【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その16

アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の唯我独尊ヒロイン、涼宮ハルヒについて語りたい物好き達が集うスレだ。
なんでここまで盛況しているかは俺にはわかりかねるが、まぁアイツを調子に乗せない程度に仲良く語りあってやってくれ。

次スレは970が立てるように。スレの進み具合によってはスレ立てが早まることもありうるから、そこらへんは臨機応変に。

前スレ
【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その15
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1155810117/l50



ハルヒスレSS簡易まとめ
http://www.geocities.jp/haruhi365/index.htm

ｗ

お疲れ

>>1
キョン乙

キ　ョン！一体どこに誤爆してんのよ！あたしに恥かかせる気？！
ショ　ックでキーボードをぶちこわしそうになったわ。
メロン　の最萌スレに誤爆しないだけましだったけどね。
ったく大　体あんたはこいう事をして平気でいられるわけ？
個別板で好　評のこのスレの存続を脅かす行為よ。ちょっとは反省しなさい！
バツとしてき　らきら星を歌いながら屋上からバンジージャンプの刑よ！わかった！

>>5
どうしたハルヒ
しゃっくりが止まらないのか？

>>5
その不自然なスペースは見つけてほしいって意思の表れですか？

>>5
ツンデレ乙

>>5
ﾋﾝﾄ ﾅﾅﾒ(ry

バカ！
スペースがはいったり、斜めに読んだら何か別の文が見えるなんてただの偶然。
一時の気の迷いよ。そんなことがあるわけないでしょ。

え？顔が真っ赤ですって？
ちょっと熱っぽいだけ。あんたには関係ないでしょ！

ちょ、ちょっとなに顔を近づけて……んっ

熱はないようだって、バカキョン！
あんたなんかもう知らない！

ikusagatana < N.Y

乙

>>1-1000
わっふるわっふる

乙

　　　　＿　__ 　 ＿
　　　 〈> r=＝ﾐ､くﾉ　　キョンこらぁっ！新スレが立つなら立つって新スレで言ってから立てなさいよ！
　　　　i 《ﾘﾉﾊ从)〉　　こっちにもそれなりの準備というものがあるんだからね！
.　　　 从(l|ﾟ ヮﾟﾉﾘ　　
　　　 ヾ ﾉ =京= _　　
　　／::.:.:.:.∪:.:∪.:.:ヽ
　 /.:.:.:.:.:.:.:.∧:.:ｨi.:,､.:.ヽ　　　
　/ｲ.:.:.:.:i|:/__,V'､|l_ｊ:.:.:.ｌ　　　やれやれ
　　lr:l:.:.l -ｰ 　 -､ ﾚﾍ!　　　まったく
　　l　l:.| 　　　| 　　:l　　　　
　　`ｰi;|　　　　' 　,N
　　　 | `ｰ　￣ , '
　 ,,rへ､_　｀ 〔´__
／l :ヽ､　ﾞ7'r'Yヽ､ﾞｰ､
: : |: : : ヽ/､;:;;;}ｲ: :ヽ: ＼
.: :.＞': : ヽ/::::| .ｌ: :＜: : ヽ

キョンとセットじゃないとハルヒには萌えられないと思う

キャビア大戦
リーンの翼戦争から発展した世界大戦

キャビア大戦は壮大な戦争である。
キャビア大戦は第３次世界大戦とも言い切れる。
２０１５年に起こった世界大戦。
それがキャビア大戦である。
この世界観はプロペラ機が活躍している世界。
そう、ブルートレインも活躍している世界だ。
高速道路はないが、その代わり一般道改修が大幅に進み、現実では高速道路
が通ってるところが一般道路になっている。

キャビア大戦の世界観は非常に凄い。
ﾚｼﾌﾟﾛ機、ブルートレイン、一般道厚遇。これらがある。

高速交通機関など飛行機程度。

飛行機と言ってもﾚｼﾌﾟﾛ機で、
爆撃機の旅客機型も存在する。
航続距離は超大。

>>16
単体でも魅力があるが、セットになると2倍どころか5倍ぐらいになる。

グラフィックはかなり緻密らしい。

「ライブアライブ」でハルヒがキョンなしで生き生きとしているのを見て
ちょっと寂しくなったのはそのためか……。
ラストで結局ハルヒがキョンの手を引っ張って
日の光の下を歩いていったのを見てなんだか安心したのも。

>>25
ネタバレはやめようぜ・・・orz

ハルヒは碑文使い。ピンチになると憑神になって襲ってくる

板違いなんだがここをそのまま使うの？

>>28
限りある資源を大切に…ですぅ

>>26
あぁ、マジですまん……

>>25がネタバレになるようなら何にも語ることが出来なくなるぞ。
せめてアニメ全部目を通してから来るんだ。

>>31
それもそうだな
自己中心的でｽﾏﾝ

前スレ994
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1155810117/994
ハルヒはそういう表裏なさそうでいいな。
ある意味生きにくいかもしれないけど。

>>28
ここは板違いじゃないだろ。

3分レスがなかったら阪中さんとキョンがデート

残念！キョンはハルヒのものなのさ！

>>34
暗黙のマナーくらいわきまえようぜ

>>35
ハルヒ乙。

>>25
憤慨の球技大会でハルヒがクラスに馴染んで楽しんでるのもヤだった・

＞前スレ９７５
ハルヒ好きは可モテの非オタなのか？んなこたねぇだろ

Yahooの谷川氏インタビュー読むと、キョンとハルヒが最後に
別れそうな気がするんだよな。
……まあインタビューに従えば、その後また出会うんだが。

キョンが手を引いて世界に再び溶け込めたハルヒが、今度は自分の
意思でキョンの手を握り返す。ああクソ幸せになっちまえ

ハルキョンスレ立てたい

もしキョンが死んだらハルヒはどういう反応を示すんだろう
どうなってしまうんだろう

そんなSSがあった気がする…

その時点で世界改変が起きてなかったことになると言うのが大方の予想。
まぁ、老衰による自然死はそれに含まれないだろうけど。

>>42
>>43も言ってるが、VIPの保存庫に存在するぞ。
あとエロパロにも無くはないが、様々な理由からタイトルは出さん。
第一21禁だし。

個人的には44に同意。だがたくさん泣いたあとにまた生きていくって
のも悪くない。

>>16
俺はキョンはそこまで好きじゃないから一緒じゃなくてもいい

>>41
どっかに立てれば？
誰も止めやしないと思うよ

閉鎖空間の発生が減ってるのは能力喪失への伏線なんじゃないかと思ったり

>>40
それなんて彼氏彼女？

>>41
ここにありますが何か？

>>49
じゃあなんで
>>46みたいなのがくるのよ。

>>49
テンプレとスレタイ見てからしゃべれよ
そんなにキョンが好きならキョンスレ行ってくれ

>>50
そんなこともわからないならROMれ

次の巻ではどこまで進展しますかね
もう大分仲良いけど

みんなもちつけ

>>44
＞老衰による自然死はそれに含まれないだろうけど
なんで？

でもぶっちゃけハルヒよりキョン萌えなﾔｼは
勝手にキョンスレ行ってくれって話だ

>>55
そればっかりは防ぎようがないから受け入れるしかないだろ
さすがのハルヒでもねぇ

老衰による往生なら納得出来るだろうから。
事故死や急死とかの理不尽な死に方をされるとハルヒ側は納得出来ないだろう。

「ハルヒ・・・・背中に虫付いてるぞ。」
「えっ？」
ハルヒは、自分の背中に腕を回して虫を払いのけようとする。しかし届いてない。
「取ってよ」
「ん」
それはコガネムシだった。
そいつは俺の手のひらからハネを広げて空へと旅立っていった。

次の日、またハルヒは背中になんかくっつけて俺の前に現れた。
「ハルヒ、またなんかくっついてるぞ」
「えっ？何よ、取ってよ。」
よく見ると、それはうちの猫だった。
「シャミセン・・・・」
「道理で、なんか肩が重かったのね。」
こいつはいつの間にハルヒにしがみついてたんだ？
俺に剥がされたシャミセン自身も、納得がいかないという表情を作りながら、トボトボと部室から出て行った。

次の日、ハルヒは困り顔で俺の前に現れた。
「キョン〜、何故か自分じゃ取れないのよっ、取ってくれない？」
見ると、ハルヒの腕にコアラがしがみついてた。
「おまえ、これどっから・・・」
「知らないわよ！満員電車から降りたらくっついてたんだもの」
う〜ん、これってワシントン条約とかいろいろ絡んできそうでヤバイよな。
でもコアラは、俺が背中を掴むと意外なほどに素直に腕から取れ、その後はのそのそと部屋の奥の暗がりに消えていった。

次の日、ハルヒは教室に現れなかった。
で、昼休みに部室に行くと案の定ハルヒの姿を見つけた。
「何よこれ〜・・・」
もはや半分泣き顔のハルヒにつきまとっているのは、楕円形の明滅する光体で、ハルヒの移動したあとを
そのままなぞってハルヒの後をついて行き、ハルヒが喋るとその楕円形からもハルヒの声がする。
しかもその光体は４つもあった。
なんだか判らない物体だが、しかし俺がそいつを手で掴むとすんなりハルヒから離れて消滅した。

次の日、俺の家の前にガラクタの山があった。
空き缶やら自転車やら車のタイヤやらいろんな物が肩（？）を寄せ合い、玄関の前に一つの塊と化して鎮座している。
大きさは俺の家より少し小さいくらいだが、俺が青ざめてその物体を傍観していると中心からハルヒの声がか細く聞こえてきた。
「キョン〜・・・・・助けて・・・・・」

「涼宮ハルヒの存在的質量が増大している。」
携帯で呼び出した長門は、この事態をそう解析した。
「質量？」
「そう。物質的な質量ではなく、存在そのもののプライオリティが質量になって現れている。」
「で？」
「質量が増えたために引力が発生し、いろんな物が彼女に引き寄せられた」
「マジかよ・・・・」
俺たちが眺めてるその間にも、いろんな物がじわりじわりとそのガラクタの塊にくっ付いていった。
ハルヒは質量保存の法則とかも無視して、身体の大きさは変わらずともどんどん質量を増やしていってると言うことか。
その塊の中心からは、滅多に聴けないハルヒの嗚咽がしくしくと聞こえる。
「このままほっとくとどうなるんだ？」
「涼宮ハルヒの重力で地球が破壊され、涼宮ハルヒがこの星の核（コア）となる。」
「げっ」
「さらに質量の増大が進めば、彼女の重力が太陽系を飲み込みブラックホールとなる。」
「・・・・」
絶句する。
「どうすればいい？」
あまりの突拍子のない仮定に事の大さも忘れて長門に助けを求めた。　
長門だってこんなのどうしようもないのでは・・・
「まかせて」
頼もしいじゃないか。さすがは万能文化宇宙娘だ！

長門の倍速リバースがかったような呪文。
すると、視界の隅にカウントダウンする数字が現れた。
「長門！なんだあれは！」
「制限時間」
「そーか制限じかって、なんだと？」
「あの時間がゼロになる前にこの塊が規定以上に大きくならなかったら、ゲームオーバー。」
言ってることが無茶苦茶すぎてよく解らないが、とにかく俺たちはその数字がゼロになるのを待つことにした。

数分後、数字がゼロになり塊は派手な音を立てて一気に地面に落下した。
急いでそのガラクタの山を払いのけ、俺と長門はハルヒを救出した。
幸か不幸か気絶してる。打ち所が悪かったかな？

次の日、ハルヒは頭に包帯を巻いて昼休みに登校してきた。
どうしたのかと訊いたが、頭を打ったらしくてなんにも覚えていないとのことだ。
そうか、それは都合がいい。
「キョン・・・」
「ん？」
「なんか付いてるわよ、取ってあげ・・・・」
今度は俺の方が固まった。俺が塊になる番が来たのか！？
「なに青ざめてるのよ・・・」
ハルヒは、俺の口のわきにあった米粒（おそらく弁当を食ったときに付いた物だろう）をつまむと、
自分の口に指先で押し込んだ。そして、満面の笑みを浮かべると
「ホント、だらしないわね」
と、嘲るように言った。

>>59
スティーブン・キング先生乙

>>60
よくわからない話だがオチはよかった

塊魂ネタ吹いた

谷口がムカつきそうなこと

キョンの携帯の待ち受けがハルヒの写真(浴衣姿)
尚且つ

ハルヒの携帯の待ち受けがキョンの写真(寝顔)


やばいな、寝顔の写真持ってるのがバレたら、不純異性交遊と疑われてしまう

谷口ってハルヒのこと好きなの？

>>65
告白してOKはされただろう。
けど「普通の人間の相手をしているヒマはないの！！」
と言われて振られた、と考えられる。
いまはどうだろうね。

まだ好きでキョンとハルヒの仲に面白からぬものを感じている、といいな。

ただ他人が幸せそうなのが嫌ｒｙ

そんなこと無いよ！谷口はいいやつだよ！！今の無し！！

キョンの予想だと谷口はハルヒに5分で振られた男

明日

第１試合
<<園崎詩音＠ひぐらしのなく頃に>>

第２試合
お好きにどうぞ

第３試合
<<柏葉巴＠ローゼンメイデン トロイメント>>

ハルヒは主人公ハーレムものだから1キャラ潰れれば後は他キャラアンチに回る
そうなれば潰すのは楽勝
みくる戦はシャマルで票が割れそうなのでしっかり決めるべき

とりあえず氏ね
ローゼンかなのはか知らんが乙
そして最萌厨は立ち去れ

>>70
強いものが勝つのではない。勝ったものが強いのだ。

って言葉があるけどさ、この場合は逆だと思う。

ハルヒが勝とうが負けようが、俺はハルヒの味方だ。
こんなこと本人の前じゃ恥ずかしくて言えねーが、
これが俺なりの結論だ

>>73
キョン乙。

全世界に向けて発信されてます

前スレ907だけど、ちょっと投下してみる。
初めてだから、情報の伝達に齟齬が発生するかもしれない。でも、読んで。

今日も今日とて我等がSOS団は、いたっていつも通りに活動していた。
そう、古泉があんなことを言い出すまでは…


『カノジョ』


ムッチリ宇宙人に殺されそうになることも、陰険未来人に皮肉を言われることも、ましてや青白い光の巨人に潰されそうになるなんてことはあるはずも無い。
長門は無言のまま広辞苑並の厚さの外書を読みふけり、朝比奈さんは俺達に甘露のごときお茶を振る舞った後はなにやら編み物に没頭しているようだ。
古泉は古泉で相も変わらずニヤケハンサム顔で俺とオセロに興じているし、我等が団長様はパソコンのディスプレイを覗き込みつつ、俺と古泉をちらちら見てなにやらにやけている。
俺達は本当に何事もなく、ぬるま湯に浸っているような時間を過ごしていた。

当然俺はそんな時間に安堵しきっていた訳で、あぁ平和っていいねぇなどと心に浮かべながら、既に通算三桁目に越した白丸を古泉との対戦表に記入し、朝比奈さんの淹れて下さったお茶を堪能していた。
すると、古泉はチラリとハルヒの方を見やり、そのまま立ち上がりハルヒの元へと歩いていった。
何をする気なのかね？今度は南米のジャングルにご招待とか言い出すんじゃないだろうな？
「涼宮さん、お話があります」　
「どうしたの、古泉君？」　
「僕と、お付き合い頂けないでしょうか？」　
ぶっ！？
しまった！せっかくの朝比奈さんのお茶を吹き出しちまった！すみません朝比奈さん、おかわりください…って、
「いきなりどうした古泉！？正気か！？」　
「えぇ、僕はいつでもほどほどに正気のつもりですよ」　
「完璧に正気になれ！！」　
あぁ、お茶ありがとうございます。ズズッ……ふぅ…

「いいわよ！付き合いましょ！！」　
ぶふぅーーーーーー！！？？
「なによキョン、汚いわね」　
「おまえも本気か！？」　
「ええ、そうよ！！だって古泉君なかなか面白いし！」　
「それは光栄です」　
おまえは黙ってろ。
俺が古泉に冷たい視線をおくってやっていると、ハルヒはニヤニヤと笑い出し、
「なぁにキョン？あたしと古泉君が付き合うのがそんなに気になる？」　
そんなことをほざきやがった。

いやいや、よく考えろ俺。ハルヒと古泉が付き合って俺に何の不都合がある？
何にも無いだろ？むしろ、古泉と付き合うことで少しは普通の女子高生らしくなるかもしれない。
なんだ、いいことじゃないか。考えるまでもなかったな、はははー。
…空しく感じるのは……気のせい…だよな……

「…いや、なんでもない。心から祝福するよ。おめでとう古泉、手がかかるだろうが頑張れよ」　
「…ありがとうございます」　
古泉のニヤケ面が少し焦っているようにみえた。きっとこれも気のせいだ。
一方ハルヒはというと、何故か口をアヒルのようにして俺を睨んでいた。
「あんたはそれでいいの！？ほんとに！？」　
「何故そんなことを聞くんだ？俺には関係ないだろう？これで普通の恋愛なるものを学んで少しは一般的な女子高生らしくなれるかもしれないじゃないか。よかったな『涼宮』」　
「っ！？もういい！！キョンなんか知らないっ！！このバカキョン！！！」　
そう言ってハルヒは出て行ってしまった。

「なんだったんだ？」　
「やれやれ、あなたにも困ったものですね」　
なんだ古泉、追いかけなくていいのか？大事な彼女だぞ？
「実はですね、あれは全てお芝居だったのです」　
しば…い？
「えぇ、涼宮さんに協力するよう言われましてね。長門さんと朝比奈さんも協力者ですよ」　
あぁ、どおりで長門はともかく朝比奈さんまで落ち着いてたわけだ。今はなにやら涙目でこっちを睨んできてるが。
そんな目で見ないで下さい。可愛いじゃないですか。
「だが、何のためにハルヒはこんなことしたんだ？」　
すると古泉は驚いたような表情になった。
「まだ分からないんですか？」　
「何をだ？」　
ふぅ、と溜息をつき肩をすくめる古泉。もういい、おまえには聞かん。

「…涼宮ハルヒは」　
…長門？
「あなたに明確な好意を示している」　
本から視線をあげずにそう告げる。
………すまん、なんだって？
「あなたにも分かるように言うならば…」　
本を閉じ、俺の目を見据えてこういった。
「あなたのことが――『好き』――」　

何いってんだ、俺だってSOS団のみんなのことは好きだぜ………なんて誤魔化せなかった。
長門の目が誤魔化すのをゆるしてくれそうになかったから――
ハルヒの気持ちに、薄々ながら気づいていたから――
これ以上、自分の気持ちを偽りたくなかったから―――

「彼女は屋上にいる」　
長門…
「行ってあげて」　
すまんな、長門。古泉、悪かったな。朝比奈さん、申し訳ありません。
「行ってくる」　
一言言ってやらないとな、あのツンデレ団長様には。

長門が「屋上にいる」と言っていたが、ハルヒは屋上への扉を背にうずくまっていた。確か扉は常に施錠されているからな。
「ハルヒ」　
ビクッっとハルヒの身体が揺れる。
「なにしにきたのよ！！！普通は彼氏である古泉君が来るもんじゃないの！？そうでしょ！？アンタには関係ないじゃない！！さっさと帰りなさいよ！！！」　
ハルヒはこっちを見向きもせず、一気に捲し立てた。
やれやれ、取り付く島もないな。しょうがねぇ…
「俺な、独り言を言うクセがあるんだ」　
「なによ！？いきなり！」　
「それも周りに人がいてもおかまいなしに」　
「だから何！？」　
「だから、今から独り言を言う。聞こえるかもしれんが気にするなよ」　
「…………」　
ハルヒは黙ってうつむいた。どうやら聞いてくれるようだ。

「俺には好きなヤツがいたんだ。自分でもその気持ちには気づいていなかったんだが…いや、誤魔化していたっていった方が正しいかもしれん」　
「………」　
「だが、どうやら相手も少なからず俺に好意を持っていたらしい。そこで、そいつは別の男子と付き合ってるという芝居をし、俺の気を引こうとしたらしい」　
「！？」　
「しかし、知っての通り俺は素直じゃない。そいつに対して嫌味ったらしいことまで言っちまった。正直後悔してる」　
そこで俺は一息ついた。ハルヒはまだ黙っている。言うならここしかないな。
「ハルヒ」　
ハルヒが顔をあげる。その瞳は潤んでるように見える。
「懐かしいな、ここ。お前が部活を作るとか言いだして、俺を引っ張ってきた場所だ」　
ハルヒの目を見て言葉を紡ぐ。
「あのときから、いや、今思えば一目惚れだったのかもな。俺はお前が、涼宮ハルヒのことが好きだっ…」　
俺は最後まで言い切ることが出来なかった。
だってそうだろ？俺が言い切るまえにハルヒのヤツが俺に抱きついてきたんだから。

「ぅう…キョン……ヒッグ…キョン、キョン……」　
「あー…泣くなって……」　
「あ…あたし、ヒッ……ずっと不安で…エグッ…キョンはいつも…み、みくるちゃんや有希ばっかり気にかけて…」　
「…長門には色々世話になってるし、朝比奈さんはなにやら危なっかしいからな……」　
「だからっ……ぅぐっ…キョンに少しでも意識して欲しくて…古泉君に…」　
「悪かったって。あんときはかなり混乱してたんだ」
「ぅうぅ……キョン〜…」
ハルヒが泣き止むまで、ハルヒの頭を撫で続けてやった。

「落ち着いたか？」　
「……うん」　
ハルヒが泣き止み、俺は大事なことを忘れてたことに気が付いた。
「さっき言い忘れてたことがあったんだがな…」　
ハルヒは無言で俺に次の言葉を促す。
「付き合ってくれないか？」　
「！！……しょうがないわね。特別に付き合ってあげる！！感謝しなさい！後で別れるなんて言いだしたら………死刑なんだからっ！！！」　
満面の笑みを顔中に貼り付けて、ハルヒは言った。
やれやれ、すっかりいつも通りか。
でも、やっぱり笑ってるおまえの方が好きだよ、俺は――――

「キョ〜ン！早く来なさぁ〜い！！」　
今日は日曜日、毎度おなじみのSOS団による秘密探索……ではなく、ハルヒとのデートなわけで。
土曜は団活、日曜はデート…と、俺の財布が軽くなるのが２倍の早さになったのにももう慣れっこである。
「なにしてんのよぉ〜！！！」　
どうやら我等が団長様はご立腹のようだ。今日もすぐに底を尽きそうだな、俺の財布。
「いま行く！！」　
何はともあれ大事にしてやらんとな。
俺の大切な『彼女』なんだから。


fin

以上です。

>>87
戦刀

>>87
あま〜いお(・´ω`・)投下してくれてありがトン
楽しませてもらったぜ！

>>59
塊魂わらた
キョンが転がしてたらどうなるんだ？ｗ

>>87
久々の甘甘ＳＳktkr
よくあるパターンだったがよかったよ
甘ったる加減がいいね

>>87
最高だったぜ。
俺なんかエロいのしか書いたことないから
なんか新鮮に感じたよ。

>>87
ちょっとベタでシンプルかなってストーリーだが、
差し色のように配置されたアイテムや台詞が非常に上品である。
(上品っては俺の最高の誉め言葉)
その「完璧」過ぎてない感じが完璧に上品だ。
スラッとしたモデルのようなストーリーが華やかな衣装を纏うことによってバランスが取れている。

>>87
途端に涼宮呼ばわりしてツレなくなるキョンのスネっぷりにニヤけが止まらない。
でもこういうスネ方すると女って本気で傷つくんだよね…向こうだって似たような事するのに。
ほんと男は女に振り回されてなんぼなんだよなぁorz

>>87
ネタかぶっとるー('A`)投下ﾃﾞｷﾈｴ

>>94
かぶっててもいいよ。きにすんな。

まってるぞ。

了解、参る。

明けて月曜日。

マイシスターエルボー燃料気化爆弾を三回まで耐え抜いた俺は見事に寝過ごし、あやうく遅刻しそうになった。
教室に入るといつも通りのハルヒ。頬杖ついて窓の外を眺めている。腰を下ろしながら聞く。
よおハルヒ、今日は何も無しか？それともネタが尽きたのか？

ハルヒ「………え？う、うん、何でもないわよ。うん」
……あの何だハルヒ、またヘンな事企んでんのか。そのいかにもな営業ツクリスマイルは何だ。
ハルヒ「大丈夫、心配しなくても平気よ？大丈夫だって」
ニッコニッコとお子様絵本の太陽のような模範的笑顔。間違いない。何か企んでやがるな？

残念だがハルヒ、お前の今回の陰謀はまるっと全部お見通しだ。何が来たって俺は動揺なぞしないぜ？
涼宮ハルヒの行動に不思議な事など何も無いのだよと昨日夢の中で芥川龍之介の幽霊に言われたからな？
────長門から借りた本の影響の可能性も否定は出来んが。
起立の号令と共に立ち上がると、────何故か谷口がこちらを見ている。見返すと慌てて目をそむけた。
何だ一体？


………だがその日の午前中、ハルヒからのアプローチは無かった。
そう、一切無かった。百烈シャーペン突きで俺の背中が真っ黒に煤けるコトも無かった。不気味だ。
田んぼの真ん中で尋常ならざる動きで踊り狂う見てはならない妖怪が縁側で祖母と茶をすすっている位不気味だ。
只、休み時間毎に教室から飛び出していくのはいつも通り。しかし────

一限目後、二限目後と経つにつれ、何故か俺はクラス中から浴びせられる視線に気付いた。
元々ハルヒの爆裂的行動により周辺からの好奇の目には慣れているハズだったのだが、コレはいつもと違う。
窓辺にたむろする女子達がこちらを見ている。それに気付くと慌てて目線をそらす。
廊下からも同じような視線。谷口と同じだ。何というか、この視線は────……憐み？
何だ、俺の境遇は傍目から見てそこまで悲惨な事態にまで陥ったのか？何俺悲惨な奴隷？まだＳＭ続いてたのか？

────────この事態の正体は、三限目後の休み時間に明らかになった。

妙に視線が怪しい谷口と国木田とツレションし、ジュースを買って飲んで、さあ教室へと足を動かした矢先。

渡り廊下に見慣れた黒髪。ハルヒだ。何だ、渡り廊下にアサルトドアーでも出現したか？
半ば想定されるハルヒの行動原理に微笑ましく思いながら見ていると、その横にブレザー。
男子が一緒？古泉か？と一瞬思ったがどうも違うっぽい。古泉よりも身長が低い。

誰だ？また妙な属性持ちの人間捕まえたんじゃなかろうな？すまんがハルヒ、これ以上迷惑を掛ける人間を増やすなよ。
見ると相手の男子は結構髪が長い。男子のくせに三つ編みで俺から見ても結構美形だ。
中性的な印象が強く、その手の女子が砂糖菓子のアリの如く群れ集まりそうだ。ハルヒにそんな属性は無かろうが。

その男子と話すハルヒは、結構真剣な顔をしている。あの超新星的破顔ではなく、暗黒物質的ムッツリ顔でもなく。
真剣にそしてやや紅潮しているといったところか。あ、いっとくが俺はそこまで真剣に観察したんじゃないぞ？
只そう見えただけでな？チラ見を俺の主観で補完しただけで決して真実ではいかん何墓穴掘ってんだ俺。

と、男の方がハルヒの手を取った。ハルヒが驚きうつむく。
さらにもう片方の手も取る。ハルヒが男の顔を見上げる。待てハルヒ何だその潤んだ目は？いや見えた訳じゃないぞ？
そして見つめあう二人の唇が急接近し────


くっついた。




ん？


何？

俺？

何言ってんだ大丈夫だぜ？いや別に？
いやハルヒの恋愛感に対してとやかく言う筋合いは無いぜ？確か中学のときはとっかえひっかえだったんだろ？
なら高校でも有りうるよな？あいつもＳＯＳ団の活動に飽きてきたんだろ？
そして遂にハルヒは普通の女子高生の如き生活を望み始めたんだよな？結構な事じゃないか？古泉が喜ぶぜ？

てかココはどこだ。ああ次の移動教室か。何だ谷口？ああすまんここが俺の席か。うん。

ええとすまん谷口、コレは何の教科書だ？中に書いてある文字が全く読めないんだが。どこのラーマヤーナだ？
そしてコレは誰の書いた錬金術奥義指南書ノートだ？暗号解読はオレのスキルに入ってないぞ？

フゥウ全く何処のドイツだ俺にチンケなナイトメアバトルを仕掛けてきたのは。
もう新キャラは御免だぜ？なあ？

やがて昼時。念の為に持ってきた母謹製俺弁当は、遂に谷口の口に入る事は無かった。

昼休みにハルヒは前のように何時の間にやら教室から消えた。おかげでゆっくり食えるってモンだ。
おお谷口、お前えらい早食いだな。む、国木田もか。お前ら実は胃袋が宇宙だな？
谷口と国木田が顔を見合わせ、憐れみの声と視線を俺に向ける。
と、廊下から黄色い声が上がった。女子達が窓辺に群れを作ってきゃいきゃい言ってる。何だろうね？
ふらりと立ち上がって様子を見に行く。谷口が袖を引っ張るが気にしない。

女子の一人に聞いてみる。どうしたんだ一体？
「いやね、中庭でもう凄いのよ涼宮さんが！！ホラあんたも見てみなさいって」
手をぐいと引っ張られ窓辺に押し出される。その直後、ひっぱった女子のしまったという表情。


中庭では、ハルヒとあの男が、仲睦まじく弁当を食べていた。

カラアゲを食べる男子生徒の顔を覗き込み何か聞くハルヒ。『おいしい？』とでも言ってるのだろうか？
男もまんざらではない様子でもくもくと食べている。実に楽しそうなハルヒの笑顔。
つかハルヒ、その笑顔はＳＯＳ団専用じゃなかったのか？
やがて食い終わったのか、男がゴチソウサマと手を合わせた。するとハルヒが男の頬を指差す。
そのまま何かをつまみ取ると、ハルヒはそれをそのまま口に入れた。

『キャ〜！！！』と真ッ黄ッ黄に輝く女子達の声。続いて空耳まで聞こえてくる。
『あの涼宮さんの相手って”毛利”君って言って、今日転校してきたばっかしなんだって！』
『で、登校してきた校門の前で捕まえていきなり告白！一目惚れってヤツ！？』
『すご〜い！でも涼宮さんがやってたあの部活どうするのかな？』
『もうほっとくんじゃない？あんなカッコイイコ捕まえたんだし！！』


何か眩暈がしそうなので教室に戻る。そういや弁当食いかけだ。

よっこらせと席に座り、箸を持ち、ハテ、俺は何故この目の前の弁当を食わねばならんのだろう？
その前に俺は何故この学校に居るんだろう？何故俺は存在しているんだろう？何故なんだろう？
暫く俺の意識は銀の鍵を携えて虹色の球体の集積物である偉大なる門を越えてシャミが一杯居る夕日の街へ辿り着き、
そこで妙に顔の長いオッサンにココはお前の居る所ではないと諭されて帰ってくると谷口が俺の方に手を回し、

