すっかり仲良しさんかと思いきやまだ完全に許していたわけじゃ
無かったのね…ことり&アイシアがちゃんとメインヒロインとして
扱われている話が読めそうなので期待してます。GJ!
GJ!
傷跡ってやっぱり、スタッフの間でも色々あったという第15話のことかな…
ことりにもトラウマが出来てたんか…
623 :
367:2006/06/13(火) 23:53:48 ID:+N3bIsZ9
とりあえず続き。キャラが違うんじゃないか?っていわれても困ります。ゲーム買ってませんから。
??「で、なんで倒れてたんだ?」
シン「それが………よくわからないんだ。気が付いたら倒れてて………」
??「記憶喪失か?何か自分を証明するような物持ってないか?」
シンはポケットの中を探した。別に記憶喪失と言う訳ではないが、思い込みという恐ろしい可能性があるので一応従う。
シンは携帯電話と財布とナイフと拳銃をポケットから取り出した。
シン「これくらいしかないな」
??「なんかヤバイ物があるように見えるが………気の所為だよな」
シンの取り出した拳銃は勿論本物である。デスティニーガンダムにのって思い付きで初音島に来てしまった為、持っていたのだ。
初音島にはありえない現象が多いので護身用に持ち歩いていた。杉並あたりにすられる方がかなり恐いが。
シン「モ、モデルガンに決まってるだろ!が、学生の俺が日本に持ち込めるわけないだろ!!」
??「まあ、そうだよな」
シンはなんとか誤魔化そうとしたがバレバレだった。しかし、運がいい事に義之は気がつかない。
その時未確認生命体が急接近してきた。それは風のような速さで拳銃を奪い取っていく。
不思議さん「……………」
シン「なんだよあれは!」
義之「俺に聞かれてもなあ」
誤魔化したとはいえ本物の拳銃をほっぽいておく訳にはいかない。シンは不思議さんを追うことにした。
シン「待てーー!!」
義之「何処いくんだよ」
シンは不思議さんの後を追う。義之もその後につづく。だが、不思議さんは速かった。
シンは足には自身がある。若干16歳とはいえ、コーディネーター+軍人と言う補正が入っている。
それでも不思議さんには適わない。そもそも不思議さんの足が速いのか?という疑問もあるが猫なので速い事にしておこう。
シン「あいつ速過ぎたろ」
義之「お前も十分速い……」
シンの後を追い掛ける義之ついてくるのが精一杯。特別足が速い訳ではない。普通の中学生だ。
それでも100mを10秒で走れず、50mを10秒で走るさくらよりは速いが。
義之「モデルガンくらいほっぽいておけばいいだろ……」
シン「プ、プレミアがついてるんだ。あれは」
義之「そんなもの持ち歩くなよ…………」
と会話を交わすが、どんどん二人の差は開いていく。勿論不思議さんとシンの差も開いていく。
差がどんどん開いていくものだから当然シンは不思議さんを見失ってしまった。
シン「ちぃ、何処行ったんだ」
シンは辺りを見回したが、不思議さんの姿は何処にも無かった。
辺りの確認を完了した後、不意に後ろから物音がした。
義之「ま、待てよ………何でそんなに体力が続くんだ………」
それは追って来た義之だった。シンのぺースがあまりにも速かった為もう疲れ果てていた。
シン「一応元軍人だからな。体力には自身があるんだ」
義之「軍人って………お前何やってたんだ………」
シン「これでもザフトでエースパイロットやってたんだぜ」
義之「ザフト………。?。何処だ、そこって」
シン「ザフトはザフトだ。月は何処って言っているようなものだぞ」
義之「ザフトなんて聞いた事すらないんだけど」
シンはわからなかった。何故、義之がザフトを知らないのかが。義之も理解できなかった。ザフトとは何かが。
何故お互いがこれを理解する事ができないのか?これは世界観に問題がある。
実はこの世界、一応2053年であるがこのスレの基本世界であるDCSDの世界とは一切繋がっていない。
かといってオリジナルのDCと同じ世界でもない。いや、基本はDCUの世界だが………どう違うかはお楽しみで。
まあDCSDの世界は平行世界からヒナもやって来たりしてるんでそんなもんだと思ってくれれば十分っす。
シン「そんな事よりあいつが掻っ払っていた銃は何処だ」
義之「見つかる訳ないだろ………もう手がかりすらないんだぞ」
二人が会話をしていると後ろの草群からがさごそと音がした。
あまりに不自然なタイミングだった。作者の都合のように。(実際そうだが)
その気配は明らかに動物の物ではない。人間のみが発する気配だった。
シン「誰だ!」
草群からは青い瞳を持ち、金色の長い髪を携えた小さな少女が出てきた。それは正しく………
??「誰だとは失礼だよね、君は。ところで義之くんはりまお見なかった?」
シン・義之「「さくら!」さん」
さくら「そういえば君は誰?うちの学園の生徒じゃないよね」
シン「俺はシン・アスカ。一応元軍人」
義之「桜公園の樹の下で倒れてたんだ。記憶がはっきりしないって言ってたから気になって」
さくらは少し考えた顔をして………
さくら「じゃあ家に来ない?記憶がはっきりする迄いてもいいよ」
この言葉はシンにとって嬉しい誤算だった。今日は行くところはなかった。金もないし、寝泊りするところもない。
ならどうしたらいいか。住み込みのバイトか野宿くらいしかないだろう。
しかし一日やそこらでバイトなど簡単に見つかるはずもない。薬の実験なら簡単に大金が手に入るが、保証人がいなければ部屋も借りられない。
これはシンにとって天の助けだろう。断れるはずが無い。
シン「ありがとう。さくら」
さくら「そのかわりボクの事は『さくらさん』って呼ぶ事。これでも60半ばなんだから。後は色々話を聞かせてくれればいいよ」
シン「わかった………って60!!」
年齢を聞いたシンは驚いた。ありえないと。目の前の少女はどうみても小学生だ。しかし元の時代でさくらを見ているから高校生と言われても違和感はない。
ただ、さくらはすでに60半ばと言う。もはや若いという次元じゃない。化け物だ。
シン「不老不死の薬でも飲んだのか?」
さくら「そんな物は存在しないよ。後これからは年齢の話は禁止ね。レディの前では失礼だよ」
こうしてシンは芳乃家にご厄介になる事になった。続け
例によって気が向いたら続きます。まぁこのくらいというありえない遅さですけど
626 :
あの人:2006/06/14(水) 00:30:54 ID:aLpce7FZ
>>620 GJです!
