>>1を乙したのは、これで二回目だが。
やはり、何の感慨も浮かばないな。
>>1乙
AAALaLaLaLaLaLaie!!━━(・∀)∀゜)Д゜)▽^)Д´)ω゜)_-)ゝ`)з゜)━━ッ!!
>>4 フェイト「なのは、前スレ>1000が黒焦げになっているんだけど………」
なのはさん
ミスった
なのはさんとアツアツなんて羨ましいね
あれ?
>>1からまとめWikiとかに飛べないぞ?
あら、
>>1からはいけないなあ。
普通にお気に入りからはいけるけど。
数々のマジカルウェポンを駆使して次元犯罪者達をバッタバッタとなぎ倒してく切嗣を思い浮かべた。非殺傷設定?何それおいしいの?
起源弾が誘導で飛んでくるとか?
一時的にスクライアの集落に身を寄せる切嗣
護身術という名の戦闘論理を子供たちに伝授したり
殺すのが至上命題じゃないんだから有効とあれば非殺傷もためらわないと思うんだが
昔、ウイザードリィの小説で、首を切り落として復活させるという拷問が、あったなあ…。
いや、なんとなく思い出しただけ。
>>14 場合による、というか切嗣の標的はドボルザークみたいにほとんど殺しておかないと後々に害となる存在だから、確実に殺すようだ。
非殺傷、殺傷、魔法、質量兵器、魔術
これらを敢えて使い分けることで心理戦をしかけ、自ら悪名を売るのか
>>14 それであいてが100%改心して聖人君子にでもなってくれるなら使うだろうけど
スカとかクアットロみたいな”根本的に良心という発想が無い”のは生かしておかないだろ
あと、例えばゆりかごの一件だが、切嗣ならヴィヴィオごとゆりかごを破壊することは選択するが、
わざわざ突入して命がけで救出するという発想はしない
ヴィヴィオの命よりゆりかごが軌道に乗ることの危険を排除するのが優先だから
下手するとロッサたちに探させといて発見報告→事前警告なしに該当地点にアルカンシェル発射を選択する事もありうる
被害を最小限に抑えられるのなら、非殺傷も使うだろうな。
例えば本編ではやてがやってたみたいに、長距離から広範囲攻撃するとか。
その場に何人いようとも気にせず攻撃できるって利点は大きい。
もっとも、切嗣にそこまでの魔力はないように思えるけど。
切嗣の容量ってどれくらいなんだろうな。魔術師の家系だから、それなりにはあるだろうけど。
けど切嗣にしては完全に別世界、しかも基本管轄外としてるんだから自分のいる世界の救済のみにしか動かないかもしれない。
というかそれでだけもいっぱいいっぱいなのにさらに別の世界まで手を出したら擦り切れちゃうよ!
天才の証である二重属性は持ってるし、成熟した魔術師の平均よりは上な気がする
カートリッジ+固有時制御で速射性と火力の両立ができるかも
負荷は後で刻印まかせに治す
>>20 五代目と比較的歴史は浅いが固有結界レベルの大魔術(時間干渉系)を使う家系だからそれなりにはあるだろう。
ただ切嗣は魔術刻印を残り滓程度しか受け継いでないしそもそも魔術のみを頼りにする気はさらさらない。起源弾なら相手が障壁張ったり剣で弾いたりしちゃったら即アウトなんだし。66発しかないけど。
どうしても必要ならブラスターを使うんだろう。負担で行動に致命的な支障が出ない程度には。
質量兵器を平然と駆使する様子しか思い浮かばない
>>24 確かに。管理局の魔導師も魔術師よりはマシだろうが、質量兵器には警戒心が薄そうだな。
質量兵器は管理局発足と共に禁止されたから、この国の核兵器の知識並みに実際の兵器、兵器の威力を知らない奴が多そう。
>>9 おっとすまんね。
どうやらURLの後ろにスペースが入ってて、そのせいで間違ったアドレスとして認識されているらしい。
切嗣の弟子を変えるのもいいかもな
幻術使いのティアナとか
犯罪は事前に摘むものというスタンスで犯罪者を殺しまわってそうなティアナだなw
型月世界ではなく、リリカル世界で育ち魔導師となった切嗣を想像してみるが、どうしても管理局の公になっていない部署か、普通の部署で昼行灯をしているか。それしか思いつかないな。
ティアナの兄を殺したのが切嗣というのもありだね。なんの因果か引き取ってしまったか
ティアナに捕まったか、弟子にしてしまうというのも
それは言峰と凛の関係だな、良く考えると
>>27-28 そんなアナザーティアナvsORティアナとか
Aティアナ
「罪人にまで人権を認めるなんて、そんな偽善ッ!」
Oティアナ
「アンタは、私だ。スバルに、なのはさんに出会えなかった私だッ!
だから、私は、『私(アンタ)』を止めるッ!」
みたいな
私を否定するなら、今すぐ全ての犯罪者を更生して見せろ!とか言いそうだw
あと、切継の指南を受けたティアナだと暗殺と戦略的撤退が物凄い事になりそうだな。
なのはが止めようと出会っても、正面からじゃ勝てないと分かっているから戦闘すらせずに逃げられて駄目とか。
>>30 キリツグは公的機関にはつとめなさそうだし、
彼の生き方を次元世界でも貫き通すなら
キリツグは次元犯罪者扱いだろうからな。
ティアナの兄が捕まえようとして残念ながら殺されてしまったというのはいいかもね
ティアナなら4次の変身バーサーカーによる、
アイリ強奪戦でも生き延びれそう
そして切継の死後、そのまま士郎の師匠に的な
>>34 キリツグはアイリさんやイリヤがいれば昼行灯になりそうな気がする。
ゲンヤさんと娘の育て方について語り合う二人とか。
昼行灯になってたのは聖杯なら願いが叶うと信じてたからだけどな
キリツグとゲンヤの他に昼行灯やっててもおかしくなさそうなのは誰だろう。
まずアサ次郎は浮かんだが。
>>36 タイコロのがそんな感じじゃね?
プリズマの第2期に出てきたらそんな感じになってそう
黄理も引退後は昼行灯だったかな
あと、500年後くらいのネロ教授
>>37 足を止めさせる要因が必要だな
まあそこら辺はご都合主義で良いけど」
このスレもネタがかなり揃ってきたなぁ
ちょっと聖杯戦争のクラスを埋めてみた↓
セイバー:タカミヤン(タカマチ+エミヤ)
アーチャー:なのちゃん
ランサー:ナノハ(A.C.Sドライバー)
ライダー:レジアスG(巨大ロボ)
キャスター:聖帝キャロ
アサシン:外道ティアナ
バーサーカー:フェイト(露出狂)
真アサシン:なのハサン
前回勝者:覇王ヴィヴィオ
アヴェンジャー:英霊スバル
監督役:黒カリム
聖帝キャロってキャロよりエリオの方がよくね?得物的に、
まぁ両者とも引かぬ!、媚びぬ!、省みぬ!は似合わん気が。
防御は紙そうではあるが。
大事なのはノリだぜ
天空の白龍は墜ちぬ!
…的な感じか、聖帝キャロは
レジアスGが勝ち残れる気がしないのだが。
巨大化=やられ役なイメージが……
ならば人間サイズの改良版を!
………スト3rdのQ?
レジアスGは超武装だった記憶があるんだけどなー
エインヘリヤルとかゲイボルク(下)とか
まぁ、やられてこそ美しい物もあるってことで
Nanoha wiki見てて、
「不足した戦力で地上の平和を護り通した英雄」と認識する局員や一般市民も多い。(レジアス
まさかの英霊素質ww
アインヘリヤルを操り、陸士達を大量同時召喚するレジアスを幻視した
>>50 そういえば昔、レアスキル、大魔力保持者が優遇される中で何故魔力素質がないレジアスが中将になれたか、
という疑問に実はレジアスは魔導師を素手でボコれる超人格闘家という解答があった。あの体型からして・・・元ヘビー級レスラーと見た。
だから英霊レジアスはレスラーのサーヴァントなんだよ!呼び出すマスターは勿論フィンランドのあの人。
ゲンヤ・グレアム・レジアスを見てると、
クロノ・ユーノ・ヴェロッサはまだまだと思えてしまう。
顔的に。
>>45 あの声で脳内再生されたぞ馬鹿野郎www
>>52 傑物なのは確かだろうね〜。
評議会のお気に入りといっても気に入られたんではなくて、上を目指すために取り入ったイメージとかあるし。
>>51 宝具のポテンシャルは強大だが、自分の魔力だけでは大人数を呼べない
エインヘリヤルに至っては人外クラスの魔力量を持つマスターが魔力供給しないと起動すらしないとか
これで原作再現もカンペキ
どこまで不遇なんだよww
アインへリアルはそれでいいと思うが、部下や仲間は征服王のように呼びかけたら馳せ参じるじゃ駄目か?w
スカ博士が反英霊で呼びかけが届いたら、面白がってきそうだなw
王の軍勢の呼びかけもそれなりの量の魔力使うんですよ?
…………レジアス中将の呼びかけに真っ先に駆けつける人は、特に魔力ランクが低そうな気がしてきたぞ……
そろそろいいですか?
レジアス持ち上げ、キモイです。
オーリスさん乙
どの組織にも所属せずロストロギアや次元犯罪者達を狩り続ける異端の「魔導士殺し」衛宮切嗣。全ての世界から争いをなくす為、少しでも多くの命を救う為に、全ての命を等価値に定め、少ない方を切り捨てる天秤の計り手として終わりなき闘争を繰り返していた―――。
管理局は第7管理外世界「アヴァロン」においてロストロギアの反応を確認、先遣隊として、最早生ける伝説と化した高町なのは率いる機動六課・スターズ分隊が向かう。
だがそれは人の願いを叶える聖遺物「聖王の杯」の守り手・アインツベルン一族が聖杯を起動させるだけの魔力を持つ魔導士を呼び寄せる為の罠だった。
到着した世界で待ちうけていたのは、聖杯の力を使い人の想念を編み上げ生命として昇華する「ノウブル・ファンタズム」システムにより生み出された「サーヴァント」と呼ばれる存在。
さらにナンバーズの試験運用、及び聖遺物とされる聖杯に興味を抱いたジェイル・スカリエッティも加わり、機動六課、スカリエッティ一味そしてアインツベルン一族三つの勢力による大混戦となる。
聖杯の存在をかねてから知っていた切嗣は、秘密裏にアインツベルンと結託、サーヴァントの中でも最強と目される「セイバー」のマスターとなっていた。
自らの人の手に余るその望みを叶える為、この戦いを人類最後の流血にする為、集まった魔導士全てを狩り尽くべく行動を開始する切嗣。
だが機動六課に聖王教会から派遣された代行者・言峰綺礼の行動によって事態は思わぬ展開へと進む――――!
かつて一人の少年が胸に懐いた願いはこの地にて叶うのか。
自らの在り方に苦悩する男は、この戦いに何を見出すのか。
理想郷の名を冠する世界で、後に「聖杯戦争」と呼ばれる儀式が、幕を上げる――――
>>60 >だがそれは人の願いを叶える聖遺物「聖王の杯」の守り手・アインツベルン一族が聖杯を起動させるだけの魔力を持つ魔導士を呼び寄せる為の罠だった。
の一文でクリムゾンコピペを連想したのは俺だけでいい
言峰が聖王教会の人間って言われると、違和感で胸がもにゅもにゅするな
はやてさんこんなとこで何やってんすか。
ここには男しかいないんで揉む乳はありませんぜ。
セイバーとアイリさん、ソラウ、舞弥さんや遠坂葵さんが臨戦体制に入りました。
>>63は速やかに避難して下さい。桜と凛はロリなので除外。
それと八神さんははぐれメタル並みにエンカウント率が低い女ハサンの乳を目指し下さい。
>>64 セイバーと舞弥と遠坂妻って貧乳のはずだが・・・?
大きく育てるのですよ
おっぱいに貴賎は無い
byちびだぬき
小さければ育てれば良い
by 乳マイスターはやて
小さくても
いいじゃない
おっぱいだもの
みつお
バーサーカー「■■■■■■■■(見つめちゃイヤン)!!」
はやてをバーサーカーにしてしまうのはどうだろう。
「維持魔力がハンパじゃない」つながりで。
>>71 はやてならイリヤを変えてくれる(バスト的な意味で
>>72 だが悲しいかな、所詮はバーサーカー。
効率的な手法は望むべくもなく、ただ本能のままに揉みしだくのでした。
なんというエロさ
認めねえ、ロリ巨乳なんて!!
本物志向の金色の王様。
彼はきっと偽物を認めず、本物を作り上げるマイスターの手腕を高く評価することでしょう。
「ふむ雑種よ、その手腕を持ってセイバーの胸を育てる事を許す」
四季「家の妹が貧乳で悩んでいるのですが」
はやて「私の経験から言って、秋葉さんは何者かに生命力を奪われとると思います」
「その原因を排除できれば、胸が大きくなるかもしれません」
ちびだぬき「・・・ゼロになにをかけてもゼロですが?」
熱を奪われて、殺されるぞw
>>80 「いつもみたいに胸を揉みに行かないのか、やて?・・・はあ、あのな、私も何時までも子供みたいなこと真似せえへんよ?
最近は職場でのセクハラは厳しく処罰されるしな。それに人間は胸よりも中身が大事なんやで?」
熱を略奪された八神はやてさんのコメントです。え?熱違い?
今まで六課にいなかった性格のキャラクターを入れてみたい
例えば、期待の新人騎士ランスロット君とか
>>82 となると皮肉屋で冷酷なまでにリアリストなアーチャーとか、花鳥風月を愛する耽美侍佐々木小次郎とかか。
管理局に理想と信念を持って入局してきた若者に、最初に接する上官としてアーチャーを起用。もしくはティアナとスバルが出会った士官学校の教員。
そして彼らは、現実を目の当たりにする前に歴戦の兵士のような目つきになってしまう……とか?
>>84 歴戦の戦士ならいいが、
見限りの早いリアリストになってしましそうで・・・
陸士隊のイメージ戦略に是非ディルムッドを
それならいっそのこと校長にイスカンダルを起用すればいいじゃないか
もしくはギルとか
シャマルに公然とセクハラしそうなジルを医療班に
鯖組は特定のロストロギアに入ってて使用すると召喚されるとか
ポケモンかw
オルタは色違いだな
某嘘予告に登場した仮面の引きこもりとか、戦車男とかw
>>82 それって、CMであったエイリアンが学校にってのに近いなwww
>>88 イスカは某所に有った番長ルックに大笑いした覚えがある。
そのついでに、
イスカ(王の軍勢)vsレジアス(局の軍勢)
の番長対決なんてのを思いついてしまった。
番長対決のきっかけはヒゲに違いない>イスカVSレジアス
セイバーも言ったように髭は重要なステータス
ということは負けたほうの髭は毟られるのか
確かセイバーは髭がなかったから負けたら下の毛を毟られるんだっけ
腋のではいけないのか
ガキの使いの罰ゲームみたいな過酷なのが多いなw
ふと、エリオ・イスカ・士郎・アルフ・巴・有彦の赤毛同盟なんて思いついた
もっぱらの話題はエリオの彼女問題で
レッドしかいない戦隊ネタで、そのメンバー使えそうだw
ヴィータとノーヴェは何故いない!なじぇ!!
あ、ウェンディ忘れてた……
追加メンバーってことでひとつ
>>100 >エリオの彼女問題
せっかくのクロススレなので、型月キャラでの“エリオの彼女(案)”を考えてみた。
・都古 …… 適当にあしらわれてると思い勝負を挑む都古、魔法を使うわけにもいかず困惑するエリオ。恋人というより強敵(とも)?
・白レン …… 本人曰く、『緊急につき仕方なく契約したマスター(仮)』。ちゃんと世話をする義務があるので、よそ見をすると怒ります。
・青子 …… 魔法使いのペット、首輪常備。ちょっと若いけど将来有望だし、まあ逆光源氏も悪くないんじゃない?
他にいい案ある?
つ 間桐桜(幼)
キャスターは?
私が彼を漢(英雄&性的な意味)にしてやるって。
つかの間の恋に落ちるエリオとロリメディア
だが、二人は結ばれる運命を持たなかった
別れの瞬間、真の姿である20代末期となりメディアは消えていく……
関った男はロクな目に遭わないのがメディアだからな
きっとエリオの最期は悲惨なことに
誰になろうともキャロの怒り=ヴォルさんの砲撃を食らうのは確かか
ヴォルさん過保護だからな。
下手すると白天さんとダッグでくるかもしれん。
なんやかんやでORTとも
すでに光の巨人呼んでこいの世界に入ってるな
>>109 キャロを選べば『付き合うなら俺を倒してからにしろ』と叫び
キャロ以外と付き合えば『泣かせるとは何事だ』と吠える
……いや、案外ル・ルシエ族の結婚観だとまるで気にならなかったりして。
ヴォルさん、白天さん、ORTさん緊急座談会
テーマ【それぞれの主に一言物申す】
こんなのが浮かんだ
もちろんヴォル=キャロ、白天=ルー、ORT=水星
4次5次両ライダーの馬と牛も追加で
グレた五人(頭?)が盗んだゆりかごとヴィマーナで走り出す
そして60kgのパイルバンカーは、動けないのでおいてきぼりに……インド!
誰かに持ってもらえよw
せっかく牛とか馬、龍とかいるのにwww
エト「とりあえず地球は我々がいただいたでちゅ」
ヴォルテール「―――次はアルザス行こうぜ?」
神牛「モー」
白天王「YAAAAHAAAAA!!!!」
天馬「比較的賛成」
ORT「……zzz…」
ななこ「こんなはずじゃなかったのに〜〜」
>>77 それなら志貴の学生服を貸してあげなさい。
髪さえうまく処理すればきっと化けられるはずです。
5次キャスター「↑ そんなのはかわいくありません!!」
さて、あんまり投下がないのは職人方が新年度で忙しいのか、GWに力を溜めているのか
SRB級の一撃(ss)を撃ち込むために充電中です。
リンカーコア抜かれたなのはさんみたいになってるのでお待ちください
良かった……
エア食らったセイバーみたいになってたらどうしようかと
食らうとしたら
エアとザバーニーヤ、どっちがマシだろうか。
エアは粉々に吹っ飛ぶ。
ザバーニーヤは心臓を抜かれて(入れ替えられて?)喰われる。
対処しやすいのはタメが長いザバーニーヤ。生還率が高いのは
ダメージ軽減できるエアってとこじゃないかな。エクスカリバーとゲイボルク
でも同じようなことがいえる。ようは、高出力か必殺かという違い。
ザバーニーヤの方が形が残るだけまだマシか……
だが悲しいかな
エアはギルが余程機嫌がいい時か相手が強いときぐらいしか使わないから
有象無象の連中は宝具ガトリングでミンチよりひでえ...なのでした。
妄想ってエアと比べて長いとかいえるほどのものだっけ
妄想心音は対象の魔力ステータスが高い程に疑似心臓が作りにくいので抵抗される
小次郎は確殺なのに対し、セイバーでは精霊の腕を斬られた
エアはエクスカリバー見てから余裕でした、残骸の山に覆われてからちょっぴり開放余裕でしたなチート
STR依存の性質のせいか、詐欺くさいバックアップ宝具のせいかは不明
>>130 それほどでもない。
暗殺者が必殺技で叫ぶなどナンセンス極まりないので真名の宣言もしません(少なくとも聞こえるほどの声は出してない)
つか対人と対城以上の対界なら前者の方が早いような気もするけどな
ほら、ハサン先生は発動→心臓作成→握り潰すじゃん
仕方ないんだよ、ね
そもそも王の中の王たる英霊の切り札と暗殺者の郡霊の腕ごときを比べるとは何事かと王がお怒りです。
Oh! それは済まない
[審議中]
プレシア リインT
ギル
>>136 セイバーオルタ
闇の書の意志 ORT
なのはと士郎を儀式でパスを繋ぐ
1.なのはの供給
↓
2.高ランク宝具を剣製
↓
3.壊れた幻想
↓
4.スターライトブレイカー
↓
5.最初に戻る×n
こんなんできないだろうか?
壊れた幻想の条件が不明なのがネックだけど
裁判というよりも処刑場という気が……
上手く仲違いさせて同士打ちにもっていけば、…………助からないな
>>136を助ければ英雄の資格を得て、守護者の契約できるんじゃね?
正義の味方の出番だな
あの中から助けれるのはアンパンマンくらいだろ
>>142
セイバーオルタにもきゅもきゅされそうだ
そんなわけなかろう
ジャムおじさんのお手製だぞ
たしか
もきゅもきゅしている間に、アンパンチが鳩尾に炸裂して一人倒せるな。
何せ、日本での知名度補正は凄いしwどこかで、サーヴァントにアンパンマンが出てたのあったなぁwww
あと、カービィ。
>>146 もきゅられた時点で力が出ないだろ伝承的に考えて
交換しとけ
ってスレ違いだな
アンパンマンとドラえもんのどっちが好きか考えてみた
アンパンマン(強くて眩しいヒーロー):士郎、フェイト、セイバー、スバル
ドラえもん(魔法タヌキ):なのは、志貴、はやて
>>149 ドラえもんは魔法タヌキってよりは、
未来への憧れ、希望や、
こんな道具があったらいいな、っていう願望なんじゃないか?
しかし、そうなるとドラえもんが好きそうなのは誰だろう。
現実が厳しいさっちんとか?
ドラえもんみたいな人はいるよな
未来の世界からきて、いろいろな秘密道具〔刃物限定〕を持つ男が
>>151 名刀・電光丸
はんぶんこ刀
おもいきりばさみ
らくらく道具
景色カッター
チャンバラ刀
切りとりナイフ
実物ハサミ
……あと何があったっけ。
>>151 しかも、最悪の未来を変えるために来てる。
アドバイスもするしな。
……なんだかドラえもんの方が磨耗しないか心配になってきた
能力的にはギルえもんの方が近いけどな
キャスえもんを忘れるなんて!
やはり便利道具といえば彼女だろう・・・と思ったが、本編ではそれほど道具使ってねぇよな
二次に毒されすぎか・・・
とりあえずティアナにタケコプターを渡してあげてください
決してタケノコプターじゃないぞ
ツインテール高速回転で飛ぶ練習をさせるんだ。
ティアナはなんで飛ぶのんー?
凡人ですけどー
アーチャー「荒ぶる鷹のポーズ!」
「なぜ飛べないんだ!!」
>>159 あなたには光魔法「かっこいいポーズ」があるじゃないですか
まぶし過ぎる光は直視しにくいものですな
いや、あれで空戦できたら凄いカッコイイと思いますよ?
前傾翼とはやるな
ふと。
鶴翼三連を放つセッテを幻視した。
>>158 あず漫画ですかw
もう飛べるから空士学校行きませんでしたという衝撃の真実発覚w
ティアナのお父さんがネコカオスになっちゃうw
>>164 もしかしたらアーチャー、士郎と三人の連係技ができるな
対集団でも使えそうだ
>>164 2本足りないが、ISと簡易転送と砲撃でカバーできそうだな。
セッテ流鶴翼三連verブーメランブレード。
というか、彼女が砲撃もできてバリアも張れることを知っている人って何人くらいいるんだろう?
>>168 ヘラクレスが地面を叩いてマルチレーザー発射できるとか、エアの覆いが稼働式だとかのレベル
>>169 なるほど、俺が井の中の蛙、というかどんぐりの背比べか。
しかし前者は初耳だな。
なんかタイころの対談コメントでいきなり出てきたナインライブズの一種らしい
川の魚を捕るときに使うアレと同じだとか
さすが型月、魚釣り1つにしても半端ないな。
海釣りにも使えたら、青い人の平穏が更に遠のいていくw
過去の作品であったが、トーレがランサーと親密になったのなら、セッテはアーチャーに影響されるのかw
受けてみろ!あの人から受け継いだ、この技をッ!!と、吼えるセッテも見てみたい。
ランサーの「脱落済みでも違和感ない」度は異常
Sさん(職業:王)「ハラペコ騎士でニート王といわれます。昔は人の心が分からないとも...」
Rさん(職業:中将)「悪人面って影口叩かれてます。あと人材不足です」
Iさん(職業:王)「兵と装備が中々集まらん。特にステルスをあと二百機ほど...貴様、余の部下とにならんか?」
Hさん(職業:ちびだぬき)「自分より偉い人と部下の板ばさみで大変です。皆最近はウチとお風呂一緒に入ってくれへん...」
Wさん(職業:グレートビッグベン☆ロンドンスターetc...)「魔術師として大成できません。あと問題ある生徒をうちに押し付けるな!引き受けるけど!」
Kさん(職業:提督)「出番がありません」
Uさん(職業:図書館司書長)「出番がありません。なのはとフラグ立ってたと思うんだけどなぁ...」
Gさん(職業:王様)「王たる我に不備不満など無い。強いていえばどうしてセイバーは我のモノになろうとしないのか...この間も黄金で出来たドレスを送ってやったというのにわざわざ目の前で破き(ry」
またウチはやてか、とか言うのは野暮だろうか。
とりあえず司書長は1期であそこまであからさまだったクロノがエイミィとくっ付いたリリなの世界であまり期待しないほうが吉。
4期で前触れも無くアルフあたりとゴールインしていても驚かない心構えはしている俺。
すまない、関東定番の間違った関西弁症候群にかかってしまったようだ>>またウチはやてか
方言キャラはインパクトあるけど誤解も多いからなぁ。
>>177 間違った関西弁じゃ無くて単に1人称が間違ってるだけなんだ
「ウチ」が1人称の奴だっている
基本はやての関西弁は京都寄りかつ訛りレベル(=標準語混入型)
これは中の人がネイティブである事に起因する絶妙なバランスにより成立している
>>180 関西語圏でない人間にそんなのを正確に書けるわけねーよ
はやても一人称を我(ワタシ)にすれば良かったんだよ
ほら、王気が湧いてくる
夜天だし女だから「あちき」とかな
>>183 はやてと猫アルクが融合合体した究極生命体を思い出したぜ
あれを保存してる人は存在するのかどうよ
>>178 昔京都在住の知人から、「ウチ」なんて一人称、今時舞妓さんくらいしか使わないって聞いたことがある。
もっとも最近会った時には、「マンガやドラマの影響で、本当に使う若い人も増えた」と嫌そうな顔で言ってたけどw
でも「うちら」という表現はよく使うなー、と思ったり
西日本であって関西ではない地方だが
>>186 さすがにココの住民は格が違った
>>188 ウチラ、三人娘といえば陽気なあの人達を思い出す
はやて←→凛の人は続きないのかな
けっこう楽しみにしてたんだけど
>>187 俺の周りの大阪人は使う奴多いぞ。
かなり筋金入りみたいだったが。
ちなみにその人の母親も。
>>190 期待させてすいません
前に書き込んだときに忘れてましたがリンカーコア抜かれた状態になってるのはそれ書いた私です
回復には半年ほどかかる予定です
半年後、そこにはカートリッジ、ブラスターシステム搭載で元気に暴れ回る
>>192の姿が
ゆったり待ってます
リイン(I)さん、早く
>>192にリンカーコアを還してあげるんだ!
195 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/29(水) 17:54:08 ID:Fo6QvINh
山口では普通にうちとか、使うから分からなかった。
手に取れば棒だろうが戦闘機だろうが自分の宝具に出来るランスロットがレヴァンティンやらアイゼンを自在に....
やべぇ、超チートだ。ランスさん管理局行きなよ、上司は人間らしい人ばっかだよ!
>>196 らぶらぶカリバーン状態になればデバイス宝具化+本来の担い手というチートモードに……!
GD2型に乗って、波乗りランスロットが現れたをやってほしいぜw
機動もミサイルもマクロスシリーズのゴースト並みの追尾と速さになる。
ランス+バルディッシュ=ハイレグ騎士・ランスロット卿
第四次のバーサーカーがそんなのだったら、セイバーも躊躇うことなくエクスカリバーを放てたろうに……
地獄で私にわび続けろ!ランスロットォオオオ!!となると。
止めろww
想像してカフェオレ吹きそうになったわww
逆に、フェイトさんにアロンダイト振り回してもらって欲しいとも思った
ビジュアル的にはこっちが正解
仮面つけてバチバチ放電しながら「Nanohaaa!!」って叫ぶバーサーカーを幻視した
2期でヴォルケンが加減誤ってなのはを殺しちゃってたら狂いまくって聖杯求めてもおかしくない気がする>フェイト
>>205 むしろ、リンカーコアを抜き取られて回復の見込みがない昏睡状態に陥ったなのはの為に聖杯戦争に参加し、
ヴォルケン達も闇の書完成の近道、あわよくば聖杯にはやての回復を叶える為に聖杯戦争に参加という泥沼をだな・・・勿論参加するのは第四次で。
ごめんねと……。
>>205>>206 その場合どのマスターを削るかが問題だな。それでサーヴァントのクラスが決まる
順当に考えるとキャスター、ランサー、ライダーあたりだが
もっともヴォルケン4人が全員マスターになるととんでもないカオスになるな
御三家以外全員グルとかどんなチートかと
まあギルセイバーランス相手だと仮にサーヴァントが原作通りだとしたら返り討ちにあいそうだけどw
ギル以外はどうとでもいくな、ギル以外は・・・
言峰式にマスターをバッサリ殺って、令呪を奪ったらどうだ?
サーヴァント大集合の影で離れたマスターを急襲すればいい
>>213 その調子で使い魔を連続ゲット
まさかの旧Fate勝利条件、三騎士を揃えてしまうフェイトさん
問題はたとえ令呪を奪っても三騎士のだれ一人として言うこときいてくれそうにないってことだな
『私に惚れろ!』『私がマスターだ!』
これでおk
>>210 ヴォルケンもフェイトも第三勢力として考えていたんだけどな。はやてルートみたいにヴォルケン四人=サーヴァント一体のパワーバランスで。
フェイトはなのはの為というお題目で、切嗣よりはマシレベルの外道戦法を・・・しかしどのSSでもフェイトは何故ヤンデレになるのかしら?
>>217 ほら、無印終盤の急速な自我の再構築のとき、なのはさんとの日々が重要な要素になってましたし
フェイトさんにとってなのはさんは、ある意味士郎にとっての切嗣の笑顔と言えなくもない?
……ライオット振りかざして
「そうだ、誰かを助けたいと願う彼女が綺麗だったから憧れた!」
と叫ぶフェイトさんが見えた気がしたけど、気のせいですよね
>>218 フェイト(9歳)VSセイバー(25歳フェイト)ですね、わかります。
そして、はやてと契約したランサー(エリオ)はその横で全ての出来事を見届けようとすると。
フェイト対フェイト
この対決はより“真”に迫った者が勝つのか
それとも、本当の勝者はランサーエリオなのか
実際、どうやったらフェイトちゃんはフェイトさんに勝てるんだ?
改造前ならバルディッシュの強度は上だけど……
>>220 連戦にすればいいじゃないか
マスター潰されて野良サーヴァント、かつ片手負傷状態にするとか
これならいい潰し合いができるよ
>>218見直して今更のように思った。
―――まるで百合に走ったことを後悔してるみたいだと。
>>220 やっぱり「間違いなんかじゃない」と諭すしか
>>222 フェイトさん「誰かを助けたいと思って戦って、気がついたら婚期を逃した。あまつさえ、周りの人は百合だ百合だと」
フェイトちゃん「それでも、その思いは間違いなんかじゃない。だいたい、私は立派なヘテロセクシャルだ」
あれ、急に雰囲気がw
フェイトが英霊化しても付属される弱点はなのはさんっぽいなぁ。
てゆうかこのネタに限った話じゃないけど、この英霊の弱点っていう設定をSSで活かして欲しい。
ぶっちゃけ本編では活かされてなかったし。
>>216 「惚れたマスターを倒してはいけない、という縛りは無い」
といってやられたりしてw
>>223 疑似降霊で同期したら、幼フェイトは戦えるかすっげー不安に
>>225 や、ランサーが言峰を殺さないくらいだから、主殺しが平気なサーヴァントでも別方向から二重に掛ければ、なんて思ったん
>>210 だが待って欲しい。
ヴォルケンズのサーバントがキャスター(リインアインス)、バーサーカー(防衛プログラム)、
アサシン(ヴォルケンズが突進して鯖の気を引いてる間にマスター狙い)だとしたらどうか?
ザフィーラはライダー(ヴィヴィオ)を召喚。ヴィヴィオがザッフィーに騎乗します。
ヴィヴィオ+ザフィーラ=ライダー
メデューサ+ザフィーラ=ライダー
イスカンダル+ザフィーラ=????
>>230 ワープ進化でサーベルザフィーラと申したか
レオモンは存在自体が死亡フラグだw
>>228 リィン召喚したら宝具で無限再生機能が万全なヴォルケンズ召喚とかならないか。
ヴォルケンズ→リィン→ヴォルケンズ。
つまりはさみ打ちのかたちになるな。
攻防一体の攻撃ができる者か、大火力持ちじゃないとキツイな。
意外に、数度殺した後に復活するヴォルケンズを見て、ディルやランサーなら再生阻害で、
殺さずに膝や肩を刺し貫き壊して、鎮圧後にリィンを狙うとかもありかも。
リィンが、途中で大火力で攻撃してこない前提ですけどw
リインが聖杯に取り込まれたら、闇の書の被害者の分アンリマユの悪意が酷くなりそうな予感
大丈夫、蒐集した頁は無色です。
本体に悪意がかけられているだけで
リィンが聖杯に入ってたたき出されたアンリが士郎のっとって町をうろつくってのを思いついた
ぶらついてたら車椅子の少女と遭遇したりして
この世全ての悪らしく、散々にからかって馬鹿にした後に病人の巣へと叩き返す
復讐が怖いので名前は名乗らない
>>239 ライダーの様に馬鹿にしつつもどこか説教くさい事を言い捨てて立ち去ると思うが?当然名前は名乗らない。
そして数日後、自宅にヴォルケンリッターを名乗る一団が来訪
召喚された騎兵<ライダー>のサーヴァントは、戦車や騎馬ではなく車椅子に乗った少女であった。
彼女こそが間桐桜と同じ、被害者のまま怪物になる運命を背負った存在である事を、その時は誰も知らなかった――!
慎二「流石の僕も、ロリに手を出す気にはなれないさ」
……と、別の意味で死亡フラグが発生するような気がする。主を馬鹿にするなとか何とか。しかし手を出しても殺すとか。
>>239-240 つまり、
本人の主張:からかって追い返した
被害者証言:投げやりっぽいけど説教臭い言葉で励ました
―――――なんて、ツンデレ。
シュベルトクロイツ・ヴィーゴに乗っていれば騎兵と名乗ってもおかしくないと思うのだが
三次創作になるからアウトか
>>242 闇の書はクラス補正でオミット
宝具はやっぱりザフィーラですね?
>>219 その後何がどうなったのか、
マスター:フェイト(9歳)
サーヴァント:セイバー(25歳フェイト)
となるとか。
>>246 自分的にはフェイトはセイバーっていうよりアサシンだなぁ。
アサシンは本来ハサン専用クラスだから違和感が
小次郎の印象が強すぎるというのは分かるが
フェイトはステータス的にランサー
だがそれじゃ勝ち残れないよな…
皆鯖板で三国時代の槍の名手である趙雲がほとんど使ってない銘剣持ってるせいで剣の英霊にされているように
本人のメイン武器でなくても有名な武器によって召喚クラスが決まってしまうのがサーヴァント
そんな魔法精剣を持つ剣の英霊が並の魔導師がまだ付かない時間で、ソニックムーブを使ってきょうきょ参戦すると
「もう脱いだのか!」「エロい!」「少ない!服の面積少ない!」「メイン全裸きた!」「これで脱げる!」
と大歓迎状態だった
ハサン「勝ったと思うなよ……」
真アサシンも脱衣+半裸キャラなんだぜ?
半裸の話題でイスカンダルを避ける奴は本能的に長寿タイプ
ライダーがそうであったように、フェイトも格好や行動からアサシンと誤解され、やがて本当のクラスがばれる、という展開が来ると思う。
いやいや
フェイトの格好も行動もアサシンと誤解受けるもんじゃないだろ
やることなすこと派手ですぜ
それこそなのハサンようになってしまう……
標的のところに爆弾たたき込むのも暗殺のうちなんだし派手でもアサシンで通ると思う
>>255 隠密行動取れていればな。
そういや小次郎って気配を消すことはできるけど、その状態のまま動き回ったり誰かを尾行したりできるんだろうか?
無理っぽい、そもそも普通に霊感ある人に見つかってるし
>>251 フェイトそんとハサン先生の裸体コンビ?
他のサーヴァントではなくアサシンのハサン先生を召喚してしまった理由が、
布の面積が少ないからとかw
「脱衣のサーヴァント、ハサン=サッバーハ!」
「同じく!脱衣のマスター、フェイト・T・ハラオウン!」
『ここに見参!!』トウッ
アーチャーが何も言わずに、矢をバルカンの速さで連射しそうだなw
でも、ハサン先生がフェイトを抱っこしA+の動きで余裕で避けるとwww
すごく装甲重視で厚着しているなのはさんが常識人に見える流れだ
……いい年して魔法少女な格好している人なのに
>>261 止めろ!
100のなのはさんに狙われるぞ!!
ツインテールって小学生までだよね
白と赤の悪魔が手を結んだようです
2人の協力魔法、ディバインガント・エクステンションが炸裂しそうだw
おんどりゃーな威力の呪いがパンパンに詰まった砲撃だな
物理的に即死→霊子の完全拡散までの苦しみコンボ
ヴォルケンリッターの最終奥義
4人のリンカーコアを共鳴させて放つ
”はやて・エクスクラメーション”
対界宝具:ランクEX
奥義のくせに威力はビッグバン級という聖闘士の技としてはなぜか弱いあれか
宇宙を破壊できるほどの聖闘士の頂点の黄金十二人が集まって、ようやく太陽の光を冥府にもたらせるというのもどうなんだろう。
しかしスレちだな。
そろそろなのぎるの続きを書こうかと思っているんだけど、ちょっと構想が広がってどうしたものかと。
なんとか月末までには書きたいものだが…。
迷った時は頭空っぽにして考えるといいよ
答えが出ないことはないだろし
希望を訊いてるとゆーなら、ギルガ――――!!!???
こちらは長編でもかまわないんですぜ?w
楽しみにしてます。
なのは立ちの起源を考えてみたんだが思いつかない.....
スカは「欲望」で確定だろうが
なのは「孤立」
フェイト「愛」
はやて「母性」
スバル「振動」
ティアナ「心眼」
こんな感じ?
スキルとごちゃまぜじゃんかそれ・・・・・・・・・・・・
虚無、禁忌、無価値、静止、食べる、反証、切断、結合
原作で明らかになってる起源はこの辺か
ちなみに「反証」はアルバの起源
なのは「打倒」、「救済」
>>276フェイトの愛はむしろ「求愛」の方が近い気がしないでもない。
思いつくのはこれぐらいだなぁ。
>>278 切断、結合は魔術特性なんじゃないかって話もあるけど、まあそんな感じだよな。
言峰:切開
士郎:模倣
あたりは妄想できるんだけど、なのはキャラはどうなんだろう・・・
性格が極端じゃないから難しいな
フェイト:依存
あたりはどうかなーとは思うけど・・・
なのはの起源考えるなら、なのちゃんとなのはちゃんとなのはさんで共通な物探さないとな。
あるじゃないか、1つ共通してそうなのが。
「不屈」
なのちゃんは非暴力主義だが弱虫ヘタレじゃないしな。
暴力行為そのものに屈せず我を貫くところから。
レジアスは………「正義」?
なのは :不屈
フェイト:慈愛
はやて :愛撫
だな
起源はポジティブなイメージの少ない単語のほうがそれっぽい気がする
別にんなことね
型月的には
なのは「拒絶」
フェイト「偽愛」
はやて「希求」
って感じかね??
>>285 拒絶の理由が知りたい、
それだけよく分からない。
偽愛もわからないけどな希求はわかる気もするが
>>286 多分、他人の意見を受け入れたり認めたりしつつも我を貫くところからじゃない?
不屈の闘志といえば聞こえは良いが、妥協をしないっていうのは究極的に他者を拒絶することになるし(必ずしも否定ではないが)。
フェイトは、偽造とかどうだろう?
なのはは、砲撃か不屈だろうか。
荒耶医師「あなたの起源は砲撃です」
なのは「え……?」
医師「あなたの起源は砲撃です」
なのは「そんな……」
医師「このままだと大変な症状になりますよ」
医師「具体的には不必要な過剰砲撃をはじめ――――」
医師「会話の最中での砲撃、仕事場での弱者への砲撃、魔法制限地域での砲撃、殺傷設定での砲撃、一度に同時多数の砲撃……と悪化していき砲撃のことしか考えられなくなり、」
医師「最悪の場合、動けない相手に一方的かつ超過威力の砲撃を叩き込んでも何も感じなくなります」
なのは「そんな…酷い……」
なのは「先生!なんとかならないんですか!?」
荒耶「仏道に帰依するしかありません」
>>288 それは不屈を勘違いしてるだろ
否定が起源のような人間は良好な人間関係なんて作れなそうだし
潜在的になのはアンチが多いスレみたいだから仕方ないかもしれないけど
ほんとなのはについては否定的意見が多いな
>>292 それは君がなのは厨なだけ。
否定的意見て何さ。起源がなんだろうって話で、色々妄想してるだけだろ。
否定が起源だろうが、不屈が起源だろうが、それがキャラ否定に繋がると思うのはおかしいよ。
>>290 起源に引っ張られすぎてるwww
フェイトは偽造と書いたが、偽者や失敗とかだったら、すごい微妙な顔か死んだ眼をしそう。
ティアナは偽装と思った。
>>293 簡単に〜厨とかいうの止めようなそれじゃあ292の言ってることを肯定してるようなもんだぞ
型月厨がほかの作品について無頓着なのを今更どういってもしょうがない
〜だけ、ですべて済まされてしまうんだしな
なのは三期アンチスレから来てる人が多いんだよな
残念なことに
別にアンチスレから来てはならない、というルールはないが。つうか過剰反応し過ぎ。
アンチはスルーすればいいだろ今までもそうしてきた
これからもずっとな。
以前にも書いたがフェイト執務官と間桐慎二のコンビによるミステリ?とか需要あんのかねー。
いやあ、ちょっと思いついただけでそういうSSを書く気はあまり無いんだが。
慎二の魔術以外は有能で無駄な推理力とか、そういうのを書ければ以外と面白いのが書けるかも…。
自分の記憶によれば、なのはさん好きが超多いスレだよなここ?
真っ直ぐに好きなヤツとアルバっぽい好意を向ける紳士が半々だけど
魔術が出た時点で推理じゃなくなりそうなきがする
>>300 フェイトさん以外はみんな敵に回ってしまう慎二を幻視した
誰にも信じられないって弱点と武力をフェイトさんが完璧にカバーできるな
>>301 人気不人気でいえば人気なんだろうけど、色んなベクトルにかっとんでる型月キャラと張り合えそうな人だからじゃないか?
不屈とか公私混同しない設定とかがネタとして使いやすいっていうのもあると思うけど。
>>292 この流れだけを言えば、せいぜい言えるとしたら
>>290ぐらいじゃないかな。
まあ後は型月的な穿った見かたという所か。
>>303 流石にワカメとはいえ、スバルやエリキャロに嫌われている所を想像すると
少し心が痛むな。
型月となのはのミステリコンビならむしろギルとカリムなどどうだろう
犯人は即効で見つけてくれるがそこに至る過程が誰にもわからないというw
>>305 型月的な見方をすればたいていアンチにみえるものになるか
>>300 是非読みたいと思うヤツがここに。
話次第で、名作になる予感がぷんぷんするぜ。
>>307 リリカル側に無い要素だから仕方ない部分はある。
まあ(ここのスレで)なのはさんはこうでないとダメ、というように決めようとしさえしなければ大抵許容範囲だろう。
そういや、キャス子による「聖女陵辱フェイト編」ってのは
あんま聞かないな
インパクトが真ソニック>>ウェディングドレスなんじゃね?