谷口　「キョン………俺達、いつまでも友達だぜ？」
何言ってんだお前。
国木田「キョン、　　……僕でよかったら慰めてあけるよ」
止めんか童顔。

国木田「女子高生痴漢モノと熟女メイド女王モノ、どっちのビデオがいい？」
そっちかい。つか何だその趣味は？

放課後。ＳＯＳ部室にはハルヒの姿は無かった。もしやあの男を入団させるなぞのたまうかと思ったが。
とりあえずカード麻雀を参考書片手にいじっている古泉の前に座り、ぼうっと外の風景を眺める。
気がつくと、目の前にいい香りのお茶が煎れられていた。いつの間に朝比奈さんがついでくれたのだろう。
みくる「あの……キョン君？」
あぁい。　　　…すいません朝比奈さん。何故かこんな声しか出てきません。全身の糖分が乳酸に化けた気分です。
視界の端で、古泉はやれやれといった感じで頭を振った。
長門が読書を止め、俺の顔を見ている。視線を返すと『大丈夫？』といった感じで小首を傾げた。

古泉も朝比奈さんも長門もいるＳＯＳ団の風景。只、団長の席だけが寒々と空く。


と、俺の悪い頭はふとそこでようやくある状態に気がついた。
いまここに、ハルヒを除くＳＯＳ団全員が集まっていつも通りの時間を過ごしている。
だがハルヒは、いきなり現れた謎の転校生に首っ丈。『機関』位は動いても良さそうなのに、何の動きも無い。
というかハルヒの心が移った以上、ＳＯＳ団の存亡の危機だというのに誰も動こうとはしない。

即ち。


お前ら、何か知ってるな？

みくる「はぁうっ！！！？」
朝比奈さんが声を上げる。むちゃくちゃ色っぽいですが今は心のみくるフォルダにＭＰＧで収録しとくとして。
古泉、閉鎖空間は発生してないな？
古泉　「ええ、おかげさまで」
朝比奈さん、未来との通信は大丈夫ですね？
みくる「はっ！！？　　………はい」
長門、ハルヒの能力に変異はあるか？
長門　「異常なし」

ということは。お前ら今回の事態が心配する事でないと知ってる訳だ。俺に内緒で。
古泉　「僕らがそれを言うとでも思いますか？」
思わんがな。だがお前らに拒否権も黙秘権も弁護士を雇う権利も無い。長門と朝比奈さんを除いて。
古泉　「そんなに心配なら、直接涼宮さんに会って話したらどうですか？」
みくる「詳しいことは禁則事項なんですが、私もそれがいいと思いますっ！」
長門　「私も、推奨する」
……………お前らなんでそんなに発言の息が合ってるか？

まあいい、今回も乗せられてやる。すまんが古泉、俺戻らないかもしれんぞ？
古泉　「ええ、戸締りはお任せください」
古泉の声を全部聞くまでも無く、俺は校舎へと駆け出した。


ハルヒの姿を探す為に。

>>87
基本展開はオーソドックスだけど、
ターニングポイントの長門がらしくって、いいね。
物凄く上手い使い方だ………………
他のキャラの表現もそれっぽくて良かった。
（あと、「独り言を言う癖がある」は確か一度ハルヒの方が使ったネタだよな。）
あの屋上への踊り場で告白、ってのも実際ありそうだな。
ある意味“全てはここから始まった”ともいえる場所でもあるし。
ともかくＧＪ！！

探すまでも無く、ハルヒは校門のすぐ前に居た。
あの”毛利”とかいう男と共に。少し目立ちにくい校舎の影に隠れて、互いにキスを交わしていた。
ハルヒの頬は夕日のせいか紅く見える。………つかお前ら長いぞお前ら。いつまでやってる？
ハルヒ「………ッぷはぁ」
こちらまで聞こえる深呼吸と共にキスが終了した。男の顔を見つめて笑うハルヒ。

────────ハルヒ、その笑顔は俺達ＳＯＳ団と共に有ったモノだろう？何故そんな男に捧げる？
そしてお前の、その唇は────────……
ふいに、頭上を照らす太陽が暗黒星雲に飲み込まれていく姿が思い浮かぶ。

出て行きにくい。そうこうする内、ハルヒは辺りを見回して溜息をつくと、手を振って校門から出て行った。

しまった。もう校門には”毛利”しか残っていない。慌てる俺の隠れる茂みに、
毛利　「さ、出てきなさい。出歯亀はいい趣味じゃあないよ？」
気付かれていたか。ゆっくりと立ち上がり、真っ直ぐに睨みつける。
毛利　「キョン………君、だったね？初めまして」
初めて間近で見るソイツは、確かに見目麗しき美少年だった。古泉もまあスカしたイケメンぶりだったがコイツは違う。
整った顔。釣り目気味の引き締まった大きな目。女といわれても信じてしまいそうだ。実際女装したら分からんだろう。
男にしては長い黒髪を三つ編みにし、お下げにして垂らしている。

毛利　「君の視線には三限目の休み時間から気付いてたけど……何か用かい？」
用も何も有ったもんじゃねえ。本当はハルヒを問い詰める積りだったが、お前でも構わん。その方が手っ取り早い。
言うぞ。毛利、ハルヒに手を出すんじゃねえ。
毛利　「何故だい？」

彼女は俺達ＳＯＳ団の団長様だからだ。お前が来てハルヒは全くこちらに顔を向けなくなった。
お前はハルヒを狂わせる。とっととハルヒの前から去れ。この高校からも出て行け。二度と来るな。
毛利　「心外だなあ？彼女の方から僕に言い寄って来たんだよ？私と付き合ってって」
何いってやがる。想像はつくんだ。お前なんかヘンな力使ってハルヒを操ってんじゃないのか？
毛利　「ヘンな力？僕に？　　　……ハハッ、笑わせないでくれよ。僕は普通の一般人さ」

ああそうかい白を切るか。だがな、コレだけは言える。お前はハルヒにとって有害なんだよ。
毛利　「有害？それは君達にとってはの話だろう？僕と彼女には関係無い。君達の問題だ」
ハナに付くキザな喋り方。いちいち癇に触る。
毛利　「諦めねばならないのは君達の方だ。ＳＯＳ団、だっけ？それが彼女を奇矯な行動に束縛してるんじゃないかい？」
　　　　「何の問題も無い。君たちが諦めてくれば、彼女も世間も納得する。円満な解決だ」

ハルヒが只の女子高生となり、ＳＯＳ団が解散する。いつかは来るであろう終末の刻。
だが────────こんな終わらせ方は無いだろう、ハルヒ？
ＳＯＳ団のあいつらがあそこまで安心してるんだ。コレも何かの仕込みだろう？俺をからかう為の。
だがすまん。俺はあいつらよりもお前よりも無知で非力だ。
だからお前のイタズラであろうが無かろうが、俺はこんな暴挙に出る。

すまんな、ハルヒ。
俺はとんだ未熟者だ。

毛利　「納得できない────って顔だね。ヤル気かい？」
腰を落としたまま相手を睨みつける俺。相手も足を開き、何度かＫ−１で見た構えに入る。
毛利　「僕にも心得が有るからね？僕は────……強いよ」
確かに、伝わってくる迫力が違う。この恐るべき微笑は見たことが有る────そう、朝比奈さん誘拐事件の時に。

気圧される。何か武器があればよかったか。何故かナイフを持った朝倉を思い出す。
今の俺なら朝倉の飛ばす槍を全て間一髪でかわし切って朝倉に接近、朝倉のハイキックを姿勢を低くしてかわした後
朝倉のふとももにしがみつきさすさすして「ひゃあ〜ん！？」という朝倉の手からナイフを奪い取ることだってできるだろう。
何想像してんだ俺。

相手が動いた。
反射的に俺も動く。長期戦なぞハナから無理、やるなら特攻覚悟のカウンター！
と、……来ると思った拳が来ない。相手はまた体勢を変えている。コレは────
腕を取られ、後ろに捻られ、そのままうつ伏せに倒される。しまった──────
毛利　「甘いよ」
フェイントだったか………全て終わったその後に、ようやく考えが巡ってきた。

毛利　「どうだい、痛いかい？もしこの場で降参、涼宮さんから手を引くなら許してあげる」
　　　「でももし、降参しないなら────」
折るなら折れ。

毛利　「……え？」
腕の一本や二本くれてやる。だがこれ以上ハルヒには近づくな。

毛利　「……君、自分の状況分かって」
だがもしこれ以上近づいてハルヒをＳＯＳ団から引き離してみろ、俺は全てを賭けてもハルヒを取り戻す。

『ＳＯＳ団団長涼宮ハルヒ────おまえにゃ分不相応だ。勿体無さ過ぎて、お前なんかにゃ譲れるかｯ！！！！』

……

…………

…………………

毛利　「───まけた」

力を急に緩めた。
毛利　「負けたわよ。そんなクサイ台詞吐かれちゃね」
わよ？何で急に女言葉？？疑問を思い切り顔に出しながら起き上がると、
毛利　「あら、まだ気付かないですか？少々ショックですね」
垂らしたお下げに手を付け、その場で解き始める。そこに姿を現したのは────────

　　　　　　………森さん！！！？

森（毛利）「お久しぶりです。ここまでして気付かなかったなんて、宝塚ファンとして少しうれしいですね」
森さんヅカだったんですか。いやそうじゃなくて、何で森さんが！？
その、男装して、転校してきて、ハルヒと恋人ごっこして、あまつさえ────…
森（毛利）「いえ、実は古泉から涼宮さんの計画に協力して欲しいと依頼がありましてね」
機関にですか。わざわざ。
森（毛利）「ええ。で、その一環で涼宮さんが別の男性と付き合い始めて貴方の出方を見る！、というのがありまして」
　　　　　「で、涼宮さん自身が後腐れないように私を指名したんですよ」
で、今日のような行為に及んだと。
森（毛利）「どうでした？結構男装、様になっていたでしょう？」
様になるも何も、俺どころか学校中が騙されましたよ。ＳＯＳ団も────………って、まさか？
森（毛利）「ええ、皆さんぶっちゃけグルです」

力が抜けた。肩を落とす。森さんが手を貸してくれたのでようやく起き上がる。
森　「もう、クラスの皆さんや古泉から聞きましたけど、物凄い有様みたいだったですね？」
そうなんですか？今日一日を思い出してみる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…！？いかん、渡り廊下のハルヒから記憶が無いぞ！？
森　「あらあら」
森さんが孤島や山荘で見たあのスマイルを見せてくれた。
森　「しっかりして下さい？涼宮さんや古泉も貴方を信頼してますが、あの有様ではいざと言う時動けませんよ？」
はあ、というしか出来ない。たしかにハルヒのキスを見てから茫然自失になっていたようだ
　　　………────うわっ俺ハズカシ！？そんな状態で半日過ごしてたのか！？
森　「涼宮さんは喜んでましたけどね？」
ほう？どんな風に？
森　「貴方の一挙一動見る度にお腹抱えて笑い転げてましたけど」

どうやらハルヒはいつも通りらしい。良かった。あの青空のヒマワリのような笑顔はいまだＳＯＳ団のモノな訳だ。
森　「あと、しきりにキスの仕方を教えて頂戴って言ってましたね。男を手玉に取れるキスの仕方」
────また不安になる事を言ってくれる。何だよやっぱり中学時代に未練があるのかあのインラン団長様は？
森　「あらら、誰のために涼宮さんがインランなマネしてるか分かってないなんて、とんだ半人前の団員ですね？」
半人前で十分です。分かりたくもねえ。

森　「あらあら、団長さんもご苦労さまだこと。鈍感すぎて可愛そう」

森　「じゃ、私は帰らせていただきます。ご安心ください？明日には私転校してますから」
また機関のムチャな仕業ですか。大変ですね全く。
森　「お互い様です。　　　　　　……────あ、そうだ。忘れ物」


森さんが、俺の唇にキスをした。
硬直し、また脳ミソが大混乱する俺に森さんが言う。

森　「間接キス。今ので涼宮さんのキス、全部返しましたからね？大切に」

………さいですか。溜息をついて頭をかく俺。校門前にタクシーが止まり乗り込む森さん。
ドアを閉める前に、俺に大声でこう呼びかけた。

森　「後、あの最後のタンカは８０点！涼宮さんはあれじゃ納得しないわよ───！！」





というわけで、涼宮ハルヒによる自作自演のドッキリ浮気大作戦は成功裏に終了した。
……いや、浮気されたのはＳＯＳ団だからな？分かってるな？

で、ついでだがこの日の夜ハルヒから電話があった。で、
しきりに自分の恋人についてどう思うか質問してくるので、ウザくなってバレバレだと告げてやったら、
ハルヒ「で？どうだった？どうだった？どうだった訳あんたは！？」
更にうるさくなって夜中の二時まで付き合わされた事を付け加えておこう。



翌日、ハルヒはまた化けて出た。正直予想の範囲内だったが、…危なかった。
つーかいつまで化けて出るんだ？ハルヒ。

また入れ忘れた<<続>>

相手が森さんじゃなかったら死んでいた俺がいる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -――‐
　　　　　　　　　　　　　 　 r_y'ﾆﾕ ＿＿　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　´　＿＿＿_　　｀ヽ、
　　　　　　 ,. -- ､　　 f＞:´_:_:_/´､ ―-､｀丶、　　　　／!　　　 　 ..　　　　　 　 ／　　 ´　　 　 　 　 ｀ヽ　 ＼
.　　　　 ／　　　　＼f/:／´　 　 　 ＼::.. ＼　 ヽ-､.／ : :|　　　 ／ .　　　　 　 / ／　　　　　　　 　 　 　 ＼　 ヽ
　　　／　　　　　　 f/:/　/ /_/＼ ､　 ヽ::::.. l　 .l／: : : : :!　 .／: : 　　　　､＿!/ ／　　 /　　　　　 　 　 　 ヽ 　 !
　　/　 　 /　　.::::::ヽ!::l_　| .! ,|≧､ヽl＼:lz⊂ﾆ／ : : : : : : !／: : : : : ..　 　 　 ￣V 　 /　/ /　　　　! 　!　　　　ヽ　!
　　!　　　i　　:::::::::r=/_}}. |､|/ｋ::::l　　　'k:::l／＿＿ : : : : : : : : : : : .　　　　　　/ / /! /ｌ ∧　 ﾄ､　lヽ､ｌ　ｌ　l　　 V
　　|　　　| 　 :::::::::ゞｲ|!|ヾゝ 弋zﾘ　　 , ﾋソ⊂ニ-､| : : : : ／l : : : : .　 　 　 　 ! /ｌ l ｌ/‐l/‐-ヽl　ヽ!-―ヽ!　!　l　ヽ、
　　|　　　| 　 ::::::::::::::|j|j::　| 　 　 ,.-―ｫ 　 |::::::::::::::|: : :／:lヽl : : : : ..　　　　　 l/l ! ! l rf升ミ､　　　fr无ミl､ !　!　厂
　　|　 　 j　　::::::::::::::::||:::　!､　　 {　　 ﾘ　 ,ﾊ:::::::::::::|／::|::::|　l: : :／ 　 　 　 　 !jハ∧!　rtjﾉ　 　 　 k.tjﾉ l　! / /
　 /　　 /　　 :::::|:::::::::||:::　ﾍ!`　､｀ ー' .イ:　',::::::::::::::,. --､|　|／_T .　　　　　　　j∧　!　¨´　　 ' 　 ｀¨　 l　l/j/
／　　 /　　　::::_|:_:_:_:|ヽ::::.. ヽｰ-､_Ｔ´　 !:::. ﾍ.⌒／　　　｀TY´　ヽ.　　　　　　　　 ヽ∧　　 　 ‐　　　／!./j/
.　 　 / 　 　 ／　　　￣ﾊ::::!､ |､:_:_n:_}＜ヽ::::.. ヽ　 　 　 ／|〈　 　 .　　　　　　　　　 ヽ! ＞　　__.. ィ´　j/
　　 /　　_／-―　 　 　 〉l/ | |　 ﾉHヽ、L_ヽ:|ヽ|　 　 　 　 | j　,.　 .　　　　　　　 　 　 　 「!￣「 ｌ￣ ﾄ､
.　 /　 f´　　　　 　 　 　 〉 _」ﾉ≦､　　__≧=r‐-､　/　　 　 | }'´　　..　　　　　　　 ＿　ィ´ト --!├‐┤ ヽ､__
　/ 　 ﾉ⌒ヽ　　　 　 l　 f´　　　 　 ｀ヾ　!　 ｀￣ ヽ. ＿＿ノヾ!　　 ..　　　　　　 ∧　!　l　ｌ　　 | l　　l　 !　|　ﾄ､
　l　/｀ヽ.__丶._　　　 j'´::',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::l::::::::,|::|　　　　　　　　　 l　 !人人ﾉ　　 l ｌ　　ヽ人人ﾉ　!
ヽ!/　　　　＞､}--‐ 'ヽ.__ヽ､::::::::::::::::::,__､:::::::::::::::::::,.ｲ::/!:::::/j;/　　　　　　　　　 !　　　　 |　　　l !　 　 |　　　　 l
. /　　　／　　 r‐- ､　 ヽ::::::l` ｰ一'´|　 l`ーr一'´ /'　j／　　　　　.　　　　　　l 　l　　　ｌ　　　l !　 　 l　　　!/ l


本日、【SOS団三人娘】の二人、朝比奈みくると長門有希が最萌トーナメントに出場しています。
今年最大のヒットのアニメ、そのヒロイン３人の内の二人ですからどちらも優勝候補！
まず下記のサイトにて投票コードを取得して下さい。（ＰＣなら２時間以内、携帯なら即時発行>>
http://banana236.maido3.com/~bs5114/a06/
投票コードを取得したらそのコードをコピペし
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1156513908/l50
のスレに貼り　　　　　
<<朝比奈みくる＠涼宮ハルヒの憂鬱>>
<<長門有希＠涼宮ハルヒの憂鬱>>
と書き込めばＯＫです。

やれやれだぜ…

あぁぁぁぁぁぁぁぁ心臓に悪いぜ…
続き待ってます…

ああ、森さんだから毛利なのか

>>105
最高(・´ω`・)でも欲を言えばハルヒともっと絡んで欲しかったお（＾ω＾ ）

ＳＳ書くの初めてです内容かぶってたり読みにくくても勘弁してください

宇宙なんてもんはどれだけ広く、何故ビックバンが起こったかなんてことを考えると眠れなくなりそうだ
アリストテレスやガリレオのような天文学者はそんなことをいつも考えてたんだと思うと頭が上がらないね

俺が宇宙に興味がないわけじゃないさ、そう事実宇宙人が身近にいるからな…

ことは九月のとある日、無限ループ夏休みを脱出し二学期が始まって数日いつもどおり
俺は部室に行く、俺は掃除当番なので教室を出るとき

『ハルヒは早くきなさいよ』

とかいって出てってしまった。
　部室の扉を開けると珍しいことにハルヒしかいない。

他のメンツはまだかとハルヒに聞こうとしたときである

VIPでNTRっぽいの読んで鬱。

ttp://www.uploda.org/uporg492502.jpg

これでも見て癒されてくれ

>>115
なんでこうみんな揃いも揃って魅力的なんだ
普通に古泉がカッコよく見えたじゃないかｗ

ハルヒが立ち上がり俺に接近、その目はなんというか光がない、世間で言うレイプ目ってやつ
を想像してくれれば良い、ハルヒが何かを振り上げる、反射的に俺はかわすことができた。

ハルヒその手はなんだ？

前にも見た光景、そう朝倉涼子のあの光る腕だ、どうしちまったんだ急に、と思って気づくと既に
そこは部室ではなく宇宙空間のような場所になっていた、

ハ『待っていたぞ○○　○○』

ハルヒが俺を本名で呼ぶ？そんなことが今まであったか？

そして急に明るくなったと思うと…！！長門、古泉、朝比奈さんたちが現れた。

長『この空間に進入するのに手間取った』
古『大丈夫ですか？どうやらご無事のようで』
み『よかった…』

長門？一体ハルヒはどうなっちまったんだ？

長『涼宮ハルヒは…』

ちと忙しいので又

>>115
ハルにゃん(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ
キョンｳﾗﾔﾏｼ（´･ω･）ｽ

>>115
これはたまらん

>>115
キョン役得だなｗうらやましすぎんぞ
公式読み終わっちまったぜ…

>>121
公式って買い？

>>114
なんだと
それはもうハルにゃんとキョンくんのラブラブ新婚生活SSを投下するしかないな



↓というわけでよろしく

のいじってさ、なんかスゲーよな。

>>115
古泉が明らかに「つけたし」的な描かれかたである件について。

そんな存在が古泉

何をどうしたら肩車して水鉄砲を撃つという意味不明なシチュエーションになるのか教えて欲しいね。
浜辺でこんな高校生2人見た例がねぇよｗｗｗ

今「ハルヒだから」という理由でお茶を濁しながら必死で考えてるところだが

思いつかん・・・・・orz

>>127
水鉄砲入手→ピストルといったら西部劇ね→キョン、馬になりなさい！→うーん、四つんばいじゃ機動性が落ちるわね→肩車でいいか。さあ、みくるちゃん覚悟！

何気に難易度の高い技ばかり披露してくれるほんと良いバカップルだな

>123
他人任せかって！

ところで、公式ってひょっとして品薄？
昨日とら行って全然見かけなかったんだが…
もう発売したんだよな？

>>115
この状況でのキョンの下半身の画像が見たいです｡

>>132
つttp://www.7andy.jp/books/detail?accd=R0198991
少なくともここでは・・・・


延期

>>　七変化
心臓に負担かけるドキドキしたＧＪ！

森さんがこの後百合に目覚めたりしたら面白いなぁ…

よぅ、ハルヒ。なんだお前一人か？
俺も今暇なんだ、世界の謎を探しに映画館でも行かないか？

>>135
ハルヒ「だが断る」

>>135
●＜それじゃ僕と「時をかける少女」でも見に行きましょう。

原作ときをかける少女の最後のくだりが朝比奈さんお別れEDに使える件

>>133
俺は梱包準備まで行ってるからたぶん大丈夫だと思う

キョン「だが断る」

http://up2.viploader.net/pic/src/viploader281585.jpg
http://up2.viploader.net/pic/src/viploader281584.jpg
こんな事されたら卒倒してしまうがな

>>141
空が青いよな…

平然としているキョンに殺意が芽生えてきた

>>143
でも、実はあなたも「そんなに好きではない女の子」に顔を近づけられても
平然としていられるかもしれない。
女の子といっても所詮は人間ですから…

　にんげんだもの　相田みつお

>>144
女性には敬語を使うほど弱い俺が帰ってきましたよみつをさん

熱血スポコンアニメ

巨人のハルヒ



阪神の方がいいかな…

>>143

キョン「いや、所詮ハルヒだしな、もしこれが朝比奈さんなら今日と言う日が女神に祝福された日として俺の中で未来永劫語り継がれる事になる。」

>>146
あえてオリックス。

それがあったか、迂闊だった

>>147
そんなお前に対しての殺意なんだよ

殺意の波動に目覚めたハルヒ

イライラが頂点に達するとキョンに瞬獄殺をかまします。
もちろんKO後、背中には「神人」の文字が

瞬獄殺の一瞬画面が真っ暗になったところで
キョンとハルヒはあんなことやこんなことを
やっているわけだな。倒れているのは果てたキョン…

ゲージ必殺技

ゲージ１：ドロップキック
ゲージ２：シャイニングウィザード
ゲージMAX:閉鎖空間

ゲージと聞いて一瞬、伝説巨神を思い出した

>>151
キョンを撲殺して、ぴぴるぴるぴるぴぴるぴーと言いながら
世界改変をするハルヒが見えた

>>132
昨日五反田で買ったよ
時をかける少女 NOTEBOOKも買った
明屋書店ね

IDで思い出したが、公式だけならゆうぽーと近くのあおい書店にもある

めいぽはこういうことする奴が多いからみんな隠すんだろ
http://maplesarasi.dip.jp/cgi-bin/uploader/src/maple_up1149.png

ご、誤爆･･･すみません

ＮＨＫＦＭで平野降臨中

声なんかどうでもいいんです。えらい人にはそれが分からんのです。

朝倉スレより転載
ttp://www.sos-dan.com/img/src/1156556648004.jpg

>>162
山根に噴いたｗｗｗｗｗｗ

買ったほうがいいかな、公式

アイドル研究部は部活と認められているのか！
SOS団はアイドル研以下なのか

実際、顧問もいないからサークル、部活の範疇には入らず
同好会扱いなんだろうな

むしろ熱血顧問が居たりしてな

朝倉と国木田は２卵生双生児だな

>>163
この時、山根が物語の鍵を持っているとは誰も気づかなかった・・・

キョンに眼鏡属性があったら由良さんはやばかったな。

>>170
キョンはともかく、ハルヒのミラクルによってホンジュラスへ転校だもんな

>>162
なんか女子の顔がある程度で同じように見えなくもないような気がしないでもないような

成崎さんと由良さんは良く似てると思う。
髪の色も似てたし眼鏡の形も同じ。

国木田の顔がやたらでかいのは確かだ

こうしてみると、谷口、キョンって結構ランク上位の顔だと思うんだが

絵面で論ずるのはあんまり意味ないな・・・・・・・・・
作中でどうなってるかのが大事。

>>162
ツッコミどころが多くて素敵なクラスメイト達ですね。
特に山根。あと松代。

>>175
同意。
まあ谷口は明らかにバカっぽそうで、キョンは苦労人オーラがにじみ出てるけど。

由良さんは吹奏楽部で確定か
キョンは吹奏楽部のこと何かと気にしてたからね
なんだかすっごくあやしい

キョンの隣の子の名前が何て読むか分らん。

さはく？変な名前だな

>>179
さえき
市町村名にもあるぞ

佐伯かトン
普通っぽい子だからキョンと話が合いそうだな

さえき
全然普通の苗字じゃねーか

以前どこかで出たSSで、次の授業をキョンに聞いたのは佐伯さんか

手島が俺の友人の同姓のヤツの100倍カッコいい・・・・

榊すげーな
西嶋さんが可愛い

ツーかこんなにかわいい女子ばかりのクラスありえねえ。

榊は機関の関係者と見た。

>>186
最初期の朝倉の計画はキョンを他の女とくっつけ
涼宮に恋の障害を与えることから始まった。

実は、ナルサキさんずっと気になってたんだ。
背景キャラとしてはカナリ目立っていたからね。

>>187
榊は「月の樹」のギルドの二番隊だったはず

座席表を見るだけで休み時間の喧騒が聞こえてくるよな…

キョンがハルヒに振られて欲しい、と思う俺は少数派かな？
なんでかわからんが。

座席表を見るとハルヒがあんまり好みじゃない相手＆キョンの気を引きそうな相手が遠くなっている気がする。

いちいちこんな設定まで決めるんだな。大変だ。

>>193
谷口の位置が如実に…

>>193
つ[ネギま]

>>193
隣の豊原君はハルヒの好みなのだろうか・・・・・・？

他に背景だとしてもちゃんと出てたのは誰かわかる？

>>197
っ消去法
近くにいても害がなさそうなのが近い席にいるような感じがする。
ハルヒは岡部を毛嫌いしてたこともあるし、体育会系は嫌いなのかも。
闘技系部活に所属してるのは如実に遠くにいるし。

荒川は若かりしころの新川さんみたいな感じだな。

>>189
成崎さんスレにおいで

>>198
背景でもいいんなら、全員一度は映ってるはずだよ

豊原が後藤と、中嶋が吉崎と仲が良いんじゃ
この席順だととりあえずキョンはハルヒと喋るしかないな

鈴木さんは東中学出身だろうな。
ハルヒの自己紹介のとき「あちゃー、やっぱりやっちゃった」って顔してた。

>>193
じゃあ阪中は結構、ハルヒからも好かれているわけかな

ハルヒと仲良くなりたいなどという阪中さんは潜在的マゾに違いない


阪中さんﾊｧﾊｧ

マゾと言うか百合っ子


阪中さんﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ

確かに体育会系は、みんな左半分にいるな

>>204
ほんとだｗ
もう一人頭下げてるのも居るけど、これもやっちゃったって感じじゃね？

新体操部は例外として

だがその柳本さんはハルヒが苦手

>>183
ちょwあんな駄作×未完作品を覚えてたやつがいたとは…今度そのSS再度投下するよw

>>212
ご苦労様です

手島君の紹介がむごすぎる件について

『阪中』
コーラス部。実は、ハルヒとやりたい　？

もしも、キョンがうなじフェチだったら、
瀬能さんのポジションは違っていただろう

てか公式買ってない輩には理解不な話だな
え？なに？ハルヒスキーならば買ってて当たり前だって？

……(´ω｀)ｼｮﾎﾞｰﾝ

>>217
>>162

>>215
ｱｯｰ？

>>152
その場合はどちらかというと、メルティブラッドのレンの超必じゃないだろうか。
マイナーゲームなので技のモーションを解説すると。

１，キャラがエネルギー塊を撃つ。
２，ＨＩＴした場合画面が暗転
３，　一定確率でキャラの姿が「パジャマ」又は「スク水」に変化
４，相手に向かって突進、このとき「ウフフフフ」と楽しげな声が響く
５、ダメージ発生

大野木さん嫌に大人っぽいな

「座席表で盛り上がってるわね」とハルヒがPCの画面を見ながら言った。
「なんの話だ？」俺はハルヒに尋ねた。
「クラスの座席表がネットに流出してんの。みんな喜んでるわ〜」
「へえ」
「なんか、あたしがいやがりそうな奴が遠い席だとかいってんの。偶然なのにね」
「まあクジだからな」
「でもさぁ、こういう後乗せさくさく設定でも話題になんのね」
「最初から決めてたかも知れないじゃないか」
「んな、話を縛るようなことしないわよ。後乗せさくさく設定よ、こんなの」
「そうか？」
「そうよ。あんたとあたしの位置以外はどーでもいいのよ」
「それはおまえが「なんの話してんのかわかんなーい」」
顔を赤くしてそっぽ向くぐらいなら、最初から言うなと思うのだが。

ハルヒ「何この時間に止まってんのよ、土曜日なのに」
キョン「知るか、じゃあお前が盛り上げろ」
ハルヒ「ふん、分かったわよ。あんたはそこでじっとしてなさい」


ハルヒ「はーいみくるちゃーん、パンツみえないわよ〜？」
みくる「ふええ……」
キョン「お前何やってる！？」
ハルヒ「何って？パンチラ撮影会」
キョン「お前な、もうコレはセクハラとしか言いようが────」

