【IF系】もしゼロの使い魔の○○が××だったら10

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1名無しさん@お腹いっぱい。
もしもルイズが虚無の系統ではなかったら?
もしもルイズの使い魔がゼロ魔キャラだったら?
もしもタバサの代わりに留学してきたのがイザベラだったら?
もしもルイズがドMだったら?
……クロスとはまた別の、そんなifから生まれるストーリーを語るスレです。

まとめWiki
ttp://www.ifzero.co.cc/

前スレ
【IF系】もしゼロの使い魔の○○が××だったら9
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1233480531/
【IF系】もしゼロの使い魔の○○が××だったら8
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1231847600/
【IF系】もしゼロの使い魔の○○が××だったら7
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1229960842/
【IF系】もしゼロの使い魔の○○が××だったら6
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1227423178/
【IF系】もしゼロの使い魔の○○が××だったら5
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1224849874/
【IF系】もしゼロの使い魔の○○が××だったら4
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1221470139/
【IF系】もしゼロの使い魔の○○が××だったら3
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1218457649/
【IF系】もしゼロの使い魔の○○が××だったら2
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1216334114/
【IF系】もし、ゼロの使い魔の○○が××だったら
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1213096655/

【関連スレ】
あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part215
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1233161486/
同 まとめWiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/

スレ立ては>>980か480kbでよろしくお願いします。

同 まとめWiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/
2名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 23:04:18 ID:dGzr0IwG
やべ、コピーする時に順序間違えたorz
3名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 23:06:55 ID:IQNwBC/i
>>1
4名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 02:07:12 ID:74CAUjlW
ルイズって、実際はこんな娘だと思う
              ↓
 http://www.youtube.com/watch?v=20Mz6Ut2gMg&eurl=http://alfalfa.livedoor.biz/

サイトが本当に怒って徹底的に無視とかしてたら
あっさり陥落しそうな気がする
5名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 09:04:45 ID:EUSsFwHP
もしシャルルとジョセフが仲が良いというレベルじゃなく明らかに出来てたら
6名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 11:21:15 ID:Hp8LyMFn
>>5
嫁と娘どうすんだ
……二人揃って二刀流なら問題ないのか
7名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 12:15:24 ID:pxLkh/NE
男×女はただの繁殖行為、男×男こそ至高の嗜好
って昔の哲学者が言ってたような
8名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 12:35:21 ID:IdNgWHnT
キュルケ♂「やらないか」
才人「うほっ、いい男」
ですねわかります。
9名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 13:13:16 ID:J0F7wJ6m
真のプラトニック・ラブですね、わかり……アッー!
10名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 13:23:01 ID:IdNgWHnT
>>6
王族なんだから責任ぐらいは果たすだろ。
11名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 13:29:57 ID:2CbnF1o/
恋愛で子供が作れるのは平民までだよねー

って、妙に事実っぽい電波がとどいた
12名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 13:42:56 ID:IdNgWHnT
>>11
父親代わりが欲しい虚無のタバサは才人を召喚ですね。
馬鹿にしない相手が欲しかったルイズはデルフを召喚。
13名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 15:12:08 ID:IdNgWHnT
才人が乗ったのがスツーカだったら
才人=乗っていた奴の影響をもろに受け魔王化
初代後部機銃手=ルイズ
戦術核としての意味しか見出せなかったので降りて貰う
二代目後部機銃手=タバサ
王位継承で降りる。多くの騎士を落とすエース、才人もタバサの降板は惜しんだ
三代目後部機銃手=マリコルヌ
敵に囲まれ集中砲火を受けリタイヤ
四代目後部機銃手=モンモラシー
才人と最も多く出撃数を数える
14名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 18:28:43 ID:DsM7whWO
>>13
爆撃機に何を求めてるんだ。
つうか、うぜえ。
15名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 18:35:09 ID:YzV3h3jO
1989年
才人父「父親というのは大変だろ?シャルル君」
シャルル「ええ、しかし待望の我が娘ですからね…」
ジョゼフ「こっちもイザベラのライバルが出来たからな」
才人母「才人もすっかりお兄ちゃんで…」
テレビ「それでは、工藤静香で嵐の素顔です!どうぞ!」
16名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 18:57:19 ID:3sD0lfEn
>>15の勝手にちょっと前

才人父「昭和が終わって平成の始まりか…そういやシャルル君も、もうすぐ父親だな」
ジョゼフ「新しい時代を築く面々の登場か…」
才人父「ところで何かビデオ借りに行く?」
ジョゼフ「どこもスッカラカンだぞ」
才人父「んじゃどっかドライブ行きますか」
ジョゼフ「(いくら自重とはいえ、CM抜きでこれはな…)」
17名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 19:25:10 ID:LVBT2DiI
前スレ
941 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2009/02/20(金) 01:07:17 ID:lFCtv1Jb
サイトがモロに、こーゆー板の住人だったら!
                ↓
 http://mousouteki.blog53.fc2.com/blog-entry-2167.html

身体を鍛えていそうだし、ルイズを筆頭に学院の女性にカンチガイされて
もの凄くもてそう
あと、青銅と闘った後、さりげなく友情を深める方策を練ったり
子爵が来たらルイズそっちのけで「強くなりたいので鍛えてください!」
ルイズと結婚すると言ったら
「応援します でも、いきなりではルイズも大変だから
 卒業するまで学院を訪問して、親交を深めてからでは
 俺は子爵の味方ですから!」と力強く!

このネタで一本誰か書かないか!
18名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 19:29:17 ID:2CbnF1o/
>>17
現状のトリステンとアルビオンの情況を知ってるワルドにとっては
卒業は絶対にする機会が無いの分かってるので、空回りするんでない?
ワルドがルイズを手に入れようとしたら、あのタイミングでさらうしか無いんだし
19名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 20:59:16 ID:IdNgWHnT
ジョゼフ「盗んだタンクで走り出す〜」
才人父「尾崎か、お前好きだったな」
ジョゼフ「あの頃は馬鹿ばっかりやっていたな」
才人父「そー、そー、タンクの事で衛士に追われた事もあったっけ」
ジョゼフ「あの時はシャルルに留守番を任せていたらナンパに行っていて居なくて苦労したな」
才人父「あの野郎、ロックを掛けて行くものだから中に入れなくて大変だったよな」
ジョゼフ「ああ、落としてきた女を連れてきたときは爆破してやろうと思ったよ」
才人父「あの頃はみんな若かったな」
ジョゼフ「全くだ」

才人(車じゃなくてタンク?)
20名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 22:25:23 ID:9rm1H5aN
>14
だって仕方が無いだろう。
ハンス・ウルリッヒ・ルーデルは、ヒトラー直々にやめろと言われてもやめないで爆撃機で大暴れし続けたんだ。
誰かが求めたんじゃない、淡々と事実を語るのみさ。
21名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 22:28:39 ID:dd4VN4Br
軍事ネタは軍板のスレでやってくれ。

延々と蘊蓄でスレ消費されるのは勘弁。
22名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 22:32:16 ID:2CbnF1o/
IFネタではなく史実とのクロスネタの領域だろーから板違いだろうしね
そんなに好きなら適切な板で頑張って書いてくれとしか言えない
アレをどんなに書いても本人に勝てるよーな気がせんがw
23名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 22:34:19 ID:BxZ3mxpV
ルーデルとかヘイヘはちょっといろんなところで出すぎたせいで
もう最近は食傷気味でござる
どんないいネタもそればっかじゃ飽きが来るでござるよID:9rm1H5aN氏
24名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 22:39:59 ID:tpS5SEwy
>>20
全然事実語ってないけどな。
25名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 22:42:43 ID:IdNgWHnT
現れたゲートを不審に思った才人がスルーして焦れたルイズがこちら側に来るのはどうだろう。

王位継承問題でこちら側に滞在しているジョゼフ父娘
ジョゼフ(まさか同郷の人間が来るなんて)
イザベラ(アタシの下僕を取ろうなんていい度胸だね)
26名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 22:46:43 ID:2CbnF1o/
>>25
イザベラさまがその下僕にはルイズの方が相応しいとダメだしされて可哀想ダナ
イザベラさまにサイトが相応しいならサイトの前に鏡なんて出ないだろーし
27名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 23:11:23 ID:IdNgWHnT
ルイズ「下僕にダメ出しされたからゲートが現れたのですよ」
イザベラ「だけど、アイツは通らなかった。現れたのも一時の気の迷いだろ」
ルイズ・イザベラ「ふっふっふ・・・」
才人(誰か助けてくれ)
近くにテファのゲートが現れ才人はそれに飛び込む。
ルイズ・イザベラ「あっ・・・」
28名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 23:17:15 ID:2CbnF1o/
……ダメ出しがさらに重なったーっ!?w

このIFだと使い魔の召喚条件がゆるすぎるIFも含んでるんだろーな
つまり、契約するまえに急いで召喚魔法使って頑張って追いかければおいつく?
29名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 23:18:05 ID:EUSsFwHP
もしハルキゲニアが物理法則が地球とまったく違って化学製品が動作しない世界だったら
30名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 23:36:41 ID:phQHswyt
>>29
化学変化の根底にある電磁気力が地球のそれより遥かに弱い、または影響距離が短い、のか?
代わりに物質間の主な相互作用は魔力的なものになり、系統魔法はそれを直接操作するわけか。
物質構成から地球とは違うから法則が異なるのは当然として、その場合才人はハルケギニアの食料を消化出来ないのではなかろうか?
いやそれ以前に呼吸による代謝が問題か。
世界扉を通る際に、本人そのものではなくハルケギニアの物質で再構築されている?
その場合は破壊の杖が作動しないから、やはりルーンによる補正が正しい気がするが……うーむ。
31名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 23:40:04 ID:2CbnF1o/
とりあえず、現代兵器の知識が有る事が召喚条件の一つっぽいサイトはよばれずに
普通にゼロ魔世界の人間が呼ばれそうかな?
あと、始祖が作ったガンダールヴ用の武器召喚装置も無いか現代のを引っ張ってこないので
シエスタの祖父が存在しなくなり、シエスタが黒髪ではなくなるか存在抹消だろうな
32名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 23:41:43 ID:IdNgWHnT
テファ「サイトさんはイザベラさんとルイズさんの事をどう思っているのですか」
才人「どっちも大切な人だよ。ただ最近ギスギスしている事が多くて居たたまれなくなったんだ」
フーケ「罪な男だねアンタは(嘆息)」
才人「?」
フーケ「自覚もないのか」
テファ「暫く、こっちでゆっくりしていったらどうですか」
才人「そう言って貰えると助かる。ゆっくりさせて貰うよ」
未契約のまま暫く後、森の外れで作戦の失敗で味方から逸れ血塗れで気を失っているウェールズを発見する。
ウェールズを連れテファの元に急ぐ才人、探索に現れた貴族派の傭兵に襲われウェールズを連れ必死に逃げる。
ルイズが行方不明になった事で召喚の儀式が延期になっていた魔法学院では儀式が再開されていた。
ギーシュの浮気が気になるモンモラシーが重傷のウェールズを何とかしたい才人を召喚する。

モンモラシー=傷ついたウェールズが召喚に応じたと思ったが、召喚に応じたのはウェールズを連れていた才人と判断され渋々契約
ウェールズ=自分を助けるため使い魔になった才人に大きな借りが出来る
コルベール=数日後、ジョゼフから学院が連絡を受け辞表を出さずに済んだ
33名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 23:49:33 ID:2CbnF1o/
>>32
フーケが居るならゼロ戦の銃弾数発食らったワルドを治癒出来る腕前なのでたのめばいいのでは?
サイトとテファに気を使って都合悪く出かけてたりしてるんかね?
34名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 23:53:24 ID:LVBT2DiI
妹ルイズの続きが楽しみですが、タバサって確か外国の貴族の庶子扱いされてなかったっけ?
多いとは言えないけど、それほど珍しくないのだろうか?
あと、庶子の方が正嫡より出来が良かったら、やっぱりお家騒動の原因になるかな
どー見ても「騎士」な、お方を下男という名の専属使用人として入学してきた留学生とか
居てもおかしくないような気がする
35名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 23:54:43 ID:IdNgWHnT
フーケが仕事に出かけているときに遭遇・・・つーか、フーケは出かけている時間の方が長い。
36名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 00:04:06 ID:ZYQWepBZ
>>35
いや、テファがガリアの王族とトリステンの貴族の板ばさみになってる男なんて召喚してる情況で
二人+子供達なんて情況にするのは危機管理が盗賊としてどーよ? と、思ったもので
37名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 00:24:35 ID:TfKy5Hm2
ジョゼフ父娘=身分を隠している(暮らしている内にこの世界では自分達の身分が無意味だと悟る)
ルイズ=ジョゼフの説明を受けどういう世界か悟り、肩の力を抜き自然体になる
才人=ジョゼフ父娘とルイズが外国の名家の出らしいと解釈
フーケ=才人は話の内容からどこぞの貴族か土豪の令嬢二人に言い寄られている罪な男と判断(テファに手を出すようなら殺さずに潰す)
テファ=才人は悪そうな人じゃないと思っている。暮らしている内に好意を寄せるようになる

才人自体(才人に限った話じゃないが)、ルイズとジョゼフ父娘の身分を聞かせてもおそらく理解できないと思う。
理解していない才人の説明から認識を誤っても仕方がないさ。
38名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 01:23:18 ID:hJ92Ug/3
もし、地球出身者がハルケギニアに行く「だけ」ですごい身体能力を手にいれれたら

いや、MAR読んでて、ふと「これも異世界召喚系だよなぁ」と思ったんで……

ガンダーヴル発動したら鬼か?
39名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 02:58:26 ID:fooabWuv
本編開始10年前のトリステイン

先代「ヒラガ?」
家臣「ガリア王家の側近ですが、経歴等が一切不明の謎の人物です。
我々も随分前から調査をしているのですが、中々素性がつかめません。」
先代「最近、ガリアの動きが活発なのはそのヒラガが影響しているという訳か。」
家臣「恐らくそうでしょう。それともう一つ報告があります。
突如行方不明になったモード大公らしき人物をガリア国境付近で見たとの報告が…」

一方、日本・東京
才人「俺、平賀才人っていうんだ。」
ルイズ・アンリエッタ「ヒラガサイト?」
才人父「お、いたいた。」
ジョゼフ「サイト君、イザベラ達が探してたよ。」
才人「あ、お父さんにジョゼフおじさんにモードおじさん。」
モード「その二人は…!?」
イザベラ・シャルロット・テファ「(また誰か来たか!)」
40名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 03:05:31 ID:IbJB6MUU
ガリア以外の外国で、面倒に巻き込まれて「ガリアのヒラガです」とサイトが名乗ったら
下っ端は、「そんなん知るか!」と牢屋に
で、書類が上司→ちょっと上→そこそこ偉い→・・・と、一週間くらいかけて
その国の偉い人(実務レベル)へ
そしたら、牢屋にすっとんできて・・・
え?下っ端?
牢屋から出たら、生首が晒されていて・・・とかあるかな(笑)
41妹ルイズの人:2009/02/22(日) 03:11:54 ID:fwC8J+ML
書いてるうちに居眠りして、土曜日中に間に合わなかった俺惨状!
……七話投下させていただきます。
----------------------------------------------------------
 ハルケギニアにおける魔法、火・水・風・土のいわゆる系統魔法を使う者──"メイジ"は、一般的にその習得&使用可能度合において4段階にランク分けされる。
 いずれか1系統のみを、どうにか一人前に使える者を「ドット」。
 対して、2系統を一人前と言えるレベルで修めた者、もしくは同じ系統でもより高度なスペルを習得した者が「ライン」。
 その上の「トライアングル」や最高位の「スクウェア」も概ね同様の概念だ。
 もっとわかりやすく言うなら、メイジの格とは系統を「足せる」数を表すと言ってもよいかもしれない。「風+水」ならライン、「火+火+火」ならトライアングルといった具合。
 また、以上のことから当然推測されるだろうが、格下のメイジが格上のメイジに勝つことは難しい。
 余程戦い慣れしていれば別かもしれないが、ドットがラインに、ラインがトライアングルに1対1の決闘で勝つということは、非常に困難なのだ。
 そして、サイトは未だドットとしてすら認められていないハンパなメイジ。決闘相手の上級生は水・土のラインメイジであり、普通に考えれば到底勝利は覚束ない……はずであった。
 故に、放課後の学生会室で今期の予算編成についてイザベラと相談しているカトレアのもとに、顔を真っ青にしたルイズが駆け込んできたのも、ある意味当然とも言える。
 「ちぃ姉さま! 兄さんが大変なの!!」
 姉に兄が決闘まがいの試合をしていることを告げるルイズ。
 「まぁ、そんな……早く行かないと!」
 無論、カトレアも血相を変え、サイトの身を案じて立ち上がった。
 「弟くんの雄姿を見逃してしまうわ!!」
 ──訂正。別に心配してたわけではないらしい。
 「ちょ、あの……姉さま?」
 礼節を守る彼女にしては珍しく、窓からフライで飛び出していくカトレアの姿に呆然としているルイズに、肩をすくめながらイザベラが声をかけた。
 「ああ、あきらめな、妹ちゃん。カトレアのブラコンぶりはアンタの方がよくわかってるだろう?」
 「はい、それは、まぁ……じゃなくて、イザベラ先輩! 学生会権限で兄の決闘を止めていただけないんですか?」
 「どうしてその必要があるんだい? 一昨日から発足したとはいえ、アレは学院長の承認を受けたリッパなクラブ活動だよ」
 ニヤニヤと意地の悪い(またこれがこの少女にはよく似あっていた)表情でルイズを見やるイザベラだが、手元の筆記具をしまっているところからして、少なくとも見物に行く気はあるようだ。
 「うん? どうした。妹ちゃんは行かないのかい?」
 そのまま窓枠に片足をかけながら、まだ呆然としているルイズの方を振り返るイザベラ。
 魔法学院の女子制服はスカート丈がかなり短めなので、今下から見上げれば、なかなか際どい光景が見えることだろう。
 「あ! 行きます行きます! でも、イザベラ先輩もそこから……?」
 そう、イザベラはフライはもとより魔法全般が苦手……というより壊滅的な腕前ではなかったろうか?
 言葉を濁したもののルイズの言いたいことは通じたのだろう。イザベラは先ほどにも増して凶悪な(見ようによっては男前な)笑顔を浮かべる。
 「ああ。覚えときな、妹ちゃん。魔法と頭は……使いようなのさ!!」
 そのまま3階の窓から飛び降りる。
 ルイズは慌ててレビテーションを唱えようとするが、当然間に合うはずもない。
 しかし。
 ──ボンッッ!
 「ウソ……」
 イザベラが唱えた魔法が"失敗"して、地面付近で爆発を起こす。その爆風のおありを受けた落下中の少女の体は適度に減速され、見事な前宙返りを見せながら危なげなく地面に降りたっていた。
 「さ、せっかくの愚弟くんの晴れ舞台(デビュー)、見物しない手はないね」

 *  *  *  
42「ニアゼロの使い魔」第七話-2:2009/02/22(日) 03:14:14 ID:fwC8J+ML
「ニアゼロの使い魔」第七話

 魔法──少なくともメイジの使う系統魔法が使用される際、同じメイジがそばにいれば、「魔法が使用される気配」とでも言うべきものが、ディテクトマジックを使うまでもなく、何となくわかるもんだ。
 もちろん、魔法による差異はあるし(当然、高度なスペルほど"気配"も大きい)、使う方、感じ取る方にも個人差はある。
 けど、少なくとも俺やイザベラさんみたいな"魔法劣等生"でも、目の前で魔法が使われてる場合、発動するときのタイミングをはかることくらいなら、慣れればワケはない。
 ……で、だ。何を言いたいかと言えばだ。
 「ラグーズ・ウォータル・イス・イーサ・ハガラース……アイス・ジャベリン!」
 率直に言うと、目の前の上級生が攻撃魔法とか使うタイミングを読むことは、決して難しくないってことだ。
 「よっ…と」
 攻撃魔法には多少の追尾性があるが、それだって限界がある。とくに、アイス・ジャベリンのように氷の"実体"を作って攻撃するスペルならなおさらだ。
 魔法杖を兼ねた愛用の短剣で、脇腹をかすめていく氷柱をはじきとばす。
 うーん、初めての「まっとうな」メイジとの真剣勝負が、水・土相手だっていうのは、俺にとっては幸運だったかもなぁ。
 火や風だと、もうちょっと大きく回避しないと、余波でもけっこうダメージがくるだろうし。
 加えて水も土も、火や風に比べると、もともと直接攻撃力がいささか見劣りする系統だから、この系統のメイジは、あまり攻撃魔法を使うことに慣れてないしな。

 同様の過程で攻撃魔法を俺が、相手の魔法を回避し続けたことで、相手も先ほどのがマグレではないと理解できたようだ。
 「バカな! なぜ当たらない!?」
 あーあ、言っちゃったよ、この人、「負け台詞」を。
 古来、この手の決闘、もとい試合でその種のセリフを吐いた人はぜってー負けるってのに。
 「くっ、ならば……!!」
 この先輩、確か水と土のラインだよな。だったら、次は土の魔法、かな?
 地面から伸びあがった"手"が俺の足をつかもうとするが、事前に予測していた俺は、あっさりそれを跳んでかわす。
 うーん、搦め手のアース・ハンドは地味に嫌な技だな。とくに、俺みたいに接近戦を主体にしてる奴には、攻撃を完全に封じ込められるわけだし。
 無論、そんな感想は表情に出さない。これも俺が師匠から教わった「戦いの駆け引き」のひとつだ。

 「いいか、サイト。メイジにとって一番嫌なことは、切り札だと思っている得意の魔法が相手に通用しないと思わされることだ」
 師匠もまた、俺よりマシとはいえメイジとしてはせいぜいドットと言えるくらいの力しか有しない落ちこぼれだった。
 それでいて、"メイジマッシャー(魔法使いを潰す者)"の異称を受けるに至るほどの戦果をあげていたのだ。
 主に平民の一流傭兵が呼ばれる"メイジ殺し"とは少し異なる。彼らは、もっぱらメイジに「魔法を極力使わせないで」、遠距離からの銃撃や死角からの素早い剣撃で仕留めることを基本にしている。
 しかし、師匠は自身もまたメイジの端くれであったことに加え、魔法が飛び交う戦場で、剣と魔法の両方を駆使して勝利をもぎ取ってきたのだ。
 「メイジ殺し」に匹敵する剣技や体さばきはもとより、敵の魔法発動の"呼吸"を読み、その隙を衝く。
 加えて同じメイジならではの心理的な駆け引きにいたるまでも十二分に活用する。
 ……まぁ、俺なんかは、しょせんその初歩の初歩しか、まだ教わってないわけだけど。


43「ニアゼロの使い魔」第七話-3:2009/02/22(日) 03:15:46 ID:fwC8J+ML
 俺のポーカーフェイス(本当に無表情なんじゃなくて、頭の軽そうなニヤニヤ笑いを貼り付けてんだけどね)が功を奏したのか、スティックス先輩は、また戦法を変えてきたみたいだ。
 ああ、アレはギーシュやミス・ロングビルが得意としている……。
 「行け、ストーンゴーレム! あの生意気な一年生をひねりつぶせ!」
 うん、土系統の攻撃方法としては、ポピュラーだとは思う。
 ギーシュなんかはせいぜい身長2メートルくらいの大きさの青銅の乙女しか作れないのに対して、さすがにラインメイジ、5メートル近い大きさの石人形を生成しているのは、確かにすごい。
 でもさぁ、魔法が当たらなかったのに、こんな鈍重なデカブツの攻撃が、俺に当たると思ってんのかなぁ。
 もしかして、「その外見に反してすごく機敏に動くゴーレム」という展開を警戒して、しばらくやりあってみたけど、そういうオチじゃないみたいだな。
 ま、対メイジ戦の基本的な感覚はおおよそつかめたか。
 さて、諸君、反撃の時間だ! ……って、俺しかいないけど。

 *  *  *  

 トリステイン魔法学院付属2年生に所属するルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、同級生や教師からは、いわゆる「優等生」とみなされている。
 貴族にふさわしい立ち居振る舞い、優秀な学業の成績はもちろん、15歳にしてすでにトライアングルメイジの域に達していることも、その風評を確かなものとしていた。
 閃き型と言うより努力型の秀才タイプではあったが、それにしても修練を積めば積んだだけ魔法の腕前が伸びるのだから、ある意味、天賦の才能があると言っても差し支えはないだろう。
 しかし、その「秀才優等生」のルイズが、目の前の戦い──兄と名も知らぬ上級生の試合の結果を見て、困惑の極みに達していた。

 彼女の兄サイトは、魔法学院付属で2年間学び、今年本校に進級したにも関わらず、いまだドットクラスにすら達していない。
 コモンマジックはともかく系統魔法に関しては、成功率はせいぜい1、2パーセント程度のはずだ。
 それなのに……ラインメイジである上級生を負かしたというのか? どうやって?
 「さすがは弟くんね!」
 「アンタ、いつもそれだね。確かにあの程度じゃサイトに敵わないことはわかってたけどさ」
 傍らで誇らしげにウンウンと頷いている姉やその親友は、どうやら事の次第がわかっているようだが……。
44「ニアゼロの使い魔」第七話-4:2009/02/22(日) 03:16:37 ID:fwC8J+ML
 「えぇと、カトレア先輩やイザベラ先輩は、ダーリンが何をやったかわかりますの?」
 当惑したように疑問を投げかけるキュルケに、ルイズは初めて親近感を抱いた。
 (デカしたわ、デカ乳女! チャチャッと聞いてみなさい!)
 どうやら、意地っ張りな彼女は、自分から「わからないから説明して」とは言いだせないらしい。
 「うーん、それでは弟くんがあのゴーレムを"斬り倒した"原理はわかるかしら?」
 「あのぅ……アレって、ご主人さまの剣の腕がスゴいからじゃないんですか?」
 自分が発端ということで、心配げに主(サイト)の戦いを見守っていたテファが、おずおずと尋ねる。
 「ハハッ、確かに愚弟くんは、この学院の衛兵なんかよりはよっぽど剣の腕はたつけどね。それだって二流じゃないまでも一流とも言い難い、せいぜい一流半ってとこさ。
それに、ふつうの長剣や大剣ならともかく、試合でサイトが使ってたのは短剣だよ?」
 「ええ、あの短剣はお父様より贈られた業物ですけど、さすがに石製のゴーレムの脚を切り落すほどの切れ味はないと思うわ」
 ではなぜ??
 そんな想いを顔に出して顔を見合わせる、ルイズとキュルケとテファ。
 「簡単なことよ。弟くんは、あのあのとき短剣で切りつけるのに合わせてゴーレムに魔法をかけたの。そう、"錬金"の魔法をね」
 「え!? でも、ちぃ姉さま、兄さんは系統魔法は……」
 成功しないのではないか、そう言いかけたルイズに、イザベラが笑いかける。
 「ああ、ほとんど失敗するらしいね。たとえば、何を錬金しても、砂になって崩れるらしいじゃないか」
 (((!!)))
 そう、サイトの"錬金"はまともに成功した試しがない。しかし、逆に言えば、かけた対象を"砂"にすることはできるのだ。
 「ゴーレムの下半身を錬金で砂にして脆くしてから斬り崩して転ばせる。そうやって対戦相手までの道を開いた段階で、素早く駆け寄りながら、弟くんは今度は別の魔法をかけたのよ」
 「ええ、それはわたしにもわかりましたわ。おそらく……ファイアー・ボールですわね」
 さすがは"微熱"のキュルケ。火系統の魔法には敏感なようだ。
 「そう。本来、弟くんがファイアー・ボールを唱えても、火の玉が出るまでには至らない、でも……」
 「燃え上がるほどの高温ではなくても、一瞬沸騰したお湯くらいに対象を熱くすることはできるようだね。で、それをあのマッチョ野郎の杖にぶつけた、と」
 ファイアー・ボールと異なりただの熱した空気だったから視認することは困難だったのだろう。
 よけることもできずに杖を熱せられたスティックスは、思わず反射的に手を放してしまい、それで敗北が確定したのだ。
 カトレアとイザベラの解説に一同は感心したが、ひとりだけ例外もいた。
 「そ、そんなの……ただの苦肉の策じゃない!」
 失敗した魔法のできそこない「なんか」でサイトが勝利を得たということに、納得できないルイズは、思わずそう叫んでいたが、イザベラが鼻を鳴らす。
 「はん? 何でさ。自身の的確な戦力把握とその的確な利用に基づいた、立派な戦術だよ。さっきも言ったろ、妹ちゃん。「魔法と頭は使いよう」だって」
 「ルイズ様、僭越ながら申し上げますと、わたくしの故郷には、ネズミの尾までキリの鞘と言う格言がございます。
一見役に立たないように見えるものを有効利用することもまた、そのお方の器量かと」
 主人の主張を補足するかのごとく、いつの間にかいたシェフィールドが言葉を紡ぐ。
45「ニアゼロの使い魔」第七話-5:2009/02/22(日) 03:22:59 ID:fwC8J+ML
 「むぅーーーーっ」
 ルイズだって頭ではわかっているのだ。
 兄は──サイトは、まぐれや捨て身などではなく確実に勝利できるよう、己れがいま持ちうる手札で最良の戦術を組立て、それを実行し、成功したのだと。
 それは人の上に立つ貴族としてはむしろ称賛されこそすれ、貶められるべき所業では決してない。
 (でも、そんなの……メイジの、ヴァリエール家の人間の戦い方じゃない!)
 もっとも、これは彼女の誤解だ。確かに彼女の両親は優れたスクエアメイジだし、母に至ってはかの"烈風"と謳われた女傑でもある。
 しかし、もし"烈風カリン"が、戦場で正面からの力押しや(ルイズの思い描く)「正々堂々たる決闘」しかしてこなかったとしたら、おそらく今頃生きてはいまい。
 そのあたりの機微を、世間知らずの15歳の小娘にわかれというほうが、無理なのかもしれない。
 「あの……でもちょっと不思議なことが」
 しかし、ルイズがなおも不満を漏らすより早く、珍しくシャルロットが発言することで、その場の注意が彼女に集中する。
 「サイトくんの失敗魔法って、ほかの人の魔力が通っているものにも有効なのかな?」
 「「「!!」」」
 「「……」」
 (へぇ、そこに気づいたのかい。さすがはアタシのシャルだね)
 (シャルロットさん、その事は流していただきたかったのですが……)

 *  *  *  

 司会兼審判役のギーシュが、派手なパフォーマンスとともに俺の勝利を宣言したところで、俺は戦闘態勢を解いて試合場から降りた。
 「フヒヒ、サイト、乙彼」
 「マリ公か。……で、いくらくらい儲けたんだ?」
 軽くニラんでやったが、どうにもこたえてない様子だ。
 「一応胴元だから僕とギーシュは賭けてない。テラ銭のぶんくらい」
 「試合場作りにお世話になった土メイジへの謝礼もあるしね。儲けはせいぜいトントンさ」
 壇上から戻ってきたギーシュもそう言うからには、あながち間違いではないんだろう。
 しかし……そうなると、こいつら何が目的でこんなクラブを作ったんだ?
 目立ちたがりでお調子者のギーシュはともかく、マリコルヌが何も考えてないってこたぁなさそうなんだけどな。
 首をひねっているところに、見覚えのあるハゲ……もとい頭髪が若干不自由な男性教師、コルベール先生が走り寄ってきた。
 「どうかしたんですか、コルベール先生」
 「やぁ、ミスタ・フォンティーヌ。うん、人もいっぱい集まってるようですし、ちょうどよかった」
 「?」
 コッパゲ先生はざわめく生徒たちに向って声をはりあげた。
 「え〜、この度、アンリエッタ王女殿下が、我がトリステイン魔法学院に巡啓されることとなりました」
 !!

-つづく-
46「ニアゼロの使い魔」第七話-end:2009/02/22(日) 03:23:56 ID:fwC8J+ML
というわけで、ようやくアンアンのターンまで辿り着きました(といっても名前が出ただけですが)。
デルフ? 何、それ、美味しいの? ……冗談です。一応、登場する予定ではあります。
次回(第八話もしかしたら第九話まで引きずるかも)、王女巡啓とその後の騒動を描き、いわゆる「共通ルート」はこれにて終了。
その後、構想的には、「姉妹ルート」「氷炎ルート」「双姫ルート」に分かれますが、流石に全部は書けませんので、一番原作に近く本作の核心に触れるであろう、「公爵家姉妹ルート」を描く予定です。
いましばらくお付き合いいただければ幸いかと。
47名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 03:28:20 ID:IbJB6MUU
乙です!
・・・・「金髪ネコ耳使い魔ルート」は?
48:2009/02/22(日) 03:32:25 ID:fwC8J+ML
補足。サイトがこの場面に使ってる魔法は「錬金」と「ファイアー・ボール」以外にもあります。それのおかげで「せいぜい一人前半」の彼でもメイジの攻撃魔法を回避できてます。
49妹ルイズの人:2009/02/22(日) 03:43:11 ID:fwC8J+ML
>47
それはトゥルー大団円エンドに相当する「猫耳半妖精ルート」のことでしょうか。姉妹編書いたあとに余力があれば……描けるといいなぁ。
そもそも「姉妹編」で最終的にサイトと結ばれるのがカトレアかルイズかさえ、まだ決めかねておりますが。
50名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 03:58:11 ID:IbJB6MUU
サイトが公爵の実の息子(庶子)で、国一番の名家の跡継ぎ・・・だと
世間様が認識している・・・ことから、両親とかから
「サイト様の嫁になるのだぞ!」と言い含められたり、「奥さんになって人生一発逆転よ〜!」と
考えてる、男爵家次女とか貧乏伯爵家の娘とかが、妨害したり言い寄って来たりするんですね(笑)

・・・・押しの強い黒髪巨乳メイドエンドはど〜でしょ?
広大なワイン畑付きで
51名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 14:07:04 ID:qjKhILvm
>>34
>どー見ても「騎士」な、お方を下男という名の専属使用人として入学してきた留学生

中の人がルイズな人に、先週撃ち落とされたチャイナさんをなぜか思い浮かべたw
52名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 01:38:14 ID:P5R2QIux
「姉妹ルート」=「公爵家姉妹ルート」
「氷炎ルート」=「氷炎将軍フレイザードさまルート」
「双姫ルート」=「双姫紋(二人と契約して両手にルーンがある状態をハルケギニア大魔王ジョゼフが命名)ルート」
53名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 01:55:08 ID:TB6q3zvI
黒髪メイドルートとか、盗賊とその義妹の姉妹丼ルートとか
小公国公女ルートとかアリですか
54名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 02:40:17 ID:msNC9ACQ
>>39
アルビオン
ジェームズ「ガリアの謎の一族・ヒラガ家の存在、そして弟の失踪…
この二つ、どうも関係しているような気が…」
家臣「陛下、トリステインからの連絡でモード大公らしき人物が、
風変わりな黒髪の男達と一緒にガリア国境付近にいたとの情報が…」

ゲルマニア
皇帝「どんな些細な事でもいい。ヒラガについて何か情報を集めて来るように。」
部下「承知致しました、陛下。」
皇帝「ヒラガ……一体何者なんだ?」

こうしてハルケギニア中に広まっていった平賀家の噂
しかし各国がいくら調査しても素性は掴めず



その頃、とある小国
才人父(偽名)「そうですか、王宮で剣術の師範を…」
師範「はい。殿下に武士道を教えていまして…」
55名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 09:42:56 ID:uvI28vIc
戦国時代の日本ってスペインやオランダが手を出せない軍事大国だったんだよな
海軍力はないくせに  忍者などはメイジだったりして 村正はインテリで
一番凄いのは朝廷を侵略しなかったことだけど

『ひゅうが』だとゼロ魔関係なく、オリジナルでヤレと言いたい程アレだが

『KURO』の世界の欧州地域がハルゲキニアなら面白いな

山本五十六と気が合うコルベール
辻〜んの獣人航空隊VSアルビオン
虚無が当たっても沈まない長門型
アンアンと帝国を繋ぐダークエルフ

オリジナルにして理想郷で書いた方がいいかな?
56名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 12:41:55 ID:gRQHa/cA
もしハルキゲニアの東方に忍者がいたら
57名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 13:54:48 ID:FFa11FVd
『脱ぐほど強くなる』とか間違った情報が蔓延してるわけか
58名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 14:36:41 ID:ldx3tlQN
>>56-57
なぜか脳内イメージが

ニンジャブレイドのマイケル・ウィルソン大統領(父者)になった
59名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 15:23:34 ID:Nl56yge0
>58
ジョゼフが「なぜなら、私はガリア王だからだ!」とか言って、特注のガーゴイルに乗って
シェフィールドと一緒にハルケギニア全土を蹂躙するんですね、わかります。
ちなみにシャルルが副王。
60名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 15:49:34 ID:BDnzwvFA
>>59
副大統領ポジにクロムウェル置いて、ウェールズ・サイト・ルイズの3人乗りゴーレムが無双ならアルビオン編のIFとしてありかな?
61名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 16:47:31 ID:uvI28vIc
>>59

ジョゼフが朝廷を構え、シャルルが幕府を構えればいい
62名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 21:19:39 ID:IJRV2GwK
>>54
トリステイン王室
マザリーニ「ヒラガ一族、この国にとって脅威と見るべきか…」
アンリエッタ「(まさかサイト殿がヒラガ一族!?)」
アニエス「……姫様?」

魔法学院
オスマン「一体何者なんじゃろうな…」
コッパゲ「出生、経歴が一切不明ですからね」

マルトー「ううむ…こんな調味料があるのなら、料理人としてはガリアに渡りたい」

キュルケ「ねえヴァリエール、ヒラガ一族くらい知ってるわよね?」
ルイズ「そ、それ位知っているわよ!(まさかサイトが……)」
ギーシュ「最近、ガリアから妙な物が来るのはそのヒラガとやらのせいか。」
モンモン「ガリアでは最近魔法以外のものも使用しだしたというし。」
マルコメ「(美少女ガーゴイルのカタログに目を通している)」
63名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 21:39:02 ID:+SjE6fNq

>>40とかアリかな?
64名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 21:49:48 ID:iCgWwU0p
サイトが偉いと、周囲に偉い人間しか居なくなるので個人的にはびみょーかな?
平民やら一般人の視点で見れないか、このサイトは他の貴族とは違って
地位が高いのに平民と同じ視点でみてるすげー人物なんだ!
と、ちょい見ててきっつい
65名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 21:59:28 ID:uvI28vIc
今日のK1みて日本人はコスプレすることにより強くなると勘違いした

ルイズ達がコスプレを...どうなる

コルベールは波兵になって雷を扱う
66名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 23:11:16 ID:vJ0i8fmw
ここのまとめWikiが見れなくなってるけどなんでだ?
消えてるっぽいんだけど……
67名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 23:14:54 ID:+SjE6fNq
それは、お前の心が曇っているからだ!
修行が足りんぞ
68名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 23:48:02 ID:8uJiPo6C
国を発展させて、その実態がなぞにつつまれてるなんてなったら、

教会「ヒラガ一族ってエルフなんじゃね?ちょっと異端審問かけるからつれてこいよ」

ってなこと言われて

ジョゼフ「だから彼らは王室の客人で、エルフなんかじゃねーっつってんだろ」

ってな感じでつっぱねて、教会とガリアの仲が険悪になるんじゃね
69名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 23:54:07 ID:aXv0x5i5
妹ルイズのサイトは
・使えるのはコモンと初歩のドットスペル程度、公爵家の跡取に据えるには不相応と言うしかない
・公爵家の跡取にするには魔力が足りない(ガリア王家婿入りでも魔力がネック)
・周囲の女性が大公家、公爵家、王家と並以上の貴族でも近付くのが容易ではない面々

ウェールズ「会いたかったよサイト・・・」
サイト「ああ、俺もだ」
ルイズ「兄さん、ウェールズ様は男です!!」
サイト「それがどうかしたのか?」
アンアン「ルイズ、今夜は二人っきりにしてあげましょう(ハァハァ)」
ルイズ「しかし、姫殿下・・・(ずるずる)」
アンアン「人の恋路を邪魔する人はワイバーンに攫われエルフの国です」
ウェールズ(恩に着るよアンリエッタ)

別の所では
イザベラ「今回もダメか」
シャルロット「流石は殿下・・・私の風では歯が立たない」
カトレア「大丈夫です。今回は標的の人物とリンクした動きが出来るゴーレムを新たに開発しました」
イザベラ・シャルロット「おお」
カリン「あと問題は造形美ですねカトレア」
カトレア「それは目下研究中、今回は想像力を働かせてみるしかないで・・・す」
カトレア達はカリンに数時間にわたり説教を受ける。
70名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 00:34:17 ID:NugAC+c9
>>66
うちも見れない。
どうも、ドメインの失効っぽい画面になるな。
71名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 00:42:46 ID:nCBPHp+P
>>66,>>70
昔のまとめサイトみとるんではないかい?
移行した後のヤツなら見るコトできてるよ、うちの環境では
あんまり更新されてないみたいだけど…ログほしいなぁ

ttp://ifzero.hostwq.net/
72名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 01:48:33 ID:eajqEj8N
>>71
ん?
ttp://www.ifzero.co.cc/が現行なのでは?見れないのはこっちなんだが……
ttp://ifzero.hostwq.net/見れたし、どうやら更新もされてるみたいだけど……トップに「跡地」って書いてあるよ
73名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 01:58:17 ID:nCBPHp+P
>>72
あれ?マジだ
こちらが現行だと思ってた…すまない

74まとめwiki ◆2ylDHpB8Yk :2009/02/24(火) 02:06:11 ID:gTv5qbLZ
すいません、こちらではキャッシュされていたのか正常に表示されていたため、気づくのが遅れました。
ドメインの問題なので復帰には数時間から一日程かかるものと思われます。

>>71のURLはサーバー移転前にファイルを置いていた所で
以前はifzero.co.ccに飛ぶようにしていましたが、テストに使って以来表示するようになっていました。
現在ファイルはhttp://zeroarchive.net63.net/に置いてあり、ifzero.co.ccはそこを表示することになっています。
混乱させて申し訳ありません。
75名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 05:27:09 ID:V8rls7dM
ガリアに存在すると言われる
チキュウの技術を扱う組織
その名も、ヒラガナン機関!
なんちゃって……

>>74
乙っす
76名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 08:17:08 ID:fxa6yYd1
>>75
構成メンバーは才人の父を始めとした大学の友人や定年で辞めた教授、
不況の日本からスカウトした技術屋、その他もろもろって感じ?
77名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 09:19:11 ID:OZLzm2ls
創始者は勿論平賀源内で必殺技はエレキテル砲だよな
78名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 11:52:59 ID:T7WEG5WN
もうサイトの親父の名前源内にすればいいじゃない。

(江戸時代の源内さんとは違うアルよ)
79名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 16:56:46 ID:wWM+chn0
ちょいとスターウォーズ見ててこんなの思いついた
ガンダールヴは昔、治安を維持したり政府の重人を守る集団だったけど
1人の裏切りによって壊滅した物だったら 才人はハルケギニアの運命を分ける
人物って事になりそう 
80名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 18:25:00 ID:k12xnu6P
むしろその立場ならガンダールヴではなくイーヴァルディの勇者の方がよくないかね?
81名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 19:58:53 ID:Ry0vqO3J
ルイズが召喚したのがカトレアだったら
ワルドとの決闘
デルフを構え仕掛ける瞬間に吐血、心肺停止で倒れ伏すガンダールヴカトレア
ワルド「る、ルイズ」
ルイズ「慌てないで大丈夫ですよワルド様」
ワルド「しかし、呼吸は完全に停止、心臓が動いている様子もない姉が死んでどうしてそんなに冷静なんだルイズ!!」
タバサ「この位置から呼吸、心肺の動きを聞き分けるなんて」
キュルケ「流石は風のスクウェアといった所ね」
ルイズ「ええ、ワルド様は凄いのよ」
ワルド(カトレア、あの小さなルイズは姉の死にも動揺しない冷血な女性に成長していたよ・・・)
カトレア「ワルドさん、当人の前で言うのはどうかと思います」
ルイズ「・・・ワルド様、声に出ています」
ワルド「へっ?うわぁぁぁぁぁ」
82名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 20:59:30 ID:/t2PzCL1
ルイズとカトレアで百合の花が咲くんですね
83名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 21:23:52 ID:pN/T4MTd
>>81
なんでカトレアがハイアット風味になってんだ。
いや、吐血だろうが高熱だろうが絶対死なないだろうけどさ。
84名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 21:58:26 ID:MZvCqL6z
サイトが召喚されたとき持ってたノーパソに
しこたまエロゲーがインストールされていたら!
で、それ以外にLOとかMUJINとかの今月号を
大量に持っていたら!

風上とかと仲良くなりそうだと思わないか?
85名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 22:08:43 ID:eZs1ZngX
シャルル「兄さん、アルビオンがモード公の身柄を引き渡せとか
訳の分からない要求を突きつけてきたんだけど。」
ジョゼフ「いないと言って突っ返しておこう。事実そうだから。」
才人父「まあ事実、日本で会社の代表取締役やってるからな。」
シェフィールド「陛下、ロマリアに潜入中のエージェントから緊急報告が…」
ジョゼフ「分かった。すぐに行く。」
写真家の友人「おう。ご注文の写真を現像してきたぞ。」
才人父「おう、お疲れ。全員顔を覚えておいてくれ。これがトリステインのマザリーニ枢機卿で
実質トリステインの政治を取り仕切っている人物だ、そしてこれが……」

実験農場
技術屋「こうすれば物理攻撃の課題はクリアできますが、問題は魔法攻撃ですね。
耐腐食性、耐熱性にも優れた素材を使用しますが、魔法では何をされるか分かりません。」
メイジ「そこは、この魔法をですね…」
86名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 22:21:50 ID:oPDS/F29
>>84
親父譲りのエロ本(三次)などがあれば完璧
召還されし書物って高度な印刷技術や鮮明な染料(インク)で珍しいものと見られてたんだっけ?
アニメ見ておけば良かったなあ
87名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 23:05:42 ID:Ry0vqO3J
サイトが持っていたのがPCではなかったら
才人(お袋に頼まれて取りに来たけど・・・本物かこれ?)
対化物戦闘用13mm拳銃(銃弾付き)
才人「必要なくなったからってこんな物を送りつけるお袋の親友って何者だよ・・・渡した相手も依頼主は知らないって言ってたし」
考え事をしていた才人は前方に現れたゲートに気付かず入る。
88名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 23:06:11 ID:fxa6yYd1
日本の刑事ドラマに影響されたガリア

どんな賊も恐れるジョゼフ軍団
どこから調達したのか銃の派手な使用は当たり前
事件の度に爆発が起こるのは突っ込んではいけない
89名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 23:21:49 ID:Ry0vqO3J
>>88
ジョゼフがマジックアイテムを使って地球から仕入れているから大丈夫だろう。
ジョゼフ「技術はたいした物だが相変わらず魔法には脆いな」
才人父「始めから想定していない物は弱いさ・・・こんな回りくどい犯罪じみた事なんかやらずに直に米国に繋げたらどうなのだ」
ジョゼフ「前も言ったが神ならぬ人が使う魔法は万能ではないのだ」
才人父「まあ、こっちの武器を必要としているぐらいだからな」
90名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 23:24:19 ID:c0Dfmr4O
グラサンかけたジョセフとシャルルがバイクに跨りながらショットガン撃ってくるんですね。
91名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 23:28:32 ID:IUkZfe6A
数年後には世界扉使って日本に侵攻しそうだな
92名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 23:34:54 ID:rGrNAaWS
>>90
モヒカンなジョセフ&シャルル

「ヒャッハー!!」

汚物は消毒するんですねわかります
93名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 23:35:02 ID:k12xnu6P
真面目な話、現実世界との行き来を可能とするマジックアイテム
なんてものがあったら、エルフが封じにくると思うのだがどーだろ?
シャイターンの門を封じてるのから推測してなんだガ
94名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 23:54:41 ID:Ry0vqO3J
ジョゼフに世界扉が使えたら
ガリアには多くのエルフが入り込む。

国内に潜入したエルフを狩るシャルル
シャルル「今日は10人か・・・(エルフの力を封じるって兄さんはどんな魔法を使ったんだ)」

ジョゼフ「鎮守の社を建て精霊を祭るだけでエルフの契約を封じる事が出来るとは・・・
アイツ(才人父)はこの世界の技術がバランスを欠いた物だと言っていたが、バランスを欠いているのはどっちだ」
95名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 23:58:19 ID:eZs1ZngX
>>88
パトカーは日産がやたら多いとか
96名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 00:00:08 ID:OGu0Zs13
精霊の声が聞こえない状態で祭ってもいみないんでない?
現代社会ではなく、現代社会っぽいオカルト交じりの日本と繋がってるIFなら有りなのかなー?
神道とか陰陽師やら魔術がガチで現代まで生き延びて科学と共存してる日本ってIF
97名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 00:04:36 ID:poHyp5Iz
国書刊行会の書籍を持って召喚に応じるサイト

こんなん出してる出版社です
・ 世界魔術大全1 黄金の夜明け  江口之隆他 92年 国書刊行会
・ 世界魔術大全2a 理論と実践上 アレイスタークロウリー 国書刊行会
・ 世界魔術大全2b 理論と実践下 アレイスタークロウリー 国書刊行会
・ 世界魔術大全4 心霊的自己防衛 ダイアンフォーチュン 国書刊行会
・ 黄金の夜明け魔法大系1 黄金の夜明け魔術全書上 イスラエルリガルティー 国書刊行会
・ 黄金の夜明け魔法大系2 黄金の夜明け魔術全書下 イスラエルリガルティー 国書刊行会
・ 黄金の夜明け魔法大系3 飛翔する巻き物 フランシスキング国書刊行会
・黄金の夜明け魔法大系4 召喚魔術 イスラエルリガルティー 国書刊行会
・ 黄金の夜明け魔法大系5 英国魔術結社の興亡 フランシスキング 国書刊行会
・ 黄金の夜明け魔法大系6 性魔術の世界 フランシスキング 国書刊行会
98名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 00:10:24 ID:XCBiB+mK
昔からある祭礼儀式は
精霊の声を聞こえる人が作った形式だから、
効果がありそうな気がする。
コンピューターの構造はわからなくとも、
コマンドさえしっていればパソコンが使えるのと同じで。
99名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 00:23:19 ID:OGu0Zs13
>>98
それだと、現代で魔法が使えない理由をでっち上げないといけなくないかね?
仮に科学のせいで精霊が居なくなったからってのなら
科学を広めようとする相手とそれを封じようとするエルフで
精霊がどっちに味方するかなんて考えなくても分かるだろーし
100名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 00:25:57 ID:ADwAiAob
逆に考えるんだ
「働きたくないでござる!」
と精霊が一致団結し、エルフにストライキを起こす精霊がいたと考えるんだ
101名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 00:32:49 ID:7qdbe8vN
単に術として使う事が出来なかっただけでも良いのでは
精霊の声を聞く事は出来るけど、契約の形で使役できないので科学が発達とか。
102名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 00:36:27 ID:OGu0Zs13
>>101
それだと、使役できないなら無駄になってしまわない?
声を聞く→可能 契約して使役→出来ない
イコール、エルフの契約を封じる事もできないになってしまうかと
103名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 00:37:00 ID:XCBiB+mK
>>98
節分に使う豆がきちんと神棚に供えた豆でなくコンビニで買った物になり、
その日、玄関の戸口にイワシの頭を飾る家が少なくなったことから分かるように、
現在では儀式祭礼自体をやっていないってのは理由にならないか?

ついでに言えば日本のお祭りは凶事を起こさないってのが主流だから、
地球温暖化やゲリラ豪雨は実は祭礼(精霊との交渉)が行われなくなった結果とかこじつける。
ジョゼフは文献から当たった正しい祭礼を国でやるから効果ありってのは無理かな?
104名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 00:38:04 ID:XCBiB+mK
うわっ。間違えた。
98でなく、>>102でした。すまぬ。
105名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 00:39:36 ID:fOSHsxEJ
>>97
「水神クタアト」「アル・アジフ」「ネクロノミコン」
「妖蛆の秘密」「無銘祭祀書」「エイボンの書」
「屍食教典儀」「ルルイエ異本」
などなどを持ったサイトが召喚されました、とかはどうだ?
106名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 00:42:01 ID:OGu0Zs13
>>103-104
ガチで効果のある儀式が残ってる世界ってIFかー
召喚された書物にもそんなのが乗っててゼロ魔世界にも流出してたら楽しそうだね

>>105
デモベとのクロス向けでない?
クトゥールー神話の方でもクロスでIFの領分ではないし
107名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 00:48:44 ID:qoKPdsdZ
>>105
そのクラスの本は持っているだけで精神がやばくなるレベルじゃなかったっけ。

まぁクトゥルフモノはぶっちゃけクロスにどうしてもなっちゃうから
スレ違いだろうな。
108名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 00:49:10 ID:7qdbe8vN
メイジの技以外でエルフに勝つのだから、ガリアはロマリアとの対立が深刻になるな。
保守派の貴族とも軋轢が生じそうだし。
109名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:05:37 ID:XCBiB+mK
ふと思ったIF。
神主の家系のサイト召還。
精霊=神との交渉が可能。
系統魔法でもなく先住者魔法でもない、
第三の魔法を使えるサイト。
水系魔法とは異なる治癒や治療、
防御系魔法のスペシャリスト?
110名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:10:14 ID:qoKPdsdZ
だからサイトをいじりすぎるとクロスの方が早くなっちゃうんだって。
そこら辺を何とかしてもほぼオリジナルキャラになっちゃうし。
111名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:19:22 ID:7qdbe8vN
なら>>109をシエスタの祖父にして、ゼロ戦に乗る前の実家が神道系だった事にするのはどうだろう。
シエスタは他の家族と違い精霊を見て話をする能力があり祖父からある程度の手解きを受けていた。
普段から精霊と話をすると可哀想な人に見られるので見えない振りをしていたとか。
シエスタに精霊を調伏してエルフの技を無力化する能力を与えれば話に絡ませやすくなるかも。
112名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:22:13 ID:VbrvPywZ
伝統的な祭事が有効な世界、てのもGS美神辺りとのクロスとかにすれば早くはあるな。
アレとのクロス作品って多いけど、大概文珠とかの便利な能力ばっかり取り上げられるから、その辺の背景はスルーされるなぁ。
113名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:22:15 ID:unUcqRqo
>>97
現代魔術大系が抜けてるぞ
無の書はタイトルも中身もお気に入りだ
114名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:22:43 ID:poHyp5Iz
サイトでなくて、黒髪ロングの美少女巫女さんで。
もしくは、マッシブな筋骨隆々の坊さんとか
「あの山は絶対おもしろい!」とかのタイプ

アルビオンの一番高い山に我が大東文化大学の旗を!
115名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:25:14 ID:WmoLPA5q
クロスだとよくある魔改造シエスタ。
IFだとほとんど無い。
そこで魔改造シエスタIF。
その一、デルフの嫁。デルフがタルブに……。
その二、メイジシエスタ。親のどちらかがメイジ。
その三、お馴染みの盗賊に誘拐される。貴族ではないので金目当てではないと思われる。
その四、スーパーヒラガタイム。シエスタにはヒラガ一族の血が………。
116名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:27:41 ID:unUcqRqo
サイト魔改造がしたい
初期設定の発明小僧ってとこを徹底的に拡大解釈してマッドサイエンティストサイトとか
紆余曲折の末アカデミーの研究員になるサイト
117名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:28:02 ID:MuoOIaJY
猫柳建設(株)の一行が召喚されましたと申したか
118名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:29:05 ID:pR3wMdcT
>黄金の夜明け魔法大系6 性魔術の世界

ここだけ読んだ
119名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:30:44 ID:mqAcagM4
>>112
あの世界観そのものはかなりいいと思うんだが、そういうのはほとんどGS初期のものだしね。
横島の文珠が強力すぎる。
GS世界にサイトがいたってことにすれば非常に手っ取り早く面白そうなんだが。
120名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:30:57 ID:q4h8d3oL
>>117
なんという「ゼロでガッツ!!」
121名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:33:20 ID:unUcqRqo
>>112
伝統的な祭事が有効な世界観……宵闇でも持ってくるか
ってやっぱりクロススレの話になっちゃうなー
122名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:36:02 ID:KEG8PgqO
あれですよ、サイトは発明家平賀源内の子孫なんです。
それで、源内の残した発明辞典『源内大百科』の設計図を基に、日用雑貨からタイムマシンやらカラクリロボやらを作り出すんです。
123名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 05:14:22 ID:LInZ9cax
コロッケ食いたくなった
124名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 09:18:09 ID:qDrvvKyK
初めてのチュウ
125名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 10:24:38 ID:tnQzf8v0
キヤベツ刻め
126名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 12:08:36 ID:TFbXylDc
風呂に入っていると漏れなくサイトが乱入してくる体質のテファ
どうやってトリスティンからアルビオンまで乱入してくるのかはとりあえず謎
127名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 13:10:51 ID:TY9Ue0kY
>>126

どこでもドアならず空間歪曲引戸箱
128名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 13:10:52 ID:JjoAAlLI
>>87
それ人間には撃てないと思うんだが・・・
129名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 13:15:58 ID:OGu0Zs13
>>128
自殺用(両手破壊的な意味で)じゃない?
130名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 13:50:56 ID:7qdbe8vN
>>128
人間に扱えないと解っているから部屋のインテリに送ったのかも。
それに親友の息子がルーン効果で撃てるようになるとは想像出来ない。
131名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 14:17:39 ID:OGu0Zs13
インテリアとして送ったなら銃弾はたいした数は無いだろうな
それを撃ちつくすまでサイトの体がもつとも思えないがw
ルーンで身体への負荷ってどの程度軽減出来るのかね?
デルフみたいな剣をあんな腕で振り回して体を壊さないんだから
ある程度軽減出来るとは思うんだが
132名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 16:00:27 ID:EwaIw2Ea
キャー、!!サイトさんのエッチ!!
133名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 18:02:28 ID:7qdbe8vN
並の銃だとミノやオークに致命傷を与えられそうにない。
アレの攻撃力なら亜人なんて目じゃない。
134名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 18:08:23 ID:OGu0Zs13
パンチの威力がプロボクサーくらいあるギーシュのゴーレムでも
集団相手にはいまいち役に立たない程度には亜人は強いからねー
それでも竜相手とかには火力不足になりそーで怖いが
……ゼロ戦の機銃で抜ける程度だから、人が飼いならしてるの程度なら十分いけるか
135名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 18:42:03 ID:TY9Ue0kY
船に当たらないように神風特攻アクションすれば合格点
戦車なら高速出して空に向けて連発する
船なら爆撃機の攻撃を高速回避してる時に46cm砲の上に乗って盆踊り

これが出来たら帝国軍にも勝てる

ハルケギニアに横井軍曹みたいな人はいるのかな 木から服を造る技術は凄い
136名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 18:50:09 ID:1Yutf5tI
ハルケギニアが昆虫食文化だったら
ハシバミ草で餓えを凌ぐサイト
ルイズが美味しそうに虫食ってるのをみて「俺、こいつとキスしたんだよな」と気持ち悪くなるサイト
137名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 18:51:34 ID:7qdbe8vN
30回撃墜されても生き残る悪運と生命力ではダメか。
138名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 18:58:37 ID:OGu0Zs13
>>136
昆虫食文化ということは、それを栽培する技術が進んでる
さらに周囲に食用に適した動物や植物が無い等の理由で他に食べられるものが無い
と、推測した上で元になった国の調理技術と合わせて考えると
普通に美味しいものが料理としては並びそうだな、原材料は見たくないがw

あとサイト、日本人ならイナゴの佃煮くらいのグロさだったら食べろw
139名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 19:09:30 ID:DWfozlMW
>>137
凄いとは思うが……例えが判り難いと言うか、想像がつかないと言うか………。

精霊が見えるサイトは面白いかしれないね。
不真面目だったので見えるだけで、交渉は疎か、意思疎通さえ儘ならないとか。
140名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 19:13:35 ID:jkL5w3Oa
昆虫食文化と聞いて真っ先に思いついた料理がNARUTOに出てきた蛙のとこの料理だった……orz
141名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 19:32:10 ID:obqubAnS
>>88
赤色灯付けた大量の10年落ち車がやってきて、毎回決まって横転・爆発ですね
142名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 19:37:09 ID:5q5iTojU
昆虫食か。昔、ログアウト冒険文庫の『アプロス 天空の章〜巣と風の母』で、作中で昆虫食が出てたなぁ。

糖蜜漬けの芋虫やら、スナック感覚で摘まむ虫の唐揚げとかが出てた。
143名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 20:01:21 ID:TY9Ue0kY
蜂の巣や蚕の繭ぐらいはサイトやルイズでも食ってそう

ルイズやモンシューはあんま虫は喰わん思う

キュルケはマムシ辺りをテファはビタミンにタバサはタンパク質に

コッパゲは特部時代に食べて今でも健康食には カミキリを喰うと髪が栄えるとか

ところで15巻にある弟の話って本当
なんだかジョゼフが不憫に見えた 『出口のない迷路』
もし弟に欲があり殺意を知ってジョゼフを困惑して攻撃
なんらかの魔力で扉が開いてジョゼフが転移とか

転移した事を知らずジョゼフは才父攻撃して逆に才父にやられる

その後、日本の武術を習い自然に火炎パンチや雷撃キックを撃てる様になり

ガリアの腐廃貴族を倒していく
144名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 20:12:39 ID:7qdbe8vN
ルイズがやる人だったら

ギーシュ戦で
ギーシュ「彼はどうしたのかい?」
ルイズ「使い魔の不始末は主の不始末、眠って貰ったわ」
才人(志々雄モード)「こいつは俺の相手だ」
ルイズ「ロック」
才人爆破
ルイズ「怪我人は口に鍵掛けていなさい」
ギーシュ「で、でも貴族同士の決闘は禁止されているよ・・・」
ルイズ「これは戦闘訓練で決闘ではないわ」
ギーシュ「しかし・・・」
ルイズ「ゼロを相手に逃げるなら二度とゼロとは冗談でも口にしない事ね青銅のギーシュ」
ギーシュ「わかった・・・訓練のお相手をつとめよう」
ルイズ「もう開始で良いかしら」
ギーシュ「もちろん」
ルイズ「錬金・・・」
即座にギーシュの足元の土を錬金(爆破)し、ギーシュを瞬殺するルイズ
ルイズ「ゼロに瞬殺じゃ青銅じゃなくて緑青ね」
キュルケ「ルイズ・・・あなた」
ルイズ「自分の魔法ぐらい制御出来てあたりまえでしょ」

無能王化しているかも・・・
145名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 20:21:33 ID:OGu0Zs13
>>143
世界扉をひらけたなら、虚無の属性的に火炎パンチとかは無理でない?
あと、世界扉なんて使えるなら、虚無用品+指輪で自分が虚無だって知ってるだろーから
色々と原作とは変わった流れになりそうな気がする
146名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 22:03:01 ID:nlKzDKZd
>>144
理想郷行って「わたしのかんがえたかっこいいるいずさま」って作品を読んでみるとよろしいかと。
たぶんだけど、貴方の求めているルイズがそこにいる。
147名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 22:09:56 ID:TY9Ue0kY
>>145

火炎パンチも雷撃キックも格闘技の種類として
いわゆる気の力です

あと扉はジョゼフも自己防衛したかシャルルにも遺伝してたとか...
まぁ、もしもの話ですから
148名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 22:16:45 ID:6Fv18FyQ
>>141
火の魔法食らって爆破炎上
風の魔法で煽られたりゴーレムに衝突したりして横転とか
149名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 22:19:30 ID:OGu0Zs13
>>147
そんな世界と繋がってるIFかー
シエスタの御爺さんに習ってタルブ村がすごいことになってそーだな
先住魔法を使う亜人認定されて迫害されてるすもしれないが
そんなバケモノっぽいのが普通に出来る人たちだとw
150名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 22:37:55 ID:IG68MCFQ
サイトが、高校ではちょっとエッチ程度にまで収まったが
小学生の時はセクハラの鬼だったら

例えば、召喚されたその晩ルイズの言動があまりにアレだったもんで
ついムカツイテ思わず電気あんまを!とか
最初は、喚いたり叫んだりしていたルイズだったが、途中から顔を上気させて
黙り込んで、ある瞬間ビクンと身体を跳ね上げ、涙をにじませてグッタリと!

