ちょっと頭、乙ろうか…
乙
リリカル マジカル ルルルルル
>>1 乙になーれ♪
気がつかなかったorz もっとカキコしておけばよかったよー(つд∩) ウエーン
,,-''¨ ̄ ̄¨'''-,,,_ /:::::::::::::::::::::::::::::::::;;`ヽ、 /::::::::;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;:::::::::::::::¨'''ヽ i;;;::::;;;;;;;;;;r‐‐‐‐-- ;;;;_;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;`、 !;;;;;::;;;/ _,,,,,,,,,,,,,,,,,,___ ¨''''-、;;;;;;:::::::;;;;;;`i `ヾ、;レ" iヽ ヽ ヽ ヽ¨''i'''''`、;;;;;;;;;;;;;;/ l l. ヽ .i i l i _! l `ヾ;;/ ! i ! ヽ !V_,v-l、 ! ヽ l >1の分際でスレ立てするなんて。 l ト、!、!__ l,! / 」__,! ! i ! 乙するところだわ、この早漏。 `l i i_,!, `! `、 ! ! ,! ,! lヽ、 - l ! ! ` 、 // !:.:.`ヽ _,/! l ヽ `i /´ ,' l__;,;,;,;,;lV´/ /! `、,,,_l i ,' ./::::> l ! /`ー`--、 !::::ヽ_ キャラには愛を、投下には支援を
「はいてない!はいてない!」 「はやて、誰に向かって言っているんだ?」「主……とうとう、……ウウッ」 「はやてちゃん、あなた休むべきなのよ」
, '´ ̄ ̄ `丶、, -───‐- 、 / ,. '" `ヽ、 / / `ヽ \_ / / / ∧ \ ヽ \ト、 / イ イ / l ト l l | l ) /イ フト、/ l l\ _ト_ | ! 彡|イ ハッ l/| l /ヽ l` ヽ l '´ヽ! \ ! ! /| | / | |トf-.-! ヽ〒.-.-┬| | /// ) / ヽヽ \ ト、l !:::C !::::::::C | ト、ノ/く 士郎、お腹が空きました (__ _ < ! T `ー' `ー‐'´| |` }/_ノ / | l 〃" "〃 イ / ノT 投下はまだですか? フ ト、 ト、 _ u ノ/ /<`ー' \ ⌒j ヽトl`丶、_ (、 ヽ_,. ..::'"l /:::::ヽ ヽ / T ̄ _ト、:/イヽ::::::::', ', jイ´L '´ ヽ::| L:_:::」 き ヽ , ' ´/ ィ´:} /`丶、 ゅ / / j/:::Τ:ヽ / ヽ る └ 、 イ //::::イ |::::::ヽ/ / ヽ る | /l /<:_:::::/! |:!:::::::::> / ', る `l / ィ 7:::l !:`T´ イ l
「断食でござる」
あれはフェレットでござる
さーて、今回のユーノ魔改造は? ・ユーノ、吸血鬼になる ・ユーノ、狂化する ・ユーノ、起源に目覚める ――の三本でお送りいたします それでは皆さんまた来週〜 じゃん・けん・―――――死ねぇ!! うふふふ
ユーノ「僕の起源は“覗く”」 ユーノ「我が圧倒的検索能力の秘密の一端を垣間見た」
>>17 なのは「なの…ッ!?っていうかここど」
ズキュゥーンン
なのは「!!」
ユーノ?「そいつはニセ者だ、危ない所だったね」
ユーノ?「そろそろ起きて、フェイトやはやてが待ってるよ」
ユーノと交配したら人とフェレットの合いの子が誕生するんだろうか? ザ・フライみたいに なのはさん回避して正解ですぜ
それはつまり、スクライアの一族はフェレットへの先祖還りを起こすと?
紅赤朱ならぬ、えーと、白白白? 確かに、元が純人間ならフェレット形態のが魔力回復するのはおかしいでござる
いやあれは 地球の魔力不適合で それをごまかすためだから
なのはとユーノとフェイトが三角関係でギスギスしてるとこが想像出来ない
まあ3(ピー)なら結構想像できるな
YUNO「愛するがゆえに見守る愛もある」
>>24 普通ならユーノが両手に花なんだが
なぜかなのはさんが二人を受けとめたイメージしか持てない
むしろなのはとフェイトのラブラブを前にして奴にナニができるというのか 何もできはしませんよ!
話題に乗り遅れぎみだけど、 鈍感力A+を持つこの鉄の乙女にディルムッドの魅了は果たして通用するのか 戦闘中うっかり触れてしまって、あぁまたやっちまったみたいに思ってたら、 依然として殴りかかってくるその女に驚くディルが見える そして草場の影で泣くフェレット
お前らそんなにフェレットが嫌いか
>>26 というかフェイトそんが二人にいたぶられてる姿しか思いつかんw
じゃあなのはと型月キャラなら誰よ
本命はセイバーじゃね 騎士王なら鉄壁乙女のなのはさん相手でも攻めに回れるぜw
好意を一切隠さずにぶつけるタイプがいいんじゃないか? ランサーとかは好きなら好きとさっさと言っちゃいそう。
士郎(父) は参考になるかもしれん 逆に、某クロノさんはもう関係ない気がする
ここは舞弥の出番だな、フェイトに対するカウンターキャラとして 舞弥、切嗣、アイリ の三角はうまくいったけど 舞弥、なのは、フェイト なら暴走間違いなしだ 特にここのフェイトそんならw
フェイトは基本、なのはが幸せになれる事なら受け入れると思うんだ なのはのためにならない相手なら渋い顔するけど、あまり嫉妬の炎を燃やすタイプじゃないような
少しは桜を見習えという事ですか
そっちは桜というより秋葉じゃね? あの軋間も家から締め出す剛腕ぶりよ! 般若じゃ、般若がおるわ!
話が膨らんでるが、なのはさんが惚れそうなタイプがわからんのよね いつでも死ぬ覚悟はできてるって言ってるし、娘と家庭を守ってくれるような相手を望んでいたり? *父性(母性) *家事能力 *ある程度の戦闘力 は必須 と予想してみる
士郎の性格のままのアーチャーみたいな感じかな
戦闘能力は求めなそうな気がする。 やっぱり、性根がいい人じゃないだろうか? 弱者の痛みが分かる人とか。
士郎は甲斐性が足らんと思う アーチャーも相手を思うと小言が出るタイプだし ヘラクレスとかハサン先生、それから適齢期の秋巳大輔(らっきょの刑事)とかどうよ
なのはの相手ねぇ、隣に立つイメージならフェイトやセイバーやらランサーやらが思いつくけど 非戦闘以外で支える相手となるとユーノ以外しっくりこない なんていうか、 「ユーノ君」 「ん、なに?」 「結婚しよー」 「いいよー」 みたいなやりとりって一緒になりそうな、っていうかどこの姉と弟だこれ
主人公が鈍感なのは、そうでなければとても生きていけないから。 by.ネコカオス
>>42 三秒ルートか
まあ確かにそんなイメージあるかもなあ
なのはの場合は自分よりヴィヴィオがどうかな気もする
ちびっ子に人気ということでここはギル……ないか
夫婦になる前にヴィヴィオの親権を賭けて、 マぁジカルファイトッ!レディ……ゴォォォ!!となりそうだ。
(結婚を)合意と見てよろしいですね?
>>38 >>42 >>45 なるほど、つまりユーノも割と頻繁に
地球破壊爆弾LVのロストロギアをたまに拾う遺跡にスペランカーしてる考古学者だと
ユーノ「ふぅ、あぶないあぶない。ゴッドハンドがなければ死ぬところだった」
ゴッドハンドは死んでも生き返る能力だ。 だから心配するなユーノさん。 あんたきちんと死んでるよ。
ヤバイ。 顔はフェレットで、首から下の肉体はバーサーカーレベルのマッチョになってるユーノが脳内に……。 このモード時にはバインドは立派な凶器になります。
ユーノ君のフェレットがバーサーカーだと?!
>>50 バインドと叫びながらそのマッチョな肉体で思い切り抱きしめるんだろ。
>ユノセルク ヴィヴィオ「ユーノ君は強いね」
お前らユーノに何を望んでるんだwww
でもこのくらいしないと なのはの隣には立てないという事実
なのは「どうしてこうなった\(^O^)/」 ユーノ「抱きしめて夜のナインライブズ!」
なのはが交際せる相手の条件って、戦闘力は関係なくね?大事なのは精神的に支えになるかどうか。 無茶しがちななのはのブレーキ役になれる様な奴。
だってあの人、力ずくじゃないと止まらないじゃん!
ブレーキ役はヴィヴィオで足りてる というか自分の幸せを求めることが頭に無い人だから、自分が守るべき存在しかブレーキになり得ないと思う たまたま見つけたものに幸せを見出だすタイプ つまりヴィヴィオが望み、幸せになれそうな相手? ギルgおっと流石にそれはないか
フェイトはそこが弱いよな なのはのやる事に対して手助けはしても反対して立ちはだかる所が想像出来ない
士郎は意外とうまくやっていけそうだがな。主夫としては素晴らしいから、いかに家に縛り付けるかだな。子供できりゃ自重するかね。
>>57 ユーノはむしろアクセルだったしな
無印でもA'sでも
レイハはジェットエンジン
体は星で出来ている 血潮は魔力で、心は鋼 幾度のお話を終えて不屈 ただ一度の敗走もなく ただ一度の撃ち漏らしもなし 担い手はここに孤り 星を集わせ光を放つ ならば、我が生涯に意味は要らず その体は、きっと星で出来ていた
何か星のカービィみたいだな
なのはさん「ついて来れるか?」 なのは「うるせぇ! お前がついて来い!」
もはや性別すら定かでなくなってきました!
なのはと英霊なのはの関係を、UBWにおける士郎とアーチャーの関係になぞらえる事は多いですが……この場合の英霊なのはは『リリカル』と『リリちゃ』のどちらからだろう。 リリちゃのなのはに、なのは「さん」が追いつく事は不可能に思えてならないのですよ。
追い付く追いつかないではなくすでに方向性が違うんだから アチャ士郎と比較するのはナンセンス
この場合に引き合いにすべきは巴と士郎かな?
でも一応、同一種から派生したものだからね どうしてあんなものになっちまったかってニュアンスで 小ギル=なのちゃん、大ギル=なのはさん
※このスレのなのはさんは不屈Aが強調されています 例えるなら、アーチャーとアングラーぐらいの差があります
そういや小ギルとなのちゃんの絡みってこのスレじゃあんまりない気が
Fate新作ゲーム……、なんでこうなったんだ!! 世界はこんな筈では(ry
なのは「未来が決まっているのって憂鬱だよね。なんであんな大人になっちゃうんだろう。ねえレイジングハート?」
なのちゃん:少女漫画の主人公 なのはさん:少年漫画の主人公 このくらい違う
リリカルなのはの主人公は女性です。 なぜ『女性』なのか? そこのところなのだ、問題は。 リリカルなのはの主人公なのだから、顔面にパンチを食らってもヘコたれないタフさが必要だ。 時にはドブの中をはいずり回る可能性もあるし、 大股開きでビルの上からおっこちるかもしれない。 女性にはちょっとキツい設定だ。 でもそのギャップが逆に考えてみると面白いかもと思った。 しかも聖母マリア様のような大きな人間愛を持つ人。 主人公は女性しかないと思った。 都築 真記
武内「メインヒロインは金髪がいいと思った」「反省はしていない」
きのこ「『アマガミ』おもすれー」
>>75 なん…だと……?
映像確認したがなかなかカオスに過ぎる
タイころ以上にFateキャラをパッケージというかクラス(器)としてこき使ってるな
まさに三次創作的
いっそhollowのバゼット側をやった方がまだRPGするのではなかろうか 洞窟探検家もかくやの死にゲーになるけど
玄関開けたら2分で両断
ライダー(めどぅーさ)とユーノの絡みが見たいな。 少年期でもいいしSTS時の青年でもいいが。どっちにしろライダーに性的に喰われて欲しいだけなんだけど。 めーちゃん、ゆーくんなんて呼び合っているのをなのはが知って……。
これはユーノ乙と言わざるを得ない だが、年上に友達を盗られることでプクーっとほっぺた膨らますなのはは見たい
ぶっちゃけ嫉妬するんだろうか、なのはさんは。 公式否定されてる以上、異性としては意識してないだろうし、良い笑顔で祝福しかねないのではないだろうか。
そこまでにしておけよユーノ あの鈍感超人を嫉妬させられるなどと本気で思ってたのか? この ……ド低脳がァーッ! 唐突に、虎いあんぐるハートなどというギャルゲ空間を形成する某藤村の姿が見えた
満面の笑顔で 「おめでとう祝福するよ」 って最悪の斬られ方だよな… 10年間に及んだ二人のやり取りは何だったのかという
あくまで友達の関係。
異性同士で 10年親密な付き合いして 生死すら共にして 一番の理解者で しかも他に目ぼしい男がいない状態なんだぞ? これだけフラグ立ててまったくの脈ナシとか……何かがコワれてるだろjk
>>86 いつも逆にやられてる事です
つうか友達発言は両方ともだ
ユーノスクライアとは何だったのか
自動バリア発生装置であり、自動バインド装置であり、自動情報収集装置 本体のなのはにそれを補う手段ができたり外部により優れた代替手段ができた場合にはいらなくなる それがユーノスクライア
補助輪……
所謂『魔法使い』では? 主人公と異なる体系に属し、知恵や力を与える、転機となる存在。 スカハサとか、マーリンとか。
>>93 青青な先生が出て来た
ユーノ・スクライアとは何か、それはなのはの最終安全装置である
ユーノの許可ありきで初めて全力全開できる
逆に無許可の全力全開は多くの危険を伴う
ユーノを装備したなのはさん。 どうみてもブラックサレナの上位互換ですね。
>>95 他作品、しかもロボを引き合いに出すべきではないでゴザル
断食するでゴザ
スレチなネタはほどほどに! ハサンせんせいとのやくそくだよ!
エリオ、キャロ、ヴィータ、ヴィヴィオ、カレル、リエラ、ハサンせんせいで楽しい暗殺教室って番組をやってほしいな。
>>98 「よい子のみんな〜、ハサンの楽しい暗殺の時間だよ〜。まずは暗殺者になりきる為に鼻と耳と顔の皮を削ぎ落としましょうね。
ジョリジョリ……はい、上手く出来た子には次代の『山の翁』の称号が送られるから頑張ろうね〜」
>>731 今後の展開でアースラ組はユーノの捜索届から地球へ探索に向かった(第一期では巡回していたら偶々次元震をキャッチした。それまでは地球に何かロストロギアが落ちたと放っておいた)とされても驚かないが、
それを公式資料にしているって完全な隠蔽工作じゃね?映画の劇中劇にした日には民間に公然と隠蔽するという厚顔無恥ぶり。
あとなのはが何かのトラウマ持ちになったのは、このスレかどっかのSSを見たからか?今さらそんな設定を出されても、何を今さらとしか言い様がないんだが。
誤爆スマソ
>>99 いきなり顔を弄くるのはナウくないぜ。時代に合わせることは大事だと思うんだ。
まずは、体の動かし方や町を歩いていてもただの一般人にしか思われない方法を学んだ後に、
本格的な気配の消し方や物の投擲の仕方、罠の作り方、毒物の調合、殺害対象の身辺を探る諜報などなど。
都築は後付け設定とかしないほうがよい作家だとは思う。
俺の夢の中で 士郎とティアナがソードマスターギルをやっていた…… 二度寝するべきか…?
またアンチスレから誤爆か アンチはこねーで欲しいと思うよ
>>105 なのはに限って言えばアンチスレから来たとしても、なのはシリーズが嫌いとは限らないけどね
本スレがあんなんだし
いや、嫌いではあるだろ 特定の期がって人は多いかもしんないけど
ハサン「誤爆、それは大国の言い訳にすぎないのさ……」 ハサン「みんなも広域魔法や対軍宝具じゃなく、キッチリ一殺できる業を磨くんだぞ?」
あんな罵詈雑言はいといてなのはが好きとか相当 捻くれがはんぱじゃない なのちゃんは子ギルがギルを嫌うようになのはを嫌いはしないと思う 周囲をヤキモキさせたりするがなのはは一般的に言って尊敬できる人だ
確かに本スレ住人はなんか冷めてるように感じる 同じなのはヲタとは思えん程度には ギルの若返りの薬を飲んでなのちゃんになるなのはさん 小ギルと性格の違う自分について談議
>>110 ぜひそこに、食っちゃ寝王の少年時代やユーノも混ぜたい
>食っちゃ寝王の少年時代 >少年時代 >少年時代
>>109 アンチっぽい意見かもしれんが、ヴィヴィオの子育てについて聞くと日常面では「おいおい……」て感じが
戦闘面なら信頼はできるから、戦闘面でも日常面でも近づき難い人なギルよか、付き合う分には大分マシだけど
ヴィヴィオって幼女と考えていいのかな? シオンやアルクとどっちが大人なんだろうか
>>114 ヴィヴィオってクローンてだけで見た目相応の歳なんじゃないの?
シオンだって半吸血鬼化してても見たまんまでしょ?
アルク、シエル、二十七祖に魔法使いあたりは外見通りの歳ではないけど
>>111 年少時代かな?
セイバーもやり直しを求めないで過去の自分に今の自分を見せてやれば十分歴史は変わったのでは
少年でいいじゃん、間違ってないし(´・ω・`)
>>115 精神年齢の話
>>116 セイバーのこと言ってるんじゃないの?一応女の子だよ?
彼女の場合は男としてとか、騎士として育てられてそうだから少女時代ってのは違和感あるけど
それでも普通は幼少のころとか幼い時期って言わないか?
女児も少年とする場合はあるけど、一般的には少年とは呼ばない
精神年齢にしても保育園に通うような歳の子とシオンの比較はおかしいと思う
そりゃ言動の幼そうな描写はあるけどさ、ありゃギャグパートでしょ
アルクの場合は歳の割りに実働時間が短いし、そもそも人間じゃないけれど
どうせなら4期のヴィヴィオとStsのエリキャロ、無印〜A'sの三人娘、都古あたりと比較してみては?
幼女と聞いてやってきました 志貴ってこのスレ的には生粋のロリコン? それともただのロリコン?
>>119 【含むロリ】
上から下まで、大から小まで幅広くカバー
>>119 ロリが好きなんじゃなく
ロリも好きなんだろ
ギル:紳士的ロリコン 志貴:性的ロリコン
ええい、ロリコンの女はおらぬのか!
124 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/10/01(木) 19:33:50 ID:zdWmDu7y
凌辱がないでしょ
>>123 なのはさんは金髪とツンデレと幼女が大好きというのを良く聞くが、どうだろうか
>126 ヴィヴィオのパンチラ画像だと思って期待したのに……
よう俺
ギルガメッシュのパンチr
王気が凄すぎて
>>129 が見えない
そろそろバトルSSが読みたくなってきた
リリブラ氏はまだかな
>>126 これは……何かの新作の絵か?武内の絵だとは分かるけど。
FateのRPGらしい
>>132 ソース頼む。TYPE-MOONのサイトには何も書かれてないんだが?
マーベラスのサイトに『TYPE-MOON×RPG PROJECT電撃発表!』って有る
>>134 >>135 ソースありがとう。何だろうな?「開けるな危険」と書かれたリボン付きプレゼント箱を貰ったようなドキドキ感がある。
なのはの劇場版に続きFateの劇場版 なのはの格ゲーに続きFateのRPG なんだか来年がとっても楽しみだw 不況の煽りをモロに食らっていまだにメルブラAA購入を自重している身としては せめて年がかわるまでに収入を元に戻して欲しいな ところで今回のガFate/UBWってことはそのうちにHFもやるんだろうか、つかやって欲しいな
なのは無印はなんとかなりそうだが、UBWを90分でまとめるって相当キツいような HFはまたもやA'sと公開日が被るわけですね
HFを劇場でやるのはどうなのかとw TV、映画ときてるし次はOVA? 発売日はA'sの実写版放公開日と一緒だな、きっと
HFはグロ系AVだw
HFねえ あれは聖杯戦争の基礎知識やアーチャーの正体が必要だから、ギルガメッシュらの出番削っても無理でしょう UBWといえば、 『ユーノにイリヤの心臓打ち込んだらどうなるの?』 っと
肉の呪いがフェレットの形になる。 つまりぱっと見巨大なちんk(ry
じゃあ、 『はやてに打ち込んだらどうなるの』 っと
ちびダヌキがばけダヌキになる
関西弁の悪魔っ子とか最高じゃないか
じゃあアレ(モトネタ)はワカメかw
>>143 A'sの無限増殖が肉の塊になってグロさアップじゃね。
巨大なおっぱいになるんじゃないだろうか?
_, -‐ '"  ̄``` ー- 、 /´ `ヽ、 / 丶 ヽ / ,: :' i l::. :i:: ト、ヽ、::ヽ_, ッ'ト-、 / ,ィ:! j .::i;:. l::.:. ::|l:::|ミ:、 ゙i、:::Y彡ヘ lニュ-、 / .:/::i:! ,:li ::::jl::. |:::::. ::| !:| ヾ:::: |ヽ::iィ"/}ヽ\ ヾ} l ::/i:::l:| j:l|:::;ハ::. ト;::::: j |l-‐|ヤl k'//リ }゙i 〉、} } j::/::i:::l::l i::|l:;-!十!::::: / |! l }リ |lヾン j|,! ∧∨ そんな…… |/|::l:::l:::| j;lfl:::| |:j }:::/ _,jzヶ=ュ!、{ レ' /ヽ〉〉 私なんてそれほどでも… || |::i::::l:::i l::| l::| _,.z;リュj:/ ケ{! :::::: Y!〉ヽ、_,/ //、\ ‖ |::l、:|:::ト、:!ヾa´::::ヾ` ゙t._''''ゲ'゙ ! jN 〈〈 ヽ.ヽ |! !:トN:::l::l:トィf{!; :;;;;rう  ̄ j,.イ! トi、ヽ\ ) 〉 | ∧!:l:ト:ト:ljヘ ` `=‐''´ ,小:i:. l |::、 )_)`'" /〃X! /人ーヘ `_ /i.:.li:|::. l l::i / // .::::;イ' アー:ヽ、 ‘ー’ ,イ|::i :.i::ト、::| |::! /,イ// .::;ィ' j j/| : :i::|in、_ / |:l::i.:.:i:| }::! |:| / / / j .::/l | / / ,! : :i:::li:j::|:「フi ‐ - '′ |:|::i:.:.i:| j:;! !| 〃 l / | :/ !l/ ,イ{,/_:_::l:::j⊥'-'"j !|:j:::// // |l /′ {{ | :l / //´  ̄ `く|r‐マー、_,!| ` | |/ // ._ '、 __,. l | i `iヽy┐ ∧V′j  ̄ヽ ′ | l r′ / ,ヘj | | l、 / ̄`く / | 、 l ,! l / j \ | __, -―-t._ 丶! ! / | . く { ヽ. _y'´  ̄` ー- 、 \ / /\ |_ `` ‐- 」 / __ _ `丶、_ /`ヽ. /‐'´ ̄\ ̄`ヽ /`r { . -‐  ̄  ̄` ー- 、 ン' ヽ/ -‐'"  ̄ `t-=⊥_ r¬‐'´ L._}‐ '´ _ _ _ /´ ! _, - ヽ | L __ く _, -‐  ̄  ̄_フj |'´ _ 〉 ハ
>>122 紳士的なロリコンは士郎だよ
『イリヤには、一番ドキドキした』
「イリヤの水着姿…ね……あれ……初めて見たとき……なんていうか…その……下品なんですが…フフ…… 勃起………しちゃいましてね……」
殺人鬼的には志貴かな
>>149 すげえなコレ、はやてが桜になっちまった
合コンのネタとか考えてみた
ランサー「ナノハの嬢ちゃんたちと合コンだってよ」
アーチャー「くだらん―――――別に、参加メンバーを訊いてしまっても構わないのだろう?」
イスカ「余の情報網によればヤガミ、タカマチ、ハラオウンの娘の方の3人に、シグナム、ヴィータとかいうのを加えた5人だ」
ギルガメッシュ「ミッドのコンビニにガリガリさんが売ってないぞ?ランサー、どうにかせよ」
セイバー「ふむ、そのメンバーなら質の良い店舗を確保できるでしょう。腹が鳴ります」
はやて『ふふふふ、ワタシの合コン計画は、今度こそ完璧や!』
>>153 ミッド組の男も参加させてやってください
アーチャー「みwなwぎwっwてwきwたw」 征服王「お持ち帰りは一人何人じゃーい!!」 なのは「なにか楽しい予感がするね、フェイトちゃん」 フェイト「(嫌な予感しかしない。私がなのはを守らなきゃ!)」
馬鹿野郎!リンディさんを入れないとはどういう事だッ!!
>156 「年れi」と口にしたクロノがリンディさんに引きずられていたようですが、何かあったのですか?
三期では40代だそうだが、私服で居れば20代と言い張っても通じるからじゃ?
魔導士の外見年齢の低さは異常 実はグレアムとかすごい歳だったりして
>>153 「――――ついて来れるか」
「アーチャー、飲み過ぎです」
リンディさんの見た目なら普通にいけるよ。 ギャグとして、ババア扱いならリンディさんを誰が持ち帰るかで第五次聖杯戦争が発生。 なんだかんだで唯我独尊な三人の王は勝手にお持ち帰りを決めるor帰るで、残ったランサーとアーチャーが、 押し付け合いw
だが、リンディの狙いはセイバーに絞られていたのだった 二次会という名の地獄の宴が幕を上げる それは約束の朝四時半
>>161 歳はあんまり気にしないんじゃね?StSから逆算すると多分40代だろうし。セイバー以外、万民を受け入れてこそ王である!と二人の王が言いそうだし。
イスカンダルはあれでも30歳 リンディさんより10歳以上若いのだ
お前らどんだけリンディさん怒らせたいんだよww
残され物扱いのリンディさんも悲惨だが、名前さえ挙がらないシャマルが一番・・・
StSじゃヤムチャみたいなカッコで倒れてた記憶しかない
22時の魔女がミッドで放送されていたら、孫を抱いたリンディさんが紹介されそうなのは気のせいだろうか。
はやて「シャマル?」 シグナム「シャマル……」 ヴィータ「シャマルって誰だよw」 ――ステータスが更新されました(スキル:気配遮断)
ステルス・シャマルの独壇場っスよ(泣)
シャマル「妄想心音」 ぶちまけろー!
マジでアサシンだったんだ……この人
路地裏同盟に入れてあげようじゃないか 食料難も解決!
シャマルを路地裏同盟に? 食べた瞬間、全員が微妙な顔をする料理が年中無休で……梅サンド?
ユーノの肩書き(採掘責任者なら対処できんじゃね?)と思われてあとまわしにされてたところで次元震が起きたとか もしくは「映像化されたものはテレビ本編含めてフィクション(劇中劇)です」というマクロス理論で納得しとけば 連載時とコミック収録時と愛蔵版で写植やら絵やら設定が変わってるなんて良くあることだし 例を挙げるなら ガイバーUのコントロロールメタル(連載時と初期コミック版では傷そのものを認識してなかった、 角川移籍後のコミックで損傷を軽視していたことに変更された)とか 真ゲッターが早乙女研究所を事実上滅ぼした時とか隼人が何してたとか (ゲッターロボ號連載時では東京に出張していたはずがサーガでは真ゲッターに乗っていた)
ユーノの肩書き(採掘責任者なら対処できんじゃね?)と思われてあとまわしにされてたところで次元震が起きたとか もしくは「映像化されたものはテレビ本編含めてフィクション(劇中劇)です」というマクロス理論で納得しとけば 連載時とコミック収録時と愛蔵版で写植やら絵やら設定が変わってるなんて良くあることだし 例を挙げるなら ガイバーUのコントロロールメタル(連載時と初期コミック版では傷そのものを認識してなかった、 角川移籍後のコミックで損傷を軽視していたことに変更された)とか 真ゲッターが早乙女研究所を事実上滅ぼした時、隼人が何してたとか (ゲッターロボ號連載時では東京に出張していたはずがサーガでは真ゲッターに乗っていた)
古い話題に今更……しかも二回同じ書き込みをしてしまったどうしよう?
シャマル「きゃっ!」 シオン「おやおや、ドジっ娘アピールですか」 さつき「ネタが古いよ、セ・ン・パ・イ☆」 白レン「コレが玉子焼き?舌に合わないわ。もう一つ作りなさい」 オシリス改「(´・ω・`)」 ロア「金髪キター(´Д`)」 リーズ「黙れジャンキー」
ネコアルク「回復役とかはヒロインキャラの役目だよねー、フォークとかな」
>>180 毎度メンバーが増えていくけど、路地裏同盟って型月世界で現在白翼公とか姫とかに続く死徒の集団なのではw
あとロアが何気にハーレム。
そしてなのぎるの外伝にあたる部分が一部できたので投下してみることに。 家のパソコンがアク禁食らってるので、完成しても結構投下期間長くなるかなと。 いいですか? 45分くらいから投下します。 そんなに長くないです。
◆ ◆ ◆ なのははその時、父と兄と姉の姿もなくなっていることに気づかなかった。 ◆ ◆ ◆ 海鳴の夜道を歩くのは、久しぶりだった。 いつもは彼はこの町にきて、適当に遊んでからホテルに入る。 遊ぶというのは釣りだのゲームセンターだのだが、つくづく人のすることはくだらないなと彼は思っている。 そして、そんな人のくだらなさを彼は愛していた。 近頃はそれでも少し飽きてきたが……。 もっとも、それと彼が今、この海岸線沿いの夜道を一人歩いているということには繋がりはない。 愉快なことがあったのである。 あるいは、現世に還ってから、もっとも楽しいことであったのかも知れぬ。 『お友達ができました!』 とるにたらぬ小娘であった。 とるにたらぬと思っていたが、まっすぐに彼を見上げるその眼差しの強さ、そこから窺い知れる魂の勁(つよ)さ――思い出すと、口元が綻ぶ。 「子どもはよいな」 呟いた。 声は出て行く端から闇に溶けていったが。 「そうですか」 返答があった。 後ろ――彼の背中の方向、十五メートルほどのところから聞こえた声だった。 彼は足を止めたが、「ふん」と鼻を鳴らしてからまた歩き出す。 「子どもはよいぞ。未だ何者にもなっていない。先が見えぬというのは、よい」 「……はい」 声との距離は変わらない。 だが、彼は歩きながらである。ならばその声の主もそうしているはずだった。しかし、夜道に響く足音は彼のものだけだ。 そのことに彼は気づいているはずであるが――さして気に留めるほどのことではないらしい。 平然と夜を歩いている。 歩きながら声を出している。 「それでも、とおかそこらで器のほどはたいがい知れるが」 「……はい」 「なかなか、器量のとおりに生きられる者というのも少ない」 「……はい」 「いつの間にか、くだらぬ大人になり果てているものであるが」 「……はい」 彼は足を止め、振り返った。 赤い瞳は闇夜を見通すのか、まっすぐに視線はその先にいる者の姿を射抜いていた。 「貴様の娘は、少しばかり違ったところに辿りつくやもしれん」 「はい」 かつり、と初めて足音がした。 その時になって、距離は変わっていないのに、男の輪郭が夜の中に生じた。 黒い男であった。 黒い装束を身に纏い、黒鞘の小太刀を両手に持つ。 闇の中から、闇が浮かび上がったかのようであった。
「――――ふん」 突然、闇の中に火花が生まれた。 それは彼が細身の剣を打ち振ったからであり、その刃の軌跡と交差した別の刃があったからであった。 だが、その刃は何処から生じ、何処にあったのか。 夜の下、闇の中、彼に対峙しているのは一人だけであり、その位置は遠い。 十五メートル――それだけの空間を超えて攻撃を仕掛けるには、小太刀では遠きに過ぎる。手裏剣であってもその有効距離はせいぜいが五メートルから六メートルほどだ。拳銃ですらも十メートルと離れたのなら的に当てることすらおぼつかない。 まして、彼に向かうその男は、小太刀を持つ手を動かしてさえいない。 いや。 彼と男は、同時に同じ方向を、海岸とは逆の方を見た。 「美由希」 「――ごめんなさい」 闇の中から姿を現したのは、男と同様の姿をした少女である。 まだ十代の後半という程度の歳のその娘は、しかしつい数十分前まで翠屋で彼を歓待していたはずだ。 貸しきり状態の店の中で、酌婦代わりというわけでもなかったが、彼が用意したり買わせたジュースやお茶を、甲斐甲斐しく皆の中身が飽いたコップに注いで継ぎ足していたのである。 高町美由希―― いや、それを言うのならば彼の目の前に立つ男も、店の中で静かに娘や息子たちと共に話を聞いていたのではなかったか。 翠屋にいた時と同じく、だが、全く違う静かな面持ちで、その男―― 高町士郎は、佇んでいた。 言った。 「手は出すなと言ったはずだ」 「だけど……」 「何故止めなかった、恭也」 声は美由希を素通りして、その後ろにある闇へと投げかけられる。 闇は士郎の声を吸い込み。やがて木霊のように答えは返った。 「そいつは、異常だ」 そいつとは、誰のことか。 士郎は瞼を伏せ、美由希はびくりと震え、彼は―― 「ほう」 と笑った。
「美由希は何も間違っていない。仕掛けたのはそいつの気が親父に向けられた瞬間で、鋼糸を打ち込む時に気の乱れもさせなかった。完全に意識の外からの攻撃だ。あんなものは生半な人間には受けられない」 闇は闇のまま、声は続いた。 「俺でも、あのタイミングでは難しい。親父や美紗斗さんならば、あるいは――だが、そいつは初見で応じた」 かつん、と音がした。 「そして何よりも、その剣は何だ? 目を凝らしていた。神速を使いながら見ていた。それでも、見えなかったぞ。その剣は何処に持っていた? いや、何処から出たんだ?」 彼の笑みが深まった。その端正な顔に浮かんだそれもまたある種の芸術品であるかのようだった。その表情を一枚絵として残せた画聖がいたとするのなら、タイトルには【美しい悪魔の微笑み】とでも刻んだかもしれない。 「天叢雲之剣と云う」 剣を目の前にかざし、言った。 「貴様らもよく知るはずの剣だ。この島国に降り立った神が、蛇と戦いながらその尾の中より見出したという神剣――後の世の倭建命が使って草を刈って火伏せを成したことより草薙之剣とも呼ばれている」 それは日本人ならば誰もがとは言わないが、多くの人間が一度は耳にしたであろう神話の物語の一部であり、彼の手にあるのは、その中で語られていたという伝説の剣の名前だ。 しかし、その剣が今何処にあるのかということについては―― 「草薙之剣は、熱田神宮に納められているはずよ。皇族とその関係者でさえも重要な祭祀がある時でなければ視ることすらできないといわれているわ。もっと言えば、剣の本体は壇ノ浦の合戦の時に平家滅亡と共に身を沈めた安徳天皇と一緒に海へと沈み、見つからなかった」 美由希が、精一杯の勇気をかき集めて言う。 彼女は読書家であり、日本神話のような比較的知られているような物語から、その中で登場した神剣がどういう顛末を迎えたのかも知っていた。 その彼女の知識からすれば、彼の持つ剣が天叢雲之剣などということはありえぬ話である。 ならば彼の手にあるモノはニセモノのはずなのである。 そして、美由希はそれが決してニセモノなどではないということも解っていた。 ひと目見て、解る。 あれは、ホンモノだ。 骨董やら器物の氏素性を見抜く眼力を持ち合わせてなどいないが―― この場にいる高町家の面々にも、それはホンモノだと問答無用で解らせる何かがその剣にはあった。 「そうだな」 と彼はまったく抵抗なく美由希の言葉を受け入れる。 意外なまでにあっさりと、しかし口元に浮かぶ笑みは消えてはいない。 「この剣は、正確には天叢雲之剣とは違う――その原型となったモノだ。今の我の手にある段階では無銘の剣に過ぎぬが」 「それは……」 どういう意味なのか。 彼の言っている言葉の内容の半分も美由希には解らなかった。恐らくは他の誰でもがそうだろう。高町家は現代社会の影を知る者たちであるが、より濃く深い闇の中、神秘の領域などはたまに垣間見るだけだ。それは彼らが健全で聡明であることも意味していた。 好き好んで魔性と拘ろうとするモノは、愚者というに足る。 そして、彼らは今、この夜、まさにその愚者の列の中に入ろうかとしていたのである。 彼は、ギルさんと高町家の面々が呼んでいた男は、その手に持つ剣を下げたままで士郎に向き直った。 「本来ならば、我に刃を向けた者など塵芥となるまで粉砕してくれるところだが、今宵は機嫌がよい。そして、貴様らはその関係者だ。よい。即答を許す。申せ、何ゆえに我の前に立った」 ここで答える必要などない。 文字通りに問答無用とばかりに無言で飛針を打ち、鋼糸を投げ、小太刀で斬る――それが実戦剣法たる御神の、不破の剣の身上だ。得体の知れぬ相手に対して言葉を交わす必要などあるはずもない。 だが、高町士郎はそうしなかった。 「ギルさん……いや、ギルガメッシュ、貴方は何者だ?」 まっすぐに、士郎はギルを、ギルガメッシュを見ていた。
支援
というわけで投下完了。 なのぎる後編の、ギル様が翠屋を出てから、その夜にあったことという感じで。 とりあえずなんか適当なバトルになるんですが、さて、どうしたものか。 この規模の投下があと一回か二回で完結予定です。 今月中になんとかできたらいいな…と。 それでは。
GJ 戦力差があり過ぎて果たしてまともなバトルになるのか・・・ 高町一家逃げてー! 得体の知れないからと手を出すには大きすぎる相手ですぜそれは
おぉ続編きてた。 なのぎる氏GJ! 最初、ギルの後ろを歩いてるのは大人なのはさんで、"娘"とはヴィヴィオのことかと思いました。 まさか御神流の使い手が出てくるとは 次回は波乱の予感!? つか草薙の剣の原典とか相変わらず節操が無いなこの英霊w お次は天之尾羽張か鬼切か 都築楽しみにしてます。
GJ!!です。 ギルが超マイルドだwなのはパワー恐るべし。 襲撃の理由は、妹(娘)の安全のためとかなのかな?
GJ! しかし無茶するなー止むに止まれぬ事情でないのだとしたら士郎パパにしては迂闊な選択だ ぎるさんの機嫌がよくなかったら一家全滅じゃまいかw
こいつには絶対に手を出しちゃいけないっていう第六感的なものは働かなかったのかな? スイーパー稼業をやってた人なら結構必須の感覚なのだがw
いや、カリスマA+をレジストした反動と予想 サーヴァント系の威圧感は宝具で消したといても、王気には抗いづらくはあるはず それを克服する過程で疑いがより強く…… つまり、高町家が頑張り(なのはラブ)すぎた
負けるとわかっていても戦わなければならないときってのはあるものだ けどこのギルはほとんど無害っぽいのよね 御神流の皆さんは危険視しすぎなような気もw
GJ 愛ゆえに悲しみが生まれることもある…… 逆に、これほど機嫌よくさせるとはなのはちゃんパネエです、ハイ そして原典アメノムラクモを現地人に見せるギルギル これがコレクター魂なのね……?
>>194 呪いや魔力に近いカリスマを生身でレジストしたんだとしたら凄いな
そのカリスマに対して脅威を感じていたのかもしれない。 何故か一緒の空間にいるだけで気圧されてしまう気配を持つ男が愛するなのはと親しいから、 父親は何者であるか探りたい、兄貴と妹は若気の至りで仕掛けてみるまで行っちゃうとか。
しかし仮にも足繁く通ってくれる常連さんを襲撃するなんて高町さん家は客商売がなってないですね! あれだ ガラ悪かろうが酔っ払いだろうが英霊だろうが お客さまは神様ですよ
妹に手を出すのなら、神様だって殺してみせる
そういや、鮮花は式の義理の妹にあたるよな。 妹扱いしたら焼かれそうだが。
鮮花 「まだ挙式してNEEEEEE!!!」
まあ、平行世界では結ばれてるかもしれない その未来が殺されてなければ
もう少し士朗パパンの問答は評価されてもいい あと高町さんちの強さも評価されてもいい そんな俺とらハ厨
式と式を挙げました ムフフ
>>204 暗殺者・人間剣士にはツラいスレです
魔導師にやったら空気嫁、サーヴァントは幽霊、受肉した慢心王には宝具レーダー
ここはひとつ、ヒットマンに狙われることに定評のあるケイネスさんにターゲットになってもらって
しかし、ケイネスが被害者となると殺しになっちゃうぞ 切嗣以外には4次マスター無敵といわれたキレちゃう中年 手足を切って鎖で繋いどくぐらいじゃ、すぐさま復讐にやってくる
サーヴァントは魔力で実体を持つ事が出来るとはいえ、その本質は英霊、つまりは亡霊。 とらハ世界では幽霊退治が出来る人材も居るらしいですけど、リリカルの高町家の人間は出来るんでしょうかね。 もし出来ないなら、より高次の存在である英霊に有効打を与える事が不可能なので、殲滅戦の様相を呈する事になりますが。
被害者は反則攻撃に弱いエレガント・トッキーこと遠坂パパにしようぜ 正面から剣・暗器で闘うなら白純理緒とかさっちん? 白純は映像だと意外と動きが激しいのにびっくりした
というか、ちゃんとクロス的に考えてみよう
Fateだと勢力が多く、相性的にも話が絡めづらい
月姫はヒロインと雑魚と不死系しかいない
そこで、らっきょの痛覚残留なら御神の剣士の立ち回りにちょうどいい舞台だと愚考する
VS橙子→VSチンピラ→VS幹也→VS藤乃→VS式(Boss)
これならイケる
>>209 それは言うなと(無言で)言っている
一応、古い刀とかなら致命傷は無理でも傷はつけられそうだが
概念武装的に、五百年とか千年ものの日本刀とか使えば結構英霊に効きそうではある。
なんかホントにとらハ中にはキツイなこのスレ 望みは薄そうだがとりあえず頑張れパパン、相手は別の士朗に負けた男だ
・・・全身に何百の武器を仕込んでも、 腹にくくった"一本の槍"にゃ敵わねェこともある 生きるための装備か... 死を恐れぬ"信念"か...
>>213 諦めるんじゃない
単純なイメージ比較じゃ分が悪いが
「もし型月世界に海鳴があったら」と考えてみるんだ(もしくは「きのこがとらハを書いたら」
ほーら、あっという間に人外魔境・・・!
HGSとか下手したら根源に繋がりかねんぞ
リリカルも冬木も登場人物が戦闘分野の上澄みすぎる 装備や状況を極端にすりゃ大丈夫でも、クロスではな 大長編ならなんでもアリだけど
型月の方が主流のスレだしな それはわかっておいた方がいい
>>215 これでも原作の時点でそれなりに人外魔境なんだぜ・・・、人外退治もしてるけどこのスレだとじゃんじゃんスルーされるし
つか、きのこ版とらハなんて合わすぎて見たくないわww
まぁファンタジィな補正が掛って頑張ってくれることを浅ーく期待
クロスということは法則が交わる事もあるので、リリカル世界では例え英霊であっても実体を晒していれば刃物で普通に切れるとか?
ID:erATKLooの旦那、一応ここは「型月×『リリカルなのは』クロススレ」ですぜ リリなの側で合わせる都合、とらハ勢に厳しいパワーバランスなのも多少は仕方ないとこかと あと、虚淵版とらハじゃないだけマシじゃね?
>>220 はい、自重しまう
↓以下、楽しいクロススレの流れ
そうだ、プロレスにしよう
ランブルローズですね 分かります
葛木先生が御神流を知っててもおかしくなさそう。 なのはの学校の担任が病気で入院中に代わりに来るだったらとか面白そうだと思うのだが。 家庭訪問の時に一悶着ありそうw
嫁を自慢しあう士郎さんと葛木先生か
例えば……一期の一話、ジュエルシードの暴走対に襲われてもう駄目だ、というときに突然割り込み拳法っぽい何かで迎撃する葛木。 「高町……夜間に保護者の付き添いも無しに外出しているのは関心しない」 「く、葛木先生!?ええと、その……えええ!?」
士郎「……ちゃんと、ここに」 なのは「ええええ!?」 葛木「ならば、問題ない」 なのは「ええーッ!!?」
『○月×日 なのはがジュエルシードの21番目の封印に成功した。流石は我が娘。 とっても可愛いかった。カメラ忘れた』 「…っと」 『困っている人がいれば力を貸すべきという心掛けはたいへん立派です。 ですが、夜間に出歩くのは良いことではありません』 「…ふむ」
ほんとはルールブレイカーで一発なのに魅せてるんですね、わかります いや、出番盗っちゃだめだろう
なんかなのは1人が突っ込みで心労が…… どうみても回りボケ担当だろ
ツッコミと(天然)ボケと砲撃を使い熟す それがエース・オブ・エース ナノハサン この際、藤ねえも混ぜてみよう 家庭訪問と称してメシをたかりに来たり、恭也と手合わせしたり
士郎パパの話題(コト)、忘れな――――――なんだっけ?
士郎パパなら切嗣と顔見知りでも違和感ないな
衛宮士郎と二人でご飯やお菓子を作ったり カレイドルビーと公園で接触事故を起こしたり なんというかハーレムルート目指してる主人公にしか見えない
高町士郎=平行世界の衛宮士郎……って名前が同じだけのこじつけになるな。 むしろ恭也の方が「女だらけの家に男が一人」「才能は無いが努力で達人の域に」「巻き込まれる天才」「二刀流」と、共通点はありそうだが。
237 :
結界師二人 :2009/10/05(月) 11:15:13 ID:7T0rYBjs
「お前がユーノスクライアか」 視界が回復する。顔を上げればユーノの前方に一人の男が立っていた。 外套から何から、全てが黒で覆われている。その顔には深い皺が刻まれているが、それは歳月を経たからではなく深い苦悩によるものだ。 その中で、眼だけがぎらぎらと鋭く光っている。それはまるで真理を求める哲学者のようだ、とユーノはぼんやりと思った。 男を認識するまでは気配すら感じなかったというのに、一度認識すれば息が苦しくなるほどの重圧を放つ。そんな奇妙な存在だった。 「傷が深い。このまま放置しておけば半日と持たぬだろう」 それは、困る。 ユーノはこの地に散らばったロストロギアを回収しなければならない。自分から志願しておいてロクに任務もこなせず死亡、では笑い話にすらならない。 なんとしても、どんな手段を講じてでもジュエルシードを回収し、封印を施さなければ―――― 「助けてほしいか」 再び重い声が聞こえる。相手を圧倒するだけかと思われたその言葉は、しかしこの上なく欲しかった一言でもある 現地での協力者。今のユーノにはそれが必要不可欠だった。 当然危険を伴う仕事だ。命の保証もできない。だが、この男ならあるいは、とそう直感した。 そして、その催眠じみた問いに、ユーノは知らず頷いていた。 「承諾した。その願い、叶えよう」 男は無造作にユーノを拾い上げ、そのまま彼を外套の中へしまいこもうとする。 だがその前に―――彼は一つだけ問うた。 「あなたは、何ですか?」 その質問に、男はつまらなさげに答えた。 「魔術師――――荒耶宗蓮」 言葉は神託のように、重く路地裏に響き渡った。
>>237 敢えて言おう、GJであると。しかしユーノの死亡フラグにしか見えない不思議
なのはor荒耶って……天国と地獄過ぎる 明暗分かれ過ぎだろw
式と殺し愛するユーノ…。
拾ったキャラによってその後のユーノが大きく変化する シーマン形式でゲーム化できるな
一時期はやった士郎を拾ったのが切嗣ではなかったらというifSSみたいだなw 多かったのが言峰とか間桐で、みんな黒いSSが好きなんだと思ったもんだ。 ユーノを助けたのが凛だったらというif。 変身したのがカレイドだったので以降拒否したがる。 んー、ありがち。
というより士郎の場合、あの災害の中 ひょいひょい出歩いてる奴が大幅に限られてるからだろう おのずと良識ある一般人は除外されて 暗躍する虫爺やら黒幕的な奴に取得される可能性が高くなる
等価交換を重視する凛はユーノの頼みは聞かないんじゃないか
けど凛はなんだかんだとお人よしだしねー。 場所が海鳴ではなくて冬木だったら、管理者としてほっともおけないだろうし。 だけどカレイドルビー状態は嫌がる。
ユーノが持ち込んだのがレイジングハートではなくカレイドステッキだった場合、無印やA’sの頃は玩具にされるでしょうけど、StSの頃は―― なのは(19)「ついてこれる?」 ルビー「貴方の方こそついてきてくださいねー」
荒耶の仏舎利とJSが反応したら面白いことになりそうだな ユーノと二人で解脱の境地に達するやもしれぬ
結界使いコンビって時点で負けフラグビンビンなのよね
どちらの世界でも破られるためにあるようなもんだから
>>246 そのころには凛同様ステッキに見捨てられてそうだがw
ゆりかごにて繰り広げられる――カレイドな聖王との血戦!
