あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part190
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。
(前スレ)
あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part189
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1227554358/ まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/ 避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/ _ ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
〃 ` ヽ . ・ここはあの作品の人物がゼロ魔の世界にやってくるifを語るスレッドよ!
l lf小从} l / ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,. ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
((/} )犬({つ' ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
/ '"/_jl〉` j, ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
ヽ_/ィヘ_)〜′ ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
_ ・議論や、荒らしへの反応は、避難所でやるの。約束よ?
〃 ^ヽ ・クロス元が18禁作品であっても、SSの内容が非18禁である場合は
J{ ハ从{_, 本スレへの投下で問題ないわ。
ノルノー゚ノjし ・SSの内容が18禁な展開をする場合はクロス元に関わらず、
/く{ {丈} }つ 本スレではなく避難所への投下をお願いね?
l く/_jlム! | ・クロス元がTYPE-MOON作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。やめておいてね。
レ-ヘじフ〜l ・作品を初投下する時は元ネタの記載も忘れずにね。wikiに登録されづらいわ。
・作者も読者も閲覧には専用ブラウザの使用を推奨するわ。負荷軽減に協力してね。
. ,ィ =个=、 ・お互いを尊重して下さいね。クロスで一方的なのはダメです。
〈_/´ ̄ `ヽ ・1レスの限界最大文字数は、全角文字なら2048文字分(4096Bytes)。これ以上は投下出来ません。
{ {_jイ」/j」j〉 ・行数は最大60行で、一行につき全角で128文字までですって。
ヽl| ゚ヮ゚ノj| ・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
⊂j{不}lつ ・次スレは
>>950 か480KBからお願いします。テンプレはwikiの左メニューを参照して下さい。
く7 {_}ハ> ・重複防止のため、次スレを立てる時は現行スレにその旨を宣言して下さいね。
‘ーrtァー’ ・クロス先に姉妹スレがある作品については、そちらへ投下して盛り上げてあげると喜ばれますよ。
姉妹スレについては、まとめwikiのリンクを見て下さいね。
・一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えます。
SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイです。
レイアウト上一行目に改行入れる時はスペースを入れて改行しましょう。
俺やっちゃったww 1000 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/11/25(火) 23:24:01 ID:aUYqfclO 1000なら提督復活
真・スルー 何もレスせず本当にスルーする。簡単なようで一番難しい。 偽・スルー みんなにスルーを呼びかける。実はスルーできてない。 予告スルー レスしないと予告してからスルーする。 完全スルー スレに参加すること自体を放棄する。 無理スルー 元の話題がないのに必死でスルーを推奨する。滑稽。 失敗スルー 我慢できずにレスしてしまう。後から「暇だから遊んでやった」などと負け惜しみ。 願いスルー 失敗したレスに対してスルーをお願いする。ある意味3匹目。 激突スルー 話題自体がスルーの話に移行してまう。泥沼状態。 疎開スルー 本スレではスルーできたが、他スレでその話題を出してしまう。見つかると滑稽。 乞食スルー 情報だけもらって雑談はスルーする。 質問スルー 質問をスルーして雑談を続ける。 思い出スルー 攻撃中はスルーして、後日その思い出を語る。 真・自演スルー 議論に負けそうな時、ファビョった後に自演でスルーを呼びかける。 偽・自演スルー 誰も釣られないので、願いスルーのふりをする。狙うは4匹目。 3匹目のスルー 直接的にはスルーしてるが、反応した人に反応してしまう。 4匹目のスルー 3匹目に反応する。以降5匹6匹と続き、激突スルーへ。
いちおつ!
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/25(火) 23:27:25 ID:cEkuT/3b
11 :
前スレ980 :2008/11/25(火) 23:27:26 ID:8UFH+dK7
これで立てたけどいいのかい? 避難所に一回立てようとしたら失敗したよorz
提督乙!
前スレ24時間もたなかったな……
>>1 乙です
継続は力なり
そのうち「こんなこともあったねえ」と振り返れる時が来るさ
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/25(火) 23:29:20 ID:JoQpSWex BE:1700035968-2BP(539)
. j三三三三. 冫 / ヽ , {
,仁三三三三{ { } / }
〃 チ⌒ヾニ厂´ _ ⌒ゞ=z、._ノ 廴z≠Y
/ 斗 し)|ニ| ヽァz=‐rォ >>、 〈ミーrォイ
. 〈__/ いて.{ニ{ 丶` ̄ ´ } ` ̄´}
〉、ヘ{え、 | ノ
>>6 よくやった、許してやる
! ゞ-j `ヽ、 , l { /
,.イ| ! }} _ ,._〈 ゝ′丿 {
. ,.rイ: :/| { |! /::::`:::::≧::::≦::::ヽ. ト、
///レ' 厂¨ヽ!、 冫:::√´_,.ー-‐ 、 Y:: ハ ヽ __
__j//∧ /rf⌒i }ヘ __ゞ:::{ <´- -‐‐ - 〉l::/ ' i 〈 ヽ
|,///∨ 乂_丿{ \n´:::::::::::〉 ` ミ=チ´ j;′ '. ト、 | }
|// ヽ ` 、 ` 、::::::::〈 .......}::::{... .;∧ j| \ !>'⌒ヽ、
__∨/ \ \ `ヽ::::::::::::::::::::::::/ V _ノ| ` /ヽ、 , )
⌒丶 >-、 \ `‐----イ i´ /| /:::::::::Τ  ̄ `l
\ |┐ >─---─< ┌| /j 、 /:::::::::::┼‐- -ノ
278 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 23:22:49 ID:gZg5RMKo 提督の人。今なおスレの流れがかなりグダグダになっており、 ご自身も色々と口にしてしまったこともあるが…あえて言おう。 お疲れ様でした。一読み手として、これからの活躍に期待しております。 またいつか、どこかのスレでお会いしましょう。ノシ 378 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/24(月) 00:10:55 ID:F5ivhJy0 ゼロの提督グッジョブでした。 ヴェスターラントの件を出してラインハルトのキャラに重みを出したのが良かったです。 ド・ヴィリエが意外にやり手で、頭のいいキャラ同士のやりとりが格好良かったです。 イザベラが人助けしているシーンには感動した。 >ティファニアの生み出した小さな『世界扉』 ここはちょっと理屈がわからなかった。 フライで宇宙空間を移動できるのはすごい。作用反作用の法則を無視してますね。さすが魔法。 起爆装置を土に『錬金』したのには感心した。キャラの能力を活用するのが上手いと思う。 >SOMY VAIIO type FF この小ネタは笑ったww 日本の企業ですか? そしてワルド再登場いいですね。 害獣アンアン早く退治されろww ジョゼミョズにガチ萌え!! いいなあこの二人、お幸せに。 マチルダさんも幸せになってください。ヤンめ、うらやましいやつ。 帝国は虚無を消滅させるより利用することを選んだのですね。 人道的には優れた選択だと思いますが、苦労の多い道だと思います。 続き頑張ってください。 389 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/24(月) 00:29:51 ID:jEfo1WfV ぶっちゃけ、提督は面白いし読み応えもある。 文章力も素人作品の中では上質な方で、大半の作品の上を行くと俺は思う。 ただ、いろんな感情をぐっと堪えて避難所で投下して欲しかった。 想いをぶつけに本スレへ爆撃しようかとも思ったけど、信者もアンチも迷惑なので結局避難所に落としました、とかの文添えるぐらいでさ。 俺は、鬱陶しい信者と過剰に論議し始めた奴らが一番悪いと思う。 スルー出来ない過剰なアンチもアレだが。 426 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/24(月) 01:12:57 ID:AVFYtMfV 提督更新キテターー でも次はないのかーー 残念 456 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/24(月) 02:04:58 ID:UFoiXmao 提督氏…もうこないとか… 面白い話を完結まで持っていけるものすごい貴重な人だっのに…… 590 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/24(月) 12:19:29 ID:CHdG/A8/ 提督の人、別にいいと思うんだけど きちんと話を完結させたという一点を持って全面的に肯定出来る 他の、途中で放り出した凡百のSS書き(含む自分)よりはるか高みに居る 私としては作者の人格も態度も礼儀もそれ以外も全てどうでもいい 投下したSSの内容だけが全てだ 他に何か必要なのだろうか
100 :ゼロな提督:特別編C:2008/11/23(日) 21:28:15 ID:QXSsLmLE 以上で特別編、全て終了 そして、何故に私が荒れると百も承知で本スレへ投下を強行したかも話しましょう 複数召喚は避難所いけ アンチだヘイトだ蹂躙だ テンプレ無視だ テンプレ通りだ 原作キャラへの愛がない ええ、まったくもって子供っぽい反抗心ですよ 勝手に作り上げられたルールに縛られる 両手両足を縛られ毒を抜かれ、当たり障りのない良い子な作文にされる 刺激的で面白い作品が、少々の批判で挫けて筆を投げる だから私は故意にやりました。 勝手に作り上げられた「蹂躙不可」も「複数召喚不可」も破りました 当たり障りのありすぎる悪い子の毒だらけにしてやりました 一切の毒や批判を無視し、自分の書きたいモノを書きたいように書きました 絶対的多数の声を弾き、少数者の権利を主張しました 投下前に少し迷ったのも本当です。 一時は避難所へ投下して無難に終わらせようか、とも考えました でも、やはり私はやりました。 簡単に言うと ジャンプじゃあるまいし、人気投票で作品消えたり物語かえたり単純な受けを狙うのは嫌 ということです そしてこれに対する批判は、その一切を受け入れます 削除についても、私は何も言いません。運営者の判断に従います 以後、私はここでいかなる文章も書きません。 ド素人の駄文に色々な意味で付き合ってくれて、本当に有難うございました 特にいろんな批判と毒吐きを加えて下さった方々にも感謝しています では、失礼します
203 :名無しさん:2008/11/25(火) 02:49:18 ID:nGZrjWTc
ゼロの黒騎士、ゼロの宇宙船日記が消えてるんだけど…
206 :DX0の中身:2008/11/25(火) 03:44:49 ID:IknYEkT2
トリップを忘れてしまったので、後日またちゃんと書き込みますが、先に報告をば。
ダブルクロス・ゼロ 1〜17
もしルイズがノイ=クレザントを召喚したら 小ネタ
を、削除させていただきました。
207 :名無しさん:2008/11/25(火) 03:47:10 ID:6qGc6luQ
大好きな作品が消えていく
読み手としては号泣物ですよ。今ちょっとマジで涙でてる
208 :BPZとるるる ◆VRV4gYzSQE:2008/11/25(火) 04:01:58 ID:kX0uAPoU
?自作ですが、削除しました。
209 :名無しさん:2008/11/25(火) 04:03:52 ID:Ss2mW79E
ちょっと目を離したら…
食屍姫まで消えた…orz
210 :クトゥルー書いた人:2008/11/25(火) 04:38:19 ID:iSeVhOy2
トリップがありませんが、
「ゼロの探究」「タバサ、永劫の冒険」「食屍姫の恋」
以上三作品削除しました。
213 :名無しさん:2008/11/25(火) 08:48:04 ID:XYz3jce6
結局、荒らしたモン勝ちかよ
どうせ、これ幸いと連載中断した話も消えてくんだろうな
今なら消しても言い訳立つし
214 :名無しさん:2008/11/25(火) 09:53:00 ID:CoI8Clc2
>>213 まったくだ、提督の1人勝ちだな。結局残ってるし。
今頃惨状を見て笑ってるんじゃないか。
216 :名無しさん:2008/11/25(火) 12:21:14 ID:8Yy57emA
諸事情で自作であるカオスヒーローと瀬川召還SSを削除しました。
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/25(火) 23:32:58 ID:9uoawPn9
なんかやたらスレ伸びてると思ったら提督の奴が来てたのか。 荒れるって分かってるのに本スレに投稿するんじゃねーよ。
乙 それにしてもすさまじい速さで埋め尽くしてしまったな。 正直、ガチホとカレーとアジフライの話をしたことしか覚えてないぞ……。
本スレを避難所にって運営に掛け合う時が来たかもしれん
1000 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 23:24:01 ID:arOfiHnF 1000ならシエスタは俺のモノ
>6 復活して欲しいな あと前に削除された「ゼロと帝国」て言う奴も面白かったのに消されたし
あぼーん多すぎワロタw
ちなみにゼロと帝国はなんで消されたん?
>>24 復活するんなら他人に迷惑かけない自サイトで勝手にやってろって感じだ。
28 :
狂蛇の使い魔 :2008/11/25(火) 23:37:43 ID:DSLksTQF
予約等なければ23:45くらいから投下したいです
作者さんが思い直して再登録、という未来を熱望する……けど、それをしたらしたで再燃しそうでもあるし。
>>21 何言ってんだ!! 虚無の闇でルイズの今後にwktkしてお散歩ルイズでほのぼのしたじゃないか!!
支援!
支援する!
★★★★★★★★★★今までのまとめ★★★★★★★★★★ 提督氏が住人の馬鹿さ加減に一石を投じるため前言を翻し(別にルール違反ではない)このスレにSS投下 ↓ 以前から才能に嫉妬していたやつらが、鬼の首を取ったように「約束破り」「荒らし」と喚き 提督氏の後書き(削除するも纏めに載せるもまかせる)の揚げ足を取りSS削除しようと画策 ↓ 管理人が投票提案。アンチ工作に明け暮れ、深夜議論など卑怯な手を取り削除票を増やす ↓ 管理人が「よく考えたらルール違反犯してないし、削除はねーわ。常識的に考えて」 ↓ 当たり前の判断だけど、アンチども火病を起こして発狂して管理人、提督氏叩き ↓ 思い通りにならないからチャットで共謀して抗議の意味(笑)でSS削除して荒らす ←今ここ 経緯を解ってない方へのアンカーとして使って下さい。
待ってました。支援
支援
>>34 最初の前言が何時の間にか【約束】になってるのが笑える
★★★★★★★★★★今までのまとめ★★★★★★★★★★ 誤爆でジャガイモの話が出る ↓ それカレーの話? ↓ よく分かったな。 ↓ ガチホモの話でも投下しようか ↓ ルイズがはぐれメタルを召喚して幸せの靴と契約しました。 ↓ アジフライ喰いてぇ ↓ ルイズがアジフライを召喚しました。 ↓ 拾い食いしてることに誰かツッこめよ! ←今ココ 経緯を解ってない方へのアンカーとして使って下さい。
41 :
狂蛇の使い魔 :2008/11/25(火) 23:45:36 ID:DSLksTQF
では、投下します 第十五話 「ここにいるということは……君たち全員、例の任務を受けていると解釈していいのかな?」 朝もやの中から現れたのは、羽帽子をかぶり、黒いマントに身を包んだ長髪の男であった。 男は口髭を蓄えたその顔に笑みを浮かべながら、こちらに向かって近づいてくる。 「……何だ、お前は?」 見慣れない男の姿を真っ直ぐに捉えながら、浅倉が問う。 「……申し遅れた。私はトリステイン魔法騎士グリフォン隊隊長、ワルド子爵。 アンリエッタ様より君たちの護衛を仰せつかった者だ」 男はそう言いながら、その場にいる五人の顔を順に確認していく。 と、その動きがルイズの所で止まった。 「ルイズ、ルイズじゃないか!」 ワルドと名乗ったその男は、いっそうの笑顔をルイズに向けると彼女に向かって駆け出した。 「ワ、ワルド様……?」 「ああ、会いたかったよルイズ!」 意外な来訪者への緊張と驚きで固まった表情のまま、抱きしめられるルイズ。 周りにいた四人は皆、その光景に唖然としていた。 「ワルド様……でしたよね? いきなり何を……」 キュルケが我を取り戻すと、ワルドに向かって問いかけた。 それに対し、ワルドはルイズを抱きしめたまま顔だけをキュルケに向け、答えた。 「久しぶりに再会した喜びを分かち合っているのさ。婚約者同士の再会を、ね」
支援と叫んだときにはすでに支援が終わっているらしいです支援
支援
45 :
狂蛇の使い魔 :2008/11/25(火) 23:47:17 ID:DSLksTQF
ワルドの到着からしばらくの後。 学院を出発したルイズたちは、ワルドの提案により、アルビオン行きの定期船が出るという港町ラ・ロシェールに向けて進んでいた。 その町は、学院から馬に乗っておよそ二日ほどかかる場所にあるという。 そのため、道中には多くの危険がつきものであるというワルドの意見により、万が一に備えて隊列を組むことが決められた。 その配置は、ルイズと共にグリフォンに乗ったワルドが、道案内を兼ねて先頭を歩き、その後ろに馬に乗ったキュルケとギーシュ、 そしてシルフィードに乗ったタバサと浅倉が空を行く、といった具合である。 本来なら浅倉が馬に乗るはずだったのだが、彼が乗馬の仕方を知らなかったため、代わりにキュルケが馬に乗ることになった。 キュルケは不満たらたらであったが、下手に断って浅倉に面倒を起こされても困るため、結局認めざるを得なかったのだった。 それに何より、タバサが浅倉を後押ししたのが意外であった。 普段は傍観に徹する彼女が話に積極的に介入してくるのは極めて稀である。 タバサのことだから何か考えがあるのだろう、と自身を納得させようとするも、どこか釈然としないまま馬を走らせるキュルケであった。
しえn
47 :
40 :2008/11/25(火) 23:47:41 ID:arOfiHnF
すまん、大根おろしの話が抜けた支援
しええん
49 :
狂蛇の使い魔 :2008/11/25(火) 23:48:22 ID:DSLksTQF
そして、その道中。 ルイズとワルドが思い出話に華を咲かせている頃、上空ではシルフィードに乗ったタバサと浅倉が、お互いに無言で空を飛んでいた。 タバサは片手に杖を持ち、もう片方の手に本を持ってそれを読みながら。 浅倉は彼女の後ろで仰向けに眠りながら。 学院を出てからすでに数時間が経過していたが、二人の姿勢が変わることはなかった。 (この二人、絶対どこかおかしいのね!) この奇妙な光景に、シルフィードは心の中で呟いた。 「聞きたいことがある」 ふと、タバサが読んでいた本を閉じると、浅倉にむかって背中越しに話しかけた。 「……なんだ」 タバサの後ろで、浅倉が面倒くさそうに応える。 「仮面ライダーの戦いを制した者は、どんな願いでも叶えられる……。これは、本当?」 「さあな」 「……ちゃんと答えてほしい」 「知るか」 直後、タバサが勢いよく浅倉の方を振り向くと、彼に杖を突きつけた。 「もう一度言う。ちゃんと答えて」 タバサが再び問う。 その表情はいつもと変わらないものの、どこか威圧的な雰囲気を醸し出している。 浅倉はそれに怯むことなく、逆に余裕の表情で見つめ返した。
皆様、初めまして。 携帯版まとめサイトおよび新wikiの管理をしているものです。 新wikiにつきましては、独自ドメインを取得する予定ですので 明日の夜以降、編集等をお願いすることになると思います。 新wikiは有料サーバーとpukiwikiを使います。 その辺りに関しては、運営議論スレをご覧下さい。 また、今回の騒動に関してですが、特にあれこれと気にする必要はないと思います。 スレにとって一番厳しいのが読者様と作者様への影響や不安を煽ることであり 場の空気を乱すことかと思います。 こういったことを行い、スレッドそのものを衰退させようということが 連投荒らし等の狙いだと思いますので、作者様も読者様も NG登録なりスルーなりで空気扱いするのが一番かと思います。 作者様も読者様も、今回のことは触れるな危険ということで 焦らず騒がず、まったりとお願いしたいと思います。
荒らすのやめたよ 支援
支援
支援
モバイル氏乙! ですがちょっとだけ作品投下のために支援ご協力をお願いしますデス
投下中に申し訳ない。 私も支援させていただきます。
支援
59 :
狂蛇の使い魔 :2008/11/25(火) 23:51:02 ID:DSLksTQF
しばらくの沈黙の後、浅倉が口を開いた。 「ふっ……。何を必死になってるのかは知らないが、知らんものは知らん。 第一、主催者がいないんなら話にならんだろう」 浅倉が嘲るようにニヤリと笑う。 「……主催者?」 「神崎とか言ったな。ライダー同士の戦いを取り仕切っている奴だ」 浅倉の言葉に、タバサの目が丸くなる。 ……初耳だ。 浅倉に杖を向けたまま、タバサは考える。 彼の言っていることが本当なら、仮に勝ち残ったとしても、主催者不在では願いが叶うことはないかもしれない。 そもそも、ライダー同士の戦いはこの世界とは別の世界で行われていたのだ。ルールが適用されるかどうかも怪しい……。 滅多なことでは崩れないタバサの表情に、珍しく焦りの色が見えた。 (……それでも) しかし、すぐに元の固い表情に戻る。 (それでもやらなければ。例え、どんなに確率が低くても……) 「やらなければ……」 「何がだ?」 「……何でもない。ありがとう」 タバサは礼を言うと前を向き、本を開いて再び読書に没頭し始めた。 浅倉も目を閉じて眠りにつく。 そして、何事もなかったかのように再び無言の時間が続いていくのであった。
>50 KY
支援するよ
62 :
狂蛇の使い魔 :2008/11/25(火) 23:52:14 ID:DSLksTQF
すっかり日も落ち、辺りが真っ暗になった頃。 ルイズたち一行は、ようやくラ・ロシェールの町にたどり着いた。 本来ならば学院から二日ほどかかる場所であるが、依頼を果たすには陥落寸前と言われているアルビオンに向かわなければならない。 そのためルイズたちは途中で馬を潰しながらも全速力で駆けてきたのである。 当然、その顔には疲労の色がうかがえた。 「部屋の割り振りを決めて、早く休むとしよう。皆疲れているだろうからね」 そう言って、ワルドが笑顔を向ける。 町でその日の宿を見つけることはできたものの、部屋は三つしかとることができなかったため、二人で一つの部屋に泊まることになった。 彼が提案した部屋割りは、ワルドとルイズ、キュルケとタバサ、浅倉とギーシュでそれぞれ一部屋ずつというものであった。 念のため皆に確認をとったが、その意見に対して異議を唱える者はいなかった。 早くその身を休ませたい、と取り決めにわざわざ反論する者はいなかったのである。 最後にワルドから明日は一日自由であることが伝えられると、それぞれが割り当てられた部屋に向かっていった。
リロード失敗しただけなので、そこまで叩くべきじゃねーと思うデス それと便座カb……じゃなくて支援
支援支援
支援します。
狂蛇さん、支援!
67 :
狂蛇の使い魔 :2008/11/25(火) 23:53:47 ID:DSLksTQF
「ねえ、アサクラ」 浅倉が部屋の奥にあるバルコニーで夜風に当たっていると、後ろから彼の名を呼ぶ声が聞こえてきた。 振り向くと、バルコニーの入り口に顔を赤らめたルイズが立っていた。 お前か、と呟くようにして言うと、浅倉は目の前にある町の夜景に再び視線を向けた。 「……何の用だ」 「き、聞いてもらいたいことがあって……。じ、実はさっき、ワルド様に……ワルド様に、プ、プロポーズされたの」 だんだんと小さくなる声でルイズが言った。顔がますます赤くなる。 「自分としては、その、とても嬉しい、っていうか……。ワルド様が私を必要としてくれているのだから、結婚もいいかなって思ってるんだけど……。 アサクラはどう思うか、聞いておこうかなって思って。一応私の使い魔だし」 気恥ずかしさからかうつ向けていた顔を上げて、ルイズは浅倉の背中を見つめた。 浅倉はフンと鼻で笑い、ルイズの方を振り返る。 「これから行く場所は戦争の真っ只中だと聞いたんだが、ずいぶんと余裕なもんだな? ……今のままだと死ぬぜ、お前」 期待の眼差しを送るルイズをよそに、浅倉が返したのは非情な言葉であった。
浅倉が正論を・・・
支援のチャンスだ
70 :
狂蛇の使い魔 :2008/11/25(火) 23:55:38 ID:DSLksTQF
「えっ……?」 ルイズの顔から急に熱が冷め、喜びで満ちていた表情が驚きで塗り潰されていった。 「それってどういう……」 「甘いんだよ、お前は。置かれている環境も、世間への認識も……何もかもがな。 貴族だか何だか知らないが、毎日毎日生ぬるい生活ばかり……。いざというとき一人で何もできないお前は、戦場なら死ぬだけだ」 そう言い捨てると、浅倉は部屋に向かって歩き出した。 ルイズは茫然と立ち尽くすしかできないでいる。 「お前に」 バルコニーから部屋に入った浅倉が、ふと立ち止まると、ルイズにむかって背中越しに語りかけた。 「泥を食らい、地べたを這いずり回ってまで生きたいと思う奴の気持ちが分かるか? ……分からんだろうな」 ルイズの返事を待つこともなく、浅倉は部屋にあるベッドの前まで歩いていくと、その上で眠っていたギーシュを蹴落とし、横になった。 (アサクラの言う通りね……) 自室に戻ったルイズは、ベッドの中で彼の言った言葉を考えていた。 自分は魔法が使えない。武器だって録に扱えない……。 自分のことは自分がよく知っているつもりだ。 ならせめて、他人の足を引っ張らないように振る舞わなければ……。 そう決意を新たにしながら、ルイズは眠りについたのだった。
支援ベント
浅倉coolじゃないか 支援
支援
ギーシュが不遇w
75 :
狂蛇の使い魔 :2008/11/25(火) 23:58:14 ID:DSLksTQF
以上です。浅倉の観察力は異常 支援ありがとうございました! モバイルさんも乙です! では、また
浅倉乙!
王蛇の人乙です。 次回にwktk
乙です 浅倉は無軌道に見えて観察力とかはずば抜けてるんだよなぁ・・・
でも、泥を食らい、地べたを這いずり回ってまで生きたいと思う奴の気持ちは朝倉にわかるだろうか…?
乙! 浅倉かっけえ… DVD借りてくるかな
>「ここにいるということは……君たち全員、例の任務を受けていると解釈していいのかな?」 もうライダーで解釈していいのかな? とか言われると雅人しか連想できない 狂蛇の人GJでした 呼吸するかのようにギーシュを蹴落とす浅倉が自然すぎるぜ
「1行でわかるギーシュの扱い方講座」乙です! …いやほら、なんかこういうの似合うじゃん?
>>80 浅倉はリアルに泥食って地べたを這いずり回って生きた経験があるんだよ、だから重みがある
>>75 乙!
この状況下で光り輝く黄金の道を作るために投下したアナタを僕は尊敬する!!
そして僕もいつかそんな存在にたどり着きたい!!
地べたを這いずり回ってこそ見える光があるんだ…乙
>>87 そして立ち上がるとコッパゲの頭が光っているんですよ。
乙です。 狂蛇の使い魔で、ギーシュの活躍はいつかある 俺の占いは当たる
>>90 すまん、ラーメンマンのOPを思い出してしまったw
6000年の魔法文化の中で魔法でハゲを治そうとしたメイジは居なかったのだろうか?
>>93 ブリミルが禁じたのかもしれない
もしかしたらブリミル自身が…
ブリミルはグルグルみたいに修行する時に丸坊主にされた(一応未遂)のかw
>>96 温水洋一みたいなトンスラヘアーにされてたら涙も出ねえw
そういや中国の明の時代に初代の皇帝が 「この書類に光って在るけどコレ、俺が昔坊主やっててハゲだったって言いたいのねぇ!?」 と因縁をつけて文化人を殺しまくった事件があったらしいな・・・
爆熱の使い魔消えてない?
ハゲを本当につらいぞ……マジでみすぼらしく見える。
>>94 侍って月代剃るじゃん?俺、あれって偉い人が禿げてて、それを隠す為にそうなったのかなって思ってたww
ちなみに実際は兜で蒸れるから。昔は戦に行く前に抜いてたらしいけど、戦国に入って戦が多くなったから
剃る方がイイジャン!!腫れねぇし、早ぇし、痛くねぇし!!
ってことになったらしい。
駄目だラインバレル見返してたら城崎とラインバレル召還とか連想してしまった ..............ええ、ルイズ達相手に貴女って最低ですっ!をやりたいだけですよ シエスタの爺ちゃんが宗美さんとか良さそうだなぁ、とか思ったり思わなかったり
>>100 先手を取って丸刈りor剃髪という荒業もあるが
>>102 剃った方が最初からいいよ!
抜くとか痛いよ!!
モバイルは提督削除推進派 アンチの多い作品は全て削除される暗黒時代の到来だよ
華麗なるスルーを期待する
「ゼロと波動」の本編ではないんですが ゼロと波動第八話の後日談というかなんというか、漫画ワンピースの扉絵シリーズ的なノリで 00:30から超ショートいってもいいでしょうか。
>>106 だが待って欲しい。
土のスクウェアが金を錬成するのと、
水のスクウェアがハゲを治すのとドッチが大変だと思うんだい?
多分、水虫が一番の強敵
ドスコイ支援!
>>110 ハルケギニアでは
ガン、風邪、水虫、ハゲのどれかを完璧に治癒出来るだけで神と呼ばれるのである
115 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/26(水) 00:27:52 ID:BrRgbWYp
ここもIP表示になると避難所の議論スレみたいに落ち着くんだろうなぁ。。
>>27 とか
>>106 みたいのが消え失せて。
ワッショイ支援
支援!
「あのときは助けてくれてありがとね」 シエスタの注いでくれたワインでほろ酔いになったルイズは、普段なら言えないことが言えるようになっていた。 ”土くれのフーケ”に襲われたとき、飛んできた大木からルイズを助けてくれたのは、今隣でワインを注いでくれているシエスタだった。 彼女はリュウに勝るとも劣らない、信じがたいほどの腕力を発揮してルイズに直撃するはずだった10メイルにも及ぶ大木を受け止めてくれたのだ。 それ以来シエスタはルイズが心を許す数少ない人物のうちの一人になっていた。 「いえ、とんでもないです。わたし、ちょっと人より力が強いみたいで・・・ 力の強い女の子なんていやだなと思ってたんですけど、ミス・ヴァリエールのお役に立てたし、 そのおかげでミス・ヴァリエールには仲良くしてもらえるようになりましたし、今では良かったと思ってます」 はにかんだ笑みを見せるシエスタ。 ――いやいやいや、アンタの怪力はちょっとどころの騒ぎじゃないから―― 思わず口にしそうになるが、かろうじて自重する。 命の恩人であるシエスタを傷つけない程度の常識はルイズにもあった。 「それにしても、なんであんな場所にいたの?」 使用人であるシエスタは朝が早い。にもかかわらずあんな真夜中に外にいたことが不思議だった。 「あれ?ミス・ヴァリエールは気づいてらっしゃらなかったんですね」 シエスタが恥ずかしそうに続ける。 「わたし、毎晩建物の陰からリュウさんの『カタ』を見様見真似で練習してたんですよ。 そしたら突然大きな音がして、皆さんが走っていっちゃうんで、こっそり後をつけてたんです。 そしたらミス・ヴァリエール目掛けて木が飛んできてたんで、無我夢中で止めたんです」 「そうだったんだ・・・っていうか、なんで隠れて練習なんてしてたの?わたしたちと一緒に練習すればいいじゃない」 ルイズが疑問に思う。 「だって、女の子が”ブドー”だなんて恥ずかしいじゃないですか」 シエスタがもじもじしながら言う。 ルイズはさらに不思議に思った。 「ねえシエスタ、あんた、なんか”ブドー”について詳しそうね?なんでリュウのいた国にしかない”ブドー”に詳しいの?」 もしや自分の知らないところでリュウとなにかあったんじゃないのかこのおっぱいメイドめ!とシエスタにジト目を向ける。 「わたし、始めてリュウさんが”ブドー”してるのを見たとき、驚いたんです。だって、わたしのおじいちゃんも”ブドー”してたんですもの」 死んだ祖父を思い出したのだろう、寂しそうな笑顔を見せるシエスタは話始めた。
支援
ある日、突如としてタルブの村に現れ、そのまま居座った筋骨隆々な壮年の男。 はじめ、怪しげなこの男を家に泊めてやる親切な村人は一人もいなかった。 男は気にすることもなく村のすぐ傍に野宿すると、毎日毎日『カタ』と『メイソウ』を続けた。 村人も始めの頃は気味悪がっていたが、やがて変わり者ではあるが害はないと判断すると徐々に男に警戒心を抱かなくなった。 いつ頃からか、村人は男に食べ物を分けてやるようになった。 食べ物を分けてやると男は深く感謝し、率先して村の仕事を手伝ってくれた。 男は村人のどんな頼みでも聞いた。 子守から畑仕事、なんでもやった。 男は10人がかりでもびくともしないような岩をあっさりと運んだし、野盗の一団が現れたときも簡単に追い払った。 いつしか、村人が協力して村の中に一軒の家を建てた。 男のために建てた家だった。 男は深く頭を下げ、村の中で生活するようになった。 男は村の中で生活するようになっても、毎日暇さえ見つけては『カタ』と『メイソウ』を続けていた。 あるとき、村人の一人がいつもやってるそれは何だと尋ねた。 男は”ブドー”だと答えた。 また別の村人は男が強いのは何故かと訊いた。 男は自分が強いかどうかは知らないが、もしそうだとしたら”ブドー”のおかげだと答えた。 だが村人は同じ動作をただひたすら繰り返す『カタ』という踊りと、ただ座って目を瞑るだけの『メイソウ』で本当に強くなれるのか信じられなかった。 あるとき、村を十数匹にも及ぶオーク鬼の集団が襲った。 こんな小さな村など、1匹のオーク鬼にでも潰されてしまいかねない。 村人は村が全滅することを覚悟しながらも、女子供を家の中に押し込み、若い衆は皆、手に鍬や鍬を持って迎え撃とうと玉砕する覚悟をした。 そんな村人たちとオーク鬼の間に、男が立ちはだかった。 男が静かに睨み付けると、オーク鬼の集団は恐慌状態に陥った。 やがて、男に向かって突撃してくる十数匹のオーク鬼。 男はそれを素手で迎え撃った。 闘う男の姿はまるで舞いを舞っているようだった。 それはいつも繰り返していた『カタ』という踊りと寸分違わない華麗な、しかしあまりにも荒々しい舞。 瞬く間にオーク鬼が倒れていく。 ほんの僅かな時間で全てのオーク鬼たちが倒れ伏した・・・
支援致しやす!
殺意の支援
殺意は駄目支援w
「その後、村の若い男の人たちは皆こぞっておじいちゃんに『ブドー』を教わるようになったんだそうです。 で、村の若い女の人と結婚して、わたしのお母さんが生まれたんですよ」 とはいっても、おじいちゃんとリュウさんの強さは別格ですけどね。 そう付け加えると、シエスタは祖父を思い出したのだろう、一筋流れた涙を拭うと満面の笑みで誇らしげに言った。 「それ以来、タルブと言えば”ブドー”なんです」
支援・昇龍拳!!
支援
ワインが名産だからってそれはねーよw 支援
おじいちゃんは誰だ? スモークボムの人か?もしくはその先達か?大穴でゴウケン師匠なのか支援。
駄洒落!?www 支援1
武道と葡萄をかけたのかw 支援
落語じゃねぇかww
以上で投下終了です。 「タルブと言えばブドー」 本編じゃタルブが出るのはまだまだ先ですし、タルブ編に到達する前にオチ言われそうだったので、先に書いときましたw ええと、前スレで支援してくださっていることが判明した方々、ありがとうございます。予想外に沢山の方が期待してくれていて、涙が出る思いでした。 それと同時に、すんごいプレッシャーが・・・w
これで道着がピンクだったらやだなあw
乙〜
武道かと思ったら、葡萄かよ!腹痛ぇww
うまいなw
>>134 でもダンって殺意の波動の素質はあるんだったよな、たしか
>闘う男の姿はまるで舞いを舞っているようだった。 >それはいつも繰り返していた『カタ』という踊りと寸分違わない華麗な、しかしあまりにも荒々しい舞。 サイキョーの人では無くなったなw
乙! ある意味一発ネタだなw
作者、あんたは馬鹿だよwww(ほめ言葉
しかし何だな シエスタの一族の成り立ちをみると彼岸島の師匠一家みたいだw
ハァ ハァ
>>133 まさかそんなオチがあるとは夢にも思わなかったぜ
笑いの沸点が低いから駄洒落にも吹いちまう
「よし!みんな丸太は持ったか!?」でオーク鬼撃退ですねわかります
>>148 カタコンベには今までに召喚された丸太が…
そしてタルブの村に軽トラが
ガンダールヴ効果により、丸太を使った戦い方をより理解できるように ・・・ってそこまで大仰なもんじゃないかw
もはやガンダールヴは何でもありか ティファニアの胸って兵器だと思うんだけど触るとガンダ発動するかな?
>>147 ……うわ、俺も今気付いた
荒らしとID同じやん
ティファニアの胸って兵器だと思うんだけど触るとガンダ発動するかな? ↓ サイトが触る ↓ ルイズの爆発 ↓ 結果:武器でした。
黒髪でブドーを使う壮年の男か・・・ 未来のショーンですね?