「この技は小学校卒業と共に一生封じるつもりだったが・・・
 ルイズ あまり酷い事をするようなら毎晩お仕置きだからな」
151名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 22:59:11 ID:7qdbe8vN
学園生活で、世界の破滅を目指す様になったルイズとか。
ワルドの誘いを断り戦闘に入るルイズ
ルイズ「まだ世界を滅ぼしていない・・・こんな所で躓くものかーーー」
ワルド「世界を滅ぼす?」
ルイズの魂の叫びを聞き、魔法社会の業の深さを思い知ったワルドはアンリの書簡を燃やしルイズを連れ何処ぞへと去る。

才人
ワルドへの好感度がルイズを任せられるぐらいまで上昇
魔法学院への好感度−にダウン(何が有ってもルイズを絶対に渡せない)
キュルケを始めとするメイジ全般の好感度も−に下がる
タバサはルイズとは別の危うさを感じるので放って置けない
152名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 23:05:38 ID:OGu0Zs13
厨二的に破滅願望あるよーなのは
上手く書くのが大変だと思うけどね、整合性とか取るの大変だし
153名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 23:14:57 ID:TY9Ue0kY
>>149

俺がガキの頃は
選ばれしヒーロー(軍人)は名を放つ事によりバックに虹色の爆発が起き
気づいたら都市部から廃工場や夕張や採石場で戦ってる

ゼロ魔世界の日本(秋つ島)には忍者や侍がメイジなんでょうな

本来、水は火がダメ 土は風がダメ 風が火や水を使っても偏ってたり するが

虚無の中には、なんらかの方法で属性関係なく使える奴もいるのでは
この場合は気を用いた武術で
154名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 23:16:51 ID:TY9Ue0kY
>>150

電気按摩も異性という敵を攻撃する武器なんでしょうな
155名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 23:17:31 ID:OGu0Zs13
>>153
特撮な仮面なライダーの人や宇宙な刑事が存在してるIFかー
……って面白そうだけどクロススラ向きだよ!w
156名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 23:29:40 ID:qoKPdsdZ
あの世界のメタルヒーロー

マンティコアに跨り、悪あらば空より駆けつける謎の騎士・・・・・
ギーシュ「・・・と言う伝説のヒーローがトリステ・・・」
キュルケ「あーゲルマニアでも有名な伝説よ」
ルイズ「・・・・・・」
157名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 23:32:22 ID:mqAcagM4
>>154
つまり超絶的な電気あんまをつかえると。
158名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 23:46:45 ID:obqubAnS
日本の技術者と共同で研究の進む騎士団サポート用ガーゴイル
パワフルな名古屋弁を喋る奴、空を飛ぶ冷静沈着な奴、分厚い装甲な奴…

才人父「日本だったら東映に怒られるな」
ジョゼフ「間違いなく」
159名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 23:51:05 ID:OGu0Zs13
世界を渡る系統の話だと、サイトをちょっと送るために門を短時間開いただけで
精神力がマジきっついっす(意訳)と言われるほど世界扉の燃費が悪いのをどうにかしないとな
あとは、ガーゴイルを作成出来るようなメイジで現代に適応出来るようなヘンタイをどれだけ用意できるかと
魔法なんてトンデモを理解出来る科学者、そしてそれが騒ぎにならないようにするなり
なっても気にしない背景がないと辛いだろうな
160名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 23:58:26 ID:6Fv18FyQ
いずれは装甲服も開発か
161名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 00:12:53 ID:2vSY+IDM
>>158

レスキュー系? 名前忘れた
162名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 00:18:41 ID:2CMPkuxc
最近話題になってる「あんますぺしゃる」の使い手サイト。
ギーシュ、フーケ、ワルド、その他敵味方が「あんますぺしゃる」の餌食に。
163名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 00:20:11 ID:PxSWVzMf
>>158
ゆくぞーゆくぞーゆくぞーでっーかいみらいをめざしてー

の奴?
164名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 00:25:24 ID:JujK3CkO
「あんますぺしゃる」を毎晩ルイズにかけることで
最近、どっちがご主人様か見かけや言動で判らなくなってきた二人
でも、ルイズの嫉妬深さと独占欲は健在
なもんで、下手すればトイレにまで付いてこようとベッタリ状態で
それが実家に呼び戻された時も変わらなかったからルイズパパとママが
激怒して・・・・
165名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 00:26:06 ID:PxSWVzMf
公爵があんまスペシャルにて撃退されて激痛で悶絶ですね、わかります
166名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 00:28:51 ID:U4zOaUcS
>>161>>163
ウインスペクターとソルブレインじゃないか?

名古屋弁がバイクル、空を飛ぶのがウォルター、ゴツいのがソルドーザーで
167名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 00:54:19 ID:rk9cm/w0
このスレでは日本に赴くのはガリア王族が人気だけど、ルイズが春の召喚時に
何も来ないのにシビレを切らせてゲートに突っ込んで日本(地球)に行っちゃう
系の話(しかも帰る見込みがない)ってあんまし見ないないな。クロススレの「らきすた」くらい?
168名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 01:31:09 ID:kWpSGqFS
>>167
舞台が現代日本になっちゃうと、話の方向性が全く違ってくるからなぁ。
あえてカテゴライズするなら【魔法属性付きのお嬢様系ツンデレ押しかけ妻】か。
だが魔法そのものは『ゼロ』なのであまり影響なし。なんてこった。
169名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 02:06:46 ID:8nTvKa2/
>>167
帰る見込み無いとなると戸籍も無いから結構大変だよ
その辺どうにかクリアーしないと学校も仕事も無理なんじゃね
ジョゼフなら頭使ってどうにかしそうだけどルイズじゃなぁ・・・
爆発魔法も使ったら速攻おまわりさんが来るから使えないだろうし
170名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 04:16:07 ID:JujK3CkO
あんまで調教されたルイズが前スレの、オッパイが大きすぎて困っているルイズさんだったら?
毎晩女子寮にコダマする艶声が噂になって
サイト君、学生有志に闇討ちされてお陀仏だろうな
171名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 07:50:36 ID:Az3VmEAR
>>168
舞台が日本ならどっちかと言えば、
【癇癪持ちのファンタジー電波系超能力ツンデレ高飛車居候】じゃないか?
「魔法」って言うのが信じてもらえない場合

あれだな。秋葉原で杖落として必死こいて探すのをサイト辺りが手伝うんだろ。
172名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 08:10:24 ID:2vSY+IDM
>>167

似たようなの理想郷にあった

もし才人が鏡をくぐらなかったら 【ゼロ魔ネタ】
http://mai-net.ath.cx/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate={cate}&all=5969&n=0&count=1

173名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 08:18:54 ID:1SXEuWHC
もしもハルケギニアが日本の戦国時代を模した世界だったら・・・・・

虚無持ってそうなのはどの辺の大名だろうかねえ?
174名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 08:20:17 ID:7zIxMB7Z
大名というより公家のほうに虚無持っているやつがいそうだな
175罵蔑痴坊(偽):2009/02/26(木) 09:16:08 ID:ZtZu63TV
>173
あれだ、ルイズの父が松永<自爆>弾正で。
176名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 09:33:18 ID:kWpSGqFS
>>175
駄目だ、久秀の名を聞くと真っ先にBASARAの火薬男が……
177名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 10:11:43 ID:nnUE2U9M
地球に来る→杖が壊れる→杖が無い→帰れない。
途方に暮れたルイズを助けた少年は彼女をメイドとして雇うのだった。
平賀家がお金持ちだったらIF。

ルイズが召喚の儀式で行方不明になったら学院とかどうするんだろう。
178名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 10:32:18 ID:2Q5GmMr5
>>173
・森長可
・伊達政宗
・島津忠恒
・細川忠興
179名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 11:07:44 ID:RU0hGpOB
>177
地球に来る→(中略)→途方に暮れたルイズを助けた少年は彼女をメイドとして雇う
→どじっこメイド(て言うかロクに家事できない)→「そこがイイ!」と萌える才人
→才人に優しくされて「あ、あんたのことご主人様って呼んであげてもいいわよ。
 か、勘違いしないでよね! ヴァリエール家の娘として受けた恩義を返してる
 だけなんだから!」とツンデレるルイズ
→やがてふたりはラブラブに。才人の両親もルイズのことが気に入り、身寄りの
 ない彼女を養女にしようかと思っていたため、後押し。ルイズはこちらでの教養を
 身につけるため、お嬢様学校に放り込まれる(同時に"ツンデレメイド"から"女子高生"
 &"デレデレな御子息の許嫁"にクラスチェンジ)
→ルイズの卒業を待って結婚。結婚式で誓いのキスをした瞬間、銀色の鏡が教会の
 扉の外側に出現。ブーケトスをしようと教会から出ようとした新平賀夫妻は……。
→トリステイン魔法学院に、花嫁衣裳のルイズをお姫様だっこしたサイト出現
 (なぜか、時間が経過しておらず、ルイズがゲートに消えた直後)

……まで、瞬時に妄想した。
大騒動になるだろーなー
180名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 14:20:52 ID:kWpSGqFS
>>179
「(魔法が)ゼロのルイズが(胸が)ゼロじゃなくなってるーー!!」
181名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 14:39:34 ID:H9/m0q9/
>>179
地球の話だけで一つの物語が完成するなw
そんな状態でゼロ魔世界に戻ったらもうどう収拾を付けたら良いのやら途方に暮れるね。
182名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 15:18:02 ID:vi1msCct
>>179
つーか、1行目の才人が既に偉人なんですが
183名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 16:38:22 ID:dMbhdMxR
最新刊よんで思いついたが王族は二人に一人が虚無。 
さすがに無能って解釈だと王権保てないから誰かが虚無て気付くか?
184名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 17:53:59 ID:9o3apU45
>>183
ルイズやジョゼフに対する対応を見ていると
1.病死、事故死として闇に葬られる
2.臣籍に降ろされる
3.生涯幽閉される
4.矯正され虚無に目覚める事無く系統使いとして育つ(矯正できなかった場合は・・・)
な事になるのじゃないか。
185名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 18:43:46 ID:U4zOaUcS
1991年
ニュース「長崎県で普賢岳が噴火…」
ジョゼフ「この間、烈風がヴァリエール公に向けて
起こした嵐に比べれば可愛いもんだな。」
才人父「またやったのか。これで何回目だ?」
ジョゼフ「あのドラマのプロポーズの回数位はあるんじゃないか?」
才人父「だから死なないのか。」
ジョゼフ「いや、言ってみただけだ。」
186名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 18:56:47 ID:dMbhdMxR
>>184
いや世代に一人二人ならともかく50%じゃ隠しきれないだろ。 
王族って優良血統のはずがそんな自体だったら劣等種になるぞ。 
実際は虚無というチートがぽこぽこ産まれるんだから早いうちに虚無が解明されるだろ。 

そうしたら虚無の王族はロマリアあたりで各国の王族が学ぶ学園ができてたりして。
187名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 19:20:10 ID:9o3apU45
そうか・・・だと
5.エルフの工作員に病死に見せ掛けられ暗殺
6.エルフとの開戦に備えどこかに集められ専門教育を受けている

6.の場合、ルイズは公爵家で王家ではないから候補から零れたとして、ジョゼフが次期国王候補として残った事の説明が付かない。
やっぱり大体の虚無は普通の教育で系統に矯正可能だったと言うのが正解じゃないのかな。
188名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 19:54:11 ID:uqKWSz2f
もしもオレが、ミョズニトニルンとしてジョゼットに召喚されたら・・・
189名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 20:30:01 ID:1SXEuWHC
>>178
DQN四天王に虚無持たせるなよコワイジャマイカ!!!

・森長可:通称『すべての逸話になにかしらの犠牲者続出の鬼武蔵』
・伊達政宗:通称『文化財クラッシャー』
・島津忠恒:通称『アレな方の家久』
・細川忠興:通称『ヤンデレ文化人』
190名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 20:47:08 ID:NxnlAD1N
>>189
・森長可:ガンダールヴ
・伊達政宗:ミョズニトニルン
・島津忠恒:?
・細川忠興:ヴィンダールヴ

こうかな
191名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 20:53:02 ID:9o3apU45
戦歴がかなり鬼だし島津はガンダールヴ確実じゃないのか。
192名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 21:02:10 ID:NxnlAD1N
>>191
忠恒は家臣の剣豪東郷重位に喧嘩売って負けてるから違うな
政宗さんは貴重なマジックアイテム壊しそうだし
忠興さんは鳥で妻の監視するのが自然
193名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 21:20:48 ID:SeavcebI
>>185
その3年前
カリン「あなた、こんな物(公爵が他の女と一緒にいる写真色々)が送られてきたんですけど……」
公爵「いや、あの……これは……(何なんだこれは!誰がこんな物を!)」
カリン「どういう事か説明して貰いましょうか?」

同刻、日本
ジョゼフ「好景気って事もあるし、思い切って一眼レフを買ったぞ」
才人父「おお、これプロ用のいいやつじゃねーか!イザベラちゃんやシャルロットちゃんをこれで撮ろうってか」
ジョゼフ「まあな、一応テストも行ったし…」
アナウンサー「それではここで一曲、winkで愛が止まらない」
194名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 21:28:11 ID:Wpz51aqy
>>186
ビダーシャルいわく「そういう時代」だからでしょ?
いつもは滅多に現れないんちゃう?
195名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 21:42:53 ID:92j8hGCa
トリステイン魔法学院は虚無の使い手を抹殺する為に造られた。

虚無戦争。
それは忘れられた歴史。
始祖ブリミルが死去してより2000年後、4王家にそれぞれ1人ずつ虚無の担い手が同時に現れた。
しかし、その力は始祖ブリミルとは比べるべくも無く劣り、使い魔も1人だけであった。
「所詮、伝説は伝説にすぎないか・・・」そんな声が影ながら囁かれていた時、ある噂が広まっていった。
曰く、「4つのルビーと4つの秘宝が揃う時、完全なる虚無が覚醒する」
根拠も何も無い憶測のはずであるその噂は時と共に侵食していき、王家同士の関係は徐々に悪化していった。
それは外交に現れ、国境に現れ、やがて小競り合いとなり、遂には互いの秘宝を奪い合う戦争へと発展していった。
10年にも及んだ戦争は、4人の虚無の担い手同士の決闘で幕を下ろす。
しかし、その爪痕は大きかった。
エクスプロージョン。
4人の担い手から放たれたその爆発の魔法は互いに干渉しあって暴走した。
未だかつて無い破壊を撒き散らし、四人の担い手と4人の使い魔のみならず決闘に立ち会った各国の貴族全員が死亡した上、大地に巨大なクレーターを残した。

この戦争を教訓に、トリステイン王国は密かな計画を建てた。
すなわち「虚無の担い手の抹殺」である。
やがて造られたトリステイン魔法学院は、国内のみならず他国からの留学も積極的に受け入れる事によって虚無の担い手発見の確率を少しでも高めていった。

さらに4000年。
虚無戦争が忘れ去られていくにつれ、トリステイン魔法学院の使命も忘れられた。
唯一、代々の魔法学院学院長のみが極秘裏に真実を伝え、使命も学院長自身の手によって直接果たされていた。



誰もが寝静まった深夜。
二つの月に照らされた部屋で1人の老人が佇んでいた。
「やはり、彼女はヒトを召喚したか・・・」
老人の名前はオスマン。トリステイン魔法学院学院長である。
「いくら平和の為の使命とはいえ、未来有る若者の命を奪うのはいつもつらいものじゃ・・・」
オールド・オスマンは懐から取り出した水タバコをふかして一口吸い、月を見上げた。
「恐らくガリアの無能王も虚無、ミス・ヴァリエールにはすまないがこれ以上虚無の担い手を増やす訳には行かんのじゃ」


現在、泥舟という名の構想が絶賛沈没中。
・・・サルベージして使っても良いよ?
196名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 23:14:02 ID:rk9cm/w0
>177、179
亀ですが妄想をあえて形にしてみた(パクりって言わないでプリーズ)

『桃色の髪の乙女』(前編)

 「あ、平賀センパイ、お先ィーーす」
道着入れと竹刀袋を担いだ、いかにも「剣道部でござい」といった風体の少年たちが、先輩らしき少し年かさの少年に挨拶して通り過ぎようとする。
 「おぅ、お疲れ……ん? 杉田は確か駅の方だよな。俺も今日は駅前の商店街に行くつもりだったから、どうせなら一緒に行こうぜ。マックくらい奢ってやるから」
 自転車の前カゴに少年たちと同様の荷物を積んでいるところからして、どうやらこの少年も剣道部所属らしいが、そのわりにあまり体育会系な感じのしない、気さくな印象だ。
 「いいンすか!? すんません、ゴチになります!」
 「あの……それ、僕もついてっていいですか?」
 上下関係が厳しいと言われる運動部でありながら、こんな風に後輩にも気安く接するし、後輩のほうも彼を慕っているようだ……まぁ、おごりに釣られただけかもしれないが。
 「ははっ、いいぜ。最近は前野も練習頑張ってるからな。俺達3年は今度の夏の大会で引退だから、有望な先鋒&次峰候補に先行投資しとこう」
 やったー、と喜ぶ後輩たちの様子に苦笑しつつ、自転車を引いていた平賀少年だが、校門の方に人だかりができているのを見て、首を傾げる。
 「なんだ、ありゃ?」
 ケンカでもしてるのかと思ったが、どうも違うようだ。
 よくわからないまま近づいてみると、校門にもたれて他校の制服を着た少女が人待ち顔で佇んでおり、それをこの高校の生徒達が遠巻きに見てるだけらしい。
 「あぁっ、平賀センパイ! あの娘の制服って、確かK泉っすよK泉!!」
 「うわぁ、あんなお嬢様学校の生徒が、ウチに何の用なんだろ……」
 後輩ふたりが騒ぐとおり、少女の制服はK泉──K泉女学院という、明治以来の伝統を持ついわゆる名門女子校のものだ。
 偏差値はさほど高くないものの、小中高の12年間一貫教育で純粋培養の良妻賢母候補生を育てるいまどき珍しい"本物のお嬢様学校"として近隣では名高い。
 最近でこそある程度以上の資産と名士の紹介状さえあれば入学資格がとれるものの、逆に言えばかなりの金持ちか名家旧家の子女でなければ入れないのも、また確かだ。
 比較的近所にあり、また県内ではそれなりの進学率を誇るとはいえ、ただの公立高校に訪ねてくる理由は、あまり想像がつかない。
197桃色の髪の乙女(前編)2 :2009/02/26(木) 23:14:47 ID:rk9cm/w0
 また、少女本人の容姿も衆目を集めるのに一役買っていた。
 赤毛……というよりむしろピンク味を帯びた金髪と称するのがふさわしいようなゴージャスな長い髪を銀色のバレッタでまとめている。
 明るい鳶色の瞳と抜けるような白い肌もまた、純粋な日本人には見られない特徴だろう。
 そして、それらの派手な色彩に全くひけをとらない、ビスクドールのように整った顔立ち。それでいて、"お人形さん"とは無縁な、活き活きとした生命力が感じられる挙動。
 つまり要約すると、゚すんごいお嬢様学校の制服を着た、超絶美少女の外人さんが、校門前で立っている」からこそ、遠巻きに人だかりができていたのだろう。
 「いったいどーしたんスかね。まさか、彼氏でも待ってるとか……」
 「あ〜、スマン、杉田、前野。駅前ブラつくのはまた今度な」
 「「は?」」
 突然の言葉に呆気にとられている後輩2名を尻目に、平賀少年──県立春風高校3年B組所属にして、剣道部の副主将を務める平賀才人は、自転車を引きながらできる限りの早足で、校門へ──正確にはその少女の方へと近づいていく。
 「よぅ、どうしたんだ、ルイズ。こんなところまで」
 人ごみをあえて気にとめないフリをしつつ、彼女に声をかける。
 「!」
 いくぶん退屈そうに自分のつま先を眺めていた少女だが、才人の声にハッと顔をあげ、彼の顔を認めるとパッと花がほころぶように笑顔になった。
 「もぅ、随分待ってたんですよ──ご主人様♪」
 ふたりの様子をうかがっていた周囲の人だかりがざわつく。
 (ヲイヲイ、勘弁してくれよ〜)
 心の中で悲鳴をあげつつも表情は極力平静を保つ。幼いころから、「感情そのものを殺すのでははなく、必要な時には感情を表に出さない」ことを躾られてきた彼だからこそ可能な技だ。
 ──もっとも、完全に成功したという自信はないが。
 「あのな、そのご主人様ってのはやめてくれって言っただろ」
 「え〜でも、わたしはご主人様にお仕えしている身ですしぃ〜」
 (うわぁ、ルイズの奴、わかっててやりやがったな)
 悪戯っぼい光が目に浮かんでいるのを見れば彼女の心の内など、容易に推測できる。大方、ここで待たされた(と言っても別に約束していたわけではないのだが)仕返しのつもりなのだろう。
 と、そこでポンと肩をたたかれて才人が振り向けば、そこには血涙を流す中学からの腐れ縁の悪友の姿が。
 「フッ、そのあたりの情報を詳しく聞かせてもらおーじゃないか、ええっ、平賀クン」
 「ええい、迫るな脅すな、土御門! この娘はウチの家で働いてたんだよ」
 「ええ、そのとおりです。わたし、平賀家に……いえ才人ぼっちゃま個人にお仕えするメイドなんです」
 ニコニコしながら、再びセンセーショナルな言葉を周囲に振りまくルイズ。
 「な、のわにぃ〜! 雇い主の立場を楯にとって、こんな美少女メイドを我がものにし、毎晩くんずほぐれつの愛欲三昧の淫らな性活を送っていただと! 平賀クン、見そこなったぞ!」
 「ば、馬鹿野郎! 誰もそんなこと言ってねー!!」
 でも確かに毎晩じゃないけどスることしてるわよねーと、こっそり小声でつぶやくルイズは無視。幸い、土御門に今の言葉は聞こえなかったようだ。
「快活で頼りがいのある剣道部副将」から「高校生にあるまじき鬼畜」に下がった自らの評価をなんとか取り戻そうと絶望的な努力を試みる才人。
 「それに、ルイズがメイドしてたのも去年の夏までだ。その後は、ウチの両親が後見人になってキチンと高校に通ってるし、それに……」
 チロッと舌を出してる小悪魔の方を見て、何とか一矢報いてやろうと決意する。
 (ええぃ、ままよ!)
198桃色の髪の乙女(前編)3 :2009/02/26(木) 23:15:20 ID:rk9cm/w0
 「それに、今のルイズは俺の許嫁、フィアンセだからな! やましいことは何もねぇっ!!」
 「あ……!」
 流石に才人がそこまで明かすとは思ってもみなかったのだろう。ルイズの顔がみるみるうちに真っ赤に染まっていく。
 周囲に自分の言葉による波紋が広がっていく様を見極めるのも待たず、才人は自転車に飛び乗ると、ルイズの腕を引っ張った。
 「ほら、ルイズ、後ろに乗れ」
 「え……う、うん」
 そのまま、全速力で離脱する高校生カップル。
 「うーん、青春だなぁ」
 「うわぁ、まさか平賀先輩に恋人、ってか婚約者がいたとは……おい、部活のみんなにも教えてやろーぜ!」
 「ああ。けど、女子部のヤツら、結構ショック受けるんじゃね? 平賀センパイに憧れてる子、何人かいるみたいだし」
 後輩ふたりは「先輩によるおごり」の何倍も美味しいネタに狂喜するのだった。

<後編につづく>

-----------------------------------------------------
以上。とりあえず、179の設定で「高校時代のルイズとサイトのらぶなひとコマ」を
描いてみました。後編(土日投下予定)では才人とルイズの「ふつうの高校生としての
デート」の風景を描く予定。いや、そんなモンの需要はないかもしれませんが……。
199名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 23:17:53 ID:9o3apU45
>>192
島津と言うと秀吉の九州征伐で先陣を挫いたり、朝鮮征伐で圧倒的多数の明軍を蹴散らしたイメージが強かった物で・・・
>>195
オスマンに殺されそうになったルイズを才人が一命を賭けて守る。
ジョゼフに対抗するため茫然自失のルイズをタバサがシルフィードに乗せ退避
ルイズが逃げる時間を稼ぐためその場に残る才人にイーヴァルディを重ね、オスマンに立ち向かうタバサですね
200名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 23:20:29 ID:1SXEuWHC
久々の新作短編ごっつぁんでふ
201名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 23:21:35 ID:1SXEuWHC
>>199
そりゃ名君の方の家久だね
202名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 23:25:27 ID:1SXEuWHC
>>190
おかんに一服盛られて死にかけた後、シャルルをバッサリ行くジョゼフですね。
当然先王は病死ではなくジョゼフのイクスプロージョンに巻き込まれて爆死
203名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 23:27:22 ID:dxvQwZ2t
>>198
バカな! ルイズが普通にデレているだと!
投下乙。
204名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 23:49:59 ID:r+tc29zd
ギーシュがナチュラルにガチホモ
205名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 00:00:52 ID:dy/B/EaA
>>204
甘いな、薔薇は万人を惹き付けるのさ。性別問わず
206名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 00:03:35 ID:b55VrOUk
>>198
いいからさっさと続きかけや!!
207名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 00:10:09 ID:EjsSCFvL
口の利き方を知らん奴だな・・・・
お願いします だろ?


と、言うことで、続きとか前日譚とかどうか宜しくお願いします
208名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 00:14:04 ID:N2Hz9dsC
もしもサイトが7万人のアルビオン軍との戦いで
記憶喪失になったら、ちなみにデルフはルイズの元に置いておいた
何故なら「死んでも守りたいと思うなら能力に頼らないで自分の力で守りたいんだ」
との事  
209名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 00:16:41 ID:IP6OwhTl
>>208
それ記憶喪失どころか死ぬんじゃぁ・・・
210名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 00:19:06 ID:9qk8UI2T
ルーンの力を暴走させ7万を全滅させる才人ですね
才人「貴様らにルイズの家を荒らさせねえ!!」
ドワオ
211名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 00:24:48 ID:L/GrYjbq
>>208
わざわざ手加減して7万に勝てると思ってる時点で狂ってるので
順当にその時点で死ねてよかったのではないかと
212名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 00:52:12 ID:EjsSCFvL
>>179
時間も同じくらい経ってて、公爵家とかアンアンとかが
必死に捜してたけど見つからずに、もう諦めかけていて・・・
と、言う時に旦那(サイト)と一緒に帰還の方が良いんじゃないか?

ルイズパパ激怒しそうだけど、名家の子息で愛娘が
下手すれば野垂れ死にしそうな状況で、大事に大事にされてたことを聞いて・・・・

問題は上の姉上ですな
213名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 00:54:18 ID:9qk8UI2T
戦争の定石で行けば、
・相手の補給を断って敵軍が軍を維持出来なくなるのを待つ
・狭い場所に追い込み軍としての動きを封じる
・敵を細かく分断しての各個撃破
・万に一つの勝機に賭け、全軍一丸となって敵の中枢への突撃
・イメージ戦略で敵兵の士気を下げる(掃き清められた城下での敵兵捕虜の串刺しとかの演出で敵兵の恐怖を煽る)
214名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 01:07:29 ID:L/GrYjbq
・相手の補給を断って敵軍が軍を維持出来なくなるのを待つ
補給を断つほどの被害を一人で与えるのが困難な上に、断っても距離的に意味が無い

・狭い場所に追い込み軍としての動きを封じる
地形的に無理

・敵を細かく分断しての各個撃破
細かく分断しても一人では勝てない上に、他の部隊が追撃に移った時点で戦略的に負け

・万に一つの勝機に賭け、全軍一丸となって敵の中枢への突撃
デルフありでギリギリで戦略的勝利、無しだと身体能力低下で不可能

・イメージ戦略で敵兵の士気を下げる(掃き清められた城下での敵兵捕虜の串刺しとかの演出で敵兵の恐怖を煽る)
まず、そんなのしてる時間がない上に、指輪で操られてるのには無意味っぽい

vs7万を一人でってのは難しいナ、突発的な敗走だから備えもなんもないのが痛い
215名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 07:04:53 ID:xg60S4ez
>>208
「死んでも守りたいと」思うなら使えるものは何でも使うべきだろう。
ズルだとか卑怯だとか人から貰った能力だから、とかを気にして使わないってのは、そういったプライドとか見栄みたいなものの方が「守りたい」という気持ちより上だってことだ。
216名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 08:26:23 ID:+no+A8vh
もしハルキゲニアにエルフは貧乳という常識があったら?
217名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 08:34:17 ID:cvjz0V6S
ハルキゲニアの創造神は、こっちと違って我らと同好の士なんですよ
218名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 09:51:32 ID:OKX3e2CB
>>215
あれじゃね?
「(デルフを)死んでも守りたい」だったんじゃね?
219名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 11:02:19 ID:dy/B/EaA
>>218
どこぞのゴスロリ魔導書みたく、幼女に変身するわけだ
220名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 11:08:24 ID:P93NrMjm
>>218
デルフの人格が女ならそれも可能

サイト「デルフお前はルイズと一緒にいてくれ」
デルフ子「なに言ってるの?あなた死ぬわよ」
サイト「デルフ、お前は異世界に飛ばされた俺に時には話相手に
時には良き相談相手になってくれた大切な友達だ。
もし、おれが死んでお前が敵軍の手に渡ったらどうなる?
そんなこと考えたくもねーよ」
デルフ子「サイト・・・・」
サイト「デルフ、お前は俺のことをただの使い手としかみてなかったかも
しれないけどよぉ。おれは・・・おれはッ!お前のことが―――」


デルフ子「待って!サイト!行っちゃだめええええええ」
221名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 11:46:37 ID:ivEn1tzi
幼女に変化はしなくて良いけど、デルフの人格が女とか想像した事無かったが……イイな。
最初は使い手としか思っておらず、サイトはルイズが好きだと思って身分を越えた恋愛を応援してたり、
寝ているルイズを前に「……今よサイト、あんたの槍でズブリとやっちゃいなさい!」とかけしかけてみたりして遊んでいたが、
徐々にサイトの目がルイズではなく自分を見ている事をうすうすと感じ始めるが、そんな訳が無いと自分に言い聞かせる。
そして、VS七万時に>>220となって自分の気持ちに気付く。
で、サイトを思ってすすり泣くデルフに、ルイズは……。ってかんじの妄想した。

最終的に学院の誰もいない一室にすすり泣くデルフを放置したらタバサがストレスで発狂する。
222名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 12:06:55 ID:dliN3dO8
二人の大学時代
幹事「では、乾杯!」
一同「かんぱーい!」

才人父「皇太子殿下がチューハイに日本酒とはね…」
ジョゼフ「こうした酒や肴はガリアにはないからな」







才人父「ウェッ……調子に乗って飲みすぎた……」
ジョゼフ「私もだ……すまんが今晩、泊まっていっていいか?」
才人父「構わんが、雑魚寝になるぞ」
ジョゼフ「気にしないさ…アパートがあの調子だから」



才人父「懐かしいよなぁ…」
ジョゼフ「みんなでバカ騒ぎして、二日酔いで自主休講はお約束だったな」
223名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 12:15:29 ID:L/GrYjbq
>>221
流石にタバサでも原因が分かってるすすり泣きでは怖がらないとは思うが
来年度以降の新入生から怪談になりそーだな、そもそも国や学園が残ってるかが問題だが
224名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 12:23:34 ID:P93NrMjm
そして16巻のあのシーンで思いを伝えて消えていく・・・


とかまで妄想してたんだけど、ちょっと無理があるな
225名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 12:31:41 ID:Y/cz+oTk
デルフ×人間というと、
惚れ薬使用してデルフを見たルイズで妄想してると、どうしてもベルセルクてあった某ファルねーちゃんがドラゴン殺しにまたがったシーンを連想してしまう。

さすがにそれをしちゃあヤバ過ぎるからな。
226名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 13:13:49 ID:dy/B/EaA
>>223
新入生達の噂を逆輸入ですよ
227名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 13:28:57 ID:L/GrYjbq
>>226
そのはっそうは なかったわ
怪談なんて変質したり付け足されたりがよくあるし
確かに逆輸入したらヤバイかもしれんw
228名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 13:29:28 ID:6iTzZzdR
>>222
これがガリアだったら…

お忍びでリュティスの下町の酒場でドンチャン騒ぎして、ふらつきながら城に戻って
二人ともシャルルに怒られつつメイドの厄介になって、やがて世話をしているメイドと才人の父の仲が…

二人の出会いを才人に言い聞かせる母親とか
才人母「それがお父さんとお母さんの出会いだったの…」
才人「そうだったんだ」
才人母「この紫色の指輪もお父さんから貰ったのよ」
229名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 13:32:09 ID:0L8q3Un4
モンモンの惚れ薬被害者IF。
惚れ薬を作る時期を変えてみたり飲むキャラを変えてみるIF。
例1、誰かの使い魔→モンモン…自業自得、サイトでない場合は獣に性的な意味で襲われる。
例2、サイト→ルイズ以外…学園にいない人物(アンアン、イザベラ、エルザなど)だと更にすごい事に。
例3、同性は可能なのか?…薔薇or百合の危険な世界が待っている。
例4、惚れ薬を飲んだ人同士が見つめ合いました…手が付けられないイチャイチャのピンク空間出来上がり。
230名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 13:36:02 ID:PQCU4yvx
例5、ほれ薬を飲んだ後に鏡を見て、超ナルシストができあがる。
231名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 13:45:37 ID:GSfWCIX7
>220、221
ルナヴァルガーの魔獣とかデュエルセイバーの召喚器みたく、「前の使い手の人格の残滓」が
デルフリンガーに残ってるとかいうIFなら、それらしくない?
つまり、今のデルフの中の人は、前ガンダールヴのツンデレ泣き虫エルフ。 
使い手が命を失った瞬間にデルフを握っていれば、その人格が転写される……と
書くと、「それなんてソーディアン?」な気もするけど。
232名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 13:45:55 ID:L/GrYjbq
>>229
後の黄金のガチョウのような百合事件から考えると
ほれ薬は同性でも全然OKっぽいと、いうか例3と4はすでに原作でやられてるw
233名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 14:17:47 ID:Pn3zPjl0
正直俺はインテリジェンス系の魔器は人化できないんなら男性人格がいい
234名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 16:12:01 ID:74+kh2PY
人化はできないけど、人間の姿の幻影(物を持ったりも出来る)を出せるとか、コブラに出てきた剣人間だったかの様に、
鎧や人形を、剣が念導力で操るとか、そういうのもいいかもしれん。
球体関節美少女人形を腹話術な感じで操る女人格デルフ。
人形も先住魔法と錬金の産物で、間接とか人間とチガウ部分見ないと見分けが付かないとか、人形内部にデルフ本体を収納出来るとか。


「世界を革命するために!!」ナンテネ
235名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 16:16:29 ID:DT5aWsRk
>>231
さすれば、デルフリンガーに操られている状態のサイトは……佳い。これは流行る。

私もインテリジェンス系統のものは男性人格の方が好み(?)。
236名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 16:16:57 ID:L/GrYjbq
肉体が無いなら、ルイズの体を操れば良いじゃない
                                少女でるふ
237名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 16:28:25 ID:74+kh2PY
>>235
沖方のシュヴァリエですな。
デルフを装備して操られ状態の際、女装するサイト。学院女生徒が黄色い悲鳴を・・・・・・・・
238名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 16:59:08 ID:GSfWCIX7
>234
「まかでみックス」のテジャスのことかー
(本体はゴスロリドレスで、少女型の義体を操っている)
 それはそれでアリ。
239名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 17:05:00 ID:N2Hz9dsC
>>229のアイディアを借りてこんなIFを
もしモンモンの作った薬が惚れ薬じゃなく短気を克服したい人の為の人格改造薬で
飲んだ人は何をされても怒らず、笑って許してくれる。しかし怒りは消えず
貯まるので怒りを貯めすぎると
口では言えないほどの恐ろしい事が起きる しかも飲んだのは才人で
ルイズは才人が怒らない&口答えをしない事をいい事に調子に乗ってしまう

240名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 17:33:58 ID:UJ5wxRZ3
撃龍剣がムサいオッサンだった時は驚いた

ガタックゼクターが遊佐の時は引いた

241名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 18:36:54 ID:+no+A8vh
>239
ドラえもんのまあまあぼうじゃねえか!!
242名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 21:16:28 ID:L/GrYjbq
>>239
それはむしろルイズに飲ませるべきかと
サイトに飲ませてもあんまり普段と変化が無いw
243名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 21:16:40 ID:9qk8UI2T
才人がギーシュよりモンモンを優先していたら
モンモンを元気付けようと必死な才人。
思いが通じたのかモンモンと段々親密になり、嫉妬したギーシュが才人に決闘を挑む。
244名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 21:31:10 ID:/XRBFKDm
ルイズって滅茶苦茶可愛いけど胸はないよな
で、容姿は10人並だけど胸だけはメイドやキュルケさんを凌駕するルイズとか
もしくは、ド近眼でメガネが無かったら「メガネ・めがね」と困った顔でオロオロするルイズとか
245名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 21:36:39 ID:LgMS1rTN
>>243
その方が流れとしちゃ自然でいいかもしらんねえw
246名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 21:47:49 ID:j5tGD01P
>>245
原作だとどうみても決闘挑まれるのは自業自得な流れだからなw
アニメだとギーシュの顔にケーキぶちかましてた気がするし。
247名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 22:02:41 ID:dy/B/EaA
>>244
貧乳眼鏡はタバサと被るのでダメです
ここはひとつテファに眼鏡をかけさせ、そこに生クリームをだな
248名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 22:20:42 ID:ztP8T4oE
だったらマチルダ姐さんにスクール水着とかブルマ着せた方が…
249名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 22:56:02 ID:L/GrYjbq
>>248
故郷に養う子供達がとなきついたマチルダさんが
オスマン老に言い渡された司法取引の結果ですね、わかります
250桃色の人:2009/02/27(金) 23:45:28 ID:8dYyL8DA
すみません、前回の予告を裏切って、三分割になっちゃいました。
今回はインタルードってことで。

『桃色の髪の乙女』(中編)

 かなり強引に校門の野次馬連中を振り切った才人とルイズは、サイトの当初の予定どおり、駅前の繁華街まで来ていた。
 「あのぅ、ごしゅ「ゴメン、その呼び方だけは勘弁して」……はい(チッ)」
 元々は、ルイズがメイドとして平賀家に厄介になるにあたって才人が冗談で「じゃあ、これからは俺のことを"御主人様"と呼んでくれ」と言ったことが元凶ではある。
 気の強いルイズをからかいたいのが半分、また平均的な青少年として"男の浪漫"的にそう呼ばれることに憧れていたのが半分。
 もっとも、その時はツン状態真っ盛りのルイズにすげなく断られたわけだが。
 しかしながら、現代日本の日常でリアルにこれをやられると、まったくもって洒落にならないということが、実際よーーくわかった。
 しかも。一年前ならいざ知らず、今のルイズは普通に「日本の女子高生」としての一般知識や常識、良識の類いは、すでにほぼ人並みに持ち合わせているはずなのだ。
 要するに、性質(たち)の悪いことに、彼女はわかってて才人をからかっているのである。もしかしたら、一年前の件を根に持って仕返ししてるのかもしれない。
 「えーーと、じゃあ"才人ぼっちゃん"?」
 「……その呼び方は、もっと年上の人じゃないと似合わないよなぁ。オマケに、何だか"バカなボンボン"みたいなニュアンスも感じるし」
 確かに才人の学業成績はせいぜい中の上といったところだが、「バーカバーカ」と後ろ指さされるほどヒドいものでもない。
 むしろ理数系はかなり得意で、趣味の機械いじりやパソコンの操作に関しては、それで職を得ている社会人並みの知識と技術を有しているくらいだ。

251『桃色の髪の乙女』(中編) :2009/02/27(金) 23:46:43 ID:8dYyL8DA
 もっとも、これは彼の家系、平賀家の特徴とも言える。
 かの平賀源内を祖と仰ぐ(もっとも源内は子を残さなかったので、より正確には傍系ということになるが)彼の一族は、代々卓越した技術者を輩出している家系だ。
 江戸時代はいくつかの藩で干拓や鉱山開拓の責任者、あるいは藩医、あるいは蘭学者として名を成した先祖が多い。
 さらに、その中でもとある藩の勘定方の次席家老にまで上り詰めたひとりが、明治維新時の西洋からの技術流入の流れに乗って工場を興し、成功を収めたのが才人の曽祖父であった。
 現在の日本で、平賀工業グループと言えば、日本のTOP3……とまではいかないがTOP10には入るかどうか微妙なところに位置する相当の大企業だ。
 つまり、平賀才人という少年は、戦前でいうところの"財閥の御曹司"、陳腐な言い方をするなら、「経済界のプリンス」と呼んでも決して大げさではない
 正直あまり……いや全然そうは見えないのだが。

 閑話休題。
 そのように、非凡な生まれと裏腹に平凡な見かけと、人並みよりは多少優れた程度の学力体力を持つこの少年が、なにゆえルイズのような明から外国籍の美少女と知り合い、許嫁となるに至ったか……については、いずれ語る機会もあるだろう。
 「じゃあ、何て呼べばいいんですか? "才人さま"?」
 「うーん、メイド時代なら間違いじゃないけどさ。今となってはちょっと堅い感じがするよな。普通、俺達の年代で同年代の相手に"さま"付けはないだろ?」
 「あら、そうかしら。K泉では、同級生同士は苗字+さま、親しい友人でも名前+さまが普通ですけど」
 「げっ、流石は筋金入りのお嬢様学校」
 「ちなみに、親しい上級生は名前+お姉さま、下級生は名前+ちゃん。あ、もちろん挨拶は「ごきげんよう」ですよ」
 うわぁ、どこの少女漫画かエロゲだよ……とは思ったものの、さすがに当のその学院に通っている生徒を前に口に出さないだけの分別は、才人にもあった。
 「ああ、もう、普通でいいって!」
 「えっと……じゃ、じゃあ……"才人さん"?」
 ドクン
 気丈な彼女らしくないおずおずとした、けれどとても甘い声でそう呼ばれて、才人の鼓動が半オクターブ跳ね上がる。
 「お、おう、それでいいと思うぞ。俺達は、その……こ、恋人どうしなんだしな」
 自制心の訓練の甲斐もなく、わずかに顔を赤らめて、ぶっきらぼうにそう答える才人の言葉に、ルイズの方もトマトのように赤くなる。
 どうやら、この娘、攻める側に立つと調子がいいが、いったん攻められると、とことん弱いタイプらしい。
 「やっと……」
 いや、眼尻に涙さえ滲ませている様子は、どうやらそればかりではないようだ。
 「え!?」
 「やっと、恋人だって言ってくれた……」
 少女の言葉に、彼女と出会ってかからの2年あまりの日々を思い返す才人。
 (そう言えば、ハッキリ言ったことってなかったっけ)
 最初は、身元不明の怪しい外人少女とお人好しの少年として出会い、家に連れ帰ってからは、メイド見習と屋敷の坊ちゃんという関係になり……。
 季節ふたつ変わるころに、ふたりは少年の両親公認の許婚者となっていた。
 異性の友人、主家の息子と使用人という立場から、一気に夫婦一歩手前にランクアップしてしまったため、普通の「恋人同士」という時代が存在しなかったのだ。
 (くそぅ、俺ってヤツは!)
 その事に気づいた才人は、自分のデリカシーのなさを恥じた。
 目の前の愛しい少女は、きっと不安だったに違いない。
 見知らぬ異邦の地にひとり放り出され、突然差しのべられた救いの手に、その高いプライドを曲げざるを得ず……そうした苦労の末に勝ち得た幸福。
 けれど、許嫁となった少年の心が、本当に自分の元にあるのか。
 「馬鹿だなぁ、ルイズ。好きだって何回も言っただろ?」
 涙ぐむ桃色の髪の少女を人目もはばからず抱き寄せる。
 「だって……才人さん、優しいから……もしかして、わたしの境遇に同情してるだけなのかも、って」
 淑やかな外見に反して(いや、実際上品で高貴なのは確かだが)普段はかなり気丈な性格の少女が、自分の前では思いきり弱みを見せて甘えてくれる。
 不謹慎かもしれないが、その事が少年はうれしかった。
 「それに俺はこれでも現実主義だからな。好きでもない女の子を将来嫁さんにしようなんて思わないって」
 「才人ぉ……」

 若き男女の抱擁は、その後ふたりが落ち着きを取り戻し、周囲の人たちから生暖かい目で見られていることに気付いて、そそくさと立ち去るまで続いたのだった。

-つづく-
252『桃色の髪の乙女』(中編)end :2009/02/27(金) 23:48:25 ID:8dYyL8DA
以上です。ほとんど才人の説明、おまけにデレルイズ。
ツンツン好き人、すみません。後編は明日の夜あたり投下します。
253名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 23:53:44 ID:6iTzZzdR
おお、乙です
後編楽しみにしてますぜ
254名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 23:59:10 ID:dliN3dO8
乙です
255名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 00:09:13 ID:1gSFC2SZ
きめぇwww
読んでてニヤニヤが止まらない俺きめぇwww

乙デス
256名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 00:17:02 ID:ZZFQiXIh
乙、ルイズと才人の立場逆転ってここでは珍しいです。
257名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 00:22:02 ID:1jpEuTYC
もうツン要素皆無だなオイ。
デレだ、デレデレルイズだ。

これは、ハルキゲニアに帰るフラグは立つんでしょうか?
帰ってもいいことないようにしか思えない。
258名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 00:27:42 ID:0ZadyykM
>>252
GJ でれっでれで良いルイズですな。

ルイズはもはやあちらの世界にはとうていなじめないだろうし、サイトがな。
電波元は結婚式に神隠しって周りには悲劇で二人にとっても人生設計が根本から狂う話しだしなー。
帰ってもいいことなんかないと思えるね。

まあ長編ではそうだとしても短編なら言うのも野暮なのはわかってるが。
259名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 00:50:32 ID:P7eR1KJ5
ルイズのデレが大放出とな?
乙としか言いようがない
260名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 01:28:15 ID:ZwG7Py/l
>>90
亀失礼

ジョゼフ役に柴田恭平、シャルル役に舘ひろしと申したか
261名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 01:54:32 ID:85btrKwD
シリーズ化してくれてGJ
さらなる続編に期待。
262名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 13:50:24 ID:ZZFQiXIh
急に空っぽの鍋を掻き回すシエスタを思い浮かべたので、
もし才人の周りがヤンデレだらけだったら・・・
263名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 14:08:51 ID:5CKOUj19
メインヒロインとサブヒロインが既に地雷兼ヤンデレの気が大いにある人ですので・・・
264名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 14:14:12 ID:x2sPCJWf
貴族なら中にだれかいてもそんなにまずい事じゃないというお国柄だろうし何とかなるだろ
265名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 14:32:30 ID:Yd7y10GE
>>260
そうなるとアレか
ガリア先代役は中条静夫で、サイト役は仲村トオル
カステルモール役は秋山武史か
266名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 14:44:48 ID:ZZFQiXIh
つまり
ルイズ「中に誰も居ないわよ」
とか
子連れタバサ「サイトの妻です」
ルイズ・シエスタ「へー」
とかですか
267名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 15:15:55 ID:m5xDC+ae
サイトが何かのスポーツのプレイヤーだったら

とラグビーみながらカキコ
268名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 15:27:40 ID:tbUFC+Gt
>>267
全体的な物語に変化は無いと思う
スポーツに打ち込んでほかの事に脇目も振らないくらい熱中してたら
召喚の門が現れなくて物語が始まらないくらい?
269名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 15:56:19 ID:UKAc3I10
桃色のルイズは二年ぐらい地球で暮らしているだよな。
衣食住、娯楽、政治、経済いろんな事に驚いたはず。
この二年間のお話も期待してます。

あとルイズがいなくなったハルケギニアはどうなったのだろうか。
270名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 16:07:21 ID:tbUFC+Gt
順当にいけばレコンキスタにトリステンが占領され
聖地に向けて戦線拡大を続けてるあたりですかね?
無能王の胸先三寸でどうとでも状況が変わりそうだけど
271名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 16:25:44 ID:ZZFQiXIh
ルイズが居なくなったハルケギニアを想像
トリスティン=レコン・キスタの保護国(事実上の解体)となる
トリスティン諸侯=アンアンに任せて被害を増大させるよりレコン・キスタに協力
して被害を最小に押さえる方をヴァリエールを始めとする多数が選ぶ
リッシュモン=戦争の責任を被せられ例の事件の口封じも兼ね処刑される
アンアン=旧トリスティン諸侯の嘆願もあり一命は取り留めるが蟄居を命じられる
シエスタ=アンアン付きのメイドになる
ワルド=上司がクロムウェルからジョゼフに変わる
レコンキスタ=ゲルマニア攻略に向け行動中
272名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 16:32:30 ID:aCjU/a9a
アンアンとシエスタには接点ないじゃんw
つか、なんでアンアンに任せると被害が増大するんだよ。
…まあ、あまりうまく対処したともおもえんか。
273名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 16:46:52 ID:tbUFC+Gt
>>271
目的から考えてゲルマニアはスルーなんでない?
聖地のあるサハラにはまるっきり関係なし位置だし
あと、リッシュモントは普通にレコンキスタの重鎮になってると思われ
レコンキスタ側に処理するメリットが無いし
274名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 16:56:36 ID:ZZFQiXIh
死んでも内政に影響を出さず、それなりの地位があり国民、トリスティン諸侯の反発を買わない人物で該当するのがリッシュモンだけだった。
リッシュモンには戦争の責任者になって死んで貰うのが一番の使い道かと。
275名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 17:04:13 ID:tbUFC+Gt
>>274
思いっきり軍事侵略してる状態で、協力者であり関係が友好的であるリッシュモントに死んでもらう利点ってなんだろ?
戦争の責任って取らせるなら反抗的な貴族の首切り→ゾンビ化させて従順な裏の戦力化のが使い勝手良いとおもうけどなー
リッシュモントの首を切っただけでトリステン貴族が従順になるなら手だと思うけど
一方的に占領されたのが、それで従順になるとも思えないし
276桃色の人 :2009/02/28(土) 19:47:07 ID:qlucyo7O
リッシュモン不要論が盛り上がっている中ですが、20時より後編の投下よろしいでしょうか?
277桃色の人 :2009/02/28(土) 20:01:21 ID:qlucyo7O
では、後編を始めさせていただきます。
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『桃色の髪の乙女』(後編)

 「ね、ねぇ、才人さん、これって、その……で、デート、だよね?」
 微笑ましさ7割、妬ましさ3割といった周囲の人々の温い(?)視線から逃げ出したふたりは、平日の夕方近くということで賑わっている商店街の一角を、とくにアテもなくブラブしていた。
 無論、逃げ出すときに才人がルイズの手を引っ張って歩き出したので、いまもそのままふたりの手がつながれたままなのはお約束だ。
 「ん? 何言ってんだ。当り前じゃ……」
 何気なく答えかけて、才人は掌の中の"彼女"の手が僅かに強張っているのを感じた。
 (そういやぁ、ふたりきりでこんな風に出かけたことって、今までなかったっけ)
 そう考えると、何やら自分の大切な恋人に対して申し訳なく思えてくる。
 無論、ふたりとも違う高校に通っているし、それぞれに部活に忙しかったというのも事実ではある。
 しかし、そもそも同じ家に住んでいるのだし、学校の位置も近い。今日みたいに片方がもう片方の学校に誘いにくれば、いくらでも放課後デートくらいはできたはずなのだ。
(休日は、残念ながら後述する理由で、自由な外出は難しいが)
 「──ああ、そうだな、記念すべき、ふたりの初デートだ」
 そう言って、キュッと手を握り返す。
 「♪ えへへ、そっか。そうよね」
 ルイズのちょっとだけ不安げだった顔がたちまち喜びに綻ぶ。
 頬を染めて恥じらいながらも、全身から嬉しそうな気配を発散して、右腕にしがみついてくるルイズの様子は、見事なまでに才人の煩悩にクリティカルヒットしていた。
 正直そのまま自宅の寝室までお持ち帰りするか、裏通りの「愛の宿屋」に連れ込みたいという衝動を感じないでもなかったが、今日はルイズと「普通の高校生らしいデート」をすると決めたのだ。
 (あぁ、もうっ、可愛いなぁ、コンチクショウ!)
 才人は、心の中で叫びながらも、必死で何食わぬ顔を装った。
 ちなみに、ルイズは才人の母(彼女と同じくK泉のOG)の薦めで、弓道部に在籍している。
 礼節を重んじ、高度な集中力を要するその武道は、ことのほかルイズの気性にあったらしく、弓道歴わずか1年にも満たないのに、すでに部では中堅クラス以上の実力と目されていた。
 才人も一度だけ、春の大会で彼女が弓を射るところを見たことがある。
 袴に胸当て姿の凛々しさもさることながら、弓を引く姿はまさに月の女神(アルテミス)もかくやというべき、普段とは一線を画する神々しさを放っており、改めて惚れ直したものだ。
278桃色の髪の乙女(後編)2 :2009/02/28(土) 20:02:22 ID:qlucyo7O
 ……などと、ぼんやり考えていると、ルイズがちょっと頬を膨らませた。
 「才人さん、ちゃんと聞いてますか? ……もしかして、あっちの胸のおっきな娘に見とれてた?」
 「はぁ? バーカ、ルイズと一緒にいるのに他の女の子なんか気にするわけないだろ」
 言ってから、とても恥ずかしいセリフを口にしてしまったことに気がついたが後の祭りだ。言われた方も「はうっ」と固まっている。まぁ、満更でもなさそうなので、結果オーライだろう。
 「だ、だって、才人さん、胸の大きい女性が好みみたいだし」
 「それ、どこが情報ソースだよ? ……いや、いい、皆まで言うな!」
 かつてメイドとして何度か才人の部屋も掃除したであろうルイズなら、彼の「秘蔵コレクション」を見つけていてもおかしくはない。
(一応念入りに隠してはいるはずなのだが、なぜか母親とか恋人というのは、ソレを発見してしまうものなのだ。大宇宙の神秘である)
 「コホン! ──あ〜、ともかく! 確かに鑑賞用と言うか男の習性(サガ)というか、そういう傾向もあるけどな。でも、大事な恋人とデートしてる時に他に目をやるほど失礼じゃないつもりだぞ。
 大体そんな気にするほど、ルイズだって今は小さくないだろーが」
 そうなのである。
 かつて、平賀家に拾われた頃のルイズは、白人種でありながら、身長153センチでスリーサイズが76・53・75と、日本の女子高生の平均値と比べてさえ、かなり小柄で貧弱な体格だった。
 しかしながら、衣食住にわたる生活環境の変化からか、1年で身長は急激に伸び、いまでは160センチに届いている。
 気にしているバストの方も、牛乳や大豆を多めにとっていること、ブラジャーを着けるようになったこと、運動部に入った(特に弓道は胸の筋肉を使う)ことなどの影響で、現在81まで成長している。
 (毎晩お風呂でバストアップマッサージを欠かさないことは、彼女だけの秘密だ!)
 巨乳とは言えないまでも、十分同年代の平均値には達しているのだ。
 「で、でも……」
 まだなんとなく不満そうなルイズの耳元で、しょうがないなぁと才人は囁く。
 「──大丈夫、俺の掌にちょうどいいルイズのオッパイが俺大好きだし、それでも不満なら、これから育ててやるから」
 「な……そ、そんな調子のいいコト言ったって、誤魔化されませんからね!」
 耳まで真っ赤になりながら、うれしそうな顔で拳を振り上げられても、可愛いだけだ。
 (あぁっ、もう、ほんとにメンコイなぁ〜!)
 心の中で「ニヨニヨ」という擬音を自分で入れつつも、こうしてジャレていてもラチがあかないので、才人はルイズに聞いてみた。
 「えーと、ところで、せっかくの初デートでウィンドーショッピングだけってのもナンだよな。映画でも観るか?」
 「映画、ですか? うーん、そう言えば、わたし、映画館って初めてかも」
 テレビとか漫画でどういうものかは知ってるけど、と呟くルイズは、才人の提案に心惹かれているようだ。
 「そっか。じゃあ、折角だから入ろうぜ。今何上演してるのかなぁ……」
 折よくカラオケ兼シアターの建物の近くまで来ていたので、作品を確認してみる。
 「あ! わたし、これがいい!!」
 ルイズが指さすポスターを見て、一瞬カクーーンと顎が落ちかける才人。
 (ちょ、それは……)
 「Rou-shi〜義に生きた47頭の狼達〜」と題するそれはいわゆる赤穂浪士をモチーフにした時代映画だ。
 無論、テレビの時代劇に比べて新解釈などを盛り込んだ今風のつくりにはなっているが、よりによってデートでこのタイトルを選ぶとは……。
279桃色の髪の乙女(後編)3 :2009/02/28(土) 20:02:55 ID:qlucyo7O
 (ああ、でもそう言えば、ルイズって、爺ちゃん達の影響で、このテの話とかが大好きなんだっけ)
 平賀家のご隠居(自称)こと才人の祖父や祖母は、ルイズのことがいたくお気に入りで、ほとんど孫娘同然に可愛がっている。
 もともと才人の父も含め三人の子供がすべて男子で、才人達孫の代でも7人中女子が今度小学校にあがるひとりだけという状況だったため「娘分」に飢えていた……とは本人の談。
 それが(嫁候補という形で間接的にだが)ようやく年頃の女の子の"孫"ができたため、それこそ猫かわいがりしているのだ。
 また、ルイズの方も、最初は困惑していたものの、打算のない好意を向けられて悪い気がするはずもない。
 元の「故郷」でも祖父母はすでに他界していたらしく、「おじいちゃん、おばあちゃん」に甘えるという初めての経験に、戸惑いながらも満更ではないようだった。
 実際、現在のルイズは平賀邸の中でも、才人たちの住む洋風の本館ではなく、祖父母が暮らす和風建築の別館に部屋を持っているのだ。
 さらに、「花嫁修業」と称して祖母が和裁や生け花、茶道などを教えているようだし、祖父も「和の心を知るため」と休日には観劇(歌舞伎や狂言、落語など)や相撲見物によく連れ出している。
 おかげで、「こちら」に来てまだ1年ちょっとだが、今ではルイズはその外見とは裏腹に、かなり古風な大和撫子風の立ち居振る舞いを身に着けつつけあった。
 すでに着物だって自分で着付けられるし、味噌汁だって美味しく作れるのだ!
 (もっとも、その裏には「才人の嫁にふさわしくなりたい」という健気な想いと、それを知って、ことさらにあおった祖父母や両親の協力・暗躍もあったようだが)
 通っているのがK泉というこれまた良家の娘さんたちが集う学校であったことも、ルイズの"お嬢様化"にプラスに働いたのだろう。
 「えーと、マジでそれ観るの? ラブストーリーとかもやってるみたいだけど……」
 と言うか、デートでこの台詞言うのって、彼氏がアクションやホラー見たいと言って駄々こねたときの彼女の役目じゃね? と、才人は内心苦笑する。
 「え? うーん、確かにそちらも気にはなるんですけど……」
 さすがに年頃の乙女らしく、興味は惹かれたようだが、あくまで本命は「Rou-shi」らしい。視線の動きでわかる。
 「(ま、いっか。俺も嫌いじゃねーし)うん、じゃあ入ろう。すみません、学生2枚で」
 ──ちなみに映画の感想はまあまあだったと言っておこう。
 ルイズはご満悦だったし、才人の方もとくに眠たくなることなく1時間半あまりを過ごせた。
(もっとも、彼は大半の時間、暗闇の中でスクリーンの光景に一喜一憂するルイズの方ばかり窺っていて「可愛いなぁ」と呆けていた、という説もある)
280桃色の髪の乙女(後編)4:2009/02/28(土) 20:03:41 ID:qlucyo7O
 シアターを出ると、時刻は6時を少し回った頃合い。平賀家までの帰る時間を考えても、ちょっとお茶するくらいの余裕はあった。
 才人も最初はそうしようかと思っていたのだが、ふと思い立って、ルイズを通りのはずれに連れて来た。
 「ルイズ、そういえば、お前、まだ駄菓子って食べたことないだろ?」
 「駄菓子、ですか? うーん、聞いたことはありますけど、実物は知らないですね」
 まあ、日本人でも今どきの子なら、知らない人も多いかもしれない。
 もっとも、富豪といってよい家柄にも関わらず庶民的な育て方をされた才人は、子供のころは100円玉を握りしめて駄菓子屋に日参した経験があった。
 「確か中学のころまではやってたと思うんだけど……あ、あった!」
 そのころ通った店のひとつを訪ねると、幸いまだ営業していたようだ。
 「こんちわ〜」「お、お邪魔します」
 「はい、いらっしゃい……おや、これはまた懐かしい顔を見たねぇ」
 声をかけながらふたりが狭い店内に入ると、店番をしている柔和な顔つきの老婆がニコニコしながら迎えてくれた。
 「あ、ばぁちゃん、お久しぶりでーす」
 「ほんに、久し振りだねぇ、サイ坊。そっちは、"がーるふれんど"かい?」
 「ん、まぁ、そう。俺の彼女の……」
 才人に目で促され、一歩進み出てペコリとお辞儀をするルイズ。
 「才人さんとお付き合いさせていただいております、ルイズ・フランソワーズ・ヴァリエールと申します。以後、お見知りおきください、おばさま」
 「ホッホッ、今どき珍しい、礼儀正しい娘さんだねぇ。あたしは、この"おらんだ堂"の主人の長崎滝。おタキさんとでも、ばぁちゃんとでも好きに呼んでおくれ」
 皺だらけの顔を一層皺深くさせながら、老婆は才人とルイズを好ましげに見やった。
 「それにしても、あの鼻たれサイ坊が、こんな立派になって、恋人さんまで連れてくるとはねぇ。あたしも歳をとるわけだ。
 ……ん、サイ坊、今日は久しぶりに顔見せてくれたお礼だ。好きなモン持って行っていいよ」
 「えっ、そりゃ悪いよ、ばぁちゃん。俺ももう高校生なんだし、多少は小遣いくらい持ってるんだし」
 ちなみに、現在の才人が親からもらっている一か月の私的な小遣いは10000円。富豪の息子とは思えない額だ。
 (若いうちから大金を与えるとロクなことはないという教育方針らしい)
 足りない分は、昼食代として別にもらっている金(月6000円。学食のAセット300円×20食分という計算らしい)を削ったり、長期休みに臨時のバイトなどをして賄っている。
 とはいえ、さすがに駄菓子屋の支払いに困窮するほどではない。
 「なぁに、いいのさ。アンタに彼女ができたお祝い代わりだよ。ホレ、そちらのルイズちゃんも、好きなのを選びなされ」
 ここまで言われて固辞するのも逆に失礼だろう。
 才人は「コーラ飴」と「うま●棒」を、ルイズは「あんずジャム」と「麦チョコ」をもらうことにした。
 「これ以上は流石に悪い」と金を払ったラムネの瓶2本と、好意の駄菓子を抱えて、ばぁちゃんに見守られつつ、店先にしつらえられたベンチにふたりは腰掛ける。
 「ん……懐かしい味だなぁ。ルイズはどう?」
 「ええ、素朴で優しい感じ……食べたことないはずなのに、確かに"懐かしい"って言うのがわかるかも」
 もの珍しさもあるだろうが、ルイズも喜んでくれたようで、才人はホッと胸をなでおろした。
281桃色の髪の乙女(後編)5END:2009/02/28(土) 20:05:05 ID:qlucyo7O
 やがてふたりが遅めのおやつを食べ終わり、ばぁちゃんに別れを告げるころには、辺りの光景もすっかり夕暮れ時のオレンジ色の光に包まれていた。
 「じゃあ、ルイズ、ちょっと飛ばすから、しっかりつかまってろよ」
 「はい、才人さん」
 商店街の入り口近くにとめておいた自転車にまたがった才人は、後の荷台にルイズを乗せて家へと走り出した。
 しばらくすると、腰に回されたルイズの腕がぎゅっとしまる。
 「ん? どーした? 早過ぎたか?」
 「……いいえ、何でもないの」
 そう、特に何かあったわけではない。ただ……大好きな少年と過ごす何気ないこんな時間が幸せすぎて、もしかしてこれが夢なんじゃないかと不安になっただけ。
 才人はもとより、彼の両親も祖父母も優しいし、ルイズを娘/孫同然に可愛がってくれる。
 学校の勉強はおもしろいし、部活や稽古事で上達していくのも楽しい。
 仲の良い友達だっていっぱいできた。

 それなのに、ふと思うのだ。
 もしかして、これは夢で、目が覚めたら魔法学院の女子寮の自分の部屋にいるんじゃないか、と。
 まともに相手してくれる友人もおらず、魔法もまともに使えず、周囲からバカにされ、家族からさえ困ったような眼で見られる、やせっぽちで気位ばかり高い嫌な女の子。
 そして……何よりそこには最愛の少年もいない。
 自分の想像にゾッとする。

 思わず、これが現実なんだと確かめたくて、この世界でのいちばんの絆──才人に体を寄せずにはいられなかったのだ。
 「──何を悩んでるかは知らないけどさ。俺はずっとルイズの味方だから。
 相談にならいつでも乗るし、泣きたいなら胸は貸すぜ?
 もっとも……できればルイズにはずっと笑っててほしいけどな!」
 「うん……うん」
 優しい、やさしすぎる少年の言葉に思わず涙がこぼれる。無論、それは先ほどまでの心細さに涙ぐむそれではなく、喜びの涙だ。
 「才人ぉ……大好き」
 脳天をとろかすような甘い囁きに少年が思わずハンドルをきり損ねそうになったのは……まぁ、無理もないだろう。

-終わり?-

----------------------------------
以上です。うーむ、思ったほど糖度高くならなかったかな。「ミスヴァリ」のほうが
はっちゃけてたかもしれませんね。それと、もし好評なら、このシリーズは連作短編
的に(時系列を前後しつつ)書き足していくかもしれません。では、失礼いたしました。
282名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 20:09:33 ID:pBfNtDlc
恋人と自転車二人乗り…
なんというさっぱりとした甘さ。
乙。
283名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 20:11:09 ID:ZZFQiXIh
ルイズはペッタン子の貧弱な体格が良いのじゃないか。
自分の好みはさておき、環境さえ合えば体格はエレオノールでも性格はカトレアになるのですね。
284名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 20:14:14 ID:hbUqj1NG
大好きですので、続編をお願いします!
285名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 20:25:37 ID:tbUFC+Gt
投下乙です
いや、十分糖度たかめです、良いものをみさせていただきましたw
286名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 20:58:52 ID:Yd7y10GE
いやあ、十分甘いですぜ、GJ!
287名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 21:28:45 ID:ZwG7Py/l
これはGJとしか言いようがない
288名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 22:00:04 ID:iH2vlIC1
ツンからデレに変わる時期をかかないとだめだろ・・・JK
289名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 22:48:35 ID:ijTJzb6Z
ぶふふふふふふふ……


何この、右からリンディさんが寄って来て左からレティさんが逃げ出しそうな甘ったるさは。
290名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 23:06:44 ID:tbUFC+Gt
抹茶に角砂糖たくさんとミルクってことかー! ひじょうに その通りです
291名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 23:46:08 ID:L1Fs4Adl
加糖練乳並の甘さだぞこれはwww

PCの画面に向けて2828が止まらない俺きめぇwww
292名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 00:59:53 ID:aPDnZWBA
ギーシュ家は軍人に金なし モンモン家は薬屋に金なし

じゃあケティはどんな家だ?

