この夏大人気のうちに放映終了したけいおん!のSSスレです
原作はまんがタイムきらら及びCaratで現在も連載中です
ノーマルでも百合でもどんとこいですが18禁に該当する内容は禁止です
エロパロ板なりの適切な場所へご投稿ください
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>>950に到達した時、またはスレ容量が470KB付近になったら立てましょう
書かせていただきます。
律「お〜い、澪〜美穂〜」
澪「どうしたんだ、り・・・律副隊長」
律「たく〜、律でいいよ律で」
澪「そう言ってくれると思ってたよ」
律「・・・あ、そうだそうだ。はい、澪誕生日おめでとう」
澪「・・・え?」
律「どうしたの?」
澪「いや・・・もう、そんな時期なのかなと思ってさ」
福「最近忙しかったから・・・」
律「そっか、最近いろいろあったからな」
澪「うん・・・・・あ、これ開けてもいいかな?」
律「いいぜ、どうぞどうぞ」
ガサガサ
澪「・・・ひぃぃぃいいいい!!!」←ホラー映画のDVD
律「澪が喜びそうなの買って来たんだよ」
ガンッッ!!
律「いてっ!!」
澪「美穂〜律がいじめる」
福「よしよし」
律「・・・・・なぜ、殴る」
「美穂」って誰かな?
考えてもわからん
美穂って誰?
咲の風越のキャプテンじゃねって思ったけどあれは美穂子だった
エサクタ(正解)です。
ちなみに僕の脳内では、『副隊長』というDQNな設定が・・・・・
これがクロスオーバーってやつか
過疎ってるな
ここってどれくらいで落ちるんだろう
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/01(土) 13:38:15 ID:AKrqDJLl
合宿あげ
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/07(金) 12:50:24 ID:8Tdm1zHr
CDTVでは、アルバム1位だったのにテレビ東京系列のJ−CDの方は、
ランキングには、入ってないなぜ。
この番組だけ声優の曲だと入るけどアニメキャラクターの曲は、ランキングに入らない。
「養護学校出身の平沢 唯です、えへえへえへ」
「民族学校出身の秋 山澪です、あはあはあは」
「りっちゃん何ですのあの二人、何か臭ってきますわ」
「しーっ!だから言ってるだろムギ、二人は学園のアンタッチャブルなんだよ。
下手な事言うと人権委員会が飛んで来るぞ」
「私カスタネット叩けるよぅ。うんったんっうんったんっ……」
「今日の弁当はキムチにホンタクだ。学園中に軽音部発の韓流を巻き起こしてみせるぞ」
「りっちゃん。私、本日付で退部させて頂きますね」
「ま、待ってよムギ、一人にしないでくれっ」
「大丈夫だよぉ、えへえへえへ」
「私たちがいるじゃないか、あはあはあは」
17 :
ケイボンド:2009/09/08(火) 21:21:34 ID:EAJHIHBu
澪「…。」
澪「ライブは
終わった。」
澪「……。」
澪「わたしは―
見られた、、(パンツを)」
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 23:01:53 ID:SNPlZ8Yo
唯「りっちゃん、大好き!」
律「はぁ?なんだよ唯、いきなり」
唯「大好きだから大好きって言ったんだよ?なにか変かなあ」
律「いや、なんていうか…あまりそういうことを恥ずかしげもなく言うなよ」
唯「なんでー?」
律「なんでも!…こっちが恥ずかしいんだよ」
唯「むー…りっちゃんだっていつも澪ちゃんとべったりしてるくせに」
律「あ、あいつは幼なじみだし…別におかしくはないだろ」
唯「じゃあ私は幼なじみじゃないからダメなんだ…」
律「ちがうって!お前のことだってちゃんと…その」
唯「ちゃんと…なに?」
律「ちゃ、ちゃんと好きだから!だから安心しろ!」
唯「りっちゃーん…うん、ありがとう♪」
律(唯のやつ、なに言わせんだちくしょー…変に意識しちゃって顔見れねえ)
唯「りっちゃん?」
律「み、皆がくる前に練習始めるぞ!」
唯「うん!頑張ろうりっちゃん!」
律「…おう」
それは、高校の入学式の1週間前のこと
和「ねぇ、唯?」
唯「なあに?」
和「私たち、もうすぐ高校生じゃない?」
唯「うん、楽しみだよね〜」
和「それで…新しい環境に入るなら、まず気分を変えるのも必要だと思うのよ」
唯「うん、そうかもねぇ」
和「で…今度新しい眼鏡買おうと思ってるんだけど…」
唯「ああ、その眼鏡あんまり可愛くないもんねー」
和「はっきり言うわね…まぁいいわ、それで今度あんたに…その」
唯「私に?なに?」
和「…眼鏡、選んでほしいんだけど」
唯「え?私が選んでいいの?」
和「ほら、あんた服のセンスとか結構女の子っぽいし…」
唯「む、女の子っぽいってなに?私はちゃんと女の子だよー?」
和「はいはい…で、お願いしていい?」
唯「もちろん!任せてよ!」
唯「あ、これなんかどうかな〜?ピンクでかわいいよ!」
和「ええと、ちょっと派手じゃない?あ、これは?」
唯「それじゃ前とあんまり変わんないじゃん…もう、和ちゃん!」
和「な、なによ」
唯「もっと女の子っぽい眼鏡付けなきゃダメだよ!和ちゃんはかわいいんだから自信持たなきゃ!」
和「え…」ドキッ
唯「よし、じゃあこれ掛けてみて!赤でかわいいよ!」
和「ちょ、ちょっと…」
唯「うん、ぴったりだよ!これで決まり!すいませーん!」
和「で、でもやっぱり私には…」
唯「まだ言ってるー!私が選んでいいって言ったのは和ちゃんでしょ!」
和「まあ…そうだけど」
唯「だから決まり!」
和「わ、わかったわよ!もう!」
帰り道
唯「やっぱりよく似合うよ〜さすが私のセンス!」
和「ねぇ、ホントに似合う?変じゃない?」
唯「変じゃないよ!すっごくかわいいよ!」
和「そ、そう…」
唯「でもこんなにかわいいと、彼氏とか出来ちゃったりしてー♪」
和「な、なに言ってんのよもう!」
唯「またまた〜♪ホントは欲しいくせにぃ〜」
和「別に私は…あんたがいれば…」
唯「え?なんて言ったの?」
和「あ…えっと、そう、あんたの面倒見るので忙しいんだから、そんな暇ないの!」
唯「あうぅ…そうくるか…まあ高校でもよろしくね、和ちゃん♪」
和「うん…よろしく。でも宿題は自分でやんなさいよ」
唯「ふえぇ〜、和ちゃんのいじわる!」
和「ふふ、あんたは高校でも変わんないんでしょうね」
唯「む、変わるもん!」
和「なにか部活でもやるの?」
唯「う…な、なんかやるもん!」
和「はいはい、せいぜいがんばんなさいよ」
唯「んもー!和ちゃんたら!」
和(何をやるにしても…あんたはあんたのままでいてね。唯)
おしまい
にしても過疎ってるな…
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 20:18:33 ID:tveBxaYg
過疎ってるね
なんか同じネタどっかで見たな
24 :
ギタ:2009/09/27(日) 23:35:17 ID:j8Tj/46z
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 01:52:40 ID:OkSKfUiy
なかなか
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 01:12:49 ID:/RxUgWhw
あげ
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 07:19:33 ID:wxuPfxil
しかしそれは
2○○1眼鏡ダター
和「唯、やっぱこれ変じゃない?」
強盗「ふぅ、しめて20万…思ったより少なかったわね、さて…あとは」
チラリ
唯「ひっ!」
強盗「顔を見られたからには仕方ない、姉妹仲良く日本海にでも…」
ピンポーン♪
強盗「チッ!こんな時に…アンタ達、音を立てたら承知しないよ!」
ピシャリ!
唯「う、憂〜!私達このままだと殺されちゃうよ〜っ!」
憂「縛られてなきゃお姉ちゃんを助けられるんだけど…何か切るものないかな?ハサミとか」
澪「私達は唯の友達です
強盗「(なんとかごまかして追い返さないと!)はい、今開けますよ」
律・澪・紬・梓「おじゃましま〜す!」
強盗「い、いらっしゃい!あら、可愛いお客様ね(チッ!こんなに大勢…ついてねえ…」
律「あれ、アンタ誰だ?唯達が出迎えてくれるはずだけど…」
強盗「唯?」
澪「律!失礼だぞ!すみません、唯のお母さん」
強盗「ああ、唯ね!唯…私の娘の名前を忘れるなんてどうかしてるわ、いつも唯がお世話になってます」
律「(ドジな所が唯そっくりだぜ…)」
紬「それで唯ちゃんはどちらに?」
強盗「ゆ、唯?唯なら用事で出かけてるわ、しばらく帰ってこないんじゃないかしら」
梓「お使いですか?」
強盗「ま、まあね、だから今日は出直して…」
澪「では待たせてもらっていいですか?」
強盗「ひっ!そ、それは(ま、まずい、下手に断ると怪しまれる!」
強盗「コーヒー入れてくるから待っててね♪」
律「は〜い」
強盗「さて、問題はどうやってあいつらを追い返すかだけど…」
チラリ
強盗「そ、そうだわ!超マズいコーヒーを作って出したら奴ら怒って帰るかも…」
澪「遅いな〜、唯のお母さん…」
律「まあ唯のお母さんだからコーヒーの入れ方わからなくて困ってんじゃね〜か」
梓「あり得ますね」
強盗「お待たせ」
紬「わぁ、素敵な香り、美味しそう」
強盗「(ふっふっふ、台所の調味料全て入れた史上最悪のコーヒー…とくと味わえ)」
紬「うっ」
律「うわっ!まずっ、なっ、なんだコレ!」
梓「おえぇ…」
強盗「(さあ、これで帰るのよ…)」
律「おばさん…」
強盗「なぁに?」
律「さすが唯のお母さん!最高に萌える!」
強盗「は?はぁ…」
紬「そういう所可愛くていいわあ♪」
澪「唯はお母さんに似たのか…納得だな」
梓「憂はお父さん似なんですね」
強盗「(な、なんなのこの展開、でも憂がしっかり者のお姉ちゃん、唯がドジっ娘の妹とわかっただけでも大収穫、これで話が合わせられる)」
強盗「ごめんなさいね、いつもは長女の憂にやってもらってるから…」
澪「何を言ってるんだ…?」
強盗「は?」
紬「お姉ちゃんが唯ちゃん、妹が憂ちゃんですよ…」
強盗「え、え〜っ!あのバカっぽい娘がお姉ちゃんなの〜っ!はっ…」
律「やっぱり、流石におかしいと思ったぜ!」
澪「お前は唯のお母さんじゃない!」
梓「いくらドジでも娘の名前を忘れる親はいません!」
強盗「く、クソッ!バレちゃしょうがねぇ、お前らまとめて殺してやる!」
唯「うぅっ、このまま私達死んじゃうんだ…」
憂「諦めちゃダメだよお姉ちゃん!」
澪「唯!憂ちゃん!どこだ!」
唯「み、澪ちゃん!み、みんな!」
律「大丈夫か?怪我はなかったか?」
唯「だ、大丈夫だよ、ところで強盗さんは…?」
澪「ああ、あいつか…私達でコテンパンにのしてやったよ」
紬「あれは素人ね、まだ駆け出しの強盗よ」
律「澪の奴本気になりやがって…」
行間隔あけると見やすい
>>32 乙
なかなかよかった
ここももっと人がくればいいんだけどねえ
35 :
こんとん!:2009/10/20(火) 07:13:07 ID:Jmk2IJEd
混沌:こんとん(カオス)、無秩序な様子
入交じった状況など
例:このSSは混沌としている
36 :
こんとん!:2009/10/20(火) 07:35:15 ID:Jmk2IJEd
私は平沢唯、15才の高校生だ
昼休みに友達の和ちゃんと一緒に、お弁当を食べていた
和「あんた部活は決めたの?」
唯「軽音楽部に入部しました!」
ドッカーーーン!
その時、教室に隕石が落ちて来た
和ちゃんはモロに隕石に直撃した
唯「わ、和ちゃ〜ん!!!!!」
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 09:19:22 ID:Jmk2IJEd
(
>>36の続き)
和ちゃんは奇跡的に無傷だった
唯「大丈夫だった!でも直撃だったのにどうして?」
和「パパ(お金を援助してくれる)から貰った、この2○○1眼鏡が身代りになってくれたの」
唯「パパ(お金を援助してくれる)が守ってくれたんだよ!」
因みに和ちゃんのパパ(お金を援助してくれる)はベッドの上で死んだそうだ
和「パパ(お金を援助してくれる)、ありがとう…」
38 :
こんとん!:2009/10/20(火) 10:47:44 ID:Jmk2IJEd
(
>>37の続き)
私は軽音楽部の部室に来ていた
澪「唯、遅いぞー」
この子は澪ちゃん
フェンダーのジャズベース(レフトハンド)を使っている
指弾きが得意だ
唯「澪ちゃんはなんでスラップやらないの?」
澪「スラップは目立つから、は、恥ずかしぃ…」
澪ちゃんは繊細だ
紬「あら、澪ちゃん大丈夫?」
この子は紬ちゃん
使っているベースはワーウィックのドルフィンでスラップ操法が得意だ
唯「ムギちゃんはスラップ上手いよね!」
紬「私は4才からスラップやっていて、コンクールで入賞した事もあるの」
スラップのコンクールって何だろう?
律「唯も早くベース買わないとな〜」
この子はりっちゃん
ヤマハのBBベースを使っている
ピック弾きしかできない
唯「りっちゃんは、いかにも“ピック弾き”って感じだよね〜」
律「なっ、失礼な!私にもちゃんとした理由があるんだぞ!!」
唯「え〜、どんな?」
律「ピック弾きは、その〜、か、かっこいいから…」
ベース選びにも性格がでるんだな〜
39 :
こんとん!:2009/10/20(火) 14:53:27 ID:Jmk2IJEd
(
>>39の続き)
私達はベース屋に来ていた。私のベースを買う為だ
私はあるベースに目をつけた
フェンダーのジャガーベースだ
唯「このベースかわいいなあ〜」
澪「アクティブ回路がついてるな」
律「でも11万円もするよコレ」
パールピンク*のジャガーベースから眼が離せなかった
(*実際、ジャガーベースにパールピンクはありません)
紬「唯ちゃんこのベース欲しいの?」
唯「うん…(来た来た!!)」
紬「ふう〜ん」
唯「・・・えっ、それだけ?」
紬「それだけ〜♪」
40 :
こんとん!:2009/10/20(火) 15:21:45 ID:Jmk2IJEd
(
>>39の続き)
唯「前回も39の続きだったのに、今回も39の続きってどうして?」
澪「私に聞かれても知らないよ〜」
律「永遠にループするんじゃない?」
紬「餅つきの2コマ漫画みたいに、また始めに戻るんじゃないですか」
しかし前回の内容は最初と最後が繋がらない
そこで、改めて
>>39を書き直してみた↓
41 :
こんとん!:2009/10/20(火) 15:29:35 ID:Jmk2IJEd
(
>>41の続き)
私達は別の店に来ていた
唯「いいベースないなぁ〜」
澪「コレはどうかな?」
律「10弦(複弦)ベースでアームも付いてるぞ!」
唯「これは、ちょっと…」
紬「なら、別の店に行きましょうよ」
店を出た、そして
42 :
こんとん!:2009/10/20(火) 21:55:56 ID:Jmk2IJEd
(
>>39の続き)
紆余曲折あったが、私はなんとかジャガーベースを手に入れた
唯「何の曲を練習しようかな〜」
澪「これなんかいいかもよ!」
“run for cover”
フュージョンの難曲だ
初心者がやるような曲ではない
唯「それと、どうやって弾けばいいかな?」
律「そりゃあ、歯スラップでしょう!」
43 :
こんとん!:2009/10/21(水) 02:34:47 ID:b9sbujuD
(
>>42の続き)
激しい特訓の末に、私は歯スラップで“run for cover”を弾けるようになった
唯「澪ちゃ〜ん、遂に弾けるよになったよ!」
澪「あ〜、その曲もういいや」
無駄だと思っていた特訓は、案の定無駄だった
律「うちらコピーバンドだから」
唯「誰のコピーするの?」
紬「・・・エンヤよ」
44 :
こんとん!:2009/10/21(水) 08:04:20 ID:b9sbujuD
(
>>43の続き)
エンヤのコピーバンドなんて聞いた事がない
だがやるしか無いのだ
私はエンヤのCDを片っ端から聴きまくった
どの曲もエンヤ本人の声が何重にも重なって、コーラスや時には楽器の役割もしている
ベース4本ではどう考えても無理だ…
45 :
こんとん!:2009/10/21(水) 11:59:15 ID:b9sbujuD
(
>>44の続き)
唯「みんな聞いて!」
私はみんなにエンヤのコピーがいかに無謀であるかを力説した
律「しょうがない、エンヤは止めるか…」
唯「よかった!」
その時、突然プロレス部の部長が音楽室に入って来た
部長「軽音楽部!私達と勝負よ!!」
続きが気になる
47 :
こんとん!:2009/10/21(水) 20:26:36 ID:b9sbujuD
(
>>45の続き)
カーン!
ゴングが鳴った。私とプロレス部部長との60分一本勝負が始まった
観客A「唯、ガンバってー!」
観客B「部長、殺っちゃえーーー!!」
講堂はほぼ満員だった
部長「この勝負に負けたら…、分ってるわよね?」
唯「もちろんです!」
48 :
こんとん!:2009/10/21(水) 20:50:44 ID:b9sbujuD
(
>>47の続き)
部長はいきなり私をボディスラムでマットに叩き付けた
続けてストンピングの嵐だ
実況:さわ子「部長のボディスラムが炸裂したー!」
解説:和「いけませんね、このままでは唯選手の胃が破裂してしまいますよ」
私は転がってストンピングを避けた
部長は勢い余って、たたらを踏んだ
49 :
けいおん!:2009/10/21(水) 21:09:25 ID:b9sbujuD
(
>>48の続き)
そのままロープ下をくぐり、エプロンからリング下におりた
和「効いてますね、すぐには立てませんよ」
だが私はなんとか立ち上がってロープに手をかけた
さわ子「あ、部長は何やらコスチュームの中から取り出した!
レフェリーは気付いておりません!!」
部長は手にメリケンサックをはめ、私に殴りかかって来た
私はまたリング下に転倒した。そして部長もエプロンからリング下に飛び出して来た
50 :
こんとん!:2009/10/21(水) 21:33:00 ID:b9sbujuD
(
>>49の続き)
私はリング下で部長の容赦ない凶器攻撃を受けた
さわ子「おーっと場外乱闘です、唯選手ピンチだー!」
和「これはかなり危険ですね」
部長の攻撃が大振りになり、一瞬スキができた
チャンスだ
私は部長の攻撃を避けて、そのままコーナーの鉄柱に叩き付けた
さわ子「唯選手の攻撃が決まったー!」
和「今の一撃で、部長は出血したようですね」
倒れている部長を無理矢理リングに戻して、私もリングに戻った
決着はマットの上でつけるつもりだ
51 :
こんとん!:2009/10/21(水) 22:07:53 ID:b9sbujuD
(
>>50の続き)
私は朦朧としている部長にチョップを連打した
だかこれでは終わらない
私は場外に出てパイプ椅子を取った
さわ子「唯選手、いったい何をする気だー!」
私はパイプ椅子で部長を何回も叩き付けた
和「これは少しやり過ぎですね、いけませんね」
叩き続けるうちに椅子のシート部分が弾け飛んだ
部長は血だらけでぐったりしている
唯「これで最後よ!」
私はとどめを刺す為に部長に近付いた
と、その時
52 :
こんとん!:2009/10/22(木) 01:06:41 ID:5WRXY/oa
(
>>51の続き)
倒れていた部長が急に起き上がり、私のバックをとった
私はヘッドロックを決められてしまった
そして部長は口を大きく開いた
さわ子「“桜高の吸血鬼”の異名をもつ部長が、遂に牙を剥いたー!」
私は首筋を何度も噛まれた
さわ子「これは残酷だー、部長は攻撃を止めない!」
噛付きだけでなく、首も絞められているので息が苦しくなって来た
さわ子「これはまさに凶器の魔人!
どうしてこんな危険な生徒がいるのか!?
桜高の入学審査はどうなっているのだ!!」
和「どうやら、唯選手は限界のようですね」
私は失神しかけた
その時、仲間の声が聞こえて来た
53 :
こんとん!:2009/10/22(木) 03:31:59 ID:5WRXY/oa
(
>>52の続き)
澪「唯、負けるなー」
律「諦めたら終りだぞ!」
紬「唯ちゃん、しっかり!!」
みんなの声を聞いて力が湧いてきた
私は部長を無理矢理引剥がした
そして渾身のバックドロップを決めた
カウント1,2,・・・3!!!!
カン、カン、カーーーン!
さわ子「やったー!唯選手のバックドロップが炸裂したあああッ!」
和「見事な唯選手の勝利ですね」
私はみんなの所に走った
唯「私やったよー」
澪「よくガンバったな偉いぞ!」
紬「私、感動しました〜」
唯「…あれ、りっちゃんは?」
律「唯、私はここよ!」
振り返るとリングの中央にりっちゃんがいた
そして黄色いリングコスチュームを着ていた
律「今度は私と勝負よ!!」
54 :
こんとん!:2009/10/22(木) 14:05:08 ID:5WRXY/oa
唯「えっ、なんでりっちゃんが?」
律「実は…
-(省略)-
…という訳なのよ」
唯「なるほど、そういう事だったのね!」
律「いざ尋常に勝負!」
55 :
こんとん!:2009/10/22(木) 17:59:49 ID:5WRXY/oa
(
>>54の続き)
数日後
唯「あの時はびっくりしたよ〜」
紬「りっちゃんたら急に“私と勝負よ!”なんて言うんですもの」
律「いや〜試合見てたら興奮してつい…」
結局、試合はできなかった
軽音楽部が講堂使用届けを出してなかったからだ
澪「そういえば、軽音楽部が勝った場合はどうなるんだ?」
唯「何だっけ?…まぁ何でもいいや!」
その時、プロレス部の部長が現われた
56 :
こんとん!:2009/10/22(木) 23:33:32 ID:5WRXY/oa
(
>>55の続き)
部長「約束の品を持ってきたわ」
部長は手にギターを持っていた
全体的に装飾の施された、銀色に輝くギターを
澪「…それって、まさか?」
部長「そうよ、ゼマイティスよ!」
57 :
こんとん!:2009/10/22(木) 23:49:44 ID:5WRXY/oa
【ゼマイティスとは!!】
1955年イギリスでトニー・ゼマイティスによって創設されたギターメーカー
販売するギターは全て依頼製作によるハンドメイドであり、完成まで数年かかる事もある
値段も高価で数百万円から、中には一千万円以上の物も存在する
まさにギターというより、高級芸術品である
58 :
けいおん!:2009/10/23(金) 01:58:10 ID:tWc1AMAQ
(
>>56の続き)
澪「まさかそのギターを私達にくれるの?」
部長「違うわよ、私の演奏を聴かせてあげるだけよ」
澪「はぁ…」
唯「でもゼマイティスを持ってるくらいだから、相当うまいんだよきっと!」
部長は演奏を始めた
♪、…♪♪、♪……♪♪♪?
唯「微妙だね…」
澪「…微妙ね」
律「微妙だな〜」
紬「・・・微妙ですね」
部長の演奏は微妙だった
59 :
こんとん!:2009/10/23(金) 02:37:26 ID:tWc1AMAQ
(
>>58の続き)
部長「じゃあ、私は帰るわね」
律「因みに、うちらが負けたらどうなってたの?」
部長「あのベースを頂く事になっていたわ!」
部長が指差す先には一台のベースが飾られていた
ピックガードのないフレットレスベース、軽音楽部の至宝だ
これは悲劇の天才、ジャコ・パス(ジャコ・パストリアス)本人が使っていたと言われている伝説のベースである
60 :
こんとん!:2009/10/23(金) 02:40:00 ID:tWc1AMAQ
【ジャコパスとは!!】
…自分で調べて下さい
61 :
こんとん!:2009/10/23(金) 06:25:53 ID:tWc1AMAQ
唯「あのベース本物かな〜?」
律「本物なら相当高く売れるんじゃない?」
紬「りっちゃんたら〜、うふふ」
澪「…(ジャコ・パスのベースって盗まれて、まだ見っかってないはず)」
突然ベースから声が聞こえて来た
ジャコ「グゴゴ…私は、ジャコ・パストリ…アス…ゴゴゴ」
62 :
こんとん!:2009/10/23(金) 14:33:54 ID:tWc1AMAQ
(
>>61の続き)
唯「ベースが喋ったよ!」
ジャコ「グゴゴ…私の魂が…、このベースに宿った…ゴゴゴ」
聞けば、死んでもなお成仏できずにいたジャコ・パスの魂が、このベースに乗移ってしまったそうだ
紬「なんで成仏できないんですか?」
ジャコ「グゴゴ…それは」
ジャコパス
ジャコ・パストリアス (John Francis Anthony Pastorius III、1951年12月1日 - 1987年9月21日) はジャズ及びフュージョンのエレクトリックベース奏者。
ペンシルベニア州 ノリスタウン生まれ。1970年代に頭角を現し、1975年にはパット・メセニーの初リーダー作に参加、
翌1976年、ファーストアルバム『ジャコ・パストリアスの肖像』でのソロ・デビュー、同年からウェザー・リポートの3代目ベーシストとして活躍。
by wiki
64 :
こんとん!:2009/10/23(金) 21:44:21 ID:tWc1AMAQ
(
>>63ありがとうございます
>>62の続き)
人気絶頂のジャコ・パスであった
しかし晩年は酒とドラッグで身持ちを崩し、満足にベースも弾けない状態になってしまった
そして最期は、出入り禁止にされたライブハウスに無理矢理入ろうとした所、ガードマンに暴行を受けて意識不明の重体、その数日後に息を引き取った
そんなジャコ・パスが最後にやり残した事とは…
ジャコ「グゴゴ…私はジャパンで…ある少女と、知り合った…ゴゴゴ」
65 :
けいおん!:2009/10/24(土) 02:53:35 ID:NgF6RP1k
(
>>64の続き)
ジャコ・パスは1984年に来日した時に、1人の少女と出会った
その少女は病弱で入院生活を余儀なくされていた
少女は約束した。元気になったらライブに行くと
しかしジャコ・パスの死によって、それは叶わぬ願いとなってしまった…
ジャコ「グゴゴ…君達ガ、私の代わりに…願いを、叶えてクレ…ゴゴゴ」
66 :
こんとん!:2009/10/24(土) 03:36:36 ID:NgF6RP1k
(
>>65の続き)
律「えっ、そんな!
無理だよ私達には〜」
紬「それに、どんな曲を演奏すればいいんですか?」
ジャコ「グゴゴ…それは、これだ…ゴゴゴ」
1:チキン
2:コンティニューム
3:トレイシーの肖像
4:TEEN TOWN
澪「うっ、TEEN TOWNだって!」
唯「澪ちゃん知ってるの〜?」
澪「もちろん知ってるよ!いいか…」
67 :
こんとん!:2009/10/24(土) 03:43:08 ID:NgF6RP1k
【TEEN TOWNとは!!】
・・・携帯しか持ってないのでURLが貼り付けられません…orz
ニコニコかなんかで調べて下さい
68 :
こんとん!:2009/10/24(土) 07:03:15 ID:NgF6RP1k
(
>>66の続き)
みんなで曲を聞いてみた
紬「どれも難しそうですね」
律「ところでパートはどうすんだよ」
ジャコ「グゴゴ…パートは、こうして…くれ…ゴゴゴ」
Sax:唯
Key:澪
Ba:律
Dr:紬
律「なんで私が、1番難しそうなベースなんだよ!!」
ジャコ「グゴゴ…大丈夫だ、できる…それにお前は、私に似てイル…ゴゴゴ」
律「・・・分ったよ、やるよ」
こうして私達の特訓は始まった
70 :
こんとん!:2009/10/25(日) 00:06:10 ID:NgF6RP1k
(
>>69ありがとう、そのTEEN TOWNに唯達が挑む!
>>68の続き)
猛特訓の成果もあり、私達は他の3曲は弾けるようになった
しかしTEEN TOWNだけは上手くいかなかった
澪「少し休憩にしよう!」
紬「TEEN TOWNは難しいですね〜」
律「…そういえば、ジャコと約束した、その女の子は何処にいるんだ?
それに、今何才なんだ?」
それに答えるように、りっちゃんの使っているベースから声が聞こえてきた
ジャコ「グゴゴ…このベースの、カバープレートを外してみろ…ゴゴゴ」
カバープレートを外すと中から1枚の写真が出てきた
ジャコ・パスと小さなかわいい女の子が一緒に映っていた
71 :
こんとん!:2009/10/25(日) 01:18:58 ID:6XetUXtf
(
>>70の続き)
ジャコ「グゴゴ…ガールの名前はサチヨ、12才…ゴゴゴ」
唯「1984年に12才か…、他には何か分んないの?」
ジャコ「グゴゴ…その写真はトウキョウのホスピタルで撮った…ゴゴゴ」
ジャコによると、知人の紹介だったので、それ以上は分からないとの事だ
写真は確かに病室で撮ったようだが、ヒントになりそうな物は何も写ってなかった
東京在住のサチヨと言う名の36〜37才の女性…、一体どれ位いるのだろうか
どんどんカオスになってる。
73 :
こんとん!:2009/10/25(日) 16:29:08 ID:6XetUXtf
(
>>71の続き)
唯「東京にある病院に電話して、聞いてみれば〜」
澪「でも東京に病院って、どの位あるのかな?」
ネットで調べた所、約30000件もあった
唯「・・・多いね」
紬「結構大きな病院じゃないかしら?」
ムギちゃんが言うには、入院施設があるのは総合病院か大学病院ではないかとの事
更に調べたら東京には総合病院は約200件、大学病院は約30件だった
律「これなら、すぐ見付かるよ!」
74 :
こんとん!:2009/10/25(日) 20:15:23 ID:6XetUXtf
(
>>73の続き)
手当り次第電話して見る事にした
受付「お待たせしました、慈恵会病院です」
律「あの〜そちらにサチヨって名前の女の子が、25年前に入院してませんでしたか?」
受付「…失礼ですが、どちら様ですか?」
律「えっ!わ、私はその女の子の知合い、のような…」
りっちゃんの慌てる様子を見て、みんな不安になってきた
受付「親族の方ですか?」
律「親族では無いんだけど〜」
受付「いずれにせよ当院では患者様の個人情報は教えられません!
では失礼致します」
律「あっ・・・切られた…」
75 :
こんとん!:2009/10/25(日) 21:28:03 ID:6XetUXtf
(
>>74の続き)
次からは攻め方を変えてみた
受付「はい、東京女子医大病院です」
紬「佐藤(仮名)と申します
そちらに25年前にサチヨという名の女の子が、入院してませんでしたでしょうか?」
受付「失礼ですが、どのようなご関係の方ですか?」
紬「はい、私は遠縁にあたる者です」
受付「で、何をお知りになりたいのですか?」
今度は上手くいくかも知れない
紬「実は私の身内が危篤で、サチヨさんに至急連絡を取りたいのです
でも音信不通で連絡が取れずにいたもので…」
受付「作用でございますか
でも申し訳ないのですが、サチヨさんという方が当院の患者だったとしても連絡先はお教えする事はできなくなっております」
紬「親族でも駄目でしょうか?」
受付「申し訳ごさいませんが規則ですので」
紬「…分かりました、ありがとうございました」
また別の方法を考えなくては…
76 :
こんとん!:2009/10/25(日) 22:13:56 ID:6XetUXtf
(
>>75の続き)
その後、私達は色々と方法を変えてみたが駄目だった
何処の病院でも、本人でなければ情報は開示しないとの事だ
唯「ジャコちゃ〜ん、何か他にヒントはないの〜?」
ジャコ「グゴゴ…“ジャコちゃん?”・・・すまない、何も思い…そうだ!…ゴゴゴ」
律「ジャコちゃん、何か思い出した!?」
ジャコ「グゴゴ…あれは…たしか・・・RED GATE…ゴゴゴ」
77 :
こんとん!:2009/10/25(日) 23:16:46 ID:6XetUXtf
(
>>75の続き)
ジャコ・パスは“RED GATE”という言葉は鮮明に覚えていたが、それが何の事かは全く分からないらしい
ジャコ「グゴゴ…スマナイ…だが“RED GATE”はあの日に、聞いたワードだ…間違えナイ…ゴゴゴ」
唯「病院の名前かな〜」
紬「そんな名前の病院、ありますかねぇ?」
律「あ、分った!赤十字病院だよ!!」
澪「…それなら、“RED CROSS”だろ」
またしても暗礁に乗上げてしまった
謎の言葉“RED GATE”とは一体?
78 :
まちがい!:2009/10/26(月) 00:11:52 ID:hxx1qowo
79 :
こんとん!:2009/10/26(月) 01:51:48 ID:hxx1qowo
(
>>77の続き)
“RED GATE”
その言葉が何を表すのか分からないまま、悪戯に時間だけが流れた
昼休み
私は食事しながら写真を眺めていた。そこで親友の和ちゃんに声をかけられた
和「何その写真は?」
唯「あ、和ちゃ〜ん」
私はこれまでの事を和ちゃんに説明した
和「へぇ〜、そうなんだ(ベースが喋る・・・大丈夫かしら、この子)」
唯「何処かな〜、この病院?」
和「あ、この建物って…」
和ちゃんは写真の、窓から見える茶色い建物に注目した
唯「和ちゃん、知ってるの!?」
和「・・・安田講堂…東大の安田講堂よ、たしか」
80 :
ほりけん!:2009/10/26(月) 05:06:02 ID:hxx1qowo
「きゃっ!」
天ぷら油に火がついた。だか、まつ子は落着いて紫の薄いセーターを脱いだ
Dカップのダナマイトバディが露になった
まつ子の体を見てきたJリーガー達はこう呼んだ
『ハットトリックボディ』
まつ子は母乳を発射した
火は消えた
コーヒーを飲んでいた三郎は、煙草の煙を吐きながら言った
「まつ子、僕のコーヒーをミルクコーヒーにしてくれ」
…あぁ〜駄目だ駄目だ!
81 :
こんとん!:2009/10/26(月) 05:31:55 ID:hxx1qowo
(
>>79の続き)
和「たぶん間違いな…あれ、唯?」
私は教室を飛び出し、みんなを音楽室に連れて来た
律「どうしたんだよ唯、急に!」
唯「わ、わ、分ったよ!写真の場所が!!」
私は写真の建物が安田講堂である事を話した
紬「・・・それなら“RED GATE”って、東大の赤門の事じゃないかしら?」
澪「それに確か、東大には附属病院もある筈だ!」
私はジャコちゃんに確認してみた
唯「ジャコちゃん、東大病院じゃなかったかな?」
ジャコ「グゴゴ…そういえば知人は…ジャパンで最難関の…ユニバーシティと、言っていた…ような…ゴゴゴ」
律「ビンゴだ!!」
82 :
こんとん!:2009/10/26(月) 18:44:37 ID:hxx1qowo
(
>>81の続き)
澪「よし、みんなであの唄を歌おう!」
他一同「おー!!」
『ヨイトマケの唄/作詞作曲:丸山明宏』
♪父ちゃんのためなら えんやこ〜ら
母ちゃんのためなら えんやこ〜ら
もう一つ おまけに えんやこ〜ら
今も聞こえる ヨイトマケの唄
今も聞こえる あの子守唄…
律「この唄を歌うと気合いが入るよな!」
唯「サチヨちゃんにも聴かせてあげたいよね〜」
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 20:41:00 ID:xNKoBVPg
なにがなんやら
84 :
こんとん!:2009/10/26(月) 23:34:33 ID:hxx1qowo
(
>>82の続き)
私達は今後の事を話し合っていた
律「東大病院って事は分ったけど、それからどうする?」
紬「電話しても教えて貰えないし…」
唯「本人のふりして電話しちゃえば!?」
澪「自分で自分の事を聞くのか?
すぐにバレるだろ…」
暫く沈黙が続いた
突然、りっちゃんが声をあげた
律「東京に行こう!!」
86 :
とうきょう!:2009/10/27(火) 01:32:07 ID:9uCBKBji
『東京』
人口:約1246万人
面積:約2187km2
1868年に江戸から東京府に改名、その後1943年に正式に東京都となる
多くの人間が集まる欲望の街
そして、多くの人間の夢を砕く魔都…
Oh,テリブル東京!
Oh,テリブル東京!
Oh,he passed away in Tokyo.
(
>>84の続き)
紬「やっと東京に着きましたね♪」
唯「戸田市・・・ここって埼玉じゃ…」
87 :
こんとん!:2009/10/27(火) 03:45:10 ID:9uCBKBji
(
>>86の続き)
東京にある琴吹家所有の邸宅にて
唯「今日は疲れたね〜」
律「学校が終わってから、直でここまで来たからな」
今日は金曜日だったので明後日には帰らないといけない
唯「所で、ここって東京の何処?」
紬「文京区の本郷よ〜」
澪「東大にメチャ近いじゃん!」
紬「ウフフ、歩いて15分位よ♪」
なんと目的地まで目鼻の先だった
律「なら、今から行ってみないか」
澪「今から〜?もう20時だぞ」
律「緊急外来ならやってるんじゃないかな?」
こうして私達は東大病院に向かった
でも私にはずっと疑問に思ってる事があった
サチヨちゃんはまだ存命しているのか…
88 :
こんとん!:2009/10/27(火) 08:39:39 ID:9uCBKBji
(
>>87の続き)
病院の受付で事情を説明したが、けんもほろろだった
澪「どうしても駄目ですか?」
受付「規則だから駄目です、絶対に!」
律「そこを何とか、お願いします!!」
受付「…そんなに知りたいんですか」
紬「はい、そのためだけに京都から来たんです…お願いします」
ムギちゃんは頭を下げた。それに倣って他のみんなも頭を下げた
受付「…なら、私と勝負して勝ったら教えてあげるわ」
唯「えっ、何の勝負?」
受付「BOUT of the SMOOTH CRIMINALよ!」
89 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 13:03:38 ID:G9Jn8LSC
ほぼカオスwwwwww
90 :
まいける!:2009/10/27(火) 15:58:59 ID:9uCBKBji
『BOUT of the SMOOTH CRIMINAL』
概要:マイケル・ジャクソンが1987年に発表した曲“SMOOTH CRIMINAL”
この曲のPVで最も有名なのが、マイケルと数人のダンサーが立ったまま、体を地面に対して斜めに傾けるシーンだ
“BOUT of the SMOOTH CRIMINAL”では、体の傾き具合を競う競技である
○ルール
1:競技者は“SMOOTH CRIMINAL”に合わせてダンスをして、曲が2:30すぎたら演技を実施する
2:競技は3回行い、1番大きい角度(垂直に対して)を採用する
3:審査員が角度を測るまで、静止しなければならない
4:手を着いたら失格
91 :
こんとん!:2009/10/27(火) 16:14:08 ID:9uCBKBji
(
>>88の続き)
受付「さぁ、どうするの?」
唯「そんな、無理だよ〜」
律「私…、やるよ!」
こうして、りっちゃんと受付さんとの勝負が始まった
受付さんは黒のスーツと黒のハット姿、対するりっちゃんは白のスーツとハットだ
受付「では私から」
アレは靴を地面に鋲で打ってるから普通にはできないだろ
93 :
こんとん!:2009/10/27(火) 22:43:55 ID:9uCBKBji
>>92、そこは勘弁を…
(
>>91の続き)
音楽が始まった
受付さんはダンスも完璧だった
2:30が過ぎ、体を傾けた
審査員「30゚」
受付さんは余裕そうな顔をしている
まだ序盤なので様子見といった感じだ
次はりっちゃんの番だ
慣れてないせいか、ダンスがぎこちない
そして演技実施
審査員「20゚」
かなり頑張ったが、受付さんには及ばなかった
受付「次からは本気で行くわよ!」
94 :
こんとん!:2009/10/28(水) 04:09:02 ID:u2CaLnZ4
(
>>93の続き)
競技は続く。2本目の結果は以下の通りだ
受付:65゚
律:40゚
受付「フフ、勝負あったかしら?」
律「くっ、このままでは…」
私達の焦りも虚しく、最終演技の開始
受付さんはなんと最高記録を叩き出した
審査員「70゚」
最早勝目は無い。暗澹たる気持ちでりっちゃんの演技が始まった
律(このままでは、負けてしまう…)
♪Annie are you okay
So Annie are you okay
Are you okay Annie
律(私はもう、駄目なのか?
・・・イヤだ)
♪Annie are you okay
So Annie are you okay
Are you okay Annie
律(イヤだ!負けたくない、絶対に!!)
その時、天から声が聞こえてきた
マイケル『諦めちゃダメだ!』
ジャコ『自分を信じるんだ!』
ジミヘン『Go ahead!』
それまで硬かったりっちゃんのダンスがシャープになった
まるでマイケルのように…
♪He've been hit by
He've been hit by
a smooth criminal
りっちゃんは体を傾けた
審査員「な、75゚ッ!!」
りっちゃんが勝った
95 :
こんとん!:2009/10/28(水) 04:55:47 ID:u2CaLnZ4
(
>>94の続き)
受付「負けたわ、公式戦なら日本記録更新だったのに」
律「今回は偶然ですよ〜」
受付「それより、約束は守るわよ
はい、コレ」
私達はカルテのコピーを受け取った
少女の名前は“野々村幸代”病名は白血病
難病だが完治したので、入院の半年後には退院している
記載されている住所は東京都北区赤羽○○…
私達は他に数枚の写真も受け取った
受付「かわいい子だったから、良く覚えてるわ」
澪「あ、ありがとうございます」
受付「明るくて元気で、看護婦の間では人気者だったのよ」
律「そうですか(これって死亡フラグじゃ…)」
写真の幸代ちゃんは、私達に笑いかけてるように見えた
果たして会う事はできるのだろうか
96 :
こんとん!:2009/10/28(水) 05:21:05 ID:u2CaLnZ4
(
>>95の続き)
翌日、私達は赤羽に来ていた
紬「えっと、この辺なんですけど…」
唯「スナックやパブが多いねぇ〜」
地図を見ながら住所の通り来たのだが、それらしき家は見付からない
繁華街の裏道といった感じの寂しい通りだった。新宿のゴールデン街に似ている
澪「あれを見て!」
一軒のスナックがあった
看板には“スナック Bird Land”と描かれている
紬「“Bird Land”はウェザーリポートの曲ですよね」
澪「しかも、ジャコちゃんが在籍してた頃の曲だよ!」
私達は“スナック Bird Land”に入った
97 :
さくしゃ!:2009/10/29(木) 00:04:53 ID:9AGF/Af2
もうネタが…
98 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 01:14:07 ID:9AGF/Af2
読んでる人も少なそうだし…
99 :
秋山監督、怒る:2009/10/29(木) 01:15:05 ID:DO6NrSzJ
律「阪神が城島獲得だってよ!これで来年は阪神優勝だぜ!」
唯「秋山監督はどうお思いですか?」
澪「正直欲しかった!フロントは何やってるんだと言いたい!」
紬「でもキャッチャーは田上がいますが」
澪「田上は内野でもやらせればいい!それに阪神にも狩野がいるだろ!」
梓「完全に球団として出遅れた形になりましたね」
澪「ホントに悔しい!小久保松中みたいにろくに働かない連中よりよっぽど取るべきだった!」
律「ふふん、来年甲子園で縦じまのユニフォームに身を包んだ城島を拝むがいいさ!」
澪「見えない聞こえない見えない聞こえない…」
唯「というわけで阪神・城島選手を応援してね!」
100 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 01:17:42 ID:9AGF/Af2
田舎に帰ろうかな
101 :
じつわ!:2009/10/29(木) 01:25:31 ID:9AGF/Af2
しかし作者は実家に帰る事はできなかった
それは、妹が結婚したからであった
妹夫婦は現在実家に住んでいる
ここはけいおんSSスレです
あなたの日記帳ではありません、お間違えなく
しかし過疎っていたスレを少しでも盛り上げようとした努力は誉めてあげたい
俺もあとで日常SSでも書いてみようかね
104 :
こんとん!:2009/10/29(木) 01:42:00 ID:9AGF/Af2
(気を取直して、
>>96の続き)
紬「ちょっと待って、阪神が城島を獲得したわ!」
澪「え、本当に!」
ムギちゃんはラジオを聞いていた
これはちょっとしたニュースである。しかし阪神は過去に、大リーグ帰りのある選手で失敗をしている
律「でも、2003年の伊良部の事もあるしな〜」
唯「伊良部は2003年は、そこそこ活躍したよ〜」
来年の阪神はどうなるのか…
105 :
こんとん!:2009/10/29(木) 01:59:04 ID:9AGF/Af2
(
>>104の続き)
唯「でも、阪神って2002年辺りから強くなってきたよね〜」
律「きっと選手達が優勝するために、一致団結したんだよ!」
紬「それは違います…」
ムギちゃんの説明によると、会社のトップが変わったからだそうだ
新しい経営方針で、球団に十分な資金を出す事になったのだ
澪「金のある球団にいい選手が集まる…、当然だよな・・・」
その時、店からオバサンが1人出て来た
オバサン「ちょっと、店の前でうるさいよ!
静かにしな!!」
106 :
こんとん!:2009/10/29(木) 02:15:48 ID:9AGF/Af2
(
>>105の続き)
オバサン「私は阪神が大っ嫌いなんだよ!」
律「で、でも阪神は…」
オバサン「阪神なんか鴇(トキ)の代わりに、絶滅しちまえばいいんだよ!!!!」
オバサンの怒り方は尋常でなかった
阪神をここまで嫌うという事は、多分あの球団のファンだろう
唯「オバサンは巨人ファンですか〜?」
オバサン「あたしゃカープファンだよ」
107 :
こんとん!:2009/10/29(木) 02:42:44 ID:9AGF/Af2
(
>>106の続き)
その後、私達とオバサンはプロ野球について散々話し合った
しかし話し合いは平行線を辿った
唯「…そうだ!みんな大切な事を忘れてるよ〜!」
紬「そうでしたね、スミマセンでした…」
私達は“幸代ちゃん”を探しにここまで来たのだ
野球の話しをしに来たのではない。しかし、
澪「金本*について、どう思いますか?」
オバサン「か、か、金本の話しはするんじゃねえええーーーッ!」
(*現在の阪神の4番、2003年に広島から阪神に移籍)
108 :
こんとん!:2009/10/29(木) 03:06:36 ID:9AGF/Af2
(
>>107の続き)
オバサンは怒って店に入り、2度と出てこなかった
律「全く、何やってんだよ!」
澪「うぅ…ゴメン、阪神をバカするから、つい…グスン」
私達は一旦帰る事にした
夜になれば店は開くだろうから、その時にもう1度訪れるつもりだ
駅に戻る途中で、りっちゃんが変な店を見つけた
律「“ど う ぐ や”?」
109 :
こんとん!:2009/10/29(木) 03:42:42 ID:9AGF/Af2
(
>>108の続き)
“ど う ぐ や”に入った。中には8bitのドットで書いたようなオッサンがいた
とりあえず話しかけてみた
オッサン「こ こ は ど う ぐ や だ
な ん の よ う だ」
紬「あ、あの〜」
オッサン「こ こ は ど う ぐ や だ
な ん の よ う だ」
オッサンは何を聞いても同じ事しか言わなかった
そこで何か商品を買ってみる事にした
menu
●こんぼう10G
●どうのつるぎ120G
こんぼうを買う事にしたが、10Gが幾らなのか分からない
紬「10Gって、お幾らですか?」
オッサン「こ こ は ど う ぐ や だ
な ん の よ う だ」
まただ…、試しに10円を出してみた
オッサン「棍棒をお買い上げですね、ありがとうございます!」
110 :
こんぼう!:2009/10/29(木) 04:01:22 ID:9AGF/Af2
(
>>109の続き)
渡された棍棒はベースよりも一回りは大きく、重量も10kg以上はありそうだった
尖端は太いが把手は適度に細く、手にジャストフィット
職人のこだわりが感じられる
材質はアルダー、色はサンバーストでラッカーフィニッシュが施されていた
111 :
こんとん!:2009/10/29(木) 04:11:51 ID:9AGF/Af2
(
>>110の続き)
紬「こちらの商品、10円で宜しいのですか?」
オッサン「あぁ、構わんよ」
律「ありがとうございます!」
唯「…(でも、何に使うんだろ?)」
偶然にもオッサンは阪神ファンだったので、その後は阪神の話しで盛り上がった
律「…ところで、聞きたい事があるんだけど」
オッサン「分ってるよ
“スナック Bird Land”の事だろ?」
112 :
こんとん!:2009/10/29(木) 15:55:17 ID:9AGF/Af2
113 :
こんとん!:2009/10/29(木) 16:02:23 ID:9AGF/Af2
↑スマン誤爆
(
>>111の続き)
道具屋のオッサンに聞いたところ・・・、親しくないから何も知らないとの事
改めて夜に店を訪ねた。ジャコのベースも持って
唯「こんばんは〜」
オバサン「いらっしゃいませー!
あら、あんた達は…」
114 :
こんとん!:2009/10/29(木) 23:48:55 ID:9AGF/Af2
(
>>113の続き)
オバサン「あんた達…誰だっけ?SCANDAL??」
澪「ち、違いますよ!」
オバサン「ZONE?…ちょwwテレビに“ひろゆき”が出てる!(実話)」
なので一時中断
115 :
ひろゆ…こんとん!:2009/10/30(金) 01:00:12 ID:FUf22AUL
(
>>114の続き)
オバサン「ごめんなさいね、因みに番組は“博士の異常な県談”よ」
唯「放送はTOKYO MX1(091ch)で、木曜 23:00-0:00だったね」
澪「地域によって、放送局や時間は違うかも知れないよ」
律「来週もゲストは“ひろゆき”だぞ!」
紬「遠回しに、先週のゲストの“とまべ○”の悪口言ってましたね〜♪」
私達とオバサンは2chやニコニコ動画の話しで盛り上がった
オバサン「小沢一郎の動画に“にこちゃん大王”ってコメント流れた時は腹がよじれたわ!」
話しは尽きないが、そろそろ本題に入らなくては
唯「…あの〜、オバサンは幸代って名前じゃないですか?」
オバサン「そうよ」
116 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/30(金) 03:49:08 ID:FUf22AUL
スミマセン、
>>115で間違えました
県談 ]
鼎談 ○
ていだん【鼎談】
[意]3人が向かい合って話し合うこと。
[例]鼎談する。
117 :
こんとん!:2009/10/30(金) 04:50:03 ID:FUf22AUL
(
>>115の続き)
やっと幸代さんを見つけたのだ
私は事情を説明した
幸代「そうだったのかい」
澪「是非、私達の演奏を聞いて下さい!」
幸代「分った、なら今ここでやって頂戴な!」
律「えぇ〜ッ、でもセットが無いじゃん?」
幸代さんはカウンターにあるスイッチを押した
ゴゴゴゴ…
床に穴が開いて、中からステージが迫り出してきた
幸代「さあ!さあ!さあ!」
澪「こうなったら演るしかなわね!」
律「・・・」
118 :
こんとん!:2009/10/30(金) 07:31:03 ID:FUf22AUL
(
>>117の続き)
演奏開始
1曲目・チキン → 楽勝!
2曲目・コンティニューム → まずまず
3曲目・トレイシーの肖像 → 以外によくできた
ソニックブーム ←ため→+P
ソニックブームが当たり、幸代さんはダウンした
今がチャンスだ
唯「瞬獄殺!!」
ドガッ,バキッ,ドカンッ,ズゴゴゴゴ…デエーーーンッ!
『32HIT』
瞬獄殺をまともに食らい、幸代さんはぶっ倒れた
119 :
こんとん!:2009/10/30(金) 23:19:41 ID:FUf22AUL
(
>>118の続き)
澪「何やってんだよ、唯!」
唯「えへへ〜、つい興奮しちゃって」
幸代さんの顔に水をぶっかけた
幸代「うう、一体なにが…」
私達は正直に事情を説明した
幸代「オバサンは飛び道具が苦手だから、次からは気を付けてね」
唯「…ごめんなさい」
幸代「それよりも、最後の曲を聴かせておくれよ!」
120 :
こんとん!:2009/10/31(土) 06:36:10 ID:qpL6Ltn8
(
>>119の続き)
【第17話:発動・バーサーカーモード!!】
最後の曲、TEEN TOWNの演奏が始まった
律「ダメだ、上手くて弾けない…」
ジャコ『諦めるな律“バーサーカーモード”を使うんだ!』
律「その声はジャコちゃん?」
ジャコ『お前の精神に直接話し掛けている』
律「ああ…、それよりも“バーサーカーモード”って?」
ジャコ『いいか、ベースのフロントVOLを3回、リアVOLを1回、TONEを4回まわすんだ』
言われた通りに操作した
(CAUTION:実際にやると壊れるので注意)
ジャコ『そして、こう叫べ“ベースパワー・メイクアーーーップ!”』
律「ベースパワー・メイクアーーーップ!」
ホワ-ンホワ-ン,シュルルルル,ピカーンッ!(←効果音)
眩い光に包まれて、りっちゃんは変身した
律「愛と勇気の美少女ベーシスト、セーラーイエロー!」
121 :
こんとん!:2009/11/01(日) 00:21:40 ID:dxBAogWj
(
>>120の続き)
新たな力を手に入れたりっちゃんを中心に、私達はTEEN TOWNを完璧に演奏した
幸代「す、凄い演奏だったわハァハァ…」
幸代さんは涙を流していた
私達も興奮していたハァハァ…
すると突然、ベースから声が聞こえてきた
ジャコ「ハァハァ…ありがとう、これでワタシもやっと天国に行ける…グゴゴ」
律「え、嫌だよ!行かないでよ!もっと私達に音楽の事を色々教えてよ!!」
りっちゃんは目を真っ赤にしていた
ジャコ「グゴゴ…大丈夫だ律、お前には素晴らしい仲間がいる…ゴゴゴ」
律「ジャ、ジャ、い、行かな…う、うえええ〜〜〜ん」
ジャコ「グゴゴ…泣くな律・・・みんな最後に聞いてくれ、お前達をパワーアップさせる楽器は他にもある…ゴゴゴ」
122 :
こんとん!:2009/11/01(日) 00:41:59 ID:dxBAogWj
(
>>121の続き)
私はジャコの言葉に衝撃を受けた
私達もりっちゃんのようにパワーアップできるのか…
ジャコ「グゴゴ…時間だ、さらば軽音楽部…、さらば律…ゴゴゴ」
律「いやあぁぁーーーッ!!!!」
こうしてジャコ・パストリアスの魂は天に旅立った
唯「ありがとうジャコちゃん…」
澪「考えてみれば、凄い経験だったな」
紬「りっちゃん、大丈夫?」
律「うっ、うっ、うっ…」
りっちゃんは泣き崩れていた
とそこに、幸代さんが話し掛けてきた
幸代「泣いている暇はないよ」
唯「えっ?」
幸代「次は“裕次郎のドラム”を探すんだよ!」
123 :
こんとん!:2009/11/01(日) 04:29:20 ID:dxBAogWj
(
>>121の続き)
私達は“スナック Bird Land”を後にした
律「腹が減ったー、どっかでメシ食おうぜーッ!」
澪「あれ、ショック受けてたんじゃないの?」
律「それはそれ、これはこれ!」
澪「はあ…」
駅の近くに“お好み焼き屋・隷吐怨”という店があったので、そこに入った
唯「レイトン…?」
みんなで直径1mのジャンボ焼きを1枚注文した
律「普通に中心角が90゚になるように4等分しても面白くないから…」
124 :
PUZZLE!:2009/11/01(日) 04:39:34 ID:dxBAogWj
【ナゾ011 おこのみやき】
直径1mのお好み焼きを4等分したい
ただし、円の中心を切ってはいけない
直線だけでなく、曲線で切ってもいいぞ
125 :
ヒント1:2009/11/01(日) 04:41:55 ID:dxBAogWj
4等分なので、四つの断片は面積が同じなら、形は違ってもかまわない
126 :
ヒント2:2009/11/01(日) 04:48:20 ID:dxBAogWj
直径が1(m)の円なので、面積はπ/4(m2)、それを4等分するとπ/16(m2)になる
127 :
ヒント3:2009/11/01(日) 04:50:23 ID:dxBAogWj
円の中心を含む、面積がπ/16(m2)の図形を最初に切り取ればいい
128 :
ナゾ011の解答:2009/11/01(日) 17:52:34 ID:dxBAogWj
@中心角がどれも120゚になるように、3本の半径をお好み焼きに書く(ベンツのマークのようになる)
Aお好み焼きから、半径π/4の同心円(中心が一致する円)を切取る
B、@で書いた線が残っているので、その線に沿って切る
これで完成!
*他にも方法はあるので調べてみてね♪
129 :
こんとん!:2009/11/01(日) 19:45:38 ID:dxBAogWj
(
>>123の続き)
紬「…と、こんな感じよ」
唯「ムギちゃんスゴ〜い!」
・・・それから数日後
私達は小樽の裕次郎記念館から“裕次郎のドラム”を盗み出した
(*犯罪行為なので、絶対にしないで下さい)
唯「上手くいったね!」
紬「私、ドキドキしました〜♪」
律「でも、最終防衛システムは手強かったなー」
澪「なんせ、波動砲が効かないんだもんな」
何とか手に入れた“裕次郎のドラム”
果たして誰が使うのだろうか
すると“裕次郎のドラム”が突然白く光だした
130 :
こんとん!:2009/11/01(日) 21:27:39 ID:dxBAogWj
(
>>129の続き)
律「なんか光ってんぞ!!」
同時にムギちゃんの身に異変が起こった
紬「ああっ!眉毛が、私の眉毛が、熱いわ!」
澪「こ、これは…共鳴!」
ムギちゃんはスティックを手に取り、ドラムを叩き出した
ズドドドドドドン,ドンガラガッシャーーーンッ!!
鬼のような連打が炸裂、さらに歌い出した
紬「♪オ・イ・ラ・はドォラマ〜、や・く・ざ・なドォラマ〜*」
(*嵐を呼ぶ男 作詞:井上梅次/作曲:大森盛太郎)
そしてムギちゃんの体が白い光に包まれた
紬「ドラムパワー・メイクアーーーップ!」
131 :
こんとん!:2009/11/01(日) 23:11:32 ID:dxBAogWj
(
>>130の続き)
紬「愛と勇気の美少女ドラマー・セーラー眉毛!」
りっちゃんに続き、ムギちゃんも伝説の音楽戦士になった
紬「…今、天国の裕次郎からメッセージを受け取ったわ」
澪「いったい、何て言ったの?」
紬「次は“ジミ・ヘン(ジミー・ヘンドリクス)のギター”を探すのよ!」
132 :
こんとん!:2009/11/02(月) 06:46:36 ID:egRS3dXy
(
>>131の続き)
あれから20年が過ぎた
私(平沢唯)は現在、小説家として活動している
去年出版した本は直木賞の最終候補に残った。受賞は逃したものの、それ以来人気女流作家として名を馳せている
現在、東京都内の自宅兼仕事場で新作のプロットを練っていた
トゥルルル,トゥルルル
電話が鳴った
出版社からだろうか
唯「はい、平沢です」
男「平沢さんですね、大塚警察署の者です」
唯「えっ・・・あ、警察の方が、どのようなご用件でしょうか?」
警察からの電話で驚いたが、次のセリフで文字通り言葉を失った
男「今朝、当署の管内で田井中律さんの遺体が発見されました」
133 :
こんとん!:2009/11/02(月) 12:30:45 ID:egRS3dXy
(
>>132の続き)
高速をとばし、約30分で大塚警察署に到着した
受付で名前を名乗ると、暫くして50代くらいの男がやって来た
男「平沢さんですね、刑事課の安藤と言います」
安藤刑事の説明によると、律は今朝の5時頃に公園で発見された。発見したのは近所のジョガーで、ベンチで冷たくなっていたとの事
私に連絡が来たのは、律の両親はすでに他界していて、唯一の肉親である弟の田井中聡は海外勤務で、未だ連絡が取れないからだそうだ
安藤「辛いとは思いますが、確認をして貰ってもよいでしょうか?」
唯「分かりました」
安置室で律と対面した。高校時代の面影は少ないが、間違えるはずはなかった
トレードマークのカチューシャは着けて無い
唯「律・・・、りっちゃん…」
134 :
こんとん!:2009/11/02(月) 12:38:49 ID:egRS3dXy
(
>>133の続き)
安藤「田井中律さんに間違いないですか?」
唯「…間違いないです」
安藤「ご確認ありがとうございます
不審死なので、これから司法解剖する事になります」
唯「不審死…、死因は分ってないんですか?」
はっきりした原因は分からないが、自殺の可能性が高いそうだ
公園で発見された時の所持品はハンドバッグだけで、中身は財布と日記帳、それに大量の薬
薬は坑鬱剤や睡眠薬などで、これらのオーバードーズ(過剰摂取)によるショック死ではないかと警察は疑っている
あの元気だけが取り柄だった律が、こんな最期を迎えるなんて信じられない
唯「刑事さん、律の日記を見せて貰えませんか?」
安藤「今は証拠品扱いですが、まぁ特別にいいでしょう」
30分近く待たされ、日記の全ページのコピーを受け取った
その後、家に帰り日記のコピーを読み始めた
135 :
こんとん!:2009/11/02(月) 22:37:30 ID:egRS3dXy
(
>>134の続き)
日記は10年前、つまり25才からつけられている
少し癖のある、見慣れた律の字だった
H31 ○月]日
今日もセーラーイエローに変身して、困ってる人を助けた
人の役に立てて嬉しい
H31 ○月]日
私ももう25才か、いつまで続けられのかな…
でもガンバらなくちゃ!
H31 ○月]日
今日ショックな事があった
助けた子供に“ありがとうオバチャン”って言われた
オバチャンか…
136 :
こんとん!:2009/11/02(月) 22:44:22 ID:egRS3dXy
(
>>135の続き)
H31 ○月]日
彼とケンカした
原因は私の仕事の事だ
なんで理解してくれないのかな?
H31 ○月]日
彼からメールの返信が来ない
電話にもでてくれない
寂しいな…
H31 ○月]日
彼と別れた
137 :
こんとん!:2009/11/02(月) 22:51:03 ID:egRS3dXy
(
>>136の続き)
H32 ○月]日
今日もセーラーイエローになって、多くの人を助けた
でも助けなんか借りないで、自力でガンバれないのかな?
H32 ○月]日
今日も帰宅は深夜になった
食事もお風呂も面倒だな
H32 ○月]日
今日も、何人も何人も何人も何人も何人も何人も何人も助けてやった
H32 ○月]日
困ったら助けて貰えると思ってる人間が多い
ふざけんな、自分で何とかしろ!
私は便利屋じゃないんだよ!!
138 :
こんとん!:2009/11/03(火) 12:00:22 ID:bc11GUic
(
>>137の続き)
H35 ○月]日
日記書くのも久しぶりだな
でも書く事ないや
外に出たくない
H35 ○月]日
ネットってこんなに楽しい物だったんだ
H35 ○月]日
家の近くにコンビニがあってよかった
本当に便利だ
139 :
こんとん!:2009/11/03(火) 12:06:39 ID:bc11GUic
(
>>138の続き)
H35 ○月]日
もう2〜3ヶ月は人と喋ってないな…
H35 ○月]日
コンビニの弁当にも飽きてきた
これからはピザでも頼もうかな
H35 ○月]日
久しぶりに遠出した
でも人が多くて呼吸が苦しくなり、すぐに家に帰って来た
もう外に出たくない…
140 :
こんとん!:2009/11/03(火) 12:19:01 ID:bc11GUic
(
>>139の続き)
H35 ○月]日
今日は連続7時間動画を見ていた
もう朝だ…
H35 ○月]日
最近は気が付いたら自殺サイトばかり見ている
人は死んだらどうなるんだろ?
