シン・アスカと前田慶次がプリキュアS☆Sを応援するスレ 弐

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@お腹いっぱい。

l l  L」    |: : : : : : : : : : _」|: : : : : : : :
                | l   !       |: : : : : r‐'''"~__」: : : : : : : :
                | l  ,       l: : : : : :二二-―;;;;r-、: : : : :
               l ri  ,      l___ _二-;;;-―;ィ;:::::ヽ丶: : : :
              ヽ    ,  _,,-‐''T ~「:l'´ィ7テ}::::::::}ノ: : : : :    いくさはまだまだこれからよ!
               ゝr1 ゝイ rTフi:::l  i:::l ゝ-''/ノ:; ': : : : : : :
              /゙}/∧ ヽヽゝ''∨i ヽi    /イ: : : : : : : :
           _,-_´ /',-'"ヽ_ ヽヽ  、      // : : : : :_∠
         _ ィ-'" ノ´/`7  / ヽヽヽ  、... -一  // . : : :/`丶ヽ
       _ '"´ r''´‐'   , ' _,,....ヽヽrゝ‐r 、   _」」. . : : :/  //
.      ,イ `"´/   / '´    ∨  /: : ` -''"~: : : : :/-_二イ
    / 〈     /,. - フ__       〈r‐rヘ: : : : : : : : : : : :j ̄   |
   , 1   `−‐ ''´, 'フ_/ , -――ヘ \\: : : : : :_ ‐''i1   |
 / {        / /,,..- ''´      ヽ.  \\_ ィ"  l.|     |
フ   `ー-- _ニ-‐'''"~     / , -‐ _~ ゝ-- ゝ '´    }.}     |
      /           //      /        j.j    |
     /          , '´      /       //     |
2名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/19(日) 09:44:07 ID:jnXMSib/
前スレ シン・アスカと前田慶次がプリキュアスプラッシュスターを応援するスレ
    http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1138700080/
3名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/19(日) 10:43:45 ID:dw+Zs2F1
>>1
天晴れなスレ勃てに御座る!
4名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/19(日) 10:46:06 ID:Fi35xpUe
>>1
かたじけない!このスレ、疎かにはせぬぞ!
5名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/19(日) 11:12:14 ID:1js7KiGM
シン「・・・申し訳ありませんでした。S☆S苦戦の報に惑わされ、自由な心を忘れてしまったようです・・・」

シンはただただうつむくばかりであった。
S☆Sを真に愛する者が集う神聖な御所を任されていながら、スレをdat落ちさせてしまったからである。

慶次「・・・」

慶次もまた、押し黙っていた。
自らの落ち度を棚に上げて、どうして眼の前の若者を咎められようか。

慶次は黙って二枚の紙片を懐から取り出し、シンへと渡した。
シン「こ、これは・・・!?」

それは紛れもなく、S☆S映画の前売券であった。
これは「過ぎたことは気にするな、共にS☆S映画を平日から見に行こう」という、慶次なりの気遣いであった。
6レイ・ザ・バレル:2006/11/20(月) 11:50:18 ID:wDuw0J6L
シン!お前、何を受け取っている!!
指令書か、指令書なんだなシン!!!
7名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/20(月) 12:40:00 ID:og1UllV4
レイおちけつwwww
8名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/20(月) 21:38:47 ID:og1UllV4
あげときますよ
9名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/20(月) 23:52:38 ID:4ORLkK9H
前スレ、dat落ちしてるとは思わなかった
ネタ投下を待ちつつage
10名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/21(火) 01:17:41 ID:vZMbT0a8
レイ「シン、大人しく受け取ったものを渡せ!」
シン「・・・い、イヤだ! 欲しいんだったら自分で手に入れてくれよ!!」

ズキューンッ

シン「!?」
レイ「ふざけるのもいい加減にしろ、これ以上お前達の好きなようにさせるわけにはいかない・・・!」
シン(レイがそこまでS☆Sを好きだったなんて・・・)
レイ「三つ数える、覚悟を決めておけ」

シン「ま、待てよ!、気持ちは痛いほどわかるけど、俺だって苦労して手に入れたんだ!
   姑息な手段を使ってしまったことは申し訳なく思ってるけど、(S☆Sを)けして裏切ったわけじゃない!信じてくれ!!」

レイ「・・・」
シン「・・・」

レイ「・・・いいだろう。だが、信用できないと判断すればいつでもお前を撃つ、・・・覚えておけ」
シン「言われなくても・・・!」



シン(・・・なんで窓口でデジモンって頼んだことを知ってたんだろ?)
11名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/21(火) 04:46:03 ID:tMlv3u+R
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1163669052/
シンよ光になれ
     ::|       _
     ::|   /. ̄ /.| 
     ::|.  /ゝ  |./,|ヽ
     ::|. /  \ |ヽ|/.ヽ
     ::|-〈  __  ヽV  _`l_
     ::||ヾ||〈  ̄ヽ .|/ ̄ i| |
     ::|.|:::|| `--イ |ゝ-イ:|/
     ::|.ヾ/.::.    |  ./   
     ::|  ';:::::┌===┐./     
     ::|,,__〉ヾ ヾ二ソ./   
     ::| |.|ゝ:::::::`---´:ト、_ 
     ::| .|.|:::::::::::::_:::::::::::|.|  .|.|⌒`ヽ
     ::|  |.|:::::::::ノ ,ヽ:::::ノ/  //i  ヽ
     ::|  .|.|::::::丶|/::::://  .//|ヾ:::::::::)
     ::|  .ヽヽ::::::::::::://  //ノ|、、  ::::〈
12名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/21(火) 08:47:01 ID:j3HbYrik
慶次「いくさはいい!命懸けで、漢が漢でいられる!」

シン「また戦争がしたいのか!あんたたちは!」
13名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/21(火) 13:18:16 ID:Sx9KiNhH
シン「慶次さんにやられちゃったディスティニー、やっと直りましたよ」
慶次「ん?おぉ、あの節は悪かったな、わぁっははは!」
シン「でもレジェンドはまだで…レイ怒ってなければいいんですけど」
14レイ・ザ・バレル:2006/11/21(火) 13:25:31 ID:rtE6R7RX
ん?
壊されたっけ?
15名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/21(火) 14:59:02 ID:HHItk8F/
うん、前スレでシンと二人で暴走した時、慶次さんに皆朱の槍や太閤暗殺用脇差などで寸断、ダルマにされた。
16レイ・ザ・バレル(>>15 サンクスコ):2006/11/21(火) 16:33:48 ID:rtE6R7RX
あの怪しい風体の男・・・シンを悪い道に導こうとするどころか
ギルから預かったレジェンドとディスティニーまでも!

絶対に許さない・・・俺の存在理由にかけても打ち破ってやる!
17名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/22(水) 01:29:51 ID:PsmR0/Lb
>14>16
なにこの別人格w
18名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/22(水) 10:50:26 ID:W5bu510M
>>10
わろた
19名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 18:56:56 ID:Z60YhcR2
ところで前スレのログを保存してる人いるかな?
保管サイトの若葉台市民図書館にはないっぽいから、誰か公開してくれないかなぁ。
20名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 19:07:32 ID:HQJl8oJN
>>19
846レスまでログがとってあるけど全部なのかな?
これでよかったら上げるよ

どこのろだに上げよう?
21名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 20:15:14 ID:Z60YhcR2
>>20
846レスで全部だね、ろだの場所はお任せします。それと個人的には
若葉台市民図書館
ttp://www.nagipple.com/
に保管してもらって他の人にも閲覧して欲しいと思ってるので、
そこの管理人さんにも一報入れてくれればありがたいっす。
2220:2006/11/23(木) 21:16:10 ID:HQJl8oJN
上げたよ

(・∀・)マターリ 1M0568.zip パス:漢

若葉台市民図書館には連絡フォームからファイルの場所を伝えておくよ(^ω^)ノシ
23名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 21:55:26 ID:Z60YhcR2
>>20=22
これはかたじけない、篤く御礼申し上げますぞ。
24タリア・グラディス:2006/11/24(金) 21:18:09 ID:enTwrzpT
ルナ、すまないけど>>22の情報を探ってきてくれないかしら?
25名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 07:06:15 ID:VTwYtBa7
ま、まさか・・・カレハーン殿とモエルンバ殿の両人は既に討ち死にされてる筈では・・・
ならば、次回予告の彼らは一体・・・
26名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 10:11:02 ID:40R5JjmK
「Yes!プリキュア5か・・・」

シンには新しい5人組を憎む気などさらさらなかった
咲と舞が放送前に受けた誹謗中傷を繰り返させたくはなかったし、憎んだところで何が変わるわけでもない。
二人の卒業式を見守り、彼女達を晴れやかな心で送り出せないことがただただ無念であった。
(父さん・・・母さん・・・マユ・・・・・・・・・ステラ・・・)

(けっきょく俺は二人を守ってやれなかった・・・・・・)

(無駄だった 何もかも・・・)


(そんなことないよ・・・!)
27名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 10:26:04 ID:40R5JjmK
「え?・・・誰・・・? マユ、・・・ステラ?」

(シン・・・・・・ステラ・・・シンに会えて良かった・・・きっとあの娘達も、あのお侍さんも一緒・・・)

「ステラ・・・」

(どんなときも、シンは心から喜んだり、悲しんだりしてくれたから・・・
きっとみんな、そんなシンの優しさに助けられたはずだから・・・)

「・・・」

(だから、自分を責めないで前を見て、明日を・・・)

(ステラはいつも傍にいるから、シンと一緒に、最後まで二人を応援するから・・・)

「そうだな・・・・ステラ・・・・・・SSはまだ終わってはいないし、俺もまだ生きている・・・」

(最後の最後まで・・・二人を見守って見せるさ・・・)
28名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/27(月) 17:22:55 ID:ofyQGlAl
ちょっと泣いた
29名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/27(月) 23:34:01 ID:i0aL6rDt
ボンボン版種死のラストシーンだな。
30名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/28(火) 15:07:57 ID:Z6u2c8UC
ごめん全然知らないけど啼けたw
31名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/29(水) 01:50:44 ID:rhbIJmAH
鳴けた
32名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/29(水) 01:56:15 ID:Vczbwnou
キントレスキー墜つ
33名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/29(水) 22:23:19 ID:fHQMbXHW
ほんとに5人なんだ?
34名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/29(水) 23:19:53 ID:KynRKvjv
本スレ荒らしをシンと慶次に斬って欲しいと切実に願う俺。
35名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/29(水) 23:33:22 ID:22PSr7cn
>>26
泣けた。だが>>29を見る前に(地の文の元ネタが)シグルイかと思った。
36名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/30(木) 21:29:35 ID:W0itq7c3
シグルイって何だっけ?
37名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/01(金) 01:46:13 ID:GLE/4i+u
シン「えーと・・・”ぬふぅ”でググれと書いてある」
38キントレ:2006/12/01(金) 23:49:25 ID:yld9zLiT
馬鹿者!また落とす気か!!
気合が足らん!
39レイ・ザ・バレル:2006/12/02(土) 10:15:46 ID:bMst/rrs
シンが形見の携帯を放り出してDS LITEだと?
しかもなんだ、その腑抜けた顔は!
疑っている相手とはいえ、そんな顔は見たくないぞ!!

はっ…もしやDSのように見せかけた暗号通信機か!?
それなら何もかも説明がつく…!
今まさにギル暗殺の指令が来たのだな!

フッ無駄だ、シン。
ギルの背中は俺とレジェンド(修理完了)が守る…!
レイ・ザ・バレル、レジェンド、発進する!!


40名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/03(日) 00:31:20 ID:TReg7GF4
無理してくだらない事書かなくてもいいよ、スレタイとも関係ないし。
41アスラン:2006/12/03(日) 09:24:31 ID:OjmjrR1u
いつになったら・・・

いつになったら私のDSliteは入荷するんだ・・・
42名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/03(日) 19:35:55 ID:ARIl1Gqn
>>41
来年の夏あたりじゃね?
43名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/03(日) 21:24:46 ID:3lGMiGYL
シン「慶次さん、お悔やみから戻りました」
シンは咲舞主催のキントレスキー追悼会から帰ってきた(キントレ追悼スレ参照)。
慶次「…ああ。」
月明かりの元、縁側で慶次は一人杯を傾けている。
後ろ脇には利沙が酒瓶を抱え控えていた。
利沙「キントレスキーさんが亡くなってから、毎晩。」
慶次の座の右脇には杯がもう一つと何か布の様な物が置かれている。
つ、とシンが覗き込んだ。
その布には大きく
「大ふへ」
の文字があった。
恐らく昔慶次が羽織っていたという大ふへん者、と縫い取られた陣羽織であろう。
慶次は己の心意気を認めた羽織をキントレスキーの魂の座具にして
キントレスキーの生きざまを彼なりに敬っていたのだ。
シン「これ、咲ちゃんから香典返し代わりに、と」
とバスケット一杯のチョココロネを差し出した。
シン「何でもキントレスキーさんが大好物だったそうです。」
慶次「そうかぁ。」
慶次はクイッと杯を開けると一つコロネをほうばった。
慶次「うまいな。…そうか、お前こんな美味い物を知ってたんだなぁ。
利沙、捨丸、岩兵衛一つやってみろ。」 
利沙たちもバスケットから取って食べてみた。
44名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/03(日) 22:10:29 ID:3lGMiGYL
利沙「美味しい!初めてです、こんな美味い品」
捨丸「いいコロネですね。甘すぎず、それでいて…兄弟たちにやりたかった」
岩兵衛「いい、いいな。優しい気持ちが詰まってますな」
黙って慶次はまた一つほうばる。
シン「それと」
シンは後一つ黒い固まりを差し出した。
「これ、キントレスキーさんの遺品だそうです。
何となしに慶次さんなら預けていい、って舞ちゃんが」
それは5キロの鉄アレイだった。
「あいつらしいな。」
受け取った鉄アレイを大ふへん者の羽織の上に乗せ
そのそばにチョココロネ一つを添えた。
シンは黙ってバスケットからコロネを取って食べだした。
慶次が杯をシンに差し出した。
黙ってシンは受け取り酒を注いで飲み干す。
シンが慶次に杯を返すと、慶次は酒を注いで飲む。
慶次「一度生まれたなら、ああ生きてああ死にたいものだな」
シン「はい」
慶次「二人の為、この命くれてやらねばならんようだ。」
月を見上げつつ呟く慶次。
シンはコクリとうなづいた。
シン「咲ちゃんと舞ちゃんがアクダイカーンと直接決戦出来るよう、
雑魚どもを掃除しなくちゃ」
二人とも時代、戦場、所は違え乱戦の中を潜り抜けてきた強者である。
特にシンは慶次と出会ってから次第にいくさ人の風格を帯び、種デス終了時から一皮剥けている。
しかし歴戦の雄たる二人といえど、異界の存在と渡り合った事はない。
ダークフォールの住人は決して生半な輩ではなかろう。
だがもう二人はすでに咲舞の為、一箇の死人になりきり
ただ只管の武人として最後の戦に臨むばかりであった。
45名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/04(月) 03:42:30 ID:K8+sdmii
慶次さん誕生秘話、感動した。
ttp://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20061201
46名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/04(月) 09:56:19 ID:F2V+fzvm
いつの間に利沙が!?
47名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/04(月) 23:22:26 ID:Yt98y20t
時系列をきにしちゃいけないぜ
48名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/05(火) 02:09:10 ID:gR3/hljd
>>45
まじ泣いた。
49名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/05(火) 23:39:09 ID:AMvlinnO
いい話じゃんか
50名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/06(水) 11:03:25 ID:S3h8eiRN
>>46
前スレの後半で結構顔出してた気がする。
ログ持ってる人は確認してみて。
51名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/07(木) 22:40:19 ID:4csEdCy5
映画公開をあさってにひかえてシンと慶次の二人はどんな準備をしているのだろうか
52名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/07(木) 23:42:59 ID:4VP8hJuZ
>>51
とりえず、

おろしたての純白のふんどし。
53名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/08(金) 17:17:29 ID:xahXMSV1
ルナマリアや議長はどうなんだ
54名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/08(金) 18:08:03 ID:k/bGjBc0
>>53
やっぱり、

おろしたての純白のふんどし
55名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/08(金) 19:44:47 ID:Rsmg90qX
その日、シンはデスティニーに、慶次は松風に乗って映画館へ向かっていた。
無論、映画『ふたりはプリキュアSplash☆Starチクタク危機一髪』を鑑賞する為である。
 シン「いよいよ待ちに待った映画ですね、慶次さん。前売り券と腕時計は持ちましたか?」
 慶次「あぁ、勿論だとも。他にもおでかけグッズ3点セットも持参し・・・シン、待て!」
慶次の怒号を聞いたシンがデスティニーを止めた直後、目の前を数条の閃光が通り過ぎ、前方の地面をえぐった。
シンと慶次が見上げた前方の空に白い機体、キラ・ヤマト駆るストライクフリーダム―S・Fの姿があった。
 キラ「悪いけど、ここから先にはいかせはしないよ」
 慶次「風流を解さぬとはとんだ無頼漢だな。そんな男には俺が・・・」
 シン「待って下さい慶次さん!こいつは俺にまかせて慶次さんは先に行ってルナや直江殿らプリキュアンの
    同志達を迎えてやって下さい!こいつには貸しがありますし、この前にたいな無様な戦はしません。さぁ!」
 慶次「・・・わかった。シン、映画館で会おう!」
シンの覚悟と気迫を感じた慶次はそれ以上は言わずに映画館へと向かった。
S・Fは慶次の方を後回しにし、まずは目の前の敵であるデスティニーを倒す事に集中した。
 シン「どうして俺達の邪魔をするんだ!?」
 キラ「僕はいま『動物の森』にはまっててね。ぶつもり映画以外に客が流れるのは許せないんだ。
    まずは手始めにプリキュア映画の動員を阻む為、プリキュアンの旗手たる君と前田慶次を止めさせてもらうよ」
 シン「あんたって人はぁーーーっ!!」
シンもデスティニーで奮戦するがキラとの戦闘経験の差はまだ開きがあった。次第にデスティニーが押され、
武器や腕、脚にも少しずつ被弾し始めたがコックピットだけはまだ無事だった。
しかしそれは敵を殺さずにぶつもり映画への動員人数へ回そうというキラの計算があった。
 シン(なんて相変わらず独善的な人なんだ!このままでは俺だけでなく他のプリキュアンまでもが奴に・・・)
シンは意を決してS・Fへと突進していった。
56名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/08(金) 19:45:54 ID:Rsmg90qX
シンは意を決してS・Fへと突進していった。それは生きてプリキュア映画を見る事が叶わぬのならば、
せめて他のプリキュアンの同士達が無事に映画館へ行ける様、S・Fもろとも自爆するという決死の覚悟であった。
 シン(慶次さん、約束を守れずにスミマセン。ルナ、映画楽しんでこいよ。
    さよなら、咲ちゃんと舞ちゃん・・・映画、頑張ってね・・・)
シンの捨て身の突進を前にし、事ここに至って不殺を貫けなくなったキラは無情にもライフルの銃口を向けた。
 キラ「やめてよね、君のデスティニーで僕のS・Fに勝てる訳ないじゃない」
シンのデスティニーがあわやS・Fに撃墜されるかと思われたその時、どこからか飛び出した謎の少年の人影が現れ、
信じられない事に生身の鉄拳でS・Fの顔面を殴り、そのまま地面へと叩きつけた。少年の拳には謎の光が宿り始めた。
 謎の少年「愛する者と仲間の為に命を懸ける、それが漢!そこのアンタ、こいつは俺にまかせて映画館へ行きな!」
 シン「き、君は?」
 謎の少年「あぁ、俺?アンタと同じプリキュア映画の成功を祈ってる人間さ!」
 シン「そうか、君も!しかし生身でそ、そのトカゲみたいな生物の二人だけでMS相手に大丈夫かい!?」
 謎の少年「俺達は大丈夫だから気にすんなって。さ、早く行きな、映画館で会おうぜ!」
シンは少年に促されるまま映画館へと向かいつつ、ふと少年の事を思っていた。
 シン(プリキュアンじゃないのに俺の事を助けてくれた彼は何者なんだろう?でも初めて会った気がしないなぁ。
    それとあの「映画館で会おうぜ!」って言葉が・・・はっ、まさか!?そうか・・・会おう!映画館で・・・)
キラの駆るS・Fが態勢を立て直し約18mの巨体で少年の生物の前に立ちはだかるが、二人は少しも臆していない。
 キラ「何故キミが僕の邪魔をするんだい?同じ声を持つ同士じゃないか」
 謎の少年「ハッ!声は関係ねぇ!体張って戦ってるプリキュアと彼女らを命懸けで応援してるプリキュアンこそが
       俺の本当の同士ってヤツさ!準備はいいか、アグモン!」
 アグモン「こっちはOKさ、マサルのアニキ!しかしアニキはホント凄いぜ、ロボット殴ってデジソウル出しちゃうもんな」
 マサル「おうよ!早いとここのギズモンもどきをブチのめしてチビっこ達が待ってる映画館へ向かうぜ!
      いくぜっ!デジソウル・チャージ・オーヴァー・ドライヴッ!!」
57名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/09(土) 21:00:19 ID:/MfxOcrY
慶次さん、俺…金券屋で前売りチケット買ったよ。
俺も…楽天地に向かって一騎駆けしていいかな?
58名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/09(土) 22:28:41 ID:hJ9STFX9
>>55-56
マサル凄ぇ!究極体デジモンだけでなくモビルスーツも殴り倒すとはw
でも「デジモンもよろしくね」みたいな宣伝を言わずにシンを助けるとは、
プリキュアンではなくともマサルもまた真の漢だよなぁ。
59名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/10(日) 05:53:05 ID:D/rtiVbJ
キラの事をシンに任せ、プリキュアン達を迎えに行く慶次。
しかし彼の前に用意周到にもキラが雇った刺客が立ちはだかる。
???「…」
慶次「…お前は…」
山内一豊「…功名じゃ、前田慶次。お主を倒し、功名を手に入れる!
…今年の大河では他人の手柄を横取りしたり捏造されたりして『うさんくさい聖人君主(しかも影薄い)』になってしまったが…
今、この場でお主を倒し、わしは生温い大河の主人公などではない、真のいくさ人になる!!」
60通常の名無しさんの3倍:2006/12/10(日) 13:21:48 ID:JAgJ/cIr
慶次「>>59山内一豊、貴様が真のいくさ人になったところで、今年の大河の主役は
奥方殿ではなかったか?」
一豊「だとしても、今年の紅白にはいっちょかみしてみせる!」
61名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/10(日) 13:38:35 ID:hX+2stUb
一端投下終了かな?

ところで一豊演じたの誰だっけ?名前思い出せん。
ハムの人でいいんだよね?
62通常の名無しさんの3倍:2006/12/10(日) 19:56:42 ID:2/NasKW2
>>61
つ「新聞のTV欄」
63名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/10(日) 20:25:42 ID:hX+2stUb
そか、スマソ。
ハムの人じゃなくマイクを食う人だったか。
64名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/11(月) 05:39:00 ID:/OP9iZZY
薫と満復活で、シンと慶次の絆は、より深くなった。
65名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/11(月) 16:14:36 ID:SgqBpPLR
なんかまた濃い書き込みが
66名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/12(火) 18:39:12 ID:jJJ0M0EP
キラはもうシャイングレイモンに倒されてんだろうけど、
一豊もキセルか松風の一蹴りでのびてたりして。
67名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/12(火) 22:17:42 ID:Ozg8SvzJ
へばべぷ!
68名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/14(木) 00:17:06 ID:X5iV7b7t
>>67
な、何者?
69名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/14(木) 23:05:22 ID:u31wkTal
70名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/15(金) 22:05:58 ID:aSx3K+cJ
シン「慶次さん、満と薫がレギュラーになって良かったですね」
慶次「あぁ、まったくだ」
シン「これでみのりちゃんの出番も増える・・・」
アスラン「う〜ん、シンはこのままでいいのか?」
ルナ「もうそうしたキャラが定着しつつあるし、いいんじゃないですか?私は不思議とキライじゃないですよ」
捨丸「ルナのお嬢さんもすっかりこのスレの空気に染まっちまいましたか」
71名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/16(土) 05:45:14 ID:45/r9/MG
              r、  ,ィ   _.  ノ)ノ)ノ} 
              i V l  / / ´ ´ ´ `ーィ
                 }_ ヽ V _ lf´  _     | _ _
               l|ヘ ヽ/´ `'´ ̄\ `ー   ノlr'/{Y.}、
              { ! V //ハ|ヽ   ヘノ    イ《 い) !       ただの視聴者には興味ありません。
              し>/ ム l|  l リヽ  V ,  /| ト ー/
               fl/ ,イトミァ  -―リ   V  /イ j   li
               》l||l } セ゚}   '{戎Yl | |//  レ /ヽ  この中にアニオタ、ロリオタ、キモオタ、鉄オタがいたら
              “ | l|ヘ” 、'_ `"'ノ|/|l l ム イ ´ ィ|l        Yes!プリキュアファイブを見なさい。
                `  ヽ.Y_ノ/クノノハ|'´   _,-'"
  r‐モl、           /`V´ /´乃´ヾーノム ‐ "  
  イ | ト'ヾ}          | /》 /    )´ ' ク ttp://www.usamimi.info/~prettycure/splashstar/src/1166201037358.jpg
  モ//ヽjぅ-、     _   j ! /   _ ノヽ v イ
  `ー、トミ彡゙` ̄` ̄\\ _/   /レトュ_ア、―-z
     ヽt- ._   _ ノ ノ     イ、\__ l_     |               | ヽ|      |_    「 〉
          ー-ヽ_ テ―t - 介 | ー‐jiー‐`    |               ⊥ 人_   _|_    |/
                l/ | V  ヾ  ヽー――‐'―z                              O
                 ノ\ 、     \     /
                  /ー'|  ー‐人  ノ T " ――-- _
                    /ー, \  / ヘ ー'  |    / / イ
               _ /   \ ー' /  ー―"     / /ーァ
                 l/  /   ー‐   V  \   / /ゝ ノ
              zイ|  {        V   \ _/ /` ク
            ア入_ヽ二二ニニ二Vニニ二ヽ/ー、K
            ム\_/ ム―ア_v_K_ゝ、_>っノゝ'
             V_ァ´    \      |
                l/ ̄ ̄ ̄`V     l
72名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/16(土) 11:20:17 ID:UEFEYEuB
>>71
関白様がお主に追討の命をだされたそうじゃ
73加藤清正:2006/12/16(土) 20:07:44 ID:OtSiAaWs
では、それがしが自慢の虎殺しの鎌槍をもって成敗いたそう。
74名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/17(日) 13:15:01 ID:tNYFcbHr
ちょっちゅね
75レイ・ザ・バレル:2006/12/17(日) 21:16:18 ID:urbkk6Kk
俺も議長直々に>>71の抹殺指令を受けた。
ギルの真意はわからないがそんな事はどうでもいい。
ギルのためにも俺はお前を必ず討つ!
76名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/18(月) 00:41:45 ID:1kwEapv2
キラ「・・・」
ラクス「・・・キラ?」

キラ「アスランの部屋から、こんなものが出てきたんだ」
ラクス「日記・・・・・・・・・のようですね・・・」
キラ「うん。 かなり厳重にプロテクトが掛けられてて悪いとは思ったんだけど・・・」

11月×日
どうやら例の情報は確定したようだ。
食堂でシンと一緒に鳴咽を漏らしていたら、いつのまにか朝になっていて驚いた。
前年比重視の販促主義の自分勝手さにはいらつくばかりだ。
こんなことは一刻も早くやめさせないと・・・

11月△日
今年のクリスマス商戦のメイン商品もストライクフリーダムなんだなぁ、
と迂濶にもシンの前で呟いてしまい、ルナマリアに怒られた。
正直配慮が足りなかった。すまない、シン。
クリスマス商戦でもS☆Sは苦戦するだろう。それを考えると胸が痛む。

12月□日
満と薫が戻ってきた。
ここは素直に喜ぶべきなんだろうが、話の中心が彼女達にシフトして来ている気がしてならない。
シンが嬉しさと悲しさと戸惑いと・・・
というか、人間の全感情を詰め込んだような複雑な顔をしていた。
77名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/18(月) 00:54:08 ID:1kwEapv2
12月×日
エターナルで食事中、艦内放送で突然ガンバランスdeダンスが流れ、炒飯をディアッカに吹いてしまった。
・・・バレてるのか?




ラクス「これは・・・」
キラ(アスラン、・・・君は何処に行きたいの?)
78名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 08:17:06 ID:gXuPlLj8
キラも、裏ではコードギアスとか見てたりして
79名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 12:14:35 ID:3//JJ1fr
ナナリーはきっとシンの琴線に触れるキャラだしな
80名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 22:07:22 ID:NyTKxUfd
なんかラクス=ひかりにしか見えなくなってきた
81名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 13:19:37 ID:EC+gy39Y
>>76
>シンが嬉しさと悲しさと戸惑いと・・・
というか、人間の全感情を詰め込んだような複雑な顔をしていた。

吹いたwww
満と薫のあんな顔や、こんな顔が見れるのはとても嬉しいんだが、
咲と舞の出番が減って寂しいと思っている、欲張りな俺がいるんだ・・・
82名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 22:30:40 ID:mHjjV+XY
>>81
まだ間に合う。映画見に行こうぜ!

咲派の俺としては今日は複雑な気分のクリスマスだよ。
牛乳うらやましい。
83名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 11:35:06 ID:1bCj52aB
慶次「今年ももう年の瀬か。確か昨日は聖夜だったな」
シン「昨日は熱く語り合いましたね、慶次さん。プリキュアの行く末を」
ルナ「(クリスマスまでそうすることもないでしょ、シン?・・・ったく!)」
アス「(落ち着け、ルナマリア。シンは純粋すぎるんだ)」
ルナ「(まあ、わたしも楽しかったからいいんですけどね)」
アス「(・・・いいのかよ)っ」
慶次「年末年始はいつものようにやってくる。酒を飲んで騒ぐもよし、
   寝てすごすもよし、だ」
シン「それとS☆S見てすごすもよし、ですね。にしても、大晦日の
   格闘技番組は1つだけ、すわS☆S特番!?と思ったのに。
   残念ですよ」
慶次「なかなか思い通りにはならぬものさ、世の中はな」
84名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 18:40:28 ID:B2KRAC8I
特番てwwww
85名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:52:09 ID:PYWM0Hpq
  \ 命のリズム刻もう〜♪ /
    \              /
              "バ)
      ,ィ´ ̄ツス  , ´  ̄`ヽ 
     〈!/メ'´"`*〉 〈((ハヽ、彡!
     イ!イ ゚ ヮ゚∩゙ ∩゚ヮ ゚ リ'(
     ⊂}i`水´ノ ハ`水´i{⊃
      く+(⌒)   (⌒)+>
       し' ̄      ̄`J

そう言えば、ライダーの秋特番は龍騎を最後に作られなくなりましたね
86名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 22:09:08 ID:tI6qx7TZ
>>85
かわいいなあw
87名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 01:01:47 ID:6eESWUIq
まぁ、このスレの世界観では>>85を慎重2mくらいありそうなマッチョが真顔でやってる訳ですが。
88名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 10:09:40 ID:v+e+h9wC
まあ、ルナマリアも入ってるんでそれなりにバランスも




・・・取れていませんね。
89名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 12:40:49 ID:rk8icqtH
ルナ「何が起こってもおかしくないのが戦場なんだから
   いちいちバランスなんて気にしてられないでしょ!」
90名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 15:56:45 ID:OKy2F7oT
キラがぶつ森にハマってるのはラクスの影響と見た。
ラクスの中の人はヘビーユーザーらしいし。
91名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 13:53:26 ID:nNaWf7pV
慶次「ん、どうしたシン。こたつと畳なんか引っ張り出して来て?この船の暖房設備は万全と聞いているが」
シン「ああ、これですか?一種のムード作りですよ。今日は大晦日でS☆Sはお休みですからね。
   おこたでのんびりしながら今まで放送された合計45話分を見ながら年を過ごすのもいいかと思いまして」
慶次「ふむ、山内殿の武功や格闘技の視聴も悪くはない。が、来週からは最終決戦、
   平和だった今までの二人の軌跡を静かな年の瀬の時に辿るのも良いものだな」
ルナ「シン、みかんとお酒買ってきたわよ。あ、慶次さんも来ましたね。年越しそばやお雑煮も作ってありますし、
   メイリンやアーサー、捨丸に岩兵衛も誘って今晩はみんなでまったりした一時を過ごしましょう。」
シン「ありがとな、ルナ。来年は咲ちゃんと舞ちゃんにとっても良い年でありますように」

レイ「シン・・・お前、今度は艦内で何を企ん・・・で、か、艦長!?どの様なご用件で?」
タリア「レイ、あなたは今夜は休暇よ。今晩議長が私とあなたを食事に誘ってくださるんだけどどう?」
レイ「ギ、ギルの誘いとあらば一も二も無く承諾しますっ!誘っていただき、ありがとうございます!」

利家「ふぬぅ、慶次の奴め、今日あやつをギャフンと言わせねばこの一年コケにされっぱなし・・・た、太閤殿下!?」
秀吉「相変わらず懲りん男よのう、又左は。どれ、今宵は余は舞台にて能を演ずるが、お主も来るよな?ん?」
利家「は、はい!よ、よろごんでばいげんざぜでいだだぎまずりゅ〜〜〜!!!;;;」

ラクス「あら?キラ、そちらの少年とトカゲさんは?」
キラ「こっちの少年はダイモン・マサルでトカゲの方はアグモン。僕のストライク・フリーダムを倒した二人さ」
マサル「ちーっす、今晩はアンタらにも母さんのおせち料理を食って欲しくてな。大勢で食うメシは美味いんだぜ!」
アグモン「サユリの卵料理は最高なんだ!さ、一緒に食おうぜ!あ、そうそう、もう一人連れがいるんだ。アスラーン!」
アスラン「や、やぁ。キラ、ラクス。今晩くらいは二人やカガリと一緒に過ごしても・・・いいかな・・・なんて」
ラクス「わかりましたわ。今晩はみなさんと一緒に静かな時間を過ごしましょう。・・・平和って本当にいいものですね」
92名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 20:36:07 ID:J8KFgC6Z
>>91
珍しく落ち着いてるな。
年末ぐらいこういうのもいいか…。
93名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 15:15:59 ID:AVvHgwvh
ていうか、正月くらい落ち着いていようぜw
94名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 21:37:36 ID:VPu1S1Uo
>>91
いつの間にかデジモンキャラまで加わっているのに自然と収まってる所に
このスレの懐の深さが伺う事ができて面白いw
95名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 08:42:52 ID:7PtD6XxG
この静けさも今年最初の放送までの命かと
96名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 03:09:10 ID:pOAwl95w
いつの間にデジモンがw
97名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/06(土) 17:47:20 ID:3gSU8QjE
昔のプロレス板の、ラオウ新日本入団スレよりはマシ。
あんときゃなぜかジャイアンまでいたしな。
98名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/06(土) 20:42:37 ID:mD7ISkRZ
デジモンは映画で同時上映された仲だし、このスレ的には立派な朋友でしょ。
99名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/07(日) 22:34:11 ID:rPpK9MEA
映画はどっちとも面白かったなぁ。
100名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/08(月) 11:37:37 ID:hmWnHRlD

負債をのごとく切って捨ててやりたくなった
101名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/08(月) 11:40:06 ID:hmWnHRlD
マウスが滑って途中送信してしまったw

昨夜の種死スペシャルエディション
負債を野の獣のごとく切って捨ててやりたくなった 
102名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/08(月) 11:52:51 ID:/26xfqvy
素晴らしい。21世紀の慣用句だな。マウスが滑って。
103名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/10(水) 00:25:08 ID:T2PeYbfV
シン「いけね、また入力間違えた」
慶次「こんな時には筆が確実だぞ」
ルナ「でも修正はどうやるんですか?」
104名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/11(木) 19:50:43 ID:qahhuElg
フルサイズ予告ではみのりが出てたから
シンにとってはここ最近の展開は嬉しいのかもしれない

・・・例のトラウマが出なければだけど
105名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/12(金) 09:05:11 ID:lSf9J9fj
スターゲイザー、それは星の扉
スターゲイザー、それは星の奔流を見上げるもの。