最強流奥義のひとに期待
おっと、忘れてた
波動の人おちゅ
>>155 (´・ω・`)ショーン
ワンナウツ面白すぎだ 誰か東亜召還頼むわ
なんじゃこりゃああああああああwwwwwww
村田とのカンキンバトル終焉いまや樹海に突入したあの漫画のファンの俺が来た もしあのグリーンランドから誰か召喚するならデルフはインテリジェンス丸太になる可能性があるな。 もし西山だったらハゲの出番が少なくなりそうだが。 ゼロ戦の燃料も一人で作れそうだし、爆薬も一人で作れそうだし。 なんせ文房具屋の息子だからな
黒髪 ブドーを使う 華麗で荒々しい舞 相撲でごわすね?わかります
>>163 オーク鬼の群れにロケット頭突きで穴を開けるなんて…
お前ら相撲好きだなwww メイソウしないだろやつは
>>165 相撲取りは朝稽古後にちゃんこを食べたら横になってメイソウするでごわす
>華麗で荒々しい舞 これが雲龍型なのか不知火型なのか
__ _, '"´ `丶、 / \ / ,' / / / ヽ `ヽヽ l l j __ // ,イ 、ハヽ }! ハ l l 「 j-―- ハ !`ー-、 ` } リ }/ | l Vf゙'叨¨ヽ /叨¨)、ヘ// / j l l ` ー ヽ, /jイノ ,' ハ ヘ. ヽ.__´, ,' l ! / / l ヽ `ニ .厶 |ハ //' ∧ 弋ト 、 __ , r<7 l ヽ / / / ∧ Vー、 Kヽ{ ヽ ヽ / /./ /¨} ',__∧_j_l::::ハ \ }/ ,′ l { /:::/ /::::ヾ ☆Y:::ハ X { V r'::::::/ /::::::::::\__j:::::入xぅ/ \ ヽ l { :::/ /::::::::::::::::::V://∠ ', } ! j/ /:!::::::::::::::::::∧V _二}:ヽ /
>もしあのグリーンランドから誰か召喚するならデルフはインテリジェンス丸太になる可能性があるな。 樹齢六千年の丸太…
タルブの村のお花畑のまん中に土俵が在るんですね?わかります。
なんという相撲人気 ホントに予定変更して相撲にしたろかな・・・w
>>171 まて!
シエスタが可哀相じゃないか!
父祖伝来の武術なのに・・・
土俵に上がれないんだぞ!?
>>171 いや、そこは好きに書いてくれればいいよ
188スレで待ってるっていってくれた人いるかなぁ? モコイの小ネタができたので投下したいです 01:50ぐらいから ごめん、氷竜はちょっとつまってる
シエスタがロケットすると聞いて
>>171 だがちょっと待ってほしい
巨乳全裸相撲以外は認められないがそれでもなお茨の道を歩むと言うのか?
いいぞもっとやれ
やっぱ土俵に上がれないのはシエスタが可哀想だから当初の予定どおりいくことにしますw
>>167 華麗で荒々しいのは雲竜型かと!
>>175 待ってます。もっそ待ってます。
ノーパンでシコ・・・ノーパンでシコ・・・ノーパンでシコ・・・ シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
ケティと呼んだ一年生に、平手打ちを食らう。 「残念だわ」 とつぶやいたモンモランシーに頭からワインをかけられ、そのままビンを頭頂部に叩きつ けられる。 頭から血とワインをたらしながら傍らのメイドに向き直り、烈火のごとく怒り始めたギー シュを止める人間はいなかった。 そう、人間は。 ぽてぽてと近付いてきたのは、ルイズが召喚したモコイと名乗る得体の知れない人型の何 か。 緑色の体に腰巻だけを身に付け、手らしきものには曲がった木の棒を持っている。 指がないのだが、どうやって木の棒を持っているのかはわからない。 さらには顔のつくりが人間と違うために表情がわかりにくいが、どうやら笑っている。 笑われている様子に気付いたギーシュが向き直り、言葉を吐き出そうとした瞬間、先手を 打ったのはモコイだった。 「二股かけたのがバレてフラれた腹いせに ヤ ツ ア タ リ ?」 不意にかけられた嘲りを含んだ正論に、ギーシュを始め誰も反応できない。 そのままモコイが笑いながらくるくると回り始めても、声をかける人間はいなかった。 「ダメダメだね。チミ」 だが足を鳴らして止まり、木の棒でギーシュを指しながらあざ笑うようにいった一言に、 言われたほうは黙ってはいられなかった。 かけられたワインの為ではなく、顔色を真っ赤に染めたギーシュが絶叫する。 「決闘だ!!」 だがモコイは、散歩に誘われたかのように気楽な返事をする。 「ん? ああ、いいッスよ」
ギーシュの魔法によって姿を現したワルキューレは八体。 常ならば七体までしか召喚できないはずだが、あまりの怒りに我を忘れているようだ。 よく見れば顔どころか目も赤い。 「やれ!!」 ギーシュの声にワルキューレが走り出してもモコイは動こうともせず、顎の下に手らしき ものを当ててぽかんと口を開いたままだ。 余裕さえあれば、おびえて動くことも出来ないのかとあざけっただろうが、先刻までの態 度では馬鹿にされていると勘違いしてもおかしくはない。 殺してやる、と殺意に心を染めたギーシュの目の前で、不意に先頭のワルキューレが足を 滑らせた。 普通ならば、一体のワルキューレが背中から転んだだけで済んだ。 しかし気がはやってしまったためか、寄り集まっていたせいで後ろから来たワルキューレ にぶつかってしまう。 さらにあまりに勢い良くすっころんだためか、後頭部を当てた衝撃で頭がもげ、跳ね上が っていた足に当たって飛んでいく。 後ろに続いていたワルキューレも、頭のもげたワルキューレの上に将棋倒しになってしま い、すぐには起き上がれそうもない。 観衆の視線は自然と跳ね上げられたワルキューレの頭に集まり、主であるギーシュの視線 もそれに向く。 綺麗な放物線を描くワルキューレの頭は、主であるギーシュへ熱い口付けを送った。 無論ギーシュは激烈な愛情に抗うことも出来ず、地面とワルキューレの頭に顔を挟まれる。 鼻血を噴きながら気絶するギーシュは、少し幸せそうにも見えた。 「ジャストミートッスね」 笑うようなモコイのつぶやきに、返事が出来たのはただ一人。 召喚者であるルイズだけだ。 「事故、よね?」 「事故ッスよ」 「ただの事故よね?」 「ただの事故ッスよ」 こくこくとうなずくモコイに、ルイズは立て続けに問いかける。 「あんたがなにかしたわけじゃないのよね?」 「別に何かしたってわけじゃないッスけど」 「けど?」 ルイズの言葉に、観衆の視線が集中する。 「ボクはオーストラリアでは病気と事故のホボ全てを司ってましたからネ。 そういう意味では何もしてないとはいえないカモ」 その言葉に、ルイズだけではなく全ての観衆は絶句する。 すでにオーストラリアってどこ? とかいえる雰囲気ではない。 沈黙と視線の集中に、モコイはどこか照れたような様子でつぶやく。 「ホメなくても、イイッスよ?」 デビルサマナー ソウルハッカーズ よりモコイを召喚
エドモンド本田がどうしたって?
波動の人GJ!! さらに氷竜支援
以上です にしても改めてモコイのデータ見てみたら召喚によさげだったなぁ 技もジオにショートジャブにポズムディですよ しかも相性が氷結無効w 火炎二倍があるのも弱点ついててよいし 体力の数値を考えるとワルドとどっこいか弱いぐらいなのも使いやすいよね
あとモコイっぽさがでてるかどうかちょっと不安だったりもしたw
支援が間に合わなかったけど乙ー モコイさんマジわむ
相撲実況民としては相撲の話題に乗れなかったのが悔しい
ひゃっはー! 波動、氷竜の人お疲れ様ー! ストジャは、ちと休憩。 なぜかって? スレが原因? 監督? 管理者? 違う違う。 貸したストジャを友達が無くしやがって、必要な設定が回収できないのですww というわけで、さっさと友達に探させるか、弁償させるかしたらまた投稿しだすので、待っててください。(待ってくれる人が居ればw
女相撲キャラなら四条雛子というキャラがいましてね
ヴェルダンデとがっぷり四つになった黒蟻ルイズ
>>192 得意スポーツ:乗馬・薙刀
つまり、デルフを棒の先にくくりつけるんだな
支援
一瞬
>>197 を
持ってる。超持ってる。
全裸で。
と読んで、「いや、あんたが持ってても意味無いじゃん。第一、何が全裸?」と思ってしまった
>>194 デル公の刀身の長さを考えると、薙刀っつーより斬馬刀みたいになりそうだな
>>199 長巻ってのがあるんだがまさにそれか
ガンダ力(ぢから)なら女の子でも振り回せるかな
>>197 なぜに全裸!?
いや、カペルが可愛いのはこっちも思うがw
益徳張飛が、長柄つけたデルフを丈八蛇矛のかわりにしてたな。
俺の常々主張する「長物を重さを利用して振り回す女」最強説
>>203 無限の住人の乙橘槇絵とか…
ありゃ長物って言うか本人の技量が異常だけど
モコイさん乙です。 雰囲気出過ぎ!これは上手く性格エミュってる。
ひっでぇ流れだなwww 気に入らない作品は叩いて荒れさせたらOKかww ゴネ得もいい所だなwwww
>>206 貴様はそんなに全裸巨乳相撲が良かったのか?
避難所がホスト表示になってからお盛んですね
ここで俺がデジモンテイマーズよりギルモンを! 書ければいいのになぁ畜生が
俺も連日のぎすぎすしたこの流れを打破すべく牙からゼッド召喚を書けるように頑張ってみるぜ 問題は自由に次元を行き来できるチート能力が
さぁヴぁんといろいろ様、其処は消えないものと期待してよいのでしょうか? 読書狂専門なもんで作家さんが削除されて読めなくなるのは悲しいです;ω;
大丈夫です。私が管理代行してるサイトですから。
おお!あなたはあのお方だったのですか! だいぶご無沙汰していますが、数年前までよく利用させていただきました。 私のSS読者歴の原点です。 またときどきお邪魔させていただきたいと思います。
216 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/26(水) 04:44:54 ID:hwZRgZls
うう…黒騎士…(´・ω・`)
さぁう゛ぁんとの人の正体にビビった。 最近、蒲鉾さんがゼロ魔SS書いてるから、アクションの常連さんの内の誰かは このスレで何か書いてるだろうなと思っていたら……。 作品のほう、改めてアクションの方で読ませて頂きます。
まあ、そんな落ち込むなよ ルイズが動物を召還するのってなかなかないもんな… あとはキャッシュからひろうとかさ…
ミクシィとかうろうろしてると、たまにこのスレに書いてる人が実は…というのはタマにあるけどね。 ルイズが幽召喚というのは考えた。 破壊の人形は日光月光で。 …メンテができないので諦めました。
さぁう゛ぁんとさんの撤退の仕方なら問題ないよな 理由にも納得できるし、今後も応援しようと思う だが、管理人を追い込むようなタイミングで理由も告げずに 集団テロをおこした作家共は金輪際このスレでの投下は勘弁願いたいね
モバイル=偽テンプレ荒らしのような気がしてきた
>>220 集団テロ?w
あれが反社会的とでもいう気かよw
>>220 というか妙に上から目線なんだがw
「読んであげてる」よりも「読ませてもらってる」って意識を多少は多く持った方が良くないか?
おいおい荒らしの相手するなよ せっかく作者さんたちが空気もどしてくれたんだから
言いたい事言ったら荒らし扱いかよ…ほんとどうしようもないな。 ここを何処だと思ってるんだよ。俺が荒らしだというなら削除依頼でもだしてみろよ こういった自治厨連中に提督が潰されたと思うとやりきれないな
ヤン提督っていうよりフォーク准将だよなwww
向こうがIP表示になった途端にこっちに逃げ込んできた奴が何を言ってるんだ?
フォークといえば古谷徹かアムロだと別スレになるな 幻魔大戦のキャラって誰かきてたっけ?
いきなり根拠のない強気に出たか 何やってるんだ
触っちゃいけません
全て理想郷信者の陰謀
★★★★★★★★★★今までの流れ★★★★★★★★★★
スレ立て乙
↓
狂蛇支援
↓
ハゲって魔法で治るん?
↓
葡萄と武道の駄洒落。
↓
シエスタのお祖父ちゃんはドスコイ?
↓
巨乳全裸相撲だと!?
↓
シエスタじゃ土俵上がれないだろ!
↓
氷竜の人支援
↓
全裸で待っている
↓
全裸相撲が無くなった事に対し
>>206 が「ひでぇ流れだな」 ←今ココ
ルイズがコロマルを召喚する話を書いてみよう ルイズの使い魔→犬の使い魔→犬
>>219 ドキ。
そういうのって見つかるもんなん?
どうやらモバイル氏が次の管理人になりそうだが、 運営やここでの発言の幼さが気にかかるなぁ・・・
波動の人 乙です。 葡萄を使う黒髪の男ですか、 SNK関連のキャラもありなら幅が広がりますね。
237 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/26(水) 09:33:27 ID:Fvf+hyCV
コテに慣れるのを待とうや 彼が離れたら今度こそ潰れる
初代スレを建てたのは空気読まない馬鹿だった。 潰れる原因を作ったのも空気読まない馬鹿だった。 KYに始まりKYに終わる。 綺麗にオチが付いてよかったんじゃね?
モバイル登場が管理人交代の流れに拍車をかけた 良い管理人だったのに何が何だが分からん
遅れ気味だがモコイの人乙! モコイはブーメランばかり目立ってたから詳細を忘れてたwww
基本的には俺もID:vOSB6Sp2に同意なんだが・・・ >こういった自治厨連中に提督が潰されたと思うとやりきれないな なんてモロ提督信者だと同意する気になれないんだよなwww ちなみに俺もモバイルはヤバイと思っている。 マジでこのまま潰れかねん。
わかったから避難所でやってくれんか。
避難所はホストが出るので勘弁だ 誘導するならもっとマシな所にしてくれ
またお前かw
無断転載サイトのアフィ乞食と、モバイルのプロバイダーが同じってのが気にかかるよな。 乞食の方が、携帯用のサイトを作るって言ってた時期ともリンクしてるし。
プロレスの団体のごとく分裂しそうな予感。
こんなときこそ…こんなときこそ…パナソニック氏の出番だ 俺は待つ 千年王国の到来を… あ、でも独自サイトを立ち上げるならそれはそれで見たいかも
248 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/26(水) 10:18:06 ID:Fvf+hyCV
正直管理者は誰でもいいだろ 読み手と書き手がいればスレはなんとかなる きちんとまとめ存続だけしてくれれば誰でもいい まとめの維持だけってのが重要な 避難所でやれや
……こうなると久保の人が心配だ
主にユの字がはっちゃけたせいで一部から叩かれてたから
運営が勝手に削除投票開始してそのまま作者の意志とは無関係に消されかねん
てかモバイルって
>>8 で思いっきり荒らしてるんだが運営的に大丈夫なのか?
遅ればせながら波動の人乙です ブドーってwww一呼吸の後リアルで吹いたwww シエスタの爺ちゃんもまだ正体が不明ですね・・・焦らし上手めw そしてモコイの人待ってました! 病気と事故・・・カトレアとタバサの反応がどうなることやらw ライドウではあの妙な愛らしさにが堪らんっすねw
251 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/26(水) 10:23:50 ID:Fvf+hyCV
モバイルは黙々と管理だけを続ける奴隷にしようぜ
とりあえずsageを覚えるんだ
きっちりsageるか毒吐きいこうぜ
業者書き込みの削除等の雑用だけで良かった平和な時期 ↓ いきなり大問題発生 アンチ・信者双方からの圧力にパニクる ↓ 荒らし擁護とも取れる発言 ↓ 失態を犯すのを待ってたかの様に大量の離反 盗作の様に問答無用で切り捨てて終われる問題だったら良かったんだろうけどね たった一度の失態、それも説得すれば反省し挽回もできただろう失態に対して、 異様なまでの厳しい反応に思う
>>254 信用が一番大事だよな、少なくとも現管理人は信用の置ける人物だった
モバイルはwikiの知名度を使って金儲け初めても全然不思議じゃない
いっちゃ悪いが登場の仕方も火事場泥棒みたいで胡散臭かったわ
257 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/26(水) 10:58:07 ID:OOJJyV5u
新連載!! 借金返済お嬢様 園川エルザがルイズに召喚されました。
>>254 削除依頼した作者さんたちを悪者みたいにいうのはよそうぜ
259 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/26(水) 11:03:20 ID:Fvf+hyCV
避難所でも書いたが、システムを変えればどうだ? ってことだ。 金かけてくれてるんだから金儲けに走ってくれても構わん ただ雑用だけで一読者としての扱いにはなるがなってことだ。 あいつの登場は提督問題の前だしな。 要するにスレや避難所で運営をして、あいつには利権を渡さない。雑用だけしていればいい。 そのかわりサーバーとドメイン代分くらいは金儲けしてもいい
チャットで示し合わせた訳でも共謀した訳でもないという自己申告だけど、 チャットメンバーの中で、削除はしない、まだ管理人に期待するという意思表明したって人はいるの?
261 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/26(水) 11:09:07 ID:Fvf+hyCV
その自己申告が怪しいよな あのタイミングでのラッシュは……
作者の大量離脱が管理人を辞退させるほど追い込んだのは紛れも無い事実だし そうなることは十分に予想できたはず。 それなのに作者側だけ過剰に擁護するのは気持ち悪いな 言いたくないが作者乙と言いたくもなるよ
>>260 確かMtLの人は投下継続するって言ってなかったっけ?
チャットメンバーって何?ってのがあるけど そっちで削除申請した方が少ないんじゃないの? っていうか、たかだか数人じゃん
あと流れが有料wikiだから広告置いても良いという流れは勘弁な 邪魔な広告は一切不要、無理に有料wikiに拘ったのはモバイルなのだから責任もって負担してくれよ 有料wikiを免罪符にした広告設置は断固阻止だ
もう提督の話は終わったことだ 少数派がいくら吼えても無駄なんだよ、まだ納得いかないならチラシの裏にでも書いとけ
>>233 コロマルは強いし忠犬だし人語理解できるし、使い魔としては結構アタリじゃなかろうか
アイギスがいないと自分の意見を人間に伝えられないのが難点だが
作者さんたちが共謀してっつーのはまことしやかにいわれてるけど 黒騎士が削除されてるるるが削除されてってタイミングでは作者チャットに10人以上いたぜ? 共謀してなら全員が削除要請しててしかるべきだろ しかも仲がいい連中で共謀っつーならmtlとか真っ先に削除してねぇ?
提督の話にすり替えないで貰いたいな 今話してるのは管理人の罷免と新管理人の資質、 離反した書き手に関する問題だから
作品の引き揚げはどうかと思ったけど まとめwiki更新報告スレのさあう"ぁんといろいろのヒトの意見をみると書き手としてはやむを得ないのかなと思う 荒らしに対する不満ではなく、管理人の荒らしに対する対応に不安を感じたのだろう チャットのメンバーではないみたいだけど
>>267 強い犬といえばMMシリーズも忘れちゃいけない
人語理解できるし、体当たりで戦車も粉砕するしw
ワイルドハーフが頭をよぎったが無かったことにしておく
>強い犬 …つ 『銀牙 -流れ星 銀-』
>>270 さーばんとの人は管理人辞任宣言後の削除だから関係ないですね
宣言前に集団離脱した彼らには荒らし疑惑がかかってますが
とりあえず、ホストの出る避難所じゃなくて ここでグダグダ去った作者達の荒らしと言っているのは 提督信者と偽っていた真の荒らしと見てOK?
荒らしへの対応が不安、ねえ 荒らし、粘着、叩きに煽りが横行し、 それらをスルーすることも出来ない住人、 そんな2chに敢えて投稿してる強者が、 何を不安がってるんでしょうね
何か問題があった時に、金が絡んでくると必要以上に問題がこじれる可能性があるから 自分も有料wikiは反対
提督の話なんてしてないのに何故提督の名前が出るんだよ…
それは 提督アンチ だからです
>>272 銀やウィードはあくまでも仲間(犬族)のために戦ってたわけだし、今さら人間に仕えるという立場を許容できるかね?
ガンダールヴ強化つきの絶・天狼抜刀牙でオーク鬼やミノタウロスを葬る姿は見てみたくもあるが
>>279 いやすでに小ネタにあるってことだろ
あと牙は武器じゃないからガンダ反応するかね?
獣だったらヴィンのがよくね?
知らぬ間にこっそり投票開始して根回ししといた人の数票で可決 有料wikiで広告のせるお!運営が投票で決めたから文句はトゥーレイトだお! ……とかやらないでよ?
仮にそんなことになっても、ちょっとした祭りになって潰れるだけだから心配すんな。
サムスピにも主人より強い犬がいるなw
>>280 犬だって武器を使うじゃないか
石とか丸太とか尖った木の枝とかつららとか草刈鎌とか日本刀とか
遅ればせながら波動の人乙! シェスタの祖父はキャプテンサワダではないかと予想してた自分がいる。 何らかの形で零戦入手してそのままみたいなかんじ。 予想は見事に外れたみたいだ。 シェスタの祖父は誰なんだ…… 謎は深まるばかりだ。
>281 へ? 提督氏の削除問題の騒ぎってそれが原因でしょ?
犬・・・パスカルですね、分かりますw
>>280 お前は何を言ってるんだw
使い魔の獣に、使い魔が獣を扱えるようになるルーンを刻んでどうするwww
これで引継ぎの人がGawainの人みたいだったら本当にこのスレ終わるな。 何年も何百の作品を管理してきた人でも一回のミスで見限る作者がいるのに 次のWikiで広告をべたべた貼られていたら、誰も投稿する作者が居なくならないか?
ホスト表示、結構効果あるのな。 誰だいらねえと言った香具師は。
そういうことは向うで言いたまえよチミィ
>>284 おいおいペルソナすら使う犬だっているぜ。
スタンド使う犬だっているけどそれは向こうか
アフィアフィィって、そんなに他人の懐に金が転がり込むのが妬ましいのか 尤も、話の前提自体が間違ってるが
他人の褌で金稼ごうって性根が気に入らない
そんなの当たり前だろ 自分の作品が金儲けの肥やしにされるんだぞ
>>295 同意
んでこういう人間もいるわけだから文句の出ないようにするには無料wiki使うのが一番じゃね?
あとは売り上げが全部鯖代になってるのか明白にするとか
でもそこまで面倒背負いこむかね?
だから避難所でやれと
ホストが表示されると自演がばれるので行きたくないそうです
>>294 手数料と思えば特に気にならんが、
重くなるのは勘弁。
ナロー低スペック環境の人間もいるんで。
あの手をべたべた貼られると見づらくなるからな。
>>283 Go!パピーッ!!
電気纏って体当たりとか体張り過ぎだよな、子持ちなのに……
こんな感じ? 提督の人→金髪の孺子 管理人の人→フリードリッヒ4世 「どうせ滅びるなら・・・・・せいぜい 派手に滅びるがよいのだ」 提督アンチ派→門閥貴族連合軍 逃げ出す他作者一同→フェザーン商人達
先走って削除するような作者は切り捨てで良いから、今の管理人続投してくれんもんかね 実績あるし信用出来るんだが
管理人引き継ぎはこうなっては仕方ないし、サイト移動もしっかり行えれば問題ない。 が、何で有料鯖? 金が絡むとややこしくなるくらい誰だって理解してると思ったが…… 2ちゃんのまとめサイトに金の臭いちらつかせるとかねぇ ちょっと前にあったオタ女とかのVIP系まとめブログ騒動とか見ても面倒解りきってるだろうに。 ただでさえ今の空気で新規参入危ぶまれてるのに新たな火種持ち込むなと言いたい。 取り敢えず理想郷にゼロ魔板作れみたいなワガママは止めてくれよなwwwww
俺も今の管理人さんに続けて欲しいんだけどな 本人が止めるっつってんのを無理に止めるのもあれだし
人語を理解しペルソナを使う天才犬 重火器を背中に乗せて遠吠え一つにも金を要求する強化犬 雷を纏ったり空から降ってきたりする忍犬 何の変哲も無いのにやたら知恵の回る犬(複数) 犬スゲーw
だから避難所でやれよ単発
続投して欲しいがあんな事があったんじゃ気の毒で頼めないよなあ
>>302 提督の人→アンドリュー・フォーク
管理人→クルブスリー
一般住人→アムリッツァで散った名も無き同盟軍兵士達
それでも踏みとどまる作家陣→13艦隊
クロススレ=フリープラネッツ
まあ提督を英雄視したい人にはオススメしません
310 :
304 :2008/11/26(水) 13:27:01 ID:1fLKHnCG
スレ違いだったな、スマン。 避難所行ってくる……
みんなアナリスクしてCOOLになるんだKOOLに
シャーペンドユーアーップ
遅れ気味だが、強い犬と言えばFF6のシャドウの愛犬、インターセプターもいいと思ってみる 強いよ!シャドウのレベル低い頃は飼い主よりでかいダメージ出すよ!
葛葉ライドウ(アントワーヌ擬態)「・・・・・・。」 これは駄目だな、戦闘できないし
>>313 空中に居る相手には無力じゃなかったっけ?
ここまで我らが慈母アマテラスなし
ハヤテのごとくよりタマ召喚・・・犬じゃなかったなw 声とかで懐いてくれそうではあるがw
エルフを狩るモノたちのセルシアは犬だろう?
>>318 セルシアは犬以外の生き物にも変身したしなぁ
サルとか色々
>353 名前:モバイル ◆NcrNRvg/IA[sage] 投稿日:2008/11/26(水) 07:42:48 ID:f45-pc241.cty-net.ne.jp f45-pc241.cty-net.ne.jp Domain Information: [ドメイン情報] a. [ドメイン名] CTY-NET.NE.JP b. [ねっとわーくさーびすめい] しー・てぃー・わい いんたーねっとせつぞくさーびす c. [ネットワークサービス名] シー・ティー・ワイ インターネット接続サービス d. [Network Service Name] CTY Internet Service k. [組織種別] ネットワークサービス l. [Organization Type] Network Service m. [登録担当者] KE025JP n. [技術連絡担当者] MN070JP n. [技術連絡担当者] MS2497JP n. [技術連絡担当者] TN2016JP p. [ネームサーバ] ns.cty-net.ne.jp p. [ネームサーバ] ns1.iij.ad.jp p. [ネームサーバ] ns3.cty-net.ne.jp [状態] Connected (2009/04/30) [登録年月日] 1997/04/11 [接続年月日] 1997/05/21 [最終更新] 2008/05/01 01:20:49 (JST)
作者が行方不明になったサイト、SSばかりを無断転載してたアフィ乞食のGawain so5.cty-net.ne.jp Domain Information: [ドメイン情報] a. [ドメイン名] CTY-NET.NE.JP b. [ねっとわーくさーびすめい] しー・てぃー・わい いんたーねっとせつぞくさーびす c. [ネットワークサービス名] シー・ティー・ワイ インターネット接続サービス d. [Network Service Name] CTY Internet Service k. [組織種別] ネットワークサービス l. [Organization Type] Network Service m. [登録担当者] KE025JP n. [技術連絡担当者] MN070JP n. [技術連絡担当者] MS2497JP n. [技術連絡担当者] TN2016JP p. [ネームサーバ] ns.cty-net.ne.jp p. [ネームサーバ] ns1.iij.ad.jp p. [ネームサーバ] ns3.cty-net.ne.jp [状態] Connected (2009/04/30) [登録年月日] 1997/04/11 [接続年月日] 1997/05/21 [最終更新] 2008/05/01 01:20:49 (JST)
>>322 何だよ、
ガンバレよ
桑名入ってないじゃんかよ…
324 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/26(水) 14:06:47 ID:Fvf+hyCV
ケーブルだからなあ…… いくらでも言い逃れできるんだよ 特に地域プロバイダだとな
無断転載アフィ野郎が色々やっちゃったからな。 疑わしいってだけでもずっと監視されると思うぜw
本当に迷惑な奴だな ケーブル回線は規制されたら巻き添えがでかいのに
アフィなんてそんなに稼げないからwwww
税金とられるほど稼ぐ…だと…!
>>326 地域丸ごといかれるんだっけか
>>327 はっきり広告でも貼らない限り元も取れるかどうか・・・だろうな
まぁどのみちアフィはやらないって明言したけど
モバイル都合よく出てきたw 携帯で見てたか擁護は貼ってただろうな多分w
地域まるごとだな ナローバンドの俺は常に規制同然だが
アフィは考えてませんとは明言したが…… アフィを置かないとは言っていないっ……! まぁ別にどっちでもいいけどな。 本スレはお通夜ムードなのに、お月様がどーだテンプレがあーだとか議論しちゃうアホなのばっかだし、 お先なんて真っ暗闇さ
流石にここを見てるんでしょ?>モバイルさん 失礼なお願いですが、はっきりと、 営利的な管理運営は一切しない、 そして自分はそんな問題起こした人と同一人物ではない。 と、明言して欲しいんですけど。 凡作家ですが、一応投稿させていただいてる者としては、 あの無断掲載サイトの管理者と同一人物のサイトに 自分のSS掲載するのかもしれないなんて、考えただけで寒気がするんですけれども。
>>333 むしろ本スレでなく避難所に行って聞くべきでは?今は昼。モバイル氏も仕事中のご様子。
本スレまでチェックできないかもでしょ?夜は最近流れ早いし。
本スレで運営云々について語ってもしょうがないし、避難所には運営議論スレが存在しています。
ホスト表示が嫌というのならばそれはそれで自分の発言に無責任すぎる気もします。
モバイル氏に言質をとろうと言うのならばそこは嫌がるべきではない。
まあ作家さんならば特定されるから嫌、困ると言うのもあるというのも分かりますが。
それでも無責任すぎる気がしますので。
偉そうに失礼
色々考えましたが、時間があまりないので明記させて頂きます。 避難所でやれ、と怒られそうですがすいません。 (1)営利目的での運営について アフィリエイト行為は一切行いません。 仮にpukiwikiで構築するにしても、wiki内でのアフィリエイト行為は絶対にないと約束致します。 作者様の作品と読者様を食い物にして商品を買わせ、小銭を稼ぐような行為はしません。 理由としては、ユーザビリティを阻害すること。(文章が読みにくくなる) また、そういった画像を羅列することにより重くなることにあります。 (2)無断掲載サイトとの関連について 一切ございません。同一人物でも無ければ、関与した覚えもありません。 (3)これからの管理運営について 言い出しっぺさんの了解が得られれば、引き続きatwikiで運営していくことになります。 また、避難所で意見があがっていたものとして ・影に徹する ・雑用のみを行う ・一読者としてスレッドに参加する これを行おうと思います。 今回の騒動の原因は管理人の露出の多さと、管理人に最終決定を委ねたことが原因の一つだと 考えているからです。 スレッドの主役は作者および読者であり、wikiの管理人はあくまで外部サイトの管理人です。 私の意見は以上です。
了解しました。モバイル氏乙です。 ひとまずは言いだしっぺ氏の回答待ちですな。
>>335 がんばってください。
信じるぜ。その言葉。
補足ですが、以降名無しで参加させて頂きます。 私のような外部サイトの管理者を応援して頂き、ありがとうございます。 それではまた仕事終わりに参加します。
>>335 乙です、頑張って下さい。
避難所行かない子とかもいるから仕方ないんですよねぇ…
>>335 頑張れ応援してる。
口汚く罵ってくる荒らしはスルーしてください。
現状はまとまりそうな流れになってるの?
管理人待ちって感じ
>>316 犬じゃなくて狼だし…
既に召喚されてるし…
犬じゃないけど、サンデー作品に散弾銃やジャケットで武装した最強のボス猿がいたなぁ・・・
345 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/26(水) 16:19:13 ID:cSprcq2r
サンデーといえば我聞とかおもしろそう 朴念仁の我聞をルイズが振り向かせるのは無理に等しいが
武装した犬でメタルマックスを思い出した俺。 続編が出ることは永遠にないだろうけど。 PS2?DS?何のことですか?
メタルサーガは黒歴史
なのはクロススレの避難所管理人を知っているだろうか。 こいつも最初はダメダメな奴で、盗作問題が起こった時も当事者意識に欠け、 善後策を話し合ってる時にまでおちゃらけた書き込みをする様な奴だった。 それでも周りの人間がフォローし、今ではそれなりの対応能力も身に付けたようだ。 周りの人間に助けられた者、あっさり見捨てられた者、その違いはどこにあったのか。 なのはスレの管理人は常連の書き手と仲間だった。 コテ同士の馴れ合いが問題となっていたが、逆に普段から馴れ合ってる仲間だったからこそ、 常連たちは助け、見捨てなかった。 一方でこちらの管理人は書き手たちの仲間じゃなかった訳だ。 仲間でも何でもなく単なる雑用をさせてた人間に過ぎないから助ける義理は無い。失敗したら切り捨てるだけ。 自分の作品を貸してやってただけ、だったんだろう。 はっきり言う。モバイル氏の認識は間違っている。 >今回の騒動の原因は管理人の露出の多さと、管理人に最終決定を委ねたことが原因 まるで管理人が普段からしゃしゃり出てたのが悪いかの様だが、逆じゃないのか? そして管理人が最終的な判断を下し責任を取るべき立場だということを理解しているのだろうか?
