【IF系】もしゼロの使い魔の○○が××だったら5

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@お腹いっぱい。
もしもルイズが虚無の系統ではなかったら?
もしもルイズの使い魔がゼロ魔キャラだったら?
もしもタバサの代わりに留学してきたのがイザベラだったら?
もしもルイズがドMだったら?
……クロスとはまた別の、そんなifから生まれるストーリーを語るスレです。

前スレ
【IF系】もしゼロの使い魔の○○が××だったら4
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1221470139/
【IF系】もしゼロの使い魔の○○が××だったら3
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1218457649/
【IF系】もしゼロの使い魔の○○が××だったら2
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1216334114/
【IF系】もし、ゼロの使い魔の○○が××だったら
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1213096655/

【関連スレ】
クロスオーバー系は
あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part170
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1221370902/
同 まとめWiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/

軍事ネタはこちら(「考察」ってあるけどSSも喜ばれます )
『ゼロの使い魔』を軍事的に考察するスレ8
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/army/1208878150/
2名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 21:11:00 ID:ugGKNNY/
>>1 に再び乙!
1000は外したけど、とりあえず頑張るぜw
3名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 21:34:40 ID:OThIx4oG
>>1
乙なのね。

武器屋ルイズだと素直な性格上、お転婆で活発で正義感が強いから事件に巻き込まれやすそうな。
4名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 21:45:39 ID:RtQPpySS
乙!武器屋ルイズ楽しみにしてるぜ!
5名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 22:06:58 ID:qrOp9HpS BE:90656069-2BP(1043)
>武器屋ルイズのアルビオン出張
 ならば、白いワルドが姫様の使いでアルビオンに行く途中、
レコン・キスタに襲われたのをルイズが助太刀して、ワルドが

「時にはロリコンもいいよね!」

というのではどうでしょう? で、サイトと三角関係には……ならないか、
サイトの相方は桃リンゴだし。
6名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 22:34:28 ID:OThIx4oG
いっそのこと武器屋ルイズがテファに召喚・・・
7名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 22:36:20 ID:J64Kzw/Y
ワルド→ルイズ→デルフの三角関係だろJK
で、物語の途中、敵の手中に落ちたルイズを救うために
『ルイズのために仕方なく』ワルドがデルフを使って
一人と一振りでばっさばっさと敵をなぎ倒すんだよ

うん……自分ワルド大好きなんだ……
8名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 23:00:02 ID:zvCuZw6q
もし召喚された人が死者復活の能力を持っていれば?(アンデッドではなく完全に生者として)

ワルド裏切る理由がなくなり、逆にレコン・キスタ壊滅に協力。
9名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 23:05:31 ID:ugGKNNY/
>>7
ワルド相手じゃないけど、実はどうしてもデルフに言わせたいセリフがあるんだよね。そんな感じの状況で。

それはそうと、どうして文章データが消えてしまって書き直すと前の方が良かった気になるんだろう。
ちなみに今書いてるのニ回消えた……。
10名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 23:19:21 ID:3Lt8Id6h
武器屋ルイズなら爆発魔法が使えると分かれば実戦で使えるように訓練するんだろうな。
何を切欠で使えるようにするのか難しいけど。
本人は平民なので魔法が失敗して爆発するのが当然と思ってたり。
11名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 23:32:53 ID:/MAMeeSh
武器やルイズの防具やキュルケなんだが、

1.キュルケは小さい頃手が付けられないほどのおてんばで暴れん坊。
2.屋敷に入ってきた泥棒を追っかけ、暴れてボロボロになり
  馬か馬車から落とされて記憶喪失になる。
3.それをたまたま見つけた流れの傭兵夫婦(双方もしくは片方褐色の肌)が
  男の子と勘違いして拾う。
4.旅の途中妻が亡くなりいい加減落ち着くか、と経験を生かして
  武具防具が集まっている地区かその手の人間がよく集まる地区(冒険者向け宿屋街)で
  防具中心の店を始める。
6.「てっきり跡取り息子が出来たと思ったんだがねぇ・・・・」
  「まぁ細かいこときにしなさんなって!」
  「この軽さ誰に似たんだか・・・」
  「ったく、娘が親に似るのは当たり前でしょ。」

というわけで武器屋ルイズとご近所で幼なじみ(当人ら曰く腐れ縁)

まで浮かんだがさてとどうするか。
12名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 23:47:43 ID:3Lt8Id6h
キュルケ (街でつい買いすぎたので適当に御者を頼んだけど・・・この子、中々の美少年よねぇ・・・)
      「ごめんなさいね、急に御者なんか頼んじゃって。」
ルイズ  「いえいえ貴族様、丁度学院の護衛様に武器を届ける所だったので丁度良かったですわ。」
キュルケ 「・・・失礼だけどあなたのお名前を教えてもらえるかしら?」
ルイズ  「私の名はルイズと申します。」
キュルケ (ルイズ・・・って女の子みたいな名前ねぇ・・・まさかねぇ)
13名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 00:15:52 ID:bLVWx86G
もしもギーシュがマトモで浮気をしない男だったら

出会い編
サイト「おい、ちょっと、そこのキミ」
ギーシュ「ん?何だね?」
サイト「これ落としたぞ」
ギーシュ「ああ、スマナイってあれ?キミは確かルイズの使い魔」
サイト「使い魔って呼ぶのは辞めてくれ俺にはサイトって名前があるんだ」
ギーシュ「おお、これは失礼した、僕はギーシュ・ド・グラモンだ、しかしキミも
大変だなあのゼロのルイズに召喚されてしまうなんて」
サイト「まあ、慣れるのを待つさ」

14名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 02:07:33 ID:8PGCV1hF
>>12
その展開のさらにIF展開。
キュルケが名前を聞いたのがベットの上だったら。
寮の部屋までキュルケの荷物を運んで部屋から出ようとしたとき………
ガチャっと鍵が閉まった。
「えっ、貴族様っ、これはいったい……。んむぅ」
御者の少年の口をキュルケの口が塞いだ。

ルイズをベットへ運ぶ→ちゅっちゅっ→名前を聞く→………

キュルケはこの後、
1、謝罪する。
2、私は平民(女)でも食っちゃう貴族だぜ

学院でキュルケに告白する後輩(女)が出てきそうだ。
15名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 05:41:06 ID:t1sTSPB1
>>アルビオン出張の理由
武器屋のオヤジの縁故を捏造するとか?
16名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 08:00:06 ID:aH6hJq/x
>>14
そうほいほいとネタをさらして良いのかい?俺はネタに困ると本当にその案を採用しちまう物書きなんだぜw
そのアイデア、気に入った。ベッドの上でキュルケにはだけられた胸を腕で隠しながらふるふると震えるルイズの姿が見えた!
「本当にしちゃうの?」
と上目遣い涙目で訴えるルイズにキュルケも「これは女の子も……アリね」
とか本気でぐらついちゃったりしてさw
17名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 09:35:11 ID:gcCBUStJ
なんという百合フィーバー

けしからん!もっとやれ!
18名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 10:48:19 ID:ep89jpe3
じゃあ城下町にお忍び御出掛け中の
アンアン(幼女時代)にもフラグ立ててあげないとな。
19名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 11:03:00 ID:PiRvIIx7
>>10
その場合、コッパゲやオスマン辺りがこれはただ事ではないと気付いて欲しいんだよな。
失敗だったらそもそも何もでない筈なのに…?って。
20名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 12:10:19 ID:Y/ld0cFJ
>>前スレ987
ふたなりの烈風に見えた
21名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 12:21:07 ID:aH6hJq/x
>>17
実は勢いでその部分だけ完成したw
15禁くらいの文章でゆりんゆりんww武器屋ルイズのエピソードに入る事が確定した。
原作年齢に達した当たりエピソードに入る予定。
22名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 12:33:01 ID:4Ic141q2
>>19
原作ですら入学してからずっとほったらかしだったのに
そりゃ無理な相談だ
23名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 13:16:05 ID:PiRvIIx7
>>22
いや、原作でそんな体たらくだったからこそ、2次では偉大なメイジらしい所を
見せて欲しかった的な意味で書いたんだ。
24名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 13:24:02 ID:WFEmTE46
>>21
その後の展開も想像した。

最近、私を見るキュルケの様子がおかしい。
あの日、町から帰ってきてからだ。何かあったのだろうか。
こん、こん。
「タバサー、私よ。入っても良いかしら」


………ちゅっちゅっ………ぐりぐり………ギシッギシッ………ゆりんゆりん。



「………母様………」
25名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 14:25:51 ID:aH6hJq/x
>>24
ちょwそれじゃただのエロ小説になっちまうじゃねえかw
さすがにそこまでは書かねえぞw
26名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 14:29:37 ID:JHjmn3og
個人的にはキュルケ×ケティがちょっと読みたい。
27名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 14:35:26 ID:C7YZI8G7
ケティはモンモンの嫁だろ。ギーシュ涙目

っていうかこのスレ百合好き大杉だろww
28名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 14:43:27 ID:JHjmn3og
>>27
「やはり、モンモランシーお姉さまと……、さようなら!」
「やっぱり、ケティに手を出していたのね? うそつき!」
「ケティ、モンモランシー……」

「さあ、あんなのは放っておいて。いきましょ、ケティ」
「はい、お姉さま」

こうですね、分かります。
29名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 14:49:41 ID:gcCBUStJ
ブリミル様がみてる
30名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 14:51:24 ID:WFEmTE46
BADENDで途中終了もIFの醍醐味と思うんですけどね。
>>24 は「ガチユリエンド」です。
女の子の味を覚えたキュルケが百合色の惨劇を繰り広げる恐ろしい話です。
このスレでは掲載できないのでお蔵入りですが。

かまいたちの夜みたいに事件未解決や大阪に行ったりするような展開も有りではないでしょうか。
31名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 15:06:45 ID:JHjmn3og
トリステイン魔法学院は元々女子のみを受け入れていた学院だった。
(トリステイン貴族の男子は家庭教師から魔法を学ぶのが普通だった)
しかし時代が下り、知識や技術を集約して効率的に魔法を学べる場所として学院が再編された結果、
トリステイン魔法学院は共学校として再出発することになった。
しかし、何かにつけて伝統を重んじるのがトリステインという国である。
トリステイン魔法学院は、学院が共学化した後でも女子校時代の伝統は容易に絶えることがなかった。

「モンモランシーお姉さま。わたし、あそこの金髪のフリル男に言い寄られていて、でも……、わたしにはお姉さましか」
「ああケティ。ギーシュのバカなら気にしなくても良いわ。わたしがとっちめておくから」
「お姉さま…」
「ケティ…」
(ひしっ)

「キュルケ…。あなた、よく見ると素敵ね」
「ちょっと待ってルイズ。あたしはノーマルよ。そ、それにほら、あなたにはあのメイドが」
「シエスタなら聞き分けてくれるわ」
「いーやーっ!」
32名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/10/25(土) 15:18:53 ID:s4XDeoa+
空気を読まず、もしもゼロ魔が少女コミック連載だったら
とりあえず才人はイケメンで俺様強引、常にルイズにエロ行為に及ぼうとする
33名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 15:30:56 ID:+MVJNPLi
>>25
甘いぜ、ノボルは原作でそれ以上の事を平然としてのける漢
34名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 16:49:26 ID:mkPy55I+
魔法学院(男子校)と魔法学園(女子高)の二つの学校があるという設定にすれば
35名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 17:33:33 ID:Y/ld0cFJ
むしろ魔法学院は男子校。
但し容姿に関しては原作どおり。
36名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 18:21:16 ID:ep89jpe3
容姿そのまま年齢10歳以下限定の男子校で、
おちんちんランド開園
37名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 18:53:26 ID:WwH7Nef8
なんで話がちょっとエロい方面に行ってんだww俺が零した妄想のせいかw
俺的に男×女が基本、女×女もアリだが、漢×漢はダメなんだ……。
38名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 18:55:27 ID:+MVJNPLi
男の娘×男の娘
39名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 19:06:50 ID:WwH7Nef8
半陰陽モノですらダメだ…基本的に「ついてる」のはお口に合いませぬ。
40名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 19:14:08 ID:7CkJ2Ax3
男の子×男の子と女の子×女の子はよいものです。漢×漢? サブは勘弁して下さい><;

「お父さん! わたし、デルフのあいぼうになる!」
 敢えて<どう見ても武器店の看板美少年>なルートもっ……!
41名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 19:34:40 ID:gcCBUStJ
飲み込んで…僕のデルフリンガー…
42名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 19:49:05 ID:wgio+cD3
「男は度胸!なんだってやってみるもんさ!」
食わず嫌いは早目に直しておくといいぜ!
43名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 19:50:28 ID:U8xsdXNi
ここに行って

くっさいおまんこのくせして、偉そうにしてんじゃねえよ


ってレスするとあら不思議、女子高生が必死にレスしてくるよ
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/phs/1224909563/
44名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 20:09:23 ID:waKpc5oy
付いてる女の子同士ならOKなわけだな。ぼっしぃ
45名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 20:10:22 ID:mkPy55I+
サイトが男の娘だったら

「あ、あんた男だったの!?」
の台詞をどこで入れるかだな
46名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 21:10:17 ID:zmjKcbgR
最近の少年誌では過剰な表現の限界に挑戦する凄い漫画や小説があります。
本番じゃなければ「くぱぁ(泡で隠れている)」や「カンチョー(前に)」などがあります。
また、本番中の描写が無ければ事後の様子を放送した機動戦士もありました。

つまり、少年と間違われそうなルイズが
キュルケのハードなスキンシップで上の様な事をされても問題無しです。

あと百合な展開にするとカップリングのパターンが増え、よりIFな展開を可能にするでしょう。
例、エレオノールが結婚しないのは男嫌いだから。
囚われたフーケにアカデミーに協力すれば罪を軽くすると話を持ちかける。
マチルダはエレオノールの実験と称した数々の辱めに耐えられるのか。
47名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 21:11:54 ID:gcCBUStJ
マチルダハード
48名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 22:17:54 ID:WwH7Nef8
>>47
マジでありそうで吹いたw
49名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 22:19:52 ID:Gt1iXZUF
>>46
どうせなら昔面識あってお姉さまだったってことにしてもw>エレオノール
50名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 22:29:29 ID:waKpc5oy
マチルダ「ちくしょう何で私がこんな目に遭わなくちゃいけないんだい!」

こうですね
51名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 23:28:49 ID:zmjKcbgR
武器屋ルイズでルイズの周辺の話だけではなく、ヴァリエール邸の様子とかも気になるね。
ルイズがいなくなった影響が>>46の様な形で現れることも………。

学院で秘書するより給料が良く、テファのためと必死に耐えるマチルダ。
そう自分に言い聞かせていたマチルダの心に変化が見え始めていた。
エレオノールとの実験が待ち遠しいと思うようになっていたのだ。
「……テファ、私もう帰れないよ」






ルイズ「ロングビルのお姉さん、最近来ないねー」
デルフ「学院に武器届けるときに会いに行けばいいじゃねぇか」
52名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 23:35:21 ID:3MMgz3bN
IFスレなのでシュレーディンガーの猫ちゃんのごとく武器屋ルイズの設定が毎回変化するのも楽しいのう。
百合IFに薔薇IF・・・・おちんちんらんど
53ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/26(日) 01:00:32 ID:NAgBeWq5
ふふふ…前スレ1000に言われたとおり、足掻いてやったぜ!
二度の消失を経てやっと書き上げたこの小説を今、投下する!

時空系列は前回の投下より前、ルイズが武器屋に来た次の日です。
こんな時間だし、支援も期待できないので、もしさるさん喰らったら、
明日(今日)の朝(寝起きを考えると昼)に続きを投下します。もう…眠い。
54名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 01:03:01 ID:LHocdhF0
キタ━(゚∀゚)━!
55ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/26(日) 01:03:21 ID:NAgBeWq5
――ルイズが武器屋に来た翌日。
ルイズにとっては目新しい物が多いのか、彼女は興味津々な様子で家を探検(と言う程広くも無いが)した後、ベッドに放置されたデルフと話したりしながらくつろいでいた。
「ルイズ、今から買い物に行くんだが一緒に行くか?」
居住スペースに入って来たおやじが問うと、ルイズは目を輝かせた。
「おかいもの? いく!」
彼女は振り返ると、両手を胸の前でぎゅっと組んだ。
「おいおい、買い物くらいでやけに嬉しそうじゃねえか」
デルフが笑うと、ルイズは楽しげな口調で言った。
「おねえちゃんたちがいってたの! かいものってすっごくたのしいんだって」
「へぇ、ルイズは買い物に行った事が無いのか?」
おやじが聞くと、彼女は頷く。
「うん、おかあさまにかいものいきたいっていったら、『まいしゅうまとめがいしてるからひつようない』って」
「ちょっとまて、流石に一週間も溜めてたら食材腐るんじゃねえか?」
「ん〜と、さむいおへやにいっぱいためてあるよ?」
ルイズの言葉でおやじは以前聞いた事を思い出す。
「そういや、貴族の邸宅にゃ“氷石”とかいう物を使った貯蔵庫があるらしいな。冷しておけるから腐りにくいんだとか」
「へぇ、風石みたいなもんかね。便利なもんだ」
デルフが感嘆したように言うと、ルイズがおやじの服の裾を握った。
「ねーねー、なにをかいにいくの?」
「ああ、今日の夕飯だな。……代えの服も要るな」
後半は呟くようにいうと、彼は頷いた。
「そうだルイズ、今晩は何が食べたい? 大抵の物は作れるぞ」
「おじさん、おりょうりできるの?」
ルイズが驚いたように言うと、デルフが笑った。
「こんなムサいオヤジが料理なんておかしいだろ? でもマジで美味いらしいぜ、なんでも料理がてんでダメな嫁さんの代わりに作ってたからな」
俺は剣だから食ったこと無いけど。そう付け加えると、おやじは笑った。
「ああ、確かにあいつの料理はマズかった。砂糖と塩は間違えるし、味見はしないし。デル公に口があったらねじこんでやりたかったぜ」
「ヤだよ、オヤジが悶絶する顔だけでその破壊力が分かったからな。まさに料理兵器って感じだったな。まあそういう事だから、味は保証出来るぜ、何が食べたい?」
ルイズはしばらくうーんと唸ると、胸の前でパチンと掌を打ち合わせた。
「クックベリーパイ!」
「そりゃオヤツだろ」
デルフのツッコミで再び一堂に笑いが起こった。
56ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/26(日) 01:04:13 ID:NAgBeWq5
ちょw 人がいたwww


「おじさんはやくぅ! さきいっちゃうよ?」
「おいおい、ちょっと待ってやれよ。お前さんと違ってオヤジは年なんだからな」
「だぁれが年だデル公、まだ三十路だっつうの」
 早くも店を飛び出したルイズを追って、デルフを背負ったおやじが扉を潜って出てきた。
「かぁー、しっかし別にデル公まで連れてく事無いと思うんだがなぁ」
「ああ、俺もおでれーた。ルイズぐらいの年の娘っ子が俺みたいな剣を気に入るなんてな。六千年生きてきたが、こんな事は始めてだな」
 デルフはそう言って笑う。ルイズがどうしてもデルフも一緒がいいとせがむので、しかたなくおやじが背負ってきたのだ。デルフも懐かれた事は彼なりに嬉しかったようだ。
「しっかし、久々にこうして改めて見てみると、随分とゴミが多いな。俺一人の時は気にならなかったが、ルイズがいるとなるとな……」
「いや、一人でも気にしろよ。商売人にゃ店舗周辺の掃除は基本だろうが」
 おやじが扉の鍵を閉めながらそう言うと、デルフが呆れたようにそう言った。
当のルイズはゴミなど気にせずにくるくると回って遊んでいるが、女の子ならいずれ気にするようになるだろう。
「仕方ない、明日辺りに掃除するか。……それにしても、シチューね」
 鍵を閉め、ルイズのほうへ歩きながら、おやじは呟く。ホワイトソースも一から作らねばならないため、シチューとは結構手間がかかるのだ。
 ルイズの好物の一つらしいが、さすが貴族のご令嬢と言える。
「お・じ・さーん!」
「はいはい、今行くって……ま、久しぶりに腕を振るうか」
 おやじはそう言うと、愉しげにはしゃぎ回るルイズのもとへ足早に歩いていった。
57ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/26(日) 01:05:20 ID:NAgBeWq5
 
「おう、ドラ息子のお前さんが店番してるなんて珍しいじゃねえか」
「おっと、武器屋のオヤジか。生憎とうちの親父が風邪でな、俺がやるしかねぇんだよ。それより物臭なあんたが料理か? ……似合わないねぇ」
 今年で18歳になる青年が売り言葉に買い言葉で返すと、普段は無い第三の声が笑った。
「はは、見た目じゃ人は判断できねぇって事は覚えておきな、坊主。物臭は間違っちゃいねぇがな」
「ん? って、デルフじゃねぇか。おうおうオヤジさん、強盗にでも来たのかい?」
 おやじが背負ったモノに気付いた青年はおどけたように“降参”ポーズをした。
「んな訳ねぇだろうが。襲うならもっと金持ってそうなところ行くっての」
「だはは、違いねぇ! ……んで? デルフまで持って何買いに来たんだ?」
 青年が普段の調子で聞くと、おやじは目線を下に向けた。
「んしょっと……おにーちゃん、こんにちは!」
 カウンターに手を掛けて、ルイズが顔を出すと青年は目を真ん丸にした。
「こ、こりゃあ驚いた……隠し子がいたのか!」
 青年の反応にデルフが思いっきり噴き出した。
「か、隠し子ってか! こりゃあ傑作だ!」
「うっせー! んなわきゃねぇだろうがよ、かみさんも大分前にあっちに行ってるってのに、何を隠す必要があるんだ。預かり子だよ、ルイズは」
「へー、ルイズちゃんって言うのか。かぁわいいなぁ! 確かに、オヤジさんの顔じゃあ、こんなに可愛い子は生まれねぇわな」
 青年がルイズの頭をグリグリと撫でると、ルイズも嬉しそうに目を細めた。
「違うぜ坊主、オヤジの子を産んでくれるような女は今更現れやしねぇって。前の嫁さんだって千人……いや、万人に一人の物好きだぜ」
「ははっ、確かに!」
「おい、いい加減にしねぇと俺泣くぞ。コラ」
 おやじはちょっぴり涙目。これでも昔は多少容姿に自信があったのだとか(デルフ曰く、若い頃からたいした容姿じゃなかったとの事)。
「あー、すまんすまん。なるほど、お嬢ちゃんのために料理を作ろうってのか」
「うん、しちゅーつくってもらうの!」
 おやじが答える前に、ルイズが元気よく答える。
「シチュー!? オヤジさんにシチューなんて作れんのか?」
「舐めんな、俺ぁなぁマルトーに料理の腕を褒められた事だってあるんだぜ」
「へぇ! マルトーっていやぁ最近かの魔法学院のお抱えのコックになった奴じゃねぇか」
 青年が驚いたようにそう言うと、おやじはふんぞり返った。
「でも勿体ねぇよな。そういう所で働けるだけの腕があるってのに、忙しいのは嫌だって楽な武器屋をやってんだからな。あっちの月収がオヤジの何倍ある事か」
「はっ、料理が上手くたって、物臭じゃあなぁ」
「お前もデルフと無駄話してねーで、仕事しろ仕事! 新鮮な鶏肉はあるか?」
 おやじがそう言うと、青年は頷いた。
「ああ、そうだったな。あるぜ、今朝血抜きした新鮮なのが」
「んじゃ、それをくれ。ほい、代金」
「毎度アリぃ! これからもじゃんじゃん買ってくれよ!」
 おやじは鶏肉を受け取ると、鳩を追いかけて遊んでいたルイズをつれて、次の食材を求めて、他の店へ向かっていった。

58ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/26(日) 01:06:40 ID:NAgBeWq5
 
「いだいなるしそぶりみるとじょおうへいかさま、こんやもささやかなしょくじをくださってありがとうございます」
 ルイズは祈りの言葉をまるで呪文や早口言葉のように言い終えると、盛られたシチューを掻き込むように食べ始めた。どうも、いまのルイズにとってお祈りは“いただきます”と同じだけの意味しかないらしい。
「おいおい、もっと落ち着いて食べなさい、慌てなくても沢山あるから」
 ルイズが皿に盛られたシチューを掻き込むように食べるのを見て、おやじは微笑みながらそう言った。シチューで白い髭のようになったルイズの口元をおやじが拭ってやると、ルイズは無邪気な笑みを浮かべてありがとうと言った。
「ルイズ、家でもこんな食べ方をしてたのか? お父様方に怒られない?」
「ん! おかーさまはね、るいずがごはんたべてると、いっつもおこるの。でもね、おとーさまは“いまのうちはたのしんでたべなさい”っていうの」
 なるほど、母親は厳しいが子煩悩な父親に甘やかされて育ってるのか。おやじはそう思って納得した。両親はさぞかしルイズを可愛がっていたのだろう。
――かちゃん、という音をたてて、ルイズのスプーンが皿に置かれていた。
「どうした、ルイズ? もういらないのか?」
 おやじが心配そうな表情で聞くと、ルイズはうつむいたままポツリと言った。
「……おかーさまとおとーさま、まだこないの?」
 おやじはハッとした。迂闊にも、家族の話をしてしまったせいで彼女が急にホームシックになってしまったのだ。……しかし、今のルイズに帰るべき家庭はもう無い。
すべて賊に奪われてしまったのだから。それを、どうやって伝えるべきか、おやじにはまだ結論が出せなかった。
「ルイズ……お父様とお母様は今忙しいんだ。だからもう少し……」
「やだ! おとーさまのところにかえる! かえるぅ!」
 自らの子を持った事がないおやじには、突然泣き出してしまったルイズをどう慰めればいいのか分からなかった。ただ、彼女をしっかりと抱きしめ、泣き疲れて眠りにつくまで一緒にいてやることしか出来なかった。
 この日の出来事は、彼がルイズの親代わりになると言う決意をより一層強めたのだった。

59ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/26(日) 01:07:54 ID:NAgBeWq5
とりあえず、今回の本編は終了。
ラストにヴァリエール家の様子を。
60ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/26(日) 01:08:48 ID:NAgBeWq5
間違えた! 本文も入れてから書きこむつもりだったのに……。

 
〜ヴァリエール邸〜
「……申し訳ありません、あの賊が死にました。牢へ入れる一瞬の隙に私が杖を奪われたばかりに、仕方なく――」
 ドゴン! 兵士のすぐ脇にあった大理石の机が、途方も無い風圧を叩き込まれて木っ端微塵に弾けとんだ。兵士はその余波でよろめきながらも、じっと耐えた。
「――ッ! 申し訳ありませんでしたッ!」
 兵士は頭を地面にこすり付けて土下座をした。顔を上げれば、鬼神の如き表情をした夫人がいるに違いない。次に叩き込まれるのは怒声か? もしやライトニング・クラウドか?カッタートルネードか? もしや……噂に聞く偏在総勢十四名による総攻撃ですかぁ!?
そんな事を考えて震えている兵士に掛けられたのは、鼓膜がはじける怒声でも、戦艦を粉砕する烈風でもなかった。
「ふう……私も少し興奮しすぎていたようですね。顔を上げなさい。はなからあの者がルイズの居場所を知らない事は分かっていたのです。気に病む事はありません」
兵士が恐る恐る顔を上げると、威厳を湛えた……しかしほんの数日しか経っていないのに酷くやつれた夫人の顔があった。
「もう下がりなさい……今はルイズを探す事に全力を尽くしなさい。それと……」
 夫人から掛けられた言葉は、彼にとって予想だにしない事だった。
「二月……後二月経って娘が見つからなければ、捜索を打ち切りなさい」
 兵士は、一体何を言われたのか一瞬理解できなかった。
「し、しかし!」
「いいのです。どこともしれない森の中で一人放置されたルイズが無事である可能性は初めから絶望的なのです。すでにこの世のもので無いルイズを探す為に、領民から預かった大切な税を湯水のように使うのは憚られます。これが夫と話し合った結論です」
 彼に背を向けた夫人は、彼に退室を促した。彼は素直に従うと、扉を閉めた。
 扉からもれる嗚咽を、彼は聞かなかった事にした。あの気高い烈風に涙は似合わない。一刻も早く、ルイズを救出して、彼女を安心させる事を彼は誓った。
61ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/26(日) 01:12:56 ID:NAgBeWq5
これにて投下を終了します。
こうやって投下してみると、ワードで見たときよりも短くみえるね。
ともかく、幼女編はホントに終了。
これから十歳前後の話を書くつもりです。

あ、後、スレにて武器屋ルイズ作者(=俺)を示唆する書き込みは全部俺自身なので、
ちゃっかり本当に案をメモったり採用したり妄想したりしてますw

ではおやすみなさい。……眠いぜ。
62名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 01:13:56 ID:LHocdhF0
実にGJ
気がついたら投下終了してたw 支援できなくてすまん。

拾われてすぐの話か。いい感じだね
63武器屋ルイズの人:2008/10/26(日) 01:23:58 ID:1dwEuABP
寝る直前に携帯から
>>62
いえいえ、夜中で人が居ないだろうから一遍に投下しちゃったので。
昼とかなら良いところで数分焦らしたりとかしてみたいけどw


明日起きたら俺、セブイレにベルセルク取りに行くんだ……。
リアルタイムに見てくれた貴方たちは、夢にツンデレ美少女が現れちゃいます。
眠過ぎてちょっとおかしくなってますね、俺。これ以上意味不明な書き込みしないように寝ますw
おやすみなさい。
64名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 01:32:34 ID:DXdtQPDc
>>63
とりあえず羽海野版カバーも入手したか?
65名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 02:26:48 ID:ce2mOvlO
武器屋ルイズさん乙です。
これからもルイズをデルフのお嫁さんにする作業を頑張って下さい。

「〜マルトーに料理の腕を褒められた事〜」
凄い設定だっ。
料理とかはダメで他の所で食べたりすると思っていたのに。

2ヶ月後のヴァリエール家の様子も読んでみたいなあ………とか思ったり。
66名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 02:44:30 ID:2wGxxDs2
いつも戦いで苦戦してるサイトだからこんなパワーアップが出来ればいいんじゃないかと
思い上げてみた
もしもガンダールヴの能力が戦った相手の技か魔法を覚えて、自分のモノに出来る能力だったら
しかしコピーするには相手に触れるか攻撃魔法の一部に触れるしかない
ちなみにモノに出来たら使える技

ギーシュと戦ったら
手を硬くして破壊力大のパンチが出来る
ワルドだったら
デルフから風の塊で作った衝撃弾を発射できる
タバサだったら
氷を散弾銃みたく手から発射する

これなら戦いも楽になると思うんだが卑怯すぎてダメかな?
67名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 03:00:15 ID:ce2mOvlO
>>66
ロックマンX4以降ののゼロみたいな感じだな。
ルイズと戦ったら画面全体攻撃+本体無敵の「滅閃光」
マリコルヌと戦って二段ジャンプorエアダッシュ
フーケと戦ったらジャンプのあと巨大な岩を上空から叩きつける
68名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 03:01:15 ID:5gK2GArh
めんどくさいからロックマンがルイズに召喚されましたでいいじゃんそんなの。
69名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 03:10:02 ID:vuAZop/8
30歳まで童貞を貫けば平民でも魔法使いになれる。
70名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 03:14:37 ID:lWdWsjf5
突然言ってみる。

もしもギーシュの台詞回しが某良い男だったら

「(決闘を)や ら な い か 」

「僕のワルキューレを見てくれ、こいつをどう思う?」

……なんか書いてみたら意外と普通だ。
71名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 04:08:12 ID:N0yUQ9aD
空気を読まず

もしもハルケギニアと日本が往復できたら〜平賀先生の特別授業

学院の空き教室
才人「えー、魔法にも属性があるように、キャラクターにも属性が存在します。職業や身体における特徴、性格…」
ギーシュ「出て正解だよこれは。」
マリコルヌ「うん。面白いや。」
才人「では問題。無口、読書、眼鏡から連想出来るキャラを一人挙げて。はい、そこ。」
学院男子「長門ですか?」
才人「はい、よろしい。無口キャラと言っても多くの派生種が存在するのでそこを押さえておくように…」

才人「では本日はここまで。次は秋葉原で校外学習です。」

この授業の受講生はうなぎ登りに増えていくが、それはまた別のお話…
特に意味はない
72名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 06:51:04 ID:ScEzbHqK
>>69
30歳まで童貞を貫けばドットでもスクゥエアになれる。
73名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 07:35:36 ID:1dwEuABP
>>64
ちょ、ナニコレ!
まだ売ってるかな?

>>65
なんか一つ特技を持たせたくてやった。特に反省はしていない。
物語に直接関係ないw
設定としては、おやじ若い頃には生きてた料理が破滅的にダメな嫁さんに実はベタ惚れしてて、奥さんの為に本を読んだりしながら色々作ってたのです。
簡単なものから、結構手間の掛かる料理まで。
ただ、奥さん亡くなったあとは自前の物臭であまり作っていません。
昔取ったキネヅカってやつですか。
74名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 10:40:40 ID:lAdVERKQ
武器屋ルイズさんGJ!次回も期待です!
75名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 15:44:33 ID:FqAUe/Hc
>>71
ルイズとモンモランシーはツンデレ、タバサは無口眼鏡、ケティは妹キャラ、等々、
学院女子の属性を分析して萌え始める一部男子。
そんな男子を呆れた顔で眺める女子。

タバサ「ばかばっか」
76名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 17:29:06 ID:2wGxxDs2
普通にサイトがコルベールにロケットの話をしてもいいと思い考えてみた
もしもハルケギニアと日本が往来できたら
スミソニアン宇宙航空博物館

コルベール「凄い!凄いぞ!サイトくん、この重そうな物体が宇宙にいけると言うのか!?」
サイト「宇宙にいけるだけじゃありませんよ、1969年には月にロケットを飛ばして着陸させる事が出来たんですよ」
コルベール「月か・・、私も行って見たいもんだな」
アメリカ人売店店主「さあーこのアポロのジャケット、たったの1ドル3セントだよー!」
コルベール「アポロ?」
ギーシュ「宇宙ではこの宇宙服とやらを着なきゃいけないのかい?」
サイト「そうだよ、これを着なきゃ宇宙に出れないからな」
マリコルヌ「じゃあ、僕は着れないな」
コルベール「サイト、何を見てるのかね?」
サイト「サターンV型のロケットエンジンですよってコルベール先生何着てるんですか!?」
コルベール「アポロのジャケットだ、コレを着てれば月にいけそうな気がしてね」
サイト「コルベール先生がそれを着てるとアランに見えるな」
77名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 18:11:57 ID:PJJp8nZ8
エルザ+地下水で放浪生活
普段は笑顔の仮面のまま地下水に本心を見せない。
でも寝る時は、やっぱり心細いのか
ぎゅっと地下水を抱き締めて眠るエルザ。
日を追うごとに可愛い装飾が増えていく地下水。
ウンザリしながらも投げ遣りで危なっかしい
生き方をする寂しがりやのエルザを見放せない地下水
78名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 18:26:45 ID:1GrJGEcs
>>77
貴様、最高すぎるぞ。
79名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 19:05:01 ID:HBUNghE3
>>77
つまりそれは「武器屋ルイズ」のデルフと嫁自慢で盛り上がる地下水ということですね。
魔法を吸収する美少女剣士と四系統+先住魔法を操る美幼女吸血鬼。

何か良いな。

80名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 19:29:43 ID:Cq2a1i+q
エ「るいずちゃん、ちがでてるよ・・・」
ル「ん、さっきの貴族崩れのこそ泥シメた時に殴られちゃって唇切っちゃった。油断したわー」
エ「ふ〜ん・・・エルザがてあてしてあげる。」ニヤリ
81名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 20:06:41 ID:IGNVAQDM
かたや治療して貰う、かたや吸血目的で唇を押し付けあってるうちに
おま!ピンクbbsじゃないと無理だろそれ!的な描写に移るんですね
わかります
82名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 21:40:41 ID:2wGxxDs2
レシプロ飛行機好きなフミカネさんだから
こんなIFを考えてみた
・もしタルブにあったのがゼロ戦ではなく飛燕だったら
8382:2008/10/26(日) 22:06:45 ID:2wGxxDs2
ゴメン、ノボルさんだった、
異端審問受けて反省してるよ
84名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 22:41:33 ID:vyz9MV5C
>>83
ストライクパンツーズの小説版も書いてるからねぇ。
85名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 23:06:16 ID:4q8BFM9E
>>84
パン一でストライカーで飛ぶ才人・・・キモッ
86名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 23:08:31 ID:8kX78eEt
>>85
パンツじゃないからキモくないもん、ですね。わかりませんw
87名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 23:09:39 ID:+j0VqS99
>85
ゼロ魔にはパンツ無しで空を飛ぶキャラクターがいるから問題なし
なにしろ、あのキャラが飛ぶシーンではいていると思われる箇所は一つもない
88名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 23:15:12 ID:8kX78eEt
パンツ穿いて飛ぶシルフィ。



馬鹿映像が頭に浮かんだぞ。
89名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 00:29:05 ID:xGjh07HT
>>88
なぜかオムツつけて飛ぶドラゴンな姿が脳裏に
90名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 01:36:07 ID:BtaEUDIO
ベクタードノズルのジェットエンジン付ければいいじゃない
91名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 21:17:55 ID:NUZvSzGd
>>88
全裸にオムツをつけてシャイタン門を守るエルフが重い浮かんだ。
92武器屋ルイズの人:2008/10/27(月) 22:14:04 ID:5wMlH4bv
ベルセルクとアニマルオマケのカバーを手に入れて意気揚々と武器屋ルイズを一話書き上げたんだぜ!
数年の時が経ち、12歳になった辺りのルイズを!

……しかぁし!
アクセス規制でパソコンから書き込めないんだ!
うーん、これって何とかならん?
どんぐらいで解除されるんだろ?
まあ、解除されるまでに書き進めておきますけど。
93名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 22:17:35 ID:NGCAddPl
解けるときはすぐ解けるけど、解けないときには相当解けなかったりするからねぇ
94名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 22:28:06 ID:5wMlH4bv
そっかぁ、その時によって違うのか……。
あれ自分が悪くないのになるからイラつくよな。
始めてなった時は何かマズイ書き込みしちゃったのかと超焦った記憶があるな。
もっとピンポイントで規制出来たらいいのに……。
95名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 22:41:33 ID:1JHSuM/J
こういうとき、代行スレとか、避難所があると便利なんだけどねぇ
かく言う私も規制に巻き込まれ中ですよ
96名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 22:54:48 ID:NGCAddPl
流石にあの作品〜スレのを借りるわけにも行かないしねぇ
気長に待ちますか
97名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 00:24:13 ID:dhsHlqSx
>>89
イルククゥの時もその格好で……

単にマリコルヌの変態性癖が一つ追加されるだけだな。うん、問題無い。
98ゼロの使い魔(チェンジ):2008/10/28(火) 13:48:31 ID:tU+yefZs
昼休みにふと思いついたネタ。

「コルベール先生!やりました!グリフォンを召喚しました!」
「おめでとうございます、ミス・ルイズ。さあ、契約を」
「はいっ!って、なんか周りの反応薄ぅ!ゼロの私には大物なのに!」
「そうは言っても、ねぇ?」
「うんうん、ゼロらしいというか…」
「今年はなんか異常だもんね」
竜、竜、竜、周りは竜だらけ。
風竜、火竜、水竜、土竜と、いろどりみどり…。
ん、土竜?
ギーシュと目が合う。
私たちは涙を流してヒシッと抱き合った。
99ゼロの使い魔(チェンジ):2008/10/28(火) 13:55:04 ID:tU+yefZs
名前消すの忘れてた。

本編、というか、タイトルの続きはもう書きあがります。
規制、解除されてるかな。
100名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 14:13:56 ID:uFckS7WZ
地竜じゃなくて土竜なのかw
101名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 14:17:33 ID:uFckS7WZ
あれ、地竜だとミミズになっちゃう?
102名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 14:29:32 ID:7zyLVO70
ん、土竜(もぐら)だからルイズと同じく仲間はずれグループだったってオチじゃないかい?
103名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 14:32:24 ID:uFckS7WZ
>>102
いや、土竜(モグラ)を呼んじゃったギーシュ涙目は分かるんだけど、
かといって地竜じゃミミズだし、「アースドラゴン」の訳語って難しいなと。
104名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 14:37:55 ID:5NyEwQ6L
ミミズでいいんでね?
一つの単語が一つの意味でなくてもいいだろう
105名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 15:46:21 ID:IEwYJ7Bb
んじゃ土属性の竜は陸棲っぽいから陸竜とか?
……何か語呂悪いな

>>99
いつまでも、投下をお待ちしております
直情径行(?)なタバサ萌え
106名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 16:15:21 ID:xuSioLeP
ゼロの使い魔(チェンジ)のタバサって魔法陣グルグルのククリ(修行時のショートカット)みたいな感じだろうか。
それに眼鏡を掛けて髪を青にして「勇者さま〜」という感じ。

「タバサ、何だかいや〜んみたいな〜」ヌギヌギ……。
こんな展開が………。
107名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 16:21:06 ID:5NyEwQ6L
タバサが他の生徒と違って指揮棒タイプの杖を使わないのは
魔法陣を描くためだと!
108名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 16:43:54 ID:uFckS7WZ
ククリがタバサでニケがサイトな置き換えクロスはちょっと良いかも。
創発板あたりで一つ。
109ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/28(火) 17:55:15 ID:aZs+5aho
……さっき、あの作品〜の方に誤爆して恥かいた(汗)
規制が解除されたようなので五分後から投下します。
110名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 17:55:37 ID:hcj/mpHX
武器屋さん支援
111ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/28(火) 17:59:56 ID:aZs+5aho
 小高い丘にある、あまり背の高くない草からなる青々とした草原を、さらさらとした風が撫でつける。
「んんー、風が心地いい……」
 広い草原の真ん中に、ピンクブロンドの髪をもつ少年――否、少年のようないでたちをした少女が一振りの大剣を枕に眠っていた。
年の頃、十二歳ほどであろうか? 彼女は目蓋を重たそうにしながら絶え間なく流れる雲を眺めている。
「そのまま寝るなよ。風邪引いちまうぞ、ルイズ」
少女の目が閉じられかけたとき、不意に男の声がした。
ルイズと呼ばれた彼女は、不思議がるでもなく大剣を撫で、欠伸をする。
「ふぁ〜あ……。デルフに言われれなくても分かってるわよ、ちょっと目を閉じただけ」
「いや、お前目ぇ閉じたらねちまうだろ。昼寝も良いけどよ、そろそろ帰らないと夕方になっちまうぜ」
日は既に傾き始めて久しい、確かにそろそろ帰らないと遅くなるだろう。
「むー、せっかく気持良くなって来たのに」
ルイズはむっくりと気だるそうに体を起こすと、デルフを軽々と持ち上げて背負った。
ああ、大きくなったな。何気ないこの動作で、デルフはつくづくそう思った。
ほんの数年前までは、よせば良いのに重たい自分を大変そうに引きずっては道しるべをつけて歩いていたのに。
「じゃあ、そろそろ帰ろっか。……デルフ?」
緩やかな風が、うなじの辺りで軽く結われた桃色の髪を撫でると、ルイズは返事のない背中の剣に呼びかけた。
「ん? ああわりぃ、少し考え事してたわ」
「へー、デルフも考え事するんだ」
ルイズがからかうように言うと、デルフは少し照れたように笑った。
「ひでぇな、一応“インテリジェンス”なんだぜ、俺は」
「ふふっ、冗談よ。で、何を考えてたの?」
「いや、お前も大きくなったなって」
彼女が歩きながら質問すると、デルフは言った。
「わー嬉しい、胸のことでしょ?」
「……自分で言って虚しくないか?」
「ふん、どうせ貧乳よ。しくしく」
ルイズがやる気のない泣き真似をすると、彼は噴き出した。
「まあ、あれだ。昔は俺を持ち上げる事すらできなかったのに、今じゃ軽々だからな」
「そりゃ、小さかったからね。今はそれなりに鍛えてるんだし」
ルイズが両手を後頭部に乗せて言うと、デルフは呆れたようにため息をつく。
「そんな調子だと、男にモテないぜ。いいのか?」
「いーの! あたし男の子って嫌い、あたしの胸を指差して『男女だー』って笑うんだもん。失礼しちゃうわ。胸は無くたって女の子には違いないのに」
 思い出したら腹が立ったのか、ぷりぷりと怒るルイズに、デルフはまた笑う。
「まー、お前さんがもっとおしとやかにしてりゃあな。いくら胸が無かろうがお前は町で屈指の容姿だ、男どもがわらわらと群がるぜ」
 さらさらと風にたなびく絹のような桃色の髪を眺めてデルフが言った。
「ふん、どうせあたしはデルフを振り回すじゃじゃ馬ですよーだ。いいもん、あたしにはデルフがいるから」
「おうおう、嬉しい事言ってくれるじゃねぇか。だがよ、そんな事ばかり言ってちゃ、その内嫁き遅れちまうぜ?」
「平気よ」
 ルイズはそう言って、足を止める。
112ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/28(火) 18:00:41 ID:aZs+5aho
「だってあたし、大きくなったらデルフのお嫁さんになるんだもん」
 さらさらと風が草を撫で付ける音だけが、辺りを包んでいた。喋る剣も言葉を失い、ルイズも頬を染めて黙っていた。
「――お、おでれーた。冗談とは言え、そんな事を言われたのは初めてだぜ」
「じょ、冗談じゃないわ、本気よ! あたし物心がつくずっと前からデルフと一緒なのよ? 寝る時も、ご飯の時も、お散歩の時もずっと一緒だったんだし」
 ルイズがもじもじとしながらそう言うと、デルフが口を開く。
「でもな、ルイズ。お前さんが俺を好いてくれるのは嬉しい。でも、俺は剣、お前は人間なんだぜ? どうやったって――」
「わかってる。……でもね、私考えたの。デルフが言う“使い手”になれば、私はデルフとずっと一緒にいられるって。使い手と剣は一心同体なんでしょ?」
 確かにそうは言ったけどよ。デルフは口篭る。かつて自分を手に戦った“使い手”について、かつて彼はルイズに語った。彼女は目を輝かせて聞いたものだ。しかし、それは輝かしい英雄譚に胸を躍らせているだけだと思っていたが、こういう意味もあったのか。
「そうは言うけどな……、そりゃあお前が剣士になるって事だぜ?」
「何の為にあたしが鍛えてたと思ってるの? デルフに使い手として認めてもらいたかったから……それに、デルフと一緒に過ごすのは楽しかったし。あたし、認めてもらえるように頑張るから」
「………………」
 ああ、ルイズが剣士なんて……こりゃあオヤジに溶かされちまうかもな。
なんて事をデルフは考えていた。


113ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/28(火) 18:02:21 ID:aZs+5aho
「お父さん、ただいま」
「今帰ったぜ」
「おお、お帰りルイズ。と、デル公。遅かったな、もう飯は出来てるぞ」
「俺はついでかよ」
 ルイズがくすくすと笑いながら居間の扉を開くと、テーブルに皿を並べていたおやじが振り向いた。同時に、おいしそうな料理の匂いが漂ってきた。
「今日も丘へ行ってたのか? 女の子なら、編み物とかいろいろあるだろうに」
「お父さん、それ嫌味? あたしが編み物苦手なの知ってるでしょ?」
 ルイズが頬を膨らませると、おやじは苦笑した。
「まったく、不器用な所だけは母さんにそっくりだな」
「うん、あたし料理もからっきしだしね……。その辺はお父さんに似ても良かったのに」
「でも、物臭や顔の造りが似なくて本当に良かったな」
 デルフがそう言うと、ルイズは部屋の壁に彼を立てかけながら笑った。
「うるせぇぞデルフ、これでも若い頃は……」
「はいはい、それなりにいけてたってんでしょ? もう何度も聞いてるわよ」
 ルイズは椅子に腰掛けると手を合わせ、いただきますと一言言うと料理にかぶりついた。
「しかし、最近のルイズはよく食うな」
「運動したからお腹すいちゃった。ポテトもう一個もらっていい?」
 ルイズは返答を聞く前にポテトを口に放り込むと、パンでそれを押し込む。
「行儀悪いぜ、ルイズ。もうちっとくらいお上品に食べてもいいんじゃないか?」
「はっへ、ほははふひへ……だってお腹空いてるんだもん」
「食いながら喋るなって」
 ルイズは照れたように頬をかくと、お腹も少し落ち着いたのか、今度はゆっくりと食べ始めた。しばらくして料理がなくなると、ルイズはナプキンで口を拭うと、唐突に話し始めた。
114ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/28(火) 18:03:16 ID:aZs+5aho
「ねぇ、あたしのお母さんってどんな人だったの? 小さい頃の事あんまり覚えてないから、お父さんが時々言うことくらいしか知らないのよね。料理や編み物が全然ダメだったとか」
 ルイズは食後の紅茶を啜りながら、そう訊ねた。彼女は、年々昔の事を忘れていった。いつの間にか、すっぱりとここに来た当事の記憶が抜けていた。それに気付いたおやじは周りと話を合わせ、自分の娘だと言うことにした。
「あ、ああ……そうだな。とりあえず、お前の容姿は母さん似だったな。その桃色の髪も」
 ルイズは長い自分の髪を眺めると、ふーんと相槌を打つ。
「そりゃあもう美人だったぞ、オヤジには似合わねぇくらいにな」
 デルフが茶化すようにそう言うと、おやじはデルフを恨めしげに見詰める。……なんだかんだ言いつつ、実は否定できないようだ。
「ちょっと会ってみたかったな、お母さん」
 ルイズが呟くようにそう言うと、部屋に気まずい静寂が訪れた。ルイズはあわてて両手の平をバタバタと左右に振っていった。
「あ、別に寂しいとかじゃないんだからね! お父さんもいるし、デルフもずっと一緒にいてくれるし。全然寂しくないよ? ちょっと気になっただけだから」
 それでも周りが静かなままなので、ルイズは気まずそうに席を立った。
「あー、今日は疲れたわ。ちょっと早いけど、そろそろ寝るわね」
 誤魔化すようにそう言うと、ルイズはデルフも連れずに部屋へ戻ってしまった。
 部屋に戻ったルイズは無言で服を脱ぐと、濡らした布で体を拭くと寝巻きに着替えた。
「はあ、ちょっとまずい事聞いちゃったな……」
 彼女はそう呟くと、ベッドに潜り込んだ。

おやじは、ルイズが寝入ったのを確認すると、店頭に並べない武器をしまう蔵へこっそり向かう。ランプに火をつけると奥へに進み、壁に立てかけられた布を被せた板を拾い上げるとホコリを払った。
「……久しぶりだな」
 ポツリと呟きながら、彼はその布を取り払う。それは、一枚の絵だった。
 結婚式の時に描いて貰った、一枚の絵。照れがはっきりと見て取れる若い頃のおやじの隣には、からかうような、悪戯っぽい表情で彼の腕にしがみつく美しい金髪の女性が描かれていた。壁にはちゃっかりデルフも描かれている。
「あーあ、俺、分からなくなっちまった。時が来れば、本当の事を伝えるべきだと思ってたんだ。でも、本当の親じゃないって知られたら、ルイズがどう思うかと考えるとな……。根性なしだって、お前は笑ってんだろうな、きっと」
 おやじは絵に布を被せると、再びもとあった場所へ戻した。
「折角忘れてるんだ。今更、言えないよな……。この事は一生俺の胸に仕舞っておくよ」
 彼は溜息をつくと、ランプを持って蔵を後にした。
 しかし、こういう秘密を隠しておく事はとても難しいのだと、後に彼は知った。
115名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 18:09:43 ID:hcj/mpHX
さるさん?
116ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/28(火) 18:10:23 ID:aZs+5aho
投下終了!
短い……っていうか、荒いな。こうして読み返してみると。
書きたかったシーンの一つをさらっと流してしまった感じ。
しかもこれと言ったオチもないし(これはいつもか)。

ともかく、幼い故に今まではおやじがメインでしたが、ここからはルイズのターン!
ここまでがプロローグだったっていう見方も出来なくはないね。
年齢も上がって行動範囲も広がったルイズ。これからは今まで以上にアクティブになります。
サイトのようには振れませんが、現段階でもルイズは一応デルフを振るう事が出来ますぜ。
期待してくれる方が一人でもいる限り、頑張りたいと思います。
それでは、次に備えて続きを書いてきますので、今回はこの辺で。
117名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 18:24:49 ID:TigUKhmQ
投下乙
誤爆見て、来ますたwww
ところでこのスレのまとめサイトってないの?
武器屋ルイズおもしろかったから最初から読みたいんですが。
118名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 18:30:11 ID:aZs+5aho
>>117
誤爆見られてた(当たり前)w
無いみたいだねぇ……。
俺も他の人の作品を初めから読みたいんだけど、今は無理っぽい。
誰かスキルのある人まとめサイト作ってくれないかな〜。
俺はややこしい作業は苦手だし。
119名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 18:35:05 ID:7zyLVO70
GJGJGJ!
120名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 18:35:29 ID:G/aAjdv1
武器屋さん乙です。
>「だってあたし、大きくなったらデルフのお嫁さんになるんだもん」
出たっ!ついに出たっ!待ちに待ったこのセリフが出やがった!
ルイズには使い手という名の花嫁目指して頑張ってほしいですね。
121名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 18:39:21 ID:TigUKhmQ
まとめないのか…前スレも落ちてるし…(´・ω・`)
まぁそれはおいといて、ルイズが武器屋のおやじのことを自分の父親と勘違いしてるのはなぜ?
だって武器屋にきたすぐは父さまのところに帰りたいとか言ってなかった?
122名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 18:43:39 ID:L8U8/h2u
>>121
普通に記憶が薄れた、もしくは無意識に親父への遠慮が働いて忘れたってとこだろ
123名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 18:44:36 ID:TigUKhmQ
>>122
おk把握した
124名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 19:15:05 ID:jZf3UM+O
ここに投下された作品ってどこにも保管されてないんだな。勿体ない。
125名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 19:20:28 ID:5NyEwQ6L
ダイスレみたいにwiki立ててくれる有志を待ち中
126名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 19:22:21 ID:hcj/mpHX
>>1のクロススレの保管所に頼もうかってのもあったけど、
一時保管以外は原則お断りということなので駄目でした。

あたり前と言えばあたり前のことですが。
127名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 19:25:24 ID:5Vyf/yLJ
俺は過去ログサルベージしてスレごと保存してる。
会話ネタとか多いし、まとめる基準が微妙なんだよな

…今回は言い出しっぺの法則に乗せられる事もない、か
128名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 19:26:11 ID:5Vyf/yLJ
>>126
そもそもジャンルが違わい。
129名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 19:37:28 ID:aZs+5aho
>>121 >>122
うん、俺自身強引だと思ったが、こうしないとやりたいイベントが出来ねぇんだ(汗)
ルイズの実の両親についての記憶が薄れている事に気付いたおやじは、周りと口裏を合わせて隠します。
まあ、誰かが酒に酔った勢いで(削除)

とにかく、俺の妄想炉は今日もゴウゴウと燃え盛ってネタを沸かすぜ!
九割が書ききらない事柄だけどね。
130名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 20:34:29 ID:UUj14e18
誤爆見て来ました…が、すっげー面白そうじゃないですか!!>>武器屋
まとめとかないなんて勿体無さすぎる!!
もっと早く誤爆しにきてくれれば良かったのに!(マテ
131名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 21:16:45 ID:aZs+5aho
>>130
そういう言葉が俺の糧となるぜ……。
流石にもう一回投下するわけにも行かないしね。まとめが出来たらいいのにな〜。
そうしたら他の方の作品を最初から見れるし。主に俺が(下心)
武器屋はこれからがほぼ本番だからダイジョウブ!
132名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 23:05:27 ID:KISNPamE
王党派の傭兵になって婚約者フラグたたなかったワルドをやっつけるんですね?わかります
133名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 23:08:50 ID:SNeAr3qw
武器屋ルイズは4スレ目スタートしたんだけど、
2ちゃんブラウザのjaneの4スレのdatファイルってほしい人いるんかな?
134名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 05:39:06 ID:iI2Fo28y
ギコナビの4スレdatが欲しいです・・・
135名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 08:45:07 ID:+i2KE3f0
datはどのブラウザ使ってても一緒じゃないっけ?

tp://www1.axfc.net/uploader/File/so/12971
このスレの1と4のdatをまとめておきました
136名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 08:53:38 ID:89neKqd3
ちょっと意見が聞きたいんだが、限りなくモブなキャラに名前を付けてもいいだろうか?
……それなりにセリフがある上に一度に複数のそれらが出てくるから区別がしにくいんだ。
もちろん、おやじは今まで通りだけど。
137名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 09:06:49 ID:g0d3sZ6q
いいんじゃあないかな>モブ名前
キャラ多いと台詞回しだけじゃ判別できないこともあるしさ

これだけじゃ何なので
もしもワルドが裏切らずにずっと才人の恋のライバルとして
出番があったらとか妄想
138名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 09:34:46 ID:02VnN3ZX
ワルドとルイズ接点無いよね?どう絡んでくるか楽しみ

あと、この武器屋設定使って短編とか書いちゃダメかな?
139名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 09:48:25 ID:5kIF62/B
ワルドがサイトの恋人に見えた。
ウホッ
140名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 09:50:48 ID:+i2KE3f0
アッー!
141名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 09:55:25 ID:iI2Fo28y
>>135
サンキュー!大丈夫だった。見れた。
142名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 09:57:38 ID:5kIF62/B
>>138
特に問題無いと思う。
前スレあたりで皆で適当にネタやSS出しまくろうみたいな感じだったし。
設定も特に細かく決まってない。

文才が有れば漏れもエルザ+地下水SS書きたい・・・
143名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 10:44:17 ID:89neKqd3
>>137
分かった。マジで区別大変で困ってた。一々『赤い髪の少女は』とか書くの不自然だし。

>>138
妄想が溢れる限り書くがいい!スレの皆もそれを望んでおる!
……ただ、ネタが被ったら俺が泣く泣くネタを没にするけどな(汗)
もちろん恨んだりしないし、俺も同胞がいると嬉しいぜ!
144名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 11:16:56 ID:5E7bn8rs
>>138
書いてる人がいいって言うんだったらいいんじゃね?
但し、そうでないのなら止めとけ。
三次創作ってのはその辺気をつけないと色々と問題になりやすいから。


で、もしかして>>143が武器屋の人なのか?
だとしたら、こう言う場合に限っては名無しではなくコテなりトリップなりつけて
発言した方がいいと思うよ。
一応、作者としての意思表示な訳だしね。
違ってたら御免。
145名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 11:21:54 ID:l/y44hg/
>>142
最初は誰もが無力だった……。

というのはさておいて、二次創作で必要なのは技術よりも情熱さ!
…いやまあ、2ちゃん系のネタスレの職人レベルは異常に高いけど…。
元は別のジャンルの有名な書き手というのが、賑わっているというので集まってきているという事情もあるが…。
そういう人のでも、最初から上手いわけじゃあないんだ。
書いてみたら、わりとどうにでもなるもんだ。
自分も
「フゥゥーー……
初めて…………SSを書いっちまったァ〜〜〜〜〜♪
でも想像してたより、なんて事はないな」
とか思ったもんだぜ!
146名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 11:44:25 ID:/tXKzySu
同ネタ競作みたいな感じでやったらいいんじゃないかね。
元々言い出しっぺは別にいたわけだし(多分)。
お互いに影響を受け合って世界観が固まっていくも良し、広がっていくも良し。
147名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 12:37:43 ID:89neKqd3
>>144
あ、武器屋の人で合ってるヨ。
いや、あの作品の〜の方では投下以外でコテハンつけたまま発言したらウザがられたので、ここもそうかな〜と。
この武器屋ルイズはこのスレでみんなで練り上げたネタで、たまたま俺が小説化しただけなんで、「武器屋ルイズ」自体はフリーなネタ。
ただ、俺の書いてる設定を使いたいから聞いてきたんじゃないかな?
148名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 13:29:23 ID:02VnN3ZX
>>147
そうです。ルイズ八歳位のネタが書きたくなったので
149名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 13:36:07 ID:l/y44hg/
しかしなあ…つくづくここ、まとめwikiが欲しいなあ。
武器屋ルイズもうだが、このまま見れなくなって終わるには…惜しい。
150名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 14:22:33 ID:89neKqd3
>>148
それなら別にネタも潰れないし、問題ナッシングぅb
最初はそのぐらいの年齢から始めるつもりだったけど、デルフを自分で持ち歩くには最低この位いるかなってことで十二歳。
いや、実際にはこれでも厳しいだろうけど。

もしかしたらこれからそれと設定食い違うかもしれんが気にするな、我が道を突き進むんだ
151ギーシュ:2008/10/29(水) 14:27:14 ID:A3151kma
青銅のワルキュ−レ
152名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 14:51:08 ID:BwrwOvAW
デルフが言う“使い手”になりたかったらもうテファあたりに召喚してもらうしか・・・
153名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 15:12:19 ID:gzx+zG6w
武器屋ルイズのパワーアップアイディアを思い付いた。
呪文を唱え、左手の甲に口付け。
左手の甲から全身に痛みが走り、ルーンが刻まれる。
短時間の間、偽ガンダールブ状態になる。
ただし、効果が切れると凄まじい疲労感、苦痛が全身を襲う。
しかも貴族から見れば神聖な儀式を冒涜する行為である。
教会やワルドなども注目するかもしれない。

イメージとしては
左手の甲にキス→痛みによる悲鳴→ハァ…ハァ…→大活躍→ぶっ倒れる
→「デルフ……、後はお願いね……」→バタンッ!→デルフがルイズの体を動かす
こんな感じです。
154名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 15:34:44 ID:89neKqd3
>>153
これは新しいww
スーパーヒロイン的な何かかw?
155名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 15:38:22 ID:/gB3pAT2
>>153
何故かエロスを感じた
156名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 15:49:42 ID:gzx+zG6w
>>155
ちなみに「痛みによる悲鳴→ハァ…ハァ…」
この部分はアニメの場合、家族で見ると気まずくなる位濃厚です。
声優さんもアニメーターさんも気合い入れまくりです。
ゴールデンでは流せません。
SSで良かったね。
157名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 19:50:25 ID:7vPmZvWp
エロ可愛いけど、オリジナル色が強すぎるような・・・
ゼロ魔世界のルールの縛りをどこまで適用するか難しいねぇ。
158名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 19:51:50 ID:7vPmZvWp
エロ可愛いけど、オリジナル色が強すぎるような・・・
ゼロ魔世界のルールの縛りをどこまで適用するか難しいねぇ。
159名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 19:52:59 ID:/gB3pAT2
大事な事だから2回言ったのか
160名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 19:58:22 ID:GyaYEmVH
才人にガンダールヴとか余計な特殊技能をつけるからつけあがるんであって、
なんの取り得もない、現代高校生程度の知識だけを持った一般人として、
どうにか地味に活躍させられないものか・・・
161名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 20:08:52 ID:LzdSXfIN
>>160
つけあがってるかなあ
162名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 20:09:11 ID:Fa5SefSI
再び空気を読まず

もしもハルケギニアと日本が往復できたら〜銃士隊訓練日記

才人「(走りこんでいる銃士隊を見て)ん?ありゃ銃士隊じゃねえか。」
アニエス「お、サイトか。」
才人「アニエスさん、何で隊を率いて走りこんでいるんすか?」
アニエス「うむ。隊の訓練の一環として、日本で開催される陸上の催しに参加するつもりで皆で特訓しているところだ。」
才人「一体何に参加するつもりです?」
アニエス「『オウメマラソン』という催しだが。」
才人「……」
アニエス「皆ー!行くぞー!」
才人「(訓練の一環が青梅マラソンってのもなあ…)」

駅のポスター見て思いついた。
特にオチはない。
163名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 20:13:45 ID:/gB3pAT2
>>160「ちょっといい気になり過ぎなんじゃない?」

サイト「モグラですみましぇん」
ブリミル「蛮人すみましぇん」
164名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 20:14:55 ID:D4A1atOf
>>162
俺の地元自重w
165名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 20:34:40 ID:I5Ozll/Z
>>153
正直サムいと思う
166名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 22:56:43 ID:LT9ZiH20
女の存在が気に食わないサイトを考えてみた

もしもサイトがルイズみたいな女の子が大嫌いだったら

嫌いな原因
・ギャーギャーうるさい
・高ビーな所
・プライドを持つ奴が気に食わない
・髪を染める
・チビのくせに生意気
・仮にも年上の自分にタメ口を聞くから
167名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 23:09:10 ID:Slvrc3Hy
もしサイトがキュルケに召喚されていたら・・・・GS美神?
168名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 23:16:53 ID:/gB3pAT2
原作の活躍をトレースするとしても、全て無報酬でやってた分を
キュルケの入れ知恵でちゃんと報酬貰うようにして、割と早い段階で下級貴族の位でも買うとか。
169名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 23:36:17 ID:I5Ozll/Z
>>166
サイトじゃなくてお前が嫌いなんだろう
いつもの俺サイトの人ですか?
170名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 23:46:52 ID:LT9ZiH20
クソレス、スマン

鬱でサイトにとっては絶望的だがこんなIFはどうかと
・もしもハルケギニアが100万年後の地球だったら
171名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 23:48:44 ID:/S+YQqDs
ダラダラ並べ立てるんじゃなくてそのネタで小ネタの一つも出して
スレを盛り上げようとする感じもなくただネタ振りするだけだから叩かれるんだぞ。
172名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 23:49:21 ID:Slvrc3Hy
キュルケにサイトが召喚されました場合
属性 : 火 or 虚無
使い魔ルーン補正 : 一般使い魔ルーン or 虚無の使い魔ルーン
性格 : 通常 or 荒れてる

スタート時の設定だけで話が全く変わるね。
ルーンがガンダだった場合は早々にキュルケに食われそうだけど。
173名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 23:56:22 ID:TycrP+jJ
ハルケギニアが昆虫食な食文化だったら

サイト「なんだ!このシチュー、虫が入ってるじゃないか!」
シエスタ「じゃあ、私のザザムシあげます」
174名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 00:05:43 ID:3awKCP9b
ガンダ補正有りの場合

キュルケ「サイト、あなたにプレゼントしたい物があるの。だから手を出して。」
サイト「え?あ、ありがとうキュルケ。」
    (でも、どうしてナイフを手に巻きつけるんだい?)
キュルケ「っと、これでいいわね。それじゃあ・・・始めましょう。いらっしゃいサイト、夜は長いわ。」
175名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 00:09:22 ID:TSW5Ww3J
ハルケギニアの階級制度……サイトがソーサラーハンター@あかほり作品だったなら、と思わなくもないな。
176名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 01:45:07 ID:0k7Odo19
夜の決闘キュルケ編でガンダ発動だとすぐにバテてしまうのではないか。
剣の扱いが上手くなっても女は上手く扱えない。
結果、ナイフ装備→ガンダ発動→ズドドドドドドッ!!→あっという間にばたんきゅー→キュルケしょぼん
177名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 01:54:57 ID:7yp21zXA
サイトがヴィンダールブになればいい。
どんなじゃじゃ馬だろうとケダモノだろうと乗りこなします。
178名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 02:04:19 ID:yfwAOedg
今、拾われルイズシリーズとして、13歳のアニエスがルイズを拾うという話を書いてます。が絶賛規制中。
悲劇の後、復讐のため、傭兵として修業するアニエスは、盗賊にさらわれて、そのショックで家族とかの記憶を失ったルイズを助ける
アニエスは、ひとりぼっちのルイズに自分をみて、妹のように大事にする。ルイズは初め警戒するけど、不器用だけど、優しくて強いアニエスに憧れて自分も強くなろうとする。

みたいな話で、初めは武器屋ルイズの話を考えてて思いついたんだけど、どうだろう?武器屋ルイズみたいにデルフも絡ませればいいんだけど・・・
179名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 08:47:46 ID:fKpASLMT
サ「もうムリッス」
キ「うふふ、ダ・メ・よ、最後まで絞り取ってあげるわ。」
サ「や、やめてキュルケさん、ナイフをくくりつけ…うおお」

こうですね、ボクおこちゃまなのでわかりません。
180名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 09:25:52 ID:pV1hJoG9
終わった頃にはズタズタの黒髪の雑魚がいた
181名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 13:17:41 ID:xBm4AaW6
>>179
朝にはお肌つやつや元気一杯のキュルケと、干物と化したかつて
サイトだったものがある訳ですね、判ります。
182名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 13:47:34 ID:zX9SgMt9
ガンダールヴのルーンが下半身の「ハイパー兵器」にも反応するならナイフすら要らないし「使いこなせる」んだぜ。


夜の決闘篇、さらなるIF。……才人の下半身の武器が抜けない鞘に納まってたら。
183名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 16:08:46 ID:Ad1aadVg
>>182
黙れ、「この右腕がハイパー兵器」
184ゼロの使い魔(チェンジ):2008/10/30(木) 19:09:25 ID:HFfsj0BA
ようやく続きが書きあがりました。
無事推敲も終わり、15分ぐらいに投稿予定です。

全部で20節ありますので、よろしくお願いいたします。
185ゼロの使い魔(チェンジ)1/20:2008/10/30(木) 19:17:25 ID:HFfsj0BA
うーん、誰もいないようだけど、規制がかかったときはそんときだ。

 水の秘薬の臭いがする。
 何気なしに天井を眺めていて、ふとそんなことに気が付いた。
 それをきっかけに、だんだんと意識がはっきりしてくる。
 ベッドで仰向けになっているということさえ、今ようやく気付いた。
 窓の外の暗さは、今が夜であることを伝えてくる。
 そういえば、いつベッドに入ったんだろうか?
 身体を起こすと私に掛けられていた白いシーツが捲れ上がり、衣擦れの音を伴って滑り落ちていく。
 あれ?制服のまま?
 あらわになった身体の様子を確認して混乱する。

「あっ、目が覚めたようですね、ミス・タバサ」
 そんな声とともに、仕切り用の白いカーテンの脇から一人の女性が顔を覗かせた。
 誰だろう?あ、そういえば…。
 ベッドの脇机に手をやる。
 けど、手ごたえが無い。
 あれっ?いつもはここに…。
「メガネは反対側の上ですわ」
 何も無い棚の上を手探る様子がおかしかったのか、先ほどの女性が声に笑いを含みながら教えてくれた。
 そしてカーテンを開け広げ、私のそばに近づいてくる。
 その間に私はメガネをかけ、ようやく女性が誰であるかが確認できた。
 ミス・ロングビル。
 緑色の色艶のある長髪、メガネの奥に見える切れ長な瞳が印象強い端麗な顔立ち。
 彼女もメガネをかけているのに、野暮付かずに知的に映えてるのが羨ましい。
186ゼロの使い魔(チェンジ)2/20:2008/10/30(木) 19:18:08 ID:HFfsj0BA
「気分はいかがですか?」
 私に様子を尋ねながら、ベッドの横に備えられていた椅子に腰掛けてきた。
 なんで学院長の秘書がここに?
 そう、彼女は若いながらも、当学院長の秘書を勤め上げている。
 あれ?ここ医務室?
 新たに気付く事実が混乱を大きくし、私を翻弄していく。
 秘書がなんで医務室に?
「あらあら。…ミス・タバサ、気絶した時のことを覚えていますか?使い魔の召喚の儀式で気を失ったあなたは、医務室に運ばれたんですよ」
 私の沈黙に混乱を察したのか、彼女が状況を簡単に説明くれた。
 気絶?
 使い魔の召喚の儀式で?
 言葉を足がかりに記憶がゆっくりと戻ってくる。
「あっ!」
 思わず声が出る。
 そして顔が熱くなる。
「思い出しましたか?」
 そう言いながら、彼女は口に手をあててクスクスと笑った。
「学院長からの伝言です。サモンサーヴァントによる使い魔の呼び出し、そして、その後のコントラクトサーヴァントの成功を確認。よって、ミス・タバサの昇級を認める。とのことです」
 そうか、それを伝えるために秘書のこの人がここにいたんだ。
 混乱の種だった幾多の疑問が解かれていき、心を落ち着かせる。
 そしてその後を、昇級を認められた事実が歓喜で染め上げていく。
 顔が綻びるのが自分でもわかる。
 やり遂げたのだ。
 自分で!
 意地で!
 サモンサーヴァントを!
 コントラクトサー…ッ!
「コントラクト、サー…ヴァン…ト…の…、成…功…」
 また思い出し、呟いてしまった。
 瞬く間に顔が上気していく。
「そう、成功です。ちゃんとキスできてましたよ」
 私の呟きに、彼女が意地悪く言葉を重ねてきた。
「あ、あぅ」
 頭が真っ白になる。
 気絶せずにすんだのは、2回目で慣れたからだろうか?
187ゼロの使い魔(チェンジ)3/20:2008/10/30(木) 19:18:43 ID:HFfsj0BA
「さて、落ち着いたところで」
 落ち着いてない!
「彼をこちらに呼びますわね」
 彼って?…まさか!
「あ、あわわわ、あああの、まままままって…」
 立ち上がって控え室に続く扉に向かう彼女を止めようと声をかけるも、呂律が回らずうまく伝わらない。
 届きなどしなにのに捕まえようと伸ばした両腕も、行き場を失って力なく宙空を漂っていた。
 ああ、もう、こんなときにこそ察してほしいのに。
 いったいどんな顔をして会えというの?
 ものすごく怒ってたらどうしよう?
 そんな私の気持ちを余所に、彼女は扉の前までたどり着く。
 もうどうにでもして!
 そう開き直るように覚悟を決めた私は、杖を振るいサイレントの魔法を解除する彼女を見据えた。

 えっ?サイレント?
 そこを不思議に思ったが、すぐにその理由を思い知らせる怒声が扉を通り越して私の耳に飛び込んできた。
「いいかげんにしなさいよ!この平民!」
「ふざけるな!理解できても納得いくか!」
 ルイズの声だ。
 彼女の甲高い声は、豊かな声量と滑舌の良さとが相まって、聞くものを否応なく萎縮させる力を持っている。
 もう一人は…、男の子の声。
 その居丈高なルイズに負けることなく言い返している。
「ふう、まだやってたのね…」
 ロングビルがため息混じりに一人ごちる。
 ノックするだけ無駄だと思ったのか、すぐにノブに手を掛け不躾に扉を開ける。
 隔たりを失った喧騒がより一層大きくなるが、それも程なくして静寂に置き換わった。
「ミス・タバサが目を覚まされました」
 部屋に立ち入らずロングビルがそう報告すると、扉の前に立つ彼女を押し退けるようにルイズが飛び出し、そして私のベッドに駆け寄ってきた。
188ゼロの使い魔(チェンジ)4/20:2008/10/30(木) 19:19:15 ID:HFfsj0BA
「タバサ!大丈夫?怪我してない?頭痛くない?」
 私の目を覗き込むのように顔を合わせ、そのまま私の頭の後部をいたわるように摩る。
「え、えっと、気絶しただけで…、どこも痛く…ない、から…?」
 ルイズの的外れな心配に、混乱しそうになりながらそう答える。
「はぁい、タバサ。目覚めの気分はどう?」
「うん、悪くない」
 いつもどおりのキュルケ。
 その他愛ない気さくさが逆に安らぐ。
「ねぇ?もっといたわること言えないの?」
「ルイズが心配しすぎなのよ。それよりも、ほら」
 キュルケが半身に構え、自分の後ろを注視させるようにそちらに顔を向ける。
 ルイズと共にそれに倣うと、彼女の後ろに控える少年が目に入ってきた。
 黒い髪と瞳が特徴的な私の使い魔。
 身丈は横に並ぶ171サントのキュルケと同じぐらい。
 この国では珍しい模様と形の青い長袖の上着。
 その袖口から覗く無骨な大きい手が、男の子であることを意識させる。
 視線を顔に戻すと、彼はばつが悪そうに頭を掻きながら目を泳がせていた。
189ゼロの使い魔(チェンジ)5/20:2008/10/30(木) 19:20:07 ID:HFfsj0BA
 ううっ、やっぱり困惑してる。
 先に謝っとこう。
「あの…」
「ほら、先に謝りなさいよ!」
 声をかけようとする私に先んじて、ルイズの咎めるような催促が耳に入ってきた。
「ごめんなさいっ!」
 慌てて私は彼に頭を下げ謝罪する。
「…えっ?」
「ちょ、ちょっと、なんでタバサが謝るのよ?」
 彼とルイズの戸惑う声が、下げた私の頭の上から聞こえてきた。
 あれ?今、謝るように言ったのはルイズなのに。
 少しだけ顔を上げ、とりあえず謝罪した理由を呟くように口にする。
「だって、その…、…突然…、しちゃった…、か…ら…」
 彼を前に、キスという単語は恥ずかしくて口に出来なかった。
「ち、違う!そういうことじゃなくて、それにそれはこいつが感謝することで、貴族にあんなことしてもらったんだから当然で、謝れって言ったのはこいつにで…」
 色恋沙汰に疎いのはルイズも私と同じだった。
 支離滅裂に説明してくる彼女を見ると、真っ赤な顔をして手足をバタつかせている。
 どうやらキスという言葉を使わなかったのが、それを彼女に余計に強く意識させてしまったようだった。
「はいはい、お子様は大人しくしてましょうね」
 慌てふためくルイズを取り押さえるように、キュルケが彼女に後ろから覆いかぶさる。
 長身のキュルケに対して153サントしかないルイズはなすすべもなく、その頭の上に顎を預けられ、腕の中に抱きとめられた。
「はーなーせー!おーもーい!」
「ほーらー、暴れないの。タバサ、この子が謝れって言ったのは、あなたじゃなく彼によ」
 腕の中でもがくルイズを軽くあしらいながら、キュルケが説明し直してくれた。
「キスに驚いた彼がね、あなたを払いのけちゃったのよ。その時にはもうあなたは気を失っていたたから、そのまま頭から倒れちゃって」
「んー、んー!、んんー!」
 ルイズが何か言いたげに唸っている。
 いつのまにかキュルケが彼女の口を手で塞いでいるので、言葉に出来ていない。
190ゼロの使い魔(チェンジ)6/20:2008/10/30(木) 19:21:51 ID:HFfsj0BA
「で、起こした頭に手をやると血がべったり。それを見たルイズが激情しちゃって、もう大変だったわよ」
 そうか、ルイズがさっき私の頭を摩ったのは、このことだったんだ。
 先ほど摩ってくれたところに無意識に手が伸びる。
「ちょっと地面で切っただけだったみたいだから、もう魔法で治ってるわ」
 心配することはないといった笑顔でキュルケが教えてくれた。
「ぷはぁ!と、とにかく、ちゃんとそこんとこ謝んなさいよ!貴族に怪我させといて、ただで済むと思ってんの!」
 キュルケの手をようやく引き剥がしたルイズが、許す気があるのか無いのか、そんな言葉で彼に捲し立てた。
「だから、それはちゃんと謝るって言っただろ!」
「それにシャツのボタン!どうしてくれるのよ!」
 負けじと言い返す彼に、ルイズはシャツの胸元あたりの前立てを見せ付けるようにつまみながら、すかさず言い返す。
 ボタンが取れて…、なくなってる?
「それはもう謝ったろうが!しつこいぞ!あんときゃ、そっちも喧嘩腰だったじゃねぇか!」
「暴れるあんたが悪いんじゃない!」
「あんな激痛に晒されて、冷静でいられるか!」
「ルーンの刻印で暴れた子なんて他にいないわ!あんたが軟弱なだけよ!」
「んなわけねえだろ!お前も一回味わってみろ!それに、あの禿げた人も見たことのないルーンだって言ってたじゃねぇか!絶対、あの痛みは俺だけだ!」
 あの時?暴れた?激痛?ルーン?見たことも無い?
 私の知らない事実を列挙しながら言い争う二人に、なんだか置いてけぼりを食らったような寂しさが心を覆う。
191名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 19:22:21 ID:yfwAOedg
リアルタイムキタコレ支援
192ゼロの使い魔(チェンジ)7/20:2008/10/30(木) 19:22:31 ID:HFfsj0BA
「うるさい!うるさい!うるさい!平みっい゛!」
「はーい、そこまでっ!」
 いつまでも続きそうな口論を止めるために、キュルケがルイズの脳天に手刀を落とした。
 うわー、さっきは私もあれをお見舞いされたのか。
 頭を抑え蹲るルイズを見て、先ほどの痛みを思い出すかのように私も頭を抑えてしまう。
 そして当の相手をしていた彼を見ると、すっかり毒気を抜かれたように立ち尽くしていた。
「ほら、今のうちに話を進めるわよ。まだ自己紹介もしてないでしょ?」
「あ、ああ、そうだった」
 キュルケに促され、私に向き直る彼。
 慌てて私もベッドの上で居住まいを正し、改めて彼に向かい合う。
 なんだかいろいろあったのに、今ようやく入り口に立った気がする。
 私はまだ彼のことを何も知らない。
 彼も私のことを何も知らない。
 だから、いろいろ教えてあげないといけない。
 使い魔のことも説明しないといけない。
 彼のことを世話しないといけない。
 いろいろとしないといけないことが山積みで大変だけど、私の心は晴れやかだった。
 初めて成功した魔法のせいで…、いや、初めて成功した魔法のおかげで出来た用事なんだから。

 さあ、ここも私の意地の見せ所だ。
193ゼロの使い魔(チェンジ)8/20:2008/10/30(木) 19:23:44 ID:HFfsj0BA
「俺は平賀。あっ、俺の名前は平賀才人。そっちはタバサちゃんでよかったっけ?」
「えっ?あ、うん、合ってる。けど、なんで私の名前?」
 いきなり出鼻を挫かれる。
 なんで知ってるんだろう?
 そういえばコントラクトサーヴァントの呪文には名前が含まれているけど、まさかあれを覚えて?
「さっき彼女たちから聞かされたからね。名前とか、ここの事とか、使い魔のこととか」
 なんだ、そうだったんだ。
 私より…、先に教えた?
「ヒラガか家名で、サイトが名前だそうよ。私たちの逆なんだって。まったく、平民のくせに生意気に家名なっん゛!」
「はい、余計なこと言わないの」
 また諍いになりそうなルイズの一言に、キュルケが文字通り先手を打つ。
 家名と名前…、彼のことをルイズが…先に知ってる?
「禿…、コルベールっていう先生が、先にいろいろ教えてくれたよ。まったく…、あの人でよかったよ。もし最初がそこのルイズって子だったら、今頃どうなってるか…」
「なによっお゛!」
「平民の使い魔ってことでどうなることかと思ったけど、概ね彼は了承してるわ。コルベール先生も彼の事情を理解して、いろいろ助けてくれるって」
 キュルケがルイズを黙らせつつ、私の知らない事後を説明してくれる。
「ま、そんなわけで、不肖ながらも君の使い魔をやることに。よろしく、タバサちゃん」
 そういって、握手するように彼が手を差し出してきた。
「ちゃんずけじゃなくて、ご主人様って呼べってさっきっい゛!」
 またルイズが叩かれてる。
 けど、そんなことより…もう終わってる?
 私の、やるべき…こと…。
194ゼロの使い魔(チェンジ):2008/10/30(木) 19:29:14 ID:GZsPD3HO
携帯からです
さるさん規制になりましたorz
195名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 19:32:01 ID:Ad1aadVg
がんば
196名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 19:42:22 ID:IZnbslmn
さるさんは周りが支援すると直るんだっけ?
197名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 19:57:06 ID:ff1wPR6a
待っていた!
ならば支援。
198名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 19:59:14 ID:xBm4AaW6
>>196
さるさんには支援は意味がない。
解除されるまで待つしかない。
199名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 20:04:27 ID:IZnbslmn
>>198
残念。なら正座して待つしかないか。
200名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 20:18:31 ID:jwzhKH/P
快活タバサキター!
才人とキュルケに親しみ易げな雰囲気が出てていい感じ。
あと友達思いなルイズがウザ可愛い(w
201名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 20:18:44 ID:40HQruFq
俺は腹筋しながらまってるぜ
202名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 20:21:59 ID:40HQruFq
って、ためしに書き込んだら規制が解除されてたw
コレで明日には投下できそうだ。
しかしこのタバサ、本当に可愛らしすぎるぜww
203名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 20:30:45 ID:Xv2jS/+n
さるさんは毎時00分ごとに解除
204ゼロの使い魔(チェンジ):2008/10/30(木) 21:37:55 ID:AXFORhmX
テスト
205名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 21:38:58 ID:40HQruFq
さあ続きを投下するんだ、支援ッ!
206ゼロの使い魔(チェンジ)9/20:2008/10/30(木) 21:40:22 ID:AXFORhmX
「タ、タバサ?」
 キュルケが驚いて声をかける。
 何をそんなに驚いてるんだろう。
 水?
 知らずに握り込んでた手の甲に水滴が落ちてきた。
 あ、また。
 なんだろう?雨漏り?
 ルイズがハンカチを出してきて、私の頬を拭ってくる。
 あれ、なんで?
 そうか、水滴じゃなくて涙か。
 私、今泣いてるんだ。
 じゃあ、なんで泣いてるの?
 それを見つけるかのように、しゃくり上げながらつぶやく…。
「もう、知ってる?私が…、説明する前に…。私が…、説明しないと…。でも、必要…なくなった…。私…なに…も、知らない…。何も…しなかった…」
 心を覆い尽くす無力感。
 みんなと同じ事が出来なかった。
 させてもらえなかった。
 そうか、私は悔しいんだ。
 私にやらせてくれなかったこと。
 私を信じてくれなかったこと。

 私の意地の見せ所を取り上げられたこと!
207ゼロの使い魔(チェンジ)10/20:2008/10/30(木) 21:41:55 ID:AXFORhmX
 シーツを手繰り上げ、俯いた顔を覆い隠して嗚咽する。
「タバサ、平民だからって泣かないで。私たちがきっちり使い魔としての精神を教え込んでやるから」
 違う!そうじゃない!
「私の…私の使い魔なのに…。何でルイズがやるの!何でみんなが!」
 ごめん、ルイズ。
 ひどい言い方だと分かるのに、今は止まらない。
「え、えと…」
「ルイズ、ちょっと」
 キュルケがルイズの腕を引いてドアの方に向かっている。
 ロングビルはいつの間にか退室していたようで気配を感じない。
 見えなくても分かる。
 泣いているとき、私は周りに対してとても敏感になる。
 昔、自己防衛の末に身につけた私の処世術。
 いつしか声を上げずに泣くことを覚え、顔を隠しながらも周りの気配を知ることが出来るようになった。
 今、そばにいるのは使い魔の彼だけ。
 その彼が、私を困ったように見ている事まで分かる。
「サイト、タバサのこと頼むわ。なんだかんだいっても、あなたはその子の使い魔なんだから。今はお願い」
 キュルケが去り際に声をかけ、ルイズを伴って退室していった。
208ゼロの使い魔(チェンジ)11/20:2008/10/30(木) 21:42:31 ID:AXFORhmX
 しばらく私は泣き続けた。
 感覚が鋭敏になるとともに頭は冴えてくるため、心の方はもう落ち着きを取り戻してる。
 でも、身体はまだ泣き続けたまま。
 ぐずる身体と冷静な心。
 言うことを聞かない自分であって自分で無いものを、自分が呆れて見ている感覚。
 とにかく身体が泣き止むまで、自分も待つしかなかった。
 その間に冷静な心の方でいろいろ考える。
 私の気絶している間に、先んじて動いてくれた二人の親友と先生。
 お節介や同情じゃなく、本当に私のためを思ってやってくれたと思う。
 よくよく考えてみると、私の方がそれを信じてなかったのかもしれない。
 それを勝手に悪い方に思い込んで…。
 後で、ひどい事いったルイズとキュルケに謝っとかないと…。