まあ、普通の優れた結界は感知されない=空気だからな
>>242 ここだと、シロウ・スカリエッティのネタがよかったな。
ふと、こんなネタを思いついた ――――それは、宝具を失くした英霊と、デバイスを失くした魔導師のものがたり 映 画 ギ ル え も ん 『ユーノと古代の英雄王』 同時上映『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』も、見てね!
ユーノさん、リリカルなのは映画版に出ねえのかよw そして宝具なくしたギルガメッシュなんて……
持ってたら、話ぶっ壊すどころじゃないからな……
信仰がなくて弱いギルも新鮮でいいけどね
映画版だからしかたないんです
>>252 なのはちゃんはレイハさんを偶然拾って物語開始
イメージ的には表裏の同時並行で、なのはとフェイトの握手シーンにギルがひょっこり見切れてる、みたいな
映画版のギルさまはいい人でTV(!)よりかっこよさ200%アップします。
宝具斉射でセイバーに傷一つつけられなかったり 豪快に、ちんまいエヌマエリシュを繰り出したり やーあれは酷かった 劇場版エヌマはきっと凄いだろうけど SLBもえらいことになってそうだ
ド派手にZeroの方に合わせて……冬木完全終了のお知らせだな、こりゃ
ユーノ「うん、君が凄いのはわかったから」「だから早く、そのデバイス?を探しだそう」
>>257 ところがどっこい、劇場版の制作もTVと同じDEENです
>>260 劇場版だし気合い入るっしょ。ただでさえ空の境界が結構な高評価なんだし。
>>250 チンクを区切りとして姉と妹とスカ博士の面倒をみる士郎か、心労で倒れるんじゃなかろうか。
使えない武装もあるが、ナンバーズの固有武装を上手く使いそうだ。IS憑依経験と。 博物館にあるような名だたるベルカ騎士のデバイスをスカ博士が盗んできて、士郎が学ぶとかも出来そうだし。
>>257 そういう描写の弱さを無視するのもな
なのはだったらなのはが大したことのない証明に使われるのに型月だとこれだよ
設定>描写って思考で凝り固まってるのだから仕方あるまいて ご町内戦記ってことを忘れては困るんだけどね
あーハイハイ、描写がアレなのは分かったから強さ議論は自重しようね。
強さ(胸サイズ)議論なら荒れないさ。貧乳対巨乳仁義無き最終決戦みたいな。
描写が弱いとか言われるとホロウで犠牲になったえらい数の残骸が報われないな 一応冬木をカクカクできるんだぜ
>>263 始まりの違いなんだろう。
小説とかが始まりでとんでもない威力とかの扱いなのにアニメ化したら原文と描写の乖離から、
本編(小説)とかと違うじゃんと。
対して、なのはは初めからアニメであるから、それがそのままって感じ。
なのはで気になるのはカートリッジ使用で空港ぶち抜くときにとんでもない口径と射程だったのに、
最後のゆりかご戦で撃った最終砲撃がその空港ぶち抜きより強く見えなかったのが残念。
>>263 もちつけ、Fateの原作は飽くまでエロゲ
だからアニメを見る前から既にイメージが固まってるわけで
というかそもそも原作ありきのアニメ化なんて二次創作みたいなものだよ
なのはは強い!みたいなことを主張したい気持ちはわかるが、もう少し自重してくれ
同じなのはヲタとして見てて恥ずかしいッス
そういや忘れてたな
>>237 GJ!!
久々に掌サイズの投下があったことを喜びたい
自分もなんか短いの書こうかなー
……猫歩く氏の続きとか待ってるんだぜ
>>268 見た目がピンクのビームだから、威力を輝度とかで表すのが難しいんじゃないかと思ってる
>>263 安心汁
ここでなのはが弱いとか思ってるヤツはいねえ
5年前、FATEが初エロゲで月厨となったけれども ホロウ、ゼロと表現が過激になってくにつれて 型月最強と唱える人間が増えてげんなりしたものさ 特にゼロでのギルはあ〜あと思ったよ
>>271 あれ固有結界の中だからじゃね?
あとパッと見派手だけど、よく見ると本編でも似たり寄ったりの描写が多かったり
敵キャラは強いほうがいいと思うけどな そっちのほうが燃えるし
エライ人はこう言った 「強いから勝つのではない 勝ったから強いのだ」 と。 ギルのチートっぷりは敵(ラスボス)だから許されるものだと思うよ いずれ主人公に敗れる運命にあるわけだし
このスレは基本的には神仏習合を体現したようなところだと思った。 どちらを基盤にするかで学説が揉めるけど、一般?人からすれば纏めて拝むだけだから気にしないと
主人公に愛があったから勝ったのではない
ラスボスが愛を忘れたから負けたのだ
>>271 ゼロはウロブチがプッシュしまくるから目立つが、Fate本編でもノリでトンデモなことをしてるのが英雄Oh
定期的に型月に噛み付いてくる奴が沸くな しかもなのはを貶めるだ何だと被害妄想全開で みっともないったらありゃしない
>>266 あえて言おう。美尻こそジャスティスだと。
だが待ってほしい 美尻とはなんぞや? フェイトとかライダー? えーと、シエルさん、とか……?
デカけりゃ良いってもんじゃゲハァッ
プレシアァ
>>281 自己封印・暗黒神殿した俺にはなにも見えないな?
もっと若い娘をよこすがいい
では、ミゼットとコラードをくれてやる。 代わりにリンディさんは頂くが。
285 :
赤い・・・ :2009/10/07(水) 01:46:01 ID:Cp71wFMy
「封鎖領域、展開」 鳴海の町を見下ろす空にひっそりと浮かぶ小さな影。愛らしい外見に似合わない無骨な鎚を構え、そこからとある力場が展開される。 それは魔力と呼ばれる特殊な力を持つ者以外を追放し、外界から切り離された内部は魔力を持つ者―――即ち、魔導師達のみが立ち入ることを許される戦場と化す。 「魔力反応・・・今夜はなかなかにデカいな」 反応があった場所を探知し目標を補足する。 冬の澄んだ空を駆ける紅い流星。 目当ての獲物はすぐにわかった。遠目からでもかなり目立つ格好をしている。血で染め抜いたかのような赤いコートと帽子からのぞく金髪はどうみても現地の人物ではない。 加えて上機嫌に大音量で鼻歌を歌っている。この男は人目をはばかる、ということを知らぬのだろうかとヴィータはちょっぴり思ったりした。 高度を維持したまま、徐々に距離を詰めていく。 背後から、一撃。赤コートは未だヴィータに気付いていない。 彼女はその無防備な背中へ魔力弾を叩き込もうと―――― 「やぁ。この結界を張ったのは君たちかな?」 気付いていないはずの赤コートの首がまるでばね仕掛けの人形のようにぐるんと回り、今まさに攻撃態勢に入った騎士に相対した。 「驚いたのかい? そんな派手に魔力を垂れ流していたら馬鹿でもわかるさ。君はどうやら魔術師の何たるかを知らない田舎者と見える」 「それにこの結界・・・駄目だね。範囲が広い上に線引きが強すぎる。簡単に見つけられる異界なんて意味がないだろう? これを張った奴はよほどの無能かかなりの自信家なんだね。協会に追いかけ回される覚悟があるなんて尊敬するよ。 そうだ、ちょうど今から知り合いの結界師のところへ行く予定なんだ。よければ紹介しよう。あぁ、料金の心配はしなくていい。彼はそういうものには無関心だからね。いや、でも紹介料くらいは貰わなくっちゃ割に合わないな。もちろん割引はしておくから安心していいよ」 「えーと、その、」 あまりの唐突さに言葉を失うヴィータ。仕掛けようとした矢先に機先を制され、その上こちらに一切の会話を挟む余地すらなく一方的な会話を続けられ、今までは一方的に獲物をぶちのめしてきただけにこういう場合の対処法がわからず目を白黒させている。 「それで? ここまでマヌケな罠を仕掛けてまでやりたかった事は何だい? まさかとは思うけれど内部の異状を外部に漏らさないため、なんてジョークはよしてくれよ。こんなモノ、術式を起動させた時点で“ナカ”で“ナニカ”していることはバレバレなんだぜ?」 「・・・・・・」 ヴィータは答えない。この男に僅かでも情報を漏らせばどこからか足が付く可能性があるからだ。 主はやての持つ「闇の書」は管理局の把握しているロストロギアの中でもとびきりに危険な代物、位置を特定されるのは時間の問題とはいえ今見つかるのは非常に都合が悪い。 場所が割り出されようものなら武装局員が大挙して押し寄せて来るだろう。そうなれば彼女たちの目的を達成する事はかなり困難になる。 凍てついた空気を吹き払う殺意の波動。これ以上赤コートの男に合わせる義理は無い。 「!!」
286 :
赤い・・・ :2009/10/07(水) 01:47:58 ID:Cp71wFMy
大気が爆発する。それは弾丸の如き速度で飛び出したヴィータの踏み込みの残滓。 異変に気付いた赤コートは少女がいたはずの場所を見やるが既に遅い。とっさに防御の姿勢を取るがこの騎士の前ではいかなる障害も意味を成さない。 男の突き出した左腕もろとも鉄の伯爵を叩き込み、目前の男に骨折以上即死未満の強烈な一撃をお見舞いする――――はずだった 「ひどいことをするね、君は」 プロテクションでもなく、バリアでもなく、男はただ左手で鉄鎚を受け止めていた。 対象に書き込むことによって力を発揮するルーン、そのうちの一つ「硬化」を自らの腕に刻み込み、肉体そのものを鋼鉄さながらの強度にすることによって即席の盾としたのだ。 ただ衝撃までもは殺し切れず、直撃を受けた左腕は骨が粉砕されている。もはや2度とまともに機能することはないだろう。 しかし男はただの肉塊と化した左腕でグラーフアイゼンを強引に押しのける。その顔は先ほどまでのどこか親しげな青年の顔ではなく、醜く歪んだ魔術師の顔だった。 「痛いだろぉぉぉぉぉお!!!」 ヴィータは男の怒りに染まった目を見た。見てしまった。何か良からぬモノを感じた騎士はあわてて目線を外そうとする。 だが動かない。目線どころか指の一本、呼吸すらままならない。さながら全身金縛りにあったかのように、その体は硬直した。 「・・・おいおい、今のは威嚇のつもりだったんだぜ? この程度の暗示も防げないくてどうするんだ、お嬢ちゃん」 ミッド式、ベルカ式、そのどちらも体の外部に魔力を展開する事に特化しているといって差し支えない。 攻撃、防御などの戦闘用魔法はもとより、索敵、治癒などの分野においてもこの星に伝えられてきた魔術をはるかに凌駕している。 その反面、体の内部に魔力を通すことは極端に貧弱であり、体内に魔力を通すことによってレジストする暗示や呪いなどに対してはほとんど耐性を持たない。 「ふん、三流め。君には私が手を下すまでもない。じきに代行者か協会の掃除屋がやってくる。それまでの短い余生を満喫するがいいさ」 赤コートの男は鎚を振り下ろした姿勢のまま動かない少女を一瞥すると、それきり興味を失ったかのように歩き出した。 「やれやれ、せっかくの一張羅が台無しだよ。新しく義手も調達しなきゃならないし、全く、君は人が嫌がることをしちゃダメだと親から教えられなかったのかな」 最近の子供も困ったものだとぶつぶつ独り言を漏らしつつ魔術師はその場を後にする。その頭の中に既に先ほどの戦闘の記憶は欠片も残っていないだろう。 彼はただ鳴海に来たのではなく、ある目的のためにこの町を経由したにすぎない。学生時代の友人に対する協力と、自分の誇りを踏みにじった女に対する復讐のために。 そうして彼は歩き出す。自分が今どれほどの大事件に足を突っ込んだかも知らず―――――。
287 :
赤い・・・ :2009/10/07(水) 01:49:34 ID:Cp71wFMy
というわけで投下終了 続く、かなぁ?
GJ!!です。 あいつかw 勝因がヴォルケンが殺すのが目的じゃないってのと、魔術師という存在特有の絡め手(暗示など)に対しては、 ミッド式とベルカ式では対抗し難いってのがつぼにはまりました。こいつだと会話する振りして詠唱で燃やすとかで排除できそうだ。
ARUBA…だと……? 先生!どうみても弱点を教えてくれるチュートリアルにしか見えません! 結界はむしろ大規模&高度なんだけど、魔術師的価値観からすると遮断の色が強すぎるか… GJ
前からちょくちょく言おうと思ってたんだけど…… 鳴海じゃなくて海鳴町じゃないかね?
GJでした。 誤字の指摘、 >>彼はただ鳴海に来たのではなく の部分、鳴海→海鳴ですね。
鳴海だったら、某シロガネになっちまうな
もう赤ザコとは言わせない
Q. 魔導師の弱点が暗示だとして、アルバはどうして暗示を使った(相手が魔導師と分かった)の? A. ヒント:BJ=魔法少女 あと、道端のネコに餌をやったら教えてくれた
>>294 多分赤ザ、アルバはヴィータを魔術師だと思っているんじゃないか?
自分を結界に取り込こんで、敵意を持って近づいて来た人物→魔術師という認識じゃないのか?威嚇のつもりで金縛りの暗示をかけたら予想外にかかってくれたと。
何故威嚇に暗示を使ったのかは……まあ、物語の都合という事で。
これだったら魔導師は魔術師相手にしたら1分以内に終わるな 目立つ結界つくる馬鹿はこんなもんだろうな
あんな派手な町中で浮きまくる格好をしている奴に結界とかの隠匿性を語られるのは何とも言えない気になるな
前にギルガメに喧嘩売るなんて高町一家、身の程知らず〜とか言ってたら 今度は三下がニアSランクを狩っちまいやがりました、の巻
>>296 敵意を持つ相手への即席暗示の成功率を考えよう
優れた魔術の腕・思わず意識を奪われる恰好・舐めずにはいられないオーラを持つコルネリウス・アルバでも腕を犠牲にした薄氷の勝利だったのだよ
>>298 おいおい、扱いは三下で赤ザコで工場長だがあれでケイネスには相性悪いが作中でも最高クラスの魔術師なんだぜ、赤ザコだけど。
なんだか皆アルバの扱いひでぇなw フォロー側もさりげなくこきおろしてるしww
―――こうなれば、自分も即席小ネタを携帯で投下して、空気をうやむやにしてやるぜ! 『――――ねぇ、フェイトちゃん』 『私、結婚します!』 「ッ!なのは、なのはァアアアアアあああ」 「なん、っで。なんで、いきなり結婚なんて」 「教えてよ、なのは」 『そのヒトの瞳を見た瞬間、全身が氷になって、次の瞬間でカァーっとなったんだ』 『すごく、思い出すだけでね、本当にドキドキするの』 「………………」 『フェイトちゃんに一番に言いたかった……、――――』 『――――高町なのは、結婚します』 「…………結婚できないって、どういうことに……式、何があったんだい?」 「突然、知らない女にプロポーズされた」 「なんだかんだで結婚を賭けた真剣勝負になった」 「道場で親父を立ち会いにして、剣を構えて―――」 「ピカっと光ったらオレも親父も家も倒れてた」
なのは×式 …この発想はなかった。
結果だけを見れば 親友も戦友も娘もその大勢を力ずくで手に入れてるのだ この魔導師は こんな未来も無くは…無いのかもしれない
アルバもARUBAになれば小物臭が殆どしない? ならば荒耶をARAYAにすれば……勝てそうにないな。
式は閨ではヘタレ受けと俺の中ではなっているのでなのはの鬼攻め。 ただし「両儀式」ならば防衛戦は可能。
えー、でも直死の魔眼とかピンポイントで威力ありそうだけどなー 確かになのはの巨砲は腰が抜ける破壊力だろうけど
フェイトはなのはのためなら性転換して男にだってなるよ
どこかで見たような気がするんだが、式が自分から幹也に言わない限り幹也から手を出すことは無いだろうとのこと。 そしてなのはも合意の上でなければしないだろう。つまり顔を真っ赤にしておねだりする式が見れると言うことさ
式→ナイフ、場合によっては刀 なのは→レイジングハートACSフレーム 上はまだしも下のを刺したらいろいろまずいよね
式「私、犯(ころ)されちゃった……」 なのは「フフ、ちなみに私は子持ちなの」
中でエクセリオンバスターACSを出すわけですね って外道どころの騒ぎじゃねぇよ!w
そうしてブラスタービットが誕生するわけですね
出力を上げる程、なのはの体がガタガタになっていくのがとってもシュール
問題は式の方がガタガタ程度で済むかということだ
>>313 まるでデンドロに挿されて出されたガーベラテトラだな
完全になのはさん攻め側で話進むのなw 俺としては持ち前の防御力を生かしてガン受けにまわるなのはさんも見たいぜ
某アンバーあたりに差し出します?
そこは黒桜だろう
>>318 受けに回りながらも言葉による攻めは加速していく
というかこのスレの作品を踏まえるとどうにもなのはのそういう方向って想像しにくくて困るw このスレのなのはさん基本的に根性の漢女(おとめ)だし
両作品のキャラを集めて戦隊を作りたいな。 赤がヴィータかアーチャー、秋葉、青がセイバーかランサー、黄色(金)がフェイト、ギル、アルク、シエル(カレー)、 緑がユーノ、ヴェロッサ、ピンクがなのはかキャロやジル(内臓の色的な意味で)、黒がクロノ、真アサシン、黒桐、遠野志貴、ライダーとかで選抜。 敵の幹部はプレシア、言峰、スカ博士、黒桜などなど。
ラスボス、怨天大聖アヴェンジャー=アリシア プレシアの願いとスカ博士の欲望、言峰の望みなどを反映してすげえスペックに 具体的にはフェイトより速くてエロくて魔力無限の無限再生
むしとその面子が一つの組織に所属してるのが想像……できるわ。 なんだかんだいってそれなりに協調性ありそうな面子だしな。 まあこいつらの共通の目的つうのは何かわからんが。 何する組織なんだ?
前々からわかってたけどこのスレでのなのはの認識が偏ってるなぁ ここにゃ「戦闘or仕事時はともかくなのはは私生活だと純情乙女」に頷く同胞はおらんのか 具体的には槍兄貴とかイスカとか……いかん後のは某所の影響受け過ぎだ
いやまてギルがいるのはおかしいだろw 問題児候補の筆頭だ イメージカラー的には、なのはさんとアルクはホワイト
再生怪人、タタリ
ギルは最初仲間と打ち解けずに問題ばかり冒していたが なにかのきっかけで信頼できる仲間に-という展開が期待できる 黒い悪の組織ーズは表面は仲良さそうだけど裏では思惑が色々交錯みたいな
>>326 純情乙女ならとっくに恋愛なり結婚なりしてるだろう。
前世の恋人やら四六時中一緒に居たパートナーやらがいたのに、恋愛フラグ的な意味で照れさせたことはあっても
照れたことは一度として無かったし。
なんとなくなのはさんって男女問わず親友以上の感情は持てない人なんじゃないかとか思ったりしてる。
他者への好感度がマックス10として7くらいしかメーターが動かないような、そんな感じ。
現状、メーターが振り切る可能性があるのはヴィヴィオ。でもヴィヴィオすら切り捨てかねないフラグ持ち。
……なんともお堅い人間になっちゃったことよ。
なのちゃんカムバック。
>>329 ギルは無理だろう、子ギルなら・・・や、ないな
むしろ単独第三勢力だと思う
Zero言峰みたいのがいれば引きずり込むやもしれんが(自分が愉しむために)
なのはさんは白(外見イメージ)もピンク(アクションイメージ)もレッド(エースとか熱血イメージ)もこなせる結構器用な人だと思ってる
ただし漢女
>>329 戦隊モノの悪の組織って、何処かお茶目なのが特徴なんだよな。
俺が昔見た特撮戦隊の悪の組織は、老舗の和菓子屋の芋羊羹を食うと怪人が巨大化する設定だったが、
和菓子屋の店長が「もうそろそろ引退しようと思っている」と聞くと、大慌てで若返りの薬を作った。
悪の幹部が地球の下見に→小腹が空いたので購入して食べる→巨大化 そこの店の芋羊羹以外だと巨大化できなかったなw
カーレンジャーだったかな? 宇宙暴走族ボーゾックの面々が芋長って店の芋羊羹を食うと巨大化できるようになる。 悪の組織の面々は翠屋のケーキを食うことで巨大化orパワーアップかw
まあ近年の戦隊敵組織はコメディ色濃いのが多いけど今年のは怖いよ まさに名前のまんまの外道集 過去話で花魁が身請けするって約束した男に裏切られて その祝言の場に現れて皆殺しにして男の遺骸で三味線作るんだぜ キャスターや黒桜にも劣らん
>>330 悪い 俺の中ではギルはツンデレなんだ
ちょっと天然気味の
>>335 こ、怖ええ……日曜朝のちびっこ達に見せていいのかよ?
まあともかく、敵の幹部に言峰とスカがいるならコメディ色は出るだろ。中華料理店に行けば必ずいる言峰とか、「こんなこともあろうかと!」を連発するスカとか。
完全に惚けた蟲爺ちゃんも追加で ……組織に作られたライバルキャラが要るな
戦隊ものといったら戦闘員は必須だよな となると悪の戦闘員は数の子とかワカメかな
残骸vs武装局員
王の軍勢は丁度いいな 「イーッ! 「イーイーッ!」 「イイイーッ!」
>>342 あれ一体一体がサーヴァントだから。アレが雑兵とかすげえハードルが高いって。やっぱりナンバーズじゃないの、ビジュアル的に。
それは雑魚が強すぎるような…… 見方も強すぎるからちょうどいいのか
一話に一人ずつ倒していったら全員倒した時点で12話だから最終話の分も含めるときっちり1クールで終われるな
4次サーヴァントは百ハサンとか正に戦闘員だぜ ランスとかも色々おいしい ガジェットとネロをちょくちょく出せば雑魚は切れないな
爺率いるインセクト軍団、言峰率いるビースト(残骸)軍団、スカ博士率いるサイボーグ軍団、黒桜率いるシャドージャイアント軍団、 プレシア率いる美少女(フェイトクローン)軍団とかどうだろう? で、最後に幹部連が戦隊に負けて降参しろ!と言われて拒否していたら、ならば余が始末しようと声が聞こえて、 王の軍勢とマリアージュの混合部隊がが押しつぶすって感じでw
戦闘員の質が高すぎだw
とりあえず数が多かった奴を集めてみた 王の軍勢・百ハサン・怪魔・影・残骸・死者・ネロ・人形 管理局武装局員・召喚虫・傀儡兵・ガジェット これを更に戦闘機人技術とかクローンとかワラキアの夜とかで増員すれば無敵の軍団になりそうな
>>347 インセクト軍団→諜報、たまに怪人担当 残骸軍団→実働部隊 サイボーグ軍団→実働、怪人担当 シャドウ軍団→巨大化怪人 といったところか。
しかしプレシアのクローンフェイト団には異議を唱えたい。アリシアそのものを復活させるプレシアとしては、
紛い物を量産、そして紛い物とはいえアリシアの顔したモノが使い捨てられるなんて許せないだろ。
あと言峰と黒桜は被っているから……言峰は影担当、桜は戦隊が保護した少女が実は……な扱いでいいと思う。
そしてコイツを忘れていた→キャスターの竜牙兵
プレシアはアリシアを復活させるためなら手段を選ばないって設定なら使い捨ての道具として、 作るかなと思ってやったが、無理があるか。プレシアとスカ博士は二人でサイボーグ軍団の長でいいや。 戦隊のピンクがジルの場合、美少女部隊との相性が抜群だと思うんだ。 触手生物に嬲られる美少女が見れるんだぜ?
遠坂姉妹はRXとシャドームーンな関係で
>>330 ぬぅ、やっぱそんなイメージか
言われてるほどやたらと人を落とす(フラグ的な意味で)ようには見えなかったり
StSでのユーノに見せた顔とかで俺ん中じゃ堅物だけど純情乙女で固定されてるんだがねぇ
純情乙女を強固な使命感と自制心で封印してるとか そして長い間そうしすぎて扉の開け方を忘れてしまった感じ?
「大いなる星の力 キュアスター!」 「情熱の紅い宝石 キュアルビー!」 「輝く金の閃光 キュアライトニング!」 「天空に満ちる月 キュアムーン!」 「煌めく銀の翼 キュアプリズマ!」 「はじける薬品の香り キュアアンバー!」 Yes! マジキュア6 戦隊ものと言われたらこっちが浮かんだ
よし!男バージョンも作るんだ!!
>>354 メガミの新連載の展開を見るに、なのはは常に「何かをしなければならない」という衝動があるんだよな。
つまり、今でもその衝動があるが故に恋愛などにうつつを抜かしている暇なんてない、そういう日常的な事に振り返れないくらいその衝動に流されているとか?
そうなるとなのはの起源は……「責務」か?
なのはがフェイトをどうにかしたいと思ったのは必然だったんだな。 どちらも、誰か(フェイトの場合は母に限定だが)に必要とされたいってのが始まりだから、 なのは自身も同じような問題を抱えていたから、見抜けた。
>>357 あれは士郎入院時の何も出来ない自分から逃れたい、変わりたいっていう衝動から
「何かやらなきゃ」と意識してるんだと自分は解釈した。
なんで変わりたいのか、その理由が一人でいた時の寂しさから来るのか、
無力感から来るのかはよくわかんないけど。
>>353 >StSでのユーノに見せた顔
公式否定されてる以上、ユーノ→なのははともかくなのは→ユーノは違うんじゃないか?
まぁリリなのは頬染め多用されるからね。あからさまなのは1期のなのはに微笑まれたクロノくらいか。
もう俺の中では、完全に鉄の女イメージが染み付いちゃってるな。
誰かに必要とされたかった尽くしたかった、というのとはちょっと違うんじゃないかな
他人への助力は惜しまないという自身の正義を貫く手段が人助けであり、結果として他人に尽くすこととなっていて、必要ともされている
という感じ
行動には常に、自身の持つ正義観とか信念が伴ってると感じる
入学早々アリサと衝突したのもそれ
>>360 に同意
なのはの中では漠然としていて、何か目標が欲しかったり、何かできる自分になりたかったということだと思う
とにかく現状から"変わりたい"という、苦しいくらい強い思いと願い
そして運命を手繰り寄せたんだよ
しかし聞きようによっては人としての幸せを忘れて 正義のために身を削る殉教者みたいになってるが… 本人は今の人生にいたく幸せ、夢いっぱいなんだよな
曰く、「恋は無いが愛はある」。 駆け引きとかやきもきとかドキドキとかとは縁遠い感じだろうか? ……エロゲ基準で判断すると、三秒ルートの世界の住人のように聞こえるが
アルバのネタといえばリピートとバックステップだよな リピートはともかくとして、バックステップの描写が原作に見当たらないんだが元ネタはどこよ? もしかしてなのは魔王ネタとかと同じで出典は2次創作なのかな
すまない、自己完結した やはり2次ネタだったかチクショウめ
なんでアルバはボツ原画のイケメンからチョコレート工場長になっちまったのか
そんな黒歴史などなかった 六課VS型月や味方VS悪役はあったけど、悪役VS悪役ってないね 荒耶宗蓮VSスカリエッティとかプレシアVSロアとか
そもそも悪役同士だとぶつかる理由がないからねえ。
何かを巡って争うとかならあるいは
街中でバッタリ こいつヤベエ、尾行すっか この気配、何者! 今日の所は引くとするか ヤツは何者だったんだ……調べるとしよう 吸血鬼連中はもっと単純になるんだが……
例えば……地球へレリック回収に来た六課。しかしそこは第四次聖杯戦争の真っ只中だった! 同じくレリックを追って聖杯を知ったスカリエッティ達も加わって、今、混沌とした三つ巴の聖杯戦争が幕を開ける……。 機動六課→聖杯とかよく分からないけど、遺失物管理部として黙って見ているわけにはいかない! (SSで地球に来ていた機動六課陣) 聖杯戦争組→妙な魔術師集団が現われたな。しかも聖杯を渡せだって?冗談じゃない、監督権限でキャスターと一緒にこいつらも狩っちまえ!もちろん他の奴等を出し抜いてね! (キャスター以外の全サーヴァントとマスター。ただしバラバラ) スカリエッティ達→アハハハハハハハ!聖杯か、そうか欲しいなあ、すごく欲しい。ん?何か変な二人組にいるな。ジャンヌの救済?聖杯は我が手にある? 何かよく分からないけど、水先案内人は欲しいし、手を組もうか。 (スカリエッティ達+キャスター組)
管理外世界の魔術儀式に勝手に首突っ込むってどんだけ見境無いんだ機動六課
第四次の面子は下手に関わると面倒になりそうな気が 第四次ではなく旧Fateの聖杯戦争の主人公組とかなら 旧セイバーに神経を逆撫でする発言されるかもしれないが会って早々に殺し合いにはならないと思うけど
>>373 その辺はお偉方の命令でって事にしておけば……
ほら、なのは世界ってさりげに世紀末だし
冬木にアリサやすずかと一緒に観光に 堤防で結界張ってSLB花火ぶっぱなしてたら、愉快な仲間たちに見つかり…… スカ博士とウーノがヴァルハラ温泉に入りにきました 泥の中からコンニチハ
>>373 三脳辺りなら欲しがる物だろうけどね。命令としては適当な理由をでっちあげればいいんだし。
それに下手打てば他の次元世界に影響出るだろうし、教会や協会と折り合い悪ければなおさら。
休暇で冬木に来る→巻き込まれる、でもいい気もする
荒耶「新築デザイナーズ・マンションあります」
ウーノ「新築マンションだそうです。二人の新ky」 スカ博士「鯖は冬木に限る。そうだ、旅行に行こう」 ネコカオス「ようこそ、グレートキャッツビレッジ江。君たちを歓迎する」
士郎「そういう訳でウチに来た、と」 スカさん「いや〜スマンスマン士朗くん」 士郎「士郎だっ!!!」 スカさん「あ゛〜スマンスマン」
世紀末電子機器破壊伝RINが始まるな。ウーノはRINの指先一つでダウンさ。 GDも同様。
383 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/10/09(金) 01:55:10 ID:HFsVP+p/
英霊戦隊ガーディアンvs機動六課vsナンバーズvsマジキュア6vsネコ27祖 シリアスの欠片もない件
とりあえず後ろ二つを外せばそれなりに真面目な編成だと思う てかナンバーズと他の戦力差が激しすぎて泣ける
誰もいない・・・か?
>>285 の続きが出来たんであと10分くらいしたら投下するわ
男の足元には断層が走っている。男の前には剣を構えた一人の騎士が立っている。 「先ほどは連れが失礼をしたようだな。代わりと言っては何だが、私が相手をさせてもらおう」 桜色の長髪を後ろで束ね、防御よりも機動性重視の甲冑を身に纏った先ほどの少女とは別の騎士。 「ノックはもっと静かにするものだ。私は激しいのは嫌いなんだよ」 「あぁ、それはすまないことをした。何しろ田舎者の三流騎士だからな。よければ都会のルールというものをご指導願いたい」 露骨に嫌悪感を押し出す魔術師相手に、騎士はあくまで挑発的な態度を崩さない。 量はそれほどでもないものの、純度の高い魔力を魔術師は持っている。 彼女達からしてみれば格好の獲物だ。みすみす逃してしまうのは惜しい。 「残念だけれどお断りさせてもらよ。私には急ぎの用があるんでね、君たちと遊んでいる暇はないんだ」 にべもなく突き放す魔術師の言に対し、騎士は不敵な笑みを浮かべた。 「仮定の話だが――我らを倒さぬ限りこの結界から出ることはできない、というのはどうだ」 「ふむ・・・性急なんだねぇ、君は」 気配が変わる。面倒くさげな雰囲気は一転し、明確な敵意を剥き出しにする。 「お望みどおり、君に本物の魔術師というものを教えてあげよう」 右手を騎士に突き出し、自身は詠唱を開始。 魔術刻印が輝き、術者とは異なる術式を発動させる。 指先から放たれる炎弾は、連射速度、威力共に凡百の魔術師では到底手の届かない域だ。 その脅威は機関銃にも匹敵するだろう魔術を、騎士は裂帛の気合とともにその悉くを薙ぎ払い四散させる。 「はぁっ!」 返礼とばかりに地面を叩き付け、アスファルト片が魔術師を逆襲する。 突如として現れた即席の弾丸に魔術師は驚き、僅かだが弾幕に間が生まれた。 この絶好の機会を逃す騎士ではない。大地を踏み砕き、自身の体を砲弾と化す。 「ぬっ!」
騎士の動きはもはや人間のソレを超えている。遅れをとった魔術師には視認すら叶わなかっただろう。 一瞬にして間合いを侵された赤い魔術師。一瞬にして間合いをとった紫紺の騎士。 この距離ではいかなる魔術も騎士の剣を上回ることはできない。慌てて詠唱を中断し、距離を取ろうとする赤い影は――― 「っ、おのれぇ・・・」 大上段から撃ち落とされた剛剣を、もはや用を為さない左腕で受け止める。 続いてだろう降り注ぐ剣戟の嵐の微かな準備動作、その合間に硬化のルーンを重ね掛けする。 後退は許されない。そんなことを許すほど目の前の騎士は手緩い相手ではない。 ぎしぎしと左腕が悲鳴を上げる。一撃を受けるたびに血が吹き出し、体のあちこちが削れていく。 長くは持つまい―――魔術師がそう思ったとき、ある違和感に気付く。 (殺気が、薄い?) 思えば最初から変だったのだ。魔術師を殺したいのならば声をかける前に仕留めてしまえばそれで事は済む。 そもそもがこの結界に取り込まれた時点でなんらかのペナルティがあって当然なのだが、それすらも皆無と来ている。 未だこのような相手との交戦経験が無い彼には目の前の騎士がどういった意思で自分をこの結界に取り込んだのか、なぜ殺す気が無いのかはわからない。 だがそんな事は些細な問題だ。ひとたび戦場に赴けば相手を殺す意思のない者から死んで行く。そしてそれは魔術師同士の殺し合いにおいてもなんら変わりはない。 (甘い、甘いなぁ。どれ、ここはひとつ戦いの厳しさを教えてあげよう。代金は君の命だ。何、先ほど教えを私に請うたじゃないか・・・今更キャンセルは受け付けないぜ?) 近接戦闘の心得が無い彼が白兵戦のエキスパートたる騎士の猛攻をここまで凌げた理由もここにあるだろう。 いくら身体能力や反応速度を魔術で水増ししてもそれだけで防衛戦などできるはずが無い。 殺さぬよう手心を加えた達人と、死ぬ気で守った素人の力関係が偶然一致したという、それだけのことなのだ。 だがその素人はただの素人ではなく、いくつもの魔道を修めた熟練の魔術師だ。 如何に白兵戦で上回ろうとも、僅かでも隙があればその瞬間に相手を絶殺する自信が彼にはある。 とはいえ、彼も騎士がそうそう隙を晒す相手ではないことは承知している。隙が無ければ作るのみ。 3秒、いや2秒あれば十分だ。それだけの時間があれば十分殺し切れる。 遥かに格下と侮っている相手に殺される騎士の顔を想像し、魔術師は内心ほくそ笑む。 策も、武器もある。獲物も生きがいい。準備は整った。 さぁ―――狩りの時間だ。
おまけ
橙子「アルバ、お前がお前であるための条件を知っているか。
一つ、お前は反論をしなければならない。
二つ、お前は小物臭がしなければならない。
三つ、お前は――――噛ませでなければ意味が無い。
お前はこれを
>>285 ‐286で破った。お前はもうアルバじゃない。ただの―――――――赤ザコだ」
アルバ「君は、いつもそうだ。いつもそうやって私を過小評価する!
君のそういう見下した態度に騙された連中が、私を赤ザコ呼ばわりするんだよ、アオザキィィィッ!!!」
投下終了 一応次で終了の予定
ひィぃぃぃぃ!! ア、アオザキィィィィ!!!! GJ 見下されてると思いながら、自分こそ相手を侮るアルバたん ARUBA、有効です シグナム、相手が悪かった なんにせよ、そいつと戦うことで得られる名誉(モノ)など、一つもない
ドラゴンボールのゲームでヤムチャで勝ち上がって行く時の妙な高揚感を抱いた このままフリーザ様(大人なのは)まで行ってしまえ
投下乙ー なんだけど、なんとなくこのヴィタとシグナムから感じるザコモブキャラ臭が気になる この二人の能力や特色が出ないなら別に数の子たちでも良かったんじゃないかなぁ・・・なんて? いやアルバ強いしカッコいいんだけどね、赤ザコだk(ゲフンゲフン
まあ普通に考えて鋼鉄くらい容易く蹴散らすよな、ヴォルケンは 受け止められた時点で「ぶち抜けぇ!(じゃこん!じゃこん!)」で片腕粉砕で涙目が妥当かと そういう勝ち負けを度外視すれば面白いと思うんだが
数の子相手だとアルバさんが死んでしまう いや、ヴォルケンズから逃れられたら原作の死亡ルート直行ですが…
つよい アルバ よわい アルバ そんなの ひとの かって
こう考えたらどうだろう アルバを短編バトル物で活躍させるには、アルバを強化させるか、主役級の相手にまじ手加減してもらう必要があった そして、アルバがアルバである以上、後者を採らざるをえなかったと
GJ!!です。
今度はシグナムか。
これで殺せずに撤退させたら、今度はヴォルケンが勢揃いできて、
アルバはお前らしつこいよ!ってキレそうw
>>393 パワーバランスは取れてる気がするけどな。シグナムもヴィータも共に殺す気がない、アルバは一流の部類って理由があるし。
目的がアルバを切り殺したり、ミンチにするんじゃなく、死なない程度に弱らせて魔力を奪うことなのだから。
そのある程度手を抜いた攻撃は硬化で防げる範囲だっただけで。アルバはラッキーなんだよ。
ここで殺したら、はやてを救うために蒐集はするけど殺さないって誓いを破ることになる。
>>394 ナンバーズだと相性で負ける相手もいそうだが、結構やれそうな気もする。
ティアナに負けた三人とかは存在が負けだしw
>数の子相手 クア姉に弄られてむきになるアルバを幻視した
クアとアルバは互いに同じ匂いを感じると思うんだ
小物臭?
>>392 ぐは、これは手厳しい一言っ!
そうなんだよ、どうにも戦闘員Aな感が抜けないんだよ
でもヴォルケンズをヴォルケンズらしくすると途端にアルバが赤ザコ化するわけで・・・
ヴォルケンズが原作でやってた事をそのままアルバに実行しちゃうとアルバが壁の染みになるからどうにかして手加減してもらう必要があったんだ
それっぽい理由は付けたけどヴォルケンズの視点じゃないからどうにも引き立て役に見えちゃうんだよな
両方を引き立てるのって難しいね
どうみても俺の力量不足ですスイマセン
型月にはリリカルでいうデバイスの変わりに魔術刻印があるけど、 リリカルで魔術刻印のまねって出来るのかな? 腕に防御や射撃のプログラムを刺青で書き込んだりして、緊急時に魔力を流し魔法行使とか。
>>401 いやいや、楽しく読ませていただいてますぜ。これも一つの可能性ですし。
赤ザコが主役張ること自体世界からの修正を受けると言うのに。
似非中国人がやったやつにちかいから、そうですね。
射撃の方はガンド撃ちが近いかな 防御は……型月のは再生とかになるのかしら?
>402 リリカルの魔法は怪しげな物もありますが、建前上は魔力を科学的に運用しているようです。 デバイスのような精密機械を作れるようになったのが、魔力を科学で操れるようになってからか、それとも科学が追いついてからかが分かりませんが、デバイスに頼らない高速運用を考えていなかった可能性は低いでしょうね。 だから刺青っぽいのがあってもおかしくないかな?
今はデバイスがあるから、必要がなくなったので廃れた大昔の技術って感じで出たら、 物珍しいから面白そうかなと思いまして。それを使用して過去に管理局の手から逃げた犯罪者魔導師が有名であるという設定を話に組み込んで、 魔術師と魔導師が接触した時に魔術刻印をそれと勘違いして、ユーノあたりになんてアナログな!と言われるとかw
進歩したゆえに失われた技術もあるわけで。 蒼崎さんの人形とか、魔眼とか、魔法とか。 戦闘技術については、魔術師は素人なんだから仕方ない。
面白いんだけど、短い このぐらいの量ならもっと書き溜めて投下したほうがいいと思う
>>401 >>392 だけどたぶんヴィタシグにほとんどセリフがないのが原因じゃないかしらん?
セリフは行動以上にそのキャラクターの特色を表すものだし
でもアルバの特色はすごくよく出てて面白かったので、すっごい期待してますぜ!
>>402 術式補正はデバイスが、能力補正はカートリッジが、バリアには広域結界と自己バリアがある以上刻印の必要性がどうしても薄くなっちゃうよね
昔の技術か新世界の秘匿された技術扱いにして、無限書庫の住人であるユーノかヴィヴィオあたりが知ってる扱いにしとくのがいいかも?
あるいは理由あって、凜あるいはランサーの兄貴に教わるとか?
確かに、デバイス(技術)の恩恵が素晴らしいんだよな。 もし、刺青で魔術刻印もどきをしているなら扱い的にはデバイスが壊された時のための奥の手ってのが普通か。 凛だと、なのはたちにも負けない感じになれそうと思ってる。 刻印はストレージと考えて、宝石がカートリッジと考えれば刻印もデバイスに性能差で負けないかなってw 魔術刻印は、刻まれた魔術を瞬時に使用できるからストレージ的なイメージ。 魔術刻印に登録されたものはシングルアクション≒演算が速いストレージで。 どっかの次元世界に魔術師が迷い込んで永住し、その子孫が作った部族が魔術刻印の作り方を知っているので、 縁者なども刻印を作り、リリカルの魔法を刻んでいて、何でデバイス使わないの?と聞かれ、使わないわけじゃないんだが、 自分の体の延長だから使いやすいのと部族の慣わしとの返答にふーんとユーノとヴィヴィオが関心で終わる話になりそうだw
デバイスは凄いよな なんというかアロンダイトと凜が合体しますたな感じ
そういえば眼球って、魔眼があるように優秀な魔術の器官じゃないですか。 つまり魔力の入出力デバイスとして……『目から魔力(レーザー)』とかって出来ないんですかね? これなら敵の度肝を抜く事も。
>>408 文脈から察するにアナログじゃなくてアナクロじゃ?
>>414 それなんて真祖ビーム?
視界が塞がるから厳しいが、はやてなら可能な気がする
直死とかレアな魔眼は、眼球と脳のセット。超能力扱い。 魔術で出来るのは魅了ぐらいだとか。 魅了の魔眼を取得したフェイトさんとか、なのはには通じず、他の人へのフラグを立てそうだな。
ディルムット・オディナの魔貌――なのハサンはそれを使うまじかるアサシンなのである。
>>418 敵を殺さず味方につけてきたという結果だけを見ればあってるかもしれんね
×殺害対象
○攻略対象
本家より効力は弱め。ただし同性にも効く。というか同性の方が効く
目からビームでデジキャラットと思い出す俺はオッサン そろそろネタ系じゃなくてガチ系バトるがみたいな
アルバはやはりネタ扱いか…
なのぎる外伝も次回はバトルっぽいし、赤ザコも頑張ってるし、リリブラ氏もそろそろ本編進めなきゃとも言ってるし バトルものにはしばらく困らないんじゃないかなと思うんだが それに自分で書くっていう手もあるんだぜ?
俺はそろそろ、Lyrical Nightの続きがみたいんだぜ。
オレもオレも カレイドスコープとか英霊スバルとか式stsとかはやてルートとか 猫歩くとか三咲町とかハヤ凛交換とか とっくにアンサラー起動してるんだぜ?
カレイドスコープが来たりして 16話『神殿』投下を暫くしたら開始します
それでは投下開始します #1 「―――って訳だ」 疲れ果てて大の字に寝転んだ状態で、 男の説明にエリオは眉を寄せてああでもないこうでもないと思考をめぐらせた 聖王教会本部に人を溶解させて魂まで暴食する結界が張られようとしている 普通のやり方では解除はほぼ不可能、 犯人を見つけ出す以外に方法は無いといって良いらしい 「サーヴァントはもともと霊だからな せせこましく魔力を集めるより魂を食う方が手っ取り早いってのはある」 何故そんなことをと言う彼の問いに男はなんでもないことのようにそう答えた 「霊だ魂だと言われても そんなオカルト話にわかに信じがたいのですが」 こちらも端正な顔に僅かに―――本人的には疲労困憊の体で、 長髪のシスターが口を挟む 結局、全力かつ二人がかりでようやく一撃“入れさせて”もらった形で 二人は男から説明を受けていた 「仮にも聖職者がそれを言うかね? と言っても俺にとっても腑に落ちない点が一つあるのも確かだが」 「と言いますと?」 ようやく人心地付いて身を起こしながらの問いに、男は魔力だよと答えた 「今のサーヴァントには魂喰いをしてまで魔力を集める理由がねえ」 現界の時点から既に十二分の魔力供給を受けているのならそれ以上の供給源は必要ない 蛇口をひねれば水が出るのにわざわざ水を汲みに出かけるようなものである
支援、開始―――――!
