練習用スレッド@アニキャラ総合2

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650名無しさん@お腹いっぱい。
NA:とある日、かがみは霧乃の許可を得て一人で外出した。ゆっくり歩くかがみ。微かに誰かの気配がする。彼女について行く様に。
やっと涼宮城が見えなくなった距離になった時、触手の様なものがかがみを襲い縛り付けた。
触手は彼女をそのまま地面に引きずり込もうとしていた。その時である。無数のクナイが彼女を避ける様に触手を切り刻んだ。
すると一体の妖怪が現れ、同時に鳴滝姉妹を含めた鳴滝忍者隊、霧乃を含めた木乃坂衆、美琴を含めた天ヶ崎衆の者達が現れた。
その後を追う様に妖怪の周りに無数の別の妖怪達が現れ、それに囲まれる様に一人の青い長髪の少女が現れた。
霧乃:・・・やはりアンタだったのね!!
少女:・・・折角上手くいくと思ったが、まさかこんな手に引っかかるとはなw
霧乃:お前は一体何者だ!?・・・・・・・・・泉こなた!!!
NA:そう、かがみを襲った妖怪はこなたの差し金だった。
こなた:そんなにアタシの正体が知りたいか・・・良いだろう・・・お前達全員への冥土の土産だ!!!
NA:こなたは全身を黒タイツに身を包み、どす黒い邪気を発し始めた。その影には別の魔物が蠢いていた。
かがみ:・・・・・・・・・コイツは!!!
美琴:何か知っているの?
かがみ:コイツの名前は「エディ」。他人の体を乗っ取って悪事を働くS級(最強クラス)妖怪です。
遥か昔に私達の先祖が封印したはずなのですが・・・・・・・・・寄りによって、こなたの体を!!!
エディ:その通りだ。間抜けな考古学者のお陰で私達は封印から解かれたのさ。そして、泉こなたの体を乗っ取った!
全ては柊かがみ、憎き貴様等の一族を壊滅させるためだよ!そして、あらゆる次元を支配するためにな!
かがみ:・・・・・・・・・じゃあ、杏璃さんも!?
エディ:私の優秀な腹心ヴェノムが彼女の体を頂いたよ、フフフ・・・。
NA:この世界では妖怪といっても知能が高く、人間に変装する者や体を乗っ取る者も結構いるのだ。
鳴滝忍者隊の忍者:皆様、大変です!
風香:どうしたの!?
鳴滝忍者隊の忍者:(次元)334から来たという連中がお城に攻めてきました!
その直ぐ後に柊杏璃、まなみ、まゆきが城でクーデターを起こしました!
まなみが団長を連れ去り、杏璃とまゆき、こなた親衛隊が他の団員の皆様と交戦中です!
美琴:何ですって!?
霧乃:(鳴滝忍者隊の忍者に対して)ここにいる泉こなたと、クーデターを起こした柊杏璃は「偽者」らしいよ。
鳴滝忍者隊の忍者:何と!?
NA:柊まなみ&まゆきの二人もまたエディの優秀な部下だった。
彼女達は昔、かがみの先祖である柊の本家に勘当され復讐のためにエディの部下になった。
エディはSOS団を利用して封印されていた二人を復活させ、更にかがみとみゆきがSOS団を去った後に容姿の似ている二人に
悪事をさせて罪を被せていたのだった。ショックと怒りを隠しきれない団員達。
かがみ:霧乃様、エディは私が相手をします。皆様は早くお城の方へ!
エディ:・・・貴様、まさか私と一人で戦うつもりか?!
かがみ:・・・その通りだ!
風香:一人で大丈夫なの?
史香:相手はS級妖怪だよ!?
エディ:まぁ、一人だろうが百人だろうが結果は変わらんがなw
かがみ:こいつの最大の狙いは、この私です。私が決着を付けます!
霧乃:(かがみの只ならぬ決意を感じて)・・・・・・・・・分かった。皆行こう。
こなた親衛隊の者:待て!行かせるか!
NA:エディは、もし自分が正体を明かした時はまなみにハルヒを拉致する様あらかじめ命じていたのであった。
こなた親衛隊と交戦する霧乃達。彼等は下っ端とはいえ、他のSOS団勢力のそれとは実力が桁違いであった。
何故なら「こなた親衛隊」とはエディがスカウトしたB〜C級妖怪の集まりだからだ。
そのため霧乃達が彼等を突破するのに大分時間が掛かってしまい部下達から犠牲者が多く出た。
651名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/22(月) 06:27:20 ID:V2a3fitf
そして霧乃達が涼宮城に到着した頃、事態は更に思わぬ方向へと向かっていた。
「こなた親衛隊」とは別の見慣れぬ者達が団員達と交戦をしていたのだ。
上空では、あやのに仕えるドラゴン達やパルキアが別のドラゴンらしきものと闘っていた。
そして、城の下の方をよく見ると水をいっぱい湛えていた堀がいつの間にか土で埋められていた。
SSK団兵士を一人も近づけさせなかった堀が。そこから見慣れぬ者達がどんどん城へと入っていく。「・・・・・・・・・これはマズイ!!!」
突然の謎の来訪者達に戦いを挑む霧乃達。彼等は人間と妖怪の混合集団の様だったが数が多すぎて排除するのがやっとだった。
どこかで見た事のある様な者もいた。「SOS団勢力の最後の闘い」が幕を切った。
謎の集団が来たのはエディ一味のクーデターが起こる直前の事だった。
彼等は「我々は次元334から来た。君達全員にC国の前大統領暗殺容疑で逮捕状が出ている。
もし君達が大人しく投降してくれれば、我々は荒っぽい事をするつもりは一切ない。」と言ってきた。
守護班の者が「証拠があるのか!?」「逮捕状を見せてみろ!」と言うとSOS団内部の者しか知らないはずのメール等のコピーや
逮捕状をちゃんと出してきた。SOS団に動揺が走る。遂にハルヒがボスらしき男と交信した。

