あの作品のキャラがルイズに召喚されました part298
袋に入っていた果物を食べつつ、少女は「遠見の鏡」に映し出されている画像に見入っていた。
『東方では数多くの神話が言い伝えられておるのじゃ。今日はそのいくつかを探ってみるというのはどうかな、オセーテ君』
『うん、博士! おせーて! おせーて!』
『まずは東方神話の最高神・テュリュークじゃ!! 戦争と死の神といわれておる! 愛馬の脚は8本あるそうじゃよ! まるでタコじゃのう』
──ミシッ……
「!!」
突然の足音に気付いて、少女はそれが聞こえてきた方向に振り返る。