『なのはの提案(致死量)』 BGM:激突する魂
『フェイトの提案(致死量)』 BGM:求め合う心
『はやての提案(致死量)』 BGM:二人の時間
>>312 ウェディングドレスを着たなのはさんに追われ、逃げ隠れする男のイメージがビビッと来たぜb
>>315 あんまり嫌われているんでかわいそうになるんだよ
士郎や桜には嫌われては無いぞ
桜って嫌ってなかったのか
原作はしたんだが、あそこまでやられたら嫌うだろうなと思ってた
士郎にしても学校に結界作った時点で完全決裂と思っていたがちがったか
>>318 慎二が生き残ってるUBWルートエンドやホロウ参照
何気に凛とかも別に嫌ってはいない
>>320 アニメの印象を強く受けすぎてたようだ
主に映像特典
TYPE-MOON公式の第一回投票ページでは
「担任から一言 ×もっとがんばりましょう
間桐くんは桜ちゃんのお兄さんで、弓道部の副主将。女の子に人気がある色男ってトコね。
性格的には色々問題あるけど、責任感は強いのよ? 任された事はどんな形であれこなすのが間桐くんのいいところ。投げっぱなしにはしないのだ。
桜ちゃんは間桐くんに頭があがらない感じだけど、ホントに頭があがらないのは間桐くんの方かなー、と教育者レーダーに反応していたり。」
とのこと。
立ち直るシーンとか入れれば、普通にSSの主役できるんじゃないか?とも思う。
>>322 ただステイでは、しょっぱなから弓道部の掃除を丸投げしちゃってるけどね。
誰かに任せるのもこなし方のひとつなんだろう
自分以外には正義感が強くて公平
自分のものになってない女の子には優しい
貴族とかに生まれてれば良かったかもね
リーズさんやシエル先輩が聖王教会にて盾やらパイルバンカーなデバイスを持って所属してても違和感はない、と思ったが
「聖王を崇めよ讃えよそして恐れよ」と「暴力を振るっていいのは魔術師共と化物だけです」だしなぁ...やっぱ違うか....
ところで次元世界には吸血鬼やら混血といったトンデモ生命はいるのだろうか?幻想種(竜、甲虫)はいたが
桜はもう正常な感覚なくしてるだろうからなんとも
虐待され続けてさらにレイープな毎日じゃあ
好き嫌いの話じゃないだろうし
>>325 なるほど、封建制度な世界ならあのプライドも貴族の矜持ってことになるのか。
ジル辺りと会話させてみたら意外と気が合うかな?
何気にギルとは相性最悪だということは………まあUBWの時点でハッキリしているか(慢心王は気紛れで家臣を間引こうとしたけど結局できなかったらしいし)。
>>326 とらハのさくらは自身を妖怪ハーフと言ってたので、そういう類はいてもおかしくはないかもね。
まあでも、高ランクの魔導士が一番のトンデモ生物だよな。
ベルカの民の魔力量ってミッドに比べて少ないイメージあるけど、てシグナムあたりが最高クラスなのかな?
ヴィータがヴォルケンリッターに選ばれたのは魔力量の問題もあるんだろうか
>>326 いると思えばいるんだよ
>幻想種(竜、甲虫)はいたが
私の脳内設定では、なのはの竜は恐竜みたいなもので型月の幻想種とは違うと思っている
リィンが普通にいても驚かれない程度には変な生命体はいるらしい。
まあ型月での幻想種とはいろいろ違うだろう>竜
ヴォルテールみたいなのもいるし、一口に竜っていっても多種多様なんだろうさ。
そういえば画面に映らなかったけど実はミッドには非人間型種族がたくさんいるって設定を効いたような
お久しぶり?です。
8時40分頃から投下したいと思います。
>>333 そういうのこそきちんと描写するべきだと思うんだがなぁ
でもそんな設定は聞いたこと無いな
英霊ナノハに関する第三回報告書第二次中間報告
制作者『調べ屋』アマネ
参考資料『英霊ナノハ Ash』『英霊なのハサン』
関連項目
『蒼穹の翼(カオティックブルー)』と『灼熱の揺り籠(フォウマルハウト)』
管理局個人最高戦力である。『蒼天をゆく祝福の風』八神リインフォースツヴァイと『烈火の剣精』アギトの地球の魔術師の間の異名。
どちらも目麗しい女性だが、実年齢は二百歳を越えているらしい──
────────────────────────
「──あ、レイジングハートのことを聞くの忘れた」
「なのはちゃん?」
「どうかしたんですか?」「あー、いやこっちの話」
………………………………
「──たぁー、やっと読み終わった。……って、長いだけで話殆ど進んでねぇじゃねえか」
と、今まで読んでいた報告書を投げ出し、愚痴る一人の女性。
「……明日バッテンチビのとこ行くし、ちょうどいいか」
────────────
──ビュン!ビュン!
暗闇の中、風を切る音をたてて振り回されるのは、翼の様な刀身を持つ、蒼の大剣。
そして、それを軽々と振り回すのは、薄水色の髪を持つ、美しい女性だった。
ビュオン!ビュオン!
その女性は、ただひたすらに大剣を振っていたが、休憩でもするのか剣を振るの止め、やおら横を向くと──
ヒュン!ヒュン!ヒュン!
バチュゥ!バチュゥ!バチュゥ!!
横薙三閃、先程の素振りとは比べものにならない速度で剣を振るう、と同時にいきなり出現した火球を迎撃した。
「──久しぶりだというのに随分な再会の挨拶ですね、──アギト」
「──よぉ、ウデは落ちてないみたいだな、バッテンチビ」
何事もなかった様に話し掛けてきたのは、『地上』最強の騎士といわれている、『烈火の剣精』アギト、
そして大剣を振っていたのは『海』最強の魔導騎士、『蒼天をゆく祝福の風』八神リインフォースツヴァイだった。
「で、何の用ですか?」
大剣をスタンバイモードに戻しながら聞くと
「ちょっとな。まぁ、まずはメシでも食ってからにしようぜ」
──そういえば
現在時刻は昼休み、ずっと暗闇の中で訓練していたので、時間が過ぎるのを忘れていた。
「──そうですね。では、いきましょうか」
──食堂──
「『地上』の様子はどうですか?(パクパク)」
「ん?まぁ、ぼちぼちだな、旦那に顔向けできる程度には、武装隊の練度もあがってるし、
大抵の事は乗り切れるよ。『海』の方こそどうなんだ?(むしゃむしゃ)」
「ええ、おととい久しぶりに『王様』が帰って来るぐらいには、一応は平和ですよ(はみはみ)」
「ふーん、こっちにはちょくちょく顔出ししてくれるんだけどな。……ああ、それと(ガツガツ)」
「……なんですか?(もっきゅもっきゅ)」
ここで念話に切り替えて──
(あのな、もうちょいバレないように支援はやれよ)(……え゛っ!?)
(カートリッジ、毎年合計二千発以上)
(うっ!?)
(金、通信履歴、不自然な命令、怪しい小型の時空航行艦の開発及び整備……まだ続けるか?)
(ううー)
(いくら公然の機密だっつっても、格好は取り繕えよな、一応立場上は『提督』なんだからな)
(あうあう……)
「(ごくん)まっ、こっちに用があったんでな、ついでに忠告しに来ただけだ」
昼食を食べ終えるとまた、肉声に切り替えて
「そしてこれはもっとついでなんだが…」
「…………?」
突っ伏したツヴァイを置いておいて、立ち上がるアギト
「模擬戦、やろうぜ」
「……いいですね」
不敵な笑みを浮かべてこちらも立ち上がる
「では、シミュレーションルームで」
──シミュレーションルーム──
対峙するのは二人の乙女、方や蒼の大剣を構え、方や炎の魔剣を構える。
「──ほんと、シグナムですね」
「あん?──何を今更、姿が同じなのは当たり前だろ、守護騎士プログラムをコンバートして引き継いだんだから」
そう、アギトの姿は髪の色などを除けば、かつての主『剣の騎士』シグナムと瓜二つだった、
──シグナムが消滅するとき、かつてのリインフォースアインスが遺したように、アギトに遺したものだ。
意図したことではないのだろうが、これによりアギトはユニゾンすることなく、
シグナムとユニゾンした状態の能力を持つこととなった。だが──
「そうじゃなくて、構えとか纏う雰囲気とか、うまく言えませんが、そういうところがそっくりなんですよ」
ツヴァイが言いたかったのは別のこと、そしてそれはシグナムが遺した、アギトが受け継ぎたかったモノだった。
「へっ、そんなこと言っても手加減してやんねーぞ」
「ええ、手加減なんかさせませんから」
思わず破顔一笑するアギトに、再び不敵な笑みを浮かべるツヴァイ。
そして二人は同時に地を蹴った──!
(──で、本題なんだが)
(はい。なんですか)
いきなり念話を繋ぎ会話する二人、無論模擬戦の真っ最中である。──そう。これが彼女達流の『密会』なのだ。
(『王様』──あの人が来たって言ってたな。今どこにいるか分かるか?)
(『シンデレラ』を探しに行くそうですよ、今頃は次元の海じゃないですか?)
(そうか……じゃあ後で伝えてくれ『第48無人世界がきな臭い』ってな)
(第48無人世界、『魔術』の行使が出来る世界ですか……何か掴んだんですか?)
(どうも、魔術協会の奴らがな、そこで新しい実験をするらしい。なんでも魔術基盤を世界に刻むとか)
(……いやはや、研究熱心ですねぇ、こっちとしては迷惑この上ありませんが。
失敗したらどうなることやら──というか、そんなこと出来るんですか?)
(ミッド式で『魔術』をやる……らしいが、詳しいことはわかんねぇ。
ま、世界そのものをいじくるからな、当然『何か』は出てくるだろうし、場合によっては次元断裂)
(成功したら成功したで、他の世界でもやるでしょうね、そうなると今まで何かとあった魔術の制限がなくなり、
パワーバランスが一気に崩れる。か……どっちにしても旨くないですね。……ところで、どこからその情報を掴んだんですか?)
(ん?そこはまぁ魚心あれば、ってやつだな)
(……『教会』ですか?あんまり深入りしないでくださいよ?)
(分かってるって。で、次に……)
念話しながらも戦闘を続ける二人、炎の魔剣が唸りをあげ、蒼の大剣が迎え討つ。
「あめぇ!」
「どっちが!」
魔剣の鞘が炎を纏い死角に伸びるが、蒼い魔導書が受け止める。
しかし──。
「始めチョロチョロ中パッパってか!?」
鞘の纏っていた炎が勢いを増し、蒼い魔導書を包み込む。
(……今のはないと思いますよ?)
(……うるせぇ。それよりどうなんだ)
(4人程でよかったら、なんとかそちらに送れますね)
(そうか、じゃあ頼む……こういう些末事は、あの人に頼む訳にもいかないからな)
炎により魔導書に記録された魔法は封じられたが──。
「羽ばたきなさい!」
ツヴァイの掛け声とともに、今まで『リリティア』
──リインフォースツヴァイが手に持つ「氷の女王」の名を冠する蒼の大剣である。
──の刀身を形作っていた『羽根』が、一斉に大剣から分離した。
ツヴァイの手の中に残った柄の部分からは魔力刃が展開され、飛び立った『羽根』──ビットは、ツヴァイの周囲にて陣を組む。
それを見たアギトは即座に炎の魔剣──レヴァンティン──を
「二刀一刃!」
二刀一刃──鞘と剣を連結した新形態、『ツヴァイ・シュベルトフォルム』にし、迎え撃つ。
(さて、今回はこんなところでしょうか)
(そうだな、差し当たり急用はこれで……と、大事なの忘れるところだった)
(はい?……後は何かありましたっけ?)
ツヴァイの周り展開する羽根の数は合計で千と二十四。小型故、出力は期待出来ないが──最大の武器はその数。
(ちなみに大雑把ではあるが、四十機前後で、なのはの生前使っていたブラスタービットと同出力程度である。)
デバイスの管制人格故の演算能力を最大限に生かし、人間には制御不可能な数を、正確無比に操りきる。
『蒼天の魔導書』に記録されている莫大な魔導技術との相性は抜群で、例えば熱と冷気による温度差攻撃などは、お手の物。
然るべき戦略を用いれば、魔導師の百人や二百人は、ものの数ではなく、時空航行艦隊とすらも渡り合えるほどである。
対してアギトのレヴァンティンが新形態。
ツヴァイ・シュベルトフォルムは、自分を中心とした範囲攻撃を得意としている。
また他の形態に即座に変形出来るという利点もあり、距離を離されたらボーゲン、または分離しシュランゲ
手数が欲しいなら分離しての二刀流。破壊力ならこのまま。と、状況によって使い分ける。
──ちなみにツヴァイ・シュベルト(二つの長剣)とはなっているが、どちらかといえば
第97管理外世界『地球』の日本国に伝わる『薙刀』に近い形状であり、柄頭から炎の刃を展開して両刃としている。
────────────
(あのなぁ、お前に借りたあの人の資料、情報がバラバラ過ぎて分かりづらいぞ)
(そういう風に造られた資料なんですが……分かりました。夜に調べ屋さんからもらった、極秘資料を見せます)
(悪いな、──あの人の力は、正確に知っておきたいから)
(ええ。──さぁ、そろそろいきますか)
(ああ、あんまり手を抜いてると、模擬戦の意味ないしな)
二人が念話を切った瞬間、アギトは上着を脱ぎ、ツヴァイはビットで、魔導書を包んでいた炎を掻き消す。
そして──
「『リリティア』フルドライブ。ダウンロード、エミュレート……。『アンリミデット……』」
「『レヴァンティン』フルドライブ。守護騎士プログラム起動。コード・シグナム………アクセスッ!」
ここからは(そこそこ)全力戦闘が始まった!──が、本筋とは関係がないため、割愛とする。
そしてその日の夜、管理局、リインフォースツヴァイの自室にて──
「いてて、お前…腕上げたなぁ。……今度あたしも、あの人に稽古付けてもらおうか……」
「それはいいですね。今度二対一であの人と模擬戦しましょうか」
などと言い合いつつ、ツヴァイはファイルをアギトに渡す。
「……おいおい、今時完全紙媒体かよ。しかも日本語。
タイトルは……『超極秘資料、これがナノハだ!』……バカか?」
悪かったね。……と、主観はいけないな主観は。
「まあまあ。大切なのは中身ですから」
呆れつつもファイルを開くアギト。
「まぁいいか。えー、なになに『はじめに……』」
はじめに
こんにちは。こんばんは。久しぶり。はじめまして。僕の通り名は『調べ屋』。
『調べ屋』アマネだ。未来視、過去視、偽装。その他諸々の『魔術』を使って、古今東西の出来事を調べるのを仕事にしている。
ちなみに性別は女。歳は三桁を越えているけど、一応まだ人間のつもり。
何か調べて欲しいことがあれば
■■■■─■■■─■■■■
まで連絡をくれれば格安で調べよう。
……自己紹介と宣伝は、こんなところでいいかな?
さて、この資料は、僕、調べ屋アマネこと■■■■が
魔法使い達(経費、ウン百万円の酒。その他諸々)
ラーメン屋夫婦(経費、ボソンラーメン一杯。820円×人数分)
仙人である師匠(経費、情報、気苦労。プライスレス)
など、あらゆる人脈を使い、平行世界や別世界。果ては過去や未来にいたるまでの、莫大な情報をまとめた『暫定版』であり、
ここに記した情報が絶対のものではないことを明記しておく。
そしてこの書に記されたスペックはあくまで『聖杯戦争に於けるサーヴァント用』なので色々と辻褄があわないが、容赦願いたい。
────────────
「──か。ワケわかんねぇけど。で、目次っと。えー、英雄ナノハの章は、13ページからか」
こういうことは苦手なのか、いちいち声を上げながらページをめくる。
「(ペラッ)ここか、『この章では英霊タカマチナノハについて記載しています。』
『灰色のナノハ 通称ナノハash 該当基本クラスはアーチャー、キャスター……』違うな。
(ペラッ)『黒のナノハ 通称なのハサン 該当基本クラスはアーチャー、キャスター、アサシン……』この人でもない」
その後もページをめくり、セイバーのナノハや、ランサーのナノハを飛び越え──
「──あった『虹色のナノハ 通称聖王ナノハ(もしくは魔王)該当基本クラスはアーチャー、キャスター、バーサーカー……』」
────────────────────────
ステータス
筋力 E- 魔力 A
耐久 B 幸運 C+
俊敏 D 宝具 B
属性 秩序・中庸
────────────────────────
保有スキル
『リンカーコア』B
※主にミッドチルダ式魔法、及び古代ベルカ式魔法を扱える技能。特に砲撃を得意とする。
なお、地球の『魔法』とは一切関係はない。
『この身穿は必勝への軌跡』C-(B)
※初見の相手には著しく勝率が下がる。(引き分け、撤退は可)そのかわり相手の能力を把握し、次回からの勝率を上げる。
『全力全開』と干渉しているのでランクダウンしているが、そのため『必敗』を免れている。
『不屈の心』E-〜A
※おそらく全ての『英霊タカマチナノハ』が保有するスキル。闘志を絶やさない。それだけではなく、精神干渉にも高い耐性を持つ。
E-ランクなら頑固者程度だが、Aランクならバーサーカーのクラスでも、一定の思考能力を保てる。
本人の心持ちで、簡単にランク変動してしまう。
『全力全開』C(B)
※いかなる状況・状態でも『全力』を出し切れる。『この身〜』の効果と干渉しているので
ランクダウンしている。(二度目の戦闘からはランクダウンなし)
『ユニゾン』D-
※ユニゾンデバイスに対する適性。このランクが高いほど、ユニゾン適性が高くユニゾン時に自意識を保てる。
D-の場合、非人格型デバイスでも意識を乗っ取られかねないが、『不屈の心』の効果で、ある程度自意識を保てていられる。
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宝具
『我が砲撃は全て必殺(砲撃魔法全般)』 C〜A以上
対人〜対城
※『宝具』というのは英霊にとって生前のシンボルである。
だが、彼女の場合、このような大雑把な分類になってしまう。
というのも、古代ベルカ人にとっては、CFSだろうが、SLBだろうが似たようなものだったようで。
どんな砲撃でも、敵対するものには恐怖の象徴であり、味方にとっては勝利の光だった。
故に、古代ベルカ時代の幻想で英霊と成り果てた聖王ナノハは、『砲撃魔法』が一括りの宝具なのである。
ちなみにCFSがCランク。ディバインバスターがAランクである。
カートリッジの使用によって更にランクを上げることも可能。
(エクセリオンバスターなどは、ディバインバスターの『バリエーション』なのでランクは下がる。
SLB系だけは『大気中の魔力を集めて放つ』という特性上、例外になる。)
ブ ラ ス タ ー シ ス テ ム
『我が身を満たすは無尽の魔力』
※(──書いてある内容が、頭に入ってこない。)
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詳細
タカマチナノハ
異世界ミッドチルダにおいて『不屈のエースオブエース』『管理局の白い』
などの二つ名で呼ばれ、また古代ベルカに於いては、『最強の聖王』『聖王殺し』『魔王』などと呼ばれていた
『空の英雄』
古代ベルカでは特殊鎮圧部隊員、騎士団長、聖王の后、聖王、一騎士と、僅か十年程の間に次々と肩書きを変えた。
その破格の砲撃は古代ベルカでも健在。古代ベルカではその長距離射程を生かし、まずは敵軍に奇襲を掛ける戦法を主にとっていた。
さらに特筆すべきはその防御力と、英雄の名に恥じない空戦技であり、『個人戦艦』とまで謳われていたという。
新暦80年。衛宮士郎が地球へ帰った年であり、タカマチナノハ──高町なのはが完全自宅療養を決意した年のこと。
衛宮士郎と管理局が非公式ながら手を組んだ最後の事件。
このときに高町なのはは、衛宮士郎の投影し破壊した宝具──カリバーンの、大量かつ高濃度の魔力を使いSLBを発動。
だが、あまりの濃度に、発射する際にリンカーコアが完全に焼き付いてしまった。
もともとガタは来ていたものの、対処法を見つけては、騙し騙し動かしていたボロボロの身体とリンカーコア。
だが、この一件は致命的だった。
完全に焼き付いたリンカーコアは、自然回復は絶望的で完全自宅療養を、彼女は遂に受け入れた。
(つまりは、僕と衛宮士郎がミッドチルダに来なければ、彼女は現役を続けられていた筈である。
また、この報せを聞いた僕は不覚にも、ホッとしてしまったことをここに白状しておこう。)
そして、五年近い自宅療養の後、スタンピート事件のため現場復帰した高町なのはは、古代ベルカへと時間跳躍。
その次元震を感知した当時の古代ベルカ聖王家はそのポイントに急行。調査にあたっていたところに、
時間跳躍に巻き込まれた数体の生物兵器を発見。こっそり外に出ていた聖王と戦闘になる。
先手を取られ、聖王が攻め倦んでいたところへ、血塗れの女が横手から生体兵器を消し飛ばした──。
────────────
──高町なのはが気が付くと、そこは森林だった。
やたらと怠い体を起こそうと手を支えにしようとして──そこで初めて、右腕の肘から下がないことに気が付いた。
体が怠いのも当然だろう。何せ右腕からは、未だ勢いよく出血しているのだから
激痛に、のたうち回りながらも、バインドで止血するが──間に合わないと判断。自分の髪を口に加え歯を食い縛り──
──傷口を魔法で焼いて止血した。
しばらく唸っていたが、取り敢えず周りの状況を確認しようと愛杖に声を掛けようとして──
ようやくその愛杖が無いことに気が付いた。念話にも反応がなく
仕方がなく霞み掛かった様な頭で、人を探してよたよたと歩いて行くと──
なんと金髪の男が、あの生体兵器に殺されかかっているではないか!
助けようにも、消耗仕切った身体でデバイスなしの砲撃が、あの兵器の防御を貫けるかどうか。
……いや、一つだけ魔力砲撃を増幅出来るかもしれない。眼球なとに非殺傷設定の魔力弾が当たった場合でも、何故失明するのか。
勿論角膜などを傷付けてしまい失明するのだろうが、それについて、とある学者がある面白い仮説を発表したことがある。
なんでも眼球には魔法の効果を増幅する作用があるというのだ。
その根拠として、否殺傷設定で失明するのは──
(中略)
──つまり眼球は、即興の増幅装置。……だが、眼球の中で魔法を発動しようもなら失明は確実。
空戦魔導師にとって、遠近感を失うのは致命的。
──だがそれ以前に、目の前の人を何もしないで見殺しにするのは『高町なのは』として致命的。
何の迷いもなく、彼女は砲撃を行使した──。
────────────
高町なのはに命を助けられる形となった聖王は、砲撃後、倒れた高町なのはをゆりかごへとつれて帰り、治療を命じた。
──これが高町なのはと聖王の馴れ初めだ。
(ちなみにこの時の砲撃で右目を潰した)
高町なのはとしては、このまま歴史に関わることなく一生を終えるつもりだったのだが──。
聖王家に世話になっていたある日。聖王に頼まれ、聖王の娘──つまりはヴィヴィオのオリジナルと共に
散歩をしていたところ、聖王の娘を狙い襲撃してきた無頼を迎撃。返り討ちにした。
──が、実はこれは聖王の策で、襲撃してきたのは聖王直々に命を受けた騎士団員。
高町なのはは、これをネタに騎士団入りを余儀なくされた。
というのも、時代は聖王統一戦争真っ只中。聖王家としては優秀な人材は一人でも欲しい。……といったところだろう。
ましてや古代ベルカには有り得ない程の魔力保持者ならば……尚更だ。
──とは、高町なのは本人の談である。
──しかし僕としては、聖王が高町なのはに一目惚れしたというのは、本心ではないかと睨んでいるのだが………。
……話が逸れた。
騎士団入りした高町なのはは、その後良くも悪くも、次元世界にその名を轟かせていった。
具体的な例を上げるなら『山抜き』や『次元跳躍砲撃誤射によるクレーター作成』などである。
そして高町なのはの古代ベルカでの人生の分岐点となった『五年目』。ここでの戦争で、単騎での足止めのため
初めてブラスターシステムの起動と、ユニゾンデバイスの完全融合を敢行。
──結果、数百人から成る敵混成部隊を、一人残らず皆殺しにし消滅させ、戦闘地域の魔力を枯渇させた。
この出来事により、新たに一つの噂が流れ始める。
曰く──『白い悪魔には逆らうな。後には死体も残らない──。』
このエピソードにより敵は疎か、味方にまで恐れられ、騎士団内で本当に仲間として信頼できるのは、高町なのはと同じく元特殊鎮圧部隊所属の──
『クロノス』『運命(ゲレーゲンハイト)』『疾風(シルフィード)』そして、デバイスのAIである『You Know(ユーノウ)』
──だけだったという。奇しくもミッドチルダでの友人達と名前が似通った形だというのは何かの因果だろうか。
そして、これが彼女の破滅に向けてのカウントダウン。
敵味方に恐れられたということは、『無茶をしても心配されない』ということ。
それはつまり、彼女が『無茶を控える理由が少ない』ということになる。
そして彼女が無茶をすればどうなるか……結果は火を見るより明かだ。
確かに聖王家は救えたが──その代償として、彼女自信は死んでしまった。
その後新聖王は高町なのはの望み通り、全ての公式記録を消去したが──彼女は活躍しすぎた。
様々な世界の口伝や伝承、言い伝えに、その一生は残り『英霊タカマチナノハ』として、祭り上げられたのだ。
……少しスペースが余ったので、英霊タカマチナノハについても少し語ろうか。
この項目の英霊タカマチナノハは『複数の世界』が『同時に』滅びの危機を迎えている場合──つまりは『次元の危機』に限り、
世界の壁の垣根を越えて、あらゆる『世界』に自由意志を持って現界する。
(例外として、一つの世界の滅びでも、それが『次元の危機』となりうるならば、彼女は世界より召喚される。)
そして、その世界の『戦士』『英雄』『英霊』達の手助けをするのだ。
──本来、『世界』によって呼び出された英霊は、意志を持たない道具として扱われるとされる。
が、それはあくまで『地球の英霊』の話。異界の英霊であるタカマチナノハには、その法則は当てはまらず
行動は制限されるが意志を奪われることはない。
──その特性を生かし、(今現在は不明だが)世界より召喚された彼女の傍らには、赤い弓兵の姿があった。
──それは、練鉄の英雄の心の為に──。
英霊となり、多数の世界を周り。幾度かの聖杯戦争を経て、衛宮士郎も英霊と成り果てたその境遇も知ったナノハ。
自分の特異な性質を生かし、なにか出来ないかと考えた結果。
『世界に召喚された際、英霊エミヤを自分のサーヴァントとして召喚する』ことを思い付く。
これは、異界に名前が広まれば、『もしかしたら』自分と同じような存在に成る『かも』しれない。
異界には『ひょっとしたら』守護者から解放出来るような剣が、在る『かも』しれない。
──その程度の希望に掛けて、彼女は自身の魔力を削り、英霊エミヤを召喚する。
英霊エミヤも異界故に思うように力を使えなくとも、召喚に応じるのだ。
(触媒は生前貰った……というより、僕が衛宮士郎に贈らせたイヤリングらしい)
勿論、英霊エミヤにも了解はとってある。
初めて英霊エミヤを召喚したとき、召喚した理由を含め、先行きの見えない希望が、どれだけ質の悪い絶望かを懇々と説いたのだ。
だが、エミヤは笑ってこう返した。
『……ならば、先行きの見えている絶望以上の希望はないな。付き合おう「世界を救う」とやらを。
……英霊タカマチナノハ。非力ながらもこの力、存分に使ってくれ』
そして、幾度目かの『滅び』を回避し、その世界の戦士達と分かれ、人知れず消滅する寸前、確認をとった。
(というのも、この世界では、なにやら『嫌な事』が、あったらしい。)
──本当に良いのか?ただの徒労に終わるかもしれないぞ?
見なくて済んだ滅びを見ることになるかもしれないぞ?望むのならもう二度と召喚しないんだぞ?
そう何度も何度も、しつこいくらいに念を押す。
しかし──英霊エミヤは揺るがない。
『なに、時間など幾らかかっても構わないさ。元々希望などなかったのだ。……既に『答え』も得ている。これぐらいは耐えられるよ』
それでも尚も言い募ろうとしたナノハにエミヤは言い切る。
『それに──何の見返りもないかもしれないと言ったが……「ありがとう」と、「笑顔」が見れた。私にはそれで十分だ。
たとえ守護者から抜け出せないとしても、それだけで私は頑張っていける。だから……大丈夫だよ、高町。
こんなことしか出来ないと君は言ったが……俺には最高のプレゼントだ』
そういい残し、エミヤは消えナノハも消えた。
この一件で、英霊エミヤを召喚したことを後悔した彼女だが、結局は、騎士王が追い付くまでこの行為を続けた。
その際のエミヤの行動は、完全に彼の自由に行動させ、たとえ敵対しても、マスター権限は使わなかったという。
(実際、十と二つの世界が争った世界では敵対したが、マスター権限は使わなかった。)
ある世界では、彼女は『滅び』に敗北したが、彼が限られた時間で『滅び』を打倒した。
またある世界では、ナノハはその場の人間を皆殺し──つまりは守護者の役割で、召喚されたが
ナノハに召喚されたエミヤが、ナノハを足取りし、その世界の住民が『滅び』を回避させてみせた。
──勿論、全てが上手く行ったわけではない。
守護者として、その場の人間を皆殺しにしたい事もあれば、『滅び』に二人とも敗北した世界もある。
(タカマチナノハは異界の英霊故に、世界からのバックアップは受けられないため、このようなこともあり得る。)
もちろん、余計な事をして、滅びを誘発させてしまったことも……
だが、それでも彼女等は、立ち止まりはしなかったという。
──騎士王が追い付いて以来、召喚出来なくなったエミヤだが、最近、その蒼の騎士と共に助太刀に来るとか。
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Weapon
『シェイプシフター・エクセリオン』
量産型デバイス『シェイプシフター(以下SS)』の砲撃仕様カスタムタイプ。非人格型。
自在に姿を変えるナノマシン群(槍)と、それを魔導的に制御し魔法を発動する本体(鉄甲)で構成されている。
SSとは、ナノマシンを組み替えることによって自在に形を変えられる超可変型のデバイス。
つまり、ナノマシンさえ用意しておけば、後は形を剣なり槍なりにすることが出来るため、
大量生産と個人の好みや用途にあった形状へ、その場で変形することが出来ることを両立させた優秀なデバイスだった。
(弱点としては、その自由度の高さ故に、既存のアームドデバイスより脆く、ナノマシンの劣化、磨耗が早い事が上げられる。)
──が、いかに優秀とはいえ、さすがに規格外の砲撃が出来るようには設計されておらずナノハのSSは初任務の際に破損。
修理した後は、再び破損させる様な間抜けはしなかったものの、砲撃は精々四割の出力発射が関の山であった。
それを聞いた聖王は即座にナノハのデバイスを改造するように命令。──どれだけ贔屓してるんだ聖王。
やがて完成した新たなSSにレイジングハート(以下RH)にあやかって、エクセリオンの名前を着けた。
基本の槍、通常戦闘用の砲槍、大出力用の砲、全力全開用のRHモードなどがある。
その他、実弾発射用、狙撃用、次元跳躍砲撃用等。戦闘用以外にも、用途に応じた多種多様なモードを取り揃えている。
(例えば聖王時代には、左手に鉄甲付きのグローブとして装備していた。)
ちなみに内臓データや身体機能維持の魔法の自動詠唱機能のため、
そして、ナノマシン補充用の生成プラント内臓のため、同型のSSに比べ、本体部分が二倍ほど大きい。
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『RH・SS』
ナノハのSS・エクセリオンを、破損したRHの修復の為、融合させたもの。
RH主体のため、超変形は出来ないが、ナノハとの相性は、もはや以心伝心などというレベルではない。
(──書いてある内容が、頭に入ってこない。)
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『オッドアイ』
ナノハの右目に入っている義眼型デバイス。ユニゾンデバイス技術の応用で、神経と繋がっており、起動時には翡翠色に染まる。
見たものの解析、記録、透視、ロックオン。エリアサーチの情報の確認。暗視、赤外線、サーモグラフィなど、非常に多機能。
ランサーの槍に辛うじて対応出来ていたり、見えないセイバーの剣に反応していたのは、この眼のおかげ。
──ただし、あくまで『視る』だけなので、体が付いていかず、後述の『腕』がないと、イマイチその能力を活かせない。
そしてなんと言っても、聖王にとっては数々の機能は「おまけ」に過ぎず、瞳を翡翠色にするのが目的だったらしい。
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『右腕』or『カイザー』
名前は違えど同じ義手型の非人格型ユニゾンデバイスで、聖王ナノハの命綱でもある。
違いは内部データとレリックの有無。『右腕』は髪が栗色に瞳が翡翠に染まり、『カイザー』は髪が金に瞳が紅玉へ染まる。
内臓データの違いというのは、聖王家に関係するデータのことで、話し方もその一つ。
ユニゾンレベル1から、普通に話そうとしても、デバイス側で勝手に口調を変えられてしまう。
意識すればレジストも出来るが、融合率が七割を越えると意味がなくなる。というのも、ユニゾンが進めば進むほど
マスターとデバイスの線引きが曖昧になってしまい、デバイスを『自分の一部』と感じてしまうためだ。
容姿や思考の変化にはユニゾン係数によって段階があり例えば『カイザー』ならば──
〜5%:巡航モード。
神経融合だけにユニゾンを止めているため、髪や瞳の変化は、ほぼなし。
口調の変化もなく、自由に動かせはするが、右腕は別の物と感じている。
25%〜:ユニゾン第一段階。(ユニゾンレベル1)
瞳が紅玉へ染まり髪が金色掛かる。また、偉そうな口調に変換される。
例「まだまだだよ」→「ぬるいな、まるで稚技だ」
なお、ナノハの右目はデバイスなのユニゾンによって変色することはない。
50%〜:ユニゾン第二段階。(ユニゾンレベル2)
髪が完全に金色へと染まり、俗に言う『聖王モード』になる。
口調は誰彼かまわず偉そうではなくなり、多少柔らかくなる。
例「確かにあなたは強いよ……でもね!」→「王よ、確かに貴方は私などより遥かに強い……ですが」
また、右腕が作り物だと忘れそうになっている。
80%:ここまでが、ナノハとして、ぎりぎり自分を保てる範囲。
脳にまでユニゾンが及び始めているため、口調のレジストが意味を成さなくなる。
魔法を使おうと『思う』ただそれだけで、魔法が使えるようになる。
これは、デバイスとしての機能を、自分の身体機能の一種と誤認しているためであり、『空想具現化』とは、全くの別物。
100%:完全融合形態。
『完全融合』でデバイスが『非人格型』故に、思考まで機械的になってしまう。
生前、初めて完全融合した『五年目』では──
「物理干渉設定の方が攻撃が通し易く、さらに捕虜として捕らえ、医療品や食料を消費するより殺したほうがよい」
──と思考し、物理干渉設定で戦闘。さらに「葬儀代も惜しい」と、砲撃で死体を消し飛ばす。
などと、正気の彼女ならば、たとえ殺されようともしない行為──敵部隊を皆殺しにしてしまう。
この出来事以来、完全融合は『第五次聖杯戦争後のループ世界から抜け出す手助け』などの様なこと以外は、使うことは禁じている。
ただし、RHがカイザーを制御しているならば、たとえ完全融合でも、彼女の意に反する様な行為はRHがさせはしないであろう。
ちなみに歴代の聖王家に嫁いだ者が『カイザー』の様なユニゾンデバイスを着けるのは、そう珍しいものではなく、
聖王統一戦争時代では、聖王ですら知識や礼節を学習する時間を惜しむために、公の場ではユニゾンデバイスを着けて取り繕っていた。
──さらに余談だが、カイザーの言語変換機能を弄ると、とても愉快な口調になるので、隙を見て弄ってみるのも面白いだろう。
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『オプションビット』
ナノハの戦術の要となる遠隔操作型多目的小型魔導端末。
全部で12基あり。
通常は三基、ユニゾン第一段階で六基、第二段階からは九基。
さらに形態に関わらず、ブラスターモードで強制的に三基追加される。
これは、魔力放出量を増加させないと、ナノハ自身の身体が保たないためだ。
同時使用数が増えた理由は『You Know(ユーノウ)』の開発の中、ナノハ自身もビットの練度が上がったためと推測される──。
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バッ!
「うわっ!?」
「えっ?」
読んでいた本をいきなり取り上げられ、大声をあげるアギトといきなり現れた女性に驚くツヴァイ。
「……まったく、二人とも、まだまだ精神鍛練が足りないよ?」
「──はー、おどかさないでくださいよ、ナノハ…さん」
「だから、無理して敬語で話さなくていいのに」
「聖王様を呼び捨てなんて出来ませんよ」
「それに、いきなり目の前に現れたら普通驚きますって」
……そう、目の前にあった姿は、次元の海に行ったはずの『タカマチナノハ』だった。
「大体、なんでナノハさんがここに居るんですか?」
「連絡したのはそっちでしょ?慌ててとんぼ返りして戻ってきたんだよ。……へぇー、ブラスターまで補完してるんだ」
などと言いながら、本をパラパラとめくる。
「えぇ、でも書いてある内容が頭に入ってきませんよ。それ」
アギトが不満げに洩らすと、ナノハは手を止めて──
「ん?入ってくるよ?」なんて返してきた。
「……えっ?」
「調べ屋の報告書、まだ全部読んでないんでしょ。
あれをある程度読まないと、こっちの内容が頭に入ってこないような細工がしてあるんだよね、コレ」
「……おい、バッテンチビ?」
「あ、ははは……すいません。忘れてました……」
ジト目で睨むアギトに、笑って誤魔化すツヴァイ。
「まったく……はい」
そう言ってナノハが懐から取り出したのは、一つの記憶媒体。
「調べ屋の報告書。早く読んじゃってね?」
「はぁ……分かりました」
釈然としないながら記録媒体を受け取るアギト。
「うん、──じゃあね」
「──は?」
「あれ……?」
気が付くと、ナノハの姿はまた消えていた。
──管理局を後にするタカマチナノハ。と、入り口を出た瞬間、一人の女性とすれ違った。
その女性は栗色の髪をサイドポニーに結い、白い法衣の上に、更に白い外套を羽織っている。
───まずい
女性とすれ違い、数歩歩いて──
「──そこのタカマチナノハ、ちょっとまった。」
呼び止められてしまった。
「管理局に何の用?『アマネ』くん」
外から入って来た女性──タカマチナノハが振り向きながら言ってくる。
───誤算だった。まさか『本物』がこんなに早く帰ってくるとは。……仕方がない。
『偽装』の演術を解除。微量の電磁気を帯びた旋風を撒き散らしながら──『僕』は振り向く。
「早かったね、ナノハちゃん」
振り向き終わる頃には、僕の姿は、『タカマチナノハ』から『調べ屋』アマネに戻っていた。
──そう。さっきまでアギトやツヴァイと一緒だったのが僕、調べ屋の偽装した姿だったのだ。
「リインから連絡があってね、とんぼ返りして戻ってきたの。……で、そっちはなんでわたしの姿で管理局から出てきたの?」
「無限書庫に調べ物と、貸していた本をちょっと返してもらいにね。あの格好だとほとんどフリーパスだから」
コンコンッ!っと、そのままツヴァイの部屋から持ってきた本を指の節で軽く叩きつつ説明する僕。
ナノハはため息をつきながら「まぁ、いいけどね」なんて返してくる。
せっかく会えたので久しぶりに、昔話でもしたいところなのだが……残念ながら、僕も彼女もやることがある。
「じゃあ、僕は行くから頑張ってね」
「そっちは頑張りすぎて死なないでね。……もう数少ない友達がいなくなるのは……寂しいから」
手を上げることで返事をし、僕達は反対方向へと歩きだす。
───さぁ、調べ屋の報告書の続きといこうか。
現在調査中なのは以下の五つ。
『固有結界タイガー道場』
冬木の町に人知れず展開されている固有結界。この一連の報告書を制作する際
協力してもらった平行世界を管理している魔法使いによって、その存在が確認された。
その魔法使い曰く『平行世界の壁が紙一重になっていて、情報の共有が起こっている』との事。現在調査中。
『英霊フジムラタイガ』
固有結界を展開した張本人。詳細不明。現在調査中。
『妖精(フェアリィ)リンティ』
その卓越した腕前と可憐な容姿から『時管(時空管理局)の妖精』と呼ばれていたことが発覚。興味が湧いたので少し調べてみる。
現在調査中。
『元・夜天の魔導書の管理人格。固体名リインフォース』
リインフォースは最初から夜天の魔導書の管理人格として創られたわけではない可能性が出てきた。現在調査中。
『レイジングハート』
高町なのはを古代ベルカに跳ばし、また消えるはずのリインフォースが生きていたのも、このデバイスが原因のようだ。現在調査中。
今回の投下はこれで終了です。
今回は、はっきり言ってどうでもいい設定の類を、まとめてみました。(ネタバレは極力避けましたが。)
アギトの口調に、自信がありません。
後、ツヴァイのデバイスは、『干将・莫耶オーバーエッジ』の蒼色バージョンをイメージしていただければ。
ちなみに報告書の頭にある「第■回」ですが
第一回が、聖杯戦争時代
第二回がStSから先。(もしかしたら聖王家時代もさらっと書くかも。)
第三回が新暦300年近く。
……という感じで、分けています。
WeaponのSSは、英霊として召喚されたナノハがRHを持っていたとして、果たして人格はあるのか?
人格があるならば、それは『英霊RH』ではないか?
と、考え急遽、適当なデバイスを持たせた次第です。
(超可変型にしたのは、元ネタの名前の響きが気に入っているのと、『釣竿』型にも変形出来るように……)
RH・SSの下りを書いている途中で
『あれ、これだったら、はやてにリハビリ中のなのはから、御守り代わりに預かったとかでRH持たせた方が面白かったか?』
とか思いついたのですが、そうすると、いろいろと今まで書いた物の辻褄が……。
というわけで、そのときは報告するつもりですが、もし、まとめWikiで私の過去作品が大量に更新されていたら
『はやてがRHを預かって来ていた』
という風に加筆修正したと思って下さい。
──一度、書いた物をこういう風に変えるのはよくないとは思うんですけどね。
それでは、また。
……後、質問なら遠慮なくどうぞ。ネタバレかどうかは、聞いてみなければ分かりませんよ?
ネタバレの場合は流石に答えられませんが。
>>350 調べ屋さん、残念ですが今回はGJを送れないです。調べ屋さん独自の世界観が作られているのは分かるのですが、
『クロノス』や『運命(ゲレーゲンハイト)』など意味が分かりにくい単語が多数ありますし、英霊なのはの、
>──本来、『世界』によって呼び出された英霊は、意志を持たない道具として扱われるとされる。
>が、それはあくまで『地球の英霊』の話。異界の英霊であるタカマチナノハには、その法則は当てはまらず
>行動は制限されるが意志を奪われることはない。
という部分はここまでくるとデウス・エクス・マキナここに極まれりって感じじゃありません?後は内容が単純に英霊ナノハのスペック自慢になっているところでしょうか。
以上の理由から残念ですがGJを送ることは出来ません。
んー、確かに。
このオーバースペックななのはをどう生かすのか。
それほどのオーバースペックを付与して、戦う相手はそれに見合うのか
それがちょっと見えてこないな
投下乙!
ナノハが目からビーム……おぷばっ!
……、「管理局の白い」この文字はどうかとなんだぜ?表示的に
オーバースペックのNANOHAにしてどうするのか次回を楽しみにしています。
いろいろと俺キャラSUGEE状態になってきてないかこれ
話を続けてくれないと、とは思う
ストーリーとキャラクターと設定、まずはってね
今回のようなのを出すなら、単品よりも本編のあとに付けた方がいいかも
>>326 そう言えばさ、シャッハとかカリムは聖王教会の騎士だけど、霊感みたいなものは有るのかな?
