シン・アスカと前田慶次がプリキュアS☆Sを応援するスレ 弐

このエントリーをはてなブックマークに追加
55名無しさん@お腹いっぱい。
その日、シンはデスティニーに、慶次は松風に乗って映画館へ向かっていた。
無論、映画『ふたりはプリキュアSplash☆Starチクタク危機一髪』を鑑賞する為である。
 シン「いよいよ待ちに待った映画ですね、慶次さん。前売り券と腕時計は持ちましたか?」
 慶次「あぁ、勿論だとも。他にもおでかけグッズ3点セットも持参し・・・シン、待て!」
慶次の怒号を聞いたシンがデスティニーを止めた直後、目の前を数条の閃光が通り過ぎ、前方の地面をえぐった。
シンと慶次が見上げた前方の空に白い機体、キラ・ヤマト駆るストライクフリーダム―S・Fの姿があった。
 キラ「悪いけど、ここから先にはいかせはしないよ」
 慶次「風流を解さぬとはとんだ無頼漢だな。そんな男には俺が・・・」
 シン「待って下さい慶次さん!こいつは俺にまかせて慶次さんは先に行ってルナや直江殿らプリキュアンの
    同志達を迎えてやって下さい!こいつには貸しがありますし、この前にたいな無様な戦はしません。さぁ!」
 慶次「・・・わかった。シン、映画館で会おう!」
シンの覚悟と気迫を感じた慶次はそれ以上は言わずに映画館へと向かった。
S・Fは慶次の方を後回しにし、まずは目の前の敵であるデスティニーを倒す事に集中した。
 シン「どうして俺達の邪魔をするんだ!?」
 キラ「僕はいま『動物の森』にはまっててね。ぶつもり映画以外に客が流れるのは許せないんだ。
    まずは手始めにプリキュア映画の動員を阻む為、プリキュアンの旗手たる君と前田慶次を止めさせてもらうよ」
 シン「あんたって人はぁーーーっ!!」
シンもデスティニーで奮戦するがキラとの戦闘経験の差はまだ開きがあった。次第にデスティニーが押され、
武器や腕、脚にも少しずつ被弾し始めたがコックピットだけはまだ無事だった。
しかしそれは敵を殺さずにぶつもり映画への動員人数へ回そうというキラの計算があった。
 シン(なんて相変わらず独善的な人なんだ!このままでは俺だけでなく他のプリキュアンまでもが奴に・・・)
シンは意を決してS・Fへと突進していった。
56名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/08(金) 19:45:54 ID:Rsmg90qX
シンは意を決してS・Fへと突進していった。それは生きてプリキュア映画を見る事が叶わぬのならば、
せめて他のプリキュアンの同士達が無事に映画館へ行ける様、S・Fもろとも自爆するという決死の覚悟であった。
 シン(慶次さん、約束を守れずにスミマセン。ルナ、映画楽しんでこいよ。
    さよなら、咲ちゃんと舞ちゃん・・・映画、頑張ってね・・・)
シンの捨て身の突進を前にし、事ここに至って不殺を貫けなくなったキラは無情にもライフルの銃口を向けた。
 キラ「やめてよね、君のデスティニーで僕のS・Fに勝てる訳ないじゃない」
シンのデスティニーがあわやS・Fに撃墜されるかと思われたその時、どこからか飛び出した謎の少年の人影が現れ、
信じられない事に生身の鉄拳でS・Fの顔面を殴り、そのまま地面へと叩きつけた。少年の拳には謎の光が宿り始めた。
 謎の少年「愛する者と仲間の為に命を懸ける、それが漢!そこのアンタ、こいつは俺にまかせて映画館へ行きな!」
 シン「き、君は?」
 謎の少年「あぁ、俺?アンタと同じプリキュア映画の成功を祈ってる人間さ!」
 シン「そうか、君も!しかし生身でそ、そのトカゲみたいな生物の二人だけでMS相手に大丈夫かい!?」
 謎の少年「俺達は大丈夫だから気にすんなって。さ、早く行きな、映画館で会おうぜ!」
シンは少年に促されるまま映画館へと向かいつつ、ふと少年の事を思っていた。
 シン(プリキュアンじゃないのに俺の事を助けてくれた彼は何者なんだろう?でも初めて会った気がしないなぁ。
    それとあの「映画館で会おうぜ!」って言葉が・・・はっ、まさか!?そうか・・・会おう!映画館で・・・)
キラの駆るS・Fが態勢を立て直し約18mの巨体で少年の生物の前に立ちはだかるが、二人は少しも臆していない。
 キラ「何故キミが僕の邪魔をするんだい?同じ声を持つ同士じゃないか」
 謎の少年「ハッ!声は関係ねぇ!体張って戦ってるプリキュアと彼女らを命懸けで応援してるプリキュアンこそが
       俺の本当の同士ってヤツさ!準備はいいか、アグモン!」
 アグモン「こっちはOKさ、マサルのアニキ!しかしアニキはホント凄いぜ、ロボット殴ってデジソウル出しちゃうもんな」
 マサル「おうよ!早いとここのギズモンもどきをブチのめしてチビっこ達が待ってる映画館へ向かうぜ!
      いくぜっ!デジソウル・チャージ・オーヴァー・ドライヴッ!!」