スウェン(星、か・・・)

―ファントムペインはS☆S続投の直訴をするために東映と磐梯の強襲を実行―

東映、磐梯の必死の抵抗に部隊は苦戦。 コーザ中尉は東映アストレイの集中砲火を受け戦史。
スウェンはプロビジョンビームによって爆発的な推進力を得たスターゲイザーの手で、
機体ごと地球〜金星間の軌道まで跳ばされていた。


スウェン「・・・なぜ助けた」

セレーネ「一人でプリキュアを見るのが寂しかったから・・・」
スターゲイザーは太陽風を受け、二人にS☆S最終回を見せるべくゆっくりと動き出した。

セレーネ「最初の1秒では0.5センチしか動かないけど、1分後には18メートル先へ、
     1時間後には64キロメートル進んだ地点で時速128キロに達する・・・。」

「間に合うわ・・・。必ず・・・・・・」
106名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/13(土) 20:32:26 ID:Nl6ihzGf
正しく星の仲間達だな・・・
107名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/13(土) 23:20:37 ID:+mS7PtXS
スウェン「・・・この分では明日の放送には間に合わんな」

セレーネ(酸素の心配をしたらどうかしら・・・)
108名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/15(月) 03:05:03 ID:lJ7fNW/0
慶次「ふむ、5の番宣も始まったようだな。まあ、なるようにしかなるまい」
ルナ「慶次さん、随分落ち着いてますね・・」
慶次「シンやルナよりは長生きしてるからな。ここどっしりせねばなるまいよ」
ルナ「さすがです。シンに聞かせたいわ」
慶次「若いうちは、ああでもいいものさ」
109名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/15(月) 20:21:40 ID:oeYecUu5
110名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/17(水) 01:38:16 ID:jnEdwQVC
シンは自室で延々と、これまでに録り貯めたS☆Sを見ていた。
隣にはすっかりプリキュア廃人と化した上司、アスラン・ザラが陣取っている。
部屋の明かりは消され、テレビ画面から出る光が二人の顔を照らしていた。
死んだ家族が見たら卒倒しそうなほどせつない光景であった。

廃人二人が至福の時を過ごしている中、トントン、とドアがノックされた。
廃人二人は反応しない。

今度はやや乱暴にドンドン、とドアが叩かれた。
やはり反応はない。
「何やってるのかしら・・・」
ため息混じりにドアの前でルナマリアが呟く。
「は、入るわよ。シン」
反応を無視してルナマリアはせつなさ全開の空間に足を踏み入れた。

「うっ!」
中の惨状に思わず唸る。
使い捨ての食器があちこちに積み重ねられ、床には足の踏み場所もない。
なにやら黒い生き物が数匹ベッドの下に走り去って行ったのをルナは見逃さなかった。

「ちょっと、なんなのよ・・・。限度ってものがあるでしょ限度が・・・」
ゴミの山を掻き分けるようにルナマリアが進んでいく。
「きゃっ!?」
"何か"を踏ん付けて、ルナマリアはミニ夢の島へダイブした。
111名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/17(水) 02:08:34 ID:jnEdwQVC
「痛・・・何、なんなのよ・・・」
ルナマリアはガサガサと踏ん付けた物体をサルベージし始めた。
こういうことは確認しなければ気が済まないタチらしい。
20pほど発掘作業を進めるとようやく足元の床が見えた。
ひょいとブツを拾い上げると軽く表面をはたき、目をやる。
「これって・・・プリキュアカレー・・・よね・・・?」
廃人二人の主食であった。

ルナは思わず部屋の隅に目をやる。
廃人二人はご丁寧にそれを段ボールで買っていたらしい。
おまけを抜かれたプリキュアカレー入り段ボールがベッドの横で山脈を築いていた。

頭を押さえながら、ルナマリアは廃人達に近づいていく。
強い娘である

「ちょっとー」
返事はない。
「聞きなさいよ、もう!!」
それでも微動だにしない。

「異臭がするって苦情がきてるからー、今週中に改善しないとーっ! 部屋の中の私物を全部撤去するって艦長が言ってたわーっ!!」
ルナマリアが声を張り上げる。
「!!!!!???」
廃人は動き出した。
112名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/17(水) 22:23:30 ID:N53XYrDL
>>109
この時代の女にとって「ずっと いっしょに いたい」とは
戦国の男たちにとっての「ほれた」と同義であった
すなわち刎頚の交わりである
113名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/17(水) 22:55:21 ID:GqCOeGc9
>>110-111
ルナマリアの精神力の頑強さに泣いた
普通なら灯油で放火とか通報モンだよ、上司がこの生活してたら…
114名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/18(木) 08:02:18 ID:mtRmI+Ta
このスレのルナマリアはナイスガイ
115名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/19(金) 18:41:09 ID:Lu8gf5Zp
ルナがいなかったらシンやアスランがどうなってたかわからんなw
116名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/22(月) 02:27:35 ID:M0QcVtaM
「さて、どうしたものかしらね・・・」

目の前のシンとアスランを一瞥し、溜息混じりにルナマリアが呟いた。
視線をずらすと嫌でも部屋の惨状が飛び込んでくるので、呆けたように天井をみつめている。
幸いなことに、部屋の天井には駄目オーラは届いていないようだ。
とは言っても、片付けを手伝うよう艦長に言われた以上、そうもしてられないのだが。

一方、散々ルナマリアに説教をされたシンとアスランは正座で頭を垂れている。
なにやらチラチラとアイコンタクトなどを交わしたりしている。

ルナマリアはそんな二人の遠回しの抗議を華麗にスルーする。
「気持ちはわかるけど節度は必要よ、早いとこ捨てるものと保管したいものを分けなさい。わかった?」

こめかみをひくつかせながら諭すように話し掛ける。
北風と太陽の例を考えると、至極妥当な対応と言えよう。
117名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/22(月) 23:52:34 ID:33i8+Uu9
駄目オーラwwww
空気よりは重いのな
118名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/23(火) 06:13:19 ID:s5/TQxAJ
俺もS☆S廃人になるお!!
傾ききるんだお!(゚∀。)ヒャハァ
119名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/24(水) 05:52:55 ID:G5lYJyIc
たらら〜
120名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/25(木) 07:04:52 ID:xa6Jzr77
移転で(・・・やべ、また落としちまった・・・)と焦ったのは俺だけではないはずだ
121名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/25(木) 15:35:17 ID:UDizk5HS
フラチョスレとみのりスレが落ちた……
122レイ・ザ・バレル:2007/01/27(土) 00:48:02 ID:4ysQ8zwa
おい、シン、ちょっと話があるんだが・・・どうしたシン!机の前に突っ伏して!?
何だ?モニターが点けっぱなしじゃないか。一体何を見てたんだ・・・

> きゃ〜o(^-^)o

>あっちゃんが、こんな素敵などっきりプレゼント!!お部屋に届きました。

>もう、舞と結婚してチョッピを養子にするナリ!!
>by咲

見たところ只のブログでしかないようだが、シンが卒倒するんだ。
何か重要な暗号でも伏せられているのかも知れん・・・

シン、俺はこのブログの秘密を解き明かしてみせる!
隅から隅まで調べ尽くしてくれるっ!!
123名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 01:20:56 ID:nDMI3B9E
「これはどうする?」
「・・・とりあえず保留で」

「で、こっちはどうします?」「・・・保留しておこう」
ルナマリアに部屋の片付けをするよう言い渡された二人は、
優柔不断な応答を延々と続けていた。
ゴミの選定作業がいつのまにかコレクションの確認作業になってるあたり、非常にアレである。

「どう、少しは片付いたー?」明るい声を響かせ、ルナマリアが地獄に舞い戻ってきた。
もはや吹っ切れたらしい。

「って、ぜんぜん変わってないじゃない!もう!!」
ルナマリアがシンの後頭部をぴしゃりとはたいた。
「だって、捨てるものなんかないからさ・・・」
「あ・る・じ・ゃ・な・い!!プリキュアカレーの空箱なんか取っておいてどうするのよ!
これさえ捨てればだいぶスペースが確保できるじゃない」

「それは駄目だ」
シンが即答する。ついでに言うと、アスランとはもった。

「・・・は?」
頭がだいぶ痛くなってきた。いけない、後で医務室寄らないと。頑張れ、私。

「・・・咲ちゃんと舞ちゃんがプリントされた物を捨てられるわけないだろ」

馬鹿一号がのたまった。
124名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 01:50:51 ID:nDMI3B9E
「あ、あんたねぇ・・・」
瞳を閉じ、肩を震わせながらルナマリアが呟く。
"怒っちゃダメ、思いやりが暴走してるだけなのよ"
"殴りなさい!もはや言葉なんて通じないわ!"
善のルナマリアと悪のルナマリアが三秒ほど脳内で激戦を繰り広げる。
「・・・痛っ!」
どうやら悪が勝ったらしい。
この場合、悪のほうが正論だったようにも思うが。

「んなこと言ったら一生部屋が片付かないでしょうが!」

「咲と舞がプリントされた物を燃やせというのか!君は!」
アスランがすかさず吠える。

「それとこれとは話が別じゃないですか!」
思わず張り合うルナマリア。もう、疲れた。

「理解は出来ても・・・納得できないこともある・・・っ!」

「・・・」
駄目だわ、このふたりは私の手に余る。
・・・どこ行ったんですか慶次さん。

「困っているようだな、ルナマリア」
突然後ろから声が発せられた。
「っ!?」
ルナが後ろを振り返るとそこには――――


――どういうわけかレイがいた。
125名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 02:13:44 ID:nDMI3B9E
「艦長に頼まれてな、一人では手綱もうまく握れないだろう。」
レイがこつこつと音をたて、ゴミ袋片手に部屋に入ってきた。
「あっ、ちょっと!」
言うより早く、レイが動いた。
プリキュアカレーの空箱が次々とゴミ袋に消えていく。
アスランとシンが必死に抵抗するが、変なスイッチが入ったレイの高速の動きに翻弄されている。
―なるほど、これが最初からクライマックスなのね・・・
などと、ルナマリアが変に納得する。
抵抗も空しく、プリキュアカレーの空箱は全てゴミ袋に詰め込まれ、ダストシュート行きとなった。
当然、二人はレイに抗議するが、「私物を全て破棄されてもよかったのか?」と返されると、
もはや二の句が継げなくなる。
126名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 02:29:46 ID:nDMI3B9E
「さて・・・」
レイが軽く部屋を見渡すと、どこからか妙な機械を取り出した。

「れ、レイ・・・それは何・・・?」
恐る恐るルナマリアが尋ねる。

「ガイガーカウンターだ」
「が、ガイガーカウンターて・・・」
ゴジラでも通ったのだろうか。この部屋は。

「・・・ふむ、どうやら異常はないようだ」
レイがぽつりと呟いた。

―当たり前だ。あったら困る。
ていうか、少し残念そうな口調をしているのは何でなのよ。

まぁ話は簡単で、単にレイがシンの部屋をどさくさまぎれに調査しているだけなのだが。

なにやら手袋を嵌め、ベッド下の黒い先住民を"サンプルだ"などと言って回収したりしている。

まぁ、なんにせよ、部屋が片付けやすくなったのはありがたい。
127名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 11:30:12 ID:RtfohVyU
レイは結局最後まで勘違いしたまんまなんだなwwww
128名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 23:56:06 ID:nDMI3B9E
勘違いしたレイの活躍もあり、部屋はようやく元の姿を取り戻し始めていた。

ルナマリアがレイにお疲れ様、と声をかけると、
「うまく隠したようだな。」などと、よくわからない返事をして帰っていった。

ルナマリアがきょとんとしていると、後ろからシンが近づいてきた。
「・・・ルナ」
「シン?」
何やら様子が変だ。
シンはルナマリアの瞳をじっと見つめ、動かない。

―え、何? そ、そんなに見つめられると恥ずかしいんだけど。もう、シンったら。
などと、頭の中で呟く。デレモードに入ったらしい。
「ありがと。・・・本当に助かったよ」
「い、いいのよ別に」
―な、なんでそんなに熱っぽい視線を送ってくるのよ。アスランだっているのよ。

「いつもルナには世話になってるからさ、その、お礼がしたいんだ」
―お、お礼って何!?
ルナマリアの頭の中が熱暴走してきた。

「目、つぶって・・・」
―っ!? な、なんてこと言うのよ・・・
「ちょっと待って・・・こ、ここじゃ駄目」
ルナマリアが視線を逸らし、消えそうな声で呟く。
129名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 00:03:14 ID:nDMI3B9E
「ここじゃ嫌?」
「そ、そんなわけじゃないけど・・・」
「じゃ、閉じて・・・」

ルナマリアは観念して瞳を閉じ、つい、と唇を軽く突き出した。
顔は既に真っ赤になっている。
「・・・」




―え?

いつまで経ってもシンは動かない。
不審に思っていると、後ろから唐突にシンの声がした。

「ルナにはブルームかな・・・着てみる?」
シンが衣装とルナマリアを交互にチラチラ見ながら立っていた。
130名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 17:13:14 ID:vY/xmDfQ
シンなにやってるんだよw




うらやましいじゃねか!
131名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 21:07:26 ID:S1TUwZHs
慶次「イーグレットやウィンディの衣装もあるぞ」
ルナ「そ、そんな、いくら可愛くても慶次さん対応のジャイアントサイズの衣装なんて着れませんよ」
132名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 15:52:48 ID:+wMPJQjE
ルナには満ブライトの衣装が似合うと思うんだ
133名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 21:11:22 ID:7E0Mv64i
このスレの空気に惹かれ花の慶次買ってきた。
種死も視聴すべきでしょうか?
134名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 21:53:22 ID:AkbI5TH1
>>133
花の慶次は普通に面白いけど、種死は真面目に見ようとすると損をする。
でもネタ的には見所があるので、このスレと前スレ読みながら視聴するのが吉。

>>122
遅レスだけど、もしかしてそのブログってオリエさんの?
135名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 23:14:33 ID:h5/73GPK
慶次「咲と舞は『また戦場(どこか)で会おうね』と言ってくれたのだ。
   14、5の娘御にそこまで言ってもらって、落ち込んでいてどうする?」

慶次「どこだかの掲示板に『わたしも満や薫のように緑の郷の精霊たちに
   一緒に居たいと思って貰えるようにがんばります』という小さなお友達の
   書き込みがあってな…
   …緑の郷の住人とは、かくありたいものだ。」
136名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 23:17:56 ID:7E0Mv64i
>>134
とりあえずキャラクターの性格とあらすじくらいは覚えろって事か。thanx!

しかし、慶次がたまにジョセフに見える…
137名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 23:52:14 ID:o6EnW7Da
>>135
いつもながら慶次さんの言葉には励まされる…。
というか、S☆Sに励まされてるんかな。よくわからんが、明日もがんば老。
138アナベル・ガトー:2007/01/30(火) 02:47:27 ID:/tL2Ffz+

              _,、ィァ''''''''''ー-,、
         ,r'ブ ;"//  ,/ ´ヽ,
       ,f"」∠='"⌒`''´ヾ, -ー气
         jf´            }   ーヘ
       ,!    j   _,、,, ゝ .ゞ二_ ヾ|
        .f 、 、ヽ;、n5ァ   \ 、ニj
      ヽ`テiァ` "ご     | f、く
        j ´.j          | |, |.|
         { く;ッ        |. ト ,リ
       ヽ  _,、-ッ       ,| ,レイ\_
        ヽ. ヾ "     ,/.| ||::| ヾく`
        ヽ     _,/.: |.||::| 、,ゞ゙`
          ゙ーr―''"´ ..:: __」||:::| ドゝ
            _」-ェ=_=ニ´-‐''N:::| Yゝ
            ‖「 ノE   、._.ノイ ̄`゙''ー--
           j| 片_,シ  _  ,,ノ´
         /|! レ-―'''′
          ∧
―――――――――― ―――――――――――――――――
この弐スレッド(弐号機)はいただいて行くぞ!
咲と舞の中興のため!星の屑(スプラッシュ☆スター2年目続投)成就のために!!

少尉(シン)・・・咲と舞を愛すには君はまだ・・・・・
              
                未熟!!

>>135
>慶次「咲と舞は『また戦場(どこか)で会おうね』と言ってくれたのだ。
   14、5の娘御にそこまで言ってもらって、落ち込んでいてどうする?」

「慶次殿・・・心、洗われました・・・再び出会えたなら、
           私は死すまでふたりの傍を離れません。」
   
139アナベル・ガトー:2007/01/30(火) 03:19:47 ID:/tL2Ffz+
ケリィ、遅れをとったな...。しかし私はいつまでも待つぞ。
誰より君が満と薫を愛していることを知っているのだから...。

>我々は、プリキュア戦闘シーンの真の解放を掴み取るのだ!
PTAからの悪しき呪縛(クレーム)を我が正義の剣によってなぁ!

>>118
それは一人前の男のセリフだ〜〜〜!!

>情けない!あのような長々しい物言いを成田に許すとは!!

>情けない!あのような露骨なYP5番宣をバンダイに許すとは!!

>バンダイ、覚えておけ。ふたりの中興を阻むものは、
     いつか必ず私に葬り去られるということを・・・・・・

  ふたりはプリキュア 2007  〜夕凪の残光〜

140名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/30(火) 17:46:30 ID:mFnqevM2
>>138
シン(ザフトに明確な階級はないんだけどな・・・
   あ、そういや俺FAITHの権限全く使ってないや)
141名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/30(火) 20:40:24 ID:uB115Xct
慶次はシンを誘って地上に降りてきた。
適当な土手を見つけて座るように促した。

慶次は何も言わない。ただキセルをぷかり、とやるだけだ。
春はまだ遠く、日はすでに傾きかかっていた。

シン「…責めないんですか…?」
慶次「責めて欲しいのかね?」

シン「いえ…ただ、番組が終わって何もかもどうでもよくなって…」
慶次「若いうちはそんな時もあるさ」
あっさりと返す慶次の顔を、夕日が朱に染める…

シン「咲ちゃんは、また会おうねって言っていたけれど…」言葉を切って悲痛な顔で言う。
  「もう二人には会えないんじゃないかと…そればかり考えてしまって…」
慶次「そうかも知れん」
シン「え!?」

また、あっさりと返して、ぷかり、とやる。
慶次「…二人が必殺技を繰り出す前後に言う、あのセリフ…何だったかな…?」
独り言のようにつぶやく

シン「え?えーと…『夢は信じていれば、いつか必ずかなう』…ですか?」
慶次「うんうん、それと?」
にこにことうなずいて先を促す
シン「…『絶対あきらめない』…!!」

シンの体に電流が走った。『夢を信じていれば、いつか必ずかなう』『絶対あきらめない』…
142名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/30(火) 20:41:46 ID:uB115Xct
慶次「そうだ」にっこりとうなずく。

シン「…でも、これからボクはどうしたら…」

頭をボリボリと掻いて慶次が問う
慶次「…薫とみのりが初めてあった時の話を覚えているか?」
  「その時、薫が何と注意したかを?」

シン「!!…すみませんでした…『自分に何ができるか、人に聞いてるうちはダメ』なんですよね…」
うなだれて立ち上がった

慶次「シン…足元を見てみろ」
え?と見て見ると、名もない雑草の小さな花が咲いている…

慶次「見てみろ、鳥も飛んでいるぞ。風もある」
はっとして見上げれば茜の空にぽっかりと白い月も…

慶次「大切なものは、ここにある」ぽん、と胸を叩いた。
  「それさえ分かっているなら、何も言うことはないさ…」

ペコリ、と頭を下げてシンは一人、歩きだした。ちょいと胸を張って。ちょいとハッスルして。
143名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/30(火) 21:20:44 ID:fFtrFH3R
・゚・(つД`)・゚・
144名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/30(火) 22:31:20 ID:mFnqevM2
今度は咲と舞がシンを応援する番だな。
映画情報は全く来てないが・・・
145名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/30(火) 23:29:20 ID:hpybVLl5
やべえ…慶次って最高にカッコいい男だ…
こんな盟友が欲しい、と思わせてくれるいい男
146名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/31(水) 20:13:06 ID:AIOvz92i
逆に言えば慶次さんの域に咲と舞はすでに達していたんだな・・・
147名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 00:32:39 ID:BlMC4baM
・・・気が付くと、慶次は大木の根元に立っていた
(これは・・・大空の樹、か)
夢か、うつつか、定かではない
だが、幻覚では無さそうだ

「前田慶次郎さんですね・・・はじめまして」
ゆっくりと振り返ると、橙色の髪をした少女と黒髪の少女が立っていた

「咲、と、舞、か・・・」呆然と慶次は呟いた
二人は顔を見合わせて、うふふ、と笑った

「私たちを、いつも応援してくれる愉快なお侍さんがいるって聞いていたんです」
「いつかお礼をしなくちゃいけないって、二人で話していたんです」
「ありがとうございました。慶次さん」
「私たち、どんなに救われたか・・・」

「ああ〜ん?・・・堅いことは言いっこ無しだ!」
ぴらぴらと手を振ると慶次は言った
「・・・それに、お前さんたちにも、たくさん教えられたしな・・・」
にっこりと微笑む慶次であった

(それにしても・・・)慶次は思った(何と細い手足だろう・・・)
咲はともかくも、舞の首や手足はまるで(鳥の足のようだ・・・)
(よく一年間も戦い続けてきたものだ)愛らしく、いじらしかった
148名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 00:35:39 ID:BlMC4baM
「二人ともよくがんばったな」
「はい!」
「つらくは無かったかね?」
野暮な事を聞いたな、と慶次は一瞬後悔したのだが・・・

二人は、きょとん、と顔を見合わせ
「みんなが支えてくれましたから!」
「好きで始めたことですし・・・」
ひまわりのように明るく、小鳥のようにあどけない顔で答えてくれた

「うむ、そうか・・・それで・・・二人がここへ俺を呼んだのかね?」
「いいえ・・・」すまなそうに咲と舞は首を振った
(では、誰が?)振り向いて見上げると、そこには(大空の樹、か・・・)

(もう、いい、と言うことかね?・・・)無論、樹は返事はしない
「あの、慶次さん?」
「ん?」二人の方に向き直ると、心配そうに首を縮込ませてこちらをうかがっている
どうやら、怒らせてしまった、と勘違いされたらしい

「なんだね?」とびきりの笑顔で慶次は答える
ほっとした様子で、舞は切り出した
「あの・・・お願いがあるんです」
「いえすぷりきゅあふぁいぶ、の事か?」 

発音がおかしかったのか「ぷっ」と咲が吹き出してしまった
「咲っ」小声で舞が注意して肘で小突くと
「・・・ごめんなさい」赤くなって咲が謝った
149名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 00:38:18 ID:BlMC4baM
「・・・それもあります、応援して欲しいです。あの子達もいい子達ですから・・・」
うつむいて言う
「・・・でも、もう一つだけ、シン・アスカさんの事です」
「シンの?・・・」
「シンさんを見捨てないであげて下さい」
「!」
「見捨てるというか、黙って置いて行かないで下さい」
「また『あの頃』の様なシンさんを見たくなんかないんです」

慶次は言葉を失った
そろそろ他所へ行って、また、ひと暴れしよう、と思っていたのだ
シンには、もう教える事は無い、と思っていたのだ
(見透かされたな・・・だが、この子らが恐らく正しいのだろう・・・)

「・・・わかった、まだしばらくは此処にいるよ」
そう言うと、にっこりと笑う慶次であった
二人も顔を見合わせて、ほっと息をつく

咲が前に出て、紙袋を取り出した
「あの、それから・・・これ、食べて下さい!満と二人で焼いたんです」
「ほう・・・おや、この紙袋は・・・」
いつぞやテレビで見た紙袋と違うようだ。大きな一輪のひまわりが描かれている

「舞にデザインしてもらった新しい店の袋なんです!うちのお父さんもすごく良いって・・・モガ」
舞が咲の口を慌てて押さえて、言った
「『薫さんと』デザインしたんです!わたしはイヤだって言ったんだけど・・・」

(誰が誰のために描いたか、すぐわかる絵だ)
「どれ、一つ貰おう」一つ摘んで口に放り込む
「うむ、うまい!」
「わあ」「ありがとうございます!」
思わず、咲がごくりと唾を飲むほど、慶次はホレボレとする、おいしそうな顔をした

「・・・慶次さん、私たち、そろそろ失礼します」
「今日はありがとうございました」
急にあたりが明るくなって二人の姿かたちさえ判別できなくなった
「・・・そうか、では、な」
「また来て下さい!今度はシンさんも一緒に!」
「絶対にまた来て下さいねぇ!」
光の中に声も姿も、かき消されて、ただ呆然と立ち尽くす慶次だった

気が付くと自分の部屋の中で紙袋を持って立っていた
(我ながら情けない姿だ)と慶次は思う

「どれ、シンにはまだまだ傾いて見せねばならんようだ・・・」
そう言ってパンを一つ取ってかぶりついた
150名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 00:55:19 ID:p/iKDrB7
>>147-149
慶次の白昼夢GJ!
151名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 03:34:48 ID:CN9gT2Vx
やばい…何で涙が出そうに…
152名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 10:00:46 ID:Zg/cMrkO
シンはただ、自分や妹のような子供を増やしたくなかっただけなんだよな。
だからあそこまで戦争を憎み、その力を利用されてしまったんだ、うん。

・・・(´;ω;)
153駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 19:39:14 ID:MjwOkPs9
だが、人類の業たるアニメ業界の戦禍の炎はシンに再び
       悪夢をもたらさんとしていた。

S☆Sの最終回、その後間をおかずして始まるプリキュア5の番宣・・・
その様子を歯噛みして見つめる一人の男がいた。

「・・・情けない!あのような禍々しい露骨な番宣をバンダイに許すとは!」

アナベル・ガトー ・・・かつてS☆S本スレで圧倒的戦力差による絶望的な
アンチとの死闘において鬼神も退く戦いぶりを発揮し、48話の戦闘
シーンの論争では、一日で8人のアンチを撃沈(あぼ〜ん)し、彼らから
『夕凪の悪夢』と恐れられた『いくさ人』である・・・放映終了後、
新シリーズをよしとしない一派は本スレを脱出、『いばらの郷』と
呼ばれる1年以上も放置され、レスもついていない暗黒の化石スレに潜伏、
咲舞2年目復活を誓って暗躍(age厳禁)していた・・・
そんな彼らがついに決起、掲げた作戦名は・・・・・・

「だが・・・我ら星空の中間達の大義・・・S☆Sが唱えた理想
     『すべてのものにはいのちがやどっている』
を再び掲げる時が来たのだ・・・!バンダイ販促主義の悪しき呪縛を
我が正義の剣によって断ち切る!!『星の屑』作戦によって!!


それから程なくして、核搭載のガンダムGP02サイサリス(のAA)が、
奪取され、その様は電波ジャックされたテレビによって全国に放映された

シンは、DVDレコーダーの毎週日曜8:30〜9:00の
録画予約を解除するかどうか悩んでいた時に偶然、それを目にした・・・
そして、血相変えてディスティニーを駆り、慶次の屋敷に向かった・・・
154駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 20:10:50 ID:MjwOkPs9
シン「慶次さん!テレビを見ましたか?あの『夕凪の悪夢』ガトーさんが!」
慶次「うむ・・・なにやらつるっぱげのタコ親父殿が、『ジーク・まいまい!』
とかいいながら、成田殿も真っ青な演説をしておったが・・・」
シン「そんな呑気な・・・彼らは、核搭載のAAを使って何をする気なん
   でしょう?」
慶次「『星の屑』・・・か・・・」

さすがは慶次である、テレビにながれたその言葉の意味する不吉なものを
即座に感じ取り、その形相にはすでに『いくさ人』の顔があった・・・

慶次「・・・行くかね!シン!この『いくさ』大きな喧嘩祭りになるぞ!!
   派手に無礼講と行くか!!」
シン「はい!こんなことしたってもう・・・あのふたりだって・・・っ!」

そう言うと、彼は愛用の朱槍となぜか>>149でふたりにもらった、パンと
紙袋を手にし、愛馬・松風に颯爽とまたがった・・・

慶次「おいおい松風、このパンは悪いがお前にはもうやれないんだ・・・
   食わせてやりたいヤツがいるんでな・・・」
    (『死すべきときに死ねぬは辛い』・・・ということかね・・・)
シン「早く行きましょう!まだ間に合うかも知れません!!」

そんな慶次のつぶやきは、松風とディスティニーの轟音にかきけされ、
シンの耳に届くことは無かった・・・
155名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 20:13:55 ID:IglkOhgn
「お互いがお互いを照らし合う、星たちか・・・」
(情けない・・・ここへ助っ人に・・・『照らし』に来たつもりでいて
 俺が『照らされて』いたとはな・・・ふっ)
156名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 20:16:48 ID:OXhhQHql
ふと思ったが、設定画がアレでも動き出すとカッコいいってのはデスティニーと似てるな>SSの衣裳
157駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 20:42:38 ID:MjwOkPs9
捨丸や骨の情報によって、作戦行動中の『デラーズ・ニート』の行方を
突き止めた一行は、ついにGP02に搭乗する、ガトーに追いつくことに
成功していた・・・

シン「うおおおお!!(ビームライフル)」
ガトー「!!・・・ガンダムディスティニー・・・あの少尉か!!S☆S
    放映中から言っていたはずだ! 私の邪魔をすれば殺すと!!」
シン「だから、僕別に少尉ってわけじゃ・・・そんなことより、
   やめてください!何をするつもりか分からないけど、
    どんなことをしても、もう二人には会えな・・・・っ!!」

言いかけて、シンはハッと息を呑む・・・慶次の励ましがあっても、自分自身
その現実を受け入れきれていないと言うことに・・・

ガトー「・・・フン、貴様、ネガティブになっているな・・・ガンダムが
猫背になっているぞ!!しょせんキラ・ヤマトへの怨恨のみでスレを
支える者に私を倒せぬ。私はふたりへの義によって立っているからなぁ!
      咲と舞の中興のために!!(ビームサーベル)ズバァ!!」
シン「そんなこと・・・そんなことはっ!!ぐわあああああ!!!!!」

胸を張っておもいっきりハッスルして振り下ろされるビームサーベルを
受け止め切れず、ますます猫背なディスティニー

ガトー「なんと他愛の無い・・・♪ネガティブになると、猫背になる
           鎧袖一触、なんてこった!♪とはこのことか」

158名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 20:54:02 ID:iJi71PKP
ここまで漢たちを熱くさせるとは・・・
おそるべきはS☆Sよ・・・
159駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 21:18:34 ID:MjwOkPs9
シン「ぼくが・・・っ!スレを立てたのは、咲と舞にぼくや白河ことりと
同じ運命になって欲しくなかっただけだ!!それに・・・番組が続けば
それだけふたりが傷つくことになる!!舞ちゃんなんか・・・あなたも
知ってるでしょう?あんな細腕で・・・もうふたりには幸せになってほしい!」

ガトー「それは一人前の男のセリフだァーーーーーーーッ!!!」

シン「ぐわっ!!・・・それに・・・yes!プリキュア5だって・・・ふたりは
ぼくや・・・あなたに応援して欲しいとおもってますよ!!S☆Sが
終わって新番組になっても・・・ふたりの『心』は続いているから!
ふたりに会える!またいつか・・・どこかでっ!!!うおおおッ!!」

ガトー「所詮・・・貴様とは価値観が違うようだな・・・あのようなやっつけ共に
プリキュアの後釜が務まるものかっ!!咲舞続投2年間という大事を
  成し遂げてこそ、ふたりの後に続くプリキュアが生まれるのだ!
  ふっふっ・・・思えば腐ったザフトに属さねば、貴様も苦しむことは
  なかったろうに・・・
   
  とどめだぁーーーーーーーッ!!!!!
160駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 21:47:29 ID:MjwOkPs9
ガキィィン!!!
ガトー渾身ハッスルのサーベルを受け止める朱槍・・・そう、慶次である

ガトー「なにいっ!?慶次殿かっ!?」
シン「・・・・・・・・・慶次さ・・・ん(満身創痍)」
慶次「久しいな、ガトー殿・・・おぬしも相変わらずいくさが好きで
   たまらぬようだな・・・顔に書いてあるぞ!!」
ガトー「最後にお会いしたのはアンチ連合からの退却戦でしたかな?
   だが・・・邪魔立てするなら・・・慶次殿とて容赦はせん!
   このアナベル・ガトーは3年、プリキュアを見てきたのだ!!
貴様たちのようなふたりでも五人でもかまわないなどと分別の無い者共に!
  我々の咲舞の続投を邪魔させられてたまるかァ―――ッ!!」

再び振り下ろされるビームサーベル・・・しかし慶次はそれを受けようとも
ぜず、かわそうともしない・・・すんでのところで、サーベルが止まる・・・
161駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 22:12:35 ID:MjwOkPs9
ガトー「・・・・・・・・・なぜ?」
慶次「ふぁあ・・・腹が減ったな・・・腹が減ってはいくさはできん・・・
   おお!そういえばパンがあったな・・・(ガサゴソ)
   どうだ?うまいぞ!茶も立てよう!お主も食べんかね?」
ガトー「・・・・・・何を戯言を・・・・・」
慶次(にこり)

男ならば、何ともこたえられぬいい笑顔である。任務を忘れてはいないが
ガトーはしびれた・・・

ガトー「・・・・・ふっ、かなわぬな、貴公には」
慶次「(ガサゴソ)うむ、メロンパンとコロネ・・・どっちにするね?」

ガトーは、周囲を見回し、シンが気絶しているのを見届けたのみで、
コクピットから降りた・・・伏兵などと無粋な存在は、この男・前田慶次
に限ってはありえぬからである・・・サムライ同士の了解があった・・・

ガトー「コロネを・・・キントレスキー殿の好物でしたので・・・・」
慶次「うむ・・・言われればお主は、まさにあの男のようだなぁ」
ガトー「そうだな・・・わたしも、彼同様に駆け抜けるだけのことだ・・・」
慶次「うむ・・・急ぎで悪いが茶も立てたぞ・・・馬の小便などはいれとらん」
ガトー「ふ・・・いただこう・・・(ズズ・・・)このコロネ・・・
心・・・洗われる味でした・・・死すまでPANPAKAPANの傍を
離れなかったキントレスキー殿の気持ちも理解できるというもの・・・」
162駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 22:47:08 ID:MjwOkPs9
慶次「よくわかったな!まさにそのパンは、ぱんぱかぱん特製だぞ!!」
ガトー「・・・・・・?ご冗談を・・・・・・・・・まさか?」
慶次「咲と舞が、『みんなで食べてくれ』とな・・・見ろ!この紙袋の向日葵!
舞と薫がでざいんしたそうだ!焼いたのは咲と満だ・・・彼女らの満面の笑顔は
なんともいえぬ・・・緑の郷を守る『いくさ』の中にあっては生まれぬ
本当の・・・笑顔であったぞ。・・・・・・・・もう、いいじゃあないかね?」

慶次の最後の言葉が示すもの・・・それがS☆Sに向けられたものであることを
       ガトーは即座に理解した・・・だが

ガトー「・・・・・・先ほども言いましたな・・・『わたしはただ、駆け抜けるだけ』
と・・・今まで幾多のアニメや漫画が咲と舞のような悲劇をこうむったことか!
東映を悪しき呪縛で操る獅子身中の虫のごときPTAやスポンサー共
を倒さねばそれが繰り返されるのだ!そのために、S☆Sの掲げた理想を
守り!咲や舞にはそれを示し続けてほしいのです!!」
163駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 23:06:03 ID:MjwOkPs9
ガトー「・・・それでは、わたしは征きます・・・そこの少尉に伝言を、
『少尉覚えておけ、ふたりの中興を阻むものは、いつか必ず
 私に葬り去られる・・・私の相手をするには君はまだ・・・未熟!と 』

慶次「はっはっは!わかった!伝えておこう・・・だがおれからも
言わせてもらうが、このパンもらった時、咲と舞に頼まれた。
   『シンさんを見捨てないで、これからも導いてあげて』とな・・・
シンがまだお主を追うつもりなら、おれもお前と一戦交えるしかないなあ。
       はっはっは!!