 不意に私の頭に手が置かれる。
 使い魔の彼の手だ。
 その大きく無骨な手で、そのままやさしく撫で付けてくれる。
 昔の父や母と、そしてキュルケやルイズとも違う手付き。
 静かで、不器用で、とてもやさしく…。
 されるがまま委ねていると、ぐずっていた身体が落ち着き、程なくして嗚咽も止まった。
 そして自分で自分を見るような奇妙な感覚も霧散する。
 彼の手が心地よい…。
 その安らぎをもう少し味わうように、泣き止んだ後もしばらく顔を上げなかった。
209ゼロの使い魔(チェンジ)12/20:2008/10/30(木) 21:43:09 ID:AXFORhmX
「俺が使い魔じゃ不満か?」
 うわっ!?
 あ、あれ?ちょっと眠ってた?
 話しかけられ、驚きで身体が少し跳ね上がる。
 え、えーっと、なんだっけ?今なんて聞かれたっけ?
 微睡みと動揺でなにを聞かれたのかが分からず沈黙し続ける。
 答えは最初から期待してなかったのだろうか?
 彼はそのまま話を続けてきた。
「いろいろ思うところはあるだろうけど、とりあえず使い魔はちゃんとする」
 あ、使い魔の話ね。
 返答を待たずに話を進めてくれたことに安堵する。
 それから顔を隠すように俯いたままだったのが幸いだった。
 さすがに今泣いたカラスがもう笑っていた、いや、それどころか眠りこけていたでは気まずすぎる。
 寝ぼけた表情を見せないように、そのままの格好で返答を模索する。
「俺が帰れるようになるまでは、手を抜かずにやるよ」
 しかし、返答を思いつく前に続けられた彼の言葉に、私は慌てて顔を上げようとして、また戻した。
 上げる前に気付いてよかったー。
 泣いたときの鼻水と寝ぼけたときのよだれを、顔を隠すシーツでこっそり拭う。
「それでいいだろ?」
 それを涙の跡を拭いているように誤魔化しながら顔を上げた私に、彼は確認するように聞いてきた。
 帰れるようになるまで?
 さっきの彼の言葉を頭の中で反芻する。
210ゼロの使い魔(チェンジ)13/20:2008/10/30(木) 21:44:20 ID:AXFORhmX
「落ち着いたか?」
 返答に窮して沈黙する私を気遣うように、彼は笑顔を浮かべて別のことを聞き直した。
「あ、あの、さっき…、私に…」
「え、あぁ、…妹もこうすると泣き止むから」
 そう答えながら、また頭を撫でてくる。
 妹がいるんだ…、って、そうじゃなく!って、頭を撫でたことでもなくて!
 両手を使い、彼の手を持ち上げるように頭から押し退けて、話を戻せるように言い直す。
「違う!さっき、私に帰れるようになるまでって?」
「あ、そっちか」
 彼は手を戻し、照れるように頬を掻いた。
「普通、使い魔は一生もんなんだってな。そう聞いたよ」
 そう、一度呼び出された使い魔は、その一生を召喚者の生涯に捧げることになる。
「でもな、俺にも元の生活があるし、まだ学生の身だし。早く独り立ちはしたいとは思ってたけど、
 さすがにいきなり使い魔を一生しろというのはちょっとな。それになんの連絡もなくここにきたから、
 家族も俺が突然いなくなったと思ってるだろうし…」
 そうだ、彼は平民だった。
 自由奔放で無宿な自然の動物たちとは違う。
 生活がある。
 営みがある。
 家族がいる。
 それを無視して、彼を使い魔に?
「あ、あの、使い魔はいいから、今すぐ家に…」
 大変な事に気付き、慌てる私の言葉を遮るように彼は左手の甲のルーンを見せてきた。
 使い魔の証。
「いや、使い魔の解約のとか、その方法が無いらしいんだ。それに…、帰り方も分からない…」
 最後は消え入るようになる声に胸が締め付けられる。
 帰れない。
 家族に会えない。
 その辛さは…、私も…。
211名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 21:44:22 ID:Ad1aadVg
そこで膝の上に載せて頭撫でくるのだ
212名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 21:44:27 ID:zjUJGViL
支援
213ゼロの使い魔(チェンジ)14/20:2008/10/30(木) 21:44:51 ID:AXFORhmX
「そんな・こ・と・よ・り・も!」
「っ!?」
 唐突に声を張り上げた彼に面食らう。
「さっきのルイズって子、『平民が貴族に仕えるのは当たり前!』とか『平民の事情なんて関係ない!』なんて言ってくるんだぜ」
 ある意味なんて貴族らしい…。
 そんな彼女を思い浮かべ嘆息する。
「禿げた人も、なんだかんだいってこっちのことは無視して、あっちの都合ばっかりだし」
 コルベール先生はどんな説明したんだろう?
「とにかく、なっちまったもんは仕方ない。帰れるようになるまでは全身全霊で使い魔をするから」
 一通り愚痴を吐き出したあと、彼は迷いの無いまっすぐな目で私を見てきた。
 諦めたわけでもない。
 自棄になっているわけでもない。
 確かな意思を持って私の使い魔をしてくれる彼の決意。
「そんなわけで、改めてよろしくね。タバサちゃん」
 期限付きだけど、彼のことを考えればこれ以上望むことはない。
「よろしく…、お願いします。ミスタ・ヒ…、サイト」
 彼の名前はサイトの方で、ヒラガは家名。
 ふとそんなことを思い出しながら、差し出された彼の手と握手を交わす。
 ようやく名前を呼び合えた。
 コントラクトサーヴァントはすでに終わっていたけど、彼が使い魔になってくれたのは、今この瞬間からのような気がした。
214ゼロの使い魔(チェンジ)15/20:2008/10/30(木) 21:45:23 ID:AXFORhmX
「あ、そのミスタはやめてくれない?呼び捨てでいいからさ」
 握手したまま、照れてるような顔でサイトがそう頼んできた。
 それを聞いて私は困惑する。
 タダでさえ友達の少ない私は、人の名前を敬称無しでなんて呼び慣れてない。
 それが男の人となるとなおさら。
 でも、私の使い魔のたっての頼みに、最初から挫けるわけにはいかない。
 えーい、女は度胸!
「じゃあ、ミ…、サ…、サイト!…こ、これでいい?」
「うん、それがいい」
 うっかり敬称を付けそうになったり、吃ったりしながらも頼まれたとおりに呼ぶと、サイトは満足といった笑顔で返してきた。
 んー、やっぱりここは私もそうしてもらうべきだろうか?
 うん、それが礼儀だ。
「サ、サイト!私もちゃんを付けずに呼んで…ほしい」
 勢いに任せて言ってしまった。
 しかし、途中で自分の名前の呼び方を頼んでいることが妙に小っ恥ずかしくなり、最後は俯き、尻窄まりに声が弱くなっていく。
 そしてお伺いを立てるかのように、上目遣いに彼の顔を見る。
「それじゃ、タバサ。これからそう呼ぶよ」
 彼はまた照れてるような表情に戻りつつ、私に応えてくれた。
 良かった。
 内心、変なことを言ってしまったんじゃないかと気が気ではなかったから。
 一仕事、といっても名前の呼び方を変えただけだけど、それが終わったことに私は胸を撫で下ろした。
 しかしそれもつかの間。
 一息つく私に、次はこちらを何とかしろと言わんばかりに自らのお腹が大きく鳴った。
215ゼロの使い魔(チェンジ)16/20:2008/10/30(木) 21:45:55 ID:AXFORhmX
 思わずサイトと目が合い、見つめ合ったまま固まる私。
 握手したままだった手も戻すに戻せなくなった。
 そういえば、召喚の儀式から何も食べていない。
 今の時間は分からないけど、夕食の時間はもうとっくに過ぎているはず。
 だから、鳴ってもおかしくない。
 うん、鳴って当然だ。
 そういえば、今日のメニューは何だったんだろう?
 もう、お皿下げられてるかな?
 みんな残すハシバミ草のサラダだったら余ってないかな?
 マルトーさんの料理はどれもおいしいのに。

「…バサ、タバサー?おーい、帰ってこーい」
 目の前で振られる彼の手と呼びかけに、料理の思いに浸っていた意識を引き戻される。
 どこぞなと見ていた視線も引き戻されたため、また改めてサイトと目を合わす形になってしまった。
 自分の醜態を思い出し、再び迷走する思考。
 現実逃避できたさっきと違って、今度は被害妄想に陥る。
 ああ、ブリミルさま…。
 始祖の血を引きながら、魔法が使えない私が嫌いですか?
 魔法が使えないから、こんな仕打ちをなさるんですか?
 サモンサーヴァントの呪文を勝手に変えたを怒ってるんですか??
 イーヴァルディの勇者を夢見たことが…、っきゃ!
216名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 21:47:02 ID:40HQruFq
さあそこでぎゅっとするんだぎゅ〜っと!
むしろ俺と代われ支援!
217名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 21:57:40 ID:zjUJGViL
規制か?
避難所がないとつらいなあ
218ゼロの使い魔(チェンジ)17/20:2008/10/30(木) 22:23:00 ID:AXFORhmX
 突然、頭を…、いや髪の毛を乱暴に掻き乱される。
 サイトがもう一方の手で、私の頭を乱暴に、でも痛めつけるわけではなく、荒々しく撫でて…いた?
 どういう意図があるのか分からず、目を大きく瞬きながらサイトの顔を眺める。
「さっきの部屋にまだサンドイッチが残ってるよ。さっきの子らが、君のために用意してくれたのが」
 サンドイッチ?さっきの子らって、ルイズとキュルケ?
「俺もまた小腹が空いてきたし、山ほどあるから一緒に食べようか」
 想像だけで胃が活発になってきたのか、またお腹が鳴る。
「よし、決まり」
 失礼にもサイトは私のお腹の音を、肯定の返答に見立ててきた。
 抗議の意を込め、頬を膨らませて恨みがましく睨みつける。
 しかしそれをまったく意に介さず、先ほどから握手したままだった手を崩し、そして私の手を
下から掬うように掴んで、迎え入れるように軽く引いてきた。
「それじゃ行きましょか、お姫様」
 ふいに胸が高鳴る。
 傅く騎士を真似たサイトの言動が、私の少女趣味の琴線に触れてしまったのだ。
 お、お姫様…、私がお姫…、いやいや、まってまって、今はダメ。
 慌てて、膨らみ始めた空想を振り払う。
 今まで散々醜態を晒してきたのだ。
 私の恥ずかしい空想なんて見せられない!
 見せられないから…、そう!サンドイッチ!。
 早くサンドイッチを食べに行かないと!
 また迷走し始めた思考だったが、今度は勢いそのままにすぐ戻ってきた。
 空想なんて人からは見えないことに気付かぬまま。
219ゼロの使い魔(チェンジ)18/20:2008/10/30(木) 22:23:31 ID:AXFORhmX
 目的を果たすため…、いや、サンドイッチを食べに行くだけだけど、ベッドから降りようと靴を探すも、近くに見当たらない。
「くつ…?」
「ん?えっと、これ…かな?」
 サイトに向けて言ったわけではなかったのに、つい口にした短い独白を察して、ベッドの下に隠れていた靴を足下に揃えてくれた。
「どうぞ姫様。おみ足をその中へ」
 今度は仰々しすぎるし、二度目ということもあって何とも思わなかった。
 サイトの揃えてくれた靴に足を差し入れて立ち上がり、つま先を床に打ちつけながら踵を中に収める。
 そして、もう片方も同じようにしたとき、重心を取りそこなって危うく倒れそうになる。
「おっと。ふらついてるけど、大丈夫か?」
「大丈夫。片足でバランスが崩れただけ」
 支えるために差し出された手をやんわり追いやりながら、彼の気遣いに嬉しくなる。
「向こうまで負ぶっていってやろうか?」
「…いい!」
 気遣いすぎ!
 そこまで子供じゃない!
 先ほどの好感を吹き飛ばす申し出に、少しトゲを含ませた声色で拒絶する。
「じゃあ、抱っこがいいか?」
 懲りずに申し出るサイト。
 対応年齢をさらに下げたその提案に、私は怒ることを通り越して呆れ果てた。
 抱っこって、それじゃまるで赤ん坊じゃない…。
 たしかにルイズより低くて、ルイズより細い身体で、学年一小柄だけど…。
 ひそかに対抗意識を向けてる彼女と比較するかのように、胸に視線を落とす。
 でも、子どもを通り越して赤子扱いするのはあんまりだ。
 そんな怒りのこもった顔をサイトに向けと、そこには小気味いい笑顔の彼がいた。
220ゼロの使い魔(チェンジ)19/20:2008/10/30(木) 22:24:02 ID:AXFORhmX
 あ、知ってる!
 この顔、この目を知ってる!
 キュルケだ!
 私をからかうときのキュルケと同じ目だ!
 成功を確信している顔だ!
 じゃあ、抱っこというのも私をからかうため?
 小柄な身体を気にしていることを知って?
 でも、サイトからコンプレックスを突くような嫌らしさは感じない。
 じゃあ、なんで?
 抱っこなんて、大人には言わない。
 やっぱり赤ん坊のようだという嫌味?
 もう15になるのに。
 これでもレディのつもりなのに。
 歳の割りに小さいけど。
 歳の割りに少女趣味だけど。
 お姫様に憧れて…、勇者様に抱えられて…、抱っこされて…。

 あっ!お姫様抱っこ!

 サイトはそこまで言ってないのに、持ち前の空想癖でそれに思い至る。
 もう、今日は何回顔を上気させたか分からない。
「どうする?」
 私の表情の変化に成功を確信したサイトは、ますます小気味よく笑いながら聞いてきた。
「い、いいい、いい、いいい、いい!し、し、し、し、しなくていい!」
「遠慮するなって」
「し、しし、し、してない!」
 腕を前に伸ばしてせわしく振りながら後退る。
「いい、いいから!絶対しなくていいから!遠慮してなっうわ!」
 踵が床の節目に引っかかっり後ろに倒れそうになる。
「わっ、わっ、わっ」
 踏み止まる!
 その決意とともに身体を捻って半回転。
 そして前に足を出せば倒れない!
 しかし振り出そうとしたその足の向こう脛は、もう一方の自分の足を強かに打ち付け、私の決意は踏みにじられる結果となった。
221ゼロの使い魔(チェンジ)20/20:2008/10/30(木) 22:24:39 ID:AXFORhmX
「わ、わるい、調子に乗りすぎた。ごめん。ほんっと、ごめん!」
 サイトが必死に謝ってくるのが聞こえる。
 両手をあげ、床に這いつくばるように倒れて込んでいる私。
 サイトへの無言の抗議の意も含めて、その姿そのままに微動だにせずにいた。
 そしてサイトの謝罪の声をどこか遠くに感じながら、倒れたときのことをぼんやりと思い返してた。
 身体を捻れば、足が交差して当然か。
 それより、尻餅ついてたほうがマシだったかな?
 あ、でも、あの勢いだと先に後頭部が着地したかも。
 ああ、私ってこんなドジだったかな。

 しばらくそんな取り留めのないことを考えてたけど、この姿勢もだんだん息苦しさを感じるようになってきた。
 仕方がないので、とりあえずサイトのほうを見ないようにゆっくりと頭を擡げる。
「あ、メガネ」
 こけた拍子に外れたのか、少し先にそれが転がっていた。
 目を細めてそれを見る。
 結構な勢いで硬い床板に放り出されたはずだったが、固定化の魔法が施されていたおかげでレンズやフレームは無事だった。
 自分に馴染んだメガネの無事が確認できて安堵する。
 固定化の効果は知っていても、やっぱり自分の目で確認するまでは気が気でない。
「んっ…」
 メガネを手繰り寄せようと手を伸ばすと、先にサイトに拾い上げられた。
 私はそれを追うように、手を付いて身体を起こす。
 そして床にへたるように座り込んだ私に、サイトは慎重に弦を掴んで、ゆっくりとそれを私に掛けてくれた。
 元の位置に戻ってきたメガネを、私は両手を使って馴染むところへ調整する。
 サイトの顔がよく見える。
 心配するような顔。
 その顔を、私は口を尖らせ睨みつける。
 なのにサイトはどこか安心したような表情を浮かべ、そっと私の頭を撫でてきた。
 その手の心地よさに、怒るに怒れなくなってくる。
 なんかうまくやり込められた感じがするけど、心が穏やかになってくる。
 まあ、仲違いのままでいるよりはいいか。
 そんな寛容な心持ちになりながら、そのまま彼の手に頭を委ね続けていた。

 私のお腹がもう一度鳴り響くまで。
222ゼロの使い魔(チェンジ):2008/10/30(木) 22:27:45 ID:AXFORhmX
以上で、3話目終了です。
先にいただいたご感想にお礼申し上げます。

イチのタバサを読みました。
同じネタは、すでに先人がいたんですね。

彼の作品に負けないよう、精進していきます。
223名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 22:28:47 ID:Ad1aadVg
乙!応援してる!
224名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 22:37:09 ID:40HQruFq
このタバサええわぁ……もう、とにかく乙!
さて、これで心置きなく続きが書けるぜ
225名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 23:09:39 ID:zjUJGViL
もはや原作のタバサと別人。
だがそれがいい
226名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 23:14:55 ID:40HQruFq
状況変われば人も変わるんだなぁ……原作とのギャップが俺のハートを激しく萌やすぜ!
まあ、別人といえば俺の書いてる奴も全く別人なルイズになってんだよな。
227名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 23:45:56 ID:eniipHRW
>>222
乙!
こりゃまとめサイト誰かに作ってもらわんと
228名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 00:02:21 ID:NgTIC1aD
もしも破壊の杖の正体がRPG-7だったら
無論予備の弾もある
229名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 00:25:00 ID:ZTuucLlL
直情径行とか快活とか的外れな事ばっかり書いちまってたけど、こう形容すべきだったか……


乙女!


乙女なタバサ蝶最高!!
愉快な仲間達も微笑ましくてGJです!
チェンジさん、続きに期待しながら待ってます。

>>226
まさか武器屋さん!?それともIFさん!?
230226:2008/10/31(金) 00:33:21 ID:joD1H/Gk
>>229
武器屋ルイズの人だったりしますw
結構暇なときはこことあのゼロに張り付いてますぜw

ホスト規制中に大分書いたから、あと少し……明日ぐらいには投下できそう。
戦闘シーン(らしきもの)も入ってるので、期待せずにお待ち下さい。

今の俺はチェンジの超乙女タバサに萌えてますw
俺は萌えれば萌えるほど執筆するパワーが出るのだ! もっと俺を萌えさせろ! 悶えさせろぉぉお!(眠気で以上に上がったテンション)
少しでもGJと言ってくれる人がいる限り、俺は書き続ける!!(眠気でry)
231名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 01:05:17 ID:tlh1eMM7
武器屋どの落ち着いてください。
失礼かもしれませんが一言。

書き込むなとまでは言いませんが、
投下以外では名前を出さない方がいいと思います。
評判がいい作品が投下されると嫌がらせ行為をスレに行うという
ろくでなしがクロススレにおります。
それがいつこちらにやってくるかわかりません。

ですので自分が何者かというのを書き込むのは必要以外は控えた方が賢明です。
232名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 01:24:30 ID:joD1H/Gk
>>231
すまぬ、少し夜中でハイになっていたようだ……orz
自分もそろそろ限界なんで、これ以上奇行をしないように寝ます。
……しかし、夜中は執筆がはかどるけど、ちょっとおかしくなっちゃうのが困りもの。
233名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 01:42:31 ID:lV3B5blT
クロスの作品が削除されたのってそれが原因だっけ?
234名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 02:13:01 ID:UUu0tj5Q
ん?人気高い奴で削除された奴なんかあったか?
ルール無視&警告無視で削除されたのならあったけど。
235名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 02:17:13 ID:tlh1eMM7
粘着荒らしがついてそいつが投稿主のブログにまで粘着荒らしを行い、
嫌気がさした投稿主がまとめ、ブログを削除。
粘着荒らしはしばらくの間スレが移行するたびに勝利宣言という奴でした。
236名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 02:20:16 ID:43B5syg7
噂すると寄ってくるからそこまでにしとこうぜ?
237名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 03:23:53 ID:xR61ciUK
ま、2ちゃん自体が名無しで発言が基本だから、あまりコテハンで発言するとウザがれると
言うのはよくある事。
それに、コテつけてる状態でうっかり余計な発言して失敗したとか言うのは結構目にするし。
何にせよ、程々にしておいた方が無難だろうね。
238名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 12:24:04 ID:MkLbMn9Y
もしも破壊の杖の正体が電動コケシだったら。
ウィンウィン
239名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 12:43:11 ID:VxkgXvjx
>>238
コルベールの発明品みたいな名前「淫らなへび君」のような名前になると思うよ。
それに「破壊の〜〜」と呼ばれるにはワイバーンなどに襲われているオスマンを助けないといけない。
結果、電動コケシでワイバーンなどを撃退して命を落とし、電動コケシと一緒に埋葬される命の恩人。
さらにもう一本持っていた電動コケシを宝物庫に保管する。
おまけに電動コケシを盗み出そうとフーケ参上!


どうやったら電動コケシでワイバーンなど倒せるだろうか。
240名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 13:01:17 ID:uvu4shWy
…肩凝りがひどくてピリピリしてたワイバーンの凝りを解消して落ち着かせてしまっても構わないんじゃないか?

本来の用途で
241名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 13:27:16 ID:BlK0DjLE
間違っても「破壊の」という肩書きがつきそうにないな
むしろ「癒しの」になりそうだ
242名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 13:38:04 ID:uQiRtMnk
>>241
癒し&いやらしの杖
243名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 14:03:16 ID:Bl5I4VZp
>>238
駄目だ、ウィンウィンって見ただけでカーズ様が思い浮かんだ俺は姉妹スレに帰る。
244名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 14:14:06 ID:UUu0tj5Q
ワイバーン(♀)を破壊のコケシで精神崩壊させる映像が脳内で再生された俺はもうだめかもしれない……orz
245名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 14:41:50 ID:52DNdCQg
もしもフーケが狙うお宝がうまい砲(タマぎっしり)だったら



いや、中曽根オフ大阪日本橋のメイキング見てたら思いついただけなんで
246名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 14:42:11 ID:MkLbMn9Y
実はワイバーンと言う名の種族の翼人のおにゃのこ
247名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 14:57:02 ID:wXO+rlvq
フーケのゴーレムを睨み付け、ルイズは叫ぶ!
「わたしは貴族よ。魔法が使える者を貴族と呼ぶんじゃないわ。」
電動コケシを握りしめた。
「敵に後ろを見せない者を貴族と呼ぶのよ!」
ルイズの意志に答えるかのように電動コケシが唸りをあげた。
ウィンウィンウィンウィンウィンウィンウィンウィン………………。
ウィンウィンウィンウィンウィンウィンウィンウィン………………。
ウィンウィンウィンウィンウィンウィンウィンウィン………………。


「そう、私が土くれのフーケ。さすがは破壊の杖ね。私のゴーレムを破壊するなんて、想定外だったわ。」

こんな感じに大活躍。
248名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 15:14:05 ID:UUu0tj5Q
>>246
残念ながら、俺の脳裏に浮かんだのはバリバリ巨大爬虫類な異形生物だ。
おそらくイラストにしても誰も喜ばないだろう。
249名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 15:52:42 ID:MkLbMn9Y
えっ、ワイバーンって、ぷよぷよのドラコケンタウロスみたいなおにゃのこじゃなかったの?
250名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 16:48:34 ID:DRtZB5Ox
もしルイズがサイトには友愛止まりで恋愛感情をもたなかったら。
サイトは原作通りルイズに惚れてるままで。
251名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 17:09:10 ID:BlK0DjLE
もしもルイズがニブチンだったら
252名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 18:12:15 ID:mMw3wtko
>>246
かつて破壊の杖で倒されたのが、カオスエンジェルズのワイバーンだったら。

……クロスネタですね、ごめんなさい。
253名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 18:41:45 ID:NgTIC1aD
アニメネタをするならコレを忘れないで欲しい

もしもハルケギニアと日本が往来出来たら AKIRA編
サイト「よう、ギーシュにマリコルヌ来たか」
ギーシュ「サイト、今日はなんのアニメを見せてくれるのかい?」
サイト「ふふふ、日本を代表するアニメと言ってもいいアニメだ」
マリコルヌ「日本を代表するアニメか、何か面白そうだな」
ギーシュ「で、サイト?そのアニメの名前は?」
サイト「AKIRAだ」

数日後
モンモランシー「ギーシュ!またアンタ下級生の女子生徒に鼻の下伸ばしてたでしょう!?」
ギーシュ「さんを付けろよ!デコ助野朗!」
モンモランシー「(・ω・)・・・」

マリコルヌ「このレーザー銃は破壊力が大だな」

デルフ「相棒!ルイズが追っかけてきたぜ!どうする!?」
サイト「やっとモーターのコイルが温まってきたトコロだぜ!」

サイト、アニメを魔法学院の面々に見せるならこう言うアニメを見せろよ
254名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 19:10:06 ID:uvu4shWy
>>253
大友ネタやスチームパンクの人へ

いい加減クロススレいけよ?
255名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 19:26:17 ID:L0MCl8ou
そんな空気の読める人種だったら
5スレ目までgdgdとやってねえよw
256ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/31(金) 19:53:16 ID:joD1H/Gk
ちょっと予定が狂ったから、前編だけ投下します。
後編はまた手直ししてから後ほど。
では、55分から投下します!
257ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/31(金) 19:55:07 ID:joD1H/Gk
「よーし次で最後。ルイズちゃ〜ん! 引っ張って〜!」
「オッケー、よい……しょっと!」
ルイズは最後の丸太をロープを使って手元まで引き上げると、隣でしゃがんでいた茶髪の少女が手早く荒縄で縛り上げ、イカダ状にまとめられた丸太の端にくくり付けた。
「ふう……こんな感じでいいですか?」
 ルイズが支えていた手を放すと、丸太はギシリという音を立てて安定した。
「いい感じよ、ジル。下から見てみようよ!」
額に浮き出た汗を軍手をつけた手で拭うと、ルイズは足場用に付けた傷とロープを頼りに降りる。それに続いて、ジルと呼ばれた少女も続いて降りた。
とん、と二人が地面に降り立つと女の子達から歓声が上がった。
彼女は満足気に今しがた出来上がった物を見上げる。数メイル図上にある、大きな板。彼女が今まで苦労して組み上げた床だ。
木の上に作られた床は、ルイズ達が全員乗っても多少揺れるだけでビクともしない。
その全容は生い茂った葉に遮られ、遠くからでは目を凝らしてもなかなか見えない。
……正に、“秘密基地”であった。
「やったじゃねえか、ルイズ。俺を間違った使い方しただけの事はあるぜ……」
「ごめんって! だって他に適当な道具が無かったんだもん」
ルイズが謝罪してもデルフは拗ねたようにだんまりを決め込んでしまった。
その様子をみて、周りの女の子達はクスクスと笑う。丁度いい斧が借りられず、デルフで木を加工したのだ。斧のような扱いがお気に召さなかった様子だ。
「とにかく、ルイズのおかげで土台が完成したね! いいな〜力持ちで」
「ルカ……それ誉めてるの?」
半分はね、そう金髪の少女が笑うと今度はデルフも混じって大笑いした。
「じゃ、とりあえず皆で登ってみよっ! 凄く眺めが良いんだから!」
ルイズはそう言うと、デルフを背負いロープを登り始めた。その後を他の四人が続く。
「よいしょっと」
 最後にジルが上りきると、短パンについたホコリを払うルイズの他、周囲の風景に見とれた少女達の姿があった。
「綺麗……」
一人の口から、思わず声が漏れた。
図上を覆った木の葉の屋根からはまばゆい陽光が差し込み、生い茂げる緑のヴェールの遥か彼方には、自分達の住むトリスタニアの町が見下ろせた。
 彼女らが立っている板は、五人の少女が横になってもまだ余りある広さがあるだろう。
「さてと……じゃあ予定してたアレ、みんなで言おっか」
ルカはそう言って三人と顔を見合わせると、にやりと笑った。
258ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/31(金) 19:55:43 ID:joD1H/Gk
「ルイズちゃん、手伝ってくれてありがとーっ!」
ぱちぱちと拍手してルイズを取り囲むと、一斉に彼女へ飛びついた。
「え? ええっ!?」
 戸惑うルイズの手を取ると、ルカはにっこりと微笑んだ。
「ルイズ、急に頼んだのに快く引き受けてくれたでしょ? 今まで遊びに誘ってあげなくてごめんね。なんかちょっと近寄りがたい雰囲気だったのよ。きっかけが出来て良かった」
 彼女がそう言うと、緑色の髪の少女がバックの中から何かを取り出し、それを赤毛の少女と一緒に持ってルイズの目の前に持っていった。
「新しいお友達のルイズちゃんに、私達二人から特製のクックベリーパイを贈呈します!」
 おずおずとそれを受け取る彼女を他の二人はニコニコとした表情で見ていた。
「ロシーヌ、ニーナ……ありがとう!」
それを受け取るルイズの胸は、ほんのりじーんとしていた。
実はルイズとこの四人、取り立てて仲がよい訳でもなかった。別に嫌われていた訳では無いが、普段から剣にかかりきりのルイズは、どこか浮いた存在だったのだ。
今回の件が彼女らが仲良くなるきっかけとなったのだ。
ルカたちは数日前、朽ちかけたツリーハウスの残骸を偶然見つけた。
それを補強して秘密基地を作る事を計画したまでは良かったのだが、それをやり遂げるには少々彼女らの手には余る作業が多かった。
彼女らは微妙な年頃であり、男の子達との関係それほど良くない。そこで、同性ながら鍛えられたルイズに思い切って頼んでみたという訳だ。
特に断る理由もないという事でルイズも快諾し、現在に至る訳だ。
そしてルイズの活躍はめざましかった。ルカ達が四人がかりでもなかなか木の上に乗せられなかった丸太を、彼女は補助付きとはいえほとんど一人でやってのけたのだ。
その結果も相まってルイズの評価は『剣ばっかりしてる変な子』から『活発で頼れる子』に変わっていた。
「友達……か。大事にしろよ、ルイズ」
 きゃぁきゃぁと騒ぎあうルイズたちを、デルフは暖かい目で見詰めていた。

259ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/31(金) 19:56:40 ID:joD1H/Gk
「なんだって? お茶会やるからクッキーを作りたい?」
地に足がつかない状態で帰ってくるなりそう申し出たルイズに、おやじは目を剥いた。
「俺が作るんでなく、一人で?」
「うん! みんなで持ち寄ったお菓子を食べながら紅茶を飲むの。みんな手作りみたいだし、あたしだけ買って行くのもなんでしょ? どうせなら自分で作ろうと思って」
ルイズの申し出に、おやじは戸惑う。ぶっちゃけ、ルイズは不器用だった。実は本当に妻が産んだのではないかと思う程に、不器用だった。
十歳過ぎた辺りから料理に興味を持ったのでやらせてみたのだが……火を使えば調理器具を焦げ付かせるわ火傷するわで、刃物を使えば必ず指を切る。
毎度毎度怪我されては、危なっかしいにも程がある。
「しかしなぁ……お前さん、料理苦手だったろ?」
「大丈夫大丈夫! 料理は失敗ばかりだけど、お菓子なら」
 玉子焼きすらまともに作れないルイズに、果たしてクッキーなど作れるのだろうか?
「……まあ、好きにしなさい。怪我だけはしないようにな」
「うん!」
 初めて出来た同性の友達に胸を弾ませながら小さなキッチンへと向かったルイズの鼻歌が悲鳴へ変わり、絶叫が轟くまで、それほど時間はかからなかった。

「……しょっぱい」
 やっとまともっぽいものが出来たと思ったらこれだ。ルイズは愕然としていた。
 真っ黒スカスカの消炭クッキーから始まり、どう配分を間違えたのかオーブンで焼いている途中で生地が溶け出してきたり、何かが破裂したりという大失敗の連続を経て、やっと生まれたまともな外見をしたクッキーは、喉がカラカラになりそうな塩味。
「もう……あたし、才能無いのかしら?」
 時折キッチンの扉を開けるおやじを『一人で出来るから!』と追い払ったりしながら、やっと出来たのがこれだ。ルイズの脳裏に、諦めの文字が浮かぶ。
「ううん、ダメダメ! こんな事でこのルイズ、諦めるものですか!」
 彼女は両手で頬をぺちぺちと叩いて気合を入れなおすと、作業を再開した。
「……素直に作り方聞けば良いのになぁ」
「しゃあねぇよ、初めての女友達だぜ? 張り切るのも分かってやれ」
 心配そうにキッチンを覗き見るおやじに、デルフがそう言った。
キッチンに悲鳴が聞こえる。ああ、今度は足の小指に何か落としたな。
おやじの心配事は無くならない。

260ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/31(金) 19:57:28 ID:joD1H/Gk
「る、ルイズ? どしたのそのクマ!」
「ちょ、ちょっとね……」
 翌日、集合場所にたどり着いたルイズの風体をみて、思わずルカが叫んだ。
目には濃い疲労の色が見え、凄いクマが出来ている。髪はパサパサ肌はカサカサであり、寝不足がありありと見えていた。
「あー、昨日はちょっと張り切っちまったんだよな」
「なになに?」
 ロシーヌが訊ねると、デルフは苦笑してすぐ分かるとだけ言った。
「そ、それよりほら、クッキー焼いたのよ。ちょっと味見してみない?」
 その言葉で、全員が納得した。それを作るのに相当苦労したんだな、と。
「へー、どれどれ……?」
 ルイズが開いたバスケットの中には、名伏しがたき形をした何かが入っていた。
「こ、これ、クッキー?」
「うん……一応。形はイビツだけど味はまあ普通だと思う」
 ルイズに促され、ニーナはおずおずとその名伏しがたい塊を口に入れた。
「………………」
「ど、どう? おいしい?」
 彼女はしばらく複雑そうな顔をすると、作ったような笑顔を浮かべた。
「うん、なんて言うか……アレだね」
「あれってどんなのよ」
 その反応に興味を持ったほかの三人がそれぞれその名伏しがたい物体をかじる。
「――どんな感じ?」
「……うん、なんて言うか本当にアレね」
「うん、アレ以外の何者でもないわね」
「右に同じ」
 ルイズはその反応を見て、自分でも一つその名伏しがたいものを口に入れる。
「自分でも思う。……やっぱアレよね、うん」
「微妙……」
五人の声が綺麗にハモった。
「――やっと食べられるものが出来て“コレ”だもん。全然ダメ、あたし破滅的にこう言う事に関する才能が無い見たい」
 ルイズがしょんぼりとした表情で言うと、ルカはルイズの肩に手を置いた。
「そんな落ち込まなくたって大丈夫よ、あたしだって始めて作ったときは大失敗したわ。きっとルイズも次からは美味しいものが作れるわよ」
 うつむいていた彼女は顔を上げると、頷いた。
「そ、そうよね。きっと次は上手く出来るわよね! 次こそ上手くやって見せる!」
「そうそう、そのいきだよ。……さ、そろそろ行こう。早く行かないと遅くなるわ」
 ジルに急かされて、ルイズたちは秘密基地へ向けて歩き出した。

261ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/31(金) 19:58:32 ID:joD1H/Gk
 ルイズ達が秘密基地のある木の下まで来て、初めて異変を感じた。
「あら? ロープはそこの枝に引っ掛けてたんじゃなかったかしら?」
 ロシーヌは、丁度目の高さにある枝と地面までたるんだロープを見ていった。
「風で落ちたんじゃないかな? 昨日の夜は風が強かった……」
「ああーっ!」
 ジルが全てを言い終える前に、ルカが大声をあげた。彼女が指差した方向……彼女らが修復し終えたばかりの足場の上を見て、ルイズ達は思わずあっと声を漏らした。
「ああん?」
 人相の悪い、逆さまの顔が地上を覗く。赤いイガグリ頭の少年が仰向けになった状態で頭だけ顔を足場からはみ出させていた。
「あんた、ニーナんちのエテ公!」
「どぅあぁれがエテ公だっ! ジェロームだっつーの!」
 ガバッと起き上がったサル――失礼、ジェロームは俊敏な速さでロープを握ると、俊敏な動きで地面へと駆け下りた。
(……やっぱりサルみたいじゃない)
 ルイズが内心突っ込んでいると、隣にいたニーナが彼の前にずいと出た。
「ちょっとお兄ちゃん! アンタ何で私達の秘密基地で寝てんのよ?」
「あん? 秘密基地ぃ〜?」
 ジェロームが小指で鼻をほじりながら樹上を見上げると、ロープを使って二人の少年が降りてくる途中だった。
「……いきなり何だよ、ジェローム」
「お、ルカ達じゃねーか。男女のルイズもいるぜ」
 ゴツイ少年がジェロームの横に並ぶと、その後をひょろ長い少年がついて来た。
「だ、だれが男女よッ! モヤシのマニヒコ!」
「何だとこの男女! 大平原!」
「何ですってぇええ!?」
 モヤシもといマニヒコは顔を真っ赤にして怒り、ルイズに詰め寄る。ルイズも負けてはいない、身長では負けているものの、迫力は互角以上だった。
「ま、まーまールイズちゃん、落ち着いて……マニヒコも男女なんて酷いじゃない、ルイズちゃんだって女の子なのよ?」
 ジルが割って入ると、二人は一度視線をかち合せてようやく離れた。
「って、大平原は否定してくれないのね……」
 ルイズがちょっぴりへこんでいると、ルカが一歩前に出た。
「……んで、エテ公とゴリラとモヤシの三バカはここで何やってるわけ?」
 彼女からゴリラと呼ばれたゴツイ少年が怒りに顔を歪めて彼女に歩み寄ろうとすると、ジェロームが右手で制する。
「まあ待ってろよアドン……まあ、今のひじょーに失礼な発言は流してやろう。ここで俺らが何やってるかって? 決まってらぁ、ここを俺たちの秘密基地にするんだよ!」
 彼が両手を広げてそう宣言する。ひゅん、という音がして彼の鼻を何かが掠めた。
262ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/31(金) 19:59:59 ID:joD1H/Gk
「へ……?」
 唖然とする彼の鼻の頭からたりー、と暖かいものが流れる。
「あ、やっぱ止まらなかった」
「お、おいおい、急に振るなよ、びっくりするだろうが」
 新たな声の主に目を向け、ジェロームは自分の鼻を触る。……指が真っ赤になった。
「しょ、しょおおおおお!? な、何しやがる、この大平原の男女ルイズ!」
「繋げんな! なによ、突きつけようと思ったら失敗して振り切っちゃっただけでしょ」
 デルフを背中に戻しながら言うルイズに、ジェロームが腰を抜かして地面にへたり込む。
 ルイズは怒りのあまり彼の鼻先にデルフを突きつけようとしたのだが、腕力が足りずにそのまま振り下ろしてしまい、結局彼の団子っ鼻に薄い切れ目を入れてしまったのだ。
「っていうか、何で仮にも女のお前がそんなモン持ち歩いてんだ! おかしいだろ!」
 ジェロームはアドンの体を使って立ち上がると、ビシィッとルイズを指差す。
膝がガタガタと振るえているのはご愛嬌。
「別にあたしの勝手でしょ? デルフはあたしの一部なの! それより、どういう事よ?」
 ルイズが怒鳴り返すと、ようやく震えが止まったジェロームが鼻で笑った。
「へッ、ここはなぁ俺らが先に見つけたんだ! それをお前らが勝手に改築した。よってここは先に見つけた俺たちの物だ!」
「なに訳の分からない屁理屈こねてんのよ! おかしいでしょうが!」
 ロシーヌが噛み付くと、マニヒコがずいと前に出た。
「大体、秘密基地ってのは男の遊びだ! 女はままごとでもしてろっての」
「そんなの偏見よ! 別にいいじゃない、女が秘密基地作ったって! アンタだってモヤシみたいな風体してる癖に!」
「あんだとコラ! この大平原!」
「ぐぬぬぬぬ……!」
「むうううぅ……!」
 睨み合う両者に、ジルが再び仲裁に入る。
「も、もう止めようよ! どうせ広いんだから、一緒に使えば……」
「「誰がこんな奴らに使わせるもんか!!」」
「だよね……」
 諦めたように引き下がるジル。どうも、ルイズはこの三人とウマがあわないらしい。
 どうしたものかと彼女が思案していると、ジェロームが割って入った。
「まあ待て待て、ここはキッチリと白黒を付けようじゃねぇか」
「白黒も何も、お兄ちゃん達が悪いんじゃない……」
 ニーナが呆れるように言うと、彼は一睨みでそれを黙殺した。
「なあルカ、こういう時貴族がどうやって揉め事の決着をつけるか知ってるか?」
「……何よ」
 ルカが睨みながら言うと、ジェロームは笑った。
「決闘だな?」
「そうそう決闘……って、剣の分際で人のセリフを取るな!」
 ジェロームちょっぴり涙目。
コホンと咳払いで仕切りなおすと、彼は言った。
「俺達にゃ魔法の決闘は出来ねぇ。だから、“コレ”で決めるってのはどうだ?」
 そう言ってジェロームが足で蹴り上げたのは、八十サントほどの程よい太さの木の棒――ルイズ達が足場の修復に使った材料の残り――だった。彼はそれを空中でキャッチすると、それをルカに突きつけた。
「相手の体をどこでもいいから一発殴ったら勝ち。……どうだ、簡単だろ?」
 手の平で棒を弄びながら、彼はそう言った。
263ルイズが武器屋に拾われました:2008/10/31(金) 20:06:02 ID:joD1H/Gk
前半終了!
キリが良いのでここで一旦投下。
今回はルイズの新しい友人達が登場しました。名前は某漫画のパロディ満載ですw
今回を機に、ある程度ルイズとかかわるキャラは(俺が)区別しづらいので、名前をつけることにしました。
おやじは永久におやじのままですけどね。
それじゃあ、決闘シーンを書き直してきます。今日中に仕上がれば良いなぁ……。
264名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 20:25:25 ID:7OJ/EV2W
乙!後半待ってるよ〜

活発なルイズも良いねぇ
265名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/01(土) 02:29:13 ID:MCOyfScS
脇役の名前はベルセルクから拝借?
266名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/01(土) 07:05:02 ID:lJYmYpDA
>>265
正解!
……といっても最初の予定は四人娘だけで、野郎どもは『せっかくだし揃えるか』的なノリで付けた。
267名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/01(土) 23:57:06 ID:lJYmYpDA
書き込みが……止まってる……
268267:2008/11/02(日) 00:18:56 ID:WCnmW1il
やべ、sage忘れてた
269名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 00:23:56 ID:961jXxpe
遅くなったけど、武器屋ルイズさんGJです
270名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 06:27:28 ID:7klCBZ1b
もしもハルケギニアと日本が往復できたら〜タバサが羨む時

インターホンが鳴る
才人「はーい。あ、伯父さんに伯母さん。」
才人伯父「やあ才人君、久しぶりだな。」
才人伯母「相変わらず元気そうね。」
才人父「何だよ兄貴、来るなら来るで連絡くらいしても…」
才人伯父「ははは、悪い悪い。」
才人母「あ、義兄さんに義姉さん…」

会話「あ、そうだ。これこないだの旅行のお土産…才人君、学校はどうだい?etc…」

タバサ「(才人の部屋で一部始終を聞く)………」

伯父夫婦が帰ってから
才人「ん、どうした?タバサ?」
タバサ「あんな親戚付き合いが出来るなんて羨ましい。」
才人「そうか………だよな。」

タバサから見ると、平賀家は何もかもが羨ましく見えるんじゃないかと思いつつ書いた
271名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 10:29:29 ID:43z/USgz
そういやハルケギニアの貴族の親類関係というのは、なんかドロドロしてそうなイメージがあるな

タバサは伯父が伯父だからなぁ…
272名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 14:59:00 ID:mrlB8bz0
円満な叔父家族との関係か。
……ジョゼフがブラコン(強)だった場合とかかな?
273名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 15:16:34 ID:96lIdogm
王家で優秀な弟って時点でドロドロフラグだからなあ…
普通にジョゼフが土とか火のスクエアだったら
何とかなったかもしれんが
274名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 15:23:50 ID:EUNqW9Nu
もしもシャルルが父から王位を兄に継がせると聞いたその足で
さっさと妻子を連れて城を抜け出していたら。

昔オスマンに師事したいとかの伝手で
トリステン学院あたりで名前を隠して教師をやっていたり。



それでもやっぱりジョセフは草の根かき分けて探し出してでも殺しそうな気がする。
275名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 16:34:29 ID:WCnmW1il
むしろジョゼフがトンズラしたらどうなるだろうか。
276名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 16:44:23 ID:uGTZ8Eb2
>>275
クロススレにあったな。
ジョゼフが王国のことを全部シャルルに押しつけて、
自分は某メイドとガリアの田舎に引き籠もって、
有り余る才能を無駄遣いする話。
277名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 16:54:49 ID:WCoc1Nkg
『ゼロの使い魔(チェンジ)』読んだけど、初めから読めないのがつらい…
クロススレみたいにまとめがないのがこんなに苦痛とは思わなんだ
誰かまとめ作って過去ログとか補完してくれ〜
278名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 17:39:03 ID:Lyls1n84
実は数日前からphpの勉強がてらwikiをいじってたり。
代理投下どうすんのとか、細かいところはまだ決まってないけど
まとめサイトを求める声が多いようなのでとりあえず公開しときますね。
ttp://www.ifzero.co.cc/
279名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 18:01:16 ID:WCoc1Nkg
おおっ!ありがとうございます!
280名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 18:34:11 ID:LlsRe+lK
>>278
ありがとう、本当にありがとう
281名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 19:09:38 ID:CkO1WCAL
>>278
マジでサンキュー!
コレで虚無と烈風が最初から見れるように……!
アレだけが最初から見れなかったんだよね。
282名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 20:29:24 ID:uGTZ8Eb2
>>278
長編は連載されてるものとして、
短編と小ネタの区別はどうなってるのかな。
1回の投下で完結してるのが短編、
1レスで終わってるもの(行ったり来たりとか観光ものとか)が小ネタって感じで良いのかしら。
283278:2008/11/02(日) 21:04:44 ID:Lyls1n84
個人的にはそんな感じに考えてます。
SSと一発ネタは分けたほうがいいかなと思ったのですが、どうでしょう。
284名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 21:16:30 ID:LlsRe+lK
分けたほういいと思う
285名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 21:37:52 ID:43z/USgz
>>283
分けた方がいいでしょうね。
何はともあれ、まとめサイトの製作お疲れ様です。
286名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 22:03:21 ID:uUupq8M7
おおう、サイト作成乙です。

…登録ってどうやんだ?
誰かやった事有る人いる?
287名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 22:13:48 ID:0QCYRCJL
マリコリのIFがないようなので
・もしもマリコルヌが魔法学院に入学したての時、自分を騙した
上級生の両親を誰かに殺させて、両親の死体をミンチにして
チリ料理に入れて食わせる程の計画性を持ったデブだったら
288名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 22:15:33 ID:WcuSd33H
結局サイトからマリコルヌに変えてもやる事変わらないんですね。
289名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 22:28:10 ID:6hggWEs1
病んでるよね・・・
290名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 22:33:08 ID:LlsRe+lK
普通にコカコーラのビンが召喚された
   ↓
ビンが凄く便利
   ↓
ビンをめぐって争いが起きる
   ↓
そしてビンを世界の果てに行き捨てるとか
291名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 23:03:45 ID:LFEgLD9C
>278
激しく乙
しかし管理人氏自身が全部登録するならなんら問題ないが
もし複数人で更新する形ならもう少し登録方法に関して
具体的に説明があったほうがいいと思う

292名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 23:35:45 ID:BtyxzwQn
>>287
元ネタなんだっけ?
293名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 23:57:38 ID:+11jgmF3
武器屋さんのを更新してみましたがこんな感じでよろしいでしょうか?
294名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/02(日) 23:59:57 ID:EFjgFJMs
GJ
295278:2008/11/03(月) 00:03:06 ID:EyAjTKba
>>291
すいません、どうにも説明は不得手なようです。
登録の手順ページは編集可能にしましたので、注意点を追記したり意見をお寄せ頂くなどして
皆さんの知恵をお借りしたく思います。
こういうのって作る側の視点だと気づかない、見えてこないことも多いですし。
296名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 00:08:03 ID:+11jgmF3
>>295
乙です
297武器屋の人:2008/11/03(月) 00:50:21 ID:vG7/c1hH
>>293
おお!登録ありがとう!
所で、後で自分のやつ順番とかいじっていいの?
思いつきで書いたから一つ時空系列入れ替わってるんだが、入れ換えてOK?
続けて読んだ人も混乱するだろうし。

あと、後半遅れててすんません。ラストの部分が上手く行かないのでもうちっと待って下せえ。
298名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 01:11:28 ID:yk09VtTg
>295
乙です!