どうだろう?普通に見えないとかもありそう。
ネタ的に見えていたほうが面白いならそういう設定もいいと思うが。
個人的にはティアナが見えているほうが笑えるw
こういうところで、非凡人www
Fate一般人代表の三枝さんがザ・幽霊の小次郎や天の逆月への階段見えたりするし、ピンときてもおかしくないね
逆に聖王教会組は、はやてから聞いた幽霊にブルブルしてたら面白い
霊感高いイメージありそうなのはまずなのはだな。
スバルは幽霊話とかで盛り上がるけど見えなさそう。
ティアナが恐怖心霊体験した後で「あたしも見たかったぁ」とごねるタイプ。
でも事故で死んだ自爆霊には一番共感するんだろうな。
スバルの場合は妖しげな昨日で見そうな気がする
目の色が赤になるとかで
というか幽霊という概念があるかが疑わしいな、あっちの世界では
そこで残留思念をカタチにするロストロギアですよ
いかにもありそうだな
>>363 それによって生み出されたさっちんとティアナの交流をだな
調べ屋氏の投下をwikiに登録しました。ご確認ください。
投下乙です。
今回は設定資料的な内容ということで、私は特に反応は返せません。
この設定を生かすも殺すもこれからということで……。
>>365 お互い地味に天才だしな
さっちんは不幸すぎるけど
さっちんは月姫唯一の泣かせシーンらしいね、……泣き場面は他にもある気がするけれど
遠い男の子に恋して死んだ女の子と、理想を抱く若き努力家の出会いはなかなかにしっくりきそう
>>367 乙です
>>367 確認しました。ありがとうございます。
まぁ、言い訳を言わせてもらうなら、今回は次回からのテンポアップの為に、ネタバレしない範囲で、設定を出してみたのですが……
『ご都合主義のオリNANOHA自慢』になってますよね……。
>>351-356 ご意見ありがとうございます。
いろいろと全開で暴走する私にとって、冷や水をぶっかけてくれる感想は、どんなものでも有り難いので。
書き始めた以上は最後まで書くつもりなので、『呆れて物も言えない』状態になるまで、意見を言ってくれるならば幸いです。
……勿論、「もう付き合いきれない」と、感じられたなら、遠慮なく切ってもらって構いませんので。
それでは、また。
>>361 戦闘機人は電子機器パーツが内臓されてあるので幽霊に操られやすいとか?w
ナカジマ家では、定番の出来事でノーヴェがエクソシスト状態で階段を上ったり、
ウェンディの首が凄い勢いで回転するのは普通www
浄霊するのは言峰(マーボーとアンリマユ使用)とシエル(カレーと第七聖典)、カリム(聖水)とシャッハ・ザ・トンファーシスター(打撃)のメンバーw
>>371 マテ
一人目から装備がおかしい
助ける気が皆無すぎー!
カリムの聖水…だと…
>>373 そこ!その言い方は止めなさい!
どうしても卑猥や妄想をしてしまう!!
飴と鞭ということでwシャッハと言峰は完璧な暴力という鞭で霊を鬼畜責めして、お茶をしているシエルとカリムが頃合いを見て、カレーと黄金す・・・聖水を出して、聖母の表情で成仏しませんかとw拒否するとイスカリオテ浄霊術にのっとったアンリマユか第七聖典で強制浄霊と。
言峰ぐらいしか除霊スキル持ってなさそうじゃないか?
シエルは霊『だけ』払うのって苦手そうだし
スバルに戦い方を教える言峰とかどうだろう
同じ格闘タイプだし言峰のスペックなら戦闘機人に混じってても違和感がないw
>>376 パワーバランスは人それぞれだからなにも言わんけど、シューティングアーツっていうローラーブレード
履いた格闘なんて特殊が過ぎる代物を言峰が教えられるかね?
蹴り1つとっても踏ん張りとか一切利かないし、まったくタイプが違うと思うんだけども。
直接身になる技術を教えなくても持っている技術を教えて後は自分で工夫しろというのもありかと
>>378 拳法家としては達人レベルだし、達人の領域を垣間見るのも修行の一環だな。
リリなのにスバルより強い拳法家はギンガしか出てきてないし、そのギンガもまだ若輩の身だし、
最も、言峰の修行なんて命がいくつあっても足りんが。修行の後はマーボーだ、きっとw
>>371 幽霊退治の必需品、シスター・カレンはどこですか?
>>379 幽霊退治じゃなくて悪魔払い(の助手)じゃね?カレンの仕事。
霊を祓うなら荒耶、零観の坊さんズ
ロストロギア幽霊だったら、説法が通るか謎だけど
382 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/05(火) 11:14:55 ID:ZW1wAx0U
守護騎士で十分幽霊のような物と思うがな
>>382 と言っても霊体化出来るわけでもなし、生前というものもなさそうだがら敢えて言うならホムンクルス?
橙子さん人形が近い気がす
言峰式の修行を積んだスバルは振動拳を使い、
相手が裂傷を負った時カプサイシンを傷に塗り、浸透させ追加ダメージの業を手に入れるんだなw
マーボーに抜き手三千回を毎日繰り返すと使えるようになる、毒手ならぬ辛手。
>>385 >>毒手ならぬ辛手
誰が上手い事言(ry
なのは と アーチャー
フェイト と さくら
はやて と 凛
こういうギクシャクしそうなコンビを組ませて料理でも作ってもらいたいなw
「いくぞ空腹王―――腹の空きは十分か」
・なのは勢
なのは:実家が喫茶店
フェイト:一期の頃の食事事情は杜撰そう
はやて:しっかりしてそう。というか彼女以外に家事が出来そうなイメージが無い
・Fate勢
アーチャー:スキル執事:A+
桜:家事万能。特に和食
凛:料理は万能。特に中華。ただし辛い
なんだこの差は
差は特になくね?
フェイトはリニスに一式仕込まれてて9歳時点で専業主婦やるには十二分なスキル有
その他にも戦闘技術や魔法技術も仕込んでいると考えると、
どんな教育をしていたのか気になるぞw
リニスすげえ
>>388 桜が得意なのは洋食じゃね、実家的にも
蟲爺ちゃんはレトルトのがいいのぅ、と言ってるのはやんどころない理由か
>>391 母親に「いらない子」扱いされちゃったから何処のお嫁に出しても恥ずかしくない淑女に成長して欲しいというせめてもの親心(代理)があったのでしょう。まぁ結果はなのはにメロメロなわけですが。
ところでアリシア(あえてフェイトではなく)父に関して情報って出てたっけ?存命中だったらもう少しマシな未来だったのだろうか。いやでもそれだとフェイトが生まれなくなっちゃうし...うーん....
>>393 ミスった洋食だ。スマナイ。
395 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/05(火) 20:10:14 ID:ifoSMRVI
リニス「家事万能で戦闘が出来る、立派なメイドです」
396 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/05(火) 20:21:26 ID:/KsEocEp
アストラナガンとジャギのヘルメット!
アイン・ソフ・オウル・羅漢撃ぃぃぃ!!!!!!!!!
父親が不明ってのはクロスする上で美味しい素材だ
金髪の型月男性……朱い月、ギルガメッシュ、ワラキア………
せっかくだから、俺はこの赤のアルバを選ぶぜ!
美味しいかもしれんが、一歩間違うと劇薬にもなるから注意してほしいところだな。
全員故人なんですがwwwあ、アルバは最近だから時間軸によっては(ry
ギルに一票だな。
アリシアの蘇生に固執するのは、愛する娘という理由のほかに、
理由も言わずに去っていったギルが唯一残していった大切なものだからとか。
>>394 アリシア死んだ後に離婚したらしいから生きてんでない?
名前も素性もわからないから妄想はできるなあ。
>>387 そこは、
シャマル と カレン
でいってみるとか。
>>394 アリシア2歳のときに離婚したんだそうな
味覚破滅コンビww
406 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/05(火) 23:55:09 ID:ZW1wAx0U
シャマルは味オンチじゃなくてただのドジ属性付きだろ
>>379 こんなときにいつも忘れられるシグナム並の近接技術者シャッハ・ザ・トンファ………
トーレ姉やセッテも一応格闘タイプだったよな?
>>407 ほら、シャッハとセッテは素手格闘じゃないし。
というかトーレも含めてスバルと接点ないから失念してた。
シャッハさんの武器はトンファーじゃなくて双剣という事実はあまりにも知られていないのが不憫だ
シスターに足らないのは女の武器
間違いあらへん
シスターらしい格好すればいいのに
>>409 知ってはいるけど、ありゃトンファーと言われたほうがしっくりするんですよね。
双剣としては使いづらそうだw
スパロボに「ブレードトンファー」という武器が存在していますが、あれと同列の武器なんでしょうかね?
同列なんじゃないですかね?
ただ、ブレードトンファーとシャフトは刃の位置が違い、ブレードトンファーのほうが使いやすそう。
シャフトは通常の構えの時に刀身の側面側が自分の肘の位置にあって、相手の攻撃も刃で受けるのではなく受けるのも側面みたいですし。
手の中でグリップを回転させてのトンファーのような使い方での奇抜な切り方はできるから怖いですがw
リリなの四期はじまってたのか
主人公がトーマスなら一条さんに声当ててほしいものだ
始まったといってもまだプロローグだけで全く展開が分からんけども。
今月号の見所はなのはさんとヴィヴィオのちゅーくらいだ。
なに新婚みたいなイチャコラしてやがる。
あとはやてが髪を伸ばし始めたらしいってことくらいかな。
なんか某所で四期、というか掲載誌自体が打ち切りフラグとかいわれてたが
大丈夫なんだろか・・・
打ち切りになっても未完成のおいしさがあるとは思うけど、この業界に他人事はないからなー
今回のびっくりどっきりロストロギアがネタになるかは注視したい
ちなみに、最初に感じた感想は「また本かw」だった。
宝石と本以外にロストロギアってないのか気になる。
不老不死の鞘とか?
剣だとギミックが戦闘だけになっちゃうしね
その点、本や宝石は汎用性が高い
揺りかごがあったから、施設型のロストロギアがあってもいいと思わんでもないなあ
繰り返す閉じた世界や住民全てがロストロギアで動いてる世界とか
本繋がりで、ロストロギア「プレラーティーズ・スキルブック」が出せないか?w旧暦の時代に残虐さなら闇の書以上と恐れられた召還専門の狂気の書で。
もうひとつの世界には本来の住民の死体があって、両儀を再現することでアルハザードを目指しているんですね分かります
>>421 そういや、時の庭園の駆動炉もロストロギアだったな。
これで本編登場したのは、
宝石(ジュエルシード、レリック、時の庭園の動力)
本(闇の書)
兵器(ゆりかご)
か。
銀十時の書とエンゲージリングはまだ保留だな。
それと漫画見直して再発見したことが1つ。
ゆりかご、量産されてたw
まあ、発掘品とかデッドコピーとか如何様にも言い訳できるし、
本筋にまったく関係ないかもしれん。
前回のご指摘
>「人をぐーで殴った」と有りますがWikiの方では平手打ちになってますが
ご指摘通りリリカルブラッド幕間の青子となのはのやり取りの事です
あの場面、分かり難かったかも知れませんが教導官の平手一発で決着がついたわけではないのですよ
轟音を伴って襲い来る教導官の魔力の篭った平手打ちは
まるで嵐に翻弄される木の葉のように、蒼崎青子の体を横に水平に吹き飛ばし
壁に叩き付け――否、メリ込ませた
smack down!!! 誰もがそう思うであろう一撃
だが……何と壁のオブジェと化した筈のミスブルーがその体勢のまま
何事もなかったかのように親指を立ててニヤリと笑う
EXシールド発動――なのはの打撃、そして壁に叩き付けられた衝撃を
彼女は前後理想的配分の魔力放出により、ショックを極限にまで吸収――ほ
ぼノーダメージで受け流していたのだ!
しかし受け流してなお、バカ魔力と揶揄される教導官の全霊の平手だった
その一撃は、ガード越しにミスブルーの顔に痣をつけるほどの威力
顔に大きなモミジを貼り付けられた青子が痛みに顔をしかめる
しかしそんな事で怯むようでは魔法使いなどやっていられない
筋金入りの彼女はなおもケセラセラと笑って高町なのはをおちょくり続ける
そんな魔法使いに対し、もう何の情けも容赦も必要はない
兄もかくやという神速で踏み込み、間をゼロにしたエースが二撃、三撃と……
その時、既に教導官の両手は怒りの鉄拳に姿を変えていた――
一撃でも貰えば致命打の正拳突きが青子の正中線に次々と飛来する
それを某ウメハ○の如きブロッキングでいなしまくる青子さん
こんな世にも恐ろしい壁際の攻防は―――
結局、優に50発以上の打拳を打ち込んだなのはが魔力エンプティに陥り、ラッシュが止まるまで延々と続けられ
息を切らし、スタミナ切れで膝を折り悔しそうに見上げる教導官に
「おとといおいでw」と憎々しい勝利宣言を放ち、部屋を後にする蒼崎青子であったが
そこで――頭からずべしゃァ、、と崩れ落ち、、そのままレンにベッドまで運ばれていった
なのはの拳打の90%以上を背水のブロッキングで相殺したにも関わらず
残り10%の衝撃が体の芯に残ってしまったが故の事態―――余剰火力の勝利である
「覚えておいて……悪い事をした人は必ずその報いを受けるって事…」
と、汗だくになりつつも寒気のするような声で言い放つなのh(ry
↑ という妄想は尺の関係で全てカットになりました
似たり寄ったりのやり取りが為されていたと仮定して下されば幸いです
>コタツ番
大方の予想通りセイバーポジです
私見ですが彼女は真なる意味で働いたら負けな気がします
骨の髄までニートが似合うというか……自宅でバナーをクリックしまくる仕事すら、、
まあ、そこがセイバーの魅力でもあると思います
補足終了
規制や時間の都合で最後まで投下できないかも知れませんが
もしいけなかったら明日、明後日に続きを落としますので、、
では、小ネタ
釣りバトル突入(上)
投下します
自動再生戦艦が量産かよ
メンテナンスとダメージコントロールがすごいことになりそうだな
「―――カン」
部屋に響く落ち着いた声に、パタンと牌を倒す気持ちの良い音が続き―――
「嶺上ツモ……頂きます」
場に大役を叩きつけた本人
「、、、、ふう…」
八神はやてがほうっとため息をつく
ここは第97管理外世界―――地球
即ち彼女の生まれ故郷
(…………おい)
そのとある某所とは
最近、管理局が頻繁に任務で借り出される日本の某県某市である
度々会議の議題に上がるこのポイントは
未だに現地住民とのいざこざ、介入時の衝突その他諸々で
何かと物議を醸し出している箇所でもあった
俗に言う騒乱の渦というやつである
魔法技術の普及していないこの辺境の小惑星に
何故、このような場所が頻繁に現れるのかは未だに謎であるが――
ともあれ今日は局と土地の住人との歩み寄りをという事で
かの地の管理者への挨拶を兼ねた会談の席を設ける事に成功したのだ
その大役に任命された二名のうちの一人が
故郷をその星に持ち、優秀な魔道士でもある八神はやて
彼女に白羽の矢が立ったのである
(しかし驚いたわ、、霊脈の管理者っていうから
もっと威厳たっぷりのお爺さんが出てくるのかと思ってたら…)
(………おい)
従来、時空管理局の介入は徹底した秘匿の元に行われる
ならばこのように現地の住民とのいざこざ自体、起こる事は極稀なのだが、、
この地は特別だった
何せ局の隠密に長けた活動を看破するほどの力量の持ち主がそこら中にウロウロしているというトンデモ・スポットである
管理局としてもこれ以上、素知らぬ顔で現地に赴く事に限界を感じ初めていて
それが故の歩み寄りという判断だったのだろう
(責任重大……師匠のお付きとはいえ、やっぱ緊張するわぁ)
そんな重要な会見に臨んでいるのがまだ20歳前後の女性魔道士であるという事実
彼女が相当優秀なのかよほどの人手不足なのか、あるいはその両方かは定かでは無いが、
支援
(ちび狸コラッ!)
(あ痛ぁっっ!!??)
そんなこんなで、覚束ないながらも何とか会談に勤しむ八神はやての後頭部に――
突如、ごむッッ!という
鈍器がぶつかるような鈍い音
そして衝撃が叩き込まれる
(い、、たたたぁぁ………師匠、ゲンコツは堪忍して下さい…
一応、女の子ですよ? 私)
(堪忍して欲しいのはこっちだバカモンが! ――見ろ!)
独特のイントネーションの関西弁で紡がれる不平は盛大な一喝によって掻き消される
ちなみに声の主はゲンヤナカジマ陸等三佐――彼女の直属の上司である
(……?)
その初老の上司であり、尊敬する先輩でもある彼が身振りで示す先
対面の相手をチラリと見る八神はやてだったが、そこには――
年頃ははやてと同じかそれ以下だろう
いかにもお嬢様風の、ロングヘアの女の子が座っていた
切れ長の瞳に、年頃のそれとは思えない威厳を存分に称えた相貌は若いながらも風格十分
初めに「彼女がこの地の管理者だ」と言われて我が耳を疑った者も
今なら存分に納得してしまうというものだ
そんな彼女が今――腕を胸の前で組みつつ
物凄い形相で、、こちらを睨んでいた………
(………怒ってますね)
(当たり前だ! 毎回毎回、計ったようにプラマイゼロで上がりやがって…
何だその神域の闘牌は! お前ホントに初心者かっ!?
ともあれ、これじゃ接待してるのバレバレだろうが!)
はやてから見て右にはゲンヤがいる
左には背広姿の小太りの男性がいて
額から頬からだらしなく脂汗を浮かべている
だが今は――カタ、カタ、カタ、と
小刻みに響く音が気になってしょうがない…
それは対面の少女が指で椅子を世話しなく叩く音で、
そのイライラ度がマックスに指しかかろうとしているのが窺い知れるというものだ
(せやけど私、本当に覚え立てですし、これ以上さり気無くなんて、、
うわ睨んどる、、下腹がキュンと来ますね……あの目力(めぢから))
(弱音吐いとる場合か!
こういうのは相手に接待臭を気づかれたら駄目なんだよ!
もう少し力の抜き加減を調整してだなぁ…)
(はぁ……難しいものです、、)
正直、しんどい
戦場で部隊の指揮でもしていた方がよっぽどマシである
昇進していくとこういう仕事もこなさなければならないのは彼女自身、分かっていたが
(特にはやては総合でランクを取得しているから尚更)全く気が滅入る…
今度、友人たちに倣って
自分も休暇でも取って骨休めしたいところだ
「そこ――――ロンよ!」
「あー、それ頭ハネです」
「ぐっ、、ぎ……!」
たまには守護騎士のみんなとピクニックなどいいかなーなどと思案に耽るはやてさん
ご令嬢の唸り声と共に―――― ピシィ、、、、、と
絶対零度の凍気によってヒマラヤ山脈の如く
場の温度が下がりまくった現状など、どこ吹く風である
(あ、あほぉぉぉーーーーーー!!!??)
(え、、? ええ?)
ムンクの叫びのような顔芸を披露するゲンヤを横目に
ビギナーズラックでは片付けられないヒキを見せる雀士・はやて
背護霊が奇跡を次々と降らせてくれるとしか思えない灼熱の刻
きっと今は亡き初代祝福の風が彼女の背中を後押ししてくれているのだろう
まあ、一つ言える事は……
それは断じて、今この時……
接待麻雀においては100%
発揮してはならんヒキなのであるが……
(献上牌に何してくれてんだお前はぁぁっっ!??
今のは相手にアガって貰う手だったんだよ!)
(あー、、今の、そうだったんですか…)
(ボケっとしてると思ったら
やっぱサイン見逃してやがったかぁぁ…!)
(え、えへへ……)
(えへへじゃねェよ! 見ろ!)
眼前、、
あまりの屈辱に両肩を震わせながら
ギチギチ、と歯を噛み鳴らすお嬢様
その鋭い眼光………
黒目が、、、もはや無いッ…
いつ光線を出してもおかしくないほどに瞳孔が開き切っている
(迫力ありますねー……
怒った時のなのはちゃん以上や)
(お前、何とかしろ! 関西人らしく漫才で笑い取れ!)
(えー、無理ですよぅ……私、基本はボケ担当ですし)
その眼前――全身に魔闘気を纏った鬼娘が
口から紅い蒸気をカッハー!と噴出させ、、のそっと動く
「ふ、、ふふ―――ふふふふふ」
口の端から地獄の番人のようなくぐもった笑いを漏らし
そしてゆらぁ――、と静かに、まるでスローモーションのように
幽鬼の如きおぞましさを伴って立ち上がったのだ
「―――下がりなさい久我峰…」
その圧倒的な声色は
生まれた時より人の上に立つ事を決定つけられた者のそれ――
冷や汗か、脂汗かも区別のつかない体液で顔をドロドロに濡らしながら
ぶふー、ぶふー、と何やら不平を垂れる水ぶくれを一撃で蹴り飛ばし、
「用件は分かりました……私たちに喧嘩を売っているという事がよーく、ね…
ええ、上等じゃないの―――」
その髪が赤く、紅く、――変色していく
「琥珀ッ!!」
「はいは〜〜い! ここに控えておりますよ秋葉さまっ!」
「太っちょの代わりに入りなさい――ガトリングシフト <略奪>を敷きます
………遠路はるばるお越し頂いた、無礼なよそ者方の身ぐるみを残らず剥いで差し上げてよ!!」
「ええ! ええ! 流石は秋葉さまっ!
体制の権力にメスを突き付けるフーリガン精神、天晴れ至極でございますよう♪
遠野の敷地を侵すならスターウォーズ上等、突っ走れって事ですね〜〜!」
(や、やべえ………一時撤退だ!)
席を立ち、迅速に行動を起こすゲンヤ・ナカジマ
この辺の身のこなしは流石は管理局の叩き上げ
いぶし銀の業であると言いたいところだが――
――― ニ・ガ・サ・ナ・イ ―――
紅赤主の真っ赤な紅蓮の檻髪が既に屋敷全体を覆うように張り巡らされ、、
先んじて脱出経路を全て塞いでいたのだった……
「さあ続きよ―――お座り下さいな、、お客人
翡翠、お茶の用意を」
「かしこまりました」
阿鼻叫喚の地獄と化した会談の地・遠野屋敷――
(参ったなぁ……生きて帰れるんやろか、コレ)
鼻の頭をポリポリと掻きながら、
ははは、と苦笑いを浮かべるはやてさん
「お客様……お飲み物は何に致しましょう?」
「あ、何でもええよ…おおきになー」
「ミ、ミネラルウォーターと……い、胃腸薬をくれっ、、
あと、せめて娘達に連絡をさせて欲しい!!」
「申し訳ございません――当屋敷では携帯電話の使用はご遠慮願います」
控えめで礼儀正しそうなメイドさんによる心温まる応対を受けながら――
(なのはちゃんにフェイトちゃん……今頃、楽しんでるんかなー)
休暇中の親友二人の楽しげに笑い合っている姿を想像して
微笑を浮かべるはやてさんなのであった
――――――
場所は変わり、これまた某所某日―――
それは春うららかな日差しが照りつける
心地よい風が肌を撫でる、そんなとある日常の風景であった――
「ク、、どうした贋作者? 今一度、我を脅かすではなかったか?
このままでは一時を待たずして掘中を攫ってしまうぞ
味気無い――さしたる名も残せなかったとはいえ、少しは英霊の意地を見せてみよ!」
――と呼ぶには聊か無理がある、、
烈火の如く燃え盛り、熱いオトコ達の闘いの咆哮が響き渡る
そんな某所の出来事である
「ならば見せようか英雄王―――」
先ほどの傲岸不遜を音にしたような声に相対するはこれまた不敵な男
周囲にガチャンコ、ガチャンコ、と錬鉄場で歯車の噛み合わさるような音をどこかから響かせ――
また一つ、、敵を打破する武具を己が内の練製陣から引っ張り出す
「ぬう―――そのルアーは……!?」
「ほう……流石は英雄王――未だ今代には存在し得ぬ
釣りの歴史を変革する事になるであろう一品――見事、看破するか」
驚きに目を見張る王を前に
片手を広げ、誇らしげに語る錬鉄の英霊
「未だ世に出ぬ試作品ではあるが――従来の物とは比較にならぬ飛距離
プリプリと強烈な動きが魚の交感神経を刺激する――ミ○ノ型式XO-633298……!
常識を超えた食いつきの良さから各地の釣堀屋に乙女の美尻と忌み恐れられる一品
使わせて貰うぞ英雄王、、よもは卑怯とは言うまいな?」
「小賢しい! 何が乙女か……所詮は下卑た意匠の小道具よな!」
チッと吐き捨て、その黒いクラゲのようなデザインをしたルアーに忌々しそうな目を向ける
「どうしたのかね? まさかとは思うがトラウマでも発動したか?」
「ほざくな………手腕の拙さを視覚で補おうなどという小賢し過ぎる愚考に辟易したまでの事よ
そのような手札で我との差を埋められると思うか?
雑魚とはいえ、奴らも見抜いている! その針の先端が宿す格の違いを!!」
「――――格の違いか…………」
両者一歩も譲らぬその戦い
男の言を受けた赤いサーヴァントがそこで隣をチラ見しつつ、
「―――確かに」
フ、と口元を歪めて笑う
「「………………」」
その皮肉に過ぎる嘲笑の対象――
オトコたちの暑ッッ苦しいやり取りと
無駄に燃え盛る戦場という名の釣堀屋
そんな最中に
「「……………」」
場違いな羊が二頭、、、
所在無く置き去りにされたように――
ポツンと佇んでいた
時空管理局・本局局員
高町なのは教導官と……
フェイトテスタロッサハラオウン執務官……
―――10年来の親友である彼女たち
数ヶ月ぶりに取れた休日を楽しもうと
そんな楽しい気分にて訪れた先で、、
まさか、先の八神はやてと似たり寄ったりな目に会っていたなどと―――
誰にも予想し得ない事だったのである
――――――
――高町なのは
――フェイトテスタロッサハラオウン
時空管理局の若手トップクラスの魔道士
と、いうだけでなく
容姿端麗な若い女性魔道士であるこの二人
個々の佇まいもさる事ながら
並んで佇む姿がもっとも絵になるツーショットの二人組として
局員たちの間でも密かに人気の高いこの両人――
常にほんわかとした雰囲気を漂わせ、優しい微笑を絶やさない
相当な理不尽に対しても 「しょうがないなぁ…もう」 「そうだね……ふふ」と
慈愛に満ちた表情を崩す事の無い、、
そんな二人が――
「「…………」」
今、、、―――――完全に仏頂面である
局のファンに写真を撮って見せてやりたいような顔だ……
どよーんとした空気の中、その眼は感情を称えぬほどに白けきり
口は笑みどころか明らかなへの字口を形成し、、
脇二人の火の出るような打ち合いに挟まれ、げんなりしてるのであった
彼女たちが意気揚々と堀内に針を投げ入れ、はや一時間が経過したが――
イヤミな弓兵の嘲笑がその成果を如実に現している…
堀に浮かんだ、ピクリも動かぬ針が相変わらず水面に間抜けにたゆたっている
数多の世界を救ってきた熟練の魔道士二人
しかして釣りは素人初体験、、
―――この結果は仕方のない事だ
普段、教導を嗜む高町なのはも
厳しい難関を潜ってきた執務官であるフェイトも
物事がそんなに早く大成する事はないということを理解している
釣りに限らず、どのような道でもそうだが
昨日今日始めた素人がいきなり成果を挙げる事などほぼ有り得ない
世の中そうそう上手くはいかない
昔、どっかの白い魔法少女が、その理論に180°矛盾するような活躍を見せた気がするが――
そんなリリカル奇跡は9歳の時点で打ち止めなのであった
(別に……釣れないなら釣れないで良かったんだ…)
死んだ魚のような目をしたフェイトが
まるで喘ぐように虚空を見つめて思う
例え結果が出なくとも、、のんびり空を見ながら談笑に花を咲かせていれば良い…
ただ静かな水面と、悠々と泳ぐ魚と、なのはの笑顔と共に戯れていたかっただけ…
疲労に塗れた友人の心と体を癒したいだけだったのだ…
支援
はやては咲ネタかw
なのに、今の状況……
「さあ、どう出る英雄王? 緋の猟犬はどこまでも獲物を追っていく!
その牙はキミの無限の宝物に至る前に悉くを仕留めるぞ!」
「ハ、、今のうちに吼えるが良い――
大仰に振舞った挙句、その手札を使い果たし
枯渇した貴様が静まり返る姿が目に浮かぶようだ! フハハハハ」
轟ッッと――金色の王気が巻き上がり
隣にいるなのはのサイドテールを突風で巻き上げる
ガチャコンガチャコンと騒音甚だしい
錬鉄の歯車を模した固有結界がその王気と凌ぎを削り――
これまた隣にいるフェイトの鼓膜を破滅寸前に追い込む
怒声と罵声飛び交う空間に閉じ込められてはや一時間…
流石のフェイトも我慢の限界に達していて、、
「す、少しは……!」
静かにして下さいッッ!―――
と、人にイヤな感情をぶつけた事のほとんど無いフェイトが
ついに唇を曲げて、精一杯の抗議の目を英雄王に向けた
「何だ――おやつでも欲しいか? やらんぞ」
「………静かに、、その」
しかしゴニョゴニョと言い淀むフェイトの言を、気持ち良く一殺する王
万人の喜怒哀楽の視線をその身に受けてきた彼の面の皮は――そこらの政治家よりも遥かに厚い
その程度の負の感情などカエルの面に何とやら――
我に抗議したくばその10倍は持って来い、である
執務官にも、ベランダから布団をバスバス叩いて「引越し!引越し!」とやれるほどの豪性があれば
また結果は違っていたのだが…
こればかりは性格だ、、、どうしようもない
だがフェイトさん、諦めない
左門が鉄壁なら次は右門だ
彼女の隣の赤いサーヴァントに精一杯、む〜と口を尖らせてみる
「――――体は竿で出来ている……我が骨子は―――」
気付きもしない弓野郎が
わけの分からない呪文に没頭していらっしゃった、、
(だ、駄目だ……)
ガクンと肩を落とし、力なくうな垂れるフェイト
彼女なりに精一杯の気迫を込めたアイコンタクトは
英霊連中には微塵の効果もありゃしなかったのである
CM
(だいたい初期配置からしておかしかったんだ…)
金、白、黒、赤という、この配置――
何故か自分達がこの英霊二人に挟撃を受けるかのような陣
釣りの観点から言っても、ただでさえこちらは初心者だというのに
こんな爆釣野郎どもに囲まれていては何も出来るはずがない
まるで玄人二人とぺーぺー二人の組み合わせの麻雀である
散々な結果にしかならないのは自明の理――ぺーぺーは楽しむ事すら出来ずにカモられて終いだ
この混雑の中、滑り込むように場所を確保した結果がこれ……
初めはその運の悪さ、、巡り合わせの不運に怨嗟の声を上げるフェイトだったが、
(、、違う……それは違う…)
執務官がハッと我に返ったのはつい先ほどの事だった
(初めに気づくべきだった……なんて迂闊なんだ、、私は)
歯噛みした……
自身の状況判断の甘さに
自身の不注意から招いた事実に
そう、、あの時……
自分達が入場した時点においても、そして今この瞬間も
場内は混雑していて結構な人がいる
場所を探しながら立ち見している者や休憩所にいて順番待ちをしている者もいる
そんな混んでる中――
――― ここだけが運良く開いていた? ―――
ポッカリと空いている現・スポット……
何故か誰も行かない空間……
――――それを不自然と思わずにどうするというのか…!
(戦術の勉強をしてきた執務官が聞いて呆れるよ、、基本じゃないか……
今日は脳に霧でもかかっているのか私は…)
そう―――現地の人間があからさまに避けて通る地帯こそ
戦場において、決して陣を構えてはいけない場所
地雷原、自然災害、etcetc.
その淀んだ空気は明らかな危険地帯――
迂闊に足を踏み入れようなら自軍を壊滅に追いやるデッドゾーンなのだ
ここの戦場を熟知していた地元の釣り師の皆さんがこぞって避けていた現・地帯――
それは謂わば人知を超えた英霊二人
つまり二つの大軍に匹敵する戦力が真っ向から激突し
火線交える戦場の中心地――
銃撃戦のど真ん中であるといっても良い場所だったのだ
そこにのこのこと足を踏み入れ、自軍の旗を立ててしまった迂闊――
実弾が装填されていなくとも、そこは闘気と殺気飛び交う
魔弾の射手同士の弾幕の張り合いである事に変わりはない
そんなものに挟まれればたまらない…
今、自分達はサーヴァント中もっとも射撃に特化した
アーチャーというクラスの英霊二体の艦砲射撃を両側から浴びているのだ…!
為す術もなく蜂の巣になるのは―――むしろ必然であろう
(まずい……まずい、、このままでは…)
人差し指をガリっと噛んで現・状況の窮地に身を震わせるフェイト
「なのは……彼らと並び順を変えて貰おう」
躊躇う必要はなかった
これ以上ここにいたら全滅するのは子供にでも分かる理屈だ
そしてそうと分かれば―――彼女は早い
早々にここから退却しようと提案するフェイト
そうでなければ、自分らはこの金と赤のオーラに挟まれ
為す術なく潰されて、戦場に屍を晒す事になる
もはや場所移動は出来ない
それは先ほど確認した
ならばせめて、金、赤、白、黒、という配置にすれば――
少なくとも彼らの間で行われる殲滅戦の最中に身を置く事はなくなる
この十字砲火の真っ只中で裸身を晒しているような現状から開放されるのだ
あの金色のサーヴァントはとても交渉に応じるような相手ではない
だが、自分の隣にいる弓兵ならばあるいは――
「…………多分、無理じゃないかな」
「え……どうして?」
だがここで意外――
そんなフェイトの提案に対して隣の親友
高町なのはが難色を示したのだ
「あの二人、仲悪いんだよ…」
眉を潜めて言うなのは
「えと、、確かにあまりよくないのは分かるけど……」
拍子抜けするほど明瞭簡潔な答えであったが
それでも一緒に釣りをしているくらいだ
なら知人は知人同士、固まって壮絶バトルでも何でもやってくれれば良い
フェイトの提案は決して間違ったものではない筈なのだが…
「どれくらい悪いかって言うと顔を合わせれば即、殺し合うくらい」
だがそんな思案に対し、凄い事をさらりと言う高町なのは
目を見開くフェイト
なのはの口からさらっと紡がれた物騒な響きに
あんぐりと口を空けるのみである、、
対して親友の表情にばつが悪そうに目を伏せる教導官であるが…
でも事実だからしょうがない
「で、でもさっきまでは一緒に……」
「そう、一体何の冗談で一緒に釣りなんてやってるのか知らないけど…
最初見たときは正直目を疑ったくらいだよ
だから尚更、二人して何らかの思惑があるんじゃないかって疑ったんだけど…」
確かに絶好の行楽日和ではあるが、、
それでも休日に犬猿の仲であるサーヴァント同士が仲睦まじくツーショットで釣りなどしている筈がない
その常識を粉々に粉砕する、赤と金の競演
未だにその点には懐疑的ななのはだったが、ともかく今は――
「それでも恐らくこの距離……それがギリギリの許容範囲なんだと思う
英雄王とアーチャーさんが、この冗談を冗談で許せる間合い
だから………それを犯すほどに彼らが近づくって事はつまり、、」
ボン、と――なのはが手振りだけで表現する
互いに嫌悪、敵愾心剥き出しのサーヴァント同士が
刃傷沙汰にならないギリギリの――謂わばデッドラインを跨いでの交し合い
これはつまりはそういう事だ
もし二人をそれ以上、近づかせたら―――
結果は火を見るより明らかであろう
この状況下で、白いワンピースに身を包んだ華奢な出で立ち
それでも彼女は管理局随一のエースオブエース
冷静沈着、山のように揺るがぬ判断は健在であった
(は、傍迷惑すぎる……)
対して、そんな阻止限界点を公共の場に張るなぁぁ!!、という
フェイトの心の叫びは誰知るともなく虚空へ消えた…
マジで空コンで覆って立ち入り禁止の看板でも下げておけと…
子供がもし間違えて入ったらどうするのかと思うが、、
全ては後の祭りである
だが、そんな右往左往するフェイトの隣で当の高町なのははというと――
「大丈夫……心配しないで」
「なのは……」
「―――――勝つよ」
ゆっくりと――静かに――
己が決意を口から紡いだのだった
(、、、、、、、へ?)
執務官が一瞬、何を聞いたのか分からないといった表情でなのはの顔を見ると――
なのはさんはとても、とても、、ファイト満々なステキな横顔をしていらっしゃった
「多分、熟練者の二人がこのスポットを取っているという事は――ここが一番釣れるって事……
なら、あとは何かで二人を上回ればいいんだよ
条件は決して悪くない、、大丈夫……勝てるよフェイトちゃん」
ニヤリ、と不敵に笑う、ミッド管理局一の空戦魔道士
表情には一点の曇りもなく――
それは精悍なるかな歴戦のエースの常の横顔であった
「ハ―――」
「フ……」
その言い放った台詞を受けて英霊二人もまたニヤリとする
やってみろと言わんばかりの二人の様相だ
今まさに黄金の王気と赤き戦意が渦巻く戦場にて
新たに舞い上がるは白いワンピースの彼女――
その両肩から噴出す桃色の魔力である
(えーーーー…………、、)
前言撤回――
冷静沈着どころか、、共に燃え盛っていた高町なのは教導官
そうだ……
フェイトが気づかなければいけない事はもっと初めに
いの一番にそこにあったのだ…
それはこの英霊二人となのはが出会った時――
――親友の声が普段よりも明らかに半トーン下がっていた事
――その目が沸々と燃えていた事
――既に、、、、
なのはさんのスイッチが入っちゃってた事に……
フェイトの与り知らぬ――
それは高町なのはにとっては因縁浅からぬ二人の英霊との邂逅
力を示さねばならぬ宿敵
あの初代リィンホース以降、彼女が力を振り絞ってなお一対一では為す術も無かった
古今最強の名を冠する英雄王ギルガメッシュ
信念を試される宿敵
正義の味方を目指し、その果てに磨耗した
いずれ自分が踏破せねばならぬ道を示してくれた男
とある青年の成れの果て――アーチャー
そんな相手を前にして、この不屈のエースが背を向ける筈がない
その可憐な外見の内に眠る性に火がついてしまったのである
誤算の上に誤算が重なるこの事態、、
いつの間にか成立していた勝負に完全に置いてきぼりを食った執務官
(あは……あはは、はは)
だーと涙を流しながら
乾いた笑いを漏らすより他に術の無いフェイトさん
支援?
母さん、、リニス、、助けて下さい――
その福音を求める聖女の祈りは…
場に巻き起こる金、赤、白の燃え盛る闘気によって
弱々しく掻き消されていったのであった
―― ここまでの戦績 ――
・英雄王ギルガメッシュ
spec/skill: 八双の黄金竿、金箔のクーラーボックス、???
7HIT
・高町なのは
spec/skill: どノーマル、不屈の闘志、ライバルとの邂逅
0HIT
・フェイトテスタロッサハラオウン
spec/skill: どノーマル、模索した数々の戦略、なのは好き好き
0HIT
・アーチャー
spec/skill: 緋の猟犬(針ver.)、最新式ルアー、熟練の業
5HIT
――――――
「フェイトちゃん、まずはマニュアル通り一つ一つ試してみよう
えっと、堀や水槽などの閉鎖された空間において魚の最も集まりやすい地点は、、」
(……なのはぁ、、)
マジである――
完全に本気モードの高町なのはである
すっかりその気になってしまっている親友を心配そうに見つめるフェイト
「そ、そうだね……なのはと力を合わせれば何だって出来るよ…」
つられるままに言葉を返す彼女であったが、、
思い描いていた休日の心温まる風景がキシリキシリと崩れかかっている事実を儚む様子は隠せない
「普通にやってちゃ駄目だ……自分の持ち味を出して行かないと」
「も、持ち味……私の場合は機動力、、
何とか生かせないかな…?」
「釣りに機動力をどう生かすというのだ?」
「い、色々出来るよ! ジュース買ってきたりとか…!」
「いや、世話しなく飛び回られてもかなわん
周りの客にも迷惑だし、何よりあまりバタバタされては魚が逃げる
自重してくれ」
小憎たらしい顔で何やら説教垂れてくる赤いのに対し、プイッとそっぽを向くフェイト
顔には「人の気も知らないで…」という批難の視線がありありと浮かんでいる
「フェイトちゃん、集中して行こう」
そしてそんな英霊などどこ吹く風で竿に没頭する高町なのは
(こんな時のなのはの集中力は本当に凄い…)
友達の横顔をまじまじと見つめるフェイト
(そりゃ一生懸命のなのははかっこいいし……
楽しんでくれているなら、それに越した事はないけれど…
でもせっかくの二人っきりの旅行、、もっとお喋りしたいのに…)
焦燥感丸出しで竿の柄をグリ、グリ、と力任せに握る執務官
レンタルの竿がミシミシと悲鳴をあげている
(私と話すよりあの二人と競い合ってる方が楽しいなんて、そんな事はないよね…
そもそも今楽しんでるのかな……サーヴァントにつられて対抗意識を燃やしてるだけなんじゃ…
くっ……だからこの人たちはイヤなんだ、、
いつも突然絡んできて、知らず知らずのうちに殺伐とした雰囲気にさせられる…
早々に場所を変えればよかったのかな……? もういっそ強引になのはを担いで退散しようか…
分からない……どうすればいいんだろ、、
ああ、なのは、なのは、なのは、なのは、なのは、)
「……………引いてるよ…? フェイトちゃん」
「ひゃあっ!??」
ビクンと伸び上がるフェイト
勢いのままに力任せに竿を釣り上げる彼女であったが――
――――言うまでも無く、餌は魚に美味しくいただかれた後…
濡れそぼった針が、虚空に力無くぶら下がっているのみであった
「あ〜……勿体無い、、、駄目だよフェイトちゃん……
少ないチャンスはしっかりものにしないと
食いついたら、まずは疲れさせるために暫く泳がすの
マニュアル通り落ち着いていこ?」
(うう……なのはのバカ)
人の気も知らない鈍感人間がここにもいた
別に釣りの道を極めるために来たわけではないのだ…
ゆうに一時間――
放置プレーされたフェイトさんの、なのは禁断症状は限界に達していた
「穂先に気が篭っていない――気迫が全く感じられない
とても雷光と称された魔道士のそれではないな
遊びではないのだ……少しは真面目にやったらどうかね?」
「だ……!」
(誰のせいだと思って………というか遊びに来たんです私達は!)
「フ……睨むのは構わんが水面から目を離さぬ事だ
また、せっかくかかった獲物を逃がす羽目になる」
「睨んでないです……こういう顔なんです」
「それは嘘だな――顔には性格が出る
常時からそのように繭を釣り上げている者特有の「彫り」というか何というか……
ちなみに実例をあげると我が不肖のマスターか
あの眉間からは常時、皺が消えることがなくてな
キミと比べると差し詰め、日本オオカミとポメラニアン――」
いや、、ヒグマとリラックマか?などとぶつぶつ思案に耽る
そんなアーチャーを横目で見つつ、苦笑するなのは
「遠坂さんに言っていい? 今の」
「それは勘弁してくれ」
その親友の顔を見た瞬間――
フェイトの胸がズキンと――
(、、、??)
微かな違和感を感じた
首を傾げて胸を押さえるフェイトを尻目に
弓兵の一旦開いた口はなおも留まる事を知らない
「先ほども私や英雄王の事を睨んでいたようだが……フ、、
サーヴァントを圧するのなら、せめてあのナノハくらいの眼力がなくては
彼女の気迫は時に英霊ですら怯ませた…忘れもしない、、あの時は――」
(こ、この人………気づいてたんじゃないか、、)
しらばっくれサーヴァント、、
やはり食えない…
相当の難物である
「……なのはにあまりそういう事はさせたくないんです」
「ほう? 何故かね?」
「なのはは本来、可愛い魔法少女ですから
今では誰もが戦場の狼みたいな扱いして来ますけど……」
今ですら魔法少女として崖っぷち…
すんでの所で踏み止まっているというのに――
これ以上、「威圧」とか「戦慄」とかのskillを鍛えさせるのはどう考えてもマズイ
しまいには看板を下ろされて「戦記もの」にされてしまう
最近、ことにそういった心労で頭を悩ませているフェイトさん…
「―――生憎だったな」
「何がですか…?」
「いや、、何でもない――ところでここは笑うところかね?」
「笑いたいなら笑えばいい……」
「ふむ、、何とかは盲目というが――
キミはもはや重症だ……あらゆる意味で救いが無い」
「なのははかわいいよ……貴方に何が分かる、、?」
「フェイトちゃん、気にせず行こう」
そんな執務官とは対照的に
不屈のエースは英霊の茶々に全く動じない
何かもう色々、慣れたもんであった
――――――
「フィーーッシュ」
「ふん――当たりだ」
かれこれ二時間ほど糸を垂らしても
まるで代わり映えのしない水面
隣では相変わらずのイレグイ状態だ
堀の魚は何度もキャッチアンドリリースを繰り返される内に学習し
針にかかっている餌の持っていき方を覚えてしまうという…
だから、そう簡単に釣り上げられる筈がないのだが――
ならば隣のこの有様はどういう魔法だというのか?