それは、『いくさ人』として次はガトーと命をかけて闘うという意味に
他ならなかった・・・

ガトー「・・・・ふ、その時は、かなわぬまでも!精一杯お相手させていただく!
              では!」

   ゴォォォオオオオオオオオオオ・・・・・・・

シン「・・・・・・・う・・・うん・・・・・ハッ!!ガトー!!」 
慶次「征ったよ、いくさ場に・・・」
164駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 23:33:55 ID:MjwOkPs9
慶次「はっはっはっ!シン!お前、派手に負けたなあ!見事に!
      ありゃあ相手が悪い」
シン「・・・・・・・・慶次さん・・・なんでガトーさんを見逃したんですか?
   慶次さんなら止めれたでしょう!?どうしてっ!!」
慶次「腹が減ってたんでな・・・奴とパンを食っていた。」
シン「そんな・・・・・・もう、僕に愛想が尽きたってことですか・・・?」
慶次「・・・・・・・・・・・・・・・」
シン「だってそうでしょう!?僕は所詮、いくさ人として役不足なんだ・・・
   だからキラさんに・・・ことりも・・・咲も舞も結局、守れなかった・・・
   さっきだって・・・散々えらそうなこと言ってもこのザマです。」
慶次「・・・・・・・・・・・・・・・・」
シン「思い知りましたよ・・・。『夢を信じていれば、いつか必ずかなう』も
   『絶対あきらめない』… もガトーさんのように強い人じゃあ
   ないと意味なんか為さないんだっ!!」
慶次「・・・・・・(ト〜〜〜〜ン、ト〜〜〜〜ン)」
捨丸(・・・・・ああ、旦那のアレが出たァ〜〜〜〜!)
シン「むしろ、ぼくが応援するとかえってダメになるジンクスなのかも・・・はは
慶次「(ト〜〜〜〜ン、ト〜〜〜〜ン)・・・・」
シン「慶次さん・・・・・ディスティニーも大破しちゃったし、もう帰え・・・・」
             ビュン!!
    ビッタァァアアアアアアアーーーーーーーーン!!!!!
165名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 00:10:26 ID:899ClzNg
スパロボに種死出んかな・・・
思いっきり愛情を注いでやるのに(´・ω・`)
166名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 01:34:08 ID:8K8dMOOd
>>165
確実にロボゲ板が荒れるんで、
もう少し時間をおいて貰いたい俺ロボゲ板住人。
167名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 19:34:59 ID:1Tb1ueCQ
劇場種公開までスパには出せないと思う
168駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 20:03:38 ID:z//gVJLJ
シン「ぱぶぺっ!!!!(ドガラガシャッ・・・・カタ)」
捨丸「ああ!旦那ぁ〜〜〜」

慶次「・・・・咲と舞は・・・ガトーのような『いくさ人』であったか?違うな・・・
   それどころか『女』だ 『絶対あきらめない』… この言葉は
   その女である二人から発せられたものぞ!その意味!
  それも理解せず今までプリキュアを見ていたのかっ!!・・・シン・・・・・
始めてあったときから、お主の言動は、いちいち猫背になりすぎておる
  ザフトのエースとも言われる者が、心の傷を突かれるのが
  それほど怖いか?堂々と胸を張る力が惜しいのか!!」
シン「た・・・確かにその通りですよ・・・でもそれは慶次さんだからこそ
   言えるんですよ・・・・僕みたいな並の人間にはこんなことになっても
   なお、胸を張ることなんかできませんよ!!」

    パァ〜〜〜〜〜ン!!   パァ〜〜〜〜〜〜ン!!!!!

シン「ぐぺぼッ!!!!!(ドガァ〜〜ン!!)」
169駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 20:30:53 ID:z//gVJLJ
慶次「咲と舞のために、この”いくさ”止めたければ、命懸けで
   何度でもガトーに挑めばいいではないか!いちいち猫背に
   なってまわりくどいことを考えるな!自分でまいたネガティブな
   心の種は自分で刈り取れ!死してこの”いくさ”を止めてみろ!!」

    ガタ・・・・ヨロ・・・   ドン!!

シン「う・・・うーーー!うるさい!!うるさいうるさい!馬鹿!阿呆!
うすらとんかち!鬼畜!天魔!増上慢!け・・・慶次さんに・・・慶次さんに
何が判るんですか!?主役なのに”声の出演”が二番目になっていた時の
僕の気持ちのかけらもわからないでしょう!!だいたい、慶次さんは
今まで何をした!?バンダイの残忍な咲舞への”降板”を避けるために
一体何をしたと言うのだ!?古今未曾有の”打ち切り”が迫るのも
知らないで、太平楽にだらだらと生きて来たあなたたちに、僕のことを
言うどんな資格がある!いって見てくださいよ!
 どんな資格があるんだぁーーーー!  言ってみろ! あ―――っ!?
     お―――っ どうだぁ!?  (グイグイ)

慶次「・・・(ス)つ『プリキュアティッシュ』鼻を拭いたほうがいいな・・・」

シン「・・・・・・・・・・(゜д゜)  ”ブピィ〜ッ!”  ”ふブピー!”
170駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 20:38:53 ID:z//gVJLJ
シン「・・・・・(グイ)(グズ)・・・・・(グイッ)・・・・・・・・・・(ス!)
           わかりました!!

そこには、これから起こる無益な”いくさ”に真正面からとりくみ、そして・・・
命を賭けてプリキュアファンの名誉と、咲舞への自らの思いを守ろうとした
      ”胸を張ったいくさ人”の姿があった。
171名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 22:31:47 ID:io5Au9rk
シンは三成だったのかw
172149:2007/02/03(土) 01:34:26 ID:51SmNKmJ
光の中へ慶次を見送った後、二人が家路を辿り始めたころには、すでに夕闇が迫って来ていた

「いい人だったね」
「ウン・・・予想してたより、大きくて優しそうな人」
「ホント!おっきな『お侍さん』って言うから、すごーく不安だったけど、
 お父さんや親戚の叔父さんみたいに話しやすい人で良かった!」

舞はうつむいて小首を傾げて考えていたが、自分の考えを咲に告げる事にした
「・・・咲、それ、多分間違ってないと思う」
「?」
「わたし思うんだけど、あの人は『慶次さん』であって『前田慶次郎』じゃないんじゃないかって」
「・・・それって、どういうこと?」
「私たちのお父さんやお爺ちゃん、ううん、もっとたくさんの人の『人を思いやる心』が
 『前田慶次郎』や『シン・アスカ』って言う姿を借りて、きっと私たちを応援しに現れたんだわ」

「うーーん・・・よくわかんないけど」
咲は先に進んでから、振り返り
「舞の言いたい事、わかる気がする」にこりと笑った

「・・・きっと、いろんな時代の、たくさんの人の『想い』から生み出されてきたんだと思うの。
 だから時間や空間を超えて、姿や名前も違う『慶次さん』たちは、頑張っている人のそばに
 励ましに現れるんだわ」
「・・・そうだね」

視界が開けて長い下りの階段に差し掛かると、すでに満天の星があふれている

空を見上げて咲と舞は思う
慶次さんはまた来てくれるだろうか?今度はシンさんや他の人も一緒に・・・
自分たちや自分たちの子供が大きくなって、困難に立ち向かっている時、
またひょっこり現れて、自分たちを応援してくれるだろうか・・・?

そして空を仰いで願わずにはいられない
シンや慶次を生み出してくれた、すべての人に幸せがありますように、と・・・

tu
173名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 01:37:57 ID:UcL8bWYI
映画化決定
174149:2007/02/03(土) 01:44:09 ID:51SmNKmJ
すまん、最後の一行、余計だったorz
175名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 02:45:24 ID:y+EqqA+r
1.冒頭で新勢力に奇襲され、ラクス達への警鐘役になる。
2.キラを庇って撃墜され、生死不明。
3.蚊帳の外で雑魚掃除。

キラ「どれがいい?」

シン「えー」
176名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 06:10:16 ID:qVQMvsH9
>172
名文乙
> だから時間や空間を超えて、姿や名前も違う『慶次さん』たちは、頑張っている人のそばに
 励ましに現れるんだわ

ここで泣いた。なんかすげー沁みた。
177駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 22:39:54 ID:C5stuNI+
   アナベル・ガトーは今、つかの間のまどろみを得ていた・・・

>「・・・きっと、いろんな時代の、たくさんの人の『想い』から生み出されてきたんだと思うの。
 だから時間や空間を超えて、姿や名前も違う『慶次さん』たちは、頑張っている人のそばに
 励ましに現れるんだわ」
「・・・そうだね」

 夢の中・・・愛しいふたりが語りながら並んで歩いている・・・・・・・!?
愛しいふたり!?ガトーは自らの認識に突如、激しい違和感を覚えた・・・・・・
そうだ!わたしはこのふたりなど知らぬ!私はジオン軍人アナベル・ガトー!
デラーズ閣下のお傍を終生、離れぬと誓ったはずなのに、ジオンの大儀に
命を捧げて闘うと誓ったはずなのに!『自分』は何をしているのだ!?
・・・・・・・間をおかずして、ガトーの脳裏にその『答え』がまるであらかじめ
決められているかのように浮かんでくる・・・・・・・・・・そうか・・・わたしは、
あらん限り闘い、ジオンのため、すべてを出し尽し・・・・・・・・死した・・・のだ
ならば今の自分は?一体何者か?つづいて襲い来る虚無感・焦燥感は、
先ほど聞いたふたりの言葉を反すうするや否や氷解してゆく・・・・・
『想い』・・・・・・・・・たくさんの人の『想い』・・・・思いを託された『存在』!
・・・・・・・ふふふ・・・バカバカしい・・・・・・・思わず笑いがこみ上げる・・・・
『本当』の自分とは、えらくかけ離れた役割(想い)を振られたものだな・・・・と・・・
何のことはない、自分が託された『役割』は・・・このふたりへの、作品への
          『未練』・『愛惜』
ではないか!この矛盾!・・・・だが、不思議と嫌とは思わない・・・ふふ・・・
生前から久しく忘れていた好奇心、悪戯心が頭をよぎる・・・この私がなあ・・・
道化と化すのも良かろう!『ソロモンの悪夢』ではなく『夕凪の悪夢』ガトー・・・
     この『大儀』掲げて・・・演じ切ろうではないか!

 つかの間のまどろみは終わりを告げた・・・彼は『役割』に戻る・・・

ガトー「・・・これしきでS☆Sアンチ共に看破されるようでは所詮、
    大地も大空の精霊達も私に味方を・・・あろうはずがない!!」
          うて〜〜〜〜〜〜い!!!!

>>149殿、心洗われる名文であったゆえ思わず世界観をお借りした、許されよ
178駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 22:56:23 ID:C5stuNI+
シン「あ・・・あの慶次さん!すみませんでした!僕、ガトーさんを追います!
   咲ちゃん舞ちゃんに堂々と胸を張るために!・・・といいたいんですが・・・」

彼の愛機、ディスティニーはガトーとの戦いで大破してしまっている・・・
とても使える状態ではなくなっていた・・・・・と、そこに骨があらわれた。

骨「シンさんがお使いになっているMSと操縦法がどこまで同じか定かでは
ありませんが、このようなときのためにと、旦那に命じられてましてね
一応、私めが似たものを調達して参りました。近くの倉庫に運び込ませて
あります、早速役に立つ時が来た様でなにより・・・参りましょう。」

その倉庫に横たわっていたMSは・・・なんとGP01ガンダムであった・・・
179駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 23:11:02 ID:C5stuNI+
骨「(馬たちにエサのニンジンを与ている) ほい、ご苦労さん・・・
  はい、お前もご苦労さん・・・・おお、そこの連邦軍のパイロットさん・・・
  あんたもご苦労さん・・・ニンジンいらないかね?」
ウラキ「いえ・・・ニンジンはいらないよ!」
骨「・・・いけませんな〜パイロットさんが好き嫌いしては・・・(ニヤリ)」
          ドン!!!(峰打ち)
ウラキ「ぐぺぼッ!!・・・・ (。Д。;)つ ガク」
骨「・・・・どれ・・・・目標のものはどこかいな〜〜」

            そして・・・・・
ニナ「イヤ〜〜〜〜!私のガンダムが〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

ちなみに・・・ウラキ少尉は後にロッカーで全裸で気絶している所を発見され、
連邦軍では情報秘匿のため
『プリキュア視聴のいきすぎた全裸待機の末興奮のあまり気絶』と処理されたという

シン「・・・・・ま、まあ経緯はどうあれ使わせてもらいます!出ます!!」
180149:2007/02/04(日) 00:03:18 ID:hNibBJoW
>>177殿
委細承知、存分に傾かれよ
181名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 09:02:52 ID:dAe95ImQ
小説投下は結構な事だが、シンの自称は俺ですよ。
182名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 09:12:52 ID:81Nd9CIX
SSはそれぞれ独立させるってことでおk?
正直、デスティニーに乗せた状態でのSSを書きたい人もいるだろうし。
183172:2007/02/04(日) 09:30:44 ID:hNibBJoW
>>149の続きを書いたけど面白くなくなってしまった・・・orz
184名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 11:49:57 ID:RXk81VNZ
ウラキwww

>>183
>>149は「咲と舞の話のおわり」という事でよいのでは
>177の中身からすれば、最終的決着…はつけなくて曖昧でも良さそうですが

続きを書くとしたら、ガトーとシンの決着後にもう一度でいいのでは
185149=183:2007/02/04(日) 12:19:32 ID:hNibBJoW
>>184
あ、誤解するような書き込みして、すんません
>149の続きを作ってみたのだが、なんか納得できるような話にできなかった、
という意味でした
どうも登場人物の内面ばかり向いてしまって・・・

たびたびスレ汚しでスマンがご希望があれば投下しまつ
186名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 19:24:16 ID:jAutl5NB
http://www.youtube.com/watch?v=LIKY_p6UeTE
強いぜ キュ・キュ・キュ・キュア!

 (*゚∀゚)∩
 ( ⊂彡
 しーJ
187駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/04(日) 23:33:35 ID:Z9WsTSA4
   今日遅くまで仕事だったんでやっとレスできるorz
なんか皆さんにはいろいろ混乱を招いたようで申し訳ない
SS独立はどうぞおkです。こちらもそこまでは気が回らなかった
新参者が出しゃばってしまってごめん。
あと>>177のネタ、自分の解釈はいわゆる『正』のファン心理(想い)
はシンや慶次さん達で、ガトーは『負』のファン心理の象徴として
書いているつもりなので、すべて『未練』が『想い』と一括でまとめたわけでは
ないので・・・文章表現がヘタクソでスマン。
188駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/05(月) 00:06:18 ID:nE1jCUTh
今・・・ガトーは2ちゃんねるアニメ板宙域を、GP02を駆りながら
思いをめぐらせていた・・・ここは去年、S☆S一年戦争最大の激戦板となり、
いまでも撃墜されたナージャやキモヲタ等の煽りAAやネガキャンコピペ・
モナー等の残骸がその無念を訴えるかのように漂っている・・・・・・彼自身が
墜としたものも混じっているに違いない。目指すはかつて自分が所属して
したスレ・・・『ふたりはプリキュア++Splash☆Star++要塞』である。
もっとも今は終戦後に改称され『yes!プリキュア5 ++PRETTY CURE++要塞』
と言う名前になっているが・・・その新番組名称を聞くたびに思う・・・確かに
作品の内容を的確に表しているといえよう・・・しかし・・・・
なんと軽薄な名前か・・・と。すべての命、いや宇宙の誕生さえも暗示する
S☆Sの意味・思想を考えるたびにそう思わずにはいられなかった・・・・
そのスレで、今日の放映開始にあわせた、ファンたちの観艦式が行われる。
すでに2スレ以上を消化する盛況ぶりだった・・・つまり、2ちゃん内の
ほとんどすべてのプリキュア5絡みのファン・GK・アンチ戦力が集結
していることになる。むろん『デラーズ・ニート』にとってそれらはすべて
彼らの理想の咲舞プリキュアを阻む敵である・・・それらに対して、この
ガンダムに搭載された核AAを使用し、一気に殲滅せしめることこそ
     『星の屑』作戦の・・・・・・・・・・・・・序章なのだった
189駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/05(月) 00:28:40 ID:nE1jCUTh
ガトー「なつかしいなカリウス・・・一体何度、アンチ共の目を欺くために
    この咲スレ宙域から本スレへ出撃したことか。」
カリウス「はい少佐、『咲はオレの嫁だっつてんだろ ( ゚Д゚)ゴルァ!』
    などとレスしていたのが昨日のことのようにおもいだされますね」
ガトー「うむ・・・いよいよアニキャラ宙域から『S☆S』要塞のある
 アニメ板宙域に達するな・・・ここからは警戒のage晒しセンサー
  も多くなるだろう・・・注意して進むぞ・・・・失敗は許されん。」
カリウス「はっ!」

そしてしばらく後、ガトーにとって忘れられぬ要塞の光景がモニターに
映し出される・・・プリキュア5要塞・・・いやS☆S要塞の姿だ。
おびただしい数のモナーやAA艦・MSの数も確認できた・・・

カリウス「では少佐、自分はこれで退避します御武運を!!ジーク・S☆S
ガトー「・・・うむ、ジーク・S☆S!」

 いよいよ時は来たのだ!ガトーはGP02の核攻撃準備に入った・・・
190駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/05(月) 00:41:03 ID:nE1jCUTh
GP02は、その己が持つ強大な力の解放を、フープとムープの音声案内
をともなって開始した・・・・・

【フープ音声】 ”盾の力!!” (シールドと脚部の対核冷却システム開放)
【フープ音声】 ”核の力!!” (戦術核の安全装置ロック解除) 
【フープ・ムープハモリ音声】 ”スプラッシュターン!!!” 
(バズーカのバレルが盾の裏から出てきてターンし、砲本体と接続)
  
アトミックバズーカの照準は、違うことなく要塞(スレ)を捉えている。
  その恐るべき悪魔の劫火が開放される時が来たのである!!!
191駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/05(月) 01:02:37 ID:nE1jCUTh
   ガトーは、己に言い聞かせるがごとく大音声を発した!!

待ちに待った時が来たのだ!・・・ 多くの英霊(おともだち)が無駄死に
で無かったことの証のために!!再びS☆Sの、咲や舞の・・・星空の仲間たちの!!
       ”すべてのものにはいのちがやどっている”
の理想を掲げる為に!『星の屑』(スプラッシュ・スターダスト)成就のために!
        夕凪の大空よ!!海よ!!大地よ!!
   
   私は帰ってきたァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!

............... ..ヽ . ;: . / .⌒ _,,..__ ヽ  ) ;. :ノ......... .........
:::::::::::::::::::::::::::ゞ (.   (::.! l,;::) .ノ ノ ./::::::::::::::.......:::::
        ._ゝ,,. .-ー;''""~ ';;; − .._´,
       ._-" ,.-:''lー''"~''' ー:| ヾ  ヾ
      ::( (  `ー=-、 (r=-':   )  )
        ヾ、 ⌒〜| /,、_l ヽ |〜'"´ ノ
     '、 . '""'''ー| 彡リリミミ |〜''"". ・.
 ドカ ━━━━━━|ii ー=ニ=-ii|━━━━━━ ン !!!!
   ′・.・ '、′' ・| ミ彡リリミミ| ゜+°; '、.・"
   。.・"; '、、′j li     li i γ."; '、
  . '・.  '・.从ノ , . ,  、 li ,i,-、 ,..、 ・ζ; '、
      _,, ,. -/:ヽ::::::::ノ::::Λ::::ヽ::::-- 、ト、
,,/^ヽ,-''"::::\::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ:::::::::ヽ,_Λ
;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::;;:;;;;:::ヽ
まさしく今!『夕凪の悪夢は』、彼らP5ファンにとっての『ナイトメア』と化した!!
192駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/05(月) 01:09:46 ID:nE1jCUTh
    __,.-='" ̄ ̄ ̄ \゙ー--、__
  _/   :.       /       ゙ー、_
 \    :.     .(         ./  \
   \   :.      ゙ー――――-、j   /\
   ./\  :.              ゙i   l  \
  ./ /:.  .:                i __j__ 〉、
  i/  ::. ..:               .i. Lr-t i  ヽ
 _/    i\,.i       __,.....::---、._j  i二、 i.  ゙i
 !.    f`  .j     /.,r,ニ二 ヽ i、!  .r'"  ゝ,  i!      、,ノし'し'し'し'し'し'し'し'し'し'し
 !.     \,f    /::::,rF'‐"::::゙::::゙i i.ヽ `ー〔 ̄ ゙i. i!      )うおおおおああああああ!!!
 ヽ      !:.  ./:ー=::::~::::::゙   ::::::i i. l   l  .l .l      )スプラァァア――――――――  
 └,rへ-、___」/::::::ト、       ::::::l ヽヽ  .l  l .l      )     ―――――――――――――
   \.ヾ \ヽ::::::::::::'ヽ:. ,:=.    :::::j //  .l  !  !     )―――――――――――――――
    \ヾ. \:、.   :゙:-'"_,r=-;、. ::/ ,/"    L,.:┘ ,!   _ノ            ―――――ッシュ!!!!
      ヾ:...  ヽ.   ヾf'゙,,;:=''," ./ /"    ,r'"  ー〈     ̄ヽ.  
       `::::、  \.   ̄::='"/ /    ./  ̄ ̄( \     )
          \:.、 ゙ヽ:---='"-、┘    /-=コ.   ヽ  〉     '
           \ー-‐r'"   i. i \  ,/j' E !  _,r‐'"
             ゙\ i    ヽヽ ,r'ィ't_,.:'"  /
              .\..:;、r‐;=>'" ヽ'  ,/
               ,j   ̄  i!    _/
              r'"゙ー-,...__」、_,./

193名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 00:28:23 ID:Sv2Z63tO
                   -=;‐- 、 /:'´:::::::::::::::::. ... ::`ヽ、
                 ,.- ''":: ..:::::゙`::::::::: :::::::: . . :. :... ::::\
                 ,フ´.::: .. .: . .::::::::.. : . :::. :.. ::::. : ::ヽ、丶、   
                  , '::::::::::::.: .::.:: .::::::::::. :. :::..:::::::::::::::::::::::::::ヽ` ゙`
              ノ;ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
             /'"/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;-、;-、::::l::::::::::::::::::::::ヽ     
              /.: .::::::i::: ::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ、``゙ヾゝ、:::::.. ::::ヽ
                /ィ:: ..:::_」::: : ::::::::::::::::::::::_::::::}  }ヽ {_}. }::. :.ヽ、    白昼夢の続編はまだないのか…………
              _/::/::/ /:: . . ..:::::::_;;-''´ ノ::/  l:::::', !:ヽ∧:: :.l
            r;=/イ- ヘ/:: .:..:: ::::::::{  /:::::;{   !::::::}1:::::∨:l、. :l
          /┴- 、 {:::::::::::. .:::::::l/:::/:::/`  /:::::j |: : .::::/ }:::l
         /       \}:;l:i;::::::: :::::l ̄'´l::::/  ,':: ::/ j:: .::::/ l:;リ
.        ,∠ -- _     lハ:!l:::::::::i:::|、   l:::{   }: ./ /j:..:::/   l'  
       , '      `ヽ    ヾ';::::::::l;:l 丶 ヽ{  /ィ/ /ノハ:/             
.     /        ノ     ';:::::::ハ! 丶      , '   }.{'
.     /        {  i    ヽハ{ `ァ7    /  . 〈〈
    {         {   、     ``「 /     /-''´  }|
    |         '、 ヽ丶.     / /    ./    '´}
    i         ヽ  ヽ}      /    ./      ィ


194名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 18:50:49 ID:Sv2Z63tO
   /                   |/               \
   /                        , -- 、
    {、_             _ -一 __二二二___ \
   ヽ ` −- _       / ,  rヘl7,-r、`ミ /::::::::::::\ノ
      \    \   / /::::::{ 〃{_ノ:ノ//:::::::;;-‐''´               だれかっ!お客様のなかで
        `丶、  /.//=;ミ 丶::'、   /ィ:r7                       続きを書いてくださる職人の方は
              ` ‐l/::::,'{_ノ},  \'、    7/        , ‐_二二二__‐- 、
            i :::::トr''´    `ヽ  //       /二__     `ヽ、\   いらっしゃいませんかーーーー!!
            、 ::::トヽ , _,;ニニュ_ !,'      /''"ー―- 、`丶、    \
            丶.⊥_ /ィヽ  , - ヘll        /       `丶、`丶、
           __/   `ゝ、` ‐7___」      /   , ィT  ̄ ̄ `r、 `ヽ
          / ヽ、       ̄ ̄         { _ - '´  i i      i ` -
         ヽ/」 ヽ、               }      i i    丶
           〈''´ \  \         __ -r‐1       i i   _ -ゝ―
          丶   \  \  _  -‐ 二- '´/  'l      _ゝゝ'´
           丶   丶_`~-_=「   , '    l    /  _ -‐   ̄/
             ヽ_∠ -‐  ̄ヽ、` ‐ァ'´      } __/    }     /
                   , -ヘ  ̄      /'´/     /     ./
        __,,.......................__,,-‐'´    ヽ      , ' /    , '    /
195名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 20:38:14 ID:4LN/bDn6
なんでそんなに必死なんだよw
職人さんにプレッシャーかけるなよ
196名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 22:07:23 ID:uAu56DVy
シンもまだ若いからな
197名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 22:37:21 ID:NmtK2KuD
シンに罪を着せるのはイクナイ


最近踏み台にされすぎだろ・・・
198駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/06(火) 23:12:01 ID:HYD8v6JT
アトミック・バズーカから放たれた核は、その劫火と閃光でたちまち要塞を飲み込んでゆく
ガトーはその凄まじい閃光と衝撃に耐えながら、自分をこの舞台まで導いてくれた
漢達のことを思い出していた・・・・・・・

シン・アスカを撃破し、前田慶次と別れを告げたガトーは、GP02を収容すべく落ち合う
予定となっているユーコン(潜水艦)と接触すべく目標地点へと向かった・・・
しかし、ユーコンはなかなか現れない・・・別地点で陽動作戦を行っていた同志のMS
も集結してきてもなお、あらわれなかった・・・霧深き夜はさらに全員にあせりを募らせる・・・
同志たちに苛立ちの様子が顕著になってきたこのままでは敵の追撃を許してしまいかねない
ガトーは意を決すると、同志に用意させていた巨大なCDプレイヤーとスピーカーを
設置させた・・・そのCDのレーベルには『ガンバランスDEダンス』と書かれていた・・・
199駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/06(火) 23:30:28 ID:HYD8v6JT
部下「しょ・・・少佐、やはり実行するのでありますか!?しかし!」
ガトー「うむ、どうやら向こうもこちらの正確な位置を特定するのに
手間どっているようだ・・・ならばこちらからユーコンに『信号』を送るしかあるまい
各機、MSの識別灯ほか格照明をONにせよ!そして横一列に整列!!
プレーヤーの再生ボタンを押せ・・・」

部下「し、しかしこれでは敵にも我々の位置を察知される可能性があります!!」
ガトー「フ・・・これしきで敵に看破されるようでは所詮、
    大地も大空の精霊達も私に味方を・・・あろうはずがない!!」
           押せ〜〜〜〜〜〜い!!!! (ポチ)

   ♪Woo〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜Go!!♪

大音量でCDが再生される・・・そして・・・横一列に並んだガトーをはじめとするMS部隊は
駆動音を撒き散らしながら軽快にステップを踏み始めた・・・・・・
200駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/06(火) 23:58:13 ID:HYD8v6JT
 ♪手のひら太陽向け〜て〜♪  ・・・ザクUがフリフリ体をゆすりだした
照明関係総点灯+モノアイまでギョロギョロしたMS達の光のシャワーで・・・♪今日も一日ぴかぴか〜♪
     全機「OH YE〜〜〜〜〜〜〜S!!!」
♪ネガティ〜ブになると♪ ・・・ザメルは元々猫背だった(なんてこった!)
♪見た目からでもOK♪ ・・・ガトーの操縦で胸を張ったがGP02の表情が険しいので、
               舞同様、ちょっと嫌そうしてるようにに見えた
                 ・
                 ・
                 ・
ユーコン乗員「か・・・艦長!ソナーがガンバランスの音を捉えました!!味方が身振り手振りで
       信号を送っています!!音声、流します!!」
         ♪運命はGOOD LUCK!!♪
ドライゼ「・・・・今日も霧が深いな・・・・・・アップトリムで急速浮上!万事ジャンプする!!」

        ザババァアアアアッ!!!!(浮上) ハッチを開け、ドライゼ艦長が姿を現す・・・

ガトー「・・・・・・プリッキュアの魔法」     ドライゼ 「・・・・ハピカミン」
               ビシッ!!
         ガトー&ドライゼ「  ヘイ!!!」 

こうして、GP02はドライゼ艦長のユーコンに回収され、再び暗い海に消えていく・・・・・       
201名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 02:20:57 ID:NylhC3TT
>198-200

>駆動音を撒き散らしながら

盛大に牛乳吹いたぞどうしてくれるwwww
202名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 18:41:25 ID:38qBe8hg
「殿に萌え申した!!」
(中略)
「で、お前の弟は俺のキュアブルームと松風のイーグレットの
 どちらに萌え殺されたのだ?」
「殿にござる!」
 スススッ(離れる目玉)
203名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 20:07:57 ID:KW+zEVtF
なんちゅう…なんちゅうダンスを見せてくれたんや…
204名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 20:19:27 ID:38qBe8hg
岩鬼坊「やれ、おふう」

ぞりぞりぞり・・・

町人A「ああっ!ひでえ・・・衣装の耳(タグ)をっ!」
町人B「あれじゃあ、バンダイの正規品かパチモンか、どうやって洗濯するか
   分からなくなっちまう・・・」
町人C「あれが『耳(タグ)そぎ岩鬼坊』か・・・ひでえ事しやがる・・・」
205名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 23:11:16 ID:38qBe8hg
岩鬼坊「慶次っ!貴様のダンスは所詮ケダモノのダンス!
    わがダンスはキャラ萌えに工夫に工夫を重ねた精妙のダンス!
    萌え殺してくれるわ!」

(中略)

骨「だんなのダンスは本当にケダモノのダンスだ・・・」


スマン、書いてて気持ち悪くなった
206名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 23:44:56 ID:Qyu/Fi2d
まだSSが見たいと願う戦さ人の方々の援軍をお願い致す!
http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=63726
207名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 18:52:52 ID:QGVvFekJ
人名帳その1
【耳そぎ岩鬼坊】
 勝負に負けた相手のキャラクター商品のタグ(耳)を切り取る嫌なヤツ
 神速のキャラ萌えダンスが必殺技?
【棒からしの蛍】
 男たちの大事にしている魔女っ子アイテムのスティックやらバトンやらを見ると
 カラシを塗りたくるヤナ女。無駄に色っぽい
【飛び加藤】
 触ったDVDは、必ず音飛びや画面飛びしてしまうイヤなじいさん
 伝説のオタクらしい
208名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 16:28:59 ID:peQwX+fW
>>202-205
久々に慶次本編パロキテタ----(゚∀゚)----!!!
209駄文さん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 22:36:23 ID:dqXZqZ/2
デラーズ「うむ>>206殿、我々『デラーズ・ニート』も協力いたそう!!
          ジーク・S☆S!!!
この要求、突きつけられた時のジャブロー(東アニ)の慌てふためく様が目に浮かぶわ・・・」
        ふっふっふ・・・・
       はぁ〜〜〜っはっはっは!!!!

東アニ「ば、番組続投のみならず、お・・・OVA化だと!?なかよしの2巻早く出せだと!?
    VFBだと!?・・・デラーズめ、我々がこのような要求を呑めると思っておるのか!?」
210名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 09:06:35 ID:IthoYSae
「なぜだ、叔父御!答えてもらおう!」
「……プリキュアカードだ!」
「なっ!そんな物のために何人の家臣を殺したと思っているんだ!」
211名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 09:10:52 ID:IthoYSae
「効かぬな〜〜……かつての『萌えの又佐』もこんなものかね?」
ぶわっ
「うわわあああああぁぁぁっ」
212名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 13:07:00 ID:6F+FKFTQ
『百合の又佐』だったら、もっといやだな
213名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 17:02:49 ID:Pcu8Gfr5
あべのまたざ
214名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 18:21:15 ID:989i7i9J
「薔薇の又佐」の方が似合ってるかも
215名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 21:55:53 ID:/BfnJ2I0
じゃあ利家は5ではココとナッツ萌え!?
216名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 20:26:42 ID:BFT1M71j
ふたりはプリキュアS☆S
217名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 19:50:03 ID:7hLArTcn
「うほっ、シン、一緒に風呂に入らぬか?」
「慶次さ〜ん、助けてくださ〜〜い(泣)」
218名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 19:54:07 ID:7hLArTcn
「あなたっ!」
ぎゅうっ
「はうぅっ!」
219172:2007/02/16(金) 20:25:27 ID:VnpS9pwJ
慶次は昨日体験した不思議な出来事をルナマリアだけには話しておくことにした
そうせねばならない、と直感で思ったからだ

ルナマリアを呼び出して話を聞いて貰ううち、ルナマリアはひどく不機嫌になり
終わる頃には完全にそっぽを向いていた
(やはり呼ばれなかったのが癪にさわったか)そう感じた

「…つまり、慶次さんお一人で『緑の郷』に呼ばれて二人に会い、
シンの事を頼まれて、その証拠に紙袋をもらってきた、ということですね?」
そう確認してきた。声は氷点下を超えている
「う…む…」

たとえ何千何万の敵に囲まれても眉一つ微動だにしないこの男も
女性との一対一の駆け引きではどうしても遅れを取ってしまう。男とはそんなものだ

「……わかりました。でも良かったです。呼ばれなくて」ぷいっと横を向いて言う
(拗ねているのかな?)そう思っていた
「……だって、緑の郷に呼ばれたら、慶次さんとも『卒業』しなくちゃならないんでしょ?」
思わぬ方向から刃が飛んできた
慶次は冷や汗が脂汗へと変わっていくのが分かった

「なんで?どうして?なぜ黙って出て行こうとしたんですか!?みんな信じているのに!
 仲間だと思っていたのに!何が不満なんですか!?はっきり言って下さい!!」
ルナマリアは一言ずつ慶次にじりじりと詰め寄る
見ていて痛々しいほどに手が振るえ、あふれ出さんばかりに瞳は潤んでいた
220172:2007/02/16(金) 20:26:42 ID:VnpS9pwJ
彼女が怒っていた訳を慶次はやっと理解した。ルナマリアは自分を含めて誰一人、
慶次が出て行こうしていた兆候に気づかなかった事を怒っている、という事に

「もう隠している事はありませんね!?」「う、うむ」
「絶対に黙って出て行こうとしないと誓ってもらえますね!?」「…もちろんだ」

慶次は気づいていなかったが、慶次に置いて行かれれば、きっとこの若者たちは深い喪失感に襲われるだろう
慶次を緑の郷に招いた『何者か』はその事に気づいていた。ルナマリアですらこれなのだ

何度も念を押されてやっと開放してもらえたとき、慶次は嫌な汗をぬぐいながら考えた

「愛されている自覚も無い者に、人を励ます資格などあるのか……」
だが答えは決まっている。皆から愛されている者こそ、人を励まさねば成らぬのだ
「なるようにしかならん、精々あがいてみるとするかね」
221名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 21:29:24 ID:SDhUQjEP
ルナマリアw
222220:2007/02/18(日) 07:20:25 ID:3JLkP5qd
orz
223名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 12:22:06 ID:P/zZNs6Q
まあ、顔を上げられよ
224駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/19(月) 19:45:37 ID:BOgmJhjH
>>200の続き

ユーコンによって回収されたガトーはその後、奪取したGP02を2ちゃんねるアニメ関連板宙域に
打ち上げて、デラーズ・ニート本体に合流するため、『地理・お国自慢 』関連板に存在する
”キンバライド産のダイヤモンドについて語るスレ”と言う名のド過疎スレに到着していた
このスレにも、S☆S一年戦争終結後、咲舞派残党軍が逃れ、軍事要塞化していたからである。
この基地の指揮官は、ノイエン・ビッターといい、わずかな残存MSと、宇宙打ち上げ用のシャトル・HLV
を有し、再起の時を伺っていたのだ、そのHLVを使用してGP02を打ち上げ脱出させようと言うのである・・・

ガトー&ビッター 「S☆S中興のために・・・!チン(乾杯)」
ガトー「申し訳ありません、HLVを提供していただいておきながら、『星の屑』の全容をお話できず・・・
ビッター「それが作戦と言うものだ少佐・・・咲と・・・まいまいに会えなくなって希望をなくし、心が折れかけていた
     兵たちににとって、少佐の凱旋は何よりの支えともなろう・・・」
ガトー「この辺境のスレでDVDやVFBなどの補給も無く、よく今まで・・・まさに閣下は『絶対あきらめない』
    プリキュア武人の鑑です!」
ビッター「・・・ガトー少佐、貴公は必ず我々がアニメ板の宇宙へ打ち上げてみせよう!必ずや!!
     我々の分もS☆S派の大儀をかならずや・・・!」

そういうと、彼は大事そうに包まれている中から、7つの綺麗なダイヤモンドを取り出し、ガトーに託す・・・

ビッター「この鉱山で取れた『奇跡のしずく』だ・・・これを少佐に託そう、これは我々にかわって大儀を
     成し遂げてくれる貴公らへの、我々からの ”ありがとうの気持ち”だよ・・・
     我々はその大儀、見ることは出来ないが・・・『星の屑』をお願いする!」
ガトー「・・・・・必ずや!!」

225駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/19(月) 20:12:07 ID:BOgmJhjH
そのころ、再びガトーの足取りをつかむことが出来たシンたち一行もまた、ガトーを阻止すべく、キンバライド
へ到着したが、すでにHLVの打ち上げは目前に迫っていた・・・そこに追撃を阻止せんと残存戦力のすべてを投入し、
ビッター自らが指揮するMS部隊が襲い掛かってきた!!GP01に搭乗するシンと慶次達との間に戦闘が開始される・・・

シン「慶次さん!これ以上、ガトーさんが乗るシャトルに接近できそうにありません!!ここは引き受けます!慶次さんの朱槍を投げて
   シャトルを止めてください!!」

旧式MSとはいえ、相手はアンチ共との凄まじい戦い・S☆S一年戦争を生き延びた古強者達である・・・その隙のなさは、
まったくシンに防衛ラインを突破させなかった・・・そしてもうひとつ、シンは本来ありえるはずのない不安材料を見出していた・・・

シン(慶次さんの・・・動きが・・・鈍い!?バカな!)