どなたかhtmlで過去ログを保存してませんか?
datだと読みづらくて
299名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 01:11:46 ID:3VvJ7QmV
>>297
どうぞどうぞ

続き、期待して待ってます
300名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 01:53:46 ID:UcJPzAcg
>>298
dat2html
301名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 09:25:10 ID:21RtLzs7
まとめは携帯じゃ見れないのかな?
302名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 09:55:21 ID:vG7/c1hH
>>301
べっかんこ経由なら携帯用変換サイトのリンク集へ通される。
何パターンかあるからお好みの変換サイト使うといい。
俺の携帯はmobazillaとかいうのでしかきちんと表示されない。
303名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 16:05:09 ID:ePHS5/Ji
>>276
検索キーワード教えてくれ。
304名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 16:27:11 ID:sGniCXYS
>>303
つ【ゼロの使い魔はメイド】
305名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 17:27:27 ID:iIGChvUd
ルイズが拾われましたシリーズで今まで話題になったやつは
武器屋の主人、エルフ、オーク、韻竜(シルフィード)、メンヌヴィル、アニエス、教会などあったが
これらは大きく3つに分けられると思う。
1、平民系…魔法の事で責められないから素直なルイズが見れる。
例…武器屋ルイズ
2、メイジ系…爆発にどの様な関心を持つかで大きく変化する。
例…爆発で傭兵家業を手伝う。
3、先住系…エルフは別として、オークや韻竜に育てられた場合、
服を着たりと人間的な生活しない野生児ルイズが誕生する。
例…FFYのガウ、仮面ライダーアマゾン

どの様なIFになっても“誇り”を忘れないのがルイズだと思うんだ。
306名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 18:44:35 ID:kc7e/+FV
お、各SSが読めるようになってる。
登録した人乙です。
307名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 19:02:57 ID:yk09VtTg
登録してくれた方、乙!

早速チェンジを読んでみたんだけど、誤字とかそのままでしたね
直してから登録した方がよかったんじゃ?
訂正する場合現行スレで書き手さんにお伺いするべきなのかな?
308名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 19:42:07 ID:oIhsxvJn
虚無と烈風が読めて俺歓喜!
面白いっ!しかも何気にカトレアの病気治っていい感じじゃねぇかw
そしてカトレアヴィンダールヴ似合いすぎww
309名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 21:19:31 ID:2830gQjj
もしもハルケギニアと日本が往復出来たら〜才人社会人

才人は、会社を興してハルケギニアとのつながりを生かした商売を始めました。
手探りながらも会社を運営する才人、これはそんな彼の光景です。

魅惑の妖精亭
才人「ちわー、平賀商会でーす。」
ジェシカ「あ、こんにちはー。」
スカロン「あら、いつもお疲れさんね。」
才人「えーとご注文の味噌に醤油、味醂、お米、お酒……」

モット伯
才人「御免下さい、平賀商会です。」
モット伯「おお!注文してた本がついに来たようだな!」

そんな彼の一日でした。
310名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 21:33:19 ID:4koaGL/v
その調子だと免許取ってトラック買って持ち込んでそうだな
特にモット伯なんか、注文する量が半端無さそうだし…

しまいにはエロDVD見たさにポータブルのプレーヤー注文してそう
311名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 22:33:52 ID:kc7e/+FV
なにそのファールバルトな展開。
312ゼロの使い魔(チェンジ):2008/11/03(月) 23:49:59 ID:imaYFKpv
>278さん、まとめサイト乙です。
改めて見返せるページが出来ると、ますますやる気が沸いてきますね。
勇なまor2にはまってる場合じゃないな、こりゃ。

誤字とかは自分で直していいのかな?
2話目が抜けてるけど、これも自分でやった方がいいかな?
313名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 00:07:28 ID:8QJ9UkLW
おkおk
314名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 02:10:26 ID:AnoTG0gG
虚無と烈風をwikiで読んだけどエレオノールがすごいことになってそうな予感。
ジョゼフに召喚されてたらエロいことになってそうだし、教皇に召喚されてたら
魔法で頭をパーにされてそうでやばい。
とにかく、早く続きが読みたい。
315名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 02:27:09 ID:MK3+OgdT
アルビオンが大変みたいだから、ジョセフに召喚されているんだろうね。
ジョセフ男前みたいだし、エレオノールが振られた直後だったりしたら、なんかすごくべたぼれしそうw

と、遅れたけど俺も虚無と烈風、武器屋ルイズ、IF、チェンジ全部見た。
いやー、クロス系でない純ゼロ魔のSSでこんなにオモスレーと思ったのなかなかないよ?
みんな続きが気になるぜ!
応援しているからー。
316名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 14:05:49 ID:FNz3WGB/
テンプレートではnaviはコメントアウトされてますが
あのキャラwikiと同様に漢数字が駄目なよう(一→三→四→二になる)なので
あちらに倣って第01話とかに変更すればちゃんと使えるはずです

317ルイズが武器屋に拾われました:2008/11/04(火) 17:06:49 ID:eqLFMcbH
思ったより時間が掛かりましたが、後編できました。
予想より短いですが、ご了承下さい。
しょぼい戦闘もあるよ!
318ルイズが武器屋に拾われました:2008/11/04(火) 17:09:02 ID:eqLFMcbH
思ったより時間が掛かりましたが、後編できました。
予想より短いですが、ご了承下さい。
しょぼい戦闘もあるよ!
319ルイズが武器屋に拾われました:2008/11/04(火) 17:12:38 ID:eqLFMcbH
い、今のは偏在であって、押し間違えたんじゃないんだからね!orz
とりあえず投下開始

 決闘。その言葉が指す意味を考え、ルカは溜息をついた。
「あ、アンタねぇ……女の子相手にそういう事持ちかけるって、プライド無いわけ?」
呆れ返ったルカの言葉がえぐり込まれる。
「――へへんだ、勝てばいいんだもんねーだ。別にいいんだぜ、俺らの不戦勝で」
 開き直ったようにあっかんベーをするジェロームに、ルカは溜息をついた。
「いいわ。その決闘、あたしが受けた!」
「そうか、じゃあ基地は俺らの……へ?」
 荒事を嫌う女の子なら諦めるに違いない。そう高をくくっていた彼の表情が凍りつく。
 アドンやマニヒコ、ルカ達も驚いた表情をしていた。
「る、ルイズちゃん!?」
 ロシーヌが声を上げる。
「止めときなって、こんなエテ公のいう事聞かなくていいよ! 怪我するわよ?」
「そうだよ、危ないよ!」
 ルカとジルが止めるが、ルイズは首を振る。……頑固モードに入ってしまったようだ。
「正気か? お前が男女といえ、俺らは男なんだぜ? 敵うわけ無いだろ」
「だから男女じゃないって何度言わせれば……! 何よ、文句あんの!」
 ルイズが食い下がると、ジェロームは鼻で笑った。
「へっ、さっきだって重さに耐え切れなかったじゃねぇか、そんなひょろい腕じゃ無理だ」
「いいじゃねぇか、受けさせてやれよ」
「デルフまで……!」
 意外な所から入った肯定に、ジルが絶句する。
「ルイズ。俺の使い手になるって、前に言ってただろ? その意気込みがありゃあ、そんな小童どもに負けるはずがねえよな?」
「もちろんじゃない! さっさと片付けてあげるから、早く始めましょう?」
 ルイズは結い髪をサラリとなでるとデルフを地面に置き、少し長めの棒を手に持った。
「本気……なんだな?」
「ええ、本気よ。そうね、まずは小手調べにモヤシから来なさい」
 マニヒコはにやりと笑うと、近くに落ちていた棒を拾い上げた。
320ルイズが武器屋に拾われました:2008/11/04(火) 17:14:04 ID:eqLFMcbH
「後悔するなよ……?」
 二人は向かい合うと、それぞれの構えで棒を構えた。
 ルカが心配げにルイズを見詰める。――始めに動いたのはマニヒコだった。
「おりゃあ!」
 大きく棒を振り上げると、彼なりの気合を込めた振り下ろしがルイズを襲う。
「ルイズちゃんっ!」
 ジルの悲鳴が上がる。ルイズが動いたのはその時だった。
 ブオン、棒が激しく風を切る音が聞こえ、次に聞こえたのは、軽いもの同士が激しくぶつかったような音だった。
「え……?」
 マニヒコの手に、既に棒切れは無かった。目の前にあるのは、大上段に棒を構えるルイズの姿。……そして。
「やあぁ!」
――ガッツン! 凄まじい音と共に、マニヒコの頭がガクンとしたに下がる。マニヒコは白目を剥いて、その場に倒れこんでしまった。
「な、なななななぁああああ!?」
 ジェロームの驚きの声が上がった。モヤシとは言え、まさかこんなにあっさりとルイズに敗れるとは思わなかった。彼の敗因の一つは勘違いにあった。
 彼らは、ルイズがデルフを制御できなかったのを見て、彼女をひ弱なただの女の子だと解釈した。……しかし、デルフは金属の塊。それを多少なりとも振るえるルイズが軽い木の棒を使えば、どれほどの速度で振れるのか。そこを理解していなかったのだ。
 唖然とする一同を前に、ルイズはフッと笑った。
「さ、次はアンタよ、ゴリラ。かかってきなさい!」
「――ッ! 調子に乗ってんじゃねェ!」
 少し気分が高揚したルイズの挑発に乗った彼は長めの棒を拾うと、彼女に踊りかかる。
「うおおおおお!」
「ちょ、ちょっと! そんな滅茶苦茶に……!」
 アドンが棒を馬鹿力で縦横無尽に振り回すのを、彼女はやや肝を冷やしながら受け流す。
321ルイズが武器屋に拾われました:2008/11/04(火) 17:15:27 ID:eqLFMcbH
「おらおらさっきの威勢はどうしたァ!」
 どうもこのアドンという少年、調子に乗ると饒舌になるようだ。重い一撃一撃を棒で受ける内にルイズの手が痺れ始めてくる。見ていられなくなったジルが悲鳴を上げた。
「がはははは! どうしたもう終わりか!」
「くっ――!」
 ルイズが耐えかねて、一旦距離をとる。
「お、おお、ルイズのやつ手も足も出ねーじゃねぇか! やれやれー!」
 ジェロームが煽るとアドンは気を良くしたらしく、一旦攻撃の手を止めて木の棒を頭上でぐるぐると回し始めた。そのままルイズを睨みつける。
「せめて俺の奥義で葬ってやろう! コボルイッツ流槍術、岩斬旋風……」
 ガツン! 調子に乗っていたアドンの頭に、彼女が振り下ろした気の棒がめり込んでいた。
「おろ? ……おろろ?」
 間抜けな声を出すと、彼はぐらりと揺れてそのまま気絶した。
 ルカ達から歓声が上がる。ジェロームは眩暈を起こしたようにふらつき、頭を抱えた。
「……こんの馬鹿野郎。ってか、コボルイッツ流ってなんだよ!? お前別に槍とか習ってねぇだろうが!?」
 やっぱりダメだった自らの悪友に怒鳴り散らすと、彼は腕まくりをして棒でニ三回素振りし、ルイズにそれを突きつけた。
「こうなったら俺様が打ち破ってやるぜ! この大平原の男女ルイズ!」
「だから二つも繋げるなー! もう怒ったんだから!」
 ジェロームが後退りながら構えると、ルイズは目を吊り上げ、棒を構えて突進した。
(――掛かったッ!)
 ジェロームは突進するルイズから踵を返す。
「逃げる気!?」
「残念、ハズレだッ!」
背後の木を駆け上がってロープの高い場所を掴んだジェロームは、木を蹴りつけてロープに反動をつけた。ルイズと向かい合う状態になった時、彼は手を離しルイズに棒を振り下ろしながら飛び掛った。
「喰らえ、秘剣ターザンスラッシュ!」
「また変な技を……!」
 ルイズは両手で握った棒でそれを受け止める。……だが、やはり重さに耐えられずに大きく仰け反ってしまい、そのまま仰向けに倒れてしまう。ジェロームがにやりと笑う。
322ルイズが武器屋に拾われました:2008/11/04(火) 17:16:29 ID:eqLFMcbH
「――ぎゃんっ!?」
 が、次の瞬間くぐもった悲鳴が辺りに轟き、ジェロームが何故か棒を手放す。
「チャンスッ……!」
 ルイズはそのまま横に転がると、起き上がって彼の胴を打ちぬいた。
 彼は変な声を出してその場にどさりと倒れる。
「……いぃぃやったぁああああ!」
 ルイズがガッツポーズをすると、棒を投げ捨ててルカ達に飛びついた。
「やったじゃんルイズ!」
「すごいよルイズちゃん! こんなに強かったんだね!」
 熱い抱擁をするルカに、憧れの眼差しを向けるジル。ロシーヌとニーナは白目剥いて転がっているジェロームを、汚物にするように棒でつついていた。
「でも、何でアイツ途中で棒を手放したんだろ?」
「あー、それはな」
 ルカが疑問を口にすると、デルフが非常に言いにくそうに口を開いた。
「まあ、若い娘っ子に言うような事じゃないが……ルイズが転んだとき、丁度足があの小僧の……その、大事な所にジャストヒット! って感じだな」
 それは痛い。辺りに気まずい沈黙が訪れた。
 兄を棒でつんつんと突付いていたニーナも、白目を剥いている彼へ哀れみの視線を送る。グルンと勢い良くジェロームの目玉が元に戻り、驚いたニーナが尻餅をついた。
「ぐ、おおお……い、いてぇくそう!」
 ガバリと起き上がると、彼は股間を両手で抑えながらルイズを涙目で睨んだ。
「て、テメェ、《ピー》蹴るなんて卑怯じゃねぇか!」
「なっ……! じ、事故よ事故! 第一三人連続なんだからそれぐらい大目に見なさいよ! ってか、そういう言葉を女の子のいる前で使わないでよ!」
 ルイズが顔を赤らめながら言うと、ジェロームは股間を押さえたまま数歩後退る。
「う、うっせえ、男女だから良いんだぎょ!?」
 喋っている途中でニーナに頭を叩かれ、彼は舌を噛んで悶絶した。
「もう、お兄ちゃん! さっきから男女男女って、ルイズちゃんがかわいそうでしょ!?」
「こ、こんにゃろ、怪我人に鞭打つような事をするような妹に育てた覚えは無いぞ!」
「……お母さんに言いつけるよ、ルイズちゃんに暴力振るおうとしたって」
 ジェロームの抗議を、ニーナは一言で黙らせた。
「とにかく、あんた達の完敗よ。さっさとゴリラとモヤシ連れてどっか行きなさい」
「ぐぐぐ……わあったよ!」
 ようやく痛みが収束に向かい始めたようで、ふらふらとした足取りで気絶している二人のもとへ歩いていった。そこで、ルイズが何かを思いついた。
「ねえあんた達!」
323名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 17:19:32 ID:lEFTHOEe
遍在w支援。
324武器屋の人(携帯電話):2008/11/04(火) 17:22:02 ID:apADsRoz
初さるさん直撃orz
最初のミスさえ無ければ……(涙)
325IFの使い魔:2008/11/04(火) 17:33:26 ID:YWt35AU6
……こういうときこそ避難所欲しくなりますよね。
短いですが幕間書きあがったので武器屋の人の次に予約します。
さるさんってn時0分にリセットされるんでしたっけ? なら六時半あたりに状況見て。
326ルイズが武器屋に拾われました:2008/11/04(火) 18:13:58 ID:eqLFMcbH
そろそろいけるかな? ラスト!

「あんだよ!?」
 二人を助け起こしたジェロームが苛立ったように返事をすると、彼女は悪戯っぽく笑って言った。
「あんた達面白い遊びを知ってるじゃない。時々相手をしなさいよ」
 ジェロームは一瞬何の遊びか考えたが、それがさっきの“決闘”を指していると理解すると顔を青くした。どうやら、ルイズは勝利に快感を覚えたらしい。
「あ、アホかあっ! さっき俺死んだじっちゃんが見えたんだぞ!? 二度とするか!」
 彼らが逃げるようにその場を立ち去ると、ルイズ達は再び大声で笑った。
「それにしても凄いわルイズちゃん! 何処かで習ったの?」
「ううん、別に? 普段デルフで素振りしたり、デルフといっしょに野山を駆け回ったり」
 ジルの質問に、ルイズは笑顔で答えた。ルカ達とこうして作業する以前まで、彼女は毎日デルフと一緒に町周辺の野山を長く重いデルフを背中にしょって探検していた。
 あまりに長いデルフは、現在のルイズの身長を軽く越えているため、引き摺らないよう斜めにかけて持ち歩いている(よくあちこちに引っ掛けるが)。
それが何年間も日課となっていた為、彼女の体力や膂力は平均的な少女とは比べ物にならないほどに高いものとなっている。
「ほんと、男の子みたいな遊びばっかりしてたのね」
「あールカまでそんなこと言う〜!」
 ルカがそう言って苦笑すると、ルイズは頬を膨らせた。ニーナ達はそれを見てまたコロコロと笑った。友達が出来て、彼女の生活はもっと楽しいものになるだろう。
(こうやって、ルイズは俺から離れて行くんかねぇ……ま、普通の娘っ子はそれが普通なんだ。俺は応援してるぜ)
 子離れする時の親はこういう気持ちなんかなーと、お茶会を楽しむルイズたちを見て、彼はそんな事を思っていた。実際はそんな事はかったりするのだが。
327ルイズが武器屋に拾われました:2008/11/04(火) 18:19:16 ID:eqLFMcbH
投下終了しました。
いやあ、失敗続きで焦りましたよ。
実は、大学入試が目と鼻の先に迫っていたりするので(こんな時期に俺は何をやっているんだw)、
それが終わるまではかけません。また終わったら書いて投下するのでよろしく。
まあ、志願者七十名ちょいの内六十数名受かるので、俺が相当なミスをしない限りすぐ戻ってこれるでしょう。
……今まで勉強してなかったけど。

まあ、そんなどうでもいい事はともかくIFさんどうぞ! 楽しみにしてましたぜ!
328名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 18:28:35 ID:MAhNoCzf
>>327
武器屋の人乙でした〜

受験頑張って下さいね。私も1、2と受験でした…今はそちらに集中して下さいねー
329IFの使い魔:2008/11/04(火) 18:41:42 ID:YWt35AU6
今から投下します。
330名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 18:43:17 ID:B9rEZk8t
しえん。
331名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 18:43:19 ID:lEFTHOEe
続いてキター
332IFの使い魔:2008/11/04(火) 18:43:51 ID:YWt35AU6
『幕間、もしくは雪風の独白』

 私ことガリアの第二王女シャルロット・エレーヌ・オルレアンは、居城たるプチ・トロワで
姉さまの到着を今か今かと待ち構えていた。
 普段の生活が楽しくないわけではないが、大事な姉がトリステインに留学して離れ離れというのは
やはり寂しい。普段学業に勤しまれている姉さまが、武者修行と各地の視察をかねて行われている
騎士の任務のために帰ってくる際に、一晩なりとも歓談するのが私にとって数少ない憩いの時間だ。
 いつも学院近傍の森で待機させている私の使い魔シルフィードからの連絡によると、つい先日
使い魔の召喚に成功されたらしい。無事に進級なされたのは大変喜ばしいかぎりだが、
現れたのが平民というのは驚きだ。視覚の共有で確かめてみると、見慣れない服装と顔立ちの少年が
シルフィードとじゃれあっていた。歳は大体姉さまと同じくらいで、ハルケギニアでは珍しい
黒い髪をしている。
 ────使い魔としての契約を結んだということはこの男が姉さまの唇を……杖を握る手につい力がこもる。
いけない、苛立ちをあからさまにしていては怪しまれる。深呼吸で落ち着かなければ……
ヒッヒッフー、ヒッヒッフー。
 出迎えの用意を一通りチェックしてまわるうちに、姉さまが到着した。相も変わらずお美しい。
その笑顔を見るだけで心が洗われるよう……と思ったらオマケが語るもはばかる暴言を吐いた。
「流石にこれドッキリだろ!? なあ、どっかで大成功のプラカードもった仕掛け人とかが待ち構えてるんだろ?
 ご主人様がお姫様なんてマジありえねえ!」
 ────うん、死刑。不敬の罪を犯した使い魔は姉さま御自らの手で百叩きに処された。
当然の報いだ、ざまあみろ。
 ひどいことを言われて涙ぐまれて、お可哀想な姉さま。絨毯に転がる襤褸雑巾は此処で死なれても邪魔だし、
こんなのとはいえせっかくの使い魔を召喚早々失われるのもアレなので仕方なく水メイジを呼んで治療させた。
 自己紹介の後、感情を表に出さないよう注意しつつ度量の広さをアピールするべく使い魔と握手。
使い魔らしく心を入れ替えたようで喜ばしい限り。だがこの使い魔の額に刻まれたルーン……
どこかで見た覚えがある。何だろう?
 翌朝、姉さまたちが翼人掃討に出かけるのでいつも頼りになる地下水を連れて行く。
平民でも地下水の身体くらいには使えるだろう……ところがどっこい、支配されなかった。
流石の私もこれにはビビった。……え? ミョズニトニルン? 思い出した。
『神の頭脳』と呼ばれている始祖の従えていた伝説の使い魔だ。お姉さまスゴイ! 
始祖と同じ使い魔を引き当てるなんてこのシャルロット感動いたしました。
身支度を終えた姉さまは任務へ出向いてゆき、また私は独り宮殿に取り残される。
でも平気。シルフィードが居る限り、心だけでも側に居られるから。

□□□□

 姉さまが騎士の仕事をしていることについて、見る目のない宮廷のボンクラ共は、
私が王位継承を磐石なものにするために邪魔になるであろう、イザベラ姉さまを合法的に
亡き者にしようとしていると思っているようだが、始祖ブリミルに誓ってそのようなことは在りえない。
私は本気でお姉さまを素晴らしい貴族だと思っている。
333名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 18:44:29 ID:cEOi98qa
武器屋乙ですー。
さて、この女の子の誰かがデルフとの恋敵になるわけですね。

と、勝手に無茶振り。

IFさん、カモーンЩ( ̄▽ ̄)Щ
334IFの使い魔:2008/11/04(火) 18:45:36 ID:YWt35AU6
 弱きを助け強きを挫く、勇気と慈愛に満ち溢れたまるで御伽噺から抜け出てきたような
美貌の騎士姫。強さだけでなく頭脳も優秀で、女王として政務を取り仕切る母を陰ながら助け、
国を食い荒らすシロアリの如く腐敗しきった門閥貴族相手に容赦なく粛清の大鉈を振るい、
様々な政策を発案し、ガリア発展の一助としてきた。もし彼女が居なければ、ガリアは遠からず
斜陽の大国と化していただろう。まあそういった成功が全て母の手柄だと思っている輩が
少なくないのがなんとも腹立たしいのだが。
 だが、お姉さまには唯一といっていい欠点が有った。────彼女は系統魔法が一切使えない。
 何の呪文を唱えても、コモンマジックであろうが「爆発」を引き起こしてしまうのだ。
 宮廷に根強く蔓延っていた人を見る目というものを何処かへ置き忘れてしまったような
塵芥に等しい虫けらの如き者どもは、口を揃えて彼女を「無能」と陰で謗っていたが、
私から言わせてもらえば貴様らこそが度し難い無能だ。ただ魔法が使えるぐらいで何になる。
貴様らのうちどれほどの人間が杖なしで事を成せるのか? 魔法の腕だけで政や金勘定が務まるとでも思っているのか?
そもそも魔法の腕前────こと「破壊力」に関して言わせてもらえば、お姉さまに匹敵しそうな人材など
ハルケギニア中を探してもそうそう居るものではない。単騎で城砦を攻略できるような人材が
他に居るというのなら連れてきてもらおう。
 その威力たるや、スクウェアクラスの「硬質化」「固定化」の掛けられた城壁だろうと
ドットスペルが一撃でヒビを入れ、地面に向けて「錬金」を唱えれば迫り来る軍勢が一まとめに吹き飛んだ。
 矢玉も通さぬ強靭な皮膚を持つミノタウロスだろうと、治癒の魔法の一声で容易く爆ぜてしまう。
 並みのメイジなら一度で打ち止めになってしまうであろう強力な魔法も、ドットか
ラインレベルの消費でバカスカ打ち続けられる。チートといっていい精神消費効率の良さが
それを可能にしていた────これほどの使い手を上回るメイジがいるのなら今すぐ名乗り出ろ。
 虫けらどものことを思い出したら腹が立ってきた。不快なイライラとイザベラ姉さまが
行ってしまわれた寂しさを多少なりとも癒すため、姉さまが寝ていたベッドに倒れこむ。
……やっぱりいい匂い。こうしていると抱きしめてもらっているようで気持ちが安らぐ。
姉さまは今回どんな風に事件を解決なさるのだろう? 忘れずにシルフィードとの感覚を共有して
見逃さないようにしなくては。任務のたびに書きとめている冒険行がもうじき一冊分溜まるのだ。
これを近いうちに編纂し、我がガリアが誇るべき王女の偉業を広く万民に知らしめねばならない。
 私が数々の逸話を持つお姉さまを初めて意識したのは、かれこれ十年ほど昔のことだった。
何も悩みが無く、いつまでも無邪気に遊んでいられた幼少の頃。
 忘れもしないあの日、私たち二人はこっそり宮殿を抜け出して、近くの森へ探検にやってきた。
ふたりして摘み取った花で冠を作ったり、さんざん野を駆け回ったりして、小うるさいお目付け役や
教師たちの居ない時間を満喫した。
 当然、私たちがいないことに気付いた騎士や衛士たちが探しにやってきたが、楽しい時間を
終わらせたくなかった私たちは愚かにも森のさらに奥へと足を踏み入れてしまった。
宮殿を建てるにあたり、周辺から危険な亜人は残らず掃討されていたはずだったのだが、
森のはずれに細々と居た生き残りが迷い込みでもしたのだろう。私たちの前に、痩せ細った
一匹のオーク鬼が姿を現した。
 私は魔法の苦手な姉を守ろうと、覚えたばかりの攻撃魔法で必死に応戦したものの、
所詮は子供の精神力。ドットの力では拳で殴る程度の威力しか出せず、逆にオークを怒らせてしまう結果となった。
振り上げられた棍棒を前に、死の恐怖と魔法が通用しない絶望感に打ちひしがれ悲鳴を上げるしかなかった
無力な私は、次の瞬間奇跡を見た。
335名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 18:45:46 ID:lEFTHOEe
>>332
> この男が姉さまの唇を……杖を握る手につい力がこもる。
シャルロット駄目すぎw 支援www
336IFの使い魔:2008/11/04(火) 18:47:25 ID:YWt35AU6
 私の頭上に振り下ろされるはずだったオークの棍棒が消えたのだ。
 いや、消えたというのは正確な表現ではない。吹き飛んだ、が正しい。
 見ればイザベラ姉さまが、恐怖に震えながらもオークを見据え、敢然と杖を向けていた。
 爆弾と化した得物によって指を飛ばされたオークは、遅まきながらに事実に気付くや顔にふさわしい
豚のような悲鳴を上げてパニックに陥った。
 続けて二発、三発と爆音が轟き、オークはみごとに血飛沫くミンチと化して草花の滋養となった。
オークが死んだことで糸が緩んだのか、姉さまにすがり付いた私は堰を切ったように泣き出した。
 爆発という未知の魔法でオークを下したイザベラ姉さまは、流石にご自分も怖かったのだろうに、
今にも零れ落ちそうな涙を乱暴にぬぐうと無理をして笑い、泣きじゃくる私を優しく抱きしめて
くださった。
 爆発音を聞きつけて騎士たちがおっとり刀で駆けつけたころには、私はすっかり落ち着いて、
帰路の馬車では姉さまに始終べったりだった。その後、宮殿で侍従たちから大目玉を食らったのは
いい思い出だ。
 自らを圧倒的に上回る彼女の威力に心奪われたその日から、イザベラ姉さまは私にとって
杖を持ったイーヴァルディになった。

 ────昔の思い出に浸っていると、いつのまにか眠ってしまっていたらしい。あわてて
視覚を繋げてみるが、まだ仕事は始まってはいないようで一安心。その時が来たら知らせるように
シルフィードへ伝えると、不意にドアをノックする音が。
どうして此処がわかったのか知らないが、この叩き方は彼女だ。私は杖を振って迎え入れる。
「ご報告に上がりました、姫様」
 やってきた黒髪のメイドは妖艶な笑みを浮かべて頭を垂れる。何故この部屋がわかったのかの問いに、
彼女は「お部屋にいらっしゃいませんでしたので」とさも当然のように答える。
 ……何かあるたびに私が姉さまのいた部屋に潜り込むのは周知の事実らしかった。少し恥ずかしい。
 まあそれはそれとして、私は自室の隠し扉まで歩を進める。いちいち彼女と言葉を交わさなくとも
言いたいことはわかっていた。報告ということはとうとうアレが完成したに違いない。
 彼女と連れ立って隠し通路を通り、プチ・トロワ地下に設けられた秘密工廠に出向く。
様々なガーゴイルが立ち働く中を通り抜け、開けた場所へ出ると、果たして、そこでは予想通り
私の姉妹たちが眉ひとつ動かすことなく整然と立ち並んでいた。いずれも王家の紋と同じ
曲がりくねった長杖を携え、雪の結晶をイメージした紋が縫い取られたマントを羽織っている。
そして特筆すべきは、居並ぶ十二人全てが私と同じ顔をしていることだ。
 私と瓜二つの彼女らは無論人間ではない。近年ようやく量産に成功したばかりの複製人形
スキルニルの機能を組み込んだ、最強の暗殺用ガーゴイル『タバサ』。
 メンバーの全てをそれで構成された彼女らは、名を『雪風騎士団』という。
 凍てついた雪風のごとく、一片の容赦も無く敵を屠りさる戦闘マシーン。その使命は、
我が主君に仇なすものを肉の一片に至るまで絶滅し尽くすこと────カッ! ピシャーン!!
 天井からぶら下がった紐を引くと、室内を雷光が照らし出す。無論本物ではなく、
雰囲気を演出するためのまがい物だ。
 時は来た、これで姉さまに今まで以上に安心して戦っていただける。これからは私が────否、
『私たち』が姉さまの後ろを護るのだ。
「……シェフィールド、よくやった。褒めて遣わす」
 東方より来たメイド────もとい秘密工廠の技術主任は、うやうやしく一礼した。
337名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 18:49:33 ID:lEFTHOEe
>>334
> 姉さまが寝ていたベッドに倒れこむ。
> ……やっぱりいい匂い。
なんという駄目シャルロットwww
支援。
338IFの使い魔:2008/11/04(火) 18:52:32 ID:YWt35AU6
投下終了。武器屋さんGJでした! 子供たちが仲良く喧嘩するさまっていいですよね。
めざせガキ大将ルイズ。

あと書くの遅れてた理由ですが……スパロボZやってました、すいません。
それと不思議なことに書いているうちにシャルロットが重症のシスコンになってしまいました。
……おかしいな。
ではみなさんまた今度ノシ
339名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 18:54:00 ID:8QJ9UkLW
激しくGJ!
ちょっと病んでるぐらいで丁度いいww
340名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 18:54:21 ID:lEFTHOEe
ああもう、可愛すぎる。
誰が? ってシャルロットですよ。
341名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 19:00:59 ID:UClhKGXe
IFさん&武器屋さんGJ&乙でした!
武器屋ルイズの撥ねっかえりっぷりやシャルロットのイザベラ愛っぷりが可愛らしくて仕方がないっスw








>>333
あちこちで百合の花が咲きそうな兆しが見えるのは、我が眼が腐っておるからか喃……。
342名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 19:18:09 ID:RUVN2LcW
お二方相変わらずGJ!
このスレッドの発展に期待しましょう

>>310
そしてちゃっかり社員になっているシエスタ
時々、一緒に配達に行きます
当然ルイズはよく思いません
343名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 21:36:42 ID:t2H6Q95/
>最強の暗殺用ガーゴイル『タバサ』

タバサにそっくりだと書いているのに、ケメコデラックスのアイキャッチを思い浮かべてしまった。
344名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 21:42:22 ID:8QJ9UkLW
ヤバイ、それは強すぎ及び嫌すぎるww
345名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 21:43:42 ID:+bzj83GS
中の人www
346名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 21:46:50 ID:M0RL8fmI
武器屋さん、友情と恋愛は別物なのでデルフは安心ですよね。
IFさん、『雪風騎士団』登場。まさかこんな形でタバサ『達』が出るとは……。
これからも楽しみにしています。


IFと武器屋を足して2で割ると………
「イザベラが〜〜〜に拾われました」とか……。
シャルル派によって雇われた盗賊によって攫われたイザベラ。
イザベラを心配するのは姪のシャルロットだけと絶望するジョゼフ。
少し変わったガリア王家の人間関係。
姉を奪ったシャルル派と敵対するシャルロット。
ジョゼフはシャルロットに任務を与えた。
「イザベラを探せ」と。

いったいどれ程の月日が経ったのだろうか。
「…見つけた…、お姉さま」

こんな感じ。
347名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 22:30:48 ID:UClhKGXe
お、面白そう。でもその話でもシャルルは殺されちまってるのかしらん?だとしたら寂しいな。

…………なんでかな、ジョゼフ&シャルルとイザベラ&シャルロットが仲良くやってる話が読めると嬉しくて堪らない。
ガリア王家の人達に情が湧いてるのかな自分は。
348名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 22:47:53 ID:y/6L1+ml
IFさんも武器屋ルイズさんもGJ!イザベラとルイズの未来が明るいといいなぁ。

さて、アニエスがルイズを拾いましたの話をとりあえず一話はできたので、投稿してみようかな…。
正直他の作者に比べて自信がないが…。
349名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 22:51:10 ID:0I096c2I
>348
おおっ! それは面白そうだ!
350虚無と銃士 第一話:2008/11/04(火) 23:05:48 ID:y/6L1+ml
ご期待に添えられるかわからないけど…投稿しないで後悔するよりして後悔してみる。
と言う事で第一話どぞ


「こっちは片付いたわ。そっちは?」

全身を鎧で固めた女性剣士が、辺りを見渡しながら、自分の獲物である大剣に付いた血を振り払いながら、何処かにいる自分のパートナーに声をかけた。辺りには、彼女が斬り殺したのであろう、盗賊達の死体が転がっていた。

「片付いた」

その死体と血の海を、一人の軽装の少女が物ともせず歩いてきた。全身返り血だらけにもかかわらず、慣れているのか、ただ無表情に剣士の下へと歩いていった。

「よし、良好よ。強くなったわね、アニエス」
「そんなことはない」

少女、アニエスはぶっきら棒に女性剣士の褒め言葉を否定した。それを気にすることなく、剣士は、女性としてはかなり大きな手で、彼女の頭を乱暴に撫で回した。
10年前、故郷を焼かれ、当時三歳だったアニエスはこの剣士に保護され、そのまま復讐のために付き従っている。強さを求め、メイジを殺せるような力を欲し、そして今日も戦いに身を投じ、13にして剣の達人にまでたどり着いた。

「何時か、私を殺してくれるかしら」
「何故殺さなければいけない」
「強いって、そう言う事よ」

だがアニエスは時々、10年の付き合いをしてきても、この剣士の事がわからないことがある。彼女はそのことを深く考えない。ただ、少し冗談が過ぎる人だとしか考えなかった。

「…辺りを探ってくる」
「そう」

剣士から逃れるように、アニエスは、盗賊のアジトになっていた民家の中へと入っていった。剣士もまた、盗賊の死体を蹴飛ばしてどかしながら、辺りに金目のものがないかを探り始めた。
351名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 23:06:16 ID:oNUBOMKB
くぅ、可愛すぎるぞシャルロット。
ヤンデレっぽいイザベララブぶりと、演出に雷を用意するダメっぷり。
この分では、プチトロワ内には粛清用に、紐を引っ張ると床が落とし穴(深さ2m、底にクッション)になるに違いない。

現在の女王は、タバサの母のようですが、シャルルとジョゼフは後継者争いの時に両方死んだのかな?。
352虚無と銃士 第一話:2008/11/04(火) 23:12:13 ID:y/6L1+ml
すいません、投下予告を忘れてしまった…。ごめんなさい。


アニエスは、民家に入ると、ドアを閉めて、その辺に転がっていた椅子を立てると、そこへ座り込んだ。幾ら強いとはいえ、まだ13の少女だ。
彼女がしとめた盗賊の中には、貴族から落ちぶれたメイジもいた。彼女の体は傷だらけで、疲労も溜まっている。
アニエスは、今の自分の状況に少し辛さを感じ、俯きながら涙を浮かべた。
と、その時、何処からかガタンと音が鳴り、アニエスの耳にも届いた。アニエスはすぐに涙を拭って、剣を抜いて叫んだ。

「何者だ!」

だが、その返答は帰ってこない。その代わりに、何処からか、幼い女子がすすり泣く声が聞こえてきた。アニエスは警戒しつつ、音の鳴ったほうへと忍び寄る。どうやら、奥の倉庫から聞こえてくるようだ。倉庫のドアの前に立ち、アニエスは叫ぶ。

「そこに誰かいるか!今からドアを蹴破る。離れていろ!」

どれだけ倉庫が大きいかは見当が付かないが、とりあえずドアを蹴破るだけの大きさはあるだろうと判断し、叫んで暫く間を置いて、アニエスはドアを思い切り蹴った。
ドアにかけられていた鍵は壊れ、勢いよく開かれた。
同時に埃が舞い上がり、嫌な匂いがアニエスの鼻についた。それを気にせずアニエスは中に入っていった。
どうやら武器倉庫のようだ。剣やら斧やら、棚に積まれているが、ちゃんと管理されていなかったのだろう。埃が溜まっていた。その倉庫の奥に、
先ほどのすすり泣きの正体がいた。先ほどの戦闘での断末魔などが聞こえたのだろう、
恐怖で震えた少女が、倉庫の奥で身を小さくして、頭を抱えていた腕の間から、アニエスを見ていた。
格好は埃だらけになっているが、高貴な雰囲気を出し、そして桃色のブロンドは未だ輝きを見せるほど艶があった。
恐らく、どこかの貴族の娘だろうか。アニエスは剣を納めると、その少女の下へと歩み寄り、しゃがんで彼女の顔と視線を合わせた。

「大丈夫か?怪我はないか?」
「あ…う…」
「怖がるな。安心しろ、敵じゃない。お前、ここのものか?」

恐怖で震える少女を、それ以上怖がらせないよう、なるべく優しい言葉を選んでアニエスは問いかける。少女は震えながらも、首を横に振って答えた。

「違うか。…すまないな。こう…どう言葉をかけていいかわからないが…。怖がらせてすまない。私は、盗賊を退治しにきた傭兵だ。傭兵、わかるか?」
「ちょっと…だけ…」
「そうか、それはよかった。…私の名はアニエスという。お前は?何と言うんだ?」
「…わかんない…」
「わからない?」

アニエスは怪訝そうな表情を浮かべた。自分の名前がわからないとは、どう言う事なんだろうか。もしや、とアニエスが考え込んでいると、その瞳を覗き込みながら、今度は少女から答えた。

「これ…」
「ん?」
「これ…なにか…かいてある」

少女が差し出したものは、木の彫り物で出来たペンダントだった。他の彼女が見につけているものに比べて質素なものだったが、
恐らく家族の誰かが作ってくれたのだろう、愛情が込められたものだというのがよくわかる。その証拠として、「愛するルイズへ」と、小さく彫られていた。

「ルイズか、いい名だ。お前はルイズと言うらしい」
「ルイズ…」
「何も、覚えてないのか?」

少女、ルイズは頷く。どうやら、記憶喪失と言うものらしい。以前、そういうよう兵にあったことがあったから、すぐにアニエスは理解できた。
厄介な、と思い、彼女は右手で頭を抱える。そんな彼女を見ながら、ルイズはきょとんとしていた。

「返そう。お前のものだ」

アニエスは優しく、彼女の首にペンダントをかけてやった。ルイズは、そのペンダントを両手に持ちながら、じっと見つめていた。
記憶がない彼女にとって、これだけが、心の奥底にしまわれたものと繋ぐ切欠となるのだろう。
アニエスはゆっくりと手を伸ばし、彼女の頭に手を乗せた。ルイズは一瞬体を強張らせたが、そのまま、それを受け入れる。
353虚無と銃士 第一話:2008/11/04(火) 23:15:02 ID:y/6L1+ml
「ここにいると危ない。一緒に行こう」

アニエスの言葉に、ルイズは頷いた。不器用ながら、優しく振舞ってくれたアニエスを信じたお陰で、先ほどまでの震えも止まったようだ。
ルイズは差し出された背中に負ぶさると、アニエスの背中に顔を埋めた。

「そう、それでいい。賢い子だ」

アニエスはルイズを褒めると、そのままルイズを背負って、家を出て行った。死屍累々の外の様子をルイズに見せたくなかったため、彼女の行動は手間も省けて非常に助かった。
外へ出ると、やはり盗賊たちの死体がたくさん見える。早くその場から離れるため、駆け足であの剣士を捜した。

「あら…とんだ土産が来たわね?」

剣士は、一通り金目のものを見つけたようで、腰に下げていた袋が、先ほど見たより、大きくなっている。それと周りには他の傭兵仲間達がいた。

「倉庫の中に隠れてた。人攫いに此処へつれてこられたようだが…。このまま置いておくのも気が引けたから、連れてきた」
「そう。貴族の娘?」
「私はそう見てる。本人は記憶がないらしいから、はっきりしないが…。わかったのはルイズという名だけだ」
「ふぅん…、ルイズね」

剣士は興味深そうに、まだアニエスの背中に顔を埋めているルイズの横顔を覗き込む。ルイズは横目でそろっと剣士の顔を見ようとしたが、アニエスより一回り大きく、
片方の目が眼帯で覆われている剣士を見て、彼女は慌ててアニエスの背中に顔を埋めなおす。
その動作が面白かったのか、剣士は大きく笑い、そしてルイズの頭を一度軽く叩いた後、アニエスに視線を戻した。

「好きになさい」
「言われなくても」
「ふふ。じゃあ、戻るわよ」

アニエスの返事に満足したのか、剣士は他の傭兵達に指示を送ると、先頭を歩いていった。
アニエスは一度背中のルイズに声をかける。

「大丈夫か?」
「う…うん…」
「安心しろ。皆味方だ。あの剣士は私の…まあ親代わりみたいな人だ。これから、私達が泊まっている村まで戻る。…辛くなったら、遠慮なく言え」
「…うん」

アニエスの言葉に、ただルイズは頷いて答えるばかりだった。アニエスはルイズを背負って、一団についていった。

暫く歩いた後、アニエスとルイズは古びた村へとたどり着いた。所々焼け落ちており、周りの人々もどこか暗い表情だ。
だが、アニエスたち傭兵団が帰ってくると、誰もが何か期待した目をして、彼らに近づいてきた。
そして、その集団の中から一人、杖をついた老人がゆっくりと抜け出てくると、傭兵団のリーダーに話しかけた。

「戦士様…。盗賊は…」
「うむ、片付けたぞ。皆も安心するといい」
「おお…」

リーダーの言葉に、村人全ての表情が一気に明るくなる。そして、老人はリーダーの手を取って、感謝の言葉を何度も呟いた。

「ありがとうございます…ありがとうございます…」

そんな彼に対し、リーダーは少し小恥ずかしそうに頭を掻いた。他の傭兵達は、その様子を見ながらニヤニヤと笑っていた。
そんな中、アニエスはその騒ぎを避けるように、ルイズを背負ったまま、静かに宿屋のほうへと入っていった。
喧騒が、ドアによって遮られ、辺りは静かになった。そこでアニエスはルイズを下ろし、少し屈んでルイズと視線を合わせながら、彼女に話しかけた。

「お腹、空いてないか?」
「…(ぐぅぅ)」

ルイズはそれに、腹の音で答えた。恐らく、かなりの時間、緊張のお陰で空腹を忘れられたのだろう。
それが解けたことで、一気にやってきたらしい。アニエスは少し微笑みかけると、奥のカウンターに行き、
そして、宿屋の主人からパンを貰って戻ってきた。
354虚無と銃士 第一話:2008/11/04(火) 23:17:48 ID:y/6L1+ml
「貰ってきた。さ、食べるといい」

ルイズは頷き、パンを受け取る。だが、それをすぐに食べようとせず、じっと見つめていた。アニエスは首をかしげ、ルイズに問いかけた。

「どうした?遠慮しないでいいぞ」
「…食べないの…?」
「私は別に(ぐぅ)…」

ルイズの言葉に、アニエスは首を横に振ろうとしたが、タイミングよく彼女の腹の音も鳴ってしまった。
アニエスは恥ずかしそうに顔を赤らめるが、そんな彼女に、ルイズはパンを半分に割り、その片方を渡そうとした。アニエスは少し驚きながら、彼女に聞く。

「いいのか?」

ルイズは頷いた。アニエスはその差し出されたパンを受け取ると、それを口に入れた。少し硬めだが、焼きたてのパンは、口の中に運んだ瞬間に香ばしさが漂い、空腹の彼女達にとっては、最高の食べ物になった。
ルイズも、自分の両手ほどあるパンを、必死に口へと運び始めた。
最初はまだ怯えた表情のままだったが、やがて少しずつ、表情に明るさが戻ってきた。

「美味いか?」

アニエスの問いに、ルイズは頷く。アニエスも満足そうに頷き返した。と、そんなとき、ルイズの背後にあった扉が開き、ぞろぞろと傭兵達が入ってくる。
各々愚痴を零しているようだが、全て混ざり合ってよく聞こえなかった。
静かな場所を好むアニエスとしては、いきなり騒がしくなったのが少し気に食わず、眉を潜める。そんな彼女を見て、ルイズが心配そうに言った。

「どうしたの?」
「ん?ああ…。私はあまり騒がしいところが好きじゃないんだ。それだけだよ。ルイズは…疲れてないか?」
「おねえちゃんが…ずっとおんぶしてくれたから…」
「そうか。でも、怖い思いをしたのだろう?今日はもう寝たほうがいいかもな」

アニエスは優しくルイズの頭をなでた。ルイズは気持ち良さそうに目を細めながら頷いた。、そして、そのままアニエスはルイズの手を握ると、自分の部屋へと行く。部屋は彼女の私物が少ない所為か、殺風景だった。
ルイズはきょろきょろと、辺りを見渡していた。そんな彼女を尻目に、アニエスは、ベッドの布団を少し整えると、そこを叩いてルイズに示した。
ルイズはその意図を汲み取って、ベッドに入り、布団に潜り込んだ。それを確認したアニエスは、その場から離れようとするが、それをルイズが裾を引っ張って制止した。

「どうした?」
「…」

ルイズは何も言おうとしない。ただ、控えめに、自分の方へアニエスを引っ張ろうとしている。
何となく、彼女の気持ちがわかったアニエスは、どうしたものかと頬を掻くが、涙目で彼女を見つめるルイズの瞳に負けて、仕方ないと眼を瞑りながら、ベッドに座り込んだ。確かに、一人では寂しいのだろう。
アニエスも、拾われて間もない頃は心細かった。
記憶喪失のルイズにとっては尚更だろう。だが、自分が慰める立場になったと思うと、少し恥ずかしくも思えた。
だが、今はそんなことを感じている時ではないだろう。ルイズを安心させなければいけない。

「…一緒に寝るか」
「うん」

アニエスも布団に潜り込み、ルイズを包み込むように抱いた。ルイズもアニエスに縋るように抱きつき返した。
そして、暫くすると、ルイズは安心したのか、寝息を立てて眠り始めた。アニエスは彼女を見つめながら、昔の自分を思い出してみる。
彼女が3歳の頃、あの剣士に拾われた時、彼女を守っていたのは両親だった。
もはやそのときには黒焦げにされていて、顔も判別できなかったが、アニエスは二人が自分を守ってくれた事をよく覚えていた。
そして、あそこから自分の復讐の道が始まった。
両親を、故郷を焼いたメイジ軍団を追い、そして皆殺しにするために力をつけた。殺すために剣を振り続けた。ナイフ投げや槍、斧の武器の使い方など、戦闘に関しては何でも覚えた。
平穏など、二度と訪れる事などないと思った。自分には、殺し殺されるか、殺伐とした世界でしか生きられないと思っていた。そして、その人生は、復讐を持って終えるのだと。
そんな自分に、ルイズという存在が急に現れた。自分と同じように、家族と離れ離れになり、独りぼっちになったルイズ。アニエスは、自分と同じ道を歩んで欲しくない。
だから、ルイズの傍にいてやりたいと思った。だが、復讐を望む自分は、何時か彼女と分かれなければいけない時が来るだろう。そんな時になったら、どうすればいいのだろう。
せめて、彼女の本当の家族が生きていてくれれば。誰でもいい。彼女を独りぼっちにならなければ、それでいい。アニエスは、そう願いながら、ルイズと共に眠りに付いた。
355虚無と銃士 第一話:2008/11/04(火) 23:21:18 ID:y/6L1+ml
とりあえず第一話終わりです。何と言うか、いきなりキャラ崩壊しているような気がしますが…。
まずはしばらく出会い編で、その次は5年後くらいで他の原作キャラとの出会い。
そして原作と同じ時系列で行きたいと思います。

とりあえずアニエスとルイズが姉妹みたいな生活を描ければいいかなと思ってます。。
356名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 23:28:54 ID:Xr9+8Pwz
GJGJ
357名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 23:31:34 ID:t2H6Q95/
アニねぇGJ
まだプロローグのようだから、続きに期待といったところか。

このスレでは、ルイズはさらわれ女王の名を恣にするのだろうか
358名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 23:53:30 ID:RUVN2LcW
新作ktkr!
作者さんGJ!
359名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 00:13:33 ID:dEOLgw5w
新作投下乙です!

