アニメキャラ・バトルロワイアル3rd part16
参加者名簿
3/6【けいおん!】
○平沢唯 / ○秋山澪 / ● 田井中律 / ● 琴吹紬 / ○平沢憂 / ● 中野梓
3/6【咲-Saki-】
● 竹井久 / ○天江衣 / ○福路美穂子 / ● 池田華菜 / ● 加治木ゆみ / ○東横桃子
5/6【新機動戦記ガンダムW】
○ヒイロ・ユイ / ○デュオ・マックスウェル / ○張五飛 / ○ゼクス・マーキス / ○トレーズ・クシュリナーダ / ● リリーナ・ドーリアン
3/6【戦国BASARA】
○伊達政宗 / ● 真田幸村 / ○織田信長 / ○明智光秀 / ● 本多忠勝 / ● 片倉小十郎
4/6【とある魔術の禁書目録】
○上条当麻 / ● 御坂美琴 / ○白井黒子 / ○一方通行 / ● 月詠小萌 / ○海原光貴
5/6【Fate/stay night】
○衛宮士郎 / ●セイバー / ○アーチャー / ○バーサーカー / ○ライダー / ● キャスター
3/5【空の境界】
○両儀式 / ● 黒桐幹也 / ○浅上藤乃 / ○荒耶宗蓮 / ● 玄霧皐月
3/5【ガン×ソード】
○ヴァン / ○レイ・ラングレン / ● カギ爪の男 / ○ファサリナ / ● プリシラ
1/5【逆境無頼カイジ Ultimate Survivor】
○伊藤開司 / ● 利根川幸雄 / ● 兵藤和尊 / ● 安藤守 / ● 船井譲次
4/5【コードギアス 反逆のルルーシュR2】
○ルルーシュ・ランペルージ / ○枢木スザク / ○C.C. / ○ユーフェミア・リ・ブリタニア / ● アーニャ・アールストレイム
3/5【化物語】
○阿良々木暦 / ○戦場ヶ原ひたぎ / ● 八九寺真宵 / ○神原駿河 / ● 千石撫子
2/3【機動戦士ガンダム00】
● 刹那・F・セイエイ / ○グラハム・エーカー /○アリー・アル・サーシェス
38/64
※書き手枠で決定した下記の12名は、バトルロワイアル内で参加者に支給されてた名簿には名前が記載されていません。
中野梓@けいおん!、片倉小十郎@戦国BASARA、月詠小萌@とある魔術の禁書目録、
海原光貴@とある魔術の禁書目録、玄霧皐月@空の境界、プリシラ@ガン×ソード、
兵藤和尊@逆境無頼カイジ、安藤守@逆境無頼カイジ、船井譲次@逆境無頼カイジ
ユーフェミア・リ・ブリタニア@コードギアス、アーニャ・アールストレイム@コードギアス、千石撫子@化物語
バトルロワイアルのルール
【原則】
64名の参加者が残り一名になるまで殺し合う。
【スタート時の持ち物】
各人に支給されたデイパックの中身は以下の通り。
地図、名簿、食料、水、メモ帳、筆記用具、ルールブック、デバイス、腕時計、懐中電灯、
応急処置セット(絆創膏、ガーゼ、テープ、ピンセット、包帯、消毒液が詰められた救急箱)、ランダム支給品(各人1〜3個)。
【名簿について】
64名中、52名の参加者の名前が記載されている。
未掲載の12名については、第一回放送の際に発表。
龍門渕透華の名前は最初から掲載されていなかった。
【ルールブックについて】
ルールが書かれた小冊子。開会式中でインデックスが語った内容とほぼ同一。優勝特典についても記されている。
【デバイスについて】
現在自分がいるエリアがデジタル表記で表示される機械(【A-1】といった具合に)。方位磁石としての機能も兼ね揃えている。
【禁止エリアについて】
六時間に一回の頻度で行われる放送ごとに、三つずつ増えていく。
参加者が禁止エリアに踏み込んだ際、首輪が起爆する(爆破までに時間差や警告があるかどうかは不明)。
【優勝者への特権について】
優勝者には賞金として10億ペリカ、そしてその賞金で買い物をする権利が与えられる。
ペリカの使い道は以下の通り(これはルールブックにも記載されている)。
・元の世界への生還――1億ペリカ
・死者の復活―――――4億ペリカ
・現金への換金――――9億ペリカ
・その他の願い―――――要相談
※1ペリカ=10円。10億ペリカ=100億円。
【作中での時間表記】
【深夜:0:00〜1:59】
【黎明:2:00〜3:59】
【早朝:4:00〜5;59】
【朝:6:00〜7:59】
【午前:8:00〜9:59】
【昼:10:00〜11:59】
【日中:12:00〜13:59】
【午後:14:00〜15:59】
【夕方:16:00〜17:59】
【夜:18:00〜19:59】
【夜中:20:00〜21:59】
【真夜中:22:00〜23:59】
書き手向けルール
※詳細はまとめwikiにて確認をお願いします。
http://www29.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/24.html 【状態表について】
SSの最後には下記の状態表をつけてください(服装と備考の欄は、必要なければ省略してください)
【エリア/場所/経過日数/時間】
【キャラクター名@作品名】
[状態]:
[服装]:
[装備]:
[道具]:
[思考]
基本:
1:
2:
3:
[備考]
【予約について】
予約をしたい場合はしたらばの予約スレ(
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13136/1256477871/)に
トリップをつけて予約したいキャラ名を書き込んでください。
予約期限は3日(72時間)です。予約期間中に申請すれば2日(48時間)の延長ができます。
予約の延長は、一回の予約につき一度だけ利用できます。
あるキャラの予約が行われた時点で、他の書き手はそのキャラを含んだ予約または作品投下が出来なくなります。
予約は予約期限切れ、予約破棄宣言、対応する作品投下のいずれかを持って解除されます。
予約期限切れ、予約破棄宣言の場合、その時点を持って予約されていたキャラの予約が可能になります。
対応する作品投下の場合、その作品に対して24時間以内に修正・破棄の要求がなければ、その作品のキャラの予約が可能になります。
【支給品・キャラの能力に関する制限について】
まとめwikiの制限一覧を確認してください。
http://www29.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/23.html ★企画に興味を持ったら★
当企画への参加に資格は必要ありません。どなたでもどんどんどうぞ。
但し、企画の円滑な進行のため、守るべきルールは存在します。
特にSS書き手として参加される方は事前にまとめwikiの「書き手用ルール」のページをお読みください。
企画への参加は「SSを書く」、以外にも「絵を投稿する」「MADを投稿する」「感想を書いてスレを盛り上げる」
等様々な形があります。そういった形での参加も大歓迎。みんなの技術を持ちよって企画を楽しみましょう。
スレ立て乙
前スレからの続きを代理投下します
現れたのは巨大な岩。
いや、岩で出来た巨大な剣だった。
聖杯戦争において、バーサーカーのサーヴァントが使用していた剣。
ベレッタを投げ捨て、掲げられたスザクの右手に導かれ、顕現する。
その大きさは、スザクの身長以上。
重量的に考えて、とても人間に振り回せる代物ではない。
だが、ディパックの中に収納されている間は重さが無くなる。
ならば、頭上で取り出せば、ただ一度だけ、その重みに任せて振り下ろす、縦の斬撃が可能となるのだ。
「うおおおおおお!!」
咆哮と共に、ぶつけられる岩の剣。
圧倒的な質量差で十字手裏剣を迎撃する。
そのまま地面へと叩きつけられた二つの武器を踏み越え、スザクは空中へと飛び上がった。
狙うは、今度こそ無手となったライダー。
スザクは空中で幾度も回転する。
そして、ありったけの遠心力を込めた回転キックを放とうとした、寸前。
体のバランスが崩れた。
「なっ?!」
驚愕の眼差しで、スザクは自分の脚部を見る。
既に彼の足は、膝の辺りまで石化していた。
突然増えた重量に、体が対応できない。スザクの体は落ちていく。
その爪先が、ライダーに届く事は無い。
「あなたの負けだ」
ライダーは、そのがら空きの胸部に、容赦なく回し蹴りを打ち込んだ。
意趣返し。
スザクは真横にきりもみ回転しながら、吹っ飛んでいく。
そして、仰向けに倒れた後、彼はピクリとも動かない。
「……使わされてしまいましたか」
再び自身の魔眼を封じながら、ライダーは呟いた。
「分かってはいましたが、かなり持っていかれましたね……」
スザクの予想外の反撃に、とっさに発動した石化の魔眼。
しかしそれは、ライダーにかなりの魔力を消費させていた。
幸い今まで地道に魔力を補給していたおかげで、セイバーのように重大な魔力不足に陥る事は無い。
しかし、これ以降の戦闘では使用を控えねばならないだろう。
そうしなければ、今度こそライダーも魔力不足に陥る。
セイバーの追撃どころか、ライダー自身がセイバーの様に不利な立場に立たされてしまうのだ。
倒れたまま動かないスザクを一瞥した後、ライダーは十字手裏剣を拾い上げ、商店街へと走り出す。
確実に心臓を潰す勢いで蹴り込んだ自信があったからか、それほどに藤乃が気がかりだったのか、
スザクの生死を確かめることなく、彼女はその俊足をもって、駅前ロータリーを後にした。
□
商店街にて神原と藤乃は対峙し続けていた。
その距離、約七メートル程。
両者、迂闊に動く事は無い。
藤乃にとってもこの距離は必殺の間合いとは言いがたい。
確実に凶げれる間合いとタイミングで、能力を行使せんと狙う。
藤乃の疲労は最早限界に来ていた。
そう何度も力を連射する余裕は無い。
小萌と戦ったときと、同じ轍を踏む訳にはいかない。
あの時の様に、一度でも自分の力を回避されてしまえば、すぐに追撃する事は困難。
(一撃で……凶げる……!)
敵が向かってきた時、それかディパックから何か取り出そうとした時こそ仕掛け時だ。
相手の隙、または絶対に回避できないタイミングで仕掛ける。
それは同時にやって来た。
たんっ、と神原が地を蹴る音が鳴る。
全力で走れば体育館の床を踏み抜く神原の疾走。
アスファルトを削りながら、ディパックを開き、藤乃に肉薄せんと迫り来る。
想定以上の速さで既に四メートルの距離を詰めた神原に、藤乃は慌てて能力を解き放つ。
「凶れ!」
出現する螺旋軸。
それに本能的な危機感を覚えた神原は、走り幅跳びの様なフォームで飛び上がる。
惚れ惚れするような跳躍力で藤乃を飛び越えていく神原。
背後を取られた藤乃は、慌てて振り返りながらもう一度敵を凶げんとし、
「凶がっっ?!」
最後まで言う事が出来ない。
一体何処からこんなものが現れたのか。
振り返った瞬間、視界いっぱいに広がっていた下着類とBL本。
その中から、包帯がぐるぐるに巻かれた手の平が飛び出してきた。
「きゃ――!」
むんず、と掴まれる藤乃の顔面。
万力のように締め上げられる。
視界が塞がれ成す術も無いまま、彼女の後頭部は地面に叩きつけられた。
衝撃が、脳を揺さぶり藤乃の意識が遠のく。
「私の勝ちのようだな」
そう言う神原の声も、ほとんど藤乃には届いていなかった。
「気絶する前に聞かせて欲しい、阿良々木先輩を……殺したのか?」
藤乃は、痛烈な表情で問いかける神原の背後に視線をやりながら、意識を手放す寸前。
その答えを返した。
「は……はは……どうでも良い事じゃないですか?貴女だって、どうせ…すぐに…死んじゃうん……ですか…ら」
「ッ!!」
怒りに任せてトドメを刺そうと、神原は左腕を振りかぶる。
彼女はその言葉の意味を履き違えていた。
藤乃が阿良々木を殺害し、挑発してきたように受け取ったのだ。
しかし、実際の意味は実にストレートなもの。
藤乃は神原の背後から、足音一つ無く接近してきたライダーを見て、
単純な事実を、指摘していたに過ぎない。
「……え」
衝撃を感じた神原が、腹部を見やると、そこには巨大な手裏剣が突き刺さっていた。
それはすぐに引き抜かれ、その段階に至ってようやく神原が痛みを感じた直後。
ライダーの拳が、神原の胸部に炸裂した。
ばきぼき、と不快な音が体内に響く。
折れた肋骨が、肺に突き刺さる痛みを感じる。
「が…は」
うめき声を上げ、血を吐き出しながら、神原は地面に倒れ伏した。
「……危ないところでしたね、フジノ。大丈夫ですか?」
神原から視線を切り、ライダーが藤乃に声を掛けるも、返事は無い。
どうやら、もう気絶しているらしかった。
「後は狙撃手を始末すれば終了ですか……。やれやれ、思ったより遥かに手こずってしまいましたね」
気絶した藤乃を路上に残し、狙撃手の元に向かおうとしたライダーであったが、すぐにその必要は無くなった。
「そちらから出向いてくれましたか。ありがたい、手間が省けて何よりです。」
目の前に現れた金髪の男を見据えて、ライダーは率直な感想を述べた。
□
(一体……何が起こった……?)
霞む意識で、神原は周囲を見渡した。
目の前には、アスファルトの地面と、自分のディパック、そして気絶した黒髪の少女。
(あれは……レイ殿と……ライダーとかいう女か……)
少し遠くでは、レイとライダーが戦っているのが見える。
(あの女が、ここに居るという事は……スザク殿は…死んでしまったのだろうか……?
私は……どうなった……?)
血溜まりに倒れ伏した彼女の体は指一本動かない。
(死ぬのか?……わたしは……)
血液と一緒に、体中の熱が抜けていく。
ひどく、寒い。
(ようやく会える筈だった阿良々木先輩も、黒髪の少女の口ぶりでは多分、もう死んでいる。
……レイ殿も、もうすぐ殺される。)
ネガティブな感情が広がり、彼女の心を埋め尽くす。
(みんな、死ぬ。きっと、戦場ヶ原先輩も死んでしまう。)
あの二人の女か、それとも別の誰かに襲われて。
それを救う事が出来る者は、もう居ない。
阿良々木暦はおそらく死んだ。
そして、もうすぐ自分も――
(…………ああ)
絶望的な事実が、三種類の負の感情を同時に呼び起こし。
彼女の心に、再び熱を灯す。
それは――悲しみ。
それは――怒り。
それは――憎悪。
許せない、そんな事は断じて許せない。
神原駿河に戦場ヶ原ひたぎの死を、許せる筈が無かった。
(私は悪魔に魂を売ってでも、先輩を守りたい。)
守りたかった、二つの命。
その一つが失われた事を前に、そしてもう一つが危機に曝されるであろう未来に。
彼女がその誘惑に勝てるはずも無かった。
(阿良々木先輩、ごめんなさい。)
左腕が彼女の意志とは関係なく、ディパックの中に突っ込まれる。
そして、そこに残る最後の支給品を取り出した。
□
(さて、ここが俺の死に場所か……)
民家の屋上から、下の路上のライダーに『レイ・ラングレンの銃』を突きつけながら、
レイ・ラングレンは既に、自分が生存する可能性を考えてはいなかった。
作戦は失敗し、スザクは生死不明。
神原は重傷。
敵は依然、足の怪我を除き、無傷。
ヴォルケインを呼ぶことも出来ず、そもそも手負いの自分では、到底ライダーには太刀打ち出来ないだろう。
当然逃げる事も不可能だし、そのつもりも無かった。
元々生きる理由も無くなった身。
ここで戦って死ねば、それでもう楽になれる。
レイはライダーへと己の銃を撃ち放った。
だがそんなもの、牽制にもなりはしない。
この商店街は、駅前ロータリーとは違う。
周囲は障害物で囲まれており、
それらを足場に出来るライダーにとって、非常に有利なフィールドだった。
壮絶な連射力を誇る『レイラングレンの銃』より放たれる弾幕を、いとも容易く回避せしめ、
周囲の民家の壁を蹴り、あっという間にレイの目の前に飛び上がるライダー。
しかし、レイとて手を抜いて殺されるつもりも無い。
自分に出来る、最大の抵抗をするつもりだった。
十字手裏剣の一閃によって首を断ち切られる前に、レイは屋上の床に向けて己の銃を連射する。
コンクリートの床が砕け、落下していく両者。
民家の内部、リビング内に、二人は着地した。
(次で、終わりだな……)
レイは他人事のように確信する。
三メートル程向こうに立っているライダーに銃を突きつけるが、膝立ちの状態しか保てない。
落下の衝撃は、重く彼の怪我に響いていた。
屋内戦ではレイに逃げ場は無く、やはりライダーが圧倒的に有利。
恐らく次の一撃を持って、この勝負は終わるだろう。
レイは死を覚悟し、
そして、その光景を見た。
凄まじい轟音とともに、民家の壁が吹き飛ぶ。
そして、壁をぶち破って乱入した『黄色い何か』が、ライダーの脇腹を殴りつけた。
その大砲の様な威力、カタパルトの様な一撃に、逆サイドの壁へとライダーはぶっ飛んでいく。
壁を突き破り、民家の外へと転がったライダーは、受身を取りながら、新たに登場した乱入者を見据えた。
それは黄色いレインコートを着込んだ『人物』
左腕全てが異形と化している。
毛むくじゃらの、獣の腕。
フードの奥に隠された、その表情は読み取れない。
しかし、その眼光はまるでライトのように光り。
ライダーを見つめ返していた。
そこに居たのは、神原駿河の抜け殻にして、現代に残る怪奇。
本物の悪魔の姿だった。
□
瓦礫の中、腕の痛みに、スザクは目を覚ました。
足を負傷した事によりライダーの蹴りの威力が落ちていた事、
『生きる』為に、とっさに左腕を胸部に割り込ませた事が、スザクの命を救っていた。
その代償として、左腕は完全に折れてしまっていたが、命に比べれば安い物だろう。
そして、彼はライダーが向かったであろう商店街へと走り出す。
彼が商店街へと辿り着いた時、そこは既に化け物達の戦場と化していた。
□
「レイさん、これは一体何があったんですか?」
「俺にも……わからん」
壁が破られた民家から、スザクとレイはその戦いを見ていた。
というより、見ていることしか出来なかった。
紫色の影と、黄色の影が、
商店街を、目にも止まらぬ速さで縦横無尽に駆け回り、激突を繰り返している。
障害物の多いこのフィールドにおいて、ライダーと『黄色い雨合羽を着込んだ人物』はその身体能力をフルに活かし、
建物から建物へと飛び移りながら、交戦する。
やがて、ライダーは近接攻撃から中距離攻撃に切り替え、雨合羽にクナイを投げつけた。
対する雨合羽も、ライダーと互角、いやそれを上回る速度で動き回り、飛来するクナイを回避しながら、とび蹴りをぶちかます。
まるでプレス機の様な一撃をすんでの所でかわし、地面に着地したライダーは、飛び掛る雨合羽にクナイを今度は三本まとめて投げつけた。
しかし、雨合羽はそれら全てを蹴り落としてみせる。
更に、そのままライダーの眼前に着地すると、渾身の左ストレートを打ち放つ。
ライダーも、それに合わせるように、固められた握りこぶしを打ち出した。
拳と拳がぶつかり合う。
その威力はほぼ互角、どちらも普通の人間に直撃させれば、即死レベルの一撃だ。
衝撃は相殺され、弾ける様に距離をとる二人。
今度は雨合羽の方から仕掛けていく。
雨合羽は商店街に並ぶ店の壁に飛びつき、そのまま壁を疾走しながらライダーへと迫っていく。
「天の鎖よ!」
もはや少量の魔力消費ならやむなしと考えたライダーは、自身の持つ切り札の一つを使用した。
ライダーの傍らのディパックの中から、ジャラジャラと音を立てて、鎖が飛び出していく。
ライダーが本来の担い手ではないからか。
放たれる鎖の数は一本しかない、しかしそのホーミング力は健在である。
超高速で放たれる鎖を、驚異的なフットワークでかわし続けながら、雨合羽はひたすら距離を詰めていく。
そして突然、ライダーの三メートル手前で真上に跳ね上がった。
「甘い!」
だがそれは一見悪手に見える、空中では雨合羽に逃げ場が無い。
神をも縛る天上の鎖が、雨合羽の首に絡みついた。
そこから、地面に叩きつけようとするライダーだったが、その目論みは果たされない。
雨合羽は、絡みついた鎖を左手の握力だけで容易く握りつぶしたのだ。
Aランクを誇る対神宝具が、こうも簡単に破壊される事には当然理由がある。
ライダーの使用した『天の鎖』は、神性の高い物ほど縛る力が上昇する。
逆に言えば、神性の低い者からすればただの鎖でしかない。
ましてや雨合羽の正体は悪魔である、神性とは真逆の存在だ。
ライダーに向かって、そのまま真っ直ぐに急降下しながら、
レインコートの悪魔は、ぎゅるぎゅる、と激しい縦回転を開始した。
ライダーの後頭部を踏み潰さんと狙う、その鉄槌の如き踵落とし。
迎撃するライダーも、跳躍しながらの横回転。スザクの使った回転キックでこれに対抗。
両者必殺の意を込めた一撃。
振り下ろされた雨合羽の踵と、打ち上げられたライダーのつま先が、空中で激突する。
その中心より発生した衝撃は疾風となって、商店街を駆け抜けた。
結果はまたもドロー。
両者倒れる事無く、未だ健在。
ただし、今度は立ち位置が入れ替わっていた。
レインコートが路上に、ライダーが屋根の上に立っている。
両者のパワーは互角。しかし制限を負い、負傷したライダーの速度を雨合羽は既に上回っていた。
だが、武装面においてはライダーが未だ圧倒的に有利である。
ならば、ライダーがその豊富な武装をどう活かすかが勝負の分かれ目となるか。
再び鎖が雨合羽に向かって伸びる。
そして、続けざまにライダーは、十字手裏剣をサイドスローで投げつけた。
雨合羽は鎖を払いながら、ノーモーションでライダーへと突貫する。
そして、ありえない身体能力で手裏剣の上に飛び乗った。
そのまま手裏剣を踏み台にして、とび蹴りを打ち込まんとする。
だがその直後。後ろに回りこんでいた手裏剣に鎖が絡みつき、ライダーの手によって引き寄せられた。
手裏剣が背後より、雨合羽を断割せんと迫る。
鎖と手裏剣を組み合わせた、フェイント、コンビネーション攻撃。
しかし、雨合羽のデタラメ加減も負けてはいない。
空中で反転し、手裏剣の側面に左フックを放つ、そのまま急激な旋回運動で左に回避。
だが、その場所には既にライダーが回りこんでいた。
「終わりです」
構えられた最後のクナイ、その中に雨合羽は自ら飛び込んでしまう。
勝負あったかに見えた。
だがその時――
ライダーのクナイが雨合羽を貫かんとするその刹那。
数センチあるかないかのその間合いに、二人より更に上空から墜落してきた物体が割り込んだ。
それはライダーの手からクナイを叩き落とし、雨合羽を窮地より救う。
三度、決着はつかず。
またしてもライダーと黄色い雨合羽は路上にて向かい合う。
その中央には、一本のコーヒー缶が突き刺さっていた。
そして、その傍らには――
「オイオイ、なンだ?なンだ?なんですかァ?
駅前に仲間が居るって聞いて来てみりゃあ、殺し合いの真っ最中ですかァ?」
黒い服に、中性的な顔と体つき、そして白い髪。
名を一方通行という。
新たな怪物が立っていた。
□
それは、異様な出で立ちの少年だった。
少年。とりあえず声からは、そう判断できる。
脱色された白い髪の毛、そして赤い目。
見た目から判断して、ただの一般人には見えない。
「何者ですか?あなたは?」
ライダーは問わずには居られなかった。
現れた瞬間から、一方通行には天の鎖による拘束を試みている。
だが一向に捕らえられないどころか、鎖は一方通行に触れる事も出来ない。
「クソったれの悪党だ」
そう答える一方通行は、回避しようとも弾こうともしない
だが、天の鎖はまるで彼を恐れているかのように、自らその軌道をそらしていく。
何らかの魔術を使って打ち消しているのか。
しかし、一方通行からは魔力を感じない。
あの戦国武将の様な不可解な力が働いていると見るべきか。
ライダーはその力の正体を見極めるまでは迂闊に手を出せないと判断する。
しかし、雨合羽は違った。
少年に突撃する雨合羽。
ライダーの怪力と互角の威力を誇るその左ストレートを、一方通行と叩き込む。
鉄板すら貫くカタパルトの一撃は、しかし少年に触れた瞬間、その力全てのベクトルを反射され、レインコートの体を後方へとぶっとばした。
カウンター。
雨合羽は背後の民家の壁を突き破り、倒壊する瓦礫の中に消えた。
そして、無策に攻撃を掛けたのは、雨合羽だけではない。
「凶れ!」
ライダーの背後より打ち出された螺旋軸が一方通行に向かって飛来する。
いつの間にか意識を取り戻した浅上藤乃が、目の前にいた新たな敵に攻撃を仕掛けていた。
「ああ?」
一方通行はそれだけを呟いて、その螺旋軸を反射する。
打ち返された螺旋が藤乃の首へと返される。
「フジノ!いけない!」
とっさにライダーが投げつけた十字手裏剣が、藤乃と螺旋の間に割り込んだ。
手裏剣が炸裂する。
飛び散った破片が藤乃の体を切り裂いていく。
「きゃああああ!」
悲鳴を上げ、とっさに目と首を庇った藤乃だったが、腕や足を切り。
その場に崩れ落ちた。
それを見たライダーは既に撤退を決意していた。
ディパックと藤乃を抱え上げ、その場を後にするべく走り出す。
既に幾つもの武器を失い、魔力の消費もばかに出来なくなってきた。
この状態の藤乃が使い物にならないこと。
なにより、足の負傷をそろそろ処置しなければ不味い。
これ以上、新手を相手にしている余裕は無いと判断した。
「逃げンのかテメェ!」
すぐに一方通行が追おうとするが、その行動は阻まれる。
瓦礫の中より飛び出した、黄色い雨合羽のハイキックによって。
「チィ!」
ギリギリの所で反射には成功したが、今度はレインコートも吹き飛ぶには至らない。
蹴りの回転とは逆のスピンを展開しながら、少しずつ下がり、反動を殺していく。
「めんどくせェ」
一方通行は舌打ちした。
ただ火力が高いだけの敵ならば、即効で決着をつける事が出来る。
しかし、この敵には「速さ」がある。
ちょろちょろと動き回られては、長期戦は必至。
そしてそれは、能力に時間制限がある一方通行の望むところではない。
「しょうがねえなァ」
力を小出しにしていて勝てる相手ではない、能力を全力で展開させ、一気に勝負をつける。
地を蹴る力のベクトルを変え、雨合羽へと一気に距離を詰めた。
そこから繰り出したミドルキックを斜め後方に避けながら、雨合羽も壁を蹴って突進をかける。
だが何度攻撃しても結果は同じ、全ての攻撃は等しく雨合羽のダメージとして跳ね返される。
「終わりだッ!」
ひるんだ雨合羽の隙を突き、
一方通行の掌打が雨合羽の胸をしたたかに打つ。
凄まじい速度で後方に跳ね飛ばされた雨合羽は、路面をバウンドしながら、転がっていく。
しかし、トドメには至らなかったらしい、ゆっくりと雨合羽は立ち上がる。
そのフードが、はらりと落ちた。
現れた神原駿河の虚ろな目が、一方通行を見つめている。
「お前は……!?」
「神原……さん……?」
驚く声は、スザクと一方通行のもの。
その隙に乗じて雨合羽もまたフードを被り直し、逃走を開始した。
一方通行に、それを追うことは最早出来ない。
時間切れだった。
商店街に残されたのは力を失った一方通行と、
満身創痍のレイ、左腕を骨折したスザクだけだった。
[D-6/駅前商店街/一日目/昼]
【枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュR2】
[状態]:疲労(大)、精神的疲労(小)、左腕骨折、「生きろ」ギアス継続中
[服装]:ナイトオブゼロの服
[装備]:ベレッタM1934(8/8)、GN拳銃(エネルギー残量:中)
[道具]:基本支給品一式、湿布@現地調達
ノートパソコン@現地調達、赤ハロ@機動戦士ガンダムOO、9mmショート弾(22発)
[思考]
基本:この『ゲーム』を破壊し、ゼロレクイエムを完遂する。
0:……神原さん?
1:目の前の少年と話す。
2:少し休みたい。自分の気持ちを整理しながらアーチャーとC.C.の到着を待つ。
3:明智光秀、織田信長、平沢憂、アーチャー、セイバー以外のサーヴァントには用心する。
4:ルルーシュに危険が及ぶ可能性のある要素は排除する。
5:確実に生きて帰る為の方法、首輪を外す方法を探す。
6:政宗がルルーシュたちを連れてくる可能性があるので、12時までは『D-6・駅』にチームを組んだメンバーの誰かがいる状態にし、 三回放送時には『E-3・象の像』へと向かう。
[備考]
※ラウンズ撃破以降〜最終決戦前の時期から参戦。
※主催がある程度の不思議な力を持っている可能性は認めていますが、死者蘇生が可能という点は全く信じていません。
※参加者が異世界から集められている可能性、別の時間軸から集められた可能性を、僅かですが考えています。
※もしかしたら『敵のアジト』が『黒の騎士団のアジト』ではないかと少し疑っています。
※三回放送の前後に『E−3 象の像』にて、信頼出来る人間が集まる、というゼクスのプランを政宗と神原から聞きました。
※政庁で五飛が演じるゼロの映像を見ました。また、ビデオメールの送信元と受信時間を確認しました。
※放送で遠藤が話していた内容は把握していません。
※アーチャーと情報を交換しました。アーチャーとC.C.が行動を共にしてることを知りました。
【レイ・ラングレン@ガン×ソード】
[状態]:疲労(大) 肋骨を数本骨折 左肩に銃創(処置済み) 脇腹に浅い銃創 ツッコミ属性獲得?
[服装]:武士のような民族衣装(所々破損)
[装備]:レイ・ラングレンの銃@ガン×ソード
[道具]:基本支給品一式×1、デイパック、ドラグノフ@現実(10/10)、
GN首輪探知機@オリジナル、麻雀牌@咲×31個、平バール@現実
[思考]
基本:もう少し生きてみる。
1:目の前の少年と話す。
2:枢木スザクの『結果』を見届ける。
[備考]
※参戦時期は第8話〜第12話のどこかです。
※ブラッドチップ・3ヶ@空の境界は円形闘技場に置いてきました。
※麻雀牌@咲×1個は回収しました。
※三回放送の前後に『E−3 象の像』にて、信頼出来る人間が集まる、というゼクスのプランをスザクから聞きました。
※スザク、幸村、暦、セイバー、デュオ、式の六人がチームを組んでいることを知りました。
※アーチャーと情報交換をしました。アーチャーに自分と近いものを感じています。
【一方通行@とある魔術の禁書目録】
[状態]:健康 能力使用不可能
[服装]:私服
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、缶コーヒー×13、ランダム支給品×1(確認済み)
[思考]
0:目の前の男二人と話す。
1:このゲームをぶっ壊す!
2:打ち止めを守る(※打ち止めはゲームに参加していません)
3:D-6駅にいるという奴らに接触する。
4:機会があればプリシラの遺言を伝える
[備考]
※知り合いに関する情報を政宗、ゼクス、プリシラと交換済み。
『一方通行の能力制限について』
【制限は能力使用時間を連続で15分。再使用にはインターバル一時間】
【たとえ使用時間が残っていても、ある程度以上に強力な攻撃を使えば使用時間が短縮されます】
【今回の使用はあまりに過度の能力だったため、次からは制限される可能性があります】
ゼクスのいた世界について情報を得ました。
主催側で制限を調節できるのではないかと仮説を立てました。
飛行船は首輪・制限の制御を行っていると仮説を立てました
【ライダー@Fate/stay night】
[状態]:魔力消費(中) 右腕に深い刺し傷(応急処置済み) 若干の打撲 、両足に銃痕(応急処置無し)
[服装]:自分の服
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式x3、ライダーの眼帯、不明支給品x0〜5、眼鏡セット(魔眼殺しの眼鏡@空の境界 を含む)@アニロワ3rdオリジナル、
天の鎖(エルキドゥ)@Fate/stay night、デリンジャーの予備弾薬@現実、
ウェンディのリボルバー(残弾1)@ガン×ソード 、参加者詳細名簿@アニロワ3rdオリジナル、デリンジャー(0/2)@現実
[思考]
基本:優勝して元の世界に帰還する。
0:この場から離れ、足の応急処置と、藤乃の回復に努める。
1:藤乃を利用して、殺しあいを有利に進める。
2:サーヴァントと戦国武将に警戒。
3:魔力を集めながら、何処かに結界を敷く。
4:出来るだけ人の集まりそうな街中に向かう。
5:戦闘の出来ない人間は血を採って放置する。
6:魔力が減っているセイバーを追撃し駆逐する
[備考]
※参戦時期は、第12話 「空を裂く」より前。
※C.C.の過去を断片的に視た為、ある種の共感を抱いています。
※忍者刀の紐は外しました。
※藤乃の裏切りに備えて魔眼で対応できる様に、眼帯を外しています。
※藤乃の千里眼には気づいていない様子です。
※戦国BASARA勢の参加者をサーヴァントと同様の存在と認識しました。
※以下の石化の魔眼の制限を確認しました。
通常よりはるかに遅い進行で足元から石化。
魔眼の効果を持続させるには魔力を消費し続けないといけない。
なお、魔力消費を解除すれば対象の石化は解ける。
【浅上藤乃@空の境界】
[状態]:千里眼覚醒・頬に掠り傷 疲労(極大)、後頭部に打撲 、全身に軽い刺し傷
[服装]:黒い服装@現地調達
[装備]:軍用ゴーグル@とある魔術の禁書目録
[道具]:基本支給品一式、拡声器@現実
[思考]
基本:幹也の為、また自分の為(半無自覚)に、別に人殺しがしたい訳ではないが人を殺す。
0:痛い……!
1:ひとまずライダーと共に行動する。
2:人を凶ることで快楽を感じる(無自覚)。
3:サーヴァントと戦国武将に警戒。
4:琴吹紬を探して凶る。
5:できれば式も凶る。
6:それ以外の人物に会ったら先輩の事を聞き凶る。
7:幹也に会いたい。
8:逃げた罰として千石撫子の死体を見つけたら凶る。
9:次はセイバーを追撃する
[備考]
※式との戦いの途中から参戦。盲腸炎や怪我は完治しており、痛覚麻痺も今は治っている。
□
駅前のロータリーまで移動してきた黄色い雨合羽は、
そこにあった岩の剣を左手で掴み上げた。
繰り返すがこの剣は常人の力で振り回せる代物ではない。
筋力の理屈を超えた豪腕をもって、初めて使いこなす事が出来る物だ。
その点、この武器は枢木スザクにとってはハズレと言って良かった。
使用することの出来ない武器など何の役にも立たない。
言ってしまえば、これはサーヴァントや戦国武将のような、超人達専用に支給された武器なのである。
そして、この雨合羽の人物が超人であるか常人であるか、そんな事は今更語るまでも無いだろう。
岩の剣はその左腕一本で軽々と振り上げられる。
続いて、振り下ろした一撃で、脱線していた電車の車両を両断した。
「憎イ」
そのフードの奥から、憎悪の呟きが漏れる。
「憎イ、憎イ、憎イ、憎イ、憎イ」
繰り返される憎悪の呟きと共に、斬撃もまた繰り返される。
やがて、一つの車両を木っ端微塵に消し飛ばした後――
「……■■■■■!」
金切り声を上げながら雨合羽――レイニー・デヴィルは走りだす。
神原駿河の、最後の願いを叶える為に。
【D-6/駅前/一日目/昼】
【神原駿河@化物語】
[状態]:レイニー・デヴィル完全体
[服装]:私立直江津高校女子制服、ミズーギー王国製下着 、黄色いレインコート@Fate/stay night
[装備]:縄@現実 、バーサーカーの岩剣@Fate/stay night、
[道具]:基本支給品一式
[思考]
基本:戦場ヶ原ひたぎを守る。
1:参加者を皆殺しにして、戦場ヶ原ひたぎを優勝させる。
2:戦場ヶ原ひたぎと阿良々木暦を傷つける全ての者への憎悪。
[備考]
※アニメ最終回(12話)より後からの参戦です
※左腕の状態やレイニーデビルに関する情報は誰にも話していませんが、アーチャーには感付かれたと思っています。
※政宗を戦国武将の怪異のようなもの、と考えています。
※知り合いに関する情報をゼクス、一方通行、プリシラと交換済み。
※三回放送の前後に『E−3 象の像』にて、信頼出来る人間が集まる、というゼクスのプランに同意しています。
※政庁で五飛が演じるゼロの映像を見ました。映像データをスザクが消したことは知りません。
※スザク、幸村、暦、セイバー、デュオ、式の六人がチームを組んでいることを知りました。
※アーチャーと情報交換をし、アーチャーの持っていた下着セットと虎竹刀を交換しました。
【レイニーデビル@化物語】
魂と引き替えに三つの願いを叶える低級悪魔。
自らの意志は持たないが、所有者の表の願いの裏に潜む願いすらも叶えようとする。
叶えることが不可能と判断した場合、契約を返上する。
なお、神原駿河の肉体は致命傷を負っているが契約により生かされている状態である。
何らかの理由でレイニーデビルが去った場合、神原駿河は死に至る。
また、神原駿河はすでに三回目の願いを使用してしまったので、
悪魔に魂が取り込まれてしまっている。
神原駿河の願い
表3:戦場ヶ原ひたぎを守る
裏3:参加者を皆殺しにする
以上で代理投下終了です。
1レスでは収まらない部分があったので2レスに分ける等の調整をさせていただきました。
支援くださった方はありがとうございました。
仮投下されているSSがもう一作あるのですが、少し時間をあけて後ほど代理投下致します。
投下&代理投下乙です
息つく暇もなく繰り広げられるバトルに圧巻
スザクvsライダー、ライダーvs神原、そして一方さん乱入
どれも見ごたえあった
そして神原はとうとうデビルに覚醒か、案の定願いが皆殺しになっている…
それにしてもスザクもレイも満身創痍だが、連戦続きのライダーさんの状態はかなり凄いではなかろうか
主に衣服が凄い事になってると嬉しいんだがな
いかん、忘れてた
>>1さん及び投下&代理投下のお二方、乙でした。
美穂子とライダーのぬるぬるオイルマッサージは全俺の願い
>>1乙
代理投下します。
お手隙の方がいれば、支援をお願いします。
円形闘技場という死地から脱した福路美穂子。
脱出の際に出会った馬を駆り、B-3の城へと向かう。
その最中、気絶した平沢唯を片腕で支えながら、1つの疑問に拘泥していた。
それは何故か追ってこない白髪の変態男の事でも、琴吹紬が急に殺し合いに乗った理由などでもない。
(私の身体はどうなってしまったの……?)
つい先ほど、温もりを求めて唯を抱きしめてみた美穂子は、自分の心臓が鼓動していない事を知った。
それどころか、自分の身体で脈動しているのが変容した左腕のみである事も知ってしまった。
人間は心臓が止まれば死ぬ。
それは美穂子ならずとも一般常識を兼ね備えた人間にとっては省みる必要すらない理である。
にもかかわらず、美穂子はこうして動く事ができ、あまつさえ思考すら可能なのだ。
―――異常。その一言に尽きた。
異常ゆえにいつ終わるとも知れないこの状況について考える事は急務だった。
美穂子は改めて円形闘技場での惨劇を振り返る。
船井への不信感から唯と共に別行動を取った事。
帰還した紬を迎え入れた事。
その紬があからさまに異様な雰囲気をまとっていた事。
船井もろとも毒を盛られた事。
白髪の男と黒髪の少女が乱入してきた事。
自分の左腕が変容してしまった事。
左腕を駆使して白髪の男から唯を連れて辛くも逃れた事。
さて、この中で美穂子の身体を異常に至らしめた原因は何か。
(琴吹紬が私に盛った毒か、はたまたこの左腕によるものか。そのどちらかね)
その考えを前提に再度回想に戻る。
場面は白髪の男との睨みあい。
白髪の男との間合いの取り合いの間、少なからず部屋の中を観察する余裕があった。
美穂子はその場にいた全員の様子をくまなく観察済みだった。
平沢唯。気絶中。
白髪の男。気持ち悪い笑みを浮かべてこちらを牽制してくる。
黒髪の少女。気絶中。
琴吹紬。腹部を貫かれている。まず間違いなく死亡済み。
船井譲次。吐血、嘔吐。まず間違いなく死亡済み。
そして美穂子は船井と同じく毒を盛られた。
ゆえに船井と同じ状態でなければおかしい。
要するに”死んでいなければおかしい”のだ。
(それを後一歩の所で阻止してくれたのがこの左腕ってところかしら)
美穂子はまじまじと自らの左腕を見る。
毛で覆われたその腕はまるで野生動物のようだった。
一般的に見ると醜いと形容したくなるそれだが、美穂子は全く別の心を抱く。
(これは神様が与えてくれたもの。神聖なものに違いないわ)
毒によって死のうという間際、美穂子が最期に考えたのは唯を守りたいというものだった。
その後、不死鳥のごとく蘇り、唯を連れて逃げ出す事に成功した。
唯を守る事ができたのだ。
(神様が唯ちゃんを守れとそう言うのならば、私はなんとしてでも唯ちゃんを守りぬきます!!)
だが、美穂子を死の淵より呼び戻したのは決して神などではない。
むしろその逆。レイニーデビルと呼ばれる1つの怪異。
デビルという名の通り、それは悪魔にしか過ぎない存在。
とはいえ、そんな事を美穂子は知る由もなかった。
美穂子は自分が作り上げた想像上の神様に感謝の念を送ると、また次の事を考える。
唯のことである。
唯を守ると誓った美穂子ではあるが、この左腕について詳しいことは分からない。
もしかしたら、一瞬後にも自分は死んでいるかもしれない。
そう考えると、唯にはもっと自分の意思で行動する力をつけて欲しいと思う。
(今後の事を思うと、これからどう動くかは唯ちゃんに決めてもらった方がいいかもしれないわね……)
唯を撫でながらも思考に没頭する。
かの男が現れたのはその直後の事である。
>白髪の変態男
なにげに美穂子ひどい言いようだなw
◇ ◇ ◇
少女を弔った政宗は麓に向かって異常な勢いで突っ走っていた。
B-3からC-3を経由してC-4エリアへ。
駅に向かうにしろ工業地帯へ向かうにしろ、この経路を取るのがもっとも合理的だと判断した結果だ。
(どっちに行くかは分岐点についてから考えりゃいい。結果は後からついてくるもんだ)
走りながらでも考えることはできるしなと呟きつつ、疾走を続ける。
時ここに至るまでただの一度も戦闘に入る事がなかった伊達政宗。
その間にも次々と命を落とす他の参加者たち。
その中には自身の片目とすら呼んだ片倉小十郎さえ入っている。
にもかかわらず、独眼竜たる己が全く介入できていないとはなんと悔しき事か。
「こんな最悪なpartyだがな、招待状を受け取ってスルー決め込むなんざ、独眼竜の生き様じゃねぇんだよ!」
そうこうするうちに、政宗はC-4エリアへ入る。
(そろそろ橋が見える頃合いか。さぁて、どっちに行くかね)
地を駆けながらも思考に没頭する。
かの女が現れたのはその直後の事である。
◇ ◇ ◇
この出会いは必然であったのか否か。
そんな事は誰にも分からない。
ただ、この出会いは少なからず両者の今後の方針を左右した。
それだけは確かなことだった。
舞台はC-4の北方にかかる橋の西。
南からの道と西からの道、そして橋からの道の合流地点。
それまでの道中とは違い、少しばかり開けた地点。
そこに先に現れた政宗は別の道から馬の蹄の音が聞こえるのを確認する。
その音はここに向けて近づいているのか、大きくなってきた。
「Hey! ちょっと待ちな!」
何者かが駆る馬の前に飛び出す政宗。
もちろん、臨機応変に対応できるように刀に手を添えてはいた。
「きゃっ! な、なんですかあなたは!?」
ただでさえ馬の扱いに慣れていない美穂子は、
突然立ちふさがった人間を前にして驚くのは無理もない。
馬を宥めつつ、前に立つ人間を咎める。
「Sorry. 生憎、優しくしてやれるほど時間の余裕がねえんだ。
……小十郎ならそんな時でも相手を選ぶだろうがよ」
「こじゅう、ろう……それって、片倉小十郎さんの事ですか……?」
「!? あんた、小十郎を知ってるのか!?」
美穂子は唯を馬から落ちないように体勢を変えさせ、自らは馬を下りて政宗と相対した。
対する政宗は思いもかけず小十郎を知っている者と出会った事で驚き、動揺を隠せずにいた。
美穂子がそれを感じ取ってやりきれないような顔をする。
政宗もそれに気付く。
(Shit! 俺としたことが動揺を顔に出しちまったか)
独眼竜らしからぬ様だと小さく舌打ちをして、再度向き直る。
「……まずはあんたの名前を聞こうか」
「私は福路美穂子です。お馬の上にいるのは平沢唯ちゃんです」
「Okay. 福路美穂子と平沢唯か……確かに覚えたぜ。
俺は奥州筆頭・伊達政宗。小十郎は俺の部下だった漢だ。
もう一度聞くが、あんたは小十郎を知ってんのか?」
伊達政宗と名乗る者との出会い。
その出で立ちは小十郎から聞いた通りのものだった。
(この人が伊達政宗……片倉さんの主君)
この少ないやり取りの中からですら、政宗が小十郎を大事な仲間だと思っていた事がひしひしと伝わってくる。
そんな彼に対して、自分は小十郎の最期を述べる義務があった。
美穂子は意を決して口を開く。
「はい。この場所に来て片倉さんと最も長くいたのは私です。
……その、最期の時まで」
美穂子は小十郎との出会い、電車内から駅構内にかけての死闘。
そして小十郎の最期について黙々と語り続けた。
「そうか。小十郎はあんたを守って死んだのか」
「……はい。あ、あのっ、そのっ……!!」
「Ah?」
張り詰めた声色と共に政宗が見たものは目の前の少女の涙する姿。
美穂子はしゃくりあげて泣き始めてしまう。
「何を泣いてやがるんだ」
「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ!!」
「……俺に謝る理由はなんだ?」
「片倉さんはこんな所で死んでいいような人じゃなかった……凄く立派で優しい人でした。
それを、それを……私なんかのために死なせてしまうなんて!!」
竜の右目こと片倉小十郎……。
独眼竜の片腕として軍の一切すら取り仕切る彼は
戦なき日には民と共に畑を耕し、その痛みを分かち合う事のできる人間であった。
才能とその人格、その両方に裏付けされた強さはこの殺し合いにおいても発揮されていた。
対主催としても有数の腕を持つ彼が早々に死んでいったのは確かに大きい痛手であっただろう。
その当時、ただの一般人に過ぎない美穂子を守って死んだ。
1つの観点からすれば大きなマイナスに見え、美穂子もまたその観点からしか見ていなかった。
「Don’t worry.」
「……え?」
「気にすんな。もっとcoolに行こうぜ?」
責められると思っていた美穂子にかけられた言葉は意外にもその真逆。
その一切合切を許そう。独眼竜はそう言ったのだ。
「でも!」
「戦乱に生きる漢なら命を落とす事に迷いはねえ。それは俺も小十郎も同じこと。
無駄死にでもしてやがったら、不甲斐ねぇ小十郎に文句でも言ってやった所だが、
あんたを守って死に、そしてそのあんたはまだ生きてる。
無駄死にじゃねえんだ。褒めこそすれ責めるような道理はねえな。
そしてあんたが気に病む事でもねえ」
「……」
責められるつもりで政宗に詰め寄った美穂子だが、この政宗の物言いには沈痛せざるを得なかった。
政宗は「小十郎が守った人間はまだ生きている。だから無駄死にではない」と言った。
だが、美穂子は自分の予測通りであるならば、自分は”既に死んでいる”のだ。
これを伝えるか否か。
結果的に言えば、美穂子は伝えなかった。
それには大きく分けて2つの理由があった。
まず1つ目。
ここで「自分は死にました」と言ってどうするのか。
「片倉さんは無駄死になんです」と言っているようなものだ。
小十郎の名誉の為にも、また政宗自身の心の平穏の為にも、黙っているのが最上だと心優しき少女は考えた。
さらに挙げるならば、政宗は最初に小十郎の話題が出たとき、かなり動揺した。
ここはこれ以上刺激を与えるわけにはいかなかった。
そして2つ目。
簡単な事だが、「私は死んでいます」と言って信じる人間がどれほどいるだろうか?
当の本人でさえ鼓動の有無でしか自分の異常を感じ取れないのだ。
外から見て美穂子の身体の異常に気付く人間がどれほどいるものか。
こんな荒唐無稽の話をする必要はない。
そんな考えの下、美穂子は自分の異常を胸に秘めた。
しかし、心に影が差すことにはなった。
政宗の言い分を聞くと、自分の中では小十郎は無駄死に。そうなってしまうのだ。
表面上では出さないものの、美穂子は政宗に深く懺悔した。
その一方で政宗は自分が想定した通りの小十郎の結末を聞き、安堵した。
この場においても竜の右目は竜の右目としてその生き様を貫いた。
無論、悔やむ事も多大ではあったが、それ以上に誇らしくもあった。
(それでこそ俺の右目を語るに足るってもんだ。なぁ、小十郎?)
「ところで、小十郎を殺した奴の名前は分かるか?」
「……すみません、外見くらいしか」
美穂子は政宗に小十郎を殺した者(ライダー)の外見特徴を伝える。
かなり特異な姿をしているので、遠目からもそれと分かるはずとも付け加えて。
(小十郎、仇は取ってやるぜ……!!)
小十郎の生き様はともかくとして、そいつだけは絶対に許せない。
小十郎の主君として、小十郎の友として、仇だけは絶対に取ってやりたい。
政宗はそう決意した。
こうして政宗と美穂子、両者は共に小十郎に対してひとまずの踏ん切りをつけた。
それから美穂子はかねてからの予定の通り、小十郎の形見を渡す事にした。
「伊達さん、これを」
「What?」
美穂子が政宗に差し出したのは伊達家の宝。
竜の爪、はたまた六爪と呼ばれるものだ。
かの松永久秀が武田家の家宝・楯無鎧と共に要求するほどの逸品である。
「片倉さんが大事に持っていたんです」
「小十郎がこいつを? チッ、あの野郎……」
政宗は瞑目し、空を見上げるように顔を上に向ける。
それはさながら、何事かを昇天した小十郎に問いかけているかのようであった。
(小十郎、お前はどんな気分でこいつらを持ってたんだ?)
さぞ俺の代わりのように大事に扱ってやがったんだろうな、と政宗はその様子を思い浮かべて苦笑する。
そんな政宗を見て不思議な顔をする美穂子。
「あの、伊達さん?」
「おっとSorry. 確かにこいつらは受け取るぜ。
その代わりと言っちゃあなんだが、これを受け取っていきな」
六爪を受け取った政宗は代わりに今まで佩いていた刀を美穂子へ差し出す。
「これは?」
「城の宝物庫で見つけた。どれも名刀だ。この独眼竜の目に誓って保証するぜ」
「え、そんな大層なものは受け取れません!」
「気にすんな。どうせ俺は六口以上持つ気はねえんだ」
「分かりました。でも、六本もどうすれば……」
これが刀ではなく銃器であるのならば、悩む事はない。
弾数という制限があるのだから、銃器は多いに越した事はないのだ。
しかし、物は刀である。
六振りもの刀を受け取ってもその扱いに憂慮する。
それもそのはず。通常の人間は刀を扱うにしても二刀流が限度。
間違っても六振りも必要とするようなことにはならない。
もっとも剣豪将軍と呼ばれる足利義輝が最期の時に
何振りもの刀を代わる代わる使って敵を切り捨てたと言う話はある。
それにしたって一度に使うのは一振り二振りだろう。
政宗のようにいっぺんに六振り使うなんて戦い方は異常のほかないのである。
そんな訳で、美穂子はその刀の使い道に悩む。
(気分によって使うのを変えるとか? そもそも、どれがどうなのかとか分からないし……)
「何を悩んでんだ。今までだって六口佩いていただろう」
「それは……片倉さんが1セットで持っていたものですから」
「……しょうがねえな。なら、俺が使い道を教えてやる」
「はい。是非教えてください」
政宗の言う使い道とは以下のようなものである。
まず、美穂子が六振り全てを持つ。
ここで政宗と別れた後、各地を巡って信頼できる仲間に一振りずつ渡していく。
つまり、刀を対主催の目印にしようと言うのだ。
「なるほど……」
「おっと、まだ話は終わっちゃいないぜ?」
渡す際に注意するのは”一振り以上渡してはならない”ということである。
相手が集団でも一振りのみ。
何故このような事をするかと言えば、美穂子らが殺された時に備えてである。
これほどの名刀の数々であれば、この殺し合いにおいて大きなアドバンテージとなる。
当然、殺し合いに乗った者たちにとっても手に入れておきたい逸品である。
後に政宗が刀を持った者と相対した際、持っている数を見る。
一振りで「福路美穂子から刀を受け取った」と言うのであれば、政宗が戦う必要はない。
しかし、それ以上の場合。すなわち二振り以上の刀を持っている場合。
政宗はその相手を殺し合いに乗った者として対処する。
例外としては福路美穂子が二振り以上持っていた場合。
はたまた、政宗が何も言わずとも「福路美穂子から貰った」という事とその理由を述べる場合。
その2つは例外として設定すると言うものである。
「どうだ。そう考えるとそいつらにも利用価値があるって思うだろう?」
「そう、ですね……私には思いつきませんでした。
でも、それって私の主観で相手を見極めるって事ですよね?
もし私の見立てが間違ってたら伊達さんも危ないんじゃ……」
「そんな大事に思わなくてもいいぜ? あんたはそう、伝令みたいなもんだ。
俺の意思を各地に喧伝する役割を担ってくれりゃいい」
「伊達さんの意思……?」
政宗にとっては刀を使った目印なんて余った物を使ったただの座興に過ぎない。
ならば何故こんな事をするのか。
政宗はここに来てから全体に影響する事を何もしていない。
だからこんな座興でも何でもいいから、それを使って場を動かしてみたかった。
そして美穂子を使って色んな連中にこう吹聴させるのだ。
支援
「こんなくだらねえgameを始めた連中もこれに乗る連中もこの独眼竜がぶっ潰すってな。
せっかくだから今の言葉も渡す相手に伝えてくれねえか?」
「……分かりました」
美穂子はその役割を承諾。
もとより、小十郎を死なせてしまったという負い目もあったので、
相当無理な願いでなければ何か手伝おうと思っていたところだった。
こうして、刀の使い道についてまとまった。
「さて、長々と時間を掛けちまった。さっさとしねえとpartyが終わっちまうな」
「あ、あの、もう少しだけいいですか?」
この場での話を切り上げて立ち去ろうかと言う政宗を慌てて引き止める美穂子。
せめて行き先ぐらいは情報交換しましょうという事で、政宗もそれに同意した。
「伊達さんはどちらに?」
「そうだな、こっから南の工業地帯に向かうか、東の駅に向かうか。どっちかだ」
「あの、それでしたら東に行くことをお勧めします」
「Why? 理由を聞こうか」
「その……南の円形闘技場に殺し合いに乗った白髪の男が」
「殺し合いに乗った白髪の男? ……光秀の野郎だな」
政宗が白髪の男で思い浮かべるのは2人。
1人は政宗の口から出たように明智光秀。
もう1人はこの殺し合いの場で会った一方通行。
だが、一方通行とはこの場よりも随分東で会っているし、
殺し合いに乗った白髪といえば、まず思い浮かぶのが明智光秀だ。
(まぁ、あの一方通行の野郎が殺し合いに乗っててもやる事は変わらねえが)
ただ、生き残っている参加者の中にもう1人白髪の男がいるのだが、政宗はそれを知らない。
そして美穂子はその円形闘技場での惨劇を語りだす。
平沢唯の友人である琴吹紬がとある理由によって逃げた事。
当時の仲間と紬を待った事。
戻ってきた紬によって仲間が毒殺された事。
そこに白髪の男と黒髪の少女が乱入してきた事。
白髪の男によって紬が殺害された事。
唯と共に辛くもその場から逃げ出した事。
……自分も紬によって毒を盛られた事は伏せた。
「福路美穂子、あんたよく光秀の野郎から逃げ出せたな」
「ええ、この左腕のおかげです」
そう言うと、美穂子は左腕を目の高さぐらいまで持ち上げ、微笑む。
「その腕……いや、詮索するのは野暮だな。忘れてくれ」
「……ありがとうございます」
正直、自分でもこの腕についてはよく分からないので、政宗の気遣いは嬉しいものだった。
「しかし、光秀が誰かと組んで行動してるってのか。何か企んでるとしか思えねえな」
「黒髪の女の子はどう見ても普通の女の子でした。しかも、唯ちゃんとは知り合いらしくて」
美穂子は唯と澪の会話を蘇生途中の半覚醒状態で見ただけだが、
それでも両者が親しい間柄であったのだろうというのは、持ち前の観察眼から推察できていた。
「するってーと、そこで伸びてる平沢唯は友に仲間を殺され、
友が光秀と共に現れ、目の前で友が光秀に殺されたってのか?
……チッ、胸糞悪ぃ話だぜ」
「それと、黒髪の女の子は脅されていたとはいえ、唯ちゃんを殺そうとしました。
私が間に合わなければ、今頃は……」
美穂子は確かに唯に対して黒髪の少女が攻撃するのを防いだ。
だが、それはこういう場なのだから仕方がないとも思った。
悪いのは生粋の殺人快楽者や主催なのだ。
だから殺す。殺さねばならない。
福路美穂子がこの場でやるべき事。
それは平沢唯を守ると共に、襲い掛かってくる敵を倒すという事。
それから政宗と美穂子は危険人物についての情報交換を行う。
政宗の側からは織田信長、それと明智光秀。
美穂子からは眼帯の女(ライダー)、浅上藤乃。
確実に殺し合いに乗っているであろう人物だけ、名前とその特徴を交換し合った。
「Okay. 話は分かった。
光秀の野郎はさっさと始末しなきゃならねえ。俺は円形闘技場に向かうぜ」
もとより政宗にとって光秀の打倒は優先順位の高いもの。
その所在がつかめた以上、討ち取りに行くのは至極当然の話である。
「お一人で向かうんですか?」
「ついてくるってのか?