捨て丸や骨などはいつもどうりの機敏な動きで、MS相手にも引けをとっていない・・・だが慶次は、敵の攻撃を受け流す
事に関しては、いつものように難なくこなしていたが、なんというか、攻撃に精彩を欠いているように見えた・・・
いつものようなあの”いくさ人”としての凄みや気迫が感じられない・・・と、シンは感じた・・・他の者はきずいていないようであったが・・・
シンがそう逡巡した次の瞬間、轟音と共にHLVが紅蓮の炎を吹き上げ、鳴動を始めた・・・ついに打ち上げを開始したのだ!!
226駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/19(月) 20:45:27 ID:BOgmJhjH
シン「くそっ!どけえ〜〜!!」

シンのビームライフルが一機のザクUをようやくのことで撃破する。その勢いを駆り、昇り行く
HLVに対してもライフルを連射するが、敵に進路を阻まれていたが故の有効距離外からの射撃であり、
いずれもHLVからわずかに離れた空間に光条を描くのみだった・・・その間にビッター機がすかさず進路を
ふさいでしまう・・・もう大分HLVは上空に舞い上がってしまった・・・

シン「慶次さ〜〜〜ん!!慶次さんの朱槍を!もうそれしか手はありません!!お願いします!!」

シンは最後の頼み、戦艦のビーム主砲を凌ぐといわれる威力の、慶次の朱槍の投擲を促した!!
慶次さんならなんとかしてくれる!!いくさ人、前田慶次への全幅の信頼感がシンに叫ばせた!!

慶次「ぬおりゃああああああああ!!!!!!」

その声に応じ、朱槍がついに放たれた!!HLVに凄まじい轟音と共に迫る!打ち上げのロケット音すら霞んでいた!!しかし・・・

ビッター「・・・・!?ガトー少佐ぁ〜〜!! はばたけぇ!! 宇宙(そら)にぃ〜〜〜〜!!」

ビッターの叫びがとどいたのか、朱槍は、HLVのわずかに下を突き抜けていった・・・!

シン「そ・・・そんな・・・・」

ガトーは、HLVの激震に揺れるGP02の中にあってなお、迫る朱槍の気配を感じた!だがそれは自分の真下を
通過していったようだ・・・だがそれは、ガトー自身にも違和感をもたらした・・・慶次ならば命中させられてもおかしくなかったからである・・・

ガトー「慶次殿・・・何をお考えか・・・・・・いや・・・これは同志の志の力故だな・・・ビッター少将・・・!」

コクピット内には、ガトー愛用のフェアリーキャラフェの中に納まった奇跡のしずくが、
薄暗い中にあっても負けじと光彩を放っていた・・・
227駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/19(月) 21:03:23 ID:BOgmJhjH
もう事実上、シンたちにシャトルを止める手立ては無くなった・・・一瞬呆然とするシン・・・
だが、対するビッターは達成感に酔いしれることなく、次なる好機を見逃さなかった・・・
それは、投擲によって隙を作り、得物が失われた状態となっている慶次である!

ビッター(これは・・・天佑とはこのことか!!前田慶次を倒せば、我らにとっての大きな脅威が消える!!)
    我が愛機よ!我が勇気をはこべぇ〜〜〜〜〜!!」

ビッターは、自らのザクに仕込んだロケット・モーターを使用し、一瞬のうちに水平跳躍し、シンから離れ、慶次に迫る!!
慶次と松風は振り下ろされるヒートホークを2度・3度と辛うじてかわす事しか出来ない!!そしてついにヒートホークと
慶次の軸線が並ぶ!!!ビッターは2度目の”勝利”を確信した!!

ビッター「我々の意地をみよ!」

だがその次の瞬間、一筋の光条が走り、ビッター機は力なく崩れ落ちた・・・慶次は崩れ落ちる機体を軽やかに避ける

シン「はぁ・・・はぁ・・・なんで・・・ここまで・・・・・」

そこには、ビームライフル発射姿勢のまま静止する、GP01の姿があった・・・     
228名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 05:16:23 ID:pfzHqxUj
やばい燃えるww
229名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 19:13:58 ID:QlxfBOsj
いつの間にかUC勢がレギュラー化してるw
230駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/20(火) 23:15:22 ID:BxVra7+u
ビッターの戦死後、戦闘は終結し、キンバライドの兵士たちも即座に降伏してきた・・・それは部下を案じたビッターが
事前に命じていたからなのだが、そのことによって、シンたちは事後処理に時間をとられることなくガトー追撃の次の手に
移ることが出来た・・・まず大前提として、アニメ関連板宇宙域へ自分たちもMSともども上がらねばならない・・・
しかしここでもまたシンは、ザフトの自分以上に未来社会に適応しちゃってる忍達に感心、いやあきれた・・・
捨丸が商売先のつてだと言って、MSも搭載できる小型の宇宙輸送船をあっさり調達してきたからである。・・・・・・

捨丸「いや〜〜旦那からお預かりしてる金子で商売や資産運用ををするんですが、プリキュアグッズの関連で
   大当たりしましてね〜〜〜!!そのときの利益で買った株とか貸しとかを効かせましたわ!!」
シン「それ、いつの話なんですか?」
捨丸「・・・・2年前」
シン「・・・・・・・・・・ちょっとせつないですね・・・」

宇宙船はすでに発射台に設置されていた、あとは打ち上げるのみである・・・」
231駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/20(火) 23:58:15 ID:BxVra7+u
しかし、ここでもガンダム社会の『お約束』がシンたちを容赦なく襲う!!
デラーズ決起に呼応した、新手のS☆S派軍がシンたちの行動を察知、打ち上げ準備を開始している
宇宙船にMSで襲撃をかけてきたのである!!またもほとんどが旧式のザクUだが、やはり練度は一級、
打ち上げ当事者のシンがGP01を駆って必死の防戦に努めることになる・・・

シン「慶次さんっ!!一機、10時方向、抜かれました!!このっ! ぐあっ!?また一機!!慶次さ〜〜ん!」
慶次「おいおい、シン!そんな弱気で大将がつとまるかね?はっはっは!・・・・ぬぅん!!!」(ドギャアアン!!)

自然とシンが突破された線を慶次がフォローする陣形になっていた・・・数少ない手勢ゆえの必然の流れといわれればそれまでだが・・・

シン(やっぱり慶次さん・・・・・なにか闘志というか・・・態度はいつもどうりだけど・・・)ハッ!!

またしても一瞬の逡巡を敵につけこまれた!!一機のザクUが、シンも慶次からも遠い地点を上手くすり抜けて言ったのだ!!

シン「しまった!!また一機前に!!  ザク!出る!! 間に合わない!?」

マシンガンを戦闘で損失したのか、宇宙船に接近したザクはヒートホークを高々と振り上げた・・・!その動作でよりあらわになるそのザクの
姿・・・つぎはぎだらけの機体、装甲の欠損・・・しかしそのショルダーに誇らしげに描かれたディフォルメされた綾乃さんマーキングが、
彼が耐え忍んできた苦節と・・・それでも断ち切れぬS☆Sへの愛情と・・・・・・・・・・あとキャラ萌えのマニアックさがうかがえた・・・
232駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/21(水) 00:42:34 ID:5ZDTpNJK
もう間に合わない!シンが諦めたその時、突如GP01に通信が入る

??? ”シ〜ン!それはわたしのセリフでしょーが。まあいいわ・・・”

     ガギャギィィイイイイイイ〜〜〜〜〜ン!!!
なんと、宇宙船にヒートホーク突き立てんとしていた綾乃ザクに、別のザクがいきなり現れてショルダータックルをかまして吹き飛ばした!!
すかさず、ビームトマホークを取り出し、止めを刺す・・・ビームトマホーク!?・・・敵じゃない・・・赤い・・・ザク・・・ウォーリア!!

ルナマリア「・・・わたしの専売特許じゃないしね、あらためて・・・ルナマリア・ホーク・・・ザク!出るわよ!!」
シン「ルナ!!来てくれたのか!!」
ルナマリア「来てくれたも何も、あんたと慶次さんがわたしがいない間に飛び出していったんでしょうが!!ま、文句は
後でたっぷりあんたと・・・・慶次さんに!!言わせてもらうとして!!この状況、切り抜けるわよ!!」
シン「・・・・・ああ!!頼む!!」

>>219のことがあったばかりなのに、ルナを置いて出たからか、ルナにモノアイ越しににらまれた慶次は非常にバツの悪そうな顔で苦笑いしていたが、
ルナマリアの戦力加入によって、辛くも敵を撃破し、宇宙船は打ち上げを開始した・・・大気圏を駆け上がる船中で、シンはある思いを馳せていた・・・

シン(倒した『敵』・・・綾乃さんや・・・ミズシタさんやコロネ・・・を描いてた機体もあったな・・・・
みんな・・・それぞれ少しずつ違う思いで・・・でもS☆Sを愛してたんだろうな・・・あのガトーさんにもイチオシのキャラが
きっといて・・・・・・・・・自分達と、ガトーさん達との違い・・・・・か)

宇宙船は、ついに、2ちゃんアニメ宇宙域に到達した・・・ガトーもすでに・・・ここの・・・どこかに・・・・
233名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/21(水) 18:22:54 ID:Gln1M+R6
おもろいww
234駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/22(木) 12:46:10 ID:j/UtoSeW
ちなみに、綾乃ザクのパイロットはS☆S一年戦争中、『舞なんて飾りですよ、東アニの偉い人にはそれがわからんのです』と熱弁していたという・・・
235駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/23(金) 19:49:35 ID:WAHvMTq1
それより少し前、無事打ち上げに成功し、宇宙へと到達していたガトーは待機していた味方のムサイに収容され
デラーズ・ニートの本拠地である暗礁宙域『いばらの郷』への帰還を果たしていた・・・

ガトー「ガトー少佐、戻りました!」
デラーズ「うむ、ガトーよ!よく無事に任務を果たしてくれた・・・見事!!」

彼こそがガトーが最も尊敬する武人にしてデラーズ・ニートの総指揮官、エギーユ・デラーズである・・・

ガトー「ありがとうございます!・・・しかし、途中でよくない噂を耳にしました・・・」
デラーズ「うむ・・・シーマ舞スレ艦隊のことだな・・・・・・」
???「ふふふ・・・やっかいになるよ、ガトー少佐・・・以後お見知りおきを・・・・」
ガトー「・・・・・!?」

よくみると・・・デラーズの斜め後方に、一人の女性軍人が控えていた・・・・
ガトー「・・・・・・シーマ!・・・・・・中佐・・・」

彼女こそ、件の舞スレ艦隊を率いる女傑、シーマ・ガラハウその人であった・・・
236駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/23(金) 20:18:09 ID:WAHvMTq1
             シーマ舞スレ艦隊
S☆S一年戦争時、突撃機動海兵隊という部隊があった・・・栄光あるS☆S軍『星空の中間達』軍内にあって
その機動力を生かしたコロニー(スレ)への、舞の萌え・エロ画像敷設(うP)や、ピンク系妄想を駆使した奇襲レスなどの特殊工作・・・
いわば影の部分・汚れ役を担当した部隊である・・・その際たるものは、S☆S軍への参戦に頑強に抵抗した、ほのかスキー達のコロニーに
対する毒ガスAA攻撃による虐殺事件である・・・終戦後はその業ゆえに、エロ画像もとめて宇宙をさまよう海賊稼業へと身を落としていた
はずであった・・・その指揮官がガトーの目の前に同志として表れたのである・・・

ガトー「・・・は・・・・こちらこそ・・・ところで・・・その髪型は・・・?」

彼女は、なぜか舞とまるで同じ髪型・・・つややかな黒髪にシニヨン・ヘアーで現れたのである・・・

シーマ「フフフ・・・気に入ってもらえたかい?栄光あるデラーズ・ニートの末席に加えていただくんだ・・・ちょいと身だしなみを
    整えようと思ったのさね。少佐・・・これからは楽させてあげるよ・・・しっかりガンダムでも磨いておくんだね・・・そうしたら
    私が舞ちゃんみたいにガンダムをスケッチしてあげてもいいよ・・・・フフフ・・・・」
ガトー「(グッ・・・おのれ)・・・・は、中佐」

ガトーのような武人肌の人間は、戦争中からシーマを嫌っていた・・・そのシーマに舞のコスプレまがいの
言動をされることは、咲派であるガトーにとっても屈辱であった・・・

シーマ「そういえば艦隊に加わるのに、手土産がまだだったねえ・・・フフ・・・それでは、失礼するよ。」

237駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/23(金) 20:49:39 ID:WAHvMTq1
ガトー「・・・・・なぜあのようなものをお加えになったのです!?デラーズ閣下!」
デラーズ「・・・おまえの留守中にシーマを加えたのはすまなかった、だがおれば反対したであろう?」
ガトー「はい、あの女の腹にはなにやら黒々としたものが・・・いえ、たとえ常勝の武士(おともだち)といえども
    栄光ある我が星空の中間達に光をもたらすものとは思えません!!」
デラーズ「・・・ふふ、ガトーよ!お前の言葉は汚れなき太陽の泉の清流のようだな・・・しかし、我々が『星の屑』を
     成し遂げるための戦力として、シーマの参入は不可欠であった・・・ガトーよ『ア・ニメイタ・ツー(アニメ板2)』を覚えておるか?」
ガトー「忘れようがありません・・・閣下にこの命、拾われました・・・・・」

               ア・ニメイタ・ツー
S☆S放映終了をもって陥落したS☆S本スレ要塞・・・その後S☆S軍は最終防衛ラインとして、本拠をアニメ板2に移し、最後の
決戦の舞台となった要塞の名である・・・その板でもアンチ相手に獅子奮迅の働きをしたガトーであったが、ついに被弾、偶然、近くに陣取っていた
デラーズの戦艦に着艦し、代替MSに乗り換え、再度出撃しようとしたのであったが・・・

ガトー「このリック・ドムを借りる!出撃するぞ!!」
デラーズ「・・・・!!いかん!!ガトーよ!すでにプリキュア5の番宣もテレビを覆い、大勢は決した!!
     今は耐えるのだ、生きてこそ見ることの出来る、咲と舞の2年目の新コスを拝むその日まで!!
           ガトーよ!!!   ネバーギブアップ!!」
ガトー「・・・・・・くっ!・・・ネバー・・・・・ギブ・・・アップ!!」

こうして、いくさ人 アナベル・ガトーは、戦場で散らすはずであったその命をデラーズに預け、S☆Sの2年目を実現すべく
耐えがたきを耐えてデラーズ・ニートの一員としての生を見出したのであった・・・
238駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/23(金) 21:11:29 ID:WAHvMTq1
デラーズ「あの時、お前は『ネバー・ギブアップ』と咲舞の中興を果たすために生まれ変わったのだ・・・
     ガトーよ!!広くものを見よ!シーマは私が導く!決して諦めずな・・・・いつかあの髪型にふさわしい者となるまで!
     私も今一度誓おう!!  ネバー・ギブアップ!! (`Д´)b

そこでガトーは始めて思い出した。デラーズが誰よりも舞派であることを・・・デラーズは部下たちに範を示すため、あのような
シーマの言動にも大いなる心をもって耐えていたのだ!!

ガトー「・・・心・・・表れました・・・死すまで・・・お傍を離れません・・・。」

ここで、突然通信が入った。なんとこの本拠地に向かって正体不明の船が向かって来ているというのである・・・

ガトー「・・・閣下、敵の捜索隊の可能性があります、ここは私が!!(この船・・・もしや・・・!?)」
通信兵「い、いえ!すでにシーマ艦隊が迎撃に向かったそうです!!」
デラーズ「ふふ、シーマ艦隊のお手並み拝見といこうか・・・ガトーよ!!お前の帰還によって
     我らの戦力はすべてそろった!これから、惰眠をむさぼるプリキュア5に宣戦布告の通達をする!参るぞ!!」


   
239名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/25(日) 15:05:35 ID:I2lT/nJN
>>236
ワロタwww
240名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 08:04:18 ID:tfizVZfA
なんかブッ壊れ度がすごいな
241名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 10:34:45 ID:qE4b5yBr
たのみcom
ふたりはプリキュア Splash★Star 上北ふたご版コミック第2巻の発売!
http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=63913

【VFB】ふたりはプリキュア Splash★Star ヴィジュアルファンブックを!
http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=63915

シン、賛同してくれ!
とくにコミック2巻は、このままだと発売されないかもしれないんだ…
242駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/27(火) 00:21:41 ID:Ep3kwWFE
捨丸「ふ〜〜〜こう残骸が多くちゃ操船だけで精一杯ですぜシンさん・・・!?旦那!MSらしき反応が5つ!近づいてきます!!」
ルナマリア「どうやら・・・敵のようね。シン!私はザクで出るわ!!シンのガンダムは空間戦闘には対応してないんでしょう?私だけでなんとかしてみせるわ!!」
シン「このガンダム、宇宙ではジム以下の性能らしいけどなんとか・・・ならないか?ルナ機だけじゃあ!」
慶次「ふわ〜〜〜・・・どれ、おれも宇宙とやらのいくさ場、ひとつ出てみるかね?」
ルナマリア「ダメよ!ふたりとも!!わたしに任せて!!・・・ザク、でるわよ!!」

ルナマリア機が飛び出していく・・・対するシーマ舞スレ艦隊の旗艦リリー・マルレーンでは・・・・

砲撃手 ♪ま〜いまい♪ ♪ま〜いまい♪ ♪キツ〜ネさぁ〜〜んだよぉ〜〜♪
シーマ「・・・っ!わけ判らない替え歌歌ってないでさっさとブッ放しておしまい!!MS隊の発信状況は!?」
副官「はっ!ゲルググが5機出撃!!”とっとと沈めて来て舞ニーしたいお”・・・だそうです!!・・・・・!?反応消滅!!一機やられました!!」
シーマ「バカなことばっか言ってるからだよ!!バカめ、大切な機体を・・・(スクッ)
副官「・・・!!シーマ様のMSを!!」

ルナマリア「・・・当たった!?旧式のゲルググ相手なら何とか守りきれそうね・・・・・・ところでさっき偶然通信に割り込んできた『まいに〜』
      ってどういう意味なのかしら?」

世の中、知らないほうがシアワセなこともあるのである・・・・・と、そこに突然ザクウォーリアの通信に、今度は映像が割り込んでくる・・・
そこに写っていたのは・・・・・

捨丸「シンさん!旦那!船内のレーザー通信がジャックされてるようですぜ!!・・・これは・・・GP02!?」
シン「・・・ガトーさんだっ!!・・・・そしてその前にいるのは・・・」

        デラーズによる宣戦布告演説の始まりであった・・・・
243駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/27(火) 00:57:08 ID:Ep3kwWFE
      ♪プリ プリ プリキュア! イェイ!!♪

デラーズ「みんな〜〜☆こんにちわ〜〜!!エギーユ・デラーズでぇ〜〜〜す☆」
ガトー「アナベル・ガトーです。」
デラーズ「いつもデラーズ・ニートとS☆Sを応援してくれてどうもありがとぉ〜〜☆すっご〜〜い!またまたわたし達
     レーザー回線ジャックに成功しちゃったぁ〜〜!これも同志のみんなのおかげだね☆」
ガトー「はい、まことに・・・ところで閣下、いつもの音頭はいかがなされますか?」
デラーズ「ガトー、あれ気に入っちゃったんだ〜〜☆もっちろんいくよ!! せ〜〜〜の!!」
     ”デラデラと!!”        ”ガトガトの!!”
    ふたりはプリキュア・スプラッシュスター、大質問コ〜〜〜ナ〜〜〜〜!!!

ガトー「閣下・・・今回のおたよりはこれですな・・・ つ『手紙』」
デラーズ「えーと、なになに?いばらの郷にお住まいのラジオネーム『綾乃専用ズダ』さんからのおたよりで・・・
     ”デラーズさんガトーさんこんにちわ、なぜあなたがたは、今回決起されたのですか?いったいどういう事情があるんですか?”だって!!

  放送作家が自作したとしか考えられないような直球ストライクすぎる質問であった・・・・

ルナマリア「ハ・・・ハゲノ・・・オッサンガ  ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
シン「・・・・・・・・・・・・・・・ガトーさんも・・・結構苦労してるのかな・・・・」
慶次「うむ!エギーユ・デラーズ!なかなかに傾くものよ!!あなどれんわ!!」



  そのころシーマは、発信直前のゲルググの中で放送を聞いて・・・・・思わずMSカタパルトから転落してしまっていた・・・

副官「シ、シーマ様ァ〜〜〜〜!!!煤i゜Д゜;)」
シーマ(あ、あの老いぼれ、やらかしてくれるじゃあないのさ!!) まあいい!!出るよ!!
244駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/27(火) 01:33:30 ID:Ep3kwWFE
  デラーズはそこで急に表情を正し、”いくさ人”の顔になるや、質問への答え・・・堂々たる演説を開始した!!

       Yes!プリキュア5スレ連邦軍、並びにS☆S軍兵士に告ぐ、我々はデラーズ・ニート。
 いわゆるS☆S一年戦争といわれた咲舞続投戦争の終戦協定が偽りのものであることは誰の目にも明らかである!
 なぜならば、協定はS☆Sを黒歴史と騙る売国アンチによって結ばれたからだ。我々は戦いの目的をいささかも見失ってはいない!
 それはまもなく実証されるであろう・・・わたしは日々思い続けた。スプラッシュスターの続投権確立を信じ、
 全裸待機の酷寒に凍えて行った者たちのことを・・・女児玩具売り場での羞恥に心を焼かれていったものたちのことを!
  そして今またあえてその渦中に飛び入らんとする若者のことを!!
 プリキュアノイドの心からの希求である咲舞続投権に対し、バンダイカーンがその強大な軍事力を行使して、
 ささやかなるその芽を摘み取ろうとしている意図を照明するに至る事実をわたしは存じておる!!
     見よ!!これが我々の戦果だ!!(↓)
     ttp://www.toei-anim.co.jp/tv/yes_precure5/
 この5人はチームアクションを目的として開発されたプリキュアである!
 『ふたりは』条約違反のこの5人が密かに開発された事実をもってしても、呪わしきバンダイカーンの販促の悪意を
 否定できるものがおろうか!?・・・省みよ。なぜ咲舞続投戦争が勃発したのか。なぜ我らが 日向咲、美翔舞 と共にあるのかを!!
 我々は3年間、プリキュアを見続けた。いまだ我が軍団にプリキュア5のヒロイン達に対しハァハァの吐息を漏らすものはおらん!!
 今、真の大友の熱き血潮を我が血として、ここに私は改めて、以下の宣言を持ってプリキュア5派に対し宣戦を布告するものである!!!
 
245駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/27(火) 01:41:09 ID:Ep3kwWFE

                    ____         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                  /        ̄ ヽ.       |しぇ〜〜なる泉を
                ./            \     |   
                /          !、    ヽ.  │ 汚すもにょよ〜〜〜〜!!!
                |  、  ,:"   _,.- !     |   │
                |,,_ ヽji(_, -;=f。テ‐'"    ''",\  │
                'ァ'゙rェァk≦~二~ "~    i 〈ノ |!  |
                〉ー'"| ヽ._     ノ   (,タノ  |
                \ ノー;='-≧==.、 l     r'" |.   |
                  Y"ツ'''''''''''゙ヽ\ !    .|  |  |
                  ! |r'ニ二 ̄`\ヽ,,_./   |  人_______________
                  j ! ∧,,  ,,/,,ノ___j-、
                  | `'"  ゙ー'",,/='―――, 〔,|、_
                  〃,,,,,,,,,,r''",r‐'ニニ7 、.ノノ   \
                  /;ミヽ! |_ノ -―./  ,rj      `ー-、_
                _/ /__ \ ,.-‐'"_二-‐ァ''           /`ーァ----ァ=≦三三三
           __/ ̄   // ヽL└‐'"  /          ,∠(___(___(_,.. ィ~T ̄T~T
246駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/27(火) 01:42:27 ID:Ep3kwWFE
         ______
     ,..r‐/  _,.. ="'"  ゙`‐-.、_
   //,/  /"  _,.. -―''" ̄ \
  ,イ i,/_,...〃-―'" ̄ ゙̄ヽ ̄ ̄`゙-:\
  .レ'ー''"           :i___   ゙ヽ
  l            !.   E二゙==-、_.i
  ;!   l        ヽ.  .!、 ゙̄ー-゙ヽ┤
 .j    ! !      _  ゙:   \ r‐==、,!
 ト-、_、!.;!__,._,.-=<,_      l k'._,rl l__    _,
 ゙ヽ ''┴Y =  ゙ー┴'       l l ,! .!l! ゙<二~、
   l  ̄ j  ヽ ̄         l l' ノノ、   ヾ\__
.   !. /   )          l ト-'"ト\      \
.   ヽ〈_,.:、-: '           l ,!  ヽ\゙     ヾ\
    ゙:.  r===,、        , l !   ゙ヽ \ヽ     \
    ト,.. トi___.)      /ノリ:     \ ヽ    ヾヾ
    l ハ `=‐'     ./ / ;!       ヽ____\
    リハ   ̄   _,..r'"  /
      ゝ----、''"     !
            \ ∧
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あこぎな真似は
          おやめなさい!!!
247駄文さん@お腹いっぱい:2007/02/27(火) 01:48:51 ID:Ep3kwWFE
かりそめのプリキュア達への萌えに惑わされることなく、繰り返し聞こえてくる
まかせて☆スプラッシュスターの歌声・・・・祖国夕凪の名誉のために!
            ジーク!S☆S!!


すんません、間違って連続でageちまいましたorz
248名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 07:19:03 ID:UX2PQGk5
朝から吹いたw閣下w
249名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 12:52:23 ID:cu/kEkf3
ラーメンがwラーメンが飛び出たジャマイカww
250駄文さん@お腹いっぱい。:2007/03/01(木) 03:03:56 ID:XdJsc9ae
時に・・・プリキュア世紀0003(トリプルオー・スリー・・・3年目)かりそめの平和は破られた・・・
後に”S☆S派の反乱”と呼ばれることになる事件を、2ちゃん地球圏全土に知らしめることになる演説であった・・・

         SIN OF DESTINY(シン オブ デスティニー)

 ♪ねぼけてる瞳 見つめるテレビ♪  ♪今”いくさ”に 臨む時が来た♪
 ♪寝坊することも 服着ることも♪  ♪許されずに 待機を続ける♪
 ♪今日でふたりと お別れだとしても♪  ♪それでも人は 来週(あす)を夢見るものか〜♪
       ♪それが録画でも I WANNA GET CHANCE♪  
 ♪絶望の(S☆S)スレに 吹き荒れる荒らし♪  ♪2年目(みらい)は誰のためにある?♪
 ♪(店頭から)滅び行くふたり 買い抜ける嵐♪   ♪選ばれしもの♪ 
            ♪SIN OF DESTINY♪


        元歌は MEN OF DESTINY
0083のOPなんだけど、スパロボとかでも収録されてる歌なんで替え歌にしてみました
251名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/01(木) 05:52:06 ID:79sn3hAw
>>250
S☆Sファンの気持ちを見事に再現出来てて素晴らしい!!
252名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/01(木) 09:52:35 ID:niEexrsr
仲良くする気はないのかデラーズw
253名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/01(木) 14:19:06 ID:TPLCASnZ
>>250
ジュース吹いたwwww
254名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/01(木) 19:13:16 ID:79sn3hAw
ところで"舞ニー"ってなに???
255名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/01(木) 20:28:18 ID:giZC2973
>>250
うめ〜やこれ!GJ!!
256名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/02(金) 17:43:48 ID:UMzQao44
ワラタwVFBのネタもあるのねw
257駄文さん@お腹いっぱい。:2007/03/02(金) 20:42:08 ID:mJ82wK/N
 地球圏を震撼させるデラーズ・ニートの演説はなおも続く・・・だが、傍らに控えていたガトーの姿は、ほんの一時の放送中断の後にはすでになく、
 代わりにGP02を回収したムサイ艦長、グラードルの姿があった・・・デラーズはなおも熱弁をふるい・・・
 
グラードル「閣下、次の質問が来ております・・・このスレにお住まいの>>252さんから、プリキュア5派と
>なかよくする気はないのかデラーズ  と・・・
デラーズ「ん?なに!?”なかよし”?無論、なかよしは毎月欠かさず購読しておる!すでにS☆Sの連載は終了、P5に移行
     しているとはいえ、S☆S劇場版コミックスの出来を言うまでもなく
     ふたご先生のすばらしき神表現を否定できるものがおろうか!!・・・思い返せばなかよしとの出会いは10ウンネン前の
     あの日、『きんぎょ注意報』に出会って以来・・・今でもガンバランス同様、”ぎょっぴーダンス”のふりつけも完璧に・・・・・

             ただのマニアックトークになっていった・・・・・

グラードル「ちょ、違いますよ閣下もういいです!サーセン、次の質問は>>254さんから
>ところで"舞ニー"ってなに??? ・・・とのことですが・・・・・これは・・・さすがに(゜д゜;)放送コードに・・・

デラーズ「ふ・・・臆するなグラードル、大事を成さんとするものが 小事にこだわってはならん!わしが征く!!舞ニーとはっ!!
 
 今!猛る大友の熱き股間を我が怒張として!ここに改めて、愛してやまぬ美翔舞に対して、(性的な意味で)宣戦を布告することである!!!!

                ジ〜〜〜〜ク・・・まいまイ (*゜Д゜*)

グラードル「閣下〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」

          バギュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!   
258駄文さん@お腹いっぱい。:2007/03/02(金) 20:54:00 ID:mJ82wK/N
           ♪ピ〜〜ンポ〜〜ン パ〜〜ンポ〜〜〜ン♪
       , ― 、  , ―― 、  , - 、 / ̄ \ / ̄\, ⌒ヽ
        /     ヽ/      \ ,  /     , Y 、   ヽ _) ',
     /  , - 、   |  , −、   ',└ '     ゝ _.ノ  、     ノ
     ,'  {   ノ   '⌒' ゝ、 ノ   l     /   rぅ    \__/
     {    /  , −△  \  ./―‐/    {└' )    ヽ
      ヽ/    '、__丿    Y._   ,'       ̄      ',
       / ,イしハ     ,イしハ   l..:: , − 、,イしハ    ,イしハ  |
       ! いtソ     いt.ソ  {:::::f::.....::::i:いtソ  、_ , いtソ /
      ', `二、ー'ー  ,二´   ー弋_:::ノ 二  __ `二 '゙
      \ ノ     \ _ - '´       \ノ   j丿
          ̄ ̄ ̄ ̄
大変、お見苦しい表現があってごめんなさいムプ〜〜〜    さようならププ〜〜〜〜

           ―デラーズ・ニート 放送製作・倫理委員会―


こうして、唐突に演説は終了し、何事もなかったかのごとくレーザー通信は通常の状態に戻り、
トップOムのCMが流れ始めた・・・・
259駄文さん@お腹いっぱい。:2007/03/02(金) 21:16:45 ID:mJ82wK/N
そのころ、ガトーはデラーズの演説を艦内通信で聞きながら、MSの格納庫に向かっていた・・・

ガトー「不審な船の迎撃に私も出る、私のゲルググは出せるな?」
整備兵「よろしいのですか?ガトー少佐」
ガトー「かまわん・・・それにあのシーマには任せておけぬ・・・出るぞ!
    (しかし、デラーズ閣下・・・舞スレ大友の性的な業さえもその大いなる御意志でもって包み込まれるとはっ!!
     将たる器はかくあるべきか!!)」

 そうは思ったものの・・・MSに乗り込んでいく彼の後姿はちょっとだけ・・・・猫背になっていた
260名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/03(土) 18:47:30 ID:uxbr+Xiy
「その『大地の力』の前立て、直江兼次殿とお見受けいry」

261名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/04(日) 00:19:37 ID:KPLMiSrP
S☆Sが放送終了しても未だ咲・舞たちを応援しつづけるこのスレと、
国は亡んでも未だ戦いつづけるデラーズ・フリートがこんなにマッチするとは
考えもしなかった。
この絶妙なハマリ具合は葱板のエロゲ88に匹敵するな実際。
262名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/06(火) 08:01:55 ID:st6Iv3fe
保守
263名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/08(木) 12:47:24 ID:n9jiENKl
閣下の真意に感服しました。
そこで閣下の最終的な理想について教えてください。
264名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/09(金) 22:24:03 ID:fp5FOEuw
ここも息が長いなw
265名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/11(日) 10:33:53 ID:JYCow27K
保守
266名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/11(日) 20:06:32 ID:cSSn6XJ/
Winner

服を着ない朝を 数え切れずに過ごした
2人だけの雄姿が ただ一つの思い出
I don`t want テレビでは見れない
I don`t want もう二度とは

二年目続投は 今はただの幻
のぞみたちを視ろと バンダイの声 聞こえる
I don`t want 5人もはいらない
I don`t want いつわりの萌えも

I got a burnin`love
咲の輝く光で この悲しみを
癒し尽くす時まで
I got a burnin`love
愛は孤独な戦い その激しさが
スレを突き抜ける

267名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/11(日) 20:38:04 ID:8jRqQGg6
「妄執は身を滅ぼすだけだ…『ほど良く』と言う言葉を知らないとな…」

268名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/12(月) 03:33:36 ID:zKm6xvfl
シン「危ねぇ、乗っとられるとこだった・・・」
ルナ「・・・なかよし版コミック二巻のことばっかり考えてるからよ」
269名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/12(月) 09:12:09 ID:F77f7P+n
>>268
デラーズ閣下、星の屑作戦失敗!ってか?ww
270名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/12(月) 20:57:41 ID:zAtEaODH
>>172からすると、初代やYP5にも応援してくれる『慶次さん』が
いるのだろうか?