ハルヒ:何で334の人間達がここに入る事が出来るの?全員に逮捕状が出ているのはどういう訳?
(謎の集団の)ボスらしき男:答える義務も必要もない。
ハルヒ:そう。じゃあコッチからも言わせてもらう。C国はSSK団と組んでSOS団を潰そうとしていた。
前大統領を殺したのは正当防衛よ!!!
ボスらしき男:投降する気は全くなしって事か・・・止むを得ん、「例の者達」以外は皆殺しにしろ!!!

NA:その直後にエディ一味のクーデターが起こった。そのせいで城の結界は弱まり、謎の集団の侵入を許してしまった。
エディ一味と謎の集団という二つの勢力と同時に闘う羽目になったSOS団勢力。それは嘗てないほど凄惨だった。
メンバーの何人かが闘いに敗れて謎の集団に連れ去られて行き、遂には戦死者も出てしまった。
守護班もモンスター達も次々と死んでいった。

●謎の集団に連れ去られた者
みくる、萌、頼子、なのは、フェイト、はやて、シグナム、シャマル、保奈美、菜月、ハルナ、小雪、沙耶、縁
●戦死した者
有希、キョン、古泉、鶴屋さん、ヴィータ、美琴、ちひろ、結、まき絵、すもも、亜麻乃、美々、寧々

キョンはハルヒを助けようとして、まなみに呆気なく瞬殺された。
有希は偽杏璃ことヴェノムと闘い、散った。ヴィータ、美琴、ちひろ、結は遺体さえも残らなかった。
すももは伊吹を庇い、敵の攻撃に斃れた。

しかし、絶体絶命のピンチになったSOS団勢力に思わぬ救いの手が差し伸べられたのだ。
一つは、かがみ&つかさ姉妹と春姫が新しく強力な力を突然手に入れた事。
もう一つは地元の住民がSOS団勢力に加勢してくれた事だった。
652名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/22(月) 06:28:41 ID:V2a3fitf
かがみ&つかさ姉妹と春姫が手に入れた新しい力。それは「黄金(こがね)の力」と呼ばれるものだった。
今から数百年前の事。エディはヴェノムや柊まなみ&まゆき等と共に日本を支配しようと目論んでいた。
エディは影を自在に操る能力を持ち人々を苦しめていた。そこに現れたのが姉妹の先祖に当たる双子の巫女と春姫の先祖にあたる
巫女だった。どちらも姉妹と春姫に巫女服を着せた感じの容姿だったという。しかしその二組は、お互いに面識はなかった。
エディ・まなみ&まゆきは双子の巫女に、ヴェノムは春姫の先祖にそれぞれ別の場所で封印されたが膨大な魔力を要したため
二組とも封印直後に命を落とした。その時に使われたのが「黄金の力」だった。
それが具体的にどの様なものだったかは以下の通り。

1.術者の体が黄金の光に包まれる。
2.長時間アーマー状態になり、半端な魔法攻撃や武器攻撃、体術は一切通用しない。
3.傷ついた仲間達を回復させる事が可能(縁の持っている能力とは桁違い)。
4.術者は超強力な魔法攻撃を万が一食らっても一回では死なず直ぐに回復する。
5.術者の記憶にない技をマスターしている。
6.膨大な魔力を持った者でないと発動しない。
7.仲間を護りたいという気持ちが力を得る引き金になるらしい。
8.術者の生命を介しての封印技がある。
9.超能力者の様な力を持つ様になる。
10.出したい時にいつでも出せるという力ではない。

かがみはSOS団に追われていた頃も魔力の鍛錬は怠っていなかった。つかさも、偽こなたことエディにスパルタでしごかれていた。
皮肉な事に、それが自分達の首を絞める事になるとはエディも想像が付かなかったのだった。
春姫も偽杏璃ことヴェノムに敗れた後から、それまで以上に人一倍の鍛錬を積んでいた。
SOS団勢力は守護班が殆ど全滅状態だったが回復したメンバー達は謎の援軍達のお陰もあって力を盛り返し、逆に大軍を
全滅寸前に追い込んだ。かがみはエディと、春姫はヴェノムとそれぞれ一騎打ちに入った。
つかさはハルヒを連れ去ったまなみの行方を念力で捜し、遂にその場所を発見した。そこは人目に付き難い山中の洞窟だった。
彼女がそこに行くと、仁王立ちのまなみと、横たわっているハルヒの姿があった。