遠慮しちゃくれねえか。言っちゃ悪いが、足手まといになるだろうからな。
ついてくるのも構わねえが、容赦なく見捨てるぜ?」
政宗は光秀に遅れを取るつもりはさらさらないが、一般人を盾にされると多少やりづらい。
最終的には人質を見捨ててでも光秀を討ち取るだろう。
政宗としても犠牲を払うのは心苦しいが、光秀を放置するよりはマシだった。
それを考えると、こちらにもあちらにもそのような人間はいない方が好ましい。
「……分かりました」
政宗の言葉に対して美穂子は頷く他なかった。
光秀と対峙したとき、絶対に勝ち目がないと肌で感じてしまっていたのだ。
だから、政宗が足手まといになると言うと、それはそうだろうと納得してしまった。
既に死んでしまった船井が薬局で言っていた通りの展開である。
(……もっと力が欲しい)
心の底から美穂子はそう痛感する。
力がなければ生き残れない、何も守れない。
ただただ奪われていくばかり。
現に自分はもう大切な物を全て失ってしまったのだ。
だけど、自分にはまた守りたい人ができた。
平沢唯。彼女を守る為にももっと力が欲しかった。
「伊達さん。私たちは城を経由して敵のアジト、ギャンブル船に行こうと思うのですが」
美穂子は政宗に自分の行動方針を示す。
政宗は北の方から来たようだし、城の事を知っているかもしれない。
今は探索に役立つ情報が欲しかった。
「城を目指してんのか?
止めときな、あそこはもうただの廃墟さ」
「廃墟? 何があったんですか?」
思いもよらぬ情報に目を丸くする美穂子。
向かう先の施設の情報を得るどころか、廃墟。
「俺もあそこの方が騒がしかったから行ってみたが……
ありゃ城の土台をぶち抜いたかのような壊れ方だった。
どこぞのclazyな野郎が支えをぶっこ抜いたか折ったか。
はてさてどっちだろうな?」
「城の支えって……凄く丈夫な物じゃないんですか?」
「そのはずなんだがな。それを可能にするような奴がこの場所には存在すんのさ」
城の支えを簡単にぶち抜くような敵。
そんな相手と出会ってしまったら、ひとたまりもないだろう。
美穂子はまた自分の無力さに歯噛みする。
ともあれ、城に行っても何の意味もない事が分かってしまったので、行き先を考える必要が美穂子にはあった。
地図を改めて広げてみる。ここ、C-4から近いのはC-5「神様に祈る場所」である。
(何の施設だか全く分からないわね……教会かしら?)
何でこんな抽象的な名前なのか非常に気になる。
(……一度訪れてみようかな)
しかし、船井案ではできるだけ人に接触せずに力を入手する方法を考えるというもの。
船井自身、危険性が高いと語った「円形闘技場」で本当に襲撃に遭い、船井も命を落とした。
そう考えると、やはり人との接触は避けるべきである。
美穂子も自身が無力である事は痛感しているので、その方針を貫いていきたい。
となると、最終目標のギャンブル船に向けて最短距離で突っ走るのも良いか。
いずれにせよ、橋を通って東に行く事は間違いない。
「Hey, 方針は決まったのか?」
政宗が声を掛ける。
時間がないとか言いながら、こちらが結論を出すのを待ってくれるとは、案外律儀なのかもしれない。
小十郎といい政宗といい、奥州の人は不器用なんだろう。
美穂子はそんな事を考えながら、政宗に行き先を告げる。
「はい。とりあえず、ここから東へ」
「そうか。死ぬんじゃねえぞ?」
「……私も死ぬ気はありません。また会いましょう」
ちくちくと心を刺し続ける罪悪感。
今すぐ心臓がまた鼓動してくれるなら、こんな想いを抱かずに済むのに……。
美穂子は自分の現状を嘆く。
しかし、何を考えようともこの身体に鼓動が戻る事はない。
「All right!! 派手なparty見せてやろうぜ! You see?」
「え、えーと……I see.
あ、そうだ。あと光秀って人と一緒にいる黒髪の女の子。
できれば、助けてあげてくれませんか?」
「あの光秀と一緒にいやがるんだ。そりゃ難しい相談だぜ」
さすがの政宗を持ってしても光秀を討ち取るに際して周りに気を払うような余裕はない。
ましてや脅されているとはいえ、友を殺そうとしたような女。
そこまでして助けるような義理も理由もない。
「できれば……でいいんです。力のない私にはどうしようもないですから。
でも、唯ちゃんにはこれ以上、友達を失って欲しくない……」
「……期待はすんじゃねえぞ?」
「は、はい!」
実の所、美穂子は澪をそこまで救いたいとは思っていなかった。
ただ、唯の為。唯の為を思ってそう政宗に頼み込んだに過ぎない。
今や美穂子にとって唯は存在意義そのもの。唯こそ全て。
むしろ、心の奥底では唯を独占したいと思う心すら無きにしもあらず。
そんな心理状態はともかくも、ここに2人の片目同士の邂逅は終了を告げた。
美穂子は唯と共に東へ向かわんと馬へ戻り、政宗は光秀を討たんと南へ向かう。
かの馬が彼方より現れたのはその直後の事である。
◇ ◇ ◇
伊達軍の馬――通称馬イク――は恐るべき速度で北上を続けていた。
死した小十郎より感じた匂いに欲望――有り体にいえば性欲――を抱いた馬イクは
馬上の人たるヴァンの意向を一切無視してある人物へ一直線に向かっていた。
「お前、もうちょっと優しく走れねえのか!?」
固執した欲望に付き合わされる方はたまったものではなかった。
疲れを知らぬ馬イクの無謀走行は馬上の人間を大きく揺らす結果となっていた。
――――我慢なされよ。目標にはあともう少しで着きまする故。
「本当か!? 案外早いもんだな」
暢気に語るヴァンだが、馬イクの言葉は全くの嘘。
馬イクの言う「目標」とは匂いの元の美女(美穂子)である。
健気にもそれ以降、文句を一切言わないヴァンには涙すら禁じえないものがある。
そして舞台はC-4。
3エリアほど離れていたはずの距離はわずか30分ほどで埋まろうとしていた。
これが欲望のなせる業か……。
――――見えた!!
馬イクはGN粒子のおかげで視力も強化されていた。
その瞳は走る先の開けた場所へ。
行く手には立っている人間が男1人少女1人、馬が1頭、その上にも少女1人。
それぞれの様子を接近しながら見る。
馬上の少女について、馬イク。
――――うむ、中々の美少女。拙者としてはもう少し育ってくれれば申し分ないな。
馬について、馬イク。
――――貴様は許さん! 何故お前は美女に乗られているというのだ!!
立っている男について、馬イク。
――――男はどうでもいい! ……なんか見覚えがあるような。いや、目の錯覚だろう。
立っている少女について、馬イク。
――――こ れ だ ! !
馬イクはついに匂いの元の少女を探し出した。
見れば、予想通りの美女、いや美少女である。馬イクにとってもドストライク。
――――外見レベル、ターゲット確認。突入開始!!
真っ直ぐに突っ込む馬イク。
自分の願いが届くと信じて。
それを迎え撃つは2人。
奥州筆頭・伊達政宗とブルーアイズレイニーデビル・福路美穂子。
両者の思惑を乗せて、双方はぶつからんとしていた。
◇ ◇ ◇
今こそ別れんとした政宗と美穂子は彼方より迫るものに身構えていた。
「こんな場所でpartyが始まるなんてな! 福路美穂子、下がってな!!」
「はいっ!!」
政宗が前に立ち、美穂子は後方に下がる。
一応、美穂子もいざと言うときのために刀を構える。
態勢を整える頃には敵がすぐそこに迫っていた。
「……馬!?」
「チッ、どんなcrazyな馬だ、ありゃあ!」
馬を操るに長けた政宗はもとより、自らも馬を駆っていた美穂子にもその異常さが分かる。
……早すぎるのだ。およそ山を登ってきている速度とは思えない。
普通、馬はあんな無茶して走らない。また、走らせない。
無茶させて使い物にならなくなったら意味がないのである。
というか、見た感じだと馬上の人間は馬を制御できていないような気がする。
つまり、馬が暴走しているのだ。
(それにしても、なんだろう。この悪寒……)
美穂子は向かってくる馬がどことなくこちらを舐めるように観察しているように見えた。
生理的に受け付けないというか、極端にいえば気持ち悪かった。
「福路美穂子、来るぜ!! Are you ready girls!?」
「大丈夫です!!」
「All right!! いい返事だ!!」
すでに敵との距離は数メートル。
もう数秒後には激突する。
政宗は六爪から一振り抜いて構える。
「俺のこの場での初陣だ。派手なpartyにしようぜ!!」
その言葉と共に放たれる政宗の斬撃。
それは正しく必殺の一撃。
だが、その一撃は外れる。
いや、”届かなかった”。
馬イクは正面の男からの殺気を感じるや否や
左の両脚を強く踏み合わせて強引に右へサイドステップした。
その馬とは思えない動きを前に、政宗の一撃は空振った。
「本当にcrazyな馬だぜ!!」
返す刀で馬イクの方向へ振るもこれまた空振り。
さらに加速するその姿を見やると、そこには騎手の姿がない。
「!! 上か!?」
「いってぇ〜……!!」
「何!?」
馬から跳んで攻撃するのは政宗の世界では日常茶飯事。
なので、それを警戒して空を見上げるが何もなし。
それどころか、背後の方から声が聞こえたので振り返ると数メートルほど離れた場所に2人倒れていた。
なんと馬イクはサイドステップの際に乗っていた荷物(ヴァン・小十郎)を振り落とし、加速を果たしたのだ。
倒れている2人からは殺意というものが一切感じられない。
ならば、本当にあの馬が暴走しているだけだというのか。
「Shit! あの馬は何がしてえんだ!?」
再び振り向く政宗の目に映ったものは美穂子に襲い掛からんとする馬イクの姿であった。
(あの馬の狙いは福路美穂子か!? しくじった!!)
政宗は迎撃せんと走り出すものの、時すでに遅し。
馬イクはすでに美穂子の眼前まで迫っていた。
「福路美穂子ぉー!!」
政宗の叫びもむなしく、戦いに決着は着く。
――――もらったぁー!!
政宗を出し抜いた馬イクは後ろを顧みず、ひたすら美穂子へ迫った。
あの男はともかく、この少女は無力のはず。
無力な美少女を愛でる事はこの馬イクの最も好きな事のひとつなのだ……!!
だが、美穂子は無力ではなかった。
その左腕に宿った悪魔の力は美穂子を一般人の領域から大きく逸脱させていた。
美穂子は刀を左腕に持ち替える。
利き腕ではないのだが、右で持つよりも働くだろうと感じたためである。
それと同時に蒼き右眼を開眼。その観察力で迫る馬イクを見やる。
身の危険を感じるため、本気を出さざるを得なかった。
――――好きどぅあぁぁぁぁぁぁ!!
馬イクは美穂子を押し倒すつもりで前脚を美穂子の両肩に向ける。
それと察した美穂子は身体を低く屈め、左手に持った刀を地に平行に構えた。
―――ドゴォ!!
そんな音が辺りに響いた。
瞬間、無音が世界を包む。
この状況で誰が音を発するのか。
――――う。
正解は馬イク。
馬イクの目的は少女を押し倒し、■■する事だった。
だが、それは成功しなかった。
それどころか……
――――‘*#?=$¥*+!!!!!!!
声にならない声をあげる馬イク。
たまらず、横転する。
目は白目を向き、口からは泡を吹き、身体の各部が痙攣していた。
いったい何故このようなことになったのか?
「ヒュ〜♪ 容赦ねえな、福路美穂子」
政宗は見た。見てしまった。
美穂子が左手に構えた刀で馬イクの急所を強打した所を。
つまり、男にとって最も大事な部分である。
男としてはなんとも肝を冷やすべき場面であったが、
政宗はこれも自業自得だろうと深く考えない事にした。
「ごめんなさい。なんだか、身の危険を感じたもので」
「Ha! ha! 謝る必要はないと思うぜ?
むしろ、よく切り捨てなかったと感心するところだ」
「いえ、さすがにそこまでは……」
美穂子がそこを切り捨てなかったのはせめてもの慈悲と言える。
とはいえ、レイニーデビルで強化された左腕での一撃。
そのダメージは絶大である。
喰らった馬イクは不憫なほどにのた打ち回る。
「そもそもよく見りゃ、あれはうちの馬だ。
あんな節操のねえ馬だとは思ってなかったんだがな。
となれば、うちの不始末だ。すまなかったな、福路美穂子」
「あ、頭を下げるほどのことじゃないですから!!」
「いや、ケジメはきっちりつけておきてえ」
政宗はあの馬の成れの果てが伊達軍の馬であることを悟った。
戦国に生きる者として刀と馬を見極める審美眼というものは持っていて当たり前である。
ましてや、それが自分の愛用していたものであれば、なおさらの事。
そんな自分の馬が粗相をしたとなれば、それは政宗の面目を潰す事と同じ。
政宗が美穂子に頭を下げたのもそういった理由である。
(俺が頭を下げる羽目になったんだ。その分、きっちり躾けてやらねえといけねえよなぁ?)
政宗はそんな事を考えながら、馬イクの方を見やる。
馬イクの受難が始まる事は想像に難くない。合掌。
「しかし、福路美穂子。あんたのその右眼は……」
政宗のその言葉に美穂子はハッとした様子で右眼を隠す。
「なんで隠すんだ?」
「いえ……この右眼を見られる事に、あまり良い思い出がないもので」
「さしづめ異端分子とみなされ、忌み嫌われたって所か?」
「……はい」
政宗も自分が独眼であるので、そこら辺の機微には理解がある。
「気にすんな……とは軽々しく言える事でもねえだろうが、もう少しその眼を誇ってもいいと思うぜ?」
「誇る……? この右眼をですか?」
美穂子にとっては思いがけない政宗の言葉。
最早、常時まぶたを閉じている事に違和感が無いほどに隠し通してきたこの蒼い右眼。
自分自身にとってこれほど捨ててやりたいと思ったものは無い。
「ああ。うちの馬とやり合った時のあんたの右眼を開いた後の動きは結構なものだったぜ?
ありゃ、使い時の見極めと自信がないとできないもんだ」
「……そんなものでしょうか」
政宗ほどの武芸者ともなれば、構えを見た時にどこが自然でどこが不自然であるかぐらい簡単に分かる。
先ほどの美穂子の動きを見ると、右眼を開けた後の落ち着き振り、淀みない動きが気になったのだ。
「あんたには頼れる長所がある。こんな場所で生き抜くにはそれほど嬉しい事はないと思うがな」
「……それでも私は」
「ま、俺が言っておきたいのはそれだけだ。You see?」
「はい。その、ありがとうございます」
美穂子を慰めるのとは別に政宗には気が付いたことがあった。
(『竜の右目』が守った女の右眼は常人とは大きくかけ離れたものってか。
……笑えねえjokeだな、こりゃ)
もしや、この出会いに何かしらの意味があるのか。
そう考えもするが、どうせ意味のない思考だと切り捨てる。
「さて、あっちでいつまでも倒れてる奴に喝を入れてやるか」
「あ、はい」
政宗らは倒れている人間のもとに向かう。
すなわち、『不死身のヴァン』の所へと。
◇ ◇ ◇
「なんだなんだ、なんだってんだ?」
ヴァンにとっては晴天の霹靂のような出来事だった。
馬の言葉に従って揺られてみれば、いきなり地面に叩き落される結果となった。
とっさに受身を取ってダメージは回避したものの、身体は転がりに転がって土まみれになった。
本当にこの辺りにダンがいるのかと思って辺りを見回してみるが、どこにもいるような気配が無い。
騙しやがったなという気持ちであの馬を探してみると、何故か横たわってビクンビクンと震えていた。
……なんとなく気の毒になったので、怒りをぶつけるのを止めた。
その場にいたらしい人間の様子も探るが敵意はなさそうなので、ヴァンはそのまま寝転がっていた。
(俺、何やってんだろうな……)
ヴァンは空を見上げながらそんな事を思った。
変な玩具で遊んでみたり、変な馬に騙されてこんな所に来てみたり、思えばロクな事をしてなかった。
これもカギ爪の男を殺して目標が無くなった影響だろうか。
有り体に言えば、腑抜けてしまった。
今やダンを探す事以外何もやる気にならない。
そのダンの所在も目下不明。
この殺し合いという状況下で、ヴァンは流されているだけだった。
(さすがにこんなのは駄目すぎるだろ)
さっさと自分の身の振り方を考えておきたい。
とはいえ、とにかくダン。ダンを見つけないことには話にならない。
(また宇宙開発局とかいうのを目指すか)
手がかりがない以上、それらしい所を訪ね歩くしかない。
馬に騙されて遠回りしてしまったが、ヴァンはまた宇宙開発局を目指す事にした。
(その前に一応、あの2人に話を聞いておくか)
視線をめぐらせると、人がこっちに近づいてくるのが見えた。
ヴァンもまた地面との抱擁から離れるように立ち上がった。
◇ ◇ ◇
政宗らが倒れているヴァンに近づくと、ヴァンもまた立ち上がって近づいてきた。
「お目覚めかい?」
「まあな。いい寝心地って訳にはいかなかったけどな」
「Ha! そりゃそうだ」
初っ端から軽いjokeで相手の様子を見る政宗。
ヴァンは特に考える事も無く、返答に応じた。
お互いの第一印象はまずまずと言ったところだろうか。
「それで、あんたはあの馬に何をやらせたかったんだ?」
「そりゃこっちが聞きたい。あの馬の言葉に従ってみれば、この始末だ」
話し始める政宗とヴァンに美穂子も近づく。
ヴァンから返ってきた言葉に引っかかるものがあったので、自分も会話に参加することにした。
「馬の言葉って……あの馬、喋るんですか?」
「そんなはずねえ。あれはただの馬のはずだ」
美穂子の問いに政宗が答える。
政宗や幸村のような人外が蠢いているような世界でも馬は普通。
少なくとも、政宗自身は喋る馬を見たことはない。
「いや、本当に喋るんだっての。今もほら、独り言でも言ってるんじゃないか?」
その言葉を聞き、政宗と美穂子は蠢く力もなくなった馬イクに近づき、半信半疑で耳を傾ける。
――――女、怖い……女、怖い……。
哀れや哀れ。
よもや抵抗などすまいと思っていた女性からの思わぬ反撃によって
大ダメージを受けた馬イクはすっかり女性恐怖症になってしまっていた。
なにはともあれ、本当に喋っている事に驚愕する政宗と美穂子。
「Crazy…!! 本当に喋ってやがる。これも主催の連中の仕業かよ」
「こんなことが出来るなんて……主催者の力に限りはないのかしら」
改めて主催者の脅威を思う2人。
しかし、馬イクは主催の力で喋るようになったのではなく、GN粒子によって覚醒したものである。
ともあれ、馬イクの異常さを見届けた後、政宗らは再度ヴァンの目の前に戻る。
「あんたら、ダンを知らないか?」
「ダン? 何だそれは」
「ダン……男の人、ですか?」
ヴァンはダンについて簡単に説明した。
自分の呼びかけに応じて出てくるはずの相棒が出てこないという事も含めて。
「中に乗って戦う兵器ねぇ……覚えがねえな」
「ごめんなさい。私もそんなものは見たことがありません」
「そうか。まあ、そう簡単に見つかるとは思ってなかったけどな」
ここにきて、最初に出会った女が確か制限がどうのとか言ってたのを思い出した。
その制限とやらが本当に掛かっているとすると、そう簡単に見つけ出す事はできないんじゃないか。
そんな風に考えたのだった。
「そうだ、名前が分からないと不便ですから、自己紹介し合いましょう。
私は福路美穂子。あっちで気絶してるのは平沢唯ちゃんです」
「奥州筆頭・伊達政宗だ。頭に刻んでおきな」
「俺はヴァン。『不死身のヴァン』って今は呼ばれてる」
「『不死身のヴァン』ねえ。大層な名前なこった。
そういや、あの馬にはもう一人乗ってただろ。そいつはどうしたんだ?」
「ん? ああ、あいつはあの馬が乗せていくって言ってな。
どうも、知り合いらしい。もう死んでるが」
ヴァンは倒れている人間に親指を向けてそう語った。
その時、政宗に電流走る。
伊達軍の馬の知り合いならば、その人間もまた伊達軍の人間であるはず。
伊達軍でこの場に来ているといえば、自分と……。
「……」
「あの、伊達さん?」
無言で死体に近づく政宗になにやら胸騒ぎを感じた美穂子はそれに続く。
そして死体の傍。その死体はうつぶせだった。
だが、その特徴的な髪型、服装は政宗のよく知るところであり、美穂子もまた知るところであった。
「なんで……なんでここに片倉さんの」
「Shut up!! まだ顔を見たわけじゃねえんだ」
「……はい」
顔を見ていないとはいえ、2人にはこれが片倉小十郎であることはもう分かりきっていた。
それでも、顔を見るまで断じなかったのは死を認めたくなかったからなのか。
はたまた、他の理由からか。
なんにせよ、ここで政宗はその死体をひっくり返し、顔を見た。
「……小十郎」
「片倉さん……!!」
死した片倉小十郎は守るべき主君と散る直前に守った少女との再会を果たす。
それは運命の悪戯なのか。
混乱する2人をよそに放送の時刻は迫っていた……。
【C-4/北西/一日目/昼、放送直前】
【伊達政宗@戦国BASARA】
[状態]:健康
[服装]:眼帯、鎧
[装備]:六爪@戦国BASARA
[道具]:基本支給品一式(ペットボトル飲料水1本、ガーゼ消費)不明支給品1(武器・確認済み)、田井中律のドラムスティク×2@けいおん!
[思考]
基本:自らの信念の元に行動する。
1:小十郎……!!
2:円形闘技場(D-4)にいるという光秀を討ち取る(相手が相手なので単身で挑みたい)
3:小十郎の仇を取る。
4:主催を潰す。邪魔する者を殺すことに抵抗はない。
5:信長、光秀の打倒。
6:ゼクス、一方通行、スザクに関しては少なくとも殺し合いに乗る人間はないと判断。
7:戦場ヶ原ひたぎ、ルルーシュ・ランペルージ、C.C.に出会ったら、12時までなら『D-6・駅』、
その後であれば三回放送の前後に『E-3・象の像』まで連れて行く。
8:馬イクを躾けなおす。
[備考]
※信長の危険性を認知し、幸村、忠勝とも面識のある時点。長篠の戦いで鉄砲で撃たれたよりは後からの参戦です。
※長篠で撃たれた傷は跡形も無く消えています。そのことに対し疑問を抱いています。
※神原を城下町に住む庶民の変態と考えています。
※知り合いに関する情報をゼクス、一方通行、プリシラと交換済み。
※三回放送の前後に『E−3 象の像』にて、信頼出来る人間が集まる、というゼクスのプランに同意しています。
政宗自身は了承しただけで、そこまで積極的に他人を誘うつもりはありません。
※政庁で五飛が演じるゼロの映像を見ました。映像データをスザクが消したことは知りません。
※スザク、幸村、暦、セイバー、デュオ、式の六人がチームを組んでいることを知りました。
※荒耶宗蓮の研究室の存在を知りました。しかしそれが何であるかは把握していません。
また、中野梓の遺体に掛かりっきりで蒼崎橙子の瓶詰め生首@空の境界には気付きませんでした。
※小十郎の仇(ライダー)・浅上藤乃の外見情報を得ました。
※中野梓が副葬品(金銀・宝石)と共にB-3付近に埋葬されました。
※宝物庫にはまだ何らかの財宝(金銀・宝石以外)があります。
【福路美穂子@咲-Saki-】
[状態]:前向きな狂気、恐怖心の欠如、健康だが心音停止
[服装]:血まみれの黒の騎士団の服@コードギアス、穿いてない
[装備]:レイニーデビル(左腕)、大包平@現実
[道具]:支給品一式、童子切安綱@現実、燭台切光忠@現実、中務正宗@現実、雷切@現実、和泉守兼定@現実
[思考]
基本:唯ちゃんを守る
1:片倉さん……
2:主催者を殺す。ゲームに乗った人間も殺す。
3:一段落したら神様に祈る場所(C-5)かギャンブル船(B-6)に向かう
4:ひとまず魔法と主催の影を追う。この左腕についても調べたい
5:力を持たない者たちを無事に元の世界に返す方法を探す
6:対主催の同志を集める。その際、信頼できる人物に政宗から受け取った刀を渡す
7:阿良々木暦ともし会ったらどうしようかしら?
8:張五飛と会ったらトレーズからの挨拶を伝える
9:トレーズと再会したら、その部下となる?
[備考]
登場時期は最終回の合宿の後。
※ライダーの名前は知りません。
※トレーズがゼロの仮面を被っている事は知っていますが
ゼロの存在とその放送については知りません
※名簿のカタカナ表記名前のみ記載または不可解な名前の参加者を警戒しています
※浅上藤乃の外見情報を得ました
※自分が死亡もしくはそれに準ずる状態だと認識しました
※織田信長の外見情報を得ました
【黒の騎士団の服@コードギアス】
黒の騎士団発足時に井上が着ていたコスチューム
超ミニスカ
【レイニーデビル@化物語】
魂と引き替えに三つの願いを叶える低級悪魔。
自らの意志は持たないが、所有者の表の願いの裏に潜む願いすらも叶えようとする。
叶えることが不可能と判断した場合、契約を返上する。
なお、福路美穂子の肉体は既に死亡しているが契約により生かされている状態である。
また、何らかの理由でレイニーデビルが去った場合、福路美穂子は死亡確定となる。
福路美穂子の願い
表1:平沢唯を守る
裏1:主催者を殺す
【伊達政宗から渡された宝刀】
どれもが名の知れた業物。国宝級のものもある。政宗は自身に必要な数だけ宝物庫から精選した。
その後、政宗から美穂子の手に渡り、対主催の目印として使われる予定。
【大包平@現実】
童子切安綱とともに日本刀の最高傑作として知られる。岡山藩主の池田家の重宝。国宝。
【童子切安綱@現実】
銘 安綱 酒呑童子の首を刎ねた刀とされる。大包平とともに日本刀の最高傑作として知られる。安綱は伯耆国の刀工。国宝。
【燭台切光忠@現実】
伊達政宗がこの刀で家臣を斬った勢いで、そばにあった燭台も切れたことが由来。
【中務正宗@現実】
本多忠勝(本多中務)が所持していたことから。国宝。
【雷切@現実】
立花道雪(戸次鑑連)が雷または雷神を斬ったと伝えられる刀。
【和泉守兼定@現実】
土方歳三の愛刀。会津11代兼定が松平容保に従い上洛し、京都で鍛えたもの。
柾目鍛に五ノ目乱の波紋を焼き、当時の拵がついている。昭和40年6月9日、日野市指定有形文化財となる。
【ヴァン@ガン×ソード】
[状態]:健康、ダンを奪われた怒り
[服装]:黒のタキシード、テンガロンハット
[装備]:ヴァンの蛮刀@ガン×ソード
[道具]:基本支給品一式、調味料×大量、徳用弁当×6、1L入り紙パック牛乳×5
[思考]
基本:ダンを取り戻す
0:その死んでる奴、お前らとも知り合いなのか?
1:また宇宙開発局を目指す
2:機械に詳しい奴を探す
3:向かってくる相手は倒す
3:上条当麻を探して殴る
4:主催とやらは気にくわない
[備考]
※26話「タキシードは明日に舞う」にてカギ爪の男を殺害し、皆と別れた後より参戦。
※ヴァンは現時点では出会った女性の名前を誰一人として覚えていません。
※死者が蘇生している可能性があることを確認しましたが、結論は保留にしました。
※馬イクに騙されていることに気付きました。
【伊達軍の馬@戦国BASARA】
[状態]:イノベイターの兆し、急所の強打による全身痙攣
[服装]:なし
[装備]:傷ついたゲイボルグ(メタファー)
[道具]:
[思考]
基本:マジですいませんっした!!
0:女、怖い…女、怖い…
1:痛い…マジ痛い…
2:筆頭がいたような気がする…でもそれどころじゃない…
[備考]
※バイクのハンドルとマフラーっぽい装飾類を失くしました。見た目では普通の馬と大差ありません。しかし、色々な意味で「馬イク」です。
※主催の調教の効果消失。乗せる人間をある程度選ぶようになりました。
※GN粒子の影響下において意思の交信が可能です。こちらが伝えようと思ったこと以外は相手に伝わりません。可能領域・限界時間については不明です。
※GN粒子の影響で身体に変化が起きました。少なくとも身体能力や新陳代謝は向上しています。
※女性によって急所に大ダメージを負った事で女性恐怖症になりました。
◇ ◇ ◇
澪ちゃん、ムギちゃん……私、わかんないよ。
どうして私を殺そうとするの?
皆で笑いあって過ごしたあの毎日は何だったの?
酷いよ……こんなのってないよ……。
皆で頑張ろうって思って集まった船井さんもみほみほも死んじゃった。
私はどうすればよかったの?
ねぇ、教えて……誰か私に答えを教えてよぉ……。
―――少女の眠りは未だ覚めず。
外部の情報も全く知覚せず、その心身は休息の中にある。
そして時計の針は短針長針共に真上に差し掛かろうとしていた。
【C-4/北西/一日目/昼、放送直前】
【平沢唯@けいおん!】
[状態]:健康、気絶中
[服装]:桜が丘高校女子制服(夏服)
[装備]:
[道具]:武田軍の馬@戦国BASARA
[思考]
基本:みんなでこの殺し合いから生還!
1:私はどうすればよかったんだろう……
2:妹を探す。でもどんな状況にあるかはあんまり考えたくない……
3:澪ちゃんにまた会ったらどうしよう……
4:魔法かあ……アイスとかいっぱい出せたらいいよね……
[備考]
※東横桃子には気付いていません。
※ルルーシュとの会話の内容や思考は後の書き手さんにお任せ
※浅上藤乃と眼帯の女(ライダー)の外見情報を得ました
545 名前:揺れる片の眼 悲を呼ぶ邂逅! ◆6lyiPawAAI[sage] 投稿日:2009/12/23(水) 08:30:51 ID:bgjGJOI6
以上で投下終了となります。
長くなって恐縮ですが、問題なければ本スレへの投下をお願いします。
おそらく、前編後編に分ける必要があると思うので、
>>533から後編という事でお願いします。
代理投下乙
なんというシリアスとギャグとシリアスの落差w
熱帯魚だったら湯だって死んでるぞ、おいwwww
美穂子かわええ、さすが俺の嫁や
筆頭ひたすらかっけぇ。しかも美穂子フラグ「右目を褒める」やるとか卒が無いぜ!
馬イクざまあああああああああああああああああああああああああああ!!!!
この駄馬、一体どうすんだろ。。。
なあに、セン馬で活躍した馬はぎょうさんおるw
投下乙でした。
筆頭、やっぱかっこいいなあ・・・
刀を預けていく方式もかっこよくで最高です
投下&代理投下乙です
馬イク自重しろwwwwwむしろそのまま逝ってくれれば良かったのに……
筆頭と美穂子を繋いだ小十郎GJ、刀渡しの旅はどうなるんだろう
★ 連絡事項(というか、状況まとめ) ★
議論スレの議題
・◆9kuF45dxA2氏『新たなる旅立ち』
・◆IXsb2rHJg氏『協議の果てに迷える戦士達』 (正式な修正要求が作成されなければ通し?)
二回放送案を仮投下スレで受付中
※締切は年明け予定。放送後の予約解禁等を含めた日程の詳細は、後日したらば避難所スレで話し合い。
一回放送までのSSを対象とした人気投票をしたらばの投票用スレで実施中。
※投票締切は25日(金)23:59:59
もうすぐ放送か
どこか注目しているところある?
美穂唯かねぇ
今ロワ最大の美少女コンビだし起きた後の唯がどうなるのか非常に気になる
出来れば筆頭バカ馬と合流して欲しいが
現段階で合流するうまみが両者に全くないんだよね
バカ馬には美穂子に乗ってもらいたかったが、もう無理だなw
人数は大分減ったけど、放送で影響受けそうなところってないんだよな
ヒイロも式も澪も上条もみんな直接対面してるんだよなw
士郎は令呪でわかるだろうし、ありゃりゃぎさんもレーダーで確認済み
筆頭は覚悟を新たにするだけだろうしな
なので、注目は黒幕の描写かなあ
おくりびとは放送ごとに更新じゃなかったっけ?
>揺れる片の眼 悲を呼ぶ邂逅!
刀に対する政宗と美穂子の認識の隔たりが大きいな。
政宗が示した六本の宝刀の使い道は面白い。
仮投下にあった新たな命ってのはレイニーデビルのことか、他の何かか……。
投下乙です!
馬イク……お前って奴は……www
レイニーミホはこのまま唯連れて二人旅か、ヴァン連れてくか
そして、筆頭カッコイイわー
あまりのカッコよさに、リボルテックの筆頭衝動買いしちゃったよwwwww
それにしても
> ブルーアイズレイニーデビル・福路美穂子
なんつー強力な言霊なんだw
美穂子「滅びのバースト(ry!」
言ってみたかっただけだ、後悔は(ry
レイニー三体でアルティメットか・・・
神原、美穂子、もう一人は誰だ?
ゼクス、グラハム、シロウ、クロコ投下します。
ゼクス・マーキスは民家街最北に立つ、高めのオフィスビルと思しき建物にいた。
先に聞こえたMSが墜落したかのような衝突音が気になりはした。
だが、ゼクスはその音を単身で生み出せるほどの能力者”一方通行”を知っている。
彼ほどの能力者がゲームに乗っていたと仮定しよう。
その現場に向かうことは、一介の軍人であれどなんの特殊な能力を持たないゼクスには自殺行為に等しいものだ。
いくら参加者との接触を目的にするとはいえ、自身の命を投げ出してしまっては意味がない。
それに戦地に向かうとしても、軍人はいかなる戦場でも事前に調査をした上で勝率を限界まで高めた上で戦いに臨むことが常である。
その軍人であり、この殺し合いでの自身の非力さをゼクスは理解している。
彼が下した判断は状況の把握、すなわち傍観者に徹するという選択であった。
ビルの入口と自身のいるフロアには、デパートと同様に他者の来訪を知らせるための呼び鈴の罠を仕掛けてある。
少なからず、突然の奇襲はこれで防げるだろうと判断し、オフィスビルの最上階へと昇った。
窓へと向かい、外からこちらが気づかれにくい位置ギリギリまで顔を寄せ、先ほど轟音がした駅方面を見渡す。
眼球から円筒状のプラスチックを通し、二枚に重ねられた凸レンズ越しに見える光景。
デパートから拝借してきたおもちゃ製の双眼鏡を彼は覗き込んでいた。
先に聞こえた激しい衝突音からある程度想像をしていたが、そこには荒々しい破壊の跡と、参加者同士の戦闘の様子が映し出された。
運休停止のはずだった電車は民家街を散らし、無残に崩壊。
赤いジャケットと赤いハチマキを身につけ、紅い炎を全身に纏い咆哮する男。
薄紫色の蛇を思わせる髪を靡かせながら到底普通の人間では為し得ない俊敏な動作でその男と対峙する女性。
赤いジャケットの男に関しては伊達政宗らと出会った折、彼から聞いた真田幸村なる人物とその外見は一致。
政宗の話によると、彼はゲームに乗るような男ではなく、むしろその逆の真っ先に主催を打倒せんとする熱血漢だと聞いた。
ならば、彼と対峙する女性がゲームに乗った者として、彼に襲いかかっているのであろうか。
そう思考するゼクスの視界に、新たな人物が現れた。
黒服の少女。彼女が現れるや、その目から緑と赤の光が発せられ、赤いジャケットの男の首へと向かっていく。
その光景が何度か続けられた後、赤いジャケットの男は倒れた。
「死んだか……」
ゼクスは囁きを漏らす。
彼がゼクスの予想通りに伊達政宗がその好敵手として認めていた存在ならば、この殺し合いを壊すためには貴重な者を失ったこととなる。
多少の無念は残るものの、自身があの場に介入していたとしても亡骸が一つ増えるだけだったであろう。
(しかし、あの二人。手を組んでいるというのか…?)
ゼクスの視線の先には紫色の髪の女性と黒服の少女が会話している姿があった。
だが、幸村と思しき人物が真田幸村本人とは確定したわけではなく、彼がゲームに乗った者だと断言はできない。
少なからず、ゼクスが見た光景だけで判断するならば。
だが、仮にあの女たちがゲームに乗った上で手を組んでいたとなれば、今後厄介な存在になりかねないであろう。
(しかし、困ったものだ…)
先の二人は駅の建造物の中に入ったため、監視ができなくなった。おそらく中で休んでいるのであろう。
この分だとこちらの監視にあの二人は気づいていない様子だ。
こちらが動くには今がチャンスである。
だが、ゼクスがこのビルを出た後、彼女らが動きだして遭遇する可能性もある。
彼女らがゲームに乗ったかもしれない以上、特殊な能力を持ち合わせる彼女らと接触するのはリスクが高すぎる。
ゼクスは移動し、今度は駅とは反対側にとりつけられた窓から景色を眺める。
そこには一面の草原と、その右側には砂浜と海があった。
双眼鏡を覗きこみ、窓から見渡せる範囲の景色をくまなく調べる。
双眼鏡を草原から砂浜、さらに砂浜から海へとへと動かす途中、ゼクスはその視界に動く何かを捉えた。
(軍用車か…。乗っているのは三人か…)
もともとは玩具である双眼鏡ゆえ、その姿をあまり鮮麗に捉えることはできなかった
しかし、かろうじて移動中の軍用車に人間が三人乗っていることを把握できた。
(この状況下で団体行動をするということは、少なからずゲームには積極的ではない、とみるか…)
あの団体と接触し、情報を渡すのも悪くない。
ゼクスは次の行動の選択肢に新しい項目を加え、再び駅方面を双眼鏡で見渡した。
そこには、先の女性とまたしても新しく現れたマントを羽織った青年が戦闘を起こしている光景が映しだされる。
たったの数分目を離した隙に、状況がまたしても動いた。
ゼクスは想像以上に殺し合いが速度を増している事実を再認識する。
◇
しばらく、その戦闘を監視し続けていたゼクス。
紫色の髪の女が足を負傷し、黒服の少女が駅から離れた。
それを好機と踏んだゼクスは、その隙にビルを離脱した。
あの状況では誰がどのようなスタンスで戦闘を行っていたか、ゼクスには判断がつかない。
強いてわかるのは、真田幸村と思しき男を殺した二人の女性がゲームに乗っているかもしれない…という可能性ぐらいだけだ。
あの戦闘に介入するにせよ、今は武器も槍だけと乏しく、ゲームに乗った者の格好の的に成りかねないだけだ。
今はあの状況が収束するのを待ち、その傍らで他の参加者…先に見た軍用車で移動する団体と接触しておく方が良いだろう。
そうゼクスは判断した。
(案外、あの中に一方通行並みの者もいるかもしれないな…)
あるいは、あの参加者たちの中に殺し合いを止め得る力を持つ者がいるかもしれない。
そうとなれば、駅周辺の戦闘への介入の可能性も開ける。
(さて、ここで引く札は果たしてエースか、あるいはジョーカーなのだろうか……)
◇
グラハム・エーカーの運転する軍用車は砂浜を抜け、海沿い道路へとさしかかろうとしていた。
だが突如西方面から聞こえ出した銃声にグラハムが気づき、軍用車は停車。
同乗していた士郎と黒子も銃声に気づき、グラハムが停車した意図を察知した。
「さて、どうしたものか。この場合、向かうべきなのかな?――衛宮少年、君はどう考える?」
グラハムは『みんなに負担が掛からないルート』と軍用車の進路を指定した士郎に問う。
士郎はそう言った手前、ここでは銃声のした方向を避けて進むと判断するべくなのが道理だ。
「そんなの決まっているだろう、殺し合いに乗る者がいるとしたら止めなくちゃいけない――」
さも当前の如く、士郎は言ってみせた。
「正義の味方になる」という観念に取り憑かれた彼にとって、それは当り前と言える判断だった。
「だが、衛宮少年。それは君が言った『みんなに負担が掛からないルート』とは真逆の危険な道となる。その点についてはどう弁明するのだ?」
なんとなく予想はしていたが、まさか即答で答えようとは…、とグラハムは少し呆れていた。
思春期ゆえの無鉄砲さなのだろうが、この少年はなまじ純粋すぎる。
黒子に対する優しさも、そこから生まれるものなのであろう。
だが、軍人であるグラハムにはわかる。
そのような青臭い理想を掲げて動く人間は戦場では真っ先に死ぬ所か、足手纏いに成りかねないことを。
「だったら、俺が1人で様子を見てくるさ。それなら、白井やグラハムさんに負担は掛からないだろう?」
「なるほど、確かにそれならに我々に負担は掛からないな…」
グラハムは軍用車から降り、銃声のした方角を眺める。
士郎もそれに続き、車から降りる。
「じゃあ、白井とここで待っていてくれ。絶対に止めてみせるさ。こんな殺し合いで人が死ぬなんて、間違っている」
「ああ、御武運を祈らせてもらおう――」
そして、士郎は勝利すべき黄金の剣を片手に、単身で銃声のした方角を目指して駆け出していった。
その身を『正義の味方』と理想に委ね、殺し合いを止めんと誓って――
【D-7/市街地沿岸部/一日目/昼】
【衛官土朗@Fake/stay night】
[状態]: 健康、額に軽い怪我(処置済み) 、正義の味方状態
[服装]: 穂村原学園制服
[装備]: カリバーン@Fake/stay night
[道具]: 基本支給品一式、特上寿司×20人前@現実
[思考]
基本:俺が正義の味方だッ―――!!
1:銃声のした方角へ向かい戦いを止めて、正義の味方になる。
2:島を時計回りに移動しながら、グラハムらと共に仲間を探し、他の参加者のための正義の味方になる。
3:黒子を守る。しかし黒子が誰かを殺そうとするものなら全力で止めて、正義の味方になる。
4:女の子を戦わせない。セイバーも戦わせない。出来るだけ自分で何とかして正義の味方になる。
5:一方通行、ライダー、バーサーカー、キャスターを倒し、正義の味方になる。
[備考]
※参戦時期は第12話『空を裂く』の直後です
※残り令呪:1画
と思った、瞬間―――
士郎の視界は暗転する。
「―――と、この私が言うとでも、思ったか!」
グラハムは走りだそうとした士郎の体を掴み、巴投げの要領で彼の体を転倒させた。
「一介の軍人として、そして君の同行者としてだ。何の力も策もなしに、君を死にに行かせるわけにはいかないな」
「黙って聞いていれば。まあ、衛宮さんも飛んだ甘やかしさんですのね」
少女の声色ながらも、高貴な中年女性のような洗練された丁寧な口調の声が響く。
一連の会話を静観していた黒子も車から降りて、会話への参加を決め込んだ。
もとより、彼女もグラハムが士郎を止めなければ、テレポートして彼の行く手を阻もうと考えていた。
「離してくれ、こんなことしている間にも誰かが死んでいるのかもしれないんだぞ!」
少年の声が虚しく響き渡る。
その様を見て呆れた黒子は溜息交じりに返した。
「だいたい、衛宮さんは銃弾の中に飛び込んで、戦闘行為を止められると本気でお考えなのですか?」
「そんなのやってみないとわからないだろう―――」
「無理だな。私にさもたやすく転倒させられた君が銃を相手にできるとは思えんな」
今度は士郎の服掴んだまま彼を拘束しているグラハムが返す。
グラハムは士郎から手を離すと、腰から拳銃を取り出した。
「ここは軍人である私が様子見と行くのが道理であろう。君たちにはそこでおとなしく待っておいていただこう。
―――と行きたいところだが、どうやら来客の様だ」
グラハムは手に持った銃を眼前に構える。
その銃口の先には、両手を挙げた仮面の男の姿があった。
◇
しえん
「ゼクス・マーキスだ。殺し合いには乗っていない」
「ほう、ならばあえて言わせてもらおう。グラハム・エーカーであると」
そうは言うものの、銃口は依然変わらずにゼクスへと向けられている。
「一つ聞かせてもらおうか。あちらから銃声が聞こえていたが、何か心当たりはないだろうか?」
ゼクスは銃声のした方角から現れた来訪者である。
いくらこちらに無抵抗との意志を表そうと、必要以上に警戒すべく必要があるとグラハムは判断した。
「ああ、あれなら先ほどまで見てはいたが…。どうやら私の手には負えぬ相手ゆえ、手出しはしなかった」
「なるほど。それで戦場からは離れた、と」
「そうだ」
ゼクスは両手を挙げたまま、頷いた。
グラハムは銃を下げ、頭を少し下げた。
「失礼した。我々も殺し合いを止めるべく動いている。できれば協力を仰ぎたいところだ」
ゼクスは両手を挙げたまま、グラハムたちのもとへと歩み寄った。
◇
「ところでゼクス・マーキスよ、その服は軍服と見たが…。どこに所属しているのかな?」
見覚えのない、彼の知るユニオン、人革連、AEUのどれにも該当しない軍服。
あるいはソレスタル・ビーイングの者かもしれない―――、淡い期待を込めてグラハムはゼクスに問うた。
「OZだ。そういう君もその佇まいと服装から見るに軍人だと思えるのだが…」
「ああ、私はユニオン軍所属のグラハム・エーカーだ。しかし、オズなどという軍は聞いたことはないが…」
両者は多数の参加者に出会い、それぞれが別の世界から来たという可能性を知っている。
そして、ゼクスは先にデパートで行ったゲームにて見知らぬ世界の知識の片鱗に触れていた。
自分の知らないガンダムの存在を―――
「一つ確認で聞いておきたいのだが――。ガンダム、ヨロイ、ナイトメアフレーム――この中で君の軍が使っている機体はないか?」
ゼクスが発したとある単語に、グラハムの表情が揺らいだ。
「ガンダム――だと―――ッ!知っているのか、ゼクス・マーキス!この私を魅了して病まないガンダムの存在をッ――!!」
「ああ、知っているが――。おそらく、君の知るガンダムとは違うものだろうな――」
ゼクスがデパートでゲームを行った際、ガンダムと名のついた機体には自身が見知ったもの以外に、見たこともない機体もあった。
それにそのゲームの名が『ガンダムVSガンダムVSヨロイVSナイトメアフレーム〜戦場の絆〜』であったこともゼクスは記憶していた。
なぜ、わざわざ『ガンダムVSガンダム』と繰り返すのだろうと疑問に思ってはいた。
だが、グラハムが自分の聞いたこともない名前の軍に所属する者であり、ガンダムを知っていると言った時点でその疑問に対して答えがでた。
『ガンダム』の存在する世界が二つあるのかもしれない――という答えだ。
「それはどういうことだ」
「気持ちはわかるが、それは後にしよう。 銃声が止んだかと思うと今度は衝撃音だ。
何か進展があったかもしれない。今は一度、私があの場で見たことを話しておくべきだろう」
駅方面から聞こえた衝撃音に気づいたグラハムは頷き、ゼクスの意見に賛同の意を表す。
たしかにガンダムの情報はグラハムにとって喉から手が出るほど欲しいものだが、彼とてこの状況で優先すべきことは心得ている。
この瞬間を皮切りに、ゼクスは先ほど目撃した駅周辺での戦闘の様子をグラハムらに伝えた。
この場にもその戦火が届くいてもおかしくない状況。現状の把握は何よりも保身するにあたって大切なことだ。
その中でゼクスが目撃した薄紫色の髪の女性が、ライダーというサーヴァントなる超人的な存在であるかもしれないと衛宮士郎から聞き出せたことだ。
「話には聞いていたが、本当にそのような厄介な者が存在しているのか…」
誰かが襲われているというならば、軍人の務めとして助けにいきたいところだとグラハムは思う。
だが、ゼクスや士郎の話が本当ならば、拳銃一つでどうにかなる相手ではないだろう。
「ライダーは危険だ…!あいつは何の関係もない学校の生徒を殺すことも厭わないような女なんだ」
そう言い終わる前に士郎はグラハムの隙をついて市街地へと向かわんと駆けだす。
「まったく、聞き分けの悪いこと…」
しかし、その行く手をテレポートしてきた黒子に阻まれ、挙句の果てには、その身体を倒されて羽交い絞めにされた。
中学生の黒子が風紀委員で得た護身術にさえ負かされるほど、今の士郎は冷静さに欠けているとその身を持って証明してしまった。
「失礼。聞き分けの悪い少年でね。志は立派なんだが、実力が伴っていないものでな」
グラハムはゼクスにそう言って、黒子に士郎を軍用車で待機させて見張っておけと指示した。
士郎と黒子が軍用車に戻ったことを確認すると、グラハムはゼクスとの情報交換を再開した。
まずはエスポワールで会議を行い、参加者を探索することになった経緯を話す。
「なるほど、私とは逆か」
参加者を探索――ゼクス自身が行っていた行動は遭遇する者を一か所に集めるというプラン。
対して、グラハムの場合は一度集まった参加者が一度別れて、再度合流という順序が逆の性質のものだ。
その情報に呼応して、ゼクスは三回放送の前後に『E−3 象の像』に集まるというプランと、すでにそれを伝えている参加者が数名いるという情報を与えた。
「なるほど、だとするなら船に一度戻ってそれを伝えておいた方が良いかもしれんな。あるいは、そこに集まった者が船に移動する――」
ゼクスの情報に対して自分の見解を語るグラハム。
だが、その意図は別の所にあった。
ゼクス・マーキスなる者の頭のキレと情報量ならば、主催者への考察も何か考えついているかもしれない。
そう思ったグラハムは制服のポケットを漁り、士郎と黒子に主催者に関しての考察を伝える際に使ったメモ帳を取り出して、ゼクスに渡していた。
ゼクスはそれを黙って読み、それを理解したと首肯で返す。
その時ふと視界に映ったグラハムは腕時計に視線を寄せた。
「まだまだ知りたい情報も伝えたい情報もあるのだが―――
次の動きを決めるのは、放送が終わってからにするべきだろうな」
気づけば二回目の放送も直に迫っている。
放送で伝えられる、禁止エリア、死亡者といった情報によってはゼクスとエスポワール組のプランは変更せざるを得ない可能性がある。
ゼクスは頷き、忌々しい放送が響くのを待つことにした。
【D-7/市街地沿岸部/一日目/昼】
【ゼクス・マーキス@新機動戦記ガンダムW】
[状態]:健康 新たな決意
[服装]:軍服
[装備]:真田幸村の槍×2
[道具]:基本支給品一式 、ペリカの札束 、おもちゃの双眼鏡@現地調達、その他デパートで得た使えそうな物@現地調達
[思考]
0:放送を待ち、その内容を踏まえた上で、グラハムらと情報交換し方針を決定する。
1:新たな協力者を探す。どんな相手でも(襲ってこないのなら)あえてこちらの情報開示を行う。
2:第三回放送の前後に『E−3 象の像』にて、一度信頼出来る人間同士で集まる
3:集団の上に立つのに相応しい人物を探す
[備考]
※学園都市、および能力者について情報を得ました。
※MSが支給されている可能性を考えています。
※主催者が飛行船を飛ばしていることを知りました。
※知り合いに関する情報を政宗、神原、プリシラと交換済み。
※悪人が集まる可能性も承知の上で情報開示を続けるようです。
※サーシェスには特に深い関心をしめしていません(リリーナの死で平静を保とうと集中していたため)。
※ライダーと黒服の少女(藤乃)をゲーム乗った特殊な能力者で、なおかつ手を組んでいると推測しています。
※ギャンブル船で会議が開かれ、参加者を探索していることを知りました。
※グラハムから以下の考察を聞きました。
・帝愛の裏には、黒幕として魔法の売り手がいる。そして、黒幕には何か殺し合いを開きたい理由があった。
【グラハム・エーカー@機動戦士ガンダムOO】
[状態]:健康
[服装]:ユニオンの制服
[装備]:コルト・パイソン@現実 6/6、コルトパイソンの予備弾丸×30、軍用ジープ@現実
[道具]:基本支給品一式、五飛の青龍刀@新機動戦記ガンダムW
[思考]
基本:殺し合いには乗らない。断固辞退
0:放送を待ち、その内容を踏まえた上で、ゼクスと情報交換し方針を決定する。
1:ゼクスからガンダムについて詳しく聞きたい
2:島を時計回りに移動しながら、士郎らと共に仲間を探す(エスポワール組の知人優先)
3:張五飛と接触したい
4:主催者の思惑を潰す
5:ガンダムのパイロット(刹那)と再びモビルスーツで決着をつける
6:地図が本当に正確なものかどうかを確かめるために名所を調べて回る
7:衣の友達づくりを手伝う。ひとまずは一万ペリカを手にいれ、『麻雀牌セット』を買ってやりたい
【備考】
※参戦時期は1stシーズン25話「刹那」内でエクシアとの最終決戦直後です
※バトル・ロワイアルの舞台そのものに何か秘密が隠されているのではないかと考えています
※利根川を帝愛に関わっていた人物だとほぼ信じました
※Eカード、鉄骨渡りのルールを知りました
※エスポワール会議に参加しました
※張五飛がガンダムのパイロット、少なくともソレスタルビーイングのメンバーであると知れないと考えています
※帝愛の裏には、黒幕として魔法の売り手がいるのではないかと考えています。
そして、黒幕には何か殺し合いを開きたい理由があったのではとも思っています。
※ゼクスから駅周辺で戦闘が行われていることを聞きました。
※第三回放送の前後に『E−3 象の像』にて、参加者同士で集まるというプランをゼクスから聞きました。
◇
「あら。だめですこと、衛宮さん」
黒子はグラハムの指示通りに、今にも動き出さんとする士郎を軍用車の中へ追いやって見張り続けていた。
士郎は黒子にもグラハムにも行く手を阻まれた結果、仕方なしに軍用車内に座り込み、手元の剣を見つめていた。
(…ああ、確かに俺は無力かもしれない)
だが、士郎はその身が続く限り、正義の味方であり続ける。
今だってゼクスが言っていたライダーと思しき者が殺し合いを行って犠牲者が出ているのかもしれないのだ。
動けるものならすぐにでも駆けだしたい。
(だけど…俺には一体何ができるんだろうか…)
手元にある、セイバーがライダーを倒した際に使った剣にも似た、黄金の剣を見つめる。
自分には大した魔術もなく、サーヴァントのような身体能力もない。
あるのは、魔術師の基本中の基本であり、とるに足らない魔術のみだ。
「解析――開始――(トレース・オン)」
士郎はとくに理由もなしに――強いていうならばその剣に魅かれたからだろうか――自分に出来る唯一の魔術を行使した。
剣の構造を解析したところでなんの力にもなりはしないだろう。
だが、士郎が今行えることと言えば、このようななんの意味も為さないことしかないのだ。
「衛宮さん、今のはなんですの?」
「ああ、この剣があまりに綺麗だったから。俺が使える唯一の魔術でちょっと構造を解析してみただけさ」
黒子は魔術と聞き慣れぬ単語に少し引っかかるものの、このゲームでの参加者間の常識の齟齬は船の会議である程度は理解していた。
おそらくは黒子の知る超能力に当たるものを、士郎たちは魔術と呼んでいるのだろう。
しかし、士郎がこんな能力を持っていたとは、と黒子は少し驚く。
確かにこの状況では役に立たないものゆえ、使う機会も、とりわけて話す必要もなかったのだろう。
さて、士郎の能力は自分の知る超能力で言うならば、どの様な能力に分類されるのだろうか――
黒子は風紀委員で出会った様々な事件の際に、他者の能力を見ると反射的にそれを分析する癖がついていた。
今回もそれは例外なく、黒子は士郎の能力について思考する。
「構造を……解析…」
つまるところ、透視に分類される能力ではないだろうか。
ならば、黒子には思い当たる節がある。
彼女の所属する風紀委員の先輩である固法美偉が持つ能力、透視能力(クレアボイアンス)。
この場合は見えない物を眼球に頼らずに透視する、つまり自身から離れ視覚情報をもたらす『動く眼』といったところだろうか。
士郎の場合は範囲は狭いものの、近くの物をより詳細に透視するいわば『顕微鏡』のようなものか。
厳密には違うにしても、本質は近いものがある。
――だとするならば。
とある、可能性が黒子の頭で閃く。
「衛宮さん」
黒子は士郎の肩を叩き、その視線を自身へと向けさせる。
「なにさ――」
士郎が振り返ると、そこには唇の前に人指し指を立て、もうひとつの人差し指で首輪を指している黒子がいた。
(―――ハッ!)
どうして今まで気づかなかったのだろうと思う。
他でもない、自分たちを殺し合いへと駆り立てる最大の要因、首輪。
それを解析できる力が自分にはあるということを。
【衛宮士郎@Fate/stay night】
[状態]: 健康、額に軽い怪我(処置済み)
[服装]: 穂村原学園制服
[装備]: カリバーン@Fate/stay night
[道具]: 基本支給品一式、特上寿司×20人前@現実
[思考]
基本:主催者へ反抗する
0:首輪を解析……だと…
1:出来るなら、今すぐにでも駅周辺の戦闘を止めたい。
2:島を時計回りに移動しながら、グラハムらと共に仲間を探す(エスポワール組の知人優先)
3:黒子を守る。しかし黒子が誰かを殺すなら全力で止める
4:女の子を戦わせない。出来るだけ自分で何とかする
5:一方通行、ライダー、バーサーカー、キャスターを警戒
[備考]
※参戦時期は第12話『空を裂く』の直後です
※残り令呪:1画
※Eカード、鉄骨渡りのルールを知りました
※エスポワール会議に参加しました
※帝愛の裏には、黒幕として魔法の売り手がいるのではないかと考えています。
そして、黒幕には何か殺し合いを開きたい理由があったのではとも思っています。
【白井黒子@とある魔術の禁書目録】
[状態]:健康、精神疲労(中)、空虚感
[服装]:常盤台中学校制服、両手に包帯
[装備]:スタンガン付き警棒@とある魔術の禁書目録
[道具]:基本支給品一式
[思考]
基本:なるべく普段通りに振舞う(スタンスは決めあぐねている)
0:衛宮さんの能力で首輪を解析できるかも…
1:島を時計回りに移動しながら、士郎らと共に仲間を探す(エスポワール組の知人優先)
2:お姉さまを生き返らせるチャンスがあるなら……?