15話というと……焼きそばサラダ見つけた後の
エプロンを乱暴に放り投げ→帽子を鷲掴み→
振り返らずに家を出て→震える声でアイシアとやりとり
……確かに、ここまでことりが怒っているときは、
アニメじゃ他になかったな……
>>625 50年後の方だったのか、ってか不思議さんw
自分も、レビューとかしか見てないんでキャラがよくわからないです。
でも、義之とシンは何となく近いイメージがあります。
……というか、義之の設定見てるとどうしても、保管庫40とか、
まとめサイトの世界設定考察の3つ目とかが頭に……
あああ〜またトラウマがフラッシュバックしてきた・・・
「笑顔」と「飾りのない仲」を書いてくれた初代氏への
恩義は忘れませんよ・・・
631 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/14(水) 20:06:23 ID:/k5F8BEv
>>623GJです!2のキャラと絡むとは新感覚です!
他のキャラと会ってシンがどうリアクション
とるのかも楽しみです!
ことりとかもこの世界に来るんでしょうか?
シン「結局、未だ大した成果も現れず。にも関わらず再度突撃を試みようという
アイシア嬢でありました」
アイシア「何冷静に説明口調で言ってるんですか、シン!!」
シン「だってなぁ・・・・昨日だって実際さくら全く相手にもしてくれなかったじゃないか」
アイシア「さくらも頑固なんです!!魔法の一個や二個ぐらい、ぽぽいと教えて
くれてもいいのに」
シン「・・・・まあ、確かに頑固そうだよな。さくらは」
(昨日、ことりは俺にアイシアの傍に付いていて欲しいと言ってきた。以来
何だかことりはアイシアに疎遠になった気がするけど・・・・まあいい、
ことりにはことりの考えがあるんだろう。俺はことりに言われなくたって
アイシアのことを絶対に見放したりなんかしないさ・・・・!!)
「で、今日もまた頼みに行くのか?」
アイシア「勿論です!!レッツラゴーです!!」
シン(今朝からアイシア、やけに元気に振る舞い過ぎてるな・・・・)
(・・・・やっぱ寂しいのかな、ことりと話してないのが)
ことり(シン君とアイシアちゃん・・・・今頃芳乃さんちに行ってるのかなぁ・・・・やっぱり
ちょっと心配)
(ピンポーン)
ことり「あ、はーい。どちらさまですかー」
(・・・・あら?)
(ガチャ)
??「・・・・・」
ことり(うげっ・・・・な、なんでしょうか・・・・このあからさまに怪しい人は・・・・何で
どこぞのRPG風な全身フードを被ってるのでしょうか)
??「・・・・君に尋ねたいことがある・・・・」
ことり「は、はぁ・・・・?」
??「この写真に写っている男を知っているか?」
ことり「(どこかで聞いたことのある台詞回しっすねぇ・・・)どれどれ・・・」
「・・・・あ、シン君だ・・・・それに、アスランさんもルナマリアさんも映ってる・・・・」
??「知っているのか!?」
ことり「え、ええ、まぁ・・・・」
??「今どこにいる!!!」
ことり「え、ええっと・・・・今はちょっと出かけていまして」
??「何!?くっ・・・すれ違いになったか・・・・」
ことり「あ・・・・ちょっと待っt・・・・」
(・・・・行っちゃった・・・・やっぱシン君たち、変なことに巻き込まれそうになってる・・・・
心配だなぁー・・・・)
【シン、アイシア さくらの家に向かう】
【ことり 怪しいフードの男と遭遇】
【時刻は午後を過ぎた頃】
遂にあの男が出やがった。
てっきり桜の木の下から発掘されて出てくる
と思ってたがなんか重要なイベントが裏で起こってるのか
やっと来たか!あの男。オレはお前を待っていた。
GJです!!!!
>>どこぞのRPG風な全身フード
これってキングダムハー(ry
違ってたらすみません。
637 :
あのアニメ:2006/06/15(木) 23:48:17 ID:8qIDkIa6
GJです!