まなみ:くっ、この場所を嗅ぎ付けてくるとは・・・その姿は!!!・・・だが、少し遅かったな。
つかさ:・・・団長さんに何をした?
まなみ:・・・殺したのさ。ついさっきな。
つかさ:・・・・・・・・・この!!!
まなみ:さぁディアルガ、つかさとパルキアを殺せ!!!
NA:だがディアルガはまなみの命に従わず、つかさの下へと行った。
まなみ:この裏切り者!!!
ディアルガ:(俺はつかさのお陰でやっと貴様の洗脳から解き放たれた。これ以上貴様に従う理由などない。死んでもらおう。)
NA:ディアルガの放った強力なファイアーブレスがまなみを瞬殺した。そう、ディアルガはまなみに操られていたのだった。
つかさ:うっ・・・ひっく・・・団長さん・・・。(泣)
パルキア:(つかさ、今は泣いている暇などない!攫われた人達を探す事に専念しろ!でないと犠牲者は更に増えるばかりだ!)
つかさ:・・・(涙を拭いて)ディアルガ、団長さんを「例の所」へ置いてからお姉ちゃんの所へ行って。
ディアルガ:(任せておけ。そっちは頼んだぞ。)
つかさ:・・・うん。
NA:「例の所」とは、涼宮城からさほど離れていない魔法の演習場として使っている平原の事で地元の人達の出入りは少ない
場所だった。つかさはハルヒの遺体を魔法で出来た布で包み、ディアルガにそこに運ばせたのだった。
念力で攫われた団員達の行方を捜すつかさ。少し時間は掛かったが漸く場所を特定できた。
そこは他の次元に出入りするためのゲートに近い草原だった。
魔力で何重にも結界を張って、外の景色を反射させてカムフラージュされていた。念力で闘っている団員達に知らせるつかさ。
653名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/22(月) 06:29:33 ID:V2a3fitf
その頃涼宮城では、まゆきが環・霧乃・みさおの連携攻撃に敗れ遂に戦闘不能になった。
かがみと戦闘中のエディに助けを求めるまゆき。だが、エディは「役立たずはさっさと死ね!」とまゆきを罵った後に瞬殺した。
その様子は、まるでナッ○を殺した○ジー○の様だった。
つかさはパルキアと共に結界を破り中へ突撃していった。しかし、妙な事に敵の姿も罠もなかった。
だが、奥にいた一人の初老の男の身柄を確保した。彼は「俺は何も知らん!俺は上の命令で動いただけだ!」と言い張っていた。
そして、その近くには攫われた団員達が横たわっていた。

つかさ:お前(初老の男)の話は後でじっくりと聞こう。先に皆を助けなくちゃ(男の動きを完全に拘束)。
NA:同じ頃かがみはエディに、春姫はヴェノムに逆転勝利した。エディ一味は消滅したが、妖怪の媒体になっていたこなたと杏璃は
既に息絶えていた。しかし、その二人の表情は安堵の表情を浮かべている様に見えた。
エディの断末魔は「私はスロースターターなんだよっ!!!」だった。
つかさは最初に沙耶を助け、団員たちの安否を確認していく。だが、残念な事に以下の者達が既に帰らぬ者になっていた。

・みくる、頼子、なのは、フェイト、はやて、シグナム、シャマル(助かったのは萌、保奈美、菜月、ハルナ、小雪、沙耶、縁)

残りの者達も全員危険な状態だった。やがて、他の団員達が次々とつかさの元に到着し生き残った者から涼宮城へと運び出していく。
恭子と地元の人達のお陰で、残りの者達は生命の危険は脱した。
沙耶の話だと初老の男こそが謎の集団のボスらしく、みゆきを殺したのも彼等らしいという。
そのボスが中心となって数人の男女が集まり、「虐待リンチ」を攫われた団員達にやっていったとの事だった。
その内容はここに挙げるには余りにも残酷なもので、後に生き残った者達もその話に触れられると号泣してしまったという。
なのは・フェイト・はやての三人は「ストライカーズ・モード」のまま(魔法使いが元に戻さない様にしていたらしい)リンチをされたという。
連中は、沙耶を口封じも兼ねて最後に殺すつもりだったらしい。また、みくるとフェイトに止めを刺したのは意外な人物だった。

それは、嘗て妹グレーテルを二人とカレンに殺されたヘンゼルであった。
彼は二人に「我が悲しみ・憎しみ・怒りを全てその身に受けよ!!!」と叫び「ダーク・サンデル」を浴びせた。
二人は遺体さえも残らなかった。

頼子はトゥルーデに猫の姿にされた後、狼型のモンスターに丸呑みにされたという。
そのモンスターの名は「ズイルヴァー」。銀色の毛並みが美しいモンスターだった。
彼はSOS団勢力に殺されたケルベロス軍団の親玉だった。それ故、知能も戦闘力も彼等よりもはるかに桁違いであった。
美琴を殺したのも彼であった。