3:衛宮さんはすぐに人を甘やかす
4:一方通行、ライダー、バーサーカー、キャスターを警戒
5:少しは衛宮さんを頼る
[備考]
※本編14話『最強VS最弱』以降の参加です
※空間転移の制限
距離に反比例して精度にブレが出るようです。
ちなみに白井黒子の限界値は飛距離が最大81.5M、質量が130.7kg。
その他制限については不明。
※Eカード、鉄骨渡りのルールを知りました
※エスポワール会議に参加しました
※美琴の死により常に空虚感があります
空間転移は正常に使用できない可能性が高いです
※帝愛の裏には、黒幕として魔法の売り手がいるのではないかと考えています。
そして、黒幕には何か殺し合いを開きたい理由があったのではとも思っています。
以上で投下終了です。
仮投下の作品では、少々ゼクスとグラハムの会話の描写が不足していると感じたため、加筆しました。
投下乙です
グラハムGJ!あのまま士郎を行かせたら2ndのようになっていた気がするだけによくやった!
それにしても士郎、グラハムまでか黒子にまであしらわれるとは…もう少し落ち着けよ…
さて首輪解析で汚名返上なるか
ゼクスはホワイトファング時代からの参加みたいだけど最初から仮面着けてた?
それとも今回から?
服装に加えておいた方が良いと思うけど。
>>116 wikiにて修正します。指摘ありがとうございます。
さて短い繋ぎ話ですが、五飛とサーシェスを投下します。
これまでの張五飛の行動を一度整理しよう。
ホールにて五つの扉を見つけた五飛。
だが、その先に立ち入るためにはそれぞれの条件を果たさなければならない。
その中の『一発の広間』には武器が置かれていた。
ならば、他の部屋にも武器が置かれている可能性は十分にあり得る。
そこにMSがあるのでは、と考えた五飛。
彼は他の部屋への入室条件を満たすために、施設・他の参加者の探索へととりかかった。
その後はE7の学校を調べたものの、大した収穫は得られず。
次は公園目指して、西へ向かおうとするも、途中線路にてライダーの狩る暴走特急に追いかけられる。
その挙句、ブレーキが利かなくなったバイクにて辺りを周回
果てにはハンドルまで壊れてしまったバイクから仕方なしに飛び降り、バイクの大破と引き換えに自身の体の無事を得た。
その時、周辺にいたアリー・アル・サーシェスと邂逅。
たび重なる不幸に苛立っていた五飛は、彼を邪見に扱い、情報交換をした後、すぐに別れた。
彼と別れた後、次第に冷静さを取り戻した五飛はサーシェスから得た情報の真偽を確かめるためにデパートへ来た。
駐車場の車は見当たったが、鍵がないために運転は不可能。
またしても酷く落胆した五飛はせめてゼクスと会おうとデパート内に入る。
しかし、悲しいかな。ゼクスは既にデパートを立ち去っいた。
募る怒りを抑え、五飛はデパートを歩きまわる。
その途中に見つけた、コクピットの操縦席に似た筐体の設備に五飛は関心を示した。
それが『ガンダムVSガンダムVSヨロイVSナイトメアフレーム〜戦場の絆〜』なるシミュレーターであると知った五飛。
試しにやってみるのも良かろうと、さっそく練習モードへと挑戦する。
五飛の機体はGNR-010 オーライザー。
対してCPUの機体はシェンロンガンダム。
「何ッ!!なぜ俺のナタクが!?――許さんッ!!」
かくして、対戦の火ぶたは落とされた。
○ ○ ○
支援機のオーライザー単機でガンダムに勝てるはずもなく、五飛は敗北。
それに痺れを切らした五飛は残り4回の練習モードへ挑戦し、連勝し続けた。
その最中にも、殺し合いは進んでいる――
その可能性を再認識したのは、熱気の冷めた五飛が時間を確認し、次の放送が差し迫っていることに気づいたときだった。
【D-6/デパート/一日目/昼】
【張五飛@新機動戦記ガンダムW】
[状態]:健康
[服装]:マリーメイア軍の軍服
[装備]:ラッキー・ザ・ルーレットの二丁拳銃(4/6)@ガン×ソード、干将・莫耶@Fate/stay night、防弾チョッキ@現実
[道具]:デイパック、基本支給品、ファサリナの三節棍@ガン×ソード、ゼロの仮面とマント@コードギアス、USBメモリー@現実
[思考]
1: ナタク……
2:トレーズの存在と『魔法』に対する疑念
3:人間の本質は……戦おうとしない者と弱い者への怒り
4:MSの可能性がある施設を探す (地図に名前が載っている施設(展示場も含む)はなるべくよりたい)
5: 扉を開く条件を満たしたらまたホールに戻りたい
※参戦時期はEndless Waltz三巻、衛星軌道上でヒイロを待ち構えている所です。
※サーシェスにガンダムWの世界観を話しました(サーシェスがゼクスから聞いた話を大まかに事実と認めました)。
※ハンドルが故障した刹那のバイク@機動戦士ガンダム00が住居につっこんでいます。
修理可能なのかは後の書き手さんにお任せします。
《ゼロとしての思考》
基本:オレが参加者の脅威となる!
1:殺し合いに乗ったものは倒す。
2:ゼロとして『戦う意思』のない者達を追い詰める。……それでも『戦う意思』を持たなければ――
○ ○ ○
これまでのアリー・アル・サーシェスの行動を一度整理しよう。
デパートにてゼクスと出会ったサーシェス。
だが、彼は情報を提供してくれとは言えど、決して手駒になり得る存在ではなかった。
早々にゼクスと離別した彼は真田幸村と浅上藤乃の戦闘を目撃。
その間に駅から離れていた阿良々木暦とサイバーを追いかけようと判断した。
だがその矢先、バイクに乗った張五飛が彼の目前へと突っ込んできたのだ。
彼がゼクスの知り合いとわかったサーシェスは彼を利用しようと企む。
しかし、サーシェスの親切を全て払いのけ、五飛はあの場から立ち去った。
あんな厄介なガキとは関わりたくないと、少々募りを感じていたサーシェス。
さきに発見した二人も五飛のせいで見失った。
いっそ、五飛を追っかけてぶっ殺してやろうかとも考えたが、近くに参加者がいる状況で銃声を響かせることは危険が伴う。
ここはぐっと我慢だ。
その後、駅から聞こえた銃声を皮切りに開かれた戦闘。
彼は戦場で磨かれた勘で、その乱戦を気づかれないように、民家に隠れながら見張り続けた。
○ ○ ○
(おいおいおい、まるで洒落になんねえ連中ばっかりじゃねえか)
目からビームをだす少女。
とんでもない速さで動く女。
足を石に変える男。
怪力雨河童。
それらをいなす白髪の少年とも少女とも形容できる者。
どれもサーシェスの常識からすれば、それこそ『魔法』とも思えるような者ばかりだった。
(さて……、どうすっかねえ…)
生き残るため、そして己のプリミティブな衝動に従って戦場を愉しむため。
サーシェスは新たな策を考える。
【D-6/駅周辺/一日目/昼】
【アリー・アル・サーシェス@機動戦士ガンダムOO】
[状態]:疲労(中)、腹部にダメージ、髭をそった、髪を少し切ってイメチェン
[服装]:安物の服とズボンと靴(動きやすさは抜群)
[装備]:ガトリングガン@戦国BASARA 残弾数50% 果物ナイフ@現実 作業用ドライバー数本@現実
[道具]:基本支給品一式、 ガトリングガンの予備弾装(3回分) ショットガンの予備弾丸×78 文化包丁@現実
[思考]
基本:この戦争を勝ち上がり、帝愛を雇い主にする。
1:どうすっかねえ……
2:更に周辺を見て回り、できれば組める相手を見つける。 それが最適な選択になるならば、組んだ相手を騙すことも。
3:殺し合いをより楽しむ為に強力な武器を手に入れる。
4:ゼクスは胡散臭いが、彼の知り合いに接触する価値はある。 恩を売っておきたい。
余裕があればセイバー、暦に接触してみたい。幸村&藤乃&ライダーは少し警戒。
5:アーチャーとの決着をいずれつける。
【備考】
※セカンドシーズン第九話、刹那達との交戦後からの参戦です。
※五飛からガンダムWの世界の情報を取得(ゼクスに関してはやや誤解あり。ゼクス=裏切りもの?)。真偽は保留にしています。
情報収集のためにヒイロ、トレーズ、デュオ、一方通行、伊達政宗、神原駿河と接触する方針を続行。
※この世界の違和感(言語の問題等)は帝愛のせい、ということで納得しているようです。
※D-6のデパートには駐車場(車あり)があるようです。
以上投下で終了です。大した内容でもないのに、二作連続での投下、失礼しました。
乙
おかげでどうにかつじつまが合いました
二作投下乙
> [思考]
> 基本:俺が正義の味方だッ―――!!
> 1:銃声のした方角へ向かい戦いを止めて、正義の味方になる。
> 2:島を時計回りに移動しながら、グラハムらと共に仲間を探し、他の参加者のための正義の味方になる。
> 3:黒子を守る。しかし黒子が誰かを殺そうとするものなら全力で止めて、正義の味方になる。
> 4:女の子を戦わせない。セイバーも戦わせない。出来るだけ自分で何とかして正義の味方になる。
> 5:一方通行、ライダー、バーサーカー、キャスターを倒し、正義の味方になる。
ここら辺のセンスがパねぇうらやましい。。。
「正義の味方状態」ワロタw
ポルノさん自演で宣伝しないでください
投下乙です
五飛、熱くなったからと言って放送までシュミレーションやるとはwしかも最初オーライザー単騎とかイジメだろw
ああ、サーシェス、まあ洒落にならない奴多いよね
テスト
131 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 00:06:24 ID:ypEXTKAt
age
平沢唯、福路美穂子ネタ投下します
暖かな日差しが木々に影を落とし、その狭間から漏れでた柔らかな光が唯と美穂子を包む。
美穂子は、自分の膝の上で眠り続ける唯の頭を撫でながら、思う。
この幸せがいつまで続くのか、と。
この脈動することを忘れた心臓が、身体が、いつまでもつのか、と。
幸せを感じる心はあれど、あの不安なれど恍惚とする鼓動は、最早美穂子の身体から消え失せた。
一旦死んだ己の身で唯一鼓動するのは左肘から醜く膨れ上がった獣の腕のみ
いつこの奇妙なバランスが崩れ、唯を守ることが、この幸せを感じることが出来なくなってしまうか分からない。
竹井久との逢瀬が儚く消え去ったいま、美穂子は幸せへの渇望は、刹那的なものへと変わっていった。
三年間ひたすら待ち続け求め続けた思いが、バトル・ロワイアルという狂気に破滅された。
その悔しさが、その怒りが、後悔が、美穂子を支配していた。
もうあんな思いはしたくない。
もうあんな後悔はしたくない。
もう二度と愛する人を、手に入れないまま失いたくない。
そう、今この腕の中にある唯を手に入れずにして、死にたくはない、そして失いたくはないのだ。
◇
わたし、福路美穂子は欲張りなのでしょう。
唯ちゃんに膝枕しながら思うことは、
唯ちゃんを独り占めしたい。唯ちゃんをわたしだけのものにしたい。
と、言うことだけでした。
行き過ぎた独占欲は身を滅ぼすと、お伽話や大人は諭すけれど、
今のわたしにとって、そんなお話はもはや空虚に過ぎなかった。
三年の間思い続けた上埜さんと、これから楽しくお話出来るお友達になれる。
そう思った矢先に突然に失い、
この一年間、分身とも思いながら見守りつづけてきた華菜も、同時に奪われ、
わたしを護ると言ってくれた片倉さんも、あっという間に殺された。
そう、殺された。
このくだらないゲームに。
だからわたしはもう、迷わない。
愛する者は、愛してくれる者は残らずその場でモノにする。
後悔などもうしたくない。
肌と肌を触れ合う機会を逃してたまるものか。
唇と唇が触れ合う瞬間を逃してたまるものか。
少しでも自分が生きた証を、自分が愛した証を残してやる。
わたしはそう決意すると、唯ちゃんの唇に指を押し当てた。
柔らかい感触が、わたしの指を支配する。
痺れに似た感覚が、脳髄にまで到達し陶酔する。
もう私に押しとどまる理由など無かった。
この柔らかくて暖かい唯ちゃんを諦めるなんて、出来ない。
手に入れずに死ぬなんて、出来ない。
ゆっくりと唯ちゃんの頭を私の膝から静かに下ろすと、
わたしは唯ちゃんの身体に覆いかぶさる。
それだけで、もうなんともいえない幸福感が、わたしの鼓動から見離された身体を支配する。
嗚呼、なんという幸福感。なんという暖かさ。なんという柔らかさ。
その感覚を感触をもっと味わいたく思った私は、さらに身体を密着させる。
唯ちゃんの肩が、膝が、肘が、おでこが、そして胸が、
私の身体に触れ、柔らかさを発揮しつつ、静かに私の浸蝕を許す。
二つの身体は、今やひとつに繋がった。
唯ちゃんの左腕、その指を自らの指と絡み合わせる。
唯ちゃんの手は、やはり暖かくて柔らかかった。
命を凝縮したかのように朱を帯びたそれは、最早わたしには感じることの出来ない鼓動に溢れていた。
私に鼓動が戻っていたのなら、早鐘を打つような脈動が、うるさく全身を支配していたはずだ。
だがいまの私にはそれが、ない。
全身は悲しい静寂に包まれていた。
でも嬉しいと思うことは、出来る。
幸せだと感じることは、出来る。
むしろ、鼓動に邪魔をされないのは僥倖ではないのか。
わたしは逆にそう思いながら、唯ちゃんの指の感触を楽しみながら、
ようやく本来の目的である、唯ちゃんの唇に意識を集中した。
吐息がリズミカルに吐き出される唇は、今のわたしには見て輝かしく見えた。
上埜さん、ごめんなさい。
私の初めては、貴方ではなく、唯ちゃんに捧げます。
そう懺悔して、ゆっくりと私の唇を、唯ちゃんのそれに重ねあわせる。
唇の先がまず、触れ合う。
それだけで、頭の中がジンジンする。
下腹部から脳髄にいたるまでが、幸福感に包まれる。
唯ちゃんの唇への浸蝕は、さらに続く。
こんな幸せを一気に味わうなんて、
もったいなく、て今までの私だったら出来なかっただろう。
でも、いまのわたしは躊躇しない。
そのまま推し進める。
唇の全てが重なりあい、歯と歯が小さな衝突を果たした。
静かに、さらに深く、浸蝕するため舌を伸ばす。
私の口腔内に収まった、自律する物体が、
もう聖域とすら言える唯ちゃんの身体の中に、殺到する。
唯ちゃんの歯を、歯の裏を、口の中を、そして、
舌。
私の舌と、唯ちゃんの舌が、てろてろと絡み合う。
息が苦しいのか、わずかに身じろぐ唯ちゃんの身体をなんとか抑え、
逃さないように力を入れる。
私の大きいだけの胸が、唯ちゃんの整った美しい胸を押しつぶす。
私は何度目か分からない絶頂を迎えた。
唇をあわせ、舌を絡ませながら、私の慕情はどんどんと膨らんでいく。
唯ちゃんのことが、好きだ。
大好きだ。
愛している。
もっと好きだ。
ずっと好きだ。
誰よりも愛している。
誰よりも私のものにしたい。
独占欲とろくでもない愛欲に、この美しい唯ちゃんを穢してしまうのが惜しい。
しかし、惜しんでいては私が、この幸福を得る事は出来ない。
そんなのはもう嫌だ!
わたしは何度も何度も唯ちゃんを求めた。
舌を絡ませ、唇を吸い、指を絡ませ、胸を胸で擦り合う。
本当に、幸せだ。
もうこのまま死んでも構わない。
いや死んだら、この幸福を何時までも味わうことは出来なくなる。
そんなのは嫌だから、まだ死にたくない。
いつまでも死にたくない。
しわくちゃのおばあさんになりながら、
暖かな日差しのなか、縁側で、二人で、指を絡ませながら死ぬまで、
この幸福を味わっていたい。
唯ちゃんと添い遂げたいと、私の中に欲が出てくる。
だが、添い遂げるには唯ちゃんの気持ちも必要だ。
唯ちゃんがうなづいてくれたらいいが、
もし、女の子同士の恋愛を許容してくれなかったら、どうしよう。
それは嫌だ。
第一、唯ちゃんの気持ちを、まだわたしは確かめてない。
わたしとの恋愛など考えられない、と言われたらどうしよう。
それは本当に、嫌だ。
考えたくもない。
しかし、もっと幸福を、幸せを、気持ちよくなるには唯ちゃんの気持ちが、一番重要だ。
唯ちゃんが起きたら、気持ちを確かめなくては。
怖い。
どうしようも無く怖い。
そうだ、考えてみれば、
寝ている間に、このような破廉恥な真似をされて、喜ぶ女の子が居るだろうか?
自分の預かりしらない間に、己の身体を蹂躙されることを許してくれる女の子が、居るだろうか?
やはり、取り返しが付かないことをしてしまった。
わたしは唯ちゃんに嫌われてしまう。
そんなのは嫌だ!
そうだ。黙っていよう。
黙っていれば気づかない。
そしてまた、寝ている間にこのように蹂躙すればいい。
今度は互いの衣服を捨て去り、直接肌と肌をふれあおう。
唯ちゃんに嫌われるのは嫌だから。
そうだ、それがいい。
わたしはそう思うと、唯ちゃんの唇から口を離した。
唯ちゃんの吐息が、またリズミカルに吐き出される。
唯ちゃん、またしようね。
わたしは、そう、微笑みかけた。
以上でネタ投下終了します
やだ…何これ
なにこれきもい
140 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 01:19:10 ID:ypEXTKAt
この企画自体キモいことを棚に上げて何をおっしゃる(笑)
目くそ鼻くそを笑うとはこのことか
RTPはさっさと病院に行けよ
142 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 01:33:00 ID:o0hOgodp
クソスレ乙
ってか、わざわざ接点持とうとするなよ
こっちも内輪でやるからそっちも内輪でやればいいじゃん
なんで無駄に自己主張するのかね
2chでこんなクソ企画すんなカス
うわぁ……
147 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 04:24:20 ID:ypEXTKAt
下手くそな書き手が祭り上げられて調子に乗ってるのか(笑)
ポルノに嵐に通り魔……うわー、嬉しくないクリスマスプレゼントw
さて、光秀の予約も入ったみたいだし、カイジ・衣の麻雀対決やバサカの修正が終わればいよいよ放送か……
約半数が第二回放送までに倒れるって、なんてハイペースw
こりゃひょっとすると一日目でケリが着くかも知れんな
織田信長、ライダー、浅上藤乃 投下します。
ライダーは負傷した藤乃を連れ、駅から離れ北上した。
傷ついた肉体の休息、来るべき放送に備え、どこか比較的安全な場所を見つけようと辺りを見回した。
その時、黄金の鎧に身を包んだ男が彼女の前に現れた。
「是非もなしッ!女であれ子供であれ、この織田信長が蹂躙してくれるわぁあっ!!」
ライダーをしてひるませる、魔王の咆哮が響いた。
◆
真田幸村とその宿敵、伊達政宗。そして手負いとは言え、戦国最強と呼ばれる本多忠勝。
その三人をもいとも容易く払いのけた織田信長だ。
手負いの真田幸村1人に苦戦を強いられたライダーが彼に勝てる道理もなかった。
魔王の咆哮に、一瞬ひるんだライダー。
――その隙が決定的だった。
信長は大地を蹴り、瞬く間にライダーへと肉薄。
彼の得物、右手の長刀”物干し竿”と左手の妖鎌”桜舞”が陽光を浴び、銀色の閃光をきらめかせる。
一方、対峙するライダーは武器を何も持たないどころか、意識の朦朧とした手負いの少女をその両手に抱えている。
――刹那。
魔王の一閃が降り降ろされる。
ライダーは己が保身の為、抱えた藤乃の身を投げた。
浅上藤乃はもはや役に立たない。
ならば、せめて盾としてその最後の役目を与えようと。
雷光の如く下された魔王の一撃が、藤乃の体を一刀両断。
ここに浅上藤乃は、何が起こったかを認識する間もなくその命を落とした。
◆
手負いの手駒と引き換えに、最初の一撃は防いだ。
銃痕に痛む両足を酷使し、信長から距離を置くライダー。
その右手には天の鎖が信長目がけて、さながら蛇のごとくうねる。
それに呼応するかのように、信長のマントは意志を持ったかの如く、襲い来る鎖の蛇を払いのける。
マントと鎖は絡み合い、互いに速度を奪い合い地に堕つ。
鎖を一度引き戻さんと、ライダーは天の鎖を己の元に引き寄せる。
その瞬間、魔王は動いた。
鎖に絡んだマントとその鎖を寄せる力を自身の体に受け、光速の速さでライダーへと迫る。
もはや、得物を持たぬ騎乗の兵に太刀打ちする術はなかった。
石化の魔眼も、神速で迫る魔王の瞳を捉えらることもできない。
風とともに駆け抜けた白銀の閃光がライダーの首を刎ねる。
ここに、騎乗兵のサーヴァントは果てた。
◆
油断も慢心もなき第六天魔王は、言の葉一つ洩らすことなく二人の魔女を刈った。
今の彼には、他者との戦いに余興がてらの対話など存在しない。
その瞳に映る生あるものは例外なく殺すのみ。
生きとし生きるものすべてを殺戮し、己に恥辱を与えた帝愛をも徹底的に蹂躙し尽くす。
それこそが第六天魔王織田信長の野望。
二つに分断され、無残な骸へと果てた少女。
肉体は消滅し、その名残は首輪だけとなった女。
信長は、その傍らにあるデイパックを回収する。
そして、12時間の時は満ちた――
神を気取った愚者の声が、魔王へのもとへと降りかかる。
【浅上藤乃@空の境界 死亡】
【ライダー@Fate/stay night 死亡】
【C5とD5の境界線付近/一日目/昼】
【織田信長@戦国BASARA】
[状態]:健康、全身に裂傷、満腹
[服装]:ギルガメッシュの鎧、黒のマント
[装備]:物干し竿@Fate/stay night、桜舞@戦国BASARA、マシンガン(エアガン)@現実
[道具]:基本支給品一式×5、予備マガジン91本(合計100本×各30発)、予備の遮光カーテンx1 、マント用こいのぼりx1
電動ノコギリ@現実 トンカチ@現実、その他戦いに使えそうな物x? 、拡声器@現実、ライダーの眼帯、
不明支給品x0〜5、眼鏡セット(魔眼殺しの眼鏡@空の境界 を含む)@アニロワ3rdオリジナル、
天の鎖(エルキドゥ)@Fate/stay night、デリンジャーの予備弾薬@現実、 デリンジャー(0/2)@現実
ウェンディのリボルバー(残弾1)@ガン×ソード 、参加者詳細名簿@アニロワ3rdオリジナル
[思考]
基本:皆殺し。
1:いざ戦場へ ……。
2:目につく人間を殺す。油断も慢心もしない。
3:信長に弓を引いた光秀も殺す。
4:首輪を外す。
5:もっと強い武器を集める。
6:ちゃんとした銃器を探す。
8:高速の移動手段として馬を探す。
9:余程の事が無ければ臣下を作る気は無い。
[備考]
※光秀が本能寺で謀反を起こしたor起こそうとしていることを知っている時期からの参戦。
※ルルーシュやスザク、C.C.の容姿と能力をマリアンヌから聞きました。どこまで聞いたかは不明です。
※視聴覚室の遮光カーテンをマント代わりにしました。
※トランザムバーストの影響を受けていません。
※ライダーと藤乃については虫を潰した程度にしか思っていません。
※藤乃の軍用ゴーグル@とある魔術の禁書目録 は回収されませんでした。
以上で投下終了です。
投下乙です
信長がやっと本気になりやがった
書き手の悪意が伝わってくるような作品でした。
さあ始まるぜ、月厨の矛盾を探してゴネて破棄させる企みがな!
書き手さんよ安心してくんな、俺達が全力でこのSSを守ってみせるぜ!
展開に説得力を持たせるだけの描写が出来ない低レベルな書き手はそろそろ自重しろや
>>160 いや、説得力はあるよ。
信長が油断も慢心もなくしたから、容赦なく斬ったという。
知識自慢にも似ただらだらした長文読まされるよりかは爽快感があって良かった。
月キャラが生き残ってること自体が矛盾だからむしろこれは矛盾を解消したといえる
書き手さん、次はアラヤを消してください!
信長さんマジかっけー
俺的には三レス以上あるともう読む気なくなるしなぁ
バトロワを勘違いした長文SSが多い中、まさに真のパロロワSSって感じで良かった
弱いマーダーを消す強いマーダーはカッコイイなあ
台詞から信長らしさが微塵も感じられないんだが原作やったの?
>>166 月厨は黙ってろ
矛盾がないんだからこれは通し
とち狂って見境無しに喧嘩売りながら魔力や体力を消費した魔眼組の失敗だな
そりゃ瞬殺されるわ
>>166 それ言うとBASARA勢忠勝以外もそうなんだが…
矛盾が無いなら通し
つまり信長が小便してる最中に後ろから殺されても文句言えない
ってことでおk?
>>170 信長が後の敵の気配に気付かないわけねーだろ
考えて物をいえよ月厨
>>170 おk
ルールには明記されていないからな。
なんかこの一作を読んだだけで凄い虚無感が。
それまでどれだけの積み重ねがあってもこの書き手が瞬殺するという展開が見えるわ。
つまんねー喧嘩始めんなよ
>>165 状態表除いても四レスだから読んでないわけか
俺はアニ1のころからいるが、終盤になるにしたがってダラダラ無駄に長いSSが増えるのには
読み手としてうんざりしてたんだよな。長くすればいいってもんじゃねーだろと
アニロワ新時代を気付くトップ書き手として、◆cXURW6Fetkには期待している
>>172 わかった。放送後にモモかバサカあたりにでも信長を殺してもらうか
矛盾が無いなら通しなんだろ?
なんつうか、普通のSSでは伸びないのに
このSSはここまでレス伸ばしたあたり優秀なんでないの?
そうだな
◆cXURW6Fetkにはエンターティナーとしての才能がある
ていうかこの程度の展開にガタガタいう奴はアニロワから出て行け
1st2ndと同じ展開やって何が楽しいんだよ
はい乙
感想ですね
死ねばいいのに
そろそろマジレスしても良いよな?
他の書き手(まともな)が離れても知らんぞ
いくら良SS書いても、てきとうに殺されるんなら書こうと思わんし
ただでさえ良書き手が離れて行ってると言うのに……
>>177 少なからず私は納得しますよ、ルールを守っている範囲であれば
>>183 良書き手ってなんだよ?
無駄に修飾が多い長文病の書き手より俺は短文でしっかりまとめられる書き手の方が貴重だと思う
自分の感覚で書き手に優劣をつけるな
単調すぎてつまんねって思うのは俺だけ?
魔眼組は信長に殺されました
この一文だけで終わる話じゃんよ
こんなの面白いって言ってる奴は正直どうなの?
まぁ通しで良いけどさ…
予約された時点で嫌な予感はしてたが…
これは酷い
長文gdgdSSが書きたいならライダーとふじのんの殺されるときの心理描写を書いたSSでも投下して補完すれば?
wikiに収録されるかどうかは知らんがな(ってか収録されても消す)
ロワは最萌の癌
もう信長優勝でいいだろ
>>185 良書き手っていうのはロワがリレー小説ってのを理解してる書き手のことだよ
わかりやすい人はCcfuOxf30g氏あたり
で、今回のはどう見ても良書き手とはいえないわな
というかただの荒らしだ
>>191 どう見ても〜だの主観で物をいうなボケ
具体的にどういう書き手ならリレー小説を理解してるって事になるんだよボケ
今回の展開はリレー小説じゃなきゃアリなんだろうが
正直外でやってろと言わざるをえないな
投下乙
さあこの調子でどんどん殺そうぜ(笑)
>>170 もちろんO.K.
信長と言えども用を足している時なら何もできないからな
いや、リレーしてるだろう
じゃなきゃ信長苦戦してるし
補完SSなんて書く必要を感じない
魔眼組は信長に殺されました
もうそれでいいじゃないか
矛盾自体はないんだし
どうせだったら放送後に殺して欲しかったけどな
信長の殺気に気づかないほど
手負いのライダーは無警戒だったわけか
あの人殺気を隠すとかしないし
>>192 具体例としてCcfuOxf30g氏を挙げているだろう
らちが明かないから議論スレ行かない?
>>198 だからどういうSSを書けば良書き手になれるのか聞いてるんですよぷんぷん
何を議論するのやら…
何を議論するんだww月厨の権利確保かww
擁護するためにやたらと単発が湧いてる件
タイプムーンキャラがどうこうという話は出ていないと思うけど。
探せば矛盾は見つかると思うけど……どんなSSでもさw
月アンチかロワアンチか知らんが
アンチ行為したいだけなら出て行って欲しい
>>200 繋ぎの話とか補完の話とか
今回のssは「魔眼組が結成される」「信長が装備を整えてワープする」という繋ぎ話がなければ成り立たないことはわかるだろ?
避難所スレでやってくんないかな
だから議論スレ行こうと言ったんだが
SS擁護してるやつらに笑われた
投下乙でーす
最高でしたー
擁護してるのって作者の自演じゃなかったのか
単発IDばっかりだけどね。
一応矛盾かどうか細かすぎてよく分からんが
>石化の魔眼も、神速で迫る魔王の瞳を捉えらることもできない
石化の魔眼は目を合わせなくても発動するものだったはず
流れが止まった…
>>213 議論スレのログも読めねえんなら一生口閉じてろカス
って書き手さんがニヤニヤしながら言ってましたよ^^
誰かが質問スレに持って行ったからな
また停滞か……
>>213 いや目で捉えるって辞書引いても、目で見るって意味しか出てこないし、目を合わせたわけじゃないだろう。
普通に、信長の動きが見えなかったから発動しなかったんじゃね?
藤乃を犠牲にする時点で、囮にした藤乃ごと魔眼を使う発想が出ないもんかね
足さえ止めりゃ対抗出来るだろ
てか、せめて藤乃とライダーの台詞まともに書いて下さい
ちゃんと描写を補完しないから月厨が騒ぐのよ
そういえば藤乃の千里眼はどうしたんだ?
だから避難所か質問スレでやりなよ
どうでもいいがライダーの魔眼は『ライダーが見て』発動するものじゃなくて、『ライダーの目を見た』ら発動するものだな。
藤乃と違いライダーの意思は基本関係ない。
まあ、神話のメデューサ準拠だな。
首切り落とした後も効果あるのかは知らんが…
書き手擁護派が沈黙したな
やはり自演だったか
涙目の月厨が本スレで大暴れしてるのを見て笑ってるんだよ
って毒吐きの人達が言ってました
毒吐きの話題を他で出さないように
書き手擁護してた方が楽しめそうだな
自演認定しないとバランス保てなさそうな奴いるから参戦するか
書き手擁護というより、議論至上主義・自分が気に入らない展開は破棄という流れが気に食わないだけ
他のパロロワも、神だと言われるアニロワ1stでもこのレベルのSSは結構あったのに
>>227 それはつまり自分に返ってくる主張の仕方だということは分かるよね
具体的には?
――しかし、ふじのんは生きていた!
ふじのんの目から虹色のスパイラルウェーブが飛び出した!
「ぉぎょいあういぎゃああがかが」
それを受けた信長の身体は…溶けていく、溶けていく。
【織田信長@小学六年の歴史教科書 死亡】
投下乙
虹色スパイラルウェーブが素敵でした
議論嫌うのは分かるけど、今回のは文句出て当たり前のレベルだろ……
>>232 きっと、議論を避けようとしている風潮に警鐘を鳴らす目的なんだよ
そうでなければただの荒らし
では議論しますかね……
前作が投下された時にゃあ
議論ばっかりのロワを皮肉った作者とか言われてたのにか?
どう見ても荒らしか、それ以下の残念書き手だろうがよ
>>230 投下乙
虹色に目覚めたふじのんの新たな活躍に期待(笑)
ああ、なるほど冬休みが始まったのか
日に日に馬鹿が増えそうだな、はぁ……
色々指摘されていたので、修正したものを再度投下します。
ライダーは負傷した藤乃を連れ、駅から離れ北上した。
銃痕により両足に走る激痛を堪え、彼女は駆ける。
ライダーは追撃の可能性を考慮し、なるべく駅の参加者から離れようと思ったのだ。
思わぬ脚の損傷。
抱えられた、慣れぬ痛みに悶える少女。
そして迫りつつある放送の時間。
これらを考慮すれば、どこか比較的安全な場所を見つけて、休息をとることが今は最善だ。
今の状態は圧倒的に不利な状況。
ひとまずは態勢をとりなおしたい。
そう思考するライダーは想定外の状況に、冷静さを欠いていた。
ここには安全な場所などない―――
という、事実を僅かとはいえ忘れていたのだ。
気づけば、黄金の鎧に身を包んだ男が彼女らの前に現れていた。
「是非もなしッ!女であれ子供であれ、この織田信長が葬ってやろうぞ!!」
ライダーをしてひるませる、魔王の咆哮が大地を揺るがすが勢いで響いた。
◆
魔王の咆哮に、一瞬ひるんだライダー。
――その隙が決定的だった。
信長は大地を蹴り、瞬く間にライダーへと肉薄。
彼の得物、右手の長刀”物干し竿”と左手の妖鎌”桜舞”が陽光を浴び、銀色の閃光をきらめかせる。
一方、対峙するライダーは武器を何も持たないどころか、意識の朦朧とした手負いの少女をその両手に抱えている。
――刹那。
魔王の一閃が降り降ろされる。
ライダーは己が保身の為、抱えた藤乃の身を投げた。
浅上藤乃はもはや役に立たない。
ならば、せめて盾としてその最後の役目を与えようと。
雷光の如く下された魔王の一撃が、藤乃の体を切り裂く。
鮮血を吹き出しながら地に落ちる藤乃。
信長は少女を見ることもせず、離脱しようとするライダーめがけて駆けだす。
◆
そういうものは仮投下に投下したほうが良いかと…
手負いの手駒と引き換えに、最初の一撃は防いだ。
銃痕に痛む両足を酷使し、信長から距離を置くライダー。
――ここは一度、逃げなくては。
そう、ライダーは思う。
しかし、黄金の鎧を纏う男はなおこちらへと向かってくる。
石化の魔眼を発動させるライダー。
しかし、その効力を発揮するにはタイムラグがある。
だが、その間、あの男の猛攻を凌げばいい。
さすれば、退路は開ける。
ライダーは右手に取り出した天の鎖を信長目がけて、さながら蛇のごとくうねらせる。
それに呼応するかのように、信長のマントは意志を持ったかの如く、襲い来る鎖の蛇を払いのける。
マントと鎖は絡み合い、互いに速度を奪い合い地に堕つ。
鎖を一度引き戻さんと、ライダーは天の鎖を己の元に引き寄せる。
その瞬間、魔王は動いた。
鎖に絡んだマントとそれ鎖を寄せる力を自身の体に受け、光速の速さでライダーへと迫る。
マントを引きちぎって鎖を手元に戻そうとするライダーの行動は裏目に出た。
もはや、得物を持たぬ騎乗の兵に太刀打ちする術はなかった。
風とともに駆け抜けた白銀の閃光がライダーの首を刎ねんと迫る。
しかし、信長の刃はがライダーの首を刎ねることはなかった。
代わりに、ライダーが咄嗟に投げたデイパックが二つに分かたれていた。
そこから溢れ出す支給品の数々。
藤乃とライダーが今まで奪ってきた支給品の量は膨大だ。
それらが質量の雨となって降れば、信長の動きを止めることもできた。
そして、それに重なり石化の魔眼の効力が信長の脚部を石へと変化させていた。
ライダーはそれを好機と、その場から離れた。
足が石と化した信長は、それを眺めるだけしかなかった――
――否、彼の両腕はまだ動く。
左腕の鎌をライダーの後姿目がけて、投げつける。
それは見事にライダーの右肩へと突き刺さったものの、ライダーは走ることを止めなかった。
ついには、彼女は信長の視界から消え果てた。
◆
油断も慢心もなし、と心にした信長。
しかし、どうだろうか。
またしても、女性二人に思わぬ苦戦を強いられた。
彼は怒りに体を震わせ石化の解けた足を動かし、周辺に散らばった支給品を回収する。
その場に残った藤乃は血を流しながら、気絶していた。
もはや虫の息の彼女の脳天に信長は刀を突き刺した。
目の前の少女の死に、魔王は慈悲の心もなく、むしろ逃したライダーへの怒りが募るばかりであった。
我に苦汁を味わわせてライダーに裁きを――と思う信長。
しかしそこに届く、神を気取った愚者の放送。
それが魔王の怒りをさらに増大させるのである。
【浅上藤乃@空の境界 死亡】
【C5とD5の境界線付近/一日目/昼】
【織田信長@戦国BASARA】
[状態]:健康、全身に裂傷、満腹
[服装]:ギルガメッシュの鎧、黒のマント
[装備]:物干し竿@Fate/stay night、マシンガン(エアガン)@現実
[道具]:基本支給品一式×5、予備マガジン91本(合計100本×各30発)、予備の遮光カーテンx1 、マント用こいのぼりx1
電動ノコギリ@現実 トンカチ@現実、その他戦いに使えそうな物x? 、拡声器@現実、ライダーの眼帯、
不明支給品x0〜5、眼鏡セット(魔眼殺しの眼鏡@空の境界 を含む)@アニロワ3rdオリジナル、
天の鎖(エルキドゥ)@Fate/stay night、デリンジャーの予備弾薬@現実、 デリンジャー(0/2)@現実
ウェンディのリボルバー(残弾1)@ガン×ソード 、参加者詳細名簿@アニロワ3rdオリジナル
[思考]
基本:皆殺し。
1:いざ戦場へ ……。
2:目につく人間を殺す。油断も慢心もしない。
3:信長に弓を引いた光秀も殺す。
4:首輪を外す。
5:もっと強い武器を集める。
6:ちゃんとした銃器を探す。
8:高速の移動手段として馬を探す。
9:余程の事が無ければ臣下を作る気は無い。
[備考]
※光秀が本能寺で謀反を起こしたor起こそうとしていることを知っている時期からの参戦。
※ルルーシュやスザク、C.C.の容姿と能力をマリアンヌから聞きました。どこまで聞いたかは不明です。
※視聴覚室の遮光カーテンをマント代わりにしました。
※トランザムバーストの影響を受けていません。
※ライダーと藤乃については虫を潰した程度にしか思っていません。
※藤乃の軍用ゴーグル@とある魔術の禁書目録 は回収されませんでした。
◆
ライダーは右肩と両脚に奔る激痛を堪え、走り続けた。
藤乃と支給品を失ったのは惜しいが、それでも自身の命と替えれば安いものだ。
彼女は肩に刺さる鎌を抜きとり、会場に響く放送へと意識を向けた。
【ライダー@Fate/stay night】
[状態]:魔力消費(大、石化の魔眼は使用できないほど) 右腕に深い刺し傷(応急処置済み)、左肩に深い刺し傷、 若干の打撲 、両足に銃痕(応急処置無し)
[服装]:自分の服
[装備]:桜舞@戦国BASARA
[道具]:なし
[思考]
基本:優勝して元の世界に帰還する。
1:足の応急処置と、魔力の回復に努める。
2:サーヴァントと戦国武将に警戒。
3:魔力を集めながら、何処かに結界を敷く。
4:出来るだけ人の集まりそうな街中に向かう。
5:戦闘の出来ない人間は血を採って放置する。
6:魔力が減っているセイバーを追撃し駆逐する
[備考]
※参戦時期は、第12話 「空を裂く」より前。
※C.C.の過去を断片的に視た為、ある種の共感を抱いています。
※忍者刀の紐は外しました。
※藤乃の裏切りに備えて魔眼で対応できる様に、眼帯を外しています。
※藤乃の千里眼には気づいていない様子です。
※戦国BASARA勢の参加者をサーヴァントと同様の存在と認識しました。
※以下の石化の魔眼の制限を確認しました。
通常よりはるかに遅い進行で足元から石化。
魔眼の効果を持続させるには魔力を消費し続けないといけない。
なお、魔力消費を解除すれば対象の石化は解ける。
以上で投下は終わりです。
みなさまのお熱い指摘の数々に感涙して、再度筆を握りました。
修正なら普通に仮投下スレに投下しなさい
了解しました。キャラを殺すなと指摘も出ているので、藤乃も殺さないように修正します。
皆様の温かいお指摘に感極りそうです。
……駄目だ
堪えられん
毒吐き行ってくる
うーん・・・
>>244 日和ったのかよ、この腰抜け野郎
月厨なんぞ無視して両方とも仕留めろよ
>>246 腰抜けが
矛盾なんかねえから最初ので突き通せよ
もう破棄した方がいいよ、これ
破棄させる理由は何だよ
そんな権利は他者にはないだろ
あっちこっちで叩かれて小Cも大変だなw
適当なSSで企画をメチャクチャにしていい権利は無いと思う
破棄します。
自分の能力ではみなさまを納得できないことが身に染みてわかりました。もう書きません。
ご迷惑おかけしてすみませんでした
月厨大勝利wwwwwwwwww
めんどくせえ
もう最初のでいいだろ
文句だけは一丁前なんだから
あんたらは型月アンチだからこうして庇護してるのだろうけど、その書き手は別に型月キャラ殺したくて投下してるわけじゃないぞ
どう考えてもロワ荒らすためだけに殺しただけだろう
あんたらはその書き手に踊らされてるんだよ
例えばここで実績のある書き手がまったく同じ展開を投下した場合はどうなるのかな?
結局は月厨の地盤を固めただけだったな
これで更に殺しにくくなったわけだ
小cは利敵行為御苦労さん
ああ、わざとだったのかな?
実績のある書き手は、まずこんな展開にしない
マジレスする必要があるかわからんが・・・
十分納得いく展開があった上で同じ結果になったなら、うん、通ると思うよ
>>260 マジレスすると、そうやって俺らに構ってくれる時点でメシウマなんだわ
だってこっちも荒らしたいだけだから
>>266 まぁ構うというかあの書き手に利用されたことに同情してコメントしてやったんだが…
その同情心すら利用するとは…
やはりレベルが違うな……
Fateの不可解な点
・セイバー・凛が主人公に惚れる理由が不明
・いつも肝心なところで失敗する遠坂凛が天才と評される
・というかシロウ・セイバー・凛の行動は要所要所で頭が悪い
・ホロウではシロウはシンジの悪行を知っている筈なのに普通に友人
・何をしようが絶対に当たる槍のはずがヘナチョコ追尾弾
・設定されたルール、いくら破っても罰則なし
・名前知られたら対策立てられる!→わかったところで対策立てない・立てられない
Fateは嫌いじゃないが凛はマンセーされすぎでウザかった
>>271 アニロワ1stも読んだが、あれはない。凛とセイバーがうざかった。
アニ2はエヌマエリシュとギルがうざかった。
つうか、原作すらキャラが崩壊しているのに、二次作品でキャラ崩壊の指摘だとか、月信者はバカかと。
らっきょの最終章とか意味わかんない。実は式は人殺すのが嫌でしたとか。最後はスイーツエンドかよ。
月作品のせいでアニロワがTYPEMOONロワになった歴史は否めない。
もはや君はただの荒らしだ。
そんな君が何を言おうと説得力も何もない。
これ以上恥を晒す前に黙るほうがいいと思うけど。
君は実にバカだな
これが若さか……
まあ泣くな、月作品が出てないロワでこれから頑張れ
276 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 19:18:53 ID:GZe8LoPT
さすがに1stや2ndまでケチ付けるのは許せんな
笛しか見てないのか?
アンチのフリした荒らしは氏んでね
そうだな。
月好きに破棄される作品は俺の作品だけで十分だ。
君が否定されるのに型月は関係ない。
空気が読めているか、いないかだよ。問題は。
どうでもいいけど。
月厨潰すんならもっと上手くやれよ
逆に月厨が破棄させた前例が出来ただけだぞ
>>267 セイバーあっさり脱落したけど、それ自体にはほとんど文句は出てないじゃん
池田「月厨がどうの以前にただの荒らしだし!」
暗黙の了解や空気を嫁や文章が拙い云々をスルーして修正要求に応じて最低限のことはクリアしたら通るのに何やってんだよ
>>272 1stを馬鹿にしたいだけかな?かな?
氏ぬがよし
そんなに型月嫌いなら来なければよし
来てる時点で君は只乃係長……いや、ただの荒らし
>>286 重箱厨やらいちゃもんオンパレードだったからなあ
正直あれは無かった
そして、重箱厨達を型月厨と決め付ける自称良識派もうざかった
>>287 いや1stは神だった。セイバーとカズマの最期は燃えたな。
その分、セイバーが生還した時は嫌な気持ちになったが。
>>285 多分最低限の修正しても通らなかったと思うよ。
議論スレの流れが「企画の水準を維持する為のルールなのに、ルールを守る為に企画に悪意ある話を通すのか」って方向だったし。
釣られるってのもなかなか面白いもんだなw
ロワとかどうでも良くて、型月嫌いアピールしたかっただけなんでしょ?w
ここでしないでアンチスレでやって下さいよwww
文句ある人はマジで笛抜きで別のアニロワ開催したら?
293 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 20:10:46 ID:ypEXTKAt
こんな糞企画自体やめろよwwwwwwwwww
お前ら頭大丈夫か?wwwww
294 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 20:11:53 ID:ypEXTKAt
書き手も読み手もレベル低いなおいwwwwww
ゆとり同士の馴れ合いっすかwwwwwww
>>293 ほらー、また虫が涌いて来たー
誰か殺虫剤ー!
296 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 20:13:11 ID:ypEXTKAt
>>294 レベルが低いのは俺だけだ。
他の書き手を馬鹿にするのは許さん。
298 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 20:14:37 ID:ypEXTKAt
そろそろ第二回放送なんだが……誰も話題に触れない……
今回のロワってマジで一日目で決着つくかもな
今から4thの準備しとくか
300 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 20:16:18 ID:ypEXTKAt
>>299 まだこんな下らない企画やっちゃうの(笑)
暇だね君たちも(笑)
>>300 貴方程じゃありません
ってか、無意味に上げないで下さいな
302 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 20:19:05 ID:ypEXTKAt
>>301 意味はあるよ
下らない企画を晒し上げるという意味がね
下らないと思うなら放っておけばいいのにね
>>302 下らないなら来なきゃいいのに
とりあえず宣伝乙です
さて、古巣に戻るか……
305 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 20:27:36 ID:ypEXTKAt
>>303 君たちを啓蒙してあげるのも目的の一つだからね
放っておくわけにはいかないよ
ただの構ってちゃんでしょw
まあ、触れると調子乗るから放置した方が良いよ
やっぱりこのスレきも
308 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 20:28:56 ID:ypEXTKAt
定期的に来てあげるから楽しみにしとけよ
じゃあな
>>305 荒氏のくせして書き手やら読み手やらの言葉を知っているところが実におもしろいな
310 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 20:33:41 ID:ypEXTKAt
>>309 叩くには一応スレに目を通しておく必要がある
その上で糞企画だと判断したわけだから、特有の用語を知っていても別段おかしくはないよ
ただ何も知らずに叩くような荒らしと一緒にしないでもらいたい
あくまで啓蒙目的なわけだからね
よし、ここはそろそろ誰がいちばんいい形のおっぱいなのかについて議論しよう
咲-Saki-を把握する為にアニメをレンタルしました
結果、池田にやられましたw
何あのステキ生命体
そして、咲は微妙に目立ってないw
そういえば、このロワって胸無いキャラが多いような……
そんなことより野球しようぜ…
ID:wuV9jhFuは荒らしの1匹のくせになんで平然とレスしちゃってるの?
さっさと消えろカス
野球と言えば今回誰もカレー食ってないな
最早カレーフラグは廃ったか
おっぱいさんは投票で落選したからなw
しかし美穂子やモモも大きい方では?
食堂は出たけどうどんしか食ってなかったし、
そもそも寿司とピザの自己主張が激しかったからw
<カレー
かじゅも大きいし女らしいとこも多々あるのに、どうしても男みたいな逞しいボディのイメージしかないw
1st……ドラえもんカレー
2nd……チキンカレー(ライスは無いよ)
3rd……ピザハットってカレーピザあったっけ?
ふじのんも結構でかいぞ、3巻で見れるぞ
戦国BASARAからかすがが出てれば……
今回の食い物ネタ
・黒幕はピザハット
・利根川が寿司とワインで一人宴会
・ヴァンが徳用弁当をヤケ食い
・バサカが部長を昼飯代わりに
あとなんかあったっけ
信長のハンバーガー
>>326 あぁそんなのもあったね
でもあんたは日付が変わるまで黙ってたほうがいいと思うよ
今回は清涼剤となるキャラが居ないというか何というか
どこもシリアスで息が抜けない感じだな。少しぐらいほのぼのがあっても良いんだけど
329 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 21:26:37 ID:xhKUVacz
そこで馬イクですよ
インデックスがいるじゃないか
唯辺りが清涼剤だった……筈が、やり過ぎでゆとり状態にw
最新話じゃヘコミまくってるし
>>329 馬イク忘れてたww
あれは清涼剤以外の何物でもないな。
ID:o0hOgodpは何故そんなにも必死なのか
226 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/12/26(土) 15:11:02 ID:W5m4nAVt
書き手擁護してた方が楽しめそうだな
自演認定しないとバランス保てなさそうな奴いるから参戦するか
334 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/12/26(土) 21:34:34 ID:W5m4nAVt
ID:o0hOgodpは何故そんなにも必死なのか
1分で反応か
まあ皆NGしてるんだろうけどな
相手してやるからしたらばにこいよ
226 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/12/26(土) 15:11:02 ID:W5m4nAVt
書き手擁護してた方が楽しめそうだな
自演認定しないとバランス保てなさそうな奴いるから参戦するか
334 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/12/26(土) 21:34:34 ID:W5m4nAVt
ID:o0hOgodpは何故そんなにも必死なのか
336 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/12/26(土) 21:37:09 ID:W5m4nAVt
1分で反応か
まあ皆NGしてるんだろうけどな
相手してやるからしたらばにこいよ
馬イク放送後にどうなるかな
小十郎の死体の件で筆頭に斬られなきゃいいんだが
まあ、そうなったら死者スレのみんなで美味しくいただきますww
そろそろGN粒子の効果が切れるから意思疎通も見納めだな>馬イク
さすがに愛馬を斬るような真似はしないだろ。
それよりキャプテンとのラブロマンスをだな・・・
馬イクがあのままなら筆頭がキャプテンの馬を譲れと要求するかも
禁止エリア次第ではキャプテンはギャンブル船に行けずに置いてきぼりかもw
イノベイター化って別に一時的なものじゃない気が
※GN粒子の影響下において意思の交信が可能です。こちらが伝えようと思ったこと以外は相手に伝わりません。可能領域・限界時間については不明です。
上にあるようにGN粒子の影響下でなくなれば意思疎通は終了
そうでなかったらあの時修正してもらうように要求出していた
その「GN粒子の影響」とやらも含めて次の書き手次第だわな
馬イクを喋らせるだけなら気にならないからどうでも良いけど
直近の話で部長(福路さんの方ね)が馬イクを一閃したことで好色ぶりが失せたのは「お遊びはここまで!」ってメッセージだと思った。
次回以降からは乗り物に専念して欲しいな。内面世界で考えるのは勝手だけど。
んだな
キャプテンって呼べ
それがいやだったら美穂子と呼べ
「部長」は上埜さんだけのものだ
おい、ワハハハブにするとかふざけてんの?
>>347 ごめんごめん、そうだった。
なんて呼ばれてたかド忘れして変な書き方になっちゃったのさ。
>>348 ワハハとかワハハで充分だろ
もしくは蒲原ァ!
第一モモとむっきーしか呼んでねぇし24話以降は新部長むっきーになってるし
キャプテンという名称はロワでは忌避されるからな
そこを慮ったのかと思った
キャプテンミホなんて呼び方はどうだろう
略してCM
そういやぁ誰かさんがレディミホコとかほざいてたな
したらばの書き込み規制を食らうの巻
伊藤開司、天江衣投下します。
ギリギリまで遅れてしまって本当に申し訳ございません
無残だった。
哀れだった。
惨敗だった。
目も当てられぬほどの有様だった。
この日、カイジの被った被害は、おおよそ25000スタートの麻雀とは思えないほどの有様であった。
時間にして一時間。
衣とカイジの半荘勝負は、終始衣が主導権を握ったまま終了した。
それでもカイジがなんとか四位終了を回避できたのは、
NPCハロ演じる紫炎姫が、衣から親の倍満直撃を受けてトビ終了したためだ。
「@@@@@@@@!」
奇妙な機械音を上げて紫炎姫ハロがおどけた爆発演出を披露し、
YOU WINのテープを紙吹雪とともに衣に浴びせる。
それまでの衣であれば、飛び上がってハロと戯れるであろうその演出を、衣は泰然として受け、
精神を極限まですり減らし、卓に突っ伏したまま半気絶状態のカイジを見やった。
一旦正しくハコテン、持ち点をちょうど〇点にされたカイジは、
マイナスに突入しなければハコテン、つまり首輪爆発にはならないと言うルールに助けられつつも、
リーチすら出来ぬまま衣の連荘を黙って見続け、なんとか起死回生の手を上がり一息つくも、
すぐさまのどっちハロに早上がりでチャンスを潰され続け、衣の爆発的な手に火傷を繰り返し、
気がつけば先程稼いだ点数を殆ど吐き出した。
衣とのどっちハロの、コンビ打ちとも言える連携に、カイジは完全に翻弄されたと言える。
通常の人間であれば東場だけで席を立って逃げ出そうとし、
首輪の爆発によってその命を奪われていたであろう。
カイジは不屈であった。不撓であった。最後の瞬間まで勝利を諦めなかった。
つまりは諦めることを諦めた悪あがき。
それこそがカイジの真骨頂であった。
しかし利根川を引きずり出し、そして未来には兵藤をもおびき出したカイジの悪あがきですら、
衣の確率操作とも言える場の支配には、全くと言っていいほど及ばなかった。
当然である。
馬に長距離走で勝てるだろうか?
象に綱引きで勝てるだろうか?
チーターに短距離走で勝てるだろうか?
衣はおおよそ麻雀においては、サバンナのチーターであり、草原の汗血馬であり、狂乱の巨象。
イカサマという利器を、知恵を、武器を使えぬカイジが及ぶはずも無かった。
さらに言えばこれは麻雀でありながら、遊びや勝負ではなく、競技。
麻雀を、純粋に、極限に、他の要素が全く混じらないまでに昇華させたこの場において、
衣は競技麻雀のみに純化された、まさにサラブレッドであり、
カイジは馬蹄も鐙も鞍も手綱もなにも付けぬまま放り出された、哀れな駄馬。
勝てる道理が無い。
もう一度言おう。
勝てる道理が無いのだ。
とはいえ、衣は未だ全力ではない。
力の源泉である月は地平よりいでたるを知らぬし、
出ていたとしても、その月は真円ではない。
さらに太陽が世界を支配した今では、衣は力の全てを出し得ない。
衣いわく「まだこちら側の領域」の状態。
カイジが付け込む隙は、たとえ勝てぬであろうと、まだかろうじてあったはずだ。
ならば何故、ここまで翻弄されたのか。
◇
この男、しばらくは立ち上がれぬであろうな。
衣はとりあえず一万ペリカを支払って麻雀セットを手に入れると、
卓に突っ伏したまま、何かを掴もうとするがごとく手を腕をもがき喘いでいる男を見た。
ただひたすらに哀れ。
だがこの半荘。
この衣に立ち向かう気概、気運、奮起。
それだけは評価できよう。
この男の打ち筋は過去に蹂躙した、とある雀士に似ていた。
だが、果たしてそれが誰だったのか、どのような名前だったのかは思い出せない。
確かニュアーだのダシだのと吠えていたような記憶があるが、もとより名などに興味はない。
だがこの地に呼び出される直前、清澄の嶺上使いによって、
蹂躙されるだけの人間たちにもそれぞれ個々の打ち筋があり、
個性があり、考えがあることを衣は教わった。
故にこの男に麻雀勝負を挑んだ。
この男は本当に殺し合いに乗ったのか、
人殺しをするような男なのか、アレは突発的な事故、もしくは正当防衛だったのか。
その本質を見極めるために。
この半荘の内にあるひとつの疑念が浮かんだが、とにかくも試みは功を奏した。
この男、カイジの魂に一欠片も曇りはない。
勝利を掴もうとする悪あがきには驚嘆するほどの執念を燃やしていたが、
それで他人を突き落とそうだとか、陥れようだとか、そんな思いは隠されてはいない。
ひたすらに直情的で、直線的で、無謀で、無手勝で、
それでいて考えることをやめず、諦観とは無縁の、そう、挑戦という暴力にとりつかれた男。
それがこのカイジという男なのだろう。
非常に危うく、あやふやな性ではあるが、この半荘において絶対的な敗北を与えた今、
衣に対抗しようとすることはあっても、それを理由に危害を及ぼそうとはしないであろう。
やるのであればこちらの領域、つまり麻雀で勝負を仕掛けてくるはず。
ならばカイジは、少なくとも衣にとって無害な男に成り下がった。
このギャンブルルームにおいて、イカサマの介入が不可能な場において、
衣に勝ちうるはずも無し!