いい加減ウザいから黙ってろよ
他の管理人の事を引き合いに出されても困る。
ボンボン作品からの召喚を色々想像してみたが 何故か漫画版エアラザー召喚という電波を受信してしまった いやいや、彼女はマトリクスで平和に暮らしてなきゃ駄目だ
>>352 そんなこと言うからボンボン版ロボットポンコッツから召喚というネタを振りたくなっちゃったじゃないか。
ボンボンといえばナイトガンダムを思い出す
ボンボンは休んでいるだけなんだよ…そのうちまた元気な姿を見せてくれるんだ そういやロボポンの作者は当時、毎年冬コミでロボポンのエロ同人を描いてた 奇特なサークルに自らロボポンのエロ漫画を寄稿してたな そんなに自分の漫画のエロを描きたかったのか
>>352 ビーストウォーズはアニメ版しか知らないな
融合(?)した回の~そうゆう世界もある~発言に吹いたのも良い思いで……
あとボンボンと言ったらNOAとガンダム系と五右衛門だったな、懐かしい
ボンボンならこいつ 使い魔「へえ、初めて来たけどいいトコじゃないの。ここにはどんな闘士(おとこ)がいるのかなぁ」 ルイズ「てめぇは一体なにモンだーっ!?」 使い魔「なんだ貴様らぁっ!?」 ルイズ「わしは地獄のご主人様じゃ〜」 使い魔「うっおーっ!くっあーっ!ざけんなーっ!サニーパンチ!」 ルイズ「あ、あんた…あんたよくもご主人様の顔を……私は許しませんよーっ!!」
前回の意見を元に両方愛する。で結論が付いたぜ!助言ありがとう。 そんな訳で10分後に投下。支援願います。
デビチル喚ぼうぜデビチル 『ボンボン版の』
おうよ
27.森の人組合 怒って出てきてしまったけれど、今思えばあそこにはテファがいた。 ああ、なにやってんだい私は。こんな感情なんか忘れて、 あの子の為に生きようって…出来る訳無いんだけどねぇ。 何であたしの家族が殺されなきゃならなかったんだい? ああ、くそったれ。 タルブ近くの草原地帯。ブドウの名産地に隣接する様にオレンジの木々が植えられている。 何でも、オレンと言う名の男が伝えたらしいこれらは、とても美味しい事で有名だ。 どうにも出来ぬもやもやした感情を持ったまま、マチルダはオレンジの木々の間を進む。 「ちょっと、そこのお姐さん」 うん?と声の方を向く。盗賊用の仕事着とは違う服を着たシエスタ−仲間内ではスケイル−がいた。 「何してんだい?皆を手伝った方が良いんじゃないのかい?」 「私はスケイルではありません。森の人組合の者です」 明らかに声を変えようと頑張っている。あーはいはい。と気の無い返事をして、 マチルダは言った。 「んじゃ何なのさ。緑化運動でもしてるのかい?」 「ある意味、そうとも言えます」 森の人組合(Forester Guild)。タムリエルでは知らぬ者のいない組合組織である。 だが、このままの名前ではそれが何かは全く分からないだろう。 これについては、タムリエルの言語を少し理解しないといけない。 現在、一般的に用いられているタムリエル公用語、すなわちシロディール語は英語である。 何故か?さぁて、元のことばをどこかの神様が持ってきたのだろう。 あんな連中だ。不可能ではない。実際エスペラントの本がタムリエルの一部で確認されている。 これにはドワーフとは違う、深き者(Deep One)と呼ばれる謎の神が関わっている。 正体が完全に不明であり、帝都軍がこの神格の住居に繋がる洞穴を崩したため、 どの様な存在かは分かっていない。だが、おそらくこの存在は地球にいた事がある。 何故かと言うと、その本の内容からありえない記述がいくつも発見できるからだ。 話を戻そう。しかしシロディール語はあくまでシロディールのことばである。 タムリエルには多くの種族が住む。大別して人間、エルフ、そして一般的にビーストと呼ばれる亜人の獣種の三つだ。 当然、喋る言葉が違う。特に顕著なのは獣種の一つ、トカゲ人間の「アルゴニアン」と呼ばれる種で、 この種の独特の言語は、彼ら以外には理解できないシュー、シュー等と表す特徴的な息の音などで話していたりする。 しかし、それは彼らの出身地である「ブラックマーシュ」内のみの話で、他の地域でその話し方に出会う事は滅多にない。 他の種族もアルゴニアン程ではないが、アルファベットを用いて微妙にシロディール語とは違う、 独特の言語を造りだしている。やはり獣種である猫人の「カジート」の言葉は、 作者不明である『アジル・トラジジャゼリ』に詳しい。 一度読んでいただきたい。そして本を置いて早急にやっちゃっていただきたい。 何を?さて、彼らの気風は猫そのもの。勝手気ままに生きている。 「浮気娘でもやんちゃ坊主でもとっつかまえるといい」(9p)のだそうだ。
さて、獣種の言葉の変わり具合は理解されたと思われるが、ではエルフと人はどうか? 実際の所それほどまでは変わらないが、エルフであれ人であれ種族が細分化している。 特に分かりやすいのがハイエルフとダークエルフだ。肌の色から違う。 森の人組合はダークエルフの言葉で書いて、ようやくその意味を理解する事ができる。 すなわち、モラグ・トング(Morag Tong)。モラグが森の人を意味し、トングが組み合いを意味する。 尚、Moragのrをlに変えると火(Fire)になってしまうので注意が必要だ。 おそらく、子供のダークエルフはここら辺を試験で間違えるのだろう。 では本題に入ろう。このモラグ・トングとはどの様な組織か。 すなわち、政府公認の暗殺組織なのだ。 「はいはい、わかったわかった」 信じる気一切無し。マチルダはそこらのオレンジをひっつかんで食べ始めた。 なんでも、このオレンジも彼女の曾祖父が持ってきた事から始まったらしい。 表の家業と言う奴なんだそうだ。 「ちょっとー。本気ですよ私。私の技は全部曾おじいちゃんから教えてもらったんですから」 「じゃあ、あんたのひいおじいさんもそのモグラ何とかっていうのに入ってたのかい?」 う、とシエスタは口を詰まらせた。 「えーと、それと敵対していたっていうか…」 「敵までいるのかい?参考になるねぇ」 もぐもぐしながらマチルダは言った。 タムリエルとかもーどうでもいいから。 狐が現れてからこっち、そんな気持ちで一杯である。 モラグ・トング。モロウウインド政府公認のお墨付を持ち、不義を許さぬ暗殺者達の組合である。 素早く、華麗に。決して対象者以外を殺さず、そして誰にも気づかれぬまま仕事をこなす。 最も特徴的な点は、いくら金を積まれようとも決して内部情報を明かさない事と、 何があっても「悪」で無い者を殺す依頼を引き受けない事。あくまで不義を受けた者達への、 救済者としてこのギルドは存在しているのだ。 情報がほとんど手に入らない為、この組織が本当にこうなのかは分からない。 一般的にそう言われているだけだ。 では、その敵対組織とは? 最悪の快楽殺人鬼集団「闇の一党」(Dark Brotherhood)。 元はモラグ・トングに所属していたメンバーが、 そのやり方に異を唱えて脱退して造られたと言われる集団である。 これに属する者達の生い立ちはあまり良く分かっていない。 闇に生きる七人について書かれた物語を読むと、 これらが間違いだと思われるかもしれない。 どちらが正しいか?それは私には分からない。 だが、これらの見解も「闇の一党」の性質の一端を表していると信じたい。
支援
一応、この組織にはモラグ・トングの理念が多少は残っている。だが、 それは努力義務であり、珍しいマジック・アイテムを渡すから、 静かに殺してきてくれ。というのが常態化した連中なのだ。 もちろん、破ってきてもかまいやしない。報酬の金はもらえる。 そして、この連中は誰であろうと金さえ積まれたら殺す。 あるオーク(彼の地では普通にエルフ族として認知されている!)の男は、 6歳の可愛らしい女の子を7歳の誕生日に殺した事を笑いながら話したし、 何の罪も無い老人を、事故に見せかけて暗殺するのもよくある依頼だ。 さらには、ちょっとした取引で取引相手の偽装殺人まで請け負う。 理念もモラルも何もない、本当にどうしようもない連中なのだ。 ちなみに、こいつらが信仰している神様はシシス。 混沌を表す何かといわれている蛇の形をした神である。 「…何でそんな所に入ってたんだい?」 「何か酔った勢いで人を殺したらその日の晩に勧誘が来たとか何とか…」 あんまり教えてくれませんでしたけどね。汚点だって。 オレン。歴史の闇に消えた彼はある恐ろしい経験により、 目が覚めた人物である。どのような事が起こったか――? 「浄化」といわれる、裏切り者が仲間内にいると「思われる」時、 その裏切り者がいる支部の暗殺者達を皆殺しにする儀式である。 本当にいるかは分からない。いると上層部に疑われるだけで皆、殺されてしまう。 滅多にしないとはいえ、人事管理まで放棄しているようだ。 無実の彼は運良く逃げ延び、気が付けばこの地にやって来ていたらしい。 そして己の愚かさを恥じ、真っ当な人間として生きて、ここで静かに生涯を終えた。 彼に殺された者達は多い。そしてその事は彼の心に常につきまっていた。 死した現在、彼は殺した者達の魂に囲まれていることだろう。 闇の一党を離反したオレンは裏切り者となってしまった。 もはや庇護してくれる神などどこにもいないのだ。 そして彼らは彼をどうしているのか――それは誰にも分からない。 この子が本当にそれをする気があるのかどうかは別にして、 心配してくれているのは良く分かった。だからこそ、 そんな事させる訳にはいかないねぇ。 マチルダはそう思い、初仕事だと少し張り切り気味の森の人に言った。 「あー、その、お心使いあんがとさん。でも、何ていうかねぇ?」 殺したいけども、殺したら殺したでさ。そう言ってマチルダは力無く笑う。 『えー!殺してもらいなよぅ。楽しいからさー』 はい?今の声は何だ。この独特な声は人の物では無い事を二人は良く知っている。 背後を振り向く。四つの腕を持つ、女「っぽい」、その存在を人間として認めたくない何かが立っていた。 青白い肌にへそを出した黒紫の上下。頭にはセンスがあんまりよろしくない帽子を被っている。 「あー…ノクターナルの親戚か何かかい?」 『あんなのと一緒にする気ぃ!?ああ、全くこれだから無知で馬鹿な小さい者達は…』 カチンと来たが、ちょっと落ち着こうと努力する。こいつらに人間の考え方は通用しない。 マチルダがクールダウンしている間にシエスタが聞いてみた。
支援
「もしかして…メファーラ様?」 『なーんだ。知ってるじゃない。私の造ったモラグ・トングを誉めてくれてありがと』 モラグ・トングがいつ出来たか?詳しい事は分からないが、このメファーラが創設に関与した。 という話は良く知られる事である。彼らは今も彼女…という事にしておこう。彼女を信仰している。 「えーと、ノクターナル様はここに来るには色々条件があるって」 『制約でしょ。シシスおじさんに頼んだら普通に入れるよ?まーあんまり良い顔してくれないけどねー アカトシュがうっさいから面倒だって。あの不思議ちゃんはおじさんの事怖がってるからねぇ』 ここって一体何なんだい。ていうかシシスって誰だ。あれは仲間内でもそういう風に見られているのか。 マチルダはこの変な連中を一掃してしまいたい気に駆られながら、冷静になろうと努力していた。 『それに入れるってだけで、自分の力使えませんけどねー。いいけど。私自分から動くの苦手だし。 それよりさ!王様殺っちゃうんでしょ?早く殺っちゃってきなさいよ。依頼書なら書いたげるからさー!』 何だろう。イメージが違う。シエスタは義の暗殺組織を造った割には、 随分軽い感じの彼女をじっと見た。見つめられたメファーラは怒気をはらんで言った。 『こちとらストレス溜まってんのよ!何よヴィヴェックの馬鹿!!あの蛇のポテト何とかを殺させた時、 「やり過ぎです」とか訳わかんないわよ!私が人の殺し方あいつらに教えてなかったら今頃皆死んでいたって言うのにさ! あー全く。腹立たしいったらありゃしない。今のモラグだってそうよ。何?「勝手に注文取ってる奴がいるからどうにか して下さい」って。いいじゃん放っておいてさー。むしろそっちの方がおもしろくなりそうだってのに。 でもそうなってくるとまた潰されてしまうかしらねー…』 ブツブツ文句を言い続ける。あー、やっぱりノクターナル様と同じみたいな感じなんでしょうか。 そう思いながらシエスタはとりあえず話しかけた。 「えーと?」 『こっちの話。あなた達は気にしなくて良いの。さ、殺るの?殺らないの?』 四つの腕を器用に組みながらメファーラは言った。 ポテト何とか。正確にはポテンテイト・ヴェルシュデュ・シャイエ。 もう大昔になるが、タムリエル帝国を乗っ取った蛇人間である。 ドラゴンファイアを灯すには、皇帝に聖アレッシアの血が流れていないといけない。 その為、この時代は色々とデイドラ絡みの問題が多かったが、それはまた別の話だ。 さて、このポテンテイトの暗殺の依頼が入ったとき、メファーラは面白い事を考えた。 名前残しをしたら私らの株上がるんじゃないの?こいつ結構外道だし。 そんな訳で担当していた連中に指示。蛇人(ツァエシ)の血で壁にモラグ・トングの名を書いたのだ。 結果――本拠地であるモロウウインド以外の国でのモラグ・トング全面禁止。 当たり前といえば、あまりに当たり前すぎる結末である。メファーラは今も理解出来ていないが。
デイドラは信仰の力を糧とする。それが無くても活動は出来るが、 タムリエルへの介入がとてもし辛くなり、とっても暇になってしまうのだ。 デイドラの王子達にとって、暇こそ死に等しき事である。 メファーラはモロウウインドに、自分の組合の存続を頼み込んだ。 小さい者、定命の存在と普段彼らは人等を嘲っている様に見えるが、 それはサハラのエルフが「蛮人」と言う様な物で、 実際の所そこまで過小評価もしていない。 あくまで「楽しいことをやってくれるおもしろい連中」。 それが、大抵の神々が思う定命の存在達への評価だろう。エイドラであれ、デイドラであれ。 モロウウインドはメファーラに恩がある為、存続させてあげた。 ただし、事を起こしたメンバーの脱退と、正義の暗殺組織としての活動を強要して。 実際の所、闇の一党って良いな。とか思っていたりするメファーラだった。 彼女(両性具有なのでどちらでも良いのだが、敢えて彼女)は、 司る物がなかなか素敵である。基本的に人間にちょっかいをかける事が大好きなのもあるが、 性愛、暗殺、そして密約…これらを司っている彼女は、 暇つぶしに人間で遊ぶデイドラ王子や主の中でも、相当遊んでいる方である。 だが、自ら手を出すのは面白くない。すぐに片が付いてしまうからだ。 だからこそ、小さき存在を使って遊ぶ。殺し合い等を上手い具合に誘発させて。 「殺りません」 何かこの雰囲気でそれをやっちゃうといけない気がしてきた。 そもそもモラグ・トングは悪かどうかを判断する為の材料を徹底的に用意するらしいし。 感情だけで動くのはダメですよね。そう思って発言を撤回する。 マチルダはほっと息をついた。 『つまんないのー。まぁいいわ。糸を紡ぎたくなったらまたお呼びなさいな。 我は運命の糸を紡ぐ者。命の糸を巻いて行くのよ。がんばりなさいシエスタ!』 エールだか何だか良く分からない言葉を残してメファーラは消え去った。 「なぁ、スケイル」 「はぁ、なんでしょうか」 「なんであんた名前で呼ばれてるんだい?」 シエスタはため息を吐いて言った。 「一応親族らしいですよ?何か曾おじいちゃんはシシスの子って事になってるそうですから」 「はぁ。大変だねぇあんたも」 闇の一党に一度でも属した者は皆シシスの子。すなわちデイドラに名前を覚えてもらえる特典が付く…らしい。 もっとも、シエスタの曾祖父は離反した。つまり勘当息子である。しかし孫、曾孫と言うのは、 どんなのでも可愛いものである。おそらくシエスタはシシスに見守られているのだろう。 本人は絶対嫌だろうけれど。
私怨
支援だってばよ
『てゆーか、今回来た理由ってそれじゃないしねー』 鼻歌まじりで言いながら、自分の領域に帰ってきたメファーラは言った。 『あの青い髪の子良いじゃない!天性の物持ってるわ。こりゃあ遊びがいがあるわねー』 暗殺者を育てた神だからこそ持っている素質を見極める力。それにタバサがびびっと来た。 『あの子って叔父さん殺したがってるみたいね…でもまだ迷いがあるわねぇ…面倒くさいなー 殺りたいなら殺っちゃえばいいのに…弱いからかな?ならアイツにちょっと頼んでみようかなぁ』 あいつ、それは復讐を司るデイドラの主。基本的に大抵のデイドラ王子と主に嫌われている。 だって臭いから。けれど彼女はそうでもない。暗殺と復讐。 その共通点はどちらとも弱者がしやすい行為であるということ。 そしてメファーラは弱き者が強き者を倒す事を最も好む。 出来うる限り血みどろであれば尚良い。心が躍る。 その次に好きなのが友と呼び合う仲の連中が殺し合っている様を見ることだ。 こんな外道だが、何故か良いデイドラとしてモロウウインドでは知られている。 ダークエルフは彼女に暗殺術を教えてもらったおかげで、 今も生きることが出来ている。昔、彼らの領地は小さくとても弱かった。 そして多数の侵略者から身を守らなければならなかったのだ。 彼女の力が無ければ、今はタムリエルにダークエルフという種はいなかっただろう。 『マラキャスの宮殿は塵で汚れるから行きたくないけど、楽しいことがあるなら別問題よねぇ? 最近お気に入りの「メイス」も戻ってきたらしいし』 ふーんふーんと歌いながら自分の領域を後にする。 タバサの運命の糸が黒い方へと力一杯ねじ曲がりつつあるようだ。 だが、いつだって夜空の女王「アズラ」は見守っている。 見守っているだけともいえる。 所戻って家の中一階。マーティンがデルフをなだめ、 落ち着きを取り戻そうとしている中、ルイズがポツリと言った。 「私、魔法使えたのよね?」 物に込められた記憶を読むリコード。即ち『虚無』の魔法が使えた。 今まであまりに長い間魔法が使えなかったので、使ったという感覚が沸かない。 しかし、確かにあの世界を、ブリミルが奥さんに吹っ飛ばされる世界を見た。 ならば、これで、これで私は… さっきテファについて聞こうとした事はすっかり忘れている。 魔法が使えたという大事の前には、他は些細な事なのだ。 「ああ、使えたとも。よければ他の魔法を使ってみよう。 おそらく成功するはずだよ」 おめでとうルイズ。微笑んだマーティンの目はそう語った。 ルイズも自信を持って言える。これからはメイジと名乗っても、 誰も文句は言わないと。 「ええ!じゃあ、簡単な錬金から――」 「スタァァァァップ!!」
上で扉に張り付いていたグレイ・フォックス。 彼は一連の流れを聞いていたのだろうか、階段から大声で叫んだ。 その場にいた皆が唖然とする中、ただマーティンは吹き出した。 「どうしたの?マーティン」 「い、いや。まさか、ここでその言葉を聞けるとは、思っていなかったからね」 くくく、と腹を抱えて笑っている。どうにも相当ツボにはまった様だ。 「ええ。確かにこれは挨拶の様な物ですからね。 シロディールにいるなら誰もが一度は聞いているでしょう」 挨拶か。今度使ってみようかしら。 フォックスの説明は間違った解釈だが、彼女はタムリエルへ行く機会が無いから問題はないだろう。 「ああ。で、だ。ミス・ヴァリエール。簡単なのはダメだ。出来るだけ難しいのを。『遍在』とか」 身を持ってフォックスは何が起こるか知っていた。 オルゴールを持って来てテファに聞かせてから、 彼女が系統呪文で何を起こしたか。 それまで彼女は忘却の呪文しか使えなかった。 オルゴールの歌の最後の声があまりに怖く、 一度しか聞いた事がなかったからかもしれない。 まず家が壊れた。そして村が壊れた。しかし数秒で直せた。 「えー。出来るわけないじゃない」 「いえ出来ます。大丈夫ですルイズさん」 テファは身を持って知っている。この力は紛れもなく危険だと。 だからあんまり使わない。滅多な事で使えない。 コントロールが効かないから。 まだ先住魔法の方が圧倒的に使いやすいのだ。 「むー…分かったわ。それじゃ――」 「スタァァァップ!お願いだから外でやってくれ」 一々うるさいわねぇ。そう思いながらルイズとマーティンは外へ出て行った。 投下終了。 デイドラの口調については、ほぼ全員水の精霊化してしまうのであえて変えてしまっています。 イメージ変わる方もいらっしゃると思われます。本当に申し訳ございません。 ラノベチックって奴でどうか…。それじゃ、また次の投下まで。
投下乙だってばよェ…
wikiに関する事を運営議論スレ5でやっている。 本スレに篭もってないで、意見を出せ
投下乙ー。 wikiは今のままでいいです。
乙そしてGJでした
うおお……色んなキャラや単語が出てきて頭こんがらがってきた
でもその分続きが楽しみです!
>>356 知ってるか? NOAって本誌で一旦復活したんだ
今はPCから無料で新作が読めるんだぜ……?
NOA+のイザナギが召喚されて
ルイズと仲良く喧嘩しながら毎日を過ごす様子を想像したら
ちょっと涙が……
>>376 ごめん。本当に未熟でごめん。
小出しにすれば良いんだけど、タイミングがイマイチでして。
分かんない事あったら元ネタ質問スレで投げかけてくれればいくらでも答えますから。
>>378 えーと、胸革命を超える胸革命だから…「超胸革命」
スーパーバストレヴォリューション…楽園だ。
胸革命 胸共和政 胸恐怖政治 胸無政府状態 胸帝政 胸王政復古 胸百日天下 胸主主義議会制
>>379 さっきまで遊戯王5d's見てたからモンスター名か何かかと思ったw
確かにあの胸はモンスターだけどさポンコッツおっぱいこわいおっぱいこわい
941 名前:名無しさんなのね〜 投稿日: 2008/11/26(水) 18:01:45
なのはとゼロ魔のそれぞれクロススレの管理人の明暗を分けたのは、本人が相談できる場があったかなかったかだろうな
なのはのほうは、最初こそ失敗したけど、その後は問題あれば即座に「了解した」と受け取れば後はチャットで相談すればいい
×DOD氏とかもいるし
ゼロ魔のほうは、まとめのほうの管理人がそういう風にしたってのはないんだよね?
それで意見覆しちゃったりしてるから、余計愛想つかされた
942 名前:名無しさんなのね〜 投稿日: 2008/11/26(水) 18:06:31
場はあった。
ただ意見のまとめ始めた時間が遅すぎ
集計の締め切りが早すぎ
結局自分の判断で決を出すなら意見求めんでもいいだろってだけだよっ
943 名前:名無しさんなのね〜 投稿日: 2008/11/26(水) 18:08:09
>>941 口調からして俺様でまとめサイトの人というよりは
個人サイトの管理人状態で上から目線だったしなぁ
944 名前:名無しさんなのね〜 投稿日: 2008/11/26(水) 18:10:46
それに、最初から提督の救済ありきの結果を前提にしてたっぽいからね
945 名前:名無しさんなのね〜 投稿日: 2008/11/26(水) 18:12:01
>>941 こいつ普通に議論に参加して提督擁護よりの発言してるからな
中立立場を保とうとしなかったあたりもマイナスだったんじゃない?
946 名前:名無しさんなのね〜 投稿日: 2008/11/26(水) 18:16:44
相原事件のときもここの管理人ってどんな奴なんだろうと思ったが
こういう奴だったのか。
管理人が中立的じゃないのは痛いな。しかも撤回したりとか。
947 名前:名無しさんなのね〜 投稿日: 2008/11/26(水) 18:17:24
相原事件とここの管理人は無関係だぞ。
948 名前:名無しさんなのね〜 投稿日: 2008/11/26(水) 18:17:50
>>942 あれねえ、実は提督擁護の人がわらわら湧いて出たのはwiki削除の後だったんだわw
彼らwikiしか見てなくて、本スレや運営スレになんか興味ないんだろうね。
んだもんで、いくら待ってもwiki削除という目に見える形の実力行使がなければ、
削除側優勢の流れは変える事が出来なかったと思う。
本スレを見ててスレの価値を認めてる人間の方が運営議論に多い、ってのは当然だし。
そういう人間が本スレを荒らされて怒らないわけがないわけだしね。
そして、wikiしか見てない人は本スレにも2chにも興味ないから、
どうやっても後から湧いて出て「何で削除したの?」「スレ荒らしなんてどうでもいい」と怒り出すのは止められないとw
おっとヴァリエール家の長女と三女、ガリア女王、ついでにモンモランシ家のご息女の悪口はそこまでだ。
大平原は漢の夢なのですよ…おっとだれか来たようだ(惨劇)
マーティンの人乙でしたー
オブビリオンプレイしたこと無いからメファーラのイメージ画像が真・女神転生3のターラカとかカーリーになってしまいましたw
ヤクシニーさんかわいいよかわいいよヤクシニーさん
そして
>>380 なにそのフランス革命
胸尊皇攘夷とか胸大政奉還とかまったく関係ない単語まで出てきちゃったじゃないか
とりあえず全ての胸を等しく愛でる『胸極楽浄土』へと至る道をみんなで考えようぜ。
無いなら育てればいいのだよ 長女様も頑張れば、頑張れば…よし!
>>383 胸恐怖政治でおっきい胸が怖くなって
胸無政府状態に落ち着くんですね。最高です。
【スーパーロボット】出典スパロボF完結編 Wチームことデュオ、トロワ、カトル、ごひ、ヒイロの5人の事を指す。 7000近い高いHPと、あたれば驚くほどの攻撃力を持つ。中には魂持ちもおり、その火力は半端ではない。 が、残念ながらスーパー系にありがちな、微妙MSやオーラバトラーに比べて回避率と命中率が残念なのが惜しい。 金に余裕があるなら、運動性あたりを改造してやると、尋常じゃない強さになるので地味ながらも強い。
>>385 胸解脱ですね
全ての胸があらゆるくびきから解き放たれるのです
390 :
388 :2008/11/26(水) 18:48:48 ID:X8NaHPur
おおっと テレポーター
そう言えばゼロ魔で巨乳でも貧or無乳でもない人って…… ……えーと、パッと思いつくのは、おマチさんとアニエスぐらいしかいないんじゃないか?
アニエスは「ない」ほうの分類じゃなかったっけ?
>388 罰として校庭一周追加
>>391 マチルダさぁん!は尻と足がエロいって学院長が言ってた
おやこんな時間に外が騒がs
マチルダさんは乳も尻も子宮もヤン提督のものになりました。 子供も産んじゃった〜
>396 需要と供給
>>396 微妙な膨らみ加減や服の張り付き方をまじまじと描写したらポルノ小説になっちゃうじゃないか
そういえば、シエスタと同じぐらいフーケの最期も変わってるよな。
ティファニア 曰く 「自分の半分ぐらいがシエスタ シエスタの半分ぐらい(テファの1/4?)がアニエス ルイズに至ってはぺったんこ」 アニエスの場合、鍛え抜かれた大胸筋かも知れんが・・・
>>395 おおっと、資料ありがとうございます。
…結構美人さんだなぁ…。性格はともかく!
シエスタは黒髪黒目が珍しい以外はオール平均点だったはずなのにいつのまにか「わたし、ぬいだらすごいんです!」にされてたしなぁ…。
ミシェルさんも巨乳だったし…あえて言えばモンモンが普通に近いんじゃなかったっけ。CよりのBみたいな感じで。
上で猿の話があったが、カムイ伝第二部の猿軍団のボス・歯ッカケはどうだ。 ヤツはラッパと義手で武装しているぞ。余裕でガンダールヴに合うじゃないか。
>>401 「この懐に隠しておいた…大胸筋が魔法を防いでくれた」
「まるでバケモンだな」
>>377 オブリさん乙、スターップ!は誰でも一回は聞くよね。
皆さんお久しぶりです。 一応作家チャットの方では報告済みですが、12月に米国赴任が終わりそうなので、 ボチボチ復活させてもらおうと思います。 まあ、楽しみにしている人も少ないかもしれませんが、 プロットは出来ていますので、年内にがんばって完結を目指しますね。 ……とあえて逆に復活目指してみます。
久しぶりに塾生達の破天荒な活躍と民明書房からの新たな書物が読めるのかと思うとwktkが止まらない
>>404 アニエスの首から下はビスケット・オリバなのか
>>406 ふぉおおおお。あのノリ大好きなのです。
楽しみに投下の日を待ってますね。
復活おめ!楽しみにしてるよ ここ数日で色々あってスレ存続も結構危険なだけに、素直にうれしいよ
>>406 イィィヤッッッッホオォォォー
* + 巛 ヽ
〒 ! +
+ 。 | |
* + / / +
∧_∧ / /
(´∀` / / +
,- f
/ ュヘ | *
〈_} ) |
/ ! +
./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
―――――――――――――
>>406 復活おめっとさん!
スレに爽やかな…爽やかな……暑苦しい風が戻ってきた!!!
>>406 9月、10月、11月…ヒャア! がまんできねえ! 12月だ!!
期待してます、マジか!
年内と申したか
大豪院シエスタが帰ってくるのか、 太陽は沈んでもまた必ず昇るってほんとなんだなあ。 楽しみにしています。 ところでミシェルさんって捕まったあとどうなったの? やっぱ反逆罪で斬首とか
>(3)これからの管理運営について >言い出しっぺさんの了解が得られれば、引き続きatwikiで運営していくことになります。 >また、避難所で意見があがっていたものとして >・影に徹する >・雑用のみを行う >・一読者としてスレッドに参加する >これを行おうと思います。 >今回の騒動の原因は管理人の露出の多さと、管理人に最終決定を委ねたことが原因の一つだと >考えているからです。 >スレッドの主役は作者および読者であり、wikiの管理人はあくまで外部サイトの管理人です。 これを読む限り、こいつに管理人になる覚悟が全く足りてないのが分かる。 管理人は最終決定を下すべき立場の人間であり、その決定に責任を持つ立場だってことは理解してるのだろうか。 もし仮にこのスレが何か問題を起こしたとき、例えば他所のサイトからの盗作だとか、ゴミ箱宜しく他所に突撃かました時、 先方に出向いて謝罪をしないといけない立場だってことは分かってるのだろうか。 いざ事が起こったとき、自分は単なる雑用係だと逃げ出しかねないぞ。
>>416 避難所で直接言ってあげたら?
出来ないんだろうけどさァwwww
419 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/26(水) 20:30:00 ID:d+POMih4
>>416 ガチで聞きたいんだがwikiの管理人って謝罪しに行かないといけないの?
JOJOクロススレから盗作があったときはNTの管理人氏が謝罪に来たな。 なのはクロススレで盗作があった時は謝罪に行ってたな。 ま、別にほっといてもいいんじゃね?
大豪院シエスタも「タルブと言えば“ブドー”」なのか?
都合が悪くなると単発IDでコピペ荒らしに入りますねきっと
>>419 最終決定権を掌握した、住人の上に君臨する代表者としての管理人なら行くんだろ
単なる『スレまとめの管理人』だと、住人代表って訳でもないし、行く必要ないだろ。
その場合だと最終決定を下す権利はなくて、して良いのはせいぜい意見の統括ぐらいだろうな
>>425 ああ……うん、そうだね。落ち着こう……
スレの作品を管理保護してくれるだけで良い 勝手に作品を削除出来る権利は管理人にはない 今回はテンプレに違反してない作品なのに周囲の雑音に惑わされて独断で削除したのが問題だな モバイルも削除派に同調してるのが気にいらない
>>419 誰かが行かないといけないし、まさか盗作犯本人が行く筈ないし、
ならば誰が行くかは自ずと決まってくるだろ?
>>429 でも管理人の判断に間違いは無いとかも言ってたが?
★★★★★★★★★★今までのまとめ★★★★★★★★★★ 提督氏が住人の馬鹿さ加減に一石を投じるため前言を翻し(別にルール違反ではない)このスレにSS投下 ↓ 以前から才能に嫉妬していたやつらが、鬼の首を取ったように「約束破り」「荒らし」と喚き 提督氏の後書き(削除するも纏めに載せるもまかせる)の揚げ足を取りSS削除しようと画策 ↓ 管理人が投票提案。アンチ工作に明け暮れ、深夜議論など卑怯な手を取り削除票を増やす ↓ 管理人が「よく考えたらルール違反犯してないし、削除はねーわ。常識的に考えて」 ↓ 当たり前の判断だけど、アンチども火病を起こして発狂して管理人、提督氏叩き ↓ 思い通りにならないからチャットで共謀して抗議の意味(笑)でSS削除して荒らす ←今ここ
そうだ!ジョジョ、型月、ダイ、ガンダム系に続いて荒れ防止&隔離でゼロ魔ネタも別姉妹スレ化すればいいんだよ!
>>429 テンプレ以前に2ちゃんそのもののルールに違反してただろうがあれは
このスレがどこにあると思ってるんだ
まあでも、スレタイからして 「ルイズがあの作品のキャラを召喚しました」 ではなく 「あの作品のキャラがルイズに召喚されました」 って感じにゼロ魔側が従なんだよな。 最初の着眼点からして、ゼロ魔は踏み台にするための作品でしかないのかもよ。
>>435 逆に問いただしたいよ
ここを何処だと思ってるんだ?とね
>>432 お前チェルノボーグの監獄に入れられるなんて、
なにやらかしたんだ?
ならこのスレも全部終了だろ wikiも全作品削除しなくちゃいけなくなる
↓ 突然の自体に慌てた管理人が発狂し、信頼を落としてSS削除加速 ↓ 管理人としてダメなので管理人辞めて、他の人に任せます ↓ それはともかく、提督に関するアンチVS擁護が継続的に炎上中 ←今ここ
もう戦争男の作者は書かないの?
442 :
ぜろろ :2008/11/26(水) 21:01:13 ID:L5eU/Kgv
投下したいのですが宜しいでしょうか?
>>437 >>そしてこれに対する批判は、その一切を受け入れます
>>削除についても、私は何も言いません。運営者の判断に従います
当人がこう言って潔く消えたのに、それ台無しにしてどうすんの
支援させていただきまする
446 :
ぜろろ :2008/11/26(水) 21:03:02 ID:L5eU/Kgv
では21:10より開始します。
ぜろろさんどーぞ
451 :
ぜろろ :2008/11/26(水) 21:04:25 ID:L5eU/Kgv
なお念のため、16、17話は避難所の方へ投下しております。 今回は18話です
削除されないことを祈ります! 支援!
支援します。大好きな作品なので叩かないでくださいね
では投下開始 以下本文 野次馬達が沸き立つ。あたりに響いた鈍い音。恐らく骨の砕けた音であろう。 そして少年の腕から取り落とされた杖。メイジは杖が無ければ魔法を使えない。 つまり勝敗は決したのだ。予想外でありながら、あっけないほどの幕切れであった。 少年は打たれた腕を押さえて蹲った。意外と逞しい事に、情けない声はあげていない。 百鬼丸は少年の落とした杖を後ろに蹴り飛ばし、刀を少年に突きつけたまま確認の意味でルイズに問う。 「おい、ルイズ!魔法はあれが無きゃ使えないのか!?」 「へっ?えっ、あ、うん。そうよ、メイジは杖がないと魔法が使えないわよ。って言うかあんた知らないの?」 少し気が立っているのだろう、声の荒い百鬼丸の問いに慌てて答える。突然話しかけられてルイズは驚いたが、それ以上に百鬼丸が魔法を知らないという事に驚いた。 魔法を知らない人間なぞハルケギニアでは考えられない。彼が幾ら田舎者とは言え、その様な可能性など考えもしなかった。そのため百鬼丸の質問は彼女にとっては実に突飛な問いだった。 一つ息を吐いて、そうか、と呟き刀を鞘へ納める百鬼丸を見て、彼女が杖と思っていたものが実は単なる鞘だったのだとルイズは気付いた。見慣れぬ細長い赤の鮮やかな鞘を、杖だと思い込んでいたルイズは、今の今まで百鬼丸をメイジであると勘違いしていたのだ。 ふん、と百鬼丸は鼻を鳴らすと、辺りを睨みつけ声を張り上げる。 「見世物じゃないぞ!! とっとと散れ!!」 よほど先程の一太刀が印象的だったのだろう。平民に指図されたというのに、貴族の子供達はその気迫に呑まれ、たじろいだ。 蜘蛛の子を散らすように逃げ去る野次馬を尻目に、ルイズは百鬼丸に話しかける。 「あんた……平民だったのね」 「平民じゃない、百鬼丸だ」 ルイズの問い対して百鬼丸は少し不機嫌そうにそう返した。 第十八夜 貴族と平民 「なによ、魔法使えるの?」 「いや、使えん」 「じゃあ平民じゃないの」 「平民じゃない」 よく分からない事を堂々と言い放つ。
支援
支援
なにやら物騒な事態になっていると聞き及んで飛んできました
平民と呼ばれるのがどうやら単純に気に入らないらしい。一括りにされるのが嫌なのか、言葉自体が嫌なのかはルイズにもよく分からない。 それにしても、まさか平民に助けられるとは。つくづく自分は情けないと、ルイズは少し落ち込んだ。だが相手がそれなりに好意を持つ知人であったのがせめてもの救いだったかもしれない。自己嫌悪とまではいかなかった。 「はぁ、貴族が平民に助けられるなんてね」 「だから平民じゃない。百鬼丸だ。呼ぶなら名前で呼べ」 「はいはい、わかったわよ、もう。平民じゃないわ。あんたはヒャッキマルよ」 子供のように駄々をこねる百鬼丸に呆れ、仕方なしにそう返すと、百鬼丸は満足そうに頷いた。相変わらず変な男だった。だが助けてくれたのは確かにこの男、平民ではなくヒャッキマル、らしい。 そう考えると意味が変わってくるような気がしないでもない。 そうか、平民じゃなくて、ヒャッキマルが助けてくれたのね。だから落ち込まなくてもいいのかしら?でも魔法が使えないから平民で、異国の人間だから平民じゃないからヒャッキマルで、あれ?変かしら? 考えているうちによく分からなくなってしまった。ともかく助けてもらったのだから礼は言わねばなるまい。 「ええと、よくわかんないけど……うん、とにかくありがと、助かったわヒャッキマル」 「いや、礼には及ばん。それより二人とも怪我は無いか?」 そう尋ねる。立ち上がったルイズが大丈夫と答えたのを確認して、百鬼丸は呆然とした顔で座り込んだままのシエスタに顔を向けた。 「うぅ、ひっ、ひっううぅ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」 余程怖かったのだろう、溜め込んでいた涙を大粒にぼろぼろと零しながらシエスタは堰を切ったように大声を出して泣き出す。可愛らしい顔がくしゃくしゃになっていた。 腰が抜けているのだろうか、尻を突いたまま再びルイズの細い腰に手を回し、ひしっとしがみつく姿は、親に縋りつく子供のようだった。ただ、親のほうが体が小さいが。 「ヒャッキマルさん!! 一体何をしておられるのですか!?」 ばたばたとコルベールが怒鳴り散らしながら駆けつけてきた。騒ぎを聞きつけたのであろう。百鬼丸がルイズとともにいるのを目にしてかなり驚いたが、そのそばで蹲っている生徒を見た瞬間に駆け出してしまったのである。
支援
蹲る少年に駆け寄ると、彼が痛そうに抱えている腕を取り、具合を確かめる。どう見ても折れている。先程百鬼丸が刀を納めている姿だけは遠目ながらも見ている。この少年の折れた腕は百鬼丸の仕業であろうと理解した。 これまでの温厚な顔が隠れ、鋭い目でコルベールは百鬼丸を睨みつけた。 「折れているではないですか!! 何故こんなことを!?」 「ああ、いや、その、すまん、やり過ぎた。でも、ルイズとシエスタがそいつに虐められてたんだ。つい咄嗟に……」 因みに何故百鬼丸が今ここにいるか、ということであるが、オスマンとの会談を終えて部屋を出た後、百鬼丸の思いつきで学院をコルベールに案内してもらっていたのだ。その途中でコルベールが他の教師に呼ばれ、連れて行かれた。 百鬼丸はその場で待っているように言われていたのだが、何やら騒ぎが起きているようなので、コルベールを待たずに百鬼丸は広場へ足を運ぶ。 そこでルイズとシエスタが取り囲まれているのを見つけ、彼女達が物騒な出来事に巻き込まれていると判断する。 事情は分からぬがこの只ならぬ不穏な空気に知人が巻き込まれているのは見過ごせぬ、と彼はそのまま騒動の中へ飛び込んだのである。 慣れた雰囲気とかけ離れたコルベールの剣幕にたじろぎ、百鬼丸は逃げるようにルイズとシエスタに顔を向けて話を振る。 多少言い訳がましいが、事実ではある。だが効果はあったようだ。コルベールは、えっ、と声を上げると、シエスタを宥めようと彼女の髪を撫でているルイズに顔を向けた。 よく分からないが、一方的に百鬼丸を叱るという状況ではないらしい。事情を聞こうと先程よりも穏やかな声で問いかけた。 「そうなんですか? ミス・ヴァリエール、しかし何故ですか?」 「いえ、その、わたしもよく分からないんですが、シエスタがその子に虐められてたからつい咄嗟に……」 ルイズの指差す方向には未だ蹲る生徒。とてもではないが今は事情を聞ける状態ではないだろう。 今度はルイズに抱きつくシエスタの方へ。 「そうなんですか?シエスタさん?」 「うあ?ひっ、う、うぅ、うぐぅ、うわぁぁぁぁぁあん!!」 よく分からないがどうやらルイズも百鬼丸も、知り合いに何事かあった、と衝動的に行動したらしい。判断材料にはかけるが、恐らく彼らの道徳心に基づいた行動であり、一方的に責めるわけにも行かない。ぽりぽりとコルベールは寂しくなった頭をかいた。
支援
しかし何も大事な生徒の腕を折ることは無いだろう。メイジの腕を折れるほどの、あの巨大な魔神を殺すほどの百鬼丸の腕前ならば、杖を弾き飛ばして終わらせることもできるだろうに。 再びコルベールのなかにむくむくと怒りがこみ上げてきた。 「しかしヒャッキマルさん!! 彼女達を守ったというその行いは正しいと思います!! しかしあなたならもっと穏やかに解決できたでしょう!?」 「いや、すまん。頭に来たもんだからつい……カッとなってやり過ぎちまった」 「つい、とは何ですか、生徒の腕を折っておきながら、つい、とはっ!!」 「すまん。ほんとにすまん。反省してる」 自然と首をしょんぼりと垂れ、反省の意を示す。先程の雄雄しさは何処へやら、今はただの情けない子供であった。 百鬼丸はコルベールが好きだ。その真面目さ、優しさ、実直さに好意を抱いていた。それに彼の気遣いは常にありがたく、短い時間で既に色々世話にもなっている。 そのコルベールが顔から禿げ上がった頭まで真っ赤にして怒っているのだ。彼を怒らせてしまった自身の行いに、百鬼丸は心底申し訳ないと感じずにはいられない。 「とにかくもうこんな真似は二度としないでください!! 彼を医務室まで連れて行きます!! その後もう少し話をしますぞ!!」 「う……、わかったよ、手伝う……」 「当たり前です!! さあ、着いてきてください!!」 生徒を支えながら歩くコルベールの後に従い、百鬼丸はとぼとぼとついていった。逞しいはずの背中が、どうにも今は頼りない。ルイズがその背中を呆然と眺めていると、コルベールがルイズに振り向く。 「そうです、ミス・ヴァリエール。彼女の事お願いしますぞ? 事情は後日で結構です。まずは彼女を落ち着けていただけますかな?よろしくお願いします」 「ええ、この娘は任せてください。それと、ありがと、ヒャッキマル。じゃあね?」 そういって、頑張って、といった風に手を振ってやった。顔は振り向かず、後姿のまま力なく手をひらひらと返す百鬼丸を見てルイズはくすりと笑ってやった。 ルイズはぐずるシエスタを暫く宥めた後、同じく騒ぎを聞きつけたのか、やってきた女中達にシエスタを預けた。礼も言われたが、貴族として当然、と小さな胸を張って自慢げに返事をするルイズ。その姿が凛々しくも可愛らしい。
支援!!