H35 ○月]日
私が死んだら、悲しむ人はいるかな・・・
141 :
こんとん!:2009/11/03(火) 12:26:17 ID:bc11GUic
(
>>140の続き)
H36 ○月]日
最近、近所のコンビニでよく見掛ける女の子がいる
いつもアイスを買っている
高校生かな?
H36 ○月]日
また今日もあの子がいた
昔の友達に何となく似ている
H36 ○月]日
何と、あの子が話し掛けてきた!
『最近よく会いますね』って
びっくりしたけど、ちょっと嬉しかった
142 :
こんとん!:2009/11/03(火) 22:39:21 ID:bc11GUic
(
>>141の続き)
H36 ○月]日
あの子とはよくお喋りするようになった
名前は裕美ちゃん、アイス大好きの高校1年生だ
H36 ○月]日
裕美ちゃんはちょっと悩んでいた
特にやりたい事もなく人生が楽しくないって
私が力になってあげたいな…
H36 ○月]日
裕美ちゃんが私の部屋に来た
人が来るのは何年振りかな?
そういえば私の事をいつの間にか“りっちゃん”て呼んでいる
143 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 22:45:14 ID:mNN+KVT2
なにやら暗い展開だな
144 :
こんとん!:2009/11/03(火) 22:49:20 ID:bc11GUic
(
>>142の続き)
H36 ○月]日
あれから裕美ちゃんはよく私の部屋に来るようになった
裕美ちゃんはベースにすごく興味を示していた
H36 ○月]日
裕美ちゃんに私の古いベースをひとつあげた
始めの内は遠慮していたが、でも嬉しそうだった
よかった喜んでくれて
145 :
こんとん!:2009/11/03(火) 22:55:24 ID:bc11GUic
(
>>144の続き)
H36 ○月]日
あれから裕美ちゃんには暇があればベースを教えてあげている
裕美ちゃんは元々才能があったのか、どんどん上達している
H36 ○月]日
裕美ちゃんは高校の軽音楽部に入ったそうだ
今は部活が楽しくてしょうがない、といった感じた
私も少しずつだが仕事を再開した
私もガンバらなきゃ!
146 :
こんとん!:2009/11/04(水) 07:08:35 ID:tW2m4Zk4
(
>>145の続き)
H37 ○月]日
相変わらず仕事は大変だが、昔ほど辛さは感じない
自分をコントロールできるようになったんだ(←願望?)
H37 ○月]日
久しぶりに裕美ちゃんに会った
部活で忙しいそうだ
初めて会った時と比べて、人が変わったように生き生きしてる
今の私は裕美ちゃんにどう思われてるのかな?
H37 ○月]日
裕美ちゃんが部屋に来た
彼氏ができたそうだ
(ちょっと羨ましい…)
楽しそうに恋人の話しをする裕美ちゃんは、なんだか眩しく見えた
147 :
こんとん!:2009/11/04(水) 07:14:08 ID:tW2m4Zk4
(
>>146の続き)
H37 ○月]日
裕美ちゃんが部活の新歓ライブの音源を聴かせてくれた
・・・驚いた!こんなに上達してるなんて
師匠(?)は嬉しいぞ!!
H37 ○月]日
最近は仕事が順調だ
あの頃と違いあまり無理をしないで、余裕を持てるようにしている
最近裕美ちゃんと連絡してないな
元気かな?
H37 ○月]日
裕美ちゃんからメールの返信が来ない
電話にもでてくれない
なんでだろう?
ちょっと不安…
148 :
こんとん!:2009/11/04(水) 07:20:08 ID:tW2m4Zk4
(
>>147の続き)
H37 ○月]日
どうやら裕美ちゃんは携帯を解約したようで、全く連絡が取れなくなってしまった
最近の子ってそんなものなのかな…
H37 ○月]日
携帯に非通知で着信があった。出ても何も言わない
『裕美ちゃん?』って聞いたら切れてしまった
すごくイヤな予感がする…
H37 ○月]日
裕美ちゃんの事が気になるが、連絡の取りようがなかった
何もできない自分がもどかしい
149 :
こんとん!:2009/11/04(水) 07:52:15 ID:tW2m4Zk4
(
>>148の続き)
H38 ○月]日
留守電に裕美ちゃんの母親からメッセージが入ってた
『裕美の事で、お伝えしたい事があります』
悪い事ばかり考えてしまい、まだ連絡できないでいる…
H38 ○月]日
また裕美ちゃんのお母さんからメッセージがあった
どうしても連絡を取りたいとの事だ
明日には絶対連絡しよう
H38 ○月]日
電話をする直前だか、この日記を書いている
気分を落ち着けるためだ
でも心配する必要はないだろう。きっと風邪かなんかで寝込んでるだけだ
そうだ、私の高校時代のライブのMDを聴かせてあげよう!
感動して泣いちゃうかも(笑)
一緒にライブにも行きたいな〜、でも彼氏と一緒のほうが楽しいかも(←ちょっと嫉妬)
さあ電話しよっと!
150 :
こんとん!:2009/11/04(水) 21:25:52 ID:tW2m4Zk4
(
>>149の続き)
H38 ○月]日
裕美ちゃんが死んだ
H38 ○月]日
裕美ちゃんのお母さんがベースを返してくれた
かなり使い込まれて色褪せて見える
裕美ちゃんの匂いがする
H38 ○月]日
いつまでも悩んでいてもしょうがない
私はある決心した
H38 ○月]日
裕美ちゃん
私に力を貸して・・・
151 :
こんとん!:2009/11/04(水) 21:31:32 ID:tW2m4Zk4
(
>>150の続き)
H40 ○月]日
日記を書くのも久しぶりだ
今のところ私の生活は安泰だ
でもいつかは・・・
H40 ○月]日
私がした事って結局何だったのかな?
私と出会わなければ裕美ちゃんは死ぬ事はなかったんだ…
H40 ○月]日
よく夢に裕美ちゃんが出てくる
寝るのが怖い
裕美ちゃんは私を責めてるのかな…
152 :
こんとん!:2009/11/04(水) 21:38:20 ID:tW2m4Zk4
(
>>151の続き)
H40 ○月]日
最近は薬が無いと何もできない
昼は坑鬱剤、夜は睡眠薬。でも余り効かなくなってきた
H40 ○月]日
いつも恐怖と不安を感じる
こんな状態がいつまで続くのだろうか
153 :
こんとん!:2009/11/04(水) 21:42:55 ID:tW2m4Zk4
(
>>152の続き)
H41 ○月]日
高校時代の親友、Mから連絡があった
当り障りのない事を話した
H41 ○月]日
Mが近い内に会わないかと言ってきた
会いたいような会いたくないような…
H41 ○月]日
暫くして、またMから連絡があった
遠回しだが私に会いたいと言ってくる
私は覚悟を決め、会う約束をした
154 :
こんとん!:2009/11/04(水) 21:49:23 ID:tW2m4Zk4
(
>>153の続き)
H41 ○月]日
覚悟を決めたものの、日に日に緊張して益々眠れない夜が続いた
H41 ○月]日
約束の○月△日は一週間後だ
聡は元気かな?
聡ごめんね
お姉ちゃんは・・・・・・・
―――――――
律の日記はここで終わっていた
“仕事への葛藤、裕美という少女の死、律の苦悩”
日記を通して垣間見た律の姿は、私には衝撃的だった
唯「りっちゃん、なんで死んじゃったの…」
なんやねん…
156 :
こんとん!:2009/11/05(木) 23:48:15 ID:/J/UGFS3
(
>>154の続き)
翌日、京都市内のファミレスにて
澪「唯、こっちこっち!」
唯「澪ちゃん久しぶり!元気だった?」
昨日電話をして会う約束をした
Mが澪ならば、日記を読んだだけでは分からない事も何か知ってるはずだ
唯「で、唐突で申し訳ないんだけど、最近りっちゃんと会う約束とかしてた?」
澪「律と?してないよ、私には旦那と子供がいるからそんな暇ないよ」
唯「そう…、じゃあ最後にりっちゃんに会ったのっていつ?」
澪「んーと、10年くらい前の同窓会だよ
唯もいただろ」
157 :
こんとん!:2009/11/06(金) 10:04:39 ID:aQyurCtX
(
>>156の続き)
澪は27才で結婚し、今は2人の子を持つ専業主婦だ
家庭を持ち更に京都に住んでいるので、東京に住む律とは簡単に会う事はできない
澪「さっきから何で律の事ばっか聞くの?」
唯「落着いて聞いてね、実は…」
澪「どうしたの、そんな深刻な顔して?」
唯「りっちゃんは、死んだの…」
澪「はあ〜、やめてよそんな冗談!」
唯「冗談じゃないんだ・・・」
私は詳細を話した
澪は言葉を失い小刻みに震えている
とても演技をしているようには見えなかった
澪「ううっ…、律・・・」
唯「澪ちゃん…」
158 :
こんとん!:2009/11/06(金) 10:13:32 ID:aQyurCtX
(
>>157の続き)
澪の目から涙がこぼれた
暫くして澪が落ち着いてから、私は日記の事を話した
唯「…だから、このMって澪ちゃんの事かと思ったんだ」
澪「私じゃないよ
それに私さ“伝説の楽器”の事で、律には会いづらくて…」
唯「ジミ・ヘンのギターはまだ持ってるんでしょ?」
澪「…うん」
そうだった、私達4人の中で澪だけが唯一・・・
ここで手掛りが完全に途絶えたかのように思われた、しかし
澪「もしかして、そのMって」
唯「何か分かるの?」
澪「和じゃないかな」
159 :
こんとん!:2009/11/07(土) 07:28:05 ID:NpJ4lWmv
(
>>158の続き)
真鍋和は私の幼馴染みで、高校卒業後は律と同じ大学に進学していた
澪によると、律と和は仲がよく一緒に遊んだりしてたそうだ
澪「和って今はたしか…」
唯「東京の警察庁に勤務してるはず」
同じ東京に住んでいたが警察という特殊な職業からか、和とは疎遠になっていた
もしMが、警察である和なら…
律は何か犯罪に巻込まれてしまったのか
私は澪と別れ、その足で東京に戻った
自宅に戻ってから急いで和に電話した。時間はすでに午後の10時だった
160 :
こんとん!:2009/11/07(土) 07:36:21 ID:NpJ4lWmv
(
>>159の続き)
唯「もしもし、和ちゃん?」
和「唯ね・・・、そろそろあなたから連絡がくると思ってたわ」
唯「え?…あ、あの〜」
和「律の事でしょう」
1時間後、私と和は池袋のカラオケボックスにいた
常にうるさいの場所なので、秘密の話しをするには逆にピッタリとの事だ
和「私は今、警察庁の刑事局って所にいるの」
唯「それって凶悪犯罪とか捜査してる部署だよね?」
和「そうね、具体的には私の担当は国際犯罪や組織犯罪なのよ」
不自然にならないように部屋のカラオケからは曲が流れていた
歌う人間はいなかったが
161 :
こんとん!:2009/11/07(土) 07:43:46 ID:NpJ4lWmv
(
>>160の続き)
唯「りっちゃんの日記読んだよ・・・」
和「私も律の日記は読んだわ
あなたの推測通り、Mは私で間違いないわ」
和は1枚の紙を私に差し出した
H38(3年前)の新聞のコピーだ
―――――――
【男子高校生、惨殺死体で発見される】
○月△日 東京都豊島区内の公園で、都立高校に通う男子学生(17)の遺体が発見された
死因は出血多量によるショック死で、遺体の頚動脈には鋭利な刃物で切ったような傷があった
豊島警察署によると、犯行推定時刻は夜の9〜12時で目撃者はなく、また被害者の所持品や財布は無事だったので、計画的な犯行として捜査を進めている(共同通信)
―――――――
162 :
こんとん!:2009/11/08(日) 02:24:19 ID:XfR4vkrT
(
>>161の続き)
唯「そういえば、こんな事件あったね」
和「犯人は未だ捕まってないわ」
唯「…でも、これが何か関係あるの?」
和「被害者の男の子は、律の日記に出てきた“裕美ちゃん”って娘の恋人だったの」
唯「・・・え!」
和の説明によると、被害者は裕美ちゃんと同じ高校に通う同級生で、軽音楽部に所属していた
部活を通じて裕美ちゃんと親しくなり、付き合うようになった
しかし女の子に人気があり、同時に複数の女性と関係を持っていた
いわゆるプレイボーイだ
163 :
こんとん!:2009/11/08(日) 02:30:59 ID:XfR4vkrT
(
>>162の続き)
更に恋人との性行為を密かに撮影して、それを親友に見せたり、ネットにアップするなどの悪癖もあったようだ
唯「悪いけど、はっきり言って最低な奴だね!」
和「私もそう思う」
唯「裕美ちゃんが自殺したのって、この事が原因なのかな?」
和「…ネットに流出した動画の中には、裕美ちゃんも映ってたみたいなの」
その動画で裕美ちゃんは特定されてしまい、学校でもかなり話題になってしまった
その事で裕美ちゃんは相当悩んでおり学校にも行けず、遂には自殺にまで至ってしまったそうだ
164 :
こんとん!:2009/11/08(日) 02:36:49 ID:XfR4vkrT
(
>>163の続き)
唯「警察は…和ちゃんは…、りっちゃんを疑ってるの?」
和「・・・そうよ
唯、聞いて」
怨恨の線で捜査を進めていたが、犯人どころか目星しい容疑者すら特定できなかった
裕美ちゃんの交友関係から律の名も上がったが、顔見知り程度にしか考えられず捜査の手が及ぶ事はなかった
しかし和は独自に律の事を調べた
親友である律の身の潔白を信じて…
しかし皮肉な事に調べれば調べるほど、律への嫌疑は逆に強くなってしまった
和「…だから私は、直接律に会って確かめたかったの」
唯「そうだったの・・・」
165 :
こんとん!:2009/11/08(日) 02:45:24 ID:XfR4vkrT
(
>>164の続き)
私も律が犯人とは思いたくなかった。しかしあの日記を見る限りでは、律が自分の犯行を告白しているようにもとれる
唯「警察はりっちゃんの事を調べるの?」
和「まだ分からない、でもその可能性はあるわ」
唯「そんな、りっちゃんが可哀相だよ…」
和「でも、律が死んでしまったから何も分からないかも…」
翌日
私は律の部屋にいた
今日の午後には律の弟の聡が勤務先のベルリンから帰ってくる
それまでは聡の許可を得て、私が部屋の鍵を預かっていた
166 :
こんとん!:2009/11/08(日) 03:16:09 ID:XfR4vkrT
(
>>165の続き)
律の死因は睡眠薬の大量摂取だった
目立った外傷もなかったので事件性はないと警察は判断した
必要最低限の日用品しかない殺風景な部屋を眺めながら、私は律の事を思い出していた
律《平沢唯さんか〜、これからヨロシク!》
律《唯、風邪はもう大丈夫か?心配したぞ〜》
律《いよいよ卒業ライブだ!ガンバろうぜ!!》
私はいつの間にか泣いていた
唯「りっちゃん…、なんで死んじゃったの?」
りっちゃん…
りっちゃん…
りっちゃん・・・・・・・
167 :
ゆめおち!:2009/11/08(日) 03:25:36 ID:XfR4vkrT
168 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/08(日) 03:27:11 ID:8HEUkhUe
>>167 なんじゃそりゃww
密かに楽しみにしてたのにゆめおち!かよ!
169 :
こんとん!:2009/11/08(日) 03:30:42 ID:XfR4vkrT
(
>>167の続き)
律「唯…、唯!起きろーッ」
唯「あれ?あ、りっちゃん…うううグスン」
律「目覚ましたら、今度はなに泣いてんだ…うわっ!」
私はりっちゃんに抱き着いた。そして唇を重ねて、舌を強引にねじ込み絡ませた
…10分後
りっちゃんはぐったりしてソファーに横たわっていた
律「ハァハァ…(凄い、キスだけでこんなに!)」
澪「唯!昼間から何やってんだよ!!」
唯「へへ〜ゴメンね、りっちゃんの事が急に愛しくなっちゃって」
澪「はあ?
だ、大丈夫か…」
唯「りっちゃん!もうどこにも行かないでね」
律「ハァハァ・・・ス テ キ」
これはこれで
171 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/08(日) 15:40:02 ID:8HEUkhUe
混沌ww
172 :
こんとん!:2009/11/08(日) 23:53:44 ID:XfR4vkrT
(
>>169の続き)
それはさておき、私達は3番目の伝説の楽器“ジミ・ヘンのギター”を探さなくてはならない
律「また厳しい冒険になると思うけど、ガンバろうぜ!」
澪「覚悟はできてるよ」
唯「みんながいるから大丈夫だよ〜」
紬「ウフフ、唯ちゃんたら〜」
数時間後
ネットオークションで簡単に入手できた
そして数日後には現物が届いた
律「随分簡単だったなオイ…」
澪「でも、本物とは限らないぞ」
箱から中身を取り出した
白いピックガードが付いた黒いストラトキャスターだ
173 :
こんとん!:2009/11/09(月) 00:00:02 ID:y60fUrwI
(
>>172の続き)
紬「ネックプレートに“Made in China”ってありますね…」
唯「ジミ・ヘンって中国人だったの?」
澪「オイッ!
残念だけどこのギターは偽物って事だよ」
ホワーン,ホワーン
その時、ギターが黒いパルス(波動)を放った
同時に“ジャコ・パスのベース”と“裕次郎のドラム”もそれぞれ淡く光を放っていた
紬「これは、共鳴…」
澪「本物?“Made in China”なのに」
律「“Made in China”だけど本物のようだな」
もう面倒なので本物という事にした
問題は私と澪のどちらのパワーアップアイテムかだ
しかし私は決定的なある事に気付いてシマター
174 :
こんとん!:2009/11/09(月) 00:05:23 ID:y60fUrwI
(
>>173の続き)
唯「あれ〜このギター、弦が逆に張ってあるよ?」
律「このギターは逆向きに構えて弾くんだよ
ジミ・ヘンは左利きだからな*」
(*ジミ・ヘンは左利きではないが左利き用ギターを使っていた、という説もある)
唯「左利き用ギターって事は…」
紬「そのギターを使えるのは澪ちゃんだけよ」
みんなが当の澪ちゃんを見た。だが澪ちゃんは少し浮かない顔をしていた
律「澪、変身してみてよ!」
澪「う、うん…」
澪ちゃんはギターを構えて、高らかに叫んだ
澪「ふぅ・・・ギターパワー・メイクアーーーップ!」
…しかし何も起こらなかった
175 :
こんとん!:2009/11/09(月) 00:36:03 ID:y60fUrwI
(
>>174の続き)
澪「あれ?…も、もう1回
ギターパワー・メイクアーーーップ!」
結果は同じだった
その後、色々な方法で試してみた
唯「英語の発音をnativeっぽくしてみたら?」
澪「グィラーパゥワ,メイキャーーープンヌッ!」
紬「四つん這いにになって、背中にギターを置いてやってみたらどうかしら?」
澪「うぅ…、ギターパワー・メイクアーップ(は、恥かしい…)」
律「ドジョウすくいみたいに、鼻に棒をさして(下の歯で支える)やってみて!」
澪「イラーハワー・ヘイフアーーーッフ!」
結局澪ちゃんは変身できなかった
じわじわきたwww
177 :
こんとん!:2009/11/10(火) 03:20:37 ID:QsxjZlZa
(
>>175の続き)
澪「私、ジミ・ヘンよりジェフ・ベックのほうが好きだからかな…」
律「ジェフ・ベック…(挑戦的なギタリスト、か)」
その時、音楽室の扉が開き4人の人物が入ってきた
???「我らは桜高四天王!」
178 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/10(火) 03:27:02 ID:QsxjZlZa
(
>>177の続き)
バルバリシア「私は風のバルバリシア、ほっほっほほほ♪」
属性:風
出典:FF4
特徴:ゴルベーザ四天王の1人・コスチュームがエロい
―――――――
影慶「私の名は影慶」
属性:毒
出典:魁!!男塾
特徴:三号生死天王のリーダー・毒手拳を使う・眉毛が薄い(ない)
―――――――
葛西「フンッ、…葛西だ」
属性:池袋
出典:ろくでなしBLUES
特徴:東京四天王の最後の1人・ケンカが強い・二重の幅が広い
―――――――
憂「平沢憂です、こんにちは♪」
属性:妹
出典:けいおん!
特徴:主人公の妹・かわいい
179 :
こんとん!:2009/11/10(火) 03:34:56 ID:QsxjZlZa
遂に敵の四天王が現われてしまった
しかもその内の1人は私の妹だ
唯「憂、なんでそんな人達と一緒にいるの!?」
憂「スーパーで声をかけられて…“仲間になって下さい”って」
唯「そ、そ、そんな!」
憂「お姉ちゃんゴメンね〜」
憂は昔から優しく、頼まれると断れない性格だった
律「いったい私達に何の用だ!」
影慶「言葉は無粋!先ずは勝負!!」
そして勝負してケチョンケチョンに負かされた
唯「う〜、負けた…」
影慶「言っておくが、私達が得意なのは“早食い”だけでは無い!…ゲップ」
180 :
こんとん!:2009/11/10(火) 03:51:04 ID:QsxjZlZa
(
>>179の続き)
バルバリシア「ミニ四駆やベイブレードも得意なのよ、ほっほっほほほ♪」
四天王の強さは圧倒的で、一方私達はまだ私と澪ちゃんがパワーアップできていなかった
影慶「今日の所はここまでだ、失礼する…ゲップ」
憂「お姉ちゃん、バイバ〜イ」
その時TVからニュースが聞こえてきた
アナウンサー「小室哲哉メンバーに実刑5年、執行猶予3年の判決が出ました」
画面に映る小室メンバーを見た時、私は運命の波動を感じた
唯「小室のシンセ(キーボード)か・・・やだな〜」
181 :
GET WILD 89:2009/11/10(火) 08:17:57 ID:QsxjZlZa
>>180間違えました
実刑5年 ×
懲役5年 ○
禁固刑ではないです
182 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/10(火) 15:50:45 ID:vx7yqeui
なんで憂が…ww
183 :
こんとん!:2009/11/10(火) 23:34:08 ID:QsxjZlZa
(
>>180の続き)
数日後
私達は東京都国分寺市にある早稲田実業高校に来ていた
ここは小室メンバーの母校だ
蟹沢「教頭の蟹沢です。今日はよく来てくれました」
この人物は両目の間のdistanceがa little farで、見た目も蟹に似ていた
蟹沢「さあ、こちらにどうぞ」
事前に連絡をしていたので丁重に対応された
案内されたのは“小室哲哉記念ホール”だ
この建物は小室メンバーの多額な寄付によって建設された
しかし例の事件後は小室哲哉の名は外されて、単に“記念ホール”と呼ばれるようにナター(実話)
蟹沢さんは1台のキーボードを持ってきた
蟹沢「これだカニ〜」
184 :
こんとん!:2009/11/10(火) 23:41:57 ID:QsxjZlZa
(
>>183の続き)
紬「これはヤマハ・EOSですね」
澪「しかも限定版のB2000W(1998年発売)だ」
律「たしか、ヤマハのシーケンサーQY700が内蔵されてんだよな!」
唯「この波動は…(ドクン,ドクン…)、間違いないよ!」
私達はとうとう4つ目の伝説の楽器、“TKのシンセ”を手に入れた
あたしゃ早速変身してみたね
唯「TKパワー・ゲット ワーーーィルド89!」
ゲゲッゲ ゲッゲッ,ワーイワーイ,ゲゲッ…(←GET WILD 89のイントロ)
BGMとともに私の体はパールピンクの光に包まれた
唯「愛と勇気の美少女キーボードィスト、セーラーニート!!」
185 :
こんとん!:2009/11/10(火) 23:52:56 ID:QsxjZlZa
(
>>184の続き)
遂に私も伝説の音楽戦士になった
蟹沢「カーカッ,カニッ,カニッ,エビッ!」
だが突然、蟹沢さんが笑いだした
澪「どうしたんですか?」
蟹沢「変身おめでとう、だがお前達はここで死んでもらうカニ〜」
紬「あ、あなたは何者ですか!?」
蟹沢「私は四天王の葛西さんの部下、“地獄の蟹沢”だカニ〜」
なんと教頭は敵の一味であった
こうなったら闘うしかない
律「ベースパワー・メイクアーーーップ!
変身、セーラーイエロー!!」
紬「ドラムパワー・メイクアーーーップ!
変身、セーラーマユゲ!!」
私達3人は一斉に飛掛かったが、簡単に返されてしまった
186 :
こんとん!:2009/11/10(火) 23:59:51 ID:QsxjZlZa
(
>>185の続き)
蟹沢「全然たいした事ないエビ〜」
ニート「凄い力だね〜」
マユゲ「もう一度行きましょう♪」
イエロー「おっしゃー!」
しかし結果は同じだった
何回も何回も繰り返している内に私達3人はボロボロになった
私達の側に澪ちゃんが近付いてきた
澪「みんなゴメン、私だけ何もできなくて…」
マユゲ「…澪ちゃん、一緒に闘って」
澪「そ、そんな…、私じゃ何も出来ないよ」
マユゲ「多分、敵もそう考えてるはずよ」
ニート「…そうか、油断している所を殺るんだね」
マユゲ「それに敵は語尾がたまに“〜エビ”になるわ」
187 :
こんとん!:2009/11/11(水) 00:12:21 ID:XfQ1gew/
(
>>186の続き)
イエロー「それが何なんだよ?」
マユゲ「その時だけ一瞬パワーが下がるの」澪「そうか!・・・分った、やってみるよ」
そして私達は敵に突進して、羽交う絞めにした
蟹沢「そんな事、無駄だエビ〜」
イエロー「今がチャンスだー!!」
澪ちゃんが敵の前に躍り出た
澪「死ね、このクソ野郎がぁーーーッ!」
そして渾身の一撃が敵の顔面にヒットした
敵は倒れ、口からは泡を吹き、体はヤバい感じに痙攣している
ニート「勝った…」
188 :
こんとん!:2009/11/11(水) 00:28:42 ID:XfQ1gew/
(
>>187の続き)
こうして私達4人は力を合わせて敵に勝つ事ができた
しかしその敵は四天王の部下の1人に過ぎなかった…
果たしてこの先、四天王には勝てるのか?
そして澪は変身できるように成るのか?
このスレに住人は何人いるのか(予想3人)、このssに需要はあるのか?
多くの謎を残したまま・・・『第1部-完』
189 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/11(水) 00:40:14 ID:dMR94h/O
乙
続きは気になる
190 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/11(水) 21:24:49 ID:nrssqqZR
唯「こんこん!」
憂「お姉ちゃん、風邪?」
唯「嫌だな憂、きつねだよ」
憂「その発想はなかったよ…」
191 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/12(木) 01:03:02 ID:jAVKkPIM
なかったわ
192 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/13(金) 00:43:42 ID:ZIUi81fX
だ、だれか…ssを…
193 :
へんたい!:2009/11/13(金) 13:53:48 ID:Kpv+VLB7
唯「ムギちゃんはよく見るとHな体してるよねぇ…」
放課後、二人きりの教室で突如そんなことを言い出した唯ちゃんは、目にも止まらぬ速さで私を押し倒した。
紬「な、なにをするの唯ちゃん!?」
唯「ふふ…澪ちゃんには負けるけど、ムギちゃんもおっぱい大きいよねぇ」
紬「やっ…やめ…そ、そんなとこ触ったら…」
唯「こんなに大きいんだから、少しくらい大丈夫だよ♪」
唯ちゃんは私の制服のタイをほどくと、ワイシャツのボタンを上から外していく。
抵抗する間もなく、私の下着があらわになってしまった。
紬「ゆ…唯ちゃ…」
唯「へぇー…ムギちゃん、意外とかわいいブラしてるんだねぇ」
紬「やめて、恥ずかしい…」
唯「だめだよムギちゃん、もう逃げられないよ?」
紬「だ…だめぇっ…」
唯ちゃんは私のブラジャーのホックを外すと、むき出しになった私の
(省略されました…続きは脳内でどうぞ)
194 :
へんたい!:2009/11/13(金) 23:59:00 ID:ZIUi81fX
(勝手に
>>193の続き)
私の背中に描かれた『風神』の刺青に、息をのんだ
唯「こ、これは見事な『風神』ぞな…」
紬「…あまり、見ないでおくれや」
唯「あんた、いったい何者なんだい?」
紬「アタイは一生、この風神を背負って生きていかなきゃならんのさ・・・」
そして紬は自身の出生の秘密を、静かに語り出した
(だれかパス)
195 :
へんたい!:2009/11/14(土) 00:42:48 ID:NergfWYf
(勝手に
>>194の続き)
琴吹家に生まれた者は、古くから背中に刺青を刻む風習がある。
男であれば雷神、女であれば風神の刺青を、5歳の誕生日の午前零時から、三日三晩をかけてゆっくりと刻んでいく。
それを乗り越え、想像を絶する痛みに耐えた時、初めて琴吹家の一族として認められるのだ。
紬「今まで生きてきて、あの痛みを忘れたことは一時もなかった…」
唯「で…でも!合宿の時はこんな刺青…」
紬「あの時は背中に特製のオイルを塗ってごまかしたのさ。風呂場でも一切背中は見せなかったしね」
唯「そんな…」
紬「唯、あんたは知っちゃいけないことを知っちまった。けど今ならまだ引き返せる。忘れるんだ」
しかし唯は、首を横に振った。
唯「…嫌だね」
(誰かパス)
ネリー「卵焼き食べてみろ、粉々にしてやるよ」
MCS「ヤッテミロ、オマエノロッコツをゼンオリシテヤルカラナ」
澪「ただいまー、あれ? なんでネリー倒れてるんだ?」
MCS「サー、イモタレデモオコシタンジャナイデスカ?」
ネリー「わーん、痛いよー痛いよー」
ロリ宗「誰だネリーたんを泣かせたのは!!」
シラリー「うるせえ、ロリコン」
ロリ宗「ロリコンじゃねえ、子供好きだ!!」
シラリー「同じじゃねえか!!」
澪「相変わらずカオスだな、ここは」
↑こういうのもけいおんSSか?
普通は無しだろうけど過疎ってるし
クロスって注意書きだけで、投下してもいいんじゃない
一時投下的に投下するのはあり?
199 :
カオスおっけー、むしろカモン:2009/11/15(日) 05:28:27 ID:hb8xIV6r
>>198 あり!
ルールが無い、それがこのスレのルール
200 :
おちなし!:2009/11/15(日) 13:48:03 ID:F+DIYSGc
唯「200と聞いて思い浮かぶのは?」
律「イチローの安打数かな」
澪「そういえばイチローの本名知ってるかムギ?」
紬「お…小沢一郎?」
澪「それは民主党…」
梓「ある意味セイカイ、ですね」
唯「お、あずにゃん上手いねー」
一同「どっ」
澪「で、なんの話してたんだっけ?」
律「さぁ…」
梓「い…いち…イチゴ?」
紬「そうだわ、いちご牛乳持ってきたから飲みましょう♪」
唯「わーい♪」
終わり
澪「そういえば、イチローは9年連続で200安打を続けてるらしい」
唯「へぇー、すごいね!」
律「ちなみにこないだ引退した阪神の秀太は15年の合計が200安打なんだぜ」
紬「まぁ…イチローさんにとって簡単な201安打は、秀太さんにとって永遠に手の届かない数字なのね」
梓「引退だなんて言わずに、一年間を置いて復帰すればいいんですよ。そうすればイチローの高みに近づけます。一浪だけに」
唯「あずにゃんホントに上手いねー」
一同「どっ」
澪「で、なんの話してたんだっけ?」
律「さぁ…」
梓「しゅ、しゅ…シュークリーム?」
紬「そうだわ、シュークリーム持ってきたから食べましょう♪」
唯「わーい♪」
終わり
乙
なんか中華スレの匂いがします。
203 :
へんたい!:2009/11/16(月) 09:19:46 ID:WiQUEeJS
(
>>195の続き)
唯「あちきは何処までも、あんたについて行くぞな」
紬「小娘がいきがるんじゃないよ!」
唯「・・・これを見て、おくんなまし」
そう言うと唯はシャツを脱いだ。そしてその左肩には
『窪塚洋介-L.O.V.E』
と彫られていた
唯「あちきはもう、修羅の道に墜ちた身なのさ…」
紬「なんでよりによって窪塚なんだい?」
唯「あちきは…、あの頃のあちきは…
本当に窪塚がラヴだった・・・」
秋山澪
けいおん陣営『二人の歌姫(ツイン・エンジェ)』の「黒」を冠する少女。
固有技である『漆黒天使』を解放すると、背に黒い翼が生えるが天使というよりは悪魔を彷彿とさせる姿で、能力は「超速度」で解放状態だと触れることすらできなくなる。
また、自身が本当に危機的状況になると暴走状態入るが、この時の澪を止めようとした律と紬を一蹴してしまった。
平沢唯
けいおん陣営『二人の歌姫(ツイン・エンジェ)』の「白」を冠する少女。
固有技である『聖少女(ウンタン)』を解放すると背に六枚の白い羽が生える(澪は二枚の黒い翼)
能力は『白炎』で澪が接近戦を得意とするなら唯は遠距離戦を得意とする。
そして、唯が『願いと優しさ』を冠し、澪が『狂気と怒り』を冠しているようだ
↑これでSSを書くお
元ネタあったりする?
206 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/17(火) 00:38:53 ID:y8RrLUb9
207 :
鰤でなく:2009/11/17(火) 02:30:37 ID:FqXwfEn8
鰯じゃないか?
?「この人達を殺ってほしいんです」
白いテーブルの上に置かれたのは4枚の写真。
右から、自称魔法少女、黒髪ロング、赤髪の男、角砂糖。
その並べられた4枚の写真を眺めた黒光りする鎌を持った男が答える
男「おいおい、こいつらほとんどがガキと小娘じゃねえか。本当にこいつらでいいんだな?」
?「ええ、4人まとめて確実に刈ってください。期待してますよ、風死」
鎌を持った男『風死』はすこし間をあけて、ため息を付いて答えた
風死「・・・・・ま、俺の鎌は命を刈り取るからな。わかった少し待ってろ」
そう言うと、風死はその場から去って行った。
ついさっき、こんな危険な会話をされていたとは気付かない、ネリー、澪、アトム(某ロボットではない方)、MCSの4人は・・・・・・・・・・レストランにいた。
じゃあ俺ジョジョクロス書く!
210 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/17(火) 23:19:16 ID:FqXwfEn8
じゃあ俺、蛆臭異物語かく!
211 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/18(水) 01:11:46 ID:jt6L/7cU
マイナーなギャルゲーSS祭り!変更事項!
1. SS祭り規定
自分の個人サイトに未発表の初恋ばれんたいん スペシャル、エーベルージュ、センチメンタルグラフティ2、canvas 百合奈・瑠璃子シナリオ
のSSを掲載して下さい。(それぞれの作品 一話完結型の短編 10本)
EX)
初恋ばれんたいん スペシャル 一話完結型の短編 10本
エーベルージュ 一話完結型の短編 10本
センチメンタルグラフティ2 一話完結型の短編 10本
canvas 百合奈・瑠璃子 一話完結型の短編 10本
BL、GL、ダーク、18禁、バトル、クロスオーバー、オリキャラ禁止
一話完結型の短編 1本 プレーンテキストで15KB以下禁止
大文字、太字、台本形式禁止
2. 日程
SS祭り期間 2009/11/07〜2011/11/07
SS祭り結果・賞金発表 2011/12/07
3. 賞金
私が個人的に最高と思う最優秀TOP3SSサイト管理人に賞金を授与します。
1位 10万円
2位 5万円
3位 3万円
212 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/18(水) 12:27:49 ID:B3wSrbq/
>>211、ドイツ語苦手だから日本語で書いてくれないかな?
>>208の続き
コスプレ、黒髪、アトム、角砂糖がいるのは普通のファミレスであり、会計で禁煙席を選び座っている。
ウェイトレス「ご注文はお決まりでしょうか」
まず、最初に注文したのは角砂糖である。この角砂糖どうやらベジタリアンなようで「ヤサイサラダヒトツ」とカタコトの日本語で答え、すぐにウェイトレスが復唱する。
澪「じゃ〜私はこのディナーメニューを・・・」
と言いかけて連れの小さい人形・・・通称「上海」が「私もそれがいい〜♪」と言いたげな目を澪とメニューとを行き来させているので
澪「・・・二つ」
と付け足し、すぐさまウェイトレスが復唱した。
次にネリーが「私は・・・」と言いかけているのを(ネリーの事だから、お子様ランチを頼んだらどうするか)などと馬鹿なことを考えていたアトムの前で
ネリー「このサーロインステーキをください」
と答えたネリーが頼んだステーキをみてアトムがちょっぴり冷や汗をかいた。
実はアトムのおごりである、全部。
アトム「ちょ・・おま、これ結構高い」
ネリー「あれ? 何でも頼んで良いんじゃなかったっけ?」
本当に素直な反応を示すネリーにアトムもややどうにでもなれ的な口調で答えた。
アトム「俺もそのステーキでいいよ」
すぐにウェイトレスが復唱した。
214 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/19(木) 10:15:26 ID:YQVyPUAe
憂「お姉ちゃ〜ん、あれ?返事がない」
唯「・・・」
憂「こ、これは!」
数年後
人類はガンダムの開発に成功した
>>213の続き
ワイワイガヤガヤやっている4人からすこし離れた席にはある三人組がいた。
リーダーらしき巫女服の少女に、半透明の少女、そして初老の男性だった。
巫女服の少女と半透明の少女は同じ焼き魚定食を食べているが、初老の男性はアサリやエビが入ったシーフード風のパスタを食べている。
巫女服の少女が丁寧に焼き魚の身と骨を剥がしているのに対し、半透明の少女は箸を使うのが不慣れなのかポロポロとこぼしているので見かねた巫女服の少女が
巫女服「箸を使うのが不慣れなら、フォークを使いなさい」
と促すが
半透明「いえ、和食は箸で食べるものです」
と半透明の少女は断るが、ポロポロポロポロこぼす半透明の少女を見てる巫女服の少女の顔がどんどん黒くなっていく(心情的な意味で)。
巫女服「・・・・・フォークを使いなさい」
となにやらどす黒いオーラを感じた半透明の少女は
半透明「・・・はい、すみません」
と言うしかなかった。
この三人組、巫女服の少女の名は「神代小蒔」、半透明の少女の名は「ポルターガイスト(通称:ポルタ)、初老の男性は(オズワルド)という。
216 :
がんだむ!:2009/11/20(金) 09:46:15 ID:CK5ZL5Ht
(
>>214の続き)
憂「これがカンダム!梓ちゃんが夢中になるわけだ」
操作してみた
ギュイーン ガシ-ン,ガシ-ン
そこに翼くんが現われた
翼「ボール友達、だったら蹴るな!」
憂「翼くん…」
ああ翼くん…、忘れもしないあれは2年前…あれ?3年前だっけ??
忘れた!!
律「おら唯ー!おめぇなにこそこそパズルなんかやってんだ?」
澪「暗いなぁ〜」
唯「あはは…そうかな」
私の名前は平沢唯。
ある日の昼休み、パズルを組み立てていると、今日も田井中さんと秋山さんに絡まれた。いやだなぁ…
和「ちょっとあんたたち!唯をいじめないで!」
律「ちっ…お前平沢のこと好きなんじゃねぇのー?」
和「そ、そんなわけないでしょ!!」
澪「照れちゃってまぁ、怪しいな〜」
和「まったく…大丈夫?唯」
唯「うん…ごめんね和ちゃん」
和「もっとしゃきっとしなきゃダメよ?」
唯「うん…」
はぁ、私がもっと積極的だったらいじめられずに皆と友達になれたのにな…
218 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/23(月) 02:35:20 ID:HiSY91yw
私は琴吹紬、ふんどし女子高生だ
このフィット感がたまらない
紬「か・い・か・ん」
219 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/23(月) 22:11:07 ID:HiSY91yw
マイケル・ジャクソンはまだ生きている!
221 :
こんとん!:2009/11/25(水) 01:07:43 ID:rIGzxOJa
『第2部-悪霊の神々』
司会「レディー、…ゴー!」
ズビビー,ズビビビビー,ズビズバ-ッ!
紬「完食しました!」
律「くそー、負けた〜」
唯「ムギちゃん凄い、私なんかまだ半分だよ」
今日は軽音楽部恒例の月1スパゲティ早食い大会だ
紬「うふふ、私勝っちゃいました〜♪・・・ゲップ!」
唯「ムギちゃん鼻からパスタ出てるよ〜」
はしゃぐ私達を尻目に、澪ちゃんは殆どパスタに手を付けてなかった
澪ちゃんは最近なんだか元気がない
唯「澪ちゃん…、どしたの?」
222 :
こんとん!2:2009/11/25(水) 01:22:36 ID:rIGzxOJa
澪「…ん?あぁ、何でもないよ」
澪ちゃんが元気のない理由は分かっている
私達の中で、澪ちゃんだけがまだ“伝説の音楽戦士”に変身できていないからだ
真面目な性格の澪ちゃんだからこそ、その事を気に病んでいるのだろう
ムギ「澪ちゃんも絶対に変身できるようになるよ!」
唯「だからパスタ食べようよ〜」
澪「あの〜、私トマトアレルギーなんだけど…」
今日のパスタはトマトを大量に使った、スパゲティ・シシリアンであった
律「・・・さよですか」
223 :
こんとん!3:2009/11/25(水) 01:45:36 ID:rIGzxOJa
私は食後の一服のために体育館の裏に来ていた
そこには先客の和ちゃんがいた
唯「あ、和ちゃ〜ん」
和「あら唯、久し振りね。ん、浮かない顔してるけど何かあったの?水虫?」
唯「実は澪ちゃんがね…」
ヒュッーーー,パーンッ!!
私は澪ちゃんの事を話した
ヒュッーーー,パーンッ!!
和ちゃんは黙って私の話しを聞いていた
ヒュッーーー,パーンッ!!
因みに先程から聞こえる破裂音はロケット花火の音だ
私達高校生は未成年なので喫煙は禁じられている
なので煙草の代わりに専ら、ロケット花火を嗜んでいるのだよカガミン
224 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/25(水) 03:45:20 ID:dGlzDsZh
絶好調だなww
225 :
こんとん!4:2009/11/25(水) 11:25:44 ID:rIGzxOJa
そこにりっちゃんが血相を変えて走ってきた
律「大変だぞ唯!」
唯「どうしたの〜りっちゃん?」
律「仕分人が、事業仕分人が来た!!」
話題の事業仕分け作業の魔の手が、遂に軽音楽部にものびて来たのだ
唯「分った、すぐに音楽室に行こう」
和「待って唯、私も行く!
私も力を貸すわ!!」
唯「わ、和ちゃ〜ん」
この時ほど和ちゃんの事を頼もしく思った事はない
ありがとう和ちゃん…
音楽室には蓮舫(元クラリオンガールでタレントの)参議院議員がいた
和「それでは軽音楽部部費仕分け作業を行います
代表は部活内容を7分以内で説明して下さい」
蓮舫議員のとなりには和ちゃんが座っている
和ちゃんはあっさり敵側に回った
226 :
こんとん!5:2009/11/25(水) 11:30:47 ID:rIGzxOJa
律「え〜っと、みんなでお茶したりケーキ食べたり…」
蓮舫「音楽活動はしているのですか?」
律「余り…でもする時もあります。スゲェ暇で他にする事がない時とか〜
あと、一応は学祭の時とかには…」
和「質問には簡潔に答えて下さい
今は言い訳をする場ではないので!」
律「…殆どしてません」
そして部費削減に話しが及んだ
和「予算表の“雑費2万円”とありますが、具体的にはどのような用途で使用されるのですか?」
律「ウッ,ウグゥ〜…」
和「・・・(か、かわいい)」
蓮舫「ちゃんと答えて下さい!」
律「ウッ,ウッ,ウグゥ〜…」
和「・・・(ちょ、超かわいいハアハア…)」
答えられる訳がない
使途不明金、いわゆる埋蔵金だからだ
和&蓮舫「結論!!」
227 :
こんとん!6:2009/11/25(水) 11:32:34 ID:rIGzxOJa
ホワイトボードに『21万円に削減』と書かれた
そして和&蓮舫は音楽室から出ていった
律「増えてるな…」
紬「増えてますね」
唯「増えてるね〜」
和&蓮舫はインテリっぽいが、数字には壊滅的に弱かった
引き算なのに元の数より大きくなってしまったのだ…
澪「ジェフ・ベック…(挑戦的なギタリストか)」
228 :
こんとん7:2009/11/26(木) 02:04:38 ID:iGYVHNeR
とある駄菓子屋にて
澪「マスターもう一杯」
マスター「お客さん、飲み過ぎですよ」
澪「うるさいわねこのビチグソがぁーーーッ!
もう一杯よこせや、2chに悪口書くぞ!」
マスター「…かしこまりました」
目の前に出されたファンタを一気に呷った
私(澪)は未成年なのでお酒を飲み事はできない
だから、代わりにファンタを飲んでいるのだ
澪「ねぇマスター〜」
マスター「…何でしょう」
澪「私の事好き?」
マスター「・・・」
澪「私をペロペロしたい?」
マスター「・・・」
澪「他スレ(律や梓)の変態紳士みたいに、私をペロペロちゅっちゅしたい?」
私はエロい気分になっていた
マスターは私と目を合わせない
229 :
こんとん8:2009/11/26(木) 02:21:14 ID:iGYVHNeR
澪「私を好きにしていいのよマスター」
マスター「…飲み過ぎですよ」
澪「私は何もできない役立たずなの、だから私なんか…」
マスター「・・・」
私はいつの間にか泣いていた
1人だけ変身できない私の事を、みんなはどう思っているのか
考えるだけで不安になる
澪「同人誌の“万引きJK”みたいに、私をめちゃくちゃにしてよ!」
マスター「…あれに、貴方のエロシーンは無いですよ」
その時、店の扉が開き律が入ってきた
律「澪、何やってんだよ!」
澪「あら、セーラーイエローこと律様じゃありませんか〜」
律「酔ってるのか?」
澪「そうですよ〜、酔ってますよ〜〜〜♪」
230 :
こんとん9:2009/11/26(木) 02:32:32 ID:iGYVHNeR
律「もう、みんな心配してるんだ
帰るぞ!」
…気が付いたら私は何故か律の部屋にいた
側で律が寝ていた
律「澪…zzz、ガンバレ〜…zzz」
澪「律・・・、ありがとう」
私は律を起さないように、静かに部屋を後にした
翌日
音楽室に来ると、唯がすごい勢いで近付いてきた
唯「澪ちゃん〜、遂にわかったよ!」
231 :
こんとん!10:2009/11/26(木) 11:36:37 ID:iGYVHNeR
唯「澪ちゃ〜ん、遂にわかったよ!」
澪「えっ、本当!?」
唯「うん、キン肉マンソルジャーの正体が!」
澪「はぁ〜?」
唯「キン肉マンの実の兄の、キン肉アタルだったんだよ!!!!」
てっきり私の変身に関する事かと思った
しかし唯に悪気はなく、その目はキラキラと輝いていた
唯の説明によると、苦戦するキン肉マンチームの代わりに、フェニックスチームを倒そうと現われたそうだ
因みにアタル、プロシュート(ジョジョ)、阿部さん(くそみそ)の3人は3大アニキと呼ばれている
と、そこに律が走り込んできた
律「つ、遂にわかったぞ!」
232 :
こんとん!11:2009/11/26(木) 11:42:50 ID:iGYVHNeR
律「つ、遂にわかったぞ!」
澪「えっ、本当!?」
律「うん!るろうに剣心の奥義の秘密が!!」
澪「はぁ〜?」
律「秘密は左足だったんだよ!!!!」
てっきり私の変身に関する事かと思った
しかし律に悪気はなく、その目はキラキラと輝いていた
律の説明によると、飛天御剣流奥義-天翔龍閃(ヒテンミツルギリュウオウギ-アマカケルリュウノヒラメキ)の秘密は、本来は後ろに構える左足を前に出して素早く踏み込むそうだ
因みに飛天御剣流奥義天翔龍閃、天空覇邪魑魅魍魎(テンクウハジャチミモウリョウ:聖闘士星矢)、ノートラップ・ランニングボレー・隼シュート(キャプテン翼)の三つは3大長い名前の技と呼ばれている
そこへ突然、ムギが現われた
紬「つ、遂にわかりました!」
233 :
こんとん!12:2009/11/26(木) 11:44:32 ID:iGYVHNeR
紬「つ、遂にわかりました!」
澪「えっ、本当!?」
紬「はい、サスケ(by NARUTO)が抜け忍になった訳が!」
澪「はぁ〜?」
紬「実兄イタチへの復讐のためなんです!!!!」
てっきり私の変身に関する事かと思った
しかし紬に悪気はなく、その目はキラキラと輝いていた
紬の説明によると、サスケは家族を皆殺しにした兄に復讐する事を目的としていた
しかし同時に、急成長するナルトに対する劣等感も次第に大きくなっていった
そして遂には仲間の元を去ってしまうのだった…
因みにサスケ、カイン(FF4)、グリフィス(ベルセルク)の3人は3大裏切り者と呼ばれている
と、今度は和が音楽室に飛び込んできた
和「つ、遂にわかったわ!」
澪「もう、今度は何よ!」
和「あなたの変身方法がわかったのよ!!」
234 :
しーえむ!:2009/11/27(金) 01:03:15 ID:UWgoMRvY
唯「今日は私の誕生日だよ〜♪」
澪「唯、お前ジミ・ヘンドリックスと同じ誕生日なんだな!」
唯「へ、へぇー…(誰?)」
律「なに、てことは松下孝之助の誕生日と同じってことだな!」
唯「へ、へぇー…(誰?)」
梓「小室哲哉とも同じです!」
唯「へ、へぇー…(あまりうれしくない)」
紬「ということは村田兆治とも一緒ね!」
唯「へ、へぇー…あ、マサカリの人だね!知ってるよ!」
澪「なんで!?」
紬「さぁ、じゃあ皆で野球モノマネをしましょう!私は城島!」
律「じゃあ私中日和田!」
梓「私はロッテ成瀬!」
唯「私、村田兆治やるー♪」
澪「じゃ、じゃあ私は…あ、秋山幸二を!」
唯「そんな野球モノマネがたまに見られる中居正広のブラックバラエティは、毎週日曜22時30分から!」
235 :
こんとん!13:2009/11/27(金) 02:57:02 ID:60whiSu6
(
>>234の続き?)
紬「マンボウのものまねでした〜♪」
律「ギャハハハ!、何回見てもおもれえなー!!」
唯「今度は山一証券の社長のものまねやってよ!澪ちゃん〜」
澪「な、なんで私が…」
律「やってよ、澪ちゅわ〜ん♪」
澪「しょうがないな…、“社員は悪くありません、私が悪いんです!”」
和「違う違う、こうよ!
“ウッ,ウッ,社員はわ、わ、悪くあでぃばせん(涙)、私がぁーーーッ”」
唯「和ちゃ〜ん、やり過だよ」
私達はいつの間にかものまね大会になっていた
紬「ところで和ちゃん、何しにここに来たんですか?」
和「えーっと、何だっけ?」
236 :
こんとん!14:2009/11/27(金) 03:09:22 ID:60whiSu6
律「小室哲哉のものまねだろ!?」
和「そうね、でも小室哲哉って歌を唄ってたかしら?」
この和ちゃんの一言でみんな凍り付いた
小室の歌はタブーとされている
澪「和…、TKがあれだけの曲を作れるのに、なんで自分で唄わないか分かる?」
和「それは・・・、そうか!」
TKはボーカルがお上手ではなかったのだ
和「ごめんなさい…」
237 :
こんとん!15:2009/11/27(金) 03:25:19 ID:60whiSu6
唯「でもTKの歌って、実際聴いた事ないよね〜」
こうして私達は改めてTKの歌を聴いてみる事にした
先ずはこの2曲
RUNNING TO HORIZON
CHRISTMAS CHORUS
律「あれ、以外と普通じゃない?」
紬「しかも“CHRISTMAS CHORUS”は良い曲だと思います」
澪「私もこの曲、好きかも」
臭いはずのウン○が、余り臭くなかったような肩透かしだ
和「他の曲も聴いてみましょう」
238 :
こんとん!16:2009/11/27(金) 03:38:44 ID:60whiSu6
次にこの2曲を聴いた
マドモアゼル・モーツァルト
永遠と名付けてデイ・ドリーム
律「タイトルがDQNだな…」
澪「段々とメッキが剥れてきた感じだな」
唯「でもボーカルは普通だね、下手ではないよ」
これは決定打にはならない。きっと何か他にあるはずだ、何かが…
和「…思い出した!
TKは一時期、他のアーティストとユニットを組んでたはずよ」
唯「誰と〜?」
和「思い出せない…、誰だったかしら」
みんな黙り込んだ
空気が重い
そんな中、1人の人物が口を開いた
紬「・・・YOSHIKIよ」
239 :
こんとん!17:2009/11/27(金) 04:56:31 ID:60whiSu6
ムギちゃんは思い詰めた表情をしていた
そして鞄から一本のビデオテープを取り出した
紬「先ずはこれを見て下さい」
240 :
はいとく!:2009/11/27(金) 04:58:52 ID:60whiSu6
241 :
こんとん!18:2009/11/27(金) 05:13:07 ID:60whiSu6
テープを見終わった
みんな一様に言葉を失っている
澪「・・・」
和「・・・」
もうこの空気に耐えられない
私は思い切って言葉を発した
唯「なんでYOSHIKIが唄わなかったんだろ?」
紬「当時(1992年)、誰もがそう思った
…きっと」
律「ムギは、なんでこのテープ持ってたんだ?」
紬「私は…、私は本当に…TKが好きだった・・・」
そう言うと、ムギちゃんはその場に膝から崩れ落ちた
そして必至に嗚咽をこらえている
紬「私はTKのようになりたかった!!」
242 :
こんとん!19:2009/11/27(金) 05:24:33 ID:60whiSu6
唯「ムギちゃん〜」
澪「ムギ…」
律&和「・・・」
私はムギちゃんの肩にそっと手を添えた
誰にだって尊敬する人はいるだろう
しかし、その人物がいつまでも尊敬の対象でいるとは限らないのだ
他人に憧れ、時には失望して、そして人は成長していくのだ(成長痛と共に)
『第2部-完』
243 :
こんとん!20:2009/11/27(金) 05:31:07 ID:60whiSu6
澪「ちょっと、勝手に終わらせないでよ!」
唯「そうだ、澪ちゃんのパワーアップ(変身)がまだだよね」
和「…すっかり忘れてたわ」
そもそも和ちゃんは、それに関連する何かを伝えにやって来たのだ
和「よく聞いてね、キイワードは“購買部のラゴス”よ」
244 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/28(土) 09:39:27 ID:nS78TRuB
age
蓮舫は怒っていた。自分の誕生日に誰からも祝ってもらえなかったからだ
蓮舫「昨日は私の誕生日だったのに、どうして誰も祝ってくれないんですか!」
和「おそらくこれは、予算を削減された軽音部の腹いせでしょうね」
蓮舫「では、桜ヶ丘高校のより効果的な運営をするために、さらに予算を削減します!」
和「それでは、30万円ということで」
蓮舫「そうですね、学校全体としてもその額が妥当でしょう」
唯「てなわけで、予算は30万円になったよ!…増えたよね」
律「増えたな」
紬「増えたわね」
梓「増えましたね」
澪「ジミ・ヘンドリックス…(天才ギタリスト)か…」
※私はこんとん!作者ではありません
246 :
こんとん!21:2009/11/29(日) 12:56:55 ID:A31PKqVD
(
>>245の続き)
和「という事で予算は30万円に削減になったから」
一同「…(増えてる)」
和「どこの部活も一律に下がってるの、軽音楽部だけじゃないのよ」
澪「そう…」
和「でもトータルだと全然下がってないのよ、何故かしら?」
明らかに人選ミスだが、蓮舫議員や和ちゃんが相手だと言い辛い
プライドも高そうだ
律「それよりも何か用事があって来たんじゃないのか?」
和「そうだ忘れてた、購買部のラゴスよ」
247 :
こんとん!22:2009/11/29(日) 13:11:26 ID:A31PKqVD
和ちゃんによると、購買部にはラゴスなる人物がおり、私達音楽戦士の秘密を何か知っているとの事だ
私達5人は早速購買部に行ってみた
午後なので人影はまばらだ
唯「ラゴスさん、いますか〜?」
紬「そんな人、いないみたいですね」
律「ガセだったのかな…」
その時、私は壁に不自然な線があるのを発見した
手で押してみたら、扉のように開いた
唯「みんな、これを見て!」
和「…これは隠し部屋ね」
中に入るとそこには8bitのドット絵で描かれたようなオッサンがいた
ラゴス「あは みつかっちゃった。ぼくがうわさの ラゴスだよ。」
248 :
こんとん!23:2009/11/29(日) 13:27:15 ID:A31PKqVD
そんなに噂になっていたのだろうか
とにかくラゴスに色々聞いてみた
ラゴス「あまりわからないや ごめんね。かわりに とけいとう のカギをあげるよ。」
澪「時計塔の鍵…」
律「1号館の時計塔の事かな?」
桜高の1号館には建物の中心に尖塔が立っている。それが時計塔だ
通常、時計塔には生徒は入れない
しかしこの鍵があれば中に入れるかも知れないのだ
紬「ありがとう、ラゴスさん♪」
ラゴス「ぼくホイミン」
律「ラゴスたろ…」
私達は時計塔に向かった
249 :
こんとん!24:2009/11/29(日) 13:38:56 ID:A31PKqVD
私達は1号館の屋上の時計塔の周りに来ていた
先程から入口を探しているのだが、全く見つからない
唯「せっかく鍵があるのにね〜」
和「肝心の入口がなければ、使えないわよね」
紬「そうね、…あれ、これは!?」
ムギちゃんが何か発見したようだ
時計塔の壁に文字が書かれていた
『外壁二沿ッテ、時計回リニ一周セヨ』
250 :
こんとん!25:2009/11/29(日) 13:50:39 ID:A31PKqVD
和「どういう事かしら?」
紬「とりあえず、書いてある通りに実行してみましょうよ♪」
律「なんか…嫌な予感がするなぁ〜」
聡「お、お姉ちゃ〜ん」
(↑いつの間にかついて来た、律の弟の聡)
ヒューーーンッ!!!!
そこに、空から人が飛んで来た
??「探したぞ、リツロット!」
律「だ、誰だ?」
??「私はお前の姉、キャベッツだ!!」
251 :
こんとん!Z:2009/11/29(日) 14:03:23 ID:A31PKqVD
突然現われたりっちゃんの姉のキャベッツ
確かにりっちゃんに似ている
律「何言ってるの!
私は田井中律、地球人だ!!」
キャベッツ「違う、お前は戦闘民族・ヤサイ人だ」
律「そんな…いくら私がキャベツ好きだからって・・・」
キャベッツ「さあ、私と一緒に来るんだリツロット!」
キャベッツは強引にりっちゃんを連れて行こうとした
律「嫌だ!絶対に嫌だ!!」
キャベッツ「そうか…ところで、そこにいる中学生はお前の弟かハアハア」
聡くんを見て、キャベッツの目付きが変わった
252 :
こんとん!Z:2009/11/29(日) 14:17:57 ID:A31PKqVD
律「やめろ、聡は関係ない!」
ドスンッ
キャベッツの膝蹴りが、りっちゃんの腹部に炸裂した
律「うっ、がぁ…」
澪「律、大丈夫か!!」唯「りっちゃん!!」
キャベッツ「このボーイは人質だハアハア…仲間になるのなら返してやるハアハア…」
こうしてキャベッツは聡くんを連れて飛んでいった
律「くそ、聡ぃー!!」
紬「大変な事になりましたね…」
唯「みんなで聡くんを助けに行こうよ!」
そこにターバンと白いマントをつけた人物が現われた
さわ子「お前達では、行くだけ無駄だ」
唯「あ、さわちゃん先生だ〜」
さわ子「違う、サワッコロだ!」
253 :
こんとん!Z:2009/11/29(日) 14:29:14 ID:A31PKqVD
律「サワッコロ…、おめえがオラに力を貸してくれるのか?」
サワッコロ「そうだ!
…ただし今回だけだがな」
律「ふっ、悪くねえな」
サワッコロ「ククク…」
律「よし、行くぞ!」
ビューーーンッ!!
2人はあっという間に飛んで行ってしまった
しかしこれは凄い事になった
まさかあの2人が手を組むなんて…
紬「りっちゃんのお姉さん、強そうでしたね」
澪「2人は大丈夫かな?」
唯「う〜ん…」
和「私達も闘いを見に行きましょう!」
254 :
こんとん!Z:2009/11/29(日) 14:43:12 ID:A31PKqVD
戦い場に来てみると、戦局は終盤であった
倒れているりっちゃん、敵と睨み合うサワッコロ
そこに聡くんが飛び出して来た
聡「お姉ちゃんを・・・」
キャベッツ「な、なんだこの戦闘能力は!?」
聡「お姉ちゃんをいじめるなーーーッ!!!!」
聡くんが閃光のようなスピードで敵に体当たりした
キャベッツ「ぐはぁ!」
律「さ、聡…」
サワッコロ「これは…、なんて威力だ!」
ヤムギチャ「……」
256 :
こんとん!Z:2009/11/30(月) 03:26:46 ID:gNOBvMnN
そしてかなり色々な事があり、遂にりっちゃんは伝説のスーパーヤサイ人になった
キャベッツ「お、お前いったい何者だ?」
律「伝説の戦士、スーパーヤサイ人だ」
キャベッツ「何故、お前が伝説の戦士になれたんだ!?」
律「ボクシングの内藤vs亀田、亀田の判定勝利に対する激しい怒りで、私は目覚めた」
3-0の判定で亀田勝利だが、内藤勝利を期待していた者は多い
そのやり場のない怒りが爆発したのだ
律「オラは絶対にゆるさねえーッ!」
チュドーーーン!