またまた面白い展開になりそうな新作が来ましたね
魔法を使えないから銃を扱うルイズが見れるかも?
続きに期待!
360名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 04:58:29 ID:OhpEbrFZ
アニ姉! アニ姉!!(AA略

コルベール先生と対峙した時にどうなるのかとても気になります。
続きに期待して待ってます。

……しっかしここんとこ豊作続きで嬉しいなぁw
361名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 08:32:51 ID:JMNIyBpJ
長編が増えてきているけど、「もし○○が××だったら」とコントのような短文ネタも
萎縮せずに増えてほしいな。
362名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 09:44:34 ID:KOEnt3wH
wikiの中の人が用意してくれた#mbnavi(../)を
早速長編の全ページに貼ってみた
363名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 09:59:11 ID:mxn+Lhsb
>>361
勘弁してほしいモノが一部…
364名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 12:55:45 ID:fOOSZk3d
思いついたので投下します。

http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1218457649/
906の続きです。
365906:2008/11/05(水) 12:56:40 ID:fOOSZk3d
「ただいまー」
押し入れ(クローゼットとも言う)の中から、自分の部屋へと入る。
部屋には机とベッド、ホームセンターで買ってきた安物のカラーボックスに入った漫画本などなど……間違いなく自分の家、自分の部屋だ。
「ん?」
ふと気が付くと、階下から複数人の声が聞こえてきた。
窓はいつの間にかアルミサッシの雨戸が閉じられている、母が閉めてくれんだろうと思いながら時計を見ると、時刻は既に10時半。
こんな時間にお客さんかな?と疑問に思いつつ、とりあえず部屋を出てみる。
階段を降りると、そこには母の姿が。
「おきゃフガッ」
お客さんでも来てるのか?と質問しようとして開いた口を、母は両手で押さえつけた。
「あ、あんたはまったく! 後で教えるから、今はルイズちゃんの所に隠れてなさい!」
母は耳元でそう呟くと、部屋の方に俺を押し返した。
そそくさと居間へ入っていく母を見て、俺、平賀才人は怪訝な顔をしながら自分の部屋へと戻っていった。



「〜♪」
ノートパソコンには、無線LANの機能がある。
でも、ハルケギニアでインターネットができるとは限らないので、有線を用いることにした。
ルーターの裏から長めのLANケーブルを引っ張り、床に敷かれたカーペットの裏に隠しながら、押し入れへと引き込んでいく。

押し入れの中には、段ボールで作られた扉がある、小学生の頃、ルイズの部屋と自分の部屋を繋いだのはコレだ。
奥行き30cm、正面から見ると一片が80cmほどの正方形、扉付きのトンネルだと言い換えてもいい。
ルイズの『世界扉』を閉ざさない工夫で、小さい頃ルイズと一緒にガムテープまみれになりながら作った思い出の品でもある。
使い方は簡単、世界扉が開いたら、これをはめ込むだけ。
異物が挟まっている間は、世界扉が閉じきらないので、この扉を置いておけばルイズに世界扉の詠唱を頼まなくても済むのだ。
「魔法って何でもアリだよなあ」

そう呟いてから、コンセントに差し込んだ延長ケーブルとLANケーブルを引きずり、世界扉を潜っていった。




扉を潜った先は、ルイズのベッド脇。
ベッドを見上げると、ルイズが女の子座りでこちらを見下ろしていた。
……五年前に母がプレゼントしたキキララのパジャマ姿で。

「遅かったじゃない。おばさまは何か言ってらしたの?」
「来客中みたい。話できなかった」
「そう…」
ルイズが鬱ぎ込むような表情を見せ、うつむいた。
「そう気にするなよ、まあ2、3日なら学校を無断でサボっても大丈夫だからさ。明日聞いてみるよ」
そう言ってルイズの隣に座ると、ルイズが心配そうに俺を見上げた。
「大丈夫なの?」
「たぶん、大丈夫だろ。休学って手もあるし、魔法学院を卒業するまでは使い魔になってやるから」
「ごめんね、サイト」

尚も謝ろうとするルイズをみて、サイトは笑みを浮かべた。
「いいってば。まさか本当に使い魔として召喚されるとは思ってなかったけどさ、同年代で自転車日本一周してる奴もいることだし、自分探しの旅ってことで」
「ジテンシャ?あ、そうだ。ねえサイト、今度また、私をジテンシャに乗せてよ」
「いいけど、俺の自転車じゃ足がつかないかもしれないぞ」
「もうっ、そうじゃないわよ!サイトの後ろに乗りたいの!」
「…………」
「どうしたのよ、なんか顔が赤いわよ?風邪?」
「うん……いや……ギャルゲーっぽい台詞って本当にあるんだなあって、感激してる」
「?」
366906:2008/11/05(水) 12:58:26 ID:fOOSZk3d
ガッツポーズを取るサイトを、不思議そうに見つめるルイズだった。



しばらく喋った後で、サイトはおもむろに立ち上がり、押し入れに世界扉の前に

「じゃあ、俺はそろそろ寝るわ。明日の朝は何時頃こっちに来ればいい?」
「帰っちゃうの?」
「そ、そりゃあ、寝るときぐらい帰るよ」

「……」
ルイズは少し唇をとがらせ、拗ねたような顔で俺を見た。
「……」
と思ったら今度は赤面して顔を背けてしまった、いったい何なんだ。

「つ、使い魔はメイジと一心同体なのよ」
「それは昨日聞いた」
「だっ、だからその、あの、そろそろ寒くなってきたら」
「いやこれから暑くなるだろ季節的に考えて」
「とにかく!朝は寒いから! ……その、わわわ、私と」
「?」

疑問符を浮かべた俺の前で、突然世界扉が音がした。
コンコンというよりポンポン、というノックの音だ。
「ルイズちゃん、サイト、いるかしら?」
「何?かーさん」
すかさず扉を開けると、ルイズは残念そうにハァーとため息をついて、ベッドに突っ伏してしまった。何やってんだ?



「あんたねえ、秋葉原で突然消えたってニュースになってるのよ」
「は?」

母の話では、秋葉原の歩道から人間が突然消えたと、けっこう大きなニュースになっているらしい。
試しにノートパソコンを開いて、よく見る掲示板を開くと……。

【秋葉原】××テレビ取材中に消えた通行人!?【伝記街】69人目

祭りになってた。

「マジだ…しかもこれ○○電気の監視カメラ動画……うわぁ、メイド喫茶を取材に来てたテレビ局にまで映ってるのかよ!?」
「だからあんた、しばらく身を隠しなさいよね」
「いいの?」
「いいも何も、どうにもならないでしょう!警察の人だけじゃなくて、テレビ局の人までうちに来たのよ、もう冗談でしたーで通じないわよ」
「わ、わかった」
「ねえルイズちゃん。ほとぼりが冷めるまで、うちのバカ息子を預かってもらえないかしら」

ルイズは話を振られて、まず最初に頭を下げた。
「おばさま…ごめんなさい、私のせいで」
「仕方ないのよ、それに、運が良いかもしれないわ」
「運が良いって?」
運が良いという言葉に違和感を感じた俺は、思わず聞き返していた。

「国家公安委員会、って所から人が来てね。昔から軍隊とかで、戦車とか飛行機とかが消えて、行方不明になっちゃうことがあるんだって、それと関係してるかもしれないって…」
「行方不明って…何その話、初耳だけど、いやいや待ってくれよ、公安ってあれだろ、警察の凄いバージョンだろ?」
「それよ、よくわからないけど、私もどうして良いか解らないから、とりあえず時間をおいて考えを整理しましょ」
「わかったわかった、って、昔からそういう事件があったって、マジ?」
「マジらしいわよ」
367906:2008/11/05(水) 12:59:14 ID:fOOSZk3d
ルイズと俺とで顔を見合わせる、日本から、地球から誰かが召喚されたという話は、ハルケギニアで聞いたことが無いからだ。

「とにかく! 少し時間をおきましょう。学校には休学を頼んでおくから」
「わかったよ」
「それじゃあまだお客さんが来るかもしれないから、戻るわね。ルイズちゃん、サイトをよろしくね」
「は、はいっ!」

ぱたん、と気の抜けた音がして世界扉が閉じた。
二人はしばらく世界扉を呆然と見つめていたが、どちらともなく顔を見合わせた。

「なんか、大事になっちゃったな」
そう言いつつルイズのベッドに座る、ふとルイズを見ると、泣きそうな顔で俺を見つめていた。
「あの、ごめんなさい。私、そんな大事になるなんて、思って無くて…」
「いや気にするなって、仕方ないって言えば仕方ないし、母さんの言ったとおり、ルイズに召喚された俺って凄く運が良いのかも」
「でも学校に行けないと、留年もあるんでしょう?私、自分のためにサイトを留年させたなんて」

ぽたり、ぽたりとベッドの上に涙が落ちる。

……正直なところ、これなんてエロゲ?な気持ちが無いわけじゃない。
幼なじみが自分のために泣いている、そんなシチュエーションに憧れたこともある。
しかし実際に目の当たりにすると、どうして良いか解らない。

とりあえず、ルイズの肩を掴んでみた。
びくっ、と体を震わせる、まるで怖がられているようでちょっと寂しい。
こんな時はどうすればいいのか!そう、こんな時は抱きしめるのがセオリーだ、ゲームでは。

「あっ…」

そっとルイズを抱き寄せると、ルイズは色っぽい声を上げた。
ルイズの体温と臭いを感じる……

「………」
「………」
お互い、何も話さない。
と言うか何を喋って良いのか解らない!
抱きしめてるだけじゃダメだよなあ、気の利いた台詞は無いかと考えるが、エロゲーの台詞しか出てこない。
ダメじゃん俺。

「サイト…」
そうこうしているうちに、ルイズの手が背中に回された。つまり抱きしめ返された。
改めて感じるルイズの体は小さい、ロクに運動してない自分でも、簡単にお姫様だっこが出来るんじゃないかと思わせるほどだ。

進退窮まった俺は、考えることを放棄した。
「後で考えよう」
「え?」
驚いているルイズをひょいと持ち上げ、ベッドに寝かせる。
ズボンのポケットから携帯電話を取り出して、目覚ましをセットした。
「とりあえず、明日の朝も早いんだからさ。寝よう」
「う、うん」
ルイズから離れると、俺は世界扉を開こうと、扉に手をかけた。

「帰っちゃうの?」
「違うよ、俺は床で寝るから、毛布を取ってくるだけだよ」
そう答えた俺の手を、ルイズの手が遮った。
368906:2008/11/05(水) 13:00:50 ID:fOOSZk3d
「…ダメ」
ルイズはごくりと喉を鳴らすと、両手に力を込めて、意を決したように口を開いた。
「お、お母様に頼まれたんだから、私が世話をするわ」
「は?」
「ま、枕を貸してあげるから、こっちで寝なさい」

ルイズがとんでもないことを言い出した、つまりコレは添い寝しろと言う事だろうか。
しかもさりげなく『おばさま』が『お母様』に変わっているし。

「でもルイズの分が」
両手をあげて降参ポーズを取りながらそう答えると、ルイズはばんばんとベッドを叩き、顔を真っ赤にしてこう言った。

「ああああんたが枕代わりになりなさいよ!」

「は」
一瞬頭がフリーズした。
ルイズは素早く掛け布団をめくり、中央より少し横で仰向けになっていた。
俺とベッドを交互に見て、顔を赤くしている。
「はっ、はやく、しなさい、よね……」

もう、なんか凄くいじらしい。
最後の方なんて声が聞こえない程小さくなっていた。
「そ、それじゃあ、いただきます」
テンパってとんでもない事を言ってしまった気がするけど、俺の声もルイズと同じように緊張して萎縮していた。




結局、いろいろあって疲れたせいか、二人はすぐに眠ってしまった。
寝返りを打ったルイズを、無意識のうちに抱き寄せた才人の左手からは、淡く光が漏れていた。



==========

以上です。
369名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 13:22:36 ID:RbL8UUXR
なんという甘い生活……
サイト、今すぐ俺と代わるんだ!
370名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 15:07:00 ID:q6qtRkhw
906さん、できればまとめWIKIに>>364を投下してください。
371名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 16:42:23 ID:OhpEbrFZ
ハナからデレてる才人のいじらしさとルイズの愛らしさは異常!
372名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 18:30:30 ID:R8GBTBAM
こいつはwktk
サイト、羨ましすぎるぞ!
373名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 20:12:45 ID:A3wdUz17
つーか平賀家公認なのか……

そこに至ったエピソードとかかなり興味ある。
374名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 21:08:03 ID:wRynW++S
あああああああ!

ちょっと走ってきます!!
375名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 23:08:03 ID:gNICkEhT
しかしこのストーリー、ワルドの扱いがちょっと気になるな…
あとつながってるとなると、佐々木の爺さん絡みの話も出てきそうだな
376名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 23:22:46 ID:5V6adTbf
公爵家一家と面識があるかどうかによって、
展開が大きく変わりそうだな。

まあ、それ以上に科学技術持ち込み放題な状況が
すごくやばそうだけど。
377名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 00:12:53 ID:dAtQdcGE
906氏の作品を拾ったから誰かできる人Wikiに登録お願い
http://s.s2ch.net/test/-/changi.2ch.net/anichara/1218457649/-912
378名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 00:42:09 ID:pYmaCjvD
平賀母とカリーヌの会話とか。
「何時も娘がお世話になって…………」
「家の息子の方も……………」
公爵もサイトに頼み事をしたりして。
「カトレアに動物写真集を……」
エレオノールがアカデミーで異常なくらいに活躍したりして。
「………このように〜〜〜が××で○○になって△△となるのです」異国の文字で書かれたメモを見ながら。
379名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 01:19:02 ID:SYmZMv02
通販にはまるカリンさま
380名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 02:18:13 ID:Dabjj1EH
>>368
作品タイトル何にしますか?
381名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 02:34:16 ID:r85R22DB
>>378
休日には、日本に招待して都内にお出かけとか
新宿のデパートやカメラ屋で買い物したり、映画観に行ったり、レストランで食事を楽しんだり…
後は異文化体験で和服着てみたり、日本の風習を楽しんだりするとか

そういやルイズはアンリエッタの幼馴染でもあったんだよな……その辺なんか変化が起きないかな
382名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 03:56:28 ID:Dabjj1EH
水メイジでも治せなかった病気を治しに日本の病院に入院するカトレア
当然無保険だけど
治療費はヴァリエール家から貴金属や宝石を持ってきて換金すればいい
383名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 10:27:57 ID:/ZJ7GWEX
そして、出所不明の宝石や貴金属を売りさばく平賀家をマークする警察

そこへ、才人が衆目の中で消える事件が!
384名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 12:15:36 ID:SFUooIef
そのうち見つかって
人権無視奴隷国家に民主主義を授けると
某国が(ry
385名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 12:28:45 ID:WYlongNJ
>>378
才人の父ちゃんがいるのであれば、公爵と酒を酌み交わす場面もありそうだな

公爵「米で作ったワインというのもいいものですな」
才人父「気に入って頂ければ…」

みたいなノリで

>>381
カトレアさんは上野動物園やしながわ水族館に興味を示しそう
386名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 12:56:29 ID:2koqU33c
>>384
どこぞの火葬戦記みたいになりそうだなw
あれ途中までは面白かったけど、戦闘描写が濃厚になればなる程、全く兵器に詳しくない俺は置き去りにされて……orz
途中までの爽快感は良かった。
387名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 13:09:24 ID:+2TImqqI
>>384
>>人権無視奴隷国家
やあ、それは我が祖国、日本のことですね。

>>386
あれはあんまりにもハルケギニアヘイト……というか「王制・貴族主義」ヘイトに過ぎるんで、途中で嫌になって読むのをやめた。
388名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 14:29:01 ID:BkvpFgvA
>>387
そうか? あそこまで突き抜けてると逆に清々しくてアレはアレで。
まあ、文章力さえそれ並みにあれば、基本的に好き嫌いしない性質だからな、俺は。
ただ、難しすぎるのは勘弁。
389名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 15:54:22 ID:ER1lGT39
>>388
それ何ていう話?
390名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 15:56:07 ID:/ZJ7GWEX
それなんて人類統合体?




なかなか出ないなぁ、星界
391名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 16:49:10 ID:BkvpFgvA
>>389
ん? ああ、“日本が”召喚される話。もち日本最強系。
まあ、人によっては苦手な人も居るだろうから、そういうのダメなら見ないほうがいいかも。
朝日の中へ 火葬戦記 でググれば出てくる…はず。
最近は兵器描写がマニアックすぎてついていけないから読んでない。
あと、開始数ヶ月で何百話も書くツワモノなサイト。正直尊敬する。
392名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 17:11:08 ID:ER1lGT39
>>391
どうも。見てみた。とりあえず量に絶句


確かにダメな人はダメそう。俺はダメだった。火葬戦記すぎて
393名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 18:05:19 ID:vZxoOPHr
>>378
ほのぼの平賀家とヴァリエール家というイメージが湧いてしょうがない
お互い誕生日に招待しあったり、ヴァリエール一家が年末を紅白見ながら過ごしたりみたいな感じで
394名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 19:50:13 ID:83CBuNO/
>>386
聖刻1092の水上戦を思い出した。
395名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 21:00:03 ID:SFUooIef
外部の話は良くないとは分かってるが
内容はともかく良くあれだけ書けるよな。
世のSS書きがみんなあんなふうだったら未完作はないな
396名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 21:14:52 ID:k01hDypi
>>395
引き伸ばした挙句終われない>中の人が事故か病気or矛盾突っ込まれて炎上して終了

こういうパターンもあるから注意
397名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 21:17:53 ID:mp9wm67n
>>396
それなんてよこしm(ry
398名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 21:53:33 ID:aScFkLfN
そこまで「王制・貴族主義」ヘイトだったかなあ?
ぶっちゃけ、日本最強物の時点でヘイトになっていないような…
399名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 22:16:56 ID:+TWcR1Hm
貴族ヘイトか

さては大粛正でもやったのか?
魔法至上主義社会だし、ギロチンと銃殺だと、銃殺のが不名誉だろうなぁ。平民の死に方って感じで。
400名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 22:28:06 ID:nkUExSDz
とりあえず他のトコのSSの批評は止めて貰えないか。
変なの呼び寄せることになるから。
401名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 22:30:36 ID:83CBuNO/
そだな。事実訂正とか定義とか論じる流れになりかけてる。
402名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 23:11:36 ID:/J4qHc63
もしジョゼフが虚無で日本への扉を開いて娘を連れて行ったら姪もついて来ちゃったら。
しかも平賀家と遭遇。
長年交流が続いていたが、ある日突然サイトが行方不明になった。
そんな時ジョゼフに手紙が届いた。
「サイトが召喚された」
返事を書いた。
「私が彼を家まで送るから連れて来なさい」
シルフィードでひとっ飛び。
「ジョゼフおじさん、ありがとうございます」
「それよりもサイト君、イザベラとの婚約の話だが………」
「それは……、その…………」


こんな展開、ルイズ涙目………。
403名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 23:15:53 ID:83CBuNO/
ジョゼフが経済王になってそうでえコワス
404名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 23:17:12 ID:P3Uiso1J
>>402
むしろそこはサイトの父親がジョゼフな方向で。
405名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 23:22:15 ID:2koqU33c
>>402
そりゃ、流石にルイズでもどうにもならんわなw
大国の王族の友人でしかも王女の婚約者ともなると外交問題激しいw
学院の人間も顔面蒼白だろうし、救出までにルイズがムチなんかふるってた日にゃw

俺的には超OK!
だって虚無の早期発見(これだと癌かなにかみたいだな)により、関係も拗れてない明るく円満な状況っぽいし、イザベラがサイトの婚約者ってのがまたいい。

ルイズが色んな意味で涙目だけど。
406名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 23:44:49 ID:/J4qHc63
ジョゼフの虚無早期発覚+シャルル心の内を暴露→真・最高の兄弟
異世界の少年との出会い+娘の応援に婚約を→イザベラ、超幸せ
シャルル生存+母から貰った人形「タバサ」→雪風の「シャルロット」
地球の技術+ガリアの技術→ガリア高度経済成長

こんな凄いガリア王女の婚約者を召喚したルイズ涙目……と思ったらもっとやばい人がいた。
コルベール、神聖な儀式と強行したのは彼。
407名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 23:57:59 ID:2koqU33c
間違いなく首が飛ぶなw
408名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 23:58:09 ID:r85R22DB
>>393
初めて紅白観て小林幸子の衣装に驚くヴァリエール一家

「トリステインでもあんな豪勢な衣装は見たことがない!」みたいなノリで

正月は才人の母ちゃん特製のおせちと雑煮に皆で舌鼓
公爵と才人の父ちゃんが飲みすぎでベロンベロンに
才人とルイズは顔を○×だらけにしながらも羽根突き

いや、コンビニで年賀はがき売ってたから思いつきで書いただけなんで
409名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 00:00:56 ID:+gd8V7Ot
>>405
そんなジョセフたちは全力でルーンの効果を消す方法を探すな。

パッと見でわかるほどの洗脳効果は無いみたいだから、ルーン消しのためにいきなり
殺されたり、戦争をふっかける理由にはされないだろうし、ルイズ的には幸運なのでしょうか?
それとも蛇の生殺しなんでしょうか?

>>406
どうみてもコルベールの首を差し出しただけじゃおわらねぇ悪寒
410名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 00:06:08 ID:w8R459AH
コントラクト・サーバントは「シャルロット」が止めるんじゃ
411名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 00:19:19 ID:Or18q8Mt
>>410
あ、確かに。
強引にやるなら爆発に巻き込まれて保健室行き↓
次の日に食堂でサイト発見(しかも床で食事中)↓
サイトなにやってんの!?→召喚されて酷い目に(ガリア云々は戯言扱い)↓
ええぇぇぇええ!?

的な感じとかw
412名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 00:37:12 ID:DuxRsQHd
シャルロットからサイトの説明されてまっ青になるルイズ。
「助かったぜ、シャルロット」なでなで。
……ぐらいならまだいい。

「諸君、決闘だ」以下略。
サイトが暴行を受けているのを黙認した責任をオスマンにとらせる。
ギーシュは涙目じゃ済まないな。
413名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 00:45:35 ID:Or18q8Mt
そこまで行くと完全に国際問題に発展するw
シャルロットの活躍にトリスティンの命運がかかるストーリーだな。万が一本とかに没頭してて食堂に行かなくて決闘イベントとか起きたらバッドエンド的なノリだな。
414名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 00:57:34 ID:BBQZ01YL
日本のライトノベルを詠んでしまい、イーヴァルティの勇者に加えてリナ=インバースとオーフェンを崇拝しだすタバサ
とその人格を矯正しようとするサイトの奮戦記
415名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 00:58:29 ID:8NqUlKG1
シャルロットもサイトを狙っていて、
召喚されても王国に報告せず、
虎視眈々とルイズから奪う機会を…。
416名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 01:05:48 ID:ArZLfgMM
>>414
クロスとすれすれだから、架空のベタなラノベにしとこうぜ?
417名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 01:16:02 ID:gAersWbs
たしかにゼロ魔のラノベをシャルロットが読んじゃって大混乱って可能性が出て来るしな
418名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 01:27:56 ID:qdW4O2gR
べたべたなRPGも、シャルロットは好きそうだね。
逆に、イザベラは対戦ゲームでサイトに負けて悔しがって、此処でまさかの親登場みたいな。

アニエス話、何となく全体の構想は出来ているんだけど、途中のネタが揃わない…。
本編の時系列に移る前に、マザトーニとかキュルケとかに接触させたいけど…。何かいいネタないかなぁ。
419名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 01:33:40 ID:8NqUlKG1
>418
アニねぇ?
国からの依頼の受けて、ゲルマニアに出張とかは?
420名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 01:53:46 ID:nA3vcZRA
>>410
>>406ならそもそも「シャルロット」は学院に飛ばされないんじゃないか

サイト「ちょっとまて、ジョセフさん呼んでくれよ」
ルイズ「ジョセフって誰よ?」
サイト「ガリアの王様だよ。名前くらい知ってるだろ」
ルイズ「あんた、大国の国王を“さん”付けなんていい度胸ね」
ラストはサイトとガリア王家の皆さんと感動の再会

これじゃ、ルイズが悪者だw
421名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 02:03:46 ID:ArZLfgMM
大丈夫、原作でも召喚初期のルイズは十分悪者だw
422名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 07:00:19 ID:lNWajH4X
まとめwiki消えてる?
423名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 07:23:50 ID:lNWajH4X
>>420
> >>406ならそもそも「シャルロット」は学院に飛ばされないんじゃないか
>>415設定を加えて、
本当はサイトが好きで一緒にいたいんだけど、
当のサイトはイザベラの婚約者だからガリアでは遠慮してしまう。
というか好きな人が従姉と一緒にいるのを見ていられない。

というわけでトリステインに海外留学。
サイトのことは忘れて新しい恋を探すんだと張り切っていた矢先に
ルイズがサイトを召喚して大混乱。

というシャルロットはどうか。
424名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 08:36:31 ID:Or18q8Mt
あ、ホントだまとめ消えてる……何が原因だろ?
425名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 10:32:32 ID:AmMbWUf0
>406
ガリア兄弟の仲を取り持つサイト
サイト「あんたら、たった二人の兄弟だろ!」
ジョゼフ「俺はお前が妬ましかった」
シャルル「僕は兄さんが妬ましかった」
涙ながらに心の内をさらけ出す二人

みたいな熱い展開
以降、サイトはガリア王家の客分に
426名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 11:17:25 ID:ArZLfgMM
ガリアの兄弟王ネタはサイトと関係なく見たい気がする
427名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 12:47:11 ID:SgssrcfW
才人に見せてもらってからニコ動やようつべにはまるガリア王家

それから、水色の服を着た人を先頭に街を練り歩く集団がリュティスに現れたとか

いや青髪なんでつい…
428名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 13:02:20 ID:kFcJU7cz
>>422
>>424
今は見れるぞ。
429まとめの中の人:2008/11/07(金) 13:03:30 ID:78p8gjPs
すいません、ドメイン設定いじったのが良くなかったようで一時的に不通となっています。
申し訳ありませんが、表示されない場合はこちらからアクセス下さい。
ttp://ifzero.hostwq.net/
430名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 14:06:25 ID:E9UBAxZt
>>420
サイトの服のポケットから肩を組んだ良い笑顔の青髪の男性達の写真を取り出して、
「ほら、こっちの人。ジョセフさんを呼んでくれよ」とルイズに頼んだりするんですね。

シャルルとジョセフが偽りのない笑顔で写っている写真。
異世界のイーヴァルディは不幸な運命を打ち破ったのだ。

サイトはもう一枚の写真をルイズに見せた。
サイトと青髪の少女が幸せそうに写っていた。
「ガリアの王女イザベラ、俺の許嫁だ」
431名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 15:55:34 ID:AmMbWUf0
「バカ言ってんじゃないわよ。こっちまで変に思われるじゃない」
と言って写真をビリビリ破るのが、ルイズクォリティーw

ガリアのトリステイン侵攻作戦まで、あと〇〇日!
432402ネタで一つ:2008/11/07(金) 17:32:11 ID:bx6ETRAo
後の世に『始祖の再来』『叡智王』と謳われる国王ジョセフ1世のもと、平和を享受していた超大国ガリア
その国が、世界全てを巻き込む大戦の引き金をひくことになろうとは、誰にも予想し得なかった。

ことの起こりは、始祖暦6011年4月7日、伝書ガーゴイルによって王宮に届けられた一通の書簡である。
諜報組織MI6トリスティン支部よりの最優先緊急報告、王宮全体が緊迫した空気に包まれる中、
王達の目に飛び込んできたのは、7体のゴーレムにフルボッコにされている、イザベラ王女の婚約者を写した写真であった。

騒然となる中で、オルレアン公によって報告書が読み上げられていく

一,学院生徒によってシュバリエ・サイトが召喚され、婚約の証明である土のルビーも無視された挙句、
  無理矢理使い魔にされたこと
二,ろくに食事も与えられず、虐待としかいえない待遇を受けていること
三,同封の写真は、先日行われた決闘の名を借りた私刑であり、逆転し勝利するも、重傷をおったこと
四,既に救出部隊の編成は終了しているものの、万全を期すため、応援を要請すること

その時の状況を、当時の東花壇騎士団団長カステルモール卿の日記から抜粋しよう
『あれは恐怖そのものだった。
オルレアン公はとんでもなく爽やかな笑顔で宣戦布告の草案を書きだすし、イザベラ殿下とシャルロット様は俯いたまま
含み笑いの二重唱を始め、王は全てを通り越した無表情で応援部隊の編成をなされていた』

ルモンド内務相も『あの朝が、トリスティンの終わりの始まりだった』と書き残している
433名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 17:42:43 ID:ArZLfgMM
>>429
乙です
434名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 17:51:04 ID:gAersWbs
>>431
写真と肖像画の区別も付かないはずだしね
435名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 17:53:41 ID:3+3sw8Zs
>>432
続き読みてー!
436名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 17:58:49 ID:+gd8V7Ot
>>431
初期ルイズだから、ちゃんと見もせずに、「平民のくせに分不相応」って決めつけだな。

写真=マジックアイテム認識が成立すると、また別の展開?
教師の誰かが、貴族から泥棒したに違いないと決めつけて「変なことを言う平民」を牢屋にぶち込んだり。
437名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 18:00:28 ID:ArZLfgMM
>>432
その頃一方、多分トリスティンで顔真っ赤にしたり青くしたりしながら
涙目でどもりまくってわたわたしてるルイズを想像して萌えた。
438名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 18:06:17 ID:gjVON2Ob
サイトも意外と紳士に成っていて、決闘は俺からも吹っ掛けたとか、
ルイズがかわいそうだから卒業までは使い魔するとか言い出して、
イザベラがやきもきする話のほうが希望。
439名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 18:20:41 ID:ypwE4OCq
しかし、その有様だともう当事者たちの問題じゃなく、国家間の問題になってるからな。

下手なこと言えば当のサイトがガリアの面子潰すことになりかねんし。つーか、トリステインとしても
そんな爆弾抱え込むくらいなら、責任者一同おまけにつけて、丁重にお帰りいただくことにすると思うぞ。
440名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 18:32:09 ID:nA3vcZRA
>>432
「ガリアが『王女イザベラの婚約者を返還しろ。さもなくばトリステインの安全は保障しない』と、訳のわからないことを通知してきたのです」
そう親友に相談するアンリエッタであった
「ご安心ください!姫さまの御身は私がまもります」
そう親友に宣言するルイズであった
「俺がジョゼフさんのところに行って、誤解を解くから」
そう提案した使い魔の意見はスルーされた

こうして事態は回避不能の状況に落ちいった
441名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 18:39:39 ID:+gd8V7Ot
>>438
ルーンで洗脳されてる……と思われるのがオチのような。

もはや殺すほかナシと言われて、ルイズは姫様と一緒にアルビオンに亡命。
そのうちルーンを消す方法が見つかってルイズ放置プレイ。
虚無に目覚めたルイズの逆襲に続く、と
442名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 18:43:45 ID:7g29h6lm
>>438
ルイズのおもりをする紳士化才人か、それいいね。
でもルイズやコッパゲ先生を始めとしたトリステイン組、
あとカステラさんみたいなガリア王宮務めの人達の胃に穴が開きそうだw
てか事態に決着が着く頃には、関係者各位の胃が消滅してそうな気が……。
443名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 18:45:37 ID:7g29h6lm
っとすまない、リロードしとくんだった
444名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 18:52:37 ID:ArZLfgMM
>>440
すごいありそうww
445名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 19:04:58 ID:JJpNkGca
>441
それはもしかしてサイトをしこたま殴って心臓が止まったタイミングを見計らって水の魔法で回復ということか
446名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 19:31:02 ID:gAersWbs
>>445
『主人』が死ねば使い魔契約が切れるって事じゃね
責任を取ってルイズ死刑
  ↓
アンリエッタ「ルイズを死なせるなんてとんでもない」アルビオンに亡命
447名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 19:54:42 ID:VD3LhK5r
ジョゼフ「どうせ二人は確定しているわけだし、もう一人ぐらい増えても問題なかろう?」
のちの統一王、サイト一世の誕生である。

これならなんとか。
448名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 19:58:36 ID:ArZLfgMM
うん、それもまたゼロ魔的だ。
449名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 20:08:17 ID:JJpNkGca
>447
その余裕に王の器を感じた
450名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 20:18:12 ID:yuzcf5pi
空気を読まずに変な小ネタ投下してもいいですか?

1レス分で済むんで予告は要らんと思ったんだけど。
451名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 20:26:06 ID:ArZLfgMM
どぞ
452名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 20:28:44 ID:yuzcf5pi
いろいろなことが丸く収まった後、地球との恒常的なゲートが(秘密裏に)開かれました。
人が通れるほどのサイズでは無いので、専ら物品のやり取りと、電気・インターネット用の光ケーブルを通すのに使ってます。

人が通ったり、大きなもののやり取りはその都度ルイズかテファが世界扉を唱えてゲートを開かねばならないうえ、こちらは一方通行なので結構面倒です。
電気・ガス・ネットの料金は日本で換金しやすい貴金属類で賄っています。割高ですが、年金もかなり増額したので何とかなってます。

恒常型ゲートの横には小屋が設置されています。
これがゲート設置装置なのでしょうか。

才人は、ルイズが学院を卒業したあと、ヴァリエールの領地、ヴァリエール公爵の家に程近い場所に小ぢんまりとした家を建てました。
小ぢんまり、と言ってもラ・ヴァリエール基準で、です。普通の貴族から見れば「ちょっと手狭かな」程度だし、平民から見れば広いおうち。東京出身の才人にはザ・豪邸です。

「サイト、新しい家見にきたわよーって、変な服着てるわね」
「へえ、木と……これは漆喰かね?珍しい様式の家だね」
「お、来たな……って、キュルケ、ギーシュ。ここで靴を脱いでくれ」
学院の皆が訪ねてきたのを、才人が出迎えます。着ているのはスェットの上下。気楽なもんです。

「板張りの廊下に……部屋の床は草を編んで作ってあるの?」
「それは畳って言うんだ。布団もいいのを取り寄せたし、ふふふ、風呂桶は総檜だ!これぞ日本家屋!」
そのくせトイレは洋式でウォシュレットもついてます。
よく見ると天井には蛍光灯、台所には炊飯器や、電子レンジもあります。
有体に言えば、広いだけで中身は建売住宅と変わりません。ガスは来てないので「オール電化」です。

「お茶淹れるわ」
玄米茶に、お茶請けは羊羹とあられです。どうも日本風にこだわっているようです。

ルイズとシエスタもここに住んでいます。
シエスタの給金がちょっと悩みの種です。

時々気がつくと隣になぜかタバサがいてびっくりします。
タバサは一応ガリアの王様なのですが、抜け出しているのでしょうか。

「今日は皆泊まってくんだろ?飯は……たまには出前取るかね。ピザと寿司でいいよなって、分からないか」

飯食って酒飲んで騒いで、風呂に入って、そろそろ寝床に着きます。
「これがニホンの寝床かね。床にマットを敷いて寝るとは!文化の違いとはいえ……」
コルベール先生はいろいろな物に興味津々でしたが、説明は明日以降で。

おやすみなさい。




「おっと、恒常型ゲートにエネルギーを補給しなきゃ」
才人は冷めたピザとお茶を持って、ゲートの小屋に向かいました。


そういえば最近教皇ヴィットーリオが退位して、行方不明になったそうですが、どうしたんでしょうね。
453名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 20:38:45 ID:yuzcf5pi
いじょ。



こうして投下してみて、SSかいてる人はすげえと思ったり。
うむ、あとはすっこんでよ。
454名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 20:43:00 ID:s2MmIlkJ

ヴィットーリオwww
ほのぼのしてるかと思ったらオチはそれかw
455名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 20:45:39 ID:3+3sw8Zs
>>452
教皇ぉぉぉぉぉぉぉぉ!? まあいい気味だがちと黒いなw
456名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 20:49:32 ID:ArZLfgMM
>>452
GJ! いいネタだった! オチがたまらんっwww
457名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 20:53:16 ID:IpgQjtZ3
>>452
ちょwwwwww教皇なにしてんすかwwwwww
458名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 20:55:52 ID:7g29h6lm
ひでぇ……と思ったけど、冷静に考えたら教皇だしまあいっかw
乙でした
459 ◆OT4htdOzAw :2008/11/07(金) 20:56:42 ID:yuzcf5pi
最初はほのぼので、「畳に靴で上がって才人騒ぐ」とかそーゆーネタで書いてたんだけど、急に思いついてオチ追加。
黒いかな……黒いよねえ。
460名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 21:11:50 ID:x9se56Le
もっと黒くしても俺は問題ないw
461名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 21:16:54 ID:ArZLfgMM
ほのぼのして、なんてことはない光景から、緩い空気はそのままに一言、二言程度で
ユーモアのあるブラックに持ってくのが上手くハマってるよな。
462402ネタで一つ:2008/11/07(金) 21:19:20 ID:bx6ETRAo
歴史家にとってIFは禁物である。
しかしながら、その誘惑が抗いがたいのも、また事実である。

ハルケギニア大戦の勃発においても、4つのIFが存在する。
もし、召喚されたのがシュバリエ・サイトでなかったら
もし、『ゼロのルイズ』が、彼の説得に耳を貸し契約を思いとどまったら
もし、コルベール教師が、土のルビーにディテクト・マジックを使っていたら
もし、決闘の傷が浅くて、3日も寝込むようなことがなければ


始祖暦6011年4月10日午前零時
後に『敵中大突破救出作戦―シュバリエ・サイト―』と映画化されることとなる戦いが始まった。
この作戦に投入された戦力は以下の通り
特殊戦術任務部隊ニンジャ、4マンセル×4
緊急展開空挺騎士団SAS、2個小隊
海兵隊第一師団付き強行偵察大隊1stRECON、1個小隊
個人・集団戦技実験戦闘団ティターンズ、1個小隊
計、5個小隊80名
*これらの部隊は、シュバリエ・サイトの発案により創設され、彼の持ち込んだ
 DVDなどから命名されたという

後のハルケギニア大戦において多大な戦果を挙げ、勝利と恐怖の代名詞となる彼らを投入したことに、
ガリアの並々ならぬ怒りと決意が見てとれる。
*当初イザベラ王女らは、近衛2個師団を直率して殴りこもうとして、即応性と浸透性、個人戦闘力から
 特殊部隊の投入に同意したといわれている




463名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 21:33:14 ID:IpgQjtZ3
こんなシチュエーションが浮かんだ

才人の両親を呼び、送られてきた写真を見せ

平賀父「なんという事だ……」
平賀母「才人…こんな目に遭わされて…」
ジョゼフ「ご心配なく。サイト君は必ず救出いたします。」
平賀父・母「よろしくお願い致します…」

そういや写真が送られてきたって事は、デジカメやプリンターも持ち込んだって事?
だとするとガリアでは地球の工業製品が大活躍?
464名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 22:13:41 ID:3woCfXi/
ガーゴイルがインスタントカメラで撮ってるんじゃない?
465906:2008/11/07(金) 22:15:08 ID:YeiHBMXn
>>380
安直ですが、「もし才人とルイズが幼なじみだったら」とか、こんな感じでも大丈夫でしょうか。
466名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 22:22:12 ID:/MgB263Q
こんな光景が浮かんだ。
サイト「ただいま〜」
帰宅して部屋に向かうと、
ジョゼフ「おかえりなさい、サイト」
サイト「ジョゼフさーん、なにやってんですかっ」
ジョゼフ「エロゲ、だがこの国の法律では………」
サイト「これなんかオススメですよ!」
ジョゼフ「それはそうとイザベラが会いたがっていたぞ」
サイト「今から行きたいんですけど………、いいっすか」
ジョゼフ「セーブして終わるっと、では行こう」