これは素人玄人以前に、何か重要な事を見落としている……
長年のキャリアによる勘でそう感じ取るエースであったが、、そこまでだ
それが何であるかまでは届かない
ともあれ、このままでは埒が明かない事は確かである
その竿から活きの良いフナが跳ね上げられる度に
二人の悪魔のような瞳が、試行錯誤を繰り返す彼女を嘲笑うかのようにギョロンとこちらに向く
「酷い……これみよがしに、、完全に潰しに来てる…」
フェイトが唇を噛む
それはまるで己が縄張りに入り込んだ余所者を威嚇して叩き出すサバンナの獣の如き世界であった
自分達は所詮、迷い込んだ草食動物
為す術も無く排他、捕食されるしかないというのか…
「フェイトちゃん、、向こうは別に不正してるわけじゃないよ」
「で、でも…」
「潰されるならそれまでの事
条件は同じ筈……何かが、、何かが足りないんだ」
(なのはぁ…)
何とかこの場を離れるか、彼らと袂を分かちたいという意思は変わらないフェイト
対して引けない理由でもあるのか――
あくまで、この両者の挟撃を真っ向から受けながら頑張ろうとするなのは
こうなってしまったらこのエースは不退転の要塞だ
テコでも動かない、、
「餌を小刻みに動かしてみるといいかも知れない…
生餌の方が食いつきが良いっていうし」
己が手順を一つ一つ確認するように口ずさみ、没頭する彼女であったが、
その言を受けたのか、横で盛大なため息が一つ
なのはがそれを横目で見やると、
「――――針を上げてみたまえ」
「……、、」
赤いサーヴァントが不適な顔のまま、なのはに指示を出す
無言でそれに従い、そのまま釣り針を上げるなのは
すると、、
「………あ」
――練り餌は、影も形もなかった
恐らく水面に落ちてしまったのだろう…
「そのような激しい動きでは市販の練り団子が水圧に耐えられる筈もあるまい?
すぐに水中で溶けて、針から落ちてしまう」
腕を組んで傲岸不遜に、呆れたような笑みを浮かべながら語る弓兵
「基本的にキミの手つきは大雑把なのだ……繊細さに欠ける
――釣り道は奥が深く、キミの極めた戦技と一緒くたに出来よう筈もない
自身の性能、その頑丈な装甲が餌にまで適用されると思わぬ事だ」
「さっきから分かった風な事を言うな! なのはは十分繊細だ!
教導で教え子に反発されたり、陰口を叩かれたりして
トイレの中で一人落ち込んでる姿なんか……とってもキュートで抱きしめずにはいられないほどだ!」
「フェイトちゃん……ちょっと頭冷やそうか」
「あ、、なのは……駄目
その顔は駄目、、」
「ク、、難儀なことよな―――自らの安上がりな装備にすら考えが行き届かぬとは
日頃、いかに恵まれた武装に胡坐をかいているのか分かろうというものだ」
「それ、貴方にだけは言われたくない………」
、、、―――はぁ…
口撃の応酬にため息が混じる
流石に三者との途切れぬやり取りを続け
喉がカラカラになってしまう教導官
「糖分も足りないな……甘酒下さい」
「毎度ー」
水面に浮かんだ針に集中している思考を
一旦戻し、一息入れる
このまま終始、気を張り続けたのでは到底持たない
売り子の男の人から缶の甘酒を受け取り
クピ、クピ、と啜りながらに――横目でチラッと、英雄王を見やる
(………楽しそう、、)
遊びとはいえ、負けん気の強い高町なのは
こうまで差をつけられると流石に悔しい…
戦いでは、その大半において水を空けられてしまうこの男との邂逅
遊戯ですら、彼の足元に及ばないなんて――それはとても悔しい事だ
釣りというのは、当たり前だが
他人が釣っているのを見てると本当に楽しそうに見える
ことに彼はまさに止まらぬイレグイ状態、、
垂らせば食いつくと言わんばかりの爆釣ぶりなのだ
自分だって、と気ばかりが先行してもまるで結果が伴わない…
こうやってどれだけ観察しても―――自分と男の差が分からない
昨日今日始めた者と熟練の者には
ちょっとやそっとじゃ埋まらない差があるのは分かる
だが、、いくら何でもこうまで取っ掛かりがないと―――
流石のエースオブエースも焦りに駆られ、気が滅入ってしまうのも無理からぬ事だった
横目に感じる彼――英雄王ギルガメッシュ
相変わらずのエターナルゴールドを纏った、その神々しい出で立ち
悔しいが、本当に威風堂々という言葉がピッタリとくる佇まいだ
その極彩に光る男を脇に感じつつ―――
(……………)
――――ん?
(………………あれ?)
…………
しえーん
しえん
ここでなのはが微かな違和感に気づく
金一色の装備から放つ後光が相変わらず眩しくて静止し難かったので
今まで見逃していたが、
――― 極彩? ―――
その金色の中に微かな「違い」を感じ
なのははあらためて目を凝らして、まじまじと男を見返す
いくら何でも………
――― 極彩のオーラは無いだろう……? ―――
そんな戦隊モノのエフェクトじゃあるまいし
(……あ、、)
それは明らかにおかしい違和感だ
ここに至り、まるで見えなかった英雄王の爆釣の秘密
その糸口を必死で模索するように、なのはが傍と目を向ける
眼前の王様は相変わらずほとんど微動だにせず――
最小の動きで針に餌を付け――
獲物を釣り上げているのだが――
ちょうど今――
その自身の釣竿の針に………
餌をくくり付けているのだが――
「………ねえ、、、」
「うん?」
「………何それ?」
なのはが指を指して問う―――
その……虹色光線を放つ
今まさに針に括り付けられようとしている物体を見て、、
「ハ、、暢気なものだな端女――
その体たらくで他の事に気を取られている余裕があるのか?」
「いや、だからその光ってるの何…?」
「む? ―――ああ、これか」
「なっ!? そ、それは…!」
突如、驚愕の声を上げたのは最右列に陣取るアーチャーである
その緊迫を帯びた声色
明らかにとんでもないモノを見たと言わんばかりのものだ
「―――道理で食いつきが違うと思えば……」
舌打ちする弓兵
未来のルアーを引っ張り出してなお、覆せぬ形勢――
彼もまた、ギルガメッシュの攻勢に疑問を抱いていたのだろう
その声にはいつもの余裕が無く、敵意に満ちた色を含んでいる
「相も変らぬ節操の無い蔵だな………
まさか場末の釣り掘に――神木の果実を持ち出してくるとは!」
「あの………私もさっきから気になってたんだけど」
そこにフェイトが更に追い討ちをかける
「彼の足元の壷、、何なんだろうなって…」
執務官が指を刺した先を
つーとなぞって視線を泳がせていくなのはとアーチャー
そう、その先には――
指摘された通りの、発光する壷があり――
その中からトポトポと、謎の液体が堀の中に流しこまれていたのだ
「ぬおおっ!!!!??? それはもしや神酒かっ!?
撒き餌にそれを使うとは!? いくら何でも正気か英雄王!?」
「フハハハ、滑稽だな贋作者
我の偉大さ、人類最古の宝物庫の力
既に重々承知していると思っていたが…
三者の懐疑と驚愕の視線にゆうに晒され
誇らし気に手を広げぶち上げる、これこそ王の底力!
「どうやら未だに我が力を計り損なっていたか―――愚か者めがッッッ!!!
とくと見よ!! これぞ――」
アンブロシア、ネクタール―――
ギリシア神話における不老不死を司る食物、飲料
オリュンポス山にのみある
アンブロシアの方の形状は桃の形をしているとされるが詳細は不明
神々、女神、英雄が主に口にし
不思議な効き目があってどんな傷でもなおす軟膏になり
また死体に塗れば腐敗を防止すると言われる
様々な経路を辿って地上に齎されるが
しかし勝手にを味わう人間には災厄が待ち構えており
それはタルタロスの刑罰と呼ばれ―――
宝具説明のナレーションを背景に
目を閉じてうんうんと満足気に聞く王様
本当に満足気、、俗に言うヘブン状態である……
そんな彼に、三人の(流石のアーチャーですらも)
冷ややかな視線が降り注いでいる事など全く意に介していない
「あの……聞きたいんですけど
それ、どれくらいの散財になるんですか?
執務官の月収、何ヶ月分に相当するのか想像もつかないのだけど」
「うつけ――プライスレスに決まっておろうが」
「…………だろうね
少なくとも通販やネットオークションでお目にかかった事はないよ…」
というか、そんなもんが市場に出回ったらそれこそ時空管理局の出番である
十分にロストロギアだ
生態系が見事に狂ってしまいかねない
「ハ――馬鹿めが!」
気持ち良く悦に浸っている所を邪魔され、吐き捨てるように言う英雄王
「不老不死がそこらの有象無象に転がっていてたまるものか
あんなものは大半が神の戯言よ――
ヒトを弄ぶ時、奴らは決まって不老不死を引き合いに出してくる
我の時もそうであったぞ? この力を恐れた神々が揉み手で我が元に現れ、――」
外回りのセールスマンの如く
「不老不死いかーっすか〜?」と、飛び込みセールスをしてきたのだと言う
壮大なのかウソ臭いのか分からないヘブンズトークになおも入り浸る王様
そんな彼を尻目に――ヒソヒソ声で作戦会議を開く三者である
チート発覚、、これは由々しき事態だが
しかし存在自体がドーピングみたいなこの男の事だ
今更、審議に持ち込んだところで
王の力がどうとか言って有耶無耶にされてしまう確率が非常に高い
「……アーチャーさん、あれはそんなに凄い宝具なの?」
「アレらはソーマやアムリタと並び称される神界の食物だ
まさかそれを餌と撒き水双方に使用してくるとは……
ちなみに私の投影は餌にまでは及ばない――このままでは勝算など皆無だぞ」
「完全にガチじゃないか……
日本史で習った、成金が札束を燃やして焚き火したエピソードを思い出したよ…」
「――何にせよ、よかったではないかナノハ
<足りないもの>の正体が露呈したのだから」
少なくとも腕ではなく単なる餌の差である
なかなか良いオチがついたと笑える部分ではあるのだが、
「…………よくない、まともにやってた自分が馬鹿に思えてきた…」
真面目な性格のなのはである
こんなん、シャレで済ませられる筈が無い
収まりなんぞつくものか…
と三者三様、思いの丈をぶつけあっていても
事態は一向に好転しない
――さて、この現状
どうするか……
アーチャーの未だ底の知れない心象世界ならば
あの反則王に匹敵するものが、まだ眠っているのだろうが…
もはやなのはとフェイトの装備ではどうしようもない
木剣で宝具と打ち合えと言っているようなものだ
対して、さぞやご満悦の王
こそこそと惨めに内緒話に勤しむ貧乏人二人を嘲笑いつつ、――
「――――くれてやっても良いぞ?」
「え?」
「我に二度、同じ事を言わせる気か?」
突如、そう言い放ち……王が虚空に手を翳す
すると、なのはにとっては忌むべき光景――
あの恐ろしい宝具の射出口である、空間に開け放たれた赤い穴から
眩いばかりの光を放つ玉状のものが落ちてきて、
「よもやここまでの差がついては興も削がれるというもの…
故に我が力の加護に預かる事を許すと―――そう言っているのだ」
男の手に収まり、そしてなのはに対し怪しく光る果物大の物体を差し出したのだ
息を呑み、身構えるエース――
(……どういう風の吹き回し?)
この男が、自分に対して無償で施しなど行う筈がない
そんな関係では断じてないのだ
「罠だッ!! なのは気をつけて! あとで法外な利子を請求される!!
この前、担当した事件に似たような手口があったんだっ!!」
「うむ――タダほど高いものはないと言うしな」
「囀るな雑種ども……何が悲しくて王が不当請求などせねばならん」
「でも悪いけど……受け取れないよ
そんな高価なもの、、お返しも出来ないし」
「気にする事はない――元より下民の返礼など期待しておらぬ
これは純然たる王の慈悲よ」
いつになく親切な王様である
(下民って……)
(油断しないで、なのは)
(分かってる)
悪魔の囁き――
甘い換言に乗って破滅する例はいくらでもある
故に受け取る気はさらさら無いなのはであったが…
だが、例え内心がどうあれ賜り物を無下に突き返す事はしたくない
それ即ち、戦端を開く事と同義
外交上、決してやってはいけない行動である
(第一、こんなの貰っても私じゃ有効に運用できるかどうか…)
はやてちゃんなら有効に使えるんだけど…と思案する教導官
どこかに流して、したたかに資金調達する狸が見える――
もしかしたら本当に――自分の不甲斐なさに呆れ果てた彼の
哀れみを込めた好意なのかも知れないが、、
だとしたら尚更、受け取るのは癪すぎる…
そんなこんなでおずおずと手を出すか否か迷っている高町なのはだったが、
「―――、」
「あ、、」
そんな彼女の前で王は何を思ったか――
手元に光る果実を無造作に落としたのだ
カランと甲高い音を立てて地面に落ちる神実
その、男の足元に、球体がコロコロと転がる
―――受け取りそこないではない…
明らかにこちらが手を伸ばす前に
男は自らそれを離して床に落としたのだ
「どうした? さあ、拾うが良い
雑種が与るには最高の栄誉を分け与えてやると言っているのだ
這いつくばって賜るのが礼儀であろう?」
「………」
なのはの目から表情が消え
フェイトが息を呑み
アーチャーがやれやれと溜息をつく
―― なるほど、そういう事か ――
一瞬でも好意なのか?と思ったのが間違いだ
それを拾うには当然、
彼の足元に這い蹲って、せこせこと拾い集めなければならない
何の事はない――
生意気な下女を見下してバカにしたいだけだ…
(…………)
上目使いに王を睨む高町なのは
「んん?」と見下してくる黄金のサーヴァント
ああ、もう憎たらしいったらありゃしない…
やはり半端なく歪んだ男である
「どうした? 我の気が長くない事は貴様も知っていよう
元より今のままでは――」
「いらない」
―――もはや即答だった
ここまで虚仮にされて、今更そんなご相伴に与れるものか…
こうなったら意地でも初期装備でこの男に勝ってやる――
なのはの目が、そんな断固とした決意に染まり燃え盛っていた
対して――
愉悦に染まっていた男の表情
大仰に手を組んで佇んでいた姿がピタっと止まり
無表情で、ゆっくりとなのはを見下ろす
その灼眼には、えも知れぬ感情が渦巻いていた
「聞こえなかったが……今何と言った?」
なのはは答えない
もはや問答の価値なしとばかりに、自身の竿へと意識を移している
「……王の施しを無下にすると――そう聞こえたが」
「………」
それはひょっとすると「信じられない…」といった感情だったのかも知れないが――
だが黙して語らぬエースオブエース
黄金の王を、口をへの字にしてガン無視する
つーんと視線をそらし、頑として目を合わさない
「貴様……人間がこの神樹の実の恩恵に与るのがどれほどの栄誉か分かっているのか?
宝具も持たぬ丸腰の貴様では勝負にならぬと哀れんでこその
我の善意を無下にするとは――」
「悪いけど秘密兵器ならこっちにもあるから…フェイトちゃん、、出して」
「う、うん」
単なるイヤミにしてはやけに粘着してくる男に
聊か不信を感じるなのはとアーチャーだったが
もはや男の残飯を漁るような真似をする気は微塵もない教導官である
はらはらと成り行きを見守るフェイトが懐から新聞紙で包んだ秘密兵器――
教導官と執務官が、その「とっておき」のベールを自ら剥ぎ取った
信じられない――
英雄王の宝具に匹敵するナニかを、ここに至って温存していたというのか?
流石は歴戦の魔道士たち! 流石は無敵のスターズ&ライトニングコンビ!
後光の挿すソレが新聞紙から出され、衆目の目に晒される
さあ、食らうが良い英雄王!
これがエースオブエース高町なのはと執務官フェイトテスタロッサの奥の手だ!!
――――赤虫
ユスリカの幼虫
小型魚から中型魚まで、幅広い魚が好んで食べる
新鮮な取れたてのソレを栄養素を壊すことなく急速冷凍し
商品としてショップで売り出されているもの
主にMサイズ以上のエンゼル等が好んで食べるようだ
………………
………………
………………
チョコのような形状をしているものもあり
人間が誤って食べると酷い事になるので注意が必要だ
「―――――、」
床にばら撒いた神樹の果実をせこせこと拾っていた
英雄王の瞳が極限にまで見開かれていく
なのでお子様の手の届かないところに置くと良い
日本での棲息が近年危ぶまれ
現在は主に中国からの輸入品に頼っているのが現状であり、その―――
「―――ゲートオブッッ、バビロォォォォン!!!」
突如、宝具の真名叫ぶ王
無造作に王の財宝を展開し、虚空に浮かんだ赤虫トピックスを粉々に吹き飛ばす
「っっ!!?」
なのはとフェイトが息を呑む中、灼熱の王気が吹き荒れ――
ナレーションを粉微塵に掻き消したその後には
ビキビキと顔に鬼貌を漂わせながら怒りに震える英雄王が残るのみ
「、、何をするの!?」
「――――黙れ」
「こんなところで暴力はやめて」
「黙れと言っている不埒物がッ!!」
完全に本気で怒り出す男
なのはもフェイトもわけが分からない
「な、何で怒るんだ…! 完全に逆ギレだよ…」
「いや――思うに先ほどのアレだが」
弓兵が腕を組みながら唸る
「案外、奴は本当に善意で施したのかも知れんぞ…?」
「そんな馬鹿な! 悪意と蔑みに満ち溢れていたじゃないか!」
「まあ、アレは王だからな――」
一言で片付けられ、唖然とするフェイト
―――そう、彼は王様
育ちが良すぎる彼は相手が平伏するのが当然の世界に育っていった…
故に一般大衆のようにアットホームに善意を表現できない
不器用な男なのである――
それはもうジャ○アン並に
故に此度のこれは悲しい行き違い、、、
たまにはこんなのもいいかな、と善行を施した彼に対し
普段は他人の行為を足蹴にする事など絶対に有り得ない彼女が
期せずして唾を引っ掛ける形になってしまったのであった
「事もあろうに我が宝物の一品とミミズを同列の如く語るとは……
神実を汚した罪――女……貴様は伝承通り、タルタロスの刑罰に処す事としよう」
「………」
自分の差し出したお宝とミミズを同列に薀蓄された――
ブランド嗜好の王様はこういう事がとても許せない
故に結論―――女、貴様は万死に値する
(不味いな……)
アーチャーが息を潜める
いくらオフとはいえ、ほのぼのパートでも平気で死者を出す事に定評のある王
いぢり過ぎは禁物、、絶対に一緒に飲みたくない上司のような男であった
「………結局、暴力任せになるんだ
やっぱり貴方は暴君だったね」
「残念だよ……」と一言付け加えた後――
なのはの目が冷ややかに座っていく
懐からレイジングハートを取り出したその仕草は臨戦態勢――
いつでも来いという体勢だ
彼女とて絶対に戦いたくない相手ではあるが
さりとてこんな理不尽に頭を下げてやる義理もない
し
いや――むしろその瞳には
強大な宿敵だと思っていた者がつまらない選択をした事による失望
そんな感情がありありと浮かんでいる
「なのはっ!」
もはや一触即発
アーチャーが密かに詠唱を唱え
息を呑んだフェイトが親友を庇おうと前に立つ
戦場の空気が辺りに充満する
誰もが、血を見なければ納まらない――
そう覚悟した、その時……
「――――――ク、、、」
怒りに燃えていた筈の王の表情が――
こちらも冷たい冷笑へと変わっていたのだ
「…………?」
「どうやらつくづく貴様は性根が腐っているらしい―――」
まさかこのタイミングで矛を収めるとは……
男を知る者ならばそんな事は有り得ないと分かっていただけに
意外に感じるなのはとアーチャー
そんな彼らを前に
大仰に構えた王がゆっくりと一言――
「―――娘に見放されるのも道理よな」
「…………ッッッッッ!??」
爆弾を叩きつける!
――――――
ピシャーーーーーーーーン、と――
今度はなのはの頭上に雷が落ちた
その10万ボルトに匹敵する電流は
彼女の脊椎を直撃し、脳髄を貫き――
全身に衝撃を行き渡らせる
全く予想だにしなかった言葉が
全く意外な人物の口から放たれた驚き
両の目を見開き…
端正に引き結ばれた口を半開きにして、、
目の前の男を呆然と見やるなのは
「…………今、、、、、何て言ったの?」
あの不退の両足がヨロリと後ずさり
瞬きをする事も忘れて金魚のようにパクパクと口を開きながら
静かに――静かに問いただす高町なのは
「アレはなかなかに見所のある娘よ――
我と共に歩もうという気概……さぞ良い王になるであろう、、、クク」
「ッッッッッ!!!!!」
今度こそ、、
今度こそ、、
なのはの顔が焦燥に大きく歪む
逆襲のギルガメッシュ!
目には目を、歯に歯を
そして屈辱には屈辱を
太古の昔、かのハムラビの法典に記されし理も
元はこの王の敷いた理から派生したものに他ならない
戦いにも色々な形がある
この場での武力行使は、例えどのような理由があろうと蛮行に他ならず
各々控えるのが暗黙の了解だ
相手の挑発に怒り狂って手を出してしまっては三流
即ち、負けに等しい行為――
剣を抜いた瞬間、それは自身の敗北に他ならないという事になるであろう
では――どうするか?
簡単だ
己が尊きものを愚弄された報復ならば
相手のより尊きものを抉り屠ってこそ王道
故に王様の反撃は容赦なし
それはなのはのウィークポイントを数分違わず打ち抜いていたのだった
「…………ヴィヴィオに手を出したら」
「出したら?」
ブルブルと肩を震わせながら言う教導官
「あなたを許さない…」
完全に攻守交代
空の女神が、娘に手を出された瞬間
鬼子母神と化すのはJS事件で周知の事実だ
本来なら自分を許さないなどという無礼をこそ許さぬ王であったが
今はそんななのはを面白そうに眺める
支援
何せ立場は完全に逆転していたのだから――
「許すも許さぬも我は強制などはせぬ
アレは自らの意思で我が元に来たのだぞ
不甲斐ない、どこぞの者に見切りをつけてな――」
「そんな筈……そんな筈、ない…」
冷静沈着なエースオブエースの声が震えている
鉄壁の肉体も急所を撃ち抜かれれば一撃で崩壊する
そしてなのはの急所は言わずもがな、、愛娘のヴィヴィオだ
邂逅から今まで終始、平静を保っていた彼女に
今、明らかな動揺の色が浮かぶ
そしてそれを満足気に見下ろすギル様の
極めつけのドS顔が喜々に染まり切っている
「ふん、大事な宝を放置し、夢などという世迷言に現を抜かしているのは貴様であろうが
我のように全てをその手に治められるならばともかく――
矮小な身で二兎も三兎も追い求めれば全てが手から零れ落ちるは必定
道を誤ったな……雑種」
「騙されない……貴方みたいな人の言う事をあの子が聞くわけない
何か話したとしても、もので釣ったんでしょう? そうに決まってる…」
「貴様よりはアレの方が世の道理が分かるというだけの事
子の成長は案外に早いぞ? クク、、」
竿を握る事も忘れた手がポロっとレンタルの2mミドルを取り落とし
それにすら気づかずにキッと男を睨み据えるなのは
後ろで、池に落ちそうになる竿をフェイトがあたふたしながらキャッチする
「放置してるわけじゃない……でも、あの子には普通に幸せになってほしい
歩んでいく道まで私が決める事じゃないし、自分の生き方をなぞって欲しいとも思わない」
「否!! 真に愛するのならば己が意を直に叩き込むが道理である!
貴様はただ愛情に触れる事を恐れ慄き、他の者に任せているだけに過ぎん
現に今、娘はどうしているのか?」
「信頼の置ける所に預けてあるよ……」
「預けてきたから大丈夫、だと……? ハ、、
ならば如何様な敵――例えばそうだ
サーヴァントに襲撃されても守りきれるのだな?」
「……それは、、そんな事を言ったらキリが無い…」
「我は守れるぞ? いつ如何なる時、如何なる場所にあろうと――
自身の宝に手をかける不埒の存在を一瞬たりとも存命はさせぬ」
ぐっと言葉を飲み込むなのはだが
ここで引くわけにはいかない
「子供は自分の道具じゃないし、投影機でもないよ…
自分が傷つけてしまうかも知れないと恐れる事の何が悪いの?
そうやって人は手探りながら理解を深めていくというのに」
「何と弱気で脆弱な思考……そのような戯言交じりの覚悟で
子に魔魔などと呼ばせるでないわ!!」
「字が違う……どうルビればそうなるの…!?
バカにするのも大概にしてッ!!」
空間が歪むほどの殺気を放ちあう両者
なのはの泳いでいた瞳は今、大事なものに手を出す外敵に対する明らかな敵意に代わり
動揺はやがて言い知れぬ怒りへと育っていく
「お前のような下女にはやはり任せておけぬ
喜べ――あの娘には我が元にて王道を徹底的に学ばせるとしよう」
「………止めて」
ふははははは! 私こそ古代ベルカの聖王である
ふん、何故私が宿題などせねばならぬ?
そのような些事は雑種のすることよ!
「―――目も当てられない…」
あの素直なヴィヴィオが金きらの衣装に身を包み
カイゼル笑いで踏ん反り返っている姿を想像し、本気で眩暈を覚えるなのはママ
悪いお友達と付き合って子がどんどん非行に走ってしまう感覚とはこういうものだろう
ほとんど子供を取り合う離婚後の夫婦のような会話であったが――
この二人がやると世界大戦に匹敵する凄まじさを醸し出すから恐ろしい
沈んだ黒炎のようななのはの目と
この世の全てを焼き尽くす真紅の炎のようなギルガメッシュの目が
場末の釣堀屋さんでガチガチとぶつかりあう
「己が手で抱かず、全てを掌握出来ぬなら子など引き取るではない!!
つくづく貴様のような女にヴィヴィオは任せておけぬわ!!」
「その自信の根拠はどこから来るの?
人の家庭事情に口出さないで……そんな権利、貴方には無いっ!」
「あるに決まっておろう!! 我は王である!」
「―――――フィーッシュ」
「………………あ、、、」
「なっ!? 貴様ッ!??」
間延びしたダンディな声が
そんなやり取りの合間に響き渡り――
「熱くなるのは構わんが――キミら、一体ここに何をしに来たのだ…?」
彼のボックス内は既に満杯…
呆れたような口調のアーチャーが
哀れみすら篭る視線と共に淡々と漁夫の利を決め込んでいた
「フ―――フェイカァァァ………!!!」
「何時の間に…」
「だからキミらが夫婦喧嘩をしていた間だと」
「誰が――」
「誰が……」
しれっと言うアーチャー
口を合わせて男の言に反発するギルとなのはだったが――
――― 誰がッッッッ! 夫婦だッッッッ!!!!!!!!! ―――
――稲妻を思わせる絶叫が
――全てを切り裂き、かき消した
「―――、!」
「………!?」
「、、、、、!!?」
至近で受けたアーチャーのダメージは元より
なのはも、ギルガメッシュですらが
一瞬、言葉を失うほどの雷音は――
「フーーーーー、、フーーーーー、、!」
フェイト執務官の憤怒の叫びに………
他ならなかった
「私だって……私だってヴィヴィオのママなんだ!!」
堀中の人間の視線を浴びる
普段はシャイで温厚なフェイトさん
しかして、そのアホな弓兵の夫婦宣言だけは許し難い
両手を胸の前でぎゅーっと握り締め
猫のようにフーー!!と凄まじい怒りを露にするフェイトを前に――
なのはも弓兵もタラリラと冷や汗を拭うしかない
「ご、ごめんねフェイトちゃん……
ちょっと熱くなっただけ、別に他意はないんだよ…?」
あれ? 何で私、謝ってるんだろ?と些か疑問に思ったなのはだが
今のフェイトを刺激するのはマズい、、それはもうマズ過ぎる
「ふん――誰だ貴様は
ヴィヴィオはお前の事など露ほども触れてはいなかったぞ?」
」
「ギルガメッシュさんっ!」
「ま、まあ……痴話喧嘩もほどほどにせねばな
双方、名を汚す事になりかねぬわけだ……それに――」
――― バチ、バチ、バチ、バチ、 ―――
怒りのあまり、しまいには執務官の体の周囲にプラズマ現象が起きている
「アーチャーさんは少し空気読んで!」
「む……」
お得意の皮肉で締めようとした弓兵であったが
これ以上余計な事言ったらマジで殺られる
戦場で磨いた自身の練達の勘がそう告げている
(…………)
さりとて生涯において負け無し、敗走無しの彼
更に数々の名言を遺して来た含蓄のある英霊として一目置かれている身なのだ
このまま一言も言えず、オチも残せず引き下がるのはあまりにも情けない
しばし、ふむ…と考える姿勢を取った後――
なのはに向けて何を思ったか…
――シュババシュバ、シュバ
と、身振り手振りでゼスチャーをし出す謎の英霊
「……………」
それはまるで美しい蝶のように――
舞踏の如きステップをタタン!と華麗に決めながら
ジャグラーのような身のこなしで何かを訴える
「――――何だ貴様は」
英雄王がゴミでも見るような目で踊り狂う弓兵を一瞥する
「―――フ、」
だが弓兵は語らず、その指だけをチッチと振って――
最後は荒ぶる何たらのポーズで空中に一瞬静止した後――
華麗に着地して、謎のゼスチャーを終了させていた
「……血迷ったのならば疾く申せ
無様を晒す前に終わりにしてくれる――」
「心配は無用だ英雄王――これも一つの約束事でな」
爽やかな笑顔で再び口を開く赤いサーヴァント
その顔は何かをやり遂げた達成感で満ち溢れていた
「――貴様が血迷うのはいつもの事よ
昔の自分を殺しに侍るような輩が英霊を名乗るなど……座も地に堕ちたというものだ」
「その元祖である誰かなど、昔の自分にため息をつかれているが
それについてはどう思うかね? ギルガメッシュよ」
「ふん――そんな道化がどこにいると言うのだ?
我を謀るのも大概にするのだな」
お決まりの挨拶(ヒニク)を交わし
双方、自身の竿へと戻っていくサーヴァント二人
何か色々と有耶無耶になった気がするが――もはやどうでも良い雰囲気である
フェイトがスタンピートからようやく己を取り戻し
再びなのはと並んで堀に向かい合う
「落ち着いた? フェイトちゃん」
「ん……ありがとう、なのは」
フラフラ、とトランス状態から帰ってきたばかりの彼女
堀中の客の恐怖と好機の入り混じった視線が
今まさに自身に注がれている事など気づく由も無い
「何かフラフラする……私、今何か言った?
目の前が暗くなって何も覚えてないんだ…」
「な、何も言ってないよ、うん
いつも通りのフェイトちゃんだった…」
揺らぐ体を辛うじて支えながら
眉間をトントンと叩いて平静を取り戻そうとするフェイト
「そう……うぅ、、目の前がチカチカする
すいません、カテキンウォーター下さい」
「毎度ー」
まるで低血圧の二日酔いのOLの如く
頭痛に呻きながら、カテキン入りアイソトニック飲料をガブ飲みするフェイト
温厚な人をキレさせると怖い――それはもう、怖いのだ…
しみじみと感じ入り、暫く黙って見ていたなのはだったが、
「…………なのは?」
ようやく正気を取り戻したフェイトが見たなのはの顔は
フェイトに必死なフォローを入れる反面、
彼女にも十分にそれが伝わるほどに
何かさっきよりも余計に燃えていて――
そこに違和感を感じる執務官だった
――――――
陽動ご苦労
キミが英雄王をそうして引き付けてくれると何かとやり易い
釣りだけに大した餌っぷりだ
引き続き、検討を祈る――
――――――
「やってくれるよ……ホント」
「え?」
「ううん、何でもない」
微笑交じりに答えるなのはである
あのアーチャーの不思議な踊り……
その意味を、その意図を
なのはだけは数分違わず受け取っていた
(つまり、デコイに使われたわけだ、私達は
相変わらずの戦上手……感服したよ)
嵌められた事に怒っているような
苦笑いしているような
何とも言えない表情を作るなのは
「ちょっと主導権握られすぎたね……
そろそろ本気モードで行こう」
「?? ……?」
何か一人で納得している教導官を前に
首をかしげるフェイトさんなのであった
(ちなみにアレは…)
――――――
付いてこれるか?
ならば―――死に物狂いで追って来い
――――――
(、ってとこかな……)
フェイトの体越しに見える影に――
なのはが目を向けて困ったような溜息をついた
その先には、、
赤いサーヴァントがこちらへと――
これ見よがしに男の背中を向けているところだった…
―― ここまでの戦績 ――
・英雄王ギルガメッシュ
spec/skill: 神の実、神酒、子供好き
10HIT
・高町なのは
spec/skill: 戦場の狼、赤虫、鬼子母神
0HIT
・フェイトテスタロッサハラオウン
spec/skill: なのは不足、恋は盲目、嫉妬雷撃
0HIT
・アーチャー
spec/skill: 解説Lv.1、漁夫の利、ボディランゲッジ
12HIT
――――――
やはり時間がかかり過ぎ…
残りは明日か明後日に
長時間、スレ占拠してしまって申し訳ないです
でも、前半の残りはちょっと重い話なので
ここで分けて丁度よかったかも、、
ではまたノシ
乙でした
腹筋返してくださいwww
>>469に誤字
×数分
○寸分
投下乙です
だめだこの英霊、はやくなんとか(ry
475 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/06(水) 20:19:04 ID:P7yuBDH/
なんて……シュール……
乙です。
赤虫wwwww
GJ!
荒ぶる鷹ポーズキター!!
ギルガメッシュの撒き水だけでなく、アーチャーの黒くらげルアーも堀を汚染しそうだ……
なのはさん達に逆転の目はあるのか?
特に気になる誤字はリインフォース
そして、騒音のあの人はネタにするのを控えた方が無難かも
GJ!!です。
ギルが傲慢不遜だが親を語るのが新鮮で面白かったですw
ギルガメッシュなヴィヴィオは笑ったw何故私が宿題などせねばならぬwww
ところで……避難所の方でKING氏の投下があったんだが、誰か代理投下をお願いしたい
自分のPCは規制中なので……
乙です。
子育ての仕方は色々ですが、親の思ったとおりに育たないのもまた子供。
案外、ギルの元でも普通に育つかもしれませんね。ただ1つ言えるのは、
セイバーにだけは子育てさせないほうがよさそうですね。実績がありますから。
あと、荒ぶる鷹のポーズは自重しろアーチャー。
上のレスを見てふと思ったが
セイバーといえばなのはと似てるって言われてるが意外な所に共通点見つけた
セイバーは最後、我が子を誅殺してるけど
なのはにもそのフラグが立ってるという点
なのはも選択肢によっては任務上においてヴィヴィオをその手にかけるか、若しくは死なせてしまうかもしれない
リリブラ氏投下乙です。
残りの部分も全力でがんばって下さい。
あと、自分
>>425の1番目の質問をした者ですが、
丁寧な解説ありがとうございました。
なるほど、実に濃いやり取りがあったわけですね。
残りの部分も期待しています。
代理投下いきます
第十一話「機動六課のある休日・・・の少し前から」
機動六課模擬演習場
時刻は丁度午後3時。
本来ならばこの時間帯には誰も居ない筈の演習場。
だが、今は廃墟が再現されたフィールドが展開され、周りには幾つもの爆発音が響き渡る。
そしてまるで一陣の疾風のように地面を駆け抜ける一人の少女、両儀式。
死神の眼を持ち、太極を二分するという意味の名を持つ時空漂流者。
正式なかん理極の職員ではない式はスバル達フォワードメンバーがデスクワークをしている時間帯を自主練に当てている。
本格的にデバイスを使えるようになってからは日課になっていることだ。
一通りのメニューを終えた式は一旦フィールドの外へ出て休憩を取り始める。
その姿には疲れを感じさせる振る舞いは無く、このまま直ぐにでも再開できると言った感じだ。
「まだまだだな・・・」
先ほどの自身の訓練を移したモニターを見ながら、式は軽く舌打ちをしていた。
デバイスを手にしてからすでに一ヶ月、未だに魔法を使った戦闘が満足のいく仕上がりにならないことに軽く苛立ちを覚えていた。
確かに初期の頃に比べたら魔法の質や習得した数、それを組み込んだ戦闘方法は周りから見れば異常と言って良い速さで上達している。
なのはやフェイトが驚くほどのスピードでだ。
式も頭では充分な能力に達しているとは分かっているのだが、どうしても納得ができなかった。
「Is not there a way to be eager from a master,
training of a while ago even if a felt rest hurries?」
(マスター、先程の訓練から焦っているように感じられます。
あまり急いでも仕方ありませんよ?)
「なんだ・・・?
お前にはオレが焦っているように見えたのか?」
「yes」
「・・・・・・そうかもな。
もしかしたらオレは焦っているのかもしれない・・・」
静かに呟きながら式は空を見上げる。
自分が焦っている・・・・・・その原因を探ろうと一人で模索していたが、結局は何も分からなかった。
「式〜〜」
自分の名を呼ぶ声と、頬に突然感じた冷たい感触に思わず振り返る。
そこには飲み物の缶を持ちながら、屈託の無い笑顔を浮かべるスバルが立っていた。
隣には軽い笑みを浮かべてティアナもいる。
あの模擬戦の一件があってから既に二週間。
式とティアナは少しずつではあるがお互いに信頼関係を築き始めていた。
「お疲れ様式。
良かったら飲む?」
「ああ、悪いな」
スバルから缶を受け取り、蓋を開け一口飲む。
スバルとティアナも持っていた缶の蓋を開けグビグビと飲み始めた。
「ふはぁ〜〜!
やっぱり仕事を終えたいっぱいは格別だね〜」
「なに親父臭いこと言ってんのよ。
だいたい仕事の大半は私が手伝ってること、アンタ分かってんの?」
「あぅ・・。
だってデスクワーク苦手なんだもん・・・」
「苦手じゃ済まないのよ!
アンタのお陰で私の量が倍に増えるんだからね!」
そんな漫才が隣で繰り広げられており、その光景を見ながら式は軽く呆れていた。
「全く・・・あ、そう言えば式。
自主練の後でで良いからオフィスに来てくれって部隊長が言ってたわよ?」
「はやての奴がか?
いったいオレに何の用なんだか・・・」
缶に残っている中身を一気に飲み干しながら、式は怪訝そうな顔で言った。
「わざわざ呼び出すようなことなんだから、結構大切な用なんじゃないの?」
「それかお説教かもしれないね〜」
「「お前・アンタじゃないんだから違うだろ・わね」」
「あぅ・・・。
二人同じに言わなくても・・・」
ツンデレ二人によるダブルツッコミに思わずガックリと肩を落とすスバル。
まぁ、お気の毒とし言い様が無い。
「まぁ、とりあえずこの後にでもはやての所に言ってくるさ」
「それが良いわね。
それじゃあ私達は着替えて訓練の準備でもするわ。
スバル行くわよ」
「了解〜〜。
また後でね式〜〜」
「あぁ、後でね」
部隊長オフィス
軽くシャワーを浴びて汗を流した後、いつもの蒼い着物に着替えた式ははやての元に訪れていた。
別にそのまま直接行っても良かったのだが、大量の汗でベタベタのままでは流石に気持ち悪かった。
ドアを開けて中に入ると3人の人影があった。
目の前のデスクに座っているはやてとその隣でフヨフヨと浮いているリィン。
もう一人はソファーにすわりながらjコーヒーを飲んでいるフェイトだ。
「なんだ、フェイトも来てたのか。
お前もはやてに呼ばれてたのか?」
「ううん、ちょっと別の用事で来てたんだ」
フェイトがにこやかに話す。
式がフェイトの正面に座ったのを確認すると、はやては早速本題に入った。
「それで今日はわざわざここに来てもらった用件やけど・・・。実は式に魔導師ランクの試験を受けてもらいからなんや」
リィンが危なげに運んできたお茶を受け取りながら、式は聞きなれない単語に眉を潜めた。
「魔導師ランクの試験・・・・・・って何なんだ?」
「まぁ、簡単に言えば魔導師としての実力がどのくらいのレベルに達しているかを確かめるためのテストやね。
式もデバイスや魔法を使用した戦闘に慣れてきたやし、力を試すには丁度良いと思ったんよ。
それにこの先いろいろな任務をする上では、式のパロメーターを他の部隊に渡すことんもあるから必要な物やしね。
ついでに式が受けるのはA+ランクの試験や」
はやてがデスクのキーボードを操作すると、目の前に概要を記したモニターが現れ式はそれを興味深げに読んでいた。
「だけどはやて、この前なのはと話し合ったときはAA+の試験を受けさせるって言ってなかった?」
フェイトが首を傾げながら質問すると、はやては苦笑いしながら答えた。
「最初は私もそうするつもりやったけど・・・。
ほら、部隊が所有することのできる魔導師ランクって民間人にも適用されるやろ?
それを考慮するのをすっかり忘れてたんや・・・」
「あぁ、なるほど・・・。
確かに式がAA+受けて合格したら上から色々と文句を言われるもんね」
「そうゆうことやね。
只でさえうちの部隊はツッコミ所が満載やからなぁ〜・・・」
はやてが突っ伏しながら愚痴る。
その姿を見てフェイトは苦笑していた。
「まぁ、とりあえず受けてみようと思ったらいつでも言ってな?
手配すれば一週間ぐらいで直ぐにできるやしね」
「あぁ、取り敢えずそうする。
それではやて・・・隠してるのかどうかは知らないけど、これとは別にもう一つ用件があるんじゃないのか?
まさかこれを話す為だけに呼んだわけじゃないだろ?
フェイトが来ているのがその証拠だしな。
差し当たり・・・オレがこっちに来た原因が分かった、ってとこか?」
お茶を啜りながら話す式を唖然とした目でみる二人。
「ふふふ、流石に式にはかなわないね」
「全くやで。
こうもあっさりバレちゃどうにもならんで」
お互いに顔を見合わせながら苦笑する二人。
それを見て式は心外とばかりにそっぽを向いた。
「それじゃあ早速話しに入るけど、まずはこちらの世界に飛ばされた原因を説明するね」
フェイトが何枚かの資料をとりだしながら、説明をはじめる。
「まずは式がミッドチルダに一番最初に転移してきた場所・・・。
首都クラナガンB-23の路地裏を調べてみたんだけど、そこには微かな量だけど魔力反応が計測されたんだ。
それを本部の方で分析してもらったら、私となのはが以前に関わった事があるロストロギアと同じ波長の魔力だった。
それがこれ・・・」
そう言って目の前のモニターに映し出されたのは、蒼く輝く一つの宝石。
フェイトがその映像を見て軽く表情を曇らせるのを式は見逃さなかった。
「これは・・・ジュエルシードってやつだな?」
式が画面を見つめながら静かに呟く。
以前に軽く呼んだロストロギア関係の資料にそのナがあったのを覚えていたからだ。
「そう、手に入れた者の願いを叶えると言う力を持つロストロギア、ジュエルシード・・・。
今回式がこちらの世界に来た原因はこれだと私は考えてるの」
その言葉を聞いて、式は一つの疑問が浮かびあがった。
「だけどおかしくないか?
確か九つのジュエルシードはP・T事件・・・だったか?
そのときに消失。
残りの12個も、管理局が封印して今は管理してるんだろ?