支援
支援
最後の最後までぐすぐすと泣いていたが、助けてくれたルイズに礼を言おうとしていたのだろう、 何度もルイズの方を振り返り、何と言っているか聞き取れないくらい涙でぐちゃぐちゃの言葉を必死に発するシエスタを見て、自分の行動は正しかったのだとルイズはささやかな満足感を得ていた。 辺りを見回し、此方を遠巻きに伺う生徒達に気付いた。ルイズはシエスタと歓談に興じるつもりで広場に来た事を思い出す。 しかしあの様子では間違いなく無理である。とはいえ、広場に来る前の陰鬱な気持ちは既に無く、いまは貴族としての責務を果たしたという小さな自信に満たされている。 本来の目的は達成できなかったが、これでよかった。百鬼丸もコルベールに連れて行かれたので、これ以上話す相手もおらず、部屋へ戻ろうかと考えていた。 さて、と振り返り寮へと戻ろうとした時、一人の女性がルイズの前に立ちふさがった。 背が高い。燃えるあがるような紅い髪、何か熱を秘めたように炎がちらつく紅い瞳、色気を発する褐色の肌、女性らしく成熟した豊満な肢体。 水っぽく艶やかな唇と、男好きのする顔立ちが発する雰囲気はひどく蠱惑的で、高貴さを損なわずにも、手当たり次第に女性の部分を周囲に見せ付けているかのようだった。 その外見は着ている学院の制服、そしてどちらも女性として魅力的、という点以外は何から何までルイズとは対照的な少女。 斜め後ろには真っ赤で巨大な蜥蜴を連れいている。頭のてっぺんから尻尾の先まで、3メイルは在るのではないかというほどに大きい。彼女の使い魔のようだ。 その少女を眼前に確認したとき、ルイズは露骨に嫌な顔をした。この少女とは仲が悪い。だが、同時に此方に媚びる様な視線に気付いたとき、ルイズは心の中で首を傾げる。まるで男に言い寄るときの表情であった。 「ねぇ、ルイズ? あたし、あなたに聞いてほしい事が有るのよ」 「なによ、ツェルプストー。 使い魔自慢ならお断りよ、間に合ってるわ」 少女の名はキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー。隣国帝政ゲルマニアからの留学生である。ルイズとキュルケは仲が悪い。ちなみに実家同士因縁を持つほどにである。 ルイズの嫌いなものは蛙とキュルケ。不機嫌さを隠すことなく言葉を返した。 ただ、やはりキュルケの口調がルイズに何かを懇願するようで、どうにも様子がおかしい。キュルケはルイズをからかうときはいつもルイズの事を、ヴァリエール、と呼ぶのだ。
わくわくしながら支援
支援
魔神達から俺達を守ってくれ支援
機関銃仕込んでるのはゲームだっけ支援
「違うわよ。そんなことなんかどうでも良いの。ああ、ごめんねフレイム。そういう意味じゃないのよ?あなたの炎、見てるだけでも熱く燃え上がるわ。とっても素敵よ? そうそう、ルイズ、紹介するわね。あたしの使い魔のフレイム。見てよこの尻尾。間違いなく火竜山脈のサラマンダーよ?どう?すごいでしょ?」 そんなこと呼ばわりされたのが気に食わないのだろう、キュルケの後ろに控えた大きな蜥蜴が恨めしげな視線と共に、小さく火を噴き、それをキュルケが宥める。 尻尾の先には常に火がともっており、それを指差しながらキュルケはフレイムと呼ばれる彼女の使い魔の紹介を始めた。だがルイズにはますます気に入らない。 使い魔を見ることでメイジの素質が分かると言われる。キュルケは己の召喚した使い魔が自身の才能を証明していると満足していた。 彼女はただでさえ魔法学院の生徒の中でも有数の実力者であり、しかしその仇敵であるルイズは魔法が使えない。 ルイズがキュルケを嫌うのはそんな嫉妬めいた感情が原因でもある。とはいえ、もしそう指摘されてもルイズは認めないだろうが。 今回の召喚の義は、ルイズにとっては認めたくも無いが、彼女達の魔法の才能の差を如実に示されたようなものなのだ。たわわな胸を揺らしながら突き出し、己の使い魔を見せびらかすキュルケにルイズは我慢が出来きそうにない。 ちなみに胸の大きさも、ルイズがキュルケを嫌う原因である。こちらもルイズは絶対に認めないだろうが。押し付けらるように突き出されたキュルケの胸を一睨みした後、再び背の高いキュルケの顔を見上げてまた睨んだ。 「だから間に合ってるって言ってるでしょ? あっち行きなさいよ」 「ああ、ごめんね、違うのよ。そう、聞いて欲しいの。あたし恋をしたのよ、燃え上がるような恋。愛しの彼に会いたいの」 「また?相変わらずゲルマニアの女は淫らなこと。で、あたしにそれを聞かせてどうすんのよ?勝手に会えば良いでしょ。お熱があるならその辺の水使いにでも冷やしてもらえば?」 キュルケはその容姿で、常に回りに男子生徒を誑かし、侍らせている。また恋人が何人もおり、それらをとっかえひっかえ代わる代わる相手にしている。 一人に飽きるとまた次へ、そして飽きるとまた放り投げ次の男へといった具合で、恋人を彼女に奪われたという生徒も少なくは無く、女子生徒の間でのキュルケの評判は良くない。 恋人を持たないルイズは、キュルケに対し個人的な恨みは持たないが、貴族の癖に多淫で慎みが無い、と軽蔑の視線を隠しもせずに乱暴な言葉をぶつけた。 ただ、なぜ彼女の恋の話をルイズに聞かせるかが全く分からなかった。 「もう、真面目に聞いてよね、ヴァリエール! あなたの使い魔に会いたいのよっ!」
支援
相棒にザンキさんが支援
しえーん
「使い魔? 使い魔なんて……いないわよ」 余りにけんもほろろに扱われるので、キュルケは大声を上げた。呼び方もヴァリエールに戻ってしまったようだ。 しかしルイズにはキュルケの言葉は本当に分からない。遠回しに馬鹿にしているのか、とも勘繰ったがキュルケの態度を見る限りはどうやら本気のようであった。 だが誤解を解くという作業ですら、今回は事が事である。ルイズには己で己を貶すかのようで辛い。小さな拳をぎゅっと握りしめ、呟く様に尻すぼみに返した。 キュルケはその自信の無いルイズの様子を見て勘違いしたようである。 「誤魔化さないでよ、ヴァリエール。あんな素敵な殿方独り占めしたいのはわかるわ。でもね、あたし恋をしたの。恋は何事にも勝るの。あなたも知ってるでしょう?あたしの家の家訓」 恋は何事にも勝る、それがツェルプストー家の家訓であった。 トリステイン王国の東に位置する大国帝政ゲルマニア、その両国の国境を挟んでラ・ヴァリエール領とツェルプストー領は隣接しており、お互い有事の際には、と目を光らせ合っている。 只でさえ緊迫するはずの両家だが、このツェルプストー家の家訓が更にお互いの関係を過激にしていた。 娘、婚約者、ひどいものでは妻までもツェルプストーに奪われた事のあるラ・ヴァリエール家。その三女であるルイズは、幼い頃から親に、ツェルプストーは敵であると叩き込まれてきたのだ。 大人しくなったルイズを見て少し溜飲が下がったのか、キュルケはまた媚びるような口調で話を続ける。 「ねぇ、ルイズ、お願い。隠してないで彼に会せてよ。あなた朝から一人だったでしょ?。彼の事、一生懸命探したけど何処にいるか分からなかったし。そりゃ平民の使い魔なんて恥ずかしいかも知れないけど、でも彼強いし、格好良いから大丈夫よ。」 「知らない。彼って誰よ。あたしに使い魔なんかいないわ。何と勘違いしてるのよ。それとも馬鹿にしてるの?大体平民の使い魔って何よ。そんなのいるはずないじゃない。意味わかんない」 「とぼけないで。さっき話してた黒髪の、髪の長い彼よ」 「はぁ?」 ルイズが間抜けな声を出した。何を勘違いしているのだろうか。キュルケの言葉に該当するのは百鬼丸しか思い当たらない。だが百鬼丸を使い魔と勘違いする要素がルイズには全く分からなかった。 そもそも人間を使い魔と思い込むなぞと、どうにも突飛過ぎる。 胸に栄養が行き過ぎていよいよ頭が回らなくなったのか、とキュルケに対して僻みと皮肉を込めた言葉を投げかけようとするが、キュルケの続けた言葉がそれを遮った。
「あなたが召喚したんじゃない。あたしちゃんと見てたのよ?それとも何、あたしに盗られそうで怖いの?窓から彼が見えたから急いできたのに、もう、どこに隠したのよ」 キュルケも昨日の出来事に不安を感じた一人であった。休講の理由が使い魔との交流などと馬鹿げた建前を信じるほど彼女の頭は悪くは無い。いや、どちらかというと聡明である。 まずは昨日見初めた逞しい剣士を探そうと歩き回った。 召喚の義の時の恐怖も完全に消えてはいないが、そう、恋は何事にも勝るのである。それに化け物に悠然と立ち向かった彼と一緒にいれば、不安なぞ感じるはずもあるまい。 だが結果は彼女の言葉どおり、芳しいものではなかった。 こんな憂鬱な時は誰かと暢気に話すに限ると、多くの恋人達を相手にして不安を紛らわそうかとも思ったが、昨日の騒動を見る限りでは誰も頼りにならないことは明白だ。 唯一頼りになりそうな、新たな恋人候補の剣士は見つけられないし、それならばと唯一気を許した数少ない彼女の女友達の部屋を訪れていた。 そこで広場から挙がった歓声に何事かと窓の外を確認し、目立つ黒い頭と銀に光る細長い剣を見た彼女は、友人に別れを告げる事も無く部屋を飛び出し、今に至るという訳である。 ルイズはキュルケの発した、召喚した、という言葉に驚いた。彼というのはこの場合間違いなく百鬼丸である。先程話していた黒い髪の男、他に心当たりなど無い。だが信じられなかった。確認する。 「それ、ヒャッキマルのこと?」 「そう、ヒャッキマルっていうのね?変わった名前、だけどとっても新鮮な響き。素敵だわ。ヒャッキマル……ヒャッキマルね。あの凛々しい瞳、水の垂れたような艶やかな御髪、野性的でセクシーな体つき。 それに平民だけど、とっても強いみたいじゃない。あんな恐ろしい化け物やっつけちゃったんだもの。あたしでも敵わないかも。ああ、ホント素敵だわ。何処の国の人なのかしら?」 あたしが召喚した?ヒャッキマルを?それを見てた?化け物をやっつけた?あの恐ろしい化け物をあいつが?嘘…… ルイズの頭の中でぐるぐると思考が回る。だが唐突に与えられた、この驚くべき情報を纏め切る事も信じ切る事も出来ない。 「ねぇ、あたしがあいつを召喚したって……ほんと?」 「だから誤魔化しても無駄っていってるでしょ?あたしの男を見る目をなめないで頂戴。ちゃんと見てたんだから。 それにさっきの変わった剣と、あの艶やかな黒髪。服が違ったから気付くのが遅れちゃったけど、間違いないわ。昨日は紺色のぼろぼろの服着てたでしょ。ローブみたいな奴。確かに見たもの」
支援
ラス1支援
間違いないわ、ヒャッキマルだ。 確信を持った。途端ルイズの中で何かが弾けた。 「ねえ、彼って何処の国の人?あたしはロバ・アル・カリイエじゃないかって思ってるんだけど。でもそう、化け物に勇敢に挑みかかる異国の剣士。 あの姿を目にしたとき、あたしのなかに恋の炎が燃え上がったの。まるで昔読んだ『イーヴァルディの勇者』みたいに、とっても格好よかったわ……。 彼は逞しい手に握った小さな剣と心に秘めた大きな勇気であたしを助けに来てくれた、そう、勇者よ。 恥ずかしいわ。あたしにも、勇者の助けを待つだけの囚われのお姫様みたいな……ってルイズ?もう、どこいったのよ!!ちゃんと聞きなさいよね!? ゼロ、ゼロのルイズ!!」 未だルイズの尋常ならざる様子に気付かず、一人夢想するかのように喋り続けるキュルケを尻目に、ルイズはその衝動のままに駆け出していたのであった。
480 :
ぜろろ :2008/11/26(水) 21:28:31 ID:L5eU/Kgv
以上です。改行間違えてたせいで手間取りました。申し訳ない。
ちなみに私の作家としてのスタンスはご覧の通り現状維持です。
本投下を持って意思表明とさせていただきます。
支援頂いた方々感謝です
>>453 叩かれるのは構わないのですが、できれば理性を持って毒でw
そちらの方が参考になりますので
では
乙でした〜 やはり、キュルケは微妙にデリカシーないと言うか自分の恋一直線なのが素敵だw ルイズの百鬼丸への態度がどうなるかドキドキ
>>480 乙です、いつもながら大ボリュームだw
現状維持とは僥倖です、お疲れさまでした
次回も期待しています
ついにばれてしまったか おちゅー
ぜろろの人乙です! なんつうか救われたような気分す さて「平民」という言葉、百鬼丸にはなんて聞こえるんでしょ? 「平民」は明治期に英語の「commoner」に相当する語として造語されたとおもいやす。 現代人のサイトにはハルケギニア人がcommonerに相当するハルケギニア語を「平民」と翻訳されて聞こえてますが 室町中期の人間である百鬼丸には何と聞こえているか? やっぱ「百姓」?百鬼丸が武士階級出身に拘っていいるようには見えませんからなあ
>>480 お疲れ様です。
やっぱりおもしろひ。これからも楽しみにしてますね。
ぜろろの人GJでした コッパゲがどことなくかっこよくて百鬼丸がなんとなく可愛くてキュルケがどうにも憎めない そんでもって召喚したこと知ったルイズがどう出るやら気になります
よし、ここは銃夢からガリィとノヴァ博士と巨乳吸血鬼カエルラを召喚してだな・・ パンチ一発で人間が粉微塵になるから無理だな、グロSSになる
しかし今回のキュルケのテンションと喋りが手塚絵で再現されてきたw
銃夢ならゼクス先生をだな
>>488 確かに、凄い勢いで手塚絵のキュルケとぽかーんとした表情のルイズの様子が浮かぶw
>>480 乙でした!次回も期待するのであります!
GJ! 次も楽しみ
>484 「民草」 あたりで
★★★★★★★★★★今までのまとめ★★★★★★★★★★ 提督氏が住人の馬鹿さ加減に一石を投じるため前言を翻し(別にルール違反ではない)このスレにSS投下 ↓ 以前から才能に嫉妬していたやつらが、鬼の首を取ったように「約束破り」「荒らし」と喚き 提督氏の後書き(削除するも纏めに載せるもまかせる)の揚げ足を取りSS削除しようと画策 ↓ 管理人が投票提案。アンチ工作に明け暮れ、深夜議論など卑怯な手を取り削除票を増やす ↓ 管理人が「よく考えたらルール違反犯してないし、削除はねーわ。常識的に考えて」 ↓ 当たり前の判断だけど、アンチども火病を起こして発狂して管理人、提督氏叩き ↓ 思い通りにならないからチャットで共謀して抗議の意味(笑)でSS削除して荒らす ↓ 突然の自体に慌てた管理人が発狂し、信頼を落としてSS削除加速 ↓ 管理人としてダメなので管理人辞めて、他の人に任せます ↓ それはともかく、提督に関するアンチVS擁護が継続的に炎上中
496 :
ぜろろ :2008/11/26(水) 21:46:40 ID:L5eU/Kgv
ぜろろ氏乙。スレはこんな状態ではあるが、貴方をはじめ優良な作品を投下してくれる作者さんがいてくれて本当に嬉しい。 是非このままのクオリティで頑張って頂きたい。貴方の作品をいつも楽しみにしてます。
>>496 タイトルんとこの「DoRoRo」が「VoRoRo」に見えてなんだか吹いちまった
>>496 こっちかーw
どうやって今まで生きてたの百鬼丸ってレビューされてるのを思いだしたゲームじゃないかwww
>ぜろろ氏 ほほう……この絵ですと、シエスタがモット伯からそりゃもうすんごいことをされると創造してよろしいのですね
>>501 不死力解明編がやたら長かった漫画かw
デルフが軽量化のために穴を開けられてしまう
503 :
ナイトメイジ :2008/11/26(水) 21:58:12 ID:JOdwGsPf
面白いSSの後で大変緊張しますが私も投下させてください 22時からでお願いします
支援させて頂きます。
支援するよォ〜
支援だぜ
支援なんだな!
支援ですぞー
ひゃっほうナイトメイジ様きた!! 支援!!
511 :
ナイトメイジ :2008/11/26(水) 22:02:48 ID:JOdwGsPf
見えはするが見えていることすらわからない。 聞こえはするが何が聞こえていことすらわからない。 ならばそれはなにも見えず、聞こえずとなんの変わりがあるのだろうか。 ありはしない。 色と音のある闇の中でただそこにいるだけ。 その闇の中にどれほどルイズはいたか。 時間すらも無意味なら、どれほどという言い方もまた無意味。 ではあるが、他に言い方もない。 いつ頃からかルイズの耳に響く音があった。 その音に闇に溶けていたルイズの心が次第に集まっていく。 どんな音も色も、ただ溶けた心の中を通り過ぎていくだけだった。 だが、この音は違う。 溶けた心を集め、意味を成していく。 神の左手ガンダールヴ。勇猛果敢な神の盾。左に握った大剣と、右につかんだ長槍で、導きし我を守りきる。 それは音ではなく言葉。 神の右手がヴィンダールヴ。心優しき神の笛。あらゆる獣を操りて、導きし我を運ぶは地海空。 それは言葉ではなく歌。 神の頭脳はミュズニトニルン。知恵のかたまり神の本。あらゆる知恵をため込みて、導きし我に助言を呈す。 そして歌と共に耳の届き、心に刻まれるものがある。 そして最後にもう1人……。記すことさえはばかれる……。 心に刻まれた一編のルーンは口に上り、言葉となる。 四人の僕を従えて、我はこの地にやってきた……。 そしてルイズは零れるように呪文を唱える。 「ディスペル・マジック」 窓のない真っ暗な部屋にただ一つ作られた扉を開いたときはこんなふうなのだろうか。 目に映るもの全てが意味を持ってくる。 壁は壁、椅子は椅子、アンリエッタ姫はアンリエッタ姫であり、ベルはベル。 目に見えるものに意味が戻るにつれ、ルイズの意識も再び動き出し、釣られるように口を動かすのではなく、はっきりと自分の意志で言葉を紡いだ。 「ベル……」 「あら、ルイズ。やっと起きたの」 ベルが何かを足蹴にしていたが、そんなものには目もくれずルイズはぽつりぽつりと寝ぼけた頭を起こすよう頭を振る。 「わたし……魔法が使えた」 何かを蹴り飛ばすのをやめたベルが少し離れたところに転がっているクロムウェルの手に光る指輪にちらりと視線を走らせた。 「ならここにもう用はないわね。さっさと帰りましょ」 ベルはこんなところに興味は失せたとばかりに駆け出そうとするが、そんな使い魔を追いかけようとしたルイズは極めて重大なことを思い出した。 「ちょっと待って。姫様!姫様を連れて行かないと!!」 すっかり忘れていたとでも言いたげにベルがパンと両手が高らかに音を立てて打ち鳴らした。 「けっこう重いわねアンリエッタって」 「あーっ!ベル。姫様の足、引きずってる、引きずってる」
おおおお!ナイトメイジ支援です!
513 :
ナイトメイジ :2008/11/26(水) 22:04:02 ID:JOdwGsPf
3人の少女が廊下を駆け抜けた直後、ワルドとクロムウェルが倒れている部屋に足音も立てずに入ってきた女性がいた。 クロムウェルの秘書、シェフィールドである。 シェフィールドは部屋の中を軽く見渡すと、気を失っている2人の男をそのままにおいて隅に落ちていた小さな木箱の元に足を運んだ。 木箱の中では回転する金属の筒につけられた小さいとげが、これも金属の櫛の歯を弾いている。 そう、これはオルゴールである。 だが、このオルゴールは誰が見ても壊れている以外の感想をもたないだろう。 見た目はどこも不都合なく動いているものの、どんなに櫛が弾かれていてもかすかな音すらたてないのだ。 オルゴールとしての機能を果たしているとはとても言い難い。 それなのにシェフィールドはまるで万の黄金よりも価値があるかのようにそれを拾い上げた。 「こんなところにあったのね」 指先でオルゴールを回しながら見るシェフィールドはほっと一息ついた後、歯車の振動を感じていた指を口元にそっと添えて細い眉を少しゆがめた。 「あの娘」 桃色がかったブロンドの小さい学生、ルイズといったはずだ。 虚ろな瞳ではあったが、その視線は間違いなくこのオルゴールに向けられていた。 どのような音も奏でることのないこのオルゴールに。 「まさか……」 もし、このオルゴールの音を耳にしていたとしたら可能性は一つしかない。 「いえ、そうかも知れないわ」 人間の使い魔をも従えていた事。 それは彼女の考える可能性をさらに補強する。 「それなら」 何事かを心に決めたシェフィールドは部屋を出るとまずは部屋に倒れる2人のために水のメイジを呼ぶ声をあげた。 ニューカッスル城の地下──と言うのも少しおかしな言い方かも知れない。アルビオンは浮遊大陸なのだから──には大きな鍾乳洞がある。 大きな、というよりは巨大なと言った方がいいかもしれない。 この鍾乳洞はニューカッスル城の秘密の港として使われていたほどなのだ。 事実ルイズ達がアルビオンに来たときには、ここに2隻のフネが停泊していたが今は一隻のフネもない。 レコン・キスタ空軍の操船技術ではここに入れないのだ。 ──王立空軍の航海士にとっては造作もないことだがね 先日、そう自らが率いる空軍の実力を誇っていたウェールズ王子も既に虚無の魔法で敵となった。 そのことを悲しんでいるのか閑散とした洞窟の中で風が泣き声を上げていた。 「おかしいわね。まだ来てないのかしら」 ぐるりと視線を巡らすベルの後をついてルイズも辺りを見回してみたが、見えるのはごつごつした岩肌と車輪のついたタラップ、それにほったらかしにされた舫縄に大量の木箱くらいのものだ。 「どうしたの?」 「ちょっとね……んー、行ってみるか。ちょっと待っててね」 いつものことだが止める暇などありはしない。 ルイズの止める声も聞かずにベルは濡れて滑りやすい床に構うことなく走り出し、あっという間に洞窟の出口に向けて走るベルの背中はすぐに岩影に隠れた。 「待っててって……」 取り残されたルイズはベルの肩をつかもうとしてできなかった手を少しの間泳がせていた。 ベルの事は気になるが、待っててと言っていたから戻ってくるだろう。たぶん。 それなら、とルイズは目を洞窟の奥から後ろの壁と床の間に移す。 目をつぶったままのアンリエッタ姫がそこに寝かされていた。 一瞬、死んでしまったのかとも思ったが規則的に上下する胸がそうではないことを教えてくれる。 「姫様。お願いです。もう少し、あと少しだけそのままにしててください」 杖を片手に持ち目をつむる。 今は眠っているがアンリエッタ姫は未だクロムウェルの虚無の魔法により心を操られているはずだ。 心を縛られていたルイズのように。 ──だけど 虚無の魔法で心を操られているのならルイズにはそれを解く方法がある。 少し前のルイズにはなかった魔法が今のルイズにはある。 ──でも その魔法、ディスペル・マジックが解いたのはあくまで不完全な心を操る魔法。 だったら完全な心を操る魔法にディスペル・マジックは通用するのか? しかも虚無の魔法に。 それにたった一回成功しただけの魔法なのだ。 また、再び使えるのか? ──それでも
支援
支援
516 :
ナイトメイジ :2008/11/26(水) 22:07:18 ID:JOdwGsPf
ルイズは心にたまり、積み重なりそうになる不安を押し殺した。 それでもやらなくちゃいけない。 心を縛られていたとき、ルイズは限りない恐怖を感じていた。 なにも感じられないはずなのにそれだけは感じていた。 なら、心を操られている姫様はどうなのだろう。 「ディスペル……」 背中だけでなく全身にのしかかる不安を覚えたルイズは杖を振り上げ、そして覚えたオルゴールの音に合わせ、指揮者のように杖を振った。 「マジック」 「ディスペル・マジック、か。エリスのアイン・ソフ・オウルくらいに派手なのを期待してたんだけど……。 具体的に言えばいつも使ってる爆発のバージョンアップ。 それでも、入り口に来たことには変わりないわ。 ……あら?誰か来たみたいね。 それならルイズにはもうちょっと頑張ってもらいましょ」 ========================================= 今回はここまでです 指輪で操られている人間が多いのでしばらくディスペルが活躍します
乙です アイン・ソフって無茶い…でもないか
GJでしたー ディスペルの件で虚無の魔法の中でもディスペル・マジックが一番好きな俺は変わり者なんかなと思ってしまった
乙でした〜! 支援しそこねたorz
521 :
520 :2008/11/26(水) 22:20:03 ID:RdzgWLru
っと忘れてた 乙です!
>>496 無限の住人の作者がイラストやってるんだ、あの人がねぇ・・・
こんばんは。 正直言って、一体なんでこんな騒動が起こったしまったのか良く解らないのですが、取りあえずwikiはそのままにします。 投下もよほど荒れなければここで続けようと思います。 完結までにあと何年かかるのかも解りませんが、一度はじめたからには必ず最後までやるのでこれからもよろしくお願いします。
P3のアイギスかメティスは無理があるかな? 可能なら投下してみたいのだが。
可能ならってなんぞ…?
>>523 ほんとにね。投下して感想を貰うだけのスレなのに削除や何やら意味わからんね
次話も期待して待ってますよ
>>523 続けて下さるようで何よりです
応援してますよ
>>523 とてもおもしろく毎回読んでます。
完結までお互い頑張りましょうねぃ
アイギスかわいいよかわいいよアイギス。
>>523 良かった……。貴殿の作品が、更新停止なんて云われたら、このスレを見る楽しみが激減してしまうところだった。
532 :
虚無の闇 :2008/11/26(水) 23:03:09 ID:W75vSWke
書き溜めてるから投下が早い作者ですこんばんは 前方OKなら15分ごろかが3話を投下したいと思います ルイズへの愛が歪んでいるのは仕様です それでもいいなら、ゆっくりしていってね
>>524 別に無理ではないと思う。
ぜひ投下をお願いしたいw
光ある限り支援もまた蘇る
支援
魔王って素敵な響きだよね!支援
ROM専だが今じゃ過去の名作達が削除されているから ちょっと心配です。投下できる雰囲気かどうか。
540 :
虚無の闇 :2008/11/26(水) 23:15:38 ID:W75vSWke
ルイズがサモン・サーヴァントの儀式を終えてから、早くも5日が過ぎていた。 相変わらず夢の世界は血と暗黒で閉ざされており、安らぎを得られるような物ではなくなっている。 だが水メイジには目立った悪影響として発見されず、本日から通常通り授業にも復帰になった。 ミスタ・コルベールに何か変化は無いかと聞かれたが、自分が殺戮を楽しんでいるという悪夢を話せる訳も無かった。 彼の事を心から信頼していれば話せたかもしれない。きっとルイズは悪くないと慰めてくれ、解決策を探してくれるはずだから。 でも、もし見下されたら? 精神の異常だと攻められたら? そう思うと怖かった。 もう蔑まれるのは嫌だったのだ。例えミスタ・コルベールはちゃんと受け止めてくれたとしても、ほかの教師は違うと思ったから。 きっと大半は、ゼロのルイズがとうとう歪んだ、程度にしか捉えてくれないと思った。だって私はゼロ、おちこぼれのゼロのルイズなんだもの。 今日もルイズは夢の中で数百人もの人間を殺しており、戯れに築き上げた屍の山の上で、ワイングラスを揺らしながら生き血を楽しんでいた。 中でも酷かったのは年端も行かぬ少年の胸を断ち割って、心臓を抉り出し口に押し込んだ事だ。 蜜のような血の味は、とても夢とは思えないリアルさだった。まるで過去の記憶を体験しているように。 「あらルイズ、どうしたの? 顔が真っ青よ……?」 「っ! ツェルプストーっ! な、なんでも! なんでもないわ……」 恐怖で歪んでいるはずの自分の顔が、なぜか笑っているように見えて恐ろしかった。本当に魔物と化したような気さえする。 それをこんな朝から訪ねて来たツェルプストーに見られたときは、心臓を鷲掴みにされた思いだった。 「ちょ、何よ?! どうしたのよ!」 「いいの! 私は大丈夫なの!」 必死になって彼女を部屋から追い出して鍵を掛け、服を放り出すようにして着替える。 出会った人間すべてが自分を哂っているような錯覚を覚え、息が切れるぐらい走って食堂へと逃げ込んだ。 朝早くだったために疎らにしか人影はなかったが、何人かが此方をみて笑っている。自分の存在が否定されているようで恐ろしかった。 下を向いて誰とも目を合わせないようにしていると、いつもより大きく侮蔑の言葉が聞こえる気がして、怯えながら朝食を取った。
支援
「錬金!」 ルイズの呪文と共に発された魔力はテーブルの上の小石を直撃し、いつもより数段酷い爆発を引き起こした。 教室の屋根板が何枚も剥がれ落ちて落下し、教卓は跡形も無く焼け焦げ、発生させた熱と衝撃波でミス・シュヴルーズを医務室送りにしてしまう。 幸いなことにそれ以上の怪我人は出さなかったけれど、それはルイズのお陰ではなく、ただ皆解っていて机の下に逃げ込んだからだ。 『ゼロは相変わらずゼロだな!』 『あんな騒ぎを起こしたのに、使い魔も出せずこの有様とは。才能ゼロだね』 『なんで彼女ってここにいるの? さっさと退学にしちゃえばいいのに』 『まったくだな。いい迷惑だよ、ゼロは』 聞こえてきたのは使い魔を呼び出す前と何一つ変わらない、いつもどおりの蔑みの言葉だった。 曲がりなりにも使い魔を出せたのだから、と思っていたのに、結局自分はゼロのままだった。 何も出来ないダメなルイズ。才能のかけらもないゼロのルイズ。使い魔も呼べなかった出来損ないのルイズ。 一人で教室の掃除を続けている間、そんな言葉ばかりが胸に湧き上がった。 重い机は指に食い込み、腕は酷使されて悲鳴を上げ、慣れない掃除は急速にルイズの体力を奪う。 いつものルイズならメイドを呼びつけてやらせたり、使い魔が居ればそれに押し付けたりしただろう。 だがそんな事をすれば、メイドはきっと自分の事をあざ笑うと思った。平民にまで蔑まれたくなかった。まだ貴族で居たかった。 この失敗は自分のせいなのだから、後始末ぐらい自分でする。そうすれば自分は、貴い精神を持つ貴族なのだと言い訳が出来る。 非力な少女が机の整頓まで行うには多大な時間がかかり、どうにか格好がついた時にはお昼過ぎになっていた。 途中で何度か教室の前を他の生徒が通過したが、大半の生徒はルイズの事を滑稽だ、無様だと笑った。 魔法を使えば重い机だって、高い位置にあるガラスだって、杖を振るだけで簡単に処理できる。平民のように汗水垂らすのは、貴族の姿とはとても思えないと。 「あれ……?」 最後に掃除用具を戻していた時、ルイズの視界が急に乱れた。 困惑して目を擦れば、指先には温かい水の感触。それでやっと、自分は泣いているのだと気付く。 「うあ……止まって、止まってよ……」 何度目を擦っても、止めようとして目をきつく閉じても、涙は次から次へと溢れ出た。 胸の奥から嗚咽が込み上げる。鼻水で鼻が詰まる。目頭が燃えるように熱くなって、もうどうしようもなくなった。 掃除したばかりの床の上に、何粒もの涙が落ちていく。貴族が泣き顔を見せる訳には行かないと、マントで顔を覆いながら廊下を駆け抜ける。昼食の時間で本当によかった。 どうにか自分の部屋へ入ると、震える指先で鍵をかけなおした。こんな顔は誰にも見せたくない。
支援
544 :
虚無の闇 :2008/11/26(水) 23:18:06 ID:W75vSWke
「私は、ゼロだ……」 ゼロの自分を認めるわけにはいかないと、どんな事でもやってきた。自分なりに最大限頑張って来た。 教科書なんて全部暗記しているし、精神の集中法なら軽く20はすぐに出来る。杖の振り方だって腕が千切れるぐらいやり直した。 他にも書物だってたくさん読んだし、実技以外の勉強は誰にも負けないぐらいやっている。知識を試すようなテストなら誰にも負けない。 貴族として恥ずかしくないように、テーブルマナーやダンスといった、厳しいばかりの社交だって必死になって練習した。 でも、どんなに努力してもゼロはゼロのままだった。どんな魔法を唱えても、不躾な爆発が起きるばかりでちっとも成功しない。 「ゼロ、だなんて……。わたし……が、一番、わかってる、わよぉ……」 漏れるのは今までずっと感じていた、けれども一度たりとも口には出さなかった、出せなかった言葉。 口に出したら本当になってしまいそうで、自分が平民より劣るような存在であると認めてしまうようで怖かった。 魔法を使えないメイジ、ヴァリエールの面汚し、出来損ないの役立たず……。コモンマジックを成功させるだけで覆せる事実なのに、その程度すら自分には出来ない。 家に居たときは、平民のメイドたちにすら陰口を叩かれていたことを知っている。 お前ごときが何様のつもりだと。ただ貴族として生まれただけの、運がよかった平民だと。 魔法の才能の変わりに、それならば他の誰よりも貴族らしく在ろうと、俯いた背中を見せてはならないと、がむしゃらに頑張ってきた。 絶望で砕けそうになる背筋を無理やりに伸ばし、威厳など欠片も無いのに胸を張ってきた。 自分の不出来を補うために磨いてきた物のために、魔法に対するあてつけはより酷いものになったけれど、それでも負けたくなかった。 茨の道を走って、走って、走り続けて……。自分が魔法を使えないという理不尽に、ただ貴族たらんとして耐えてきた。 しかし茨のトゲは余りにも鋭く、進んできた距離はあまりにも長く、ついに膝を折ってしまった。 張り詰め続けてきた糸が、とうとう切れてしまったのだ。 それは荒れ狂う負の感情となってルイズに押し寄せた。 「わたじ、だって……すきで、ゼロ……じゃ、ない……。ひっく……。 ほんと、は……ふつう、に……。うぇぇぇぇぇん」 夕食すら取らずに泣き通し、ただ無念さと不甲斐なさを吐き出しつつけた。 それだけルイズは使い魔に賭けていたのだ。ワシでもフクロウでも変な生物でもなんでもいい。最低限、とにかく召還と契約さえちゃんと出来ればよかった。 もちろん凄い使い魔ならそれに越したことは無いが、心の底では自分がそんなものを呼べるはずも無いと分かっていた。 だから、せめて連れて歩ければ……。自分の魔法が成功した証である使い魔の姿を見せることが出来れば……。 今はそれすら出来ない。本当に、何も、なんにも出来ない。 「ぐすっ……ひっく……。ゼロ、だなんて……。ゼロなんて、やだぁ……。やだよ……ちい姉さま……」 使い魔を見ればメイジの実力が分かる、言葉通りだろう。 所詮ゼロである自分には、何も無いし何も出来ない、無能なゼロの使い魔がお似合いということだ。 部屋の扉が何度も叩かれたけれど、こんな顔を誰に見せる事が出来ようか。枕に頭突っ込んで無視を決め込む。 「ちょ、ル、ルイズ?! まさか……」 入ってきたのはツェルプストーだった。なんでこんな時に来るのよ! もう頭の中はぐちゃぐちゃで、思い切り枕を投げつけて部屋から追い出してやった。 よりにもよってツェルプストーに泣き顔を見られちゃうなんて最低だ。最低の更に下だ。 なぜ始祖ブリミルは、私に力を与えてくれなかったのだろう。平均以上なんて望まない、せめて基礎だけでも出来ればよかったのに。 神様が力を与えてくれなかったら、もう、悪魔に頼るしかない……。 力が、力が欲しかった。 なんでもいい、自分を笑う者が居なくなるぐらいの力を。 世界を変える力を。
ルイズ!! 泣いちゃだめだ支援!!
