☆ プリキュア百合萌スレ8 【二人はひとつ!】 ★

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48名無しさん@お腹いっぱい。
ふたりは、現世では、お互いの愛が世間といふものに認められないと悟つた。
残された道、それは一つしかなかつた。
ある、雨の強く吹き荒れる日、ふたりは、安宿に腰をおちつけた。
帆乃は、湯に浸かったあと、備え付けの鏡台の前で髪を梳いてゐた。
渚は彼女の、美しく、長く、つやのある髪を、じつと見つめてゐた。
準備が済むと、ふたりは同じ床に衾し、お互いの肉体を愛撫した。
しばらくして、渚は、あらかじめ用意してゐた毒薬を口に含んだ。
そして、帆乃に接吻し、口移しに毒薬を与へた。
ふたりは、つよく抱き合つた。段々、意識が薄らいでいつた。
最期に彼女らの官能に訴へたもの、それは、雨戸にうちつける、
ざあざあといふ雨音だけであつた。