「これがサーヴァントの仕業だとすると、 魔力を供給しているのは『カレイドスコープ』のはずだから―――」 男の言うことを信じるなら そのサーヴァントの『カレイドスコープ』は動作不良を起こしている可能性がある 「もっとも、根が人喰いだったり そもそも殺人傾向者って可能性もあるがな」 「さ、サーヴァントって英雄なんじゃ?」 ジル・ド・レのような例外もいるが、あれも一応は後天的なものであり、 エリオの聞いた限りではサーヴァントとは神話、伝承の“英雄”のはずである 「あのな坊主、 誰がいつ“英雄は聖人君子である”なんて言った?」 そもそも“英雄”という言葉に対する認識が甘い、と男は言う もっともエリオの持つ英雄像の根幹には、 多分にフェイトをはじめとする元六課隊長陣があるため、 男のもつそれとは大きな隔たりがあるのは仕方が無いのだが 起き上がれるだけの体力が戻ってきたので呪刻探しを再開することにする 実際のところ早急に犯人を捕まえるべきなのだが、 その手がかりが呪刻しか無いのだからしかたが無い 「エリオ、シスターシャッハが戻られたようです、 私は報告も兼ねて騎士カリムの執務室に―――」 こちらも身を起こし、どこか―――おそらく他の教会騎士と通信を取っていた シスターの言葉とそれは同時だった 「う―――っ!?」 突然の眩暈に立ちくらみでも起こしたかかと瞬きして顔を上げると、 ―――世界が血の色に染まっていた
「ち―――こりゃ奴さんそうとうやる気だな」 眉を寄せて男が槍を抜く、 のしかかるような疲労感に似た“何か”が体中に広がっていく AMFの影響下にあるときにも似ている気がしなくもないが アレがあくまでも躯の外側におきている事だとすれば こちらは容赦なく内側を侵そうとする“得体の知れないモノ”である 油断無く身構えるエリオの手元でストラーダが警告を発する それに従い上を向いた彼めがけ飛んできたなにかを穂先で打ち払う、 重い音を立てて地面に突き立ったそれは、頑丈そうな鎖につながれた杭であった 「ぼけっとすんな、来るぞ」 金属のこすれあう音を立てて杭が地面から抜け、鎖に引かれて宙を舞う 杭の行く先を追った先には 「―――っ!」 聞き取れない奇声をあげる長身の美女が今まさに降り立ったところだった
#2 「シャッハが戻って来たわ、 大急ぎで伝えたいことがあるらしいけど―――」 部屋に入れていいかというカリムの言葉に、 はやては急ぎの用ならいいのではないかと答えた 「ここで会談が行われているのを承知の上でアレが言うのならよほどの話だろう、 私もかまわん」 ユスティーツアの方も異議は無いらしい 許可を出すとややあわてた様子で、それでも礼儀正しく シャッハが一人の少女を伴って入ってきた 「シスターシャッハ、その連れは何者だ?」 「先日教会で保護した次元漂流者よ、 ―――それで、話があるのは貴女の方なのかしら?」 カリムの問いに答え少女がシャッハの前に進み出たのとそれは同時だった 視界が一瞬歪み、世界が血(アカ)一色に覆われていた 「な、なんや!?」 反射的に武装しながら周囲を見渡すはやての横にある窓へと駆け寄ると それを開いて中天を振り仰ぎ、ついで周囲を見渡す少女 「かなり広いな……これは結界か?」 「魔力……というか、 なんか別のモノが食われとる感じや、コレは長引くと拙い」 机に突っ伏したカリムの容態を確認しながらはやてが舌打ちする 騎士甲冑を展開した状態でも躯を削られている感じがとても強い 危険な状況だ、不幸中の幸いは現在信者や観光客がいないことだろう
「騎士はやて、ディードと騎士エリオがサーヴァントと遭遇したと」 シャッハが展開する空間モニターに紅い槍を手にした長身の男と、 鎖の付いた杭のような物を手にした長身の女が映る 男の方はエリオ達と共闘するように見えることから どうやら女の方がこの騒動の原因らしい 「…………あれ?」 その姿を凝視していたはやてが何かに気づいて、 懐から掌大の結晶体を取り出しながら首をひねる ロストロギア『カレイドスコープ』の能力として サーヴァントの能力を一覧として把握することが出来る 手にとって確認しながらやる必要は無いのだがわざわざそうする辺り何かあったのだろう 「どうした八神二佐?」 「いや、それが……」 ユスティーツアの問いかけに口ごもりながら 手元にコンソールを呼び出しデータを入力していく CLASSランサー 属性:秩序・中庸 筋力B 耐久C 敏捷A+ 魔力C 幸運E 宝具B CLASS 属性:混沌・善 筋力B 耐久D 敏捷A 魔力B 幸運E 宝具A+ 「これはサーヴァントの能力値ですか、 あの―――」 はやての表示した情報に目をやり、 何かに気づいて問いかけようとした少女が途中で言葉を止める 何事かと思ったはやてだったがすぐに気が付いた ―――彼女とはまだ、自己紹介をしていない カリムの話で次元漂流者だとはうかがっているのだが
「失礼、名を名乗るのを忘れていました、 私のことはアルトリアとお呼びください」 片手を胸に当て、背筋を伸ばした気品を感じさせるしぐさに、 思わずこちらも居住まいを正す 「アルトリアさん、ね 私は八神はやて―――呼び方ははやてでええよ」 「でははやてと――― えぇ、確かにこちらの響きのほうが私としても好ましい」 頷いて、それではと話を戻す 「はやて、 なぜこちらのクラス名は空欄なのですか?」 「いやそれがな、クラスがもともと書いて無いねん、 今見える能力値やと真名のヒントもないしどうしたもんかなと」 「クラスが―――無い?」 そんな莫迦なとアルトリアははやての言葉を否定した 「サーヴァントはあらかじめ用意された器(クラス)に英霊を降ろしたものです、 クラスが無いということはありえない」 純粋な英霊であるというなら判るが、 そうなると今度はサーヴァントシステムに則ったパラメーターの説明が付かない
「其処に思い悩むのは後でも出来る、 一先ずこいつを退けるのが先ではないか?」 ユスティーツアの至極尤もな意見に頷く、 確かに、今はそのほうが先決だ 「マザーカリム、剣を一振り貸してください、 正面きって戦ってランサーが遅れをとるとは思いませんが万が一のこともある」 「でも―――」 頭を振って身を起こし、アルトリアの申し出に言いよどむカリム、 確かに彼女は何かを知っているようだが、果たしてサーヴァントと戦えるのか? 悩むカリムを尻目にユスティーツアは懐から装飾品を取り出してアルトリアに差し出した 「これは?」 「もって行け、防護服の生成補助程度をする程度のAIは付いている」 首飾りにしか見えないそれに暫しいぶかしんでいたアルトリアであったが、 それが儀礼的な装飾の付いた一振りの剣に変わると納得し、 シャッハとともに大急ぎで部屋を出て行った 「―――あぁ、私としたことが失念していました」 廊下を走りながら、眉をしかめてむぅと呻く 「どうしました?」 「先ほどの女性の名を伺うのを忘れていました、 それからこの剣の銘も」 今更戻るのもどうかと思うし、通信で聞くのも罰が悪い話である 「まぁ剣のほうは刀身に銘が記してあるようですが」 彼女の言う通り鍔元にCoal brandと記されていた、 これがこの剣の銘であるらしい
横合いからそれを覗き込みシャッハは首をかしげた、 ミッド文字ともベルカ文字とも違う簡素な書体である 鞘から抜き放つと同時にAIが起動し、彼女の姿をまばゆいばかりの魔力光が覆う、 一瞬の後、その姿は白銀の鎧とも純白のドレスとも見て取れる衣装へと転じていた 「白百合の衣装とは―――些か装飾過多ですが、動きに支障は無さそうですね」 ふむ、と通りがかった窓に映った自分の姿を確認して一人頷く 女性的な戦装束とは些か気恥ずかしいのですがと語りながら戦意に口の端を吊り上げ、 踊るように一転すると足を速めた 自身も武装するどころか舞踏会の貴婦人と戦場の騎士の同居するその装いに見とれ、 立ち止まっていたことにややあって気づき シャッハは慌ててデバイスを抜くと彼女の後を追いかけた
#3 同じ頃、クラナガン海浜公園 「はぁ……」 「なんだ、折角の散歩日和に浮かぬ顔しよって」 盛大にため息をはいた自分の隣にいる大男にヴィータは疲れ果てた顔で言い返した 「この際天気なんてどうでも良いよ、 まったく、どっちが子供だかわかりゃしねぇ」 散歩に行くという男の申し出に対し 先の騒動による共通見解としてこの男を野放しで外に放り出すわけには行かないという 結論に至った訳であるが――― 同行していたヴィヴィオと同レベルの勢いで 道端の屋台を覗き込み、路上ライブを冷やかし―――といった有様で 物珍しいものには片っ端から飛びつくため油断もすきも無い 「あれ?」 「どうしたヴィヴィオ」 何かに気が付いたらしいヴィヴィオの様子にやや疲れた顔でそちらを向くと 視線の先にあるベンチで一人の少年がお菓子を片手に雑誌を読んでいた ヴィヴィオと(見た目だけで言うならヴィータも)そう歳の変わらない少年だが、 どうということの無いそのさまに異様に気を引かれる
知り合いかと聞くと首を横に振って否定された 身なりがいいのでサンクト・ヒルデ魔法学院の生徒かとも思ったが、 少なくともヴィヴィオの知り合いではないらしい いぶかしむヴィータの隣で、 顎に手を当てて考えていた大男が徐に少年に近づいた 「やぁライダーさん」 「なるほどなぁ、どこかで見た覚えがあると思ったらお前さんだったか 随分縮んだが、それも宝物か?」 菓子の包みと雑誌を手近な屑籠に放り込み 気安く答える少年に訳知り顔で納得する大男 「オッサンの知り合いだったのか?」 そうなるといつ知り合ったのかが問題だ この男は今日までの間一人で何処かに出かけるようなことはほぼ無かった (本局および地上本部内の探索に耽っていた為である、 無限書庫を含め相当な騒ぎとなったが内容は割愛する) ではいったいいつごろ知り合ったのか――― 「ひょっとしてサーヴァント?」 「いくらなんでもそれは無いだろ?」 小首をかしげながらヴィヴィオが口にした疑問にヴィータが渋い顔をする 流石に明らかに少年過ぎてミッドならともかく地球の英雄というには説得力が無い 「人の事をどうこう言える外見してないと思いますけどね あと、人の話はちゃんと聞いたほうが良いですよ?」 今は若返りの薬で縮んでいるのだと言うこの少年は正真正銘のサーヴァントであるらしい なんでもとにかくやる気になれないのでこの姿になったとか
「大人しくしててくれるのはありがたいけど、 なんだ、ずいぶん身勝手な奴だな?」 身勝手でないサーヴァントのほうが少ない気がするが其処はそれである 「そう言えばあの混ぜ物のお姉さんは元気ですか? ランサーさんの槍で刺されてずいぶんたちますけど」 「混ぜ物―――ってスバルのことか?」 似たような服装の人でしたけど、と言う言葉に一度首をかしげ、 内容を反芻して目を丸くする いったいいつの間に遭遇していたのだろうか、 「その辺り、詳しく聞かせてもらおうか?」 「その様子だと元気って訳じゃなさそうですね まぁ服装から聞いてみただけなんでどうでも良いんですけど」 お断りしたいけど荒事も避けたいなぁなどと デバイスを抜くのも辞さないといったヴィータに対し軽い調子で――― それでいて十二分に死の予感を感じさせる雰囲気で答える少年 「ここはこちらが退いたほうが身の為だぞ、小娘 ―――流石に、年端もいかん幼子を巻き込んでとなるとこの男の相手は面倒が過ぎる」 実感をこめて大男がヴィータをとめる 先程までのどこまでも子供じみた好奇心旺盛な“軽さ”はなりを潜めている その“幼子”という言い回しがが自分を含めたモノであるということは少々癪に触るが 「本性はとんでもねぇのか、お前?」 この大男が平時どれだけふざけていようと武人としての顔に偽りは無い にわかには信じがたいがこの少年は相当に強いらしい
「大きいほうの僕は相当に性格悪いですからねぇ、 少なくても皆仲良くとは行かないと思いますよ」 まぁでも折角ですから答えられる範囲ならいくつか質問に答えてあげますよと、 ベンチに座りなおしながらどこからとも無くドリンクを取り出す少年 その御相伴に預かりながらさし当たって気になることを口にする 「前から気になってたんだが、 なんで必要なサーヴァントは七人なのにカレイドスコープが十二個もあるんだ?」 聖杯戦争は七人の魔術師と七体のサーヴァントによって行われ、 その七体はすべて異なるクラスである にもかかわらずカレイドスコープは十二個あり、クラスの重複する英霊も確認されている 「正しくは二十一個ですね、 ライダーさん、令呪のことは言わなかったんですか?」 「しなかったわけではないが、 ―――成程な、あの石ころ一つが令呪一画分というわけか」 かいつまんで説明するところによれば、 令呪とはサーヴァントのマスターとなった魔術師の体に浮かぶ三画の聖痕であり、 一画につき一度だけサーヴァントの意思に関係なく命令することが出来るのだという 「一つだけでもサーヴァントの現界に問題はないんですけどね、 石自体の供給源としての機能は下手な魔術師より優秀ですし」 とはいえルールはルールである 儀式を始めた“何処かの誰か”あるいは聖杯の意思か 現在聖杯戦争は余分なサーヴァントを取り除き令呪を揃えることを目的に運営されているらしい 「まぁ要するに椅子取りゲームですよ」 「椅子取りゲーム?」
小首をかしげて鸚鵡返しにヴィヴィオがたずねる 彼女の頭の中では 一生懸命七つの椅子に座ろうと押しくら饅頭している人のイメージが出来てはいたが、 それがどういう意味なのかはさっぱりつながらない もう少しかいつまんだ話を聞こうと身を乗り出したヴィータの胸元で デバイスが着信を告げる、出てみるとシャーリーが、 この近くの地下水路でアサシンらしい影がサーチャーに引っかったと言ってきた 『ヴィヴィオの迎えを送りますから、 ティアナ達と合流して調べてきてくれませんか?』 「判った、なのはやテスタロッサは?」 『状況を見て―――すいません、教会本部のはやてさんから応援要請が入りました、 なのはさんはそっちに、フェイトさんは外回りの都合で合流は難しいそうです』 「了解」 頷いて通信を終了する、 どうやらゆっくり質問する時間は終わりのようだ 「時間切れですか」 「みてーだな、 今度あったらお前の知ってること全部話してもらうからな」 そうですか、と言いながらヒョイと立ち上がる、 少年に習って屑籠にドリンクの容器を放り込みこちらも立つ 「折角だ、次はあの黒い騎士王も入れてもう一度聖杯問答でもしてみるか?」 立ち去ろうとする少年に大男がそう声をかける
「それは――― 下らんな、あのような雑念に成り下がった奴に用はない」 肩越しに刹那振り返り、まるで別人のような趣でそういうと 少年は風のように立ち去っていった 「あ―――!?」 「どうしたヴィヴィオ?」 素っ頓狂な声を上げるヴィヴィオにあわてて振り返る、一体何があったのか? 「自己紹介するの忘れてた、 あの子の名前も聞いてない」 自分の名前を教え忘れたのはともかく、 あいつの名前ならオッサンに聞けば良いだろ? と言うヴィータにむぅと頬を膨らませるヴィヴィオ 曰く、名前は大事なものなのだからそういうのは駄目なのだそうな おそらくなのはの受け売りだろう 「なに、聖杯戦争を続けておればいずれまた会うというものだ、 その時で良かろう」 ごつい手でヴィヴィオの頭を撫で回しながら言う大男の意見に頷く、 髪型がぐしゃぐしゃになってしまったのは少々いただけないが 男の言う通りなので良しとするらしい さてそんじゃ仕事に戻るとしようか、 彼方から聞こえるローターの音にヴィータはそう思った
今回は以上です なお、ランサーのパラがあがっているのは仕様です
まさかのセイバーリリィ登場にGJせざるを得ない あと枠が21ってことは安部さんやアサシン子やエンキの登場も期待していいんだな?そうなんだな? とにかくGJだ。続きを楽しみにしてますぜ
GJ! 21て多いな これだとリリなの英霊も登場するんだろか もしくはまさかの月姫・らっきょ英霊?
GJ! 21人の英霊――ということは、四次、五次に加えてアメリカ聖杯戦争の面子か。 ああ、セイバーが一人足りないからリリイと…つまり、あと一人セイバーさんがいる!?
期待してるとこ悪いけど それじゃギルが椅子取りゲームと言った意味がつながらないでしょうが クラスは七つ、令呪は一体につき三つ、面子はこれから減ってくんだよ 増えてもアサ次郎とかエミヤぐらいでfakeのメンバーまで出ないよ
それは残念。 だけど続きは楽しみに待ってるよ。
まさかのアヴェンジャー、村人Aがあるやもしれぬ
>>442 GJ!!
コールブランドでリリィにするとは心憎い演出をなさる……
ランサーのステータスUPは、現界条件が他サーヴァントと一緒なあたりで期待してただけに嬉しいところ(欲を言えば…以下略)
ディードとエリオ、随一の守り持ち、セイバーアーチャーの二人相手さえなんとかなると口にするランサーに短時間で一撃入れるとは、やるな
生粋のランサーファンには嬉しい展開、エリオの成長に特に期待
>>446 マジか。佐々木小次郎が出る可能性があるのかっ。
いや、正直アサシンはもう2人出てたから何かとハブられる小次郎が出られるなんて思ってもいなかったんだ
これは小次郎スキーの俺としては堪らないぜ!
21あると聞いて、ジュエルシードを思い出したのは私だけかな? サーヴァントがいす取りゲームしている姿を想像してなんか和んだ。 直後にヘラクレスの圧勝なきがした。 最後に……やっぱりリリなの世界の英霊とか出てほしい。
スレの流れが良くなってきたかな?これは我々も参加すべきか
>>442 GJ!
ライダーのクラス空欄は席取りと関係?イスカンダルのせい?
完全起動した圧迫結界、ここでライダーを追い詰めるのは難しい、か
ところで、ヴィヴィオは変なのに目をつけられてなきゃいいんだが
>>450 リリカル英霊は自分も期待、だが、口にしないで任せとこうぜ
――――21と聞いたらやっぱりジュエルシードだよなあw
正直ここでリリカル英霊出さなきゃ何の為のクロス?って気も
既に未来人というオリキャラがいるのに更にリリカル英霊とか出されても詰め込み過ぎだろう。真名が速攻でバレるし。
ここで裏技 無理矢理に(例えばなのはを)カレイドスコープに疑似サーヴァントとして登録 キャスターからクラスをぶんどる
いや、そこまでして無理にリリカル英霊を出す必要あるの?って話し。
ほとんどオリキャラだからなぁ わざわざ出すならそれなりに目立たせる必要があるから、物語のテーマが逸れてしまいそう 空気なら、何で出したの?ってなるし まぁ面白くなるなら何でも良いけどさ
このままいくと、最後の7騎は三騎士ばっかりになりそうだな ヘラクレスが消えたように、組織の力がうまく働けばガンガン減ってきそう オリジナルサーヴァントがないなら、敗者復活(クラス変更or属性反転)もありうるか
なのはたちのピンチにカレイドスコープが輝いて、 彼女らの知る故人が助けるというのは燃えそう。 ただ、彼女らを助けそうな面識のある故人で英霊化しそうな人間が、あまり思いつかない。 あと、それをやってしまうと、プレシアに言った「死んだ人は生き返らない」ということを否定してしまうのが…… まあ、すでに死者が生き返りまくっているわけだが。
>>457 ハサン先生が気配遮断して引き籠ってればそう簡単には見つからないぜ!
PC版から亡霊アリサ引っ張ってくるとか
>>459 肉体改造のスキルが活かせなくなってまうやろー
ここで僕の考えたカッコいいサーヴァント発表するわ
CLASS:○○○ο○
マスター:高町なのは
真名:フェイト・テスタロッサ
性別:♀
属性:でんき
こうげき:C とくしゅ:A
ぼうぎょ:D とくせい:M
すばやさ:A+ じんせい:C
なのはが さいしょに てにいれた ポケモ●
むねには でんきぶくろ とよばれる きかんを ふたつもつ
なのはの はかいこうせんで メロメロになった
人生wwwwww
サーヴァントとユニゾンとか見てみたい 融合騎が適性がどうこうとかには適当に理由をつけて
アルバ短編シリーズ、あと10分くらいで投下します
攻め立てる騎士。防戦一方の魔術師。 趨勢は誰が見ても明らかで、魔術師が力尽きるのも時間の問題かと思われた。 それも当然。魔術師は騎士の攻撃を紙一重で防御するのに手一杯であり、反撃する余裕などどこにもありはしない。 加えて彼が盾としている左腕はろくに原形を留めておらず、もって数合というところだろう。 もし仮にこの戦いを見物している者達がいるとして、彼らにどちらが勝つかなどと問えば大半の人間は騎士を選ぶはずだ。 それほどまでに圧倒的な実力差がこの2人の間には存在する。それは万人も認めるところだろう。 だが、ただ一人――――騎士と対峙している、当の魔術師本人だけが、己の勝利を確信していた。 一際甲高い衝突音とともに、魔術師の左腕が弾け飛ぶ。 千切れた腕は放物線を描いて落下し、魔術師の体がぐらりと揺れる。 騎士は体勢を崩した魔術師にとどめを刺さんと、更なる追撃を繰り出した。 (かかった!) 騎士の斬撃。それはどうしようもないほどに完璧なタイミングで魔術師に到達し――――そして、当たり前のように空を切る。 一歩。たった一歩後退したというそれだけの動作で、赤い魔術師は神速の剣を完全に回避していた。 魔術師たちの間に伝わるこの歩法はそれほど特異な技術ではない。 いくら魔術師が研究者であろうとも、否応なしに戦闘に巻き込まれてしまうことは少なくないのだ。 戦士ではない彼らが戦いから生き延びる為にはまず“初撃”を避けることが何よりの至上命題だった。 最初の一撃を見極めることで応戦するのか、撤退するのかを即座に判断し、適切な行動を選択する。 そのために編み出された技術こそがこの歩法―――通称、バックステップと呼ばれるものだ。 攻撃の瞬間に僅かに体を後退させ、相手の空振りを誘発させる。 原理としては至極単純、しかし後退のタイミングを相手に察知されればその身に刃を突きたてられるのは必至というリスキーな代物だ。 たかが一歩分の距離だろう、しかしその一歩は必殺の一撃を凡庸な攻撃に墜とすには余りある距離。 これこそが魔術師の策。防御を破壊させることで体勢を崩し、攻撃を誘い空振りさせる。 とはいえ、防御を破られたのも体勢を崩されたのも故意ではなく、 回避行動の成否がそのまま魔術師の命運を左右するというお世辞にも作戦なんて呼べたものではないことはこの際置いておこう。 ちなみに魔術師はバックステップに関して絶対の自信を持っていたので失敗の可能性なんて想像すらしなかったというのも置いておこう。 閑話休題。そんなことはどうでもいい。 『It commands to my blood. Restrain the enemy.』 渾身の一撃を躱されたことで生じた莫大な隙を騎士が回復したと同時に、魔術師の詠唱が完了した。 魔術師の傷口から滴る血液はもとより、辺り一帯の血という血が輝き、騎士の元へと殺到し四肢を縛り上げる。 それは騎士の知る空間固定による拘束魔法ではなく、術者の血を介した強制催眠。 「お前は動けない」と対象に強烈なイメージを叩き込み全身の筋肉を硬直させ、加えて付着した血液自体も物理的に動きを封じる二重の魔術。 非の打ちどころのない術式に魔術師は己を自画自賛しつつ、完全に無力化させた騎士に引導を渡すべく新たな詠唱を開始する。
『Go away the shadow.It is impossible to touch the things which are not visible. Foget the darkness.It is impossible to seee the things which are not touched. The question us prohibited.The answer is simple. I have the flame in the left hand.And I have everything in right hand―――』 魔術師の詠唱速度はもはや人間の域を超えている。これこそが高速圧縮詠唱。高速詠唱をも上回るその速度は熟達した魔術師にしか許されない秘術だ。 わずか1秒ほどで彼は大半の詠唱を完了させた。動けない騎士に対し、掌を突き出し死を宣告する。 『I am the order. Therefore,you will be defeated securely―――!』 魔術回路を通じて精製された魔力が物理法則を侵食する。騎士の周囲にあらゆる生物を蒸発させる火炎が出現しその姿を血の拘束もろとも埋め尽くす。 炎は対象以外を焼くことは無い。魔術師が標的と定めたものにのみ働きかけその熱量全てを注ぎ込み瞬く間に消滅させる攻性魔術。 一切の生命の生存を許さない地獄の具現。騎士の生死など今更確認するまでもないだろう。 あまりに呆気ないその幕切れに、魔術師は不満気に鼻を鳴らした。 「これで講義は終了だ。代金はしっかりと頂戴したよ。少々高くついたきらいもあるが、君にはもうどうでもいいことだろう?」 魔術師はそう吐き捨てると踵を返し、その場立ち去ろうとして――――― 「いや、そうでもない。この程度で済むのなら安いものだ」 有り得ない、声を聞いた。 咄嗟に魔術師は振り返る。そして見た。燃え盛る炎の中、はっきりと浮かび上がる騎士の影を。 炎を背後に立つ騎士からは膨大な魔力を感じる。先ほどまでとは比べ物にならない威圧感に、魔術師は戦慄した。 「・・・・・・有りえん」 そう、ソレは有り得ない光景のはずだった。魔術師の炎は確かに騎士を包み込んだ。 そうなれば騎士の辿る運命は死あるのみ―――そうなるはず、だった。 「何故、何故貴様は無傷なのだ・・・!」 激昂する魔術師。その顔には狼狽と焦燥がありありと浮かんでいる。 彼には未だ現状が理解できないでいた。己の持つ最大級の攻撃魔術を無防備な相手に直撃させて、相手は無傷。そんな状況を俄かには信じられなかった。 だがよく考えればそれほど不可解な現象ではない。少し考えればすぐにでもその結論に辿り着くだろう。 要するに、自身の最高攻撃力を以てしても相手の防御を貫けなかったという、それだけのことなのだ。
「色々と教訓になった。まさか魔導士に我が剣を見切られるとはな。私もまだまだ、ということか」 魔術が発動する直前、微かに騎士の口が動いた事を魔術師は見逃していた。 展開された防御魔法はパンツァーガイスト。砲撃魔法の直撃すら防ぎきるソレの前では、如何に魔術の炎といえど薄皮を焦がす程度の効果しか望めない。 そう、生死の確認などする必要は無かった。魔術師は炎が騎士を飲み込んだ時点で一刻も早く逃げ出すべきだったのだ。 しかし既にそれは不可能だ。騎士の自由を奪っていた術式は魔術師自らが焼き払ってしまった。騎士が魔術師を逃す気がない以上、彼は絶望的な戦いに臨まなければならない。 埒外の魔力で構成された防御皮膜に、魔力に鋭敏な魔術師の本能が直観する。自分の知る魔術では、アレを破ることは叶わぬと。 攻撃も、防御も、速さも、恐らく肉体的な全ての要素において騎士は魔術師を上回っている。その上魔術も効かないとなれば、もはや魔術師にできることなど何もない。 そんな事は認められない。認めるわけにはいかない。己が生涯を捧げた魔道が、小娘一人を打破することすらできぬなど、認められるはずがない。 だから、魔術師は繰り返すのだ。これは、きっと悪い夢だと。 「お前は死んだはずだ! 私がこの手で殺してやった!! 何が残留しているのかは知らぬが、死者は死者らしくあちらへ行けっ!!!」 魔術師の叫びに呼応するかのように、炎が盛大に火の粉を撒き散らす。 「特に、最後の広域魔法には肝が冷えたぞ。あれほど無駄の無い魔法を私は知らない」 魔術師の放った大魔術。それは、この烈火の将をして憧憬を抱かずにはいられないほどの見事な炎だった。 「そう、この炎は見事だ。あぁ―――本当に、見事だ」 今回の戦いは、結果を見れば騎士の勝利だったろう。 戦う者としての練度ならば、騎士のほうが上回っているだろう。 それでも騎士は、魔術師の技量は自分を凌駕していることに気付いていた。 覆しがたい身体能力の差があるにも拘らず、あっという間に戦況を逆転させたその手腕を高く評価していた。 この相手は単なる獲物としてではなく、戦士としての決着を付けたかった。 騎士は魔術師に剣を突き付け宣言する。 「我が名はシグナム。ヴォルケンリッター烈火の将、シグナムだ。赤い外套の魔導士よ―――貴方の名前を教えて欲しい」 その一言に、魔術師がびくりと反応する。 「何ィ―――?」 魔術師の恐慌状態に陥っていた頭脳が急速に冷却されていく。 今自分は名を尋ねられた。ならば、言い返さねばならない。 彼は魔術師だ。歴史あるシュポンハイムの次期修道長だ。 相手に名乗られて名乗り返さぬなど、彼のプライドが許さない。 「―――私はコルネリウス・アルバ。それとねぇ、君。私は魔導士なんかじゃあない。誇りある時計塔の、魔術師さ」 声には寂寥感が滲み出ている。何しろ自分では騎士に勝てないと、反論のしようもないほど完璧に証明されたばかりなのだ。 そんな相手に今更名乗りを挙げるなど馬鹿馬鹿しいではないか、と。 それでも、それでも彼は言い返さないではいられなかったのだ。
「失礼、では魔術師コルネリウス・アルバ。貴方の技量に敬意を表し、我が全力をお見せしよう」 「あぁいいとも。先達が後輩を導くのは当然さ。でもね―――あまり、私をがっかりさせないでくれよ?」 その皮肉めいた魔術師の言葉に、騎士は当たり前だと言わんばかりに微笑んだ。 騎士の防護皮膜が霧散し、その魔力の全てを攻撃へと転用する。 「レヴァンティン!」 「Nachladen!」 騎士の呼びかけにデバイスが応じる。 装填された弾丸が吐き出され、爆発的に増幅された魔力は紅蓮の炎となって顕現した。 業火を掲げた剣に束ね上げ、文字通りの炎の魔剣を手にした烈火の将。 大地を踏みしめる足に力が籠る。限界まで引き絞られた弦が今か今かとその時を待つ。 「紫電―――」 騎士の体が消える。少なくとも、魔術師にはそうとしか見えなかった。 「ふん」 魔術師は揺るがない。あの実直な騎士が取る行動など解り切っている。 恐らくは真っ直ぐ突っ込んでくるのだろう。それは障害などものともしないという自信の表れだろうか。 どちらにしろ魔術師には関係の無いことだ。向かい合っての決闘という時点で彼に勝ち目は無い。 それでもみすみすぶちのめされてやる必要はない。どれ、少し落とし穴でも仕掛けてやるかというような軽い気持ちで、彼は一つの魔術を起動させる。 「Repeat・・・」 先ほど騎士を包み込んだ蒼炎。それが再び魔術師の前方に出現する。 瞬間、彼は見た。炎を切り裂く一筋の閃光を。 どうということはない、突如として現れた障害を、膨大な魔力による強引な加速で突破したというだけのこと。 「Repeat!」 初撃が避けられる事など折り込み済みだ。3たび現れた炎は、今度こそ騎士を焼き尽くすだろう。 そして、その予想は“予想通り”裏切られる。 騎士は魔術師の動きを読み切っていた。加速に加速を重ね、炎を踏切り板代わりに跳躍した。 音速の弾丸となった騎士は一瞬にして魔術師をその間合いに捉える。 もはや騎士と魔術師を遮るものは、何も無い。 騎士は魔術師の顔を見た。その顔は、笑っていた。 「―――、一閃!!」 かくして、騎士の剛剣が振り下ろされ、魔術師の意識は消滅した。
おまけ アルバせんせいのやさしいまじゅつこうざ アルバ「魔術師といえば魔術! しかし! 魔術には致命的な欠点が存在するのだ! それは何だと思うかい、ヤガミ!」 はやて「ハイ師匠、それは詠唱時間です!」 アルバ「そのとおり! 魔術は確かに強力さ・・・だが! 魔術を発動するための詠唱中に魔術師は完全に無防備になってしまう。 これを解決するにはどうしたらいいと思うかい、ヤガミ!」 はやて「ハイ師匠、詠唱をちゃっちゃと終わらせちゃえばいいと思います!」 アルバ「そのとおりだヤガミ! 高位と呼ばれる魔術師は厳しい修業の末にちゃっちゃと詠唱を終わらせる技術を獲得しているのだ! その名はズバリ! 高速詠唱という! ヤガミ、今から君にその修行方法を教授しようではないか!!!」 はやて「ハイ、ありがとうございますっ」 アルバ「よくいったヤガミ! 私に続け!! 生麦生米生卵!!!」 はやて「な、なまむぎなまごめまなたまぱっ!」 アルバ「リピィィィィトッッッ!!!」 はやて「なまむぎなまごめなまたまごっ!」 アルバ「赤巻紙青巻紙黄巻紙!坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた!蛙ぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ! 東京特許許可局局長今日急遽特許許可却下!武具馬具武具馬具三武具馬具合わせて武具馬具六武具馬具!新進シャンソン歌手総出演新春シャン(ry」 はやて「あかまきがみあおまきがみきまきがみ! ぼうずがびょうぶにじょうずにぼうずのえをかい(ry」 アルバ「リピィィィ(ry」 はやて「あかま(ry」 アルバ「リ(ry」 ☆ アルバ「よくやったヤガミ! 私も師として鼻が高いよ!」 はやて「はぁ―――ぜぇ―――ありが―――ぜぇ―――とうござ―――はぁ―――います―――」 アルバ「ははは! でもこの程度で疲れているようじゃあまだまだだぞヤガミ!」 はやて「高速詠唱は――ぜぇ――努力さえ――はぁ――すれば――ぜぇ――誰にでも――はぁ――できるもんやから――ぜぇ――みんなも――ぜぇ――挑戦してみてぇな――」 アルバ「この修行をマスターすれば君にも高速詠唱が使えるぞ! さぁ、テレビの前のみんなも、Let's高速詠唱!!!」 なのは 「何かな、あれ」 ヴィータ「テレビの撮影」
とりあえずこのシリーズは終了。お付き合いありがとうございました エピローグは未定。ひょっとしたら書くかも、って程度かな あと、ARUBAなアルバと赤ザコなアルバ、貴方はどっちが好き?
GJ 結局落ち着くところに落ち着いてしまったな彼は でも頑張ったよアルバ……シグナムを驚かせるなんて もうゴールしてもいいぞ
乙! 最高にGJだ・・・アルバは好きなキャラなんで雑魚でもARUBAでも好きだな
GJ! 最後があまりにも美しく綺麗に決着しすぎて吹いた 作戦って結局、ただのバックステップかよ! んな特訓はねえから!最低限の武術は必修だけどさあw それ高速詠唱じゃねぇし!早口だからww 本当に上手く着地してるので、エピローグは追加してもしなくても大丈夫かと ただ、アルバの今後の生き死に(矛盾螺旋)は知りたい
GJ! フィクションに落ち着いたかw アルバ ↓ (ヘヴン状態) ↓ ARUBA ↓ (やったか?) ↓ (やってない) ↓ 赤ザコ この落差があるからアルバだは憎めない
まぁアルバだしね 色々言いたいこともあるけど、GJでした 確かに矛盾螺旋がどうなるのかは気になるな アルバが居ないとマンションが成り立たないし
GJ! バックステップにオレンジ吹いたw やっぱり赤ザコかぁw
やはり赤ザコは赤ザコだったwwwこの光景を橙子が見たら少しは彼を見直してくれる筈・・・見直す?
>>470 GJ!!
やっぱりこういうヤラレ役はいい味が出る
シグナムもカッケエかったっす
>>475 荒耶の独力でゆっくり完成させるんじゃね?
そうなると玄霧皐月や白純リオの出番が先にくる可能性大
よもやアルバが毒霧と噛みつきで勝っても俺は驚かなかった
ママぁ…あのおじちゃん、死んじゃったの? 彼はね、皆の心の中に何時までも生き続けるんだよ GJ 惜しいな… バックステップからクリンチに繋いでいれば判定勝ちに持ち込めただろうに それを考えると残念でならない
GJが続く中で、こんなことは言っちゃいけないかもしれんが、 なんでヴィータ戦で使用した暗示使わんのと思ってしまった。 そう思ってからは、ちょっと興ざめしてしまい楽しめなかったのが残念。
パワーバランスは難しいからね 住人の反応見ながら書いてたみたいだから、当初の予定と変更があったのかもしれないし ヴィータもシグナムも登場人物の中では最強クラスだから とりあえずGJを送りたい あの状況から上手くまとめたと思う
そうだな。 面白いか面白くないかだったら、断然面白い。いい作品だったといえる。
なのぎる外伝、赤ザコ戦記、カレイドスコープに数々の小ネタと この調子で良質な投下が続くことを願うぜ 次は誰が来るかなーっと
>>481 血で縛った奴じゃね?