あとハルケギニアでは蛸烏賊の扱いはどうなってるんだ?
293名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 01:26:30 ID:zt7L0rHa
>>281
某後日談スレ並の甘さだった。
自分にはこれぐらいしか感想が思いつかない。
GJ!
294名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 02:29:48 ID:aFplegFs
「竜の羽衣」のIF
もしもタルブの村に隠してあったレシプロ戦闘機が
零戦52型ではなくP−47サンダーボルト前期型だったら
ボディが頑丈だからちっとやそっとも攻撃魔法じゃビクともしない
機銃もかなり強力だから戦力も相当高いが
ボディが重いから旋回能力は零戦より劣る

ちなみにシエスタの曽祖父も日本海軍パイロットではなく
アメリカ陸軍パイロットって事になる
295名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 02:31:12 ID:z3cG8Xxu
アンリエッタ〜最期の12日間〜
296名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 02:33:02 ID:JYEziiqx
>>292
蛸や烏賊か…
やっぱり気持ち悪がって誰も食べないんじゃないかねぇ…
イタリア、ギリシア、スペインじゃ蛸は食うらしいが

こんな事書きつつ、たこ焼きやいかめしを食べて衝撃を受けるマルトーさんや、
アパートの自室で裂きイカや酢ダコと缶ビールで仲間と乾杯して
そのまま雑魚寝する留学生ジョゼフが何故か頭に浮かんだ。

あとチューハイ含む焼酎や日本酒はあっちでの扱いはどうなんだろ?
297名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 06:39:39 ID:kl+8K3ly
>>296
アニメオリジナル話ではサイトが大蛸でたこ焼き作ってたな。
まさにオリジナル。
298名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 10:28:27 ID:odm5RbtA
>>292
どこかの漁村で崇拝されてたりして……
ふんぐるい むぐるうなふ……
299名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 10:45:34 ID:77uGawZh
寄群村じゃあ女性が酷いことに……
300名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 11:34:56 ID:wj8vtrWL
もしもルイズとサイトの魂が入れ替わったら?
301名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 11:56:55 ID:LKbCpYQ4
ジョゼフがサイト(ガンダ)を、ルイズがシェフィールド(ミョズ)を召喚するのを妄想してみた。
ちなみにルイズ視点で。
正直、シェフィールドの性格が良く解からなかった・・・
原作ではなんというか、ジョゼフを盲信というか狂愛というかイッチャッテル感じで最後がアレだし。
302名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 12:12:41 ID:lX7HzLCE
基本的に主に従順なように見せかけて、時におちょくり、時に焚きつける。
・・・うん、ぜんぜん違うねw
303名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 12:18:20 ID:4NWYtgn5
>>292
もしもヴァリエール家が赤貧貴族だったら・・・

「財布の中身もゼロ」とか言われたり
小銭を稼ぐために虚無の日は魅惑の妖精亭でバイトしてたり
あとデルフフラグがやばいな
304名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 12:22:36 ID:dKCVy9Mn
>303
武器屋の親父と交渉して値切りに値切りまくるって原作より安く手に入れるかも
305名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 12:51:22 ID:A6vcVzyN
もし才人が記すことすら憚られる使い魔になったら……

「俺は虚無の使い魔!虚無の力は、俺のエネルギーだ!!」
「零戦は俺の同士、俺の友達だ!」
「助かったぜ、デルフ。お前は本当に凄い奴だぜ!」
「レコンキスタを全滅させたら、俺はハルケギニア中の子供達を零戦に乗せたいと思っているんだ」
「冗談じゃないぜ、俺は今レモンちゃんのことで頭がいっぱいなんだ!」
「ロングビルさん、こんな事をしたら泥棒ですよ…」
「ワルド、その杖で俺の身体を貫けるか!?」
「ワルド、お前のユビキタスも俺には通じないぞ!!」
「俺は既にライトニング・クラウドの洗礼を何度も浴びている! そんなもので俺が倒せるか!」
「邪悪なレコンキスタにも、誇りというものがあるようだな。いいだろう!何処からでも来い!」
「お前は誇り高き戦士だと思って来たが、所詮はレコンキスタ! 邪悪な塊だ!!」
「ワルド! 貴様のような卑劣な奴は、剣士でも貴族でも無い、俺が打ち倒してやる!!」
「ワルド! お前にレコンキスタまで連れていってもらうぞ!」
「ワルド!! 文句を言わずに俺をレコンキスタに連れて行け!」
「逃がさん!」 「逃がざん!」 「逃゙がざん゙!」 「何処へ逃げても無駄だ!」
「アルビオンをレコンキスタランドに!? そうはさせん!アルビオンはこの俺が守る!!」
「恋人を失った王女の心を弄び、悪に利用しようとしたクロムウェル! この俺が許さん!!」
「貴族たちの聖地奪還にかけた夢と期待を裏切り、命まで取ろうと企んだお前を許すわけにはいかんぞ!!」
「俺を倒してアルビオンを戦略地化しようとするレコンキスタの陰謀を許すわけにはいかんぞ!!」
「許さん!」 「許ざん!!」 「お前を許ざん!!!」 「貴様はゆ゙る゙ざん゙!!!!」

胸のルーンは『RX』
必殺技はデルフクラッシュ。相手は死ぬ。
306名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 13:13:13 ID:rGj0kNUE
>>305
それ普通にRX呼べばいいだろw
307名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 13:29:32 ID:9ACOvgJQ
>>303
自分も似たようなこと考えたことあったけど、とりあえずカリン様のチート戦闘力をどうにかしないと軍で立身しちゃうな、と思った。
308名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 13:32:12 ID:WnvhMytf
>>305
確かに記すことすら憚られるなw
さらに、怒りや悲しみ、もしくは火や水でパワーアップしたら
もう手がつけられない
309名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 13:35:22 ID:kkdInIpo
仮面ライダーとかヒーロー自体が使い魔になるのじゃなくて、
その元となるものが召喚されるネタって、このスレでもわりと少なめかな。
龍騎のカードデッキと闇の書、あとはアンパンマン衣装くらい?
いや、305を見て、キングストーンを召喚して契約しようとして誤って飲み込んだら
……という妄想が浮かんだんで。もしくはガイバーユニットとか。
310名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 13:38:25 ID:83o2XA8H
>>308
「喜」と「楽」がまだ残ってる、なんていわれるからな。
最悪どっちかで魔法を使えるようになりかねない。
311名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 13:51:17 ID:WnvhMytf
>>310
確かに「喜」と「楽」は残っているけど、プラスの感情だから想像しづらいな

それ以前に素の状態で0.1秒を隙だと言い切る変態性能だし
武器で光弾をはじき返すことすらできるから
魔法なんか使えたらたらどうにもならん
312名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 14:01:10 ID:OddBNA18
というか奴は宇宙一つ敵に回して勝った男だぞ
313名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 14:07:12 ID:eiRszp9/
>>275
侵略者を手引きした国内勢力というのは、侵略した側にとっとと粛清されるのが歴史のお約束だと聞いた、なあ。
どうしてかなど知らないし、そもそも聞いただけで本当かも知らないけど。
314名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 14:11:27 ID:rGj0kNUE
>>313
簡単に裏切るような連中は信用できんだろJK
315名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 14:19:43 ID:WHbumsun
>>309
ルイズ(または別の誰か)が何かしらの作品から喚んだものでどうこうってなるとやっぱりクロススレ行きじゃないか
316名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 15:10:04 ID:el8MczkH
一度裏切ったものは何度でも裏切る

>>309
道具なんかも普通にクロス行きだな
317名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 15:35:35 ID:qOlxUqwA
そういえば、ルイズがお調子者というIFは無かったですよね。
318名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 15:42:50 ID:jS3RrZgN
>>313-314
すげー単純な話なんだが
金の切れ目が縁の切れ目な相手に甘い蜜吸わせて餌付けするのと
非侵略国の反骨精神が旺盛な貴族を従順に躾けるので、どっちが侵略国として楽かって話かと
目的達成後に切るんだったら有りだろーけど、切った場合に他の勢力からの裏切りが期待できなくなるので
トリステン占領後のレコンキスタ的には不味い手でないかね?
うちに寝返っても良い事ないよー って、ある程度物事が見えてる人間に宣言してるよーなものだし
319309:2009/03/01(日) 15:43:04 ID:kkdInIpo
申し訳ない。確かに「他の作品」の要素を具体的にもってきたらクロススレ行きですわな。
では、漠然と(作品を特定せずに)「魔女っ子になれるアイテム」(変身ブローチなど)とかなら
OKなのでせうか。いや「魔女っ子ヒロインなルイズ」が脳裏に浮かんだんで・・・。
320名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 15:50:49 ID:9ACOvgJQ
>>319
「虚無の魔法が魔女っ子的なものだったら」とかにすれば文句は出ないと思う。
一緒にジョセフまで魔女っ子化するけどね!!
321名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 15:53:33 ID:rGj0kNUE
>>318
奇策の部類に入るから一度きりしかつかわんかと
裏切りを聞いた他国が警戒して国内の引き締めする筈で多用は難しいと思われ
322309:2009/03/01(日) 15:58:57 ID:kkdInIpo
こんな感じ? ↓
ルイズが召喚したのは、何の変哲もないコンパクトだった。コルベールに抗議するものの、例によって有無を言わさず契約させられるルイズ。
しかし、契約したのち、ルイズの脳裏に不思議な声が響いてきた。
何でも、その声の主は別世界の精霊で、このコンパクトの持ち主となったルイズは、コンパクトの魔法で見たことがあるものに変身できるのだという。
「なお、変身の際には、以下のスペルを唱える必要があります。"テクマクマ……」
「ダメーーッ! それダメ! ク●ススレ行きになっちゃう!」
「では、"ムーンプ……」
「それもダメェ!!」
「我がままですねぇ。では、シンプルに"転写!"ということで」
「──何だか宇宙刑事っぽいけど、まぁいいわ」
こうして、魔法の変身少女となったルイズはその後、シエスタをいぢめるギーシュを懲らしめたり、学院に盗みに入ったフーケを成敗したり、と活躍していくのでした。
「まあ、このコンパクトのことは秘密ですから、別にルイズさん自身の評価が上がるわけではありませんが」
「意味ないじゃない!!」
323名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 16:08:38 ID:kkdInIpo
>>320
逆に考えるんだ! クリーミ●マミやマジカルエ●などからわかるように、
魔法少女に変身すると、幼女だろうとおっさんだろうと、妙齢(17、8歳)の
美少女になれるのだと!
……ジョゼフが変身した青い髪の憂い顔の美少女ヒロインにサイトが一目惚れしたものの、正体を知って「お、俺はこんなオッサンに萌えてハァハァしてたのかーー!」と絶望する展開とか。
324名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 16:10:22 ID:AfbohFW5
ルイズ  『蒸着!』
キュルケ 『赤射!』
タバサ  『焼結!』
325名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 16:12:21 ID:jS3RrZgN
>>323
つまり……
ルイズ→成長、胸は姉のどちらに似るかで可変
ジョゼフ→成長したイザベラさま似
テファ→外見変化無し、けれどお約束で誰も気がつかない
坊さん→元から女顔なのでほぼ変化無し

そして、使い魔は変身中は小動物に変えられてマスコット役ですね、わかります
326名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 16:33:04 ID:kkdInIpo
>>325
つまり、
サイト→覚えの悪い雑種の子犬
シェフィールド→気取った感じの目つきの悪いシャム猫
ジュリオ→金色で羽根つきのチビ竜
 って感じでしょうか?
でも、子犬サイトがデルフくわえて戦う光景って和むかも。
327名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 16:37:28 ID:jS3RrZgN
……あれか、CCのケロちゃんみたいに
普段は解説役(役立たず)だけど物語後半だと巨大化してデルフをくわえて戦ってくれるのかw
328名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 16:51:46 ID:4u9jEI1T
ジョゼフが召喚したのがテファ母娘だったら
エルフを使い魔にした事から王家から名前を消され国外追放されるジョゼフ父娘
縁が有り魔法学院に就職するジョゼフ
書庫の整理をしている時、偶然魔法少女ものの本を発見、それに感じる物があったジョゼフはオスマン、コルベールら有志を集い「魔法少女計画」を発動させる。
ガリアでもシャルル主導の元、魔法少女計画が発動され、シャルロットが魔法少女にされていた。

・・・色々ダメな世界になっている。
329名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 16:58:48 ID:wj8vtrWL
よしここでスピンオフだ
天地無用のプリティサミーがごとく
トライアングルはーとのりりかるなのはがごとく
ただし魔法少女になるのはサイト
330名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 16:59:41 ID:g8fqU+47
魔法少年コミカルサイトですか。
331名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 17:40:34 ID:j8yEG+La
>>327
変身したら人間で良くね?
332名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 18:27:27 ID:lX7HzLCE
きれいなジョセフがテファ母娘を召喚するのもいいな
333名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 18:31:51 ID:jS3RrZgN
相応しいものが召喚されるって条件だと、旦那さんが可哀想だけどな
ダメ出しを召喚魔法に食らってるよーなものだし

>>331
ペット状態の方が待遇がよかったりするんですね、わかります
普通の? 動物を召喚出来たルイズが可愛がりすぎる気がしないでもないが
334名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 18:47:24 ID:JYEziiqx
才人「森高千里とは随分懐かしいの聴いてんな」
イザベラ「シャルロットは懐メロに夢中か」
ジョゼフ「17歳、私がオバさんになっても……」

某公爵家長女「へっくし!」
335名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 19:54:52 ID:9atqG8JM
そろそろ妹ルイズのヒトが投下ですかな
個人的には、おっぱいが大きすぎて悩んでたり、電気あんまに屈服したルイズさんも好みなんですが
336名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 21:37:37 ID:LTURpB/j
1989年
才人父「宇野が退陣表明か…消費税にリクルートに加えて止めを刺されたからな」
ジョゼフ「下半身の癖が悪くて退陣ってのも情けない話だ」
才人父「でもそっちの世界じゃ下半身の癖が悪くて殺された奴もいるだろ?」
ジョゼフ「妻に半殺しにされた隣国の公爵なら知ってるけどな」
337名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 21:41:32 ID:jS3RrZgN
本編では、妾が自分を好きになって相思相愛になりかけたので殺しました
って人が……環境で変わるもんだね、ほんとうに
338妹ルイズの人:2009/03/01(日) 22:08:19 ID:kkdInIpo
先週発売されたリメイク版「けよりな」プレイして、改めてアンアンのヘタレっぷりを
実感した妹ルイです。キャラの属性としては大好きなんですけどね、この娘。
予想されたとおり、そろそろ続きを投下してもよろしいでしょうか?
339名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 22:20:04 ID:9kmz04Cx
お待ちしております!
340妹ルイズの人:2009/03/01(日) 22:22:47 ID:kkdInIpo
では、投下させていただきます。
--------------------------------------------------------
「ニアゼロの使い魔」第八話

 まったく、勘弁してほしーなー。
 俺は、トリスタニアの大通りを歩きながら、左右の腕にぶら下がっている少女たちの方をチラリと見て密かに溜息をついた。
 左腕の方、美しい金色の髪を首の後ろでまとめ、召喚された時に着ていた緑色の丈の短いワンピースに着替えた猫耳少女テファ。こちらはいい。
 彼女は俺の使い魔であるし、そもそも俺が虚無の日に王都に来ようと思ったのも、彼女の着替えや日用品の類いを買い揃えるためだ。
 (本人は遠慮していたが、使い魔の契約の際に、俺はテファを養うって明言してるしな)
 人ゴミの中、はぐれると厄介なので、手をつなごうと申し出たところ、おずおずと……けれど、心なしかうれしそうに俺の手を握ってきてくれた。正直、かなり萌える仕草だ。
 しかし……問題は俺の右腕を抱え込んで、「フンフンフーン」と鼻歌を歌ってらっしゃる娘さんの方だ。
 肩のあたりで切り揃えられた黒髪と、見慣れた魔法学院お仕着せのメイド服……とくれば、俺達と親しい学院勤めのメイド、シエスタだと思うかもしれない。
 背格好もよく似ているし、現に遠目とはいえ、学院から馬車に乗る際には、同僚のメイドの娘たちにさえそう誤認されてた。
 ただし、目だけは、シエスタの黒髪とならぶ特徴のこの国では珍しい黒い瞳──まぁ、それを言えば俺も黒髪黒瞳なんだけど──とは明らかに異なる。
 青と緑の中間のような深い碧の色をした瞳……と言えば、もしかしたら正体が誰なのか見当がつくかもしれない。
 そう、俺の隣りで呑気に街を歩いてる少女は、畏れ多くもこのトリステイン王国の第一王位後継者たる、アンリエッタ・ド・トリステイン王女その人なのだ!

 *  *  *  
341「ニアゼロの使い魔」第八話 -2:2009/03/01(日) 22:23:54 ID:kkdInIpo
 何ゆえ、バレたら責任問題で警備担当と学院長、さらに本人の首がとびそうな、のっぴきならない事態にサイトが陥っているかと言えば……話はその前日にさかのぼる。

 数日前コルベールがサイト達に教えていったとおり、いよいよアンリエッタ王女が、トリステイン魔法学院に啓幸(要するに訪問)することとなった。
 貴重なユニコーンに引かせた豪奢な馬車から、近衛衛士にエスコートされて降り立つその姿は、さすが「トリステインの至宝」と謳われるだけあって、気品に満ちた美しさを放っていた。
 学院長のお達しで、授業を中止して生徒教職員総出で整列してのお出迎えとあいなったのだが……正直、迎えられる方のアンリエッタ本人としては、雁首揃えられてもうれしいことなど何もない。
 まあ、そんなウンザリした気分を巧みに微笑の裏に押し隠すくらいの甲斐性は、王族のたしなみとして当然備えてはいたが。
 「ふわぁ〜あれがこの国のお姫様なんですね。綺麗……」
 サイトの使い魔として傍らに控えていたテファが、ウットリした目つきでアンリエッタを方を見つめている。まあ、女の子にとって「お姫様」という言葉の響きは特別なのだろう。
また、アンリエッタは(少なくとも外見は)高貴で気高く淑やかで美しい「理想のお姫様」そのものに見える。
 「うん、まぁ、確かに姫様は美人、だよな」
 (もっとも、本人は意外と気さくと言うかやんちゃというか小悪魔と言うか……一筋縄ではいかない性格なんだけどなー)
 サイト自身は、公爵家の子息として姉妹とともに、幼い頃から何度もアンリエッタの遊び相手を務めたことがある。
 王女が、そのたおやかな見た目に反して、意外と(しかも厄介事に関してとくに)行動力のある要注意人物であることは、よーーく理解していた。
 「何か含むところがありそうな物言いね、兄さん」
 王女の信奉者である妹にジロリとニラみつけられて、慌ててふるふると首を振る。
 「あらあら……そう言えば、弟くんはなぜか姫様が昔から苦手だったわね」
 ニコニコと弟妹のやりとりを見守っていたカトレアが、ふんわりと笑う。
 アンリエッタも含めた3人の「おねーさん」として見守ってきた立場上、サイトがいつもルイズとアンリエッタの引き起こす悪戯や騒動に巻き込まれてきたことは理解していた。
 ただ、同時にアンリエッタ本人に悪気はなく、本人も決して悪い娘ではないことも、わかっている。
 ルイズたちといる時は、王宮での猫かぶりモードが剥げて、歳相応の女の子らしい無邪気さや我がままが、表に出ていただけなのだ。
 つまり、それだけルイズやサイトに心を許している証拠ともいえる。
 (まあ、最後にお会いしてから、もう5年近く経っていますし、お年頃ですから、王女殿下も落ち着かれたでしょうし……たぶん)
 ルイズに追及されてタジタジになっている弟の姿を、楽しそうにカトレアは見つめるのだった。
 「なんだい、カトレア、アンタたち、アンリエッタ王女と面識あるのかい?」
 「ええ、貴女とシャルロットちゃんの間柄ほど親密ではありませんけど、一応、ヴァリエール家も王家に連なる家系ですからね。
 幼い頃は何度も姫様の遊び相手として王宮に連れて行かれましたし、姫様も公爵邸(うち)に何度か来られたものですわ」
 「それでルイズがお姫様に懐いているわけね。確か、お歳はいくつでしたっけ?」
 ゲルマニア出身でこの国の事情に疎いキュルケが質問する。
 「確か次の誕生日で17歳。わたしたちのひとつ上、だったと思う」
 イザベラとキュルケのあいだにはさまれるようにして立っていたシャルロットが、ポツリと呟いた。
 ちなみにサイト達は迎える列の中でも後方──ほとんど最後尾近くに立っている。
 元より外国人のキュルケやイザベラ、シャルロットの場合、この国の王女に対する尊敬の念は薄いし、サイトやカトレアもミーハー気分で顔見知りの姫を見物する気はない。
(反対に、ギーシュやマリコルヌは、いの一番に前列のほうへすっ飛んでいった)
 唯一ルイズは、"三人目の姉"とも言える彼女に、できることなら会って話をしたいと考えてはいたが、公式な場でそれは難しいだろうことも理解していた。
 ゆえに、彼女も兄や姉と同じ場所から遠巻きに、アンリエッタを見守っていたのだ。
342「ニアゼロの使い魔」第八話 -3:2009/03/01(日) 22:24:42 ID:kkdInIpo
 「あれ……」
 とはいえ、そうやって熱心に注目していたために、ルイズはアンリエッタ以外にも顔見知りの存在が、学院に来ていることに気づいた。
 「ねぇ、兄さん、あそこで姫様の警護してる騎士の方って、ワルド様じゃないかしら?」
 「ん? ワルド? って、ああジャン兄ちゃんのことか。どれどれ」
 サイトも今度は興味をひかれた様子で、キョロキョロと目当ての人物を探している。
 「あの、カトレア様、ワルドさん、とおっしゃる方は……」
 「ええ、ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド子爵。わたくしたちヴァリエール家の領地のお隣さんにあたる土地を治める家柄の方ですよ。かつては何度もウチを訪ねてきてくださいましたの」
 おずおずと問うテファに、優しく答えるカトレア。
 「乳即斬」なルイズと異なり、彼女は弟の使い魔に対して含むところはないらしく、むしろ親切に世話を焼く傾向すらある。そのため、内気なテファも比較的話しかけやすいのだ。
 「俺達にとって歳の離れた兄貴って感じの人なんだよ。もっとも、衛士隊に入隊したあたりから、随分会ってないけど。あ、アレだな。うん、間違いない」
 と主のサイトも補足する。
 「あら、いい男……でも、ちょっと冷たい感じもするわね」
 男に対する審美眼が肥えているキュルケが、やや辛い点数をつける。
 「へ? そうか? ジャン兄ちゃんは、昔会った時は養子の俺にも気さくに接してくれる面倒見のいい人だったんだけどなぁ」
 「──恐れながら、サイト様。人は変わるものです。ましてや王宮勤め、中でも近衛の魔法衛士隊などというハードな仕事に就く以上、むしろ変わらざるを得ないでしょう」
 いつの間にかイザベラの背後に影のように佇んでいた侍女シェフィが、重々しく断言する。
 出身不詳(どうやらロバ・アル・カイリエの出らしいが)の使い魔とはいえ、かつては随分と辛酸を舐め、人生経験を積んできたらしい年上の女性のその言葉には、説得力があった。
 「はン、まぁ確かにシェフィの言うとおりさね。トリステインはどうだか知らないけど、ガリア王宮(うち)の方には、随分と人の姿をした魑魅魍魎が跋扈していたからね」
 (もっとも、そいつらを使いこなしてるウチの親父や叔父貴も、相当な怪物なんだろうけどさ)
 と、こちらは声に出さずに嘯くイザベラ。
 「イザベラ先輩の言うとおりね。金と権力に近づく過程でほとんどの人間は、なにがしかの精神的な変質を遂げるのが、むしろ普通よ」
 実力第一主義のガリアの大貴族の娘であるキュルケも頷いた。
 「な! ワルド様に限ってそんな!!」
 反論しかけたルイズは、だが……。
 「騎士のお仕事は、確かに大変ですものね」「まぁそれが浮世の柵ってヤツか」
 「──ええっ!?」
 カトレアとサイトの、彼女たちの言葉を肯定するかのような発言に驚いてふたりの方を振り返る。
 目の前にいるのは、確かにいつもどおりの優しい姉とひょうきんな兄に違いない。けれど、浮かべている表情にはどこかほろ苦いものが混じっているようで、ルイズは慄いた。
 (違う……こんな、こんな顔をするちぃ姉さまや兄さんなんて知らない……)
 父や母、あるいはすでにアカデミー勤めしているエレオノールならわかる。
 ルイズだって子供ではない。国がきれいごとだけで動いていると信じられるほど夢想家ではないつもりだ。
 たとえ大貴族の家柄とて、社会に出れば辛いこと、我を曲げずにいられないことも、時にはあるのだろう。
 けれど、自分とわずかな歳の差しかない、まだ学生の姉や兄が、そんな風に現実に妥協した(と、ルイズには思えた)発言をするとは思わなかったのだ。
 それでも、必死で何か言おうとして、けれど紡ぐ言葉を持たないルイズだったが、思いがけない方向から、救いの手が差し伸べられる。
 「でも、遠目に見ただけで判断するのは尚早だと思う」
 「そ、そうですよ。そのワルドさんだって、姫様の警備中だから気を張ってらしたのかもしれないし」
 シャルロットとティファニア。普段、ルイズとあまり接点のないふたりの少女が、彼女の言葉に賛同してくれたのは、正直意外であった。
 とくに、先輩であるシャルロットはともかく、兄の使い魔のテファにはどちらかと言うと冷たく接した記憶しかなかったのだが。
 「ん。まぁ、そうだな。うし、機会があれば、ジャン兄ちゃん……もとい、グリフォン騎士隊長ワルド殿と話してみよう」
 「ええ、そうですわね。姫様はともかく、ワルド子爵なら、お会いする時間があるかもしれませんし」
 兄と姉も、あっさりそれを認めたため、ルイズが一瞬感じた恐怖に似た違和感は、いったん忘れ去られることとなった。

 *  *  *  
343「ニアゼロの使い魔」第八話 -4:2009/03/01(日) 22:26:27 ID:kkdInIpo
 ……で、アンリエッタ王女の歓迎会と称する食事会が大食堂であって、いつもより早めに豪華な昼食にありつけたのは、まぁ、有難いことだよな。
 そのあとは、いよいよ今回の魔法学院訪問の目玉、俺達本校一年生による「使い魔のお披露目」が催されたわけだ。
 今年の使い魔の中では、やっぱりシャルロットの風竜が群を抜いてるよなぁ。飛行速度も旋回能力も、単体としての強さも段違いだ。
 キュルケのサラマンダーは確かに立派だけど、芸としては火を噴く以外は意外に地味だし。
 変態ギーシュの野郎は、フリフリの衣装を着せたジャイアントモールを舞台の上で踊らせるという暴挙に出たけど、「つぶらな瞳が可愛い」と存外姫様には好評だった。
 ……あの娘のセンスもいまいち読めんな〜。
 意外と言えばさらに意外なのがマリコルヌか。主とは似ても似つかない精悍な面構えのフクロウが、数字を書いたカードを使って、計算を披露してみせるんだから。
 二桁の計算ができるフクロウって……もしかして韻獣なみじゃねーか? 姫様も拍手喝采してたな。
 俺? 俺の使い魔(パートナー)はテファだしな。下手な真似はさせられないから、無難に歌を歌ってもらった。亡くなった母親に教わった子守唄らしいけど、上手かったし評判も悪くなかったぜ。
 あと、最後に自己アピールとして「掃除、洗濯、料理が得意ですニャン」と言ってもらったら、会場(主に男子、一部女子、姫含む)から、どよめきが聞こえてきたのには参った。
 マリ公のアドバイスだったんだが……一応、ウケてたのかね、アレは。
 まぁ、そんなこんな騒動の末、結局下馬評どおり、シャルロットが最優秀賞をとったわけだが。本人よりも従姉のイザベラさんの方が喜んでたのが、やっぱりという感じがしておかしかったな。

 「兄さん、延々と回想を繰り広げて逃避するのもいいけど、そろそろ現実を見たら?」
 ──ふぅ。わかったよ、ルイズ。で、こんな夜中にわざわざ男子寮の俺の部屋に大挙して押しかけてきたのは、どういうワケかな。
 「ああ、ごめんなさいね、弟くん」
 「サイトさん、もしかして、もう寝るところでしたか?」
 ……まぁ、こんな宵の口からベッドに入る習慣はありませんけどね。
 「もぅ、突然押し掛けたのは謝りますから、久しぶりに会った幼馴染に、そんな邪険にしないでくださいまし」
 ハイハイ、承知つかまつりましたよ、アンリエッタ王女殿下。
 そう、今俺の部屋には、カトレア姉さんとルイズに加えて、もうひとりのレディ……それもこの国で最高位に位置する淑女たるアンリエッタ王女が訪れているのだ。
 普通の貴族なら有難がって涙を流すような状況だろう。俺だって、一トリステイン貴族としては、王国と王家に忠義を尽くすことはやぶさかではない。
 ただし。私的な理由で訪ねてくるとなると、話は別だ。昔から、ルイズと姫様が組んで俺の元に来たときは、ロクな目にあった記憶がない。
 アレから数年が経って、お転婆姫もちっとは乙女らしくなったかと思ってたんだが……どうやら、悪戯っぽい目の光を見る限り、根っこの部分は変わりないらしい。
 「で、旧交を暖めにきただけじゃないんでしょ。俺に何か頼みごとがあるんじゃないですか?」
 そう指摘すると、とたんにバツの悪そうな──そのクセ、どこか甘えるような色を浮かべた瞳で俺を上目遣いに見つめてくる。
 クッ……昔と同じ"技"だけど、麗しのプリンセスに成長した今の破壊力は段違いだな、おい。
 まあ、カトレア姉さんがついてきたということは、それほど無茶な「お願い」というわけでもないだろう。聞くだけ聞いてみるか。
 ……そこ! 流されてるって言わない!
 「じ、実はですね……」
 しばし、大げさな熱弁をふるう姫様の言葉を整理すると、こうだ。
 「──要するに、「明日一日お忍びで王都を歩きたい。そのエスコートを俺にしろ」と?」
 「ええ、そういうことになりますかしら」
344「ニアゼロの使い魔」第八話 -5:2009/03/01(日) 22:27:49 ID:kkdInIpo
 すうっと息を吸い込んでから、ふとカトレア姉さんの方を見れば、「大丈夫」と目で合図している。よし、これで遠慮は無用か。
 「何考えてるんですか、この脳天気姫ーーっ!」
 思い切り怒鳴りつける。うむ。サイレントのおかげで声は漏れてないな。
 「ちょっ、兄さん、王女殿下に何て不敬な……」
 「るさい、黙れルイズ」
 ギロリとルイズをにらみつけると、なぜか王女まで一緒にビクッと体を震わせて背筋を伸ばした。
 「いいですか? 百歩譲って、トリスタニアをお忍びで歩きたいという願いは、王宮で窮屈な暮らしをしているだろう姫様の境遇を考えれば理解できます」
 ピンと人差し指を立てて、教師っぽく説教する俺。ああ、いつもされる側だから、なんだか新鮮かも。
 「ですが、そういう時はまず、宰相とか文官を説得し、警護の人間にも話を通してからするべきです。姫様が勝手にお城を抜け出したら、警護担当者が処罰されるってわかってます?」
 「で、ですからこそ、公務らしい公務がなく、警護も薄いこの学院にいる時が好機なのです」
 おいおい、ヘンな悪知恵回すなよな〜。
 「いや、いくら警備が少ないからって、姫様がいなくなったら、半時としないうちにバレるって」
 「あ、兄さん、それは大丈夫。わたしに名案があるから」
 と、ルイズが手をあげたちょうどその時、ドアの向こうに人の気配が感じられた。
 サイレントがかかった状態でここまでハッキリわかると言うことは……俺の使い魔のテファだな、きっと。
 説教を中断し、「悪いけど今取り込んでるから」と言うためにドア向かった俺だったが……。
 「あのぅ、ご主人さま、ルイズ様に言われたとおり、シエスタさんをお連れしました」
 そう、そこにはテファだけでなく、学院のメイド、シエスタの姿もあったのだ。
 「ちゃんと連れてきたわね。感心感心。さ、ほかの人に見られたら困るから、さっさと入りなさい」
 部屋の主の俺にも断らず、ふたりを招きいれるルイズ。
 「「し、失礼します…………!!」」
 おそるおそる入ってきたテファとシエスタは、そこにいるのが俺達だけでない──しかも、よりによってアンリエッタ王女がいるという事に気が付き、声にならない悲鳴を漏らす。
 「ああ、すまないが、ふたりとも、姫様のことは他言無用で頼むぜ」
 コクコクコクと激しく首を縦に振るメイドさんズ。……ちょっと和む。
 「……で、ルイズ。わざわざこのふたりまで呼んで、いったい何をする気なんだ?」

 ルイズが提案した方法とはある意味簡単で、「アンリエッタが王都に行ってるあいだ、影武者を用意する」というものだ。
 どうやらアンリエッタ王女は、こういうことを想定して「フェイス・チェンジ」に近い効果のある秘薬を持ってきたとのこと。
 ただ、スクウェアスペルのフェイス・チェンジほど劇的な効果は望めず、変装する相手とある程度似ている必要があるらしい。
 「てことは、つまり……」
 部屋にいる人間の目がひとりの少女に集中する。
345「ニアゼロの使い魔」第八話 -6END:2009/03/01(日) 22:29:06 ID:kkdInIpo
 「わ、わたし、ですか?」
 コクン。シエスタ以外の全員が肯定の意を示す。
 たしかに、アンリエッタとシエスタは、髪型といい体型といい非常に似ている。背丈はシエスタのほうがわずかに高いが、それだって靴のヒールの高さで誤魔化せるレベルだ。
 声質も、シエスタがやや低めで落ち着いた声を出せば、かなり近いと言えるだろう。
 「むむむむ、無理ですよ〜! わたしにお姫様のフリなんて、ぜったい無理ですぅ!」
 先ほどとは逆に、ぶんぶんと手と首を横に振るシエスタだが、彼女の背後につつつっとカトレア姉さんが歩み寄ると、何事かを囁いた。
 途端にピクッと動きを止めるシエスタ。さらに姉さんが言葉を紡ぐたびに、シエスタの表情が緩み、夢見るような眼付きになっていく。
 ((((……な、何を言ってるんだろう))))
 その様子を見守る俺、ルイズ、アンリエッタ、ティファニアは、滝のような冷汗が流れるのを感じた。
 「わかりました。不肖、このシエスタ、王女殿下のおんために、見事替え玉役を務めてみせます!」
 「わずか1分足らずでこの変わりよう。い、いったい何を吹きこんだんだ、レア姉さん?」
 「うふふ、知りたい、弟くん?」
 「──いや、いい。後悔しそうだから」
 ああ、もう、カトレア姉さんならストッパーになってくれると思ったのになぁ。
 ……いや、待て、昔もルイズとアンリエッタの悪だくみの被害を受けた俺を慰めてはくれたものの、企み自体を止めたり咎めたりはしなかったよな、この女性(ひと)。トホホ。
 こうして、なし崩し的に、「メイドに変装した姫様のお忍び大作戦」が明日敢行され、さらにその片棒を俺が担ぐことになってしまったワケだ。

-つづく-
--------------------------------------------------
以上です。
ちなみに、シエスタの方は(少なくとも顔は)完璧にアンリエッタに化けてます。
対してアンリエッタの方は髪を染めて服を交換しただけ。なおシエスタの容姿はアニメ版準拠で想像してください。
ルイズだけでなくカトレアまでが今回の無茶に協力したのは、ある事情というか理由がありますが、それは後ほど(次回?)。
こんな荒唐無稽な作品でもよろしければ、来週も投下させていただきます。
346名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 22:39:14 ID:aFplegFs
もしも才人が召喚された時の年代が1985年だったら
召喚された場所は秋葉原じゃなく渋谷になりそうだな
新しいウォークマンとスケボーを手に入れてご機嫌な所を召喚される
服装もパーカーじゃなく赤いダウンベストとジージャンとジーパン
将来の夢はビッグなミュージシャンに
なる事 個人的には2004年から来た才人よりもこっちの方がいいな
シエスタにセーラー服着せようとしなさそうでさ

347名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 22:46:29 ID:9kmz04Cx
著者がアメリカ人だったらニューヨークからってか
348名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 22:57:23 ID:jS3RrZgN
年代をずらしても物語りに大差が無いような気がするけどどーかねー?
サイトの性格は年代で変わるよーなものでも無いだろうし

>>345
投下乙です
良い感じにアンアンに振り回されてますねー
ただ、フェイスチェンシの秘薬よりは単純に染め粉とかで変装したほうが安全なような?
ディテクトマジックされたら一発でバレてシエスタが斬首(は、ないにしても重罪人化とか)とかされかねないよーな気がするので
アンアンに身代わり頼まれました! とかはルイズがするのはともかく平民のメイドがするには、周囲ほへの説得力的に危険すぎるかと
349名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 23:15:32 ID:Irk1F7I0
>>346
なに、その薄っぺらなサイト。
350名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 23:22:35 ID:dNCIv+p3
妹ルイズの人投下乙

>>348
>周囲への説得力的に危険すぎるかと

それこそ事前に「この者に身代わりを頼みました」って
アンアンに一筆書かせて御名御璽貰っとけば良いんでね?

戯れと言っても王族の命令に逆らえなかったって
形式整えときゃ煩い面々もそうそう強く出れないだろ

「ニアゼロの使い魔」の描写的には昔スレで出てたノリで
「影武者アンリエッタ」にシエスタ使う事もできそうだしなw
351名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 23:40:32 ID:jS3RrZgN
>>350
それがOKなら手の込んだ変装自体不要かと
てきとーにカツラでもかぶらせて、姫は具合がよろしくないので部屋に篭っております
って、言えば良いんだし(過去にルイズにやらせて逢引したように)
352名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 23:51:27 ID:dNCIv+p3
>>351
うーん
宰相つかマザリーニに事後承諾させるにせよ
王女が抜け出すのに「公爵家の面々も協力してる」って面で
手の込んだ変装に加えて形式整えといた方が良いと
思ったんだよね

フェイスチェンシの秘薬使ったあたりで
妹ルイズの人が言ってる「ある事情」が関わりそうだったのと
他の人の影武者ネタに派生出来そうだったからちょっと横レス入れた

言葉足らずでスマソ
353名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 00:18:39 ID:wjSiNBAE
貧乏なヴァリエール公爵家ってんで、
FSSのコーダンテ家ばりに貧乏でしかもゼロのルイズってんで
正直、学院の先輩と休校して姉のポカミスで没落に勢いのかかっているヴァリエール家の家名を高めるべく
アルビオン内戦に参戦して暴れ回るルイズを妄想した。
354名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 00:24:33 ID:qmWSPSEk
貧乏だと、使い魔の召喚をしないのが主流(下級貴族とかはみんなそう)だから
サイトが召喚されないって最大の問題があるよーな気がする
見栄をはってヒーヒーいってるけどそれなりに権力とか地位がある
ギーシュの実家みたいな程度の貧乏なら平気かもしれないけど
355名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 01:50:46 ID:PXMh1SG4
妹ルイズの人、乙です。身代わりだったらマザリーニに話を通してカトレアを据えるなりした方が安全かと思う。
シエスタの場合、下手したら一族が全滅する危険がある。

ルイズの家がゲルマニア方式の統治法を取り入れてかなり裕福だったら
ルイズ=魔法より金勘定、測量技術、交渉力の方を重視、暴力として使うだけなら爆発で十分と考えている
ルイズに心の余裕が出来るから虚無に威力が無くなる。下手したらタルブ村の戦いを落とすかもしれない。
356名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 02:22:36 ID:NIiwFHjN
無い胸な守銭奴でケチなルイズか……イイナ
優秀なメイジな家族が居ると金や地位はすぐ手に入ってしまうので
いっそ天涯孤独にしてしまうとか?
信じられるのは金だけ→使い魔は信じて良いかも? と言うデレ期を目指す感じで
357名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 04:19:16 ID:AQhr2j9L
そーいや、殺し屋ルイズの続編が待たれますなぁ
358名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 08:20:20 ID:EqmbGI/y
チェンジの人もお待ちしております!
359名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 10:59:39 ID:2fb4TjJk
守銭奴ルイズは、とことんゼロコンプレックスルイズでも楽しい。
名家に生まれながらも魔法が使えないので、
魔法以外の何かで役に立とうとした結果、
守銭奴(公爵家のために金儲けをする)ルイズが誕生したとか。

だから、学校に行くのも魔法習得のためというよりは
他の貴族たちとコネを作るために行っている。
……と、本考えた結果だと本人は思っているのだが、
実は魔法が使いたくて使いたくて使いたくて仕方がないルイズ。
お金儲けで結果を出してなお、
魔法が使えない自分はいらない子なのではと怯えているルイズ。
360名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 11:02:22 ID:WLsW9s99
>>359
なんという小動物なルイズw
361名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 11:24:35 ID:brz6rkOQ
ルイズがもし平民だったら。
ヴァリエール家も平民の家系で数代前に王族のお手つきがあってルイズは虚無のままで偶然でサイトを召喚するとか
362名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 13:08:31 ID:41XEjc6A
>>361
タバサの家のように貴族の位を取り下げられたってことかな?
先祖は一体何をしたんだw

まあカリン様やらルイズやら、伝説やそれ並の化物もいるんだし、もし戦争で物凄い手柄を立てれば公爵とは言わないまでもそれなりの地位はもらえるかも。
名前は短くなるかもね。
363名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 13:48:29 ID:wjSiNBAE
>>362
いや、平民のヴァリエール家(まあ、平民に姓は無いから仮称だが。)の娘さんが
王族のお手つき(一夜の恋とか性欲解消の産物になったとかそんな感じ)で孕んで、
ルイズはその生まれた子供の子孫。って書いてあるじゃないか
364名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 13:49:02 ID:brz6rkOQ
メイシ゛→平民のパターンではなく普通の平民の家系で王族の愛人だった先祖がいたってパターンはどうだ。
365名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 14:13:07 ID:14b6DY+2
>>353
FSSのAKDのコーダンテ家はむちゃくちゃ金持ちだぞ。
(本家に次ぐくらいに政治力あるし)
ちゃあとかアイシャがバランス家にメイドのバイトに行ってたのは、
礼儀作法の教育も兼ねてだろうし、
ちゃあがいつも金欠なのは、
欧米の良家の学生辺りがモデルだからだと思う。
遊んでないで勉強しろ、金が欲しけりゃ自分で稼げ、
と言う考えであちらの子女のこずかいは無いか最低限らしい。
ついでにちゃあは色々あってほとんど家出状態だから
余計に金がないらしい。
366名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 14:16:54 ID:1UeU8dda
1992年
幼才人、幼イザベラ、幼シャルロット「(テレビを見て)あ、きんさんぎんさん」
才人母「あ、あれが今話題のきんさんぎんさんですよ」
ジョゼフ「100歳になる双子ってのは初めて聞くな」
才人父「俺だって初めてだよ。尤も日本は長寿国だから出ても不思議は無いだろうけどな」
ジョゼフ「(確か日本は平均寿命が2年前の調査で男性76の女性82、
これ程長生きできるのは国が豊かだからか?いや、それだけじゃない筈だ…)」
シャルル「……兄さん?」

そういやハルケギニアじゃ平均寿命はどれ位なんだろうか?
やっぱり貴族と平民で差が出るとか?
いや、エルフや亜人の存在でかなりカオスになってそうな…
367名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 15:25:52 ID:sFAS9xtV
平民だったら40〜50代が平均じゃないかね。
佐々木さんは、すげー長生き爺さんと思われてたんじゃね?
368名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 15:31:03 ID:h6KCOfXt
>>362
いや、王族のお手つきで王家の血が混じってるけど、妾腹で居なかったことにされてるから最初から貴族ではないってことだろ。
ヴァリエール家も、ヴァリエールの家名なんてなくて、代々野良メイジの傭兵か盗賊かやってきたくらいのもんですかね?

ああ、でも盗賊だとわかりやすいな。王家の宝物庫にまで忍びこんで始祖の代から伝わる秘宝を盗み出し、ついでにマンティコア隊隊長のハートまで盗み出したルイズのオヤジ。もうこの人主役でいいんじゃね?
369名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 15:53:10 ID:qmWSPSEk
規則遵守のカリンさんを法律破りまくりの盗賊がってのは無理じゃないかねー?
愛など無く、無力化させた上で監禁調教の末に子供3人作ったとかなら違和感ないが
370名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 15:56:04 ID:brz6rkOQ
その設定だとルイズが魔法使えないのは普通のに感じられるな。

平民の大商人のヴァリエール家、だが謎の金策がある。
偶然からサイトを召喚したルイズは魔法もどきを役立てよう謎の盗賊を追うがその正体は!?
とか面白いかも。
371名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 16:08:26 ID:MVflG4ne
純粋な平民ではないが、
王家の血統を残すため平民として暮らす、
隠された家系のヴァリエール家。
何代かに一度、必ず王家直系の者を、
嫁または婿にもらう家系。
なお、嫁や婿になった者は公式には病死とされる。
王家に子供が出来ない場合は、
ヴァリエールから秘密裏に養子をもらっているIF。
372名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 16:53:59 ID:h6KCOfXt
>>369
カタブツな委員長キャラと不良の取り合わせって萌えね? カリーヌさまだって精神的に未熟なころはあったのだしさ。
373名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 17:10:06 ID:qmWSPSEk
>>372
萌えるけど、鉄の統制をしいてた隊長が私事では盗賊と情を通じてました!
とかはむしろ萎える要素だと思う、盗賊だと知らずに騙されてたらただの馬鹿な女になってしまうし
374名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 19:52:49 ID:d079TJcn
>>372
その場合セオリーなら、不良が委員長キャラに引っ張られて足を洗うんじゃないか?
委員長キャラが不良の仲間入りしたら本末転倒だろ。あくまで、堅物が少し柔和になるだけだ。
375名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 20:22:56 ID:7wwqKfbO
カリ城ルパンみたいなのに心を盗まれちゃうカリーヌ様もそれはそれで。
376名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 20:36:26 ID:qmWSPSEk
>>375
カリンさんは立場とキャラ的にナウシカのクシャナ殿下じゃないかねー?
男に振り回されるより振り回す方と思われ
377名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 20:48:02 ID:jtBQufZV
>>376
カリーヌ「我が夫はおぞましき物(平たい胸)を見るであろう」
公爵(とあだ名される義賊パパン)「素晴らしいものでしたーッ!!」
378名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 20:53:42 ID:7wwqKfbO
>>376
ギャップ萌えで。
表向きは鋼鉄の女だけど心の深い部分で夢みる乙女なカリーヌ様。
379名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 21:03:20 ID:qmWSPSEk
>>377
その勢いで求婚ですね、分かります、つーか何時見たw

>>378
表向きが鉄の統制で中が盗賊に心奪われて見逃してたら
単なるビッチになってしまうんでない?
いや、アンアンとかルイズ見てるとトリステンの女にその気(恋は盲目)はあるがw
380名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 21:04:55 ID:QikZwvYw
>>366
国民の福利厚生を考えるジョゼフとか

ジョゼフ「(科学的な医療が出来ればかなり改善されるだろうが、水メイジの存在がな…)」
381名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 21:30:54 ID:mJyt4GPs
葛藤がいいんじゃまいか。っていうか、見逃す必要はない。
心奪われたからこそこの手で……とか、或いは自覚の無いツンデレとして書くか、らぶい描写が出来ればよい。
最終的にカリーヌが腐れ貴族にはめられた所を救い出すなり、紆余曲折の末王家を救うことになって恩赦が出るなり
いくらでも調理の仕様はあるじゃまいか。
382名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 21:38:33 ID:qmWSPSEk
>>381
それだけで長編が1本かけそーだなw
そして、認められたヴァリエール家が盗賊貴族と呼ばれるんですねw
……だいぶ世界観がかわってそーだ
383名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 21:49:13 ID:jtBQufZV
>>381
それこそ銭形警部とルパンの関係でひとつw

ただこれでルパンとルパン三世ネタをマジェマジェすると
パパンの素性が
「廃嫡された公爵家の正統継承者
義賊に身をやつして国難を救い王位に手を掛ける英雄」
になっちまいそうだがw
384名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 21:54:42 ID:jtBQufZV
>>382
むしろ「怪盗貴族ヴェリエール」でどうか
完全に世界観が変わるけどw


ネタ
アルセーヌ・ルパンはモーリタニア帝国皇帝(大公位)に即位した事がある
死別した前妻カリオストロ伯爵夫人クラリスとの間に息子ジャンがいる

強引につなげるとワルドは公爵の隠し子
フーケことマチルダはライバルとかw
385名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 22:23:05 ID:qmWSPSEk
>>384
ワルドの父親の話が出てこないとか
ルイズとの婚約がある事を考えると、本当にありそーで困るなw
386名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 22:43:14 ID:bRn2Eswv
そこに血気盛んな青年将校グラモン卿、穏やかなカリーヌの親友ワルド母、
名君だけど子煩悩な先代トリステイン王、その頃から爺だったオールドオスマン
信仰と国政の間で葛藤する若きマザリーニ卿、秘密部隊を率いていた頃のコルベール等々……

それっぽいキャラをねつ造しまくって、「ゼロの使い魔・アーリデイズ」とか。
虚無も使い魔もほとんど関係ないまま、かなりの長編になりそうだな。
387名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 22:50:01 ID:qmWSPSEk
コルベールが現役ってことは20年より前な時間軸かな?
烈風カリンの逸話になってるイベント消化だけでも、現在のゼロ魔の巻数くらいいきそうだw
388名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 00:34:11 ID:S+SfGHO1
>>380
いくら医療技術が現代並になっても、水メイジの需要はなくならんだろうな。
特に怪我の場合は
水メイジ>>>>>>地球の現代医療
だと思うし。コストは馬鹿高いけどさ。
貧しい層は科学的な医療、裕福な層は秘薬によるメイジ治療になりそう。
389名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 00:38:05 ID:gE9NikRt
科学的な治療も支払えるかはびみょーだと思われ
自力で開発するには設備投資とか基礎研究に阿呆みたいな額がかかるし
錬金するにもメイジの手がかかるから、秘薬とかわらない額になるかと
現代からの輸入だと、世界扉を使わないといけないから、もっと多額のコストがかかるし
390名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 00:39:30 ID:0vk6ZEhI
>>388
>貧しい層は科学的な医療、裕福な層は秘薬によるメイジ治療

自費負担込みで混合治療でひとつ
保健医療は難しそうだな

       |
   \  __  /
   _ (m) _ピコーン
      |ミ|
   /  .`´  \
     ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    (・∀・∩< クロマトグラフィー買い込んで水の秘薬の原料
    (つ  丿 \科学的に分析し量産すりゃよくねぇ?
    ⊂_ ノ
      (_)
391名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 00:45:06 ID:0vk6ZEhI
>>390はよーするに

現代地球の分析機器を「世界扉」で輸入し
今あるメイジの秘薬製造過程を工業化するって手で

「魔法と科学組み合わせて今ある魔法薬を安価に量産する」
これなら貧しい層にも行き渡るべ
392名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 00:47:58 ID:gE9NikRt
>>390
水の秘薬を分析したとして
・分析が可能なのか
・原材料や合成方法が分かるのか
・量産が可能なのか
・量産したとして投資した資金分の利益が出るのか
・量産した水の秘薬が流通したとして、結局水のメイジの手で治癒が必要

ざっとこのあたりが問題か、最後のせいで平民が治癒出来るとはおもえなくなるのがアレだ、主にコネと金の問題で
393名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 01:05:24 ID:0vk6ZEhI
>>392
分析するのは秘薬より秘薬作る原料のほうだな

あの世界の「硫黄」とかよく判らんマテリアルを
従来より効率的に分離して
工程のはじめの方で使われる原料の純度や
質を上げられるならそれでいいって考え

ラストの「結局水のメイジの手で治癒が必要」の前に、
原作でも触れられた
「魔法薬が品切れでメイジがいても治療出来ない」って
のだけ少なくすりゃ良いって奴
社会に軋轢生まない出来るところから手当てすりゃいいって
ある意味投げっぱなしなアイディアでもある


だが、コネと金の問題もそうだが、それ以上に
ハルケギニアに公衆衛生や消毒、手洗いとか
あたりまえの事普及させるだけで大変そうだ・・・
394名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 01:14:34 ID:lNZLicxH
ケガとかの治療はハルケのほうが上だと思うが、
病気とかは地球の科学のほうが上だと思われ。

エルフ>>水の秘薬=地球
じゃね?
395名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 02:15:33 ID:gaMPEdjX
秘薬とは直接の関係はないけど、異種族に脳を移植できるという技術とか鑑みると
ハルケギニアの水メイジは、地球基準でいうと非常識にもほどがあるw
396名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 03:25:36 ID:njakDue6
現代日本の素材工学専攻(冶金とか含む)院生が
ゲルマニアに召喚されたら!とか考えそうだ
盛大に火葬戦記もののパクリになるだろうけどな
397名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 04:25:29 ID:Eu7hrQmo
いやいや、火葬戦記ってそういった地道なの無いからね〜
むしろ大江戸神仙伝ばりのゼロ魔に期待しちゃう
398名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 04:26:27 ID:GatOzmFb
>>366
勝手に同年
ニュース「金丸信・元自民党副総裁を脱税容疑で逮捕…」
ジョゼフ「とんでもない大物が捕まったな」
才人父「ああ、ロッキード事件に並ぶ大スキャンダルだな」
ジョゼフ「ハルケギニアだと不正をやっても捕まらんからなぁ…」
才人父「日本も似たり寄ったりだぞ」

リッシュモン「ぶぇっくし!」
399名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 08:13:40 ID:5WWCl1Ai
>>398

サイト「こいつがいなかったらしらねがこんごうになってたんだ」

ギーシュ「白と金じゃ格がちがうな」
400名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 16:19:35 ID:/B4QFNKA
もしゼロの使い魔が完全なギャグだったら。
ルイズの爆発は突っ込みでアフロになる。
ガリアの悲劇はシャルルがショゼフのプリン食ったから。
タバサが過去を語り両親が死んだと思ったら後ろから旅行帰りのシャルル夫妻が落ちとして出てくる。
記されない使い魔はブリミルが飽きたから書いてないだけ。
401名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 17:54:42 ID:+Sce+BPa
ルイズの爆発の対人殺傷力が強力で、今まで
複数の平民や市井のメイジや下級貴族を殺めていて
制御を公爵家単独で教えるのが不可能となったから
学院に放り込んだ・・・とか。
学院では一部の教師を除いて本編と同じ扱いだが
お隣の領地の褐色巨乳のお嬢さんは人づてに話を聞いており
怒らせないように細心している
402名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 20:12:08 ID:Rj6oyq5l
>>401
その場合だと人知れずカリンママン辺りがルイズを葬るのじゃないか。

ルイズの思考が、もっと強くなれば、家族、使用人達も盗賊団を退治して誉めてくれた平民達のように自分を認めてくれる筈。とちょっとヤンデレが入っていたら
ヴァリエール領近隣の盗賊、亜人を自身の安全を省みずに退治する末娘に公爵、カリン、エレオノール、カトレアは危惧。
家族としては末娘にそんな危険な事をしないで欲しい反面、止める事が出来ず魔法勉強の名目で魔法学院に入れられる。
しかし、ルイズは学院で同級生、先輩を相手に更なる研鑚を積んでいた。
403名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 20:14:13 ID:+Sce+BPa
上二人の姉たちに子を為す能力が無いことが判っていて
血を伝えることができるのがルイズだけどか?
そうすれば、カリンママも娘を始末できないかもな
404名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 20:16:46 ID:Rj6oyq5l
親類から見所のある子を養子を取るのでも良いし、もう一人、二人公爵と励むのでも良いのじゃないか。
405名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 20:41:13 ID:gE9NikRt
カリンさんが規律重視だからなー
無法者なルイズなIFは大幅な改竄が必要すぎる
暴走して更生の見込み無しならら身内でもサクっと殺ってくれそうだ
もっとも、そのまえに死んだほうがマシ的な躾と言う更生のチャンスは与えてくれそうだがw
406名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 21:07:26 ID:fkkyk/1r
カリンカリン言うから、カリン様が浮かんだ。

仙豆でも食べてよう。
407名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 21:29:25 ID:GatOzmFb
1993年
ジョゼフ「戦後間もない長野の諏訪が舞台か」
才人父「時代から言えば俺の親父やお袋の世代だな」
ジョゼフ「(かりん……カリン……)」
才人父「…どうした?」
ジョゼフ「何でもない」
408名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 22:06:50 ID:Rj6oyq5l
ルイズ「貴族って言うのは後ろを見せないから貴族なのよ」
ベルダンディーの落とし穴に嵌り自重で潰れるフーケのゴーレム
才人「これは・・・」
ルイズ「後ろを見せない為には色々、下準備は必要よ。フーケはあっちにいるから捕まえきなさい」
不審に思いつつもルイズの指図した方向にはマルコメのフクロウに突かれているロングビルの姿があった。
キュルケ「ルイズ、あなた・・・」
ルイズ「あのゴーレムを作れるトライアングル相手に私達だけじゃ勝てないでしょ」
タバサ「どうやって手懐けたの?」
ルイズ「彼らにフーケ退治を頼んだら一発でokしてくれたわ」
シルフィード(ルイズ姐様の頼みを断ったら爆殺なのね。きゅいきゅい)
409名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 22:11:37 ID:gE9NikRt
土ゴーレムに落とし穴って、意味無いよーな気がするがどうだろ?
再生時に地面から土を取り込んでる描写から考えて
410名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 22:30:02 ID:Rj6oyq5l
ゴーレムの形を崩す意味は有ると思う。
再生時に地面から土を取り込んでるのは錬金する手間を省くためじゃないのかな。

作戦は
ベルダンディーが落とし穴でフーケのゴーレムの形を崩す
ゴーレムの再構成のため呪文を唱えるフーケ
フクロウとかの耳の良い使い魔が呪文を聞き取り妨害に動き増援が来るまで時間を稼ぐ
力の強い使い魔がフーケを押さえつける

ルイズの二つ名がゼロから調教師に変わるな。
411名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 22:57:01 ID:9C0Q4VKy
てゆーかヴェルダンディじゃないのかそれ
412名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 22:59:02 ID:9C0Q4VKy
間違えた、ヴェルダンディじゃない。ヴィンダールブだ。
ボケ始めたか自分。
413名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 23:02:24 ID:fkkyk/1r
ベルダンディー……

「あなたのような、ダンディな女神に、ずっとそばにいて欲しいのです」

……クレオパトラ・ダンディがお勧めです。
414名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 23:03:25 ID:gE9NikRt
ギーシュの使い魔の名前(の別読み)が見事に混ざってるなw
他人の使い魔使役出来ますってチートは、上手く考えないと大変だろうねー
虚無のスペルの失敗魔法ですって言えば不可能ではなさそうだけど
ルイズの属性が攻撃ではなくテファの属性と交換になってそーだなー
415名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 23:04:48 ID:gE9NikRt
>>413
ダンディと言う生き方を知り、ルイズがダンディな生き方を目指すIFですね、わかります
クロス向きな話題な気がするがw
416名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 23:39:15 ID:Rj6oyq5l
ルイズが召喚したのがテファだったら
ルイズ「どうせ、走っても揺れませんよ私はっ!!幼児体型でグランマーな身体に憧れているわ。
だからと言って見せつけるのじゃないわよッッッ」
テファ「や、止めてください・・・あん」
ルイズ「この胸っぽい物は何(むにゅむにゅ)?私への当てつけ?(むにゅむにゅ)」
テファ「そ、あん・・・そんな・・つも・・・あん」
テファの胸を揉み始めてから15分後・・・ぐったりしているテファと肩で息をするルイズ、
前屈みになって起き上がれなくなった男共と赤面しながら目が離せなくなった女子(キュルケ除く)
が見ている前でテファの胸を揉み続けて気が済んだルイズが契約を結ぶ。
後日、ルイズをからかい、召喚の儀式を思い出させ教室内にピンクの風を起こす風邪っぴき。

テファが出ると微妙にR指定・・・
417名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 23:46:04 ID:gE9NikRt
乳の魔力でエルフの偏見を打破しすぎだw
この状況だと、故郷に残してきた孤児達をルイズ(ヴァリエール家)で面倒を見ることになるのかねー?
放っておくと、保護者がいなくて危険だし

……フーケが学園に永久就職しそうだな、下手する(上手くいく)と
418名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 00:18:54 ID:GLsBqdS5
妙に関節技が得意なルイズ
魔法の事を馬鹿にした同級生は、皆
決闘で関節をキメラレテ泣き叫んだ経験あり
419名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 00:28:43 ID:8Ugki8NO
シエスタにいちゃもんを付ける二股を誤魔化そうとしているギーシュの腕を食事の時は開放されなければならないと言いながら極めるルイズを想像した。
420名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 00:44:34 ID:dVU0Atek
>>408読んでちぃ姉様と一緒に大量の動物と戯れるルイズを幻視した。
421名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 01:11:55 ID:EUoVjF6H
>>419
「誰にも邪魔されず自由で孤独で静かで……なんていうか救われてなきゃあ駄目なのよ」
ミキミキミキ
422名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 09:17:44 ID:RDEMI/VC
カリン様が無法者だったら
423名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 10:36:25 ID:A6heKXOJ
暴走族の総長っぽくなっていそうだ。
幻獣たちを乗りこなして、集団で暴走行為。
気にくわなければ貴族もはりたおす。
烈風日輪組が走れば、
平民が歓声をあげ龍も道をゆずると噂される。
424名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 10:38:07 ID:rXR7jm3Q
>>422
若かりしころの織田信長みたいになってるカリン様が見えた。
425名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 10:38:33 ID:Oe00jPTb
シャルロット0歳の頃(川崎の竹藪に1億円を捨てたのも実はジョゼフ?)