ハルヒ「協力してくれたらあたしのパンチラ撮らせたげるわよ？ブルマだけど」
キョン「！！！！！？」

ハルヒ「……ちょっと、真顔で停止しないでよキョン！気持ち悪いじゃない」

その時俺は不覚にも思ってしまった。ハルヒ、ついでにポニーテールで頼む、と。
そしてパンツがはみ出てたら最高である、と。
こんな俺を誰が責められようか！！？

ハルヒ「このエロキョン！アホキョン！！口に出してるわよ口にッ！！！」
……ハルヒに責められてしまった。魔が射すってｺｴｰ

>>192
誰も賛同者が出なかったところから察してください。
正直「おまえは何を言っているんだ？」と思った。

>>221
ていうかケバ（ｒｙ

>>222
それだ！

>>224
>>192はＭなんだよ
察してあげようよ

今日も真面目な学生を自負している俺は、学生の本分である勉学に勤しんでいた。
授業の内容は良くわからんが、教師が黒板に書き連ねる謎の数列をノートに書き写す単純作業だけは一応やっておこう。
あ、書き間違えた。消しゴム消しゴム……ん、おかしいな、机の上にもペンケースの中にも消しゴムが見当たらないぞ？
……仕方がない、ハルヒに借りるか。振り返るとハルヒはノートにペンを走らせている最中だった。
今声をかけていいものか。いや、背に腹は変えられん。後でどんな目にあわされるかの心配は未来の俺に任せたぞ。
ハルヒ、ちょっといいか。
「ん、どうしたのキョン」
授業中に悪いが、１０秒ほど消しゴムを貸してくれないか。俺のはどっか行っちまったんだ。
「え、でも……んー、キョンにならいっか。はい、大事に使いなさいよ」
ハルヒが貸してくれた消しゴムは右半分だけが使用され、左半分は新品同様だった。
大事に使えって言うのは、左半分は使うな、って意味だろうか。それにしてもこの消しゴムのカバー、昔を思い出すな。
真ん中で切って上下を入れ替えて、「トルネード消しゴム」とか言って遊んだっけ。
おっと、早く消して返さないとハルヒに怒られちまう。黒板の文字も早く書かないと教師に消されかねん。
そうだ、たまにはあいつに仕返しするのもいいな。よし、こっちの綺麗な方の角で消すか。
感謝の念を込めながら、しかし少々の悪戯心を持って、大事に、優しく、丁寧に、ノートに消しゴムを書けると、
俺の書き間違えた数字はきれいさっぱり消え去った。
「えー、ありがとうございました」
ありったけの感謝の念とともに、両手で捧げ物を謙譲するかの如くハルヒに消しゴムを返す。
ハルヒは消しゴムを受け取ると机の上にすぐ置いた。まだ消しゴムの角を使った事には気付いてないみたいだな。
「どういたしまして。あ、今度何か奢りなさいよ」
おいおい、いつも不思議探索の時に奢ってるんだぜ、たまには大目に見てくれよ。
俺は前に向き直り、ちゃっちゃと書き写しますかと意気込んだその時、
いつぞやのように俺の襟首が掴まれたかと思うと、おそろしい勢いで机の角に頭をぶつけられていた。
「何しやがる！」
当然の疑問と怒りを持って振り返った俺が見たものは、激しい怒りに目覚めた超戦士の如き表情のハルヒであった。

「あああ、あんたなな何してんのよ！信じらんないわ！！」
顔が近い、どもってる、唾を飛ばすな。
「大事に使いなさい、って言ったのに何で使ったのよ！」
――お前は何を言っているんだ。意味わからんし、消しゴムなら心を込めて大事に使ったさ。多少の悪戯心はあったがな。
「そういう事を言ってるんじゃないのよ！これ見なさいこれ！！」
クラス中が注目してる中、ハルヒが立ち上がって右手で俺が先ほど借りた消しゴムを突きつけてきた。
ちなみに左手はその消しゴムの左半分を指差している。
「あんたホントに何で“角”使ってんのよ！！あたしだってまだ使ってなかったのに！！」
うわっ、すげー怒ってる。これは閉鎖空間が発生したかもしれないな……ん、今廊下を走って行ったのは古泉？
「ちょっとキョンどこ見てんのよ！あたしの話を聞いてるの！？」
「聞いてるさ。ちょっと悪戯心が働いてついやっちまったんだ。これは全面的に俺が悪いし、本当にすまないと思ってる。
今度何か奢るのも約束する。ただ、一つだけ言わせてくれ」
「なによ？」

「消しゴムの角使ったくらいで怒るなよ」



プルルルルル、ポチ。
「もしもし、どうしまし――」
「古泉！まだか！早く来てくれ！急に神人が強くなったと思っ…ザザ…奴等…ザ…増えやが…ザー…っちに向かっ…ザザ…ザ……もうダメだ！！う、うわぁぁぁぁぁ……ザザザ…ザー……」
「……もしもし？もしもし！どうしました！？返事をして下さい！！」

これはキョンが悪いｗｗｗｗｗｗ

>>206　>>207　>>215
「阪中、お前、ひょっとしてハルヒと仲よくなりたいのか？」
「え？な、なななんのことなのね〜」
図星か。この慌てようは……
で、俺が何故このようなことに気づいたのかというと、その要因は俺達の座席の位置関係にある。
阪中の席はハルヒと同じ最後列にあり、さらにハルヒから見ると、豊原を挟んで二つ隣だ。
ハルヒのすぐ前に座っている俺の位置から、ハルヒの方を向こうと体を捻ると、ハルヒの方を見ている阪中とちょうど目が合うという寸法だ。
だったら阪中は豊原を見てるんじゃないかという考えも有るには有るが、阪中の瞳は明らかにハルヒの動きを追っているように見えたんだ。
「何でまた、ハルヒなんだ？」
ハルヒと仲よくしたいなんてヤツは、怪しげな背後関係を持つヤツか、真性のマゾヒストかどちらかだ。
断言してもいいね。
だとしたら阪中はＭなのか？という質問が喉まで出掛かっているが、さすがに彼女を傷つけかねないので言わないでおく。
「だって……涼宮さんと居ると楽しそうなのね……」
何と。そんな考え方があるのか。驚きだ。
「ウソ。キョンくんたち、すごく楽しそうにしてるのね。いつも、お似合いのカップルなのね……」
阪中、変な勘違いはやめてくれ。というか、俺とハルヒはクラスのヤツらに付き合ってるとか思われてるのか。
いやいや、違うぞ。
俺はひたすら振り回されているのであって、そこは俺の流されやすい性格を反省するわけだ。
「私なんか……話し方もトロいし、涼宮さんみたいに活動的でもないのね……」
たしかにおっとりしてるかもしれないが、別にトロいわけではないと思うぞ。
あと、あいつが活動的なのは羨ましがるところじゃなくて迷惑がるところだと思うぞ。
ついでに言うと、一番迷惑してるのが俺だ。
いつの間にかあいつの世話係だしな。誰かできるなら変わってほしいくらいだ。
何だったら、阪中に変わってもらうか？
「ホントなのね！」
……まさかここで目を輝かされるとは思わなかった。
「…………マジで？」
「マジなのね〜」
阪中も物好きだな。

というわけで、とりあえず席を替わってみた。しばらくよろしくな、手島、豊原。
それからハルヒ。そんな口を尖らせてこっち見んな。

現国の授業中。教師は俺と阪中の席が替わっていることに気づかなかった。
まあ、一つくらい変わっていたって気づきにくいよな。
俺は、俺の元の位置にいる阪中をそれとなく観察してみた。
阪中はそわそわして授業に身が入らないようだった。ときどき、チラチラと首を後ろに方に捻ろうとしているのがわかる。
恋する乙女か、お前は。

次の休み時間のことだった。
「ねえ、キョン……」
プス
「きゃっ！」
「あっ……ゴメン」
どうやら、ハルヒはいつもの癖で前の席のヤツにシャーペンを突き刺したようだ。
残念ながら、今ハルヒの前に座っているのは俺ではなく、阪中だった。
阪中も、ちょっとは俺の感じる不条理さをわかってくれたかな？
「ちょ、ちょっと痛かったのね」
などと、言いながらも、阪中は微笑んでいた。少し、顔を赤らめながら……
って、その反応は、阪中お前まさか……

そっちの方なのか？

（おしまい）

座席順が男女交互で気づかないはないだろ
制服の交換でもしたかｗｗｗ

>>227の続きがめちゃくちゃ気になるんだが

>>229
楽しすぎてう○こ出ちゃうのねーgj!

>>230
阪中「実はわたし、他に取り柄はないけど変装だけは得意なのね」
ハルヒ「うわー凄い！　ホントにキョンそっくり。声とかどうやって変えているの？」
阪中「企業秘密なのね」
ハルヒ「そ…そう。そうだ、ねえ阪中さんちょっとお願いがあるんだけど…（ごにょごにょ）」
阪中「キョン君の声でそれを言うの？」

キョン（阪中）「>>235」

さあ来い

もっとセックスする！

アッー！

ハルヒとキョン以外の男が親しくするSS読むと気分が悪くなる・・・・・・・

つまり女ならいい、と。

>>237
溜めに溜めたｳｿｺを出した時の開放感を狙ったんだ、すまない（´・ω・`）

お詫びに次はラブラブだから

「キョン、私の髪触りなさい！」
「うん、こうか？」前髪の２，３本を軽く引っ張る
「いた！何すんのよ馬鹿！引っ張るんじゃなくて触るのよ！」
「そうか、ほら」下敷でスリスリする
「違うわよ馬鹿！ちゃんと手で触ってよぉ」
「わかったわかった」頭に手をポンと置く
「もう何やってんのよ！ちゃんとしてよ！」
「は？ちゃんと触ったじゃねーか。どうしてほしいんだよ」
「もうなんてわかんないのよ！沢ってってことは撫でてってことじゃない！」
「はいはいこれでいいだろ」頭を撫でてやった
「最初からそうしてよもう。」
やれやれだぜ
「最後にもう一つ」
なんだよ！
「目を見て撫でてね」

>>239
いや、貴方のFFの話じゃないよ。
ちゃんとオチがあったし。
VIPのガチで古泉×ハルヒなSSを読んでしまった。

>>240
「沢って」……て、あんたw

>>238
阪中xハルヒという電波を受信しそうになった

>>243
電波じゃない

事実だ

>>244が毒電波に侵されている件について

ハルヒはみくるの髪型をポニーテールには絶対しないだろう

キョンが完璧にみくるにゾッコンになっちまうかもしれないという恐怖があるからだ

>>117の続き

ハ『私から説明してやろう、私は広域帯宇宙存在』

キ『もしかして以前長門が言ってた奴か…』
長『そう…あのカマドウマ…』
　
私をあんな下等種と同じにされては困る、より進化し情報統合思念体に匹敵する力を得たのだ、そして涼宮ハルヒと
の融合で確実になる
涼宮ハルヒの肉体および能力は不完全ながらもジャックした、古泉一樹か…閉鎖空間も
能力を利用すればいくらでも発生させられる、朝比奈みくる…お前たちの未来も、いのままだ

古『くっ』
み『そんな…』
　
お前たちはここで排除する、われわれの目的の阻害となる、消えろイレギュラー！！

>>240にインスパイアされて、甘い短編を思いついたので投下


「う〜ん」
俺の背後からうなり声が聞こえて来た。当然、俺にはハルヒしかいない。
今は授業中であるが、めったに聞こえない声に振り向いてしまった。
ハルヒが机に突っ伏していた。おいおい非常事態発生か？
「先生！」考える前に手をあげてしまうとは、な。「涼宮が調子悪そうなんで、保健室つれてっていいですか？」
「あ、ああ」
「ばか、大丈夫だって」とハルヒが弱々しく抗議の声をあげたが、異議は認めないそ。
「歩けるか？」ハルヒの手を取る。
「大丈夫だって」お腹を押さえているようだ。
「ほら、肩貸してやるから」
「ばか･･･」ハルヒは弱々しく俺の肩にしがみつく。「平気だっていってんのに」
「とにかく保健室に行くぞ」
ハルヒはどうやら歩くことさえつらそうな様子だった。
しょうがないので、ハルヒをいわゆるお姫様抱っこで運ぶことにする。
「ばか、なにすんのよ、降ろしなさいよ」ハルヒは赤くなって抗議するが、それさえ弱々しい。普段のハルヒならば鉄拳が飛んできそうだが、そんな力もないに違いない。
クラスの視線がなぜか俺に集中する。ん、なにか俺は特別なことをしているのだろうか？ ははぁ、俺にハルヒを支える程度の力もないと思っているのだろう。
ま、たしかに腕力に自信はないが、ハルヒ程度の体重を支える程度の背筋力ならばあるのだ。

そのまま廊下を歩いて、保健室に向かう。
「大丈夫だから、降ろしなさいよ」ハルヒはつぶやくように言うが、かなりおとなしくなっている。
「四の五言うな。これまでに見たことないぐらい弱ってるんじゃねーか」

保健室にはだれもいなかった。
空いているベッドにハルヒを降ろしてやった。
「どうしたんだ？腹痛か？」
「･････生理なのよ、二日目できついの」
「せいり？　ふつかめ？」頭が混乱した。
「あたし、女の子なの」ひさびさにアヒル口になったハルヒが言う。
「ああ、そ、そうなのか」唐突に理解できた。いやはや困ったことになったな。
「あんたにはわかんないでしょうけど」
「そ、そうか、すまんな」
「一応薬飲んでたんだけど、あんまり効かなくて･･･」
「学校休めばよかったのに」
「そこまでつらくなかったのよ、朝は」
「んー困ったな、どうすればいい？」
「とりあえず、痛み止めの薬と水探して来てよ」
「わ、分かった。」

　　　 　 　 ☆　ﾁﾝ　　〃　 ∧＿∧ 　 ／￣￣￣￣￣￣￣
　 　 　 　 　　ヽ　＿＿_＼（＼・∀・）＜　 続きま〜だ〜？
　　 　 　 　 　 　 ＼＿／⊂　⊂＿)＿ ＼＿＿＿＿＿＿＿
　　 　 　 　 　 ／￣￣￣￣￣￣￣／|
　　　　　　　　| ￣ ￣￣￣￣￣￣:|　:|
　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　.|／

医薬品の入ってそうな棚を探すと、半分がやさしさでできているという鎮痛剤を見つけた。紙コップも見つかった。
紙コップに水道水を満たして、ハルヒにもっていってやる。
ハルヒは布団にもぐりこんで、顔だけ出していた。
「ほれ、もってきてやったぞ」
ハルヒは上体を起こすと、何も言わず薬と紙コップを受け取った。
ハルヒはしかめっ面のまま、薬を含んでから紙コップの水を飲み干した。
そして紙コップを俺に返すと、そのまま布団にもぐりこんだ。
俺に背中を向けている。表情は分からない。
「ど、どうだ？」
「すぐ効くわけないでしょう？」ハルヒの声はいつもより辛辣だ。
「そ、そうだな」
「あんた、授業に戻りなさいよ」
「もう授業終わってる。いまは昼休みだな」
「あんた、弁当なんでしょ？　食べてきなさいよ」
「おまえはいいのか？」
「食欲ないし」
「おれもまだいいや」
「ばかじゃないの」
「なんかしてほしいことあるか？　ハルヒ」
くるりと振り向いたハルヒは、どういう表情をしていいかわからないような表情だった。
「じゃあ、髪でも撫でてなさいよ」
またハルヒはくるりと背中を向けた。
ハルヒの黒髪を優しく撫でてやる。こんなことしかできないからなぁ。情けないねえ、男ってのは。
「キョン」
「なんだ」
「ありがとう」
ハルヒの声は、少し優しく聞こえた。

おしまい

ハルヒ…いや広域なんちゃらの腕が光る、長門が俺たちの前に出る、あのラムダドライバーってやつで俺たちれ守られている
しかし奴は凄い速さで接近、なんと…信じられない、まるでサッカーボールを蹴飛ばすように長門が軽く吹き飛ばされる
続いて古泉が出るが結果は同じ　俺と朝比奈さんが残された、まずい朝比奈さんを傷つけるわけにはいかない、もともと
ハルヒは万能系だからかもしれないがもはや人間でなくなっている、俺は首をハルヒにつかまれる、なんて力だそのまま
宙に持ち上げられる

一番の阻害はお前だ、まずはお前から排除する

朝比奈さんは無事なようだ一瞬の出来事に驚いたらしく地面にペタンと座り込んでいる
こんなとこで俺はハルヒに殺されるのか…ハルヒに殺されるなら本望か…でもまだ１５年あまりしか生きてない、これから
もＳＯＳ団のメンツともっと過ごしたい、やりたいことも沢山ある、俺は出せるだけの声を出した、ハルヒに首を絞められながら

>>248
キョンは天然なんですかそうですか

あまりにも恥ずかしい間違いなので訂正
>>248
×俺にはハルヒしかいない。
○俺の後ろにはハルヒしかいない。

やっぱり
キョンは
鈍い
な

>>245
>>243氏はまだ助かる見込みがありますが、>>244氏はもう完璧に手遅れです！

>>254
>あまりにも恥ずかしい間違い

だが、それがいい。


…とてもよい作品でした。
雰囲気が堪能できました。

ハルヒ目を覚ませ！お前はそんな宇宙のなんかにやられる奴なのか存在！聞こえてんだろ！！ハルヒ

俺の声が届いたのかはわからないが、ハルヒの手から抜け地面に落ちる　ゴホっゴホッ、マジで死ぬ五秒まえ

何！？体が言うことを聞かない！？涼宮ハルヒめ、まだ意識があるというのか…！？
すると空間の端から声が聞こえる

古『すみません、僕の力もこの空間では半分ほどになりますが足止めくらいはできるはず、』

まて古泉！いくら操られているとは言え、ハルヒ本人だ、傷つけるのはまずい！

古『ご安心を、拘束するだけです、ではいきます』

ホんモっふ！！！　　国崎最高！！！

なんだそりゃ？というツッコミはおいといて、以前のファイアーボールではなく光の輪がハルヒの手足を捉える

古『今です！長門さん！！』
長『了解』

長門が空間の端からハルヒへめがけつっ込む…長門はハルヒの胸に手を当てると、呪文を唱える

長『涼宮ハルヒとの情報連結解除』
　『何！！ばかな！！』

幽体離脱ってのを想像してもらえればいいハルヒの背中側からそう神人の小型版みたいな人影が分離する
長門はすかさず、その人影に呪文を唱えると
長『終わった』


　　

http://ge.netgamers.jp/src/ge_607.jpg
ツンデレかわいいよツンデレ

なんだこれｗ

>>258は何も間違っちゃいない

とってもゴツいんです＾＾

その人影は砂になる…

『こうも簡単に解かれるとは、やはり私が甘かったか…私だけではない涼宮ハルヒの力を狙うものは
ふんっ　まあいい、いつ襲撃されてもいいようにせいぜい頑張るんだな…』

消滅した…

同時にハルヒが倒れこむ俺はすかさずハルヒを抱きかかえる我ながらナイスプレー　ハルヒを見ると
いたった外傷などは見られず、気絶しているようだ

キ『大丈夫か。みんな？』
古『そんなに問題はありません』
長『問題ない』
み『な、なんとか』

気づくとすでにそこはいつものＳＯＳ団部室だった、
キ『長門いったい奴はなんだったんだ？』
長『広域帯宇宙存在の新型タイプ、涼宮ハルヒがＳＯＳ団のトップページを見た際に能組織へ進入
　　涼宮ハルヒの能力を利用しようとした…さらに空間を改変し私の能力を低下させるプログラムを発動
　　思うように行動ができなかった…　』
キ『そうか…まさかハルヒ本人が巻き添え食らうとは…』
ハ『うん…ううん』
キ『目が覚めたかハルヒ？』
ハ『あれ？私？ＳＯＳ団のサイトをチェックしてたら急に意識がなくなって…』
キ『いきなり、気絶してたから驚いたぞ、貧血でも起こしたんじゃないか？』
ハ『そうなのかしら？なんだか悪い夢を見ていたわ、なんだかみんなをくるしめる夢だった、とてもつらかった
　　でもキョンの声が聞こえて…ハッ！も、もうなんでもないわよ///』

なんで急に怒るんだ。この団長さんは、なんか恥ずかしい夢でも見たのだろうか　　　

帰り道に
長『安心して、あのＳＯＳロゴからの侵入コードは封鎖した、もう同じ手口でくる事は無い』
キ『ありがとうな、長門、毎回ながら』
ハ『何ごちゃごちゃ、話してるの？そうだ！今日有希の家で夕食会を開きましょう！』
キ『おいおい、そんな急に　いいのか長門？』
長『問題ない』
ハ『なら決定ね！みくるちゃんにも腕を振るってもらうわ！！』
み『は、ハイ』
ハ『古泉君もいいわよね！』
古『もちろんです』


その後俺たちは長門の家にお邪魔して夕食会を開くことになった、
そうハルヒや朝比奈さん、長門の料理は格別だったさ、本当にさっきまでの出来事を忘れてしまうかのようだ

あとで長門から聞いた話だが、長門たちがあの空間に侵入してきた後、地球は一時的に活動停止していたそうだ…



俺はぞっとした、改めてハルヒの変態的パワーに　本当に敵に回すととんでもないことになるな…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終

なんかありがちな展開になった、まあ暇つぶしにでも読んでくれればいいなと思う
ハルヒがどうこうなる話があってもいいかなと思う、

ハルヒSS新作できました。お時間のある時にでも、どうぞ。


ttp://members2.jcom.home.ne.jp/c_o_i_n/coin_put011.html

ね　ねむいzzzz

ハルヒ「キョン、あたし数学の教科書忘れちゃったみたい。だから、あんたの貸して」
キョン「何を言ってやがる……お前がそれを必要なとき、俺も必要だっつーの」
ハルヒ「何で？」
キョン「同じクラスなんだから当然だろーが！」
ハルヒ「いいから、あんたのをあたしに貸して、あんたは隣の人に見せてもらえば良いじゃない」
キョン「どういう論理だ！お前こそ隣のヤツに見せて」
ハルヒ「つべこべ言わない！」

パンッ！

キョン「……すまん、佐伯、教科書見せてくれないか」
佐伯「え？忘れたの？別にいいわよ」
キョン（……俺が忘れたわけじゃないのに。申し訳ないな……）
佐伯「じゃあ、机くっつけるね」
キョン「あ、ああ、すまない」

プス

キョン「いて！……な、何だよハルヒ」
ハルヒ「別に」

教師「それじゃ、次のページいって」
キョン「あっ」
佐伯「きゃっ……ご、ごめん」
キョン（そんな、手が触れたくらいで謝らなくても）

プスプスプス

キョン「いて！おい、ハルヒ、授業中だぞ」
ハルヒ「うるさい……デレデレするんじゃないの」
キョン「してねーよ！」
ハルヒ「何よ！手がちょっと触れたくらいで「あっ」とか言っちゃってさ」
キョン「何言ってんだよ！」

谷口「おいおい、また夫婦喧嘩かよ」

アハハハハハハハ（クラスのみんな）

教師「お前ら静かにしろー」


次の日、谷口が入院した。

( ;ﾟДﾟ) た、谷口ぃぃぃぃぃ―　！！

よかったね、入院できて。
でも気をつけてね、見ての通り、涼宮さんは凄い力を持ってるの。
今度はきっとこの学校にはいられなくなると思う。ホンジュラスあたりに転校かな？
それまでWAWAWA忘れ物とお幸せに。じゃあね☆

>>267
ｗａｗａｗａ忘れ物〜
って帰ってくるフラグだな

ホンジュラスにはコンピ研部長の家族がいるはずだが、案外美少女の妹とかもいたりして

ハルヒと共に生きていくことを〜♪

ハルヒ〜♪ハルヒ〜♪ワワワ忘れ物〜♪

実にくだらんモノが出来上がった(ノ∀`)ﾊﾊﾊ

んで、火曜日。

前日のネトラレハルヒにすっかり勢力を消耗した俺は、遂に妹コントロールによるスカッド空爆に耐えぬいた。
母親が階下から叫んでいるが、耳に入ってもその先が無限回廊で脳内にまで侵入して来ない。
もうそのまま永遠の世界へと旅立とうとしていたのだが──────

「お────い、起きろ────！」

何だこの聞き覚えの有るウザい声は。

「起きなさ────いこら────！！」

まるで真夏の太陽光線の様な声が脳内に差し込んでくる。

「お────きんかバカキョーン！！！」

超覚醒！ハルヒ！？ハルヒか！？驚きの余り目やにで封印された瞼をムリヤリ開放した瞬間、
ハルヒ「とりゃっ」
あ゛も゛ッ？
必殺ハルヒ流コロニー落とし炸裂。別の意味で眠らせる気かコイツは！？

ハルヒ「ほらとっとと起きる！あーもーキタナイ顔して！顔洗ってきなさい！！」
遂に俺の自宅侵入まで果たしたお楽しみ日替わりハルヒ。何だ今日は？幼馴染キャラか！？
髪型もいつもと違う。ポニーテールだ。ただちょっと失敗したのか位置が歪んでいる。
ハルヒ「ほら学校遅刻するよ！？ちゃんと着替えて食パン齧って、んもうネクタイ曲がってる！！」
妹　　「わーいハルにゃーん♪おはよー」
あああ朝からうるさいぞお前ら。分かった分かった。五分で用意して家を出る。もちろん食パンを咥えさせられて。
つかハルヒ、何時もより１０分位早いぞ？何企んでる？
ハルヒ「何言ってるの、早く行きましょ学校に！！」


ふう。走ったおかげでむちゃくちゃ早く学校に着いたぞ。汗だくだ。
ハルヒ「ったく。ホラタオル！ちゃんと拭いとかないと風邪ひくわよ！ほらほらぁ」
俺にタオルを手渡し、なおかつ自分もタオルを出して俺の汗を拭く。　………正直ハルヒ、何か気味悪いぞ。
ハルヒ「何言ってんのよいつもの事じゃない、あたしのお兄ちゃんなんだから！」

へいへい。　　　　　　　　　……は？

ハルヒ「今日も頑張りましょ、お兄ちゃん！」


永遠に輝く大尺花火の様な笑顔が俺の眼前で炸裂する。
腕に抱きついてきた。おい、胸当たってるぞ胸。ほお擦りずるなほお擦り。
ハルヒ「んふふ〜ん、お兄ちゃん♪」

ぺきーん！やりました俺の心を形作る大理石の宮殿の何処かにヒビが入りましたー！

……あの、涼宮ハルヒのお兄ちゃんは何を頑張ればいいんでしょう？

最初から気付くべきだった。
よく見ればハルヒの失敗ポニーテールは失敗ではない。結ぶ箇所が我が妹（本物）と同じなのだ。
ただ元の髪の長さが違うのでポニーテールに見えたのだ。まあそれでもポニーテールには短すぎだが。

で、授業中。黒板をひたすら写すしかない数学の授業中。
俺の机の下を何かが走った。何だ？白さと大きさからして消しゴムだと思うが。と、背中を突付く感触。
ハルヒ「お兄ちゃん、消しゴム頂戴、無くしちゃった……」
ああ、もしやさっきのはお前のか？しょうがない。おい瀬能？すまんがお前の足元辺りに────
ハルヒ「やだ！お兄ちゃんの消しゴム頂戴？」

上目遣いでまるで捨てられた雑種の子犬の拾ってくださいオーラの如き視線を放つハルヒ。
すまんがな、俺の消しゴムも有限だ。マヨヒガのおにぎりじゃ無いんだぜ？
ハルヒ「むぅ〜────────……」
子犬オーラにアヒル口と涙目が合成された。何だこのニュージーランドの河川に居そうな珍生物は？

しゃーない、貸してやる。　　………だがその前に、ちゃんと返せよ？
ハルヒ「何で返さなきゃいけないの？」
当たり前だ！全くこういうところは演技しない。しょうがないので下敷きで消しゴムを切って半分渡す。
ハルヒ「わ〜いお兄ちゃんとお揃い！使わないで取っとこうかな〜？フフフッ」
……既に目的がズレてるぞ。勝手にしろ。
ハルヒ「え？お兄ちゃんも使わないでよぅ！」
何でだよ。

見ると豊原や阪中が必死で笑いを堪えている。
笑ってないで止めてくれ。ブリブリハルヒを止めてくれ。

そして昼休み。見ると谷口が弁当を持ってきてない。

谷口　「どうせお前今日はハルヒ弁当だろ？お前の母ちゃんの弁当旨いんだよなー」
人んちの弁当アテにするなこの欠食児童。ま、とりあえず持ってきてる俺も何だが。
ハルヒ「お兄ちゃーん、一緒にゴハン食べましょ〜！」
おう来たか来たか。で？今日の俺の弁当は何処だ？
ハルヒ「え？何言ってんの？今朝作ったやつ持ってるでしょ？」
この弁当の事か？いやコレは俺の母親が作ったものだぞ？で多分谷口の午後の活力になる予定だぞ？
ハルヒ「ひど〜い！今朝早起きしてお母さんと一緒に作ったのにー！いじわる！」
……────今朝家に居たのはソレが理由か！？
ハルヒ「そうよ？ほら早くッ、中庭のいい場所無くなっちゃうゾ！」
口調がブリブリなのに行動が何時も通りなハルヒに俺は襟首を掴まれ、中庭へと引きずられていった。
すまん谷口。無慈悲なハルヒを許してくれ。

その後、予想通りハルヒはブリブリっぷりを発揮してくれた。
誰しも一度は幻視するであろうあの『はい、あ〜ん♪』を俺にかましてくれたのだ。ハルヒが。
更に弁当の中身はフリカケでご飯にハートマーク、ハンバーグまでハートに型抜きされている。

そして食後、ハルヒの頬っぺたにあからさまな米粒が一つ。…────ふーん？
ハルヒ「────ねえお兄ちゃん、何か私付いてない？」
コレは何かハルヒ、俺に昨日お前が森さん相手にやってたのを俺にやれってか？ほおう？
────無造作に指先で米粒を摘んで取ると、ピンと後ろの草群に弾き飛ばしてやる。
ハルヒ「あ゛────────！！！？何それー！！」
そう言うと仕舞ったばかりの自分の弁当をささっと開き、弁当箱のスミに整列している米粒を一つ頬に付けると、
ハルヒ「はい、もう一回やり直しっ！！」

ぺきぴきーん！俺の心を形作る大理石の宮殿の床に亀裂が入りましたー！
もう勘弁してください。

教室に帰ると、谷口が居なくなっていた。
国木田「……───さっき、泣きながら食堂の方に走ってったよ」
そうか。急がねばこの時間ではろくなモノが残ってないからな。悪かった谷口。
国木田「…キョン、それちょっと鈍感……」

さて放課後、の前に体育の授業の帰り、靴箱を開けるとメモが一つ入っていた。

『放課後、屋上に出る階段の踊り場に来てください　　ハルヒ』

何ですか──？遂に妹が兄に禁断の愛の告白ですか───？
つか俺の場合、靴箱に手紙入れられると殺人予告か未知との遭遇としか取れないんですが、実際。
とことん王道でブリまくるなハルヒ。分かった。お前の告白聞いてやる。それで本日のサプライズ終了！
つかな、ヤバイんだよハルヒ。俺一応リアルに妹居るんだから。
お前のせいでリアル妹が妙齢のお年頃に成長した時、ヘンな気起こして間違いがあったらどうする？

踊り場の石膏ブルータスの前でハルヒが待っていた。
さあバッチ来い。お前の妄想全部受け止めてやる。ソレで今日はオシマイだ。ビバ日常！！
ハルヒ「お兄ちゃん………」
何だ、ハルヒ？
ハルヒ「実は、お兄ちゃんに、言わなきゃいけない事が……」
何だ、言ってみろ。
ハルヒ「実は………」
早く言えって。
ハルヒ「実は、私お兄ちゃんの本当の妹じゃないの……」
成る程その設定の方が健全でよろしい。五十歩百歩だが。

