西崎紀子 :くー。くー。
蟹沢きぬ :ムカつくのよアンタ!何で知恵遅れの分際で私達より上なのよ!オマケに学長にも気に入られて!
どうせ運良く子供っぽいのを利用して、上手い事取り入ってるんでしょ?
最悪ね!知障の上に腹黒なんて!
西崎紀子 :くー。
対馬レオ :だから其の喋り方を止めろってんだよ!キモいんだよ!マジ潰し度ェ!
俺達は必死こいて此処に入って来たんだよ。日本のトップエリートとしてな。
其れがこんな知障に劣るなんて、冗談じゃねーぜ。
西崎紀子 :くー<御免なさい>。
蟹沢きぬ :ふん。謝って済む問題じゃないわ。別に責任取って自殺する訳でもないんでしょ?
西崎紀子 :くー。
蟹沢きぬ :本当は其れが一番なんだけどね。アンタなんか生きてても邪魔なだけだから。
西崎紀子 :くー<死に度く無い>。
蟹沢きぬ :ま、そう言うと思ったわ。だから今日はアンタをシメてやるのよ。
二度と表を歩けない位…!生きる気力の欠片も無くなる位に…!
西崎紀子 :くー<ナニするの>?
蟹沢きぬ :口頭試問<ヴィヴァ・ヴォース>よ。大江山先生に直訴して、定期考査では英語の
口頭試問を課して貰うんだよ。
「くー」しか言えない紀子ちゃんは留年確定ってね。
対馬レオ :ヒャハハハ!オメー、相変わらずエグいよなー。そんな事したら、
コイツマジで自殺するんじゃねーの?
蟹沢きぬ :ていうか初めから其の心算。目障りだから此の世から消えてってね。
私達は苦労してエリートの道を手に入れた。だからコイツの存在を認める訳には行かない。
こんなのが存在してる限り、私達は死ぬ迄報われないのよ。
西崎紀子 :くー!
蟹沢きぬ :悪く思わないでね。アンタが悪いのよ。閉鎖環境<コミュニティ>で浮いてるってのは、
其れだけで重い罪。だからその罪に対して、私達は罰<リンチ>を施す。
私達は正しいの。アンタが間違ってるの。さあ、覚悟しなさい…!
西崎紀子 :くーくー!くゥゥゥゥゥゥゥゥゥーッ!!!