>>113-114に捧ぐ
「電車通学」
(これって、もしかして痴漢!?)
通学途中、乗車率200%を超える満員電車の中で絵里子は体を硬直させた。
絵里子の身体に密着しているすぐ後ろの乗客の手が腰にぶつかってきた。
(ち・・・痴漢じゃないよね。たまたま、ぶつかっただけかも・・・)
最初は電車の揺れで偶然手が触れたものと思っていたが、徐々に手の甲を
絵里子の尻に押し付けてきた。まるで絵里子の尻の弾力を確認するように
執拗に尻を擦っていた。絵里子はその間もじっと耐え、身じろぎ一つできなかった。
(い・・・いやっ・・・やっぱり痴漢だ・・・)
尻をなでまわしていたいやらしい手は、徐々にスカートをかきわけて手前に
回ってくる。
(・・・でもどうしよう・・・この体勢だとシャーペン使えない・・・)
電車のドアに押し付けられて身動きできない絵里子の心の叫びも虚しく、容赦
ない手がスカートの上から絵里子の一番敏感な部分を撫で回し始めた。
うつむいていた絵里子の顔が思わず上がった。
(ひっ!)
絵里子は頬を真っ赤に染めて、あわててうつむき直す。電車のドアに額を押し付け
気を静めようとしたが無駄であった。
恐怖と羞恥心の入り交じった絵里子の表情に気をよくした痴漢が、自らの欲望を
満たす次なる行動を開始したからだ。
電車の乗客の圧力も加わり背中からがっしりと抱え込まれ、スカートの中を執拗に
まさぐられる。薄い下着の上から恥ずかしい部分をツッと擦られ、絵里子自身も
じっとりと濡れてくるのがわかった。
(あっ!だ、だめっ。濡れてきちゃった・・・)
そして、絵里子の骨盤が作り出す下腹部と下着の隙間から痴漢の手が侵入した。
絵里子の恥丘の繁みに痴漢の手が這っていた。
(やっ・・・アソコの毛が触られてる・・・)
絵里子は恐怖と屈辱感で両目に涙を浮かべていた。
最後の大事な部分だけは守ろうとして、苦しい体勢のまま脚を組み、太ももをきつく
合わせた。 しかし停車駅はまだ先だ。逃げることはできない。
更に予期していなかった痴漢の行動で、絵里子は身をすくめることになった。
今度は痴漢の空いていたもう片方の手が、絵里子の鳩尾あたりから右胸の方へと
撫で回すように這ってきたからだ。いつのまにか制服のブラウスがスカートから
引き出され、侵入してきた手が絵里子の豊満な胸を揉みしだいていた。
(嫌っ!もう…止めて…)
大きな胸をしっかりと包みこむブラジャーをおもむろに押し下げられると、ツンと立った
乳首がはちきれんばかりに飛び出してきて、薄いブラウスに擦り付けられるのが
絵里子にもわかった。