りっちゃんの渾身の一撃がキャベッツに決った
キャベッツ「亀田、バンザーーーイッ!!!!」
りっちゃんはキャベッツを倒した。しかし内藤は敗れた…
257 :
こんとん!26:2009/11/30(月) 04:18:30 ID:gNOBvMnN
唯「りっちゃん凄〜い」
紬「更なる力を手にいれましたね♪」
律「ああ…」
りっちゃんは浮かない顔をしていた
それもそのはずだ、大好きな内藤の敗北によって得られた力だから…
律「それよりも、時計塔の秘密を解かなきゃ!」
さわ子「あなた達、余り遅くまで学校に残ってちゃダメよ」
一同「はぁ〜い!」
私達は1号館の屋上に戻った
そして指示通りに時計塔の周りを何回もグルグルしたが、何も起こらなかった
律「これじゃバターになっちゃうよ!」
澪「反時計回りも試したのに…」
紬「・・・外壁って、ここじゃなくて、そうね…、学校自体の外壁とかじゃないかしら?」
258 :
こんとん!27:2009/11/30(月) 04:41:48 ID:gNOBvMnN
私達は学校の正門に来ていた
和「早速、時計回りに動いてみましょう」
唯「おおー!」
澪「唯は元気だな〜」
暫く歩いてみたが何も起こらない
そして角を曲がった時
唯「あれ〜、壁が二重になってるよ」
本来の外壁に平行に、もう一枚壁が立っていた
二枚の壁の間は、人が1人やっと通れる位の通路になっていた
(↓こんな感じ)
───┐
┌─────┐│
│ ││
│ ││
└── ──┴┘
律「こんな通路があるなんて知らなかった!」
和「学校の中からじゃ、分からないわね」
私達は隠し通路を進んだ。しかし行き止まりになっていた
259 :
ていせい!:2009/11/30(月) 04:54:07 ID:gNOBvMnN
スミマセン、
>>258の図がずれてしまいました
正しくは下図になります(太線だけ見てください、--は無視)
--------━━━━┓
┏━━━━━━┓┃
┃------------┃┃
┃------------┃┃
┃------------┃┃
┗━━━--━━┻┛
260 :
こんとん!28:2009/11/30(月) 05:07:42 ID:gNOBvMnN
律「行き止まりだ」
唯「何もないね」
紬「…地面を見て、鍵穴があるわ!」
確かに地面に穴が開いている
時計塔の鍵をさしてみた
ガチャリンコ!!
地面が開き階段が現われた
和「またまた隠し通路ね」
紬「さあ、進みましょう♪」
階段を下りると中は真っ暗で、殆ど何も見えなかった
これでは先に進めない
澪「暗いな〜、帰ろっか?」
和「そうね、一旦出直しましょうか」
紬「…大丈夫、私は何とか見えるから、みんな私の体につかまって!」
なんでこんな暗闇なのに見えるのだろうか
ムギちゃんを見ると、瞳が薄くオレンジ色に光っていた
唯「…(写輪眼!?)」
261 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/11/30(月) 22:08:36 ID:gNOBvMnN
暗い通路を、一同はツムギを先頭に進んだ
ノドカ「暗いってばよ!本当に大丈夫なのか、ツムギ?」
ツムギ「うるさい、黙って付いて来い」
ノドカ「なんだよ〜、偉そうだってばよ!」
ツムギ「…(こいつが本当に、九尾の力を秘めているのか?)」
ノドカ「あ〜、腹が減ったってばよ!」
ツムギ「…(ただの馬鹿にしか見えない)」
一同は道に迷う事はなかった
何故なら、ツムギはすでに写輪眼の能力を覚醒させていたからだ
チャクラで順路を探りながら進んでいる
262 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/01(火) 12:39:09 ID:JgXciOas
やがて一同は明かりのある部屋に辿りついた
ノドカ「やっと明るい所に着いたってばよ!」
ユイ「これもツムギくんのお陰だね、ありがとう」
ツムギ「ふんっ…」
ノドカ「ツムギ、なんだよその態度は!ユイちゃんに失礼だってばよ!!」
ツムギ「黙れ!
俺がいなければ、何もできない役立たずがッ!」
ノドカ「な、な、何だとー!!」
ユイ「やめなよ2人とも、サワシ先生に怒られちゃうよ」
2人「うっ、・・・」
サワシ先生の名前を出した途端に2人は静かになった
サワシ先生はスーパードSだからだ
投下ペースが予測できないってばよ…!
264 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/01(火) 17:18:43 ID:JgXciOas
スミマセン
忙しいうえ、ナルト余り詳しくなくて…
何とかします
265 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/01(火) 21:58:18 ID:PvukA88x
>>264 マイペースで自分の書きたいように書けばいいんだってばよ!
266 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/02(水) 10:48:38 ID:nvpEMHgf
サワシ「下忍試験合格だ!」
265「サワシ先生!なんでここに?」
サワシ「
>>265は
>>264を気遣う言葉をかけた」
264「・・・」
サワシ「忍びは任務を遂行する事も重要だが、仲間を大切する事はもっと大事だ」
一同「そうだったのか…」
サワシ「これにて試験終了!!、…みんな、よくやったな」
こうして下忍試験に合格し、最初の任務が与えられた
時計塔の謎を解明する任務を
267 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/02(水) 10:59:30 ID:nvpEMHgf
ツムギ(そうだ、あの時のサワシ先生の言葉…)
ツムギ「悪かったな…、言い過ぎた」
ノドカ「き、気にすんなってばよ…」
ユイ「よかった。さあ早く先に進みましょう」
部屋には螺旋階段があり、これを登れば時計塔の内部に入れそうだった
階段を登ろうとした時、足元に宝箱があるのに気付いた
ノドカ「宝箱があるってばよ!」
ツムギ「開けてみよう、…これは?」
ユイ「靴下かな?随分長いね」
それは、フリルの付いたメイド用ストッキングだった
268 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/02(水) 11:03:59 ID:nvpEMHgf
律&澪「あの〜、私達もいるんですけど…」
2人の出番は特に無かった。しかし
律(あのストッキング、澪に似合いそうだな)
269 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/02(水) 11:13:52 ID:nvpEMHgf
一同は螺旋階段を登っていた
ユイ「ツムギくん、前から気になってたんだけど」
ツムギ「何だ」
ユイ「“一族の敵”って誰の事なの?」
ツムギ「・・・」
ユイ「…あ、言いたくないなら別にいいから」ツムギ「・・・俺には、ヨモギという名の姉がいた」
ツムギは静かに語り出した
ツムギの姉、ヨモギはことぶき一族の中でも優秀な忍びであった
しかし更なる力を欲する余り、ことぶき一族に悲劇が起こってしまったのだ
270 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/02(水) 11:24:31 ID:nvpEMHgf
ツムギ「姉は俺以外の一族を全員殺し、俺の前から姿を消した」
ユイ「そ、そんな…」
ツムギ「俺は絶対に姉を許さない!」
ノドカ「でも、なんでそんな事を?」
ツムギ「新たな能力を手に入れるためだ」
ノドカ「それってどんな能力なんだってばよ?」
ツムギ「分からない…、なんせ俺以外みんな殺されたから、聞ける人がいない」
そうこうしている内に、時計塔の内部に辿り着いた
ツムギ「・・・ん、この邪悪なオーラは!!」
271 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/03(木) 15:28:58 ID:F56+esoH
らき☆すた
272 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/04(金) 12:12:58 ID:DMXSibjF
階段を登った部屋には2人の大男がいた
アンドレ「よくここまで来た、我が名はアンドレ!」
チンドレ「我が名はアンドレ!」
アンドレ「何回言ったらわかるだよ、お前はチンドレだろ!」
チンドレ「ご、ごめん兄ちゃん〜」
アンドレ「もう一回いくぞ、我が名はアンドレ!」
チンドレ「我が名は福山雅治!」
終りの見えないやり取りが続くが、一同は暫く見続けた
アンドレ「いい加減にしろ、お前のどこが福山なんだ!」
チンドレ「ご、ごめん福山が好きだからつい…」
273 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/04(金) 12:21:05 ID:DMXSibjF
アンドレ「もう一回いくぞ、我が名はアンドレ!」
チンドレ「我が名はマクシミリアン・ド・ロベスピエール!」
アンドレ「それはジャコバン派の党首だろ!」
チンドレ「ご、ごめん兄ちゃん〜
因みに、最期は娼婦に殺されるんだよね」
アンドレ「厳密には、娼婦に変装した殺し屋だ
もう一回、我が名はマンドレ!」
チンドレ「…さすがに、マンドレとチンドレはやばいよお兄ちゃ〜ん」
面倒なので無視して先に進む事にした
階段を登ろうとした時に足元に宝箱を発見した
中身はエプロン付きのメイド服だった
274 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/04(金) 12:22:45 ID:DMXSibjF
メイド服を見て、律は思った
律(あのメイド服、澪に似合いそうだな…)
275 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/04(金) 12:34:59 ID:DMXSibjF
時計塔2階
そこは広い闘技場のような場所だった
中心には黒い外套の、怪しい男が立っていた
ツムギ「あ、あれは!!」
ノドカ「知ってるのかってばよ?」
ツムギ「オロシ丸…」
正式には“大根オロシ丸”
かつてはツムギの姉、ヨモギと同じ部隊に所属する仲間だった
かなりの実力を秘めた忍びであったが、最近までは行方不明になっていた
そのベールは謎に包まれている
オロシ丸「ククク…ツムギ、お前が来るのを待っていた」
276 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/04(金) 12:44:02 ID:DMXSibjF
ツムギ「何だと?」
オロシ丸「私と一緒に来い、更なる力を引き出してやるぞ!」
ツムギ「ふざけるな!お前なんか信用できるか!!」
オロシ丸「ククク…姉のヨモギを倒したいのだろう?」
ツムギ「それは…」
オロシ丸は余程空腹だったのか、立ちながら弁当を食べ始めた
カツカレーだ
オロシ丸「わはしは…モグモグ、お前の…モグモグ、ひからを更ひ…モグモグモグモグ」
ツムギ「食べるか喋るか、どっちかにしろ」
277 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/04(金) 12:53:40 ID:DMXSibjF
役30分後、オロシ丸はやっと食べ終わった
オロシ丸「さてと…」
ツムギ「改めまして…、オロシ丸!俺は」
オロシ丸「チョイ待ち、僕の食後はコレだから」
オロシ丸は小説を鞄から出した
食後の読書がオロシ丸の至福の時だ
今読んでいる小説は、貫井徳郎の『慟哭』だった
ユイ「私もあれ読んだ、犯人は主人公(刑事)なんだよ!」
その声はしっかりオロシ丸の耳にも届いた
オロシ丸「き、貴様・・・殺す!!!!」
278 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/04(金) 13:33:55 ID:AMvOyyt9
ユイ、あんたやっちゃあいけないことを…
279 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/04(金) 21:39:19 ID:DMXSibjF
オロシ丸「禁術・トヨタハイラックス4WDハイリフト!」
チャクラによって具現化した、トヨタの元祖RV車(のような物?)が襲いかかってきた
ツムギは写輪眼の能力によって攻撃を見切る事ができたが、ノドカとユイはまともに食らってしまった
2人「ウギャーッ!」
ツムギ「2人とも大丈夫か!?」
2人は虫の息だった
オロシ丸「ククク…この術は、愛知の国・名古屋隠れの里に伝わる最凶忍術だ!」
280 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/04(金) 21:46:02 ID:DMXSibjF
ツムギ「2人が…オロシ丸、貴様ぁーッ!!」
この時、ツムギの写輪眼が更に変化した
黒い5枚の桜の花びら、中央部には“東京下水道”と書かれている
オロシ丸「その瞳は…、万呆留写輪眼!」
281 :
かいせつ!:2009/12/04(金) 21:50:25 ID:DMXSibjF
【万呆留(マンホール)写輪眼とは】
万華鏡写輪眼のパクリ、マンホールを見てたら思い付いた
一応、写輪眼の上位能力
282 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/05(土) 13:12:23 ID:+UqCBKHh
ツムギ「オロシ丸、お前だけは絶対に許さない!」
オロシ丸「アワワ…」
ツムギ「禁術・紀香(のりかおる)!!」
283 :
かいせつ!:2009/12/05(土) 13:15:26 ID:+UqCBKHh
【紀香(のりかおる)とは】
天照(あまてらす)のパクリ
チャクラによって具現化した紀香フジワラが、お色気攻撃で敵をメロメロのメローナにする〜♪
284 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/05(土) 13:28:35 ID:+UqCBKHh
紀香フジワラがオロシ丸に近付いた
Vシネマに出ていた頃(20代前半)の紀香だ
ノリカ「あ〜ら貴方、顔色が悪いわねぇ?ウフフ」
オロシ丸「ぼ、ぼ、ぼ…」
ノリカ「私のかわいいチェリーちゃん♪」
オロシ丸「・・・・アッーーー!!」
数分後、オロシ丸は果てた
そして紀香フジワラは何処かに消えた
オロシ丸「ハアハア…、参りました…」
まさに禁術の名に相応しい、恐ろしい技であった
ツムギ「勝った」
285 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/05(土) 14:08:50 ID:+UqCBKHh
ユイ「やったねツムギくん!」
ノドカ「凄い術だったってばよ!!」
ツムギ「2人とも無事だたのか!?」
ユイ「実は、これのお陰で助かったの」
ユイの手にはテーピングが握られていた
生命に関わる重傷であったが、テーピングで何とかなったそうだ
ツムギ「体育教師は、テーピングでどんな怪我でも治せるっ言ってたが…」
ユイ「私も“体育教師って頭悪いな〜”って思ってたけど…」
ノドカ「本当だったんだな」
今まで馬鹿にしてごめんなさい体育教師
そしてありがとう体育教師
この漢字読めますか?体育教師
@田舎
A流石
B郷愁
286 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/05(土) 15:37:50 ID:Sv+1Ezab
@でんしゃ
Aりゅうせき
Bごうしゅう
余裕だね!
287 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/05(土) 16:20:14 ID:+UqCBKHh
>>286よ、非常に言いにくいのだが…その〜・・・(ダメだ言えない)
288 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/05(土) 16:27:01 ID:+UqCBKHh
憂「
>>286さん、間違えてますよ〜」
影慶「なにぃー、違うのか!!」
バルバリシア「そ、そうよ違ってるわよ(ヤベ分かんねぇ〜)」
葛西「・・・」
*桜高四天王は憂以外頭が余り宜しくなかった
(*桜高四天王については、第1部参照)
289 :
NODOKA -ノドカ- 疾風伝:2009/12/05(土) 16:44:14 ID:+UqCBKHh
ツムギ「オロシ丸、お前の事は忘れない
安らかに眠れ」
オロシ丸「死んでないんですけど…」
闘技場を抜けて先に進んだ
ユイ「最近テレビで、大食い番組やらなくなったね」
ツムギ「少し前に、子供が真似して死亡する事故があったんだ」
ノドカ「そりゃ危ないってばよ!」
ユイ「そっか〜、ところでここで誰と闘ったんだっけ?」
ツムギ「・・・忘れた、大体誰が闘ったんだ?」
ノドカ「俺、体中にテーピングしてるから、俺かな〜?」
オロシ丸はあっさり忘れられた
一同は3階に上る階段を発見した
登る前に宝箱があった。中身はメイドカチューシャだった
290 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/05(土) 16:46:27 ID:+UqCBKHh
律(あのメイドカチューシャ、澪に似合いそうだな)
澪(感じる、何かを感じる…)
291 :
こんとん!29:2009/12/05(土) 17:55:52 ID:+UqCBKHh
時計塔3階
そこは巨大迷路が広がっていた
律「これは広いな!」
澪「かなり時間がかかりそうだな…」
和「みんな、ちょっと聞いて」
和ちゃん曰く
天井までの高さは役5m、一方迷路の壁は役2m
つまり壁と天井の間に隙間があり、ここ(壁の上)を歩いて行こうと言うのだ
唯「でも、それじゃ迷路の意味が…」
和「時間がないんでしょ、さっさと行くわよ!」
結局、壁の上を行く事にした
まるで迷路がゴミのようだ!
292 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/05(土) 21:38:21 ID:+UqCBKHh
>>291で間違いがありました 訂正します
× 役
○ 約
△ 薬(対抗)
● 龠(大穴)
293 :
こんとん!30:2009/12/05(土) 21:59:30 ID:+UqCBKHh
迷路の中心に少し広めの部屋があり、そこから螺旋階段が伸びていた
紬「あそこを目指しましょう」
澪「何かいるな」
そこにはかなり太ったオッサンがいた
冬なのに大量の汗をかいていて、傍らには何故かリソグラフ(大量コピー機)が置いてあった
和「あれはリソグラフね」
紬「リソグラフですね♪」
唯「なんでリソグラフなのかな?」
律「冷蔵庫を買うつもりが、間違えちゃったとか?、・・・ないか」
聞いてみた
オッサン「冷蔵庫買うつもりが間違えて…」
ビンゴだった
294 :
こんとん!31:2009/12/05(土) 22:17:26 ID:+UqCBKHh
唯「それよりもあなたは誰ですか、敵ですか?」
オッサン「僕ってこう見えて、以外と大食いじゃないですか〜」
和「聞いてないし、質問にも答えてない…」オッサン「そこで、自分専用の冷蔵庫を買おうと思うじゃないですか〜」
オッサンはなんだか憎めないキャラだったので、みんな話しを聞き入っていた
オッサン「で、ヤマダ電機に行くじゃないですか〜」
澪「うん、それでそれで!」
オッサン「支払いを済ませて、商品を宅配してもらったじゃないですか〜」
澪「それ、すっごい分かる!!」
オッサン「そしたらリソグラフだったんですよコレが!」
澪「来たーーー!!!!」
澪ちゃんは異様なテンションだった
295 :
こんとん!32:2009/12/05(土) 22:34:52 ID:+UqCBKHh
澪「それでそれで!?」
オッサン「えっ、終りなんだけど…」
澪「無理に続けて!!」
オッサン「え〜、…そうだなぁ」
澪ちゃんは無理難題をふっかけているが、オッサンは何とかそれに答えている
オッサン「…それで亀田の左ストレートに、僕の右ストレートを合わせたじゃないですか〜」
澪「ライトクロスね!」
オッサン「いや、ボクシングじゃなくてウイスキーのストレートですけど…」
澪「ウイスキーの右ストレートって何よ!
ちょww は、腹がwwww」
この不毛なやり取りは、かれこれ2時間近く続いていた
296 :
こんとん!33:2009/12/05(土) 22:46:49 ID:+UqCBKHh
オッサン「…そこでホイミスライムがいたんで、話し掛けたじゃないですか〜」
澪「ホイミンでしょ、でしょ!!」
オッサン「Exactly(その通りでございます)、ホイミンはこう言ったんですよ〜」
澪「何て何て何て!!!!」
オッサン「僕ホイミン、殴って殴って♪」
澪「イ,イ,イ,イクーーーーーーーッ!!」
澪ちゃんは昇天した
澪「す、すてき…」
297 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/05(土) 23:02:00 ID:Sv+1Ezab
澪ww
298 :
こんとん!34:2009/12/06(日) 00:22:24 ID:CBko3ulP
和「ちょっと澪、いい加減にしなさいよ!」
澪「ハアハア…」
紬「ウフフ、澪ちゃんたら〜」
澪ちゃんはとりあえず端によせておいた
律「改めまして〜エッヘン、お前は何者だ!」
オッサン「私の名は“ハート様”」
和「ハート様?自分で様を付けるって変よ」
ハート様「違う違う、正式名称が“ハート様”だ」
澪「なら、様を付けるとハート様様になるの!?」
澪ちゃんはもう復活していた
ハート様に異様に興味を持っているようだ
299 :
こんとん!35:2009/12/06(日) 00:31:18 ID:CBko3ulP
ハート様「そうだ“ハート様様”になる」
澪「ハート様々みたいじゃない?」
ハート様「そういう場合は“ハート様様様々”ってなるんだよ」
澪「様様様々ってww
なら、ハートって呼んだらどうなんの?」
ハート様「そうね…、鈴木を鈴って呼ぶような物だね」
澪「鈴って、ちょwwうけるーwwww!!」
また堂々巡りになりそうな雲行きだ
300 :
こんとん!36:2009/12/06(日) 06:10:34 ID:CBko3ulP
律「澪、後にして!」
紬「先に進みたいので、ここを通して下さい」
ハート様「ならば、私を倒しす事ですねククク…」
澪「鈴木じゃなくてww、鈴ってwwwwは、腹が…」
律はセーラーイエローに変身して、同時にスーパーヤサイ人にもなった
イエロー「悪いけど、すぐに終りにさせてもらうわ」
ハート様「これは凄く強そうですねククク…」イエロー「イエローサブマリーン!」
原子力潜水艦の形をした気の塊が敵を襲う
イエロー最強の技だ
ボンヨヨヨーン
あっさり跳ね返された
ハート様「効きませんね〜」
イエロー「なんですとぉーッ!」
301 :
こんとん!37:2009/12/06(日) 06:17:10 ID:CBko3ulP
紬「ここは私に任せて!」
紬はセーラーマユゲに変身して、更に万呆留写輪眼の能力も発動させた
マユゲ「悪いのですが、すぐに終りにさせてもらいます」
ハート様「これは凄く強そうですねククク…」マユゲ「奥義・サウザントマユゲ手裏剣!」
千の眉毛型手裏剣が敵を襲う
マユゲ最強の技だ
ボンヨヨヨーン
あっさり跳ね返された
ハート様「効きませんね〜」
イエロー「なんですとぉーッ!」
302 :
こんとん!38:2009/12/06(日) 07:14:05 ID:CBko3ulP
新たな力に目覚めた2人の攻撃が、全く通用しなかった
和「あの体の脂肪で跳ね返しちゃうのね」
澪「外側からの攻撃が効かないなら、内部から破壊するしかないな」
唯「内部から破壊…」
ならば平沢家に伝わる一子相伝の、あの殺人拳法が有効かも知れない
しかし私は正式な継承者ではない…
303 :
新斗の拳:2009/12/06(日) 07:37:34 ID:CBko3ulP
新斗(ニート)の拳
199X年、世界は核の炎に包まれ…る事はなかった
数年前の平沢家
唯「うぃー、ぼ〜う〜が〜ん〜」
憂「お姉ちゃ〜ん、武器に頼っちゃダメだよ」
唯「ぼ〜う〜が〜ん〜」
憂「お姉ちゃん…」
明らかに妹の憂の方が才能があったので、私は新斗神拳の継承には興味がなくなっていた
憂「お姉ちゃん、一緒にガンバろうよ〜」
唯「いいよ面倒くさい、大体こんな平和な世の中で殺人拳法なんて役に立たないよ」
憂「確かにそうかも知れないけど…」
唯「日本は法治国家なんだよ!」
妹に対するわだかまりからか、私は少し興奮していた
304 :
新斗の拳:2009/12/06(日) 07:46:15 ID:CBko3ulP
唯「今は、悪が微笑む時代なんだよ!」
憂「お姉ちゃん、何を言ってるの?」
唯「姉より優れた妹なんていないよーッ!!」
憂「・・・」
こうして私は家を飛び出して、新斗神拳とも訣別したのだ
中途半端にしか新斗神拳を使えない私では、目の前の敵には太刀打ちできないだろう
ハート様「さあ、どうしますか?」
305 :
新斗の拳:2009/12/06(日) 08:04:33 ID:CBko3ulP
和「どうしようかしら、攻め手に欠くわね…」
ハート様「ククク…ではこちらから行きますよ」
澪「…来る!」
ハート様は巨漢を揺らして私達に突進してきた
ドスン!!
しかし途中で躓いてコケた。額から血を流している
ハート様「こ、これは血・・・」
ハート様は体をわなわなと震わせている
ハート様「いてぇよ〜!」
無茶苦茶に手足を振り回して私達を攻撃してきた
それは凄まじい破壊力で、皆一様に大きなダメージを被った
イエロー「なんて威力だ!」
マユゲ「次は防ぎきれないかも…」
唯「・・・え、逮捕状!?」
この時私は携帯ラジオで芸能ニュースを聞いていた
アナウンサー『麻布警察署はお塩先生に対して、正式に逮捕状を請求しました』
306 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/06(日) 15:58:31 ID:PqTGX94d
お塩逮捕に驚愕した唯が新斗真拳の使い手として覚醒するんですね、わかります!
307 :
新斗の拳:2009/12/07(月) 12:18:58 ID:PmIB98Jn
お塩先生逮捕の知らせを聞いた私は、暫く茫然自失となった
ポタッ…,ポタッ
唯「これは…涙?」
私は涙を流していた
そして気付いてしまったのだ、お塩先生に対する愛を
唯「これが…愛なのか!?」
悲しくも激しい愛によって、私の中の新たなる力が目覚めた
ハート様「食らえ!NISSANスカイラインGT-R R34 最終バージョンNur(ニュル)!!」
唯「新斗神拳最終奥義・夢想転生!!!!」
308 :
新斗の拳:2009/12/07(月) 12:36:22 ID:PmIB98Jn
チュドーーーンッ!!
夢想転生の作用により、ハート様の技の破壊力が何倍にもなって、ハート様自身に返ってきた
ハート様「唯よ…お前はみ、見事に…」
ハート様はその場に倒れた
そこに突然、澪がハート様の元に走り込んできた
澪「し、師匠ー!」
ハート様「…み、澪か」
澪「師匠、死んじゃ嫌だ!!師匠が死んだら、私はこれからどうすればいいの!?」
ハート様「お、お前なら…、私がいなくても、だ、大丈夫だ…」
澪「そ、そんな…」
ハート様「澪よ、お前に…出会えて、よ、よかっ・・・ウッ!」
そこまで言うと、ハート様は事切れた
澪「し、師匠ぉーーーッ!!」
309 :
新斗の拳:2009/12/07(月) 12:53:02 ID:PmIB98Jn
澪ちゃんはハート様の亡骸を抱き締めながら、暫く動かなかった
澪「こんなに辛いのならば…」
澪「こんなに苦しいのならば…」
澪「こんなに悲しいのならば・・・、愛などいらぬーーー93(きゅうじゅうさん)!!!!」
そして静かに立ち上がり私に言った
澪「唯、私と勝負よ!」
唯「澪ちゃ〜ん、何で?」
澪「“澪ちゃ〜ん”では無い!私は納戸鳳凰拳のミオザーだ!!」
唯「…分った、その勝負受けるよ」
ミオザー「フフフのフッ(←笑い声)、では勝負の場所はあそこだ」
ミオザーは窓の外を指差した。その先には桜高十字陵があった
310 :
新斗の拳:2009/12/07(月) 13:56:39 ID:PmIB98Jn
桜高十字陵はOGの寄付によって建立された、巨大建造物だ
しかし中に入れる訳でもなく他の利用手段もないので、無用の長物と化していた
ミオザーは十字陵の頂上付近に佇んでいた
ミオザー「かかって来い下郎が、フフフのフッ(←笑い声)」
唯「下郎って…」
ミオザー「ならば、こちらから行くぞ!」
ミオザーは構えも取らずにこちらに歩いてきた
唯「あれ、構えないの〜ミオザーちゃん?」ミオザー「納戸鳳凰拳は最強の拳!
故に構えなど必要ない!!」
唯「・・・?」
意味不明であったが、こちらに飛び込んで来たので迎撃した
唯「新斗千手殺!」
ミオザー「グハッ、…中々やるな」
311 :
新斗の拳:2009/12/07(月) 14:13:28 ID:PmIB98Jn
唯「経絡秘孔を突いたから、悪いけどミオザーちゃんの命は後3秒だよ〜」
ミオザー「面白い、ではその3秒を私が数えてあげるわ!」
ミオザーちゃんは目を閉じてゆっくりと数え始めた
この間に、すでに10秒近く経過している
ミオザー「ひとーつ」
ミオザー「ふたーつ」
ミオザー「みーーーっつ!!」
ドビッシューーーッ
ミオザーちゃんではなく、私自身の体から血が噴出した
唯「あれ〜、なんで?」
ミオザー「フフフのフッ(←笑い声)、私の体は秘孔も心臓も左右逆
私の体の秘密がわからなければ、私は倒せない!」
唯「秘孔も心臓も左右逆なんだ〜」
ミオザー「な、何故それを!」
312 :
新斗の拳:2009/12/07(月) 14:39:21 ID:PmIB98Jn
唯「今、自分で言ってたよ」
ミオザー「グ、グヌヌー!」
ミオザーちゃんは全身全霊の力を振り絞って、攻撃を仕掛けてきた
ミオザー「私はミオザー!決して引かぬ、媚びぬ、省みぬ!!」
唯「新斗神拳最終奥義・アルキルベンゼン-スルホン酸-ナトリウム!!」
私の渾身の一撃がミオザーちゃんに決った
唯「ミオザーちゃん…」
ミオザー「唯よ…、お前の勝ち…だ」
ミオザーちゃんはリモコンを取り出してボタンを押した
ゴゴゴゴ…
十字陵の壁の1部が開き一辺1mの立方体の空間が現われた
そこには師匠(ハート様)の遺体が安置されていた
ミオザー「こ、これで私も…、し、師匠の元に…、行ける」
313 :
新斗の拳:2009/12/07(月) 14:57:39 ID:PmIB98Jn
ミオザーちゃんはヨロヨロとした足取りで、師匠の側に近付いた
そして師匠の足元に崩れ落ちた
ミオザー「師匠…、また昔のように2人で・・・」
そして、ミオザーちゃんの最期に呼応するように、桜高十字陵は崩れ出した
唯「ミオザーちゃん、誰よりも愛深き故に、愛を捨てた女…」
そして桜高十字陵は完全に崩れ去った
唯「ミオザーちゃん
お前もまた、強敵(とも)であった」
『新斗の拳-完』
314 :
こんとん!39:2009/12/07(月) 15:17:35 ID:PmIB98Jn
そこに和ちゃんがツカツカと歩いて来た
和「2人とも、気は済んだ?」
澪「し、師匠ー!」
唯「ちょっと澪ちゃ〜ん」
和「“師匠ー”じゃないわよ、今日会ったばかりでしょ!」
こうして私達は時計塔に戻った
律「しっかし、さっきのオッサン面白かったな!」
紬「ナイスなキャラでしたね♪」
澪「でも遠くから見てるぶんにはいいけど、実際には友達にしたくないタイプだよね〜」
唯「ひどい…」
4階に続く階段のふもとで、またしても宝箱を発見した
中身は猫耳カチューシャだった
律(あれも澪に似合いそうだな…)
315 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 16:30:12 ID:6UnM3TZl
アナ「速報です!押尾容疑者が逮捕されました!」
316 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 22:08:56 ID:PmIB98Jn
唯「お塩先生
お前もまた、強敵(とも)であった」
317 :
こんとん!40:2009/12/07(月) 22:40:08 ID:PmIB98Jn
和「唯、何か言った?」
唯「ううん、何も言ってないよ〜」
和「…そう」
私達は4階に辿り着いた
広いスペースにラーメン屋が一軒だけ建っていた
唯「ラーメン性道快感(セイドウカイカン)だって」
澪「風俗店みたいな名前だな…」
律「入るべし!」
和「…竹を割ったような無策ね」
店の中には、頭にタオルを巻いた若い店員が1人いた
他には客が2人
店員「…いらっしゃい」
律「5名で〜す、お勧めは何!?」
店員「…タンメン」
律「じゃあタンメン五つ!!」
澪「勝手に決めるな!」
律「いいじゃん澪ちゅわ〜ん」
唯「私はタンメンでいいよ澪ちゅわ〜ん」
紬「私もタンメンでいいです澪ちゅわ〜ん」
和「私もタンメン…、澪ちゅわ〜ん(何なのよコレは!)」
こうして全員タンメンにした
318 :
こんとん!41:2009/12/07(月) 23:26:03 ID:PmIB98Jn
店員「…おまち」
律「来た来たーッ!」
紬「キャベツの量が、特に凄いですねえ♪」
和「麺が見えないわね」
私達は食べ始めた
先ずは全体を覆う野菜炒めから箸をつけた
唯「野菜炒めだけでも美味しいね〜」
澪「豚肉が脂を落としてあって、サッパリしてる」
紬「お酢を少し使っていて、油っぽく感じないですね♪」
麺が見えてきた
麺とともにスープもすすった
律「スープは塩ラーメンだな」
和「ダシは魚貝類がベースじゃないかしら」
確かにダシには魚貝類がふんだんに使われているようだ
鰹や鰯の他にどうやら、帆立てや鰤も使っているようだ
和「野菜ダシには玉葱、長葱、ニラ、ニンニクも使ってるわ」
唯「全部ユリ科の野菜だね〜」
そして全員が完食した
319 :
中坊ですよ:2009/12/07(月) 23:41:06 ID:PmIB98Jn
唯「では和さん、星はいくつ頂けますか?」
和「星・・・2.5個です!」
唯「頂きました巨匠、星2.5個です」
律「頂きまっしたあ!星、2.5個でっすう!!」
ピカーンピカーン
星2.5個点灯
唯「今日は、かなり上手くいったと思ったんですが〜」
律「そうですよ!なんで星3個じゃなかったんですか?」
和「味は申し分なかったです
唯、店の雰囲気が暗くて…」
律「アイタタタ〜、店の雰囲気ですか!?」
アハハハハ〜(←スタッフの笑い声)
律「ちょっと店員さん、あんたのせいですよ!!」
店員「・・・」
320 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 23:44:39 ID:6UnM3TZl
和ちゃんノリノリww
321 :
こんとん!42:2009/12/07(月) 23:57:49 ID:PmIB98Jn
律「スミマセンね、変に絡んじゃって」
唯「で、お勘定はお幾らですか?」
店員「…です」
唯「え?」
店員「…お前達の命です」
店員はタオルを外し、作業着も脱いだ
中から現れたのは四天王の1人、葛西だった
紬「あら、四天王の方ですね」
和「…(白菜みたいな髪型)」
他の2人の客も立ち上がった
それは四天王の影慶とバルバリシアであった
そして店の厨房からはエプロンを付けた女の子が出てきた
手にはお玉を持っている
唯「憂だ〜」
憂「あ、お姉ちゃ〜ん」
322 :
こんとん!43:2009/12/08(火) 00:18:20 ID:Z4m/nv3U
四天王が全員集結した
始めて会った時は全く歯が立たなかったが、今では私とりっちゃんとムギちゃんの3人が更なる力を手に入れたのだ
きっと今なら互角に闘えるはずだ
憂「お姉ちゃん、勝負よぉー」
唯「おおー!私ね〜夢想転生できるようになったんだよ〜」
憂「お姉ちゃんスゴ〜い!」
私と憂の姉妹対決
バルバリシア「お嬢さんの相手は私よハアハア…」
紬「まあ素敵ハアハア…行くわよ、お姉様!ハアハア…」
バルバリシア「その“お姉様”っていいわねハアハア…」
紬「ハアハア…ハアハア…」
ムギちゃんとバルバリシアの百合対決(変な意味じゃなくて)
律「…(シャツがはみ出てる)」
葛西「…(シャツがはみ出てる)」
りっちゃんと葛西のシャツがはみ出てる対決
壮絶な闘いの火蓋が切って落された
323 :
こんとん!44:2009/12/08(火) 00:34:24 ID:Z4m/nv3U
闘いの最中、影慶が澪ちゃんと和ちゃんに近付いてきた
影慶「お前達が私の相手か?」
澪「まずいわ、私は変身できない…」
和「・・・」
澪「和、逃げましょう!」
和「ダメよ、みんな必死に闘っているのよ!」
澪「でも、私達は丸腰みたいなものだよ!?」
和「…こうなったら仕方がないわね、ここは私に任せて頂戴な」
そう言うと和ちゃんは鞄からフルートを取り出した
澪「それは一体?」
和「これは優子リン(小倉優子)のフルートよ」
澪「え、何で小倉優子なの?…あ、あなたまさか!?」
和「言葉は無粋、先ずはコレを見て」
和ちゃんは1本のビデオテープを取り出した
324 :
何も言わずこれを見て:2009/12/08(火) 00:35:48 ID:Z4m/nv3U
325 :
ちなみに:2009/12/08(火) 01:47:26 ID:Z4m/nv3U
小倉優子は学生時代、吹奏楽部でフルートを吹いていたそうです
くわばらくわばら…
326 :
こんとん!45:2009/12/08(火) 10:59:40 ID:Z4m/nv3U
唯「どういう事なの?」
影慶「私も気になる…」
和「私は…、小倉優子が大好きだったのよーッ!」
そう言うと、和ちゃんは大粒の涙を流した
唯「和ちゃん…」
影慶「・・・」
私は和ちゃんの肩にそっと手を添えた
誰にだって敬愛する人はいるだろう
しかし、その人物が普通では考えられないような変化をする事もあるのだ
他人に憧れ、時には失望して、そして人は成長していくりんこ♪
『第2部-終りんこ♪』
327 :
ていせい!:2009/12/08(火) 11:30:27 ID:Z4m/nv3U
>>326 唯 ×
澪 ○
スミマセン間違えました、唯ではなく澪です
328 :
こんとん!46:2009/12/08(火) 11:38:48 ID:Z4m/nv3U
和「“おわりんこ♪”じゃないわよ!」
澪「うう…」
和ちゃんはフルートを掲げて、声高らかに叫んだ
和「小倉優子パワー・メイクアーーーップ!」
和ちゃんは紫色の高貴な光のオーラに包まれ、変身した
和「愛と勇気の美少女生徒会長(候補)・セーラーフルート!!」
澪「あなたも音楽戦士だったの!?」
フルート「そうよ!
さあここは任せて、あなたは先に進むのよ!!」
澪「で、でも…」
フルート「いいから早く!」
澪「…分ったよ」
澪ちゃんはフロアーの奥にある階段へ走った
329 :
こんとん!47:2009/12/08(火) 12:38:33 ID:Z4m/nv3U
時計塔屋上
そこは緑が溢れる自然の楽園だった
川はせせらぎ、小鳥達はさえずっていたチュンチュン
澪「なんだ、雀か…」
まるで天空の城ラピュタのような場所だ
澪「でも綺麗な所だな〜、まるで人がゴミのようだ」
地面に寝そべって太陽をじっと見ていた
…目が眩んだ
澪「目が、目が、ママァー!」
唯「澪ちゃん何やってるの…」
澪「…ムスカごっこ」
何とか四天王を倒して、全員がここに辿り着いた
しかし激しい闘いの後で、みなボロボロだった
澪「それより、みんな無事だった?」
律「手強かったけど、何とか倒したぜ!」
紬「ウフフ、美味しくいただきました♪」
ムギちゃんは顔がつやつやしていた
330 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/08(火) 13:44:49 ID:D1E+FiHV
普通に四天王倒しちゃってるww
331 :
こんとん!48:2009/12/08(火) 23:57:35 ID:Z4m/nv3U
よく見たらムギちゃんは手に鎖を持っていた。その鎖は首輪を付けたバルバリシアに繋がっていた
バルバリシアはぐったりとしており、恍惚とした表情をしていた
唯「ムギちゃん、その人部下にしたの〜?」
紬「ウフフ、部下じゃなくて奴隷よ♪」
和「奴隷?」
紬「そうよ、ド・レ・イ」
そう言うとムギちゃんは乱暴に鎖を引っ張った
バルバリシア「痛い!ちょっと何するのよ!!」
紬「あら、私に逆らうのお姉様?」
バルバリシア「…そんな、その〜、痛かったから・・・」
紬「だったら謝ってよ・・・、謝ってよ!!」
バルバリシア「ごめんなさい…」
ムギちゃんはバルバリシアに抱きついて、頭を優しくナデナデした
紬「ウフフ、お姉様は私の物よ♪」
バルバリシア「・・・好き」
332 :
こんとん!49:2009/12/09(水) 00:19:34 ID:c1BQHF3r
律「みんな、ちょっといいかな」
和「どうしたのよ薮から棒に?」
律「四天王に葛西っていただろ、あいつ最初からいなかった事にしてくんないかな」
澪「一体どういう事?」
律「いや…万が一警察に聞かれたら、って事なんだけど…」
いまいち要領を得ない話しであった
だがよく見れば、りっちゃんの服には大量の血が付着していた
唯「まさか・・・、ちょっと下に行って見てくるね」
律「止めろ!もう埋め…、まあいいじゃんか、な!な!」
りっちゃんの手には血の他に土も付いていた
重苦しい沈黙が続いた
りっちゃんはサイドの髪を鼻の下に持ってきた
律「ヒゲ!」
誰も何も言わない…
333 :
こんとん!50:2009/12/09(水) 00:32:01 ID:c1BQHF3r
唯「・・・」
澪「・・・」
和「・・・」
バルバリシア「ムギちゃ〜ん、もっと私をいじめてハアハア…」
紬「ちょっと、空気読みなさいよ!」
胃が重い。先程のタンメンが逆流しそうだ
律「あ、あそこに何かあるぞ。行ってみよう」
そこには大理石の台座のような物があり、1冊の巻き物が置かれていた
『悟りの書』と書かれている
澪ちゃんはそれを手に取り、中身を読み始めた
澪「そうだったのか」
334 :
こんとん!51:2009/12/09(水) 18:37:29 ID:c1BQHF3r
律「分ったのか?」
澪「ええ、みんな今まで手に入れたアイテムを出して」
・メイドストッキング
・エプロン付きメイド服
・メイドカチューシャ
・猫耳カチューシャ
澪ちゃんは着替え始めた
澪「でも、どうしても猫耳カチューシャは余るな…」
確かに、頭にはすでにメイドカチューシャが着けられている
和「頭以外の場所に着けるのかしら」
律「それって何処だよ?」
紬「・・・股間よ」
みんなが一斉にムギちゃんの顔を見た
ムギちゃんは覚悟を決めたような、神妙な顔をしていた
紬「みんなも一度は見た事があるはずよ
小学生の頃、男子が股間にカチューシャを挟むところを」
335 :
こんとん!52:2009/12/09(水) 18:53:18 ID:c1BQHF3r
唯「そう言われれば、あるね〜」
和「あと、プールの時間には海パンをよくTバックにしていたわね」
律「男子ってバカだよな〜」
一般に小学生男子の85%以上が、股間カチューシャか海パンTバックのどちらか(あるいは両方)を経験した事がある言われている
澪「まさか私にやれと!?」
紬「時は来た!」
澪ちゃんは猫耳カチューシャを持つ手を、ゆっくりと股間に移動させた
その手はブルブルと震えていた
澪「ダメ、できない…」
和「そりゃそーだ」
336 :
こんとん!53:2009/12/09(水) 19:07:59 ID:c1BQHF3r
結局やめた
唯「今日のムギちゃん、何か変だよ〜」
紬「そうかしら?」
律「それよりも、早く続けてよ澪!」
澪ちゃんは手をハートマークの形にして叫んだ
澪「ジミ・ヘンドリックスパワー・萌え萌えきゅ〜〜〜ん!!」
澪ちゃんは黒いオーラに全身が包まれた
律「いよいよ澪が変身するな!!」
唯「あれ?この波動は…」
紬「私達と共鳴してない…、禍々しい波動を感じるわ!」
そして遂に澪ちゃんの変身が完了した
澪「変身!セーラー俺の嫁!!」
しかし澪ちゃんは邪悪なオーラを発していた
額には“悪”と書かれている
337 :
キャラクター説明:2009/12/09(水) 19:25:18 ID:c1BQHF3r
『セーラー俺の嫁』
属性:闇
性格:ドS
特技:開平方(電卓を使わずに√の計算をする)
必殺技
・ダークネスインフェルノ:地獄の炎で全てを焼尽くす
・デッドリーブリザード:死の吹雪で敵を破壊する
・キャプテン-オブ-ザ-シップ:長渕剛の曲(20分近くあって長い)
338 :
こんとん!54:2009/12/09(水) 19:41:34 ID:c1BQHF3r
オレノヨメ「礼を言うぞ、貴様らのお陰で変身する事ができた!」
唯「み、澪ちゃん…」
和「あれは澪じゃないわ!」
ただならぬ危険を感じ、私達も変身した
イエロー「お前は誰だ!澪は何処に行ったんだ!?」
マユゲ「私達の澪ちゃんを返して!!」
オレノヨメ「ククク…おかしな事を、私は澪だ」ニート「違う!あんたなんか澪ちゃんじゃない!!」
セーラー俺の嫁はこちらに歩み寄って来た
オレノヨメ「そうだ、私が変身できたお礼に、貴様らにプレゼントをくれてやろう」
セーラー俺の嫁は左手を天高く掲げた
手の先には、見る見る邪悪なオーラが集まりだした
フルート「来るぞ!!」
339 :
こんとん!55:2009/12/09(水) 20:04:27 ID:c1BQHF3r
セーラー俺の嫁は、鞄から小説を4冊取り出した
赤川次郎の“マリオネットの罠”だ
オレノヨメ「プレゼントです、良かったら読んでね♪」
イエロー「ありがとう…」
フルート「ど、どうも」
全員に本が行き渡った
オレノヨメ「因みに…」
ニート「因みに、何?」
オレノヨメ「犯人は主人公の恋人だから!ギャハハハーッ!!」
まさに外道
セーラー俺の嫁は、この上なく嬉しそうな顔をしている
ニート「澪ちゃん目を覚まして、お願い!」
オレノヨメ「アイ ワズ ゲイ」
ニート「それはマラソンの有森裕子の旦那の、記者会見の時のコメントよ!!」
340 :
こんとん!56:2009/12/09(水) 20:37:37 ID:c1BQHF3r
オレノヨメ「遊びはここまでだ
集まれ四天王!」
突然、辺りに霧が発生した
そして霧と同時に倒したはずの四天王も現われた
バルバリシアもいつの間にかムギちゃんの元から離れていた
フルート「倒したのに、何で…」
イエロー「しかも、前よりも強いオーラを感じる!」
四天王は、セーラー俺の嫁に膝まづいた
影慶「貴方が来るのを待っていました」
341 :
こんとん!57:2009/12/09(水) 22:27:41 ID:c1BQHF3r
四天王の突然の復活、そして澪ちゃんとの関係
分からない事が多すぎた
ニート「憂、これはどういう事なの?」
憂「あーお姉ちゃん、私もさっき聞いたばかりなんだけど…」
憂の説明によると、今まで不在だった桜高のCEOに、セーラー俺の嫁が就任したそうだ
フルート「CEOって…、桜高は公立高校じゃないの?」
憂「よく分からないけど…」
影慶「更に、CEOは自社株の50%を所有している。つまりオーナー社長だ」
イエロー「公立高校が株式を発行できる訳ないだろ!」
オレノヨメ「フフフのフ(←笑い声)、不可能を可能にする、それが私“セーラー俺の嫁”よ!!」
どうやら、セーラー俺の嫁は社会のシステムまで変えられるようだ
342 :
こんとん!第2部最終回:2009/12/09(水) 22:39:15 ID:c1BQHF3r
オレノヨメ「では行くぞ四天王よ!」
シテンノウ「ははーッ!!」
全員空のかなたに飛び立っていった
ニート「澪ちゃん…」
突然CEOになってしまった澪ちゃん
そして更なる力を得た四天王
再逮捕され、これからの人生も髪の毛もピンチなお塩先生
物語はここでひとまず終りを迎える
『第2部-完』
乙
なんだかんだで面白いな
作者の年齢が垣間見えるww
344 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/10(木) 22:14:51 ID:GMxCq9nz
唯「和ちゃん、大変だよ!」
和「どうしたの!?」
唯「赤星が引退しちゃったよー!」
和「そんな…ショックだわ!」
阪神・赤星は中心性脊髄損傷のために現役引退となった。まだ33歳と若いのに…大変残念だ。
律「和、大変だ!」
和「どうしたの!?」
律「詩音が麻薬所持で逮捕された!」
和「そんな…ショックだわ!」
詩音は将来有望な歌手だ。正直それほどショックではないけど、お塩先生に繋がる事件ではある。
345 :
いんぼう!:2009/12/10(木) 23:30:54 ID:Y+X0Ny/0
澪「フフフのフ、赤星も詩音も全て私の思惑通りだわ!
…ところで詩音って誰?」
346 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/11(金) 12:19:20 ID:Pa1R9mgB
拘置所
お塩「はあー、俺はこれからどうなるんだろ…」
そこに現われた謎のエージェント
エージェント「押尾学さん、貴方にお話ししたい事があります」
お塩「俺に何の用なんだ?」
数分後
お塩「面白い!実に面白い!やってやろうじゃないか!!」
347 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/11(金) 12:54:18 ID:Pa1R9mgB
大阪府内某所
赤星「現役を引退したけど、これからどうしようかな〜」
妻「あなた、お客様よー」
赤星「誰ー?」
妻「エージェントって名乗る方ですよ」
赤星の自宅で謎の話し合いが行われた
赤星「わかりました。僕でよければ力をお貸しします」
348 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/11(金) 13:07:10 ID:Pa1R9mgB
ここはとある警察署の取調室
詩音「とんでもない事になたアルヨ〜」
取調室にエージェントが入って来た
エージェントは椅子に座るなり、いきなり話しを切り出してきた
エージェント「早速ですが司法取引をしませんか?
同意してくだされば貴女は不起訴となります」
詩音「その条件は何ニダ?」
数分後
詩音「わかった条件を飲ラテックス!!」
エージェント「それはコンドームです」
349 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/11(金) 13:40:37 ID:hRs5kn6Q
赤星は独身だよ!
350 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/11(金) 13:58:11 ID:Pa1R9mgB
エージェント「なら、あの女は誰だったんだ!?」
351 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/11(金) 23:59:45 ID:Pa1R9mgB
結局、赤星の妻と名乗る女の正体は不明のままであった
所かわって都内某所のデパート
1人の少女が血相を変えてデパートの事務所に駆けずりこんだ
律「聡!あんた何て事をしてくれたんだ!!」
352 :
まんびき!:2009/12/12(土) 00:10:18 ID:Fjnk0pqp
律の弟の聡が万引きで捕まってしまったのだ
両親が不在だったため代わりに姉が呼び出された
聡「なんだよアネキ、何で来たんだよ!?」
律「何でって、山手線で来たのよ」
聡「そうじゃなくて!何しに来たんだって聞いてんだよ!!」
律「夕飯の材料買ってから、ついでにあんたを引き取るために来たのよ」
聡「俺は買い物のついでかよ!?」
353 :
まんびき!:2009/12/12(土) 00:26:37 ID:Fjnk0pqp
万引きで捕まった聡を引き取りに来た姉の律
姉弟の不毛な会話は続いていた
律「よりによって、何でこんな所で万引きなんかしたのよ」
聡「こんな所って、万引きした俺が言うのも変だけど逆にこのデパートに失礼だろ!?」
律「駅から離れてるから不便なのよ、20分もかかったわ」
聡「なら俺は駅近くのデパートで万引きすればよかったのかよ!?」
律「あわよくば」
聡「『あわよくば』って、万引きする場所を決める時に口から出てくる言葉じゃねえよ!」
354 :
まんびき!:2009/12/12(土) 00:48:18 ID:Fjnk0pqp
一本調子な姉の律に対して次第に怒りを顕にする弟の聡
元々姉は、万引きをした弟を引き取りに来たはずだった
律「駅前のデパートなら近いし惣菜も安いし、色々便利じゃないですか〜
それに…」
聡「それに何だよ?」
律「あそこはガードが甘いから盗りやすいのよ、特にお勧めは4階の文房具コーナーよ♪」
聡「なに嬉しそうに言ってんだよ!大体なんでそんなに詳しいんだよ!!」
律「経験者は語るってやつですかぁ〜」
聡「経験者かよ!?何の告白をしてるんだよ!!」
律「この場合は、語るに落ちるって感じですねぇ〜」
こうして田井中姉弟は近隣のデパートに一切出入り禁止となった
355 :
まんびき!:2009/12/12(土) 00:59:29 ID:Fjnk0pqp
帰り道
律「全く、万引きするなんて誰に似たのかしら」
聡「多分あんただよ」
律「聡!」
聡「何だよ、急に真面目な顔して」
律「二度と・・・」
聡「わ、わかってるよ…」
律「二度と捕まるんじゃないわよ」
聡「違うだろ!
…あぁ、もうどうでもいいや」
(続く?)
356 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/12(土) 11:39:11 ID:JSn4dusS
律はただのくそか・・・・・りっちゃんを応援し隊員達ぇ・・・
357 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/12(土) 14:36:36 ID:Fjnk0pqp
自分で言うのもアレだが、このスレのss意味不明だな
そりゃ過疎るわ
358 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/12(土) 17:14:55 ID:h0JBp4xL
最初は普通のもあったんだけどね…
誰か気が向いたらSS投下してくりゃれ
じゃあ俺が
360 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/12(土) 22:41:07 ID:Fjnk0pqp
いやいや私が
361 :
クロスオーバー注意:2009/12/13(日) 12:09:48 ID:pxzOJUM2
満月と闇夜の夜
システマー本部
澪「・・・・・あぁ、もう!!」
満月の月明かりがてらす殲滅者(システマー)本部の聖堂にルナ澪の声が響く。
すると、誰もいないはずの聖堂内から男の声が聞こえてきた。
Rea「どうした、眠れないのか?」
澪「・・・ReaAkumaか。まあね、こういう満月の夜には私の『新月』の魔物が騒ぎ出してイライラするから眠れないんだよ」
Rea「そうか。ならば我と一戦やらないか?」
澪「断る。制御化の状態であんたと戦うと絶対死ぬから」
Rea「『鬼巫女』の八百長性能があってもか?」
澪「八百長性能か・・・そんなものがあっても死ねときは死ぬさ・・・で、オニさんと琥珀は?」
Rea「あの二人ならまだ門番やってるさ」
澪「二人も大変だな。なんなら、私が門番やってもいいけど?」
Rea「お前がでたらほとんどの奴が終わる」
362 :
クロスオーバー注意:2009/12/13(日) 12:36:21 ID:pxzOJUM2
すると、第三者の声が入った
殺神貴「問答無用の『神キャラ』だからな」
澪「志貴か」
Rea「・・・・・」
殺神貴「どうした?」
Rea「いや、我はAkumaであるから神と言うのは・・・」
澪「大丈夫だ。ここで言う『神』は性能ことで、あんたがAkumaと言うならAkumaだ」
殺神貴「澪は「魔物」で、俺は神を『殺す』ことができるからな」
Rea「そうか・・・そう言えば、あの饅頭はどうしたんだ?」
殺神貴「俺のセリフはするーか・・・・・あいつなら、どこかでゆっくりしてるだろうさ」
澪「志貴・・・」
Rea「・・・・・(ゆっくりだから、ゆっくりしてる?)」
殺神貴「あ・・あれ? どうした? なんかまずいこと言ったかな?」
Rea「いや、何でもない」
澪「隣に同じ」
殺神貴「???」
363 :
クロスオーバー注意:2009/12/13(日) 12:49:57 ID:pxzOJUM2
各々の夜は深まっていく・・・。
あと、厨二志貴注意
殲滅者(システマー)幹部
大将…女神神奈
武将…ルナティック・澪
武将…殺神貴
武将…ReaAkuma
武将…ちびゆっくり
門番(非戦闘員)…オニワルド、琥珀
〜続く(といいな)〜
これ元ネタ知ってる人がいならやばいかもな
364 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/13(日) 17:24:49 ID:k3q0ofZu
よくわからんが乙
365 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/14(月) 11:37:37 ID:UxtJi39N
過疎ってますよ〜
366 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/15(火) 18:58:52 ID:+5gsM4IP
だれかssを…
367 :
とばくし!:2009/12/15(火) 19:23:08 ID:Kj/MeF9/
唯「憂の馬鹿!!」
憂「お姉ちゃんの分からずや!!」
――
憂「って事があって……お姉ちゃんに合わす顔が無いよ……」
梓「珍しいね。何があったの?」
憂「お姉ちゃんが悪いんだよ……」
梓(あのお姉ちゃんっ子の憂にここまで言わせるなんて、何しでかしたんだろ唯先輩)
憂「『ドサ健は哲也に勝ってるんだから印南さんより強いのは当たり前』だって」
梓「は?」
――
唯「ねえねえ!!律っちゃんはどう思う!?」
律「どうもこうも……印南とかドサ健って、誰よ?」
368 :
坊や律:2009/12/15(火) 23:15:26 ID:+5gsM4IP
唯「知らないのかい?だからお前は坊やなんだよ」
律「な、何だと!」
369 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/16(水) 16:49:10 ID:3FtAkmI/
アゲアゲ
370 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/17(木) 06:44:26 ID:r2uDdFSF
そして誰もいなくなった…
371 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/17(木) 21:43:07 ID:YLDIiycI
唯「りっちゃん、タイガーウッズってなんかすごいね」
律「そうだなー」
唯「ところで、乱交ってなに?」
律「ぶほっ!な、な…」
唯「ねぇりっちゃん、わかるー?(つぶらな瞳で)」
律「お、おう!わかるさ」
唯「なになに?」
紬「私にも聞かせて?」
律「ええとだな…あ、あれだ。皆で酒飲んだりして盛り上がるんだよ。乱れるほどに交流するんだ!」
唯「へー…(冷めた眼差し)」
紬「…チッ」
律「な、なんだよ…」
372 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/18(金) 03:44:07 ID:pPqaahYN
まあ乙…
何故にここは人が少ないんりゃれ?
373 :
ギョウザとブレスケア:2009/12/18(金) 22:55:28 ID:4VvGWns2
紬「今日は気分を変えてギョウザを持ってきてみました♪」
唯「珍しいねぇ」
律「なんでギョウザ…まあとにかく食べようぜ」
梓「はっ…!」
私は戦慄を覚えていた。この狭い部室でみんながギョウザを食べたらどうなるか…
いやだ。先輩たちの口がニンニク臭くなるなんて、そんなのいやだ!
唯「いっただきまー…」
梓「ちょっと待ったー!」
律「なんだよ梓」
梓「今食べたら夕飯が食べられなくなります!ここは家に持ち帰って食べた方が…」
唯「大丈夫だよー、いつもたくさんケーキ食べてるし」
梓「くっ…」
私は何もできないのか。皆の口が犯されるのを黙って見ているしかできないのかっ…その時、遠い昔の記憶がよみがえった。
澪「梓、これをお前にやる」
梓「…これは?」
澪「いつかきっと役に立つ時がくる…それまで大事に持ってるんだぞ」
そうだ。今こそこれを使う時だ…
梓「あのっ!これを…」
律「梓…お前!」
紬「ふふ…負けたわ…」
唯「あずにゃん…グス」
皆は私の手にある物体を見て涙を流した。そう、今、本当に皆に必要なもの。それは…
梓「ブレスケアです…」
ありがとう澪先輩。どこかで生きているであろうあなたに、幸あれ――
374 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/19(土) 01:35:39 ID:8cJjFROS
ナレーター:とある女子高の軽音楽部に1人の女が現われた
さわ原「のぅお前ら、何期生じゃ?」
田井中「ん、あんた誰?」
さわ原「ワシはさわ原じゃ
で、何期生か聞いとんのじゃ」
秋山「何こいつ、意味わかんねぇんだけど」
ナレーター:質問に答えずに不真面目な態度をとる部員達
…するとさわ原は何と、ギターソロを弾き始めた!
突然のギターソロに驚き、その場に倒れる部員達!
平沢「てめえ!急に何しやがる!!」
田井中「いきなりギターソロなんかすんじゃねえよ!」
さわ原「軽音楽部なら楽器弾くのは当然じゃろが」
秋山「何いーッ!」
さわ原「ワシが今日からこの軽音楽部の顧問になるさわ原じゃ、よう覚えておきぃ」
ナレーター:なんと、さわ原はこの軽音楽部の顧問であったのだ!
…と、その時とんでもない事件がッ!!
375 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/19(土) 01:39:34 ID:8cJjFROS
田井中「なら先生よぉ、俺と勝負しねえか?」
さわ原「お前と勝負〜?」
田井中「そうだよ勝負だよ、それとも不意打ちじゃなきゃギターは弾けねえのかよ?」
一同「ギャハハハハ!」
ナレーター:突然、さわ原に勝負を申込んできた部員の田井中
『顧問なら当然この勝負は受けるはずだ、お前の本当の実力を見せてみろ!』
そう言わんばかりの田井中の態度
それを承諾したさわ原
そして音楽対決(セッション)が始まった!
376 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/19(土) 01:45:05 ID:8cJjFROS
田井中「おっしゃー!」ドンドンドドド…
さわ原「・・・」ギュイーンギョギョギョギョ,ギョッパーン!
田井中「くっ…」ドンドン…
さわ原「・・・」テレレレテレレレテレレレ,チョイーーン!!
田井中「うわぁーッ!」
ナレーター:さわ原の圧倒的ギターテクニックに付いてこられず、その場から吹っ飛ぶ田井中
『いいか、お前ごときのドラムテクニックでは俺には勝てない
たいした練習もしてないクセに音楽を舐めるんじゃねえ!』
そんな目でさわ原は田井中を見下ろした
…しかしこの後、とんでもない修羅場がッ!!
377 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/19(土) 09:07:26 ID:8cJjFROS
秋山「なら今度は俺と勝負しろよ!」
さわ原「フッ、どうせお前も田井中と一緒じゃろ」
秋山「田井中なんかと一緒にすんなよ、俺は中3からベースやってんだよ!」
さわ原「たった1年じゃろが、そんなに音楽は甘くないけんね」
秋山「俺のベースまじハンパねぇから!
なんならこいつら全員ブッ殺してやろうか!?」
平沢「ッすぞコラァ!」
田井中「埋めっぞオメェ!!」
378 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/19(土) 09:08:52 ID:8cJjFROS
ナレーター:秋山の挑発で乱闘になる部員達
『俺は楽器がうまい、ここにいる誰よりも!
そしてさわ原よ、お前よりもだ!それを今から証明してやるよ!!』
あくまで不遜な態度を取り続ける秋山
しかし、さわ原は以外な行動にでた!
さわ原「なら…、琴吹くんいるかな?」
琴吹「…ウィス」
さわ原「君が相手してやってくれんかのぉ、君たしか近畿のキーボード学生チャンピオンじゃろ?」
平沢「琴吹が?マジかよ…」
379 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/19(土) 09:12:12 ID:8cJjFROS
ナレーター:田井中の次に勝負を挑んできた部員の秋山
しかしさわ原は自分の代わりに琴吹を指名した
なんと、琴吹はキーボードの全国大会でも入賞した事のある実力者であったのだ!
こうして部員同士の音楽バトルが始まった
秋山「行くぞオラー!」ベンベンベベベン…
琴吹「・・・」ポロポロポロリ〜ン♪
秋山「こ、こいつ…」ベンベン…
琴吹「・・・」ポンポロポロポロリ〜〜ン♪♪
秋山「うわぁーッ!」
さわ原「琴吹くんは4才からキーボードやっとんのじゃ、お前ごとき敵うわけないじゃろ」
380 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/19(土) 09:13:16 ID:8cJjFROS
ナレーター:当然のごとく琴吹に惨敗した秋山
『いいか10年以上の経験を持つ琴吹でさえ、今だに必死に努力をしているんだ
たかだか1年程度の経験ででしゃばるんじゃねえ!』
打ちのめされた秋山は、何も言えずに黙り込んでいた
さわ原「明日から特訓を開始するけえ、自信のない奴は来なくてええからの」
ナレーター:こうしてさわ原の地獄のトレーニングが幕を明けるのであった
…しかし、またしてもとんでもない事件がッ!!
381 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/19(土) 22:36:00 ID:8cJjFROS
翌日
さわ原「みんな揃ってるようじゃの」
平沢「おはようございます!」
さわ原「おはよう、君は元気じゃの〜」
田井中「おい平沢てめえ、こんな奴に媚び売ってんじゃねえよ!」
平沢「あぁ〜、お前ボコボコされたくせに何言ってんだべ?」
田井中「んだぁコラー!」
ナレーター:顧問のさわ原の実力を素直に認め、従おうとする平沢
『俺はもっと上手くなりたいんだ、リズムキープもろくにできないような奴の御託はもう沢山だ!』
そんな平沢の対応に田井中がキレて掴みかかった
382 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/19(土) 22:37:46 ID:8cJjFROS
さわ原「やめろやめろ!喧嘩する暇があったら練習じゃあ」
田井中「くそがッ」
さわ原「今から3時間基礎練じゃ、小難しい事は基礎ができてからじゃけえ」
秋山「3時間もやってられっかよ!バンド練させろよ!!」
さわ原「秋山、お前は音量はバラついてたしリズムキープもできてなかったけぇ」
秋山「う、それは…」
さわ原「基礎ができとらんからじゃけえの
音楽に王道はないんじゃ」
秋山「わーったよ、やりゃあいいんだろ!」
383 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/19(土) 22:39:53 ID:8cJjFROS
ナレーター:黙々と基礎練をする4人、しかし特に秋山は不満そうな態度で練習を行なっていた
秋山「今さら基礎練なんか意味あんのかよ?なぁ田井中」
田井中「ん?あぁ…、でも、あいつの言う事も一理あんじゃね」
秋山「てめえも平沢みたいに、あいつの言いいなりかよ!?」
田井中「違げぇよ!でもやっぱ…基礎は大事だろうが」
ナレーター:平沢と同様、少しづつだがさわ原の事を認めはじめた田井中
384 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/19(土) 22:40:40 ID:8cJjFROS
『俺もさわ原の野郎は気に入らない、だがそれ以上にもっと上手くなりたいんだ!