サイコロ投げ支援
547 :
虚無の闇 :2008/11/26(水) 23:19:17 ID:W75vSWke
キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーは後悔していた。 原因は隣室に居る、発育の非常に悪い少女のとの関係についてである。彼女は通称ゼロのルイズ、ヴァリエール家に生まれながら魔法を何一つ使えない女の子。 ここまでならただの落ちこぼれとしてキュルケが目を付ける事も無かっただろうが、コモンマジックさえ使えないあの少女は、今まで付き合ってきた数多くの男たちより貴族らしかった。 実際の薄汚れた世界では建前とされている事だって律儀に守り、どれほど罵倒され哂われても折れず曲がらず、ひたすらに自分を貫き通す。逆境の中でなお強くある彼女の姿は尊敬してもいい。 しかし心身ともに発育不足のようで、さわり程度にからかうだけで親の敵みたいな勢いで食いついてくる反応はお子様そのもの。キーキー騒ぎ立てる姿には余裕のよの字すらなく、そのギャップがキュルケを楽しませてくれた。 今まで通りなら何も気にする事などなかったのだが、最近のルイズはどうにも様子がおかしいのだ。 具体的には嫌な意味で小動物のようで、お見舞いがてらルイズが移されていた個室を訪ねた時など、何かに怯えたようにこちらを見る瞳には力が無かった。 ちょっとばかりやり過ぎてしまったのか、持って行ったフルーツの詰め合わせを押し付けても反応がいまいち。普段なら「病人扱いしないでよ! これぐらい何ともないわ、ツェルプストー!」などと言いそうなのに、拒絶を含んだ曖昧な微笑みを返されるだけ。 これでは肩透かしもいいところだ。まるで他人に媚を売るような笑みの浮かべ方が癇に障り、いつものように"ゼロのルイズ"を口に出せば、はっきりと恐怖と絶望を浮かべた表情を向けられ、ばつが悪くなってすぐ帰ってしまった。 「やっぱり、サモン・サーヴァントの儀式のせいかしらね……」 ルイズは細くて小さい体とは裏腹に、誰にも負けないようなしっかりした芯を持っていたはずだ。それがキュルケがルイズを気にしている理由でもあったのだから。 どんなに笑われても、罵倒されても、何もかもが上手くいかなくても、彼女はまっすぐ前を向いて生きていた。妥協も諦めも心から締め出して、魔法を使うための努力を惜しまなかった。 だが、使い魔の召還を失敗したことが事が決定的になってしまったのだろう。かつて輝いていた姿は見る影も無く光を失い、身を縮こませて食事を取っている姿は見ているこっちが痛々しい。 今日など久しぶりに授業に出てきたので治ったのかと思えば、ルイズは魂をすり減らした老人のように痩せこけて見え、常に周囲を気にする様子は哀れなほど小さく見えた。 未来を見据えていた相貌は暗い失望で塗りつぶされ、腐臭が漂うほどに濁きっている。かつてころころと色を変え、キュルケを楽しませた面影はまったく残っていない。 誰も、何も見ないために折り曲げられた背は、この世のすべてを拒絶して殻に閉じこもっているようだ。 「励ましてあげたいけど、私の性に合わないのよねえ……」 自分にも彼女をああしてしまった責任の一端が有る。凹んでいる彼女を励まそうとして、恨まれるような事を口に出した回数は数知れない。 そしてそれ以上に、ただ遊ぶためにつついた過去があった。顔を合わせた際の恒例というか、何の気なしにやっていたが……。自分がそんな目に合ったなら、絶対に怒ってファイアー・ボールを打ち込むだろう。貴族のプライドを傷つけたという大義名分だってある。 しかしルイズは魔法が使えない。あの教室を吹っ飛ばすほどの爆発を起こせば医務室送りは確実だけれども、いつも勝てもしない舌戦に乗ってくるだけで、ルイズは一度たりともそんなことはしなかった。 そこでふと気づいたが、果たしてルイズの愚痴を聞いてくれるような友人が誰か一人でも居るのだろうか? ルイズに親しく話しかけている人物など見たことも聞いたことも無いし、恋人などいる訳も無い。思いつく相談相手は変人のコルベールぐらい? プライドの高いあの性格からして家族への手紙でも強がっていただろうし、ルイズは今までずっと孤独だったのでは?
支援
549 :
虚無の闇 :2008/11/26(水) 23:21:09 ID:W75vSWke
「うわぁ……、考えるんじゃなかった」 考えれば考えるほど、自分の犯した罪の大きさが身に染みた。軽率すぎた自分の行動に猛烈な自己嫌悪を感じる。 誰にも頼れずに針の筵の中で生きている少女を嗤い、それを当然の権利の如く振舞い続けていたわけだ。 ヴァリエールとツェルプストーの因縁の根はかなり深いとはいえ、自分よりも弱い立場にあるのをいい事に苛め殺すなど、微熱のプライドからすれば唾を吐きたくなるような行為のはず。 一部の生徒のように陰口を叩いて回ったり、授業中に周囲を巻き込んで大っぴらに囃し立てた事は無いが、上品な行為だったとはとてもじゃないが思えなかった。これでは平民を家畜か奴隷と同等に扱う恥知らずと何も変わらない。 「微熱が、冷めちゃうわ……」 せめてもの償いにと部屋を訪ねたものの、人の気配はあるのに何度ノックをしても返事が無かった。ルイズなら風邪こじらせて死にそうだろうと、私は平気だと言い張るために出てくるだろうに、とキュルケは首をかしげる。 そういえば昼食にも夕食にも出てこなかった。ただでさえお子様体系であるルイズがそんな事をしたら、栄養不足で倒れてしまうのではないのだろうか。ますます不信感が募る。 ドアが揺れるほど強く叩いても、中にいるはずのルイズは相変わらず返事すら返してこない。これは異常では? 中にいるのはあのルイズだというのに。 もしかして、返事を返さないのではなく、返せないのではないだろうか? 何か嫌な予感がし、キュルケの脳裏を最悪の光景がよぎる。今の彼女なら十分に考えられるだけに、その想像はより一層リアルな物になった。 薄暗い部屋の中、天井から下げられたロープに首を……。 「ちょ、ル、ルイズ?! まさか自殺なんて……」 慌てて杖を取り出し、道を間違える前に止めようとアンロックで部屋に押し入った彼女が見たのは、ベッドに突っ伏して大きく肩を震わせているルイズの姿だった。 こちらを向いた顔は涙でぐしゃぐしゃ。希望という言葉すら失くしたほど深い絶望に染め上げられ、目は充血して真っ赤になっている。よほど上手い演技でもない限り、現在進行形で大泣きしている現場に違いない。 「あ、その……」 向かい合ったまま硬直し、一瞬が永遠とも思えるほど重苦しい沈黙が流れた。 まだこの学校で一度も見たことがなかったルイズの涙を、恐らく今まで誰にも見せなかったであろう物を見てしまった。 あのルイズが自殺だなんて、逃げの手を打つ訳が無いじゃないか。自分の間抜けっぷりに悪態をつきたくなる。慰めるには最悪のタイミングだ。 「……てって! 出てってよ! 出てけ!」 抱きしめるぐらいしてやれば良かったけれど、あのルイズが号泣しているという雰囲気に耐えられなかった。飛んできた枕を足元に置き、慌ててドアを閉める。 ルイズに"自分を笑う無数の人間の一人。その中でもとびきり気に入らないやつ"と認識されている事を考えれば、この対応は最悪に近いものだった。 キュルケにその気はなくとも、このネタで自分をより貶めるだろう、などと考えられているのは想像に難くない。キュルケは己の間の悪さと思慮の浅さに深い溜息を吐く。 謝りに行ったのに、余計に傷つけてしまった。……まったく、自分は何をやっているのだろうか? もう少し勇気を出せて、無理やりにでも抱きしめるとか、そのぐらい出来れば違ったかもしれないけれど……。 背にした扉を通して、おぼろげながら中の様子が伝わってくる。押し殺したような唸り声と、しゃくり上げる嗚咽の音が耳に痛かった。 「ルイズ、ごめんなさい……」 噛み締めた唇の隙間から洩れた謝罪の言葉は、誰にも聞かれぬまま溶けていく。
550 :
虚無の闇 :2008/11/26(水) 23:23:09 ID:W75vSWke
以上で今回は終了になります ルイズ可愛いよルイズ
キュルケかわいいよ支援
>>550 って乙ですw
泣いてるルイズはやっぱり可愛いと思うよかわいいよルイズ
精神ダメージは色濃いなあ。
次も待ってます。
>>550 GJ! ルイズもキュルケも痛かわいいな……。
>>550 乙です。
いやぁ、ルイズかわいいわぁ。泣かせたいw
GJ! 二人とも痛いかわいいよ たまらんよ。
乙です ヘイトにならず上手く作者さんのルイズ愛が伝わってきますねw 今後も期待!・・・だけどこれはバッドエンド的な展開から逃れられそうにありませんなw
新連載!! 借金返済お嬢様 園川エルザがルイズに召喚されました。 連 載 中 止
どうも蛇です トリップ忘れましたが投下します よろしければ0時5分から開始です
もうベルセルクゼロあるんだよなー・・ ガッツ、大剣といえば ア リ ュ ー ゼだな 我儘お姫様とも仲良くなれる奴だから使い魔にもってこい
支援ベント!
スネェェェク!支援だよ。
蛇で思い出したが狂蛇の使い魔の最新話ってまだまとめになかったっけ支援
支援
>>559 大帝の剣の万源九郎が浮かんだのは俺だけでいい。
ハルケギニアに宇宙人がやって来そうだけどw
>>558 支援するよォ
スネェエェク!支援
しえんだよー
それでは開始します ボーウッドがふらふらと帰った後、 クロムウェルはその後姿を見つめながら感情の無い声で背後に話しかけた。 「君は竜騎兵隊の隊長として『レキシントン』に乗りたまえ。」 すると後ろから人の気配が。 シェフィールドが振り向く。 苦笑いを浮かべてふらりと現れたのはワルドであった。 いつの間に―全く気配を感じさせなかった。 「気づかれていましたか。」 「気をつけたまえ。いろいろ嗅ぎまわっていると、いくら余でもフォローできん場合がある。妙な行動は慎むことだ。」 「気をつけます。」 そこでようやくワルドに向き直るクロムウェル。 「ところで、先ほどのは『目付け役』ととってよろしいのでしょうか?」 首を横に振るクロムウェル。 「彼は裏切るまい。そんな大きなことが出来る人間の器ではないだろう。 君に同行させるのは単純に戦力になると考えたからだ。」 このやり取り、シェフィールドに奇妙な違和感を感じさせる。 それが何かはわからない。 しいて言えば、出来の良い芝居を観ているような……心の片隅でそんなことを感じる。 だが、この男は私に隠し事の出来る玉じゃない。 それは彼女が一番良く知っていた。 それがなおさら気持ち悪さを増大させる。 「不安かね?自分が乗りこなせないかもしれない幻獣がいることが。」 「まさか。ハルケギニアで私に乗りこなせない幻獣など存在しません。」 不敵な笑みを浮かべるワルド。 相当な自信があるのだろう。 だろうな、といってクロムウェルはにやりと笑った。 そこでふと、思い出したようにワルドにたずねる。 「君は、なぜ余に付き従う?この前の功績に対する報酬も要求せずに。」 「私の忠誠心をお疑いになるのですか?」 「そのような意味ではない。ただの好奇心からだ。」 少々間をおいてワルドは答えた。 「……私が求めるものは聖地にあると考えておりますゆえ。 他に求めるものがないのですよ。」 「ほう?信仰かね。」 ククク、とのどを鳴らして笑うワルド。 「いいえ。野望ですよ。」
てめぇの顔も見飽きたぜ 一応言っておくけど蛇の人のことじゃないからね。
あー割りこんじゃった。すみません支援
近くにいたお前に支援
「……まったく、はめられたよ。こんなにかかるとは思っていなかった。」 「お前ならやってくれると思ってたから嵌めたんだがな。しかし、今は反省してる。正直俺も疲れた。」 木々がうっそうと生い茂る森の中。 そこに6人の人影が額を寄せている。 ルイズ、スネーク、キュルケ、タバサ、ギーシュ、シエスタという宝探しのメンバーだ。 宝探しはこれで6件目。皆にも疲れの表情が見え始めている。 それなのにもかかわらず、今度の宝の在り処はオーク鬼の巣穴となっているらしい。 身体も大きく、力の強い強敵だ。 疲弊しているこの部隊では倒すのは一苦労。 そういうわけで現在、作戦会議中なのだが……。 「ジジイに好かれても嬉しくないね。好かれた結果がこれだよ。」 「ジジイって言うな。チョイ悪ナイスミドルと言え。」 余裕の雑談である。 「そこ、おしゃべりしない。」 ルイズにピシッと杖で頭をたたかれるスネークとギーシュ。 素直に従う二人。逆らえば何をさせられるかわかったもんじゃない。 ルイズが作戦会議を再開する。 「で、今回の場所は洞窟。正直地の利は相手にあるわね。」 「入り口守ればいいわけだしね。」 相槌を打つキュルケ。 「そう。宝を手に入れるという目的がある以上ハデに暴れるってわけにはいかないわね。 ただ、入り口を見る限り、そんなに狭い洞窟じゃなさそう。」 「入り口をふさいで兵糧攻めなんてどうだい?」 「時間かかりすぎ。それにオーク鬼の馬鹿力なら入口の障害くらい何とかしそうじゃない?」 ここまで聞いていて内心スネークは驚いていた。 ルイズが思った以上に優秀な指揮官振りを発揮している。 もっと本格的に学べば良い軍師になるかもしれない。 「強行突破。」 「あいつらとまともに相手したい?」 無論、遠慮願いたい。 そして全員が期待のまなざしでスネークを見る。 こっちみんな。 「なんか言いなさいよ。」 「……煙草吸っていいか?」 ルイズ以外があきれる。 この状況でよくもそんなことがいえたものだ。 「煙……。」 「どうしたんだい、ルイズ?」 ギーシュがたずねる。ルイズはというとなにやら考えている。何かひらめいたのだろうか? 「OK。それで行きましょう、スネーク。」
―洞窟 入口― ここは洞窟付近の茂みの中。 そこからソーコムのスライド下部に装備されているLAM(レーザー・エイミング・モジュール)のフラッシュライトを二度点滅させる。 その光の先でも二度光が点滅した―作戦開始の合図だ。 先ほどの光の位置から黒煙が上がり、タバサの作り出した風に乗って洞窟内部に入り込む。 この煙でオークをいぶりだそうという作戦だ。 しばらくすると煙が洞窟からあふれ出し、一緒になってオークたちが鼻や口を押さえて転がり出てくる。 ここまでは作戦通り。 オークは本に書いてあった通りの容姿だった。不細工で身長は2メイル超、二本足で歩く豚。 鼻は良く利くようだが、あの煙幕でしばらく鼻は利かないだろう。 つまり、こっちの居場所はばれない。 茂みから思い切って飛び出す。 すかさず入口の中の岩陰に隠れた。この先は煙はひどいが低姿勢でいればまだ何とかなるはずだ。 今回は時間との戦いだ。悠長に匍匐前進で寝転がってる暇は無い。 外ではルイズたちがオークどもをひっかきまわしている。 後どれくらい持つかわからないが、出来る限り時間を稼ぐそうだ。 その隙にスネークが巣の中のお宝を頂戴するという単純な作戦である。 内部にまだオークが残っている可能性があるためスネークが抜擢された。 あの洞窟の中でも隠れる術をスネークは知っている。 スネークにうってつけの任務だ。 深呼吸をして体の内側に意識を向ける。 ……おそらく7分ほどはこの中でも余裕で行動できるだろう。 その先は息苦しさなど、集中を削がれるだろうがそんなに長居するつもりも無い。 それ以上に恐ろしいのは『におい』だ。 この巣穴、思った以上に臭い。 きっと脱出するころには悪臭で鼻が麻痺していることだろう。 一時的とはいえ、それが何に影響するかわからない。 一刻も早く終わらせたいものだ。 スネークは最近だんだん痛むようになってきた腰をだましながら、中腰で洞窟を進んでいった。
スネーク…w 支援
574 :
520 :2008/11/27(木) 00:08:46 ID:U8nHfEZD
>>558 支援
>>559 スペクトラルvsジェネレーションのクライスも剣が大きいな
あとはFF7のチョコボヘッドと兄貴分も
洞窟の中からオークがわらわら沸いてくる。 ここまでは作戦成功だ。 後は連中が巣に戻るのを妨害すればいい。 自信はないけど、やるしかない。 ルイズの頬を冷や汗が伝う。 作戦を考えたのは私だ。みんなに何かあっちゃいけない。 全員無事に作戦を終わらせる。勿論スネークも無事に。 おのずと杖を握る力が強くなる。 「おいおい、ルイズ。そんな固い顔していたら折角の美人が台無しじゃないか。」 隣で杖を構えていたギーシュが同じような硬い表情で軽口を叩いた。 「あんたもね。折角の色男がまるで鉄仮面みたいよ。」 「薔薇にも色々な顔があるものさ。」 もちろんギーシュにも余裕はない。 ただ彼はふさぎこんだ美少女をほうっておく事が出来ないただの馬鹿野郎だっただけである。 あんなに可愛い彼女がいながら罰当たりな男だ。 「君が不安な顔をしていてどうする。僕たちは君の作戦に同意したんだ。 君を信じているんだ。君も自分を信じることだね。」 かっこいいことを言っているのだが、顔色は今にも倒れそうなくらい青く、頬が引きつっている。 そんなギーシュがおかしくて、つい微笑んでしまった。 「……ありがと。」 ルイズは聞こえないくらい小さな声でそういって、こちらに気がついたオーク鬼に向けて杖を振った。 ―洞窟 オークの巣穴 通路― 中腰でしっかりと前へ進む。煙はまだ大丈夫。鼻はもう利かない。 ただただ腰が痛い。帰ったら誰かに腰を揉んでもらおう。 出来ればシエスタ辺りがいいな。逆にルイズに頼んだら殴られそうだ。 「……!」 何か黒い影を見つけ、洞窟のくぼみの影に身体を隠す。 影はいつもスネークの友達、自分の存在を消してくれる頼もしい存在だ。 目は暗闇に慣れてきてはいたのだが、この距離では見えない。 影の大きさが周期的に変化している。 おそらくは、オーク鬼。逃げ遅れたのだろうか。しかし、まだ生きているようだ。 暴れられたら厄介だ。 だが、ソーコムはまずい。銃声が反響する。 サプレッサーのついているM9を引き抜き、照準をオークの頭に合わせて発砲する。 麻酔弾がまっすぐにオーク鬼に飛んでいき、見事頭に針が刺さり薬液が内部に注入されていく。 ゾウをも眠らす強力な薬だ、これで少なくとも暴れることは無いだろう。 ほうっておけば死んでしまうかもしれないが、この世界にIUCNはないしオーク鬼がワシントン条約で守られているなんて話を聞いたことも無い。 黙って倒れているオーク鬼の脇を通り抜ける。 酷い悪臭が鼻を突くが、気にする暇も無く先へ進んだ。
―洞窟 オークの巣穴 居住区― ようやく行き止まりが見えた。 ここまで一本道とはいえ、途中にオーク鬼が倒れていたり、腰が痛くなったりとくるのに時間がかかってしまった。 一番奥に大仰に装飾された箱がおいてある。 確かに宝箱のようだが、いささか安っぽく見えるのが気がかりだ。 「……またはずれか?」 「そうじゃねえ事を願いな。」 デルフが背中から声をかけてきた。 陽気で退屈しないのはいいのだが、潜入時に話しかけるのはやめて欲しい。 いくら周りに人がいないといってもどこに耳があるかわからないものだ。 「外に出るまで黙ってろ。」 「ちぇ。最近相棒は冷たいぜ。」 悲しそうな声を出してから静かになった。 あとでしっかり構ってやることにしよう。 そのためにはさっさと外に出なければ。 箱をつかんで入り口に戻っていった。
支援
少し時間はさかのぼり、スネークが潜入を始めたころ。 「んぎぃいいいい!!!!!!!!」 「ワルキューレ!」 今にも手に持った棍棒をギーシュに向かって振ろうとしていたオークの腹の肉をワルキューレの槍が抉る。 しかし、戦闘時の興奮がオークの痛みをかき消す。攻撃は止まらない。 「ちっ!」 ワルキューレが後ろに飛びのいて距離を置く。そこにルイズの失敗魔法が加わり、反撃をよけることが出来た。 今回の要はワルキューレだ。 キュルケとタバサの魔法は確かに強力だが、その分消耗が激しい。 ギーシュのワルキューレで敵を引っ掻き回して出来るだけ時間を稼ぐ。 あとは未知数としてルイズの失敗魔法だが、どこまでコントロールできるか……。 『危なくなったら逃げろ。あとで俺を回収すればいい。』 スネークはこう言っていたが、ギーシュの中のライバル意識がそれを許さない。 愚かかもしれないが彼のプライドだ。 彼に負かされて、彼に頼って……そんなこと出来るわけが無い。 ここで逃げたら永久にスネークには勝てない! 「―負けてたまるか!」
で、オークって美味いのか? 支援
左方向からオークの棍棒が襲い掛かる。 それをワルキューレが槍で真正面から受け止めた。 ―魔力の源は精神力― ワルキューレが彼の心に反応し、いつも以上の力でオークを叩きのめす。 そこにタバサのウィンディ・アイシクルが止めを刺し、返り血が戦乙女を美しく染め上げた。 ―不思議だ。この緊張感。 今度は左右に一匹ずつ。 ワルキューレが土を巻き上げてオークの眼をくらませる。 渾身の一突きが右のオークの腹の肉を貫通する。 それに気がついた左のオークががむしゃらに棍棒を振り払う。 ワルキューレが右のオークを盾にして防いだ。 ―死の恐怖よりも、心の奥から高揚感に似た物がこみ上げてくる。 突き刺したオークを左のオーク目掛けてたたきつけ、倒れたところで頭を体重で押しつぶす。 二匹とも動かなくなったのを確認したギーシュが突然しゃがむ。 ブォン! 先ほどまで頭のあった場所を丸太のように太い棍棒が通過する。 確実に当てられるという自信があったのか、オークは豆鉄砲を喰らったかのような顔をしている。 今のギーシュにはその隙がしっかりと見えていた。 「そこだ!」 地面から岩の槍が伸びてオークに致命傷を負わせる。 死に際の一撃―棍棒が飛んでくる。 転がるように跳んでよけた。 ああ、服が汚れたな。 頭のどこかでそんな余計なことを考えられることに、彼自身が一番驚いていたという。
スネークあなた食べる気? 支援
―洞窟 入り口― 日光がまぶしい。いよいよ出口だ。 外が騒がしい。ルイズたちはまだ頑張っているようだ。 洞窟から脱出したスネークは、茂みに身体を隠すためにローリングで飛び込もうとしたそのとき、 「ぐっ!?」 腰に鋭い痛み。 あまりの痛みにローリングに盛大に失敗して地面とキスをする羽目になった。 しかし、倒れた場所が悪い。 なんと、ちょうど日のあたる場所で、オークたちから丸見えな場所ではないか。 「ぷぎぃ!ぎぃいいいいいい!!!!!!!」 箱を持って倒れているスネークにオークの一匹が気がついた。 そいつがまっすぐこちら目掛けて走ってくる。 ルイズたちがこっちに気がついたが、間に合うかどうかわからない。 痛みを押して無理やり立ち上がり、ソーコムで迎撃する。 野生の勘か何かわからないが、腕で急所直撃を防いできた。 なんという肉質の硬さ。マン・ストッピング・パワーに優れた45口径でひるまないとは。 これはまずい。 そう思ったときは、長年の勘が足を動かしていた。 間一髪で右に転がってよけるが、立ち上がるのに一瞬の間が空く。 来るべき衝撃を受け止めようと頭をかばったそのとき― ―身体がシルフィードの口にくわえられていた。 何とかタバサが間に合ったのだ。 首をひねってシルフィードの背中に顔を向ける。 タバサにしがみつくようにシエスタも一緒になって乗っていた。 どうやらしばらく腰をもんでもらうという夢はかないそうに無い。 「助かった、タバサ。」 「退却。」 「ああ。全員拾って逃げるぞ。」 全員無事に拾うことが出来、作戦は成功に終わった。
洞窟から少し離れた森の泉にて。 荷物をシルフィードから降ろし、いよいよ宝箱を開けることになった。 ギーシュが気分が悪い、と木の陰で休んでいるのを除けば全員元気そうだ。 「なーにかな♪なにかなー♪」 キュルケがノリノリで宝箱を開ける。 心なしかタバサもわくわくしているようだ。 どうせガラクタだろう。 苦労して取りに行ったスネークだが、正直中身にあまり興味が無い。 宝物であったとしても、どうせ自分には関係が無いし、役には立つまい。 そう思って少し離れたところで煙草を吸っていた。 一仕事終えた後の一服はたまらない。 これで冷たいビールでもあれば、と思うのだが、今は無理だろう。 もともと酒豪というわけではないが、たまにはそういうものも飲みたくなるものだ。 「ん?」 ギーシュがこちらに歩いてくる。 手に持った煙草を携帯灰皿に捨ててギーシュにたずねた。 「大丈夫か?まだあまり顔色は良くないようだが。」 「さっきほど悪くは無い。戦いが終わったとたんにこれだよ。我ながら情けない。 戦闘中はやけにハイテンションだった気がするんだがね。今は震えているよ。」 症状に若干の身に覚えが。 あまり良くない兆候だ。 「おそらく、軽い『コンバットハイ』だろう。戦闘依存症だ。 重度のそれにかかると周りの人間が危険になる場合もある。もちろん、お前もな。 しばらくのんびりしておけ。心を落ち着けるんだ。」 「さすがに詳しいな。」 「本職だからな。だが、いい事は少ないぞ。あこがれるのはやめておけ。」 「誰が憧れるもんか。」 ニヤッと笑ってギーシュの頭をガシガシと撫でた。 痛そうにしていたが、文句を言わず黙ってギーシュは撫でられることにしていた。 「スネーク!ちょっと来て!」 ギーシュの心の荒みなんてどこ吹く風。 隊長殿がスネークを呼ぶ。 「どうした?」 「これ、スネークは何かわかる?」 そういって宝箱の中から取り出したのは、これまた黒く長い箱。 そうだ、俺はこの箱に見覚えがある。 俺の記憶が正しければ、こいつはここにあるわけが無い。 急に目の色を変える。 箱を開けるとそこに入っていたものは― といったところで終了です。支援ありがとうございました
ギーシュかっこいいよギ…スネェーク!? 乙でした また次回に引くなぁw
Part200までそれほど遠くなくなった今、誰か拳王様を召喚する猛者は現れないものか。
難しいからな・・
_iヽ /ヘヽ彡ァ ¨>
\ ∧ ,.=-〈〈 /、 `>
_>::レwト〈-、w-'"^ 〉) 77_ /
7::::::l ` 、 i '´ ,/7 i ,ヘ ゙7_
゙レ:::l_ 、 i 〈 / /__^゙ ゙l 〉゙〉〉 /
{::〉ニ、=、゙j /__,.=ィ弋ソ¨ ', ト‐ j ヽ、
>>585 琴など弾けぬわ!
. ¨ヘヾ='>li ¨ー=¨ /∨フ/ ヾ、
', ll ' ├‐ヘ バ
ヘ ll l ヾヾ、¨ヽ--、_
', ゙ヾフ _ j ヽ、 `
/ヽ, ヽ,¨─,> /:::j ト、 ヽ、
. / l ヘ _,ニ´ _ノ //i:::/ } ヾ,ヽ,
/ i. l ',ヘ、__,/:::/ // j ヾ,`ヽ、_
/ l. l ',:::::::::::::::__/ / /l `ヽ=-
588 :
520 :2008/11/27(木) 00:27:26 ID:U8nHfEZD
>>583 乙!
ジョゼフが三国志パロなエロゲの声優:アナゴな踊り子を召喚して涙目な映像が頭に流れ込んできた
ルイズの誕生日にて ラオウ「ハッピーバースデーう〜ぬ〜!!ハッピーバースデーう〜ぬ〜!!ハッピーバースデーディアう〜ぬ〜ハッピーバースデー北斗二指真空破!!」 ルイズ「・・・」 ルイズの額には、ケーキから抜かれ、高速で放たれた蝋燭がめり込んでいた
名前が520になってる… 消したはずなのに
この数日に何があったんだ…自分の好きな作品がしこたま作者御本人によって消されてる… ああああorz
スネーク乙です。 MGS4を見た後だとハルケギニアで活躍している姿が感慨深い。 ついでに、四十分頃から投下したいと思います。
アンチ派にしろ擁護派にしろ、作家様の作品投下時には、 みんな支援にまわるんだね このスレの住人たちはなんとも行儀のよい事だね。
>>590 化けの皮剥ぎに出掛けようぜオイ 化けの皮剥がしに出掛けようぜ
べ、べつにあんたのためとかじゃないんだから!
カチャリ、小さな音が静かな空間に響く。 かつて人修羅と共に戦った『だいそうじょう』は、人修羅にこう語った。 『汝中道を歩むべし。静寂を求む者は静寂に惑い、喧噪を求む者は喧噪に惑う……』 静かな空間では、その静かさのせいで小さな音にも惑わされる、自分の呼吸や心音にすら惑わされるという。 それでは喧噪の中にいるのと差はない。 大僧正の言葉を思い出しつつ、人修羅はびみょーな力加減でナイフを引く、柔らかく煮込まれた肉から動物性とは思えぬほどさらりとした肉汁が流れた。 その肉をフォークで刺そうとして、カチャリとまたもや音を立ててしまった。 「……………」 そーっとルイズの顔色を伺うと、ルイズは人修羅のことなど気にせず朝食を食べていた。 ほっとしたのもつかの間、フォークの先端に刺さった肉を口に運ぼうとした時、ぼちゃっ、と皿の上に肉が落ちた。 よく見るとナプキンの上にソースが少しだけ飛び散っている。 ヴァリエール家の朝食は、ものすご〜く胃に悪かった。 ◆◆◆ 「俺さ、箸しか知らないんだよ」 「ニャ」 「フォークなんてグラタンとかスパゲッティの時しか使わないしさ」 「ニャ」 「テーブルマナーのテの字も知らないんだよね」 「ニャ」 朝食の後、人修羅は屋敷の裏庭に案内してもらい、猫を相手に黄昏れていた。 黒猫はカトレアのお友達らしく、人修羅の言葉に相づちを打つなどして知能の高さを見せている。 「そもそもさ、俺ってただの学生だったんだ。だったんだけどなあ…」 「ニャ」 東京受胎に巻き込まれた時も困惑したが、ルイズに召喚されてからも別の意味で困惑していた。 人修羅は一定の推論を元にカトレアに治療を施したため、研究者肌のエレオノールから決して低くない評価を受けた。 更に、ハルケギニアとは別の体系づけられた文化の出身とあって、ヴァリエール公爵からは気に入られ、『賓客』の扱いを受けている。 一昨日夜は使い魔兼従者扱い。 翌日は医者扱い。 そして今日からは賓客扱いである。 それ自体はとても光栄なことだが、緊張感漂う朝食の席だけは勘弁して欲しかった。 間違いなく胃に悪い。 人修羅は頭に乗った猫を両手で抱えると、向きを変えて顔を見つめた。 「お前だってネズミ捕まえるときは爪を使うのが一番だろ?俺は箸を使うのが一番いいんだ」 「ニャー」 「え?ネズミなんか捕まえない?ご飯はカトレアさんがくれるの?食器は陶磁器? さいですか…」 猫にテーブルマナーで負けた気がして、ヘコんだ。 ◆◆◆
しばらくして猫がどこかに立ち去った後。 人修羅は軽く背伸びをして深呼吸し、裏庭を見渡した。 裏庭は塀に囲まれた長方形の広場で、地面が石畳なのを除けば魔法学院の『ヴェストリの広場』を連想させる雰囲気になっている。 ここに案内してくれたメイドによれば、ヴァリエール家は代々この裏庭で魔法と兵法を研究したとか。 「ミスタ」 ふと、後ろから声をかけられた。 振り向いてみると、そこにはエレオノールとルイズが人修羅を見つめていた。 「ミスタ…って、いや、僕はルイズさんの使い魔ですし、そんな風に言われても…」 「あら、それならばどうお呼びしたら良いかしら」 「人修羅で結構です」 「そう言えば、貴方の国では敬称をあまり用いないのでしたわね。解りましたわ。それでは早速ですが、今日は貴方が指導したという、ルイズの魔法を見せて頂きます」 エレオノールが杖を振ると、10メイルほど離れた場所に甲冑が現れた。 飾り気のない全身鎧だが、鉄製であるらしく、鈍い輝きを放っている。 「ルイズさん、準備はいい?」 「…ええ」 は緊張気味に答え、杖を構えた。 人修羅はルイズの背後に立つと、両肩に手を乗せる。 「緊張し過ぎ。肩の力を抜いて自然体で立つんだ、前に教えたとおりゆっくりと呼吸してくれ……集中は『する』ものじゃない。既に『集中している』んだ」 ルイズは人修羅に言われたとおり、口から少しずつ息を吐き、次に鼻から少しずつ息を吸った。 じわり、じわりと体が熱くなっていく気がして、自分の姿勢が乱れていることに気づく。 背筋の伸ばし方や、重心の僅かな違いを体が敏感に感じ取り、肉体が最もリラックスできる位置へと矯正されていく。 「…やるわ」 ルイズが呟く。 「解った」 人修羅はそう言ってルイズから離れた。 ルイズが甲冑へと杖を向ける、その距離およそ10メイル。 「ラナ」 杖と甲冑の間に、不可視のフィールドが現れ、空気を包み込む。 「デル」 直径1メイルほどの空気の固まりはその場に固定されながらも運動エネルギーを与えられ、潰された風船のようにぐにゃりと歪んでいく。 「ウインデ!」 パンッ! 乾いた音が、裏庭に響く。 それに一瞬遅れて金属の固まりが石畳の上を転がり、ガシャン、ガラガラと不快な音が響いた。 ルイズは自分の魔法が『爆発』ではなく、人修羅曰く『衝撃波』となって発動したことに一種の満足感を感じた。 が、今は魔法学院ではなく厳しい厳しい姉の前なので、はしゃぐこともできない。 ゆっくりと後ろを振り向いて姉の顔を伺うと、姉はルイズではなく、ルイズが起こした衝撃波の痕跡をじっと見つめていた。 「………今のは『エア・ハンマー』の詠唱ね。でも、何か違うわ」 「!」
うおおついさっきライドウクリアしてマニクロ開始しようとした俺が支援だッッ!!!
そこはかとなく支援
>>585 避難所ネタで、昇天後に門くぐりビダーシャルの前に現れ…とまで
考えたが後が続かなかったさorz
支援です! すわっ!