でもあの男って、ことりと面識があったような……
あっ、女には興味がないのか。
まぁ、なんとなく書いてみたくなったってヤツなんだけどさ。
以下の三点を満たさない人は、回避する方が無難( -∀-)ノよぅ。
・現在テンションが、とにかく高い。どんなにつまらないギャグでも大笑い出来る。
・しょうもないネタ・くだらないネタで延々と会話が出来る。
・話につながりや流れが全く無い、突発的なネタフリでも平然と話を合わせることが出来る。
とにかく初めの何行か読んで、合わないと感じたら即行止めた方がいい。そのままのノリで最
後までいく。あと、シンとことり出番無い。
639 :
大人の宴:2006/06/16(金) 01:50:09 ID:2o+Srgd3
注)以下の内容は酔っ払いの会話です。
――初音島の、ある飲み屋にて。
クルーゼ「かんぱ〜い!」
ムウ「乾杯!」
クルーゼ「しかし、なんだな。貴様と私が、こうして肩を並べて飲むことになろうとは。ムウ・ラ
・フラガ」
ムウ「というか、生きて再会するとは、思わなかったぞ。ラウ・ル・クルーゼ」
クルーゼ「それは、お互い様だろう。まぁ、過去のことは、スッキリ水に流して。今日は吐くまで
飲むぞ」
ムウ「いいけどさ。年寄りが、あんまり無理するなよ」
クルーゼ「生憎だが、この島に来てから、テロメアの短さは克服してしまったよ」
ムウ「それって、克服出来るものなのか」
クルーゼ「噂だが。私の純粋な気持ちに桜の魔力が反応したらしい」
ムウ「なんだ? そりゃ?」
――で。
クルーゼ「ップハァッ! ことりタン最高〜!!」
ムウ「やっぱ、お前も、そう思う? いいよなぁ、あの子」
クルーゼ「2年前、ヤキン・ドゥーエから初音島に流れ着いたおかげで、私の人生はスッカリ変わ
ってしまった。あんなに憎かった世界が、ことりタンがいるだけで、バラ色になったのだ
からな」
ムウ「ホント、すっげぇ変わったよな。まさか、あのラウ・ル・クルーゼが海岸のゴミ拾いを
して、市から表彰されているとは、予想もしなかったぜ」
クルーゼ「まぁな。私はただ、ことりタンのいる島を綺麗にしよう、と思っただけなのだがな。島の
海岸線一周を毎日掃除していたところをTV中継されてしまい、よもや全国から“ゴミ拾
い仮面おじさん”と親しまれ、応援の手紙までくることになるとは思わなかったさ」
ムウ「オレ、そのとき記憶無くって、放送中はラウ・ル・クルーゼだって分からなくて流し見
してたんだけどさ。たまたま、ソレをキラがベータに撮ってて。……最近、見たんだよ」
クルーゼ「そいつは光栄だ。というか、キラ君は、今時ベータなんて持っているのか。相変わらず、
有ってはならない存在だな」
ムウ「……で、お前がさ。TVのインタビューで堂々と、『ラウ・ル・クルーゼといいます。以
前は、MS乗りだったんですけど……』って言っている姿見たときには、茶ぁ吹いたぞ」
クルーゼ「嘘ではないだろう?」
ムウ「そういう問題じゃねぇよ」
ガララララ……
暦「なんだ、もう、やっているのか。少しは待ってくれてもいいだろうに」
昭島「こんばんわ」
640 :
大人の宴:2006/06/16(金) 01:51:30 ID:2o+Srgd3
クルーゼ「やっと来たか」
ラウ「何? この二人も呼んでいたのかよ」
暦「問題でもあるのか?」
ムウ「いや、問題なんてないけどさ。どういう集まりだ?」
昭島「白河ことり好き好き倶楽部・大人の会ですよ」
クルーゼ「まあ、そういうわけだ」
ムウ「ちょっと待て。昭島は違わなくないか?」
暦「そうなのか?」
ムウ「だって、コイツ、わざわざ朝倉音夢を助手に連れて来た男だろ。まともに考えたら、音
夢狙いじゃんか?」
クルーゼ「そういえば、結局、良い兄ちゃん止まりの変な役柄だったな」
昭島「簡単なことです。音夢くん狙いできたはずが、何故か、ことりくん萌えになっていた。
これが初音島の神秘ってヤツですかね」
暦「私のことりが可愛いだけさ。まぁ、そんな話は後だ。とりあえず乾杯しようか」
クルーゼ「では、ことりタンのために!」
暦「ことりのために!」
ムウ「ことりちゃんのために!」
昭島「白河ことりくんのために!」
「乾杯!」
――で。
暦「……と、そんなわけで。私のことりは可愛いんだよ。分かるかぁ、そこ!」
ムウ「ことりちゃんがいい、のは分かるよ。でもさ。オッパイは水越萌だよな」
クルーゼ「貴様、何を言っている。ことりタンのオッパイを超えるものなど存在しないさ」
ムウ「はぁ? 何言ってんだよ。オッパイは大きくてナンボだろ」
昭島「あのぉ、雪中梅、お願いします」
クルーゼ「は! これだから。所詮、息子は父親を超えることなど出来ないというわけだな」
ムウ「あんだと〜!! て〜か、貴様から生まれた憶えはないぞ」
クルーゼ「産んだ憶えもないわ!」
昭島「それより、お二人さんに、指摘しておきたいことがあるんですけど。良いですか」
ムウ「ん? オレ達、何か変なことを言ったか?」
昭島「こういう説があるんです。天然物は、ひらがなで“おっぱい”、人工物は、カタカナで
“オッパイ”」
クルーゼ「…………本当かね」
暦「今、さらっと言ったけど。そんなのどう言い分けるんだ?」
昭島「そうですね。愛情を含んで言うのが“おっぱい”、欲情を込めて言うのが“オッパイ”」
暦「……発音の仕方の違いで、説明してくれないか」
昭島「“い”の音を抜くように言うのが“おっぱい”。全体を“オ”と同じ音程で平たくハッ
キリ言うのが“オッパイ”です。まぁ、柔らかく言おうとすれば自然と“おっぱい”に、
かたく言おうとすれば“オッパイ”になります」
暦「後半、抽象的になっているんだけど?」
クルーゼ「ふむ。では、ことりタンのは天然物だから、おっぱイか」
ムウ「酔ってんじゃねぇよ。オっぱいだろ」
昭島「外国の方には難しいですかね。ボクに続けて発音してみてください。
ことりくんのおっぱい」
クルーゼ「ことりタンのおっぱい」
ムウ「ことりちゃんのおっぱい」
昭島「いいですね。では、もう一度。こと……」
暦「バカ話はおいといて。ことりの可愛さ。分かったか、お前ら」
クルーゼ「バッチグー!」
ムウ「肌年齢が古いのは知ってるけどさ。頼むから、死語、使うなよ」
クルーゼ「では、頼みたまえ」