そして自分の事をクズ呼ばわりしてきた奴等を見返してやりたいんだ!』
そんな思いから、言われた通りに基礎練を続ける田井中
…しかしこの後、凄惨な事件が起こったッ!!
385 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/20(日) 22:26:41 ID:aW1s1wQx
秋山「てめぇザケンな!」ドカッ
田井中「何しやがる!!」バキッ
平沢「おい、やめろよ2人とも!」
さわ原「何しちょる、こんバカちんがぁ!」
ナレーター:またしても乱闘騒ぎを起す部員達
さわ原がすぐ止めたので大事には至らなかった
『どいつもこいつもさわ原の軍門に降りやがって!
俺はさわ原の犬なんかじゃない、俺は狼だ!』
そう考える秋山は思わず田井中に殴りかかってしまったのだ
『確かにさわ原の実力は認めるよ、だがあいつの言いなりにはならない!
誰も俺の牙を抜く事はできないんだ!』
そんな目付きで他の部員を睨み付ける秋山
『俺は狼だ!1人でも闘い続ける孤高の狼だ!!』
1人だけ相容れず、さわ原に反発する秋山
…そして次週、予想だにしない急展開がッ!!
386 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/20(日) 22:37:26 ID:aW1s1wQx
数ヶ月後
さわ原「みんなおはよ〜」
平沢「おはようごさいます!」
琴吹「…ウィス」
田井中「…ッようザス」
秋山「・・・」
さわ原「そいじゃ今日も基礎練開始!」
秋山「ケッ、・・・」ベンベンベン…
秋山「・・・」ベンベンベン…
秋山「・・・(いつまでこんな事やらせんだよ!)」ベンベンベン…
387 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/20(日) 22:44:03 ID:aW1s1wQx
ナレーター:黙々と基礎練を続ける部員達
多少強引ではあったが、圧倒的な実力差を見せつける事で自分に従わせたさわ原
しかしそんな中、秋山だけはさわ原に対して頑な態度を取り続けていた
…とここで、さわ原が以外な行動に出たッ!
388 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/20(日) 22:57:19 ID:aW1s1wQx
さわ原「のぅ秋山」
秋山「・・・」
さわ原「おい秋山!」
秋山「んだよウッセーな!」
さわ原「ステージに上れ、ワシと勝負(セッション)じゃ」
ナレーター:なんと、さわ原は突然秋山に勝負を申込んできたのだ!
反抗的な態度を盗り続ける秋山に、遂に堪忍袋の緒が切れたのか!?
さわ原の狙いは一体何なのか!!
秋山「冗談じゃねえよ、そんな勝負やんねえよ!」
さわ原「いいからステージに上れ」
秋山「うぅ…、クソがぁ!!」
ナレーター:こうしてさわ原と秋山の勝負が始まってしまった!
一体どうなってしまうのかッ!!
389 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/22(火) 01:04:59 ID:VxbxVWhR
・・・
390 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/22(火) 08:27:19 ID:VxbxVWhR
秋山「行くぞ!(もうヤケクソだ)」ベンベン…
さわ原「・・・」デンデケ,デンデケ…
秋山「…こ、これは!?」ベンベン,ベベベン…
さわ「・・・」テケテケテケテケ,テェーン!
数分後
さわ原&秋山・ジャジャ,ジャジャ,ジャーーン!!
ナレーター:なんと、秋山はさわ原に合わせて最後まで演奏する事ができた!
平沢「どうなってんだオイ!」
田井中「マジかよ…」
さわ原「これが…、基礎練の成果じゃ」
391 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/22(火) 08:43:14 ID:VxbxVWhR
ナレーター:呆然とする当の秋山
『これは俺の実力なのか!?』
信じられない光景であったが、やがて思い知らされる事になるのであった
『そうか、これがさわ原の言う基礎練の成果なのか!?それがこの結果なのか!!』
だが、さわ原と目が合うと背を背けてしまった
秋山「…感謝なんかしてねえからな!」
さわ原「そんなもんは端っから期待しとらんけぇ」
392 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/22(火) 08:55:10 ID:VxbxVWhR
ナレーター:未だにさわ原に対して素直になれない秋山
『わかってんだよさわ原、ここまでできるようになれたのはアンタのお陰だって事は
だが、俺はお前をまだ完全に認めたわけじゃないんだ!』
どうしても壁を作ってしまう秋山
そんな秋山とは対照的に、さわ原に歩み寄る部員達
田井中「俺も上手くなってんスかさわ原さん!?」
平沢「俺とも勝負して下さいよさわ原さん!」
393 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/22(火) 09:08:14 ID:VxbxVWhR
さわ原「まあ待て、これからは基礎練だけじゃなくバンド練やセッションもするけんねぇ」
田井中「おっしゃー!」
秋山「やっとバンド練か」
さわ原「それと、目標は来年3月のプロテストだけんね」
一同「プロテスト!!!!」
ナレーター:なんと、さわ原の口から驚愕の一言が飛び出した
『お前達にはプロテストを受けてもらう
当然、受けるからには絶対合格してもらうからな!』
プロテストはプロミュージシャンへの登竜門である
部員達にそのプロテストを受けさせると言うのだ
q^
395 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/22(火) 23:18:17 ID:VxbxVWhR
琴吹「…マジすか」
田井中「いくら何でもそりゃ無理だろ!」
平沢「…じょ、冗談っスよね?」
さわ原「ワシは冗談は言わんけ、プロテストの話しは本気じゃ」
ナレーター:さわ原の真剣な表情に部員達はみな言葉を失った
そしてこの後、軽音楽部は新たなる局面を迎えるのであったッ!!
意味分からん
何が面白いのかさっぱり
397 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/22(火) 23:30:29 ID:VxbxVWhR
さわ原「これからは合同練習の他に、各々別メニューもやってもらう」
田井中「別メニュー?」
さわ原「先ずは平沢、お前は耳がいいけぇ音感を鍛えろ」
平沢「俺が…、音感すか!?」
さわ原「次に琴吹、お前は理論がしっかりしてるけん作曲もしてみろ」
琴吹「…ウィス」
さわ原「秋山、スラップ奏法を覚えろ、…お前ならできる!」
秋山「スラップだと…」
さわ原「最後に田井中・・・え〜と、そ、そのカチューシャかわいいのぅ」
田井中「何じゃそりゃーッ!!」
398 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/22(火) 23:36:02 ID:VxbxVWhR
ナレーター:さわ原の教え通りに練習方法をステップアップさせた部員達(田井中も)
そして次週、いよいよ1期生達がプロテストに挑む!
一体どうなってしまうのかッ!!
399 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/22(火) 23:39:07 ID:VxbxVWhR
400 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/22(火) 23:57:40 ID:j2CY4tfw
こんとん三部まだー?
401 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/23(水) 00:03:52 ID:bnlBw83v
唯「あ゛ーあ゛ー、う゛ーう゛ー」
憂「あら、お姉ちゃん、ご機嫌ね。何かいいことあったの?」
唯「じぐるべーる♪じぐるべーる♪」
憂「ああ、クリスマスの飾り付けしているのね?」
唯「あう (^p^) 」
「さんたたん♪さんたたん♪」
憂「サンタさんね?お姉ちゃん良くサンタさんのこと知っていたね?」
唯「あう!ぷれぜんと♪ぷれぜんと♪ (^p^)」
憂「えっ!?お姉ちゃんサンタさんにプレゼント貰う気で居るの?」
唯「あーう (^p^)」
憂(サンタさんにプレゼントなんて、お姉ちゃん可愛い〜)ポワ〜
(よし、ちょっとからかってやろう…フフフ)
憂「でも、お姉ちゃん!プレゼントは良い子だけしか貰えないのよ!悪い子は貰えないのよ?」
「お姉ちゃんは大丈夫かな〜?」
唯「ゆいよいこ!よいこ! ("p")」
憂「どうかな?今日もうんち漏らしたよね?」
唯「あう……」
憂「それに、お姉ちゃんお勉強全然していなよね?まだ字が書けないもんね?」
「あれ?お姉ちゃん、悪い子かな?」
唯「う゛う゛−!!ゆい、よいこ!よいこ!("p")」
憂「じゃあ、サンタさんへのプレゼントの手紙書いて見て」
「字が書ける子はサンタさんにお手紙書けるわよね?」
唯「あう!!」
「ゆい、さんたたんにてがみかく (^p^)」
そう言って、唯はクレヨンを持って紙にサンタさんへの手紙を書く。
と言っても、憂の言うように、唯はまだ平仮名全部は書けないし、字も汚い。
はっきり言って、何を書いているのか全然分からない。
しかし、唯はそれでも真剣に書いている。
唯「さんたたん〜♪ぷれぜんと〜♪ (^p^)」
憂(しかし、相変わらず酷い字だなぁ……お姉ちゃん、全然進歩ないじゃんw)
唯「できたー (^p^)」
憂「どれ?見せて?」
唯「これはさんたたんへのてがみ。うーい、さんたたんじゃない!」
憂「でも、サンタさん、お姉ちゃんの字が読めるかな?」
唯「あぅー」
憂(あれ…お姉ちゃん、本気で落ち込んじゃったよw 困ったなあ…)
憂「じゃあ、私がお姉ちゃん代わりに手紙を書いてあげるよ!」
「そうすれば、サンタさんもちゃんと読んでくれるよ!」
唯「うーい!うーい!(^p^)」
憂(ぽわ〜、この単純なところが可愛いなあ〜)
憂「じゃあ手紙書くから、お姉ちゃんの欲しい物言ってみて?」
唯「あいす」
憂「えっ!?」
唯「あいす!!」
憂「アイスなら、いつも食べているじゃない?そんなのでいいの?」
唯「あう。あいすいっぱい(^p^)」
憂「一杯って……何個ぐらい?」
唯は自分の知っている限りの大きな数を、必死に考えた。
唯「うん〜、こんだけ!!」
と言って、唯は両手を広げた。
憂「えっ10個?」
唯「あう!!いっぱい (^p^)」
どうやら唯は「いっぱい」というのを、とても大きい数だと思っているようだ。
実際、唯は3までの数しか認識できないから、5個も10個も唯にとっては「いっぱい」である。
憂「(一杯って、お姉ちゃん数が分からないのか…。まあ、ここはそのまま10個ということにすればいいや)」
憂「さあ、お姉ちゃん!手紙が書けたよ!」
「アイスいっぱいね?」
唯「あうー♪あうー♪ キャッキャッキャ!(^p^)」
憂「さあ手紙も出来たし、もう寝ようね?」
唯「ゆい寝ない!さんたたん見る!(^p^)」
憂「でも、夜に寝ない悪い子にはサンタさんは来ないわよ。お姉ちゃんはそれでもいいのかな?」
唯「あーう!ゆいねるー♪ゆいよいこー(^p^)」
憂はそうやって唯を早めに寝かしつけた。
最初は「寝ない」とか言っておきながら、10分も立たずに唯は眠った。
憂「お姉ちゃんはホント、単純ねぇ…。でも、単純なお姉ちゃんって可愛いなぁ〜」
憂は唯が寝たのを確認して、唯の部屋を出る。
憂「しかし、アイス10個をどうしよう?今枕元に置いても朝になったら解けちゃうし…」 「まあ、どうせお姉ちゃんは朝寝坊だから、朝起こしに行く時にアイスを持っていけばいいや」
そう言って、憂は一人でテレビを見ていたら、いつの間にか眠ってしまった…
-----------------------
翌朝
憂「はっ!テレビ見たまま眠っちゃった…。もう朝か…」
「まあ、今からお姉ちゃんの枕元にアイスを置きに行けば大丈夫っと…」
そう言って憂は買い置きのアイスを取り出そうと冷凍庫を開けた。
憂「しまった!アイスの買い置きが1個しか無い!」
「ん〜、1個だけじゃあ流石のお姉ちゃんでも誤魔化せないよなぁ…」
「これから外へ買いに行くのは、寒くて面倒臭いし…どうしよう?」
ふとその時、憂に名案が浮かんだ!
憂「そうだ!この手で行こう!」
「ウフフ…」
----------------
唯「うぇーーーーーーん!!」
唯の部屋から、いつもの間抜けな泣き声が聞こえてきた。
憂は「やれやれ」という感じで唯の部屋に行く。
唯「うぇーーーん!!」
憂「お姉ちゃん、どうしたの?」
唯「あいすー!さんたたん!あいす、ない!!」
「うぇーーーん!!」
憂「あれ?お姉ちゃん、ここにプレゼントの箱があるじゃい!」
と言って、憂は今自分で持ってきた箱を唯の前に差し出す。
唯「あー!さんたたーん♪(^p^)」
唯は直ぐに泣き止み、興奮して憂の持ってきた箱を開ける。
余りにも現金な唯の態度に、憂は呆れ返ったがまあ楽しみに唯を見ている。
唯は箱を開け、中身を見た!が、中は空っぽで、紙切れが一枚入っているだけだった。
その紙切れには次のような文字が書かれてた。
------
ゆいちゃんへ
じぶんでてがみがかけないわるい子には、プレゼントはあげません。
らいねんはじぶんでてがみがかけるように、おべんきょうしましょう!
サンタより
-----
唯はこの手紙を憂に読んでもらったあと、その日一日中泣いていた。
405 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/23(水) 15:45:39 ID:u7ZsZBL/
ガチンコのナレーションの声が浮かんでくる
406 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/23(水) 22:14:08 ID:bnlBw83v
3月・プロテスト会場にて
さわ原「もうすぐプロテストが始まるが、最後にワシから一言」
一同「・・・」
さわ原「悔いの残らんようにの…」
ナレーター:『悔いを残すな』
それだけの短い言葉を送るだけのさわ原
だが部員達はわかっていた
『“悔いを残すな”、その言葉だけで十分アンタの気持ちは俺達には伝わったよ』
そんな表情の部員達
『今までの俺達は確かにクズだった、だがアンタと出会って俺達は変われたんだ!
見てて下さい、今日のプロテストでそれを証明してみせますよ!!』
言葉は無くともさわ原と部員達の心は強く繋がっていた!
さわ原「…時間じゃ」
407 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/23(水) 22:30:19 ID:bnlBw83v
数時間
ナレーター:プロテストが終了し会場から出て来る1期生達
誰もがみな神妙な面持ちであった
さわ原「お疲れ…」
一同「・・・」
さわ原「…じゃ帰るぞ」
ナレーター:一体プロテストで何があったのか!?
どの程度の手応えだったのか!!
多くを語らない1期生達、そして何も聞かないさわ原
全ては次週明らかにッ!!
408 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/23(水) 22:39:21 ID:bnlBw83v
プロテストから数日後
さわ原「おはようみんな
早速じゃが、プロテストの結果が届いた」
田井中「も、もう来たのか…」
平沢「結果はどうなんスか!?」
ナレーター:遂にプロテストの結果が出たのだ!
さわ原はゆっくりと封筒の封を切った
さわ原「読むぞ…」
秋山「・・・(た、頼む!)」
さわ原「・・・桜ヶ丘高校からの合格者、琴吹紬……以上1名」
409 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/23(水) 22:48:19 ID:bnlBw83v
ナレーター:なんと合格者は琴吹のみ!
平沢、秋山、田井中の3名は不合格であった!
さわ原「琴吹、よくやったおめでとう」
琴吹「…ウィス」
さわ原「それと他のみんな、すまんかった」
ナレーター:さわ原は合格できなかった1期生達に頭を下げた
『お前達が合格できなかったのは全て自分のせいだ、だから俺の事を一生恨んでくれ』
そんな悲痛な思のさわ原であった
だがここで以外な人物が口を開いたッ!!
410 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/23(水) 23:03:40 ID:bnlBw83v
秋山「さわ原さん…別にアンタのせいじゃ、ねえよ…」
さわ原「・・・」
秋山「アンタがいたから、俺達はここまで来られたんだ」
ナレーター:ここにきて秋山が始めて自分の思いを語った
『どうしようも無いはみ出し者だった俺達を、ここまで引張ってくれたのはアンタだ
感謝こそあれ誰が恨みなんかするかよ!』
思い返せば、誰よりも努力していたのが秋山だった
『俺もいつかはあの憧れのステージに立ちたい!
そのためにはプロテストに合格しなければいけないんだ!!』
それはさわ原に対する反抗心ではなく、音楽に対する純粋な気持ちであったのだ!
411 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/23(水) 23:15:35 ID:bnlBw83v
秋山「だから、謝んないでくれよ…」
田井中「そうだよ、また来年もあるし」
平沢「まぁこれからっスよ!」
琴吹「…ウィス」
さわ原「お、お前達…」
ナレーター:こうして来年のプロテストを目指して、桜ヶ丘高校軽音楽部は新たなスタートを切ったのであった!
412 :
ガチンコ軽音クラブ:2009/12/23(水) 23:20:33 ID:bnlBw83v
桜ヶ丘高校正門前
中野「来月から俺も軽音楽部の部員…」
ナレーター:正門に佇む謎の少女
中野「待ってろよ先輩達…、ククク」
でも、それはまた別のお話し(森本レオ)
【ガチンコ軽音クラブ-完】
413 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/25(金) 00:02:34 ID:BpAdlLRJ
ギギギ…
414 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/25(金) 14:00:47 ID:BpAdlLRJ
ギョワギョワ
415 :
くりすます!:2009/12/25(金) 17:24:58 ID:0P4QA+2b
今日はクリスマスだ。だが軽音部の面々は恋人のこの字もなく、昨日の明石家サンタの話をしている。
唯「昨日の明石家サンタおもしろかったねー!」
律「そっか?今年はいまいちだった気がするけどなー」
梓「木田トナカイが今年も見られてよかったです!」
紬「そうねー♪ところで澪ちゃん、今年の明石家サンタはどうだった?」
澪「ご、ごめん、昨日はNANA見てたから…」
唯「えぇー…」
澪「なんで今さらNANAなんだよ…」
梓「失望しました…」
紬「澪ちゃん…」
澪「な、なんなんだよこの扱いは!」
澪ちゃんは全く理解していなかった。クリスマスに明石家サンタを見ないのは、ラーメン屋でラーメンを食べないのと同じこと。
それなくして、クリスマスを迎えたとは言えない。
気取ってNANAを見るなんて、言語道断なのだ。
416 :
15年位前:2009/12/26(土) 00:28:43 ID:7StDZxJw
??「もしもし〜」
さんま「はい、誰ですか?」
??「羽賀研二です」
さんま「合格!!」
417 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 19:36:09 ID:7StDZxJw
本格的に人がいねぇなオイ
418 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 20:31:49 ID:tHci/NKC
唯「誰もいない…澪ちゃん、これじゃ無観客ライブだよぉ」
澪「いっそこの方がいいけどな。緊張しないし」
唯「その発想はなかった」
419 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 00:09:24 ID:CCW8iX9k
なかった
…英寿(←ちょ〜ウケるwww!!ww腹筋崩壊ww!!!!)
420 :
無観客ライブ!:2009/12/27(日) 17:21:57 ID:4bjdFUjH
律「じゃあ次!大迷惑行ってみよー!」
唯「えぇー、すばらしい日々にしようよー」
梓「ここはやっぱり新しくWAOにしましょうよ」
紬「働く男もいいわよー♪」
律「澪はなにがいい?」
唯「やっぱりすばらしい日々だよね!」
律「黙ってろ!」ゴン!
唯「いてっ!」
澪「ゴン…中山wwwwwチョーうけるwwww」
421 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 21:41:58 ID:CCW8iX9k
ゴン中山ってww!ちょ、は、腹がwwコンサドーレwwww!!
422 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 23:54:57 ID:4bjdFUjH
唯「ねぇ澪ちゃん、やっぱり素晴らしい日々の方が…」
律「だから黙ってろい!」ゴン!
唯「おおいたー」
澪「おおいた…トリニータってwww!チョー受けるwww財政危機ってwwwww」
423 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/28(月) 05:44:36 ID:woDvS3yy
今ハッキリわかった、このスレの住人はonly two!
424 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/28(月) 16:04:37 ID:woDvS3yy
でも、もしかしたらもっといるかも…
よし!点呼だ!!
1
425 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/28(月) 17:13:53 ID:uWEiDMkU
唯「2ー!」
澪「2って…日テレwwwwちょwww吐きそうwwww」
おおおおお
427 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/31(木) 20:10:28 ID:xRGz1rS2
唯「今年もいよいよ終わりだねぇ」
澪「ちょっwwww浜田wwwwwやめwwww腹がwwwwちぎれりゅwwwww」
律「そうだなー。色々あったよなぁ。草なぎが逮捕されたり」
澪「山崎wwww遠藤wwwwwwwww」
紬「のりぴーが逮捕されたり」
澪「田中wwwwwwwアウトwwww」
梓「お塩先生が逮捕されたり」
澪「松ちゃんwwwwwwwwwwwwwwwやめてwwwww」
唯「色々な人が逮捕されたよね」
澪以外の一同「うんうん」
澪「あ、ジェロwwwww出雲崎wwwwwwwww…はっ!EXILEは!?」
澪以外の一同「終わったよ」
澪「はぁ!?…ゆ、許せん!!」
この後、怒りに満ちた澪が取った行動はいかに!そして水樹奈々の登場にお茶の間の反応はどうなる!!
唯「昨日の体育の後すごい和湧いちゃってさ〜」
澪「えっ」
唯「だから、和湧いたんだよ」
澪「なにそれこわい」
唯「えっ」
澪「そんなことあるんだ。ど、どのくらい?」
唯「うーん。言葉じゃ表しにくいな」
澪「それだけたくさん湧いたってこと?」
唯「えっ」
澪「えっ」
唯「うん、まあ私は我慢できないくらい和湧いたよ」
澪「我慢できないって、怒ったのか?」
唯「怒ったっていうか、きつかったよ」
澪「和湧いた後はどうしたんだ?」
唯「急いで購買に行ったよ」
澪「購買でなんとかなるのか?」
唯「うん。すぐに和湧かなくなったよ」
澪「なにそれすごい」
唯「購買なんだから飲み物くらい売ってるよ」
澪「えっ」
唯「えっ」
429 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/03(日) 03:48:41 ID:JdFG0KnA
唯「ね」
律「む」
紬「い」
梓「な」
澪「!」
430 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/06(水) 00:26:41 ID:sZ9UVH4N
和「唯、和風ドレッシング取ってー」
唯「はい」
澪「…のどか風ドレッシング…」
和「え?」
澪「ぷっwwぷぷwwの、のどか風ドレッシングwwwなんか薄そうwww」
和「…唯、澪ってこんなうざかった?」
唯「色々あったんだよ…色々ね…」
lkjhuygf
_,.へ、_ _,....,_,./^L
) ___ ゝ'-─'─- 、i、
く γ´:::::::::::::::::::::::::::ヽ!
iヽ,'::,'::::::/::::::::ハ::::i-=iニ',
|::::L!::::L!:ゝ、イ レi,.イハ::」 ∧ ☆
.|::::|ヘ(Eイ〈ヒ_,! ヒ,}〉iヨイ / ',
.|::::|::レヽ!、" ∀ "ノ.i::| / r´i このスレは終了しました☆
.|::::|::::|::|Vi >r-r=i´レiノ / r' /
|::||:::::γヽ!_ `'ハイiヽv__ ,〈 ,r'´/
レヘハ,〈γ(・ヽ, ム !/^ /rつi>、/
k.iゝ・)ノ_____,」、__ゝ(_ノ
/  ̄7 ̄`! ヘ
,く / / ! .ハ
ヽニr=-r_,r-=rニゝ
'--' '--'
433 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/12(火) 22:34:20 ID:Cdv5U9zY
かそすれ!
434 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/12(火) 22:36:05 ID:UixMglJX
Wirklich ?
435 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/17(日) 18:23:23 ID:rcQg5K1L
澪「ふぅ、センターも終わったな」
唯「どうしよう、全然できなかったよ…」
律「私もだーぁぁ…死ぬぅ…」
澪「あはは、まぁ皆頑張ったさ。何はともあれ自己採点してみよう」
―――
唯「わーい、全部で8割取れたー♪」
律「私なんか8割5分いったぜー♪意外とできるもんだな!ところで澪は…」
澪「嘘だ…長文だってリスニングだって完璧だったはずなのに…古文も漢文も満点のはずなのに…」
唯「み、澪ちゃん?」
律「な、何割だったんだ?」
澪「なんで6割しか取れないんだぁ!うわあああああああ!」
唯律「…御愁傷様です」
りっちゃんがモテモテで最終的にムギがりっちゃんを飛行場で撃っちゃう話
なんだったっけ?
ギュワワ〜ン♪
澪「なんかすごい音出してるな唯」
唯「紹介するよ、ギー犬だよ!」
澪「言いたいだけだろ!」ペシッ
唯「あたー!」
438 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/25(月) 22:13:55 ID:5JOc3G7O
こんとん!の作者です。現在アク禁で携帯から書き込みができません
解除されたら第三部はじめるんでよろしく!
迷惑かけてスマソ
439 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/25(月) 22:52:50 ID:YGLRKmE0
しんそく!(身体測定の略)
唯「やったよ皆、私おっぱい大きくなったー♪」
律「なっ…?(私は変化なしだったのに…?)」
澪「なっ…?(体重はどうなんだ…?)」
紬「なっ…?(私が揉んでたから…?)」
梓「なっ…?(私が吸ってたから…?)
>>438 気長に待ってるよ
あまり迷惑はかかってないと思うがww
440 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/25(月) 23:56:28 ID:5JOc3G7O
ありがとう!
しかし一向に解除される気配が・・・
441 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/27(水) 03:34:22 ID:kIp4cUWi
. -――- . ..
/ : : : : : : : : : : : \
/: :/ヽ:ト: : : : ::ヽ: : : : :ヽ
.仁/ ヽ\ト、ヽ}: :|: : : : :.
i:ハ{ `ヽ / `!: :ト : : : :l
| : }`● ● |: :「 }: : : {
| : {っ ⊂|: 爪|: : : ト
r‐ぅ__ |i: :> _く ̄}_ .イ}/ヽイハ}/ そこのあなた!規制知らずの●があるよ!ニダーランとかやってみて!
(⌒ 厂从{ V}/V:丁レ/:/ノ::::::V ′
` ´ rヘ,、ノ:/7:「⌒Y::::::: |
ヽァ'::ヽ{::::::〉¨´:ヽ:/::|
\__ノY:::ヽ:_ノ::: |
442 :
透明人間リツ:2010/01/29(金) 00:01:50 ID:LkWAZgF9
桜高軽音部部長を務めるわたくしこと田井中律は、このたび透明人間になる能力に目覚めた。
ちなみに都合よく服も消え、自由自在に消えたり現れたりできる便利な能力だ。
律「さて、透明人間になれたことだし、まずはやっぱり…」
透明人間といったら、昔からエロいことするのが定番だよな〜♪
ってことで…
部室
唯「りっちゃん遅いねー?」
梓「普段はすぐ来るんですけどねぇ」
律(ホントはいるけどな)
紬「まぁのんびり待ちましょう♪」
澪「まったく律は…」
律(へへへ…澪は相変わらずええ乳しとるのぅ…うりゃ!)モミッ
澪「ひぁっ…?」
澪の胸はやっぱりでかい…ちくしょう、もっと揉みたいもんだ。後で頼んでみよう!
梓「澪先輩?どうしたんですか?」
唯「かわいい声ー♪」
澪「な…なんか今胸が…わ、わしづかみに…?」
梓「わしづかみって…気のせいじゃないですか?」
澪「いや、確かに今…」
律(よし、次はムギだ!とりゃ!)モミュッ
紬「きゃあぁっ…!?」
ムギの胸は澪にはちょっと負けるけどなかなかの大きさだな。
隠れ巨乳ってやつか!
唯「ムギちゃん!?」
紬「わ、私も今胸を…はぁはぁ…」
梓「なんで気持ちよさそうなんですか…」
443 :
透明人間リツ:2010/01/29(金) 00:04:30 ID:LkWAZgF9
律(今度は唯!てい!)
唯「ひゃっ…?」
唯の胸は二人に比べると少し物足りないけど…でも一番柔らかいかも。
将来が楽しみだぜ!
梓「唯先輩!?」
唯「うぅ…私も胸を…」
澪「3人もこんなことが起こるなんて…」
律(さ、次は…)
梓「ど、どうしよう。まさか私まで…」
…梓はいいや。揉むほどないしな!さ、バレないうちに逃げよう。
紬「…なにも起きないわね」
澪「なんだったんだろ、今の…」
唯「まぁあずにゃんは無事でよかったね!」
梓「はい…でもなんでしょうこの感情は。嬉しいような、悲しいような…」
444 :
こんとん!:2010/01/29(金) 16:26:47 ID:cmaRGUCl
【こんとん!〜外伝〜
ムギちゃんのドキドキ大作戦】
私は琴吹紬、キュートな眉毛のブルジョア女子高生だ
今は春休みの最中で休みが開ければ高校2年生になる
紬「あれ?…りっちゃんだ」
地方裁判所に行くところだったが友達を見掛けたので声をかけた
紬「りっちゃ〜ん!」
律「おお、ムギじゃん、どうしたんだこんな所で?」
紬「暇だったから裁判でも傍聴しようかと思ってたのよ♪」
律「そっかあ〜」
紬「でもせっかくりっちゃんに会えたし…、よかったら今から一緒に遊ばない?」
休みの日に友達と偶然会えたのだ。裁判はいつでも見られる
律「悪い、今バイト中なんだよ」
紬「そうなんだ、ならしょうがないわね」
律「・・・そうだ!ムギもこのバイト一緒に私と
や ら な い か」
紬「ウホッ、いい部長!」
445 :
外伝2:2010/01/29(金) 16:41:15 ID:cmaRGUCl
りっちゃんの説明によると、ある荷物を指定された場所に運ぶだけの簡単な仕事だそうだ
りっちゃんの手には、女子高生には不釣合いなジュラルミンケースが握られていた
紬「でも凄いケースね、中に何が入ってるのかしら」
律「私も気になったんで担当の人に聞いてみたんだ、そしたら凄い剣幕で『そんな事はお前には関係ないニダ!!』って怒られちゃった」
紬「え・・・」
律「あれは澪の13倍は怖かったな〜」
紬「…りっちゃん、このバイトを紹介してくれたの、どこの会社なの?」
律「ええと、確か…、京兄興業っとこだよ」
446 :
外伝3:2010/01/29(金) 16:53:31 ID:cmaRGUCl
京兄興業と言えば広域指定暴力団・京兄組の運営会社だ
京兄組は最近になってある事業で資金と勢力の拡大に成功していた
それは“麻薬”だ
紬「ねえ、りっちゃん聞いて!!」
律「…ちょゴメン、携帯だ
(ピロロロ,ピロロロ…)
もしもし〜、ハイ…」
推量ったようなタイミングで電話がかかって来た、まるで見張られているかのように…
見張られている?
…まさか
律「♪ぴったん らんら 文字ぴったん♪」
そして何故かりっちゃんは“ふたりの文字ぴったん”を歌っていた
電話の男『よし、合言葉はバッチリだな
ところで一緒にいる女は誰だ』
律「え…、私達の事が見えてるんですか?」
男『質問に答えろ』
律「友達の琴吹紬です
たぶん、…ヴァージンだと、思います・・・」
男『そこまで聞いてない(ヴァ…)、友達を連れて来るのはいいが余計な事は一切言うな(ヴァージン…ハアハア)』
りっちゃんは携帯を切った
律「一緒にバイトしていいってさ!」
紬「ウフフりっちゃんたら〜♪」
律「先ずは駅前に行けってさ、そしたら次の指示を出すって言ってたよ」
ツマラなさすぎてワロタwwwww
. -――- . ..
/ : : : : : : : : : : : \
/: :/ヽ:ト: : : : ::ヽ: : : : :ヽ
.仁/ ヽ\ト、ヽ}: :|: : : : :.
i:ハ{ `ヽ / `!: :ト : : : :l
| : }`● ● |: :「 }: : : {
| : {っ ⊂|: 爪|: : : ト
r‐ぅ__ |i: :> _く ̄}_ .イ}/ヽイハ}/ 二期は4月から!
(⌒ 厂从{ V}/V:丁レ/:/ノ::::::V ′
` ´ rヘ,、ノ:/7:「⌒Y::::::: |
ヽァ'::ヽ{::::::〉¨´:ヽ:/::|
\__ノY:::ヽ:_ノ::: |
449 :
外伝の外伝:2010/01/30(土) 22:18:25 ID:skW2gltO
所変わってここは新宿歌舞伎町
山田「クソッ、課長のやろ〜」
山田は荒れていた,前髪が
その事で課長にからかわれたのだ
課長『最近はどこも不景気だねえ、山田くんの頭皮みたいに』
山田「あいつブッ殺してやる!!」
興奮した山田は何かに足を引っかけてその場で転倒してしまった
山田「痛てぇな…、ん、これは?」
450 :
外伝の外伝2:2010/01/31(日) 02:25:47 ID:GhIAawJs
足元には少女が転がっていた
??唯「ういーあ〜い〜す〜zzz…」
泥酔していて、手には空の一升瓶が握られている
山田「けいおん!の主人公の平沢唯じゃないか…
おい、起きろ」
??唯「んあー?」
山田は何とか唯を目覚めさせた
だが、目の前の少女に対して言いようのない違和感を感じていた
山田「お前本当に主人公の平沢唯か?」
??唯「主人公なのは原作唯かアニメ唯
私は『SS唯』だよ」
451 :
外伝の外伝3:2010/01/31(日) 02:36:20 ID:GhIAawJs
山田「平沢唯は何人も存在するって事か?」
SS唯「そうだよ。私の他には『原作唯』『アニメ唯』『同人唯』なんかがいるわね」
原作やアニメにとどまらず、様々な世界で唯は創造されていたのだ
それは唯だけでなく、澪や律や紬も同じであった
SS唯「でも、優遇されているのは原作唯とアニメ唯だけね」
山田「ん、どういう事だ?」
SS唯「色々なSSに私は登場するけど、たいていは“うんたん”を連呼する地沼キャラなのよ」
452 :
ていせい!:2010/01/31(日) 02:38:35 ID:GhIAawJs
SS唯「間違えたわ『地沼』じゃなくて『池沼』よ」
山田「???」
453 :
外伝の外伝4:2010/01/31(日) 03:03:54 ID:GhIAawJs
SS唯「と、とにかく、私の扱いは原作やアニメと比べて雲泥の差があるのよ」
山田「そうなのか…」
SS唯「作品によっては生まれつき知恵遅れだったり、セリフが『おぎゃああああ!!!!』だけだったりもするのよ」
山田「それは酷いな…
何でそんな事になったんだ?」
SS唯「全てはアニメのせいね」
アニメの唯は少し抜けている所があり、そこは可愛らしく表現されていた
しかしSSではその部分が過剰にクローズアップされてしまい、結果的に池沼キャラが定着してしまったのだ
SS唯「…でも、私はまだマシな方かも知れないわ」
山田「もっと悲惨な唯もいるのか?」
SS唯「同人唯よ」
454 :
外伝の外伝5:2010/01/31(日) 03:52:52 ID:GhIAawJs
山田「エロ同人か…」
SS唯「そうよ、もう何人の男に犯されたか分からないわ」
山田「でも同人ってエロありきだからな」
SS唯「そうね、逆にエロくない同人なんて誰も買わないしね
でも同人で一番酷い目にあってるのは澪だけど」
山田「・・・」
こんな幼い少女が自分よりも遥かに苦労していたのだ
山田はSS唯を直視する事ができなかった
SS唯「…助けてくれてありがとう、私いくね」
山田「…なあ、最後にひとつ聞いていいか」
SS唯「何?」
山田「お前は今のままでいいのか、満足してるのか?」
455 :
外伝の外伝6:2010/01/31(日) 04:06:46 ID:GhIAawJs
SS唯「そうね・・・原作やアニメに比べたら不満は沢山あるけど」
SS唯「でも、このSSの世界だけが私の居場所だから」
SS唯「池沼でもニートでも、どんな役だって演じてみせるわ」
SS唯「だから私は満足してるわ、自分自身の存在に」
山田「・・・」
SS唯「じゃあね!」
こうしてSS唯は帰っていった。この世界で与えられた“平沢唯”を演じるために
456 :
外伝の外伝7:2010/01/31(日) 04:19:00 ID:GhIAawJs
山田(SS唯はあんなに頑張っているんだ)
山田(会社でちょっと嫌な事があったくらいで落ち込んでないで、俺も明日から頑張ろう!)
SS唯の姿に励まされ、やる気を取り戻した山田であった
その時突然、
(ヒューー,ドッカーーーーン!!!!)
隕石が落下してきた
山田は隕石に直撃して死んだ・・・・・・・
【外伝の外伝 ―完―】
457 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/31(日) 10:57:51 ID:HAjysTf1
えっ!
458 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/31(日) 11:32:40 ID:tQxVfHgP
シゲいる?
459 :
外伝4:2010/01/31(日) 17:08:13 ID:GhIAawJs
再び舞台は京都内の某所
私達は駅前に着いた
中々次の電話がかかってこなかったので、暫く雑談をしていた
その内容は、私達の前から突然姿を消してしまった澪ちゃんの事だ
律「ドジョウすくいの時にやる、鼻に割り箸さすのって、何ていう名前なの?」
紬「あれはパワーゲイザーって言うのよ!間違いないわ!!」
律「・・・じゃあ、パワーゲイザーでいっか」
紬「それよりも澪ちゃんの事なんだけど…」
律「澪がどうしたんだ?」
紬「澪ちゃん、時々歯に青海苔つけてる事があるの気付いてた?」
460 :
外伝5:2010/01/31(日) 17:11:21 ID:GhIAawJs
律「もちろん気付いてたよ、でもあいつショック受けそうだから言えないんだよね〜」
紬「朝からお好み焼きでも食べてるのかしら…」
会話が途切れた
心なしかりっちゃんの表情は曇って見えた
(ピロロロ,ピロロロ…)
携帯が鳴った
男『次の指示だ
線路沿いの道を歩いて3個目の踏切で待て』
律「わかりました
あ、あの〜質問があるんですけど」
男『質問は受け付けないと言ったはずだ』
律「お、教えて下さい!税金をできるだけ少なくするには、どうすればいいんですか!!」
461 :
外伝6:2010/01/31(日) 17:18:34 ID:GhIAawJs
男『時と場合を考えろ、私にその質問をするのはおかしいだろ』
律「え、でも…」
男『それに今はバイトの途中じゃないのか』
律「うぅ〜、スミマセンでした…」シュン
男『(か、かわいい…しょうがないな)・・・キイワードは“事業所得”と“確定申告”だ』
男は電話を切った、謎の二つの言葉を残して
私達は歩きながらその事について話し合った
律「事業所得って何の事かな?」
紬「事業をする事で手に入る所得(儲け)の事じゃないかしら」
律「そうか〜、でも確定申告とどう関係があんのかな?」
紬「確定申告の義務があるのって、個人事業主か年金生活者だけよ」
律「うーん、なら敢えてする必要はないのか…
それとも還付申告の事かな〜?」
紬「・・・還付申告」
“還付申告”という言葉がひどく気になったが、その理由までは分からなかった
そうこうしている内に目的の場所に到着した
462 :
外伝7:2010/01/31(日) 17:26:02 ID:GhIAawJs
駅からほんの少し離れているだけなのに、のどかで牧歌的な場所だった
律「静かな所だな〜、…あ、ちょっとあれ見ろよ!」
りっちゃんが指差す先にはトキが数羽たむろしていた
紬「りっちゃん、あれ!」
少し離れた茂みには絶滅したはずの日本狼がいた
律「あ、あ、あれは!!」
そこには久保嘉晴がいた
久保嘉晴はサッカー漫画『シュート』に登場する伝説の人物だ
インターハイ静岡予選の準決勝で見せた脅威の11人抜きは…
現実には不可能ぞな
久保嘉晴がこちらにやって来た
久保「トシ、サッカー好きか?」
律「トシじゃないんですけど…」
久保「神谷の事を悪く言うな!」
紬「え、どなたですか…」
律「ムギもう行こうぜ」
久保さんは放っておく事にした
どうせ死ぬし
台本とかVIPでやれ文盲
464 :
外伝8:2010/02/01(月) 04:24:18 ID:BAppRMJC
(ピロロロ,ピロロロ…)
携帯が鳴った
男『今からある男が来るから、そいつにジュラルミンケースを渡せ』
律「はい…」
男『そして、その代わりにスーツケースを受け取れ』
律「了解しました」
暫く待っているとトレンチコートを着たオッサンが近付いてきた
オッサン「例のブツを…」
オッサンはハンチング帽を目深に被っていて、その表情は伺えなかった
律「はい、どうぞ!」
オッサン「これを受け取れ…」
紬(わざと低い声を出してるみたい…)
オッサンはスーツケースを渡すとすぐに行ってしまった
紬「今の人、右手に皮の手袋をしていたわ」
律「ん、そうだっけ?」
紬「でも左手にはしてなかったわ…」
右手に怪我でもしていたのだろうか
あるいは右手に特徴があり、その特徴を私達が知っているとしたら…
1人だけ思い当たる人物がいる
それは死天王のリーダーで愾慄流毒手拳の使い手・影慶だ
紬「もしかして今の人って、影…」
律「待って!携帯だ、…もしもし〜私だよ!!」
465 :
外伝9:2010/02/01(月) 04:32:23 ID:BAppRMJC
男『今から駅に戻って、駅前のマックに入れ』
律「はい、マックですね」
男『窓側の一番手前の席に座って待っていろ』
駅に戻りマックに入った
しかしテキサスバーガーって何なんだろうね全く!
紬「なんで窓側の席を指定したのかしら?」
律「多分、外から私達を監視するためじゃないかな」
紬「…ねえ、このバイト大丈夫なのかしら?」
律「う〜ん・・・」
重い空気が流れた
この不安を払拭するために何か喋らなくては
紬「りっちゃん、私のモノマネ最新作見てくれないかしら」
律「どんなの?」
紬「発情期に男漁りをするメスマンボウのものまねよ!」
律「え…ちょ、やめれwww」
10分後
周りには黒山の人だかりができていた
律「お・ま・え」(ポコーン)
紬「あいたー!!」
律「人前で恥かしい事するな!
マンボウが『私は淫乱なメス豚です』なんて言うわけないだろ!!」
紬「ご、ごめんなさい…」
律「私が真のモノマネを見せてあげるわ!」
紬「それは一体…」
466 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/01(月) 04:35:26 ID:BAppRMJC
大正天皇のモノマネよ!!
467 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/01(月) 04:38:10 ID:BAppRMJC
468 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/01(月) 04:41:43 ID:BAppRMJC
>>466 でも、お前のそういう所…嫌いじゃないぜ
469 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/01(月) 04:45:45 ID:BAppRMJC
だ、だからって
>>466の事が好きなわけじゃないからね
勘違いしないでよね!
470 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/01(月) 04:49:01 ID:BAppRMJC
471 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/01(月) 04:51:27 ID:BAppRMJC
以上、自作自演でした
472 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/01(月) 10:04:28 ID:6wFIFYG2
とりあえず落ち着け
.__ (\_,,,
ヘ,,、 `゙'、.ノ ゝ ._,,,,,) ,,ll'゙゚゙ll,, ,,w-=i,,
`'、ヽ r-_ | l゙ <ノ ,l° ll .,ll゙゜ li
/ ./ ヽ-ミ''''' 二) ,,r''二,\ l| ゙l,,l゜ ,l
/./ :ノ/| | ┌'",/″ `ヽ l ,ll ゙ l″
/./ |,.゙l,| l 'ー'゜ | | ゙ll,, ,il″
/./:二ヽ .`-、二つ i\ / | ゙ll,、 ,,l゙゜
/./`/`/` λ | │ │ l 丿/ ゙゙ll,, ,il″
.././ | ( / | |.│ 丿 | ノ,,/ ゙゙l,,,ll″
くソ ヽ、ヽ-‐゙,/ i、ヽ─-' ノ .,,-'彡'" ″
゙''''''" `゙"''''''"^
474 :
外伝10:2010/02/07(日) 00:17:31 ID:akuax+Xq
馬鹿な事をしている内に電話がかかってきた
男『スーツケースを机の上に置いて、蓋を少しだけ開けろ』
律「はい、開けまし・・・うわ!」
紬「りっちゃんどうしたの?…え、ヤダ!!」
スーツケースの中には札束がびっしり詰まっていた
男『大きな声を出すな!中から一万円札を10枚だけ取り出せ』
律「は、はい…1,2,3,…,10、取りました」
男『その10枚に順番に1,2,3,4,…と番号を書け』
律「1,2,3,…,10、書きました」
男『問題です 10枚の中から3枚を選んだ時、書かれた番号の和がnの倍数であるとする(n=1,2,3,…,10)
nの期待値を求めよ』
律「え、いきなり何?」
男『10分後に再度電話をする。検討を祈る』
律「ムギどうしよう!こんなの出来ないよー!!」
紬「落ち着いてりっちゃん、こうなったらやるしかないわ2人いるんだもの大丈夫よ♪」
私達は順番に考える事にしたまずはn=1の時、全ての数は1の倍数なので確率は1となる
つまりP(1)=1
あれ?
なんだろうこの違和感は…
律「次のn=2だったら偶数になるって事だから、単純に確率は1/2じゃないかな」
紬「そうね、りっちゃん鋭いわ!」
後は2人で分担して確率を求めた結果は以下の通り
475 :
外伝11:2010/02/07(日) 00:23:06 ID:akuax+Xq
P(1)=1
P(2)=1/2
P(3)=1/4
P(4)=7/30
P(5)=1/5
P(6)=1/8
P(7)=2/15
P(8)=7/60
P(9)=1/12
P(10)=1/10
残り1分
紬「りっちゃん、確率にnをかけた数値を順に言うざますよ!」
律「いくでやんす!!1,1,3/4,…,1」
つかさ「ふんがー」
かがみ「まともに始めなさいよ!」
紬「全部たすと…、えっと…」
残り10秒
律「ムギまだか!?」
紬「・・・できた!期待値は181/20よ!!」
タイムアップ
と同時に電話がかかってきた
男『答えは出たかね』
律「期待値は181/20で…」
紬「ちょっと待って!!」
律「うわッ、どうしたんだよムギ」
紬「私に電話を代わって」
違和感の正体がわかったのだ。私は電話を代わってもらった
男『どうしたのかね』
紬「この問題に答えはありません」
律「え!なんで!?」
476 :
外伝12:2010/02/07(日) 00:27:41 ID:akuax+Xq
男『ほぉ、一体どういう事か説明してもらおうか』
紬「それぞれの確率は出ましたが、それらの合計は1にはなりません
よって問題としては不成立です」
男『フフフ、大正解だよマユゲのお嬢さん』
“マユゲのお嬢さん”という言い方に私はカチンときた(カチン)
マユゲ「私は“マユゲのお嬢さん”ではありません!琴吹紬という名前があります!!」
男『これは失礼では改めてムギちゃん、正解のボーナスとしてスーツケースから更に5万円をもってけセーラー服♪』
私は5万円をスーツケースから取り出した
締めて15万円なり
男『スーツケースを机の下に置いて店を出ろ
それでバイトは終了だ』
私達は店を後にした
律「15万か…、何か濡れ手に粟って感じだな」
紬「・・・電話の男は私の事を“ムギちゃん”って呼んだわ」
律「そうなんだ」
紬「おかしいわ…」
私をムギちゃんと呼ぶのは軽音楽部の仲間だけだ
その事をりっちゃんに言った
律「たまたまじゃないかな〜」
紬「そうかも知れないけど」
電話の男の声も気になっていた。無機質で機械のような声だった
律「そんなに気にすんなよそれよりもどっかに遊びに行こうぜ」
紬「ウフフそうね〜♪」
・豚「けいおん!はジャンプ漫画より優れている」
→ここは週刊少年漫画板。アニメ板か漫画板に帰りましょう。
・豚「それでも、けいおん!はジャンプ漫画より優れている」
→確かにジャンプ下位(べるぜ、黒子、サイレン)と比較すれば20万という数値は売れている。だから何?
20万という数値は漫画全体どころか、ジャンプの中だけでも20万より遥かに売れている漫画がたくさんある。
ジャンプ漫画より優れているなら、せめてミリオン達成はしてくれないと比較にすらならない。
・そもそも比較の仕方がおかしい
→けいおん!は週刊少年漫画ではないし、アニメ化するまでほとんど売れなかった作品。
比較対象になりえない。
・強引に比較するとしても、同じ土俵で比較しろ
→確かにけいおん!(萌え上位漫画)はジャンプ下位漫画と比較したら売れている。
だが、萌え上位漫画とジャンプ下位漫画を比較するのは公平ではない。
このような比較法は作為的なものであり、同列のものを比較しているわけではないからだ。
このような比較法が許されると、「ジャンプ上位漫画は○○(下位の萌え漫画何か)と比較して50〜100倍売れている(事実)」と表現できてしまう。
比較するならば、同じ土俵として、それぞれのジャンルの上位漫画で比較しなければならない。
・豚「サンデー、マガジンには売れている萌え漫画がある」
→それ以上に売れている非萌え漫画がたくさんある。むしろ、売れている萌え漫画の数は、売れている非萌え漫画に比べて絶対的に少ない。
週刊少年漫画ならなおさら。また、マガジンやチャンピオンは萌えに傾倒しすぎたため部数を急落させた過去があり、
萌え漫画の割合が高いサンデーは、依然として部数が下落し続けている。
・豚「ジャンプに載っているほうが、アニメ化よりも宣伝効果は高い」
→別にそのことを完全否定するわけではないが、明確な数字で根拠を示せカス
「最強の少年誌」という単語を持ち出す以上、ジャンプが深夜アニメより有利な根拠を出して証明できなければならない。
証明が不可能ならば、元々そのような前提・主張を持ち出さないこと。否定派に付け込まれる切り口になる。
このように、不条理なことを強引に通そうとするから、萌え豚が基地外扱いされることになる。
また、こちらは「アニメ化のほうがジャンプに載っているより宣伝効果が高い」と主張しているわけではない。豚の主張に具体的数値を伴った根拠がないことを指摘しているだけ。
・豚「ジャンプの最近の新人は不甲斐ない」
→そのことと、「萌え漫画を導入すべき」という主張はまったく関係がない。
また、最近の新人の漫画はまだアニメ化されていないものが多い。よって、アニメ化されているけいおん!とは、
そもそも比較対象として適切ではない。また、それを言うなら、最近の週間少年漫画の萌え作家(新人)で、
アニメ化なしで爆発的に売れている人がいるのだろうか?壊滅的に売れていない人のほうが多い。
・豚「今の子供たちは、泥臭い少年漫画よりニコ動で人気がある萌え絵が大好き!」
→根拠がない。
例えば、今の子供たちにアンケートをとって、「泥臭い絵より萌え絵が好きだ」という結果が出ているわけでもない。
そのような一部の動画は、サンプルにすらなりはしない。
ただ、ジャンプ上位漫画には依然として泥臭い絵柄が多いが、それでもトップセールスであることは確実に言える。
・豚「新人が軒並みけいおんに負けたジャンプ情けない」
→このような極端な例一つでしか優越感に浸れない哀れさを笑うしかない
・豚「それでも萌え漫画は優れている!週刊少年漫画にも導入すべき!」
→そもそも、そこまで優れているのならば、業界一位のジャンプが積極的に採用しているはずである。
萌えが時代の最先端で、新たな一大ジャンルを築き上げる大産業になるなら、
萌え専門、それ一色の雑誌が、飛ぶ鳥を落とす勢いで爆発的に勢力を伸ばしてきてないとおかしい。
何より、「萌え専門の週刊少年漫画雑誌」が存在し、それがジャンプを凌駕するほど売れていなければならない。
現実は、そのような週刊少年漫画雑誌は存在しないし、他の萌え専門雑誌は軒並み売れていない。
また、萌え漫画がミリオンを達成した事実もない。ジャンプが萌えを投入しようとしないのは、このような「萌えの壁」が存在することに起因する可能性がある。
萌えは所詮、狭い領域で粋がってるだけの分野。そして、萌え豚は取るに足りない少数派。
元々、けいおんはまんがタイムきららの中で中堅程度の人気
「つまらなければ即切り」という主義のジャンプ(しかも部数は圧倒的)で生き残っている漫画は、売り上げが低調な漫画でも面白いということになる
つまり、漫画としての面白さはジャンプ下位>>けいおん
元々のけいおんの売り上げは1巻1万部ぐらい。話にならない
そんなけいおんがアニメ化効果で急に部数を伸ばし、ジャンプ下位よりも売れるようになった
つまり、けいおんは、漫画自体のおもしろさではなく、京アニ(ヒット量産会社)の恩恵を受けて売れるようになった
結局、けいおんが売れようとも、元々の漫画としての面白さはジャンプ下位>>けいおん
けいおんのアニメは凄いけど(販促的に)
漫画はゴミ
これが結論
479 :
ななな:2010/02/08(月) 00:38:30 ID:BOHER8sA
別にマンガもアニメもけいおんじゃん?それでよくね?
480 :
外伝13:2010/02/09(火) 22:33:54 ID:r48DBqqE
-桜ヶ丘高校CEOルーム-
影慶「持って参りました」
澪「ご苦労様」
澪はジュラルミンケースを開けた。中にはゴム製のへびのおもちゃが大量に収められていた
影慶「ボスの希望通りのお品です」
澪「ありがとう感謝してるわ(これで1千万…)」
影慶「苦労した甲斐がありました」
澪「あなたに頼んで正解だったわ、フフフ(…なんでこんな物欲しくなったんだろ)」
影慶「ボスの笑顔が見られて幸せです」
澪(虚しい・・・)
こうして京都の夜は更けていった
――――
お し ま い
・・・と見せかけて
ガシャーーーン
柊かがみが飛び込んできた
かがみ「澪、そいつから離れて!」
481 :
外伝14:2010/02/09(火) 22:39:38 ID:r48DBqqE
澪「かがみ!な、何で?」
2人はMIXIの左利きコミュで知り合った
かがみ「そいつは影慶の偽者よ」
澪「影慶が、そんな…」
かがみ「よく見て、オデコに『偽』って書いてあるわ」
澪「あら、本当だわ」
かがみ「そいつの正体は怪人・触手男よ」
触手男「よくわかったな俺の正体が」
ニュルニュル(←体から触手が出てきた)
澪「いやッーーー!」
かがみ「今すぐ逃げるのよ、さもないとエロゲーみたくなるわよ」
2人は廊下に逃げた
だが澪の左足が触手に捕まった
482 :
外伝15:2010/02/09(火) 22:43:13 ID:r48DBqqE
澪「やめてッー犯される!
犯されて体に卵を生み付けられて、私の腹を食い破って幼虫が飛び出しちゃう!!
その後ボロボロになった私はどこか中東の発展途上国の見せ物小屋に売り飛ばされちゃうー!!!!」
かがみ「このままでは澪が犯され・・・(中略)・・・されてしまうわ
こうなったら」
スッ(←ネギを取り出した)
かがみ「初音ミクパワー・メイクアーーーップ!!」
かがみ「変身完了、くらえネギカッター!」
ヒュンヒュンヒュン…,ボンヨヨヨーン
触手に跳ね返された
触手男「そんな攻撃は効かない、私の超人強度は1000万パワーだ!」
483 :
外伝16:2010/02/09(火) 22:46:24 ID:r48DBqqE
澪「そんな…かがみの10倍だなんて」
かがみ「ならばダブルネギよ」
かがみは両手にネギを持ってジャンプした
かがみ「ダブルネギで200万パワー」
かがみ「いつもの2倍のジャンプで2倍の400万パワー」
かがみ「更に3倍の回転を加えて、お前を上回る1200万パワーだ!!」
かがみは1200万パワーの光の刃となった
ドッギャーーーン!!
澪「やったわ!」
かがみ「…ダメ、心臓を外したからすぐに復活するわ」
澪「とにかく校庭に逃げましょう」
2人は校庭に出た
校舎は触手男に取り込まれてしまった
484 :
外伝17:2010/02/09(火) 22:56:06 ID:r48DBqqE
澪「こうなったらアレしかないわね」
かがみ「アレってまさか…(ふわふわ時間のラップかしら?)」
澪「ガンダーーーム!」
パッチーン(←指パッチン)
ゴゴゴゴ…(←地面からSガンダムが出現)
かがみ「Sってシャイニングガンダムじゃなくて、スペリオールガンダムじゃない」
澪「では乗り込みましょう」
コクピットにはプレステのコントローラーが置いてあった
澪「くらえ瞬獄殺!」
弱P,弱P,→,弱K,強P
(コマンド入力・瞬獄殺が発動した)
ドガッ,バキッ,ズゴゴゴ
32HIT
485 :
外伝18:2010/02/09(火) 22:59:50 ID:r48DBqqE
触手男「うぎゃッーーーー!!」
かがみ「勝ったわね」
澪「あ…ちょっと見て、また立ち上がってきたわ」
触手男はまた復活し、更に柊つかさを捕まえていた
かがみ「ちょっとつかさ、アンタ何やってんのよ!」
つかさ「えへ、お姉ちゃんゴメンね捕まっちゃった〜♪」
澪「かがみの妹?それにしても触手が似合うわねあの子」
触手男「犯したる!犯したる!!犯したるッーー!!!!」
ニョロニョロ,ニョロリ-ン
触手が一斉につかさに襲いかかった
澪「あぁもう終りだ〜」
かがみ「大丈夫よ澪(ニヤリ!)
触手男アンタの負けよ!」
486 :
外伝19:2010/02/09(火) 23:03:51 ID:r48DBqqE
触手男「はぁ〜?俺は今からこの娘にチョメチョメを、ん?・・・な、何だこの力は!?」
澪「妹さん、眼が青く光ってる…」
つかさ「バルサミコ酢ガンマ砲!」
シュレイディンガーーー!!
触手男は跡形もなく吹っ飛んだ
かがみ「つかさは柊一族でも希な、両目とも秘石眼の持ち主なのよ」
澪「それであんなに強い力を秘めていたのか」
つかさはヨロヨロとこちらに近付いてきた
かがみ「つかさ大丈夫だった?」
つかさ「お、お姉ちゃん…触手の一部が…わ、私の体に侵入して・・・」
澪「て、手遅れだったの!?」
つかさ「意識が乗っ取ら・・・貴様ら皆殺しにしてやる!!・・・は、早く逃げ…」
487 :
外伝20:2010/02/10(水) 01:42:52 ID:2WYCd0Cy
かがみ「つかさ、そんな…」
つかさ「お、お姉ちゃん、もうダメ・・・グハハ、この体は頂いた!!」
ヒューン,スタッ
空から1人の少女が飛んで来た
リン「私はボーカロイド2号・鏡音リン」
触手ツカサ「く、仲間が…ふ、増えやがった…な」
リン「ではお聴き下さい
私・鏡音リンが歌います、炉心融解」
488 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/10(水) 01:44:06 ID:2WYCd0Cy
【炉心融解】
作詞:kumi
作曲:iroha
489 :
外伝21:2010/02/10(水) 01:46:05 ID:2WYCd0Cy
リン「♪夏は心のカギが〜 甘くなるわ ご・よ・う・じ・ん♪」
澪「それって桜田淳子の歌じゃない」
かがみ「でも効いてるわよ」
リンの歌を聴いて触手つかさは苦しんでいた
触手つかさ「グガガガ…く、苦し・・・お、お姉ちゃ…私をこ、殺して…」
かがみ「何言ってんの、アンタは絶対助ける!」
このままでは倒せそうにないので、仲間を探す旅に出た
-神奈川県某所-
澪「かがみ、ここはどこよ?」
かがみ「神奈川県よ。ここいらに強い妖怪がいるらしいのよ」
目の前に1人の男が近付いてきた
超イケメンだ
490 :
外伝22:2010/02/10(水) 01:48:44 ID:2WYCd0Cy
かがみ「あれは*殺生丸、左腕が復活してるわね」
(*『犬夜叉』の主人公・犬夜叉のアニキ、たぶん左利き)
澪「爆砕牙も持ってるし相当強そうね」
仲間になるように説得した
殺生丸「…なるほど、よく分った」
澪「では仲間になってくれますか?」
殺生丸「…だが断る」
かがみ「次は四人目の仲間を探しに行くわよ!」
殺生丸「…仲間になるとは、言ってない」
澪「ブツブツ言ってないでさっさと出発よ!!」
澪は殺生丸をつかんだ
澪のボインが殺生丸の腕に当たった
殺生丸「さあ早くいくぞ!」
491 :
外伝23:2010/02/10(水) 01:52:04 ID:2WYCd0Cy
更に*ともしび小僧と*爆弾ベイビーを仲間にして、数ヶ月ぶりに桜ヶ丘高校に戻ってきた
(*ドラクエ5の敵モンスター)
つかさ「お姉ちゃん達お帰りなさ〜い」
かがみ「アンタ大丈夫だったの?」
つかさ「うん大丈夫!私ね、触手を自由に扱えるようになったよ♪」
ニョリニョリ(←手足が触手に変化した)
澪「へえーこうして見ると、触手も中々いい物だ」
殺生丸「…荷物が、重い」
長旅の荷物を全て殺生丸に持たせていた
つかさ「あ、イケメンだ」
殺生丸を見てつかさは興奮した
つかさ「あぁダメ、興奮して触手が出ちゃう!触手が出ちゃうー!!」
492 :
外伝24:2010/02/10(水) 04:17:06 ID:2WYCd0Cy
つかさ「アッーーー!!」
つかさの体は触手まみれになった
かがみ「ちょっとつかさ、顔以外全部触手じゃないの!?」
つかさ「ご、ごめんねお姉ちゃん…、興奮するとこうなっちゃうんだ〜エヘヘ」
澪「ところで、最初の触手はどこから体に入ったんだ?」
つかさ「もう、澪ちゃんのエッチー!」
一同「アハハハ」
その時、空に次元の歪みが現われ、中から謎の男が飛び出してきた
??「ちょっと待てやゴルァ!!」
澪「お、お前は」
・・・・・・・
収拾がつかなくなったので、これにて『外伝』は
お し ま い
493 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/10(水) 11:57:10 ID:n8WCBsxg
スレチになってるしつまらんし…
コイツが書くの止めたら俺は真面目に書く
495 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 04:55:41 ID:KqPZIa3S
かきこ
496 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 04:57:44 ID:KqPZIa3S
497 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/20(土) 13:54:24 ID:IELwCWR8
あげ
498 :
こんとん!:2010/02/22(月) 01:15:06 ID:eUGo3aRQ
『第3部-夢伝説』
(前回までのあらすじ・・・
>>35から自分で読んで下さい)
-学校の音楽室-
唯「私達もとうとう2年生だね」
和「そうね」
唯「澪ちゃん元気かな…」
和「澪…、今頃どうしてるのかしらね」
澪が桜ヶ丘高校のCEOになってから数ヶ月が過ぎていた
ガラガラガラーッ!