ふと、疑問に思った

以上、チラシの裏
271名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/12(月) 22:04:18 ID:SuhjFzF0
>>270
慶次さんは勝ち戦には興味がないからなぁ。
272名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/13(火) 02:50:24 ID:LN9/vZ42
うん。ヤバくなったら無言で参戦してくれる感じ。
慶次さんは逆境でも腐らず頑張ってる人の味方って気がする。
YP5が普通に好評ならば慶次さんがいなくても大丈夫だし
かぶいてるねえ、って普通に眺めてるだろう。
273名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/13(火) 19:20:17 ID:71EmEAca
「慶次さんが」じゃなくて「慶次さんに相当する誰か」がいるのか、と
聞きたかったんじゃね?
274駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/13(火) 21:20:45 ID:e5dJdT3T
>>259の続き
デラーズによる決起演説が流れるなか、シーマ部隊とルナ機によるMS戦は激しさを増していった。最初はしのいでいたルナだったが
敵にシーマ機が加わると、明らかに劣勢となっていった・・・

シーマ「ほらほらぁ!わたしは舞ちゃんと違って気が短いんだ、す〜ぐ楽にしてあげるからねぇ。(しかしこの機体・・・本当にザクなのかい!?なんて性能だ)」
ルナ「くっ・・・!」
シン「このままではダメだ!宇宙用じゃなくとも、このガンダムで何とかやってみます!慶次さん!止めてもいきますよ!!」
慶次「・・・こりゃあ、おれもこの星の海に出なきゃあならんなあ (朱槍をつかむ)」
シン「そんな・・・琉球の海とは違うんですよ!慶次さんにあうノーマルスーツもないんですから!!・・・とにかく行き出ます!」

勢いに任せて出撃したシン・・・だが宇宙用に換装されてないGP01ではまともなバランス維持さえ困難だった

シン「くっ・・・まともな機動制御もままならない・・・でも、とにかくルナ機の所へ(ビービー)・・・反応!?
   ルナ、抜かれたのか!?一機来る!!早い!でも方向が違う・・・あの青いゲルググはっ!?まさかっ!」
ガトー「フン、単艦でこんな暗礁宙域に来るものなど、もしやと思ったが・・・またしても貴様か!二度ならず三度までも!!」

かつて、青いカラーリングに凪中ソフト部ユニフォーム姿の咲マーキングを描いたゲルググを駆り、『夕凪の悪夢』として恐れられたいくさ人がいた・・・
まさしく、その男とその愛機であった・・・

>>270>>273
少なくとも、肝心かなめなS☆S本スレには「慶次さんも」「慶次さんに相当する誰か」もいなさそうだねえorz
どうもS☆S系の住人さん達ってそれぞれ馬が合う関連スレで話してるっぽいし、しまいにゃスレ2つに割れた挙句両方過疎ってるし

275駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/13(火) 21:50:12 ID:e5dJdT3T
シン「・・・ガトーさんなのかっ!?通信聞こえないか!あんたは・・・デラーズ・ニートは一体、
   GP02の核を使って一体何をするつもりなんだ!それが本当にふたりのためだとしても・・・
   見過ごすわけにはいかないっ!聞こえてないのか!」
ガトー「・・・・・・聞いている。以前より意気込みは良し・・・だが、いくら胸を張ってハッスルしようと機体がそのザマではな!」

ガトーは、会話をしながらも容赦なく、ビームライフルを連射する。シンも応射するが、機体の姿勢制御だけで
手一杯で、まともに照準が定まらない。対するガトーは的確にシン機を捉える!一撃、二激とGP01は
傷ついてゆく・・・このままでは結果は目に見えている・・・だがガトーはビームナギナタを抜き、あえて接近戦を挑んできた!
GP01は被弾でライフルと片手を失っていたが、残った手でサーベルを抜き、辛うじて受け止めた。激しい干渉波が散る
            ブォォォオオオン!!
ガトー「フン、では少し貴様にも私の話を聞いてもらうか・・・貴様、今貴様が乗るGP01・・・そして私が奪取したGP02・・・
    それらの機体にはそれぞれ『花』の愛称が付けられていることを貴様は知っているか?」
シン「くっ!?・・・それが、どうしたっ!!!」

276名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/13(火) 21:55:51 ID:4av12c5m
ネタ振りが少ないのは終了した作品だから仕方ないとしても
たまにネタ振りがあっても話題に乗る人も少ないのはどうかと
荒らしに構う人間が多いわりには削除依頼や通報する人も一、二人いるかいないか
しかもスレが二つに分断した事でどっちに書き込むか迷う人もわりといたんじゃないかな
277駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/13(火) 22:43:01 ID:e5dJdT3T
ガトー「フン、知らんか・・・我々S☆Sファンにとって・・・特に日向咲を愛する者にとって『花』は特別な意味を持つ。もっとも
    慶次殿という優れた風流人でもある方と一緒におってもなお、粗野で志も持てぬ貴様などに話しても無駄かもしれんが・・・」
シン「・・・なにが・・・言いたい・・・んですかっ!」
ガトー「貴様が乗る01ゼフィランサス・・・そして私の02サイサリス・・・奪取すべき機体の情報としてその愛称を知った時・・・
    私は思い、奮い立ったのだ・・・これは咲が呼んでいるのだと・・・S☆Sが無念の終了となってからの我々の絶望の闇・・・
    それを越えて立つ時が来たのだと!花はなくなってもまだ我々と言う『土』がある!そこに花を、咲を!迎えるのだと!
    そして『星の屑』という大いなる大儀の『実り』を為すまでは、MS乗りとしての誇りを賭けて、その『花』を地上に、この宇宙に、
                   決して散らせはしないと!!
シン「さ・・・咲ちゃんが、そんなこと思うわけないだろうっ!!」
ガトー「・・・少し、しゃべりすぎたようだな。所詮は馬耳東風・・・ならばもはや語るまい!この宇宙に無様に姿を晒すだけの貴様は・・・散れぃ!!」
シン「ぐっ・・・・うおおおおおおおおおおお!!!!」

捨丸「うわ!シンさんが!」
慶次「(いかん!!)捨丸、おれは外に出るぞ!!格納庫の扉を開けろ!急げ!!カタパルトも使う!」
捨丸「い・・・いくら旦那でも無理ですよ!生身じゃあどうしようも」
慶次「為せばなる!ジャOプの先輩には、生身で大気圏突入を成し遂げた漢もおる!!早くせい!!」

>>266 おれはその歌の改変には挫折した、よく出来てる。でも>5人もはいらない ってトコは自分が考えてたのと
    まるきり同じで噴いたww    
278駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/14(水) 23:50:37 ID:Pb+V6oeU
:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/12(月) 18:01:05
おめでとう、咲がブサイクなアニメキャラ二位です
ttp://www.37vote.net/anime/1171009793

ガトー「っ・・・情けないっ!!!このような禍々しい投票を、アンチ共に許すとは!!!」
    (これは・・・咲ちゃんと、散っていったおともだちへの冒涜だ・・・!)
カリウス「よいではありませんか・・・現に我々は、咲ちゃんを愛して、ここにいるのです!」
279名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/16(金) 05:00:49 ID:DnP/auYw
長門が4位に入るあたり、
投票で自分のアンチ感情に何がしかの客観性が付加されると勘違いしてるお子様のお祭りだろ。
280名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/16(金) 08:15:49 ID:xKUlpr1c
うむ。
281名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/17(土) 00:13:42 ID:8ReMF9Tw
>生身で大気圏突入を成し遂げた漢
あの御仁かw
282名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/18(日) 01:11:10 ID:nqVrTBP3
ついにプリキュア五人集結か・・・
武者震いがするのぅ!
283名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/20(火) 12:01:48 ID:QKpQkMY2
アスラン「本来なら俺達も5機のガンダムでユニット組めたはずなんだよな・・・
      でもまぁオーブに行った時にはキラとふたりでガンダムってユニットを組めたから
      結果的には良かったんだけどな」
284220:2007/03/21(水) 20:59:42 ID:TSAJuF37
交えた剣の閃光の中、気づくとシンはコクピットの中ではなく
薄暗い場所に立っていた
「オレは…死んだのか?」
声に出してみて、確信する。死んだわけではないようだ

待っていたように暗がりから影が進み出てきた
「キミは死んではいない…キミの意識をこの場所に呼び寄せたのだ」
「誰だっ!……おまえはっ!?」
闇からにじみ出て来た黒い影がシンと相対する

「わたしはこの世界を見守る者…名乗る名などはない…」
「………」
シンは油断なく警戒したが、精神世界の中ではどう戦えばいいのだろう…?
表情の見えない影は言葉を続ける
「伝えたい事がある……デラーズ一党を止めて欲しい…
 彼らはSS復活のためと称して、YP5派を攻撃している。
 だが、YP5が不振に終われば、プリキュアシリーズそのものが打ち切られてしまう。
 YP5の安泰あればこそ、無印もMHも、そしてSSも…彼女達のその後を語られる時がくる…
 『アンチ』や『荒し』の挑発に乗ってしまっては…SS復活の希望は泡と消える…
 …他者を貶める者は自らの大切なものも貶める事になるのだ」
285220:2007/03/21(水) 21:01:42 ID:TSAJuF37
「…咲ちゃんと舞ちゃんに会わせてくれ!…きっと二人なら、ガトーを止められるはずだっ!」

「……残念だが、わたしにはその力はない…それに、キミにも分かっているはずだ…
 たとえ二人が彼らの目の前でいくら懇願したとしても、彼らを止める事はできないのだ…
 …理想に走る男ほど扱いづらいモノはない」

「なんとか争いを止められないのか?…このままでは、共倒れになってしまうじゃないか!」

「…彼らが自身で戦闘をやめると言う事は『彼らの存在意義』を自ら否定する事になる…
 『彼らを生み出した者』がそれを望んでいるからだ……」
 
「……でもオレには!…ガトーを止められる自信が……」

「……咲と舞から学んだ事を忘れてはいけない…
 …自分自身に解決できない事が、自分自身に降りかかる事はない、という事を…
 …理不尽な出来事も強大な敵も、恐れる必要などない…
 ……それと、もう一つ……すでに援軍がキミ達のもとに向かっている…力になってくれるハズだ…」

「援軍?…一体、誰が?…」

「…わたしの話は終わりだ…キミの健闘を祈っている……」
黒い影は一歩後ろに下がり、闇が深くなって行く…

「…待て!…一つだけ質問に答えてくれ……あんた、バンダイカーンだろ?」
286220:2007/03/21(水) 21:03:20 ID:TSAJuF37
しばらくの沈黙の後、影が答えた
「…なぜ、そう思う?…キミ達の言う『バンダイカーン』が…わたしだとしたら、恨み言でも言うつもりかね?…」
影は若干、動揺しているように、ゆらめいた

シンはうつむいて首を振り、言った
「…あんたがさっき言ったろ?咲ちゃんと舞ちゃんに学んだ事を忘れるなって…
 …夢を見たんだ…二人が慶次さんにオレを見捨てないで欲しいって頼んでた…
 …いつもどこかで咲ちゃんと舞ちゃんはオレの事を見てる…
 だから見境なく怒りに身を任せるのはヤメたんだ」

顔を上げた目には、激しい、だが悲しそうな光が浮かんだ…
「…オレは自分の運命は呪っても、自分の生みの親の一人まで恨んじゃいないよ…
 あんた達がオレを生み出してくれなかったら、咲ちゃんや舞ちゃんに会う事もなかった…慶次さんにも」

ゆっくりと背を向けてシンは言う
「…だからあんたに感謝してるよ…少しは……それだけ言いたかっただけだ…
 さあ!元の世界に戻してくれ!じゃあな!」


……シンを元の世界へ戻した後、彼が立っていた場所を見つめながら、影は何時までもそこに立ち尽くしていた
まるで、愛しい者がそこにいるかのように……
287駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/21(水) 23:18:18 ID:dPa89prY
 デラーズ軍運用MSデータファイル@   MS−14 ”ゲルググ”
ホノカスキー粒子下での兵器として開発されたS☆S軍系MSの最新型にして最後の汎用型モデル。
当時としては最新の機体性能、火力を誇ったが、実戦への本格投入がスプラッシュスターの運命も定まった
末期の2月、ア・ニメイタ・ツー戦であった上、ベテランの本スレ住人たちのほとんどがアンチとの激闘で戦死
していて、学徒兵(プリキュア見始めたばかりのリアル学生)が主要パイロットという状況ではその高性能も生かせなかった。
また、この機体にはパイロットの出身キャラスレに応じてカスタマイズされたサブタイプが多く存在し、S☆S一年戦争末期の
技術陣の苦悩が伺える、特にデラーズ・ニートが戦後起こした”S☆S派の反乱”にて運用が確認されているM型(マイーネ)は
悪名高き舞スレパイロット用に配備されたタイプでMSの後頭部に通常のトサカ形のセンサーの代わりにシニヨン・ヘアーを模した
プロペラントタンクを装備しており、航続力・強襲推力が増大されている他、コクピット内のシステム・火気管制用ボイスが
美翔舞の声に変更されている。指揮官機には特に、キツネ耳を模したアンテナが増設されていたと言う説もあるが、
美翔舞とキツネは公式には関わりが無いため、戦後、この機体を接収したYP5連邦軍の技術仕官は首をかしげたという。
ともあれ、ベテラン舞スレ住人が駆るM型は鬼神のごとき活躍をしたのは事実であったため、YP5のテストパイロットは
何かMSに行動させるたびにコクピット内に響き渡る榎本ボイスに、『これはニュータイプパイロットの能力を増大させる
ための何らかの暗示音声なのではないか?』とのレポートを提出している。ちなみに、メロンパンを模したシールドを追加された
通称『ミチール』と呼ばれる満薫スレパイロット用ゲルググもM型と呼ばれているので識別には注意が必要である。
288駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/22(木) 00:25:44 ID:CM2Vqr2m
メガ粒子の閃光と口舌、ふたつの剣で切り結ぶいくさ人ふたり・・・しかし勝利への勢いは完全にガトーが握っていた。
そこへひとつの影が割り込んできた・・・カタパルトから急ぎ射出された慶次である。地上で時折見せていた倦怠など微塵もない、
真剣な面持ちで、シンをかばうようにガトーと対峙する!

ガトー「・・・!慶次殿だな・・・っ!!地上の時と同じだな・・・所詮は慶次殿と言う看板がなければ何もできん奴らめ!!」
シン「・・・言ったなぁ!!!」
慶次「まったく、お前と出会うときは必ずいくさだな、ガトー・・・だがこの男は何が何でもやらせるわけにはいかんのでね!いざ!!」

急ぎ無理矢理体に合わぬノーマルスーツ姿で現れた慶次、足取りもなれぬ宇宙でふらつきながらも自分を凝視し、槍を構えている・・・
その必死な姿に、ガトーはどこか嫉妬にも似た感情を覚えずにはいられなかった。

ガトー「・・・・・なぜだ慶次殿、望めばこの地球圏を・・・いや地球圏の半分くらいは手に出来るであろうあなたが・・・なぜこのような男と
    無駄な生き方をなさっている?このような・・・咲と舞を守らんとする意思も力もない輩に!!!・・・あなたが・・・最初から
    我々と共に轡を並べていてくれさえしたなら・・・むざむざふたりを・・・いや!それは言うまい!!慶次殿!あくまでその男と惰眠を
    貪り続けるというのなら、私はその引導をわたしてやるのみ!!」
慶次「何を言う、こいつはこれで見所があるんだぞ!はっはは!見てて面白い奴だし、仲間もいる・・・お前はどうも
   辛気臭くていかん、そんな鬼みたいなツラ構えしてちゃ咲と舞にも嫌われるぞ!」
ガトー「・・・っ!!だまれっ!!!」

ガトーは容赦なくビームナギナタを振るい、ビームガンを慶次に打ち込んだ・・・慶次はいくさ人としての勘と経験のみで、
辛うじてそれらを凌ぐが、ここは宇宙・・・やはりガトーの独壇場となった。一方的な攻撃が慶次に打ち込まれていく・・・
そんな中、コクピットを震わせるほどの大音声。

ガトー&???「どけぇ〜〜〜〜!!!     どいてくれ〜〜〜〜〜!!!」
289名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/22(木) 16:11:50 ID:mbDYg9fM
>システム・火気管制用ボイスが美翔舞の声

『いいけど・・・本当にそれでいいの?』 かね?
290220:2007/03/22(木) 19:40:19 ID:UCjMu20O
駄文氏にお礼を言うのを忘れてました。

登場人物と世界を少しお借りしました。ありがとうございました

…それと説教臭くてスマン
291220:2007/03/24(土) 10:15:16 ID:5bJ1l2x1
YP5派連邦軍はデラーズ一党の跳梁に手をこまねいていたわけではない
バンダイカーンとあまたの小さなお友達の支援を受け、
改ペガサス型強襲揚陸戦艦「ドリーム」級「ドリーム」「ルージュ」を
次々と完成させ、続く「レモネード」以下の竣工を急いだ

すでに展開中のマゼラン改「ココ」級、サラミス改「ナッツ」級と合わせ、
反撃の機会を窺っていたのである

YP5派の中にも上層部に付いて、MH、S☆Sと擁護してきた中間派がいた
S☆Sの復活を真剣に考える者達も数多くいたのだが、デラーズの決起は
彼らの反感を買う事となった

「デラーズのアホどもめ!自分達だけがS☆Sファンのような顔をしおって!!
 我々の方が咲舞への愛が勝っている事を証明してくれる!」
ココ級戦艦「ピンキー11」艦橋で司令官らしき男が毒づいた

YP5派の中にあって、唯一S☆Sマーキングを許された部隊があった
部隊がYP5へ移管した後もS☆Sの在庫整理を任されていた、第774部隊である
292名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/24(土) 11:42:15 ID:5bJ1l2x1
「敵本拠地周辺に小規模な戦闘が始まっております!味方でしょうか?」
艦橋レーダー員が報告する

艦長は一瞬迷った後、決断を下した
「…これは、天佑かもしれんぞ」

マイクをひったくって全艦放送でゲキを飛ばす
「これより、敵本拠地への陽動作戦を開始する!
 この作戦の意義は味方の本格的な反撃作戦を敵に気づかせないために行うものだ!
 我々の働き如何によって、咲舞続編がかかっていると思え!いくぞ!」

5隻の戦艦と1隻の輸送艦から計30機の「ひまわり」マークのGMUが吐き出された
「バンプレスト限定『咲舞放課後バージョンフィギュア』空箱機雷を放出せよ!
 全機突入!!」
293名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/24(土) 19:08:44 ID:5bJ1l2x1
慶次達が進入してきた方向とは『いばらの郷』を挟んで反対側に
侵入した連邦部隊の正面には哨戒中のムサイ3隻がいた

「あの箱はなんだ?」
「ウホ!クレーンゲームの景品『咲舞放課後バージョンフィギュア』じゃないか!」
「よこせよこせ!」
たとえ『プリキュアふりかけ』の空袋でも大事に取って置くような男達である
手に取って確かめずにはいられない

ザク2機が争うように手を伸ばしたその時、無音の空間に閃光がきらめいた

光球が消えた時、そこにいたはずの二人のパイロットは機体とともに飛散してしまっていた

「偽装機雷だ!危険だ!下がれ!」
「弾幕を張れ!…くそう、汚いマネを!」
通信が交錯し、残りのザクとムサイ級各艦は混乱の極地に立った

この機を逃さず、連邦軍は熾烈な攻撃を加え、遂にこの部隊を殲滅した

「見たか!舞ニーなどに溺れるような輩にS☆Sを語る資格などないと言う事を!!」
『ピンキー11』の艦橋で先ほどの艦長が吠えていた

「よし!今回はここまでだ!MS部隊を収容の後、ミサイルを全弾、敵本拠地に発射!帰還する!いそげ!!」
294名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/24(土) 21:13:46 ID:5bJ1l2x1
彼らは久々の勝利に酔い痴れ、その勝利に汚点を残す事と成った
レーダーの微細な反応を見逃してしまったのである

シーマの駆るゲルググ・ダイバーは大推力を発する補助ブースターを装着した
本来は大気圏一撃離脱用のカスタマイズモデルである
彼女は同型2機の部下を連れ、慶次達を大きく迂回して邀撃する算段だったのだ
だが殲滅されたムサイ艦の断末魔を聞きつけると、すぐさま部下と共に戦場に向かった

彼女にとって幸運だったのは連邦のMSが収容途中であったのと、彼らの気の緩みだったろう

「ほらほら、上がガラ空きだよっ!なにやってるんだい!」

艦橋レーダー員はレーダーを見て絶叫し、そしてそれが彼の最後の言葉となった
「艦長っ!艦隊上方より敵影!速い!」
「なにぃ!?」
艦長は咄嗟に上を見上げ(人間の自然心理であろう)次の指示を出そうとして、果たせなかった

シーマはバズーカの全弾を擦れ違いざまに「ピンキー11」以下の各艦艦橋にブチ込むと
離脱体勢に移り、戦闘は終了した

2隻の戦艦を撃沈破し、デラーズ軍は行動不能に落ちた3隻の巡洋艦と輸送艦を
鹵獲せしめたのである

…咲舞を愛するもの同士のこの不毛な戦いは、「スレ汚し」として長く語られる事はなかったと言う……
295駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/24(土) 21:19:39 ID:xoKXb17D
だが、混乱の最中にあって、一人のリック・ドムパイロットがムサイから出撃した。
彼の出撃直後、母艦は『ドリーム』の主砲直撃を受け沈んだが、臆することなく彼は
敵を討たんと単機でYP5連邦艦隊へ突撃した。

(ガトー少佐、部下の不手際をお許しください、先に逝きます!ジークS☆S!!)
「ん・・・!?あのジムUのひまわり・・・YP5に降ったか・・・その姿、見るに忍びん・・・!」
彼は、S☆S一年戦争時、勇名を馳せたガトーの中隊『会員ナンバー 302 アイドル咲 親衛中隊』
の一員だったのだ・・・その彼にとって、敵MSに翻る咲の象徴・ひまわりは耐え難いものがあった!!
彼はジャインアント・バズで、迎え撃ったジムU2機をたちまち撃墜、バズを捨てヒート・サーベルで
そのままジムの群れに突入する!その勢いを駆ってそのままジムの胴を薙ぎ払った!!
「ん!?まずい!あの敵艦の並びは一斉射撃の体制では!?いばらの郷をやらせるかっ!!!」
そのまま彼は、旗艦と見定めた『ピンキー11』のミサイル砲口めがけて突入する!!
「うおおおお〜〜〜〜っ!!ネバァァァアアアアア!!ギブアアァァァァ〜〜〜〜〜ップ!!!!!」

そのまま彼はミサイル砲口に激突し、砲口を破壊した!!誘爆が起こらなかったのは『ピンキー11』にとって幸いであった。
だが・・・その異常とも取れる行為は僚艦の一斉射のタイミングを逸させ、なにより艦隊クルー総員に
ぬぐいがたき畏怖を残した・・・。
296駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/24(土) 21:21:15 ID:xoKXb17D
ごめん、ネタかぶった!orz
297名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/24(土) 21:25:28 ID:5bJ1l2x1
いえ、乙です!駄文閣下!
298駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/24(土) 22:00:03 ID:xoKXb17D
>>297
ごめんなさい!レスに間があったんで新着レス確認もせずにカキコしちまいました。
すごく話的にそそられたもんで・・・orzとりあえずシンのほうの続きを・・・

>>288の続き
宇宙に響く叫び・・・慶次に向けられたそれは2つ。ひとつは当然、ガトーのもの・・・そしてもうひとつは・・・
                 シンだった
シン「慶次さん・・・これはオレの”いくさ”ですよ。オレの邪魔はしないで下さいよ・・・はは・・・それに・・・
   ガトーさん・・・いや!ガトー!!あんたは間違ってる!!」

そう叫び、ズイとGP01を胸を張って前に出す。慶次はポカンとした表情でシンの乗るガンダムの横顔を
見ていた。シンにとっても、そんな慶次の顔を見たのは初めてかもしれない。すごく不思議な気分だった。

シン「ガトー、アンタは確かに強い、オレじゃ敵わないかもしれない!止められないかも知れない!
   でも、そのひたむきさ、比類なき強さが結局、ふたりを悲しませることになるんだよ!!
  ガトー、アンタはふたりを『守る』といったね・・・結局!アンタはガキなんだ!!!」
ガトー「貴様!!何が言いたい!!言うに事欠いて私の行いを児戯とぬかすかっ!!」    ブォォンン!! 
シン「くっ・・・おおおッ!!でも、ふたりは・・・ふたりは・・・そんなにっ!!・・・・・・

シンはそこまで言うと、残った片手のサーベルを逆手に持ち替え、わずかに動揺を見せた
ガトーの隙をつき、シールドに突き立てた!!シールドはたちまち貫通され、ゲルググの肩に達した!

ガトー「くっ!!ぬかった!!」
299駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/24(土) 22:25:21 ID:xoKXb17D
シンはそのサーベルをまるで杖のようにして、そのままガンダムをもたれかからせた。

シン「ふたりは・・・そんなにっ!!・・・・・・ 弱かったのかよっ!!!アンタ!S☆Sの何を見て・・・」
ガトー「何を!?なにおおおおっ!!!」 ブゥゥウウン!!!

シンはさらににじりより、ガトーに対して叫ぼうとした!・・・しかしその前にコクピットを閃光が包んだ。
ルナたちが交戦している方向に立て続けて爆光が炸裂したのだ・・・それぞれに思惑がよぎる。

シン「・・・っ!?ルナ!!大丈夫なのか?」  ガトー「くっ・・・シーマめ、なにをやっているのだ・・・!」

次の行動はガトーの方が早かった、ガンダムを蹴り飛ばし、シンに背を向ける。

ガトー「ふ、貴様、思ったより骨があるようだな・・・だがわたしは止まらぬ!!私の『花』を『咲』を!
    止めたくば、貴様もその無様な花で追って来い!・・・私の勝ち戦に添える花となるだけだろうがな!」
シン「ま、待てっ!聞けっ!!ガトーーーー!!!」

しかし、彼はもう待たなかった・・・あっという間に視界から消えてゆく・・・シンの心は
たちまち静寂をもたらしてゆくこの宇宙に冷やされていく・・・慶次さんは!?いる!!

慶次「シン!おい!!シン!!!聞こえるか!?目覚めんならしょうがない、機体に小便でもかけ・・・」
シン「ちょ、慶次さん、オレは大丈夫ですよ!!なんてこと言うんですか!それにルナも助けに行かなくちゃ!!」

しかし、もう傷ついたガンダムはまともに動かすのも困難になっていた。とても救援に向かうどころではない。
いや、そもそも地上用の機体を宇宙に出したこと事態に無理があったのだ。
300駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/24(土) 22:54:26 ID:xoKXb17D
と、そこにルナマリアからの通信が入る、シンが出撃したのは知らないようだが。

ルナマリア「母艦、捨丸さん、慶次さん、シン、聞こえる?・・・ふ〜〜何とかなったわ!赤服は伊達じゃあ
      ないわよ!!・・・でもなんだったのかしら、あの爆弾?まあいいわ、わたしもすぐ戻るから、詳しくはその時に」

ルナも無事のようだ・・・シンは心底安堵した。でも、自身にはまだ為すべき困難があった。それは・・・

慶次「おいシン!ハッチが開かないのか?もうこの機体はダメだろ?おれにだって分かる。いま、ひっぺがしてやるからな!!」
シン「ええ!?待ってくださいよ!(なんかハッチがミシミシ言ってるし)・・・慶次さん、このガンダムで・・・着艦します!!」
慶次「馬鹿言うな!!こりゃあもうただのガラクタみたいなもんだろう!脱出しろ!おれが連れて帰るから」
シン「まだ動かすことは出来ます・・・それに・・・ガトーさんが言ってたんです。このガンダムは『花』・・・咲ちゃんなんだって。敵に堂々と
   そうまで言われちゃったら、むざむざこの宇宙に散らすことなんて出来ないでしょ!アタマに来るけどね、あのカタブツ!!はは
   それに・・・”いくさ人”はゲンを担ぐもんなんでしょ!?慶次さん!!『らしくないですよ』!!
慶次「・・・・・・・・・・・」

まただ・・・慶次の驚いたような間抜けな顔・・・今のシンはそれがなんかおかしかった・・・ルナにも見せてやりたいと思った。

慶次「・・・ふふ・・・はは!はっはっは!!!よしよし!!ほれ!船はあそこだ!!しっかり『咲』をおろしてやれよ!!
   となりにいてやる。へましたらキセルで一撃だぞ!でもガンダムの頭、硬そうだな!くそ!!」
シン「はは・・・捨丸さん!聞こえてますか?今からガンダム一号機、着艦します!」
捨丸「ええ!?そんな状態で!?・・・分かりました!!ネット用意します!!」

そして、MS格納庫のハッチが開く。ほとんどダイブに近い着艦が始まった・・・
301駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/24(土) 23:32:05 ID:xoKXb17D
ガンダムは、慶次を肩に乗せたまま、宇宙空間を漂うかのようにフラフラと母艦へ降りてゆく

慶次「(キセルでガンガン!)おいこら、完全に左に流されてるぞシン!着艦信号を見ろ!だいたいなんだ
   ガンダムのその姿!、思いっきり猫背だ!胸を張れ!胸を!!だから流されるんだ!(背中バンバン!!)」
シン「ははは・・・・分かりました・・・なんか、地上でのこと、キセルで殴られたことばかり思い出せますよトホホw」
慶次「・・・まあ、なんだ、さっきのこと、お前に・・・一本取られる日が来るとはな・・・おまえを最初見たとき・・・理沙のコミューンを
   奪おうとしてたんで張っ倒してやった奴がお前で・・・あの時からの縁で気がつきゃこんなとこにいる。人の縁ってのは面白いな。」
シン「あの時は、どうも・・・ははは、でも慶次さんのおかげで、『あの事』でやさぐれてたオレは助けられ救われ・・・」
慶次「お前は・・・ルナマリアももういっぱしの”いくさ人”だ・・・でもそれを実感できるかはお前ら自身だ、そこまでは教えられん。」
シン「オレに・・・ガトーさんを止められるでしょうか?あの人の強さ、いや・・・かたくなさを!彼にはまだ言いたいことが・・・」
慶次「(ガンガン!!)おい!また猫背だお前!流されてるぞ!ほれ、ゲートはもうすぐだ!ああやばい!またふらつきやがって!
   もういい!話は終わりだ・・・・まあ、なんだお前とガトーは絶対!腐れ縁だ!いやでもまた会うだろ!!その時言ってやれ!!
   その時も居てやる、聞いてやる!!・・・ルナマリアガウルサイモンデナ・・・アト、サキトマイニ・・・」
シン「え!?なんですって!!おれも戦働きが長いんで耳が遠くなりましてな〜!!」
慶次「・・・この野郎!!おれのマネしやがって(ガンガンガン!!!)
シン「慶次さん!進路ブレるブレる!!大体、この機は咲だって言ってんでしょ!!咲を殴らないでよ!」
慶次「ははは!!すまんすまん、よ〜〜し!いよいよだ!!飛び込め!!好いた女子のOOOだと思って!・・・ルナカ?」
シン「うるせ〜よ!!アンタ、・・・着艦したら殴ってやる!!(ククク)」
慶次「よ〜〜し!ハッチの前で待つからな!逃がさんぞぉ(ハハハ)」
   
           そして、着艦の瞬間が訪れた
302駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/24(土) 23:50:43 ID:xoKXb17D
傷ついたゼフィランサス『咲』はついに母艦と言う大地に根を下ろした。
      ガギャギィィィイイイイイイイン!!!ドギャオオオン!!
当然、スムーズにはいかない。シンはとにかく最後まで動く装置すべてを駆使して
着艦を遂げようとした・・・捨丸が用意したネットをつきやぶりながらも機は減速していく
・・・止まろうとした瞬間!限界を超えた脚部が折れ、ちぎれた!!勢いあまるガンダム、
慶次はとっさに前に降り真正面から、ガンダムにがっぷり組み付く!!

慶次「あっ!!くそ!!ぬおりゃあああああああああああ!!!!!!!」
シン「スイッチOff!!Off! くそ!!せめて手を・・・っ!!」

そして・・・格納庫の中心で、ガンダムは停止した!! ふたりは同時に叫んだ!!

慶次&シン「よし!! 絶 好 調  な り ぃ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

ドンドンドン!!早速、慶次がハッチを叩いてきた!シンは片手でファイティングポーズ
を取りながらハッチ開放のスイッチに手をかけた
      シュゥ〜〜〜〜〜〜ッ

慶次「おい!!やったな!!でも殴るぞ!覚悟し・・・
シン「ははは・・・やっぱりお手柔らか・・・・・
      
         ドォォォォオオオオオオオオオン!!!!!!

突然、シンの眼前に閃光と爆音が巻き起こる!!そこで・・・彼は見た。光に消えてゆく
              慶次の姿を!!!
303駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/25(日) 00:36:04 ID:Y6V4Xu/H
少し時を戻してルナ

ルナ「何!?このキツネ耳のゲルググ・・・指揮官機ね、強い!!」
シーマ「キツネはねぇ・・・祟るのさぁね! 舞は舞でも死の舞さ!!」
部下「まいまいになら祟られてもいいお ハァハァ(´p`;)キツ〜ネさぁ〜〜んだお〜♪」
シーマ「 う  る  せ  え !!!ちゃんと攻撃してるのかい?」
部下「・・・ババアニハマイマイヨリカレンノホウガオニアイダヨ」
シーマ「なんか言ったかい!?」    部下「い、いえ!シーマ様!!援護します!」

そんな激戦が繰り広げられている宇宙域に、飛来するたくさんの箱・・・YP5艦隊から射出された空箱機雷である。
この宇宙域には味方艦隊はいないと確定していたので、この交戦域にも遠距離用照準で射出していたのだ。
『プリキュア達の放課後』と銘打たれたそれは、結果的に戦いの行方を決定付けた。
>>293のパイロット達でさえ食いついたそれに、”あの”舞スレ艦隊のつわもの達が無関心であるはずがなかった・・・

部下A「アヒャ〜〜〜(゚∀゚)〜〜〜〜!!!これ、発売される前に終戦したから買えなかったんだお!!」
部下B「まいまい3個手に入れるお!よこすお!!」 部下C「鑑賞用と保存用で2個でいいだろ!一個よこすお!」
部下B「OoOO用に必要だお!」  部下C「お前、頭いいな!!」
            そして・・・・・・
    ドッカァァアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!

※ちなみに現在の舞スレは良スレの見本みたいにいいスレです。こういう おピンク
な人は今はほとんどいないので念のため。毎回ネタにしてゴメン。ちょうど放映終了あたりから
そうなったので、デラーズ・ニートに文字どうり参戦してるのかも。
ちなみに私はS☆S一年戦争時、舞スレ艦隊所属ではないので念のためw
304駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/25(日) 01:12:56 ID:Y6V4Xu/H
大爆発、そして混乱・・・ルナも困惑する中、また一機、MSが飛来する。ガトー機だ

ガトー「シーマ中佐! 中佐! 局面が変化しつつあります。我々の後方にYP5の
    艦隊が現れたとの報も入りました。それに私もこの敵と交戦し、『たいした脅威ではない』
    と判断しました。ここはYP5艦隊の迎撃に向かうのが急務です!!閣下をお守りせねば!」
シーマ「くっ・・・癪だねえ!まあいい!今回のところは見逃してあげるよ!!お前ら!後退だ!!生きてるかい?」
部下A「か・・・空箱爆弾・・・も・・・もうまいまい以外しんじられないおorz」
シーマ「おまえら元々そうだろうが!!」
部下「こ・・・これは不発だお!箱だけでも・・・ゲッ!咲のほうだお!タヌキなんかいらねーーーお!
   俺たちの青春を返せ チ ク シ ョ -−−−−ッ!!! (ドギューーーーーッ!!投擲)
シーマ(ハァ・・・マイー・マイレーン(旗艦名)に一年・・・このアフォ共と、一年か・・・)
   「どれ、帰還用ボタンっと・・・(ポチ)」 舞スレMS隊全機に響き渡る非常通信用舞ボイス・・・
  ”帰投時間過ぎてますよ!! もう〜〜〜〜〜!! OO(パイロット名)さ〜〜〜〜〜〜ん!!!”
部下「・・・はっ!?これは帰投通達用『内弁慶 舞タンボイス』! シーマ様!各機帰投につきます!!」

そして彼ら(とガトー)は突然、見事な隊列を組むと、一陣の風のように去っていった。
さすがは海兵であった。

ルナ「は・・・はは、なんか、助かったのよね?これ?