ゲーム大好きジョゼフさん。
467名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 22:30:01 ID:3woCfXi/
>>465
わかりやすいのが一番
468名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 22:33:30 ID:ZodLtRiR
>>466
ジョゼフにフリーセルやらせたらめっちゃ解くの早そうだな
469名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 22:52:43 ID:IpgQjtZ3
>>466
才人に連れられ秋葉原へ行きオタ文化に毒されていくガリアの王族
これはやがて国全体に広まり、いつしかリュティスにはプチアキバが出来ました
貴族の間では痛(馬)車がブームになり、痛T、フィギュア、同人誌の製作も行われるようになりました

これが一気にハルケギニア全土に広まるとは誰が思ったでしょうか
470名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 23:03:51 ID:+gd8V7Ot
>>469
やっぱ痛車は自動車に限ると、ガリアに限って自動車の導入が抵抗なく進むわけですね、わかりますw
471名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 23:08:47 ID:JJpNkGca
>469
素直に馬車に絵を描けと思うんだが
お馬さんに絵を描くなんてかわいそうだ!
472名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 23:23:25 ID:ArZLfgMM
華やかに馬化粧するのが流行るんだよ。何故か南半球先住民風に。
473名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 23:37:04 ID:SgssrcfW
>>470
ガリアにおいて普及する自動車、でもよく見てみると
〇〇商事とか仕出し弁当〇〇とか書いたままのバン
〇〇温泉ホテルとか〇〇ようちえんとか書いたままのマイクロバス
荷台に黒猫やペリカン、飛脚、カンガルーなどが描かれたトラック

こっちの人から見ればお洒落なんでしょうか?
474名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 23:40:01 ID:ArZLfgMM
お洒落なんですよ
俺達が英語入った服普通に着てるように
475402ネタで一つ:2008/11/07(金) 23:47:45 ID:bx6ETRAo
なにかおかしくなって、途中だけ送ってしまったようです
今回の修正版を零時くらいに投下させて頂きます

>>463
>>464

撮ったのは、学園に情報収集の為に潜入していたメイド達の一人です
ディテクト・マジック対策として、皆平民でアイテムも持っていません
違和感を持たれないように、戦闘用の筋肉もつけていないので、彼女達では
サイトを奪還はできませんでした
そこのところは、次回描写したいなと思っています

機材は、サイトが送ってきた薄型デジカメです
純ガリア製のカメラは、アナログで小型化に成功していないため、諜報員は
皆デジカメを使っています

今回は、ペットを使ってメモリーを外に出し、支部で印刷して報告という流れに
なります
大型アンテナは、この世界だと目立ちまくるので諜報機関の報告は、ロケット内蔵の
ガーゴイルで運ばれます
476名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 23:55:29 ID:IpgQjtZ3
>>473
どこのロシアだw
477名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 23:56:30 ID:IpgQjtZ3
すまん、リロード忘れたorz
478名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 00:02:42 ID:dbP8U1Ut
>>402ネタは面白いんだけど、使い魔召喚のゲートは自分でくぐらないといけないんだよね。
それを鑑みると、ルイズが召喚したことよりも、召喚に応じたサイトの方がなんかいわれそう。

「…………」
「な、なんだよシャルロット?」
「迂闊者ッ」
「――――!」

 あるいは。

「……そのメイジに相応しい使い魔が来るのよね」
「何よ、キュルケ?」
「いやあねえ、つまりあのサイトが貴女に相応しい使い魔だってことは、ねえ(ニヤニヤ)」
「はあ?(意味がよく解ってない)」
「………!」
「(やっと気づいた)いや、シャルロット王女、違うから! べ、別にサイトは私に相応しい男とかじゃなくて、使い魔ですから、その」
「――サイトに不満が!?」
「(どういえばいいってのよ……)」
479402ネタで一つ:2008/11/08(土) 00:06:53 ID:DbziyPWi
歴史家にとってIFは禁物である。
しかしながら、その誘惑が抗いがたいのも、また事実である。

ハルケギニア大戦の勃発においても、4つのIFが存在する。
もし、召喚されたのがシュバリエ・サイトでなかったら
もし、『ゼロのルイズ』が、彼の説得に耳を貸し契約を思いとどまったら
もし、コルベール教師が、土のルビーにディテクト・マジックを使っていたら
もし、決闘の傷が浅くて、3日も寝込むようなことがなければ

最初のそれはともかく、他は人並みの常識や注意力、倫理を持ち合わせてさえいれば
充分有り得たことであり、このことは、ハルケギニア大戦が決してトリスティンや貴族至上主義者の
言う不幸な事故でも、ましてガリアの陰謀でもなく、愚者への応報だということの一つの証であろう。

4月9日午後6時
グラン・トロワ第三閲兵場

「いいか、貴様ら。
我らが敬愛する王女、イザベラ殿下の婚約者シュバリエ・サイト・ヒラガをトリスティンのビッチが
誘拐しやがった。
その上、乞食以下の扱いでこき使ってやがる。
俺達の王女に、俺達の国に、泥をぶちまけやがったんだ。
どうだ、悔しいか?」
「「「「「「サー、イエッサー!!」」」」」」
「挙句の果てに、モヤシ野郎どもがシュバリエ・サイトを見せしめに嬲り者にしやがった。
ガリアに唾し汚し、踏みにじった奴をどうしたらいい?」
「「「「「「殺せ!殺せ!殺せ!!」」」」」」
「野郎ども、俺達の特技は何だ!!」
「「「「「「殺せ!殺せ!殺せ!!」」」」」」
「イザベラ殿下を、シュバリエ・サイトを、ガリアを、愛しているか!!クソ野郎ども!!」
「「「「「「ガンホー!!ガンホー!!ガンホー!!」」」」」」

480402ネタで一つ:2008/11/08(土) 00:10:03 ID:DbziyPWi
同刻
プチ・トロワ閲兵場

「諸君、私は姉さまと兄さまが好きだ。
諸君、私は姉さまと兄さまが好きだ。
諸君、私は姉さまと兄さまが大好きだ。
笑顔で語り合う二人が好きだ。静かに寄り添う二人が好きだ。
喧嘩して怒鳴り合う二人が好きだ。素直になれず、すれ違う二人が好きだ。
仲直りして、笑顔をみせてくれる二人が好きだ。

平原で、街道で、草原で、森林で、
砂漠で、海上で、空中で、宮廷で、
この地上で行われる、ありとあらゆる二人の愛の軌跡が大好きだ

トリスティンの奴らに、兄さまが攫われるのは嫌だ。
兄さまが捕らえられ、私達が会えない所にいってしまったのは、とてもとても悲しいものだ。
トリスティンの奴らに、兄さまが傷つけられるのは嫌だ。
牛馬の如く使われ、打ち叩かれ踏み躙られるのは、屈辱の極みだ。

諸君、私は制裁を、地獄のような制裁を望んでいる。
諸君、私に付き従う空挺騎士団諸君。君達は一体何を望んでいる?
更なる制裁を望むか?情け容赦の無い糞のような制裁を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三全世界の鴉を殺す嵐のような制裁を望むか?」

「「「「「「制裁!!制裁!!制裁!!」」」」」」

「よろしい。ならば制裁だ」

同刻
グラン・トロワ第一閲兵場

「いいかい、おまえ達
我が命令は唯一つ、捜索必救。
どんな手段を使ってでも、どれだけの損害を出そうとも、どれだけ敵を殺そうとも、
必ずサイトを私のもとに連れてくるんだ。
戦犯、色狂い、なんとでも言えばいいし、怨もうが憎もうが構わない。
だが!私の命令は変わらん!
サーチアンドレスキュー!サーチアンドレスキューだ!!」
「「「「「「イエス!イエスマイロード!!」」」」」」

始祖暦6011年4月10日午前零時
後に『敵中大突破救出作戦―シュバリエ・サイト―』と映画化されることとなる戦いが始まった。
この作戦に投入された戦力は以下の通り
特殊戦術任務部隊ニンジャ、4マンセル×4
緊急展開空挺騎士団SAS、2個小隊
海兵隊第一師団付き強行偵察大隊1stRECON、1個小隊
個人・集団戦技実験戦闘団ティターンズ、1個小隊
計、5個小隊80名
*これらの部隊は、シュバリエ・サイトの発案により創設され、彼の持ち込んだ
 DVDなどから命名されたという

後のハルケギニア大戦において多大な戦果を挙げ、勝利と恐怖の代名詞となる彼らを投入したことに、
ガリアの並々ならぬ怒りと決意が見てとれる。
*当初イザベラ王女らは、近衛2個師団を直率して殴りこもうとして、即応性と浸透性、個人戦闘力から
 特殊部隊の投入に同意したといわれている


481402ネタで一つ:2008/11/08(土) 00:17:54 ID:DbziyPWi
少し構成を変えてみました

色々な路線が出てきているようですが、私の作品では一番初めに書いてある通り、
ルイズ及び学院並びにトリスティン涙目な展開で進んでいきます

>>435
拙作の続きを希望して頂き、本当にありがとうございます
1レスだけの書き捨てにしようかとも思っていましたが、続けてゆく勇気がでました
482名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 00:20:32 ID:jmbLbMd8
流れを無視して906さんの一部変更パターンをカキコ

ルイズが子供のころに世界扉を開いてサイトと出会うってところまでは一緒なんだが
ルイズが召喚したのがサイトではなく、サイトの学校のクラスメイトの女子

まあ、ハーレム展開に女の子が一人追加されるだけなんだけどね
483名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 00:28:51 ID:YnLtHBrB
トリステインの草は血で育つのですね。
484名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 00:33:48 ID:pNfREe3/
>>471-472
刺青ですね、わかります
485名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 00:38:28 ID:Pk2TA+YC
まとめでみたジョゼフが女だったらというIFをみて考えてみた。
この女ジョゼフが、適齢期を越えてしまい魔法も使えず王族として義務を果たすことができないと考え、
最後の望みを託して使い魔を召喚してみようとして呼ばれたのがサイト。使い魔として側にいるため次第に本編のルイズのように惹かれていくジョゼフ。
その過程を側で見ていた弟シャルルはサイトの暗殺を計画する。
こんなの考えてみた。最終的には、イザベラが生まれる。
486名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 00:41:45 ID:J3jxwbML
>>478
>使い魔召喚のゲートは自分でくぐらないといけないんだよね。
ふと疑問に思ったが、拒否できるんだろうか?

虚無の使い魔を入手する為ともなれば、既に強制力が働いているかも
487名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 00:49:24 ID:dbP8U1Ut
>>486
アニメは見てないのでなんともしらんが、原作を読む限りでは、サイトは色々と試した挙句で自分から手をつっこんでる。
気がついたらハルケギニアにいました、というのが召喚だと思ってる人は意外といるけど、アニメだとそうなんかな?
クロススレ系ではいつの間にか…というのがほぼお約束ではあるが。
あるいはこれが二次創作ではあるゆるジャンルに共通してあらわれる「先行二次創作による思い込み」なんだろうか…。
488名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 00:54:45 ID:dbP8U1Ut
あと書き忘れ。
デルフは使い魔がどういう風に呼び出されるのかについては「運命だと言われている」とかいうてる。
運命が強制力だというのならまあそうなんだが。
婚約者のいる男を召喚した、みんなに馬鹿にされてばかりの少女…と書いたら、ルイズがヒロインの少女漫画みたいだなw
あ、当然、シャルロットとイザベラはライバルで妨害とか色々とする役割。
――だけど、そんな展開をみんなが望んでいない、みたいだなあ。
489名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 01:09:22 ID:cfGTrBRO
>>486
いや、なんつーか……8巻で、くぐらないままゲートが閉じるシーンがあるんだが……
490名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 01:14:58 ID:J3jxwbML
>>489
そりゃ残念だ。
強制力があるなら、8巻を前提としない「IF要素」って事だな。

もしくは初期ルイズの貴族(メイジ)として認められたい必死さと思いやりの無さ故に、
8巻のそのシーンとは違ってゲートが閉じず、サイトを魅了したか吸い込んだとでもするか。
491名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 01:40:50 ID:dbP8U1Ut
初期ルイズはひどいというのは同意するが、アレが最終的に「レモンちゃん」になってしまうという…。
まさにツンとデレの振り幅…それこそが萌えの要! だということはいうておこう。

>>490
だけどここはifスレだから、490の新作にも期待するんだ。
492名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 01:41:22 ID:fvdxXyqU
まあ召喚ゲートと一緒に相手に読める言語で触るとどうなるかの注意書きぐらい出てくれないと自分の意思で召喚されたとはいえないな
493名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 02:28:35 ID:nDKkYyEp
外伝に使い魔達の話があるけど、あれを見る限りじゃサモンサーヴァントのゲートには、何かが写ったりメッセージ的な効果があると解釈していいのかな。
拡大解釈かもしれないけれど才人の場合、何も見えなかったのにゲートに入り込んでしまったから、好奇心を刺激する最良のメッセージだったのかもしれない。
まあデレるまで苦労きわまりないけど。
494名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 02:52:09 ID:LI6PC+pD
テレパシーっぽい何かとか
495名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 08:35:57 ID:KdfvL1aw
召喚ゲートと一緒に説明役=ポン引きも出現し、言葉巧みに才人を呼び込みました。

「お兄ちゃん、いい子いるよっ」
496名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 09:03:35 ID:uq2/UU+B
>>495
自分の置かれた状況を知ってうげってなったサイトが
「こ、こんなの聞いてないぞ! 今すぐ家に帰してくれ!」
とか言うと、禿げたおっさんやら他の使い魔達が、
「お客さ〜ん?」
と怖いお兄さんばりに凄みながら迫ってくるわけですね?
そして、にっちもさっちも行かなくなったサイトは、
「一応美少女だしいいか」と、使い魔生活を甘受するわけですね?

さて、そろそろ入試会場に行かなきゃ……
497名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 11:44:52 ID:+kbxuQK9
平和なIFガリアに起こった悲劇……いや、喜劇の小ネタ
(あるゲームのネタバレを含みます)


イチャイチャ…………(以下省略)
いちゃいちゃ…………(検閲削除)
サイトとイザベラがラブラブしていると、
どっか〜〜〜〜んと大きな音がした。
何事かと二人が駆け付けると床に倒れたジョゼフと杖を構えたシャルロットがいた。
サイトはジョゼフさんを起こし、イザベラはシャルロットに事情を聞いた。
「何があったんだい、シャルロット」
「…………」
シャルロットが何かを言うが声が小さくて聞き取れなかった。
「大きな声で言ってくれ」
「…………犯人は美樹本…………」

事情は日本語を勉強したシャルロットがテレビゲーム「かまいたちの夜」をプレイし始めたときのことだった。
ジョゼフが言ってしまったのだ。「犯人は美樹本」と。
そのことに腹を立てたシャルロットの犯行だった。

だがサイトは大事なことを思い出した。
大事なことを伝えようとシャルロットに近づいた。
「なあ、シャルロット。かまいたちの夜は推理だけの話じゃないんだ」
「……………」
「幽霊の話もあるんだ」
「……………えっ」
                              終
498名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 11:50:29 ID:LI6PC+pD
「……………」
499名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 12:31:44 ID:qvrjzn18
>498
かまいたちはやった事がないからよくわからないけど、犯人バラされりゃ
そりゃ怒るよねw

そろそろチェンジの人来てくれんかのー
500名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 12:55:17 ID:/4N9NuVU
そういや、ルイズがブサイクだとかピザとかいうIFは誰もカキコしないが、みんな本能的に回避してるのかな?
501名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 13:11:05 ID:i7CmsxAr
>>500
で、あんたはそういうのが読みたいのか?
それっぽいネタだししたのは確かいたけど、
やっぱ無理、で終わったな。
502名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 13:27:56 ID:q9ob1sBB
不細工とは違うけど魔法でも治せないくらい怪我したルイズとか。
怪我が治らない醜い部分を布か何かで隠しているとか。
あるいは開き直ったルイズとか。

こんなパターンも有りだな。
魔法失敗→爆発→破片が目に……→目以外の感覚が鋭くなったルイズ

ぽっちゃりルイズというのも悪くはないと思う。
たかまれ!タカマルの幸地ゆきえみたいな感じで。
503名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 13:29:13 ID:GxNDGbJX
隻眼のルイズ
504名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 13:29:15 ID:PvGCbs+i
ブサイクまでいくとあれだが、
取り立てて美少女というほどでもないルイズと
美少年の才人という組み合わせはアリかも分からん。
505名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 14:17:18 ID:dbP8U1Ut
幼い頃に爆発で怪我したルイズ、というのは理想郷のテスト板にあったねー。
そしてなんか変な子になってた。
面白かったけど。
506名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 14:22:01 ID:j/qvEc++
平和なIFガリアにて

オタク文化が盛んなガリア。
いつしか二次元キャラのガーゴイルも製作されるようになり、大人気を得ました。
地球の技術と量産効果を組み合わせて低価格化したガーゴイルは、各地に出荷されるようになりました。
段ボールと緩衝材で梱包され、工場からフォークリフトでトラックに積み込まれるガーゴイル。

どうやら物流革命もあったようです。
507名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 14:28:46 ID:GxNDGbJX
フォークリフトやトラックは魔法で動いているのだろうか
はたまたガソリンで動いているのだろうか
ガソリン練金すればいいから似たようなものだと言われればその通りなんだが
508名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 14:35:50 ID:LI6PC+pD
>>505
あ、あの変な子か。魔改造ヘンテコ物なのに何故か面白かったな。
あとジョゼフがやたら格好いいw
509名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 14:37:01 ID:wrERJNmS
906氏の作品、もし才人とルイズが幼なじみだったらのWikiへの登録できる人
お願いします。
一話>>377
二話>>365->>368

510名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 18:43:11 ID:g0Hf/twD
>>504
サ「やあルイズちゃん」
サ「今日もいい動きしてるね!」
511名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 20:06:43 ID:wIh+vlLB
>>506
トラックの運転手は諜報員も兼ねている奴がいそうだな
仕事で国外に出た際に、その国の情報を集めてたりするとか
後は運送の仕事を装って、現地の諜報員と極秘に接触するとか
512名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 20:54:44 ID:JgxcbElA
>>497
かまいたち、まだ積みゲーで残ってるのにぃぃっ
513名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 21:02:57 ID:R+6Twcik
>>506
日本に逆輸出されたりしてw
514名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 21:13:48 ID:GxNDGbJX
実はトラック型のガーゴイル
実にクリーンなエネルギーです
515名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 21:24:46 ID:FybWBKYn
ガーゴイルとか、複雑な行動は無理なのかしらん。
人気キャラクターの等身大ガーゴイル、歌って踊れて会話もできます!とか出来れば、地球でも大人気になりそう。


裏モノとかも出たりして。夜のお相手もオーケー、なんてスキルニルと「人気アイドルの血」をセットで、とか。





草野球チームがスキルニルとバースの血を……とか。
516名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 21:42:35 ID:j/qvEc++
>>511
バラバラに国に入って情報を無線でやりとりするとか、運んだついでに盗聴器や発信器を仕掛けるとか
後は、諜報員への物資輸送や、諜報員の引き揚げに使うとか
517名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 22:29:52 ID:nU1uSdrF
>499
スターチャンネルの、エイリアン特集を見ながら書き進めてますよ。
遊星からの物体Xを出したい気持ちを抑えながらw

そういえばクロスには、ギーガーのエイリアンがあったな。
518名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 22:49:58 ID:uq2/UU+B
>>517
遊星からの物体X懐かしいww
あれクトゥルフ臭がする気がして好きだったぜ。

昔一瞬だけ考えたIFネタ。
もしハルケギニアにあるのがクトゥルフ教団だったら。
――無理がありすぎて一瞬で止めた。
519名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 23:23:04 ID:nU1uSdrF
>518
ルイズ「先生、召喚失敗しました」
コルベール「仕方ありませんね。彼を生け贄としてもう一度やり直しましょう」
ルイズ「ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるふ るるいえ うが=なぐる ふたぐん」
こんな感じになりそう。


あ−、お酒が入っているのもあって、タバサとともに食事をするサイトが突然苦しみだし、
腹からはチェストバスターが出てくるとか、部屋に戻って明かりを消すと
サイトの頭が4つに裂けて触手が伸びてくるってネタが頭をぐるぐる回ってる。
520名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 01:03:25 ID:EYL/6Us4
>>519
しかもそれ呼び出そうとしてる存在がw

俺も少し考えた。
呼び出したサイトが部屋の角を異常に怖がったら。
建物の中に連れ込もうとすると、『嫌だ! 建物内に入ったら奴が……犬が来るんだ!』とか喚いて狂ったように暴れる。
見かねたコルベールが眠りの雲で眠らせて医務室に彼を運ぶ。
次の日に様子を見に来たルイズはズタズタに引き裂かれたサイト“だったもの”を発見する。
始めて魔法が成功した証明であるサイトを殺されたルイズは、犯人を調べ始めるが……。

って奴ww
果たして魔法使い達はヤツに打ち勝つ事ができる……わけないよなぁ。
521名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 06:13:00 ID:Ydji0PfD
平和なIFガリア

才人によって持ち込まれたオタク文化の影響で舞踏会の様子が変わりました。

もってけ!セーラーふく
ハレ晴レユカイ
やらないか

などがリュティスで流行り出したのです。
これらのダンスは、やがて国全体に広まり、やがて国をあげての大会が行われる程の人気を得たといいます。

早く402ネタの続きが読みたい…
522名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 06:39:34 ID:MtkWD12u
>>519-520
悪くないけどさ、クロスネタは程ほどにしようぜ。
クトゥルーも「創作作品」だってことをお忘れなく。
523名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 07:52:24 ID:m57L12DH
ありゃラヴクラフトが小説の小道具としてでっちあげた「嘘神話」だからな
524名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 09:15:33 ID:EYL/6Us4
おっとすまん。自重する。
>>523
クトゥルフ神話と呼ばれ始めたのは御大の死後。ダーレス辺りから。

……関係なかったな、スマン。
525名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 09:36:25 ID:vWbM80QL
上の方でトラックやら車やらがハルケギニアに入ったらというのがあるけど、
やはり折角綺麗な世界なんだから空気を汚さないものに限定して欲しいよな。
ここはやはり魔法とのハイブリッドカーの開発か?
526名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 09:41:21 ID:jq/O8HjU
綺麗な蛇くん
527名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 09:45:40 ID:gLWgd/ON
>>525
綺麗な世界?
何を言ってるんだ君は。
528名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 10:15:26 ID:vWbM80QL
>>525
ああ、言葉が足りなかったか?「自然の」綺麗な世界な。
529名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 10:26:34 ID:jq/O8HjU
いや環境汚染の話で綺麗と言ったら普通そっちだろう。言葉が足りないとかあり得ない。

>>527は何を連想したんだ?
530名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 10:29:40 ID:gLWgd/ON
環境のために平民は犠牲になれと言うその貴族主義が気に入らん。
531名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 10:38:23 ID:jq/O8HjU
どうやって犠牲にするんだ?
532名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 11:04:45 ID:5yRF312k
ハルケギニアでは実は「固定化」を掛けられた物品が不法投棄され、平民には解除する事ができなくて困っているとか
533名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 11:26:52 ID:yPynsQw9
>>530
ハルケギニアは大魔法峠の魔法の国じゃねぇぞ。
534名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 11:37:51 ID:opp9mCuX
>>533
大差ねーだろ(んなわきゃねぇ)
535名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 11:50:13 ID:ORdnMpH+
>>525
車に関して候補を幾つか考えてみた

・マフラーに取り付けて使う魔法触媒、或いは車の改造なしに使用できる汎用魔法燃料の開発で排気ガスを浄化
・消耗品にも含まれ、解体時に発生する鉛や水銀、カドミウム、六価クロムなんかを魔法で無害化
・エアコンは魔法冷媒に
・ゴム、プラスチックの類についても魔法で分解・無害化
536名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 11:56:13 ID:bqVjtg++
分解、無害化とは言うが魔法は原子レベルで物質を変化させるからな
無害化するからと言って調子に乗ってばんばん変化させているとやっぱり環境に影響がじわじわ出てきそうだ

鉛、カドミウム、水銀も自然界から極端に量が減ったらなんかおきそうな気はするし
537名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 12:07:08 ID:BLYUloD7
虚無って産廃処理には便利かも
538名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 12:12:07 ID:5yRF312k
>>537
放射性廃棄物を錬金して無害にすれば大儲けじゃね?
539402ネタで一つ:2008/11/09(日) 13:58:29 ID:GK3cKWgP
>>521
お待たせしました。
今回は閑話として、ガリア発展の一幕を投下させていただきます。


540402ネタで一つ:2008/11/09(日) 14:03:13 ID:GK3cKWgP
閑話

ガリアへの宣戦布告が行われた際、ハルケギニア諸国の首脳部は、目の上のこぶを排除し得る千載一遇の好機と、諸手を挙げ、足を踏み鳴らしたという。
『最大の国力を持つといえどゲ・ロ・ア三国の総力に及ばず、国力に比して強大な諸侯によって結束に不安があり、勢いにおいては新興であり平民も活用するゲルマニアと比べ物にならない。』
彼らの認識が正しかったかどうかは、歴史が残酷なまでの証明を果たしている。

確かに、シュバリエ・サイトが現れるまでのガリアの実態は、上記のものであった。
しかし、運命の悪戯によって訪れた一人の異邦人によって全ては過去となっていったのである。


異世界『地球』からの知識、その恩恵をガリアが享受し得た最大の理由は、意外なことに彼の国が『魔法先進国』だったことと言われている。
己の優位性を脅かす故に真っ先に抵抗する筈の―事実、戦後の各国でも受け入れることはなかった―メイジ達、その少なからざる数が
積極的に―貪欲なほど―転向したのである。
皮肉にも『先進国』であるが故に、彼らは魔法の限界を既に理解していたのだ。

もはや新たな発見は無く運用面でも先の見えた魔法理論、始祖時代や先住の遺産を模倣し小手先の改良を繰り返すだけのマジックアイテム。
されど6000年間の固定観念は覆せず、ブレイクスルーは見えてこない。
戦犯コルベール教師のように技術開発を行おうとした者こそ―むしろ彼の方が異常だ―いないが、研究者や現場の人間の多くは危機感を共有していたのだ。
シュバリエ・サイトと共に現れた、系統魔法という枷に囚われない知識や発想こそ、彼らが長年求めても得られなかった光明だったのだ。


当然、新たなる知識を受け入れるには混乱を伴う。
ある者は魔法を捨て科学者となり、ある者は二つの知識を統合せんとし、またある者は新しい視点から魔法を再定義せんとした。

その中で、科学派及び統合学派に属する土メイジやガーゴイル研究者が、スーパー・リアルの二大勢力に割れて激しい論争を起こし、
内部分裂*を繰り返しながらも、一時は紛争一歩手前まで**いったことは、当時の産みの苦しみを象徴しているといえよう。

*スーパー党はマジンガー派・ゲッター派の二つを中心としていたのに対して、リアル党はMS派、VF派、戦術機派、AT派等の複数に分裂、
 最大勢力MS派から更に、AC系・AW系・CE系が独立、旧MS派は連邦対ジオンの抗争を繰り返し、まさに泥沼であった。

**各勢力それぞれの『我らの造り上げた最強のガーゴイル』をもって雌雄を決しようとした。
541名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 14:17:45 ID:opp9mCuX
>>540
 なんというガンダムファイトならぬガーゴイルファイト。
 あとコルベールは戦犯なのね。
542名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 14:35:28 ID:4tcI4tJl
>>525
風石燃料にしてゴーレムが回すエンジンはどうだろう?
具体的に言うと中で回転に特化した形状のゴーレムが自転車かねずみの車みたいにぐるぐると……
543名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 14:51:11 ID:vWbM80QL
>>542
ゴーレムと名をうってはいるが、既に生物より機械に近い外見と機能を持ち、
精神力を純粋に動力として使う機関…みたいなのを想像した。
544名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 15:19:03 ID:wmePoPxo
>543
オーラバトラーですね、わかります。

>540
サンライズ系だと一番ハルケギニアに親和性が高そうなのが異端に近いTA派に思えるんだ。
だがここはあえて非アニメなSF3Dを推すぜ!!
545名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 15:44:51 ID:lSdlh0m+
なんでSDガンダムがないんだ
あれも派閥割れそうだけど
546名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 16:13:28 ID:aB87S1ii
>>545
横井派、寺島派や今石統合派とかに分かれててさらにそれらの中に2.5頭身派やら3.5頭身派とかいるわけだw
547名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 16:34:43 ID:fqgbwlWj
「自己進化」「自己再生」「自己増殖」3大理論を備えたアルティメットなガーゴイルや
「人間の持つ生体エネルギー」で稼働し、「憎悪などの負の感情」により巨大化するガーゴイル、
「魂の力を表現する」ガーゴイルを用いて「人の体を通して出る力」で戦うガーゴイル。


ガリアのガーゴイルは素晴らしい。

548名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 17:09:14 ID:vWbM80QL
変わったところでは全長15cm程の少女人形に時には武装を付けたり
時にはキャッキャウフフしたり、時には魔改造したりしつつ人類の新たな
パートナーとなる訳ですね。
549名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 17:19:48 ID:bqVjtg++
なんだそのゴキブリ退治に使われそうなガーゴイルは
550名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 17:27:54 ID:vWbM80QL
>>548
ごめん、想定してたのは武○神姫…。ガリアのガーゴイル技術とこちらのロボット技術を
合わせれば神姫も実現できそうだなあとか思ってしまった。
551名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 17:28:56 ID:vWbM80QL
アッー、自分レスッー!!
552虚無と銃士:2008/11/09(日) 18:26:30 ID:Y7134i0j
どうも。第二話ができましたので、5分後くらいに投稿します。
553名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 18:29:08 ID:ORMChvFa
国が違うけど
もしもシエスタの祖父が乗ってきた戦闘機が
Bf109だったら

554虚無と銃士 第二話 ◆yl2jf6SkYY :2008/11/09(日) 18:31:44 ID:Y7134i0j
それでは行きます。もしかしたらさるさんなるかも。

『こら!また残したのね!待ちなさい、ルイズ!』

金髪の、長い髪を持った、声がきつい女性が、自分に向かっていきなりしかりつけてきた。
あまつさえ、頬をつねってくるのだから理不尽な話である。一体自分が何をしたのだろうか。
と、もがいていると、つねっている手を優しく離してくれたもう一人の少女が現れた。
自分と同じ、桃色の髪を持った、優しそうな声を持った女性だった。そんな少女に対し、きつそうな女性は、
腰に手を当てながら、呆れた表情で言った。

『もう!…はルイズに甘いわ!』

はっきりと名前が聞こえない。それに、顔も、はっきりと見えなかった。だが、二人は自分の事をしっている。
何故だろう。思い出せない。戸惑っているのを尻目に、桃色の少女が手を取った。

『だって、かわいそうだもの…ねえ、ルイズ。…と遊びましょ!』

それに対し、逆の手を金髪の少女が取って、怒鳴る。

『…ルイズ!こら!まだ話は終わってないわよ!』
『私の小さなルイズ』
『ルイズ!』
「…あ…」

声を上げようとした瞬間、ルイズは目を覚ました。目を覚ましてみると、何と事はない。
もはや見慣れた部屋の中だった。そして、自分の隣には、見慣れた短い金髪の少女が寝息を立てて眠っていた。
今の夢はなんだったのだろう。疑問を浮かべてみるも、5歳の彼女には、全くわからなかった。ただ、少しだけ懐かしさを覚えた。隣で眠る少女、アニエスの顔を見つめる。
そういえば、夢の中に出てきた金髪の女性に似ているような。…誰だったのだろう。
そんな疑問をルイズが浮かべている時、アニエスが静かに起きた。

「あ…」
「ん…んん…ああ…おはよう、ルイズ」

アニエスがルイズに朝の挨拶をした。それを聞いたルイズは、わからない疑問などとりあえずどこかへ置き、アニエスに満面の笑顔を見せながら言った。

「おはよう、アニエスおねえちゃん!」
555虚無と銃士 第二話 ◆yl2jf6SkYY :2008/11/09(日) 18:34:57 ID:Y7134i0j
第二話

さて、あれから二週間が経った。
盗賊に襲われていた村も、やっと退治されたので、ゆっくりではあるが復旧作業が始められていた。
そんな中、傭兵達は、村の警備のため、しばらくの滞在を決定し、アニエスとルイズもまた、村にいた。
始めはアニエス以外の人間になかなか心を開こうとしなかったルイズだったが、元々明るい性格だったのか、一度心を開けば村の娘たちとも仲良く遊び始めた。
今も赤髪の傭兵に肩車をしてもらって遊んでもらっている。アニエスはその様子を、訓練の休憩がてら、ベンチに座って眺めていた。
そんな二人の様子を、あの剣士は宿屋の二階の窓から眺めていた。

「すっかり丸くなっちゃって…。少し前までのあの子が、嘘のようだわ」
「本当だな。で?次の仕事は」

その隣で、白髪の傭兵がやる気なさそうに、剣士に対して質問を始めた。どうやら次の仕事が舞い込んできたようだ。
剣士は視線を手を繋いで宿屋に入るアニエスとルイズから傭兵に移しながら言った。

「大した仕事じゃないわ。この付近にまた盗賊が見つかったから、それを狩る。それだけよ」
「はぁん、めんどくせぇ。ここの領主は何してんだが」
「いいじゃない。これでまた、金がもらえると考えれば」

剣士はケラケラと笑いながら、自分の得物を抜き、その輝きを確かめる。
その姿に、何か得体の知れないものを感じてぞっとしながらも、傭兵は舌打ちをしながら呟いた。

「いかれ女が…」
「何か言った?」
「いや、何にも。で、何時誰が行く?」
「メンバーは私と…そうね。貴方の部隊かしら?」
「アニエスは?」
「連れて行かない。此処に残すわ」

剣士の言葉に傭兵は驚いた。数年付き合ってきたが、アニエスを残すということは、今までになかったからだ。
だが、下にいるアニエスとルイズを見て、彼は考え直した。

「あの娘っ子が原因か」
「ええ。まああの子が、ルイズを見捨ててまで一緒に来るといえば、別だけど。ルイズはそれを許すと思う?」
「だなぁ。まあ、アニエスも娘っ子を一人残すとは思えねぇし。妥当な判断か」

剣士は煙管を取り出し、吹かした。彼女の周りに煙が立ち込める。それを煙たがるように、傭兵は手でその辺を扇いだ。

「アニエスからは私から伝えておく。貴方は準備と他の者への連絡をお願い」
「…了解」

傭兵は面倒くさそうに立ち上がると、下へと向かっていった。剣士は剣を鞘に閉まって、煙管の煙を消したあと、アニエスを呼びにいった。
下へと向かうと、傭兵達が食堂から出て行こうとしていた。どうやら、先ほどの傭兵の話が伝わったようだ。その流れに逆らうように、剣士は食堂へと入っていく。
出て行く人たちの中、ただ二人、テーブルの上に食事が残された状態で、アニエスとルイズが剣士の事を見つめていた。

556虚無と銃士 第一話:2008/11/09(日) 18:36:33 ID:Y7134i0j
「アニエス、話があるわ。来なさい」
「…」
「わかった」

ルイズが警戒したような目で見る中、アニエスは指示通り椅子から立ち上がり、剣士の下へと歩き始めた。
と、その前に、ルイズの頭にそっと自分の手を乗せて、やさしい表情で言った。

「すぐ戻ってくる。そのまま食事を続けてくれ」
「…うん」

ルイズが頷いたのを見てから、アニエスは表情を引き締めて剣士の下に行く。剣士は頬杖を、食堂の入り口でしながら彼女を出迎え、
そして上の階へ、自分の部屋へと連れて行った。
アニエスは剣士に差し出された椅子に座ると、自分から話を切り出した。

「賊の討伐と聞いた。何処だ?」
「此処から南…、ガリア国境の近くよ。でも、貴方は連れて行かない。訳は、わかるわね?」

アニエスは俯く。何となく、食堂で召集があったとき、自分だけ名指しで残れといわれた時に何となく感じていたのだ。

「…ルイズは一人には出来ない。だが…」
「だが、何?」

アニエスは黙り込んでしまった。確かにルイズが心配である。傍にいたいという気持ちに偽りはない。だが、戦場を生業としている自分が、
そこから離れる事に何処か不安を持っているのも事実だった。

「…なんでもない…」

だが、そこはルイズと離れたくないという思いが勝り、アニエスは誤魔化した。だが、剣士はアニエスの心の隙間を抉るような言葉を言った。

「そんなに戦場が好きなら、ルイズはここへ置きなさい。此処にだって教会くらいはある。あなたは、ルイズから離れなさい。私どちらかと言うと、そっちを薦めるわ。
今の貴方に、復讐なんて出来ないわよ」
「…!」
「ま、いいわ。自分の道、自分で決めなさい。私は知らなぁいっと」

剣士は剣を背負って、アニエスの横を通って部屋を出て行った。アニエスは暫く考え込むように俯いていたが、気を取り直して、椅子から立ち上がり、下へと向かっていった。
食堂では、ルイズが、アニエスが立ち去った時のままの状態で待っていた。

「先に食べていてよかったのに…待っていてくれたのか」
「うん。一人で食べてても、おいしくないから…」
「…そうか、そうだな。じゃあ、一緒に食べようか」

かわいいものだ。そう思いながら、アニエスはルイズの頭を撫でながら、少し覚めてしまったシチューを口に運ぶ。ルイズもパンを口に運び始めた。
その姿はまるで、姉と妹、本当の家族のようだった。
アニエスは思う。こんな日が続けばいい。だが、何時まで続く?自分は、何時死ぬかわからない世界に居る。そんな世界に居る自分の傍に、
ルイズは置いてはいけないのではないか。アニエスは、今の状況を嬉しく思いつつも、素直に喜ぶ事ができなかった。
557虚無と銃士 第二話 ◆yl2jf6SkYY :2008/11/09(日) 18:39:34 ID:Y7134i0j
一方ヴァリエール公爵家屋敷の一室
ここに、一人の女性が眠っていた。女性の体や顔には包帯が巻かれていた。
そしてその傍らには、杖を持ったメイジが、ずっと彼女の様子を伺っていた。
彼女こそ、ヴァリエール公爵の妻にして、かつて烈風のカリンとまで云われた、カリーヌ=デジレその人である。

「…あ…う…ううん…」
「あ…!奥様!奥様!大丈夫ですか!?」

カリーヌが反応を見せると、メイジは必死に彼女に呼びかけた。カリーヌはその声を聞いて目を開け、だるそうにゆっくりと体を持ち上げようとするが、
全身に電撃のような痛みが走って、すぐにまたベッドに寝転んでしまった。

「お、奥様!まだお動きにならないでくださいまし…。全身、傷だらけなのですから。とりあえず、この秘薬を…」
「ありがとう…。貴方は、当家の医者ですね。と言う事は…」
「はい。ここはヴァリエール邸にございます」

メイジの医者から秘薬を受け取り、冷静に自分の記憶を整理しながら飲み込む。自分が何をしていたのか、何故このような傷を負っているのか。
水の秘薬が体に効き始めると同時に、錯乱していた記憶が整理されていく。
そうだ。確か、自分は娘と共にトリスタニアへと買い物へ出かけたのだ。新しい服を買いに行こうと、あの子と一緒に。買い物を済ませ、その帰りに、
突然馬車が揺れ、落ちるような感覚を覚えて、ルイズを抱きかかえて…。
そこまで思い出し、カリーヌは持っていた秘薬のビンを手から落としてしまった。
医者は呆然としている彼女の顔を、恐る恐る覗き込みながら尋ねた。

「あ、あの…奥…様?」
「ルイズは!ルイズは何処です!!無事なのですか!?」
「あ、ちょっと!無茶…は…!く、くるし…」
「ルイズは何処!?ルイ…あ…ぐ…!」

カリーヌは取り乱したように、ベッドから起き上がって医者に掴みかかった。医者は必死に宥めようとするが、彼女の力があまりに強く、逆に締め付けられて、
息ができなくなってしまった。だがそれも長続きしなかった。カリーヌの体に再び痛みが走り、苦しそうに医者の体へともたれかかっていった。
医者は咳き込みながらも、彼女の体を支えて、ゆっくりとベッドへ体を戻した。

「カリーヌが目を覚ましたのか!?」

と、そんな所へ、騒ぎを聞きつけたヴァリエール公爵が駆けつけてきた。
医者はその姿を見て礼をしながらも、その場から少しだけ離れ、公爵と入れ替わった。

「おお、カリーヌ…目が覚めて何よりだ…」
「あなた…私の事よりも…ルイズは…ルイズは無事ですか?」

公爵はカリーヌの言葉に、答えづらそうな表情を浮かべた。カリーヌはその表情を見て、少しずつ嫌な予感を胸に
募らせていき、青ざめていく。そんな彼女に公爵は我慢できなくなり、正直に話すことにした。

「…カリーヌ、落ち着いて聞いて欲しい…。ルイズは…まだ見つかっておらん」
「え…?」
「倒れていたお前を救助した時には、あの子はもう姿形見えなかった。恐らく、攫われたか…それとも…」

カリーヌは公爵の言葉を聴いて、青ざめていた顔を更に青ざめながら、顔を手で覆った。
そして悲鳴を上げて、布団へ顔を押し付け、涙を流し始めた。
あまりの妻の弱弱しい様子に、公爵は言葉を失うが、彼女の方に手を乗せ、慰めた。

「カリーヌ…。あの子がまだ死んだとは決まっておらん。今、全力で捜索を始めている。
きっと、きっと見つかる。だから今は、ゆっくり休め」
「おお…ルイズ…。ごめんなさい…ルイズ…私の所為で…」

何故あの時、ルイズに杖を渡してしまったのか。自分が杖を持っていれば、魔法で助けられたのに。
何故あの時、自分も杖を握ってみたいと言っていた彼女の願いを許してしまったのか。
カリーヌは後悔の念に囚われていった。
558虚無と銃士 第二話 ◆yl2jf6SkYY :2008/11/09(日) 18:41:32 ID:Y7134i0j
傭兵団が出立して、3日が経った。
ルイズは今日、仲良くなった村の娘達と花を摘みに、村の外の花畑へとやってきた。
花飾りを作り、それを自分達の親に送ろうと計画したのだ。本当ならば、アニエスからはあまり遠くに行くなと言われているのだが、
ルイズは日頃世話をしてくれる彼女にお礼をしたくて、今日は黙って外に来てしまったのだ。
村の娘達も、頻繁に来るというし、年長者も居たため、安全といえば安全なのだが。

「おはながいっぱい…。きれい…」
「そうよ。わたしたちのじまんのばしょなの!」

ルイズが一面に広がる花畑を見て、感嘆の言葉を漏らす。そんな彼女の手を取って、村の娘の一人が、彼女を花畑へと連れて行った。
近づいていくと、花のいい香りが、彼女のところまで届いていった。

「さ、皆。あまり摘みすぎちゃだめよ。あと、あまり離れないように!」
「はーい!」

年長者が年下の娘達に指導して、娘達はそれに従いながら、散らばって花を摘み始めた。ルイズも、それに交って花を摘み始めた。
色とりどりの花を、籠に入れていく。アニエスは喜んでくれるかな。
そんなことを考えながら、ルイズは笑顔を零した。
気がつけば、怖い人たちに囲まれ、倉庫の中に閉じ込められた時はどうしようと思ったが、アニエスに助けられて、始めは怖いと思ってしまったけど、
まるで勇者のような彼女がすごくかっこよく、やさしい人だと思った。
そして村の人たちや、傭兵の人たちもいい人ばかりだ。ただ、あの女の剣士だけはまだ慣れないが。
ルイズは、摘んだ花の香りを嗅いで、笑顔をさらに輝かせた。これなら、アニエスに喜んでもらえる。そんな思いを胸に抱いて、ルイズは花を摘んでいった。

「ねえねえ、ルイズちゃん」
「ん?なぁに?」

と、先ほど、彼女に声をかけてくれた少女が、ルイズの裾を軽く引っ張って呼んだ。
ルイズは作業を中断して彼女の方を向くと、彼女の籠には、この付近では見ない変わった形の花が入っていた。ルイズはそれを見て、首をかしげると、
彼女の言葉を待たず、その疑問に答えるように少女は言った。

「すこしあるいたところなんだけどね。いっぱいはえてるの!ルイズちゃんもほしい?」

少女が花を一本差出し、ルイズに見せる。ルイズは花を見て、少し考え込んだ。変わった形だが、綺麗な花だった。
少し離れるのは不安だけど、戻ってこれたのだから、大丈夫だろう。そう判断して、彼女は頷いた。
それを見た少女はにまっと満面の笑みを浮かべて、ルイズの手を引きながら言った。

「じゃ、いこ!」
「うん!」

ルイズと少女はキャッキャとはしゃぎながら、集団から離れていった。回りの娘達も、花摘みに夢中なためか、それに気がつくことがなかった。
集団から離れて行って、ルイズたちは花畑をどんどん奥へと進んでいく。そして、少女が見つけた、変わった花の群生地までやってきた。
それを見るや否や、ルイズは嬉しそうな表情で、花を選んで、そして摘んでいく。