ジョゼフ「思い切ってこっちもビデオカメラを買ったぞ」
才人父「ソニーのTR-55とは随分奮発したな。それで二人の姫君を映そうってか」
ジョゼフ「おいおい、未来の皇太子殿下も映すに決まっているだろ」
才人父「あんまりはしゃぐなよ、お互いもうすぐ30歳のオジサンなんだから」
ジョゼフ「伯父さんか…」

コマーシャル「魔女の宅急便、7月29日ロードショー…」
ジョゼフ「地球での魔法使いに対するイメージか。
箒で空を飛んだり、黒猫が一緒だったり…」
才人父「魔法の国の皇太子殿下から見れば違和感有り過ぎか?」
426名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 11:55:08 ID:SMx+kv0g
烈風の火燐
427名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 12:48:28 ID:IplcAzY8
火属性っぽいなぁw

>>421
それ以上いけない
428名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 14:10:50 ID:xcmgM8ml
不良漫画チックに
是露初代総長 華麟
是露十代目総長 琉異頭

ブリミルはハルケニギア統一を果たした伝説の男だが彼の死後虚無は四つのチームに別れた。
鳥修天印
我利亜
露魔利亜
亜琉美音
物語はハルケニギア制覇を目指すワルガキ達のストーリー。
429名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 15:01:34 ID:EUoVjF6H
>>428
バイクじゃなくて馬で突っ走るわけか
趣味の乗馬が活きるな
430名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 15:20:19 ID:MAF4vfXq
盗んだ軍馬で走り出すんだな
431名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 15:28:58 ID:xcmgM8ml
この設定でいくならブリミルは60年前ぐらいの人物で老婆になったサーシャがキーマンとか面白いかもしれん。
伝説の鉄馬としてブリミルが使ってたバイクが宝物庫にあったりして。

432名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 15:29:46 ID:HlswzSCS
漢字でルイズとか書くと武者頑駄無を思い出した。
鳳凰守帝(トリスティン)とか武裏影流(ヴァリエール)

鳳凰守帝の武者、武裏影流の三女瑠亥頭見参。
433名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 15:30:18 ID:SMx+kv0g
カリンさんなら、捕らえた火龍で空駆ける、って感じだがな。
434名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 17:06:26 ID:lFOqjSUK
ハードラックとダンスっちまいそうだ
435名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 20:43:47 ID:RnTuGNZL
この場合、ちょっと上で出てた怪盗貴族ヴァリエールと逆で、ヴァリエール公が華麟様を更生させたのだろうか。
それとも華麟様最強伝説を下で支え続けた副長ポジションなのだろうか。
……どっちでも尻に敷かれてそうですが。
436名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 20:46:19 ID:nPK0ODUe
鉄の規律で纏め上げたゾクの女首領なんだろーなー
マンティコア隊やらグリフィン隊とかのトリステンの騎士団が全部ゾクのグループに変わってそうだw
437名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 20:47:28 ID:yXMC7fDh
>435
キャッツアイ的な配置で行くってのはどうだ
魔法衛士隊のカリン様とつきあってるヴァリエール公は裏では怪盗やってましたって
438名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 21:01:58 ID:nPK0ODUe
>>437
キャッツアイは女が男を騙すから絵的に栄えるのであって
構図を男女入れ替えると、水商売の男に機密をベラベラしゃべったり情報流出してしまう
ひじょーにダメなカリン様になってしまうかと

そんな内心乙女なカリン様を表向き甘い顔で騙す外道って言うのはソレはソレで惹かれるがw
439名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 22:19:59 ID:xcmgM8ml
ん、この場合は族の華麟様だろ。
公爵は副長ポジがにあうだろ
法側なら毎回ボコられるがめげずに更正するよう呼び掛けてるんだろうな。


440名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 22:33:08 ID:8Ugki8NO
国庫を破る事が目的でカリンに近付き何年も真面目に勤め上げ、カリンに惚れ盗賊から足を洗ったと言うのはどうだろう。
441名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 23:12:59 ID:A6heKXOJ
華麟様に最初にはり倒されたのが、若き日の公爵。
「民を守らずして、何が貴族か!」と、ぶん殴られた。

数百年に一度の繁殖のための龍の大移動のルートに公爵領があり、
大部分の領民は助けたが、それでも取りこぼしがあるのは仕方がないと、
悟ったように諦めた公爵に対して、怒りの鉄拳。
「どんな時にでも退かないのが、真の暴走族だ!」と、
特攻服を風になびかせ、龍の前に立ちはだかる烈風華麟。
「姉御!!」「総長!!」「華麟様!!」
彼女に遅れまじと続く暴走族の仲間達。
その時、公爵家の青年がとった意外な行動とは。

緊迫の次号を待て!
442名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 00:04:39 ID:8Ugki8NO
>>438
カリ城のクラリス&銭形なカリン様とルパンな公爵は無しかい?
カリン様に永久逮捕された公爵とか萌えると思う。
443名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 00:12:35 ID:TGv8/Nq2
>>442
馴れ合いや妥協を規律面でするとは思えないのがなー
きっちり法に則って罪を償った後結婚なら良いとは思うが
フーケ並に動いてたら普通は死刑だよねと
444名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 00:27:19 ID:Ofs8Sdgv
>>425
待て。そのジョゼフだと家庭用のハンディカムに留まらず、
プロ用のカメラや放送機材に手を出している可能性が…

ジョゼフの事だからバブル景気でしっかり儲けてそうだしな。
445架空戦記で学ぼう世界史:2009/03/05(木) 07:28:16 ID:7ioX0n1q
近代の君主制欧州国家の歴史を見たが

アンアンやジョゼフって格式高いな!

家族内で堂々殺しあいしてる国々が沢山あるし
シャルルの答えは青髭に敵意を持っていたし王だったから反逆罪が認められる。

アンアンもあのハルケギニアじゃ純潔を守ってる
アルビオン=後継者が異民族 ロマリア=終身大統領 ゲルマニア=新しい 他=無名か成金

アルビオンは視点を変えれば現在に近い
英女=独系 ナチ=オーストリア 現米=ケニア タイ=中華系 中華史など

サイトは名のある騎士だからマシだ

今は離婚歴 子持 一般市民が堂々と女王になる時代

ついでに日本も女皇が商人・下級役人出
美智子様は平民粉商 雅子様は役人 今は国連司法監だが 黒田様が下級役人
元は大和民族という括りがあるが

実際、ハワイと併合したり アナスタシア助けてたら日本人の思考が変わってたし

サイトやアニエスやゲルマニアの例で平民とメイジの差が狭くなって来てるし

逆にガリアはジョゼフ派が大変な気が 異端審問とか
446妹ルイズの人:2009/03/05(木) 11:55:01 ID:irX8U59g
ちょっと思いついたので息抜き的短編です。背景設定は「ニアゼロ」本編に準じると思ってください。
------------------------------------------
「ニアゼロの使い魔」番外編 其ノ壱.兄弟人戯

「なぁ、シャルル……」
パチン
「ん? 何、兄さん」
パチッ
「やっぱり、あの娘たちがいないと寂しいな」
パチ…パチン
「あたり前だよ。でも、それを承知で娘をトリステインにやったんじゃなかったの?」
ピシ
「まぁ、それはそうなんだが。あんなじゃじゃ馬娘でも、いるだけで王宮に華があったのだなぁ」
「兄さんはいいよ。イザベラちゃんは、あと1年で帰ってくるし、そもそも留学期間だって2年間だけじゃない。ウチの可愛いシャルロットはまだ3年は留学してるんだよ?」
「おいおい、それこそ、最初から承知の上で許可したんじゃなかったのか?」
パチ
「うん、シャルロットが、我儘言う事なんて滅多になかったからね。つい許可しちゃったんだけど。でも、やっぱり5年は長いよ……あ、王手」
パチッ!
「ぬッ? しゃ、シャルル、待っただ、待った!」
「またぁ? でも最初に「待った」は三回までって決めたんじゃない」
「クッ……よかろう。今回は俺の負けでいい」
「ふぅ、これで戦績は80勝120敗、ようやく4対6ってトコだね」
「うむ。しかし、このショーギという奴はチェスより数段奥が深いな」
「うん。コマ数も多いし、取ったコマを自陣でも使用できるから、戦略が段違いに広がるしね。おかげで兄さんの深謀遠慮も完全には及ばない?」
「抜かせ! だが……確かにチェスに比べて勝率が落ちてるのは認めざるをえんか」
「ふふふ、そう言うわりには楽しそうだね」
「ああ無論だ。以前は、俺とまともにチェスをさせるのはお前くらいで、それさえ勝率は2割くらいだったろう?」
「勝ちが見えている戦いはつまらない、か。そう言えば、このショーギの手合割ってルールもおもしろいね」
「うむ。この間の休暇でイザベラが戻ってきたとき、あやつと一局指したのだがな。四枚落ちで見事に俺か勝利をもぎ取っていきおったよ」
「へぇ! "天才王"からハンデありとはいえ一本とるとはね。ところで兄さん、今日の賭けの条件はわかってるよね、さっきから話を逸らしてるみたいだけど」
「む」
「さ、僕が勝ったからには、今日は一日、おとなしく執務室で書類の決裁をしてもらうよ」ズルズルズル……
「クッ、後生だ、シャルル! 集会所が、まだ見ぬ敵が俺を呼んでいるのだーーッ!」
「て言うか、仮にも一国の国王が、供もつけずにホイホイ城下に出かけないでよ!!」
 ガリア王女が召喚した使い魔シェフィ。彼女が東方よりもたらした文物は少なくないが、現在のガリア王都でのプチブームはチェスに似た「ショーギ」と呼ばれるゲームだ。
 それこそ上は国王・宰相から下は下町の庶民まで、ショーギによる「真剣勝負」が行われているという。
 そんな中で、城下各地の「集会所」と呼ばれるショーギやチェス専門の遊技場に、「青の棋士」と呼ばれる強い指し手の存在が話題になっているとかいないトカ。
 まぁ……いずれにせよ、ガリア今のところ、はおおむね平和だった。

<end>
447名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 12:04:54 ID:iMOEWdSR
将棋とか麻雀は人気が出すぎて禁止された事があるとか。
面白いというのもあっただろうけど、おそらくそれを対象とした賭博の規制が理由。

チェスはそれほどではなかったのか、一般まで普及していなかったのか。
448名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 12:54:58 ID:1XwvzgVR
精霊との交信と称して雀卓を囲むエルフ達
449名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 13:05:50 ID:OowcK1Zb
>>448
耳どころか鼻まで尖ったエルフが見えた
450名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 13:18:36 ID:Ifi7vGNm
>>449
ちょ、あの絵じゃたとえテファでも嫌すぎるぞww
451名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 13:33:19 ID:RExwMagI
シャルロット×ジョゼフのIF
幼い頃にオークなどの亜人や盗賊に襲われるシャルロット。
それを助けるジョゼフ。
イーヴァルディの叔父様IF。
娘のシャルロットが自分以上に兄に懐く事に嫉妬し、兄に近づかないように言う。
それでも兄の所に行こうとする娘をきつく叱っているのをジョゼフに見られる。
ジョゼフに助けを求め泣くシャルロット、ついに兄に心の内を暴露するシャルル。

後に深夜ジョゼフの部屋に忍んで行くシャルロットが目撃されるとか……。
452名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 13:35:17 ID:iMOEWdSR
あの人の女性キャラ言うと・・・・・

心美顔女性だらけの学園。

オスマンの流刑地?
453名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 14:23:04 ID:7Q9vN+t9
ギーシュかわいいよギーシュ
454名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 16:29:34 ID:OAxwtiPc
一見女子高だが実は男子校か
455名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 18:47:37 ID:p9LUlIt2
オスマン
生徒・教師全員集めた全校集会で

「本日は大変悲しいお知らせがあります」
「ご存じの方もおりますが・・・本校は男子校です」

青銅ショック死か
456名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 20:53:33 ID:OowcK1Zb
>>455
胸以外本編通りな女性陣を想像した
タバサは全く問題ないな
457名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 20:56:15 ID:TGv8/Nq2
ルイズもかなり問題ないな、胸ではなく身長にコンプレックスがありそーだが
458名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 22:32:13 ID:1XwvzgVR
>>455-456
イザベラの嫌がらせの一環で、敢えて男子校に入学させられたシャルロットを幻視した
459名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 23:25:35 ID:WhIcHd2m
男の実体という物に触れて男嫌いになって百合少女と化すんですね
460名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 23:43:54 ID:7ufVrISf
前のスレ見逃したんですが、ここの作品の保管もしくは過去ログ置いてあるところはありますか?
そしてもしなければどなたか前スレのログをあげてもらえないでしょうか
461名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 23:49:57 ID:HNRzIc6h
>>458
召喚された才人の行動は
1.ノンケだったが女装美少年なルイきゅんで新たな性癖に目覚める
2.元々ガチなのでキュルケ♂やギーシュと・・・
3.タバたんとノーマルで健全な愛を育む
4.腐っているメイド♀達を更生させる
5.おマチさんと逃亡
462名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 23:51:28 ID:TGv8/Nq2
>>461
6.サイトは少年に見えるけど実は♀である
463名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 01:31:47 ID:TUQXq/Cr
そんなSSがあったな。
ついでにルイズが女装少年だったりしたけど
464名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 01:47:55 ID:70zLTP3e
>>460
もう自己解決してるかもしれんが>>1を見れ。
SSはまとめwikiにちゃんと格納されてるから。
465名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 03:21:33 ID:8cxNtHo3
1991年
才人父「すまんな。うちのテレビの買い換えに付き合わせたりして。」
ジョゼフ「なーに。こっちも用事があったし構わんさ。」
才人父「あ、すいません。29型のが欲しいんですけど。」
店員「そうですね、当店のお薦めはパナソニックの画王、ソニーのキララバッソ…」
平賀一家・ジョゼフ父娘・シャルル一家(キララバッソ……)




カステルモール「あの……何で私を見るんですか?殿下もヒラガ卿も…」
466名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 04:42:33 ID:q3g3txMu
>>465

                           / ̄\
                          |    .|
                           \_/
                             |
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                     /}  /. \     /,ヽ
                 ×   / / /    __\   /   ヽ、 . . ゜
                     _ノ_,ム′   ((:::::) ) (─‐ ) ヽ、        ,
               _/ /,. -‐〉:::::::::´ ̄`/   i  ヽ´ ̄:::ヽ     ;
        ☆ . .     ,. '´!{  ゝ-‐''^""¨二.ノ ヽ__人_ノ   :::::ヽ
            ×x .   ぃ     .ノ                 .|     ←バッソ・カステルモール
       . '´     ,. 介iー-、 {        ー─        |
  X    /       /ヽ' L!  ヽ. Y                  / ′ ; ☆
   x /      / /⌒ヽ  込J        ,.‐ヽ      /    / ゛キララッ☆
   i'´       /-r‘ー、  ヘ-┴‐〉 `'i¬  ヘ.__{:::::::}.    /   ゜ .
    ー 、 --−'´   コ:..:.}:    \ 丶  .l | -、匸⌒´:_;-、ノ }_ ´        ゜ ×.
     `ヽ、    └;.:.    ..  }  〉 ヽ.| 〈__:,.イv/´〕、冫`i  x
        ` ¬ゥ´:..:....:..:..:..: ,ノ、 \ { !    {.{j_/,ィう′ !
      x '   Y:..:..:..X:..:..:.∠.._    ヽ.} |.     } `マ^V   |      X
467名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 04:43:12 ID:jGO075DE
妹ルイズでサイトが公爵に連れられて城に上がるとか上級貴族が集う夜会とかで
愛想の良いオジサンたちに囲まれるとかのネタがあったけど、今回のアンアンを見て
来たらその都度、サイトにベッタリで宮廷の皆様に目が険しくなるとかれんそーしました。
姉妹がおうちでお留守番だったら、ゆっくり独り占めできるもんなぁ・・・・
姫様至上主義の妹も笑顔で黒オーラの姉と同類項になるかしら?
468名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 09:37:38 ID:q3g3txMu
>>260
>>265
いまさら遅レス

「あぶない殿下」と申したか
469妹ルイズの人:2009/03/06(金) 10:20:25 ID:kigPOuTJ
>461
7.サイトが実は男の娘。なので違和感なく学院になじむ。
……とか?
ところで、鬼……もとい人のいぬ間に、9話を投下させていただきます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「ニアゼロの使い魔」第九話

 さて、主演:アンリエッタ 助演:シエスタ&サイト 脚本兼監督:ルイズの喜劇(わるだくみ)が取り決められた日の翌日、虚無の曜日の朝早く。
 カトレアの部屋に集った少女5人は、いよいよ王女(プリンセス)と侍女(メイド)の入れ換え手品(マジック)ショーを実行せんとしていた。
 「あの……それでは、先に脱ぎますね」
 まずはシエスタが、意を決して腰の後ろで蝶結びにした帯をほどき、エプロンを脱いだ。
 脱いだエプロンをイスの上に置いてから、今度は黒いワンピースの胸元のボタンを外す。
 ぷち、ぷち、ぷち……。
 見ているのは同世代の女性ばかりとはいえ、流石にちょっと恥ずかしい。
 まして、この部屋にいるほかの4人は、タイプこそ違うものの、いずれ劣らぬ美少女ばかり。
 そんな中で、ごく平凡な容姿の自分が肌をさらしていると、シエスタもつい劣等感のようなものを感じてしまう。
 もっとも、客観的に見れば彼女とて十分「美少女」の範疇に入るのだが。
 とくにそのバランスのとれたプロポーションには、ペッタンコ胸のルイズや、逆に大き過ぎる胸が悩みの種のテファは、心底羨望を抱いているくらいだ。
 「えっと……その、この下も、ですか?」
 脱いだワンピースをイスの背にかけ、さらにはカチューシャを外し、ブーツまで脱いだ状態になったシエスタが、顔を真赤にして小声で尋ねる。
 すでに、シュミーズとショーツだけというあられもない格好だったが、残念ながら"超監督"は容赦してくれなかった。
 あきらめて生まれたままの姿になったシエスタの頭に、くだんの秘薬がかけられ、同時に水のトライアングルメイジであるアンリエッタがスペルを唱える。
 みるみるうちにシエスタの顔つき、そして髪の色が変わっていき、数瞬後には、そこには今呪文を唱えた王女と瓜二つの少女が立っていた。
 「す、すごい……」
 これまで、あまり高度な魔法を目にする機会がなかったティファニアが感嘆の声を漏らす。
 「うん、これなら大丈夫ね、さすがは姫様!」
 「いえ、ルイズ、大半は秘薬のおかげですから。わたくしは、その効果を少し後押ししただけですのよ」
 アンリエッタは謙遜するが、彼女が魔法を使ったことで、不完全な効果しかないはずの秘薬の効果が、格段にレベルアップしたのも確かだ。
 王族、為政者としてはともかく、メイジとしての彼女の力量はなかなかのものなようだ。
470「ニアゼロの使い魔」第九話 -2:2009/03/06(金) 10:21:30 ID:Ligg7RWI
 「さぁ、では姫様、今度は姫様の番ですよ?」
 ニッコリ笑ったカトレアが、ティファニアに手伝わせてアンリエッタを「ひん剥いて」──まさしくそう表現するのが正しい手早さ、手際のよさだった──いく。
 カトレアにとっては、アンリエッタはもうひとりの妹のようなものだ。
 無論、王族に対する敬意は十分持ち合わせてはいるが、こんな風に「私事」に巻き込まれている時は、昔から「姫君」ではなく「困った妹」として扱うことに決めており、それは今でも変わりはない。
(このあたりのスタンスは、ある意味サイトとそっくりだ。血が繋がらずとも、やはり姉弟といったところか)
 ラベンダー色のドレスはもとより、細密な刺繍の施されたコルセット、ガーターとストッキング、さらにレースで縁取られたシルクのショーツに至るまで、丁寧だが容赦のない手際で脱がす。
 さすがに王女の身分を示すティアラを扱う手つきだけはやや慎重だが、時間にして3分とたたずに、アンリエッタもまた生まれたままの姿を他の4人の前に晒されていた。
 「さすがに、そんなに注目されると照れくさいですね」
 そう言いながらも、さほど恥ずかしがっている様子がないのは、王女として日頃から他人に着替えさせられているからであろうか。
 「では、姫様、御髪を失礼します」
 そう断ってから、今度はルイズがアンリエッタの髪に何か黒い液体を振りかける。
 同時に、何がしかのスペルを唱えると髪に落ちたはずの液が霧状になって宙に浮かび、ゆっくりと再度アンリエッタの髪を取り巻き、徐々に染み込んでいった。
 "霧"が全部なくなるころには、アンリエッタの赤紫の髪の毛は、普段のシエスタ同様、まさに「烏の濡れ羽色」と称すべき、艶やかな黒色に変わっていた。
 「うん、さすがはモンモランシ先輩。髪染めの類いを作るのもソツがないわね」
 どうやら秘薬作りが得意な学生に、前もって染料を作ってもらったようだ。
 もっとも、こちらは秘薬と異なりただの毛染めなので、顔の作りまでは変えられないが、注目されるのは"王女"の方なのだからさほど問題ないだろう。

 ここまでくればあとは簡単だ。
 昨晩確認したとおり、アンリエッタとシエスタの体格は非常に似通っており、バストとウエストには1サントの違いしかない。ヒップに至っては同サイズだ。
 アンリエッタがメイド服に着替える手伝いはティファニアに任せ、カトレアとルイズがシエスタに王女のドレスを着付ける。
 ──逆では? と思うかもしれないが、貴人のドレスの着せ方なんてテファが知らなかったのだからしょうがない。
 それに、"偽アンリエッタ"がいい加減に着崩していたりすれば、周囲に不審を抱かれる危険性がある。
 「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから」
 なので、ブツブツ言いながらも、姉と協力してルイズが、それなりに手際よく"偽王女"ことシエスタの着替えを手伝っているのだ。
 「は、はい、申し訳ありません、ルイズ様」
 恐縮しているシエスタだが、冷静に考えれば、せっかくの休日にこんな三文芝居に巻き込まれた彼女の方こそ、いい迷惑なのではないだろうか?
 ふたりがかかりと言うこともあって、程なく"偽王女"の"お召し替え"は終わった。見れば、"なんちゃってメイド"の方も、無事着替え完了したようだ。
 「ウフフ……じゃあ、姫様、シエスタさん、こちらへどうぞ〜」
 楽しそうにふたりの手をとり、部屋の隅の姿見の前へと導くカトレア。
 わざわざ布をかけておいた姿見から、芝居っ気たっぷりにフワサッと布を取り去る。なんだかんだ言って、彼女もノリノリだ。
 「あら……」「うわぁ……」
471「ニアゼロの使い魔」第九話 -3:2009/03/06(金) 10:22:08 ID:Ligg7RWI
 鏡を覗き込むと同時に、ほとんど同時に感嘆の声を漏らす、"メイドもどき"と"偽王女"。
 無理もない。
 鏡の中で位置的に自分が立っているはずの場所には、普段とまったくの別人が驚きに目を見はっていたのだから。
 とくにアンリエッタの場合、すぐ隣に「いつもの自分の姿をした少女」がいるのだから、なおさら奇妙な感慨に囚われる。
 しばし無言で鏡を見つめていたふたりだが、その表情が戸惑いから微笑へと変化しているところを見ると、どうやら悪い気分はしなかったらしい。
 「さ、無事に格好の入れ替わりが済んだところで、シエスタさん……もとい、"アンリエッタ王女"には、簡単なレッスンを受けてもらわないといけませんわね」
 「レッスン、ですか?」
 首を傾げる"アンリエッタ"に、にこやかに頷くカトレア。
 「ええ。心配いりませんわ。"シエスタさん"が王都から帰ってくるまでボロが出ないように、ちょっとした基礎知識を覚えていただくだけですから」
 そこまで言うと、今度は"シエスタ(?)"の方を振り返る。
 「では、"シエスタさん"、王都で素敵な休日を楽しんできてくださいね。あ、でもあんまり遅くなってはダメですよ? ティファニアさん、お部屋まで案内してあげてくれるかしら」
 「はい、カトレア様。さ、行きましょう、アン…"シエスタさん"」
 「え、ええ……」
 「ち、ちぃ姉さま、わたしもそろそろ自分の部屋に帰るわね」
 何か本能的にピンと来たのだろうか。3人の少女はそそくさと、カトレアの部屋を出る。
 ──その後、朝食までの3時間、普段とまったく変わらぬ優しげな笑顔のカトレアに、スパルタ淑女教育を受けた"アンリエッタ"は、初めて今回の身代わりを引き受けたことを後悔したと言う。

 *  *  *  

 「でも、ルイズやカトレアさんが、一緒に来られなかったのは意外ですわね」
 とくに行く先の希望はないということなので、まずは元々の予定どおり、テファ用の買い物を回らせてもらう。
 平民向けだが比較的商品の質のよい衣類や日常品が並んでいる(治安も比較的よい)市場の一角を歩いている途中、"偽メイドさん"がお気楽なことを言ってきた。
 「何を他人事みたいに……」
 「え? でも、あのふたりならサイトさんが王都に来るからには、絶対ついて来ると思ったのですけれど……」
 まったく事態を理解してない彼女の様子に、俺は深い溜め息をつく。
 「あのな、ひ…じゃなくて、アン。何で姉さんやルイズが学院に残ったのか本気でわかってないわけ?」
 ジト目でニラまれて、居心地悪げにモジモジするメイド服姿の少女の姿は、傍目から見れば萌える絵面かもしれないが、あいにく当事者の俺としては呆れるだけだ。
 「そ、そう言われましても……」
 困惑しているアンを尻目に、逆側の俺の服の袖をつまむようにしてつかんでついて来る、猫耳少女に尋ねる。
 「なぁ、テファは、二人が残った理由がわかるよな?」
 「えっ、わたし、ですか?」
 心配げに俺達ふたりのやりとりを見守っていたティファニアは、びっくりして自分を指さす。
472「ニアゼロの使い魔」第九話 -4:2009/03/06(金) 10:22:38 ID:Ligg7RWI
 「えぇっと、あくまで想像なんだけど、学院にいるシエスタさんのフォローをするためかなぁ……って」
 「その通り! テファは賢いなぁ」
 ウンウンと満足げに頷くと、アンにあてつけるようにテファの頭をグリグリ撫でてやる。
 テファの方は、撫でられる事自体はそう嫌でもなさそうだったが、敏感な猫耳に他人の手が触れて驚いたのか、ビクッと後ずさる。
 む、年頃の女の子にちょっと無遠慮過ぎたか。反省。
 「えっ、でも外見は完璧だったと思いますよ? あの秘薬はフェイスチェンジに比べればディテクトマジックにも反応しづらいですし……」
 無論、念入りに反応を探られればバレるだろうが、元々アンリエッタ王女のティアラをはじめとする装身具は魔法がかかったものばかりなので、多少魔法の反応くらいは誤魔化せる。
 アンはそう力説するが、それ以前の問題なんだよ。
 「いくら外見を似せたって、受け答えでバレるって」
 「? 声色を真似るのは随分巧くなったみたいでしたけれど……。それに、口調や仕草もにわか仕込みにしては、かなり似てましたし」
 確かにその点については頷けるくらい、堂に入った"アンリエッタ"の演技ではあった。
 朝食までのわずか3時間足らずのあいだに、カトレア姉さんは一体どのような仕込みをしたのだろう?
 「そりゃ、挨拶とか自己紹介くらいはできるだろーさ。でも、親しい人が少しでも不審を抱けばバレるだろ。そもそも、複雑な質問とかされたら、彼女には答えられないだろうし」
 その危険を少しでも減らすため、今日は「幼少のみぎりのご友人」にして「ヴァリエール公爵家の娘」たるふたりが"王女"に(学院を案内するという名目で)張り付くことになっている。
 多少"王女"の雰囲気が違っても「幼馴染と久しぶりにあってはしゃいでらっしゃる」と勘違いさせ、また"王女"の失言を即座にフォローすることができるように、だ。
(つけ加えるなら、その"幼馴染"であるふたりが平然とそばにいることで、なおさら"王女"が偽者だなんて疑いを抱きづらいはず、という計算もあるワケだ)
 「あぁ、なるほど。でも、いざという時のための書状は残してきたのですけれど」
 アンが言うとおり、出かける前に「今回の件の首謀者は私、アンリエッタで、この者は言いつけに従っただけです」と署名入りの手紙を書いてある。だが……。
 「"彼女"だけなら、そんなモンを出す前に有無を言わさずひっ捕らえられるかもしれないしな。
 それに、仮に書状を見せても、平民の彼女の言うことなぞ握りつぶされて、責任をかぶせられる可能性だってある」
 最悪、投獄&処刑って線だって考えられないわけじゃなかったんだぞ、と俺は厳しい視線をアンに向けた。
 「ご、ごめんなさい! わたくし、まさかそれ程大ごとになるとは思ってませんでした……」
 シュンとうなだれるアン。エプロンを握りしめる手が僅かに震えているところからして、本当にショックを受けているようだ。
 (まぁ、ちょっと考えなしだけど、悪い娘じゃないんだよなぁ)
 それを見た俺は、主君の娘に向けるにはいささか不敬な感想を脳裏で巡らせていた。

 *  *  *  
473「ニアゼロの使い魔」第九話 -5:2009/03/06(金) 10:23:08 ID:Ligg7RWI
 エレオノールが「厳しくて怖い姉」、カトレアが「優しい(ただし怒らせてはいけない)姉」ならば、サイトにとってアンリエッタのポジションは、まさに「ダメ姉」の一言に尽きる。
 サイトのふたりの姉ほどではないにしろ、アンリエッタも魔法の腕や勉強の成績は彼と比べものにならないほど優秀だ。
 美人なのは間違いないし、気性だって、善か悪かと問われれば、迷うことなく「善だ」と断言できる。
 にも関わらず、公人──「姫」としての立場を離れたアンリエッタは、サイトにとってはまさに「トラブルメーカー」そのものだった。
 「世間知らず」は仕方ないにしても、「無駄にポジティブ」と「超楽観主義」という特徴を併せもち、「悪戯好き」という属性が加わることで、トラブルを誘発するのだ。
 さらに、サイトに対しては「わたくしの方がおねーちゃんなんだから、年下くんは言うことききなさい」という立場を主張。そのクセ、厄介な事になるとサイトに泣いて助けを求める。
(まぁ、「自分が王女であること」を引きあいに出さなかった点は褒めてもよいが)
 最後に会ったのは、アンリエッタが12歳の夏にヴァリエール公爵家の別邸に避暑に来たときで、その時は珍しく5日ほどそこに留まったのだが……。
 当時アンリエッタがルイズとともに巻き起こしたアクシデントとハプニングの数々は軽く見積もっても20はくだらない。
 しかも、ご丁寧にも被害の大半はサイトが受けることになったのだから、彼が「トリステインの至宝」と呼ばれる美少女にいまいち尊敬の念を抱けなくなったことも、無理はないだろう。
 とはいえ、サイトは決してアンリエッタを嫌っているわけではない。
 そもそも嫌いな相手からの懇願であったなら、今回これほどリスキーな謀り事に乗るわけがないのだ。
 ……もっとも、その感情は「恋愛」とは程遠い、まさに「ダメな子ほどかわいい」という保護者にも似たソレではあったが。
 (あるいは「ダメだコイツ、何とかしないと」かもしれない)

 閑話休題(それはさておき)。
 「あの、それでは早めに学院に戻った方が……」
 さすがに「処刑」と言う穏やかならざる単語の響きにはビビったのか、珍しく気弱げな表情を見せるアンに、(ちょっと脅し過ぎたかな)と内心反省するサイト。
 とはいえ、そんな気配はカケラも見せずに、仏頂面のまま言葉を紡ぐ。
 「そういう事態にならないために、レア姉さんたちがついてるんだ。"彼女"の演技も予想以上だったし、しばらくは大丈夫だと思う。
 それより、せっかく危ない橋を渡ってまでこういう機会を用意したんだから、アンも無駄にしないでくれよ」
 あるいは単なる口実、建前なのかもしれないが、王女アンリエッタは、昨晩確かにこう言ったのだ。
 「王女としてではなく、一度でいいから庶民の視点で王都を、自分が将来治めることになる国を見てみたいんです」
 そもそも普段王宮にて「籠の鳥」状態で育ってきたアンリエッタは、貴族の視点からすら、トリスタニアを見たことも、それどころかロクに歩いたことすらない。
 彼女が王都に赴くときは、立派な馬車に乗り、民衆の歓呼の声の中、大通りをほんのひととき駆け抜けるだけ。
 為政者として、「これではいけない」と思ったのだと言う。
 少々理想主義と感傷過多のきらいはあるが、なるほど考え方としては悪くない。
 むしろ、「あのお転婆姫が、よくぞまともに」と、(幼少時の嫌な記憶が強い)サイトなぞ、こっそり目頭を押さえたくなったほどだ。
 (王宮に知られたら、不敬罪で咎められててもおかしくない言い草だ)
 まあ、実現方法に難があり過ぎたので、あの時は怒鳴りつけたわけだが。
 しかし、あの後、なし崩しに事が進む中、こっそりカトレアから「内緒の事情」も聞かされて、不承不承ながら協力を約束した。
 「俺の剣の師匠が言ってたんだ。「見ることも修行のうちだ」ってね。たぶん、それって剣術に限らず魔法やそのほか色々なことに応用が利く話だと思う」
 自分で直接戦わずとも、他の人間の戦いを見て
「どうしてあそこでああいう技を使ったのか」、
「自分ならあそこでどうするか」、
「あるいは、相手が複数ならどうした?」
 ……などと考えを巡らせることは、決して無駄にはならない。
 何より、自分以外の人間が、実際にはどう動くかを知ることで、ひとりでは思いつけない発想に辿り着くこともままあるのだ。
 政治は、それとはやや異なるかもしれないが、それでも判断材料が──それも、文字通り自分の目と耳で得た生の情報があるに越したことはないだろう。
 神妙にうなずくアンの目に、ただの好奇心ではない「何か」を見てとり、サイトは「この先」へと進む覚悟を決めた。

 *  *  *  
474「ニアゼロの使い魔」第九話 -6:2009/03/06(金) 10:25:20 ID:Ligg7RWI
 「さて、今までは下町の中でも、比較的治安のいい場所を歩いてたわけだけど、これから行くところは少々柄が悪いヤツも多い。ふたりとも、十分注意してくれよ」
 俺がこれからふたりを引っ張っていこうとしているのは、別段スラム街というわけではなく、ただの裏通りなのだが、それでもスリやチンピラの類いは表通りに比べると格段に多い。
 また、建物や通りや自体の外観も、かなり汚くみすぼらしく映るだろう。
 アルビオンの片田舎にいたテファはともかく、王都の表のさらに「上っ面」しか見たことのないアンには、ひょっとしてショックかもしれないと、注意を促しておく。
 実際、裏通りに入ったとたん、遠慮がちに俺の左袖をつまむように持っていたテファの手に力が入った。
 アンも、冗談半分で抱え込んでいた俺の右腕につかまるだけでなく、身を寄せるようにしてくる。無意識にここの雰囲気に不安を覚えているのだろう。
 色恋沙汰ではないにせよ、美少女ふたりにすり寄られて、嬉しくないわけではないが、ここで案内役たる俺が、無様に鼻の下を伸ばしているわけにもいかない。
 極力平常心と緊張感を保ちつつ、俺は目当ての店へと足を運んだ。
 綺麗とは言い難いが、それなりにこざっぱりと整理された店内に入ると、カウンターの向こうの大柄な店主が声をかけてきた。
 「いらっしゃい……って、何だ、ヴァリエールの坊ちゃんですかい」
 「何だとはご挨拶だな、お得意さんに向って」
 「や、3度ばかり来ただけの客は、お得意様とは言いませんぜ」
 店主と俺のやりとりで、ここが俺の知り合いの店だとわかったのか、ふたりの肩からわずかに緊張が抜けた。
 「あの、サイトさん、ここは……」
 「ん? 見ての通り武具屋だけど」
 興味深げに陳列された商品──ダガーやマンゴーシュ、鉄仮面や皮製の小手などを見回しているアンの問いに、俺はアッサリ答える。
 「テファは知ってるだろうけど、この間の"試合"で使ってた短剣に多少無茶させたせいか、ちょっと刃が欠けちゃったからな。
 研ぎ直しと、いい機会だから長めの剣も買っておこうかと思って」
 「魔法の杖」としての予備は小型のダークを用意してあるんだけど、やはりそれだけだと心許ないしな。
 「坊ちゃんも奇特な方ですねぇ。メイジのクセして剣で戦おうなんて」
 「師匠から聞いてるんだろ? 俺はメイジとしてはかなりの劣等生だからな。実戦では使えるものは何でも使うさ。
 ……とは言え、俺もまだ貧乏学生だ。言っておくけど、魔法のかかった高価な剣には手は届かないぜ?」
 店の親父が、残念そうに取り出しかけた剣をそのままカウンターにしまう。
 つーか、アレ、どう見たって、宝石がゴタゴタついた儀礼用のナマクラだろーが? そこまで俺は舐められてんのかね。
 「ハハハ、冗談ですよ。"魔剣士"の旦那のお弟子さんに、あんな飾り物、売りつけたりはできませんや」
 確かにここの主人には俺の懐具合はおおよそ知られてるから、あんな高価そうな代物が買えるとは思っちゃいないだろう。
 店主とのやりとりをポカーンと見ていた、ふたりの少女の方に振り返る。
 「ごめん。女の子が来てあまり楽しい場所じゃないよな」
 「いえ、それはいいのですけれど……」「気にしないで、ご主人さま」
 幸い、物珍しさが勝っているのか、さほど退屈はしてないみたいだ。
 「ところで坊ちゃん、ウチはご存じのとおり、護身用の短剣と防具がメインですからね。長剣も全くないわけじゃありませんが、数と種類が、ね」
 「そうか……」
 渋い顔をする俺に、主人は少し離れたところにある大型武器店(店が大きいわけじゃなく、大きめの武器を専門に扱っているらしい)のことを教えてくれた。
 ふむ、「俺の目的」にもちょうどいいか。
 「なんでしたら、レイド武具店の推薦だって言ってもらって構いませんよ。
 今から見に行かれるんでしたら、先ほどおっしゃってた欠けた短剣は、お預かりしましょう。半刻もすれば研ぎ直せると思うんで」
 「あ〜、すまん。そうしてもらえると助かる。お願いするよ」

 *  *  *  
475「ニアゼロの使い魔」第九話 -7:2009/03/06(金) 10:27:16 ID:Ligg7RWI
 その後、レイド武具店の紹介してくれた武器屋を訪れたサイトたちは、ひと騒動の末、一本の古びた剣を手に入れることとなる。
 (武器屋で繰り広げられた光景は、おおよそ諸兄の想像のとおりであった、とだけ言っておこう)
 再びレイド武具店に寄ってサイトの短剣を引き取ったのち、表通りに引き返して遅めの昼食をとってから、3人は前もって頼んでおいた貸し馬車で魔法学院への帰路についた。
 3人──中でもアンの顔は、心なしか疲れ消沈しているようにも見えた。その"疲れ"は、ずっと歩きどおしだった肉体的なそれに加え、心理的なものも含むのだろう。
 「さて、アン……いや、アンリエッタ殿下、半日ほどのトリスタニア散策は、いろいろと参考になったんじゃないか?」
 「ええ、そうですね。勉強になりました」
 王都の表と裏、そして気配だけだが、さらに深い"裏"の存在。
 良心的で親しみ深くもなれば、強欲で猜疑的にもなる、商売人──庶民が持つさまざまな顔。また、貴族に対する卑屈と隔意。その裏の嘆き。
 他愛ない民衆の噂と、そこに含まれる幾ばくかの真実と毒。
 何より、自分の足で歩いた王都の石畳の感触と、低い目線から感じる町の空気。
 王女がその身をもって学んだことは計り知れない。
 そして、頼りない弟分のように思っていた幼馴染の男の子が、予想外に世慣れて頼り甲斐のある少年に成長していたことも、新たな発見であった。
 「でも、少しだけ疲れました。だからせめて、学院に戻るまでだけは"ただのアン"でいさせてください」
 そうつぶやくと、隣に座る少年の肩にコトンと頭を預けて、まぶたを閉じる
 流石にこうも無防備な寝顔を見せられては、サイトもまだ思春期まっさかりの少年だけに、対応に困る。
 とくに、反対側の座席に腰掛けて「いいなぁアレ」という物欲しげな目で見ている使い魔の少女がいる状況ではなおさらだ。
 (やられたなぁ)
 そう、この「ダメ姉」にどんなに迷惑と面倒をかけられても、こんなふうに無邪気に自分を信頼してくる姿を見せられると邪険にはできない。
 彼女に本当の意味での味方、友人がほとんどいないことを知っているだけになおさらだ。
 学院につくまでの2時間弱、サイトは美少女ふたり(結局テファも疲れが出たのか船を漕ぎ始めたので、見かねて肩を貸した)に挟まれて、その甘い香りと暖かさを堪能しつつ、ロクに身動きできないという、甘美な地獄を味わうハメとなってしまった。
 「わはは、モテモテだぁね、相棒」
 武器屋で手に入れたインテリジェンスソードの冷やかしは、とりあえず黙殺しつつ、ガチンと鞘の留め金をしめるサイトだった。

 *  *  *  

 「今日のデートは楽しかったですね、サイトさん♪」
 馬車から降りた時は、もう彼女はいつもの(俺たちの前でだけ見せる)「脳天気王女」の表情を取り戻していた。
 もっともそれが多分に空元気も含んでいることもわかってしまったけど。
 だから、俺もつい、口にするつもりのなかった言葉を漏らしてしまう。
476「ニアゼロの使い魔」第九話 -8:2009/03/06(金) 10:28:08 ID:Ligg7RWI
 「トリスタニアを、その目に焼き付けることはできた?」
 ハッと息を呑むアン。
 「……知って、いたのですか?」
 「……姉さんが、ね」
 「そう……」
 傍らにいるテファにはチンプンカンプンな会話だろうが、空気の読めるこの娘は黙って控えててくれるので助かる。
 (ルイズだと、こうはいかないからなぁ)
 「あの、このこと、ルイズは?」
 おずおず尋ねる姫様に肩をすくめて応える。
 「あのドが3つほどつく直情径行なヤツに、こんな事漏らせると思うか?」
 ルイズことだ。もしアンリエッタ王女にゲルマニアとの婚儀の話が持ち上がっていると知ったら、周囲を省みずに突っ走ってしまうに違いないからな。
 そう、俺が今回の騒動に協力する気になった一番の理由もそれだ。
 他国に嫁ぐことになる少女の心からの願いが、「自分の生まれた街を自分の足で歩いてみたい」だと知ったら、幼馴染としてそれを適えないわけにはいかないじゃないか。
 無論、為政者として庶民の生活の一端にでも触れてほしいと思ったことも、嘘じゃないんだけどね。
 「そう……一番の親友に真実を告げないのは心が痛むけど、でも、これでいいんですよね。ありがとう、サイトさん。今日は、とても貴重な思い出ができました」
 まだメイド服を着て、髪も染めたままだったけど、いまの彼女の微笑みは、間違いなく「王族の笑み(ロイヤルスマイル)」と呼ぶにふさわしい輝きを持っていたと思う。

 ──とまぁ、ここで終わっていたら「ほろ苦い青春の一ページ」とでも呼べる光景だったのだが、生憎と始祖(ブリミル)は随分と運命の悪戯が好きなようだ。
 「おや、愚弟くんじゃないか。アンタが虚無の日に学園にいるって珍しいね。うん? そっちのメイドは初めて見る顔だね。シエスタに似てるみたいだけど本人じゃないし……」
 無事に学院の建物に辿り着くまであと少し、という所まで来て、俺たちは知人に声をかけられてしまったのだから。
 「まさかアンタのコレ連れ込んだのかい? カトレアと妹ちゃんが泣くよ?」
 イザベラさん、妙齢のレディが小指を突き出して「コレ」はないでしょう。て言うか、表現が下世話過ぎ。
 「えーと、何というか、そういうんじゃなくてですね」
 想定外の人物に遭ってしまい、何とか俺が上手い言い訳をと考えてるあいだに、イザベラさんの背後にいたシェフィさんが、とんでもない発言をカマしてくれた。
 「ご機嫌うるわしゅう、アンリエッタ王女殿下。サイト様とお忍びで逢引きですか?」
 …………。
 伝説の虚無の魔法以外でも時間を止めることができるってことを、俺は初めて知ったね。
 姫様と、ついでにテファの手もつかんで、猛然と一目散に女子寮に駆け込む。
 一瞬遅れてイザベラさんも追いかけてくる。
 かろうじて、カトレア姉さんの部屋に駆け込み、ロックの呪文を唱えて、ひと息はつけた。
 「こらぁ、鍵をあけな!」
 とは言え、実のところまるで解決にはなっていない。幸い、姉さんやルイズ、偽王女は部屋にいてくれたものの(だからこそ、部屋に入れたわけだけど)、変装を解くには時間がなさ過ぎる。
 イザベラさんの性格からして、怒らせるとドアを爆破するかもしれない。
 結局、これ以上悪目立ちするのはマズいので、イザベラさんたちも部屋に入れて事情を説明することになったのも、ある意味仕方ない話だろう。
 幸い、レア姉さんの親友だけあって、キチンと話せばわかってくれる人だし。
 ……じゃあ、最初から逃げるなという説もあるだろうけど、さすがにあの時は、まさか正体が露見するとは思わなくて慌ててたんだ。
 実際、イザベラさんは同じく王女という身の不自由さを知っているからか、アンリエッタ王女に同情的で、このことは秘密にすることを了解してくれた。
477「ニアゼロの使い魔」第九話 -9end:2009/03/06(金) 10:29:51 ID:Ligg7RWI
 しかし。
 姫様にイザベラさんがガリアの王女であることを知られた(本人がフルネームを名乗ったのだ)のはマズかったかもしれない。
 彼女の力説する豪快な「王族論」にいたく感動しているアンリエッタ王女を見て、イヤな予感はしてたんだよなぁ。

 「今日からトリステイン魔法学院本校の2年生に転入することになりました、アンナ・ヴァーサ・リクセル・オクセンシェルナと申します。よろしくお願いしますね、皆さん」
 カツラか、それとも魔法で伸ばして染めたのか、腰まであるきれいな亜麻色の髪を緩い三つ編みにした碧眼の美少女が学院に姿を見せたのは、それから一週間後のことだった。
 ちなみに、アンリエッタ王女は病気を患って療養中ということになっている。
 それにともない、ゲルマニアとの婚姻の話も無期延期。まぁ、元々各方面から反対の多い話ではあったし、無理も無い。
 (お、俺がわざわざ苦労して教えたことは一体……)
 そう思わないでもないが、まぁ確かに魔法学院で普通の貴族としてしばらく暮らすのも、長い目で見ればいい経験にはなるだろう。
 ──無理やりにでも、そう思わないとやってらんない、ってのもあるけど。

 そうそう。"アンナ"が転入してくるのと同時期に、学院のメイドのひとりが惜しまれつつ職場を去った。
 といっても解雇されたわけではなく、さるやんごとなき筋──どいやら王宮から引き抜き(スカウト)を受けたらしい。
 なお、静養中と言うことで頻度はやや下がったものの、"アンリエッタ王女"は時折国民の前に現れて、その美しい笑顔振りまいている。
 このふたつの間にどんな関係があるのか、あの一件の関係者である俺たちには容易に想像がつくわけだが……さすがに怖いので確かめていない。
 さりげなくアンナに聞いてみたところ、決して無理強いしたわけではなく、高給&好待遇で正式に契約したらしいが……。

 さらばシエスタ、君の優しい微笑みは一生(少なくとも在学中は)忘れない!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
以上。はい、シエスタは、以後この物語からはフェイドアウトします。
(もし出て来ても"アンリエッタ"の影武者として、チラっと見かけるくらいかな?)
黒髪冥土ルートがないのは、こんな理由があったんですね〜。
シエスタファンの方には、大変申し訳ない。
次回は、ちょこっと番外編をはさみます。その次、第10話にて一部(共通ルート)完結です。
よろしければ、もう少しだけお付き合いください。
478名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 13:19:41 ID:Enw64DtN
乙駆れ様です

もし平賀家が源内家と血が繋がって電子技術の権威だったら

城の壁に液晶をつけて番組を流してたら

例1深夜番組にスクイズ 貴族達が怯える
例2非婚同盟 一夫多妻制の世界で放送しても...
479名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 14:18:24 ID:Enw64DtN
ブリミル教はキリスト派かユダ派かイスラム派で考え方が変わるな

キリスト派だと婚式がきつくイスラム派だと多妻だったような...

大公はエルフだから妾にしてたかもしれんし

伝統派のトリスティンはともかく自由派のゲルマニアでは...
でも,スクイズに近い事がリアルにありそうだ

実際、平民だから買い取るようなロリコンが当たり前の世界
ワルドなんて源氏物語だしな

絶対王制だから法律変えて...例えばジョゼフ辺り...
480名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 16:31:10 ID:Fi1O0rz2
ジョゼフと才人パパが友達だという発言が多くて妄想してみた。

才人パパが神の頭脳だった。

才人パパがバイクに乗って走らせていたら目の前に急に鏡が! 避け切れない!!
気がついたらどことも知れない、見たことないような場所(おそらくグラントロワの中庭)
で、これまた見たことないような青い髪の男が呆然と自分を見ている。
状況が飲み込めなくて呆然としていたら青い髪の男が
「誰だお前?」

…男同士のキスシーンはちょっと寒気がするが。
481名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 16:38:27 ID:ujEidkSG
>>479
虚しさを解消できるかもと思って子供を作りまくるジョゼフさんか
482名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 16:48:17 ID:ZUvzq87e
>>481
彼の自己矛盾的に、もし子供で虚しさが解消されてしまいそうになると
その子供をサクっと殺してしまいそーなんだが、相思相愛になりかけた妾を殺したように
483名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 23:59:27 ID:8cxNtHo3
「ゼロのルイズが誰か召喚したぞー」

才人父「あれ?今、王宮の外でタバコ吸ってた筈……」
ジョゼフ「だよな?」
モード「ええ」
484名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 00:01:26 ID:Jqbb6QZZ
ルイズ鵜乳首?
485名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 00:10:03 ID:NH/lDhuA
>>483
その三人はやばすぎるw
とりあえず、お詫びにルイズをサイトのお嫁さんにさせるんですね。
486名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 00:24:10 ID:mMTbSHIi
>483
タバサ「げぇ!?おじさま!?」
487名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 00:28:20 ID:RDiSdkZu
その3人を同時に召喚してやっとルイズに相応しいって
いったいどんだけ器がでっかいIFなんだw
488名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 00:47:29 ID:3vEo1Cd3
王宮の外でタバコ吸ってたって事はまさか王宮内は全面禁煙か
ファンタジー世界で既に公共施設禁煙に踏み切るとは
恐るべしガリア
489名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 02:21:44 ID:kcfjEunc
>>486
何故か、ゆでキャラ風に再生された。
490名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 11:01:40 ID:+qxaRRpp
コルベール先生とマルトー料理長とシエスタの能力を見抜き
厚待遇でヘッドハンティングしてきた三人とか
491名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 11:27:00 ID:JbA3Wpes
>>481
ジョゼフの血縁者のみで構成された北花壇騎士団ですか。
492 ◆aWfrM7UWWY :2009/03/07(土) 16:09:06 ID:6tp8lYc6
オスマンって不死に近い存在だったりして、

直接、攻撃されたり精神力が丈夫なら長生きできるとか

その変わり生殖能力がなくなるから欲求不満なのか
493 ◆aWfrM7UWWY :2009/03/07(土) 16:21:34 ID:6tp8lYc6
北花壇騎士団の初期メンバーはサイトの爺さん

実は才爺は陸自で赤軍を追ってる際に世界扉でガリアに

先代王を助けてガリアの発展に力を入れる、
やがて才爺は孫同様爵位を貰う

彼を疎ましく思う貴族の目を逸らす為
才爺同様の境遇を集めた騎士団をつくり後に北花壇騎士団に

ついでに魔法を使えない事で嫌われてたジョゼフの家庭教育士でもあった

長生きしたい先代王は才爺に頼んで長寿の魔法を捜させる

そして才爺はヘリでオスマンの所に現れ
米軍はベトナム軍と思い攻撃

世界扉の余韻と爆発時のエネルギーとオスマンの魔法が混ざって日本に転移する

494名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 17:35:11 ID:JbA3Wpes
革命派のルイズ
才人「なあ、ルイズ・・・本当にこの世界って守るに値するのか?」
ルイズ「何、言っているのよ。あんたの世界だったらジョゼフ王はとっくに暗殺されているわ」
才人「だよな。間抜けなメイジのお陰で生き延びている奴もいるし、魔法の所為で苦しんでいる奴もいる」
ルイズ(もっともメイジ社会が今までである限り発展はありえないから革命の必要はあるけどね)
才人(メイジを無くせば、それに代わる悪党が現れ皆を苦しめるか・・・)
495名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 17:45:11 ID:8BsLei8G
496名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 18:32:05 ID:6tp8lYc6
>>495

ルイズが巨乳というifかね しかしパイズリはしない筈だ

スレ違いだ、やるならエロパロかニュー速VIPでね。
497名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 19:48:33 ID:ol2HroYi
>>496
>>495は上へのレスでしょう
498名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 19:58:15 ID:RDiSdkZu
>>494
マジレスで突っ込むと
急激な発展がそもそも必要かと言う話がある
必要は発明の母と言う言葉があるとおり
魔法で大抵の事(食料生産に脳移植に怪我の治癒に兵器から武器に労働力まで)
は出来てしまうゼロ魔世界だと、発展する必要自体が少ないと思われる
499名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 20:15:08 ID:Tnvg3UMn
人口も少ないし、乳児死亡率も高くて平均寿命も短いだろう
工業化前の社会だけど魔法で補ってるから産業革命を起こすモチベーションが
存在しないのだろうな

一部の趣味人を除いて
500名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 20:25:07 ID:RDiSdkZu
産業革命に必要な生産物の消費先や資源が無いからなー
石炭やら鉱物やらを得るための鉱山がそもそも存在するかが謎なんだよな
メイジがちょっと魔法使えば楽に鉱物が作れて、鉱物自体の需要も多くないから
命の危険をおかしてまで作るメリット無いだろーし
ドットクラスのメイジで人間7人分の青銅を生産出来ます、精神力回復したら追加生産もOKです!
って、のはある意味で悪夢すぎる、ラインやらトライアングルだとどんだけ作れるか考えたくも無いw
501名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 20:34:23 ID:6tp8lYc6
ところでメイジって酸素と杖があれば宇宙で魔法を使えるのかね?

使えるなら飲料水 電力 火力 練金による建設 風と水で酸素発生
ルイズの虚無でブラックホールができたりジェット推進が使える可能性が...

502名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 21:05:39 ID:RDiSdkZu
>>501
2行目までは出来ないと断言する理由は原作中には特には無いと思うが、そのメイジのセンスしだいでない?
何処までできるかはメイジにょってピンキリだし
3行目はプラックホール作成が虚無でできるかがそもそも不明、ジェット推進は虚無ではなく火系統じゃない?

メイジが宇宙開発してるってIFはありえるのかねー?
移動系の虚無や召喚系のマジックアイテムで宇宙にある人口天体と往復とか
……そもそも宇宙開発するほど土地に駒ってないか、現代と違って
503名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 21:23:08 ID:JbA3Wpes
魔法が発展の余地を奪っているのか。
魔法で食料を始めとする空間と熟練を必要とする技術製品以外の何もかもが作れる
ので知恵を絞りそれに全てを賭ける必要がない。

ハルケギニアは後6000年経とうが1万年経とうが発展する要素が無いな。
504名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 21:27:32 ID:RDiSdkZu
亜人やらドラゴンが居る環境なので
魔法が無かったら6000年どころか数百年単位で人類が滅んでそうだけどねー
あんなチートじみた連中が居る環境下で犬にも勝てるか微妙な人類が生き残って文明築けるのかが……
505名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 21:55:39 ID:6x/4Vky/
ハルケニギアはそこそこ平和で安定してるし産業革命がプラスなるとは限らない。
アメリカみたく余計なお世話になるかもしれん。





506名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 22:02:09 ID:JbA3Wpes
吸血鬼が食料として飼育されるか、エルフや韻獣の保護下に置かれるかしない限り人類の存続は無理だな。
もしくは亜人や竜とかが来ない所で細々と暮らすぐらいしかない。
ブリミルの誕生でそれまで食物連鎖の最下位に近い人類が大躍進を遂げたわけか。
魔法が創意工夫を奪い、ハルケギニアの自然が魔法以外の選択肢を奪ったかも。
507名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 22:42:14 ID:Tnvg3UMn
理想郷で「大魚と令嬢」の続編が!
508名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 01:15:20 ID:sWmM3OkB
虚無の担い手がスクウェア+虚無のよあなチートだったら。
つまりルイズやショゼフが最強だったら。
509名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 01:21:22 ID:vyApVR1f
>>506
そう思うと、我々人類ってすごいかも
510名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 02:49:35 ID:ixhtv170
1994年
才人母「才人、ランドセル似合うわよ」
ジョゼフ「サイト君ももうすぐ小学生か…」
才人父「ああ……どうした?」
ジョゼフ「あ、国民への初等教育の普及を考えていてな……」
才人父「そういや義務教育ってのが無いんだよな、あっちは…」
511名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 05:09:58 ID:ixhtv170
>>468
書き忘れた上に亀レスですまんが、その調子じゃアレか

シェフィールド役は木の実ナナで
おマチさんが浅野温子か
512名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 08:51:43 ID:J5oXb9oa
これは嫌だ
登場人物が全員 現実→ゼロ魔の憑依キャラ なゼロの使い魔
憑依系というのは少数だから成り立つものであって全員だと・・・・
513名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 09:13:02 ID:W1QnS3To
クロムウェル&ジョゼフとウェールズ&王様が手を結んで割と早期にどうやって戦争をやめるかって
秘密裏に何度も折衝するんですね、わかります
現代人の感覚でいきなり戦争のど真ん中、しかも責任者の役を放り込まれたら大変だろうな
514名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 12:56:25 ID:IjQrm9RS
ガリア
ハルケギニア最大の国家、反ジョゼフ派の勢力が強く情勢は不安定
ゲルマニア
ガリアに次ぐ規模の国家だが諸侯割拠の状態で皇帝の権力は弱い
アルビオン
ゲルマニア、ガリアとは比べるまでも無いが最大の空軍を持ち大公取り潰しで動揺が広がったとは言え王権が強く、国内も安定

ガリア=王自体がかなりの策謀家で同盟締結後の不安が大きい
ゲルマニア=皇帝の王権の弱さを利用して諸侯を上手く扱えばトリスティンの基盤強化が狙える
ロマリア=宗教勢力を理由に中立を守る為とか言い、土壇場でトリスティンを切り捨てる可能性が高い
アルビオン=王が剛直で融通が利かないがゲルマニア、ガリア、ロマリアと比べると遥かにやりやすい相手

アンアンがアルビオンに近付いたのは正しい選択だったかも。
515名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 16:29:24 ID:sq2AdmEm
>>512
たまに見掛けるけどさ、赤子時や幼少時に憑依するのはいいとして、すぐに原作年齢まで持っていって尚且つ元の記憶を完璧に保持してるってタイプの話は納得が行かない。

何年もその世界に住めば記憶も霞むだろうし、価値観もどんどん毒されていくだろうし。
その辺の描写がきちんとされてないのは面白くない。
516妹ルイズの人:2009/03/08(日) 20:51:13 ID:HUUwpxyO
>501、502
つまり「宇宙英雄物語」的世界観ですね、わかります。
そのままだとクロススレ行きだけど。

ところで、ちょっと長いですが「ニアゼロ」のつづき、投下してもよいでしょうか?