そして全力で麻雀で戦った今、この男と衣の間には特別な絆が生まれたはず。
元より、いまはこの男しか、頼ることの出来るものはいないのだ。
ならば少し様子を見てから、グラハムとも話していた計画を実行に移すことが出来る。
そう考えると、衣の胸中はなんとも言い難い恍惚と、そして不安に苛まれる。
果たしてうまくいくのだろうか。うまくいって欲しい。
「で、どうするのだ。もう半荘続けるのか、それとも終わりにするのか」
サングラスをかけた黒服の男が言う。
知れたことを聞く男だ。きっと杓子定規にしか動けぬ木偶であろう。
「一目瞭然。歴然。明白。見よ、対面に座った男の有様を。アレが続行を願う姿に見えるか」
黒服はゆっくりとカイジを観る。未だ貴奴は突っ伏したままじゃらじゃらと牌を弄んでいる。
驚愕。納得。冷笑。侮蔑。
黒服は無表情を張り付かせ直すと踵を返す。
「回復したら即ギャンブルルームを出るように。ここは勝負をする場で避難場所ではない」
「嘉納した」
多少の躊躇、戸惑いが足取りに見えたが、
おそらくは今言った言葉をすぐには理解出来なかったのであろう。
そうだ、あと一点、用事があった。
背中を向けた黒服に今一度語りかけを試みる。
「ところでひとつ、頼みがあるのだが」
◇
「うあああああああ…!畜生…!畜生…!あのガキぃ…!」
俺はスィートルームのベッドの上で突っ伏していた。
赤っ恥…!後悔…!慚愧…!
枕に顔を埋め、シーツに爪を立て、手足をバタバタとまるでゴキブリのように…!
いくら思い返してもあの天江衣と言うガキは有り得ない…!異常…!イカサマ…!
対局中、俺に対する、あの虫けらを踏みつぶすかのような、あの圧倒的存在感…!
俺の身体が立ちすくむ…!身じろぐ…!そして、あらゆるものを平伏させるあの威圧感…!
それに気勢を削がれて、あっという間にハコテン…!
しかもマイナスになるのを見逃された…!わざわざ、一役下げて…!
弄ばれた…!それが一番の後悔…!
「チクショオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
枕に口を押し当てた程度では抑えきれない絶叫、怒り、自嘲。
散々悔しさを枕と部屋のありとあらゆる家具に八つ当たりし、ようやく落ち着いて時計を見る。
11時30分。
つまり三十分もここでジタバタしていたと言うことだ
なんという浪費…!なんという失態…!なんという思考停止…!
例えば、この三十分で他の参加者がよう、とこの船にやってきていたとする。
三十分もあれば、一室で絶叫している自分を見つけることは十分可能…!
鍵も掛けてないこの部屋の扉をラッキーとばかりに押し開き、
自暴自棄に陥っている自分を、例えばトカレフでバン!と一発…!
それでゲームオーバー…!それでおしまい…!どうしようもない、あと戻り不可能の状況…!
そうはならなかったのは単なる幸運…!平和ボケと取られてもしょうがない、お粗末な危機管理…!
「あ〜酒飲みてぇ…」
ゴロリと寝返りをうって天井を見ながら呟く。
キンキンに冷えたビールがいい。
冷凍庫で冷やしたグラスにとっとっとっと注ぎ、
たっぷりの泡とともに、喉に注ぎ込まれる黄金の液体。
食道に、胃に、肝臓に染み渡る…!
口の周りに泡をこびりつかせて喝采を上げる…!
その達成感…!幸福感…!酩酊…!
酒の力を借りて、全て忘れてしまいたい。
あのガキに負けた事実。ベッドの上でジタバタしている状況。…利根川を殺した罪。
なにより、この狂ったゲームに放り込まれた自分。
だが、
それは諦めだ。逃げだ。
なによりこんなところにぶち込んだアイツら…主催者をぶちのめすことが出来なくなる。
これはどうしようもなく情けない自分に対する怒りを、主催者へ転嫁したわけではない…!
これは、人の尊厳を…!命を…!死を…!
軽視し、奪うことに何ら躊躇しない奴らへの、
正当なる怒り…!そして裁きだ…!
ベッドに腰掛け、両手で顔をゴシゴシと擦り、ようやく頭がハッキリしてきた。
ぼやに包まれていた脳の中が晴れてくる。
エスポワール号で、スターサイドホテルで、帝愛の喉元で、
起死回生を誓い、切り抜けてきた理想の状態に近づく。
そうだ、絶望的な状況なら既に経験済みだ。
ならば後は切り抜けるのみ…!
決意も新たにしたその時、ドアをノックする音が聞こえた。
トントンと二回。しばらくして慌てたようにトントントンと三回。
音からして叩いている位置はかなり下。
つまり…
扉を開けて飛び出てきたのは、自身の身ほどもあるぬいぐるみを大事そうに抱きかかえた、
腰まである金髪と、頭を飾るフザケた赤いうさみみリボンが特徴的なガキ。
天江衣だ。
■
天江衣は荒れた部屋の中を見渡すと顔をしかめた様子だったが、
俺に向き返り、ベッドに、つまり俺の隣に腰掛ける。
先程までの威圧感など欠片もない。
驚くほど華奢で小さい、クソガキでしか無いように見える。
「カイジ!先程の対局は楽しかった!」
俺の方を向いて満面の笑顔でそう言う。
そりゃアレだけ好き勝手暴れて大勝ちすりゃ、そりゃそうだろうよ。
誰だってギャンブルで大勝ちしてりゃはしゃぐ。
それが文句なしの完全勝利だったら、なおのことだ。
だが、天江衣は視線を逸らすと、ひたすらモジモジしてこう続ける。
「それで、お前とは、麻雀を通して、戦った、わけ、だから」
一世一代の大勝負に出るかのように、慎重に、緊張して、
一言一言、一言一句。噛み締めるように綴る。
「衣と!」
真剣な顔をして俺の顔を見る。
「友達になって欲しいのだ!」
は ぁ ?
■
その真剣な表情から、嘘とか冗談とか、そういうものではないと分かる。
いや、騙しているかもしれないが、ここでこのような嘘を付く必要も特に見当たらない。
だとしたら尚更、理解不能だ。いや、理解不可能だ。
だったら何故あんな踏みにじるような麻雀をする。
だったら何故あのように相手を威圧する。
友達ってのはイーブンな関係だろ?
片方が威圧して俺たち友達だよな!なんて言うのは、そりゃ友達じゃないだろ。
そりゃただの奴隷と主人だ。
鎖と首輪をつけて、こいつは友達ですって、そりゃ成り立たないだろ。
例えばこのゲームの主催者が俺たちのことを友達とか言っても、
ふざけんな、てなるだろ?それと同じことだ。
それをこのクソガキは、やっている。おそらく無自覚で。
「お前な、そりゃ無理ってもんだ。俺はお前に叩きのめされた直後で、リベンジを誓っているんだぜ?
つまり俺とお前は敵同士…!到底友達なんてものにはなれないな」
呆れたように、言い放つ。絶縁宣言だ。
天江衣は突然泣き出しそうな顔をする。
流石に罪悪感が芽生える。だが仕方ない。こいつとは友達になれっこない。
「衣は、清澄の嶺上使いに、全身全霊、本気の全力でぶつかり、負けて、それで分かりあえた。
友達になれた。だから、グラハムとも話した。麻雀を、通して、友達を、作ろうって」
もはや涙を堪えることも出来ず、ぽろぽろと泣きながら、鼻水もたらして、
言葉も途切れ途切れになりながら、天江衣は続ける。
「麻雀は、人の性が、出る。だから、お前が、本当に、悪党か。それを、確かめたかった!
あわよくば。友達に、なれると思って、全力で!」
それ以上はもはや嗚咽で言葉にならない。
あぁ、そうか。こいつ友達作った事ないんだ。
だから友達の作り方も分からない。相手を踏みにじっても分からない。
人の事は全く言えないが、コミュニケーション能力が大きく欠落しているわけだ。
それにこいつは俺のことを、人殺しと言っていた。
それは全くその通りで、覆しようのない事実であり、俺のもはや隠しきれない罪だ。
だがこいつは、そんな俺を試そうとした。
見極めようとした。
それってつまり俺を信用していた、もしくはしているってことだよな。
出会って間もない、話もろくにしてない俺を、信用するしか無かったってことだよな。
不安だったんだろう。絶望的だったんだろう。
考えてみればあの保護者みたいな軍人のおっさん、グラハムといったか、とも離れ離れになって、
頼れる者もろくに無い状態だった。
エスポワール号に残った他の三人。
俺と利根川と真宵。
その三人にすがるしか無かったわけだ。
なのにおれは、その不安をぬぐうこともせずに、利根川と話し込むことに夢中だった。
挙句の果てに真宵を失い、利根川を…殺し、船の中に人殺しの俺と二人っきりの状況になった。
最低だ。
麻雀で負けたからって、その不満をぶつける筋合いじゃない。
天江衣はあの時、不安で不安で、身の危険で体内がエマージェンシーを叫び続けていたいはずだ。
だがギリギリで踏みとどまり、俺を信用し、信頼し、麻雀で最後の見極めをしようとした。
極限状態でなおも続く信用…!信頼…!
それがどれだけ力強いか…!どれだけ助けになるか…!俺は知っていたはずだ…!
なのに俺は腹いせで天江衣に辛く当たり…!その信頼を裏切り…!
バカか…!俺は…!
極限状態での信用と信頼と、そして見極めを終えて、なおも近づいてきてくれた、この少女は、
間違いなく…!
俺は天江衣の頭に手をやり、くしゃくしゃと撫でる。ふぎゅう、と小動物のように鳴く。
「すまなかった。前言撤回だ。衣、お前は俺の
友達だ…!」
■
抱きついて俺の胸の中で泣きじゃくる衣が、ようやく落ち着いたのは11時40分のことだった。
鼻をぐずっとならして鼻水をすする衣の様子は、本当にクソガキのそれで。
俺は衣の涙と涎と鼻水でぐずぐずになった自前のTシャツを、ばっちぃ感じでつまみ上げながら、
あぁなんていうか、こんなに歳の離れた友達なんてあったもんじゃないな、とやや後悔したが、
まぁそれは一度決めたことなんだから仕方が無いか、と思い返した。
「友達とはいいものだな、カイジ。このように恥も外聞もなく、目の前で泣くことが出来る」
いや、お前さっきぐずってただろ。
とは流石に突っ込まずに居ると、
衣は巨大なぬいぐるみと共に抱きしめていたのであろう、ファイルを二つ手渡した。
ファイルと言ってもコピー用紙の束であり、既にくしゃくしゃになっている。
一方のファイルの表紙には、《UNKNOWN》と書いてあり、もう一冊には何も書いてない。
中身は、なんだこりゃ。東南西北白發中。麻雀牌らしきものが羅列されてある。
「知らないのか?これは牌譜だ。過去の打ち筋を検討する上で役に立つ」
パラパラとめくる。1ページが一局だとするならば、
1ファイル10枚、表紙含めて11ページあるこれは、過去10局の打ち筋と言うことだろう。
単純に考えてほぼ半荘一回分。
「へぇ、なるほど。黒服からもらったのか?」
「いや、1ファイル1000万ペリカだった」
衣は即座に答える。事も無げに。
あぁそうなのか。こんなものにも金がかかるとは、さすが帝愛だな。
いや、ちょっと待て。
「1000万だと?!おい、勝手になにをしているんだ!?」
思わず食って掛かる。
俺たちに残された約1億ペリカは、俺と利根川で必死にかき集めた血と汗の結晶だ。
利根川の遺産と言っていい。
それを勝手に!
「お前はその内半分を溝にすてようと、同士討ちを仕掛けてきたはずだぞ」
いや、それはそうだが。しかし限度と言うものがあるだろう。
大体アレは衣、お前がふっかけてきた勝負であってだな。
「第一、先程の勝負で衣が稼いだペリカは6800万。
カイジが吐き出した2500万を差し引いても、なお4300万のプラスだ。
2ファイル、計2000万使った所で大した事はあるまい」
「あ〜」
間抜けな声を出して、納得する。
つまり衣は稼いだペリカを正当に使用しただけにほかならない。
しかし、それにしたってこんなファイルに2000万って。
二億円だぞ、二億円。
「そう嘆くな、カイジ。友との勝負で稼いだ2000万。無駄では無かったぞ」
そりゃ二億円だからな。無駄だったらどうしようもない。
■
「カイジ、友達のお前にだから言えることだが、衣に既に家族はいない」
見張りのために甲板で座っていると、一緒に甲板に上がっていた衣が語りだす。
やや震えながらも気丈に振舞うその声には、この上ない悲しみが綴られていた。
こんな時なにを言えばいいんだ…!
なにも思いつかず、ただ黙って外の様子を眺めるだけしかできない。
あまり意味の無いことではあるが、ギャンブル船の浮かぶ海原のその向こうを見る。
陽の光を浴びてキラキラと輝く水面。ゲームの陰惨さとは無縁のばかみたいに明るい風景。
そしてその海中は、特に濁っているようにも見えないのに、あまり魚も泳いでないように見える。
そして島さえ見えず、水平線がズラッと続く湾の向こう側の眺めは、
仮にここから脱出してもしばらく長い間、船上の人間になるしか無いことを物語っている。
帝愛のことだ。このフィールドの周り、見えないところにも何らかの防御手段が講じられているだろう。
元よりこの忌まわしい首輪をどうにかしなければ、脱出も出来ずに爆殺されるだけだが。
「大好きであった父母を事故で亡くし、母同然であったトーカもあのように首輪を爆破されて、」
衣は次の句が継げられない。まだ納得出来ない、認知出来ない、認めるわけことが出来ないのだろう。
人の死を乗り越えるには時間が必要だ。しかしその時間もこのゲームは与えてくれはしない。
それにしてもトーカって誰だよ。とも思ったが、首輪というからには参加者だろう。
そういえばゲーム開始前に頭を吹き飛ばされた少女は、龍門渕透華と名乗っていた。
参加者名簿にトーカと読める名前が無いから、多分その少女のことを言っているのだろう。
アレは衣の家族だったか。
「故に頼れるものは最早グラハムと、カイジ。友達のお前しかいないのだ」
頼られるのは悪い気持ちじゃない。
打算が無いわけじゃないが、俺も独りでは心細い。
なにより、人を殺した罪悪感がまだ重くのしかかっている今、
傍にいて、そんな自分を信頼してくれる友が居るこの状況は有り難い。
「無論、衣には他にも友達がいた」
言い訳がましい台詞だ。
「《はらむらののか》、そして《清澄の嶺上使い》、だ。二人とも本当に強い打ち手であった。
ことに《清澄の嶺上使い》はそれまで無敗であった衣を唯一打ち負かし、
衣を孤独の虜囚から救い出してくれた、大切な友達だ」
ちょっと待て。
「無敗って麻雀でか?」
麻雀ってのは運がその要素の大半を占める。
常勝と言われるプロだって無敗と言うわけにはいかない。
いや、そのようなプロですら、ズブの素人に負けることもある。そんなもんだ。
「衣は生まれ落ちてより17年間、ただの1半荘ですら後塵を拝したことはない」
あ〜、確かにさっきの感じが常に出せるんだったら、そりゃ無敗だろうな。
さっきはあいつが好きな牌を、好きなときに好きなだけ、手に入れて手を出してあがっていた。
「さきほど言った二人も、おそらくは衣と同じほどの力は持っている。
故に衣は孤独ではないと、悟ることが出来たのだ」
あんなのが三人一斉に卓囲んだら、と思うだに恐ろしい。
俺程度だったら苦もなく蹂躙されるだろう。
「そのような顔をするな。カイジ、お前はかなり強い打ち手だ。衣が保証する。
ただ、あの場が異常だっただけだ」
確かにお前みたいのが居る、ってだけでかなり異常だろうな。
「衣は、詳しくは省くが、今の状況では全力には程遠い。
カイジ、お前ほどの打ち手なら、衣に及ばずとも、あのように蹂躙されることは無かったはずだ」
しかし結果として俺はお前にいいようにやられていた。それは事実だ。紛れようも無く。
「では、何故お前は蹂躙されたのか。答えは単純だ。
あの場に、衣と同レベルの打ち手、」
衣は苦渋に満ちた顔だ。次の句を告げるのが嫌なのだろう。
先程龍門渕透華について語った時と同じだ。
しかし衣は意を決して口を開いた。
「《はらむらののか》がいたからだ」
■
はらむらののか ののか のどっち
あぁなるほど。
「先ほどの対局で、衣は既知の人間二人と対局しているかのような感覚に陥った。
一人はすぐに猿真似をしているだけの機械、木偶だと分かったが、
最悪なことにもう一人は本物であった。すなわち《はらむらののか》、だ」
悲しそうに、だがなぜか得意げに答える。
「《はらむらののか》は世界最高の、いやおそらく世界一のデジタルの打ち手だ。
その対応力、計算能力はすさまじい。
そして衣のもう一人の友達、《清澄の嶺上使い》のツガイでもある」
ん?ツガイ?あぁ恋人とか夫婦とかそういうことか。
アレ?
「その《はらむらののか》ってのは男なのか?」
衣はきょとんとした表情で答える。
「いや、双方ともに女性だが。なにか問題でもあるのか?」
ありまくりだ!
「なんだそりゃ!世界に男と女は半分ずつしか居ないんだぞ?!
それが女同士でツガイって!わけわかんねぇよ!非生産的すぎだぞ、オイ!」
俺にもよこせ!とは言えなかったが。
さらに不思議そうな顔で衣は答えてきた。よし、来い。叩き潰してやる!
「なにを言っている、カイジ。同性同士の恋愛くらい普通のことであろう。
それに同性間でも子供は作ることが出来る。それくらい常識だろうに」
それを聞いて愕然とする。
そうだ、俺たちは複数の世界から来た人間だとかいう結論が出ていた。
しかし衣と俺は、せめて同じ世界の人間だと思っていた。
だが、甘かったと言わざるを得ない。まさに世界が、文化が違う!
「まぁともかく。《はらむらののか》は、そのデジタルの腕で持って、衣ともに場を蹂躙し、
カイジ、お前ほどの腕の人間が、苦もなく敗れるに至った、というわけだ」
しかしデジタルって言うと早和了の安和了って言う印象があるな、と衣に言うと
衣は滔々とデジタルの優位性、有効性、汎用性、優秀性について語った。
最後に、自分は世界一の打ち手だから、並大抵のデジタル派では対応不可能だ、と付け加えて。
お前、麻雀のこととなると、言葉が多くなるのな。
「話が逸れたな。先ほどの対局で《のどっち》が《はらむらののか》だと確信した衣は、
さっさと木偶を直撃でトばし、黒服から《のどっち》"以外"の者が参加している牌譜を買い上げた。
なるべく一局一局バラバラの卓のものを、と付け加えて」
そういうと衣はファイルを留めてあるクリップを外し、甲板の上に牌譜をばらばらと置いた。
「麻雀は四人でやる競技だ。十局分の牌譜があれば、延べ40人分のデータを取得できる」
なるほど、確かに全部違う面子だ。
「しかしものは麻雀だろ?一局程度で何か分かるものなのか?」
さっきも言ったが、麻雀は運が大きく勝敗を左右する。
だからデータを検討するにも、長期的に見なければ意味が無いはずだ。
「なるほど、確かに並みの打ち手ならそうであろう。
しかし、例えば衣は場を支配する打ち手だ。確率や統計など問題ではない。
そして、それは《清澄の嶺上使い》にも当てはまる。衣と同じ地平に、あやつは居る」
懐かしむように、単なる友達に対するもの以上の感情を込めて、衣は語る。
「この40人分の資料を得て、そのような打ち手が居ないか精査したところ、
ひとつの仮説が持ち上がった」
一枚の牌譜を指差しつつ、もう一方のファイルをバサリ、と置く。
「《UNKNOWN》 、それがあやつ、《清澄の嶺上使い》だ、と」
■
「なんだよ…!なんだよ、それ…!
お前の友達二人…!二人ともこっちに来てるってことかよ…!」
思わず立ち上がり、床のファイルを睨みつける。
「衣のために怒ってくれるのだな、カイジ。ありがとう」
衣は俺を見て微笑んだ。少し寂しげだった。
「だが、その怒りはとっておいてくれ。
このファイルを見て悟ったのだが、《UNKNOWN》は真の《清澄の嶺上使い》ではない。
他のものとは比べものにならないほど精緻ではあるが…心が無い。やはり木偶だ」
俺はそれを聞いてほっと肩を撫で下ろす。衣もそれは同じようで肩の力を抜いて笑ってみせた。
しかしだとしたら、確かに二億円払った価値はある。
衣の友達が、少なくとも一人は無事だってことだ。
人の命は金なんかじゃどうしようも無く重く、取り返しが付かないからな。
ざわっ
なんだこの違和感は…!なにか引っかかる…!
顎に手を当てて思案する。
まさか…いや、しかし…だとしたらどうして…ならば…!
「衣、お前、自分が世界一の打ち手だとか言ったよな?」
疑念を振り払うことも出来ず、小さな友人に尋ねる。
不安にさせてしまうかもしれないが、こちらもこの疑念を振り払わなければ不安でしょうがない。
「いや、それは言葉のアヤだが、確かに衣は同世代では、世界でも指折りの打ち手だと言う自負はある」
宮永照、神代小蒔、ニーマン、ブルーメンタール姉妹、そして《清澄の嶺上使い》と《はらむらののか》。
指を折って、自分に匹敵するであろう人間を上げる衣。
その顔は希望と興奮に包まれていた。おそらく早く対局してみたいのだろう。
「ならなぜ、その中で《はらむらののか》だけが、あいつらの手の中にある?」
へ?とはてなマークで顔中を支配させながら衣が答える。
「衣に対する抑止力、ではないのか?」
この島において、麻雀は相手の命を奪うことの出来る、殺し合いのシステムに組み込まれている。
確かに衣が麻雀を駆使すれば、麻雀勝負に乗った人間を殺しまくることが出来るだろう。
しかしそれでは一方的な虐殺だ。帝愛のヤツらがそんな簡単なゲームを許すはずが無い。
その抑止力としての《原村和》。なるほど、その考えもある。
「だがよ、だったらそもそもお前を、抑止力として呼んだ方がいいんじゃねぇか?」
それに加えて殺すにしたって相手がいなければ、意味が無い。
殺し合いに乗った人間同士が、互いに麻雀勝負に乗る。
単純に考えて、そんな偶然が早々起こるはずも無い。
そのためだけに、抑止力がそもそも必要なのか。
「友といえども聞き逃せぬぞ、カイジ!衣がそのような誘いに応じるはずが無い!」
だろうな、お前は麻雀を愛している。麻雀に愛されている。
結果として相手を精神的廃人にすることはあっても、相手を直接的に殺すような真似は出来ないだろう。
だが
「お前の大切な友達、家族を《人質》に取られていたとしたら?例えば龍門渕透華、だ」
ざわっ
波風が立つ。
強い横風が甲板の上に置いただけのファイルをバサバサと宙に回し、何処かへと連れ去っていく。
衣の顔は今にも泣き出しそうだ。俺はひどいことをしている。友達を泣かせるとか最低な行為だ。
「トーカは、衣の大切な家族だ。そして友達だ。色々と誤解もあったが、
それでも大会の後にはそれも消えて、これから家族として友達として、幸せな日々が続くと思っていた。
確かに衣にとってトーカは、これ以上無いほどに大切な人間だ。
人質に取られていたら、衣とて何をするか分かったものではない」
必死に涙をこらえて応える。
俺に対して怒りをぶつけても十分な、そんな仮定に答えてくれる。友達の俺を信頼してくれているのだろう。
だが、俺はその信頼を踏みにじる。そうしなければこの疑念は振り払えない。
「しかし、龍門渕透華は死んだ。他ならぬ帝愛の手で、だ」
衣は俺の顔を思いっきりはたいくと、とうとう思いっきり泣き出した。
■
「カイジ!もうお前のような奴は友達ではない!絶交だ!」
涙を流しながら、衣は宣言する。そうだな、こんな最低なことを言う俺は友達なんかじゃない。
「殴るなら存分に殴れ。だが、考える事をやめるな、衣。考えをやめた瞬間、死ぬことになる」
ジャンケンカード、鉄骨渡り。
どちらも考えをやめた者たちから続々と消えていった。
帝愛が企画するこのゲームもおそらく、そう。
諦めなければ、まだなんとかなる。
幸い、衣は俺の話をなんとか聞く体勢には戻ってくれた。
「お前にとって《人質》としてこの上ない存在である龍門渕透華を、奴らは自分の手で殺してみせた。
真っ先に。いの一番に、だ。それは何故だ?」
考えろ、衣。お前だったら俺と一緒に答えに辿りつけるはずだ。
「それは。見てはいけないと言われた封筒を開けたから、だろ?」
そうだ、遠藤はそう言った。だがそんなのは口実だ。後づけだ。理由は明白…!
「いや、そもそも扉を開けて遠藤の前に来なければ、そうはならなかったはずだ。
俺もあの時飛び出そうとした。だが、出来なかった。鍵がかかっていたからな」
実際はこれは利根川から聞いた話だが、この際それは関係ない。
「カラクリは単純だ。つまり龍門渕透華の扉だけ鍵がかかっていなかった…!」
衣は相当衝撃を受けたようだ。家族がはめられて殺されたわけだ。そりゃそうだろう。
「だが、あの時、トーカが飛び出してくる保証はないはずだ!」
まだ信じられないのか、衣は食い下がる。
「龍門渕透華は名簿を見て飛び出した。お前の名前を確認して、な。家族の危機だ。そりゃ飛び出す。
そしてこう考えられないか?龍門渕透華の名簿は元から封筒などに入っていなかった…!」
俺たちの部屋の引き出しに入っていた封筒。
それが龍門渕透華のものだけ、むき出しで名簿が置いてあった。
龍門渕透華はそれを取り上げ、天江衣の名前を確認する。
遠藤の合図で扉を開け、おそらくその瞬間龍門渕透華の扉の鍵だけ開いたのだろう、そしてあの爆発。
「見せしめとしてだけ呼ばれた人間。そしてそのための餌としてだけ呼ばれた人間。
それが龍門渕透華と、お前、天江衣なんだよ」
衣は涙を流し続ける。
こんなひどい畜生沙汰が、許されていいはずがない。
それが友達に対する仕打ちであるならば尚更だ。
「なんで、なんでこんなひどいことをする。
衣は、トーカはただ麻雀を楽しみ、家族と一緒に過ごしたかっただけなのに」
衣をこんなにも泣かせてしまった罪悪感で、俺の心臓がどうにかなってしまいそうだった。
そしてそれはそのまま帝愛への、主催への怒りへ転嫁される。
「分からない。それはまだ情報が足りない。
今の予測にしたって、お前や《清澄の嶺上使い》を除けてまで《はらむらののか》が主催側に居る、
その理由から考えたことだ」
衣がふと泣くのをやめる。そうだ、考えるのをやめるな、衣。
泣くのは簡単だ。だが、その行為は諦めだ。前に進むのを拒否したに過ぎない。
「《はらむらののか》が居る理由?知っていると言うのか、カイジ?!」
ひと息つく。タバコが欲しい。気分を落ち着かせたい。
こんなイライラする事を、腹立たしいことを話せばならない自分が嫌になる。
「恋人である《清澄の嶺上使い》を《人質》に取られたからだ…!」
■
衣が膝から落ちる。
無事だと思った友達が、最悪の形で殺し合いに関わっていた。
そんな事を知れば誰だって打ちのめされる。
まだ小さな少女である衣にとっては、殊更だろう。
「なんでそんな変なことを言う、カイジ!今すぐ訂正しろ!そんな事は有り得ない!」
なんとか持ち直し、ぺたんと座った膝と膝の間に両手をつき、俺を見上げて怒りをぶつける。
それでいい。少なくとも思考停止よりはだいぶマシだ。
「お前がここに居て、《清澄の嶺上使い》がいない。そして《はらむらののか》が主催側にいる。
だったら考えられる事態はそれしかない」
確認するように告げる。
「カイジ、だったら何故《清澄の嶺上使い》は主催側にいない!?麻雀の腕が目的だったら奴ほどの者を」
言いかけて衣は止まる。
そうだ。
麻雀の腕が目的だったら、衣がここに居るはずがない。
わざわざ有効な《人質》を、いの一番に殺す必要も、ない。
そして《清澄の嶺上使い》が主催側に居ないはずが、ない。
「明らかに奴らは《はらむらののか》を必要として、《清澄の嶺上使い》を《人質》とした。
そしてそれは麻雀の腕が目的ではない事は明白…!」
と、ここまで続けたのはいいが、実はなにが目的なのかまでは予想もつかない。
なにしろ魔法だの超能力だのロボットだの出てきているわけだから、もはやなんでもありだ。
想定出来る範囲が俺の常識を、遥かに超えている。
まぁここは衣から《はらむらののか》の情報を少しでも聞き出して、推理していくしかない。
「しかしなにを狙って、あやつらは《はらむらののか》を」
当意即妙…!まさにその返しを待っていた…!
「そこだ衣。なにか心当たりはないか?それが主催につながる鍵になるかも知れない…!」
衣は必死に記憶を手繰り寄せようと腕を組む。顎に手をやる。首をかしげ、あらぬ方を見る。
巨大ぬいぐるみを撫でながら、ひねり出すように出された答えは
「おっぱいが大きい!」
そこかよ!そうじゃないだろ!
「いや、衣、そう言うのじゃなくてだな。もっと他にあるだろ?」
そう言われて衣はまたも思案の海を漂いながら、ぬいぐるみをぎゅっと抱きしめる。
最早原型を留めぬほどに捻りあげられたそれは、巨大な絞った雑巾のように見える。
お前、それを持ち主に返すんじゃなかったのか。
「あとは。あとは。そうだ!胸が大きい!」
おい。
そうじゃないだろ…!胸が大きいだの…!おっぱいが大きいだの…!それ、同じだろ…!
同じことを繰り返すって…!それは天丼…!紛れも無い漫才の技法…!俺たちはコントをやってるんじゃ…
「…そんなにでかいのか?」
ゴクリ、と喉が鳴る。おっぱいに惹かれてしまうのは、男なら仕方の無いこと…!
それが常軌を逸したおっぱいであるならば、至極当然…!必然…!
「おっきいぞ!こーんなだ!こーんな!」
衣は自身の腕を一杯に広げて円を描く。
それは…!でかい…!
「顔は…!?顔はどうだ…?!まさか腹が出ているとかそんなオチもだめだぞ…?!そんなのは論外…!」
いくら胸がでかくても、顔が不細工ではしょうがない。
腰回りもくびれていなければ意味が無い。
「容姿の美醜は衣はよく分からないが、トーカはアイドル対決の決着を付けると言っていたぞ。
あと胸以外はやたらと細かったな。ガリガリと言うわけではないが。アレでは胸に振り回されると思うぞ」
龍門渕透華。
記憶を辿ってみる。爆発する瞬間がフラッシュバックするが、そこは男の力で急速に巻き戻す。
そうだ、癖はあるが流れるような金髪。整った目鼻。意志をはっきりと湛えた蒼い瞳。
やや胸は貧しかったが、それを差し引いても美少女と言って差し支えないレベル…!
その彼女が張りあうほどのアイドル…!
しかも胸以外はスレンダー…!ここが重要…!脳裏に浮かぶのは超絶巨乳美女…!
素晴らしい…!ビューティフル…!パーフェクト…!
そんな美女とお知り合いになれるチャンスが…!
この伊藤開司…!ついに人生のピークがやってきた…!
■
衣のジト目がなんとなく心に突き刺さってきたので、やや本題に戻す。
「いや、《原村和》の容姿はとりあえず置いておこう。彼女の打ち筋から見て、何か特徴的なところは無いのか?」
先ほどの熱意を自分の中に感じられないような気がしないでもないが、おそらく気のせいだろう。
例えば、この島でもし彼女と遭遇した場合に、その容姿を把握できてなかったら取り返しがつかない。
あれやこれやと推測を立てるよりも、彼女の肉体的特徴をつかんでおくことのほうが重要ともいえる。
だから先ほどより熱意がこもってなくとも当然。決しておっぱいトークをしたいわけではない。
「そうだな、先ほど言ったように《はらむらののか》は世界一のデジタル派。デジタルの権化といっていい。
リアルタイムでの刻一刻とした状況の変化も、アレにかかればすべて想定の範囲内。
故に常にノータイム。常に最良の手を最速で最短に指してくる。それだけの計算能力を有している」
そういや《のどっち》の打牌は常にノータイムだった。俺はアレをCPUだからと思っていたが。
「先の対局において、衣は何度か場の支配を消された。アレもおそらく《はらむらののか》の影響力であろう」
あぁ俺が一回、ほぼマグレで親倍ツモしたのはそれでか。
しかし、それでは麻雀の腕でしかない。わざわざ《はらむらののか》を選んだ理由には。
待てよ?計算能力?さっきの会議で誰かがそんなこと言っていた…!アレは…!
そうだ、白井黒子…!あのババァみたいな声の女が言っていた…!
自分たちの超能力は、解析演算した結果生じる力だと…!計算能力の高いものほど才能を発揮すると…!
「カイジ、超能力について考えているようだったら、それは無理だ。
アレは長年の積み重ねによって、ようやく発生するものだと、あの女も言っていたぞ」
なかなかに鋭い。というか、聞いていたのかよ、お前。
「いや、そこは魔法だか魔術だかでちょちょいと」
我ながら情けない反論だ。無論いくらなんでもそんなことは出来ないだろうとは思う。
「なんの代償もなく、怪力乱神が力を貸すものだろうか」
魔法と聞いて、衣の表情が曇る。
うつむいた衣の内面を示すかのように、ウサ耳もしょんぼりと頭を垂れている。
「カイジ、衣は父母を失ってより数年、城に幽閉されていた。そう、丁度このような首輪をつけられてな」
首輪を指差して寂しげに続ける。
ひどい話だ。
いや、それにしても城って。まぁ、特別な環境に育ったのであろうことは分かる。
「衣が能力、場の支配はその頃顕現した。周りにたくさん"居た"玩具どもはあっという間に使い潰されていった」
衣はじっと自らの両手を見やる。なんとなく、その手の狭間に炎がともったように見えた。
「この力は煢独ゆえに生まれた力。もしくは幸福を代償として支払ったことにより得た力と思っていた」
自嘲気味に顔を歪ませる。幼い顔に似合わぬ苦々しさが、経験を物語っていた。
「だが、《清澄の嶺上使い》との出会いでそれは変わった。
あの大会で、あの出会いで、衣は友達が二人出来、そしてトーカとの誤解も消えうせた。
幸せになってもいいのだと、この力は特別ゆえのものではないと、そう思うことが出来た」
衣は再びぬいぐるみを抱き寄せると、ぎゅっと、さらにぎゅっと、強く抱きしめる。
「けれど、どうだ?幸せになってもいいのだと思ったその瞬間、衣はこの島に飛ばされた。
メイドたちとも引き離され、友達二人は虜囚の身。挙句トーカは、トーカは!」
もうどうしようもなく衣は泣き出す。また、泣かせてしまった。
「やはり衣は幸せになってはいけなかったのだ!父君と母君が死んでしまったのもきっと衣のせいだ!
この力は、衣はやはり人を不幸にしてしまう!幸せになる資格などない、そんな人間だったんだ!」
「違う!そんなことはない!誰だって幸せになっていいはずだろ?!そんな、資格とかあるはずがない!」
即答する。そうだ、幸せになるのに資格なんて必要ないはずだ。
鉄骨から落ちていく人間の顔が思い浮かぶ。石田さんも佐原も、幸せになることを夢見ていたはずだ。
そんな人間から夢や幸せを奪い去った、主催!帝愛!
その代償がでかいことを思い知らせてやる!魔法だろうと超能力だろうとぶち破ってやる!
衣はすぐさまの反論と、俺の態度に呆気に取られていたが、やがてまたぽろぽろと泣き出した。
泣いている事実は同じ。しかしその質は違っていた。そのはずだ。
「カイジ、すまない。そんな風に言って貰えるなどと、絶交とまで言った衣にそんな事を言ってくれるなどと。
やはりお前は衣にはもったいない友達だ。本当に、ありがとう」
ありがとう、衣。今までひどいことを言い続けて来たのに、それを流してくれるお前こそ、素晴らしい友達だ。
だが、俺はやはり最低の人間だ。友達など出来なくて当然なのかもしれない。
衣がくれた感謝の言葉もよそに、俺の中ではある考えが、仮定が、疑念が、渦巻いていたのだから。
魔法…!代償…!人質…!生贄…!殺し合い…!島という閉鎖空間…!
ざわっ……ざわっ……
だとすれば、だとすれば俺たちは!
■
ふと脇を見てみれば、うつらうつらと揺らぐ衣の姿があった。
「カイジ、衣は生来、長く起きているということが出来ぬ。今まで起きていたこと自体が不思議なくらいだ」
興奮させすぎたし、考え疲れたのかもしれないな。
俺は腰を落ち着かせると、隣をバンバンと叩いて言う。
「なら眠れ。俺が見張っててやるから」
衣はふらーっと座ると俺によっかかった。
「すまない、カイジ。やはり友達は素晴らしい。衣は今この刹那、福楽を得たぞ」
そのままスースーと寝息を立てる。
ええい、涎がかかる。
でもまぁ、安心して寝てもらえるってのは、信頼されてる証だよな。
俺は傍らに置いてあったリモコンヘリを操って、周りを巡回させる。
とりあえず周囲には誰も居ない。無論、既に船の中に入っていたら感知できないわけだが。
監視、という面だけで言うならばこの二時間以上、なにもやっていない。
その間、どうやら何もなかったのは、幸運というほか無い。
ほらな、衣。
お前は別に誰かを不幸にしているわけじゃない。
むしろ幸運の女神かも知れんぞ。女神と言うには、ちみっちゃいが。
ヘリを巡回させつつ、先ほどの考えに没頭する。
ふざけた魔法やら超能力やら全てを受け入れ、とりあえず全てを信じよう。
その上で考えてみるに、魔法に代償は付き物だ。代償として考えられるのは、
やはり生贄。人間だろう。
生贄、つまり殺すための人間を用意し、実際に殺すのは、現代社会では難しい。
あえて上げるのならば戦争くらいでしか、そのような状況は用意できないだろう。
翻って、いま自分の置かれている状況を考えてみる。
閉鎖された島で、最後の一人になるまで殺しあわされる、クソッタレのゲーム。
つまり参加者64人、いや見せしめとしてだけ殺された龍門渕透華も含めれば、65人か。
そのうち64人までが確実に死ぬゲーム。
生き残った一人も優勝直後に殺されても、おかしくはない。
生贄の儀式を行うには、これ以上無いほどのロケーションといえる。
だが、ただ殺すだけならいつでも出来たはずだ。
例えば俺たちを連れ去った時点で、例えばこの首輪を一斉に爆発させることで。
それをしなかったのは、殺し合いという状況自体が生贄の儀式に必要なのか。
それとも単なる時間稼ぎなのか、もしかしたら複数の思惑が絡んでのことなのかもしれない。
無論帝愛の考えることだ。
単に儀式のついでの余興として、ゲームを用意しただけ、ということも十分考えられる。
いずれにしても、このゲーム自体が儀式なのだという予測は、なんとも俺を納得させるに十分だった。
金だけでは手に入らない魔法があったのか。
それとも帝愛以外のなにものかが、儀式を完成させるために帝愛を利用しているのか。
どっちにしろ、ふざけるな、と言いたい。
俺は、俺たちはお前たちの、道具でも…!生贄でも…!望みをかなえるべく用意された代償でもない…!
お前等のゲームになぞ乗ってやるものか…!いつか、その首筋にナイフを突きつけてやる…!
リモコンヘリは太陽に向かって飛び上がる。
そして時計の針は真上を指し、やがて第二回放送が始まった。
【B-6/ギャンブル船/一日目/昼・放送直前】
【伊藤開司@逆境無頼カイジ Ultimate Survivor】
[状態]:健康
[服装]:私服(Eカード挑戦時のもの)
[装備]:シグザウアーP226(16/15+1/予備弾倉×3)@現実、レイのレシーバー@ガン×ソード
[道具]:基本支給品、Draganflyer X6(残りバッテリー・15分ほど)@現実、Draganflyer X6の予備バッテリー×4@現実
[思考]
基本:皆の命は皆で守るっ……!!
0:帝愛を……!主催の企みをぶっ潰す……!
1:エスポワールに近づく参加者を見張る
2:衣は大切な友達だ…!
3:魔法、超能力を認めようと努力するが難しく、ちょっと困ってる
4:『5分の退室可能時間』、『主催の観覧方法』が気になる。
5:胸とか…!おっぱいとか……!そんな事関係なしに超巨乳美女《はらむらののか》を助け出す……!
[備考]
※Eカード開始直前、賭けの対象として耳を選択した段階からの参加。
※以下の考察を立てています。
・《はらむらののか》は主催側が用意した《ゲスト》で、麻雀の腕以外のなんらかの能力を見込まれて選ばれた。
・《清澄の嶺上使い》は《はらむらののか》を拘束するための《人質》として島に来ている。
・主催側は何らかの魔法の儀式を行うために、バトルロワイアルを開催している。
・天江衣と龍門渕透華は、ゲームの見せしめとしてのみ用意された人間。
・澪と光秀は手を組んでいて、ゲームに乗っているかもしれない。
※エスポワール会議に参加しました
【天江衣@咲-saki-】
[状態]:健康 、熟睡中
[服装]:いつもの私服
[装備]:チーズくんのぬいぐるみ@コードギアス反逆のルルーシュR2 、レイのレシーバー@ガン×ソード
[道具]: 麻雀牌セット
[思考]
基本:殺し合いには乗らない、麻雀を通して友達を作る
0:zzz
1:カイジは衣の友達だ!
2:《はらむらののか》と《清澄の嶺上使い》を救い出したい!
3:ギャンブルではない麻雀をして友達をつくる
4:グラハムが帰ってきたら麻雀を教える
5:チーズくんを持ち主である『しーしー』(C.C.)に届けて、原村ののかのように友達になる
【備考】
※参戦時期は19話「友達」終了後です
※利根川を帝愛に関わっていた人物だとほぼ信じました。
※Eカード、鉄骨渡りのルールを知りました。
※エスポワール会議に参加しました
※軍用ジープと4500万ペリカを交換しました
銃器などとペリカを交換したかどうかは後にお任せします
ペリカ残量、最大1億3100万ペリカ(ペリカード分含む)
※会議室に以下の物が置かれています
基本支給品×3、神原のブルマ@化物語、ティーセット@けいおん!、特上寿司×21@現実、
空のワインボトル×4@現実、ルイスの薬剤@機動戦士ガンダムOO、
シャトー・シュヴァル・ブラン 1947 (1500ml)×26@現実、紬のキーボード@けいおん!
ペリカード(3000万ペリカ)@その他、1億100万ペリカ@その他
※スイートルームにレイのレシーバー@ガン×ソードが置かれています。
【注釈】
このSSは意図的ではあるが、主にカイジの主観でのみ出来上がっている。
故に正確でない記述も多々ある。
よってここで注釈をつけよう。
「同性同士の恋愛くらい普通のことであろう。」
…いくら咲-Saki-世界であろうと、倫理観は我々の世界と何ら変わらないはずである。
天江衣は周囲の異常性に気づいていないだけだ。
「同性間でも子供は作ることが出来る。それくらい常識だろうに」
…作ることは出来るだろうが、そこまで容易なわけではないし、咲-Saki-世界でも実用化はされてないはずである。
「こーんなだ!こーんな!」
…いくらなんでもそこまで大きくはない。
「《清澄の嶺上使い》」
…アニメ19話終了時点では天江衣は、この打ち手の名前を把握出来ていない。
「《はらむらののか》は世界最高の、いやおそらく世界一のデジタルの打ち手だ。」
…多分過大評価だと思うが、原作の進行次第では真実になるかも知れない。
「《清澄の嶺上使い》のツガイでもある」
…天江衣の主観に基づく関係である。彼女のニュアンスとしては"刎頸の友"くらいの意味合いであろう。
「黒服から《のどっち》"以外"の者が参加している牌譜を買い上げた。」
…《清澄の嶺上使い》の能力が、《はらむらののか》によって打ち消されている可能性を考えたのであろう。
「衣は場を支配する打ち手だ。確率や統計など問題ではない。
そして、それは《清澄の嶺上使い》にも当てはまる。衣と同じ地平に、あやつは居る」
…最高潮の時でさえ、衣は場を支配しきれていない時があった。《清澄の嶺上使い》も同様である。
故にこれは衣の自信過剰・過大評価である、と言える。
「宮永照、神代小蒔、ニーマン、ブルーメンタール姉妹」
…衣の性格上、人の名前を正確に把握することは、ほぼ不可能なはずである。
が、いちいち名前を崩したりするのも意味が無いことなので、ここでは割愛した。
「強い横風が甲板の上に置いただけのファイルをバサバサと宙に回し、何処かへと連れ去っていく。」
…二億円が海の藻屑である。
「恋人である《清澄の嶺上使い》」
…衣はあえて突っ込まなかったが、これはカイジの勝手な憶測である。
真実をついているとも言えるが、アニメ公式的には二人の間に結ばれているのは恋愛感情ではなく、友情である。
嘘じゃねぇよ、この澄んだ瞳を見て下さい。
「先の対局において、衣は何度か場の支配を消された。アレもおそらく《はらむらののか》の影響力であろう」
…アニメ・原作中において、《はらむらののか》の能力は度が過ぎたデジタルでしかない。
相手の特殊能力を封じる、などといったオカルトではないはずである。故にこれは衣の主観、憶測に過ぎない。
「衣が能力、場の支配はその頃顕現した。」
…原作・アニメともにそのような表記はない。ただ能力めいたものを発揮しているのは幽閉後からである。
「周りにたくさん"居た"玩具ども」
…アニメ・原作中で明記はされていないが、国広一が衣と初めて会った際、衣は龍門渕透華に
「金剛不壊に出来てる?」と聞いている為、玩具以外のものも壊していたのであろう。
「《はらむらののか》がいたからだ」
…アニメ19話終了時点では、天江衣は《はらむらののか》と対局したことがない。
さらに言えば、おそらく天江衣は牌譜自体を検討した経験も、あまりないはずである。
衣の感覚は超常的ではあるが、《はらむらののか》が主催側に居る、というこの憶測自体信憑性は低いと言える。
そして、この憶測が間違いであった場合、衣・カイジ両名が発展させていった一連の仮説は、根底から覆される。
常套句を使わせていただければ、後の書き手諸氏にお任せします、といった次第である。
以上で投下終了です。
ご支援ありがとうございました
ハム「おっさんではない!」
衣とカイジの麻雀による紐帯の描き方は非常に良かったです
そうだよなあ・・・あれは咲本人だから通じる理論だよなあw
そしてのどっち強制主催側、咲人質か・・・
・・・かどうかは後続次第なのかw
衣とカイジの良さを引き出した良い話でした
投下乙です
乙です
いやぁ素晴らしい
麻雀を通じてここまで話を展開させていくとは
本物ののどっちが主催側に、咲が人質の可能性高まったなぁ…
真面目だったのにおっぱい談義で途中暴走しかけたカイジにワロタwww
おっぱいはいいね、おっぱいは心を(ry
後胸は貧しかったとか謝れ!透華様に謝れ!!
あ、あと主人公なのに主催側ですらなく人質っぽい人はドンマイw
乙です
ここまで話を展開する、できるとはw
カイジと衣との友情が生まれる過程もよく書かれてます
そして後続の書き手次第なんだろうけどのどっち、咲もロワに関連してる可能性が出たか……
途中からおっぱい談義に逸れてるぞ、カイジw
さて、麻雀がこのロワに深く絡んできたがどうなるやら…
乙です
相変わらず粘っこい描写だw
そしてさりげなく語られる池田が、らしくて素晴しいw
告知です
「新たなる旅立ち ◆9kuF45dxA2」の修正稿が仮投下スレに投下されました
意見のある方は、避難所議論スレへお越し下さい
告知の文面はこれでいいのでしょうか
何せ初めてなもので
秋山澪、明智光秀、投下いたします
D-4円形闘技場。
血の臭い漂う控え室で、明智光秀は福路美穂子と平沢唯を見送った後もしばしの間、恍惚とした表情を浮かべ楽しげに体をくねらせていた。
ほど無くして、破壊された窓の外から馬の蹄の音が光秀の耳に届き、
光秀は窓を飛び出していった二人が、光秀達の乗ってきた馬を奪って走り去ったのだということを知った。
しかし、光秀はその顔に浮かべた笑みを崩さずに言い放つ。
「ンフフフフ、逃げますか。いいでしょう、今はお逃げなさい。 再び相まみえるその時を愉しみにしています。
その時、あなたはどんなお顔をするのでしょうね?
恨み?憎しみ?それとも恐怖でしょうか?…ああ!今から愉しみです!」
そして光秀は、くねらせていた身体をピタッと止めると控室の天井を見上げ、小声で噛みしめるように呟いた。
「この宴は愉しいですね……」
その後、光秀はこの部屋で死んだ船井譲次と琴吹紬の死体には目もくれず、床や机の上に散乱している支給品を回収していった。
死体は苦しむ事も無ければ、恐怖に顔を歪めることもなく、悲鳴を上げたり泣き叫んだりもしない。
そんなものに、光秀は興味無い。
「あ……うぅ?」
光秀が船井達の支給品を回収し終え、今後の行動を思案し始めた頃、それまで気を失っていた秋山澪がうめき声を上げて目を開いた。
「ああ、澪殿。すみません、忘れていました」
「…………」
声に気付いて澪の側へ歩み寄って来た光秀に対し、澪は無言で光秀の長い白髪を目線でなぞる様にして彼の顔を見上げた。
「……ぁ……ぅ?」
澪の様子がおかしい。
その目は虚ろで焦点が合っているのかあやしいし、
その口は半開きで、端からだらしなく涎が流れている。
何より、これまで散々澪の心に恐怖を植え付けてきた光秀を見て何の反応も示さない。
「おやおや、まさか壊れてしまいましたか?」
普段、澪は怖い話や痛い話を聞いただけで悲鳴を上げ、耳を塞いでガタガタと震え上がってしまうような子だ。
目の前で友達が血を流し、次々と死に逝く様を目の当たりにした彼女の精神は、もう限界だった。
「これでは、つまらないですね」
完全に放心状態である澪の様子に、光秀は少し眉をひそめた。
光秀が見たいのは絶望に歪む澪の表情であり、光秀が聞きたいのは恐怖に涙する澪の泣き声だ。
無論、赤子の様な、あるいは人形のような今の澪の状態を許す光秀ではない。
「……あぅ?」
力無く床に座り込み、虚ろな瞳を向ける澪へ向かって、光秀は無言で手を伸ばす。
絶望を、恐怖を、忘れてしまったというのであれば、思い出させるまで。
光秀は澪の腹に手を当てると、そのまま澪の腹筋を握りしめ、捩じ切らんばかりに捻り上げた。
「ひっ、ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
今までの虚ろな様子が嘘のように、澪は苦悶の表情を浮かべあらん限りの大声で悲鳴を上げた。
それを見て光秀は手を離し、澪を解放する。
「あ、あぐ、あ、ああぁぁぁ」
解放された澪は光秀に掴まれた腹を押さえてゴロゴロと床をのたうち回り、そんな澪の様子を光秀は満足そうに眺めた。
「はっ……はっ……はっ…………」
目を見開き、口を大きく開けて何とか呼吸を整えようとする澪。
「うっ、うぅ…………」
徐々に落ち着いてきた頃合いを見て、光秀が澪の傍らに歩み寄った。
「ひっぁ、ひぃぃぃ」
光秀の足が自分の頭のすぐ傍で止まったのを感じた澪は、そこから逃れるように部屋の反対側へ這って行った。
しかし、それほど広くない部屋だ。すぐに行き止まりになり、逃げ場が無くなってしまう。
「あぁぁぅぅぅ、い、嫌、嫌だよぅ」
「澪殿」
壁に縋りつくようにして泣いている澪に、光秀が声をかける。
「う、うぅ………………はい」
しばらく間をおいた後、澪は諦めたように返事をした。
思い出したのだ。
この人には敵わない。
この人に逆らってはいけない。
「正気に戻りましたか?」
「…………はい」
光秀のしたことは単純だ。
精神的なショックが原因で放心状態となり、恐怖や絶望を忘れ去ろうとしているのなら、
より原始的で直接的な恐怖、肉体への苦痛によってそれを思い出させてやろうとしただけ。
単純だがしかし、放心状態が癖になってしまう前であれば効果的な方法である事もまた事実だ。
現に、澪は先ほどまでの放心状態から脱していた。
「それは何よりです。あのままでしたら……殺してしまうところでした」
「ひ、ひぃ」
殺してしまうという言葉に澪は弱々しく悲鳴を上げ、改めて認識した。
この人の機嫌を損ねてはいけない。
「では、外へ出ます。ついて来てください」
「は、はい」
そう言って澪に背を向け控室を出ていく光秀の後を、澪はヨロヨロと立ち上がって追いかけた。
涙や涎でぐしゃぐしゃになった顔を拭う事もせずに。
「そこに立ってください」
円形闘技場の外に出た光秀は、その闘技場の外周部に立ち並ぶ柱の一つを指差してそう言った。
「…………」
澪は黙ってそれに従い、柱の前まで歩いて光秀の方を振り向くと、
光秀はこの闘技場で見つけた、恐らく荷物などをまとめておく時に使うのであろう縄を取り出していた。
「あの、一体何を?」
多分、これからあの縄で縛られるのだろう。
それは何となく察しがついた澪だった。
しかし、今の自分は縛られなくとも光秀に逆らうつもりはないし、光秀の目的が分からなかった。
「前菜とは言え、あまり一度に食べすぎては体に悪いですからね。
少し、休憩を挟もうかと思いまして」
澪の疑問に直接は答えず、光秀はそんな事を言いながら澪の身体に縄を掛けていった。
身体の自由が奪われることに対する恐怖や嫌悪はあったが、それよりも光秀に対する恐怖が圧倒的に上回っている澪は全く抵抗できない。
「そのついでに、釣りに興じるのもいいでしょう」
澪の身体を縛り終えると、光秀は澪を柱に寄り掛からせ、自らはその周りをゆっくりと回りながら澪を柱に縛り付けていく。
「え、釣り……って?」
最早、縛られる事に関しては諦めてしまっている澪は、とりあえず光秀の言葉の意味を尋ねた。
「ええ、あなたを餌に。ここは島のほぼ中心ですから、待っていれば誰か通るでしょう」
光秀は澪の寄り掛かっている柱の周りを何週か回り、縄が十分に巻き付いたところで柱の後ろ側で結び目を作って澪を完全に柱に縛り付けた。
「い、痛た」
荷造り用の縄がその柔肌に食い込み、思わず澪が声を上げる。
しかし、光秀はその声を無視すると澪の前に回り込み、そして澪の顎に手をかけてクイッと顔を上げさせた。
「どうやら、あなたに任せていても興を削ぐような事しか出来ないみたいですので」
「…………ごめん、なさい」
顔を近づけて来る光秀に対し、澪は眼球だけ動かして目をそらす。
「これから餌の役だけに専念して下さい。
なに、簡単な事ですよ。ただ時折声をあげて泣いて下されば、それだけで餌としては十分です」
そこまで言うと光秀は澪の顎から手を離し、突然信長の大剣を抜き放った。
「ひっ!?」
光秀の行動が理解できない澪は、悲鳴を上げて混乱する。
「それでは、少しお化粧を施しましょう」
そう言いながら、光秀は澪の頬にゆっくりと剣の刃を当てる。
「…え?お化粧?」
「ええ、そうです。その方が、獲物の食い付きがいいでしょうから」
そして、そのまま剣をスッと引いた。
「い!」
澪の頬にザラリとした感触が伝わり、皮膚がパックリと切り裂かれ、傷口からタラリと血が流れ出た。
「いかがですか?ご友人を葬った刃のお味は」
「い、痛い…………」
ピリピリとした頬の痛みに涙を浮かべてそう言う澪に対し、光秀は切り裂いた方とは反対側の頬に再び刃を当てた。
「い、嫌ぁ」
「そう言わず、こちら側も同じ様にしておきましょう」
そして、先ほどと同じ様に刃を引く。
「い、たぁぁ」
こうして、澪の頬にほぼ左右対称でつけられた傷を見ながら、光秀はさも愉快そうに笑った。
「ンフフフ、我ながら中々うまくいきました。とてもお美しいですよ、澪殿」
「ひっく、痛い、痛いよう」
普段であれば血を見ただけで震え上がってしまう澪は、あまりの事にぽろぽろと涙を流して泣いた。
その涙が傷口に入ってさらにしみたが、縛られているので自分では傷口を押さえる事も、涙を拭う事も出来ない。
「そうです、その調子で泣いて下さい。フフフフフ」
「うっ、うぅぅぅ」
そうして立ち去ろうとした光秀だったが、何かを思い出したように澪へ振り返った。
「この役目を終えた後、まだあなたが生きていらしたら、その時は別の仕事を与えて差し上げます。
なにせご友人に向かって引き金を引けたのですから、素質はあると思いますので」
最後に光秀はそう言い残すと、澪の前から姿を消した。
「あ、ああ、ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ」
一方の澪は、光秀の最後の言葉に胸が張り裂けそうな思いだった。
澪は先ほど、同じ軽音部の友達、平沢唯に銃を向け引き金を引いたのだ。
その事を思い出すと、罪悪感が一気に澪の身体を支配し、心が押しつぶされそうになる。
「ああああっ…………ごめん、唯、うっ、うぅぅ、ごめん、唯」
涙が次々とこぼれ落ち、頬の傷に入ってしみる。
「痛っ、痛い」
傷が痛んで思わず「痛い」と口にしてしまう。
しかし、同時に思った。
何を自分はこんなことで痛がっているのだろうと。
田井中律は光秀に手足を切り落とされ、それでも澪に逃げろと言った。
琴吹紬は光秀に、剣で後ろから体を貫かれた。
二人が受けた痛みに比べれば澪が頬に感じている痛みなど、取るに足らないものだろう。
しかし、それでも、痛いものは痛い。
そんな風に感じてしまう自分が律達に対して申し訳なく思え、澪はさらに悲しくなった。
「ごめん、律。ひっく……ごめん、ムギ。……ごめん、唯。う、うぅ……、うわあああああああぁぁぁぁぁ」
謝罪の言葉が口を付く。
「ごめん、ごめんなさい!う、うぇ、うわああああああああぁぁぁぁ」
澪は、謝罪の言葉を繰り返しながら声を枯らさんばかりに泣き続けた。
【D-4/円形闘技場外郭部/一日目/昼】
【秋山澪@けいおん!】
[状態]: 精神的ショック(大)、両頬に刀傷、柱に拘束中
[服装]: ピンクのナース服@さわ子のコスプレセット
[装備]: 縄@現地調達
[道具]:
[思考]
基本:もう一度律に会いたい。
1:光秀に逆らってはいけない。機嫌を損ねてはいけない。
2:一方通行、ライダー、バーサーカーを警戒
3:ごめん…………ごめんなさい
[備考]
※本編9話『新入部員!』以降の参加です
※Eカード、鉄骨渡りのルールを知りました
※エスポワール会議に参加しました
※光秀が一度は死んだ身であることを信じています。
「いい泣き声です。美味しく頂いていますよ、澪殿」
光秀は澪から離れた後、彼女を監視できる位置に潜んでいた。
「さて、獲物はかかるでしょうか?」
元々、休憩ついでの戯事であり、それほど期待はしていなかったが、澪の見事な泣き声を聞くとつい期待が高まってしまう。
あの泣き声を聞けば、殺し合いに乗っている者であれば澪を殺しにやって来るだろうし、
殺し合いに乗っていない者も、澪を助けに来るかもしれない。
「ンフフフフ、愉しみになってきましたよ、澪殿」
【D-4/円形闘技場付近/一日目/昼】
【明智光秀@戦国BASARA】
[状態]:ダメージ(中)、傷は応急処置済み
[服装]:上下黒のスーツに白ワイシャツ
[装備]:信長の大剣@戦国BASARA、九字兼定@空の境界
[道具]:基本支給品一式×8、ランダム支給品0〜2個(未確認) 、バトルロワイアル観光ガイド 、下着とシャツと濡れた制服、
ブラッドチップ・2ヶ@空の境界、桜が丘高校軽音楽部のアルバム@けいおん!、モンキーレンチ@現実、
ニードルガン@コードギアス 反逆のルルーシュ 、桃太郎の絵本@とある魔術の禁書目録、2ぶんの1かいしんだねこ@咲-Saki-、
法の書@とある魔術の禁書目録、忍びの緊急脱出装置@戦国BASARA×2、軽音楽部のティーセット、
シアン化カリウム入りスティックシュガー×5、特上寿司×20人前@現実、 さわ子のコスプレセット@けいおん!、
桜が丘高校の制服@けいおん!、ジャンケンカード×十数枚(グーチョキパー混合)、ナイフ
[思考]:前菜を片っ端から頂く。
1:殺しを行いながら澪を更に絶望へ追い込む。
2:信長公の下に参じ、頂点を極めた怒りと屈辱、苦悶を味わい尽くす
3:信長公の怒りが頂点でない場合、様子を見て最も激怒させられるタイミングを見計らう
[備考]
※エスポワール会議に参加しました
以上、投下完了です
矛盾や問題点などありましたら、ご指摘お願いいたします
本当はもう少し長い作品にするつもりだったのですが、
光秀を描いていると本当に頭痛がしてきたので、今回はここまでです……
対主催でもマーダーでも釣れればOKか
ホント光秀はロワで生き生きしてるなあw
投下乙でした
投下乙
光秀の変態鬼畜武将っぷりにハァハァした
投下乙です
見てる方が痛い……w
筆頭早く来てー!!