初老の男は「その小娘(沙耶)の言っている事は全部出鱈目だ!!!」と喚いたが、彼の話を聞く者などいなかった。

それから数日も経たない涼宮城の外では、男が魔力で縛り付けられていた。周囲からは激しい野次が飛んでいた。
彼に対する厳しい尋問が始まった。男は当初は「殺すならさっさと殺せ!」と居直ったり、黙秘したりしていた。
だが、結の遺した嘘発見器や団員達の幻術によりそれはあっさりと崩れた。男が何かを自白しようとした瞬間だった。
男の体が光った。団員達が空かさず結界を張った。激しい爆発が起こった。それが終わると男の姿は既になかった。
しかし、広範囲に渡って肉片や骨が散らばっていた。それは当初自爆と思われていたが、
男は後に何者かに爆弾を体内に仕込まれていたらしい事が判明した。以下の話も少し経ってから分かった事である。
654名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/22(月) 06:30:27 ID:V2a3fitf
男の正体は星岡(仮名)といい、元はジャガーズ(仮名)というプロ野球チームの監督でチームを何度も優勝させた功績があった。
しかし、選手への暴力問題や女性問題を起こしたりしたため球団から解雇された。
その後とある組織にスカウトされてそこに入り、幹部になったという。体育会系の彼にとってSOS団勢力は目障りな存在だった。
組織に入っても男の性格が変わる事はなく、組織は密かに彼の排除法を考えていた。

その「ある組織」とは国際秘密組織の「ワン・アース」と呼ばれる組織で、世界各国の秘密組織の元締め的な存在だった。
「ワン・アース」は二つの巨大な秘密組織が十数年前に合併して出来た。一つはC国とK国が中心の組織。
もう一つは、そのライバルであるA国が中心の組織で日本の裏組織の大部分はそこに属していた。
いずれも数十年前からあった組織で、要人暗殺・スパイ・国や行政or司法機関への圧力・兵器の開発・違法ドラッグの売買・
指名手配犯罪者の隠匿・邪魔な施設の壊滅などを行い、世界の政治などを裏から操ってきた。
「ワン・アース」には「ボス」は一人ではなく複数いたという。「ワン・アース」の日本総本部は首都郊外の軍事基地の中にあった。
メンバーには各国の政治家・軍人・官僚・大企業のトップ・マスコミ・宗教団体・有名芸能人・マフィアや893・市民団体・環境団体・
魔法使い・指名手配犯罪者・科学者などで構成されていた。
指名手配犯罪者に対しては自分達への服従と引き換えに身の安全を保障した。
しかし、彼等は自分達を裏切った者や役に立たないと判断した者は容赦なく排除していった。

「ワン・アース」の最終目的。それは「真の力のある者達による完全なる世界の実現」だった。
「完全なる世界の実現」とは「ワン・アース」から見て「汚らわしい存在」「脅威となる存在」を徹底的に排除する事だった。
彼等は、その事を「浄化」という言葉で美化・正当化していた。
SOS団勢力が彼等にとって「脅威となる存在」の一つだったのは言うまでもない。

星岡(仮名)は、今回ボス達から「SOS団壊滅隊司令官」を命じられたというが、
その「SOS団壊滅隊」のメンバーがとんでもないものだった。
星岡(仮名)の近くに側近らしき者が数人いた他は、「兵器隊」と「一般兵隊」で構成されていた。
「一般兵隊」は実は「指名手配犯罪者の集団」だった。
「ワン・アース」は自分達にとって役に立たない指名手配犯罪者達を「もし生き残ったら幹部に昇格させる」等と言葉巧みに騙し、
敵対組織への特攻隊に入れさせていたのだ。拒否した者は当然抹殺された。
だが、「一般兵隊」の戦力などSOS団勢力にとっては「ゴミ以下」であり、守護班だけで十分対処できるレベルだった。
大部分はSOS団勢力との闘いで戦死したが、運良く生き残って334に戻った者も味方であるはずの「ワン・アース」の者達に
殺されてしまった。

だが、SOS団勢力を壊滅寸前まで追い込んだのは「兵器隊」の存在だった。
兵器といってもロボットの様な「機械兵器」と、クローン人間を利用した「人体兵器」と分かれる。
「機械兵器」には対魔法用のアーマーが備えられており、ロボット戦士の「ヘンダー」軍団、鎧戦士の「デュラハン」軍団、
猛獣ロボットの「デスイーグル」「デスドラゴン」「デスタイガー」等がいた。
千紗は「デスイーグル」と「デスドラゴン」の連携攻撃を食らい、瀕死の重傷を負った。
彼等は、「人体兵器」と共にドラゴン達や精霊達を次々と斃していった。