ハルヒ「実は私、この世界とは全く別の、魔法の世界から来たお姫様なの！」

あら？


ハルヒ「お願いお兄ちゃん、力を貸して！凶悪なカラクリ暗黒魔女、ミクルーを倒す為に！」

俺の心の宮殿が崩壊すると思いきや、何か謎の放射能怪獣に踏み潰されました。
と、屋上への扉が勢いよく開き、其処には────

古泉　「ハルヒ姫お早く！もう持ちません！！」
長門　「その男が我らに力を貸してくれるのか否か、早急に回答を頂きたい」
もうもうと煙に覆われる屋上。周辺に散らばる機械の破片や鉄くず。その中に、
妙にカッコつけた姿勢で背中を向ける古泉と、何故かお座りして同じく背中を向ける長門と、


みくる「わ、わわたしはカラクリ暗黒魔女のミクルーです！この世界を占領する為に侵略しに来ました！」
　　　「はわわっおおとなしく降伏すれば命だけはたすけェてやります！うひー」
謎の超巨大パワードスーツに乗り込んだ朝比奈さんが立っていた。



え────────────────────！！！！？？

ハルヒ「ＨＡＲＵＨＩ　ＳＵＺＵＭＩＹＡ　メークアーップ！！」
大音量とレーザー光線と共にハルヒの制服がパージされ、けったいな衣装へと様変わりする。
あの、新川さんと田丸ご兄弟、できればあまり視界に入らないよう特殊効果をお願いします。

ハルヒが妙な長口上を述べている間に俺は古泉を捕まえる。何なんだ今回は！！？
古泉　「見た通り妹系魔法少女ですよ。ソレ以外の何に見えるんですか？」
確かにソレ以外には見えん。だが昨日の森さんに続き新川さんと田丸兄弟まで巻き込むのかよハルヒのわがままに。
古泉　「いえ、森さんの件を発表した所彼ら三人からも何かしたいと希望が有りまして。特撮大好きみたいですね」
………何でノリノリなんだよお前の組織は。悲しくなってくるぞ。

で、お前の役は何だ？
古泉　「魔法の国の美少年摂政『イツキ』だそうです。お姫様を影から支えるお目付け役です」
で、長門？お前は何でお座りなんだ？しかもバニーの耳まで着けて。
長門　「私は、マスコットの小動物『ユキ』。涼宮ハルヒの人間界でのお伴。例えるならキュベレイのファンネルに該当」
…………ちょっと違うと思うぞ？
長門　「………そう」
誰だウソ教えたのは。こら古泉目を逸らすな目を。

で、朝比奈さんは悪役か。また何つうミスキャストだ。
古泉　「ソレなんですが、少々問題が発生しましてね───」
何だ？またカマドウマとか雪の洋館とか犬限定浮遊霊の親戚じゃ無かろうな？
長門　「そう」
………マジか？
古泉　「実は、あの朝比奈さんはちゃんとした衣装を着て戴いてるはずだったんですよ」
　　　「それが先程、スタンバイ終了した直後から巨大化し始めまして────」
長門　「恐らく干渉してきているのは、あの雪山の時と同じ存在」
広域宇宙的存在、ってヤツか？
長門　「そう。今回私の能力は制限されていないものの、この建造物の屋上付近は彼らの影響下にある」

ハルヒ「ミクルー覚悟ーっ！！」
みくる（ミクルー）「うみゃあああああああああああああああ！？」
朝比奈さんの着ているのは、どう見ても妙な技術で製造されたパワードスーツにしか見えない。
高さは朝比奈さんの頭までで５ｍを超えているだろう。ソレがどっすんばったん暴れている。
ハルヒが何処からか取り出したオモチャ刀を改造したステッキを振りかざすと、ミクルーから火花が飛び散る。

古泉　「……やっぱり」
何がだ古泉。
古泉　「アレは我々の仕込みでは有りません。すなわち、広域宇宙的存在の仕業でしょう」
長門　「広域宇宙的存在のこれまでの干渉の具合から予測するに、彼らにこの遊戯の妨害の意図は無い」
　　　「むしろ積極的にこの遊戯を扇情的に煽っていると思われる」
………つまり？

長門　「彼らもノリノリ」
うわあい。

みくる（ミクルー）「ひああ……し、しねー、必殺ディバウアーほーるぅ！？」
ハルヒの前に、妙な黒い回転体が出現した。ハルヒの体が引っ張られる。
長門　「まずい」
ん？あれ演出じゃないのか？
長門　「涼宮ハルヒに対して時空間転移の為にワームホールが開かれようとしている」
古泉　「ドサクサに紛れて、という事ですか？」
長門　「そう。非常に危険。頼む」
え、俺？
古泉　「天下無敵のお姫様ですよ？でも、その力の鍵となるのは貴方なんですから。さ、早く」

ハルヒ「え？ちょ、キョじゃなかったお兄ちゃん！？」
あーもーハルヒー。いいかー、お前に秘められた力は無限だー。自分の力を信じて解き放てー。
ハルヒ「ええ？う、うんわかった」
後ろからハルヒの右手を握る。ハルヒが構える。ええい何処の三流ラノベのクライマックスだオイ。
ハルヒ「消えろ────！！」
ハルヒの号令と共に、目の前の回転体は急速に縮小し、最後にカンシャク玉みたいな音を立てて消え去った。

ハルヒ「さあ………行くわよミクルー、覚悟しなさいッ！！」
みくる（ミクルー）「ひいっ」
ハルヒ「さあユキ、カモン！！」
長門（ユキ）「了解」
長門がハルヒの脇に走り寄り、左手を掴む。でもやっぱりおすわりの姿勢。パンツ見えるぞ長門。
ハルヒ「必殺！ユキ・レインショット！！」
ハルヒが長門を思い切り宙に放り投げる。高い空中で長門がくるくる回りだすと光を放ち始め────
────────光の雨が屋上に降り注ぐ！そしてそこに現れたのは、ちっちゃい長門がいっぱい。

え────────────！！！？

ミニミニ３０ｃｍの長門の群れは、ミクルーの体に這い上がって朝比奈さんの頭に辿り着き、
みんなでぽこぽこ殴るとまた光の雨に戻り、空中で合体すると元の長門になって着地した。
訂正する。長門やっぱりお前はファンネルだ。

ハルヒ「いくわよ………最終奥義！！！！」
さあ何が出るのだハル姫様。レーザーとか単分子ワイヤーとかミサイルとかブラックホールは無しだぜ？
ハルヒ「はあああああああああ……」
何か何処かで見たことのある姿勢で両手を腰に構えて踏ん張ってるハルヒ。まさか……！



ハルヒ「真空！ハルヒ拳────！！！」
やっぱりパクリですありがとうございました────！！！！！


みくる（ミクルー）「にゃう────────んん！！！？？」
屋上を横に貫く光の柱と共に、朝比奈さんの体を覆っていた謎パワードスーツは吹っ飛んでいった。
後には、バニーガール姿で目を回した朝比奈さんがぽてふと倒れた。つか元はバニーだったのかよ。

もうもうと立ち込める煙の中、たちつくすハルヒ姫。
ふらりと倒れそうになる所を俺が受け止める。大丈夫か、ハルヒ？
ハルヒ「お兄ちゃん、やったよ……私やった……」
おおやった。やりすぎたな。もうそろそろで職員室から強制査察団が屋上へ派遣されてくるぞ。
ハルヒ「お兄ちゃん……ごほうびちょうだい……あたしに、キス………」

そう来ましたか。
まあいい、今日ここまでやったごほうびだ、キスの一つや二つくれてやる。ただしもう二度とするなよ。


ほれ、顔上げろ。

ハルヒ「ん…………」





こんな訳で、妹系ブリブリハルヒ改め少年漫画風魔法少女大作戦は秘密裏に終了した。
このすぐ後警察も交えた高校教師ＳＡＴ部隊が屋上に乱入したので、面倒を避ける為屋上から逃亡したのだ。
新川さんや田丸御兄弟の煙幕と妨害工作により脱出は滞り無く成功した。ご苦労様です。
全く今回のハルヒはタチが悪い。一つ説教でもと叱っていたら、新川さん達に止められた。
古泉　「感謝してるんですよ、楽しませてもらったってね」
成る程、皆さん三人そろっていい笑顔といい汗をかいてらっしゃる。
　　　　　　　　　……………古泉、どうも俺は秘密結社についての認識を改めねばならんようだ……
古泉　「何故です？」
もうええわいこのマニアック軍団。晴海で本でも売っとれ。

ハルヒは大成功の作戦に上機嫌。大して朝比奈さんはふらふらのクラゲ状態。
今日の敢闘賞は、実は彼女かもしれない。お大事に。
ハルヒ「じゃあまた明日ね、お兄ちゃん！！」

まだ続いてたのかよ。じゃあな。




翌日、ついに最終日。
これで最後と気を抜いていた俺を、悪夢が襲った。勘弁してくれ。

<<続>>

>>278
そう持ってきたか…アンタマジ天才だよ。ＧＪ！

ハルヒ「・・・・・はぅ〜」
みくる「どうしたんですか？夏バテですか？」
キョン「暑いからって、そうめんばっかり食ってたんじゃないのか？」
ハルヒ「んなことないわよぅ・・そうめんに、冷や麦に、ざるうどんに、きしめんに・・・・・」
キョン「同じだろソレはっ！お前は独身男かっ！」
ハルヒ「ちがうわよぅ！太さによって呼び名が違うと、日本農林規格制度で決まってるんだから！なにさっ、ふんっ！」
キョン「いや、栄養面の話をしてるんだが・・・」

>>278
乙であります！！

>>280
暑い日こそ熱いラーメンを食いませう

ハルヒ「だーじゃうぶまーかせてっ。これからみんなでラーメン食べにいくわよっ」
キョン「反対」
みくる「反対」
長門「反対」
古泉「賛成」
鶴屋「反対」
ハルヒ「にょろ〜ん」

>>278
ノリノリの機関と思念体に吹いたwwwGJ！

>>282
ちゅるやさん「スモークチーズが付くなら、絶対賛成にょろ」

>>278
うわーん
俺の今書いているSSと微妙にネタかぶりしてるｗｗｗ

しかしおもしれー。続編期待してます。

かまわん、気にせずに落としてくれ

やっぱハルヒが最高だな

正直アニメのキョンにならハルヒをあげてもいいが原作のキョンにはあげたくないな

お前のその心理がいささか理解出来ん

>>288
おまえは何を言っているんだ（ＡＡｒｙ

だって原作のキョンってちょっと乱暴な感じがするもん。

>>291
おまえは何を（ｒｙ

>>291
その発想はなかったわ

ツンデレ×ツンデレはお互い素直になれず悲劇的な結末を向かえそうだ。

http://www11.atwiki.jp/xgvuw6/pages/842.html?

>>294
いや、一番重要なところで2人共デレが出るんじゃないか？

>>296
だな！　ていうか、今までも大体そんな感じのバカップルだしｗ
そういえば、ハルヒはツンデレに見えるが実は違うって説もあるな。

この前告白したのよ。生まれて初めてね。
正直最初告白なんて簡単だとおもっていたわ。
だってみんな普通に告白して付き合っているんだもの
あのね、あたしが間違っていた。あれはあたしからするもんじゃないわ。
そうね、アイツから告白するのを待つべきだったわ。
それで部活が終わった後アイツを呼び出したのよ。
めちゃくちゃ緊張したわ。話し始めようとそろ〜っと口をあけたわ、１０秒ぐらいかけてね。
そしたらなんか恐くなって言うのをやめたのよ。そしたらアイツ
「何だ？言いたいことがあるならハッキリ言ったほうがいいぞ。
俺だってお前の言うこと全部に反対するワケじゃないぞ？
場合によっちゃあ賛成してやるぜ」とか言うの。
同じ過ちを二度も繰り返さないのがあたしよ。だから言ってやったわよ。
ずっと好きだった事とか、
みくるちゃんや有希にアンタが取られるんじゃないかと思っていたこととか
「ハルヒ」って呼んでもらったとき死ぬほど嬉しかったこととか、
もう、想いの丈の全てを言ってやったわ。
だってアイツ「場合によっちゃあ賛成してやるぜ」とか言うんだもの。
そしたらエライ事になった。アイツ見せたことの無いもの凄く明るい笑顔。
並列じゃああの明るさはでないわ。直列よ直列繋ぎ。んでこんなこと言うの
「ハルヒ、実は俺も気になっているコがいるんだ。
そいつは超絶自分勝手で唯我独尊が形を持ったような奴で
しかも俺につらく当たりやがる。おまけに素直じゃないときた。
でもそいつは俺にだけはとびっきりの笑顔を見せてくれるんだ。
そのときこの笑顔は誰にも渡したくないって思ったのさ。
だからハルヒ、ずっと俺のそばにいてくれないか？」

正直「恋愛感情なんて一時の気の迷いよ」なんて見栄を張らないで素直になればよかったわ
素直になれなかった事を心の底から後悔したわ。
そして帰り道「あたしをフッたら死刑だったんだからね」とか言っちゃているあたし。
ホントあたしって素直じゃない。
誰か助けてください。

>>298
ｱﾏ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━ｲ!!

>>298
これは良い改変ですね

信頼関係が維持されてる限り障害にはならないので誰も助けません。
お幸せにｗ

もう好き放題にいちゃいちゃしてくれ、このバカップル共が！！

>>298
助けるべきところが見当たらないんですけどｗ

ハルヒがマリリンマンソン好きってどの巻で出てくんの？

でた、キョンの1秒間に10回「ハルヒ可愛い」発言
(速過ぎて聞き取れない)

>>305
長門さんが妙に元気が無い。

>>306
「キョンくん……、とうとう……」
「朝比奈さん？　彼がどうかしたのですか？」
「キョンくん、呪文を唱えてるみたい」
「呪文…ですか、いったいなんて言ってるのでしょうねえ」

「キョン、私もう駄目」
「ハルヒ！しっかりしろ！お前が死んだらＳＯＳ団はどうすんだ！」
「あんががいればだいじょうぶよ」
「お前がいなくちゃ嫌なんだよ。俺が悲しいんだ。」
「それってどういう意味？」
「俺お前が好きなんだ」
「ありがと」
「ハルヒ！ハルヒ！」
「キョン、あん・たは雑草に・・なり・なさ・・い。踏まれても・・踏まれても・・生え・て・くる。
そん・・な雑・草にな・りな・・・さ・・い・・」
「ハルヒーーーー！！！！！！！！！！！！」

公式来た。
肩車ｳﾗﾔﾏｼｽ…

あ…、俺まだ買ってないわ
買いに行くか

>>307
こんなんか？



俺達、SOS団が結成してもうすぐ1年。
ハルヒもこの1年には満足したのかこの所おとなしい。
春休み、この前の幽霊騒ぎを解決してからは平和そのものであり。
日がな一日を無為に過ごしていたら突如、ハルヒから呼び出しを受けた。
画竜点睛を欠くって知ってるか？
…こいつは休みが何の為にあるか知らないのかね？
好むとか好まざるとかそんな事は一切関係無く、俺がハルヒに振り回される事約1年…
既にこの世界が規定事項となったのは俺が選んだ事だし、責任は取るつもりだ。
だからこうして休みの日に呼び出しが来るや文句も言わずに出動しちまう訳で…
…やれやれ、全くこの団長様は…

ﾊﾙﾋ父「ええかハルヒ、麦はのう、寒い冬に何回も何回も踏まれ、それでも立派な穂を実らせるんじゃ。ハルヒ、お前は麦のように強い女の子になるんじゃ。ええのう？」

ﾊﾙﾋ「うん！　わかったよお父さん！」

番ねずみのヤカちゃんか
懐かしいな

>>312
例え核が落ちても大暴れしそうなハルヒですが
キョンにマジギレされ、教室にもこないで
どうしたらキョンの機嫌が直るか、髪の毛いじって「あいつ好み」の
髪型にしたりして悩みまくってたらいきなり
「映画、完成させような」
とか言われて、その日の学校の事は何にも覚えてないくらい浮かれちゃって
帰りのバスの中で意味も無くムフフ笑いが止まらず
電車のって突如赤くなったり、でも周りが気になるからずっと俯いてたり
でもホッペの筋肉が緩みっぱなしで
家に帰って、でっかい声で「たっだいまー！！」とか言ってみたり
ご飯も３杯も食べて、お風呂であいつの事思い出しちゃって・・・
だってあれだけ怒ってていきなり優しくされたらしょうがないよね・・・だから、悪いと思ったけど
ちょっと触っちゃって、あいつに可愛がってもらうところ想像しちゃって・・・結局１時間くらいお風呂にいたり
部屋にもどって寝るときに、明日からの事考えて
でも、明日あいつになんて声かけようか悩んじゃったけど、きっといつも通り話し掛ければ平気かななんて
思ってたら、また夢をみて。その夢がねアイツと桜並木を一緒に散歩するってだけの夢だったんだけど
これ映画に使いたいなーって思ったら目が覚めて、あとはいつもどおりの私だった。

ちょｗｗｗハルヒｗｗｗ

>>314
萌え死んだｗｗｗ

ハルヒの部屋にはキョンの写真がありますか？

既に机の上と枕の下と財布の中とアルバムには存在が確認されています。

キョン人形もおいてあります

キョン人形は既にクタクタになっています。

枕の下の写真はシワシワになっています。

オ(ryに使われたってことでいいのかな

古泉の部屋には（ry

ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！
ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！
ギシギシ……
ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！
ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！
ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！
ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！
ギシギシ……
ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！
ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！
ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！ぱんっ！
ギシギシ……

コンコン
「キョンくーん、ハルにゃんと何してるの？大丈夫？」
ガタタッ！！
「な、何でもねーよ！」

翌朝

「んとねー、おかーさん。昨日キョンくんがハルにゃんのおしっこするとこ舐めてたの」
「ブッ！（みそ汁）」
「ブッ！（みそ汁）」
「そ……そう……」
「それでねー、それからぱんぱんぱーんって」
「そう……キョンくん、ハルヒちゃん」
「何？かあさん……」
「小さい妹が居るんですから、もう少し控えなさい」
「わかったよ……」
「すみません、お義母さま」
「ハルヒちゃん」
「はい？」
「まだ、『お義母さま』は早くないかしら？」



そんな夏休み

うらやましい夏休みやねぇ…

てか公式ページのハルヒとキョンの小さい画像クリックしたら
もう１枚表示されるのな。今頃気付いたorz

>>323
色んな意味でたまらんなｗｗ
ていうかキョンの家でご飯食べさせてもらうぐらいの関係にはなってるんだな！！

よっぽどのDQN家庭じゃなきゃ高校生の息子が家で彼女とセックスすることなんて
認められないんじゃないかぁ。

世の中にはいろんな不思議家庭があるんですよ

ハルヒが望めばなんでもおk

そこはホラ　フィクションですから

くくくッ(笑)　お前が言うかあー？

つーか、
＞小さい妹が居るんですから、
この理由が出る時点で公認だよｗ

「なぁハルヒ」
「なーにキョン？」
「ちょっと数学教えてくれ」
「はぁ…本当にダメキョンなんだから…」
「悪かったな」
「で、どこ？」
「ここの所な…なんでこの計算式が出てくるんだ？」
「アンタバカ？こんなの簡単じゃん？本当にこんなのも分からないの？」
「だから聞いてるんだろ！」
「なによその態度。それが人にものを頼むときの態度なの？」
「す、すまん」
「分かったらいいの。じゃ、ホラ！ちゃんとお願いしなさいっ？」
「うぐっ…ハ、ハルヒ…」
「なーにぃ？」
「教えてくれ」
「く・れ？」
「く、下さい」
「どっしよっかなー？」
「…可愛いぞ、ハルヒ」
「！！！な何バカなこと言ってんのよ！そそんなの当たり前でしょ！…ま、そ、そこまで言うなら別にいいけどさ？
…ほら！見せてみなさい！…ふんふん…はあ〜あのさ、いい？キョン？
大体ね、アイツらの説明通りに解いても全然エレガントじゃないのよ！だからこれはこう解くの…あのね…」

「なるほど！そうか！分かったぜ！」
「本当に分かったの？」
「ああ。ありがとな、ハルヒ」
「！！！べ、別に感謝されるまでもないわよ！なんなら、他のとこも…特別にアタシが教えてやっても…い、いいわよ？」
「ぜひ頼む」
「仕方ないわね…アタシも暇じゃないんだからね！特別よ？」
「あぁ…野郎もきっと喜ぶ。そうしてやってくれ」
「…え？キョン？今なんて…」

「Wawawa忘れもの〜♪キョン！さっき頼んだやつ、分かったか？」
「ああ、それならハルヒが…
ってうごぉぉ！？」

「キョーン？…死刑だからね（ニコッ）」


なんとなく浮かんだ

ちょっとこれを見てくれ
　　　　　　　　　　　　　　　┌───┐
　　　　　　　　　　　　　　　│岡部＿│
　　　　　　　　　　　　　　　└───┘
　　　 ６　　　　 ５　　　　　４　　　　 ３　　　　 ２　　　　　１
┌───┬───┬───┬───┬───┬───┐
│日向＿│中嶋＿│瀬能＿│榊＿＿│剣持＿│荒川＿│一
├───┼───┼───┼───┼───┼───┤
│山根＿│西嶋＿│手島＿│鈴木＿│国木田│朝倉＿│二
├───┼───┼───┼───┼───┼───┤
│柳本＿│花瀬＿│高遠＿│キョン...│佐伯＿│植松＿│三
├───┼───┼───┼───┼───┼───┤
│吉崎＿│葉山＿│豊原＿│涼宮＿│後藤＿│大野木│四
├───┼───┼───┼───┼───┼───┤
│由良＿│松代＿│成崎＿│谷口＿│阪中＿│垣ノ内 │五
└───┴───┴───┴───┴───┴───┘
　　　　　　　↑入学時↑　　　　　　　　↓席替え後↓
　　　 ６　　　　 ５　　　　　４　　　　 ３　　　　 ２　　　　　１
┌───┬───┬───┬───┬───┬───┐
│西嶋＿│垣ノ内 │大野木│花瀬＿│日向＿│荒川＿│一
├───┼───┼───┼───┼───┼───┤
│吉崎＿│成崎＿│国木田│朝倉＿│松代＿│剣持＿│二
├───┼───┼───┼───┼───┼───┤
│瀬能＿│中嶋＿│柳本＿│山根＿│高遠＿│谷口＿│三
├───┼───┼───┼───┼───┼───┤
│キョン...│佐伯＿│後藤＿│葉山＿│植松＿│由良＿│四
├───┼───┼───┼───┼───┼───┤
│涼宮＿│豊原＿│阪中＿│手島＿│鈴木＿│榊＿＿│五
└───┴───┴───┴───┴───┴───┘
キョンの本名スレにあったやつだが、席替えしても佐伯さんはキョンのとなりに居るんだよ。

佐伯さんはハルヒから見てよっぽど安全なヤツと思われてるのか……

でも、普通、後ろのヤツよりとなりのヤツと仲良くなりそうなもんだが、キョンはそんなにハルヒのことが好きなのか

当たり前田のクラッカー

>>334
無干渉の隣の席の人間と、頻繁に背中突いてくる後ろの席の人間と、
どちらをより気にするのが普通だと思う？

>>280
太さだけじゃなくて、作り方もだぞ。
他は薄く延ばした生地を切るが、そうめんは細くなるまで延々延ばしまくって作る。

>>323
うわ、若いなー
もうそんなに保たない。

>>338
保たないとは経験済みですかそうですか
そっちにアサシンを派遣します

>>298　遅くなったがそのコピペにはこれがセットでしょ。

この前告白されたんだよ。生まれて初めてね。
正直最初告白されるなんて簡単だとおもっていた。
なにしろみんな普通に告白して付き合っているんだからな。
はっきり言って、俺が間違っていた。あれは俺が経験するもんじゃない。
そうだな、どちらかといえば俺からから告白すべきだった。

いつものように部活が終わった後あの女から呼び出しを受けたわけだ。
絶対ろくな事がないと思っていたからな。めちゃくちゃ怖くてそろ〜っ逃げだそうとしたのさ。１０秒ぐらいかけてね。
でなんか体が動けなくなって逃げるのをやめた。
なにしろハルヒは「お願い逃げないで聞いて」って目で訴えてくるんだ。
同じ過ちを二度も繰り返さないのが俺だ。たぶん。だから言ってやったさ。
「何だ？言いたいことがあるならハッキリ言ったほうがいいぞ。
俺だってお前の言うこと全部に反対するワケじゃないぞ？
場合によっちゃあ賛成してやるぜ」
そりゃもう言いましたとも、すべてを忘れていったよ。部活を作ることを思いついたあいつの１００万ドルの笑顔とか、
初めて閉鎖空間でキスしたあのくちびるの感触とか、世界改変でハルヒがいなくなったあのときの気持ちとか
もう、思い浮かんで来ること全部笑顔に込めていってやったぜ。
だってなこんなに思い詰めているハルヒがつらいだろうからと思ったからな。

そしたらえらいことになった。

もうすっごい告白。そしてハルヒのすごい涙。幅３ｃｍくらい。

それでハルヒがすっごい不安そうな顔で俺を見ている。ほんと今まで素直じゃなくて悪かった。

正直「ハルヒ、実は俺も気になっているコがいるんだ。
そいつは超絶自分勝手で唯我独尊が形を持ったような奴で
しかも俺につらく当たりやがる。おまけに素直じゃないときた。
でもそいつは俺にだけはとびっきりの笑顔を見せてくれるんだ。
そのときこの笑顔は誰にも渡したくないって思ったのさ。
だからハルヒ、ずっと俺のそばにいてくれないか？」
なんて見栄も何もない心の底からすべて自然に言ってやったよ。

心の底から、とてつもなく臭い台詞を言ったことを後悔したね。

そして帰り道「あたしをフッたら死刑だったんだからね」とかハルヒの唇がしゃべってやがる。
俺はその動きを止めるようにそっと唇を重ねた。

ホント全く俺らしくない。
･･･もう、泣くなハルヒ。おまえには涙は似合わないだろ。

この前、ＳＯＳ団カラオケ大会があった。

みくる「そういえば、キョンくんて、アニメソングとか歌うのよね」
ハルヒ「そうなんだ」
キョン「いや、まあなんつーか……（余計なこと言わないでくださいよ）」
みくる（ごめんなさい）
ハルヒ「へぇー、キョンがねー。どんなの歌うの？」
長門「……プリキュア」
キョン（長門も余計なこと言うなよ……）
ハルヒ「え？なにそれ？あの小学生が見るようなやつ？」
キョン「わ、わりいか！妹が見てるからついでに見てるんだよ！」
みくる「涼宮さんは見ないんですか？プリキュア」
ハルヒ「あんなの見るわけ無いじゃない。プッ！アハハハハ、キョンってばかわいー！」
キョン（やれやれ）
ハルヒ「さあさあ、早く歌いなさいよ！プ・リ・キュ・ア」
キョン「マジかよ……」
仕方ないので「ゲッチュウ！らぶらぶぅ？！」を歌うことにする。

♪チョコパフェとか〜　イケメンとか〜　マジに夢中になれる年頃なの〜
♪今日も告白　したかったよ

ハルヒ「ぱぱやぱや」

キョン「！」
みくる「！」

>>340
ｺﾋﾟﾍﾟのつもりは無くオリジナルのつもりで書いたんだが・・・
やはり先客がいたか・・・皆考える事は一緒なのね

>>342　ややこしいこと書いてすまん

>>340は元ネタのセットコピペを俺が改変しただけっす。
>>298さんに感化されて作りましたです。

４倍桃色空間が出せればいいなとｗｗｗ

>>341
マッガーレ

憂鬱以降のハルヒの行動は、宇宙人やらを見つけるためというよりも
キョンの気を引こうとしている行動が増えているから困る。

>>345
本当に困ってんの？(´ω｀)

>>346は名言

閉鎖空間で閉じ込められたときに
「元の世界で」生きていきたい、というキョンの思いを知り、
さらにキョンがハルヒに対して抱く気持ちを知った。

あとはGod knows...の歌詞の通り。
「私、ついて行くよ…（以下略）」

>>345
キョンの気を引くなんてホントは簡単なのにな

今すぐウィッグでも買って、ポニテにして、
体操着きてブルマ履いて、
その状態で二人きりになれば、すぐにでも襲ってくるさ

と、ハルヒのゲタ箱にそっと置き手紙しておきたい
「FBI」とか、それっぽい刻印うっておけばとびつくさ

このスレを見てから、ハルヒの曲の数々が
キョンLOVEなメッセージだらけに聴こえるから困る

キョンの知らない水面下で
一体ハルヒは北高生何人に告白されてるのだろうか？

>>351
0人なんじゃないか？

正直SOS団入部希望者少しはいそうだが・・・
ハルヒパワーで防がれてるのか

>>352
いや…きっと5人以上はいるんだ
だがハルヒはそんなこと口にしないだけで…
返事はもちろん
「アンタなんかに興味はないわ！」

>>354
やっぱり異常っぷりはすごいし
何よりキョンがいるから、周りもなかなか手を出さないと思う

｢普通の人間に興味はない｣って言ってるけど、キョンに告白された場合どうなるんだ
キョンは普通の人間ではなくなるのか

>>355
そのときキョンは一般人ではなくハルヒにとって「特別な人」となるから無問題

お前いいこと言うな

>>351
ハルヒの一日の行動を考えてみた。

朝
登校する。
ここで毎日キョンと話すのが日課。

授業中
キョンとベタベタor昼寝

休み時間
校内を陸上部員も顔負けの速さで探索

昼休み
時間ギリギリを狙って学食で早食い、移動は神速。

放課後
SOS団に直行。
帰宅。

いつコクれと？

なんかむかついたから一発殴らせろ

キョンはハルヒに新しい世界を見せた、ある意味「異世界人」のような存在。

>>356
ヴェルタースオリジナル乙ｗ
その手があったか

haruhi_l0ve-94n@（ry.ne.jp
↑ハルヒのアドらしい

>>362
キョン｢へ〜これがハルヒのアドか〜　ｌ0ve-94ｎ？なんだそりゃ最近のバンドか？あいつも音楽なんか聴くのかな｣

>>355
普通の男子生徒だったら誰も居なくなった教室で女を押し倒したりはしない、と言ってみる。



まあそもそも、あれだけの波乱万丈、仰天経験をしまくっているキョンが普通だったら
（しかも平然で居られる）それこそ他の生徒達は「ミジンコ並みに普通」だｗ

>>363
ｌ0ve-94ｎ→LOVE　キョンじゃね？

>>365
アッー！

キョン「ハルヒ、お前のメアド教えてくれ」
ハルヒ「え？な、何でよ！」
キョン「何でって、メールの方が安上がりだろうが、俺も、お前も」
ハルヒ「だ……ダメ」
キョン「何でだよ」
ハルヒ「ダメったらダメ！どうせエッチな画像とか送りつけるつもりなんでしょ」
キョン「んなことするかよ！」
古泉「ふふ……涼宮さんはメールではなく、ちゃんとあなたの声を聞きたいのですよ」
キョン「プッ！」
ハルヒ（こ、古泉くんってば……フォローするならもっと違う風に言ってよ……それも肯定できないじゃない）
キョン「……そうなのか？」
ハルヒ「ちが……うわよ……」
キョン「だったらメールの方がいいよな」
ハルヒ「それも、ダメ……（haruhi_l0ve-94n@（ry.ne.jpなんて恥ずかしいアド教えられるわけ無いじゃない）」
キョン「そうか、じゃあいいや」