昭島「バッチグーを使わないでください。よろしくお願いします」
暦「あんたが頼むのか」
641 :
大人の宴:2006/06/16(金) 01:52:34 ID:2o+Srgd3
ムウ「そうだ。オレ、思ったんだけどさ」
暦「どうした?」
ムウ「今さらだけど、教職員免許取ってみようかと思うんだ」
クルーゼ「何だ? 貴様は取っていなかったのか?」
ムウ「ちょっと待て。貴様、持っているのか」
昭島「意外ですね」
暦「免許をたくさん取る人というのは、いるにはいるが。何でまた、教職員免許を」
クルーゼ「いや何、ずば抜けた空間把握能力があるとはいえ、ナチュラルである私がプラントで
生きるには並々ならぬ努力というものが必要なわけでね。とりあえず、片っ端から、
色々な物に挑戦してみたわけだよ」
ムウ「だからさぁ、何で教職員免許なんだよ」
クルーゼ「自分が上の人間になったとき、何か不自然な教え方があって、ナチュラルとバレたら、
バカバカしいと思わないか」
暦「言っていることは理にかなっているように聞えるが。考えすぎじゃないのか?」
昭島「顔の洗い方でスパイとばれてしまうという話もありますし。徹底的にやるに越したこと
はないんじゃないですか」
ムウ「教え方の違いって何だよ。チョークの持ち方か?」
暦「チョークに持ち方なんてないだろ。投げ方の方じゃないか」
昭島「投げ方って、それこそ自己流なのではないですか?」
クルーゼ「ところがあったのだよ、プラント流の投げ方が!」
ムウ「まぁ、それは、ともかくさ。オレ、先生になってみようと思うわけ。それも風見学園の
せ・ん・せ・い」
暦「却下だ」
ムウ「何でだよ。女生徒に囲まれつつウハウハして、おまけに、ことりちゃんゲットの何が悪
いんだ?」
昭島「フラガさん、本音と建前が逆になっていますよ」
ムウ「酒飲んでるんだから、当然だろ」
クルーゼ「貴様は、しらふでも似たようなものだろう?」
暦「そういえば、フラガ。あんた、女いるんじゃなかったか?」
ムウ「問題ない。大人の男は間口が広いんだよ」
昭島「何を言っているんですか。問題大有りですよ。冬の制服は、長袖半ズボン白の靴下で、
それ以外はマフラーと手袋の着用のみ可、コートもジャージも不可だった小学生の頃、
校則に載っていないという理由から、全生徒の中で唯1人だけオーバーニーソックスを、
もちろん半ズボンとソックスの間に肌が見える仕様で履いて、学校に通っていたけれど、
その価値が全く分からなかった少年時代くらい、問題ありますよ。お蔭で自分の家に、
当時の写真が一枚もないという有様」
暦「あんた、理系だろ? そういう訳の分からない例えは、止してくれないか」
クルーゼ「コート不可とは、ずい分と昔のことのようだが。そもそも誰の話かね、それは?」
642 :
大人の宴:2006/06/16(金) 01:54:01 ID:2o+Srgd3
ムウ「けどさ。なんか、くやしくネ?」
昭島「何がですか?」
ムウ「なんつーかさ、ことりちゃんがふるっていうなら分かるんだよ。まあ。朝倉純一ごとき
に、やる気もないけどぉ。ことりちゃんの魅力に揺るがないって、有りえなくないか」
クルーゼ「ふっふっふ」
昭島「おやおや、何かを知るような不敵な笑みですね」
暦「あんまり本編に触れるのも、どうかと思うがな。とりあえず、何を知っている?」
クルーゼ「簡単なことさ。ことりタンと朝倉純一がくっ付かなかった理由は、私が邪魔したからだ!」
ムウ「爆弾発言っつーより、電波だな」
昭島「でも、クルーゼさんは、2年前から島民だったわけですよね。時間的には可能ですよ」
暦「時間的に可能でも、ソイツはD.C.S.S.出てないじゃないか」
クルーゼ「だから、D.C.S.S.が始まるまでの2年間、邪魔をしていて……」
ムウ「あのさぁ、だったらS.S.に出てない理由は何だよ」
クルーゼ「海岸掃除に決まっている! 夏はこれから、という時期に休めるわけがなかろう」
昭島「あの〜、邪魔するって、どういう風に邪魔をしていたんですか?」
クルーゼ「くっ付かないようにと、お百度参りを」
ムウ「電波じゃねーか」
クルーゼ「この際だからハッキリ言っておくがね。私は、あのシン君も許した憶えはないんだよ」
ムウ「オレもないぞ」
暦「私もだ」
昭島「すいませーん、久保田、追加いいですかぁー」
クルーゼ「まぁ、ぶっちゃけ? この世界観ならば? ことりタンとぉくっつくのはぁ……私だ!」
暦「勝手なことを抜かすな! ことりは私のことりだぞ!!」
ムウ「いや、あんた。旦那と娘がいるだろ」
暦「1に娘、2にことり、旦那は4番だ」
昭島「3番は、誰ですか」
ムウ「自分だろ。つーか、旦那、4番かよ」
暦「旦那にはバットを振るってもらわないといけないからね……なぁ〜んて」
クルーゼ「あっはっは。オヤジギャグならぬオバンギャグか?」
暦「十度、死んで来い!!」
……しばらくお待ちください……
暦「……ごめん。ギブアップ。疲れた……」
昭島「生き返るって便利ですね。衝動で殺しても事件にならないんですから」
ムウ「その突っ込み方も、どうかと思うが。よく生き返れるよな、ラウ・ル・クルーゼ」
クルーゼ「言っておくがな。生き返るのではない。死んでないのだ! ムウ・ラ・フラガ」
昭島「そうですね、すみませんでした。とりあえず、左右の胸郭骨の間を通り抜けている竹串
を引き抜きますよ」
クルーゼ「よろしく頼む。自分でやると、肩が抜けそうな感じになって、難しいのだ」
ムウ「なぁ、その斜めに入っている感じの串。左肩の所から右下の肋骨の辺りに抜けてるやつ?」
昭島「この左円錐靱帯結節の辺りから右第十一胸椎と第十二胸椎の間を抜けているコレのこと
ですか?」
ムウ「ソレソレ。そんな長い串、ドコにあったんだよ」
暦「目の前にあるだろう?」
ムウ「違う違う。そういう意味じゃなくてさ。どのメニューの串だりょ」
クルーゼ「だりょ?」
暦「フッ。…だりょ?」
昭島「ふふふ。『だりょ』ですか」
ムウ「ああ、うるさいな。いいよ、もう!」
643 :
大人の宴:2006/06/16(金) 01:55:09 ID:2o+Srgd3
暦「話を戻すが。とにかく、私は、ことりを誰かに譲る気など全く無い! ことりは一生、
私のものだ!!」
ムウ「そんなお義姉さんの理屈ぅ」
クルーゼ「ソレが人だよ、ムウく〜ん」