暗示と物理的な束縛との二重構造らしいし
後半はもうパニクってたから
ランサー「めんどクセぇなぁ。ほい、ペタペタっと」 冬木・言峰教会掲示板『運動会を開きます』 はやて「――――わたしの、出番やな」 征服王「――――面白い。このブルマなる下履きは天下の一品よ!」 フェイト「――――久しぶりにエリオやキャロとイベントに参加したら楽しいだろうなぁ」
スバル「パン食い競争って大食い勝負なのかな〜」 ティアナ「二人三脚って計算が合わないわね」 ヴィータ「大玉転がしはギガントで一発だよな!」 スカりエッティ「花火が必要と聞いてやってきました」
騎馬戦が凄いことになりそうだな。王様達による合戦的な意味で。
主催:言峰教会 スポンサー:ギルガメッシュ 機材提供:J・スカリエッティ 土地提供:管理局機動六課 雑用:王の軍勢
型月公式サイトのまほうつかいの箱に運動会ネタの4コマがあったが もはや競技じゃなく戦いだったぜ それにリリカル混ぜたらもう誰にも止められない
白組み大将:高町なのは 「一般人(パンピー)の出場者がいるので、“SLBは”封印します」 赤組み大将:遠野秋葉 「魂を奪ってでも勝ちにいきます」 青組み大将:セイバー 「腹が鳴ります」 黒組み大将:八神はやて 「もう勝負ついてるから」
最終プログラム 高町なのは一等空尉と花火職人J・スカリエッティ氏による打ち上げ花火
翡翠「皆様お疲れ様です。サンドイッチを用意しました」 リンディ「お茶もどうぞ」
午後は食べ合わせの悪さで皆、動けないなw 八神チームだけが食さずに、計画通り!と巻き返すと。
シエル「我々もカレーがなければ死ぬところでした」 ハサン「カレーは偉大なり」 クロノ「お茶を避けたと思ったらサンドイ、グフッ、ゴッホゴッホ……世界はこんなはずじゃ………ア、」 いよいよ人死にが出るな
団体競技だとハサンと葛木を入れた組が強そうだな。 どちらも仲間に合わせて上手くやりそう。 セイバーとかだと力みすぎて二人三脚で魔力放出ダッシュし、 仲間はついていけずに引きずられると思う。
鯖連中は我が強すぎるから仲間のことなんか考えずに突っ走っていく奴ばっかりのような・・・ まぁどこぞの公安9課みたいなスタンドプレーから生じるチームワーク云々ならできるかもしれないけど 仲間との連携って言う点なら人間組のほうが有利かもね
騎馬戦で第五次ハサン、第四次ハサン、小次郎、ティアナが組んだら見つからないで最後まで持ちそうだ。
周りの突進力が異常 誰にも気付かれないまま巻き添えで………
そうなったら、端っこの方に敷いてあるレジャーシートに四人集まってお互いを慰めあいそうだw 魔導師殿の不可視化が凄かったからこそ……ですよ。だから、胸を張りましょうとかwww
言峰「次の種目は借り物競争だ……クク」 A.泰山の麻婆豆腐(魃さんは海外旅行中) B.翠屋のシュークリーム(一家観戦中) C.ブルマ(征服王「ワシのなら自由に持って逝け」) D.嫁を我の下に連れて来るがよい E.イデアシード
失礼 フェイトルート中編、プロローグ投下します 凄く長いので最終的に……四時間くらいかかってしまうかな 前回くださった質問で、リリブラがどれくらいの長さになるかという事ですが 全部で8〜9章くらいになると思います その間に幕間を挟むと――確かに途方も無い長さになりますね… 生きてるうちに書き上げられるだろうかw 気長に付き合ってくれれば助かります
Flame vs Rider 1 ――― トレーラーが時速100km以上の速度で突っ込んだかのような有様―― その森林の入り口を端的に現すとすればこうなるだろう 木々は為す術も無く薙ぎ倒され、見るからに惨々たる様相を呈している それは大木を掻き分けるように突入したナニか―― いや正確には凄まじい力で無理やり打ち出され、突入させられたナニかが残した跡であり 例えるならばボーリングを大砲で打ち出して、ピンを爆砕したらこうなると言った具合か… そして今回、そのボーリング玉の役割を担わされたモノはどうやら鉄の玉とは似ても似つかない 生物で、人間で、生身で、しかも女性の形をしていた 超絶ストライクで間違いなく10本以上は薙ぎ倒したであろう快挙は彼女にとっては何も喜ばしい事は無い 要はそれだけ盛大に打ち出され……叩きつけられた証明にしかならないのだから 「―――、……………」 美しい肉体を地に横たえ、自慢の長髪をも泥に塗れさせている彼女 チカチカと火花が飛ぶ視界、所々がズキズキと傷む自分の肉体を呆然と見下ろし、 「―――、ああ」 ようやく自身に何が起こったのかを理解する 先ほどまで金髪の愛しい獲物を追い立て、追い詰めていた自分 彼女が射程に入ったと見るや満を持して宝具を展開 そのか弱い背中を轢き潰してやろうと思い立った瞬間―― 視界が紅く染まり………気がつけばこのザマ 元いた森へと叩き返され、無様に地に伏せているというわけだ 荒い吐息でゆっくりと大気を吸い、吐いて、、体を起こそうと、―― 「ッ――――ッつぅっっっ!!?」 少しでも身体をずらしただけでこれだ 全身を火箸を入れられたような感覚に彼女は身を震わせ、再びその場に崩れ落ちる 「…………………そうですか………そういう事ですか……」 まったく―――やってくれますね、と口に出そうとして 代わりにゴボっと喉の奥から何かが競り上がってくる ご丁寧にナカまでぐちゃぐちゃらしい 身を無理に身じろがせて、痛みの発信源である自身の胴体に視線を移し 己が身に刻まれた焼け爛れた傷跡を認めるのだった そしてあの一瞬、入れ替わるように踏み込んできた紅蓮の剣に薙ぎ払われた記憶も徐々に蘇ってくる 咄嗟の反応で短剣から伸びた鎖を使い、最低限の受身は取った だが騎士の剣をカウンターで、よりによって宝具発動の瞬間に叩き込まれたのだ とてもその威力の全てを相殺出来るはずがない それは紛う言なき致命の一撃 ダメージが、自身の体のどの辺りまで届いているか どの程度の損傷を受けているか――改めて測るまでもなかった
先の戦いとて無傷ではなかったが、まだ自分には受けたダメージを遊ばせる余裕があった もともと強大なる悪神――ゴルゴンの怪物の記憶を併せ持つ彼女 並の人間とは比べるベくも無い耐久力 無力なニンゲンが必死に打ち込んでくる攻撃を心地良い痛みと嘲笑うゆとりが先ほどまではあったのだが、 だが、コレは違う………流石にこの損傷は無視出来ない いわば肉体の芯に届いた斬撃をその身に感じ取り 戦いが始まって初めてライダーは冷たい汗が体に滲んでくるのを感じていた 「―――、…」 そして現状――自分にはそんな事を長々と考えている余裕など無い事も理解する これほどのクリティカルヒットを奪っておいて敵がこの身を捨て置くはずは無い 案の定、アイマスクで隠された彼女の双眸は、木々を掻き分けて猛然と突進してくる炎の剣士―― ランサーと交戦していた女騎士の姿をはっきりと映し出す まあ、そうなるだろう……当然、この身にトドメを刺しに来るのは当たり前の流れ しかしアレと戦っていた当のランサーは何をやっているというのか…? まさかこの短時間で無様にやられ腐ったとも考えにくいが―― ともあれ状況を整理すべく彼女に与えられた僅かな時間は今、終わりを告げる 「………ふん!」 それは野卑な怒号をあげる事なく、こちらの姿を認めるやいなや一瞬で距離を詰めてきた 身に纏う熱気の所業か、彼女の駆け抜けた跡には紅蓮の火の粉が舞い上がり 針葉樹の茂る湿った地面にF1カーが走り抜けた後の炎の道のようなものを発生させている 派手な女だ 舌打ち一つで身構える騎兵――いや、身構えようとした騎兵 だが普段とは比べるべくもない緩慢な動作はダメージの深さ故 またも軽く舌打ちするライダーだったが当然、相手はそんな事に考慮してくれるわけもない 女騎士――彼女の名は烈火の将シグナム その上手に抱え挙げた剛剣が唸りを上げて翻り 「でぇあッッ!!!」 ほどなくライダーの頭上に振り下ろされたのだ 「―――、くっ!!!」 警告も何も無しに躊躇いもなく、いきなり自分の頭を割りに来た一撃 先の相手とは随分と違う対応だなどと思う余裕も無い 死に物狂いの体に鞭打って騎兵は斬撃を両の短剣で受け止める ズギャァァン、!という、鈍物に亀裂の入るような炸裂音 「ぅ、……つうっ!!」 脇腹の損傷にズシンと響く一撃に顔をしかめるライダー 体の芯に届くそれは先ほどの相手とは明らかに一線を画すもの 敵を叩き斬る事を生業とした剣士のそれに他ならない 初弾の激突――鍔迫り合いはおろか 踏み止まり、押し返す事もままならず そのままヨロヨロと後ずさりしてしまう
そして間髪の入れぬニ撃目 体ごと叩きつけるような一撃をこれまた短剣で打ち返そうとする騎兵 だが、やはり踏ん張りが利かない…! 三合目――再び上段から降ってきた剛剣を受ける 両足が地面に沈み込み、体が折れ曲がりそうな感覚に顔をしかめる (反応出来ない一撃では無いのですが、――如何せん…) このガラクタのような身体ではキツイ攻撃だ ダメージが尾を引き押し返せず、受け流せず、後退を続け―― 一太刀ごとに押し込まれていくその体 美しい肌や髪を焼いていく炎熱の剣 かつて孤島の神殿に住まう神話の女怪に対し 挑みかかるは異世界の炎の魔剣士 灼熱の刃の一振りは、周囲の木々を容赦なく燃やし尽くし 立ち映える樹林は瞬く間に紅蓮の炎に包まれて 辺りはほどなく火踊る赤が支配する空間と化す そこはさながら煉獄山――罪人たちを焼き殺す焦熱地獄 暑苦しい趣向だ……これもまた神話の再現などと銘打つつもりか? まったく熱くて敵わない その身を焼き尽くす炎熱の火柱が、じりじりと互いの肉体を苛んでいく そんな熱波と紅い炎に包まれた中 蜃気楼のように――歪む空間を駆ける影絵二つ 詰める影は勇猛な女剣士、詰められるは紫紺の長髪をなびかせる騎兵のサーヴァント 騎兵の頼みの機動力は怪我によってなりを顰め……そも足を使おうにも攻める騎士がそうはさせない 「せぇえあっっ!!」 「―――こ、の…ッ!」 金属同士のぶつかる鈍い音が断続的に業火の戦場に響き渡る 卓越した身体能力と反射神経を持つライダーではあるが 普通にやれば将の剛剣は、騎兵の持つ軽量武器では到底受けきれるものではない 加えて足の踏ん張りの効かぬ今となっては、彼女にシグナムの剣を推し留める力を期待するのは難しく そしてここで勝負所を見誤る烈火の将ではなかった (……このまま押し潰す) 無骨な、ほとんど体当たりじみた剣戟 敵に反撃、退避の余力すら与えず鍔迫り合いに持ち込む将 二つの短剣と一本の長剣が凌ぎをけずり、ぎゃりぎゃりと、甲高い音を立てる そして出力全開で詰める騎士のプレッシャーを押し留められず後退を重ねる騎兵のサーヴァント 「は―――、ッッ…」 こうなっては力士と子供の押し相撲だ 後方につんのめる肢体を何とか堪え 押し倒され、後ろに転倒しなかっただけでも騎兵を褒めたものである だが――その背面には木 絶望的に揺ぎ無き大木がこれ以上、彼女の後退を許してはくれない そして全体重、全出力を預けたシグナム 後方の巨大樹に女怪を思いっきり叩きつけたのだ
「く、――はッッ!」 ゴチャ、!!という肉のひしゃげる鈍い音と共に女の、息の詰まる声が騎士の耳に入る 生涯がそのまま戦士のキャリアであるこの剣士に 切り結ぶ相手の余力を計れぬほどの未熟な要素は無い 衝撃で身をよじらせる相手の、その短剣に遮られている刃を力任せに、間断なく押し込む騎士 もう少しだ――この相手はここで倒し得る その剥き出しの肩に食い込む業火の剣 白い肌を焼く匂いが鼻腔をくすぐる 「っ、―――はぁ、、」 女の苦悶の表情と共に口元からギリっと歯を食い縛る音が聞こえた 奇妙なアイマスクで隠された双眸に浮かぶは屈辱か、それとも恐怖か? 「………投降する気は無いか」 全霊で相手に剣を押し付けながら低い声で一言だけ 管理局員たる義務の元に降伏勧告をする女騎士 眉間に深い皺を寄せ、苦悶の表情を見せながらも相手の女はフン、と鼻で嘲笑う 「――愚問です」 これほどの殺気を孕んだ剣を叩き付けておきながら今更何を言うのか、といったところか 「ならば悪いが死んでもらう事になる」 互いに押し殺した声での問答 声帯を開く事すら至難な全力の力比べの最中に行われたそれは互いの一言を以ってあっさりと終了 あの槍兵と変わらず、この女も危険な相手である事は間違いない 空戦S+の魔道士であるフェイトをあそこまで傷つけた相手だ 手傷を負っているとはいえ手加減をする要素など見出せるはずも無い 故に容赦なく、抵抗の術を全て殺ぐ その決意、意思を伝えるに足る騎士の刃が息も絶え絶えのライダーを徐々に犯し―― その命に押し迫っているのだった ――――――
間奏 1 ――― 単純なスペック、パフォーマンスで相手に上回られた場合とて 不意に不意を重ねる事でコンマ一秒以上の隙を生み出す事は十二分に可能である 均衡状態に陥った戦況に些細な変化を投じる事により 決して崩せぬ相手の鉄壁に亀裂を生じさせ、勝負を一気に終わらせてしまう それが 「戦力」 を凌駕する 「戦術」 というものであり―― ライトニング1、同2の阿吽の呼吸によって繰り出された絶妙の連携が この勝負に大きな局面を与え、サーヴァント二体という難敵を窮地に陥れていた 念話やその他、こちらの特性を生かした絶妙のシフトは タイミングにも助けられ、相手にとって最上の奇襲となる 相手は恐るべき戦闘力の持ち主 未だその深い底を見せていないとしたら――長引けば不利 少しでも気を抜けば途端に劣勢に追い込まれる ならば――その前に捻じ伏せる 敵がその懐を広げる前に一気に畳み掛ける コンマの隙に全戦力を投入し 一気にランサーとライダーを潰しに行くフェイトとシグナム そう、、それは確かに功を奏した フェイトの雷光の一撃に飲み込まれたランサー シグナムの剛剣にその身を薙がれ、瀕死のライダー 勝負の趨勢は―――ここに決したかに思われた ―――――― Lightning vs Lancer 1 ――― シグナムがライダーを追撃すべく飛び込んだ森の、対面の林道 そこは何かが蒸発したような湯気が辺り一面に立ち込め モノの焦げた臭いが周囲に充満していた それはさながら火災の跡か――落雷の痕跡 取り巻く空気は熱気と、そして電磁波をバチバチと発生させている それはこの地を襲った力が決して時間を置いたものではないと容易に顕しており 森林の出口からアスファルトの狭い小道に向かって生じる 地を割く巨大な亀裂が―――その破壊力を物語っていた 大地に生じた地割れはまるで全長50mほどの芋虫が地面を抉って通り過ぎたかのようだ 薙ぎ倒された木々が所々燃え盛っているのは、それが単なる物理的な膂力によってではなく 先も言ったように熱線を伴う何かによって薙ぎ払われた証 そう、、降り注いだのは天災でも自然的現象でもない 他ならぬSランクオーバー魔道士による魔力行使の爪痕だった 雷光一閃――時空管理局執務官・フェイトテスタロッサハラオウンの放つフルドライブ プラズマザンバー・ブレイカー ――― バルディッシュザンバーの巨大な刀身から生ずる稲妻が敵を薙ぐ 黒衣の魔道士の必殺奥義が今、このフィールドに炸裂したのだった
「はぁ、、、はぁ……」 細い両肩を激しく上下させて肺に酸素を送り込む魔道士 大魔法の行使による負荷は確実に彼女の体を苛み 全身にびっしりと汗を滲ませていた 前方に鋭い視線を向けて立つフェイト 未だ濛々と立ち込める粉塵により視界は遮られ その先にいる敵――シグナムを苦しめた槍兵の様子を窺い知る事は出来ない 黒煙と硝煙の渦巻く中、全神経を集中させる 警戒を微塵も解くこと無く、フォルムチェンジした剣を構える彼女 ――申し分の無いタイミングだった ――最善の奇襲に確固たる手応え (倒した………) ――そして奥義に対する自信が この戦いが終結したという確信を彼女に持たせるに至る そうだ……無事なはずが無い 事の顛末を求めて見据えるその視線の先 もうじき噴煙も晴れ、そこには倒れ付す敵の姿が、、、 「ふーぃ…………」 「!!!」 息を呑むフェイト その場からすかさず半歩後退 巨大なザンバーを構え直し、キッと前方を睨み据える その先で――男の場違いな、間の抜けた声が確かに…聞こえた そして目を凝らして見据える先には槍を両手で上方に構えて立つ 痩身ながら完璧な造形を持つシルエットが垣間見えたのだ (ま……まさか…) そして――― 一閃ッ!!! 「ううっっ!??」 バォウ、!!!という風を切る音と それに伴うソニックブームが場に劈く 眼前の相手が手に持つ槍を横に凪ぎ払い 周囲にまとわり付く熱気や粉塵を吹き飛ばしたのだ 噴煙から目を庇うように見据えるその先 もはや言うまでもなく、、蒼き衣に身を包む男――ランサーは健在! 肉体の過剰運用によって火照ったフェイトの全身に今度は冷たい汗が滲む つ、――と、頬を伝う冷や汗 それを拭う事も忘れて睨みつけるその先 男は槍を構え、変わらぬ獰猛な笑みをフェイトに向けるのだった
―――――― (効いて、ないのか……?) 焼け焦げた匂いと硝煙の渦巻く地にしかと両の足を食み―――雄々しく立つその男 まるで何事もなかったように佇む表情 苦しげな様子も感じられぬ佇まい フルドライブの一撃を受けて、、倒したどころか、無傷…? ―――――いや、 どうやらまったく手傷を負ってないわけではないようだ 武器を握る指の何本かは歪に曲がり、巨剣を受けた衝撃で爪が剥がれた出血が見て取れる 全身から仄かに上がる黒煙は感電のダメージによるものだろう 涼しい顔をしているが決してノーダメージではない事をフェイトは瞬時に読み取っていた (雷の使い手か――) 対して槍兵も目の前で大層な剣を構える相手を値踏みするように見据える 周囲に光彩著しいプラズマを撒き散らして立つ黒衣の女 その激しくも美しい魔力光に密かに眼を見張る 神代の世から数えてすら雷を己が武器とする闘士は稀だ 地水火風の四大元素の上位に位置するその力 威力、規模のほどは後ろ――遥か後方まで延びる亀裂を見れば一目瞭然だろう 故に稲妻を行使する者はかの時代、例外なく神聖視され 天よりの御使い、または権化として世に名を記される者がほとんどだ つまり目の前の相手は百戦錬磨のこの英霊に戦慄たらしめるほどの やっかいな相手である事を予感させる者だという事 「第二ラウンド突入か――そちらは選手交代って事でいいのかい?」 その戦慄は男にとっては何より望んだもの かの槍を竦ませる要因になる事は決してない 炎の次は雷――豪華な品揃え、痛み入る、というやつだ 彼にしてみれば目の前に高級料理を並べられたようなものである この熱烈な歓迎に対し、男の狂気じみた闘志は衰えるどころかはちきれんばかりに燃え盛る ブスブスと肉の焦げた匂いを醸し出しながら、それでも歓喜の表情を絶やさないのは更なる死闘の予感故 先の女剣士との決着がうやむやになってしまったのは気にいらないが それも戦場の機微というもの――多少の浮気は仕方がない 要は強敵と相まみえ、心躍る戦いが出来れば彼はそれで良いのだから 一薙ぎの風が場を撫で付けると―― 辺りに立ち残っていた噴煙が舞い上げられ、泡沫のように消え去っていく それは小休止となっていた舞台が再び幕を開けたかのような光景だ そして佇むフェイトとランサー 互いにその姿、輪郭を今はっきりと認め―― 男は口の端を釣り上げて哂い、魔道士は端正な顔立ちに戦士の魂を宿す
挨拶は無い――戦いは既に始まっている ゆらり、と無造作に歩を進めるランサーに対し、 「っ………はぁ!!!!」 「む、――!」 自ら仕掛けるのは何と執務官の方だった キィン――、と、聞きようのない歪な音を残し 光が走ったとしか思えない速度で彼女は一瞬にして男の間合いに入る 踏み込みの凄まじさにランサーの顔色が変わる こちらの身が無事と分かるや否や、この金髪の大剣使いは間髪いれずに自分に襲い掛かってきたのだ フェイトを知る者ならば目を疑ったであろう 彼女が自分から仕掛ける事など珍しいにもほどがあるからだ しかしてそれは期せずして副隊長・烈火の将の取った判断と同じもの 離れていても通じる二人の呼吸が導き出した答えに他ならない (良い判断だ――) 感嘆の意を示す槍兵 魔道士の精悍な相貌、金の髪を目の前に見据え 巨大な獲物を手にして、この埒外の域に達した踏み込みに溜息をつく (なるほど…瞬間移動じみた速度と威力が身上の一撃必殺剣か――) 「はあぁぁぁあッッッッ!!!」 気合と共に彼女の細腕には不釣合いな武装を振り翳すフェイト またも鼓膜を劈く、音も風も置いてきぼりにする歪な協音 それが響き渡ったかと思えば、槍兵の眼前には既に巨大な刃物が現出していた 大剣使いがこの速度を出せるとは――僅か一撃にして、その技量測り難し (――暢気に構えてられる状況じゃねえか) 歓喜に咽ぶ槍兵の心中 だが機関銃の弾丸すら容易く見切る彼をしてこの斬撃を前に悠長に構えている暇は無い 機動は横薙ぎ――地面と水平に払われる黄金の稲妻に対し ランサーもまた一歩、踏み込む そしてこの瞬間、、 大気を震撼させる超速の攻防が今、始まっていた ――――――
踏み込みはフェイトが先を取り 後を受けるようにしてランサーが一歩 金色と青の閃光が瞬時に交わり、互いの間合いを犯す 巨大な稲妻の剣は十分な間合いと速度をもって男を一撃で薙ぎ倒そうと放ったものだ 反応も防御も許さない そんな心積もりで放たれた彼女の切り札 「―――、と!」 それを、、事も無く掻い潜るランサー! フェイトの視界からはまるで男が大剣をすり抜け、消えたように見えただろう 透かしを食らうとはまさにこれだ 確実に伝わる筈の手応えが得られず、陽炎を凪いだような錯覚にすら襲われる そして身を屈め、横薙ぎの刃の下を潜って駆ける蒼い肢体 その背中と髪が雷に接触して焼け焦げるのも構わずに 薙いだ剣の死角を突いた踏み込みはまさに達人の業 死角に隠れた影に辛うじて反応するフェイトだったが、 「残念だったな! 姉ちゃんッ!」 「く、ッ!」 この時点で大剣使い・フェイトの敗北は確定したも同然 大剣という武器は懐に入れば容易く無力化する事が出来る 圧倒的な間合いと攻撃力が長所である巨大剣は、そのまま小回りの効かなさ、重量が短所となるからだ 故に一撃で仕留めるか、入られて仕留められるか――そうした勝負になるのが従来のセオリー 近接での反射神経と圧倒的な速度を身上とするこの槍兵には威力重視の巨大剣との相性は極めて良い 男にとって、威力だけの武器など攻略するのはさして難しくないのだ 「シィッ!」 薙いだ刃の下方から伸び上がる蒼い肢体 その経験――幾度と無く繰り返し、もはや身体に染み付いた体裁きを違える男ではない 刃の内側に身を置いた事により、相手は攻め手を失い無防備な体をこちらに晒す スルリと霞が侵入したかのような男の捌きに間近で見たフェイトに寒気が走る 一寸の見切り、まるで無駄のない歩法 凶器が頭上を通り過ぎたというのにまるで乱れぬその体勢 全力の振り抜きを透かされた事により体の開いたフェイトの中心線に今、ランサーの槍が翻る ―――気づいた時には既に決まっている それが彼ら速度を重んずる者同士の戦いだ 自分が仕留められた事すら認識出来ずに戦いが終わる事も珍しくは無い 故に槍兵……呆気無い幕切れだったとは思わない ほんの少しの反応、踏み込みの遅れで結果が逆になっていた事も十分考えられたからだ 「バルディッシュ!」 <Yes sir ――Acceleration...> ならば――もはやフェイトは為す術も無く全身を貫かれるしか術が無い?
「むうっ!?」 ランサーが相手の挙動に目を見開く 否―――それはフルドライブによって構築された彼女の切り札 近接特化型・バルディッシュザンバーを甘く見すぎというものだ 右凪ぎによって彼女の背面まで大きく流れた刃は その重量、遠心力から、再び自身の懐に戻すまで多くの時を有す 刹那の時を奪い合う近接の攻防でその隙はまさに死活問題 通常ならば、巻き返しなど利かない……ここで敵の刺突に急所を突かれればそれで終わりの筈だった ――――あくまでも、、通常ならば、の話である 今、魔道士を打ち抜こうと踏み込んだ蒼いサーヴァント 右からの刃を見事掻い潜った槍兵の 「左側」 に再び現出する刃は――何だ? 「な、んっ!?」 「それ」は完全ノータイムで往復するように右から左へと切り返し 戻ってきたザンバーの巨大な刀身に他ならない フェイトの懐に飛び込んだランサーの背側面を突くべく 「それ」はうなりを上げて迫っていたのだ ―― 初撃と変わらぬスピードで、である ―― 「マジかッ!!?」 これにはランサーも驚嘆の声を挙げざるを得ない 絶妙のタイミングで相手の斬撃を抜けたにも関わらず 黄金の剣のリカバーが冗談のような速さで行われたからだ 咄嗟に槍の柄を返して巨大な刃の返しを受け止めるランサー 辛うじて受け切れたのは男の卓越した反応速度によるものだが―― 「はッ…何だこりゃ!?」 グン、と体のずれる感覚に苛まれるサーヴァント 衝撃を受け流せずにモロに食らった軽量の身体が地面を食む足ごと宙を浮き――― 詰めた距離の数倍を数える距離を無様に吹き飛ばされていたのだ ゴム鞠のように吹き飛んだ肉体 必殺の間合いの突きよりもなお速く翻る剣により 打ち負け――力負けした その状況を迅速に消化するランサー 比較的、力の乗らない柄に近い部分で受けた相手の一撃の――何という破壊力か! 「野郎……どんな原理だ、そりゃ…?」 「バルディッシュ、速攻!」 <Continuation...> 息も付かせぬとはこの事か またも自分方からランサーに肉迫するフェイト
「ええぇぇいっ!!」 あの巨剣を抱え、またも光の如き速度で突撃する雷光の剣士 未だにランサーの足が宙につかぬうちに彼女は、既に男の間合いの中にいた 金色に黒衣のシルエットが男の眼前に再び顕現 腰を落として両足を低く踏ん張り――バッティングのフルスィングの体勢のように力強く振り被る彼女 「んなろっ!」 これはやばい――反射的に防御を硬くするランサー この自分が近接においてたじろいでいる…… まずはこの事実を正しく受け止め、今は相手の速攻を一つ一つ捌いていくしかない 未だ空中に浮かされているその肢体 宙にて槍を構えて受身の体勢を取るが、地に足が着いていないのでは歩法もへったくれもない 男を支える体裁き、身のこなし、そして移動能力の大半は今―――殺された 「覚悟ッ! はぁあッッッ!!!!!」 そして彼の眼前に現れたのは―――巨大な、雷を纏った扇風機 叩きつけられるフェイトテスタロッサの稲妻の巨剣 一気呵成に叩きつけ、繰り出される刃の超絶回転は まさに巨大なそれにしか見えないものだった (しかも、こりゃ…!) そう、この扇風機はスイッチON・OFFで瞬時に逆回転をして来るのだ……高性能にもほどがある 宙に浮かされた状態で眼前に迫る、金色の輝き放つスクリューシャフトが今、男を滅多打ちにするのだった (………凄え!) ゴガガガ、! ゴガガ、!と スクリューに異物を放り込んだような音が木霊する この攻撃――下手をすれば先ほどの女騎士よりも、重い! 刀身を考えれば当然だ 相手の女の持つ得物は剣というカテゴリにおいて最も巨大とされるツヴァイハンダーをも軽く超えた代物 所謂、「斬馬刀」等に類する超重武装に類するものだ 白兵戦ではむしろ使い勝手の悪い、ヒトならざるものを相手に猛威を奮う特殊武装 故に重いのは当たり前なのである ならば言うまでもなく―――白兵戦でそれをここまで縦横無尽に振るう事こそ異常…! そう、これはまるで――信じられない事に あのバーサーカーの暴風のような剣戟に酷似するものではないか!? 「く、おおっ……!」 浮かされたままタコ殴り――右に、左に、上に、下に 打たれる方向に身体ごとずれる蒼い肢体 まるでコインランドリーにぶちこまれた小動物のように翻弄されるサーヴァント その状態で、それでも力に逆らわず、流れに身を任せつつ、 刃の直撃を受けきる彼こそ究極の域に達する武人と言えよう だが、それでも受けきれない何発かが高圧電流を伴い 肉体のところどころに食い込んでいた
「ぐ、おっ――!?」 あのシグナムを相手にとって、ついにはまともに被弾させなかったこの英霊が いとも簡単にスタン効果の雷撃を叩き込まれ、全身に痙攣を走らせる ギ、と血を滲ませるほどに歯を食い縛り感電に耐えるクランの猛犬 神経を焼く凄まじい熱電流にその身を苛まれながら、必死に耐え抜く 並の戦士ならば、これで既に動けなくなっている事だろう 「うお、らぁぁぁぁっ!!!!」 雷光の魔道士の攻撃はまさに至宝に位置する絶技である だが、彼もまた返す返すも並の戦士ではなかった 気合一閃――自身に接触してくる無数の刃の一つ 縦横無尽に飛来する相手の攻撃の中から、比較的甘く入ってきた一つを選び 己が感電のダメージすら構わずに、力任せに思いっきり打ち返したのであった 「ぅうッッッッッッ!!!!!!」 空気を震撼させる炸裂音と共に 紅い魔槍と稲妻剣が衝突し、大きく弾かれる ――――途端、苦悶に顔を歪めるフェイト (――――、む?) 一気呵成に攻め続けていたフェイトが後方に飛び荒び、自ら距離を離す それによって強制的にお手玉状態だったランサーの体も無事、落着を果たし 再び一時の間を置き―――魔道士と槍兵が睨みあう形となった ――― この間、時間にして一分弱 ――― スピード違反同士の戦いがいかに周囲を置いてきぼりにするかが改めて分かろうというものだ だがランサーにしてみれば久しぶりの地上こんにちわである 下手をすればこのまま延々と宙に浮かされ続けながらの交戦を余儀なくされていたのだろうからゾッとしない 「……………ッ、」 「――――、」 額に脂汗を浮かべるも一瞬 それを拭い、再び凛とした表情で男に立ち塞がるフェイト 巨大な雷刃を正眼に構え――それは徹底抗戦の意思に他ならない (…………) 対して敵の凄まじい剣戟の攻略に苦心するも 魔道士の微かな変調に訝しげな表情を見せるランサー 脅速の闘志達―― フェイトテスタロッサハラオウンとサーヴァント・ランサーの邂逅は未だ始まったばかりである ――――――
しえん
Flame vs Rider 2 ――― 英霊―― 星の記憶に名を刻まれた 数々の偉業を成し遂げ、伝承となった彼ら 決して偉業ではなく悪行を以って名を知られた者も多いが、ともかく―― そんな英霊にはそれぞれ特質・属性など、彼ら自身のパーソナリティを形成する様々な要素がある それは英霊のタイプ、性格付けと言っても差し支えはない 彼らは本来、その用途に沿った場にしか現出せず 自身の特質に合った行動によりその奇跡を体現し 己が持つ属性以外の行動を取る事はほとんど無い 大まかな例えになるが、世界を破滅から救って欲しいと悪魔を呼び出す者はいないし 逆に呪詛を以って他者に仇為すために太陽神の加護を求める阿呆もいない 超常の力を持っている者とて万能ではなく、得手不得手というものは必ずあるという事だ 凄まじい力を行使出来る彼らであるがその「キャラクター」とでも言うのか―― 伝承、記憶に記された以外のパフォーマンスを発揮する事はやはり難しい ――――――故に、彼女には 騎兵として召還されたサーヴァント、このライダーには―――― 「窮地から脱出する」 「ピンチを凌ぐ」 ――――と、いう特質が無い ライダー ――堕ちた女神 ゴルゴン三姉妹の末妹メドゥーサ 彼女は圧倒的な力と恐怖で勇者たちを獲物として狩り殺して来た怪物である だがしかし、高町なのはやセイバー等が持つ不屈、奮起、などの折れぬ精神 決して挫けぬ魂で困難を切り開いて行く者かと聞かれれば、首を傾げざるを得ないだろう 劣勢を逆転する要素を持つのはヒロイック・サーガ等に出てくる主人公達の特権だ この騎兵はむしろ、その手の輩に倒される存在として伝承に名を残しているのだから 故に―――今現在、彼女は騎士の剣によって危機的状況にあるが 己が身を苛む剣を押し返し、覆す力を果たして得られるのか? ――――苦しい かつて幾度と無くその身を討たれた忌わしい記憶が 彼女にこの状態から生還できる確率は五分もないであろう事を告げている 絶体絶命の窮地 紛う事なき死の危険に歯噛みしながら 今はただ抗うサーヴァント・ライダー かの者を救い給う支えと成り 力を与へる存在が無い限り―― 彼女の命運はきっとここで、尽きる事になるだろう ――――――
(………テスタロッサ、) 相手にトドメを刺そうと詰めるシグナムが遥か後方で戦っている戦友に思いを馳せる そう―――戦っている……未だ交戦中 背中に感じる気配である程度の戦況は読める 震える地面、空気を切り裂くソニックブームの余波がここまで響いてくる あの魔道士がプラズマザンバーを抜いた以上、狙うは一撃必殺の勝利であったはず だのに戦闘が未だ続いているという事は――あの巨大な雷撃剣を相手が凌いだ事に他ならない 何という男か……紫電一閃に引き続き、テスタロッサのフルドライブですら奴は受けきったというのか? バルディッシュザンバーは接近戦特化のスタイルだ 敵との距離を一気に詰めて切り伏せるいわば短期決戦用のスタイル その凄まじさはこの身を以って知るところであるが―― ――― 同時にあの武装の特質、欠点というべきものも ――― この騎士は十二分に識っている あの剣を抜いた以上、攻め手は自ずと近接に寄ってくる 初撃で敵を斬って落とせなかった場合、あの魔道士ならばいくつかの選択肢があるだろう 一対一ならば一旦距離を取るのが奴の最善 だが互いに奇襲をかけ、相手を斬って落とさねばならないこの状況 どちらか一方が敵を討ち漏らすわけにはいかない ならばどうするか……知れた事 あいつは敵を釘付けにし、そこで仕留めるべく 相手に近接を仕掛ける方を取るに違いない 他ならぬ、この自分の背後を突かせないために――― (まずいな…) そしてそれは考えうる最悪の展開だ 力任せに決めに行くというのは本来、格下の相手や弱りきった相手に対して最大の効果を発揮する だがもし相手に未だ余力があり、力量が上の相手にそれをやった場合――見るも無残な結果に終わるは明白 奇襲が失敗した以上、あの敵と……ランサーと正面から斬り合うのは危険すぎる 奴は、あいつは、技量においてこの自分の剣を嘲笑うほどの力量の持ち主なのだ (何にせよ、ここでもたつくわけにはいかん……) ならば一刻も早く自身の敵を掃討し、友のフォローに回らねばならない 微塵の猶予も無いその状況 剣に更なる力を込め、敵を容赦なく押し潰さんとするシグナム その豪腕同士による力比べは続いていた 灼熱の熱波渦巻く樹林の奥で、既に地面は煮え滾る溶岩の如く溶け出し 片や膨大な魔力を出力に変換し、重機の如き圧殺力を醸し出す騎士 片やヒトとは肉体を形成する元素からして懸け離れた神域の存在 ギチギチと筋肉が悲鳴を上げながら互いを組み伏せようと行使する力のぶつかり合いは もはや屈強な男の戦士さえも青ざめるほど凄まじいものだ 互いに端正で美しい容姿を持つ二人が 表情を鬼相に歪ませて敵を捻じ伏せようと唸る さながらプレデター同士の凄惨な食らい合い
だがその均衡は―――続き、シグナムに傾いていく 徐々にライダーの双手刃を炎の一刀が押し切っていく 腕相撲と同じだ 一旦傾いた形勢を覆すには二倍の膂力を必要とされ そんな力を搾り出すにはもはやライダーの身体は損傷が激しすぎる 「―――、、」 将の剣は先ほどの金髪の魔道士と違い、一片の迷いもなく相手を断ち切ろうとしている 武装局員ならば皆、その時の覚悟は持っている事だろうが、やはり本当に「それ」をしてきた剣とは格が違う この紫紺のサーヴァントに本気で死を連想させるだけの気迫が今の騎士の剣にはあった 「お、のれ―――喰らえッ!」 何とか相手を剥がしたてエスケープしたいライダー 木に寄りかかり、両腕は塞がれたまま、片足で相手のどてっ腹に前蹴りを叩き込む 優雅さとはかけ離れた死に体で放った一撃は、それでも確かなる感触を足底に残す 手の三倍の力を持つ脚による打撃 事にライダーのそれは小型のショベルカーをも蹴り飛ばす桁違いの脚力だ 普通ならばただでは済まない――― 並の相手ならば内蔵をぶちまけながら吹き飛ばされてしまうだろう だが、、 「…………!」 騎士はまるで動じない! 体をくの字に曲げて嗚咽に咽ぶどころか 焔のように燃える瞳は微塵も怯まず、力にも些かの衰えも無い 更に険しく彼女を射る烈火の双眸 騎兵の心胆を焼くには十分過ぎるものだった (―――硬い…!) 先ほどの金髪はこれでダメージを与えられた だが今の感触はまるで違う 分厚い城壁を蹴ったような感覚は、逆にこちらの足をヘシ折るほどの反発を受け 逆に体勢を大きく崩してしまう そして――そんな隙を逃がすシグナムではない 「ぬあッッ!」 ライダーの双剣と上方で絡み、凌ぎを削っていた長剣を渾身の力で跳ね上げるシグナム 騎兵の上体が更に崩され、無様に起こされてガラ空きになる その空いた胴体に目掛け、剣士は全体重を自身の肩に乗せ その体にタックルをぶちかましたのだ 「―――ぐ、ふッ!!!!!」 そのチャージはミチミチ、と潰される肉の感触、骨が砕ける鈍い音を確かにシグナムの肩越しに伝える ライダーの両足が一瞬、宙に浮き、指先までビーンと伸びる そのショックで四肢がビクンと跳ね上がり、内腑を押し潰された彼女の口から吐き出された真っ赤な吐奢物が将の顔を汚す 「―――、、」 神経の隅々にまで伝わる電気を通したような痙攣がニ、三度続き そしてほどなく黒い薄布で覆われた彼女の腰がガクンと落ちる そしてずるずると木に寄りかかりながらに崩れ落ちるサーヴァントの上体
フィールド付きの騎士甲冑のチャージを受けたのだ 生身の肉が、それに耐えられるはずがない 普通ならばこれで絶命だ だが、、腰を落とし、力尽きかけている身体にさえ女騎士は微塵の休息も与えなかった へたりこもうとする騎兵の体の更に内側にその身を滑り込ませるシグナム そしてだらしなく上がったサーヴァントの顎を―――肩で思いっきりカチ上げる! ガチンッッッ、という、上歯と下歯が無理やり噛み合わさる音が響く! 弛緩したライダーの両足が今度は上方にと伸び上がり 倒れる事も許されぬ肢体が無理やり立ち起こされていた 顎部を硬いショルダーで打ち上げられ、視界が、意識が、彼女の体から叩き出される 「覚悟……!」 そしてほとんどグロッキー状態のライダーに対し、下から剛剣を跳ね上げる将 狙いは――首! 相手の上がった顎の下に刃を叩き込み 一刀の元にライダーの首級を挙げるつもりだ! 巻き上がる豪炎と共に繰り出されるシグナムの下段斬り上げがライダーの細い首に迫る 翻る将の肢体―――その目は海の暴徒・鮫が捕食対象を仕留める瞬間に見せるのと同様の冷酷な光を放ち 相手の女を物言わぬ躯にする最後の動作を機械的に実行に移す この姿だけは――主にも友にも見せたくはない… 森の奥の、深い闇の中で一つの命を終わらせようとする一匹の修羅 木々が醸し出す闇よ―― 愛する者の目から、この醜い姿をせいぜい隠しておいて欲しいと切に願い―― 剣士は、躊躇う事なく殺戮の刃を振り上げた ―――――― 戦場における騎士同士の組み打ちは単に腕力があれば良いというものではない 膂力で決して劣らぬサーヴァントではあるが こうした近接での制圧術はそれ相応の術技を極めた者特有の機微がある 相手の膂力を封じる体位、死角―― 人間の関節駆動域に沿って相手の身体の自由を奪いつつ、徐々に捻じ伏せていく これが近接の組み打ちというものだ 障壁と、それをぶち抜く出力の鬩ぎ合いが主流となった今のミッド世界では ほとんど見られなくなった戦闘光景 だが彼女――烈火の将シグナムは元・忌わしき魔道書―― ロストロギア・闇の書の守護騎士だった者 数多の世界に転生し、渡り歩き、様々な戦場を体験してきた歴戦の騎士 当然、血みどろの取っ組み合い――組み打ちにて相手を引き倒し、相手の首級を掻っ切る戦場も数多く体験してきた まさに捻じ伏せるような、将の苛烈な攻めもまたこの守護騎士を形成する戦力の一つ 礼と儀を重んずる美麗な騎士の剣とは一線を画すものだが それは紛う事なき騎士のもう一つの側面 泥と屍を掻き分けて首の取り合いをする、戦場にて鍛えられた剣に他ならない その殺意の刃が翻り、今まさにライダーの首を刈ろうと跳ね上げられ―――、
ガチィン、ッ! ――甲高い金属音が場に響く それは朦朧とした意識の中―― それでも命を拾おうとする生者の最後の悪足掻き 防御の型もくそもない 右手から伸びた鎖を全面に晒し、それに左手を添え物にして がむしゃらに首を守るだけの受身―― 添えた左手に刃が深々と食い込み、燃え盛る刃に鮮血を滴らせ それがジュウ、と焦げ臭い焼けた鉄の匂いを充満させる そして文字通り、ライダーの首の皮一枚を隔てたところで―― レヴァンテインの決死の一撃は、止まっていたのだ (……) 更に険しくなる将の相貌 だが往生際が悪い、などとは思わない 無言のままに感嘆の意を表する女剣士 完全に決まったと思った一撃すら、こうして凌ぐ 一筋縄ではいかないのは分かっていたが、ここまで攻め込んでまだその命に届かない この敵もまた、あの槍兵と同様に強力な敵だ まともに戦っていれば想像を絶する苦戦を強いられていたのだろう 目の前の紫色の髪の女――その表情にはもはやほとんど力を感じない 度重なる斬撃と打撃で削られた肉体は所々露出し、傷だらけ 口の端からつ、―と、赤い筋が垂れ、言葉はおろかヒュ、ヒュー、と絶え絶えの吐息が漏れるのが精一杯の有様だ 「――私の首を……」 相手が、その口から微かに言葉を搾り出す 「私の、首を―――刎ね、る…?」 弱りきった女の、木にもたれたままの最後の抵抗 その声には紛う事ない恐怖の感情を映し出す 遠い昔の記憶―― 己が首を刈り、晒し者のように持ち歩くあの若き英雄の姿を幻視する彼女 ギリシャ神話に小賢しく名を残す、生涯を祝福に彩られたあの英雄 その懲悪譚の一説において若造の添え物とされた彼女は しまいには 「ゴルゴンの盾」 などという、最大級の屈辱を浴びせられながら―― 誰にも振り返られぬ悲しき生涯を終える事になる 「させて、なるものか――!」 何せ最終的にはモノ扱いだ あの若造の持つ宝具の一部としてのみ後世に名を残された、とある悪神の憤り―― 今起こっている恐怖はその時のトラウマ、、そして恐怖はほどなく怒りと変わり ここにきて女怪は初めて、その感情を吐き出すように声をあげる
「………無駄だ!」 「う、! ……ぬ、」 しかし気炎を上げて起こしたその身体は目の前の騎士にあっさりと組み伏せられ ぐいぐいと、もはや均衡の崩れた鍔迫り合いにて一気に押しつぶされる 何とかそれに拮抗させようとするライダーだったが、腕の力だけではどだい無理な話だ かち上げられ、伸び上がった騎兵の体勢では足の踏ん張りすら利かず、もはや潰されるのは時間の問題 強靭な腕力も、しなやかな両足も見る影も無い 自分の体ではないようだという比喩はこういうものかと実感せずにはいられない 間近に位置する互いの相貌 剣士の耳元に、女の苦しげな吐息がかかる 徐々に弱っていく生命――相手の身体から、残った力が少しずつ漏れていくのを感じる 命を絶つとはこういう事… その生々しい背徳感を背負って生きる覚悟があるからこそ騎士は剣を取って、戦場に駆ける 故に将は最後まで、微塵も力を緩めない もうすぐだ……もうあと数センチ押し込めば終わる これを振りぬけば、刃は相手の喉に深々と食い込み 頚椎を断ち切り、全てを終わらせる事だろう サーヴァントの顎下の間近に迫った高熱の刃が、じりじりと彼女の頬を、美しい顔を焼く それはかつて美の女神と謳われたサーヴァントにとって屈辱を超えた仕打ちに違いない 「ぁ、―――は、、ぁ…ッッッ」 文字通り神すら組み伏せるシグナムの攻めに能面のようだったサーヴァントの口から ようやっと―――搾り出すような苦悶の呻きが漏れた それは正しく断末魔と呼ばれるもの 最後まで騎士の剣に抗い続けた強靭な命が終わりを迎える悲痛な叫び 力は緩めない 微塵の容赦もしない 最後のその瞬間まで将はその剣先を淀ませる事は無い 「…………」 「…………ッッッ、」 「………念のためにもう一度聞く 投降する気は無いのだな?」 「…………っし、―――」 笑止な―――、と吐き捨てようとするライダーだったが 喉に詰まった血泡が彼女に声をあげる事を許さない 「……あると、言った、ら――― ここで、剣を引くと………言うのですか――? 貴方は、…」 それでもごぼ、と、無様に吐血しながら振り絞るように言葉を紡ぐライダーに対し 騎士は静かに―― 「貴様次第だ」 それだけを――告げた
この剣のどこに助命の余地があるというのか――? 今更、泣き叫んで助けてくれと嘆願したところでこの刃が止まるとは到底思えない というか自分でなければとっくの昔に死んでいる 殺意の剣を間断なく振り回しながらの降伏勧告――笑い話にもならない まあもっとも―― 「それは―――、」 出来ません……、と消え入るような声で ライダーは騎士の申し出を切って捨てる ―――三下の悪役ではないのだ 四海にその名を轟かせた邪神 北欧の神話に最も強大な恐怖を振り撒いた者として名を残す そして今は曲がりなりにもサーヴァントとして現出したその身、 命乞いなど誰がしてやるものか――― その意地と誇りは騎士王や光の御子と比べても遜色ない 「英霊」 としてのものに他ならない 「そうか」 そしてその答えはシグナムにとっても予測済み 淡白な声でそれを受け取った将 残念だと思う余裕は彼女にはない こいつらは途方も無く強い 完全に死に体であり、自身の全出力を小さな武器で受け止めているこの相手 100s200kgでは効かない負荷を今も相手に与えているにも関わらず 瀕死の状態で、このしぶとさ――この力強さはどうだ? 手心を加えられる状況でも無いし、彼女を仕留めた後はあのランサーを抑え付けなくてはならない 故に、、 (悪く思うな……) 騎士は今、、出力の解放弁を―――全て開けた 攻撃に――相手を斬り伏せ、燃やし尽くす豪火のデバイス 魔剣・レヴァンティンにカートリッジを叩き込み、最後の一振りをここに下す その前に辛うじて立てていた防御など何の役にも立たない 最後の砦であった右手の鎖と左手を何なく吹き飛ばし――騎兵のサーヴァントの首を飛ばす その手応え その過程を 女剣士の両の瞳は余す事なく捕らえ、 そして断罪の刃は―――降り抜かれる 、、、、、、、、、、、、、、、、――――
sien
支援返し
支援
事が終わったはずの騎士の瞬き一つせぬ両目は――― その瞳の中に写るのは――― ホースのように吹き出した大量の血と共に跳ね上がった 彼女の凄惨な、生首――― 常人ならば目を背けてすら嗚咽に咽ぶ光景を、騎士はただ静かな面持ちで受け入れる 今まで切り結んでいた生命力を持った肉体が その瞬間に肉隗と化して、カクンとその場に崩れ落ち――地面に投げ出される 長く美しい髪を伴った「ソレ」が、無造作に地面に落ち―― ごろごろと転がって自分の足元に落ちる その見開かれた瞳が、怨と、恨の念を以って―― 物言わず、静かに、自分を見上げていた 、、、、、、、、、、、、、、、、―――― ………………… ………………… かつて飽きるほどに繰り返してきた工程だ―― その感触も、その光景も、むせぶような血の匂いも 自分には慣れ親しんだものに過ぎず―― 故に騎士は、その一秒先には訪れているであろう未来の情景を ここに幻視し――予め受け入れた もはやそれ以外の未来、それ以外の結末など無いのだし… 昔は持ち得なかった命を奪う罪悪感に対し、気構えくらいはしておきたかった ……………だけど、、 その幻視は、今思うと少し妙だった 違和感があったのだ いつも通りの光景で、いつものように凄惨で、 切り捨てた相手の、いつものように自分を怨嗟の篭った目で見上げる 「その瞳」 がそこにあって―― ああ、でもおかしいな……… 自分はこの 「相手の瞳」 を今、初めて目にしたような気がする たかが数合の打ち合いで勝負はあっさりと終わってしまったけれど―― 勝負をする時はいつだって相手の視線から目を逸らさない だから、前から相手の目なんてイヤになるほど見据えていた筈なのに――? 相手の女の右目――― その紫水晶の如き、妖艶な瞳の奥にある立体的なスクエア――― ああ…………そうか そういえば、この相手―――目隠しをしながら戦っていたのだった… ゆったりと、彼女の思考が今になってそんな事実に思い至る その両の目は眼前の女の、アイマスクのずれた、その中から覗く―― ――― キュベレイの魔眼の光を ――― 瞬きも忘れて見据えていたのだった