「おねえちゃん、よろこんでくれるかな…」
「ねぇ、ルイズちゃん!こっちにもきれいなはなみつけたよー!」
「え、ほんとう?いくいく!」

少女の呼びかけに、ルイズはすぐに走っていく。そしてまた手を繋いで、夢中になって花畑を奥へ奥へと行ってしまった。
そして二人が気がつくと、もう日も暮れ始めていた。

「あ…もうかえらないと」
「そうだね。じゃあ、いこ」
「うん」

流石に二人も、あまり遅くなってはいけないと思い、元来た道を引き返そうとしたが、
いつの間にか、変なところに迷い込んでしまったようで、もと来た道がわからなくなってしまった。
559虚無と銃士 第二話 ◆yl2jf6SkYY :2008/11/09(日) 18:44:06 ID:Y7134i0j
二人は、お互い見詰め合って、呆然としてしまう。特に、この辺りに詳しくないルイズは、余計に不安になり、涙目になって少女を見つめた。
それにたじろぎながらも、少女はルイズを励ました。

「だ、だいじょうぶだよ!ちゃんといえにかえれるよ!」
「ほ、ほんとう?」
「ほんとうよ!えっと…あ…!あのおおきないわ!あっちのほうに、むらがあるはずよ!」

少女が指差したのは、花畑から一つ飛び出た大きな岩だった。ルイズの身長でも、はっきりと見える岩で、確かにルイズも、あの岩には見覚えがあった。
他に当てがないので、ルイズたちは足早に、その方向へと駆けていった。早く帰らないと、日が暮れる。外は危ないし、親には怒られるかもしれない。
そんな考えが、彼女達を焦らせた。

「きゃ!!」
「あ!」

前を走っていた少女が、ルイズの目の前で石に躓いた。
そしてそのまま、派手に転んでしまう。幸い、籠は落とさなかったようだが。

「いたぁい…」
「だ、だいじょうぶ?」
「うん…。あしがい…たいようぅ…」

少女は立ち上がろうとするが、足に痛みを感じ、立ち上がることが出来ない。どうやら足をくじいてしまったようだ。
勿論、治療をしたことなどないルイズには、どうすればいいかわからなかった。
ここでルイズは、自分を助けてくれたアニエスの事を思い出した。すごく、怒っているだろうな、と始めは考えて、次に彼女とであった時の事を思い出した。
そうだ、彼女はあの時、自分を背負ってくれた。なら。

「…ねえ、これ、もって?」
「え?…うん」
「…じゃあ、せなかにのって。ルイズがおんぶしてあげる」
「え!?…う、うん…ありがとう」

ルイズは背中を差し出し、少女はそれにもたれかかる。そして、彼女の足に腕を通して、ルイズは彼女を持ち上げた。
ひ弱な少女のため、かなり重く感じるが、それでもルイズは少女を背負って歩き始めた。

「ルイズちゃん…」
「だいじょうぶだよ…。だいじょうぶ!」

ルイズは息を少し切らしながらも、一歩ずつ、岩の方へと歩いていった。少しずつ、少しずつ岩へと近づいていった。そして何分歩いただろうか。
やっとの事岩にたどり着いたときは、もう夕暮れになっていた。

「あ…むら!みえたよ!」
「はあ…はあ…ちょ、ちょっときゅうけい…」

少女が、岩の向こうに見える村の陰を見つけて、指を刺しながら、嬉しそうに叫んだ。ルイズも、やっと帰れると思い、喜びを表情に浮かべるが、
それよりも疲労によって、その場に座り込んでしまった。

「ル、ルイズちゃんだいじょうぶ…?いっかいおりるね」
560虚無と銃士 第二話 ◆yl2jf6SkYY :2008/11/09(日) 18:45:10 ID:Y7134i0j
彼女の状態を心配した少女は、一度彼女の背中から降りて、足を引きづりながら岩に寄りかかって座る。
ルイズもその隣に座り込んで、息を整える。

「…ありがとう、ルイズちゃん…。それで…ごめんね。こんなことになっちゃって…」
「え…?」
「あたしがムリいったから…こんなことになっちゃった…ごめんなさい…」

少女は俯いて、涙を浮かべながらルイズに謝罪した。ルイズは、一瞬突然の彼女の言葉にあたふたとするも、
彼女に向けて、屈託のない笑顔を見せながら励ました。

「きにしなくていいよ…。いっぱいおはなもとれたし…。ここにきたばかりのルイズに、やさしくしてくれるし…。
ルイズもありがとうがいいたい…」
「ルイズちゃん…」

少女は、俯いていた顔を上げて、涙目でルイズを見つめた。ルイズはハンカチを取り出すと、その涙を拭った。そのルイズの優しさに、
少女は感動しながら、ルイズに笑顔を返した。それを見て、ルイズも満足そうに笑った。

「さ、もうちょっとだよ!いこう!」
「うん!」

十分休憩を取ったルイズは、再び少女に背中を差し出した。少女は、足を引きずりながら立ち上がり、ルイズの背中に乗っかかった。
ルイズは彼女を背負い、ゆっくりと歩き出した。
と、歩き始めてすぐ、岩を横切った時、がさがさと物音がなった。その物音は、ドンドンルイズたちに近づいている。二人は、得体の知れない恐怖で体が震えだし、今すぐその場から逃げ出したかったが、
彼女達を囲うように近づいてくるため、逃げようにも逃げられない。
そして、物音が急にやみ、その代わりに剣や槍を持った、屈強な男達が花の陰から現れた。

「よう、お嬢ちゃん達。こんなところで何をやってるんだ?危ないねぇ」
「おじさんたちが家に連れて行ってあげよう」

男達は、親切そうな言葉を吐きながらも、にやついた顔でルイズたちに近づいてくる。ルイズは何故か、頭が痛くなり、視界もぼやけてきた。おぼろげに、
彼女の失われた記憶が蘇ってきたのだ。どこかで、このような事を、同じような男達からいわれた気がする。何時だったかはわからないが、彼らが危険だと言う事だけはわかる。

「…こないで!」
「つれないなぁ。おじさんたちは村の人たちに頼まれて、君達を探しに来たんだよ」
「うそ!こないで!」

ルイズは必死に恐怖を押し殺し、男達を威嚇するが、男達には全く効果がなく、彼らはじりじりとルイズたちに近づいていった。
少女は恐怖のあまり、必死に眼を瞑って、ルイズの背中に顔を隠した。
だが、ルイズは決して怯えなかった。あの時、アニエスが助けてくれたように、今度は自分がこの少女を助けなければいけない。5歳という年齢でありながら、
彼女の中に眠る貴族の血が、彼女をそうさせているのだろうか。ルイズは男達を睨みつけていた。

「ひゅう。嬢ちゃん、いい目つきだねー。俺、強気な子、嫌いじゃあ…」

男の一人が、ルイズに手を伸ばそうとしたその時、その動きが急に止まった。
そして、ゆっくりと前のめりに倒れると、背中を必死に弄りながら地面でもがいた。
何が起こったのか、ルイズには全く把握できなかった。よく見れば、彼の背中には一本のナイフが突き刺さっていた。周りに居た男達が、一斉に同じ方向を向く。
ルイズがその方向を見ると、夕日を背中に受けた誰かが、そこに立っていた。
ルイズにはそれが誰かがすぐにわかった。まるで、御伽噺の勇者のように助けてくれた、自分の憧れの人。ルイズはその名を叫んだ。

561虚無と銃士 第二話 ◆yl2jf6SkYY :2008/11/09(日) 18:48:14 ID:Y7134i0j
「アニエスおねえちゃん!」
「なにもんだ、てめぇ!」
「その子たちから離れろ。さもないと、ただじゃ済まさんぞ」
「うるせぇ、この三下の餓鬼が!」

本性を現した男達の中から一人、アニエスへと斬りかかる。アニエスも腰に差していた剣を抜き、男の剣を捌いて、がら空きとなった腹に拳を叩き込む。溝打ちを喰らった男は嗚咽を吐きながら、
くの字になりその場に倒れようとする。そこへさらにアニエスは背中に柄の先を叩き込んで、男を地面にたたきつけると、間髪入れず、ナイフを投げて、槍の男の腕に当てた。
槍の男は突然の痛みに槍を放してしまい、叫びながらその場に倒れた。

「こ、この!」
「!」

残った一人は、ひるみながらも、腰に差していた銃を取り出し、アニエスに向けた。アニエスもさすがに銃が出てくるとは思わず、一瞬驚いた表情を浮かべたが、
すぐに駆け出し、男の懐に飛び込んで、腕を弾き、股に膝蹴りを入れる。

「おお…!」

男はあまりの苦痛に、銃を落とし、股間を押さえながらその場に倒れた。全員が戦闘不能になったのを確認し、
アニエスは剣を腰の鞘に納め、そしてルイズの方へと歩いていく。

「アニエスおねえちゃん!」

ルイズは安心した表情で、彼女の許へと歩いていく。だが、それに対して、アニエスの表情は険しかった。
それに気がつき、ルイズは思わず立ち止まってしまう。アニエスは、ルイズの目の前に経つと、彼女の両肩を掴んだ。

「何故勝手に遠くへ行った!何故言いつけを破った!」
「あ…」
「どれだけ私が心配したか…!わかっているのか!?」
「あ…あ…う…」

アニエスは強くルイズを叱りつけた。村の外は危険だから、あまり遠くへ行くな、そう言い聞かせてきたのに、何故。また、大事なものが失われたかもしれなかったという恐怖が、彼女をここまで激昂させていた。だが、ルイズがあまりのアニエスの剣幕に、
反省を通り越して恐れの表情を浮かべてしまったため、アニエスは思わず彼女の肩から手を離し、彼女から顔を背けてしまった。

「あの…ルイズちゃんのおねえちゃん…。おこらないであげて…。かってにつれていったのはあたしなの…」
「…」
「そーそー。無事だったからいいじゃねぇか」

と、そんな彼女達の許に、村から傭兵が一人と、自警団が駆けつけてきた。
自警団は襲い掛かってきた男達を縛り上げると、村へと連行していく。

「お前はもうちょっと優しく叱りやがれ。怖がってるじゃねぇか」

傭兵はアニエスの頭を軽く一回引っ叩き、ルイズの許へと歩いていった。

「大丈夫か?怪我はないか?」
「あ…うん…。このこがあしを…」
「わかった。じゃあ二人とも背負ってやるよ。ルイズも、疲れただろ?」
「うん…。あ…でも…アニエスおねえちゃん…」

ルイズは申し訳なさそうな表情でアニエスを見る。彼女は3人から目を背け、俯いていた。彼女は、自分がルイズのためと思い、叱りつけたはずなのに、それが彼女を怖がらせてしまった。
それを、彼女は後悔していた。

「今は一人にしてやれ。気持ちの整理がついてないんだ」

傭兵は、ルイズと少女を背負うと、アニエスをその場に置いて、立ち去ろうとした。ルイズはアニエスを心配し、何か声をかけようとしたが、何も声に出す事ができなかった。
アニエスもまた、彼女方を振り向くことなく、二人の距離は大きくなっていった。
562虚無と銃士 第二話 ◆yl2jf6SkYY :2008/11/09(日) 18:49:46 ID:Y7134i0j
暫くして、ルイズと少女は傭兵に連れられ、村へと戻った。そして、ルイズと傭兵は、少女を家まで送り届けた。

「お母さん!」
「よかった…無事だったのね…。戦士様、本当にありがとうございます…」
「いやいや。これも仕事の内なんでな」
「ルイズちゃん、ありがとう。あと…ごめんね。これ、ルイズちゃんのお花」
「ううん、いいの。きょうはありがとう」

傭兵は親子に頭を下げ、その場を後にする。ルイズも、預けていた籠をもらうと、傭兵と同じように頭を下げて、傭兵の後をついていった。

「さあてと、俺は宿に戻るけど、ルイズはどうする?」
「ルイズは…」

ルイズは自分の籠を抱きながら、アニエスの事を考える。明らかに自分が悪いのに、アニエスを困らせてしまった。彼女に迷惑をかけてしまったことを、ルイズは子供心ながら申し訳なく思っていた。
自分が勝手に出て行かなければ、こんな事にはならなかったのに。彼女に謝りたい。そう思っていたとき、傭兵がぽんっと彼女の頭に手を乗せた。
ルイズは一瞬吃驚して、彼の顔を見ると、彼は顎で何かをさした。
その方向にルイズが視線を送ると、そこにはとぼとぼと歩くアニエスの姿があった。
アニエスもルイズたちに気がつき、はっとした表情を浮かべたが、すぐに目を背けた。
ルイズはどうしようかと悩んでいたが、傭兵が背中を軽く押してくれたのを切欠に、彼女の許へ駆け寄った。アニエスも、そむけていた顔を彼女に向けた。

「おねえちゃん…あのね」
「あ…その…だな…」

二人はモジモジと、上手く言葉が出せないでいたが、何とか出そうと、一度深呼吸をして、言った。

「ごめんなさい!」「すまなかった!」
「え?なんでおねえちゃんがあやまるの?」
「あいや、私はだな…。その…強く言い過ぎた…と思って…。ルイズを怖がらせてしまった。本当に、すまない」

アニエスは、申し訳なさそうに、ルイズに謝罪した。ルイズは、アニエスの言葉に安心し、そして首を横に振って言った。

「ううん、おねえちゃんはわるくないよ。わるいのはルイズのほう…。かってにとおくへいってごめんなさい…」
「あ…。ああ…、本当だぞ。もう、心配したんだからな。本当に…。今度外に出たいときは、私に言わないと駄目だぞ…。そうしたら、一緒に行くから…」
「うん…ごめんなさい。おねえちゃん、これ…」

ルイズは、自分が摘んできた花をアニエスに渡そうとする。アニエスは、恐る恐る、それを受け取り、花の匂いをかいで、ルイズの頭を撫でた。

「ありがとう…。私のために摘んできてくれたのか…」
「うん…。いつも、ありがとうっておもって」

感謝の言葉を言いたいのはこっちだと、アニエスは苦笑しつつ、ルイズの手を握った。

「今から水浴びに行くが…一緒に行くか?」
「うん!」
「じゃあ…まずは宿で着替えだな」

アニエスの言葉に、ルイズは元気な声で返事をし、そして傭兵が何人か、それを盗み聞きしていた。
それに二人は気がつかず、宿屋へ戻って、花を部屋に置き、着替えて村の近くの水浴び場へと足を運んだ。
563名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 18:54:10 ID:wIkvZDRR
支援!
564虚無と銃士 第二話 ◆yl2jf6SkYY :2008/11/09(日) 19:01:30 ID:Y7134i0j
さるさん待機してました。あと二つ…。

そして、適当な岩場の影で、服を脱ぎ始める。と、ルイズは太ももの、投げナイフが差してある皮のホルダーを外さないアニエスに質問した。

「それはずさないの?」
「ん?まあ一応な。じゃあ入るか」
「うん!わーい!」
「こら、はしゃぎすぎるな!転ぶぞ!」

服を脱ぎ終え、ルイズが両腕を真っ直ぐ横に広げながら、水浴び場へと入っていく。そんな彼女をしかりながら、タオルを持ってアニエスもゆっくりと入っていった。
そして、軽くタオルをぬらすと、それでルイズの体を拭いてやった。

「きゃ!くすぐったぁい!」
「こら、我慢しなさい。…気持ちいいか?」
「うん。あはは!おねえちゃんくすぐったいよぅ」
「そ、そうか?うぅむ。もう少し優しくやるべきか…」

あまりにルイズがくすぐったそうにするので、アニエスは真面目に拭き方を変えたほうがいいだろうかと考え始めた。そんな彼女の様子が可笑しくて、ルイズはさらに笑った。
そして全身を洗い終わったあと、ルイズはアニエスからタオルを奪った。

「おっと」
「こんどはルイズがおねえちゃんのからだあらってあげる!」
「そうか。じゃあ…ちょっと待ってろ」

アニエスは太もものホルダーから投げナイフを取り出すと、それを岩陰のほうへと素早く投げた。すると、そこから男達の悲鳴が上がり、それがやがて遠くへと消えていった。

「全く…男は皆馬鹿だな」
「??」
「いや、なんでもない。じゃあ…洗ってもらおうかな」

状況が把握できていないルイズをごまかし、アニエスは適当な岩の上に座り、ルイズが洗いやすくなるようにした。ルイズは一瞬きょとんとしていたが、
改めて、彼女の背中を拭こうとした。が、その手が一瞬止まった。アニエスは、体は細いが13歳の女性にしては筋肉質だ。他の男達やメイジに負けないよう、何時も鍛えているからだ。それはルイズも知っていたが、
改めて彼女の素肌を見ると、裂傷や、火傷の後など、彼女の体は年相応とは思えないほど、傷だらけだった。それを見て、ルイズは一瞬唖然とした。子供心ながら、彼女の苦労を感じてしまったのだ。

「ん?どうした。拭いてくれないのか?」
「あ…ご、ごめんなさい。いまふくね」
565虚無と銃士 第二話 ◆yl2jf6SkYY :2008/11/09(日) 19:03:11 ID:Y7134i0j
ルイズはタオルを水でぬらし、アニエスの体をゆっくり拭き始めた。少し傷が疼くのか、アニエスは時々、声を漏らしていた。

「いたい?」
「ん?…いや、ちょっとくすぐったいだけだ。もう慣れたよ」
「…おねえちゃん…」
「なんだ、ルイズ?」
「…おねえちゃんは、つよいんだ」
「…そんなことない」
「だって…。いたいのに、くるしいのに…。なかないで…。ルイズ、さっきこわいおじさんたちにあったときとか…なにもできなかったから。こわくて、ふるえて…」
「…」
「ルイズも、つよくなりたい…」

ルイズは、アニエスの体を拭くのを中断し、彼女の背中に、頭を乗せた。そして、その瞳には涙が浮かんでいた。アニエスは、振り向かないで、
背中に預けられていた彼女の手を軽く握る。そして、優しく語りかけた。

「ルイズ、お前は私が守る。絶対に、守る。お前に、怖い思いなどさせるものか。…本当の家族が見つかるまで、私を姉と思ってくれていい」

そうだ。何処が居場所で、何が生業など関係ない。自分はルイズと共に生きる。復讐も、何もかも、全部含めて、何時か別れるときが来ても、自分が胸を張って、
ルイズの姉だったという事実さえあればいい。何もない自分にとって、それはかけがえのない宝だから。

「そんなこと、いわないで…。アニエスおねえちゃんは、ずっとルイズのおねえちゃんだよ…」
「…そうか。ありがとう、ルイズ」

アニエスはゆっくりルイズのほうへと振り向き、優しく抱きしめた。少し、筋肉の所為でごつごつとしていたが、それでもルイズは、彼女から暖かいぬくもりを感じ、彼女を抱きしめ返す。
ルイズは、この温もりに、そしてアニエスの姿から、何かを思い出せそうになる。夢の中に出てきた二人。そうだ、アニエスと二人は似ている。厳しくも、優しい彼女が、何処か懐かしく思えたのは、そう言う事だったのかもしれない。
ルイズは、アニエスのぬくもりを感じながら、僅かに涙を流した。
そしてアニエスもまた、一つ決心をしたのだった。
566虚無と銃士 ◆yl2jf6SkYY :2008/11/09(日) 19:07:44 ID:Y7134i0j
以上です。とりあえず二人の絆が固まる話を書いてみました。ちょっと展開速すぎたかな…?
アニエスはとりあえずこの段階では銃は使ってません。剣の腕と、投げナイフとかで頑張ってます。
ルイズの口調は武器屋さんのルイズを参考にさせていただきました。というより、かなりの部分で影響受けてますw

次の話で、幼女時代は終わりです。
567名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 19:56:54 ID:Xqvf9w88
568名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 22:05:57 ID:wIkvZDRR
銃士の人GJ!
てか、俺の書く幼女ルイズはほぼオリジナルなんだけどwってかむしろ単に平仮名にしただけw
しかし、成長してからの性格構築が難しいんだよね。
あくまでルイズはルイズだけども、生きていくのは全く別の環境なんだし。
とにかく一応受験は今日で終了、合格発表を待つばかりなんで続き書き始めました。

それにしてもルイズたちの洗いっこ……ニ三本投げナイフ喰らっていいから俺も覗きた……あれ、こんな時間に誰だろう?
569名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/09(日) 22:10:58 ID:STNwQCnu
銃士の方、乙です!

アニエス、いいお姐さんしてるな〜
ルイズの存在がアニエスを復讐のみに生きるのではないようにして欲しいですね

それにしても、13歳&ようじょの水浴びを覗き見とは…
この、ロリコンどもめ!w
570402ネタで一つ:2008/11/09(日) 23:34:42 ID:GK3cKWgP
また閑話ですが、5分後に投下します
571402ネタで一つ:2008/11/09(日) 23:39:07 ID:GK3cKWgP
閑話その二  V作戦承認

改革初期において、次代像の差異から流血の惨事を引き起こしかけた軍用ガーゴイル開発計画は、
各勢力の調停折衝にあたった、内務相・陸空軍元帥・財務相らの毛根と胃壁という尊い犠牲の果てに、
リアル党連邦系MS派を中心に再出発することになった。

この方針は、オルレアン公の「戦争は数だよ、兄さん」という一言で決まったと言われている。
ジョゼフ王やシュバリエ・サイトは、単体戦力・突破性・継戦能力に優れたマジンガー派に期待していた*らしいが、
運用の柔軟さ・整備性を重視した軍主流、コストを優先した財務官僚、要求される技能の高さに追い詰められていた
職工ギルドなどの反対**に、折れざるを得なかったという。

*完成のめどが全くつかなかったこともあり、ゲッターは流石に自重したらしい
**ATが最も条件を満たしていたが、損耗度外視の紙装甲であったため、満場一致で即時却下された。


紆余曲折あれど、ガリアの誇るメイジ達の夢と誇りは、後にR−E―MS01*として結実し、大戦においても、
各種派生機・新型機が次々ロールアウトされ**勝利に貢献することになる。
*R(リアル)−E(地球連邦)とのこと
**シュバリエ・サイト救出作戦においても、ティターンズが駆る試作空戦仕様機が活躍した
572名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 01:10:57 ID:+xjC4Ix8
忍者をモチーフにし、風の遍在を組み込むことで開発が可能となったガーゴイル、その名も「飛影」
「サイレント」を常時展開し、遍在を使った分身殺法で敵を排除する。
開発の切っ掛けはサイトが持っていたゲームをしたジョゼフに
「け、経験値と資金がぁーーーー」と叫ばした忍者戦士。
魔法と科学と忍術という夢のコラボレーション。

ガーゴイルに魔法を使わせる事って出来たかな。
573名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 02:11:16 ID:cb8v1Ij3
>>571
キャラの原形もとどめていないな。
もはやどこがゼロ魔のifなんだか。
574名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 03:22:30 ID:BQg9UFML
ネタもストレートすぎてifものというよりクロスっぽくなってないかな?
ちょっとやりすぎではないかと思います
575名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 09:46:15 ID:/dRBnlYs
クロスというのも微妙。IFと言うにはあまりに酷い。
自分のサイトか何かでやられるべきでは?
576名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 10:51:54 ID:KZS3Etfb
内輪ネタに堕ちたSSサイトでよく見る光景が何故此処で
577名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 10:56:56 ID:j33upk3Y
おまえらそろそろ見ないふりに移行してくれ
流石に次は自重してくれるだろう
578名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 11:44:53 ID:KOyQR2OO
いや、スルーして自然消滅するタイプならいいんだが、
中には放っておくとマイペースを貫くタイプもいるからな・・・
579名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 11:52:52 ID:9mKDoT1/
保守してくれてると思えばいいじゃない。
580名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 13:02:26 ID:FdewRF4O
ま、科学とオタク文化のダブルショックで変化を遂げつつあるガリアと見れば…
581名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 13:50:05 ID:2qJL8gXn
「タマ姉フィギュア最強! おっぱいっぱい!!」というオチだったら尊敬しないでもない
582名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 15:27:32 ID:THRWsWXW
長々と設定語られるよりお話が読みたいんだ
583名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 15:34:20 ID:/fHnnevB
IFか・・・

池で出会うのがロリコンではなく姫様だったら・・・百合ルートだったのかねー
584名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 16:47:39 ID:5YX1KmvH
そういえばキュルケが虚無の担い手っていうIFは見かけないね
ヴァリエール公爵家縁の人が身分違いの恋をして、恋人と共に今のゲルマニア地方に駆落ち
その血を引く人がツェルプストーに入ってキュルケが虚無に目覚めてしまう…なんてのはどうかな?
585名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 16:53:40 ID:XILA+/qr
>>584
もっと単純に、「ツェルプストー家の人物に寝取られたラ・ヴァリエール家の人間の血を引いている」でもいいんじゃね?

ゼロのキュルケか。
ルイズほどアレにはならんだろうな。ゲルマニアだし。
586名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 17:00:39 ID:pXcRDHpz
入学したときにタバサと喧嘩にはなりそうにないな
587名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 17:38:52 ID:BQg9UFML
キュルケなら魔法使えなくても、あまりこだわらずに他の事に情熱を注ぎそうだね
588名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 17:44:14 ID:oTQgUnlK
そこでキュルケの性格が情熱屋ではなく面倒臭がり屋というIFですy……想像出来ませんでしたヽ(`д´)ノ
589名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 18:44:49 ID:YF1t2/oa
 ふと、魔法の使えないキュルケって、魔法学院に入学しないんじゃないかなとすら。

 あ、魔法が全部爆発になるから原因解明の為に来て、それでも原因わかんないから『案外魔法学院たいしたこと無いね』と軽く流すわけか。

 只でさえ結構イロイロ拘らないお人よしなのに更に磨きがかかりそうだな……
590名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 19:53:41 ID:j33upk3Y
>>588
怠惰のキュルケ
アンニュイさと背徳がブレンドされて魔性の色気に
591名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 20:57:43 ID:Uw/chJnZ
もしもキュルケがスレンダーボディだったら

うん、それでも言い寄る男はたくさんいそうだ
592名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 21:09:54 ID:zBxn94W3
キュルケなら性格的に爆発を極めそうなきがするような。
バングメイジこと破裂のキュルケとして恐れられそうな・・・

でサイト召喚→ガンダ発覚→たべられるサイト
ガンダ補正を利用して最後まで搾り取るキュルケ

邪魔が入らないからヤベー
593名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 21:11:00 ID:U7FIjKZJ
もしもキュルケが誇らしいマッシヴなボディだったら…
594名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 21:15:49 ID:3L+JxXlG
>>593
ザ・ガッツ トリステインでガッツ!と申したか。





ごめん、これじゃクロスだわ。
595名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 21:18:26 ID:zBxn94W3
TheガッツX〜 ハルゲニアでガッツ!
596名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 21:31:09 ID:nzlIQQdL
キュルケ、タバサ、ルイズ、ティファニアまとめて虚無で良いんじゃない?

魔法使えなくて劣等感に苛まれているルイズと
魔法使えなくて従姉妹と比較されているのを見かねた叔父に送り込まれたシャルロットと
親にどうやら呪文を唱えると爆発と言う類似例を聞きつけて留学させられるキュルケ

しまった。ガリアが戦争吹っかけないとティファニアとの接点がないw
597名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 21:47:00 ID:q+YqYx8e
奇跡的にジェームズ王とモード大公和解。>でも流石に表向きハーフエルフは
まずい>ほとぼり冷めるまでトリステイン辺りに入学させんべ。

FSSでルース大統領10年間失踪のシーンを思い出したらこんなんになった。
598名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 21:57:31 ID:nRBYWdIE
>>585
そういう設定のキュルケはすでに何処かであった。
何処にあったのかはわすれたが。
599名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 22:04:50 ID:KZS3Etfb
>>596
4人という制限を外すか?
600名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 22:06:27 ID:7+13mC6y
まさかのまさか、もし才人とシエスタもメイジの血を引いていたら

才人は母親が何かの原因で地球に来たメイジで、子供の頃から母親に魔法を教わっていた
魔法を見て一言「母さんが使っていたのと同じだ…」

シエスタの曾祖母は、あるきっかけで佐々木少尉と恋に落ちた貴族の令嬢
曾祖母の形見からそれが発覚

無理がありすぎるorz
601名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 22:20:21 ID:IWYH1Cci
何か魔法の事故かなんかで才人が突然女の子になってしまったら。


1・外見は才人をそのまま女っぽくした感じであまり変わらなかった場合。
2・外見は大きく変化し、美しくなった場合。この場合、年齢が幼女〜大人でまたいろいろ違う。
3・外見は才人のまんま、全く変化無しのオモロ顔の場合。



で小ネタを書いてるんだが、文を書くってってむずかしいね。なかなかまとまらん。
602名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 22:37:57 ID:FdewRF4O
>>600
才人の母親は実は大貴族の娘で、カリーヌと旧知の仲だったとか、
シエスタの曾祖母は、政略結婚を嫌って逃げてきた貴族の令嬢とか
603名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 22:42:15 ID:U7FIjKZJ
さあう゛あんといろいろ がそうだったと思った。
寝取った時に懐妊してヴァリエールの血を…だったかな?
604名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 22:43:25 ID:6EkeyblH
>>600
サイトに関してはシンプルに、
実はブリミルの子孫でした(本人or4人目の子供が世界扉で地球に行った)
で何とか。
この場合、実はサイトも虚無ってのもありか。
地球には他にメイジがいなかったので逆に正しく虚無の使い方等が伝わってたとか。
605名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 23:36:03 ID:3Cbdq0gh
ヴァリエール公爵+若気の至り→シエスタの母が生まれる→シエスタ誕生。
シエスタはルイズの姪?になり、ヴァリエール公爵は祖父という関係。
叔母(ルイズ)と姪(シエスタ)が運命的な出会いをする。
シエスタは祖母と母を捨てたヴァリエール公爵に復讐するためルイズに近づく。
自分にメイジの血が流れている事を知っているので魔法を使おうとするが爆発してしまう。

補足
ヴァリエール公爵が結婚前に佐々木さんの娘(年上)と××してシエスタ母が生まれる。
カリンとの結婚のため捨てるように分かれる。
ルイズは虚無じゃない。

我ながら凄いIFだと思う。
606名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 23:43:20 ID:gePdgTfA
>>603
しかしそうなると、あの話でのキュルケは火火火虚無のトライアングルということになるんだろうか。
607名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 01:05:43 ID:Shf2A0XH
普通にハルケに迷い込んだ地球人の反対で、地球に迷い込んだメイジの子孫とかじゃ駄目なん?
608名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 10:01:42 ID:QPezmg0I
>>600>>602設定だとこんな展開か

祖父(を名乗る貴族)が現れ、跡取りになって欲しいと才人に願い出る。
「間違いなく私の孫」と、行方不明の娘の姿を重ね、泣き出す為、才人は困惑。

虚無と烈風ではないが、才人が使い魔召喚の儀式で母親を召喚して大慌て。
しかも大貴族で母親はカリーヌの旧友だから、下手に才人に手が出せないルイズ。
何だかんだで注目の的になってしまったルイズと才人。
609名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 10:22:15 ID:FDYdW+r+
ルイズとサイトが幼なじみだが、召喚したのがサイトの母親
昼は使い魔、夜は主婦
タイトルは「パートで使い魔」とかw
610名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 10:52:08 ID:qIB1+ahX
>607
よし、ここで逆に考えるんだ
ルイズとサイトが幼馴染だが立場逆転物

サイトがルイズを召喚してしまう
地球は二ホン東京秋葉原に

こう考えるんだ

    :
    :
    :

しまった別な話になっちまう!
611名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 12:43:17 ID:cheN1PrS
わざわざ秋葉原で召喚術を試したのかサイト
612名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 12:50:04 ID:Shf2A0XH
歩行者天国時代にパフォーマンスしたんだなで
613名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 13:21:29 ID:v3vkFIhO
(前略)
あ・・・ありのま(中略)

『通信教育で習った暗黒舞踏をアキバのホコテンで披露したら
ぐぎゅ声のピンクブロンドの貧乳ツンデレを召喚してしまった。』

な・・・何を言っているのか(以下略
614名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 14:21:59 ID:hDezmpfz
サイトが家の物置の掃除をしていたら中身が真っ白な本が出てきた。
表紙には日本語でも英語でもない、見たことも無い文字が書かれていた。
この本に興味を持ったサイトに母が
「指輪を付けて読んでみなさい」
するとどうだろう、表紙と同じ文字が現れたではないか。
母が「サイトは読めるのね………」と呟いた。

母はサイトに秘密を打ち明けた。
「お母さんは魔法使いなのよ」

補足
現在、トリスティンにある水のルビーと始祖の祈祷書は偽物です。
615名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 14:28:42 ID:MBMdoQgn
IF:サイトは混血
616名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 15:00:25 ID:KYLqYVc6
あんまりこりすぎた設定にしていると、一見さんの拒否反応とか強くなると思うなあ。
ネタとしてはシンプルなのがいいと思うぜ。
…べ、別に複雑怪奇設定の話なんかとても書ききれないだなんて、そんなこと思っているわけじゃないんだからね!
勘違いしないでよ!
617名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 15:12:48 ID:Shf2A0XH
複雑な設定にしちゃうと、思い付いた人以外は妄想広げにくいからな。
シンプルからのバタフライの方が乗りやすいってのはある。
618名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 15:26:54 ID:vBw/yKpI
そうそう、タバサがふたなりっ娘で幼いころからイザベラと相思相愛だったら程度とかのほうが弾むよね!
619名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 15:42:35 ID:KYLqYVc6
それも複雑だなw
むしろイザベラとタバサはみんなの知らないところで百合姉妹とか程度で。
シンプルすぎるのなら実はキュルケはルイズに片思いで。
しかしルイズはシエスタにツンデレ。
あとモンモンとケティはスール。
そんな百合魔法学院。
620名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 15:43:10 ID:Shf2A0XH
毎度の事とは言え、百合ネタ好きだなおまえらww
621名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 15:51:10 ID:FDYdW+r+
>>614
「奥様は魔女」って突っ込んんだら負け?
622名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 15:53:17 ID:j5na+qwL
>>621
むしろ「お母さんは魔女」。
623名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 16:32:30 ID:KYLqYVc6
「奥様は魔法少女」でFA
624名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 16:37:52 ID:7cnh5yA4
>>609
それなんてバイトでウィザード?

もしも才人の知人がハルケギニアの関係者だったら
才人母「実は母さんは魔法使いだったのよ。
カリーヌちゃんとは幼馴染み」
才人「な、何だってー!」
才人父「実は父さんはエルフなんだ。テファはお前の従妹だよ」
才人「な、何だってー!」
才人曾祖母「実はばあちゃんは佐々木少尉の妹なんだよ」
才人「な、何だってー!」
才人のペットのトカゲ「実は私は火韻竜なんだよ」
才人「な、何だってー!」
記すことさえはばかれる使い魔「よう平賀」
才人「げっ!体育の先生!」
625名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 16:44:20 ID:Hfs3g7mI
>>402>>614を組み合わせて考えてみた。

才人の母親はガリアのメイジで大貴族の令嬢、あるきっかけで日本にやってきました。
母親が魔法使いである事を教えられた才人は、母親から魔法を教わる事となりました。
勿論、むやみやたらに魔法を使ってはいけないと母親から釘をさされています。

早いペースで魔法を習得し、やがて世界扉を覚えた才人少年。
初めて世界扉を潜った先はガリアでした。そこで青い髪の王族と出会います。
そして母親の素性と、才人が虚無である事が発覚しました。
それから平賀家とガリアの王族との親交は深くなり、王女様との婚約話まで持ち上がりました。
シャルロットもいい妹分です。

しかし運命の悪戯か、才人はトリスティン魔法学院のルイズという少女に召喚されてしまいました。
慌てた才人は世界扉を詠唱してその場を去ろうとしますが…

補足
ジョゼフとシャルルは共に優秀なメイジ、兄弟仲は至って円満です。
イザベラとシャルロットの仲も円満です。

設定が複雑すぎるな…
626名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 16:50:28 ID:gjGF0UBV
>>625
SSにしたら、徐々に明らかにするって方法で、ある程度の複雑さはごまかせるけどな。
627名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 18:16:44 ID:9HWBzsRi
>>625
十中八九詠唱が間に合わないだろw
628名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 18:24:25 ID:cheN1PrS
その状態なら、サイトも杖とマント付きだわな。
それならコルベールせんせが戦犯になる展開はないだろうけど。
629名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 18:29:09 ID:j5na+qwL
日本から召喚されるならマントはないだろう。
だからルイズとの悶着はあると思う。
でも杖は隠し持ってるだろうし、コルベール先生もディテクトかけるわけだから
最終的には「ただの平民」ってことにはならない、ってとこじゃないか。
630名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 18:30:29 ID:+Frb1a69
ラグドリアン湖で恋に落ちたのがウェールズとルイズだったら。
昔の少女マンガみたいな展開だろうか。
631名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 18:38:27 ID:Shf2A0XH
出会いの夜、水の精霊と見間違える前に、近所のちびっ子が遊んでるのかと思うウェールズ
632名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 18:43:39 ID:gjGF0UBV
>>628
マントはガリアにいたか、地球にいたかで違うだろ。
どっちにしろ隠し杖はあると思うが

隠し杖には気付かずにやっちまうのはお約束で。
その後、メイジなのは没落貴族に違いないと決めつけられる。
門閥貴族のペット扱いでも、没落した貴族よりは上という無理矢理な理論が爆発するとか?
……銀英伝の世界の門閥貴族でもないし、そこまで酷くはないよな。
633名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 21:00:59 ID:cheN1PrS
そういう展開なら召喚されるより一人でトラステインに行ったとき
偶然ルイズと出会ったほうがいいような。
634625:2008/11/11(火) 22:10:31 ID:Hfs3g7mI
只今話の展開を考え中

才人は虚無に目覚めている為、コモン・マジックが使えるが
「ご主人様が魔法使えないのに、なんで使い魔が魔法使えるのよ!」
とルイズに理不尽な暴力を振るわれる才人

ルイズからの逃走のチャンスを窺う才人

只今考え中…
635名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 22:15:02 ID:9vPLpxOj
>>607
こういうのはどうかな?
サイトが家の倉庫にあった古びた本を見つけて
読んでみると何故か文字が読めて魔方陣が記された絵が描いてあり
サイトが暇つぶしやろうと思い魔方陣の効果を出すには二人の人間がいないとダメだから
友達を呼んで庭に魔方陣を書いて呪文を唱えたら
ルイズが出て来たみたいな
636名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 22:25:15 ID:12ZiA5oN
>>634
それ、サイトがルイズに虚無の呪文教えれば問題解決しないか?
637名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 22:56:27 ID:wJ/GUVlR
>>635
魔方陣とか2人必要とかどっから出てきたんだ?
638名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 23:07:37 ID:3aFxrAfw
つーか、コモンマジック使えることが分かった時点で大問題にならね?

まあ、それ以前にハルキゲニアに慣れてるなら、「お互いになかったことにするのが一番」と
普通にコルベと交渉しそうだけど。
639名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 23:23:09 ID:8Pp0N9/h
実はルイズは男の娘だったら?

実はヴァリエール家の嫡男で隣国からとか地位を狙う他家の貴族達、身内の家督争いで命を狙われるのを防ぐために成人するまで女として育てられて
政略結婚を防ぐために既に虚無に目覚めてるにも関わらず無能のふりをするとか
もちろん使い魔はサイト(男)でルーンの力で惹かれていくとかww
スカートの中にはオッキしたオティンティンが…
640名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 23:24:34 ID:Shf2A0XH
キュルケの玩具になるルイズ君が浮かぶから勘弁してくれw
641名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 23:41:25 ID:8Pp0N9/h
そういやどこかでサイトがメイジの血をひいてるってSS見た気がする
確か祖母が地球に渡ったメイジで使い魔が小鳥か何かでサイトを見守ってるっての
それでサイトと共にルイズに召喚された〜って辺りで止まってた気がする
642名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 23:44:07 ID:Shf2A0XH
止まってるのか。残念な。
643名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/11(火) 23:48:56 ID:HkHxssrw
あんまり凝りすぎるとゼロ魔でなくなるような・・・
644名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 00:03:00 ID:HkHxssrw
超兄貴繋がりだとMDのジノーグの翼族の戦士もメンテフリーだよな。
645名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 00:04:27 ID:AumdnhdX
誤爆スマソ
646名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 00:17:53 ID:QEFDpXyo
薔薇野郎め
647名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 01:14:28 ID:gKymgGoD
そろそろチェンジの人来てくれんかのー
648名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 01:23:32 ID:QEFDpXyo
ゲッター線の方を連想してしまった
649名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 03:03:05 ID:xRCQJjat
>>643
可愛い子には苦労をさせろと思ったのにヘイト扱いされちゃうシチュでもないかぎり、
ゼロ魔世界の原形は大きく崩せないな
祖先レベルの過去をいじるのとやっかいなことになるような。
650名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 10:58:08 ID:iz/JkPHR
>>601
4.外見はサイトのまま、おっぱい革命だけ起こり声が能登になる。しゃべり方も
651名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 11:10:12 ID:D6/jlA56
おっぱい革命はいらん。
652名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 11:26:20 ID:Mvde4sz1
>>636>>638
こんな感じでどうでしょう?

ルイズが召喚したのはメイジという結論に至りました。
しかしコモンマジックが使えるという事実が発覚し「とんでもないの召喚したんじゃないか」とルイズは皆に言われました。
そしてルーンはどうしようという流れになり、才人はルーンが消し方が分かるまで、学院に厄介させてもらう事になりました。

どんな魔法を使っても爆発ばかりを起こすルイズに才人は言いました。
「コモンマジックで爆発ばかりか…俺と一緒だ」
ルイズは「どういう意味?」と聞き返すと、才人は自らが虚無の使い手である事を打ち明けます。
にわかには信じられないルイズでしたが、才人は世界扉を開いてそれを証明してみせます。
「ルイズはもしかしたら虚無かも知れない」という才人の言葉に自信を持つルイズ。
こうして才人は、可能な限り虚無の魔法を教える事となりました。勿論、他言無用です。
二人だけの虚無の授業…ルイズは自分を励ましてくれた才人にどことなく惹かれていきました。

それからしばらく経っての事です。ルーンの消し方が分かり、才人との別れの時がやってきました。
最後の虚無の授業、才人はルイズにこう言いました。

「ここまで覚えればもう大丈夫。後は自分自身だ。」

こうして才人は世界扉で学院から去っていきました。
ルイズが彼を追って旅に出るのはまた別のお話…

後日談
虚無の曜日で無いにも関わらず、一日だけ魔法学院が休みになった事があります。
ルイズの召喚した黒髪のメイジに関係があるようですが、詳しい原因は不明です
653名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 13:21:28 ID:EY9pXRsO
サイトは小国の王子とかどう?
実はブリミルの生家が王家でその子孫(他国はそれを認めず)
今の王は母方の祖父でサイトの母も虚無
サイトの父を召喚して大恋愛の末に異世界に移住とか
654名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 13:33:56 ID:QEFDpXyo
ブリミルの生家だとマギ族の族長とかそんな感じでは…
655名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 13:40:18 ID:N9niurHS
>>654
青森の旧戸来村出身とかなw

(それはイスラエルの失われた十氏族とキリスト渡来伝説やがな)
656名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 13:44:53 ID:0ljE96e/
なんか俺サイトというかオリキャラ談義になり始めたか自重しような。
657名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 17:02:01 ID:yneNbWNB
>653
なんだその密かに庶民を泣かせる貴族や商人を倒す勧善懲悪野郎になりそうだサイトは
658名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 17:30:08 ID:xRCQJjat
>>653
異世界に亡命の間違いじゃね?

復讐に関心無いのに(地球のが暮らしやすいのでさっさと帰りたいだろう)、
滅ぼした国の亡霊が復讐にきたと恐れられるサイト。
659名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 17:51:46 ID:iWYJ8M5H
サイトの呼び出される状況によっても様々なイフが…
発電中とか
660名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 17:53:47 ID:EY9pXRsO
>>659ちょうど発射中にルイズが前に…
661名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 17:59:39 ID:hZuAdjMh
それはすでにラブやんで…。
662名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 18:18:05 ID:ylwhU1In
少し気弱なサイトってのはどうだろうか?
捻くれてて人見知りが激しい
召喚された夜もろくにルイズと話そうともしない
それでルイズが「ほら!さっさと来なさい」と言いながら
サイトの手を引っ張って行くみたいな

ダメだ、これじゃ話が進まん
663名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 18:27:11 ID:EY9pXRsO
>>662それなら10才ぐらいなサイトとかどうだろ?
664名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 19:24:06 ID:WgyiQUyM
小5ショタのサイトか・・・

ル「仕方ないわね、今日はおねーちゃんと一緒に寝るわよ。」
一人分のスペースを空けてぽんぽんと布団を叩いて催促するルイズ
サ「ななな何言ってんだよ、いいよ床で寝るよ!」
ル「眠いんだから早くしなさいよ、ほら。」
サ「ちょ、ちょっと、うわっ」
サイトをベッドへ引っ張り込むと寝息を立て始めるルイズ

サ(わわわお姉ちゃんの匂いがする・・・うわ、お姉ちゃんの息が首筋にあたって・・・)
サ(えっ、抱き着いてきて・・・うわ足を絡めてきた、胸・・・あたってる!)