ムウ「いや〜ん、クルゥゼくんの……」
昭島「ウザイんで止めてください。酒が不味くなります」
暦「ことりが欲しければ、私を倒してからにするんだな」
ムウ「言っとくけど、オレ寝技は大得意だぜ」
暦「そっちの“倒す”じゃない。やっつけるの方だ!」
クルーゼ「ネタにマジレスするものではないな」
昭島「そういえば、マジレスって、元はイマジネーションレスの略だったそうですね」
暦「麻雀で勝負だ!」
ムウ「空間認識能力のずば抜けているオレ達のイカサマ、見抜けるのかぁ」
昭島「ですから、本音と建前が……」
クルーゼ「理系君。イチイチ、細かいことを言うものではないな」
暦「そんなわけで。勘定を、よろしく勇気!」
クルーゼ「あばよ、涙」
昭島「逆ですよ。あばよ涙、よろしく勇気」
ムウ「だから、細かいって。流せよ」
暦「移動するぞぉ」
クルーゼ「ドコに行くのかね?」
暦「天枷研究所だ。レッツゴー三匹ぃ」
昭島「四人です」
クルーゼ「流せないのか、理系君は!?」
ムウ「とりあえず、ここはオレが持つよ」
昭島「お義姉さんへの得点稼ぎですか」
ムウ「お前が払いたいんなら、止めないけど?」
クルーゼ「ちなみに私は財布を持ち歩かない主義だ」
暦「聞いてないぞぉ」
……………………で。
暦「お〜〜い、早くしろぉ」
クルーゼ「何を手間取っているんだ、ムウ・ラ・フラガ」
昭島「もう、4分32秒立ちましたよ」
ムウ「待てってぇ! ……だぁかぁらぁ領収書じゃなくて、請・求・書。……そうそう。で、
請求先は、ラクス・クラインに」
大人の宴・終
644 :
まとめの人:2006/06/16(金) 02:11:13 ID:imUWy40/
ごめん、更新サボリすぎてた・・・orz
>>638 GJ!
くだらないと思いつつもちょっと笑ってしまった
GJ!!ワラタwwwww
なにやってんだクルーゼさん
>>638 GJ!すげえ笑ったw
>まとめの人
更新乙!
シン「着いたな」
アイシア「・・・・(ドキドキ」
シン「・・・・」
(ぽふっ)
アイシア「えっ・・・・シン?」
シン「心配するなアイシア。まずは誠意を持って話せば、さくらもきっと分かってくれるって」
アイシア「・・・・・はい。では」
(ガタガタ)
アイシア「あれ?」
シン「どうした?」
アイシア「鍵かかってます」
シン「・・・・留守、かな?」
アイシア「どうしましょう、シン」
シン「そうだなぁ・・・・」
音夢「あら・・・・シン・アスカ、それにアイシア」
アイシア「あ、音夢」
シン「よう」
音夢「さくらちゃんの家の前で何をしてるんですか?また勝手に上がってお茶でも
失敬するつもりですか」
シン「さくら知らないか?」
音夢「家にいないんですか?そういえば・・・さっきどこかに出かけて行ったような気が・・・・」
シン「やっぱいないのか」
アイシア「シン、とりあえず近くを歩きましょう。そのうちばったり会うかもしれませんし」
シン「そうだな、待ってるのも退屈だし。行くか」
音夢「・・・・シン君!!」
シン「ん?」
音夢「・・・・さくらは、ああ見えても凄く傷つきやすいんです。あまり無理強いは
させないでください」
シン「・・・・・」
音夢「もしさくらを傷つけるようなことをしたら・・・・本気で怒りますよ」
シン「・・・・心配するなって、女の子を傷つけるような真似、俺がするものか」
音夢「・・・・」
シン「んじゃ、またな」
アイシア「・・・・・シン」
シン「ん、どうした?」
アイシア「女の子には優しい、そのシンの女の子好きの性格も、案外悪くない
かもしれませんね♪」
シン「なんだ、今頃気づいたのか、デヘヘ♪」
アイシア「・・・・まぁ、それにも限度というものがありますが(ちょっとおだてたらすぐこれです・・・」
ことり「あら・・・・?」
純一「やほー、ことり・・・・」
ことり「珍しいね、朝倉君がうちに来るなんて」
純一「ああ・・・・ちょっと水でも一杯頂けたら嬉しい・・・・」
ことり「んー、どうしたの?まぁどうぞ、あがってあがって」
ことり「はいどうぞ」
純一「すまない・・・・ことり・・・・・」
「・・・・うっ、うう・・・・」
ことり「うげっ!?な、なんでそこで突然泣くの・・・・」
純一「い、いやことりがあまりに優しくてつい涙が・・・・」
ことり「ほ、本当にどうしたの?」
純一「いや、音夢に家を追い出されて・・・・しばらく森で野宿してた」
ことり「の、野宿ですか!?・・・そ、それはまぁ、大変でしたね・・・・
また音夢さんを怒らせるようなことを言ったんじゃないですか?」
純一「全然身に覚えがないってば!!ちょっと音夢の様子がおかしかったから、
つい一言言って・・・・あれぐらいのことでここまでしなくても・・・・」
ことり「(また余計な一言言ったんですね、朝倉君は)おかしかった?」
純一「何でも、昨日美春の悲鳴が聞こえたやら、金髪のなんたらがどうとか」
ことり「は、はぁ・・・・何だかよく分かりませんが」
(でも、さっきもおかしな人が尋ねてきたし、やっぱ変なことが起きてる・・・・
シン君たち巻き込まれてないかなぁ・・・・何だか不安になってきた・・・・よーし)
純一「あ、ことり・・・・?」
ことり「ゴメンね、私ちょっと出かけてくるから。朝倉君はうちでゆっくりしていってくださいね」
純一「い、いやでも」
ことり「大丈夫、話し相手は私の代わりにお姉ちゃんがいてくれるからね♪」
暦「うむ、教師と生徒水入らず。ゆっくり勉強の話でもしようか?」
純一「('A`)・・・・・・」
ことり「じゃ、後ヨロシクねーお姉ちゃん。行ってきまーす」
暦「ああ、行ってらっしゃい」
純一「・・・・今日は厄日か・・・・」
【シン、アイシア さくらを探しに街を歩く】
【ことり シンとアイシアが心配になり後を追う】
【純一 暦と一緒に個人授業を開始】
>>627 今回、それよりもっと凄い百合分を書く予定ですのでw
やっぱ百合が好きなんだろうなぁ、自分は。男であるシンの立場はどうなっちゃうのか
>>634 一応これまで目立ってなかったので、それなりの活躍はする予定です
あとデス種からあの魔王の登場も考えていたり・・・・w
>>636 いや、違います
特に元ネタはないですね、そのまんまです
おお、出るんですか…さて赤い彗星か教祖様かどっちかな〜?