支援
おおう、投下してたんかい支援
アクマ支援
地母の支援
ルイズは姉の言葉に背筋を寒くした。 確かに教師の見せる『エア・ハンマー』とは違うので、またもや説教が飛ぶのかと思いこんでしまい、肩が震えた。 「それについて、俺…僕の考えを説明します。そのためにもう一つ協力して貰いたいんですが」 人修羅がさりげなくルイズのとなりに立ち、肩に手を置いた。 ルイズはビクンと肩を震わせたが、人修羅の手の温かさを感じていると、不思議とふるえが収まっていく気がした。 「ええ。何をすれば良いのかしら」 「じゃあ、先ほど飛び散ったこの鉄片に、強力な『固定化』をかけて貰えませんか」 「固定化を?」 「必要なことなんです」 エレオノールはこくりと頷き、人修羅の手に乗った小さな鉄片に杖を向け、詠唱を始めた。 固定化がかけられると、今度はルイズに鉄片を見せる。 「ルイズさん、今度はこの鉄片を砕いてくれないか」 「これを?」 「ああ、コレを土のかたまりだと思って、『ほぐす』感じでやってくれないか」 「…解ったわ」 ルイズが頷くのを見て、人修羅は鉄片を地面に置き後ろに下る。 その様子を見て、エレオノールは人修羅の態度に感心していた。 エレオノールは何度もルイズの爆発に巻き込まれている、そのためルイズが魔法を使う時には近づかないように心がけている、しかし人修羅は違う。 爆発を全く恐れていない、すべて受け入れてやると言わんばかりの態度で、ルイズに自信を与え続けている。 「もう、羨ましいわね」 エレオノールは、頑なな妹の心をほぐした使い魔に感謝すると共に、ほんの少し嫉妬していた。 ◆◆◆ 何度かの実技を終えたルイズは、精神的にも疲れたのか、うっすらと額に汗を浮かべていた。 ルイズの目の前では、エレオノールと人修羅が地面にしゃがみ、ルイズの行った魔法を検分している。 「これは完全に固定化を解除されているわ、凄い…こんな事までできるなんて」 「こっちは上手くまっぷたつに割れてますが、よく見ると断面が合いません。断面は割れたんじゃなくて消滅してるんです」 「いずれかの系統魔法に特化した例はアカデミーにも記録されていますが、こんな形で固定化を取り除く例は覚えがありませんわ」 「僕が見た限りでは、精神力と集中力は魔法学院の中でトップだと思います。密度が違うんですよ」 「確かに…こちらの鉄片は、中央に小さな穴を開けてありますわね。集中力は目を見張るものがあるんでしょう…ルイズの魔法を『失敗』で片づけるのは愚かでしたわね」 「でもその加減を教えてくれる人が居なかった。爆発を起こすのは風船に水を入れすぎるのと同じだと、誰も指摘できなかったんじゃないですか」 「ええ。お恥ずかしい限りですわ」 散らばった鉄片を人修羅が拾い、ルイズに魔法の指示を与える。 それを何度も繰り返して作られたサンプルの数々、そこにはルイズの魔法がどれだけ特異なのか、また、どれだけ強力なものなのかが示されていた。 エレオノールと人修羅が、サンプルに触れて様々な推論を述べ、意見を交わしていく。 二人とも真剣で、ルイズが口を挟む隙は見つけられない。 それが少しだけ悔しくて、ルイズはため息をついた。 「ルイズさん、疲れた?」 「え! あ、ううん。まだ大丈夫よ」 ピンク色の髪の毛を揺らして直立するルイズに、エレオノールが声をかけた。 「ルイズ、貴方もよく訓練したのね。爆発させずに、微細な加減もできるようになったなんて…よくやったわ」 「え」 ルイズはその言葉に驚き、目をぱちくりとさせた。 (エレオノール姉様が、私を褒めてくれたの?) 「……ま、これで少しは迷惑をかけなくなるでしょうね。修理費用の無心はもうダメよ」「は、はい」 エレオノールがルイズから視線を外しても、ルイズはきょとんとした表情のままエレオノールを見つめていた。 姉の優しい言葉など、何年ぶりだろうか……
熱烈支援
支援ェ
オレサマ オマエ シエン
「それでは、次はルイズの魔法を指導するにあたり、参考になったという、人修羅さんの魔法を見せて頂きたいと思いますわ」 「俺のですか?ここでやると石畳が…」 「ここは練兵場も兼ねておりますから、それぐらいは直ぐに直せますわ」 人修羅はぐるりと裏庭を見渡した。 それなりの広さがあるのは解っているので、後頭部をぽりぽりと掻きながら「仕方ないか」と呟く。 「それじゃあ、これから魔法を幾つか見せます」 「どのような魔法を使うのですか?」 「そうですね…ルイズさんの『爆発』は失敗として片づけられていましたが、僕がこれから使う魔法は、爆発を攻撃に利用するため、範囲を限定して放てるんです」 「範囲を、限定」 「ええ、だいたい直径15メイルを消滅させるんですけど…ま、論より証拠、やってみますよ」 人修羅はそう言うと、十歩ほど前に進んで、虚空に手を向けた。 「 メ ギ ド 」 ◆◆◆ 「おねーさまっ!おねえーさま!」 「はっ!?」 気が付くと私は、ルイズとミスタ・人修羅に腕を掴まれ、体を支えられていた。 「エレオノールさん、大丈夫ですか?」 ミスタが私の顔をのぞき込み、そう聞いてくる。 「あっ、だ、大丈夫ですわ。少し驚いてしまっただけなので」 そう言って一人で立とうとするが、膝が笑っているのか腰が抜けたのか、うまく立ち上がることができない。 ふと、先ほどミスタが放った魔法の痕を見る。 丈夫に作られた石畳には、スプーンでくりぬいた果物のように、綺麗なすり鉢状の穴が作られていた。 直径は15メイルもあるだろう。 ミスタの魔法はルイズの爆発に似ていると聞いたが、実際に見てみるとまるで別物だとわかる。 ルイズの爆発は『危ない!』と思えたが、ミスタの魔法…確か『メギド』だったか、それはとても幻想的で、儚い色の魔法だった。 連想するのは死ではなく、消滅。 この石畳のように、綺麗に消滅できるのなら、私はそれで良いかもしれない…そう思わせるほどの蠱惑的な輝きを放っていた。 「ルイズさん、とりあえず屋敷まで運ぼう」 「う、うん」 魔法の輝きを思い返しているうちに、ミスタは私を軽々と抱きかかえた。 …俗に言うお姫様だっこで。 「…………あ、あの、ありがとう…ございます」 ミスタの手は、強大な魔法を放つとは思えぬほど柔らかく、そして暖かい。 こんなにも胸がドキドキするのは何時以来だろうか、ああ! しかも殿方に抱き上げられるなんて!だめよ妹の使い魔に!私ったら何を考えているの…! エレオノールは、いつの間にか魔法にかけられていた、トリステインの魔法アカデミーですら知らぬ、異国の魔法に。 それは地球で『吊り橋効果』と呼ばれていたとか……。 ◆◆◆
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エレオノールを部屋まで運んだ人修羅とルイズは、公爵から直々の話があると侍女に言われ、緊張した面持ちで応接間へと向かった。 魔法学院の学院長室よりも広い応接間は、目立った調度品の数こそ少ない。 しかし壁や天井、暖炉にシャンデリア、テーブルにソファなど、必要最低限のものがすべて最高級品質のもので作られている。 人修羅もそろそろ慣れてきたのか、案内の侍女に導かれるままにソファに座り、公爵を待った。 「ねえ、人修羅」 「何?」 ルイズは人修羅の隣に座り、正面を向いたまま小声で話し出した。 「オールド・オスマンが言ってたわよね。貴方のルーンは『ガンダールヴ』だって」 「そうらしいな。まあ俺にはそこら辺が良くわからないんだが…デルフリンガーの方が詳しいはずだ」 「昔、始祖ブリミルに仕えてたガンダールヴも、貴方みたいだったのかしら」 「どうかなあ」 「どうしてわたしは魔法ができないのか、ずっと悩んでいたわ。みんなと同じ魔法を使いたい、母様、父様、姉様みたいに、ちゃんと魔法を使いたいってずっと悩んでた」 「大丈夫だ。レビテーションだって仕えるようになったじゃないか、まだ力みすぎだけどさ」 ルイズは、しばらく黙っていた。 が、不意に人修羅の方に顔を向けると、ぎゅっと人修羅の袖を摘んだ。 「あのね、わたしね、立派なメイジになりたいの。別に、そんな強力なメイジになれなくてもいい。ただ、呪文をきちんと使いこなせるようになりたいのよ」 人修羅は黙ってルイズの独白を聞いた。 「私は自分の得意な系統もわからない、どんな呪文を唱えても失敗なんてイヤだった。小さい頃から、ダメだって言われてたわ…。 お父さまも、お母さまも、わたしには何にも期待してない。クラスメイトにもバカにされて。ゼロゼロって言われて……。 わたし、ほんとに才能が無いって思ってた。得意な系統も存在しない、出来損ないのメイジ、いいえ、メイジにもなれないと思ってた。 魔法を唱えるときも、なんだかぎこちないの、失敗するって自分でも解るのよ。 先生や、お母さまや、お姉さまが言ってたけど…得意な系統の呪文を唱えると、体の中に何かがうまれて、それが体の中を循環する感じがするんだって。 それはリズムになって、そのリズムが最高潮に達したとき、呪文は完成するんだって。そんなこと、一度もないもの」 「でも、人修羅が来てくれて、わたし、手がかりを掴んだ気がするの、虚無とか、そんな大それたものじゃなくて……まだ見ない私だけのリズムがある気がするのよ。 人修羅の魔法を見ると、怖いけど、でもすっきりするの、たくさん泣いたあとみたいに、心が空っぽになるけど、空しいんじゃなくて…なんか、嫌なものが流された気がするのよ」 ルイズはそこで言葉を句切った。 じっ、と黙っていると、ルイズは人修羅から手を離し、居住まいを正した。 「ねえ。人を、殺したこと、ある?」 その質問に人修羅は、静かに、だが重々しく答えた。 「あるよ」 「戦争で?」 「似たようなものかな。殺さなきゃ殺される。話し合いで解決できたこともあるけど、決して多くはない」 「あの『メギド』の魔法で殺したこともあるの?」 「ある」 「そのとき、どんな風に考えたの?どんな気持ちだったの?」 人修羅はほんの一呼吸置いて、答えた。 「…仲魔を巻き添えにしたくない、けれども魔法を放たなければ自分達が死ぬ。だから魔法を放つときはいつも祈るような気持ちだった。改めて考えてみると、あの魔法を打つ時はいつも必死だった」 人修羅の言葉に、ルイズはハッとした表情になった。 「……それかもしれない」 「それ、とは?」 「ねえ、それで、仲間を巻き添えにした事って、ある?」 「敵が魔法を反射しない限りは、一度もなかった…と思う」 「それだわ、きっとそれよ、だから私、人修羅を呼んだのかもしれない。 私、魔法を失敗してカトレア姉様を怪我させたことがあるの、でも姉様は私の魔法は私だけのものだから、大切にしなさいって言ってくれた。 私、失敗だって言われ続けた爆発も、カトレア姉様の言葉があったから嫌いにはならなかったの。 ううん。違うわ。嫌ったこともあるけど、私の魔法が起こしたことは、私の責任だから、私の責任から逃げないようにって教えてくれたのがカトレア姉様なの」
ウ、ウォレ達、タクサン、ウォマエヲ支援スルゾ!
興奮気味になっていたルイズは、いつの間にか自分が人修羅に顔を近づけていたと気付き、こほんと咳をしてから居住まいを正した。 「…それでね。私は、自分の魔法を制御したい、って思ったのかもしれない。だから私は人修羅を呼んだのかもしれない、って思ったの」 「そうか。そう思っていたなら上出来だよ」 人修羅はぽん、とルイズの頭に手を乗せた。 「ゆっくりやろう」 「うん…」 ルイズはしおらしく頷き、上目遣いで人修羅を見た。 これはちょっとクるものがある。 しかもちょっと目がうるんでる気がする。 やばい、これはやばい。 東京受胎が起こる前、比較的仲の良い同級生と遊びに行くこともあったが、だいたいは複数人だった。 今更だが、女の子と二人きり、しかもアクマになった時から成長が止まっているとすれば、自分はまだ17歳。 ほとんど同年代の女の子に上目遣いで迫られていると言えるだろう。 「うおっほん!」 「ぬお!」「おっ、お父様」 突然聞こえてきた咳払いに驚き、ルイズと人修羅は慌てて距離を取った。 声の主、ヴァリエール公爵はルイズ達と対面のソファに座り、執事を後ろに待機させた。 執事は銀製のトレイを持ち、その上には手紙らしき物が置かれている。 「…さて。ミスタ・人修羅。先ほど別のメイジにもカトレアの様子を見て貰ったところ、驚くほど水の流れが澄んでいると言われた、健康そのものだと」 公爵は微笑みながら言葉を紡ぐが、先ほどのわざとらしい咳払いのおかげで、どうもその微笑みに裏があるように見えて仕方がない。 「そ、そうですか。それは良かったです」 人修羅はほんのちょっとだけ冷や汗を流した。 「ところで、つい先ほど魔法学院のオールド・オスマンから、ルイズ宛に手紙が届いたのだが…」 公爵の言葉で執事がテーブルの脇に移動し、ルイズの前にトレイを差し出した、ルイズはトレイから手紙を取ると、すぐにその封を開けて中を読み始めた。 「まあ…」 手紙に目を通したルイズは、その内容に驚き、思わず声を上げた。 一通り読み終えたルイズは手紙を畳み、テーブルの上にそっと置く。人修羅はさりげないその仕草に感心し、心の中で(このさりげない上品な仕草が貴族かあ)と呟いた。 「姫殿下が私に会いたかったと、オールド・オスマンに仰ったそうです」 るいずがそう呟くと、公爵はうむ、と頷いた。 「ゲルマニアに嫁ぐ前に…私に、一目会いたかったって…」 「ゲルマニア?」 その地名がキュルケの故郷を指すものだと思い返し、思わず人修羅も呟いてしまった。 公爵はふぅ、と息を吐いてから、ちらりと人修羅を見た。 人修羅はその視線に苦しげなものを感じたので、真剣に話を聞くため居住まいを正した。 「姫殿下は、アルビオンの反乱に心を痛めておられる」 公爵はハルケギニアの政治情勢を説明した。 アルビオンの貴族たちが反乱を起こし、今にも王室が倒れそうなこと。 反乱軍が勝利を収めたら、次にトリステインに侵攻してくるであろうこと。 それに対抗するために、トリステインはゲルマニアと同盟を結ぶことになった、結束を固めるためアンリエッタ王女がゲルマニア皇室に嫁ぐことになったと……。 「そう、そうだったの……」 ルイズは沈んだ声で言った。 ルイズは幼い頃、王女アンリエッタの遊び相手を務めていた、今回の結婚もアンリエッタが望んだ物ではないと、明らかに想像できた。
「姫さま…」 沈みこむルイズに、公爵が声をかける。 「ルイズ、今すぐ準備をしなさい。馬車を竜に引かせれば明日にはトリスタニアに到着するだろう。姫殿下にお目通りを願って来なさい」 「お父様?」 ルイズは、ハッと顔を上げた。 そしてごくりとツバを飲み、すっくと立ち上がると、祈るように手を合わせた。 「ありがとうございます、お父様!」 ルイズはそう言うと、そそくさと応接室を出て行った。 人修羅もそれに付いていこうとしたが、公爵が呼び止める。 「ミスタ・人修羅。君は使い魔として召喚されたとはいえ、大変に迷惑をかける」 「いや、気にしないでください。……それに俺にまでミスタなんて敬称を付けなくても……」 「そう言うわけにもいかん。ヴァリエール家の従者の行いは、ヴァリエール家がその責を取らねばならん。君に敬称を付けるのは、君を準貴族として扱ってのことだ。ルイズの魔法を監督してくれるとなればそれぐらいは当然だ」 「そ、そうですか。 …ところで、俺だけを残した理由は、何ですか?」 人修羅の瞳が、ほんの僅か金色に輝く。 その気配にただならぬものを感じた公爵は、懐からもう一通の手紙を取り出した。 「…実は、ルイズ宛とは別に、オールド・オスマンから私宛の手紙があった。そこには君がどれだけ学院に協力的なのか、また戦いを望まぬのかが書かれていた……が」 公爵は静かにその内容を語り出した。 オールド・オスマンからの手紙は、人修羅に関することととルイズに関すること。 魔法学院卒業生のエレオノールは息災か、カトレアという姉妹のことを大変気にしていたが体調はどうか…等々。 手紙に特別なことなど書かれているとは思えないが、公爵の表情はどこか厳しい。 「特に何かを危惧しているとは思えない手紙だが、オールド・オスマンはルイズ宛の手紙について、トリステインとガリアの故事を引用している」 「故事?」 「四百年ほど前の話だと言われているが……ウィリアムというトリステインの王子に思いを寄せた、ガリア公爵家の少女が手紙をしたためた話だ。 その手紙は一種のラブレターなのだが、トリステインの王子には既に婚約相手のルージェという貴族の子女がおられ、しかもその方には別の貴族…確かウォールという名前の貴族が恋心を抱いていたのだよ。 ラブレターの話を聞きつけたウォールは、王子が浮気していると思いこみ、アラを探したのだが尻尾も掴ませない。当然だ、王子はラブレターに丁重な断りの返事を出したのだからな。 オールド・オスマンはこう書いている。 『ミス・ヴァリエールは王女と大変仲が良いと聞き及びる次第、魔法学院ご来訪の際にもしきりにミス・ヴァリエールを探しておられました。ウィリアム王子の故事の如くゲルマニアの皇帝に嫉妬されるなどありましたら、笑い話にも………』 とな」 「はあ」 人修羅は気のない返事をした、その故事が何だというのか、その故事をわざわざ例えに上げたオスマンの思惑もまるで解らない。 公爵は一呼吸置くと、人修羅の顔を見据えた。
「十中八九、姫殿下はルイズに何か頼み事をするだろう。それも表立てぬ事でだ」 「は?」 「ここでこの故事を例に挙げる意味が無い。すなわち、アンリエッタ王女がしたためた手紙か何かがあり、婚約つまりこのゲルマニアとの同盟を妨害するに足る場所に保管されていると見る。 アンリエッタ姫殿下は、おそらく、アルビオンの王子ウェールズ・テューダー殿下に思いを寄せておられる……思いのあまり婚約を望む手紙をしたため、ウェールズ殿下に送ったのかもしれんなぁ…」 人修羅は唖然として、呆けそうになったが、すぐに気を取り直して真剣な表情になった。 「その手紙一つで、そこまで解るものなんですか」 「オールド・オスマンは文献学をやりすぎて歴史を紐解きすぎたのよ。一時期はエルフに対しても寛容であるべきだと主張し、左遷された。そんな人物がわざわざこのような意味のない例を出すはずがない」 公爵はテーブルに手をつき、真剣な表情で人修羅を見た。 「裏庭での魔法の実践、見せて貰った。ルイズがもし身を危険に晒す選択をした場合、どうかルイズを守ってやってくれんか」 「…俺はルイズさんに養って貰ってる身です。可能な限りは守ります、ですが、暗殺にまで完全に対処できるとは思っていません」 「君でも不可能があるのか?」 「あるのか、ではなく、不可能を可能にするのが人間です。ならば、自分が絶対だと思っている物でも、いつか崩されると危機感を持つべきです」 「そうか! わかった。 君は今までそうして戦ってきたのだな、私の妻は私よりも遙かに優れたメイジだが、昨晩私にこう言ったのだ、『勝てる気がしない』と!君は弱いからこそ弱点を知り油断せぬのだな、だからそこまで剣呑な気配を持ちながら平穏を望む!」 人修羅は、表情にこそ出さなかったもののの、内心で唸っていた。 これほどまで評価されたら、誰であろうと、今更止めますとは絶対に言えないだろう。 「ルイズさんの身は守ります、ですが戦争に積極的に参加しようとは思いません、それだけは解って下さい」 「うむ……ルイズを第一に考えてくれるのなら、私からは何も言うことはない」 二人はどちらともなく手を差し出し、ぐっ、と強い握手をした。 人修羅は公爵の手に雄大さを感じ、公爵は人修羅の手に鞘に入った杖(刃)を感じた気がした。
反生の天子は中行にして独り太極に復る 万物は太極に復る 中庸の徳(中道)は太極に至れるか! “復”はそれ、天地の心をみるか! 支援
千晶様がみてる 支援
キラッ☆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 所変わってガリアの首都にあるイザベラの居城、プチ・トロワ。 「……どーしろって言うんだろうね、これ」 イザベラは私室のベッドの上で、長さ2メイルほどの杖を振り回していた。 朝から侍女や衛士を呼びつけて実験させたが、特になんて事のない棒だと言われてしまった。魔法を使う杖でも無さそうだし、マジックアイテムでも無い。 「ヒーホー。こんな棒きれ、何に使えっていうのさ」 ベッド脇のテーブルの上で、小さな雪だるま(冬将軍というらしい)を作っていたヒーホーは、テーブルから飛び降りてベッドによじ登った。 「スカアハは武術のタツジンで、みんなからソンケーされているんだホね。その棒はセタンタが練習に使っていた槍にそっくりだと思うホー」 「槍ぃ?」 イザベラは鼻で笑った、メイジである自分に槍を使えとはたいした皮肉だ。 魔法の才能が皆無だから槍で戦えと言うのか?冗談じゃない! 「なんだい、こんなもの!」 イザベラは興味を失ったとばかりに、杖を放り投げ、ベッドに寝ころんだ。 「あーあ、なんか面白いこと無いかねえ…って、なんだいこりゃ」 投げたはずの杖は床に落ちず、空中で静止していた。 「……マジックアイテム、なのかい?いや、でもディティクトマジックじゃ何も解らないって言ってたし…」 むくりと体を起こし、おそるおそる杖を掴むと、ゾクっとする不可思議な感触が伝わってきた。 「………なんか、絡まってる…?」 杖を握った手に力を入れて、ひねる。すると杖は宙に固定されていた力を失い、イザベラの手に収まった。 イザベラは今の感触を思い出しながら、杖をねじりながら突いたり、風を絡みつける姿をイメージした。 すると杖は風を巻き込み、窓に掛かるカーテンを揺らし、シャンデリアを動かした。 「…ははは、はははははははっ!なんだいこれ、面白いね!」 「イザベラちゃん楽しそうだホー」 イザベラは杖をねじることで、風や空気を巻き込み、また空中に固定させることを覚えた。 空中で杖をねじって固定し、そこに飛び乗って座る、すかさず杖を空中から解き、体が落ちきる前に杖を虚空に伸ばし、ねじる。 すると階段を上がるようにどんどんどんどん体が持ち上げられていく。 「おっと、高く上がりすぎたね…」 シャンデリアと同じ高さになったところで、イザベラは自分が高く上がりすぎたと思った。 「こう…いや、こうか?」 絡まった空間を、半分だけ解く姿をイメージして杖をひねると、杖はゆっくりと降下していく。 「ふぅん、なかなか面白いマジックアイテムじゃないか」 着地したイザベラはそう呟いて、杖を高く掲げた。 イザベラの頭の中では、すでにこのマジックアイテムをどう試すかで埋まっている。 何せ魔法の才能がない自分が、詠唱も何もなしに風を操り、宙に浮くこともできたのだ。 マジックアイテムに頼るようで少し癪だが、これもヒーホーとその友人?がくれた物だと思えば、自分のためだけにあるマジックアイテムのようで悪くない。 「ヒーホー!こいつはいいね、少し使いこなせるように試してみるよ」 「気に入ったホ?良かったホね! イザベラちゃんの周りの風も喜んでるホ!」 「風が喜んでる?」 おかしな事を言うヤツだ、そう思ったイザベラの耳に、誰かかささやく声が聞こえてきた。 『……』 「あん?」 「イザベラちゃんと一緒に踊れて嬉しいって言ってるホー」 ヒーホーの言っていることは、精霊魔法の観念に疎いイザベラでもなんとなく理解できた。 眉間に皺を寄せていたイザベラだが、自分の周りを包む風に、声のような意志のような物を感じてくると、その表情は笑顔へと一変した。 「はっ、ははは!あははははははははは!」 (このアタシが!先住魔法の使い手になるってのかい!) イザベラは、気が触れたような高笑いを続けていた。 ただごとではないと感じた侍女が医者を呼んだのは余談である。 ーーーーーーーー 今回はここまでです。
おつおつ 貴方が居なくならなくて安心したッ! 女神系SSは好きなのでこれからも応援してます
アバタールチューナーの人修羅はひどすぎ、俺の一時間の激闘返せ、運の絡む詰め将棋なんて・・ぁぁぁあああああああ!! 支援
アクマの人乙! 相変わらずこの人修羅は群を抜いて温厚で論理的だわ。 またエレオノール様も可愛いしなぁw
この言葉が君の「きっかけ」になる事を祈ろう。 乙でした。
>>626 人修羅も焦る
寝ながら攻撃を回避する喰奴達
>>626 アトラス史上、最強最悪の敵だからな
反射つけたまま挑んで消し飛ばされたのは良い思い出だw
何という乙・・・これはマニクロを始めるしかない メギドの範囲15メイルという事は、ライドウの戦闘フィールド一帯くらいかな?さすが人修羅w そしてエレ姉さま可愛いよエレ姉さま。最近ではギュスターヴに次いで惚れてしまってるかな?イザベラの今後も楽しみw 次回はついに人修羅とアンアンとの邂逅ですね。今まで本格的な戦いを起きませんでしたが、これから何が起きるのやら楽しみですw
乙であります。 エレオノール様が可愛すぎる・・・
建った!エレ姉フラグが建った! アクマの人GJしたー
乙でした エレオノール17歳と120ヶ月かわいいよ かわいいよエレオノール17歳と120ヶ月
アマラの底で老人(もしくは坊ちゃん)がwktkしながら人修羅を見てるだろうなw
>>589 そのハッピーバースデーう〜ぬ〜、のネタどっかで絵付きで見た覚えがあるんだがどこで見たのかサッパリ思い出せん。
637 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/27(木) 02:09:24 ID:dvmnAlTa
>636 魁!クロマティ高校じゃね?
アクマの人、GJ! 相変わらずな人修羅が最高です。イザベラ&ヒーホー君にも癒されます。 続きを読めることが本当に有り難いです…。 コンゴトモヨロシク!
アクマの人GJ! 毎回楽しく読ませてもらっていますw
……ふと、サキュバスクエストからエスト様召喚とか考えたが…間違いなく避難所行きだな。 つーか奴等サキュバスとエロは切っても切り離せねぇ…;;
>>640 ルヴィッサは俺の、というか俺のPCのラルスの嫁だということさえ忘れてくれるなよ!
>>641 ルヴィッサは俺の、というか俺のPCのラルスの嫁だということだけは忘れてくれるなよ!
数日スレに来られなかった間におかしなことに…。 >魔導書が使い魔-03 の誤字とか >104 >眠気眼で起きたキュルケは 『眠気眼』は『寝ぼけ眼』の誤用。 >105 >思わず不適な笑いが浮かぶ。 ×不適:適していないこと。 ○不敵:敵を敵とも思わないこと。大胆でものを恐れないこと。また、乱暴で無法なこと。 >109 >その悪夢の権現たる ×:権現@権化 A仏・菩薩ぼさつが衆生を救うために、日本の神に姿を変えてこの世に現れること。また、その神。 ○顕現:はっきりとした姿・形をとって現れること。 >123 >「確立ゼロだからゼロのルイズ!」 ×確立:基礎となる物事などを、しっかりとうち立てること。また、しっかりと定まって動かないこと。 ○確率:ある事象が起こり得る可能性の度合い。また、それを数値で表したもの。 二角形って何だ…? 三角形が『三つの線分で囲まれた平面図形』だから、二角形は『二つの線分で囲まれた平面図形』ってことに…? 線分ってか、直線?
>>740 まぁ、ラルス、ルヴィッサ、オリビア、エルヴィン辺りはエロ無しで話展開出来るだろーなーとは思うけど……。
個人的にはエスト様が好きなんだ…後ステラw
アイゼクト爺さんは……うん、あの世界観じゃ無理…? そもそも呼ぶ意味が無さそう(汗
>>643 『二角形』に関しては、クトゥルー神話的表現の部分でのことなので、誤字ではないと思う。
>>644 まあ、確かに粗筋だけ見れば、それなりに真っ当なRPGなんだよなw
あ…ありのままに起こったことを話すぜ 眠ってる間に何本もSSが投下されていたんだイヤッホゥ ぜろろの人GJ キュルケが凄いキュルケしてて面白かったです。 次回にwktk。 ゾーマの人GJ ルイズへの深い愛と業が伝わって最高でした。同士と呼ばせてください。次回に超wktk ナイトメイジの人乙 ベル様の暗躍とポンコツぶりに超期待 スネークの人乙。 何を見つけたのか…次回にwktk。 人修羅の人GJ! さてこのスレ中最強レベルの使い魔相手にワルドは生き残る事ができるのかw あとイザベラ可愛いよイザベラ 次回に超wktk。
なんだ、このエレオノール姉様ラッシュは……。 これでは俺の作品で姉様を前面に出しづらくなるじゃないかっ!! でも、だったら方向性を変えてみようと思う俺。
うへぇ・・・提督特別編が消えてる・・・ 後から読もうと思ってたのにTT
NG:ID:PIIciAxY
なんか急にどこも静かになったな、流石にみんな疲れて寝てるのかな?
蛇の人乙でしたー 腰痛がってるスネーク・・・あとのことを考えると悲しくて
人修羅の人、超乙! イザベラのターンが楽しみでしょうがないんだぜ?
サクシャ コレ ヤル >魔石
アクマの人が女神クロスで一番好きだったので残ってくれて嬉しい これからも期待してます
人修羅の人乙です 毎回ここのかわいいイザベラ様が楽しみでよくきます。 まあ、某所の更新が止まってるラインハルトぽい格好いいイザベラ様も好きですがw
なんで運営は削除した作家達が戻ってくる話になってんだよ 提督も集団削除した作家もスレを無駄に混乱させた同じ荒らしだろ 片方だけ助かるとか信じられないわ・・・
避難所はホスト表示でヲチ住人の監視付き そんな所に行けとか鬼かよ
ゼロ魔SS各あれど、ガリア一族の登場率の高さは異常。
スーパーハッカーにハックされる><ってかw バカバカしいw
>>660 心配すんな、このスレも立派にオチ対象になってる。
つかホスト表示を嫌がる理由って何さ?表示されたことで被害受けることとかあるのか?
>>660 pppXXXX.ohashi05.bbiq.jp乙。
ちなみに流石に運営での行為ドン引きしたので、色んな知り合いのサイトにやヴぁいホストとして報告しといてあげたぞ。
エロゲ系とラノベ系となのは系で見れないサイトがあったらご愁傷様w
>>660 わざわざこっちに話を持ってくる君のほうがよほど鬼だ。
>>664 そういう事する馬鹿がいるから少数派の意見を避難所で出せないんだ
>>665 避難所荒らしてアクセス規制されて書き込めないんだよ、そいつ
スルー推奨
そういえば昨日やたら提督を庇って議論スレを引っ掻き回した挙句管理人に警告食らった人がいたね 特別編をどうするかという多数決があった時も同じような論調で一人だけ必死に提督を庇ってた人がいたね さらにヲチ板のURLだと外部板のURLを貼って回ったはいいけど貼ったURLは避難所の議論派生スレで、 しかも間違ったので正しいURL貼ったときに『そのヲチ板に誤爆』して笑いものになった挙句避難所の管理人にアクセス規制された人もいたねw 不思議なことにこの3人のホストは完全じゃないけど一致しちゃうんだよね! 世の中には自分に似た人が3人いるってホントだね!不思議だね!!www
削除した作者連中も読者様一杯のスレなんかにゃ興味ないだろ。 この騒動でゼロ魔熱も冷めただろうし、牽引役いないんで先行きも不安だしな。
ガソリンの類で動けるロボットがあれば召喚しても難なく運用できるのになあ
電気でもいいんじゃね
>>658 作家が削除したSSって前スレにあった一覧が全部?どれも完結どころか続きすら期待できない奴ばっかだったような…
どうしても戻すなら完結作と続きを書く気&能力がある奴だけでいい。
未完が転がってると邪魔だ、在るとそのキャラで書きたい人がいても二の足を踏む事もあるし。
>>666 普通に意見書くなら全く問題ないじゃんw
俺が君の事をどんなサイトに報告しても、「荒らし行為」してなかったらアク禁される心配は無いぞ。
「いや別に問題ないじゃんwww」って馬鹿にされて俺が笑いものにされるだけw
まぁ件のpppXXXX.ohashi05.bbiq.jpに関しては荒らしたログ持って行ったから即BANだったけど。
それともアレか? pppXXXX.ohashi05.bbiq.jpだから避難所書き込めないとかいうオチか?
>>670 ザブングルが召喚されるときいて飛んできました。
>>675 「悔しいです!!」ですね、わかります…
…あれ??違う???
ザブングルは見たことないんだよ アニメだからねとかで機械のメンテをうやむやにするのはありかな
>>674 そのへんは想像に任せるよ
でもホスト表示のせいで少数派の意見を出し難いのは事実だろ?
こいつ馬鹿だwwwって自分のホストが色んなところに貼られてみろよ?害はなくても気分が悪い
携帯でしか避難所には書き込む気が起きないわ
>>677 ザブングルだったら、コルベールでメンテ出来そうな気がする。
(毎回、形が変わりそうだけど…)
メンテの問題があるんだよな ガンパレですり潰したじゃがいもでも動くロボというか、生体兵器なんてのもあるけど、一日で動かなくなりそうだ
なせばなる!ザブングルは男の子!
いいじゃん、結果的に君の気に入らない作家連中を追い出せたんでしょ? 成果出たじゃん。おめでとー
>>678 べつに少数派でいいじゃん
猿じゃないんだし聞くべき点があれば検討くらいするよ
「提督だけ戻せ!提督は正義!提督は神!」とか喚き散らすのなら話は別だけど
もしかしてID消えてホスト表示になったからID切り替えの多数派工作が出来なくて困ってるの?
