私の本日のラストカキコ・問題の文章(21世紀と20世紀の皆殺しライターに
より、作品批評のあり方。読むなよ。決意が鈍る)
前回サクラコンの幸福感はまぁ、初渡米ゆえのエンドルフィン効果もあったかと思っていたが、
今回のオタコンで再確認した。やっぱ米国のアニオタは素晴らしい。
だって彼ら、同じオタ同士で憎み合ってないもの。本気で同胞同志で愛し合ってるもの。
自分たちのコミュニティを守るために、お互いがイベントに気持ちよく参加するために、
マナー遵守でとことん紳士なんだもの。
そのくせはしゃぐ。エンドルフィンだだ漏れでハピネス全解放。
誰もが他人に不快感与えない節度を守りつつ、いや守ってるからこそ、
本当に痛快にイベントを楽しみ尽くしてる。これが日本だと、イベントを居心地良い場所にすることより、
目当ての本を手に入れる方が優先って連中がどれだけいることやら
もしかしたら彼らに愛されるアニメを作ってる日本の我々の方が、
きちんとアニメを楽しめてないんじゃないかって思えてくる。違う作品のファン同士で
いがみ合い詰り合い。何やってんの? アニメが見たいのか喧嘩がしたいのか、
一体どっちなんだと訊きたくなる。
結局、日本では未だに、オタである自分を惨めな生き物だと思い込んでいる
連中が大勢いるんだろう。で、同じオタでも幸せそうにしてる奴を見ると、
「どうして俺の同類のくせに惨めったらしく俯いてねぇんだよ?」と攻撃性を剥き出しにする。ほんと悲しいわな。
米国オタは、もちろん日本のアニメを愛好する自分たちを少数派と弁えては
いるが、マイノリティであることを惨めだなんて微塵も思ってない。誰もが自分の愛する
ものに確固たる自信を持ってるから、他の誰かが自分を否定してるだなんて考えもしない。防衛本能で刺々しくなることもない。
楽しい思い出を語ってたつもりが、何故か泣き言になってきた。……まぁともかく、
オタクとしてオタクと共に生きるのが悲しい事のように思えてきたら、
一度アメリカのアニメコンベンションを覗いてみるといいと思います。
ぼく達本当に素晴らしい文化を発信してるんだって、心底励まされるから
「一番異常なのはつまらないと感じた作品にいつまでもしがみつている連中ですね。
その手合いはネットに多いでしょう。、僕はあれが不思議で仕方ないんです。
作品の評価をするのは自由ですし、評価が人それぞれなのは当然ですが
自分にとってつまらない作品であるのならば、そんなものはさっさと忘れて、他に楽しいことを
見つけるなりやるなりするでしょう。それが普通の感覚ですよ。
そういうことが出来ない連中が、ネットでいつまでも憂さ晴らししている。
非常に非建設的な話で、言うならば『時間と人生の無駄』ですよ。 」
富野由悠季