澪「おっす、オラ*人身御供!」
(*ひとみごくう:言いなりや犠牲になる事)
唯「み、み、澪ちゃん!?」
和「澪!!…アンタどうして」
澪「私さあ、CEOを馘になっちゃったんだ」
・・・・・・・
先日の株主総会での澪のラフな服装が問題になった
499 :
こんとん!2:2010/02/22(月) 01:17:06 ID:eUGo3aRQ
-株主総会後の記者会見-
記者A「秋山さん、株主総会での服装の乱れが指摘されてますが、どうお考えですか」
澪「チッ、うっせーな」ボソボソ…
澪「反省してま〜す」
記者B「この件で、今後の会社経営に何か影響はありますか」
澪「影響はありますん」
記者C「どっちだよ」
記者D「これからの会社運営について、社員達にはどんなスタイルだと思われたいですか」
澪「・・・渋い!!」キッパリ
澪「〜〜〜」
澪「フッ、ヘヘヘヘ…」
アハハハハ…(←周りからの失笑)
・・・・・・・
500 :
こんとん!3:2010/02/22(月) 01:18:42 ID:eUGo3aRQ
澪「って訳で、株主からすごいクレームが来たんだよ」
唯「大変だったんだね」
澪「まぁ、とりあえずお邪魔するよ〜」
和「・・・」
唯「・・・(なんか声かけづらいな〜)」
澪「・・・静かね
こう静かだとあの日の事を思い出すわね」
唯「あの日の事って?」
澪「それは…」
唯&和「・・・」ゴクリ
501 :
こんとん!4:2010/02/22(月) 01:24:43 ID:eUGo3aRQ
澪「それは・・・
大政奉還だよ!!
ぶぁはははwwwちょ〜ウケるwwww大政奉還ってwww」
和(何こいつ)
澪「慶喜(15代将軍)、凄く悔しそうだったな…」
唯「えっ、澪ちゃん本当に見たの?」
和(なわけないだろ)
澪「去年は殆ど試合に出られなくて
・・・ってそれwww巨人の高橋慶喜だろww腹よじれるー!!wwwww」
唯「澪ちゃん…」
澪「た、高橋www慶喜ってwww!!!!こ、米将軍ってwwwww」
和(それは吉宗(8代将軍)だろ)
澪「お米券(キリッ!)」
澪「お米券(キリッ!)」
澪「大事な事だから2回言ったわ」
502 :
こんとん!5:2010/02/22(月) 01:26:57 ID:eUGo3aRQ
唯「はぁ〜」
澪「唯も言って、お米券(キリリッ!!)ハイッ!」
唯「…え」
澪「言いなさいよ」
唯「あうぅ…お、お米券・・・」
澪は携帯のメールをチェックしていた
迷惑メールしか来てなかった
澪「あ、ごめん。聞いてなかった
もういいや」
和(本当にどうでもよさそう)
澪「でも、返還記者会見は今でも覚えているわ…」
唯「ど、どんなだったの…かな?」
和(相手にすんなよ)
澪「神妙な顔でこう言ったわ…」
唯&和「・・・」
澪「“体力の限界!!”
・・・ってそれww千代の富士wwwwwや、やべwwwもう限界…」ハァハァ…
またツマランのが湧いた
このスレももう終わりだな
504 :
こんとん!6:2010/02/22(月) 15:53:33 ID:eUGo3aRQ
和「もうこっちが限界よ…」
澪「限界,限界,玄海灘ー、なんちて(←ちょ〜ウケるww玄海灘ってww)」
和(つまんね)
澪「唯、あんたも何かおもろい事言ってよ」
唯「…え、また〜(もう嫌だな)」
澪「早くしないと爆弾が爆発しますよー、はいカウントダウン開始!!5,6,7…」
唯「え〜と…、あっ!sin,cos,tanー・・・ど、どうかな…?」
澪「・・・」ガタッ!
澪は突然立ち上がった
体は小刻みに震えていた
澪「さっきから…ずっと…我慢してきたけどさ・・・」プルプル…
唯「ごご、ごめんね澪ちゃんッ、わ、私ね!!」
505 :
こんとん!7:2010/02/22(月) 15:56:33 ID:eUGo3aRQ
和「澪、怒らないで!
唯はこれでも精一杯やったのよ!」
澪「うんこ」
澪はトイレにいった
和「ハイパー疲れた…」
唯「(ハイパー?)…澪ちゃん何か病気かな」
和「・・・こっちが病気になりそうよ」
ガラガラガラーッ!!
澪「大変大変!!」
和「今度は何よ」
澪「スゲーでっけえうんこが出た!
あれならギネスにマジ載るかもwww
まだ流してないから2人も見に来いよwwww!!!!」
唯「…もう死にたい」
澪「写メ取りまくってみんなにメール送ってネットにうpして、wwwこりゃー忙しくなるぞウヒョーーー!!!www」
506 :
こんとん!8:2010/02/22(月) 15:58:47 ID:eUGo3aRQ
この後、澪は『うんこ』という言葉を連呼し続けた
1時間後
落着いた澪は紅茶を飲んでいた
澪「という訳で、またこれからもヨロシクね♪」
唯「・・・でも良かった、澪ちゃんが戻ってきて」
澪「で、いきなりだけど唯にお願いがあるの」スルスル…
澪はいきなりスカートとパンティを脱ぎだした
和「ちょっと、何してんのよ」
澪「尻にオデキができて超痛いんだ。唯、潰してくれ」
唯「そ、そんな〜無理だよ」
澪「・・・(プッツン)何でだよおぉぉぉぉ友達だろうがぁぁぁぁッ!」
唯「澪ちゃん…」
507 :
こんとん!9:2010/02/22(月) 16:00:59 ID:eUGo3aRQ
澪「オデキがいてえんだよぉぉぉぉ!寝れねえんだよぉぉーー!!」
和(こいつの頭蓋骨を潰したいわ)
澪「唯のその綺麗な手で潰してくれよぉぉぉぉぉぉ!!!!
・・・そうだ!和が潰して♪」
和「えっ、私…」
澪「さあさあさあ」
和「・・・」
澪「ほーいほーいほーーーいッ!!」
澪は尻をプリプリ振りながら和に近付いてきた
ブチンッ! 和はキレた
和「死ねやこのクソ女がぁッ!てめぇからはゲロ以下の臭いがプンプンするぜッーーー!!」
澪「…う」
澪「…うっ、うっ」ポロポロ
508 :
こんとん!10:2010/02/22(月) 16:03:10 ID:eUGo3aRQ
澪「…う、うわぁ〜〜ん、和に『死ね、このドサンピンのド低脳ぬけ作ハゲ』って言われたーーー!!!!」
澪は下半身丸出しで音楽室から出ていった
澪「うおぉーwwこの地球に生まれてきて良かったぁーwwww」
和「澪…誰よりも愛が深いゆえに、愛を捨てた女・・・」
数分後、澪は妹の*ブゾリを連れて戻ってきた
(*北斗の拳に出てきたザコキャラ・でかくてキモい)
ブゾリ「おお、お姉ぢゃんをい、いじめだのは、誰だー!?」
和「律よ(キリッ!)」
律「グガー、グガー」
律はソファで昼寝をしていた
509 :
バイト君:2010/02/22(月) 23:02:15 ID:hNPGUWFq
続きはWEBで。
510 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/22(月) 23:43:41 ID:hNPGUWFq
真面目にSSでもかいてやろうかな。(笑)
「I'll be here 4 U.」
何気ないある冬の日。
新聞受けの中に新聞に雑じって手紙のようなものが入っていた。
宛名も、住所も、送り主の名前すら書かれていない。
A「ん〜〜〜〜〜〜〜。誰だぁ?こんなの送ってきたのはぁ…。」
なんせ、久々の大雪に見舞われた次の日の朝だ。とても寒かったろう。
A「う``〜〜〜〜〜〜〜〜〜!さっびぃ〜〜〜。」
急いで家の中に入る。
Aは、学校に行くまで時間があった。
あの新聞の中にいっしょに入っていた紙を眺めていた。
そこには、歌詞のようなものが書かれていた。
…冷たい風が 君の頬をかすめる
二人歩いた 通学路を歩く
昔から変わらない その笑顔と
二人だけの Secret Time 欲しいよ……
A「ん…。なんか背中がむずむずするなぁ。」
A「あぁ。さっさと準備しないとな。」
なんだか割り切ったような顔でトレードマークのカチューシャを頭につけた。
511 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/23(火) 00:11:30 ID:c42RNR5O
>>510の続き
A「さみぃ…。」学校までの道のりを歩く。
A「さっきのあれは何なんだろう…もしかして…ないよね(笑)」
B 「っくしゅんっ…」ブルブル
(さむいな。誰か私の悪口言ったのかなぁ…
それとも藤壺の話かな…ミエナイキコエナイミエナイキコエナイ…)ぼーーーん!
そんなところに唐突にやってくる人影が。
A「みぃーーお!お前何やってんだぁ?」
澪「ふぇっ? りっ、、りつぅ!いきなりだなぁ。
(もしかして、藤壺の話とかしてないよね…)…なんでもない。×2」アセアセ
律「わりぃわりぃ!ところでぇ、」
澪(…宿題見せろとか言うんだろうな。)
律「こないだのクリスマス会&新年会の写真ってまだ?」
澪「あぁ、ちゃんとあるよ!部活の時渡す。」予想は外れ、ほっとした。
一方では、
F「お姉ちゃん!お姉ちゃん!もう、あさだよ!
てか、それ私のパジャマじゃん!」
布団の中でぬくぬくしている物体に優しく声をかける。
C「(モゾモゾ…モゾモゾ…)うぅぅぅぅぅぅ。うーいー、いまなんじぃ?」
憂「もう、8:00だよ。」(ヤバい、学校遅れるよぉ。)
C「ふぇ!??おくれちゃうぅぅぅぅぅ!」
布団の住人はいきなり布団からバサッと起きて部屋から飛び出していった。
その勢いのなかで淡々と必要事項を言っているが…。
憂「ご飯ちゃんと食べてってね。って聞いちゃいない!」
512 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/23(火) 00:56:56 ID:c42RNR5O
…へっへっへっへっへっへっへ…
信号が赤でも飛び出しそうなくらいにCは焦っていた。
ちなみに、今日は憂は見学旅行の振り替えで休みだった。
駅の隣の踏切の遮断機が下りかかっているのを見て猛スパートをかけている。
ギリギリ踏切を越えたところにひとりの少女が歩いていた。
C「うぁ〜〜〜まにあいそうだぁ!!和ちゃ〜ん、みっけ!」
その少女の隣に位置をつけた。
C「おはよう、和ちゃん。」
和「おはよう、唯。ずいぶん汗だくね。寝坊でもしかけた?」
和「憂ちゃんに迷惑かけてるんじゃない?しっかりしなよ。」
唯「えへへっ。」
唯「今日って、寒いね。」和に抱きついた。そして、
唯「あったか。あったか。」
くっつかれたほうは少し驚いたが、幼馴染だけあってそこは黙認している。
和「…唯。これじゃ、学校遅れちゃうわよ。でも、いいわ。あったかいし。」
…その後ろ姿に目を光らせる人物が…
D「うふふっ。朝からいいものを見せてもらいました…。」
そのころ憂は両親がいない家の中の掃除をひと段落させたようだ。
憂「…暇かなぁ。梓ちゃん。メールしてみよう。」
…今日暇だったら、いつものところで遊ばない? …
携帯電話を取り出しこのようなメールを梓に送った。
憂(ちょっと時間的に早すぎたかな…)
〜〜♪
梓「にゃっ!なんだ…憂からかぁ。」
びっくりしてすぐにほっとする自分になさけなく思った。
513 :
暇潰しSS:2010/02/23(火) 02:21:31 ID:a0jsuhc1
律「唯、今日は憂ちゃんの誕生日だな。何かプレゼントするのか?」
唯「うん、するよー」
澪「何にするんだ?」
唯「お菓子だよ、帰りに買っていくつもりで…」
紬「ダメよそんなんじゃ!」
唯「え?」
紬「既製品を買うだけじゃ味気ないじゃない!もっと心のこもったものがあるでしょ?」
唯「というと…?」
紬「ゴニョゴニョ」
唯「え!?そ、そんなの無理だよ!」
紬「負けちゃダメよ!憂ちゃんのこと好きなんでしょ?」
唯「う…うん…」
紬「なら大丈夫!成せばなる、よ!」
唯「わかった…私、頑張って成すよ!」
紬「そうこなくっちゃ!」
梓「ムギ先輩、何を吹き込んだんでしょうか」
澪「ろくなことじゃなさそうだ…」
――――
今日は私の誕生日。
お姉ちゃんから素敵なプレゼントがあるらしいです。一体なんだろうな…
唯「お待たせー」
憂「お姉ちゃん、プレゼントってな…」
唯「プレゼントは…私だよ!」
そこには下着姿のお姉ちゃんが!い、いくらなんでもこんなの…
憂「いただきます!」
唯「きゃー♪」
―――
律「唯、昨日の憂ちゃんの誕生日はどうだった?」
唯「…すごかったよ…色々ね…」
律澪梓「何が!?」
紬「勝った…」グッ
514 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/23(火) 02:42:52 ID:c42RNR5O
一時間目、二時間目と時間が過ぎていった。
そして、昼休み…。
澪「うわぁ〜〜。和ぁ、全部自分で作ったの?」
和「別に、大したものなんか入ってないって。(笑)」
いつものように変哲もない話が空間を飛び回る。
和「ねぇ、さっき律とすれ違ったんだけどなんか変だった。」
和「あなた、何があったか知ってるんじゃない?」
周りとは少し空気が違うようなものが二人を取り巻いた。
澪「朝の時は何ともなかったようだけど。」
和「…そっかぁ。なんでもない。澪なら知ってるかなと思って。」
澪(何があったんだろ…律ぅ…。)
澪「…後で部活で会うからその時にでも。」
それと同時進行でほかのクラスでは、
唯「ほーーーーーーーげーーーーーーーーーーーー」
紬「あらあらあらあらあらあら。…フフッ」
律「……………」
いつもの元気印が窓の外をぼんやりのぞく。
唯「ほーーーーーーーーーげーーーーーーーーーーー」
紬「唯ちゃん、ほっぺについてるわよ。」ペロッ
唯「あ、ありがとう。むぎちゃん。あれ?りっちゃん?」
紬「りっちゃんがどうかしたの?」
律「…」
唯「りっちゃん?」
律「…」
唯「おーい!りっちゃん!」
律「…」
唯「りっちゃん、りっちゃんってばーーー!」
紬「ねえ、りっちゃん!」
唯紬(おかしいなぁ。いつもだったらすぐ反応するのに…)
515 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/23(火) 03:53:14 ID:c42RNR5O
余りにも反応しないことにしびれを切らした一方が近づく。
しかし、その気配には気付いていない。
唯「りっちゃん!」ムギュ!
律「あ!唯っ!呼んでたのか?ごめんごめん。…」アハッアハッアハっ
紬「どうしたの?具合でも悪いのかしら。」
律「なんでもないよ〜〜ん!ほ〜〜ら!」
さっきまでの体を取り消すように髪の毛でひげを作って唯と絡んでいる。
紬(なんか、いつものりっちゃんでないのはわかる。でも、どうして?)
しばらくして、律は今までと同じ様に魂の抜け殻になっている。
律(朝あんなもの読まなかったらよかったな。なんで見ちゃったんだろ…。)
律(「君は思ってるより おんなのこだよ」「前髪下ろしたときは どれほど好きになれる?」って、
書いてたけどさぁ、なんかこんなこと前にもあったけどあれは澪の仕業だったし、またあいつが?)
心の中でぼやいた少女は授業中も視点を一点にしていた。
さわ子「ちょっと?田井中さん?どうしたの?」
律「え?あっ!なんでもないです。」
さわ子「そう。それならしっかり授業を受けること。」
律「はい。」
―――そんなこんなで放課後になり、部活にいそしむ姿が多くなった。
律(いつもの軽音部が始まるんだ。周りにはいつもと同じようにふるまわなければ…。)
今日は彼女は掃除当番ではなかったので一番早く部室にしてはティーセットが置いてあったりと
ほかの部室にはないまったりした雰囲気がある。
516 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/23(火) 03:54:33 ID:c42RNR5O
ギィィィィィ…。
唯「りっちゃん、おいっす!」
律「オーっす!」
唯(今までどおりのりっちゃんだなぁ。)「何考えてるの?」
律「それはなぁ、あれだよ、あれ!タイバンのこととか!!」
唯「年末のライブハウスのときは楽しかったよね。」
しばらくたってみんながそろった。ただ、梓は振り替え休日で休みである。
紬「みんなそろったことだし、お茶にしよ?」
紬「きょうはレモンティーとマドレーヌとクッキーよ」
机の回りにいつもの定位置に座った面々。
まったりとした空気が空間いっぱいに広がる。
唯「お寒ぅございますねぇ」
律「そうでございますわん」
唯「りっちゃん!それっ!」律の両頬に冷たい手が触れる。
律「お!やったな?おっ返しだぁ!」同じことを唯にやる。
紬「ふふふふふふふ…」となんだか微笑む。
ひとりだけその空気の中に入れなかった。
澪(絶対、なんかあるな…。いま聞いてもはぐらかされるだけだし…。
でも、和の話はほんとのようだ。付き合い長いんだからそれくらいわからないと。)
澪「な…なぁ律」
律「ん?なぁに?」
澪「もうそろそろ進路とか部活とかぼんやりでも話しとかなきゃいけないんじゃないか?」
律「まだ早いけど、それもそうだな。」
唯「むぎちゃん!むぎちゃん! このマドレーヌおいしいよっ!」
律澪(空気読もうぜそこは。)紬(ふふふッ。)
唯「あ、ごめんごめん。部活の話だよね?」
澪「そうだよ。とりあえず、これからの事を考えておかないと後で大変なことになるからな。」
律「んで、これからどうやってくんだ?」
紬「私は、このままがいいなって。みんなと一緒にいられる時間が私の幸せだもの。」
紬「だから、部活はある程度ずっと続けたいな。」
律「そうか。そしたら、唯はどうなんだよ。」
唯「私も、むぎちゃんとおなじだよぉ。ここでお菓子食べて、みんなでだべって、
ギー太もひけて、みんなと曲を合わせられる。」
唯「だから、今はそんなことを考えなくてもいいと思うよ。澪ちゃんは?」
澪「私は…これの言いだしっぺだからなぁ。来年の事もあるし、そう考えたら梓の事もいろいろとね。」
澪「このバンドは大事にしたいと思ってるよ。」
律「私だって…ね。これからもよろしくな。」
律「というわけで、どうする? 新しく曲でも作るのか?」
澪「そうだな。もうそろそろあの4曲だけじゃつらい面もあるし。」
唯「いろんな曲を合わせたいよね。」
紬「自分たちの成長を見てもらいたいものよね。」
唯「そしたら、みんなで作っていくってのはどお?」
律「それいいな。いままで、澪とむぎにまかせっきりだったしな。」
律「それが、うちらの卒業の時にできればカッコイイよね。」
紬「やりましょうよ!ね?」
紬が手を輪の真中に出した。それに次々と重ねていく手、そして、掛け声とともにその手は離れた。
――誰かを忘れていた。
517 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/23(火) 04:04:17 ID:c42RNR5O
――きょう、休みだった2人の動向はこんなものであった。
〜
こんにちは、平沢憂です。
今日は、暇だったので梓ちゃん(いけにえ)と遊ぶことにしました。
いつものコンビニ前、雪が積もっているので少し神秘的です。
〜
梓「おーーい!待った?」
憂「あ!梓ちゃん!てか誰?」
憂「真っ白すぎて誰かと思ったよ。そしたら行こうか。」
梓「うん。」
憂「梓ちゃんこの服かわいいね。どこで買ったの?」
梓「近所のしま○らだよ。あそこいいのあるもんね。安くてかわいいもんね。」
憂「へぇ。ちょうど今日服見に行こうともしてたんだけど後で行く?」
梓「いくいく!どこなの? 」憂「秘密だよ?」梓「ぶーーーーー!」
しばらくして、いつものハンバーガーショップに到着。
518 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/23(火) 15:24:24 ID:c42RNR5O
注文をし終え、席に向かい合って座る。
やっぱりたわいもない話をが始まる。
憂「研修旅行面白かったね。とくに、先生たちが。」
梓「そうだね。あの先生は大人げなかったなぁ。」
憂「うんうん。あの人はねぇ…。」
…梓(楽しいな。明日は何があるんだろうな。てか、さっさと憂、服買わないのかな?)
しばらくして、憂のよく通っている服屋に到着。
梓(…う〜ん。やっぱり、憂のイメージそのまんまだな。あの服いいなぁ。)
憂「どうしたの?梓ちゃん。あの服カワイイよね。あのフリルが…」
憂(梓ちゃんが着たらとてもかわいいだろうな。)
梓「買っちゃおうかなぁ。」
…憂(梓ちゃん、とっても楽しそう。お姉ちゃんにも見せてあげたいな。)
いつの間にか日は傾いていた。
梓「今日は楽しかったな。また行きたいね。」
憂「そうだね。でも、ごめんね。朝早くメールしちゃって。」
梓「いいよ。いいよ。楽しかったんだし。」
憂「そしたら、私はこっちだから、またね」ノシ
梓「うん。またね。」ノシ
その時、聞きなれた4つの声が聞こえてきた。
…「でね、それでね。あれで、あれなんだよ。」
…「ほぉ〜。やっぱりこれだよな。」
…「でも、こっちのほうがいいなぁ…//」
…「澪ちゅわぁんは、素晴らしいセンスを持っていらっしゃいますものねぇ。」
…ゴツンっ!!「いったぁ〜。私、何もいってないじゃぁん!」
…「まあ、まあ、まあ、まあ、まあ、まあ」フフッ
…「6回だぁ。」「って数えてるんじゃねぇ!ってあそこにいるの憂ちゃんだよね?」
…「そうだ!アズにゃんもいる〜〜!」
…「う〜〜〜い〜〜〜〜!」「お〜い!アズにゃぁぁあぁぁん!」もふっ!
梓「いきなり抱きつかないで下さいよぉ…//」
唯「アズにゃ〜ん。ごろごろ〜、ごろごろ〜」
憂「あ!みなさん、こんにちは!」
澪律紬「こんにちは!」
律「二人でどっか行ってたの?」
憂「はい。ちょっと遊びに。」
澪「明日からまた学校?」
憂「はい。」
519 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/23(火) 15:43:13 ID:c42RNR5O
少し、その場でしゃべってみんな帰るべき方向に足を踏み出した。
――
憂「学校、どうだった?」
唯「りっちゃんがね…こうでね…あれでね…」
唯の何気ない話に憂はうなづきながら聞いている。
憂「そっかぁ。皆さん大変だったね。ところで、今日の晩ごはんは何にする?」
唯「マシュマロ豆乳鍋!」
憂「わかったよ。お姉ちゃん!私、頑張って作るから待っててね!」
520 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/23(火) 18:28:40 ID:c42RNR5O
――
澪「あのさ…律?」
律「何だぁ?何言おうとしてるのかわかってるよ。」
澪「おまえはエスパーか!」
少し息をついて澪は心配そうに話し始めた。
澪「今日、何かあったのか?和からも聞いたぞ?部活の時もなんか変だったし。」
律「…うん。関係ないよ。(朝の手紙はお前か?って聞けないよ。)//」
澪「ホントか?でも、律らしくない!そんな、暗い顔されても困るし。」
律「…(聞いてみようかな?)」
律「あのさ…朝…」
澪「朝がどうしたんだ?」
律「あのさ、…」澪(!!)
澪「そういえば、昨日の夜にメールしただろ?新聞受けに歌詞入れとくって。」
律「(ああ、やっぱこいつか。でも、いつもとは違う感じだったな。)…ははっ!」
律「どうしてくれるんだよぉ!澪!私の乙女心に傷つけるつもりか?」
澪「メールちゃんと見なかった律が悪かったんだろ?」
律「nだとぉ〜〜〜〜〜!」こそこそ…「ほれっ!」
いきなり、澪のほほに冷たい手が触れた。
澪「ひゃぁん!こら律ぅ〜…」(ゲンコツはできないな。ここは…)
澪「仕返しだぁ!」ピト…
律「あ!澪の手あったか〜〜い!ふふ〜ん!(^ヮ^)」
お互いのやっていることにおかしくなって、その場の空気が暖かくなるような感じがあった。
しばらく歩いて、
澪「…今回の詞はどうだった?//」
律「う〜〜ん。この前より好きだよ。でも、私のこと書いてないか?」
澪「…え?…あっ…//」
律「いいよ。ごまかさなくても小学校からの仲でしょ?」
澪「今回のは、律のために書いたんだ!いつも一緒だったから。いつの間にか、隣にいてくれないとだめになって…」
律「そうか。そうか。澪姫様はこの律王子様がいないとだめなんですね?」ニイッ!
律がそうからかうと、反射神経的にゲンコツが来ると構えていたが今回はそうではなかった。
521 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/23(火) 18:39:52 ID:c42RNR5O
澪「ホッホ、ホントに書くのがとてもつらかった。」ジワッ
律「おいおいおいおい、泣くなよぉ…。」
彼女は、泣いている相手をなだめる、しかも小学生くらいの女の子を扱うように
彼女なりに優しく声をかけた。
律「そしたら、明後日休みだから家に泊まりにきなよ?」
律「たっぷり、この律さまが愛してやるからな!」
澪「何だ?そりゃ?…ハハハハハハハ…」
――
梓(寒いな…)「家に帰ってもひとりか。どうしよう。何やってようかなぁ。」
梓はいつもの道のりを歩いていた。
紬は電車を待つホームに立っていた。
紬「今日もいいものが見れたわ。斎藤。」
斎藤「左様でございますか。お嬢様。」
…「まもなく、列車が入ってきております。危ないですので白線の内側より出ないでください。」
彼女たちの特別な日々が始まった。
522 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/23(火) 19:17:06 ID:c42RNR5O
翌日…学校が終わり、放課後。
律「うぅ〜〜さびぃさびぃ!何なんだこの寒さはっ!」
ガチャっ
澪「お!律!早いな。ほかのみんなは?」
律「唯なら、さわちゃんによばれてずっとそれきり。むぎはいま日直だったから日誌書いてるよ。」
澪「そうなんだ。だったら、昨日の歌詞の感想いってくれないか?」
律「…」チュッ…「これが答えだよ。澪っ。」ニイッ!
澪(私はそれ以上だよ?いまは律しか見えない。)カァァァァァァァァァァァァ「あり…がと…」
ガチャっ!律「誰か来たぞ!」二人は所定の場所についた。
…「りっちゃん、おい〜す!」「みなさんこんにちは。」…「唯と梓かぁ。同時に入ってくるって珍しいな。」
唯「まあね。」
ガチャ!「あ!みんな揃ってたのね。」…「お!ムギぃ!」
しばらくして、
さわ子「ムギちゃん、ミルクティーお願い!」
紬「は〜い。」
いきなりあらわれてそのようなことを言うから全員が(ムギ以外)ぶっ飛んだ。
いまや恒例となっているティータイムの時間だ。
律「あのさ、昨日澪と唯とムギと話したんだけどな。」
律「新しい曲を書きたいってことになったんだけど?どうだ?梓。」
梓「う〜〜ん。いいですよ。今回も澪せんぱいとムギせんぱいが作るんですよね?」
唯「はいはいっ!今回は、みんなでつくろ〜よ!」
紬「いいわね。それ!」
梓「あまり自信ないですけど、やってやるです!」
ここから、彼女たちの結晶が作り上げられていく。
よ 恥 | ____ | 言 い
ね ず | /:_____ : `ヽ | っ い
・ か | i: : /----------i: : : : ヽ | た .か
・ し | |: : |`´ `´`´`´`´|: : :|: : : || ら 悪
い | |: : | −- -− |: : :|: : : || ・ い
ヽ |: : | ┳ ┳ |: : :|: : : :|| ・ か
/ ̄ .|: : | ┃ ┃ |: : :|ヽ : :|| で
|: :ノ '' '''u|: : :|ノ : :| ー _
|: :ゝ、 __ !: : :i: : : :| ノノ
|/|:∧` ー`-´┬ イ|: : :|: : :/
ノ __ i/ `^_> ‐ヘ| ヘ |ノレレy´
) 〈彡テ /::|:::::/爪/::::} ̄\
) \ソ| /::<:::::| /:::ノ::::::::::::}
で、いつから本気が見られるの?
とりあえずこんとんよりはマシといったところ
526 :
今回はなにもないよ。ごめん:2010/02/25(木) 02:07:05 ID:tFuV2pnB
その日の夜…
…カタカタカタカタ…カタカタ…カチッ!…
澪「今回はみんなで作るとか言っちゃったけど、やっぱりいつもの癖で勝手に詞を作りたくなってるなぁ。」
澪「どうせ、律に見せたら…『うぅ〜、背中がむずむずするぅ〜』とか言われるだろうな。」
〜〜♪
澪「あっ!ムギからだ。…今回はみんなで作れるから嬉しいなぁ。私から提案なんだけど、大切な人への感謝の気持ちを書いてみたいなって。」
澪「いいなぁ。…大切な人かぁ。…//」
――唯の家では…
憂「お姉ちゃぁん!ごはんできたよ!手伝ってくれない?」
唯「うい〜!今行くね。待ってて!」ダダダダダ…
唯「今日は、マシュマロ豆乳鍋じゃなかったんだぁ。」シュン・・・
憂「それは、また今度ね。お姉ちゃん。」フフッ
唯「そうだね憂!今日ね。隣の席のハルちゃんがね…でね。…で、すごかったんだよぉ!」
憂(お姉ちゃんとっても楽しそう。私も楽しくなっちゃった。)「私もね、…でね、だったの。」
くだらない話が食卓をにぎやかにした。
唯憂「ごちそうさまでした!」
しばらくして、
唯「う〜〜〜〜〜〜ん。みんなで曲作ろうとか言ったけど、私は何をすれば…ム〜〜〜〜〜〜〜…」
ガチャ!
憂「お姉ちゃん!どうしたの? 私にできるなら力になるよ!」
唯「それがね憂〜〜。みんなで曲を作ろうってことになってさぁ。」
憂(お姉ちゃんが作曲? どうしよう今のうちにサインねだっちゃおうかなぁ〜〜//)
憂「お姉ちゃん、頑張ってね! 私お姉ちゃんの力になれるかわからないけど。…明日、早いから寝よ?おやすみ。」
唯「おやすみ、うい〜。」
527 :
今回はなにもないよ。ごめん:2010/02/25(木) 02:50:13 ID:tFuV2pnB
翌日、めったに降らない大雪が解け始めた。
律「へっくしょい!ちきしょーー!…ふぇ〜、風邪ひいたかなぁ・・・」
いつもと変わらない通学路、樹、建物、空。
そこにいつもと変わらない時の流れがある。
この日も何も大きなニュースは飛び込んでこず、放課後になっていた。
…音楽室
ガチャ!
唯「あっ!みんな来てたんだ!」
澪「ずいぶんと遅かったな。待ってたんだぞ!」
律「おまえあれか? 呼び出し食らったか?」
唯「え…うん。(さすがにいままで机の上で寝てたなんて言えないよね。)」
紬「唯ちゃんも来たことだし!お茶にしましょ?」
梓「練習がさk「寒いからひとまず身体があったまらないとな!(律)」
一番下の梓はここで何も反撃できない自分に悔しさをぶつけたらしい。
ティータイムでの話が咲いたころに律が立ち上がった。
律「オホン!…昨日言った通り、我々放課後ティータイムは新曲を作るわけだが…」
澪「…なんだ?急にかしこまって。」
律「いろいろ考えた結果、みんなでどういう風に作っていくのかが先決だと思うんだけど。」
律「何か考えとかないか?」
ここで、紬が澪になんとなく目線を合わせた。そして、何かを言わせんばかりの顔を向けた。
澪「そういうのは、作っていくうちに決まるだろうし、それよりも歌の内容を考えないか?」
律「それもそうだな。いままで澪のきらきら〜ふわふわ〜な感じだけだと偏っちゃうからな。」
全員の前に立っているおでこ姫の頭にクリーンヒットが当たった。
律「なんで、いつも私だけ〜?」
澪「悪かったな。きらきらやふわふわで!」
ほかの3人はそれを見て笑っていた。楽しそうに。。。
梓(わたしかなり空気ですよね?)
律「よーし!みんなこれでいいのか?」
梓「私はかまわないですよ!やってやるです。ギターの事ならですけど。」
唯「ありがと―!あずにゃん!助かるよぉぉぉぉぉぉ。」ムギュ!
……梓「痛いです!痛いです!ちょ。。。」ほわ〜〜ん
……一同(落ち着いてるよ、てか、抱きつかれて安心しきってるよこいつ。…笑)
紬「私は、みんなが楽しくやっていければそれでいいかな。」
律「よっしゃ!これで決まりだな。でも、何を伝えたいんだ?」
唯「ギー太!」
紬「たくあんの事かしら。」
梓「アズにゃん2号!」
律「おまえら、全くばらばらだな〜〜!(笑)。ところで、澪は?」
澪「え?うん…った、『大切な人』!」
律「もしかして、私の事か?」
ぼこっ!っと鈍い音が広がる。
澪「…たとえば、私たちを応援してくれる周りのさぁ」冷静に語り始めた。
澪「たとえば、さわ子先生とか、憂ちゃん、和とかいるだろ? ほかにも、学校のみんなとかね。」
唯「いいね。それ!うん!それでやろーよ!」
唯「ね!?やろー?やろー?」
梓「唯センパイがそこまで言うんだったらやりましょう。」
唯「アズにゃんはやっぱりアズにゃんだね!」
紬「みんなで作るんだから、もう少し気合入れないとね。」
528 :
今回はなにもないよ。ごめん:2010/02/25(木) 03:05:47 ID:tFuV2pnB
数日たったある日!
じゃっじゃっじゃ〜〜ん!
澪「ふぅ…やっとできたぁ!なんとかできたな。」
律「そしたら、記念にっと…」
澪「あっ!それ私のカメラ!」
律「こまかいことはきにしなぁいきにしない!」
律「ほら!みんな集まって!梓もさ!ほらはーやーくぅ!」
律「行くよ?」カシャ!
その写真は、唯が初めて部室の戸を叩いたときに取ったものと同じように律はおでこしか出ていない。
それには、彼女は不服ではなさそうだ。最高の傑作(マスターピース)ができたからだ。
(今回はこれで終わりです。内容が薄すぎてつまらなかったと思います。次回も頑張って挑戦します!)
529 :
今回はなにもないよ。ごめん:2010/02/25(木) 03:12:55 ID:tFuV2pnB
>>528のつけたし部分
その写真は、唯が初めて部室の戸を叩いたときに取ったものと同じように律はおでこしか出ていない。
それには、彼女は不服ではなさそうだ。最高の傑作(マスターピース)ができたからだ。
…
部室の机の上には30枚くらいの五線譜とノートの束。
何回も書きなおしたろうその筆跡はとてもきれいではなかった。
清書らしきものがそこに置いてある。この部活のいつもの作詞者の字であろう。
タイトルの部分にはっきりと書いてある。
「Be here for you!」(ここにいるよ!)
誰に対してであるのかは不明だが、
5人それぞれがそれぞれ想う人のためにこの曲を書いたのだろう。
この曲を演奏するのはいつの日になるか…。
(終)
530 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/25(木) 11:15:00 ID:uUuSooOa
乙
また暇な時にでも書いてくれ
ここなら気楽に書けるでしょ
531 :
今回はなにもないよ。ごめん:2010/02/25(木) 13:30:47 ID:tFuV2pnB
532 :
今回はなにもないよ。ごめん:2010/02/25(木) 15:21:32 ID:tFuV2pnB
…続編 #2「風邪!」
桜高軽音部の面々が新たな曲を完成させて早一週間。
この冬真っ最中の恒例行事「インフルエンザによる学級閉鎖」が彼女たちを襲った。
ここに学級閉鎖という不幸に見舞われた二人が通りを歩いている。
梓「心配だな…。先輩方インフルエンザとかかかってないよね。」
憂「うん…。そうだね。かかってなきゃいいんだけど。」
梓「唯センパイは大丈夫なの?」
憂「お姉ちゃんは今のところ大丈夫だよ。朝、昨日のアイスの食べ過ぎでおなか壊しちゃって…でも、普通に学校行ったから。」
梓「唯センパイらしいわね。」
憂「だから、お姉ちゃんは大丈夫だよ…。」
――唯「はっくしょい!…ふぇ…誰か噂流したかな?」
どうやら、2年生はどこもまだ学級閉鎖にはなっていないようだ。
でも、ちらほら休む者が増えているようだ。
ちなみに彼女たちの顧問は今日も休みだった。インフルエンザで。
学校が様子を見るということで、部活動が禁止になった。
律「さわちゃんインフルエンザだってよ。」
唯「大変だね。りっちゃんって風邪ひかなさそうだよね。(笑)」
律「こんなときにいうセリフじゃないぞぉ!でも、心配だな。」
紬「そうね。ここ数日間は先生の顔見てないものね。」
澪「そうだな。わたしらも気をつけないとな。律?」
律「なんで、私だけ名指し?」
澪「だって、前例があったからさ…。部長がしっかりしなきゃ!」
紬「今日、私こっちなの!」
澪「ムギぃ。バイトか?」
紬「今日は、バイトは入れてないの。今日はほかによるところがあってね。…バイバイ!」
唯澪律「ばいばーい!」
律「今日は、梓たちのクラス学級閉鎖になったんだろ?」
唯「そうだったんだ!」
律澪(おいおい…そこ知っておけよ。)
澪「憂ちゃんは、大丈夫なのか?」
唯「憂も私も大丈夫だよ!」
唯「あっ!私こっちだからバイバーイ!」
律澪「じゃーなー!」
この日までは、いつもの日常が続いていた。
翌朝…
斎藤「…お嬢様?お嬢様!今日は学校はお控えください!お体に響きます…」
紬「…え。…でも、学校行かないと…」
斎藤「…わたくしが学校にお伝えしますので、どうか安静に。」
そう言って、斎藤は周りの家政婦に体温計や、いろいろ発熱に関する道具を出すように言ってその場を去った。
家政婦「お嬢様、お顔が赤いですよ。お熱を計りますので体温計を…。」
ふわふわした意識の中、紬は体温計を手に取った。
…[39.8 ℃]…そう書かれていたようだ。それを見た紬は斎藤の話していた内容を理解した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜^^
533 :
今回はなにもないよ。ごめん:2010/02/25(木) 15:51:22 ID:tFuV2pnB
朝、学校にて。唯たちのクラスの担任が教室にはいり出席確認をしている。
この日は、2月の頭であった。一ヶ月後には上級生の卒業式が迫っていた。
担任「今日は誰が休みですか?」
…「○○さんいません。…先生!■■さんもいません!」
担任「ほかは?」
律「琴吹さんが今日は休みです。」
担任「それは、連絡をもらっています。大丈夫ですよ。」
担任「うちのクラスからもインフルエンザにかかった人が5人くらいいます。みなさんもきをつけてください!」
担任「それでは、朝の会終わり!号令係!」
号令係が号令をかけて一日がスタートした。
…
はじめて目の前に空白が存在した。それに少々戸惑った。
そのような日がしばらく続いた。
学校は、ようやくインフルエンザの脅威から抜け出して通常通りの生活が始まった。
タッタッタッタッタ…ガチャ!
律「お!大丈夫か?」唯「あ!ムギちゃ〜ん!」
紬「みんな!ごめんなさい!今日から完全復活です。」
ガチャ!今度は、ひとりだけクラスが違う者が現れた。
澪「ムギ!お前大丈夫か?というより、ひさしぶり!」
唯「久しぶりだね!みんな。澪ちゃんは大丈夫だったんだね。」
澪「けっこう、淋しかったんだぞ?だって、和も休んじゃっててさ…。」
律唯「そうだったんだ。」律「私のところに来てくれてもよか…」ゴツ!
久々に響くナックルの音。それをみんなが懐かしむ。
…ハッハッハッハッハ…ガチャ!
梓「遅れてすいません。掃除が長引いちゃいました。ってムギせんぱい!」
紬「あ!ということはみなさん揃いましたね。さわちゃん先生を除いてですけど。」
律「そうだな!久しぶりのティータイムということですね?」
唯「お〜や〜つ〜!」
…久しぶりのティータイムの余韻を残さないように律が話し始めた。
律「あのさ!みんな!聞いてもらいたいことがあるんだけど。」
梓「なんですか?それ?」
律「じゃーーん!卒業式の日にゲリラライブでもしよーっぜー!」
ゴツン!(てへぺろっ。)
澪「なんで、こういうことみんなに先に言わないんだよ!」
唯「そうだよ。りっちゃん!こういうのはみんなにきかないと!」
梓「先輩はいっつもそうですよ!」
律「いっつもじゃないよぉ〜(…う〜澪の拳骨は効くなぁ)」
紬「これ、面白そうじゃない?みんなでこんなことできるなんてすてきかも!」
534 :
今回はなにもないよ。ごめん:2010/02/25(木) 16:10:00 ID:tFuV2pnB
紬の発言はみんなを納得させた。そこに梓が口を出した。
梓「告知しないで、どこでやるっていうんですか!しかも練習時間1か月きってますよ?」
澪「確かに…梓の言うとおりだ。どうするんだよ。場所とか時間とか。」
律「ああ、まだ決めてなかったな。」
律「和に頼んで…」
澪「どこまで他力本願なんだよ。でも、聞いてみるのもいいかもな。」
唯「いま、和ちゃん生徒会長だもんね。多分、話せばわかるこだよ!」
澪「おまえがいうなよ!?(笑)な?梓。」
梓「…そうですね。(笑)」
律「なんだか、こんなこと一回あったな。お似合いですねお二人さ〜ん?」
唯「ほんとだ!澪ちゃんとアズにゃん本当の姉妹見たいだよ。」
紬(ポー…//美しいなぁ。。。)
律(おい!唯!ムギがみとれてるよ!)
唯(ほんとだ!でも、そんなムギちゃんってかわいいよね。)
律「そういうことだから、ちょっと和に話してみよう?」
…律が先頭に生徒会室のドアにノックをした。
案の定、今の生徒会長が姿を現した。
和「あら、みんなどうしたの?こんなところまで来て、」
律「あのさ…相談があるのですが…」
和「何?言ってみなさいよぉ。」
律「あのですね…和様のお力で卒業式後の体育館を貸していただけませんか?」
和「そうね。なんで?」
唯「それはね。和ちゃん!私たちゲリラライブをやろうって考えがあってね。」
和「え?そんなの聞いてないわよ。ちょっと待ってて、今体育館の予約状況を確認するから。」
和「とりあえず、体育館は体育委員のほうにも伝えたほうがいいわよ。彼女たちの力も必要だから。」
澪「分かった。…ありがとな!でも、どうしてここまでやってくれるんだ?」
和「それはね。唯が初めて部活というものに入ってあんなに生き生きしてる顔見てるとなんだかね…応援したくなっちゃって」
和「もちろん、唯だけじゃないわ。澪だって、律だって、みんなの活躍を楽しみにしているんだからね。」
和「それじゃ、体育委員のほうに連絡とっておくから、期待してるわ!」
律「ありがとーーー!あんたは、神様仏様和様だよぉぉぉぉぉ!」
和「大げさね…」
唯「ありがとうね和ちゃん!それじゃあね。今日一緒に帰ろうね。」
和「分かったわ。それじゃ、唯!またね。」
しばらくして、和は体育委員長、そして、施設を管理する教頭のところに連絡を取った。
教頭のところに行き、いきさつを話した。
535 :
今回はなにもないよ。ごめん:2010/02/25(木) 16:26:51 ID:tFuV2pnB
部活が終わったころには、日が暮れていた。
律「みんなおつかれ!今日、この後お茶しない?」
唯「和ちゃんも誘っていい?」
律「いいよ。澪は行くよな?」澪「私はもう参加してることになってるのか。」
紬「今日はバイトがないからいいわよ。」
律「よっしゃ!決まりだな?」
536 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/25(木) 17:54:55 ID:tFuV2pnB
いつものハンバーガーショップで…
律「ところで、和ぁ!いろいろとありがとな!」
和「いいわよ。別に。いつもの事じゃない。」
澪「いつもの事でごめんな。//」
唯「ところで、これからどうしようね。」
梓「何をですか?」
唯「ゲリラライブだよ。ゲ・リ・ラ・ラ・イ・ブ!」
梓「そうですね。でも、まだ体育館の使用許可降りてませんよね?和さん?」
和「そうね。明日くらいにはなんとかなりそうだけど。」
律「あはっ!そしたらぁ、明日は生徒会室に殴り込みだぁ!」
和「そのあとは、体育委員長のところに殴り込みね…。」
そんなこんなで一日は終わった。
537 :
◆rrGc0sAvDg13 :2010/02/25(木) 18:17:31 ID:tFuV2pnB
律「ふぅ〜!今日の授業はおわりだぁ!うぅ〜手がうなるぜぇ!」
唯「りっちゃん、りっちゃん!いよいよ今日だね。りっちゃん!」
律「あぁ!唯!」
澪「それは昨日言ったことだろうが!」
紬「そうね…。」
彼女たちは、和が待つ生徒会室に向かった。
梓「こんな大勢で行って困りませんか?」
律「いいんだよ!これも作戦だよ!」
澪「あきれる…。」
こんこん!
…「はいって!」
唯「あ!和ちゃん!」
和「みんな来たのね。ここに、体育委員長にも来てもらったの。」
和「そのほうがいいでしょ?」
律「わりいな!」
和「早速だけど、本題入るわよ?」
澪「そうね。」
ここで、体育委員長と和に卒業式の後にゲリラライブをするという計画を話した。
体育委員長は納得したが、講堂のほうがいいと言っていた。卒業式も入学式も講堂でやっていたので
そのほうがいいと納得した。講堂の使用届は、そして、使用権の把握は生徒会でやっているため手続きが簡単になった。
律「悪いな。体育委員長。でも、このゲリラライブは口コミで広げていっていいけど、3年生には内緒な。」
体育委員長「わかったわ。3年生には内緒ね。」
律「あは〜〜〜〜〜〜!これで1ステップ進んだな。次は先生たちにもこの事を言っておかないとな。」
澪「そうだな。このことを言っておかないと大変なことになりそうだしな。」
放課後ティータイムは職員室に向かう。
職員室の支配者教頭にこの話を持ち込んだ。
顧問であるさわ子の了承を得ていることも告げた。
教頭は喜んでこの件を飲んでくれた。教師陣も卒業生たちにいい思い出を作ってやりたいのだそう。
538 :
◆rrGc0sAvDg13 :2010/02/25(木) 18:43:09 ID:tFuV2pnB
>>537の続きです。#3「不安!」です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
部活動の時間が終わり全員、何かをつかんだようなすがすがしさに包まれていた。
唯「今日はいろいろと楽しかったね。」
澪「私なんか…私なんか…とても緊張したんだぞ?」
律「私たち頑張ったってかんじだよね!!」
紬「そうだわ!みんな、これから土日はうちの別荘に来ない?それで練習するってどう?」
梓「ムギせんぱい、唐突ですね。」
紬「みなさんがいいのであれば、別荘を借りる準備をしなければいけないわね。」
唯「みんなぁ、行こうよぉ!」
澪「いいのか?ムギ?こんなにいつも行ってしまったら迷惑じゃないか?」
紬「いいわよ。別荘の空きがあればの話だけど。」
律「あは〜☆いこうよ!いこうよ!澪!ね?いいでしょ?」
澪「確かにな。それじゃいいか?紬!」
紬「いいわよ!」
とそういうやりとりの中で決まった土日のプチ合宿!
明日は金曜日、次の土曜日から始めようということになった。
正統派の部活モノって感じだな
540 :
538の続き:2010/02/25(木) 23:22:35 ID:tFuV2pnB
とうとう、最初の土曜日がきてしまった。今回の別荘は温泉地にあると言っていた。
リラックスしながら、音楽ができるなんて夢みたいな環境がそこにはあった。
しかし、彼女はいつものようなノリで前日の夜を過ごしてしまったので寝過ごしそうになったのである。
…
憂「おねえちゃん!おきてよ!遅れるよ?」…ゴソゴソッ!
憂「もうそろそろ起きないと澪さんたちに迷惑かけるよ?」…ゴソゴソッ!バサッ!
唯「…あ…うい…おはよう…今何時?」
憂「もう、8時だよ!?」
このセリフを聞いたとたん唯はいつもの待ったりペースから高速で準備をした。
そして、急いで集合場所のバス停に急いで向かった。
憂の声も聞こえないくらいあわてていた。
バス停では、ひとりを除いてみんな集まっていた。
唯「ごめんごめ〜ん!みんな待った?」
澪「よし!今日は全員そろったな。もうそろそろバスが来るようだけど。」
律「あは!バス来たぞぉぉぉぉ!」
一同はバスに乗り込み30分以上の小旅行。遊びに行く気満々だ。学年末テストという名の地獄の前の小休符。
律「あはぁ〜。すごいぞ唯!」唯「すごいねりっちゃん」
唯「温泉だよ?りっちゃん!温泉!おんせん!」律「温泉だよ!澪!」
澪「あんまり騒ぐなよ!恥ずかしい…」紬「澪ちゃんってどこまで恥ずかしがり屋なの?」
梓「澪せんぱいもあの輪の中に入りたいんですよね?」
澪「バスの中で騒ぐとか高校生にもなってするもんじゃないよな・・ハハ…」
梓(実は自分も騒ぎたいんだなぁ…この人…そんなところがかわいいですよ?澪さん?)
紬「次のバス停で降りますよ?もうそろそろね…。」
あっという間というのはこの事だろう。バス停を降りて3分くらいのところに別荘があった。
今回は親の所有するものの中では3番目くらいに小さいそうだ。
一同(これで3番目に小さいとか一番でかいのは東京ドーム32個分以上か?)
律「とりあえず、温泉!温泉!」唯「おんせん!」
澪「練習するために来たんじゃないのか?」梓「澪センパイの言うとおりですよ?」
紬「いいじゃない?リラックスしてから練習して。」
律「それじゃ、多数決で決めよう!」
律「まずは温泉!ハイっ!!」
唯「ハイっ!!」
澪「まずは練習!」梓「ハイ!」
律「ムギはどっちなんだ?」
そこに、温泉につかる準備万端のムギがいた。
紬「温泉につかりたいでぇ〜す。」
澪梓(こいつ…裏切った!)
541 :
今回はなにもないよ。ごめん:2010/02/26(金) 02:08:09 ID:HtqpGi2O
この別荘のお湯は源泉かけ流しである。
なんだか、美人の湯といわれる種類とか言うものらしい。
1、2時間くらいたって彼女たちが風呂から上がってきた。
梓はのぼせていた。あるせんぱいのグラマーボディーに興奮したのか、本人は覚えていないようだ。
澪「梓っ!大丈夫か?」唯「あずにゃん?」律「誰のせいだろうなぁ(笑)」紬「私かしら(笑)それとも…」
全員が澪のほうを向いた。そして、澪は少しばかり責任感を背負った形になった。静かに澪は口を開く。
澪「…ムギぃ。氷枕とかある?」紬「ありますよ!待ってて澪ちゃん。」
しばらくすると梓の意識が戻ってきた。
澪「大丈夫か?梓?みんな心配したんだから。」グスッ。
梓「ごめんなさい…みなさん。」
律「よっしゃ!そしたら、練習しよ?な?」
〜〜♪〜〜♪
澪「なあ、ここの歌いだし律が歌って見てくれないか?」
律「えぇ〜〜?んま、いいよ?澪がそういうならっ!」
唯「お?りっちゃん初めてボーカルやるんだね?初めてりっちゃんの歌う姿みれる!たのしみ!たのしみぃ!」
律「おいおい!おまえは本番は見れないんだぞ?」
澪「そしたら、ここのフレーズでは私たち(唯&梓も含めて)はステージの中心から若干外れよう」
唯「そうだね。りっちゃんが見えるようにね。」
澪「そのあとは、私と梓が歌うのはどうだ?」
梓「いいんですか?私、余り歌に自信ないですけど。」
唯「それじゃ、ここからサビだからみんなでうたおーよ!ね?」
律「そうだな。これで行こうか。ムギは歌いたいところとかある?」
紬「私?そうだな…2番の最初とかかな…」
唯「ムギちゃんは、そこの歌詞書いたんだもんね。」
澪「そうだなぁ、ここはムギソロにしてもいいか?」
静かに紬は決心をしたとうなずいた。
唯「そしたら、2番のサビまでやってみようよ!」
律「1,2,1,2、・・」カン、カン、カン、カンっ!
〜〜♪〜〜♪〜〜♪〜〜♪
律「いまのよかったな!うん。でも、やっぱりボーカルは澪と唯でいいな。私は。」
律「だから、私のパートのところは澪が歌ってくれないか?」
紬「そうね、今まで通り私たちはコーラスで参加するわ。だから、3人でボーカルのパート分けしてくれる?」
唯「りっちゃんもムギちゃんもそんなこと言わないでよ。」
律「やっぱり私はドラムで精いっぱいだから!」
紬「私も、鍵盤でみんなが喜んでくれたら嬉しい。」
澪「…そうか、わかった。唯!梓!もういちど、考えよ?な?」
こうして彼女たちのミニ合宿が終わった。
542 :
今回はなにもないよ。ごめん:2010/02/26(金) 16:45:45 ID:HtqpGi2O
#4 ゲリラライブ!
3月1日、送られるものを正式に送る会だ。午前にはそれが終わり、体育館にはその余韻が残っている。
外には、多くの卒業生たちが別れを惜しんでいる。そんな中彼女たちの計画の最終章が始まっている。
〜音楽室。
律「いやぁ、今日の卒業式はつまらなかったな。」
唯「校長の話が長かったね。」
律「拍手で強制終了してやろぅかてな。」
澪「そんなこと言ってないで、さっさとやるぞ!」
紬「準備が終わったらお茶でも入れるわ。」
律「わりぃな!サンキュ!」
梓「それでは、何から持って行きましょう?」
澪「そうだな、ベーアンは重いから、シールド類をまとめて持って行ってくれ。」
梓「わかりました。」
律「ドラムは後でみんなで持っていこう。そしたら、ムギ!このアンプとなんか持っていけるか?」
紬「いいですよ!」
唯「りっちゃ〜ん!これおもいよぉ!」
律「がんばれよぉ!先いってるぞ!」
唯「えぇ〜〜!?ぶー。」
そこに、部室へ引き返す梓がきて、唯を手伝った。
唯「ごめんね、あずにゃん!」
梓「いいですって!唯センパイとならどこまでも!」
こんな調子で会場である卒業式の余韻が残る講堂に全てを持ってきた。
準備室には和がいて、生徒会がいろいろと演出の手伝いをしてくれると言っていた。
澪「和ぁ…生徒会まで振り回していいのか?」
和「いいの。いいの。私だって、面白そうだから参加しただけだし、あそこにいる書記のエイちゃんだって楽しそうよ?」
和「今回は、私たちがバックについてるんだから何も怖いものはないわ!十分に楽しんで!」
澪「…ありがとう。今度…、一緒に…、どこかに遊びにいこ?」
和「いいわね。約束よ?」澪「ありがとう!」
唯「和ちゃん!ほんとにありがとね。昔から、だいすきだよ!」
律「あはぁ!こんな風にみんながやってくれたんなら私たちも頑張らないと!」
紬「そうだ。ひと段落したんだし、生徒会の皆さんもお茶しませんか?」
和「悪いわね…。」紬「いいの♪いいの♪」
543 :
今回はなにもないよ。ごめん:2010/02/26(金) 16:51:43 ID:HtqpGi2O
生徒会も音楽室でティータイムを楽しんだ。最終確認も含めてだったがいつもと変わらない模様だ。
全員が集まっているのを見計らってきたかのようにさわ子の姿もあった。
生徒A「ここで、澪ちゃんにスポットあてるね!」
澪「…うん。でも、…恥ずかしいな。//」
唯「澪ちゃん照れてる…かわいい♪」
澪「…私は、……って他人事だな!」
紬「ふふっ…こうしているとすぐ時間になっちゃうわね。」
さわ子「今回の衣装も奮発してつくったわよ!」
全員(その力をほかにまわしてくれ!)
さわ子の準備してきた衣装を選んだ後に本番の事について話が上がった。
生徒B「すいません、全体の流れはこんなかんじでいいですか?」
律「どれどれ…」
律は生徒から紙をもらい、机の上に置いて全員に向かって確認をした。
-------------------------
軽音部「ゲリラライブ」
1.カレーのちライス
MC(唯…曲紹介、バンド紹介)
2.筆ペン、ボールペン
MC(律…フリートーク)
3.私の恋はホッチキス。
MC(唯…曲紹介)
4.Be Here 4 U!〜ここにいるよ〜
(アンコールがあれば下をやる。)
MC(唯…)
5.ふわふわタイム
-------------------------
律「みんな!これでいくぞ!」
全員うなずいた。腹を決めたといわんばかりの顔で。
一息置いて律が口を開く。
律「よっしゃ!いっくぞ!」
全員が近づく本番に気持ちを新たにした。
ゲネプロが始まり、全員が手ごたえを感じている。
ゲネプロだが、本番と同じようにやりたいと澪が言ったため全員衣装を着てやっている。
その提案者は恥ずかしがっているのだが。
さわ子(…あの子たちも成長してるわね。私の高校の時ってワイルドな方向に行きすぎてたわよね。
4人とも楽しそうだし、それより何より見ている人を楽しませている。それより私…Good Job!)
544 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/26(金) 18:28:59 ID:HtqpGi2O
佐和子が自分に陶酔している間に彼女たちは講堂での最後のゲネプロに励んでいた。
律「あのさ、唯。最初のMCでメンバー紹介しなくてもいいよ、曲紹介をしてくれ!」
唯「わかったよ。りっちゃん隊長!」
律「よし!次いくぞ!」
こうして、最後の調整が終わり開場時間となった。
今まで自分たち以外の発する音は聞こえなかった。今は、いろんな音が聞こえる。
唯たちは、衣裳に着替え、準備万端だ。唯はステージの幕の間から客席を覗く。
唯「みんなぁ!いっぱいお客さんがいるよ!」
律「どれどれ?あはぁ…!すげぇなぁ!」
澪「どうしよう…頑張らないとな。」
梓「大丈夫ですよ。いざ本番となったらそんなこと忘れてますって。」
澪「ありがとう。」
紬「大丈夫!頑張りましょ?ね?」笑顔で手を握る。
唯と律はステージにやっていた目線を戻し、澪に近づく。
唯「そうだよ!みんながついてるよ!」ニコッ!
律「大丈夫だぞ。澪!私が後ろで見守っててやる。安心してくれ!」ギュ!
そう言って澪に静かに抱きついた。そして、静かに耳元で囁いた。
律「昔からそういう澪がかわいくてしょうがないんだよ。」
澪「…//」カァァァ。少し口元がほほ笑んでいた。
紬「もうそろそろよ!頑張りましょ?」
545 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/26(金) 18:56:43 ID:HtqpGi2O
本ベルが鳴り、ステージを覆う幕が上がった。
律「1,2,3,4!」
♪<カレーのちライス>
唯「みなさん!こんにちわ!!!」
会場が歓声に包まれた。
唯「今日はゲリラライブだとか言ってたんで、こんなに人が来るとは思いませんでしたぁ。」
唯「みなさん!ここで朝、卒業式やってたんですよ?」
唯「でも、そんな雰囲気なんてないですよね? あ!そしたら次、筆ペン、ボールペン !」
律「1…2…、1,2,3,4!」
♪<筆ペン、ボールペン>
律「みなさ〜〜ん!まだまだ続きますから気を抜かないでねぇ!」
律「というわけでこの私、容姿端麗、頭脳明晰、みんなのアイドル、軽音部部長!田井中律でぇぇす!」
このつかみによって、観客もヒートアップしてきた。
観客「かわいい〜〜〜〜〜〜!」
律「というわけで、ここでメンバー紹介していきたいと思いま〜す!」
律「ほんわかボーカリスト!お菓子大好きギター担当!…唯!」
<ギュいーんギュいーんぎゅいん!>
…わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁx!!!「ゆぅ〜〜〜いちゃぁぁぁぁぁぁん!」
律「天然系お嬢様!ティータイムはまかせて!キーボードっ!…紬!」
<ポロポロポロろ〜ん!>「むぅぅぅぅぅぎちゃぁぁぁぁぁぁん!」
律「軽音部の猫耳アイドル!かわいさ最高!ギター担当…梓!」
<ギュい〜んじゃっじゃっじゃ!>「あずさぁぁぁぁぁあ!」
律「バンドの萌え担当!そして、堅実ベーシスト…澪」
<ボンボンボンボボンボン♪>「みぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃおちゃ〜〜〜ん!」「かわいい!」
唯「そして、ハイテンションガール!爽快ドラマー…律!」
<ダンダダダン!ダダダダダダ!>
律「それでは、3曲目聞いてください!」
律唯「私の恋はホッチキス!」
546 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/26(金) 19:09:13 ID:HtqpGi2O
<ダンダダダン♪><♪私の恋はホッチキス>
唯「それでは最後の曲になりました。この曲は私たち全員で作りました。いつも応援してくれるみんなのために書いた曲です!」
唯律「聞いてください!Be Here 4 U!〜ここにいるよ〜 」
<♪〜〜>
観客「わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」パチパチパチパチ・・・
…「アンコール!アンコール!アンコール!…」
それにこたえるように律はドラムでリズムを刻んでいく。
それに重なるように紬が重なり、澪が重なる。
その3人に目線を合わせて梓が重なる。
そして、唯が重なってヒートアップ!
唯「それじゃ!行くよ!ふわふわ☆時間!!」
〜〜あぁ カミサマお願い
二人だけのDream Timeください☆
お気に入りのうさちゃん抱いて今夜もオヤスミ♪
ふわふわ時間(タイム) ふわふわ時間(タイム) ふわふわ時間(タイム)
こうして、幕が閉じた。一ヶ月後4人は3年生になる。
547 :
今回はなにもないよ。ごめん:2010/02/27(土) 18:54:30 ID:t9L6nzL6
とりあえず終了。
548 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/28(日) 00:08:58 ID:Dc9kArvw
とりあえず乙。
(
>>508の続き)
和「私は止めるように言ったんだけど…(シクシク)、澪ごめんね・・・」
ブゾリは律に近付いて頭をつかんだ
ブゾリ「お、起きろゴラー!お、お前ブッ殺しでやる!!」
律「・・・なんだオメェ、私を起こしやがって」
チュドーンッ!(律のストレートがブゾリの顔面にヒット)
ブゾリ:HP2000→HP750(ヒュイーン,ピピピ)
ブゾリ「殴られました〜wwwブゾリ殴られちゃいました〜wwww超ショック!!wwんで、バーサーカーモード発動wwみたいなー!!wwwぶはッ」
ドッギャーーーン!! ブゾリのオーバーボディが吹き飛び、中から澪の双子の妹・零(れい)が現われた
零「これが私の本当のハンサム顔だーッ!」
和「今日の今日とてハンサムなぞ…クックックッ」
唯「零ちゃんだ〜早速だけど、いつものアレやってよ」
律「私もみたいな〜」
澪「ねぇ〜お願い、やってよ零ちゅわん♪」
零「お、お姉ちゃんがそう言うなら…」
舌の上にサクランボset.
零「レロレ/
澪「あ、やっぱいいや
それより今からコックリさんやろうぜぃ」
零「あの〜私は…」
澪「あんたは帰りなさい・・・土に!!