それだったら残念だったね、ご愁傷様w
ザブングルと聞いてお笑い芸人コンビしか浮かばないのは自分と見た …ちょっと寂しい
>>ザブングル あの世界のメカは、9割方、ガソリンで動いてそうだから、主役ロボ2体どころか、アイアンギアだって(w
*'``・* 。 `*。 ,。 /⌒\人/⌒ヽ * + ノ \(○)/ ヽ *。+゚ またね〜 `*。 Lノ⌒ ( ( ⌒\_」 *゚* `・+。*・' く \ +゚ ☆ ~ 。*゚ `・+。*・ ゚
騒動以来、wikiにあまり新作が来ないなぁと思っていたのだけど、 スレを覗いたらまだあっちに追加されてない新作がタンマリと投下されてるではないか・・・! こりゃ落ち着くまで当分本スレの方をチェックしとかないとだぜ。
寝ぼけてて凄まじいとこに誤爆した訳で(;´Д`) 予約無ければ30分から投下しようと思うッス
モバイル氏なら、モバイル氏なら毒吐きの連中をWikiに行けない様にしてくれる!ホスト出てるし ついでに避難所も運営してくれれば完璧
どうせ誰も知らんだろうが鉄鋼人。
忍者戦士飛影から飛影を召喚。 ………あれってメンテナンスや燃料とかどうなってるんだろう。
「お前ー、これどこに捨てればいいですか?」 「そうねぇ、ゴミに出して誰かが拾っちゃうとマズイしなぁ。」 「鋳溶かす。」 「タバサ頭いいわね。じゃああたしの魔法でいい?」 「駄目よキュルケ。このボロ剣、魔法吸っちゃうらしいし。」 「私がぶっ壊しましょうか?」 「やめてやめて許して。」 ひとしきり驚いた後、訳のわからない事を言い出したデルフリンガーに対し、わたし達は破壊の剣なんて見なかったことにしちゃおうという結論に至り、どう処分するか話し合っていた。 でも、あまりにもデルフリンガーが情けない声を出すので、わたしはちぃねえさまのような慈愛と優しさで一応聞いてやることにした。 「仕方ないわね。じゃああんたをわたしが使わなくちゃいけない理由を言ってみなさい。手短にね。」 「俺を使えば、魂の融合だっけか? そいつが少し遅れるかもしんね。」 デルフリンガーの言った驚きの内容に、わたし達は真剣な表情になる。 「それ本当?」 「さぁ?」 「ダネット、こいつ叩き折っちゃって。」 「任せてください。」 「折らないで! 任されないで!! 仕方ねえだろ! 俺だって確証ねえんだもん!」 「確証もないのに無茶させようとするあんたが悪いんでしょうが。第一、あんたに黒い剣が封印されてるのに、それをわたしが使っちゃ逆効果でしょ。」 わたしの意見に、キュルケとタバサだけではなく、ダネットですらもっともだという顔をする。 「お前、凄く失礼な想像をしていませんか?」 「き、気のせいよ。」 ジト目でわたしを見るダネットから視線を外すと、デルフリンガーが弁解をしだした。 「つうか、俺と離れたら逆に融合が早くなるかもしんね。」 「はぁ!? それどういう事よ!?」 「どういう事って聞かれても、俺も何となくしかわかんねえんだけどよ。ここに来てから、俺からおめに流れてる何かが緩やかになってる。」 「その何かって、あんたに封印されてる剣の中の魂?」 「多分な。」 わたしとデルフリンガーのやり取りを聞いていたキュルケが口を挟む。 「さっきから『何となく』とか『多分』とか確実性のない話ばかりしてるけど、デルフリンガーだっけ? あなたをルイズが使ったら、またあなたは黒い剣になっちゃうんじゃないの?」 言われてみればそうだ。 抑制のために使ったら、やっぱり逆効果でしたじゃ済まされない。 「普通に使ってる分にゃ大丈夫だと思うぜ。ほれ、さっき娘っ子が俺をぶん投げたろ? あの時も大丈夫だったし。」 そう言えばぶん投げたわねわたし。よーく考えたら背筋が寒くなってきた。 「そうなると一つ疑問が残るのよねえ。」 キュルケの言葉に、わたしが首を傾げると、タバサが横から入る。 「破壊の剣が黒い剣に変わる条件。」 タバサの言葉に、キュルケが頷く。 確かにそうだ。っていうか、付いてきてるダネット? あ、結構限界っぽい。
支援
「むむむ……乳でか、もっとわかりやすく言いなさい。」 耐えかねたのか、ダネットが眉間にしわを寄らせながらキュルケに聞く。 「つまり、ルイズがデルフを持っただけで変化はしない。でも、あの時は違った。その違いは何? ってことよ。」 「それはこう……何かの力みたいなのが、こう、ぎゅわーっと?」 「何かの力とかって何?」 「うう……お前! 乳でかに説明してやりなさい!!」 「わたし!? そんなこと言われてもわかんないわよ!! 第一、あの時は必死で……必死に……」 わたしは必死に何をしようとしたんだっけ? 「娘っ子、おめ、心を震わせなかったか?」 割り込んできたデルフリンガーの声を聞き、あの時の事を思い出す。 「うーん……心を震わせるっていうのはよくわかんないけど、凄く怒ってたと思う。」 「お前、何をそんなに怒ってたんですか? 第一、怒るだけならさっきも怒ってたじゃないですか。」 キュルケとタバサは合点がいった顔をしているが、ダネットだけは皆目検討が付かないといった表情で指を頬に当てて首を傾げる。 う……そう言えば、ダネットは気絶してたんだっけ。かといって説明するのは恥ずかしい。ってキュルケ? 何その悪戯を思いついた子供みたいな顔は!? 「あのねダネット、ルイズったらねー」 「わー! わー! わーー!! とととともかく! わたしが凄く怒ったらデルフリンガーが黒い剣になるということね!! うん! そういうこと!!」 「全くわかりません。乳でか、説明してください。」 「えっとねー」 「ああ!! 空飛ぶホタポタが窓の外に!!」 「どこですか!? 今すぐ取ってきます!! お前、待ってなさい!!」 苦し紛れのわたしの言葉を聞くが早いか、ダネットは窓を開けて飛び降りた。……飛び降りた? 慌ててわたしとキュルケとタバサが窓の下を見ると、ダネットは器用に身体を回転させて着地し、走り出していた。 「なあ、話続けていい?」 少し疲れた声のデルフリンガーが話を続る。 「しっかし、わかんねえのが、娘っ子は使い手じゃねえってことなのよ。」 「使い手? 何それ?」 聞き覚えのない言葉に、わたしは首を傾げる。
「良く覚えてねえんだけど、何となくわかるのよ。俺を使いこなす使い手が。でな、さっき飛び出した嬢ちゃんいたろ? あの嬢ちゃんが使い手っぽいんだよね。」 「はあ? ぜんっぜん意味がわかんないんだけど?」 わからない話だらけでイライラする。あーもう! 「ガンダールヴ……ミス・ダネットはガンダールヴではないのでしょうか?」 突然横から入った声に振り向くと、先ほどタバサのエア・ハンマーを受けて気絶していたミスタ・コルベールが頭を振りながら起き上がっていた。 あ、タバサが顔を横に背けた。流石にちょっと悪いと思ったみたいね。 「ガンダー……おお! それそれ!! あの嬢ちゃんガンダールヴだわ!!」 「やはりそうでしたか!! おお……これは歴史的発見ですぞ!!」 興奮する一人と一本を、しらけた顔で見るわたし達に気付いたのか、ミスタ・コルベールは苦笑で返す。 「ミスタ・コルベール、そのガンダールヴって何でしょうか?」 わたしの言葉に、複雑な表情を返すミスタ・コルベール。 「答えてください。ダネットに一体何があるのでしょう?」 「教えてあげなさいコルベール君。」 これまた気絶から回復した学院長が口を挟んだ。 「しかし学院長!!」 「構わんよ。それにじゃ、ミス・ヴァリエールの安全に関わることかもことやもしれん。ああ君たち、話は大体聞いておったよ。」 わたしは、起きてたんかいあんた。というツッコミを心の中で入れつつ、わたしの事を出され、仕方なく話し始めたミスタ・コルベールの話を聞く。 「皆さんは始祖ブリミルの使い魔の話は知っていますか?」 「はあ、一応はおとぎ話ぐらいで聞いたことはありますが、それが何か?」 ミスタ・コルベールはわたしの返事を聞くと、口元に笑みを浮かべ、嬉々としながら話し出した。 渋ったわりに、話したくて仕方ないようだ。 「では、ミス・ダネットの手に浮かんだルーンが、始祖ブリミルが使役したという使い魔のルーンと一致したとしたらどうします?」 「はい?」 えーっと? ダネットがなんですと? 「始祖ブリミルの使役した、神の盾ガンダールヴと呼ばれる使い魔のルーン。このルーンはミス・ダネットの持つルーンと同一のものです。」 「待ってくださいミスタ・コルベール、頭がパンクしそうです。」
支援でござる
つまり、ダネットは実は凄い使い魔で、わたしはそんなんを召喚したメイジってこと? ありえないでしょ、だってわたしはゼロなダメメイジで、ダネットはダメ使い魔で、ダメが二つでダメダメで、あー、訳わかんなくなってきた。 わたしが頭を抱えて考え込んでいると、どたどたという足音が聞こえ、凄い勢いでわたしの部屋のドアが開いた。 「お前!! 私を騙しましたね!! どこにもホタポタ飛んでないじゃないですか!! そこに直りなさい!! 首根っこへし折っ……て? あれ? 何でみんなそんな変な目で私を見てるんですか?」 無理だ。ありえない。こんなお馬鹿な奴が、そんな大層な存在な訳が無い。 「はっ!? さてはお前たち、私に内緒でこっそり空飛ぶホタポタ食べましたね!! むむむ……許せません!! 出しなさい!! 今すぐ出しなさい!!」 「恥ずかしいから黙りなさい!!」 言うが早いか、わたしはダネットの頭を引っぱたく。 「あいたぁっ! 何をするんですかお前!!」 「空飛ぶホタポタなんかどこにも無いわよ!! わかったら黙りなさい!!」 「じゃあやっぱり私を騙したんじゃないですか!!」 「そんな話はどうだっていいのよ!! それよりあんたがガンダールヴってどういうことよ!! わたしに内緒でそんなもんになってたの!?」 「何ですかそのガンなんちゃらとやらは!! そんなものよりホタポタの方が重要です!! 出しなさい! 今すぐ出しなさい!!」 こんな感じでいつもの喧嘩が始る寸前、キュルケのげんこつが頭に落ちた。 最近、この流れが一連のものになりつつある気がする。というか痛い。 「私がそのガンなんちゃらだって言うんですか?」 「らしいわよ。これっぽっちも信じられないけどね。」 ダネットは頭のこぶをさすりながら、自分の左手に浮かんだルーンを見つめてた。 「最近、やたら身体が軽かったのは、これと関係あるんですか?」 「何よそれ? 初耳なんだけど。」 「言ってませんでしたっけ? 最近、糸凪の刃を握ると力が湧くんです。」 そう言って、短剣を取り出してくるくると器用に回すダネット。 「聞いてないわよ! 何でそんな大事なことを言わないのあんたは!!」 「修行の賜物で特別な力が、こう……ぎゅわーっ!!と湧いたのかと思ったんです。」 「そんな都合のいいもんがポンポン湧くわけないでしょうが。」 身振り手振りでぎゅわーっと感? みたいなのを表そうとするダネットにツッコミを入れると、ミスタ・コルベールが興奮がちにダネットに話しだした。 「力が湧くというと、どのような感じなのでしょうか!?」 「えっと……ぎゅわーっときて、むむむーっとなって、おりゃーって感じです。」 「ほうほう! ぎゅわーにむむむーにおりゃーですか……実に興味深い!!」 以降もダネットによる、子供のような湧き出す力の説明が続き、ミスタ・コルベールがいちいち大げさに驚くという時間が流れた。 ちなみに、わたし達にはさっぱりわからない。だって、むーとかそりゃーなんてどうやって理解しろというのだ。
「大体こんな感じです。何かわかりましたか?」 「いやはや! これは大発見ですぞ!! 今後も何かあれば、是非とも話をお聞かせください!!」 「いいですよ。ハゲのオッサンはいい奴です。」 「出来れば……コルベールと呼んでもらえると……」 「何ですかハゲのオッサン?」 「い、いえ……何でもないです。」 邪気の無い笑顔でハゲと言われたミスタ・コルベールは、諦めたように返した。 まさかあのミスタ・コルベールに直接ハゲと言って、更に今後も呼び続けるとは……ダネット恐るべし。 「話をまとめるわ。」 脱線しまくりな上、意味不明のダネット語とでも言うべきガンダールヴの力の説明を聞いたせいか、少々疲れた顔のキュルケが話をまとめにかかった。 「取り合えずダネットの力については、破壊の剣と直接の関わりがあるのか無いのかわかるまで保留。デルフはルイズの近くに置けるなら置く。」 そこまで言い、学院長の方を見て、最後にこう付け加えた。 「よろしいでしょうか学院長?」 緊張で手をぎゅっと握り締める。 この部屋ではぞんざいな扱いをしたものの、破壊の剣は宝物庫に入れられるような品であり、中にはあの黒い剣を封印している危険な代物だ。 貴族とはいえ、ただの生徒が持つような物ではない。わたしだって持たなくていいなら持ちたくはない。 だけれど、破壊の剣をわたしが持つことによって、みんなの安全が少しでも保証できるというのなら、わたしは破壊の剣を手にしたい。 少しでも魂の融合とやらを遅くし、その間に止めるすべを探したい。 しかし、学院の長である学院長が首を縦に振らなければ、生徒であるわたしは従うしかない。 そんな思いを込め、わたしは学院長を見る。 「構わんよ。もって行きなさいミス・ヴァリエール。」 「し、しかし学院長! 破壊の剣は危険な品では!?」 教師という立場からか、ミスタ・コルベールが口を挟む。 「じゃが、持たなければもっと危険かもしれん。違うかの?」 学院長の言葉に、無言で返すミスタ・コルベール。 教師という立場はあれども、ミスタ・コルベールもわたしの身を案じてくれているようだ。 最終的にミスタ・コルベールも折れ、デルフは魂の融合を止めるすべが見つかるまで、一時的にわたしが預かることになった。
「よろしくな娘っ子。」 「あんた重いからちょっと削っていい?」 「よくねえよ!!」 わたしとデルフの軽口に安心したのか、学院長とミスタ・コルベールはわたしの部屋を後にし、続いてキュルケとタバサも部屋を後にしようとした。 ふと、キュルケが立ち止まり、わたしの方を見ずに言う。 「ルイズ、あたしもタバサもあんたなんかより上のメイジよ。」 「はあ!? 喧嘩売ってるのツェルプストー!!」 怒りで立ち上がろうとしたわたしを、ダネットが押さえ込む。 何で止めるんだと思いダネットを見ると、優しい顔で笑っている。 意味がわからず、ダネットに言う言葉を考えていると、キュルケが言葉を続けた。 「だから、あたしもタバサも簡単にはやられない。だからあんたは、あたし達なんか気にせずに元に戻る方法を探しなさい。あんたが変になったらあたし達が止める。いいわね?」 キュルケの言葉にタバサも頷き、わたしの方を見る。 「それだけよ。じゃあおやすみ。」 わたしの方を見ないまま、キュルケは片手を振り、わたしの部屋を後にし、タバサもキュルケの後について部屋を出た。 「いい奴だなあいつら。」 デルフの言葉に、ダネットは自分のことのように喜ぶ。 「さ、さっさと寝るわよ!! ほら、ダネットも!!」 何だか恥ずかしくて、わたしは服を適当に着替え、ベッドに顔をうずめた。 「あ、私はもう少し後に寝ます。お前は先に寝ててください。」 「そ。明かりだけ消すわね。じゃあおやすみ。」 「はい。おやすみなさい。」 顔が赤くなっているのが自分でもわかるので、顔はうずめたまま明かりを消す。 音でダネットが部屋を出たのが聞こえたが、散歩かなにかだろう。 そんな事を思っていると、疲れが出たのか急激な眠気が襲い、わたしはその眠気に抵抗することなく眠りへと落ちていった。
「サビ剣を持ったままあまり離れる訳にはいきませんから、この辺で話しましょう。」 ルイズの部屋からサビ剣を持ち出して外に出た私は、ルイズの部屋の窓が見える場所で腰を下ろしました。 「んで? 話ってなんだ?」 私は、どうしても聞きたかった事を口にしました。 「あの黒い剣の持ち主は、本当に消えたんですか?」 言いながら、胸がドクドクしました。 砂漠の中で見つかった、持ち主の消えた黒い剣……つまり、持ち主だったお前は……。 「ああ。間違いない。」 駄目です。まだ我慢です。 ぐっと唇を噛み、確認しました。 「生きてる可能性は……ありますか?」 お前が生きているかもしれない。 私が知らないお前かもしれないけれど、生きているかもしれない。 「……ねえな。黒い剣が見つかった時点じゃ生きてたかもしんね。だけどな、あれから6000年経ってんだ。生きてたとしても寿命で死んでるだろうな。」 足元がぐらぐらしました。胸が痛くなって熱くなりました。必死に堪えてたものが溢れました。 「うっぐ……ひぐ……」 ルイズはとてもいい奴です。乳でかやタバサもいい奴です。他のみんなもいい奴ばっかりです。ここにはいい奴ばかりいます。 ギグも変になってたけどいました。黒い剣だってあります。私だっています。無いのはホタポタぐらいです。 「なのに……なんでお前はいないんですか……」 お前は私が見張ってるって言ったじゃないですか。お前とずっと一緒にいるって言ったじゃないですか。お前は私のパートナーじゃないですか。 「……すまねえな。」 サビ剣のせいじゃないのはわかってます。悪い奴なんて誰もいません。わかってます。わかってるんです。 「なんで……なんでですか……」 サビ剣を握り締めて泣く私を慰めるように、赤と青の月が私をずっと照らしていた夜の事でした。
以上で14話終了 久しぶりに書いたら色々頭から消えてて思い出すのに一苦労 支援してくれた方、サンキューです それでは
乙です
蒼い使い魔の人 まだ〜?
>>692 ライトニング?
疾風?
メッサー?
誰が喚ばれても面白そうだけどカタナが来たらルイズの胃が……
乙ですー 冒頭のデルフ弄りから空飛ぶホタポタ経由でハゲに落ち着くギャグ回かと思ったら ……6000年は長いよなあ
ダメット乙です。 ホタポタに釣られるダネットに吹いたww 次回にwktk
ガドキャラ召還で妄想してたら ルイズ→カタナ ジョゼフ→アラシ 教皇→アイコ テファ→ハジキ こんな電波ががが ゼロ対疾風の日本機モチーフ対決とか アラシのハジキを探して三千里とか色々妄想が膨らむ……が、 アラシ達の唇がオッサンに奪われるのはなぁ.....
アラシとか聞くと 「レース鳩0777(アラシ)」 を思い出す気がしたが 内容が一向に思い出せないぜ
撃つな! アラシ
初心者なので教えてほしいのだが、 テンプレに >・クロス元がTYPE-MOON作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。やめておいてね。 とあるが、過去に何かあったん?
月厨ないし型月厨でぐぐること。 あと、この板に「Fate vs○○」というスレがいくつあるか数えてみようね。
型月厨の全盛期の暴れっぷりを知ればわかる。
まあ触らぬ神に祟りなしってことだ
このスレで何があったというものじゃない ただ過去の歴史上型月は型月で個別スレ作って住み分けをするのが一番平和なんだ
避難所で【テンプレ改正案スレ 】という物を立てました。 意見があれば、そちらでお願いします。
モバイル君はどうも金のことを口にしないときが済まない 次の流れ どうも歓迎されてない様なので辞退します→それは困る→それでは頑張らせて頂きます
>>710 疾風やメッサーシュミットの方へキスさせりゃいいじゃん
ゼロ魔世界の認識では「ゴーレム召喚したらなぜか平民もオマケでついてきた」だろうし
新連載!! 借金返済お嬢様 園川エルザがルイズに召喚されました。
>672 禿同 続き書く気も完結する気も無いから、この機会に便乗して消したのが大半だな そういう書き手は二度と戻らなくていいと思う
>>723 ありがとう。ではそうさせていただきます。
T問題、運営関係、テンプレ関係の話は避難所の当該スレでよろしく。 こっちは平和を愛する(変態)紳士たちの集うスレです。
こんな時に限って荒らしが馬鹿言い放題 ・・・真に受ける奴がいるとでも思ってるのかねぇ
投下していいすか? 今日発売のゲームの主人公です。
ゲームとキャラ名は?
今日発売なのにキャラ掴めるのか
闘神都市3の羽純です。 3454/3638 まだステが埋まらないから今日は無理かな。
>闘神都市3の羽純 避難所行きだろそれ
つうか割れかよ せめて何週かしてキャラ掴んでから言えよ
しかも今日発売でもねーし。
発売日明日じゃねぇか!!
ネタバレ有りなら読まないようにするから書いといてくれよ
>>731 なんで?陵辱や獣姦はいれませんよ。
>>732 1,2時間もやればつかめます。
あと僕はAmazonで注文してるので割れではありません。
>>734 試験が終わって携帯で裏を見ると放流報告があって急いで家に帰ったら落ちてなくてガッカリでした。
流す気がないなら最初から流さないで欲しいですね。ひさびさに切れて荒してやりました。
放流主の人間性を疑いますよホント。
ココにも避難所にも投下しないでね。 メモ帳に好きなだけ、書き綴っててください。
ID:b6DFt+jfの人間性が疑わしいのでNGとした。 次。
なにこれ… そんなにこのスレ荒らしたいのか…? せっかく落ち着いてきたのにこんなんばっかり…頼むわ
んだな。b6DFt+jfは虫籠へポイッと
太陽誘電なので正規版ですね わかります まあkyoが流そうと明日、会社帰りにおっぱいマウスパッドを引き取らねばならぬ
ユーフィはテキスト通りの強さって凄いよな。 流石は性賢者ソゥユートとアセリアの、前作主人公とメインヒロインの娘。人気も扱いもぶちぎって最高だwww テキストでは最強なのにぶっちゃけ足遅くて使えない望はまだしも、テキストじゃやたら雑魚なのに最強すぎるソル兄貴は涙目すぎるw
おっぱいは正義ですね、わかります。・・・自分じゃ使う気には到底なれないけど。 あんたは勇者だ。尊敬する。
そういえば前々スレくらいからアルトネリコのを投下しようとしてた人がいたな
>>747 話には聞くが、実際あれの挿入シーンって避難所行きレベルなのか?
749 :
745 :2008/11/27(木) 19:51:48 ID:dEJjbtXr
っと、すまん誤爆……何を書いてるんだ俺は とりあえず随分あれだった初期版から大分書き足して2話までできたので、投下します
運営にあるアクマの人の意見はいいな 面白い話を書くだけあって感想もまた素晴らしい
>>674 まだBANなぞされていないが?
運営議論で少数意見をぶつけているよ
管理人に楯突いたからBANされるかもしれないけどね
しかし提督アンチってこんな汚いことまでやっていたのか・・・お前等つくづく最低だわ
力が欲しかった。 誰にも怯えることがない絶対の力が欲しかった。 そして――手に入れたはずだった。 無敵の力を、無限の力を。もう誰にも負けないはずだった。 「夢……だったのか……?」 大きく胸を切り裂かれ、血が止まらない。 手が、足が、体が――崩れていく。 悪魔と合体してまで手に入れた、彼の力の象徴たる体が崩れる。 回復魔法でも戻らない不可逆的なほどの傷が全身に深く刻まれている。 「悪い……夢……」 いや、違う。 「いや……いい夢だった……」 ただ、平和な街角でおびえるだけだった自分。 ただ、強者にいたぶられるだけだった自分。 何ももたず、虐げられるままだった……昔の自分。そのままきっと消えるはずだった。 だが今はどうだ。 何も持たなかったはずの自分が、かけがえのない友を得て、力を得て、信頼を得て……… 本当にいい夢だった。これ以上にないほどいい夢だった。 きっと、満足するに足る人生だったろう。後悔するは贅沢なのかもしれない。 けど、それでも。ただ、最後に望むことが許されるのだとしたら、 「もっと……力が欲しかった」 俺を倒した男であり、同時に最大の親友のあいつにも……勝てるだけの力が欲しかった。 それだけが心残りだった。 何かをつかむように虚空に手を伸ばす。 その手はもう何も掴むことはない。友の足音が薄暗い建物の中に響く。あいつは、もう振り返らないだろう。 天使を殺し、魔王を破壊する。そして、俺とも奴とも違う第三の選択肢の未来を作るだろう。 ドサリ、と腕が地面に落ちる。荒い息を繰り返しながら、懐かしい過去を思い出す。 自虐的な笑みと共に、こんな最期がお似合いかと目をつぶったときだった。 その時、奇跡が起こった。 突然、彼の前に光る鏡が現れた。光るそれは、ろくに動けないはずの彼のすぐ側に現れた。 何かの出迎えか、それこそ地獄の……。あきらめに似た心のまま、ふと下ろした腕を光に伸ばす。 ほんの指先ほどだった。しかし、伸ばした手がその鏡に触れ――――――――――
【支援カジャ】
支援
「なんだ!? 引きずり……込まれる!?」 彼はこの世界から、一片の痕跡も残さず消失した。 力を求める使い魔 Re1 「なんだ……?」 気付くと彼は、見たこともない場所に横になっていた。 目に飛び込んできたのは、懐かしいあたりにはどこまでも広がる青空。 顔を横に向ければ、腰の辺りまではある長い草木が生い茂っていた。 久しぶりに見た太陽のあまりの明るさに、目の前がくらくらする。あまりにも強烈な違和感。 ありえない光景に対して絶句してしまう。 ここは、どこだ? なぜ……こんな風景が目の前に広がっているんだ? 30年前……彼らからすればほんの数ヶ月前、大量のICBMの炸裂によって世界の気候が激変した。 どんな時でも厚く黒い雲が町を覆いかぶさるように広がり、 廃墟が延々と広がった。草木など、どこもろくに育たなかったはずだ。 だというのに、この突き抜けるような青空はなんだというのか。 幻覚か何かと目を疑い、思わずずれたメガネをかけなおし―――― 『かけなおし』? それは。つまり。 慌てて手のひらで顔を触る。そこには、間違いなくメガネがあった。 メガネは、悪魔と合体し、『魔人』として生まれ変わったときに不要になって捨てたはずだった。 視力が合体のため回復し、逆にかけていると視界がぼやけるからだ。 なのに、メガネを当然のように今の自分はつけている。 ゆるゆると体を起こす。自分の手をふと見ればそこにあるのは、生まれた時に親から貰った自分の体だった。 正真正銘自分の―――人間の体。 悪魔と合体することで手に入れた、自分の力の象徴であった『魔人』の体ではない。 衣服まで、昔のロングコートだ。さっきまでつけていた甲冑など、どこにも見当たらない。 しかも、先ほど受けた致命傷がきれいさっぱり消えている。服には血の跡などまったくもないし、痛みもない。 何が、どうなっているのか、理解することが、彼には咄嗟に出来なかった。 死を目前にしていた自分が、突然見知らぬ土地にいて、しかも体は人間に戻っていて傷も消えている。 ここが俗に言う天国という奴かと思わないわけでもなかったが……それはありえない。 何しろ自分はさんざん地上に降りてきた天使やメシア教徒を殺してきたのだ。神の敵対者もいいところ。 そんな自分が死んで神の元に召されるとは、 ブラックジョークにもならないだろう。 死んだとしても向かうはせいぜい地獄か魔界が相場だ。
あれ、気づかなかった。支援
だがそうだとするとここはどこなのか。 自分は生きていて……東京を除き全人類が滅びたはずの世界の、どこかのユートピアに飛ばされたのだろうか。 頭の混乱が限界に達したとき、周りから笑い声が上がった。 男も女もあるが、明らかに声が若い。 ふと頭を上げれば、彼を取り囲むようなかたちで妙な格好をした、高校生くらいの年嵩の一団。 「おい!見ろよ!平民だぜ!」 「さすがゼロのルイズ!サモン・サーヴァントで平民を呼び出すなんて!」 口々に周りの連中が何かを囃し立てる。 どう好意的に聞いても、嘲りなどの感情が混じった笑いだ。 『平民』? 『サモン・サーヴァント』? 意味不明な言葉が飛び交っていたが、笑う連中の視線を見れば、何を笑っていたのかすぐに分かった。 どうも自分と……桃色に近い髪の女が奴らの笑いの的らしい。 桃色女は、自分が笑われているのに、なにか頭の禿げ上がった眼鏡の親父に食ってかかっている。 「………なんだこいつら」 周りの誰にも聞こえないくらいの声で呟く。 怒りがふつふつと湧き上がる。 相変わらず混乱していたままだったが、とりあえず今、分かることがある。 気に食わない。 見るからに苦労していませんと言っているような連中に笑われるほど、まだ落ちぶれたつもりはない。 この連中は、俺や桃色女を見下して―――自分のほうが上だと思ってせせら笑っている。 そういう笑い方が彼は反吐が出るほど嫌いだった。かつて、自分にそんな笑いを浴びせていたオザワという人間を思い出すからだ。 何故人間に戻ったか、ここがどこかはひとまず置いといて、だ。 現状、目の前に最高に気に食わない連中がいる。 そいつらが俺を笑っている。 なら、どうする?答えはシンプルだ。 『魔人』ではなくなった。 だが、目の前のガキどもを消し炭にするくらいの魔力は十二分にあるだろう。 軽く、手を1,2度握りなおす。手には何もない。単純に素手だ。しかし、その空の手に武器を――魔力を煉る。 後悔する時間も与えない。まとめて最大火炎魔法のマハラギオンで消し炭にしてやる。 さらに、連中の笑いが大きくなる。彼はもう一度睨みつけながら周りの連中を見渡した。
【マハ支援ガ】
「……そのクソッたれた笑顔に炎をくらわせてやる。喰らいやがれ、マハラ―――」 マハラギオンを唱えようとした直後だった。よこやりから、桃色女の手が伸びる。 なんだと口を開くよりも速く、突然唇が押さえられた。いや、押さえられたというのは少し間違っている。 キス、されていた。 「むぐ――――!」 相手は、先ほど笑われていた桃色女だ。 一気に集中が解け、魔力が拡散する。こんなことをされて、集中を維持しろというのが無理な話だ。 彼とて、高校生の親友二人と同い年で――とどのつまりはまだ二十歳にもなっていないティーンエイジャーなのだ。 もし、大破壊に巻き込まれていなければ、高校に通っているか、それとも大学に通っているかといった年である。 人殺しと悪魔狩りの経験はたっぷりあっても、こっちの経験は一切なかった。 何しろ、誰にも心を開かないほとんど孤独な生活だったからだ。 突然、見知らぬ女からのキス。動転するのは責められないだろう。 「ぐああッ!熱い、なんだ!?」 手が熱い。まるで焼きゴテを押し付けたような鈍い、熱い痛み。それが、手の甲を這っている。 手を押さえたまま、思わぬ痛みに彼はうずくまった。 「すぐに終わるわよ。『使い魔のルーン』が刻まれてるだけよ」 こっちの惨状とは対照的に、頭の上からは涼しげな声が聞こえてきた。どうも、さっきの桃色女の声らしい。 「『使い魔のルーン』?『刻む』?何しやがる!?」 左の手の痛みはすぐにおさまった。すぐさま彼は、桃色女に食って掛かる。 「俺に何をした?この手の模様はなんだ!?」 左手には、見慣れない文字が書き込まれていた。焼きゴテかなにかのように、皮膚に直接書き込まれている。 こっちの言葉を聞いていないのか、騒ぐ自分を尻目に眼鏡の親父はよってきて、 「ふむ、珍しいルーンだな」と一言呟いた。 それ以上、彼の言葉に答えるものはいない。まわりの連中も、白けた目をこっちに向けるだけだった。 「さてと、皆教室に戻るぞ」 ハゲジジィがガキどもに叫ぶ。すると、連中がふわりと急に……宙に浮いた。 若干の驚き。今度は、羽もついていないのに人間が浮き上がった。 もしや全員が悪魔だというのか、と僅かに目を見開いた時だった。 「別に、『フライ』くらい驚くようなものじゃないでしょ」 一人残っていた、呆れ顔の桃色女がため息をついた。 「……『フライ』?」 「別に、初歩の魔法じゃない。農民の子供でも知ってるわよ?」 「魔法? アレが……魔法!?」 さらにため息をつくピンク髪のガキ。どう見ても知っていて当然といわんばかりの反応だった。 しかし、彼はあんな魔法は見たことがなかった。大体魔法は敵を殺すためのものだ。 戦闘用にどれも特化しており、日常生活で使う魔法なんて聞いたことすらない。 常識が通用しない。そう感じた彼は、桃色女に言った。 「おい、ここはどこだ?」 「ここ?トリステインよ。そして、ここはかの高名なトリステイン魔法学院!」 間違いなく聞いたことのない地名。
彼はあまり世界の地理などに明るいわけではないので、もしかしたら外国かもしれない。 だが彼がもっとも最初に頭に思い浮かべたのは金剛神界、異世界だった。 黙りこくる彼をおいて、桃色女は訊いてもいないのにペラペラと喋り続ける。 「私は、2年生のルイズ・ド・ラ・ヴァリエール。今日からあなたのご主人様。使い魔として頑張りなさいよ」 ……俺のご主人様?使い魔? 不快な上にどうにも不可解な言葉が混じっている。 「待て、どういうことだ。説明しろ」 それからは、大変だった。なにしろ、こちらはこの世界のことを何一つ知らないのだ。 『ルーン』やら『先住魔法』やら『コモン・サーヴァント』やら『5系統』などといった、 訳の分からない専門用語が飛び出すたびに意味を聞き返さなければいけない。 まるで彼のいた世界と常識が違う。おかげで否応なしにここは間違いなく異世界だと認識させられた。 桃色女が若干嫌な顔をしていたものの一通り丁寧に教えてくれたことも大きい。 割と、あっさり状態は飲み込めた。 いや、分からないことだらけであることは同じでも、最低順応することはできるようになったというべきか。 どうやら突然30年後の世界に飛ばされて生きることになった経験が、知らず知らずのうちに順応力を高めてくれたようだ。 もっともありがたいことでもなんともないが。 「……つまり、お前らは貴族で、魔法が使える。だから平民より身分が高い。魔法が使えない平民は貴族に逆らえない。そういうことか?」 すっかり夜になり、桃色女の部屋で俺はパンを齧っていた。 「まあそうなるわね」 したり顔でピンクが言った。 どこか得意げな桃色女を横目に、ぼそりと彼は言う。 「……貴族とかでおためごかしはしているが、東京と同じだな」 強いものが正しい。強いものが全てを自由にできる。弱いものは強いものに従うしかない。 結局ガイア教の教義と変わらない。それすなわち『強いものが正義』。 違いは、それに、貴族は高潔な存在だとか何とか皮を被せて正当化しているか、していないかの違いだけだ。 つまり先ほど浮いたのも魔法ということだろう。気になるのはこの世界の魔法が、どのくらい強力かということだ。 彼も魔法は使える。どうも貴族の三男坊や没落貴族は、盗賊まがいをやって生きることもあるらしい。 はっきり言って、目の前の女の使い魔なんぞやる気はさらさらない。最悪、彼もそうやって暗闇に身を潜め生きるつもりだ。 だが、そのために気になるのは、この世界の魔法の力。破壊力、威力、範囲、どういうものがあるか……そういったファクターは重要だ。 自分の魔法が、この世界で通用するか否か。最も重要なこれに繋がるからだ。 力がない人間が足掻いたところで何の意味もない。結局、何もできず虐げられるだけだ。 だからこそ、知る必要がある。自分はこの世界において強いのか。それとも弱いのか。
【支援ダイン】
>>666 は俺じゃない
しかし他人のIDを他所に晒しに言ってBANしといてとかやっているのか・・・
運営でも言ったがこんな真似する奴が提督の人間性まで非難していたんだぜ?
自分は嵐をスルー出来もしない。裏でこういう最低な真似をする。
その癖他人の失敗をあげつらって提督氏をあそこまで叩いた
なぁ普通に考えてどっちが最低だ?
そして、もし自分が弱いとしたら―――血を吐いてでも強くなるしかない。 弱いままでいる、自分に関係のない他人の思うまま生きなければならない――彼にとってそれは信念であり呪詛だ。 一生抜け出せることなく心が力を求めることを囁く。 学校という環境は色々と好都合だ。他人から教えを乞う気はないが、初期の簡単な魔法を気軽に使ってみせる者も多いだろう。 自力でこの世界の魔法を盗んで力に変えることもできる。いや、やらなくてはいけない。 「普通に使い魔がやること、あんたできそうもないし。使い魔として使ってあげるんだから雑用しっかりやるのよ」 ピッと人差し指を立て、ふふんと鼻を鳴らすピンク髪のガキ。 「知るか」 残ったパンを口に放り込む。 大してうまくもないな、と思いつつも、噛み潰していく。 「俺は、俺の好きなようにやる。使い魔? 知ったことか」 一気にピンクの顔が険しくなった。 「さっき、あんた自分でもいったでしょ?貴族に平民は逆らえないのよ」 「それは、魔法が使えないからだろう」 自分でも笑っているのがよく分かる。何しろ、やっと目の前のおめでたい桃色女とのお喋りを切り上げられるからだ。 ペラペラ必要な情報さえもらえれば……あとは用はない。彼は、力試しついでに脅かしを混ぜて挨拶する。 左手を桃色女のほうへ突き出す。何をするのか分からず、桃色女は怪訝な顔をするだけだ。 ま、そうだろうな。杖がないと魔法が使えない、この世界じゃありえないことだろうからな……! 「わかりやすく、現実ってものを教えてやる……!」 剣場をむき出しにして凶暴な笑みを浮かべ、彼は腕に魔力を通す。 突き出した手から1m大の火球が2つ現れるが、即座に収縮。 人の頭ほどまで縮んだ2つの火炎弾は螺旋を描き桃色女のすぐ横を通り抜け――壁に当たって炎をまき散らした。 意外なことに壁は壊れなかった。さっき聞いた……そう『固定化』だったか、が効いているのかもしれない。 「俺は魔法を扱える。杖だっていらない。お前らみたいに色々できないが……潰し壊しだけに全部まとめてるんだよ」 さっとピンクの顔が青くなる。 「……先住魔法!?でも詠唱も何もなしで!?しかも今の……下手したら『ラインクラス』のファイアボールくらいあるじゃない!?」 ファイアボール……『ラインクラス』だったかのクラスというと、下から2番目あたりか? どうやら『アギ』はそれに少し及ばないくらいの威力らしい。 弱くもないが、強くもないといった感じだろうか。 「分かったか?俺は魔法が使える。使い魔なんかにはならない」 そういったあと、俺は一拍置いて強調するように言った。 椅子から立ち上がり、挑発するように彼は告げた。 「使い魔にしたいなら、俺に勝ってみろ。……力のない奴を相手にしてくれる奴なんて誰もいないぞ」
支援!
>>762 リロード忘れにご注意を、今はただ、支援をお願いいたします
【メ支援ラハン】
投下終わりです。支援ありがとうございました。 wikiの過去のほうを見れば分かりますが、駆け出しということで相当酷かった(本気で)ので、かなり色々いじってます。 あと、ルイズの心情の変化が微妙とかレコンキスタがかませだったと、ガチ宗教集団いるならそっちにロウヒーロー回すべきとか 大分新刊と比べて色々変えるべきところがあったので、一からということで。またしばらくお付き合いいただければ幸いです
乙でした〜 これからも、楽しみにさせていただきます!
【支援ラオン】
>>746 アトリエかぐやのおっぱいマウスなら全部持っているw
マジカルウィッチアカデミーのツカサで妖精亭バイトあたりまで書いたけど原作とかけ離れ杉、濡れ場が全文の3割強ととても投下出来るもんじゃなかった
お疲れ様。
おっと、ハズした。 カオスヒーローさん乙でした、コンゴトモヨロシクがんばってくださいませ。
あ、あとwikiですが、自サイトなんぞ持ってないし、是非wikiに収録してください、お願いします。 前の奴を抹消するかログ自体は残すか元のページをいじって作り直すかはお任せします
たぶん何もないだろうけど >>ID:3QOdLf+9は一応運営に報告しといた
自分で登録ってダメだったか
カオスヒーローさん、乙!
>>775 別にいいんだよ、投下した後なら自分で登録しても
ただな、なんか泣ける
自分でやってみたいって人もいるみたいだしその辺は好きずきだね。 ところで改訂前(?)のを読んだことないんだけど、クロス元はなんなんでしょ。 魔法の名前からしてメガテン系っぽいけど…それ系は全くプレイしたことないからよく知らんのだ…
小ネタで投下後5分もたたず登録されていたのは噴いたw
>>778 メガテンのカオスヒーローさんだよ。
あの夢のセリフが有名な人。
wikiにないけど新規?削除履歴で見たような気がするが
なるほど。やっぱり全然知らんわ… とりあえず調べてみるよ。アンサイクロペディアで。
>>782 かつて書いてましたが、
ラスボスをレコンキスタに置くものの、新刊でレコンキスタが鎌瀬だったこと発覚。さらに、他の虚無の使い魔も出てきて大慌て。
とどめに求めていたガチ宗教系キャラ登場と設定で齟齬でまくって、しかもSSなれてないせいで文もめちゃくちゃで凍結してたのを、
加筆しながら色々変えて書き直してます。
>>778 真・女神転生
カオスヒーローは主人公の友人の一人、デフォルト名は無い
>>784 そこらへんゼロ魔本編が終わってないから難しいよね
登録しようと新規ページを作成しようとしけど既にあるからダメとのこと 長編で力を求める使い魔を検索しても出てこないしお手上げ 誰かWIKI編集詳しい人頼む
>>782 真・女神転生は昔懐かしいスーファミででたものだからな。
もう、20年近いかもしれん。少なくとも15、6年は経ってる。
>>788 彼は『まとめwiki』で削除履歴を見たと言ったのでわ?
運営で規制されましたわ 少数は意見はこれから書かないで大勢に迎合するしか道はなくなったよ これが管理人とあの住人の正体か
>>789 でわ、じゃ無くてでは、にしてくれ
その間違い本気で気持ち悪いんだ
>>792 酷いな、お前のレスは文章こそ汚いが主張には筋が通ってるのにアク禁とかマジかよ
>>790 普通、悪男、良男ルート全部逝ったのか、流石だな!
>>791 いや、削除履歴で15,6年とありえん数字に反応した俺のミスだw
ちなみにPSでリメイク、GBAで復活、Wiiでダウンロード可と結構最近に出てきてたりする
少数派だからじゃなくて、言葉遣いと姿勢の問題だと思いますよ。
2chのレスIPを調べて規制してくれ!ってしたらばの避難所運営に報告されてもなぁ…
荒らし達はアク禁無し 楯突いたらipを各所に貼られて出入り禁止にされた こういうことを平気でする連中が運営しているって分かっただけでも・・・いいのかもな
どれだけ正しい意見を言った所で、本人の素行や印象が悪ければ無意味。
>>796 表面取り繕っても中身がなけりゃ意味がないと思うのよ
それこそ腰抜け迎合管理人と荒らしたちと一緒になっちまう
しかし、ここまでされると一気にしらけたな
>>798 ここでレスしたら避難所に誘導されて
素直に避難所へいって発言したらホスト晒されてアク禁
これからはここで頑張れって事だろうよ
ここで愚痴ってるってだけでアク禁にされるのも納得できるんだが
カオスヒーローの意見に同意する!投下するぜ。 運営やテンプレの議論に参加したいが、何言っていいのか分かんなくて。 作品書くことしかできねぇ…話し合ってる皆様ごめんなさい。 最終的な議論結果がどの様な物になろうと、その決定に従います。 そんな訳で10分後に投下。支援よろしくですー
>>800 素行が悪ければそこを責めればいい
内容が陳腐ならそこを叩けばいい
でも返ってきた答えは過去を穂味繰り返すな
と
中身のない煽りだけだ
結局これからのことなんて何もまじめに考えていなかったのさ
>>804 この空気を断ち切ってくれる作者に敬礼!
支援準備!
非があるのは全て相手、俺は間違ってない! そんな、あからさまな態度で行動しても支持得られる訳ねーよ。
>>807 投下予告来てるし、もうやめようぜ
本スレが避難所に一時退避なんてなったら、アク禁された君はそれこそ困るっしょ?