ハルヒ「えっ……」

キョン「…………」

ハルヒ「……キョン、ひょっとして怒ってるの？」
キョン「……べつに」

ハルヒ「……あのさ、明日なら」
キョン「帰るわ」

ガチャ　バタン！

ハルヒ「……うああああ〜みくるちゃ〜ん」
みくる「あらあら、うふふ、み〜んな古泉くんが悪いんですよ〜」

長門「……いない」

みくる「いつのまに……」


すまん、ちょっと思いついたんだ。
ちょっとキャラが違うとかはかんべんな

>>364
谷口乙

>>365
うん気づいてる
キョンの天然ぶりを示そうと思ったが、無理があったな・・・

キョンが　キヨシに　
　　　見えた　　俺の　しょっぱい　夏も　終わり。

>>367
黒みくるが見えてる・・・

>>367
みくるに某キャラの影が見え隠れしている

>>372
(割烹着の悪魔)きたか。

今、SS書いてるんですけどまだかかりそうなので後で出します

>>367
なにそのキョン以外はみんな知ってるみたいなシチュエーション。

夜に、ネットで不思議検索をしていたら、
「怖いyoutube」に行き当たり、
眠れなくなってキョンに電話するハルヒ

ハルヒが怖がるとか想像できんな

本気で怖がってるんじゃなくて、怖がってる風を装ってるだけとか。

こんなんどうだろう？

怖がってる振りを見抜くキョンに、泣き真似で対抗するハルヒ
泣き真似に慌てたキョンに「ばーか、あたしが泣くわけないでしょ！」でガチャ切り。
ハルヒはすっきり。夢の中へ。
キョンはいらいら。眠れない。

触発されてカラオケでGod Knows入れたらスタミナ足りなかった。
lost My Musicは限界。
売れてるから、以外に存在自体の認知度は高いんだな。
それより、お前らマジでオフろうぜ？

>>380
馴れ合い氏ね。と言われても構わない。
俺もお前らとハルヒについて語り合いたい。
東京開催なら嬉しい。

>>380-381
馴れ合い氏ね。










俺も行きたいです。

>>376-378
むしろ逆に考えるんだ、ハルヒは怪談とか怖い話は平気でキョンは（実体験があるだけに）苦手。
二人で怪談を聞きに行くなり本格派お化け屋敷に行くなりして、
事あるごとにオーバーに驚いて抱きついてくるキョンに口では文句を言いつつ、
実は口の端がゆるみっぱなしのハルヒ。

>>383
「あんた、ほんとに男？だらしないわね！」
「いや、面目ない。こればっかりはどうしてもダメなんだ」
「ほら、ちゃんと手握って。引っ張ってあげるから」

えっと……萌え殺す気ですか？

>>380

問題は、会談やお化け屋敷に驚くキョンが想像の範囲外ってところだな。

閉鎖空間やカマドウマでもそんなに驚かなかったからな。
お化けごときで取り乱すところがあまり想像出来んな。

キョンの魅力はそういうあまり取り乱さない変にすれた大人なところだし

もしかしたら多少はフィルターかかってるかもね。
文化祭で朝比奈さんの衣装見たときも
キョン一人だけ割と冷静な顔してたけど、
実際は谷口や国木田と同じ顔してたりして。

みくるなら簡単に反応が思い浮かぶんだけどねえ

>>388
変にすれた、ってのがポイントだねｗ
あのヒネクレぶりは大人っぽくないところだしなｗ

>>389
意味が分からぬ。

ちょい質問

ハンドボールバカの岡部って教科は何を教えて居るんだ？
体育教師だったっけ？

そうだよ、憂鬱の10ページに書いてる

>>393
しまった自己紹介の所に書いてあったのか。
さんざん探し回ったんだが見つからなかった。ありがとすまん。

気にするな、俺は気にしない

>>395
レイ乙

http://www.geocities.jp/memusimen

>>391
この話は全てキョンの視点から見てる物語だから
「谷口は朝比奈さんを見てアホ面してるが俺は動じてないぜ」
とキョンが思っていたら、それほど動じてないように描かれるけど、
第三者から見たら同じ表情してるかもよ、ってこと。

ぐあぁっ、ageてしまった…
ごめんよ。

>>398-399
可能性としては否定しないが、まずないだろうと思う。

ていうか、そんな顔してたら超監督様がお冠で
「反省のためにこの間抜け面をみんなに見てもらえばいいのよ！」
とか言って逆ギレ的に映しそうな希ガスｗ

>>400
そっか、そうだよね。
この作品の超監督は、

いやもちろんわすれていたわけないじゃないですかほんとにもう

学園祭で焼きそば食べる前に、国木田と谷口が自己紹介するときに
お盆抱えた朝比奈さんと席についたキョンのツーショット見ると、彼女を紹介するために
バイト先に来た彼氏みたいにしか見えない。

・・・これハルヒ見たら閉鎖空間発動だよな

大丈夫だよ、ハルヒは有希のことは警戒してるけど、
みくるにはマジで取られる心配はないと思ってるから。多分。
憂鬱で怒ったのは、デレデレするキョンに対して、「あたしだけ見て」ってやつだよ。多分。

この乙女が！

さっきＳＳの参考に原作を読み返していて気が付いたんだが、既出だったらスマン。

フルネームで出てくる人って、宇宙人未来人超能力者またはそれに準ずるものなんだろうな。
普通の人でハルヒのまわりにいる普通の人間は名字または名前すらない。

と言うことは、森園生さんとか多丸圭一、多丸裕とかは超能力者だけど新川さんは普通の人かなとか
吉村美代子、ミヨキチは何なんだろうなと結構妄想が広がるな。

ただの考え過ぎだろうか？

うｎ

ねこマン子

>>404
「中河」は情報統合思念体の存在を感じることができる普通ではない人だったしなぁ。

あと、「古泉」と「新川」はなんでこの字なのかなぁと考えると・・・
いや、別に何も浮かばないんだけど対応できるのが面白いと思ったり。

やっぱかんがえすぎかな。一応原作重視でせっかくだからまとめてみた。
だから、５組の面々とかENOSは無視でセリフ有りの人たちのみ

【フルネーム正体判明】
涼宮ハルヒ
（宇宙人）長門有希、朝倉涼子、喜緑江美里
（未来人）朝比奈みくる
（超能力者）古泉一樹、
（超能力者かも？）多丸圭一、多丸裕一、森園生

【たぶんこれから名前が出る人たち】
（未来人）パンジーさん
（超能力者？）誘拐女

【フルネーム正体不明】
吉村美代子

【名字のみたぶん一般人】
鶴屋さん、谷口、国木田、新川さん、中河、阪中、

【名前すらない人たち】
キョン、キョンの妹、コンピ研部長、コンピ研部員達、
生徒会長、ハカセくん、いたずらで怪我した人


中河はあれだ、普通じゃなかったけど普通の人になっちゃったって事で。

メランコーリニスタ♪

>>404
商店街のおじさん達はどうする？

【ああ、それはいいことだなあ】
商店街のおじさん達

ハルヒが釣れるモノってないかな？
できれば「そ、そんなものにあたしが釣られると思ったら、大間違いよ」とか言いながら
チラ見してくるようなもの

キョンの恥ずかしい写真とか？

釣られると言うか、強引に奪い取るんじゃ？
キョンに関する物ならなんでも。

>>408
田丸裕じゃなかったか？

>>381-382
お前らが10月以降までいてくれたらやろうぜ。
現時点じゃ曲数少ないからね。
音楽やってるやつ多そうだからバンドでってのもいいかも。
もちろん、俺が歌うから。

>>415
ハルヒ乙

>>415
ち、ちょっと待て
バンドって・・・

>>415
10月になったら曲数が増えるのかとふと疑問に思った。

>>412
キョンの食べかけ弁当
もしくは昼食後のキョンの口元に付いた御飯粒
（前者は原作参照、後者はただの妄言だ！忘れてくれ）

>>408
>（超能力者？）誘拐女
超能力者は全員機関に所属してるって設定無かったっけ

>>420
古泉の所属する「機関」に敵対する「組織」ってところじゃね？

ttp://animage.simpleplan.jp/item015.html

>>415
駅前集合で遅れたヤツのおごりな。
飯代もカラオケ代も。

宮崎の俺は遠くから見てるよ

>>423
もちろん阪急西宮駅前集合だろ？

ちょっと、何よ！あたしを差し置いて勝手に決めないで！
あたしが団長なんだから！

あたしも行くわ！

>>418
ささやかな希望だ。
タイアップがなくてもアルバムくらいはきそう。
今の音楽シーン見れば不可能じゃない。

ポップ完全否定派でロックな俺がアニソンにはまってしまいましたよ

どうしよう

>>425
西宮だと阪神とＪＲになるぞ

阪急は西宮北口よ


と阪急でバイトしてる俺が言ってみる

>>429
なぜ否定するのかｋｗｓｋ。

俺も洋楽厨だったはずなのに気がついたら
カラオケで「冒険でしょでしょ」を入れてましたよ

>>430
えっと、関東組のオレが参加するには遠征しないとダメなのですかｗ
団長さん、遅刻、欠席はペナルティーですか？

京都在住の俺には西宮が限界だな。
兵庫でやるなら三宮、大阪なら梅田か日本橋だろうな。

発案者のくせに関西じゃ行けねえよ…（ﾉД｀）

ロキノン厨の俺にはGOD　KNOWSは辛かったです。

開いたスレ間違えたのかと
思ったじゃないか

ロキノンｗｗｗｗｗｗ

ロキノン厨ですがlost my music?はなかなか好きです

ハルヒがキョン以外の男と仲良くすると
辛くなるのはやっぱりキョンに自己投影してるからなのだろうか。

ていうかキョン以外の男と仲良くしたことなんかあったか？？

つ消失の古泉

ジェラシーで新世界創造のハルヒ
ジェラシーで世界変革の長門

キョン、お前大変だな。

>>443
朝倉に二度殺されかける
も、追加

>>443
キョンへ……お疲れさん、今はゆっくりお休み。人生は意外に長いもんだよ。

「キョンは二度死にかける」

そのうち
ジェラシーで過去を変えるみくる
ジェラシーでスモークチーズを自棄食いする鶴屋さん
・・・も

>>440
俺はに鶴屋さんと仲良く出来る協調性を持ったハルヒを見る方がつらいのですけど。
なんかこんなのハルヒじゃない的なものを感じる。

家の力で世界中のスモークチーズを買い占めて自棄食いする鶴屋さんか・・・

>>448
球技大会でクラスの女子と馴染んでるハルヒもつらいよね

そうか？俺は

友達が出来よかったなぁ。お父さんは安心したぞハルにゃん
って感じだが

ジェラシーでキョンを（ｒｙ●

ちょっと寂しいんだよね…気持ちはよ〜くわかる。
自分たちの中だけで楽しそうにしてたのが
他の人と、自分の知らないところで楽しそうにしてる…

でもこの気持ちを抑えられて、
「うん、うん、いい事だ」と笑えるようになったとき
人はまた一歩前進できるのさ。

>>453
キョン乙

>>452
閉鎖空間に連れ込み二人きr(ry

>>447,>>449
あくまでちゅるやさんな

つらいとかより、このままハルヒが普通の女の子になったら、
話が続かないじゃないか。
ハルヒが暴走しないで、誰が暴走するというのか。
それこそこの作品の愉しみなのに。

>誰が暴走するというのか。
みくるが

これまでされてきた復讐としてハルヒへのセクハラを始めるわけですね？

>>457
「ちょっとそれ、何の冗談？」
「冗談ではない。・・・・言葉通りの意味」
「わけわかんないわ、有希。キョンのいたずらなんかに付き合う必要ないわよ！」
「彼はこの事を知らない。私と言う固体も彼に今のことを知られたくない。」
「ほ、本気なのね」
「勿論」

と、映画みたいなのりでハルヒ・長門のキョン争奪戦が始まるのであった

>>450
実は憤慨は未見なんだわ
>>458
俺的には谷口に頑張ってもらいたいね
中学三年間同じクラスって伏線だと信じたい

ハルにゃんはこのまま普通の子になってキョン以外の男を好きになって付き合って結婚しちゃうのか

>>462
それが谷口だという

>>462
それが俺さ

ハルヒが普通の子と慣れちゃちょっと嫌なのか。意外だな。
俺はどっちかというとそんな心を開いていくヒルヒンのほうが好きだけど

他人への拒絶は無くなったが、迷惑で滅茶苦茶なのは相変わらずだと思う。

だが、それがいい

ヒルヒンってだあれ？

>>468
新しいかゆみ止め

>>461
ハルヒスキーなら憤慨は外せんぞ
ハルキョンともに見所が満載

でもハルヒが他の誰かと付き合うことにでもなろうものなら
キョンが激しく取り乱しそうだな

>>471
俺は無反応に1票
逆にそんなキョンに取り乱しているハルヒを見てみたいだけ、ごめん

激しく取り乱すというか、地味に凹んでいる気がする
地味だけど奈落より落ち込んでいるという・・・

>>473
ハルヒがそれに気づいたらどんな反応を取るだろうか

逆なら思いついたんだが……
ピロリロ〜ン
キョン「おっ、メールだ」
古泉「おやおや、早速ですか？」
ハルヒ「早速？なになに？何の話？」
古泉「ああ、この前、彼にもついに彼女ができましてね」
みくる（ぴく！）
長門（ぴく！）
ハルヒ「へぇ……彼女……」
古泉「ええ、この前、森さんの紹介で……」
ハルヒ「え？なに？あたしに何のことわりもなく？」
キョン「何でいちいちお前にことわらにゃならんのだ」
古泉「ふふ、彼もなかなか手が早いようで」
キョン「おい、へんなこと言うなよ」

ピリリリリリ

古泉「おやおや、メールでは飽き足らず電話ですか」
キョン「あっ……ちょっと外す」
ガチャ　バタン
ハルヒ「なにあれ？……」
みくる「へぇぇ〜……キョンくんに、彼女……」
ハルヒ「みくるちゃん……お茶お茶溢れてるってば」
みくる「ひぁぁ！ご、ごめんなさい……」
長門「……貧乏ゆすり（ハルヒの膝を指差す）」
ハルヒ「な、なによ！有希だってさっきからずっと同じページじゃない？ホントに読んでるの？」
長門「……読んでる」
ハルヒ「ウソね」
長門「じっくりと、読んでる」
ハルヒ「キョンの彼女が気になってしょうがないんでしょ？」
長門「……それはあなた」
ハルヒ「（カチン！）……ちょっと……それどういう意味」
長門「言葉通りの意味」
ハルヒ「……冗談じゃないわ。あいつが何処で誰と何してようが、知ったことじゃないわよ！」
長門「……そう？わたしは気になる」
ハルヒ「なにそれ？……とうとう白状したわね！」
みくる「ふぇぇ……喧嘩はやめてください〜」

古泉（どうしよう……いまさら『ウッソぴょ〜ん』とか言えない……）
ガチャ
キョン「いや〜よかったよかった……母体も順調だってさ」」
みくる「ひぃ」
ハルヒ「ぼ、母体って！！」
長門「……早すぎる……」
キョン「こないだ知り合ったばかりなのに、もう妊娠とはな。心配で医者探したんだよ」
長門「……帰る」
みくる「……私も」
ハルヒ「もーーー！！解散！！解散よ！！（ドカドカ）」
ゴン！！
ハルヒ「あいたっ！！もー！この柱邪魔ね！！」

キョン「何なんだ？みんな帰っちまった」
古泉「そうですね……」
キョン「おう、古泉、ありがとな、獣医さん調べてくれて」
古泉「ええ……元気ですか？シャミセンくんとその彼女は……」
キョン「ああ、妹がついてっててな、だから順調だって」
古泉（ホントにどうしよう……）

>>475
ﾜﾗﾀ

そのあと古泉がどうしたのか気になるｗ

>>475
細かいことを言うと「シャミセン氏」だと思うんだ

>>475
初めてハルヒがかわいいと思った.。

「キ、キョン！」
「ん？ハルヒ､誰だそいつ？」
「こ、この人はね…その…」
「はじめまして。ハルヒの彼氏の…です」
「ちょっと！そんなことここで言わない…って、キョン！ち、ちがうのよ！…まだ私達そんな関係じゃなくて…ただ気が合うだけ…なのよ…ね？そうでしょ？」
「まあ…俺達いずれは付き合うけどな？」
「もぅ…止めてよ…っあ！キョン、このことは他の誰にも言わないでね！絶対よ？…じゃ、またね！」
「おぅ…じゃあな…ハルヒ…」





「！！！な、なんちゅう夢を俺は見てしまったんだ！」

なあみんな聞いてくれ…
公式が何処にも売ってないんだ……

県内唯一のアニメイトなら売ってるかな……

>>480
それ何て宮崎県？

サムデイのラストの相合傘って同じクラスの奴らに見られてたらとか考えてなかったのかな？ｗ

>>480
どこ探しても無いから、また発売延期だと思ってた。
梅田まで出ればあるかな……。

>>482
見られてもこれと言って困らないだろ

>>483
日本橋のとらにも売ってないのか？

>>480
アニメイトみたいにアニオタが集まる店の方がむしろ早く売り切れてたりして
普通の大きい書店とかの方がおいてあったりするみたいよ。

俺は今日、オタ向けの書店中心にさんざん探し回った挙句近所のツタヤで見つけたｗ

県内にアニメイトが一つ…梅田…もしや○賀人？
いや、違ったらすまんね

>>487
いや、梅田は大阪市北区の梅田。神人が暴れてたトコね。 地元は箕面。

連レスｽﾏｿ

>>485
今日梅田のとらとゲマ行ってみる。

県内一つってーと、北関東ならグ○マ・ト○ギ・イ○ラギ（ここの人ってなぜかイ○ラキって言うと嫌な顔するよね）
他はちとわからん

アニメイトって未成年お断りだったりしないよな
どこかでは18歳以下は同人誌コーナーに入れなかったような

俺はうどんの国の人なんだ、すまない（´・ω・`）
そして県内には書店チェーン『Ｍ脇書店』ばっかなんだがその何処にも置いてない。

Ｍ脇書店の経営陣の肛門括約筋の情報連結解除を申請する('A`)

全国に同類がいると思うと少しうれしくなるわ（ちなみに俺は神奈川）
ちなみに、こないだDVD買いにアニメイト行ったら小学生いたから18禁はないかと

>>492
まじで？
明日かあさってぐらい行こうと思ってるが置いてあるかな

俺はうどんの国の隣の県に住んでるけど、Ｍ脇書店に何冊かおいてあったけどな。

●＜どうでしょう、ここはひとつ私に任せて下されば、一両日中にお届けしますよ


●＜ﾏｯｶﾞｰﾚ

>>493
小学生とはまた・・・

アニメイトは18禁どころか学校帰りの中高生御用達だよ。

>>497
いまや消防でエロ801同人とか普通になりつつある時代だ…
商業アンソロなら一部にエロ載ってても18禁じゃないらしい

アニメイトはBLに力を入れてるから困る

日本始まったな

>>498
いいこと聞いた
明日にでも行ってみ・・・
>>500
('A`)

俺は特設コーナーのハルヒ関連しか買い物したことないけど、そうなんだ。
中高生はさすがに臭そうなのしか見なかった気がするけど。

>>502
俺が言うのもアレだが気にすんなｗ
BLに力入れてるのはマジだが虎の穴やメロンに比べりゃ入りやすいしな。
おれも高校のときは御用達だったｗ

小学生の時から行っていましたが何か？
そんな俺も来年からは社会人。

この前、ちゅるやさん本買うために初めてメロン行ったけど、あそこの入り難さは凄かったな。

で、そのちゅるやさんだが、５連続で｢今日は○○するわよ！｣と一コマ目でネタフリするハルヒが、
妙にツボに入った。

「人は何故生きているのか？」などということは、普通の人間なら一度は考えたことがあるのではないだろうか。
「俺は何の為に生きているのか？こんなに広い世界の64億分の1の命に意味などあるのだろうか？」などと、ノスタルジックな気持ちになったりする時も人生には少なからずあるだろう
まぁ、15年やそこら生きただけの人間が人生について語るなどおこがましい話である。
こういう事を考えていても、大半の人間は毎日を惰性とやりきれない思いで過ごすものである。俺もその大半の人間の内の一人ではあったのだが…突如、宇宙人や、未来人、超能力者…いや、全世界に注目される64億分の1になってしまったのだ。これはそんなお話だ。

妹に無理矢理起こされ、顔を洗って歯を磨く。着替えを済ませて朝食を取り、家を出た。ここまではいつもの、極めて普通の日常だった。

異変に気付いたのは俺の席の後ろに陣取る涼宮ハルヒの姿を見てからだった。
いつもと違うのは見て取れた。何せハルヒはどこから見ても完璧なポニーテールで登校していたのだから。
机に鞄を置き、俺的美人度3割増しのハルヒに振り返り話かけた。
「よう。今日は何か特別な日なのか？それともついに宇宙人でも捕まえて、それの対策か？」
などとくだらない会話に対し、予想外の反応が返ってきた。
ハルヒは目を丸くし、俺の顔を驚いたような顔で見つめ、少し頬を紅潮しながらこう言った
「あ…あの…キョン君が…ポニーが好きって聞いたから………どうかな？」
俺はキョトンとすることしか出来なかった。だってそうだろう？
今までのハルヒを考えたらあまりにありえない反応だったのだ。行動にしても、台詞にしてもだ。
あの天上天下唯我独尊女が、こんな可愛らしい反応をするなんて誰が予想できるだろうか？
いーや、誰も予想出来ないね。ノストラダムスも真っ青なはずだ。
そんなことを考えていたもんだから、返事の無い長い時間に耐えられなくなったのだろう。ハルヒはしょんぼりした表情を顔に浮かべ、少し目を伏せながら
「やっぱり…わたしなんかがしたって…全然可愛くないよね…」と呟いた。
その反応と台詞にも脳内ツッコミをいれたいところだが、ひとまずそれは置いといて、目の前の傷ついた美少女を慰めないわけにはいくまい。
「そんなことないぞ、とてもよく似合ってる。当社比3割増しだ」と返すと、「本当？よかった…誉めてくれて凄く嬉しい」と太陽のような笑顔を見せた。ここでちょっとクラっときたことは勿論誰にも内緒だ。

>>506
もうちゅるやさん本出てるんだ？
おｋおｋ

ごめんなハルヒ、少しだけ浮気する

流れも何も考えずにブチ込んでスマナイ（´･ω･`）初SSだし駄文だし…更に言うなら眠いんだパトラッシュ…(ρ_・).。O○

続きをﾜｸﾃｶして待ってたんだがw
無理すんなよ

>>511
創造意欲を掻き立てられるじゃないかw

普通の高校生なら、なんかのボケか？なんでそんな喋り方なんだ？とか聞くことだろう。
しかし、それなりにおかしな体験をしてきた俺はここでそんな意味の無い質問をしたりはしない。
「あぁ…また変な事態になってるんだな…」と、変な物分かりのよさを身につけてしまったのである。
こんな時に頼りになるのはもう決まっている。俺は昼休みになると、弁当も食わずに部室へと足を向けた
そこにいたのは勿論SOS団に不可欠な無口キャラ、宇宙人長門である。
部室のドアを後ろ手で閉めた途端に、長門は本から目を離さずに語り始めた。
「涼宮ハルヒは現在ただの人間と同等の価値である。世界は今まで涼宮ハルヒを中心に動いていた。しかし、彼女は意識的にしろ、無意識的にしろ、その能力をあなたに譲渡した。」

「………」

「それが涼宮ハルヒの望んだこと。涼宮ハルヒが現在あのような状態になっているのは、涼宮ハルヒの望んだことではない。あのような変化が生じたのはあなたに能力を譲渡した後。」

「………」

「故に涼宮ハルヒの今の状態はあなたの願望によって成り立っている。あなたは深層意識の中で涼宮ハルヒがあのような状況になることを望んでいた。だから涼宮ハルヒはあの状態を維持し続けてる。」

「………」

「涼宮ハルヒの監視を続けていた我々にとっても予想外の出来事。情報思念体は以後、あなたの監視、及び制御を私に言い渡した。小泉一樹、朝比奈みくるの上層部も同じ決断を下す可能性が高いと思われる。」

「あ〜…ちょっといいか？端的に言えば、世界は俺中心に回りだしたってことか？」

「そう」
長門が首を小さく縦に振る。いよいよ世界の運命はフリーマーケットにでもだされたみたいだ。タダで頂いた俺はほとほと困り果てていた。

おお、いいじゃない

>>514
初SSの駄文を読んでくれてありがとう(*´∨｀)だが…今日はもう眠いﾉｼ

>>490
誰も突っ込んでないが、いばらきが正しくて、いばらぎが間違いだよ。

>>513
お、結構ありがちな気もするのに、意外な事にまだ一度も見たことが無いネタ。
おもしろいぞ。おもしろそうだぞ。がんばれがんばれ〜。

俺はいくつかの質問を長門にしてみた。こんな状況でも自分が落ち着いているのは慣れのせいか？慣れって恐いもんだな。
「小泉や朝比奈さんも変わっているのか？」

「今の所、涼宮ハルヒの性格と、あなたへの能力譲渡以外に変化は観測されていない。しかしあなたが望むなら変化させるのは極めて容易。」

「どの程度の希望を胸に思い浮べれば変化するんだ？そうしょっちゅう世界が変わるのも困るぞ。」

「以前小泉一樹の述べた通り、常識論でありえないと思う気持ちをあなたの希望が越えた時に変化が生じると考えられる。しかし、詳細は現時点では不明。」

「………最後だ。俺はどうしたらいい？」

「あなたが現時点で世界を創造する力を持ち、進化の可能性を秘めていることは事実。しかし、あなたは涼宮ハルヒのケースと決定的な違いを持っている。」

「………」

「それは自分自身の能力を自覚しているということ。今まで説明したのは、あなたに情報を与えなくとも近い将来、自覚する可能性が非常に高いという結論に至ったから。」

「………」

「しかしあなたが世界を崩壊させる力を持ち、自覚していることは事実。これを危険視する声も少なくない。過激派もじょじょに増え始めている。」

「命を狙われるのはご容赦ねがいたいね。」

「しかし、上層部の決定は、あなたの好きにさせて様子を見守るというもの。たとえ世界が滅んだとしても…これが情報統合思念体が私に下した任務。………ただ」
長門がようやく本から顔をあげて、少し寂しげな目で俺の顔を見つめる。

「ただ？」

「私という個体はあなた達ともっと一緒に居たいと感じている。」
5秒位見つめあった所で昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り響く。長門は本をパタンと閉じ、部室から出ていった。
俺は放課後まで様々なことを考えさせられた。世界崩壊、世界新生、ハーレム王国などなど…が、とても2時間やそこらで考えがまとまるわけはなく、希望や陰謀や不安を抱えたまま放課後の部室へ向かった。
部室の前に着くと、ドアに三枚の貼り紙があった。どの貼り紙も「今日は部活にでれません」という内容の物だった。
あいつらも今日はさぞかし忙しかろう。考えをまとめるにはちょうどいいや。などと思いながら、ドアを開けるとポニーテール姿のハルヒが立っていた。

>>517
駄文読んでくれてありがとうヾ(゜ω゜o)ﾉ″寝れなくなってきた…もうさすがに寝るが…

>>513
面白い、面白いよ、あんた。
しかし、その展開だとキョンは自分が能力を持っていると知ってしまっているから大変なことにならないか？
そうか！そこが、あんたの腕の見せどころか…

なんだか支離滅裂な文書いてるな俺はwwアンカーもミスってるしww>>516な

>>519
その辺は>>517を読んでその後に期待してくれ

>>520
投下するなら最期まで書いてから、
小分けにして投下した方がいいんじゃなかろーか？
おやすみなさいﾉｼ

>>522
そう思ったんだが気力が続かないんだ…
何せリアルでも2ちゃんでもSS書くの初めてなんだ（´･ω･`）
そのへんは勘弁してくれ

ハルヒの寝顔は最高なのになぁ・・・

ハルヒは俺が入って来たことに気付くと、あっ…と小さく声を漏らした。
「よう」と軽く挨拶をし、パイプ椅子にどっかりと腰をおろした。
ハルヒはしばらくチラチラ視線を送りつつも、何か躊躇っているようで、少し頬を紅潮させながら部室をウロウロしていた。
こんなハルヒを当然見たことが無いので、新鮮味を覚えつつ、視線を送った。女の子らしいハルヒが可愛らしく、少し愛しいと思えたほどだった。
しばらくするとハルヒもこちらの視線に気付いたのか、躊躇いを捨てて話かけてきた。
「あ…あのっ…今日は…その…二人っきり…ですね♪」少し声を上ずりながらも、恥ずかしさを精一杯隠した笑顔が夕日に映っていた。
「そうだな」と生返事をし、少しからかってやろうという気持ちが芽生えた。
「嬉しいか？誰も居ない部室で俺と二人っきりになれて。」
ハルヒは少し驚いた顔をした後、照れながら下を向き「………はい♪」と答えた。
なんだか一つ一つの行動が凄く愛らしい。長門は俺の深層意識がどうこう言ってたな。俺はこんな属性あったんだな。と考えていると、ハルヒが意を決したように話し掛けてきた。

古泉が総理になってるぞ！

「あ…あのっ！！」
少しびっくりしてハルヒに顔を向けると、少し足を震わせながら、しかししっかりとした意思表示の目で俺を見ていた。
「えっと…その…言いたいことがあるんです…聞いてくれますか？」
こくりと頷き、ハルヒと正面から視線を合わせた。
「わ…私は…！ずっと…ずっとキョン君のことが好きでした…！」
おいおいちょっと待ってくれ、早急に俺の脳内会議が行なわれた。
今世界は俺を中心に回っている。その状態でハルヒが俺に告白してきた。つまりは俺が望んだことか？俺はハルヒが好きだったのか？ハルヒに恋愛感情を抱かせたかったのか？
そんなに早急に形にして深層意識を引き出さなくてもいいだろ？俺にだって準備期間ぐらい欲しいぜ。
またしても、脳内会議が行なわれている無言の時間に耐えられなくなったのか、ハルヒが信じられない行動をとってきた。

多分あと2回くらいで終わり('A`)駄文読んでくれてる方どうもありがとう。さすがにもう寝る。夜かそれぐらいに続きを投下するよ('A`)ﾉｼ

SSでさぁ、駄文だとか言って投下してる奴見るとムカツク
誰もんな事思ってねえよ！読みたくなきゃ飛ばせばいいんだし
面白ければ感想書けばいいんだし
なんでか態々、卑下して「駄文駄文」言ってる方がおかしい
だったら投下すんな

