・
これを着るしかない訳?
あたしは幸い一人部屋だったから、部屋の鍵を掛けた。
それですんなりさっさと着替えてから、鍵をすぐに開けた。
すぐに開けちゃうのはいつもの部室からの習慣かしら。
それで鏡で見てみたけど、案外似合ってるわね。
あいつにしてはなかなかセンスがあるわ。
と言うか、結構いいかも・・・
「おいハルヒ、居るか」
わっ、いきなり誰よ!

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後ろを振り返ると、みんな勢ぞろい。
もし着替え中だったらどうするつもりだったのよ。
「鍵は開いてたぞ」
あ、そうだった・・・
「それにしても涼宮さん、綺麗です〜」
「美しい」
「お似合いですよ」
「着ないんじゃなかったのか」
そんな褒めなくても・・・ってキョン、あんた一言余計なのよ!
もう恥ずかしいから今日は海水浴中止!
みんな期待したみたいだけど残念だったわね。
って今度はなんでみんなあたしの部屋に居座るのよ!
もうみんな馬鹿馬鹿っ!