517名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 20:56:13 ID:hqazcPDB
しえん
518妹ルイズの人:2009/03/08(日) 21:07:04 ID:HUUwpxyO
では、「ニアゼロの使い魔」投下させていただきます。
(最後ですので、番外−本編−番外と一気に投下します)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「ニアゼロの使い魔」番外編 其ノ弐.おねーさんはツンツンツンデレ

 エレオノール・アルベルティーヌ・ル・ブラン・ド・ラ・ブロワ・ド・ラ・ヴァリエールは、トリステイン魔法アカデミーの優秀な研究者である。
 "正史"における彼女の研究命題は、1に「カトレアの治療」、2に「ルイズの魔法失敗の改善」であった。
 しかしながら、この世界においては上記の問題は10年前に"なぜか"一応の解決をみている。
 代わりに彼女が研究テーマに選んだのは、義弟サイトの魔法能力の向上であった。
 ルイズを上回るツン成分比率の高さ故誤解されやすいが、実はエレオノールは(少なくとも身内に対しては)非常に思いやりの深い女性だ。
 邪険にしつつ、案外かわいがっている弟の、「コモンスペルしかまともに使えない」という厄介な体質を改良してやりたいと考えるのも、ごく自然な流れだろう。
 プライベートを省みない精力的な研究の結果、(彼女自身の婚約解消という多大なる代償を支払いつつも)いくつかの研究は身を結びつつあった。

 しかし……と、彼女は思案にくれる。この研究の成果を、はたして公表してしまってもよいものか、と。
 彼女が作り出したのは、「メイジの段階を無理やり引き上げる指輪」であった。
 簡単に言えば、この指輪をはめることで、ドットがライン、ラインがトライアングル相当の魔法を使うことができるのである。
 無論、さまざまな限界、制約はある。
 たとえば、トライアングルをスクウェア級にブーストすることは、ついに叶わなかった(指輪が壊れた)。
 また、個々の指輪は水、火、風、土のいずれかに対応しているし、仮に、火・火のラインメイジが水の属性強化指輪をはめても、火・火・水のトライアングルになるわけではない。
 自分の得意とする属性のみを伸ばせるのだ。
 精神力消費の燃費についても、指輪で強化しても元のままだ。あくまで「一段階上のスペルを使用できるようになる」だけだ。
 ただ、思わぬ副産物もあった。
 この指輪をはめれば、平民であってもドットメイジ相当の魔法が使えるようになるのである。
 精神力の消耗が激しいとか、詠唱が遅いなどの欠点はあるものの、学問的技術的に見るなら、画期的な発明と言ってよい。
 しかしながら、本当にこれを発表してもよいのだろうか?
 彼女の発明はあるいは、ゲルマニアなどであれば大いなる歓呼の声をもって迎えられたかもしれないが、ここは伝統を重んじるトリステインである。
 これを一般に公開することで貴族からの激しい反発が起こることは、想像に難くない。
 また、彼女自身、貴族としてメイジとしての自分に相応の誇りと自負を持っている。
 これを渡せば、確かに弟もリッパな(と言えるかは微妙だが)一人前のドットメイジとしてふるまえるだろう。しかし、それでよいのか?
 悩んだ挙句、結局彼女は自分の研究の成果を「意図せぬ偶然の産物」として上司に報告するに留めた。
 (やっぱり、男子たるもの、自分の力で逆境を乗り越えるものよね、ウン)
 その後、肩の荷を下ろした(開き直ったともいう)エレオノールは心に余裕ができ、前より人当りがやわらかくなり、時に笑顔を見せるようにさえなったという。
 魔法学院の講師を引き受けたのも、その一環だ。
 もっとも、彼女の研究の成果は、思わぬところで利用されることになるのだが……それはまた、別のお話。
<終わり>
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「地下水」のようなマジックアイテムがあるのだから、こういうアイテムも作れないことはないだろうと、考えました。「思わぬ利用方法」については後述。では、本編最終話をどうぞ。
519「ニアゼロの使い魔」第十話:2009/03/08(日) 21:10:11 ID:HUUwpxyO
 「ふぅ……夜風が気持ちいいな」
 魔法学院の大ホールでは、毎年恒例のフリッグの舞踏会が開催されている。
 いや、さっきまでは、会場でギーシュやマリコルヌといった男友達連中と飲んで食べて騒いでいたんだけどね。
 ところが、いざパーティー開始となった途端、急に周囲の目が厳しく……というか怖くなったので、バルコニーに避難してきたってワケ。
 「まったく、俺がそんなにモテモテなわけねーってぇの」
 グラマー美女のキュルケとは確かに仲がいいけど、あれはどちらかって言うと男女の仲って言うよりは、むしろ「悪友」に近いノリだぞ?
 シャルロットだって、あるキッカケで助けたことから懐かれてるだけだ……それに確かに美少女だけど、手ェ出したらなんか犯罪ちっくだし。
 イザベラさんの場合は何となく「姐御」って呼びたい雰囲気なんだよなぁ。気分は戦友……ってか愚連隊の隊長と副官って感じ?
 アンナは……まぁ、見てるだけならかなりハイレベルかもしれんけど。でも、ホントはあの娘、この国のアレだし。第一、アルビオンに初恋の君がいるって聞いてるしなぁ。
 カトレア姉さん? うん、まぁ、俺にとってのひとつの女性の理想像ではあるよ。でも血が繋がってなくても、やっぱり「姉」だし、俺も「弟」扱いだしなぁ。
 ルイズ? ああ、付属の学生は、まだ舞踏会に出られないんだよ。いたらいたでうるさいだろうけど、兄として妹の可愛さは、認めるにやぶさかではない。
 は? ティファニア? いや、だからあの娘は、俺の使い魔、パートナーなんだって! ミス・ロングビルにも、手を出さないようでっかい釘刺されてるし
 「──相棒よぅ、そんだけ親しい娘っ子の名前が出てくれば、モテない君につけ狙われるのも、無理ないんじゃねーか?」
 あの日王都の武器屋で手に入れたインテリジェンスソード、"デルフリンガー"は、ボロい見た目に反し、軽くて切れ味がいいんで結構掘り出し物だった。
 剣のくせに口数が多くて陽気で楽しいヤツなので、テファとは違った意味で、俺の相棒になりつつある。
 今も、儀礼用の鞘に換えて、正装した背中に背負っているのだ。
 「……やっぱ、そう思うか、デルフ?」
 「ああ、普通まるっきりモテないヤツが、すぐさま親しい女の子の名前を5人も6人も挙げられないって。しかも、全員とびっきりのペッピンさん揃いじゃねーか」
 うぅ、やっぱり客観的には、そう見えるのか。噂じゃあ、学院嫉妬団とかいうおバカな組織が秘密裏にできて、俺を目の敵にしてるってマリコルヌが教えてくれたしなぁ。
(ちなみに、教えてくれた本人には、実はガールフレンドがふたりもいたりする。マリ公のクセに!)
 「勘弁してくれよ〜。ホント、誰ともそんな深い仲にはまだなってねーんだから」
 「まだ、ってことは、そうなる予定はあるんですか?」
 「そりゃ、まぁ、そういう事をチラッとくらい考えなかったわけじゃあないけど」
 って、今の声は……。
520「ニアゼロの使い魔」第十話-2:2009/03/08(日) 21:11:11 ID:HUUwpxyO
 「テファ! どうしてここに……と言うか、その格好は?」
 どうやらテファは、バルコニーに外から続く階段から、上がってきたらしい。
 しかも、その服装は、仕事着代わりのメイド服でも、このあいだ町で買ってきた私服でもない。パールホワイトのカクテルドレス姿だった。
 長袖&膝丈で胸元の露出も少なめだが、上品な仕立てがティファニアの魅力を十二分に引き立てている。
 最近はたいてい後ろでポニーテイルにまとめていたので、久しぶりに見る髪を下ろした姿も、なんだか新鮮だ。
 「えっと……マチルダ姉さんのお古を手直ししたものなんだけど……似合いませんか?」
 バカみたいにポカンと口を開けたまま見とれていた俺は、恥ずかしそうなテファの言葉に慌てて首を横に振った。
 「あ、いやいや、よく似合ってる。見違えたなぁ」
 そう言えば、つい先日の偽フーケ騒ぎのとき、テファも思わぬ活躍を見せてくれた。
 "土くれのフーケ"を名乗る賊が操る巨大な鉄製のゴーレムを、何とか俺達で倒したものの、気が緩んだ直後に不意を突かれて、本当なら俺達の誰かが命を落としていたかもしれない。
 でも、ティファニアが、シルフィードやフレイム、ヴェルダンデといった使い魔たちを巧みに指揮することで、俺達の誰一人として傷つくことなく、盗賊を捕縛することができたんだ。
 まあ、結局その自称"土くれのフーケ"は偽者だと判明したわけだけど。
 あとで聞いたところによると、テファの発揮した能力は、かつて始祖ブリミルの4つの使い魔のひとり、「神の右手」ヴィンダールブの特性と同じものらしい。ルーンも確かに似てる。
 なんでそんなご大層なルーンが、俺みたいな落ちこぼれメイジの使い魔に宿ったのかはわからない(いや、テファ自身はすごくいい娘なんだけどね)。
 ともあれ、お手柄ということで、ティファニアも特別に今晩の舞踏会への参加を許されたのだ。
 「うれしい! ありがとうございます。あの……ご主人さまは踊って来ないんですか? 皆さんお待ちかねのようですけれど」
 テファに言われて会場を覗き込めば、見知った顔の女生徒たちが、いつもの制服とは異なるパーティドレスに着替えて、誰かを探しているみたいだ。
 俺は────。

1.「ヴァリエール公爵が息女、カトレア・イヴェット・ラ・ボーム・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール嬢のおなーーりーーーー! 」とアナウンスされたカトレア姉さんの元に急ぐ。
→姉妹ルートへ

2.いつもにも増して可憐な姿から男子達に迫られて閉口しているシャルロットと、彼女を庇いつつ適当に男子からの誘いを受け流している色っぽいキュルケのところへ行く。
→氷炎ルートへ

3.次々にぐいぐいとカクテルを飲み干しながら、豪快な物言いで周囲を煙に巻いているイザベラと、そんな彼女と対等に話しているある意味"大物"なアンナの歓談に加わる。
→双姫ルートへ

(4.「じゃあ、踊ろうか?」とテファを誘ってバルコニーでダンスする。
→猫耳半妖精ルート)……一度クリアーしないと選択肢出現せず

  Which do you select?

 −第一部・終了−
521「ニアゼロの使い魔」第十話-3end:2009/03/08(日) 21:12:15 ID:HUUwpxyO
以上で、「ニアゼロ」の使い魔、第一部「共通ルート編」は終了です。
長々とスレ占拠してきましたが(そしてこのあとすぐ番外編も投下しますが)、とりあえず、このスレでの本編はここまでです。ご静聴(というのも変ですが)感謝します。
以下、第二部の構想……と言っても、いまのところ投下の予定はありませんので、皆さんの妄想力で補完してくださると有難いです。

●姉妹ルート
アンナことアンリエッタの頼みで、アルビオンに赴くこととなったサイトとルイズとカトレア。護衛役として魔法衛士隊のワルドも同行する。旧交を温める間もなく、アルビオンに急ぐ4人。
紆余曲折の末、目的のウエールズ王子と出会い、密書を渡した一行だが、土壇場でワルドが裏切る。
「なぜだ! なぜなんだジャン兄ちゃん!?」
「"ジャン兄ちゃん"か。懐かしい響きだ。サイト君、僕も君のことはずっと弟のように思っていたよ」
「だったら、なぜ!?」
「たとえ妹を悲しませようと、弟を我が手にかけようと、進まなければならない道というのもあるのさ。……おしゃべりはここまでだ!!」
絶体絶命の危機を、ヴァリエール家の3人は果たして乗り越えられるのか!?
そして、サイトとカトレア、ルイズの関係にも、新たな変化が……。

●氷炎ルート
シャルロットの実家のオルレアン領で何か不都合が起こったらしい。不安がる彼女を助けるべく、キュルケとサイトも一緒に帰郷する。
ラグドリアン湖の増水事件を経て、その黒幕がレコンキスタのクロムウェルであると判明。
さらにクロムウェルの陰謀手はゲルマニア/トリステイン国境にまで伸びていた。
サイトは苦境に陥った、ふたりの女友達のどちらに手を貸すのだろうか?

●双姫ルート
姉の頼みで学生会を手伝うこととなったサイト。もうひとり「書記見習い」として入ったアンナとともに、副会長のイザベラにしごかれる、それなりに充実した日々が続く。
しかし、ほどなく姉妹ルートと同様の事件が起こる。異なるのはアンナ自らがアルビオンに赴く決断をすること。
護衛としてサイトが選ばれ、また偶然話を聞きつけたイザベラ(+シェフィ)も強引についてくることに。
もはや玉砕を待つだけのアルビオン王家に、彼ら一行は何をもたらすのか!?

以上です。
それでは、引き続き番外編?をお楽しみください。
522妹ルイズの人:2009/03/08(日) 21:13:20 ID:HUUwpxyO
※番外編というより本編8、9話から派生したパラレルなIFです。
※18禁ではないですが、微妙にエッチくさいと言うか"ふえてぃっしゅ"な描写もあります。
※シエスタがヤンデレならぬヤンデル(もしくは覚醒)気味。ファンには辛い内容かも。
──以上を踏まえたうえで、暇で、かつ好奇心旺盛な人のみ、お読みください。
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「ニアゼロの使い魔」番外編IF 「造花の姫百合」

 人前で生まれたままの姿になったことなど、何年ぶりだろう。数年前、街で働く従妹と一緒にお風呂に入った時以来かもしれない。
 (なんだろう。不思議な感覚……)
 羞恥心を紛らわせるように、ぼんやりとそんなことを考えつつ、彼女はそこに立っていた。
 無論、現在の状態は快適とはほど遠いが、あのカトレアとサイトのふたりから頭を下げて頼まれて、引き受けたのだ。身分違いながら彼らと友誼を通じている以上、協力を惜しむ気はない。
 週に一度の休みがつぶれるのは確かに痛いが、その代償として金貨2枚をもらえるというのだから、半日余りの"アルバイト"と考えれば破格の条件なはずだ。
 ほどなく、王女自らが彼女の頭にガラスの小瓶に入った薬を振りかける。片方の手に杖を持ち、呪文を唱えているところからして、魔法も併用しているのだろう。
 液体の冷たさを感じるまでもなく髪が、続いて顔の表面がほのかに熱くなる。
 まるで目に見えない刷毛で頭部を撫でまわされているような感覚。
 だが、それもすぐに終わり、自分の方を見た少女達は感嘆の声をあげていた。
 どうやらうまくいったらしい。
 そして、王女が身に着けたものを脱いで、自分と同じ一糸まとわぬ状態となったところで、ようやく次のステップが始まった。
523「造花の姫百合」 -2:2009/03/08(日) 21:14:41 ID:HUUwpxyO
 まず最初に腰から胸元までを締め付ける純白のコルセットを着けられた。
 形状自体は彼女の叔父が経営する「魅惑の妖精亭」で働く女の子たちが着ているビスチェと一見似ている。
 ただし、上質のシルクでできたそれは、彼女のウェストを強烈に締め付け、魅力的なボディラインを作るような構造になっていた。
 しかも、ただ着けただけでも窮屈なのに、カトレアとルイズのふたりがかりで腰部の紐をグイグイ締め上げるものだから、普段よりも10サント近く腰が細くなったように感じる。
 「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから」
 親の仇とばかりにギュウギュウと紐を引っ張るルイズが、冗談混じりにそんなことを言ってくる。あるいは、彼女の胸部で揺れるふたつの膨らみに妬心を煽られたのかもしれれない。
 それでも彼女も女だ。下着による補整のおかげとはいえ、蜂のようにキュッとくびれた自分のウエストを見ると、ややナルシスティックな感慨を覚えるのを止めることはできなかった。
 次に身に着けるのは薄紫色のガーターベルト。続いて下着を履こうとしたところ、カトレアに止められたのだ。
 「あらあら、そうしないと、ご不浄に行く時、困ったことになるわよ?」
 なるほど。納得した彼女は、太腿の半ばまでの長さのあるストッキングに脚を通す。
 大根足というほどではないが、少し足が太いのを気にしていた彼女だが、白い長靴下に包まれた彼女の脚は、すらりとした優美さと女らしい肉感を兼ね備えて見える。
 コルセットを着けたときと同等、いやそれ以上の感慨──歓喜が胸の奥に湧いてくる。
 ストッキングがずり落ちないようガーターベルトの4本のベルトに止めてから、彼女は最後に残った下着、ショーツを手にとった。
 コルセットとお揃いのそれは、やはり白いシルク製だったが、彼女が普段はいているコットンのそれとは異なり、かなり布面積が少ない。
 さらに、その少ない布部分の3分の1近くが半ば透けたレースで構成されている。
 彼女の慎ましい感性からすれば、非常に恥ずかしい代物だったが、まがりなりにも一国の王女のお召し物にケチをつけるわけにもいかないだろう。
 また、デザインはともかく、その肌触りの良さは流石最高級品といったところか。他の下着もそうだが、肌に吸いつくような感触は、彼女を陶然とした気分にさせる。
 いよいよ今度はドレスの番だ。品の良いライトパープルのドレスは、スカート部に膨らみを持たせるためのパニエが入っており、ひとりで着るのは困難だ。
 やむなく、再びルイズたちの手を借りることとなった。ついでにカトレアは、このようなドレスを着たときの裾さばきについても教えてくれた。
 手首から手の甲までを覆う独特の形の袖は初めてで多少戸惑ったが、しゃなりと優しく包まれているような感覚は、決して不快ではない。
 「あ! 手よ、手! 姫様、まだ秘薬はあります?」
 水仕事をするメイドとしては、彼女の手は荒れていないほうだが、それでも杖より重い物を持ったことのないお姫様とはさすがに異なる。
 しかし、ルイズの進言で僅かに残った秘薬を垂らし、王女がスペルを唱えることで、ほっそりと優美な指先から綺麗に整えられた爪まで、そっくりとなった。
 「深窓の姫君の手」を窓からの日差しにかざしてその仕上がりを確かめると、王女──そして彼女自身も満足げに深くうなずいた。
524「造花の姫百合」-3:2009/03/08(日) 21:15:38 ID:HUUwpxyO
 最後に背中のジッパーを上げてホックを止めるのは、やはり一人では出来ず、カトレアの手を借りることとなった。
 コルセットのおかげか、ドレスはあつらえたように彼女の体にぴったりだった。上質の絹布の感触は肌になじみ、無性に浮き浮きした気分になってくる。
 靴を履き、耳にイヤリング、首にネックレスをかけ、マントを羽織れば、一応着替えは完了だ。
 ヒールの高さには最初は不安だったが、しばらく部屋の中を歩くことですぐに慣れた。
 それにしても、コルセットの窮屈さを除き(というかそれが普通らしい)、王女が着ていたどの衣裳も彼女の身体にピッタリだった。
 無論、体つきが似ているからこそ、今回の王女の影武者に選ばれたわけだが、それでもまさかこれほどとは思わなかった。
 ふと傍らを見れば、王女の方も、先ほど彼女が脱ぎ捨てたメイド服に着替えている。
 見ていたわけではないが、おそらくは下着まで自分のものを身につけているはずだ。
 自分の一番恥ずかしい秘密を姫に知られてしまったような気恥ずかしさと、本人了承のうえとはいえ、その姫の秘密をも知ってしまったかのごとき錯覚を感じてしまう。
 そしてさらに、その"秘密"をふたりで共有していることに対する背徳感と昂揚が、甘い戦慄となってゾクッと彼女の背筋を駆け抜けた。
 「ウフフ……じゃあ、姫様、シエスタさん、こちらへどうぞ〜」
 カトレアに手をとられて、姿見の前まで連れて行かれた。鏡にかけられた布が取り去られる。
 一瞬の躊躇いののち、彼女は鏡に映っているはずの自分の姿に視線を向けた。
 そこにいたのは、まごうことなくアンリエッタ・ドトリステイン──この国の第一王位後継者であり、「トリステインの至宝」と謳われる気高く美しい姫君の姿があった。
 予想したこととはいえ、事前の予想を遥かに上回る完璧な化けっぷりであった。

 最初の驚きから覚めると、彼女の心は表現し難い喜びと満足感に満たされていく。
 思っていた以上に上手く変装できたという安堵なのか、あるいは憧れの「お姫様」にひと時とはいえなれることへの子供っぽい興奮なのか。
 いや、そうではない。彼女は理解した。
 先ほど微かに感じた苛立ちの正体……彼女は、王女の"裏の姿"に失望していたのだ。
 表立っては、まさに気高く美しいまさに「姫君の中の姫君」とも称賛しうるアンリエッタ王女。
 しかし、その実態は、幼馴染の少年達に駄々をこね、拗ねたり媚びたりする、ごくあたりまえの貴族の娘と変わらない少女だった。
 それを咎めるのが筋違いだと言うことは理解している。「王族だって人間だ」と言われればそれまでだ。
 しかし、理不尽と思いつつ、彼女にとって「アンリエッタ王女」は神聖不可侵なまさに「トリステインの至宝」の異称に相応しい存在であって欲しかったのだ。
 だが、そんな彼女の想いを「裏切った」女が、髪を黒く染め、質素なメイド服姿で自分の傍らに立っている。
 そして、鏡の中の自分の姿は、まさに彼女が憧れた「姫君」そのものであった。
 傍らの「メイド」、そしてヴァリエール家の姉妹と亜人の少女に、己れの密かな興奮を気取られぬよう、彼女は黙って鏡の中の「姫君」を見つめ続けた。
 おもしろい。半日あまりとは言え、自分は「本物の王女以上に王女らしい、理想の姫君」を演じてみせよう。
 かなり無謀な目標と知りつつ、彼女は内心でそう決意していた。
525「造花の姫百合」-4:2009/03/08(日) 21:16:35 ID:HUUwpxyO
 その後、3人の少女たちが部屋を出てすぐに、彼女はカトレアによって即席の王女様講座を強制受講させられるハメになった。
 アンリエッタの声色でしゃべる事に始まり、立ち方、歩き方、座り方と言った基本動作はもとより、王女らしい言葉遣い、食事時のマナー、周囲の人間関係。
 さらには、アンリエッタ個人のちょっとした癖や仕草に至るまで、カトレアは自分の知る限り知識を彼女に与え、彼女も次々とそれらを習得していく。
 それには、もちろん先ほどの「決意」が関連していたことは言うまでもない。
 それは、やりがいのある役柄を演じることに役者がのめりこんでいく気持ち、あるいはもっとシンプルに着せ替え人形でままごと遊びする女の子の感情に似ていたのかもしれない。
 もっとも、この場合、「お人形さん」のポジションが、彼女自身だったわけだが。
 モチベーションの高さもあってか、すぐに彼女は"アンリエッタ"の臨時代理を半日演じる程度なら、まったく問題ないレベルの演技を身につけることができた。
 しかし、それでも彼女が理想とする「貴婦人中の貴婦人」というレベルには、まだ及んでいない。
 「このようなことで、本当に大丈夫なのでしょうか?」
 それゆえ、つい弱音を吐いてしまう。
 「大丈夫、貴女は十分よくやってると思いますよ」
 カトレアの言葉はまぎれもなく本心であったが、弱気になった今の彼女には響かない。
 不安そうな彼女の面持ちに、しばしのあいだ思案をしていたカトレアは、ポンと手を打ち合わせた。
 「じゃあ、最後にわたくしが、この"お芝居"が上手くいくようなおまじない……いえ、魔法をかけてさしあげますわ」
 「魔法、ですか?」
 少しだけ興味を持ったらしい彼女に、カトレアはうなずくと宝石箱から、細い銀の鎖にぶら下げられたアメジストのペンダントを取り出す。
 「いいですか? このアメジストを集中してジーッと見つめていてくださいね」
 彼女がその言葉に従うと、カトレアはゆっくりと振り子のようにペンダントを揺らす。
 ほどなく、彼女の目から意志の輝きが消えて、ぼんやりと心ここにあらずといった気色になる。
 「はい、そのままじっと見ていてください。じっと見ていると……あなたの瞼はゆっくりと閉じて、眠りの世界に入っていきます。
 ただし、その状態でもわたくしの声だけは聞こえます。」
 彼女に"碧緑色の"瞳が閉じられたのを確認すると、カトレアは優しく語りかける。
 「貴女のお名前は?」
 「──シエス…タ」
 「そうですね。でも今だけは、そのお名前は心の奥に沈めて忘れてください。これから半日間は、"アンリエッタ・ド・トリステイン"が貴女のお名前です。いいですね?」
 「は……い」
 「では、アンリエッタ王女とはどんな女性だと思いますか?」
 問われるままに、彼女は己の中の理想的な姫君像を語る。
 「はい、よくわかりました。確かに"アンリエッタ王女"は、おっしゃるとおりの素敵な女性ですね。
 それでは、これから貴女に王女のティアラをかぶせます。それと同時に貴女は貴女自身が先ほど説明したような、素晴らしい"王女"になりきらなくてはいけません。できますよね?」
 「はい」
 「ティアラをかぶると同時に貴女は目を覚まします。では、いきますよ……ハイッ!」

 *  *  *  
526「造花の姫百合」-5:2009/03/08(日) 21:17:09 ID:HUUwpxyO
 ひととおりこの学院における王女としての務め("視察"という名目の見学)を果たした彼女は、今、カトレアの部屋で優雅にアフターヌーンティーをヴァリエール家の姉妹ふたりと楽しんでいる。
 「…………」
 楚々とした所作でカップを持ち上げ、香りを楽しんでからカップに口をつける"アンリエッタ"の様子を、ルイズが探るような目つきで見ている。
 「ルイズ、どうかしまして?」
 その可憐な朱唇から滑り出る声も言葉も、まごうことなくアンリエッタそのものだ。
 「……ねぇ、貴女、本当はシエスタ、なのよね?」
 隠せぬ戸惑いを言葉の端ににじませて、ルイズが尋ねる。
 「あら、たかだか5年ばかり会っていなかったからと言って、幼馴染の顔を見間違えるなんて、ヒドいですわ、ルイズ」
 その受け答えにもまったく破綻がない。
 「ち、ちぃ姉さま〜」
 情けない顔で助けを求める妹に、カトレアは"アンリエッタ"と顔を見合わせ、ふたりでコロコロと笑う。
 そんな様子さえ、ありし日の姉と幼馴染の"姫様"そのものだ。
 ルイズはますます混乱する。
 真相を知っているはずのルイズでさえ、その事を意識しなければ、目の前にいるのが"偽りの王女"であることを忘れそうだった。
 ついつい本物のアンリエッタに対するのと同じ丁寧な態度をとってしまい、最初はバツの悪い思いをしたものの、姉や"姫様"が動じないため、気にするのを止めて、自然に振る舞うことにする。
 その後、「幼馴染のレディ3人の和やかなお茶会」は、イザベラに追われたサイトがテファと"偽メイド"を連れて、カトレアの部屋に駆け込んで来るまで続いた。
 いや、それどころか、本物のアンリエッタを前にしてさえ、彼女の"王女"ぶりは揺らがない。アンリエッタ本人さえ、もしかしてこれは自分の偏在なのでは、と目を見張ったほどだ。
 結局、カトレアが「ティアラを外す」ことで暗示を解除するまで、彼女は立派なプリンセスぶりを、皆に披露し続けたのだった。

 *  *  *  
527「造花の姫百合」-6:2009/03/08(日) 21:17:50 ID:HUUwpxyO
 そこまでなら、単なる笑い話(とは言え、話せる相手はごく限られるが)で済んだだろう。
 しかし、イザベラに焚きつけられたアンリエッタは、今年度末までという期限つきで、名と身分を偽って学院に入ることを、母である女王と宰相マザリーニ卿に認めさせてしまう。
(ちなみに、偽名と出身については、どうやらアンリエッタの知人である、小国の姫君のそれを借りたらしい)
 王宮のごく限られた上層部の間とはいえ、そのことが決定された事で、シエスタの運命までも思いかけない方向へと捻じ曲げられることとなった。
 アンリエッタが王宮に帰った翌々日、シエスタは王宮からの召集を受けたのだ。
 どうして、しがない1メイドの自分が、王宮か呼び出しを受けるのだろう? まさか、あの日の入れ替わりがバレて、厳罰には処せられるだろうか?
 知らせを受けたシエスタは、馬車に乗せられているあいだ中、生きた心地がしなかった。
 幸い迎えの使者はカトレアも同時に指名していたため、ともに馬車に乗ったカトレアが励ましてくれたのでやや落ち着いたが、そうでなければ恐慌のあまり失神していたかもしれない。
 結局、シエスタの危惧は半分だけ当たりで半分は外れだった。
 いや、正確に言うなら、「バレた」のではなく、「アンリエッタが自分からバラしてしまった」のである。
 これは、彼女が学院で行くこれから一年足らずのあいだ、「王女」の身代わりを務める影武者が必要となったからだ。
 本来は適当な女官でも選び、フェイスチェンジをかけて教育するのが筋なのだが、そこでアンリエッタがついウッカリ、学院での入れ替わり劇の顛末を漏らしてしまったのだ。
 お付きの女官も護衛の騎士たちも気がつかなかったとあって、興味をそそられた女王が、その学院のメイドを王宮に連れてくるように命じたのだ。
(実際、当日の同行者は全員呼び出され、事情を伏せて聴取を受けたが、誰ひとり王女が偽物だったと気づいていなかった)
 さすがに平民のメイドを非公式とはいえ宮殿の奥深くに連れてくるとなると、いろいろややこしい手配が必要となるが、その点はアンリエッタの友人カトレアの「お付き」としてクリアーする。
 この国の最高権力者ふたり──マリアンヌとマザリーニの前に連れて来られたシエスタは、ロクに口も聞けないほど緊張していた。
 しかし、いった席を外しアンリエッタとカトレアの手で、再びあの日と同じ変装と暗示を施されることで、女王と宰相さえそれとは気づかぬほど"アンリエッタ"になりきってみせた。
 実際、しばらく"王女"とふたりが歓談し「それにしても遅いですわね、あの娘たち」と女王が漏らしたタイミングで、カトレアとアンリエッタが登場。
 それどころか、現れたアンリエッタを見て……。
 「ほう、言うだけあって、なかなかの化けっぷりですな」
 「ええ、母親であるわたくしでも、ちょっと見間違えそうになりました」
 「ですが、陛下、あちらの化けた娘は、ほんの少し気品が足りないのでは?」
 「そうですね。それにやはり本物の方からは、わたくしへの愛情と尊敬が態度のはしばしに感じられますし」
 「はい。とはいえ、その差異は僅少。確かに、少し仕込めばものになるでしょう」
 と散々くさされ、本物の方が大いにむくれるという一幕まであったのだ。
 準フェイスチェンジの秘薬の存在とその特性(ディテクトマジックに引っ掛かりづらいこの薬が出回ることの危険性)。
 王女の入れ替わりという大事件に、供の者が誰も気づいていなかったという不祥事。あるいは、それに公爵家の子女たちが関与していたという頭の痛い事実。
 諸々の事実の隠ぺい、そして、真実を知る者を最小限に留めておきたいということもあり、シエスタは今後一年間、アンリエッタの替え玉を務めることが決定する。
 普通なら、王家直々の命令に平民のメイドが逆らうなど考えられないが、それでもアンリエッタの進言もあり、形式的にだが本人の意思確認は行われた。
 "王女"モードのシエスタはあることを条件に、身代わり役を務める事に同意する。
 公式には、シエスタは学院に行った時のアンリエッタが見染めて(?)自分付きの雑用をする小間使いとして、王宮に召し抱えたことになった。
 無論、学院には通知が送られ、またタルブの実家にはシエスタの手紙とかなりの額の支度金が贈られて、前述の体裁が整えられた。
528名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 21:22:53 ID:8qMSzP0s
      |ハ,_,ハ
      |´∀`';/^l
      |u'''^u;'  |
      |∀ `  ミ  ダレモイナイ・・・
      |  ⊂  :,    シエン スルナラ イマノウチ
      |     ミ
      |    彡 
      |    ,:'
      |''~''''∪


               l^丶            
     もさもさ支援   |  '゙''"'''゙ y-―,     
               ミ ´ ∀ `  ,:'     
             (丶    (丶 ミ     
          ((    ミ        ;':  ハ,_,ハ
              ;:        ミ  ';´∀`';,  
              `:;       ,:'  c  c.ミ  
               U"゙'''~"^'丶)   u''゙"J


            /^l
     ,―-y'"'~"゙´  |   もさもさ支援
     ヽ  ´ ∀ `  ゙':
     ミ  .,/)   、/)
     ゙,   "'   ´''ミ   ハ,_,ハ
  ((  ミ       ;:'  ,:' ´∀`'; いまのうち
      ';      彡  :: っ ,っ
      (/~"゙''´~"U    ι''"゙''u

529名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 21:28:48 ID:8qMSzP0s
             /^l     ・・・マンゾク・・・
      ,―-y'"'~"゙´  | 
      ヽ *´∀ `* ゙':
      ミ        ゙':
      ゙, ∪   ∪''ミ    ハ,_,ハ
       ミ       ;:'   :´∀ `';
       ';      彡    ,''u u.ミ
       ∪~"゙''´~"U     u''゙"J.


さるさん?>妹ルイズの人
誰かもう二回支援カキコタノム

駄目なら22時のリセットで行けると思われ
530名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 21:30:08 ID:5hfySOLk
しえーん
さるさんって支援が4回入ると解けるの?
531名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 21:33:21 ID:4Vb78yaH
ニアゼロ支援
532名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 21:37:37 ID:W1QnS3To
しえん、さるさんってたいへんですね
533名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 21:41:48 ID:8qMSzP0s

               /^l
        ,―-y'"'~"゙´  | >>530もさ♪ 連書き三回以上(板によって違う)で
        ヽ *´∀ `*  /)    広告コピペ対策の「連続投稿」扱いもさ
        ミ       ".;'    
      / ̄ ̄ ̄旦 ̄ ,/\  支援カキコはこれの回避もさ
    /.__旦_____/   \ 
   / ̄ ハ,_,ハ     ヽ     / これ回避せず短時間(板によって違う)に連投続けると
   /  ,:'   '/) モシャ♪   /  さるさんになってしまうもさ
 /   :: o  ;;      \/   こうなるとうとリセット待つしかないもさ
534妹ルイズの人:2009/03/08(日) 22:15:19 ID:HUUwpxyO
ご想像どおりさるさんくらいました。支援感謝です
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「造花の姫百合」-7

 さて、シエスタがつけた条件についてだが、実際それは女王や宰相にとって願ってもないことだった。
 彼女は「できうる限り王女本人についての情報を教え、また自分がこれから"王女"として誰にも疑われないよう教育してほしい」と願い出たのである。
 彼女が偽者だとバレては困るのは、ふたりも同じである。無用の混乱を避けるため、何しろ最小限の人間にしかこの事は知らされていないのだ。
 元より短期間にスパルタで仕込むつもりであったが、影武者本人にその意欲とやる気があるなら、それはそれで結構なことだ。
 しかしながら、主にその任に当たったマザリーニは、改めて驚愕と感嘆を覚えることとなった。
 もともとただの平民のメイドでしかない彼女は、しかしながら現状でも十二分に王女にふさわしい立ち居振る舞いを習得していたのだから。
 一時的な演技ならともかく、王女のおかれた立場上、ほぼ一日中人目があるはずなのに、まったくボロを見せない。
 あくまで気品に満ち、あくまで優雅で、あくまで知的で美しく、そして万人に優しい。まるで、生まれた時から王女であったかのような、堂に入った姫君ぶりだった。
 また、一国の王女として最低限必要な知識・常識についても、乾いたスポンジが水を吸うようにまたたく間に吸収していく。
 1ヵ月も経つと、実はあまり勉強が好きではない様子の"本物"とさほど遜色ないレベルにまで達したため、「病気療養中」の看板を下ろして「静養中」に変え、一部の公務に出席させてみた。
 そのすべてを、"アンリエッタ"は(ややもすれば本物以上に)完璧にこなしてみせる。
 3ヵ月が過ぎるころには、あらゆる公務をもまったく問題なくこなすようになっていた。
 その中には、本来王女が処理すべき案件ながら、彼女の力不足故、マザリーニが代行していたものまで含まれる。おかげで激務に喘ぐマザリーニの勤務状況が幾分緩和されることとなった。
 宰相ばかりではない。トリステイン女王であり"アンリエッタ"の母親でもあるマリアンヌとの関係も、非常に好ましいものだった。
 "本物"の娘とは決して仲が悪かったわけではないが、それでも夫が死に、彼女が代わって王位らについてから、どこか疎遠になっていた感は否めない。
 あるいはそれは、国を支える"王"の役割を果たす母へのアンリエッタなりの気遣いであったのかもしれないが、ただ一人の家族である愛娘に他人行儀にされて寂しくない母親はいない。
 ところが、本来血の繋がりも何もない赤の他人であるはずの今の"アンリエッタ"は、その点、非常に模範的な"娘"だった。
 公的な場ではあくまで「女王に対する王女」という立場を崩さないものの、ひとたび公人の立場を離れれば、公務に疲れた母の身を気遣う優しい娘の顔を見せる。
 自らも王女としての公務を処理しつつ、必ず朝夕はマリアンヌと食事を共にし、就寝前のひとときは私室で一緒にお茶を飲みながら、その日あった出来事を話し合う。
 女王が理想としていた母娘関係がいつの間にか構築されていた。

 また、公務につくようになってから、"アンリエッタ"はひとつの指輪を渡され、身に着けるようになっていた。
 それは、サイトたちの長姉たるエレアノールが開発し、そのまま公にされることなくアカデミーの倉庫に死蔵されるはずであった「水の属性強化指輪」であった。
 完璧に見える"アンリエッタ"といえど、さすがに自力で魔法を使うことだけはできない。
 しかしながら、この指輪をはめていれば、修練次第でドットクラスの魔法とコモンマジック程度は使えるようになるのだ。
 そして、努力してどうにかなることを、今の"アンリエッタ"が為し得ないはずがない。
 2月ほどの鍛練の結果、さすがに魔法を連発するには精神力が不足するが、水のドットメイジとしては十分な力量を発揮するのを見たとき、宰相は今の"王女"が紛れもなく天才だと確信した。
 同時に、始祖ブリミルは、何故この天才を王家ではなく市井の平民に生まれさせたもうたのか……と深く嘆いたという。
 今までフェイスチェンジの維持(3日に一度くらいの割合で、水のスペルを唱えればよい)は、マリアンヌ王妃自らが行っていたのだが、これで"王女"自身が行えるようになった。
 そうなると余計に、王妃から今の"王女"が"偽者"だという意識は希薄になる。
 それが本人への裏切りと知りつつ、女王も宰相も「今の"アンリエッタ"の方が王女としてふさわしく好ましいのでは?」という思いが時折フッと湧きかけては、慌てて否定するということを繰り返すようになった。

 *  *  *  


535「造花の姫百合」-8:2009/03/08(日) 22:17:06 ID:HUUwpxyO
 "アンリエッタ"が、「トリステインの至宝」から「トリステインの聖姫」とまで呼ばれるようになった頃が、この国と彼女、そしてその周辺の人間にとって一番幸せな時期だった。
 最初は一年の約束だったが、このまま卒業するまで"アンナ"の学院への在籍が認められることは、もはや内定していた。
 (ある種ヒドい話だが、"アンナ"よりも彼女が王女としている方が有益と判断されたのである)
 しかし、幸福や平穏と言うものは、ある日唐突に破られるものと相場が決まっている。

 まず最初の凶報は、ほかならぬマザリーニがもたらすこととなった。
 無期延期、事実上の破棄となっていた、ゲルマニアとの婚姻話が、再度持ち上がっているというのだ。
 「殿下、申し訳ありませぬ」
 マザリーニは深く頭を下げた。
 かつての無能……と言わぬまでも為政者としての自覚の欠けたアンリエッタ王女であれば、人身御供に差し出すこともやむなしと割り切れた。
 しかし、今の"王女"は王位を継ぐ者としてこれ以上ない適材、いや逸材なのだ。
 無論、彼女自身が王位につくことはないとわかってはいたが、この入れ替わり劇のあとも彼女を側近として王女のそばにおくことが、内々に決まっていた。
 彼女に貴族の身分を与えるための養女とする先まで検討されていたくらいだ。
 しかし、アルビオン王国の崩壊とレコンキスタの台頭は、それを許さなかった。
 今やゲルマニアとの同盟は弱小国トリステインの命綱とさえ言ってよかった。
 ほかならぬ"王女"の進言で空軍の強化が始められた直後のことだけに、タイミングの悪さは悔やんでも悔やみきれない。
 いまのマザリーニの選択肢はふたつ。
 ゲルマニア皇帝の花嫁として、本物の王女を呼び戻して嫁がせるか、あるいはこのまま偽りの王女を素知らぬ顔で差し出すかだ。
 信義と道理からすれば、前者を選ぶのが当然だが、現在の国際情勢を鑑みる場合、一概にそうとも言い切れない。
 ゲルマニアにトリステイン唯一の嫡子を嫁がせると言うことは、下手すれば(たとえば暗殺でもされれば)トリステイン正統王位の血統が絶えるということでもあるのだ。
 その点、後者を選べば「真相がバレる」こと以外、デメリットはトリステイン側にはない。
 そして、彼女の王女ぶりは、そう簡単にはバレないであろうことも確信させるに足りた。
 「そうですね、国を背負う王女としては、それが最良の選択でしょう」
 事もなげに頷く"アンリエッタ"。
 「わたくしは、王家の血など一滴も持たない"偽りの王女"ではありますが、それでもこの半年あまり、王女として国政に僅かながら関わり、この国の行く末を案じてきました。
 臣下が、民が喜び、平和に暮らしていけるようにすることが、王族の務め。
 その最後の務めが"王女としてゲルマニアに嫁ぐこと"であると言うなら、喜んでこの身を捧げましょう」
 「殿下、ありがとうございます……」
 マザリーニは再度頭を下げた。本物のアンリエッタであれば、不興と不満を顕わにし、嫌がったであろうこの婚姻を、偽者である"王女"の方が、国のためにと従容として受け入れたのだ。
 (本当に……始祖の用意した運命は、時に考えられぬほど残酷なことを我々に強いる)
 常々思い浮かびかけては慌てて否定してきた思いが、このとき明確に形を為したからといって、宰相を責められる者はいないだろう。
 (嗚呼、この方が本物の王女でさえあったなら!)
 もしそうであれば、マザリーニは老骨に鞭打って、ゲルマニア王に差し出す以外の方法を全力で模索したであろう。


 とにもかくにも、王女とゲルマニア王の婚約が告知された時、平民貴族を問わず国民の大半が非難と反対の声をあげた。"王女"は様々な意味で国民から愛し、慕われていたのだ。
 しかしそれも、王女自らが王宮のバルコニー、そしてトリスタニアの広場にて演説をすることで、徐々に収束していく。
 「あのお優しい姫様が自らを犠牲にしてまでこの国を守ろうとされている」
 そういった内容の風聞がそこかしこをかけめぐり、すぐにそれは「レコンキスタ許すまじ!」といった風潮へと変化していった。
 「──マザリーニ卿、これで有事の際の備えと心構え、世論を作ることはできましたね」
 「ご慧眼、恐れ入ります」
 無論、それすらも"王女"の計画のうちだった。別に国民を偽ったわけではない。自分の気持ちと婚儀の目的を正直に伝えることが、最良の結果を生むであろうと予測していただけだ。
536「造花の姫百合」-9:2009/03/08(日) 22:17:40 ID:HUUwpxyO
 同時期に、魔法学院生徒数名がアルビオンに潜入したとの報告があった。
 そのメンバーの中にアンナの名前を確認したことで、宰相を始め真相を把握している者たちには戦慄が走った。さすがに"王女"も予想外の事態に眉をひそめたが、それでも状況証拠より、アンナの"目的"をほぼ正確に推理していた。
 おそらくは、恋仲である王子に亡命でも薦めに行ったか、あるいは昔の恋文でも取り戻しに行ったか、いずれにせよ愚かなことだ。
 どちらにせよ、素人の学生などに任せず、公式に特使を派遣するなり、あるいは極秘に間者を使うなりすればよい。裏切りのリスクを計算に入れても、その方がまだ成功率は高い。
 幸い、くだんの学生達は(一部負傷者はいたものの)全員無事とあり、また事を公にしないためにも"潜入"の事実は闇に葬られた。
(故に国家としての処罰はなかったものの、学生達はオスマン学院長にこってり絞られることとなった)

 ほどなく、王統派が貴族派に敗れ、アルビオンがレコンキスタの手に落ちたという知らせがトリステインにも届いた。
 "王女"の要請のもと、以前より万全の態勢を整えていたトリステインは、すぐさま国境沿いに守備隊を展開。同時にゲルマニアとの連名で使者をアルビオンに派遣し、休戦協定に漕ぎ着ける。
 つかの間の平和が来た、と貴族平民問わず多くの人々が思ったであろう。
 しかし、元より貴族の虚栄や甘えを持たず、平民にはない知識と戦略を身につけた"アンリエッタ王女"は警戒を緩めなかった。
 この時期最後の凶報は、アンリエッタ王女の婚礼の祝賀に来たアルビオン艦隊による茶番、自作自演の被弾騒ぎを皮切りとする、アルビオンの宣戦布告という形でもたらされた。
 しかしながら、そういう事態も十分起こりうると考えていた"王女"は、ウェディングドレスのまま会議に臨んで、狼狽える貴族たちを一喝。
 マザリーニ宰相との協力体制を築いていた王女は、マリアンヌ女王の許可を得て、すぐさま親衛隊を率い、あらかじめ通達してあった一軍とともに最前線へと駆けつけたのだった。
 煤にまみれ、あちこち破壊された"故郷"を見たとき、しばし彼女の瞳に悲哀の色がうかがえたものの……目を閉じ、再び見開いた時には、彼女は全軍を鼓舞する勇敢な"王女"の貌に戻っていた。

 さて、その後の流れ自体は"正史"と大きく変わるところはない。
 ただ、タルブの村の被害が幾分小さくなり、またルイズが"エクスプロージョン"を発動させたものの、傍らには使い魔がいなかったことくらいか。
 虚無の使い手を擁することによる軍事的優位を得たトリステインは、王女を嫁がせることなくゲルマニアとの同盟を維持。
 アンドバリの指輪に操られた亡者・ウエールズ王子の来訪にも冷静に対処し、逆に「死者を弄ぶ異端の徒」とクロムウェルを非難することで世論を動かし、他の諸国にも効果的に働きかける。
 無論、その中心となって精力的に動き続けたのは、常に"アンリエッタ王女"であった。

 クロムウェルの死とともにレコンキスタが瓦解して間もなく、アルビオンを併合したトリステインにおいて、ついに"アンリエッタ"の女王戴冠の儀が行われることとなる。
 万人の歓呼の中、真実を知るごく僅かな人々──マリアンヌ、マザリーニを除くとほんの数名だけは、複雑な心境ではあったが、同時にこの日が来ることが必然のようにも感じていた。
 儀式を目前にした控え室で、"王女"は何者かから届けられた手紙に目を通していた。
 「"ふたりとも元気です。春には子供が生まれます。 アンナ"……ですか。
よかった、と言うべきなのでしょうか。ちょっと複雑ですわね」
 言いながら、発火のコモンマジックで手紙を燃やす。
 「アンリエッタ殿下、そろそろお時間なのですが、よろしいでしょうか?」
 「ええ、問題ありませんわ。今、行きます」
 控え室の外から遠慮がちに投げられた声に返事をしつつ、"王女"は立ち上がった。

 *  *  *  
537「造花の姫百合」-END:2009/03/08(日) 22:18:20 ID:HUUwpxyO
 最初は、手の届かぬ偶像への単純な羨望と憧憬であった。
 しかしその偶像が地に落ちた時、そして自分がその代役を務めることとなった時、彼女は決意したのだ。
 その"憧れ"を、"理想"を自ら体現しようと。本物よりも本物らしくあろうと。
 いわば"意地"にも似たその感情は、しかし多くの人々と出会い、様々な知識を教わり、国の中枢部分に触れることで徐々に変化していく。
 この国を、祖国トリステインを少しでもよくしていきたい。そして、今の自分は、そうする事ができる立場にある。
 ならば、"王女"としての立場にいる限り、自分のできる限りのことをしていこうと。
 そう、本当にそれだけの話だったのだ。
 その決意の果てに、今、彼女はこの玉座に座っている。

 *  *  *  

 その後、戴冠したアンリエッタ女王は、「虚無の聖女」や「ヴァリエールの双璧」らの力添えのもと、激動の時代、30年余りにわたってよく国を支えた。
 貴族には真の誇りと寛容を、平民には努力と勤勉を、そして身分の上下を問わず学習の重要性を説き、自らそれを率先した彼女は、多くの臣下臣民から慕われることとなった。
 ただ、不思議なことに彼女は一生独身を貫き、後継者としては「虚無の聖女」の息子を王子として迎え入れた。
 そして、その王子が成人すると同時に位を譲り、その後は王宮を出てとある片田舎に隠棲し、60年あまりの生涯を終える。
 後の世に「トリステイン中興の祖」と謳われることとなった彼女の真意を知る者はいない。

-FIN-
-------------------------------------------------
以上です。内容的には、アンリエッタルートでサイトが「王女としてのアンを守りぬく」ではなく「ふたりで駆け落ちする」を選んだノーマルエンドの裏面を想定してます。
(↑いや、実際にアンアンルートを投下する気力はありませんけど)
自分で書いてて、偽アンリエッタことシエスタの完璧超人っぷりに、「嘘くせー」と思いますが、ま、洒落ということで。
というわけで、長らく、私の妄想(ニアゼロ)にお付き合いいただき、ありがとうござました。
538名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 22:38:25 ID:8qMSzP0s
第一部完結おめ&投下乙です>妹ルイズの人

「造花の姫百合」はスレでの疑問上手く解決してるなぁ

スレタイ合わせで
「もしシエスタが理想の姫君像を完璧に演技できたなら」
で独立させても良いんじゃないかと思うような出来で
堪能しました


ところで、以後第二部のルート募るのですか?
以前投下されてたときにそれっぽい話が出てたので、
切りのいいところになるまで感想控えていたんですが
539妹ルイズの人 :2009/03/09(月) 01:13:54 ID:55HOgOLa
>538
>ところで、以後第二部のルート募るのですか?
いえ、そういうわけではありません。どうもこのスレでは浮いたSSになってきましたので、このヘンが潮時かなぁと。
ちなみに、サイトがハルケギニアにいる理由は、「家政夫」という単語を出せばわかる方がいるかもしれません。
540名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 01:18:17 ID:7BD6KCnI
浮いてない!
ちっとも浮いてはいないですぞ!

これからも続きをどうかお願いします
投下が無くなると思うと爺は悲しくて悲しくて・・・・

ご一考下さい
541名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 08:59:47 ID:GMtOg/gp
妹ルイズさんお疲れ様です
そしてそんな悲しい事を言わんで下さい(泣)





ふと思ったダングルテール虐殺におけるIF

ヴィットーリアが逃げ込んだ村を特定し、焼き討ちに来た実験部隊
ところが村には誰もおらず、肝心のヴィットーリアや炎のルビーも見つからず

隊員「駄目です!村には誰もいません!」
コルベール「何!?」
隊員「まさか……既に事を察知していた!?」
コルベール「(これは一体どういう事だ?)」
542罵蔑痴坊(偽):2009/03/09(月) 20:36:46 ID:Ruw8kl7O
>541
.  o ┣┯┫ジャーン!
 (゙ヽ―◎┃  ジャーン!!
 /> .┃  ┃    ジャーン!!!

コルベール「げぇ、孔明!?」
隊員たち「「あわわわわ」」
543名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 21:11:26 ID:WLLTjGWO
異教徒がよりあつまって暮らしてるよーな集落1個がまるごと空になってて気がつかないとか
無能とかそーゆー以前なトンデモ現象な気がする、むしろ超常現象?

コルベールは焦って足取りおって殺しにはしるだろうな
疫病が発生して、その村の住人の足取りが追えないとかマジ悪夢
544名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 21:16:34 ID:JvYQ7CCH
コルベール達が焼き討ちに行った村はあらかじめ作っていたダミーの村で本物の村は別の所にあった
ダミーの村が焼き討ちにあっている間に村人達は逃げたので事なきを得た
545名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 21:37:11 ID:WLLTjGWO
ダミーの村って……コルベールを地図も読めないほど無能にせんでも……
546名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 21:41:35 ID:T9WfV6+k
情報が漏れて対策立てられたとかの方が・・・
547名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 21:42:48 ID:F6Txfv+/
二つの村を使い分けていたのだが、
御上に届けていた方の村が襲撃時期は無人で
結果的にダミーになったとかは?
実は遊牧の民で夏は山、冬は里の村を使い分けるとか、
村特有の宗教的儀式で満月の時期は隠れ里に移動とか。
548名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 21:45:20 ID:WLLTjGWO
>>547
国内にある、あきらかに火種になるのが分かりきってる危険な村を
監視も管理もしないで届出通りに受理余裕でした!
しかも、周囲の村や行商の商人に「疫病」の拡散を防ぐ目的できたのにまるっきり確認もしてません!
と、あまりに間抜けにならないかね?
549名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 21:53:43 ID:JvYQ7CCH
>545
似たようなことをして空襲から難を逃れたって話があるそうな
魔法があるのなら陸上戦にも応用できるかなと思って
550名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 22:02:03 ID:T9WfV6+k
村の地下にはカッパドキアみたいな地下都市が建設されてたり
551名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 22:04:49 ID:F6Txfv+/
村人の祖先が貴族名を剥奪された土高レベルのメイジ。
イメージ的には落ち武者の隠れ里ってどうだろう?
552名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 22:29:34 ID:WLLTjGWO
>>549
すぐ近くまで近寄って見るうえに移動速度がたいしたことがない地上と
移動速度がおおきく、高度のために距離も離れてる空襲で
その行為を応用しようとしたら>>551 的な隠れ里にするしかないだろうな
地上の村がダミー 本来の街は地下とか
いや、それでも優秀な土メイジやら地中を移動出来る使い魔がいると一発でばれそーだが
「疫病」をなんとかするために必死でさがすだろーし
553名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 23:05:32 ID:F6Txfv+/
先住魔法なら、村人全員を隠せないかな?
祖先がエルフと貴族の土メイジで、恋に落ちて二人は駆け落ち。
そして、地上の村と、避難用の地下の村を作った。
村人のほとんどがエルフとメイジの子孫達だが、
当然、対外的にはこのことは秘密。
初代村長である貴族は寿命で死亡したが、
エルフはまだ生きていて地下の村に住んでいる。
また、エルフの外見的特徴が強く出た子供も地下の村へ。
554名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 23:12:43 ID:Xwhjrn5i
>>553
秘宝とかヴィットーリアとか口実で、ロマリアはその村滅ぼしたくて仕方なかったんじゃないかな、それ。
555名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 23:13:44 ID:WLLTjGWO
……マジで燃やしてしまえそんな危険な村
放っておいたらマジでトリステンが他国から攻められて滅ぼされるw
556名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 23:22:16 ID:hwzfaV5P
もしもゼロ使の世界が
スターウォーズみたいな世界で
ハルケギニアが銀河系で
トリステイン、ガリア、ロマリア、ゲルマニア、アルビオンが惑星になってる
才人が乗る戦闘機はX−ウィングになりそう

557名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 23:22:40 ID:Ika5sxGs
黒い霧に覆われ村の所在を見失ったと言うのはどうだろう。
霧が晴れた後には村の痕跡など無くただ木々が覆っていたとか。
ところでイリュージョンって気配や臭いとかも誤魔化せたっけ?
558名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 23:49:50 ID:WLLTjGWO
>>557
匂いや気配を感知出来るよーなの相手に原作で使われた事はないはずなので不明
559名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 23:50:44 ID:hgGOPc2J
>>553
そんな村為政者なら村民ごと問答無用で殲滅するしかないだろうw
560名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 00:00:38 ID:Ika5sxGs
魔法学院に入ったのがメンヌヴィルだったら
死闘の末、コルベールを下したメンヌヴィル、隊長を倒したのは良いが目標を喪失する。
炎蛇が以前に言っていた破壊以外の火の使い道を探す為、特殊部隊から脱隊し魔法学院に勤める。
そこでオスマンの恩人から破壊の杖の話を聞き感銘を受け、より強力な兵器を生み出すべく日々研究を進める。

才人の召喚で研究が一気に進み学院の一角が完全に兵器工場と化す。
561名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 00:12:39 ID:NVANTFV9
破壊の杖は理解できないんじゃないかね?
コルベールでさえ理解不能な品物なんだし
562名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 00:16:07 ID:ROG+kAGu
もしデルフリンガーがガンタールブの剣とわかり伝説扱いされていたら。
さらに歴代の所有者も英雄でその凄さが知れわたっていたら。
563名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 00:30:24 ID:NVANTFV9
国宝になったうえで、トリステンの武術が剣と杖を使った2刀流が基本になってそーだな
いつか自分もガンダールヴの剣を下賜されて英雄を目指すのが騎士の目標になりそうだw
564名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 00:38:31 ID:5PCYVA1n
しかしその剣は実は贋物。
本物はトリスタニアのとある武器屋にあって、娘さんが日々振り回しているのでした。
565名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 00:41:36 ID:NVANTFV9
偽者→見た目綺麗な上に切れ味鋭く高位の固定化がかかった逸品、さらに英雄の手に渡ってきた
本物→見た目みすぼらしいボロ剣、イーヴァルディの勇者達の手にわたり、武器屋の娘さんの手に渡った

こうですか! わかりません!
566名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 01:08:45 ID:DcnPxkZg
>>565
偽物の方はプラシーボ効果というやつですね!
567名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 02:03:47 ID:fnU8oz1/
偽物の方はカリン様も握った事がありそうだなw

ところで武器屋ルイズの人のデルフってさ、店主も憎まれ口をたたきつつもかなり大事にしてたよな。
一応店には並べつつも家族に近い感覚っぽいから、珍しがって買おうとする客には何だかんだ言って売らない気がする。
あの世界観なら正史通りに進んでも才人に売り渋ったりして。

ていうか、どうやってあの武器屋の手にデルフが渡ったんだろう?
568名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 06:27:32 ID:kuSiCN0E
君は運命を信じるかい?
人と剣の間には『引力』があるということを
569名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 09:47:13 ID:ROG+kAGu
贋作よりも兄弟剣の方が面白いかもしれない。
570名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 11:14:56 ID:1v6+4ZVJ
偽者はよくみるとデルフリソガーだったりするのか
571名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 12:34:00 ID:fnU8oz1/
>>570
偽物はよく見るとデルフリンカーで固定ダメージ1だったりするのか。

てかさ、インテリジェンスウエポンの類いって珍しくないらしい割に二本しか登場してないよな。
そしてデルフも地下水もランク的に最高クラスっぽい性能。
ただ喋るだけとか、やたら無意味な能力(おみくじ機能付きとか)ついたハズレなインテリジェンスソードもあるのかね?
572名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 12:44:15 ID:ozeTFfVO
珍しくないんじゃなくて作るやつがいないんじゃないかと思う
意味のないことするなって事で
ガーゴイルのことを知っていればインテリジェンスウェポンを見てもああ、そうかですむし
573名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 13:18:49 ID:JL2NO/zu
多分ソードイーター本多ががんばりすぎたんだよ
574名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 14:25:04 ID:NVANTFV9
地下水にしろデルフにしろ、持ち主の体を操ったり魔法を使ったりと
意思が無いと機能的に仕方が無い理由はあるので
よーっぽど変わり者か失敗作か未完成かボケて忘れてるのでなければ
意味の無いインテリジェンスソードは無いんじゃないかねー?
575名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 14:32:22 ID:dHM9pM8G
かなり前の情報操作が生きてるんじゃないか。
正直インテリジェンスウェポンは危険だし、市井に実際の性能を隠蔽して無価値なものと認識を改めさせたとか。
576名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 15:41:57 ID:ozeTFfVO
地下水やデルフ並の性能を出せるインテリジェンスソードを作成可能かどうかも怪しいと思う
スキルニルは過去の魔法使いが作ったそうだし、それと同じようにファンタジーでよくある失われた魔法技術って可能性もあるだろう
そういう性能を出せない物を作れなくなったとするとインテリジェンスにする意義はかなり薄れると思う
577名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 15:54:47 ID:NVANTFV9
ゼロ魔世界だと、一人産業革命コルベールやら脳移植したミノさんやら
ギアスのシスターやら肉錬金娘やら、個人の才覚で技術格差が異常に出るからねー
何処かの天才が作って、他の人には理解できずに失伝、天才によって再発見とか普通にありそうだ
切羽詰って必要だったり他人に理解されなかったりするとより顕著に
578名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 17:05:47 ID:Zahj6gvc
冒険飛行家なIFを1つ
シエスタの祖父が日本海軍の零戦乗りではなく
空賊を狩る戦闘艇乗りで乗ってたマシンも
零戦52型ではなくカーチスR3Cになる




579名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 18:14:06 ID:zM2/0bFz
インテリジェンスウェポンっていうか知性を付与させた道具が珍しくないって話だから、
武器系はそんなにないんじゃない?
喋るランプとか鏡とかはあるんじゃなかろうか、ファンタジー的だし。
デルフとか地下水レベルのとんでもアイテムは珍しそう。
基本、貴族の娯楽みたいな気がする。
580名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 18:18:02 ID:ozeTFfVO
インテリジェンスと言ってもAIとはかなり使い方とか違うんだろうな
計算や記憶が人間を遙かに上回るって事はないみたいだし
581名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 18:39:53 ID:pWs8Zs7X
>>578
節子、それはこのスレの該当やない、クロススレ行きや
582名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 19:27:20 ID:DLMlK1xi
兵器に目覚め敷島博士(ゲッターロボ)と同じ人種となったメンヌヴィルのIFとか。
才人がガンダールヴだと言う事を知り、才人を連れ学院の宝物庫に入り浸りになるメンヌヴィル。
フーケ捕縛の際
白炎「盗賊の捕縛に行くのならこれなどどうだ」
才人「・・・(火石:白炎がフレイムボールを篭めた石、使用回数は一度、使えばオークでも骨すら残さず焼き尽くす)
目的はフーケの抹殺じゃなくて捕縛なのですが・・・」
白炎「なーに、こそ泥一匹消えた所で助かる者は居ても困る者は居まい」
ルイズ(フーケよりこいつの方をどうにかしないと・・・)
583名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 19:31:36 ID:NVANTFV9
>>582
火石はオーク鬼どころか、艦隊を楽に焼ける規模なので
個人戦闘の距離で使ったら自爆にしかならないんでない?
584名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 20:06:38 ID:DLMlK1xi
メンヌヴィルが勝手を上げるため個人でも扱える威力が小さい物を発明したと考えてください。
585名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 20:13:52 ID:kBsfd4Q9
どう見ても黄燐手榴弾です。あ(ry
586名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 20:31:33 ID:NVANTFV9
>>584
・エルフの手でしか人工的には作れない
・自然界にあるものを掘り出して使うしかない
・強固なために武器として使用するには虚無でヒビを入れるしかない

これをクリアーして実用化か、マジ天才だな
587名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 20:39:01 ID:WODoAchh
もしも、本当にアンリエッタがゲルマニアに嫁いだら
実際のところ、トリステイン王家はどうなるんだろうか
588名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 20:56:33 ID:r5CeAoPx
ポルトガルとスペインで似たようなことやってなかったっけ昔
589名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 20:57:30 ID:DLMlK1xi
ジョゼフが魔法に見切りを付け科学に力を入れていたら・・・
魔法がまともに使えない事の劣等感から魔法を必要としない技術の開発に力を入れるジョゼフ。

変化はシャルル暗殺が保守派と革新派の戦いの一環になるぐらいか。
590名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 20:59:35 ID:RQUbNYeu
競争吸収合併を繰り返して拡大してきた新興国と、明らかに停滞してるっぽい伝統が売りの小国じゃあ、バリタリティが違いそうだしなぁ。
そのうち併?されていたのではあるまいか。対等な同盟とは思えんし。

ゼロ魔の世界で国盗りゲーム作ったら、かなり強力な国だよね、ゲルマニア。
虚無の血統とかのチートな奥の手がないから、ドンドン技術開発を推進して国力をつけていく、みたいな。
591名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 21:16:14 ID:7N53fOl/
ゲルマニアは諸侯の力が強そうなイメージが有るから、即応性は低そうだなぁ。
592名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 21:17:21 ID:NVANTFV9
>>587
王族がアンリエッタ以外いないっぽい(ヴァリエール家みたに血を引いてるのは居るだろうけど)から
実質的にトリステンとゲルマニアの合併になるかと
土地も隣接してるし、歴史がありメイジが多いトリステンと新興国だけど活力のあるゲルマニアだから
割と強国になると思われる、両国の国境警備があくから軍事的にもかなり楽になるだろうし
レコンキスタの陰謀がなければ普通に国を防衛できてたんじゃないかなー?
……あんまり良い噂をきかないから、トリステンをレコンキスタに潰させてからおもむろに取り戻して領土にしそーな気もするがw
593名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 21:49:18 ID:7oorpV+D
召喚される使い魔の格とか強さとかが、伝統的に
女メイジならオッパイの大きさに、男メイジならチンコの大きさと
密接な関係があるなら?