>>529
そういうな。自信満々で自分の作品を披露できるヤツばかりじゃないんだよ。

>>529
言ってみれば、読書感想文を書いてるようなものだからな。
そう簡単に自信は持てないんだろう。暖かい目で見守ってやろうぜ。

非難するやつはエロパロの住人じゃないか？
俺たちはマターリしようぜ(・´ω`・)

例えるなら
あっちは朝倉、こっちは喜緑さん。

いや、作品を貶めてるつもりはねえって
もっと自信を持ってくれってことだ。
読み終わって萌てんのに
「駄文失礼しました・・・」
って謝られてもさぁ

>>533は頬を紅潮させて言った。

>>534
そりゃあ、健康な若い女ですもの、体を紅潮させたりもするわ！

自信を持って投下してくれないと読む方もちょいと不安になるよ。
自信がないのは分かるけど、自分が生み出した作品、いわば子どもみたいなもんだろ？
親だったら自信持って子どもを世に送り出してやろうよ！

あー、なんかどうでも良くなってきた。宇宙人探しに出掛けるわ

>>537
お疲れ、ツンデレ

>>538
何言ってんのよ！あんたも来るの！いい？遅刻したら罰金なんだから
有希もみくるちゃんにも連絡してあるから、あんたは古泉くんに連絡するのよ
いーわね？

生殺しｲｸﾅｲ！

>>528のつづきに期待ってことで

ってかハルヒかわいいよハルヒ

ちょっと流れに乗り遅れたが、
「駄文」という言葉はこの場合、
自分の文章の謙称として使われるもの。
だから決して間違ってはいない。

キョンってもしかしたらハルヒの望んだ存在なのかも
高校生なんだから、優しい彼氏とらぶらぶしたいわ！的なことをハルヒは望んでたんだ
良かったねキョン


（´ω｀）

キョンの顔に蚊がとまって、
それをハルヒがバチーンとね。
それを谷口が見ていたら、
クラス中にハルヒ×キョン破局説が流れるのさ

原因はキョンの浮気とかにされる

>>544
そして噂がクラス中を一周して出所に戻ってくる。

ハルヒ「キョン、あんたあたしに何か隠してることあるんじゃなあい？」
キョン「？？？？？」

>>545
勝手に改変

ハルヒ「キョン、あんたあたしに何か隠してることあるんじゃなあい？」
キョン「？？？？そりゃあ、俺にだって隠し事の一つやふたつぐらいあるぞ」
ハルヒ「ｯｯ！？そう、認めんのね…いい度胸してるじゃない」
キョン「何言ってんだお前は？」
ハルヒ「うるさいうるさいうるさい！あたしを裏切って何言ってるですって！？もういいわ。あんた二度とあたしの前に顔見せないでよ！！」

ハルヒは勢いよく言い放つとズカズカと教室から出て行った。
授業サボる気か？訳解らんな。




そうして、世界は改変された。

シャナっぽいな

ていうかシャナだ

そりゃ、そうだ。シャナ考えてセリフ入れたからな。

ありそうだなと思ってたが、ハルヒだったらその後2日でも3日でも
キョンの背後に貼り付いて裏を取りそうな気がする

まあ、そこで長門やみくるとハルヒの後始末やら規定事項やらで
出掛けてるのがバレたりなんかしたら……

キョン、あんたみくるちゃんと有希に二股かけてんの？…いい加減、アタシ怒るわよ…

キョン「お前はいつも怒っているじゃないか」

キョンの命の危機

キョンに背中を向けて、肩を震わせながら、
唇噛み締めて涙を流すハルヒ

を見たいと思う俺は歪んでいる

いやでも、反動で超回復とかあるしさ

「ハ、ハルヒ！？…なぜ泣く？な、おいハルっ…」
ハルヒは疾風のように教室を走り去って行った。

「…くそ！俺は何やってんだ！」

後日、ハルヒによる改変を修復するため再度みくる、有希と行動を共にするキョン。

それをハルヒに発見さ（ry

以下無限ループ

「キョンも…みくるちゃんも…有希も信用出来ない…！古泉君はもうずっと欠席してるし…あたし…どうすればいいのよ…」
放課後の教室でひとり号泣するハルヒ


そこへあの男がやって来た…

wawawa忘れ物〜♪

まさか、たかが蚊から、
谷口×ハルヒのネトラレにまで発展するとは
恐ろしい

まあ、谷口は利用されてる雰囲気マンマンだがな

すまん・・・ごゆっくり！！

その後の谷口を見た者はいない・・・

キョン「谷口が突然ホンジュラスに引っ越したそうだ」
ﾊﾙﾋ　「ふん、どうでもいいわ」

ガラッ

谷口「ちーーっす。wawawa忘れ物〜♪」

>>556

それから半年後
涼宮ハルヒに5千円払えばやらせてくれると言う噂が立った・・・・

起きた。なんだか、気を悪くされた方もいるようで…次からはもう少し自身持って投下することにするわ('A`)初めてだったから不安だったんだ。スマナイ

>>562
OK、情報操作完了。
　　　　　　　　　　∧＿∧
　　　 ∧＿∧ 　（´<_｀ 　）　流石だな急進派。
　　　（　´_ゝ`）　/　　 ⌒i
　　 ／　　　＼　 　　　|　|
　　/　　 　/￣￣￣￣/　|
＿_(__ﾆつ/　 TFFT　/.| .|＿＿＿＿
　　　 ＼/＿＿＿＿/　（u　⊃

あと書きながら落とすのは避けたほうがいい。
その間ずっと他の人がSSを投下できなくなるし、
間違って割り込みになることもある。

なにはともあれ作品には期待してるので、頑張ってくれ。

まあ、色々あったけど、ハルヒとキョンは雨降って地固まるのでした。
めでたしめでたし。（心底投げやりに）

>>562
>>564
情報統合思念体（急進派）は何が目的なんだ。
ハルヒに５千円だけ奪われてボコボコにされる谷口でも見たいのか。

>>565
サンクス（｀・ω・´）以後気を付けるよ。まぁ最初で最後の作品になるかもしれんが(*´∨｀)見てくれてありがとなヾ(゜ω゜o)ﾉ″

>>567
他の人がしているので注意はしない。ただ、生殺しはきつい。

と、エロパロで昨日と今日の0時に投下して生殺しをやってのけた俺が言ってみる。
すまんかったorz

>>567
初めてだろうが100作目だろうが、かなり面白いよ。自信もて！
本当に才能って人の数だけあるんだなあと思った。
ささやかな希望だが、ハルヒをもっと出せー！あと二回じゃもったいない。

>>568
気にするな俺は気にしない
それより続きが気になる

>>570
・・・・ない。・・・・だから続き

>>571
俺、今別のSS書いてるからそれは無理っぽいっす

>>572
・・・・・そう・・・・・・・・・・・・・・・・・・そう。

ハルヒ「今日は用事があるから部活やらないで帰宅するわ。」
キョン「・・・・そうか」
みくる「気を付けて帰ってくださいね」
ハルヒ「特にキョン！私がいないからってハメを外してみくるちゃんで遊んじゃダメだからね。」
キョン「なんだそりゃ。偉そうにでかいツラして忠告すんな」
みくる（ハメはずすのは大抵涼宮さんのほうじゃ・・・・）
ハルヒ「まぁ、こんなプリティで小顔な私に対して失礼な！」
キョン「プリティで小顔だからって威張るな！！」
長門（・・・プリティで小顔って所は認めるのね・・・。）

>>574がみくるちゃんをハメて遊んじゃダメだからね！に見えた俺は重傷

>>562
それ凉宮ハﾉﾚヒだお（＾ω＾ ）

>>475
古泉ワロスｗｗ

ID:AM+5Fj9Hはツンデレか

読んでくれてる方ありがとう(*´∨｀)生殺しはきついという意見が多数………筆者冥利につきるなww続きを少しだけなら投下できるが、夜にまとめてのがいいよな？

>>577

不覚にもID:AM+5Fj9Hに萌えた
いいたい事はわからなくは無いが、レスするほどでもねえだろ

甜菜
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date20937.jpg
バニーもだけど、ウェディングの笑顔に・・・・ぐは・・・・も、ダメ・・・・・・

余所でも書いたが…敢えてここでも言ってやる！
ウェディングドレスハルヒ(;´∀｀)ﾄﾝﾃﾞﾓｽﾊﾞﾗｽｨ!!
こんなに幸せ顔なハルヒはそうはお目に掛れん！羨ましいぞキョン！

こっ、これは何！？


ええ、何の迷いも無く保存しましたよ

>>580
みくるの持っているカメラは中判カメラか？

初めてキョンに嫉妬した

あれ？拡大して見たら…ハルヒの目元に涙が(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ
１億＄の笑顔に一度撃墜されてしまったがまた墜落寸前だ！

新学年が始まり新任のクラス担任はイギリス帰りのキザな英語教師。
しかも奴はハルヒのイトコだった！
奴の事をおにいちゃんと呼ぶハルヒは奴の前だけ妙にしおらしい。
なんかしらんが面白くないぜ、こんちくしょう。
ＳＯＳ団の顧問に勝手に就任し、あろうことか英語の授業中にハルヒにプロポーズ！！
ハルヒは俺は一体どうなる？
お待たせシリーズ第九弾「涼宮ハルヒの婚約」



という電波を受信した。

>>580
とりあえず真っ先に思ったこと。
大変だろうがキョン頑張れ。超頑張れ。

>>586
面白いけど、それもうハルヒシリーズじゃないだろｗ

>>580
「・・・キョン・・・ううん・・・あなた・・・私ね。幸せよ」

「ハルヒ、残念ながらお前を幸せにしてやる自信はない。
だがな、俺はお前と一緒になって幸せになる自信はあるぜ。」

>>588
ハルヒ「ハッ！……ゆ、夢？」
古泉「おはようございます。お疲れのようですね」
ハルヒ「やだ、古泉くん、起こしてくれたっていいのに……」
古泉「いえね……ふふふ」
ハルヒ「なに？その変な笑い」
古泉「ふふ……先ほど僕の携帯で録った動画を再生してみましょうか」

『・・・キョン・・・ううん・・・あなた・・・私ね。幸せよ』

ハルヒ「え……ちょ……それって」
古泉「どうでしょう？僕と取引しますか？」

>>588-589
一生やってろよｗ
……お幸せにな！

ツンデレ乙っす！

>>590
木になる

花嫁が三人も・・・・
キョン、本当に大変だな。

>>593
が植物になってもうた

このハルヒは、ハルヒといわれないと気づきません...

>>580

…何だこの写真は？
「涼宮さん達がSOS団の販促のために撮影した写真のようです。
　機関の者が撮影したのですが、しかし皆さん、よく似合っていますね」
まあな。特に朝比奈さん。まるで天使のようだ。どこぞの映画のように
教会から攫っていってやりたい気分だぜ。

「しかし、涼宮さんはこの撮影を頑なに拒み続けていたようです」
いつもこの手のことを率先してやるはずのあいつが？なんでまた…
「どうも涼宮さんは、ウェディングドレスにまつわる迷信にこだわっていたようです」
ウェディングドレスにまつわる迷信というと…アレか？
「そのようですね。まぁ、迷信は迷信ということで説得して何とか納得していただいたようですが、
　涼宮さんの願望が見えたようですね。つまり…」
…何が言いたい。

「よろしければ、高校を卒業してすぐに、とっておきの就職先を紹介したいのですが、どうでしょうか？
兼業も可、ですよ？」
…遠慮しておく。何回でも言うぞ？遠慮しておく

夜に用事が出来たので今続きを投下していいか？一番最後の部分はまだ完成してないが…

>>592
あれ？　俺？
……「一生やってろよｗ」だけでも込めた気持ち（一生“幸せに”やってろよ）が
伝わるとは思っていたが、念のために言葉にしたら、結果としてツンデレっぽくなってしまった。
反省も後悔もしていない。

>>594
まったくだ。
俺達にできることといったら、キョンに夜の銘菓「うなぎパイ」を送ってやることだけだな。

ハルヒはセーラー服を脱ぎ捨て、下着姿で涙を目いっぱいに溜めていた。
「おま…何を…早く服を着ろ！」あまりにも普通すぎる反応に自分自身に怒りを覚えるね。
そんな俺の純朴高校生的反応には構わず、ハルヒは潤んだ瞳で俺を見据えて、声を震わせながら言った。
「私…本当に大好きなの…キョン君には…全部見てほしい…キョン君になら…私…」
待て待て待ってくれ。どうやら第三回脳内会議を早急に執り行う必要があるようだ。今のこの状況はなんだ？あのハルヒが…今まで散々俺に横柄な態度をとってきたハルヒが…何故こんなことを言っている？いやいや、誰に聞かずとも分かっている。他でもない俺が望んだからだ。
しかし本当にそうか？俺はハルヒにこうなって欲しいと望んでいたのか？心の奥底ではあの天真爛漫で傍若無人な涼宮ハルヒに愛情を抱いていたんじゃないのか？どうなんだ？
一時思考を停止させ、ハルヒに目を向ける。ハルヒは目にいっぱいの涙を溜め、今にも泣きだしそうな不安な表情を浮かべていた。
しばらくハルヒの顔を見つめる。整った顔立ちに夕日が差し込み、憂いの表情を浮かべるハルヒは格段に愛しく思えた。
恐らくこれが俺の望んだハルヒの姿なのだろうな…そんなことを考えながら、俺の中で一つの答えが見つかった。

俺は世界を動かすだけの力をもっているかもしれん。が、それは俺には過ぎた力だ。
俺の改編なんざ、知れたもんだ。せいぜい気になる娘の性格をいいように変えるぐらいしか出来ない。チキン野郎と罵るなら罵れ。俺は昨日までの日常や、ハルヒの作り出す非日常を楽しいと感じていたんでね。
勿論目の前にいる、いかにも乙女なハルヒを元に戻すのは、非常に勿体ないとは感じる。断腸の思いさ。しかし、こんな状況の中でやっと俺は気付いたんだ…。俺は少し華奢なハルヒの肩に手を置き、泣きだしそうなハルヒの顔をしっかりと見つめながら言った。

「ハルヒ…俺はハルヒのことが好きだ。」

「………」

「でもそれは、お前じゃないんだ。俺が好きなハルヒはハルヒであるハルヒであってお前じゃない。」

理解できない。という表情を浮かべながらも、ハルヒはしっかりと俺の目を見つめている。

「確かにお前は俺が望んだことによって作り出したハルヒかもしれない。だけど今俺はあいつに逢いたいいんだ。あの天上天下唯我独尊女にな。」

「………」

「だから…お前には悪いが…元の世界に戻す…。俺の肩には世界の運命は重すぎる。お前以外には…きっと背負えないんだよ…」

「キョン…君…」

「キョンでいいぞ。ハルヒ。」

「キョン…」
もうハルヒの表情に悲しみの色はなかった。安らかで、全てを受け入れた柔らかな微笑みを浮かべていた。
「ハルヒ…俺はお前とも出会えてよかった…ポニー…似合ってるぞ…」
互いに微笑みを浮かべて、俺とハルヒは柔らかに唇を重ねた。

最後は深夜にでも…読んでくれてありがとうな(*´∨｀)

>>602
期待しとくぜ

>>602
生殺s（ry

…いや、何も言うまい。
しかし本当に初めてなのか？俺の初SSは（これもハルヒのエロパロに投下されてる）、文が拙いのなんの。
今見直したら顔から火が出そうになった。

>>604
さあ、投下したまえ

>>602
・・・・それなんて（r

>>605
あれはエロパロの保管庫にあるが、本当に拙いのでどれかなんて言えない。


タイトルが「涼宮ハルヒの〇〇」だとか、非エロで尚且つベタだとか、ハルヒ視点でさらに多少段ボールについて熱心に語る新川さんが出てきたりとか、当時書きながら投下していたら、展開が読まれまくってｶﾞｸﾌﾞﾙしたなんて言えるわけがない。
…ハッ？！

>>606
そうかそうか、見つけて欲しいのか。読んで欲しいのか。




それ、なんて羞恥プレイ？

>>606
OK特定した
ところで昨日と今日の0時に生殺しってことは『完結』書いた人？
生殺しは辛かったけどあれよかったよ

書きながら投下とかよく器用なことができるな
推敲しないで不安にならないか？

キョン「凄いな……一体何喰ったら、そんなに強くなれるんだい？」
　長門「愛さ…愛以外に人を強くするものなど有るものか！」
みくる「クスクスクスww」

ハルヒ「極上の料理に蜂蜜をぶちまけるがごとき思想、消えうせいｯｯ!!」

最近、このスレにしか情熱を注げない俺がいるわけだが

>>610‐611
それなんて刃k（ry
>>609
頭の中でかなり推敲してから書いてるので、文字が間違ってないかを確認するだけだな。
それでも後で見直すと、もっと良い書き方があったと思う事が結構ある。
しかし、展開が読まれまくるのはかなり怖かったので二作目と今回のはある程度書き溜めてから投下してる。

>>606
＞多少段ボールについて熱心に語る新川さんが出てきたりとか、
此の辺詳しく。

さてさて。

ハルヒが妙な変化術を使い始めて本日で七日目。これで最終日な訳だ。
何でそんな事が分かるのか？実は、１日目に密かにＳＯＳ団長専用ＰＣを昼休みにチェックしたのだ。
お気に入りにハルヒが登録したらしいサイトがある。何処かのオタク用語の説明をしたブログ。

『萌え属性について語る俺様！！』

誰だコイツ。そう思いながら読んでいくと、次々と属性の説明が現れる。
『ツンデレ』
『素直クール』
『和服お嬢様』
『ゴスロリ』
『電波』
『ネトラレ』
『妹』
『魔法少女』

……………まあ何というか、その日は各属性の説明を流し読みしていたのだが、６日目にやっと気付いた。ニブイぞ俺。
ハルヒめ、これをそのまんまトレースしてやがる。そうかそうだったか。ハハハ。
１日目の女王様だけは違ってるが。まあツンデレはいつもの事だし。
────だが、それらの羅列の最後に説明が載っていない単語が一つ。
『ヤンデレ』

なんじゃこら。ヤンヤンしてデレデレ？そのまんまじゃねえか？その時はそう思った訳だ。
その後一週間ハルヒの隙をみてそのブログをチェックしていたが、更新する事は無かった。
思えばそこからググるとか山根に聞くとか、俺が長門並みの知識欲をもって行動できればよかったのだが────
まあ、後悔の女神涼宮ハルヒは先に立ってくれない訳で。



７日目は何故か、妹反物質砲によるインドリーム俺星系消失が行われる直前に目を覚ました。
「あー、キョンくんもうおきてるぅー」等と残念がり何度も特攻してくる妹を回避し、俺は学校に向かう。
さすがに今日まで家にハルヒは居なかった。外は快晴、静かな水曜日。うむ、いいこと有りそうだ。
まあ、コレは鉄血の暴風雨の前のクリスマスの如き静けさであった訳でして。

通学路をえっちらおっちら汗かいて登校しせっかくの朝のさわやかな気分を心ならず胡散霧消していると、
鶴屋　「おー、キョン君おはよっぴー」
見慣れた長髪のサワヤカサン上級生が視界に飛び込んできた。朝から元気ですね〜鶴屋さん？
つか鶴屋さん徒歩通学なんですか？てっきり漆黒のリムジンにお付に囲まれて登校てイメージだったんですが。
鶴屋　「いやーそんな妙な所にはおやじさん無駄金使わないっさ。学生は歩く歩くそれが元気の素だねっ！」
カラカラと笑顔を振りまく鶴屋さん。ハルヒが赤いハイビスカスならこの人は初夏の輝く新緑だな。

鶴屋　「はっはっはウマい事言うね〜！何かい？あたしのおデコにでも興味でもあるのかい？」
俺の顔を覗き込む小悪魔鶴屋さん。初めて見る顔。おおっと俺のココロのコンパスが────────！！？

鶴屋　「それとも髪？地位？財産？その辺含めてねるねるねるねでも食べながら話し合おうかいふぇっふぇっふぇっふぇ」
ＯＫグッジョブ磁気嵐は過ぎ去ったぜ。つか鶴屋さん貴方もねるラーですか。
鶴屋　「ま、また今度みくとか長門っちやはるにゃんと一緒にね！ほいじゃ！」
元気に走り去っていく鶴屋さん。ホントに本心が読めない人だ………

それから５分余り、ゆっくりハイキングを楽しみながら校門に辿り着いた俺が見たものは、



ブレーキ跡と血溜まりの中に倒れる、鶴屋さんの姿だった。

担任の岡部が、今朝起こった事故について後ほど通達があると説明した。
結構校内でも人気があったのだろう、谷口と山根が揃ってNoooooo!!とアメコミ風嘆きの雄叫びを上げている。


二種類の赤色灯車両が校門前に停まり、ぐったりした鶴屋さんを乗せて過ぎ去っていく。
数分前親しく話していた上級生が、まるでモノの様に力無く転がっているのを、俺はこの目で見た。

ハルヒ「キョン………」
はっと声に気付き振り返る。ハルヒが青い顔をして俺を見ていた。
ハルヒ「キョンは、見たの………？鶴屋さんの…………」
不安げに俺を見つめる。浮かぶ表情は───心配だろうか。そんなに俺は凄い顔をしていたか。
ハルヒを安心させる為、頭を撫でて大丈夫だと連呼する。そう大丈夫、大丈夫、大丈夫────……

力なく薄目を明ける鶴屋さんの顔が、授業中もフラッシュバックした。


谷口　「一応、命はあるが予断を許さないって────何つうか、参ったぜ……」
机に突っ伏す谷口。お前、確かあまり鶴屋さんに接点無かったよな？其処まで入れ込んでたのか？
谷口　「お前、かなりお気に入りだったアイドルが自分の目の前で大怪我負うの見て、平常心で居られるのか？」
ぐったりと動かない谷口。国木田と一緒に慰める。廊下では山根が雄叫びを上げながら走っていった。
谷口　「………すまん、ちょっと顔洗ってくるわ」
ふらりと立ち上がる谷口。付き添おうとするが、「いいって！」と一喝、断られた。脚を引きずって教室を出て行く。
国木田「ごめんキョン、俺ちょっと様子見てくるよ」
走って出て行く国木田。　　　　…………谷口、国木田が女だったら良かったのにな……

手持ち無沙汰になり、窓辺の自分の席に座る。例によってハルヒは居ない。
俺も混乱していたが、大分落ち着いてきた。まあそれよりも────────考えるべきことがある。
山の上の中学校の校門前、しかも登校時間。轢き逃げをするにはあまりにもリスキーな時と場所。
なのに犯人は未だ捕まっていない。警察も３０分少々で引き上げてしまった。
……────疑わしい。『機関』絡みか？古泉に確認する必要がある。
阪中さんが不安げな表情で俺に目線を飛ばす。大丈夫、と念を込めて頷き返す。

その時。外から女子生徒の悲鳴。一瞬考えた後、ついさっき考えていた事と繋がって、体が動いた。
便所の方に皆の視線が向く。男子便所の前で、


谷口と国木田が血を吐いて倒れていた。

再びやってくる警察と救急車。授業は一時中断し、谷口と国木田は運ばれていった。
救急車まで付き添って見送る。毒物による急性中毒が何とかと救急隊員が喋っていた。
ハルヒは俺の横で、珍しく静かに見送っている。そうだろう、結構こいつも堪えたハズだ。
救急車が校門から出て行った後、古泉に電話をかける。────……出ない。
何か妙な事態でも起こってるのか？ならば直接クラスに行ってみるか？いや────────
長門だ。長門なら古泉に頼らずとも事態の説明をしてくれるだろう。あまつさえ事態打開の導きも……
駄目だ。これ以上長門に頼らない。迷惑を掛けないと誓ったハズだ。
では────────────……？

みくる「キョン君……」
教室への帰り際、階段で朝比奈さんに出会った。……そうか、鶴屋さんがあんな事になって、不安でたまらなかったのだろう。
教室に帰る道筋から離れ、階段の踊り場に朝比奈さんを連れ込む。
朝比奈さんは不安と悲しみの表情を────────瞳に抱えてはいなかった。
代わりに抱えて居たのは────……恐れ？恐怖？

みくる「キョン君……未来から通信が有って……涼宮さんが、大変な事に」
大変な事？ハルヒならいつも大変でしょうに、一体何を？何が起こってるんです！？
みくる「禁則事項です！早く教室に行って、涼宮さんを押さえてください！でないと……早く！！」
朝比奈さんに促され、教室に急ぐ。何だってんだ！？一体何事だ！？今度は一体何をしたハルヒ！！？
２段飛ばしで降りていく階段。兎に角、今はハルヒを。

教室がまた騒がしくなっていた。岡部が叫ぶ。
岡部　「お前何処行ってた！？大変な事になってる、早く席に着け！俺は職員室に行ってくる！」
まさか。
扉を開ける。

ハルヒは居ない。その代わりに、
教室の中央でプラトーン状態の山根と、


泡を吹いて横たわる坂中さんが居た。


全身に走る戦慄と、一瞬の安堵感。────俺の心の中に潜む外道さを嘲笑うように、
『────ひゃあああん────』
窓の外を聞き覚えのある悲鳴が走った。



鈍い音。窓辺の男子が下を見て、一瞬後悲鳴を上げる。駆け寄る俺。窓の下、見覚えのある栗色の髪。

朝比奈さんが血まみれでうつ伏せに倒れていた。

なぜそこから視線を動かしたのか分からない。朝比奈さんのはるか向う、校庭の端の木陰に女生徒の人影。
なぜその距離で分かったのだろう。間違いない。

ハルヒが、涼宮ハルヒの姿をしたモノが、
夏の木陰で笑っていた。




それでしまいだ。阪中さんと朝比奈さんがまた救急車で運ばれた後、学校は臨時休校。
早急に生徒は下校させる事となった。教師連中及び警察は不審者が学校に侵入していると思ったらしい。
だが俺は、それを否定する。否定するしかない。

ハルヒだ。ハルヒがやっているとしか思えない。しかも下校前のＨＲにハルヒの姿が無かった。
岡部はわざと無視する態度を取った。───事なかれ主義か？トラブルメーカーに気を裂く暇は無いってか？
だが恐らく、そのトラブルメーカーはシリアルキラーにクラスアップしてるかもしれないんだぞ？
ああそうさ俺だって信じたくねえ。世界を照らす太陽が実は暗黒の星だなんて誰が信じられるか？
だが、あの影は────ハルヒだった。
あの場には信じられない位輝いた笑顔が、俺の心に突き刺さる。

ＨＲ終了後、すぐさま長門に電話。１秒で出た。
……長門、信じられんのだが、ハルヒが、
長門　「知っている」
ハルヒの居場所分かるか？
長門　「知って、如何する？」
止める。何が有ったが知らんが、俺が止めてこんな事した理由を聞き出してやる。

長門　「…………駄目」

何？
長門　「貴方は行っては駄目」
何故だ！？俺ではムダだってのか！？俺にだって切り札が
長門　「兎に角、駄目」


長門　「涼宮ハルヒは、私が止める」

そのまま、長門は一方的に連絡を切った。
何故だ長門。お前はハルヒに戦いを挑むつもりか！？確かにお前は無敵だし、勝てるヤツなぞ地球上に存在しないだろう。
ハルヒを除いて。
何を考えているハルヒ。何をしようとしている長門。
二人の姿を求め、誰も居なくなった校舎内を走って行くと────────

誰かが倒れている。男子生徒だ。駆け寄り顔を確認すると────……
見た事のあるメガネの顔。口に咥えたタバコがポロリと落ちた。生徒会長だった。
向うは教室の敷居をまたいで女生徒が倒れている。髪からして喜緑さんだろう。二人とも血みどろだ。

悲鳴が聞こえた。見ると廊下の向うで初老の男性が倒れる所だった。────新川さん！？
『来ないで！！』
聞き覚えのある声。──────森さんだ。柱の影に隠れて銃を構えている。
その反対側、はるか彼方の廊下の端に────ハルヒの姿。何かを構えている。
森　　「そこの教室に隠れて！古泉も居るから！！」
声に押されて慌てて教室に入る。其処に居たのは　　……血まみれでうずくまる男子生徒。

古泉　「……やあ、随分久しぶり、のような気がしますね」
古泉！？……息が荒い。お前、その傷は！？まさかお前も！？
古泉　「やられましたよ。貴方も見たでしょう？あの、涼宮さんの姿をした影を」
森さんが応戦している。一体何が起こっているんだ、あのハルヒは何だ、またイタズラ暴走か！？
古泉　「暴走………そうですね、そうとも言えますが、想定外でした。クッ……」
傷が痛むのか？待て、今どうにかして手当てを────
古泉　「結構です。もう長くありませんから……それよりお知らせしておきましょう、原因は貴方ですよ」

俺、が？
古泉　「ここ一週間、涼宮さんが妙なコスプレをしてたのはご存知でしょう。何故だと思います？」
　　　「貴方の気を引く為ですよ。いつもそっけない貴方に業を煮やして、実験してたんです」
　　　「ネットで見た萌え属性を次々試して、貴方が一番満足する属性を探してたんですよ」
あのお気に入りにあったブログか。
古泉　「そうです。ですが色々試しても貴方の態度は変わらなかった。いつも通りでしかなかった」
　　　「そこで涼宮さんは、最後の禁断の属性に手を出したのです。己の内なる欲望と共に」

………もしや、あの『ヤンデレ』とか言うヤツか！？ヤンヤンデレデレじゃ無かったのか！？

古泉　「『ヤンデレ』というのはですね、”病む”と”デレる”……つまり狂気の愛、ということですよ」
　　　「そして今日彼女がそれを演じようとした時、己の欲望、独占心と結びついてしまったんです」
　　　「今の彼女は貴方を独占する為、自分以外に貴方に関わる者全てを排除しようとしている」
ハルヒの力が、その方向に今働いているということか？
古泉　「そうです………今の貴方には分かりにくいでしょうが、現在この学校は閉鎖空間に似た空間となっています」
　　　「あの涼宮さんに似た影は、言うなれば”神人”の亜種ですよ。彼女の欲望を忠実に遂行する」

ならあの赤い光球になれよ古泉！あれならあんな小さな”神人”なぞイチコロだろ！？
古泉　「それが……何故かなれないんです。涼宮さんが制限しているのか………グフッ！」

古泉が赤黒い血を大量に吐く。古泉！！おい、しっかりしろ！！
古泉　「最後に……貴方だけが頼りです。涼宮さんを、止めてください」
　　　「止めに来た『機関』の仲間も、ほとんど殺されました。田丸兄弟も……」
喋るな古泉！気をしっかり持て！！目を開けろ！！
古泉　「彼女は、現在、部室に居ます。早く、お願い、しま……………　　…　　」

古泉ィィィ────────！！！


動かなくなった古泉。静かになった廊下に出ると、

森さんが柱の隅で息絶えていた。

何故か心が平穏だった。
出なければならないハズのものが出なかった。涙も、嗚咽も。
みんな居なくなった。
鶴屋さん、谷口、国木田、阪中さん、朝比奈さん、生徒会長、喜緑さん、新川さん、田丸兄弟、森さん、古泉………