―――――― Lightning vs Lancer 2 ――― 第二ラウンド、と――槍兵のサーヴァントは言った だが初め、魔道士にそんなつもりは毛頭なく 彼女は他ならぬ最初の一撃で勝負を決めるつもりだったのだ だが、外した……仕留めそこなった ならば今ここで自分がすべき事は一つしかない 瞬の域で答えを出したフェイトテスタロッサハラオウンの行動は速かった 躊躇わずに敵の懐に飛び込み、先手必勝を期して攻め続ける 対して苦戦を余儀なくされるランサー 手傷を負った事を差し引いてなお セオリーを全く無視した相手の埒外の剣技にはっきりと戸惑い、防戦に追い込まれている あのシグナムを追い詰めた英霊を相手に優位を維持する快挙 雷迅はその降り注いだ一瞬にこそ最強の威力を秘めているのだ だが、、 落雷に被爆し、滅びる事を待つのみの者が 驚異的な粘りで雷雲が通り過ぎるまで凌ぐ事が出来た場合―― 陽光は雲を割って顔を出し、相手に生還の可能性を見出させてしまう 今、フェイトのラッシュに押し切られつつも渾身にて相手の斬撃を打ち返した槍兵 二人は改めて対峙し、互いの挙動に全神経を集中している その瞬時のやり取りにて――相手の微かな変調に気づきつつあるサーヴァント そうだ、、そもそも初撃からして妙だったのだ あの時、自分は完全に意表を付かれて意識の外からの攻撃を許してしまった 咄嗟に防御行動をとったが確実に一拍子は遅れた―― 故にあの場面、、相手が余程のヘボでもない限り、自分を討ち漏らす事などあり得ない しかしてその一撃はヘボどころか宝具クラスのそれだった 生還の可能性など測るも馬鹿馬鹿しいものであり、運がよかったで片付ける規模でもない なら―――何故自分は未だにここに立っている? 仕留められていた筈なのに、何故? (――――その答えが、アレか…) 合点がいった こうして改めて相手を見るとよく分かる 構え、重心、足の位置――― 初めの一撃から始まって彼女の打ち込みを受け続け……男は確信に至る ――― 肩を………壊しているのだ ――― この相手は既に深刻な損傷を受けている 恐らくはライダーとの戦いで負った傷だろう 明らかに反応の遅れた出来損ないの防御で 宝具級の一撃に対し、何とか残せた理由がこれだ 左肩を無意識に庇った大剣振り下ろし――それが僅かに真芯を外してしまっていたのだ
何と運の悪い…… 戦で負った傷とはいえ、それがなければこの勝負は既に終わっていただろうに―― (て、おい……ちょっと待て……) という事は何か? この目の前の女は今の今まで――ほとんど片手で自分を追い詰めているとそういう事か? あの凄まじい乱舞をほとんど片手でやってのけたという事なのか? 「あり得ねえ……どう考えてもおかしいぞ…」 既に次の攻防が始まろうとしていたにも関わらず 片腕の女にボッコボコにされている事実に思わず顔をしかめるランサー 俺ってこんなに弱かったか、、?などと首を傾げる男を前にして、 (怯むな……! ダメージはあるはず……なら今、行くんだ!!) 先の戦闘から引き続き、微塵の失速も見せずに今一度相手に飛び込むフェイト スタートダッシュからザンバーを叩き落すまで、ほとんどコマ落としの速度である こんなものをまともに捌ける者など星系を渡り歩いたとて何人いるか… 再び繰り返される雷神ラッシュ 烈火の将相手には不退で圧倒してきたランサーがじりじりと後退し 相手の剣をやっとの思いで受け続ける こちらに匹敵する速度で威力は向こうが格段に上 少しでも身体を浮かされればまた空中で良い様に弄ばれる これではたまらない、、ジリ貧もいいところだ 「くそがッ! このアマ……マジでどういう構造してやがる!?」 「押し切るんだバルディッシュ! 何としてもここでっ!」 <Yes sir...> もはや一方的と言っても良い展開 だが、この魔道士の心胆にそんな優位性など微塵も無い とにかくこの槍兵を早急に無力化したい彼女 肩の負傷を別にしても不安要素は――――多分にある… あのシグナムをも圧倒する相手 「それ」に気づかれる前に何としても押し切らなければならない 奇襲とはその一撃で相手の喉笛を噛み千切ぎるからこそ奇襲として完遂する もしそれを十全の力で受け止められてしまえば速攻をかけたこちらが逆に手痛いカウンターを貰うことになる 故に決戦兵器バルディッシュザンバーの一見、圧倒的に見えるその攻防は 実はフェイトの背水の気迫を映し出したものに他ならなかったのだ ――――――
巨大な刃が縦横無尽に跳ね上がり、黒衣が目にも止まらぬ速度で翻る 視界に辛うじて残す金の髪が残影となって場を描く 猛攻は続く 実際の時間にすれば未だ一刻 されどその濃密に圧縮された攻防は千の挙動をゆうに超え 雷迅の鉄槌が次々に繰り出され、今もなお防御を固める槍兵に叩きつけられていた 一撃一撃ごとに火花が飛び散り、バチバチと放電した音が場に劈く 受身に回る槍兵の硬い門ごとこじ開けようとする、それは天空を支配する雷神の猛りそのものだ 「はぁぁあああッッッ!!!」 「――――、シィ!」 二人の裂昂の気合が苛烈な戦闘を彩ろうとするが 残念ながらその声は両者の動きにまるで付いていっていない 広々とした開けた林道が、この槍兵と魔道士にとってはキツキツの箱庭だ アスファルトの道路では飽き足らず、ガードレールを、断壁を足場に縦横無尽に駆け抜ける青と金色の閃光 ことに対峙は一瞬 距離が離れたと思った矢先、またも瞬時に踏み込んでくる魔道士 その金の魔力光はまるで流星の尾のようだ 常人には目で追う事も不可能な速度でランサーの懐を侵し、一気呵成に打ち込む姿は鬼気迫るものがあった 「たぁぁッ!! はッッ!! はあああっっっ!!!」 「―――、………、」 その蒼い肢体が一撃一撃ごとにズレる この男の戦績をして相手とまともに打ち合えない事態などほとんど記憶に無い 槍兵を叩き伏せるべく更に更に加速していく雷迅フェイト (後方に向かったシグナムはどうなったんだろう……) あのシグナムがあそこから取りこぼす事は考えにくい なのはと並んで詰めの苛烈さに定評のある騎士だ きっと心配は無い、、向こうはもう既に決着がついているかも知れない だがもし万が一………取り逃がしていたとしたら―― 後方にそびえ立つ森林――― 先ほどまで自分が味わっていた蟻地獄のような戦いを思い出し、、フェイトは顔を曇らせる あの森は巨大なクモの巣 あの恐ろしい女性はそこを縦横無尽に這い回る毒蜘蛛だ もし逃がせば―――烈火の将とて危ない…… 故に、、 (この人はここで……倒す!) 亀のように丸まって防戦に回るランサーを一気に突き崩すべく 雷の女神の猛攻が更に冴え渡るのだった
ヴぁおん、ぎゃり、 バチバチ―――ゴゥ、 形容し難い打撃音と風切り音に、炸裂音、轟音、放電音が重なり もはや打楽器による何重奏かも分からないオーケストラが場に響く 鼓膜がおかしくなるような轟音を辺りに撒き散らしてクロスレンジで打ち合うフェイトとランサー いや―――打ち合うという表現は正確ではない 未だランサーはほとんど自分から手を出せず、フェイトに攻めさせるがままになっている 「――――、」 沈黙を守り続ける疾風の戦士 その胸中はいかばかりのものか 一見、速度と威力を兼ね備えたフェイトのザンバーフォームに手が出ないようにも見えるが…? (狙いは……武器だ、、武器を壊すか飛ばせれば私の勝ちだ!) 攻勢に出たら主導権を相手に戻さないのは基本中の基本 絶え間無く攻める魔道士に迷いや躊躇は一切ない そして堅固なる相手に今の今まで粘られてはいるが、相手に武器を失わせればノーリスクで近距離のバインドを使用できる それで取り押さえてしまえばこの戦闘は終了―――制圧完了だ これで問題は無い筈 勝利への図式を明確に頭に描いた執務官 打ち込まれるザンバーの巨大な刃渡りを凌ぎ、往なす男 自分と同じスピードで動き回れる相手と久しぶりに出会ったフェイトであるが ならば速度が同じなら単純な話―――デカくて、長くて、重い武器を持つ方が有利な事は自明の理 振り下ろされる金色の大剣に比べ、目の前に相対する槍は見た目いかにも頼り無く 軽量で、巨大武装に相対するには細過ぎる この圧倒的重量、質量、破壊力の差を生かさぬ手は無い 二十、三十発と打ち込めば、いずれ必ず相手の武器は朽ちるか 相手の両手が衝撃に耐えられずに武器を手放すのが必定 それが道理――それがセオリー この世にひしゃげ、壊れぬ武器などないのだ 対して瞬時に数十合を超える攻防の中―― 槍の合間から覗く男の両眼が、そんなフェイトをじっと見据えていた 幾多の剣と槍の鬩ぎ合いに隠れたその向こう 男の切れ長の瞳が射抜くようにこちらを凝視しており、、 攻めるフェイトの心胆を寒からしめる 「はぁっ!!」 「うおっと…!」 水平雷斬! そんな相手の視線ごと薙ぎ払うような一撃 男は再び潜ってかわす
間髪いれずに下段を払うザンバー 今度は跳躍してやり過ごす ならば次は斬り上げだ! 刃を返し、下から襲い来る巨大な稲妻の塊を男は身を捻ってかわす (もう少し……もう少しっ!) まるでサルを棒で追い掛け回す人の図だ 凄まじい身のこなしで、自分の攻撃を紙一重でやり過ごす相手を それでも卓越した反射速度で徐々に、徐々に追いつき、追い詰めていく魔道士 剣戟はなおも続く 驚くべきはフェイトの巨剣の扱い方だ この槍兵の見てきた超重武器の闘法のセオリーを虚仮にし倒す彼女の剣戟 右方に凪いだ巨剣が間髪入れずに左方へ戻ってくる あり得ない、、あの返しは無い、、 身体ごと振る大剣でこの挙動はあり得ない、、 まるでサーベルを振り回しているかのような軽やかな打ち込み だのに、その重さは巨剣のそれそのものだった ―――ランサーには知る由もない 面食らうのも当然なのだ 彼女―――フェイトテスタロッサハラオンはそもそも剣士などではなく、、 ――― 魔道士 ――― これに気づかず、己がセオリーで推し量ろうとする限り―― いかにランサーといえど敗北は免れない 防戦一方だった男の表情が、ここではっきりと変わる その緋色の目は今何を映し出すのか いつだって獰猛に煌き、殺気を灯った目で敵を射抜くその双眸 男の魔獣の瞳はただ静かに金髪の魔道士の奮戦を映し出し 対して、フェイトも真っ向からそれに相対する ギリギリと空間を鬩ぎ合う両者の気勢と刃は留まるところを知らず―― だが時を置かずして天秤がフェイトの方へと傾くのは時間の問題に思われた ランサー未だ攻めず そして攻めぬ者に勝ちは無い 神話に名を馳せた真紅の槍が今――雷光に飲み込まれようとする最中、、、 「お前さん―――左肩、イカれてるだろ」 「……!」 唐突に男が切ったカードにぎょっとする執務官だった 一瞬だが、息を飲み責め手を止めてしまうフェイト 内心の焦りの一端を突かれた事による、それは明らかな動揺
(やはり、、気づかれてたのか…) 不安要素の一 己がコンディションの推移 相手と斬り合う近接の間合いにて四肢の一端に傷を負っているという事実 出来れば相手に知られたくなかった、、 知られれば当然、敵はそこを突いてくる 魔力補助による肉体運用で成り立たせているミッド式魔法による戦術 たとえ左肩の筋肉がほとんど利かない状態だったとしても誤魔化せる技術を彼女は持っているが、、 今なお脊椎を競り上がってくるような激痛に耐え忍びながらの攻防 このレベルの相手を前にして、それがコンマ一秒の遅れに繋がった場合 攻守は簡単に逆転してしまう 故に知られる前に決めておきたかった 敵に攻め手を与えぬままに完封すれば負傷など関係ない だからこそ、本来の自分の距離を捨てての全力チャージであったのだが、、 「………は、ぁッッ!!!」 思案に埋もれる事、一秒弱 敵の思わぬ指摘によって膠着しかけた戦場を再び強引に動かすフェイト 巨剣を構えて突っ込む彼女の攻め手は変わらない 未だ敵に攻略の糸口を許したわけではないのだ ならば今、戦法を変える謂れは無い 負傷箇所を言い当てられたとて、それが戦力を引っくり返す要因にはもはやならない 相手だって苦しいはず、、苦しいからあんな事を言ってこちらの動揺を誘ったのだ 落城まであと僅かなのは間違いない――ここで突撃を止める馬鹿な司令官はいない! そんな攻め続けるフェイト ――――彼女自身は、、まだ気づかない その熱気を帯びた肌は、ほどなく掴む事になる勝利の凱歌ゆえのものか――― 全身を駆け巡るアドレナリンが加速に次ぐ加速を以って彼女の体内を駆け巡り だから今のフェイトに恐れや焦燥、躊躇の心は無い だが、それは妙ではないか…? この執務官は冷静沈着にして、常に冷徹な思考と判断の元に戦局を動かすタイプの魔道士だ ならばいかに攻め手に偏ろうと、ここまで向こう見ずな攻めを敢行し 興奮に身を窶した戦い方をするだろうか――? それは、、その心配は――果たして杞憂ではなかった 彼女の奮起は、いつしか心に抱いた焦りを隠すもの 攻め手が止まってしまうのを、脳内麻薬によって人為的に戦意を高揚させ 己が身を奮起させての苛烈な攻めであり、 いつしかその全身に立っている鳥肌を決して自分から見ぬように 歯を食い縛って攻め抜く、悲壮な姿に他ならなかったのである―――
―――――― そう、、 もうすぐ崩せる―― あと少しで落城―― そうやって、自身を奮い立たせ 自分は一体、何回この相手に打ち込んだのだろう? ――― 一撃必殺のつもりで磨いたこの刃を、何回打ち込んだのだろう…? ――― 振り回し続けたプラズマザンバー 「短期決戦」時に使用するフルドライブの刃は計算にしてあと数分は持つが これが減退の陰りを見せ、雷雲が引き、陽光に照らし消され始めた時――自分の敗北は動かぬものとなる そして先ほどから全身に感じる寒気は収まるどころかどんどんと増していき 今や猛烈に感じる不吉な予感と共に膨れ上がっている これだけ――これだけ攻めていて、一方的に打ち据えている筈なのに 一向に崩れない、削れている気がまるでしない相手 巨大な天にも届く壁に向かって打ち込んでいるかのような絶望感は徐々に膨れ上がっていく あるいはフェイトは初めから気づいていたのかも知れない…… 他ならぬ、近接では自分より格上の騎士であるシグナムに稽古をつけて貰っていたが故の感覚 相手が自分よりも幾段も上手であるという感覚に――― 「おい」 「……!!」 この人は――この相手は―― 「殺し合いはビビった方の負けだぜ?」 自分の近接技量で果たして打ち倒せる相手なのだろうか?という事に――― 巨大な刃を全霊で叩きつけるフェイトの顔に浮かんだ焦りは、もはや隠しようも無い 数分間、フルブーストで打ち続けた剣戟 魔力回路はレッドゾーン寸前にまで吹け上がり、これ以上の行使に歯止めをかけてくる だというのに、そこまで踏み込んで攻めたというのに… その両の手に響く手応えが次第に、次第に、強くなっていくのはどういうわけか…? それは言うに及ばず、己が剣が相手に与えているはずの衝撃が徐々に打ち返されているという事であり 機先を制していた自分の斬撃が一撃一撃、丁寧に確実に、受け往なされ始めている証拠だった (な……何て、人だ……) 人知を超えた強固な受け―――こんなのは、、こんな事がありえるのか? なのは達、高出力のフィールドによって生成された防御ではない バリアもフィールドも使わずにあんな細い槍一本で、フルドライブの刃を弾き返すというのか? 「―――らぁっ!!」 ここでカッと目を見開いたランサー 沈黙していた魔獣が目を覚ましたかの如く 完全防御姿勢のままに初めて自分から間合いを詰める
未だ間合いはフェイトに分がある 男を寄せ付けぬ巨大武装の深い懐を維持したまま 自身に決して打ち込ませない魔道士の剣の幕 だが、それを前にして爆ぜる男の感情は凄まじく まるで結界寸前の防波堤を必死に塞き止める感覚に似ていた しかしながら、あるいはそれは男の感情ではなく――― (無理もねえ――そろそろ限界みたいだからな 俺じゃなくて、こいつが――もう我慢出来ねえってよ) ―――彼の持つ呪いの魔槍のものだったのかも知れない 何せケンカを売られていたのはランサーではなくこの槍の方なのだ あの女は、この真紅の槍を容易く叩き折るつもりでいたらしいのだから その認識不測―――許し難い無礼を改めさせてやらねばなるまい それは致命的な 今の時点ではどうしようもない認識不足であった このフェイトにも、先に紫電一閃を防がれたシグナムにも―――知る術などなかったのだから 二人が 「こんな細い槍で…」 と断じたそれ 容易く破壊できると思ってやまなかったそれ 武器を壊せば投降させられると踏んだフェイトを嘲笑い 巨大な剣を受け止め、往なし、ビクともしないこの槍こそ―― ノーブルファンタズム――尊き幻想 ――― 宝具と呼ばれる神造兵器 ――― この世の理から外れた神秘の具現―― アーティファクトと呼ばれるものに他ならなかったのだ 幻想は幻想によってのみ塗りつぶされる 神器たる宝具は物理的な衝撃では破壊できない 単純な膂力で傷一つつける事は不可能 何故ならそれは文字通りの 「具現化した幻想」 であり この世から剥離された 「現象」 そのものであるからだ もし「幻想」を叩き折りたいのならば自身の繰り出す一撃に かの物を、その伝説ごと葬り去るほどの 「概念」 を込めなくてはならない より強大な幻想で塗り潰さねばその幻想を消す事は叶わないのである そんな事も知らずに、単にデカイから速いからと―― こちらを圧倒できる気でいた木偶の坊に そろそろ借りを返す時じゃないのか? なあ、クランの猛犬―― 槍がしきりに男に語りかけ、その獣性に火をくべようとする 「……………」 沈黙を守り続ける槍の魔人 相手の攻め手に対して今まで防御に徹するという男らしからぬ手際 迂闊に手を出せば自分とて打ち負けるとでも判断したのか この最速のサーヴァントが今の今まで先手を譲り続けたのだ
止まっていては槍兵の名が泣く―― まさにその通りだ その屈辱にもそろそろ耐え難くなって来ただろう? 正直、こちらはストレスで死にそうだ… 加えてあちらはおケガを召していて しかも、――――なぁ? 「……………」 何を躊躇う、クーフーリン? ああ、そろそろ――そろそろ、「いい」だろう? 亀のように縮こまってるのはもう沢山だ お前は最速のサーヴァント アイルランドの光の御子 そして我は呪いの魔槍――ゲイ・ボルグ! さあ、固まってるのも飽き飽きした! 珍しい剣を見せて貰った事だし散々やってくれた礼もある… ―――― 本物を見せてやれ ―――― 守勢にてフェイトのザンバーの猛撃を受けるランサーに語りかける声 それは男にしか届かず、フェイトの耳に入る事はない (…………!!) だが、魔道士には今、この槍兵の肢体が確かに…… ぐん、と巨大に膨れ上がっていくのを感じずにはいられない それは彼の纏う爆発的な闘気が醸し出した幻影のようなものなのだろう 百戦錬磨の執務官だからこそ、その変化を見て取れる 戦友の烈火の将を初め、自身を大きく見せるほどの闘気の持ち主に会うのは初めてではない ただ、それが今まで―― 今までの彼女のキャリアにおいて出会った、どんな相手よりも―――大きく強大なものであるという事実が、、 今もなお攻め続けるフェイトの口の中を、生唾も飲み込めないほどカラカラに干上がらせる この時、自身の意識を襲う嫌な感覚を彼女は認識せざるを得なかった 執務官として培った 「戦局を読む力」 が見せた皮肉 戦況が、形勢が、、スイッチを入れたようにカチリと―― 音を立てて変わった様な不吉な感覚に苛まれていたのだった 「くっ………はぁっ!!」 ブォン、と、風を切る音が斬撃の「後」に響く まともに受ければ地面ごと引っこ抜きかねない巨剣 そんな大剣の横一文字のフルスイングが英霊を襲う だが、、受けに徹し、我慢を重ね 満を持して一歩を踏み出した槍の魔人 その気勢も、内に溜め込んだ闘気も先ほどまでとは比べ物にならず まるでその痩身から溢れて漏れ出んばかりである
siennnnnnnn
よっしゃ支援
いつ爆発するかも分からぬ時限爆弾を前にした時のような感覚を 必死に振り払うようにザンバーを振るうフェイト だが男はその豪快な一撃を苦もなく屈んで流し 通り過ぎていく剣の腹を――――今、槍で追い突いたのだ 「う、くっっ!?」 途端、今まで揺るぎようが無かったフェイトの体勢がグラリと上体から流れる 虚空を称えた瞳で、他愛の無い仕草で槍を振るったランサー その痩身に時を置かずして再び返し刃が降り注ぎ、―― 降り注ぎ、―― (……ぅ、、、) 唇を噛むフェイト 返し刃は―――来ない!? 斬り廻しのタイムラグがほとんど無い彼女の剣技を破る方法の一つがこれだ 返しが速いとはいえ、その一打一打がフルスイングである事に変わりは無い だからその身体全体で、全力で降り切った、もっとも力の流れる瞬間に 「新たな力」 を加えられたらどうなるか? そこには彼女の御し切れない膂力が発生し――コントロール出来ない力が生ずる それは相手の力を利用する「合気」とか「柔法」と呼ばれる技術であり 力で崩せぬ敵を、相手の力を利用して、そこに自分の力を加えて崩す達人業 「極めし者」であるこの男が、本来素手の技法である合気を武器でやった事に今更驚くでもないが むしろ信じられないのは挙動補助の魔法を駆使したフェイトの打ち込みに数分違わず合わせて来たという事だ 初速からマックススピードを計測し、予測も対応も困難な彼女の近接攻撃を 蝿でも叩くかのように……刃が通り過ぎた後を追うようにその槍で突いたのだ、、この男は! (見切られてるのか……こんなにも見事に…!) この短時間で己が戦技を早くも見切り始めた敵 やはりシグナムをあそこまで痛めつけたこの相手は恐ろしい手練だった (何とか……しないと…!) 感情を乗せぬ表情でこちらを見つめるその男 何を思い、考えているのかすらこちらに読ませてはくれない 戦局は徐々に押し戻されようとしている ここで――ここで押し返さねば……負ける! 苦楽を共にしたパートナーであるバルディッシュの柄を汗ばむ手でぎゅっと握り締め、、 フェイトは静かに、肺に酸素を送り込む 男の言葉を借りたくは無いが、ここは謂わば第二ラウンド中盤戦 気合で負けたら、気持ちで負けたら一気に持っていかれる 佇む二人が織り成す最速の戦いはいよいよ佳境を迎え―― じりじりとひりつく空気に戦意を称えて 雷光と魔犬は死界領域へと足を踏み入れるのであった
―――――― 間奏 2 ――― 「凄いわね…」 フェイトとランサー シグナムとライダー 四者が集う戦場――山道地帯を舞台としたこの戦いを今また、遥かな高みから観測する影がある 「でも一回戦に比べて地味、ですわねぇ… 初めに良い駒を投入し過ぎたんじゃありませんのぉ?」 「いえ……確かに火力では先の戦いに一歩劣りますが 繰り出す技の冴えは微塵も劣るものではありません 特にこの槍の戦士は素晴らしい」 彼女達は戦闘機人 この血みどろの宴を開催した狂気の天才――ジェイルスカリエッティの生み出した半人半機の娘たち そしてここは揺り篭の中枢部にて、此度の催しの主催席 彼女らが今、宿敵・機動6課と駒となるサーヴァントの戦力分析をすべく 数あるモニターにかぶり付きながらの作業をおこなっているのだ 「上手い事ばらけてくれたおかげで総当りの様相を呈していますね 万遍の無いデータが取れる……あとは、隊長陣の全開出力さえ出せれば、」 「はいはい……流石はセッテちゃん、マジメでちゅねー♪ どーせ戦闘タイプでない私には影を追う事すら出来ないバトルですわよん」 むくれる四女 戦闘特化の妹ならば何とか観測できるこの戦いも 自分の反応速度では何をやってるのかさえ分からない 「ふふ、腐っている暇は無いわよクアットロ 私たちだってやる事は山積みなのだから… ……………ところでトーレとチンクの姿が見えないのだけれど?」 「トーレ姉さまは調整室ですわ モニターだけ回してくれと頼まれてます チンクちゃんはブリッジ……またあの神父にイジメられてるんでしょうねぇ」 両手を挙げておどけて見せるクアットロ モニターで繰り広げられている戦い―― 最悪の事態は、英霊二人が6課の連中に叩き潰される展開だ それだけは避けねばならないが、生憎遊戯盤に記された駒以外はその舞台に立つ事は許されない 故に先ほどまでは予断を許さぬ状況だったのだが……どうやらピンチは脱したようである ひとまずは自分らが心配する必要はないだろう モニターをオートにしてくつろぐ四女を尻目に―― (…………トーレ姉さま) 七番目の機人ナンバーズ・セッテ もっとも喜怒哀楽に乏しいと言われた彼女が 調整室――姉の消えた方向を見て、その表情に陰を落とすのであった
―――――― 調整室―― 彼らの潜伏する揺り篭 (今はレプリカであり本来の機能はほとんど無い) にて ナンバーズの性能チェック、チューニング、オーバーホール等を施す部屋である そこに今、一陣の風が巻き起こり――次いで遅れるように来た衝撃波が周囲を切り裂く! キュギ、!という鼓膜を引き裂く音波は、あの英霊や6課最速のフェイトと同様 空気を断ち切り、音を置き去りにした事によって起こるソニックブームの残滓に他ならない そしてその先――この現象を起こした張本人 ナンバーズ3・トーレが部屋の突き当たりにて静かに佇んでいた IS・ライドインパルス―― 彼女の身に宿る無二の牙 視認外から、視認出来ぬ速度にて、視認を許さぬままに 対象に必殺の刃を浴びせるという単純にして強力な武装兵器である その後姿――両の足から異常加熱に対する冷却装置がフル稼働し 廃熱の煙が蒸気のように彼女の全身を包み込み、機械の身体を通常シフトへと戻す 奇襲に特化したこのISは一撃必殺を旨とし 理論上、回避も防御も不能の最強の技――― ―――である筈だった 「く、、そ……!」 ダン、と――彼女の壁を叩く音が部屋に響く 十二分なる絶技を繰り出したにも関わらず 彼女の表情はありありと苦悩に染まっており 周囲のモニターが映し出す機動6課とサーヴァントの戦いを今一度、彼女は沈んだ瞳で見据えている 「何が理論上最強だ……ふざけるな…」 鋼の身体に似つかわしくない、それは弱々しい呟きだった 「その理論が通用しなかったからこそ……我々は、、 私はあのような無様を演じる羽目になったのだろうが…」 吐き捨てるように紡いだ言葉は自責の念か かつてJS事件において6課のフェイトテスタロッサハラオウンに完全敗北を喫し この遊戯盤においても魔法使いに惨敗、 そして今、目下で行われている戦闘に対し 己が性能を当て嵌めてシミュレートして出た結果――― (―――― 全然ダメじゃないか……) 改めて実感せずにはいられない彼らとの「差」に彼女は今、心底の絶望に苛まれているのだ ライトニング1・フェイトとの交戦時、オーバードライブを出させた事で 敗れはしたがその力の差は紙一重だったと言い訳することも出来た だが、、今、見た…… 見てしまった…… フェイトテスタロッサの 「限界領域」 での戦闘を――
その判断力、決断力、柔軟な思考… 通常モードにして、あの時自分に見せたフルブーストの戦力に拮抗させるだけの「戦術」を 彼女はまだあれだけ隠し持っていたのだ つまりはそういう事……何の事はない…… 単に自分は彼女をそこまで追い詰められなかったというだけの事なのだ 出力不足だった、性能不足だったなどと、そんな単純なものではなかったのだ あの時、AMF下に落とし込んでの戦いで自分達が負ける要素など微塵も無かった こちらの勝ちはデータによって叩き出された完璧なものだった なのに、、、負けた 相手はセオリーの上を行き 自分らのデータから算出した計算の遥か上を行き そしてこの身を、難なく……打ち倒していった――― (出来ない……) 自分には……いや、戦闘機人に 「ソレ」 は出来ない あくまで決められた事のみを忠実に行い 数値上の結果しか叩き出す事の出来ない自分らには――その先を越す力が無い モニターで、傷つきながらも騎兵のテリトリーを見事突破し 今、呪いの魔槍を相手に獅子奮迅の剣技を見せる――あれがフェイトテスタロッサハラオウン プロジェクトF――あの博士自身が 「自分以上かもしれない」 と唯一認める存在 天才・プレシアテスタロッサが生涯をかけて作り出した最高傑作 AMFの無い、尋常な一騎打ちで……この自分は彼女相手に何分持つのか? 今ではノーマルモードの彼女を相手どってさえ、既についていける自信が無い ―― つまり自分は彼女にとって、ライバルにすらなり得ない存在だと言う事だ ―― ――戦闘機人の誇り ――博士の作り上げた最高傑作たるこの身の証明 今にして思えば滑稽な話だが 以前は博士に作られし自分達が最強だと信じて疑っていなかった 魔道士など緒戦はただの人間 決して我らに勝てるはずがないと―― 姉妹たちも自信に満ち溢れていた 管理局の戦力を前にしても負けないと本気で疑っていなかった (――地に堕ちたな……) そんな自信も誇りも、何もかも―― この絶望的なまでの戦力不足…… 圧倒的無力感に苛まれ、腐って堕ちて、見る影も無い (ドゥーエ……) 虚空に視線を泳がせて 遠く離れた戦地にて散った、既にこの世のどこにも居ない姉の名を呼ぶ 不甲斐無きこの身では、姉の無念を、共に抱いた悲願を成就する事は出来ないのか――? 彼女は、この世に生まれ出て初めて戦闘部隊の長たる責任と重圧に悩み……苦悩する 目の前に持ってきた拳が――血が滲むほどに握られていた
「トーレ姉さま」 その時、、 何時の間に部屋に入って来たのか 背中越しに7女・セッテの姿を認めるトーレ 不意にかけられた声に葛んだ視線を向ける 「セッテ、、私の調整中は部屋に入るなと言ったはずだ」 「ウーノ姉さまの決定を伝えに来ました ランサーとライダー……あの二人を迎えに行くのは我々になりそうです」 「………出て行け」 覇気の無い姉の様子にそれでも言葉を続けるセッテ 「チンク姉さまの件もあります……戦闘になるかもしれません その時に備え、最も充実した戦力で行くのが望ましいとの判断です」 「充実した戦力……?」 陰を含んだ三女の声に苛立ちの感情が芽生える (分かっているのかこいつは…? 今更、内輪で決めた最強に何の意味があるのか? このまま、のこのこ出たところで―――) 「奴らを相手にその充実した戦力とやらがどれほどの役に立つ…? また二人して無様を晒して逃げ帰るか? フ……私としてはお前と一緒にドッグ入りする腐れ縁もそろそろ飽きて来たのだが」 辛辣な言葉がセッテにぶつけられる フェイトに斬り伏せられてより 互いに寄り添っての修理を受ける事が続くこの二人 戦士である彼女達には決して良い思い出ではないだろう 「…………気を悪くされたのなら謝罪します、姉さま 全ては私のサポートが至らなかったがゆえ」 「…………いや、いい、、忘れろ」 「……」 「……」 背を向けたまま振り返ってくれないトーレの背中を見据える7女 姉のこんな姿を見るのは初めてだった こんな時に何を言えば良いのか――色々考えようとして、、 自分にはそんな機能は付いてない事 結局は当たり前の事しか言えない自分に気づく 「戦力的に厳しいのは私も承知しています ですからなおの事、キチンとしたデータ取りをして それを反映させねばなりません……今までそうして来たように」 「ああ、そうだな……それは前回、イヤというほどやったな」
そして――――負けた 惨めに、圧倒的に、地に這い蹲ったのだ ならば今回、この最悪のスタートを切った自分達が 前回と同じ事をしていて、それで事態が開けるのか…? このまま前の二の轍を踏むだけではないのか…? どうすれば―――どうすれば良いのだ――? 「トーレ姉さま…」 無表情の中に精一杯の気遣いを含んだ瞳がトーレに向けられる 「すまん……馬鹿な事を言っているのは自覚している、、許せ」 「いえ」 (呆れたものだ……この私が妹に愚痴を言って心配されるなどと) それは消沈した心に微かに残った姉の「尊厳」 崩れる自我をギリギリのところで残す彼女に残った唯一の支え―― 「戻るぞ」 「はい」 結局、ほんの数瞬見せた弱い心 それが嘘のように――トーレはいつも通りの表情を取り戻し、セッテを伴って部屋を出る その心は、使命と責任と、無力と焦燥の狭間で未だ揺れてはいるが 妹の前で、自分の背中に付き従ってくる者の前でこれ以上、弱みを見せる訳にはいかない (強く……ならねば) 内に悲壮な決意を抱く三女 秘めた想いは強さへの渇望と、失った誇りを取り戻す事 機「人」として、目覚めた感情は、彼女をどこへ連れていくのか その答えはまだ―――誰にも分からない ――――――
Flame vs Rider 3 ――― ――― まるで石にでもなったように ――― 「……………あ」 間の抜けた声と共に――将の動きが止まっていた ライダーのアイマスクによって常に隠されていた瞳 ずれた布から覗いた片目が騎士の視線と合った瞬間―― 全てが――凝固した 魂を抜かれたようにその場に硬直し 剣を相手の喉下に突き付けたまま立ち尽くすシグナム 「、、、、」 思考すらまともに働かぬ状態 一体何が起こったのかすら彼女は理解していないだろう そしてその時――シグナムの首に スルリと伸びた相手の爪が食い込んでいた 「なっ!? が、ぐっ!???」 正気(?)に戻った、、 いや、苦痛に無理やり呼び戻されたといった方が正しいか その握力のままに喉をワシつかみにされたショックが 全ての機能を停止した女剣士の身体に再び意思を灯す 「あ、、がっ…、、」 しかしてその口から漏れるのは己が意思によって紡がれた言葉とは程遠い、苦悶の呻き (何が……一体、何が、起こった……?) ――どうして相手の首はまだ繋がっている? ――どうして自分が組み伏せられている? ――何故、騎士甲冑が何の機能も果たさず相手の魔手の侵入を許したのだ? その疑問を口にする暇も無い ギリギリ、と食い込む爪は容易く彼女の喉を潰し 気道を絞り上げ、みるみるうちにシグナムの顔が蒼く染まっていく 「あ、あ"ああッがぁ……!」 「――――、」 視界がぼやけ、目の前の女の表情すら霞んでいく その歪んだ視界に映った紫の女怪がペッと、口から血の塊を吐きながら 目に当てていた布を静かに戻した事など――今のシグナムにはどうでも良い事だ 首を締め上げ、騎士の身体をそのまま宙に持ち上げるライダー その長い髪が心情を表すように、一本一本が生きた蛇のようにザワザワと蠢く
(何、だ……!? どうしてしまったのだ私は…ッ!??) 容赦も油断も無く確実に仕留めるべく相対した筈なのに… 不可解――あまりにも不可解ッ! 「か、、、ふ、!? …」 この騎兵の握力は人間の頚椎など容易くヘシ折ってしまうほどのものだ 故に時を置かずして、あと一握りでシグナムのそっ首はマッチ棒の如く、気道ごと捻じ曲げられてしまうだろう 互いの命を天秤にかけるデッドレースは一瞬で逆転した 今、敵に命を握られているのは言うまでもなく先ほどまで攻めていた女騎士だ シグナムが口の端から泡を吹き、零れ、ライダーの手を濡らす 騎兵の喉元に宛がった刃が力なく垂れ下がる そして、、 <Ein Meister!!!!> 「……ぁ、、ぐ……レ、ヴァ…ッ!」 この時、己が剣を手放すか否かが――命の分かれ目であったのだ 並の騎士ならば麻痺した全身から全ての意思が剥奪され 自身の武器をも手放してその命脈を尽きさせていただろう だが彼女にとってデバイスは己が身体の一部も同然―― 守護騎士プログラムの一部である烈火の将・シグナムの相棒、炎の魔剣レヴァンティン―― 彼が、たとえ彼女の意思が虚空へと旅立ったとしても、易々とその手から離れる筈が無い! <Eine Explosion!!!> 「が、ああああああああああああああっ!!!!」 業炎を伴ったその全身は彼女が炎の魔剣士と呼ばれる所以だ 傍から見れば人体発火としか思えないような魔力行使は騎士甲冑―― パンツァーガイストの自己パージによるアーマーブレイク その内外に巻き起こる爆発によって――喉に食い込んだ毒爪ごと、騎兵を無理やりに引き剥がしたのだった 突如、相手から吹き上がった炎に神話の怪物が飲み込まれる 反動で火だるまになりながら後方へ飛ばされるライダー その食い込んだ指がバリバリとシグナムの首の皮膚を毟り裂く 動脈を裂かれなかったのは僥倖の一言だ 互いに弾け飛び、もんどりうって倒れる両者 「かはっ!!、、けほ……」 その場で膝をつき、蒼白を通り越して白くなった顔のまま咳き込む騎士 全身が凝固し、壊死したようなこの不可解な感覚―― ほとんどがむしゃらに魔力を全身に、血液を流し込むように送った今 それは徐々に消えつつあるが… (……や、奴は…!?) だが今はそんな事に気を取られているわけにはいかない 完全に仕留めなければならないこの場面で敵に反撃を許すとは何という不覚! 更なる追撃が来るか、それとも――?
チアノーゼに苛まれる視界で周囲を見渡し、必死に相手を探すシグナム 今まさに捻じ切られる寸前まで締められた彼女の首には指の跡がくっきりと刻まれ 青ざめた顔、気道を圧迫され朦朧とする意識は未だ完全覚醒には至らないが、 そんな剣士が苦しげな表情のままに睨み付けた前方、、 討ち伏せられる寸前だったライダーが今、ヨロヨロと立ち上がるところだった (そこか……倒す…!) 幸運にも相手もまた死に体 泥酔者のようにふらつくその肢体を木に持たれかからせ ようやっとの思いで身体を支えているに過ぎなかった ならばまだ逃がしたわけではない! 淀む足元に魔力をぶち込み、一歩を踏み出そうとする騎士 だが、、まだ謎の壊死が体内に残っていたのか それは普段の彼女からは想像もつかぬほどに鈍重で―― 例えるならば野良猫を捕まえようと踏み出した子供の如く その背中にトドメの一打を加えようと踏み出した騎士の身体は 意思に反して思うように進まない 「ぬ、うっっ、!?」 ヒトが夢の中で必死に駆け出すも、思うように前に進まないあの感覚に似ている その剣が再び騎兵を捕らえる事は―――もはや無く 彼女の甲冑の擦れる音に反応したが早いか ライダーは一度だけこちらに振り向き、、 怨嗟の表情を、その眉間の皺に映し出し―― 「ま、待てっ!!」 シグナムの叫びを嘲笑うかの如く 弾けるようにその場を飛び荒び、一瞬で木の上に移動 再び彼女に剣を振り上げる暇すら与えずに――その場から身を翻していたのだった ―――――― 地面より遥か上空 大木の枝をムササビのように渡って駆ける一筋の影 なびく長髪が風に舞い、そのシルエットだけを暗闇に残す だが、、 「―――、」 その姿には強く逞しい野生動物のような躍動感は感じられず ほどなくしてそれは失速――幾度かの跳躍の後に枝の上に立ち止まり 力なく大木にしなだれかかる……
(まったく――、) そんな場合では無いはずなのに口元に皮肉な笑みが浮かんでしまい―― 「うぅ……は、――」 肉体が送信する激痛に喘ぐサーヴァント・ライダー 首からも、腕からも、大量の出血が見てとれ 全身に刻まれた裂傷、打ち身、火傷は数知れず それはまさに九死に一生を経て生還した姿に他ならない つくづく剣使い<セイバー>には辛酸を舐めさせられる―― そんな一人愚痴る余裕など今の彼女には無い 醜く足掻き、逃げ惑う自身の姿に屈辱を感じないでもないが、、 それよりもまず彼女は今の状況に新鮮ささえ感じていた あの時―――自分を突き動かしていたのは生への執着 死ねない、死にたくないという想い 生前においてもっとも稀薄で、己のうちに無い感情であった しかし「理由」というものは、なるほど… 瀕死の体に最後の力を、ほんの少しの後押しを与えてくれるものだと実感する 「――――感謝しますよ……桜」 そう、それは 「彼女を残して自分が倒れるわけにはいかない」 という想い 人外の化生たる自分をギリギリ英霊側に引いてくれる存在 自分の真のマスターである、あの薄幸の少女の姿を想い描き――感謝の意を述べる騎兵であった (しかし妙ですね―――、) そう……今、彼女の内には現状では説明のつかない疑問を何点か残していた まず先ほど咄嗟に行った 「魔眼」 の使用 ブレイカー・ゴルゴーン <自己封印の完全解放> には到底至らぬ 不完全な石化の呪法によって、相手を完全に行動不能にしてのけた事だ あのタイミング、あれでは到底止められないと覚悟を決めた上での苦し紛れの行動だったのだが…… にも関わらず予定以上の性能を発揮し、相手を完全に凝固させていた まさに奇跡としか言いようがない (――――何をバカな…) 愚考にもほどがある――「自分のようなモノ」に奇跡は起こらない 堕ちた化生であるその身に神が微笑んでくれるはずもない ならば――何か特別な要素が働いたのだろうか? 未熟なマスターの元ではどうせ、この身の力の大半は使用できまいと諦めていたのだが… 戦いの中で色々と試してみるのもいいかも知れないと、、 そう思い至った直後―― 「―――来ましたか」 轟、!と――南方の木々を蹴散らして追ってくるあの騎士の姿を認めるライダー 自分を窮地に陥れたあの炎の剣の使い手が地を蹴り、こちらへ向かってきたのだ
支援でやんすー
さる
目隠しで隠された瞳の上――彼女の眉間に再び深い皺が刻まれる ぎりっと口内で犬歯が軋み合う音が響く たかが一介の剣士にみっともない悲鳴を上げさせられ、もう少しでこの首を晒すところだった その怒り、屈辱はいかばかりのものか―― しかし、今は流石に戦闘は無理だ サーヴァントの回復力を以ってしても補えないほどの損傷は 辛うじて動ける程度の余裕しか彼女に与えてはくれない 距離を取って凌ぐしかない… 未だ窮地を脱す事の出来ないライダー 紅蓮の追跡者に屈辱的な敗走を強いられるままにその背を向けて 再び前方の木に跳躍――その肢体を闇に溶け込ませるのだった ―――――― 「逃がさんぞ……レヴァンティン! 奴の足跡を見逃すな!」 <Ja!> 視界の悪い森の中、針葉樹の狭間を抜けていく烈火の将シグナム 全速で駆ける重装の甲冑が 鬱陶しい木々を薙ぎ倒していくのもお構い無しに凄まじい追走を見せる ―――奴は手負いの獣 深手を負い、動きに支障が出ている今こそ仕留める好機 何としてもここで倒さねばならない 仮に完全に姿をくらまされては後々、どのような災いの種になるとも知れないのだ 高速で移動しながらの追跡は不得手な彼女 魔道士のような上空からの広域エリアサーチでも使えれば楽なのだが 生憎、古代ベルカの古い騎士である彼女にそんなハイテクは期待できない 両の眼に第三の目であるデバイスを以って相手の足跡、大量の出血により残していった血痕 そして微かに聞こえる移動音や風の流れを頼りに相手を追い詰めるしかないのだ 森は再び追うものと追われるものが織り成す、殺すか殺されるかの狩場と化した そして今は追われる者に身を窶す事となったライダー 剣士の圧力を背に感じながら軽く舌打ちを漏らす (しかしまあ、何という不恰好な追跡でしょうね…) ふざけたものである 森の中、得物を追い詰めるハンターが あのように自身の存在を全く隠そうともしないとは… どうやら、このテの戦いは、あの騎士はド素人もいい所のようだ 近接の組討では遅れを取ったが、距離を離してしまえばどうという事のない相手か 鈍足――― 今の自分の速度は、ダメージにより相当落ちているにも関わらず あれならば追いつかれる心配はない 同じ騎士でもアレにはセイバーのような追い足はない
何にせよ、自分に対しここまでの無礼を働いたのだ 死を迎えるより他にあの剣士に未来は無い 己が身に刻まれた数々の蹂躙の跡――息も絶え絶えであったが、痛みと共にその憎悪は増していくばかり 今すぐ取って返して、あの全身を絞り潰してやりたい、、 だがまだだ……まだ己が体内に反撃の体勢が整っていない (せいぜい追いかけて来なさい――ウスノロ) すぐに十重二十重の縛鎖にて絡め取り――その首に楔をぶち込んでやろう 速度の緩急を付けながら木々に自身の血を、、手掛かりを適度に残しながら その背が、なびく長髪が、炎纏いし女騎士を誘って嘲笑う (誘っているな……) 打って変わって再び、場面は追うシグナム 彼女とて馬鹿ではない 逃走を重ねる相手が、ただ恐れおののき逃げ惑っているか それとも反逆の牙と爪を噛み鳴らしながらの奔走なのかくらい重々に承知している 同じ所を緩急をつけて周回している自覚もある この深い森の中、方向感覚が狂い勝ちになりそうになるが 恐らく今自分がいる位置は、スタート地点から大して変わっていないだろう このままプレッシャーをかけ続ければいつか必ず、 アレはこの喉笛を噛み千切りに飛び掛ってくる 緊張に汗ばむ手の平が、相棒のデバイスの柄を強く、強く握り締める 恐らく勝負は一瞬 相手が攻勢に転じた一瞬で、どちらが地に伏すかが決まるであろう この森に入ってより肌にまとわりつく粘ついた気配は―― 紛う事無く、これが奴の得意とする戦場だと雄弁に語っている 奇しくも戦友フェイトテスタロッサハラオウンの杞憂していた通りの展開に傾きつつある戦況 長引けば長引くほどに――アドバンテージは失われていく 深く、深く、森へと身を躍らせる将 その度に周囲の闇が、樹林が、ゲ、ゲゲッと醜悪な笑いを浮かべているような錯覚へと陥っていく そこはさながら魔境の入り口 入れば二度と出られない、化け物の巣窟に違いない ああ、そうか……と――この時、ようやくシグナムは自分の勘違いに気づいた どれほどに人外だろうと、どれほど埒外の能力を持っていようとヒト型である以上 ソレを人間の延長上で計っていたという事実 せいぜいが「人間離れ」程度の認識しか持っていなかった自分たち だがこの気配――単体でこれほどの恐怖を、威圧を場に振り撒く個体 こいつらは本当に「ヒト」じゃないのだと、、ようやく正しい認識に至るのだった
「やってみろ……化け物が」 その敵が、怪物が自分を食い殺そうと狙っている 上等だ……その闇から牙をもたげて顔を出した瞬間 今度こそ――その素っ首を叩き落としてくれる 「―――ええ」 闇の向こうで――妖艶な、弛緩するような甘い殺気を放ちながら 背中で獲物を誘い、己が陣地へ引きずり込んでいく大蛇の女怪 「私は――バケモノです」 槍の男の壮絶な笑みとはまた種類の違う絡みつくような威圧感を放ち 騎士の戦意に呼応するかのように一人―― 口元の大きく裂けた歪な笑みを浮かべるのであった ―――――― 上空に翻る紫髪の美獣の追跡を始めて早一刻―― 一向に詰まらぬ差に歯噛みしつつ 決して上からの集中力を切らさないシグナム (テスタロッサがあそこまでやられるのも道理…… 機動力では到底敵わんか…) あれほどの手傷を負わせてなお木々の間を駆ける相手の身のこなし その移動力に舌を巻かずにはいられない 「私が怖いか!? 打ち合え卑怯者ッ!」 視界に入っては消える影に向かって張り上げた声すら相手の耳に追いついているのか疑わしい 飛行能力も無しに、あの速度を維持しているのだとしたら――これはいよいよ自分では手に追えない 本来ならば、あのような逃げ腰の相手を追走する必要はない 静かに構え、向かって来た相手を切り伏せれば事足りる だが、今は追わなくてはならない 与えたダメージを回復されるのもやっかいだし 他の仲間がいて、それと合流される可能性もある しかしながら―――まともにやっていたのでは追いつけない (……捕らえられんな、これは……どうする?) 焦燥を露にするシグナム 今、みるみると距離を離されつつあるこの現状 もはや自分の足ではあの獣を追い詰めることは出来ないと早々に結論を下す ならばどうするか? このままジリ貧の追いかけっこを続けるか? 森の外に残してきたフェイトの状況も気になる これでは先ほどの分断された時と何ら変わりがない
シエル
そう思い立った時―― 「!? ぬっ!!」 木々の合間から自分に向かって飛来する銀色の何かを認め、反射的に剣を振るう騎士 ぎぃんッ!と甲高い音を立てて衝突する鋼と鋼 ソレは払う剣の柄辺りを捉えて弾かれ、彼女の頬を掠めて後方へと消える 「そこか…!」 逃げる相手が今、初めて逆襲の牙を剥いてこちらへと向けてきたのだ ついに勝負を決する時かと気色ばむシグナム 武器の飛んできた方向へとその視線を見据え、突き進む だが、、 <Der Rücken!!!> 「なにッ!??」 相棒のデバイスが発した警告反応――「あらぬ方向」からのそれに驚愕する剣士 ソレは今度は全くの逆方向から来た 敵の第二弾はシグナムが 「敵はそちら」 と認め進んだ方角の逆からのもの 「つ、ぅッッ!?」 反応が遅れ、背中に被弾する騎士 鋭い杭のような短剣が脊椎付近に衝撃を与え 前につんのめって木にぶつかるシグナム 「く……」 「のろい―――どうやらただの猪だったようですね……貴方は」 上空――深い緑に囲まれた虚空の向こうから女の声が響く そして三撃、四撃と、凄まじい速度で次々と打ち込まれる杭剣が 追い足の止まったシグナムに向かって襲い掛かる その方角、実に360度―――! あらゆる方向から打ち出される攻撃に不意を付かれた将は 体勢の整わぬままに続けて何発か被弾してしまう 「む、うっ……!」 「この程度も避けられませんか―― 先ほどの相手……フェイトならば何なくかわせた攻撃だというのに」 「……何をいい気になっている そのような攻撃、大して効かぬぞ! いい加減、降りてきたらどうだ! 腰抜けがッ!」 「安い挑発です ランサーの単細胞でもあるまいし――」
フェイトに対しても行った森の大樹を利用したトリックショット 木々の枝や幹を利用し、あるいは狭間に回りこませるように短剣を投擲し 鎖の押し引きによって角度を調節する 分厚い甲冑を着込んだ相手に深手を負わせる威力はないが しかしこの深い森の中、相手に距離感や方向感覚を失わせるには十分であり 敵の焦燥を誘い、コントロールする効力は計り知れない 「つっ!?」 幾度目かの投擲がシグナムのこめかみを通り過ぎる ヘッドショットすれすれの軌道――今のはまともに貰えばやばかった 常時、アーマーを最大値にしてはいくら魔力があっても足りないし ランサーとの戦いで損傷に損傷を重ねた騎士甲冑にこれ以上の負荷をかけられない 何より、こんなところで足止めを食っている場合ではないのだ… もどかしい戦況に心配の募る友の状況 ゆっくり遊んでいられる状況ではない事は言うまでもない 故に、、 (………賭けるか) その目に決意の炎を灯し――いちかばちかの勝負に出る女剣士 襲い来る剣をかわすためか それとも上空を取られるのを嫌ったのか 先ほどまでは追跡の易さから地上ルートを選んでいた剣士が (彼女の機動力では、なのはやフェイトのように空戦で複雑な地形を進むには適さない) 炎熱の羽を広げ、宙に向けて垂直に舞い上がったのだ このままでは埒が明かない いっそ遥かな上空――森を抜けて大空の下まで出てしまおうという腹なのか? 離陸する勢いには躊躇いもなく、それを邪魔するには敵は離れすぎている 秒を待たずして烈火の将の身体はライダーの頭上、森の上空へとその身を躍らす―― ――――筈だった 「!!!!」 大きく見開かれる騎士の瞳 その時、彼女の視界に映ったのは森の隙間から見えた大空ではなく、、 短冊のように張り巡らされた無数の―――――鎖 上空に張り巡らせされた無数の金属の縛鎖がまるで蜘蛛の巣のように張り巡らされていて 勢いを殺さずに突っ込んだシグナムの身に、確実に巻きついていたのだ 「案の定かかりましたか――我が縛鎖に 羽のある者が最終的に取る行動とはいえ、こうも呆気なく…」 先の消極的な攻めも含めて、同じ所をぐるぐる回っていたのは 全ては森の上空に拘束の鎖を張り巡らせる伏線