板!だったり貧弱!だったりすればするほど、強力だったり立派だったら
悲惨である。
594名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/10(火) 23:59:36 ID:5gvcxpYt
1983年頃
ジョゼフ「日本での足用にスカイラインを購入したぞ」
才人父「ほう、しかしお前は日産にこだわる傾向が強いようだが……『プリンス』だからか?」
ジョゼフ「さあな。さ、初ドライブと行こう。」


ブリミルより日本製を信じるジョゼフさん
595名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 00:23:17 ID:XFwqSUly
才人父「それにしても免許持ってたのか…」
ジョゼフ「当たり前だ。こっちは二種免まで持ってるからな。」
才人父「(んなもんまで持ってたのかよ…)」
596名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 09:34:31 ID:aKtUNnpn
2種取って何やる気なんだよw
597名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 10:07:15 ID:Ju8okIW1
こういうifはどうでしょう。
原作ではイザベラは自己正当化のためにタバサを疎んでいるわけですが、もしイザベラとシャルロットの絆がもっと深く、シャルルが殺された直後に、シャルロットを保護していたら。
「たとえ父親がどうあれ、この子に罪はない! シャルロットはあたしの妹だ!」
って感じで生まれて初めての父王への反抗。ジョゼフはおもしろがってそれを認め、シャルロットは正式にイザベラの妹──ガリアの第二王女となる。
母親は北の塔に幽閉されたものの健在。
イザベラとシャルロットは百合一歩手前の仲良し(かつどこか病んだ)姉妹として育つ。
ふたりは密かにガリア国内でジョゼフ反攻のための牙を研ぐみたいな。
それを察知したジョゼフにシャルロットはトリステイン留学という形で引き離される。
「ごめん、シャルロット。あたしにもっと力があれば叔母様を自由にしてあげられるのに。それに今回の留学だって……」
「ううん、いいの。お姉さまも無理なさらないで。ただ、時々でいいから、お母様に面会してあげて」みたいな。
囚われのオルレアン公夫人もイザベラを娘同然に可愛がり、ますますイザベラは父を憎むとか。
……なんかコードギアスっぽいかも
598名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 10:13:30 ID:8qC5ibe/
もしゲルマニア皇帝が若い青年で美形ならアンリエッタと結婚→強国へとなるなww
599名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 10:48:20 ID:3aDH36Yq
>>598
ナウでヤングなイケメン皇帝と
アルビオンの世継王子との狭間で揺れ動く女心

オバ様方に人気な韓流ドラマ風味で
アンリエッタを描くですよ___


想像したら笑いが止まらなくなった
腹痛ぇw
600名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 11:12:55 ID:XFwqSUly
>>596
いや、調子に乗って書いただけ
ただジョゼフさんが運転免許取ったら全部一発合格な上に、フルビット免許になってそうな気が…
601名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 12:02:05 ID:BiW+RobM
ふと思いついたIF。
もしもゲルマニアとの同盟の政略結婚の相手としてアンアンではなくルイズが指名されていたら?
王家の唯一の血筋を外に出すことを嫌がったために交渉に交渉を重ねた結果、
領土の一部を譲ることと、王家の血筋に近い公爵家の娘を嫁に出すということで同意。
だが、エレオノールは公爵家の跡継ぎで当時はまだ婚約者がおり、
カトレアは病弱のため、ルイズに白羽の矢が。
602名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 12:28:12 ID:WeQjJoT/
年齢的にはマリアンヌさまの方がいいんじゃないか?
603名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 13:46:14 ID:R+cqvEnU
>>602
子持ちの既婚者を送ってどーするw
唯一の王族とかになったら、それでもよーしゃなくおくられそーだが
604名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 15:47:06 ID:8qC5ibe/
>>602
マリアンヌって何才なんだろ?
王家だし結婚早くて15〜6でアンリエッタを生んだとしたら32、3才?
まだ頑張れば一人や二人産めるじゃないかww
605名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 16:05:48 ID:zENwrOY9
その計算でだいたいあっているだろうけど、
逆に言うと既に孫の一人や二人いてもおかしくない訳で。

年下の叔父叔母、年上の甥姪が15,6世紀では結構いたっぽいし。
606名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 16:33:02 ID:36G/vNLS
16巻で40をいくつかすぎたばかりって書いてあるな。
ジョゼフといいジェームズといい、あの世界の王族は子供作の遅いな。
607名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 16:38:38 ID:cq+I6DMz
武器屋ルイズを読んでて思い付いた。

ルイズ「私の虚無力を受けてみろっ!」
デルフ「いっけぇぇぇっ!! ハイパー○ーラ斬りだぁっ!!」

武器屋ルイズならできそうな気がする。
608名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 17:05:42 ID:WeQjJoT/
ゲルマニア皇帝が
「母娘丼大好き!!」
とか言っちゃう
609名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 17:28:16 ID:5XjIeuYE
>>606

つくりすぎると政権問題で悩む
610名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 17:29:48 ID:5XjIeuYE
>>599

それサイトに寝取られフラグ

しかもゲルマニアが身を引く
611名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 17:35:53 ID:ulMCV7m/
>>606
実は兄がいたんだけど死産とか、幼少期に死んだとか。
612名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 18:01:49 ID:R+cqvEnU
水の秘薬と水メイジで採算さえ考えなければ
中世のような悪夢な出生率のために子供を作りまくっておかないと
血筋を残せません! って、事が少ないからじゃないかねー?
あとは、カリン様の若い頃には武勇伝的に戦争とか色々あったっぽいので、単純にそれで死んだのかも?

最新巻の記述だとそれなりに妾や愛人作って、正妻意外と王族達は頑張ってはいるよーだけどねw
虚無のマジックアイテムでゲート作って浮気とか、5人目の虚無っぽい娘やら血統管理に突っ込みいれたいw
613名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 18:15:08 ID:xxb90BLc
>>607
むしろ武器屋ルイズが“加速”を使えれば最強じゃね?
相手は気が付いたら斬られていたり、一瞬で無数の投げナイフが自分を取り囲んでたりとかする。

二つ名は攻撃を誰も避けられないという意味で『不可避』とか。
614名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 18:21:16 ID:SJXMlrxT
>>613
トリスティンに生の情報を知るためにお忍びで来たジョゼフが武器屋ルイズと遭遇ですか。
何故か、二つ名に「ルイズ・ザ・ワールド」と言う言葉が浮かんだ。
615名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 18:21:19 ID:mhD9EU/X
>>613
虚無魔法"加速"を戦士ルイズが使えば最強だな。
ガンダールヴはサイトで、コンビ組んだら対人戦闘では無敵だな。
616名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 18:26:10 ID:R+cqvEnU
加速の魔法つかえるルイズだと神の頭脳なサイトが呼ばれることになるのかねー?
原作通りにガンダールヴだと、虚無の魔法詠唱の時間を稼ぐための折角の神の盾が
虚無の魔法使い以下の戦力で、俺いらない子? と涙目になりそーなw
617名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 18:36:21 ID:SJXMlrxT
>>595
才人父「また、魔法か」
ジョゼフ「魔法は戸籍を手に入れるときに使っただけで他は実力だ」
618名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 18:37:58 ID:i1PHq1st
エルフを召喚したルイズ。
地味に無いIFだよね。
初代ガンダールヴがエルフだったから可能なのは間違いないのに、此処に限らず殆ど見かけない。
やっぱ人間とエルフが敵対してるから作りづらいのだろうか。
619名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 18:38:50 ID:kXuoMh72
戦士ルイズは加速装置を
戦士シャルロットは指から銃を
戦士キュルケは口から火を
620名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 18:42:35 ID:R+cqvEnU
>>618
原作で出てるエルフが実質1人しかいないからかと
しかも、なぜエルフが虚無相手に敵対というか聖地を封じてるかとか
根本的な設定を独自につるしか無くて、しかもあと数巻で原作であかされそうなのが原因かと
621名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 18:56:44 ID:3aDH36Yq
>>618
虚無戦士ルイズ
エルフのサイートゥヒ・ラーガ(仮)を召喚す


いきなりパチモン臭いのは勘弁w
622名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 18:58:45 ID:ulMCV7m/
>>618
ハルケギニアエルフを召喚した話なら1作だけ見たな。
異世界のエルフを召喚した例ならもういくつかあったはず。
623名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 19:15:28 ID:w5q6E0Fb
あんま斜め上に行かなくても
ウェールズが生きていたらとか、カトレアが健康体だったらとか、
烈風カリンがまだ現役だったらとか、サイトが魔法を使えたらとか、
まだまだネタはあるんだよな
テファの性格がエルフ寄りだったら高貴デレでいいかも知れない
624名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 19:31:20 ID:R+cqvEnU
>>623
高慢で人類を見下しつつ、孤児の子供達を私やマチルダ姉さんが
みてあげないといけないんだからって世話してたりするテファか
サイトと原作通り出合ったら、胸の大きなルイズ認定されそーですね
625名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 19:36:20 ID:3aDH36Yq
>>624
そこで小動物ルイズとマジェマジェして性格改変物にしてみるテスツ


高貴高慢デレだけど押しに弱い(本編と同じ地が出る)テファ
小動物的癒し光線が出てるけどいざとなると(本編並み)天然ドS化するルイズ
626名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 19:41:55 ID:R+cqvEnU
……酒の席とかで、大惨事になりそーですね、その組み合わせw
性格改変物だとすると、フーケとロングビルも地がおしとやかで、作った性格があねさんになんってたりするんだろうか?
627名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 19:46:50 ID:3aDH36Yq
>>626
その流れで大惨事かつ違和感最強は

あらゆる意味でジョゼフの好敵手たる


思慮深く冷徹で計算高い、真の王侯貴族にしてハルケギニア狂女王な名君アンアン
628名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 20:01:28 ID:R+cqvEnU
アンアンを性格入れ替えか……初期アンアンだと
・まともに相談したり愚痴を言えるのがルイズだけ
・小さいころは非常におてんばで活動的
・政治や立場より恋愛重視

ここらへん逆にして周囲に対して愚痴ぽい(ルイズにだけは言わない)くせに政治を私情より優先してこなす
小さいころは小動物ルイズと同じような引っ込み思案だった女王?
私情を押し殺して、ウェールズへの手紙の始末を頼みそうだな、原作とは違ってルイズに愚痴りにきて話の流れってのではなく
最初からフーケ討伐可能な戦力に育ったルイズに依頼する目的できて
629名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 20:10:36 ID:NEdCKIpT
名君アンアンと言えば、奇妙な使い魔スレでいたな
ポルナレフをしてジョースター家以上の黄金の精神と言わしめた
黄金アンアンが
630名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 20:11:12 ID:3aDH36Yq
>>628
どうせやるなら
最初から将来的な禍根断つため
潜在的な敵かつ独立しかねない大貴族ヴェリエールから出た
虚無の担い手ルイズ処分するためアルビオン行き命ずるアンアン

本編のやりとりはすべて演技で母は傀儡
ゲルマニア皇帝はいつでも挿げ替えられる人形
マザリー二手のひらで躍らせ
愛しいウェールズモノにするためレコン・キスタに干渉
ジョゼフと支配権の綱引きでお遊戯楽しむドン引きレベルでひとつ
631名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 20:22:44 ID:8Y4s3MRj
>>617
どこの陸軍中野予備校じゃww
632名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 20:23:26 ID:R+cqvEnU
>>630
難易度たけーですね、特にレコンキスタへの干渉してウェールズゲットとゲルマニア皇帝とあの時点で虚無と気がつくあたり
633名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 20:30:00 ID:3aDH36Yq
>>632
一巻開始時点で教皇を完全に抱きこんで完全に虚無関連の知識持ってるなら無問題


「やーまさにロイヤルビッチやー!」と深夜の通販番組のノリで投げっぱなしだが
634名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 21:25:40 ID:WeQjJoT/
>カトレアが健康体だったらとか
アニメのカトレアさんは病弱じゃなかったような

まあ、アニメも一種の「IF」だけどな
635名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 21:27:26 ID:FTWX59MP
姫様魔改造計画?

幼い頃にルイズと二人で宝物庫に忍び込む
→指輪+祈祷書に偶然触れてルイズ覚醒
→挙句最初に使えるようになったのが世界扉でサイトの家に繋がる

こんな感じで(無茶苦茶だが)地球についての知識を持ったアンリエッタとか。
636名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 21:36:28 ID:SJXMlrxT
>>630
つまり「諸君、私は戦争が好きです」でジョゼフと世界を盤面にしたチェス(戦争)を楽しむためだけに祖国も他国も巻き込んだ策謀を巡らせるアンアンってことですか。

ジョゼフ=シャルル以外にチェス(戦争)で自分の相手が務まる人間が居た事に狂喜
アンアン=せっかくの対局を逃がす手は無い、全力で楽しませて貰う
637597:2009/03/11(水) 22:34:56 ID:8/vR+bt6
ちょっとだけ書いてみました。
−−−−−−−−−−−−−−
<シャルロット>
それは小さな願いでした

何事も無い静かな日々
ただ穏やかに続いていく毎日
私は何も望んだりはしない
私は大それた力も欲くない
ただ大好きな人たちが
そばにいてくれたらそれで良かった
望んだのは静かな日々  
微笑みを交わしあうこと
そっと触れあうこと

だけど 訪れた突然の悲劇
裏切りと策謀 太古からの大きな力   
運命が今静かに動き始める。
だけど、それでも私達は
心を繋げた絆を信じて


反逆王女イザベラ&シャルロット
第一話.変転〜まほろば〜


<イザベラ>
 予感があったのかもしれない。
 いつもなら、とっくに寝付いているはずのその晩、わたしは寝付けずに何度もベッドの中で寝返りをうっていた。
 深夜近くなのに突然騒がしくなる王宮。
 手近な侍女や召使から聞き出したところ、オルレアン公に対する反逆容疑で、オルレアン公夫人とその息女──つまり叔母上とシャルロットの元へ使者が遣わされたという。
 あとから振り返ってみても、その時のわたしの行動を自分自身誉めてやりたいと思う。
 
638597:2009/03/11(水) 22:36:51 ID:8/vR+bt6
 不吉な予感に導かれるまま、わたしは普段ほとんど寄り付いたことのない謁見室へと、寝間着姿のまま走ったのだ。
 周囲から飛ぶ誰何や制止の声は無視して、謁見室の裏扉──国王やその身内が出入りする入口から中に飛び込む。
 そこでは、ひとりの女性と少女とすら言えない幼子に対して、尋問の名を借りた弾劾が行われていた。
 従妹であり、実の妹にも等しいシャルロットに杯(何かよくないものだということは直感的にわかった)が突きつけられているのを見たとき、頭の中が真っ白になるのを感じる。
 無我夢中で、シャルロットの前に飛び出して、杯を払い落し、彼女を庇うように両手を広げる。
 「たとえ父親がどうあれ、この子に罪はない!」
 精一杯の大声で宣言したつもりだったけど、実際のわたしの声はみじめに裏返り、途切れ途切れだった。
 「ふむ。たが、反逆者の親族への縁座は国法に則った正式な制度なのだがな」
 ふたりを取り囲む人々の先頭に立っていたのは、わたしの父ジョゼフ王だった。
 ──正直に言おう。わたしは、父のことがあまり好きではなかった。
 髪の色や顔立ち、そして(不本意ながら)魔法が下手なことから、まぎれもなくわたしは父の実の娘であるはずなのに、あまり可愛がってもらった記憶がない。
 いや、それでも父も叔父上といる時だけは、比較的穏やかな顔を見せてはいたのだ。……時に苦しそうな表情を垣間見せることがあったとしても。
 その父の、今の状況にそぐわぬ穏やかな(おもしろがってさえいるような)口ぶりに対して、わたしは(内心の震えを押し隠して)自暴自棄気味の声をはりあげる。
 「それでも! シャルロットはわたしの大事な妹なんだ! わたしから妹を奪わないで、父様!!」
 背中に庇ったシャルロットが寄り添い、震えているのがわかる。
 カッと全身が熱くなった。
 その時のわたしは、たとえ相手が魔王でも或いは始祖ブリミルでも正面からタンカを切ってみせただろう。
 ……しょせんは言葉だけの反抗しかできないのが口惜しい。これほど自分に魔法の才が欠けていることが悔しいことはなかった。
 「無能王」と陰口をたたかれてはいても、それでも父は大国ガリアの王だ。年端もいかない娘が対峙するには、気力から威厳から何からすべて格が違う。
 しかし、父は、虚勢を張ってニラみつけるわたしの瞳を覗き込み……そして低い声で笑った。
 愚かな小娘の意地を馬鹿にして笑ったのではない。
 確かに愉快そうに……まるで、叔父上とチェスの勝負をしていた時のように楽しげな微笑みを見せたのだ。
 「よかろう。ならば、その娘は本当にお前の"妹"として……つまり、このガリアの第二王女として王家に迎え入れよう。
 "反逆者オルレアン公の娘"でないなら、別段罰する必要などないのだからな、愛しい娘よ」
 そう父に言われた時、不覚にも何が起こったのかわからなかった。
 ただ、これでシャルロットを助けることができたのだということだけは本能的に理解し……気力の尽きたわたしは、そのままズルズルと無様に床に崩れおちてしまった。
 「そちらの義妹殿は……そうだな、北の塔にでも入っていただこうか」
 薄れいく意識の片隅で、そう父が続けるのを耳にしながら、わたしはゆっくりと意識を手放した。

-つづく-
---------------------------------------------------
第一話は以上。連作3話予定です……って需要あるのか、こんなデンパに。
冒頭部は無論「な」のつくあの作品のパロ(いろいろ混ぜていぢってますが)。
いや、なんか文言が妙にマッチしたもんで。どなたか続き、希望されます?
639名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 23:10:31 ID:NEdCKIpT
サイトがゲルマニア皇帝
ゲルマニアはサイトの現代知識により文明レベルが異常に発達しているチート国家
世界中の美女をハーレムに加えるため、ついでに元の世界に帰る術を探すため、サイトの戦いの日々は続く
640名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 23:16:40 ID:BQpDgapI
まだ雰囲気だけだけど、いい感じなんじゃないでしょうか。
危険な空気の漂う仲の良さになりそうだなぁ、この姉妹。
割とユルユルした空気の板だし、書きたいと思ったことを書けばよろしいかと。
641名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 23:53:42 ID:XFwqSUly
>>597
繋がった先は才人が小学一年生の頃の日本

公園にいる才人とルイズとアンリエッタを見て
才人母「あら?才人のお友達かしら?」
才人父「にしては服装がアレだな。もしかしてあっちの世界の人か?」
ジョゼフ「どうした、平賀?」
才人父「あ、ジョゼフか。ちょっと聞きたいんだが、あの二人の女の子知ってるか?」
シャルル「兄さん、あの二人は確か……」

一方
テファ「あ、お兄ちゃーん」
モード「サイト君、お父さんとお母さんが探してたよ」
才人「あ、テファにモードおじさん」
モード「……その二人の娘は?」
642名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/11(水) 23:55:37 ID:XFwqSUly
いけね、>>635と間違えた
何を考えているんだ俺は
643名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/12(木) 00:06:24 ID:47DD/TUT
複数人が世界扉使ってるIFってどーなんでしょうねー?
移動系統しか使えないような気がするし、4つに分かれた前提条件崩してる気がするけどどうなんだろ?

他系統の虚無を使えた例が無能王が爆発させただけだからなー
ルイズがテファが原作で世界扉使えてれば良いんだけど
かなり虚無をつかいなれてるルイズでも使えてないんですよね、世界扉
644名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/12(木) 00:06:48 ID:LYXrOFmo
>>636
むしろ、ネウロとシックスのドS会談なノリで。
シックスは最近の小物化が進行してきたバージョンじゃなくてね。

ジョセフ「世界は私の敵だ、私だけが殺す権利を持っている」
アンアン「いいえ、世界は私の遊び場で、人間は全て私のおもちゃです。私だけが弄る権利を持っています。
私を楽しませている間は、貴方も生かしておいてあげますよ」
とかね。

これ、なんだかんだでジョセフはアンアンのことで頭がいっぱいになって、シェフィールドは嫉妬するんだろうな。
嫉妬に駆られてアンアンを暗殺にくるけど、その心の隙を突かれて徹底的に言葉で嬲られる、とか。
645名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/12(木) 01:56:15 ID:YL+G0vXu
特にどうということになるわけでもなさそうなIF

ゲルマニア皇帝の声が若本


特に何も変わらないな、声だけじゃ
646名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/12(木) 10:42:38 ID:K2rh+hkJ
>645
むしろ、矢薙だ。

一人称が「朕」で最後の言葉が「是非も無し」
647名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/12(木) 11:10:18 ID:BwDPc3+H
2004年4月
才人「モードおじさん、コーヒー買ってきたよ……あれ?(忽然)」
ジョゼフ「?さっきまでここにいた筈なんだが…」
才人「昨日は父さんが出先で急に行方不明になるし、一体どうなってんの?」

同時刻、トリスタニア王宮
モード「あれ?今、陛下とタバコ休憩してた筈…」
アンリエッタ「!?」
648名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/12(木) 18:30:37 ID:qbMtKG03
テファの父親がモード大公ではなくジョゼフだったら
649名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/12(木) 18:35:23 ID:47DD/TUT
入れ替わってウェールズのいとこにイザベラ様がなって孤児育ててるのか
ソレはソレで見てみたい光景だ
650名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/12(木) 18:40:55 ID:qbMtKG03
孤児達をツンデレながら育てる気さくな王女のイザベラ様か・・・
確かに見てみたい。
651名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/12(木) 21:35:52 ID:zi+ppQr/
王家の務めが子作りなのですでに子供のいるイザベラ様
652名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/12(木) 21:59:21 ID:qbMtKG03
憎まれ口を叩きながらも甲斐甲斐しく孤児達の世話を焼くイザベラ
才人(ここだと、あの歳で子持ちなのも珍しくないのか)
フーケ(シャルロット)「違う、あの子達は孤児」
653名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/12(木) 22:03:13 ID:47DD/TUT
……幼女と少女に養われてる孤児達かw
戦時では珍しくないとは言え、そんな状況だとフーケ(シャルロット)が出稼ぎしないと食べてけないなw
654名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/12(木) 22:43:36 ID:qbMtKG03
心を壊された母を救おうとするテファと、革命胸で性格も良く美人な従姉妹の頼みを叶えたいウェールズ・・・あれ?
北花壇騎士団に所属し影ながらテファを守るマチルダ。
655名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/12(木) 22:50:10 ID:YmRx6nZt
て言うか、ウェールズクラスメートで、タバサ王女なんじゃね?
656名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/12(木) 23:13:05 ID:nNhPGPKy
>>655
サイト召喚時点でしっと団が結成されてそうだな、その状況。
657名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 03:21:46 ID:5HcO7r5A
>>647
ルイズに召喚され、魔法学院でコッパゲと変な実験に興じる才人父

才人「ったく父さん何やってんだよ…」
才人父「あ!才人!」
才人「人が心配して来たらこれかよ……あ、申し訳ありません。父が迷惑をかけたようで。」
コッパゲ「あの……ご子息で?」
才人「そういや召喚した本人はどこに?」
658名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 11:37:51 ID:zAV0gH3S
ハルケギニアの文明(科学技術)レベルが地球と同等。
たとえばそんなIF

君主制から民主主義に移行していてメイジはもう貴族特権とかは無いけど、
その有り余る財力で名家として財閥の長とかそんなカンジ。

さて、サイトはどういう扱いになるやら?
659名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 13:01:01 ID:q45SVaO5
もしも才人の心が純粋で
守るべき者の為なら何でもして
その純粋さが己を破滅させてしまうような
物だったら
660名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 13:32:34 ID:+yTVKYbm
それはサイトじゃなくてオリ主だ
661名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 13:36:12 ID:VoWM4D9U
才人が貧乳教徒でMだったら・・・
ルイズの事を誰もゼロとは言わなくなるな。
662名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 14:09:24 ID:q45SVaO5
>>661
ルイズもあんまツンツンしなくなるだろうな
ついでにネタを借りて
才人が年上の女好きだったら
ついでに熟女も好き
663名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 14:16:03 ID:H5h3uEsJ
>>658
難しいIFだな、地球と同程度しか無いってことは
異世界? そんなの有る訳ないですよとかサイトの事ダメ出ししたり
攻撃魔法? そんなのより銃撃て銃、たまに弾くヘンタイはいるけどな!
魔法が使えない? 米な国で白人以外を見るような目で見つつ「クズだな」

なんか、とても酷い世界になってる気がするな、科学の世界に進もうにも魔法ないと理解できないところまでいってそうだし

>>661
原作でもあんまり変わらないよーな
664名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 14:58:49 ID:VoWM4D9U
>>658
ガンダールヴの能力が洒落にならない。
銃火器で重武装したゴーレムの場合、扱いはマジックアイテムか武器のどっちになるのだろう。
665名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 15:13:29 ID:H5h3uEsJ
ガンダールヴは相対的に弱体化してないかな?
火力と命中精度と回避が上がっても防御力はほぼ無関係なので
爆発物とか地雷とかフルオート射撃とかの回避がほぼ不可能な現代レベルの文化の相手だときつそうだ
相手からしたら、鬼のようなに命中精度と回避力のエースパイロット相手なので、もっと悪夢かもしれないがw

重火器武装ゴーレムは両方に該当しそうだけど、ガンダールヴの場合は
操縦方法が誰でも動かせる仕組みなり、操縦桿とかでうごかすなりじゃないと実質無意味になりそうな気がする
666名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 15:28:52 ID:U2uQC/U/
どこぞにガンダールヴ専用機とかがあったりして

普通の戦闘機に乗ってもルーデル並の戦果を上げそうな気もする
667名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 15:35:50 ID:q6U4jCdf
近代戦争でのガンダールヴは舩坂 弘とルーデルとシモ・ヘイヘの利点を結集したような怪物だろうな。
現代戦争でも最終的には歩兵戦だから切り札にはなる。
668名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 16:45:06 ID:LrSQEpIS
一年戦争という単語が脳裏をよぎった
669名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 16:47:19 ID:75PQefOa
>>662
むしろ太った熟女がストライクゾーンだったら
670名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 16:57:45 ID:VoWM4D9U
メイジも水と土以外は一線から退いていそう。
戦場は銃火器で武装したゴーレム、ガーゴイルが歩兵の代わりを務め、生身の人間はあまり戦場に出ない気がする。

貴族として残りそうなのは
土=ゴーレムに銃火器を持たせれば人間の歩兵以上の性能は確実、軍事担当として残りやすい。
平時もゴーレムは単純労働力として使える。
錬金による高効率のリサイクルが望め、土か水のメイジには食いっぱぐれの心配は小さい。
水=治癒能力は平時、戦時共に役に立つ
風=攻撃が不可視で手加減が容易、治安維持にはもってこい
火=簡易の火炎放射器代わり

技術の近代化で一番没落していそうなのは火のような感じがする。
671名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 17:06:11 ID:H5h3uEsJ
>>670
火メイジは科学技術の進歩による物理学を理解してる恩恵がどの程度あるかだろうなー
コルベールみたいに理論だてて火つかいはじめると、現代科学の個人戦ではまだ厄介かと
兵器としてはビミョーだろうけどね
672名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 17:22:06 ID:pS9+2yPB
火のメイジは燃料いらずでかなりの熱量出せるから使えるだろ
飯作るのに使えばその分の燃料を節約して動けるとなると補給の面でもかなり有利
673名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 17:31:36 ID:H5h3uEsJ
土メイジ「錬金でパスタを作り」
水メイジ「俺が水を集める」
火メイジ「そして、火を作り出し」
風メイジ「偏在で多数を一度に調理し砂漠で行軍中にパスタをゆでる!」

こうですか! 分かりません!
674名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 17:34:58 ID:q6U4jCdf
火のメイジは燃焼系に関わる物理現象を操る系統かな。
そうだとすると土と火のライン以上は工業というか産業に必須の人になるんだが。
火単独だとどういう風につかえるかね……
675名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 18:50:11 ID:5HcO7r5A
コンビニの駐車場の車内にて

才人父「皆さんコーヒーお待たせ。……あ、ジョゼフ、新聞買ってきたぞ。」
ジョゼフ「お、すまんな。」
才人父「国王陛下が新聞に煙草に缶コーヒー……なんか偉い違和感あるな。」
ジョゼフ「そんな御大層な物ではない。私は日本では年頃の娘がいて、
未だに1983年式の旧型車に乗っている40幾つの一個人に過ぎん。」
才人父「おいおい、そこまで言わんでもいいだろ。」
シャルル「兄さん…」
モード「まあ私も日本ではエルフの妻と年頃の娘がいるただの男ですからな。」
才人父「……ん!?」
676名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 18:56:11 ID:H5h3uEsJ
>>674
単純に考えれば軍人だろうな
トライアングルなら装備なしで骨やら鋼鉄を溶かす上に輻射熱も気にしないバケモノだし
コモンのレビテーション程度でも降下装備要らずで非常に理不尽

問題は、火のライン以下がまともに出たことがないのでどの程度の強さなのかが不明なことくらいか
トライアングルは何気に3人と多く出てるんだけどね、同じランクでも各自の実力が違いすぎるがw
677名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 19:20:39 ID:VoWM4D9U
火のメイジの就職先は消防士か・・・輻射熱を物ともしない属性は重宝できそうだ。
678名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 19:22:18 ID:VoWM4D9U
>>673
それなんてヘタリアwww
679名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 21:30:36 ID:rK+RUvuA
>>673
聖地を目指しているロマリアの風景ですね、わかります
680名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 21:39:05 ID:H5h3uEsJ
>>679
「な、なんで10倍の兵力が居てエルフに負けるの!」
「ロマリアですから」「ロマリアですからねー」「ロマリアじゃしょうがない」
「なんでも、食料作るために魔法を使いすぎて、戦闘で全力が出せなかったとか」
「ダメだこのロマリア、早く何とかしないと聖地奪還できない」

ヘタリア→ロマリアつまり、こうですか?
681名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 21:48:24 ID:cwdpmEnd
そもそも他の属性がチート魔法揃ってるのに、火だけ使い勝手が悪すぎるんだよな
ジェット噴射で超加速とか、分子振動で空導波とか、音と光でスタングレネードとか
シャイニングフィンガーとか、科学忍法火の鳥とか、炎殺黒竜波とか
そういう必殺技っぽい技があればな
682名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 22:06:42 ID:H5h3uEsJ
火の場合、ラインで誘導式の火球で威力は骨まで炭になるってチートだからなー
過剰火力すぎて、それ以上使うメリットがびみょーかと
683名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 22:19:25 ID:75PQefOa
>>681
コッパゲール先生の3ゲージ必殺技があるじゃあないか。
使い所間違えると大変な事になりそうだけど。

……地味か。
684名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 22:27:55 ID:q6U4jCdf
>>682
1000℃近い炎弾をラインで出せるのかな。骨も融けて蒸発する。
黄燐焼夷弾の毒性をなくして規模を広げたらトライアングルクラスなのだろうか……。
そりゃ一つの村を殲滅するなんて簡単だね。
ゲルマニアでは鉄工業とかが盛んだそうなので火のメイジも開発生産現場にいるかもしれん。
685名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 22:31:13 ID:H5h3uEsJ
>>684
そこらへんどーなんだろうな?
下位の騎士の俸禄でも年間数百エキュー程度の収入になるらしいので
火メイジも普通ならそんな生産現場になんていかなくて騎士なりなんなりになるのではないかと思われる
鉄工業は火メイジなんかより土メイジの方が使い勝手いいしね
686名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 23:05:02 ID:pS9+2yPB
大砲作る時には金属溶かして加工しているから一概に土メイジの方が使い勝手いいとは限らんと思う
土メイジに全部任せるんなら溶かすという工程はいらんだろうし
687名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 23:15:07 ID:H5h3uEsJ
>>686
あのシーンでは戦争中で魔法を無駄に消費できないから、平民に作成を任せてるのではないかと思うんだけど、どーだろ?
ドットスペル1発で一人殺せるメイジの魔力使って大砲の球100発作って消費した精神力のリターンあるか微妙だし
688名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 00:09:56 ID:G9NgqAri
某ウェールズ憑依モノじゃないけど、
どちらにせよ、無線要らずの遠隔情報伝達手段として使い魔は重宝される気がしないでもない
689名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 09:39:32 ID:DoPGObZ7
ゼロ魔世界が近代化していたらコルベールに火が戦場の花形だったのは過去の話とか言われていそう。
火の系統は
表沙汰には出来ない特殊部隊
輻射熱を物ともしない特性から消防士(空気を焼いて呼吸器官を対象に絞った攻撃は効くのだろうか)
土を補佐するために冶金関連の職場
か。便利すぎる錬金の魔法がハルケの科学を停滞させている原因か?
690名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 09:54:50 ID:eJECsguE
属性別魔法の防御手段
風:吹き飛ばし
土:土の壁
水:水バリア
虚無:ガンダールヴ

火のメイジってどうやって防いでるんだろ。爆発で上昇気流起こしたり?
691名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 10:10:42 ID:DoPGObZ7
他の属性魔法で防いでいる。ドットには防御手段が無いとか。
692名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 10:37:59 ID:Xj+jt8yV
相手が魔法を使う前にぶっとばせばOK
693名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 11:20:57 ID:DoPGObZ7
ルイズがウェールズの使い魔になったら
アンアン=想い人を幼馴染に寝取られブリミルに復讐するべく聖地に向けた一心不乱の大戦争を起こす決意を固める。
ワルド=アンアンがやる気を出したので裏切る理由を消失、二重スパイとして情勢を見守る
ジョゼフ=ブリミルへの復讐に共感、レコン=キスタを切り捨てアンアンと組む
694名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 12:41:55 ID:nxVE67NC
>>693
ウェールズがルイズの使い魔じゃなく、何故にルイズがウェールズの使い魔に?
ルイズでなくウェールズが虚無って事?

ていうか、アンアンならブリミルよりルイズを何とかしそうだと思う。
695名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 12:42:12 ID:51+zfy3s
逆にそんな科学+魔法な世界から才人を召喚ってのはどうだろう?
696名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 14:41:22 ID:iHsa0xSP
>>675
逆にハルケギニアにおける才人の父の立場だったら

21年前、王宮でのパーティーの最中、会場の外れにて

才人父「タバコは決まってマッチで吸うんだな」
ジョゼフ「ライターではどうも旨く感じなくてな…」
才人父「スーツにネクタイで決めては来たけどさ、
こういうパーティーの空気はどうも俺は苦手だな」
ジョゼフ「大学時代に仲間達とアパートで
缶ビール飲んでバカ騒ぎしてた頃が懐かしいな…」
才人父「人目につかない場所だからこうして喋れるんだけどな」
ジョゼフ「パーティーが終わったら、気分転換にどっか行くか」
才人父「だな、俺はこの世界じゃ爵位は持ってるけど
魔法を使えない上に24の独身男だから肩身が狭くて」
697名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 15:14:36 ID:0pgql7bt
>>689

火と土と水で蒸気戦車部隊を作るんでは

サイトが16巻で風のサイトームとか言われてたが

ストーム=嵐のサイト??? 基本二つ名は二文字だから
虚無と零式で神風の才人(じんぷうのさいと)
才の人=知識のある人(非魔法技術)
698名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 16:45:52 ID:TT3vHOGW
>>627近隣で話題に出た魔改造アンアンに変な啓示を受けて、突発的に書いてしまいました。
魔改造アンアン×ジョセフ。
投下します。
699アンアン(魔改造)×ジョセフ:2009/03/14(土) 16:46:39 ID:TT3vHOGW
澄み渡った空を、透明な風が吹き抜ける。
通り過ぎた風は空だけでなく大地も撫で、豊かに茂った青葉を一斉に揺らし、葉擦れの音を辺りに響かせた。
草原に包まれた、小高い丘の上。
抜けたような空の青と、隅々まで茂った青葉の緑。
世界の全てがその2色に染まったかのような空間に、唯一つ、点を穿つように異なった色彩がある。
純白のクロスがかけられたテーブルに、2脚の椅子。傍らには大きな日除けのパラソル。
それらが、丘の上から辺り一帯を一望できる位置に、ポツンと設えられていた。

「……………」

一方の椅子には、既に腰かけている人間がいた。
青々とした豊かな頭髪を撫でつけ、同じ色の髭を生やした、壮年の男性。
偉丈夫と言っていいだろう。年嵩ながら、その肉体は無駄なく鍛えられ、若々しい力感を漲らせていた。
その彫りの深い顔立ちには、明らかに余人とは違う威厳が感じられる。
男は、その逞しい体を折りたたむようにして椅子に腰かけていた。
瞑目して深く背もたれに背を預け、腹の上で両手を組み合わせ、左手の人差し指で小さく何らかのリズムを取っている。
何時からそうしていたのか、そうした男の姿は、辺りの風景を含め、まるで一枚絵のようにピタリと嵌って見えた。

「……………」

不意に、指一本を除いて全くの不動を保っていた男の体が動いた。
閉じられていた目を開くと、背もたれに預けていた体をゆっくりと起こす。
男の耳は、風の吹き抜ける音、青葉の揺れる音に混じって、新しい音がその空間に入り込んだことを捉えていた。
固い馬の蹄が定期的に地面を叩く音と、それに合わせて車輪が転がる音。
果たして、男がその席から腰を浮かせた時、その視線の先には、一台の馬車の姿があった。

「……来たか」

呟きながら、席から立つ。
馬車は、こちらからかなり離れた位置で停止した。
馬車が通れるような道はそこまでしかなく、そこからは茂る草の間を自分の足で歩かなければならないのだ。
馬車の御者が御者台から降り、客席の扉を開く。
開いた扉の奥から現れたのは、一人の女性だった。
その姿を捉え、男の顔に初めて、僅かな感情の揺らぎが覗く。
降り立った女性は、御者に何かしらを言い含めると、チップを渡したようだった。
御者は御者台に戻り、女性一人のみが、馬車からこちらまでの道を歩いてくる。
早くも無く、遅くも無い歩み。
こちらの注ぐ視線も、草原を渡る風も、一切関係ない、とばかりに超然とした足取りで、女性は男との距離を詰めていく。
近づくにつて、男の目に女性の姿が鮮明に映りだす。
見事に整えられた、豊かなブラウンの髪。
白磁のような肌に、それ自体が一個の芸術品のような顔立ち。
華美ではないが丁寧な拵えのドレスに身を包んだその姿は、一個の大輪の花の風格を有している。
何気なく歩み寄るその所作の中にすら、人の目を惹きつけて離さない何かが、確かにあった。
ゆるゆるよ歩み寄る女性と、それをじっと待ちうける男。
やがて、ほどなく。
パラソルの作る影の下で、男と女性は対面した。
眼前にて足を止めた女性に対して、男は完璧な礼に則って頭を下げ、厳かに口を開いた。

「ご足労をかけて申し訳ない。
招きに応じていただけて光栄だ、アンリエッタ・ド・トリステイン王女」
「いえ、こちらこそ、かのガリア皇帝にお会いできるなど、身に余る栄誉ですわ。
本日はお招きいただき、ありがとう御座います。ジョセフ・ド・ガリア様」

男の礼に、穏やかな微笑を以て応える女性。
二人の間に一際強い風が吹き抜け、その服や髪、草原の青葉を大きく揺らしていく。

こうして。
ガリアの『無能王』ジョセフ・ド・ガリアと。
『トリステインの華』アンリエッタ・ド・トリステインは。
700アンアン(魔改造)×ジョセフ:2009/03/14(土) 16:47:29 ID:TT3vHOGW
誰もいない広い草原の中で、対面したのだった。






「どうぞ。
ガリアの葉なので、口にあうかどうか分からないが」
「まあ、ありがとう御座います。
私、紅茶が大好物なんです」

ジョセフが差し出したティーカップを受け取り、アンリエッタは童女のように嬉しそうに笑った。
王であるジョセフが手ずから、完璧な作法で以て入れた茶だったが、それを受け取る様子には微塵の緊張もない。
ジョセフは自分のカップにも茶を注ぐと、改めて椅子に腰掛け、そうして、二人同時にカップに口をつけた。

「……美味しいです」

ホウ、と幸せそうな吐息とともに、アンリエッタが呟いた。
紅茶の熱で、頬が僅かに上気している。
幸せそうに頬を緩めたその顔は、まるで城下の町娘のようである。

「そうかね、気に入って頂けたならなによりだ」
「ええ、ガリアの紅茶は初めて飲みましたわ。
今度、王宮の方でも取り寄せていただきましょう」

コロコロと、実に無邪気な笑みを浮かべるアンリエッタ。
それとは裏腹に、ジョセフは表面上は完璧な無表情を保ちながら、内心では懸念が強くなっていくのを感じていた。
――この娘が、本当に『そう』なのか?
胸中の疑問。
完全にコントロールされた表情の下にそれを隠しながら、ジョセフもカップに口をつける。
口の中に、発酵した茶葉の薫り高い風味が広がった。

「……ところで」

コツン、とカップを戻しながらアンリエッタが口を開いたのは、その時だった、
カップの柄から手を離しながら、不思議そうな表情をその顔に浮かべている。

「今日お招き頂いたのは、一体どのようなご用件だったのでしょうか?」
「……ん? ん、ああ……」

カップに口を付けていたので、即答することが出来なかった。
カップを下ろしてから改めて口を開こうとし――そこで、自分の中に、その問いに答える明確な解答がないことに気が付く。
自分の、これまでなら考えられない失態に、ジョセフはほんの僅かな間、自失した。

「……あの、ジョセフ様?」
「……っと、ああ……」

アンリエッタの心配気な声に、ジョセフはようやく現実に復帰した。
前を見れば、僅かに眉を寄せたアンリエッタの姿がある。
どうやら、他者から見ても不審だ、と思われるくらいに、自分は意識を遠のけていたらしい。
立て続けのあまりの失態に、ジョセフは――恐ろしく珍しく――僅かな苦笑を浮かべた。

「……いや、申し訳ない。
色々と、姫様にはお聞きしたいことがあったはずなのだが。
こうして対面してみると、何を聞けばいいのか、自分の中でまとまっていなかった」
「あらまあ」

ジョセフの言い訳じみた弁明に、アンリエッタは口元を隠した柔らかな笑いで返した。
701アンアン(魔改造)×ジョセフ:2009/03/14(土) 16:48:16 ID:TT3vHOGW
嘲りや揶揄の色など微塵もなく、ただコロコロと軽やかに笑い声を漏らす。
そうしてしばし笑っていたが、不意にアンリエッタが、ポン、と小さな音を立てて手を鳴らした。

「ああ、そうですわ。
でしたら私の方から、一つお話――というか、提案のようなものがあるのですが。
よろしいでしょうか?」
「ん? ああ、構わんよ、言ってみたまえ」

軽く応じるジョセフ。
アンリエッタは、では、と一つ前置きを入れると、変わらぬ穏やかな笑みのまま、口を開いた。

「今後のお話なのですが――



――ウェールズ様の遺体は、トリステインへの干渉には使わない方がよろしいですわ。
むしろ、アルビオン内で反抗勢力の炙り出しなどに使用した方が、有効に機能すると思います」



ジョセフの動きが、止まった。
その手が、カップを取ろうとしたまま、カップの柄の1サント手前で硬直している。
一方のアンリエッタは、それまでと何ら変わらぬ動きでカップを傾け、幸せそうな吐息を吐いていた。
彫像のように固まった男と、その前で幸せそうに微笑む女。
奇妙な空気が凝ったテーブルの上を、風が緩やかに撫でていく。

「……何故だ?」

ジョセフがポツリ、と口を開いた時、自分がどれほどの間固まっていたのかジョセフ自身には分からなかった。
アンリエッタは、こちらの言葉にキョトン、とした目をしてこちらを見返している。

「何故、と言われましても。
トリステインでは未だ貴族の間では厭戦の気配が強いので。
恐らく今ウェールズ様が現れても、それは情勢を動かす決定要因にはなりませんわ。
所詮は死体ですから、水の魔法を用いたとしても保存できる期間は限られるでしょう。
ならば、できるだけ有効に使った方が得だろうと、そう思っただけです」

淡々と返される言葉。
その口調も雰囲気も、幸せそうに紅茶の評をしていた時と、なんら変わりはない。
ジョセフは、ゆっくりと自分のカップを傾けながら、口を開いた。

「……そうではなく、何故、ウェールズ皇太子の死体、などという話になった?」
「単純に、前後の経緯から言って、次に打たれる手があるとしたらその辺りか、と当たりをつけただけですわ。
私ならそうしますから。
ワルド子爵がわざわざ頭や首を狙わずに心臓を狙った、ということでしたので、顔が潰れてはまずい何らかの利用方法があるのだ

ろう、と予測したのですけれど」

そこまでを淡々とした口調で話して、不意にアンリエッタが顔を上げた。
あ、もしかして、と前置きしれから、話し出す。

「もう、レコン・キスタの指揮を執るのに飽きられてしまいましたか?
こちらとしては、あまりいきなり放り出されても困るのですけれど」

――戦争なんて初めてですから、色々とやってみたいことがあるんですよ。
そういって、アンリエッタは笑う。
紅茶の風味を称賛した時と同じ、全く曇りのない無邪気な笑顔で。

「……君は、何を知っている?」
「何も。
702アンアン(魔改造)×ジョセフ:2009/03/14(土) 16:49:47 ID:TT3vHOGW
情報としては、広く周知されている以上のことは何も知りませんわ。
耳に入った情報から、私が勝手に推測して、想像して、その上で話しているだけです」

空想と変わりませんわね、と言って、アンリエッタは苦笑する。
密偵を潜らせたのでも、関係者の口を割らせたのでも、特別な情報筋を動かしたのでもない。
当たり前に手に入る情報と、そこからの推測だけで、レコン・キスタの背後にいるジョセフにたどり着いたのだと。
目の前の王女は、何の気負いもない口調でそう告げた。

「……そこまで理解した上で、よく私の招きに応じたものだな」
「今のそちらに、私を殺すことの利は存在しませんわ。
そもそも、貴方が本当に私を殺そうと思ったなら、此処も王宮の中も同じようなものでしょう?」

あくまでも淡々とした、決められた台詞を述べているだけのような、気負いのない口調。
そんな口調でありながら、その吐かれた言葉は、こちらの手札の内容を明らかに把握した上でのものだ。
――間違いない。
そんな彼女を見つめ、ジョセフは胸中で頷く。
その内心に、これまで感じたことのない、奇妙な情動が湧き起るのを感じながら。
――こいつは、本物だ。



――そもそも、アンリエッタ王女に興味を持ち始めたのがいつだったかは、ジョセフ自身にも判然としない。
アンリエッタ・ド・トリステイン。
トリステインの華、とも称される彼女の存在は、当然ガリアの王座に座るジョセフの耳にも入っていた。
その美貌は人の心を捉えて離さず、微笑むだけで民は沸き立ち、そのお披露目には、常に大観衆が詰めかける。
今のハルキゲニアにおいては最も民衆に人気の高い王族の一人であろうが、同時に、国政に関わる者たちの間では、常識として認

識されている一つの評価がある。
即ち、為政者としては無能である、と。
――その存在は民の感心を買うための偶像に過ぎず、実質的な能力は皆無に近い。
――国の実態も世界の情勢も解さず、愚にもつかぬ理想の結果ばかりを謳う。
――帝王学を学ぼうともせず、夢見がちな町娘のような戯言ばかりを繰り返している。
僅かに耳を伸ばすだけで、聞こえてくるのは嘲りと揶揄に満ちた風評の数々。
実際、ジョセフがレコン・キスタに絡んだ幾つかの策を打った際にも、個人の独断で他国の王族に始祖への契りの手紙を出す、そ

の手紙の奪還を素人の学生に依頼する、など、到底王族のものとは思えぬ行動が幾つも散見した。
普通ならば、そこで斬って捨てるだろう。
実の伴わぬ飾りの王族、と、憫笑の一つも送って終わりにするだろう。
そこで、終わりとしなかったこと。
あえて、そこで「だがしかし」と思考を展開したこと。
それは、ジョセフの紛れも無く抜きんでた知性と、そして、自身もまた「無能」の誹りを受け続けた、その鬱屈の証明であったの

かもしれない。
なんにせよ、「だがしかし」と考えると、事態は、また一つ違った一面を見せる。
――素人の学生を回収部隊としたことで、『他国の王族に誓いの手紙を送った』という未曽有の失態は、非公式な書類にすら残ら

ず、完全に『無かったこと』になった。
――アンリエッタから亡命の勧めを受けたウェールズは、却ってその自己犠牲の精神を燃やし、敵勢に大きな打撃を与えて散った。
――タルブでの会戦では、結局レコン・キスタは退けられ、『不誠実な宣戦布告もない戦争を仕掛けられた』という大義名分をト

リステインに与えることとなった。
結果としてトリステインは、レコン・キスタからの攻勢を逃れ、現在、連合軍の中核となろうとしている。
或いは、これらの全てが、統一された意思のもとに行われた行為だったのだとすれば。
王族らしからぬ軽挙の全てが、この結果を招くための、計算し尽くされた手であったとするならば。
その無能の名は、ジョセフの『無能王』同様、自身の手で流布され、浸透された風評なのだろう。
――或いは。
ガリアの王宮内で、チェスの相手に難儀していたジョセフは思った。
――それは、私の同類なのかもしれぬ。
ジョセフの胸に湧く、言い知れぬ感情。
それは、郷愁にも、慕情にも似ていた。
703アンアン(魔改造)×ジョセフ:2009/03/14(土) 16:50:22 ID:TT3vHOGW



そして今、ジョセフは自分のその思いが正しかったことを知った。
何が傀儡か。
目の前の女性こそが、先のアルビオン内乱の終末からトリステイン侵攻までの一連の事態の、実質的な支配者である。
マザリーニや他の諸侯たち、『糸の操り手』とされている者たちこそ、その役割を与えられただけの挿げ替えの効く人形に過ぎな

い。
ジョセフが姿を見せず、直接的な干渉は一切行わず、痕跡一つ残さずに事態を操作したように。
アンリエッタは事態に流されるように、翻弄される被害者のように振舞いながら、その全てを支配したのだ。
目の前で、相変わらず幸せそうにカップを傾けるその姿を見る。
ガリア、ロマリア、トリステイン、アルビオン、ゲルマニア。
ハルキゲニア全土をゲーム盤として、ジョセフが無聊の慰めとして始めた一人遊び。
その対面に、ようやく対局者が付いた、と、その思いが沸き上がった。

「……ククク……ハハハ」
「? ジョセフ様、どうかされましたか?」

思わず零れた笑いに、アンリエッタが不思議そうに首を傾げながら問いかける。
純粋にこちらの態度に疑問を覚えた、といった仕草。
しかし、実のところ、こちらのこうした心の動きなど、完全に読み越した上で尋ねてきているのかもしれない。
相手の意図が図れない。相手の考えを読み切ることが出来ない。
そのことに堪らぬ愉快を覚えながら、ジョセフは口を開いた。

「ククク……いや、なんでもない。
しかし、よかったのかね? 君とウェールズ皇太子は恋仲だったと聞いたが」

笑みを殺しながら、アンリエッタに問いかける。
アンリエッタは、キョトンとした様子で頷いた。

「ええ、そうですが。
それが、どうかしたのですか?」

心底不思議そうに、アンリエッタは問い返す。

「ふむ、その反応。実のところ、そう本気の思いでもなかった、ということかね?」
「む、失礼ですわね。ウェールズ様との契りは、紛れも無い真実のものでしたわ。
少なくとも、私はそのつもりでした」
「ならば、そのウェールズ皇太子が死んだことについて、なにかしらの思いはないのかね?」
「思いもなにも。
死んでしまったものは、仕方ないでしょう?」

当たり前のように返される、当たり前の言葉。

「せめて死んでしまったなら、その遺体は有効に使ってほしいという想いくらいはありますけれど。
ですから、最初の提案につながるのですわ。
そちらの方が、事態がより『面白く』なると思いますから」

クハッ、と。
堪え切れずに、ジョセフは噴き出した。
最早何年ぶりになるのかも思い出せぬ強い感情の迸りに、体を折って大笑する。
草原の青葉が、ジョセフの笑い声に震えた。

「……あの、どうかなさいましたか?」

笑い続けるジョセフに、アンリエッタが困ったように言葉をかけた。
眉をハの字に下げ、分かりやすく困惑の表情を呈している。
ジョセフは身ぶりで少し待つように示し、笑いの衝動が収まってからようやく口を開いた。
704アンアン(魔改造)×ジョセフ:2009/03/14(土) 16:51:08 ID:TT3vHOGW

「ククク……こんなに笑ったのは、一体いつぶりか」
「……あの、なにがそんなに面白かったのですか?」

カップを傾けて乾いた喉を湿らせながら呟いたジョセフの言葉に、アンリエッタが問いかける。
それに、ジョセフは未だ小さな笑いを零しながら答えた。

「いえなに、嫌いで仕方の無かったこの世界に、まだこんなに面白い事態が待っていたということが、嬉しくて仕方無くてね」

ジョセフが漏らした、正直な思い。
賛同か、またはこれまで通りの装われた不理解か。
そのどちらかが返ってくるだろうと、ジョセフは予測していたが。
アンリエッタの反応は、そのどちらでもなかった。

「あら、ジョセフ様は、この世界がお嫌いなのですか?」

驚いたように目を開き、驚いたような声を発する。
その様子は、心底から意外そうである。
ジョセフは、その反応に僅かに眉を寄せた。

「……君は、違うのかね?」
「ええ、私は、この世界の全てが、大好きですわ」

ジョセフの問いに、それこそ慈母の如き穏やかな笑みを浮かべるアンリエッタ。

「この世界ほど、刺激に富んだ面白いものはありませんもの。
色々と、古今のゲームを試してもみましたが。
やはり、この『世界』の『現実』ほど愉快な娯楽は、他にありませんわ。
私はこの世界の全て、空も大地も、鳥も動物も、もちろん、自分の国も、その民も、全て、心から愛していますよ」

腕を広げ、世界そのものを抱きかかえるようにして笑うアンリエッタ。
その表情は、まさに聖女の如き神々しさを湛えている。
――何かが違う、と、ジョセフの明晰を極めた頭脳が囁いた。
目の前の女は、間違いなく普通の、真っ当な人間ではない。しかし、自分の同類とも、また異なる。
もっと、別のナニカだ、と。

「……国も、民も愛する、か。
しかし、ならば何故このような形で事態を進めた?
私には、君が戦争に向けて事態を動かしているようにしか見えないが」
「ええ、確かに戦争を起こそうとしている、というのは、その通りですが。
『戦争を行う』ことと、『民を愛する』ことは、何か矛盾するのですか?」

ジョセフの問いに、アンリエッタは不思議そうに首を傾げる。

「マザリーニ枢機卿からも、よく言われますの。
『この世界の、何がそんなに憎いのか?』って。
聡明なあの方らしくない、おかしな勘違いですわよね。
私はこの世界を、こんなにも愛しているのに」

穏やかな口調と、穏やかな態度。
その顔には、変わらず緩やかな笑みが浮かんでいる。

「私は、人々の全てを愛していますわ。
皆が平和に笑い合う光景も、子どもたちが無邪気に遊んでいる姿も、恋人たちの仲睦まじい様子も――――」

その笑みは、全てを受け入れる聖女のようで。
705アンアン(魔改造)×ジョセフ:2009/03/14(土) 16:52:11 ID:TT3vHOGW
「――――家を焼かれて悲憤に暮れる家族の様子も、親兄弟を殺された男が憎悪に染まっていくところも、今まさに死に向かわん

としている兵士の悲壮な表情も、命が尽きる瞬間の恐怖に濡れた断末魔も。
その全てを等しく、平等に、心から愛しているのです」



だからこそ、ジョセフの懸念は確信に変わった。
――この女は、自分とも異なる、異形のナニカだ。





「全てを、愛する、か……。
だからこその、戦争かね」
「ええ」

口から零れるように告げたジョセフの言葉に、アンリエッタは満面の笑みで答えた。

「とりあえずお父様が死んでからは、国を安定させる方針で進めてきました。
その間にも色々なことを試して、楽しませていただきましたが。
流石に、何年も繰り返していると、少々飽きがきてしまうものですわ」

ジョセフは、この数年の間で流行りだした、トリステインの堕落した貴族の横行と政治腐敗のことを思った。
この王女が『色々』試した、というなら、それはもう、徹底的に、あらゆることが試行されたのだろう。
その過程、結果、行く末。それに伴う人の情念。
その全てを、心から愛し、慈しみ、楽しみながら。

「そこで、少し目先を変えて、新しいことに挑戦しようと思いましたの。
常に、少しずつ新しい刺激を取り入れていく。
それが、飽きずにゲームを続けていくコツですわ」

アンリエッタは語る。
嬉しそうに、楽しそうに。

「ですから、ジョセフ様が戦争を始めてくださったのは、私としても本当に丁度良くて。
それに私、誰か明確な相手と向き合って対局したことって、ほとんどなかったですから、すごく嬉しかったんです」

ですから、と、前置きし、ジョセフを見つめる。


「ありがとう御座います。戦争を始めてくれて」


そうして、曇りの無い、純粋な、誰もが見とれるような微笑みを浮かべた。

「…………」

その花のような笑みを眺めながら、ジョセフは沈黙した。
その胸中に、言い知れぬ感情が渦巻く。
ジョセフは、自分が狂っている、ということを自覚している。
それは紛れも無い事実であり、今こうしている間にも、ジョセフの心中では、脈々と滅びを吐き出し続ける虚無が息づいている。
しかし同時に、明晰極まるジョセフの頭脳は、その虚無がジョセフ自身が自分で生み出したものである、ということも、客観的に

認識していた。
物心ついた時より、周りの全てに受け入れられなかった疎外感。
あらゆる努力が徒労に終わり、あらゆる成果が認められなかった絶望。
そして、その手にかけた弟シャルルに対する罪悪感と、劣等感と、そして、今もなお残る、親愛の情。
706アンアン(魔改造)×ジョセフ:2009/03/14(土) 16:52:52 ID:TT3vHOGW
ジョセフの胸の裡に巣食い、ない交ぜになって内側からその身を苛むあらゆる情動。
その全てから逃れるため、ジョセフはその心に虚無を生み出した。
ジョセフの狂気は、その身に抱えた欠落からの逃避として、ジョセフ自身によって作り出されたものなのだ。
故に、その狂気には理由がある。意味がある。
恐らく、ジョセフの事情を聴き、心情を察すれば、大半の人間が、ジョセフが狂気を抱えたことに――納得はせずとも――理解は

するだろう。
だが、目の前の女は違う。
この女が抱えているのは、ジョセフのような『理解できる狂気』ではない。
ジョセフのように、その欠落が大きくなり過ぎたが故に走った狂気でもなく。
どこかの法王のように、強過ぎる信念や信仰が余人には理解できぬ領域に達したのでもなく。
彼女は、ただ『そう』生まれたが故に『そう』なのだ。
理由もなく、意味もなく。
純粋で、純然たる、結晶のような、本物の狂気。
それが、アンリエッタ・ド・トリステインだった。

「……そうか、君は、『そう』なのだな」

ジョセフは、小さく呟いた。
そして、ようやく自分の裡に根付く感情の正体を知る。
それは、畏怖だ。
自分では届かない場所を前に、人が抱く感情。
まるで、決して登頂できぬ山の頂を仰ぎ見た時のような。
――いやむしろ、自分では底を見通すことすら出来ぬ、深い深淵を覗いたような、か。
自分の思いに、ジョセフは胸中で苦笑した。

「……アンリエッタ王女、これだけは言っておこう」

ゆっくりと、アンリエッタの顔に視線を据えながら、ジョセフは口を開く。
こうしてその深淵に触れた後では、その輝くような瞳からすら、言い知れぬ虚無が溢れ出てきそうに感じられる。
だがしかし、そんな畏怖になど、呑まれるわけにはいかない。
ジョセフは、自分の中で、数十年来動くことの無かった矜持が、身じろぎしているのを感じていた。

「君がなにを望んでいようと――」

ゆっくりと、相手から視線を逸らすことなく、宣告する。

「――世界は私の敵であり、全ての人間は、私の復讐の対象だ。
私が殺し、私が裁くために存在している。
邪魔立てするというのなら、容赦なく君を滅ぼそう」

こちらの宣言に、アンリエッタは驚いたようなキョトンとした表情を浮かべた。
だが、それもすぐに解け、それまでと変わらぬ穏やかな笑みとなる。

「――いいえ、ジョセフ様。世界は私の遊び場で、全ての人は、私の愛の対象です。
私が愛し、私が楽しむために存在します。
大いに邪魔立てさせていただきますので、是非、滅ぼしに来て下さい」