出入り禁止云々は被害妄想だし、2chのレスを2chとは全く関係のない したらばでどうにかしろと言われても困る。 大体愚痴どころか管理人を犬呼ばわりしてたじゃねーかwwww
>>807 ちなみにID:m2FizA/7は俺だw
俺のせいで余計なレッテル貼られて正直スマンカッタ
>>801 表面を取り繕う事も大事ですよ。
自分の意見を聞いて貰いたい時は特に。
28.見捨てられし白の国の王子 外に出たルイズは、とりあえず杖を取り出して精神統一を計る。 何も考えず目を閉じて、呪文を紡ぐ。 「ユビキタス・デル・ウインデ…」 呪文を唱え終わり、目を開けると――。 「えぇえええええええ!?」 20人を超える桃色髪の女の子がそこにいた。平賀才人がいたら夢みたいな状態だろう。 吉夢か悪夢か?後者じゃないだろうか。ルイズならどれが本物!?等と彼に聞くと思われる。 マーティンは、おそらくオリジナルだろう慌てているルイズの方を見た。 他のルイズも慌てている。 「まずおめでとうルイズ。ところで、体の方に何か異変はあるかい?」 「えーとえーと、あ、ありがとうマーティン。いい異常はないわね」 ふむ。とマーティンはルイズに魔法の解除を頼んだ。 慌てているたくさんのルイズが消えていく。 全て消えて後、マーティンはルイズに近づいた。 「私の言った通りだったね」 「え、えーと…」 ああ、忘れてしまったか。そうマーティンは笑って言った。 「ほら、あのペンタゴンを変えてスクウェアの真ん中に点を入れた形の」 ああ、とルイズはいつだったか、マーティンが結構適当気味に作った仮説を思い出した。 つまり魔法の関係図はペンタゴンではなく、本当は四系統の上位として『虚無』が存在する。とする理論だ。 「となると…ルイズ。たしか火系統の『着火』だったかな? 何か簡単な魔法を一つ、『出来るだけ家から離れて』 やってみてくれないか?」 コクリと頷き駆けていく。十分離れたところで簡単な火の呪文を唱えると、いつもの様に爆発が起こった。 黒こげのルイズの元へマーティンが走る。 「なるほど。グレイ・フォックスはこれを警戒したのか」 「ね、ねぇマーティン。何か今、凄くわたし実験体みたいな気がするんだけど」 咳き込みながらルイズは言った。いや、そんな事は無いよ。とマーティンは笑った。 「やはり、精神力のコントロールが非常に難しいという訳だな」 「どういうこと?」 うん。まずは家に戻ろう。マーティンはそう言ってルイズを促した。 「どうでしたかな?ミス・ヴァリエール」 変わった灰色の頭巾。紫色のルーン文字だか何だかの紋様が入ったそれがトレードマークの男。 グレイ・フォックスは二人が帰って来るなりそう言った。 彼は元伯爵なので、公爵家令嬢への対応法について、 ある程度、ちゃんとしないといけない事は分かっている。 スタップ(stop!)は慌てたから言ってしまったのだ。
しえん
>>809 非がないなんていってもいないし認めてもいるよ
で、何も反省せずに異論者をあく禁しip-まで晒す連中は正義で正しいのかい?
提督氏の人間性まで散々非難しておきながら、当時の提督の投稿時に荒らしの筈の提督をスルーできていなかった連中がだ
そこを突かれると皆さんとても痛いらしいw
一人以外だれも答えられなかったわ
>>810 ここらでやめとく
>>813 まぁ確かにね
でもあいつらは表面だけで中身が呆れるほど何もないわ・・・
「上手くいったわ。そうね。とても嬉しいわね」 黒こげで髪の毛が一部チリチリになっているが、ルイズは笑顔だった。 これで立派なメイジになれる。心からそう思えた。 今まで後ろ向きになりつつあった思考が、 ようやく前向きに動き出した。 「おめでとうルイズさん」 大いなるコブを持つ妖精が笑顔で言った。ルイズの目に禁忌が映る。 ぐぁし。 「ひぃ」 やっぱこれ変よね。何でこんなのあるのかしら。 おかしいわよ。やっぱり。おかしいと思わない? あう、ひう、へぅ。マーティンが止めようとするなか、 やはり他は誰も止めない盗賊ギルドのメンバーだった。 後に彼らは言う。巨乳も虚乳も偉大だったと。 ルイズが爆発を起こす少し前、ギルドハウスの二階。 アンリエッタが、まだ目を覚まさないウェールズの側でじっとしている。 王とは異なる部屋で寝かされていた。 マチルダの狙いはあくまで王のみであるため、 フォックスはそちらの扉番をしていた。 「ウェールズさま…よかった。本当によかった…」 生きてくれている。本当にそれだけで嬉しい。 アンリエッタの愛は、もはや好きとか愛してるとかの度合いではなく、 純粋な崇拝にも似た、とても清らかな乙女の愛になっていた。 初めてラグドリアン湖で出会ってから、 ずっと彼以外の男なんて目にも入らなかった。 ゲルマニア皇帝の件もいつの間にか決まっていた。 だけど、この人が生きてさえいてくれたなら、 もうそれだけで―― 眠っているウェールズの顔にキスをする。 その時、ルイズが外で爆発を起こした。 ビクっとアンリエッタが震えた時、 わずかにウェールズが動いた。 はっとしてアンリエッタは最愛の人を見る。 ゆっくりと目を開け、彼はアンリエッタを見た。 「ア…アンリエッタ?どうして君が――」 「ウェエルズさまぁあああ!」 寝ているウェールズの上に乗って、強く強く抱きしめる。 「いや、ちょっと」 アンリエッタは泣いている。こんな時男はどうすればいい? 彼女の頭を撫でるしか策はない。ウェールズは、ふぅと息を吐いた。
支援
「つまり、私の力が強すぎるから、それのせいで普通の魔法が使えなかったって事?」 マーティンが出した仮説は、『虚無』の力の過多な精神力による、魔法の使用不可状態という物だった。 「君は今、虚無の系統のドットにして、他の系統のスクウェアのみマスターしているという、 とても変わった状態なんだと思う」 問題はこれだ。とマーティンは言った。 「『虚無』の魔法は、おそらく莫大な精神力を使うのだろう。 だから、消費の激しいスクウェアスペルはどうにか扱えるけれど、 それ以下の呪文となると、多分今の君ではいつものように爆発が起こってしまうんだ。 大きな滝から流れる水を、どうにかしてせき止めようとする様なものさ。 相当な修練が無いと、スクウェアクラス以下の呪文は使えない。 かと言ってスクウェアスペルを扱うのも難しい。 私の世界でも魔法使いの素人が、簡単な火の魔法で大やけどを負ったりするからね」 急な力の増幅と、その力の行使は危険な事故に繋がる。 その事をマーティンはメイジギルド員だった事もあって良く理解している。 あくまで身の丈にあった魔法を使う事が、定命の存在として最も長生きできる秘訣なのだ。 「それじゃ、どうすれば良いのかしら…」 「ううむ。慣れて行けばいいのだけれど難しいな。 リコードがどれくらい精神力を消費するのかよく分からないし。 なぁデルフ。ここら辺は教えてくれても構わないかい?」 鞘からデルフが出てきた。どうやら構わないらしい。 「ああ。えーとな…なんだっけな。ちょ、娘っ子。そんな目で見るなよ。 虚無の呪文はともかく、他の系統魔法ならどれだけ使っても一晩寝たら回復する程度だよ。 リコードも一日二、三回なら一晩で元通りに戻る…と思う」 「いい加減ねぇ」 ルイズは笑った。それでも大丈夫。私はメイジになれたから。 肩の荷が大いに降りた気がする。ふらっと足の力が抜け、 そのままルイズは倒れ込んだ。 「ルイズ!?」 「大丈夫。何か色々有りすぎたから、眠くなってきて――」 くぅくぅ。途中からルイズは眠ってしまった。 そう言えば、ここ数日はなかなか凄い日々だったな。 マーティンは手紙を届ける日からの出来事を思い出していく。 これほどまでに危険に満ちた冒険なんて、 友が聞いたら羨ましがるだろう。かの勇者は紛れもなく冒険家だった。 エイドラになった暁には、礼を言いたいから会えると良いが。 そう思いながらルイズを抱えてソファに横にさせて、 上から彼女のマントを被せるマーティンだった。
「落ち着いたかい?アンリエッタ」 まだ目に涙を溜めながらも、アンリエッタはウェールズから離れた。 「ああ、ウェールズさま…ご無事で良かった」 「…何が、良かったと言うのだい?」 「え?」 ウェールズは死ぬつもりだった。 愛する者を守るために。何もかもを捨ててでも守り抜く為に。 「君は僕を救ってしまった!私があの地で死んでいたら君の国にはレコンキスタが――」 「何を言っているのです!かの者達の言葉をよく思い出してくださいまし!」 レコンキスタの目的。それは王国を統一し、一つの国となって聖地を取り戻す事。 そんな話は正に夢幻の如き理想論。しかも終わりへと続く破滅を伴っている。 そもそも彼らは、エルフとの戦力差がどれほど開いているのか、さっぱり分かっていないのだろう。 「あの者達は終末をもたらそうとしているのです!この国にもいずれやってきますわ。 あなたがいてもいなくても変わりません…」 「アンリエッタ…」 彼女はウェールズの胸の中で震えている。ああ、そうか。僕は勘違いしていた。 彼女を守りたかったのではない。死んで終わらせたかっただけだ。 逃げたかっだけなんだ。そしてそれは今も変わっていない。 嫌な男だ。そうウェールズは自嘲した。 「ウェールズさま…」 おそらく彼女も。自分をすがるような目で見る彼女は、 僕と同じく逃げてしまいたいと思っているのだろう。 ならば、ならばせめて共に行くべきだろう。 何処でも良い。争いの無い世界でひっそり暮らそう。 ウェールズがそう言おうとしたとき、先にアンリエッタが口を開いた。 「あの日、湖で言ってくださらなかった言葉を言って下さいまし」 ああそうだ。あの時は確かに言っていなかった。 気恥ずかしさもあって愛を誓えなかった。 だが、今なら言える。王家も何も関係ない。 彼女の為だけに生きよう。 「愛してるよアンリエッタ。ウェールズは君に永遠の愛を誓うよ」 テューダー王家の名を捨て、ただのウェールズとして生きよう。 そして彼女と。そのまま勢いでキスをする。とても長く、熱いキスを。 どれほどの時間が経ったのだろう?二人の唇が離れた。 アンリエッタは幸せそうな顔で言った。 「これで、やっと貴方様の事を思い出に出来ますわ」 「え?」 いや、え、え?とウェールズの頭が混乱する中、アンリエッタは言った。 そもそも、彼女はウェールズと添い遂げたいだとか、 いつまでも一緒にいたいなんて一言も言っていない。 ただ、「生きていてほしい」のだ。
支援!支援!支援ェェェェンッ!
「ウェールズ様。私はゲルマニアのアルブレヒトの下に嫁がなければならないのです」 今回のレコンキスタの牽制として、トリステインとゲルマニアは、 二国間の軍事同盟をする手はずになっている。 トリステインに戦力を、ゲルマニアへの見返りがアンリエッタの身柄だった。 「だから、あなた様のお心が聞きたかった。最後にそれだけは聞かなければ、 この先、生きて行くことすら叶わなかったでしょう…」 いや、ちょっとアンリエッタ?何自己陶酔モードに入ってるんだい? ウェールズは頭の中が混乱し過ぎて、何が何だかよく分からなくなっていた。 「愛していますわウェールズ様。けれどそれは必ずしも実るとは限らぬ物… どうか生きてくださいまし。それだけが私からのお願いですわ。どうか、どうか…」 アンリエッタは笑いながら泣いていた。ようやく理解したウェールズは男として、 女性に振られてしまった漢として、ちゃんと笑おうとした。 しかしどうしても涙が出てしまうので、大声で泣く事にした。 「で、結局お姫さんは何がしたかったのかねぇ?」 「あー…あれだ。気合い入れたかったんだろ」 そんなもんかねぇ。とマチルダはフォックスに問い直し、 そんなもんなんじゃないのかね?雅な考えってもんは理解出来ん。 と彼は答える。もう随分と雅さから離れた二人には、 姫殿下の思考を理解するということは、 ノクターナルの真理を解き明かすくらい難しい事だった。 アンリエッタのさようなら初恋の人。が終わって少し時間が経った。 宴の準備が整い、ただいまそれの真っ最中である。 少々昼を過ぎた空は、暑くもなく寒くもなく丁度良い塩梅の天気で、 皆は外で酒やらオレンジやら料理やらを食べながら盛り上がっていた。 その一角で、ウェールズが思いっきりヤケになって飲んでいる。 あそこまで迫ってそれかい。それなのかいアンリエッタ! タルブ産のワインボトルを、男泣きしながらガブガブ飲み続けるウェールズ。 その周りには、先ほどの二大山脈の脈動を、その目でしかと見た男共が寄り集まっていた。 「まー気にすんなや王子様!女は星の数程って言うじゃねえか」 「そうそう。だからまぁ今日は飲め。飲んで忘れちまえ」 ポンポンと上物のワインが机に置かれていく。 ウェールズはさっきから何も言わずに、ただ泣いてガブガブ飲み続けている。 「大丈夫かしら?ウェールズさまったらあんなにお飲みになって」 「…えーと、大丈夫ではないでしょうか姫さま」 ルイズは起きた後、どうも調子が変なウェールズの事を辺りの盗賊から聞いた。 この姫さまに思い切り振られたらしい。振り回されて可哀想に。 けれど、姫さまを愛したのならそのくらいの覚悟、ちゃんとしとかないとね。 「ええ、ルイズ。あなたには謝らないといけませんわね…」 「へ?あ、えーと。良いです。何か、色々得られた物もありましたから」 「そう?ならこれからも私のおともだちでいてくれるかしら?」
>>816 それをスルー出来なかった信者も問題だろ。
他の所にホスト晒されたのはお前が悪いとしか言いようが無い。
>この先、生きて行くことすら きのこる先生…… 支援
ルイズはにこやかに笑った。 「もちろんですわ。ひめ…いいえ、アン」 「うふふ。ありがとうルイズ」 ワイングラスを手に二人は乾杯を交わす。 何というか、姫様も人なのかしらね。 神様も姫様も、案外考えていることは…。 いえ、分からないわ。分からない方がいいわ。 同類では無いと思いたいルイズであった。 ルイズも結構似たものだと思われるのは仕方ない。 だってそうなのだから。 「盛況な様だな」 「はい。王様も参加できれば良かったんですけど」 ティファニアは今、王が横になっている部屋にいる。 ローブは取っていた。王は、彼女の長い耳を何とも言えない顔で眺めた。 「変ですか?やっぱり」 「いや、目がな。モードの目にそっくりでな」 そう言ってごまかした。だが、目が弟にそっくりなのは本当だった。 「教えていただいてもよろしいでしょうか?その、私の家族の事について」 「…ああ。話さねばならん。墓まで持っていくつもりだったのだがな」 ふぅ。とジェームズは息を吐き、口から言葉を紡ぎ出す。 「モードは何というか昔から、その、冒険家気質というか、 危ない所に自ら率先して行っていた。無論家臣達は、 危ないからやめてくれと言っていたのだがね。 顔立ちも良く頭も回る。私よりも王に相応しいのでは、 とあの頃は思っていたよ。ずっと昔のことだ」 ジェームズは遠い日を見ている。 遙か昔。よくよく弟の暴れっぷりを諫めた物だ。と言って笑った。 今ここにいるのはジェームズ・テューダー一世ではなく、 若い頃を思い出す老人ジェームズだ。だから朕等という言葉は使わない。 もう、王である必要が無いからだ。 「ある日、サハラに行くと置き手紙を置いて出かけていった。 家臣達はそれはそれは驚いてな。だが、まぁいつもの事というかな。 よくそういう事をしていたのだ。サウスゴータにも苦労をかけてしまったな。 あやつはいつも自分の仕事をサウスゴータの者に任せていたのだ」 「だから、私の事も…」 うむ。そう言ってジェームズは力無く笑う。
826 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/27(木) 21:11:36 ID:urvHYX+R
支援
「帰ってきた時、モードは何と言ったと思う?
エルフと人は共に生きる事が出来るのだと、出会い頭に叫ばれたよ。
あの頃の私は、熱心ではなかったがブリミル教の教えで頭の中を固めていた。
だから、あやつの言葉を世迷い言として捨て置いてしまったのだ」
少しの間沈黙が漂う。ジェームズは叫んだ。
「それが引き起こしてしまったのだ!あの様な事を!君の母君と君の事だ…」
咳き込んでから、疲れた老人は悲しそうに呟き出した。
投下終了。たまには王子様振っちゃうアンアンも良いよね!
灰色頭巾の紫色の文字は英語に直すとShadow hide ouが公式なんだとか。
ttp://www.uesp.net/wiki/Image:OB-GrayCowlBack.jpg のSummaryの項目参照です。
どこまでも抜けてるよノクターナル様は。それじゃ、また次の投下まで。
皆さん支援ありがとう。さー次は来週には出せるといいんだが。
>>824 すまない。あえて先生を使いたくなかったんだ。
乙でございましたー ここまであっさりふられるウェールズは初めて見た、色々吹いた >先生は使いたくない 気持ちは分からなくもないw
最後の一言 それから… ppp0126.ohashi05.bbiq.jp氏の発言には議論としての内容が見られないのと、 本人による同一人物宣言から、『粘着行為』『スレ違い行為』を継続的に行なったとして、 『ohashi05.bbiq.jp』を荒らしとして認識し、アクセス禁止処置に致しました。 同一人物ってなんのこっちゃ? 見てるなら答えろよ最低の荒らし迎合管理人さん
>>830 乙乙
せっかく愛を誓った直後にフラれるウェールズは切ないw
乙ー 「恋」を捨て「国」を選ぶとはなんて綺麗(為政者的な意味で)なアンアンなんだ …心のどこかにほんのちょっとでも未練が残ってたら後々の地雷間違いなしだがw まあ大丈夫だろう
ドラッグオンドラグーンからカイムとアンヘルの召喚はまだですか?
荒らしの.ohashiと疑惑のモバイル、 2chとしたらばの違いが分からないなんてアンビリーバボーな馬鹿が同時に二人も現れる不自然。。。 ここから導き出される答えは!
837 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/27(木) 21:41:16 ID:bH4rZq0i
>>835 既出
つかリクエストとか催促とか自重しようぜ
マーティンの人、乙でしたー! なんと立派な姫君なんだ。 論議の元になっている何処かのアンアンには爪の垢を煎じて飲ませてやりたいくらいだな。
ををワルオの人が帰ってきてくれた! 旧作のいささか残念なところはフツオことヒーローが既に死亡済みだったあたりで… 諸行無常だから仕方ない、真・メガテンUの設定でも彼は悲惨な半生だったらしいし でもヒーローやボディコニアンになった幼なじみとかも見た(ry
リクエストしたら連載始まった例もあるんだぜ
亀レス
>>748 別にソンナコトアリマセンヨ?
『俺初めてだから…痛くないように出来るかどうか、わからないけど…』
とか
『大丈夫!…全部…入れて…』
とか
『ごめんな、俺不器用だから…痛かっただろ?』
とか
『ねえ…次の時も…ライナー(主人公)に入れて欲しいなぁ…』
とか
言ってますけど。
あと、主人公がヒロインにバスタオル一枚(orワイシャツ一枚)で外出歩かさせるくらいで。
>>840 アトラス作品って悲惨な半生歩んでる奴多いよなw
>>842 スタァァァァァップ!!
ごめん、つい。
>>834 >>839 アンアンはオレンジと絡ませてちょっとごにょごにょ。
というかそれの為にオレンジ出したんだ。
このスレを知った当時にハマった作品の一つだったから ワルオの人の帰還は凄く嬉しい、コンゴモ応援してます!
>>670 ボスボロットならガソリンだろうとなんだろうと大丈夫。
どういう構造か解析しようとした禿が発狂するかもしれないが
あと、ウィスキーでも動くガンヘッドならきっと大丈夫。
タルブ近辺でエネルギー切れになった後、タルブのワインから作ったブランデーを
燃料に復活するんだ、きっと。
>>785 アトラス公式リプレイノベル「真・女神転生 ファイナルストーリー」(ニュートラルルートのヤツ)では、テツオって名前だったな。
ちなみにロウヒーローはトシキ、ザ・ヒーローはショウって名前だった。
気合いで動くブリキ大王でも大丈夫
>>848 アレって確か、アブないお薬を使って動かそうとして失敗したんだよね。
気合じゃなくて、ありゃ念動力みたいなもんだろ。
>>849 違うよ、アブないお薬を使って動かそうとしたから成功したんだよポケラルゴォー!!
>>849 成功はしたけどその後亡くなった…無法松。・゚・(ノД`)
アルトネリコはキャラによっては定期的に投薬しないといけないからね。 難しいかもしれん。
形相干渉エンジンの竜機神 獅子の心臓で無限熱量と魔力を汲み出すデモンベイン系とリベル・レギス 周囲の魔力を喰らうリュー<ナイト、メイジ、ニンジャ、ガンナー、サムライ他>(ロードクラスは他のリューからも奪う) 相転移エンジンのエステバリス月面フレーム(自重で潰れる可能性有り)と鉄人シリーズ 成長するエネルギー結晶ペークシス・プラグマのSPヴァンガード 冥王・天のゼオライマー 魔装機神系 簡単に思いつくロボ羅列してみたけどエネルギー問題なさげなの結構居るな
>>854 ゲッター線という不思議エネルギーで動くゲッターロボを忘れてもらっちゃ困るぜ。
あと、イデさんもですね そしてウォーズマンとロボライダー
厳密に言うとロボじゃ無くてサイボーグだけどサイボーグじいちゃんGのGちゃんならエネルギー問題もメンテも問題なしだな 何度か挑戦してみようと思ったけど上手く形にならなくて未だにできないけど
レイアースは?アレはメンテナンスフリーだった希ガス。
魔法を使うロボにはメンテナンスフリーが多いな 龍神丸やミンキナーサもメンテナンスいらずだろうし
ロボものはそれこそフーケくらいしか「勝負」にならないというジレンマ。
>>854 何気にガソリン駆動のブレイブポリス
後期コッパゲならどうにかできるバッテリー駆動ロボ(電童や種MS)
このへんも大丈夫だな。
ネタを思い付く→被ってないかwikiでチェック→既に召喚済み 何度この流れを経験したことか なんかいないかな 斬新な使い魔は
ロボット刑事やロボコンの動力源ってなんだろう……
同じネタで書けば良いじゃない。というのは酷かな?
>レイアースは? ありゃロボと言うよりゴーレムや魔法生物の類だろ
>>862 > なんかいないかな 斬新な使い魔は
つ宇宙刑事
>>860 ツインシグナルとかロックマンとか人間台のロボなら行けそうだけどね
後は竜機神みたいに条件付けするとか
相手を超強化するとかか
プリミティブなサイボーグなら冬目景の「くろがね」とか 自分でメンテできるし、椿油に木製歯車の機構は禿にも構造把握可能 要所要所に使われてる「螺子」を自作できるかどうかは課題だけど 召喚時にからくり刀を無くしたことにすればデルフにも活躍させられる フーケやワルドを斬殺してラストを迎える物悲しくも殺伐としたストーリーになる
意思を持たない“巨大な力”だけを召喚して、それをなんとか御そうとルイズが奔走する話とか。
何となくFF9のクイナが浮かんだ。 モンモランシーの天敵だなw
>>864 無意識の内に同じネタの既存作と比較しちゃうんだよな やっぱり
>>866 宇宙刑事わかんねww今度見てみようかな
伯林からドッグバーガーさん
>>869 夜〜の町〜にがおーッな鉄人は?
あと魔神我とか
>>873 良いも悪いもリモコンしだい♪ ルイズ! お前は神にも悪魔にもなれるのだ!!
Gストーンとかゾンダーメタルはどうだ。 ……ダメか、ストレスを原動力にするゾンダーメタルの適合者はかなり沢山いるのに、勇気を原動力にするGストーンを扱える奴がいない。
>>875 ワルド辺りにリモコン取られて大ピンチとか楽しそうだな
エアマスターから誰か召還を考えたが 文章がエアマスターの方に引っ張られすぎるw あと銃夢からノヴァ教授を考えてるがルイズよか無能王の方があいそうだな ティファニアにしても面白いかもしれんが
>878 テファの頭の中身がチップになるぞ
>>878 ハルケギニアがプリンだらけになるのでやめてください
ノヴァと言えば、ノヴァもウロボロスっていう夢の世界で火星大王っていう超巨大ロボだしてたな 特徴:無敵 ってロボをw
あと昼に話題になってた鉄鋼人もエネルギー問題無かった筈 自我も有るけど親が触れてないと動けないから少し違うか? それと助けて!僕のピンチクラッシャー!!もエネルギー問題無い……能力だからね
ロボ召喚系を書こうとすると 大抵決闘でギーシュが悲惨っていうレベルじゃない目に合うんだよな、これが 決闘自体飛ばしちまえば問題ないか
>>881 「私は熱力学第二法則を憎む!」ってあの演説(?)凄まじかったなあ。
>>883 そこで「アジモフのロボット三原則」遵守のロボットを……
>>882 ハジキ、カタナクラスの上級者は触れてなくても指示出してたけどな、声かけるだけでw
変体子安タケナカと戦ったときライトニングがゼロ魔的に言ったら錬金じみた事してたり
二人の決闘のときにはカタナの想いに答えてゼロが左腕を変形させたり
地下鉄で戦ったときは両者とも低空とはいえほぼ飛んでたり
度が過ぎなければかなり応用範囲はある。
妄想トークの流れでいいのか? 妄想で言うなら、ドラマ版ガリレオから福山(役名ド忘れした)を召還する妄想をした。 魔法を科学で解析してくんねぇかなぁと・・・ 「実におもしろい」
>>885 丸出ダメ太郎か
ところで、何故誰も究極のマニュアル操縦ロボット、カガクゴーを言い出さない? STM合金製だから頑丈さ“だけ”は折り紙付きだぞ
>>885 洋画のウィル・スミスが出てた「アイ・ロボット」に出てきたロボ(名前忘れた)とか面白そうだよね。
>>885 勇者シリーズのロボットはだいたい守ってるな、というか正義側なら死ぬことはあるめぇ
西博士のエルザみたいに色々とぶっちぎってるのだとギーシュ涙目だがwww
>>885 そうするとギーシュをかませ犬としてズタボロに出来ないw
まぁバランスだよね、そこら辺は
>>854 リューの動力源であるミスト・ルーンはアースブレードから発生する魔法力のこと
だから、アースブレードと関係ないハルケギニアに存在するかわからないぞ
伝説の武器召喚はアリだろうか? 例えばストームブリンガーとか…周りの人間皆殺しにした後自殺するルイズしか浮かばないw
>>885 そこで元祖ロボットマンガ「鉄腕アトム」ですよ。
あえて浦澤版のPULUTOとかでもいいが。
ちょっと待て・・俺たちはあのスーパーロボットの存在を忘れてないか? ド ラ え も ん
>>889 筋肉の膨張が止まらずに世界を多いつくし壊滅ENDですね、わかります
筋肉といえば戸愚呂(弟)
かんしゃく状態のルイズを見ていて何度も思う……ちゃんと「スジを通せ」と。 金剛番長を召喚したなら、きっとギーシュが悪矢七のように二代目金剛番長を名乗る事に……あれ、ルイズはどうなるんだろう。
>>885 実は知られざる四つ目の原則があったりするらしい。
ちなみにその内容は「その人間が生存する限り多数の死傷者が出る場合、
三つの原則に抵触しない時に限り殺しても良い」
ジョゼフが召喚したら終わりだな。
映画の原作の『私はロボット』から何か小ネタで出したいな。
頭使うけどなー
メダロットだったら丁度良いんじゃない
ふと思ったんだが、「ルイズが自分の脳ミソをあの作品のキャラと入れ替えました」 みたいなのはスレ違いになってしまうんかのう。 サーヴァントの儀式では原作通りに才人を召喚するんだけれども、 その瞬間にルイズの意識が別世界のキャラのものに摩り替わってしまうみたいな。 ボンボン坂のヒロミ先輩あたりだと、見た目が美少女のままで 変態痴女そのものになりさがったルイズが才人やギーシュをはじめ、 学院中の美少年達にモーションをかけまくりそうな…。
スレ違いだと思う
まず穴が開くまでスレタイを読むんだ
>>903 ゴッドエンペラーとか?
契約のキスする前に死にそうだ
あぁ、そうだ。 ロボット3原則に従ってそうで、しかもデルフぶんまわしても違和感ないロボットいたわ コ ロ 助 「ルイズの中あったかいナリ〜」 いやダメか
>>903 これはマジでいいかもしれん
ロボットとして手頃な大きさだしコミュニケーションも取りやすい
各地に散らばった使い道のわからないマジックアイテムが実はパーツ、とかいいかもな
>>904 寄生とか憑依といった可能性を持つキャラクターが召喚されたら十分あり得る。
その場合は「ルイズによって初めて召喚された」ではなく、「ルイズがこのキャラを召喚するに至った背景」から書き始めると吉かもしれない。
>>895 数ヶ月程度(?)なら無補給で動作してたはずだから、
あとは聖地からの品々でエネルギー補給できれば……
もう900超えっていくらなんでも早すぎwww
>>887 ギャレオンがガンダールヴの槍として召喚されてしまって、中にいたラティオがシエスタのじいちゃんというネタが頭をよぎったが、
ギャレオンが居ないと地球が滅びそうだとか、ギャレオンが来てから60年も経ったらサイトはかなり未来の人になるなとか、
いろいろダメだったw
そもそもハルケギニアじゃガオーマシン作れないからギャレオンだけで戦う羽目になるしな。
ガンダールヴの力でサイトがフュージョンまでできるのかという問題もあるし。
>>912 そういやロボット系の場合エネルギーの確保問題があるか。
こう魔法を原子力エネルギーに・・・無理か・・・
バック・トゥ・ザ・フュチャー2のDr.フュージョンとかないもんかねぇ
>>915 >フュージョンまでできるのか
勇気で解決しろ
約48時間で900オーバーか……
いい速度だ これならこのスレも安泰だな
今年中にスレpart200突破も余裕かもな
イデオン召喚でハルケギニア壊滅ですね わかります
>>912 メダロットって太陽電池組み込まれて無かったか?
あとロクショウならセラフシステムで多少のダメージでも回復出来る
もしくは回復系メダ持ってくるとか若い頃にやり過ぎちゃったお陰でちょっとかわいそうなことになっている
宇宙メダロッターXこと怪盗レトルトをテファに召還してもらうとか
確かイデのエンディングって登場キャラが不思議空間を全裸で飛び回るヤツじゃなかったか?
バッフ・クランの総攻撃によりって話じゃないか?
>>923 その場面を召喚して
モンモランシー「あっ、裸の女性が飛んでる」
ギーシュ 「どこっ!どこどこどこッ!」
ですね?
イデオン召喚して、Aメカのパイロットをルイズ、魔のBメカのパイロットを ギーシュ、Cメカのパイロットをキュルケかタバサという妄想が浮かんだ…… いや、ただたんにモンモンに「ギーシュが逝っちゃう!」と言わせたかっただけなんだけどね そんでもって、ワルドがイデに魅入って、Bメカのパイロットなって、また死んで…… 本当にBメカは死亡フラグの塊だよな
俺もうろ覚えな上に劇場版と混同してたかも イデ発動で宇宙アボンして、不思議空間になったところをバッフ・クランのおっさん達も含めて、全裸なアストラル体(?)になって飛んでいくーみたいな 間違ってたらスマヌ
>>927 それであってる。
あの頃の禿御大らしく全滅エンドだから。
>>926 Bメカ、パイロットじゃなければ、助かるんだけどなw
そして、アル中になったモンモン……
まぁ俺が言いたかったのはゼロ魔キャラが全裸になって俺ハッピーみたいなだけなんだg
>>930 しかし君の前にはオスマン、コルベール、マリコルヌ、ワルド、ジョゼフが陣取っていて他のキャラは見えないんだ。
常時全裸なんて萌がありません
さすがに全裸のためにイデエンドは酷すぎだろ
じゃあ全裸のためにブレンパワードのオープニング 別名出オチ
初期状態のネギを呼んで、くしゃみの度に誰かが脱ぐってことでいいじゃん
>>932 サキュバスクエストのようにムードを上げて脱がせて逝けと?
オーガニックアニメならどうだ?
>>931 止めて怪しいイデオンワールド止めて
>>933 せめていぬかみの赤道斎とかをだよな
ロボ繋がりでマクロス0とか良さそうに思えたんだが、やっぱ無茶かな?
禿御大で裸って言うとブレンパワードが真っ先に思いつく
759 :名無しさん:2008/05/24(土) 17:09:52 ID:O7Y.PXRo リリカルルイズ書いているものです 名前がしゃれにならない病気を患ってしまい、しばらく投下できそうにありません 半年程度お休みします リリカルルイズの作者さん、お加減はどうですか? もしご病気から回復していたらリリカルルイズの続き、待ってますよ〜
>>939 ∀のJA共済貯きんぎょ型ティンコガードのインパクトは異常
常時全裸で街徘徊?アルトネリコのラスボスの事か?
>>942 母さんは2だとメインヒロインだけどね
常時じゃないけど漫画版ブラスレイターには直ぐに脱ぐ裸族が居るぞ
>>941 ちょきんぎょ召還したルイズに有無を言わさず契約(&装備)させるコッパゲ、マジ鬼畜。
ビーストウォーズの面々なら普通の食事でも エネルギーを賄えるような気がする バナナとか豆とか生肉とかバナナとかバナナとかバナナで スレの最初期にあった特攻後〜復活前のビーストコンボイが 召喚されたネタはちょっと好きだった
ちょきんぎょに対抗して、亀有信金のイメージキャラクターを召喚だ! ……知ってる奴がどれほど居るやら。
>>938 鳥の人のほうならともかくVFとかSVは燃費が半端ないから無理でしょ…
わざわざ立てるのも手間だし、もったいないから再利用でもいいんじゃない?
いやいや、もう少しで200だ。 このまま突っ走るのも手かとw
避難所静かになってきたな 流石に飽きたか
>>949 は重複というより誤爆スレじゃないか?
新スレを立てるべきかと。
俺は再利用に賛成だが 使わないならスレ削除依頼出してこないとな
955 :
953 :2008/11/28(金) 01:56:53 ID:0XQ41k2B
すまん、見間違えた
950さんが建てる様子が無い。 流れが速すぎるしもう建てたほうがいいのだろうか? 前スレラストで避難所に建てる流れになってたけど無理で また2チャンネルに建てるはめになったという苦い思い出が。 どうしよう、建てますか? 建てるなら避難所? 2チャンネル? テンプレはまだ議論中なのでこのままでいいですよね?
>>956 リモホ表記される避難所に投下したがる書き手がそんなにいるとも思えん。
ただでさえ離反者が多くて過疎化が心配されてるのにそれは駄目だろ。
再利用か新しく立てるでいいと思う ってオレたまたま950だな 面倒なんで、再利用に一票
俺は再利用でいいと思う。 削除依頼したっていつ消されるかわからんし、使い切るほうが多分早い。
了解、では再利用ということで。
え、そんな流れになってたっけ? 今見てみたけど避難所でやらんの?って言ってるの単発が2人だけだよ。片方ageてるし。 荒らしが埋めてたせいでgdgdだったけど普通にアニキャラ総合でいいと思うが。 まぁせっかく残ってるんだし再利用すりゃいいんじゃないかね。
じゃあ埋めよう。 ようやく落ち着いてきたし次スレは投下がたくさんあるといいな。 黒蟻とかIDOLAとか待ってます。
黒蟻とIDOLAいいね 待ってます
>>963 IDの末尾が日テレw
MtLもずっと待ってます
イザベラ管理人の続きをっ……是非にっ……
避難所のソーサリーも止まっちゃってるけど、大丈夫だよね? 待ってます
蒼の人の生存が確認されていないのが少々不安です
ゼロの超律やゼロと在らざるべき者は序盤で止まっちゃってるな 頑張って続きを!
サイヤの使い魔の続き、待ってます。 とても楽しんで読める作品なので。
そう思うなら運営スレで蹂躙テンプレ改正の流れを阻止してくるんだ
DOD&Mの人の撤退が俺には一番でかい・・・・ サイトあるって言ってるけど、どこにあるんだろう・・・
今北産業。保管庫ばっかり見てたんで何がなんだか。 上にまとめなるレスがあるが、なんか書き方が偏ってる感じで信用できそうにないし。
土曜辺りからの過去ログ見ればいい
戴天神城アースガルズッの続きは読めるのだろうか
>975 発端までは保管されてるみたいだけど、騒ぎ真っ最中のスレはもう落ちててまだ保管もされてないっぽいので、 なんかよく分からん。見落としだったらスマン。
現状でまとめられてない作品に関しては、有志より作者の手で編集の方がいいのかね でも使い方ワカンネ 変に編集してぐちゃぐちゃにしたくないし、どうしたもんか
>>979 逆に考えるんだ、これを機に覚えればいい。そう考えるんだ。
>>980 なる程
起きたら頑張ってみるかな
変になったらごめんね
>982 わざわざスマン。
カオスヒーローの人 遅れ馳せながらGJ! もう続き諦めかけていたのに嬉しいです!
>>854 遅レスだが、
エステバリスに載せることができる実用サイズの相転移エンジンはない。
当然黒百合にも乗っていない。
これをSSでやると問答無用で邪気眼扱いされかねないから
注意した方がイイ。
>>986 そこで真!!ゲキガン(ry
なんでもありません
>>987 木連の人たちはTV前か後で結構変わってるんでしたっけ?
難易度は高そうですが。
木星つながりでスカルハートのツンデレお兄さんを。
背は高い、顔はイイ、料理は上手い、戦闘は強い、
地球の重力にも適応済み、と結構チート気味な人ですが、
旧シャア板行きか。
1000なら異世界からの風ぽいSS執筆、厨とアンチから大絶賛!!
>>986 スーパーロボット大戦Rから召喚すればOKじゃないか。
あのブラックサレナには相転移エンジン積まれてたはずだが。
>>990 SRW Rから喚んだ、と言うのならそこら辺は問題ないだろうけど、
相転移エンジン付き黒百合にはたいてい厨アキトがついてくるんで。
1000ならルイズが聖神アースを召喚して世界沈没の小ネタを書く
1000ならモリガン召喚
1000なら今週中に投下できるように頑張る。
何であれルイズの精神が平穏になり、ルイズ自身は幸せになってもらいたいものだ。
998 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/28(金) 09:22:32 ID:c08Ho+5G
>>998 最終的にルイズは幸せにするつもりだよ!
ルイズは、ね。
うめ
うわあああああsageそこねたあああああ まじごめん ↓1000どうぞ
1000なら虚無戦記から何か召喚
1001 :
1001 :
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