なら、オレをこっちに飛ばしたのはその消失した物って事になるぞ?」
「別におかしな事じゃないんだ。
資料には消失したって書いてあるけど、実際は次元震に巻き込まれた、って言ったほうが良いから。
だから次元をさまよっていたジュエルシードが、何らかの形で式の世界にたどり着いて力を発動したと言う可能性は充分に高いんだ」
「なるほど・・・。
ところで肝心の発動した原因はわかっていないのか?」
その言葉を聞くとフェイトは微かに表情を曇らせながら、説明を続けた。
「ごめん、そこまでは調べられなかったんだ・・・。
何しろ他の世界での発動だから原因は様々だし、実物を見つけて調べてみないとどうにもならないんだ・・・」
その答えを聞いて内心ため息をついていた。
原因が少しでも解明されて、元の世界に帰れる確立が高くなるのを望んでいたからだ。
飛ばされてきたあの日、はやてにはあんなこと言ったもののやはり自分の居場所に帰れないと宣告されたのには多少のショックを受けていたのだ。
だから、今回のフェイトの報告には少しばかりの期待を感じずにはいられなかった。
その気持ちを感じ取ったのかフェイトの中では罪悪感が渦巻いていた。
「まぁ、ウジウジしても何も始まらへん。
まだ完全に希望がないわけじゃあらへんし、もし帰れなかったとしても私の部隊で一生面倒みてあげるから心配せんでええよ?」
はやてが暗くなった空気を明るくさせようと、笑いながら若干の本音を含んだ冗談を言う。
フェイトh有人の気遣いをありがたく思いながら、式は多少の呆れを感じながら苦笑していた。
その後一通りの試験の概要をはやてから聞いた式は訓練に参加する為に演習場に戻っていった。
「ところではやて、これからのことはどう考えてるの?」
三人だけになった部隊長オフィス。
コーヒーを飲みながらフェイトは今まで感じていた疑問を口にした。
「これからの事って言うと?」
「式のことだよ」
その言葉を聞いてはやてはフェイトが何を言いたいか理解できた。
これからのこと・・・それはこの機動六課の実働期間中に式の世界を発見できなかった時の為のことだ。
「私はなフェイトちゃん・・・。
式にはいざと言う時には管理局本部に入局してもらった方がええと考えてる」
はやての考えにフェイトは同意であるように頷いた。
管理局に入局することは本人にも自分達にもメリットがあると思ったからだ。
そこら辺の一般企業に就職するよりは式の能力を生かすことができるし・・・まぁぶっちゃけクロノやリンディ提督頼りになるのだが元の世界の探索を打ち切られる可能性が低くなることもある。
それに式ならばななのはやフェイトのようにエースと呼ばれる魔導師になるだけの素質を秘めている。
それは本局にとってもメリットがあるし、そういう人材を自分やゲンヤなどの知り合いの部隊に配属する事が容易になるのは本人もは悪いがチャンスとし言いようが無い。
「私もはやてと同じ意見だよ。
だけど・・・できればそうゆうことにはなって欲しくないよね・・・」
「確かにね・・・。
私やなのはちゃんも式と同じように何も知らないまま、この世界と関わりを持ってしまった。
けれど、それはちゃんと帰るべき場所や仲間が居たからここまでこれたんや。
だけど、式にはそれがない・・・・。
そんなの・・・悲しすぎるやんか・・・、私だったら絶対に耐えられない・・・」
はやてがもし自分が同じ立場だったらという想像をしながら話す。
フェイトも同じ気持ちだった。
「そんな事にならないためにも私達が頑張らなきゃね」
「そうやね・・・。
それが・・・この世界に巻き込んでしまった私達の責任や」
ロストロギア話忘れられる程度に空気なイクスさん
>>490 代理投下乙です
KINGさん投下乙
ま た J S か
あの石も自重して大人しくしてほしいもんだ
具体的には藤ねえをヒロインにせよ
>>481 どことなく丸い性格で忘れそうになるけど、5次サーヴァントは親類殺しが多いんだよな
反面教師として逆の方面からアドバイスはできるかも
>>492 プレシア→フェイト
グレアム→はやて
スバル→ギンガ
なのは→ヴィヴィオ
シャッハ→セイン(日常の扱い的な意味で)
殺したり身内じゃなかったりしてるけど、なのは系で近しい人を手にかけてるのはこのあたりか
誤字報告です。
正式なかん理極の職員ではない
管理局の
>>494を修正してwikiに登録しました。 ご確認ください。
ふと。
頭を撫でられている幼い頃のティアナ(プロローグの凛の構図)
が浮かんだ。
ティアにも兄弟子みたいな人がいたら、多少は余裕があったんだろうか?
戦いの道に入らなかったかも。
兄貴の夢、死後の兄貴が受けた屈辱と汚名返上をする為に執務官になろうとしてたし。
>>498 兄の夢をその兄弟子に託すって感じか。
もしくは、二人三脚で一緒に夢を追いかけるというロマンスも生まれるかも。
エイミィみたいな事務方だったり役割分担できるように近接型魔導師目指したりして。
500 :
KING:2009/05/07(木) 18:48:15 ID:9Yl4kynC
ども、やっと規制が解除されたKINGです。
代理投下ありがとうございました。
え〜、実は11話なんですがまだ続きがあるのですけど投下してOK?
リリブラ氏のすぐ後に投下って・・・・
502 :
KING:2009/05/07(木) 19:17:18 ID:9Yl4kynC
すんません、あまり時間がないもので。
503 :
KING:2009/05/07(木) 19:34:18 ID:9Yl4kynC
マジで時間が危うくなってきたので、すいませんが続き投下させて頂きます。
模擬演習場
部隊長オフィスから戻り、式はそのまま午後の訓練に参加しようと演習場に戻ってきていた。
が、そこには何時ものようになのはの姿は無く、代わりにフォワードメンバーが自主練をしていた。
話を聞くと、どうやらヴィータと共に地上部隊の教習に行ってるらしかった。
「それで、部隊長からの話しって何だったの式?」
「別にたした用事じゃなかった。
何か魔導師ランクの試験の説明と受けるかどうかを聞かれただけだったし」
式はフェイトからの話しを省きながらあらかた聞かせる。
ここで先程の話しを聞かせればスバル達がいらぬ心配をやお節介をかくのが目に見えているからだ。
「凄いじゃないですか式さん!
いきなりA+ランクの試験を受けることができるなんて!」
「確かにそうですよね。
普通なら最高でもBランク試験からしか受けられないはずですからね」
「だけど式の魔力や実力を考えれば妥当な措置じゃない?
なのはさんやフェイトさんも特例でAAAランクの試験を受けていたんだしさ」
「確かにスバルの言うとおりよね。
こっちの世界に来て直ぐの戦闘やこの前の任務では結構な結果をだしてるし」
などと話題の本人をそっちのけで話すフォワードメンバー。
このままでは延々と話しが続きそうなので、式は一旦ストップかけ自主練と促す。
「それで式は今日の自主練はどうするの?
試験に向けてのやつでもやるの?」
「どうだろうな・・・。
この一ヶ月の間に基本的なことをなのはやフェイトに叩き込んでもらったから、取り敢えずはそれを踏まえた上で鍛錬をするつもりだ」
「ならさ式、砲撃系統の魔法でも練習しない?
今まで一回もやんなかったしさ」
スバルがそう提案すると式は少し考え始めた。
確かにこれまでは基本的なことを詰め込むのを中心に鍛錬をしてきたから砲撃系は一度もやらなかった。
自分の戦闘スタイルの件や余計な事を詰め込んで変な癖をつけたくなかったからだ。
だが、今はそれをできる程の知識や能力、余裕もある。
別に過信をして言っているわけではない。
そうゆうことも必要だと思ってるし、戦闘で行き詰まっている今なら何かしらのヒントを得られると思ったからだ。
「そうだな、この際だから砲撃もやってみるか。
多分この先あまり必要無いと思うけど、一応な。
オレも少し試してみたいことがあるし」
「さっすが式!
ティアより話しが分かる〜〜」
スバルがしまった、と言った表情を浮かべるが時既に遅しだ。
ティアナがクロスミラージュでの早撃ちのごとくの勢いでスバルに文句を浴びせる。
それをエリオの仲裁で一旦中断した後、式は砲撃魔法の練習を始めた。
流石に初日から上手くはいかなかったがだいたいの感じを掴む事ができ、あっと言う間に午後の時間を過ぎて行った。
504 :
KING:2009/05/07(木) 19:35:04 ID:9Yl4kynC
翌日
午前中の訓練を何事も無く終えたフォワードメンバー+遊撃部隊の式は急に休暇なった午後の準備をしていた。
休暇になった理由は扱く簡単でいわゆる労いというやつだ。
今まで頑張ってきた、これからも頑張って欲しいという願いを込めたなのは達からのささやかなご褒美なのだ。
スバルとティアナは早速私服に着替えてクラナガンに遊びに行く準備を、エリオをキャロも二人そろっていわゆるデートと言うやつだ。
式の方はまだどうやって過ごすか考えておらず、取り敢えず昼食を取ろうとなのは達と共に食堂に来ていた。
[以上、芸能ニュースでした。
続いては政治経済・・・]
お昼のニュースが流れる中、なのは達は楽しくおしゃべりしながらお昼を食べていた。
式の方はシグナムの隣に座り、お互いに気が合うのか戦闘についての話しをしながら食事をとっている。
[昨日、ミッドチルダ管理局地上本部において来年度の予算会議が行われました。
当日は首都防衛隊代表、レジアス・ゲイズ中将による管理局の防衛思想に関しての表明も行われました・・・]
レジアスの名前が出た途端会話は一旦止み、式以外の一行の視線はモニターに向けられる。
それにつられて式も画面の方に顔を向けると丁度映像が切り替わり、管理局の高官と思われる男の演説が始まった。
その男は首都防衛隊代表、事実上の地上本部トップ、レジアス・ゲイズであった。
「このおっさんまだこんな事言ってるのか・・・」
一通りの演説の内容を聞いてから、ヴィータは眉を潜めながら口を開いた。
「なぁ、シグナム。
このおっさんは誰なんだ?」
食後のお茶をゆっくりと飲んでいた式がモニターを見ながら質問をした。
「レジアス・ゲイズ中将、先程も紹介していたが首都防衛隊の代表をしている人物だ。
古くからの武闘派で演説をしていた通り、地上の武力強化を訴えている。
豪快な政治手腕や黒い噂が多々流れていて、それを非難する者もいるが、多くの実績を残しているのも事実だ。
その為最高評議会からの信頼も厚いのだ」
「ふーん・・・なるほどね・・・。
確かに演説の内容も豪快だな。
武力強化しただけで一ヶ月に35%の犯罪低下を実現する・・・なんて言ってるぐらいだからな」
茶を啜りながら毒舌を吐く式に一同は苦笑していた。
「あ、ミゼット提督」
「ミゼット婆ちゃん?」
レジアス中将の後ろに座っている人物を見てなのはとヴィータが呟く。
ミゼット・クローベル、ラルゴ・キース、レオーネフィルス。
管理局の中では伝説の三提督と呼ばれている人物達だ。
「キール元帥やフィルス相談役もいるんだね」
「伝説の三提督揃い踏みやね」
フェイトとはやてもモニターの人物達に気付いて呟く。
「伝説の三提督ね・・・そんな偉い奴には見えないけどな。
どう見ても気の良い老人だ」
505 :
KING:2009/05/07(木) 19:35:58 ID:9Yl4kynC
翌日
午前中の訓練を何事も無く終えたフォワードメンバー+遊撃部隊の式は急に休暇なった午後の準備をしていた。
休暇になった理由は扱く簡単でいわゆる労いというやつだ。
今まで頑張ってきた、これからも頑張って欲しいという願いを込めたなのは達からのささやかなご褒美なのだ。
スバルとティアナは早速私服に着替えてクラナガンに遊びに行く準備を、エリオをキャロも二人そろっていわゆるデートと言うやつだ。
式の方はまだどうやって過ごすか考えておらず、取り敢えず昼食を取ろうとなのは達と共に食堂に来ていた。
[以上、芸能ニュースでした。
続いては政治経済・・・]
お昼のニュースが流れる中、なのは達は楽しくおしゃべりしながらお昼を食べていた。
式の方はシグナムの隣に座り、お互いに気が合うのか戦闘についての話しをしながら食事をとっている。
[昨日、ミッドチルダ管理局地上本部において来年度の予算会議が行われました。
当日は首都防衛隊代表、レジアス・ゲイズ中将による管理局の防衛思想に関しての表明も行われました・・・]
レジアスの名前が出た途端会話は一旦止み、式以外の一行の視線はモニターに向けられる。
それにつられて式も画面の方に顔を向けると丁度映像が切り替わり、管理局の高官と思われる男の演説が始まった。
その男は首都防衛隊代表、事実上の地上本部トップ、レジアス・ゲイズであった。
「このおっさんまだこんな事言ってるのか・・・」
一通りの演説の内容を聞いてから、ヴィータは眉を潜めながら口を開いた。
「なぁ、シグナム。
このおっさんは誰なんだ?」
食後のお茶をゆっくりと飲んでいた式がモニターを見ながら質問をした。
「レジアス・ゲイズ中将、先程も紹介していたが首都防衛隊の代表をしている人物だ。
古くからの武闘派で演説をしていた通り、地上の武力強化を訴えている。
豪快な政治手腕や黒い噂が多々流れていて、それを非難する者もいるが、多くの実績を残しているのも事実だ。
その為最高評議会からの信頼も厚いのだ」
「ふーん・・・なるほどね・・・。
確かに演説の内容も豪快だな。
武力強化しただけで一ヶ月に35%の犯罪低下を実現する・・・なんて言ってるぐらいだからな」
茶を啜りながら毒舌を吐く式に一同は苦笑していた。
「あ、ミゼット提督」
「ミゼット婆ちゃん?」
レジアス中将の後ろに座っている人物を見てなのはとヴィータが呟く。
ミゼット・クローベル、ラルゴ・キース、レオーネフィルス。
管理局の中では伝説の三提督と呼ばれている人物達だ。
「キール元帥やフィルス相談役もいるんだね」
「伝説の三提督揃い踏みやね」
506 :
KING:2009/05/07(木) 19:38:01 ID:9Yl4kynC
フェイトとはやてもモニターの人物達に気付いて呟く。
「伝説の三提督ね・・・そんな偉い奴には見えないけどな。
どう見ても気の良い老人だ」
「だろ?
いつ見ても普通の老人会だ」
「駄目だよ二人とも?
偉大な方達なんだから」
フェイトが軽く注意しながら食事を口に運ぶ。
「うん、管理局の惣明期から今の形を整えた功労者さん達だもんね」
なのはが説明をするが、当の式は興味無しと言った雰囲気で茶のお代わりをしている。
その態度に多少ムッするなのはを見てフェイトとシグナムは苦笑していた。
食事を終えた式は午後の時間をスバル達と共にクラナガンに遊びに行くことに決めた。
と言っても、部屋で横になりながら考えていた時スバルに「今日は折角の休みだからパァ〜とやろう!」と半ば無理やり引っ張り出されたのだ。
「全く・・・その強引さはどうにかした方が良いと心から思うぞスバル・・・」
ヴァイスと知り合いの整備員に移動する為のバイクを借りに格納庫に来ていた三人。
そこでは笑顔を浮かべながらせっせとティアナの後ろに乗り始めるスバルを見ながら式は今までの中で盛大なため息を吐いていた。
「諦めなさい式・・・。
あいつの諦めの悪さと強引さは最悪の部類にはいるから」
「お前の言う通りだな・・・。
それに純粋であるがゆえに質が悪い」
二人そろってため息を吐く。
それに気付いていないのか相変わらずの笑顔を浮かべながらスバルがこちら呼んでいる。
それを軽く一瞥し、苦笑しながらバイクに乗り込む。
隊舎前まで移動すると見送りに来ていたなのはの姿があった。
「あれ、式も一緒にお出かけなんだ。
珍しいね」
「半ば無理矢理みたいなものなんだけどな・・・。
まぁ、たまにこうゆうのも良いさ」
肩を竦めながら答える式を見てなのはは微笑を浮かべていた。
「お土産に美味しいクッキーか何か買ってきますね」
「うん、気持ちは嬉しいけど気にしなくて良いから。
今日は三人でゆっくりと楽しんでおいでね?」
スバルの申し出をやんわりと断るなのは。
その言葉を聞いた後、三人が乗ったバイクはクラナガンに向けて移動を開始した。
だがこの時は・・・まだ何も知らなかった・・・。
この平和な時間が静かに終わりへと近づいていくことに・・・。
507 :
KING:2009/05/07(木) 19:39:17 ID:9Yl4kynC
え〜、以上でございます。
お次の話しですが・・・多分ちょっと本編から外れるかもしれません。
式の模擬戦を書くか、元の世界の橙子さん達を書くか・・・多分気分で決まります。
感想の途中ですいませんでした。
KING氏の追加分をwikiに登録しました。
ご確認ください
続き投下乙
コクトーマダー?
ハーゲンダッツマダー?
フジネエマダー?
>>507 GJ!
式の模擬戦とかも結構楽しみ。
しかしもし式が無事に元の世界に戻ったら、橙子さん達に
「異世界で魔法少女」をやっていたと言うのだろうかw
魔法少女とか橙子さんにはNGワードすぎる
NGワードか、なのは達のNGワードってどんなのがあるかな?フェイトさんは執務官試験に落ちた事気にしてるらしいが
低学歴
やはりなのは達でも、
管理局の体制下で虐げられている人たちや、被害者に、
偽善者とか言われるのはきついんじゃないかな。
現実は甘くないことを知ってきただけにね。
どっかの体は剣でできている人も、
心は硝子らしいし。
>>515 どっから出てきたんだ?
普通に各世界がそれぞれ治めているんじゃないの。
いい悪いじゃなくて、管理局が好きってありえると思う
十年も勤めた組織だし、思い出とか愛着もあるはず
出会いも良かったし
あまり気乗りしなかったけど管理局の力を見て加盟した世界とかもありそうじゃない?
あとは、予算(管理局の活動費)を多く払っていいるところが優先的に、
質のよい装備と人員で守られて、そうではないところは質も人員も劣るとか。
あんだけでかい組織だと、どこかしらに恨まれていないほうが不自然な気もする。
だからって、管理局は悪ではないが。
>515-516
一期でジュエルシードが起こした災害の被害者(一番多くの人に見られたのは、巨大樹か?)、二期だと闇の書の蒐集や破壊の被害者、そういった人間に対しての保障がどうなったのかが気にかかる。
管理局の温情処置は、なのはたちにとっては有りがたい物であっても、被害者たちにとっては許せないものだろうし。
だからこその『偽善者』なのかな?
>>519 闇の書の場合だと最後だと大怪我した人物もないし
その前だと、クライドさんが被害者だがそれはハラオウンは許したし
その前のはもう被害者も生き残ってはいないんじゃないのかな。
はやてが苦労しているようなのは、「闇の書の主」というレッテルの方だと思う。
なんだかちょっと「偽善」とは違うような。
>>520 こらこら、ヴォルケンスが襲撃をかけた人達を忘れるな。それにはやての前回の主もクライド以外に怪我人、最悪死人を出していそうだし。
被害者が全員、はやてを許してはいないだろうしな。
522 :
521:2009/05/08(金) 11:22:28 ID:yiXoeIPv
はやてが主のとき、重傷者がいなかったとしても、重傷でないからゆるす、という訳ではないだろう。
闇の書を持つものは歴代の所持者の罪を背負わなければいけないんだな
はやては被害者でもあるけれど、ヴォルケンリッターは間違いなく加害者。そして歴代の闇の書の主の行動と、末路を考えると被害は想像さえ困難なほど。
前回からそれ程の時間がたっていないことを考えれば、今生きている被害者遺族はハラオウン家だけではないから、その辺りはどうするのかと思ったんですよ。
もし管理局が、闇の書関連の事実を隠匿している事が知られていたら……と。
つまりはやては死ぬべきと
>>524 事情を知る奴からすればヴォルケンズが加害者で、はやては巻き込まれただけの被害者なんだけど、
StSのオーリス、アグスタを警護していたスバルの台詞から一定以上の階級でないとはやてがかつての闇の書のマスターであることさえ知ることは出来ないみたいだな。
まあはやては家族達と罪を償っていくと言っているから、被害者と遺族達から白い目で見られる覚悟は出来てるだろ。
>>524 しかしクライドさんの時の前の事件はどのくらい前なのだろうか?
>>521 クライドさんが全員艦から退避させたといっていたような。
憎む相手が個人ではなく闇の書っていう状態が被害者にとってベターなこともあると思う
言峰が大火災の遺族に「私が犯人です」って名乗りを上げるのが正しい、あるいは良い結果を生むとも思えないし
おいィ!ネガはやめろと言ってるだろサルドモ
とりあえず三期を見る限り、はやて・・・というか八神家全員を快く思ってない連中は大勢いるのは確か、いい例がレジアス
ただ八神家に対する恨みこそはあれど、管理局したからって「偽善者」と思ってる人間はいないんじゃないかな
はやて自身が罪を受け入れてるしね
一般人はウ゛ォルケンズの存在はおろか闇の書のことさえ知らないのだから
二期のエイミイの反応から察するするに
ウ゛ォルケンズが直接遺族から怨まれることはないが
二期では不殺だったからこそウ゛ォルケンズにやられた局員は生きてるだろうし
そこから復讐される可能性はあるな
話に乗ってしまってなんだけど書き込んだ後でこの話題はこのスレでやる限りあまり突っ込んでいきたくないって気がしてきた
このスレではやてとヴォルケンのことを考えるのなら、凛ルートでのセイバーや桜ルートでの桜やライダーのことも考えざるをなくなるからな
局に入って平和のために戦おうが、贖罪にはならないとか言われるぐらいかな?
型月の場合はそういう一般人は見るも無残な形で消されるから救いがねぇ
ネロのホテルとか
ホテルアウグスタが月姫同様の惨状になってたらTVは祭になったかもしれんね
俺は好きだけど
>>530 しかし死者や重傷じゃないのに復讐物をやるのはしまらんなあ。
>>532 そうなると後は死ぬしか選択しなくならないか。
堂々巡りやのう。
>>531 まあな。俺が言うのもなんだが、あんまりこういうのはやりたくない。
ネロにぱっくんされた人といえばネロ二世こと山瀬さんがいたな
あの人って二次扱いだっけ?
あんなノリでユーノがロストロギアとジョグレス進化しても、いいよね……
>>535 何故かヘルメスの手に乗った姿を幻視した
>>519 あとはなのはが逃げ出した初戦闘の戦闘痕とかな。
あれは警察がかなり調査したんじゃなかろうか……。
そうだ
無限図書館が巨大ロボになればいいんだ
無限図書って本局の一部屋なんだよな
>>538のだと本局全部が変形するんじゃないのか
ガイキングみたいに一部が分離変形するんだろ
本局はガオガイガーみたいなブロックが集まってるみたいな感じじゃないか?
というかヴィータに振り回させてみたい……!
>>533 タタリも三咲町で起こるまではシオンを除いて毎回全滅だったんだよなぁ
>>537 結界張ってないのに近隣住民が一切騒がないくらいに超常現象に慣れていて、海鳴市中大木に覆われても次の回ではジェバンニレベルで完全に元通りにして話題にも出さない海鳴市民をなめちゃいけない
殺人狂の式や志貴、魔術師連中を保安上捨て置けないとして捕縛に走る話が読んでみたいな
ちゃんと事前に管理局が保有する技術を総動員して調査した後、数とトラップと次元世界技術で志貴たちを追い込んで
拘束していく話がいい
型月無双は飽きたしなぁ
建築業者レベルたけえな
>>535 歌月十夜に収録されてた夢十夜にあった話だよね、それ。
羽ピン、蒼香、つかさともどもキャラ紹介が読本にあったくらいだし、
公式扱いで良いと思うけど。
他かが管理外世界の殺人鬼や魔術師程度に、そこまで戦力を割くメリットがなぁ。別に管理世界で悪さしなけりゃ無視でしょ。魔術師も基本的に隠れてコソコソするから特定は難しそうだし。
>>547 SSなんだから悪ささせればいいじゃないの
そうそう、『黎明』だったかな?
ネロの最後の被害者
妹の舞子さんにサヨナラ言えたことだけが救いの人
>>544 権力濫用はんたいー
せっかくのバックアップなんだからもっと場面と相手を選んで使おうぜ
志貴は人間殺しちゃいないし、式は一生一殺でシャイな女の子ですよ?
悪ささせるのはいいが、魔術師は結託無しの単独犯罪が多すぎて根絶やしとか無理そう。テロリスト相手にするアメリカ以上に苦戦は免れないと思う。
式とか志貴を殺人狂だからとかいってる時点でないわ
ID:2BmH3FJfとID:+1nBQaM8の意味不明さは異常
いいんじゃないかな?面白そうで好きだな。
主人公が活躍するだけの話よりも展開が面白そうだよ。
以下に捕らえるかなら楽しめそうだな。
しき二人を捕らえようとするのはプレシアかな
「」=アルハザード的に
手掛かりは解剖してでも手に入れたいみたいに
それで捕らえられた志貴とフェイトのハートフルな話を
捕まえるだけでいいなら数で押せば捕まえれるでしょ
上でも言ってるけど魔術師は基本単独もしくわ少数くらいなんだから
これでいったら絶対駄作だけど
志貴には首輪ですね、わかります
> これでいったら絶対駄作だけど
思い込みが激しい奴だな
書き様によるだろうに
皆おちちけ
まだ慌てるような時間じゃない
>>544 取り敢えずリリカル無双がやりたい!と言ってる様に聞こえるが。
ギルガメッシュでは無いが、たかが異能者一人に組織が大勢の人員と最新の装備を揃えて本気でかかるなんて大人気ない。
それに式も志貴も管理局が全力で捕獲にかかる様な悪事を働くキャラではないし。
>>560 それって物語の作りようでしょ?
型月世界の異能者がロストロギアに関連して危険値が増大したためとか
いくらでも考えられるぞ
はなから否定のための理屈をこねて何がしたいんだか
連鎖的に言葉遣いが粗くなっとる!
このレスから、この話題はスルー開始で
二人「しき」と管理局の勝負を見たい、というのならそれでも良いが
そこにいたるプロセスがどうにも頂けない。
共に法に触れるようなことは何一つしてないが、
お互いの勘違い・すれ違い・情報不足による思い込みによる追いかけっこ、
レベルのノリで良いんじゃないか。
邂逅後お互いに自分の持ってる情報との齟齬に気づいて
「え?」「あれ?」「どういうこと?」
とうろたえまくった挙句、共に謝りとおすことでオチがつく、という。
雨降って土砂崩れ、なんて話なんか見たくないぞ。
っと、リロードしてなかった。
>>562氏、失礼。
土砂崩れ見たい人もいるよノ
まず、ダブルしきに管理局的に見てどんな犯罪を犯させるかってのを考えなきゃいけないんだが、
地球で管理局法を語ったら、アホか?ここは地球で日本だよで終わるんだよなぁ。
魔術師狩りにしても、態々管理局に税金を納めていない地球まで船を出して数十人規模の優秀な局員を配置し、
見張るというのもかなり金の無駄な気がする。秀吉の朝鮮出兵みたいに得るものないのに金だけかかるみたいな。
JSと闇の書の件はほうっておくと自分達に害があるのと、確実に別世界からのロストロギアなので介入したが。
逆に、どうすれば自然に管理局が介入や制圧できると思う?ダブルしきにしても魔術師にしても他世界に迷惑をかけていないし、
魔術師が暴走しても、所詮単独犯でそいつ捕まえたら終わりだろうし。犯罪を犯していないものをおかしそうだからという理由でいきなり捕まえたら、
それはそれでなんか、おかしい。
>>563 個人的には十分な用意をして多人数でかかれば勝てるというのは、現実的で分かり切った結末だからつまらない。
どんな用意をしようが、多人数でかかろうが、それを事も無げにあしらう強力な個人にカタルシスを感じる。
そしてそんな絶望的な戦力差がある相手に諦めないで正面から戦って勝利をもぎ取る個人が大好き。
他の漫画の台詞を借りるなら、「歯を食い縛れよ最強(最弱)―――俺の最弱(最強)はちっとばっか響くぞ?」みたいな。
>>566 > 地球で管理局法を語ったら、アホか?ここは地球で日本だよで終わるんだよなぁ。
リリなのの本編見てますか?
管理世界に影響を与える異変に現地の魔術師や志貴たちが関係している事にすればいい。
志貴の場合は目がロストロギア級だしね。
魔術師の場合は協会が危険指定のロストロギアを手中に収めていることにすれば積極的介入の理由になる。
> 魔術師狩りにしても、態々管理局に税金を納めていない地球まで船を出して数十人規模の優秀な局員を配置し、
> 見張るというのもかなり金の無駄な気がする。
同上
> 逆に、どうすれば自然に管理局が介入や制圧できると思う?ダブルしきにしても魔術師にしても他世界に迷惑をかけていないし、
> 魔術師が暴走しても、所詮単独犯でそいつ捕まえたら終わりだろうし。犯罪を犯していないものをおかしそうだからという理由でいきなり捕まえたら、
同上
ほら簡単
つまりUBWの対ギルガメッシュ戦が理想?
>>568 >過去に滅んだ超高度文明から流出する、特に発達した技術や魔法の総称。
これがロストロギアの定義
それくらい古くて高度な産物に対して使うならともかく、
どれだけトンデモだろうと、昨今生まれた個人の能力を「ロストロギア級」というのはおかしいぞ
>>568 >管理世界に影響を与える異変に現地の魔術師や志貴たちが関係している事にすればいい。
>志貴の場合は目がロストロギア級だしね。
魔術師の場合は協会が危険指定のロストロギアを手中に収めていることにすれば積極的介入の理由になる。
その志貴や魔術師が管理世界に影響を与える事って何?それに確かに魔術協会ならロストロギア級の代物が有りそうだけど彼等が素直に渡すとでも?
下手したら魔法使いや二十七祖も巻き込んだ血みどろの戦争が勃発しそうだが。
管理世界に影響を与えた魔術師がいたから魔術師は全員粛正DA!も全次元世界で最も文明が進んだ世界がやる行動とは思えないし。
>>569 ウイ、ムッシュー。
誤爆
藤ねえの仕業だー
>>570 ロストロギア”級”だよ。
>>571 > 管理世界に影響を与えた魔術師がいたから魔術師は全員粛正DA!も全次元世界で最も文明が進んだ世界がやる行動とは思えないし。
なにそれ?
> その志貴や魔術師が管理世界に影響を与える事って何?それに確かに魔術協会ならロストロギア級の代物が有りそうだけど彼等が素直に渡すとでも?
> 下手したら魔法使いや二十七祖も巻き込んだ血みどろの戦争が勃発しそうだが
そうなるように話を持っていくためでしょ。
>>574 それ言ったら型月世界はロストロギア級の宝庫だ。
>>574 >ロストロギア”級”だよ。
何のつもりで訂正したのかわからない
・滅んだ魔法文明の遺産であること
・かなり昔からあること
・高度な技術で作られていること
この辺がロストロギアの要件だろう
直死の魔眼はこのどれにも掠ってないぞ
人間に対して「オーパーツ級だ」なんていうくらいおかしい
ひょっとして「ロストロギア級」って表現を、能力の強大さや特殊さを現すために使ってる?
だとしたらひどい誤用な気がするぞ
>>574 公式サイトでミッドチルダを管理世界の中で最も安定して栄えていると言っている。そんな文明の高い世界が魔女狩り紛いな真似をするのか?腑に落ちない。
>>576 直死の魔眼はSランククラスのレアスキルというところか?
カレイドステッキとか、まだ滅んですらいないからな。
大師父の気まぐれと、琥珀さん成分で出来てるし。
>>579 どの程度のランクに該当するかはわからんが、レアスキルって表現の方が妥当だろうね
志貴がみつかったら襲うのは管理局じゃなくて魔術師だと思うんだけどな
リリカル無双するならオルタクラスとの艦隊戦だろう。
オルタクラスを倒して初めて無双さ
>>582 オルタってセイバーオルタか?ORTの間違いじゃね?
> 何のつもりで訂正したのかわからない
訂正?
>>568読み直しなさいな。
>>577 わかってて否定するためだけにやってるね君w
級って表現は管理局がロストロギアを管理する理由からだよ。
つまりロストロギアな身の危険性があるからロストロギア級という表現。
>>578 魔女狩りって?
管理局が管理世界の安全のためと判断して行動する
↓
魔術協会は非協力的
↓
管理局やむを得ず強硬手段
↓
対立
普通こういう流れを説明しなくても想像くらい出来るでしょ。
なんかいい加減にして欲しいわ、この二人。
ORTをオルタって読んだんじゃね?
正しくはオルトだっけ?
>>581 管理局側の事情で動く場合なんだからレアスキルなんて用いないでしょ。
少しは考えなさいな。
ロストロギア級という言葉自体がおかしい
ロストロギアという言葉には危険物という意味は全くない
いきなり変な言葉を作って論を展開しないでほしい
あと、管理局も現地に魔法を使う人間がいて、組織があるとわかればそれ相応の対応をとるだろう
型月の世界と第97管理外世界を同列に考える方がおかしい
>>588 > ロストロギアという言葉には危険物という意味は全くない
> いきなり変な言葉を作って論を展開しないでほしい
危険性がロストロギア並みとはんだんしたら、級を用いるのは極普通のことだろうに。
> あと、管理局も現地に魔法を使う人間がいて、組織があるとわかればそれ相応の対応をとるだろう
> 型月の世界と第97管理外世界を同列に考える方がおかしい
その対応がこじれた場合の話をしているのに、絶対争う方向に行かないぞ!って主張しているのかね?
可能性の話を拙い理屈で否定するから呆れてるんだけどさぁ。
>>584 >つまりロストロギアな身の危険性があるからロストロギア級という表現。
ロストロギア=危険物って認識は間違いな
あくまでロストロギアとは「指定遺失物」
危険度の物差しに使うものではない
>>586 何故にコイツは攻撃的なのさ?
>>584 >普通こういう流れを説明しなくても想像くらい出来るでしょ。
分かんないよ、君の考え方なんざ。それに何で協会所属の魔術師ならともかく何故魔術師全員を狩り尽くすという思考に行き着くのかも分からない。
"ロストロギア並" で検索した結果 1〜10件目 / 約23件 - 0.55秒
"ロストロギア並み" で検索した結果 1〜7件目 / 約7件 - 0.71秒
"ロストロギア級" で検索した結果 1〜10件目 / 約218件 - 0.05秒
管理局ってそんなアメ○カみたいな組織だったっけ……?
ンン!?そうだったっけ!?
>>590 オークションで売れるロストロギアもあるしなあ。
>>588 つか子供相手に言葉遊びしているみたいだなぁ。
最初からロストロギア並みの危険性があるからロストロギア級です
って解説入れればよかったのかねぇ。
>>590 管理局はなんでロストロギアを保管し集めてるんだよ。
ロストロギア=危険性が高い
からでしょうに。
・・・・・・疲れてきた。
>>593 多分その認識で間違いはない。現地民からすれば素直に歓迎出来る存在でないが。
>>596 危険なロストロギアは優先して集めてるけど、危険じゃないのは市場流通してるぞ
>>596 正確には「ロストロギアの中に危険性の高いものがある」からだ。
ロストロギアだから危険性が高いわけでも、危険性が高いからロストロギアなわけでもない。
危険性のないロストロギアも当然ある。
> 分かんないよ、君の考え方なんざ。それに何で協会所属の魔術師ならともかく何故魔術師全員を狩り尽くすという思考に行き着くのかも分からない。
それ無駄な指摘でしょ。
そういう目的の話を作るのに適した設定を話してるんでしょうが(呆
それを言い出したらどんなことにもいちゃもん付けられるって分かってる?
>>594 さらに言うとサウンドステージには回収がやっかいだけど危険度全くなしのロストロギアが登場している
「ロストロギア並みの危険物」という言い方もかなりおかしい
作中で危険なものははっきりと「危険な」ロストロギアと言っている
危険度では一度に相手出来る人数が多くても両手で足りるWシキより、竜召喚で街一つ焦土に出来るキャロの方がどう考えても上だと思う
>>596 むしろ貴方の相手に疲れてきたんですけど。
『危険だからロストロギアを集めている』んじゃなくて、『危険性なロストロギアを集めている』が正しい。
時空管理局には各世界の文化管理って仕事もあるしな
>>589 >その対応がこじれた場合の話をしているのに、絶対争う方向に行かないぞ!って主張しているのかね?
レスを振り返って見る限り、単に君が絶対にこじれる!と決め付けて話しを進めているだけみたいだが。
>>599 ロストロギア
過去に何らかの要因で消失した世界、ないしは滅んだ古代文明で造られた遺産の総称。多くは現存技術では到達出来ていない超高度な技術で造られた物で、使い方次第では世界はおろか全次元を崩壊させかねない程危険な物もあり、
これらを確保・管理する事が「時空管理局」の任務の一つである。
これから察するに級という使い方に何の問題もないよ。
>>597 間違いかどうかも怪しいだろ
管理局の対外政策がはっきりわかるところは劇中のどこにもないし
たぶん脚本や設定の段階で意図的にはっきり書かないようにしていると思う
>>606 戦車並みの戦闘能力という表現で「車並みの強さ」ってくらいおかしい
なんか個人的には志貴が管理局と対立するのは魔眼のせいというよりも
アルク絡みで管理局と対立する必要があったせいな気がする
アルクが攫われたとか、アルクの延命に必要な何かを強奪するとか
>>605 魔術協会側と折衝してこじれる方に流れる可能性が高いと思うけどねぇ
低いというのならその理由を。
>>606 少なくとも原作で出てこなかった言葉を勝手に作るべきではない
>>606 話をすり替えないように。
「ロストロギア級」という言葉はその意味では、
「現在の技術力では到達できないようなとんでもないもの」の例えとして使える。
でもだからといって、「危険なもの」という意味にはならない。
とりあえず落ち着いてSSを書くんだ
設定なんて枝葉に過ぎないし、面白いは正義だ
あとロストロギアって単語がゲシュタルト崩壊した
>>611 あのね、並みや級という言葉を作るとは言わないよ、比喩表現なんだからw
ロストロギアの認識が違ってる?
主に下の認識で。
スレの住人の認識
『過去に何らかの要因で消失した世界、ないしは滅んだ古代文明で造られた遺産の総称』
ID:tHz53NUpの認識
『使い方次第では世界はおろか全次元を崩壊させかねない程危険な物もあり』
>>606 たとえ超高度な技術で作られたものでも、ちゃんとその文明があったら
「ロストロギア級」であってもロストロギアではないから
管理局は介入しないというわけか。
>>606 文章を見る限り、オーパーツないし、ムー文明の様なものを指し、一人間の能力に対してロストロギア級と言うのは適切ではない様だが。
>使い方次第では世界はおろか全次元を崩壊させかねない程危険な物もあり、
直死って其処までの代物?
>
>>606 > 文章を見る限り、オーパーツないし、ムー文明の様なものを指し、一人間の能力に対してロストロギア級と言うのは適切ではない様だが。
> 最初からロストロギア並みの危険性があるからロストロギア級です
> って解説入れればよかったのかねぇ。
> 直死って其処までの代物?
それをどう判断するのかは作中の人物や組織の判断。
ここで危険ではないと言い切る人は・・・今後物語を語るべきじゃないな。
ID:tHz53NUpの中では管理局はそんな認識なのか?
現地の組織が適正に管理してたり、別に次元世界に害を与えるような存在でもないのに無理やり奪い取ろうとするような
>>615 認識の違いではないな
強力なモノもあるとはいえ、その総称に級を付けるってのが間違い
船の一種である戦艦並みという意図で「船並み」
車の一種である戦車並みという意図で「車並み」
哺乳類の一種であるクジラ並みという意図で「哺乳類並み」
ロストロギアの一種である次元世界を危うくするモノ並みという意図で「ロストロギア並み」
すごくおかしいだろ?
どっちでもいいよロストロギアでもロストロギア級でも。
いいから両方落ち着け。
そしてアンチは消えろ。両方の作品が好きな奴以外がこのスレ覗いてもなんも楽しくないだろ。
騒いでる奴は
>>544に同意できるから騒いでるのか?
殺人狂な志貴や式なんて俺見たこと無いんだが。
>>618 だから、直死の魔眼は全次元を崩壊に導く様な危険な代物なのか?
>>606の説明だとロストロギアは世界崩壊を引き起こす危険な代物と読めるが。
全
員
一
旦
落
ち
着
け
魔術師は基本的に国家に属さないアウトローだから体制側に弾圧はされてもおかしくないけどな
聖堂教会が管理局に依頼して魔術師の殲滅を図るとか
「」と繋がってる式はともかく志貴の方は
管理局がわざわざどうにかしようってほどのもんでもないと思うけどね
それならギルのエアの方がよっぽどだし
>>625 魔術協会と聖堂教会はお互いに不可侵条約を結んでいるからそれは無いんじゃね?
>>625 それはないと思う。
管理局ってか、異世界の存在なんて、キリスト教からしてみれば、これ以上ない異端だし。
何かもうすごくどうでもいいことを延々議論してるな
あんまりくだらないことでスレを消費しないで欲しいなぁ
魔術師は基本的に国家に属さないアウトローだから体制側に弾圧はされてもおかしくないけどな
聖堂教会が管理局に依頼して魔術師の殲滅を図るとか
なんかしくじったわ二回書き込んでる
>>620 Xで出てきた、オルセアみたいに支援や管理局への加盟を拒否するところもあるようだ。
それらは内戦などが継続中。この例を見る限り、管理居局は極端に横暴な対応や介入は
できないと思うけど。
>>628 記録に残らないところで、殺しあってるってさ。
>>628 水面下じゃ殺し合いしてるんだぜ。
直死はどう解釈してもレアスキル扱い。
志貴や式は殺人狂ではない。というか殺人自体したことがない(白純カウントするならアリ)。
超能力は古代遺失物(ロストロギア)ではない。
よってロストロギア級という言葉は厳密には間違っているが、言いたいことは分かるのでどうでもいい。
>>625 付け加えると、教会と協会はお互い様々なものがギリギリ作用して不可侵を保っているんだと思う。
ぶっちゃけ互いに拳銃をつきつけて引き金に指をかけている冷戦状態なのでは?
「人の身に出来る事は、人を侵す程度だよ」と先祖が言ってました
>>634>>635 そういやそうだった。でも教会が管理局に頼って協会を殲滅というのもしっくり来ないんだよな。
そういえば教会が魔術を嫌う理由って何だっけ?
>>638 主に教義。
僅かに利権。
この二つだと思う。
冷戦状態のところに首突っ込んだらやばいことになるから管理局はなおさら消極的になるだろうな
>>641 ぶっちゃけ下手に介入しようものなら、取り敢えずまずはアイツを黙らせよう、と互いに結託して潰しにかかる気がせんでもありません。利害が一致すれば手を組むし。
できないできないと言うだけなのも何なので志貴や式が管理局と戦闘状態に入る状況を考えてみようとしたがなかなかうまくいかない
協会や教会との折衝というのではじめるとこの二人のどっちかが出てくるのが不釣り合いに思えるし
型月世界に管理局が関わらなければならない何かがあるのではなく無印やA'sみたいに管理世界側から闇の書やジュエルシードみたいなものを落とすのが発端として一番使いやすそうな気がする
教会は全ての異端を狩り出す部門。魔術も異端として排除したいが一番の敵は吸血鬼なので表面上は協定を結んでる。
協会はその異端―神秘に達する為に色々やってる人達(魔術師)が集まった自衛団みたいなの。尤も根源に至ろうとする魔術師は減る一方のようだが
>>643 ロストロギアがどこからとも無く飛来して「しき」に取り憑き、暴れだす
事件を作るとしたらこんなとこか。
やっぱ無理矢理感が残るなあ。
「しき」をどっか次元の狭間に閉じ込めても意味無いしなあ。
らっきょで出てるように簡単に出口を作って来るし。
管理世界外で、魔法に拠らないレアスキルを保持してる……
危険レベルは高くない
これって管理世界法に引っかからないと思ったけど?
シキが直接標的になるのでなく、
標的になっているモノにシキが関係or肩入れするってパターンもアリだろう
物だと戦闘になるほど執着するとは思えないから、者かな
A'sが原作のような大団円を迎えず、はやては管理局に身柄を確保される
そこから命からがら逃げ延びたヴォルケンリッターの誰かが志貴と出会って、管理局の追っ手を相手にはやて奪還を目指す
しかしこれだとなのフェイも味方に付きそうな気がしないでも
>>647 いろいろと問題が多いぞ、
大団円迎えずはやて生存の経緯。
はやて抑えられてヴォルケン自由に動けるのか。
はやてがそれを望むか。
管理局相手に数人ではやてを奪還できるか。 などなど
>A'sが原作のような大団円を迎えず
アルカンシェルぶっ放しで地球物理的崩壊の危機、生物は当然絶滅
闇の書暴走による次元崩壊により地球あぼん
少なくともどっちかで舞台ごと元から消えるな
>>641 人道的介入も難しいようだ
最上さんの新書を読んで、国家間への介入がとんでもなく難しいと知った
国連を管理局と読み替えると面白い
管理局=国連か
なんか管理局の大変さが少し理解できる気がするよ
>>648>>649 当初の計画通り、デュランダルではやてもろとも闇の書永久封印とか
それでヴォルケンが動いていられるのか分からんが
あるいは闇の書消滅後に、原作では管理局の保護観察下におかれるところを、違う判断を下されたとか
管理局は世界政府の亜種みたいなものだと思っている
>>650 >国家間への介入がとんでもなく難しい
まぁ、まともな組織なら、善意100からの組織間対立への介入なんてやらないからね。
介入するなら、組織としての義務か利益がないといけない。
そして、困ったことに型月連中相手だと、管理局に義務での介入理由がないし、
かといって利益として手に入りそうなものも管理局にとってどうしても欲しいレベルものがないという。
レアな個人技術なんて、安定してる組織からしたら特別に欲しいものでもないし、
手に入れるにしても全面的に介入する必要が無い。
>当初の計画通り、デュランダルではやてもろとも闇の書永久封印とか
無理→暴走皆消滅のコンボ一択だそれは
エネルギー総量的には丸ごとより減ってるはずの
闇の書防衛プログラム暴走体が
本編で封印出来てないんだぞ
丸ごと封印なんぞ出来るはずも無い
どうしても欲しいとは言わないけど、研究対象にしたいなと思えるものを一つ見つけた
魔術基盤
管理世界に同様のものがあるかどうかを確かめるためにも研究はしたいと思う
ただし、どうやっても動かせるものじゃないからやっぱり優先度としては高くないだろうな
>>655 暴走体だからだよ
闇の書の暴走は「完成→(数分の間)→暴走」という流れで、暴走までの僅かな間に凍結するのが本来の計画
闇の書は一旦完成すると自立行動しなくなるから、その隙に持ち主ごと封印すれば活動を止められる
nanohawikiからちょっと引用
>闇の書が発動後必ず陥る暴走状態、その直前の数分間にこの杖を用いて極大の凍結魔法をかけることで、
>主もろとも闇の書を永久封印することができる。
>永久封印が成立する理由が「完成した闇の書は魔力を蒐集する必要が無いので自らは動かない」という闇の書のシステムの穴を突いたもの
>>654 現代の国際政治や国際法についての本を読んでいると、自分の戦争、介入や国連などに関する
考えがいかに幼稚かがわかる
私たちが考えるほど管理局や魔術協会も単純じゃないんだ
ロストロギアって単なる美術品にはつかないの?