しかし、一人のパイロットが毒づいて投げた一個の空箱爆弾・・・それはまるで悪意を
持つかのように、時間を置いた後、シンたちの船に到達し・・・MSハッチに激突して・・・
                爆ぜたのだ

305名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/25(日) 10:18:21 ID:YGZcKPEm
では>294は無かった事にw

連邦内の咲舞派は、その戦闘力の大半を失った
しかし、連邦内咲舞派のくすぶる不満は依然、鎮火する事も無く
内圧は外へと噴出する

そんな中、バンダイカーンに呼び出された咲舞派の指揮官は
S☆Sの在庫処分を言い渡された

「きみねぇ〜、わたしもツライんだよぉ。でも上層部の決定だしね〜
 バンダイカーンの一員と言えど、わたしも末端の一人でしかないしねぇ
 対タカラトミー戦線の戦況も思わしく無いんだよぉ
 S☆S装備を廃棄してYP5装備を強化する事に決定したよ」
ブンビーのような口調でそう言い訳すると、手を振って咲舞派指揮官に退席するよう促した

「S☆S在庫は処分する事になった。バンダイカーンの決定だ」
指揮官は部署に戻ると吐き捨てた

「コンテナに積んで太陽に向けて射出する。危険宙域を抜けるまでは
 我々が警備にあたる事になる」
そして指揮官は部下を見渡して語りかけた
「だが、これは恐らくワナだ。デラーズどもをおびき出すためのな…
 …警備中に寝返りたいヤツは寝返ればいい。追撃はしない…以上だ」
306名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/25(日) 18:15:07 ID:YGZcKPEm
話は前後して>>295の続き

MS衝突の衝撃から体勢を立て直しつつ、離脱を計る774部隊は
ミサイル斉射のタイミングを逃してしまった

このまま時間を無駄にすればデラーズ艦隊の追撃を受ける可能性がある
もう少し戦果を上げたかったが、引き上げ時を間違えると大変な事になる
「ピンキー11」の司令官は、そう考えると全艦反転の命令を出した

ようやく「いばらの郷」から邀撃のMS隊が射出されるのが見て取れた
だが、すでに連邦艦隊は全速離脱の体勢に移りつつある
連邦軍司令はまた吠える

「わははは!デラーズ恐れるに足らず!…そうだ、ヤツらに電文を打て!」

『咲舞ノ足ヲ引ッ張ル、満薫ノゴトキ不甲斐ナイヤシラ、乙!』

この通常通信で発信された電文はデラーズ側を激昂させた
デラーズは通信文の紙片を破り捨て地団駄を踏んで悔しがったと言う

結果的に連邦軍はこの一文のために壊滅的な敗北を被むる事になる


続きはまた今度。または誰か考えてね
307駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/25(日) 18:39:15 ID:Y6V4Xu/H
2ちゃん地球圏で、シンたちの苦難が続く中、S☆Sと言う作品の行く末をめぐり、様々な勢力が、
それぞれ異なる思惑を抱きながら、ひとつ、またひとつと名乗りを上げ始めていた・・・

まずは、地球圏を遠く離れた、アステロイドベルトサーバーに存在する資源小惑星掲示板で・・・ 
その小惑星要塞の名は、 ―ひょうたん岩(別名アクシズ)―
S☆S一年戦争終結後、デラーズに従い2ちゃん地球圏に残り抵抗を続ける者たちの構成は、
ほとんどが咲か舞のスレ所属であるが、もうひとつ、終戦時に袂を別ったS☆S軍勢力があったのだ。
彼らは、S☆S軍のなかでも特に霧生満と薫を愛したスレ出身者で、咲舞派とは微妙な立ち位置がことなり、
2ちゃんねるを脱出、特に薫派はその際、日向咲の忘れ形見、妹みのりのスレ住人たちをともなって再起を誓い、
地球圏を遠く離れた某掲示板に住み着いたのだ・・・2ちゃんねるの熱気も届かぬ暗黒の過疎掲示板で、彼らは今まで
息を潜めただただ本拠ひょうたん岩を設営、開発し、戦力回復、再起の時をうかがっていたのだが・・・
308駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/25(日) 19:11:57 ID:Y6V4Xu/H
ひょうたん岩軍高官「プリキュア5による、プリキュアの多人数戦隊物への既成化を阻止すべく決起した
          デラーズ・・・咲舞派だが、ことS☆Sへの愛情と志は変わらず同じと見える。」
高官B「そうですな、我々満と薫・・・そしてみのり様を戴く我々もその思いは同じ!!」
高官C「いや!デラーズは私怨だ!!それに・・・なにより我々にはまだ打って出る力が・・・・・orz
    かつて、アンチ共の一番熾烈なバッシング攻撃を受けた痛手もまだ、癒えておらん」
高官「うむむ・・・・・我々ひょうたん岩軍の先遣艦隊は今どのあたりか?」
部下「はっ・・・まもなく2ちゃん地球圏に到達する頃合です。」

謎の美女「は〜〜〜・・・大儀!・・・(寒い・・・こんな過疎板にあと・・・何年・・・・・)

ひょうたん岩軍は、とりあえず『星の屑』作戦への賛同の意志として、先遣艦隊を2ちゃんねるに
派遣し、情勢を伺うスタンスを取ることと決定したのだ・・・

ちなみにこの女性、後に薫派の一党独裁体制となるひょうたん岩軍の最高司令官となり、咲と舞のかわりに
薫(ウィンディ)とみのり(ブルーム)と言う百合コンビによる新たなスプラッシュ・スターを提案し
放映を要求する『ネオ・S☆S軍』を編成、2ちゃん地球圏を再び戦火に包むことになるのだが・・・
           それはまだ・・・語るときではない
309駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/25(日) 19:30:18 ID:Y6V4Xu/H
      ―ひょうたん岩先遣艦隊(以後、満薫艦隊)
先遣艦隊長官・ハスラー少将「まもなく地球圏か・・・長い旅路であった・・・」
通信兵「デラーズ閣下より電文が入りました・・・読み上げます!!
  ”S☆Sヘノカワラヌアイジョウト、タイギヘノサンドウ、『ホシノクズ』ヘノ
   シエンヲシャス       エギーユ・デラーズ”
ハスラー「ふふ・・・デラーズめ若干のタイムラグがあるとはいえ、直接通信可能なものを・・・
     そういえば以前も ”カレーヲカッテキテ ♪プ〜リキュア カレーニ シテ シテ♪”
     などと、わざわざ旗艦からの電文で買出し頼んで来たこともあったのう・・・

懐かしそうに目を細めるハスラー・・・彼とは旧知の間柄・・・再会はもうすぐだ・・・
と、そこで突然部下たちが感嘆の声を上げた

部下「おお〜〜〜〜2ちゃんだ!!!」   部下「地球だ!!着いたんだ」
ハスラー「・・・見えたのか!!!」
310駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/25(日) 19:51:53 ID:Y6V4Xu/H
ついに、先遣艦隊は2ちゃん地球圏に到達したのだ!!そのタイミングを計ったかのように、
デラーズから再び通信が入った・・・

通信兵「長官!!デラーズ閣下より追伸!!今度は画像もあるようです!!読み上げます!!

         , -―‐、-、               f二二rj
       / , --{い}、 ヽ.           , '´     ´ヽ
     / /, =、 , =、ヽ 廴       /, , /! /l   i
     「l N  r --- ┐ l,リ'-、      / |/|/ |/ !/| |
     ´lハ. l, ―‐ 、! / ヽ/.       |/l ○   ○ | 「)
    _」ノ 丶!_  __,ノ'   /        |' ヽ r,―ァ  l /´l
  (_|__ /  l_V_/  /'          - イト 二 イ´\iト
     /   〈_/|_〉 /'             / ヘ__∨__| 、 >、
   /\  ィ   /'            ,く_/l 〈_/|_〉  |Yー'
    \   ̄  ̄ ̄ 〉.            ー' !_lー―' ̄/
      ト rー┬ r '´                 |____,. イ
      , ! 」   ! 」                 l__| l__|
    └‐┘  L.」                  {_」 {_}

      お か え り な さ い!   満と薫!!!
             地球圏へようこそ!  ・・・・・です。

この計らいに、多くの将兵が感動した。彼ら満薫派には、彼女たちの降板以来、半年近く
苦難に耐え、再登場を待ち続けた過去があった。この電文は、満と薫がついに帰還を果たした
SS42話のタイトル名なのである!デラーズは彼らのそのときの言葉に出来ぬ想いと、今の彼ら自身の
地球圏帰還への歓迎のとをなぞらえているのだ・・・ハスラーも例外ではなかった。

ハスラー「・・・デラーズめ・・・相変わらず人を泣かせるのが上手い・・・(ニヤリ)これは我々も
     『ありがとうの気持ち』を込めて誠心誠意、協力せねばな・・・」
311駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/25(日) 20:37:29 ID:Y6V4Xu/H
>>306
     ―デラーズ・ニート本拠 ”いばらの郷”―
デラ−ズ「おのれ!ひまわり印を掲げながらこの暴言!!貴様!それでもS☆Sを愛する将か!!」
     (満薫艦隊に電文を送って間もないというのに・・・わが身の不覚ッ!!)」
通信兵「!?満薫艦隊から通信が入りました!電文です!! ”ワガカンタイノシンロニ アイタイスルYP5ト
    オボシキカンエイミユ コレヲセンメツス! コレハ ワレワレカラノ『アリガトウノキモチ』デアル!!
デラーズ「ハスラー・・・め、わざわざ電文で返してくるとはな・・・」
通信兵「追伸です!読み上げます! ”ワレワレガトウチャクノアカツキニハ メロンパントスケッチブックヲ
    ショモウス 『サキトパンヲツクリタシ』 『マイトエヲカキタシ』・・・です!!
デラーズ「くく!!やつめ!お返しのつもりか!ならば我々の答えはひとつしかあるまい!!!
     通信兵!急ぎ返信せよ!!文面は・・・・

    ゼ ッ コ ウ チ ョ ウ ナ リ!! ホ シ ゾ ラ ノ ナ カ マ タ チ!!
    
312駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/25(日) 21:14:28 ID:Y6V4Xu/H
偶然とは、時として人に残酷な運命をもたらす・・・満薫艦隊は別に、『ピンキー11』の発した
”満薫ノゴトキ不甲斐ナイヤシラ”と言う電文を傍受してはいない、しかし退避する774艦隊の
その先には、地球圏に到達した彼らがいた・・・デラーズの元へ向かっている彼らはちょうど挟み撃ち
の形になったのだ。ハスラーは迷わず艦隊戦を命じ、MSを発信させた!!対する連邦は、この時点では
満薫艦隊の存在を察知しておらず、774部隊は安全なはずの進路を塞がれた形となった。初動も遅れた。

満薫艦隊MS隊「全機突撃!!容赦はするな!!腐ったYP5派のヤツラの命など”どうでもいい”!!」

774部隊は、MSを次々と撃破され、母艦も大打撃をこうむった・・・デラーズの電文により士気が向上した満薫軍MS隊の
勢いはSS48話の再来を思わせた!!『ピンキー11』の艦長は残っていた『空箱爆弾』をも射出させたが、
混戦で使いにくい上、満薫派である敵MS隊は、咲と舞の2種しかないその箱に興味を示すことはなかった。
結果、夥しいMSの残骸を残し、774部隊は辛うじて戦線離脱に成功した・・・
313名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/26(月) 12:47:04 ID:CYWie5c4
まるで事前に綿密な打ち合わせをしていたかの様なコンビネーションだなw
314名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/27(火) 02:17:12 ID:3dBv+Yji
つまりふたりは(ry
315名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/27(火) 22:39:03 ID:vYpyQQ1x
爆発の衝撃に気を失い、どれほどの時間がたったのだろう。慶次は痛みで目を覚ました
肋骨をやられたようだ。あたりを見回し、そして目前に広がる宇宙空間に感嘆の声を上げた
その広大さ、星々の美しさに痛みも時も忘れて見入っていた

(駆けてみたい…この宇宙〈そら〉を!…駆け抜ける足が…馬が欲しい!)
とめどなく溢れてくる想いに身を焦がした

…突然、ヘルメットのヘッドフォンから響き渡る自動音声に、慶次は我に返った
「ピ…対人センサーニ反応…ピ…人命救助プログラムニ移行シマス」

(シンか捨丸が探しに来てくれたのか)そう思って顔をめぐらして、ギョッとした
大きな黒い「馬」が背後に迫って来ていたのだ
「松風!?」思わず叫ぶ

もちろんそれは「馬」ではない。巨大な船だった
いったん慶次を追い抜き、速度を落として背後に回りこむと艦首の艦載機射出口らしき扉が開く
そしてゆっくりと慶次を飲み込んで行く。見事な躁艦だ

対物ネットにかかる所で慶次は意識が低下していくのを覚えた
「いかん…酸欠か…」
316名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/27(火) 22:42:18 ID:vYpyQQ1x
慶次が目を覚ました所はどこかの医務室のベットのようだった
「だんな、あぶない所でしたね、酸素ボンベは空っケツでしたよ」

三人の男が慶次を囲んでいた
「あっしらはサイド6のジャンク屋でしてね。三日前に性悪な偽装機雷にやられて
 漂流中にだんなと同じように飲み込まれたんでさぁ」
「性悪な偽装機雷?」
「咲ちゃんのフィギュアの空箱でしたよ。あやうく直撃するところでした」

それぞれスティーブ、イワン、ゴードンと名乗った
「…手当てをしてくれたのか…ありがとう。オレの名は前田慶次郎利益」
脇腹に手をやると綺麗にテーピングしてある

「ええっ!…あの伝説の!」「バンダイカーンに『傾き御免』を約束させた?!」
「慶次さんでしたか…」
三人は興奮して顔を見合わせる

「ス…ス…ステにイワ、ゴドーか…よろしく頼む」
うまく発音出来ず、やや強引に省略して、頭を下げた
「よして下さい!」「顔をお上げになって!」「スペースノイドは相身互いでさぁ!」
口々に恐縮する

「ところで、この船の乗組員は?」
三人はまた顔を見合わせた
「それについては私から…」ゴードンと名乗る男は元連邦軍技術士官だ、と言う

…元々この船はペガサス級戦艦のスタディモデルとして試験的に作られた実験船であった
ペガサスよりも一回り大きいのはその為だ
だが、完成間近に乗組員と開発に関わった技術者三百人以上が死亡するという大事故に見舞われた
原因は不明だった
その後も実験中に艦長が変死するなどの事故が多発し「悪魔の船」とうわさされ、
乗艦拒否をする者が相次いだと言う
その後の経緯は不明だが無人のブービートラップ艦として戦争終了間際、この空域に配備されたのだ…
317名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/27(火) 22:51:09 ID:vYpyQQ1x
「この船が待ち伏せしている犬みたいなものです。小惑星に張り付いて、敵の艦船が通り過ぎたら、
 後ろから、ガブリと…おまけに動き回るから始末が悪い。ひでぇ話だ…」

「…では、この船は捨てられているのだな?」
「え?…そう言う訳じゃないんでしょうが…何年も放置されている所を見ると何とも…」
「こんなに立派なモノを…もったいないではないか!よし、オレが貰った!!」
「ええっ!『悪魔の船』ですよ?それにこの船にはナゾが多いんです」
…無人の船なのに何故、空気が循環してるのか?何故、医療品や食料が完備しているのか?
何故、人命救助を行うのか?…
「それに格納庫とこの部屋以外のドアはみんなロックされてて開かないんですよ」

「分からぬのなら、聞いてみるまでよ!」
慶次はそう言うと天井に向かって大声で叫んだ
「おい!聞こえているんだろ?答えてくれ!」
間髪を入れず、先ほどヘルメットの中で聞いた電子音声が答えた
「ピ…ゴ質問ヲドウゾ」

振り返って三人に訊ねる「この船で一番見晴らしがいいのはどこかね?」
「…やはり、艦橋でしょうか?」スティーブが答えた

「艦橋へ行きたい。通してくれ」
「…ピ…了解」ドアが開いた

「…驚いた…音声認識とは」「でも、不思議だな。だんなの言う事しか聞かないみたいだぜ」

「ピ…エレベーターニ、オ乗リ下サイ」
艦橋に着くと大きな窓に広大な宇宙が見える
「すげえ…これ、みんな自動で動いてんのか」三人はコンソールやレーダー類を眺め回している

慶次はまた、大声で言う
「おまえが、この宇宙(そら)を駆けるのを見たい!見せてくれるか?」
「ピ…艦制御運動デモストレーション開始シマス…耐G姿勢ヲトッテ下サイ」
三人は一番前の航宙士席に慶次を押し込んでシートベルトを掛け、おのおの手近な席に着く

皆がシートベルトを着用し終わるや否や、船は猛然と加速を始めた
急制動、急旋回、大型艦とは思えない速度で小惑星帯へ突っ込む
「うひゃあ」「ひぃ」三人が悲鳴を上げる中、慶次は少年のように瞳を輝かせる
小惑星を右へ左へ、人力では及びもつかない速度でかわしてゆく
「やはりそうだ!おまえは松風だ!宇宙の松風だ!」いつの間にか慶次は叫んでいた
318名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/27(火) 23:24:09 ID:vYpyQQ1x
三人は顔を見合わせて首を傾げた
「一体、この船の航法コンピュータはどうなってるんだ?」
「こんな制御システムを持った船なんて聞いた事無いぜ」
「まるでペットみたいにダンナの言う事には従順だし」

「ペットだって!?」ゴードンが飛び上がって驚いた
「…ペットで思い出した…連邦の技術部で聞いた事があるんだ」
ごくりと息を飲み込んで続ける
「…艦制御システムの一部に動物の…脳を使う研究をしている部署があるって…」

「そんな…そんなおぞましい研究が…」
「…それがこの船に使われているって言うのか…一体何の動物が…」
「わからない…ただ、動物の脳を使ったシステムは艦制御の飛躍的向上を
 もたらすって言う話だ」
「それにしたって、ナゾが多すぎるぜ、この船は…」

慶次は三人の話を黙って聞いていたが、また、天井に向かって叫んだ
「なあ、オレと一緒に行かないか?オレの足に…馬になって欲しいんだ!」
319駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/28(水) 00:28:42 ID:mj20yUO8
目の前に広がる閃光、そして激しい衝撃。網膜が焦がれ爆音に意識をさらわれ
シンの意識は闇に落ちてゆく・・・(け、慶次・・・さん)
慶次(・・・シン・・・おいシン!生きておるか?)
シン(け、慶次さん・・・こそどうしたんですか?『生きてるか?』なんて)
慶次(ん?よし!大丈夫なようだな。ならよし!おいシン!オレはしばらく
出掛けるからな!後のことは頼んだぞ。)
シン(は?そんないきなり・・・それに今がどんなときかわかるでしょ!デラーズ・ニート
を止めなくちゃ!今慶次さんにいなくなられたらオレは・・・ルナだって・・・)
慶次(・・・・・・帰ってくるさ)
シン(え?いつ?・・・いつなんですか!!)
慶次(そうだなぁ・・・お前と、ガトーが最後の決着をつけるとき・・・だろうな)
シン(じ、じゃあずっと一緒にいて下さいよ!そんなの・・・いつか分からないじゃないですか!!お願いですから・・・
慶次(おいおい、情けないことをいうな。大丈夫だ・・・俺は必ずおまえらの闘いを
、行く末を見届けに来る。それが俺の・・・与えられた『役割』・・・だか・・・ら)

そこまでいい終わるや、慶次の体はおぼろな霧のように薄れていく・・・

シン(慶次さん!慶次さんーーーッ!!)
慶次(・・・とりあえず・・・お前の・・・お前が守った枯れかけの『咲』をもう一度咲かせるん・・・だ、
新たないくさ・・・装束として・・・そしてガトーに見せつけて・・・や・れ)
320駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/28(水) 21:40:19 ID:mj20yUO8
シン(慶次さん!!まってくれ・・・) ガバッ
捨丸「あ!シンさん目覚めましたか。よかったーここは医務室ですよ」
シン「おれ、ガンダムで降りてきて・・・!慶次さんは!?」

捨丸は目を伏せ、説明をしてくれた。ガンダム着艦直後に起きた爆発で慶次が宇宙空間に投げ出されたこと、
あれから丸一日たったこと、ガンダムは無事なこと今もルナマリアが必死に捜索していること・・・

捨丸「ん?この音は・・・ルナさんがかえってきたようで・・・」

シンは、すぐにベッドから飛び起きると痛む体をひきずるように、MS格納庫へ駆け出した・・・
格納庫は大穴が開いていた。当然気密などなってないので手前の部屋でルナを待つ
やがて、疲れ切った顔をした彼女がやってきた。

シン「ルナ!慶次さんは!?」

返事がない・・・ルナマリアは思い詰めた顔のまま、首を力なく横に振った
321駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/28(水) 21:41:59 ID:mj20yUO8
シン「そうか・・・で、でも大丈夫さ!慶次さんがそんなに簡単に死ぬもんか!次は俺も捜索に・・・
パァン!!
シンが言い終わる前に、ルナマリアが彼の頬を叩いた。茫然とするシン・・・ルナは、悲しみと怒りが交じった、
冷たい声をとぎれとぎれに発した。

ルナ「なんで・・・ガンダムで出たの?あんな機体で・・・」
シン「・・・な、何をいってるんだ、ルナを援護しようと・・・
ルナ「・・・それに何?慶次さんなら大丈夫!?宇宙空間がどれだけ過酷かは・・・あんたも分かってるでしょ!!
勝手な事して、勝手にピンチになって・・・ううっ・・・慶次さん・・・!
シン「そ・・・そんな、ガトーだって襲ってきたんだ!ルナだけじゃ守り切れなかっただろう!!」
ルナ「なんとかした!!なんとかしてみせたわよ!・・・」
シン「それじゃあ・・・何か!?おれが慶次さんを殺したって言いたいのか!?」
ルナ「アンタがこんな分からず屋と分かっていたら・・・っ!」
シン「わからず屋はルナの方だーーーッ!!」

突然に襲ってきた不幸・・・その衝撃は若者たちから平静さをいとも簡単に奪い去り、ただの感情の刺と化した言葉は、
追い打ちのように互いの心を傷つけあっていく・・・その後の懸命な捜索にもかかわらず、ついに慶次は見つからなかった。
傷ついた『咲』はただ悲しそうにMS格納庫でメンテ姿勢の猫背でそんな彼らを見つめていた・・・
322名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/28(水) 23:32:08 ID:uLS0kRBZ
慶次がどんなに口説いても、船はこの空域から動こうとはしなかった

スティーブ、イワン、ゴードンの三人はひとまず自分達の船を修理に専念する事にした
宇宙空間に散らばる宇宙船の残骸や部品などを拾い回るための船だ
最近はサイド6近辺は金になるブツが少なくなってきたため、
この空域まで遠出して来て災難に巻き込まれた

慶次がコンピュータに命じて資材庫の扉を開けさせたので作業ははかどり
半日ほどで修理を終えると、彼らはサイド6へ帰る準備を始めた

「だんな、あたしらとサイド6へ参りましょう。お仲間に会えるように
 あたしらも手を貸しますんで」
三人は口々に「一緒に行こう」と誘ってくれる
だが、慶次はどうしてもこの船をあきらめきれず、とうとう「うん」とは言わなかった
「オレはこの船に残る。お前達には世話になった。礼を言うよ」

「とんでもない!あたしらもこうして『お宝』を手に入れる事ができました。ありがとうございます」
スティーブ達の船には資材庫の資材が山と積まれている。抜け目の無さに慶次は苦笑するしかなかった

「…それで慶次さん、この船のデータベースから気になるビデオを見つけまして…」
これを見て下さい、とコンソールを操作する
「前後の情報が欠落していて、よくは判らないんですが…」

ビデオが唐突に始まり、おでこを出した髪の長い女性が映し出される
『…この子は幾分、引っ込み思案の所がありますが、時間をかけて、愛情を持って接すれば
 必ず乗組員の皆さんのご期待にそえる事でしょう…』
何かの操作説明をしているその姿は、どことなく『薫』に似ていた
323名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/28(水) 23:40:04 ID:uLS0kRBZ
「この女性は…この船の制御システムの開発担当責任者の一人です」
ゴードンが画面を指して言った
「この空域まで試験運転に来て、ここで事故が発生し、亡くなったようです」
「ここで、か…」

「その後何回かの実験、改修を繰り返し、ある時、S☆S放映中の実験施設で職員が
 視聴覚室に集まっている隙に出航…いや脱走と言うべきでしょうか…記録が残っていました」
「連邦では軍規でS☆Sは全裸待機と決まってましたからね。全裸じゃ追っかけられない」
「ブービートラップ艦じゃなかったのか…確かにおおやけにできんわなw」

「その放映は何話なのだ?」 慶次は問う
「確か42話…薫と満が復活する回でした」
「じゃあ、この船は薫に似たその女性が復活して、ここに帰って来ると思ったのか…」
「あくまでも推測ですがね」

「ところで…この船の外側は結構、損傷してますぜ…何回か戦闘したみたいだ」
「連邦艦隊とか?…連邦軍としてみれば、消し去りたい船なんだろう…」
「だんな、やっぱり、あたしらと行きましょう!この船は危険だ」

一同はしばらく沈黙していたが、静寂は電子音声によって破られた
「ピ…対艦センサーニ反応…類別、友軍…サラミス級、数、3、後方ヨリ接近中」
324名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/28(水) 23:45:05 ID:uLS0kRBZ
一体、何が始まったのか?いぶかる三人は慶次を振り向いた
「…いよいよ連邦はこの船を抹殺しに来たようだな」
「早く逃げましょう!」
「無駄だよ。お前達の船じゃあ、連邦のMSは振り切れまい…」
「わけを話せば判ってもらえますよ!」
「甘いな…この船の秘密をオレ達は知ってしまった…良くて監獄行きだろう」

スティーブは頭を抱え込んでしまった
「『松風』に任せるしかあるまい…それに、これは…」
「ど、どうなさったんで?」
「『鹿追』だ…猟犬で追い立てて、側面か正面から待ち伏せて鉄砲でズドン…その両方かも」
慶次は舵輪の前で腕を組んだ
「何日も前から見張っていたに違いない…オレ達が飲み込まれる所もな」

「ピ…友軍、接近中…」
(…不憫な…おまえは何を指してヤツラを『友軍』と呼べるのだ…)
325名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/29(木) 00:58:30 ID:y8iSlbId
慶次は意を決して三人を振り返った
「身にかかる火の粉は振り払わねばならん!ステ!イワ!ゴドー!
 オレを助けてくれ、頼む!」
「…やれやれ、乗りかかった船だ、行くとこまで行きましょう!」
三人はあきらめ顔でオペレーター席にそれぞれ着いた

「全速前進!正面にいると思われる敵主力に先制攻撃をかける!」
「ピ…了解、加速シマス」

見る見るうちに三隻の巡洋艦を引き離し、レーダーから艦影が消えた
ほっと息をつく三人に慶次はゲキを飛ばした
「まだだ!じきに敵さんの主力が現れるぞ!」

連邦艦隊は五隻の艦列を並べ、小惑星の影から待ち構えていた
「ほう、予定より早いな…よし、一斉射撃用意!!」
連邦の艦隊司令はニヤリと笑って舌なめずりを始めた

「うひゃあ!戦艦が5隻もいやがる!」
「『松風』!攻撃はお前に任せる!その力を見せてくれ!」
慶次が叫ぶと、答えるかのように舷側のメガ粒子砲の格納扉が開いた
…だが、何も出てこない。故障か?そう思う間もなく先に敵艦が発砲した

無数に放たれた砲弾とミサイルは暴風と化して「松風」に殺到する
「だめだ!避けられない!」
しかし慶次は恐れ気も無く舵輪の前で腕を組んだままだ
「ピ…障害物ヲ排除シマス」

クククっと艦橋前にせり出したレーザー砲が小刻みに動いているのが見える
すると船の前方で次々と爆発が起こり、ついに一発の弾丸も命中しなかった
「レーザー点射だ!こんな技術が実用化されていたとは…」
興奮してゴードンが叫んでいた
326駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/29(木) 01:37:20 ID:0ZKTZ8u5
シンたち一行は機体の修理と補給のため、暗礁宙域を抜け月に向かうことになった。慶次の捜索を打ち切るのは
断腸の思いであったが、この場所に留まること自体が危険なのだ・・・捨丸の冷静な判断だった。
シンは目から光が失われ、慶次が残していった酒をあおる有様、ルナはルナで自室から一歩も出てこない・・・
捨丸は今更ながら彼らにとっての慶次の存在の大きさを思った。

捨丸「旦那ー早く帰ってきて下さいよー。どーせ旦那の事だから生きてるんでしょ
・・それに旦那を殺すのはあっしなんですからねー」シンさん、このままじゃまた腐っちまう・・・」

月・・・この言わずと知れた衛星に存在する都市(スレ)群の住人たちはそのほとんどがS☆S一年戦争時
にも隠然たる影響力をもって 、相対する両陣営の間に存在した初代プリキュア、なぎほの派である・・・
かつての莫大なおもちゃ売り上げによる経済力をバックに両陣営を暗躍しその自治を保ってきた経緯があり、
その秘めたる力は当時のS☆S軍さえも接収を控えた程である・・・だが彼の地へのひさびさの上陸でさえも
シンと・・・ルナの心は踊ることはなかった。この、プリキュアの母なる地で彼らは何を・・・思うのか。
327駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/29(木) 01:39:35 ID:0ZKTZ8u5
捨丸が月の宇宙港で管制官と手慣れた様子で入港手続きをすませて行くのを横目に、シンはアルコールに焼けた表情で
ぼんやりした意識でただ、たたずんでいた・・・ルナとはあれから一言も喋っていない、もうどうでもよくさえ
思えてきた・・・とりあえず入港許可が下りたらしい。シンはふらついた足でタラップを降りて行く
月面都市、フォン・ブラックの土を踏みしめた。とりあえず石ころを苛立ち紛れに蹴り飛ばす!町並みを見渡せば
そこかしこに誇らしげに初代プリキュアのグッズが並んでいる・・・その店頭のワゴンセールのなかに乱雑にテキトーな処分価格の値札を
貼られているドールは・・・ブルームとイーグレット!?。やりきれない苛立ちがシンをまた、荒ませた。

シン「くそおおおおーーーーっ!!!」

シンは、迷わず己の衝動任せにワゴンを蹴りどばす!!店員が出てきて罵声を浴びせたが、シンは
逃げるように人込みの中に消えて行く・・・その後ろ姿をワゴンから投げ出され、こぼれた咲と舞が、哀しげに見ていた。
328駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/29(木) 01:41:35 ID:0ZKTZ8u5
シン・アスカは、荒れていた。自身に刻み込んだ悔恨と、ルナの言葉の重さは、逃れる場所を求めてこのフォン・ブラックの地を徘徊させる・・・
ある時はプリキュアショー帰りの女の子に『あの着ぐるみのなかはおっさんなんだよー』と暴露してからかい泣かせ、
ある時はカップル客のカラオケボックスに乱入して、プリ歌を歌うだけ歌い、場をメチャクチャにし
またある時は同人ショップで勝手にビニールをあけてプリキュアのエロ同人を立ち読み下挙げ句、
『ふた○りネタはもういいっーの!』などと暴言を吐いてくだをまく始末・・・
酒の勢いがそのやり場のなさを加速させていた。時は彼の心を癒すどころか、慶次がいない現実を突き付けるだけだった・・・
月に入港して三日目の朝、泥酔して帰ってきたシンは格納庫内にあるガンダムの前でゲロを吐いていた
そこに、久しぶりに外に出てきたルナマリアが通りかかる

ルナ「なに・・・してるのよ?・・・何してるのアンタは!?こんな時にっ!捨丸さん達は私達のためにいろいろと動いてくれてるのに!
シン「ははは・・・・いいじゃん・・・そんなのオレの勝手!・・・んじゃね」
ルナ「・・・馬鹿ーーーッ!!」
329名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/29(木) 03:16:16 ID:uypQc8f4
咲き誇る事、花の如く
優雅に舞う事、鳥の如く
吹き荒れる事、風の如く
闇を照らす事、月の如し――――

花の慶次(コッペパーン ジャム塗ったらアーンパーン)

原作 2chスレ「シン・アスカと前田慶次がプリキュアスプラッシュスターを応援するスレ」

脚本 その辺にいたオッサン

音楽 千住明

出演(旗)
前田慶次(馬の蹄)
シン・アスカ
松風(空)

奥村永福  結城秀康  
服部半蔵  風魔小太郎
捨丸 岩兵衛 

真田幸村 猿飛佐助(水)
レイ  四井主馬
ルナマリア  ステラ
直江妹  飛加藤

満  薫
咲 舞(花)

カルロス 蛍
遺作 痔悪化(日本地図)
佐々成政  シーマ
ゴーヤーン アクダイカーン
その他(ムカデ)
(三色旗揃い踏み)

上杉景勝(騎馬隊直進)
直江兼続(軍配)

伊達政宗
ガトー
風魔小太郎
デラーズ

豊臣秀吉
徳川家康
330名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/29(木) 04:14:24 ID:jdPgeaqa
あげ
331名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/29(木) 12:44:37 ID:0F8jN/jm
風林火山かっw
というか、中々面白くなってきたなぁ最近の流れ。
332駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/29(木) 23:13:12 ID:0ZKTZ8u5
フォン・ブラックの夜、しかし繁華街は例外なく騒がしい・・・その片隅でシンは殴られていた。また今夜も
プリキュアシャンパンに大量のウオッカを足したもので酔っ払い(慶次が残していった酒は飲み尽くした)
大声で、まかせて☆Sprash Star☆を歌いながら大通りを我がもの顔で闊歩していた時に数人のガラの悪い男たちに
絡まれたのだ。騒々しい喧騒に紛れて鈍い打撃音が繰り返し響く・・・
男たち「おい兄ちゃん、ずいぶん威勢がいいじゃねえか!この、天下のなぎほの様のお膝元であんなクソ歌
唄ってくれてよー!今をときめくデラーズ・ニート気取りか?ああ!!(ドカ!バキ!)」
シン「ぐわっ!!(ポトッ)」
男たち「なんだこいつプリキュアドール持ってたぜ!!しかもブライト!プギャー!(ドカ!バキ!!)」
シン「か・・・帰せっ・・・!(ガク)」
男たち「ま、にいちゃんはもう少し体を鍛えるこったな。そんなザマじゃ
デラーズ・ニートに入ってもすぐ連邦にやられちまうぜーギャハハ!!」

ようやく、解放されたシン・・・彼らはブライトのフィギュアを無造作に倒れているシンに投げ帰しで、去っていった
シンは薄れていく意識のなか、それを拾おうと手を伸ばすが、それより先に何者かの手がフィギュアを拾う・・・
辛うじてうえを見上げると、見知らぬ、片腕の男が立っていた。そこで、シンの意識は途切れた・・・
333名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/30(金) 17:38:23 ID:REuD2JW0
なんか前スレに比べてシンの扱いが悪くなってる気がする・・・
334名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/30(金) 20:24:51 ID:+wdBtv2t
このスレはカオスだなぁ、ほんと
335名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/31(土) 00:59:22 ID:6xiU5RfK
連邦艦隊の一斉射撃をレーザーによる「点撃」で撃ち落としたものの
「松風」の危機的状況に変わりは無い

続く第2斉射を撃ち落とし、回避できたものの、第3斉射を撃ちもらし
ついに至近弾をあびてしまった。避けるのが遅れたのだ

連邦艦隊司令部は歓声に沸いた
「よし、もう一息だ!艦隊の間隔を広げて包囲陣を敷け!」

「ピ…左艦首外殻破損…航行ニ支障ナシ」
サイドパネルの一つに船の三面図が映し出され、左前方の一部が赤く表示される

「…はめられたな。『松風』はオレ達を乗せたままでは本来の動きができん」
「…と、いいますと?」
「なるほど…この船の推力を持ってすれば、人を乗せなければ何十Gも加速できるはず」
「オレ達は偶然に『松風』に拾われたんじゃない。拾われるように仕向けられたんだ」
「…っていうと、サイド6のバーでこの空域が穴場だって教えてくれた男も…」
「やつらの仲間かもな…多分、オレもどこぞの空間で気を失って漂っている所を
 ここまで連れてこられたのかも知れん」

爆発の閃光が慶次の横顔を照らす
「ここまでコケにされては黙っておれん…『松風』!まだ他に武器はあるのだろう?
 まずは一番端の船からかたずけてやるのだ!突っ込め!」

「松風」は左翼の端の戦艦に狙いを定めるとさらに加速を始め、次の武器の準備に入った
そして、さきほど舷側の扉が開いた場所から出てきたのは…巨大なビームサーベル発生装置であった
艦内電圧が一気に下がり、「悪魔の船」は、その力を見せつけた

直径5m全長100mにも及ぶ光の柱が舷側からそそり立ち、それは翼のようにも見えた

目標にされた艦は狂ったように応戦し回避しようともがいたが、無駄だった

『松風』が通り過ぎた後、文字通りにスライスにされた戦艦は、哀れな最期を遂げた
336名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/31(土) 19:51:07 ID:OdqR0wAa
337駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/31(土) 22:19:35 ID:ZtEMJ8b5
???「ほんとうに・・・・それでいいの?・・・・・本当にそれでいいの?シンさん」
シン「・・・・?舞・・・ちゃん・・・か?」

まただ・・・またおぼろな夢。慶次さんの次は舞ちゃんか・・・正直、今の彼には舞の囁きさえ
耳に痛いだけだった・・・

舞「辛いんですね・・・ごめんなさい、私たちのせいで。もう、いいんですよ・・・もう。
  私たちを応援してくれなくても・・・。辛いのなら・・・でも、あなたのそんな姿だけは見たくない!!
  お願い、ルナさんの・・・みんなのところへ戻って。そしていつものあなたに戻って!!
  このままじゃ、シンさんどんどん辛くなっていくだけ・・・ルナさんもどんどん・・・慶次さんだって
  絶対、そんなあなたを・・・・ねえ、本当にそれでいいの?」
シン「ダメなんだ・・・・もうオレは・・・猫背だとかどうとか、そんなレベルの話じゃないんだよ!!
   オレは・・・ステラ・・・『守る者』『守りたいもの』があった。守れないものもあった・・・でも、
   その悲しみはみんなや、君や咲ちゃんが癒してくれた・・・でも違うんだ!慶次さんと言う・・・自分を
   『守ってくれる人』『導いてくれる人』がいなくなった・・・かもしれないと思った時、今までの自分が
   一気に・・・崩れた・・・ルナとだって、慶次さんがいなくなったとたんにあのザマだし・・・ガトーさんが
   言ったんだ・・・『慶次さんという看板がなければ何も出来ないヤツ』って。戦ってるときは、気にも止まらなかった
   言葉が、こんなに重いなんて!!オレはあの時、ガトーさんに言おうと思ってた言葉があったんだ・・・
   でも今にしてみればオレが・・・こんなオレが何を一体偉そうに言うつもりだったんだ?そう、思うと
   ただ情けなくて・・・あの、自分の信念をつらぬくどこまでもまっすぐな瞳に!眼光に!何をいえるんだ?
   言えたとしても、慶次さんの威を借る代弁者・・・じゃないか!!!笑ってくれよ!舞!今、たった今気づいた!
   オレ・・・慶次さんに嫉妬してるんだよ!!ガトーにも!!今までさんざん慶次さんの後ろにいたくせに!
   あの人達の”舞台”に上がれないからって・・・もう、いいだろう!ガトーなら君達を守ってくれる!!
   絶対諦めないで君たちを守り抜いてくれ・・・・・

舞「・・・・だめなのよ・・・・あの人は」

そう、舞はポツリと言った・・・涙を流すわけでもなく、ただ・・・とてつもなく冷たい、酷薄ともとれる
表情で・・・シンは、この可憐な冷たさに戦慄を覚えた
   
338駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/31(土) 22:51:22 ID:ZtEMJ8b5
舞「あの人は・・・ダメ・・・正しいのは・・・あなた・・・今、あなたが胸に秘めている言葉・・・」
シン「舞・・・ちゃん・・・何を、言ってるんだ!?本当に、舞ちゃんなのか?」
舞「あの人は、悲しい・・・悲しみしか残さない・・・残せないひと・・・なの。本当にまっすぐな人よ・・・
  まっすぐだからどこまでも突き進んでゆく・・・そしてみんなの気持ちさえ置いていくの・・・私と咲さえも・・・」
シン「正直、よくわからないけど、オレの、あの言葉なんかで・・・『本当にそれでいいのかい』?