百合好きならアカイイトってゲームがマジオススメ。
GJ!
魔王って・・・やっぱキラ倒しちゃったから
責任持ってシンが議長と戦ったりするのだろうか
ミーア「・・・・うーん、この辺りにいると思うんだけどー・・・・」
アイシア「あ・・・・シン、あれって」
シン「あっ、ラク・・・・じゃなくて、ミーア?」
ミーア「あら、シンじゃない。ハロハー♪」
シン「何やってるんだ、アンタ?プラントに戻ったんじゃなかったのか?」
ミーア「あたしは今ある極秘任務に携わっていて、この島である探し物をしてるのよ。
だから、ここであたしを見たことは他言無用よ♪」
シン「極秘任務?けどその格好はどう見ても・・・・」
ttp://vista.xii.jp/img/vi5063627799.jpg アイシア「・・・・ただ観光で来たとしか思えない格好ですよね・・・・」
ミーア「あたしも一応超有名人でしょ。だから、一種の変装みたいなものよ。
あのラクス・クラインがまさかこんなラフな格好をして辺鄙な島に来てる、なんて
誰も思わないでしょ、どう♪」
(くるん♪)
シン「・・・・あー、まぁいいんじゃないか?」
アイシア「・・・・シン、鼻の下伸びてますよ」
シン「ばっ!?す、少なくともこんなでか乳には萌えないぞ、俺は!!」
ミーア「誰がでか乳よ!!!」
シン「・・・・ま、まぁ、それはいいとして。なんでアンタがそんなことをしてるんだ?
アンタ一応プラントの歌姫だろう」
ミーア「・・・・あー、実は私、この間ミネルバに臨時配属にされちゃったのよね・・・・」
シン「いっ!?マ、マジか・・・・?」
ミーア「マジマジ・・・・この間のサポーターとして意外に役に立つって言われて、アスランに
急遽無理やり登用。議長もアスランの近くにいる方がいいだろうってことで
承諾しちゃって。今はあの赤毛の子、いたじゃない?その子の代わりに
オペレーターに転属にされたの・・・・」
シン「赤毛って・・・・メイリンのことか。今なにやってんだ、アイツ?」
ミーア「最近はもうずっとアスランが付きっ切りでMS演習・・・・それも超スパルタの」
シン(・・・・災難だな、メイリン)
ミーア「アスランは何だかあの子を育てるのに熱中しちゃってて・・・・何を考えてるんだが。
だから今前線にはハイネ一人で頑張ってもらっちゃってるんだけど・・・・
まぁハイネ一人でも充分ミネルバは支えられているんだけどね」
シン「さすがハイネだな・・・・」
ミーア「でもさすがにそれじゃ体裁がまずいということで、アスランに代わる人材を・・・・」
シン「人材?」
ミーア「・・・・あーなな何でもない何でもない!!極秘事項よ」
シン(・・・・俺のことじゃ、たぶんないよな?)
ミーア「別にアナタのことじゃないから安心しなさい。本当はアナタに戻ってきてくれれば
それが一番手っ取り早いんだけど・・・・。私が捜している人がたぶんこの辺りに
いるはずなんだけど・・・・それが全然見当たらなくて」
シン「ふーん・・・・まぁ適当に頑張ってくれ。んじゃ」
アイシア「・・・・シン!!(グイッ」
シン「ぐえっ!?え、襟を引っ張るなアイシア!!」
アイシア「何言ってるんですかシン、困り人です!!ここは私の魔法で見事その捜している
人の場所を当ててみましょう」
ミーア「魔法?何だかペテンっぽいわね」
アイシア「魔法の力は偉大です!!いきますよ、メイクミラクル以下省略!!(ピカッ」
シン「へっ、どうせまた棒倒しだろ・・・・分かってるn・・・・・」
アイシア「どちらにしようかな、てんのかみさまの」
シン・ミーア「・・・・・・」
アイシア「いうとおり♪あっちです!!!」
ミーア「ウソくさー・・・・」
アイシア「そんなことありません!!これは探索魔法の一種で今指先に全魔力を集中させて
対象の在り処を探り当てたのです!!!」
ミーア「そ、そうなの・・・・?」
アイシア「はい!!これで前回にもバナナを落とした女の子も見事バナナが見つかったと
感謝していました」
シン「・・・・美春は死んだだろう、お前のせいで」
ミーア「へ、へぇー・・・・そう言われると何だか凄いように聞こえてくるわね」
シン「ってまた信じちゃってる人がいるし・・・・」
ミーア「分かった、試しに行ってみるわね。ありがとう、グッバイ♪」
シン(・・・・ミーアの向かって行った先は・・・・海の方角か・・・・まぁ、相当のバカじゃ
なければ引き返すだろうな・・・・)
アイシア「はぁ・・・・また今日も一人お助けしてしまいました・・・・♪」
シン(また今日も一人犠牲者か・・・・)
アイシア「さぁシン、早くさくらを捜しちゃいましょう」
さくら「・・・・はぁ、またそうやって無闇に魔法を使ったの?」
シン「って、さくら?」
アイシア「い、いつの間に!?」
さくら「何となく嫌な予感がしたんだけど・・・・まぁ案の定ってところだね」
アイシア「あ、あれのどこが悪いって言うんですか!!困ってる人を助けていいこと
したじゃないですか」
さくら「悪いよ、充分」
シン「すまんなアイシア・・・・・こればかりはさくらに同意するしかないぞ・・・・」
さくら「まぁ、立ち話も何だし、歩きながらお喋りしよっか」
【シン、アイシア さくらと合流、そのまま桜公園の方へと】
【ミーア 海に向かって入水?】
一応ラフな格好なイメージです・・・・服はよく分かんないですw
線が薄すぎてミーアの☆がー・・・・
>>651 体験版やりました
感想、アニメ化決定!!