>>657 その流れだと、魔力蒐集されて消滅したヴォルケンは復活しないんじゃないか?
>>659 失われた技術を用いて作られたものならロストロギア指定されると思う。
>>659 例えば、失われた古代技術で造られたマイナスイオンを放出するシャンデリアとか、
作者不明作成年代不明の壁に飾ると森のせせらぎや小鳥の鳴き声が聞こえる自然画とか?
地球のオーパーツが感覚的に近いか。クリスタルのドクロとか。
>>660 だから誰か最低でもひとりは残るようにストーリーを弄らないとダメ
そこをどうするかが問題だな
>>661 確かクリスタルのドクロは、数世代掛かりなら手作業でも作れるが、見つかってるのは最近の品ばかりだったような
アンティキシラの歯車は、2100年前に作られた天文時計の部品という、正真正銘の本物だったけど
直死の危険性って難しいんだよな。
確かに強力だ、でも、射程距離の短さとかを考えると、あくまで対人レベルだし(物も壊せるけど)。
あとは、管理局側が直死にどのような手段で気づくか。気づいた場合、恐らく危ない能力なので封印措置にしたいのですがと、
いきなりは戦闘にはならなそう。封印云々でアルクや妹、シエルが無事に帰ってくるか信用できないとなり、最後に管理局法なんて知らんよと突っぱねられる。
だって、加盟していない法に従う義務はないし。そこで管理局が無理やり実力行使に来るなら、戦闘に発展できるかも。
ただ、その時点で読み手の管理局側に対する感情は最悪だと思う。そこになのはたちなんて加えたらもう大変だ。
それで、なのはたちが戦ったら、彼女達は地球を捨てたことになる。現地の法を無視して、自分達の法を武力で押し通すのに、しょうがないで済ます主人公……ひでぇ。
そもそもシキーズの能力じゃアルカンシェルの直撃にも耐えかねないような相手でも殺せる可能性はあっても、
効果範囲が狭すぎてとてもじゃないが世界の危機にはなりそうにもない
(校庭一個分の自然が原作中だと最大だっけ)
「両儀式」を危険視するのならまだわかるが、それにしたって他の次元世界にまで影響を及ぼせるとは思えない
665 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/09(土) 01:51:04 ID:csiuq66k
今日のマジキチ相手もうやめようぜ。
正直疲れた。
JSや闇の書並に介入せねばならないと判断させるものが型月にあるかなぁ?
いや、単純な厄介度ならアルクやギルとか覚醒桜ちゃんとか結構はいるんだが、
次元を越えて迷惑をかけるか?といわれるとそっちの方向性は原作でないし。
仮に、たまたま地球の近くを巡回した時に凄いのを目撃してしまったのなら介入しないこともないと思うが。
虚数空間を操る桜が危険だと、無理やり逮捕は管理局的になんかしない気もするし。
どーしても管理局の介入を入れたいなら派閥闘争の中の事故などを使えばいい
あるいは狂人の上級局員による策謀
今までのクロス通り、何かしらでミッドに吸血鬼とか来て、
最初は事前情報がないからやられ、被害が無視できなくなったころ、
三脳や上層部が本気になり、巨大組織の力を見せ付けるってのが無難かな?
人材不足だ何だといわれているのに、他のところそっちのけで教導隊から30人投入とかw
>>663、というかID:knICuLdHから何となく悪意を感じる、ただの偏見だけどね
ぶっちゃけ個人ならまだしも組織間の戦いだったらどうとでも理由は付けれるな
村の子の蚕の繭の奪い合いから始まった戦争もあるように
五次戦争勃発+月姫関連動乱
↓
かねて(四次戦争や闇の書動乱)より強力な魔力増幅を危険視した管理局は
「のちの未来の為の不穏分子の削減」と名目を打ち、魔術師殲滅作戦を決行する
↓
不満の声は上がった。が、それ以上に「クラナガンの悲劇を繰り返すな」。そんな意識が魔導師を始めとするミッドチルダ住人の中に多くあり
「管理を名に持つ我々が不安に怯える住人を救わないでどうするか」というセイギのミカタ思考が管理局全体に広がっていき、小さな不満要素は覆い尽くされていった
↓
しかしその優しさを貴しとして、それでいて酷く傲慢な作戦に反旗を翻した部隊がいた
遺出物管理を主とする緊急時にしか召集されなくなった幻の最強おまけ部隊、機動六課である
んで、管理局内に数人の型月あくにん側の人間を盛り込んでヨリ作戦が迷走しました、と
こんな感じでいいんでは?
それだとことが大きくなりすぎでリリカルなのは、型月双方の雰囲気から逸脱しすぎだと思うんだが
やるなら、
死徒がミッドに→大本の原因を調査→アルク→任意同行→ハァ?
→非常事態だすまない、付いてきてもらう! →戦闘勃発→アルク無双→Sランク砲撃とか
→志貴登場
くらいかねぇ
>>641 ロストロギアが関わればその限りではないな
断定するのは馬鹿だわ
>>645 管理局の捜査対象と関わっていて捜査妨害を繰り返せば捕縛対象になる
>>654 > そして、困ったことに型月連中相手だと、管理局に義務での介入理由がないし、
> かといって利益として手に入りそうなものも管理局にとってどうしても欲しいレベルものがないという。
> レアな個人技術なんて、安定してる組織からしたら特別に欲しいものでもないし、
> 手に入れるにしても全面的に介入する必要が無い。
世界崩壊に繋がるロストロギアが地球の魔術協会預かりになっていることにすればよいだけのこと
>>670 メインの型月関係者達と争わせたければ、協会からの通告で怪しい組織の加入あり、という情報を凛や燈子が掴めば
誤解や先入観から諍い、争いに発展させることなんて朝飯前
つか否定してる人たちは想像力がないのかと思えるほど視野が狭いな
>>670 > それだとことが大きくなりすぎでリリカルなのは、型月双方の雰囲気から逸脱しすぎだと思うんだが
理屈的な否定になっていないぞ
今回の議題は面白かったけど、一部の感情的反対者が悉く否定ばかりするのが痛かった
しかもその理屈が穴だらけなのがねー
いなくなったと思ったのにまた湧き出してきたか…
こいつ痛いとか言ってる人はなんなのかな。
全面戦争系があっても面白いと思うんだけどな。
ほんとそう思うんだけど、何かが気に入らないんだろうね
理屈で勝てないから人格批判に持っていこうとする様が酷く醜い
その手の人は人格的に未成熟なんだよ。
自分の気に入らないものを跡付けの理屈で否定しようと躍起になるからね。
スルーするしかないよ。
>>675 わざわざレス番指定してまで相手に想像力が貧困で視野が狭い、と言ったりするレッテル張りだから尚更相手を不快にさせる。
最近リリカルなのは関係スレでこの手の輩が多いんだわ。
>>676 お前の話し方だろ
常に相手を馬鹿にする書き方しかしない
理屈の程度が低いから否定されるのは当然なのでは?
>>678>>379 誰でも穴があるのは見て取れるよ
つ−か落ち着いたら?
みっともないよ
後、痛いとか沸いたとか言っちゃう人がレッテル貼るなっていうのはね
>>681 誰かと勘違いしてないか?一度も痛いとか沸いたとか言った覚えはないぞ?それに公共の場で相手の人格を攻撃する発言をするのはNGだろ。
>>680 >理屈の程度が低いから否定されるのは当然なのでは?
>誰でも穴があるのは見て取れるよ
その言葉、そのまま返します。
>>676 自分で書いた
>>673を読み直してみたら?正に君がいう通り酷く醜い。相手を馬鹿にした発言をして論破した気になっているのも滑稽だな。
英霊スバルの人、げんきしてるかなあ
型月でもトップクラスのオシャレさんである英雄王
青年体の水着姿ってなかったよな?
何故か
ギルガメッシュの水着姿……ですか。
色は黒か赤でブーメランパンツか、大正時代を思わせるようなシロモノか、むしろ裸族?
>>686 王の中の王であらせるギルガメッシュ様は某パピヨン水着の様な常人には理解出来ない水着をお持ちなのでしょう。
>>686 王の裸体などを拝んでしまっては、凡俗の目はその威光によって焼かれてしまうじゃないか。
当然、最高のセンスの水着を纏ってくれるに決まっている。
そういえば、etaFスレのどこかに男だらけのわくわくざぶーんと言うのがあったなあ。
でも、多分水着が濡れるという理由で、泳がないんだろう。
>>666 王の一物だと!宝具級の代物ではないか!
690 :
689:2009/05/09(土) 09:10:41 ID:2ClJOOMb
すまない、666じゃなくて686だった。
ギルは結構俗なところがあるから泳がないと最初は言ってても最終的には一番楽しむと思う
釣りしてたときみたいに
志貴をどうしても犯罪者にしたいならヴォルケンズ使うのが一番手っ取り早いと思う。
こいつら人外だからアルクの時みたいに衝動的にバラしてくれるかもしれんし。
あとギルの水着は露出度低いと思う。むかしの水着って結構布地あったみたいだし。
…水着の原典ってどんなのだろうなあ
ギルにはボディペイントがあったな
694 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/09(土) 10:00:14 ID:R8vpmcKT
このスレはロストロギア議論スレになりました。
晒しage
落ち着けよ
もちつけ、雑種。とりあえずズボン捌けWW
ふんどしも忘れずに
>>680 どうでもいいがお前が慎二に見えて仕方がない
話し方とかもろで朝っぱらから吹いたわ
あと全面戦争系はしこたま難しいので凄まじい筆力が要求されるよ
というか一本書いてみたらいかがか
セイバーとライダーはホロウで水着姿を披露済み。
あと、水着姿を披露していない女性サーヴァントはキャスターだけ……葛木先生以外が目にしたら呪われそうだな。
イラスト集とかにもないのか>キャスター
どうでも大事なことだが、キャス子のローブは腰周りの曲線がえろい
真ソニックとタメ張れるねあれは
なのは一期にロリキャスターを召喚するのはどうだ?
フェイト着せ替えとか大人モードでプレシアと対決とか色々できそう
ジュエルシードやデバイスにも興味持つだろうから話に絡め易いし、何より魔法少女できる
>>701 いいかも。
ロリライダーとロリセイバーで英霊少女トリオとか思いついてしまった。
ショタ葛木なんてのも。
今更だが、しき達を絡めるなら死徒とかみたいな人の形をした人外を
殺しているところをなのはたちに見られて誤解されて戦闘開始。みたいなのが
いいんじゃないか?それならなのはたちが関わってもおかしくないし、
その後誤解が解ければ丸く収まるし。
>>702 ショタ葛木、ロリセイバー、ロリライダー……この発想……
キサマッ、キャスターのサーヴァントだなッ
キャスター「ああ、宗一郎様のご幼少の頃のお姿……ああいけない鼻血が……ティッシュティッシュ……」
>>703 それがいいかも。吸血鬼を知らないから、殺そうとしているのを見て助けなきゃと助けて、
吸血鬼はチャンスと逃走し、しき達となのは達が戦い、なぜ殺そうとしていたのかの理由を知って、
アルクあたりに逃がした責任は取ってもらうで、最後は最強連合で配下を増やした吸血鬼を殺すw
なんとなく雑談が型月のみにシフトしているような・・・
いや、特に話すほどのネタはないんですけどね
型月とリリなのメンバーでメガネをかけている人たちだけでチーム愛好会とか。
葛木、燈子、シャーリー、グリフィス、志貴、レティ、一成、シエルたちが集まり、
なぜ我々は、このクロススレでまったく出番がないのかを熱く語るw
ライダー「フッ」
ユーノ「勝ったッ!第3部完!」
氷室はっ……氷室鐘はどうしたぁぁあ!!
あぁ!彼らを忘れていた。
でも、この面子から見て、チラッとだが何度か作品に登場しているユーノ、
フェイトとヤりあったライダーは優越感を持って会議に参加しそうだw
あなた達とは違うんですってwww
また予告から一日遅れましたが
釣りバトル前半のもう半分を投下したいと思います
前半とはうって変わって重い話になってしまうのでご容赦を
では
てんやわんやの大騒ぎ――というには聊か度の過ぎた
時空管理局の一流魔道士と英霊の心温まるやり取りも一時の落ち着きを見せ
――― ぐちゅ、ぐちゅ、―――
今は各々、自身の竿と水面の動きに没頭している最中であった
――― ぐちゅ、ぐちゅ ―――
そう、ここは釣堀
釣竿に身を委ね
水と会話し
魚と格闘する
アングラー達の戦場――
どのような理由があれど、その手に持つ竿による戦い以外の競り合いなど
些事以外の何ものでもないであろう
――― ぐちゅぐちゅ ―――
――ここに集いし四名
生い立ち、性格は違えども志高き戦士である
各自、その誇りに基づいて、、
今はただ目の前の聖戦に勝利すべし
――― ぶちゅッ、! ―――
それはそうと、、先ほどから
スプラッターな音響が辺りに響きまくっている音は何事か…?
何かを潰すような、何かをこねるような、
そんな不快極まりない音
それをつつ、と辿って行くと―――
「……………、」
四戦士の一人
白いワンピースの女性の背中へと視線を移す事になった
彼女の名は高町なのは
地球生まれの、叩き上げにして天才と誉れ高き
時空管理局の魔道士である
そんな彼女が額に汗を浮かべ、曇りのない両眼を眼前のそれに向け
まるで内職作業の如く、一心不乱に手元のそれへと意識を集中させている…
見目麗しい女性エリート魔道士のそんな一生懸命な横顔はおのずと見るものを惹きつけ
見惚れさせるに十分な爽やかさ、鮮やかさを称えている
……………筈、なのだが…
何かこう、、作業を延々と続けている白い背中から
屠殺現場さながらのグロテスクなオーラが吹き出ているのは何故だろう…?
よしきた
………周囲の一般客が、微妙に引きまくっているのも何故だろう…?
彼女はただ―――
持参の秘密兵器、、
赤い寄生中のような生餌を摘んで、、
潰して、、
捏ねて、、
肉団子状にして、、
針に突き刺す、、
釣りにおける当たり前の仕草をしているだけに過ぎないというのに――
「………」
「………」
「………」
周囲の閉口交じりの視線などお構いなしに
瞬き一つせずにソレに没頭する教導官
手を血みどろにし、指の先からポタリポタリと赤黒い液体を滴らせ
無表情でごりごりと丸めて肉団子を作っていくその姿――
……………素敵である
百年の恋も冷めて砕け散るほどに
イカれ、否…イカした光景だ
「―――かわいい魔法少女、だと?」
隣の黒衣のカジュアルな女性、同じく管理局魔道士フェイトテスタロッサハラオウンに
皮肉を込めてジト目を向ける錬鉄の英霊・アーチャーだったが
「いつだって一生懸命なんだ……なのはは」
「………」
その友人の横顔をうっとりと優しい微笑と共に見守る執務官――
こちらも色々と、もう駄目なのかも知れない
「――――やはり下女よ
虫と戯れる姿が板についている」
「我がマスターも、女らしさという点では聊か疑問の残るところだと思っていたが……いやはや」
「そんな事ないよ……よく見れば分かる
何かを叩き潰している時でも、なのははたまに凄く優しくて穏やかな表情を見せるんだ
…………あ、ほら…! 今の表情なんか、、」
「ちょっと落ち着こう、フェイトちゃん」
(ガーーーーーンッ!!?)
志高き戦士もとい――
大きな子供達の宴はまだ終わらない
時は金なり――
一日一日を大切にとはどこぞの偉人が言ったのか
ともあれ、そんな貴重な一日も既に午後を回り、、
春日和の控え目なお日様が西に差し掛かろうとしていた
――――――
「おびき出して吊り上げればいいんだ……理屈は分かってる
でも餌のせいで皆、隣に行っちゃう
なら、寄って来ないならどうするか…」
「お得意の非殺傷が聞いて呆れるぞ? ナノハ……それでは生餌の意味などあるまい?
まあ、その虫を捻り潰す姿はある意味潔く、実に爽快ではあるがね
是非、間桐の老人の前でソレをやって欲しい所だ」
「いちいち嫌味を言って来ないで下さい…」
そんなこんなで久しぶりに取れた休日に
決して休日を満喫しているとは言い難い顔で、フェイトが不平を露に言い返す
いちいち突っかかってくる男二人
人類史上にその名を残す「英霊」の座についているという彼らであるが
しかしてその実態は、無闇やたらと人様に絡んでくる酔っ払いと変わらない
頑張れ人類史
せめてこの心清らかな金髪の乙女に心底、幻滅されないくらいには頑張れ…
さりとて、もはや温厚なフェイトも辟易する以外にない
男二人の言葉をただただ受け流すことに苦心するのみであったのだが、
(……………フェイトちゃん、気づいてる?)
(……え?)
突然、親友からこんな言葉がかけられた
それはミッドチルダにおいて、魔道士の間でのみ交わされる
念話という初歩の通信魔法によってかけられた会話
故に男二人 (どれほどに人外の力を持っていたとしても) にその内容を知られる事のない
完全隠密の会話手段であったのだが、
(……? ……え、と、、)
だがその言葉の意味が、受信したフェイトには全く分からない
呆けた声を上げる執務官であった
(ハァ…………もう、冷静になろうよ
いつものフェイトちゃんならすぐに気づいてる筈だよ?)
そんな親友の答えに、困ったような軽いため息をついて、
(さっきからアーチャーさん
こちらに助言してくれてるって事に、だよ……)
支援
先ほどまで一心不乱に作っていたミミズ団子を
惜しげもなく撒き餌として川に放り、新たに餌を針に刺す
今度は無闇に練らずに出来るだけ生け作りのようにして、である
(……えと、、そ、そうなんだ……?)
目を白黒させる執務官
今の今まで、嫌味のオンパレードに耐える事に精一杯で
まるっきり気がついていなかった…
普段の剃刀のような思考を持つ彼女らしからぬ
気の抜けた答えを返すより術のないフェイト
―――だが、それも無理からぬ事であろう
今のフェイトの思考の大半――俗に言う、彼女的・脳内含有率は今
なのは=100%、、なのだから
親友、高町なのはを癒す事――
なのはに笑ってもらう事――
それ以外の要素は既に無く、その全てに健気にも全神経を注いでいるのである
そんな彼女に―――
ゴツイサーヴァント野郎のツンデレに気づけ、という方が酷な話であろう
(相変わらず報われないなぁ、あの人は……
彼自身の態度にも問題あるから自業自得なんだけど)
声色 (と言っても念話だが) に呆れ色を灯して言う教導官
チラっと、二つ右の赤い男に目を向ける
「??」
常人ならば気づかぬほどの
さり気無い、高町なのはの素振りであったが
男の感覚は常人とは比較にならないサーヴァントのそれだ
なのはの視線に一瞬で気づき、何事かと彼女の目線に目線で答える男
すかさずクス、と笑って目を逸らすなのは
「―――――何なのだ、一体?」
「何でもないよ、、ふふ」
「むう…………」
ズキン、―――
(…………っ)
フェイトの胸に痛みが走る
支援、開始
(とにかく不器用なんだ……どうしようもないくらい
あれで人生損してるっていうのに、結局どこまで行っても直らなかったみたいだね…
筋金入りとはこの事だよ、まったく)
その笑みは、少なくとも表面上は呆れた、という感情を称えた笑みに過ぎない――
だが、長年の付き合いであるフェイトには分かる
その奥に、えもいわれぬ感情が渦巻いている事――
―― 悲哀? 憧れ? 反発? それとも、憤り、、怒り? ――
そんな、迎合しない相反する感情が複雑に絡み合い
ぐっちゃぐちゃにマーブルしてる、、そんな笑いだった
―――それは初めにも感じた謎の痛み
ズキン、―――
「とにかく、、そんなへそ曲がりさんのおかげでコツは掴めてきた……」
エースオブエースの瞳に力が灯る――
「―――あまり波立たせては魚が逃げる…」
一つ一つ、教わった事を丁寧に――
「―――動きは最小
デリケートな餌を留意しつつ、水の流れに逆らわずに…」
言葉にして噛み締めるように――
「―――呼吸を合わせて、焦らず………そう」
射抜くような視線を湖面に落とす管理局のエースが、今――
「――――――それっ!」
掛け声と共に―――手に持つ竿を一気に引き上げる
ぱしゃーんと跳ねる水と共に吊り上げられる―――手の平大のフナ……!
「やったぁっ!!!」
聞く者をも歓喜に染めるような――
そんな、なのはの喜色満面の声が上がる
玉の様な額の汗を拭う事も忘れて、
竿と格闘していた高町なのはの顔が会心のの笑みを作り―――
フェイトに対し、ガッツポーズを作っていた
――――――
それは苦労して苦心して―――ようやく手にした初フィッシュ
日が中天に昇る前から試行錯誤を繰り返し、
その苦労が報われた瞬間であった
黄金の王がチッと舌打ちし
赤い外袴の男が目を閉じ、口を緩ませる
それを受けた高町なのは
ノリにノッている感情を体一杯で表現するかのような、
それは彼女の溜まりに溜まった我慢を発散させ
猛スパートを予感させる――そんな様相であった
「よーし…! ここから追い上げだ!
行くよ、フェイトちゃんっ!」
フェイトも―――
彼女の友人である執務官も、また
手を前に合わせて満面の笑みで答えていた
それは今日、、この場に来てから初めての――
―― 高町なのはの快心の笑顔だったのだから ――
よかった――
なのはが喜んでくれた――
凄く嬉しそうなその表情…
初心者でありながら
この初当たりまで本当に一生懸命頑張って
そして結果に繋がったのだ
それは嬉しいだろう…
楽しんでくれて、嬉しい…
本当に嬉しい…
ズキン――
ズキン、ズキン――
(…………っ、、、)
だのに―――
さっきから感じる――
――― この胸の痛みは何だろう… ―――
なのはに向ける微笑のその内に――
フェイトは今、はっきりと
己が心を蝕んでいく感情の存在に、、、
気づきつつあったのである
――――――
―――ばしゃばしゃと無造作に
水の撥ねる音が場に響く
それは場内の隅にある
公共の女子トイレ内から聞こえてくるものだった
場末の釣堀屋に備えられている洗面所などは他聞に漏れず
吹きさらしの大概お粗末なものと相場が決まっているものだが、
その類からすると、ここは意外なほどに小奇麗でよく整備されていると言えた
綺麗なタイル張りの壁
異臭を感じさせない、香水の香り漂う室内
全室に防音処理が施されていて、ウォシュレットも完備…
一流ホテルのレストルームかと見紛うばかりの
ちょっとあり得ないくらいの清楚さである
責任者かオーナーが余程の綺麗好きなのだろう
そんなピンクのタイル張りの壁に備え付けられた鏡に――先ほどまで場内にいた一人の女性
場末の釣堀屋において、異彩と言っても良いだろう
そんな美貌を持つ金髪の魔道士の、ハンカチを口に咥えた顔が大きく写っていた
洗面所に突っ伏した黒いジャケット姿の女性
名はフェイトテスタロッサハラオウン
ここより遥か遠けき星――
ミッドチルダ時空管理局所属の魔道士である彼女
(頭、痛い……)
そんな彼女の、楽しかった筈の一日
さりとて蓋を開けてみれば受難と困難に満ちた一日
それも半分以上を終え――
自らを写した全面の鏡を見ると、、案の定、最低の顔がそこにあった
ばしゃばしゃ、ばしゃばしゃ―――
ふらつく体を壁にもたれ掛からせながら
呆けた顔で水音を聞きながら
自身の写った鏡を見つめている…
我がままを言って――無理を推して――
それでこんな所までなのはを連れ出しておきながら――
こんな顔を親友に見せるわけにはいかない
すぐにでも復活して戻らなくてはいけない…
彼女の計画した休日の旅行はもはや当初の予定とはかけ離れたものとなり
ほとんど座礁しているといっても良いだろう
親友である高町なのはも行楽を楽しんでかどうか定かではない
サーヴァント相手に引くに引けないだけなのかも知れない
結局、それはなのはの疲労をかえって助長しただけで、
その事実を傍と感じながらも今の今までズルズルと行ってしまった――
何のための慰安旅行なのか…
(持つわけがないんだ…)
いくら高町なのはが英霊と張り合うほどの気概を持っていたとしてもスペックはあくまで人間のそれだ
基本性能が違うサーヴァント達とああやって競い
一緒の速度で走っていてはガタが来て当然
それを鑑みれば――
どう考えてもこのままでは駄目なのは自明の理であろう
今からでも無理やり手を引いて、ここから出るべきなのだ
あのサーヴァント達から一刻も早くなのはを引き離すべきなのだ
なのはがそれを納得するかは分からない…
説得できるかは五分五分だろう
だがそれでも、、
「今からでもヴィヴィオを連れて出かける予定だって言えば……」
そう、、自身の都合でヴィヴィオにも我慢を強いてしまった
多忙ななのはママのせっかくの休み
あの少女とて、一日中ママと一緒にいたかっただろうに…
「午後までなのはを貸して」 という我がままを、それでも快く許してくれたヴィヴィオ
今頃、小さな体を丸めながら首を長くして彼女の帰りを待っている事だろう…
なら、速攻でとんぼ帰りして今からでも3人で夜間営業の遊園地に行くという手もある、―――
、、、、
……………
「……………」
(いや…………駄目か、、、)
かぶりを振る執務官
そんな強行軍…
明日に疲れを残してしまうだけではないか…
無理に休暇を捻じ込んだのだ
明日からはまた苛烈な激務に苛まれる事だろう…
そこへ来て、休み中の不摂生で重い体を引き摺っての出勤など
そんな恥ずかしい真似は死んでも出来るはずがない
学生ではないのだ……それこそ重ね重ね何のための慰安旅行か
「はぁ………」
―――八方塞がり
懐に大事にしまい込んだ物を握り締め
溜息を漏らす執務官
「今日は……渡せないかも知れない…」
旅行の終わり――最高のシチュエーションの中
それを行おうと決めていたフェイトだったが、
今日はもう無理かも知れない
形式やムードに拘らず、「なのは、これ…」と、ポンと手渡してしまえば早いのだが、、
正直、誰かに見られるのは聊か恥ずかしい代物なのだ
だから、多忙で二人きりになれる機会すら乏しいなのはと、そして自分にとって
今日は絶対に外せない日であったというのに………
(もはや実行可能な経路は……漫画喫茶で二人部屋を借りて
肩を寄せ合って漫画でも読むくらい、、)
そんな強引な手段でしか、もはや二人きりの落ち着いた空間を形成する事は出来ない…
簡易結界でも張ったろうかとも考えたが、流石に私的な事情でそこまでは出来ない
このハチャメチャな一日をリカバーするための幾多の戦術思考を張り巡らせ――
その全てが頓挫した事を実感する執務官
どんよりと沈んだ面持ちになってしまうフェイト
もはや半分、諦めムードである
ただでさえ、サーヴァントと遭遇してしまいナーバスになっているというのに…
もう一度、蛇口を一杯にひねって――
勢い良く吹き出す冷たい水を顔に被り、気分を引き締める
(こんな事になっちゃったけど……投げちゃ駄目だ
今日はとにかく、なのはをエスコートする事
それだけを考えていればいいんだ…)
トボトボという擬音がぴったりの足取りで
彼女は女子トイレを後にする
苦悩する執務官…
だがそんな面持ちは、高町なのはの前に出るまでにはすっかりと回復し
いつもの優しい微笑を称えた彼女へと戻っている事だろう
決して長くない回廊を抜けるごとに――沈鬱な顔立ちに笑みを灯す金髪の魔道士
しえん
の…………筈だったのだが、
「うん?」
「……………っ!!!?」
その瞬間―――彼女の顔に貼り付けた笑顔は、、、
見るも無残に、盛大に引きつるのだった
――――――
「――長いな」
「…………そうだね」
小用と言って席を離れたフェイトの背中、
(もしかして…本当にお腹壊してる?)
その陰を含んだ後姿を思い出し
心配そうな表情を浮かべるなのはであったが
―――ピン、ピン、、
「……! かかった!!」
さりとてコツを掴んだ教導官の竿の方も今、絶好調である
「お……大きい、どうしよう…!」
「落ち着け、フナの大きさなどどれも変わらん」
「そうだ、落ち着いて……」
ネズミ花火のように水面を走る針
その激しい動きに逆らわず巧みに竿を操作するなのは
三十を超えるスフィアを苦も無く操る彼女である
慣れてくれば、その動体視力と反射速度ならばこの程度は朝飯前である
故に今、当初の拙い手つきの彼女とは別人の如く
華麗に竿と水と、魚と格闘するなのはであったが――
(、、、、あれ?)
―――そこで気づく
こんな時、イヤミの一つも置いてくる
右隣に陣取っていた五月蝿いのが、
(ギルガメッシュさんは…?)
――姿を消していた事に
――――――
支援
金の櫛で優雅に髪を撫で付けながら
金の後光を背景に
前方からのっしのしと闊歩してくる金色の影――
それは紛う事なき………
――― ヤツだった ―――
というか金、金、金、金、煩わし過ぎる
どっかの埋蔵金と共に仏像のカッコで埋まっていても納得してしまう出で立ちだ
お正月に見た紅白でこんな演出で歌ってた人いたっけ…と思案に暮れる執務官であったが、
だが、そんな思案に耽っている場合ではない
サーヴァントとの遭遇はいつだって突然だ――
だが、、、
まさかこんな――
こんなエチケットなところで、
あの黄金のサーヴァントと出くわすとは…!
「――――、」
「あ、、ッ………」
ビク、と肩を震わせるフェイト
全く予期せぬタイミングで
至近距離に相対するには――
―― それは桁違いすぎる威圧感 ――
フェイトとて、サーヴァントとの交戦経験はある
彼女自身、幾年ものキャリアを次元間レベルの犯罪の中で費やしてきた、歴戦の魔道士にして一流の戦士だ
だからちょっとやそっとでは、こんな風に浮き足立ったりはしない筈だというのに…
あのエースオブエース高町なのはがこの男を警戒するのが、まさに納得できるというものだった
今、目の前にしている存在は怪物そのものだった紫紺の騎兵や、不死身に等しい漆黒の巨人
無双の絶技の使い手だった槍兵や狂乱の幽鬼そのものだった黒衣の戦士、等
いずれも管理局を震撼せしめる力の持ち主であったが
そんな彼らですらが小さく見えるほどに圧倒的で――
緊張で一瞬のうちに、
握った手に汗が滲んでいる事にすら気づけないほどに、
フェイトの全知覚が、その男と相対した、という事実に引っ張られていた
「―――、」
これがまさに蛇に睨まれた蛙の心境なのだと、雷光の魔道士は実感する
息をする行為すらが重苦しい――
だが、男もまたお色直しの用向きだったのだろう…
体の強張った金の髪の魔道士を一瞥し、
それだけで「フン、」と鼻を鳴らしながら――その場を後にする彼
カツン――カツン――と、轡のなる音が遠のいていくのを
しばし呆然と聞きながら…ほう、と溜息をつく執務官である
顔に似合わず勇猛果敢な彼女をして
相対しただけで寿命が縮むなど初めての事だ
まったく冗談でない相手だ…
一瞬目が合っただけだが、その――
まるで塵芥でも見るかのような瞳がイヤだった…
頭を振って、その映像を頭から叩き出すフェイト
そのまま眼も合わせずに無言で通り過ぎようとするのだが、
(…………いや、、)
待てよ…、と――
ここでハッと我にかえるフェイトであった
(……………)
――― これは、好機ではないのか? ―――
そう、千載一遇の―――
今まさに事無きを得てすれ違った影――
振り向いて、その相手の後姿を見やる
知らずゴクリと唾を飲む彼女…
胸を撫で下ろした筈の感情が、今またザワザワと泡立っていくのが分かる
緊張で渇く喉に、まさに鞭打つような心境の内で……
「……待ってください」
どう切り出そうか迷ったまま――
迂闊な問答は出来ない、と躊躇いながら――
フェイトは息を大きく吸い込み、そのまま――
あの危険極まりないサーヴァントに
自ら接触していたのだった
――――――
―――ここで臆してどうする…
あれは、あれこそが元凶
高町なのはを苦しめている原因なのだと分かっているというのに、
―――ここで臆してどうするというのか?
―― それは避けて通れない道 ――
彼がなのはの敵だと言うのなら
なのはに害を与えるというのなら
そうはっきりと認識したその時から
この男とは折を見て話をつけなければいけないと…
そう思っていたところに―――この邂逅
ならば、なのはのいない今こそ逆に腹を割って離す絶好の機会
「待って下さい……」
「―――、」
一回目の声は恙無く無視された
まるで虫の羽音ほども気にかからぬ素振りで
つかつか、と歩を進めていく黄金のサーヴァント
「サーヴァントの人……少し話をしませんか?」
それでも根気良く声をかける執務官
ズカズカと、歩みを止めない英雄の中の英雄と呼ばれた彼
(まずい……このまま行けば、、)
前方は男子トイレだ、、!
淑女が立ち入ってはならない禁断の園
男性が用を足す所に男性と同伴するなど
法を尊ぶ執務官であるフェイトに出来る筈もない
(くっ……!)
息を呑み、早足でギルガメッシュについて行く彼女
(タイミングが遅れた……先回り、出来ない!)
決して広くない廊下――
このままソニックフォームを使えば男を弾き飛ばしてしまうだろう……
壁走りも同様だ……唇を噛む魔道士が、
「どうしてなのはをあそこまで目の仇にするのか聞きたいんだ!
なのはと一体、何があったんですかっ!?」
その背中に向かって必死に――叫んでいた
駄目元で強引に会話を持ちかけたフェイト
そのまま行ってしまうかと思われた英雄王
だが、、ややもして――
息を切らしたフェイトの身に、背中越しに男の両の目が向けられる
暴と威の塊のような視線……
一体、どんな思考をその内に宿せばこのような目が出来るのか――
常人ならばそれだけで平伏したくなる
そんな視線に晒されるフェイトであったが、
(…………よし、!)
だが、もはやこの執務官に彼を臆する気持ちは微塵もない
ここで膝を突いてしまうほど、彼女の潜ってきた修羅場は温くない
「―――貴様はあの女の何だというのだ?」
良く通る抑揚のある声がフェイトに向けられる
それは人類最上クラスのカリスマを持つ男の声――
さっきまでは何気なく聞いていたが、こうしてマンツーマンで相対するとやはり感じ入る物がある
だが、今はそんな事に気を取られている場合ではない
「私は、彼女の友達です」
「―――友とな?」
一先ずは会話が成立した事に一喜しつつ
自信を持ってそれを受け答えるフェイト
なのはの何か?と答えられれば
彼女にはそう答える以外の選択肢がないからだ
だが、、
「―――ハ、」
「何がおかしいんですか……?」
「訪れてより常―――奴の顔色を伺い、機嫌を取り、怯えたような目で這いずり回る道化
さして気にも留めなんだ……せいぜいがあの女の従者か何かと思っていたが
友と――? ク、、、これは然り」
「………」
さっそく打ち返してくる悪意むき出しの返答に顔を曇らせるフェイトである
どうしてそうやって敵対するような事ばかり言うのかと――
あくまで平和的に解決したい彼女にとって、出だしは最悪…
悲痛な面持ちになりかけたが、ここはぐっと堪える
(やっぱ一筋縄ではいかないな、、でも頑張らないと…)
難攻不落の要塞に攻め入る前の心境になる執務官だった
「そんな風にケンカ腰にならず、改めて平和的に話を進めたいんですが…
なのはと何があったのかは分からないけど、不幸な行き違いで争いになるのは悲しい事だと思う
普通に話をすれば、彼女ともきっと仲良くなれる筈です……だから、」
「言葉は交わしたぞ」
「え?」
支援!
「万死に値する無礼者であった」
「っ! そ、そんな筈は……」
返ってきた答えに血色を変えて反論するフェイト
自分の友達は思いやりに溢れた人格者だ
このように一言で切られるような人間では断じてない
だが続いて繰られる男の言葉を聞いて、
「王である我を前に対等の口を利き、対等の目線で物を見ようとする
平伏せよとの命に銃砲を以って答え、<お話>などと称して我が興を余さず殺ぐ思想を展開する
いずれも身の程を解さぬ、万死に値する所業である事は明白であろう?
我の知る限り、アレほどの無礼者は記憶にすらかからぬ」
「そ、それは悪い解釈をし過ぎだと思う…」
人によるのかも知れない、と思い直す執務官であった
確かにこういう人とはなのはは間違いなく衝突するだろう…
だが、自身の親友、高町なのはという人物は
衝突をとことんまで突き詰めていって良い関係を築くタイプの人間である事もまた明白
そのやり方で、彼女は自分も含め敵である者とも分かり合えてきたのだ
なら、この男にだって可能性はある筈だ
一度は衝突する側についたとしても
腹を割って話し合えばなのはの良さが
スルメのように噛めば噛むほどに出るあの味が――
「して、相手に譲歩を求めねば迎合できぬ理屈を
我の前に提げる事こそが分を超えた所業であると理解せよ
王の裁断こそ絶対――良きも悪しもない……雑種はただ我を理解すれば良いのだ
出来ねば必滅の理に沿うだけの事―――貴様も我を愚弄するか? 人形」
「なっ!?」
百戦錬磨の執務官の名に恥じず、冷静さを保っていたフェイトだったが――
(に、人形………)
フェイトの急所である「人形」――
どういうつもりで言い放ってきたのか分からない
だが一瞬、言葉に詰まった彼女に対し――畳み掛けるギルガメッシュ
「そも、あの女と我を和解させるのが貴様の真義ではなかろう?
本心を覆った下卑た思考で王に会見を求めるなど愚劣の極み
貴様は―――ただ一刻も早く、戦場から逃れたいだけの臆病者に過ぎぬであろうが」
「そんなつもりは……無い! 私は本当に、」
「先ほどから一人で鏡に向って述べていたではないか?
ク、なかなに聞かせる戯言であったぞ? 以後はあの調子でものを申せ」
「じ、女子トイレに聞き耳を立てていたのかっ!?」
「たわけ――我が耳は世の事象を須らく見聞する王の耳ぞ
厠の壁如きが我の知覚を阻める筈もあるまい」
――人類最古の英雄は……とんだ変態野郎なのかも知れない、、
しえ ん
(ま、負けるもんか…)
所在無く、頬を赤らめるフェイトだったが、恥しがっている場合ではない
覗き魔現行犯でしょっ引くのは後でも出来る
今はそんな事よりも、
「なら話は早い……確かに本音を言えば
私はなのはを貴方たちの近くに居させたくありません」
「ふん――何という惰弱
剣に気も篭らず、厄災に抗う気概も見せぬと思っていたが…
貴様はそのような覚悟で戦場に足を踏み入れたというのか?」
「わけの分からない事を言わないで下さい
ここはただの釣堀屋で戦場じゃない…貴方の行っている事はおかしい」
「否、我と貴様らが出会いし時より其処は即ち戦場となる――
それが異質なる者が出会う刻、我らが取り得る唯一の道よ」
「自分たちは遊びに来ただけです…!
そんなとんでもない理屈を押し付けられる謂れはありません」
難物相手の交渉は数多くこなして来た執務官だったが…
やはり彼はこちらと和解する意思が全く無い
もっとも、なのはをしてああなのだ
そんなものは初めから期待してなかったのだが…
それでも、もう少し何とかしたいフェイトである
「私達は貴方がたとの衝突を望んではいない
貴方がどうしても気にいらないと言うのならすぐにここを発ちます…でも、――」
結果的に撤退するにしても――
なのはに襲い掛かる憂いだけは何としても取り除かねば、と食い下がる
「今宵、ただ震えている事しか術を見出せなかった惰弱な人形よ――
尻尾を巻いて逃げ帰るというのであれば好きにするがよい
もっとも―――あの女がそれに従うかは疑問だが」
また…、!
そこにどんな揶揄があるかは知らないし知りたくも無かったが…
人形と連呼してくる王をキッと睨み付ける執務官
「……納得させる」
「そうか―――――ならば敗残の徒に一つ、我が言葉を賜ってやろう」
対して愉快そうに両の灼眼を
眼前の女性にねめつけながらに言う王
「躊躇も無くアレの友を名乗り上げてはいたが、貴様はどうやら友の何たるかをまるで理解しておらぬ
所詮はヒトの形をした偽者……語るに及ばぬ贋作の戯言と断ずるより他に術が見出せぬわ」
「私は偽者なんかじゃない……
いい加減にして下さい……何を根拠に、、」
「貴様はあの女の本性を知らぬ――
知らぬがままに、己が都合の良い部分だけを容れ
全てを理解したと嘯き、悦に浸る愚か者よ」
フェイトの白い頬がカァッと真っ赤になる
幾度と無く急所を抉られ、流石の彼女も語気を荒くせざるを得ない
「よく聞け人形――友とは並び立ち、競い、袂違えば生死を賭して闘う者同士の事を称して言うのだ
戦場において並び、闘う意思を削がれた今の貴様が奴の友を語るなど論外……
我が断じてやろう、有難く拝聴致せよ――お前はあの雑種と並び立つ事など叶わぬ!」
「ずっと並んできたっ!
ずっと競い合って支え合ってきたっ!!」
激昂するフェイトがぐっと、両の二の腕に爪を立てる
ズキン――――
まただ…………
当然のように、高町なのはを語ってくるサーヴァント――
この人達に………
なのはの何が分かるというのか――
このような行きずりのサーヴァントなどに、
自分となのはの絆の何が――
フェイトの顔はもはや知人の見た事すらない程に
渦巻く感情によって歪んでいた………
――――――
随分とあのサーヴァント達と親しくなったんだね……
正直、驚いてる……何時の間にって
色々な意味で強烈な人だからね…
ギルガメッシュさんに関してはもう色々慣れたし
アーチャーさんの助言は昔から恐ろしく的確なんだ…度々助けられてる
「…………」
敵になったらこれほど厄介な人いないんだけどね、ふふ
ズキン――
――――――
まただ………
胸が――――ジクジクと痛む
なのはを語る時のサーヴァントを見る度に
そしてサーヴァントを語る時のなのはの顔を見る度に
私の胸に去来する得体の知れない痛み――
なのはの彼らに対する一見、無造作でぶっきらぼうな言い回しは
あまり好意的な印象を持っていないように見える
それは普通に考えればそうだろう
通例で敵対する事の多く、また単体では管理局魔道士を遥かに凌駕する力を持つ相手との邂逅
良い顔など出来るはずが無い――
だが、なのはに限って言えば
それは実は逆だった――
なのはは親しくも近しくもない人には、決してああいう言い回しはしないのだ…
なのははあまり好いていない人の事は――こういう風には語らないのだ…
これは――
これは、そう…
一定以上、心の内に相手を受け容れた事による気安さに他ならないと――
事ここに至って私は、確信せざるを得なかった
なのはとあの英霊達とのやり取りはまるで
ずっと昔から知っている、互いに認め合ったライバル同士の競い合い…
認め合う者同士だからこそ交し合えるやり取りにしか、もはや見えない私がここにいる
……………
この痛みは――
ならばこれは嫉妬だろうか?――
突然出てきて、なのはにちょっかいをかけて来る者に対する
そして当のなのはもまんざらでは無さそうに見える……
そういう物に対する、私の醜く歪んだ感情…?