女怪の武装が今、シグナムの動きを完璧に封じていたのだった 先の相手――金髪の魔術師は常にこれを警戒して容易く突っ込んでは来なかった 賢い獲物だった 最後までその羽を無造作に広げず、縛鎖にかからず 辛抱に辛抱を重ねてついには自分の罠をすべて抜けたのだ それに比べ―――この相手は馬力は桁違いだが動きも直線的だし何よりアタマが悪い 単純すぎて、、まるで楽しめない ソレはこの銀鎖の大結界の真ん中―― 巣の中央に構える蜘蛛のように腕と足を鉄に絡ませて、そこにいた 「貴方のような相手は――御しやすい」 そして一言――獲物にくれてやる死の一刺しを前に……失望のため息をつく 絡まった獲物が自分の愚かさ気づき、こちらへ向く頃にはもう遅い 鎖の上を滑るように移動した紫色の捕食者が抵抗の術を持たない女騎士の腹部に――― たすん、―――と 深々と短剣を突き立てていたのだった ―――――― 「か、……、、」 喉から搾り出すような苦悶の声が彼女の口から漏れ出るのを耳に収め、溜飲の下がる思いの騎兵 腹部から噴き出す鮮血が自身の右手にぬるりとした感触を残す 穿たれた杭剣の感触は確かに分厚い甲冑を抜け、柔らかい肉に届いていた このまま、このまま、 一気に右の手ごと突き込んで――内臓を抉り出してやろう そう思い立ち、右手に力を込め、 「――――、!?」 そこで相手の絶望の表情を観察しようと彼女は騎士の双眸を見て、 ライダーはその身に、氷を突き入れられたかのような感覚に支配された 「な――」 ソレは――絶望と恐怖など微塵も感じていなかった ソレは――凄絶な炎を称えた瞳で、この身を見下ろしていた ソレは――既に剣を上段に構えていた 「――――、ッッッ!!!」 確実に仕留めたと思い至った思考の間隙を切り裂く戦慄 勝利の余韻がそのまま敗北へと繋がる予兆 嗚呼、、間抜けはどちらだったのか… 向こうは初めから――これを狙っていたのだ
この騎士は上空へと出られる可能性など初めから見据えておらず 逢えて、敵の罠へ突撃する事を選んだ 仕掛けたのは短期決戦 逢えて縛鎖に身を預け―― ハンターがのこのこと顔を出した瞬間―― 仕掛けた罠を食い破り、、 「お、あぁぁァァッッッ!!!!」 「んッッッ、くッ!!!?」 敵を一撃の下に仕留める心積もりだったのだ! 鬼をも食らうかの如き咆哮の元に打ち出された修羅の一撃が 紫紺の肉体を断ち切ろうと振り下ろされたのと―― もはや誇りも奢りも捨て去った捕食者が 無様に形振り構わず身を捩じらせて剣から逃れようと飛び退ったのは―― ―――ほぼ同時 ゴゥオッ!!という、溶鉱炉から漏れ出る炎の如き轟音を伴って放たれたその一振りは、 「ッッッッく、ぅ――」 本当に紙一重の差だった 張り巡らされた銀鎖の蜘蛛の巣から落下していく影は一体、 その紫色の髪がどちらのものかなど言うまでもなく しかして、ライダーの半身はどうやらまだ真っ二つになってはいない 彼女の身体の、胸元から右大腿にかけての火傷を伴った裂傷が かの一撃の残滓の跡を如実にあらわすのみであったのだ ――― やはり騎士は油断ならない ――― またも九死に一生を得た 敵がどのような表情をしているのか確認する術もない 今はただ、己が張った巣から叩き落されるという不覚を落下しながらに感じるのみ これはセイバーと同種の、肉を切らせて骨を絶つ一撃だ あの一瞬、決死の目の光を確かに相手は称えていた 止めを指す前に彼女の表情を見逃していれば―― 間違いなく自分はあの剣に両断されていただろう この戦法は、生身の人間には出来ない やればただの捨て身の玉砕戦法である だが、、サーヴァントならば――― 何せ埒外の回復力を誇る彼らなのだ 腹に穴が開いたくらいでは致命傷にはなり得ない
「―――、」 先ほど相手を貫いた短剣を持つ右手に付着した あの騎士の血液をペロリと舌で舐めとり、ぺっと、その場に吐き捨てる (やはりこちらが――) ヒトのそれの甘美な味わいなど微塵もない いわば 「共食い」 じみたイヤな感触に顔を曇らせ、 もはやどちらがサーヴァントなのかの確信に至るライダー どういう組み合わせなのか――? 同等の戦闘力を持つマスターとサーヴァント 興味のつきない相手ではあるが…… 危うく唐竹割りになるところだった身が木から落ち、、 否、自ら地に降り立ち、将の決死の特攻から見事、逃れるに至り そんなどうでも良い疑問は既に頭の中から消え失せた 「ぐッ、、う………!」 呻きとも怒号とも取れる声を上げたのは未だ頭上に身を構えるシグナム いちかばちかの賭けをその手に掴む事が出来なかった悔恨によるものか 手で胴体のヘソの辺りを押さえ―― それでも溢れて止まらぬ赤い液体が、賭けの代償が決して小さくなかった事を告げている それでも全身を纏うオーラを出力全開にして纏わりつく鎖を振り剥がそうとする騎士 イノシシはイノシシでも、ここまで来ると立派な魔獣だ クモの巣は獲物がもがけばもがくほどに絡まり、その動きを封じていくものだが この敵はそれすらも食い破って紫の女怪の喉笛を噛み千切ろうとしている 大した暴れ馬だ――正直、若干引き気味のライダーである こんな騎士とはそろそろ大手を振っておさらばして、 先ほどの美しく優雅に鳴いてくれそうな獲物に着手したいものである 「さようならです――猪 貴方とはあまり優雅に踊れそうもない」 檻に入れられた猛獣の如く頭上でこちらに牙を向け 今にも襲い掛からんとするシグナム しかし当然――猛獣が逃げるのを黙って見ているハンターではない 女剣士の四肢に向かって彼女は次々と短剣を乱れ打つ! 「う、、ぐ」 間接に、手足の付け根に、打ち込まれる鋭利な刃 甲冑の恩恵で貫通はしないものの少しずつ手傷を負わせている 無抵抗な騎士の肉体に降り注ぐ凶刃 それはまさに暴れまわる獲物に毒針を注入し、動きを封じる毒蜘蛛の手法そのものだ そしてライダーに壮絶な視線を向ける血化粧に彩られた相手の その首に巻きついた一本をぎりっと握り締める騎兵
「ぐ、ッ……」 気道の締まる感触に咽ぶシグナムを上目に ライダーの全身が今、凄まじいほどの躍動を見せる 「―――――ふ、ぅぅ……」 ゆっくりと、息を吸い、吐く毎に 豹のように均整の取れた総身――― 足先、ふくらはぎ、太腿、腰、腹筋、背筋、胸筋、後背筋、肩、腕 その全身の筋肉が残らず蠕動する 不機能で不恰好なパンプアップとは一線を画す それは内に凝縮されたダイヤのような筋肉が醸し出す本物の膂力の発動だ 人間には決してなし得ぬ、神にのみ許されたハイスペック身体能力を有する 女神メドゥーサの、その超膂力のままに――― 宙吊りになったシグナムを強引に引き回し そのままモーニングスターでも扱うかのように振り回し始めたのだ 「な…? く………はッ、、」 ぐん、!と身体が根っこから持っていかれるような感触に驚愕する将 その視界が初めはゆっくりと―― 徐々に、徐々に速度を増して流れて行き―― もがく肉体がGを感じ始める頃には、もはや凄まじい速度で振り回されていた さながら陸上の砲丸投げの光景だ 振り回し、振り回し、振り回し、振り回し、振り回し、振り回し 振り回し、振り回し、振り回し、振り回し、振り回し、振り回し 振り回し振り回し振り回し振り回し振り回し振り回し振り回し振り回し振り回し振り回し振り回し振、――― ゴガグシャァッ、!!!―― 「が、ぁぁッッ!!!!!」 周囲の木々に衝突し 粉々に砕かれる大木とひしゃげる彼女の肢体が奏でる歪な音が辺りに響いていた 紫の髪を振り乱し スラっと伸びた四肢を 細く引き締まった肉体をフル稼働させて ヒトをモノの様に、力任せにぶん回す それは紫紺の女を中心に起こる竜巻の如し 円運動に巻き込まれた哀れな大木が次々とぶち折れ、宙に舞う ほとんど肉眼では見えぬほどの回転速度となったその先端―― 白と薄赤に包まれた何かが見る見るうちに歪な赤に染まっていく BJが斬戟、打撃、エネルギー、熱量、果ては異常環境からでさえ 所有者の身を守るハイテクノロジーの結晶なのは言うまでもない
だがそれが 「鎧」 である以上、必ず綻びはある 全ての状況、全ての衝撃から身を守れるのならば、それはもはや最強だ 残念ながらミッドチルダの科学力を以てしても、未だ人類はその域には達してはいない 例えば数トンの衝撃に耐えうる全身鎧を着こなしていても 高所から落下して、受身を取らずに首から落ちれば人は死ぬ 捻挫、骨折、内臓破裂―― 甲冑に傷一つなくても、中の人間に伝わる運動エネルギーは決してゼロにはならず そのショックは常に人体に影響を与える ならば――今、シグナムを襲っている衝撃力も想像を絶するものであろう 「う、、……お、ぁ…!」 振り回される 振り回される ひたすらに丸まって耐える騎士 食いしばった歯の間から赤い吐奢物が漏れ出し、両の眼から次第に光が失われていく それでも活路を見出そうと決して閉じぬ瞳が相棒のデバイスに次なる指令を送ろうと唇をわななかせるが、―― 「ふッッッ! 逝きなさいッッ!!!」 騎士を存分に叩き付け、モノのように振り回したライダーが 下半身のスタンスを目いっぱいに開き、その回転を強引に止める 地面が力場に耐えられず、ぎゅるりと歪に歪むほどの力 並の人間ならば己が生み出した運動エネルギーで全身が捻じ切られてしまうだろう だがミチミチ、と軋みはすれど、彼女の肉体がひしゃげて砕ける事はなく その腰を極限まで捻り込んで地を食む騎兵の両足 短い腰巻きから伸びた大腿を惜しげもなく露出させ しなやかに捻り込まれた肢体は究極の機能美を思わせ まるで猫科の動物の跳躍の瞬間を思わせる、それはヒト型の極みの美しさ そして軸足が地面を抉り取るほどに溜めた力を一気に上半身に送り込み―――騎士を宙へと投擲したのだ! 「ぐ、、ああっ……!!」 放物線をまるで描かず、地上から30度の角度で 弾丸のように上空へと打ち出されるシグナムの肉体 空気を切り裂いて、木々を打ち倒しながら 自身がサーヴァントを追って来た道を帰るように森の外へ投げ出されていく そして、、 豪快無比な遠投を決めた紫紺のサーヴァントもまた その地点で自身の機能に酔い痴れているような事は無い 既に彼女は行動を開始 今まさに自身の手で打ち出された対象をそれに勝るとも劣らぬ速度で追撃
支援支援
紫の美獣の過酷な肉体連続仕様に悲鳴を上げるかのように 彼女の全身の傷から、まるで高揚するかのように湯気が立ち込める それは――赤い霧のように立ち上る、彼女自身の血液が霧散したモノだ それが音速を以て駆け抜ける彼女の周囲に立ち上り、そして前方に、、 ――― 円形の魔方陣を形成していく ――― 歪に避ける彼女の口元 それは彼女自身の鮮血によって描かれる真紅の魔方陣 先ほどは不発に終わったが……今度は遮る物など何も無い! 抜けた森の外でトドメの一撃を打ち放つべく、、 「貴方はいらない……塵も残さない―――」 その紫の肢体が音速を超えて駆け抜けるのであった ―――――― 間奏 3 ――― 今、天秤は再びサーヴァントへと傾きつつあった ライトニングのコンビネーションは上々 狙いも秀逸、ミスをしたわけでもない だが――最善を打ってなお不運に見舞われるのが戦場である そして慣わしに加えて、やはり相手があまりにも強力な敵である事を加味せねばならない 返す返すも普通ならば終わっていた勝負なのだ だが「彼ら」を相手取った場合、敢えて言うならば勝負をかけるのが早すぎたのかも知れない どのような不意を打とうと、致命の一撃を与えようと それは逆に言えば未だ一撃―― この相手はそう簡単に一刀の元に斬り伏せることなど叶わない そんな怪物達を向こうに回し、一撃、二撃のクリーンヒットで 優位に立とうと思ったのがミスであったのか…? 今ここにヒトを超えた彼ら――サーヴァントの反撃が始まる 姑息な戦術など真っ向から押し返し、踏みしだく 神話の時代に生きた闘士と怪物の力を―― 伝説にまでなった、その所業を垣間見る事になるのだ ――――――
Lightning vs Lancer 3 ――― それは一見、開始より変わらぬ攻防の風景を綴ったものに見えた 「ええいいっっ!!」 穏やかに紡げば歌姫のような美声を、彼女は喉の奥より張り上げて 華奢な肢体にまるで合わぬ強大な刃を振るい続けるフェイトテスタロッサハラオウン 初動よりまるで速度の落ちぬ剣戟は相も変わらず五月雨の如く暴れ狂い 場を雷神の坩堝へと落とし込んでいく 彼女自身の移動速度も相まって、もはや戦場のアンタッチャブル<接触不可>と化した魔道士が 目前の敵を屠ろうと惜しみない戦技を繰り出していく そう、そこまでは同じ――最初と変わらない―― 違うのは、、その相手が防戦一辺倒ながらも 初めは彼女の剣に押されて後退を余儀なくされていたのに対し 今、中央にその身を残し――場を拮抗させているという事実 「―――、」 「う、ううっっ!!?」 彼女の雷迅の太刀を紙一重でかわし、紅き閃光がそれを追いかけるように繰り出される ガチュン、!と鈍い音が場に響き、途端、身体を大きく流されて体勢を崩すフェイト 二撃、三撃と繰り出したザンバーを完璧に受け流され、打ち返される その反動で軋む左肩の激痛が彼女の表情を苦悶に歪ませる 指の先まで痺れる衝撃……ただでさえ、空振りが一番堪えるというのに、、 そこにランサーの打ち込みが加わり、もはやリカバーの効かぬ完全な崩しとなってフェイトを苛んでいく それでも振り返しの刃を相手に叩きつけるフェイト 明らかに今までより一拍子遅れたその薙ぎ払いを悠々とスウェーバックでかわす男 戦況は一変した 威力と速度で押し込んでいたフェイトを 技術と速度で押し返すランサー 何度か上空に上がろうと考えたが、これほどのクロスレンジでは無理だ 空へ上がろうと脇を晒した瞬間、全身を穴だらけにされるは必定 槍兵とて彼女達の空へ上がる呼吸は烈火の将との戦いで織り込み済み むざむざと上空へ上がらせる筈もない ややもすればこのまま一気に崩されてしまう趨勢を感じつつある執務官であったが―― 心胆に感じる寒いものを握り潰すかのように、彼女は己を奮い立たせて場に踏み止まる ――そう簡単に反撃を許してたまるか! 当代最強クラスの英霊に果敢に打ち込んでいく魔道士 そしてそれを超絶技巧によって往なす男 今度は左上方に大きく弾かれ、流されるフェイトの全身
(くうっ…!) 相手は――徐々に摺り足でこちらの間合いを犯してくる タイミングを計って一撃で仕留める心積もりか…!? (……させないっ!!) 今はまだ槍の間合いよりこちらが勝っている だから相手の踏み込みを寸での所で留めておけるが、これ以上接近されては危険だ 何としてでも押し返さなければ…! 決して激しい性格ではないが、この金髪の魔道士の負けん気の強さは健在だ ザンバーフォームはシグナムと磨き上げた自分の自信の源となる技法 そんじょそこらの相手に遅れを取るわけにはいかない 初めから非常に強力な相手だという事は予想がついている 苦戦必至の認識を予め持っていた彼女故に、ここで敵の攻勢に浮き足立つ事はない そしてここでフェイトが更なるバリエーションを見せる 「……! ちっ!?」 幾度目かの攻防でまたも大きくバランスを崩したフェイト しかして踏み込んだランサーが忌々しげに舌を打つ 何と崩された体制に逆らわず、フェイトはそのまま宙空に跳躍 浮いた体が反転し、捻りを加え――ムーンサルトの要領で空にウルトラCの軌道を描く そして黒衣のBJがその回転のままに、斜め下からの掬い上げるような巨剣の一撃を男に見舞ったのだ 予期せぬ角度からのまさかの切り返し 何と今度は空中で体を寝かせながら、あの剣を振るってきたのである まるでゴルフのバンカーショットだ 間を詰めようとした男が再び後退するも、地面ごと抉る豪快なフルスィングに土砂ごと吹き飛ばされる 止まる事を知らぬ高速扇風機さながらの剣は ここに来て縦横無尽のバズソーと化した ふざけ過ぎである もう突っ込む気も失せたという状況だ 空中で、逆立ちしながら、身の丈を超えるアレを振り回しやがったのだから、、この娘は 明らかに慣性と重力の法則を無視した動き―― あんな出鱈目に真っ正直に対処していたら 一瞬でその身を真っ二つにされてしまうだろう 「まだまだっ!」 果たして一時は押し返されるかと思われた形勢を、そうはさせじと打ち返すフェイト きゅっと下唇を噛む仕草に彼女の確固たる戦意が覗いて見える この強い騎士に対し、あくまで打ち合いを臨む気構えなのだ そして――事実、打ち合えている フェイトの剣は決して男に劣ってはいない 昂ぶって行く気勢に高速回転を重ねる思考 魔力回路は焼きつきそうだけど、このまま攻め続ければきっと――勝てる
「―――なあ、提案なんだが」 (!?) そんな高揚に高揚を重ねる戦場に今 男が場違いな、緊張感のない声を発する ねずみ花火のように縦横無尽に動き回りながらの会話である 通常ならば音の類が彼らの耳に追いついてくる事はないが―― 同じ速度で動く者同士に限り、互いの音を交換し合う事が出来る 互いに空気の摩擦でその身から蒸気を発する二人 荒くなった息を整えようともせずに行われるハイスピードのコミュニケーション 「……聞こう」 フェイトが手を全く休めずに問い返す 敵が対話を持ちかけてきた以上、無下には出来ない この局面で声をかけられるとは思えなかっただけに意外の念が強いが… 敵が果たして何を言うのか、注意深く間合いを計りながら耳を傾ける執務官 対して、、 「――――チェンジだ」 「……何?」 「さっきの騎士の姉ちゃんと変わってくれねえかな」 ガィィィン、!と互いの剣と槍が交錯し 此度初めての鍔迫り合いとなった両者 眼前――気だるげな面持ちの男が放った言葉が、、、これだった ―――――― 「どういう意味だ……?」 対峙を果たすフェイトが訝しげな表情を眼前の男に向ける 「言葉通りの意味さ――これ以上は時間の無駄ってこった」 残るスタミナを度外視した勇猛果敢な攻めを見せる彼女 空中での凄まじい軌道をも使いこなし、未だランサーに付け入る隙を与えない だというのに、、敵はあっけらかんとこんなふざけた事を言ってのけたのだ 「いきなり相手が変わっちまって済し崩し的に相手をして来たが…… 俺としては引き続き、あの女――シグナムと続きがしてぇ お前さんとはもういいわ……そっちもさして戦う理由もねえだろ?」
「ふざけた事を言う……理由も何もいきなり襲ってきたのはそっちじゃないか…?」 「あ? ああ、そういやそうなんだが…… ともかくチェンジだ――さっさとあいつを呼んで来な」 いきなりの申し出に戸惑うフェイトだったが その視線は変わらず相手の表情を鋭く見据えている 戦闘中止の申し出ならともかく……指名制の盛り場では無いのだ 戦いの最中に別の人間を呼んで来いなどと、ふざけるにもほどがある 「私では役不足とでも言うのか……?」 「役不足というより――趣向が合わねえ 現代じゃ男と女でも気心の知れない者同士では付き合えんと聞くが… まあ、そんな感じか?」 「貴方とそんな関係になるつもりはない…!」 鍔迫り合いを圧倒的な出力で制するフェイト やはり槍と巨剣ではこちらに分がある 再び10メートルほど相手を吹き飛ばし、追うように攻め立てる 「そうむくれんな、、もっと分かり易く言うとだな――― 伽の時、技術では申し分なくとも心の通わん相手と交わうのは気が進まねえだろう? まあ、俺はそっちではあまり好き嫌いはないんだが…」 「なっ……」 カァ、っと目元まで真っ赤になるフェイトである 「わけの分からない事を言うなっ!!!!」 「そうか? 分かりやすく言ったつもりなんだがなぁ」 「黙れっ!!!」 「うおっとっ!」 加速した刃が胸元を掠り、血相を変えるランサー ジジジ、と焦げ臭い匂いを発する胸の傷跡を指でなぞり――ペロリと舐める 「凄え切れ味だなオイ――」 「下らない挑発をする人には見えなかったけれど……私の買いかぶりのようだ、、 こちらの機先を制するための言葉だとしたら、無駄な事だよ…」 「見た目に寄らず気が強いな でも、お前さんも――うすうすは感じてるんじゃねえのか? ……そろそろ潮時だってな」 「負け惜しみにしか聞こえない…… 貴方の槍はまだ一度も私に触れてさえいないというのに…」
「触れてからじゃ遅いだろ――じゃ、言うが まともに間合いに入ったら、俺とお前……勝負になると思うか?」 「………な、何、、?」 「お前さん――――斬り合いが専門じゃねえだろう?」 「っっ!!!」 再び敵に踏み込もうとしていたフェイトの足が今、完全に止まる 冷や水を浴びせられたような衝撃が彼女の全身を襲い、硬直したように立ち尽くす 先ほどの左肩の怪我を言い当てられた時とは比べ物にならないほどの寒気―― 極寒の地で丸裸にされたような感覚に、フェイトは動揺を抑えるので精一杯だった そう、、先も言ったように彼女は剣士ではない フェイトはあくまでミッドチルダ式 「魔道士」 なのだ 本来、騎士とまともに打ち合える位置にいる人間ではない これが数ある不安要素のもう一つの要因であった このフルドライブ――バルディッシュザンバーこそ 剣の姿を借りただけの、フェイトの巨大な魔力の塊 ほとんど物的重さの無いそれは膂力を必要とせず、痛めた腕でも変わらず発動出来る魔法行使の賜物で ブリッツアクションと呼ばれる手足の稼動速度を速める移動魔法によって更に加速させて打ち出す れっきとした「近距離魔法攻撃」なのだ それがたまたま「剣」という形を取っているが故に 「剣技」 に見えているだけに過ぎず―― 彼女のそれは本来、剣術と呼べる代物ではない 元より男のセオリーに当て嵌まる筈が無いのだ だからこそランサーは 「剣術」 を使うシグナムには100%対応出来たが 最初、フェイトの魔法攻撃にまるで対応できずに窮地に陥った これがフェイトの導き出した勝算―― コテコテの騎士を相手にした時に行う、本当の意味での「奇襲」だったのである 本来、ミッド式魔法では不得手とされる近接魔法にて 彼女が騎士の間合いを徹底的に研究し、その利点を追求し 欠点をスポイルして出来上がった規格外の武装戦術こそがプラズマザンバーなのだ それは「剣術」ではなく、謂わば「対剣術用近接兵器」 騎士のような接近戦特化の相手を完封するために編み出したのが巨大なザンバーフォルム そして研鑽を積み、練り上げた彼女のその決戦魔法こそ この槍のサーヴァントをして苦戦たらしめるほどに凄まじいものであったのだ それは恐らく、自分の距離を殺さずに剣や槍に相対した時どうするかを 数万時間を越えるシミュレートの元に構築した珠玉の戦術なのだろう 「どうして……分かった…?」 「んなもん見てりゃ分かる こちとら生涯を斬り合いで終えた身だぜ」
防御に身を任せ、じっくりと観察した結果――男は理解した 巨大な剣を構え、自分を苦しめた相手が その実……近接が苦手なのだという事を この超・攻撃的なフォルムと凶悪な武装が、相手の近距離を徹底的に潰すための代物だという事を 自身の全くお目にかかった事の無い剣技 巨大な得物を矢継ぎ早に繰り出す技法 だが、問題はそこではなく――― この相手には肝心の剣術における王道――セオリーを守ろうという色が全く無い 「斬り合い」をしようという感情が、その剣から感じ取れないのだ 「お嬢ちゃんの持ってるその大得物な……使い方を間違えてるぜ? 大剣はそうやって使うもんじゃねえんだよ」 大剣の怖さは一撃で相手を切り捨てる事にある 裏を返せばその巨大重量故に、一撃を外した後のフォローが全く効かず 懐に入られれば自身の死を意味するのは先に記した通り まさに伸るか反るかのハイリスクハイリターンの武装だと言えよう 故に―――大剣使いの覚悟は凄まじい その一撃は武装の重さ以上に、使い手の命の重さが乗り 不退転の覚悟と魂の篭った防御・回避不能の無双の一撃を生み出すのだ つまり 「一発で決めなければ自分が死ぬ」 という背水の剣――それこそが大剣の極意 だがこの相手の武装は、初めから………リスクを捨てている だからこそ物理的な重さこそ大したものだが――芯には響かない 「だからお前さんの攻撃はこの槍を折るどころか、軋ませる事すら出来なかった 嬢ちゃんの剣にはな――――覚悟が足りねえんだ ぶち壊せるはずがないんだよ……こいつをな」 究極の一撃というものは結局、幾千・幾万年と練り上げられたセオリー通りの型の中から生まれる 形だけ真似たところで――その武器の真の力は得られない 「極めてもいねえ武器を持ち出して俺とやろうってのがな…… 本当に――舐められたもんだぜ? なあ、そこんトコ、どう思うよ姉ちゃん」 「………終わりですか?」 「あん?」 男の言葉にしばし沈黙していたフェイトが 無遠慮に指摘してきた自身の欠点を悠々と聞き、その答えを静かに紡ぐ
「凄い慧眼だとは思うけれど……だから何なのか?、としか言えない 私の欠点を言い当てて勝ち誇っているつもりなら 残念ながらそんな事は百も承知で私はここに立っている」 「勝ち誇ってるわけじゃねえんだが――剣士でも無い奴に斬り合いは望むべくもないだろうよ? さっきの女騎士はありゃ生粋の剣士だ 適材適所って言葉通り、相応しい相手同士で殺し合うのが筋ってもんじゃねえのかい?」 「理由にならない……確かに私は剣術が専門では無いけれど それで貴方を圧倒してた事は事実だ」 (まあ、実際凄えけどな……嬢ちゃんの技は 未だにどういう原理でああなるのか分からねえ…) ボリボリと後頭部を掻きながら冷めた目を相手に向けるランサー おっとりした顔の娘だが、案外に強情で困る どう言えば納得するものか――と悩む男にまたも語りかけてくる相棒だったが、、 「………お前は黙ってろ」 「何?」 「いや何でもねえ……こっちの話」 たまの独り言が目立つ男である 何やら槍とぼそぼそ会話をしているようで怪しげな事この上無い 「じゃあはっきり言うわ――お前さんとやっても面白くねえんだよ 二対ニで丁度良くバラけたんだから 嬢ちゃんは引き続きライダーとでもやっててくれや」 「……っ!!」 これが侮辱で無いなら一体、何なのか… バルディッシュの柄を握る両手が、ぎりっと軋む 激情に身を焦がすタイプではないにせよ バトルマニアと称される彼女がこんな事を言われて悔しくないわけがない 「……断る」 ここに相手をキッと睨みつけ フェイトは相手の軽口を断固として切り捨てた 「ほう――どうしてだ? 何か俺に恨みでもあるのかい?」 「ライダーはシグナムによって今頃、倒されている だから私が相手をする事もない そして貴方がシグナムと闘う事ももう無い……」 巨剣を肩に担ぎ上げて、男に相対する金髪の魔道士 その肩口から一気にザンバーを振り下ろし――豪壮に今一度、正眼の構えを取るフェイト 「何故なら……貴方は私に倒されるからだ」
その佇まいは凛々しく美しく、表情には一切の淀みの無い意思が灯る この魔道士のどこに、敵に侮られる要素がある? 歴戦の強者ですら息を飲む貫禄と戦意 槍兵を相手に一歩も引かぬ気迫が、今のフェイトにはあった 「……聞き分けのないお嬢ちゃんだ」 「話を聞く用意ならばある 降伏し、この凶行の意図と経緯を話す気があるのなら、管理局はいつでも話を聞く」 「――――死ぬぜ?」 「残念ながら勝つのは私だ」 「そうか――ならばもう何も言うまい」 相手の正眼に対し、後ろ手に構えた槍を頭上で一閃 前方に一閃、、周囲に華麗に回転させ ズシン、と――重心を低くして構える槍のサーヴァント 「実はな――さっきまでのは方便……半分は褒め言葉だったんだわ」 その真紅の切っ先は真っ直ぐに、フェイトの正中線を向いている 先ほどまでとは明らかに違う――それは槍兵の攻撃主体の構え 「剣士でも無い者に斬り合いを望むべくもないが、アンタの技量は並の剣士を遥かに上回る 覚悟なき者に必殺は宿らないが、アンタは別の意味で確固たる信念を持っているようだ 今、俺の言った事はその確認の意味も含めての事―――気を悪くしたなら謝罪するぜ」 槍兵は魔道士の巨剣に再び立ち、最後に一言―― 「だがお前さんのような者には逆立ちしても望むべくもないものがある こればかりはどうしようもあるまい…… もし生きてたら、この言葉の意味――よく考えるこった」 こんな言葉を残し、フェイトとランサーの短い問答は終わりを告げ―― 直後、先ほどまでの激戦が嘘だったかのように、、 二人の戦いはほどなく決着を見るのだった――― ――――――
勝敗の天秤は一時はこちらへ傾き 向こうへと寄っていき、またこちらへ戻る そんな危ういバランスの元に今までは拮抗していた だが――今、その拮抗を強引に崩す力が働く 「―――――行くぜ」 ランサーがその場で無造作に槍を振るい――己が足元に四つの傷をつけていく カツ、カツ、と乱暴に槍で穿った箇所が赤い歪な光を放ち 男の周囲を赤く染める (……!) それが何かの儀式か詠唱かは分からないが ともあれ男の施す何らかの攻撃方法には違いない いつでも、何が来ても斬って落とす……その気勢と共に身構えるフェイト そしてそんな彼女に向かって―― 赤い魔方陣から一歩踏み出した槍兵は そのまま、ズカズカと無造作に! フェイトの方へと歩み寄ってきたのだ! 「な……」 何をする気か――? 敵の意図が分からず、対応出来ないフェイトに対し、 歩み出し! 歩み出し! それが助走のように次第に速度を強め! そのまま弾丸のように地を蹴り 己自らを槍と化して彼女に向かって突進を開始したのだ! あれほどの猛攻 あれほどの剣戟を見舞われながら その渦中へと無策で、、ほぼノーガードで突っ込んでくる男 (くっ……!) 息を呑むフェイト 何をするかと思えば、ただの無謀な特攻!? 正気の沙汰とは思えない…!
支援
しえん
支援。けどアレだ、
>>566 の
>フェイトの剣は決して男に劣ってはいない
>昂ぶって行く気勢に高速回転を重ねる思考
>魔力回路は焼きつきそうだけど、このまま攻め続ければきっと――勝てる
フェイトは魔導師だから魔力回路でなくリンカーコアだと思われ。
しかし男の野獣のような相貌が危険な光を灯して煌く その殺気は相対するだけで心臓を握り潰しかねないほどのものだ それが超速でこちらへと突撃してきたのだから 相手の目には巨大な魔獣か、千の軍隊が、こちら目掛けて突撃してきたように写るだろう 「おおおおおぉぉぉおおおおおおあああッッッッ!!!!!」 そして戦場を切り裂く裂帛の咆哮を挙げて駆けるクランの猛犬 人外の身体能力に加え、教導隊の熟練の技をも揺るがしかねない絶技を併せ持った相手が ついにここに勝負をかけてきたのである (呑まれるなっ!) 敵が来るというのなら望むところ こちらもフルドライブには時間の縛りがある 故にここでの決戦は願っても無い! ここで敵の気迫に呑まれて硬直したのでは話にならない それこそSランク魔道士の誇りとプライドにかけて、真っ向から倒してのけるだけだ 「バルディッシュ! 敵のMAXスピードに合わせて誤差修正! マルチタスク二番解放………サンダーフォールッ!!」 <Yes sir...ThunderFall set up> フェイトとて会話中、ただ呆けているほど間抜けではない 敵の行動に対する備えは十分 デバイスに溜めておいた広域自然干渉魔法を 男のの突進に合わせて抜き放つ 「轟け……サンダーフォールッッ!!!!」 直後、フェイトの周囲に特大の電磁波が巻き起こり 天空に発生した雨雲が雷を招来 招き合う二つの稲妻が呼応するかのように互いを呼び合い、その姿を求め―――飛来する そして……轟・雷・飛・散・ッ!!! 場を劈く幾条の落雷が場に降り注ぎ 黒衣の魔道士の金髪が、暴れ狂う電気の中で生き物のように逆立つ その姿はまさに雷雲を自在に操る戦の女神の如し 「っっっ!? な……!?」 だが、フェイトが戦女神ならば相手は神の喉笛を食い千切る魔犬だった その姿に今度こそ彼女は背筋に寒気を感じずにはいられない
その神様が血迷ったとしか思えない稲妻群の爆撃の中 微塵も臆さず引かず―― 奴はこちらへの最短距離を駆け抜けてくる 真紅の光をその身に宿す狂戦士 彼女の召還した雷は―― 男を少しも退ける事はなかったのである 「がああああぁぁぁああああああっっっ!!!」 全身を貫く雷は一つや二つでは効かぬはず! なのに全く歩みを止めず、行軍に些かの陰りも無い カウンターで決まったAAAランクの稲妻が足止めにすらならないというのか!? あの男の纏う赤き光が肉体的な防御を高めている? 否、異界の魔道士よ! あの光に物理的な加護など何一つ無い あれは四枝の浅瀬―――アト・ゴウラ 決して引かず 決して逃がさぬ この槍兵の不退転の意思の体現にして 敵を必ず殺し尽くす、赤枝の騎士の大禁戒だ! 「ザンバー最大出力! 疾風迅雷ッ! 迎え撃つッッ!!」 <Yes sir...> 数多の落雷の中心に位置する女神を食らおうと猛る猛犬 対してそんな魔獣に神罰を下そうと、彼女のその手に握られるトールハンマー 雷を纏った巨大な剣が再びこの世に顕現する 天に突き立つ神罰の雷をその手に構え 真っ直ぐ直進してくる槍の魔人を今度こそ打ち倒す! 奴がこちらの間合いに入ってくるまで――あと0.2秒 さっきまでこちらの剣を受けて防戦一方だった男とはまるで別人 これがこの男の本性だとでも言うのか…? 稲妻の渦を一本の槍で掻き分けて、掻き分けて、掻き分けて――! こんなの、、人間業じゃない 人間じゃ――――ない… <Just Shoot it...> 「っ!」 一条の槍のみで落雷の渦を駆けて、泳いで 止まる事のなかった超人が今――彼女の間合いに一歩、足を踏み入れた!
「はぁぁあああああッ!!!」 そこに十分な体勢で 最速で、最強の一撃を見舞うフェイト どう考えても外しようのない一撃 (直撃……入るっ!!) コンマ一秒以下の刹那の攻防が 互いの目にはスローモーションに見えた事だろう 決着の一撃はゆっくりと、ゆっくりと ランサーの右の胴体に吸い込まれていき―― ――― ぎぃぃぃぃぃぃんッッ!、、という 閃光が空を切り裂く独特の音が空間に木霊する コマ送りがコマ落としになったかのように 蒼い影と黒衣の影が瞬時に交錯を果たし―― 巨大な刃を居合いの如き速度で抜き放ち 横薙ぎにて振り抜いたフェイトが 後ろ手にザンバーを放ったまま、立ち尽くす 「……………」 その全てをやり終えた表情に何を写すのか 勝利の喜び? 強敵への敬意? 恐るべき戦いを無事に乗り切った安堵? ――――否、、 彼女は己が武器を振りぬいた姿勢のまま 未だ動こうとはせず、、 その表情は硬く―― 目は極限まで見開かれていて―― 「………そ、」 わななく口からようやっと、、震える声で―― 「………そんな、、馬鹿な…」 それだけを言った
支援
>>577 魔力回路(魔術回路、リンカーコアの統合概念)とでも柔軟に補正すべし
それは果たして誰に対して問うたものなのか――? 彼女の相手であった槍兵に当てたものか? しかし彼の姿は、フェイトの後ろにも前にも、横にも見えず、 「だから言っただろ? 時間の無駄だって お前さんのそれな、ブレるんだよ―――」 その声は果たして彼女の抜き放った黄金の刃の先 「相手に当たらないよう祈りながら、おっかなびっくり振り回してるもんで 俺を仕留められると思ったか……たわけ」 ザンバーの巨大な刀身の腹の部分に―― 悠然と立つ蒼い死神から発せられた言葉であったのだ ―――――― 先ほど、短い問答の中 その男の言葉に彼女は初め戸惑いの色を見せ 目を白黒させて、そしてほどなく厳しい表情で憤慨の感情を現した 当然であろう 彼女とて厳しい訓練を受け、数多の実戦で磨き抜かれた歴戦の執務官だ その技量、戦技には一角の誇りを持っている だから男のこんな言葉に素直に頷けるはずがない ――― 趣向が合わない、などと ――― しかして男の言葉はついには彼女に正しく伝わる事はなかった 一から順に説明すれば、もしかしたら理解してくれたかも知れない ………馬鹿を言うなというのだ 戦場でそこまでしてやる義理がどこにある? あの程度の警告が精一杯―― それ以上の事は期待されても困るというものだろう しかし何より自分の言葉が彼女に単なる侮辱と取られるのが癪に障った… こんな少年兵でも分かるような事を一から説明せねばならぬほど 目の前の女は果てしない勘違いをしているというのか? あるいはその有り余る才能が、戦場における動かぬセオリーから目を逸らさせているのか? 何せ男とて彼女の戦力に、初めはただ驚き、舌を巻いたのだから この相手と技を比べあう期待に胸を膨らませたのだから しかし常に一番槍を勤めてきたこの勇者が防御一辺倒に追い込まれる屈辱 この魔道士の速攻の凄まじさに驚嘆し、逆襲の槍を振るう事に歓喜を覚え、、 その過程で防御を固め、敵の剣筋を見切ろうと彼女を観察していたら………これだ、、 まったく、ふざけるなというのだ……この相手は――― 早々に、根本的に自分には相応しくないと気づかされてしまった
そう、思えば初めの一撃から生じた違和感 自分があの一撃を避ける事が出来た疑問 最初は彼女が負った怪我によって攻撃を外したのかと思ったが――そうじゃなかった…… この相手には―――初めから殺意が無い… この相手は―――初めからこちらの頭をぶち割る気など、なかったのだ… もし怪我であの必殺の間合いを外したというのなら 直後に自分と対峙し、行われた剣戟もロクなものになっていなかっただろう 間違ってもあんな見事な、閃光のような攻撃を繰り出せるはずが無い 結論から言うと怪我はこの女の技をさして鈍らせてはいなかった その気になればあの時―――こちらの頭を割って勝負をつける事も可能だったのだ つまり初めの初撃は寸でのところで相手自らがこちらの肩口に狙いを変えたものであり、、 敢えて急所を外して叩き落されたものに他ならない 逆襲を誓い、防衛一辺倒で敵の攻撃を見据えていた男の目が それに気づくと共に急速に冷めていった 途中、攻防の最中でもこの娘は常に武器を狙っていた こちらの急所に直撃しそうな軌道になると、刃を返し 剣の腹を向け、致命傷に至らぬようにしてきた そら、さっきの最後の一発だってそうだ 正面から特攻する自分に対し、完璧な直撃の軌道を取れたというのに―― こちらを真っ二つに出来るその瞬間――淀むのだ、切っ先が…… こちらをギリギリ殺さぬ線を常に模索しながら あの相手はこちらに相対して来るのだ 返す返すも凄い才能だと思う 凄まじい素質だと思う 雷撃を操り、得意で無い近接でこの槍の英霊をてんてこ舞いさせる それがどれほどの技量を現すのかちょっと想像もつかない そしてその有り余る才能の大半を、この娘は―― 「相手を殺さずに制する」事に、注ぎ込んでいる まったくちぐはぐ過ぎて何が何やらである そんな相手が皮肉にも大剣を―― 「一撃必殺」の具現たる刃を振り回してくる姿は いかにもアンバランスで見ていて気持ち悪さすら感じる 彼女はミッドチルダ式魔道士 傷つけずに相手を制する事を誇りとするミッド式魔法の使い手であり 彼女にとって不殺は義務であり、己が信念にもとった行動でもある その高度な技巧を、この魔道士は恥す事無く実戦しているに過ぎない ――― 趣向が合うわけがない ―――
男の生きた時代では 「不殺」 は正義ではなく、むしろ悪徳 全身全霊を以って相対し、互いの命を奪い合うのが彼らの戦だ 相手の命を奪った時、その愛すべき敵の人生の全てを我が背中に背負い込んで そして殺した者の魂と共に歩む、神聖なる儀式だ だから男は―――自分の息子さえその手にかけてなお後悔の念など微塵も無い 不殺とは、その真逆 戦った相手を受け入れる覚悟が無いという事であり 己を辱めると同時に敵をも侮辱する、戦士にあるまじき行為だ 考えるまでもない 相手の命を奪い、背負って生きていく事を前提に戦う者を前にして なるべくこちらを傷つけないように留意して戦ってくる… そんな相手と技の比べ合いが出来るわけがない 心躍る戦いが出来るはずが無いのだ 前述の通り、この魔道士とてそこまで甘いわけではない 攻撃は苛烈そのもの その切っ先はまさに雷の化身と言っても良いものだった きっとその攻撃で 「相手を死なせてしまうかも知れない」 覚悟はあるのだろう だが 「死なせてしまうかも知れない」 のと 「殺す」 覚悟は似て非なるもの 出来る事ならちゃんと受身を取ってほしい――― なるべく怪我をさせぬように――― そんな魂胆が垣間見える剣に対し、何が楽しくて打ち合えるのか… こちらに殺意を抱かない相手にどうして戦意を抱けるのか… 先ほどの女騎士はあれほど素晴らしい殺意をこちらへ向けてきたというのに、これでは―― 男とて現代に招聘された英霊だ 現世における法――人の常識の移り変わりは重々に心得ている 自分が生きた世界とはあまりにも懸け離れた価値観によって、今の世が動いている事も だから自身の信条が絶対と言い張るつもりは無い 人殺しが偉いとは言わない もはや自分は化石――― 時代にそぐわぬ産物なのだから だが……戦場においてくらいは、、、その信念を汚されたくは無い 何故ならそこだけは彼が唯一、彼として生きられる場所だから 戦場においてくらいは その古めいた感情を吐露したところで バチは当たらないだろうと、 現世に蘇った戦の化身は独り、思うなりや――― ――――――
殺し合いにおいて、殺せるものとそれに躊躇いがあるもの どちらに分があるかなどもはや言うまでも無いだろう 降り抜いた刃の上に立つ男の目が語っている 恐さがねえ――そんなんじゃハエも殺せねえよ――、と 互いに気の乗らない戦いで愉しめる要素など皆無 早々に終わらせて、あの女騎士と続きをするだけ―― もはや口に出して聞かせるまでも無い 彼の冷めた表情が雄弁にそれを語っていた 「っ!!!」 男の言葉にした意味を、彼の表情から読み取る魔道士 こちらの攻撃が相手を殺傷せぬ当て身であるという事実をあの寸での切っ先で読まれた 瞬時に峰打ちに移行する、その僅かな隙を突いて 男はこちらの全霊の一撃を見事、往なしていたのだ だが、だからといってそれが何なのか…! 相手が殺す事に誇りを感じようがどうでもいい 自分は、ミッド式は、殺さぬように制するのが誇り その信念の元――自分達は局から強大な武装を託されて、それを運用する資格を得るのだ 例えその不利を突かれて負けたとて、、それに殉ずる覚悟はとうに出来ている! 背中越しに槍兵を睨み据える執務官―― 刃の上で魔道士を見下ろすサーヴァント―― 互いの信念の違いをここにぶつけ合う二人の戦士 しかして詰まったこの間合いは完全なる負の間合い 多くを差し挟む事は出来ない 間違いなく次の一手で、この勝負は――終わる! 時を置かず動き出すのは魔道士 巨大な刃を跳ね上げて男を振り落とそうとする だが、遅い……遅すぎる! 槍兵がその身を置くは敵の頭上にして、刃の内側 そして相手の全力攻撃を完璧に透かしての間合いの侵入 これを指して人、曰く―――チェックメイトと ザンバーが魔道士の手によって動く前に男は既に行動を開始 巨大な刀身の上をスライディングしながら滑り降り 一直線にフェイトの眼前に迫る 「ごめん――バルディッシュ…!」 滑空しながらフェイトの眉間に狙いを定めた槍の穂先が彼女に到達する その前に、魔道士は躊躇わずに大剣の柄を離し―― 柄先を思いっきり蹴り上げる
「―――、」 刀身が裏返り、バランスを崩す槍兵 つくづく秀逸の反応 少しでも躊躇えば回避は間に合わず、額に穴が開いていただろうに… しかもあれほど心の拠り所にしていた唯一の武装を手放すのは相当の勇気が必要だが、それをあっさりとやるとは 距離を離した魔道士 男に向かい手をかざし、詠唱を始める 武器を手放したとて彼女の持ち手はまだまだ尽きない (サンダースマッシャー……くっ、、ダメか!) だがこの槍兵が一日千秋にて捕まえた獲物を逃がす筈がない ましてや蹴り飛ばされて引っくり返った巨剣の下敷きになる間抜けが名乗れるほど 「最速の英霊」という称号は安くは無い 覆い被さろうとする金色の刃を駆け上がり、飛び越えて 修羅の槍は寸を数えぬ域にてフェイトに肉迫 上空から、丸腰になった彼女の喉元に向かって閃光のような一撃を見舞う! 「動くな――苦しまずに逝かせてやる」 向こうがこちらを殺さぬように戦った、、そんな事は関係ない 生半可な覚悟で戦場に足を踏み入れたツケ ―― 殺せる時に殺さない奴は必ず後悔する ―― 戦場に生きた伝説の具現として 男はそんな戦の理を実戦するだけの事だ 頭上から叩き落されるレッドクランチに対し もはや術の無いと思われた魔道士―― だがフェイトの両篭手がバチバチと黄金の魔力を形成し 電撃という形で具現化したのがこれまた瞬を数えぬ域 間に合わぬと砲撃をカットした彼女が 同時展開で詠唱を終えていた魔法は近接魔法プラズマアーム! 放電するその篭手の左腕―― 壊れた方の腕を、迫り来る槍に叩き付けたのだ 「―――、ほう…!」 上段受けの要領 叩き落された槍を急所からそらすフェイト 篭手が衝撃でぐしゃりと歪み ミサイルのような一閃が彼女の肩口と首筋を通り過ぎて肉をこそげ取って行く この槍の刺突を前に全く臆さずに前に出て受けた――それ故に成り立った素手での受身 攻撃だけではない――この女は、、防衛においても一級品の技術を持っている
惜しい……本当に惜しい 根本的な部分で趣向が違う故、楽しめなかったが この相手があの騎士並に自分に殺気を持って向かって来たのだとしたら―― ――― どれだけ心踊る戦いが出来たのだろうか…? ――― 密かに感嘆の賛美を送るランサーの槍を掴みあげ 下から廻し込む様に上方にかち上げる 同時にバリア展開―――ブレイク! 周囲に雷電伴う魔力を発散させて相手の視界を晦まし、 (顔は――ダメだ……避けられる…!) この男の反射神経――顔面にクリーンヒットなど許しはしまい ならば視界の下方 低く潜り込んで、そして右方から鉤突きで相手の左ボディを狙う サーヴァントの思考と挙動にまるで遅れず付いてくる この女こそ本当に人間なのか――? 並の人間の視力では、その残像を追う事すら難しい 近接での組み打ち、取り合い、崩し合い 繰り出すプラズマアームがその蒼い痩身に吸い込まれて行き、 フェイトは残った右拳を―――渾身の力にて降り抜いた 「……ッ!!!」 「―――、!!」 …………、――――― 「………こ、ふッッッ、、」 密着する蒼身と黒衣の姿 瞬間挙動40にも及ぶ予備動作と 絞りつくした戦術思考の果てに―― 魔道士の降り抜いた拳の先にランサーの肢体は既に無く 更に内側、、顔と顔が密着するほどの位置に男はいた そして彼女の左手で抑えていた刃の部分とは逆の方 真紅の長物の柄の突起がフェイトの体中央――鳩尾を深々と抉っていたのである 「、…………は、、ッ」 その細い顎が上がり、半開きになった口から弱々しい嗚咽が漏れる くの字に折れ曲がる彼女の肉体が、ランサーに寄りかかるように弱々しく弛緩していく 槍の刃渡り部分は確かに押さえた だが、テコの原理で柄の部分を下から跳ね上げたランサー 寸劇じみたインファイトの末に、体勢を低くして潜ってきた彼女の体を更に下方からカチ上げたのだ
ズル、と力なく崩れ落ちる魔道士の肉体 横隔膜を貫かれた身体は一次的に酸素の供給を停止し 人体に深刻な呼吸不全を引き起こす もはやこれで本来ならば行動不能 善戦空しく魔道士は、槍兵の前に為す術も無く倒れ付すのみ―― だが、、 (まだだな――) 槍兵は戦闘態勢を微塵も解かず「それ」を待ってやる 「……う、、うッくっっ!!」 そして男に呼応するかのように すぐに彼女は意識を無理やり振起し 眼前の男をキッと睨み据えたのだ 打ち込んだ槍の感触ですぐに分かった―― 既にライダーとの戦いでボロボロになってはいたが それでも分厚い障壁に遮られてダメージの大半が遮られていた そのBJが未だ健在である事に 何せあの炎の騎士に散々見せ付けられた防御力 今更、目測を違える槍兵ではない 刃の部分では無いにせよ本気で突き上げたのだ 何らかの護りの加護がなければこんな華奢な身体、簡単に突き破って粉砕していただろうから そして身体を張ってランサーの攻め手の大半を受け止めたフェイト 柄と穂の部分を押さえつけ、もはや相手の凶器は抑えたも同然 手四つでランサーと向かい合う形となった魔道士 「せええいっ!!!」 「―――俺の槍に手をかけるとは……」 憤然と言い放つランサー 生涯において敵にこれほどの接近を許したことなど無い ましてや手に持つ槍をこうして他人に掴まれようとは――夢にも思わなかった 「は、、あああぁぁああっ!!」 そしてそのまま相手の武器を掴んだまま男に飛び掛るフェイト 最大出力で上から覆い被さり、そのまま地面に押し倒す そして詠唱終了したバインドを被せて終わりだ! そんな必死の形相で組み伏せようとする魔道士を 心臓を握り潰さんほどの殺気を以って迎えるランサー 「だが残念だったな―――女に押し倒されるほどヤワじゃねえんだよッッ!」 フェイトの組み伏せを渾身の力で受け止める槍兵
何というナパーム投下 しえん
カートリッジ、ロード!