>>652 ちなみに、魔王とはミーアのことじゃないですよ
議長出すと冗談にならないような気がするので
まあ残ってる人でおおよそ見等はつくでしょう、登場はしばらく先の話になりますが
GJ!
しかしさくらよ、「どちらにしようかな(ry)」程度の事さえも許さないか
つーかアイシアがやるとホントに魔法になるのか
GJ!ミーア萌え。
パイロットが一気に三人も抜けてミネルバの人材不足が深刻なようで
しかし体験版でそれだと本編やったら映画化決定まで行っちゃいそう
明日は6月20日か
660 :
あの娘:2006/06/19(月) 23:13:31 ID:th7+5C/V
ある晴れた日曜の昼下がり。音夢さんに、捕まりました。
「えぇっと……もう一度言ってもらえますか?」
「はい……あの、白河さん。
白河さんに似た親戚の方とか、この島に来ていませんか?」
「……親戚、ですか?」
遠くの村に従姉妹はいるけど、私にはあまり似ていない。
けど、似ている娘なら……一応、外を出歩く時は変装しているらしいけど、
あの娘は私を元に作ったロボットだから、変装しても
変装した私か、私のそっくりさんだと思われてしまう。
音夢さんが見たというのは……おそらくバードちゃんだ。
「……約一名、心当たりがありますけど、その娘がどうかしたんですか?」
「っ……」
音夢さんの表情がが曇った。目が泳いでいる。
……音夢さんがこういう表情をする時は
「もしかして……朝倉君のことですか?」
「ぅええっ?!な、なんで白河さんがその事を……
まさか、白河さんって……エスパー?!」
「心を読めなくてもわかりますよ。」
音夢さんが落ち込むことといったら、9割、朝倉君のことだ。
でも……そっか。バードと朝倉君かぁ……
「何が、あったんですか?」
「それが……さっき、買い物をしていたら……」
「していたら?」
「兄さんが……兄さんが白河さんにそっくりな娘と、
仲良さそうに歩いていたんですっ!」
「えっと…………それだけですか?
道端でキスしていたとか、押し倒されたりしてたとかは?」
「キ、キス?!そ、それに押し倒しって……
兄さんがそんなことするわけないじゃないですかっ!!」
バードならするかもしれない。
バードは私のデータから作られた。ただ、天枷教授の元にいた時に性格が変わった……
というか、箍が外れている。だから、私が朝倉君のことを好きだった気持ちが
バードのデータに反映されているとしたら、朝倉君を押し倒すぐらいのことはするはずだ。
でも、それをしなかったとすると、バードのデータにその事は反映されていないようだ。
じゃあ、どうして朝倉君に近づくの?シン君にならともかく…………はっ!
「もしかしたら、あの娘の目的って……」
「なに?なにか心当たりがあるんですか?」
661 :
あの娘:2006/06/19(月) 23:15:10 ID:th7+5C/V
〜回想〜
『はい!白河家の炊事洗濯家事全般は勿論、ことりさんの為ならたとえ火の中水の中!』
『昔の恋をあきらめられないのなら、今の彼女をサーカスに売りつけてでもよりを戻させます!』
『はい、すべてはことりさんのため!』
『一人身になったシン君をおいしくいただこうとか、そんな事は微塵も考えて…』
私のフリをして朝倉君を誘惑して音夢さんと別れさせる。
→私のフリをして朝倉君との結婚をミスコンで宣言する。
→裏化しそうな音夢さんを問答無用でサーカスに売りつける。
→いい頃合いを見計らって私と入れ替わる。
→私と朝倉君を結婚させる。
→シン君をおいしくいただく。
「……とか本気で考えてそうで、我ながら怖いっす。」
「我ながら?」
「と、とにかく、直接会って話をつけないといけませんね。
二人は今、何処にいますか?」
「あっそれが……あの娘と兄さんが、仲良さそうに歩いている姿を見たら、
こう、頭の中が真っ白になって……気がついたら、白河さんを捕まえてました。」
「そうなんですか……少しは落ち着きましたか?」
「あっ、はい……」
「でしたら……あの、もうそろそろどいてくれませんか?」
「えっ?」
現在の構図
.八 ̄ヘ
-‐‐〈((从((》《|
,' ,,==,(!(Д !从(,
!/x〈((ハ))と__, ヽ
'ノl リ!;´Д)(⌒⊃
⊂` 、_ _,ノ(_つ
「あ……」
「マウントポジションは流石にマズイと思いますよ、まわりの目とか。」
662 :
あの娘:2006/06/19(月) 23:17:03 ID:th7+5C/V
「それ、バードじゃないぞ?」
「…………えっ?」
とりあえず、二手に分かれてバードを探すことにした私達。
音夢さんは島の東側、私は西側を探すことにして天枷研究所に寄ったのですが……
「昨日から試作型の補助動力機関の取り付け作業してたからな。
さっきやっと終わったばかりだ、なんなら会ってくか?」
「う、うん……」
じゃあ、朝倉君と一緒にいたっていう娘は……?