ってか、光秀の描写を平気で描ける奴は真性の変態だと思ふwww
お二方投下乙
>麻雀残酷物語
よくここまでの展開と考察ができますな
カイジwwwww
>あけちフィッシュ
光秀外道すぐるwww
投下乙!
>麻雀残酷物語
すげえな、こりゃ。
カイジも衣も魅せながら考察面も進んでやがる。
性格や能力、そして考察。
それぞれの部分が絡み合ってって面白かった
>あけちフィッシュ
もうやめて!
澪のライフはゼロよ!
テラ外道w
投下乙
これは確かに釣りだわw
光秀は本当にロワ充してるわw
澪釣りとは明智も考えたな……
俺なら確実に食いついちまうぜ!
腐臭がしてきたな…
投下乙です
>麻雀残酷物語 ◆LJ21nQDqcs
まさか麻雀のCPUからこんな考察が展開されるなんて
これで間違いならカイジまたしても見当外れの考察になるのかw
でもこれだけ見ると咲世界がまるで不思議な力が溢れている世界みたいに見える
>あけちフィッシュ ◆aCs8nMeMRg
澪、生きているだけでも……よかったのか?
それにしてもこの餌に誰が引っ掛かるんだろう
あと光秀あいかわらずロワ充しているなw
そいや、ふと思ったんだが、竹井の打ち方って何に分類されるんだろう
何処かの麻雀漫画で「爆牌」って打ち方があって、イマイチ解りづらいが竹井の悪手打ちに似ているような……
>あけちフィッシュ ◆aCs8nMeMRg
乙です。
ロワ充光秀、マジでキモイ。
やっぱ光秀は極Sであるべきだよねぇ。
あと澪釣りとかスゲェいいんですけど!
…縛られる澪に興奮したとかそんな事口が裂けても言えない。
というか、改めて見て澪と唯にヒデェ事したなぁ…俺
>>415 特定しますた。お前が犯人かw
GJ・・・いや、俺の澪になんてことを!
417 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/28(月) 00:23:25 ID:nL8orn0N
告知です
★ 決定事項 ★
二回放送前までの本編SSの締切は『31日(木)までに投下されたものまで』とさせていただきます。
予約に関して、現在は予約期間3日+延長2日となってますが、二回放送明けより予約期間5日+延長2日に変更となります。
上記決定事項に対して意見のある方は、SS締切日程の件はしたらば避難所スレまで、
予約期間の件はしたらばルールに関する議論スレまでお願いします。
>>414 本気モードはオカルト-アナログでやんしょ
ロジカル-デジタルののどっちとは対極やね
澪・・・
そういやぁ筆頭にとっての一般人のレベルって
神原とみほみほのWレイニーなんだよな
なんともすげぇレベルだ
平沢唯16歳。
甘いものが好き。
熱いのも寒いのも苦手。
今までぼーとして生きてきた。
そんな少女は、とりあえずバトルロワイアルってところに参加させられてみた。
「でも、バトルロワイアルってなにするとこなのかなぁ〜」
唯はこの殺し合いのルールを全く知らなかった。
「■■■■■■ッ!!!!!!(みんな殺してやるぜ!)」
狂戦士は吠える、吼える、咆える!
――ラブラブカリバーンに一度で6回も殺された
――英雄王に余裕で殺され、マスターを守れなかった
――ただの人間にかっこつけられて殺された
最強の狂戦士が唯の前に現れた。
「うんたん♪うんたん♪うん♪たん♪」
唯は支給されたカスタネットをリズミカルに叩く。
「■■■■■■……(うぐぅああわああんんんんっ)」
対神宝具をも超えた唯の『うんたん♪』はバーサーカの12の試練をゆうに300回以上は殺す威力を持っていた。
バーサーカーは――死んだ。
【バーサーカー/フェイト 死亡】 残り59名
なんだこれwww
423 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/28(月) 04:32:33 ID:G57AZd9Y
これは採用
文句なしで採用
GNカスタネットに修正したら通しでいいよ
ファイヤーボンバーの熱気バサラと音楽対決してほしいぜ
採用とかまずありえないが、これくらいネタ特化なら没投下ぐらいに収録してもいい気がしてくる
両儀式、デュオ・マックスウェル代理投下します。
きぃ、と鳴ったのはバイクのブレーキ。
ぶるんと鳴るのはアイドリングの音。
やがてそれさえも消失し、灰色の街並みに静寂が戻る。
「確かに、こいつはとんだ大騒ぎだな」
否――静寂というのは、語弊があるだろう。
呟く両儀式とデュオ・マックスウェル。
両者がたどり着いた市街地は、今まさに爆音の真っ只中にあった。
何かが千切れ飛ぶような音。
何かが砕け散るような音。
何かが何かを鋭く叩く音。
さすがにまだ声が聞こえる距離ではないが、何者かと何者かによる交戦の音と見て間違いない。
「まぁどっちにしろ、ここからは歩きだ」
言いながら、デュオがバイクから降りた。
背中からデイパックを下ろしその口を開け、これまで乗ってきたサイドカーへと向ける。
「危ねぇと思ったら、すぐに逃げるぞ」
「ああ、分かってるよ」
今まで以上にぶっきらぼうで投げやりな響きに、僅かに顔をしかめた。
危険を冒してでも駅に向かうか、命惜しさに放置するか。
結局デュオが選んだのは、前者だった。
式が彼の元へと戻ってきたのは、二度目の放送まであと数十分といった頃。
第二回定期放送――すなわち、約束の時間に当たる正午。
どちらにせよもうしばらく待てば、セイバーや阿良々木達が戻ってくることに変わりはないのだ。
それを黙って見殺しにして、知らぬ存ぜぬを貫けるほど、デュオ・マックスウェルは冷徹な人間ではない。
でなければ誰が真のオペレーション・メテオを阻止するために、心中までしようなどと思うものか。
こうして式と合流した後、彼はサイドカーを走らせ、今まさにD-6の西端へと至った。
しかし、ここからはバイクに乗り続けるわけにもいかない。
エンジンの爆音は容易に人を呼び寄せ、不用意な戦闘を招くことになるだろう。
よってここからは徒歩での移動だ。
建物を隠れ蓑にしながら、慎重に駅を目指して進む。
破壊工作員として鍛えられたデュオにとって、潜入任務はお手の物。
加えてスィーパーグループでの活動経歴もある。
身軽に身を隠すことに関しては、ガンダムパイロットの中でもトップクラスの腕前だろう。
(さて、と……とはいったものの、問題は式にあるんだよなぁ……)
バイクをデイパックへと突っ込みながら、横目で式を見やり思考する。
彼女の様子がおかしいのは、誰の目に見ても明らかだ。
もとよりやたら達観していた彼女だったが、黒桐幹也の死体を目の当たりにしてから、余計にその傾向が強くなっている。
否、達観というよりは、もはやこれは諦観の域か。
であれば、危険だ。
ここから先の隠密活動では、そんな調子でいられては困る。
もう何もかもどうでもいい。どうにでもなってしまえ。
そんな態度では、敵への警戒を怠ることに繋がってしまいかねない。
デュオがどんなに完璧に隠れても、後について来る式が無用心だったおかげて見つかった、では話にならない。
「ところで、さっきのコクトーってのは、どんな奴だったんだ?」
原因があるなら突き止めるべきだ。
故に作業の片手間に、式に向かって問いを発した。
少々デリカシーに欠けるかもしれないが、生き残るためには、四の五の言っていられない。
「っ」
ぴくり、と。
案の定、赤い革ジャンの肩が揺れる。
これまで感情の起伏に乏しかった式が、初めて明確な動揺を示した。
この無表情の心を揺るがす程の存在だ。今回の異変にも、その死が密接に絡んでいると見て間違いないだろう。
「……アイツは、ただの高校時代の同級生だ。
オレに惚れたとか勝手に抜かして、卒業してからも世話焼いてきて、そのくせ一緒に大学行くって約束はすっぽかして……」
「それも満更じゃなかった、ってとこか」
返事は、来なかった。
否定の言葉が口を突くことはなかった。
それで大体理解できた。
そこに正式な恋人関係があったのかは不明だが、恐らく両儀式と黒桐幹也の間には、いわゆる男女の色恋の間柄があったのだろう。
もっとも、それもまだ確証ではない。
恋愛の一言では片付けられない繋がりなど、人間社会にはいくらでもある。
「……何だかんだ言って、オレはあいつに甘えてたんだ」
弱く、細く。
ぽつり、と呟く式の声。
むっとした顔つきが緩やかにほどかれ、どこか寂しさを湛えた顔へと変わる。
それも、デュオにとっては未経験。
このバトルロワイアルへと放り込まれてから、未だ見せたことのない未知の表情。
まともな精神状態ならば、常に毅然とした式が、こんな弱味を見せるはずもない。
「あいつは確実に、オレにとっての拠り所で……それが生きてく意味だと言っても、過言じゃなかった。
殺人を好むオレにとって、唯一それと同じくらいに――いや、きっと、それ以上に確かな存在だった」
ふぅっ、と溜め息をつきながら、ざんばらの黒髪を風に揺らす。
「でも、それも終わりだ」
一人にしてほしい、と言った時と同じように。
伽藍堂のような漆黒の瞳を、彼方の大空へと向けながら。
そこに面影を見出すように、蒼穹を仰ぐ式が言った。
「あいつはもうこの世にはいない。
オレが生きていく意味も目的も、ごっそり道連れにして逝っちまった。
もう、ほとんど何もないんだ……お前らに付き合うぐらいのことしか、な」
何も、ない。
この世界で生きていく意味も。
この世界で為すべき目的も。
生きていこうという意欲さえも。
ないない尽くしの虚ろな心。
伽藍堂の硝子の心。
「……そうかよ」
何もなくなったと呟く式の心には、真実、何もないのだろう。
伊達に戦争の時代を生きていない。
生きる活力をなくしてしまった人々の顔は、嫌というほど目の当たりにしてきた。
かつて最愛の家族と共に暮らしていた、マックスウェルの孤児院にも。
OZに弾圧され搾取され続けた、地上と宇宙の人々にも。
それらと式は同じだ。
もう希望なんてどこにもない。どうにでもなってしまえばいい。
たった独りの人生なんて、生きていく甲斐がない。
この少女は正真正銘、本気でそう思っているのだ。
「じゃあ――お前とはここでお別れだな」
冷たく、鋭く。
それは自分でも驚くほど、冷淡で辛辣な響きだった。
だがその胸中を表すには、心底適切であるに違いないと思えた。
「……? どういうことだよ」
案の定、怪訝な顔つきで首を傾げられた。
「そのまんまの意味だ。ここからは俺1人で行く。だから、お前とはここでお別れだ」
「何でだ。オレはお前らに素直についてくって言ったろ。今更迷惑をかけるつもりなんかないぜ?」
「はっ――それを本気で言ってるってんなら、お前も焼きが回ったな」
嘲笑する。
腑抜けたことを抜かす式を鼻で笑う。
普段から他人に合わせ立ち回る彼の処世術からすれば、考えられないほどに攻撃的な態度。
それでも、まだ表情を崩すことはしない。
たとえ悪人に見えようが、そんなことは知ったことか。
「今のお前は、生きようって気がまるでねぇ。それどころか、俺達の生き死ににも、さして興味を持っちゃいねぇ。
そんな中途半端な覚悟の奴にゃ、おちおち背中も預けられねぇっつってんだよ」
これは自分の命のかかった問題なのだから。
道中で式に抱いていた不安は、考えうる限り最悪の形で的中していた。
こいつにはもう何もない。
何事にもまるで身が入っていない。
研ぎ澄まされた刃の気配が、跡形もなく消失している。
ただそこにいて、ただ人の話を聞くだけ聞いて、ただふらふらとするだけの人形だ。
こんなもの、身を隠すことは愚か、戦うことすら満足にできるとは思えない。
支援
「……最初にお前に会った時、知り合いの顔を思い出したんだがよ……そいつはまるで見当違いだったみてぇだな」
ひょい、と。
言いながら、デイパックを持ち上げる。
バイクを収納した鞄を背負い、しゃがんだ姿勢から立ち上がる。
そこで茶髪の三つ編みを揺らし、ようやく式の方へと向き直った。
「お前はあいつとは違う。少なくともあいつは、生きる意味への執着はなくても、生きる目的を手放したりはしねぇ」
思い返すのは、1人のタンクトップの少年の姿だ。
ヒイロ・ユイ――ウイングガンダムのパイロット。
かつての平和的指導者の名を冠しながら、驚くほどに無口で無愛想で無鉄砲な男。
与えられた任務に忠実に従い、文字通り命を捨ててでも、コロニーの平和のために戦わんとする男。
あの男は、誰よりも自分の命を粗末に使う男だ。
だがそれでも、命懸けになってでも任務を遂行したいという意志は、決して手放したりはしなかった。
それほどの強靭な精神力がなければ、禁断の狂器――ゼロシステムも使いこなせないということか。
いずれにせよ、奴は兵士として完璧だった。
こんな奴と組むよりは、その方がまだ都合がいい。
こんな腑抜けとあいつとは、到底一緒とは、言えない。
「……オレを放り出して、それからどうする」
踵を返し、街並みに溶け込まんとした矢先。
微かに震えの宿った声が。
微かに強く張り上げた声が。
デュオの背中を、呼び止める。
「前に言った通り、オレは殺人鬼だ。いずれ殺し合いに乗るかもしれないぞ?」
「ああそうかよッ!」
くるり、と反転。
ちゃき、と鳴るのは金属の音。
両手に構えられたのは、黒光りするピストルの銃口。
「ならその減らず口が叩けねぇように、今ここでぶっ殺しておいてやろうか!
鬼が死神に殺されるなんざ、さぞかし洒落た絵面だろうなァ!?」
声を荒げるデュオの手には、命を撃ち抜く殺意の銃身。
フェイファー・ツェザリカの凶弾は、たとえ魔眼の操り手であろうと、一撃で絶命させうるだろう。
全ては人差し指1つで終わる。
顔面がスイカのように弾け飛び、鮮血の雨を降らせて終わる。
一息でつく、決着。
鋭く睨む少年の瞳と、生気すらない少女の瞳。
極限まで張りつめた緊張感がもたらす、沈黙。
もはやこの一瞬の間だけは、耳を打つ爆音の存在も、敵に捕捉されるという危険性も、両者の脳内から抜け落ちていた。
「……そいつは、困るな。オレはまだ、死にたくないんだ」
静寂を破ったのは式の方だ。
「情けない話だが、こんなになってもまだ、あそこに戻りたいとだけは思えない」
「ったく……どっちなんだよ、お前は」
それすらもまた、情けない弱音。
呆れきった響きと共に、銃を納める。
ああ、その点においても、この軟弱娘とヒイロは違った。
あいつは必要に迫られれば、たとえ死ぬと分かっていても、躊躇いなく自爆スイッチを押す男だった。
生きたいと思えないのに、死にたくない。
そんな半端者とは、確かに違う。
「殺さなくていいのか?」
「やめだ。そんな中途半端な覚悟で死んだって、そのコクトーって奴に追い返されるのが関の山だろ」
「馬鹿言うな。死んだあいつが生きてるオレにとやかく言うなんてこと、あるわけないだろ」
死人に口なし、というやつか。
直死の魔眼だとか魔術だとか、突拍子もないトンデモワールドに住んでいるくせに、妙なところでリアルな奴だ。
そのギャップがおかしくて、思わずくすりと苦笑した。
「そりゃあいい。ならせいぜい死んだ奴が浮かばれるように、お前の方からできることを探すこった」
「……考えさせてくれ」
「そうだな。精一杯悩んで、精一杯考えとけ」
ただしこれが終わった後でな、と。
付け足して、ようやくデュオは歩みを進めた。
かつりかつりという靴音が、後ろからついてくるのが分かる。
もう止めることもない。
ひとまず、式はこれで大丈夫だ。
結果的にとんだ荒療治になったが、これで彼女も、答えを見つけるまでの間は生きようとしてくれるだろう。
意地っ張りな式のことだ。
答えを見届けるまでは死ぬな、とか言って、自分の背中も守ってくれるにちがいない。
(ヒイロといい、五飛といい……何で俺はこういうじゃじゃ馬に縁があるかねぇ?)
内心で、肩を竦めた。
扱いづらいという一点においては、彼らと式が似ているのは認めよう。
(なおさらカトルやトロワが恋しくなってきたぜ)
常に皆のまとめ役であろうとしていた、ガンダムサンドロックのパイロット。
無口な点はヒイロと同じだが、それでもまだ幾分か思いやりを表に出す気があった、ガンダムヘビーアームズのパイロット。
あの2人がこの場にいないことが、いよいよ本気で悔やまれる。
だが、不思議とそこまで嫌な気分になれないのは、やはり彼がどこまでもデュオ・マックスウェルであるからに違いなかった。
◆
生者は死者に、一体何をしてやれるのだろう。
コンクリの大地を踏み締めながら、薄ぼんやりと思考する。
生きていた頃の幹也は、一体私に何を求めていたのだろう。
私は一体幹也のために、どんな生き方をすればいいのだろう。
生きてほしい、なんてのは答えにならない。
ただ生きているだけだなんて、幹也が死んでなくたってできる。
人の死が尊いものだというのなら。
その上その人が死んだというのなら。
その死に報いる何かをするというのなら。
あいつが生きていた頃と、まるきり同じようには生きられない。
良くも悪くも、変わらなくちゃならないんだ。
なら、何ができる。
どう変わればいい。
何をあいつにしてやればいい。
ただひたすらに考える。
どうやらまだ、そう簡単に死ぬわけにはいかないようだ。
そういえばそろそろ放送の時間だな、とふと思う。
そいつはつまり、待ち合わせの時間も近いということだ。
目的の時間と距離が近付くにつれ、このやかましい騒ぎの音も大きくなっていく。
もうその中に混じる声すらも、聞こえるくらいの距離になっていた。
微かに枢木スザクの声が聞こえてくる。
他は聞き覚えのないものばかりだが、少なくともスザクは、律儀に待ち合わせを守ったらしい。
――凶れ!
……いや。
違う。
聞いたことのある声が、もう1つある。
ああ、そうだ。
この耳を打つ声色は。
ありったけの殺意と愉悦を込めた呪詛の声は。
「お前はそっちの道を選んだんだな――浅上藤乃」
【D6/一日目/昼】
【両儀式@空の境界】
[状態]:健康
[服装]:私服の紬
[装備]:ルールブレイカー@Fate/stay night
[道具]:基本支給品一式、首輪、ランダム支給品0〜1
[思考]
0:幹也。君を許さない―――
1:今はまだどうしたらいいのか分からない。とりあえずデュオ達についていく。
2:幹也のためにできることを考える。
3:浅上藤乃……殺し合いに乗ったのか。
4:荒耶がこの殺し合いに関わっているかもしれないとほぼ確信。
5:荒耶が施したと思われる会場の結界を壊す。
6:光秀と荒耶に出会ったら、その時は殺す。
7:首輪は出来るなら外したい。
[補足]
※首輪には、首輪自体の死が視え難くなる細工がしてあるか、もしくは己の魔眼を弱める細工がしてあるかのどちらかと考えています。
※荒耶が生きていることに関しては、それ程気に留めてはいません。
しかし、彼が殺し合いに何かしらの形で関わっているのではないかと、確信しています。
※A-5の敵のアジトが小川マンションであると分かりました
※以下の仮説を立てています。
・荒耶が殺し合いの根幹に関わっていて、会場にあらゆる魔術を施している。
・施設に点在している魔法陣が殺し合いの舞台になんらかの作用がある。
・上の二つがあまりに自分に気付かせんとされていたこと自体に対しても疑念を抱いている。
・首輪にはなんらかの視覚を始めとした五感に対する細工が施されてある。
【デュオ・マックスウェル@新機動戦記ガンダムW】
[状態]:健康
[服装]:牧師のような黒ずくめの服
[装備]:フェイファー・ツェリザカ(弾数5/5)@現実、15.24mm専用予備弾×93@現実
[道具]:基本支給品一式×2、デスサイズのパーツ@新機動戦記ガンダムW、メイド服@けいおん! 、
BMC RR1200@コードギアス 反逆のルルーシュR2、首輪×2
[思考]
基本:なるべく殺したくはない。が、死にたくもない。
1:敵に見つからないように警戒を払いつつ、D-6の駅に正午までに戻り、セイバー達と合流する。
2:荒耶宋蓮に警戒。
3:明智光秀、平沢憂には用心する。
4:首輪の解析は現状の段階ではお手上げ。
5:デスサイズはどこかにないものか。
[備考]
※参戦時期は一応17話以降で設定。ゼクスのことはOZの将校だと認識している。
正確にどの時期かは後の書き手さんにお任せします。
※A-5の敵のアジトが小川マンションであると分かりました。
※以下の情報を式から聞きました。
・荒耶が殺し合いの根幹に関わっている可能性が高い。
・施設に点在している魔法陣が殺し合いの舞台になんらかの作用があるかもしれない。
・首輪にはなんらかの視覚を始めとした五感に対する細工が施されてあるかもしれない。
代理投下は以上です。
代理投下乙
式持ち直したか。ええ女じゃ
しかしデュオかっこええのう。惚れる
代理投下乙
いい雰囲気じゃいい雰囲気じゃ
この二人のコンビは何気に好きだ。
代理投下乙!
いいなー、この二人
言わば、鬼と死神コンビか
式も藤乃に気付いたみたいだし、これからが楽しみだw
投下&代理投下乙です
式は危ういところで持ち直したのか
でもホントデュオもつくづく同行者運があるんだかないんだか
投下乙です
鬼神コンビ、いい感じだね
式立ち直って良かった
デュオかっちょいい
スザク組との合流か、宿命の魔眼コンビとの対決か
今後が非常に楽しみ
ところでキャラ別SSの投下量見てみたら
みほみほと衣が10作品でトップだった。
作品別リスト見ると咲が一番参照数少ないのに意外
みほみほって誰だよって思ったら俺の美穂子か
まぁ二人とも可愛いからな
549 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:06:04 0
【浅上藤乃@空の境界 死亡】【ライダー@Fate/stay night 死亡】
やった!やった!やった!ざまぁみろ!月厨!ざまぁみろ!ざまぁみろ!ざまぁみろ!
ざまぁみろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
552 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:08:50 0
いやぁ信長かっけぇ
おれがキャプテンと馬イクと政宗と唯を犠牲にして
ようやく倒そうとしていた魔眼コンビをまさに一蹴したぜ
553 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:10:27 0
若本信長とか凡愚の勝てる器じゃねえ
554 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:10:37 0
胸がすっとしたな。さすがのぶサマ
土下座するのは殺す奴と死ぬ奴に対してだけだって台詞が似合うぜ
559 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:14:50 0
「是非もなしッ!女であれ子供であれ、この織田信長が蹂躙してくれるわぁあっ!!」
センゴクで比叡山焼き討ちで高僧をぶった切る信長様以来、マジで痺れたわ
563 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:21:07 0
黄金の鎧信長さまぁ・・・
569 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:28:47 0
月厨みてるぅ????????wwwwwwwww信長様と光秀様で全型月キャラ葬りさってやるよwwwww
571 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:32:31 0
こりゃ信長優勝だな
573 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:33:52 0
BASARA勢強すぎだろ。死んだキャラも活躍してるしなんでこんなに優遇されてんだ
574 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:35:29 0
BASARAはアンチが少ないのが強みだな
575 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:36:41 0
だな、いいポジションだ
576 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:38:00 0
月への対抗勢力でBASARA。月とパワーバランスを合わせる為の帳尻でBASARAだからな
月側も結構BASARA主力狩っていることだし
578 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:40:04 0
確かにBASARA側も小十郎と幸村が型月キャラにやられてるもんな
痛み分けって感じか
579 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:40:59 0
というか対主催が既に筆頭一人になるまで月に殺されてるからなぁ
582 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:43:57 0
信長も今までリリーナ1人しかやってなかったわけだからな
ようやく面目躍如といったところか
583 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:44:43 0
コリャ第二回放送前投票で大賞とるな、このSS
584 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:45:23 0
澪が光秀に殺されそうで恐ろしいBASARA組
585 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:46:49 0
でもあの月最強軍団をあっという間に消し去った信長ってやばくないか
バーサーカーくらいでしか勝てないだろ
586 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:47:30 0
信長優勝でいいよ
592 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:52:44 0
無未来さんにしたらばのロワスレに降臨してロワは最萌の癌と書き込んで欲しい
もちろん、一発アク禁もセットで
593 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 13:55:15 0
お前らああいうSSを書いてそしてマーダーを潰したらロワは終わるな
662 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 14:36:36 O
これで魔眼使いも消えれば後は一方無双だお
信長も光秀もバーサーカーも敵じゃないぜ
エンディングは近い
857 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:00:37 0
ロワデビューしてみた俺にアドバイスくれ
865 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:06:04 0
句読点は必ず入れる。
擬音は使わないか、極力控えめに
月キャラはとりあえず回避
マーダーを殺さない
三点リーダはwiki転載時汚くなるから使わないほうが見栄えが良くなる
空白行を上手く使う
872 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:09:50 0
>>857 きのこ調でよく使う―――はwiki転載時−−−みたいになって不恰好だから使わないほうがいいよ
873 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:10:21 0
―――これ使いたくなるよなあw
876 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:11:06 0
>月キャラはとりあえず回避
>マーダーを殺さない
つまりロワ厨という存在は他のアニメキャラは容赦なく消して行って
結局月キャラだけで完結すればいいと
糞ゲーだな
880 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:13:08 0
型月を熟知していて、
糞みたいな質問にも原典を引き合いに出して
反論できるくらいの知識持ってるんだったら話は別
そしたら月キャラ同士で殺させることが出来るからね
890 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:15:03 0
月キャラ出場停止にしろよ
891 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:15:05 0
まぁ知識並べても多数決で否決されるんですけどね
はいはいオナニーオナニー
894 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:15:43 0
面白いSS書けばいいんじゃねぇの(ほじほじ
897 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:17:07 0
あそこの傾向として、文章を積み上げるやり方は総じて受けがいい
切り札なんて文章力はかなり低いけど、積み上げが有るから結構好評
898 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:17:07 0
>>894 ごひとヒロシのSS見たらもう何もかもどうでも良くなったよ
所詮素人のオナニー企画だ
902 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:18:19 0
リレーしやすいSSを書くのもひとつの手だろー
アレは内容自体が数行で書ける位中身がないから逆にリレーSSとしては使いやすいほうだろ
904 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:18:46 0
なんで信長が月キャラぶち殺すSS破棄されたんだろうな
腐ってやがる
906 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:19:27 0
書き手が自己主張したら駄目だろ
あのまま黙ってりゃ通ったかも知れないのにさー
907 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:19:49 0
あれは書き手が弱すぎただけ
大した矛盾がないから付き通せば通った
910 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:22:15 0
受けがいいSS書いてたら擁護も出るしなー
あの月キャラぶっ殺しSS書いた人は
前回書いた真宵と利根川殺したSSが通ったから勘違いしちゃったんだろうな
アレが通ったのはみんなが議論に疲れたからだってのに
915 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:24:04 0
そもそも受けがいいSSの基準がどこか違うんだろうな
リレー企画だから感性も違うんだろうが
殺し合いの会場でゲーセンとか狂気すぎて無理ですぅ
アリオスは許す
918 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:24:23 0
>>910 利根川の性格豹変が酷すぎるし、
真宵にいたっては手すりに頭ぶつけて気絶→そのまま海に落ちるという
わけのわからん落ち方しているからなぁ
あんなのが通ったら、そら書いた本人が逆におかしくなるわ
919 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:24:44 0
自演で擁護すればいいじゃん
926 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:27:00 0
このままロワと野球の話が続くならそれもいい
深夜の騙るにふさわしいマターリした流れだ
939 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:29:31 0
俺、空気書き手だけど『切り札』の好評っぷりには正直嫉妬だな
943 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:30:24 0
あんなのただ長いだけのSSじゃねぇかよなぁ?
966 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:38:36 0
ガンダムWが未だに五人も残っているというのに全く空気ってのはどういうことなんだ…
968 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:39:29 0
空気だから残ってんじゃね
969 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:40:25 0
ガンダム呼んでバスターライフル撃てば瞬殺出来るのにね
972 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:42:15 0
考察で地味にいい活躍しているデュオ
俺がホンダムコンビに絡まれるなど存在感充分のトレーズ閣下
この二人以外はほんと空気だからなぁ
973 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:43:18 0
>>972 激戦地にいるはずなのに全く目立てないごひとゼクス
ものすごい勢いで隔離されているヒイロ
ヒイロは火山の中でガンダム見つければまた違うかなぁ
974 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:44:11 0
一方さんとサーシェスはこりゃもしかすると結構最終戦まで生き残るかも知れへんでぇ
976 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:44:48 0
こんな序盤で目立ってもしょうがないってのは
前回生還者であるルルーシュさんが物語ってる
978 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:46:39 0
美穂子は俺が死ぬプロット立ててるから、多分第四回放送までには死ぬ。
980 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:47:05 0
つーと、これから六時間以内に死ぬのか
982 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:48:58 0
筆頭と合流できなかったからなぁ
美穂唯のアイドルコンビももう見納めなのか。。。
987 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:53:24 0
唯には一般人のまま生き残ってもらいたいもんだ
澪と唯でやりたいことがあるんだがなぁ
988 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2009/12/28(月) 02:55:04 0
おれ魔道所の一節を歌詞に乗っけて新曲を作るって言うプロット組んだ事があるぜ
やはり最萌の基地外は香ばしい
投下&代理投下乙
デュオかっけえっす
おおーこの二人いいコンビだ
俺とホンダムが果て、グラコロが解散した今我らの新たなる希望が
>>444 誰がお前のだ
美穂子はみんなのもんだろボケェ
>>447 書いてある内容はかなり真っ当で的を射てるな
最萌スレでロワの話題出されたくなくて
わざわざ微妙なSS書いたり転載してる荒らしがいるってことかな
って言うか最萌えの話題出すなよ
住み分けって知ってるか?
向こうでロワの話題出したりここに最萌えのレスのコぺピする荒らしは帰ってください
つぅか読み込み過ぎワロタwww
455 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/28(月) 15:19:50 ID:G57AZd9Y
ロワも最萌も等しく糞企画
糞同士で仲良くしろよwww
真面目に書いてる人もいるみたいだし、
あからさまに対立を煽っている愉快犯がいるだけの気がする
気分入れ替えましょうか
次のトンデモ支給品の中で、アニロワに一番出したくない物を一つ挙げて下さい
・乖離剣エア
言わずと知れた死亡フラグ
・アスカロン
アニメに出てきてないし、重過ぎる
・「この世全ての悪」
狂マーダー発生器
・カジキマグロ
アニメに出てきてないし、生臭い
>>456 明らかに特定キャラ死亡予告流しているような書き手は真面目でもないだろう
アドバイスも恐らく経験のある書き手によるものだが特定作品キャラは回避だの殺さないだの碌でもない
総じて最萌スレには関わらないで欲しい
>>457 すいません。
三つ目までは出典わかりますが四つ目がわかりません(><)
三つの中ではアニメ未登場かつ説明描写がしち面倒臭いアスカロンを選びます。
アーリーウィングガンダム出してえ
ゲーム版の話がアリならカジキ以上にアラストル×6とかスパーダ×2の方が色んな意味でやばいと思う
まぁ出すやつはまずいないと思うが
>>459 前田利家のゲームでの最強武器です
出せる訳がねえw
>>458 お前さんは初心者に月キャラSS書かせたいわけか
とんだSだな
465 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/28(月) 20:21:31 ID:G57AZd9Y
糞企画
型月は総じて玄人好みの展開だらけだったからなあ
後、奈須きのこ氏って、投稿の内容が続き物だったって本当ですか?
川|∀゚川
∩___∩ |
| ノ\ ヽ |
/ ●゛ ● | |
| ∪ ( _●_) ミ j
彡、 |∪| | 澪
/ ∩ノ ⊃ ヽ
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
468 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/28(月) 20:27:06 ID:G57AZd9Y
何だよ
>>463 ありがとうございます
BASARAは未把握なのでよもや武器とは……
憩いの館にあったゲームって、NFとMSの大きさの違いは補正するんだろうか
さもなければ勝てませんってw
アルビオンとか紅蓮聖天ならガンダムとだって渡り合えるだろ
パワーはともかくスピードはトランザム持ちとダブルオーライザー以外ついていけそうにないぞ
>>471 ランスロットがMS蹴ったら逆にランスロットの脚が折れるだろうな
WのMSは軽量だからなんとかなりそう
鯖や武将あたりが頑張れば持ち上げられるくらいだろう
00のはかなり重たいけど
輻射波動でコクピットチンされると中の人間はアウトじゃないかな?
紅蓮のゲッター軌道はトランザム並みだと思うんだが。
大きさ的に考えればハドロン砲≒ビームライフルだしなぁ
サイズの差は覆しがたいぜ
ちなみに
ガンダム系列→20m前後
KNF系列→5m前後
ヨロイ→大きいもので60m、小さいものだと車サイズ
デカイ=強いの図式で考えればエルドラソウルが一番強いなw
こういう戦場で小さすぎて当らねぇ!って状況は死亡フラグな気がする。
ナイトメアはどっかから出て来ても違和感ない大きさだな。
ヴァンがもし宇宙開発局でダンを見つける事が出来たら
後からナイトメアが出てくると思う。
・文章力があってリレーもよく理解してる書き手
◆L5dAG.5wZE 大乱戦
◆1aw4LHSuEI 良繋ぎ、乱戦
◆tu4bghlMIw 大量予約
◆mist32RAEs ミストさん。評判はともかく内容はレベル高い
◆40jGqg6Boc 光秀の描写がすごい
◆lDZfmmdTWM 良繋ぎ、考察
◆0hZtgB0vFY 大量予約、幸村
・今後を期待できる書き手
◆6HuSfG/Ykw(旧◆1U4psLoLQg) 繋ぎメインかと思えば良バトルも
◆fQ6k/Rwmu. 次の展開が楽しみな繋ぎを書く
◆70O/VwYdqM ガンソキャラに定評がある
◆00PP7oNMRY 上条さんらしい上条さんを書いた
◆0zvBiGoI0k(旧◆QmnDyrAS0E) 荒耶の掘り下げ、遅れ気味な上条パートの進行
◆y6kfGoF1C6 単独キャラばかりの時はどうかと思ったが多人数をうまくばらけさせた
◆CcfuOxf30g 繋ぎ、筆の速さ
必要なのはここまで。ここから下は足引っ張ってるだけで、「こいつら程度なら俺でも書ける」って勘違い馬鹿を呼び込みかねない
・正直空気読んでほしい書き手
◆qh.kxdFkfM 筆が速いのは認めるが内容がひどい(カギ爪自殺、信長過疎化の原因、レイの非マーダー化、スザクブレブレ、馬のオリキャラ化)
◆6lyiPawAAI ネタに走りすぎてる。お前はニコロワにでも行け
・なんでお前書いてんの?って書き手
◆aCs8nMeMRg 何がしたいのかわからん。こいつのせいでルルーシュがアホにしか見えない
◆9kuF45dxA2 お雨はもうバーサーカー書くな。というかもう参加するな
◆zZobvbdlGE キャラ崩壊、独自設定のオンパレード。こいつもルルーシュを書けてない
そろそろ固定書き手も現れてきたからまとめてみたが、今年はこんなもんだったな
玉石混合なのはさすがアニロワと言ったところか
一話二話書いてそれきりの書き手はまあご祝儀みたいなもんだろうが、できれば戻ってきてほしいところ
>>478 勘違い馬鹿
なんでお前こんな駄批評書いてんの?
正直空気読んでほしい
本スレと毒吐きの区別が曖昧だな
確かルルーシュは登場話が破棄されて違う人が電車の中からのスタートを書いたんだよ。
更に電車関連で揉めて長い間閉じ込められてたな。
>>479 だってほら、規制されるの嫌だし?
雑談でスレ消費してるから別にいいだろ
>>478 だったらお前がバーサーカーとかルルーシュ書けよ、カス。
484 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/28(月) 22:22:28 ID:G57AZd9Y
低評価のこいつらがファビョりだしたなwww
ノースキルは消えろwwwwww
◆aCs8nMeMRg
◆9kuF45dxA2
◆zZobvbdlGE
トリ抽出しただけでどういう人か解るわ。
触れない方がいい。どっかで強制破棄された書き手様だろう。
と、まぁこういう奴が月厨とか最萌とかを仮想敵に仕立て上げてるわけだ
糞書き手を淘汰したらこの糞企画もちょっとはマシになるのかな?
根から腐ってるなら無理かな?
勘違い批評家様に一番消えて欲しい
>>476 A.C.Eシリーズで、キングゲイナーやエステバリスとゲッターが戦ってる時のことを思い出した
>>472、
>>475 そりゃ、エース級ならそうでしょうけどw
エアキャルバリーや可翔式じゃスピード負けしそうですし、下手すれば踏み潰されかねないw
俺が好きな作品の書き手が書かれてない時点でダメだな
戯言を一つ
エクシアリペア(2nd一話で出てきた半壊状態)に戦場の絆に出て欲しい
ありゃ、麻雀残酷物語ひとつに纏めること出来なかったんか
注釈が機能しづらくなるな
修正要求の出ていた◆9kuF45dxA2氏の『新たなる旅立ち』の修正稿に関し、
議論スレで通しと決定致しましたので、修正稿の代理投下を行います。
戦国最強は狂戦士に敗れた。最強は証明された。
そして、その戦いによって狂戦士が払った代償はあまりにも大きかった。
全ての装備を失い、多量の魔力を消費した。そして何より、狂戦士を最強たらしめていた『十二の試練』の消滅。
残る参加者は恐らく40余り、あの戦国最強以外にもかなりの手練が揃っている。
身一つでこれを殲滅しようとすればかなり厳しい戦いになることは間違いない。
そのためにも今のうちに体勢を整えることは必須。
現在、周囲に一切の気配を感じない。この機会に休息を取らずにいつ休むというのか。
そうと決まればまずするべきことは魔力の回復。
サーヴァントであるバーサーカーにとって魔力は水や空気よりも大切なもの。魔力が尽きれば自身を維持することすらできない。
逆に魔力さえあれば肉体は疲れを知らず、また傷の再生すらも容易い。
しかし困ったことに彼は効率よく魔力を回復する方法を考え付く事が出来なかった。
思いついた手段は他の生命から魔力を頂戴することのみ。必要なものが無ければ有るところから持ってこればいいだけのこと、至極単純な話だ。
当然ながらキャスターのような技術は持ち合わせていないため、あまり効率的とは言えないが魔力を含んだ肉体ごと取り込むという手段を取ることになる。
肝心のモノについては心配無用。何しろ、この会場には既に10を超える屍が転がっているのだから。
☆
予想通り、目当てのものはすぐに見つかった。
G-3エリア工業地帯、とある建物の屋上に一人の少女が横たわっていた。
血が乾いていることを見れば、死んでから相当な時間が経っているだろう。
恐らく死因は転落死。何者かに突き落とされたか、はたまた自身から飛び降りたのか。
彼にそれを知る事はできないし、また知るつもりもない。
少女の足を掴み、その体を逆さ吊りにする。
だらりと力無く垂れ下がった腕、その指先を狂戦士の顎が噛み砕こうとした時、
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!」
哭いた。彼は哭いた。
僅かに残された理性の欠片、その全てを動員して己の無力を、罪深さを嘆き悲しんだ。
ただ魔力の補充のためだけに死肉を漁り、その事に何の感慨も持たない己に恐怖した。
何より彼はすでに知っているのだ。この行為には何の意味ももたらさないということを。
――――このゲームはとんだ茶番だ。
主催者を信じるのならば、このゲームの優勝者となった者には賞金が与えられ、その金で買い物ができるという。
商品は様々だが、その中には「元の世界への帰還」という選んで当然の者まで含まれている。
普通の者ならば何も問題はない。元の世界への帰還を選んだ後、残りの金で好きに買い物を続ければいい。
だが、理性を失った者はどうなる?
仮に彼がこのゲームを制したとして、その後は一体どうなる?
選んで当然のものでも、主催者からみればあくまで任意。選択しなければそれまでだ。
そんな芸当は狂戦士である彼にできるかというと、答えは否。
賞金は与えられるだろう。選択肢も提示されるはずだ。
そしてそこで終わり。何も選択しないのなら、何も与えられることはない。
主催者は立ち尽くす彼を見て、笑いながらその場に放置するに違いない。
参加者達を殺して回ったところで彼の願いは叶わない。
では、主催者を打倒して魔法を奪い取るか?
それこそ不可能だ。相手は魔法を有している上、首輪によって監視されている。
どうやっても首輪を爆破されるのがオチだ。
ゲームに乗っても、主催者に立ち向かっても結果は変わらず、彼に待っているのは絶望のみ。
それでも彼は立ち止ることはできない。
わかっていてもやめることなどできない。
召喚時に付与されたクラススキル「狂化」がそんなことは許さない。
彼に後退は許されず、愚鈍なまでに一つの道を進み続ける。
ならば、せめて。
この身に与えられた使命を完膚なきまでに全うしよう。
彼を道具と侮った連中に、その力を見せつけてやろう。
もしあの少女が彼の最後を知った時、彼はやはり最強であったと胸を張れるように。
思うままに力を振るう獣では無く、明確な意思の元に狂う戦士として。
それは意地。駒と成り下がった大英雄の、最後の誇りだった。
☆
ほどなくして彼は食事を終えた。
そこに一人の人間がいたという痕跡は黒ずんだ血溜まりのみとなった。
そして彼は走りだす。
彼を待つ白い少女のために。
たとえ、その未来が破滅しかないとわかっていても。
彼はその歩みを決して止めはしないのだ。
【G-3/南部/一日目/昼】
【バーサーカー@Fate/stay night】
[状態]:魔力消費(中)、狂化
[服装]:全裸
[装備]:長曾我部元親の碇槍@戦国BASARA
[道具]:無し
[思考]
基本:イリヤ(少なくとも参加者にはいない)を守る。
1:立ち塞がる全ての障害を打ち倒し、その力を示す。
2:キャスターを捜索し、陣地を整えられる前に撃滅する。
3:余裕があれば武田信玄の軍配斧を取りに行きたい。
[備考]
※“十二の試練(ゴッド・ハンド)”Verアニ3は使い切りました。以降は蘇生不可能です。
・無効化できるのは一度バーサーカーを殺した攻撃の2回目以降のみ。
現在無効リスト:対ナイトメア戦闘用大型ランス、干将・莫耶オーバーエッジ、偽・螺旋剣(カラドボルグ)、Unlimited Brade Works
おもちゃの兵隊、ドラグノフ、大質量の物体、一定以下の威力の刃物、GN粒子を用いた攻撃、輻射波動、ゲフィオンディスターバー
※狂化について
非戦闘時に限り、ある程度の思考能力を有します。
以上で代理投下終了です。
修正要求に関するルールに則り、現時点をもってバーサーカーの予約が解禁となります。
ただし、放送前までの本編SSは31日投下が締切となっていますので予約される際はご注意ください。
「おいおいおいおいっ!あんなクソガキが戦争するってか?はっ、これは戦争なんかじゃねえ!一方的な虐殺だな」
そう言ってアリー・アル・サーシェスは支給されたマシンガンを唯に撃った。
「エアーギター!ぎゅい〜んッ!」
しかし、どうだろう。
ギターを弾く動作を真似て軽快に飛び跳ねる唯は、結果的に弾丸の雨をすべてかわした。
――否。
それどころではない。
なんと唯がかき鳴らす空気が振動し、弾丸を真逆へと跳ね返すではないか!
「何ィイイイイッ!」
ズガンッ!
サーシェスは――死んだ。
【アリー・アル・サーシェス@ガンダム00 死亡】 残り58人
505 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/29(火) 01:35:54 ID:y6hQGb0I
これは採用
笑えたので
つ【座布団一枚】
次はどのマーダー相手やら
にげてー信長にげてー
唯は麻雀のルールなど知らないが、竹井久の口車に乗せられ、文字通り血を賭けたデス麻雀を行うこととなった。
◇東一局目
東:平沢唯 25000
(麻雀ってポンジャンみたいなものかなぁ〜?)
南:竹井久 25000
(ふふふ…絶好のカモね…)
西:兵籐和尊 25000
(ククク…ガキどもに本物のギャンブルを教えてやるっ…!)
北:東横桃子 25000
(誰にも気づかれてないっす……)
唯は役一覧表を見ながら、捨てる牌を考える。
「リーチッ!」
ざわ…ざわ…
誰しもが驚く。
が、どうせルールもろくに知らない唯のことだ。聴牌に決まってると余裕だった。
「平沢さん、リーチの時は千点棒を出さないといけないのよ」
「そうなんだ!でへへへ……」
そう言って千点棒を出した唯であった。
一周し、唯のツモ。
「じゃじゃ〜ん!国士無双ッ!」
ざわ…ざわ…
なんと唯の手牌は12面待ちであった!
◇
親は引き続き唯、またしても初手でダブルリーチ。
(バカなっ…!有り得ん!こんどこそ聴牌であろうッ!)
兵藤はざわざわしながらそう思った。
一周し、唯のターンッ!
ドローッ!
「じゃじゃ〜んッ!緑一色ッ!」
「有り得ん!イカサマしたな小娘がッ!」
兵藤は怒った。
その時、唯以外の三人の首輪が爆発ッ!
ハコテンしたプレイヤーは首輪が爆発して死ぬのが麻雀のルールだ。
兵藤和尊は――
竹井久は――
東横桃子は――
――死んだ。
【残り 55名】
↑間違えた
聴牌じゃなくてフリテンね
聴牌…和了一手前の状態
国士無双…全13種のヤオチュウ牌を全て一牌ずつと重複牌一牌を揃える役。役満
ヤオチュウ牌を全て集めた上で残り一牌を待つ状態を
「国士13面待ち」と呼び、ダブル役満とする卓もある
そう来たかwww
確かに唯ならビギナーズラックの域を超えたバカヅキありそうwww
次のネタ早くぷりいず
ん、まぁ麻雀知らない事はよくわかった
代理投下します
「俺は───殺し合いには乗らない」
ファサリナに問われ、ゼロシステムまで使って得たヒイロが出すべき答え。
殺し合いには乗らない。それがヒイロの出した答えだった。
「ファサリナ、お前は俺が帝愛の魔法を信じていると言ったな。確かにそうかもしれない。
だが、優勝を狙うならば他にもう1つ信じなければいけないことがある。
そもそも奴らが優勝者の望みを聞き入れるつもりがあるかどうかという問題だ」
「それは…」
ファサリナも分かっている。帝愛はあらゆる意味で普通ではないし、信用も全くできない。
仮にこの殺し合いに勝った所で帝愛が約束を守るという保証などどこにも無いのだ。
優勝者へのご褒美は実は首輪の爆破でした───などという可能性は決して否定できない。
「…それに、優勝して仮にリリーナ達を蘇生、帰還させることができた所で、
いつまたこのような事が起きないとも限らない。
極論、今度は人類全てにこうやって殺し合いを強要させるかもしれない。
帝愛をこのまま放置しておいては世界に本当の平和が来ることは無いだろう」
目的の人物を生き返らせても、帝愛がその人物に二度と手出ししないという保証もまたどこにも無い。
それにこのような組織が世界で暗躍すれば次に何がおきるかわからない。
『魔法』の力とやらを利用すれば全人類を巻き込んだ戦争だって簡単に起こせるだろう。
「そしてゼロが俺に見せた未来…、そこには何も無かった。
あらゆるものを殺し尽くした結果、そこには何も残っていなかった。そんな未来を俺は選ばない。
だから俺は帝愛を潰す。
奴らが本当に人を蘇生させる力を持っていると言うならそれを奪い、リリーナを蘇生させる」
ヒイロがゼロシステムで見た未来は炎や残骸、死体の山が溢れる中、
そこに立っていたのは自分1人だけだった。
平和を作るために戦ってきたヒイロにとって全てを破壊した結果、
最後に何も残らないなどと言う結果は到底受け入れられるようなものではなかった。
「…これが俺の答えだ。改めて聞く。ファサリナ、お前はどうするつもりだ。」
今度はファサリナの答えを聞くため、ヒイロが問い掛ける。
ヒイロの目に迷いや恐れは全く感じられない。
(…同志…私は…)
ヒイロの答えを聞き、ファサリナはこの少年の精神的強さを改めて理解した。
思えば始めから彼はこうだった。
この異常な状況下においても冷静に現状を把握し、その上でに主催に反撃すると言った。
それに自分にはヒイロ程に心を強く持つことができない。
それがわかっていたからこそファサリナはヒイロに対して希望を持ち、この少年に賭けてみようと思ったのだ。
「………わかりました。ならば私もあなたに協力して主催を打倒し、同志を蘇生させるために戦います」
ここであくまで殺し合いに乗るべきと主張すれば、ヒイロはファサリナを障害と認識し、排除にかかるだろう。
それに殺し合いに乗れば乗ったで生き残っている全ての参加者を敵に回す事になる。
ここで自分が倒れれば当然カギ爪の蘇生など叶わないし、
よしんば切り抜けられたとしても、その後1人で何十人もの参加者を相手にするにも限界がある。
殺し合いに乗り優勝を目指すにせよ、主催を打倒するにせよ、どの道厳しい戦いになるのは間違いないだろう。
ならばやはり1人で戦うよりもヒイロと共に戦った方が良いだろうとファサリナは考えた。
「確かに同志を生き返らせ、元の世界に帰還させることができたとしても、
もしまた同志が連れ去られるようなことがあっては何の意味もありません…。
それにこうしていちいち取り乱しているようでは、同志を蘇生させるなど夢のまた夢…。
…ならばいい加減、私も覚悟を決めましょう。私の、そして同志の理想を叶えるためにも…」
「………それならいい」
それにヒイロの言う事にも一理あった。優勝して同志を生き返らせ、
元の世界に帰してそれでもう二度と帝愛に連れ去られないとは決して断言できない。
同志に常に不発弾を持たせるような物だ。
本当の意味で同志を救うためには始めから主催を打倒するしか道は無いと考えた。
ファサリナの返答を聞いたヒイロもとりあえずその場は納得したようで、
リリーナの遺体発見に端を発した口論はひとまずそれで落ち着いた。
◆
「…ここを離れる前にこの方を弔ってあげないといけませんね…」
「…館の内部に土を掘る道具の1つや2つあるだろう」
話が落ち着いた後、リリーナの遺体を埋葬するために2人は館の内部へ入り、そこに置いてあったシャベルを持ち出してきた。
そうして2人は館のそばに穴を掘り、ヒイロはファサリナが見繕った白いローブに包まれたリリーナの体をを掘った穴の底に置いた。
何度も殺すと言い放ちつつも、結局自分には殺せなかった少女。
それどころか自分の方から早く殺しに来いなどと叫んだ少女。
その少女は今やもう何も言わぬ体となってヒイロの前に存在した。
このような結果になってしまったことを悔やみつつも、
今はもう何も言わぬ少女に向かい、ヒイロも何も言わずファサリナと共にリリーナの身体に土を掛けた。
◆
「確かB−3には城があったはずだ。そこを通って間欠泉に向かう」
「そうですね。城に立ち寄ることで何らかの収穫があるかもしれませんし」
リリーナの埋葬を終え、シャベルをデイバックにしまった2人は、城を経由して間欠泉に向かう事にした。
城を調査することで何か有用なものが見つかるかもしれないし、他の参加者がいる可能性もあった。
このゲームを破壊し、主催を打倒しようと考えているのが自分達だけとも思えない。
運良くそんな参加者と接触し、協力関係を作ることができれば僥倖だ。
と言っても城はすでに武器を求めてやって来たバーサーカーのせいで完全に崩壊していたし、
その後城に来た伊達政宗もすでに城から立ち去っていたのだが、そんな事2人は知る由も無い。
2度目の放送の時間がすぐ近くに迫る中で2人は館を後にし、かつて城があった場所に向けて歩き出した。
【C-3/憩いの館/1日目/昼】
【ファサリナ@ガン×ソード】
[状態]:健康
[服装]:自前の服
[装備]:ゲイボルグ@Fate/stay night 、M67破片手榴弾x*********@現実(ヒイロとはんぶんこした)
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品2個(確認済み) 軽音部のラジカセ@けいおん、シャベル@現実
[思考] 基本:主催を倒し、可能ならカギ爪の男を蘇生させる
1:ヒイロと共に行動する
2:間欠泉を調べ終わったら、早く新しい同士を集めたい
3:なるべく単独行動は避けたい
4:ゼロなどの明確な危険人物の排除。戦力にならない人間の間引き。無理はしない。
[備考]
※21話「空に願いを、地に平和を」のヴァン戦後より参戦。
※トレーズ、ゼクスを危険人物として、デュオ、五飛を協力が可能かもしれぬ人物として認識しています
※ヒイロを他の惑星から来た人物と考えており、主催者はそれが可能な程の技術を持つと警戒(恐怖)しています
※同志の死に疑念を抱いていますが、ほとんど死んだものとして行動しています
※「ふわふわ時間」を歌っている人や演奏している人に興味を持っています
※ラジカセの中にはテープが入っています(A面は『ふわふわ時間』B面は不明)
【ヒイロ・ユイ@新機動戦記ガンダムW】
[状態]:左肩に銃創(治療済み)
[服装]:普段着(Tシャツに半ズボン)
[装備]:コルト ガバメント(自動銃/2/7発/予備7x5発)@現実、M67破片手榴弾x*********@現実(ファサリナとはんぶんこした)
ゼロシステム@新機動戦記ガンダムW
[道具]:基本支給品一式、B-2と記された小さな紙切れ@現実
『ガンダムVSガンダムVSヨロイVSナイトメアフレーム〜戦場の絆〜』解説冊子、シャベル@現実
[思考] 基本:主催を倒し、可能ならリリーナを蘇生させる
1:城を通って間欠泉へ向かう
2:ゼロなどの明確な危険人物の排除
[備考]
※参戦時期は未定。少なくとも37話「ゼロ対エピオン」の最後以降。
※D-1エリアにおいて数度大きな爆発が起こりました。
※ヴァンを同志の敵と認識しています
※ファサリナの言う異星云々の話に少し信憑性を感じ始めています。
※ファサリナのことは主催に対抗する協力者として認識しています。
※それと同時に、殺し合いに乗りうる人物として警戒もしています。
以上で代理投下終了です
1レスで入りきらない部分は、こちらで2レスに分けさせていただきました
投下乙です
投下乙
やはりヒイロは強靭だな
伊達にゼロシステムと付き合っていない
ファサリナもヒイロが傍らにいる限りはもう大丈夫そう
投下乙
最近マーダー増えてきてると思ったら
久しぶりの対主催コンビだな
これからの活躍に期待
投下乙です
やはりヒイロにはゼロが必要か
鬼神コンビ、ミホユイ組、カイジ衣組にこのファサイロカップルが対主催コンビの中核かな
投下&代理投下乙です
ヒイロはそっちの道を選んだか
確かに戻ってもまた呼ばれたら本末転倒だしな
30 名前:名無しせずにはいられないな[sage] 投稿日:2009/12/29(火) 23:03:12 ID:ntabje9E
仮投下来たな
はいはい意味不明な百合フラグ乙
予約取ってまで生き延びさせて良かったね良かったね
一応リレーの結果だけどな。
ま、仮投下なんだし、嫌なら文句言ってくれば?