その瞬間、舞の表情がまた変わる・・・うれし泣きをこらえるかのような、不思議な顔で。

舞「ええ!『本当にそれでいいの』!ガトーさんにいってあげて!!それは慶次さんにだってできない、
  あなただけの・・・あなただから上がれる『舞台』なの・・・お願い。」

シンは、自分のの心に再び熱が篭るのを感じていた・・・でも、まだその熱にはとまどいがある。

舞「わたしも・・・あなたのこと、応援してるからね。それと、わたしたちと・・・よかったらこれからも・・・
  変だね、私さっきとぜんぜん違うこと言ってる。」

そこで・・・いつもの、見慣れた舞の顔に戻る。その変化に、シンはまた、熱を覚えた!

舞「それじゃ、さようなら」      シン「え?ま、待ってくれ!!」

まただ・・・また、おぼろに消えてゆく・・・・・シンは飛び起きた!見知らぬ、部屋で。
傍らには、煌めく、白銀の羽があった。
339駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/31(土) 23:30:17 ID:ZtEMJ8b5
目が醒めたシン・・・ここはどこだ?まだ、体が痛む。とりあえず起きてみる・・・裏口
らしき扉があったので出てみた・・・そして表に回ってみるとそこには・・・
         ホビーショップ ☆レズナー☆ 
と言う看板があった。なんか気が抜けた・・・店内に人影がある、店の扉をあけ入っていく。

片腕の男「ん?客か!・・・お前は・・・目が醒めたのか?食欲はあるか?あるならメシにする。
     顔を洗って奥に来い!」
シン「あ、あの・・・」

とりあえず、言われるがままに食卓につくシン・・・酒のせいであまり食欲はなかったが・・・

シン「あの、助けてもらったみたいで、ありがとうございました・・・」
片腕の男「フン!なんだ、素直だな。昨日、やさぐれてたヤツとは思えんな。
     憑き物が落ちたって顔してるぞ、今は!」

シンは昨日の夢のおかげか大分心が軽くなっていたが、それだけではない・・・どうやら
このホビーショップの店長らしいこの男は、男の眼光は彼にとって見かける機会が多かったもの・・・
”いくさ人”の目をしていたからだ・・・このような場所にはおおよそ不釣合いな。やはり、このまなざしには・・・弱い。

ケリィ「フン!オレはケリィ・レズナーお前は」   シン「シン・・・シン・アスカ」
ケリィ「シンか・・・シン、どうしてお前S☆Sのドール持ってたり、歌唄ったりしてたんだ?
    まさか本当にデラーズ・ニートの真似事してたってわけでもあるまい?」
シン「違います!どっちかって言うとその逆で・・・いえ!と、ところで、この店、いろんなジャンルのホビーが
   置いてあるみたいですね!!ミリタリーのスケール物とか、ガンプラとか・・・美少女フィギュアもたくさん」
ケリィ「フン!気に入ったのがあったら持って行け・・・これも何かの縁だひとつぐらいならタダでやる。そのかわり
    もう昨日みたいなバカなことはするんじゃないぞ!!ああ、そこにある1/100のデスティニーガンダムって
    やつはみんな持ってってもいいぞ!売れんで困ってるんだ!!まったく、主人公のメカが一番売れないなんて
    初めてだ!!(これ、近所の模型屋で聞いた実話なんだけど、本当なんだろうか?)」
シン「ショボーン (´・ω・`)」
340駄文さん@お腹いっぱい:2007/03/31(土) 23:46:54 ID:ZtEMJ8b5
シンはとりあえず言われるまま、興味もあったので店内をいろいろ見ていたが・・・
店内ではなく、店の奥・・・の個室にある作業台と、その上にある人型に目が留まった。
ものすごく気になる形をしていたからだ。そして奥に入り、思わず手にとって見る。
1/6スケールくらいの、いわゆる美少女フィギュアキットの作りかけ・・・と言うより、フル・スクラッチ
だった。そして何より気になったのはその造形・・・このキャラクターって、もしかして・・・
ちなみに、そのさらに奥には、ありえないほど広い地下施設への入り口と、中には巨大なMAが
眠っていたようにも見えたが、それは華麗にスルーしたシンであった・・・と、そこで、いきなり強い力で、
肩をつかまれ、シンは後ろに投げ飛ばされた!!ケリィだった。激しい憤りの表情で

ケリィ「おい!そいつに触るんじゃない!!何をしてるんだ!!」
シン「あてて・・・ケリィさん、これってもしかして・・・キュアイーグレットのフィギュアじゃないですか?」
ケリィ「それは売り物じゃないぞ!!それはただのガラクタだ!!おれの道楽のな!!分かったら部屋からでろ!!」

なぜそこまで激昂するのか、シンには分からなかったが、思わず目に止まったその造形の巧みさ・・・
シンのような素人にも分かる、未完成ながらも素晴らしい出来映えだった。

シン「すごい・・・変身時の背景の翼まで表現してある・・・それに、この凛々くて、可憐な表情・・・

シンは夢に見た舞のイメージそのもの・・・そうとまで思えた。
341駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/01(日) 00:10:02 ID:3hzA66SJ
ケリィは、シンとの悶着で棚から崩れ落ちたプラモの箱を戻そうとした・・・しかし片腕では
なかなか難儀しているのがありありと伺えた・・・思わず手を貸す・・・こういってはなんだが、片腕で
こんなに見事な作品を作れるものなのだろうか?作業台にも埃がかぶさり、作業は止まっているようだった。

シン「あの・・・このイーグレット、ケリィさんが作ったんですよね?もう・・・これ以上は作らないんですか?」
ケリィ「フン!余計なお世話だ」

そうは言うものの、シンから取り戻した時のケリィの目は真剣そのもの、とても大事なものらしいのは
間違いなかった・・・やはり片腕のせいなのだろう・・・どこか、フィギュアを見つめる目は悲しそうだった。
そして、昨日の夢のせいもあるのか、シンはこのイーグレットの完成した姿が無性に見たくなっていた・・・
思わず、再び手にとって見ていた。なぜか、完成させなきゃいけないとさえ思えてきた。あの夢の舞に
あえるような・・・そんな気が。

ケリィ「おい!!いい加減にしないと・・・!!」
シン「ケリィさん!!お願いがあるんですが!・・・しばらく、ここにおいてもらえませんか?」
ケリィ「何?おれには人を雇う余裕なんてないぞ?」
シン「構いません、そして、この舞ちゃんを完成させるのを、手伝わせて欲しいんです!雑用でも何でも!!」
ケリィ「・・・・・フン!好きにしろ!!」

意外なことに、許しが出た、荒れていた自分が曲がりなりにも明るくなったのに水をさしたくなかったのか、
案外、面倒見のいい人なのかもしれない。シンはそう思った・・・こうして、このフォン・ブラックの最下層にある
ホビーショップに、にわかバイト店員が誕生した。
   
342名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/01(日) 20:57:23 ID:Stmq7CDI
ビームサーベルは音も無く格納されていく
擦れ違う時にかなりの至近弾を浴びている。直撃が無かったのは幸いだった
慶次を始めとする一同は声も無かった
連邦艦の追撃は鈍く、やがてレーダーからはその姿が消えると皆の深いため息が漏れる
「なんですか、この巨大なビームサーベルは!」
「あのレーザーもそうだが…これは今までの技術の拡大版だ…極めて非合理的だがな」
ゴードンが解説する
「こっちも酷くやられたみたいだが…連邦が抹殺したがっているのも解る…
 これじゃあ、ただの虐殺だ!」
「だんな、早くこの船を降りましょう!この距離なら連邦のヤツラも追って来れない
 この船は危険すぎます!」

「…そうか、世話になったな。オレはまだやる事が残っている。お前達だけ逃げろ」
「一体、何をなさるんで?」
「ヤツラの親玉を一発殴ってやらんと気がすまん!」
「…またそんな無茶な事を…平気な顔をして言うんだから…
 …わかった!わかりましたよ!お供しますよ、もう…」
343名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/01(日) 21:01:18 ID:Stmq7CDI
「松風」は大きく円弧を描きながら連邦艦隊が展開していた場所へ戻る事になった

「よし、『松風』、接近したら連邦艦隊の武装だけを狙って撃て。旗艦に接舷するぞ!
 MSも同様、武器だけを狙え」
艦内装備を確認しながらゴードンが言う
「だんな、遭難船救助用の移乗用アンカーチューブを使いましょう
 左前方格納庫の待機所へ移動して下さい」
慶次についてスティーブとイワンが待機所へ向かう
「こいつはスゲエ!戦闘宇宙服…だけじゃない!装甲戦闘服もあるぞ!」
白兵戦用の装甲服を慶次に手際よく着せてゆく
「…手際がいいな…どこで習ったのだ?」
「軍隊にいっていた頃にね…技術も身につくし、何よりメシの心配をしないでいいですから
 …できましたよ、だんな」

「む?体が軽く感じるな…これは?」
「倍力構造が組み込まれています。機械が力を補助しくれるんですよ…だんなには不要でしょうがねw」

連邦艦隊は集結をして次の作戦に移る準備をしていたが、
短時間のうちに『松風』が戻って来るとは思ってもいなかった。
接近とともに蜂の巣を突付いたような騒ぎとなる
先ほど伏せておいて間に合わなかったMS隊が迎撃に出たが、それは一斉射撃を遅らせる結果となった

『松風』も学習したらしく、艦隊中心部から遠い艦を選びながら円を描いて回り込み
その攻撃力を封じていく

MS隊は精鋭のジムコマンドであったが頭部と両腕を撃ち抜かれ、母艦に撤退を余儀なくされ
やがて艦隊は我先に遁走し始めて行く

「敵旗艦と思しき艦に接舷!だんな!いつでも大丈夫ですぜ」
「よし!いくぞ!」
344駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/02(月) 00:00:57 ID:3hzA66SJ
  ―Yes!プリキュア5本スレ(サンク・ルミエール要塞) ナッツハウス鎮守府―

かつてS☆S一年戦争時、S☆S派軍の本スレ”夕凪”要塞と呼ばれていたこの宇宙要塞は
最大の激戦地となり、終戦後、YP5連邦の本スレとなり、”サンク・ルミエール”と呼ばれていた。
今、この地では番組とスレの好調によるYP5の人気・売上げ的戦勝を高らかに宣言し祝うための式典
『観艦式』の準備のため、各関連スレから続々と連邦艦艇が集結しつつあった・・・。

連邦高官「みよ・・・このスレの伸びと艦隊の威容。そしてスレの特に荒れもせず静かなこと・・・どこにSS儲共の徘徊がある。
     デラーズめ、来るなら来いだ!!圧倒的な住人の戦力差を教えてやる!!。・・・おっと、お茶の時間だ。
     私は、ミントティーがいいな・・・お茶菓子は豆大福で頼む」
部下「は、、しかし閣下実は件の実験艦のことで、報告がありまして・・・どうやらあの船がなにやら
   今までとは違う動きを見せ始め、あろうことか我が軍の艦隊と交戦に入ったとのことです!」
高官「・・・!バカめ、さかりおって!『あの女』の船らしいわ!!観艦式を控えて、デラーズ以外に不安要素が増えては
   問題だな・・・しかるべき処置をとるように! 諸君!!知ってのとおり此度の観艦式は、デラーズを初めとした
   反乱分子共に、我々の5人のプリキュア様達の、特に私のこまち様の・・・ハァハァ(*゜Д゜*)・・・大人気ぶりを見せつけ、
   奴らの戦意を完膚なきまでに叩き潰す絶好の機会である!!くれぐれも各方面に不備がないように!!」
部下「それでしたら・・・あの船の『処分は』あの部隊に命令なされては?」
高官「・・・!なるほど、あの派閥の部隊ならばいくら損失しても惜しくはない・・・我が軍にありながら、S☆Sなどと言う駄作に
   肩入れする奴らをまとめて処分するいい機会・・・と言うことか。ふふふ・・・まさしく、一石二鳥だな・・・」

戦後、連邦においてかつてのS☆Sアンチたちはその禍々しい処世術を遺憾なく発揮し、軍内の一大勢力となっていた・・・

345名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/03(火) 01:02:48 ID:IkDMZNze
『松風』は誘爆を起こさないように慎重に旗艦の推進部を狙撃した
旗艦を置いて一目散に逃げる敵艦を尻目に悠々と接舷しアンカーが撃ち込まれる

スティーブの操作でと引火性の催涙ガスが敵艦内に放出され、続いて慶次とイワンが
圧縮空気とともに送り出された
宇宙服の一団がすぐに駆けつけて来たが、銃が使えず慌てているのが見て取れる
「この時代の小火器は引火性のガスを検知するとロックがかかるんですよ」
「手馴れたものだ…それも「軍隊」で習ったのか?」
「毎日毎日、なんでこんな訓練するのか疑問だったんですがね…今わかりましたよ
 …だんなを手助けするためだったってね」
イワンはニヤリと笑った
「さあ、艦橋はこの上です」
慶次は手近なパイプを壁から引き剥がすと、槍のように振り回して言った
「よおし!誰からオレの相手になる?」

艦橋内ではてんやわんやの大騒ぎで「松風」からの侵入者の報告を受けると
混乱は頂点に達した
「連絡宇宙艇で脱出するのだ!急げ!急がんかバカ者ども!」
司令官が見境もなく部下に当り散らした。その時、
出入り口から宇宙服の兵士が一人、悲鳴とともに飛んでいくのが見えた
同時に催涙弾が打ち込まれ、その場にいた連邦士官達は むせ返る

二人の装甲服の大男が艦橋に立つ。出入り口に一人が見張りに立ち、
もう一人は司令官らしき男を探し出して胸倉をつかみ上げる
「げほ!ななな何だキサマは!ごほ!」
「お前がこの艦隊の司令官か?オレの名は前田慶次郎!覚えていてもらおう」
346名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/03(火) 01:06:13 ID:IkDMZNze
「ままま前田慶次!?げほげほっ!キサマのような原始人が何のようだ!げほ」
「聞きたい事がある!おぬしワザとあの船にオレ達を拾わせたな?
 あの船の秘密はなんだ?答えてもらおう!」
そう言うと司令官を床に放り出し、何を思ったか倍力構造のある装甲をはずし、
素手同然の通常宇宙服になった

「げほっ!バカかお前は!わたしは栄えあるYP5連邦艦隊の軍人だぞ!ごほ!
 お前らのようなテロリストになぞ、たとえ知っていても答えるものか!げぇーほ!」
慶次は無言で司令官の胸倉を片手でつかみ上げると平手打ちを食らわせた

スパーン!「ぽげぇぇ!!…ぼ、暴力には屈し…」
パン!「ぱっ!」パン!「ぴぃ!」パン!「ぷぅう!」スパパーン!「ぺぽぉぉおお!!」
頬を押さえてごろごろと床を転がっていった
「ひぃぃいいい!知らない!ホントに何も知らないんですぅぅ!」
とうとう司令官は泣き出してしまった

「信用できると思うか!大体、つい先日まで『S☆Sマンセー』…などと言っていたクセに
 上の者の顔色をうかがって『のぞみタソハァハァ』なんぞと言っているヤツラの言う事など!」
347駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/03(火) 22:10:27 ID:wwcWX7wd
         ―月 フォン・ブラック―
連邦艦船などが大手を振って出入港を繰り返す第1ゲートからはなれた、小規模な第6宇宙ゲートに
人目を忍ぶかのようにひっそりと一隻の輸送船が入港した。だが、それを出迎えたのは、月最大の企業の
重役であった・・・そして、輸送船からスーツ姿の美女が降りてくる・・・

重役「お待ちしておりました。シーマ様」
シーマ「ずいぶんたいそうなお出迎えじゃあないか。YP5の船は第1ゲートで、我々の船は
    グッズ返品用の第6ゲートかい・・・」
重役「いえいえ、とんでもございません・・・我々はS☆S派の皆さんと、シーマ様のお役に立ちたく
   思っておりますものを・・・」
シーマ「そう思うなら、もう少しましなMSを分けてもらえないかなあ?そのために来たのだ・・・」
重役「ええ!シーマ様のために、とっておきのMSをご用意させていただきました。ただ・・・少々いわくつきの期待でして」
シーマ「性能がよければ裏の事情なんか知ったこっちゃあないさね、どうせこちとら悪名高い舞スレ艦隊だ・・・フフ案内してもらうよ。」

そうして、裏取引用の工場へ向かうシーマたち・・・はたして、そこにあったのは、現在シンやガトーらが駆る、
GPシリーズの4号機となるはずだった機体・・・性能はそのままに、機体の外装をジオン系の意匠に換装した機体だった。」

重役「『花』の名を冠したGPシリーズでしたので、名前は『ガーベラ・テトラ』と申します・・・」
シーマ「しかし、お前らもいい商売してるねえ・・・こうやって新鋭の期待をYP5連邦とS☆S派に共に
    売りさばいて戦わせるなんてねえ・・・そしてその両者の間で常に自分たちを対等に、対等以上に持って行こうとする。
    2ちゃんにおいてもそうさ、結局、プリキュアスレを混沌とさせているのは、お前らのような 初代派・ナギホノリアン
    なんだなあ・・・フフフ」
重役「滅相もございません・・・ふふふ」
シーマ(しかし・・・『花』としては咲けない花・・・か、まるで私のようだねえ・・・)

    

348駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/03(火) 22:30:18 ID:wwcWX7wd
シーマ・ガラハウ・・・この女傑は、元々咲派であった。勝気で快活な彼女は咲の性格に共感する
ところが大きかったのだ・・・当然、ガトーらと同じ、咲スレ部隊を志願していた。
しかし、S☆S軍を取り巻く情勢は、彼女を舞スレ部隊・しかもおピンク変態ぞろいの
『まいまいに突撃・機動海兵隊』に配備させた。そして、そんな彼女の運命を狂わせた
ほのかスレへの毒ガス攻撃(ちなみに、ほのかスレは当時、空気荒らしと変態しかいなかったため
月のなぎほの派とは別物であった)・・・彼女はその任務の真相を知らされることないまま、その手を汚す
こととなる・・・戦後は、YP5連邦からB級戦犯として追われ、満薫派のひょうたん岩派閥からも
亡命を拒否され、海賊稼業へ身を落とした。彼女はまさしく、咲く事が許されなかった花なのだ。

彼女とて”いくさ”場を『キュアブルーム変身なりきりパイロットスーツ』で身をまとって華々しく駆けたかったのだ・・・
ガトーのように『絶好調ナリ〜〜〜』と叫びながら咲のために戦いたかったのだ!!しかし運命はそれらをことごとく奪った・・・

シーマ(皮肉か・・・フフフ・・・今更、そんな感傷にひたってもしょうがない・・・いや案外、コイツとの
    相性はいいってことかもしれないねえ・・・面白いことが出来そうだ・・・)
   「気に入ったよ・・・しかし、キツネ耳アンテナは追加してもらうよ・・・フフフ、ウチのバカ共はそいつがないと
    うるさいんでねえ・・・・・」
349駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/04(水) 20:31:01 ID:8ZBP2owY
              ―CM―
        ♪ア ゲア バ〜ニンラ〜〜〜〜〜ヴ♪
ガトー「苦渋の闇を捨て、いざ征かん!!全国のDVD取扱店へ!!」
           夕凪よ・・・私は帰ってきた・・・
  
    S☆Sの劇場版『チクタク危機一髪』DVD4月18日発売予定

デラーズ「ふふ・・・ガトーめ、またレーザー通信をジャックしてまで、自らCMを買って出るとはな・・・
     よほど待ちきれんと見える。」
部下「ひさしく補給らしい補給のない我々にとってはまたとない朗報ですな。」
デラーズ「この補給を終え次第、我々の本格的な作戦は始まる・・・・・いや、すべての終わりか・・・我々の総力を
     上げて行う本作戦は、甚大なる損害を覚悟せねばならぬ。そして、なかよし単行本やVFBでの
     補給が絶望的な状況では、同志おともだち諸君は皆、損害から再起はできまい・・・
     あとは幾多の終了した過去のアニメスレ同様、落ちるのみ・・・二本目の矢は放てんのだ!!
     万一の時は、ワシは作戦を中止してでも兵を退かせるスレを立てねばならぬのか・・・
     糞スレだの重複だのと・・・あの屈辱のア・ニメイタ・ツーのように!!(ググッ)
部下「心中、お察しいたします・・・・・」
350名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/05(木) 00:52:06 ID:4Sg2cGk9
慶次は、艦橋にいた者達のおどおどとした目の他に
刺すような激しい怒りにも似た視線があるのに気が付いた

その視線の持ち主は一人の女性兵であった

問いかけようと目線を移したその時、転がっていた司令官はにわかに立ち上がり、
コンソールに取り付くと、機械を何やら操作し始めた

「ひゃあはは!このまま逃げ帰っても、仲間には蔑まれて一生便所掃除がオチだぁ!
 オマエラ共々木っ端微塵になってやるぅ!あひゃひゃひゃひゃ!ポチっとな♪」
スイッチが押され警報が鳴り響く

「キサマ!」
「司令!」
慶次と同時に一人の高級士官が叫ぶ。慶次は司令官をぶん殴り、士官は機械に飛びついた
「だめだ…15分後にこの艦は自爆する」
「『松風』に…いや、あの船を使え!全員を移乗させろ!」
「しかし…あなたと我々は今は敵同士…」
「そんな事を言っている場合か?…見た所、おぬしがこの艦の長だろう?部下の命を優先しろ!」
「…わかりました。…総員退艦せよ!『悪魔の船』に移乗する!」

満員の連絡艇とランチが艦を離れ、残った30名ほどを移乗用チューブが次々と吸い込んでゆく
艦長と気絶した司令官をチューブに押し込むと最期に慶次が脱出する

「『松風』!あの船は自爆する!安全圏外へ離れろ!」
慶次は待機所のモニタースクリーンで虚ろな目をした者達とともに旗艦の最期を見届けた
351名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/05(木) 00:54:01 ID:4Sg2cGk9
連絡艇やランチも収容され、この空域から最も近い中立都市、サイド6へ送り届ける事になった
スティーブ達は反対したが、慶次は兵員達を特に拘束はしなかったが、司令官と幕僚は軟禁する事にした
戦闘後、『松風』は慶次の命ずるまま、元いた場所から離れる気になったようだ

「サイド6に着いたらお前達もこの船から降りろ」
慶次はにべも無くスティーブ達に言い渡した
「待って下さい、だんな!こうなったらどこまでもついて行きますよ!」
「だめだ!…これまでは、オレとお前達が生き延びるための『いくさ』だった…だが、これからは違う…
 オレが『松風』と生き延びる『いくさ』だ…巻き込むわけにはいかん」
彼らも短い間とはいえ、慶次の事を彼らなりに理解していた。反抗は無意味だ、と悟った

「…わかりました…ですが、『もとの世界』にお戻りの際は是非サイド6へ立ち寄って下さい!」
「ナスバディなネエちゃんがブルームの衣装でウハウハな店へご招待しますぜ!」
「…解った。必ず寄らせてもらうよ。そのかわり、シンへの通信を頼む」
にこりと笑う慶次を見て目を潤ませる三人であった

三人を下がらせると慶次は、連邦旗艦の艦長、ホーネットと名乗る男を呼び出した
何にしても情報が欲しかったのだ。この船についての情報が。

「…では、この船の中央制御室の三人は、まだ見ていないのですか?」
「三人…?」
「わたしも詳しい事は知りませんが…その三人の『女性』は生きながらコンピュータとして
 『開かずの間』に『つながれている』…と言う話です」
「おぞましい話だな…その『開かずの間』は開けられんのか?」
「今まで研究施設の科学者どもでもダメだったと聞いています。我々のような
 素人には無理でしょう…亡くなった技術者か…あるいはジオンの高度な技術者でも無い限りは…」
「ジオン…デラーズ・フリートにもそんな研究をしている者がいるかも知れんな…」
「まさか!危険ですよ!?」
「それは連邦にとって、だろう?今はオレは連邦の敵となった…デラーズは嫌がるかも知れんが、
 案外、ガトーあたりは歓迎してくれるかも知れんよ…はっは」
冗談には聞こえない響きがある
「いずれにしても、サイド6ではこの船の修理は望めんそうだ…一番近いドックのある場所は
 そこしかないのだからな…」
352名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/05(木) 00:56:31 ID:4Sg2cGk9
次に、激しい視線を投げていた女性兵士を呼び出した
「なぜ、そんな目をオレにするのかね?」
(最近、女性には冷たい目をされてばかりだ…)慶次は心の中でグチを言った
「…わたしは姉を探しに来ました」
「?」
「姉はこの船の開発責任者の一人でした」
「!」
353名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/05(木) 00:59:12 ID:4Sg2cGk9
>>351
>ナスバディ→ナイスバディ

失礼しますた
354名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/05(木) 07:18:46 ID:4Sg2cGk9
>安全圏外へ離れろ
   ↓
安全圏まで離れろ

難しいなあ
355名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/05(木) 20:03:42 ID:Irgp0Atx
駄文さんガンガッテクレ
一日一回ここに来るのが楽しみでしょうがないよ!
356駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/05(木) 23:07:36 ID:NRsqnPgR
       ―満薫派・ひょうたん岩先遣艦隊―
YP5連邦の774艦隊を撃破後、彼らは深追いをせず、戦闘を中止した。それには訳があった。
彼らは、あくまでデラーズたちの後援・2ちゃん地球圏の情勢視察のための艦隊だからだ。
上層部からも戦力の喪失は極力避けるようと命令されていた・・・

ハスラー「デラーズには苦労をかけるな・・・しかし、これが我々満薫派の現状なのだ。
     せめてもの手向けはアレのみか・・・しかしアレはまだ調整中と聞くが、間に合うのか?」

『アレ』はその巨体を、補給艦の格納庫内にどっしりと降ろしていた・・・その傍らで一人の技師が
忙しそうに、システム調整用のモニターとにらめっこしながら、しきりにキーを叩いていた・・・

技師「う〜〜ん、このMA、ノイエ・ジールの機械的な部分は完全に稼動状態まで持ってきたけど・・・
   肝心な、オレの専門のニュータイプ技術を応用したデジタル人格管制プログラム『SAKI』システム
   がこうも不調じゃあな〜〜大体、満様命のこのオレにあのタヌキの人格研究なんかさせんなっつ−の!
   ガトーだかコトーだか知んないけど、そのパイロットに最適な状態にするためとはいえ・・・迷惑な話だ・・・
   きっと、そいつもバカに違いないな!よし!けって〜〜〜い!!・・・おっと、こりゃ敵性語か・・・
   ど〜れSAKIちゃん・・・プログラミング修正完了!今度こそ頼むよ〜〜〜(ポチ)

そして、ノイエ・ジールのシステムとリンクしたモニターに、アナウンサー姿の咲が写しだされる・・・

アナウンサー咲「え、え〜〜と、今、この機体の使用可能状態にある武装は・・・有・・・線、放送?じゃなくて
        クローワッサン?クロール?・・・!クローアーム!有線クローアーム!!です!やった〜〜☆読めた!」

技師「ガクッorz・・・だめだこりゃ、またバグか・・・デラーズ・ニートに引き渡すまで間に合うかな・・・?『オリエ・ジール』への改修・・・トホホ」

がっくりと肩を降ろす彼に合わせるかのように、モニターの中の彼女も
            __      ..:
                  , -'‐=z、 `丶、 ..:::::
               / /7    ヽ   ヽ::::
                / r‐-='、    :|}   l    .... : :
            /{ ,.イ,ィlー'    /'´  /!::::__::::::::::::: :
           //イ__ 'ヘ:, ー-、イ二こ´ノ-'=r‐、ヽ:::    オールレンジ火器管制
             {_!/´ ̄`ヽ :',   V|_ 」!ヽ ,-':‐::イ  システムエラーです・・・
             / /´!   ヽ!-- ‐'ノ:、_ノ'´.:::::     絶不調ナリ・・・
              { f‐'、ノ  :小ーイ   .:::::::
          _ト{ __」 イ 〉 |  | .:::::::
         {_ `ト、__ ノリ ,'  |::::::
           └'´`    {ーイ::
                  _」 ̄ヽ
                └ ヘ.__/
              と、表示されていた・・・        
357駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/05(木) 23:46:31 ID:NRsqnPgR
そのころ、捨丸や骨たちは、月で買い取った廃工場に、傷ついたガンダム『咲』を
密かに運び込んで、修理に取り掛かっていた・・・ただ修理するならいざ知らず、
部品は気がついたら、先に大破したデスティニー(地上から積んできた)から『共食い』
で調達するなど、プロのMSメカニックも顔負けの要領のよさであった。戦国の忍び恐るべし・・・
と、ルナマリアが感嘆していると、休憩に入った捨丸が声をかけてきた。

捨丸「ルナさん・・・やっと部屋から出てきましたね。どうです?シンさんみたいにパ〜ッと街に
   繰り出してみては?気分転換になりますよ?」

ルナは嘆息した・・・要するに彼は、出て行ったシンを捜しにいって仲直りしたら?と言いたいのだろう。

ルナ「わかったわ・・・ちょっと街に出てみます。ま、あんなバカはもう知らないけどね!」
捨丸(ニヤ〜〜〜〜)
ルナ「な、何よその顔は!大体、捨丸さんたちも頭に来ないの?こうしてみんなが頑張ってる時に、
   やさぐれて出て行ったきり居場所も分からない誰かさんに。」
捨丸「い〜え、それぐらいでどうかするようじゃ、あの旦那のお供はつとまってませんよ!それに大丈夫、
   シンさんはあれでも旦那の一番弟子!きっと大事な時が来たら”いくさ人”の顔になって戻ってきますよ!」
ルナ(慶次さん・・・)「と、とにかく行ってきます!帰ってきたら私も手伝うわ」

骨「どれ・・・私も行きましょうかね・・・このガンダムの宇宙用パーツを『貰い』に・・・  
捨丸「・・・?何?なんかアテがあったのか?しかも、なんだ?その箱一杯のにんじんは?もってくの?」
358駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/06(金) 00:08:36 ID:hrKlASwW
   YP5連邦パイロット コウ・ウラキは戦っていた・・・皿一杯の山盛りにんじんと

ウラキ「うえ〜〜〜こんなもん、みんなよく食べるなぁ〜〜〜よ〜〜し!!オレも男だ!」

彼は、オーストラリアでガトーにガンダム2号機を奪われ、気がついたら自分の1号機も何者かに奪われた・・・
しまいにゃ軍からプリヲタの烙印まで・・・今、雪辱に燃え、月で1号機の新造・再受け取りと宇宙用パーツへの換装を待っているのだ・・・

???「ニンジンが苦手なら、ジュースにするのがいいですよ〜〜自然のままに育ったニンジン
    のジュースは果物みたいに甘いんです。どうぞ・・・  つ『ジュース』
ウラキ「ん?ありがとう!なんか美Oしんぼのばっちゃんみたいな物言いだけど・・・それにどこかで聞いたような声ですね?
    いただきます(グイッ)・・・・・うん!うまい!これなら・・・・・ウッ!!!(ガクッ)
骨「ふふ・・・おやすみなさい。どれ、目的のものはどこかいな〜〜〜〜〜」
              
                そして

ニナ「イヤ〜〜〜〜〜!!私のガンダ(ry

ちなみに、こんどのウラキは『プリキュア5のヒロイン達の大食いぶりに触発されてニンジン大食いに
挑戦したあげく、食あたりで悶絶し気絶』として軍から処理されたという・・・
359駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/06(金) 01:04:03 ID:hrKlASwW
こうして、骨はガンダムのパーツが入ったコンテナをまんまと強奪し、トラックで
工場へ運び込んできた。捨丸ももはや経緯は聞かなかったが、いざ、コンテナを空けてみると、
中に入っていたのは、宇宙用パーツではなく、ガンダムの部品そのものだったのだ・・・
皮肉にも、地上で骨が1号機を強奪したため、連邦はまた、一からガンダムを新造する必要に迫られ、
その分、宇宙用パーツの納入が遅れていたのだ。これでは、修理ははかどるが、結局、空間戦闘には出せない・・・