初めはそう思っていたんだ…
この胸のイヤなざわつき――
ああ、いけないな、って…
自重しなきゃ、って…
だからこうして水を被って気を落ち着けに来たんだ……
でも、今ははっきりと言える―――
恐らくは、違う
そういうのじゃなかった
断じて違ってた…
むしろ――その程度なら安い問題なのだ
それならば私が少しだけ、我慢すれば良いだけの事なんだから
なら―――コレの正体は何なのか?
さっきからずっと……ずっと考えていた
なのはにもなのはの事情や付き合いがある
お互い子供ではないのだから、それは私が占拠して良い者では断じてないし
なのはが交友関係を広げていくのはとても良い事だと思っている
――それは偽ざる本心
次元世界を渡り歩く私達、管理局魔道士は
時に凄く変わった種族、人種と交流を交し合う事もある
だからなのはの周囲をとんでもなく変わった人が囲んでいたとしても
それは想定範囲―――不安に感じる事じゃない
もしそうした過程において、なのはに恋人や結婚相手が現れたならば
私は素直に祝福できるだろう……ちょっと寂しい気はするけれど、、
(もっとも私は、出来ればその相手はユーノであって欲しいと思っているけれど…)
だけど、、
――― だけど ―――
今日見ていて――
さっきから考えて――
考えて――
はっきりと思った…
―― あのサーヴァント達となのはを引き合わせるのは駄目だ、と ――
アーチャーと意気投合しているなのはの姿を見て
英雄王と相対しているなのはの姿を見て
言い知れぬ不安が収まらない―――
こんな事は初めてだ…
なのはは……
――― 特別な何かを持っていると思う ―――
私が高町なのはという女の子を、その境遇から特別視しているという事は自覚している
でもそれを差し引いても――なのはは私とは違うものを身に抱いていると確信している
それは魔力や戦技で並べても……私には決して持つ事の出来ない何か
生まれながらに持っている宿命、みたいなもの…
運命のようなものか、――
私は今になって思う……
フェイトが黒い情念を…
支援!
支援
支援バレルフルオープン!
GJ!!です。
英雄になるfateか?
間違えたw
支援。
しえん?
さるさんなら次の投下は17:00からかな
あるいはそれは、
――― あの英霊と呼ばれる者が須らく持つ「何か」と ―――
同じものなのかも知れないと……
だからこそ、なのははサーヴァント達と対等に相対し
同じ目線で言葉を交わせるのではないかと思う
何か共通する要素、共有する思いがなければ
人はああやって人と話すことは出来ないのだから…
自分なんて表面上は取り繕っていても
あのサーヴァント達の圧倒的な存在感に気圧され、終始身構えっ放し
情けない事に、今も手汗で両掌がぐっしょりだ……
この英雄王との会話にしたって見た通り、まるで相手にされていない
――ミッドの無敵の空戦魔道士
――不屈のエースオブエース
なのはが正式に管理局に入り、数々の任務を成功に導いて
そう呼ばれるようになって久しい
既に若くしてミッドチルダの空の英雄と称される、私の親友・高町なのは
――――誇るべき事だと思う…
自分の友達が、そうやって評価される事
こうして伝説に残る英雄と仮にも対等に競える、それほどに強く逞しいものを持っている
そんななのはという人物の凄さに――
だけど、
今は誇らしい気持ちよりも……
――― ただ恐かった ―――
十年間、片時も離れる事のなかった
一緒に歩いてきた親友――なのは
そんな私が全く知らない――なのは
英霊たちとの邂逅によって構築されていく
私のよく知っているなのはとは別のなのは…
そんなものの一端を、今日…垣間見た気がした
その要素が、なのはを凄く遠い存在に感じさせた
―――何故だろう
どうしてそんな事を思ってしまったのか……
なのははなのはだ…
彼女が高町なのはである以上、自分――フェイトテスタロッサハラオウンが
高町なのはに対して不安に感じる要素などある筈が無い
そんな事はあってはならないというのに、
でも英霊と話してる、英霊と競っている、そんななのはを見て――
なのはが私の知ってるなのはでなくなってしまう感覚に襲われる
サーヴァントと深く関われば関わるほどに、何か別の世界に…
私の知らない別の理に引っ張り込まれてしまう錯覚を感じてしまう
奇しくもそれは今、目の前にいる男に指摘された通り、
私ではなのはに着いていけないという許せない言葉を…
なのはのその内の内に、私では届かない部分があるという事を
自ら肯定しかけた事に他ならない
それが許せない―――
そんな自分が、許せない……
今までこの世界において、なのはと共に歩んできて
ずっと順風満帆に歩いていける事に何の疑問も沸かなかった
――絶対なんてない
普段から固めてきた足場なんて、ふとしたきっかけで一瞬で崩れ去る
世界は薄氷なんだと実感する瞬間はいつだってそこにある
それはずっと分かっていた事だった――
クロノお兄ちゃんの口癖――
―― 世界はこんな事じゃない事ばかりだ ――
それ以前からも……幸せな事ばかりじゃなかったから
辛い事も一杯あって、歯を食い縛って
それらを乗り越えてきたつもりだった
――― だけど ―――
彼らサーヴァントという強大な存在
現実に降り立った、伝説そのもの――
その戦闘力よりもむしろ私が目を惹かれたのは
彼らの生きてきた、彼らの刻んできた物語の始まりと終わり…
華やかな偉業と、非業の最期――
その生きてきた世界、物語にしか過ぎなかった彼らの生涯が
こうして具現化され、目の前に事実として展開されてしまった事だった
――― 違う ―――
困難の中にあっても――
そこに光を見出せる者、結果的に見出せた者と
闇しか見えなかった者、闇に沈んでいった者とでは
やはり違うのだと理解させられた…
決定的な破滅への道しるべというものはやはりあるのだと
そういう世界で生きてきた者がいる以上、それは身近に存在するものなのだと…
支支援援
どれだけ走ろうが…
いや、走れば走るほど…
そのゴールには初めから奈落しかなくて
吸い寄せられるように堕ちていくのだ
堕ちていくのに止められない――
歩みを止められない――
善意を悪意が飲み込む中で、安寧を混沌が侵食する中で
ヒトが抱いた理想、培ってきた力は、思いは泣きたくなるほど無力で――
本当にどうしようもないんだ……
もしあの感覚になのはが囚われたとして――
それでも彼女は高く、高く――
傷だらけの翼を休める事無く飛ぶだろう
地に叩きつけられてその身を砕くまで
弱音を吐く事無く飛び続けるだろう
私とは違う…苦しくて切なくて救いを求めた私とは…
救いを求めることの出来た、手を差し伸べて貰えた私と違って――
誰よりも高く飛んでいる者に…手を差し伸べられる者はいない
故になのはは
その手を決して誰かに伸ばす事無く、
最後まで飛ぼうとするだろう
そして高く高く舞い上がっている者――
つまり、「英雄」とかそんな風に呼ばれているものほど、
その時が来れば地に堕ちて、粉々に叩きつけられるのだ
そうなったら、もう――
私がどれだけ手を伸ばしても
――― 堕ちていく親友を引っ張り上げる事は適わない ―――
――――――
(何を……何を考えているんだ、私は)
何でそんな恐ろしい――
そんな吐き気がするほどおぞましい光景が見えてしまったのか
何の不安もなかった筈なのに――
いつまでも順風満帆に行けると信じてる筈なのに――
支援
――どこまでも飛び続けた挙句、あのアーチャーのように磨耗したなのはが
「う、うぅ……」
――全てを失い、ヴィヴィオをその手で××て
「ハァ………ハァ……」
――憎むように、世界に対し怨嗟の声を挙げて
「………あ、あぁ、、」
――自分すらを拒絶して最後は、私に殺される事を望――
――――――
「ッッッッッううぅぅぅううッ!!!!!」
ゴッッ!!!!!!!!!!!、という
凄まじい音が廊中に鳴り響いた
「………………」
無言でそれを見つめる男の眼前で――
フェイトが拳を壁に叩きつけていたのだ
(最悪だ………)
たちの悪い妄想にもほどがある…
一瞬でもこんな事を考えてしまった自分の脳みそに
食塩水でもぶっ掛けてやりたいと本気で思うフェイト
そんな事は……無い
あり得るはずが無い
高町なのはがこの世界に見放され、
高町なのはがこの世界の敵になり、
自分が高町なのはの敵になるなどという可能性が、、
そんな事が――数多ある可能性の中に一つでもあれば……
それを万が一、この身がはっきりと認知し、演じる事になってしまったら――
―――彼女の心は……間違いなく自壊してしまうだろう
かつて母、プレシアテスタロッサがそうであったように―――
(痛い……)
手が痺れる、、
手首はおろか肘関節にまで痺れが残るほどに強く
強く――その拳を叩き付けた
支援
でも―――
それでもこの胸に生じる痛みを、消す事は出来なかった
あんな光景が少しでも頭を過ぎってしまった事に自己嫌悪を覚える
(だからイヤなんだ……この人達と絡むのは)
だから―――イヤなんだ
私はあんな世界には行きたくない…
この温かい日常を壊されたくない…
幸せを手に入れてしまったこの身には――
失うことに臆病になってしまったこの身には――
あんな昏い世界には絶えられない……
―――恐い
とても怖い…
―――――――
「震えているぞ―――今更恐ろしくなったか?」
目の前の女の悶える様はなかなかに愉悦だった
故に喜色を称えた視線で見回していた黄金のサーヴァント
造り物の紛い物にしては、掛け値なしに良い魅せ物だ――
そんな、息を荒げるフェイトを見下ろすギルガメッシュの言葉は
故にただただ、寒気がするほどにおぞましい
「答えよ、贋作――あの女が己の宿業に引き摺りこまれ、為す術も無く砕き潰れるのがそんなに恐ろしいか?
あの汚らわしいフェイカーや、騎士王のように世界から拒絶され、全身を引き裂かれるのが……
ふむ、だがソレが見えるとは…愚鈍な人形と思っていたが、少しは見直したぞ」
高らかに語る王の中の王
英霊中、最も偉大なる英霊
今はただ、その愉悦に満ちた声が神経に障る
はっきり言って……
耳障りでしょうがない――
「………………貴方はそんなに偉いのか」
「―――何ィ?」
頭痛と忌わしい感覚に苛まれ
蹲って下を見ていたフェイトが、ゆっくりと顔を上げる
「なのはがヴィヴィオの母だという事を否定し……
今度は私がなのはの友達だという事を否定し……
で、そんな風に人の事をどうこう言う貴方は……
貴方はそこまで立派な人間なのかと聞いてるんだ」
その従来の彼女から想像もつかない
剃刀のような眼が、黄金の王に向いていた
「――――は、」
一瞬だが、完全に言葉に詰まってしまう王である
自分を、この自分に対して――
英霊の中の英霊
人類史上、最も強大な王を指して――
「貴方は立派な人間ですか?」と問われるとは――
言葉が無い……
どう答えて良いのやら本気で悩む男である
「貴方の今、思っている事くらいは分かる……さぞや私は無知なバカに見えてるんだろうね
英霊という座にまで上り詰めた歴史上の偉人、凄い人なのは知ってる…
だけど、違う星で生まれた私には残念ながらそんな威光には正直ピンと来ないんだ」
「―――、」
「少なくとも、今日見た限り………
貴方は人の苦しむ姿を見てニヤニヤ笑っているだけの最低の人間だよ
褒める所も、共感できる所も一切見出せなかった」
「―――、」
金髪の魔道士の瞳は――ただ、ただ、冷たい…
ギルガメッシュの圧倒的な立場から下されるソレとはまた異質の
「無価値なものを見る眼」とはこういうものだろう
先ほどアーチャーが「キミの眼は優しすぎて敵を圧する事など出来ない」とい言い放ったが
今のフェイトを見て、彼は断じて同じ事は言えないであろう
「貴方は他者を迫害し、蔑み、傷つけているだけじゃないか…
どんな偉業を成したか分からないけれど、少なくとも貴方が見下してバカにしているなのはは
常に人のためを思って頑張ってる………私だって――」
そう―――私だってなのはに救われたんだ
胸に手を当てて、はっきりと言い放つ
こんな男に我が尊敬する友人を決して侮辱させないと
そんな事は許さないと、キッパリと意思表示をするフェイト
「なのはがいなければ私の世界は……私は前に進めなかった
私だけじゃなく、なのはがいたからこそ世界が開けた人は沢山いる
英雄っていうのがどういうものか私には分からないけど……」
少なくとも――そういう人間の事を人は英雄と呼ぶのではないのか?と、
人類最古の英雄王を前に、臆する事なく言い放つ
「―――、」
男は―――先ほどから押し黙り
奇妙なモノを見るような目で彼女を見ている
構うものか――
どう思われようと、
どうバカにされようと、
これは……この自分の思いは本物だ
偽者なんて呼ばせない!と、
あのギルガメッシュを相手に己が言葉を叩きつけるフェイト
その威風堂々たる姿は、先の戦場から逃げていると蔑まれた彼女と同一人物とは思えない
言うべき事を言ったフェイトが、相手の出方を待っていると―――
「この身が偉大か否か、など今更語って聞かせるものではないのだが……
ふん、重ねて言うが―――貴様のソレは友ではなかろう」
ほどなくして王が口を開く
「先に我の教唆した友の定義を忘れてはいまいな――
だが、貴様のアレに対する感情は友情、愛情を超え……既に崇拝の域に達している
ならば、常に対等であるべき友に対するそれとは最も程遠い感情であるぞ」
「…………」
「故にお前がアレを守る、汚されたくないとする感情は即ち
拠る者、崇める対象を……崩れれば己の拠る辺を失うが故に
ただ必死に守っているに過ぎぬ―――神にすがり付く人間のようにな」
王の言は続く
「もう一つ――お前はアレを、人を常に救い続けてきたからこそ偉大だと言ったか?
だが、奴の如きモノはな……人を救うことによってしか己が救われぬ、そうした種類のモノなのだ」
「………」
「人を救わねばという強迫観念に憑かれ、その行為によって生ずる充足に依存せねば耐えられぬ
お前は奴に救われたと言うが、奴こそお前を救った事で救われたのだ
極稀に、世界にそのような壊れた思考を持つモノが産み落とされる
人を救うという役目を担いし、世の歯車――「救う」という機能に過ぎぬモノ共
そのような、もはや己の意思で行動しているかも怪しい者と、我を天秤にかけ、――
ふん、、似たような雑種を最近見た気がするぞ」
「それは関係ない事だ…話を逸らさないで欲しい」
もはや敵意すら隠さずに言うフェイト
支援
「否定なんて、いくらでも出来るんだ
なのはの行為を自己満足…偽善…自己犠牲に酔っている…
影でそういう風に言ってくる人間は決して少なくなかった…
エースオブエースという輝かしい名の裏に篭められる、嫉妬や誹謗を
私はなのはの横でずっと一緒に見てきたんだ」
その言葉と共に、感情が抑えられず拳を握り締める
「で、その中傷にだからどうした?って言わせて貰うよ……
現になのはは救ってきた、それで救われたものがいる」
崇高な思考を持って、血反吐を吐きながら助けた100人と
自身の自己満足のために、自身が傷つく事無く助けた100人
もしなのはが後者だったとして、救われた命に何か違いがあるというのか?
そんな難しい理屈はいらない――
「仮にその経過、動機、胸中がどうあれ、形としてなのはの行動はそこに残っているんだ
そこに自身の、どんな感情が作用したかなんて関係ない
少なくとも――人を傷つけることしか出来ない貴方に、なのはを見下したり、批判する資格なんてないよ」
変に捻じ曲げ、難しく考えて
素直に喜びを分かち合えない事の何と愚かな事か――
「………貴方こそ、救いが無い」
そう言い放つフェイトの瞳には――
一片の迷いも無かった
「――――聞かせるではないか」
しかしてそれは、噴火寸前の火口の中で
煮えたぎるマグマ上、鉄の鍋蓋に立ってする問答に等しい
男の激情が爆発すればその場で身が焼き尽くされる……
そんな危険極まりない邂逅――
「ならば最後に一つ、返して見せよ」
いや、男の性格を考えれば、蔑みの対象であるフェイトにこのような口を利かれ
もはや血の雨が降っていてもおかしくはないのだが…?
何故か未だに、黄金のサーヴァントはフェイトとの会話を続けている
「先に貴様が案じていた事象だが――アレを不遜にも我や他の英霊と並べていたな?
教えてやろう……その盲目的な崇拝こそが奴を
ヒトから英雄という一つの座に押し上げる起因となる
お前は奴に尽くすつもりで自ら、あの端女を奈落へと誘う手助けをしているのだ」
「っ……!」
「お前はあの女に尽くすという名目で奴に重荷を背負わせ
あの端女を自ら奈落へと誘っているのだ」
これが喜劇でなくて何だというのかと――
不遜な笑みを称えて嘲笑うギルガメッシュ
支援
「その時が来ればもはや手遅れなどと絶望していたが――
真に友ならば、奴を破滅の道から引き上げる事など造作も無い
ただ一言――お前の道は間違っていると……そう言って立ちはだかってやれば良いのだ」
「……くっ、、」
「だが、貴様は出来まい? 崇拝に塗れたその思考では
奴を間違っているなどと断ずる考えすら及ぶまい――ならばやはり貴様は道化だ
今宵、そおn無様を晒したように、己が傀儡ぶりを一生苦悩し
悶え苦しむのみの生涯になるであろうな」
―――――
ブルブル、と――体の震えが止まらない
眼は決して逸らさないままに、だが顔が苦渋に染まる
――それは、この敵に言われるまでもない……
――自身が心の奥で常に思っていた事だったからだ
かつてなのはが撃墜され、生死の境を彷徨った時――
その前後の自分は、、自分達はどう思っていたか
何を考えて、なのはの体にヒビが入っていて
決壊寸前にまで痛んでいる事に気づけなかったのか――
それは…………過信――
もはや崇拝に等しい
愚か極まりない過信だった
なのはならば大丈夫
なのはならば決して堕ちる事は無い
なのはが、あの沈む事を知らない無敵のエースが――
まさかそんな事にはならないだろう……!
そう誰もが……
当然、自分もそう考えていた
そんな矢先の出来事だった……
全身を包帯で巻かれ、チューブにぐるぐる巻きにされた親友の姿を見て
――吐いた
獣のように嗚咽しながら、胃の中の内包物を残らず搾り出し――
衰弱寸前まで何も口に出来なかった
執務官試験を前にして、己を呪った
自身の迂闊を、過信を、友達を一方的な思い込みで信じた事を死ぬほど――呪った
こんな愚かな人間が、人を救う執務官になどなれるはずがないと――
皆の、誇大に誇大を重ねた期待を一心に背負い
それに答えようとしたなのは
あの、既に未来のミッドの空を担う英雄と称されていた彼女は
そして必死に体に鞭打って飛び続けたのだから……
そしてその命を落としかけたのだから
支援
あの頃の事は一生忘れない
だが、一方で――
あの頃の事を鮮明に思い出せない…
ジジ、ジ――、と
まるで脳に霞掛かったノイズが紛れ
自分が何を言ったのか、何をしたのかよく覚えていない
思考が閉ざされ、泥に沈んでいくような感覚に苛まれ
そうしてる間に執務官試験が終わってしまった事と
シグナムに鉄拳という名の喝を入れられたのくらいだ…覚えているのは
当然、なのはの命に別状がなかった後
そこまでなのはが回復した後も――悶着はあった
もう空には上がって欲しくないと
このまま実家に帰ってはどうかと
そういう話が周囲から出ない筈が無いからだ…
真っ青になったなのはの兄と、姉と
両親とベッド越しで離しているなのはの姿を
ただ遠くから見つめていた
どんな結果になろうと――
なのはと私が離れる事は決してない
―― その頃の事は、、正直、、よく、、、覚えていない ――
結局、、友達は今も空に上がり
ある時は戦場の一番危ない最前線に突っ込み
ある時は味方の防衛線を担って砲弾の前にその身を晒す
そんな生き方を選んだ
その時、私は何を思ったのだろうか……?
やめて欲しいという気持ち?
もう危険な事はして欲しくないという気持ち
あった……そういう気持ちは確かにあった……
でも、、結局、止められなかったんだ
不屈のエースは、あんな目に会ってなお空に還る事を望んだ
周囲は騒然としてたっけ…
冗談だろう?と
何に取り憑かれているんだ、あの娘は?と
極限のリハビリを経て――
再び、空に舞い上がったんだなのは
この男の言うとおり、空で生き甲斐を見出すこの友人を止めるには
もはや力づくでその翼を毟り取り、その夢を潰すしかない
シェーン
支援
今度の規制は、少し、永く―――
そんな事は出来なかった――
なのはの選んだ道を潰す
なのはの抱いた夢を砕く
なのはの翼を否定する事が出来なかったんだ
それはこの英霊の言う通り
他ならぬ自分が、この翼によって救われたから――
この翼に一番初めに
そして一番深く魅入ってしまったのが自分だったのだから
だからこそ―――
出来なかった
故にだからこそ―――
自分は決めた
あの時、生涯のものになるであろう決意を抱いたのだ
そう、――
「だからこそ……私が守るんだ」
その決意を私は――この強大な王を見据えて
はっきりと口に出したのだった
――――――
「―――、」
「………」
「―――流石はフェイカー<贋作者>
フェイク<贋作>を鑑定する眼は確かだという事か」
廊下にて、ギルガメッシュとフェイトの対峙は続く
「もはや全てが手遅れ――あらゆる意味で救いが無い、と……
ク、、奴に評された通りの有様とは難儀な事よ」
「私は贋作じゃない」
「良い――起源すら定かでない剥製人形の如き身でよくぞ我を前にそこまで吼えた
予想を遥かに超える道化ぶり――楽しませてもらった故に、数々の無礼は不問にしよう
――――大儀である」
そう言い放ち、一方的に納得したまま――男は踵を返してフェイトの元を去ろうとする
「まだ話は終わってない」
「ほう?」
だがここで逃がしてなるものか
本題はこんな下らない話に時を費やす事ではないのだから
「…………なのはに二度と近づかないで欲しい、お願いです」
言って、そしてフェイトは深々と頭を下げる
帽子からこぼれる金の長髪が頬にかかるほどに、魔道士は男に嘆願していた
自分の大切な友達を
自分の命よりも大事なものを
どうか傷つけないで下さいと――
「それは聞けぬな」
「…………何故?」
フェイトの、頭を下げながらに問い返した、その声が―――震える
「もはや手遅れよ――あの女の運命は既に極刑と決まっている
いずれ我が手によって断罪されるその時までの余命なのだ」
「……」
「我に楯突いた罪……魔女狩りの例に乗っ取り、火炙りか断頭が妥当なのだが
さりとて我が手を下すまでに持つのか? アレは
ク、、、既に棺桶に足を踏み入れている有様だが……我が手を下す前に壊れてしまっては元も子も無い」
空を仰ぎ、大仰に語って聞かせる王――
「故に断頭の鎌よりも先んじて反魂の香の用意をせねばと苦心していたところだ
何せ奴には我が裁きを存分に受けた後――悶え苦しみぬいて煉獄へと落とされる義務があるのだからな!
フ、、クク、―――フハハハハハハハハハッッ!!!」
その目の前にて――礼を尽くしたその頭を
ゆっくりと上げていくフェイト
――理解していた
彼女自身、その全身に、生まれて初めての感情が……
慈愛しか映さぬのでは?と知人がこぞって語るその両眼に――
氷のような 憎悪 と 殺意 が、灯っていく
恐らく、自身の命が危険に晒されても
彼女はとても、ここまでにはならないだろう
この執務官が本当の意味で戦鬼になるとしたらそれは
大事な者が命の危険に晒された時、それを傷つける者に対してだ
恐らくその憤怒の刃は
なのはがヴィヴィオを傷つけられた時のそれよりも鋭く、重く、、凄まじく、、、
そして壊れやすい―――
「なのはに指一本でも触れてみろ……後悔させてやる」
「血迷うなよ人形風情が――我の相手になり得ると本気で思っているのか?」
王がその言葉を最後まで言い終わる、――
、事はなかった…
神速の雷撃
フェイトの得意魔法、サンダーレイジが
音も無く打ち出され――語る英雄王の頬を掠めていたのである
ヂュン、――という肉を焼く音と共に
男の頬に残る焦げた跡
その途端、ビチリ、!!!と――
確実に境界を越えた音がした
それは日常と、殺界を隔てている壁
日常の隣に常にある非日常に今――
二人は踏み込んだのである
男は今出来た傷を指先でなぞりながら――
その目には憐憫すら称えていた
面白い玩具だったのだが――
今宵は矛を収めているというのに、みすみす死を選ぶと言う
ならば仕方が無いな、という
尽きせぬ哀れみが点っている
対するフェイト――
高町なのはが例えて、青き炎で静かに燃え盛る闘神ならば
本気で怒ったフェイトテスタロッサハラオウンはは無慈悲なる死神だ
今の彼女なら、何の躊躇も無く一瞬で――
敵である者の首を刈り取るのにコンマの単位を数えまい
「――覚悟は出来ておろうな」
「…………」
だが、、
その二人を並べて勝敗を論ずるなど愚かな事――
この目の前の男にとっては
相手が死神だろうが闘神だろうが関係は無かったからである
この男こそ、、比喩でも何でもない
――真に神に最も近い存在
仮に本物の死神、闘神が前に立ちはだかったとしても
苦も無く叩き潰してしまう、
そんな現世においては明らかに場違いなモノであったのだから
フェイトとて10年のキャリアを持った執務官だ
力量差くらいは分かる……
恐らく、普通に考えればゼロに等しい勝率の戦いになる事は重々理解している
それでも、
「バルディッシュ……セット、ソニック・フォーム――
目標……前方のサーヴァント………一瞬で決める」
それでも、それでも、、
――― 許せない ―――
今、はっきりと男の害意を
なのはに対する殺意を聞いた今となっては
ここで、この男を野放しにする事など出来ない
私の命などいくらでもかけてやる
なのはを、、、
なのはを守るためなら――――
ギチ、ギチ――、と空気が凝固していく
先ほどまで何の変哲も無いこの回廊は
数秒後には――間違いなく
どちからの血潮で真っ赤に染まる事だろう
…………………
…………………
…………………
その時、―――
「フェイトちゃんッッ!?」
悲鳴じみた絶叫が、
廊下中に響き渡らなければ、の話であるのだが――
――――――
「何やってるの…!!! こんな所で!」
フェイトの帰りが遅いので、気になって様子を見に来た
高町なのはの血相を変えた顔がそこにあった
懐のレイジングハートを抜き、神速でセット状態にし
白いワンピース姿の魔道士が
フェイトとギルガメッシュの間に割って入っていた
その魔道士
高町なのはの顔は今、険しい、、
その踏み込んだ瞬間、感じた充満した殺気が――
もはや今までの冗談の類ではない事を
危うい均衡の元に成り立っていた
その一線を踏み超えてしまったのだと理解したからだ
「どいて…なのは」
「フェイトちゃん、、、
だ、駄目! 下がって」
底冷えのする、聞いた事のないようなフェイトの声に背筋の寒くなるなのは
その瞳が恐ろしいほどの殺気に染まっているのを見た瞬間、息を呑む
「フェイトちゃんッッ!」
だが、今ここで闘うのはまずい
どうしても戦端を開かねばならないとしても
それは十分に作戦を練った後だ
でなければ――この男相手では呆気なく殺されるだけだ
だが、いつもは冷静沈着を絵にしたような執務官が、
(い、痛ッ……)
なのはの静止の声を――聞かない
遮る白いワンピースの肩を掴んで
何となのはを力任せにどかそうとしているのだ
今度こそ血の気が引くなのはである
こんな事は初めてだった…
「………ぅ、、」
ギリギリ、とフェイト爪が食い込み
苦痛に顔をしかめる教導官
何が――何があったというのか…
このフェイトをそこまで憤怒の渦に落し込む事を
目の前の男がやった事は明白だが、しかし、
「ど、いて………」
「く、、どかないっ!!!」
支援
なのはの声はもはや絶叫交じりだった
何が原因かは分からない
そんな物を問いただす暇も無い――
今はただ、友達が行おうとしている自殺行為を止めるだけだ
膂力に任せてなのはを隅にどかそうとするフェイトが
より力を込めた瞬間、なのはが大きくバランスを崩す
その合い間を縫って、英雄王に踏み込もうとするフェイト
「落ち着いてってッ、、、言ってるのッ!!!」
だがそこで、パァァァン、!!と――
決して広くない廊下に快音が響き渡る
バランスを崩した事で左足に乗った体重を
シフトして思いっきり腰の回転をつけたなのはが――
その勢いのままにフェイトに平手を見舞ったのだ
これで、、正気を取り戻す筈――
この友人はどんなに怒りに飲み込まれても
そこまで短慮ではないとなのはは信じている
「………」
「う、、うっ、、!?」
だが、それでも、、
それでもフェイトは正気を取り戻さなかった
なのはに張られた頬などまるでお構い無しに
なのはが組み付いている事などまるで眼中無しに
バルディッシュにソニックムーブの詠唱を落としていく
真っ青になる高町なのは
もはや手加減をする余裕すら無かった――
全体重を乗せて、平手というよりは掌底に近い打撃を
もはや自分など見えていないフェイトの、その顎の先端に叩き込む
先ほどの甲高いそれとは明らかに異なる
ゴゥ、!!という鈍い音が鳴り響き――フェイトの膝がカクンと笑う
斜め上に弾け飛ぶ友達の顔面
被っていた帽子が衝撃で弾き飛び、床に落ちる
その怯んだ瞬間を、この教導官は逃がさない
力の抜けたフェイトの襟首を思いっきり捻り上げ――
そのまま強引に、横の壁に叩き付けていたのだった
「う、、、ぐっ………」
「フェイトちゃんっっっ!!!」
これには流石に動きを止めざるを得ない
苦しげな表情を見せて、ゴホッと呻き込むフェイト
そのままフェイトに体全体を押し付けるように己が友人を拘束するなのはであった
「「ハァ……ハァ……ハァ、ハ、ァ……」」
全霊で組み合っての力比べだ
二人の荒い息が
早鐘のように高まる動悸が
互いの鼓膜を震わせて溶け合う
流石に抵抗を止めたフェイトだが、それでも視線はあの英雄王を捕らえて離さない
ギリ、と歯を噛み鳴らす音がなのはの耳に響く
(まずい……)
背中越しに男の顔を見やり、またも壮絶に天を仰ぐなのはだった
その頬には微かに焼け焦げた跡がある――
紛う事なき雷撃魔法による外傷――
……………
誰がソレをつけたかなど、、
もはや考えるまでもない
この男は――
自分に刃を向けた相手を絶対に許さないだろう
何があろうと――
もう、取り返しがつかないのか…?
――― やるしか、ないのか… ―――
「――――ク、、」
そのやり取りを嘲笑うように一瞥していた王の口から
いつもの人を見下したような笑いが漏れる
フェイトを抑えるので一杯一杯のなのはに、
男の表情を垣間見る事は出来ない
だが、もはや戦端は開かれてしまった
(レイジングハート――)
なら、相手の出方を待っている事など出来ない
いつもの専守防衛の構えでは蜂の巣にされるだけ
なら、次の瞬間――
こちらの最大の出力を以って活路を開くしか、、
デバイスに、自身の最大の切り札――
ブラスターモードのセーフティを解除させる
危険極まりない緊急事態だが他に方法も、―――
「理解したであろう、人形――ソレが友だ」
……………
……………
???…………
(え……???)
かくして――――
ここに戦端が開かれる事は、、なかった
「取るに足らぬ端女ではあるが…
どうやら貴様よりも友情の何たるかについては、理解していると見える」
その表情からは、男の胸中をうかがい知る事は出来ない
未だ、いつかっ飛んでいくか分からないフェイトを渾身の力で抑えなくてはならないなのは
故に、言葉を受けたその一瞬のみしか、英雄王の顔を見る事が出来なかったのだが――
その眼が、、
何かをなつかしむような、細めた瞳が、、
なのは自身の網膜に一瞬で焼きついてしまった――
暴虐と残忍な王
圧倒的な暴力の化身
高町なのはをして、彼に対してはそういう認識しかなかった
出会いはいつも彼らに戦いを強要し――
彼女は男の苛烈な部分のみを見せ付けられてきた
だからこそ――今の男の目が、理解できない
見た瞬間、緊迫した状況すら忘れて呆気に取られかねないほどだった
そして結局、男は一人でトコトコと
自分の竿の方へと戻って行ってしまった
汗だくになって格闘している自分達がバカにみえるほど呆気なく
何事も無かったように――
(何……、、一体…)
理解できない展開に、しばし脳がフリーズする教導官であったが、
だが、ここでハッと我に還る
今はもっと重要なことがあった
半日間、帽子に隠されていた
親友の溢れ出す金髪が揺れて、なのはの肩口に掛かっている
フェイトの横顔をも完全に隠したその美しい髪が、汗だくの頬に張り付いいている――
それが救いだ、、
恐らくは痛々しく腫れた彼女の頬を――
今、自分が殴ってしまった傷を隠してくれている…
だが、、もう片方の左の眼に宿る
危険な香りは未だ消えていなかった
今はただ脱力してなのはの腕の中、為すがままになっているフェイトだったが…
戒めを解いた瞬間、、それは一気に開放されて
ギルガメッシュの背中に飛び掛っていきかねない
だからそんなフェイトの眼一杯に――
視界いっぱいに――
額と額がくっつくほどに
友人の顔に自分の顔を近づけるなのは
「――――――――、、、ぁ……」
フェイトの怒りに堕ちた心が
紅蓮に染まった視界が
ドキン、と―――心臓の動悸が跳ね上がる鼓動と共に
一気にクールダウンしていき、
「落ち着いて! 私の目を見て」
、――― 、――
別の意味で顔が、全身が火照っていく
荒い息を隠そうともしない両者
一瞬の間だったとはいえ、本当に必死の取っ組み合いだったのだ
一気に跳ね上がった心臓の動悸が
両者の毛穴から冷や汗交じりのイヤな汗を噴出させ
それによって全身に張り付いた衣服が……ただ気持ち悪い、
しかしてそんなものを全く感じさせないほどに――
互いの吐息が、、鼻腔をくすぐっている
「な………なのは……」
「…………」
眼を見開いて、のけぞるフェイトだったが
彼女がのけぞった分、なのはもまたフェイトの体にのしかかる
もはや先ほどまでの怒りはどこへやら…
あう、あう、と酸欠の金魚のように
スペースを求めて右往左往するしかないフェイト
「好きな野球チームは?」
「……………、、へ?」
そんな体勢のままに――
なのはがいきなり素っ頓狂な質問を彼女に浴びせていた
「答えて! 2秒で!
好きな野球チームは!」
「は、阪神タイガース…」
「好きな戦国武将は?」
「えと、竹中半兵衛…」
まるで抱き合った体勢のように
全身を押し付け合った年若い女性二人の問答がこれである
「好きなプロレスラーは?」
「ち、長州小力…」
「それはプロレスラーじゃないっ!」
「うわっ、ごめんなさい!」
ズビシ、とフェイトの頭にチョップするなのは
それをまるで悪戯を咎められた犬のように目を瞑り
頭を垂れて受けるフェイトである
「は、、、えと…」
「…………」
なのはの荒くなった吐息は未だ収まらず
それが自身の金髪にかかって揺れる頭髪を感じつつ
「あんなのフェイトちゃんらしくない……
しっかりしようよ……ね?」
「なのは……あの、、息が――」
完全に正気を取り戻すフェイトであったのだ
「落ち着いた……?」
(おお、お、落ち着けないよぅ…)
もっとも、さっきとは別の意味で心臓が高鳴ってしまう
興奮で高まっている鼓動は当然、親友にも伝わっている事だろう
コクコクとうなづこうにも、なのはの顔が近すぎて――口をわななかせるしか術がない
恥ずかしくて
居た堪れなくて
涙すら目に滲んできた、、
その表情をじー、と見ながら
フェイトがクールダウンしたのを確かめて
全身の拘束を解くなのはである
グラリ、とよろめくフェイト…
先に脳を揺らしたダメージかも知れない
すかさず肩を貸して親友を支えるなのはが
「………戻ろうか」
優しくそう言った
アーチャーに竿の番を任せて来てしまったが…
本来、彼にそのような事を頼むのは筋違いだ
ならば早く戻らなくてはいけない
「………無理だよ」
だが悲痛な面持ちで、フェイトは
なのはの言葉に対して横に首を振る
あの男といて、あの男を見て――
平静でいられる自身が無い
――怒りも当然、あるだろう
だがフェイトをここまでにしたのは――
やはり、押さえ切れない恐怖だった
――解かるから、、――
あの男の言った事が
虚言や誇大妄想の類ではなく
多分に真実を含んでいるのが漠然と解かるから――
そもそもあの男がはっきりとなのはを「殺す」と言った以上
それは脅しや安っぽいハッタリでなく
本当に事実のみを述べるように「殺す」と言ったのだ
それを聞いた自分があの男と暢気に釣りなど出来る筈が無い
今すぐにでも、彼に対する戦技プランを立てて
戦いを挑みたいくらいなのだ
だが、それよりも、何よりも、、
――― もう、、帰ろう ―――
口にしたわけではない
――― 私はやっぱり、戻りたくない ―――
――― あの空間にいたくない ―――
――― なのはを……行かせたくない ―――
もうなのはをあんな恐ろしい魔人のまな板の上に置いておきたくない…
ただ、目だけで――
フェイトはなのはにそう伝えていた
白いワンピースの裾を掴んで、、
両手でしっかりと掴んで、、
ひたすらに訴えた
支援
「……どうして?」
それに対して、あくまで優しい瞳で問いかけてくるなのは
だが、口には出したくはない…
何故ならそれは、本人には決して説明したくない出来事であったから――
自身が抱いたおぞましい妄想、数々のIF
それを話した途端――
その道を自覚してしまった途端――
その「可能性」という名の歯車が動き出し
現実になってしまいそうで怖かったから…
だから決して口には出さずにそれでも行かせまいとする執務官
「だってなのは……楽しんでない、、」
「楽しいよ」
「ウソだよ……」
「ホント」
「ウソだよ……ただ、サーヴァント相手に引けなくなってるだけじゃないか…
楽しんでるようには、見えない…」
決して、彼らの領域へと引き摺り込まれかけてるとは言わない…
しかして本当に言いたい事をぐっと堪えての問答の何と稚拙な事か
そうして出来る会話は本当にちぐはぐで
自分の意思がまるで相手に伝わっている気がしない
……もどかしさで歯痒くなる
これでは自分はただ駄々をこねているだけではないか…
まさに英霊達に嫉妬しているようにしか見えない
恥ずかしくて死にたくなってくる、、
「あの人達か……うーん」
だがなのはは少し考えた後――
「関係ないよ、誰がいても…」
「え?」
「関係ない、だってフェイトちゃんが隣にいるんだもの…」
あっけらかんと答えていたのだった
ポカンち、一瞬言葉に詰まるフェイトを前に
いつものように微笑を称えて彼女の両手を握り返す高町なのは
強さと優しさを内包する瞳をフェイトに向けて――
「フェイトちゃんが連れて来てくれたのに楽しくないわけがないよ
隣にフェイトちゃんさえいてくれれば……」
彼女は何度も繰り返して言った、、、何時ものように
「隣に何時ものようにフェイトちゃんがいてくれるから
私は全然、不安じゃないんだよ……」
廊下の壁に備え付けてある窓から差し込む
オレンジ色の西日が――二人の顔を、遠慮がちに照りつけていた
――――――
「――――危機一髪とはこの事か」
二人で肩を抱き合うようにして戻ってきた女魔道士を見るなり
赤い男が放った第一声がこれである
「全く無茶をする……流石に肝を冷やしたぞ」
「………見えたんだ」
「私を何だと思っている? 弓兵の鷹の目は千里先をも見通す
厠の壁など目隠しにもならんさ」
最低野郎がここにもいた…
覗き、出歯亀、何でもアリのアーチャーズである
「まったく珍しい事もあるものだな……
常時は暴走する白い暴れ牛を御する黒色の天使の構図だろう? キミらは
これではあべこべだ」
「そうだよ………ビックリしちゃった
まさかフェイトちゃんがあんな風に……………、、、、牛?」
ん?と怪訝な顔をするなのはである
「ねえアーチャーさん……牛って私?」
「他に誰がいるというのだ」
「……………へえ、そう」
右二つ隣の弓兵に、それはもう恐ろしげなジト目を向けるなのはである
「真逆、自覚が無かったなどと言うまいな?
キミももう二十歳だ……自己分析はしっかりとしておいた方が良いぞ」
「そっか、そうだね……
ちなみに私が牛なら貴方の生前は暴走超特急だよね…」
「それには同意だ――おかげで最低の思いをしている
だがな、馬力がある分キミの方がタチが悪い時も多々あるのだぞ?」
「よく言うよ……遠坂さんが軌道修正してくれなかったら貴方達二人
駅にも止まらず並走していくくせに」
「覚えが無いな―――ああ、それと雷光の魔道士よ
彼女の掌底は効いたろう……キミも知っての通り、この娘は味方が相手でも手加減が出来んという呪いにかかっている
後で精密検査に行く事をお勧めする」
相変わらずの二人のやり取りである
だが、そこに挟まれているフェイトは――
うつむいて黙ったまま……
陰鬱な表情はまるで晴れていなかった
(、、、ごめん…フェイトちゃん)
その横顔――なのは側から見たフェイトの口元の痛々しい切り傷
アーチャーの言葉ではないが他ならぬ、自分の平手でついたものだ
(叩いた事もそうだけど、この人達との関係……黙っててごめん
そうだよね、変に思って当然だよ…
あとでちゃんと説明する……約束するよ)
「せめて今は楽しもう? せっかくフェイトちゃんが誘ってくれた
二人きりの旅行なんだから」
「………」
(………フェイトちゃん、、)
なのはの声も、すっかり沈んでしまったフェイトの心には届かない
決定的にぶち壊してしまった……
楽しい日常を、自らの手で……
どの面下げて良いのか分からない
もう、今まで取り繕っていた笑顔すら返せず
完全にシュンと肩を落とし、すっかりと沈んでしまっているフェイト
(…………)
英雄二人の攻撃すらいなす教導官も
フェイトの……親友のこんな顔を見るのが一番辛い
さりとてこれ以上声をかけられず
二人の間に沈鬱な空気が流れるのみである
「これもいつもとは逆の光景だな」
「少し黙って、お願いだから」
「む、むう……」
なのはに鋭くばっさりと切られ
鼻の頭をかき、所在無く引っ込む空気の読めない弓兵
KYな彼は、今日も地味に散々であった、、
――――――
支援
支援。う〜ん、マジでリリブラさんはきのこないし、きのこに並ぶ本職の作家なのではないか?
(それにしても本当に……)
親友の事は気がかりだが――
今、フェイトをフォロー出来ない理由の一つ
気がかりであり
心底、胸を撫で下ろしている事が一つ――
それは言うまでもなく……
チラっと左隣を見据えるなのは
親友――フェイトテスタロッサハラオウンが激情に任せ
怒りを相手にぶつけるほどの何かがあそこであった
その事に気を揉むのは勿論であったが――
まず、フェイトが無事だった事に安堵してしまう…
自分達がトイレから帰ってきた時、当然そこには英雄王がいて
意外にも彼は、こちらを特に意識する事無く竿を見つめていた…
胸のデバイス――レイジングハートを握り締め
最大限の警戒態勢をとっていたなのはだったが、拍子抜けするほどに何も無かった
そして今も不気味なほどに静かなこの男――
あの英雄王に突っかけたのだ…
それを目撃した時は、本当に心臓が止まりかけた
何事も無くてよかった…
本当に……
だから―――
(どうして………?)
そう、だから安堵を存分に感じた後には
強大な疑問が首をもたげている
チラっチラっと横目で英雄王の様子を探るなのはであったが
王は相変わらず黙して語らず
何でフェイトちゃんは―――
何で私達は未だに無事だったのだろう?
(この人……何を考えてるんだろう……?