せっかくのマーダーコンビなんだし、もう少し派手な死に様を用意してあげてもいいじゃないか
今はじっくり熟成の時だよ
毒吐きで言えばいいのに
ああ、したらば規制で締め出されてるとか
毒吐きで書かれたやつをわざわざ本スレにコピペするなよ…
>燃えつきない流星
原作でゼロシステムを使いこなしていたヒイロがここで囚われちゃーお話にならない。
とはいえ、安心しました。
ただこれ以上ファサリナにはブレて欲しくないですね。
好きなキャラなのですが、ヒイロを優勝狙いに誘う様は正直ウザいので。
そろそろ他のキャラと会って欲しいです。
今のところユフィだけですよね?
「不幸だぁああ!」
上条当麻の支給品はバナナの皮(@化物語)だった。
要らないので投げ捨てた。
次に見た支給品はギター。
――不幸だ。
それも要らないので投げ捨てた。
「ギー太ぁああああッ!」
駆ける、駈ける、翔る。
平沢唯は自信の伴侶と言っても過言ではないギー太に向かって。
唯はギー太に首ったけなのだ。
「ギー太ぁあ」
ギターのネックを握り締め、非力な腕に精いっぱい力を込め、なんとかギー太を守りきった唯。
しかし――
「あわわあわわわ、わ、わ」
バナナの皮に足下を奪われ唯は転んだ。
その結果。
ギー太の重たいボディは不幸に愛された少年の頭をかち割った。
上条当麻は――死んだ。
【残り54名】
そばには澪釣りしてる光秀とか筆頭・バカ馬コンビ・唯美穂子のチームがいるよ
あと海原とあらやんとか
これは採用
筆頭チーム(すぐばらばらになるだろうけど)は移動手段の馬があるし、行く方向が違うから
かすりもしないんじゃないかなぁと思う
>>538 ブリタニアの少年ルルーシュは、貧弱そのものであった。
しかしすでに目の前では少女が不幸少年の頭をかち割っているではないか。
「こんな危険なところにいられるか」
とりあえず女子供にもギアスなしでは到底勝てそうにないルルーシュはとにかく逃げた。
わき目も振らず「全力で」走っていると一人の男にぶつかってしまった。
「是非もなしッ!女であれ子供であれ、この織田信長が葬ってやろうぞ!!」
まさにCV:若本だった。
ルルーシュは恐怖した。それほどまでに若本は恐ろしい。なぜなら若本だからだ。
思わずギアスを使ってしまった。
「俺の視界から消えろ」
「――よかろう」
会場に設置されていた思考エレベーターが起動し、集合無意識にギアスがかかってしまった。
後にはただ、「うんたん」の音が響くのみであった。
二人の王は正反対の二人の臣下を残してこの場を去ることとなった。
「生きろ」というギアスのかかった枢木スザクと殺人狂筆頭明智光秀、その道がどう交わるのかは、まだ誰も知らない。
そして、皇暦の時代を童帝が、戦国時代を魔王が統一した。
【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス反逆のルルーシュR2 脱落】
【織田信長@戦国BASARA 脱落】
【残り52名】
CV若本で一番ビビってくれる人はもやしだと思った
★ 連絡事項 ★
二回放送案の締切と投票、ならびに予約解禁の日程は下記の通りとなります。
・放送前までの本編SSは、12月31日投下分まで
・放送案の受付 〜1月6日(水)23時まで
・放送案の投票 1月7日(木) ※同票になった場合、8日(金)夜に短時間投票
・放送後の予約解禁 1月9日(土)0:00:00 (8日(金)24:00)予定
日程に対し意見のある方はしたらば議論スレまでお願いします。
なお、投票ルールに関しては議論スレで話し合い中です。こちらも意見があれば議論スレまで。
また、したらば仮投下スレに◆1aw4LHSuEI氏のSSが仮投下されています。
意見を求めているとのことですので、確認のうえ意見のある方はしたらば避難所スレまでお願いします。
>>530 鬼神コンビ以外不安要素しかないのはきっと仕様だな
規制きたーいやっほー
いやぁ屑みたいな要請にも応えなきゃならんとは掲示板管理人様の心労お察し致します
本当にご苦労様です
こっちで適当に愉しくやりますんで
分かりやすくする為にコテつけてもらえるかい
楽しくやりたいから
>>551 書き手でもないないのにコテ付けるなんておこがましい真似できませんよ
一読み手として参加させて頂きます
>>552 いや、俺らは俺らで楽しくやりたいからコテつけてくれ
規制されるような屑にそのような気遣いは無用ですよ
どうぞ御気になさらず
コテ付けたら愛着湧くかもよ?
コテ(コテハン)と表現するのは最萌メインの奴に多い癖ね
ロワメインならトリ(トリップ)と表現する奴が殆ど
これ豆な
558 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/31(木) 02:54:53 ID:NdSqOGzW
うそだろ承太郎!
なんでカイジは澪に反応しなかったんだろうか
澪って結構スタイルいい美少女設定だよな?
★ 連絡事項 ★
現在、したらば議論スレにて放送案の投票ルールならびに禁止エリアの決定方法についての話し合いが行われています。
現行ルールに対し、変更・追加・削除の意見のある方はルールに関する議論スレまでお願いします。
どちらも、提案はあってもそれに対する意見が殆ど出ない状況です。
年末年始でお忙しいとは思いますが、ご協力をお願いします。
>>559 胸を強調したアホコントを繰り返すことで洗脳完了
>それが常軌を逸したおっぱいであるならば、至極当然…!必然…!
さあ、年明け最初の死者は誰だ?
少なくとも来年中に決着は着くだろうし、アニロワ初の優勝エンドなるか?
まあ俺は対主催エンドが好きだがw
しかも、某C同様スパロボ展開が大好きという病気が……
対主催チームが軒並み潰れてるからなぁ
ルルのとこも実質モモ一人だけになったし
一番強力だった駅チームは式デュオが健在な程度
船組はカイジ衣が留守番役で戦力的に不安だし
船井組はご存知のように壊滅
点在する対主催を囲むようにマーダーが居るし
もしかしたら対主催的には詰んだかもしれん
>ルルのとこも実質モモ一人だけになったし
ん?
ルルーシュは気絶してるだけだし(腕が折れててもあんま戦力に関係無い)
憂は亀甲縛られているだけじゃん。
あららぎさんがあれ以上どうこうするとは思えないぞ
というかルルーシュチームは対主催とは言えないんじゃ?
モモ的にはまだルル山さんを生かして利用したいだろうしなあ
あららぎさんさえ始末すればまたステルス続行可能だし、限りなく黒に近いグレーってところかな
マーダーもBASARA勢以外ちと不安な面子だから、積みと呼ぶにはまだ早いかも
マーダーも信長以外は手負いだからな・・・
対主催では筆頭やアチャ、式が無傷だし、
戦力的には五分五分だと思う
纏まった戦力としては上条アーチャー組は魔眼組とガチっても圧倒できそう
筆頭はこのまま行くと光秀と消耗戦やりそうだからなぁ
アチャ上条コンビは色々と不安要素多いけどどうなんかねぇ
>>564 ルル組は危険対主催のルルーシュが優勝狙いのマーダー二人を抱えてるって状態だね
ルルーシュが二人をどう使うのか?
二人のマーダーは今後どうするのか?
なかなか面白い状態だと思う
カイジ衣組はあんな派手な考察やっちゃったし、衣が熟睡中だからロクに動けんな
どうすんだよ、おい
あの人は後続のことあんまり考えないからな
のどっちとか主催側に置いてもどうせいっていうんだ
最悪、カイジの考察が間違っていました
でもいいと思うが
>>571>>572 まぁ使い道を他の書き手が思いつかなかったら
そうしようって言う意味でああいう注釈入れたんだろうけどさ
まぁカイジが間違った考察めぐらせるのなんて珍しくもないからいいか
麻雀勝負で勝たないと主催の本拠地に入れないとかだったら、咲の身柄と引き換えに門番やっててもいいんじゃない?
もちろん、負けたら爆死でwww
なんで本拠地に攻め込まれるのが前提なんだw
もしマーダー側が残っても、主催をぶちのめすタイプが多いからだろ
信長や光秀が唯々諾々と従うわけないし
それならなおさら本拠地に攻め込む道を残すはずないだろ
じゃあ、どうやって優勝賞金を渡す?
それに、飛ばせない筈の奴をどうやって……っと、これ以上はネタバレだね
優勝賞金も最初みたいに飛ばせばいいんじゃね
クソゲーならぬクソSSだろそれじゃ
兵藤死んだ時みたいに転送されるんでないの
ディバックみたいな分かりやすいトンデモがあるんだし最早主催側はなんでもありだろ
ライダー、藤乃
代理投下いたします。
―――魔力の奪取というのは、どうやってするのかと。
駅にまで移動する途中に彼女に聞いたことがある。
別に、深い意味はなかった。
未だ慣れない彼女相手への、ほんの軽い雑談。
それと僅かばかりの知的好奇心からくるものだった、と思う。
それを分かっていたのか、いなかったのか。
彼女は答えて言った。
方法は、色々あるけれど、自分が主に行なう方法は、吸血。
―――そして、粘膜接触だ、と。
初めは意味が分からなかったけれど、つまりは性行為のことだそうで。
より体の内部に近いところで触れ合うことで魔力のラインを繋ぐことができる、ということらしい。
そうですか。
と、そのときは聞き流した。
そういったことに、あまり興味はない。
どちらかといえば、嫌悪感のようなものがないでもないけれど。
それは、私の経験によるもので、行為そのものに付いては、特に感情を持っていない。
彼女が、吸血にしろ、それを行なうにしても、自分には関係のないことだと、そう思っていた。
でも、今になって思う。
そうか。
別に、粘膜接触は性行に限定されない。
例えば、口付けでもいいのだと。
―――舌を絡ませる彼女を感じながら、そんなことを考えた。
卍 卍 卍
彼女のそれに気づいたのは、白髪の少年や、レインコートの怪物から逃げて、適当な民家に潜り込んだ後のことだった。
完全に意識を失っているというわけではないようだ。
しかし、瞳は、虚ろになり焦点が合わず。
話しかけても、呻くだけでまともに返事もできない。
体中に刻まれた傷から、血が流れている。
死ぬ、ということはないだろうが、放っておけば後に尾を引くかもしれない。
服を脱がせて、簡単な治療を行う。
基本的な医療品程度なら、基本支給品のなかに入っていたし、民家にも存在する。
幸い、傷そのものはさほど深かったわけではなかったので治療はさほど困難ではなかった。
だが、問題は彼女の体力だ。
傷そのものが深かったわけでもないのに、これほどまでに疲弊しているのは、彼女が身体的には通常人だからに他ならない。
この会場についてからの何度も繰り返し行った戦闘は、確実に彼女の体力を消耗させている。
もはや、まともに意識を保つことすら困難なほどに。
彼女の意識が回復し、再び戦闘を行えるようになるまでどれだけの時間がかかるのか?
少なく見ても2〜3時間。最悪、6時間はかかるだろう。
その間、ここで隠れて彼女を守る……。
まだ、周囲にあのレインコートや白髪の少年、セイバーがいるかも知れないというのに?
そんな余裕はない。残念ながら。
そこまで考えて、もう一度彼女のほうを見た。
苦しそうに息をして、虚ろな瞳で必死で生きようとしている彼女。
今ならば、小さな子供でさえも殺せそうな弱々しさ。
そして、自分を見る。
体に傷を負い、魔力をも失い、心もとない状態。
できれば魔力を補充したい。そんな、状態。
彼女はなんだ。
浅上藤乃。
私に似ていて、あの子に似ていて、人殺しの、怪物候補。
生きるために、殺しあうために手を組んだ同盟相手。
情をかけることなどない、利用しあうだけの関係。
…………。
躊躇いは、きっと一瞬だけだった。
卍 卍 卍
キスをするのは―――多分、初めてじゃない。
全てを覚えているわけじゃないけれど、あの男達に私が思いつくような行為や。
思いもしなかった行為の大半は、行なわれている。
きっと初めてのキス、なんて神聖なものはとっくに失われた。
だから、こうして口を吸われているという事実そのものには、あまり忌避感は覚えない。
むしろ、これほど丁寧に、そして執拗にされたのは初めてで。
そこに心地のよさすら感じないではない。
彼女の舌は長くて、まるで蛇のように動きまわった。
その動きは、乱暴なようで、どこか繊細。
口の中で無尽に動き回り、私の舌と絡め合う。
くちゅりくちゅりと唾液の絡まる音が、体の中からして、直接鼓膜に響く。
それが、益々雰囲気を盛り上げて、私の鼓動を高鳴らせる。
―――ああ、私は興奮しているのか。
ここに来て、私の無痛症は収まっている。
それはつまり、私も他人と同じだけの感覚を得ることが出来るようになったということ。
―――正確に言えば。
私は、今、生まれて初めて。
身体接触による、快楽を覚えているということなのだ。
だから。
もしかしたら、今のこれが。
私にとって、本当のファーストキスなのかも、しれない。
少し残念だった。
これで、最後になるだろう、というその事実が。
体が、弛緩していく。
力が、抜けていく。
私の全てを奪い尽くすように、彼女の舌は私を汚す。
魔力を奪われる、ということはこういうことなのか。
今の私は何もできなくて。
こんなことをされても、歪曲はおろか身をよじり抵抗することもできない。
―――死ぬ。
死んでしまう。
だというのに、体の動揺に反して、心はどこか落ち着いていて。
まるで、俯瞰するように自身を見つめている。
仕方がないと思っているのか。
いっぱい人を殺したから、殺されても、仕方ないのか。
でも、嫌だ。
まだ、死にたくはない。
そうだ。
先輩に、また会いたい。
両儀式と、殺しあいたい。
彼女に、また、褒められたい。
その、彼女が私を殺す。
私が、もう使い物にならないから。
同盟を組む相手として、ふさわしくないから。
役立たず、だから。
……いやだ。
ライダーさんに必要とされたい。
褒めて欲しい。
一緒に、喜びを分かち合いたい。
単純な人間だ、と。
心の中で冷静な私が言う。
利用されていただけなのに。
少し優しくされただけなのに。
簡単に。
絆されている。
馬鹿みたいだ。
でも、
そんな優しさでさえ恋しかった。
先輩に優しくされたのだってたった二度。
でも、それだけで私はあの人が誰より大切になった。
なんて―――無様。
優しくされた。
それだけで。
たった、それだけなのに。
私は、この期に及んでも彼女を嫌うことができないでいた。
私を死に追いやる彼女を。
私を抱きしめる彼女を。
暖かい、彼女を。
嫌えない。
彼女は、変わらずに私を攻め立てた。
ときに、強く彼女は私を押し倒し、
柔らかいクッションを後頭部に感じる。
最初のうちは肌を撫でていただけの彼女の手は、次第に下着の中へ。
動きも、ゆっくりとしたものから激しいものへと変わっていく。
終わりが、近づいているのだと、感じた。
息が、苦しくなってくる。
頭にかかっていた靄が深まっていく。
だんだんと何も見えなくなっていく私の目の前で。
彼女の、ライダーさんの顔だけが、間近で見えた。
水晶みたいな。綺麗な瞳。
目と目が合って。
それで―――。
ほろり、と。
一滴だけ涙が零れた。
何に対するものだったかは、良くわからない。
わかりたく、なかった。
目を瞑る。
そして、それを最後に私の意識は遠くなった―――
卍 卍 卍
ベットの上で横たわる彼女の姿。
力の抜けた、その肢体。
先ほどまでの荒れた吐息はもうそこには感じられない。
あれほどに聞き苦しかった呼吸も。
聞こえない。
静かに、なった。
瞳。
綺麗な色をした彼女の瞳。
その色が、私のことを睨んでいるような気がして。
彼女の魔眼を思い出すと、それが少し気味悪くも感じた。
なにを、考えているのだろう。私は。
彼女の歪曲に凶げられるなど、あるはずもないのに。
今の彼女に、そんなことができるはずも無い。
それでも。
全く罪悪感を覚えていないわけではない。
だから、私は心からの謝罪を口にした。
「ごめんなさい―――でも、仕方の無いことだったんです」
返事はない。あるはずも、なかった。
だから、わからない。
それだけで、許されるものなのか。
私には、わからなかった。
故に、もう少し言葉を続けた。
「―――だから、いきなりだったのは悪かったですけど、あれは治療なんですって、フジノ」
「……分かってますよ。そんなことぐらい」
彼女は、少しだけ躊躇った後、私に答えてそう言った。
粘膜接触において出来ることは、魔力の交換である。
そして、それはより魔力のコントロールに優れた方―――今回で言えば私―――に主導権がある。
普通ならば、相手から魔力を奪うために使用される方法だが……。
逆に、魔力を与える、と言った使い方も可能ではある。
彼女が失っていたのは体力だが、魔力と体力はそれぞれ相互関係にあり。
魔力が枯渇すれば体力は失われるし、逆に補給されれば体力も充実する。
もっとも、奪う場合とは違い、魔力から体力への変換はそれなりに効率が悪いのだが……。
それでも、彼女という戦力を失うよりはいいだろうと、そう判断した。
いや、しかし、最初は殺すつもりだったのだ。
彼女に口付けたそのときまでは。
だけれども。
もう少し、生かしておけないかと。
彼女の今にも途絶えそうな鼓動を感じて、そう思ってしまった。
そもそも、魔力を吸収するためだけならば、吸血するほうがよほど効率はいい。
それを考えると、口付けという手段を選んだ時点で、殺したくないと、私はどこかでそう思っていたのかもしれない。
同情、だろうか。
それとも、似ている彼女との傷の舐めあいのつもりか。
自分でも、よく分からない。
儚くて、可憐で、なのに狂気を隣り合わせに持っていて。
あの子にも似た、彼女。
多分、妹だったら完璧だった。
そんな、壊れた幻想。
……でも、こんなことはこれっきりだ。
相手に魔力を与えての体力回復。
正直、経験に薄く結果もはっきりと保証が聞くようなものではない。
相手の消耗を考えたら、失敗しなかったことの方が不思議なぐらいだ。
彼女の魔眼に魔術に近しい属性があって、魔力変換が上手くいきやすかったのかもしれないが……。
とにかく、成功したからよかったものの、失敗していたら二人とも無駄に消耗するだけになっていた可能性すらある。
以後、自重しよう。
そうだ。
どれだけ、あの子に似ていても。
彼女は彼女で、あの子はあの子だ。
私の望みはあの子の元へ帰って聖杯戦争で勝利させること。
彼女も利用するだけの存在だ。
それを忘れてはいけない。
見誤ってはいけない。
そう、自分に言い聞かせた。
「……ライダーさん。聞いてます?」
「え? ああ、はい、なんですか?」
聞いていなかった。
それが分かってか、彼女は睨むような目をきつくしながら私を見る。
「キスが治療だって言うのは、まあ分かりました……。舌を入れたのもいいんですけど……」
「はい」
「……どうして最後に胸を触ったんですか?」
ああ―――そんなことは簡単だ。
「私の趣味です」
ぽすん、と。
顔に向けて投げられるクッション。
そんな他愛ない彼女の抗議が可愛く思えて。
私は思わずくすりと笑った。
[D-7/駅周辺民家:寝室/一日目/昼]
【ライダー@Fate/stay night】
[状態]:魔力消費(大) 右腕に深い刺し傷(応急処置済み) 若干の打撲 、両足に銃痕(応急処置済み)
[服装]:自分の服
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式x3、ライダーの眼帯、不明支給品x0〜5、眼鏡セット(魔眼殺しの眼鏡@空の境界 を含む)@アニロワ3rdオリジナル、
天の鎖(エルキドゥ)@Fate/stay night、デリンジャーの予備弾薬@現実、
ウェンディのリボルバー(残弾1)@ガン×ソード 、参加者詳細名簿@アニロワ3rdオリジナル、デリンジャー(0/2)@現実
[思考]
基本:優勝して元の世界に帰還する。
0:とりあえず放送までは隠れて藤乃の体力回復を待つ
1:藤乃を利用して、殺しあいを有利に進める。
2:サーヴァントと戦国武将に警戒。
3:魔力を集めながら、何処かに結界を敷く。
4:出来るだけ人の集まりそうな街中に向かう。
5:戦闘の出来ない人間は血を採って放置する。
6:魔力が減っているセイバーを追撃し駆逐する
[備考]
※参戦時期は、第12話 「空を裂く」より前。
※C.C.の過去を断片的に視た為、ある種の共感を抱いています。
※忍者刀の紐は外しました。
※藤乃の裏切りに備えて魔眼で対応できる様に、眼帯を外しています。
※藤乃の千里眼には気づいていない様子です。
※戦国BASARA勢の参加者をサーヴァントと同様の存在と認識しました。
※以下の石化の魔眼の制限を確認しました。
通常よりはるかに遅い進行で足元から石化。
魔眼の効果を持続させるには魔力を消費し続けないといけない。
なお、魔力消費を解除すれば対象の石化は解ける。
【浅上藤乃@空の境界】
[状態]:千里眼覚醒・頬に掠り傷(応急処置済み)疲労(大)後頭部に打撲(応急処置済み) 全身に軽い刺し傷(応急処置済み)
[服装]:黒い服装@現地調達
[装備]:軍用ゴーグル@とある魔術の禁書目録
[道具]:基本支給品一式、拡声器@現実
[思考]
基本:幹也の為、また自分の為(半無自覚)に、別に人殺しがしたい訳ではないが人を殺す。
0:もうちょっと休む
1:ひとまずライダーと共に行動する。
2:人を凶ることで快楽を感じる(無自覚)。
3:サーヴァントと戦国武将に警戒。
4:琴吹紬を探して凶る。
5:できれば式も凶る。
6:それ以外の人物に会ったら先輩の事を聞き凶る。
7:幹也に会いたい。
8:逃げた罰として千石撫子の死体を見つけたら凶る。
9:セイバーを追撃する
[備考]
※式との戦いの途中から参戦。盲腸炎や怪我は完治しており、痛覚麻痺も今は治っている。
以上。
代理投下終了です。
支援ありがとうございました^^
/\___/ヽ
/''''''ライダー''''::::::\
. | (。), 、(゚)、.:| あばば・・・勘違いしないでよね・・
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| おうッ・・こんなサービス滅多にしないんだからぁ・・・・・
. | mj |=‐ァ' .::::|
\,〈__ノニニ´ .:::/
/ノ ノ -‐‐一´\
投下および代理投下乙です
今年はこれで終わりかしらん
投下乙
後は年明けまで放送案募集という名の正月休みだな
よいおとしを
良いお年を〜
投下&代理投下乙です
戦闘だけでなくサービスもこなすとはさすがライダーさんw
藤乃を桜と重ねたのか、そういやどこか似ているな
最後クッション投げるところ可愛かった
この調子でぬるぬるオイルマッサージもお願いしたい
出来れば美穂子と一緒で
あけおめことよろ
よきロワでありますように
あけおめことよろ
あけロワことよろ
608 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/01(金) 01:25:46 ID:j6jfC6ZK
あけおめ アニロワ2010、START!
今年のどうでもいい抱負
4thにはDevil may cryとCAANANとphantomを出す。
去年の反省:繋ぎSSとフラグSSが書けなかった
今年の抱負:文章力をつける
武田軍の馬の所持者
:衣(穿いてない)・グラハム→光秀・澪(制服→ナース服)→唯(制服)・美穂子(穿いてない・ミニスカ)
馬イク
:信長→ユフィ・アーニャ→ヴァン
なんというか武田軍の馬の方がはるかに恵まれてるな
なんでだろう
馬イクより武田軍の馬のほうが許せなくなってきた
しかもあいつ、自分から率先して穿いてない美穂子と唯を乗せようとしたよな…
ファサリナとふじのんライダー乗せれば
大体の参加キャラでの作中ナンバーワン巨乳を網羅したことになるのか、あいつ
新年あけましておめでとうございます。
だいぶスレが流れてしまったので、今後の日程について改めて告知を。
★ 連絡事項 ★
二回放送案の締切と投票、ならびに予約解禁の日程は下記の通りとなります。
・放送案の受付 〜1月6日(水)23時まで
・放送案の投票 1月7日(木) ※同票になった場合、8日(金)夜に短時間投票
・放送後の予約解禁 1月9日(土)0:00:00 (8日(金)24:00)予定
【投票ルール】
・PC、携帯のどちらからも投票可能
・認証書き込み等は不要
・同一IDから複数の投票があった場合は、最初の一票のみ有効で残りは無効票
>◆Wf0eUCE.vg氏
氏の放送案についてですが、まとめwikiに収録したいのでできればタイトルの指定をお願いします。
また、仮投下スレでトリバレの指摘がありましたので、そちらへの対応も併せてお願いします。
あと、破壊された施設は色変えようかと思ったんですが、
破壊されてるかどうかの基準に悩んだのでやめました。
色を変えたほうがいいのであれば、どの施設を「破壊されてる」としていいのか意見をいただければと思います。
書き手を神格化してきてる避難所の空気が非常に気持ち悪い
>>617 下のほうがいいかな
なんとなくだが網掛けよりも綺麗だ
地図乙です
同じくしたの方がいいです
そっちの方が見やすい
施設は別にの破壊状況まではしなくていいかと
622 :
617:2010/01/05(火) 00:19:44 ID:GaxzYQpY
ご意見ありがとうございます
禁止エリアが正式決定するまでに出された要望には極力応じるつもりですので
別の色がいいとか色の濃さとか、その他細かいことでも何かあれば言ってください。
623 :
放送案まとめ:2010/01/05(火) 00:30:58 ID:svyEAZCR
キボウのちゼツボウ/放送前ランチタイム ――《第二回定時放送》 ◆CcfuOxf30g
登場キャラ:遠藤勇二、インデックス、言峰(?)
追加ルール:市街地に降雨。ペリカを各地にばら撒き。殺人ボーナスの示唆。
閉鎖エリア:指定なし
十二時(ダイニカイテイジホウソウ) ◆70O/VwYdqM
登場キャラ:遠藤勇二、インデックス
追加ルール:人質。
閉鎖エリア:【B-3】【C-1】【G-6】
新しい手法での放送形式の提案 ◆quk2SNagNM
登場キャラ:遠藤勇二、今川義元(放送にて死亡)
追加ルール:なし
閉鎖エリア:指定なし
第二回定時放送〜たった一つのミス〜 ◆4QcrSDrueI
登場キャラ:遠藤勇二、インデックス、あのお方(?)
追加ルール:表と裏の結界
閉鎖エリア:指定なし
空中ランチタイム〜第二回定時放送〜 ◆MQZCGutBfo
登場キャラ:遠藤勇二、インデックス、シュナイゼル(?)、ディートハルト、言峰(?)、ランサー、ビスマルク(?)
追加ルール:なし
閉鎖エリア:指定なし
Second Mission ◆tCW/w.b6/g
登場キャラ:遠藤勇二(死亡)、ディートハルト、ソレスタルビーイング(全滅)、リボンズとイノベイターたち(全滅)、黒の騎士団(全滅)、OZ(全滅)、ギルガメッシュ、言峰
追加ルール:なし
閉鎖エリア:指定なし
ボーナスステージ――――第二回定時放送 ◆Wf0eUCE.vg
登場キャラ:遠藤勇二、インデックス、黒服、クライアント(?)
追加ルール:殺人ボーナス(@1億ペリカ)。即報酬の場合は@1000万ペリカ
閉鎖エリア:指定なし
第二回定時放送〜クビワリサイクル〜 ◆1aw4LHSuEI
登場キャラ:遠藤勇二・インデックス・忍野メメ
追加ルール:首輪換金制度。ペリカ対応無人販売機の設置。時間経過ごとに景品増加。
閉鎖エリア:【C−7】【D−6】【E−5】
天使再誕/流血へのシナリオ――《第二回定時放送》◆EXBRaAFchM
登場キャラ:遠藤勇二、インデックス、リボンズ・アルマーク、ディートハルト
追加ルール:放送禁止エリアに宝物(例として無頼)。人質(ヒイロ・ユイに対しては犬と少女)
閉鎖エリア:指定なし
遠藤お兄さんの楽しい第二回放送 ◆5iKodMGu52
登場キャラ:遠藤勇二・インデックス・ディートハルト・カウンター(?)・ルルーシュの親族(?)
追加ルール:放送の動画配信・殺人ボーナス(回復アイテム)
閉鎖エリア:【A-2】【A-3】【A-4】
まとめ乙です。
めっちゃ増えてるwww
すごいなあ、ありがたいことだね。
いいねいいね
力作揃いだなぁ
もう一本投下されたか
Second Mission ◆tCW/w.b6/g
なんという月厨wwwwwwwwwwww
ギルと言峰出しただけで月厨認定かw
じゃあリボンズ出した人はガノタでメメ出した人はイヒ厨なんすか?
まぁあのSSはもっと恐ろしい何か、だな
あらゆる勢力を全滅させてんだから月厨だろうよ
なるほど型月以外の勢力を出させないようにしているのか
正に抑止力w
支給品を漁ると携帯電話が出てきた。
幻想御手(レベルアッパー)という音楽ファイルが入っているようだ。
早速それを聞くべくイヤホンを付けようとしたが、妙な不協和音しか聞こえなかったので首輪にひっかけたまま放置する。
電源ON、再生中。殺し合いが順調に続く中、延々と再生中。
●
共感覚性を利用して使用者の脳波に干渉する音声ファイルが延々と首輪へと流され続ける。
その音声を拾い、傍受していた人間たちがいた。
愉悦に浸り自信満々で会場の様子を見聞きしていた遠藤・・・無意識下で聞く・・・聞いてしまう・・・!
その他構成員・・・黒服・・・そしてインデックスの耳にも入ることは・・・当然・・・至極・・・ッ!
ここで主催者達に電流走る・・・!(共感覚性的な意味で)
世界中のありとあらゆる魔道書・・・!邪本悪書103000冊を有する頭脳とリンク・・・ッ!
超能力者ではなく・・・魔術師に干渉できるかは定かではなかったが・・・当然干渉は干渉ッ・・・!
倒れる・・・! 各々に与えられた職務を全うすることなく・・・気を失うッ・・・!
命はある・・・! だが頭の命令に身体が応答しない・・・! とどのつまり、廃人・・・ッ!
こうしてロワイアル主催者達は自滅した。
【主催者廃人END】
あと十時間で投票開始か…
オラなんかわっくわくしてきたぞ!
接戦になりそう
確かにわくわくするw
複数人いるように見せかけて自演で放送案投下すりゃこんなもんか
乙
何個投下したん?
【A】キボウのちゼツボウ/放送前ランチタイム ――《第二回定時放送》 ◆CcfuOxf30g氏
登場キャラ:遠藤勇二、インデックス、言峰(?)
追加ルール:市街地に降雨。ペリカを各地にばら撒き。殺人ボーナスの示唆。
閉鎖エリア:【D-6】【A-2】【G-2】
【B】十二時(ダイニカイテイジホウソウ) ◆70O/VwYdqM氏
登場キャラ:遠藤勇次、インデックス
追加ルール:人質。
閉鎖エリア:【B-3】【C-1】【G-6】
【C】新しい手法での放送形式の提案 ◆quk2SNagNM氏
登場キャラ:遠藤勇次、今川義元(放送にて死亡)
追加ルール:なし
閉鎖エリア:指定なし
【D】第二回定時放送〜たった一つのミス〜 ◆4QcrSDrueI氏
登場キャラ:遠藤勇次、インデックス、あのお方(?)
追加ルール:表と裏の結界
閉鎖エリア:指定なし
【E】空中ランチタイム〜第二回定時放送〜 ◆MQZCGutBfo氏
登場キャラ:遠藤勇次、インデックス、シュナイゼル(?)、ディートハルト、言峰(?)、ランサー、ビスマルク(?)
追加ルール:なし
閉鎖エリア:指定なし
【F】Second Mission ◆tCW/w.b6/g氏
登場キャラ:遠藤勇次(死亡)、ディートハルト、ソレスタルビーイング(全滅)、リボンズとイノベイターたち(全滅)、黒の騎士団(全滅)、OZ(全滅)、ギルガメッシュ、言峰
追加ルール:なし
閉鎖エリア:指定なし
【G】ボーナスステージ――――第二回定時放送 ◆Wf0eUCE.vg氏
登場キャラ:遠藤勇次、インデックス、黒服、クライアント(?)
追加ルール:殺人ボーナス(@1億ペリカ)。即報酬の場合は@1000万ペリカ
閉鎖エリア:指定なし
【H】第二回定時放送〜クビワリサイクル〜 ◆1aw4LHSuEI氏
登場キャラ:遠藤勇次、インデックス、忍野メメ
追加ルール:首輪換金制度。ペリカ対応無人販売機の設置。時間経過ごとに景品増加。
閉鎖エリア:【C−7】【D−6】【E−5】
【I】天使再誕/流血へのシナリオ――《第二回定時放送》◆EXBRaAFchM
登場キャラ:遠藤勇次、インデックス、リボンズ・アルマーク、ディートハルト
追加ルール:放送禁止エリアに宝物(例として無頼)。人質(ヒイロ・ユイに対しては犬と少女)
閉鎖エリア:指定なし
【J】遠藤お兄さんの楽しい第二回放送 ◆5iKodMGu52
登場キャラ:遠藤勇二、インデックス、ディートハルト、カウンター(?)、ルルーシュの親族(?)
追加ルール:放送の動画配信・殺人ボーナス(回復アイテム)
閉鎖エリア:【A-2】【A-3】【A-4】
【K】ミスリード――《第二回定時放送》 ◆SDn0xX3QT2氏
登場キャラ:遠藤勇次、インデックス、シュナイゼル、石田さん
追加ルール:死亡者に福路美穂子、ノルマ10人、シュナイゼル、石田さんの監禁
閉鎖エリア:【A-1】【A-2】【D-6】
【L】第二回定時放送X動き出す現状X新たなる刺客(?) ◆hqt46RawAo氏
登場キャラ:遠藤勇次、インデックス
追加ルール:列5〜7にて降雨、列車が午後六時に運行再開、ギャンブル船の移動、ギャンブル船の景品増加、闘技場の拡充、サーシェスのジョーカー入り?
閉鎖エリア:【C-2】【D-6】【G-6】
【M】第二回定時放送、または66番目の登場人物 ◆LJ21nQDqcs氏
登場キャラ:遠藤勇次、インデックス、原村和、シスターズ
追加ルール:新ジョーカー原村和投入、明らかにおかしい死亡者リスト、D-6にて濃霧、15時より列車運行再開
閉鎖エリア:【C−6】 【D−6】 【E−5】
643 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/07(木) 18:11:31 ID:tBUHNqv/
Hがリードしてるな
そしてE、L、Mが追う展開か
★ 連絡事項 ★
現在、したらば投票用スレにて放送案の投票を実施しています。
23:59:59が締切となるのでまだの人はお早めに。
なお、これ以降は、投票の途中集計や実況行為を行うのは控えるようにお願いします。
今回の投票で仮に一位が同票で並んだ場合は、明日の21:00:00〜22:59:59に決戦投票を行う予定です。
時間に関しては何か意見があればしたらば議論スレまで。
また、二回投票までを対象とした人気投票についてしたらば避難所スレで意見が出されていますので
日程や投票の部門について何か案のある人は避難所スレでお願いします。
645 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/07(木) 23:04:13 ID:tBUHNqv/
残り一時間か
接戦だな
どちらが制するのか
投票結果が出ました
【A】2票
【B】3票
【C】2票
【D】2票
【E】7票
【F】0票
【G】2票
【H】42票
【I】2票
【J】1票
【K】1票
【L】4票
【M】41票
よって、
【H】第二回定時放送〜クビワリサイクル〜 ◆1aw4LHSuEI氏
登場キャラ:遠藤勇次、インデックス、忍野メメ
追加ルール:首輪換金制度。ペリカ対応無人販売機の設置。時間経過ごとに景品増加。
閉鎖エリア:【C−7】【D−6】【E−5】
が当選となりました。
>>647 集計乙です!
すげーデットヒートだw
クビワリサイクルなら文句はない
新人の方々も乙でした
これを機にどんどん本編でも参加してくると良いかも
まさか「66番目の登場人物」が1,2を争う結果になるとは思わなんだ
おっぱいってすげぇな
★ 連絡事項 ★
放送案の投票ですが、現時点での集計結果は
>>647の通りとなります。
上位ニ作品が接戦となっているため、なるべく多くの人に票数の誤りが無いかの確認をしていただきたいと思いますので
ご協力をお願いします。
誤りがあった場合の指摘はしたらば投票用スレまで。
間違いが無いことが確認できた場合も、その旨を投票用スレまでレスいただけると助かります。
もし【H】と【M】が同票となった場合は決戦投票が必要となりますので、確認・指摘はなるべく早くお願いします。
★ 連絡事項 ★
禁止エリアについて、現在話し合いが行われています。
話し合いの結果によっては禁止エリアがSS内の記述から変更されます。
ちょっとした質問スレで言われたのがきっかけですが、議論スレへと誘導を行いましたので
質問スレの内容を確認後に議論スレで意見をお願いします。
なお、集計ミスの指摘は引き続き受付中です。
>>649 空中ランチタイム、クビワリサイクル、動き出す現状の三すくみになると思ってたんだけどなぁ
おっぱい怖い
ランチタイム氏は新人ながら中々良かった。今後に期待したい
動き出す現状はエスポワールが動くアイディアが良かったよね
船が動くってのには正直驚いたw
盲点だったわぁ
いつか期を見てリサイクルしたいネタだな
結局「66番目」はおっぱいが売りだっただけか
切り札の人もポルノと同レベルって事だな
投票の集計結果に対するミスの指摘は無いようなので
第二回放送は◆1aw4LHSuEI氏の『第二回定時放送〜クビワリサイクル〜』に正式決定となります。
既にほとんどの人が仮投下スレもしくはまとめwikiで読んでいるとは思いますが、一応本スレに代理投下しておきます。
「こんにちは。インデックスです」
無機質な声が会場に響く。
それは、一つの区切り。
殺し合いに乗るもの、抗うもの、主催者。
その全てに平等に与えられる時間。
「ゲーム開始より十二時間が経過しました。
第二回目の定時放送を行ないたいと思います。
繰り返しになりますが、皆様お聞きのがし無きようにご注意ください。
………………。
よろしいでしょうか。では、連絡事項をお伝えします。
まず、電車の復旧についてですが、不測の事態が発生して運行休止状態が続行しています。
復旧の目処は現在たっておりません。ご迷惑をお掛けすることをここにお詫びします。
続いて、禁止エリアの発表です。
第一回と変わりなく、三時間後、午後三時以降より立ち入り禁止エリアが三つ増加します。
今回の閉鎖エリアは【A−2】【C−7】【D−6】の三箇所です。
くれぐれも誤って進入しませんように。
そして、最後に第一回放送からこの第二回放送までの死亡者を発表させていただきます。
【真田幸村】
【キャスター】
【黒桐幹也】
【田井中律】
【八九寺真宵】
【利根川幸雄】
【刹那・F・セイエイ】
【本多忠勝】
【船井譲次】
【琴吹紬】
【アーニャ・アールストレイム】
【荒耶宗蓮】
【セイバー】
以上、今回の死亡者は十三名。残りは三十七名となりました。
私からの連絡事項は以上です。それでは」
† † †
「おおっと……! 待ってくれ、まだ終わりじゃないぞ……!
こんにちは、諸君! 遠藤勇次だ……!
俺がわざわざまたこうして出張ってきたわけ……!
別に、またただ単に思わせぶりなことを言いにきたんじゃないぞ……!
『新ルール』……!
そう、今回はこいつの発表をしにきた……!
これを聞き逃したら一大事だ……!
クククク……! おいおい、気持ちも分かるがそう身構えるなよ……!
これはお前達の誰にとってもそう悪い話じゃない……!
むしろチャンス、といってしまっていいかもしれないっ……!
失礼……! 思わせぶりな態度はやめると言ったばかりだったな……!
では、新しいルールを発表しようっ……!
それは……
『首輪換金精度』っ……!
これだけで勘のいいものはどういうことか見当が付いたんじゃないか……?
そう、言葉の通りに諸君らの首についている首輪を金と交換してやる、というルールだ……!
もう少なくない人数の人間が気付いていると思うが……
この《バトルロワイアル》会場内でもペリカが存在し、使用することができるっ……!
しかし、それを得る方法は今まで支給品かギャンブルに限定っ……!
殺人を積極的に行なっていた真面目な者達にはさぞかし不満だっただろうっ……!
だがっ……! このルールにより他者を殺して首輪を奪えばペリカを得ることが出来る……!
より殺したものがより報酬を得ることが出来るっ……! 平等な、正しい世界となるわけだ……!
力の弱いものも安心しろ……! 今ならば死体の首輪は殆ど回収されていないだろうっ……!
死体の首を切る度胸さえあれば……誰にだってペリカを得ることは出来る……!
そこから先で何を得て何を行なうのかは諸君次第というわけだが……!
おっと、肝心の換金方法を言い忘れていたな……!
各施設……地図上に黄色の丸で表示されている施設にそれぞれ換金ボックスを設置した……!
そこに首輪を投入してもらえばペリカが支給される、ということだ……!
なお、その際の金額はその首輪を付けていた対象により異なる……!
より、優勝に近い……と、こちらが判断した対象は多額の賞金が出る、と考えて貰っていい……!
ああ……当然ペリカの使用用途はあるのか、ということが次には気になるだろうな……!
今までペリカが使用できる場所は非常に限られていたしな……!
そう考えるのも当然というものだ……!
だが、その不満にも我々は解消する手段を持っている……!
そう、それは無人販売機の設置だ……! 換金ボックスと並んで設置しておいた……!
それほど仰々しいものは取り扱っていないが、簡単な武器や嗜好品などを取り揃えておいた……!
喜んで貰えると嬉しいっ……!
それだけじゃないっ……!
施設によっては面白いペリカの使い方を用意しておいたっ……!
例えば『死者の眠る場所』では『断末魔サービス』などだ……!
ククク……詳細やその他のものは、是非、諸君らの目で確かめて欲しい……!
さて、そろそろ終わるが、質問や意見は残念ながら放送という形をとっている以上受け入れることは出来ない……!
残念だがな……だが、顧客を飽きさせない工夫はさせて戴くっ……!
それは、時間経過による商品の追加……! 後半になればなるほど派手なものが増えていく、というわけだ……!
それが何なのか……察しが付いた奴もいるだろう……!
ククク……思わせぶりなのはこのぐらいにしておこうかっ……!
では、俺からは以上だっ……! 諸君らの健闘を祈るっ……!」
† † †
ぶつん、と。
今度こそ本当に放送は終わる。
後に残るのは暗い部屋。
闇に満ちた部屋にただ一人、遠藤勇次だけが残された。
「ふうっ……」
額の汗を拭いて息をつく。どうみても余裕の無い様子。
その姿はとてもではないが、先程まで可笑しそうに人々を殺し合いに駆り立てようとしていた様には見えなかった。
当然といえば、当然。
運が巡ってきたと、遠藤は開会式でそう言った。
それはチャンスをつかむ機会がきたと言うこと。
だがしかし、つまり未だチャンスを握りしめてはいないということだ。
もしも、この計画を失敗させてしまったら……?
決まっている。前最高幹部や前会長ですら―――失敗すればあの様だ。
自分だって、碌な目には合わないに決まっている。
だからこそ、なんとしてもこの殺し合いを遂行しなくては―――
カチャリ。
唐突に、軽い音がしてその部屋の扉が開く。
「誰だっ……!?」
即座に警戒して構える。
何故だ。
しばらくこの部屋には放送が終わっても誰も寄越すなと言っておいたはずだが……?
思わず、懐の拳銃に手がのびる。
「誰だと聞いて……!」
「はっはー。どうしたんだい。大きな声なんて出して。元気がいいねぇ、遠藤くん――」
その男は、胡散臭くもにやりと笑って切り返す。
「――何かいいことでもあったのかい?」
† † †
「お前……何をしにきた」
『協力者』の一人であるこの男を遠藤は信用してはいなかった。
実力は間違いなくあるのだろうが、その軽薄な態度と、どうみてもこちらに屈服していないその姿勢が苦手だった。
この男ならば確かに力づくだろうが隠れてだろうが黒服たちを掻い潜りここまで来るのは容易だろうが……何をしにきたというのだろうか。
正体がわからなかった先程よりも、強く疑問を覚える。
「何って酷いなあ……。僕は契約を果たしに来ただけだよ」
「契約だと……?」
「そう。――荒耶宗蓮は死んだんだろう?」
「…………」
荒耶宗蓮は優れた魔術師である。
特に結界に関するならばあらゆる世界でも随一といっていい実力を誇る。
そのために、この《バトルロワイアル》でも結界を作成させていた。
そして、目の前のこの男。
この男は荒耶には及ばないが、結界の使い手である。
また、「バランスをとること」にかけては何よりも高い能力を持っていた。
そう。参加者たちにかけられた、よりこの殺し合いにゲーム性を持たせるための「制限」。
それを構築した一旦はこの男によって行われているのだ。
もっとも完全に互角にしてしまっては面白みはなくなるので、「誰でも優勝できる可能性がある」程度に留めてあるが。
荒耶の「結界」と、この男の「バランス」。
無論、それで全てと言うわけではないが、それらがこの《バトルロワイアル》の中核を担っているのは事実だった。
そして、ゲームに直接参加して内部より結界を調整する、と言った荒耶宗蓮が死んだ今。
結界が、何者かによって破壊されていっているという今。
それに手を出せるものは少なかった。
「だったら、結界の修復は僕に任せるのがいいんじゃないかな?」
「……何のつもりだ」
どう考えても、この男が仕事が好きなようには見えない。
むしろ、自分のやるべきことさえ済ませたら、さっさとどこかへ行ってそうな気配すらある。
そんな男がこの後におよんで望むものは―――?
「んん? 僕はただ仕事に手を抜きたくないってだけだよ。でも、それじゃあ君の気が済まないって言うんなら――」
「何だ……!」
「そうだね。僕だってプロだ。追加料金を貰おうか――。一億でどうだい。もちろん、ペリカじゃなくて円でね」
そうだ。金だろうな。
胡散臭い男だが、プロと名乗るからにはやはり金が目当てだろう。
この仕事を受けた際も高額の金を要求したそうだしな……!
自分以外にそうやり手のいない仕事があって、金を得ることができるから、飛びついてきたというわけか……!
「一億か……。まあ、いいだろうっ……! だが、後払いだっ……! ちゃんと俺たちの手助けをしてくれたそのときに払おうっ……!」
「ああ。それで構わないよ。――だけど、一つだけ訂正だ」
「ん……?」
「僕は君たちを助けない。ただ力を貸すだけだよ」
疑問を浮かべた遠藤に、へらっと笑いながらそう言って。
現れた時と同じく唐突に、その男は部屋を出て行った。
† † †
(しかし、遠藤くんも随分と思い切ったことをするなあ)
暗い廊下を歩きながら男は考える。
首輪の換金制度。
確かにそれはこれまでの殺し合い以上に金が絡むものとなるだろうことは確かだ。
しかし、それは急にここに来てこのルールを持ち出した理由にはならない。
だったら最初からルールを定めておけばいいのだ。
ここにきて急にルールを追加した理由。それは――
(――首輪を参加者に所持されれば都合が悪い、ってことか)
いや、正確に言えば最初は良かったのだろう。
途中からルールが追加されたということは。
だが、結界がいくつか破壊され、荒耶が死んでしまったことで、なにかまずい点がある、ということなのかもしれない。
(僕は首輪製作に関わっていない以上、推測の域を出ないけど)
十中八九、間違いないだろう。
そして、自分と同じように考える参加者は零ではないはずだ。
そうすれば、このルールは裏目に出てしまうが、さて……?
(まあ、いいか。僕は力を貸すだけだ。――だいたい、君らとの契約は、『この場でのバランスを取ってくれ』なんだぜ?)
そう。忍野メメは揺るがない。
彼に取っていつだって信条としていることは一つ。
中立であること。
金を貰っている以上、露骨なことをする気はないけど……。
「参加者が主催者に勝つ可能性」ぐらいは作ってやらないと、バランスが悪いっていうものだ。
【第二回定時放送終了(ゲーム開始十二時間経過)@残り37名】
【忍野メメ@化物語】
[状態]: 健康
[服装]:
[装備]:???
[道具]: ???
[思考]
基本:この場でのバランスを取る
1:結界を修復する。
2:参加者が主催者を打倒する「可能性」を仕込んでおく。
[備考]
※参戦時期は不明。ひょっとしたら阿良々木暦らと出会う前かもしれませんし、最終回以後からかもしれません。
※忍野の推測があっているかは不明です。
投下乙。
ここからどうなるかは、書き手の皆さんのみぞ知るって感じだな
以上で代理投下終了です。
>>659-660なのですが、まとめwikiからそのままコピペしてしまったので改行が本来のSSと異なっています。
申し訳ありません。
では、あと2時間ほどで放送明けの予約解禁となります。
首輪換金精度って誤字?
だろうね
忍野が首輪換金制度って言ってるし
あちゃ〜衣カイジ死んじゃったかぁ〜
670 名前: ◆MQZCGutBfo[sage] 投稿日:2010/01/09(土) 00:00:00 ID:YCGPtxVw
ゼクス・マーキス、グラハム・エーカー、衛宮士郎、白井黒子 予約します
671 名前: ◆mist32RAEs[sage] 投稿日:2010/01/09(土) 00:00:01 ID:heInsr3I
デュオ式サーシェス五飛を予約します
672 名前: ◆kALKGDcAIk[sage] 投稿日:2010/01/09(土) 00:00:00 ID:pzouhPCI
阿良々木暦、東横桃子、ルルーシュ・ランペルージ、平沢憂を予約します
674 名前: ◆PV.nOaaCrQ[sage] 投稿日:2010/01/09(土) 00:00:02 ID:7u8WbZvA
ふじのん・ライダー予約します
675 名前: ◆hqt46RawAo[sage] 投稿日:2010/01/09(土) 00:00:02 ID:AyMjmbXI
海原光貴、荒耶宗蓮
予約
676 名前: ◆NrR3sMF5RA[sage] 投稿日:2010/01/09(土) 00:00:02 ID:KkWAnHws
織田信長で予約します
677 名前: ◆g5DEhSoQIc[sage] 投稿日:2010/01/09(土) 00:00:02 ID:.PAJ7.7.
カイジ、衣、ユフィ予約
681 名前: ◆0hZtgB0vFY[sage] 投稿日:2010/01/09(土) 00:01:14 ID:w5f0EqXk
再度、秋山澪、明智光秀、トレーズ・クシュリナーダ予約します
放送案は投稿しましたが、今回が本編初投稿となります。
どうかよろしくお願い致します。
衛宮士郎、白井黒子、グラハム・エーカー、ゼクス・マーキス 投下します。
支援
初々しくて大変よろしい。 支援
あれ、トリがしたらばと違う?
◆MQZCGutBfo です、ちょっと待っててくださいね(汗
S・I・E・N!S・I・E・N!
出ました。申し訳ありません。
改めまして、衛宮士郎、白井黒子、グラハム・エーカー、ゼクス・マーキス 投下致します。
――第二回定時放送前、軍用車内――
白井黒子に促され、首輪の解析を試みることになった衛宮士郎。
早速、黒子と向かい合い、首輪を対象に魔術行使による解析を始める。
集中して対面の黒子、そして黒子の首輪を見つめる。
(……な、なにか気恥ずかしいですの……)
そして所在無げに視線を逸らす黒子。
士郎の方も、そんな動作を見れば意識してしまう。
「いや、その……集中しにくいんだが……」
「な!……変な意識はしないで下さいまし」
ぽかり、と警棒で軽く士郎の頭を叩く。
「……だっ!」
「まったく……殿方は油断も隙もありませんのね。」
黒子はさっと立ち上がり、対面ではなく士郎の横に腰掛け、士郎とは逆方向を向く。
「……これなら、よろしいでしょうか?」
頭をさすりながら、ああ、と答え――
――先の無謀とも言える行動のように、
衛宮士郎は【自らを省みず】他人を助ける為に突っ走る傾向がある。
その為、とかく戦闘においては自身の技量以上の行動を取り、
返って仲間の足を引っ張ってしまう特性がある。
だが元来、学生生活における彼は
「穂群原のブラウニー」「偽校務員」「文連の修繕担当」
「弓道部の掃除機」「生徒会長のオプション装備」等々の二つ名で呼ばれ、
所謂後方支援、相手の影となり仲間をアシストする存在であった。
その中で特筆すべきが、校内の故障してしまったストーブやらビデオデッキやらを
いとも簡単に修理してしまう特技を持っていることである。
『解析魔術』により、その対象の構造を解析し、問題個所を特定できてしまうのだ。
【構造把握能力】
これこそが衛宮士郎が他人に秀でた能力。
独学で日々魔術の鍛練を行い、特化した能力。
剣の丘にて連鉄する魔術師の土台はここにある――
支援
「解析――開始――(トレース・オン)」
撃鉄を落とし、魔術回路を起動させる。
まずは基本骨子、次に構成材質の情報――
「……くっ!」
「どうかなさいまして?」
「……いや、大丈夫だ、続ける」
――流れてくる情報の量が多すぎる、と言おうとして止めた。
恐らく盗聴されている。不用意な発言はやめておくべきだ。
後で纏めて紙で伝えるべきであろう。
改めて解析を行う――
創造の理念――相手の支配、抑制、行動の把握。
基本骨子――機械による制御。そして魔力の流れが外面上を覆っている。
構成材質――外面には視覚による情報の偽装・抑制を行うことに特化した概念物・礼装が埋め込まれている。現在も機能している。
視覚妨害以外にも礼装が存在……恐らく魔術行使に対する防御、ただし魔力供給がされていないため、現在機能していない。
中心部には金属……知る限りの材質において該当するものがない。
トランシーバーに似た構造の装置が存在……エミヤシロウの知識では機能の断定は不可能。
ICチップらしきものが存在……エミヤシロウの知識では機能の断定は不可能。
電磁石と共に液体が存在……知る限りの液体に該当するものがない。
製作技術――技術と工程。車、電化製品といった現代の技術の範囲外で作られている。
その技術品に対し、視覚妨害・魔術妨害の機能を持つ限定礼装によって保護を行っている。
――エミヤシロウ単身では首輪の解除は不可能。
科学技術に精通した者の助力が必要。
また、外面の魔術的防御を解除できれば、
技術者単身による解析も可能であろう――
「……ふぅ……」
「ひゃう!」
解析終了で気が緩んだか、士郎の吐息がかかり、首輪を持っていた手が黒子のうなじに触れる。
そして、即座に飛んでくる白井黒子の右の手の平。
(……手の平は……無事だったんだ……)
――薄れゆく意識の中、そんなことを思った。
「なるほど……」
(少年にこんな【力】があったとは……)
左頬を真っ赤に腫らした士郎からメモを受け取り、グラハム、そしてゼクスが内容を読む。
――放送の直前ではあったが、これ程重要な情報を共有しておかないわけにはいかないと、
一瞬意識が飛びかけた士郎は、怒りを納めた黒子と共に、車外のグラハム達の元へ伝えに来たのだった――
(我が友、ビリー・カタギリがこの場に居ないのが惜しいな……)
シロクロコンビの青い春に付き合うつもりは毛頭なく、解析内容について嘆息する乙女座の男。
彼の駆る愛機フラッグは、常に親友のビリー・カタギリに整備を任せており、
グラハム・エーカー自身は士官学校時代の一通りの機械工学知識しか持っていない。
(少年における「現代の技術の範囲外」となれば、恐らくは「ガンダム」が存在するこちら側の技術か)
【技術者】の単語を隠しながら会話を続ける。
「残念ながら、私には参加者の中ではアテがない。ゼクス・マーキスよ、そちらはどうか。」
メモを読み、考えるゼクス。
(トールギス、そして「ガンダム」を作ったあの老人達であれば可能であろうが……)
ゼクス自身の知識は、あくまでパイロットとしての域を出ない。
(あの老人達のことだ、例の少年達には機械工学についても叩きこんでいる可能性が高い、か……)
「……そうだな、ガンダム・パイロットであれば、あるいは……」
【ガンダム】の名にピクリと反応したグラハムだが、
まずは一度置いておくのか、視線を白井黒子に向ける。
「残念ながら、そのような知り合いは、こちらには来ていないようですの。」
ようやく落ち着いた白井黒子も会話に参加する。
学園都市も科学に特化した場所ではあるが、あの上条当麻はとても科学に精通しているようには見えない。
「ふむ……」
グラハムが時計を見ると、時刻は正午1分前。
これ以上の考察は放送後に、と口を開きかけると――
「……ぐっ!!!」
何の前触れも見せず、突如、衛宮士郎の左手が光り、残り一画の令呪が消えていく。
「―――セイ、バー……?」
そして、この場に居ない少年と異口同音に、衛宮士郎が紡ぐ。
セイバー。
気高き剣の英霊にして、ハッとするほど綺麗な美少女。
こんな自分を守り、どんな時も傍にいた、強く、凛々しい剣士。
ごはんを作ってあげた時の笑顔など、年相応の表情も見せ始めていた。
蔵で最初に出会った時の姿
傷つきながらも怪物と戦う姿
道場での静かに佇む姿
おかわりを要求してくる姿
光の奔流を剣から放つ姿
令呪の喪失は、即ちセイバーがこの世界から消えてしまったということ。
どんな状況で、どんな想いでセイバーが消えてしまったのか、知る由もなく……
「衛宮さん……」
何か大切なものを突然奪われたような、少し前の自分と同じような表情をした少年。
恐らくは、衛宮士郎にとっての、大切な人間が失われてしまったのであろう。
そんな彼に対し、自分は何ができるのだろうと考えようとした時―−
放送が、流れる――
□
では、俺からは以上だっ……! 諸君らの健闘を祈るっ……!」
「な……」
ゼクス以外の三人が絶句する。
【八九寺真宵】【利根川幸雄】
エスポワールで待機していたはずの二人の名が呼ばれている。
そして迷わず、グラハム・エーカーが叫ぶ。
「ゼクス・マーキス!申し訳ないが行き先が決まった!