捨丸「ん〜〜こりゃまいった。シンさん、宇宙に羽ばたく翼は持てないままか・・・」
骨「おや、お前さん、今日はずいぶん詩人だねえ」  
捨丸「うるさい!!・・・!?翼?・・・そういえば、大破したデスティニー、背部のスラスターはほとんど
   無事だったな・・・・・・いっそのこと、アレくっつけちまうか!」
骨「?できるかねえ・・・」
捨丸「やっぱ無理だなあ・・・くっつけてもハイパーデュートリオンがメイン動力だから核融合動力だけで
   必要な出力は出せないだろうし空間戦闘用のソフトウェアもない・・・どうしたもんかねえ、
   あのスラスターなら宇宙でも高機動力は確保できそうなんだけどなあ。かといって、デスティニーは
   損傷がひどくて、部品もない。こっちはこっちで修理が出来ねえ。あ〜〜〜〜!!!」

捨丸は苛立ち紛れに、図面や整備マニュアルを置いていた棚をかきむしるかのように漁る。
もちろん、現状を解決してくれる方法など書いてはいない・・・しかし、捨丸は見慣れぬ手帳がいつのまにか
紛れ込んでいるのに気づいた。プリキュアダイアリー・・・無印プリキュア時代のグッズだ・・・この月は、
なぎほの派のお膝元だけに、これら初代アイテムは当たり前のように店に置いてあるが、手帳には『H・Y』
と、イニシャルらしき文字があった。捨丸はその時、なぜか無性にその手帳の中が見たくなった。そうしなければ
ならないとさえ思えるほどに・・・思わず、ページを開いていた・・・
360名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/06(金) 01:25:36 ID:75LWLLNw
「姉はこの船の開発責任者の一人でした」
年の頃は14、5であろうか、まだ幼さが残っている顔だった
慶次は驚きを隠して女性兵士に尋ねた
「事故でこの船を開発した技術者の多くは亡くなったと聞いたが?」
「この空域で船外に投げ出され、行方不明になったと言う話ですが…
 姉は死んでなんかいません!…感じるんです、わたしには!」

「…その様子だと、『お姉さん』を探しに軍隊に入ったのか…
 そして、ようやくこの船まで辿り着いた、か…苦労したのだな」
「名前はフゥと言います。この船に置いて下さい、お願いします!」
慶次は即答を避けたが、拒む理由が思いつかなかった
「…よかろう。だが、つらいものを見る事になるかも知れんぞ?よいな?」
「?…はい」

兵員一行とスティーブ達をサイド6領空手前で下ろす前に
慶次は全チャンネルに向けて放送を開始した
361駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/06(金) 01:32:24 ID:hrKlASwW
そのころ、ルナマリアはフォン・ブラックの街に繰り出したものの、当てもなくただ
歩いていた・・・ショーウィンドウにならぶ初代プリキュアグッズの数々・・・まるでここは
2年前から時が止まっているかのようだった・・・道行く人の携帯が鳴る。着信音は
『DANZEN ふたりはプリキュア』・・・そんなショッピング街を抜け、物思いにふける
シンを探す気には・・・なれない。でもそれは、彼がいまだに許せないからではない・・・むしろ逆・・・
許せないのは自分だった。確かにあの時、シンが出撃しなかったら、自分単機で母船を守りきれたか?
答えはNo・・・それなのに、慶次がいなくなった悲しみが、自分の心を曇らせた。改めて、自分の慶次への
依存心を思い知った・・・しかし、それでもシンへ素直にはなれない自分もまた存在する。だから、さまよう。
結局、自分もシンと同じ・・・・・・そんな夕暮れの物思いは、唐突に破られた、誰かが声をかけてきたのだ・・・
夕暮れの、ひどい逆光・・・顔立ちはよく分からない。声や背丈から、少女とは分かった。彼女はこういった・・・

???「ねえ!もし良かったら、私とキャッチボールしようよ!!」
ルナ「はあ?何をいきなり・・・」

ルナはいぶかしんだが、次の瞬間にはなぜか、まあいいか・・・と思えてきた。ルナが了解!と告げると、
逆行でも分かる満面の笑顔を浮かべた少女は、長い、棒のようなものを差し出してきた。ゴムボールか、
せいぜい野球のグラブくらいを想像していたルナは面食らった・・・それは、ラクロスに使うスティック・
クロスだった・・・
362名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/06(金) 02:23:21 ID:75LWLLNw
慶次は全チャンネルに向けて放送を開始した

画面に涼やかな慶次の顔が映し出される
「やあやあ、遠からん者は音にも聞け!近くば寄って目にも見よ!
 我こそは、前田慶次郎利益!お見知りおきあれい!!
 さてさて、バンダイカーン殿と連邦の者どもより、無体にも抹殺されんとする船一隻、
 この前田慶次が賊どもより救い申した!」

変わって画面には青黒い巨体の「松風」の全景が映しだされる
「バンダイカーン殿には いつぞやの褒美を未だ頂戴申しておらぬゆえ
 この船を今より『松風』と命名し、わが手に入れる所存にござる!
 ご承服いただけぬとあらば、刃をもって、この前田慶次の前に参られよ!
 どのような挑戦も存分にお受けいたす!!」
前田慶次が再び画面に登場し、高らかに宣言する

「この船に まつわる禍々しき技術と陰謀の数々!百代かかっても
 この前田慶次が明らかにさせ申す!心して参られい!!」

放送が終わり、スティーブ達を下船させると慶次は独り、舵輪の前で
腕を組んで考える
「…さて、『返せ』と言ってくるか、艦を連ねて力ずくで押してくるか…
 まずは様子見、といった所か…」
不敵に笑う慶次をフゥは怪訝に見つめている

「『松風』!お前を直してくれる所を探すとしようか…まずはデラーズ・フリート!
 暗礁空域の『いばらの郷』へ!」

    「慶次『松風』を得る」 終

慶次をどうしても「松風」という船に乗せてみたくて書いた愚文ですが
無駄にナゾが増えて手に負えなくなってしまいました
駄文氏、他の方が『松風』を使って頂ければ幸いです
付き合って読んで下さった方、ありがとうございました
363名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/06(金) 17:30:49 ID:SEhCV2WX
毎回小ネタが満載ですごく笑えるなw
364駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/06(金) 23:27:34 ID:hrKlASwW
捨丸達やルナがそれぞれに行動している頃、ケリィの店に転がり込んでいたシンは・・・
昼はあまり客がこないホビーショップの店番、そして夜は遅くまでイーグレットフィギュアの
製作に、ケリィの助手として打ち込んでいた・・・正直言うと、これも一種の現実逃避なのかもしれない。
まだルナたちの下には帰りづらいと言う気持ちもあった。しかし舞が夢に出てきて以来、このフィギュアを
見つけたことに何かの縁のようなものを感じていた・・・そして製作者である男、ケリィ・レズナーにも。
今、助手のシンのとなりで一心不乱に黙々とイーグレットの頭髪パーツの形状修正のため、紙やすりを
往復させているこの男・・・シンは今まで、美少女フィギュアの原型師なんて、ハァハァしながら下着パーツやニーソの
『しわ』表現に妙にこだわったりしてるみたいなイメージしかなかったのだが、イーグレットの脚部パーツの
プロポーションを再確認のため片目で凝視しているこの男からはむしろ、例えるならば、幾多の敵を切り殺してきた
剣豪が、自分の庵で今まで斬ってきた者たちの冥福を祈って仏像を彫っている・・・そんな光景が浮かんでくる。
そう、彼の眼光は『いくさ人』なのだ。それも深い憂いのある瞳・・・少しずつ完成に近づく『舞』を見つめるその目は
どこか、寂しげにさえ見えた・・・ふと気がつくと、シンはいつの間にかケリィと目が合っていることに気づいた・・・

ケリィ「・・・おいシン!そこのリューターを取ってくれないか?・・・疲れたか?よし!今日はここまでにするか・・・」
シン「え?い、いえ大丈夫ですよ!オレもこの舞ちゃんが完成した姿をを見たいですし・・・ひとつ、聞いていいですか?
   今、イーグレットを作っているのなら、もしかしてブルームのフィギュアもあるのかな〜?なんて。
   やっぱり、プリキュアのフィギュアは、ふたりがそろってないとね。」
ケリィ「・・・・・・ブルームは、人にくれてやっちまった・・・咲が好きな、戦友にな・・・・」
シン「戦友?ケリィさんて、軍隊にいたことがあるんですか?(もしかして・・・)」
ケリィ「フン!余計な詮索はやめろ・・・それに貴様こそ、店番の時、客へ妙にガンプラの
    商品説明が上手かった・・・いやマニアックだったな・・・まるで整備員あがりの店員がミリタリー物
    の戦車とかを説明してるみたいだったぞ?プチMSをいじったりしてたのか?」
シン「ははは・・・そういえば1/100デスティニ―、在庫全部、さばけましたよ!ま、少しは役に立ったから
   結果オーライと言うことで・・・後、初代と5のプリキュアドールはもちろんですが、S☆Sのドールも・・・
                  売れました!!!」
ケリィ「・・・・フン!また仕入れてやる!(ニヤリ)変なヤツだなお前は」     シン「ははは」
365駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/06(金) 23:58:52 ID:hrKlASwW
あくる日、シンは昼間から一人で舞フィギュアのサフ吹きをエアブラシで行っていた。
店は休み、ケリィは仕入れの関係で問屋に出かけている。コツをつかむのが上手かったシンに
ケリィは簡単な部分のパーツ仕上げを任せてくれたのだ。そういうわけでフーフー吹いていると、
突然、コンプレッサーが止まり、エアが弱くなって、出なくなった・・・ふと後ろを見ると、一人の
女性が立っていた。頻繁にケリィ、そして今はシンの生活の世話をしてくれている人・・・ラトーラが
電源プラグを抜いて、立っていた。シンを刺すような瞳で・・・

ラトーラ「どうして・・・彼を手伝うの?今更、S☆Sなんて・・・」     シン「え?」
「ケリィはね、S☆S一年戦争で片腕を失ったのよ!・・・そしてMSから降ろされた・・・大好きな舞の
 フィギュアも上手く作れなくなった・・・やっと、S☆Sのことを忘れかけてきてくれてたのに・・・
 やっと・・・プリキュア5だって一緒に見てくれるようになってたのに!!
 メガOウスも浪O堂もS☆S立体化してくれなかったから諦めかけてたのに!!・・・彼はまだ咲舞に・・・
          萌 え 尽 き ち ゃ い な い の よ !!!  (ダッ!!)
シン「ラトーラさん!!(ケリィさんが・・・S☆S軍のMS乗りだった!?そんな!)
366名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 12:58:11 ID:sf32A3Zx
スティーブ→捨丸
イワン→岩ベエ
ゴードン→金悟洞
ホーネット→骨
フゥ→おふう
って事にいまさら気付いた(´・ω・`)
367名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 20:41:47 ID:MmQ+Rvnx
正直もう少し続けてもいいと思う気もする今日この頃
368名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/10(火) 03:37:27 ID:pjdL/37f
良スレだよね、たまにくるけど
あげときます
369駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/10(火) 20:29:01 ID:IoyAoCWH
シンはケリィの過去を知り驚愕したが、それは心に秘めたままフィギュア完成目指して
そのまま居座っていた・・・もう一週間になる。みんなへの申し訳なさは日ごとに身にしみてきていたが
もう少しでイーグレットは完成するのだ。実際、シンの手助けは、ケリィにとっても必要不可欠なものに
なっていた。そんなこんなで雑用を頼まれ外出したシンは、その用事が思ったより大分早く終わったので
店に戻ってきた・・・しかし、店に戻ってもケリィの姿はない。かすかに奥の部屋にある地下施設の方から
声がした。複数の人間の話し声・・・シンは聞き耳を立てることにした。

女「こんな素晴らしいフィギュアとMAまで眠っているなんて・・・デラーズ閣下の舞ちゃん好きは
  有名だからねえ・・・よろこんで復帰を認めてくださるだろうねぇ・・・フフフしかしこのイーグレット
  完成は間に合うのかい?片腕では塗装も大変だろう?我々は明後日までしか待てないよ」
ケリィ「今は、アニメ版よりふたご先生の作画イメージに合わせて修正中です・・・しかも九分九厘。
    完成は・・・間に合わせます!!」
女「さすがは元S☆S軍最高の原型師ケリィ・レズナー大尉だ。期待しよう」
ケリィ「ハッ!ありがとうございます!!必ずや!」
???「お、おれも早く完成したまいまいがみたいお/ヽア/ヽア(*´ρ`*)/ヽア/\ア
    ♪ま〜いまい 絵か〜きさ〜んだお〜〜〜〜♪」
女「2番があったのかいその歌・・・まあ、それはどうでもいいさね。そういうわけだ、
  我々デラーズ・ニートは近く本格的に動き出すからね・・・頼むよ。」
ケリィ「ハッ!!」

シン(ケリィさんが・・・デラーズ・ニートと!?そんな!?)
370駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/10(火) 20:52:52 ID:IoyAoCWH
             その日の夜
ケ「おいシン!どうした?早く塗装を手伝ってくれ。ここのとこのグラデを・・・」
シ「ケリィさん・・・デラーズ・ニートに参加するんですか?考え直してください!!」
ケ「・・・!!盗み聞きとは行儀が悪いな!そうだ!!それがどうした!?気に入らんか?しかし
  オレはお前に居てくれとも手伝ってくれとも頼んだ覚えはないぞ!!」
シ「そんな・・・ラトーラさんはどうするんですか?」
ケ「聞いたようなことを言うんじゃない!!大体、お前なんかに何が判る!S☆Sが好きなくせに
  何もせず、街でやさぐれていたようなヤツに!!」
シ「クッ!あ・・・あんただって、オレの何が分かるってんだ・・・(グッ)」
ケ「フン!悔しいか!?ならかかって来い!!腰抜け!」
シ「く・・・く そ お〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」  (ドカ!バキ!ドン!)
ケ「フン!こんなものか・・・うおりゃあ!!!(バ キ イ ッ!!!)
シ「ぐわっ!!!(ドサッ)」
ケ「どうした!?もう終わりか?オレは負け犬にはならないぞ!!オレは今度こそ必ず
  あのふたりを守る!再びあの男とともに最後まで戦ってやる!!・・・」

そこに、ラトーラがやってきた。シンとケリィとの間に立って仲裁に入る

ラ「やめてケリィ!もういいの!シン・・・出て行って!とにかく出て行ってよ!!」
シ「・・・・・・くっ!」

こうして、シンはイーグレットの完成間近でホビーショップを出ることになった。
再び、あてもなくさまよう・・・
371駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/10(火) 21:25:59 ID:IoyAoCWH
シンを追い出した後、気が荒れたケリィは自室で酒をあおり、ある自分宛の
ビデオレターをうつろな瞳で眺めていた・・・そこに写っている男は・・・
ガトーだった。ケリィが彼にかつて贈ったブルームフィギュアを傍らに、彼は
しゃべりつづける・・・

”ケリィ、私は今デラーズ閣下の元である任務を遂行中だ・・・それが成就した時、”
 君も閣下の声を聞くことになるだろう・・・その時こそワンOェスへ捲土重来!
 私の手元にあるブルームと君が作るであろうイーグレットの轡を並べよう!
 そして、大儀なき連邦ディーラー共のプリキュア5フィギュアを駆逐するのだ!
 私も売り子として協力する!そしてなにより、君と再び共に咲と舞のため、
 正義の剣を振るう時が来ることを、私は一日千秋の思いで待つ。
 あの夕凪(S☆S本スレ)での日々のように・・・
         親愛なるケリィ・レズナー大尉へ

ケ「・・・・・ガトー・・・お前は今・・・」

>>362
お疲れ様です、今の月編が終わったら、『松風』使わせてもらおうかなと考えていますが
どうでしょうか?あと、空箱爆弾ネタは非常に助かりました。改めてありがとうございました・・・
ネタ的にも助かりましたし、なにより自分、あのフィギュア存在を忘れてたもので・・・
あわててゲットしました。そういう意味でも助かりましたw今となっては数少ない補給源orz
372駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/13(金) 21:38:08 ID:TEtzhKra
ルナマリアは今、エレカに乗って夜のフォン・ブラックの街中をシンを捜して駆け回っていた。
そんな中でも脳裏から離れない、先ほどの体験・・・夕暮れに、ひょんなことから、女の子とラクロスの
キャッチボールをすることになったルナ。最初はお互い黙々とボールを交わしてきたが、ふいに女の子
の方から声をかけてきたのだ

???「ねえ、お姉さん!どうしたの?なんか悩み事でもあるような顔してるけど・・・」
ル「えっ?」
???「あ!ちょっと!ボールあさっての方へ飛んでっちゃったよ〜〜。どうやら、図星みたいね。」

確かに的を得ていた。驚きを隠せなかったが、再びキャッチボールを続けていると、妙に安心した気持ちが
戻ってくる・・・いつの間にか、こちらからその事について話し始めていた・・・

ル「い・・・いやぁ〜〜。あのね、実は友達とケンカしちゃって。ま、まあ向こうが悪いんだけど絶対、きっと、多分・・・
  そんでまあ、かなりひどいことも言っちゃったのよ。それで、どうしよっかな〜〜・・・・・とね。」
?「あ!あるある私もあります!あの時はホント、どうしたらいいかわかんなくて、相手にすごくひどいこと言っちゃって・・・
  ”あんたなんか友達でも何でもないんだから!”とか・・・」
ル「ん?なんかどっかで聞いたような話ね?」
?「え?そ、そうですか?とにかく!後になればなるほど、お互い気まずくなっちゃって・・・
  ホント、どうしよう・・・って思った時、思いついたんです。直接、言いずらいなら、自分の
  素直な気持ちを、何かに書いて、伝えてみようって・・・そしたら、相手も同じこと考えてて!
  相手の気持ちにも触れることができて・・・それからは、仲直りして今じゃあ一番の友達かな?エヘヘ」
ル「え?それって・・・ラクロス・・・・!?あなたもしかして本当に!?」
373駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/13(金) 22:03:26 ID:TEtzhKra
そこでルナマリアは気づいた・・・夕暮れの中、確かにまばらながらも人がいたはずの
このあたりに、気がつけば自分と、この相変わらず逆光で顔がうかがえない少女のふたりだけに
なっていることを・・・その静寂を。ルナのつぶやきに、その少女はいたずらっぽい笑みを浮かべながら

?「え?何のことかな?私があなたの知ってる誰かさんなんて”ありえな〜い”ですよっ!
  あ・・・この手帳、私のじゃないけど、そのときのと同じのだからよかったらあげる!
  使ってみるのもいいかもしれないよ!じゃあね!キャッチボールしてくれてありがとう!」
ル「ちょ・・・ちょっと待って!!」

別れを告げるやいなや、元気よく手を振りながら駆け出す少女。その後姿にルナは見た。
背番号らしき数字『7』を・・・そして夕暮れの風景は夜の影を増し、人通りも戻っていた。

ル「やっぱりあの子は・・・そしてこの手帳、初代のプリキュアダイアリー・・・ふふ」

ルナは不思議と迷わなかった・・・ペンを手に取り、自分の気持ちを道端に立ったまま書き綴ってみる。
彼女の明るさに触れて毒気が抜かれたのか、電話している時に思わず書いてしまう落書きのように
すらすらと・・・でも素直に書いていった・・・そして、夜の影がすべてを支配する頃、手帳を閉じ、つぶやく

ル「・・・捜しにいくか!あのバカを」

そしてエレカで街をさまようこと数時間、最下層まで探しに来て高速で飛ばしていると、
ふと交差点で、一人の少年の姿が目に止まる。あわてて急ブレーキをかけ、そっちを見る。
シンがいた。  
374名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/15(日) 19:08:17 ID:h1L01igN
駄文さん心から乙!
いつも楽しみにしていますよ。
375名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/16(月) 20:10:14 ID:s/2ZVvz3
『1、2の慶次郎』
「いやっはは〜〜〜あなたも『S☆S』でしたか〜〜〜気が合いますな〜〜』
  五分後
「なに〜〜〜?!咲ちゃんのどこが『タヌキ顔』だって言うんだ〜〜〜」

『お志乃』風「キュアブルーム」
「で〜〜〜!!スパイラルハートスプラッシュが効かない〜〜〜!!」
376駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/16(月) 21:02:55 ID:FjCpNjFo
     ―デラーズ・ニート本拠地 いばらの郷―
デラーズは、満薫艦隊との合流、そしてYP5連邦との交戦によるいばらの郷の秘匿基地
としての機能の喪失を鑑み、艦隊旗艦グワジン級『グワ太陽丸』をはじめとする全艦隊を
抜錨、本作戦に向けての作戦行動に移ることとなった・・・本来はチクタクのDVD補給が可能となる
4月18日より後のことであったが、状況はそれを許さなかった。もちろん所在地が秘密基地では
通販も利用できない。やむなく一隻のムサイにDVD買い込みを命令、合流ポイントを指定すると言う
苦肉の策をとることになった・・・そして今、彼らは出撃を前にして、旗艦の映写室にて、尉官以上全員が
敵戦力の研究・再確認のための最後の作戦会議を行っていた。”敵を知り己を知れば百戦危うからず”である。

  
  まあ、要は大の大人達が薄暗い映写室の大スクリーンでプリキュア5を見ていると言う事になるのだが・・・
377駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/16(月) 21:41:57 ID:FjCpNjFo
男たちはただ黙々と、スクリーンに映る5人を無表情に眺めていた・・・なぜかかれんの姿が
所々見切れていたが、映像の多少の不備を連邦に潜入し命がけで録画してきた諜報員に責める
つもりは毛頭ない。なにより咲も舞も出てこないプリキュアの画質など『彼ら』にとっては”どうでもいい”
ことであった・・・当然、その中には少佐であるガトーもいた。そのいつもにも増した強面に、隣に座るグラードルが
恐る恐る尋ねてみる・・・

グ「少佐、一話からご覧になって、プリキュア5はいかがですか?」
ガ「ん!?ああ・・・いいな!成田にしては見事・・・といったところか・・・」

グラードルにとって、この発言は意外であった。ガトーの普段の態度から見て、
プリキュア5を肯定する発言が出るとは思えなかったのだ・・・だが、実はグラードルも
いちアニメ作品としては良作の部類には入るとは思った。そうしたやりとりを交わすうち、
全話の放映が終了した。最前列で、武人として敵のアニメにも敬意を払い、見事なまでの全裸正座で
微動だにせずプリキュア5を凝視していたデラーズがおもむろに立ち上がり、いそいそと服を着ると
居並ぶ士官たちに対し意見を求めた。

デ「諸君、今更言うまでもないが、これが『Yes!プリキュア5』である・・・10話連続視聴は
  疲労も大きかろうが『星の屑』作戦遂行に当たって、敵を知ることは必要不可欠である。諸君の
  意見・感想を聞きたい・・・」

その声に、真っ先に挙手した士官がいた・・・言うまでもなくガトーである
378駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/16(月) 22:40:18 ID:FjCpNjFo
ガ「閣下、このプリキュア5・・・まずは敵ながら見事、良作であろうと思われます」

この発言に、やはりグラードルならずとも動揺が広がる。デラーズだけが、真摯な瞳で
ガトーを見ていた・・・

ガ「作品タイトルは分かりやすく語感も良し、主題歌はノリが良く、五條さんがボーカル
  ではないこと以外は及第点といえましょう・・・作画が安定していないようですが、今のところ
  演出でそれは12分に補われています・・・キャラクター性においては秋元こまちに難があるものの
  好感が持てる者達と思えました・・・脇を固める者たちにも良き個性が期待でき、この点に関しては
  S☆S一年戦争の戦訓を敵は見事に生かしていると思われます・・・そして・・・・」

動揺が広がる・・・S☆Sの為、打倒YP5連邦のため、核弾頭を奪取し薄氷を踏むような命がけの作戦を
こなしてきた男が敵を激賞・・・士官たちは、デラーズを見た。しかし彼は表情に不快感のひとつも
見せることなく、ガトーの意見に耳を傾けていた・・・。

ガ「・・・・・しかし・・・しかしこれは、この世界は我々の夕凪・・・『祖国』ではない・・・この景色には・・・笑顔には
  あの色あせぬ夕暮れも、咲の・・・屈託のない輝きも”すべてのものには命がやどってる”の理想も・・・ないっ!!
  そして!・・・・・・」

言葉につまり、訥々と吐き出される言葉・・・その彼の不器用さに、他の者は彼の・・・そしてデラーズの真意を
理解した・・・彼らとてむやみにプリキュア5をただ嫌い、叩いているわけではない。戦場の中においてはそうもいかない
こともあるが、彼らが戦う目的はあくまで自分たちが愛した星空の中間達・・・いや、あの夕凪の風景が見せてくれた、人々への
『答え』を理不尽に奪った者たち、心ない中傷、乗り換える軽薄さへの憤りと、その『答え』を、一年間を再び取り戻すことなのだ・・・
この場にいるものはすべて、その真意を改めてかみ締めた・・・・・

デ「ふふ・・・もうよい、皆まで言わずともお前の思い、この場に行き渡っておるよ・・・
  わしも敵に学ぶか・・・さて、ここで問題です。言葉にしなくても、相手に大儀の思いが伝わることを
  四字熟語でなんと言うでしょう?ふふ・・・いっておくが『鎧袖一触』や『捲土重来』などではないぞ、ガトー!」
               せーの!
    デ「以心伝心!!」          ガ「以心伝心!!」

デ「ふふ・・・正解だ、見事。」
ガ「・・・心・・・洗われました・・・死すまで、お傍をはな(ry」

    デラーズ・ニート いくさを前にして士気は揚々たるものあり


379駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/16(月) 23:15:19 ID:FjCpNjFo
作戦会議終了後、ガトーはMSデッキに行き、そこで新たにデラーズ・ニート
に参戦するため駆けつけた一人の男と出会う・・・いや、再会だった。その男は、乗ってきた
リック・ドムから飛び出すと、真っ先にガトーの元へやってきた

???「少佐〜!」
ガ「・・・!!来てくれたか!懐かしいぞカリウス!!貴様のドムの咲マーキング、忘れようがない!」
カリ「咲スレ302・アイドル咲親衛中隊、残り3機となりましたか!」
ガ「他のものも間もなくだ!私の心は・・・夕凪の海のように震えている!」
カリ「はは・・・少佐もお変わりないようで・・・今でも出撃の後にはやはり・・・?」
ガ「うむ!やはりハンバーグカレーだな!お前と食堂でスプーン握ってカレーを待っていたのが
  昨日のことのようだ!今、腹は減っているか?・・・」

かれは、S☆S一年戦争中、ガトーの部下として良く彼を支えた頼もしい部下である。
そして、慶次がシンを見届けるように、彼はガトーの”いくさ”を見届けることになる・・・
380駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/19(木) 21:14:17 ID:t2LUtyNF
    ―月― フォン・ブラック
シンとルナは唐突に再会を果たした・・・しかし、やはりお互い声もかけづらい。
シンはなぜかたくさんのガンプラやプリキュアドールを抱えていた。ルナはそれを見て、一体
今まで彼に何があったのか?といぶかしんだが、シンは気まずそうに目線をさまよわせているばかり、
ルナは意を決すると、やはり無言のまま、あの少女にもらった手帳とついに発売なったチクタクのDVDを
シンに投げてやった。

ル「・・・あ、あのさ、それ・・・みんなからの言伝が書いてあるから・・・あ・・・あとさ・・・私、あのときああ言ったけ・・・・
  い、いえ!DVD、買って来てやったわよ!劇場に行ったときから早、四ヶ月かあ・・・あのときあんた入り口でさあ
  お、おほん!!とにかく、それでも見たら?そんな気持ちさえもなくなったのならシン、あなたホントに・・・
  と、とにかく私はもう行くからね!!じゃ!」

シンの顔色を伺いながらちょっと挙動不審なルナにもあまり反応を示さず、シンは言われるまま、手帳とDVDを
受け取った。その反応を見て、去りゆくルナもまた心が痛くなる・・・なんどもつい振り返る。ふと、シンがあの手帳を
開いた・・・
381駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/19(木) 21:55:22 ID:t2LUtyNF
  ―デラーズ艦隊・補給合流ポイント―

カリ「よし!ついに待ちに待ったDVDが到着した!だが少佐のお姿が見えん・・・少佐も
   劇場にはいけなかったはず。それなのに一体どこへ?」

命がけで買出しを果たした補給隊からチクタクのDVDを受け取り、デラーズ・ニートの将兵は
熱気に包まれていた。しかし、ガトーの姿は見えない・・・カリウスはしばらく彼の姿を求め、太陽丸艦内を
歩く・・・すると、人気のない片隅に、彼は物憂げに宇宙を見つめ、たたずんでいた・・・

カリ「少佐、此処においででしたか!DVDがついに届きました!皆も沸き返っています!・・・!?
  どこかお加減でも!?」
ガ「いや・・・DVDどころか劇場にさえいけずに散っていった、同胞(おともだち)のことを思うとな・・・」
カリ「そうですね、直接少佐に従ってアイドル咲のコンサートに行き、ペンライトを振りながら
    『L・O・V・E 咲 ちゃん!』と叫んでいた者たちもいくさに散り、私だけになってしまいました・・・」
ガ「カリウス・・・私はこれで良かったのか?外を見ろ・・・ここもかつての夕凪同様、多くの同胞が漂っているではないか・・・
  私はこれだけの犠牲の上に立っているというのに咲舞続投どころか本スレさえいまだに荒れ放題、救いようがない有様ではないか・・・」

ガトーの普段は決して見せないその弱さに、カリウスは

カリ「それは、直接指揮をとってS☆Sを応援される方の宿命でしょう。あの海(スレ)はまだ若いのです!波が穏やかになるには・・・まだ
   それに『すぷらっしゅ☆すたー板』なる良心的なファンサイトも出来たと聞きました。S☆Sはまだまだ絶好調なり!・・・です」
ガ「そうだな・・・わたしはただ、ふたりのために駆け抜けるだけだ・・・
  DVDが届いたと言ったな、見に行くか?軍曹!」
カリ「放映20分前です、映写室においでください」
382名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/21(土) 21:15:15 ID:sZV12z+B
シン「慶次さん、それは何ですか?…S☆Sのお弁当箱…ナプキン…巾着袋
   …うわぁ、ステーショナリーセットまで…」
慶次「うむ…『西松屋』とかいう赤ちゃん用品販売店で投売りされていてな…
   …使うあてもないのに、買い込んでしまったよ、はっは」
シン「……あの、何でしたら、オレが…」
慶次「駄目だ!(ピシャリ!)」
383名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/24(火) 20:13:17 ID:Z0b2CT/D
『松風』
元の正式名称は不明。艦番号はXSV-0013
内宇宙探査実験船として、各種装備が確認されている
右前部格納庫内に謎のモビルスーツが格納されているとの情報もある
全長:推定300m全幅180m
   前足部にあたる前部格納庫は「ペガサス」級よりも約1.3倍長く、
   エンジン部は約1.5倍長い。詳細は不明
武装:前部格納庫に同軸固定された大口径メガ粒子砲2×2 別名「ツインストリーム」
   艦体両舷に配置された対艦ビームサーベル×2
   レーザー砲×6 ミサイル発射管×8 その他不明
384駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/27(金) 21:11:16 ID:tktjYdXp
        ―月― フォン・ブラック
シンは手帳を開いた・・・そこには、別に気の利いた文章も、ルナの靴下が臭いとかどうとか、
そんな類のことは書いていなかった。ただ、書き損ねたのかペンで乱暴に横線で潰された文はかなりあったが。
しかし、結局はただ一行

   ”あの時はごめん、私も慶次さんは生きてるって・・・絶対に諦めないから、ネバー・ギブアップ!!”

とだけ、書いてあった・・・シンの心にその瞬間、波が起こる!思わず後ろを振り返ると、遠くにルナの姿がまだ見えた。
シンは心のままに叫んでいた。

シ「ルナ!DVDありがとう!!オレはまだやることがあるから行くよ!!オレも諦めない!!
      必ず戻るから! ネバー・ギブアップ!!」

ルナもそれを聞いて、シンの笑顔を見て、思わず心が高ぶる・・・ふと、あの逆光の少女の笑みと重ね合わせながら

ル「・・・うん!ネバーギブアップ!捨丸さんたちも、アンタのMSを直すメドがついたって!!
  早く・・・戻ってきなさいよ!!」

ネバー・ギブアップと言う言葉がある・・・かつて、S☆Sで篠原先生が掲げた言葉・・・その言葉は咲たちに受け継がれ、
その後もS☆Sファンたちの心に刻まれ、受け継がれて行った言葉だ

ある時は、奪われた未来を取り戻す戦いへ臨む男たちが集うため、己が心を震わせ、駆け抜けるための旗印として

そして今は、心傷ついた若者たちが、再びそのためらう手を取り合うため、ささやかな希望を見失わぬための心の灯台として・・・

強さと弱さ・・・激しさと優しさ・・・この相反するふたつの”ネバー・ギブアップ”はどちらが正しいのだろう?篠原先生も、もはや
日曜朝に答えてはくれない・・・それは、そのふたつがいつか重なり合うその時、表れるのだろうか?

385駄文さん@お腹いっぱい:2007/04/27(金) 22:00:45 ID:tktjYdXp
       ―ジャブロー・プリキュア5連邦本部―
ここでは、今までも数々の作戦と、策謀がが練られてきた・・・そして今も密室で、初老の高官と、大将の証をその身に付けた
将官にしては若い中年の女性がなにやら思索をめぐらせていた・・・

フェミーナ大将「ジャミトフ、例の”いくさ人”前田慶次と『あの船』の映像に対する報道管制は徹底しましたね?」
ジャミトフ准将「は・・・地球、月をはじめとしたメディアはすべて抑えました。まず民間レベルで流れることはないかと・・・」
フェ「ふふ・・・それでよい。あのいくさ人と言う人種はどうにも扱いづらいイレギュラー・・・我々の思惑から平然と外れてゆく
   やっかいで、もっとも我々と相容れぬ存在・・・秘密裏に消えてもらいましょう?」
ジ「そのあたりの駒の選定もおまかせを・・・それと、サンク・ルミエール要塞駐在の高官たちは皆、此度のデラーズ決起を軽視
  して対策を怠っておりますが、捨て置いてもよろしいので?」
フェ「ふふふ・・・・・その現状こそが理想的よ・・・我々が目指す目標へはね・・・それがわからぬ貴公でもありますまい?」
ジ「失礼いたしました・・・それともうひとつ、コーウェン中将所属の部隊だけが以前にもましてS☆S残党への強硬論を主張し、
  独自に準備を整えているようですが・・・以前からタカ派で”岩をも砕くコーウェンの激流”と言う異名を持つ将軍ではありますが
  最近の動きは、どうも気になるのです・・・もしや?」
フェ「ふふふ・・・皆まで言わずとも良い、あの『御大』も此度のことで重い腰を上げた・・・という事でしょう。まあ、その抑えは私がしよう。
   あの『御大』といえどもこの私には・・・ねえ?」
ジ「・・・・・・は」
386駄文さん@お腹いっぱい
それより少し前、ジャブローの執務室で、YP5連邦軍人・コーウェン中将は
苛立ちを隠せぬ渋面で、部下の報告や書類に目を通していた・・・

コ「ぬう〜〜!サンク・ルミエールのボンクラ共が!!危機感と言うものがまるでない!!
  S☆S軍残党に対してほとんど手も打たずにいるくせに観艦式は強行するつもりなのか!?
  こんなことでようやく軌道に乗ってきたかれん様・・・もといプリキュア5を守れるとでもおもっとるのか!!
  わしも、かれん様のじいやとして・・・もといYP5将官として心ともない限り!!もっと対策を・・・・・

いきまくコーウェン・・・しかし、突然彼の視線の焦点は定まらなくなり、意識が失われる・・・半開きの口がわずかに
意味不明な単語を口走るだけとなった・・・脇に控えていた秘書が、怪訝な顔をする・・・実は今、彼の意識に『何者か』の別の意思が
入り込んできているのだその『何者か』は迅速に彼の意識を侵食していく・・・

???(すまん、この体と、将官としての立場・・・しばらく借りる・・・悪いようにはしない。止めねば、今、この世界に・・・『プリキュア』に
    何らかの干渉がある。なんとしても止めなくては!・・・まさか本来、見守るだけの私自らこの『世界』に『役割』を持つことになるとは・・・
    結果によっては、再び彼を裏切ることにもなるのだろうか?・・・・・シン)

そうして彼はコーウェンの姿を借り、なりすましてS☆S強硬策の準備を整えていく・・・だがその表情は晴れることはない・・・
いつか、とある少年に見せた、激しい、だが悲しそうな光が瞳にあるだけだ・・・