「ん……あっ、ことりさん」
「「白河せんぱい!こんにちわー!」」
研究所内の休憩室。そこには、私そっくりのバードちゃん。
そして天枷さんとミハルちゃん。それと……
「バナナの山?」
「はい、白河先輩も食べますか?」
「あっ、うん、ありがとう……」
天枷さんに渡されたバナナの房からバナナを1本もぎ取り、皮を剥く。
「はむはむ……ところで、天枷さんとミハルちゃんはわかるけど、
バードちゃんもいつの間にバナナ好きになったの?」
「……天枷さんや暦さんに聞いてください。
ところで、今日はどうしたんですか、いきなりやってきて?」
「そんな、ことりさんにそっくりな娘なんて……そんなの、キャラが被るっ!」
「そういう問題でもないんですけど……」
問題は、朝倉君と一緒にいたという娘の目的……
「ちなみに私なら、音夢をサーカスに売っ払うことのために、
わざわざ朝倉さんと付き合うなんて回りくどいことしませんよ。」
「売っ払うことは否定しないんですね……あっ」
私の携帯電話が着信を伝えた。相手は……
663 :
あの娘:2006/06/19(月) 23:18:44 ID:th7+5C/V
『もしもし!白河さん?!』
「ね、音夢さん……どうしたんですかそんな慌てて、朝倉君見つかったんですか?」
『ええ、見つかりました。』
ということは、私そっくりな娘、というのも見つけたということ。
……その正体がバードじゃないとわかった今、
もしかしたらその目的は、本当に、朝倉君を……
「えっと、音夢さん。実は、朝倉君と一緒にいる……」
『そうなんですよ!どういうことなんですか?
どうして、シン君も一緒にいるんですか!』
……え?
「ちょっと待ってください……シン君も一緒なんですか?」
『そうなんですよっ!しかもあの娘、兄さんだけじゃなくてシン君とも……
許せないっ!兄さんと、シン君みたいなのとを二股に掛けるなんてっ!!』
その言い方は、ちょっとシン君に失礼だと思いますよ。
たしか、私が家を出る前、ちょっと用事があるとかで出かけていったけど、
どうして朝倉君や私そっくりな娘と一緒にいるんだろう?
『あ〜〜!!あの娘がシン君に抱き付いてるっ!!
勿体ない!せっかく隣に兄さんがいるのに、どうしてシン君なんかに……』
「えっ……でも音夢さん、その娘が朝倉君に抱き付くのも……」
『もちろんダメっ!でも、兄さんがシン君に負けるのもダメっ!』
……乙女心は複雑、というやつでしょうか。
ただ、ちょっとイキすぎてる気がします。
このまま放っておくと、やんごとなき事件とかが起きそうなので、
今のうちに音夢さんを止めないと。
「私も、これからそっちに行きます。場所は何処ですか?」
『桜公園です。あっ、今、シン君がバナナンボーで新作のチョコバナナを……』
664 :
あの娘:2006/06/19(月) 23:21:44 ID:th7+5C/V
「新作のチョコバナナぁっ?!」
ミハルちゃんが息を荒らげながら私の携帯電話を奪い取りました。
「音夢先輩!新作のチョコバナナって、いったいどんなチョコバナナなんですか?!
……えっ?私がなんで白河さんと一緒にいるか?そんなこと、気にしなくていいですから。
新作って、何味なんですか!
……抹茶パウダーの苦みがアクセントになっている抹茶チョコバナナ、
クッキー生地でコーティングしたメロンパンチョコバナナ、
香辛料を使ってピリカラに仕上げたスパイシーチョコバナナ、
梅の果肉を加えたチョコを使ったウメチョコバナナ、
ピーナッツチョコと蜂蜜を使ったハニーピーナッツチョコバナナ……
くぅ〜〜!!もう我慢できませんっ!わっかりました!
今すぐそっちに向かいま〜〜す!」
ぴっ、と携帯電話を切り私に返してくるミハルちゃん。
「というわけで、ミハルは美春さんとバードと一緒に
その娘の正体を探るべく桜公園へレッツゴーしますね。
別に、新作のチョコバナナが食べたいから、というわけではありませんよ。」
「ヨダレ、垂れてるぞ。とりあえずちゃんと変装して行けよ。」
「あはは……はい……って、あれ?」
「どうしたんですか、ミハル?」
「……バードがいません。」
「えっ……そういえば、いませんね。」
「いったいどこに……あっ」
ミハルちゃんの顔がさっ、と青くなります。詳しい原理は知らないけど、
こういう細かい所に天枷研究所のこだわりを感じます。
「……さっきの電話。」
「えっ?」
「ミハル達は耳がいいんですよ、だから電話の内容も聞こえてるんです。」
「あっ、だからさっきチョコバナナのとき……ん?」
電話の内容……?
『どうして、シン君も一緒にいるんですか!』
『あ〜〜!!あの娘がシン君に抱き付いてるっ!!』
「……暴走、した?」
「たぶん。」
暴走しつつ7スレへ
これは…とうとうDCUの世界からあの娘が来てしまったのか?
なんかロボことりにモデルチェンジの前兆が
いやヒナと見た。
自演君だろ
もう容量限界か
さらばだ……
この板での6スレ間は忘れないよ……
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ヽ {l:/ l:/ ノ/ ト、 `− ,. イ r7::::::::::/ /;イ::/〃 ヽ
', '' ´ '´ | ヽ、 __,,..-‐'''´ / //:::::;ィ",ィ '7//
'、 ', , 'l / //ィ''´ レ/ ,イ''´
, -‐ヘ ', / l / / く_ 7/ ヽ
Happy birthday to you !
/ , t´┐/ /:::://:::::::::::イ::/:::/ l|:::::::::::',::::::::::::::::ヽヽ. li
'l , ‐ ´r l l' /::::::://l|:::::::/ l|:;'::::,゙ ll:::l:::::::li::::::::::::::',::::゙,::'. ,l
ll / 、_,.┤ ./ ノ:/:::::::://-|―/'''''|l‐-|i |::/li::::::i|::::::::::,::::,::::丶:゙,
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/ ''´ ´ヽ_:/ イて)ユ:i:.| '、l l_,,,,、、レl::li::::::::li:::il',:::::li .';i
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_ノ 人l:::l|:::::::l| '''" ̄ 」_ゝ /ノ,: ‐ヘノ' レ'
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ヽ ヽ:::::::::/:::::/_ヽLヽ;:::゙.,ヽ、` , , ":::::l|:::::::lヽ、::il l ゙;:゙:,
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Thanks♪