SOS団勢力を驚かせたのは「人体兵器」の外見であった。極上生徒会キャラ等「反・SOS団勢力」のメンバーの生き写しが
多かったのだ。それらは環によってクローンである事を直ぐに見抜かれたのが幸いだったが。
「ワン・アース」は髪の毛1本からでも、その人間のクローンを造り出す事が出来た。
そして、それらは幹部の命令で動く「殺人マシーン」と化したのだった。334ではスパイや暗殺等で成果を挙げていた。
個々の戦闘力は今のSOS団勢力からして見れば雑魚以下だったが、「ワン・アース」は「人海戦術」でSOS団勢力の体力を少しでも
減らす作戦に出た。その目論見は成功し、それにエディ一味の猛攻が輪を掛けた。
「ワン・アース」は雑魚以下の「人体兵器」が大体倒された所で、今度は強いそれを導入したのだ。
655名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/22(月) 06:31:25 ID:V2a3fitf
SOS団勢力やローゼンメイデン・kanon・月姫・Fate/StayNightの強いクローンキャラがSOS団勢力に襲い掛かってきたのだ。
ローゼンメイデンのクローンドールを操っていたのは「アリス」と名乗る金髪のクローン美少女だった。
ハルヒのクローンである棒術兼魔法使いの「タラマ」。みくるのクローンである自称魔王の「ベル」。
古泉のクローンである炎使いの「ネームレス」。環のクローンである猫耳スク水魔法使いの「ヤーナ」。
茉理のクローンである体術使いの「エリカ」。元メンバー涼水玉青のクローンである体術使いの「玉緒」。
古泉を倒したのは「ネームレス」、頼子を倒したのは倉田佐祐理@kanonのクローンだった。
ななこ・ハルナ・ひよりを手こずらせたのは「カリナ」という美琴のクローンで次々と色々なキャラを召喚させていた。
霧乃など「マジックインストゥルメンツ」の面々は「イーノ」「ロードラプター」というギタリストに苦戦した。
かがみ・つかさ・春姫が「黄金の力」に覚醒しなかったらSOS団勢力は確実に全滅していただろう。
闘い終わった彼等には物理的なデバイスも、精霊やドラゴン達の姿は既になかった。
精霊やドラゴン達は彼等を護るために散っていった。ディアルガもパルキアも。
守護班も医療班意外誰一人生き残りはいなかった。
「ワン・アース」軍幹部は勝ち目がない事を悟ると、司令官であるはずの星岡(仮名)や「一般兵隊」を置いてきぼりにして
生き残った「人体兵器」と共に334にさっさと引き揚げてしまったのだ。そして441に残ったのは司令官たった一人だった。

そもそも、334の人間は441に入れない様になっていたはずだったのに何故入れたのか?
実はSOS団勢力の中にスパイが数人いたのだ。それについては後程。

SOS団勢力が二つの勢力と死闘を繰り広げていた頃、月のスフィア王国ではクーデターが起きていた。
反地球派の大臣・ユルゲンがフィーナ女王を月から追放して自分が国王になるために起こしたものだった。
彼はフィーナ、カレンとミアを守護班に捕えさせた後、幽閉させ自らが王位に就こうとした。
しかし、ユルゲンの部下だったリースが裏切って3人を脱出させた。王国は親地球派と反地球派との闘いとなった。
リースは親地球派に寝返って闘ったが、反地球派の守護班にハチの巣にされて壮絶な戦死を遂げた。
そして、フィーナ女王守護班長のカレンが満身創痍の所に現れた一人の少年。ヘンゼルである。
彼は自分とカレンを結界内にに閉じ込めた。そしてカレンもヘンゼルの悲しみ・憎しみ・怒りをぶつけられて絶命した。
彼女の場合は、遺体も残らなかったみくる・フェイトと違い頭の部分は綺麗に残されていたという。

そして、フィーナ女王の呼び掛けにより反地球派の守護班達はどんどん投降しユルゲンは逆に月を追放される羽目になった。
一人宇宙船で地球に向かうユルゲン。だが、突然隕石に衝突され彼は宇宙の塵と化した。

ヘンゼルが何故「ワン・アース」の元にいたのか?また、彼は何故スフィア王国にもいたのか?
彼は主であるサンドリヨンから「みくる・フェイト・カレンの魂と引き換えに妹のグレーテルを復活させる」と言われたからだ。
実は「ワン・アース」の魔法使いの中にサンドリヨンの部下が潜入していた。
その者は星岡(仮名)に「みくる・フェイトの止めはヘンゼルにさせる様に。彼女達は彼の妹の敵だから。」と釘を刺したのだ。
3人の魂を持ち帰ったヘンゼルはサンドリヨンから約束通りにグレーテルを復活させてもらった。歓喜する兄妹。
サンドリヨン一味のその後については後述。
656名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/22(月) 06:32:14 ID:V2a3fitf
団長ハルヒを初めとしたオリジナルメンバー全員が不慮の死を遂げ、メンバーからも重傷者も多数出たSOS団勢力。
旧五幻神から環が「団長代理」に選ばれた。SOS団勢力は悲しみを堪えながら涼宮城の修復に当たっていた。
城の外は堀が埋め立てられたり門が破壊されたりして彼等が441に来た時の様子は留めていなかった。
しかし中は、敵が侵入する直前になってかがみ達の「黄金の力」が発動したためさほど破壊されなかった。
環は今の状況ではハルヒ達の葬儀は出来ないと考え、城の修復をまず団員達に優先させた。
現地の人々もボランティアとして大勢協力した。ハルヒ達の遺体は現地の複数の高山の頂近辺に氷付けにされ結界が張られた。
守護班の遺体は先に火葬され無数の骨壷だけになった。
また環は現地の最高責任者の所に出向いて事情を話し、335からの来訪者(小動物・虫なども含む)をスフィア王国から以外は
全面立ち入り禁止にする事にした。涼宮城の修復は約一ヶ月というハイペースで完了した。現地の人々に感謝するSOS団勢力。
それから間もなく、涼宮城に通信が入った(今回の戦闘で通信機器は破壊されなかった)。それはスフィア王国からのものだった。
対応したのは、さくらだった(今までは通信は守護班に任せ切りだったが、戦闘後は団員が交代でやっていた)。
フィーナ女王が今回の王国のクーデターの件についてハルヒに伝えようとしていたのだ。涼宮城の通信用モニターに映っていたのは
女王とミア、そして見慣れぬ一人の女性だった。

