るろ剣の操たんはチビカワイイ

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355名無しさん@お腹いっぱい。
「・・・ふぅっ」

まだ昼間の暑さが残る夜中、恵はいつもの事ながら診療所の台帳を見ていた。
例年にない熱波の襲来でいつもより患者が多く、恵は絶え間なく来る患者の対応に追われ
日に日に対処する数が多くなり、就寝に入る時間も日増しに遅くなっていった。
それでも恵は操が東京に遊びに来てている事を知って、自分の忙しさを押し切って神谷道場へと足を運ばせていた。

「お茶でも煎れて、一休みしようかしら・・・」

恵は薫から借りていた一間から炊事場へと向かっていた。
すると廊下の奥隅で物音がするのを微かながら耳にした。
「・・・なにかしら?」
耳を傾け物音がする方向を見つけると、その物音の矛先に気付かれないようにとそっと目をやった
356名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 21:25:37 ID:w9JLU3Xv
そこには操がいた。
操の体からずれ落ち敷かれている布が乱れ、独りで悶えている様子であった。

”大変! 早く診てあげないと・・・”

恵は慌ててそこに在る襖を開けようとした。
が、操のその行動を見るや、襖を開けるのを止めた。

その奥にある部屋からは、操の微かに香る匂いと共に甘い声が漏れていた。

「・・・んっ、んんん・・・っ」

宴会をしていて酒が入り盛り上がっている神谷道場から操はそっと抜け出し、明かりのないその部屋に
入ると、いつのまにか体に染み付いた淫らな習慣から抑えきれず、自分の体を弄んでいたのであった。

(ふぅ〜ん、そういう事・・・)
357名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 21:26:36 ID:w9JLU3Xv
恵はそう思い残すと襖をゆっくり開け、静かに操のそばへ向かった。
(クスッ♪ まだ私が傍にいることすら気付いていないのね。)

恵は操の耳元でこう囁いた。
「・・・貴方、今何をしているのかしら?」

”ビクゥッ!!”

操はその囁き声に驚愕すると恵が既に傍にいることに初めて気付いた。
暫しその場から動けず、言葉にならない叫びをあげながら見開らいた目で恵を見つめていた。

恵は操のその姿を舐め回すように見るや、いじらしく愉しげにこう言った。
「ふぅ〜ん、貴方も”こんな事”するのねぇ?」

乱れた服を慌てて直し、荒れた息遣いを押し殺して必死になって恵に言い訳をしようとした。

「やっ・・・っ! ち・・違・・・!!」
358名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 21:27:20 ID:w9JLU3Xv
操のその淫らで必死な形相を余所に、恵は言葉を続けた。

「あら、そう。じゃぁ、なぁに? その格好。シミまで付けちゃって。」
「そ・・・っ、それは・・・」

操はこれ以上恵に言い返す言葉を見つけることが出来なくなっていた。
今までここで行っていたその行為、それを人に見られた事、自分を見る恵の視線、
そして乱れた自分の服やそこに付けた無数の雫・・・
醜態と羞恥で満たされた操は恵にすがりつくと、涙声でこう訴えかけた。

「お願い! このことは誰にも言わないで! ほんとにお願いっ!!」