全てを受け入れる聖母の表情で、アンリエッタは告げた。

「――その滅びも、骨の髄まで、愛してさしあげます」

穏やかに、微笑み続けるアンリエッタ。
その対面で、ジョセフはただゆっくりとその笑みを見つめ続ける。
お互いに無言のまま、互いの目を見つめあう。
風が、改めて二人の間を、場を浚うように滑り抜けた。

「……とても、楽しい時間でしたわ」

不意に、アンリエッタが口を開いた。
707アンアン(魔改造)×ジョセフ:2009/03/14(土) 16:53:44 ID:TT3vHOGW
その手がカップを掴み、残った紅茶を一息に飲み干す。

「ジョセフ様、お話は、これで?」
「ああ、もう、話すことはない」

表情を変えることなく、ジョセフは告げた。
アンリエッタは、その言葉に小さく笑った。

「では、私はそろそろ。
実はお母様にもマザリーニ枢機卿にも秘密で抜け出してきたので、早く帰らないと叱られてしまいますわ」

そういって、ゆっくりと音を立てずにカップを下ろす。
そのまま洗練された仕草で椅子を立つと、改めてアンリエッタは微笑んだ。

「それではジョセフ様――」

二コリと笑い、告げる。

「――また、いずれ。今度は、戦さ場で。
楽しいひと時を、期待していますわ」
「……ああ、私も、楽しみにしている」

ジョセフの返答に、アンリエッタは尚更に嬉しそうな笑みを浮かべた。
そのまま小さく頭を下げると、背を向け、視線を切る。
話すべきことは話した、ということだろう。
今度視線が交わる時は、互いに戦場という盤の上で、対局したときだ。
そんな思いが、ジョセフの胸に満ちる。
そのまま、ゆっくりとアンリエッタの細い背を眺めていると――

「……あの、ところで」

いきなり、アンリエッタが振り向いた。

「今日の紅茶の、銘柄を教えていただけませんか?」

うちでも、取り寄せようかと思いまして。
そう言いながら、恥ずかしげに笑う彼女の表情は。
やはり、穏やかな、聖母の如き微笑みを浮かべていた。





アンリエッタが去ってより、暫し後。
ジョセフは、一人椅子に腰掛け、瞑目していた。
遠ざかる馬車の音が聞こえなくなっても、身じろぎ一つせずに、椅子の上で腕を組み続けている。

「……ジョセフ様」

そんなジョセフに、不意にかかる声があった。
同時に、ジョセフのすぐ横の空間から、まるで染み出すように一人の女性の姿が現れる。
ローブをまとった、黒髪の女性。
ジョセフの使い魔にして神の頭脳・ミョズニトニルンである、シェフィールドであった。
ジョセフは、そんな彼女の登場に驚いた様子もなく、瞑目したまま問いかけた。

「ミューズ、姫君は去ったか」
「はい、既に丘を下りかかっております」

そうか、と呟き、再び黙考の姿勢に入るジョセフ。
708名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 16:58:25 ID:tmiNoQc1
>>627
突発的な妄想拾い上げて下さり感謝>ID:TT3vHOGW氏

支援
709アンアン(魔改造)×ジョセフ:2009/03/14(土) 17:05:47 ID:TT3vHOGW
シェフィールドはそんなジョセフの様子を暫し見つめ、やがて何かを躊躇うように、おずおずと声をかけた。

「……ジョセフ様、一つお聞きしてもよろしいでしょうか」
「なんだ」

目を開くこともないまま、淡々と返される言葉。
それに怯むことなく、シェフィールドは問いを重ねる。

「何故、彼女をお見逃しに?
護衛も連れていない小娘一人、いくらでも仕留められたのでは?」

アンリエッタ王女がいなくなれば、それだけで連合軍には相当な打撃になるかと思われますが。
そう問いかけてくる彼女の言葉に、ジョセフは初めて目を開いた。
その目でアンリエッタの去って行った方向を見つめ、小さく呟く。

「いくらでも仕留められた、か……」

言って、クックと小さく笑いを零すジョセフ。
困惑気な表情を浮かべたシェフィールドに向かい、ジョセフは僅かに笑いを湛えた顔で告げた。

「ミューズ、それは無理だ。
あの時姫君を殺すことなど、到底出来はしなかった」
「は、それは……。
どこかに、伏兵がいた、ということでしょうか?」

シェフィールドが、動揺したように声を揺らす。
ジョセフとアンリエッタの会談の間、周囲の索敵が彼女の任務であった。
ミョズニトニルンの能力を駆使し、周囲一帯の状況を常に監視し続けていたのだ。
そんな彼女が伏兵が配されていたことにも気がつかなかったとなれば、それは彼女の能力の有用性の全否定へと繋がる。
動揺に青褪めるシェフィールドを余所に、ジョセフはゆったりと首を振ってみせた。

「いいや、伏兵などいなかった。
そんな無駄なことを、あの姫君はするまいよ」
「は……それならば、何故殺すことが出来ない、と?」

不思議そうに首を傾げるシェフィールドに、ジョセフは小さく笑いに震えながら、告げた。

「単純だ、私が彼女に、興味を持ってしまったからだ」

ポカンとするシェフィールド。
それを気にも留めず、ジョセフは小さな笑いとともに言葉を重ねた。

「最初の僅かなやり取りで、既に興味をひかれていた。
その後の会話では、更に引き込まれてしまったな。
これほど興味深い相手を、そうあっさりと殺してしまうことなど、出来るはずがないだろう?」

――そして真に恐ろしいのは、その全てが、あの姫君の計算の上だ、ということだ。
ジョセフは、最後の一言のみは声に出さず、胸中で呟くに留めた。
なんら、確たる証拠があるわけではない。
だが、それでもジョセフは確信していた。
アンリエッタは、全てを予測し、読み越した上で此処に赴いたのだ。
此処で会談の席につき、話をし、自分の中の狂気の燐片を覗かせてやれば。
仮初の狂気に縋る哀れで滑稽で孤独な王は、それだけで自分を殺すことが出来なるだろう、と。
こちらの自覚すらしていなかった心情を読み越し、自分の狂気すらも客観的に受け止めた上で、彼女はそう計算した。
会談の始めで語った、『安全という意味では、王宮も此処も大差ない』という言葉は、まさしく正しい。
その脳内での計算だけで、アンリエッタはこの場を安全な場所へと変えてしまったのだ。

「……恐ろしい、な」
710アンアン(魔改造)×ジョセフ:2009/03/14(土) 17:07:07 ID:TT3vHOGW
小さく、呟く。
魔法の位階など、問題ではない。
虚無の属性、などという黴の生えた伝説も、関係ない。
そんなものとは、遥かに隔絶された領域で。
アンリエッタ・ド・トリステイン。
彼女こそ、本物の怪物だった。

「ククク……ハハハハッ!」

衝動が抑えきれず、ジョセフの口から吹き零れるように笑いが迸った。
椅子に腰かけたまま、空を見上げるように体を反らし、大きく笑い声を響かせる。

「ハハハ……ミューズ、ああ、愛しのミューズよっ!」

すぐ横で呆気にとられたように立ち尽くすシェフィールドへ、その状態に頓着することなく呼びかける。

「楽しいっ!!」

高らかに、ジョセフは吼えた。

「ああ、楽しい、本当に楽しい!
そうか、これが愉快という感情かっ! 数十年間忘れていたぞっ!」

両手を掲げるようにして、叫ぶ。

「いいだろう、姫君よ。
君も楽しむがいい。私も大いに楽しませてもらう。
頼むから、退屈だけはさせないでくれよっ!!」

既にその場にいない、一人の女に呼びかけながら。

「ああ、君の言う通りだっ! この世界は、本当に面白いっ!!」

ジョセフは、数十年ぶりとなる、純粋な楽の笑い声を、辺りに響かせ続けた。





パカリ、パカリ、と馬の蹄が地面を打つ音を聞きながら。
御者台に座った男は、自分の幸運を噛み締めていた。
いや、冷静に見れば、自分の現状は幸運などとは程遠いことは、彼にも理解できている。
何せ、王宮の馬車を一台無断で拝借し、勝手に乗り出しているのだ。
王宮付きの御者となって2年経つが、ことによってはその職を失うこともあり得るだろう。
故に、彼が浮かれ調子になる理由など本来はなく、むしろ先のことを考えて陰鬱をしているのが正当な反応だったろう。
――とはいえ。
胸中で呟きながら、彼は視線をそれとなく、後ろの客席に向ける。
――そんな心配なんか、ふっ飛んじまうよなぁ。
そこには、世界に誇る、トリステイン最高の名花が佇んでいた。
艶のあるブラウンブロンドに、白磁のような肌。
その所作、その表情の全てが、人目を惹きつけ、捉えて離さない煌びやかな花を有している。
トリステイン王女、アンリエッタ・ド・トリステインは、馬車の中で、実に機嫌が良さそうに外の風景を眺めていた。
その様子は、今にも鼻歌すら歌い出しそうなほど、上機嫌に見える。
そんな姿が、御者の口すらも軽くしていた。

「姫様、なにやら大変ご機嫌がよろしいようにお見受けしますが。なにか、いいことでも御座いましたか?」

御者から客への軽口。
711アンアン(魔改造)×ジョセフ:2009/03/14(土) 17:08:49 ID:TT3vHOGW
城下での一般の御者ならばともかく、王族を送迎する御者ならば絶対に行わない行為であったが――アンリエッタは、その上機嫌

な様子を微塵も崩すことなく、御者に答えた。

「あら、私、そんなに上機嫌に見えますか?」
「ええ、それはもう。まるで思い人との逢瀬でも果たしてきたかのようですよ」
「あらまあ。……でも確かに、とても楽しいひと時でしたわ」

――チックショー、相手誰だよコレ。
困ったように笑いながら、それでも嬉しげなアンリエッタ。
その様子に、男の性として心中で妬みの声を上げる御者。
無論彼とて、王女であるアンリエッタに、秘密裏に逢瀬を繰り返す恋人、などというものがいた場合に何が起こるか、予測できな

いわけではない。
しかし、その場の雰囲気が、そのようなことを考えることを無粋とさせていた。
コロコロと笑うアンリエッタと、同じく笑って応じる御者。
馬車の中に、穏やか空気が満ちる。
あ、そうそう、と不意にアンリエッタが呟く。
その顔が、表情を改めて御者の方へと向かった。

「来るときもお頼みしましたけど。
今日の事は、どうか内密にお願いします。お母様やマザリーニ枢機卿には、特に」

子供が、秘密の共有を願ってくるような、顔と仕草。
任せて下さい、と、考える間もなく即断で了承してしまう。
アンリエッタは、ほっとした、というように表情を緩めた。

「よかった、本当に助かりますわ。ありがとう御座います」

微笑みながらの、礼。
その一言だけで、なんでもやってやろう、という気になってしまう。
自分の単純さに呆れる思いも湧いたが、彼女の微笑みはそれすら飲み込んでしまった。

「ふふふ、それにしても、本当に、楽しいひと時でしたわ」

アンリエッタは、再び外の風景を眺めていた。
その顔には、本当に楽しげな笑みが浮かんでいる。

「きっと、これからドンドン楽しくなっていきますわね」

馬車が、緩やかな孤を描く道にそって曲がった。
日の当たる位置が変わり、明かり取りから穏やかな日差しが馬車の中に差し込む。

「その世界は、本当に楽しくて、美しくて、色んなことに満ちていて……本当に本当に大好きだわ」

柔らかい光の中、呟くアンリエッタ。
その視線は、窓から虚空を、いや、世界の全てを眺めているかのようで。
その顔には、世界の全てを愛し、全てを慈しむ、聖母の微笑みが、浮かんでいた。




これより数日後、連合国軍と神聖アルビオン帝国は、本格的な戦争状態に突入。
ハルキゲニアは、未曽有の激動の時代を迎えることとなる。
712名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 17:14:45 ID:tmiNoQc1
再度の支援は必要かな?
713アンアン(魔改造)×ジョセフ:2009/03/14(土) 17:14:53 ID:TT3vHOGW
投下しゅーりょー。

突発的な妄想SSでした。
『冷徹な為政者』になるはずだったアンアンがなんか『魔王』みたいなポジションになってしまったのは、たぶんヒアデス星団あたりからの電波を受けたせいです。
やたらと長いし。もっと短いちょっとした短編になるはずだったんだけどなぁ。
文章を簡潔かつスマートに表現できるスキルが欲しいです。

そんな私はルイズのお仕事の人。
『ルイズのお仕事 傭兵編』、前編が7割くらいできたとこです。
そのうち、そっちも投下すると思います。たぶん、きっと、おそらく。

それでは、お目汚し失礼しました。
あー、書いてて楽しかった。
714名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 17:23:17 ID:vwnG0/ou
アンリエッタ魔王だー!
ルイズのお仕事の方でしたか。GJ
お仕事世界と魔王の世界が同じだったら、強烈なスパイスとしてルイズを遠回しに使いそうだな。
715名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 18:47:40 ID:kmtCc1nz
惚れ薬騒ぎのときに、ルイズだけじゃなくサイトも薬を飲んでいたら。

ルイズとサイトがお互いにべたべたぐにゃぐにゃになってしまい、当然湖にも行かない。
アンドバリの指輪の情報も入らないからアンリエッタはそのままレコンキスタに(才人たちが助けに行かないから)。

世の中色々大変なことになるが、二人はかまわずいちゃいちゃどろどろ。

ハルケギニア、もうだめだ。

そんな情勢の中、ルイズのお腹が大きくなりました。
716名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 19:01:16 ID:tmiNoQc1
>>713
投下乙
ガッチリイメージ通りですた


投下するIF物半分くらい書き上げたら
新年度に飛ばされそう
リアルにチート手段を教えるお仕事だお!
KONOZAMAとかネット環境あるのかな(´・ω・`)

>>715
なんというおめでた
もうだめだー(←公爵の叫び)
717名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 20:57:16 ID:DoPGObZ7
原作に沿った王に相応しいアンアンだと、ルイズが見たら卒倒するな。
自らの滅び、失敗も楽しめれば千年期のイカレタ少佐と並べる。
718名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 23:45:49 ID:oDzCwsaj
>>713
投下乙です。
すげーすげー!アン様すげー!!

>「――世界は私の敵であり、全ての人間は、私の復讐の対象だ。
 私が殺し、私が裁くために存在している。
 邪魔立てするというのなら、容赦なく君を滅ぼそう」
「――いいえ、ジョセフ様。世界は私の遊び場で、全ての人は、私の愛の対象です。
 私が愛し、私が楽しむために存在します。
 大いに邪魔立てさせていただきますので、是非、滅ぼしに来て下さい」

この台詞ネウロとシックスのドS会談と違って
すげーシリアスだ!!超好きですこのシーン

ルイズのお仕事も楽しみにして待ってます!!
719名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 23:53:16 ID:DoPGObZ7
クリーク(戦争)と連呼するアンアン直属の銃士隊とかもいますか。
720名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 01:06:28 ID:Mn0Xsand
>>713
おお、魔王アンアンGJ!

ところでヒアデス星団って事は……ハリ湖のあのお方からの電波でしょうかwいあ!
721名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 01:28:57 ID:ufCIRE5C
もしもガンダールヴの力の源が感情だったら
軽い興奮や危険を察知して自己防衛をするのなら相手をかるく痛めつける程度
だが、我を失い怒りや恨みに任せると相手がどんな奴でも容赦せず
殺してしまう  
722名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 02:18:05 ID:T3L69XP0
平成16年春
ジョゼフ「(報告書を見て)トリステインとゲルマニア領内に跨がる大規模な地下資源の鉱脈か…」
シャルル「軍事力で欲しいところだけど他国の動きが…」
才人父「難しいところだな。国防の問題もあるし、国内の世論もなんとかしないと…」

テファ「あれ、お兄ちゃんは?」
才人母「秋葉原まで修理したパソコンを引き取りに行ってるわよ。」
イザベラ・シャルロット(早く帰ってこないかな…)
ニュース「速報です。秋葉原で突然人が消えるという怪奇現象が…」
723名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 03:21:59 ID:mlCXa/rL
>>673
を見て、何故か

土メイジ「錬金でパスタを作り」
水メイジ「俺が水を集める」
火メイジ「そして、火を作り出し調理し」
風メイジ「俺達が偏在で食い尽くす!!」

土・水・火メイジ「「「食うなー!!」」

というコントが何故か脳裏によぎった


あと、近代化した戦争での火メイジの使用法が某南瓜鋏のあの部隊しか想像出来ない
724名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 05:16:45 ID:CCWXvc/K
寒い寒い言いながら戦うんか

あれ、ハルケにパスタってあったっけ?
銃士隊がいればロマーニャは本気だしそうだけど
725名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 09:46:17 ID:qSneEOOY
大航海時代オンラインの中で、昔はパスタが高価なものだったという話を聞いた事が。
726名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 15:15:31 ID:KomZuul6
「ファションセンターし○む○が異界への出入口でエルフに出逢える」
みたいな都市伝説があったが。
これがゼロ魔のエルフ領域(サハラ)の何処かに繋がってたら笑えるよな。
727名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 15:41:26 ID:royBHWz+
いえ、その都市伝説だけで相当笑えるんですけど……

なに? あの微妙な田舎にチェーン展開してる謎ショップは、実は世界扉だったの?
あそこから異世界の魔物とかが召喚されて、店員さんはそいつらと戦う選ばれた戦士なの?
728名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 17:19:11 ID:T3L69XP0
実はし○む○はジョゼフの会社の傘下
729名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 17:23:57 ID:v7GAVY9A
な、なんだって
730名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 18:09:16 ID:KomZuul6
>>727
ttp://www.oshiete-kun.net/archives/2009/02/00_1.html
ttp://sikosiko.s8.x-beat.com/src/up3159.jpg
このあたり参照。

>>728
ジョゼフと平賀父がし○む○を通って行き来してるんだなw
731名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 19:46:23 ID:j6kGmOFy
アンアン主人公の勘違い物とか
アンアンは原作以上の超ビッチだが
なぜか、やることなすこと全てが、結果的に国にとって有益になり
周囲は皆、アンアンを超有能だと思っている
732名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 20:02:35 ID:84P2VcEy
>>731
それは見てみたいなw 見本は銀凡伝あたりか……。
733名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 20:06:20 ID:NIv40mo0
>>727

先祖が神奈川で本社が埼玉な都会型経済的量販店なんだが

俺の聞いた話には台湾の漢方薬売りの婆さんが台湾支店から来てるとか
734名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 20:08:21 ID:NIv40mo0
>>727

先祖が神奈川で本社が埼玉な都会型経済的量販店なんだが

俺の聞いた話には台湾の漢方薬売りの婆さんが台湾支店から来てるとか

縞パンブームは島村の安価パンツ>>縞村の育ち盛りの下着>>縞ムラ
735名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 20:13:32 ID:isztIk7K
>昔はパスタが高価なものだった
近世(ルネサンス後〜バロック)の財産目録なんかでは
パスタは遺産の項目に挙げられるほどの物品らしい
その意味ではワインなんかと同じ扱いなんだろう
736名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 20:59:14 ID:3TV5vq8m
機械で製造可能になるまで大量生産できなかったと聞いているが。
737名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 23:47:08 ID:kNqytT/P
より多くのパスタを作るため、パスタ製造機の製作に情熱を燃やすコルベール。
パスタを量産に向かない高級品と考えコルベールと袂を別ったメンヌヴィル。
パスタ勝負で特殊部隊に敗れた村(滅んでいません)の仇を取るため鍛錬を重ねてきたアニエスさん。
とか。
738名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 23:52:42 ID:xqgwCbVy
パスタ勝負をする特殊部隊ってなんなんだよ
739名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 23:55:05 ID:gK5szxOQ
味勝負ですね
わかります
740名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 00:17:10 ID:tW+hL++h
そのパスタはできそこないだ。食べられないよ。
でもロマリアも悪いんですよ
741名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 00:33:35 ID:yyZUULgi
料理人を夢見て、日々調理師学校やレストランの仕事で腕を磨いてきた見習い料理人、平賀才人。
食材の仕入れにいった帰り道、彼は突然光り輝く鏡に飲み込まれ、異世界ハルキゲニアに飛ばされてしまう。
調理器具も調味料も発展していない異世界で、才人が味革命を起こすっ!! とかね。
基本料理マンガ、サイトが料理し、ルイズたちがリアクションする。
ガンダはあらゆる調理器具を、ミョズはあらゆる調味料を使いこなす能力が与えられて、ヴィンダは、うぅむ、なんだろなぁ

トリステインにはきっと、ハルキゲニア全土の村々に赴いては料理勝負を挑み、勝ったらその村の秘蔵の名産料理のレシピを提出させる、とかの特殊部隊があったんだよ。
マルトー親父は実はハルキゲニア最高の料理人だったけど、自分の料理はハルキゲニアの平和を乱すと考えてその力を封印したんだよ。
742名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 00:37:04 ID:Wla/+YoT
ヴィンダはあらゆる食材を調達する能力だな
743名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 01:08:54 ID:71qDzeYd
記すことさえはばかられる使い魔は味皇様や雄山の様な存在ですね。
744名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 01:10:42 ID:TpiDVKAD
OH!MYジェシカ、ミス味っ娘。
トリスティン料理学院。
レシピ「ゼロ」のルイズ。
系統からみた得意料理の傾向。
火:辛い、熱い。
水:新鮮、冷たい。
風:香り、薬味。
土:発酵、漬け物。

思い付いた物を書いてみた。
745名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 03:39:27 ID:IfcrxQAq
>>742
ミョズはあらゆる調理器具を使えて、ガンダは……包丁さばき?
746名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 04:46:37 ID:tW+hL++h
OH!MYコンブって
B級というか色物メニューだったよな
ポテトチップスのり塩ゴハンとか
747名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 04:50:17 ID:vSxYB5OX
>>725
干してあるやつは知らんが練った小麦粉を茹でるだけのパスタは貧乏人の食べ物だったぞ
748名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 04:56:15 ID:yiZkw0Fs
確かにパンより工程少ないしな。乾燥パスタは飢饉に備えた保存食として開発されたとか聞いたことがあるが
749名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 08:38:45 ID:Uw5+dErq
>747
そんな事コーエーに言ってよ。
ゲーム中のクエストでそういう情報が出てきたってだけなんだから。

……ルイズの代わりにライザとか?


【せめてアンリエッタの方で】
750名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 10:00:47 ID:1hHSsfOj
           ,. -─── 、
         //  /      `ヽ
         /.:./  / / .:.  /     \
       / .:.:./   / / /   :{:. .:. ヽ   ヽ
       /  /:  イ´l .:|l.:.:ハ:|.:.:.: .: }    ',
       l ..:.:|:.:.   | ,ヂ゙゙゙ ヾヽ.:.:.:/゙~゙゙゙゙V.:  〉            ノ⌒li
       l.:.:.:.!:.:  ∨ ィ'⌒'li、 ノ/ '⌒メ ソ.:./ィ/   ,,,_      _,/ ,,/
      ノ.:.::人:.   ヽ′ .゙゜  、 ゙゙゙″//!     il,゚゙゙\__/ _,i,/ l,.
   /.:./.:.:.ヽ:.   ヘ   ノ r'・!ヽ   |:.: |     ヽ   .-‐' __/.l.
  /.:./.:.:.:.::.ノ.:}:.    ', /, ──ヽ,  ,:.  |     ゜l,   .l!!゙゙゙゙゙  _,l.
/.:./.:.:.:.:.:.:/.:.|.:.:.  l ! ゙゙゙゙゙゙゙''''ソ /.:  |     ゜゙l,.  ゙illl*─゙゚゚゙l,
.:.:./.:.:.:.:.:.:.:./_ィ.:.:.:.   小.゙i _____ !/:.:.:.:.  l        l  ゝ── ゙゙.
.:.〈.:.:.:.:.:./   ./.:.    }_‘ヽ-─ '〈.:.:.:..   ヽ       l.     l.
 :ノ.:.:/   /.:.:.:.:   /.、 ∧ ̄入ヽ:.:.:.:.   \    l     ll
/r' ─- 、/.:.:.    /  ∨_ノ´\l/ \:.:.:.:.:   ヽ  ! ,,.    ゙li,
.:.:.l    /.:.:     / \  \ /ヽ/ /  ヽ:.:.:.:.:.:.:  〉 ,l'゛ゝ   イ
/   /.:.:     / \ \  ヽソ /    }:.:.:.:.:  /,,ll.  ‘゙゙゙゙'''゙゙ ,l.

  ノイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ブ・ボ・ヴァリエール
751名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 10:23:11 ID:j3r0z8b4
周りが化け物過ぎて自分も化け物だと気がついてない逆井の中の蛙なサイト
752名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 10:57:54 ID:fuwjM6+C
日本にて雑談中の四人
才人父「そういや、トリステインに女癖が悪くて有名な軍人っていたよな?確かエロモンとかいう…」
ジョゼフ「ん、イロモンじゃ無かったか?」
モード「イチャモンという名前じゃありませんでした?」
シャルル「あれ?フェロモンだっけ?」




ギーシュ「へっくし!」
753名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 12:40:33 ID:TdyI2jbv
パチモンだろ
754名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 13:42:34 ID:1crEIycW
で、しまいにはモンモンですね
755名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 19:51:18 ID:sTstkJsE
最終形態はモンモンモンか
756名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 21:06:23 ID:UgohO68C
そりゃ一体ナニモンだ?
757名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 22:43:33 ID:sTstkJsE
ホリエモンとか
758名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 23:14:10 ID:fd7GNQdQ
>>741
むしろ「飯盛り侍」を連想した俺
759名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/16(月) 23:14:32 ID:ggE6ocLu
憑依とかにちょっと近いけど、もしアンリエッタが二重人格だったら。
普段のアンリエッタは原作どおりの性格。でも、彼女にはもうひとつの人格がある。
もう一人のほうは男の人格で、凶暴で、チンピラみたいな性格。
二つの人格はお互いを子供のころから共有しあって、時々姫の部屋からは一人二役の劇のような姫の声が聞こえて、
王宮生活についに心を冒されたと周りの人間には言われていたりとか。

アンリエッタがサイトのことを良く言って、サイトが満更でもない表情を浮かべたりすると、急に人格が入れ替わって
サイトの顔をアイアンクローしながら

「小僧、調子乗るなよ」
「あだだだだ!!(えぇええ?!何この姫!?)」

と、アンリエッタに変な虫が付かないようにしようとしたら、そのアンリエッタ自身に叱られて、萎んでしまうみたいな。

…何を書いているんだろう、俺。
760名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/17(火) 00:24:30 ID:+MySB0xi
メイジの杖そのものが強力であるIF。
メイジの杖はそれぞれ個性を持ち、固有の能力・形態を有している。
進級試験は使い魔召喚ではなく、杖の名を聞き出し、その能力を引き出すこと。
動物・幻獣型が殆んどの中、ルイズの杖はよく分からないうちに人型に変化、それきり元に戻らなくなってしまう。


某オサレ漫画風に変形する杖
761名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/17(火) 00:30:42 ID:IommjCeb
「吹き荒べ、シルフィード!」とか
「燃え上がれ、フレイム!」とか
「聳えろ、ヴェルダンディ!」とか、
そんなオサレな掛け声と共に解放されるわけですね。

更に魔法騎士団隊長クラスになると、更にもう一段階解放できるわけですね。
762名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/17(火) 00:58:37 ID:ZLs4/M/B
>>761
>「吹き荒べ、シルフィード!」とか
>「燃え上がれ、フレイム!」とか
>「聳えろ、ヴェルダンディ!」とか、
やべぇ超見てぇ
ルイズは「震えろ、ガンダールヴ!」とか
「輝け、ガンダールヴ!」とか言うのか
鬼道が魔法に相当するわけで呪文の詠唱もオサレ風味になるんだな
763名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/17(火) 04:17:04 ID:946nvhKu
>>762
「走れ鋼のガンダールヴ!」



    \           ヽ         |         /             /
     \          ヽ         |           /           /
      \       ヽ           |        /        /
       混 沌 と し た ハ ル ケ ギ ニ ア に 鋼 の サ イ ト が ! !
          \      ヽ                /      / ‐、、            \                         /          _,,−''
  `−、、          ┌─────────┐            _,,−''
      `−、、       |                |         _,,−''
         `       |                    |
             !`ヽ  |. ●            ● .| i⌒!
───────‐  ヽ、 \|:.    ├──┤    .:|ノ ノ   ───────‐
              \_|:::...    ヽ、  ノ     ...:::!_/
                  |::::::::::...     ̄   ...:::::::::::|
           _,,−''     |:::::::::::::::........    ......:::::::::::::::::|    `−、、
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 ,'´\           / |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| \           /`i
 !   \       _,,-┐  \:::::;‐、:::::::::::::::::::::::::::;‐、:::::/     r‐-、、      /   !
 ゙、   `ー--<´   /      ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄       ゙、  >−一'′   ,'
  y'         `ヽ/     /  | |        | | ヽ      ヽ '´       
764名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/17(火) 08:59:53 ID:wLl2WMCS
アンアンの変身シーンをじっくり鑑賞して股間が鋼のサイト、と
765名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/17(火) 09:26:46 ID:oKLfSRWB
妹ルイズの人、続きお願いします。
・・・・各攻略ルートより、セレブなサイトの日常とか悩みとか
公爵と一緒にお城にとかの話を期待してしまいます
766名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/17(火) 09:36:19 ID:Fjk590hp
>>763
あっらこんなぁところに羊羹がっ♪
            ,、-――ー-- 、___,            (ノ
             /   __,ノノノ、  く
          /   / 、_,  、_从 |           ゚_    ,、-
          //l/ / ィ;;;;r  、__!| l|ノ           l」 ,ィ'´
         イ | l|イ! ゙ー' , l;;;j川l       _,、- '"´|   /:::|
         !l川 ノ| " r┐ "川 _,、- ''"´      l /:::::::!
            ノVl|ハト、_  ー'  ノノノ|         |/::::::::::|
                ノノ三彡'´⌒ヽ |         l:::::::::::::|
           /  イ __    | |          |:::::::::::::|_,、-''"´
           _く○___,ノr-‐ 、`ヽ_,ノ |       _,、-‐''"!:::::::::::/
       r'´ /     ( rー¬、_,ノ|  |_,、- ''"´    。:::::::::/
      ⊂| /     `'l    \|   \       + :::::::::/
       У /      ヽ、   \    \    ●/::::::::/       ,ィ
       / /        `'ー--<    \  "∧:::::/ 、____,ノ !
        〈 /     !       \ `ヽ    \/  V  ヽ、    /
       >!      |          ヽ、!     o ゛ / ,   `'ー‐'´
      ゙〜ヾ、   |          //        / ハ      ,、イ
        |`゙ヾ、_,ノ、______ノ/       (__)_,ノ  ヽ、_,、ィ'´ | |
        |   /゙〜〜〜ハ'ーヘ イ´                | |_r、| |
        | "" /     |    |               ヽ、_,ノ| |
767名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/17(火) 21:39:37 ID:2be+YCzV
>>759
ギャグ漫画日和で再生された
768名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/17(火) 21:54:18 ID:O4q36Wdx
もし、サイトの容姿性格その他いろいろがルイズの理想通りで
尚かつ、ルイズが好きな男に対しては、かなり積極的な性格であったなら?

召喚した晩から、身の危険を感じるサイト
半べそをかいて、お隣の部屋の微熱さんとこに助けを求めに行って・・・・

なお
「先祖代々、泣きながらうちの領地に逃げてきたのを保護して
 いらない恨みを買うのが運命なのよねぇ・・・」と、あきらめのため息で
助けてもらっているようである
769名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/17(火) 22:37:45 ID:K98X2KMl
嗜虐心を煽るサイト
ドSなルイズですね
770名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/17(火) 22:42:06 ID:Fjk590hp
ショタサイトなら……
いかん、子供の扱いに慣れたおマチさんにめっちゃなつきそうだ
771名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/17(火) 23:59:09 ID:Lgr04p49
ジョゼフの友人である才人の父が謎の人物・ヒラガではなく、結構表に出ていたら

結婚する前の才人の父は、実はハルケギニアでは女性からは注目の的だった。
魔法は使えないが、高い地位に切れる頭と強い腕っぷしに高いセンスの持ち主。
(ただし才人には殆ど伝わっていないというのが悲しい現実)

ガリア王宮のメイド達の間では
「いつ見ても格好いいわね、ヒラガ卿って」
「でも高嶺の花よね〜」
なんて会話が日常茶飯事。

在りし日のキュルケママンから誘惑された事もあれば、
お忍びの用事でトリスタニアに出かけた日には賊に襲われていたマリアンヌを助けたなんて事も。
挙げ句の果てにはエレオノールの初恋の人だったりする。




アンリエッタ「お母様の初恋の人?」
マリアンヌ「ええ、黒い髪に黒い眼鏡、見た事もない武器を使う人でね……」
772名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/18(水) 01:31:28 ID:0OEwhl+q
>>762
むしろヴェルダンテの解号は「お早う」

まぁそれを言ったらフレイムが「万象一切灰塵と為せ」、シルフィードが「霜天に坐せ」に……
あれ?属性的にも種族的にもあってね?シルフィード
竜だし、タバサは属性的には氷よりだろうし……まぁ完璧クロス扱いになるだろうけど
773名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/18(水) 06:06:25 ID:3cpGXM4q
>>771
どなたかSSをお願いします
774名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/18(水) 06:08:24 ID:kzCDf0mG
一世代前ってのはおもしろそうだよな……ほぼ全員オリキャラになるけど
ああくそっ、実験小隊に関する詳細なデータはいつ出るんだ!
775名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/18(水) 06:34:03 ID:3cpGXM4q
>>771
サイトがヒラガの姓を名乗らずに、周囲も「平民だから」と気にも止めなかったと言う
前提条件で、原作通りの手柄を上げて、「貴族に」 「いや、平民を貴族にするのは始祖の教えに反する!」と
大論争で。

んでもって、サイトがルイズと所帯を持つ!と決めて公爵家に挨拶に行って
「ヒラガ サイトです。父はガリアで仕事してます」

結構パニックになるかも?
776名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/18(水) 12:02:58 ID:UBThqTzH
>>771
何故か仕立てのスーツとサングラスでビシッと決めて、拳銃を撃つ才人の父の姿が…
777名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/18(水) 20:52:04 ID:8DU0Of1o
才人が保身第一の小心者だったら

原作と違い波風を立てないように過ごす。
ケティ、モンモン、シエスタのギーシュ事件でのケアを行い、彼女らと仲良くなる。
後日、誤解したギーシュが才人に決闘を挑む
才人は決闘から逃げようとするが、モンモン、ケティ、シエスタと仲良くなった
才人が気にいらないルイズに退路を断たれる。

1.即土下座して謝りギーシュを引かせる
2.モンモン、ケティ、話の分りそうなお姉さん(キュルケ)、マルトーに頼み
とりなして貰う
3.決闘なんか知った事か逃げる
4.死ぬほどボコられる現実は非情である
俺が丸を付けたいのは2だがそんな事をすればルイズに恥をかかせたとか言われ
爆殺される。
1でも同じ、3を選んで逃げたい、でも何故か逃げられない(ビクッビクッ)
ジースだったかギッシュだったかは二股を棚に上げ俺に逆恨み冷静じゃなさそうだ
答え4、答え4、答え4

十三階段を上る死刑囚のような顔付きで中庭に姿を見せる才人、才人の雰囲気で
見世物からギーシュの逆恨み平民虐待劇場へと場の空気は変化。
こんな空気でやりたくないけど当事者で後に引けないギーシュと、才人がただの
平民である事を思い出し脅迫し降伏の機会を奪ったのが自分で助けに入る事も出
来なくなった事に気付き混乱中のルイズ。そんなバカ子ルイズに萌え狂うキュルケ

なんかカオス・・・
778名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/18(水) 21:20:45 ID:JPBmEkJl
(弁護の余地)ゼロのルイズ、(人としての価値が)青銅(並)のギーシュなわけですね、わ
779名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/18(水) 22:51:47 ID:Om5mg17c
>>777
777番ですって!
まぁそれはそうと、保身第一の小心者というより単なる臆病な子と思うのぜ。それもやたらと愛嬌のある感じ。
780名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/18(水) 22:55:57 ID:n/y2pi8R
>>777
さすがにそんな状態なら学院側が止めるよな……
止める……よな?
781名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/18(水) 22:55:58 ID:kPWqhjEZ
ふと思ったんだけど、1レスのみで落とされた小ネタって、ほとんどまとめの「小ネタ」に登録されませんよね。
個人的に、前スレで出てた「城下の酒場で偶然出会ったジョセフとやたら男前なアンアン」とかのネタは面白かったんで登録したい気もするんだけどなぁ。
あと、ジョセフとサイト父のスチャラカ大学生活なシリーズとか、まとめて見てみたい。
まとめんの凄い面倒そうだけど。
782名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/18(水) 23:23:21 ID:beg5Qf4q
なに>>781 短いけど1レス小ネタを登録したい?
それはね>>781、長さが足りないから躊躇うんだよ
逆に考えるんだ
『載るぐらい自分で引き延ばせばいいや』
そう考えるんだ
783名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/19(木) 11:20:36 ID:ywMpcQJA
アンアンを転生キャラでチート化させてみたいと思って政治家を考えていたら
ラインハルト・フォン・ローエングラムか
フレデリカ・グリーンヒル・ヤンしか浮かばなかった
784名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/19(木) 12:25:08 ID:eCxJGCZz
クロス転生とかどんな茨道w
あとsageな
785名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/19(木) 12:59:31 ID:KYHDv1H7
もう普通に父親存命でアンアンはお姫様だけやらせてりゃよかったんじゃねえ。
786虚無と烈風 ◆8KmVfUYwBs :2009/03/19(木) 15:01:25 ID:6XNSsr8v
こんにちは
気がついたら更新停止してました
あまりの書いてなさに自分が一番びっくりしてました
光陰矢のごとしってレベルじゃねえぞ
そんなこんなで投下します
787虚無と烈風 ◆8KmVfUYwBs :2009/03/19(木) 15:02:33 ID:6XNSsr8v
虚無と烈風―第六話―
 
敵はレコンキスタの軍勢五万。対するアルビオン王軍はわずか三百。
昨日までなら軍人達は、こう考えていただろう。
『王家の誇りと名誉を叛徒共に示し、敗北しよう』と。
しかしその考えは、ジェームズ一世から告げられた助っ人の存在により、
『勝てるかもしれない』という希望へと変貌した。
「諸君! 我らを、始祖はお見捨てにならなんだ!」
明日の正午、攻城をしかけるとレコンキスタから通達があった。
それで、今宵は最後の晩餐だとばかりに王軍は城のホールへ集まり、
園遊会のように華やかな宴を催していた。
「明日が最後の戦いになるであろうが、それは我が軍の勝利で終わるであろう!
 何故なら、我が軍には『伝説』が……『烈風カリン』が力を貸してくださる!!」
おおっ、あの伝説の、火竜を退治した、と貴族たちが言葉を交わし合う。
「今宵は、存分に騒ぎ、英気を養ってくれたまえ! 乾杯!」
乾杯、とロビーのほぼ全員が唱和した。
そんな中で、ルイズだけが浮かない顔をしていた。
彼女はこの場においては、烈風カリンの従者である。
「……伝説、か」
グラスの中に揺れる己の姿を見ながら、ルイズはぽつりと呟いた。
「やあ、ミス・ヴァリエール。どうしたのかね、浮かない顔をして」
座の中心にいたウェールズが、彼女の姿を見つけて近寄る。
「ウェールズ様……」
声をかけられてなお、ルイズの顔は晴れない。
「……心配なのかね、母上のことが」
その問いかけに、ルイズはこくりと頷いた。
母は今日、もう疲れたから、と既に部屋で休んでいる。
「あの方は、あの『烈風カリン』なのだから、心配せずとも良いさ」
「でも、もう三十年も昔のことです。確かに、母さまがお強いことは、
 充分承知しています。けれど……だからこそ、不安なのです」
「大丈夫だよ、君の母上を信じたまえ」
ウェールズのかける言葉は優しかった。
「……すみません。私も疲れてしまいました。これで失礼します」
けれど、ルイズの顔に明るさが戻ることはなかった。
宛がわれた部屋に戻る途中、ルイズはそっとポケットから風のルビーを取り出した。
「ねえ……、あなたも伝説なんでしょ? だったらお願い。母さまを、守って」
ぎゅっと握り締めたルビーは、月明かりの中で微かに輝いたように見えた。
788虚無と烈風 ◆8KmVfUYwBs :2009/03/19(木) 15:03:36 ID:6XNSsr8v
翌日の正午。
「デルフリンガー。伝説のガンダールヴはどの位の強さだったのですか?」
ヴナンにまたがりながらカリーヌは問う。
「……そうだなあ、伝説じゃあ、千人を相手にした、とか言ってるらしいが、
 実際はそこまではいかなかったなあ。けどまあ、何とかなるんじゃねえか?
 姐さんは一人じゃねえし、大体すげえ魔法の使い手でもある」
「どうせなら、もっといいはげましが聞きたかったですね」
思わずため息をつくが、今さらどうにもならない。
「死ぬなよ、姐さん」
「死ぬものですか、まだ幼いあの子を残して」
そう言って左手にデルフリンガーを、右手に杖を構える。
『死ぬものですか、まだ幼いあの子を残して』
口をついて出た言葉に、思わずはっとした。
それは十数年前亡くなった、知人の女性から聞いた最後の言葉であった。
その事実に得体の知れない不吉さを感じながらも、
カリーヌは向かい来る敵を睨むように見つめていた。

見慣れぬ姿のメイジに最初に気がついたのは、士官のメイジの使い魔のフクロウであった。
三十年以上も軍人を続けているそのメイジは、その姿を見て慄いた。
慌てて、戦艦の司令室へと向かった。
伝令を飛ばす、などという考えが湧かない程混乱していたのだろう。
「ほ、報告! 報告いたします!」
乱暴にドアを開くと、中にいた三人に睨みつけられた。
一人は、レコンキスタ総司令官オリヴァー・クロムウェルである。
「騒々しいぞ、何事だ」
そう言って口を開いたのは、白い仮面をつけた妙な男であった。
元トリステインの貴族だが、故あって彼に力を貸しているという。
「敵王軍に、れ、『烈風カリン』の姿を確認いたしました!」
「『烈風カリン』だと? そんな馬鹿な! そいつは確か、
 三十年も前にマンティコア隊の隊長の座から退いたはずだ!」
「し、しかし! 自分は何度もあの方を見たことがあります、
 間違いない、あれは、あれは烈風カリンですぞ、ミスタ・ウォルダ!」
恐慌しきった状態で、メイジは口から泡を飛ばしていた。
「……落ち着きなさいな。本物とは限りませんわ」
「まったく、ミス・シェフィールドの言う通りですぞ。
 第一、こちらは五万と『本物』の伝説、相手は三百と『偽』の伝説。
 どちらが優位かは分かるでしょうに」
クロムウェルは傍らに立つ女性の言葉に同意する。
シェフィールド、と呼ばれた女性は美しい金の髪をしていた。
つり上がった眼差しは、眼鏡の下からするどくメイジを睨みつけている。
「……さて、もうまもなく正午になりますわ。クロムウェル様、ご命令を」
「そうだな。さあ、お前も持ち場へ戻れ」
「いいい、嫌です! 誰が、烈風カリンと杖を交わすものですか!」
ぎゃあぎゃあとわめくメイジの額に、クロムウェルはそっと手を押し当てた。
ぴたり、と騒いでいたメイジが押し黙る。
「早く持ち場に」
「……はい、分かりました」
生気のない声を出し、メイジはふらふらと持ち場へ戻った。
それを確認すると、クロムウェルは連絡管に向かい叫ぶ。
「諸君! 今こそアルビオンの王家を駆逐し、ハルケギニアの統一を!
 全軍、攻撃! 目標はニューカッスル城と王軍!!」
789虚無と烈風 ◆8KmVfUYwBs :2009/03/19(木) 15:04:37 ID:6XNSsr8v
かくて、戦闘は始まった。
最初、レコンキスタは戦艦を動かすことはなかった。
地上軍だけで対応できるだろう、と思っていたのだ。
だがそこには大きな誤算があった。すなわち、『烈風カリン』の存在である。
マンティコアに向けて、メイジ達は魔法を、兵士たちは鉄砲や矢を放とうとした。
それより早く、彼女は呪文の詠唱を終えていた。
真空の刃をその内に秘めた、恐ろしい巨大な竜巻――カッタートルネード――が、
地上に陣を張っていた兵士たちを次々に薙ぎ、切り裂き、吹き飛ばす。
放たれた魔法は、あるものは風の防壁によって防がれ
あるものは彼女の持つ剣に触れた瞬間に消滅していった。
「はは! どうだい姐さん、俺も役に立つだろ!
 戦場はいいねえ、やっぱ心が弾むや!」
「喋っていると舌を噛みますよ!」
続く一撃を、ヴナンを急降下させて避ける。
両手は埋まっていたが、メイジと使い魔は一身同体。
ましてや数十年も共に過ごしているため、意思の疎通は完璧であった。
「……いや、俺っち舌ねえんだけど」
ぽつりとデルフリンガーが呟いた言葉は、風に消えた。

「成る程……どうやら、真にあの伝説の烈風カリンであるようだ」
その光景を遠見の鏡で見ながら、クロムウェルは呟いた。
「え、ええ。そのようですわね」
シェフィールドは、戸惑いながらその姿を見つめていた。
「おや、ミス・クロムウェルでもあれが怖いですか?
 それはそうでしょうね、生きておられるのですから!」
愉快そうな声を上げてクロムウェルが笑う。
「ですが、我々の軍団は死者の軍団! 我々の軍団は傀儡の軍団!
 老兵一人を相手に恐れなどはいたしませぬよ!
 ああ、あなたのくれた力だ! 私は、私はこの力で王になるのだ!」
大声で笑い続けるクロムウェルの言葉は、シェフィールドの耳に入っていなかった。
ただ、何故烈風カリンが、彼女がここにいるのか。
その困惑だけで、頭がいっぱいになっていた。
ちりり、と額が、そこに刻まれたルーンが痛んだ。
「そうですわね。相手が烈風カリンであろうと、我々はただ勝つのみですわ。
 そう……それが、望みなのですから」
あの方の、という言葉は口から出ることはなかった。
790虚無と烈風 ◆8KmVfUYwBs :2009/03/19(木) 15:07:00 ID:6XNSsr8v
恐れを知らず、切り伏せても切り伏せても迫ってくる軍団に、
アルビオン王軍が恐れをなし始めていた。
「一体、何なのです、あやつらは!」
「姐さん、どうやら奴ら、精霊の力で操られちまってるみてえだ」
「分かるのですか?」
左手のデルフリンガーにカリーヌが問いかける。
「さっき一人切っただろ? あの感覚は前に味わったことがある。
 ありゃあ、体内の水を精霊の力で操られて人形にされてるに違いない」
「もっと早くそれを言いなさい! ヴナン、上昇を!」
一吼えすると、ヴナンは命に従って鷲の翼を大きく羽ばたかせた。
目指すは、指揮官が乗っていると思しき巨大な戦艦だ。
「何をする気だ、姐さん!」
「操っている首魁を打ちます、それでケリがつくはずです!」
「姐さん無茶だ! このマンティコアもあんなに高くは飛べねえし……、
 第一、姐さんの体だって、そんなにもたねえぞ!」
握られたまま、デルフリンガーが叫ぶ。
彼を握る左手は、手袋の上からでも分かるほど汗ばんでおり、
顔を見れば、脂汗を流し、青みがかっているのが分かる。
「ガンダールヴの力は、担い手を守るための力だ、
 担い手から離れて、なおかつ無茶をすりゃあ体がもたねえぞ!」
「それでも……、それでも、戦争に勝たねばならないのですよ!
 でなければ、あの子は、ずっと、魔法が使えない!」
初めて、魔法が使えた時、あの子は泣いていた。
あの子が、嬉しくて泣いたのを見たのは……ひょっとしたら初めてだ、と思った。
そう思った時、何としても、ちゃんと魔法を使わせてあげたいと願った。
そうすれば、あの子はこれから、もっとたくさん、笑えるのだ。
彼女の、娘の笑顔のためであれば、死など厭うものか。

「だめ、だめよ、母さま、そんなの、そんなの、だめ」
宛がわれた客室で、ルイズは一人震えていた。
母の声が、思いが、頭の中に響いてくる。
主と使い魔の間で起こる、感覚の共有だとルイズは察した。
だからこそ、怖かった。このままでは、母が死んでしまう。
彼女は客室のテーブルの上を見た。出陣前、ウェールズが置いていってくれた、
古びたオルゴールがまるでルイズを呼ぶかのように鎮座していた。
しばらく逡巡していたルイズだが、意を決する。
自らの指に風のルビーをはめ、つかつかとオルゴールに歩み寄る。
「伝説だっていうんなら、私を助けてくれるんでしょう!」
勢いよく、ルイズはオルゴールの蓋を開いた。
流れ出したメロディには、聞き覚えがあった。
テファが、よくハープで奏でていた。望郷を歌う歌だと言っていた。
『序曲 これよりわれが知りし真理をこの歌に託す。
 この世のすべての物質は、小さな粒より為る……』
聞こえてきた声が、心地いい。まるで、母の子守唄を聞いているかのようだ。
子守唄。ああ、そうだ。母さまが、歌ってくれた。
厳しいだけではない、優しい母さまだ。
厳しかったのは、私を思ってくれたからこそだ。
迷子になった私を、最初に見つけてくれるのは、いつも母さまだった。
だから……今度は、私が母さまを助ける番だ。
歌を奏でるオルゴールを胸に抱き、ルイズはテラスへと出た。
戦場の様子が見える。そっと目を閉じれば、そこには母の視界が浮かぶ。
戦艦は、母の存在に気がついたらしい。大きな音を立て、砲台を母へ向けている。

『エオルー・スーヌ・フィル・ヤルンサクサ
 オス・スーヌ・ウリュ・ル・ラド
 ベオーズス・ユル・スヴュエル・カノ・オシェラ
 ジェラ・イサ・ウンジュー・ハガル・ベオークン・イル……』
791虚無と烈風 ◆8KmVfUYwBs :2009/03/19(木) 15:09:22 ID:6XNSsr8v
「え……?」
カリーヌは、頭に響いてきた声に、思わずヴナンを止めた。
ひどく懐かしく、胸がざわめく詠唱だった。
そして、それを口ずさんでいる声は確かに……ルイズのものだった。
ルイズは決める。誰も殺さない。これは守るための力。
これは、母を助けるための力。それが、『伝説』の、『虚無』の、力。

 『エクスプロージョン』

ルイズが、その呪文の名を呼び、杖を、戦艦へ向けて振りかざした。
辺りに爆音と衝撃と閃光が走る。カリーヌは咄嗟に目を閉じた。
目を見開いた時には、巨大な戦艦が、燃えていた。
「これ、は……一体」
「これが、『伝説』だよ」
デルフリンガーが、答えた。
「これが、あんたの娘が、担った、力だよ。聞こえたんだろ、詠唱が」
「え、ええ。ですが、ですが、こんな……こんな……!」
カリーヌは恐れた。娘が、こんなにも強い力を持ってしまったことを。
そしてこれは、世界を大きく変えてしまう力だということを。

「ばばば、馬鹿な! 何だこれは、何が起こったのだ!
 ま、まさか、まさかそんな、ほ、本物の虚無だというのか!」
クロムウェルは司令室の中で慌てふためいていた。
「ああ、お助けください、お助けください、ミス・シェフィールド!」
先ほどまでの威厳は何処へやら、顔を涙と鼻水でぐしゃぐしゃにしていた。
「……黙りなさい。これだけ与えておいて、負けるなど」
ぱしり、と助けを求めてすがる手を払いのける。
その払いのけた手を、男が取った。
「おお、ミスタ・ウォルダ。そうだ、君は、君はグリフォンを連れていたね、
 ああ、早く連れていってくれたまえ!
 その暁には、領地でも、何でも、好きなものを与え……」
「……では、お一つ頂きたいものがあります」
スッと、彼は剣の形をした杖を取り出し、クロムウェルの手に引き当てた。
「その指輪と、その命を頂きましょう」
刃が閃光のように煌いたかと思うと、クロムウェルの手は切り離されていた。
どくどくと真っ赤な血が床に零れ落ちる。
「あああああああ! 手がああああ! 私の手がああああ!」
クロムウェルは狂乱し、血まみれの手を振り回しながら、外へと駆け出した。
「さて……これで俺の役目は終わった」
指輪を抜き取り、残った手を床に放り投げる。
「待ちなさい! その指輪は私が主から預かったものよ!」
シェフィールドは、男に向けて杖を構えた。
「……やれやれ。俺に……いいや、私に敵うとお思いか?
 ミス・シェフィールド……否。ミス・ヴァリエール?」
男はそう言って、仮面をとる。
「え……、あ、あなたは!」
その下の顔と、名を呼ばれた困惑に、彼女は思わず杖を取り落とした。
「では、ごきげんよう」
その隙を逃さず、男は駆け出した。外に出る途中に事切れたクロムウェルを見たが、
何の感慨も湧かない。忠実な彼の使い魔は、この状況でも主を待っていたようだ。
「さて……、俺は烈風カリンと敵対するつもりはない。
 お前も、ヴナンとは戦いたくはないだろう?」
グリフィンは同意するかのように一声吼える。
「だったら……彼女につくのが、得策だろうねえ」
手袋をはずし、指輪を自らの指にはめながら、男は独りごちる。
「今の主は気に食わないし、希望を持っていた指輪も、偽りの命を与える程度、か。
 これを手土産にすれば、昔馴染みのよしみで、お仕置き程度ですむかね」
何のためらいもなくクロムウェルを殺めた冷酷さは今の彼にはない。
腰にしていた杖に白いハンカチを結ぶ。
そして、未だ呆然としているカリーヌの元へ、降下していくのだった。
792虚無と烈風 ◆8KmVfUYwBs :2009/03/19(木) 15:11:56 ID:6XNSsr8v
以上で投下終了です
謎の人物ミスタ・ウォルダ彼の正体は一体?!