さくら:女王様、お久し振りです。ミアちゃんも久し振りだね!
ミア:・・・(照れ臭そうに)はい。
フィーナ:こちらこそお久し振りです、さくら。(少し経って)あら?どうして貴女が通信ブースに?
さくら:・・・色々ありまして。
フィーナ:それで団長さん(ハルヒ)はいらっしゃいますか?
さくら:・・・・・・・・・これは団長代理を呼んできた方が早いですね。そう言えば、カレンさんは?
フィーナ:・・・・・・・・・それも含めて、これからお話しようと思っている所です。
NA:さくらが環を呼んできた。環とフィーナの話し合いは2時間以上掛かったという。それから30分位して環は団員を招集した。
ただし、今回の戦闘で重傷を負った者達は病院にまだ入院中でまだ一人も退院していなかった。
657名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/22(月) 06:33:13 ID:V2a3fitf
環:皆さんにこれからとても大事な話があります。先程、スフィア王国のフィーナ女王様から連絡がありました。
一ヶ月前に反地球派の大臣によるクーデターが起きたそうです。その大臣とは、以前ここに女王様を連れ戻しに来たユルゲンです!
NA:団員達は「ああ、やっぱりアイツかw」と言わんばかりの表情をしていた。
環:ところが、彼の部下だったリースリット・ノエルや守護班が次々と裏切りクーデターは失敗に終わりました。
首謀者ユルゲンは宇宙船に乗って一人で逃走したそうです。しかし、女王様の守護班長だったカレン・クラヴィウス様とリースリットは
反地球派と闘い、壮絶な戦死を遂げられました。また、同じ頃に元メンバーの穂積さやかさんが地球で何者かに殺害されたそうです。
NA:麻衣と翠は抱き合って泣いていた。カレンがヘンゼルに殺された事はこの時点では気付かれていなかった。城の通信用モニターに
映っていた見慣れぬ女性は殉職したカレンに代わって守護班長になったエリザベス〔仮名〕という者だった。彼女はカレンの後輩に
当たり、歳も彼女と1〜2歳しか違わなかった。貧乳で悩んでいたカレンと違い巨乳だったらしい。
環:また、女王様は「地球からスフィア王国への難民が溢れている」というお話をされました。
今地球ではC国とA国が中心となった「ワン・アース」と呼ばれる組織によって「浄化」という名の「世界征服」が進行しています。
NA:驚く団員達。何故なら、彼等にはそういった情報は一切入っていなかったからだ。それもまた内部スパイ達の工作だった。
環:彼等は地球側の次元管理局を乗っ取り、公共次元ゲートを全て閉鎖し、(月以外の)335から441への往来を永久禁止に
しました。それによって一般の地球人は彼等の悪政から逃れるためにレジスタンス達の手を借りて大勢の難民が月に入り込んで
いたのです。
NA:王国では、地球難民達を快く思っていない者は少なくなかった。ユルゲンのクーデターの一要因でもあった。
それによって大勢の地球難民が殺された。
環:難民の受け入れも王国の方では限界に近づいていて、地球側も難民達の引渡しを強く求めてきています。
女王様は、私達にスフィア王国にいる地球からの難民達を出来るだけここや他の次元に安全に移送する事を望まれています。
皆さんもご存知の通り、このSOS団勢力は団長である涼宮ハルヒさんを初めとしたメンバーがこの度の戦闘で数多く亡くなりました。
しかし壊れたお城のまま、その人達を送り出すのは余りにも可哀想です。だから直ぐに葬儀を行わずに城の修復に時間を割きました。
スフィア王国も戦死者の葬儀はまだやっていないとの事です。そこで、こちら側の葬儀を予定通り3日後にやった翌日に王国での
国葬を行う事になりました。それには皆さんに交代で出席して頂こうかと考えています。無論、それだけではなく王国にいる地球難民の実態を調べる事も目的です。
私は団長達の葬儀が終わったらSOS団勢力を直ぐに解散させるつもりでいました。しかし、私達の故郷からの難民問題を見過ごす
事は出来ません。そこで「地球難民の移送」を「SOS団勢力の最後の仕事」としたいと考えています。ご意見・ご質問があればどうぞ。
NA:メンバーの何人かから意見・質問はあったが最終的には全員賛同してくれた。

それから三日後、SOS団勢力の葬儀が厳戒態勢の中行われた。来賓は地元の有力者やスフィア王国から女王とメンバーの肉親等が招待されただけで、後は地元の人達が一般焼香をしただけだった。スフィア王国から招待されたのは以下の者達だった。

フィーナ女王、ミア・クレメンティス、エリザベス〔仮名〕、渋垣英理(茉理の母親)、朝霧達哉(麻衣の兄)、鷹見沢左門(菜月の父親)、
鷹見沢仁(菜月の兄)、渡良瀬準、高溝八輔、上条信哉(沙耶の兄)、千紗の家族全員、岩崎ほのか(みなみの母親)、
天宮学美、稲森光香、上原むつき、衛藤芽生、小鳥桃葉(以上5人は元メンバー)