ギャハハハハwww人はいずれ土に還る、まさにJAZZ!!!!wwww」
零「え〜ん、お姉ちゃんのハゲー」
零は泣きながら音楽室から出ていった
零「2年1組の秋山澪はエイズですよーーーッ!!うわっ、こんな所に階段がっ、やべトマンネ、どわ、ウギャーーッ!!」ガラガラ…,ガシャーン
零は階段から転げ落ちた
律「澪、零ちゃんが可哀相だろ、いい加減にしろよ!」
澪「・・・律!!」
律「な、何だよ急に!」
澪「律に手紙を書いてきたんだ、読むぞ」
澪『感謝の気持ち、言葉にすると照れ臭いのでこうして手紙にしましたテヘ♪』
澪『私が住んでいる京都はすっかり2010年になりました
律が住んでいる埼玉県はどうですか
まだ2009年かと思われます』
律「埼玉に住んでねえよ」
澪『埼玉県民は最新の重大ニュースなんか知らないだろうから、私が教えます』
律「埼玉県民じゃねえっての」
澪『地下鉄の大江戸線が開通しました』
澪『日本人がノーベル賞を受賞しました、小柴とか下村とか』
澪『朝青龍が引退を表明しました
この件について、他の四天王からのコメントを頂いております』
―――――――
朝白虎:朝青龍の奴、遂に引退か
朝朱雀:四天王の面汚しめ!
朝玄武:だが奴は四天王の中でも最弱…
朝麒麟:お前達、計画は進んでおるのかえ
一同:これは朝麒麟様!
計画は順調にございます
朝麒麟:そうであるか、オーホッホッホッ
―――――――
澪『ってな感じです』
和(澪って、他にやる事ないのかしら)
澪『続けて2009年度のリコール対象製品を発表します』
★子供用おしりふき(王子ネピア)
★船外機のレギュレーター(ヤマハ発動機)
★歯科用デジタル式X線撮影機(パナソニック)
★忍たま乱太郎カレンダー(ブロッコリー)
・・・・・・・
唯(澪ちゃん、一生懸命調べたんだろうな)
律「もう、もう止めてくれ!」
澪「…帰る、じゃあまた明日ね」
ガラガラ,ピシャ-ッ 澪は突然帰った
-翌日-
紬「そんな事があったのね」
律「夢であってほしかった……」
紬「分った、私が何とかするわ」
和「大丈夫?あまり関わらない方がいいんじゃない」
ガラガラ 澪が音楽室にやって来た
澪「ういーす」
唯「澪ちゃん…ありゃ、なんでそんなにパチンコ玉持ってんの?」
和(いきなり嫌な予感)
澪「こうするためさ!食らえ秋山ショットガン!!」
ジャーン,バラバラバラ… 澪はパチンコ玉をぶちまけた
和「最悪、本当にやりやがった」
澪「大成功wwww!!、いやぁ〜昼にパチンコいったら大当たりしてさー!」
律「普通、玉は景品に交換してもらうんだろ
つうか高校生がパチンコに行くな!」
澪「玉のまま全部持ってきた
…でも、みんなのこの笑顔がぁーwww私にとってぇーwwww最高の景品でぇーっすwwwwwウヒャヒャヒャヒャー!!」
喜ぶ澪に紬が近付いた
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"
紬「み・お・ちゃ・ん」
澪「ムギ…(やべぇ、超キレてる)」
澪「そんな怖い顔すんなよ、すぐ片付けるよ〜」
紬「…なら早く片付けてね」クルリ
澪「(背を向けたな)…チャンス」
澪「ドラゴンフィッシュブロー!!」
律「上からのフック!まずい、完全にムギの死角だ!!」
ガシッッッ 紬は拳を両手で受け止め、更に澪を倒しながら両足で頭をはさんだ
和「まさかあれは…、ダメだ、やめろ!澪が壊れるー!!」
そして左手を逆関節に極めた
[虎・王・完・成]
澪「うわあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ブクブク…
和「竹宮流の秘技、虎王…」
唯「…澪ちゃん、全く動かなくなっちゃったよ……」
律「ムギ…なんでだよ・・・」
紬「・・・」
律「ム、ムギ…?」
紬「…シャワーを、浴びて…くる…わ・・・」ヨロヨロ…
紬は放心状態でシャワー室に向かった
紬「ハァハァ・・・」シャワ-
紬「あの手応え・・・澪ちゃんは…もう」シャワ-
紬「ごめんね…、澪ちゃん・・・・・・・」シャワ-…
30分後
紬は音楽室に戻った
澪「職業が錬金術士ってwwwどんだけーwwwww」
唯「ハイパーメディアクリエーターよりましだよ〜、…あ、ムギちゃんだ」
紬「あら澪ちゃん、生きてたの?」
澪「そりゃあ生きてますよ〜〜〜」
紬「私は殺すつもりだったけど♪」
澪「ぐはっwww親友から明確な殺害の意志!!www澪ちゅわん,255ポイントのダメージwwwww」
紬「あら親友だったかしら」ギロリ!
澪「ああ……まるで、養豚場の豚でも見るような目付き」ウットリ
見つめ合う紬と澪
澪は静かにスカートとパンティを脱ぎ、下半身を突出した
澪「お願い…、来て……」
紬「フフフ行くわよ、私の子猫ちゃん♪」ナデナデ
澪「あぁ…焦らさないで、は、早く〜」ビクンッ,ビクンッ
紬「こんなにしちゃってイヤらしいのね
…行くわよ」
ギュウーーーッ! 紬は澪の尻のオデキをつかんだ
澪「ぐぎょえぇぇぇぇ超イテぇぇよぉぉぉぉぉぉ!」
紬「まだまだよ!」
澪「イテえぇぇぇぇ!けどチョイ気持ちよくなってきたぁぁぁぁぁぁぁー!!!!」
和「拷問動画みたいね」
澪「この薄汚ねぇジャップどもがあぁぁぁぁ!!私の生き様をぉぉぉ、その目に焼き付けろぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!」
紬「もう少し、もう少しよ!!」
そして遂にその瞬間は訪れた!
出前「ちわーそば屋です、天ぷらそば5人前でーす」
唯「やっと来たー!!」
和「つ、遂に…!」
律「この時をどれだけ待ったか!」
紬「奇跡の瞬間ですわ♪」ブルブル…
紬は興奮してペニスを勃起させた
なんと紬はふたなりだった
レズ子「どうなさったのですか?おねえさま」
そこに紬の中学時代の後輩が現れた
紬「こ これは違うのっ!」ビクンッ
レズ子「え…おねえさまは…」
紬「い いやぁ…」
レズ子「“おにいさま”だったのですか?」
紬「ふふ…ち 違うの…りょ 両方あるの…
おかしいでしょ?
気持ち悪いでしょ?」ハァハァ…
レズ子「おねえさま…」
紬「だから…私のことはもう…」シクシク,シクシク…
レズ子「おねえさまは…素敵です」チュッ
紬「レ レズ子ちゃん…」
レズ子「そして ここも素敵ですわ」ニギニギ
紬「ひゃぁんっ」ビクビク
レズ子「おねえさま…私を 私を汚して…」
紬「いいのね
い 行くわ・・・」
レズ子「あ、バイトの時間だ!じゃ、お先でーす」
紬「・・・」
レズ子は帰った
そして紬は考えるのをやめた
律「ムギ、今の誰だ〜」
紬「中学の後輩よ。今年から桜ヶ丘高校に通ってるの」
唯「ムギちゃんの後輩か〜、軽音楽部に入んないかな」
澪「それより私の尻のオデキを何とかしてよー!?」
和「あら?でもすぐに潰れそうよコレ」
プツン,グシャ!! 和が指でつまんだらオデキは簡単に潰れた
澪「いつっ!!…………」
和「潰れたわ、よかったわね澪」
澪「・・・」
和「澪?…(ユサユサ)・・・やだ、息をしてないわ!」
律「チャーーーンス!顔に落書きしようぜ」
唯「やめなよ〜可哀相だよ〜〜」
紬「フフフ、りっちゃんたら〜♪」
和「息が止まった人間に、まず最初にする事が落書きなの?」
-数分後-
和「よし、完成よ!」
落書きされた澪の顔、それがこれだぁ
ワン トゥー スリー!
第3位:口になまずヒゲ
第2位:まぶたに黒目
そして第1位:おでこに漢字の[汁]
紬「それよりも一体どうしましょう」
律「…これ、本格的にヤバくない…?」
唯「・・・そうだ!澪ちゃんの師匠なら何とかなるかもよ」
律「ハート様…か」
こうして私達は澪の命を救うため、時計塔を訪れた
-時計塔3階-
唯「ハート様いないね〜」
律「代わりに別のオジサンがいるぞ
あの人に聞いてみよう」
ハート様に関する証言
Case1・佐藤一郎さん(53才,警備員)
ハート様ってあのバイトのあんちゃんの事か。もうここの警備のバイトは辞めちゃったよ
でも今時の若者にしては珍しく礼儀正しかったよ。いつも汗かいてたし、少しクセのある喋り方だったけど
年齢?
年齢は知らないけど、あの有名なK大学の工学部の学生さんらしいよ
そんなに若くは見えなかった?
そうかな。でも、そう言われれば年齢よりよ老けて見えたかも。苦労してたんじゃないかな
何でも生活費は自分で稼いでたみたいだし
来年は4年生って言ってたな
あ、もう年度は変わったから、今は4年生になったのか
住所や連絡先?
ごめんね、全く聞いてないよ詳しい事が知りたかったら、大学に行ってみたらいいんじゃないか
大学では何だっけ…そうだ、金属メッキに関する研究をしてるって言ってたかな
和「メッキの研究って言われても、よく分からないわね」
紬「メッキなら化学じゃないかしら」
和「そうか。K大学のホームページからも調べてみましょう」
検索ワード【K大学 化学 メッキ】
律「えっと〜…あった、これじゃないかな」
『K大学 工学部 応用化学科 界面化学研究室』
和「早速この研究室に行ってみましょう」
ハート様に関する証言
Case2・鈴木太郎さん(41才,大学教授)
ええ、確かに彼は僕の研究室に所属していますよ
因みにここは『界面化学研究室』と言いましてメッキ、塗料、表面張力などの研究をしております。
一般に“界面”とは、ある物質と別の物質の境界面の事を指します。この境界上にある分子は他の分子との分子間力が…
おっと、失礼しました
で、彼ですが最近はここに来てないんですよ
彼は大学院進学ではなく就職を希望していたじゃないですか〜、だから今は就職活動の最中ですよ
でも、最近は全く研究室に顔を出していませんでした
だから私も少し心配していました
連絡先ですか?
お教えしても良いのですが、電話をしてもいつも不在ですよ
私も彼に何回か電話をした事があるんですよ。卒業研究の進捗状況を確認するために
因みに、彼の研究テーマは銅メッキの安定化についてです
一般にメッキには金属の電気分解が利用されます
ですが普通に行なっても綺麗な光沢ができる事はありません。そこで電解槽を安定させるために、彼は添加剤として染料を…
おっと、失礼しました
で、彼の事なら私よりも同じ研究室に親しい学生がいますから、その子を紹介しますよ
紹介されたのは大人しそうな女の人だった
田中「田中です、ヨロシク…」
律「あ、どうも〜」
田中「ハート様くんの事を…その、探してるんですか…?」
紬「はい、一刻も早くハート様さんに会いたいんです」
田中「ここだと、えっと…、そうだ、構内のカフェテリアに行きませんか」
和(話づらい事でもあるのかしら)
ハート様に関する証言
Case3・田中良子さん(23才,学生)
私は1年生の時からハート様くんの事を知ってました
私は埼玉県のド田舎出身だったから、同じ学科内に友達はおらず、いつも1人でした
そんな私に声をかけてくれたのが彼でした
最初に何の話しをしたかは覚えてないんですけど、それからは会えば気楽に話すような間柄になりました
あまり友達がいない私には彼は大事な存在でした
…で、でも別に、彼の事が好きってわけではないんです…
嘘です……
本当の事を言えば、私は彼の事を1年生の頃から気にしてました
でも彼ははそういう事には鈍感で、たぶん私の気持ちには気が付いてなかったと思います
あ、ごめんなさい。私の事ばかり話して
で、彼の事ですが、彼は家庭の事情で生活費は全て自分で稼いでいました
だから、昔からバイトは2〜3個は掛け持ちでやっていてました。学校とバイト先を往復するだけの毎日でした
でも授業や実験はちゃんと出席してましたよ。テストを落とした事もなかったみたいです
学業は決して疎かにはしてなかったようです
彼の住所ですか?
知ってます。でも行っても無駄かもしれませんよ
私も心配で行ってみたんですが、家にはほとんど帰ってないみたいだから…
唯「このアパートだね」
律「チャイムを押してみよう」
ビンポボワッシュ…
律「何これ!?変な音だな」
唯「おもしろ〜い、りっちゃん、もう一回押してみてよ!」
律「おっしゃー」
♪ピンポーン
和「あら、普通ね」
その後は何回押しても普通の音しかしなかった
その回数、実に127回!
紬「ここは私に任せて、…ぅおりゃッ!!」
バキッ!!
♪ピンポ…,ブツ・・・
和「完全に壊れたわね」
チャリーン 扉の上のガスメータから何か落ちてきた
唯「何これ…(ヨイショっと)、鍵だ〜」
律「今の衝撃で落ちてきたんだ……もしかしてこの部屋の鍵じゃないかな」
唯「どれどれ(ガチャリ)…あ、開いたよ」
部屋の中に入ってみた
紬「…もぬけの殻ね」
和「引越したんじゃないかしら」
律「ほこりが積もってるから、引越したのはちょっと前じゃないかな」
手掛かりがなかったので部屋を出る事にした
ジジイ「コラーーッ!!」
鬼のような形相のジイさんが近付いてきた
ジジイ「お前達かぁーーッ、チャイムを壊したのは!」
唯「あわわ、すごい怒ってる…」
ジジイ「とっ捕まえて切り刻んでやるーーッ!!」
和「尋常じゃないわね、あの顔は」
紬「みんな逃げましょう!」
4人は無我夢中で逃げた
気がつけば見知らぬ場所に来ていた
和「ハァハァ…何とか逃げられたわね
あら、唯と律は?」
紬「…どうやら、はぐれちゃたみたいね」
-別の場所-
唯「ムギちゃんと和ちゃん、いなくなっちゃったね」
律「それよりもここは何処だ…」
ジジイ『…ここは…地獄の1丁目……』
律「!?…さっきのジイさんの声だ」
ジジイ『Welcome to the "SEVEN SQUARE GRID"!』
和「大きな声…声……、スピーカーでも使ってるのかしら」
ジジイ『“セブン-スクエア-グリッド”にようこそ!』
図1
\ABCDEFG
1┏┳┳┳┳┳┓
2┣╋╋╋╋╋┫
3┣╋╋╋╋╋┫
4┣╋╋╋╋╋┫
5┣╋╋╋╋╋┫
6┣╋╋╋╋╋┫
7┗┻┻┻┻┻┛
570 :
せつめい!:2010/03/05(金) 15:33:12 ID:QLXkKkmk
【SEVEN SQUARE GRIDとは!?】
●プレイヤーは
>>568の図1のような6×6のマス目の格子点(線が交わってる所)の上にしかいられない
●1ターンにつき、格子点の間を上下左右に計2回分移動できる(ただし、右-左のように元にの位置に戻ってはいけない)
●10ターン以内に2組のプレイヤー同士が出会えば(ターンエンド時に同一格子点にいれば)、ゲームは終了となる
●各プレイヤーは相手のプレイヤーが見えず、声も聞こえない(つまり視覚や聴覚による確認は不可能)
●スタート時の位置は紬&和がA-2、唯&律がG-7
しかし相手の位置は知らされていない
ジジイ『それでは地獄の幕開けです!』
◆◆第1ターン◆◆
紬「とりあえず、中心のD-4を目指しましょうよ」
和「そうね…でも、唯達は気付くかしら」
・・・・
唯「りっちゃん、真ん中に行かない」
律「なんで?」
唯「ん〜…なんとなく!」
律「…まぁ、そうだな。そうしよう」
◇ターンエンド◇
紬&和:B-3
唯&律:G-5
◆◆第2ターン◆◆
和「唯と律が、私達と同じように考えにてくれたら、すぐに終わるわね」
紬「でも、そんなに上手くいくかしら…」
・・・・
律「真ん中に行くには何ターンかかるんだ?」
唯「えっと……3ターンじゃないかな〜」
◇ターンエンド◇
紬&和:C-3
唯&律:E-5
◆◆第3ターン◆◆
律「道が塞がれてるぞ!」
*D-4からE-4への道は通行止め
唯「そんなー、どうしよう?りっちゃん」
律「よし、とりあえず上(北)に行こうぜ」
・・・・
紬「!?…これではD-4に行けないわ」
*C-4からD-4への道は通行止め
和「なら、しょうがないわ
他の道を探しましょう」
紬(…あら、何かおかしい)
◇ターンエンド◇
紬&和:D-5
唯&律:E-3
―――
ジジイ「やつらが出会う事はない。何故なら…ククク」
◆◆第4ターン◆◆
唯「りっちゃん、この後どうしようか」
律「そうだな〜、上の方をブラブラしてればいんじゃネ」
唯「そんな……あ!うん、そうしよう!」
・・・・
和「また通行止めだわ」
*実はD-4に通じる4本の道は全て通行止めであった!!
和「ムギ、多分D-4には行けないんじゃないかしら?」
紬「…私もそんな気がするわ」
和「唯と律なら・・・そうだ!!」
◇ターンエンド◇
紬&和:E-4
唯&律:E-1
◆◆第5ターン◆◆
律「うーん、せっかくだから左の方に行こうぜ」
唯「そうだね〜、ずっと左の方に進んでるしね」
唯(りっちゃんはじっとしてられないタイプ……2人は気付くかな?)
・・・・
和「2人は上に向かうと思うの、だってバk/
紬「和ちゃん!それ以上はダメよ!!」
紬(でも、私も同じ事を・・・)
◇ターンエンド◇
紬&和:E-2
唯&律:C-1
◆◆第6ターン◆◆
和「後はもう運ね」
紬「ええ(もしかしたら……)」
和「ムギ、どうしたの?」
・・・・
唯「りっちゃん、さっきの所に戻ってみない?」
律「え、なんで…まぁいいけど」
唯「じゃあ戻ろう!
あれ!?これは………」
◇ターンエンド◇
紬&和:D-1
唯&律:E-1
◆◆第7ターン◆◆
律「次はどうしよっか」
唯「・・・」
律「唯、どうした?」
唯「……さっきのおジイさーん!!
聞こえてますかーー!!」
律「オイ唯、一体どうしたんだよ!」
唯「このままじゃ、私達は和ちゃん達には会えないんだよ」
唯が説明をしようとした時、空から声が聞こえてきた
ジジイ『ほほぉ〜〜、どういう事か説明してもらおうか』
・・・・
紬「…これはさっきのおジイさんの声ね」
和「唯の声も聞こえるわね…、何でかしら」
・・・・
唯「和ちゃん達は今、ひとつ隣りにいます!だったら絶対に会う事はできませーん!!」
律「えっ、なんで分かるんだ!?
それよりどうして無理なんだ!!」
ジジイ『それは何故だ』
唯「1ターンに2回移動するから、和ちゃん達との距離はずっと奇数になりまーーす!!」
ジジイ『・・・』
唯「出会う時は距離が0(偶数)だから、偶数個分はなれてなきゃダメでーーす!!」
ジジイ『見事、正解だ』
キラキラキラ… 空から何か降りてきた
唯「これは……、Angel's Distortion?」
ジジイ『ゲームクリアの商品、“天使のディストーション”じゃ』
律「…って事は!?」
◆ゲーム終了◆
・・・・・・・
和「……あら、ここはさっきのアパートね」
唯「おお〜、ムギちゃんに和ちゃん!」
律「ゲームが終了したから、ここに戻されたんだ」
紬「みんな一緒になりましたね♪」
唯「ねぇねぇ見てこれ、商品だって」
和「聞こえてたわよ
“天使のディストーション”でしょ」
律「…そうだ唯、ムギ達が隣りにいるって、どうして分ったんだ」
唯「匂いだよ♪」
第6ターン終了時、嗅覚の鋭い唯は、匂いで隣りの格子点に紬と和がいる事を知った
律「そうか!そうだったのか〜」
唯「え…“私”はまだ何も言ってないよ」
律「じゃあ早く言えよ!!」
唯「実は、かくかくしかじか…」
律「そうか!そうだったのか〜」
唯「え…私は『かくかくしかじか』って言っただけだよ」
律「何なんだよもう!!」
和(このネタ、どこかで)
ちゃんと説明した
和「そうか、視覚と聴覚は制限されても嗅覚は無事だったのよね」
紬「唯ちゃんすごいわ〜♪」
唯「ヘヘぇ、そんな事ないよお〜」テレテレ
和「でも私って、そんなに匂いするの?」
唯「うん、いい匂いだよ〜私大好き!」
律「……あ、そうだ
そんな事よりハート様はどうなったんだよ!?」
紬「あ…それなら、もう大丈夫よ」
律「ムギ分ったのかよ!」
紬「ええ、もう一度K大学に戻りましょう」
-K大学・界面化学研究室-
教授「おやおや先程の〜、ハート様くんは見つかりましたか」
和「それがまだ…」
紬「いえ、見つかりました」キッパリ
教授「そうですか〜で、何処にいたんですか」
紬「目の前にいます」
唯「教授さんしかいないよ〜ムギちゃん」
紬「この人がハート様さんよ」
ハート様「あららーバレちゃいましたね〜」
ハート様は教授にばけていた理由を話し始めた
ハート様「実はですね〜」
和「説明はいいんで、一緒に来てくれませんか」
律「澪の呼吸が止まったのはいいとして、澪の顔の落書きが消えないんです!!」
ハート様「なら、少し強めの溶剤を使えばいいじゃないですか〜」
紬「可憐な乙女の顔にそんな物使えません」
ハート様「なんだか理不尽話ですね〜」
ハート様を強引に桜ヶ丘高校に連行した
ハート様「…で、あの教授って、ちょーセクハラ教授だったじゃないですか〜」
和「へぇ、知らないけど」
ハート様「だから、思わず殺しちゃったんですよ〜」
唯「殺しちゃダメだよ〜」
一同:アハハハハー
ハート様「そんで、僕って21才にしては老けてるじゃないですか〜」
律「21才だったの!40才位かと思ってた」
ハート様「だから僕が教授のフリをしてたんじゃないですか〜」
ソリャー,タイヘンダッタネーー
唯「そう言えば、なんでムギちゃんは教授さんがハート様さんだって分ったの」
紬「理由は2つあるわ
1つ目はしゃべる時の癖よ」
唯「???」
紬「私達と話しをした時に1度だけ『…じゃないですか〜』って言ってしまったのよ」
ハート様「これは、うっかりしてましたね〜〜」
紬「2つ目は、ハート様さんの卒業研究の話しが出た時です」
ハート様「何故ですか〜」
紬「教授が、学部生の研究内容をあんなに詳しく知ってるはずありません」
ハート様「確かに
研究室には院生は20人、学部生も30人以上はいますからね〜」
紬「3つ目は、ズボンに名前が書いてありますよ」
唯「(ドレドレ)…あ、本当だ」
ハート様「ズコーッ!」
世の中には3種類の人間がいる
数を数えられる人間と、そうでない人間だ
-音楽室-
澪「みんなお帰り〜」
律「澪 大丈夫だったんだ」
澪「うん大丈夫、みんな…色々迷惑かけてゴメンね」
唯「澪ちゃん……そうだ!お師匠さんを連れてきたんだよ」
ハート様「良かったですね〜 元気そうじゃないですか〜」
澪「し し し…師匠ーッ!!」
律「おいおい興奮しすぎだよ」
唯「澪ちゃん よだれが垂れちゃってるよ〜」
ワイワイ,ガヤガヤ
和「……」ポツネン…
淋しそうにみんなを見つめる和
和「澪も元に戻ったし…」
和「私の役目はこれで終りね…」
和「唯 バイバイ……」クルリ
静かに音楽室を後にする和
-裏山の公園-
ブランコに座る和
それは夕日で真っ赤に染まっていた
和「…淋しい所だわ」ギィギィ〜
和「…フフ、私にぴったりの場所ね」ギィギィ〜
和「これを使う事も、もうないか・・・」ゴソゴソ…
和は鞄からフルートを取り出し、それをじっと見つめた
和「そうだ あの曲でも吹こうかな」ギィギィ〜
ピロロロ〜♪
和「・・・」ギィギィ,ギィギィ…ッテコラー!!
先程からの“ギィギィ”という音は、和が踏み付けていたホームレスの呻き声だった
ホームレス「さっきから踏んでんじゃねえよ!」
和「ごめんなさい、ゴミかと思ってました(まあ ゴミには代りないけど)」
ホームレス「人とゴミの区別もできないのかギギギ!!」
和「凄い殺気…」
ホームレス「殺ってやる!ギガストラーーーシュ!!」
和「逃げられない・・・唯!!!!」
ハート様「メドローア(極大消滅呪文)!」
ドン!ズドォオン… 謎の一閃によりホームレスは消え去った
ハート様「危なかったですね〜」
和「あなたは澪の師匠… どうしてこんな所に?」
ハート様「あなたが淋しそうだったじゃないですか〜」
和「……」
ハート様「だから心配でついて来たじゃないですか〜」
和「あ、ありがとう…」
ハート様「ところで 今の技を覚えたくないですか〜?」
和「あなたは澪の師匠でしょう・・・なんで?」
ハート様「この技は澪ちゃんでは無理です……そして あなたなら可能です」
和「…」
和「…」
和「……師匠!!」
こうして和とハート様の地獄の特訓が始まった
同時刻 桜ヶ丘高校音楽室には1人のツインテール少女が入ってきた
梓「…分からなくなって」
紬「あの〜 どなたですか?」
梓「あ、新入部員の中野梓です。パートはギターです
唯さんの妹の憂ちゃんとは同じクラスです
私の事は、あずにゃんって呼んで下さい」
律(はしょり過ぎ)
梓「続けますね。…で 分からなくなって」
梓「冷蔵庫にあった弁当の賞味期限が 分からなくなって…」シクシク…
梓「しばらく食べてみたら 分かるだろうと思って食べてみたけど…」ポロポロ…
梓「けど、やっぱり分からなくなって!」ポタポタポタ…
唯「あずにゃん…」
律「よし!梓のために私が1曲歌ってあげるよ」
澪「待って!私だって歌いたいよ ただ単に!!」
紬「なら、こうしましょう2人とも…ボソボソ」
そしてこうなった↓
【琴吹紬・歌謡ショー】
司会:琴吹 紬
ゲスト1:田井中 律
ゲスト2:秋山 澪
紬「切ない思いを曲にのせ〜、聴かせてあげたい人がいるぅ〜〜」
紬「たとえぇ〜遠く離れていても〜、私の歌声とどいて欲しいぃぃ〜〜」
紬「…では唄って頂きましょう
田井中律で『夢伝説』、秋山澪で『Choo Choo Train』
2曲同時にどうぞ」
律/澪「♪遠い 昔の事さ〜/♪Fun Fun We hit the step step」
律/澪「♪夢で見たんだ〜/♪同じ風の中 We know we love」
・・・・・・・
律/澪「めぐりあえる 日まで〜♪/Choo Choo Train〜♪」
律「梓 どうだったかな?」
梓「よく聞き取れませんでした」
律「そうか〜」
澪「普通そうだよな」
梓「何で同時に唄うんですか。順番に唄えばいいじゃないですか」
律「そうか、その手があったか!」
澪「梓すごいな。そんな方法を考え付くなんて」
梓「え、…はぁ」
梓(大丈夫かなココ)
・・・
場所は代わり、どっかの山奥
和と師匠の特訓-初日
和「できました」
ハート様「…できちゃいましたね〜」
和「これで特訓終了ですか」
ハート様「そうなりますね〜」
和「あの〜 ありがとうございました・・・」
ハート様「はあ…」
これ以上する事もなく、お互い気まずくなった
ハート様「…えーと 和さんの趣味は何ですか?」
和「そうですね お花(花札)を少々…」
ハート様「そうスカ…」
和「・・・」
ハート様「えー…どんな音楽を聴きますか」
和「フュージョンを聴きます(パチンコ店で)」
ハート様「フュージョン(って?)ですか…」
和「ええ・・・」
沈黙が続く
そこに闖入者が現われた
詩音「私は真-四天王の1人、*詩音アルヨ」
和「し 詩音!!・・・って誰?」
(*詩音:去年麻薬で捕まったアーティスト お塩先生とは無関係)
詩音「お前の命をもらうアルヨ!」
詩音「ライトニングバスター!」カッ
和「うわ!……間一髪で避けたけど、とんでもない威力ね・・・」
詩音「まだまだアルヨ」カッ,カッ,カッ
和「凄い連続攻撃!こうなったら…」
和「メドローア!」ドン!
詩音「かかったアルネ(ニヤリ)、シャハルの鏡!!」
カァァアッ 鏡(盾)はメドローアを跳ね返した
和「ちょwwヤバwww…そうだ!メドローア!!」
ドン,キュイz____ン!!!! メドローア同志で相殺した
和「ハァハァ…あの盾は厄介ね」
ハート様「和ちゃん!神速を使うんだ!!」
和「神速ですね!(知らないけど…)」
シュン,シュン,シュン 和は素早く詩音に近付いた
和「フルートチョップ!!」
詩音「しまったアルヨ」カラーン,カラカラ…
詩音「シャハルの鏡があっ!!」
和「千載一遇のチャンス メドローア!」ドン!
詩音「…こうなったら奥の手、順逆自在の術!」
一瞬にして和と詩音の位置が入れ替わってしまった
ハート様「な 何故その技を!!」
詩音「見よう見まねでやってみたが、上手くいったアルヨ!」
ハート様「和ちゃん!!」
ズガァァァン 和は自分が放ったメドローアを食らってしまった
ハート様「和ちゃ〜〜ん!!!!」
詩音「今 彼女は燃え尽きるアルヨ!」
詩音「ん・・・!!」
詩音「な、なんで燃え尽きないアルカ!?」
和「…化しあいは…私の勝ちね」
………・・・・ゴゴゴゴゴ メドローアが詩音の後ろか迫ってきた
詩音「な な なんで!うわあぁぁぁぁッ!!」ズドォオン!
詩音「(ドサッ)…い、一体…これは……」
和「私が最初に放ったのは、メドローアに似せたベギラマだったの」
詩音「・・・」
和「そしてすぐ後にメドローアを打ったの アレに向かって→」
指差す先にはシャハルの鏡があった
詩音「…は、反射させた…ア、アルカ」
和「そういう事よ」
詩音「……フフフ」
和(笑ってる?)
詩音「私は…し 使命を、果たしたアルヨ……」
和「???」
詩音「私の、本当の目的は…あいつ・・・」
和「・・・ま、まさか師匠!」
和はハート様の側に行った
ハート様は虫の息だった
詩音「メ…メドローアを食らう前に……最後の ライトニングキャノンを…は、放ったアルヨ」
和「師匠!!」
ハート様「・・・」
和「一緒に…花札しようって…言ったのに・・・」
和「一緒に…パチンコに行こうって…言ったのに・・・」
和「あの時の約束はウソだったのかぁ――ッ!!」
この時、和の体から紫色の光があふれ出た
詩音「これは回復魔法!」
ハート様「……うっ、…和ちゃん」
詩音「和が賢者に!!」
和は賢者となり、ハート様は生き返り、ついでに詩音は無罪となった(司法取引による)
和「もう戦いは終わったわ」
詩音「そうアルネ」
ハート様「ウム!」
和「なら 3人であの歌を唄いましょう!」
詩音「いい歌アルネ〜」
和「ほんといい歌ね」
ハート様「心が洗われるじゃないですか〜」
詩音「じゃあ私は帰るアルヨ」
和「ええ」
詩音「・・・」
詩音「・・・次の」
詩音「次の真-四天王は最速……
誰も捕まえる事はできないアルヨ」
詩音は夜の街に消えていった
そして今日もあぶく銭を稼ぐ 体と引換えに…
-数日後-
唯「そっか〜 和ちゃん大変だったね」
和「でも 師匠のおかげで何とかなったわ」
澪「…」ムカッ
澪(何よ!気安く『師匠』だなんて)
澪(師匠もなんで、私じゃなくて和に…)
律「澪どうした?恐い顔してるぞー」
澪「う、うるさい!」スタスタ
律「澪 どこ行くんだよー」
澪「ちょっと外だよ」ガラガラ
・・・
和「澪 戻ってこないわね」
唯「どこに行ったんだろうね」
律「…まさか、迷いの森に行ったんじゃ!?」
桜ヶ丘高校の敷地面積は、東京ドーム10個分以上はある
『迷いの森』は敷地内の北西に位置する広大な森林だ
599 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/13(土) 03:05:00 ID:TtBm/7CU
このスレまだあったのか
600 :
今回はなにもないよ。ごめん:2010/03/19(金) 21:05:47 ID:bkvKKTiI
「適当に作ってみました。」
...「うん?今何時だ?」
...「わからない。だれか時計とかないの?」
。。。「いま…5:30ですよ。」
...「キャベツうめぇ〜♪」バサッ!
...「う〜〜〜い〜〜〜(^〜^)」
601 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/23(火) 22:09:45 ID:D9xxCPv7
あげ!
602 :
けいおん!×W:2010/03/25(木) 19:49:55 ID:NZrr7Pty
Mはどこに?/ふわふわ時間は帰ってこない?
「ここは、風都。全て風が運んでくれるエコロジー都市。
俺は、左 翔太郎。この街に住むハードボイルド探偵さ。
あそこで辞書のような分厚い本を読んでいる検索野郎は、フィリップ。
こいつは、地球の全ての記憶を見ることができるすごい頭脳派。
俺ら2人でひとりの探偵なんだよな。
どんな依頼も華麗にこなして見せよう。…バコーンッ!…痛っ!」
ひとりでブツブツ言っている翔太郎の頭に隕石が落ちてくる。
というより、スリッパだ。
亜希子「あんたはぁ!ひとりで何やってるのよ。」
翔太朗「痛ってぇな!何するんだよ。」
フィリップ「相変わらずだね、翔太朗は。そうだ。もうそろそろHealing Princessがはじまるよ。」
そう言って、いつもの席に向かうフィリップ。
そんな時、いきなりラジオから緊急速報が流れた。
――ニュースです。最近女子高生が襲われ、謎の死を遂げるという事件が発生しております。
そして、その容疑がかかった保田一郎容疑者(34)が拘留されていた南風都拘置所が12:00過ぎ
遺体として発見されました。遺体の近くには血のようなもので「HTT」と書かれていました。――
フィリップが「HTT」という言葉を検索し始めた。
「う〜〜ん。なんだかよくわからないな。アキコちゃん!」
「は?はいっ!」亜希子がびっくりしたように振り向いた。そこにかぶせるように、こういった。
「HTTは何の略だかわかるかい?」
「う〜ん。。。思い当たる節はあるんだけどね、、、」
「こういうのは、翔太朗君のつてで聞いてみたらどうかな?」
そういう風に言った亜希子に――せっかくの休みがこれで消えるのか――という顔で
「わぁったよ。行きゃいいんだろ?行きゃあ。」と言って、外に出た。
(こういう情報なら、クイーンとエリザベスに聞いたほうが早いかもな。)
しばらくして、風都の第一繁華街「風上通り」に行く。
翔太朗は誰かを待っている。そこに、今風のというより、かなり派手な女子高生2人組が現れた。
「あ〜〜〜!翔ちゃぁ〜ん!どうしたの?今日もおごりね。」
「いいでしょ?ね?わたしはぁ…あれが食べたいな。」
「OK!今日は特別な!(笑)」
いつもこの手で引っ掛かる翔太朗。でも、情報を聞き出すのには報酬が必要だ。
603 :
けいおん!×W:2010/03/25(木) 20:09:53 ID:NZrr7Pty
いつものカフェに到着。
翔太朗 「それでなんだけどよ。HTTってなんだかわかる?」
クイーン 「翔ちゃんって結構おじさんなんだね。うちらも耳にしたことはあるんだけど、ね?エリザベス?」
エリザベス「うん。放課後ティータイムっていうの。女子高生の間じゃ話題だよ? 女の子5人のバンド!
あっちは4曲くらい出してるんだって。うちらも歌出したきっかけで、たまに一緒になることがあって。」
翔太朗 「そうか。HTTって女子高生バンドだったのか。それで、どんな感じなんだ?」
エリザベス「彼女たちは風都のアーティストじゃないんだよね。それでね、それでね!」
Q&E 「実は曲も自分たちで書いてるんだって! たしか、京都の近くに本拠地を構えてるんだって。」
翔太朗 「わかった。結構売れてんだな。それだけわかればいいな。またな。」
バイクで事務所に戻る途中に電話が鳴った。フィリップだ。
フィリップ「それで、HTTの正体はわかったかい?」
翔太朗 「ああ。わかったけど、後で話す。」ガチャッ!
翔太郎が戻ってきて、フィリップのいるガレージに来た。
フィリップ「翔太朗。HTTはなんかの略だったかい?それともガイアメモリ関係のものだったかい?」
翔太朗 「HTTは放課後ティータイムというバンドらしい。…」
彼は、さっきまでのことを話した。
フィリップ「それじゃあ、京都という街にでも行こうじゃないか。ぞくぞくするねぇ。」
というわけで、京都にあっさり来てしまったのである。
604 :
けいおん!×W:2010/03/25(木) 22:08:49 ID:NZrr7Pty
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日は、平日だったので学校はちゃんとある。
IT化の波を受けてか、この高校の購買にはPCの消耗品も売ってあるようだ。
ただ、誰も買う人がいなさそうだったのでたまにショーウィンドウにないときがある。
たまたまそこの中にあったUSBフラッシュメモリがひとりの生徒に買われたのを誰かが見たらしい。
そして、放課後になると、いつものように吹奏楽部の練習の音が響く中…
唯 「りっちゃんおいっす!」
律 「うーーーーっす!」
紬 「あら?唯ちゃん!掃除は終わったの?」
唯 「おわったよ===3 さわちゃんは職員会議終わったら来るようなこと言ってたよ。」
澪 「そか。ところで、梓まだだな。」
律 「たしかに。」
サササササササササ・・・・・ポリポリポり。
何かがいる気配を感じた。次の瞬間、彼女たちを地震が襲う。
音楽室は、無残なまでに破壊された。
彼女たちは死ぬことになっていたとか思っていたらしく、
だが、現実は幸い助かっている。
澪 「はぅ! みんな!大丈夫か?」
律 「大丈夫だぁ!唯は、寝息立ててぐっすり寝てる。そっちにムギはいるのか?」
澪 「いない!・・・・・って!って!手がぴくぴくしてるぅ…」バタッ!
失神している澪の隣から起き上がった紬。その様子を見て律がびっくりする。
その律の隣から聞きなれた声が。
梓 「先輩!大丈夫ですか?たまたま私は、日直の仕事が長引いてしまって。」
生徒や教師が周りを囲んでいる中、
生徒A 「まだ、生きてやがったのかよ。まあいい。…」
そのやり取りを見て、にやりとした購買のおばさんは足早に去って行った。
おばさん 「これは、いい結果が出そうね。お父様に報告を。」
購買のおばさんにふんしていたのは、園咲冴子だった。
そして、携帯電話を取りだして実験結果を教えていた。
この後、学校は一斉下校という手段をとり、生徒たちを帰らせた。
605 :
けいおん!×W:2010/03/25(木) 23:48:13 ID:NZrr7Pty
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
京都にやってきた、鳴海探偵事務所の面々。彼らは、仕事ではなく遊びでやってきた。
せっかくのオフを設けて遊ばないわけがない。
しかし、彼らはホテルを予約していなかったので滞在拠点を持っていなかった。
そこで、亜樹子の提案で、昔いた大阪の家に行くことになった。
亜樹子が家に到着して、テレビをつけるととある高校の爆破事件が出ていた。
爆破されたのは、音楽室、音楽準備室に当たるところで、
その時音楽室にいた生徒は、軽傷で済んだ――というニュースが流れていた。
フィリップが、この事件の変な所に気がつく。
翔太朗は、そんなフィリップを見てドーパントがらみの事件であると判断した。
―――――――――――――――――――――そのころ、あの高校生軍団は…
いつものハンバーガー屋にいた。いつもより、少し絆創膏などが張られているが、
少し擦ったくらいで全員なんとかなったらしい。
澪 「今日のはいったいなんだったんだ?というより、爆破の時に気を失っててさ。」
律 「私もなんだ。それ。唯はどうだったんだ?」
唯 「へ?私ぃ?そうだなぁ、覚えてないな。でも、これ食べてたらそんなこと別にいいやとかなっちゃうんだよん」
梓 「でも、とりあえずよかったです。皆さん無事でしたから。」
紬 「そうね。あの爆発の中誰が助けてくれたんでしょうね?」
一つのテーブルを囲む中、足に当たる部分に黒く光るものがあった。
それに気付かずに、さっき起こったことを忘れようとしていた。
彼女たちは、気が済んだかのように全員帰路に就いた。ひとりを除いては。
・・・・“ノ・イ・ズ”――誰もいない通りで小さくこの声が聞こえた。そして、体が変化した。
(あいつらを私の前から消す方法はないのかしら。んま、一気にやってしまえば怖くないわね。)
――――――――――――――――――――――――――――――――
606 :
けいおん!×W:2010/03/26(金) 01:15:27 ID:XLhPG5EY
Mはどこに?/Don't Say Lazy!
カッカッカッカッカ…静かな朝にローファーがアスファルトをたたく。
後ろから影が付いてくることも知らずに。
女子高生 「うっ!…頭がキンキンする。痛っ!」
それと同時に彼女の姿が消えていた。
大阪から、翔太朗たちは警察のいる事件現場に向かう。
そこには、鞄と、Rというアルファベットが書かれている車が止めてあった。
難波 「なんなんだ?警察部外者は入ってくるな。」
翔太朗 「おれは、左です。たぶん刃野さんから聞いているとは思いますが。」
難波 「君だったか。探偵さんは。待ってたんだ。よろしく。」
難波 「こんな事件が起こったのは君たちが来る2週間前からだったんだ。」
続けて難波という刑事は話を続けた。
「それから、あの子たち4人が被害者の関係者なんだ。ちなみに、あの子たちの通う高校以外にも
多くの前例が出ているんだ。それも、女子高生だけを狙っている。みんな、音楽系の部活に入っている。
ちなみに、彼女たちは軽音部に属している。」
翔太朗 「大体わかりました。相棒に調べてもらいますんで。」
しばらく時間がたち、原因が分かったようだった。そして、現場はひとまず静寂を取り戻した。
彼女たちは、とりあえず学校に行き、いつも通りを実践していた。
律 「澪がいなくなったのは、ドーパントってやつの仕業らしい」
唯 「そういえば、私たちが今ここにいるのってドーパントになった人が助けてくれたんでしょ?」
紬 「そうなっちゃうわね。そういえば梓ちゃんは大丈夫かしら。」
唯 「憂がいるから大丈夫だよ! あっ!まどかちゃん!」
和 「唯!あなたたちはだいじょうぶだったのね?そういえば、購買のおばさんの噂なんだけどさ、」
唯 「あれ?和ちゃんってそんなキャラだったっけ?」
和 「たまには、こういうキャラってのもいいんじゃない?」
続けて言う。
「購買のおばちゃんはね、たまに店頭に少し大きめのUSBを売っていて、
廊下をひとりで歩いていると声をかけられて…っとそこまでならいそうじゃない?
でもね、話しかけられるのが、成績が思わしくない生徒が多いらしいとかって。」
梓は、2年の唯たちがいる教室の前まで憂と一緒に来ていたが、この話を偶然聞いてしまった。
そして、その噂にぞっとしてしまった。
――――ある日、梓は部活に入るか入らないかのところで迷っていた時。
梓は音楽室までの道のりを不安になりながら歩いていると
おばさん 「あなた、これで身も軽くなるわよ。私に任せなさい。」
梓 「これで…体が楽に…」
…“Cat”... その瞬間、彼女の姿が変わった。いつものような怪人体ではなさそうだ。
おばさん 「これで、あなたらしくきっとこれからもね。…」
おばさんはいつの間にか姿を消していた。
607 :
けいおん!×W:2010/03/26(金) 01:35:53 ID:XLhPG5EY
噂の大半を話し終わったところで、梓が泣いてどこかへ去っていくのが見えた。
律 「なしたんだ?いいや、後で聞いてみよう。」
放課後になり、いつものように音楽室に来る。
ひとりかけたティータイムになった。しかし、空気はかなり重い。
律 「どうしたんだ?うちらの教室まで来てさ。」
梓はここで決心したのか机の上に物を出しながら「ごめんなさい! 」と。
唯 「これは、どうしたの?」
梓はUSBメモリに似たものと太ももにできた生体コネクタを見せた。
そして、このような体になるまでのことを話した。そして、難波のもとに行くことにした。
それを聞いていたものがひとりいた。
憂 「ちっ!あいつのせいにできなくなっちまったな。ターゲットはあいつだな。」フフッ!
―――――――――――――警察署にて、
梓 「ごめんなさい!でも、これはもう使いません。」
難波 「誰からもらったんだい? でも、よかった。暴発前にこっちによこしてくれて。」
梓と唯、律は難波に全てを伝えた。もちろん、音楽室が仮設プレハブの中にできたことも、
爆発の中、唯たちを助けたのが梓であることを。すると、難波はどこかに電話をした。
難波 「いま、これを専門とするスペシャリストが来るからまっててくれ。」
しばらくして、彼らが警察署にやってきた。
フィリップの検索が終わり、彼女たちに過酷なことが告げられる。彼女たちは泣いた。
しかし、そのドーパントの弱点は、きれいな音を聞くことが一つらしい。
HTTがひとりをかけた状態で団結した。
608 :
けいおん!×W:2010/03/26(金) 01:57:07 ID:XLhPG5EY
―――――――――――――それとほぼ同時刻。
ノイズドーパント「お前の仲間ももうそろそろ連れてこいてやるから心配するなよ。家畜!」
澪 「ん〜〜〜ん〜〜んんんんんん!」身動きが取れない状態になっていた。
彼女は、自分の目で周りの環境を確かめた。…これは地獄ですか?と。
そのとき、ドーパントは変身を解除していた。そのガイアメモリの持ち主を見た澪は失神した。
憂 「次は、お姉ちゃんを連れてくるのでおとなしくしていてくださいね!」
澪のほほにキスをして、その場を去ろうとしたとき、
…「やっとあえたね?爆弾魔?いや、平沢 憂。」
…「お前のお姉ちゃんの代わりにお熱いのをかましてやるよ。いくぜ?フィリップ!」
――「ヒート!」「トリガー!」…「ヒートトリガー!」
翔太朗の体が変化していく。そして、ドーパントをひるませた隙に澪を助けた。
そして、亜樹子がHTTのメンバーに準備を促した。
場所はちょうどスタジオがあったので、そこを使うことにした。
澪 「怖かったよ…」グスッ
律 「それは後ででも聞いてあげるから!」
HTT (((((憂を元に戻してあげるために!)))))
彼女たちは、精一杯歌い始めた。すると、NOISEドーパントが頭を抱えて弱っている。
W 「メモリブレイクだ!」「OK!」――「ジョーカー・マキシマムドライブ!」
そして、体がむしばまれた憂が倒れていた。
いつの間にかWと亜樹子の姿もない。
こうして彼女たちの忙しい2日間は終わりを告げた。
609 :
けいおん!×W:2010/03/26(金) 02:01:00 ID:XLhPG5EY
今回2回目になりました。
相変わらずの文の粗さに泣いてしまいます。
前回、「I'll be here 4 U.」 を書かせていただきました。
クロスオーバーがちゃんとできていればいいなと思います。(笑)
ちなみに、けいおんが主体なのでWのバトルシーンは軽くしておきました。
610 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/27(土) 02:39:45 ID:6PLLiLjG
ふむ
611 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/04(日) 02:05:15 ID:/vxCt5K7
過疎ってんなぁ
612 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/07(水) 18:14:16 ID:syX6oQ4p
クロスオーバーもありかな?
>>598の続き
紬「いくらなんでも そんな所には…」
唯「でも〜・・・」
和「あら…梓もいないわ」
--迷いの森--
澪「どうしよう 完全に迷っちゃった」ガクガク
澪「携帯も圏外だし」ブルブル…
澪「それにさっきから嫌な気配を感じる……」ブシュッ!
澪「やっ!?何か踏んだ!!……イチジク浣腸か…」
澪(内容量…100ml デカい!)
暫く森の中を歩き続けた澪
しかし・・・
澪(おかしいな…ずっと同じ所を歩いてるみたい)
澪「ん?…これは、さっきの浣腸!!」
赤星「お困りのようですな お嬢さん」フラリ〜
澪「あなたは阪神の*赤星さん」
(*赤星憲広:阪神タイガースの外野手、去年引した)
澪「何故こんな所に?」
赤星「それは・・・貴女を倒すためです!!」
赤星「のりひろ☆ビーム」ビビビ〜
澪「危ない(サッ)、何をするんだ!」
赤星「1度言いましたよ、貴女を倒すためだと」
澪(ユニフォーム着てないと特徴ないな この人)
赤星「引退後、私はコーチや解説者の仕事は断りました それは 大魔王様の配下になるためのなのれす!!!!(クッ 噛んだ)」
澪「まさか…」
赤星「そう、今の私は真-四天王の1人です」
中心性脊髄損傷により引退した赤星
しかし現在は悪の手先となっていた
赤星「のりひろ☆ビーム」ビビビ〜
澪「(サッ)、これだけ離れていれば、そんな攻撃は当たらない!」
赤星「なら…、これならどうですか」サササッ,ズサ--ーッ(←スライディング)
澪「速い!!」
赤星「のりひろ☆ビーム」ズカン
澪「ぐはぁッ!!!!」フラフラ……ドサッ
赤星「今までののりひろ☆ビームは『拡散型』で、たいした威力ではありませんでした」
赤星「しかし 今のは近距離だが威力の高い『収束型』のりひろ☆ビームです」
赤星「まともに収束型を食らっては、ダメージも大きいでしょう」
澪「う うぅ・・・なんとか距離を…」ダッ!
赤星「無駄です 私は真-四天王の中でも最速!」タタタッ
またしても一瞬で距離を詰められてしまった
赤星「のりひろ☆ビーム」ズカン
澪「・・・そ、そうだ!」
澪「萌え萌えキュ〜ン」ズカン,…スギャアァァァン!!
澪はハート型のビームで のりひろ☆ビームを打ち消した
赤星「驚きました!こんな技が使えるとは」
澪「ハァハァ…」
赤星「しかし相殺したとはいえ、ダメージは受けたようですね」
澪「もう、ダメだ…動けない…」
赤星「大魔王様の命令です 死んでもらいます」サッ(←のりひろ☆ビームのポーズ)
ヒューン,スタッ 突然1人の少女が飛んできた
梓「アナタの相手はこの私です」
澪「梓!」
赤星「誰ですか 邪魔をするなら容赦しませんよ」
梓「澪先輩に代わって、私が相手をするですぅ!」
赤星「では 尋常に勝負!」
梓「ヨ,エ,ロ,寸 → 尋」
こうして梓と赤星の壮絶な闘いが始まった
(2ラウンド先取制)
―――
1stラウンド → 梓の勝ち
2ndラウンド → 赤星の勝ち
そして運命のFinalラウンド
ほんの一瞬の隙をつかれ、梓は赤星の超必殺技・鳳翼扇を2回も食らってしまった
後がない梓
一体どうなってしまうのか!?・・・(続く)
618 :
梅原:2010/04/08(木) 14:31:12 ID:OVkWSc8M
《第17話:背水の逆転劇》
The Beast… is UNLEASHED!
赤星「貴女の体力も残りわずか、観念しなさい!!」
梓「ハァハァ…後1回でも攻撃を受けたら、お終い……」
赤星「鳳翼扇!!!!」ピカーッ!
梓「…こうなったら」
梓「…こうなったら“ブロッキング”しかない!」
――――
【ブロッキングとは!?】
敵の攻撃に合わせて、タイミングよく手で払いのけて無効化にする高等テクニック
しかしタイミングを外すと逆に隙ができてしまうので それだけ危険も伴う
――――
梓「ブロッキング!」パシッ
梓「ブロッキング!」パシッ
・・・・
梓「ブロッキング!」パシッ
赤星「バカな!全てブロッキングするなんて!!」
梓「これで最後、(空中)ブロッキング!」パシッ
梓「今度は私の連続技を受けるですぅー!!」
梓:ジャンプ大P→しゃがみ中K→昇龍拳→疾風迅雷脚
赤星「うわあぁぁぁぁぁぁ!!!!」
K.O.
…you had to be there.
619 :
梅原:2010/04/08(木) 14:32:23 ID:OVkWSc8M
赤星「私の攻撃を…、全てブロッキング…するなんて・・・」
梓「秘密は これです」
澪「…それは、私が踏んづけたイチジク浣腸」
梓「浣腸液を体に塗っていたんです」
澪「…そうか!それで滑らせて攻撃をかわしていたのか」
赤星「み、見事です…私の負け…です」
澪「……教えて、大魔王って誰なの?目的は何なの??」
赤星「大魔王様は…恐ろしいお方 お、お前達では……ぐふッ」ガクリ
澪「赤星さん・・・」
梓「……」
梓「……澪先輩、帰りましょう」
澪「そうだな・・・梓、ありがとう」
梓「…えへへ」
―数日後 平沢家―
これからの厳しい戦いの事を話し合うため 軽音楽部の仲間が集まっていた
唯「スラムダンクの続編はいつ始まるのかな〜??」
憂「続編は無理だよ お姉ちゃ〜ん♪」
紬「井上先生も描くつもりはないでしょうね」
澪「続編にしても、どこから始めるんだ?花道が2年生になった所か」
律「そうなると ゴリ(赤木)とミッチー(三井)の抜けた穴は大きいわね」
唯「ついでにメガネくん(木暮)も!」
和(メガネくん…シンパシーを感じる……)
澪「安田と潮崎の、モブキャラからの昇格もありえるかも」
憂和「!!!」
憂和(モブキャラからの昇格……)
梓「ヤスくんの活躍による大逆転!…なんてネ申展開があるかも知れませんね」
律「頭よさそうだから、ヤスくん=頭脳キャラ、みたいな」
和「例えばこんな感じかしら」↓
敵のエース《安田、お前はこうなる事を計算していたのか!!》
安田《そうだ わざとお前をフリーにして、オープンスペースを作り○‰☆◆♀∞・・・/
和「みたいな〜」
憂「それに、潮崎の急成長なんてどうですか?」↓
安西監督《潮崎くん、君には強力な武器が2つあります》
潮崎《監督…》
安西監督《1つ目は、後半でもフルに動ける無尽蔵のスタミナ》
安西監督《2つ目は、スピードを一瞬で0にできる鋼鉄の下半身》
宮城《潮崎 お前が1番練習してたもんな》
安西監督《後半は潮崎くんにボールを集める作戦ですよ ホーホッホッホッ!》
憂「みたいな〜」
澪(それって『シュート!』の新田じゃ…)
唯「モブキャラの活躍はないよぉ〜」
憂和「あぁーッ!?」
唯「ひ ひぃ〜」ガクブル…
--翌日・音楽室--
和「唯!」
唯「和ちゃ〜ん、どうし…わっ!!」ベチャ〜
和「おりゃおりゃ」グリグリ
和は唯の顔にアイスを押しつけた
唯「和ちゃん、なんでこんな…」
和「私は…アンタが憎いの!!」
和「とても憎くて…でも とても愛しいの……」
唯「・・・」
和「自分でもどうしたらいいか分からない…」
紬「だからそんな事をしたのね」
唯「・・・そうだったんだ」
和「私は唯の事が大好きだから、これを作ってきたの」ゴトリ
テーブルの上に緑色(?)の奇妙な物体が置かれた
律「…これは何!?」
和「ケーキを作ってたんだけど…」
和「途中から何を作ってるか 自分でもわかなくなったわ」
澪「なんか動いてるけど、これって生物?」
和「生命を与えたつもりはないわ 多分……」
唯「プシュー,プシューって音がするよ〜」
??:プシュー,プシュー
梓「ミラー・ユーレイの実験のように偶然 生命(アミノ酸)が誕生したんでしょうか?」
とりあえず食べる事にした
唯「(パクッ)…うっ・・・おえぇぇぇーーー」ゲロロロ-,ビチャビチャ…
和「(パクッ)…うっ・・・おえぇぇぇーーー」ゲロロロ-,ビチャビチャ…
憂「(パクッ)…うっ・・・おえぇぇぇーーー」ゲロロロ-,ビチャビチャ…
律「おっ、憂ちゃん…どうしたんだ?」
憂「悪の大魔王はどうやら『再生の塔』にいるようです」
唯「憂〜なんでそんな事知ってるの〜?」
憂「私は一応、真-四天王の1人だから」
憂の説明によると(旧)四天王の他の3人はリストラされた
だが、憂は契約更新のオファーが来たのだ
憂「再生の塔は、迷いの森の更に奥にあります」
律「……じゃあ近い内に、こっちから乗り込むか!?」
梓「そんなー 危険ですよ」
律「“虎穴に入らずんば…”ってやつだよ」
唯「…行こうよ!!」
――――
そして夏休みがやって来た
夏がやってきた・・・
【エンドレス京都】
おかしい
おかしい
おかしい……
何かがおかしい なんとなくそんな気がした
カキーン,ワーワーワー
テレビに映る高校野球の試合は 私とは全く縁もゆかりもない高校同士の戦いだ
だが 負けている方をなんとなく応援している気分でいると
これまたなんとな〜くそろそろ 電話がかかってくるような気がした
ピロロロ,ピロロロ…
憂「お姉ちゃん 電話〜」
唯「私 電話じゃないよ、平沢唯だよ」
憂「そうじゃなくて、電話だよ」
唯「だから平沢唯だよ、電話じゃないよ!」
憂「違うよ〜、電話が来たんだよ」
唯「どこに来たの?この家には誰も来てないよ」
ピロロロ,ピロロロ…
憂「電話の着信が来たんだよ」
唯「“電話の着信”って人が来たの?」
憂「そんな人いないよ、電話の着信が鳴ってるんだよ」
唯「電話の着信が鳴ってる?」
憂「そうだよもう!」
唯「“電話の着信”って物が実在して、それが音を発してるって事?」
ピロロロ,ピロロロ…
憂「そうじゃないよ!電話の着信なんて実在しないよ!!」
唯「じゃあ 抽象的な物、それとも概念的な物なの?」
憂「だからー そうじゃなくて!」
・・・・
姉妹の会話は続く エンドレスに…………
・・・・
唯「……はっ 夢か!」
数日後 唯澪律紬は再生の塔に来ていた
真-四天王との闘いで傷の癒えてない和梓はお休み
律「商店街があるなー」
澪「『大魔王商店街』だってさ」
紬「みんなでちょっと歩いてみましょうよ♪」
飲食店や土産物屋などが軒を連ねていた
澪「お ラーメン屋があるぞ」
┏━━━━━┓
┫ラーメン屋┃
┫波動昇龍軒┃
┗━━━━━┛
律「ちょうどお腹も空いたし入ろうぜ!」ガラガラ〜
店主「いらっしゃい 4名様ですね。オイ(←弟子に向かって)早くテーブルを片付けろ!」
弟子「はい、ただいま!!」
唯「…あ ここのメニュー中華そば1つしか無いよ」
律「なら中華そば4つでいいか!?」
・・・
弟子「お、お待たせ…しました…」ガチャガチャ
師匠「コラ!ドンブリをそんなに揺らすんじゃねえよ!!」
弟子「す、すんません!」
律「……」
唯「いただきま〜〜す♪」
律「…うーん、麺は少し固いし、スープもクセが強いねぇ こりゃあ喝だよ、カーッツ!!」デデン!!
紬「…いや、これはサッパリしてて味にコクがあって美味しいよ あっぱれだね、アッパレ!!」ドドン!!
弟子「すいませ〜ん、そのラーメン腐ってました(←律のだけ)」
律「ズコーッ!」
弟子「合計で…えっと、2000…じゃなく、2100円になります」
律「はい…(ジー)」
律「……あんた、葛西!?」
弟子「・・・田井中か」
律「・・・あの、その〜 今忙しいかな…?」
葛西「悪い…今は、仕事中だから…」
師匠「オイ葛西!」
葛西「あっ、ハイ!すみません!!」
師匠「……休憩だ 休んでいいぞ……」
葛西「え?(さっき取ったのに)………あ!あ、ありがとうございます!!」
律と葛西はラーメン屋近くの公園に行った
葛西は左足を引きずっていた
律「…元気か?」
葛西「ああ・・・」
律「……あのさ〜、もしかして」
葛西「ん?」
律「その左足…私との闘いのせいで…?」
葛西「…フ、お前はそんな事気にすんなよ」
律「でも そうだったら私とんでもない事を!!」ガバッ
律は葛西の背中に抱きついた
律「私が葛西の足の代わりになるよ!」
律「どこにだってついて行くから!!」
律「私には… それしかできないから……」
葛西「やめろよ・・・俺は1人でも大丈夫だ」
律「で、でも」
葛西「俺の……」
葛西「俺の夢は… 将来独立して自分の店を持つ事だ」
律「……」
葛西「もしその夢が叶ったら 1番に俺のラーメンを食べてくれるか?」
律「…うん」
葛西「・・・純」
律「アジャパーー!!純てwwww」
葛西「恵だっけ?」
律「それってww曽我部ーッ!!wwww」
葛西「曽我部って誰?」
律「ストーカー」
・・・
暫くして律は戻ってきた
律「ごめんな 待たしちゃって〜」
唯「りっちゃん 顔が赤いよ〜」
律「な、何だよ〜 ジロジロ見んなよぉー」
律はサイドの髪を鼻の下に持ってきた
律「ヒゲ!」
澪「それ 前に見た」
律「・・・」
紬「我ら聖闘士(セイント)に 1度見た技は通用しない」
律「そうだ 葛西から聞いたんだけど、真-四天王の最後の1人は“お塩先生”らしいぞ」
唯澪紬「ええぇぇぇぇーッ!!!!」
律「でも今は音信不通で、どこにいるか分からないってさ」
澪「なら 関わる事もないな♪」
唯「よかったね〜」
紬(行方不明…本当にそうなのかしら……?)
紬は思った お塩先生の髪は大丈夫なのか(色と量が)
唯「それより再生の塔に行こうよ〜」
律「そうだな」
――――
再生の塔『1階』
■?