まるで根を張った巨木だ――! 全出力をかけて押し潰そうとしているのにびくともしない…! そして、男の手ずからぐるんと回転させた槍によって、 「……あ、、!?」 フェイトは短い悲鳴をあげる 息を飲んだ時にはもう遅い 近距離の組み打ちは、体勢を崩されれば一瞬でその勝敗は決する 彼女の左手が槍の動く方へと捻られ、巻き込まれて露になる それを槍兵は脇に抱え、彼女の関節をがっちりと極めてしまっていた 「きゃあッ! 、、ぅあああああッ!??」 フェイトの左肩に凄まじい激痛が走り、視界がパチパチとシャットアウトする 断裂寸前の肩を更に捻られたのだ 抵抗を試みる思考が強制停止し、、力が――入らない (き、、、距離、を……) シャットダウン寸前の思考は魔法防御をすらままならなくし バリアバーストで距離を取ろうと勤しむ思考とは裏腹に 彼女の体表面を覆うフィールドすら消え去っていく 左腕をかんぬきの様にギリギリと締め上げられ、苦痛に顔を歪める執務官 もはや魔道士としての防衛機構は全て剥がされ 全くの無防備となった彼女をそのまま――― その場で思いっきり振り回すランサー! 「あ、、うああああああッッッッ、、」 まるで力の入らない状態でフェイトの体が浮き上がり 男の膂力に任せて振り回される 回す、回す、回す、回す、回す、回す、回す、回す――― 回す、回す、回す、回す、回す、回す、回す、回す――― 回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す――! 遠心力で気が遠くなる魔道士の意識 景色が高速で流れていき、、 竜巻に巻き込まれた人間の見る景色とはこんな感じなのだろうと―― 感想を述べる余裕などあるわけがない 「甘かねえんだ……戦場は―――」 そして、その回転は速度を増して、増してっ! もはや小規模の竜巻すらその場に発生させるに至るほどに凄まじいものとなり そのまま為す術も無く―――背面に放り出された黒衣の肢体
事此処に至ってダメージの蓄積も馬鹿にならず 完全に意識を失いつつあるフェイトに、 <Sir...Mind surely> 飛来する物体が重低音で必死に呼びかける それは彼女の手を離れ、待機モードとなったバルディッシュの精一杯の声 「………バ、ル、、」 <Endure a shock...I generate a barrier> 飛んだ意識の中に無理矢理入り込んでくる相棒の機械音 その声のままに、彼女の周囲に強制的に張られる急場凌ぎのフィールドが―― 今、、フェイトを絶命から救った 「っっっは、うぅッッ、、、!??」 宙に投げ出され 無防備となったその背中目掛けて 男は自ら槍を中心に駒のように回転――! 遠心力を利用した凄まじい蹴りを叩き込んだのだ ゴチャッ、!!という歪な音を己の体内で聞いたフェイト 脊椎から全身に痺れが走り―― 球体のように流れた景色が 今度は凄まじい速度で後方に流れていくのを見る羽目になった その衝撃、、咄嗟に張ったフィールドがなければ――人間の脊椎など粉々だっただろう まるでサッカーのゴールキックのように上空高く吹き飛ぶ魔道士の肉体 ―――飛んだのではなく完全に飛ばされた 死に体で、重力の法則に逆らって空を切り裂くその身体 もはやそこに反撃の余力が残っているはずがない ―――そしてそれを追う様に英霊が駆ける 手に持つ槍が紅い魔力を帯びて唸りを挙げて 頭上の相手を刺し穿つ喜びに打ち震える やっと――やっと出番だ……待ちくたびれた、、 ヒトの心臓を穿つ事をこよなく愛する呪いの魔槍が 今宵、最初の獲物に向かって標準をつけた 「嬢ちゃんが真の騎士だったならば俺が負けていただろうよ…… せめてこの言葉を手向けに―――逝け」 駆ける男の相貌にいつもの狂気の笑みは無い ただ淡々と作業をこなす人形のように―― この後味の悪い戦いの幕を切って落とすのであった ――――――
間奏 4 ――― それはまるで示し合わせたように起こった 片や林道の中心地 片や森林の奥深く 同時に発生した竜巻はまるで左右対称のシンメトリーの如く猛威を振るい 蒼き風と紫紺の風はそれぞれアスファルトを、森の木々を吹き飛ばし、 上空に乱気流を巻き上げて――風一つ無い山道に嵐を巻き起こす そして二つの竜巻に巻き上げられ、吹き飛ばされ 投げつけられたモノが――凄まじい勢いで互いに接近する ――― ソレらは人間であった ――― そして信じられない事にこの現象を起こした者も少なくとも人間のカタチをしていた 弾道ミサイルのように打ち出された二人の人間 烈火の将シグナムと雷光の魔道士フェイト 深刻なダメージを負ってなすがままにされた両者が サーヴァントの膂力に抗う事も出来ずに勢いよく宙を舞い、 期せずして同方向に、衝突の軌道を描いて打ち出されていたのだ 「、、、、」 「………ぐ、!」 脊椎を強打された魔道士も、出血の激しい将も この時点で半分以上意識を失っていた―― だが、それでも最低限の状況を把握できたのは 皮肉にも二人がこうして宙を舞い 高速で風を切って飛ぶ事に慣れていたからであろう 床に打ち上げられた魚が水を求め 河へと戻り蘇生するように―― 慣れ親しんだ感覚に辛うじて正気を取り戻す両者 僥倖と言えよう……職業病も悪いことばかりではない だがこの軌道はほとんど正面衝突コース 完全に前後不覚の状態で、この勢いでクラッシュすれば 双方のBJがそのまま相手の肉体を砕き、二人の体は粉々に砕け散っていた事だろう 「テスタ、ロッサッ……!」 「、、、うう……シ、グ、、」 薄れる意識を無理やりにでも叩き起こし 迫り来る双方の姿を見据えるライトニング 後方には凄まじい速度で迫る蒼と紫の閃光 先ほどのこちらのコンビネーションの意趣返しか―― 一糸乱れぬ詰めはもはや生半可な防御、回避の及ぶところではない
――絶体絶命 前方の味方との衝突を免れるのは難しく無いが それに気を取られ、向かい来るあの紫と青の影にどう対する? この薄れ行く意識ですら感じ取れる、相手の刺すような凄まじい殺気 今までのそれが刀身を鞘に収めての斬り合いだとでも言わんばかりの 抜き身の刃を構えた敵が接近してくる 迫り来る青は右から地を駆ける その勢いはまるで一条の槍 右半身に構えた呪いの魔力の塊をこちらへと向けて―― 襲い来る紫は左から森林を飛び出してくる その妖艶さはこの世のものではない妖 前方に強大な魔力を放つ真紅の魔法陣を従えて―― 前門の魔犬 後門の大蛇 進退窮まる絶死の状況にて―― 「飛べッ! 上だ! テスタロッサ!」 「く、ぅ……シグナム!?」 迫る烈火の将が絶叫し、両の腕を構える 身体の自由が利かぬまま それでも言われるがままに身を預けるフェイト 打ち出された二つの弾丸と化した両者が接触、破砕する直前―― フェイトは余った力の全てを逆噴射に当てて減速し、パートナーに両足を向ける シグナムは殺し切れないエネルギーを全て――フェイトの向けられた足に叩き付ける 隊長である彼女を上方に打ち上げ、逃がすために! 「ん、うッ、、、!!?」 シグナムによって乱暴に投げ上げられた体が一瞬で天高く舞い上がる バレーのレシーブに似た体勢であったが、そんなお優しい扱いではない まるでカタパルトに打ち出されたような錯覚に陥り 視界が一気に雲を捉え、遥か上空へとその身を写すフェイト 「…………あ、、」 そして期せずして彼女の下方 今にも接触する三つの影を捉えるに至り、、 「あ、……ああ…!」 今の状況、将の今の行動の意味を残酷にも認識してしまい―― フェイトの表情は絶望に青ざめるのだった (仕留めろ……いいなッ!) その念話で紡がれた言葉に二の句が繋げない執務官 シグナムを、、友達を、、決死の空間に置き去りにして―― 自分だけが安全圏に逃がされたのだと今、彼女ははっきりと理解する
―――自分は副官だ ―――もしもの事があったなら、お前の盾になり守るのが私の役目 それはこの将が自分に対して常に言っていた言葉 その言葉に本気の怒りを見せる自分に対し、 ―――勘違いするなよ? 私情は無い ―――部隊のために頭を残す……それだけの事だ ―――幸い、私の身体は普通の人間よりは死に難いしな 脳裏に次々と過ぎる烈火の将の言葉 これもまた私情によるものではないだろう 将は――この現状で、敵を一掃する可能性をより秘めた選択に その身を投げ出したに過ぎない 「駄目………やめて…」 あの紫紺の化生を、真紅の槍を前にした時には決して見せなかった悲痛な表情を 下方の光景を前に見せる魔道士 自分達は銃弾飛び、命散らされる戦場にその身を置いている いつだってこういう時が来る覚悟はしていたつもりだ だけど、、、そんな、突然すぎる……! 「駄目です! シグナムっっ!!」 涙の混じった叫びを上げるフェイト 別れは何時だって突然なものだというが あるいはまるで覚悟が至っていなかったのか…? その「突然」に対して、認識が甘すぎたとでも言うのか? 身体の震えが――止まらない!? 先の槍兵に痛いくらいに諭された言葉の数々を噛み締める余裕も無い もし自分が躊躇わずあの槍の男を叩き切っていたならば こんな事にはならなかったと考える暇すらも――― フェイトの眼下 中央に位置する女剣士が剣と鞘を分離させて二刀に構え 左右から接近する青と紫の光に相対す そして自分に与えられた役割は――「撃つ」と言う事 何としても身体を張って自分がこの二人を止めるから―――私ごと撃て、と 将はそう言ったのだ どれほどベルカの騎士甲冑が堅牢でも あの化け物二対の攻撃を同時に食らってはただでは済まない いかに守護騎士とはいえ、絶命は免れない
だというのに、そこまで分かっているというのに 悲しいかな、長年の訓練の成果か―― 高速で己が果たす役割を、その工程を身体が勝手に構築していってしまう 騎士の■を無駄にしないために… 自分を守って■■彼女の遺志を尊重するために… 自身のデバイスに編み込んだ最大の砲撃魔法―― トライデントスマッシャーを下方に構え 次に眼前に広がる絶望的な光景を幻視して、、 フェイトは呼吸困難に陥る肉体を寸でのところで支える ――― ■ぬ……シグナムが… ――― 決死の覚悟で二対の凶刃の前に身を晒す烈火の将 瞳孔の開いた魔道士の瞳が、揺れる感情をこれ以上無いくらいに映し出す もはや今更、騎士の隣に駆け込んでも手遅れだ 仮に間に合ったとしても敵の攻撃で二人纏めて倒されるだけの事 では枕を並べて共に死ぬか? 馬鹿な、、それこそ最悪の選択… 全滅するよりもどちらか片方が生き残る方を選ぶのが 戦士としても局魔道士としても正しい選択だ ぶるぶると震える手でスナイプの照準を付ける魔道士 時間にして一秒を数えぬ一瞬の邂逅 そして―――― 時は彼女の悲痛な想いにまるで答えてくれず、待ってもくれない フェイトの眼下で三つの影が交錯し―― 「ーーーーーーッッッ!!!!」 声にならない絶叫を上げるフェイト 金属と魔力の衝突する甲高い音が―― 考えもしなかった突然の別れの予感と 勇猛なるの将を悼む鎮魂の鐘のように、、 場に響き渡ったのであった ――――――
プロローグ終了です 長いだけで話が一向に進んでないのもプロローグだからです… ここ、初期のプロットでは 「英霊ピンチ脱出 → 反撃」 の一行にしか過ぎない場面だったのに 何でこんな事に……もっとコンパクトに纏める努力をしなければ、、 力関係的にどうしても英霊≧リリカルみたいな流れになりがちですが このリリカルブラッド、なのはやフェイトやはやてさんの頑張り物語も兼ねていますのでそこはご容赦下さい 次は本格的な乱戦になるので気長にお待ち下さい ではまたノシ
GJ!!
さて、
>>504 に戻って読み直す作業が始まるお………
改めて、リリブラ氏がこのスレの住人に漏れぬドSだと分かった……
>>597 超GJ。むしろたった一行のプロットからここまで良質な長文が出来上がる事を誇っていいと思う。
GJ! ま、力関係は自由ということで 良いものを読ませてもらいました
GJ 休み休み読ませてもらってるので細かい事はまだ詰めでいませんが 取り敢えず一言 フェイト死んじゃう!
>>597 GJ!
ザンバーに乗れるのか?いや、乗れるのだ!ケルティックスーツのルーンの力で!
両サーヴァントに対しほぼ必勝の大勢から一転しまくり、シグナムがこのスレ史上最大のピンチ
運命を変えられるのはフェイトその人のみ
むしろ、シグナム・ランサー轢殺、その後ライダーが刺殺されそうな…
これがプロローグとは我も吃驚
次回もまっとります
>>577 コアのことを魔力回路と書いたんじゃね?
魔術師が持つのは魔術回路だからね
真ソニックを超えた真ソニックで間に合わないかな こんだけフルドライブで魔力行使したら無理か? ここから混戦ってイッタイどうなるのか予想がつかない
GJ! 相変わらずの高いクオリティ、そしてとんでもない長編乙です 激しいバトルには心が踊るw この四者の戦は"回転"の一言に尽きますね 戦技・戦況・その他含めて スピード狂は何かをブン回すのがお好き? ボルグとベルレの挟み打ちに成す術はあるのか――――!? アギトーーーー!! ここで切るとは…ドSッ......! 圧倒的ドSッ......! ただ、ちょっと気になることがありまして、 使用頻度の高いシュランゲフォルムをシグナムがほとんど使用しないのは何故でしょうか 戦況的に必要無いと判断したため? これがプロローグ、それも中編のそれに過ぎないというのが驚き 次回も楽しみにしてます
森の地形効果かと>連結刃の不使用 森を焼き尽くすつもりならいいけど アギトの存在はすっかり忘れてたわー
しかしザンバーでこれとは…ライオットはとてつもない事になりそうだ
未だに誰も切り札を使っていないというのが恐ろしい・・・ あくまで中編、それもプロローグってことか とにかくリリブラ氏GJ!
トリップ外し忘れた・・・ この際だから言うけど、ちょっとパワーバランス間違えたかなと反省している 俺もリリブラ氏みたいな文章が書けるようになりたいぜ
ランサーはシグナム、ライダーはフェイトがお気に入りでもう片方はイラネ状態なのがらしいなぁ。 まぁどっちにしろセイなのレベルの百合んyじゃなくて信頼関係は結べそうにないな、この様子だと。
アトゴウラかっけえなぁ・・・ ここまで来るとバトルマニアどころかバトルソムリエですよランサーどんw しかしミッド魔導士の矜持と趣向が合わないという事は なのはとかもチェンジ対象なのかしら
なのはさんの必倒は必殺の意気ですよ? 実際に剣が鈍るってのが駄目なんだと思う そういえば、はやてルートもちゃんとあるみたいだな
まだ出てないのは Fate:アーチャー・キャスター・アサシン・バーサーカー・ハサン なのは:はやて・ヴィータ・スバル・ティアナ・エリオ・キャロ これはバサカフルボッコの予感がするぞ あとなんかイレギュラー枠が一つ余っていたような ネコアルクだったりしたら笑うぞw
普通にアルクやタタリも侵入してなかったっけ バーサーカーは、彼が死にきる前に前衛が巻き添えで死んじゃうでしょう そもそも敏捷もAランクで、突っ立ってないんだし イリヤがいないヘラクレスさんは間違いなく最凶 聖剣ごとき命が半分でも問題ないとか言っちゃいます はやてとヴォルテールが交互にぶっぱなしたらオワタですけどにゃー
なのはさんの魔法は物理の伴わない純魔力攻撃が殆どだから、手を抜く必要が無い よって常に全力全開での不殺が可能 あるとすれば、魔力の低い人間のショック死くらいか シエル先輩とか荒耶も登場したりして なの青コンビの行く末が気になる 橙子が出て来たら色々大変そうで面白そう
なのはの砲撃は、ここまでやってもまだ死なない!って感じだなw
それは不殺とは呼ばねえWというか呼んではいけない。
混乱してきたのでとりあえず、リリカルブラッド内のサーヴァント情報整理 セイバー:マスター士郎、記憶がはっきりしないがアヴァロンあり、聖杯戦争モード ギルガメッシュ:セイバールート後、ロストロギアをレジスト、エアで世界破壊はなし、セイなのコンビに敗れるも復活 ランサー:マスター言峰、反りの合わないライダーと同行、ホロウの記憶あり?、聖杯戦争モード ライダー:マスター慎二、反りの合わないランサーと同行、ホロウの記憶あり?、聖杯戦争モード 時間軸が実に怪しいなあ
バーサーカーの最も正しい運用方法はヒットアンドウェイ。
>>615 あの二人の姉妹喧嘩になのはが居たら周囲への被害が凄いことになりそうだ。
つーかマスターであるイリヤがでしゃばって戦場に出てこなければバサカさんも制約なしで戦えたはず。 型月の敵キャラ(てか強キャラ)ってのは、だいたい自身かパートナーが油断慢心属性持ちだよな。
目的地に突っ込ませる→適当に暴れさせて人が集まってきたら撤退 万が一殺されたらすぐに撤退、しばらく休ませて命が回復したら再度襲撃 なんといやらしい戦法か。しかし実に効果的でもある でも実際にこれをやるとほとんど無敵になるからなー・・・ 話の都合でできないのです
>>615 >なのはさんの魔法は物理の伴わない純魔力攻撃が殆どだから、手を抜く必要が無い
それも大きいと思うが殺してしまったときの対応には違いが出ると思う、
なのは 自身の傷は誇りとして背負っていくもの、みたく相手のことを忘れず背負おうとする。
フェイト 罪悪感を強く感じ、引きずっていく。
自分のイメージなんだけども。
>なの青コンビの行く末が気になる
そろそろなのはさんの胃は限界じゃないか?
なのはと青子のコンビには殴られ役として定評のあるバサカの旦那に相手をしていただこうか というか現状そのペアに単騎で立ち向かえる奴がバサカとアルクくらいしかいない
戦闘ダメージや青子の大人の事情(魔法の詳細不明)を考えるとあっさりダウンする可能性もあるだよ
>>623 なのはとフェイトの"その後"については、だいたいその見解で一致するんじゃないか?
場合によっては人に対しても殺傷(物理)設定で撃ってるのよね
ディエチの物理破壊砲に対抗する為と、壁抜いてクアットロ倒す為の2回
加減したとは思えないし(特にクアットロ対して)、殺害した場合の事は頭にあっただろうな
もしくは、デアボリックエミッションにも耐える戦闘機人の頑丈さを見越して、死には至らないと判断して撃った...という可能性もあるけど
>>624 アサシンなんかいいんじゃないか?
まともに戦ってくれない相手ってのは物凄い怖いぞ。
アサシンと聞いて物干し竿を担いだ小次郎が砲撃の嵐の中に神風特攻するのを幻視したのは俺だけでいい そしてハサン先生ならアルバがヴィータをサクッと狩ったように相性であっさり勝てるような気もしてきた
小次郎はゲンヤさんの部隊に配属されて、その縁で6課に配属とか考えたなぁ。 魔力弾が飛び交い直接仕合えなず、微妙にやる気のない小次郎に叱咤するギンガとか。
そういや、以外とヴィータってカマセにされる割合高いな 一応、リリカル人間最強の隊長陣の一人なのに………
幼女だからさ しかしそういう意味でのかませの帝王と言えば文句無しにバサカさんでしょう 最強厨スペックで負ける方が難しいキャラなのに 決してチャンピオンになれない負け専キャラ
ヴィータはA,sの赤竜戦でもStSでも結構ボロボロになってる描写があるから やられてる場面を想像しやすいのかも知れない 作中で縛られて捕まってばかりのフェイトが緊縛姫の称号を手に入れたのと同様に
ヴィータに関しては消去法と本編描写の傾向からだと思う 心理的にねー バーサーカーは口がないから勝利後がない ここじゃ小次郎はハサンより空気だなあ 地蔵ミサイルくらいにハッチャケないと話題にするのが難しい リリカル属性もなければネタも少ない
個人的な偏見の入ったイメージ。 なのは:空中要塞・砲撃 フェイト:脱げば脱ぐほど強くなる はやて:固定砲台・腹黒ちびたぬき ヴィータ:ボロボロゲートボーラー シグナム:働く姿が表面に出ない シャマル:味覚が微妙 ザフィーラ:犬 ユーノ:美味しい所だけ回収 クロノ:妻帯者
ステエキは隊長陣から色々受け継いだけど、その中でも特にその傾向が強いのがエリオ サンダーレイジに紫電一閃にソニックムーブ 身の丈に合わない武器+軽装甲+電気使い+クローン=… ISも竜召喚も凡人属性も持ってなくて個性が危うい 小次郎はまだいい方だろがー!
幻のドラゴンライダー、竜騎士エリオ殿はいまいち自覚に欠けておられる御様子 首の上から余計なものを切って落とせばスッキリするであろう
いや、っつうかぶん殴って「紫電一閃っ!」てありゃ何だよw
何かと訊かれれば魔法と答えざるを得ない すいまえん、パス
紫電一閃はレヴァンティンの刀身に魔力を乗せた斬撃で、威力もさることながら、強力なバリア破壊力を併せ持つってあるんだが、 ということは得物に魔力を乗せた斬撃であれば紫電一閃になるんじゃないの?
武器……だったか? 右ストレートでぶっ飛ばしたように見えたんだが
すまん。 得物はこの場合は拳で、拳に魔力を乗せた打撃でも紫電一閃に該当するんじゃないかと解釈していることを書き忘れた。 ベルカ式であれば誰でもつかえる可能性がある技だと思う。修練によって、天と地ほどの差は出るが。
あれは基本にして奥義的なポジションだと思う
えー、極めた空手家の正拳突きは名刀の一振りに匹敵するとかなんとか。 俺もどっちかつーとプラズマアームに見えたけどな!
じゃあリボルバーナックルも紫電一閃か?
アバン流刀殺法の大地斬とか地雷閃的なポジションなんだろうよ、きっと。
ビックバンナックルが実はただの右ストレートみたいなもんさ
紫電一閃は古代ベルカ式の属性変換した魔力を付与した攻撃だろ。 シャッハも使ってたけど、近代ベルカ式だと名前が違う。
>>644 やろうと思えばできるんじゃないか?
エリオの殴り紫電一閃より見事な一撃になりそう。
ついでといってはなんだが、シグナムの紫電一閃は炎が追加効果として付与されているが、
これはシグナムとレヴァンティンの持つ「魔力の炎熱変換」による効果らしいとのこと。
nanohawikiから転写した。
この文章を読むと、属性変換は必ずしもついていなければならないわけじゃないじゃないだろうか?
あくまで追加効果であればさらに攻撃力上昇と。バーサーカーとかセイバーは常に紫電一閃な気がしてならぬ。
訳わかんない文になってるな。 必ずしも、属性変換がついていなければならない訳じゃないだ。
ランサーが火のルーンでゲイボルク燃え上がらせたらどこから見ても紫電一閃になるのか 淑女のフォークリフトのあれも紫電一閃になるのか やべえ、ベルカ始まったな
シグナムは「近づいて斬れとしか教えられん(よって教導には参加しない)」と言ってるし、シグナムの技は極めてシンプルで、剣捌きは体に染み付いた勘のようなものなんだろう 炎とか雷の魔力変換資質を持つ者は珍しくなくて、資質が無くても変換は可能 という世界設定だから、それっぽいやつを誰が使えてもおかしくはないかもね>>紫電一閃 あまり安っぽくなりすぎるのもアレだが
シグナム 「まるで紫電一閃のバーゲンセールだな…」
セイバーやバーサーカーによる紫電一閃が見れるかも知れないのか
エクスカリバーはもうそれじゃない?
待て、さすがにエクスカリバーをそこら辺の奴にやられたら世界滅ぶぞ。
魔力放出やオルタの黒オーラ、あとナインライブズのバリエーションを指してるんだよ……な? 地面からマルチレーザーのどこが紫電一閃?
エクスカリバーの発射プロセスを調べてみたら、使い手の魔力を光に変換した後に収束・加速させて運動量を増大、 神霊レベルの魔術として行使とあったからちょっと違うか。 セイバーの腕力はあまり高くなく魔力放出して斬る力を上げているから、そっちのほうが紫電一閃に近いか。 バーサーカーなんかは魔力を斧剣に魔力をまとう纏わないとかじゃなく、 単純な腕力でそのレベルの剣戟だろうけど。力を極めれば技の入る余地がないってあった気が。
そもそもバサカは一閃じゃ済ませてくれないから しれっと百閃くらいしてくるから
本当にチートだ。 これで本編では中ボス扱いってのが恐ろしい。 エリオが騎士見習いということで型月、リリカルの騎士区別無く師になろうとしてもめるとかw バーサーカーに指示したら、俺から十分逃げ切れとかの修行内容になるのかな。
アンコのmissionモードにそんなのあったね
柔良く剛を制す、剛良く柔を断つと言いますが、確かにバーサーカーの場合は元々の力に加えて狂化によるパラメータ向上も有って、技を入れる必要が無かった。 とはいえ人類が滅びることなく発展したのは、知恵や積み重ねてきたものの力であるので、それを持っていないバーサーカーが勝利できた可能性は低かったかもしれないが。 ……まあスペック差が絶望的なので、バーサーカーから逃げるには空間転移系でも使わないと無理そう。
バーサーカーは理性の芯を残してるし、見た目子供のエリオに無理はさせないって感じる
むしろ鬼門は精神論のボクサー
>>657 帯電魔力で筋力はちゃんと補正されてるよ
素の筋力だとエクスカリバーを持ち上げるのも厳しいけれど
>>662 エリオが時速60前後で逃げるなら、80ぐらいで追って逃げるだけじゃなく防御迎撃も多少しなくてはならないぐらいに抑えるか。
じぶんよりつよいてきにあったら、むりせずにぼうせんするかにげましょう・じっせんへんとw
セイバーはベルカの騎士に本当に近いな。魔力を肉体に巡らせての筋力UP、
放出による移動速度や攻撃力の上昇と。
サンデーの史上最強の弟子のノリでやったら面白そうなんだよなぁ。
二日に一回、フェイトの胸の中でさめざめと泣くw
>>663 ランサー「坊主、頭の中で死ぬほどキツい修行を考えてみな。考えたか?そんなもんは天国だ!!」
もしそれが、24時間なのはの砲撃から逃げ切る耐久レースでも?
魔眼発動中のライダーから逃げ切るよりかはマシだと思う
24時間スカアハから逃げるのとどっちがつらいのかねぇ。ゲイボルク風味に飛んでくる石だっけか。
24時間耐久とか止めようぜw ちゃんと鮭飛びとか収束、壁登りのスキルを絡めてあげてくれ エミヤ(誰でもできる自分最強講座……)
アパチャイ=なのは か 青子(ry
>>658 対人用ナインライブズはきのこが高速で九連撃を加える技って言ってるから
アンコの百連撃は士郎と区別付けるためだと思う
史上最強の弟子風味……師匠はサーヴァントたち? ギルは闇のトップだろうけど。
「忘れるな。イメージするのは常に最強の自分―――」 この教えは一歩間違えれば邪気眼使いを生む諸刃の剣
>>671 セイバーは士郎相手でも手加減してくれたから外したかな。
バゼットはそうだねえ。
なのはは両作品から1名ずつと思って全力全開ということを理由にして
無理矢理いれた・・・。
「じゃん、けん、死ねぇ! ――どうしましょう。普通にジャンケンしているのに、全部『死んじゃえパンチ』になってしまうのです」 言いつつ、特訓用の地蔵を破壊するバゼットさんでした。
エリオ「皆ざんのおがげでごんなにりっばになりまじだ」「最強!!ドレーズ・オオオオオオオオオン!!」 一日48時間耐久という矛盾 それを実現したエリオの身体はまさに小さなヘラクレス その姿にフェイトは独り涙したという
セイバーが士郎にサーヴァントと戦うことの愚かさを叩き込む場面ばかりが脳内に残っていたようだw 岬越寺はクロノなイメージ、理論に裏打ちされた魔法の使い方や肉体の作り方を実践しそう。
エリオ「フェイトさんたちを倒せるカッコいい必殺技がほs(ry」
士郎のように、んなもんねぇよと怒られるか、 いいよ、こんな技どう?と見せてもらったが確実に相手を殺してしまう技で、 必殺といいましたが殺すのは遠慮したいと言ったら、ここまでやってもまだ死なない!な技の紹介をされるw
いつまでそのネタひきずってんだよw と思いつつ、なのはさんが 「ディバインバスターで相手を疲弊させて、そこにバインド、スターライトブレイカー」 「そ、それは…」 「特筆すべきは、これだけやってもまだ相手は死なないのよ!」 「死んだほうがマシだあ〜!!」
550BEだがCiv4の最大マップで各国全てを表示しつくすと流石にカクつく VGAは4770 これ955辺りにしたら改善するかね?
☆☆☆☆☆☆☆☆ 許さない
□□□□□□□□ 許そうぜ
>>683 貴方、ロックスターみたい
アヴェンジャーのコスプレはやてが見てえ
お乳付近に変な紋様描く仕事が始まるお
>>685 ふと、衛宮士郎「新・ソニックフォーム」なるモノを
幻視した
脱ぐのか? ビキニパンツ一丁になるのか?
>>687 ランサー「で?なんで俺の格好になるんだ?」
士郎「え?世界で一番速いのアンタじゃないのか?」
フェイト「ランサー、ちょっと模擬戦しましょう……士郎、良く見ておくように」
アルク「当時はともかく現代は私がいちば『ちょっと待ちな』……!」 ゴッド・ブル『クク、直線なら負けやしねぇよ……』
そういうゲームじゃねえから! フェイト「バルディッシュも軽量化しちゃおう」 ランサー「マスター凛でコスチュームチェンジ、さらにアイルランドだ」
なのは「直線ならACSだって負けてないよ」
ORT(UFO形態)「アースラでも持ってこいや」 ルー子「……呼んでないから…………」 アヴェンジャー「早さなら俺にまかせろ」
>>692 ……オーケイ。ピッピッ、あ、もしもし。ウルトラマンさんですか?
ウルトラマンは型月でもリリカルでも無いので自重ってことで
帰ってくれウルトラマン
競馬で決着をつけよう 1、エリオonフリードリヒ 2、ライダーonペガサス 3、ヴィヴィオonザフィーラ 4、セイバーonV-MAX 5、フェイトonアルフ 6、アルトルージュonプライミ,,,
ランスロットonF-15がいないじゃないか。
ギルガメッシュonヴィマーナ……は撃墜されたんだっけ。
無生物を言ったらヴィマーナ、揺りかごも入れないといけない むしろイスカンダルの愛馬ブファケロスさんディスってるぞ
コースアウト確実なのが何名かいるな
イリヤonバーサーカーも参加できるはず 教授on一角獣(本人)とかとか
バーサーCARという可能性も?
703 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/10/16(金) 00:07:38 ID:2lA5XYgK
アンバーonBG666 式onハーレーwith巴
競馬、競輪、競艇がない交ぜになっとるねん
705 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/10/16(金) 00:15:06 ID:2lA5XYgK
706 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/10/16(金) 00:28:38 ID:/ziLwuE5
ここまでななこさんのエントリー無し
リリブラ的にセイバーonなのはで
あえての士郎on自転車
はやて「なんで私がコスプレしただけでこうなるんや……?」 桜「人のネタをパクろうとするからです」
なのはonフェイトじゃ駄目か?w
ここはクロスらしく 式onなのは で
ここまでガリュー×エリオ無し つか実際に騎乗してるのその表に乗ってない ・キャロONヴォル様 だけじゃねーか…
しかも半分以上は勝ちに行ってねえ! 最近の回転寿司じゃあるまいし 乗せりゃいいってもんじゃねえぞw
いや、ライダーとペガサスは一応、騎乗しているんではあるまいか。
そして、ちょっと進んだのでなのぎる外伝の続きを投下するです。 七時から。
瞬間、世界が震えた。 そんなはずがないのに、美由希にはそんな気がした。 思わず両手で自分自身を抱きしめた。無意識にそうしていた。 両膝が笑っている。 そのままコンクリートの道の上に崩れ落ち、首を差し出すべきだと思った。 自分たちは地面に這い蹲り、死体となるべきだと思った。 そうでもしないと。 そうでもしないと。 この人は、世界のすべてを怒りのままに打ち壊してしまうのではないか……? 彼女がそのような感慨を抱いて震えていたのと同様に、いまだ闇の中にある恭也もまた歯を食いしばり、己の背中を駆け抜けた戦慄に耐ていた。 今まで、恭也は多くの戦いを経験してきた。 剣道界に名をはせる名選手、時代遅れのヤクザの人斬り、伝統の技を伝える古流の達人―― 修行の日々の中には当然ながら敗北もあり、命の危機もあった。 剣気とも鬼気とも呼ぶべき敵意を当てられ、身を震わせたこともあった。 だが、今のこの感覚を恭也は知らぬ。 あまりにも――あまりにも、強大で強烈な激情。 聳え立つ巨峰が目の前で崩れ落ちていくのを見るかのような絶望感。 生きていられるということが、それだけで奇跡になる時間。 このまま全てを捨てて逃げ出すことが許されるのなら、迷わずそうしたかった。 ……二人の御神の剣士が半ば精神を挫かれながらも、それでも崩れることも逃げ出すこともなかったのは、二人は父を見ているからである。 十数メートルという距離を置いて、ギルガメッシュという男と対峙している彼らの父を。 恭也にとっては実の父で。 美由希にとっては伯父であり養父である人で。 そして、かつて不破士郎と呼ばれた天才剣士の横顔を。 二人は見ているのである。 士郎は静かな表情のままであった。 父であり師である人が折れもせず、まして逃げ出そうともしていないのに、息子として、娘として、御神の剣士としてここで折れる訳にも逃げるわけにもいかなかった。 例え相手が世界を破壊しかねない魔人であろうとも。 魔人――ギルガメッシュは、剣を持ったままに踏み込んだ。
「貴様」 声だけで、美由希の全身に鳥肌が立った。地獄の底から響き渡る亡者たちの怨嗟の声を耳にしても、こんなことはないだろうと彼女は思った。 恭也は無意識に神速を自分にかけていた。心は折れかけていたが肉体は挫けてなかった。戦闘状態になっていた。まだ恭也の身体は死ぬことを拒否していた。諦めてなぞいなかった。 士郎は。 表情を変えず、柄を握る手に力が入ったのを、恭也だけが見ていた。 (親父……父さん) 耐えている――その事実を、恭也はしかしどう受け止めたのか、自分でもよく解らなかった。解らないままに父の言葉を、ギルガメッシュの言葉を待っている。 「我の名を知りながら、我に問うか!」 「はい」 激烈な言葉に静かに答えられ、さしものギルガメッシュとても些か鼻白んだかのようだった。 目を細めて目の前の男を凝視する。 「――愚劣にもほどがある! 不敬にも過ぎる! 無礼にも限度がある!」 だが。 と。 ギルガメッシュは背中を向けた。 歩き出し、堤防の切れ目、海岸への入り口へと向かう。 士郎は静かに頷き、その後をついていった。 美由希は困惑したように二人を見送っていたが、自分の横を通り過ぎていく義兄に気づき、彼女もまた追って行った。
砂浜は静かだった。 打ち寄せ返す波の音、黒い海に微かな凪を起こす夜風の囁き。天上から見守る月からの柔らかな光。 そんな吸い込まれてきそうな静寂の中、美由希と恭也は海岸の砂上にて再び対峙する父とギルガメッシュを見ていた。 やがて。 永遠にも似た沈黙の後で。 「我が何者かと聞いたな」 とギルガメッシュは言った。 先ほどまでの激烈な怒気は影を潜めている――ように見えた。 すでに自分が怒っていたことさえも忘れ去っているかのような表情ですらある。 「それを知って何とする?」 むしろ揶揄するかのような声に、真面目くさった顔で士郎は答える。 「貴方のことは調べました」 「ほう」 「ツテを頼んで外務省、宮内庁、内閣調査室、――果てはイギリスの議員筋からSISにまで動いてもらい、救世軍の知り合いにも声をかけて 得られた答えが」 正体不明。 高町士郎という男は、社会の影を知ってる。世界の闇を覗き見たことがある。 不破の家に生まれた御神の剣士であるということは、即ち武の道を歩んでいるということであり、武とは窮めるために死地を踏み抜くことが要求される――決闘、戦場、遍く闘争の場に士郎はいた。あらゆる戦闘の場を士郎は駆け抜けた。 時に異能を打倒し。 時に異形を駆逐し。 今の場所に辿りついたのだ。 高町家――翠屋。 そこは魂を癒す安らかな楽園で、それが故に、同時にかつてない激しい地獄となった。 彼は自らの踏んできたところにある影が、いつ彼のみならず家族を飲み込んでしまうのか、それを恐れたのである。 皮肉な話だ。 高町士郎は、全てを捨てて到った自分の安住の地と家族を護るために、捨ててきた過去に対峙し続けなくてはならぬ、永遠の修羅となる道を選ぶ他はないのだった。 そんな日々の中で、ギルガメッシュは現れたのである。
ひとめ見ただけで、魂が怯えた。 圧倒的な格の差を感じた。 どう戦おう、勝とうなどという気持ちさえ起きない。 猫は虎に勝てまい。 だが、猫は化けるといい、虎も尋常な生物ならいずれは老いるだろう。 それならばあるいは――そんな空想すら入り込まぬ絶対的な存在。 眼差しを直視しただけで、その姿を垣間見ただけで、生物としてその根幹から違うモノなのだと問答無用で理解させられた。 自分の踏みつけてきた過去などではありえない。 唐突に現れた運命が如き理不尽で不条理な何かだ。 剣士としての直感というよりも、生物としての本能が「関わるな」と告げていた。 息を潜めて通り過ぎるのを待つしかないのだと。 あれはそういうものなのだと。 そう思った。 そして、そうしてきた。 なのはが、彼の言葉を受けていたと知るまでは。 学校に呼び出されてから帰宅えの帰り道、士郎はなのはにギルさんとの会話のことを聞いた。 その晩の内に全ての頼りえるツテ、使いえるコネ、辿りえる人脈を駆使してギルガメッシュなる人物のことを調べた。 通常ならばそれらを総動員したのなら、一週間としないうちに素性の全てを探りえるはずだった。 だが―― 「貴方を目撃したという証言は、去年の冬木市で始まり、それ以前はない」 冬木市。 その町のことを、日本人ならば誰もが知っている。 去年の冬のある日、突如として猛火が巻き起こり、大量の家々を焼き、人々の命を奪ったという凄惨な事件があったことを。 やがては時間の果てに連れて行かれるだろうが、しばらくは人々の記憶からあの町の名前は消えることはないはずだった。 そして肝心なことは、その町での、その事件の直前での目撃が最初であったということを別の筋の人間に伝えると、そいつは顔をしかめた後に、首を振ったのだ。 「ならば、そのギルガメッシュという男は、ホンモノだ。ホンモノの、正真正銘のギルガメッシュだ」 それにどういう意味があるのか――遂にそいつは士郎に言うことはなかった。 言うべきことではなかったのか、言いたくなかったのか。あるいは両方だったのか。 それともあるいは、意味を解くまでもなく、その言葉が全てを言い表わしていたのか。
オハヨウ支援
「ギルガメッシュ――叙事詩に謳われた原初の英雄。 生と死を巡る冒険の旅と物語は、人間そのものの魂の在り方に関わっているのか、以後あらゆる神話、伝説のモチーフとなって伝承されたと、知りました」 士郎の言葉を聞いて、美由希はどうしてか息を呑んだ。 そうだ。 読書家である彼女は読んだことがある。 最古の物語、最古の英雄、最古の王―― その偉業を。 そして。 彼女は、どうしてなのか、目の前の男にその叙事詩の英雄王を結び付けてしまい、困惑というよりも混乱した。 (ありえない) なのに。 神話の住人が。 伝説の覇王が。 物語の英雄が。 目の前にいるだなんて―― いや。 (――だからこそ、ありえる!) それは直感だった。 そして、何よりも正しいと確信できる回答だった。 それくらいの異常でないと、この男の存在を説明しきれない―――― 思わず、彼女は隣りに立つ自分の義兄を見ていた。 厳しい顔をして過去の英雄の名を持つ男と、父であり師である剣士へと鋭い視線を投げかけている。 美由希のことに気づいてるのかどうかは解らないが。 「親父……父さん……無茶だ」 「恭ちゃん」 彼女はこの時になって、ようやく気づいた。 自分たちがしようとしていたことを。 自分たちが何と対峙しているかということを。 果たしてギルガメッシュは、さも面白い道化芝居を見たかのような哄笑を口元に浮かべた。 「それが正解だ」 「やはり――ならば、死んでいただく」 高町士郎は、静かに二刀を抜いた。
投下完了。 つか、予想以上に長引きそうな…というか、こりなのぎる本編より長くならないか(汗 とりあえず士郎さんはギル様に敬語なのはそーいう相手だからです。そーいうことで納得してください。 そーいうことです。 あとまともに士郎さん受け応えしてませんが、なんというか、そーいう話なんで気にしないでください。 そーいうことです。 だけどまあ、修正は後でするかもですが。 御神流vsギル様とかは、正直なのはvsギル様よかずっと面倒な話になりそうなんですが、まあ…なんとか。 次の投下からはバトルが始まりますが、御神流に型月解釈とか色々と加えたものになりそうなんで、そこら嫌な人はスルーとかしといてください。 それからちょっとあれかなーとか思ったら、かなり書き直しちゃうかも。 では。
親父ぃぃぃぃ! あんた年齢考えて行動しろー!
GJ! どんな経緯や葛藤があろうとも士郎さんは、決めた そういうことなんでしょうな…… んん?まだ、この王様は雑種って呼びつけてない これは―――― 最近は投下ラッシュだなあ この流れなら新規の作品が出てもおかしくないね!
>>723 乙!!!!!
御神の剣士として、人として、男として、その強大なイキモノに立ち向かうことを拒否しているのに
それでも高町士郎を動かすのは愛する家族への想いか、かっけぇ・・・かっけぇよ親父ィ・・・
それを怒鳴って暴走せず、ただ語る・語られることで畏怖を与える英雄王の存在もより一層物語を際立ててる
前回の時点でカマセ確定してたような高町家だけど、この扱い方は一都築ヲタとして敬意を表したい位に素晴らしいです
なのギル氏よ、アリガトウ、モットヤレ
GJ! 親父、対話をしろ対話をw 無策でゴジラに向かって行く自衛隊を指して勇気あるとは言わないぞ まあ、でもアルバもヴィータ倒したし・・・ バックステップを駆使すれば万が一という可能性も・・・
サーヴァントは霊体なので物理攻撃は効かないものの、ギルは受肉しているので物理攻撃が届くはず。 ……届いたら怒りゲージが振り切れるだろうから、むしろ確実に殺されるな。ギルの堪忍袋の尾は無いに等しいし。
人間だからこそギルの眼力があだとなって、一撃与えられる可能性があるんだよな 業による狙いを無心、当たり前のように繰り出し、ギルが単純に受けようとすれば必殺する展開さえあり得る まぁ、バッドエンドの話なんだが
ここで一つ、真理を突く 士郎に出来た事が士郎に出来ないわけがない
>>723 GJ!
士郎さん諦めない
適当に理由を付けて、バトルに入る前に対峙を終わらせるだろうなと勝手に思ってました
そのまま行ってしまうとは予想ガイです
しかもなのはVSギルまであるだってーッ!?
さぁ先が読めなくなってまいりました
変な誤解のでるようなこと書いたかもだけど、別にこの作品でなのはvsギルはやんないよ!? ジャンプ的な意味でも。 RED的な意味でも! まあ、早ければ今晩にでも。 遅ければ再来週くらいに。 では。
あと念のため、LO的にも快楽天的にもないですから!
>>732 お前絶対チャンピオンスレの住人だろww
期待して待ってます、親父の勇気は決して無謀じゃないと勝手に信じて・・・
まあ、あの比較的良好な関係を築いてた状態からギルVSなのはにはならんでしょうな もしなるとしたら…… 「私の幼少期の思い出を返して!」と、未来から大人なのはが飛んできて
自分より高い所にいる、とギルに怒られるんですね
快楽天的展開なら子ギルとなのはさんでお願いしたい
小ギルならほのぼのとした話が読みたいな なのはさんに王ゆえの孤独を否定してほしい
小ギルは大ギルと違って人間に期待をもってるからそれに応えてやればいい、拳で。 逆に大ギルと違って優しくないから利害関係も大切。
なのは「てりゃー!(注:アクセルシューターです)」 子ギル「ぎゃー」 なのは「たぁー!(注:ディバインバスターです)」 子ギル「うわぁ〜」 なのは「あたぁー!!(注:スターライトブレイカーです)」 子ギル「サッ」 子ギル「小細工禁止って!この身体(まりょく)だと、ただのイジメ―――「ギル君ッ!」わぷっ」 なのは「大丈夫?ごめんね……怪我してない?」 子ギル「ダイジョブですよ?この程度なら―――」 なのは「うん!良かった!じゃあね、そりゃっ(注:ACSドライバーです)」 子ギル「ゴハアァアアア!!!」 子ギル「わからない。あの女のヒトはわからない」 子ギル「人間って、女の子ってなんなんだろう……」 ここまで妄想した
なのぎる氏投下乙
士郎パパ、そっから先は地雷原だw一歩対応を間違えれば即ドカン・・・生きて帰ってこいよw
しかし最近は本当に投下が多くて嬉しい限りだ
このスレだけでも長編がカレイドルビー、リリブラと短編になのぎる外伝2話、赤ザコ、小ネタが少々
新規で長編書いてくれる人とか他の連載陣の人とか来ないかな
>>740 なのははかわいい顔してやることがいちいちえげつないから・・・
>740 ギルと子ギルの間にあるミッシングリンクじみた謎の経歴……もしかしてこんな感じだろうか。
743 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/10/16(金) 22:44:04 ID:2lA5XYgK
>>742 この世の全て悪を背負ったから、反転したんじゃね?