しかしSOS団勢力は、この者達から想像を超えた地球での凄惨な状況を聞かされる事となる。
658名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/22(月) 06:34:02 ID:V2a3fitf
国力を弱らされた日本はC国とA国を中心とした外国勢「ワン・アース」に完全に乗っ取られてしまった。
外国人達は全国で犯罪レベルの傍若無人な振る舞いを繰り返し、非力な日本人が毎日大勢死んでいった。
日本人が大幅に減った警察は当然、彼等を取り締まる事など一切しなかった。
彼等に協力した政治家・上級官僚・マスコミ等は比較的高い地位を約束されたものの、一般の日本人はどんどん職場を失っていった。
佐々木が率いたSSK団も「ワン・アース」と深くて黒い繋がりを持っていた。
彼女が遺言に「でも、これじゃきっと終わらないと思うよ。」と遺していたのは、「ワン・アース」による日本支配の事だったのだ。
「ワン・アース」は、自分達の役に立たないと判断した人間達を全国警察の地下のガス室に連れて行って「処分」していった。
つまりは「ホロコースト」であった。また、「ワン・アース」を非難した者は自殺偽装などの形で殺されていった。
「ワン・アース」はSOS団勢力がまだ次元334にいた頃に、自分達の「作戦」をことごとく彼等に邪魔された経緯がある。
その報復措置として、彼等に繋がるモノを全て破壊しようとした。学美達の話によれば、聖桜学園・愛洸学園は兵隊達に占拠され
桜園長・貴生川理事長・角沢多佳子ら生徒達は兵隊に殺されたとの事だった。しかも2校とも外国人学校に改築されたという。
また、SOS団勢力のメンバーや元メンバーの肉親等も片っ端から殺害され生き残ったのは英理らだけとなった。
彼等が全滅しないで済んだのは「レジスタンス」の存在があった。「レジスタンス」は実は世界中にかなりの数が存在していた。
だが「ワン・アース」の執拗とも言える制圧力により、その数は減少していった。
英理らを「ワン・アース」から救出したのは、かつて茉理に爆弾で重傷を負わせた竹内理緒のいた「ブレード・チルドレン」であった。
彼等は、かつてSOS団勢力に敵対した桂言葉や白石みのる、霧乃に重傷を負わせたキンという女忍者等と連携して
「ワン・アース」に対しテロ活動を行い、「処分」されそうになった人々を大勢救出した。
そして、地球難民を月に送る重要な担い手の一人が穂積さやかだった。この事はフィーナも承知していた。
英理らが救出された時、「ブレード・チルドレン」には理緒の他には以下のメンバーしかいなかったという。

アイズ・ラザフォード、浅月香介、カノン・ヒルベルト、高町亮子、白長谷小夜子

他の者達は皆「ワン・アース」に殺されたという。
英理らが宇宙船で月に送られた直後、さやかとカノンを除いた「ブレード・チルドレン」のメンバーは「ワン・アース」の兵隊と交戦し
全員命を落とした。彼等の命を奪ったのがSOS団戦にも導入された「機械兵器」「人体兵器」だった。
カノンは英理らを送り届けた後に地球に戻る予定だったが、仲間の全滅による自責で発狂しスフィア王国の精神病院に入れられた。
彼は学美達の励ましで少しずつ元気を取り戻していったが、まだ外に出られる状態ではなかった。
後に、言葉と白石もピンチに追い込まれたが偶然「時空の隙間」に挟まり王国に「転送」された。
キンは「女ねずみ小僧」として金持ちの家から現金を盗んで貧しい人達に分けていたが捕らえられ、公開処刑された。
最期の言葉は「霧乃さんのピアノがもう一度聴きたかった・・・。」だった。
彼女は「オカマ忍者」こと大蛇丸の元部下だったが、SOS団に捕らえられた後に悪事から足を洗った。

これは後に分かった事だが、「ワン・アース」にも複数のS級妖怪が様々な人物の体を乗っ取っていた事が分かった。

ハルヒ達の遺体は334で火葬され、遺骨は墓を作らずに地元の山奥に埋められた。これは彼等の遺した遺言文にも記されていた。
334では前もって申請があり、かつ厳重な管理をされた決められた場所であれば遺骨を山に埋めるのは認められていた。
659名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/22(月) 06:35:12 ID:V2a3fitf
学美達は「理想を貫く事の難しさ」を実感していた。美香は、すももの死に相当ショックを受けていて立ち直れない状態だった。
桃葉がいつになく真摯な表情でこう言った。
桃葉:理想郷という言葉自体が幻想だったのかもしれませんね。でも、失望していてもきっと時間の無駄だと思うのです。
私達は亡くなった人達の分も頑張って生きるべきではありませんか?
折角の命を自分で無駄にしたら、自分達のために体を張ってくれた人達に申し訳がありません。
先の事は焦らずに考えれば、きっと道は出来ると思うのです。
桃葉がそう言い終わった頃、一人の少女がとんでもない事を言い出した。みさおである。
みさお:おのれ・・・「ワン・アース」め!!!あたし達の家族や仲間を虫けらの様に殺しやがって!!!
一人残らずブッ殺してやる!!!(黒いオーラを漂わせている)
霧乃:ねぇ?今の向こう(次元334)の状況とこちらの状況を分かっての発言?
みさお:何っ?!
霧乃:今、日本はC国・A国と子分の国によって「管理」という名目で完全に支配されてしまった。
他の国々は、この事に逆らうと国毎潰されかねないので黙認している状態。C国は内部の反乱勢力を完全に粛正し、A国は
自分に従わない国々に軍隊を送っていて制圧は時間の問題。「ワン・アース」がここまで肥大してしまった以上、連中との闘いで
メンバーが半減し守護班も全滅した私達ではどうする事も出来ない!私達が全員「お尋ね者」だって事はアンタも分かっているはず。
しかも地球の時空管理局も連中に支配され、なのはちゃん達と繋がりの深かったリンディさんやクロノさん達も殺されてしまった。
私達は向こうの裏組織を甘く見過ぎていた・・・。

「ワン・アース」へのリベンジを考えても、ゲートで門前払いの上に犬死するのがオチ!
それじゃ、アンタのために死んでいった人達は浮かばれないでしょ!