■■■扉■■■■■■■
■□□■□□□□□■
■■■■■□■■■□■
■□■□□□■□□□■
■□■■■□■■■■■
■□□□■□■□■■
■□■□■□■□■□■
■□■□■□■□□□■
■□■□■□■□■□■
■□■□□□□□■□■
■□■■■■■■■■■
■↑↑入口
:上り階段
:下り階段
?:まだわからない
唯「入口はここだけかな」
澪「そうじゃないかな。塔の後ろは川だから近付けないし」
律「とにかく入ろう」
・・・
紬「結構広いですね〜」
唯「あ、階段発見!」ザッザッザッ
『2階』
■■■■■■■■■■■
■□■□□敵□■
■■■■■□■■■■■
■□■□□□□□□□■
■□■□■■■■■■■
■□□□□□■□□■
■■■■■□■□■■■
■□□□□□■□■□■
■■■□■■■□■□■
■□□□□□□□□□■
■■■■■■■■■■■
律「階段の前に敵がいるぞ」
バラモス「ここは通さん!」
唯「私 母さんよ」(←母さんのコスプレをした)
バラモス「母さんでもダメだ!」
澪「じゃあ、どうすれば…」
バラモス「俺としりとりで勝負だ!いくぞ“ウルトラマン”
くそーッ、負けた!!」
一同「・・・」スタスタ,ザッザッザッ
『3階(真っ暗)』
■■■■■■■■■■■
■□■□□□□■
■■■■■□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□●□●□□□■
■□□□□□□□□■
■□□□●□●□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■■■■■■■■■■■
唯「うわ!暗くて何も見えないよ」
澪「……」ガクブル,ガクブル…
律「そんな時は 壁に片手をつけながら歩けばいいんだぞ!」
唯「なんで〜?」
律「迷路の入口と出口は、壁でつながってんだよん♪」
唯「りっちゃん頭いいー!」
・・・
紬「おかしいわ ゴールが見つからない」
律「変だな〜階段ないのかな〜?」
紬「…こうなったら仕方ないわね」シュボッ
紬はライターを取り出し火をつけた
唯「あれ〜ムギちゃん、なんでライターなんて持ってるの?」
紬「それは聞かないで…」
唯(タバコだな)
澪(タバコだな)
律(放火だな)←ビンゴ
『4階』
■■■■■■■■■■■
■□■□□□□泥■
■■■■■□■■■□■
■泥■□敵■□■□■
■□■■■■■□■□■
■□■□□■□■□■
■□■□■■■□■□■
■□■芝芝□□□■□■
■□■□■□■■■泥■
■□□□■□□□泥尼■
■■■■■■■■■■■
芝:芝生があり歩きづらい
泥:ぬかるんでいて汚い
澪「泥のせいで汚れちゃったよ」
紬「芝生も歩きにくいわ」
唯「…あ、また敵がいるよ」
頼経「俺は藤原頼経 先に進みたければ俺を倒せ」
澪「鎌倉幕府の4代将軍だ…(大した実績はないけど)」
そしてバトル開始
しかし 頼経にはあらゆる攻撃が効かなかった
律「クソ、これじゃあキリがない!!」
唯「なら さっきの尼さん連れてこようよ」
澪「尼さんなんていたか?」
唯「いたよ〜 この階の右下の角に」
紬「きっと『尼』と『泥』が似てたから分からなかったのね♪」
尼さんを連れてきた
尼「この娘たちを倒すのなら、先に私を殺しなさい!!」
頼経「あ、あなたは…尼将軍(北条政子)さま!!!!」
尼「どうした やらぬのか?」
頼経「で、できません……」ペタン
尼「・・・娘たちよ お行きなさい」
澪「ありがとうございます…」
『5階』
■■■■■■■■■■■
■□■□□□■□■
■■■■■■■□■□■
■□□■□■□□□■
■□■■■□■□■■■
■□■□□□■□□□■
■□■□■□■□■□■
■□□□■□□□■□■
■■■□■■■■■□■
■■□■□□□□□■
■□■■■□■■■■■
┠□□□□□┨
┗┷┷┷┷┷┛
┷:柵(外が見える)
律「すげー、外が見えるぞ」
紬「ベランダみたいな場所ね」
澪「うう〜怖い…」ブルブル
『6階』
■■■■■■■■■■■
■□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□■
■川があって渡れない■
■□□□□□□□□■
■□□□□□□□敵□■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□■
■■■■■■■■■■■
澪「なぜ建物の中に川が?」
紬「それよりも、階段の近くに敵がいるわ」
*サムス「上に行きたければ私を倒しな」(*サムスアラン:メトロイドの主人公)
律「すごく強そうだぞ…」
サムス「行くぞ スクリューアタック!」ギュイーン
サムス「スーパーミサイル!!」ドガンッ
サムス「シャインスパーク!!!!」ズッガアァァァン
サムスの猛攻になす術がなかった
紬「このままではやられてしまう……」
唯「(ジー)…あ、もしかしたら!」
唯「澪ちゃん ちょっと…(ゴニョゴニョ)」
澪「・・・分った、やってみるよ」
澪「萌え萌えキュ〜ン」
サムス「フン、そんな攻撃・・・これは冷気!!」
サムス「しまったーッ!」ピキーzン
澪「やった!サムスが凍ったぞ」
紬「今のは…アイスビームね」
唯「うん あのサムスはメトロイドフュージョンのサムスだったから」
澪「しかし よく気付いたな」
メトロイドフュージョンではサムスはアイスビームを使う事ができない
それは アイスビームが弱点だからだ
律「よし!上に行こうぜ」
『7階』
■■■■■■■■■■■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□■□■□■□■
■□□□□□□□□□■
■□□■□■□■□■
■□□□□□□□□□■
■□□■□■□■□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■■■■■■■■■■■
律「上に行く階段がないぞ」
唯「下の階段ならあるね」
紬「でも、これで今まで行けなかった所に行けるんじゃないかしら」
律「下に行くか?」
唯達はどんどん下に行き 1階の左上の小部屋についた
澪「扉があるな」
律「外に出てみようぜ!」ガチャリ
律「川に囲まれ狭い場所だ なんもないな…」
紬「あら*ここ…地面にフタがあるわ」(*1階の『?』の所)
フタを開けると下り階段が現われた
『地下1階』
■■■
■■
■□■■■■■■■■■
■□□□□□花花花花■
■□□□□□□花花花■
川川川川□□□□□花■
■□□川川川□□□□■
■□□□□川□□□□■
■畑畑□□川川橋川川■
■畑畑□□□□□□川川
■畑畑□家□□□□□■
■畑畑□□□□□□□■
■■■■■■■■■■■
律「なんだここ 花や畑があるぞ」
紬「向こうには家もあるわね」
家に入った
唯「どうも〜」
老人「いらっしゃ〜い」
澪「人がいる……」
老人「こんなところに人が来るなんて 珍しいのう〜」
律「おじいさんは何で、こんな地下に住んでいるんですか?」
老人「ワシはこの塔の管理人じゃからの〜」
紬「管理人さんですか、なら7階の秘密を何か知ってませんか?」
老人「7階は しかけを解かないと先に進めんのじゃよ〜」
唯「しかけ?」
澪「分かりました。ありがとうございました」
律「よし 行くか!」
老人「ちょwwちょっと待ちなさいよ!!」
老人は宝箱を差し出した
老人「これを持って行きなさい。きっと旅の役に立つはずじゃ〜〜」クパァ(←宝箱を開けた)
一同「こ これは!?」
家を出た時 玄関の近くにある石盤を見つけた
紬「石盤がある…何か書いてあるわね」
石盤:チカラ マジワリシ トコロヲ タダセバ アシキチカラハ キエサル
紬(どういう意味かしら…)
--再び7階--
律「でも しかけって何だろなー?」
唯「何だろうね…」
紬「あ、この柱動くわ!」ズズズ…
紬「よいしょ、よいしょ♪」ズズズ,ガシーンッ!
律「おぉー 真ん中の柱とくっついたぞ!」
澪「他の柱も動くんじゃないかな」
他の7本の柱も動かしてみた
チャラララ,チャララ〜♪(←効果音)
澪「なんだ……へ へ 部屋が揺れてる!!」ゴゴゴ…
唯「あそこの壁が開いたよ!」ズカーンッ
律「隠し通路だ!!」
『7階(隠し通路出現後)』
■■■■■■■■■■■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□■
■□□□■■■□□□■
■□□□■■■□□■
■□□□■■■□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□□□□□□□■□
■□□□□□□□□□□□
■■■■■■■■■■■
唯「うわっ凄い 外だー!」
律「おいおい 外通路には手摺とか柵がないのかよ」
澪「……」ガクブル
『8階』
■■■■■■■■■■■
■□□□□□□□□■
■□□□□□■□■□■
■□□■□□□□□□■
■□□■□□■□□□■
■□□■□□■■□□■
■□■■□□□■□□■
■□■□□□□■■□■
■□■□□□□□■□■□
■□□□□□□□□□□□
■■■■■■■■■■■
『9階』
■■■■■■■■■■■
■□□□□□□□□■
■□□□■□□□□□■
■□□□■□□□□□■
■□■■◆■■■□□■
■□□□■□□■□□■
■□□□■□□■□□■
■□□■■□□■□□■
■□□■□□■■□□■
■□□□□□□□□■
■■■■■■■■■■■
澪「……」
律「なんか、8階と9階ムカつく」
『屋上』
■■■□回回回□■■■
■□□□回悪回□□□■
□□◆□回回回□◆□□
□□□□□□□□□□□
■□□□◆□◆□□□■
■□□□□□□□□□■
■□□□◆□◆□□□■
□□□□□□□□□□□
□□□□◆□◆□□□□
■□□□□□□□□■
■■□□■■■□□■■
回:悪の大魔王の祭壇
唯「祭壇の上に誰かいるよ」
澪「あ、あれはお塩先生!?」
律「何故あなたが?」
お塩「私は真-四天王から昇格して悪の大魔王になったのだ!!」
澪「どうやら最後に 最強の相手が待ってたわけね」
お塩先生は黄金の腕輪を取り出した
紬「・・・黄金の腕輪!それを使えば大変な事になるわ!!」
唯「えぇ なんで〜?」
紬「あれは進化の秘宝なの!!」
お塩「俺は人間をやめるぞーッ!ミォミォ!!」
澪「なっ!何をするだァーッ ゆるさんッ!」
唯律「さすがお塩先生、俺たちが出来ない事を平気でやってのけるッ(麻薬とか)
そこにシビれる!あこがれるゥ!!」
紬「まぁ!お塩先生ったら、いけないひと」ウフ
お塩先生は黄金の腕輪を右腕にはめた
お塩「うおぉぉ!力が漲ってきたー!」ゴゴゴゴ…
紬「あの頃のお塩先生(20代前半で人気があった)に戻ってるわ」
澪「白髪もなくなって 髪も増えてる!」
お塩「ククク 復活した私の攻撃を受けてみろ」
お塩「ギャリック砲!」ピカッ
余りの威力に屋上の1部が破壊された
『屋上(崩壊後)』
■■■□回回回□■■■
■□□□回悪破□□□■
□□◆□回破破破破□□
□□□□□□破破破破□
■□□□◆□破破破破破
■□□□□□□破破破破
■□□□◆□◆□破破破
□□□□□□□□□破破
□□□□◆□◆□□□破
■□□□□□□□□■
■■□□■■■□□■■
破:破壊された後
律「なんて威力だ!」
澪「あんなの受けたら大変な事になるぞ」
紬「やられる前にこっちから攻撃しましょう」
律「よし、みんなで一斉に攻撃だ!」
みんな「うおぉぉぉぉぉぉ!!」
お塩「フッ 無駄だ」キラリ―+
全ての攻撃が跳ね返えされた
紬「これはバリア!?」
お塩「私の体はAYフィールドによって守られている!」
AYフィールド:お塩先生と結婚した有名女優のイニシャル離婚したけどまだ有効
澪「なんとかあのバリアを無効化しないと」
紬「……」ジ-
律「ムギ何よそ見してんだ、集中しろ!」
紬「あの柱…もしかしたら」ダダダッ
紬は上から2個目、左側の柱の元に走った
紬「やっぱり!この柱動くわ」…ゴゴゴゴ,ゴトリ
唯「何してるのムギちゃん?」
紬「下の階は壁が“力”の形になっていたわ」
紬「でも“力”って字の線が交わってる所だけ 柱は斜めになっていたの」(■ではなく◆になってる)
紬「そして この柱の位置は 下の階のその柱と同じ位置にあるわ」
澪「下の階の柱とつながってるのか!?」
紬「そうよ そしてこの柱を動かせば…(よいしょ)」ズズズ…
紬は柱を45度まわして、◆を■にした
お塩「…ん、AYフィールドがき、消えてゆく!!」シュー,プス
律「やった!……でも何でだ?」
紬「これが 地下1階の石盤に書かれていた事なの」
チカラ マジワリシ トコロヲ タダセバ アシキチカラハ キエサル
↓↓↓↓
力 交わりし 所を 正せば 悪しき力は 消え去る
唯「これでお塩先生を倒せるね!」
お塩「亜矢子ーッ!行かないでくれぇーー!!」
澪「チャンスだな お塩先生も相当ショックを受けてるみたいだし」
そこに和憂梓純がやって来た
憂「お姉ちゃ〜ん」
和「唯、負けないでー!」
唯「あ モブキャラ4人衆だ!」
梓「パパウパウパウ!」
純「今日のライブ頑張って下さい!」
律「ライブじゃね〜〜しwwww!!」
お塩「なにいーライブか!?ライブなら俺にまかせろ!お塩ダァーーーイブ!!」
和「出たあーッ!お塩先生の48の殺人技のひとつ『お塩ダイブ』だ!!」
バターン!
観客がいないので お塩先生は床に落ちた
全盛期のお塩先生だったら喜ぶ観客もいたものだ
澪「チャンスだ ボコれ!!」
純「オラー、死にさらせやー!」ドカッ
梓「何が“カート・コバーンの生まれ代わり”じゃー!!」バギッ
唯「最後は私に任せて!!」ヴゥゥゥーーン
唯は地下1階の老人にもらったチェーンソウを構えた
唯「おらおらーッ これで神も真っ二つじゃーーッ!!」
お塩「いやあぁぁぁんッ!」
ギュイーン!! お塩先生を倒した
これにて暗黒の時代に終止符が打たれ、平和が……と思ったら
キラキラキラ〜 空から1人の少女がゆっくりと舞い降りてきた
唯そっくりの少女が
(^p^)/[ゆぃ〜ゆぃ〜]
律「なんだ!唯が2人いるぞ!!」
澪「どういう事だ、唯!?」
唯「えー 知らないよ〜〜」
紬「…そうだ!憂ちゃんなら何か知ってるんじゃない?」
(-q-)〜…zzZ
憂「その人は お姉ちゃんの双子の姉の推(すい)です」
唯「私にお姉ちゃんがいたの!?」
憂「ごめんねお姉ちゃ〜ん、説明は後ね」
憂「はいッ!真-四天王、全員集合して下さ〜い♪」
憂の掛け声の後、他の真-四天王も現われた
赤星「赤星です」スタッ
詩音「詩音アルヨ」チョコン
お塩「押尾学 ここに」ムク
ッ憂「平沢憂です こんにちは〜」ニコッ
(^p^)/[してんお,してんお♪]
真-四天王が推の足元に膝まづいた
本当の大魔王は推だったのだ(お塩先生は 大魔王に代わりに政治を行なう摂政役)
(-q-)〜…zzZ
赤星「貴女に忠誠を誓います(てか起きろよ)」
お塩「推様の復活を心より/
(^p^)/{だあぁ!}ガバッ!!
お塩「うわぁ!ちょ、ちょっと抱き着かないでッ!!」ドタドタ…
詩音「あ〜あ お塩、ヨダレまみれアルネ」
(^p^)/[しお〜ん!]
詩音「ええっ私!ちょ、ちょwwあぁーーッwwww」バタバタ,バターンッ
憂「あーもう!床に寝ころがっちゃダメだよ〜」
(>p<)/[ん〜しっこ しっこ]チロチロ…
詩音「あ オシッコしちゃ!ちょっと、どうするアルカ!!」
赤星「トイレに連れて行けよ!女子!!」
憂「なんで私らに押しつけんのよ!!」
お塩「しょーがねぇべ!俺ら男なんだからよー!!」
憂「だからって 女子がやるのが当然みたいに言わないでよね!!!!」
(-q-)〜…zzZ
詩音「言い方がアルでしょ!女性差別ヨ!!」
赤星「なら俺達が女子トイレに入っていいのかよーッ!?」
詩音「もう!いい加減にしなさいよアンタ達!!」
憂「頭おかしいんじゃないの!!!?」
お塩「うるせーよブス!!!!」
憂「ちょっとヒドい事言わないでよ!詩音ちゃんが可哀相でしょ!!」
(>p<)/[んー…]
詩音「なっ なんで私限定アルカ!!!?」
憂「ち、違うよ!そういう意味じゃなくて……」
お塩「じゃあ どういう意味なんだよ〜平沢!?」
憂「うっさいなー!アンタ達には関係ないでしょ!!」
(>p<)/[うぅ・・・]プスー
赤星「…ん、この臭いは……!?」
赤星「おいッ!ちょっと!!」
詩音「何アルカ!!」
憂「んだゴルァーーッ!!!!」
赤星「……あれ」
(^p^)/[ん〜こ、ん〜こ]
詩音「うんこしちゃたアルカー!?」
憂「どうすんのよ もうーーッ!!」
(^p^)/{ちんちん!}ギュッ
赤星「・・・いっ」(←犠牲者)
赤星「いっっってえええぇぇぇぇ!!!!」バタバタバタ〜
『ちんちん!』とは 男性の性器を鷲掴みにする技である
憂「ちょっと推姉さん、やめて!シャレにならないよ!!」
(^p^)/{これぞ友愛!}キリッ
お塩「マジで手ぇ放せよコラー!!!!」
詩音「ギャハハハハ、腹イテーッ!」
お塩「詩音、笑ってんじゃねえよ!男にとっては死活問題なんだぞ!!」
赤星「うっ、あぁ……」ビクンッ,ビクンッ
憂「しょうがない!この状態で連れて帰りましょう!!」
(^p^)/{ゆぃ〜 バイバーイ!}
魔王と真-四天王は慌ただしく帰っていった
唯「・・・」
澪「…何だったんだ」
律「何もなかった、何もなかったんだ……」
疲れたので唯達も帰る事にした
澪「…今は私たちにできる精一杯のことをやろう。それは帰る事だ!」
律「なんだよ澪〜 やぶからスティックに」
唯「でもスゴく疲れた〜 歩きたくないよおーッ」
純「…なら、あそこに路駐してる車パクっちゃいましょうよ!」
和「…この際しかたないわね」
ワンボックスカーを盗んだ(*違法行為なので真似しないで下さい)
ブロロロ〜 車は爆音を撒き散らした
その使い込まれ 卑猥に黒光りするシリンダーは激しく己の肉棒を突き動かした
ズブ,ズブ,ジュルルル… クランクシャフトは激しい運動に絶えきれず、その快楽でドライブレイン全体を痺れさせるのであった……
シリンダー「ダ、ダブル…オーバー…はぁはぁ……ヘッド、カムシャフト…はぁはぁ」
クランクシャフト「ツ、ツ、ツインカムーー!!」
--平沢家--
唯「ただいま」
唯「・・・」
唯「…そうか 憂はいないんだ・・・」
…数時間後
憂「ただいま〜」
唯「あれ?憂帰って来たんだ〜」
憂「うん 遅くなってごめんね♪」
唯「いいよ気にしなくて それより推ちゃんはどうしたの?」
憂「推姉さんなら、魔王城に連れていったよ」
魔王城は 桜ヶ丘高校の校舎の東北に位置する
唯「推ちゃん1人で大丈夫かなぁ…」
憂「今日は詩音ちゃんがみてくれるから大丈夫・・・多分」
唯「それより教えて、あの人は本当に私のお姉ちゃんなの?」
憂「本当だよ〜♪」
唯「私 今までそんな事知らなかったよ」
憂「私もつい最近 魔王管理協会の人から聞いたんだ
私にもう1人姉がいるって」
唯「管理協会〜?」
憂「お母さんに聞こうとしたんだけど 連絡が取れなくて」
平沢家の両親は長期出張中であった
憂「でね 何か手掛りがないか、お母さんの部屋を探したんだけど」
憂「これを見つけたんだ」
唯「これなーに?…日記かな」
憂「そうだよ日記だよ。読んでみてよ」
――――
《推と唯の成長日記》
【推&唯0才】
待望の赤ちゃんが生まれた
しかも双子の女の子だ
名前は前から決めていた通り、お姉ちゃんが推 妹が唯
かわいくて優しい女の子に育ってね
―――――――
【推&唯0才】
推と唯は本当にそっくり
唯一の違いは 推には※※※(←消されている)がある事だ
これがなければ 母親である私にも分からないかも
でも大きくなったら ちょっとは違いも出てくるかな?
―――――――
【推&唯1才】
どうやら3人目の子ができたようだ
推と唯はお姉ちゃんになるんだね
男の子かな?女の子かな?どちらにしても楽しみ♪
【推&唯1才 憂0才】
憂が無事に生まれた
生まれた時の推と唯にとても似ている
こんなかわいい子供が3人もいて 私は凄く幸せ
―――――――
【推&唯2才 憂0才】
最近 推と唯にちょっとした違いが見られるようなった
唯はおとなしくてあまり手はかからない
でも推はすぐにグズったり、大声で泣いたりする
推の方がわんぱくな性格なのかな?
でも 夜泣きはなんとして欲しい
―――――――
【推&唯2才 憂0才】
唯が初めて言葉をしゃべった
「まま〜」と言ったのだ
この嬉しさは言葉にはできない♪♪♪
なんだか憂も喜んでるように見えた
推はいつしゃべるのかな?
―――――――
【推&唯2才 憂1才】
唯は喋ったりハイハイするようになった
その姿はとてもかわいい
それに比べて 推の成長が遅いのが気になる
今だに大声で泣いてばかりいる
でも成長に差があるのは当然の事だ
あまり気にしないようにしよう
―――――――
【推&唯2才 憂1才】
パパが推を病院で診てもおうと言い出した
確かに推は少し成長が遅いかもしれないけど、病気のはずがない
母親である私がそう言うんだ 絶対に間違いはない
パパは少し神経質すぎる
これってとりあえず誰でも投下OK?
18禁以外ならなんでもいいって言ってたけど
最近誰も投下して無いからいいよ
>>652 今帰った。わざわざレスしてくれたのにすまない。
2期始まったから少しは盛り上がってると思ったんだけど
ていうか律の本スレはいつ消えたんだ?
ニュー速にあるくらいだし。
とりあえずSSは明日暇なら投下します
>>653 楽しみに待ってるぜ
さて、俺もSSを書かないと……
655 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/10(土) 22:51:30 ID:McrbEbNN
和好きだーーーーーーー!
和好きなんだーーーーーーーーーーーーー!!
もう君がいないとだめなんだーーーーーーーーーー!!!
今日おいしい鍋を作ったんだよーーー!!!!勿論君のために///
一緒に食べよう♪だから早く画面から出てきてよおぉぉぉ…
【推&唯2才 憂1才】
パパと喧嘩になった
推を病院に連れて行くと言ってきかない
どうしても推を病人にしたいらしい
ハッキリ言って、そんな事を言うパパの方がおかしい!
子供なんだから手が掛るのは当たり前
唯や憂がおとしすぎるから 余計にそう感じるのよ
―――――――
【推&唯3才 憂1才】
“広汎性発達障害”
それが推の診断結果だ
私はどうしたら……
―――――――
【推&唯3才 憂1才】
私は決めた
障害の事は関係なく 推を育てていこうと
推は私の子供なんだから、それは当然だ
幸い(?)にも障害は染色体異常によるものではなく 程度も中度、あるいは軽度なので健康面では全く問題はないと言われた
パパも子育てには協力してくれるって言ってくれたし、頑張らなきゃ♪
―――――――
【推&唯3才 憂2才】
思ってた以上に推の世話は大変だ
お風呂も食事も唯や憂の2〜3倍は時間がかかる
それに ちょっとした事ですぐに機嫌が悪くなり、大声で泣き出す
毎日疲れる
―――――――
【推&唯3才 憂2才】
食事の時 ご飯を推の口に入れたのだが、それをすぐに吐きだして泣き出してしまった
いくらあやしても泣きやまず、つい私も大声で怒鳴りつけてしまった
だが 推はいつものように大声で泣き続けるだけだ
なんでママをそんなに困らせるの…
【推&唯4才 憂2才】
パパと話し合った結果、推は施設に預ける事にした
最近は推ばかりに係りきりで、唯と憂に手が回ってなかった
でも理由はそれだけじゃないこのままでは 私はいつか推に手をあげてしまうかもしれない
ごめんね推 何もしてあげられなくて
ごめんね…
―――――――
【推&唯4才 憂2才】
今日 推を施設に連れていった
施設は前に見学した事があったので心配はなかった
職員も皆さん優しそうだ
ただ 交通の便があまりよくなく、家から車で2時間半かかるのが難点だ
帰る時、推は私達を不思議そうな顔で見つめていた
私は泣かないようにしていたけど、以外な事にパパは泣いていた
推 すぐには無理かもしれないけど、またいつか一緒に暮らそうね
―――――――
【唯4才 憂3才】
最近忙しいくて推に会いに行ってない
推 元気かな
推・・・
―――――――
――――
――――
日記はそこで終わっていた
唯「そんな、知らなかった…」
憂「短い間だけど この家で一緒に暮らしてたんだね」
唯「・・・あれ?」ヒラリ〜
1枚の紙が落ちた
『障害者用 生涯学習施設 なかよし学園』
憂「ここって、推姉さんが預けられた施設じゃないかな」
唯「多分そうだね」
憂「住所が書いてある
京都市 左京区 大原大見町 ○○○…、ちょっと遠いね」
唯「ねぇ憂、誰が推ちゃんを施設から連れ出したのかな?」
憂「たぶんお母さん達じゃなよ 最近は家に帰ってないし」
唯「じゃあいったい誰だろ?」
憂「…なら、施設に電話して聞いてみようか?
電話番号はこのパンフレットに書いてあるし」
何回電話をしても不通だった
憂「なんか おかしいね・・・」
唯「こんな施設本当にあるのかな〜?」
憂「こうなったら、直接この住所に行ってみようか」
唯「でもかなり遠いよ 電車やバスも通ってなさそうだし」
憂「車があるから大丈夫だよ♪」
唯「そっかー、憂は免許持ってんだよね」(法令が改正され 15才から普通自動車免許証をとれるようになった事にします)
翌日 2人は目的の住所に向かっていた
現在は国道367号を北上
唯「何にもないところだね〜」
憂「ここって 滋賀県との県境に近いところだね」
しばらく道なり進むと 分岐点に差しかかったナリ
唯「今度は国道477号だから えっと…左の道だね」
憂「周りは木しか見えないね まさに山道って感じだよね〜」
唯「……」
憂「……」
唯「あ 川が見えてきた」
憂「百井川だよ多分、1度車を停めて地図を見よう」ブォーン,キキーッ
憂「地図だと この近くに施設に繋がる道があるはずなんだけど…」
唯「車を降りて探してみよー!」ガチャ
憂「そだね」ガチャ
2人は辺りを歩いて目的の道を探して回った
やがて
唯「ういーういー、見つけたよー!!」
憂「こんな所に…、木や雑草が邪魔で見えないよ」
唯「舗装されてないし車じゃ無理だよぉ」
憂「じゃあ歩いて行こうか」
唯「うん!なんか冒険って感じだね〜♪」
姉妹は 北東に伸びる細い上り坂を喜々として進んだ
やがて開けた場所へと出た
憂「こんな所があったんだ、地図には載ってないよね」
唯「川が流れてるね さっきの百井川の支流かな〜」
憂「あっちには民家が何軒かあるよ♪」
唯「隠し集落ってかんじだねぇ〜〜」
憂「多分ここはカルデラ(火山による凹地)じゃないかな」
唯「…お、看板発見!なんか書いてあるゾ♪」
┏━━━━━━┓
┃なかよし学園┃
┃この先50m┃
┗┳┳━━┳┳┛
・┃┃・・┃┃
憂「じゃあ もうすぐだ♪」テクテク
唯「……あ あれ」ガビーン!
憂「・・・電話が通じない訳だ」
そこに施設はなく、焼け焦げた残骸があるだけだった
唯「ど ど どうしよう、どうしよう??」
憂「落着いてお姉ちゃん 今燃えてるんじゃないんだから」
唯「そうだよね えへへ〜♪」
手掛かりになりそうな物がないか 探してみた
唯「憂 何かあったー?」
憂「んー、何も・・・ないね」
唯「でも何で火事になったのかなぁ」
憂(推姉さんをさらった後に火を点けた…)
憂(証拠湮滅?)
唯「ここに来る時に民家があったじゃん、そこで何か聞いてみようよ」
憂「そうだね 何か知ってるかもしれないしね」
・・・・
唯「畑にカールおじさんみたいな人がいるよ!」
憂「本当だ あの人に聞いてみようか」
唯「すみませーん 芸能人だと誰に似てるって言われますか?」
カール「う〜ん 若い頃は裕次郎に似てるってカミさんに言われたねぇ」
カール「それと…、旭にも似てるって言われた事あったなー」
唯「石原裕次郎に小林旭ねえ・・・」
カール「違う違う!範馬裕次郎にバーチャファイターのアキラだから」プンプン!
憂「調子にのんなハゲ」
カール「ピッピコリン(ごめんなさい)」
唯「それより なかよし学園について何か知ってませんか」
カール「…たしか 1週間前に火事になったんだよ しかも夜中に」
憂「火事の時に誰かいましたか」
カール「それが不思議な事に 以前は子供や職員さんがたくさんいたんだけど…」
唯憂「・・・」
カール「火事の時にはどうやら、誰もいなくなってたらしいんだ」
唯「じゃあ 被害者はいなかったんですか」
カール「そういう事になるなあ〜、・・・おや?」ジー
オジサンは唯と憂を凝視した
カール「君達 推ちゃんによく似てるね〜」
唯「推ちゃんの事を知ってるんですか!?」
カール「ああ〜、良く知ってるよ〜〜」
カール「あの子は不思議な力を・・・う う ぅぎッ」
オジサンは突然苦しみだした
カール「う ぐ ぐ……ぐはぁ!!」ドバアァァ-ン
憂「爆発した!?」
唯「内部からの破壊…これは北斗神拳!?」憂「違う 全体的にバラバラにされているから、これは*デビルトムボーイよ!!」
(*キン肉マンに登場したキャラクター スプリングマンの必殺技)
唯「なんでこんな事に…」
憂「ここは危険かも…… すぐに移動しよう!!」
--帰りの車中--
憂「……」
憂「……」
唯「ねえ憂…」
憂「……」
唯「ねえ 憂ってば!!」
憂「え?」
唯「『え?』じゃないよ〜 さっきからどうしたの?」
憂「もう 推姉さんについて調べ回るのは止めたほうがいいかも…」
唯「えぇー なんで〜!?」
憂「私達まで命を狙われちゃうよ」
唯「そうかも知れないけどさ〜〜」
憂「・・・(ごめんね お姉ちゃん)」
・・・・
--平沢家--
唯(結局 何も分からなかった…)
唯(それよりも憂の態度が気になる…)
唯(あれは何かを隠してる…)
憂「お姉ちゃ〜ん ご飯できたよーーッ!」
唯「ハーイ」
・・・・
唯「夕飯は……プリンとチャーハンとお好み焼き???」
唯(考え事をしてて 料理に集中できなかったんだ…)
唯「・・・あれ、憂どっか行くの?」
憂「う、うん… ちょっと純ちゃんの家に」
唯「こんな時間に」
憂「ノート貸したままだったから
すぐに帰ってくるよ」ガチャ,バタン
唯(嘘だな…本当はどこに行くんだろ…)
唯(後をつけてみよ)
憂を追うために 唯はユニコーンガンダムに乗り込んだ
唯「あれはシナンジュ!憂のモビルスーツだ」
憂「ふっ 貴様に私が倒せるかな」
唯「ラプラスの箱は渡さない!」
憂「ラプラスの箱はネオ・ジオンに必要な物だ!邪魔をするな!!」
唯「つ、強い!このままでは…」
この時 ボディ全体の装甲がスライドし、内部フレームが拡張された……唯の!!
唯「…あれ?ガンダムじゃなくて 私にデストロイモード発動しちゃった!!」
憂「デストロイモード発動したお姉ちゃんかわいい〜♪」
唯「デストロイモードのせいでネタバレしそう…」
憂「ダメだよお姉ちゃん!
『オードリーの正体はミネバ・ザビ』
とか言っちゃ!!」
唯「MGユニコーンガンダムはパーツが多い!!」
憂「…それだけ?」
唯「それとデストロイモードの変身は面倒(マジで)」
憂「もぉ〜 じゃあ私行くからね」
唯「行ってらっしゃ〜い♪」
憂の乗るシナンジュは 空の彼方へ飛び去った
唯「フフフ 実は密かに発信機型ビットを取り付けたんだよん」
唯「レーダーで確認…桜高の北東……魔王城だ!!」
――魔王城――
憂「こんばんはー」
詩音「憂、どうしたアルカ?」
憂「うん たまたま近くに来たから…」
憂「それより推姉さんは?」
赤星「推ちゃんなら奥の部屋で寝てるよ」
憂「そう、ちょっと様子を見て来るね」トコトコ
憂は寝ている推の前髪をかき分け、そして…
憂「・・・あった!!」
(-q-)〜…zzZ
憂「これのせいで推姉さんは…」
憂「でも…今楽にしてあげるからね!」
(@p@)/パチッ!!
推は突然目を覚ました
(*p*)/{ミミかゆい!ミミかゆい!}
憂「もう しょうがないな〜ホラ膝の上に頭のっけて」カキカキ
(-p-)/[おぉぉ〜〜 これは最高だねぇ]
憂「よいしょ よいしょ♪」ガリガリ
憂「よいしょ…」ガリガリ
憂「……」ガリガリ
憂「・・・ちょっと多すぎ!」ガリガリガリガリ…
大量の耳クソが採出された
狂おしい程の…
憂「見て見て〜 耳クソがこんなにとれたよ〜」
赤星「そんなの見せんなよ!!……こりゃ凄いな」
詩音「なんか動いてんですけど…」
お塩「耳クソって生きてんだっけ?」
赤星「原則 生きてない」
詩音「ちょっと臭いかいでみてヨ、赤星!」
赤星「なんで俺が!?」
憂「いいからいいから♪」
赤星「……」クンクン
赤星「OK!超クセーッ!!」
お塩「なんでOKなんだよッ どれどれ」クンクン
お塩「OK!マジで超クセーッ!!」
詩音「あ、ちょっと推ちゃん駄目アルヨ!」
(^p^)/クンクン…
(*p*)/[……うぅ〜 お、おっ!!]
(*p*)/[おえぇぇぇぇ]ゲロゲロ,ビチャビチャ…
そこに唯澪律紬梓和が現われた
律「楽しそうだねぇ〜 お好み焼きパーティかね」
お塩「ゲロだよゲロ!見りゃわかんだろ!!」
憂「皆さん どうしてここに?」
唯「この世の平和を取り戻すためだよ!」
こうして最後の闘いの火蓋が切っておとされた
――――
第1試合:憂vs和
憂「お前の必殺技で お前を倒してやる!!」ガシィィ
実況「なんと憂選手、キャメルクラッチを和選手に決めたー!」
和「……あ、甘い」スボッ
実況「おおーっと、和選手の手刀が憂選手の大腿部にささった!!」
憂「ウギャーー!!wwww」
実況「これはたまらない!憂選手、技を解いてしまった!!」
和「くらえ!」
憂「ぐわぁぁぁぁぁッ!!」
実況「和選手のロメロスペシャル(吊天井固め)が決ったぁーーッ!!」
憂「うっ……」ブクブク,バタンッ
実況「「勝負あり!第1試合は和選手の勝利です!!」
和「アネキの事は忘れろ…
そうすればお前は もっと強くなる」
――――
第2試合:押尾学vs詩音
詩音「私達は仲間じゃないアルカ!?」
お塩「黙れ、麻薬アーティスト!」
詩音「お前が言うな、この麻薬俳優!!」
お塩「うるさい!全ての女は俺にホレていて、俺はカート・コバーンの生まれ変わりで、俺自身がロックなんだ!!!!」
詩音「・・・」ポカーン
詩音「……参りました」
第2試合は詩音の棄権により詩音の勝ち
第3試合:澪vs律
澪「フリッカージャブ!」ヒュンヒュン〜
律「ダメだ、リーチが長くて近付けない…」タジタジ
澪「どうしたどうした、オラ!!」
律「よし、こうなったら」ダダダッ
実況「な,な,何と!律選手、フリッカーを肩でブロックしてそのまま澪選手の懐に入ったー!!」
澪「し、しまったー!」
律「これで終わりだ、デンプシロール!!!!」
梓「ちょっと待つですぅ!」
梓「澪先輩をイジメるなんて許さないですぅ!
澪先輩に加勢するですぅ!!」
実況「梓選手の乱入により、澪梓vs律の変則マッチになったぁーーッ!!」
澪「オラー!地獄に落ちろ!!」ドカドカッ
梓「脳漿ブチまけろですぅ!!!!」ポコスカ
律「や、殺られる……そうだ!」
律「オイ梓、澪がお前の悪口言ってたぞ」
梓「本当ですか!?・・・こ、殺す!殺して狐うどんにしてやる!!」
律「ククク…」
実況「今度は、律梓vs澪となってしまったぁー!」
律「オラー!冥府に落ちろ!!」バキバキッ
梓「羊水ブチまけろですぅ!!!!」パウパウ
澪「や、殺られる……そうだ!」
澪「オイ律、梓がお前の悪口言ってたぞ」
律「本当か!?・・・こ、殺す!殺してホウ酸だんごにしてやる!!」
澪「ケケケ…」ニヤリ♪
実況「なぁ〜んと、今度は/
…時間切れによりノーコンテスト(無効)
――――
第4試合:紬vs赤星
紬「赤星、本当にアクシズを地球に落とすつもりなのか!?」
赤星「くどいぞ紬!汚れた地球は、我々ニュータイプによって粛清されるのだ!!」
紬「かつてティターンズを倒すために、共に戦ったじゃないか!」
赤星「もう私はクワトロ・バジーナではないのだよ!!」
紬「なら、ロンデニオンの停戦合意は破るつもりかぁーッ!!」
赤星「そんな約束を信じたアースノイド(地球人)がバカなのだよ!」
小惑星アクシズはどんどん地球に迫っていた
このままでは地球に落下してしまう!?
紬「地球は守る!」ガシッ
赤星「や、やめろ、放せ!!」ジタバタ
紬は 赤星の体ごとアクシズを押さえ込んだ
赤星「やめるんだ紬!お前も死んでしまうぞ!!」
紬「かまうものか!地球を守るためだーーー!!!!」
赤星「やめろ、うわあぁぁぁッ!体がぁーーッ!!」プスプス…
紬「うおおおぉぉぉぉ!!!!」ドカーン
……こうして因縁の戦いは終わり 地球の平和は守られた
669 :
νガンダム:2010/04/17(土) 18:17:45 ID:vprFDhMT
竜王戦第7局
推(名人)vs唯(素人)
(^p^)/[2二・歩(→成)]
唯「……2二・と」
(^p^)/[2二・桂(→成)]
唯「う〜ん……2二・銀」
(^p^)/[2二・香(→成)!]
唯「推ちゃん早いな……2二・玉」
(^p^)/[3四・桂!!]
唯「や、やばい………3二・玉」
(^p^)/[2四・桂!!!!]
唯「穴熊が崩された!
・・・う〜ん」アタフタ…
穴熊囲いの陣形を崩され 動揺する唯
そこに憂が現われた
憂「お姉ちゃん!」
唯「憂〜」
憂「推姉さんは肉の芽によって支配されてるの!!」
唯「肉の芽!!……って何?」
(*肉の芽とは!!・・自分で調べて下さい)
憂「お姉ちゃん ジョジョ読んだ事ないの?」
唯「あのマンガ苦手なんだよね〜」
憂「……」
唯「あの絵も、なんかダメなんだ」
(`p`)/[…あの〜]
憂「お姉ちゃん……私を本気で怒らせる気!?」ゴゴゴゴ…
唯「う、憂……さん?」
憂はジョジョが大好きだった
憂「読んだ事ないのに ジョジョを酷評するのはおかしいよ!」
唯「た、確かに…」
憂「という訳で 今からジョジョ全巻(1部〜6部)を読もうね♪」
(`p`)/[・・・]
-7時間後-
唯「荒木先生のぉぉぉぉ、漫画はあぁぁぁぁ
世界一イィィィィーーーー!!」
憂「お姉ちゃん 分ってくれたんだね♪」
唯「ジョジョを読んで、つまらないと言う人間がいるか?
いなァァァ〜〜〜〜いッ!」
憂「それよりも、推姉さんのオデコを見て!!」
唯「あれが肉の芽!!!?」
(-p-)〜zzZ…
憂「くそったれディオが、あれで推姉さんの精神を操っておるんじゃあああーーーーーーあああ!!」
唯「あれを潰せば 推ちゃんは元に!」
憂「Exactly(そのとおりでございます)」
唯「よし、2人で攻撃しよう!」
憂「うん 肉の芽をなくして、にくめないヤツにしよう。ヒヒ!」
唯憂「そりゃー!」メメタァ
(^p^)/{エンドレスエイト!}ガオン
唯と憂の攻撃は通用せず、逆に返り討ちにあってしまった
唯「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」
唯『おれはテレビを見てたら
8回 同じ話しがくり返されたんだ』
唯「な…何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をされたのか分からなかった……」
(^p^)/[次の攻撃で終わりだ]サッ
憂「・・・」
唯(憂は気を失ってる…)
唯(ダメだ…体が動かない……)
↑間違えました
105ではなく104でした
あ
>>671の続き
そこで問題です!
ボロボロの体でどうやって攻撃をかわすのか?
3択 一つだけ選びなさい
答え@ 美人の唯ちゃんは突如 反撃のアイデアがひらめく
答えA 仲間がきて助けてくれる
答えB かわせない。現実は非情である
(^p^)/[死ぬがよい!!]ピカッ
唯「……」
答え―B
………答えB、答えB、答えB
その瞬間 天使のディストーションが純白の光をはなった
唯「これは…新たな力!?」
唯は天使のディストーションを天高くかかげた
唯「全てのギターリスト達よ 私に力を貸して!」
唯「ファイナルフュージョン!!」
そこに澪律紬梓和が来た
澪「唯に羽が……しかも4枚!」
律「あ、あれは天使…?」
紬「あれは・・・女神よ!!」
(>p<)/[ピ、ピンチ……豊田エリー!!(誰?)]
唯「私は この世の混沌を治める『静寂の女神』」
唯「推ちゃん、今楽にしてあげるからね」ホワンホワ〜ン
梓「ああ…唯先輩の体が光ってる」
唯「ヴァナディース・ランサー!!」ピシューーンッ
和「唯が光の矢になった!?」
(*p*)/{ヤッダバアアーァァァアッ!!!!}
紬「見て、推ちゃんの肉の芽が消滅していくわ!」
澪「唯が…唯が勝ったんだ」
律「よっしゃあーーッ!!」
憂「お姉ちゃん!!」
和「信じられないわ、アナタがここまでやるなんて」
勝利に喜ぶ仲間たち
しかし 唯は悲しそうな顔をしていた
唯「みんな、私はもう…行くね」
澪「え…?どこに行くんだよ」
唯「私がいるべき 本来の世界へ」
律「何言ってんだ、ここがお前の世界だろ!?」
唯「私は人とは事なる存在
だから この人々が築いた世界にいてはダメなの」
律「そんなの分かんないよ!納得できない!!」
紬「唯ちゃんは人間でしょ、私たちの仲間でしょう!?」
唯「……ごめんね…みんな」
憂「やだ!お姉ちゃん行かないでー!!」ビェエエ〜ン
唯「泣かないで憂・・・推ちゃんの事を頼んだよ」
唯「…………みんな、バイバイ」
憂「お姉ちゃあぁぁーーーーん!!!!」
そして唯は 空の彼方へと消え去った
―――――――
――――
――――
こんにちは 平沢憂です
お姉ちゃんがいなくなってから しばらく経ちました
あの壮絶な戦いが まるで嘘だったかのように
世の中の時間はのんびりと流れています
私も あれはもしかしたら夢だったかのも?
と思う事があります
でも・・・
オレは ようやく のぼりはじめたばかりだからな
この はてしなく遠い けいおん坂をよ…
ミカン
・・・・
「…くん」
看護士「平沢くん!時間よ」
私は あの戦いで背中を痛めてしまいました
現在は入院リハビリ中です
看護士「今日のはちょっときついわよ」
憂「ふっふっ、そーかね」
看護士「あら 脅しじゃないのよ
耐えられる?平沢くん」
憂「はっはっはっ、愚問を」
憂「天才ですから」
--10年後--
桜ヶ丘高校の音楽室に軽音部のメンバーが集まっていた
律「この音楽室に来るのも 久し振りだなぁ〜」
紬「10年ぶりかしら」
澪「10年か……」
梓「もう そんなに経つんですね」
ガラガラガラ〜
和「遅れてごめんなさい」
澪「しようがないよ、仕事忙しかったんだろ」
律「おッ 憂ちゃんと推ちゃんも一緒か」
憂「みなさんこんにちは〜」
推「お久しぶりです
本日は遅れてしまい 大変申し訳ありませんでした」
紬「そんなに畏まらなくてもいいのよ 推ちゃん」ウフフ
律「それよりアイツはまだかな〜」
澪「遅刻なんてアイツらしいな」
梓「もうすぐ来ますよ」
ドタドタドタ〜
憂「来た来た♪」
和「足音で分かるわね…(全然変わってないな)」
ガシャーーッ!! 勢いよくドアが開かれた
唯「ゴメンゴメン、遅れちゃった!」
みんな「おかえりーー!!!!」
〜Fin〜
678 :
作者です:2010/04/22(木) 23:54:02 ID:EypXqeB8
これにて『こんとん!』は終りです
半年間お疲れ様でした
このスレをこのようなssで独占してしまい、スミマセンでした
では さようなら
保守
680 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/03(月) 00:39:18 ID:5dijM3S0
あげ
681 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/05(水) 02:34:41 ID:mvvAq8M5
澪「今日の軽音部の活動について意見をまとめたいと思う!はい、律!」
律「はーい、皆でホラーDVDを見たいでーす」
澪「却下!はいムギ!」
紬「皆でお菓子を作りましょう♪」
澪「悪くはないけど急すぎ!改めて時間のある時に!はい梓!」
梓「練習がいいです!」
澪「はい唯!」
梓「スルーですか!?」
唯「缶けりがいい!」
澪「はい採用!それじゃ皆で缶けりをしよう!」
唯律紬「わーい♪」
梓「\(^O^)/」
682 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/08(土) 23:08:41 ID:c7JHUOG6
, -、,- 、 '´ ヽ
/`゚`ii´゚`ヽ l i l_iハ_i l
( _ ⊂⊃,,.)| (ト!゚ ヮ゚ノl' <
/、'iiiiつ=○)≡lU|
(( (_(_ ノ_l_`ー'`-ヽ
し∪ ∪∪
683 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/18(火) 01:16:32 ID:PebYNvYy
梓「軽音部オワタ\(^O^)/」
684 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/18(火) 06:20:14 ID:60IRlplw
ここのSSは「まとめ」のサイトってないの?
エロパロの方?
686 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/23(日) 14:45:26 ID:wqml7AKt
687 :
kKLj:2010/05/27(木) 03:57:35 ID:Z05iDN09
けいおん!で一番不人気なキャラは?
DMCクロス面白かったな
「ふわふわファック!」
689 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/29(土) 01:51:32 ID:pUSjIZL+
よいスレだ
確かに
691 :
放課後ティータイム ネプリーグ出演!:2010/05/29(土) 10:18:42 ID:6sNlJBYL
○月×日(月) 夜7時 「放課後ティータイム」
今話題沸騰中の音楽グループ「放課後ティータイム」参戦!
キャプテンはドラム担当の田井中律
ギター担当の平沢唯 ベース担当の秋山澪 キーボード担当の琴吹紬
同じくギター担当で最年少の中野梓
クイズでも脚光を浴びれるのか?
対するネプチューンチームは
昭和のアイドル代表格 浅香唯
昔はバンドをやっていたキレ芸人 カンニング竹山
注目は浅香唯が「唯ちゃんというアイドルは2人もいらないのよ!」
と平沢唯にライバル宣言!と常識対決以外の乱闘勃発!?
果たして勝利という名のステージに立てるのはどちらのチームか?
ここまでです。問題を考える時間を取るとかなりかかりそうです。
それまでしばらくお待ちください
このスレって……
うまく言葉にできないですけど、
あんまり面白くないですね!
なら残り300レスで面白くすればいいじゃない
おいおどれら、↓のスレの糞コテ”† 蒼い閃光 † ◆VKIF8WZmG6”がわしらをディスッとるけん、こいつを今すぐフルボッコにしたれや♪
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1274444577/l50 3 :† 蒼い閃光 † ◆VKIF8WZmG6 :2010/05/23(日) 19:10:52 ID:qvkaENZM0
, - ー 、 |
〃;:三三ミ╋まーたけい汚ん豚か
!,イW(~,ノリ(E)スレにこもってろ
゙w( ゚∀゚ノ/ /
ムモ壬ヨ}_,`
U曰÷!
∠_,__j_,ゝ
/-/ |-|
60 :† 魔剣レガ † ◆VKIF8WZmG6 :2010/05/08(土) 17:24:08 ID:Vv3GZKT/0
____
,r '´____// ̄ ̄ ̄ ̄\
. / < . 彳丿; \,,,,,,,,/ u lヽ
/ /\ \. 入丿 -◎─◎- ヽミ
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| | rnl`h \ \.、 ,___,. u .ノnl`h、
| | l l l l l r \ \.ー-----一' .l l l l l
| | | ヽr'´つ 萌豚 \ \ r 、.⊂' ヽ./ |
ヽ `ー一イ \ \/ /`' `ー' -'
\ \ けいおん豚 > /
ヽ、______,,/
93 :† 魔剣レガ † ◆VKIF8WZmG6 :2010/05/09(日) 20:46:19 ID:8sBShatY0
:::::::::::::::::::::::::::::::: : :: :: : ::: : : ヽ i
::::::::::::::::::::::: : : : :: ヽ みんな
:::::::::::::::::: : : : デュラは糞小説 \ ヽ デュラララ読もー
:::::: ::: : : :/けい豚\ けいおんこそ神 ∧_∧ ワイワイ
::::: : : :: : |/-O-O- | ブツブツ・・・ ∧_∧*‘∀‘)Λ_Λ
: : : : : .| . : )'e'( : | ( ^∀^)つ日)(^ ワ ^
___ l⌒i⌒⊂)___ ヽ ( つ日) | | つ日
/ ⌒'⌒ / \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄
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||| し し .|| || || || |||
クソがとまらんのお〜
698 :
ちゅうに!:2010/06/05(土) 19:00:47 ID:83pNcbVH
私の名前は平沢唯、高校1年生です
高校生になった私は軽音部に入りました
699 :
ちゅうに!:2010/06/05(土) 19:12:40 ID:83pNcbVH
―音楽準備室―
唯「みんな 遅くなってゴメンね〜」
澪「ククク…貴様から力を感じるぞ」
唯「えっ?」
澪「ククク…私の力と共鳴しているようだ」
唯「」ポカーン
澪「ククク……」
この娘は澪ちゃん
"じゃきがん"とかいうのを持ってるそうです
本人が言うには、とても危険な能力だそうです
澪「……」
澪「……」
澪「…うっ、ぐはっ!」
700 :
ちゅうに!:2010/06/05(土) 20:30:29 ID:83pNcbVH
>>699の続き
唯「え・・・み、澪ちゃんどうしたの!?」
澪「ち、力が…暴走を…」
澪「…う、くくッ」
澪「」バタン
紬「澪ちゃん大丈夫?」
澪「し、心配は無用だ…ハァハァ」
紬「でも…、困ったわね
闇属性の澪ちゃんにはケアルは利かないし」
唯「闇属性?」
この娘はムギちゃん
おっとりぽわぽわのFF(ファイナルファンタジー)大好きっ娘です
どう見てもこんとんの人だろうけど「独占してスミマセン」の後に続けるってどうなのよ
702 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/27(火) 18:48:34 ID:dFc6GlNM
明石薫(絶対可憐チルドレン)と涼宮ハルヒ(涼宮ハルヒの憂鬱)
・アニメ声優が同じ
・活動的な女性で運動神経もいい
・超人的な力がある
・その力で世界をとんでもないことにする可能性があり、気付いた人たちがそうならないようにあくせくしている
・どうやら彼女と世界の行方を握るのは彼女のそばにいるトーヘンボク男のようだ
・結構ツンデレ
・同性にセクハラを結構する
・本能で青背景の夢空間にそいつを連れ込み甘いひとときを過ごそうとするが拒否られ、
キスで誤魔化されて目覚める (上で既出だが)
・勝ち気で積極的な性格なのに自分の色恋沙汰には意外に奥手
・独占欲が強くて焼き餅妬き
・髪が年代で長くなったり短くなったりする
・団体内でリーダー的位置
・容姿に優れているが学校内では男からモテない
「真の最終回は映画で」「次の映画版が真の最終回」と言い続け、長年ファンをやきもきさせてきた「仮面ライダー
ディケイド」がTVシリーズ開始から40周年の今年2049年年末に公開される劇場版でついに完結する。
主人公「カドヤ・ツカサ」を演じるのは、初代ディケイド主人公門矢士を演じた井上正大さんの孫井上超大さん。
正大さんは謎の老人「ヒカリエイジロウ」役で孫と競演する。
その他第一期平成仮面ライダーで主人公を演じた俳優が初めて勢揃いするのが話題となっている。
現在「水戸黄門」でもっともイケメンな黄門様を演じてる水嶋ヒロさん、カルト番組「たっくん倶楽部」司会者の
半田健人さんらも出演するが、中でも注目はオダギリ・ジョーさんが49年ぶりに仮面ライダークウガの主人公
五代雄介として登場する事。オダギリさんは「役者としての自分の集大成として原点を見直すため出演を決意
した」と語っている。
昭和ライダー俳優は高齢なので声での出演となるが、藤岡弘。(百歳を期に改名)、倉田てつをさんは、記者会見
で力強い変身!ポーズを披露。オールドファンを熱狂させた。
グレートゴッドワイバーンGSXBLハイパージェットシャトルファイヤーポリスジャイロドリルサブマリンステルスロボ
(けいおん!)と(東京ミュウミュウ)と(Yes!プリキュア5)
平沢唯、夢原のぞみ、桃宮いちご =天然ドジっ娘主人公
田井中律、夏木りん、藍沢みんと =勝気なボーイッシュ系
中野梓、春日野うらら、黄歩鈴 =メンバー内最年少でツインテール
琴吹紬、秋元こまち、碧川れたす =控えめなおっとり系
秋山澪、水無月かれん、藤原ざくろ =ワンレンヘアーでメンバー内最長身なクール系
703 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/30(金) 13:55:00 ID:dDX6+lDO
明石薫(絶対可憐チルドレン)と涼宮ハルヒ(涼宮ハルヒの憂鬱)
・アニメ声優が同じ
・活動的な女性で運動神経もいい
・超人的な力がある
・その力で世界をとんでもないことにする可能性があり、気付いた人たちがそうならないようにあくせくしている
・どうやら彼女と世界の行方を握るのは彼女のそばにいるトーヘンボク男のようだ
・結構ツンデレ
・同性にセクハラを結構する
・本能で青背景の夢空間にそいつを連れ込み甘いひとときを過ごそうとするが拒否られ、
キスで誤魔化されて目覚める (上で既出だが)
・勝ち気で積極的な性格なのに自分の色恋沙汰には意外に奥手
・独占欲が強くて焼き餅妬き
・髪が年代で長くなったり短くなったりする
・団体内でリーダー的位置
・容姿に優れているが学校内では男からモテない
「真の最終回は映画で」「次の映画版が真の最終回」と言い続け、長年ファンをやきもきさせてきた「仮面ライダー
ディケイド」がTVシリーズ開始から40周年の今年2049年年末に公開される劇場版でついに完結する。
主人公「カドヤ・ツカサ」を演じるのは、初代ディケイド主人公門矢士を演じた井上正大さんの孫井上超大さん。
正大さんは謎の老人「ヒカリエイジロウ」役で孫と競演する。
その他第一期平成仮面ライダーで主人公を演じた俳優が初めて勢揃いするのが話題となっている。
現在「水戸黄門」でもっともイケメンな黄門様を演じてる水嶋ヒロさん、カルト番組「たっくん倶楽部」司会者の
半田健人さんらも出演するが、中でも注目はオダギリ・ジョーさんが49年ぶりに仮面ライダークウガの主人公
五代雄介として登場する事。オダギリさんは「役者としての自分の集大成として原点を見直すため出演を決意
した」と語っている。
昭和ライダー俳優は高齢なので声での出演となるが、藤岡弘。(百歳を期に改名)、倉田てつをさんは、記者会見
で力強い変身!ポーズを披露。オールドファンを熱狂させた。
グレートゴッドワイバーンGSXBLハイパージェットシャトルファイヤーポリスジャイロドリルサブマリンステルスロボ
(けいおん!)と(東京ミュウミュウ)と(Yes!プリキュア5)
平沢唯、夢原のぞみ、桃宮いちご =天然ドジっ娘主人公
田井中律、夏木りん、藍沢みんと =勝気なボーイッシュ系
中野梓、春日野うらら、黄歩鈴 =メンバー内最年少でツインテール
琴吹紬、秋元こまち、碧川れたす =控えめなおっとり系
秋山澪、水無月かれん、藤原ざくろ =ワンレンヘアーでメンバー内最長身なクール系
ここまだあったのか
誰かなんか書くでおじゃる
705 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/19(木) 13:23:50 ID:PfSgl5e6
明石薫(絶対可憐チルドレン)と涼宮ハルヒ(涼宮ハルヒの憂鬱)
・アニメ声優が同じ
・活動的な女性で運動神経もいい
・超人的な力がある
・その力で世界をとんでもないことにする可能性があり、気付いた人たちがそうならないようにあくせくしている
・どうやら彼女と世界の行方を握るのは彼女のそばにいるトーヘンボク男のようだ
・結構ツンデレ
・同性にセクハラを結構する
・本能で青背景の夢空間にそいつを連れ込み甘いひとときを過ごそうとするが拒否られ、
キスで誤魔化されて目覚める (上で既出だが)
・勝ち気で積極的な性格なのに自分の色恋沙汰には意外に奥手
・独占欲が強くて焼き餅妬き
・髪が年代で長くなったり短くなったりする
・団体内でリーダー的位置
・容姿に優れているが学校内では男からモテない
「真の最終回は映画で」「次の映画版が真の最終回」と言い続け、長年ファンをやきもきさせてきた「仮面ライダー
ディケイド」がTVシリーズ開始から40周年の今年2049年年末に公開される劇場版でついに完結する。
主人公「カドヤ・ツカサ」を演じるのは、初代ディケイド主人公門矢士を演じた井上正大さんの孫井上超大さん。
正大さんは謎の老人「ヒカリエイジロウ」役で孫と競演する。
その他第一期平成仮面ライダーで主人公を演じた俳優が初めて勢揃いするのが話題となっている。
現在「水戸黄門」でもっともイケメンな黄門様を演じてる水嶋ヒロさん、カルト番組「たっくん倶楽部」司会者の
半田健人さんらも出演するが、中でも注目はオダギリ・ジョーさんが49年ぶりに仮面ライダークウガの主人公
五代雄介として登場する事。オダギリさんは「役者としての自分の集大成として原点を見直すため出演を決意
した」と語っている。
昭和ライダー俳優は高齢なので声での出演となるが、藤岡弘。(百歳を期に改名)、倉田てつをさんは、記者会見
で力強い変身!ポーズを披露。オールドファンを熱狂させた。
グレートゴッドワイバーンGSXBLハイパージェットシャトルファイヤーポリスジャイロドリルサブマリンステルスロボ
(けいおん!)と(東京ミュウミュウ)と(Yes!プリキュア5)
平沢唯、夢原のぞみ、桃宮いちご =天然ドジっ娘主人公
田井中律、夏木りん、藍沢みんと =勝気なボーイッシュ系
中野梓、春日野うらら、黄歩鈴 =メンバー内最年少でツインテール
琴吹紬、秋元こまち、碧川れたす =控えめなおっとり系
秋山澪、水無月かれん、藤原ざくろ =ワンレンヘアーでメンバー内最長身なクール系
デブになってダイエットするやつって何でしたっけ?
澪がムギにつっこんで重傷にした奴
708 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/21(土) 09:17:45 ID:Lbobr/iO
天草シノと秋山澪が入れ替わったどうなる?
七条アリアと田井中律がれ替わったどうなる?
生徒会や軽音部やどうなるの?
教えて
リツムギ戦の続きってある?
SSは結構読んだけど、アニメ見たことなかったんで、今見てる。
SSで印象に残ったところがアニメに出てくると楽しいねw
「まあまあまあまあ」とか「夢だったの〜」とか
さわちゃんが唯の指を触ってるのを、ムギがうるうるしながら見てるとかw。
「フンス」がまだわからんw。
711 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/12(日) 03:20:25 ID:QV/tXeg9
1ヶ月掛かってようやく物語全体の構想と流れが纏まった。
あとはキャラ毎の行動とかエピソードとか考えてうまく物語を繋げば完成だぜ
とりあえず半分位は出来てる。
以上俺からの経過報告でした。
714 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/15(水) 01:23:02 ID:RhnzGEOq
>>713 違うんだすまない
でも数年前感動系の短めの文章を書いたときは思いのほか好評だったから今回もそうなるように頑張ります
とりあえずラストシーンはアニメ全て見てからでないと書けない
スレ 皆さんへ!【一生のお願いです!!】
いま年に一度の最大の萌えキャラ大会(最萌トーナメント)が開催されていますが、
けいおん!!の平沢唯が最大のピンチです。
お願いです!! 一票でいいから投票して下さい!!
よろしくお願いいたしまああああああああああああああああっす!!!
【投票の手順】(簡単です。)
@このURLを踏めばコードの発行が自動的に行われます。
http://ast2010.rgr.jp/ (22:55に発行が行われます。投票締め切りが23時なので5分しか時間がありません)スミマセン。
AこのURLの投票スレに入り、
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/vote/1284551989/ 下の【コピペの内容】を貼り付けして
以下の細工をお願いします。
←の左に取得したコード票の貼り付けをします。
( )内に何でもいいからコメントを書き込んでください。
【コピペの内容】
←
<<平沢唯@けいおん!!>>
( )
そして書き込みボタンをクリックしてください。
よろしくお願いいたします。
>>715 悪い、ハングル語わからないから日本語で頼むニダ!!
>>714 >
>>713 > 違うんだすまない
謝らんでよか。あの作者ちょっと頭イカれてるからwww
ところでマダー?