我々はこれからすぐに船に引き返さなければならん。貴公はどうされる!!」
先程の話から、恐らくは非戦闘員を残してきた船が、何者かに襲撃された可能性が高いのであろうと考えるゼクス。
車での移動であれば、移動中に詳細な情報交換も可能であろう。
「ああ……私も動向させて頂く。」
ゼクスの答えに頷き、グラハム・エーカーは衛宮士郎の目を見る。
「少年、行けるか?」
心配そうに見守る黒子に礼をいい、両の手で自身の頬を叩く。
「はい……!向かいましょう、エスポワールへ!」
(そうだ……こんなところで、立ち止まったら駄目だよな。
必ず、こんなふざけた事を仕組んだ奴らを倒す。
――だから、どうか見ていてくれ、セイバー……)
脳裏に映る、凛々しく屹立する少女に向け
そっと、黄金の剣を握りしめ、衛宮士郎は誓う――
□
「……な、ななななな、なんでささささ」
疾走する、いや爆走する一台のジープ。
「ぐぐぐグラハムささん!ここ、もうすぐ禁止区域になななるんじゃ!?」
「黙っていろ少年!!舌を噛むぞ!!」
浜辺の道を、迷彩色の彗星が駆け抜ける――!!
ライトニング・カウント(閃光の伯爵)と呼ばれたゼクス・マーキスも、
グラハム・エーカーの操縦技術に舌を巻く。
(成程このグラハムと言う男……他の「ガンダムが存在する世界」でのエースパイロット的存在なのであろう。)
「――飛ぶが如く!飛ぶが如く!!飛ぶが如く!!!」
砂塵を舞い上げ突き進む軍用車両。
文字通り、飛んで――いや、「跳んで」――邁進する。
極限状態までGがかかるトールギスを操っていたゼクスにはなんともないが――
(情報交換は目的地に着いてから、だな。……後ろの少年達では辛かろう。)
助手席から後部座席を見やる。
――行きの対面での座り方ではなく、横に並んで座っている士郎と黒子。
シートベルトがない以上、ラッキースケベだ何だと言っている状況ではなく、
素直に黒子は士郎にしがみ付いている。
「ええええ衛宮さん、今度どどどどどさくさにまぎれて変なことをしましたら、
こここ今度はスタンンンガンを使いますのののよよよ!!」
「わわわわかってる!わかってるからけけけ警棒はしまって!あああ危ないから!!!」
彼女なりに士郎を元気付けようとしているのか、私はここだとばかりにしがみ付く。
――それに応えるような器量を、へっぽこ士郎は持ち合わせていないのだが。
そんな後部座席を省みず、グラハム・エーカーは運転に集中する。
――砂浜を抜け、廃墟と化した集落を、愛機フラッグの如き疾さで駆け抜ける――
>「――改めて言う、天江衣だ。その……衣も連れて行ってくれ、お願いだ!」
>「承知した。このグラハム・エーカーが君の身の安全を保障しよう」
状況はわからないが、きっとあの少女は不安で泣いているだろう。
あの船ならば、あの人数ならば安全だろうと、どこかで油断してしまっていた。
『君の身の安全を保障しよう』などと、良くも言ったものだ。
「このグラハム・エーカーは、嘘をつく人間などではないと言うことを、証明せねばなるまいな!」
この唾棄すべき世界で少女が頼れる人間は、このグラハム・エーカーをおいて他にはいないのだ。
「――待っていろ、天江衣――!!」
【B-6/廃村エリア/一日目/日中】
【衛宮士郎@Fate/stay night】
[状態]: 健康、額に軽い怪我(処置済み)、左頬が腫れる(軽傷)
[服装]: 穂村原学園制服
[装備]: カリバーン@Fate/stay night
[道具]: 基本支給品一式、特上寿司×20人前@現実
[思考]
基本:主催者へ反抗する
0:まずは黒子らと共にエスポワールへ戻る
1:首輪の情報を技術者へ伝え、解除の方法を探す。
2:黒子を守る。しかし黒子が誰かを殺すなら全力で止める
3:女の子を戦わせない。出来るだけ自分で何とかする
4:一方通行、ライダー、バーサーカーを警戒
[備考]
※参戦時期は第12話『空を裂く』の直後です
※残り令呪:なし
※Eカード、鉄骨渡りのルールを知りました
※エスポワール会議に参加しました
※帝愛の裏には、黒幕として魔法の売り手がいるのではないかと考えています。
そして、黒幕には何か殺し合いを開きたい理由があったのではとも思っています。
※衛宮士郎の【解析魔術】により、首輪の詳細情報(魔術的見地)を入手しました。
上記単体の情報では首輪の解除は不可能です。
【白井黒子@とある魔術の禁書目録】
[状態]:健康、精神疲労(中)、空虚感
[服装]:常盤台中学校制服、両手に包帯
[装備]:スタンガン付き警棒@とある魔術の禁書目録
[道具]:基本支給品一式
[思考]
基本:なるべく普段通りに振舞う(スタンスは決めあぐねている)
0:衛宮さん達と共にエスポワールへ戻る
1:衛宮さんが解析した首輪の情報を技術者へ伝え、解除の方法を探す。
2:お姉さまを生き返らせるチャンスがあるなら……?
3:衛宮さんが心配
4:衛宮さんはすぐに人を甘やかす
5:一方通行、ライダー、バーサーカーを警戒
6:少しは衛宮さんを頼る
[備考]
※本編14話『最強VS最弱』以降の参加です
※空間転移の制限
距離に反比例して精度にブレが出るようです。
ちなみに白井黒子の限界値は飛距離が最大81.5M、質量が130.7kg。
その他制限については不明。
※Eカード、鉄骨渡りのルールを知りました
※エスポワール会議に参加しました
※美琴の死により常に空虚感があります
空間転移は正常に使用できない可能性が高いです
※帝愛の裏には、黒幕として魔法の売り手がいるのではないかと考えています。
そして、黒幕には何か殺し合いを開きたい理由があったのではとも思っています。
※衛宮士郎の【解析魔術】により、首輪の詳細情報(魔術的見地)を入手しました。
上記単体の情報では首輪の解除は不可能です。
【グラハム・エーカー@機動戦士ガンダムOO】
[状態]:健康
[服装]:ユニオンの制服
[装備]:コルト・パイソン@現実 6/6、コルトパイソンの予備弾丸×30、軍用ジープ@現実
[道具]:基本支給品一式、五飛の青龍刀@新機動戦記ガンダムW
[思考]
基本:殺し合いには乗らない。断固辞退
0:エスポワール組が心配。特に天江衣。飛ぶが如くエスポワールへ戻る。
1:衛宮士郎が解析した首輪の情報を技術者へ伝え、解除の方法を探す。
2:ゼクスと情報交換し方針を決定する。
3:ゼクスからガンダムについて詳しく聞きたい
4:張五飛と接触したい
5:主催者の思惑を潰す
6:ガンダムのパイロット(刹那)と再びモビルスーツで決着をつける
※刹那の名を知らない為、相手が既に死んでいることを知りません。
7:地図が本当に正確なものかどうかを確かめるために名所を調べて回る
8:衣の友達づくりを手伝う。ひとまずは一万ペリカを手にいれ、『麻雀牌セット』を買ってやりたい
【備考】
※参戦時期は1stシーズン25話「刹那」内でエクシアとの最終決戦直後です
※バトル・ロワイアルの舞台そのものに何か秘密が隠されているのではないかと考えています
※利根川を帝愛に関わっていた人物だとほぼ信じました
※Eカード、鉄骨渡りのルールを知りました
※エスポワール会議に参加しました
※張五飛がガンダムのパイロット、少なくともソレスタルビーイングのメンバーであると知れないと考えています
※帝愛の裏には、黒幕として魔法の売り手がいるのではないかと考えています。
そして、黒幕には何か殺し合いを開きたい理由があったのではとも思っています。
※ゼクスから駅周辺で戦闘が行われていることを聞きました。
※第三回放送の前後に『E−3 象の像』にて、参加者同士で集まるというプランをゼクスから聞きました。
※衛宮士郎の【解析魔術】により、首輪の詳細情報(魔術的見地)を入手しました。
上記単体の情報では首輪の解除は不可能です。
【ゼクス・マーキス@新機動戦記ガンダムW】
[状態]:健康 新たな決意
[服装]:軍服
[装備]:真田幸村の槍×2
[道具]:基本支給品一式 、ペリカの札束 、おもちゃの双眼鏡@現地調達、その他デパートで得た使えそうな物@現地調達
[思考]
0:グラハムらに同行しエスポワールへ向かう。
1:グラハムらと情報交換し方針を決定する。
2:衛宮士郎が解析した首輪の情報を技術者、またはガンダム・パイロットへ伝える。
3:新たな協力者を探す。どんな相手でも(襲ってこないのなら)あえてこちらの情報開示を行う。
4:第三回放送の前後に『E−3 象の像』にて、一度信頼出来る人間同士で集まる
5:集団の上に立つのに相応しい人物を探す
[備考]
※学園都市、および能力者について情報を得ました。
※MSが支給されている可能性を考えています。
※主催者が飛行船を飛ばしていることを知りました。
※知り合いに関する情報を政宗、神原、プリシラと交換済み。
※悪人が集まる可能性も承知の上で情報開示を続けるようです。
※サーシェスには特に深い関心をしめしていません(リリーナの死で平静を保とうと集中していたため)。
※ライダーと黒服の少女(藤乃)をゲーム乗った特殊な能力者で、なおかつ手を組んでいると推測しています。
※ギャンブル船で会議が開かれ、参加者を探索していることを知りました。
※グラハムから以下の考察を聞きました。
・帝愛の裏には、黒幕として魔法の売り手がいる。そして、黒幕には何か殺し合いを開きたい理由があった。
※衛宮士郎の【解析魔術】により、首輪の詳細情報(魔術的見地)を入手しました。
上記単体の情報では首輪の解除は不可能です。
以上で、投下終了です。
首輪についてですが、科学と魔術が交錯するように、
魔術的見地+科学的見地の双方向による解析が必要な感じにしてみました。
今回の解析魔術のみでは首輪の解除はできないものとしています。
解析魔術が成功したのは、士郎が特化した魔術師だから、というのも勿論あるのですが、
ちょうど【荒耶宗蓮】の魔術行使がギアスにより使用できなくなった為、
魔術防御の礼装が機能せず、突破できるようにしています。(その後の【荒耶宗蓮】死亡でも同様)
【キャスター】の解析で『全く』分からなかったのは、【荒耶宗蓮】による魔術防御の礼装が存在していた為、
その時は防がれていたと仮定しています。
【式】の魔眼で線が見えないのは、視覚偽装の礼装によるものとしており、こちらは解除されていません。
会場の魔法陣との関係があるのかないのかは、後続の方にお任せします。
俺ホンコンビの突撃の際、【バーサーカー】の首輪が誘爆されなかった為、
ゲフィオンディスターバーによって首輪が発動しなかったのではないかと考え、
首輪爆発の材料は流体サクラダイトを想定しています。
ただ、本作品では【白井黒子】の首輪に対しての解析結果ですので、
他の人間の首輪が同一の物、という保証はどこにもありません。
(【一方通行】の首輪は間違いなく別物ですしね。)
最初トリでグダグダになってしまって申し訳ありません。
ご支援、本当にありがとうございました。
投下乙です
雰囲気出ててよかったです
ゼスクと一緒に船に帰るのか
でも予約見たら船は…混乱するだろうねw
初投下乙です
初々しくていいよいいよー
3rd士郎はやっぱり一味違うな
こっち方面で活躍するとはおもわなんだ
そしてグラハム急げ、マジで
グラコロ再結成に間に合うのかどうか
全体的に良い雰囲気でしたよ
乙
投下乙です
首輪に関して解析魔術でわかった範囲は結構いい塩梅だと思いますよー
セイバーを失った士朗の反応が少しタンパクかなと思うけど、これからジワジワ効いてくる感じにすれば問題ないか
投下乙。初投稿って不安だけどよく纏まっていました。少なくても自分何かよりは遥かに。
さすがガンダムが関わらなければ頼れる男グラハム。正直ゼクスと会った時点で不安だったが今は何とかなりそうだ。
そして船。ヤバイ、ユフィ爆弾超ヤバイ。ハム組足せば6人中4人日本人だー!
士郎ガンバレ超ガンバレ。ここが正念場だぞ40の死亡フラグを持つ主人公!
グラハムー!!!!!!!!!
早く着てくれえええええええええええええええ!!!!!!!
やはりあらゆる幻想をぶち殺せる上条さんの右手が
ロワ脱出への鍵か
しかし上条さんにはバーサーカーの影が・・・
とことん不幸だなw
702 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/09(土) 12:25:04 ID:RmBs1IwK
バサカと上条組とは距離が…
矛盾が無ければいいけど…
★告知★
二回放送までの人気投票をやります。
投票の方法については投票スレを見てください。
対象作品:第二回放送までのSS 106話『インターミッション――《第一回定時放送》』〜172話『誰も私を責めることはできない』
投票部門:【SS部門】【セリフ部門】【死亡キャラ部門】
投票方法:
・【SS部門】【セリフ部門】は1位〜5位までを投票。1位を5ポイント、2位を4ポイント……5位を1ポイントで集計。
・【死亡キャラ部門】は1位〜3位までを投票。1位を3ポイント、2位を2ポイント、3位を1ポイントで集計。
投票期間:今から〜15日(金)23:59:59
投票場所:したらば投票用スレ(
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13136/1261406175/)
織田信長投下します
やあ、ボクはペリカ換金ボックス。フリーの舞台装置さ。
……。
………。
…………。
吾輩はペリカ換金ボックスである。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
……。
………。
…………。
まあ、ただの換金ボックスに識別番号ではなくて固有の名前が付けられる事なんてまずあり得ないからね。
名前はなくて当り前さ――悲しくない、悲しくないよ。
そうだ、我らが眷族の自動販売機も日夜仕事に励んでいるんだ。
私も自らの職務を全うしなければ仲間達に顔向けできないね。
あ、仲間と云うのはこの会場中に散らばった同じくペリカ換金ボックスの兄弟たちのこと。
あいつらも今頃は初めての仕事に胸を高鳴らせているんだろうな。
でも私達に高鳴る胸はないっけ、失敬失敬。
あ、そうこうしているうちに誰か来たみたい?
は、初めての相手だけど誰だろう。
あまり高望みしないけど、綺麗で優しい天使みたいな人だとおじさん奮発しちゃうよ。
うん、それ無理。ごめん、換金のシステム上そんな事できませんでした。
あ、近くに来た来た。
さて、あなたは誰ですか?
……。
………。
…………。
げ ぇ っ ! 織 田 信 長 !?
あれ、おかしいな?
なんか一番来てほしくない人が来たみたいな気が……えっと……。
あ、そうか、幻か。
昨日の晩、初仕事前で張り切りすぎたせいでこんな幻を――見るわけねえだろぉぉぉおおおおお!!!!!
よし、もう一度よく見ろ私!
ほらほらよくよく見れば……。
威厳に満ち溢れた顔。
異常なまでに殺気が籠った視線。
万物を委縮させる絶対君主的なオーラ。
はい、どこからどう見ても織田信長様です、本当にありがとうございました。
……。
………。
…………。
ヤバい! マジやばい!! 超ヤバいっすよ!!!
無理無理無理無理、無理だって私壊されちゃうよ。
初めてなのに乱暴に扱われて壊されちゃうよ。
助けてー、神様仏様遠藤様。
この際腹ぺこシスターでもアロハおじさんでもいいから。
えっ……うそ、もう入れちゃうの!?
待った、まだ心の準備が……いや、初めてだからさ……上手にできるか、不安だし……。
――って、そんな事お構いなし!?
ん、あっ、ちょ、待って、そ、そんな……いきなり入れられると……。
ダメッ、壊れちゃうぅ……いや、ダメ、ダメなのにぃぃぃ……。
ら、乱暴にいれないでっ……も、もっと、優しくして……。
イヤッ、で、出ちゃう……ダメ、もう我慢できないぃっ……。
い、ぃや、いやああああああああああ!!!!!!!!!!
『もう一度最初から操作してください』
ほらね。
乱暴に入れようとするからエラーになっちゃった。
イタッ、暴力反対。
ガンガン蹴らないで。
凹む、凹んじゃう!?
はいはい。
今度は焦らずゆっくりしてね。
そうそう、うん、入った。
ピロリ〜ン♪
はい、プリシラの首輪だから1000ペリカだね。
ぐあ、げ、が、いや、け、蹴らないで。
仕方ないでしょ!
死亡してから6時間経過した参加者の首輪の換金価値は下落して一律1000ペリカになるんだから。
そこの注意書きにも書いてあるよ。
ちゃんと読めよ、この怒りん坊の馬鹿殿が!
ごめんなさい、うそです、そんなこと露ほども思っていません。
だから蹴るのやめてください、お願いします。
でも考えてみれば当然でしょう。
遠藤さんは『より、優勝に近い……と、こちらが判断した対象は多額の賞金が出る、と考えて貰っていい……!』って言っていた。
もう死んだ人が優勝に近いわけないじゃん。
それでも温情として死後6時間は有効ってことになっているけど。
だから蹴るの止めて! 痛い、下蹴られるの地味に痛いの!
ふう、やっと蹴るの止めてくれた。
で、どうするんだろう。
1000ペリカで何か交換できたっけ。
まあ、あとは無人販売機の出番だから関係ないか。
あ、それより信長様、ここだけの特別趣向『断末魔サービス』など……あ、お呼びでない。
ああ、そうですか、それは失礼を。
今度はまともな人が良いな。
あ、これだけ勝手に喋っておいて最後に一言。
中に誰もいませんよ。
【C-5/死者の眠る場所/一日目/日中】
【織田信長@戦国BASARA】
[状態]:健康、全身に裂傷
[服装]:ギルガメッシュの鎧、黒のマント
[装備]:物干し竿@Fate/stay night、桜舞@戦国BASARA、マシンガン(エアガン)@現実
[道具]:基本支給品一式、予備マガジン91本(合計100本×各30発)、予備の遮光カーテン×1、マント用こいのぼり×1、電動ノコギリ@現実、トンカチ@現実、その他戦いに使えそうな物、1000ペリカ
[思考]
基本:皆殺し。
1:何か良い物があれば手に入れる、そしていざ戦場へ……。
2:目につく人間を(もちろん信長に弓を引いた光秀も)殺す。油断も慢心もしない。
3:首輪を外す。
4:もっと強い武器、ちゃんとした銃器を探す。
5:高速の移動手段として馬を探す。
[備考]
※ルルーシュやスザク、C.C.の容姿と能力をマリアンヌから聞きました。どこまで聞いたかは不明です。
※余程の事が無ければ臣下を作る気はありません。
[全体備考]
※死亡してから6時間が経過した参加者の首輪の換金は一律1000ペリカです。
※何か喋っているように見えますが、実際はそんなことありません。ソンナオカルトアリエマセン。もちろん信長が一人でプリシラの首輪を換金しただけです。
以上で投下終了です
乙
酷過ぎるw
投下乙
………………これはひどい。良悪両方の意味で。
> 遠藤さんは『より、優勝に近い……と、こちらが判断した対象は多額の賞金が出る、と考えて貰っていい……!』って言っていた。
> もう死んだ人が優勝に近いわけないじゃん。
どんな一休さんだ・・・!
どうしてこうなったかくらいの経緯は入れて欲しいと思うのは我が儘だろうか?
信長である必要性を感じられない
どうせ弱った魔眼組を仕留められないように足止めしたかっただけじゃねーの
でもそれって結果論ですよね
これ、本気で採用される気あるの?
死んだから優勝の可能性はなくなる
なら生きてる参加者の首輪を換金しろって事かよ
プリシラは書き手枠だからそこまで期待されてはいないと思うが……
しかし死んだから優勝からは遠のいてる
だから値段下げますってのはひどいな
生きたまま首輪を外す方法を考えて換金だな
死んだから、というか初期に脱落したから、だったらもうちょっと説得力あるかも
オッズの変動は裏方に居るVIPの賭博的にも不都合だな。
不確定な生存者をオッズを元に予想するのが賭博だろ。
>>718 そんなに首輪外させたいのかって話だな
首輪狩る人間のやる気も削がれるだろうし、意地悪以前に主催側にすらデメリットしかなさそうなんだが…
. , - ' ´ ̄ `` 、__
..__,ィ ヽ. `ヽ.
.'⌒Y / 、ヽ ヽ ヽ. もう死んだ人が優勝に近いわけないじゃんwww
../ i /l/|_ハ li l i li ハ つ1000ペリカ
. /l i|j_,.//‐'/ lTト l、l j N i |
./ l li //___ リ_lノ lル' lハ. ソ ___◎_r‐ロユ
.l l l v'´ ̄ , ´ ̄`イ !| ll, └─‐┐ナ┐┌┘ _ ヘ____
..ハヽ ト、 '''' r==┐ '''' /l jハ| ll ll /./┌┘└┬┘└┼────┘ロコ┌i
.レ'¨´ヽiへ. _ 、__,ノ ,.イ/|/ ノ ll l| </  ̄L.l ̄ ̄L.lL.! ┌┘|
.{ ⌒ヽ_/ } ー‐<._
.ヽ, /、 〈 |:::::::| ,, -──- 、._ ____
..{. ハ ヽ Y`‐┴.-"´ \. ._ノ ヽ、_\
. |iヽ{ ヽ_ゾノ‐..:/ _ノ ヽ、_ ヽ.:.●)) ((●))゚o ミ ミ ミ
. |i:::::`¨´-- :..:/ o゚((●)) ((●))゚oヽ: _人__)⌒:::\ /⌒)⌒)⌒)
. |i::::::ヽ._:::_:::::::| (__人__) |: ┬-| | (⌒)/ / / //
. |i::::::::::::i___:.:l ) ( l: | | / ゝ :::::::::::/
..jj::::::::r┴-- :` 、 `ー' /: .| | \ / ) /
..jj::::::::r┴-- `.:, -‐ (_). / ..`ー'´ ヽ / / バ
.〃 :::::::マ二 ...:l_j_j_j と)丶─‐┬.''´.l||l 从人 l||l l||l 从人 l||lバ ン
.//::::::::::::i ー 一 '´ ̄::.:ヽ :i |:.一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、 ン
.,','::::::::::::::i::::::::::::::::::::::i:::.:/ :⊂ノ|: _(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
これはひどいw
725 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/10(日) 13:07:44 ID:MFM5Xzry
帝愛らしいように見えて新ルール潰しだな
それに武器や道具が買えないとかフラグ潰しだろ
帝愛らしいひっかけだけど、首輪回収・殺し合い促進にはならんわな
そもそも金出して首輪回収しなくても
解析されたくないならとりあえず爆破しとけば用は済むと言ってしまってはダメですかそうですか
>>726 首輪換金が殺し合い促進?
マーダーは固定化されて殺す気まんまんなのに促進しても意味は無いな
首輪換金で対主催者側が殺す側に転ぶとかどういう心理状態と思う
そういう安っぽい転向SSは即行破棄になる
首輪を回収したい→爆破したらいいだけ
殺し合い促進→マーダーはこの放送があっても無くても殺す気は変わらず。対主催者の転向は無い
首輪換金はぺリカ支給に重点
精神に失調は与えられるかな
しかしまぁ解析に方向性が進みかけたタイミングで換金制度の導入だからな
あからさますぎて意図が読まれるんじゃないかなぁ
732 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/10(日) 15:08:11 ID:MFM5Xzry
書き手はどういう意図でああいうのを書いたのかここか議論スレの方で釈明して欲しい
あの書き手は悪質な荒らし疑惑もあるからな
>>727 アニロワの首輪はたいてい参加者が死ぬと停止する仕組みだから、死者の首輪は爆破出来ないんじゃ?
>>733 なんで参加者が死ぬと停止するの?
主催は馬鹿なの?
起動させっぱなしにしてたら生きてる参加者に解析されやすくなるだろ
馬鹿はお前だ
でも停止したらバラされて構造解析されちゃうじゃない
そういう仕様なの?
止まってる首輪の構造が分かったからって動作してる首輪を外せるわけじゃないだろ
その辺の解決法は1stと2ndを見て来い
なにを聞きたいのん
知りたいのは停止した首輪を解析した結果かな
当時はどういう論拠が採用されたのかなと
1st……「参加者の戦闘データ収集機能」と「盗聴器」により要注意参加者を監視、死亡した時点で区別を付ける為と用済みにより停止(レヴィが外れた首輪を支給品で解体していたが、停止前では解体しようとすると爆発する仕組みだった)
2nd……「螺旋力測定装置」であり、解除しようとすると電撃で阻止、螺旋力を発揮していれば解除可能(こっちも死亡した時点で用済みにより停止)
こう考えると、3rdでは停止させる意味が希薄かも……
>>741 なるへそ
普通に考えると分解しようとした時点で爆破ってのが定石よねやっぱり
いくら動いてる人間のはそのままじゃ解除出来ないとはいえ、構造把握されるのは不味い
極端な話すれば前のSSで少なくても黒子の首輪は流体サクラダイトで起爆するって種割れた時点で
ほぼ解除できたようなもん
通るかは知らんけど
>>742 もうつかっ厨その辺にしとけ
流石にみっともない
主催者のハードルを上げすぎても書き手のレベルが追いつかなくて
マーダー無双だろうけど
敵が阿呆すぎるってのも萎えるなぁと
俺が主催なら首輪解除したら人質殺すと放送で告知したな
>>744 書くことの放棄を宣言したアンタが今更どの面下げて「俺が〜」と言ってんだよ
いい加減にしろ
規制されてるししょうがないね
>>746 それを免罪符にして荒らし行為してんの?
最低すぎるぞ
ラジオの時から思ってたが、アンタ切れると普通の荒らしとなんら変わらん
そこは意識してるのか?
748 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/10(日) 18:20:33 ID:IWocRDME
本スレの雰囲気悪いな
こういう時に投下して空気変えて欲しいけどまだ解禁して一日目だからな…
◆NrR3sMF5RA氏の『中に誰もいませんよ』はやっぱり議論対象になるのか
内容自体は糞みてーなもんだし擁護する気もないが
換金BOXにわざわざ首輪入れに行った第六天魔王の姿が笑えるぜwwww
「これいいアイディアじゃねwww俺天才www」と思ったのか
「何が新ルールだよwww俺様がもっと良くアレンジしてやるよwww」と思ったのか
「矛盾さえなければ通しなんだろ?じゃあこれも通さないといけませんよねゴネ厨のみなさんwww」と思ったのか
いずれにしろカスSSだな
まあここの民度に合ってるといえば合ってるんだろうけど
本当に困ったなら修正要求ぶっちぎって多数決すりゃ早いのにな
気に食わないSSはけしてしまえ
住みやすいロワにしようじゃないか諸君
困った時は荒らし扱いで排除とか素敵な提案よね
だったら不特定多数が参加する2ちゃんねるでやるという形式取らずに身内だけで回せばいいのに
何がしたいのかよく分からん
・解析されないように(だったらロワを主催する前に対策しとけよw)首輪を回収する為に首輪換金という主催者が後手後手の無能に見られる放送案を書いた低脳無能な屑
vs
・それを嘲笑うかのような低額換金SSの書き手
面白いなw
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13136/1260644329/782 ∩_∩
/ \ /\
| (゚)=(゚) | 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
| ●_● | < すごい一体感を感じる。今までにない何か熱い一体感を。 >
/ ヽ < 風・・・なんだろう吹いてきてる確実に、着実に、俺たちのほうに。 >
| 〃 ------ ヾ | < 中途半端はやめよう、とにかく最後までやってやろうじゃん。 >
\__二__ノ < ネットの画面の向こうには沢山の仲間がいる。決して一人じゃない。>
< 信じよう。そしてともに戦おう。 >
< 工作員や邪魔は入るだろうけど、絶対に流されるなよ。 >
YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
さすがに放送を書いた書き手と投票した人を嘲笑する発言は許せんな
>>756 あれれ、もしかして自分に不都合な話は見えませんかあ?
それじゃ一緒じゃないですかつかっ厨さんwww
>>758 俺は俺の思うまま発言するだけさ
法や板のローカルルール触れない限り2ちゃんねるでそれは規制対象じゃないし
>>759 法に触れなきゃ何してもいいと、そう言いたいわけか?
法律ってのは住む国によって異なるってだけさ
>>761 で、荒らし行為してるって認識はあるのか無いのかを聞いてるんだが
>>762 それを決めるのは俺じゃない
2ちゃん運営がそう判断すれば荒らしでしょう
>>755 投票で決まったんだから文句は控えましょう
首輪対策だって「あらやんが「見えにくくなる」結界張ってるからそれでいいだろ」と考えてた所に「あらやん死亡」なんて事態だから慌てて首輪を回収に走ったと考えられるよな
まあ帝愛の事だからそう見せ掛けて引っ掛け仕掛けてても可笑しくないな
>>763 そうじゃない
お前がどう思ってるかを聞いている
荒らし行為だなと思って今動いているのか、そうじゃないのか
>>763 重要なことだから答えてくれつかっ厨
ラジオリスナーまでやってお前を信じた俺を裏切らないでくれ
モンキーターンをもう忘れてしまったのか!?
ロワ以外の話題は荒らしですよね明確な
運営の判断がどうなるかは知りませんが
>>768 違う!
今お前は荒らしだと思って動いているのか?
それともそう思わず動いているのか?
それを聞いてるんだよ、答えてくれ
通しでいいだろ
お前らはまた勝手な言い分でSSを取り消させる気か?
もしそうなら本当に救いようのない糞企画だな
いっそ全破棄で企画自体を終わらせるべきだ
ていうか、SSスレで賛否にかかわらずSSの感想こぼすののなにが荒らし行為なんだか。
バカバカしい。そこまでするなら本スレで雑談、および感想禁止とでも書いとけばいいんじゃない?
知恵を絞らないとSS修正も満足に出来ないとは大変すなぁ
お得意のキャラの行動が明らかに前SSと矛盾してる路線で攻めたらどうすか?
>>772 答えてくれ、本気で
今後の最萌に関わる重要なことだ
なんでこのロワ問題しか出てこないの?
参加者がゆとりばかりだから?
アニロワ自体前々から香ばしいなぁと思うことが多かったけど、3rdの酷さは群を抜いてるぞ
どうなってんだ
そりゃ不特定多数の参加者募ればいつかはこうなるさ
てか、はじめから首輪一律いくらにしとけばよかったんじゃないの
出来高なんて曖昧な設定にするからこうやって付け入る隙を与えるハメになる
1つ1000万ペリカとか言っとけば良かったのにな
780 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/10(日) 19:38:03 ID:IWocRDME
>>777 俺もそう思うけどここまで書き手が悪意あるSS書くなんて普通ならありえないからな…
もっともこの書き手は前科あるけどw
悪い、上げてしまった
このSSのタイトルを『中に誰もいませんよ』から『悪意』に変更すればいいんじゃねwww
真面目な話、換金に時間制限なんて付けたら正直めんどい
強マーダーが殺したばかりの対主催の首輪を換金するならともかく、第二回放送以前に死んだ12人の首輪なんて一つタイミング間違えば途端に無価値だからな、書き手が面倒を嫌がってノータッチになりかねない
殺し合いの促進にはなりそうだけど、首輪換金自体は形骸化(単なる殺害ボーナス化)しかねないな
んだね
他の書き手の負担にしかならないんだよね、今回のは
デメリットばかりでメリットが皆無
>>782 お前さあ、一方×サーシェスの件が終わったら
今後一切このロワに係らない参加しないって自分で言ってたのになんでいるの?
お前はぐだぐだ言ってないで自分の発言した通りロワに一切係るなよ
そういえば投票まだあまり来てないな、再告知しときます
★告知★
二回放送までの人気投票をやります。
投票の方法については投票スレを見てください。
対象作品:第二回放送までのSS 106話『インターミッション――《第一回定時放送》』〜172話『誰も私を責めることはできない』
投票部門:【SS部門】【セリフ部門】【死亡キャラ部門】
投票方法:
・【SS部門】【セリフ部門】は1位〜5位までを投票。1位を5ポイント、2位を4ポイント……5位を1ポイントで集計。
・【死亡キャラ部門】は1位〜3位までを投票。1位を3ポイント、2位を2ポイント、3位を1ポイントで集計。
投票期間:〜15日(金)23:59:59
投票場所:したらば投票用スレ(
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13136/1261406175/)
投票期間を長くするなんて、全く意味が無いのになぁ
知らんがな
?
何を読んで期間を延ばしてもなんだ?
始めから15日23:59:59までだったじゃないか
そもそも人気投票する意味がない
別にデメリットもなかろ
そんなんで青筋立てなさんなや
人気投票イラネ
馴れ合いきめぇよ
じゃあ貴方が参加しなければいい話ですよ
文句は毒吐きの隅っこででも言ってて下さいな
まーたつか豚が暴れてるのか
なんでも噛みつけばいいってもんじゃねえぞ
●告知●
議論スレにて『中に誰もいませんよ』の修正要求案について、賛成が五人に達したので此処に告知します
@
・[全体備考]として書かれている以下の文を削除
※死亡してから6時間が経過した参加者の首輪の換金は一律1000ペリカです。
理由:
(力の弱いものも安心しろ……! 今ならば死体の首輪は殆ど回収されていないだろうっ……! )
(死体の首を切る度胸さえあれば……誰にだってペリカを得ることは出来る……! )
と、放送で遠藤は言っていたが、実際死体から切り取った首輪で得られるペリカがタダ同然では、主催者視点でも、メタ的視点でも、新ルール追加の意味が無い
・それに伴い、プリシラの首輪の値段を再考
(参考までに、カイジ&衣組が現在1億3100万ペリカ所持しており、仮に1,000ペリカでも買える武器を出した場合、彼らが武器買い放題になってしまう)
合わせて、以下の本文を削除又は修正
はい、プリシラの首輪だから1000ペリカだね。
ぐあ、げ、が、いや、け、蹴らないで。
仕方ないでしょ!
死亡してから6時間経過した参加者の首輪の換金価値は下落して一律1000ペリカになるんだから。
そこの注意書きにも書いてあるよ。
ちゃんと読めよ、この怒りん坊の馬鹿殿が!
ごめんなさい、うそです、そんなこと露ほども思っていません。
だから蹴るのやめてください、お願いします。
でも考えてみれば当然でしょう。
遠藤さんは『より、優勝に近い……と、こちらが判断した対象は多額の賞金が出る、と考えて貰っていい……!』って言っていた。
もう死んだ人が優勝に近いわけないじゃん。
それでも温情として死後6時間は有効ってことになっているけど。
だから蹴るの止めて! 痛い、下蹴られるの地味に痛いの!
ふう、やっと蹴るの止めてくれた。
で、どうするんだろう。
1000ペリカで何か交換できたっけ。
まあ、あとは無人販売機の出番だから関係ないか。
ASS自体の破棄
理由:
(ルールとして明文化はされていないが)予約解禁直後のこの時期に、全体考察と称して新ルールが形骸化するような設定を、
仮投下スレも介さずに追加することは現在執筆中である他の書き手氏への影響も大きく、著しいマナー違反
ルールに無ければ何をやってもいい訳では無い
つきましては、『中に誰もいませんよ』の書き手の方は仮投下スレに修正SSの投下をお願いします
なお、修正SSを直接本スレに投下した場合、ルールに従って自動的に「不採用」となるので絶対に止めて下さい
>>800 あ、因みに修正要求は@かAのどちらかを選んで頂くという事で
両方選んだらそれこそ@の意味無いし
ルールとして明文化されてないのに修正を強要するのか?
こういうはっきりとルール違反じゃないSSの修正は書き手の判断に任せるべきだろ
>>802 議論スレで五人以上の賛成を得たため、ルールに関係なく修正は義務となります
こういうのってどーゆーの?
つーかこのヘボSSが修正or破棄されないとろくに投下できないわけだが
はいはい、正式に修正要求が出たのだから、書き手氏の反応を待ちましょ。
>>802 議論スレを見て来ましたが、修正要求が行われた理由はこのあたりのようです。
・参加者は交換のメリットが乏しく、ルールが形骸化してしまう
・機能しないルールを追加するのは運営の能力と矛盾する
また、リレーが困難であるという意見もあったようです。
このあたり全てをあわせれば、修正要求を行う理由にはなり得ると思います。
少数派の中には修正自体不要、修正要求を行うにしても対案を出すことは避けたほうがいいのではないか、という
意見もあったようですが、最終的に
>>800の案に五人以上が賛成しているので
修正要求自体は成立しているのではないかと……
海原光貴、荒耶宗蓮
投下します
>>803 修正要求はあくまでも「要求」であって「義務」ではありません。
修正要求に対して書き手氏が反論を行えることはルール上も明文化されています。
また、修正を行う場合も、修正要求の際に出される「対案」はあくまでも「案」であり、
問題点が解消されれば対案通りの修正でなくとも認められます。これもルールに書かれています。
ありゃ〜アステカ人死んじゃったかぁ〜
これはまだ放送前の時刻である。
エリア【F-1】地区。市街地にて。
無人の民家が立ち並ぶ路上を歩きながら、魔術師エツァリは頭の中を整理していた。
数時間前まで、エツァリは他の参加者に出会うことも無く、その身に危険が迫る事もなく、ただ一人きりで歩くだけであった。
しかし彼はここ数時間の内に、実に様々な事態に見舞われる事となったのである。
知らされた想い人の死、発見した少女の死体、固めた決意。
そして、それを揺るがしかねない敵との圧倒的な力量差を知り、この島に来て初めて他の参加者と接触した。
これに加えて、最後には首輪を解除した女性を発見したのだ。
再び一人きりになった彼が、一気に得た情報を分析し、
自分がこれより何をすべきかに思慮を巡らせたのは至極当然の行動であり。
それによって、自身が置かれている状況を正しく理解する事も、また自明の理であった。
□
エツァリは市街地を進む。思考しながらも、その歩みはかなりハイペースなものだった。
(さて、それでは一つ一つ考えをまとめていきますか。正直…考えたくない事も多々あるのですがね……)
まず思考するのは主催者について。これから立ち向かっていく敵についてだ。
(異世界から人を集める力。……聞いたことも有りませんが、インデックスの魔道書の力であればあるいは……)
エツァリはヴァンとの情報交換によって、このゲームに参加している者の大半が、異なる世界より集められていると見当をつけていた。
ヴァンの言う事を完全に信用した訳ではないが、ヴァンが語った世界観には実感が込められていたし、無駄な嘘をつくタイプにも見えなかった。
それにもし間違っていても、後に他の参加者と交流すればすぐに分かることだ。実害は何処にもない。
故に、今はその前提で思考を進める事にする。
(しかし例え『異世界間の人物転送』が魔道書の力だとしても、インデックスを洗脳したものが別に居るはず)
このゲームが遠藤とインデックスの二人だけで企画された物とは到底思えない。
インデックスを操り、その力を利用している者が裏に居るはずだ。
それがエツァリが知る世界の人間なのか、それとも異世界の者かは判断できないが。
(今の時点では黒幕の正体なんて想像もできないですね……)
せいぜいが、あの漆黒の鎧姿の男を一参加者として捕らえる程に強大としか予想できない。
他の参加者と交流するなどして情報を増やし、推測していくしかないだろう。
あの男より強大など、エツァリには頭が痛くなる話であったが、いまだ正体が見えていない分、
彼は立ち向かう事にそれほど恐れを抱く事もなかった。
次に首輪について考えてみる事にする。
このゲームの主催者を殺し、死者蘇生の業をもって御坂美琴を生き返らせる。
彼にとっては、これが最終目標。
ならばいかなる行動方針で動こうとも、最終的には主催者達と戦わなくてはならない。
その土俵に立つ為には首輪の解除が必須な課題だ。
しかし、その方法を知っているであろう女は眠り続けるばかりである。
ただの眠りには見えず、いつ起きるかもわからない。
だからエツァリは一度、自分が持てる知識で解除法を推定してみることにした。
彼は、回収した首輪を触りながら思案する。
(この薄さ……学園都市の技術でも致死レベルの爆発物を仕込むには無理がある。ならば機能の大半は魔法で構成されているのだろうか?
しかし、それならば上条当麻の右手で即解除されてしまう事になる。
逆に『異世界の進んだ技術力』で説明をつける事もでますが、それだけだと今度は参加者の魔法や技術次第で、いとも容易く解除されるかもしれない)
幻想殺しと魔術師、その両方を縛るには技術力と魔術の両立が不可欠と考える。
むむ。アステカ人の考察か
(つまりこの首輪は複数に渡る異世界の魔法と、異世界の技術力を組み合わせて作られた代物。
解除するにはそれぞれの世界に対応した魔術に精通する者と、それぞれの世界に対応した高度な技術力を持つ者、
それらが複数人揃わなければならない。と言ったところでしょうか……?)
それなりに形になった首輪への考察を基盤に、今度は具体的な解除法を考えていく。
(使われている魔術の中には当然僕達の世界の魔法も混じっているはず、これは上条当麻と合流できればイマジンブレイカーで打ち消せるはずだ。
問題は他世界の魔法と技術力か……。魔法はすべて上条当麻が消せると楽観的な仮説でいったとしても、技術力だけはどうしてもネックになりますね……)
エツァリ自身や彼が知る人物に、機械工学に対応できる人間がいない以上、この島の中で技術力に秀でた人間を何人か見つけるしかないだろう。
『上条当麻』か『魔術に秀でた者』、それに『異世界技術に対応した複数の技術者』を一同に揃える必要がある。
これが、エツァリが彼なりに考えて出した首輪解除法の結論だった。
この仮説が正しいとすれば急がねばならない、解除に必要不可欠な人物が全て死亡してしまったら、首輪を解除する手段が消え果る。
(そうならない様に、この人には早く起きてもらいたいんですがね……)
心の中でボヤキながら、エツァリはディパックの中の女に思いを馳せる。
(この女の人が目を覚まして、ハッキリとした首輪の解除法を示してくれれば、あるいは簡単に……ん?)
そこまで考えたとき、彼はどこかに無視できない引っ掛かりを覚えた。
今しがたの首輪に関する考察。
それが的を射たものであると仮定して、眠る女が首輪を解除した言う事はすなわち……。
「…………ありえない」
エツァリの口から呟きがもれる。
予兆のような危機感に見舞われ、思わず足を止めていた。
「たった十二時間、いや六時間以内に『魔術師』と『技術者』を揃えた?」
ヴァンの話ではこの女を最初に発見したのは、第一回目の放送より前の事だったらしい。
それまでににエツァリが考案した条件を満たすことなど到底不可能だ。
もし、他に方法があったとして、それが例え単独で行える物だとしても。
六時間以内に条件を満たして首輪を解除し、にも拘らず市街地の真ん中で眠りこけて起きない。
そんな状況がありえるだろうか?
今しがたエツァリは上条当麻などの要因を考えて、首輪の強固さをよく理解した。
それを踏まえて考えてもみれば、そもそもこの短時間で首輪を解除できる事の方が既に異常。
これではまるで、最初から首輪を着けていないほうが釈然とするような。
つまり――
「この女はまさか……」
参加者ではない、主催者側に属する人間。と、考えたほうが自然ではないだろうか?
「―――ッ!」
その直感に、エツァリの全身を強烈な悪寒が走り抜けた。
背負うディパックがやけに重く感じる。無論錯覚だ、何を詰め込もうともディパックの重量に変化は訪れない。
彼はようやく、自分がどれほど異質な存在を背負っていたのかを理解したのだ。
(この女は何者だ?自分は一体なにを背負っている?)
あふれ出した焦燥と寒気を押さえつけ。
エツァリは他の全てを思考からそっちのけて、女の正体を推測した。
(有り得ない短時間で首輪を解除せしめた人物。
あるいは参加者外、主催者かそれに繋がりうる人物)
思い浮かんだのはその二択。
どちらにしても、全力で警戒しなければならない不確定要素だ。
まるで死神を背負っているような感覚に囚われる。
とはいえ、放り出して逃げるわけにもいかない。
この女は主催者への重要な手がかりになるかもしれないし、首輪を外す事が出来るかもしれない要員をここで手放わけにはいかない。
膨大な危険が伴おうと、ここは接触しなければならないだろう。
いざとなれば此方には、切り札のトラウィスカルパンテクウトリの槍がある。
しかし、もしもこの女が主催の一味ならば、ただディパックに入れて持ち歩くなど危険極まりない。
手足を縛るなどして、目を覚ました時のために備えるべきだ。
(ああ……しかし縄がない。もう一度ショッピングモールに行かなければなりませんね……。
それに、この姿も不味い、主催者と繋がっている可能性のある正体不明の人物に、素顔を見られるのは避けたい)
落ち着きを取り戻しつつ、彼は判断をつけていく。
(この女が主催側の人間なら、恐らく参加者全ての情報も知りえているでしょう。
そんな相手に正体を明かしては、同時に自分の手の内を全て明かすようなものだ。
トラウィスカルパンテクウトリの槍も察知される……)
故に、この相手には他人の体で対応するべきだと、彼は判断した。
後に生じるかもしれない問題も、今は無視する。
本当の素顔を捨て去る事は出来ないが、貼り付けた仮面ならいつでも剥ぎ取る事が出来るのだ。
そして、仮の顔なら替えが効く、他ならぬ新たな素材こそ、この眠る女の皮膚である。
(焦らず、好機と捉えましょう。今の僕ほど主催者に近い参加者はおそらく居ない)
そんな確信を胸に、エツァリは取り出した護符を握り締めた。
(主催側に接触する一大事だとすれば。警戒に、護符の一枚くらいは安いものですね……)
□
時刻は放送後へと進められ、場所もエリア【F-1】地区ショッピングモールへと移される。
ほとんど廃墟と化した百貨店の三階にて、荒耶宗蓮は意識を取り戻した。
まずは現状整理。周囲の状況と、自身の状態の把握に努める。
(ふむ……)
自身の状態に関しては数瞬で理解した。
意識の転移は無事成功、代替の肉体的損傷は皆無。しかし適合率は最悪と言っていい。
やはり急ごしらえで偽装した人形だった為か、この肉体は魔力の廻りが驚くほど悪い。
これまでの制限とは比較にならない程の能力抑制を受けている。
使用する脳が切り替わった為にギアスの効力を逃れ、再び魔術の行使が可能になったのはいいが、
三重に展開したまま移動が可能だった結界も、この体では恐らく一重しか展開できず、また常時展開も不可能。
体が女性の物に変わったことで格闘能力も減少している。
(これは少し、想定外だったか……)
弱体化どころの話ではない。これでは場合によると、武装した一般人にすら殺されかねない。
早急に対策を講じなければならない。
これまでの様にサーヴァントに向かって正面切るような立ち回りは不可能だ。
以降は、やり方を変える必要がある。
(それを考える前に、やらねばならない事が有るな)
むむ、ギアス解除か
少し遅れて周囲の状況を理解する。
ここはショッピングモール三階の、とある販売店の中。
元々何を売っていたのか分からない程に店内は滅茶苦茶であったが、近くに転がっていた看板がその場所を示している。
どうやら『日曜大工屋』という店であったらしい。
その床に荒耶宗蓮の肉体は転がされていた。
彼はそのまま床に体を投げ出した状態で、眼球だけをギョロギョロと動かして索敵する。
果たして人影は――あった。
2メートル程左に、ロープを物色している少女が一人。
荒耶に対して背を向けており、彼が起きた事には気づいていない様子だ。
それ以外にはこの場に誰もいない。
ならば、彼にとってするべき事はまず一つであり、
これからの事について考えるのは、その後でよかった。
「蛇蝎」
女性の物でありながら重苦しい呟きが発せられ、結界が周囲に広がっていく。
踏み込んだ者に静止を強要する領域が、少女を絡め取る。
「――なぁっ?!」
少女が驚いた声を上げたが、それも一度まで。
結界に囚われた少女は、それ以降声も発せぬままに硬直する。
それを見越し、荒耶も一気に全身を起こした。
馴染まない体の違和感に耐えながら少女の背後へと詰め寄り、首根っこを引っ掴んで、うつ伏せに押し倒す。
女性の腕力になったとはいえ、相手も少女。彼がしくじる事など当然無く、制圧は滞りなく完了した。
「――――!」
未だ静止の結界に囚われている少女は悲鳴も上げられない。
ただ苦悶の表情を浮かべながら、荒耶を睨む。
(このあたりが限界か……)
展開された結界は、既に揺らいでいた。
やはり一重であっても、移動しながらの使用には限界があるようだ。
事は早々に済ませるべきだろう。
荒耶は少女の首を握る力を強めた。
「――」
そして、荒耶の口から短い呪文が発せられ、首を押さえていた彼の掌から、魔力が少女の首輪へと流れ込んだ。
流し込まれた魔力は首輪の外面を覆っていた魔力の流れに溶け込み、一つの効果を示し始める。
荒耶宗蓮はこの島の結界を配備する役を請け負うと同時に、首輪の製作に携わった者の一人でもある。
核となる内部機器を操作する事は出来ず、よって単独では首輪の解除までは出来ないが、
首輪に対する外部干渉を防ぐ為の礼装の製作における中心となったのは、まさしく彼の魔術である。
であるならば。触れる事によって、それらに干渉する事は当然可能であり。
それによって、首輪の機能を一部だが阻害することも出来るのである。
今彼がやった事こそ正にそれ。
首輪外面に流れる魔力をいじり、首輪に仕込まれた盗聴器の集音を阻害させること。
やがて結界は消滅し、再び少女の体に自由が戻る。
既に首からも荒耶の手は離されており、すぐさま少女は四つん這いで荒耶宗蓮から距離をとっていった。
そうして、真っ直ぐにディパックへと縋り付き、中に入っていた銃を抜き取った。
何をするだァーっ!?
「すまなかったな、こちらに害意は無い。私は君の味方だ」
店内のテーブルに腰を掛け、こちらに銃口を向ける少女に暗く沈んだ視線を返しながら、荒耶は初めて会話らしき声を掛けた。
声だけは優しげな女性の物である。しかし本来の荘厳な質を失わない魔術師の声。
それに話しかけられた少女――加治木ゆみの貌をした者は緊張感を高める一方であった。
荒耶は銃を構える加治木ゆみの正体がエツァリであることなど、とっくに看破していた。
エツァリは橙子人形が放送前から眠っていた故に、荒耶が加治木ゆみの死を知らぬ物と思い込んでいた。
しかし、実際には第二回放送はともかく、第一回目の放送は荒耶も把握している。
死んだはずの人間の姿を騙れる者は参加者では限られてくる。加えて、新しい体の皮膚が一部切り取られているのを見れば瞭然だった。
しかし、ここはあえて騙されたフリをする。
荒耶とエツァリが対等なのだと錯覚させてやるために。
加治木ゆみ――の皮を被った魔術師エツァリの首輪に仕込まれた盗聴器は無効化させた。
これで会話を始めても、主催者側に荒耶の生存が知れる事は無い。
ここまで弱体化した荒耶では、単独で式を捕らえる事などもはや不可能。
この体が完全に馴染むまではまだまだ時間が掛かる。ならばそれまで座して待つ、というわけにもいかない。
万が一にもゲームに乗った者に出会う事は死を意味する。今度こそ保険は無い、これ以降は安全策で望むべきだ。
荒耶にとって、今は一刻も早くマンションへと向かう事が最優先だった。
そこならば体の適合も短時間で可能だろうし、主催の目と殺し合いに乗った者の目を同時に逃れる事が出来る。
しかし、そこにたどり着く為の道のりにも危険が伴うだろう。
なればこそ、彼が目の前の魔術師を利用しない手は無い。
(我が目的の成就のために利用させて貰うぞ、異世界の魔術師よ……。)
目的はただ根源へと至る為、荒耶宗蓮は厳かに言葉を紡ぎだす。
「私の名は蒼崎橙子、魔術師だ」
こうして、仮面を被った二人の魔術師が邂逅した。
■
「私の名は蒼崎橙子、魔術師だ」
嘘の名乗りが、荒れた店内に響く。
エツァリは未だ銃を下ろす事無く、それには応えない。
荒耶はさらに言葉を続けた。
「質問だが、君は殺し合いに乗っているのか?」
「乗っていません。貴女はいったい何者ですか?」
その問いに、ようやくエツァリも言葉を返した。
同時に自らも問いを投げ、答えを待つ。
「私は主催者側の人間だ」
エツァリは自分の予想が的中していた事を知り。
更に探りを掛けた。
「証拠は?」
「ふむ……確か、君の名は加治木ゆみだったな。特に親しい人間は、この島には東横桃子のみ。
後何人か顔を知っている者もいるが、友人と呼べるのは東横だけだろう。こんな所でいいか?」
荒耶は『参加者の個人情報を知っている事』を証拠として示した。
正体を見破っている事は、悟らせない。
対してエツァリは、手に入れた「借りた顔の主の情報」を記憶に刻み込んだ。
(なるほど、では『加治木ゆみを殺した人間』か『東横桃子』にさえ出会わなければ、変装のボロが出る事は無い……か。)
そうすると当然、問題になってくるのは東横桃子であり、その特徴を知る為に更なる問いを投げた。
「確認の為に聞いておきます。東横桃子の外見的特徴は?」
その後幾つかの問答を終え、ようやくエツァリは銃を下ろす。
とりあえず、目の前の女が主催者側の人間で、本当に害意が無い事は分かった。
そして、彼は核心に迫る問いを投げる。
「貴女が主催者側の人間なら、一体なにが目的で接触してきたのですか?」
「それについては最初から話そう、まず私が何故このゲームに関わることになったのかだが……」
荒耶が語った経歴はまとめると大体以下の様な物であった。
・自分は主催者達の目論見を察知して、それを止める為にゲームに紛れ込んだ者である。
・この島の結界の構築を請け負い、首輪の製作にも関わった。
・期を見てゲームを内部から崩壊させようと狙っていたが、主催者側から信頼されておらず、ゲーム開始と同時に殺された。
・だが、間一髪で支給品に紛れ込ませておいた代替の肉体へと意識を移し、生きながらえた。
・今まで眠っていたのは体への適合がなかなか終わらなかった為である。
嘘が半分と本当が半分という割合だったが、エツァリにそれを判別するすべは無い。
「先程の無礼は盗聴器を止める為のものだ。主催者達に生存を知られる訳にはいかんのでな」
それでも、エツァリは納得する一方で、未だに警戒感を拭えずにいた。
確かに今現在は、目の前の女に害意が無いのは理解した。もし殺す気なら先程エツァリは死んでいただろう。
しかし、そうそう都合の良い存在が、都合よく自分の目の前に現れるだろうか?
最低でもこの女の言う事を全て丸々信用するのは危険すぎる、と判断する。
やはり、警戒心を保ち、正体は隠しておくべきだろう。
味方だと判断するには早過ぎると断じ、エツァリはポケットの中の黒曜石を握り締めた。
いざとなれはこれを使って打ち倒す、と言う意思をこめて。
「僕は自分の目的の為に主催者達を殺します」
「なるほど、君は主催者を打倒する為に行動するか……。なら我々は協力し合える関係かな」
「貴女はこれからどうするつもりですか?」
「『敵のアジト』に向かうつもりだよ、そこに幾つか主催に対抗する術を施してある……。
君も来るか?あそこなら、あるいは首輪の解除も可能かもしれん」
その問いにエツァリは無言で頷いた。
目の前の女が敵か味方かはまだ判断が下せないが、主催者側であることは確実で、『敵のアジト』に何か在るのも確かだろう。
ならば、今はとにかく付いて行って、本当に味方であればそれでいいが、敵であれば撃退する。
リスクは承知だったがやるしかないだろう。
この女には油断せず、二度と先程の様な隙は見せまいと、彼は硬く心に誓った。
□
ほほう。。。
二人がショッピングモールを出た瞬間。
ショッピングモールの屋外駐車場にて、荒耶はそれを見つけた。
「加治木ゆみ、これが何だか分かるか?」
荒耶は駐車場の隅に取り付けられている二つの装置を指で指す。
近づいてみるとそれぞれに、『首輪換金装置』『無人自動販売機』と書かれている。
「ああ、蒼崎さんは放送を聞き逃していたんでしたっけ。
先の放送で『首輪をペリカに換金するシステム』と『ペリカを使える自動販売機』が設置される事になったんですよ。
しかし、考えてみると妙ですね。何故このタイミングで、こんなシステムが導入されたんでしょうか?