みさお:(泣きながら)お前は悔しくねぇのかよ!?悲しくねぇのかよ!?
霧乃:私も悔しいし悲しい!皆気持ちは同じ!だからと言って「どうにもならない時」はある!
NA:ここで、かがみがみさおにキツイ一言を浴びせた。
かがみ:・・・・・・・・・何よアンタ。一人で「悲劇のヒロイン」気取り?かつては「五幻神」の一人だったお人が今は滑稽にしか見えない。
みさお:何だとテメェ!!!
かがみ:エディに乗せられていたとは言え、あたしの家族を殺したのはアンタ達でしょ!?ハッキリ言って「自業自得」よ!
つかさ:お、お姉ちゃん止めなよ!!!(汗)
一同:・・・・・・・・・・(反論出来ず)。
環:皆さん、もうこれ位にしましょう。霧乃さんの言う通りです。残念ながら私達には「ワン・アース」を止める事は最早不可能です。
それと、「ワン・アース」の未来が先程見えました。彼等は70数年後に地球と一緒に全滅します。
みさお:やい!そこのインチキ預言者!「SOS団の半壊」は予言出来なかったくせに随分都合が良いじゃねぇか、この役立たずが!
???:胡ノ宮さんは嘘を言っていませんよ。
みさお:誰だ!?
660名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/22(月) 07:44:33 ID:V2a3fitf
NA:そこに現れたのは、車椅子姿の小雪だった。

春姫:小雪先輩、もう病院から出てきて大丈夫ですか?
小雪:ええ。やっと動ける様になりましたからね。
日下部さん、私にも「ワン・アース」の未来が見えました。貴女からしてみれば私も「インチキ預言者」でしょう。
信じる信じないは自由です。
みさお:・・・・・・・・・ちっ!!!
環:なぜ今回のこの事態「だけ」が予測出来なかったのか私自身も分かりません。幾ら考えても・・・。
小雪:それは私も同じです。
環:私達は涼宮団長のカリスマ性に惹かれ「理想郷」の実現のために多くの犠牲を出してきました。
そのためには手段など選ばないつもりでした。しかし、他人の幸せを踏みにじって自分達が幸せになるはずなどありませんでした。
それは、かがみさんが言った通り「自業自得」です。
つかさ:まさか、ここの内部にスパイが複数いたとはね・・・通りで、こちらに地球の正確な情報が入ってこなかった訳だ。
春姫:それも一人や二人じゃなかったなんてね・・・。
環:しかし、「ワン・アース」もいずれ同じ報いを受ける事でしょう。彼等は規模こそ違えど独りよがりの「理想郷」を作ろうとしていますが
小鳥さんが言った通り「理想郷」は「幻想」に過ぎないのです。
霧乃:でも私達が団長にスカウトされた事は誇りに思っていい事だし、私達があれだけの激戦の中で生き延びた事は幸運だと
考えるべきだと思う。私もSOS団勢力に命を助けられたからこそ今の自分がある!
環:私達にはSOS団勢力としての「最後の仕事」が残っています。それが終わるまでに「自分達の今後」を考えなければなりません。
私達は「ワン・アース」から「お尋ね者」のレッテルを貼られている以上、それ以降に今のこのメンバーで集団行動をするのは
非常に危険です・・・・・・・・・それで、日下部さんはどうするのですか?
みさお:・・・・・・・・・。

NA:すると、ずっと沈黙を守ってきたある少女が口を開いた。あやのである。
あやの:みさちゃん、向こうの皆を護れなかったのは「私達の力不足」だよ。全盛期の私達だったら、まだ連中がでかくなる前に
潰せたかもしれない。涼宮団長がこちらに本部を移転させた事が「鬼のいぬ間に洗濯」で連中を増長させてしまった。
団長が団員や地球の人達をを護るためにやったはずが裏目に出た。

私も「ワン・アース」にお父さんももお母さんも、そして「あの人」も殺された!
NA:泣き始めるあやの。「あの人」とは、あやのの彼氏=みさおの兄の事だった。
あやの:そして私達に出来た大勢のお友達も(ドラゴンや精霊など)今回の闘いで私達を護るために命を散らした。

これで、みさちゃんまで死んじゃったら私本当に一人ぼっちになっちゃうよぉ!!!どうしても行く気なら私も連れてって!!!(泣)

一同:!!!
NA:かがみは、この二人の絆の強さを見てこなたの事を思い出し後悔していた。
かがみ:(結局こなたと私は、あの二人の様な「絆の強い関係」になる事は最後まで出来なかった。
それは私があの娘に冷たい言動を度々取っていたからだ・・・・・・・・・こなた・・・・・・・・・。)