映画はこのスレを参考にするそうな
アゲアゲ
720 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/21(木) 12:24:56 ID:ycSOWuSi
バッガッジュン
うげげぇ、げろげろり〜ん
澪「どうかな?」
体操世界選手権の予想
鉄棒1位はファンビュヘン、植松は3位
的中したら誰かss書いて
澪「ナルチョ...私もこんなベーシストになりたい!」
724 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/04(土) 17:53:09 ID:umeDJHn1
唯「あ〜ずにゃん!ネコ耳つけてみてっ!」
梓「ダメですっ!唯センパイ・・。」
唯「つけたら練習するから!」
梓「じゃあ・・・ちょっとだけですよ・・。」
唯「うわああああ!萌え萌えキュンっ!」
憂「梓ちゃん、とっても似合ってるよ!」
梓「そう・・・かな・・・?」
725 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/05(日) 17:46:17 ID:cD8W24vE
憂「お姉ちゃん!焼き芋買ってきたよ!」
唯「やきいも〜♪」
憂「まだ熱いから気をつけてね!」
唯「熱すぎて持てないよ・・・。」
憂「はい、半分に割ってあげる!」
唯「1本の大きな焼き芋を仲良く半分ずつ・・。」
憂「お姉ちゃんと半分ずつ・・・。」
唯「う〜ん・・・・おいしい〜!」
憂「お姉ちゃん、あわてて食べると!」
唯「フガフガ!!のどにつかえる!」
憂「お姉ちゃん!大丈夫?はい、お茶飲んで!」
唯「ふう〜・・。苦しかったけどおいしかった!」
憂「お姉ちゃんったら・・。」
726 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/22(水) 02:34:44 ID:syIRJ6Lk
今更の話ながら、田井中律は乙女である。
普段の、少年ぽく道化がかった振る舞いを見ていると忘れがちだが、彼女も一人の少女である。
いや、むしろ気恥ずかしさから隠してしまうというだけで、女の子願望は人一倍強い。
縁が無かったというだけで、恋に恋して思いふける夜も有る。
そんな彼女に、幼馴染の親友は言う。
「律はチマチマした事が苦手なのに、ボタン付けは早いよな。」
当然である。
『彼の服の取れかけたボタンを付けてあげて、女の子アピール。』の為、隠れて練習していた。
高校になってから出来た友人は言う。
「律ちゃんの作ったハンバーグ、すっごく美味しいよ〜。」
当然である。
『男子が女子に作って貰って嬉しい料理』で、カレー、肉じゃが、ハンバーグは鉄板。
家族にも好評だし、気合を入れて頻繁に作っている。
そんな彼女も今年の春に高校を卒業し、今は花の女子大生だ。
今の彼女のテーマは”キスする時の表情”である。
727 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/22(水) 02:37:22 ID:syIRJ6Lk
【一日目】
律は自室で一人、ベッドで寝転がりながら鏡に向かって独り言を呟いていた。
律「・・・・う〜ん、解らん。」
目を開けたままというのは変だし、だからと言って目を瞑ると鏡が見えない。
無理に見ようとすると、薄目を開けて引きつった自分の顔が見えるだけである。
律「こうなったら、誰か他の人に見て貰うしかないよなぁ。
そう言えば、澪が後で来るからアイツに頼むか?
でも、澪の奴・・・きっと笑うだろうなぁ。
いや、澪だって好きだの恋だの歌詞で書いてるくらいだし、笑ったりしないさ。」
15分後
澪「プッ・・・・、ハハハハッ!!
律が一人で鏡に向かって、ファーストキスの予行練習!?
ちょっ・・・、お、おかしすぎる・・・クククククッ!!」
律「そこまで笑うかぁ?!」
澪「だいたい、そんなの律には必要無いだろ?キスする相手は居るのか?」
律「な、なにおう!
アタシだって、ちゃんと相手くらい居るわ。」
澪「ほほう、居るんだったら教えてくれないか。」
律「へ?」
澪「居るんだったら、言えるだろ?
相手の名前とか、どんな感じで知り合ったかとか。
律には前にも、こういう内容で騙された事が有るからな。」
律「え・・・え〜と・・・。」
そこで、田井中律は考える。
考えてみれば、そもそも同年代の男と親しく話す事自体、最近は無かった様な気がする。
いや・・・一人居た。弟の友人で、最近になって頻繁に家まで遊びに来る男子が。
勝手に名前を騙るのも気が引けるが、このまま澪に言い負かされるも癪である。
728 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/22(水) 02:38:20 ID:syIRJ6Lk
律「・・・・翔くんって言うんだ。」
澪「え?」
律「聡の友達でウチに遊びに来た時に知り合ってさぁ。
洋服のボタンが取れかけてるの付けてあげたりぃ、
両親の帰りが遅いからいつも独りで御飯食べてるって言うから
ハンバーグ作ってウチの晩御飯に呼んであげたりしてたらぁ、
なんかアタシに惚れちゃったみたいでぇ。」
澪「で・・・でも、聡の友達って、かなり年下じゃないのか?」
律「そうなんだけどぉ、むこうが熱心に告白してきたしぃ。
それに、近い内にサッカー部のレギュラーになれそうだって頑張ってるし、
応援してあげたくなっちゃったって言うかぁ。」
ボタン付けをしてあげたり、晩御飯に呼んであげたのは事実だ。だが、断じて付き合ってはいない。
サッカー部のレギュラー云々も事実とは言え、我ながら驚くほどスラスラ出て来るものである。
律「それでねぇ、もしレギュラーになれたらぁ、
年上の彼女としては、ご褒美でチューとかしてあげちゃおうかなぁ、なんてぇ。」
澪「・・・・。」
律「・・・どうした、澪?」
澪「・・・・聞いてない。」
律「へ?」
澪「聞いてないぞっ!!
どうして、相談してくれなかったんだっ!!」
律「お、おい、何をいきなりキレてんだよ、澪。」
澪「だからっ!!
そういう事が有ったんなら、何で私に一言の相談も無かったんだよっ!!」
律「え・・え〜と、別にいちいち澪に相談することじゃ無いっつーか。
いや〜、うっかりしてたなぁ、ハハハハハ・・・・。」
澪「・・・帰る。」
律「お、おい、どうしたんだよ澪。機嫌直せよ、な。」
澪「私が機嫌を直さなくっても、律には翔くんがいるんだろ?」
律「な、何言ってんだよ澪。
お〜い、本当に帰んなよ。澪ぉ〜。」
(【二日目】に続く)
729 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/22(水) 15:20:50 ID:syIRJ6Lk
【二日目】
平沢邸、唯の部屋にて。平沢唯と田井中律。
唯「ふ〜ん、昨日はそんな事があったんだ〜。」
律「ああ、そうなんだ。
あの後、澪に電話しても出てくれないし・・・。
ワリいな、変な相談で押しかけて。」
唯「ううん、別に良いよ〜。
で、律ちゃんは澪ちゃんと仲直りしたいんだね?」
律「ああ。」
唯「では、良い方法をお教えしましょう。」
律「おおっ!」
唯「それは・・・律ちゃんが澪ちゃんに『ごめんなさい。』と言えば良いと思います。」
律「・・・おい。」
唯「?」
律「それが出来ないから困ってるんだろ?!
正直、澪が何をあんなに怒ってるのかも解んねぇから、
どう謝ったら良いかも解んねえし。」
唯「だからね、そこも含めて『ごめんなさい。』なの。」
律「はぁ?」
唯「うんとね、私も澪ちゃんじゃないから、澪ちゃんが何をそこまで怒ってんのか解んない。
でもね、律ちゃんが、澪ちゃんを怒らしたのを悪かったなぁって思ってて、
澪ちゃんと仲直りしたいなぁって思いながら言えば、きっと澪ちゃん解ってくれるよ。」
律「そう・・なのか?」
唯「大丈夫だよ。だって、律ちゃんと澪ちゃんの仲だもん。
きっと、澪ちゃんだって律ちゃんと仲直りしたいと思ってるよ。
何で澪ちゃんが怒ったのかも、澪ちゃんに聞いて、次から気をつければ良いんだよ。
うん、律ちゃんなら出来るよ!」
律「お、おう。
そうだな。もう一度澪に電話して、まずは『ゴメン』って謝ってみる。
その・・・サンキューな、唯。」
唯「エヘヘヘヘ。いやぁ、それほどでもぉ。」
730 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/22(水) 15:27:45 ID:syIRJ6Lk
唯「それはそうと、田井中殿。」
律「ん?」
唯「鏡に向かってファーストキスの練習をしてたとは、
お主もなかなかの乙女ですなぁ。」
律「なっ・・・・っ!!
そ、そういうオマエは、した事無いのかよ!!」
唯「してるよ?」
律「やけにあっさり認めるな、おい。」
唯「え〜〜、でもファーストキスって人生に一度きりだよ〜。
女の子の一生の思い出だよ〜。バッチリ決めたいのはフツーだよ〜。」
律「そ、そうだよな。別におかしい事じゃないよな。うん。
でさ、鏡見ててもイマイチ解らないんだけど、お前はどうやってんだ?」
唯「憂に見て貰ってます。」
律「なるほど、妹という手が有ったか。
ウチの場合・・・聡にはゼッテー頼めねぇな。」
唯「それなら、律ちゃんは私が見てあげようか?憂にも見てあげてるし。」
律「そ、そうか?その・・・頼む。」
唯「じゃあ、まずはいつもしてる感じでどーぞ。」
律「え〜と、目を閉じて・・・ちょっとアゴ上げて・・・こんな感じ?」
唯「ハイ、30点。」
律「おい!いきなり点数つけんのか?つーか、そんなに酷いのか?」
唯「え〜、だって唇がタコチューだし、眉間にシワよってるよ〜。
もっと、自然な感じでいかなきゃ〜。」
律「そうか?つーても、自然な感じって言われてもなぁ・・・。」
唯「もぅ、律ちゃんたらしょうがないなぁ。ほ〜ら、もっとリラックスして。」
律「お、おい!!いきなり肩を抱くなよ。」
唯「でも、こういうのも慣れとかないと、本番で慌てちゃうよ?」
律「それはそうかも知れないけど・・・って、アゴに手とか添えんじゃねえ!」
唯「うふふっ、なんか律ちゃんとここまで顔が近いのって初めてだよねぇ。」
律「バ、バカ!!息がかかる距離で、そういう事言うなよ!!」
唯「では、この体勢で、さっき注意した所も踏まえての表情の練習どーぞ!」
律「も、もうやめにしようぜ。正直、これ以上の気恥ずかしさには耐えられん。」
唯「え〜、これで終わっちゃったら練習にならないじゃ〜ん。
ハイ、律ちゃんのファーストキスは残念な結果に終わります。ご愁傷様。」
律「く・・くっそう・・・。やりゃ良いんだろぉ・・・。」
唯「ハイ、その通りです。
・・・うん、さっきよりずっとイイカンジ。じゃあ、ちょっと顔を斜めに傾けて。
後、唇も少し開いて・・・じゃあ、いくよ?」
731 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/22(水) 15:33:13 ID:syIRJ6Lk
律「いくって何を?・・ムグッ」
唯「んちゅぅぅぅ」
律「・・・プハッ!お、お前っ・・!!」
唯「アァン、律ちゃん逃げちゃダメだよ〜。」
律「逃げちゃダメじゃねぇ!!いきなり何すんだっ!!」
唯「いや〜、私も律ちゃんの顔が近くに有ったからドキドキしちゃって思わずぅ。」
律「思わずぅって、お前なぁ!
ア・・・アタシ・・初めてだったんだぞぉ。」
唯「そんなに気にしなくても、大丈夫だよ。
憂の時も『女の子同士はノーカウントだから、私は平気だよ。』って言ってたし。」
律「憂ちゃんにもしたのか?!
それに、それは本当に平気なんじゃ無えっ!!
つーか、後で憂ちゃんと気まずくなったりとかしなかったのかよ?」
唯「うん、流石に、本当にキスしちゃったのは一回だけだし。
それに、最近は憂の方から『お姉ちゃん、また練習しよ。』って言うんだよ。
憂ったら、期待に満ちた上目遣いとか、すっごく上手いんだ。
もう、姉の私でもクラクラして、またキスしそうになっちゃうんだよ。」
律「・・・・。」
唯「・・・律ちゃん?」
律「スマン。なんかマジで混乱してきた。」
唯「そう?とにかく、律ちゃんもステキなファーストキスが出来るように一緒に頑張ろうね。」
律「多分、お前の中のファーストキスとアタシの中のファーストキスは別のモンだと思う。」
唯「え〜、そんなぁ。」
律「悪い、唯。勝手に押しかけてなんだけど、
なんかスゲー疲れたから、もう帰るわ。」
唯「うん、解った。また、何か有ったら来てね。」
律「おう。」
唯「あ、それから律ちゃん。」
律「何だ?」
唯「澪ちゃんと早く仲直りできると良いね。」
律「・・・そうだな。今日はサンキューな、唯。」
かわいい
続き期待
734 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/29(水) 21:53:35 ID:94XeOGI9
>732 733
初投稿です。
一週間振りに覗いたらレスが付いてて嬉しいです。
とりあえず、【三日目】貼ります。
少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。
735 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/29(水) 21:54:20 ID:94XeOGI9
3日目】
ハンバーガーショップの席にて。琴吹紬と田井中律。
紬「ふ〜ん、そんな事があったんだ。それで、澪ちゃんとは仲直り出来たの?」
律「ああ、あの後、澪に電話しようとした時に、ちょうど向こうからかかって来たんだ。
澪の奴が『この前は、いきなり怒り出して悪かった。律の恋が上手く行くように応援する。』って。
そこで、唯の言うとおりに素直に謝って、
それから、彼氏がいるのもウソだって言ったんだけど・・。」
紬「だけど?」
律「この前以上に、スゲー怒られた。」
紬「でも、今度はすぐに許してくれたんでしょ?」
律「ああ、やっぱり先に素直に謝ったのが良かったのかな。
でも、その後で、どうして怒ってたか聞いたんだけど、
そっちは答えてくれなかったんだよなぁ。」
紬「それって、どういう風に聞いたの?」
律「どういう風って・・・、また澪と仲が悪くなったりするのが嫌だから教えてくれって。
そうしたらアイツ、『もう、いいよ。』としか答えないんだ。」
紬「でも、そう答えてる時の澪ちゃん、嬉しそうだったんじゃない?」
律「ああ、そう言えば・・・って、さっきから何で解るんだ?ムギ。」
紬「うふふふふっ。」
736 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/29(水) 21:55:15 ID:94XeOGI9
律「なぁ、そっちは良いとして、ムギ。ちょっと相談が有るんだ。」
紬「なに?私で解決できること?」
律「解決って言うか・・・・さっきの唯の話を聞いて、どう思う?」
紬「どうと言うと?」
律「いくら女同士でも、キス魔はどうかと思うんだ。
つーか、昨日のが澪相手だっったら絶対にぶん殴られてるぞ。」
紬「ああっ、その手があったのね!!」
律「おいっ、メモなんかとってどうする気だ?!」
紬「うふふっ、冗談。
ええと、昨日の唯ちゃんの行動についてだっけ?」
律「ああ、ムギは正直なところ、どう思う?」
紬「一言で言うと・・・・、酷いわ、律ちゃん!!」
律「え?酷いのアタシ?!」
紬「そうよ、何でそんな面白い事に私を呼んでくれなかったの?!」
律「あのなあ、女同士のキスシーンなんか見せられたって面白いもんじゃ・・・
そう言えば、ムギはそういうの好きなんだったっけ?」
紬「大好物ですっ!!
ああ・・・、唯ちゃんに強引に唇を奪われて、ちょっと泣きそうな感じの涙目で恥らう律ちゃん。
すっっっごく、見たかった!!」
737 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/29(水) 21:56:26 ID:94XeOGI9
律「そんなモン、見なくていいって。」
紬「え〜、見たい見たい!!
ねえ、次はいつするの?その時は絶対に私も呼んで。デジカメ持って駆けつけるから。」
律「だから、次なんて無いってば。」
紬「そう・・・解ったわ。」
律「解ってくれたか?」
紬「うん、律ちゃんが見せてくれないのなら、私が自分で律ちゃんの唇を奪うしか・・・。」
律「ムギ?!」
紬「ふふふっ、ごめんなさい。これも冗談。
でも、慌てる律ちゃんも可愛い。」
律「うう・・・なんか、最近はアタシの方がムギに振り回されてる気がするよなぁ。」
紬「・・・じー。」
律「ん?何、人の顔ジロジロ見てんだムギ。」
紬「うん・・・、りっちゃんの唇って柔らかそうだなぁって。」
律「ま、待てムギ!」
紬「あっ・・・ううん、違うの。
ただ、キスの事とか気にしてるだけあって、唇のお手入れとかやってるんだなぁって。」
律「ま、まあな。いちおー・・その・・・女の子だし。」
紬「ふふふっ、照れた律ちゃんも可愛い。」
律「カンベンしてくれ〜」
紬「それで・・・・あのね、律ちゃん。」
律「ん?」
紬「これは冗談じゃなくてのお願いなんだけど・・。
次に律ちゃんがキスの練習する時なんだけど、本当に呼んでくれないかしら?」
律「だから、来たって面白いモノなんか・・・。」
紬「ううん、そうじゃなくて。
私も他の人に見て貰って、表情の練習とかしたいなぁ・・・なんて。」
律「それって・・・もしかして、ムギも鏡に向かってキスの練習とかしてるのか?」
紬「うん、一人で部屋に居る時とか・・・たまーに。」
律「今の恥ずかしがってるムギの顔、スゲー可愛いぜ。」
紬「もうっ、からかわないでよ。律ちゃんのバカ。」
律「へへっ、やっとアタシが一本とったな。」
(【四日目】に続く)
続編期待
739 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/31(金) 01:07:43 ID:HqgzJN8m
【4日目】
再び、ハンバーガーショップ。中野梓と田井中律。
梓「そんなことが有ったんですか。
それにしても、先輩達も相変わらずですね。」
律「まーな。」
梓「で、相談というのは何です?」
律「ああ、唯の奴をどうしたものかと思ってな。
ムギは結局、『唯ちゃんらしくて良いと思うけど?』とか言ってるし、
澪に相談するにしても、仲直りしたばっかで何か気が引けるしなぁ・・・。」
梓「私は消去法ですか。」
律「ん?何か言ったか?」
梓「いえ、別に。」
律「そうか?で、唯をどうするかなんだけど・・。」
梓「別に、どうもしなくて良いんじゃないんですか。」
律「良いのか?」
梓「知りませんよ、あんな人。放っておけば良いんです。」
律「・・・ひょっとして、梓。最近かまってやってないからスネてんのか?」
梓「ギクッ!」
律「も〜う、甘えん坊さんだな〜梓は〜。」
梓「ち、違いますっ!!それと、気安く頭を撫ぜないで下さいっ!」
律「ハハッ、悪い悪い。」
梓「コホン。解りました。真面目に相談に乗るとします。」
律「おう、頼むわ。」
梓「とりあえず、唯先輩のキス魔を直せば良いんですよね?」
律「ああ、梓は話が早いな。」
梓「でも、正直なところ難しいですね。
唯先輩のことだから、私や律先輩が言っても、どこまでまともに聞いてくれるかです。」
律「まあ、そうなんだよな。」
梓「だから、私のほうから憂に頼んでみます。唯先輩に注意してくれって。
唯先輩でも、憂から叱られれば考え直すかも知れません。」
律「ああ、なるほど。
じゃあ、すまないけど頼むわ、梓。ワリィな。」
梓「別に良いですよ。
それにしても、本当に唯先輩ときたら・・・・サイテーです。」
740 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/31(金) 01:09:21 ID:HqgzJN8m
律「おいおい、何もそこまで言う事ないだろ?」
梓「いえ、言います!!
先輩達が卒業してから5人で集まれるのは月に2回くらいになっちゃったじゃないですか。
それなのに、この前なんか平気で遅刻してくるし。」
律「ん〜、まあ唯だしなぁ。」
梓「前は毎日5通はメールしてきたのに、最近は1日に2通くらいだし。」
律「いや、それでもマメな方だと思うぞ?」
梓「それに、『ギー太も大事だけど、あずにゃんの事も大事に思ってるよ〜。』
とか言っときながら、隠れて律先輩や憂とキスしてるなんて・・・。」
律「何を言ってるんだ、お前は?」
梓「な、何でもありませんっ!忘れて下さい。
え〜と・・・・そ、それにしても意外ですよね。
律先輩が鏡に向かってファーストキスの練習だなんて。」
律「な、なんだよ。おかしいかよ。」
梓「いえ、おかしいだなんて。ただ・・・・プッ!」
律「何だよ。笑いたければ笑えば良いだろ。」
梓「そんな、別に笑うつもりじゃ・・・・ププゥッ!!」
律「中野ぉぉぉ!」
梓「ちょっ・・・タタ・・律先輩、本当に痛たいです。
それに、ここお店の中ですよ。だから、や・・・やめ・・・ないで下さい。」
律「・・・梓?」
梓「あ、すいません。
ただ、こういうスキンシップって久しぶりだなぁ・・って。
昔は毎日の様に唯先輩達に抱きつかれてて、あの頃は少し鬱陶しく思ってたんですが。
でも、最近は逆に、妙に淋しいと言うか、人肌が恋しいと言うか・・。」
律「そうか・・、悪かったな、最近かまってやってなくて。
唯の奴にも、梓が寂しがってるからスキンシップとってやれって言っとくわ。」
梓「ちょっとっ、止めてください!!
私が唯先輩とスキンシップ取りたがってるなんて聞いたら、唯先輩が調子付きますっ!」
律「はぁ?唯とのスキンシップは嫌なのか?」
梓「そ、そうじゃ無いですけど!
でも、唯先輩の方からして欲しいんであって、
私の方から求めてというのは・・・なんか、イヤですっ!!」
律「何だよ、そのツンデレは。」
梓「それに、もし唯先輩に変な事を吹き込んだら、
次に会った時には私まで唯先輩にファーストキスを奪われるかもです。」
律「くっ・・、やっぱりアレはファーストキスを奪われた事になるのか。」
梓「そうですよ。もし、私までそんな事になったら・・。」
律「・・・・・・」
梓「・・・・・・」
律「スマン、梓。ここで嬉しそうに口元を押さえて黙られると、リアクションに困る。」
梓「え?!私、嬉しそうな顔してました?」
律「ああ、ちょっと目をウルませた感じの乙女の表情してたぞ。」
梓「そ・・・それは気のせいです!律先輩の見間違いです!」
律「解った。そーゆー事にしとく。」
梓「それに、黙ってたのも別に深い意味は有りません。ちょっと考え事してただけです。
『拒むばかりより、少しは相手の好きにさせてあげた方が気持ちを繋ぎ止めておける』って、
本当なのかなとか・・・。ち、違うんです!!あくまで一般論についてです。」
律「・・・・・・。」
梓「ううっ・・律先輩こそ、ここで黙らないで下さいよぅ。」
律「いや、スマン。
なんかアタシが変な相談持ち込んだせいで、お前にも混乱させてしまった様だ。」
梓「そ・・・そうですね。
あくまで混乱して口走ってたので、本心とは別のモノと言うか、本当の私とは違うと言うか・・。」
律「じゃ、そーゆー事で解散!!
梓、お前も今夜はゆっくり休め。」
律「はい、ありがとうございます。では、失礼します。」
おもろい。にやにや時間をありがとう
742 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/01(土) 01:50:42 ID:CdK21NzB
>741
こちらこそ、感想ありがとうございます。
では、これで最後です。
最後までお楽しみ頂ければ嬉しいです。
743 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/01(土) 01:51:59 ID:CdK21NzB
【5日目】
田井中邸 律の部屋。山中さわ子と田井中律。
さわ子「あなた達も、相変わらずよね〜。」
律 「・・・あのー、さわちゃん?」
さわ子「なーに?律ちゃん。」
律 「どうして、ここに居るんですか?先生。」
さわ子「何よ、居ちゃ悪いの?」
律 「つーか、呼んでないし。」
さわ子「酷いわ、律ちゃん。こんな面白い事で私だけ仲間外れなんて、あんまりじゃない。
それとも、卒業したら元担任なんか過去の女?」
律 「この人、この年でシラフでこれだからなぁ・・・・。」
さわ子「ちょっと、何か言った?」
律 「いえいえ、な〜んにも。
それで、本日のご用件は何でございましょう?」
さわ子「そうね、やっぱりピンクは難しいわね。」
律 「何の話だよ?」
さわ子「だから、律ちゃんがファーストキスをする時の衣装の話よ!!」
律 「衣装?!」
さわ子「やっぱり、王道の白のワンピが無難かしら?
でも、ここは思い切って冒険して情熱の赤!!」
律 「勝手に冒険させんな。」
さわ子「胸元はあまり強調せずに、背中と脚のラインを見せたいわ。」
律 「む、胸の話はいいだろ。」
さわ子「だから、背中が大きく開いてて、横にスリットの入った、真紅のチャイナドレスで決定ね。」
律 「そういう格好でデートに来る女とは、キスしたくねえと思うぞ。」
さわ子「でも、下着はあえて純白のコットン!
水色か若草色のスポーツタイプと思わせといて、意外と純朴そうというギャップをっ!!」
律 「何で、ファーストキスで下着の色が出て来るんだよ。」
さわ子「黒のレースとかも着せてみたいけど、そっちは澪ちゃんかムギちゃんの方が相応しいわね。」
律 「あいつらもイケニエか。」
さわ子「任せて!!最高の思い出になる素敵な衣装を作って来るから!!」
律 「うわっ、マジかよ。」
さわ子「なによ、嬉しくないの?」
律 「あー、衣装もいいんだけどさぁ。
さわちゃん自身のファーストキスの体験談とか参考に聞きたいかなぁ、なんて。」
さわ子「・・・・・」
律 「・・・もしかして、聞いちゃマズかった?」
さわ子「ごめんなさい、はしゃぎすぎたわ。もう、帰るわね。」
律 「あー、こっちこそ何か解んねぇけど、ゴメン。」
744 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/01(土) 01:53:52 ID:CdK21NzB
律「さて、さわちゃんも帰ったか。
・・・ん?唯から電話だ。もしも〜し。」
唯「あ、律ちゃん・・・ごめんなさ〜い。うえええ。」
律「どうした唯、何いきなり泣いてんだよ。」
唯「だって・・・さっき、憂に聞いたんだ。
律ちゃんが私にキスされたのが嫌で、あずにゃんのところに相談に行ってたって。」
律「ああ、その事か・・。」
唯「私、律ちゃんがそこまで嫌がるなんて思ってなかったんだよ。だから・・・。」
律「ちょっと待て、唯。どうしてアタシなら嫌がらないと思ったんだ?」
唯「え?何となく。」
律「何となくって、お前・・・・。じゃあ、そうだな。
お前の『何となく』だと、うちらメンバーで誰がキスしてOKで、誰がダメだか言ってみろよ。」
唯「え〜と、律ちゃんはビックリしても、ちょと困った感じで笑って許してくれそう。
澪ちゃんは・・・・絶対にダメ。泣いちゃうんじゃないかなぁ?
ムギちゃんは・・・・うん、OK。多分、ムギちゃんはメンバーの皆となら全員OKって感じ。
あずにゃんは・・・本気では嫌がんないけど、イロイロ考え込ませて困らせちゃいそう。」
律「で、お前はアタシなら許してくれそうだと思ったから、したと。」
唯「そうだよ。私だって本気で嫌がる人や、見ず知らずの人にはしないよ。
しない・・・はず・・・だったんですけど・・・うううっ、グスッ。」
律「あー、もう、泣くな泣くな。」
唯「律ちゃん・・・許してくれるの?」
律「ああ、ただし、二度とすんな。」
唯「うん、解った。」
律「やれやれ、アタシの取り越し苦労だったか・・・。」
745 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/01(土) 01:59:37 ID:CdK21NzB
【最終日】
田井中邸 律の部屋。律一人。
律「ん〜、何か色々あったなぁ・・・。」
思えば、この数日は色々な事が有った。
澪にキス練習の相談を持ちかけたのを発端に、気が付いたら皆を巻き込んでの一騒動だ。
でも、こういう何気ない事でも一緒に楽しく騒げる仲間がいる事を嬉しく思う。
さて、次に皆で集まった時にでも『メンバー皆でのキス練習会』とでも言い出して見ようか。
ムギも喜びそうだし、自分の事を笑った澪がどんな顔をするのかも見てみたい。
わざと、梓と唯を組ませるのも面白そうだ。ただし、唯には『本当にするなよ』と念を押しといて。
律「・・とは言え、澪の言う通りで、キスする相手が居る訳でもないんだけどな。」
その時、部屋の扉がノックされる。
聡「姉ちゃん。今、暇か?」
律「ああ、聡か。何か用か?」
聡「あのさあ・・もし、暇なら話が有るんだ。」
律「ん?どういう話だ?」
聡「えーと・・・オレじゃなくて翔の奴なんだけどさぁ。」
律「翔くん?」
そう言えば、彼を自分の彼氏だと澪に嘘を付いたのが始まりだった。
聡「翔の奴、今、ウチの前に来てるんだ。」
律「じゃあ、早く家に入れてあげろよ。」
聡「そうなんだけどさぁ・・・。」
律「ん?何か入れられない理由でも有るのか?」
聡「アイツ・・・姉ちゃんと二人で話がしたいって言ってんだ。
だから、姉ちゃんの部屋に入れても良いか聞こうと思って・・。」
律「アタシ?」
聡「あいつ、やっとサッカー部のレギュラーに決まったんだ。
そうしたら話すって決めてた事が有るって。」
律「へえ、スゲーじゃん。こりゃ、お祝いしてあげなきゃな。」
聡「ああ、あいつ凄く喜ぶと思う。
あれでもアイツなりに気合入った服だし、花束だってアイツの小遣い2ヶ月分は叩き込んでんだ。」
律「服?花束?何の話だ?」
聡「は、話せば解るって。じゃあ、呼んで良いんだな。」
律「ああ、さっさと行って来い。」
さて、この日からの彼女のキス練習が気合が入ったか入らなかったか・・・。
それは、また後日の話で。
(終)
746 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/05(水) 08:34:38 ID:HgiZlCXC
もんはん!
747 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/05(水) 08:48:08 ID:HgiZlCXC
唯「ねぇ、りっちゃん」
律「なんだ?」
唯「クルペッコが倒せないよ〜」
律「は?ペッコ!?」
唯「うん彩鳥」
律「お前もう始めて1ヶ月だぞ」
唯「だって強いんだもん」
律「装備に問題があるんじゃないか?」
律「ちょっと見せてくれ」
(何で笛しか持ってないんだよ!?しかも初期の)
律「これじゃ勝てないに決まってんじゃん!」
唯「見た目がヴァイオリンだから強化すればギターになるのかなー?って」
律「ギター笛はあるけど全く別派生だから」
このへんで落
748 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/05(水) 20:37:20 ID:uBxE6s3F
続き
律「とりあえず武器作るか」
唯「どんな奴?」
律「あの鳥行くなら虫系の氷」
「それ強化すればいい」
749 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/07(金) 23:30:44 ID:X+hQ5zK6
唯が初めて生理が来た時の話読みたい
小ネタ
唯「ムギちゃんの髪の毛ってヘンだね〜」
紬「ええ。実はこれ…」
ウニョウニョウニョウニョ
唯「うわあ!」
紬「触手なの!」
唯「ムギちゃん、怖いよぉ…」
751 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/25(金) 22:15:58.89 ID:WPLFABad
おお
ガチャ
梓「……あれ?」
澪「おわあっ!!!……なんだ…あ、梓か…」
梓「澪先輩ひとりですか?他の先輩方は」
澪「あ、ああ。あいつらは……まあ、えっと……」
梓「?」
澪「な、なあ梓!」
梓「な、なんですか?」
澪「その……話しておきたいことがあるんだ」
梓「はあ」
澪「まあ座ってくれ」
続く
このスレ創作発表板の方がいいんじゃない?
梓「……」
澪「……」
梓「えっと……お話というのは…?」
澪「…その、とても言いにくいことなんだけど……」
梓「はい」
澪「…………zん…なんだ…」
梓「え?」
澪「…………宇宙人なんだ」
梓「…………はい?」
澪「わたしは宇宙人なんだ!!!」
梓「……」
澪「……」
梓「……」
澪「……」
梓「………あ、ああ。はあ、まあ、ええっと……ナルホド。……はい」
澪「いままで隠してきてすまなかった」
梓「ええ。いえ、はい。大丈夫です。はい」
続く
澪「信じて……くれるか?」
梓「ええ、まあ……その、いきなりなんで。ちょっと驚いてます…けど…」
澪「そうだよな……信じてくれって言う方が無茶だよな……」
梓「……」
澪「……」
梓「……」
澪「……」
梓「……えっと、その……どうして地球に来たんですか…?」
澪「……母星が……爆発したんだ……(グスン」
梓「…なる……ほど……母星が……」
澪「ああ……」
梓「なんて星なんですか…?」
澪「私たちの星の名前は…地球人には発音できないんだ……」
梓「そうですか…。じゃあ、仮称で」
澪「……ラブリー星」
続く
澪「ラブリー星が爆発して大勢のラブリー星人が死滅した…」
梓(ラブリー星人……)
澪「私たち家族は…偶然、宇宙旅行に行っててな。その爆発には巻き込まれなかったんだ」
梓「……なるほど」
澪「それから、私たちは移住できる星を探して宇宙を旅したんだ」
梓「それは…大変でしたね」
澪「ああ。何度も何度もワープを重ねて、宇宙船のエネルギーが尽きる寸前に見つけたんだ、この地球をな」
梓「……なるほど」
澪「それが、私が中学生の頃の話だ」
梓「…なるほd………え?ええと、おかしいですよ。律先輩とは小学生のころからの付き合いじゃなかったんですか?」
澪「……」
梓「……」
澪「……実は、律の脳内に特殊なチップを埋め込んである」
続く
梓「チップ?」
澪「パパが開発した……ああ、パパはラブリー星でも有名な科学者でな」
梓「凄いですね」
澪「そのチップを埋め込むことによって記憶を操作できるんだ」
梓「記憶を……」
澪「地球に来たての頃の私は人見知りが酷くてな」
梓(今もだと思う)
澪「地球人の友達が一人もできなかったんだ。それを見かねたパパが同じクラスにいた律をキャトってチップを埋め込んだんだ」
梓(おうふ)
澪「この前話したよな。わたしと律の出会い、あれは偽りなんだ…。パパが…脚本を書いた」
梓「そうだったんですか……」
続く
梓「……ところで」
澪「なんだ?」
梓「なんでわたしに…その……実は澪先輩が宇宙人だったって話をしたんですか?それも今頃になって」
澪「……」
梓「……」
澪「前からな。気になってたんだ」
梓「…はい?」
澪「宇宙人としての勘だ。今、わたしのカミングアウトを聞いている梓を見てて確証に変わったよ」
梓「えっと、澪先輩なにを言って」
澪「梓。お前も宇宙人だろ」
梓「……」
澪「……」
続く
梓「アハ、アハハハ。なに言ってるんですか。もう澪先輩ったら」
澪「わかるんだよ」
梓「…………へえ」
澪「それ(ツインテール)、触覚だろ?」
梓「………フ」
澪「……」
梓「これが…?触覚…?」
澪「ああ」
梓「フフフ………ハハハハハハハハ!よく見破りましたね!」
澪「……やっぱりな」
梓「初めてですよ。わたしのコレ(ツインテ)を触手だと見破った人は」
澪「学園祭の日に気づいた。お前、薄暗いステージ袖をやたらスムーズに移動してたからな」
澪「よく目をこらしたら数本の毛……いや、触覚を駆使して床のコードを探ってるのが見えたよ」
梓「そうですか。いや、おみごとです。わたしも少々迂闊でしたが」
澪「梓、お前は何星から来た?」
梓「リブキゴ星です」
澪「!?……」
梓「ご存じですか?」
澪「聞いたことはある…。かなり戦闘的な種族らしいな」
梓「ええ。澪先輩が見破ったこの触手……実は右側は着脱可能なんです」
カパッ
梓「左側は澪先輩の言ったとおり、触覚として機能します。そしてこの右側は……」
澪「……まさか」
シャキーン
梓「戦闘用のサーベルになるんです」
澪「あ、梓。おちつけ」
続く
梓「まさか澪先輩も宇宙人だったなんて、ホント驚きです」
澪「そのサーベルをこっちに向けないでくれ…」
梓「なんでわたしが地球に来たか……わかりますか?」
澪「…リブキゴ星もラブリー星と同じように……?」
梓「まさか、リブキゴ星は健在ですよ。わたしは別の理由でこの地球に来たんです」
澪「別の理由……?」
梓「澪先輩。どうしてラブリー星が爆発したのか……ご存じですか?」
澪「し、知らない。パパに聞いても原因不明としか……」
梓「あれをやったの、わたしたちなんです」
澪「…!?」
梓「澪先輩の言う『ラブリー星』……おそらくは『☆§◇〃⊥』のことでしょう?」
澪「☆§◇〃⊥……!どうしてその名を…!?」
梓「だ・か・ら。ラブリー星を破壊したのはわたしたちリブキゴ星人なんです」
澪「なん……だと……?」
続く
梓「私たちリブキゴ星人は他の星のエネルギーを吸い取り、それを糧に生きています」
澪「まさか……ラブリー星も……」
梓「はい。エネルギーの無くなった星はただのゴミクズですからね。去り際に爆発させました」
澪「な…なんて……ことを…」
梓「レクリエーションも兼ねてるんです。綺麗ですよ星の大爆発は。地球の花火なんて目じゃありません」
澪「くっ…………」
梓「宇宙船内がすごい熱気に包まれるんです。みんな大興奮で。まるで夏フェスですよ」
澪「そんなの……あんまりだ!」
梓「あんまりでもわたしたちには大切な食料と娯楽です。生きていくエネルギーですよ。音楽と同じです」
梓「生きるために。地球に来たんです」
澪「まさか……!」
梓「はい。地球も美味しく頂きます」
澪「そんなことはさせない!ここは……ここはわたしの第2の故郷だ!」
梓「お気持ち察します。でも、だめです。この地球は濃厚なエネルギー有してますから」
続く
梓「わたしの任務は品質調査です。この星のエネルギーは無害か、どれほどのエネルギーを有しているか」
梓「遠いリブキゴ星からわざわざ多量のエネルギーを消費して来るわけですからね、それ相応のエネルギーが得られるかどうか。それを調査するのがわたしの仕事です」
梓「結果は良好。素晴らしい星です。大艦隊で来てもおつりが出るくらいです」
澪「こ、ここに…リブキゴ星の艦隊がくるのか…!?」
梓「……いえ、まだです。わたしが調査結果を報告してませんからね」
澪「なんでだ…?」
梓「はい?」
澪「なんでお前はリブキゴ星へ結果を報告しないんだ…?」
梓「報告して欲しいんですか?」
澪「ちがっ、そういうわけじゃ!」
梓「……」
澪「……」
梓「フフフ。冗談ですよ。さっきは『だめ』なんて言いましたけど、本当は報告したくないんです。わたし」
澪「……え?」
梓「報告するのがわたしの義務です…。でも……」
澪「……」
梓「リブキゴ星に知らせたくないんです………。だって……」
澪「……」
梓「地球のエネルギーを吸い取ったら……地球が無くなったら……。軽音部が廃部になっちゃいますから」
澪「梓……」
続く
梓「さっき、澪先輩は地球を第2の故郷って言ってましたよね」
澪「ああ…」
梓「それ、わたしもなんです。最近そう思うようになっちゃって……」
梓「そんなの駄目なんです。リブキゴ星を裏切ることになる。……でも…」
澪「……」
ガチャ
梓「!?」
澪「!?」
律「話は全部聞かせてもらったよ」
紬「なるほどね。やっぱりあなたたちは…」
澪「律…!ムギ…!」
梓「ムギ先輩…『やっぱり』って…?」
律「いままで隠してて悪かったな。実は…」
紬「わたしとりっちゃんはエージェントなの」
続く
↑のSS
色々な描写表現も入れた方がいいんじゃないか?
会話だけだと、小説というより台本みたいだよ。
765 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/06(日) 05:19:08.65 ID:hae3rs02
モブSS
(1)遅刻、新しい教室
夢。
夢を見ている。
2年前の冬、みんなで見た初日の出。
夢というよりは、思い出。
元旦の特番の合間に挿入されたニュースで、この冬一番の寒さであると言っていたのを覚えている。
外はとても寒くて。
けれどその分、空気はとても澄んでいて。
寒いねー、なんでこんな寒いのっ、さむ死する、なんて言いながら手をつないで歩いた。
覚えている。
あのときの温かさを、覚えている。
うれしい。
だから、もう少しこのまま――---
「――っ。―かっ、しずかっ」
「へっ?」
「もう起きないと、時間っ」
おかあさん・・・?
時間、て・・・?
目覚ましは・・・?
「と、」
「と?」
「とまってりゅっ」
「・・・学校、今日始業式でしょ」
「・・・あぁっ」
「ごはんできてるから、先に支度しちゃいなさい。式の関係で始業時間がいつもより早いって、学校便りにもあったし」
「うん」
「間に合う?」
「・・・百メートル、十秒で走れば」
「世界で一番速い女の子になれるわねー」
早く降りてきなさいよーのお声とともに階下へ向かうお母さんの背を見送り。
常からあまり回転がよろしくないのに起きぬけでアイドリングすらままならない頭で出発までの手順を反芻する。
まずやるべきは、脱ぐこと。
そして、着る。
顔洗う、ごはん食べる、歯を磨く。
朝食がパンなら、食べながら登校する。
とめさんの散歩は・・・緊急事態につき、帰宅後に振り替え。
「荷物は昨夜準備したから、だいじょうぶっ」
まだ温もりの残るベッドから飛び出して。
私は着慣れた制服に手を伸ばした―-。
766 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/06(日) 05:20:14.03 ID:hae3rs02
(765続き)
やられた。
朝ごはんは予想に反して和食だった。
熱々のお味噌汁が私の猫舌を直撃した。
急いですすりながらも、お残しするわけにはいかなかった。
おかあさんの浅漬けはおいしいし。
納豆を抜かすわけにもいかない。
なんといっても、木下家の家訓は一日三食、なのだ。
長女である私がルールを破るわけにはいかない。
お陰で家から走り始めてトップスピードに乗る頃にはすでに汗をかきはじめていた。
自業自得とはいえ、区切りがある日には何かとツキに見放される私。
それでも身支度に時間がかからなかったのは、くせがなく、ショーボブにしている髪型が功を奏したからだろう。
親しくしている友達からは、うらやましがられる髪質らしい。
さらさらで、ふわふわで、思わずなでたくなる、のだそうだ。
思わずなでたくなるのは、私の低い身長のせいでなでる側にとって頭の位置がちょうどいいから。
という理由も無くはない。
無くは無いのだ・・・。
とにかく今はただひたすらに走って世界新を狙うのみである。
途中止まることなく走り続けて―-。
腕時計で時間を確認。
・・・うん、いける。
世界更新できるっ。
そうして差し掛かった今回のコース一番の難所、開かずの踏み切り。
を見事足止めされることなく渡りきった私は、息も絶え絶えに何とか校門を通過していた。
桜ヶ丘女子高等学校。
校門から昇降口へ一直線に伸びる道の両脇に植えられた桜並木。
その他にも敷地内に多数の桜の木を有することにちなんでつけられた校名だとか、そうでないとか。
春を迎え、満開となった桜が散らす花びらとまるで競争するかのように校舎へなだれ込む。
腕時計で時間を確認。
勝った。
私勝ったよ、世界に勝ったよっ。
たまごかけごはんにして正解だったよっ。
春休み前に持ち帰ってきれいに洗った上履きに履き替え、いつもの教室へ。
廊下まで喧騒が届いている。
久々に会う友達同士、話題に事欠くことはないのだろう、教室は賑やかだ。
767 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/06(日) 05:21:10.38 ID:hae3rs02
(766続き)
間に合った―-。
そう安心したのがいけなかったんだろう。
遅刻しかけていたことを見破られぬよう、上がっている呼吸を整え、一息つく。
ドアノブ式の入り口に手を掛け、何気ない風におはようの挨拶をしながら入った私は。
「おはよー・・・って」
知ることになる。
気づくことになる。
「・・・」
「・・・」
静まる室内。注目を集める私。
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・あっ」
り、りぼんが―-
「赤いっ?」
「――しずか?」
「えっ?」
呼ばれて振り返れば、そこには、
「どしたの?ここ」
「2年生の教室、だよ?」
「―――っ」
開いた口がふさがらない。
今朝夢の中でおしゃべりした元クラスメイトから告げられた残酷な事実。
打ち上げられた魚のようにぱくぱくとしか動かない口。
口下手な私は、こういうときの切り抜け方が分からない・・・。
「・・・あー、なるほど。えー、おほんっ」
色素の薄い、すこしウェーブのかかった髪をかきあげながら入ってきた元クラスメイトは。
わざとらしい咳払いの後、ぐるりと教室を見渡して言った。
「どうもうちのクラスの人間がすいません。やっぱり3年には上がりたくないっていうか、歳はとりたくないっていうかで」
「・・・」
「ついつい2年生の教室に来ちゃいました」
てへっ、というジェスチャーとともにのたまった彼女はおもむろに私の腕をつかんで引き寄せ。
失礼しましたーと言いながらなでやすいと定評のある私の頭に手を置いて強引にお辞儀をさせ。
まるで借りてきた猫状態の私を引っ張りそそくさと教室を後にしたのだった。
768 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/06(日) 05:23:34.96 ID:hae3rs02
(767続き)
廊下に出て、腕を引かれたまま階段を上りだす。
手を引かれながら下がった視線の先、ひざ下すぐのところまでを覆うのは白のルーズソックス。
踊り場に上がる途中振り返ると、さっきまでいた教室の札を辛うじて視界に入れることができた。
「2年1組…」
「うん?」
「私が間違えた教室」
「うん」
「いつもの癖で入っちゃった」
「見てたけど、躊躇なく入ってったよ」
「姫子ちゃん」
「うん?」
「…ありがとうね」
「どういたしまして」
そうして教室を出るときからずっと握ったままになっていた手をあわててほどく頃には、3年2組と表示のある教室の前に来ていた。
「それにしても、しずかがぎりぎりなんてめずらしいね」
「そ、そうかな」
「うん。いつも朝読書の時間くらいには来てるでしょ?踏み切りで物凄い勢いで追い越してったときはびっくりしたよ」
「えっ?姫子ちゃん追い越してたの、私」
「それはもう。誰が見ても『私遅刻しますっ』ていうくらいの走りだったよ」
「そうだったんだ・・・」
このミニスカルーズなイマドキ女子高生は、立花姫子ちゃん。
一見すると怖いけど、とっても優しくてしっかりしてて。
口下手な私が自然にお話できる数少ないお友達の一人です。
お友達というより、お姉ちゃん、かな?
「そんなだったからさ。余裕かなって思ってたあたしも時間見てみたら結構やばいことに気づいたの。だから走って・・・下駄箱あたりで追いついてたんだよ?」
しずかの力走に感謝だね、などと言いながら2組のドアを開ける姫子ちゃん。
あれ、ということは―――
「ひ、姫子ちゃんっ」
「うん?」
「もしかして、私がさっきの教室に入るの・・・」
「見てたよ?」
「どうして止めてくれなかったのっ」
「あー、ごめんごめん。あたしクラス編成表見に行ってたからさ。しずかを追いかけて見つけたときには、もうドアノブ回してる所だったの」
「うー、でも、でも」
「ごめんごめんって」
くしゃくしゃと今度は少し強めになでられる。
こちらもやはり定評のある髪質のおかげでぼさぼさになることはない。
それに、姫子ちゃんの手はソフトボール部の部長さんを務め上げているとは思えないほど、きれいでしなやかだ。
「もう・・・朝から災難ばっかり、ついてないなぁ」
「だいじょうぶだいじょうぶ。だってね、しずか」
「なに?」
「今日のしずか、たぶんこの世界で一番ついてるんだよ?」
「え?」
769 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/06(日) 05:24:27.92 ID:hae3rs02
(768続き)
ついてるのはしずかだけじゃない、かな?
姫子ちゃんにしてはなんだかめずらしく、浮かれて弾んだような口ぶりで。
そんな言葉とともにまたもや手を引かれて踏み入れた新しい教室。
これから1年間お世話になる、最上級学年の部屋。
そして、1年後にはもう来ることの無い場所。
高校生活最後の教室。
あと1年の高校生活。
今にして思う。
本当に、かけがえの無い時間だったんだと。
きらきらしてて、あったかくて、優しくて。
いつまでも続くんだと信じて疑わなかったあの時。
その最後の年。
私たちはみんな、同じクラスになることができたんだ。
夢。
夢を見ている。
青葉がきらめいていた校庭で。
夕日でオレンジ色に染まる教室で。
寒さにふるえた帰り道で。
おしゃべりして。
笑って。泣いて。
手をつないで見上げた夜空。
覚えている。
あのときの温かさを、覚えている。
うれしい――-
☆次回、(2)再会、二度目の同じクラス
☆木下しずか、立花姫子、木村文恵、砂原よしみ、佐藤アカネ、瀧エリ、若王子いちご
770 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/01(金) 17:12:17.96 ID:1uOvx8VX
THE ALFEE&放課後ティータイム+憂和純さわちゃんでSSをお願いします。
超々短編SS
唯「ムギちゃんの髪の毛ってごわごわしてるよねー」
紬「ええ…実はこれ…」
唯「ぴいっ!」
紬「触手なの〜」
唯「そんな可愛い声で言われても怖過ぎるに決まって…ギャアアアアアアアアー!」
(放送出来ません)
あべ
ウホッ
774 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/11(月) 23:40:26.67 ID:GX/hhMJq
本拠地、桜が丘高校で迎えた学園祭
軽音楽部の演奏が終了するが、盛り上がりはいまいちだった
講堂に響く生徒のため息、どこからか聞こえる「軽音部は終わったな」の声
無言で帰り始める部員達の中、部長の中野梓は独り部室で泣いていた
放課後ティータイムで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるメンバー・・・
それを今の軽音部で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」梓は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、梓ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい机の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って練習をしなくちゃな」梓は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、梓はふと気付いた
775 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/11(月) 23:41:17.51 ID:GX/hhMJq
「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
梓が目にしたのは、講堂最後方まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに手が振られ、地鳴りのような歓声が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする梓の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「アズサ、本番だ、早く行くぞ」声の方に振り返った梓は目を疑った
「り・・・律先輩?」 「どうした梓、居眠りでもしてたのか?」
「み・・・澪先輩?卒業したんじゃ・・・」 「だめよあずさちゃん、かってに澪ちゃんさんを卒業させちゃ」
「ムギ先輩・・・」 梓は半分パニックになりながらステージを見渡した
ギター:平沢唯・ ベース:秋山澪 ドラム:田井中律 キーボード:琴吹紬
776 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/11(月) 23:41:40.96 ID:GX/hhMJq
暫時、唖然としていた梓だったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「いくよあずにゃん!!」
唯からむったんを受け取り、ステージへ全力疾走する梓、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、部室で冷たくなっている内川が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
唯「みんなでうたおう!」
1945年、10月。
太平洋戦争が終結して、2か月が過ぎた。
日本軍の重犯罪囚ばかりで結成された部隊が、南海の島にやってくる。
任務を達成すれば、刑を免除されて自由の身となる。
その任務とは、島に残した秘密基地の破壊だ。
日本軍が占領したが、アメリカ軍との激しい戦いの末失った島。
島に建設された、本土防衛のための秘密基地の存在は隠蔽されたまま終戦。
地下に残った基地には、日本軍最高機密の兵器が眠っている。
もしそれが米軍の手に渡ったら……その前に、兵器ごと基地を破壊しなくてはならない。
しかし、すでに日本は降伏した後であるため、正規の部隊は解散している。
かくして、基地破壊のため、囚人部隊が結成された。
南の名もなき島が、再び戦場となる……!
という戦争映画『サザンクロス・コンドル』の主題歌を、デビューしたての新人ガールズバンド、放課後ティータイムが担当することになった。
映画の主題歌は初めてだ。張り切った。
ただし単独名義ではない。
出演している俳優陣とのコラボレーションだ。HTTはバックバンドでコーラス。
メインボーカルは俳優陣。『We are the world』的な歌だ。
自作ではなく、プロの作曲家と作詞家が曲と詞を作り、HTTが編曲する。
曲のデモテープを受け取った時、
唯「気に入ったよ、これ」
律「すごくいい曲だなあ」
澪「私じゃ作れないよ」
紬「こうやってみんなで歌うのって、いいわね」
梓「がんばりましょう、役者さんたちの顔をつぶさないために!」
役者たちから激励された。
主役「頼りにしてるよ」
ヒロイン役「いい曲にしようね」
相棒役「紅白狙えるかもね」
HTT「がんばりますっ!!!」
映画のラスト。
基地は破壊に成功したが、部隊はほとんどが戦死してしまった。
生き残ったのは主役、相棒、途中から加わった女スパイの三人だけだった。
間一髪、爆発した基地から脱出した三人。
女スパイ「どうする、これから?」
主役「迎えを待つしかないだろう。でも、作戦は寸前で中止されたから、迎えが来るかはわからん」
相棒「じゃあずっとこうしてるのか!?」
主役「来るかどうかは、博打だな」
相棒「……政府の奴らが戦争なんか始めなきゃ、こんなことにならなかったんだ。
日本もアメリカもバカだ。大バカだ!! ちくしょう!! くそったれ!!」
主役「……じゃあ、迎えが来たらどこ行くんだよ」
相棒「日本に決まってんじゃん」
女スパイ「……あ、迎え来た」
迎えのヘリコプターが現れる所で、エンディングテーマが流れ出す。
スタッフロール。
闇の中を手探りしながら 君は尋ねる 出口はどこかと
時はつかの間に流れ去り 叶わぬ希望に瞳が曇る
息づかいだけがメッセージ
でもこの世界を信じるんだ 僕は消えない 永遠に消えない
悔やんでないでここまで来て 使命が待っている
未来を変える使命が
不安や悲しみは尽きないけれど 涙を拭いて前を見つめよう
苦しみに襲われて胸は痛むけれど 心を気楽に
不公平な世の中と 僕らは戦うんだ
人生は隠れんぼ 勝利を目指せ
人間は不完全 でも逃げないで
迷える子羊たちよ そんなに悲しまないで
でもこの世界を信じるんだ 僕は消えない 永遠に消えない
悔やんでないでここまで来て 使命が待っている
未来を変える使命が
でもこの世界を信じるんだ 僕は消えない 永遠に消えない
悔やんでないでここまで来て 使命が待っている
未来を変える使命が
不公平な世の中と 僕らは戦うんだ
人生は隠れんぼ 勝利を目指せ
人間は不完全 でも逃げないで
迷える子羊たちよ そんなに悲しまないで
LA LA LA...
映画は大ヒット、主題歌も大ヒットとなった。
のちに、HTTだけで歌うバージョンがアルバムに収録された。
曲:『禿鷹使命』
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1914949
779 :
えいこく!:2011/05/02(月) 06:43:19.90 ID:+chieghC
純「ウィリアム王子ってハg
その後、純の姿を見たものはいない…
780 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/30(月) 22:30:11.58 ID:GnFVj9k6
どなたか和ちゃんが唯と喧嘩しちゃったり和ちゃんの感情が大きく動く描写のあるss教えてください
怯える描写でもいいです
律×澪は正義!以上!終了!!
782 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/20(水) 07:36:17.10 ID:+VkwlvXv
松本元大臣「おい、けいおん部!知恵を出さない部活には部費は出さないからな」
783 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/06(木) 01:40:29.04 ID:qmn1AbvJ
大江健三郎ふうのSSを考えた
784 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/06(木) 01:45:29.59 ID:qmn1AbvJ
万永元年の軽音楽部
私の名は平沢唯、軽音楽部に入部する事に決めた。
音楽室に向かう途中で廊下に二葉亭四迷の墓を見つけた。
私はそこで、おうおうおうと叫びながら自慰をした。絶頂した。
家に帰る事にした。 完
785 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/18(火) 13:29:39.16 ID:DCuTHEV3
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. ONE 〜輝く季節へ〜 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。)
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
7. MinDeaD BlooD 〜支配者の為の狂死曲〜
8. Phantom of Inferno
END.11 終わりなき悪夢(帰国end)後 玲二×美緒
9. 銀色-完全版-、朱
『銀色』『朱』に連なる 現代を 背景で 輪廻転生した久世がが通ってる学園に
ラッテが転校生,石切が先生である 石切×久世
SS予定は無いのでしょうか?
786 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/10(土) 01:59:23.35 ID:Qc7l9Fj0
誰か唯がいじめられるの
書いて下さい
ここのSSじゃないけど
澪「あ...秋山澪です...担当はベ...ベースです...///」ってSSは未完のまま終了?
1945年千島列島占守島
ここに突如ソ連軍が侵攻して来た
理由は、ソ連が日本と結んでいた不可侵条約を破棄し、日本に対して宣戦布告をしたからだ
この島を守る日本軍の守備隊司令は田井中小将
配下の部隊は
歩兵3000
戦車150両
火砲200門
だが圧倒的なソ連軍の前に日本軍の守備隊は降伏
田井中小将は自決した
この戦いの最中ソ連軍に一人の民間人が捕られていた
その民間人の名前は秋山澪
ちなみに占守島の戦いで生き残った民間人は彼女一人である
そう、彼女以外の民間人は全員自決したからだ
791 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 23:46:36.91 ID:yQnvva/u
唯:むぎちゃん、おかしおかし〜!
紬:はいはい、今用意しますね♪
唯:はううう(じゅるり)
澪:食べることばっかりだな、唯は・・・
律:やっと楽器が揃って、これから学祭に向けて猛練習なんだぞ。
そろそろ期末テストだし、ちっとは焦りってもんがないのか?
唯:はううう。。。
紬:まあまあ、猛練習に備えて、こうやって気分をリフレッシュさせることも大事ですよ
唯:おお、さすがむぎちゃんいいこという!
猛練習かぁ・・・ うん、頑張る! 私やるよ!(もぐもぐ)
澪:学祭っていえば、さっき職員室で出展の申請書もらってきたんだけど、ここ見て。
律:出展物名・・・?
澪:たぶん、ここに私たちのバンド名を入れるんだと思う。
唯:バンド名!! そういえば決めてなかったねー!
律:確かに必要だよな。バンド名か。なんかあるか?
唯:「おかしだいすき隊」っていうのはどう??
律:はい却下!
唯:え〜〜
紬:では、もうちょっとオシャレに、「放課後ティータイム」っていうのはどうでしょう?
律:お、途端におしゃれになったな
紬:うんうん! それいいよ〜! わたしたちっぽい!
澪:あ、ちょっと待って。
実は、私も前から考えていたのがあるんだ
唯:えー澪ちゃんも!
律:いってみいってみ
澪:うん、あのね・・・ 「コンウ」って、どうかな?
律:コンウ?
紬:なんだか不思議な響きですねえ
紬:澪ちゃん、コンウってどういう意味なの?
澪:逆から読んでみてほしい
唯:えっと、う、、ん、、・・・あ!
澪:そう。ウンコ。ウンコの反対。
私たちと、私たちの音楽は、ウンコの反対。つまり最高。って意味なんだけど。
律:あ、なるほど。それでコンウか。澪、考えたな。
唯:すごいすごい。澪ちゃん、天才だよ!(ぺろぺろ)
澪:やめろ、人の顔を舐めるな〜!
紬:あらあら楽しそう。私もおじゃまして・・・(ぺろぺろ)
律:私もまざろっと(ぺろぺろ)
澪:うわこら、やめろおまえら〜!!
793 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/12(火) 07:27:04.44 ID:MeLHhfMN
でもウンコはないよね〜
794 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/01(水) 12:37:45.38 ID:dIKugNxf
ペロペロ
795 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/08(水) 10:22:01.21 ID:SdMyqOBM
796 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/08(水) 20:40:44.05 ID:05IDX325
律が紬の雇った3人のイケメン(梓と唯か澪の彼氏も演じてた)
にレイプされる作品のタイトル覚えてる人いる?
最近どう?まともなSS投下されてる?
直近の読んだら小学生が書いたようなのがあって
やっぱ機能してないんだなと寂しく思った
798 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/23(日) 15:18:27.53 ID:jpS2ppzN
じゃあ新参が投下。
時間かかるかもしれんが、よろしく。
金田一×けいおん!って事で。
澪「合宿をします!」
律「いきなりどうしたよ、澪」
唯「そうだよ、澪ちゃん、今年あずにゃんが入って本格始動したんだよ?だからケーキを毎日食べないと―」
澪「ケーキを食べる部活じゃないだろ!?ここは!」
律「まあまあ、いいじゃん。ほら、美味しいんだし」
澪「ま、まあ、そうだけど…もう文化祭まで時間ないんだろ?」
律「私たちにはふわふわ時間があるし大丈夫!」
唯「そうだよ大丈夫だよー。あと、私の愛はカレーのちごはんもあるし!」
梓「カレーのちライスじゃないですか!名前もわからないならふざけないで練習しましょうよ!」
律「梓はきびしいなー」
梓「厳しいんじゃありません!これがきっと当たり前なんです!普通なんです!」
澪「そうだな、梓の言うとおりだ。それで合宿に行きたいんだよ」
律「去年は、一番遊んでたくせにー!」
澪「そ、それは去年の話だろ!?あの時は若かったんだ!」
律「『ネガをよこしなさい…』とか言っちゃったりしたしな!」
澪「だー!うるさい!」
紬「そ、それでなんだけどね。今度私の系列のお店のイベントで演劇の舞台があるのだけど…
そこで演劇の募集してるんだけど私たちも出てみない?」
律「おお、いいなー、桜高歌劇団ってか?」
梓「でも、練習出来ないんじゃないですか?」
紬「ううん、私たちは音響係とか演出係で出るの、バイト感覚でできる簡単な仕事らしいわ」
澪「演劇の会場なら広いし練習できるし、私は異義なし!」
律「おお、なんか澪、逆転する弁護士みたいだな!じゃあ行こうぜ!」
唯「でもどこに行くの?ムギちゃん…」
紬「『オペラ座館』よ。明治時代に私の系列が買い取った島の別荘だけど、今はホテルとして使われてるの」
澪「去年もムギの別荘にお世話になったけど…いいの?」
紬「いいのよ、去年より大きな別荘だから心配ないと思うし…、でも違う高校の生徒も来るらしいわ」
律「おおー、違う高校と合宿なんて体育会系みたいだなー!」
紬「たしか『私立不動高校』って所だったかしら…」
唯「なんか男っぽいよ!!」
梓「怖そうな高校名ですね。」
澪「………怖い。」
律「よし!じゃあ行くぞおー!」
続きます。
799 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/23(日) 16:08:12.17 ID:jpS2ppzN
船までの電車の中にて…
唯「見て見て!人がいっぱいいるよ!」
律「おい、はしゃぐな、みっとも無いだろ?」
澪「不動高校…、殴っても動かないほど鋼鉄の体を持っている高校…」
澪は白目になって放心状態になっていた。
梓「澪先輩!しっかりしてください!」
紬「みんな楽しそうでよかったわー」
律「もしもーし、明らかにドタバタして楽しそうには見えないんですが…」
?「こんにちは、君たちが雇われたバイトの子たちかな?」
澪「ひい!!出た!」
梓「澪先輩がバイブモードに!」
律「こ、こんにちは…ってうわあ!!」
現れたのは白い仮面を付けた真顔の男の姿だった。
目を見開き、律をじっと見つめている。
律(誰だ!?この怪しい人!)
唯「わー!怪人だー!すごいよりっちゃん!本物だよ!」
梓「いえ、これは仮面でしょう。ほら、紐がついてます。」
怪人?「はっはっは!やるね、キミ!」
そう言うと怪人は仮面を取った。
布施「これは俺達の高校で使う仮面なんだ。」
紬「あ、布施(ふせ)さん。こんにちはです」
布施「いえいえ、こちらもお世話になってます。どうですか?一緒にトランプでも。」
唯「トランプ!?やりたいやりたいよ!」
律「あ…布施さんでしたっけ?部長の田井中律です。」
唯「平沢唯です」
梓「中野梓です」
澪「………」
律「おい…動かないぞ。どうした澪ー!!」
唯「脈がないよ…りっちゃん」
律「あの時のギャラは7対3って約束はどうしたんだよー!!」
梓「大丈夫です。ただの気絶です。サイセントマナーモードです。」
律「布施さん、そのうち起きるから気にしないでください。これが秋山澪です。」
布施「ずいぶん、個性的な人達だね。じゃあマジックを見せてあげるよ。」
結構長くなりそうです。大丈夫ですかね