アンリマユの影響は英雄王にはないよ ホロウによれば人を心の底では信じてた少年が絶望やら挫折やらを知ってああなるらしい 王として人の価値を評価しようとしてたのが、有象無象にそんなことをしてやることもないって考えにチェンジ だから、人の失敗には甘くなってる ある意味では精神性も少年時代でストップしてる純情王
ギル伝見るとエンキに死なれてから本格的におかしくなったらしいけどね
ここで見てるとギルがただのDQNに見えてくる
イスカンダル「―――だそうだ、今度からはちっとは自制することだな!DQNってなんじゃい?!」 アルク「アハハハ、DQNですってー。DQN?」 はやて「とりあえず、この前喫茶店でセイバー写真集を読んでたんを見たわー」 ヴィヴィオ「(はやてさんも後ろから覗いてた!)」はやて「(はい、飴ちゃんあげるから黙っといてね)」 セイバー「あ、英雄王が逃げました」
つまりギルガメッシュは、恋愛ではなく友情におけるヤンデレの体現?
フェイトをギルガメッシュのマスターにしてみたい。 噛み合わなくて、ぎくしゃくしそうだけど、それでこそ聖杯戦争。
なんかフェイトが一方的に胃に穴あけそうだな ちょっと素直に育ちすぎたし 問題はギル的に面白いと思える要素をフェイトが持ってるかだ
セイバーと同系統のキャラクターだが、ちょっと優しくて甘い所があるよね 肉体は人間のクローンがギルの鑑定に引っかかるかはわからないが、バレてもマスター補正でギリギリ大丈夫な気もしなくもない 問題はむしろフェイトがギルガメッシュを認められるかにあると見たね!
いややっぱり敵として出てきて 「―――ああ、成る程。なにやら混じりが存在するかと思えばなんだ、雑種にすら成れぬ人型の贋作か」 とかそんな感じにフェイトそんがトラとウマをデュクシされ堕ちかけるみたいなシーンを希望。 イリヤやアイリをホムンクルスと直ぐにわかる我様ならやってくれるはず。
彼女ら人造精霊だから人造人間のフェイトとは事情が違うかもよぞ? 魂もなのはとかノーマル魔導師と形変わらん可能性大だし
細かいことはギルだからですまされる
フェイト(StS)って悪に対してはなのはよりはるかに融通きかなそうなイメージあるなぁ(ギルは属性善だけど立ち位置的に悪役ってことで) スカ博士にも執拗に「犯罪者」を強調してトーレが「悲しいことを言わないで下さい…」と言っても話が終わらぬ内に「黙れ!」と一蹴 まぁ前線でバリバリ戦う執務官がいちいち敵に優柔不断になったら仕事にならないけど 19にしてはえらく老成してるなのは(暴走も含めて)に比べればまだまだ子供な所が多い気がする
融通効かないって言うか、なのはに比べてメンタル弱いから それを噛み殺して任務に従事してると愚考する なのはなら何を聞いてもそれに感化されること無くて自分のする事を見失わないが フェイトは情に脆くて揺らいでしまい勝ちだから、ああいう余裕のない対応になる
支えがあるから戦えるのがフェイト 支えが無くても戦えるのがなのは という印象 なのは世界は、人との繋がりで枝を伸ばす一本の木のようなもの なのはさんはその根っこのような存在だから揺らがないし、揺らいじゃダメなんだろうな 迷いがある分、ギルはなのはよりフェイトを面白いと感じそうだ 無印序盤の母親に必死なフェイトなら尚更
なのはに精神的な支えは要らないかもしれないが、 なのは自身が戻らないといけないっていう様な場所は必要だと思う。 StSでヴィヴィオがそのポジションに着いたんだと思った。
なのははもっと根本的なものに支えられてるんじゃないかと思う 「人を救う」という使命そのものとか そういう概念レベルの支えがあるから、型月クロスで英雄や英霊に互換しやすい
わくわくざぶーんの時のように、ヴォルケンリッターたちを見て『造花は云々』と言って星の光に吹き飛ばされる子ギル……
ギル「子供と犬とおっぱいは下がってるがよい」 ギル「ユーノ・スクライア、貴様に決めた!」
決めるなよ、おい…… カレイドスコープの次の話に煮詰まってるうちに外伝が思いついたので投下する 時間軸的には本編より前の話です
個人的なネタで使いたいんだけど 闇の書の蒐集でリンカーコア(の魔力)を抜かれた魔導士ってもう魔法使えないんだっけ?時間経過で戻る?
直るよ、でなきゃなのはたちが使えない 極論すると輸血みたいなものだしアレ
さてそろそろ投下開始しようか EX『There is it must be. 』01 #1 高校最後の夏休みも何事も無く終わりを迎えて少しした頃、 いい加減倫敦から帰ってこなくて大丈夫なんだろうかとちょっと遠坂凛の心配をしながら コペンハーゲンでのアルバイトを終えた帰り道、 「こんな遅くに女の子一人で何してるんだ?」 ヴェルデ前の看板でポスターを覗き込んでいる少女に衛宮士郎は声をかけた 「え? あ―――衛宮、先輩?」 声をかけられて慌ててポニーテールに結い上げた金髪を靡かせて振り返る少女 日本人離れしたプロポーションと金砂の髪、ルビーのような赤い瞳が印象的である 「先輩―――って、ひょっとして穂群原の生徒か?」 「はい、一年生です」 少女の返事に納得し、でも俺初対面だよなぁと首を傾げる 聞けば穂群原学園の衛宮と言えば校内でも有名人と言うことらしい 曰く―――便利屋、天才工兵(バカスパナ)、弓道部の猛獣使い、等々 「それで、何してたんだ?」 話を戻しがてら見ると独特の書体で書かれた英文のポスターがあった 「クリス……テラ・ソン…グ――― あぁ、ヴェルデのオペラコンサートか」 英国の有名な声楽関係の学校兼楽団によるコンサートの告知である 相場からすれば格安とは誰の弁だったか覚えていないが、 何れにせよアルバイト生活の苦学生には手が出ない金額である
「―――ミッド文字……」 ガラスの向こうにあるポスターの文字をなぞる様にしながら呟く少女に首を傾げる 一体どこの書体の話だろうか? 士郎には唯のポスター用のデザインに見えるが彼女には別ものに見えるらしい 「もう暗いし、家まで送ろう、 女の子一人で襲われたりしないか心配だし」 「え、あのすぐ其処なんで大丈夫です、 せ、先輩こそバスとか大丈夫なんですか?」 士郎の申し出に慌てる少女 どうも新都在住のようだが夜八時を回ろうとするこの時間に 女の子一人で出歩いているほうが問題だろうと言うのが彼の見立てである 結局十分ほどの押し問答の末に少女のアパートまで送っていくことを士郎は押し切った コレでほんとに本人には下心が無いのだから変な話である 「それで、母が亡くなってからは 教会の神父さんのお世話になりながらなんとか」 道中何気ないやり取りからお互い天涯孤独と分かり、 つい身の上話に興じているうちに、出てきた人物の名に士郎は眉を寄せた 「あいつ、そんな甲斐性あったのか?」 冬木教会神父言峰綺礼 公式には半年程前、今年の二月ごろに失踪したことになっているが、 実際には死んでいることを士郎は知っている―――他でもない彼が殺したからだ 「先輩、神父さんのことご存知なんですか?」 「まぁ、遠坂―――ほら三年の―――の紹介でちょっとな、 あいつの後見人もやってたって話だけど、遠坂から全然聞いたこと無いぞ?」
話すような事柄でもないけど、と言っている内に目的の建物が見えてきた 建築年数こそそれなりに新しいが、いかにも安アパートと言った感じの建物である とは言え、高校生が多少のアルバイトだけで暮らすのは厳しそうなのも確かだろう 「あの、ほんとにありがとうございました」 「うん―――あぁそうだ、 なんか困ったことがあったら言ってくれ、金銭関係は無理だけど、 それなりに相談にはのるから」 「は、はい」 礼を言って少女が自室に戻るのを見届けてから踵を返す その浮世離れした美少女の容姿に一瞬『彼女』の面影を、 赤い眼差しと金の髪に一瞬『あの男』の面影を思い出し、 思わずその姿を思い返して口元に複雑な笑みを浮かべてしまったが 如何にあの言峰綺礼と関わりがあった人物とは言え どちらもあの少女とは関係が無い話である 聖杯戦争―――あの魔術儀式からもう半年たった いまだ彼にとってその記憶は鮮明で、つい昨日のことのような気がするのだが、 確かにいつの間にかずいぶんと時間がたっていたものである 「あ……名前聞くの忘れたな」 ポスターの前まで戻ってから、士郎はその事実に気づいて頭を掻いた 些か間の抜けた話だが、顔は覚えているので問題は無かろうと思い直す バスのほうも残り少ないのか駅前の人影はまばらである、 時計と時刻表を見比べて待ち時間を含めた帰宅時間を計算した結果、 徒歩で帰ろうと決めて彼は冬木大橋に向けて歩き出した
#2 日本海鳴市ハラオウン家 「魔術……協会?」 聞きなれない組織名にクロノ・ハラオウン首をかしげた そもそも地球に魔法文化は無いはずだが? クロノの疑問符に彼の母であり上司であるリンディ・ハラオウンも苦笑いで応じる 「最高評議会が隠蔽していたみたいね、 とは言え、詮方はあくまでも秘密主義みたいで、 このまま公表しない方向で交渉していくことになるそうよ」 そうなると、少数部族の集落のような形なのだろう いずれにせよ次元移動を持たない管理外世界の話なので 知っておいて損はない程度の話である 資料を見ると局と地球間での資金調達などの分野で関りがいくらかある組織のようだ 本来そうした外交交渉は避ける傾向にあるものの、 次元世界側の文化、技術の浸透により自分達のそれ ―――加えてある種の既得権益―――が脅かされるのを嫌ったらしい この程度の資料にその事実が分かるほど透けて見えるとなると、 実情はもっと面倒なのだろうなと思う、つまるところ 「久しぶりに親子水入らずで寛いでいた矢先にこの資料――― あまりありがたくない話がありそうですね」 「そうね―――何かあったときの窓口役が私になると言うことはありえるでしょうね」 いろいろと無理を押し通して地球在住を続けている身である、 その位の苦労は押しつけられても仕方がないだろうとため息混じりにリンディが続ける ちなみにクロノの口調が親子らしくないのは意識が仕事モードになっている為である 実際のところリンディが目を通した資料はクロノより詳しいものなのだろう、 つまり、そんな事態になればため息などでは済まない訳だ そうならないことを祈りつつ、 しかし決してそんな楽な展開にはならないことを確信しながら クロノ・ハラオウンは身支度をするべく自室に足を向けた
#3 通信で呼び出しを受けユーノ・スクライアは首を傾げた 呼び出してきたのが技術局のマリエル・アテンザだったからである 彼女が主任を勤める第四技術部はロストロギアの見聞もやっているが、 今彼女は地上の海上隔離施設にいるN2Rの面倒を見ているのではなかったか 「ユーノ君久しぶり」 技術部のラボでマリエル自信に出迎えられて中に引き入れられる いろいろと“ややこしい事情があるいわく付きのロストロギア” が持ち込まれたため久しぶりに本局に上がってきたらしい 「ロストロギア指定される様な物は大抵いわく付ですよ?」 いわく付きであるのだからややこしい事情も当然ある、 それでもあえてその辺を強調する以上何かあるのだろう、 自分が呼び出されたことも含めてそう思いながらラボのカプセルを覗くと 「これは―――そんな!?」 カプセルのガラスに手を突いて食い入るようにしながらユーノは叫んでいた 青くひし形をした魔力結晶 十年ほど前、彼が発掘指揮を手がけたロストロギア『ジュエルシード』 21個存在したそれは“ある事件”の末にうち9個が虚数空間の彼方に消え去り、 残りの12個は管理局の管理下に置かれている(一部が事件に利用されたこともあったが) 宝石のような“ソレ”が、 自身の真ん中に煌々と、割り振られたシリアルナンバーを輝かせる 管理局に持ち込まれたそれが22番以降の番号を割り振られたものであったなら、 彼はここまで取り乱すことは無かっただろう
だが割り振られたシリアルは「X」―――5番 正真正銘彼が発掘指揮をした21個のジュエルシードのうち1つであり、 十年前のあの日、虚数空間の彼方に消えた9つの内1つである 「実はね、ユーノ君、 これ、地球のイギリスから持ち込まれたものなんだ」 「地球? イギリス!?」 ますます持って驚愕せざるを得ない、 だが、ユーノはその出所以上に確かめねばならないことを思い出し、 マリエルに向き直った 「マリーさん、これを持ち込んだ人には連絡取れますか?」 「それは取れるけど―――でも、 人伝に手に入れたもので元の持ち主は分からないそうよ」 「そうですか……」 落胆するが、人伝である以上、 その人物の交友関係などから辿っていけばある程度の出所はつかめるはずである とは言え、それは自分の役割ではない 「マリーさん、この事は―――」 「まだあの子達には話してないよ、 ユーノ君は発掘責任者だから話したけど」 だがいずれは『彼女たち』の耳にも入る、 当然だろう、彼女たちは局のトップエースであり事件の当事者なのだから 望むと望むまいと聞けば―――特に“彼女”はいても立ってもいられないだろう もしかしたら自らの立場を省みず飛び出していってしまうかもしれない 「分かりました、僕から彼女たちに説明します」 そう言うと、まずはその前にとユーノはとある部署へと通信を入れた
以上です、さて彼女は誰だろうか? 一応5,6話で終わる予定です
GJ さて、件のブツはブリテンから“出土”したんだろうか 謎の後輩――――まさかフ、……アルクかにゃー スレでも貴重な爽やか系の話となるかな?
>>772 GJ!
クロノさんの出番じゃ出番じゃ!
えーと、出番ですよね?
>>773 ユーノの台詞からPT事件は十年前、つまり皆の年齢は19歳になります。
高校1年生にするには違和感があり、ko-j氏の思わせぶりな台詞もある。
よって得られる結論は、■■■■?
>>774 型月だから全員18歳以上だし、高校じゃなく学園だから19歳のなのはさんが学生やっててもそんなに不自然ではないだろ
>>775 あぁそんな設定もあったなぁ
桜が1年生で18歳以上とか一体どんな理屈なんだろうね
ko-j氏投下乙です
彼女・・・電撃使いなあの人か?
そんなとこで何してんだよw
>>774 彼女はア(以下略)、だと?
んん、あり得るのか?
いや、ちょうど十年前なら……?
>>776 一番単純な考えは、浪人または、留年だが……
なぜみんなこんなことを真面目に論議しとる…… 型月のキャラがみんな18歳以上なこととかなのはさんが19歳でも魔法少女を名乗ることも全て大人の都合dあれなのはさんどうしたんすぎゃあああ!
心がキラキラしてればいつまで経っても少女なんだよ! ええい、型月の人間も死徒もみんな魔法少女になってしまえ―――! なのは「私が勝ったら、あなたを魔法少女です」
倒した相手が男だったり蝸牛みたく雌雄同体でも魔法少女といえるのか?
凜(18歳)、プリズマイリヤにて台詞抜粋 凜「こんな(魔法少女)姿誰かに見られたら恥死モンよ!」 なのはさんじゅうきゅうさい 「………」
小学生のコスプレをした爆裂魔法少女リリカル☆なのは(ツインテール) ミッドの空にはこんなん(周りからの評価は超S)が大手を振ってとんでいます
シグナム「私は魔法少女ではない」
あ、フラグが立った
「でもヴィータちゃんは永遠の魔法少女ですね」 シャマルは生暖かい目でヴィータの胸を見つつ、そう口にしたと言う。
セイバーって面倒くさくて暗いのが嫌だから魔術師になれないんだよね レイハさんならコイツをなんとかできないか?
ホロウのセイバーなら、十分にカレイドステッキで魔法少女になれそうだ。まあ、変身後はセイバーリリィになりそうですが。
>>789 面倒なのもそうだけど、魔術師は王がなるものじゃないってのが大きいね
>>790 変身後なら、自身の所業の恥ずかしさのあまりセイバーオルタになってそうな。
二等身になってるかもしれぬ そこでフェイトが事情を聞いて怒る BJだから恥ずかしくないもん!
2頭身化なら、 「そゆこと言う子は○ちゃんぶつじょ!」 とか誰かやりそうな気がする。
なのはのラジオ聞いてて思った やはりイノスタは神だと これ聞かせればセイバーだって言峰だって魔法少女にならざるを得ない 始まりくれたキミに――
どこぞのリレー小説では言峰がストラーダを持ってたから魔法中年になる可能性だってあったんだぜ?
>>782 より拝借
>凜「こんな(魔法少女)姿誰かに見られたら恥死モンよ!」
美由希「…………」
俺、橙子さんにだけは魔法少女やってほしくないな
>>798 「その言葉を口にした奴は例外なくブチ殺している」
NGワード増えすぎだろオイw
ヴォルケンを使って、燈子に向かって禁句を言わせたい。 ぶち殺されても、復活させてエンドレスw
>>796 その理屈じゃギルが魔法王様になっちまうだろw
青子と一緒に2人はオバキュア!ですね 分かります
そして世にも恐ろしい姉妹喧嘩が……! 「……ただの姉妹喧嘩にしちゃ、まわりの被害がでかすぎる」
機動六課への緊急任務 『姉妹喧嘩を止めろ』
止めるより2人とも広域結界の中に閉じ込めておくのが早いんじゃねえか
スバル「ティア、これって制圧しろって任務?」 ティアナ「馬鹿!私たちまで他所で暴れてどうするの!」「牽制しつつ説得するに決まってる。ですよね?」 なのは「―――――え?」 ティアナ「…………え……?」 隊長陣『なるほど、そういう任務か……ゴクリ』
何という無理ゲー
「ギルガメッシュnight」 毎週金曜 19:00〜22:00放送 スポンサー ギルガメッシュ プロデューサー 八神はやて 出演者 蒼崎青子 イスカンダル 間桐桜 ヴァイス・グランセニック ユーノ・スクライア カレン・オルテンシア イジリー言峰 フェイト・T・ハラオウン
>>811 取り敢えず、毎週三時間放送って時間取りすぎだろ
とりあえずヴァイスとユーノは肩身がせまそう
とりあえずアオアオはドン引きしてそう
イジリー言峰www
出演者の女性陣が両作品でのサービス担当っぽいから笑えるw 男性陣の人選は謎だwwwヴァイスは煽ったりするのが上手そうだが、 イジリー言峰とユーノはなにやんだろう?ユーノはフェレット化して、 水着を着た女の水着の中にうなぎのように入り込もうとするのか? ギルの性格関係ネタで朝、起きたらヴィヴィオが大人化してたなどを見てみたい(23ぐらいで)。 あの無垢で可愛いヴィヴィオはどこへ行ってしまったの?というぐらいの強烈な王様になるみたいな。 六課の男性陣を使って六課の敷地内に聖王十字稜を作ったり、最後の部分はイクスヴァリアを叩き起こして、 お前が運べとかやろうとして止められたりw
淫獣ユーノのむっつり司会進行 盗撮王ヴァイスの秘蔵生写真コーナー 制服王イスカンダルのコスプレグラビア撮影 イジリー言峰に学ぶ言葉攻めの極意
最後のは受講者がノックアウトされそうだな
まあ、とりあえず…… フェイト・T・ハラオウンと八神はやては胃薬を常備するのが決定事項だな。
はやてはむしろ穴を開ける方だろう 毎度ゲストがひどいめに合うとかがいいね
裏番組「地蔵と盆栽」 毎週金曜 21:52〜22:00
822 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/10/19(月) 19:51:50 ID:WWOpeC3Z
>>822 あーあ、“突っ込ん”じゃった……
イスカに突っ込んじゃった!
敢えて視ないようにしてたのにな――
>>822 言ーっちゃったー言っちゃったー
せーんせいにー言ってやろー
そしてパンドラの箱は開かれる
制服王……懐かしいな
はやてはなぁ、馬鹿やってる奴らのやってることの後始末で胃薬常備なイメージが…… 責任ある立場は大変だ、頑張れぶたいちょー
>>828 はやてもバカやって、泣いているグリフィスが思い浮かぶんだが
真面目でおカタイ人ほど苦労させられるよね ところで、魔法少女の開始二話はマダですか? 楽しみにしてるんだけども
<はやて> 皆をまとめようと頑張る→疲れ果てる→まとめるのやーめた!→あひゃひゃひゃ <フェイト> ストレスたまりまくり→ギルと言峰の追撃→はやて崩壊→過労死 こんな感じかな?
ギル ゲストに求婚する 桜 ゲストを黒いオーラで震えさせる。ゲストが女で嫉妬が混じったりすると凶悪化 言峰 ゲストの性癖を暴き出しゲストに恥辱を与える ヴァイス ゲストに言動でセクハラする はやて ゲストを体でセクハラする ユーノ ゲストに対して視覚からセクハラする フェイト レギュラーからゲストを守ろうと奮闘するもゲストと一緒にいじられる。
アンリ・マユのような悪意しかない番組だw
はやては胃薬常備なイメージないなぁ 表でどんぱち→なのはさん裏で悪さ→はやてさん 中で胃薬→フェイトさん
苦笑いしながらも飄々としてそうだな>はやて イヤミな上官達に小娘扱いされながら揉まれて来たらしいし 相当なATフィールド持ちかと
まあ、この番組で気をつけなければならないのは…… 1位・イジリー言峰 2位・間桐桜 次点でカレン といったところかな?
832に カレン ゲストを罵倒しながら司会進行 を
なのは世界のアーサー王が男だったためにリリカル世界に転移したらそれに影響されちんこ生えたセイバー
ランサー(ゲスト)「お前ら仲いいなあ、オイ」 ザフィーラ(ゲスト)「私は盾、私は盾……」 アヴェンジャー(ゲスト)「ケッ、悪意に不純物多すぎだ……」
ゲストに由紀香、ティアナ、凛、キャロあたりだと反応が面白いかも
Fateかホロウか忘れましたがセイバーが『男としての経験がある』みたいな台詞を言ってましたし、マーリン印の『夜の夫婦生活を潤滑にするマジックアイテム』みたいなものをセイバーに渡していた可能性が?
あー、嫁とは別に姉のモルガンが疑似的に男となったセイバーをさんが魔術で眩惑して子種採取 自分の身体を使ってクローンを作ったとかいう話もありますよねー キャメロットの一家に団欒など、ない つーかリリカル型月併せてもトップクラスにドロドロな背景のセイバーさん 六課メンバーには聞かせられません
王様だからね 苦労も多いんだろ それを言ったらギルなんてホモですよ
両刀じゃなかったっけ
可愛ければオールオッケーらしいな セイバーの話はセイバーがもうちょっと柔らかければ防げたって悲劇もあるからなぁ モードレッドの認知を一刀両断したことなんかフェイトそん悲しんじゃいそう セイバーは悪くなかったが、人の感情はそれで話が全て済むってわけじゃないし
アルトリアの人生 ノーマルエンド:アーサー グッドエンド:リリィ(開き直りルート) トゥルーエンド:セイバー 高町なのはの人生 ノーマルエンド:ヒロイン グッドエンド:ヒーロー トゥルーエンド:まほうつかい
>>846 ノーマルエンド=ヒーロー(なのはさん)
トゥルーエンド=ヒロイン(なのちゃん)
のような気もする。恋愛フラグ的な意味で
>847 バッドエンド=生涯独身
彼女、既に子供と愛人がいるからねぇ
公式的には 高町なのは ノーマルエンド:御神の人 グッドエンド:嫁 トゥルーエンド:子持ちまほうつかい じゃね?
なのはバッドエンド=ヴィヴィオより任務を優先 セイバーバッドエンド=オルタ化
士郎「なのは、俺と一緒にバッドエンドしてくれ」 志貴「なのはっ―――――、俺とバッドエンド、しよう」 バゼット「失礼ですがミス・タカマチ、私に付き合ってデッドエンドして下さい」
〜そして道場へ〜
なのは、地獄よりの帰還 なのは「た だ い ま ……お は よ う………」ドドンッ 士志バ『サー、オハヨウゴザイマス、サー!!!』
フェレットを拾う → フェレットを見捨てる その後―― *ユーノ死亡(?) *海鳴市大災害 *フェイト(廃人)逮捕 *闇の書の一時的封印 *はやて永久凍結(死亡?) *エリオって誰 *キャロって誰 *スバル死亡(?) *機動六課って何 *暴走機関車ティアナ *ヴィヴィオ死亡 ・・・ ・・ ・
少なくとも一期はなのはがいなくてもクロノ達が解決した、と言われたな。ユーノはシラネ
犬に人が喰われても 都市が樹に飲まれても なんとかなったですますと…
レイハさんはどうなるの?
誰かが拾い、流れ流れてどっかの骨董品店にて販売されます
中古古書、骨董品店のアルバイトと運命的な出会いをするんですね 魔法少女リリカルライダー 始まります
その人レイハさん必要ないから
ライダー「凜に転売しましょう」 レイハさん『(黙ってると灰か実験台にされそうな予感……!年増電柱でも魔力が大きいから我慢しますか)』 ライダー「やはり、一刻も早く凜に転売しましょう」
864 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/10/22(木) 16:38:28 ID:+JCn5aea
>>856 なのはがやらなくても、別の誰かがやった。そして、それは誰であってもかまわない。
つまりは、魔法少女カレイドエミヤ。
>>864 くたびれきったヒットマン親父が魔法少女とは…
世も末だな
>>865 全力全開したら
フェイトが再起不能に為ってしまう
そも、ケリィは関わる女性を片っ端から悲劇に陥らせるオトコ(例外:藤村) リンディさんあたりが一番危ないと言えよう ……グレアムも似たような前科持ちな気がする
1対1の本気の勝負にならんし 改心させる前に往生させる白兵魔法少女だからなぁ
869 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/10/22(木) 18:42:12 ID:+JCn5aea
>>869 別に、Mail欄にsageと入れてしまっても構わんのだろう?
闇の書のことが明らかになった直後にG13に主の暗殺を依頼する某SSが思い浮かんだ。 同じ結果になりそうな気がするのは……
>>871 あの人は冒険をせず淡々と処理するだけだからな
アーチャー「おかしい、最近出番がない」 アーチャー「Fateでもっとも輝いてる私の出番がないなんておかしい」 アーチャー「とにかく、おかしい」 アーチャー「今回、赤い外套に“赤原礼装”というかっこいい名前がついたらしい」 アーチャー「服に名前があるなんて両世界でも私くらいのものだな」 アーチャー「SSに出したりするのが騎士のたしなみ」
>>873 >アーチャー「服に名前があるなんて両世界でも私くらいのものだな」
アグレッサーモード「ふ〜ん?」
エクシードモード「OHANASIしようか?」
インパルスフォーム「あ……あの〜」
真・ソニックフォーム「名前を呼ばれているのにorz」
スターズスタイル「私達名前あったんだ……」
ライトニングスタイル「なん……だと?」
アングラーさんは釣堀で活躍してたじゃないっスか 志貴やアルクに比べりゃ良い方 他にも、桜、ふじのん、シエル先輩、シャマル先生、ザフィーラ、etcetc... 路地裏同盟に至っては影すら見えませんよ
>>876 Night Talkerにある、「魔砲少女のやさぐれ日記」
>>871 >G13
ギンガは(ナンバーズ)サーティンで
ゴルゴな見た目でドリル暗殺を行うギンガを浮かべたが、どう見ても藤枝梅案先生にしか見えないです。本当に(ry
このスレも大分消費したね
あとはなのギル氏で締めか…
テンプレ追加とかした方がいいのあるかな?
>>874 そいつらって、BJだからはずかしくないもん!だと思ってました
が、認識を改める必要性がありそうでつね…ゴクリ……
BJと言えばシエル先輩の戦闘服も仲間?
なんか紙にペラペラ分解するし
>>873 正直とくに重要でもない服にまで名前つけんなよと思った
まぁ下のレス見たらそれ以上があることに気付いたが
>>880 RPGなんだから防具に名前があってもいいんじゃね?
それにFate的には重要じゃないけど、アーチャー的には割りと重要な武装っぽいし
>>871 G13は依頼が成立した時点で対象の死が確定する儀式魔術だしなあ
聖骸布の元々の持ち主が誰であるかは謎のままだけど、オリジナルの存在になっちゃったな 赤原礼装なんて聞いた事ないし カッコつけて自分で付けた名前というなら別だが まぁアーチャーに限ってそんな事は無いよなぁ〜
鶴翼三連とかモロにぼくの考えた(ry まぁ、トレースオンの一瞬でトランス、投影魔術完了するあたり素質十分
別に材料が聖骸布ってだけだろ、あれ もしかしてアーチャーが自分で縫ったのか?
>>885 割烹着を着て聖骸布をチクチク縫いながら、下のほうに小さく「赤原礼装」と名前つけてるアーチャーを幻視した
もしかしたらエミヤには厨二素養があるのかもしれない
いい意味でヒーロー思考、悪い意味で邪気眼
他に誰があんなヘンテコな形の服を作るんだ あのボディーアーマーとかも自作だぜ、多分
エミヤ「(凜の手作り……………だったらよかったな)」 フェイトのバリヤジャケットは誰の趣味だ? リニスでFA?
プレシアの影響じゃないか?
性癖が無意識に顕在化したんじゃね?
>>874 一人だけ服なんて無いほうが良いと言いそうな露出狂がいるではな、ガ…………!?
>>890 フェイト「そんな話をして恥ずかしくないんですか?」
カレン「恥を知りなさい駄犬」
スピードキャラはぱっつんぱっつんの戦闘服を好む傾向があると見た 姉のお下がり着てるライダーは食い込みまくってやばいとか頭がエロい方向に行ってしまうハァハァ
>>879 ちょっと今月中は動き取れないので、無理です…。
さすがに来月には新スレたっているでしょうしな。
薄着で速けりゃバーサーカーとかどうなるんだよ? 速いですね すいません
>>893 イジリー言峰「お前は、自分の姿を見たことがあるのか?」
>>896 ネロも速いしアンリも早い
なんだ、物理法則か
セイバーも速いよな、重そうな鎧着てるのに …そうか! 余計な空気抵抗が無いから、 つまり貧にゅガーーーーーー!!
あの下半身の襞垂れとか空気抵抗の塊だと思うがなぁw
フェイトちゃんのマントもなー、なんでつけてんだろ セイバーは魔力鎧の余芸で無視しとるんじゃね? あの鎧も魔術にしろスキルにしろ色々謎が多いよな
BJは空気抵抗を無効果できたりするしな フェイトのマントは単純な防御力アップだと思う
軽さで速さが増加するなら 幼少の頃より胸に余計なギミックがついてるフェイトが子供時代より速いはずがない
よし、空中戦闘に髪まじ邪魔だから頭剃ろうぜ! 魔法少女ブッディズ☆なのは始まります
恥毛も剃r すまん悪ノリした Orz
それは既に… なのは達の変身シーンを百万回見返した俺が言うんだから間違いない
水泳の選手みたいだな
なのは「フェイトちゃんのはソニック的な意味でお手入れ大変なの」 刀崎のジジイ「ちなみにその剃刀を造ったのはワシじゃ」 アーチャー「憑依、経験……完了!―――――フォオオオオ、なんというAランク!!!!」
腋か
なんと言うか下のお毛けには聖骸布並みの加護がありそうだw
ギル様のとか、持ってるだけで黄金律1ランクアップとかね
それなら毛でなく同じような場所にあるお宝を狙うべきだろう こう、チョッキーンと
ハルペーで…ゴクリ
シーリングモードで…ゴクリ
>>912 金だからな・・・
ふと玉を抱えてるボロボロのユーノを幻視した
王を抱えてるボロボロのユーノ かと思った
チョッキンされても男の娘になるだけ 王の威光に何ら傷はつかないもん
つーか男の性器って宗教や神話では地味に注目されてる物だよな
お前らが注目しすぎだ
生殖に関することは今も昔も第一級の神秘だ 注目されて当然
ギルの下の毛持って威光があるとかって発想は流石に引く
神話の怪物に出て来るマーラーなんて まんまチン○ンだもんな
リリカル魔法少女と誇り高き英霊が集うこの場で 毛と性器の話で盛り上がるとはお前ら・・・
リリカル三人娘の下の毛には神秘を感じますがね
じゃあ筋肉の話でも アーチャーってムキムキなのに小次郎より筋力下なんだね 同じムキムキの征服王はマスター=ウェイバーでもあれなのに 双剣で鉄塊粉砕余裕でしたって本当なのか? リリカル的筋力ランキングはヴィータ、シグナム、ザフィーラ、ゼストに戦闘機人、あと使い魔たち? あ、人型限定でお願いします
個人的になのはさん一強 理由:9歳でもそこそこ渡り合えてたのだから、19歳の倍力したボディなら……あとはわかるな? 真面目に選ぶならザッフィー
あの細腕にどれだけ密度の高い筋繊維がつまっていると予想してるんだよ
昔の人は徹底的に実戦的な稽古を繰り返して、必要な筋肉だけを身に着けたらしい。 アーチャーの場合はどんな状況にも対応できるように全体を鍛えたために、他の英霊よりも洗練されていない筋肉が付いたために見た目が、と言う可能性はあるかもしれない。 ……バーサーカーを除けば、筋肉率一位でしたっけ?
連投失礼。 細身の肉体に密度の高い筋肉って、金剛番長に登場する剛力番長のヒュペリオン体質みたいな物ですかね?
俺は梁山泊のピンクな筋肉だと思ったが。
アーチャーの筋肉はきっと魅せる筋肉なんだよ。ボディービルダー同様 なのはさんは魔力による筋力アップが大きそう セイバータイプか
今年のコミケで手に入れたドラマCDによると、レイハさんやバルディッシュは意外と重いらしい(エリオ談)。
意外とがつくと思ってたのより重いってだけでよくわからないよな
ストラーダが洗練されて軽いって可能があるはず
昔の万能デバイスの改造型が比較的もっさりしてるのは当然かもしれない
>>931 そう言われると逆にアーチャーの擁護をしたくなる自分
きっと戦場で体力を持たせるための筋肉なんだよ
あと未来弓でプルプルしないため
ピンク色の筋肉っつーとモンガーを思い出してしまう
>>932 レイハやバルは実は2tくらいあるとか?
まあデバイスは明らかに質量変化してるからあり得るかもしれんな
ギガントとかどんくらいあるだろう
意外と重いといっても、小学三年生にもてる重さだからなあ。 というか、よくそんなもので殴り合いをする気になったものだ。 刃がついてなくても、鉄パイプやビール瓶で十分人を殺せるというのに。
デバイスや宝具ではないが宝貝によるある機能として重量を一定範囲内で自在に変えられるというのがある デバイスにも案外そういう機能があってインパクトの瞬間や防御に使った瞬間のみに重量を増加させてたりしてな
あったらいいね
人の外見など、所詮―― "コップの形が違う" ――程度にすぎない 要は、中に、、何が入っているか―――… 世界は広い 竜の因子を宿した少女や、怪力ゲートボーラー 場合によっては悪魔にもなる幼女だっているのだ 人を見掛けで判断するのは構わない しかしそのまま戦闘に入ってはいけない
>939 中身か……型月・リリカル両世界で最も中身と外見が異なっているのは誰だろう? リリカルは可愛いもしくは美人だが戦闘力が高い、というのが多い。型月も同様、いや逆に『見た目は兎も角、実質は赤ザコ』と呼ばれている彼がいる!
キリトゥグ「幼女とはいえ油断できない」「一般人と施設ごと爆破、出てきた所を狙おう」 キリトゥグ「それでも駄目ならセイバーにでも任せて逃げよう」
アイリ「そこでセイバーに離反されて涙目」「それがあの人のクオリティ」
>>940 見た目バケモノだけど紳士なタイコロバサカとか
945 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/10/25(日) 18:14:57 ID:NV9rNZS1
>>940 普通にしてさえいれば知的で紳士な美男監督
スイッチ入ったらカットカットカットカットカットカットォォォォォ!!!
とりあえずなのはとフェイトは外見と内面、正反対だと思われ。 そこが魅力なんだが。 外見格好良いけど、その実ヘタレ可愛いフェイトそん。 外見可愛いけど、その実漢前ななのはさん。
なのはとフェイトはそんな感じだな 大物くさい小物ってどこの世界にも居るけど、その逆はあまり見掛けないよな 秋葉の胸は小さそうに見えて本当に小くぁwせdrftgyふじこlp
ユーノは? あれほど有能で万能で便利でウッスィー奴はそういないぞ
確かにw 能力はあっても扱いがひどすぎる。 そういうポジションだ、といわれればそれまでだが。
――型月なのは対抗格付けチェック―― ■全員「真祖」からスタート ■A・B二択の問題 正解すると1ランクアップ 間違うと1ランクダウン 司会:カリム・グラシア カレン・オルテンシア 真祖 ↓ サーヴァント ↓ 魔法使い ↓ 一流魔術師 ↓ 一般魔術師 ↓ そっくりさん ↓ 雑種 ↓ 傷んだ赤色 アオアオ
問題.年上はどっち? A:高町なのは(四期) B:クー・フーリン
問題.間違ってしまったのはどっち? A:なのはさん B:なのちゃん
>>952 出題のコシを折って悪いが最低ランクが死にフラグすぎる
>>956 聖王
↓
エースオブエース
↓
エース
↓
魔導師
↓
使い魔
↓
民間人
↓
いらない子
聖王 ↓ 夜天の王 ↓ 冥王→覇王→ボーナスルート「御神」 ↓ 悪魔 ↓ 死神 ↓ 夜雲の騎士 ↓ ストライカー ↓ 地上の星
シオン「私って実は真祖だったんですね」 セイバー「シロウ、私も真祖だったようです」 なのは「私は魔法使いかぁ。当たってるね」 凛「私がそこらの一般魔術師ですって!?」 アーチャー「そっくりさん…か。――フ、言い得て妙だな」 ランサー「…アオアオ? まぁ、見た目を言やぁそうだが」 エリオ「雑種って言われる方がキツい気がしますよね」 フェイト「そうだね。傷んだ赤色って特別な意味を持った蔑称なのかな」 「■■■■■■■ーーーーーー!!!!」
アルク「私が魔法使いぃぃ!? これ、おかしくない!?」 志貴 「俺 夜天の王だって。 何かカッコいいな」 琥珀 「確かに志貴さん、夜はごっつ無敵ですもんねー」 秋葉 「に・い・さ・ん・?」 志貴 「ひいっ!? 悪魔っ!??」
ユーノ「クロノ、サーヴァントは、ナノハはもういない。僕と君の二人でこの聖杯戦争を終わらせるんだ」
理性のないバーサーカーは自動的に最低ランクか? 地上の星・・・セイバールートの最期を思い出すぜ
ヘラクレスは心眼と生還能力、芯に残る理性で踏み留まるかも
>>962 クロノ「無理だ!なぜ諦めない!」
いや、リリカルにおける「地上の星」って・・・レジアスって事でしょw
自分もレジアスだと思ったがギンガやスバルかもしれぬ>地上の星 ナカジマ的に考えて
>>963 いえ、あらゆる意味で規格外です。芸術審美スキルを持つジル元帥がまさかのトップ。
クロノ「こんな……こんな奴に負けたのか…」
エースオブエース ↓ ストライカー ↓ エース ↓ 部隊長 ↓ 魔導師 ↓ ポロリ要員 あのなのはさんもね。最初は本当に下積み時代からはじめたんだよ?
>>968 レイハさん手渡された時点でそこらの魔道師よりよほど強かった件。
FATEで例えるなら、聖杯戦争初日に士郎がUBWルート後半並みに投影を使いこなしてるぐらいに。
いやそういう話じゃなくてアニメとしての人気とか知名度の話。 そら今の人気・知名度がなのは1期1話からあったというなら俺の言ってることは的外れだが。
一期一話から映画化するくらいの大人気ってどんなアニメだw
>>968 エースオブエースになってからも営業は欠かしてないみたいだけどな
メガミでどんだけハダカ晒してると思ってんだw
犬耳とかつけさせられて
無印はほぼオリジナル作品だから、どの出版社も取り合ってくれなかったとかな 唯一載せてもらえた学研のメガマガとは長い付き合い 型月も月姫やFateの大ヒットで同人サークルから専門雑誌が出版されるまでになったり 似た者同士なんですよ なのは「昔は大変だったね」 志貴「そうだな。毎日腰痛が酷くて」
ああ、そういえばwikiからは削除されているけど、一期の発表の時、来たのはアニメディアだけで、それから学研と独占的な付き合いが始まったとかなんとか。 今の角川との絡みは、学研が本格的にやばくなってきたからだろうなー。 かのなのはさんでも、学研の斜陽はとめられなかった…とか思ったもんだ。
うむ、いつかくる終わりが見えるというのは悲しいものだ だが、この業界なら愛が勝つこともあり得るはず
アルクがロア助に殺られちゃったよほほほぉぉん記念
次スレも期待
lyrical nightとかなのぎる外伝とか期待してるですぅ
ちょっとネタバレ気味だけど、古代ベルカの覇王は男性だったんだな てっきり王と呼ばれる魔導師は女性しかいないのかと思ってた ついぞ聖王には勝てなかったみたいやけど
オリジナルの聖王はセイバーに似ていたな。
スレ立て様したけど無理だった。他の方お願いします。
リリブラさん再開してたのか…いまさらきづいて読んだ自分 ランサー兄貴が殺す気がどうとか言ってたけんど、本人こそ生きてる女のフェイトそんを殺す気あんだろーか?
大規模規制引っ掛かった 立てられん
また規制か
パソコン全然駄目だ
>>982 ランサー:敵は殺す気でやるが、生きてたらラッキー
フェイト:絶対に殺す気はない、とにかく何とかする
だと思った
ランサーは敵の女王をあえて見逃す男だが、目の前の敵には“普通に”戦うんじゃね
>>984 まあたまたま知り合って仲良く酒を飲みんだ次の日に戦場で殺し会うって言ってたしな
昨日の敵は今日の友、今日の友は明日は敵
って一期一会感がカッコイイって時代の北欧紳士だもんな
ケンイチじゃあるまいし 今のアニメ業界、女の子の戦士の方が多いんだから 女殺せないとか言ってたら現代の戦争を生き残れませんよ?
まぁフェイトそんは警察官みたいなもんだし 不慮による殺害はともかく最初から殺す気でかかるような役職でも性格でもない あとオールラウンダーとはいえ格闘戦主体なのも大きい 魔力刃には非殺傷も効果薄いっぽいから殺さない事による影響がダイレクトにでる これが攻撃全てが純魔力攻撃だから全力でも非殺傷を十二分に活用できるなのはさんならランサーも満足できた、かも
リリブラ版なのはさんは初見のサーヴァントには苦戦や敗戦が込みそうなイメージがある だが、アーチャーにだけは負ける姿がまるで思いつかない なぜだ
リリブラなのはさんの本人談だと唯一心が折れるとか二度と戦いたくないとか凄い天敵扱いしてるけどな>対アーチャー でもどっちかというと苦戦しまくった上で最終的に引き分けになりそうなイメージ
ついでだから立ててこよう
>>991 乙!
リリブラのなのはvsセイバーはあまり好きじゃないわ。クロスオーバー作品的に考えて
話の流れをおおまかにまとめると
なのはの砲撃がセイバーにあまり効果がない(高い耐魔力)
↓
不可視の剣は受けるのが困難であり、シールド越しでも意識が飛びかける打ち込み(風王結界と筋力)
↓
なのはは空中に移動後、剣を捌き風王鉄槌を受け流す(なのはの空戦技量)
↓
なのはがセイバーを追う。逃げるセイバーにシューターを撃つも、そのほとんどを切り捨てられる(セイバーのスピードと剣技)
↓
セイバーがなのはを策に嵌める。なのはが精神的に折れそうになる(セイバーの威圧)
↓
なのはがセイバーを閉じ込める。エクセリオンバスター6発全て回避(セイバーの運)
↓
集束と収束の違い。SLB敗北(エクスカリバー)
何と言うか、最初から最後までセイバーの見せ場だったという印象 いくらセイバーが強いとは言えこれはやりすぎ なのはは良いとこ無し 有利な追う立場でありながら逃げる側に圧倒されるし、 見せ場が来たかと思えば、エクセリオンバスターをあっさりかわすというセイバーの見せ場に食われるし また、セイバーに当てたのはシューターが殆ど。砲撃は一発しか当てられなかった(しかも不意打ち)という情けない結果 戦闘もなのはらしくない 例えば、サーチャーで常に警戒してるという設定をつけておきながら、未知の敵に距離もとらず陸戦で応じるなんてうかつすぎる ただでさえ話の都合で会話しようとしないキャラにされてるのに、戦闘まで話の都合で動かされたら悲しい
最終的にセイバーを勝たせるのであれば、なのはの見せ場をもっと作るべきだったと思う 最初からずっとセイバーが圧倒しっぱなら、青子戦のような逆転があるはずと期待して見ていたのに、何も通用しないままセイバーの勝ちでしたなんてやられたらガッカリするわ また、セイバーがなのはに勝る描写(パワーや装甲や装甲)は多く描写されているのに対し、その逆が存在しないのは問題 クロスオーバー作品として、あまり良い出来とは思えない 相対的に強い奴が弱い奴を圧倒したまま勝利って、単純に物語としてもつまらない リリブラ氏の作品は面白いものばかりだけど、これだけは好きになれない
埋めに協力ありがとうございまーす
シャマル特製の梅サンド、翡翠の入れたリンディ茶。うめ。
主人公は敵の必殺技をくらいまくるのが仕事 なん…だと……さ 演出的にセイバー戦は四天王(サーヴァント)リーダーの顔見せイベント ここでは敵陣営の脅威度をこれでもかと出さねばならない 直後に空気読んだ(クロス的に)ラスボスがやってきて四天王から外されるヒロイン=セイバー
セイバー戦だけなら確かにそうかもだが、ギル戦を踏まえるとちょうどいい塩梅になってると思う ギル戦はアロンダイトでマジ切れしたセイバーをたしなめる、ギルの策略を見抜き挑発する、エアから庇う、一回目のギルにとどめを刺すとなのはの活躍が多い 戦力的にはセイバーが上だろうと見せておいて、その実主軸はなのは。ギルもなのはがいなけりゃセイバーは容易く我が手に落ちただろうとか言ってるし それを考えるとセイバー戦がセイバー有利のまま終了したのもそんなに門は立たない、と思う
あの頃はなのはとセイバーじゃ戦いにすらならないって風潮だったからな 対魔力をご都合主義で抜いたり、SLBとカリバーじゃ拮抗すら出来ないって説をひっくり返したり リリブラ=なのは厨と言われるほどのなのは贔屓にむしろ不満の声が上がってたくらいだがw
当時に比べればこのスレの両者も大分歩み寄ったよな あの辺りって「ただの人間が鯖に勝てるなんておかしい」とか「神秘ないから魔法効かない」みたいな論調が普通にあったし 今だとリリカル隊長陣クラスならサーヴァント勢と互角っぽく書いてもいけそうな雰囲気だし
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