ギルガメッシュさん、、)
なのはの心の中には
先ほど一瞬だけ見せた――
殲滅の暴虐者らしからぬ、優しい顔が――
いつまでも網膜に焼き付いていたのだった
――――――
フラグ…だと…?支援
793 :
sage:2009/05/09(土) 18:50:23 ID:zyIQpE5q
支援
変態野郎最低野郎支援ww
なのはとフェイト
それにギルガメッシュとアーチャー
それぞれの思いが交錯する釣堀場
強敵と対峙し立ち向う傍ら、友達の思いをも受け止めようとするなのは
かけがえの無い友人を癒し、護るために奔走するフェイト
そんな二人を時に翻弄し、時に手を差し伸べる(?)二人の英霊
太陽が西へと差し掛かり
西日が錯綜した四者の思いを照らしながらに――
地平線へと沈んでいく中、
この有り得ざる虚言の休日もまた――
終局へと向いつつあったのだった
―― ここまでの戦績 ――
・英雄王ギルガメッシュ
specskill: 壁に耳有り、マイルド+3
14HIT
・高町なのは
specskill: 初HIT、テンションゲージMAX、
1HIT
・フェイトテスタロッサハラオウン
specskill: 友情、意気消沈、教導官の掌底のダメージ
0HIT
・アーチャー
specskill: 障子に目有り、KY
13HIT
終わりです
またも長時間、お付き合いどうもです
今回、フェイトとギルのやり取りを入れました
本当にこんなに多く入る予定はなかったんですが…
リリカルブラッド本編ではフェイトはフェイトで大変なのでギルとはあまり絡めないと思うので
それで今回、このような形で入れました
何せ彼女、対峙せねばならない宿敵が結構いますから
まあ便所同士で口喧嘩させるには見目麗過ぎる二人です…
作者にバチ当たりそうだ……マヂで夜道は気をつけよう、、
次は釣りバトル後編で
ではまたノシ
GJというしかない!
とりあえずアチャコンビは自重するべきだ
覗き盗み見なんかするなよww
ああ……なのはさんの為なら殴っ血KILL上等なフェイトさんが愛しい
まぁ1期OPの歌詞にある通り、なのはさんは自分に「始まり」をくれた人だから、ある意味士郎にとってのキリツグに等しいのかもしれん
掌底のダメージってスペックでもスキルでもなくマイナスステータスにしかならないんじゃw
>>796 GJ!
ホントに最低だなアーチャーズ!!
ホントに最低だよアーチャーズ!!
さて、フェイトさんがサーヴァントの例に出した幽鬼と紳士は本編に登場するのか…それとも時空の外の話なのか……
いろんな意味でTHE・死闘の予感がぷんぷんしているな
すばらしい
心理描写、緊張感、切迫した状況の描写全てが上手い
理想郷の駄作クロスしか知らない人たちに是非読んでもらいたいと思える作品だ
>>801 よそを悪く言うのはやめたほうがいいですよ。
リリブラ氏が来られると実に賑やかになりますな
本文・支援・感想いずれも多くスレ消費が進むのなんの
善哉善哉、GJです
うむ、壁に耳あり障子に目ありと言うが、そもそも口は災いの元とも
死亡フラグの半分は余計な口がつくるんだぜ
リリブラ氏GJです!
続きも期待しています!
何気に「小力」でひっくりコケましたw
GJっス。
しかしアーチャー、牛と天使って扱い違うのはやっぱ金髪が好きなのか?
あと、なんか珍しく金ぴかがまともで驚いた。でも結局覗きとかやってる
ダメなアーチャーズでありました。セイバー&凛が知ったら酷いこと
なるんだろうなぁ。
GJですた
ギルはエルキドゥちゃん(♀)のことでも思い出してたんでしょうか?
王は孤独で友達いないからな…
リリブラ氏、GJ!フェイトのなのはへの依存具合がハンパないWしかもギルガメッシュが珍しくまともな事を言ってる!?
白レンは是非このフェイトさんに淫夢をみせてやってほしい
きっと食べ放題だぜ
お相手のバリエーションが1人だけだろうけど
つ、釣りは…
そういや、ギルとエルキドゥもど突き合った末に友達になったという流れだったな。
ギルにとって「友」ってのはある意味NGワードだからな
ギルガメッシュにとっては依存対象を友人と呼ぶのが許せんのかもしれん
あのプライド高いギルを正面からぶん殴っても許されるどころか親友になれるエルキドゥって何者www
つかギルと殺し合って双方とも生きてること自体がすげえ
自然(裸)の力だな
対ギル兵器みないなもんじゃなかったっけ>エルキドゥ
>>816 そう。でもエッチしてギルと喧嘩して「凄いなお前」って感じで友達になった。
型月的にはギルに対するカウンター存在。
神話的には神様がギルが暴れた時に止められるような存在として作ったら、
まかり間違って友達になっちゃって結果的に抑止になっちゃった
えーと、エンキドゥは獣と同じ知性しか持たない野蛮な生き物だったけど、
ギルが差し向けた娼婦?と結構長い間、Hして人間としての知恵などを身につけたんだよね?
でも、代償がそんなことばかりしていたので身体能力が下がりましたって感じ。
ちなみにどういうわけか螺旋の力を持つ男と戦って負けると名前のドゥと腕が増える
それ咬ませ犬フラグやw
実際あれギルが見たら本編がかわいく見えるほど怒り狂いそうだよな。ってスレちがいか…
実際の伝承のエンキドゥはそうだけど、型月のはどうなんだろう
確か美少女にしか見えないショタだったような
世界の全てを〜と豪語するギルガメッシュ。
……BLも制覇したんだろうか。
エンキちゃんはユーノちゃんやエルメロイの女と同じ世界の住人
残念無念
えーと、型月のエルキドゥは、
確か引きこもりニートの幼馴染のギルを心配して
朝に夕に二階の窓から部屋に入ってきて「だぞ」とか語尾につける美少女…
ではなくて。
聖娼の姿に魅せられて、その姿を真似した何か。
男にも女にも見えるけど、あるいはどっちでもないかもしれないし。
どっちでもあるかのしもれない。
ユーノがエルキドゥに似ていると無理設定して、
ギルが強烈なアピールをしだし、なのは焦るとかw
金ぴかはノンケも喰っちまう……なの?というタイトルでwww
ギル(小)ならユーノ(9)と兄弟とかいけるんじゃないかな
最終戦で、JSごと時の庭園がエヌマ・エリシュされるぞw
STS時になった時にユーノの成長に合わせ、大人に戻り、なのは達に失礼な発言を吐きまくりそうだw
昔は、ナノハと呼んでいたのに、今や魔法少女(笑)雑種や白雑種と呼ぶとかw
ギル様だったらユーノを女にしてしまう宝具とか持ってるに違いない
そういえば子ギルが好意とか興味を向けそうなリリなのキャラって誰がいるだろ?
三枝さんみたいな、ほにゃ属性持ちっていないような気がするんだけどね
無理あるかもしれないけど、ヴォルケンズが来る前のはやてなら守ってあげるよーみたいな感じになる…かな??
つまり、
>>830は五次間際のギル様が気まぐれに旅してであったはやてと交流する話を読みたいと…。
子ギルきゅんを泊めたその日に闇の書覚醒――
これが子ギルでなくて士郎なら、わりと何度か見たようなパターンではあるが。
ヴィヴィオに続いて、夜天の王がギルに影響されそうで怖いw
闇の書の被害者?そんなのは知らんとかw
もはやギルが出てくるとシリアスだろうとギャグだろうと残す影響がでかすぎるぞww
作中キャラにも読者にも
これが王の力なのか
>831
うん、読んでみたいねw
五次間際でもパラレル時空dも何でもいいけど
自分的にギル&はやてよりも、子ギル&はやてを推奨
>832
はやてがギルの影響を受けまくったら、確かにそんな性格になりそうだw
子ギルと一緒にいた場合、はやてがタヌキっぽくなったら子ギルから愛情が増えないだろうな〜
中の人的に『あかいあくま』のイメージしか沸かないしw
闇の書の被害者関連は、侮るんやないで。その程度の恨み、飲み干せなくて何が王や。
闇の書の振りまいた被害や被害者?は、私に過去の主の罪までを擦り付けたいならその三倍は持ってくるんやな。の方がいいか。
凄い最低な気もするけどw
>>830 子ギルの正体を知ってorzするなのはなら容易に浮かぶな。
>>831 子供の方でもギル投入したらそれだけで色々即効で終わっちゃうからな。
エルキとギルの関係が世界初の殴り愛になるんだろうか。ギルにとって最初で最後の友人だったから「友」って単語には敏感なんだろうな。
ここで逆転の発想。
子ギルきゅんが闇の書事件に関わって海鳴ですごしてたりあれこれしているうちに、いつの間にか聖杯戦争が終わってました!
というのはどうか。
年末年始をはやての家で過ごしていつの間にか四月。
はやての復学の手続きしていて、
「あ、聖杯戦争のこと忘れてた。…まあいいか。僕はあんなの興味ないし」
ですませてしまう子ギルきゅん。
あるいは闇の書の再生機能を完全に分離して殺すために、聖杯戦争に参加を決意するリリカルな面々とか。
闇の書を再生させたくない
↓
(汚染された聖杯フィルタ)
↓
再生が必要な事態に陥らせる人間がいなくなればいいよね!
ギル様ならちゃんと選別できるだろうがな…。
何せ王だから。
闇の書事件のあと、謝罪行脚を続けるはやて…しかし被害者たちは
一様に冷たくあたり、やがて黒化していくはやてとか
StS後みんな許してくれたと思い込んでいて、でもじつはそれが管理局の圧力で
そう言わされているだけだと気がついて自責のあまり狂うはやてとか
最近そういうのが浮かんでくる…
>>838 その場合、言峰のランサーの扱いが原作より良くなり全力バトルさせてもらえるね。
ギル関連になると厨が跋扈跋扈
ヴィヴィオの時も思ったけど、出来ればあまり影響されてない形でのクロスが見てぇっす
もう、ギル口調ヴィヴィや中ニ病はやてはいやん
>>841 つまり、はやては普段から辛いことは表に出さないで溜め込みながらそれでもみんなのため
世界のために笑顔で尽くして六課立ち上げたりとかで活躍しつつ、だけど世界は闇の書の主だった
はやてには冷たくて。
調査のために関わることとなった聖杯戦争ではキャス子さんを助けていつの間にか関わることに。
誤解などがあって士郎たちとは敵対とか悩みが深まりつつある中で言峰に隠していた苦しみを暴かれ
それでも黒化した桜さんをなんとか助けようとしたけど、心を通わせたキャス子さんが目の前で闇に飲まれ
令呪を通じて逆流してきた悪意でリインフォースが汚染されてしまうと。
もはや誰も助けられないという中で夜天の書に隠しモードとしてあった復元機能を使用して過去のデータを再現。
再生機能と共に消滅直前のデータが保存してあったリインフォース復活。
自分の後継が汚染され、主が絶望にうちひしがれ、世界は残酷であると知ったリインは
「こんな世界は滅びてしまえ」
と、蒐集行使とか夜天の書の再生機能のちょっとした応用で桜からアンリ・マユを奪ってしまうと。
主とリインのために、しかしどうにか救おうと絶望的な戦いを挑むヴォルケンリッターたち
……みたいな話を
>>841は望んでいると。
なんでひどいやつなんだ
>>841。
しかもヴォルケンたちがはやてのためにと挑みかかってくる心の交流のあってサーヴァントたちや
なのはたちと戦う方が好みだと!?
く。サディストめ。
まあ、影響つってそっくりになるとかは安易だわな。
ネタとしては釣りでギルと張り合うヴィヴィオとかは考えてた。
「…不思議だな。いや、不思議というのでもないのか」
「どしたの、衛宮くん?」
「いや、あいつは子供には好かれているから、ああいう風にヴィヴィオみたいな子に対抗心もたれるとかって珍しいなと」
「ああ、それは……」
「はっはっ。そのようなざまで王道を貫けると思うたか!」
「うぬぬぬぬぬぬ」
「それは?」
「えーとね」
「私は、やさいおうさまになるんだ!」
「よくぞ吼えた!」
「ヴィヴィオはサンデー派なの」
「ああ……」
だけど、あの作家はもうすぐマガジンの方に移るんじゃなかったっけ、とぼんやりと士郎は思ったが、口には出さなかった。
「ちなみに夜天の王たる私は、チャンピオン派なんよ」
「へえ」
「そうなんだ」
「ところで中条長官、急にキャラ変わりすぎと思わん?」
「「REDじゃないか!」」
こんなん。
>>845 やさいおうさまってなんだよ…やさしいおうさま…orz
やさい=やおい と言う時期があった。
リリカルvividは全く違う在り方をする三人の王との交流を描いてヴィヴィオが王として、人として成長していく話なんですね、わかります。
「まったく、いい年してマンガとか…」
「ティア〜、ベッドの下にあったこの「なかよし」、どうしたのー?」
「!?」
全く、二十歳間近なのに未だにジャンプなんて・・・大人ならヤングジャンプを読みなさい。
OURS読んで諦めを踏破したなのはさん
852 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/10(日) 11:08:29 ID:K7NNgSja
>>851 手に負えないっていうレベルじゃねーぞwwwwww
「ん、マンガ? うん、スキだよー。特に97管理外世界の漫画とか〜」
「……ねえ、スバル。このグラップラー刃○とかはじめの一○とか、
あしたの○ョーとか……何でこういう漫画しかないの?」
「見よ! この美少女の艶姿を!」
「……ユーノ君にまりあ○ほりっくを読ませた人、今出てきたら頭冷やすだけで許してあげるよ……」
「違っ! 私じゃないですよ、なのはさん! 私は「なかよし」派……!」
「おい、どうする気だよザフィーラ」
「……………」
きっと志貴の愛読書はLO
856 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/10(日) 12:01:37 ID:K7NNgSja
「……オレの美技に酔いな」
ガチャ
「あれ? 式、なにやってるの?」
「…………!?」
な「そういえば昔お兄ちゃんが買ってたボンボンこっそり読んでたなぁ」
は「どれ好きやった?」
な「デビチルとミカヅキ」
士郎「えっ?よく読む本?料理のレシピ集とか節約テクニックとかだけど?」
凛「ミナミの帝王は最高ね。あら、どうしたの士郎、桜。そんな隅っこでガタガタ震えちゃって」
>>848 三人の王…騎士王、英雄王…夜天の王…かな?
この流れだと、セイバーはマガジン派…か?
>>860 征服王は・・・やっぱりジャンプだろうな。好きな漫画は恐らくワンピース
王たちにアドミラブル大戦略か世界文化大戦をやらせてみたくなった。
ハラペコなヴィヴィオ
金ピカなヴィヴィオ
ぱんつはいてないヴィヴィオ
さあ、どれを選ぶ?!
>>863 いやあ、無理に感化とかされてなくてもいいと思うんだがな。
あとマガジン派のセイバーは味っ子の料理再現を士郎に依頼したりするんだろうか。
どっかのブログで再現して、作者当人を招いて会話しているところがあったが、あれ意外といけるらしい。
実際に作ったことは作者もないけど、元ネタはあるんだそうな。
そして凛もチャンピオン派。料理は勝負!とか。
ジャンwクカカと笑うのかwww
カリムはヤングキングアワーズだな。HWLLSINGに感銘を受けると。
間違えたHELLSINGだ。
はやてもチャンピオン派だけど料理はコテコテや、という感じで。
ジャンプ派のギル様は若輩の身で食らいついてきたヴィヴィオを(釣り限定で)認め、ガリガリくんを奢ってあげるのでした。
「…勝てなかった…」
「最強は我と決まっておる」
「ぶー」
「また幾度なりと挑むがよい。この時空は我の庭だ。そなたが遊び飽きることはない」
「――じゃあまたね」
全王を従える幼ヴィヴィオって需要ありますか?
>>866 そして聖王ではなく聖王の力を信仰するわけですね。わかります
>>869 シリアスにすると違和感
ギャグにするとはやてが立ちはだかると感じる
872 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/10(日) 16:33:08 ID:qGVetZW3
スカ「諸君、私は研究が大好きだ」
ところで凛にレイジングハートはもはや定番だが桜には何のデバイスが似合うだろうか。やはり闇の書?ユニゾンするたびリィンが黒くなってそうだなぁ
>>861 激しく同意w
>>872 いや、そこはルビーでは。
桜は確かに闇の書という字面が似合うなw
でも黒桜だったら何もなしで行けそうなイメージががが。
>>870 スカのアジトに教会騎士が来るときは皆、白頭巾w
>>843 同意です
影響されるレスが多すぎるんだけど、全部がつまらないのはどうしたことか・
なのはとギルに影響されると、むしろ素直クールになると予想
ヴィヴィオ(フェイト,ギル)→聖半裸王ヴィヴィオ
>>878 ギルなら上半身だけネイキッド、イスカなら下半身ネイキッドか。
セイバーといいアーチャーといいギルといいシグナムといい普段髪を上げたり結わえたりしてるキャラの髪を下ろした姿にどうしてもキュンとしてしまう。
ぜひなのはやフェイトにも髪を下ろした(というか戦闘で解けた)まま戦う姿が見たい。ツインテールが片方だけ解かれた姿はもっと見たい。
881 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/10(日) 19:29:46 ID:dWKGAvtY
なのはさんが髪下ろしたらまんま桃子さんだからなー
逆に、下ろしてる髪が逆立つのはどうか
ランサーのラック・バッサリ立ち絵は背景と髪の色のせいで下ろしたのによく見えない……
>>880 普段との違いが物凄くイイよな。
たまにしか見せないのがポイント。
SSだと自分で想像するしかないのが惜しい気もするけど……。
>>879 ギルとイスカ二人に懐いた結果、上下裸王ヴィヴィオ降r(ry
ただの裸王じゃないかw
重要部分は聖王の鎧でナイスガード?www
凄い懐いたとするなら、男の好みがどっちかになるとかありそう。
>>844 「おかしいなぁ…私かていつも全力全開でやっとったはずなのに
…もう疲れたわ…やっぱりなのはちゃんみたいにはなれんかったわ…
こんな冷たい世界…壊れてまえ」
こんな感じか
多種多様な術式でほぼ砲台と化す戦闘スタイルに、周囲から貼られるレッテル。
はやてちゃんが黒くなるとしたらメディアさんみたくなると思うんだ。
男を知り尽くすのか?
メディ子さんの場合、男の一部を全体として捉えてるような気がせんでも
日陰人生はなあ……
聖杯戦争で男として終わった人達は被害者にあんまり含まれてないなー
>>886 いやま、ショック状態で引きこもりで、やっぱり世界を滅ぼしてしまえとリインフォースがというのが自分的には好みかな。
はやてさんは気がついたら、六課とか順調よくこなしている夢を見てたり。
「これは…ただの夢やろ」
「はい」
「だけど、なんて、優しい、夢…」
はやてを迎えにやってくるのはなのはか、それとも。
あまりの現実の厳しさに男に逃げ、その男がとんでもねぇ奴で利用されて、
ぼろぼろになったら、メディアさんと同じ感じになりそうだ。
>>880 フェイトが髪片方切られて、おさげが片方しかないスタイルだったら
アニロワにあったな。
ちなみにおさげじゃないほうは前にたらして、目を隠すようにしてた。
>>887 その前兆でヴォルケンズも暴走しそうな気がするな
「主はやて、ご安心ください、主を苦しめ悲しませる者全て
我らが滅殺して差し上げました」
「うそや…私はこんなこと…望んで」
「ふふ、はやてちゃん、嘘ついちゃいうませんよ♪私たちにはちゃんと
分かるんですから♪」
何と言うBadEnd一直線
いいぞもっとやれ
>893
そこにメディアさんが参謀役としていれば更に黒い展開になりそうなw
そういやメディアとはやてって境遇似てるよね
自分の意に関係ないところで罪を背負わされるとことか
>>892 前髪で片目が隠れてる髪型って結構あるけど、実際は戦いにくいよね
まぁ大概は魔眼的な何かか、あるいは眼球が無いとかそんな理由があるからな
ちなみに
>>892の場合は後者
ライダーのあれは視界的な意味では問題ないんだったっけ?
>>893 やってることはAs全否定なんだけど、これはこれで見てみたい俺がいる
封印宝具ってくらいだから見えないはず……なんだけどなあ
そういえば小ネタ集にはやてにロア転生なんてのがあったな。
地位はともかくとして、一帯吹き飛ばす魔力に自分同様に転生するロストロギア、おまけに(本人達の意識はどうあれ)忠実な使い魔がオプションで四体、肉体面の弱さも死徒化で補えるし、もしかしなくても大当たりじゃないかロアw
・・・・て待てよ、まさかはやての姿でも裸マn(ry
素晴らしい誰か長編でかいてくれ
リインと精神世界で殺し合いになりそうだな。
主を返して貰う!
よかろう……やってみろ、このロアに対してッ!!とかw
シエルが覚醒した歳にははやての場合リィンTはもういないのでは
志貴のときみたいにヴォルケンリッターの誰かに感染するかも
以外とあっさり解決したりして
>>900 名前欄は空白、sageは半角にすると吉
>>902 確かにその構図は見てみたいなw
精神世界で戦うってどういうかんじだろ。あそこでもドッカンドッカンやるのか?
>>905 その2人が戦うとなると、リインTが詠唱している間にロアが何十回も攻撃(フィールド魔法によりほとんど無効、
リインTは生き物ではないので魔眼も無効)、詠唱を終えたリインTが攻撃(混血の作用で死ににくい)。
ロアが治癒魔法で再生できたら千日手だな。
最も、現実世界の法則が適用されればの話だが。
ロアって知性派だったはずなのになんであんなジャンキーになっちゃったんだろう
ユーノを大人っぽくしたような見た目だった記憶が……
>>907 幸せでありたいと願う気持ちは
他者に対する憎悪を育てる栄養
ってどこぞの魔王が言ってた
>>907 アカシャの蛇のパーソナリティーは、転生先の個体に大きく影響されるという。
春男ベースだとMBAAみたいな感じらしいですよ?
つまりロアはやては、余計に姫君に執着するわけだ(胸的な意味で)
幸福な現在(ヴォルケンとの生活)を守るために邪魔な連中はみんな排除しそうだな。
結果的には暴走リインとやっていることが変わらないのが皮肉というか切ないというか。
あれ、この展開ってロアの抹殺を狙うシエルとはやての救出を望むなのはがぶつかりそうな予感が。
志貴がはやて救出を諦めなければシエルを抑えられそうだが。
>>907 ロア「は―――なに、ちょっとした気晴らしだよ。せっかく
の転生だ。その器にあった物言いもオツなものだぜ?」
ロアはやてものをひとつ投下してみます
「陸上警備隊104部隊で指揮研修中の八神はやて一等陸尉です。臨時部隊の指揮を任されています」
応援部隊を率い事故現場に到着したゲンヤ・ナカジマはまだ若い女性管理局員の出迎えを受けた。
歳の頃は彼の娘とそう変わりがないようであり、一般論で言えばこの大事故の指揮をとるのは難しいように思われたが
娘達を一刻も救いたいゲンヤにとっては見た目などは大して重要ではない。彼女が優秀であるかどうかだけがゲンヤの関心事であると言えた。
その点八神1尉の指揮は事態をよく掌握し、適切に行われていると出迎え後になされた状況報告から覗えたので
ゲンヤは指摘事項もなく指揮を引き継いだ。
「お前さんも魔導師かい」
「はい…広域型なので空…から支援を…します」
対処の手際は見事だったが、この少女の表情には覇気がなかった。これほどの大事故なら多少委縮するのも仕方ないことかもしれない。
初動対処は上手くしてくれたのだからゲンヤはそれ以上望まないし、平常心を欠いている状態で前方に出すのは上官として簡単に許すわけにはいかないことだった。
「体調が悪そうだしもうここは俺に任せな。お前さんはよくやってくれた。あとは本職がやるさ」
「いえ、大丈夫です…前に出ます。指揮はお願いします」
「おい!……はぁ仕方ねぇな。なんかしくじったら俺が責任とってやるか。ギンガとスバルは助かりそうだし、最悪の事態も回避できそうだ」
娘二人が救助されたことを聞いて少し気が緩んでいたゲンヤにはSランクを超える魔導師を制止術などなかった。
ゲンヤの制止を振り切ったはやてを遮るものはすでになかった…
「歩くロストロギア」であり
質量兵器を連想してしまうほどの巨大な魔導
八神はやては普通の人間の域を超えたある種、純粋な破壊力を内包していた。
もちろん、凄まじい力を持っていたとしても人であるならば、その良識の元、凶悪な事件など起こすはずもない。、
彼女の意思あってこそ6年前の大破壊の危機も回避されたのだから。
だが、今の彼女は6年前の彼女でなく、胎内は邪悪な意思に蝕まれていた。
「はやてちゃん…」
「いかせちまったあとでなんだが、どっか悪いのかいお前さんの上司は?」
飛び立ったはやての方角を見つめる小さな空曹は心配という感情を体中から発していた。
「はやてちゃんは最近おかしいんです。時々口調が男っぽくなったり、らしくないきつい口調だったり」
「…年ごろの娘だから難しいのか?いや、そんな雰囲気じゃなかったが…」
初対面の相手を把握するのは容易ではない。ゲンヤははやての適格な指揮ぶりと思いつめたような翳りのある表情の
落差がどうも胸につかえたまま、答えの出ない思案をしたまま指揮車の中で事故の行方を見守るのだった。
(わくわくする?ちゃう!そんなん私はやらん!私は私、誰とも…繋がってなんかないっ!
私の楽しいことは…ヴォルケンのみんなと一緒に殺り…ちゃう!)
はやては上空に待機しながら、自分の心から漏れ出す悪意に驚愕していた。油断すれば意識を持って行かれそうになる、
シュベルトクロイツをにぎる手には自然と汗が滲む。
「八神っち、準備整いまいた。お願いします」
そんなはやての状況を知るはずもない局員は下から覗き、声をあげる。
ぼんやりとした表情のはやては単調な口調でそれに答えた。
「了…解……仄、白き、雪の王…銀の翼以て、眼下の大地を白銀に、染めよ…来よ…氷結の…息吹…
アーテム・デス・アイセス」
詠唱完了とともに出現した圧縮された気化氷結体は瞬時に空港を凍結させていく。そして…
「すげーこれがオーバーSランク魔導師の力って…うわぁあああああああ!」
宙に浮いていた2人の局員にも氷の息吹は降り注ぐ。
「や、八神1尉!止めてください!俺達まで!……」
次の言葉を紡ぐことなくその口は永久に閉ざされた。力を失い、地に落下した人体は白銀に染まり、
すぐに見えなくなる。
首都航空部隊が到着したのはその僅かに後だった。この事件において、
民間人に被害はなかったが、管理局員2名が行方不明となり、その行方が明らかになるのはしばらく後のことだった。
――夜
「…私、多分、あの人達をころ…殺してしまったんやな…罪のない人を殺してしまった…
殺人犯や…なぁ、なのはちゃん、フェイトちゃん、私…やっぱり犯罪者なんかもね…
…ふふ、二人共、そんなに美味しそうな首筋見せとると食べてまうよ?……………て、私、何を言って…な、なんや?このイメージ?
そんな?首筋に歯を立てて?あ、かん…なのはちゃんとフェイトちゃんなんやで…私は2人のこと、大好きやけど…血…なんて
飲みたくなんか…ノミタイノミタイ、ホンマハ、ノミタイ…い、いや、わ、私…ワタシ」
寝息を立てる友人の傍で息荒く困惑するはやて。
「はやてちゃん…」
リインは明らかに精神的に異常をきたしているはやてを悲しげにみつめる。リインには主を救う手段をそう浮かばない。
ただ、リインには自分たちの存在がはやてにまだ悪影響を与えているのかもしれないと漠然とした不安があった。
「なら、私にできるのははやてちゃんの中を確認するだけです!」
熱に浮かされたようなはやてに無許可でユニゾンを仕掛ける。リインがはやてに触れると室内が一瞬光に包まれれ
はやては外見の変化とともに呼吸の乱れもなくなり、意識を失い、そのまま眠りに就いた。
「あれ、はやてちゃんどうしてユニゾンしてるの?」
なのはは朝、目を覚ますと胸をもみしだいている幼馴染に目をこすりながら問うてみる。胸のことはもう気にしない。
「んー。よーわからん。リインも感じんし。あ、そや私しばらくアルクェイドに会いに地球に帰るからせっかく来てくれた
二人には悪いんやけど今すぐいくから。ちょっと堪忍や」
そういうと着衣の乱れを直し、はやては身支度にかかり始め10分と経たずに部屋から消えた。
残されたなのはとフェイトはあまりのことにポカンとしたままだ。
「なのは、アルクェイドって誰?」
「さぁ?私もしらない」
「危なかった…胸揉まなかったらなのはちゃんの血…吸うとこやった…
…リイン…ありがとな…リインのおかげで、最後の理性、保てたよ。
理由はさっぱりやけど、アルクェイドって人に会えたらなんとかなりそうな気がするんや。
だから今は地球に…」
体の中の何かに食われたのかはやてのなかにリインの存在はなく、ドス黒い汚染された魂があるだけだ。
それはもう、八神はやてと不可分のなにか。
地球へ向かうはやての頬には涙、愛娘というべきリインはすでにいないのだから。
ここまでかな?と確認しながら、眠いおやすみなさいまる
言い忘れましたが終わりです
>>914 乙です!
ヴォルケン達が何もしてくれなくて寂しいが、入局直後で離ればなれになってたから仕方ないんよね・・・
ふと、「衛宮士郎の正義を肯定し続ける高町なのはとアルトリア」というありがちな電波を受信した
GJでありますが続きが欲しい内容です
>>916 GJ、だがリイン死んでもうたんか……
衝動の強さはメルブラ当時のシオンくらいかな
吸血衝動を性的衝動に置き換えて耐えるとは何というはやて
乙ーなんだかギャグっぽくもいけそうだ。リイン死んでるっぽいけどね
なのはの反応も笑えるw
GJです。ロアはやてか、異色ではあるけど面白いな。なのはやフェイトに取り付いた場合もやばそうだ。ギャグでいくならアルクのつもりがネコアルクに遭遇、タヌはやてとして第二の生を歩きだすとか
ロアはやて、ただの鬼ブラコンの四季を登場させられるんじゃね?
>>925 なのはちゃんなら、
なのはちゃんならなんとかしてくれる
>>917 磨耗なのはvs弓兵ってSSがまとめにあるけど
それの続きで磨耗なのはvsアルトリアとかもありかも
あの作品のアルトリアはヴィヴィオを保護してたりするので
ヴィヴィオを渡して!
今の貴方にこの子は返せない!
こんな感じで
精神的にお子様なアルトリアに言われるとなんか腹立つなw
子供のことについてだと尚更。お前が言うな、になってしまう
て型月側に母性溢れる大人の女性あんまり思いつかね
アイリも葵も母というよりまだまだ女な感じだしなぁ
橙子?だろうかあとは有馬の啓子さんかな
その人らに叱られるなら納得できるけど
>>928 実際子育て失敗してるしな
で、死闘の果てにアルトリアを撃破したなのはに向かってヴィヴィオが
「ママはどこ?本当のママを返せ偽者っ!」と言い放ったりとか
喜び勇んでアーサー王に報告したら、認知してもらえなかった可哀想なクローン・モードレッド
セイバーはアーサー王として認めなかったようだが……
どんな息子なら良かったのかな
勝手に作られた自分の分身を息子だと言われても…ねぇ
やっぱり自分のお腹を痛めた子が一番じゃないかなぁ
でももの凄いスパルタ教育しそうだが
>>932 何という無茶振り
セイバー以上に体現できるってどんなやつなんだろうな
すでに王という個人ではどうにもならんレベルのような気がする
>>932 清濁併せ持ってこそ完璧な王だと思うぞ
清しか見れないと若い王は理想だけ追い求め周りが見えなくて失敗する。
そういう例は歴史上枚挙に暇がない。
残念ながらアルトリアは一皮剥ける前に不幸にも滅亡を迎えた例だわな。
人の心がわからないってのが全てかなぁと思う。
>>934 セイバーとして現界してるセイバーは押さえてきた乙女人格っぽい部分っぽいから、王としてのセイバーはもっと完璧だと思われる。
王は人の心が〜〜 って、王という機構として振舞って、王として完璧だから言われた言葉だろう。
結果的に犠牲が出ることになっても決定を下せないような人間的な部分を排除して振舞ってたのがアーサー王時代のセイバーなんだし。
>>934 乙女ぽい部分がーてのは初耳
機械的な王が理想かと言えば人の好みよるからそこは議論する必要もないかな
ただ、個人的には人間味のない王じゃ最高の王とは言えないのではと
それにどう言い訳しても国は滅んじったしね
俺も初耳だな
確かに本編のセイバーは、別の部分が強く出てたような印象はあったけど
英霊には様々な側面があって、黒セイバーとかもアーサーの側面の一つみたいだし
アーサー王とセイバーは違うってのはあるだろうな
>英霊には様々な側面が
つまりなのはが英霊になったら召喚者によってなのちゃんになったりなのはさんになったり管理局の白い悪魔になったりするわけですね
アルトリアは理想を体現し過ぎた
ギルガメッシュはカリスマがあり過ぎた
イスカンダルは人間味があり過ぎた
こんなとこだろうか
聖王は...どうだろう。夜天もただの称号だしね。
あとここのところ磨耗とか死亡とかBADENDネタが多い気がする。みんな泣いたり絶望したりしているなのはさんやはやてさんが大好きなんですね。このサディスト共め!!!
まあきのこマジックにかかればなのはの腕が飛んだりスカが公開レイプしたりナンバーズの四分の三は虐殺だろうけどな!
マスターとの関係も大事な要因かも
士郎は騎士王の命令でもきかん坊さんだったし
なのはが召喚されるなら、イリヤ相手では母(護り手)としての側面が
凛相手では英雄(誇り持つ死人)としての側面が強くなりそう
>>940 自分の体を進んでレリックウェポン化してたりするから、セイバーみたいな滅私奉公タイプか
ギルみたいな暴君タイプかもしれないな。ベルカは侵略国家だったからイスカンダルみたいな征服者タイプという可能性もある。
>>940 ラスボスはなのはがリミッター解除しても及ばないレベルだな
全開ヴィヴィオならできるかもしれん。
ゆりかごが衛星軌道に到達して、地上爆撃に次元跳躍砲と大暴れ。
いや、まあ本局艦隊とスペースオペラな戦闘繰り広げて、なのはともきのことも違った作風になりそうだけど。
>>944 ヴィヴィオ「あなたが憎い!」
なのは「娘と思っていた。君を愛していた」
こんな感じ?
あれ、でもこれだとエピソード4に繋がらないから、
エリオ「あなたが憎い!」
クロノ「弟と思っていた。君を愛していた」
こっちの方がしっくりくるか。
いっそのこと、聖王ヴィヴィオは藤ねぇの実家みたいなタイプにしてみるか
>>930 アーサー王としたら、子育て失敗すると思うけど
アルトリアとして愛しい人(士郎とか)の子を育てたら大丈夫だと思う
>>941 >士郎は騎士王の命令でもきかん坊さんだったし
どっちもどっちだと思うけどな
セイバーも士郎の命令無視して寺に特攻したりしてるし
>>940 >ナンバーズの四分の三は虐殺だろうけどな!
残る4分の1が誰になるのかすごく気になる
>>934 全くの正反対
清濁併せ持ってたからこそ(正確に言えば清のために濁を飲む事を辞さないだが)
清しか見ない騎士様の受けが非常に悪かった
>>949 ブリテンの騎士達が求めてた王って、つまるところ士郎が目指す正義の味方なのかね。
犠牲は出さずに常勝。セイバーが完璧足らんと足掻けば足掻くほどすれ違うのか。
誇りある戦い>祖国なだけかも
アーサー派にしても反アーサー派にしても平等の円卓=バラバラな気がする
騎士たちはランサーの時代から抜け出てなかったんじゃないかな
アルトリアは武田勝頼みたいな印象だね
円卓の騎士はアーサー王燃え派とアルトリア萌え派に分かれていたと聞いた
そして敢えてのアーサー王萌え派のマーリン。
>>949 機械的に正しいと思われる決断していき人の心を掌握できないのではやっぱり
清濁併せ持つってのとは違うのではないかなー。と俺も思うな。
時に妥協、自説を曲げて一歩引いたりしながら人々の意思をまとめていく
姿勢こそ清濁併せ持つだと思うんだ。
王であることを理想としてそこから妥協ってのをしなかったのかもね。
正しいことをしてるのだから自分は間違ってないって感じか。
若くて青いな。言峰がすこーし興味を持つわけだ。
……野暮なツッコミだが。
「清濁『合わせ呑む』」じゃなかったっけ。
酒からでた言葉だったような……
アーサー王の場合、合わせ呑むどころか呑む己が存在しない以上、しっくりこないのは仕方ない気もする。
>>953 セイバー・リリィだったら全員萌え派になってたっぽいけどな。
>>958 リリィを巡って国が割れて同じ結末な気がしないでもない
んまぁアルトリアは典型的な理想主義者だったでいいんじゃない?
キャリアウーマンにありがちな、男を知らない25歳の娘なんだしさ
zeroでもフルぼっこだったよな国家と結婚しているなんて詭弁じゃなくてほんとに
思っているようなバランス感覚失っている人間には正直国王なんて無理
>>960 パンツはいてない人がこういってました
セイバーは人々の理想に縛られた偶像だと
民や騎士が望んだ王の姿にセイバーはなろうとしていたんだよ
はやてもパンツ脱がないかなー
>>961>>962 しかしイスカンダルの特技は「出鱈目な論破」
国と時代によって求められる指導者も変わってくるよ
セイバーの時代のブリテンみたいに外患をどうにかするのが最優先の場合に、
イスカンダルみたいな王はご遠慮願いたいだろうし
>>962 それはキツイなぁ。
どんなにがんばっても、いずれ現実と理想の乖離が始まる。
憧れは理解から最も遠い感情だってのに、周りは気づけなかったんだろうな。
信じたくないものは見ないってのも人間の側面でありそうだけど。
それだけ、アルトリアは期待されたという意味もあるが。
カリバーンが縁起悪かったってことでひとつ
>>963 こんなのどうです?
「槙久様、ご用件はなんですか?」
「お前を引き取った目的を今果たそうと思ってな…悪くは思はないでくれ」
「な、んなんです?槙久様…なんか怖いです」
「はやて…何も怖がることはないんだよ」
八神家はある魔術師家系の血縁だった。(声的に)運命は不思議と回り、
遠野槙久は双子の姉妹でなくこのボブカットの娘を引き取った。
口調は穏やかに、けれど槙久の手は震えていた。彼とてこの行為は望むものではない。
それ故、心には葛藤があるのだ。それでも生への渇望は何者にも代えがたい。だからこそ彼は
車椅子に座り槙久を不安げに見上げる和装の少女の帯にゆっくりと手をかけるのだ。
「え?…ま…き久様…な…に…を?」
しゅるりしゅるり…帯特有の衣ずれの音が書斎に響く。呆然とはやては槙久の行為を、
まるで他人事のように見つめる。
「…綺麗な肌だ。大丈夫…私がかわいがってあげよう」
帯を解かれ、露わとなった上半身を槙久は精一杯の愛情をもって見つめる。
まだ幼い8歳のそれは凹凸のない平坦。彼の実の娘の10年後と大して変わらない形がそこにあった。
「い…いやや…槙久様怖い…」
「大丈夫大丈夫だ…」
少女は年の割に聡い子だ。槙久の視線に恥ずかしさを感じ露わになった肌を両手で服を引きよせ再び隠す。
槙久のしようとしていることは胸を眺めるなどという生易しいことではない。彼はもっと先へ進む必要があった。
少女の反応がこれからより、自分に否定的になるのを想像すると心苦しいが彼は止まるつもりはない。
「悪いなはやて…私は…私は生きたいんだ…」
「なんで…なんで…こんなこと…やめて…槙久様…こんなんしたら…あかん…やろ?もっと大事な人とすること…やないですか?」
「…私が何をするかわかっているのか…?…悪い子だな。お前は…」
少女の反応は羞恥と恐怖が合いまったものだった。そして槙久のこれからしようとすることはどうやら理解しているようだった。
そのことに気づいた槙久は対象に対する罪悪感が少し消え、鬼の血をひく家系特有の嗜虐心が刺激された。
顔に余裕と残虐な笑みが浮かぶ。
「…では始めよう」
槙久は少女の腰に手を伸ばすと下着を両の手で引きずりおろした。両足がマヒしている少女があがらうことなどできない。
よく遊んだ車椅子の少女から段々と笑顔が失われていくことを遠野志貴は不思議に思っていたが聞き出すことはついにできなかった。
というのも間もなく屋敷の中でさえほとんど会うことがなくなったからだった。
闇の書の起動まであと一年…
>>964 イスカンダルが王位に就いた時も国はガタガタだったが一代で再建どころか大帝国築いちゃった件
>>967 そういう不憫なポジションはフェイトの方が栄える様な気がするのはなぜだろう。
心が冷えてるだろうはやてが主ならヴォルケンは今まで通り変わらないで、
槙久は即刻殺され、蒐集開始と
アルクもシエルもいないだろし秋葉が闇の書から逃げ回るホラーものになりそうだ
志貴は有馬にいるだろうから解決することはできないだろうしな
王の議論をしてる奴らは型月したらばでやれよ
クロス関係ねー上に主観の押し付け合じゃねぇか
あれだ、琥珀がいないなら四季もそこまでいかれてないだろうし
ロアの力を使って大事な妹を守るヒーローものにですよ
この場合、四季とはやての関係にも期待だが
ふとおもったんだが
ヴォルテールとか白天王とかORTをフリードみたいに両手に乗るサイズにすると可愛くね?
次スレ立てた。
どうしても立てたかった。スマン。
乙
>>974 触った者を小人にするロストロギアとかでみんな小さくしてしまえい
ってちょっとマテ
>>975、テンプレを相談なしで自分色に染めちゃだめでしょ
まとめWIKI内の避難所掲示板にてテンプレ案についての議題出てるみたいだからそちらでやるのはどうでしょうか?
なんだあの次スレ
以下、話は避難所推奨
983 :
980:2009/05/13(水) 23:28:13 ID:vkp5IB9v
避難所スレでの話では、
・別個に新スレを立て、問題のスレは削除依頼を出す
・テンプレートの改変は検討議論を経た上で行う
・スレ立てのタイミングは
>>970でも良いかも知れない
という方向になっております。
今後の方針に関わることなので、出来れば直接避難所スレ(
>>982)をご覧下さい。
>>983 スレ立て乙。
炭酸飲料エヌマ・エリシュ
ここまでの放送は
ベルレフォーン(株)
「ディープダイバー」制作委員会
中島飛行機製作所
と、
ご覧のスポンサーの提供でお送りしました。
次スレの提供やってんじゃね
陣内不動産とかあたりと
願望機の奪い合い=聖杯戦争というのなら
なのは1stは聖杯戦争なのだろうか
>>991 なのはもフェイトもジュエルシードそのものには全く興味持ってないからなあ。
というか管理局もプレシアも願望機としては見ていなかったり。
もし、ジュエルシードが聖杯なみの願望機でアリシア復活の可能性があったら、
プレシア自身も地球に出陣してたかもしれん。
>>992 下手すればセイバーも召喚されるわけか。
もしもセイバーがジュエルシードを手に入れたらどんな形で願いがかなうのだろうか
「聖杯とおぼしき品の獲得競争」が聖杯戦争だから、別に願望機じゃなくても可。
無印を聖杯戦争にするには、あのロストロギアの呼称を「ホーリーグレイル」に変えるのが一番早い
>>992 ジュエルシードは不安定すぎるからな
単独でも効果があるってのはかなり強力だけど
全部集めると聖杯と同じような効果だとするとちょい難しいな
サーヴァントがどこから出てきたのかって部分が
あるいはジュエルシードの総数を7つとかに少なくして、魔力を与えて発動させると1つにつき1体召喚とかか?
そうすると変な人に悪用されると大変な状況に!ってできるかな
ジュエルシードを奪うと令呪も奪えるとか。…はちょっと違うか
そこで kaleid liner ですよ
サーヴァントの霊核がジュエルシード
それぞれ1個から7個の星マークがあって、7つ揃えると神龍が出てきて願いを叶えてくれる
一度使うと世界中に散らばって、60年経過しないと次回の聖杯戦争は起こらない
場所が日本の1都市?で限定されてるのもきついね。もちっと広くばら撒かれるか、
もっと発見に時間がかかればジュエルシードを見つけた魔術師が大魔術を使う
媒体などにしていてそれを知った教会・協会が捕縛に出る、そこで型月連中が
関わる(依頼などで)。それに気づかないなのは達と敵対や協力をしていくことになる
ってのができそうなんだがな。
1001 :
1001:
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