そうだ。

長門。

あいつが居る。

長門の事だ、きっとハルヒの居場所も突き止めている筈。────『彼女は、現在、部室に居ます』
古泉の遺言。無駄にできるか。
脚が動いた。
これ以上ハルヒに罪を犯させない為。長門に罪を犯させない為。

僅かな希望に向かい、部室へと走り始めた。



部室棟に入ると、また何人か倒れていた。
コンピ研の面々だった。文芸部室の前には部長殿が右手を出したまま、倒れていた。

部室をノックする。中から返事。ゆっくりと開けると、
ハルヒ「ちょっとキョン遅いわよ！折角今日は早引けになったのに」
────────────輝く南国の太陽の笑顔。いつもも通りの明るいハルヒが、其処に居た。

誰も居ない部室。俺のネクタイをハルヒが引っ張り、夏なのに寒々とした空間に俺を連れ込む。
ハルヒ「キョン、ほら見て！面白いＨＰ見つけたのよ！」
俺を団長席の横に立たせ何処かのＵＭＡ探検隊系ＨＰの日記を見せる。内容を逐一解説していく。
何故明るいハルヒ。何故笑うハルヒ。何故喜ぶハルヒ。皆死んだんだぞ。お前のせいで死んだんだぞ。
ハルヒ「それにね、ＳＯＳ団のメールにも変のが────」

はしゃぐハルヒの肩を抱き、静止させる。
ハルヒ「………キョン？」
ハルヒ、お前は何も思わないのか！？お前が消したんだぞ！？俺以外の全てを消したんだぞ！？

キョトンとした顔のハルヒ。……やがて、さも当然とでもいうように、
ハルヒ「……だって、私とキョン以外、誰も要らないじゃない」
この世の全てを明るく照らし出す筈の日輪が────────────狂っていた。病んでいた。
ハルヒ…………違う。それは違う。自分の力に狂ってんのか？ならば戻ってきてくれ。
あの閉鎖空間から戻ってくる時、俺がお前に言った事。もう忘れちまったのか？

お前は、そんな奴じゃ無いだろう？
ハルヒ「……──────キョ、ン？」


と、部室のドアがゆっくりと開いた。其処に立つ少女が一人。
長門　「……涼宮ハルヒ」

ハルヒが俺を押しのけた。
ハルヒ「………有希、未だ生きてたのね」


<<続>>

え！？続くの！？
ハルヒ「そよ？問題ある？」

アーッ！！

何これ、恐怖映画？

それはそうと、今俺の後ろにショートヘアの女らしき影が…

>>622
それ女装した古泉

え！？俺掘られるの？

目を覚ますと朝日が昇っていた。どうやら俺の記憶には乙女ハルヒとのその後の甘い一時は存在しないらしい。なにやら勿体ない気もするがね。
いつも通りの朝の行事を済ませ、学校に向かう途中のハイキングコースで俺は考えていた。
俺は乙女ハルヒとのキスの後、世界をもとのあるべき姿に戻すよう願った。いや、このいい方では語弊があるかもしれん。ハルヒに力を返して、気性を激しくするよう願ったと言っておこう。
さて、大まかな事しか決めてない内に俺の記憶はすっとんでいるのだから、現在の詳細情報は、世界創造主の俺でもまだ把握出来ていないのである。
しかし俺は焦りの気持ちなど微塵もなかった。逆に、俺はいまどんな状況に置かれているのだろうか？と少し胸をときめかせながら、教室に足を踏み入れた。

「この馬鹿キョン！！アンタどういうつもり！？」

教室のドアをくぐると、仁王立ちで入り口で待ち構えていたハルヒが怒鳴ってきた。あぁ…帰ってきたんだな…と怒声を心地よく思う。

「なぁに嬉しそうにしてんのよこの馬鹿！！昨日は学校がおわり次第市内の不思議探索って言っといたでしょ！？なんでサボったのよ！！」

どうやらそういうことになってるらしい。大体自分の置かれている立場が理解出来てきた。

「あぁ…すまなかった。少し頭が痛くて寝込んでたんだ。勘弁してくれ。」

「ふ〜ん。まぁいいわ。放課後までにアンタに課す罰を考えておくから。」
ふんっ。と鼻を鳴らし、ハルヒは自分の席に着いた。俺は昨日までの乙女ハルヒとのギャップを楽しみつつ、その日の放課後を迎えた。
いつも通りに部室へ向かう。ノックをすると朝比奈さんの「ひゃーい」という可愛らしい声がしてドアが開いた。
もう既に他の4人は来ていた。昨日の部活をさぼったことになっている俺への三者三様の対応を楽しんでいると、ハルヒから俺への罰が下された。

「キョン！アンタはみんながせっせと部活に勤しんでいるなか、ぐうぐう寝てたんだからね！」

「悪かったよ。で？どうすればいい？また茶店で奢ればいいのか？」

「いいえ！罰を言い渡すわ！今度の日曜！！他の部員を除くアンタ一人。遊園地に謎を探しに行ってきなさい！」

「………俺一人でか？」

「ふんっ。アンタ一人で行かせても、どーせ遊んで帰ってくるだけに決まってるわ！だから団長であるあたしも付いていってあげるわ！！感謝しなさい！」
ハルヒは俺と顔を合わせないようにしながら、少し照照れたような口調で言った。
「ハルヒ…」

「な、何よっ！？」
頬をやんわり紅潮させながら俺の顔を睨み付ける。

「デートに誘ってるのか？」
みるみる内にハルヒは顔を真っ赤にし、この上なく動揺した口調で言った。

「なっ…この馬鹿キョン！！ペナルティよペナルティ！！他の団員に申し訳が立たないから言ってるのよ！！でなきゃ、誰がアンタなんかと…」
最後の方は口籠もりして聞こえなかったが、何といわれようと俺の台詞は決まっていた。

「俺は嬉しいぞハルヒ。出来ればポニーで来てくれないか？そっちの方がデートっぽい。」

「こ…この馬鹿っ！いいわね！？今週の日曜！10時に駅前だからね！ちゃんと来なさいよ！！もう今日は解散！！」
ハルヒは、真っ赤に顔を染めながらずかずかと部室を飛び出していった。
俺は昨日一日でわかったことがある。それは俺がハルヒに抱いていた気持ちだ。直面して、改めて自覚した気持ちだ。

俺はハルヒが好きだ。

この気持ちを伝える為に世界を構築したと言ってもいいね。さぁ、今日は一日楽しもう。一時間前にポニー姿で待っている少し不器用な女の子と…。

おしまい♪

今まで読んでくれた方々ありがとぉ(*´∨｀)また書く機会があったらまたよろしくなヾ(゜ω゜o)ﾉ″

ねぇねぇ、キョンが目を覚ましたときなんでハルヒはきょどってるの？？

あれの意味がどうしてもわからｎ・・・。

>>627
そりゃツンデレだからじゃないの？

流タンの脚本には「跳びすさった後」って書いてあるから顔近づけてキスでもしようとｓ（ｒｙ

何がヤンデレだよ・・・メンヘルマニアしつこいよ。
いくら宣伝しても一般的な属性にはならねえぞ。キモ系はあくまでキモ系。

誤爆ｲｸﾅｲ（・A・）

>>625
グジョーブ！でもやっぱ連続投下の方が感動が増すお(´･ω･`)
もちろん、早く投下したい気持ちも分かるお(`･ω･´)俺もそうだったお…
だけど俺たちのSSを保管してくれる職人さんの手間を考えたら…
む、胸が張りさけそうなんだお（つ;ω｀)

>>625
お疲れ様。なかなかに楽しめたよ。バカップル最高！だね。

でもIDで一応分るとはいえ、名前欄に>>601とか、もう少し前の部分が判る書き込みをしてほしかった。
直前まで投稿なさってた「涼宮ハルヒの七変化」と続けて読んじゃったし（これは俺が馬鹿なだけか）。

>>620

そのＳＳ、エロパロスレに投下してたやつの続きだよね？
投下する場所間違えた？

>>630
落ち着いてください部長。長門先生もうちに来てくれるようになったんです。
もういいじゃないですか。

>>627
８話後の９話の予告を聞いてみるといい。
そのセリフを言ったんだよ。

>>634
すまん、これスルーしてくれ、ほかのと勘違いしてた。

読んでくれてありがとな(*´∨｀)はじめてだったから色々到らないところもあっただろうけど、ごめんよ（´･ω･`）今度書く機会があったらどの意見も参考にさせてもらうよ(*´∨｀)

>>638
顔文字連発をやめてくれないかな

>>639
SS以外の内容を否定される筋合いねぇよ。

>>580
遅レスながら、詳細は何だ？
時期的にアニメ誌では無さそうだし、DVDの予約特典か何かか？

ウェンディング画凄いな。特にハルヒのこういった表情はかなり珍しい気がする。
（ハルヒの絵は大抵、横2枚の絵みたく自信満々表情がデフォな感じだから）
つか、普段滅多に見られないハルヒの表情に撃沈されたのは自分だけでよい。

メガミマガジン１０月号だって

へーそんな雑誌もあったんか。
どうでもよいが、力入れ過ぎだな。かなりクオリティﾀｶｽ

ウェディングは、他と並べてあるからハルヒたちだとわかるが、
それ一枚だけ見せられたら、誰だコレって感じがする。
髪型とか違うと、こんなに変わるもんか。

ハルヒのウェディング姿に撃沈した

あんなハルヒの姿をみたらキョンでも腰を抜かすぞ

気絶するかもしれないな

撃墜撃沈が多いなぁ…俺もだがｗ
あのウェディングドレスの破壊力は異常過ぎだ
あぁ…ハルヒ×キョンのウェディングＳＳを書きたい…でも…ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

だって口紅に唇つけてるだけで大人っぽいふいんき(なぜかry)なのに
さらにウェディングドレスなんだぜ？しかも何なんですかあの大人っぽいというか
おとしとやかな顔は！！１２１

昨日エロパロでウェディングハルヒが出てくるやつがあったな

>>574
さゆリン乙

ウェディング見てえ(´；ω；｀)

ttp://www.geocities.jp/haruhi365/ss11.htm
ウエディングハルヒ

流れ無視でスマン
人助けしたり、周りと打ち解けていくことが
ハルヒの成長だと皆は感じる？

まぁ普通の女子高生としての成長だわな

>>653
成長というより、普通に戻っていってると俺は思う。

タイツ無いのとポーズのせいで、バニーの中で妹が一番エロいな

ウェディングハルヒの破壊力は異常
メガミマガジン１０月号なのか...買ってこよう。

>>654
>>655
公式本とか解説本見て「ハルヒの成長物語」について
いろいろと思うところがあったんで質問した。
ありがとう。

キョン…お前は今すぐぶん殴りたくなるほど幸せもんだよ

公式に脱字ないか？

74P[超人的天才的名探]
→探『偵』？

75Pら･ラ行
乱闘について説明が書いてあるが、[ ]が無い

別にここに書かなくてもいいと思うよ

>>660の情報を出版社にメールして謝礼を狙う俺は勝ち組

ぶっちゃけた話「結婚できない男」の意地っ張り二人が
ハルヒとキョンに見えて仕方なかった
リビングでずっとニヤニヤしててやったぜ

>>661
スレ違いなのはわかってるんだ。スマン。でもどうしても確かめたくてさ…ここなら買った人たくさんいるんじゃないかと思って。
>>662
これ完全に出版社のミスだよな？
良かった仲間がいて

ウエディングハルヒで谷口に感謝するやつはエロパロスレだっけ？

アニメやゲームに関する本の誤字脱字は良くある事なので割り切ってスルーしてください。

つーかハルヒ好きなくせにいつまでも自分の気持ちに気づかないふりをしているキョンがムカツク
いつまで逃げてんだよ！早くハルヒを掴まえてこい！
大人びたやさしさが臆病だとばれる前に

>>665
http://sslibrary.s9.x-beat.com/sslibrary/h/haruhi380.html
http://sslibrary.s9.x-beat.com/sslibrary/h/haruhi380-1.html
http://sslibrary.s9.x-beat.com/sslibrary/h/haruhi380-2.html

これだな。『Junebride』

すっげぇ好きな作品だよ。

>>667
キョン｢なんて思う事なんて俺には一生無いことだろうなぁ｣

>>580
> 甜菜
> ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date20937.jpg
> バニーもだけど、ウェディングの笑顔に・・・・ぐは・・・・も、ダメ・・・・・・

このバニーのはなにについてたものなの？

>>669そのスカした態度がムカツクって言ってるんだよバカキョン！いい加減にしろ！
ハルヒのほうがよっぽど素直だよ。

>>671
ちょｗ
想像図に熱くなりすぎｗ

気づかないふりをしてるんじゃなくて、本当に気づいてないんじゃないのか？
だったらタチ悪いな('A`)

　 　　　　　　　 ／. : : : :/. : : :／＿＿｀ヽヽ
.　　　　　　　 /　　 __! /　　 /´　　 　 ! ｀ヽ ヽ
　　　　 　 　 ′∠∧! ｌ : : :/ :／. : : :/ : : ∧: i
.　　 　 　 　 ｌ : : :// ｌ l : : /|/l＼_／/ : ／! l : !
　　　　　　　ｌ : :く∧/´!: .::!　f卞ﾐヽ/／／j/.:ｌ l
　　　　　　　! l .::. : ヽ､! .:::!　　ー′　 f_ﾃ/.:/.:l　　
.　　 　 　 　 ｌ ｌ:::::: .::::ｌ::ｌ:::::l　　　　　__′/.::/.:/
　 　 　 　 　 ! l:::::::::::::l∧:::!､　 　 （_/　/.::/j/
　　　　　　　 Vヽ∧::::ｌ　ヽ!　 ヽ､_　ィ/!::/ 671 名前： 名無しさん＠お腹いっぱい。 [sage] 投稿日： 2006/08/30(水) 00:07:09 ID:LMbeV8FL
／￣　ヽｌ＼ 　 〈 ∧:::/　j/ >>669そのスカした態度がムカツクって言ってるんだよバカキョン！いい加減にしろ！
{／｀ヽ、　 　 ヽ、 ＼　　　　　　　　　 ハルヒのほうがよっぽど素直だよ。
　　　　 　 /　　　 ∧　 　 　 ､⌒ヽ￣ト､　　　　　　　　　　　　 　 　 　 / //￣
　 　 　 　 l/　　　　∧　　　　 i ⌒V　!　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　/ //
　　　　　 ′/ 　 　 ! ヽ　　　　l ￣ !　!/ ∧　　　　　　　　　　　　 　 / //
　　 　 　 ∨　 　 l　l/　＼　 　 ! 　 !　!∨　!　　　　　　　　　　　　　/ //
　　　　　　l　　　 ∨　　　 ヽ 　 ｌ　 l　l　!　{　　　　　　　　 　 　 　 / //
　　　＿＿l　　　＿＼　　 　 ヽ　! / / /　 ヽ、　　 __　　　　　　　/ //
　　/　/￣|　／　 ／￣￣￣￣｀ヽ/／ ＿_／￣ / ∧　＿　　　/ //
.　 l　 ｌ　 / 　 　 /　　　　　　　/´￣/´　 ヽ｀ヽつ! {￣ーっ｀ヽ / //　

｢ところで、キョン｣
放課後、校舎から校門へと続く石畳の上を歩きながら、ハルヒはちょっと意地悪そうな目をして言った。
｢今後、私はキョンに『涼宮』と呼ばれても、返事をしないことにしたから｣
｢えっ｣
｢だって、いつまで待っても、キョンったら呼び方変えようとしないんだもの｣
言いたいことは言ったという風に、ハルヒは俺に背中を向けてどんどんと歩いていく。
｢涼宮……｣
俺が追いかけてきても、宣言通り振り返りはしない。
｢無視されたくなかったら、ちゃんと呼んでね｣
わかっているんでしょ、って感じで目を見ないですまして歩いていく。
俺は、ぽりぽりとこめかみをかいた。何だか、無性に照れくさい。
｢……ヒ｣
｢聞こえなーい｣
なにがあろうとも、絶対言わせるつもりだ。
俺は、観念して辺りを見回した。幸い、今回は谷口も見ていないようだ。
｢ハルヒ！｣
鬱陶しい坂道の上で、俺の声は妙にはっきり通った。
すると、後ろでくくった黒髪が妙に似合っているハルヒは、よく響く声で「はい」と振り返って、満足げに笑ったのだった。



何故か思いついた

今日帰ってきたら、姉がなんか読んでるから良く見たら俺の憂鬱だった・・・
ちゃんと隠しておいたはずなのによつばとと公式まで読んだ後があるｵﾜﾀ＼(^о^)／

いや、ﾊｼﾞﾏﾀ＼(^о^)／

>>675
ねーちゃんかわいいのか？

>>675
よつばとは、おそらく一般人には何の抵抗も無いから大丈夫だろ
憂鬱もまだ大丈夫かもしれないけど
公式は・・・

ハルヒの世界を自分の都合よく動かす力って
人間の内心にも及ぶんだよね？

じゃあハルヒがキョンを好きでいる限り
キョンの心がハルヒから離れることはないってことか。
二人の関係が決定的なものにならないのもハルヒが望むところなのか。

>>673-674の腕前に脱帽
どちらも見た後にニヤニヤしてしまった…。

>>678
キョンはハルヒの事が好意はあるけどそんなに好きじゃないと
ハルヒは思っているからなかなか進展しないと予想する。


ところで、

ちょっと長いけどＳＳ１０レスほど投下します。

ノリノリで書いてたけどできあがったものを見たら涼宮ハルヒシリーズと全く別物のような
感じになってしまいました。

しかもさらに長編になりそうなのですが反応を見て続編を書こうと思います。
人気がなければそのまま打ち切りごめんと言う事で。

では少々お借りします。

小さな頃からクリスマスにしか仕事をしないジジイの存在を疑っていた賢しい俺なのだが、
宇宙人や未来人や超能力者や悪の組織やそれらと戦うアニメ的特撮的漫画的ヒーローたち
がこの世に存在しないのだということに気付いたのは相当後になってからだった。

俺が朝目覚めて夜眠るまでのこのフツーな世界に比べて、アニメ的特撮的漫画的物語の中
に描かれる世界の、なんと魅力的なことだろう。
俺もこんな世界に生まれたかった！と少なくとも４年ほど前の俺はそう思っていた。
実は実際にそう言う世界に俺は生まれていて、そう言う出来事に巻き込まれることをその
ころにすでに運命付けられていたわけだ。まったく皮肉なもんだ。

今では宇宙人（略）が俺のまわりで跋扈するそう言う世界にも慣れ、そして俺の半巻き込
まれではあるが一般人的立場で事件に関与するというこの立場もかなり気に入っている。

だが、本音を言えば昔は確かに思っていた。俺がある日突然超能力に目覚め悪の宇宙人
（略）と戦うヒーローになりたいってな。
だが今は切実に思う。ヒーローじゃなくてもいいから、この立場はもう誰にも譲りたくな
いね……と。

そんなことを考えながら、いつものように強制ハイキングコースの終点にある見慣れた
校舎の中に入り、いつものように俺は、ごく普通の学生として教室にはいると、ごく普通
とは言い難い例の女子生徒の前に座った。

「よ！」

俺が声をかけるが、ハルヒは何かしらのパンフレットのような物を読んでいて反応がない。

「なに読んでるんだ？」

「映画のパンフよ。見れば判るでしょ？」

ああ、確かに見れば判るが、何の映画だ？

「昨日見に行った映画。『仮面ダイバー鉄兜』よ。
　子供映画だと思ったけど結構侮れない内容だったわ。
　同じ特撮変身物として今年の文化祭の映画制作の参考にとてもなったし」

あー、あの仮面ダイバーシリーズのか？昔は俺もよく見てたなあ……俺がヒーローになり
たかったのはこいつの影響だったかもな。
っておい、去年の秋に作ったあのヘボ映画とプロの作った特撮映画を同列に語るな。

それよりも、おまえはその子供映画を一人で見に行ったのか？

「なわけないでしょ。例のハカセ君が是非一緒にって、デートに誘ってくれたのよ」

デートだと？あのマセガキと？よかったなぁハルヒ。おまえとまともにデートしようなん
て考える人間がまだいたんだな。幸せは近くに落ちている物なんだな。

「ひょっとしてやきもち焼いてる？」

ハルヒはニヤニヤしながらこっちを見る。

「馬鹿いうな。ガキに嫉妬するほど俺も落ちぶれちゃいない。」

俺はそう言ったが、ハルヒはニヤニヤしたままだ。何かおれは変なことを言ったか？

「まあいいわ、そんなことよりもね。あたしいいことに気がついたのよ！」

ハルヒはそう言いながら立上り俺に顔を近づけながら満面の笑みで俺に話しかける。
おまえの「いいことに気がついた」は、俺にとっての悪いことの方が多いんだがな。

「いままで、宇宙人や未来人や超能力者が出てこなかったのはね。正義のヒーローがいな
　いからなのよ！ヒーローは悪がいるから現れると思っていたけどそうじゃないの。
　逆なのよ！正義のヒーローがいるから悪も現れる事が出来るなるのよ！」

微妙に何か間違っているような気もするが、確かにその発想はなかった。
しかしな、お前は宇宙人や未来人や超能力者と一緒に遊びたいんじゃなかったのか？
特撮的悪の宇宙人や未来人や超能力者はきっと友好的ではないはずだ。

「相変わらずバカね。悪の宇宙人や未来人や超能力者が居るなら、それに敵対する正義の
　宇宙人や未来人や超能力者が居るはずよ。彼らと協力して悪を倒すのよ！」

確かに、言っている事は判る。今現在ＳＯＳ団の俺たち以外の３名の状況はそんな感じら
しいしのだが……それは別として、頼むからバカな事を言い出さないでくれよ。
そういう俺の願いもむなしく、ハルヒは俺に指を指し満開の桜のような笑顔でこういった。

「とにかく、無いならどうすればいいか。答えは簡単よ！作ればいいのよ！
　悪を呼び寄せるためにね、正義のヒーローを作ればいいの！」

その後すぐに担任の岡部が入ってきたためその話はそこで終了する。

ま、予想はしてたからな。それほど驚きはなかった。
やれやれまたはじまった。今度は放課後に部室でヒーローになる特訓をさせられるのか？
俺がヒーローのコスプレをする様を想像する。やめてくれ。４０度の熱が出そうだ。
と言うような事をそのときは思っていた。

しかしそのときもうそれはもう始まっていたのだ。

それに気がついたのは４時間目の現国の授業中の事。

珍しくまじめに俺は黒板にかかれた内容を書き写していたのだが、さっきからやたらとシ
ャープペンの芯がぽきぽきとすぐに折れる。いらいらしながらも書き続けていたのだが、
ついにはシャープペンの持ち手がバキっ！と音を立てて割れてしまった。長く使っていた
やつだから劣化していたんだろうと考え、他のシャープペンを取り出して書こうとしたが
これも折れてしまう。まさかな……

俺は、財布を取り出し中から５００円を取り出したがもったいないので１円玉に交換して
試しに、縁を親指と人差し指で挟み、軽く力をいれてみる。
くにゃっってかんじで板ガムを曲げるよりも簡単に１円玉は曲がってしまった。

オイオイ……冗談だろこれは……

机のパイプを軽く挟んでみる。――ぐにゃ――
机は若干右に傾く。なんなんだこれはいったい？俺の体はいったい？
俺はよろめくように、その場に座り込んだ。椅子はどうしたかって？
ああ、俺の尻の下でぺちゃんこになっている。おかげでクラス中の注目の的だ。

「どうした？」と言いながら現国の先生がこちらにやってくる。

「あ、いえ、椅子が古くなってたみたいで、急に壊れてしまって。
　その拍子にねんざしたみたいなんで、保健室行っていいですか？」

ふと後ろの席をみるとハルヒは熟睡している。まったく、この騒動でよく寝てるね。

だが、起きていて興味津々で今の俺を見られる方がまずい。騒ぎが収まるまでしばらく
そこで寝ていてくれ。俺は、すぐさま教室をあとにして文芸部室に向かった。
昼休みになれば長門が部室にやってくると思ったからだ。今のこの状況を何とかしてくれ
そうなのはあいつしか居まい。

人間不思議な力が唐突に宿った場合どうしたらいいのか混乱すると言う。
この一年間の学習のおかげで今の俺はそれなりに対処する事が出来ているとは思うが、
４年前にこうやって未知の力に目覚めた古泉はいったいどういう心境だったのか今なら
容易に想像でき、珍しく同情も出来るね。

とまあ、そんな事を思いながら部室で待っていたせいなのか、昼休みになると長門だけで
なく古泉までやってきやがった。

「いやあ、長門さんから聞きましたよ。ついにあなたも僕たちの仲間入りですか。
　おめでとうございます」

殴るぞおまえ。ちょっとでも同情した俺がバカだった。

「冗談です。いえ、冗談ですがもしご希望とあらば機関のメンバーに推薦しますよ。
　あなたも涼宮さんから不思議な力を授かった一員ですからね」

俺はまかり間違っても、お前とその変態組織のお世話になろうとは思わん。
そんな事はどうでもいい。今の口ぶりからすると結局これってハルヒの能力のせいなんだ
な？つまり、何かを望んでこうなったと。


「理解したくなかったが理解した。ハルヒが原因だな。でだ、どうやったら元に戻る？」

「……力を無力化する強制プログラムをあなたに施す事は出来る。でも――」

長門はそういいながら古泉の方をちらりと見る。

「力を完全に無効化するのは僕も反対ですね」

それはせっかく仲間になれたのに一人だけ一般人に戻るのは許さないとかそういう理由じ
ゃないだろうな？

「いえいえ、そうじゃありません。力を授かったのには何か理由があると推測されるため
　です。その理由もわからずに下手に無力化すればどういう事になるか……
　つまり僕がこの力を授かったのは《神人》と閉鎖空間を除去するためものです。
　もう一つ以前映画撮影中に起きた朝比奈さんのミクルビームとかでしたね、あれも一応
　映画をおもしろくするためと言う理由はありました。
　後者の場合映画撮影のためだけでしたので、すぐにでも無効化しても問題はありません。
　ですが前者、私の場合ですが無効化すればどうなるかあなたも判るでしょう」

なるほどな、理由がわからないから無効か出来ないというなら理由を知っている。
おそらく朝の会話が原因だろう。そしてあまりにも馬鹿馬鹿しい理由だ。

俺は二人に今朝の会話の内容をかいつまんで聞かせた。

「なるほど、涼宮さんらしいですね。ならば益々あなたはしばらくそのままで居てもらわ
　なければなりませんね。おそらくは特撮的な悪の宇宙人未来人超能力者があなたの前に
　現れるでしょうから」

ああ、やっぱりお前もそう思うか……頼む勘弁してくれ。俺は普通の人間でいたい。
しかしこのまま落ち込んでいたとしても仕方がない。前向きで行こう、でないとやってら
んないからな。

「だがな、このままでは俺の日常生活に支障が出そうだ。
　その辺だけでも何とかならないか？」

俺がそういうと長門が俺の左腕をそっと取り、腕時計にふれるとなにやら例の呪文を唱え
始めた。

「……力場フィールド制限プログラムをあなたの腕時計に施した。
　これで通常の成人男性と同じ程度のパワーしか発揮できないよう制御が可能。」

長門はそう短く答えながら、いつものパイプ椅子に座り、本を取り出す。
本のタイトルは『テレビ絵本　仮面ダイバー鉄兜・第１巻たたかえ鉄兜！』
めまいを通り過ぎて視界がブラックアウトしそうだった。

まあとにかく、これで晴れて一般人に戻れた。

さて、昼休みは残り１０分を切っていた。俺は教室に戻って急いで弁当をかき込む。
昼一番で体育の授業なんだが、消化される前に動くのはあまり良くないが、空腹で走り回
るよりはましだと考えたからな。

昼休み終了間際、俺がまだ飯を食っている時に、ハルヒは教室に入ってきやがった。
そして俺を発見するやいなやこう言い放つ。

「キョン！こんな所にいたのね！せっかく特訓をしようと考えていたのに！」

なんの特訓だと聞くまでもないが、一応聞いておく。なんの特訓だ？

「あったりまえじゃない！正義のヒーローになるための特訓よ！
　放課後とりあえず部室に即集合！
　近場の採石場を探してきてあげたからあそこなら少々の爆発でも大丈夫よ！」

俺は一体どんな特訓をさせられるんだ？爆発ってなんなんだ？
想像しただけで頭が痛い。

さて、午後からの体育の授業は５組６組男女合同でハンドボールだった。
３学期のこの時期には規定の教育課程は終了するので空いた時間を利用し担任のハンド
ボールバカ岡部がハンドボールの魅力を生徒に教え込ませようと努力しているのだが、
体育会系の数名を除き、俺たち一般生徒はまったくその魅力がどこにあるのかわからない
ような状態であった。

ある程度のボールさばきやシュート練習を前日までの体育で行い、本日からチーム分けを
して対抗戦をする予定となっている。

ところで、ハンドボールとはバスケットボールとサッカーを組み合わせたようなスポーツ
と言えばわからない人も大体想像は付くだろう。バスケットのようにボールを扱い、サッ
カーのようなキーパーの居るゴールにボールを入れると１得点となる。
１チームは７人で１人がゴールキーパー残りはフィールドプレイヤーとなり、１試合前半
３０分休憩１０分後半３０分で試合を行うのが普通だが授業のため前半１０分のみで１試
合となった。クラスを割るとちょうど８チームとなり、トーナメントを行い２コートを使
用するので一時限内で終了できる。

さて、俺のチームは。俺、谷口、国木田、阪中と名前を良く覚えていないその友だち２人、
ともう一人はあいつだ。涼宮ハルヒだ。
だれだ？男女混合チームにしようなんて言ったやつは？俺の地獄行き片道切符をそいつに
譲ってやりたい気分だぜ。

「このチームで絶対に優勝するわよ！、みんなわかってるわね！ミスは許されないわ。
　特にキョン！」

とハルヒはさっきから息巻いてやがる。
こういう些細なことでも一番じゃないときがすまないらしいな。しかし、このチーム分け
はなんだ？これもあいつが望んだ事なのか？つまり優勝出来なかったときはどうなるのか
容易に想像が付く。たぶん全責任は俺になるんだろう。勘弁してくれ。

さて、第一試合はいきなり俺たちのチームが戦うこととなる。谷口が自ら申し出て
キーパーになり他のメンバーはそれぞれ、ポジションに着く。

そして、岡部が試合開始の笛を吹いた。

開始早々、素早くパスカットしドリブルでゴールに向かうハルヒ。そしてゴールエリアラ
インぎりぎりでジャンプし、そして目にもとまらないシュートを相手ゴールにたたき込ん
だ。あれを受けられるのはこのクラス中にはいないだろう。