首輪を持っていられると都合の悪くなる出来事でもあったんでしょうか?蒼崎さんは何か心当たりありますか?」
「いや……」
それとなく探りを入れるエツァリに、首を振る荒耶であったが当然彼にはその理由が分かっていた。
(魔術行使に対する防御礼装の停止。焦ったか……遠藤)
彼が意識を取り戻した後も、首輪への魔力流入は途絶えさせている。
当然そんな事をすれば主催側に荒耶の生存が知れることになるし、彼にはもう主催側に払う義理も無かった。
これをむしろ好機として行動する。
主催が彼の事を死んだと思っているのなら、これ以降は殺し合いの扇動に労力を割かれることなく自由に動く事が出来る。
問題は能力の低下だけで、それもマンションに着けば解決するのだ。
その為に、エツァリには武器となり、盾となって貰う予定である。
「首輪換金は論外として、自動販売機の方は……っと」
エツァリの言葉につられて、荒耶も販売機の方を見る。
そこに書かれていたメニューは以下の通りであった。
―――――――――――――――――――――――
ミネラルウォーター :120ペリカ
拳銃 (エンフィールドNo.2) :1000万ペリカ
散弾銃(モスバーグM590) :2000万ペリカ
バイク(V-MAX) :3000万ペリカ
タコス移動販売車(片岡優希仕様):4000万ペリカ
ヘリコプター(燃料極小) :1億ペリカ
※時間経過で商品は増えていきます。
※各地の販売機によって、商品は多少変更されます。
―――――――――――――――――――――――
た、タコスて……www
それを見て、エツァリの表情が僅かに曇る。
「僕の持ち金ではバイクまでが限界ですね。あと一千万あれば車を買えたのですが……」
「ならば二人乗りで行くしかないだろう。君は運転が出来ないか。」
「でき……あー、できません」
彼は運転出来たのだが、自分が加治木ゆみの姿をしていた事を思い出し、出来ないと偽った。
「……そうだったな、なら私が運転しよう。君は後ろに乗りたまえ」
「…分かりました」
そうして、エツァリは持ち金を全て使い、バイクを購入する。
すると一台も車が止まっていなかった駐車場の真ん中に、大型の黒いオートバイが出現した。
二人は一応警戒しながらも、特に驚きもせずに現れたバイクへと近づく。
「ふむ……これならば二人乗りでも問題ないな。君も早く乗りたまえ」
さっそく、荒耶がそれに跨り、後ろをポンポンと叩いた。
続いてエツァリも後ろから跨った。
ただ、そうすると当然、エツァリは蒼崎橙子の体を後ろから抱きしめる形となり――
(なんというか……二重の意味で心苦しいですね……)
女性化した自身の胸を、荒耶の背中に押し当てる体勢になる。
湧き上がる微妙な気持ちを押さえつけ、エツァリはポケットの黒曜石の硬さを意識することにした。
「では、出発するぞ……」
「……はい」
何はともあれ、バイクは走り出す。
むかう先は『エリアA-5にある敵のアジト』
姿かたちを変えつつも、譲れぬ信念を胸に、二人の魔術師が動き出した。
【E-1/屋外駐車場/一日目/日中】
【海原光貴@とある魔術の禁書目録】
[状態]:健康、疲労(中)、加治木ゆみに変身状態
[服装]:白いシャツにジーパン
[装備]:S&W M686 7ショット(7/7)in衝槍弾頭 包丁@現地調達 、黒曜石のパワーストーン@現地調達
[道具]:支給品一式、コイン20束(1束50枚)、衝槍弾頭予備弾薬35発
洗濯ロープ二本とタオル数枚@現地調達 、変装用の護符(蒼崎橙子)、加治木ゆみの首輪、変装用の衣類
[思考]
基本:主催者を打倒し死者蘇生の業を手に入れて御坂美琴を生き返らせる。
0:胸が気になる。
1:蒼崎橙子(荒耶)について行き、首輪の解除と、主催を倒す方法を見つけ出す。
2:蒼崎橙子(荒耶)に対して警戒を怠らないようにする。
3:上条当麻、白井黒子を保護
4:バーサーカーと本多忠勝を危険視
[備考]
※この海原光貴は偽者でその正体はアステカのとある魔術師。
現在使える魔術は他人から皮膚を15センチほど剥ぎ取って護符を作る事。使えばその人物そっくりに化けることが出来る。海原光貴の姿も本人の皮膚から作った護符で化けている。
※主催者は本当に人を生き返らせる業を持っているかもしれないと思っていますが信用はしていません。
※上条当麻には死者蘇生は効かないのでは、と予想しました。
※加治木ゆみを殺したのは学園都市の能力者だと予想しています。
※ヴァンと情報交換を行いました。
※東横桃子の外見的特徴を把握しました。
※『「上条当麻」か「魔術に秀でた者」、それに「異世界技術に対応した複数の技術者」を一同に揃える事』で首輪の解除が可能かもしれないと考察しています。
※荒耶宗蓮によって首輪の盗聴機能が無効化されています。破壊ではなく無効化なので、主催者側に察知される事はありません。
※蒼崎橙子の正体が荒耶宗蓮である事には気づいていません。
※加治木ゆみに化ける為に護符を使用しました。今現在の姿は加治木ゆみそのものです。
【荒耶宗蓮@空の境界】
[状態]:身体適合率(低)、発現可能魔力大幅低下、格闘戦闘力多少低下、蒼崎橙子に転身状態
[服装]:白のワイシャツに黒いズボン
[装備]:バイク(V-MAX)@現実
[道具]:オレンジ色のコート
[思考]
基本:式を手に入れ根源へ到る。しかし今は体を完全に適合させる事に専念する。
0:バイクの運転を続ける。
1:なるべくゲームに乗った者に出会わないよう、主催に気づかれないように行動する。
2:『敵のアジト』にむかい、体を適合させる。 (工房に寄っていくかは考え中)
3:道中の危険に対し、エツァリを利用して乗り切る。
4:必要最小限の範囲で障害を排除する。
5:機会があるようなら伊達政宗を始末しておきたい。
6:利用できそうなものは利用する。
※B-3の安土城跡にある「荒耶宗蓮の工房」に続く道がなくなりました。扉だけが残っており先には進めません。
※D-5の政庁に「荒耶宗蓮の工房」へと続く隠し扉があります。
※現在の状態で使用できる結界は『蛇蝎』のみです。常時展開し続ける事も不可能です。
※エリア間の瞬間移動も不可能となりました。
※時間の経過でも少しは力が戻ります。
※接触している加治木ゆみの正体がエツァリであることには気づいていますが、気づかないフリをしています。
※今現在、体は蒼崎橙子そのものですが、完全適合した場合に外見が元に戻るかは後の書き手にお任せします。
以上で投下終了です
ご支援ありがとうございました
乙です
うぅむ、エツァリなんとか本編に食い込めそうじゃないか
しかしあの素晴らしい身体がロワに戻ってきたのはまさに僥倖(咲7巻付属抱き枕を凝視しながら)
>>803 議論スレって外野が勝手にゴチャゴチャ言ってるだけだろ?
なんでそこでの決議が拘束力を持つんだよ(笑)
バカじゃねーの
投下乙です。
海原即ズガンと思っていたが中々どうして。
荒耶宗蓮の転位、放送内容、士郎の解析を上手く折り合いをつけて繋げましたね。
使われることの無さそうだったかじゅ偽装も消化し、リレー小説的に良作でした。
非常にGJです。
投下乙です
ああ、そういえば信長のSS作者が破棄したからもう予約おkみたいだな
投下乙
カマコンビ結成wこれは期待せざるを得ないwww
いままで空気だった海原も動き出したみたいだし非常にナイスだ
ただ一つ気になったことが海原の一人称
女性に変装しておいて一人称が僕ってのはどうなんでしょう
前回変装について慎重になってた海原がそんな凡ミスしますかね?
813 名前: ◆NrR3sMF5RA :2010/01/11(月) 13:03:05 ID:c01g2oXU
このたびは拙作の所為で当企画に多大なる被害を与えてしまい本当に申し訳ありませんでした。
議論スレ他いくつかのスレも読ませていただきました。
自分としてはあまり易々と武器や道具を手に入れるのはあまりにも話が上手すぎるだろうという見解の元にこのようなSSを書いた次第ですが、皆様の意を理解していませんでした。
先の放送の意図が主催者の格を下げ、対主催エンドへの布石を打ち、それを大きく推進するものであったと読み解けていなかった以上、新ルールに後付け設定を無断で加えた行為はマナー違反と言われても致し方のないことです。
だからこそこうして不特定多数の意見で反対の声が上がったことも理解できます。
対主催エンドを遠ざけるような今回の話は対主催エンドを望む皆様にとっては異端であり邪魔でしかないことも重々承知いたしました。
就いては、修正を施したところで皆様の御眼鏡にかなうものには仕上がるとは到底思えないので今回のSSは破棄します。
最後に、このたびは当企画を混乱させてしまい本当に申し訳ありませんでした。
確かに破棄宣告してるな
んじゃもう既に信長予約できるのか
出来るね。
>>835 僕っ子を演出したんだよ。だからかまやんが心を開いたんだよ
どストライクだったんだよ。海原の巧妙な策略だったんだよ
確かにかじゅのあの容姿で僕っ子とか最高すぎるな
わかるぞ、あらやん
かじゅなら僕って言われても納得
むしろ推奨
投下乙です
>>821 (なるほど、では『加治木ゆみを殺した人間』か『東横桃子』にさえ出会わなければ、変装のボロが出る事は無い……か。)
この一文は何かがおかしいような気がしないでもない
だって加治木さんもう死んでると放送されてるから
顔知ってる人間に出会ったら何かしら怪しまれるんじゃないか
主催の放送が嘘だったと偽情報で扇動も考えてるならいいけど
僕っ子おおいに歓迎だがきたるモモとの接触に影響しそうでこわいわw
>>843 大丈夫!
その前にアステカ人心出るだろうから!
はじめちゃんのおちんちんなめたいお
::::::::.:. : . : /:::::::::/ i i i ( /:::::::/ `ヽヽ | 衣――…
:::::::.:.: : /::::::/ ! i| i | { 、_/:::/ ヽ i i|
::::. : . : /:::/ i | i |i ,ノ ,{ { 7/ ̄ ヽ ハ i i|なんか悪いこと
::::.:. . : .:// | | i爪 ( 八 V x‐ヽハ ハiii | したのかな…
::::. : . . : . | 八i ヽx=ミ\ ヽ 〃二`ヾ刈 <
::.:. . : . : . 八 { ijY ん.ハ ` 一 ん::ハ ! \
:. : . : . ヽ(\.i刈 {:::::::i i:::::::::} | i \___
: . : . |个トゝ乂::ノ ゝ- '′ | i | i |
| |ハ , | i | i |
| |八 ij _ ノ| i | i |
| | i>: .. _ ` ′ イ | i | i |
| | i i: : .:}.:.i.:¬.:::::::ノ | i | i |
BDレコーダーを使いこなしているうちの親父は家族が予約録画を
頼んだ番組をほぼ全部見ている。
けいおん!は何にも言ってこなかったが、野球娘は「面白い」と言ってきた。
「意外にNHKじゃなくてTBSなんだな」とも言っていた。
サンプルがうちの親父一件だけであれだが、野球娘はNHKのアニメの流れを汲んでいる
のでパンピーに受け入れられやすい。
けいおん!はオタ市場に焦点を当て、事実市場を席巻した。
それは揺るぎない事実。マスなユーザーよりニッチを徹底的に囲い込んだ。
京アニお得意の敷衍的先述でCDなど他の物販でも成功しているし、
世間的な成功は間違えなくけいおん!の圧勝で野球娘は時と共に埋没していくだろう。
つまり俺が何が言いたいかというと、野球娘はなぜ深夜にやったんだ?ということです。
別の時間帯でやったほうが確実に成功が見込める作品だったのにも関わらず。
ちなみに俺はどっちも好きです。ただ、野球娘はあのあと昭和恐慌、日中戦争、二次大戦
など、彼女たちの身を案じさせる事柄が続くので清々しい中にも一縷の不安が
付き纏うのが玉に瑕。三郎や岩崎、高原らは徴兵されてしまうだろうし、娘たち
も恐慌や戦災、統制などで生き残れるかどうか・・・
クラシックは高尚なる芸術であり人類の至宝にして文化遺産であって、
その深淵なる世界は少数の選ばれた人間のみが享受するよう定められ
ています。
従いましてクラシックは漫画ドラマアニメ映画などの低俗で大衆的な
メディアで扱うべきではありません。世の中には高級なワインを味わう
べき人種といいちこで我慢すべき人種とはっきり分かれており、それは
努力でどうなるものでもなく、生まれながらのものです。
のだめきっかけでクラに興味を持ったですって?
およしなさい。クラシック音楽は人を選ぶのです。
水樹奈々「深愛」でも聴いていなさい。
無敵 昭和のアニメヒロイン達(LEGENDアニメ女性キャラ) 平成アニメからはセーラームーン系や綾波レイ等
―――――――――――――――――――★LEGENDクラス――――――――――――――――――
U+ 木之本桜 坂下ゆずゆ 柚原このみ 夢原のぞみ > 花戸小鳩 (現在5体のみ)
U 佐倉蜜柑 アル・アジフ 立花つぼみ 九鳳院紫 ドロッセル 北神未海 柊まいん (現在7体のみ)
U− 月宮あゆ 神尾観鈴 岡崎汐 松方弘子 葉月(月詠) プリキュア5メンバー(のぞみ以外) フレプリメンバー etc
――――――――――――――――――☆MOE Masterクラス ―――――――――――――――――
S+ 鬼丸美輝 美墨なぎさ 雪城ほのか 菜ノ花自由 リオ コゼット 相原琴子 鈴川小梅 マリン etc
S 大道寺知世 可憐 古河渚 南楓 ロコちゃん キク8号 春風どれみ 水無月遥 神無月葵 etc
S− PPGZの3人 セイバー 真紅 高町なのは 涼宮ハルヒ ランカ・リー シェリル・ノーム アイン ドライ etc
A+ ナージャ 閻魔あい エクセル 水銀燈 九頭竜もも子 九重りん 日奈森あむ 水無神操緒 etc
A 七海るちあ 片瀬志摩 コメットさん 苗木野そら 瀬川おんぷ 赤夜萌香 セイバー以外のFateキャラ達 etc
A− 神岸あかり 涼宮遙 朝倉音夢 朝比奈みくる 長門有希 虹原いんく 坂上智代 ララ 結 東方シリーズキャラ達 etc
―――――――――――――――――――エースクラスレベル――――――――――――――――――――――――
B+ 美紗 フェイト にゅう(ルーシー) 春日歩 アルクェイド エクレール マイメロディ VOCALOID系 みなみけ姉妹 etc
B チャチャ 長森瑞佳 中原小麦 シュガー 涼宮茜 ミルフィーユ・桜葉 マドラックス クイーンズブレイドのキャラ達 etc
B− ファイン&レイン 一橋ゆりえ 桃宮いちご レベッカ宮本 竜宮レナ 西連時春菜 獅子堂秋葉 etc
――――――――――――――― 上級女性キャラレベル―――――――――――――――――――
C+ カスミ 沢渡いずみ グレーテル 紫亜 風祭りんな 秋葉以外の宇宙かけキャラ達 etc
C 倉田紗南 水瀬名雪 鈴原みさき 塚本八雲 霧島佳乃 ストライクウィッチーズのキャラ達 etc
C− ノエル(天使になるもん!) ちゆ12歳 美浜ちよ ぷちこ ホシノ・ルリ ストパニのキャラ達 etc
――――――――――――――― 一般女性キャラレベル――――――――――――――――――――
D+ アルル でじこ ミケ ちせ 白河ことり ホロ ネギま!のキャラ達 アイドルマスター歴代キャラ達 etc
D マルチ セリオ メテオさん サガ りぜる 鈴木みか 大和鈴蘭 咲-Saki-のキャラ達 etc
D− わぴこ 柏木千鶴 シルバー王女 春日結 天上ウテナ アスカ らき☆すたのキャラ達 etc
――――――――――――――――下級女性キャラレベル―――――――――――――――――
E+ 藤ノ宮千歳 ククリ 羽丘芽美 長岡志保 鈴木ナナ リナ・インバース けいおん!のキャラ達etc
E 篠原みほ 七千草菜々子 宮沢雪野 安藤まほろ 伊藤千佳 おとボクのキャラ達 etc
E− 葛城ミサト 花島咲 黒崎朝美 双恋のキャラ達 ARIAのキャラ達 etc
最下級 蘭堂りの 宮沢月野 宮間夕菜 桜木茉莉 ゆの ナナリー 以下、このランク該当されない全女性キャラ
荒らしはよくないですぅ
>>850 いい加減にしろよお前
逆恨みしてみっともないぞ
852 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/12(火) 01:32:43 ID:byFVDJbb
荒らし行為は止めて欲しいけど仕方ないか
今夜、投下が来ないから明日に来るかな?
前々から思ってたんだけど、アニメキャラじゃないの混じってるよねこのコピペ
どうしてもリーネちゃんのサインが欲しくて、
基地の外で色紙とマジックを持って、リーネちゃんの出待ちをしていた
リーネちゃんが出てきて私は「リーネちゃんサインおねがいします」と叫んだがササッと車に乗ってしまった
がっくりしてると、
ペリーヌちゃんが私に「あの、私のサインでも…よろしいくて?」とニッコリしながら声をかけてくれた
私はびっくりしたが「もちろんです、お願いします!」と言うと慣れない手つきでサインをしてくれた
その後「これからもストライクウィッチーズを暖かく見守ってくださいね」と声をかけてくれた。
あのペリーヌちゃんの笑顔は、今でも忘れられない。
サインはヤフオクで150円にしかならなかったけど、そんなことどうでもよくなるくらい素晴らしい子でした。
閻魔あい(えんま?あい)???
地獄少女の主人公。見た目は黒いセーラー服を着た、地味で目立たず大人しそうな???
長髪の美少女。強い恨みを持つ者の依頼を受け、相手を地獄へ流す。???
依頼人自身もその代償として、死後地獄へ落ちることになる。???
三藁からは「お嬢」と呼ばれている。???
基本的に寡黙で無表情、常に冷静沈着だが、極めて稀に感情を爆発させる???
事もある。?標的を地獄へ流す際の台詞は「闇に惑いし哀れな影よ,???
人を傷つけ貶めて、罪に溺れし業の魂(たま)…イッペン、死ンデミル?」???
で、標的を乗せた舟を漕いで、地獄へ続く川を下る時は「この怨み,地獄へ流します。」???
普段は祖母と2人で昔の農村の家屋の様な家に住んでおり、紙風船や折り紙、???
ビー玉等の昔の遊びをして日々暮らしている。???
契約方法が古来より日本に伝わる丑の刻参りではなく、赤い糸方式を採用しているのは???
彼女の趣味であろうか。今の所は判然としていない。???
かっては人間で、痛ましい出来事の犠牲になった少女であった???
>>852 俺が書き手だったらこの三日間は構想と書き上げに徹して
あとの日数を全て編集にかけるよ
ここは諦めてしたらばに引っ込むのもありだな
次のスレ立てるか?
俺はパソコン無いからパス
まだもう少しあとでいいんじゃない
容量の問題じゃなくて空気を変えるためなら今すぐ立てるのもありかも試練
でもスレ立てても空気が変わるとは到底思えない
やっぱり作品が投下されないことには‥
今夜にでも来てくれたら…
`7,,.−.. l l´. `ヽ:::,-、≡;;iiiiiiiil.-- ヽiiiiiiiiiiiiiヽ. あ ロ ど ふ
´/ ..|l \,l:::l r、ヽ,;;|i,iiiii|.=- `|、iiiiiiiii山z. ろ ワ う は
/ | iミ ==' ト、 );;;|iiiiiii|≡i ヽ|ii|/\ う ス し は
!!! み 止 ス(−," ̄T”| |lヽ zj/;;;;;|iiiiii| | | v | ヽ ス レ た は
え ま レ \|. | l _v_・l: L/= l.1ヽ> ム/;,l|l_ i ,, i. レ と !! は
る っ が -` "ー, ,、 ヽ::;| A ヾヽヽ、 ll ,,.- /l. が も っ
ぞ て _{ | | ノ l lヽ | l 〔1 il | `”.川_.~/〉,l. !
ヽ\| | ーl | l/ム. |≡`、_, "ー--´l ー |/|::|
__ヽ ニ ´" ``ー':::::| | "",.、~ ゞ.~ |,,.|::|
\ /⌒”ー,-、===| |:::|`"ーヽ、. ヾ゛=イ i/_/::/
これ一方サーシェスの奴なのか?
最萌の奴ら責任取ってなんとかしろよ
てか、普通に荒らしとして運営に通報すればよくね?
そうだよね通報すればいいよね
854 名前:極上ロリはニートとセックスする夢をみるか?◆1ZCuwzjAYc [sage] 投稿日:2010/01/12(火) 13:01:21 0
放送が終わり、カイジはちらりと衣の方を見る。
スースーと寝息を立てる衣の表情はまさしく子供のそれで、
カイジにとって彼女は遥かに守備範囲を超えた存在だった。
ただ、だれによって一張羅のTシャツがこれ以上汚れるのはゴメンだ、
と思うにとどまっていた。
その時不意に、ゆらり、と甲板全体が揺れる。
湾内に停泊したエスポワール号と言えど、多少揺れることはある。
ましてや、強風が吹いたときは尚更だ。
おそらくは天高く登った太陽が洋上を照らしたために起こった風であろう。
要するによくある自然現象に過ぎない。
だが、その風は、その波は、その揺れは、二人の男女の運命に激震を及ぼす。
揺れによって身体を倒した衣は、
よりにもよってこのプー太郎の股間に、
己の口を、
接触させたのである。
855 名前:極上ロリはニートとセックスする夢をみるか?◆LJ21nQDqcs [sage] 投稿日:2010/01/12(火) 13:01:31 0
「うおおおおおおおおおおおおお!?」
21年間。カイジにとってはおよそ他人に触れられた事もない、アンタッチャブル。
その地帯を襲う、女性の舌の感触。
想像し続けた感触ではあったが、実際に実感するとなるとその感触は異常!
例え、それが分厚いGパン越しであったとしても、だ。
衣はさらにその顔をグリグリと押し付ける。
寝ぼけているのであろう。
まだ寝ていたい、と駄々をこねているのであろう。
だが、その行為はカイジの21年間に及ぶ封印を容易く解除した。
怒張(アンファング)!
チャックを下ろしたその中から持ち出された武器はまさしく異形!
そびえ立つ塔の根元、鬱蒼としげる森に少女の唇を這わせる。
さらにそこから頂上へ駆け上がらせ、金髪の幼き少女に蹂躙せしめた!
最上階を支配した少女の唇に、カイジはじっくりと擦りつけ、
その柔らかな感触を存分に味わい尽くす!
856 名前:極上ロリはニートとセックスする夢をみるか?◆1aw4LHSuEI [sage] 投稿日:2010/01/12(火) 13:01:38 0
背筋を通る快感に全身を任せ、蠢動とともに全てを解き放つ!
もはやカイジの唇の端からは唾液が漏れでて、目は中空をさまようのみ。
衣の顔は哀れにも、白く濁った液体に支配された。
カイジは慎重に衣の上着を脱がすと、それを持って衣の顔を満遍なく拭いた。
さらにスカートに手を付け、一気に脱がす。
しかしそこのあるのは思い描いていたくまさんパンツではなく、
少女のあられもない、生まれたままの姿。
そう。
衣はまさしく、「穿いてない」状態だったのだ!
期せずして衣の全裸を拝むに至ったカイジは、
だがその巨塔は急速にその高さを失った。
カイジはそもそもロリコンではない。
このような興奮状態は下半身に対する、衣の無意識による刺激で引き起こされたもの。
よって予測不能の事態に対しては無力であった。
意表をつかれれば苦も無く屈してしまう、そのような熱狂であった。
だが
だが天はカイジを見捨てはしなかった!
857 名前:極上ロリはニートとセックスする夢をみるか?◆1aw4LHSuEI [sage] 投稿日:2010/01/12(火) 13:01:40 0
「カイジぃ…大好きぃ…」
思わぬ少女からの告白!
これにはさすがのカイジも奮起せざるを得ない。
おそらくは寝言であろうが、
だが、それでもこのようなストレートな告白は21年の人生において一度としてなかった!
ドーパミンが一気に生成され、脳内を支配し、全身を歓喜が駆け巡る。
「そうか!そうだよな!このまま終わりにしようかと思ったが
衣、お前が俺を好きだっていうならしょうがないよな!
あぁ‥‥‥、衣‥‥‥!今この時点からお前と俺は、友達じゃない‥‥‥!
お前は俺の‥‥‥恋人だ‥‥‥!」
覆いかぶさり、手首を拘束し、先程巨塔を支配させた可愛らしい唇に、
21年間食物の経口摂取と呼吸にしか使われなかった器官が迫る。
やがて二つはその空間を密着させ、さらにその深奥からの侵入者すらも忍び込ませる。
くちゅくちゅと絡ませ合い、密着させ、蹂躙する。
衣から可愛らしい声が漏れでる。
それがまたカイジを興奮させ、先刻勢いを減じた己の巨塔が復活を遂げた!
858 名前:極上ロリはニートとセックスする夢をみるか?◆LJ21nQDqcs [sage] 投稿日:2010/01/12(火) 13:01:42 0
「あぁ‥‥‥理解ってる‥‥‥天元突破だ‥‥‥!倍プッシュだ‥‥‥!
行くぞ、衣‥‥‥!」
カイジは興奮のままに、衣のまだ未熟な秘所へ殺到する。
既に濡れそぼった花弁は、意外にもこの巨塔を優しく迎え入れた。
そのまま、奥へ、奥へと突き進む!
何度か侵入を繰り返す内に、潤滑材が満遍なく分泌される。
グラインドさせた腰の動きはさらにダイナミックになり、
衣がピストン運動が繰り返し上げる喘ぎは段々と甘いものを含むようになった。
「衣‥‥‥!衣‥‥‥!行くぞ‥‥‥!」
カイジはブルッっと生命の神秘を衣の深奥へと注ぎこむ!
洪水のように浸透して行くそれらをすっかり流し尽くすと、
衣の身体に、ゆっくりと優しく身を預け、唇と唇を重ね合い、
小さい衣の身体を抱きしめて、全裸の身体を完全に密着させる。
いつしか二人の意識は何処かへと飛んで行ってしまっていた。
859 名前:極上ロリはニートとセックスする夢をみるか?◆zsYinY96dc [sage] 投稿日:2010/01/12(火) 13:01:46 0
ふとカイジが目を覚ますと、そこには未だ全裸の自分と衣、そして男女四人の姿があった。
「不潔ですの…!」
「せ、正義は何処に行った…!」
「リリーナより若い女性に対して何ということを…」
そして金髪の男が断罪の言葉をかける。
「このグラハム・エーカーが!この世の歪みを抹殺する!」
ズガン!
〜Fin〜
宮本武蔵は「兵法の道」を究めるため、人間の極限とも思えるほどの厳しい修業の中で孤独な生活を送りながら、
恋愛も家庭も美食も捨て剣の道一筋に励み、自省自戒の書「独行道」を残している。その一部を記すと、
・我事において後悔をせず
・一生の間、欲心思わず
・恋慕の道、思ひよるこころなし
・身にたのしみをたくまず
・身一つに美食をこのまず
など、計21ヶ条にもわたる。武蔵を敬愛した故・本田宗一郎(ホンダ創業者)は「自分は一つとして守れていない」と唸ったとの事。
以下余談。武蔵って生涯禁欲を貫き、童貞だったっていうけどマジか?今は30過ぎて童貞なら魔法使いになれる、が定説だけど、
武蔵は女抱く間を惜しんで修行し、死闘を繰り返したから剣聖になれたのかね?最強の童貞、ってのが信じられん。優秀なオスほどメスを求める本能が強いはずだから。
読んでないけどフリーセクロス!
,ミW彡、
三.Q三 | |
.彡川ミ \ /
,.r‐\ー 、, ジ
/ ~| ヽ 二 .処 ャ ─
、 .| .ノ | ッ
\. 、-|ト-、 --ノ|rァ ─ 刑 ジ 二
\ ヽゝ‐‐ , '--' ノ メ
ヽー-、|ト、__.ィ / 二 の ン ─
ヽ、 / | YYYY /__ . ト
\ )ヽ`−‐'/ > ヽ ─ 時 ・ 二
\ ヽ.|`‐‐‐'.( i タ
| .r、\_/ .i | 二 間.イ ─
| ` ヽrY'  ̄ l . ム
| `ーi ノ ─ だ.で 二
l  ̄`‐‐‐' す
i l | / !! \
| |
正直な話、トランザム無ければダブルオーガンダムはウイングゼロに勝てるか怪しいと思うのは俺だけか?
逆にトランザムありだとウイングゼロは勝てない
予測はできても反応速度がついていかない
ちょうどワンさんとスザクのような感じ
多分トランザムなしダブルオーガンダムで勝つのは難しい
けどトランザムなしダブルオーライザ―なら勝てると思う
トランザムされたらもう無理。ゼロシステムも認識しきれないだろう
未来予測とかやるゼロシステムがトランザムについていけないとはとても思えんがな
ゼロシステムが追い付いても実際の動きが追い付かん
防戦に全部まわしてトランザム切れを狙えば勝てるかもだが
硬いし
少なくとも初見同士ではダブルオーに分がある
クラッシャージョーのドルロイの嵐であったなぁ
セクサロイド
暗殺用の武器しこんでる奴
売春と暗殺兼ねるてのが妙にリアリティあると思った
しかし、よほどに人間と見分けつかないレベルでないと
ヴァーチャルリアリティの方を模索した方が
手っ取り早いだろうな
特に2次元に特化しつつある日本市場などは
やはりトランザムは反則だな
ビームを見てかわすなんて、そんなオカルトありえませんw
ダブルオーは火力がGNソードU任せなんだが、考えてみればウイングゼロもツインバスターライフル任せなんだよね
なんてバランスの悪い
ダブルオーガンダムって確かトランザムできなかったよね?
ダブルオーライザーになって太陽炉を安定させることで、初めてトランザムできるって感じだったような気が
881 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/12(火) 19:26:09 ID:qe1hFemu
ただパイロット達がトランザムの動きについて操作できてるから、ゼロシステムあれば余裕で対応できると思うけどな
祈りとかを願いって表現するのはいいけど
強制・洗脳を願いって言葉で飾り立てたところに
萎えたわ。あーこいつら今までの行為は
全部偽悪で実は真実の善なんだよ
って表現してたんだなーっていう気持ち悪さが透けて見えて
なんか荒らしが数人いるな
誰かは言わないけどさ
他の機体はともかく、ダブルオーライザーは刹那自体化け物レベルだからな
ただ、トランザム無しじゃ流石に辛いだろう
最終的に書き手の腕次第だと思う
納得できるだけの描写があればどんな展開もいけるだろう
それが真理ですよねーw
あー、投下が待ち遠しい
本質は何も変わってないよ
変わったと思うのは自分が変わっただけ
しかし適応能力が劣化したことが原因であるとすれば
過去に捕われ変わる事が出来なくなり
従来出来ていた変化への対応が出来なくなった事を
自身による原因を全て否定して周囲や環境に原因を押し付けるというのならば
世間が変わったと言えなくもない
やっぱり期限が五日になった上に二日延長できるわけだから、みんなじっくり書いてるのかな
基本的に期限が延びればその分時間は多く使って丁寧に仕上げたいと思うもの
誤字、脱字や設定の矛盾をいちいちチェックしてるとすればもっと延びるかも
その分力作も期待出来るんだけど……お気に入りキャラが軒並み死にそうで不安な俺がいる
とりあえず上条さんはガチだな
まだだ、まだ終わらんよ
| /| | |
| /: ハ__________ノ |
ノ /_.:i: : : : ! :ィ ⌒!: : :i: :./|/___V:| : :!V
. / l  ̄ 7ハ: : :.|V,斗z!/レ' んハ V: :ハ
/ | ∧: |: : :| | ん:ハ トzリ !:/|: ハ
. / | /: :|: :ヽ ll v少 , ¨ ll ト、斗へ
. . / /⌒\ : .ll 、、 ___, ll::::::`ー┐ \
/ 厶 \l.. { ノ イ ll / /⌒ヽ \ ご飯 マダー?
/ / __ \>- ,,. イ_,从/< ∧ \
. / __. イ/::ヽ r―――< \ 〉 \
/  ̄ .:.:.:|斗 '⌒\ し \ \ ___/
爆発の危険のある中での一か八かの賭けだったですけどね
実際、イノベイターとの戦闘でオーライザー無しでトランザムした時はダブルオーが機能停止してましたし
896 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/13(水) 00:54:35 ID:3Wc1bV4y
, "´  ̄ ̄ ̄ ̄ `丶
/ \
/ \
' / \ ヽ
/ / .:/ 、: ヽ::.. ',
,′ :/ .:/:/ :!.:::|:: |::. ヽ __ヽ ',:: ハ
l :,′.:/::l ::| :::|:::. |l:::.. V /|: ∧:::::l
| :| .::l :::|l_|:l_:|:::l::. | \_ :V/|∨/:! :::|
| :| :::| ´|ヽ::从.:|八::...|ヽ´l\.::l`ヽ|〉〈 ! :::|
| :| :::|:l│,ィ≡气 \| x≡气、.::j∧ヽ! :::|
| :l ::Y| | Y'::::ヽ| :::j
l :| :::::小 ::::::::: ' ::::::::: | ::|::::...::|.::,'
', :::| :::::|:ヽ ー 一 | ::|::::: ::j:/
ヾ::::l .::::::|::::::\ イ | ::|::::::::/
ヾl ::::::::|::::::::::::l> _ <|:::l リ .:/::::::/
ヾ:::::lヽ:::∧| :l_ j/::/::: 〃
__>七{{'´ /::/:::,<___
/{{ \レ'´ ゙̄ヽ _, -/// }}゙ヽ
/ \ / 、二\ // / ハ
>>896 声優繋がりだと咲と凛か、どっちも不参加だな
咲はカイジ説が正しいとするなら人質だぜ
しかも参加者に対してじゃなくゲストに対しての
おそらく大半の参加者は人質のことなんて忘れている気がする
そういう風にしか見えない
主催側視点の話で人質どうのこうのは一切出てないけどな
いやOPで遠藤が言っているだろ>人質
気を使えなんて誰も書いてないと思うが
擁護しないでスルーしろってだけ
お前が消えろカスが
どうせ厨嫌いの古長(笑)厨の腐れ女だろw
提示されたところで現段階じゃどうしようもないじゃん
第三回放送ではきっちり言っておかないと絶対忘れてるなw
あ、メモ帳機能使って書いてたSSが消えた。。。
_
//
iニニニゝ、_// ミ川川川彡
,.r="彡”~ ̄::::~'..ー..., 三 三
//l/:::::::l:::::::l:::::::::::::!:::、ヽ 三. ど : 三
/:::/::l::::::::::::|::::::iト!::::::::::l:::::l::::ヽ 三 う : 三
l:::/::::l:::l::::::i;ハAl、!l!i:::::jルl、l::::l:::i 三 で 果 三
|::l:::::|::::トi/lrナd` !ノ ム_リ::/::il 三 も て 三
l::|::/|:::::ヽ|゙| i::::ノ !::゚l|::|:/" 三 い し 三
l::/:f^ヽ,i、ト` "" 、 ー1爪 三. い な 三
/::l:::::ヽニ:::::::.. ─ ノ 三. : く 三
´Nトlハi、ト|::::::::;:::.... _,,.. '゙ 三. : 三
ト- 、_T"" 三 三
幸村の思考欄には登場話から死亡の一話前までずっと
>2:主催を倒し、人質を救い出す。
ってあったけど、他に誰か人質のこと気にしてる参加者いたっけ?
咲勢とけいおん勢は人質になりそうな人間が軒並み参加者だし、
カイジ勢は人質になりえそうな人間が(常識の範囲内では)いない。
ホンダム唯一の泣き所家康は既に死んでいる状態からの参戦だし、
筆頭はあまり人質でどうこう言うような性格でも無い。
グラハムと刹那に関してはいくらでもいそうな気がするが、あんまり気にする様子も無い
W勢は最大の人質要員リリーナが参加者だから、他に気が回らない。
上条さんは最大の関心事であるインデックスがあの有様だ。
んー、人質気にしそうなのって後はいおりょぎさんくらいだが、
妹たちを気遣う様子はあんまり無いな。
今更全員に人質とか破綻するんじゃないのか
ギアス勢はナナリーで良いけど、
海原とかどうすんのよw
咲勢も今更ワハハとかドムとか出されても、各々の一番はもう死んでる感じだしな
最終盤に残ったメイン格に対する人質の描写でいいんじゃないの
仮に海原とルルとモモが残った場合、
ルルに対するナナリーだけで他2人は人質いなくても、十分話は膨らむと思う
残りそうな本命達だけ、保険の為に人質を取っておいた、みたいな
海原さんも大事な人いるけどアニメ未登場だから
そもそもよほどじゃない限り人質はインデックス一人でいいと思うんだが
そもそも文句があるなら来るなっていいぐさが独善なんだよ。
どんな理由で来るのも、どんな感想をもつのも、
どんな理由で続けたりやめたりするかも、すべてが個人の権利であって
他人がとやかくいうことじゃないわな。
嫌ってるのに続ける行為が理解できようができなかろうが
それによって赤の他人の行動を束縛する権利なんて生まれないよ。
それが通るなら「こんな糞ロワなぜ賛美するのかオレには理解できないやめろ」
って言い分だってアリになってしまう。ロアみて気に入ろうがが嫌おうが
続けようがやめようが、それは各自が好きにやればいいだけのことだわな。
人質追加してもいいけど
主催に反抗的なら人質殺すから
とか言われると島にいない限り参加者積むのよね
その場合は人質のいる場所を割り出して
外部にいる奴らに助けて貰うしかないが割りと無理ゲー
放送案なら忍野さんが加入したから
そのライン生かすしかない
もしくは、「お前の首輪と人質の首輪は連動してて
お前が死ねばその人質も死ぬ」
とかやられたら、もうどうしようもないよね
人質に関しては外部に任すしかあるまいて
ルルは参加時期からしてスザク以外は見捨てそうだ
ヒイロなら放送案にもあった、自らのテロに巻き込んで殺した少女と犬は結構効きそう
士郎は凜や桜辺りが捕まってても助ける方法を探そうとするだろう
後は……特に無いか
「白の開拓」→高校生が毒電波を垂れ流す異様なブログ
「樹海の落としもの」→自殺で有名な富士の樹海の自殺者、遺留品の写真を集めたサイト
「野崎コンビーフ」→絵のサイトなんだがその絵がすげー不気味
「淫乱テディベア」→太ったキモいおっさんのAV
「コトリバコ」→オカ板発祥の怖い話 長い
「アステカの祭壇」→人物や物を中心に回りが赤い心霊写真、見たものは呪いがかかるといわれている
「愛の妖精ぷりんてぃん」→やたら重くて音楽が流れてる変なババァのサイト かなりの電波
「なつみSTEP」→一見和むフラッシュだが、裏話を知るととてつもなく怖い (彼氏を殺して2chキャラに見送られて地獄に行く少女)
「女賢者」(画像検索)→ドラクエ3の女賢者のイラストが多数だが一つだけ目力のあるイラストがある
「くねくね」→怖い話(そのくねくねという不思議な者を見た人が精神に異常をきたした話)ウィキ見ればあんま怖くない
「七色の川」→汚染されて色がついた川
「モーターサイクル」(画像検索)→ 顔面ぐちゃぐちゃグロ画像の通称
「POSO」→グロ動画
「グリーンねえさん」→女性の屍蝋死体 全身が緑色に染まっている画像
「食卓のお肉が出来るまで」→食用動物(豚、牛、犬 鳥、etc)の解体ショー
「終わらない夏休み」→描写が並大抵ではないグロ小説
「茜の悲劇」→女性が拷問されて殺されるグロ小説
「HAPPY TREE FRIENDS」→ポップなアニメのキャラが無惨に死んでいくCGアニメ
「トム・プライス」「ロジャー・ウィリアムソン」→F1の事故映像。前者は衝撃度、後者は鬱度高め
「逆さ女」「仮面の少女」→「学校であった怖い話」というゲームの内容と画像
「スープおじさん 」→風呂場で亡くなっているため、溶けたような男性の遺体
/ ̄ ̄ ̄\
.__ ,. -‐‐- ., | あ そ |
{;:::)-、 、.>'::ヽ .! り ん . |
ゝ::/ /( ,イl! ト:::::::/ l え な .|
/:|!::|-,/- ヽ( |;-ハ} ::||::ヽ ! ま オ |
. ヽ:|-'; -tッ- -tッ-7'.|'"´..l せ カ .!
| ヘ'' 丿.l ! ! ん ル !
. l!l ゝ .⊆⊇ <| l!l | ト |
jl | .l .ハl .\___/
ノ丿 jノ .j
695 名前: ◆jjkBJLIXVM[sage] 投稿日:2010/01/13(水) 03:55:44 ID:z/pZmVVI
失礼しました、改めて遠藤の追加予約と予約の延長を申請します
・◆jjkBJLIXVM氏 バーサーカー、戦場ヶ原ひたぎ、上条当麻
バーサーカーに追加武装か
遠藤から上条当麻抹殺指令かしら
みなぎってきたぜ
バーサーカーが純粋にそんな命令聞くとは思えないけどな
むしろ命令しに出てきた遠藤が殺されたら一周回って面白そう
62 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2010/01/12(火) 19:23:54 0
ここで目立つ書き手
◆1ZCuwzjAYc
◆LJ21nQDqcs
◆1aw4LHSuEI
◆zsYinY96dc
こいつらが語るスレと仮作品投下スレと総合にSSを投下する度に任意のキャラスレを荒らす宣言文を考えるとしよう
397 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2010/01/12(火) 23:23:09 0
お前ら
ロワ、ギャンブル、生活話、株FX、ハヤテのごとく
から必ずどれか一つを話題にしないといけないならどれがいい?
408 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2010/01/12(火) 23:25:11 0
ロワ、ギャンブル、生活話、株FX、政治話 こうだろ
470 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2010/01/12(火) 23:44:59 0
自演バレバレなんだよロワ豚
490 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2010/01/12(火) 23:49:04 0
なんだ、ロワ厨って07年に暴れたひぐらし厨の一派だったのか
666 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2010/01/13(水) 01:11:49 0
ロワの話でもしてろカス
671 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2010/01/13(水) 01:13:24 O
>>666 全然執筆が進まないんだ…
674 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2010/01/13(水) 01:14:47 O
朝ちゅんが取り乱したもんだから
カイジ衣ユフィ予約した人がぶんむくれたかもしれないじゃないか
謝罪しろ、朝ちゅん
675 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2010/01/13(水) 01:15:40 0
ロワ呼んでない俺には何のことだからからん・・
945 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2010/01/13(水) 12:24:15 0
どうでもいいからつかっちゅは上条さんでバーサーカーを打ち殺すネタを考えておけよ
950 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2010/01/13(水) 12:30:23 0
またカスロワコテのスレ汚染か
952 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2010/01/13(水) 12:32:26 0
ロワ()の話題になると過疎るな
今期はアニメ雑談所としては機能しているというのに
955 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2010/01/13(水) 12:37:17 0
そげぶ有効範囲は書き手裁量らしいし
前と矛盾しない範囲なら12の試練は触れた時点で解除
以降のバーサーカーは単なる筋肉馬鹿になる予定
956 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2010/01/13(水) 12:37:49 0
ロワ厨は本当に嫌われてることに気が付いてないからな
960 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2010/01/13(水) 12:40:02 0
スレ違いのグロヲタだからな > ロワ厨
リアル世界では絶対に友達になりたくないわ
なんか事件おこして逮捕されたりしたら、携帯のアドレス帳
とかからたどって警察がくるからな
ところで、麻雀知らないんだが「爆牌」ってどういう打ち方なんだろう
>>921 Google先生に聞いた
「相手の手牌を読み切り、余り牌を狙う打ち方」
だそうな
それ、狙ってやれる人何人いるんだろう
プロでも滅多にいまい
狙えるはずが無いでしょ。
作中でもプロセスを全く書いてないし、超能力だって言われてるよ。
ある程度理屈をくっつけたのが咲における美穂子の打ち方だけど、
爆岡のは第一打の時点で手牌読んでるからなぁ
/ , -‐- 、
バ └ァ /: : : : : : : : : : \ |
バ ロ /. /: : : : : : : : : : : : : : ヽ トJ
ロ ッ >/.: _ __ : : : : : : : : 、 |
ス ク. \ l// ̄「 ̄ ̄ヽヽ: : : : : : l トJ
ン ス / | |:ニi |: l二⊃:| l:.:.:.:.:. : : | | 過
wwww \ | l: : :|:.:. : : : : | |:.:.:.:.:.:.:.:l | 疎
/ | l : : l:.:.: : : : : l ヽ:.:.:.:. / __ | ス
/| 、 __\. └ヘ: : l:.:.:. : : /\`ーァ' ̄ \ \ レ
| / \ | >  ̄ト、:|:.:.:.:/.:.:/ : : ̄>' -┴¬>' !!
|/ \ > -‐/ |:.:.`T´.:.:.:.:/: : / \
/ / -くL:.:.:.:.: 、 -<´ / /
投下待ちだな
焦らずのんびりいこうぜ
927 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/13(水) 16:44:05 ID:1sWAT7k0
クソスレ乙wwwwwwwwwww
>>918 きたあああああ
一旦別れたからには無事に合流できないだろうと思ったらこれだ
バーサーカー期待してるぜ
星稼いで長生きしてくれよ
その幻想をぶち殺す
γ~三ヽ
(三彡Oミ)
(´・ω・`) どんな願いも聞き流してやろう!
( )
( (~
~) )
Ω ((~~
_γ⌒ヽ、V
(_| ̄ ̄_フ
> <
本やDVDなど資料を買った金額。
本やDVDやサイトを読んだり、
瞑想やイメージング等に費やした時間。
願いが叶う事を前提としてやってしまった愚かな行動。
得たのは現実逃避に近い不安定な似非ポジティブ思考のみ。
でもそれも冷めてしまった。
それに対して失った物が大きすぎた。
自分は何をやっていたのか。
いっそ知らなければ良かった。
叶った人って偶然とか運じゃないの?
元々そんなのやらなくても叶う資質持ってただけじゃ?
ていうか冷静に見ると矛盾だらけで嘘くさく思えてきた。
>>920 945の答えに「お前らが気にいるかは知らんがもちろん3パターンほど考えてある相手が装備無し命一つならそげぶれる」
とあるがどうなることやら
>>918 単に武装強化ではなく厄介者の処分
上条さんのいる場所の指示だけならいいぐらいか
ヘ(^o^)ヘ いいぜ
|∧
/ /
(^o^)/ 遠藤が何でも
/( ) 思い通りに出来るってなら
(^o^) 三 / / >
\ (\\ 三
(/o^) < \ 三
( /
/ く まずはそのふざけた
バーサーカーをぶち殺す
二つ目と三つ目の脈絡がNEEEEEE
レス消費するなよ
特に他スレのレスをコぺピするなよ…
936 :
●:2010/01/13(水) 21:09:27 ID:v8CDtlm6
次スレ行きます?
グロさいたま 」→ビックリ系フラッシュ。startを押すと、怖い顔が現れる
「顔の無い少女」→先天性の病気で、顔の骨が失われている少女。頑張って生きてる事をお忘れなき用
「Orgish」(画像検索)→グロテスクなものが数個表示される
「Mujo」→普通に検索するだけで画像が出てくる。正直これが何なのか分からない・・・
「となりのトロトロ」(画像検索)→となりのトトロのパロディ画像。大きな口を開けた怪物の絵
「リーマン受け 」(画像検索)→数ページ目に、顔の潰れてしまった遺骸の画像が
「goggle」→google(グーグル)と間違えてこれを入力してしまうと、ウィルスなどが沢山ある?ページに飛ばされる
「アンドレイ・チカチーロ」→ロシアの連続殺人事件の犯人の事。本人の顔や、殺し方が常軌を逸している
「レウコクロリディウム」→カタツムリに寄生する寄生虫の事。やり方がかなりえげつない
「Omayra Sanchez」(画像検索)→火山の噴火で泥?に生き埋めになった少女の画像。この時は生きているが、後に亡くなったそうです
「タマ まつりばやし」→「3丁目のタマ」というアニメの一話。全体的にほのぼのした内容だが、物語の最後、鬱な展開に
「セイメイタイム」→バラエティ番組が流されている動画だが、動画の端っこの方で男が延々とカッターか何かで自分の腕を切りつけている
「昼下がりのアナル 」→ゲイビデオ
「劇団ひとり 304号室 青木」→劇団ひとりのコント(?)。病人が色々やる内容なのだが、見る人によっては怖いかも
「ジョニーは戦場へ行った あらすじ」→昔の映画。救いの無い内容
「トロと休日 心霊写真」→「トロと休日」というゲームの中にある家。その窓いっぱいに無表情かつ大きな顔が映っている画像
「狂った果実」→ゲーム。その名に恥じない超・鬱展開で有名
「カンディル」→南アメリカなどに生息する人食いナマズ。尿道や膣へ向かって突っ込んでくるらしい・・・
「ハラクロコモリグモ」(画像検索)→所謂「子守蜘蛛」。小さいのうじゃうじゃしたのがいっぱい〜がダメな人は画像検索しない方が良い
「淫魔 サキュバス」→フィルタを外して画像検索すると、おっさんが「あれ」を舐めてる画像が現れる 出るときと出ないときがある?
あぁ新年早々グロですね有難うございます
仮投下作品が来たので次スレ行きます
つくづくここの書き手はフラグ潰すのが好きなんだなー
グロ入れてれば喜ぶとでも思ってんのだろうか
>>936 さっき立てようとしたけど立てられなかったのでお願いします
ってリロ忘れorz
代理投下は自分がいったほうがいいですか?
それとも支援に回りましょうか?
943 :
●:2010/01/13(水) 21:36:43 ID:v8CDtlm6
【予約について】
予約をしたい場合はしたらばの予約専用スレにトリップをつけて予約したいキャラ名を書き込んでください。
予約期限は5日(120時間)です。予約期間中に申請すれば2日(48時間)の延長ができます。
予約の延長は、一回の予約につき一度だけ利用できます。
あるキャラの予約が行われた時点で、他の書き手はそのキャラを含んだ予約または作品投下が出来なくなります。
予約は予約期限切れ、予約破棄宣言、対応する作品投下のいずれかを持って解除されます。
予約期限切れ、予約破棄宣言の場合、その時点を持って予約されていたキャラの予約が可能になります。
対応する作品投下の場合、その作品に対して24時間以内に修正・破棄の要求がなければ、その作品のキャラの予約が可能になります。
※荒らし防止の観点から、まったく予約無しでの投下は禁止とします(予約後即投下はOKです)。
※予約の中に含まないキャラをSS内に登場させることはルール違反とはなりません(予約したキャラ+予約していないキャラでの投下はOKです)。
ただし、予約を行わないで作品に登場させる事ができるのは、その作品の投下開始時に予約が可能なキャラのみとなります。
殺害数
1位 明智光秀 5人 プリシラ、キャスター、黒桐幹也、田井中律、琴吹紬 生存 無差別
2位 浅上藤乃 3人 加治木ゆみ、月詠小萌、真田幸村 生存 奉仕
バーサーカー 3人 刹那・F・セイエイ、本多忠勝、アーニャ・アールストレイム 生存 無差別
4位 平沢憂 2人 池田華菜、安藤守 生存 奉仕
琴吹紬 2人 千石撫子、船井譲次 死亡 対主催→無差別
6位 カギ爪の男 1人 カギ爪の男 死亡 自殺
中野梓 1人 竹井久 死亡 無差別
レイ・ラングレン 1人 玄霧皐月 生存 無差別
ライダー 1人 片倉小十郎 生存 無差別
荒耶宗蓮 1人 中野梓 生存 特殊
トレーズ・クシュリナーダ 1人 兵藤和尊 生存 特殊
織田信長 1人 リリーナ・ドーリアン 生存 無差別
アリー・アル・サーシェス 1人 御坂美琴 生存 無差別
利根川幸雄 1人 八九寺真宵 死亡 脱出
伊藤開司 1人 利根川幸雄 生存 対主催
東横桃子 1人 セイバー
おまけ
名前 最期の言葉
真田幸村 「……お、やか、た……さま……」
キャスター (宗一郎……さ、ま…………)
黒桐幹也 「式……僕は君を――」
田井中律 「澪――」
八九寺真宵 ――――あるべきところにかえるだけなんだから。
利根川幸雄 「なあに、彼女は幽霊なのであろう?死にはしないさ!」
刹那・F・セイエイ ――世界を……変えろ。頼んだ、ぞ――
本多忠勝
船井譲次 「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
琴吹紬 嫌なの。
アーニャ・アールストレイム 「―――え!?」
セイバー シロウ―――――貴方を…………。
【GN粒子にはよくあること】
GN粒子関係で起きる超展開を許容するときにスレ住民が使う言葉。
実際GN粒子は万能なんだから仕方がない。
【GN粒子まとめ】
* ガンダムという兵器の中核を成すパーツが太陽炉である
* そのため、文字通り「GUNDAM(ガンダム)NUCLEUS(中核)DRIVE(ドライブ)」の名が付けられている
* 電波妨害できる
* 推進剤になる→水中でも行動できる
* ビーム兵器になる
* 実体剣に付加すると切れ味UP
* 装甲に付加すると防御力UP
* GNフィールドというバリアを張れる(GNタイフーンと言われるものはこれの一種であろう)
* 大気圏に突入できる(装甲の防御力上昇とGNフィールドの恩恵)
* 特定状況下で毒性を持ち、幹細胞に異常を来たす
* 機体重量を軽減する→慣性制御可能
* GNミサイルに入っており、敵機体内部に注入すると破壊できる
* トランザムできる
* 光学迷彩できる
* 大気圏から減速なし海中ダイブでも平気(衝撃は広島型原爆の何十倍)
* 触媒にすると脳量子波を使ってテレパシー可能、ヴェーダとの直接リンクもできる
* 機体をパイロットごと量子化できる(00ライザーのトランザム時)
* 時間軸に影響を与える(00ライザーのトランザム時)
* 擬似太陽炉でもトランザム可能
* 弾丸に粒子を圧縮したGN拳銃?(当たると致死レベルの障害が起こるらしい)
* 脳量子波を活性化させ通信機器に頼らず声が聞こえたりと周りとの交信が可能
* 量子が集中する特殊な空間が発生し意識共有ができる(トランザムライザー時限定)
* GN粒子による細胞障害の促進作用を弱める(00ガンダム限定)
* 浴びることによりイノベイターになれる←NEW!!
* 身体の痛みがなくなる←New!!
* 死んだ人が生き返る←New!!
* みんな仲良しになれる←New!!
* 機械の体を手に入れる←New!!
* 彼女ができる←New!!
* ライバルに勝てる←New!!
* 歌手デビュー(最終回予定)
* 身長が伸びる(最終回予定)
* GNボールに乗れる(最終回予定)
>>943 スレ立て乙です
では、代理投下行ってきます
【アニロワ3rdにおけるあだ名一覧】
感想雑談から本編に至るまで、様々な場所で呼ばれる参加者のあだ名達。
原作作者公認のものからファンによる敬称、ロワ内での行動によって付けられたものまで種類は色々。
田井中律:りっちゃん
琴吹紬:ムギ
中野梓:あずにゃん
東横桃子:モモ
竹井久:部長
福路美穂子:キャプテン、みほみほ
池田華菜:池田ァ!
加治木ゆみ:かじゅ
張五飛:ごひ
トレーズ・クシュリナーダ:トレーズ様、トレーズ閣下
伊達政宗:筆頭
明智光秀:変態
本多忠勝:ホンダム
上条当麻:上条さん
御坂美琴:ビリビリ、ツンデレールガン
一方通行:一方さん、アクセロリータ
月詠小萌:ロリ先生
インデックス:ニートシスター、ハラペコシスター
セイバー:ニート王、ハラペコ王
バーサーカー:バサカ、場坂
キャスター:キャス子
ヴァン:童帝、バカ
レイ・ラングレン:レイ兄さん
伊藤開司:カイジ
兵藤和尊:会長
ルルーシュ・ランペルージ:もやし、ルル、童帝
ユーフェミア・リ・ブリタニア:ユフィ
黒桐幹也:コクトー
浅上藤乃:ふじのん
荒耶宗蓮:あらやん、ジョージ(荒耶の声優さん)
阿良々木暦:省略
2009/12/26 本スレ告知済み
二回放送明けより予約期間を従来の3日+延長2日から、5日+延長2日に変更
2009/12/6 本スレ告知済み
【書き手氏の判断によるSSの修正について】
SSの展開が変わってしまうような加筆・削除等は、そのパートの続きが予約されるまでであれば可能です。
その際は一度修正内容を仮投下スレに投下しその旨を本スレに告知してください。
24時間以内に反対意見が出なかった場合は、その内容を正式採用とします。
なお修正稿を仮投下スレに投下しなかった場合、その修正は無効となります。
ただし、リレー小説の性質上、本投下後に展開に変更を生じる修正を行うことは極力さけてください。
誤字・脱字等の訂正は上記の限りではありません。
第一回人気投票結果
[対象:000話『オープニング――《開会式》』〜105話『夜明けのゼロ』]
SS部門結果発表
1位/52ポイント
098話 『煉獄の炎』 ◆L5dAG.5wZE(◆.ZMq6lbsjI)氏
2位/31ポイント
031話 『塔――The Tower――』 ◆DXXMkAYDjo氏
3位/19ポイント
102話 『こんな俺に世界を守る価値があるのか』 ◆mist32RAEs氏
4位/15ポイント
094話 『試練/どうあがけば希望?(前編)』 ◆fQ6k/Rwmu.氏
5位/12ポイント
016話 『かしまし〜ボーイズ・ミート・バッドガールズ〜』 ◆tu4bghlMIw氏
6位/11ポイント
030話 『求めるものはこの手に』 ◆40jGqg6Boc氏
7位/10ポイント
088話 『届かなかった言葉』 ◆Wf0eUCE.vg氏
8位/9ポイント
024話 『人生美味礼賛』 ◆10fcvoEbko氏
9位/7ポイント
000話 『オープニング――《開会式》』 ◆tILxARueaU氏
003話 『阿良々木暦の憂鬱』 ◆1aw4LHSuEI氏
038話 『機動戦士ホンダム00〜ツインドライヴ〜』 ◆L5dAG.5wZE(◆.ZMq6lbsjI)氏
セリフ部門結果発表
1位/34ポイント
『なにせ我々は……《金》で《魔法》を買ったんだからなッ!!』
〜 遠藤勇次 『オープニング――《開会式》』より
2位/21ポイント
「ダブルオーのマイスター、刹那・F・セイエイと!」
「『戦国最強』のホンダムが!」
「「この『戦い』を、駆逐するッ!」」
〜 刹那・F・セイエイ&本多忠勝 『機動戦士ホンダム00〜ツインドライヴ〜』より
3位/13ポイント (同ポイントで2つあります)
「なんでもは知らないわよ。知ってることだけ」
〜 Wikipedia 『阿良々木暦の憂鬱』より
「悪ィな。俺はお前を助けねェ」
〜 一方通行 『届かなかった言葉』より
5位/9ポイント
「――もう死んだよ」
〜 アーチャー 『こんな俺に世界を守る価値があるのか』より