デルフ死亡を認めたくない気持ち>16巻を買いたい気持ち
今こんな状況ですので16巻の設定と食い違いが生じてたらすいません
いいよね、イフものだし!
793名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/19(木) 15:35:41 ID:zCwbPInR
え、マジで!? デルフリンガー死んだの?!
なにはともあれGJ!
この話ではヴァリエール家が虚無と虚無の使い魔全員を担当してるからなー。先が怖い。
794名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/19(木) 15:58:01 ID:ThhI4lbe
お久しぶり、そして乙!
うーん、チートなこの一家は怒らせてはいけませんな。









烈風カリンと聞いて、>>781と組み合わせた謎の電波が……

若かりし時の二人
ジョゼフ「おい、いつからこの車はオープンカーになった?」
才人父「いやー、先日某公爵夫人から牢獄デートのお誘いがあってね、
断って帰ろうとしたんだけど追っかけて来ちゃって…」
795名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/19(木) 16:19:23 ID:ywMpcQJA
>>784
スマン

んでラインハルトでプロットを練ってみようとしてたら
ガキの頃家庭教師に対してこんな意味のない勉強やってられるかとキレたり
周りの貴族のおべっかにキレたり
ヘンリー崩御で即王位についたり
そこから貴族の特権を廃止したり
エルフガン無視してラスボスがロマリアになる世界が浮かんだ
796名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/19(木) 18:27:56 ID:Z++lBD5w
>>795
手間の掛かる(バカな)親友アンアンの為に奮迅するラインハルトと使い魔キルヒアイスですか。
797名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/19(木) 18:30:12 ID:o7tk0Zi6
>>794
宮崎アニメのルパンと次元みたいだな
798名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/19(木) 18:42:20 ID:Z++lBD5w
烈風の人乙。
カリンママン格好良いっす。シエスタじゃなくても惚れそうです。
ジョゼフの使い魔になったエレ姉の身の振り方を考えると今後も目が離せません。
799名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/19(木) 19:03:45 ID:ywMpcQJA
>>796
いや、外見アンアンの中身ラインハルト
でも
キルヒアイス、ヤン・ウェンリー余は死しても卿らの元には行けないのか・・・
と涙するラインハルトが浮かんできた
800名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/19(木) 20:25:14 ID:Z++lBD5w
>>799
ガリアには千年紀の狂った大隊長が中の人となり戦争が何たる物か、アンアン(中の人ラインハルト)を教育するわけですか。
世間の騒がしさとは関係無くキルヒアイスとヤンは胸革命エルフの下でゆっくり過ごすと・・・
801名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/19(木) 20:33:13 ID:e4tZMI79
ルイズ拾われシリーズで思い付いた。
誘拐→どっかに捨てられる→シェフィールドに拾われる→ジョゼフに召喚される。
子連れミョズニルトンIF。
ルイズがガンダールヴ召喚したらガリア無双なのかな。
802名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/19(木) 20:54:27 ID:Z++lBD5w
友達が欲しかったイザベラがルイズを召喚のパターンはどうだろう。
イザベラとよく喧嘩をするルイズとそれを宥めようとして酷い目に遭うルイズの
使い魔の少年(原作より若い才人)の姿が宮殿の風物詩となる。

才人は姉をルイズに取られて面白くないシャルロットの相手もする。
803妹ルイズの人:2009/03/19(木) 23:56:37 ID:10ug67wk
>765さんのご厚情に甘えて掌編を……ってか、いきなり最終回!?
名作(エース)の投下のあとなので、リリーフとしては気がひけますが、
よろしければどーぞ。
---------------------------------------
『ニアゼロの使い魔』エピローグ

 「フッ! セッ! ハッ!!」
 雑木林の中に開けた10メイル四方あまりの広場(と言っても、木を伐って地面を簡単にならしただけなのだが)で、青年は日課となった剣の素振りをしていた。
 あの頃──魔法学院本校へ入学した時から数えて、すでに3年近くの時が経過していた。
 入学以来色々なことがあった。
 その大半は厄介事とセットだったとはいえ、同時にかけがえのない仲間達、特に最愛の女性と協力して事態の収拾にあたった日々も踏まえれば、今ではよい思い出だ。
 「それにしたって相棒の周囲には、厄介事の種が多過ぎなんじゃねーかい?」
 「言うなよ〜、デルフ。せっかく考えないようにしてるんだから!」
 いくら彼が、"伝説の使い魔ガンダールヴの力を持つメイジにして、同じく伝説のヴィンダールヴを使い魔とする身"だからと言って、トラブルが頻発し過ぎではないか?
 「いや、それだけじゃねーだろう? 身近に虚無の担い手が3人もいるんだし」
 「だから言うなって!!」
 そうなのである。
 まあ、ガリア王家直系の王女であるイザベラについてはわからないでもない。
あの爆発が虚無の魔法エクスプロージョンのできそこないであったと言うのも何となく納得はできる。
 "あの"シェフィさんが、伝説の使い魔ミョズニトニルンだってことに至っては、「さもありなん」とうなずくしかない。
 対して、彼の使い魔(彼自身は従者ないし相棒として認識していたが)であるティファニアが、アルビオン王家の血をひいていたというのには驚いた。
しかも、虚無の担い手であると同時に、"神の右手"でもあるって何さ!? 何、そのインチキ? って感じだ。
 まあ、「心優しき神の笛」という別名は、テファにピッタリだと思ったが。
 しかしながら、それ以上に驚かされたのが、もうひとり、彼の妹たるルイズまでが虚無の担い手であったという事実だ。
 ルイズの場合、ほかのふたりと異なり、ごく普通に(むしろスクウェアに近い高レベルで)系統魔法を使えていたため、これは完全に予想の範囲外だった。
 一応、ヴァリエール公爵家にもトリステイン王家の血は流れているのだから、理屈からすれば不可能ではないはずではあるが。
 また、ルイズについては、彼や姉のカトレアも巻き込んだ複雑な状況があったため、虚無の担い手としてもいささか異例の存在であることも事実だ。
 伝説の「虚無」が周囲に3人もいたうえ、彼自身もその伝説の一翼を担うべき役柄を振られていたのだから、大事件に巻き込まれない方が、むしろ嘘というものだろう。
 「うぅ、現実を直視すると凹むなぁ」
 メイジとしては半人前以下で、剣士としても(ガンダールヴのルーンがなければ)ようやっと一流のケツ、というレベルの彼にとっては、正直荷が重すぎる。
 それでも何とかやってこられたのは、周囲のみんなの助力と、焦点となる「虚無」の3人の努力があったおかげだろう。
 自分もそれなりに頑張ったつもりではあるが、その成果の大半は彼の左手に刻まれたルーンがあればこそだ。その事を認められないほど、彼は自惚れてはいなかった。
 「日々是鍛練あるのみ、か」
 「浸ってるトコ悪いけどよ、相棒。どうやら、またぞろ厄介事がお出ましみたいだぜ?」
 どこか笑いをこらえるようなデルフリンガーの言葉に、ガックリと肩を落とす。
 「またかよ……」
 見れば、彼を探していたらしき一団が、彼に気づいてこちらに駆け寄ってくる。
 先頭にいるのは……。

→A)姉と妹だった。
 B)シャルロットとキュルケだった。
 C)お忍びの王女様達だった。
 D)ティファニアとミス・ロングビルだった。
804『ニアゼロの使い魔』エピローグ(A:2009/03/19(木) 23:59:42 ID:10ug67wk
 「もうっ、兄さんってばこんなところで何してるのよ!」
 ルイズのヤツは、あいも変わらぬ短気ぶりを見せてプリプリしている。
 この3年ほどでいくらかは背が伸び、未成熟だった体つきも多少女らしくはなったとはいえ、まだまだ子供っぽいところは抜けきってないみたいだ。
 あれほどの戦い──隠密任務から対個人戦、さらには本物の戦争に至るまで──を経験したというのに、ここまで変わらない点を見せられると、兄としては複雑だ。
 ちっとは成長しろよと言う思いはあるが、同時にその真っ直ぐなところは変わらないでいてほしい、とも思う。
 「大体剣の稽古なんて……」
 「おいおい、"なんて"なんて軽く言うなよ。この剣の力があったからこそ切り抜けられた局面も、いっぱいあっただろーが?」
 これでも「神の盾」として虚無の担い手を守ることに心血注いで戦ったつもりなのだが、まだ認めてくれねーのかな、ルイズは。
 「べ、別に剣が悪いと言ってるわけじゃないわよ。でも、魔法に関してお情けで卒業なんて、兄さんだってスッキリしないでしょう?」
 「"お情け"じゃなくて"特例"だよ。まぁ、言いたいことはわかるけど」
 結局、俺は本校にいた3年間で魔法の腕が大成することはなかった。
 まあ理屈がわかってしまえば当たり前の話だ。
 俺の魔法の才能は、あくまで「借り物」に過ぎなかったんだからな。

 13年前、俺がかつていた世界──ニッポンからハルケギニアに呼び寄せられたのは、幼き日のルイズとカトレアがふたりでサモン・サーヴァントの呪文を唱えたことがキッカケなのだ。
 ここからはオールドオスマンとエレオノール姉さんによる推論も踏まえた話になるが、本来、その時点では、いかに虚無の担い手とはいえ未熟なルイズだけでは使い魔召喚は成功しないはずだった。
 だけど、姉妹だけあってよく似た精神力の波長を持つカトレアが協力することによって、イレギュラーな形(虚無の"世界扉"も併用した疑いがあるらしい)で魔法が成功。
 ニッポンの少年──サイト、つまり俺が"虚無"を守る"盾"として召喚された……らしい。
 ただ、やっぱりイレギュラーだけに不備があったのか、俺はふたりの前には現れず、少し離れた庭先に出現。木の下でボーッとしているところを、後でカトレア姉さんに発見され、今に至るってわけだ。
 ちなみに、「姉妹ふたりが協力して召喚」しただけあって、俺はルイズの使い魔であると同時にカトレア姉さんの使い魔でもあるというイカサマぶり。

 しかも、イカサマっぷりはそれだけにとどまらない。
 使い魔としての契約を正式に結んでいないが、契約のキスだけは済ませた(いや、幼児の微笑ましいチュウだから!)という微妙な状況ゆえか、
俺とルイズは精神力、俺とカトレア姉さんは生命力を共有しているような状態らしい。
 もっとも、完全に平等に共有しているわけではなく、細い管で繋がっているような状況らしいけど。
 その結果、イザベラさん同様に爆発ばかり起こしていたルイズのメイジとしての「格」が虚無から下がり、ありふれた系統魔法の使い手に堕す(それでもスクウェアクラスなんだが)という結果になった。
 そのぶん、俺がコモンと半人前のドットとして"消費"してたワケだ。
 だから、ルイズが虚無の魔法を使う際は、俺はまったく系統魔法を使えなくなってしまう。
 もっとも、その間はルイズも逆の理由で系統魔法が使えないから不便だし、普段は虚無の方を封印してるんだけどな。
 なんと言うか、風呂桶から溢れたお湯を使わせてもらってるイメージ?
 兄貴としては微妙に情けないが、元々俺は貴族どころかハルケギニア人ですらないのだから、ここは割り切るしかない。

 カトレア姉さんの場合は、逆に俺の方から生命力の一部が供給されてたっぽい。
 もっとも、カトレア姉さんの場合、まず日々を乗り切ることが一番の課題で、それさえできれば徐々に体力をつけていけば問題ない……という病状だったとか。
 だから、仮に今俺が不慮の事故なんかで死んでも、カトレア姉さんが一気に瀕死の病人状態に戻るってことはないようだ。
 多少具合は悪くなるかもしれないけど、それでもごく普通に生きていけるのだとか。
805名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/19(木) 23:59:50 ID:ThhI4lbe
賊に襲われていたところを才人父に助けられたマリアンヌ
パーティー会場で吸っていた煙草が元で才人父にアプローチするキュルケママ
祖父の同郷と知り、才人の父に親近感を覚えるシエスタママ
才人父とトラブルを起こし、決闘になるもフルボッコにされたグラモン元帥
9歳のエレオノールや、3歳のマチルダやアニエスの記憶にしっかり写った才人父
806:『ニアゼロの使い魔』エピローグ(A-2:2009/03/20(金) 00:01:04 ID:10ug67wk
 「そんな悲しいこと言わないでください、わたくし、弟くんが死んでしまったら生きる希望が無くなってしまいますわ」
 「レア姉さん……」
 はは、そうまで言ってくれるのは、恐悦至極なんだけどな。
 「あ、また! もぅ……実家にいる時以外は、"姉さん"って呼ぶの禁止します、って言ったじゃないですか」
 「ああ、ごめん。その……カトレア」
 「は、はいっ!」(ポッ)
 えーと……このやりとりを見てもらえば、おおよそわかるかとは思うんだけど、俺とカトレア姉さん、しっかりデキちゃってます、ハイ。
 うん、確かに小さい頃からカトレア姉さん(モノローグでぐらいは勘弁してくれ)は俺にとって憧れの女性だったし、その人が俺を恋人として受け入れてくれたことは、素直にうれしい。
 ──ただ、実家のヴァリエール邸に帰った時の父さんの「してやったり!」と言う顔が、妙にムカついたけど。
 まあ、ほかの家族や使用人、友人たちも素直に(一部はやっかみ混じりではあったけど)祝福してくれたんだ。あえて蒸し返す必要はないだろう。
 「あ、でも、カトレア、っも、俺のこと「弟くん」って呼んでるよな?」
 「えっ……でも、弟くんは弟くんですし……」
 落ち着いたカトレア姉さんが、オロオロしているところは、なんだか見てて新鮮、と言うかメチャ可愛い!
 「ズルいぞ! 俺にだけ名前で呼ばせて〜」
 「あ……わかりました。いいですか、名前を、呼びますからね」
 スゥーーッと深呼吸してジッと俺の目を見つめるカトレア姉さん。
 「さ、サイト、くん……」
 「お、おぅ、じゃなくてハイ」
 うわぁ、カトレア姉さん真っ赤だ。いや、おれの頬っぺたも熱いから、同じくらい赤くなってるだろうという自覚はあるけどさ。

 「はいはい、兄さんもちぃ姉さまも、周囲を顧みないバカップルぶりは、そのヘンにしといてよね!」
 冷静、というより冷たいジト目になったルイズに、ツッコミを入れられて、慌てて我に返る俺達。
 「フッ、愛しい女性との一刻の語らいは、ひと山の黄金にも優るというその気持ち、僕とて痛いほどよくわかるが、今は大事な式典を控えた身。ここは自重するべきだろう」
 「アンタは、普段からもっと自重、いや自嘲しなさい、このスカポンタン!」
 いつの間にか現れたギーシュの気障でオバカな物言いに、モンモンが頭をはり倒すのも、いつも通りの光景だ。
 モンモランシー自身は腐れ縁と主張してるけど、周囲から見たら「割れ鍋にとじ蓋」な、ある意味似合いのカップルなんだけどなぁ。
 「あはは、サイトの言うセリフじゃないでしょ」
 「貴方も自省という言葉を知るべき」
 いや、キュルケ、シャルロット、俺は一応自覚してるぞ。ただ、俺の「割れ鍋」扱いはともかく、カトレア姉さんは純金製の「蓋」だと思うが?
 「あぁ、確かにカトレアの基本スペックは高いんだけどさ、愚弟くんが絡むと途端にこの娘も数段ヘッポコになるからね」
 む、一概に否定できませんね……ってか、何でいるんですか、イザベラさん!?
 「ふ、愚問だね。アタシが可愛い妹の卒業式に出ないとお思いかい?」
 あー、そーですねー。
 いまやガリア王女としての地位に加えて「虚無の三姫」のひとりとしてハルケギニアで最も注目を浴びてるとわかってても、妹分のためなら道理を曲げる、それがイザベラクォリティー!
 ……カステルモール卿、今頃泣いてますよ、ガリアで。
 「ふんっ! いいんだよ、あんなヤツ。ちょーーっとクソ親父に認められたからって、途端にアレコレ口うるさくなりやがって」
 ちなみに、カステルモールというのは、ガリアの騎士でなんとイザベラさんの婚約者(!)としてガリア王に認められた若手貴族らしい。
 ただし、正式に婚儀にこぎつけるには、イザベラさんに次期ガリア女王としてふさわしい、気品とか淑やかさとかを身に着けさせることが、王の出した課題だとか。
 シャルロットの使い魔シルフィードにレディの嗜みを教える方が、まだ見込があると思うんだが……いや、言ったら"うぃんちぇすたー"で吹き飛ばされるから、言わないけどね。
 「ふ……卿のごとき青二才、多少なりとも高い山に挑んで苦労をすることで人間的成長を得られるというもの。そうでなくてはイザベラ様の伴侶などと認められませぬ」
 シェフィさんもお久しぶり。相変わらずイザベラ至上主義っぷりだなぁ。その割に主を微妙に馬鹿にしてる気もするけど。
807名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 00:01:12 ID:ThhI4lbe
いけね!割りこんじまった!支援
808『ニアゼロの使い魔』エピローグ(A-3:2009/03/20(金) 00:01:41 ID:fJc5y5x2
 「こーらー! 3年愚連奇士隊どもー、そんなところで油売ってないで駆けあーし!」
 「先輩方〜、もうすぐ卒業式が始まりますから、講堂に入ってくださ〜い! 見学の父兄の方々、こちらへお願いしま〜す!」
 ミス・ロングビルとテファがわざわざ俺達を呼びに来てくれたので、みんなでゾロゾロ移動する。
 そう、今日は俺達トリステイン魔法学院本校3年生の卒業式なのだ。
 本日をもって俺達──俺、キュルケ、シャルロット、ギーシュ、モンモランシー、マリコルヌといった面々は、晴れて学院を巣立ち、それぞれの道を歩むことになっている。
 キュルケやシャルロットといった留学生は故郷へと帰国。それぞれの役目を果たすことだろう。
 モンモランシーは、在学中に作ったツテを辿ってトリスタニアで開業、貴族(および富裕な平民)向けの、魔法薬の専門店を営むつもりらしい。
 そうそう、テファは虚無の担い手としての力を示した段階で、正式にアルビオン王家に連なる者として認められ、現在は生徒としてこの学院に在籍している。
 (まあ、そちらに関しても色々イザコザはあったんだけど……)
 ちなみに学年は俺達の1コ下、ルイズと同年だ。胸のことを除けば、同じ虚無の担い手どうし、けっこう仲良くやってるみたいで、兄/主としてはひと安心だ。
 ギーシュとマリコルヌは、在学中から与していたトリステイン水霊騎士隊に在籍。分隊長の地位を得ていることから、そのまま軍人としてのキャリアを積むつもりらしい。
 俺も一応、水霊騎士隊の"隊長"という地位についてはいるのだが、当面は実務を副隊長(て言うか、実は俺の剣の師匠のことなんだけど)に代行してもらい、実家に帰省。
 半年ほどかけて貴族の当主としての実務を父さんに仕込まれる予定となっている。
 確かに俺ものんきな学生(て言う割に、何だか大事件に奔走させられてた気がするけど)じゃなくなったし、小なりとはいえフォンティーヌ家の当主として一人立ちしないとな。
 領主として恥ずかしくない気概と実行力を示さないと、カトレア姉さんを嫁に迎えるわけにはいかないし。
 「は? 何言ってるの、馬鹿サイト。アンタはこれからお父様に、"ヴァリエール家の次期当主"として、みっちり教育されるのよ?」
 !?
 は、初耳なんですけど、エレ姉さん。
 「第一、ヴァリエールの当主の座には、エレオノール姉さんの婿さんがつくはずじゃあ……」
 「──それは、11人目の許婚にフラれたわたしに対する嫌味なのかしら?」
 ギリギリギリ……。
 「NO〜〜〜ッ!! ず、頭蓋骨が割れるぅーー! アイアンクローはご勘弁!!」
 てか、なんで研究職の女性メイジが、こんな法外な握力持ってンすかーーー!
809『ニアゼロの使い魔』エピローグ(A-4:2009/03/20(金) 00:03:09 ID:fJc5y5x2
──ただいまより、第571回トリステイン魔法学院卒業式を開始します──

 えーと、ホラ、式も始まっちゃうし!

 「……わかったわよ。チッ、悪運の強い」
 「でも、エレオノール姉さまも来てくださったですね、弟くんの卒業式に」
 「! ち、違うわよ! わたしは、この学院で臨時講師を務めている関係上、仕方なく出席しているだけなんですからね!」
 「ああ、なるほど、教え子たちの晴れ姿を祝おうと、お忙しい中駆けつけてくださったのですね……」
 「だ、だから、無理やりわたしを、生徒思いのいい人にしないでーーー!」
 エレオノール姉さんが絶叫するというまことに珍しい光景を背に、俺は薄情にも先に見捨てて行った級友たちを追いかけて走る。

 この先、貴族社会に成人として出ていくからには、学生時代とは違った苦労があることだろう。
 また、クロムウェルを倒し、レコンキスタは瓦解したものの、ルイズやテファといった"虚無の担い手"を巡る騒動は、これからも起こるかもしれない。
 彼女たちは、国家レベルでの争いに個人で太刀打ちできる"力"を示してしまったからだ。
 妹のルイズや使い魔のテファ、あるいは何よりも大切で誰よりも愛しい女性、カトレア姉さんにも、災いの魔の手が伸びることもあるかもしれない。
 その時は、俺の全力をもって襲い来る敵を打ち倒し、彼女達を守ろう。
 それこそが、わざわざ異世界から"神の盾"ガンダールヴとして召喚された俺の使命であり、義務であり……何より、彼女たちの笑顔を守ることこそが、俺のいちばんの願いなのだから。

 そして未来へと続く扉を……俺は開いた!

「「「「卒業、おめでとう!!」」」」

〜姉妹ルート「姉編」・FIN〜

------------------------------------------------------
以上。
エンディングの一例、姉妹編の「姉」のほうでした。
ちなみに、このルートではウェールズは生き残り(瀕死のところをサイトたちが拉致)、アンアンとよろしくやってるという設定だったり。
魔法理論がムチャなのはIF物ということでご勘弁。
こんな形でよろしければ、B〜Dも一応腹案ありますけど、続けますか?
810妹ルイズの人:2009/03/20(金) 00:05:19 ID:fJc5y5x2
おっと、支援感謝です。>ThhI4lbe

ひとつ上の世代のIFって想像が広がりますよね〜。
あとの世代がカオスになりそーだけど。
811名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 00:14:26 ID:E4SELk6Z
>>809
是非!
812名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 01:03:17 ID:AG1tlSh/
烈風の人と妹の人、お二人ともGJです。
>烈風の人
あー、忘れてた。ヴァリエール姉妹残る一人は法王かジョセフのとこなんだということを普通に忘れてた。
これは、単純にカリン様無双では片付かない話になりそうですな。ますます楽しみです。
謎の人物ミスタ・ウォルダは……順当に考えればあの人か。微妙にキャラが変わってる気もするが。

>妹の人
おー、続いた続いた。いや、続いたというよりいきなりラストエピソードなわけですが。
途中で色々あったんでしょうが、なんかもう戦力の一局集中が半端ないので力押しでどうにかできちゃいそうだ。
短編連作な形でもいいんで、続編待ってます。
813名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 01:52:41 ID:B+BWTi9G
あんま変わらないIF
タルブに隠してあった戦闘機がFw190だったら

佐々木少尉が同盟国であるドイツのFw190に乗ってテスト飛行中にタルブに飛ばされてしまった
814名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 02:08:42 ID:NiILrjkU
>烈風の人
やべぇwwまじやべぇよエレ姉さんwwww
トリステインの虚無が妹、ルイズで、その使い魔ガンダールヴが母、カリン
アルビオンの虚無は直接関係ないけど、その使い魔ヴィンダールヴが妹、カトレア
しかも既に合流済みでトリステインとアルビオンが敵対するとは思えない……

盛大に実家にケンカ売ってるような状況にwwww
そして、ばればれな気がするミスタ・ウォルダ……君の判断はとてつもなく正しいと思うぞww
815名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 04:47:31 ID:ZKau5CQ2
妹の方 乙です

>>809
是非!

あと、短編で「庶子だけど、次期公爵と上級貴族の皆様に 認識されているっぽい」サイト君が
公爵パパと二人で城に行く話とか、その後に夜会で、似たような年頃の娘・姪が居る
貴族のおじさん達に、愛想を振りまかれる話とかを どーか!
816名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 13:34:38 ID:h99s8C5E
才人の父がもしも学院生徒などの親達や若い頃の学院職員と会っていたら

キュルケママ
才人父「異世界で吸うマイルドセブンってのも悪くないな」
キュルケ母「あら、それは何ですの?」
才人父「あ、これですか?…」

マリアンヌ
マリアンヌ「!」
賊「(剣を銃弾で折られて腰が抜ける)ひぃぃぃぃっ!」
才人父「こういう時は飛び道具に限るね。どうする?まだ抵抗する気なら始祖様の所に送ってあげるけど」

グラモン元帥
ギャラリー「まさか現役の軍人相手に勝つとは……」
グラモン「ぐっ、なぜ私が……」
才人父「一応、手加減はしたんだけどなぁ…」

シエスタママ
シエスタママ「そうでしたか、祖父の国のお方で…」
才人父「ここで同郷と出会うとは思ってもいませんでしたよ」

コルベール
コルベール「そ、それは何ですか!?」
才人父「ん?こいつが、どうかしましたか?」

こんな感じかねぇ…
他にも子供時代のワルドやバーガンディ、エレオノール、アニエス、おマチさんに会ってそう
817名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 13:58:04 ID:rMq96X3J
才人父ネタはもういいや・・・
818名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 15:13:41 ID:VYPAfmXu
なんかこの才人父からはSAITO臭がする。
ガンダチート入ってないのにメイジの軍人に勝つとかどんなだよ……
819名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 16:31:23 ID:GSMn15TW
なんか、あちこちにサイトの兄姉がいるような父ちゃんだなw
820名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 16:33:28 ID:jxCPfhle
いくらなんでもガンダールヴやデルフリンガーみたいな底上げを使わない限りメイジの軍人には勝てない。
ワルドは素の力は恐ろしく強いし、コルベールとかの猛者もいるだろう。
そして平の軍人ですら最悪でもラインで、トライアングルの下クラスが標準じゃないかとは思う。
けど軍人としての訓練を受けたメイジに魔法の使えない平民が勝つのはほとんど無理だろう。
ドットでずぶの素人のギーシュですらあれだよ。
821名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 18:16:43 ID:jHGHq2jq
公安9課のサイトーさんなら余裕だぜ?
と言ってみる
まあ、銃でアウトレンジできりゃいけるんじゃね?
822名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 18:37:20 ID:xYDBpzSs
一応メイジ殺しという存在もいるわけだし、メイジには絶対勝てない、てわけでもないと思うけど。
ん? 「メイジを倒せるくらいに強い平民の兵士」って意味でいいんですよね、メイジ殺し。
2次創作によって自分の中の認識が歪んでることが多いんで、自信が持てん。

まあ、才人や才人父がそんなに強い、なんてのはIFでもなんでもなくてSAITOなだけだと思うけど。
823名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 19:01:40 ID:GSMn15TW
名もない平凡な工学博士号持ちのエンジニアをゲルマニアが召喚するとか。
メイジがトランジスタの製造ができて、安定電源の製造が可能なら
原始的なコンピューターをこさえることができるんだな。
あと、情報理論と工学についての本を残しておけば、千年くらいかけて
ゆっくり発展すると思う。
種が一粒で中世的社会構造なら、そんなもんで
824名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 20:29:53 ID:Yw0Zkoen
メイジ殺しってメイジを魔法を使われる前に叩くか集団で囲み大技を使わせずに叩くだから準備を整えた複数人のメイジに勝てるって訳じゃないぞ。
19世紀末以降の兵器でも無いと魔法が使えない平民がメイジに勝つのは不可能じゃないか。
もっとも不意打ちで杖を抜かれる前に叩くなら弓矢で充分。
825名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 20:41:01 ID:y/UaIhsD
>>823
規格統一の概念とQCの概念も本に残しておいて欲しいな。
826名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 20:59:37 ID:xYDBpzSs
召喚された才人が、本気で心の底から嫌がり、ガチで帰ることを望んでいたらどうなったのかな。
それこそ、帰る魔法がない、と言われた時に絶望して泣き出すくらいに。
それでもなお「平民がグダグダ言うな」とか言えるような徹底した貴族至上主義者はあんまり学園にいないっぽい印象だけど。
まあそれ以前に、そんな奴は召喚されないか。
827名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 21:59:09 ID:bqb84RAt
>>816から二十数年後
才人母「有楽町マリオンか……お母さんがお父さんと地球で初めてデートに行ったのもここだったの。」
才人「ふうん…」
才人母「あの時は開業したばかりだったから覚えてるわ。ガリア出身のお母さんから見れば衝撃的だった事もあるけど。」


才人父「あの日々から20年以上経つのか……長い付き合いだよな俺達」
ジョゼフ「ああ」
才人父「(俺の前を通り過ぎていったあの人達は今どうしているんだ?
鳶色の髪のあの女(ひと)、燃えるような赤い髪のあの女(ひと)、
いざこざの後に意気投合した軍人、俺の車を見て目の色を変えたあの人…)」
ジョゼフ「……どうした?」
才人父「いや、何でもない。あ、今日大学時代の仲間と飲み会だろ?」
ジョゼフ「そうか、19時に新宿だったな。じゃ、お二方、後を頼んだ」
シャルル「え、ちょっと待ってよ兄さん……」
シェフィ「ハァ……(溜息)」
828名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/20(金) 22:27:54 ID:pht01Go5
>>824
自己流解釈乙。
829名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/21(土) 00:04:19 ID:xGBr8LOS
>>827
この父ちゃんの息子を、公爵家の娘が拉致(召喚)して
こき使ったり殴る蹴るの暴行を日常的に加えてたら
発覚後、王室まで乗り出す大問題になるんでないかい?
子爵と婚約解消して、強制嫁入りとか強要されそうな気がするな。

で、息子は黒髪巨乳のメイドといい仲に・・・・
拗れる!この関係は絶対コジレル!
830名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/21(土) 00:05:04 ID:TNAiayH7
>>824
メイジ殺しって戦法じゃなくて個人を現す称号的なものでは?
メイジを倒せる非メイジの
二次でしかゼロ魔読んで無いんだが、そういう認識を持ってたんだけど
831名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/21(土) 01:14:56 ID:5aG/MghK
いっても原作で非メイジがメイジを倒した例がアニエスくらいしかない気が。
それにしたって、相手は素人の老人で事前準備をしっかりした上で、なおひどい火傷を負っての辛勝だしなあ。
あと、まあ外伝のトマくらいか。
こっちも相手は素人だけど。
少なくとも軍人相手に正面からまともに戦って勝てる気はしないなあ。

そういや、何で最近はこんなサイト父が人気なんだ?
832名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/21(土) 01:56:39 ID:9pfesoT9
一世代前に介入させるのに手頃だからだろ。
オリキャラ無双でしかないけどな。

もしサイトがタルブ出身の平民だったら。
上京気分でいすわるのか速攻帰るか。
833名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/21(土) 06:14:37 ID:XhVa6frF
>>830
正解。
ミョズニトニルンが「"メイジ殺し"と呼ばれるような使い手として恐れられた連中」と発言しているシーンがある。

>>824も二次創作知識だけなんだろう。
834名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/21(土) 10:12:21 ID:YDFaejf0
まとめWikiに、今までの小ネタが収録されると嬉しいけどな
SSには成らなくても、結構おもしろいネタが投下されてるし
835名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/21(土) 10:33:50 ID:YDFaejf0
>>815

>>50
>サイトが公爵の実の息子(庶子)で、国一番の名家の跡継ぎ・・・だと
>世間様が認識している・・・ことから、両親とかから
>「サイト様の嫁になるのだぞ!」と言い含められたり、「奥さんになって人生一発逆転よ〜!」と
>考えてる、男爵家次女とか貧乏伯爵家の娘とかが、妨害したり言い寄って来たりするんですね(笑)

これもアリですな
836名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/21(土) 11:55:23 ID:bTrVU1hH
対メイジ戦に長けた連中の戦い方って
メイジに呪文を使わせない、呪文の間合いを外して倒すだろ。
間合いの取り方が上手い、または詠唱の暇を与えないで正面からのガチの勝負は避けていなかったか。
837名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/21(土) 21:03:12 ID:/zG667C+
「大変だー!ゼロのルイズがエルフ二人と男一人を召喚したぞー!」

テファ「お母さん…」
テファ母「ティファニア…」
モード「ぐっ!杖も武器も持っていない。どうすれば……」
838名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/21(土) 21:23:04 ID:bTrVU1hH
テファ母がルイズの使い魔、モード大公がルイズの従者、テファが使用人(見習)ですか。
839名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/21(土) 21:29:26 ID:l50ComQ3
>>837
ガリアが情報を察知
ジョゼフ「こいつ(新型ガーゴイル)の出番の様だな」
シャルル「思ったより早い出番になったね」
平賀父「それにしても困るんだよね、この忙しい時期にうちの会社の取締役を召喚してもらっちゃ」

才人・イザベラ・シャルロット「テファ(姉様)を召喚した大馬鹿野郎をフルボッコにしといて」
軍指揮官「了解しました」
840名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/21(土) 22:11:00 ID:8KWdb3a1
>>837
>>838
>>839
モード大公はトリステインでも流石に面が割れているのでは……
841名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/21(土) 22:13:01 ID:uKalubj/
>>837
そこでルイズが持ち前の負けん気と意地を張ってティファニアと契約。
するとティファニアの手の甲に痛みが走ると同時にルイズの胸に痛みが走る。

第四の使い魔の能力が明らかになってからじゃないと無理な展開。
842名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 08:30:37 ID:Da4tFr15
テファが普通乳、もしくは貧乳だったら
843名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 11:37:33 ID:SdDkgtV3
爆乳だけど、男性恐怖症だったら!
でも、サイトだけは虚無の本能のせいか何時でもオッケーな態度で
ルイズ、発狂寸前にまで怒りのゲージが上昇する
844名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 11:53:23 ID:o6kz8SLg
>>842
トリステインに留学しても生徒の連中が彼女を受け入れない可能性が…
845名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 12:12:52 ID:xuqPoaXc
エルフ耳が受け入れられた理由は胸かい
846名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 12:35:09 ID:jerQdm4w
>>838
アンリエッタの叔父だぞww
王の兄弟
847名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 16:42:44 ID:SdDkgtV3
風上が召喚した使い魔が、映画「愛の嵐」の娘さん的な独逸娘だったら!

こーゆー感じでした
 ↓
http://blog-imgs-24.fc2.com/n/e/w/newsteam/suisui.jpg
848名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 18:55:58 ID:SdDkgtV3
ゴメン
ユダヤ娘だった・・・・
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2932089
849名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 20:15:16 ID:2ijHD+sz
こんなでかい乳のエルフがいるわけがないとエルフは貧乳であることを主張するサイト
850名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 21:25:28 ID:yhuRM/34
病気などを足してみるIF。
男性恐怖症、閉所恐怖症、高所恐怖症など。
高所恐怖症のタバサ、シルフィードで飛ぶときは超低空飛行。
男性恐怖症のキュルケ、微熱が女の子を襲います。
閉所恐怖症のマチルダ、捕まって牢屋に入れられると………。
851名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 21:31:15 ID:JH9fcJtz
金属アレルギーのギーシュ
クローン症のマリコルヌ
重度アルツハイマーのオスマン

もう何が何だか。
852名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 22:42:03 ID:2ijHD+sz
もしゼロ魔の世界ではニコポが立派な魔眼の一種として系統づけられていたら?
853名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 22:50:24 ID:7WyqPyKP
>>838
モード「私はもうアルビオン貴族ではなく、遠く離れた地で妻子と暮らす一市民に過ぎない」
アンリエッタ「叔父様…」
テファ「(サイトお兄ちゃん、イザベラお姉ちゃん、シャルロットちゃん…)」





ジョゼフ「まずいな、アルビオンやロマリアまで事態を嗅ぎ付けてきたぞ」
シャルル「こりゃ覚悟した方がよさそうだね」
ジョゼフ「久々にあいつの出番かな……ガタが来てなきゃいいけど」
854名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 23:24:11 ID:Da4tFr15
入れ替えIF
ジョゼフとモード大公
シャルルとウェールズ
の立場を入れ替えてみると
ジョゼフ=イザベラ母を守るためクーデターを起こしアルビオンを乗っ取る
シャルル=父諸共謀殺される
イザベラ=シャルロットを連れ逃亡

ジョゼフだと取り潰される前に本家を潰せそうで困る。

ガリアでは王位に就いた年若いウェールズをモード大公が補佐・・・こっちは平穏過ぎる。
855名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 23:33:30 ID:6XoyXdyv
>>850
「暗いよ、狭いよ、怖いよぉおおお!!」
ですね、ワカリマス。
856名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 23:34:03 ID:SdDkgtV3
アンアンとルイズが幼少の頃から犬猿の仲だったら?
で、ルイズは褐色とアンアンはイザベラと大親友で
857名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 23:59:26 ID:9hVCGNjR
>>853
ヘリでトリステインに乗り付ける変装ジョゼフ

平賀父「ところでヘリのライセンスなんかいつ取った、っつーかどっからこいつ調達してきた?」
ジョゼフ「何だっていいだろ、さっさとモード公連れて帰るぞ」
858名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/23(月) 00:13:42 ID:oIDA88ue
>>857
ジョゼフ「ここだけの話だが、お前の世界は魔法に対する備えがなっていない」
平賀父「やっぱりそれかよ・・・」
モード(彼があの有名なガリアの変人王か)
859名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/23(月) 08:23:23 ID:0ftotdVw
>>855
持病がゼロのルイズかね
誰もが羨む健康貴族。
860名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/23(月) 14:07:02 ID:HOFs1oyv
2000年
才人父「そういえば、モード公が日本で暮らして7年ですか」
モード「ええ、何から何まで陛下やヒラガ卿のお世話になり、何とお礼を申したら…」
テファ母「ハルケギニアと違って迫害などを受けないから助かります。
テファもサイト君と一緒に学校に通うようになって、友達も出来たようですし…」
モード「ただ一つ困った事に、どこへ行っても何故か妻の方に視線がやたら向けられるんです」
才人父「…………」



一方
テファ「(大量のエロ本を発見し)お、お兄ちゃんの部屋からこんな物が……」
イザベラ「サイトはこういう胸が好きか…シャルロット、サイトの事は諦めな」
シャルロット「………」
861名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/23(月) 17:25:46 ID:hiWnzrNA
いい加減才人父誰かSS書けばいいのに…
862名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/23(月) 17:28:42 ID:oIDA88ue
>>859
持病ゼロ、魔法の成功率ゼロで羨望と侮蔑が混じった二つ名になりますね。
863名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/23(月) 20:18:00 ID:DbwjVZ+/
魅惑の妖精亭のジョゼフIF。
スカロンと意外な共通点のあるジョゼフ。
1、娘がいる。
2、妻がいない。
ジェシカとイザベラのため、交代で父&母になる二人。
父ジョゼフ・母スカロン、父スカロン・母ジョゼフを日替わりで。
864名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/23(月) 21:00:16 ID:GU5JVkpf
>>861
いや、前に才人父=神の頭脳っての書こうかなーと思ってレス書き込んでみたけど
誰も反応してくれなくてスルーされたから…。
865名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/23(月) 21:15:39 ID:fKuQ9ueM
>>468
シャルル「兄さん、逮捕は諦めよう」
ジョゼフ「え?」
シャルル「『退治』するんだよ…」
ジョゼフ「オッケー…」

モリエール「今日から城内は禁煙ですよ」
ジョゼフ「誰?そんな身体に悪い事決めたの」

ジョゼフ「虚無の曜日の前日に仕事なんてするもんじゃないな」
シャルル「あと二時間、あと二時間の辛抱だよ」

いい加減に見えてばっちり決まったチームワークで事件を解決するハードボイルドな皇太子ですか
866名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/23(月) 23:39:59 ID:oIDA88ue
>>864
なら今回よろしく。
867名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 00:49:08 ID:iNXM8SYd
もしもガンダールヴのルーンに洗脳効果があったら

ルーンを刻まれた者は何があっても主人に従う
体も洗脳され性への興味も失われ
個性や自分の考えも持たなくなってしまう
868名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 02:07:03 ID:/4CYV6Ef
ルーンの効果で、サイトがルイズにしか起たなくなる方が恐ろしい
869名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 02:31:08 ID:tXLyuXfw
>>868
悪化させてみた。
ルーンの効果で、ルイズが視界にはいると起つ。
ルイズの声を聞くと起つ。
ルイズの臭いを嗅ぐと起つ。
ルイズに触れると起つ。
ルイズの味がすると起つ。
五感全てに効果があるルーン洗脳。
870名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 03:38:03 ID:rlc3EIif
目隠し、耳栓、鼻栓、ボールギャグ、拘束着で五感を封じられたサイトが見えた

ルイズ?首輪に繋いだリード持ってますが何か
871名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 04:53:37 ID:zqpVFOBd
第六感で、『ルイズが近くにいるッ!!』と、言いながらビクンビクンと痙攣する才人。
872名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 09:48:26 ID:dkkpZFtR
全ての虚無の使い魔がそんな感じだとしたら……
初代ガンダールヴやジョゼフのところが凄い事に
873名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 12:06:33 ID:kCXiahyJ
ガリアの風景。
ルーンの効果で、ジョゼフが視界にはいると濡れる。
ジョゼフの声を聞くと濡れる。
ジョゼフの臭いを嗅ぐと濡れる。
ジョゼフに触れると濡れる。
ジョゼフの味がすると濡れる。
女性にも容赦ないルーン洗脳。

でもロマリアが一番怖い。
874名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 17:18:26 ID:5EeROdGe
>でもロマリアが一番怖い。
聖職者の衆道狂いはわりとありそうで怖いな・・・
ブリミル教に同性愛禁止の戒律はあるんだろうか
ないなら公然の秘密になってしまうな
875名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 18:48:36 ID:iNXM8SYd
前に世界扉を通った者は幼女になってしまうと言ったIFを
少し改造してみた
 世界扉をくぐった者はダンディーなおっさんになる
876名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 18:52:40 ID:bzUnlZ8A
肉体年齢は、そのままで精神年齢と知識の深みがダンディなオッサンと言うのはどうだ?
そして、オッサンのテクニックと若い回復力の相乗効果で、ルイズの陥落があっという間に!
877名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 19:10:04 ID:iNXM8SYd
>>876
ミス・ロングビルを
口説くオヤジ才人を想像してしまった
878名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 19:26:49 ID:bzUnlZ8A
それアリかも
あと、メイドの従姉妹の本命になって とか
879名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 19:58:37 ID:RHHm2e9Z
ジョゼフの使い魔がシャルル、テファの使い魔がウェールズ、ルイズの使い魔がアンアンだったら・・・
王位継承が物凄く厄介になりそう。
880名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 20:18:14 ID:dkkpZFtR
>>874
つまり
みさくら語の響き渡るロマリアということだな
881名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 20:22:45 ID:bzUnlZ8A
始祖の残した王家に伝わる秘宝が、そのまんま「大人の秘宝」だったり
SMグッズだったら?
始祖の鞭とか始祖のギャグボールとか始祖の拘束着とか・・・・

ちなみに、最上位は「始祖の仮面」(目だけ隠す奴)
右手には鞭で・・・・

始祖の祈祷書は、書いてある内容があまりにも18禁なのに
結婚式の時は、清純な乙女に衆人環視の中で読ませるよう
始祖の遺言があるので、王家の結婚式は、一部の貴族は大喜びだったりする
882名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 20:56:38 ID:RHHm2e9Z
>>881
某掲示板にあった召使で18禁なガンダールヴが出てくるSSに出そうな装備だな。
883名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 21:27:45 ID:NWKQ7gdO
>>864を読んでいたら、20歳頃のジョゼフィーヌ王女が、当時大学生の平賀某氏を
神の頭脳として召喚するという謎の電波を受信してしまった。



ガリアの命運はどうなる!?
884名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 21:32:38 ID:RgXikALN
>>883
つまり才人とイザベラが兄姉か兄妹で、タバサが従姉妹っていう・・・
885名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 21:37:12 ID:bzUnlZ8A
でも、サイトの容姿って純日本人で髪も瞳も黒なんだよな
886名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 22:00:44 ID:RHHm2e9Z
>>885
日本人遺伝子が単に出ただけにすれば問題なし。
平賀家が父子家庭、ジョフィーヌが我が子と才人父に会う為に聖地を目指す事になる。
887名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 22:04:24 ID:bzUnlZ8A
いくら日本遺伝子が出ても、ああはならないって
イザベラと腹違いの姉弟なら判るが
888名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 22:11:13 ID:RgXikALN
>>887
そこら辺はちょっと変えればいいんじゃね?青い髪の才人とか。


黒髪でもシエスタっていう前例はあるし。
889名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 22:16:44 ID:bzUnlZ8A
サイトがガリアの正嫡だったら、許嫁としてシャルロットは確定だろうな・・・・
あと、姉がアレだと弟は大変だ。
それと、姉弟そろって魔法が使えないと宮中派閥の暗闘が凄いことになると思うぞ
890名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 22:16:52 ID:WuJNvxDx
>875
「私の名は、クレオパトラ・ダンディ!」
891名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 22:32:06 ID:oG3+pLyw
平賀家と交流があるガリア王家に原作通りシェフィールドやビダーシャルがいたら

ジョゼフ「おい!今日、大学時代の仲間と飲み会だろ!」
平賀父「あ、すっかり忘れてた!確か19時に新宿だから……やべ、早く行かないと!」
シェフィ「え、ちょっと……陛下にヒラガ卿、まだ…」
平賀父・ジョゼフ「じゃ、あとよろしく!」
シェフィ「はぁ…(二人の45歳児の面倒を見るのは(神の頭脳である事を差し引いても)頭が痛い…)」

一方、衣料品販売店・し×む×
ビダーシャル「(何で私は店長なんかやってるんだ?)」
892名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 22:41:04 ID:NWKQ7gdO
ビダーシャルに何やらせとるw
893名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 22:49:38 ID:Vs3RH3i8
唐突に気づいた
ビダーシャルとビダルサスーンは似ている
894名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 23:34:58 ID:iNXM8SYd
もしもハルケギニアが
西部開拓時代のアメリカみたいな世界だったら

895名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/24(火) 23:57:45 ID:yBFSVElU
銃の扱いが上手い奴が貴族ポジションで郎党率いてる、て感じですか。
カリン様とか異常に強いんだろうな。
エルフはインディアンとかか?
896名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/25(水) 00:13:11 ID:mtpiSAg1
エルフがインディアンだったら、入植地から拡大不能だろう
前提条件が異なりすぎて無理なんじゃね
897名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/25(水) 04:56:37 ID:oJL/z9cp
 貴族の持ち込んだ“文明”により精霊の力が急激に衰退。
 一部の才能のある者以外は、聖地の外では精霊を使役出来なくなってしまったとか。
898名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/25(水) 07:24:01 ID:IJ7n0qfN
>897
それだと虚無が罵られることで性的興奮を得ないと魔法が使えない極めてアレな…
899名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/25(水) 10:21:34 ID:VYQsxEs8
>893
客「ビダルサスーン下さい」
ビダーシャル「うちは服屋だ!」
900名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/25(水) 15:03:16 ID:0t3jga3d
し○む○は異世界とつながっていて、そこでエルフに会えるという都市伝説の真相

実はジョゼフの会社の傘下で、ビターシャルが店長やってたり
テファ母がパート(或いはテファがアルバイト)だった。
901名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/25(水) 17:00:40 ID:t22LFMmg
娘がアン○ラでバイトしていれば、あそこまで店舗数を減らすこともなかったろうに・・・・
902名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/25(水) 19:28:13 ID:HMDf8e8C
もし平賀家が戦前から続く下請けグループだったら

ww2は三菱と中島の傘下で戦闘機を
日露では海防艦の量産を

才父の代で服飾メーカーと電子メーカーを

そのお陰で異世界でもメール可能のノーパソ誕生

更に日刊レシプロ 週刊トラクター 月刊全通式タンカーを生産しており

ガリアではタンカーを利用した龍母やトラクターを利用した機械化農民団を編成
レシプロを利用した小型船や風力発電所を建造し ガリアに服飾工場を作る

やがて糸魔村というメーカーを作る
糸に軽い固定化を掛けてるので長く持つ
903名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/25(水) 19:55:20 ID:F63/U/mg
召喚された若い現代日本人が、全員ゆとりで
本当に使えなくて生存能力も低いので
週刊使い魔になるゼロ魔
学院裏に、今まで召喚した使い魔のお墓が並んでいる・・・
904名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/25(水) 22:57:39 ID:96Y07VpX
>>900
リポDを飲みながら店長業務なビダーシャル
ビダーシャル「さて、頑張らないと次の店長会議で怒られてしまうな…」

スキルニルな二人
シェフィ「社長、○○支社のレポートの件ですが…」
ジョゼフ「うむ…」

そして配送センターでハルケギニアとの物資のやりとりを行っており…

なんてのを想像してしまった
905名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/25(水) 23:44:39 ID:mglSge/J
もしも才人がトリステインで零戦乗る前に
飛行機を操縦した事があったら
906名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 00:19:20 ID:3SxJxgI7
ガンダ補正あるからあんまり変わらんと思う・・・
907名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 04:56:23 ID:pPo+POPH
『木の葉落とし』を会得してる才人とか。
908名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 08:05:53 ID:YmgUCtEJ
ハルケに来ているのがゼロ戦じゃなく原爆搭載のB-29だったら
ルイズが虚無らなくてもレコン=キスタは蒸発、タブル村周辺は投下後の数年間は放射能が残り立ち入れなくなる。
909名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 08:26:34 ID:Ri0ZdPSf
離陸できないんじゃないか
910名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 09:31:16 ID:t5CCTNjD
するとシエスタはポール・ティベッツの孫になるわけか
911名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 09:49:49 ID:BLSR1Z/D
まさかのまさか
主だった登場人物が全員メイジなゼロの使い魔

才人=実は祖母が地球に迷い込んだメイジ
シエスタ=実は先祖に王族のお手つきがいる
アニエス=実は先祖に逃げてきた貴族が…
マルトー=実はすごいエリートだったが、ある事を契機に平民に。料理人として魔法学院で過ごす
912名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 10:49:17 ID:j9mvYIE6
>>903
使い魔殺しのルイズ!
とりあえず、魔法の成功確立と並んで学院だけでなく
市井の伝説になるだろうな・・・・
913名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 10:55:26 ID:Ri0ZdPSf
使い魔が現代の物品を持って行ってたら開き直ったルイズが召喚する度に即座に爆殺して強奪するかもな
914名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 11:13:35 ID:CEP4lrXi
>>911
実は皆さんメイジだったらなIFか
それぞれどういう属性になるかね

才人=風?
シエスタ=水?
アニエス=土?
マルトー=火?

……どうなんだろ?
915名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 14:58:24 ID:01x7LX0d
故郷を焼かれたアニエスさんは火にしてあげようぜ!
マルトーさんは細かい火加減を確かめる為に、オーブンとかに手を突っ込みながら調理とかするかもしれないから、水で治療が出来た方が良いよね!
916名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 17:03:38 ID:Xi4dIMVH
>>912
>市井の伝説になるだろうな・・・・

「いい子にしてないとルイズに召喚されるわよ!」ですか
917名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 19:18:45 ID:01x7LX0d
>>903
たまに墓参りにいくとアイテムが落ちてたりしますか?
918名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 20:46:42 ID:l8KaFhQx
もしもサイトが召喚される前の現実で夢に
ルイズが出てきてたら 

特に変わりはしない
ただやってみただけ
919名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 21:25:04 ID:YmgUCtEJ
才人が召喚門を潜るのを躊躇ったら
反応は有るけど一向に現れない使い魔に切れたルイズが才人を掴み強引に引きずり込む。

人攫い、家に帰せと叫ぶ才人と囃し立てる観客を失敗魔法&肉体言語で黙らせるルイズ、
使い魔が自分の意志で潜ったわけではないのでどう扱って良いか悩むコッパゲ。
920名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 21:41:37 ID:kU4MZ4LB
引きずり込もうとして逆に戻れなくなるとか
921名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 21:52:26 ID:coqk8/AP
>>920
才人の家に居着いて馴染んでそう。
ルイズの戸籍は平賀父が何とかする方向で。
922名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 22:06:52 ID:n8EkeAr9
>921
ははぁ、例のだだ甘ですね。
923名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 22:38:05 ID:coqk8/AP
>>922
まあそれに近いかと。
そういえば以前「幼なじみルイズ」の話ってありましたよね。
あれ止まったままですよね。
924名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 23:19:38 ID:eoJsJOmq
というか、桃色の髪の乙女、でしたか、あのだだ甘SS。
あれ、まとめに登録されてないですよね。
個人的には続きを期待したいなぁ
925名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 23:22:51 ID:coqk8/AP
それは同意見です。
ああいうルイズもありかと。
926名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 23:31:35 ID:OX3K4fAV
初代スレからの小ネタとか全部登録されてたら
凄く嬉しいんだが・・・
読み始めたのが前々スレからなもんで
927名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/26(木) 23:39:25 ID:CEP4lrXi
最初からデレてる幼なじみルイズ、ありゃ新鮮でよかった。

作者さん、待ってますから続きをお願いします。
928名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/27(金) 10:31:53 ID:Tq/PQ5E2
そのだだ甘のやつってどこで読める?
929名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/27(金) 13:52:00 ID:k8adNqde
>>911
才人のお祖母ちゃんは表向きイギリス人だけど実はアルビオン王家 or 大貴族だったとか

シエスタはメイドじゃなくてタルブ地方の領主の娘で学院生徒ってのもありかな

マルトーさんはまさかのコッパゲ先生の同僚で、焼き討ち事件の後、
二人揃って隊を辞めて、別々の道を歩むつもりが学院でばったり出くわしたとか
930名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/27(金) 15:13:26 ID:MQTruQ1t
>>929
サイトに関しては
実は始祖ブリミルの子孫(地球に渡ったブリミルの4人目の子供の子孫)
とかでもありかな?地球で密かに魔法を継承してきました、とか。
931名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/27(金) 15:45:33 ID:1j2omzhj
>>920
互いに自分の世界に戻ろうと引っ張り合った結果地球とハルケギニアの間のよくわからない空間に
放り出されて二人きりになったサイトとルイズが新世界のアダムとイヴに。的な話が思い浮かんだ。
932名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/27(金) 17:26:14 ID:zYGb8/BG
と思いきや、餓死!

>>929
焼き打ち事件のせいで、火を破壊以外で利用しようと発明に走ったコルベール
焼き打ち事件のせいで、火を破壊以外で利用しようと料理に走ったマルトー
こういうことですね、分かります。
933名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/27(金) 23:06:24 ID:KaMoTlpS
そのマルトーさんとコッパゲ先生はワイン飲みながら夜遅くまで話し込んでそう
「あれから20年か…」
みたいな感じで

そして学院が賊に襲われた時にはメンヌヴィル相手に二人が炎魔法で本領発揮とか
934名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/27(金) 23:22:03 ID:wsXr0IM6
>>982
このスレの>>196からスタートした中編「桃色の髪の乙女」です。
割と早いペースで投稿されたので、上からズラーと見ていけば後編まで読めるかと。

もうまとめに登録しちゃうかな。
935名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 00:09:55 ID:gvWwmju+
>>932
そういや料理も「火」だなwww
けどその場合マルトーさんの貴族嫌いをどうするか……
貴族嫌いって原作設定だよね?(原作を読んでない)
936名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 00:48:51 ID:4Y6zUj71
マルトーさんメイジ殺しじゃね
何世代にも渡って仕え信頼を得た後に最悪のタイミングで裏切るという革命の充当手段を狙っている
普通の毒を料理に混ぜても魔法でばれるから単独だとふつうの調味料だけど特定のものと合わさると毒になるものを研究していたり

937名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 02:25:47 ID:yNz4So7D
>>935
あの私欲に溺れて、あんな命令を出した貴族のお偉いさんも
それに気づかずに尊い命を燃やしていった自分も貴族はみんな最低だ!
938名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 05:05:45 ID:JZEcwXKf
サイヤの使い魔って完結してないの?
939名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 07:36:13 ID:xuNhh7cM
>>938
してない。
てかここはあのゼロじゃなくてIFゼロだぜ。
940934:2009/03/28(土) 11:48:23 ID:ng74FDnM
ふっ、桃色の髪の乙女をまとめに追加しようとしたら、操作を誤って危うくエライことになるとこだったぜ……

すみません、なんかもうおっかないんで、どなたかWikiの扱いに精通した方、登録していただけませんか?
941名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 13:45:15 ID:G2XkEpfS
wikiは編集する度に更新が保存されてるので、編集に失敗しても修復は容易。
画面上のアイコン群にバックアップってのがあって、そこから過去の編集記録を見られる。
942名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 14:06:30 ID:G2XkEpfS
とりあえず、目次にタイトルだけ追加してみたけど…
短編の方は作品単体の目次ページが無いから、IF部分の説明とか出来ないっぽいな。
943名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 14:09:43 ID:PdNmoSS2
フロンティア船団が降下したヴァジュラの星がハルケだったら
これIFじゃなくてクロスか
944名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 14:11:09 ID:l//IMd+R
ところで、そろそろ妹ルイズの方の投下を願いたいのですが
945名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 14:17:01 ID:jfU09rTm
>>929
メンヌヴィル「久しぶりだな…」
マルトー・コルベール「!?」
他にも忌まわしき過去の存在をうすうす感じさせるマルトーさんとか

ルイズ「そんな……サイトがアルビオン王家の末裔だなんて…」
サイト「ウェールズ皇太子亡き今、王家の血を引くのは俺とテファだけ…
でも俺にはルイズが……」
な感じで苦悩するサイトとか

そういやサイトやシエスタに使い魔や二つ名がある場合はどうなるんだろ?
サイトは風メイジで、鳥か何かを使い魔にしてるとか
946名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 20:30:35 ID:q+Qqz4QT
たらしのサイトか、鈍感のサイトか、ゼロの犬かな
ゼロの犬…存在しない犬……ゴーストドッグ!

武士道精神を説いた書物「葉隠」を愛読するNYの殺し屋サーイト・ヒラッガと、年老いたイタリア系枢機卿との対決を描く!
947名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 20:41:14 ID:NOtJ/TsG
基本ドイツ語系統だから
ゲシュペンストフントあたりになんねえか?
948名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 20:48:57 ID:q+Qqz4QT
ドイツ語は、親戚のおっちゃんが酔っ払って上機嫌の時に使うダンケくらいしか分かんないです><

シエスタは、どんな二つ名だろうね。
メイドじゃなかった場合にはどんなキャラになって、どんな出会いをするのか。
949名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 21:08:10 ID:wjOGle0L
シエスタの使い魔はどうなるんだろ?
ネコとかウサギとか小動物?

サイトの使い魔はタカやワシと言った猛禽類?ツバメとかもありそうだけど


あとマルトーさんが火メイジだったらどんな二つ名だろ
950名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 21:29:35 ID:q+Qqz4QT
三ツ星のマルトー、オヤジのマルトー、マエストロマルトー

シエスタは使い魔もだけど系統はどうなるんだろ?
水か土?
951名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 21:38:00 ID:jvbe3g9X
セガールなマルトー
952名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 21:51:56 ID:01RV1Pdj
火の神のマルトー
953名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 21:52:05 ID:MniLHqa3
才人が反省もせず女の子をエロい目でみるから
こんなIFを考えてみた
・ガンダールヴのルーンにはエロい事や性に対する欲望を抑える
変わりにご主人を守ろうとする気持ちが大きくなる効果があったら

個人的な感想だが才人はいい加減懲りて
無心になれよと思う
954名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 22:01:10 ID:b1dgAY/0
>>953
最新刊でかなり懲りたと思うよ。かなり致命的なことをしでかしたから。
955名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 22:07:02 ID:q+Qqz4QT
アニメには、エロいことを考えると光るメガネか何かあったっけか

>>951
優勝
956名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 22:18:34 ID:aiz8+j8V
みんなメイジだったら
マルトー=風系のメイジ、食道楽が極まり一流の料理人になる。土系と違い魔法で食料が作れなかった事が創意工夫の原動力になる。
シエスタ=錬金を得意とする土系のメイジ。錬金で発酵食品を一度に大量に作る事が出来る。
タルブ村の特産品に日本酒、焼酎が加わる
957名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 22:20:20 ID:gYFCOWuC
なんかマルトーが、だんだんワンピースの赤脚のジェフになって行くんだが。
958名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 22:46:22 ID:q+Qqz4QT
>>956
それでもシエスタなら、シエスタならきっと納豆も作ってくれる
959名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 23:21:28 ID:gvWwmju+
味皇のマルトー


えぇと……なんかごめん
960名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 23:26:17 ID:BU4IZX3v
>>959
口からビーム吐くのか
961名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 00:02:58 ID:XENLNtWJ
>>959
味将軍のスカロン

>>960
アレって吐瀉物じゃないのか。
962名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 02:57:41 ID:UX3WW6jq
風を操るマルトーさんなら、変態的な調理ができるはず!
切り分けた料理が皿に飛んで行って綺麗に盛られるとか、
熱氣圏とか、超圧力調理とか、偏在を駆使して満漢全席を作るとか
死んだと思ったらサイボーグになって復活するとかっっ!!
963名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 11:53:43 ID:2lhYDhji
マルトーがそんだけ強かったら、使用人いびりがまずなくなると思うし、
エロ伯爵ごときにメイド引っこ抜かれるようなことなくなる・・・はず!
964妹ルイズの人:2009/03/29(日) 12:36:06 ID:FU5gsyGk
そろそろスレも寿命ですかね。

>934
wiki、誤字など一部修正ののち登録させていただきました。

>944
すみません、ただいま「氷炎篇end」が半分、「姫君篇end」が書き出しといったところです。
代わりに小ネタをひとつ。
-----------------------------------------
「ニアゼロの使い魔」番外編 緑色の髪の乙女?

 「おーーい、あたしだァ! いま帰ったよーー!」
 「え? あれ? マチルダねーさん!?」
 マチルダの呼び声に応えて、建物から子供たちが飛び出してくる。
 (ひぃ、ふぅ、みぃ……ウン、全員無事なようだね)
 孤児院のメンツが揃っていることにひとまず安堵するマチルダ。
 「そ、それより、大変なの! テファねーちゃんが……」
 「ああ、わかってる。あたしは、それを説明するために帰ってきたのさ」
 孤児たちのまとめ役ともいえる少女が、ティファニアの不在(というか行方不明)を伝えようとしたが、押し止める。
 全員を孤児院(というほど大層な建物でもないが)の居間に集め、落ち着いたところで、ティファニアの今の境遇について説明することとなった。
 年かさのローティーンの子たちはともかく、もっと幼いほかの子どもたちは、正直説明を全部呑み込めたわけではないだろう。
 しかし、少なくとも「テファねーちゃん」がここに戻ってくることは当分ないだろうことは、理解したようだ。
 泣き出す子、憤慨する子、狼狽える子……さまざまな中で、ひとり最年長の少女だけは平静を保ち、逆にマチルダに聞いてきた。
 「それで、マチルダねーさんは、これからどうしたらいいと思う?」
 努めて冷静にふるまう(無論、無理してるだろうことは感じ取れたが)彼女の様子を見て、マチルダは感心した。
 (なるほど、テファの見立ては間違ってなかったみたいだねぇ)
 そう、この突発的な災難の中、この子だけは今後の孤児院の状況について、すでに思考を向けているのだ。
 ティファニアが「わたしよりしっかり者だから」と言っていたのにもうなずける。
 決して彼女の情が薄いというわけではない。
 むしろ、ティファニアにとっていちばん歳の近い"家族"として、ここ数年苦楽をともにしてきたのだから、彼女のことが気にならないはずもない。
 実際、ティファニアも、時にマチルダにさえ言いづらい弱音をふと少女に洩らすことがあったくらいだ。
 それくらい互いに気を許した仲だからこそ、彼女はテファのいない今、彼女に代って健気にこの場所を守ろうとしているのだ。
 「それなんだけどね……」
 じつのところ、ここにいる子どもたちの半数近くは、すでに商家などに奉公に出られる年代ではある。
 ただ、最年長のテファがエルフの血を引くという特殊な状況のため、極力外部との接触も絶っていたので、その機会に恵まれなかっただけだ。
 最年少のジョンが6歳、そのつぎがミレイヌの8歳で、このふたりを除けば、ほかの子も、多少早いが商店の雑用や小間使いとして働き始めてもそれほど不思議ではない。
 でもなぁ……と迷いを感じ、それが自分のエゴであることに気付いて苦笑するマチルダ。
 そう、これは利己心(エゴ)。
 ティファニア(あのこ)のため……あるいは自分のために「帰る場所」を確保しておきたいという我がままだ。
 「うん。あんたたちはどうしたい? ここから出て独り立ちする気なら、勤め先くらいは紹介してあげる。まだしばらくここにいると言うなら、金の工面はあたしにまかせな」
 だから、卑怯かもしれないけれど、"当事者"にその判断は委ねることにした。
 「そう言うことなら……」

 ──結局、ミス・ロングビルことマチルダは、それから一週間後に、アルビオンより妹分の待つトリステイン魔法学院に戻ってきた。
 彼女たちの"弟妹"らが拙い字で書いた手紙を人数分抱えて。
 「はぁ、スケベ爺ぃに賃上げ交渉でもしてみるかねぇ。それにしても、サイト坊やには、夏季休暇までに覚悟しといてもらわないと、ね」
965名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 16:09:47 ID:laplP1yT
・・・で、どーなったのですか?
結末が大変気になりますな
966妹ルイズの人:2009/03/29(日) 16:57:53 ID:MradqzXt
>965
申し訳ない! 964は1レスでエンドです。まあ孤児院は存続ってことで。
テファ編をまともに書けばそのあたりも書けたんですが。
967名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 17:26:49 ID:Gkw3erRx
スレが寿命か…
次スレが出来るまで、前に話題にあったハルケギニアを面白半分に引っかき回す
平賀某氏と皇太子殿下の話の出だしを………



只今座礁中orz
時間の問題で沈没しますな
968名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 19:25:16 ID:K1Xu+mhQ
バブル真っ盛りの日本で、赤ん坊のサイトとイザベラの寝顔を見ながら
昔話に花を咲かせる二人が見えた。
969名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 22:10:06 ID:sj0lI3GY
パイロマニアなんだけど、理性がそれを許さないコルベール。

「焼き殺すが好きだと言ったか、副長。…私と…同じ…さ」

いや、富士鷹ジュビロは面白いわ。
970名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 23:02:31 ID:2P+aS9dW
破壊以外の火の使い道を模索していく内にツェルプストーのように恋に対する情熱としての炎に目覚め
結果、女装に走るコルベール

という電波を受信した……俺にどうしろとorz
971名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/29(日) 23:37:52 ID:UX3WW6jq
女装しろってことじゃね?
972名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 00:59:24 ID:FReGTlNY
体が弱いので外へ出られないカトレア。恋もしたことない。
そんな姉のためにばっさりと髪を切り、ズボンを履いて変身。
「お姉ちゃん、デートに行こう」
二人で庭を散歩して、秘密の小舟でキスをした。
お家に戻って二人で食事。
夜は一緒のベッドでおやすみ。

こんな事があった所為で男装趣味のルイズ誕生IF。
973名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 01:57:57 ID:H+Bt6JDP
ピンク髪ショートカットのショタにキスされて有頂天になってたら
女と判明してどん底に落ち込むサイト誕生
974名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 02:00:11 ID:9KnI6O4T
複雑なヤツだなー
975名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 10:42:17 ID:r6H/x20I
安楽椅子探偵なカトレア。
外に出られないが推理力はぴか一!
彼女のもとには日常のささいな謎から殺人事件まで
さまざまな難題を抱えた人々が訪ねてくるIF。
誰からの依頼も気軽に受けてくれるので、
平民たちの間では彼女をモデルにした
『美少女探偵カトレア―ヌ』(貴族なので本名は出せない)という
お芝居や本が大流行!
976名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 11:03:40 ID:4buwLF5G
>973
逃げてギーシュ超逃げて!!
977名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 11:39:33 ID:H+Bt6JDP
ギーシュは性徴しすぎていて反応できない、
焼肉に喩えると
自分で食う肉は自分で育てないと気がすまない平賀サイト氏
978名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 13:00:56 ID:aaKKXbFu
つまり、自分で育てれば成長しても良いのかw

>>975
仲良しの動物を使った捜査とかしちゃうんですね。
979名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 13:02:40 ID:WKs48JJO
「魅惑の妖精狩り」
美少年に変装したルイズの趣味。
魅惑の妖精亭に行って逆に女の子を魅了してしまうルイズ。
ジェシカは既にルイズにニャンニャンされてしまった。
980名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 15:18:21 ID:ptSgTS+Q
ルイズが召喚されたその夜に
サイトに電気あんまで躾けられて
奴隷に堕ちたと言う話に通じる楽しさがあるな
981名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 16:34:56 ID:WKs48JJO
混ぜてみた。
男装したルイズがあんますぺしゃるで美少女達を堕としていくIF。
最初のあんま奴隷はアンアン。
王宮ごっこで遊んでいるときにどちらがお姫様をするかでもめた。
その時あんますぺしゃるをアンアンに決め、あんあん言わせた。
実はアンアンがお姫様をしたかったのはルイズを王子様にしてにゃんにゃんしたかったから。
さらに男装ルイズにあんますぺしゃるをして貰うため王宮に呼び出したことがある。
982名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 18:14:06 ID:H+Bt6JDP
更に考えてみた
や、男子の方が常識的に言って電気あんまには弱いはずだから、
美少女の群れに狩られまくるルイス君という図に
983名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 19:35:20 ID:N3G61JYJ
皆さん新スレ立てましたよー。

【IF系】もしゼロの使い魔の○○が××だったら11
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1238409231/
984名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 20:44:05 ID:9QDVEDMX
ルイズがサイトの使い魔
985名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 20:50:24 ID:J+n3s0NS
>>983
乙!
986名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 21:07:46 ID:k0zsoy8q
ガリア・騎士団捜査第8班という謎の電波を受信

国家上層部しか存在を知らない極秘組織の痛快な活躍を描く。
手に負えなくなった凶悪犯の抹殺も行い、時には遠方へ赴く事も。
ちなみに事件の度に犯人は爆死しています。
987名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 21:09:55 ID:N3G61JYJ
ガリア先代が渡哲也で、ジョゼフ役が神田正輝で、シャルル役が舘ひろし?
988名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 21:17:23 ID:bNBovDdH
先代が石原裕次郎で、後は一個づつずれた方がいくない?
989名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 22:38:32 ID:ptSgTS+Q
なんか本編の、魔法の闇の方がはるかにぶっ飛んでるから
SSが多少ぶっ飛んでも、そんなもんかとしか思えなくなってくるな
990名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 07:07:39 ID:1G0xMbCz
>>975
しかしそんな彼女にもライバルがいる

ハルケギニア各地で騒ぎを引き起こす神出鬼没の謎の男達
見た事もない物を使い、時には軍まで出動させてしまう迷惑な面々で、
本気を出した烈風カリンでも彼らを捕まえる事は出来なかった。

メンバーの一人は何処かの国の国家元首に似ているとか似ていないとか
991名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 09:25:41 ID:bFqyyzE3
平賀サイトはショタコンか!?
992名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 09:30:43 ID:3LAObhhQ
誠に遺憾ながらそのようでございます、姫電化
993名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 10:13:40 ID:l3OEl9uZ
実は長男だが、政敵や暗殺者から守るため三女として育てられたルイズ
そして>973
その後、「あんなに可愛い子が女の子なワケ無いだろ」と開き直るサイト

ルイズ逃げてー!
994名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 12:51:45 ID:3LAObhhQ
だがカリーヌ様に回りこまれた!
カ「常識的に考えて、メイジと使い魔の絆は強過ぎて足りるということはない……!!」
995名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 13:21:41 ID:WQJoESpd
ume
996名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 13:26:30 ID:WQJoESpd
埋め
997名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 13:29:12 ID:WQJoESpd
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998名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 13:39:27 ID:WQJoESpd
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999名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 13:40:20 ID:WQJoESpd
ume
1000名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/31(火) 13:42:15 ID:LZOPCes+
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