こりゃハルヒがいれば楽勝だろうと思ったのだが、だがそう簡単にはいかない。岡部曰く、
相手のチームに１００の力を持つスーパープレイヤー一人がいたとしても、一人一人の力
が５しか無いチームでも、チームプレイによって１００以上の力が出せるのがハンドボー
ルなのだとか。
ようは、ハルヒの近くにボールが行かないようにすれば残りのカスでしかない俺たちには
どうしようもないって事だった。

徹底的なパスワークで相手チームに翻弄され、例えハルヒがボールを持ったとしても、廻
りを囲えばハルヒもどうしようもなくなり、結局ボールを奪われるというパターンが成立
していた。誰がいったいこんな作戦を考えたんだ？

ふと審判そしている岡部を見るとニヤニヤと笑っている。なるほど、ハルヒをこてんぱん
にのめして、「ハンドボールの道はおまえの思っているほど甘くはない。一緒にハンド
ボールの星を目指そう！」とハルヒを説得している岡部が浮かんだ。そんな勧誘でハルヒ
がうんと言うはずはないというのは俺なら判るが、体育会系の岡部にはものすごい計略で
ハルヒを絡めてしまえるつもりなんだろうな。やれやれ。

ハルヒはだんだん、いらいらが限界に達しているようだった。点差は１点差でこっちが負
けている。そろそろ、古泉の携帯が鳴っている頃かもしれない。
もう残り時間は少ない。
だが、俺としてもこのまま負けるのも、なんだか癪だ。ハルヒに感化されたわけではない
が岡部の鼻をあかしたくなったと、そう思っておこう。

囲まれているハルヒからパスが受けやすい位置に俺は移動し

「ハルヒ！」

と、呼びかける。俺の、アイコンタクトを読み取り、ハルヒはグランドパスを俺にだす。
パスカットをしようとする敵チームの動きをまるでスローモーションのように察知し、
俺は前に移動して俺は先にパスを受け取った。
見える！みえるぞ！周りの人間の動きが手に取るように判る。

俺はすぐさま敵をやり過ごしたハルヒに敵のまたを抜くリターンパスを返す。それをハル
ヒは片手で器用にキャッチし助走をつけてジャンプし稲妻のようなシュートをたたき込ん
だ。

ハルヒはサムズアップをして俺にウインクをとばした。
まだ２点差だ。まだまだ行くぜ！今度は俺の番だ。

さっきの攻撃で俺はヒーロー化のもう一つの特性を理解した。ただ力の強い人間に俺はな
ったわけではない、どうやら、力だけでなく超感覚まで身につけたようだ。


どういう事かと言えば、相手の筋肉の動き、体重移動、力のかけ方視線の動きそれすべて
がスローモーションのように俺は理解できる。
言うならば、裏技を使用しコマ送りで格闘ゲームをしているような感じだ。
つまり、パスカットやドリブル、相手のディフェンスを突破するなどお手の物だ。

こんどはスローオフと同時に敵のパスをカットし、そのままドリブルで敵陣を目指す。
岡部があっけにとられている。ま、おれもこんなにうまくいくとは思わなかったぜ。
４人ほどを一気に抜き、ハルヒのシュートより少々不格好だが、それでもゴールを突き破
るような鋭いシュートをたたき込んでやった。ゴールと試合終了を告げる笛が鳴る。

>>674
マリみて乙。

「キョン！すごいじゃない！あんたにこんな才能があったなんて！」

「ハルヒ一人には任せてられないからな。今の俺にはハンドボールの神様がついているぜ。
　俺に任せろ！」

ああ、ヒーロー化するのもいいんじゃないか？ハルヒのこの笑顔を見ていれば、そう思っ
たのを誰が責められようか。だが４０分後それは後悔へと変貌するのだが……

さて、俺たちは二回戦目を１０対０で下し決勝戦に進んだ。
気がつけば決勝戦。
俺とハルヒの活躍によりまさに向かうところ敵無しだ。この試合も楽勝だろうと俺もおそ
らくハルヒも思っていただろう。

だが、岡部苦々しげに決勝戦の開始の笛を吹いたそのときだった。

「ぐああああああぁぁぁぁぁ！！！」

唐突に岡部が苦しみはじめその場に昏倒し突如として岡部の姿が消える。
な、なんだ一体どうした。

そして、間髪を入れる間もなくどこからともなくハンドボールが雨のように降り注ぐ。
あわてふためくクラスメイト達。ハルヒはパンチングで次々とそのボールをたたき落とす。
俺は阪中らを守るようにしてゴールの陰に逃げ込んだ。谷口と国木田はすでにのびていた。
すまん。おまえらより女子を守ったことには他意はない。成仏しろ。

「なによあんた？」

ハルヒは、ネットフェンスの上に立ちはだかる何者かに向かってそう叫んだ。
逆光でよく見えないが、明らかにそいつの姿はおかしかった。なんというか、そうだな、
まるでテレビアニメの世界、いや特撮ヒーローの世界から出てきたようなその姿形だ。
激しくいやな予感と目眩がしてきた。

そして、そいつはフェンスの上からえらそうに語りはじめる。

「よくぞかわした。さすがは涼宮ハルヒだハンド。
　俺様は広域帯宇宙存在、まあお前らから言えば宇宙人といやつによって
　創造された攻撃型レコンストラクションヒューマノイド『ハンドボール男』だハンド」

つっこみどころ多すぎだが、とりあえずその語尾をやめてくれ。

「あんたね、何者なのかよくわからないけど。
　こんなコトしてただですむと思っているの？」

おお！珍しくハルヒにしてはまともな反応じゃないか！てっきり宇宙人の登場に小躍りし
てよろこぶ物だと思っていたが……

「この試合はね、あたしのチームが優勝することが決定する大事な試合なのよ！
　それをよくもじゃましてくれたわね！」

前言撤回。やっぱりハルヒだ。

「ぐへへへ。そんなヘボ試合いくら続けても無駄だハンド」

いつの間にかハンドボール男はフェンスの上から降りていて、ハルヒの目の前にやってき
ていた。

「もう許さない！キョンこいつをやってしまいなさい！」

おいおい。俺にどうしろっていうんだ？出来ればあんな変態的な宇宙人と関わり合いたく
はないんだが。

「何言ってるのよ！あいつを倒せば名実共にヒーローよ！がんばれキョン！」

やれやれ。手段と目的が入れ替わってないか？ヒーローを作るのが目的でなくて宇宙人を
探すのが目的だったはずだろが。

「えーいさっきからごちゃごちゃうるさいハンド！」

ハンドボール男の手から俺に向かって無数のハンドボールが発射される。
今の俺ならよけれるのだろうが、ちょっぴり不意をつかれてしまった。そのまままともに
ハンドボール全弾を食らいコートの端まで吹っ飛ぶ俺。

意識が遠のく……はずが……痛みすらなく全く体は異常がさそうだった。
これもヒーロー化の恩恵なのか？だがめんどくさいので、そのままここでぶっ倒れたふり
をして鑑賞させてもらおう。こういうのはどうも苦手だ。

「キョン！」

ハルヒが心配そうにこちらに駆けて来ようとするが、その途中でハンドボール男が立ち
ふさがった。

「逃がさないハンド」

そう言うハンドボール男にハルヒはハイキックを食らわす。だがハンドボール男は片手で
それを軽くいなす。ハルヒは回り込むようにして今度は正拳突きをたたき込んだ。
クリーンヒットだと思われたが、ハンドボール男はハルヒの拳をつかんでいた。
つかむ拳に力が加わる。ハルヒの表情がこわばる。ハンドボール男はそのままハルヒの腕
をねじると、完全に押さえ込んでしまった。

嘘だろ？あいつはそう簡単に負けたりしないはずだ。

ここから見えるハルヒの顔が苦痛でゆがんでいる。まずいまずいぞ！
俺はいったいどうすりゃいい？

「……変身して」

唐突に長門の声が頭に響く。変身しろっていったいどういう事だ？長門！

「力場制御フィールド制限プログラムを施したとき、同時にそれを一時的に解除し同時に
　なたの正体を隠すプログラム緊急時編制プログラムを付加している。
　プログラム起動コードは『チェインジング・ヒーロー』」

一瞬めまいがした。何だって『チェインジング・ヒーロー』？恥ずかしすぎる……
その起動コードを変更する事は出来ないのか？長門？

「……無理」

テレビ絵本なんか読んでた時点でいやな予感はしたんだが……
つーかーおまえの敵の広域帯宇宙存在の手先だろおまえが何とかしてくれるわけにはいか
ないのか？

「……涼宮ハルヒはあなたに助けて貰うことを望んでいる。そして、あなたが元の普通の
　人間に戻るためには必要な行動。がんばって」

なるほど、最初から判って仕組んであったって事か。

「うう……ああぁっ！」

ハルヒのうめき声と叫びが聞こえる。畜生、覚悟を決めるしかないようだ。

「……涼宮ハルヒにあなたの正体を知られることは現時点ではよくない影響を及ぼす。
　変身時には姿を隠してほしい」

判ったよ。俺もクラスメイトに変態だとばれたくはない。
俺は、這うようにしてコートから出ると、物置の壁の裏に隠れた。

ええい！ままよ！

「チェインジングｯ！ヒーローッ！！！」

俺はあらん限りの声でそう叫び、いつの間にか腕時計から変化した深紅のブレスレッドを
巻いた左手を真上からおろしながら右手を交差させ大きく弧を描くように真横へとのばす。
なんなんだ、このこっぱずかしいポージングは……

俺はそう思いながらもあらがう事が出来ず、徐々に体が変化していく感覚とまばゆい光に
包まれる。そして人並みはずれた跳躍力で校舎の屋上に飛び上がる。

コートではさっきの変態男の他にいかにも戦闘員ですといわんばかりのモノトーンの変態
タイツ男たちがわらわらいる。クラスメイトたちはコートの端のほうでのびたり倒れたり
ふるえたりしている。それを戦闘員どもが囲むようにしてじわじわとみんなを追いつめて
いた。

ハルヒはいつの間にかフェンスに手足を縛り付けられていて、先ほどのハンドボール男が
右手に持った切れ味がかなり疑問な刃物を振りかざそうとしたところだ。
なんなんだこのおきまりの展開は。ということはやっぱり俺はここで何か言わなけれ
ば成らないんだろうな。そういうのは苦手だ！頼む勘弁してくれ！

その願いもむなしく俺の体は全く言う事を聞かなかった。
これも長門のプログラムのせいなのか！？

「そこまでだ！怪物！」

俺はビシッと怪物に向かって指を指す！
着ぐるみ怪物はその声に反応し俺を見上げる。わざわざ見なくってもいいですよ。
そのままサクッとハルヒをやっちゃってください。そうしたら俺も楽になれそうです。

「だれだ！貴様は！」

怪物はおきまりの言葉で返してくれやがる。あんた見かけによらず律儀だね。

「宇宙が呼ぶ！未来が呼ぶ！人が呼ぶ！悪を倒せと俺を呼ぶ！
　誰が呼んだが知らないが、世界を大いに助けるための正義の味方！
　俺の名は究極ヒｨーロｫーＳ・Ｏ・Ｓマンッ！」

どっかーんと後ろで何かが爆発する。なんか知らないが後ろの爆発担当の方ご苦労様です。
こんな学校の上で爆発させるなんて後始末が大変ですね。俺は悪くないです。悪いのは全
部あいつです。文句ならあいつとそれと長門に言ってください
それよりも、俺としてはハレ晴れユカイを踊ったときよりも顔から火が出るほど恥ずかし
いこのポーズを何とかしてくれ。谷口や国木田、いや５組と６組の生徒すべてがあっけに
とられてこっちを見ている。なんだあの馬鹿はといわんばかりの顔だ。
それに今の俺はいったいどんな格好をしているんだ？出来れば鏡の前には行きたくない。
それよりもとにかく死にたい。死んでこの強制恥辱ショーから逃げ出したい。


「行くぞ！たー！」

そういうと、俺は屋上から颯爽と飛び……って、おい！この高さじゃ確実に死ぬ！
やめろ！
うわああああああぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛――――――――――！！！！！！！！！！！！

声にならない叫びをあげながら、俺はなんとか着地出来た。
絶対死ぬと思ったがとりあえず生きている。いや死んだ方がましじゃないのか？
俺は心拍数が普段の１０倍になりながらも、そのまま着ぐるみの怪物と、その下っ端戦闘
員に俺は向かっていく。
なんかしらんが完全に自動操縦だ。

一匹！二匹！三匹！まるでカンフーの達人のような動きで次々と敵をなぎ倒していく俺。

５１匹目５２匹目！お、これは結構気持ちいいぞ。だんだん気持ちが乗ってくる。

９８！９９！これで最後だ！１００匹！！！！！！！！！

最後の一人を倒し、俺は着ぐるみの怪物に向かって指をビシッとさした。

「次は貴様の番だ！」

やばい、やばい、ちょっと俺って超カッコ良くないか？と思っちまった。
息も全然切れていない。俺って超ヒーローなんて、そんなことは思っていない思っていな
いぞ！俺は！こんなガキの遊びみたいな事を平気で行えるほど俺も根性座っていない。
もうちゃっちゃと片付けて元の姿に戻りたい！

「ＳＯＳマンとか言ったな？こいつを食らえ！」

ハンドボール男はそう言いながら両腕を俺に向かって突き出すと、無数のハンドボールを
俺に打ち出した。馬鹿の一つ覚えだな。それしか技がないのか？

超筋力と超感覚をとぎすまし止まっているように見える無数のハンドボールをかいくぐり
ハンドボール男に一気に詰め寄る。

「ＳＯＳスティング……」

左腕のブレスが赤い光を放ち、その光は左腕から体を通り右腕の拳に収束する。
そしてその光ごと俺は変態男に拳をたたき込んだ。

「ぐおおおぉぉぉ！」

ハンドボール男は苦しみながら、後ろによろめく。
このあと怪人は大爆発を起こすんだろ？これで終了だ。やれやれ。
と思ったんだがそれはイチゴショートケーキ程度甘かった。

「やるな、ＳＯＳマンとやら。こうなったら奥の手だハンド。キイズさまー！」

唐突に辺りが暗くなる。なんだいったい何事だ？
そして、何者かの声があたりに響いた。

「ＳＯＳマンを閉鎖空間に引きずり込め！」

それとほぼ同時に俺の脳内に長門の声が響く。
　
「迂闊。広域帯宇宙存在は涼宮ハルヒの力を利用し閉鎖空間を発生させた。
　そして別の何者かの力によってあなた達は閉鎖空間に転移させられようとしている。
　閉鎖空間内ではハンドボール男の力は４倍……」

なんなんですか！そのご都合設定は！もう勘弁してください！

そして突如としておそうめまい。
あたりはもうすでにおなじみの閉鎖空間だった。逆にこれはこれで都合がいい。
クラスメイトたちに俺の痴態を見せずにすむからな。つまり羞恥心もなくやりたい放題だ。

「くっくっく。この空間では俺様の力は……」

「４倍だろ。
　よかったな。お前ちょっと弱かったからその程度のハンデぐらいどうって事無いぞ。
　とっとと倒して元の世界に戻ってやるさ」

もう投げやりだった。これほどの屈辱をぶつける相手は幸いにして目の前にしか居ない。
今の俺は虫の居所が悪い。粉々になったとしても俺を恨むな。

「ふざけるなハンド！！！」

ハンドボール男はどこからか取り出した例の切れ味の鈍そうな大型刃物を振りかざし、
俺につっこんでくる。

「ＳＯＳキック……」

俺がそうつぶやくと、左腕のブレスがまた赤く光る。左手から体を通り右足へその光は
収束し、さらなる光を放ち始めた。

「はああぁぁっ！はっ！！！！！！！！！」

俺は変態ソードをするりとかわし渾身の回し蹴りをたたき込んだ。
まともに食らったハンドボール男は、よろよろとよろめきながら倒れ込む。

「キイズ様バンザーイ！ハ・ン・ド……」

そういいながら爆発霧散した。そして同時に、閉鎖空間も崩壊した。
そしてハンドボール男が霧散したあたりに岡部が転がっていた。

やっぱこいつが正体だったんだな。おおかた広域帯宇宙存在に操られていたとか言うそう
いう設定なんだろう。そう理解しておこう。

さて、そろそろ消えないとまずい。この格好で会いたくないやつが来そうだ。

と思ったところにやつが現れた。そうさっきのハンドボール男なんかよりも本当はもっと
怖い涼宮ハルヒだ。

さっきまで、フェンスにくくりつけられていたんじゃないのか？だがよく考えればこいつ
なら縄抜けぐらい出来そうだけどヒロインは普通ヒーローが助けるもんだろ？

ハルヒは無言の俺に歩み寄る。

「あなたはいったい何者なの？さっきの変なやつは本当に宇宙人なの？答えなさい！」

せっかくの命の恩人に向かってその態度はないだろ。と言いたいがここはあえてぐっと
我慢した。そんな事を言えばややこしくなるというのは一年間で学習している。

「そのうち判る。俺は究極ヒーローＳＯＳマン。お前を守るものだ。
　ではさらばだ！！また会おう！涼宮ハルヒ！！」

と俺の口は勝手にしゃべっている。さっきの自動操縦か？まいいか。
俺は登場時と同じように高く飛び上がり、校舎の陰に消えた。

で、どうやってこの恥ずかしい格好から元に戻れるんだ？長門？

「念じるだけで元に戻る」

頭の中に長門の声が響く。俺はすでに、元の姿に戻っていた。
ていうか、これってわざわざかけ声をかけなくてもプログラム停止や発動できるって事だ
よな。じゃあ変身するときも、そうできるように変えてくれ。

「拒否する」

理由はその方がかっこいいからとかじゃないだろうな？

「……」

図星か……
やれやれ。

おれは、ハンドボールコートに向かってかけだした。
さて、みんなになんて言い訳しようか。長門の力で記憶操作とか出来ないものだろうか？
そうすれば、都合の悪い事はすべて忘れさせる事が出来そうだけどな。
俺の記憶も含めてな。

コートの向こうではハルヒが何か叫んでいる。
去年の５月頃に俺に初めて見せた春の日差しのようなあの笑顔でな。

「どこ行ってたのよキョン！大事件よ！ヒーローよ！本物のヒーローが現れたわ！」

そんな声が聞こえたような気がした。



涼宮ハルヒの英雄　第１話「究極ヒーロー誕生」　終わり

――――――――――――――――

次回予告！

ふえーんあたしの出番が全くないですぅ〜。
でも今度はあたしが大活躍する話みたいですよ。そしてキョンくんのだいっきらいなあの
未来人もやってくるの？それにしてもキイズって何者なんですかぁ？！
涼宮ハルヒの英雄　第２話「時の彼方からの侵略者」に
チェインジング・ヒーロー！

マクー空間ｷﾀｺﾚｗｗ

>>692
続きはどうなるんだ？

でも、せっかくSS投下しようと思ったら先にされちまったよ…
じゃあ、後で投下しますんでお楽しみに

特オタ兼任の俺が求めていたＳＳがここにｗ

すまん、興奮してsage忘れた

変わった電波を受信したので書いておく


長門「……第１５４９８回三勢力懇談会を始めます」
みくる「そんなに回数重ねてましたっけ？」
古泉「朝比奈さん、そこは流してください」
長門「…………」
みくる「ひぃ！」
古泉「長門さんも、そんなに睨んじゃ可哀相ですよ」
長門「今回の議題はこれ（ドン）」

『涼宮ハルヒの自覚』

みくる「なんです？よくわかりません」
古泉「いえ、僕が最近思うにですね……」
みくる「あ、古泉くんの発案ですか」
古泉「ええ……ひょっとしたら、涼宮ハルヒは自分が彼を好きなことを自覚していないのではないか？と」
みくる「…………」
長門「…………」
古泉「…………」
長門「……マジ？」
古泉「……マジです」
みくる「……ウソでしょぉ〜……そりゃないですよ」
古泉「いや！きっとそうですよ。でなければ僕らこんなに苦労しませんって」
長門「……それはそう」
みくる「え〜、でも、この前キョンくんとちょっと話しただけですごい勢いで睨まれましたよ。あれってヤキモチですよね」
古泉「ええ、そうです。明らかにヤキモチのくせに、自分は別に彼のことを何とも思ってないと思ってるんですよ！」
長門「……それも、心の底から」
みくる「だとしたら、筋金入りですね」
古泉「先ほど朝比奈さんが言った『ヤキモチ』の部分は実は体の反応なんです。頭では考えてないんです」
長門「……言うなれば、ボクサーが無意識で試合するようなもの」
みくる「体に染み付いてるってことですか？」
古泉「そうです。条件反射みたいなものです。そこで！」
みくる「はい？」
古泉「僕は、まず涼宮ハルヒにこのことを自覚させたいと思います」
みくる「えぇっ！」
長門「……それは……リスクが高すぎる」
古泉「そうでしょう。長門さんはどちらかというと監視に徹する派閥ですからね。そういう反応だと思いましたよ」
長門「…………」
古泉「しかし、僕は思うんです。たまには自分から能動的になっても良いのでは、と」
みくる「具体的には、どうするんです？」
古泉「まずは、このビデオを見てください」

ピッ

>>697続き

みくる「あ、涼宮さんだ……居眠り？」

『う……ん……キョン……ダメよ……この前させて……あげたじゃ……ムニャムニャ』

長門「……寝言」
古泉「そうです。寝言です。ついでに言うと、彼女はきっと言い夢見てます」
みくる「やだ……古泉くん、変態」
古泉「僕だってイヤでしたよ！こんな隠し撮りみたいなの」
長門「……『みたいな』ではない」
古泉「そこは流してくださいよ！そうじゃなくて、無意識下では、涼宮ハルヒも白状するみたいだ、ということが重要」
長門「……なるほど」
みくる「へぇ〜……」
古泉「今回の映像では決め手に欠けます。そこで、あなた方のどちらかに、涼宮ハルヒの寝室に侵入してもらいたい」
みくる「やだ……古泉くん、変態」
古泉「ち、違いますよ！個人的な趣味ではありません。もっとはっきりとした決定的な寝言を！
　　　そして、それをそれとなく部室のパソコンに配置して、見せ付けてやるのです」
長門「わたしは、降りる」
古泉「何故です？」
長門「……急進的なやり方は推奨されない」
古泉「そうですか……まあ、予想通りですね。朝比奈さん、お願いしますよ」
みくる「ふぇぇ〜、わ、私ですか〜」


もちろん、見つかりました。

みくる「ふぇぇ〜」
ハルヒ「やだ……みくるちゃん、夜這い？」
みくる「うぅううぅ……ごめんなさい〜」
ハルヒ「あ〜、泣かないの。一緒に寝ましょ」

撮れました　別のものが

その後古泉は機関からお叱りを

(ﾟﾛﾟ)

はっきり言おう、シャレにならない。
俺とハルヒと長門を残し、ＳＯＳ団関係者は全員居なくなった。死に様を目撃した者も居る。古泉のように。
そして今、俺の目の前で、ハルヒと長門が睨みあっていた。

ハルヒは長門を始末する為、長門はハルヒを止める為。


何時の間にか長門は白木の棒を持っていた。
端のほうを握ると、銀色に光る刃をぬらりと引き抜く。同時にスカートを捲ると、ホルスターから拳銃を引き抜いた。
……────長門？それはもしやガンカタとかいうやつか？笑えんぞ？
長門　「……大丈夫」
長門が構える。
長門　「………私が使えば、最強の武術となる」

ハルヒ「甘いわね、有希」
ハルヒが何処から出したか、巨大なナイフを構えた。
やめろハルヒ、北高制服にナイフというのは俺の心的外傷に抵触する。勘弁してくれ。
ハルヒ「グルカナイフって言ってね……現在じゃ色んな所の軍隊が使ってんのよ。実践に勝るものは無いわ」
更にもう片手に小さなナイフを幾つもハルヒが構える。
止めろ。止めてくれ。
ハルヒ「じゃ、　　……行くわよ」


線が交錯する。何かがはじける音がした。
下げた長門の頭の後ろにナイフ。ハルヒの頭の後ろに弾痕。

それを合図に、二つの影が急速に動く。
部室内を銃声と刃物が空を裂く音が渦を巻き、その中をハルヒと長門が舞う。火花が散り、剣戟が踊る。
一拍の隙を置いて巨大ナイフと日本刀が机の上で激突し、二つの影が停止した。

ハルヒ「……やるわね、有希」
長門　「……貴方も」
数秒の鍔迫り合いの後、再び展開される二つの剣の舞いの闘い。

その間俺はというと、腰を抜かして部室の隅にもたれかかったまんまだった。
俺がこんな体験をするのは正直二度目。知り合い同士の殺し合い。一回目は長門と朝倉だった。
あの時は統合思念なんちゃらの内輪もめな訳だったが、今回はＳＯＳ団の内輪揉め。
だが待てよお前ら、ハルヒは無茶苦茶な能力持ってても一応人間の女の子だぞ？
長門は無表情な宇宙人製アンドロイドだが折角人間らしい心が芽生えてきたんだぞ？
それが何故こんな事になる？

────────────ハルヒがそう、望んだから？
ハルヒの欲望？独占欲？
馬鹿言うな。あいつは多少ムチャな所はあるが、こんな展開を望むような奴じゃない。
長門だってそうだ。あいつが何よりこんな事を望まない事を俺はあの３日間に知った筈だ。

長門が構え、ハルヒが動き、互いが決死の激突へ進みだす瞬間────────


だから俺は、二人の前に飛び出していた。

ハルヒ「キョン、どいて」
長門　「……邪魔」

駄目だ。二人とももう止めろ。悪ふざけはお仕舞いだ。
────目の前にハルヒ。後ろに長門。互いに未だ構えたまま。
ハルヒ、俺はこんなバトルロワイヤル的展開は望んじゃいない。元に戻れ。長門もだ、剣を収めろ。

ハルヒ「何で？……あたしは、キョンの為に」

俺は自分の欲望の為に他人を手に掛けるハルヒなぞ見たくない。ヤンデレだったか？俺の一番嫌いな属性だ。
二人とも早く武器を捨てろ。今この俺の、一番嫌いな奴になりたくなければ。


──────カランと静かな音を立てて、ハルヒが武器を捨てた。
──────長門も、銃と白木の刀を置いた。

ハルヒ「………キョン」
ハルヒが涙を流していた。そっと肩を抱く。
その瞬間。

長門　「く…」
小さな口から一筋の血を流し、小さな声を立てて、小さな長門の細い身体が、ぽとりと倒れた。


ハルヒ「あはっ、あははっ、あはははははははははははははははははははははははははっ！！」
振り向いた俺の後ろで、狂ったように笑うハルヒ。最高に明るい、最高に狂った太陽。
ハルヒ「やった、やっちゃったぁ！有希にね、青酸カリ入りの飴玉あげてたのよ！やっと効いてくれるなんて！」
───その言葉に俺は劇昂し、反射的に右手を上げ、

ハルヒの頬を張り飛ばした。

数歩よろめいて団長机に寄りかかるハルヒ。信じられない事をされたという顔で俺を見る。
ハルヒ「キョン………」
真っ赤になった頬を押さえるハルヒ。俺の心の何処かが疼く。
ハルヒ「あたしの事、嫌いになっちゃった………？」
そのままふらりと立ち直る。足元の投げナイフを取り上げた。それを弄び、逆手に持つと、

ハルヒ「キョン……………ごめん」
　　　　「……ごめんなさい」


胸を一突きし、血を吐いて、ゆっくりと────────……

ハルヒ？

……ハルヒ！？

………ハルヒ！！！！？

倒れ伏す寸前のハルヒを抱きとめる。触れた手にべっとりと赤い血が付いた。
何度もハルヒの名前を呼び揺する。涙に溢れた薄目を開けると、
ハルヒ「……ごめんねキョン、……許して？」
　　　　「………だから嫌いにならないで？」

ああ許してやる。俺が悪かった。一瞬でもお前を傷つけたのが。いや、今回のような行為にお前を駆り立てたのが。
嫌いにならないから目を開けてくれ。もう一度その目を開いてお前の瞳の中の銀河系団を見せてくれ。
全宇宙を照らし出す真夏の太陽の様なあの笑顔を見せてくれ。懇願する俺の手から、
いつの間にか暮れている夕日の朱の中、

ハルヒの手が、滑り落ちた。


………ハルヒ────────────！！！！！






いつも通りの夕方のＳＯＳ団の部室。
真っ赤な夕焼けがハルヒの顔を照らし出す。部室の中心には倒れた長門の体。
今の俺は、一体どういう顔をしているのだろう。
中途半端な気持ちのまま、中途半端に望んだ為に全てを失った愚者なる俺の顔。

まるで惨劇など無かったとでも言うように、夕方の下校を促す放送が校内に響いた。
只、いつもとは言っている内容が違う。その内容は────……



『ＷＡＷＡＷＡ忘れ物〜………ﾌﾟﾋﾟｰ』








はい？

どうも放送ではなく、外からスピーカーで生で歌っているらしい。

ハルヒを抱いたまま窓際に寄って外を見る。夕焼けの運動場には、


大笑いしている鶴屋さん。苦笑いの国木田。スピーカー大熱唱の谷口。谷口を見て笑う阪中さん。
ぴょんぴょん跳ねている朝比奈さん。タバコを吸いながら頭を掻く生徒会長。ニコニコ笑いの喜緑さん。
いつものキマった姿勢の新川さん。何か筒持ってる森さん。大荷物の軽トラから手を振る田丸兄弟。
いつもの糸目笑いの古泉。ノートＰＣをいじっているコンピ研部長と他４人。

森さんと鶴屋さん、朝比奈さんが筒に見えた横断幕をばっと広げた。

『ＳＯＳ団涼宮ハルヒ七変化大作戦大成功！！キョン君（×）お疲れさま！！！』
なぜか『君』の文字に×が入っている。




ハルヒ「……キョン、ほっぺた痛い」


腕の中のハルヒが呟く。見ると、見慣れたアヒル口の団長様が涙目で俺を見上げている。

後ろで起き上がった気配を感じ振り返ると、長門が口から血を流して正座し、ピースしていた。
長門「……大成功」





谷口　「ほらキョン、そんなにむくれんなって」
国木田「………涼宮さんむちゃくちゃ元気だね、あれだけやったのに」
その日の夜のファミリーレストラン。皆揃って席についている。

ハルヒ「さあみんな、打ち上げパーティ始めるわよっ！！！」
せえのでカンパーイ。俺もカンパーイ。へっ、もうやる気なんざ残っちゃいねえ。
田丸兄「本日は皆さんの為にこのレストランを貸切にしました。どうぞ大いに楽しんでください！！」
楽しめやしねえ。一人端のほうの席に座ってジンジャエールを飲む。むむ、シブいぜ俺。

古泉　「一週間どうもお疲れ様でした」
狸寝入り野郎がやってきた。　……全く、お前の『機関』とやらの存在意義事態疑うぞ。
古泉　「まあいつも涼宮さん絡みの時は必死ですからね？まあ今回は皆楽しんでましたし」
あのハルヒ型神人うんぬんてのもウソだよな？全く毎度毎度のお前の口先八丁のウソには感心するわ。
古泉　「やさぐれてますね？まあ一杯、どうですか？」
その手に持つのが子供ビールでも俺は要らん。あっちいってろ。
古泉　「はいはい」