抱き枕代わりにされて一睡も出来ないサイト君でした。



小5ショタサイトがキュルケに召喚されたら・・・
665名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 19:31:33 ID:/cyTRTWM
異性を意識するが、性機能も性欲も皆無なお年頃……可愛い盛りの終わり頃ですか。イイネ。
666名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 20:10:03 ID:ZXj3XE9z
>>665
小学校五年生はグレーゾーンでしょ。
五年生とか、普通にこくまろミルクが出せる年頃。
ショタっていえば、小学校一〜三年生くらいじゃない?
まあ、発育にもよると思うけど。
五年生はまずショタではない。これだけはガチ。
ただし、30代なのに少女のようなショタはアリ。
667名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 20:12:31 ID:XTL+3m4k
お前ら、少しエロいのは自重しろ

何のためにエロパロがあると思ってるんだw
668名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 20:14:46 ID:QEFDpXyo
何のためにエロパロがあるかだと?


ヤマグチ原作に忠実な表現をするために決まってるじゃないか
669名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 20:29:34 ID:WgyiQUyM
グレーゾーンだから異性を意識して過剰反応するのがまた・・・
670名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 21:33:06 ID:zQODZytY
今、〜〜にルイズが拾われました系でオークに拾われる話を考えているんだが
オークの愛情表現をどうしたら良いか検討中。
人とは違う愛情表現に幼いルイズが恐怖し、しだいに心を開いていく感じ。
最終的に片言で「ニンゲン、キライ」なルイズになりそうな予感。
671名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 21:43:18 ID:00+z45gw
>>670
野生児ルイズか……うん、イケル。
ただ、オーク鬼が人間の幼子を餌とかおもちゃ(エロゲ的な意味d)以外に見るところが想像できん。
異端なオークなのか? 人間に相容れず、なおかつそれなりの知性があり、しかも裸もしくは超簡素な服が基本(これ大事)な亜人がいればいいのに。
ワーウルフ的な何かいなかった?
672名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 21:44:45 ID:EY9pXRsO
>>670オレサマ オマエマルカジリ
な台詞があるといいなww
673名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 21:48:15 ID:fyBptVUD
>>671
翼人くらいしか思い浮かばないね、そういう亜人は。
吸血鬼やミノタウロスなんかは、人の子を拾っても結局は食べちまいそうだし。
674名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 21:55:24 ID:00+z45gw
ワーウルフ的なのがいればハルケギニア版の狼に育てられた少女的なものになるのになw
翼人はなんて言うか、脅威が足りない。
いっその事、高位の幻獣に育てられるとか……もののけひm
675名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 21:55:43 ID:WgyiQUyM
>>673
非常食
676名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 21:56:23 ID:yneNbWNB
韻竜に育てられたとかはどうだ
ヘタするとシルフィードが姉さんになるけどな

そして、シルフィードの背中に乗って飛んでいるときにタバサにもろとも召喚されるわけだ
677名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 21:58:00 ID:wkD3EOfo
実は俺もルイズが拾われた系の話を構想中

ルイズが平賀家に拾われました。

話は、ルイズ(飛ばされた年齢は考えてない)が何かの原因で地球に飛ばされた事から始まります。
記憶喪失で倒れていた所を平賀一家に拾われ、普通の女の子として育つルイズ。
サイトとは義兄妹。こうして出来上がったのがツンデレ、ブラコンの義妹ルイズ。

かなり無理矢理orz
678677:2008/11/12(水) 22:01:56 ID:wkD3EOfo
書き忘れた
そして何らかの原因で、サイトと共にハルケギニアに飛ばされ、ルイズは自らの出生の秘密を知る事になります…
679名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 22:05:19 ID:zQODZytY
>>671
>おもちゃ(エロゲ的な意味d)
こうなりますよねー。

設定ではお馴染みの「盗賊に攫われる」パターンです。
盗賊が馬で逃げて隠れ家に着きます。
ルイズは盗賊から暴行を受けたので顔に痣があったりする(泣いたり叫んだりするので殴った)
盗賊達は逃走の邪魔になるルイズを………。
その時、オーク達が乱入。オレサマ オマエマルカジリ
ルイズ→小さいので食べるところが少ない→大きくなったら食べる
結果、お持ち帰りぃ〜される。
オークの一匹がルイズに愛着を持つ→愛情表現「く、くすぐったいよー」
オークの一匹がルイズにさらに愛着を持つ→愛情表現「そんなとこなめちゃ、きちゃにゃいよ〜」
ルイズに愛着を持ったオークが群れのボスになる→ルイズに手出し無用
種族を超えた愛→ルイズお母さん
原作開始時期へ………

いやらしさなんてありません。種族を超えた純愛ですよ。
680名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 22:05:52 ID:WgyiQUyM
そういや「もし才人とルイズが幼なじみだったら」の続きが気になる。
やっぱり定番の家族で銭湯とか行くんだろうか?
てかあの平賀家は海外旅行がとてもりーずなぶるで御手軽だな。
681名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 22:10:23 ID:+t97vyf7
>>677
案の初出が初代か2スレ目だからかなり長い構想だな>平賀家に拾われルイズ
682名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 22:12:41 ID:/cyTRTWM
野良犬や捨て猫の如く拾われるパターンから広がり続ける物語。
これでルイズが10年以上昔へ飛んで拾われる設定は……駄目だ。原作キャラと出会ったら最後、確実に拗れる。
683677:2008/11/12(水) 22:14:54 ID:wkD3EOfo
そうだったのか…
最近、このスレ見始めたんで気付かんかったorz
同じこと考える人は居るもんだな…
684名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 22:21:36 ID:EY9pXRsO
平賀才人には人には言えない秘密があった。
それは才人が魔法を使えるという事である。
初めて自分が魔法を使える事に気がついたのは5才の時…。
お気に入りの子供向け魔法少女物のアニメを見て一緒に呪文を唱えた時だった。
呪文を唱え終わったと同時にテレビが爆発、木っ端微塵となった。
一緒にテレビを見ていた母は驚くと同時にこの力は人前では絶対に使ってはならないと言い昔話を語り始める。
才人の母はこの世界ではない、まさにお気に入りのアニメのように魔法の世界からやってきたと

的な事を書いてみたww
685名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 22:30:10 ID:ylwhU1In
>>684
つまりサイトはハルケギニアから来た人間って事になるのか
つーことはこのサイトは召喚されたのではなく
自分のいるべき世界に帰って来た事になるのか
686名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 22:34:02 ID:WgyiQUyM
なるほど、サイトが世界扉を開いてルイズを逆召喚か。
サイトがサモンサーバントでルイズを召喚するとヤバイ事になるなー
687名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 22:43:31 ID:+t97vyf7
>>683
保管庫のdatでもみて糧にしてくれ
期待してる
688名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 22:49:27 ID:4xUri+kz
もしゼロの使い魔のキャラがストライクウィッチーズだったら。
689名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 22:54:26 ID:e2bP1tTE
>>680
すまん。
行き当たりばったりの一発ネタのつもりだから深いことは考えずに書いた。
こうして他の人のレスを見ると、「ああ、そんな考えもアリなんだな」と、着眼点の多さに驚かされ、考えさせられる。
続きを書くとしたら自分なりの考えで書くから、他の人もぜひ自分なりのIFをお願いします。
690名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 23:39:36 ID:D6/jlA56
>>688
i いいから
s 姉妹スレに行けよスレ
t 違いなん
d だよ
691名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 23:43:09 ID:QG0CjoO7
しかし…このスレにはいろんなルイズが居て面白いな。
姉妹スレみたいに、IFスレのルイズ全員あわせたら面白そうだ。
692名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/12(水) 23:59:28 ID:+t97vyf7
全ルイズ入場!

…めんどい
693名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 00:01:58 ID:9AA3Tu6j
ルイズが虚無じゃなかったら何系統だろ?
風?それとも王家の血筋で水?
694名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 00:20:02 ID:7A3d7HnO
そもそも公爵からして何系統でどのランクなのか
695名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 00:21:31 ID:WX+y//Yz
>>693
「ツンデレ」「ぺたん娘」「高飛車」「レモンちゃん」のスクゥエアになりました。
696名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 01:03:24 ID:ZkJDHXm3
説得力あるな
697名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 01:18:34 ID:bbF0uHsc
オークに育てられたルイズは
1、筋肉増量+お腹もぷっくり顔もぽっちゃり
2、髪は長いのを紐で縛っている
3、服はお尻が少し隠れる程度、胸が擦れるので上は着ない
4、貴族を襲った際に手に入れた貴金属(親しいオークからの贈り物)を身に着けている。
こんな感じのビジュアルです。
物心が付く頃にはオークの群れで暮らしているので貴族の誇りや人間の倫理観もありません。
食べ物は親しいオークが鳥などを捕ってくれていた。
成長したルイズは自分で獣を捕まえて食べます。
698名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 13:00:18 ID:dmHp6KVj
虚無のサイト・アルビオンだった場合(この場合、ティファニアが虚無ではない)

サイトの母親はアルビオンの虚無の使い手。もちろん大貴族の娘。
しかし、家がジェームズ一世の取り潰しの対象とされてしまい、始祖の秘宝を持ち出して世界扉で地球に亡命。
日本にたどり着き、そこで一人の男性と恋に落ち、やがてサイトが生まれる。

サイトが母親から魔法を教わり、ハルケギニアに行く事になるのは>>625と変わらず。

問題が多いがどう処理したらいいのやら
699名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 14:42:25 ID:wtCDyj4u
>>697
オークに育てられても人間なんだから、体型までオーク風にならなくても……。
その他はそのまま、体型はもののけひry
700名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 15:52:04 ID:LODlaKI5
サイトが虚無なら母親は系統魔法のメイジじゃないか?
701名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 16:20:23 ID:PI9e2vRe
>>698
祖母が虚無の使い手で地球に亡命、母親は地球生まれのメイジ。
才人は当初、メイジの力を無くした普通の地球人かと思いきや、
祖母が亡くなった後の形見分けのときに秘宝と指輪に触れて覚醒。

ハルケギニアには逆・逆召喚(ルイズが召喚事故で地球に、の逆パターン)で。
702名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 17:12:04 ID:FsJ+nnCS
>>699
オーク風体型はさすがにやりすぎでした。
小さい頃はオークの肩の上にちょこんと座ったルイズ。
仲間の手当てをして口元血だらけのルイズ。
群れのリーダーになったプリンセスオークルイズ。まんまもののけひry

偶然手に入れたデルフに言葉を教えて貰うルイズ。
「……オ、オデェレィタアー!」
703名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 18:06:50 ID:Tn5N3b+c
>>701
やがてルイズと一緒にハルケギニアに行き、祖母の故郷アルビオンで家系の秘密を知ったり、
家に関わる大きな陰謀に巻き込まれていくとか。
あとテファやおマチさんとの関係に何か変化が現れそうだな。
704名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 18:22:42 ID:eJ3BKcZW
人外拾われ系ルイズだと、ルイズ自身が自分を人間だと自覚してるか
してないかで大きく分かれてくる気がするね。

後者の場合だと、きっとルイズは親代わりオークに
「お母さん、どうして私は小さいの?(オーク語)」とか
「お母さん、どうして私の髪の毛は長いの?(オーク語)」とか
聞いちゃうんだよ。
その度に親オークは
「それはね、ちびルイズ。お前がまだまだ子供だからだよ。(オーク語)」
なんてごまかしちゃうんだ。

でもきっとある時ルイズは気づくんだな、
時々みんなが食べてる人間ってのに自分が似てるって事を。
それで聞いちゃうんだ
「・・・お母さん・・・・・・どうして私は・・・人間に・・・・・・似てる・・・の?(オーク語)」

と、ここまで妄想して一人盛り上がってしまった。


まぁ、前者で「人間なんかじゃない! 私はオークの娘だ!」
って吹っ切れ系も嫌いじゃないよ。
705703:2008/11/13(木) 18:25:01 ID:Tn5N3b+c
勘違いしてたorz

ハルケギニアに飛ばされたサイトはルイズと出会って、そして祖母の故郷アルビオンに向かうに至ると。
706名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 18:37:13 ID:PI9e2vRe
>>705
や、多分そう違わないことを考えてたと思う。
クロススレなんかでよくあるルイズが地球に逆召喚されるパターンの逆で、
使い魔召喚の儀式に臨んだ才人がハルケギニアに行ってしまう、という展開を考えていた。
だから使い魔はルイズと決めてたわけじゃない。

>>698のままだと出番が無くなりそうなテファを使い魔にするのは良い考えじゃないか。
あのけしからん胸にルーンを刻んでさ。
707名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 19:02:44 ID:VrcAolyM
>>706
あのけしからん胸にルーン……なるほど。
つまり、感情の激しさにそって胸が抉れから巨大まで変化する訳ですね。
708名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 19:06:05 ID:Tn5N3b+c
やがてテファを使い魔にしたサイトが、取り潰した筈の貴族の子孫である事が判明して

「亡霊がエルフを連れて復讐に来たぞ!」

と恐れられる>>658の様な展開もあり得るな。
あとウェールズやアンリエッタとの関係の変化も考えられるか。
709名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 19:14:40 ID:IgBBhRVw
>>704
モーニングに短期連載してた、ティラノに育てられたトリケラの話思い出した。
710名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 19:31:44 ID:Or9LA3Gv
拾われた系はあんまりオリジナルキャラが多いと別作品になる危険性があるな。
オークに育てられた少女の物語であってゼロ魔である必要が無くなるというか・・・

ルイズ召喚の話を妄想してても、サイト母や父までならまだいけそうだけど、
祖母まで行くとオリジナル色が強すぎるかと思って妄想がまとまらん・・・

祖母や祖父くらいの年齢のゼロ魔キャラって少ないよなー
711名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 19:44:26 ID:GwcRKgwB
>>710
オリジナルと叩かれる時期を耐えきって、どうゼロ魔の展開に戻すか(戻しながらぶちこわしてもおk)が技術よ
712名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 20:24:49 ID:n0mOFeCE
ルイズが平賀家へ召喚だと難易度高いねー
713名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 20:37:11 ID:bxHJWtQa
>>711
立場が原作のと余りにかけ離れていると、引き戻すチャンスは基本的にはタルブ戦くらいか。
それ以外の原作でのイベントって、ルイズが魔法学院に通う貴族であり、更には王族である
アンリエッタと個人的に知り合いであると言う立場だからこそ起こりえる物だし。

まあ、場合によっちゃいっその事原作に引き戻すとかは深く考えない方がいいかも知れんな。
714名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 20:43:15 ID:m0J4T8CQ
私は人間ではない――か。もののけ姫のサンを思い出すな。
するとサイトがアシタカで、コルベールが腕を噛み千切られる役か。
715名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 20:54:09 ID:ZAFYpimj
オークルイズがなぜか使い魔を召喚した(深く考えないでください)
ルイズ「みんなーご飯よー(オーク語)」
オーク達「「やったー、ご飯だー(オーク語)」」

オークルイズだと使い魔召喚はしても契約はしそうにないな。
召喚の呪文=ご飯呼び出しの呪文な感じだな。
716名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 21:12:48 ID:CL14KhBG
オークルイズだと、ずっとオークの群れにいたら話が進まないと思うんだ。
群れが焼き討ちに合うなりして、そこから更にゼロ魔主要キャラに絡めて行くんじゃね?
仲間を殺した人間を激しく憎むルイズは、周りの協力でジョジョに人間性を取り戻していくみたいな。
俺はそういう展開を期待してたり。
何にせよ、投下が楽しみだ。
717名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 21:34:13 ID:ZAFYpimj
ルイズが小さい頃家族でアルビオンに旅行に行ったって話があったよな。
そこでルイズ行方不明→オークの群れに拾われる。
アルビオンがオークルイズの活動範囲になる。
もしかしたらテファやマチルダと出会うかもしれない。

レコンキスタが指輪で亜人を操っていたよな。
つまり、操られた群れのみんなを助けるためにルイズが戦う展開。
718名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 22:31:23 ID:oPgfhfEb
>717
お、それいいね
アルビオン旅行中になって、オークでなくマチルダに拾われる
で、その後例の事件に巻き込まれティファと一緒にウェストウッド村に住む…とこんな感じかな?
でもこれだと記憶喪失にでもなってないとすぐに身元が割れちゃいそうだな〜
719名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 23:05:25 ID:ZAFYpimj
>記憶喪失
テファがいるじゃない
エルフ発見→ルイズ錯乱→記憶デリート→記憶喪失ルイズ
720名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 23:12:04 ID:PaH1bqU+
お世話になったテファのお母さんが目の前で殺されたのがショックでとか。
なんかつらい記憶をテファが消したとか。
まあ色々と手はあるな。
721名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 23:48:33 ID:7gn8WoOk
世界扉を開いたジョゼフがメイジを一人、こちらの世界に科学技術を習得させるために派遣させる
しかし彼はこちらの世界の女性と恋に落ち、結婚する
その子供がサイト

父「僕は実は魔法使いなんだよ」
母「あなた、その歳で童貞なの?」
722名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 23:59:17 ID:PcDZrEHz
>>708
サイトがアルビオンの虚無で使い魔がテファか…
取り潰した筈の貴族の子孫が虚無の担い手として戻ってきた上に、エルフが使い魔…
これだけで十分危険視の対象だな。

話の流れはどうなるのやら…

ハルケギニアに飛ばされ、トリスティン魔法学院の敷地で倒れていた所を保護されるサイト。

平民かと思われたが、魔力の反応はあり、どうも持ち物からしてもそうではないという結論に。

シエスタの世話になったり、興味で訪ねてきた生徒と話をしながら学院のお世話に。

やがて、この話を聞きつけた王室が、サイトを王宮に呼び出す。サイトは持ち物が祖母の形見である事を明かす。

祖母がアルビオンの貴族である事が発覚。そして家が取り潰されていた事も知る。

アルビオンへ…

問題はいつテファを使い魔にするかだな…
723名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 00:12:08 ID:VEairRVd
別にテファじゃなくてルイズを使い魔にしても問題ないような気が。
4番目のルーンが刻みやすく平らだし。
724名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 00:22:45 ID:1mpPTV6X
大きければ良いと言う訳じゃない。
725名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 00:38:23 ID:0MHvcMRB
>>721
ワロタ
726名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 01:09:43 ID:EPcOUnRQ
サイトが虚無のメイジだとして話にどう絡むかだよなぁ
アルビオンの貴族だとしたらアルビオン平定後にアルビオン王となり内政話、ガリア戦とオリジナル展開になりそうだwww
現代人らしく現代のシステムを内政に取り入れたりと…

面白ければいいんだが書くの難しいだろねww
727名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 04:34:39 ID:i9cUC/55
もしテファでなくてマチルダが虚無だったら…

何代か前のサウスゴーダ家にモード大公家の『おてつき』で出来た子が入り、その血が入った為にマチルダが虚無に目ざめる
ルイズ同様魔法が使えない事に劣等感を持ち心の余裕をなくしていたマチルダだったが、ティファニアとの出会いが彼女を変える
そして、あの事件でマチルダはティファニアを守るために記憶消去の魔法を発動し虚無に目覚める
事件以降ウェスドウット村のティファニアと子供達の為に盗賊家業に身をやつすマチルダ
仕事の後に相手の『記憶を消して』いくために誰が盗んでいったかわからない
正体不明の怪盗として恐れられるようになるマチルダ

…思いつきでこんなの考えましたけどどうでしょうか?
728名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 07:54:59 ID:OU/yoQIa
虚無が違うって結構面白いな。

じゃあシャルルが虚無だった場合。
ジョゼフは有能な王と評価される。
シャルルは王弟で表向き無能な場合担ぎ出す貴族いっかな?
729名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 09:09:35 ID:bAHQ1Ccj
もしシャルルが生きていて、かつジョゼフが王になった場合。
王になれ無かった王族は大公に封ぜられて相応の領地と資産を手に入れて大貴族になっていたはず。しかしそれだと、その領地やらなにやらを持っていたはずの貴族の恨みを買っていた可能性があるな。
ジョゼフが王を辞退していても、おそらくはそうなっていたはず。ジョゼフ自身は一般的な系統魔法が使えないとはいえ、娘のイザベラが使えるのだから家は絶えないだろうし。

……ジョゼフとシャルル、両方が生きて居ればどちらにしろ火種になっていたのは確定か?
730名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 11:04:13 ID:OU/yoQIa
いやジョゼフが能力あるのに無能扱いされたのは虚無だから。
それに対しシャルルが人望あるっていうのは天才メイジって部分が少なからずあると思う。
だから虚無と天才メイジの部分が入れ替わったら周囲はどう反応すんのかなと思って。
731名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 12:07:45 ID:P/JEJD5y
>>730
美形だし学問もスポーツもできるけど、魔法が使えなければ貴族扱いされない
…………てな世界観みたいだしなァ、原作でのルイズやジョゼフの回想部分読むに
きっとやさぐれそうだし、担ぎ上げられる事も無いんじゃないかな?
732名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 12:16:15 ID:3mL7rzBx
原作みたいに裏工作してもムダだろうな。
だが一番の問題はイザベラとシャルロットがどうなるかだ。
733名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 12:43:47 ID:g7ca923f
>>727
虚無の怪盗フーケ、人の記憶も盗んでいくとか噂されそうだな。

IF虚無候補はキュルケ、シャルロット、イザベラ、シャルル、
平民でも貴族のおてつきで誕生するかもしれない。
武器屋の主人やスカロンが虚無とか。

虚無じゃないジョゼフは容姿、頭脳、魔法、運動、何でも出来るパーフェクトメイジ
になるのだろうか。
734名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 13:55:03 ID:OU/yoQIa
>>732
イザベラとシャルロットの魔法の腕が原作のままならイザベラはあの父親の娘なのにって陰口叩かれてやさぐれそう。
シャルロットはシャルルの悪評を吹き飛ばす為に腕を上げようとして肝心のシャルルには複雑な感情から溝ができてしまうとか。
735名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 16:21:18 ID:SAL+YeZT
>>723
そうなるとトリスティンの虚無は誰になるんだ?
アンリエッタとか?

>>726
サイトがアルビオン王か…
そうなるとアンリエッタとの結婚も考えられるな
ティファニア使い魔にしてた日には最強のコンビが(ry
736名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 19:19:13 ID:QQxW2xjU
もしもガンダールヴの能力が
エロい事 即ち女の子をエッチな目で見たり
スケベな行為をしようとしたら頭を締め付けるような痛みを
発する事が出来たら

これならルイズに叩かれずに済むかもしれない
でもエロがなくなるな
737名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 19:25:11 ID:Bx4RXjBJ
>>736
それは能力とは言わんなwww

あと、「ガンダールヴの能力が〜出来たら」って主述がかみ合ってないぞ。
738名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 19:31:51 ID:mKVvadc/
>>735
虚無のサイトと虚無のアンリエッタとか

使い魔どうするか…
739名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 19:47:32 ID:3mL7rzBx
才人がテファ呼んでアン様がルイズかウェールズ呼んだらいいじゃん。
740名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 19:53:22 ID:pMEmNjdh
>>736
西遊記思い出したw
741736:2008/11/14(金) 20:01:07 ID:QQxW2xjU
訂正します
・ガンダールヴのルーンにおしおきをする効果があったら

ついでにエロイ事を考えるとこうなります

テファ「サイト!また会えた」
サイト「まさにこれはバスト」
ルーンが赤く光る
サイト「^-。;¥・p;l」:@「lp¥。>‘P*}!」
742名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 20:22:01 ID:duvYq7H4
>>736 >>741
アニメ版にあったメデューサの眼鏡の酷いバージョン?
743名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 22:13:49 ID:rtZsBL8K
ガンダールヴの効果の一つに対性欲緊箍児ですか……。
原作のサイトについたルーンがそうだとすれば、後世には主に忠誠を誓い続けた清廉な騎士な使い魔という事になりそうですね。
まぁ宦官の例から考えれば、性欲が発散されないだけ物欲に向かいそうな気もしますがw
744名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/14(金) 23:36:49 ID:z74o7v+w
>>743
その抑圧された衝動は唯一「エロを許された異性」ルイズに向かってしまうのだ!

というのはどうか。

武器を持っては八面六臂、ベッドの中でも大暴れ。






衝動が男に向かうというのも考えたが、絵面的にいやなので没。
あとはセルフバーニング。
745名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/15(土) 02:27:52 ID:4yh/qH6q
>衝動が男に
ピクシブでギーシュの腐向け絵見たの思い出しちまったよ
746名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/15(土) 02:48:40 ID:wykyJ3Qn
いやそれ、エロパロ板向きだろう…常識で考えて…。
747名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/15(土) 02:56:26 ID:4yh/qH6q
「合体」つって次のシーンに飛ばせばいいんだよ、釣りバカ的に。
748名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/15(土) 06:49:28 ID:Dq8B1hNT
虚無の才人・トリスティンだった場合(この場合のルイズは虚無でない)

才人の母は、ヴァリエール家と肩を並べる程の大貴族の娘で、その父親が虚無。
ある時、この世界に迷い込んだ才人の父と恋に落ちる。
そんな貴族と何処の馬の骨か分からない人物の恋など許されるわけが無いハルケギニア。
しかし才人の祖父は不治の病で、先は長くないから跡継ぎが欲しいと考えていた。
そんな中、家が何者かの陰謀により取り潰しに遭う事態が発生。
祖父が世界扉を開き、母に始祖の祈祷書と指輪を持たせる。

「私は見ての通り先は長くないから死ぬ事など恐れてはいない。お前達だけは生き延びてくれ。」
「分かりました、お父様。」
「娘を頼んだよ。孫の顔を見られなかったのが残念だ。」
「お義父さん…」

ゲートが閉じた直後に祖父は捕らえられる。娘を世界扉で逃がした事は口を割らず、病により獄中死。

月日は流れ、才人が5歳の時…
才人は、両親から母の家系が魔法使いであるという事実を知らされる。
そして両親の下、魔法を習得する事に。やがて母は才人の魔法を見て気がつく。
「どことなくお父様と似ている。もしかしたら虚無かも。」
その予感は的中し、才人は始祖の祈祷書を読める事が判明、虚無に目覚める。

そして17歳の春、才人は使い魔を召喚しようとして逆にハルケギニアに飛ばされる。
749名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/15(土) 08:55:45 ID:8N+utOlw
虚無が同じ家系の近い世代で出現するのって無理無いか?
750名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/15(土) 10:50:43 ID:bWs8bZiy
>>749
同時で無ければ良いんじゃないの?
別に使い魔が同じ種類である必要もないだろうし。
751名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/15(土) 11:16:00 ID:nbZCkR6C
>721
父の癖に童貞なんて
聖ヨセフですかい
752名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/15(土) 14:02:08 ID:aThv3glC
モット伯のIFは無いのかな。
平民の男の子を連れてきては女装させるド☆HENTAIなモット。
攫われたサイトを助けに来たルイズ達が見たものは………。

あとモット伯と気が合うルイズとか。
「ようこそ、ミス・ヴァリエール。新しい娘が入ったがどうかね。私もまだ手を付けていないのだが…」
「気が利くわね、それじゃいつもの部屋で待っているわ」

「あら、あなたは学院の………。お名前は?」
「シ、シエスタです…」
「綺麗な黒髪ね……」


メイド長「夕べはお楽しみでしたね」
753名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/15(土) 17:06:03 ID:HSSyM0fa
>>748
サイトが取り潰した大貴族の子孫である上に虚無の使い手である事を知って、王室が警戒
サイトも、自身の祖父がそうなった事を知り、王室に対して複雑な感情を持つように
やがてサイトは取り潰しが陰謀である事を知り、陰謀の黒幕に近づいていく…

みたいな展開か
754名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/15(土) 19:26:33 ID:cYdhtfxU
>>748
>そんな中、家が何者かの陰謀により取り潰しに遭う事態が発生。
その何者かがヴァリエール家だったらルイズとはドロドロの展開になりそうだな。
755名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/15(土) 20:06:45 ID:Lgcvp/sI
サイトがハルケギニア貴族というIFが進みつつある今……!
サイトがショタだったら……この間の話題として出たばかり。という事で、一人手で弟や妹を育ててきた養育者属性を持ったのサイトをば。

「魔法なんて存在しないだの、月が一つしかないだの、出鱈目もいい加減にしなさいよ!」
「あああああ……俺が居なければ<弟:仮名>や<妹:仮名>や<世話している子:仮名>は……どうしようどうしようどうしよう」
「ちょ、ちょっと!どうしたのよ……」
756748:2008/11/15(土) 21:02:24 ID:Dq8B1hNT
>>750
実はシエスタがガンダールヴという設定で構想中
757名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/15(土) 22:45:11 ID:9rBj11if
>>755
昔クロスでリンディ提督@リリカルなのは(息子1人、娘1人、孫4人)って人が召喚されてたね。
養育者属性は結構肝っ玉になると思う。

おもいっきり、親ばかに振ってみるって言うのはアリかもしれないけど
758名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/15(土) 22:59:57 ID:PH6FCaBd
>>748面白そうだ!
是非ともSS書いてほしい
759名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/16(日) 04:33:18 ID:uT+0VmNi
>>748
ギーシュとの決闘があった場合、ギーシュは涙目だろうな
エクスプロージョンでワルキューレもろとも吹っ飛ばされたりするとか
760名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/16(日) 15:02:34 ID:w0CtKyWh
そういえば、虚無入れ替えと同じようなので、登場人物シャッフルとかよくあるよね。
ワルドがジョセフになったり、ルイズがアンリエッタの役になったりとか。
まあ収拾つかなくなる可能性もあるけど…。
761名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/16(日) 19:26:50 ID:VsvfvMTX
サイトがジョセフだと大混乱
762名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/16(日) 20:57:07 ID:o8USOOCh
ガリア王が同級生の使い魔になった場合、タバサの心境やいかに
763名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/16(日) 21:30:21 ID:cwvqxpdk
ジョゼフでなくシャルルが即位しイザベラがタバサの立ち位置
(魔法のレベルはそのままだけど、武術で補っている)とか面白げ。
764名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/16(日) 21:46:41 ID:7De4V5Dc
サイトがメイジだとしても召喚される前にサイトが別のファンタジー世界に行って帰るために魔法を研究、帰る魔法を使ったらルイズに召喚されるってのはどう?
765名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/16(日) 21:47:08 ID:EVaQx+2+
虚無の使い手がそれぞれ虚無の使い魔を兼任しておりました

ルイズがガンダー召喚→ジョゼフ
ジョゼフがミョズ召喚→教皇
教皇がヴィンダー召喚→テファ
テファがはばかられる召喚→ルイズ

恐るべき虚無スクウェア結成
766名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/16(日) 21:49:37 ID:cwvqxpdk
それだとジョゼフが教皇呼んだ時点でガリアオワタ状態になりそうだw
767名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/16(日) 21:54:43 ID:cwvqxpdk
ふと、ジョゼフが父王の生前に使い魔召還したらシャルルが来ちゃったとかおもしろげ。

シャルル「畜生!私はやはり、兄さんには勝てないというのか!!」

とジョゼフ本人の前で本性ぶちまけて、ジョゼフに慰められるとか・・・。
768名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/16(日) 22:20:48 ID:ht5tz8SX
>>764
それなんて異次元騎士カズマw
769名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/16(日) 22:22:23 ID:VsvfvMTX
>>763
(ゼロの使い魔はメイド)が丁度それでしたな。
770名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/16(日) 23:58:07 ID:BnsHbuXn
>>756
メイドさんと大きな剣思い出した
771名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 01:35:14 ID:wrGoqs7F
実は学園の教師はみんなコルベールみたいなトラウマ持ちというIF
戦場で心を病んだため、社会復帰のために教師をやってる。
普段は陰気だが、闘いの時になると興奮してしまう。
赤土のシュヴルーズは土を使っての殺人術を使ってた。だけど年老いてもう戦うのがイヤに。
赤土の赤は実は血の赤。近接でオスマンに当身を食らわせて昏倒させられたのは、殺人者時代の訓練のせい。
みんなそんな教師ばかり。
だからフーケの討伐の時に杖をあげなかったという。

…IFというか、なんというか…変に辻褄があって…
772名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 10:51:44 ID:me+ZVkyY
ささやかなIF

『コルベールの頭がふさふさ。』

結果、元から顔立ち自体は良いので女生徒や女性職員連中には好感触。
でも、あの研究バカな処が災いしてモテモテとはいかない。
コルベール自身はロングビルにゾッコンだが、ロングビル自身の事情もあって、相手にされていない。
やがて、コルベールはロングビルの事情に気付き・・・・・

というのはどうだろうかねェ?

時間と気力が許せば是非書いてみたいところ。
773名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 11:31:23 ID:2YzUXP+M
もしギーシュが二股かけてなかったら。
意外と影響大?
774名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 12:11:16 ID:me+ZVkyY
そうでも無いかも?
いや、そうなると、あの原作でキュルケが買った剣を予算的にルイズが買えて、デルフがそのままになる可能性があるのか・・・・。

確かに影響でかいわ
775名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 12:38:55 ID:uUnec52r
>>771
貴族は戦争に行くものだからね。矛盾が発生しない
776名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 14:00:51 ID:8aa8GS55
>772
ふさふさと言うよりぼさぼさになりそう
777名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 14:06:39 ID:Jd3qbLmA
むしろソウルフルアフロ
778名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 16:52:19 ID:qF86xnbV
一ネタ思いついて
とりあえず召喚シーンだけ書いてみたので投下。
7791/2:2008/11/17(月) 16:55:51 ID:qF86xnbV
 シャルロットは緊張していた。
 今日は使い魔召喚の儀式の日である。
 級友たちが召喚した使い魔は皆立派なものだ。カラス、大蛇、フクロウ、ジャイアントモールにサラマンダー。
 そんな中で“ゼロの”ルイズが召喚したのは平民の少年だった。
少し揉めているようで、やり直しがどうこうという声が聞こえてくる。

 さて、いよいよシャルロットの番である。
 自分の召喚に応えてくれるのはどんな使い魔だろう。あの少年には悪いが平民はちょっと嫌かも。
 逸る心を落ち着けるように目を閉じ、ゆっくりと召喚の呪文を紡ぐ。

「我が名はシャルロット・エレーヌ・オルレアン。五つの力を司るペンタゴン。我の運命に従いし、“使い魔”を召喚せよ!」

 果たして一人の男がシャルロットの召喚に応えた。
 シャルロットが召喚した使い魔は……。


 ガリア王ジョゼフは政治に倦んでいた。
 統治は順調である。
 ジョゼフは広い視野と深い洞察力を備え、伝統に敬意を払いながらも旧弊を破るに躊躇うことがない。
メイジとしての才は弟に一歩譲るものの、それでも土のスクエアである。
上は大貴族から下は賤民まで、ガリアの民はこぞって彼を“賢王”と称えた。
 彼は内に仁政を敷き、外は調和を旨とした。
ガリア国内のみならず、諸外国もパクス・ガリアーナの下で繁栄を謳歌していた。

 しかし、ジョゼフは政治に倦んでいた。
 あまりに順調すぎてつまらなくなったのだ。
 何かトラブルの種にならないかと期待して平民登用制度を始めたが、それも抵抗があったのは初めのうちだけ、
今では野に埋もれていた人材を効果的に発掘できる画期的な制度と賞され、
伝統にうるさい隣国トリステインですら採用の動きがある。
ゲルマニアが同じことをやっていたときは野蛮だなんだと言っていたのに。
 エルフとの交易も期待はずれだった。ブリミル教徒の激烈な反発を期待しながら秘密裡に交流を始め、
成果が出始めたところでわざわざ情報をリークしてやったのに。
期待していた教会の反発は商人たちからの賞賛の声にかき消されてしまった。
今では「始祖ブリミル以来の歴史的和解」などと言われる始末。
 エルフ族からビダーシャル卿を側近に迎えたのも失敗だった。あの長耳野郎はいつの間にやら大公シャルルと結託し、
ジョゼフが政務をサボろうとするたびに目ざとく見つけて小言をいってくる。
7802/2:2008/11/17(月) 16:59:51 ID:qF86xnbV
「ジョゼフ、これが今日の分だ。適当にやっても分かるからな」
 そう言い残してビダーシャルが執務室を出ていく。
ジョゼフはその背中を恨めしげに見つめながら、机上で山を成す書類に溜息をついた。
 気怠げな視線をカレンダーに移す。そういえば今日は姪のシャルロットが使い魔を召喚する日だったか。
天才シャルルの娘であるにも関わらず、彼女は一切の魔法が使えない。目下ガリア王家最大の懸案事だった。
 そのシャルロットは今、隣国トリステインの魔法学院に留学中である。
 トリステインのラ・ヴァリエール公爵家には姪と同じく魔法の使えない少女がいるらしい。
一人で悩むより同じ境遇にいる者同士で考えれば何か分かるかも知れない。
シャルロットがそう言ってトリステインへの留学を願い出たのは一昨年のことだ。

 本当は政務を抜け出してこっそり様子を見に行きたかった。
 なんといっても可愛い姪のためである。もちろん実の娘も可愛い。イザベラのことは心の底から愛している。
しかし、それとはまた違った可愛らしさが姪にはあるのだ。あどけない顔で「伯父さま♪」などと呼ばれてみろ。
それで脳の蕩けない男はいない。本当にいけない魔法使いだ、姪というヤツは。
シャルロットのことを考えるとき、ジョゼフの頭の中はダメな電波で一杯になる。
 ああ、気になる。心配だ。これでは仕事が手に付かないではないか。それもこれもシャルルのせいだぞ。

 昨日のことである。ジョゼフはルンルン気分で旅支度をしていた。
退屈な政務など全部放り出してトリステインに行こう。シャルロットが不安そうにしていたら元気付けてやらなければ。
それが伯父としての義務ではないか。姪一人元気づけてやれなくて何が王か。
そんなことで万民を幸福にさせることなどできようか。これは私事ではない、王としての義務なのだ。
 勢い込んで始めたトリステイン行きの準備はしかし、目的を達せられることなく終わった。
 トリステインまでの竜籠を手配していたところをシャルルに見咎められ、そのまま執務室に連れ戻されてしまったからである。
その日の政務が済んだ後はシャルルとビダーシャルから小一時間説教された。
 シャルル、お前は自分の娘が心配じゃないのか。ジョゼフはそう言って抗議したがシャルルは取り合ってくれなかった。

「はぁ……」
 そんなジョゼフの前に光り輝く鏡が現れたのは、彼が退屈な政務をこなしながら三度目の溜息をついたときだった。


 シャルロットの使い魔が誰であるか、その正体に思い至った者は皆一様に絶句した。
シャルロットも、コルベールも、ルイズも、ギーシュも、キュルケも、その他大勢の級友も余りの展開に声がない。
「伯父、さま……?」
 シャルロットの召喚に応えた使い魔は、あろうことかガリアの“賢王”、ジョゼフ・ド・ガリアその人だったのである。


以上。
シャルロットがジョゼフ王を召喚したようです。
781名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 17:04:46 ID:9txi/l6a

しかしミョズでスクウェアってすげえチートだな。
782名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 17:12:01 ID:me+ZVkyY
ブラヴォー♪

ミョズでスクエア以前に、ミョズでジョゼフしかも退屈中というのが凶悪ですな。
ミョズとして得た知識を100%ろくでもないことに使うのが目に見えていて。
ドタバタ喜劇として連載にしてもOKなぐらいです。

GJ!
783名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 18:24:23 ID:4NFItGZH
百体を超えるスキルニルを同時に操り、政務を完璧にこなしながら、
愛娘と可愛い姪を全力で愛でるジョゼフを幻視しそうだ。
784名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 18:31:43 ID:2I3Z944q
シャルロットとルイズにやさしく爆発の手ほどきをしつつ、
サイトにはスパルタで剣術指導するジョゼフ
785名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 18:48:06 ID:9txi/l6a
これはたぶん王位につく前に土手でシャルルと殴り合いもとい決闘したんだろうな。 
普通に優秀なら互いにコンプレックスかなり感じてるだろうし。
786名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 19:27:44 ID:Jd3qbLmA
>本当にいけない魔法使いだ、姪というヤツは。
コッパゲ並だこのジョゼフw

混乱求めて施行した政策が尽くプラスの成果になって凹むタイプは実に好みだw
787名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 19:41:03 ID:9txi/l6a
そこまで猫っ可愛がりの姪と契約か。
それは何が何でも使い魔になろうとするだろうが・・・それを必死に止めるコルベールという、
何気に見なかったパターンだなw
788名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 19:44:28 ID:VnplMDnJ
ジョゼフさんが地スクエアですかw
シャルルもイザベラもシャルロットも生きていて、憎悪の渦があるという訳でも無い。原作とは天と地と程の差ですね。
まぁIFという事で、余り気にしない方がよいのだろうが。

ただ、ジョゼフの使い魔が何になっているのか気になります。
原作のシェフィールドを召喚したとしても、ミョズニトニルは有り得ないだろうし。
789名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 19:53:23 ID:me+ZVkyY
ムカツク才人をドツイタのが可愛い姪と娘にバレて涙目なジョゼフ
790名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 20:14:48 ID:s2WtS6D/
やることなすこと全部いい方に向かっていって
救世主になっちゃった悪役が主人公の種SSがあったな
791名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 20:36:51 ID:Jd3qbLmA
読みたいなそれw
792名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 20:51:15 ID:me+ZVkyY
ああ、「笑う仮面の英雄」か
ガンダムクロスオーバーSS倉庫 Wiki*のSeed統合>Seed-IF総合 にあるなり
793748:2008/11/17(月) 21:30:11 ID:mO2bq7WT
今更ながら>>748を訂正

陰謀による取り潰しではなく、賊に襲われ母の父が死亡で

色々考えたが、やはり無理があった。
母親の家名と才人の両親の名前はどうしよう…
794名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/17(月) 21:43:36 ID:OoqZr7Dc
難しいよな…

ただサイトはガンダールヴで無く、虚無の担い手としての役割をどう全うするかって展開は変わらずって所か
795名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 10:09:27 ID:ShmIoQ6o
>>792
おつおつ。見てみるよ。
796名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 17:17:16 ID:a+ji6bs5
ヴィットーリオが世界扉を…


しまった!これはIFじゃない
797名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 17:53:20 ID:ShmIoQ6o
ヴィットーリオが世界扉を…


通り抜けてしまったら
798名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 19:06:26 ID:2nNhQ7oU
>>797
孤立☆無援
799名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 19:20:06 ID:4U/O+XSR
ヴィットーリオが世界扉を…

サイトと一緒にくぐってきたら……
800名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 19:21:05 ID:/muYG1/y
ルイズ他、召還する魔法使い側が召還扉をくぐり抜けてしまったら・・・・

というのはありかも?

異世界日本のよりによってアキバへと続くルイズは一体どうなるやら・・・
まあ、秘境へと続くタバサの場合が特に悲惨かもしれんが。・・・
801名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 20:13:46 ID:+jMR5BcL
サイトが宝物庫を覗いたら。

壊れた道具が山のように・・・
802名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 20:34:11 ID:/muYG1/y
ふと、ジョゼフが早々にシャルルと本音をぶちまけ合って良好な関係を成立させてたら、
ルイズ&サイト視点でも相当にストーリーの流れは変わるな。

善:ジョゼフ陣営    :始祖嫌い&エルフ友好路線
悪ヴィットーリオ陣営 :始祖絶対視&エルフ敵対

ってなカンジになるだろうけど、この場合ルイズはどちらに付くことになるやら。
803名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 20:35:37 ID:ShmIoQ6o
対立する大陣営が起こす激動に翻弄されつつも、自らの道を見つけていく…みたいな?
804名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 20:39:41 ID:6AUyrf6X
それは面白そうだがルイズの目指す道が想像できんな
805名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 21:13:56 ID:/muYG1/y
可能性としては

ヴィットーリオ>アルビオン王>ウェールズ>アンリエッタ の線でヴィットーリオ派

タバサ及びロングビル&ティファニアの線でジョゼフ派

の2通り。
鍵となるのはどちらもティファニア&マチルダって気がする。
マチルダの境遇を早い段階で知れば、アンリエッタ&ウェールズも味方にできるだろうけど、
逆に、先にヴィットーリオが動けばさっさとルイズはヴィットーリオ派に取り込まれるんでないかな?
806名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 21:58:44 ID:HjwGD4u+
ロウルートとカオスルートみたいだ。
ニュートラルだと両方倒すんですね、わかります。
原作だとロウルートよりでニュートラルか。
807名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 22:05:10 ID:ShmIoQ6o
水の精霊のハッスルでハルキゲニア大洪水
808名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 22:06:17 ID:jOwfzPqD
>>800
クロスの方でこなた(らきすた)呼ぼうとして門に落ちちゃった話があったな

>>805
ガリアの王室の中が友好的だからタバサ(この場合シャルロットかも)が留学してくるかどうか分からないけど
叔父さんと同じ失敗の仕方をしてるのを見て虚無だと分かるとガリアは取り込みに動くんじゃないか?
809名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 22:16:49 ID:UVeZf60O
>>802
ルイズの回りが吹き込む認識次第なんだよな。

ジョセフとシャルルが和解してても、トリステインじゃ
「無理矢理押しのけて王になった無能」扱いだったら、
無能王ジョセフを倒す道が見えるし。

悪の無能国家ガリアを虚無の力でルイズ無双になってしまうw
810名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 22:42:47 ID:/muYG1/y
>>809見て、せっかく兄弟がわかり合えたのに、シャルル支持派が変な欲かいてジョゼフを暗殺したばかりに、
王位に就いた後、暴君と化して貴族を難癖つけて殺しまくるシャルルなんてルートも見えたかも。
811名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 22:53:10 ID:/muYG1/y
>>808
タバサが留学しないとは限らないよね。実家が円満で尚留学している話もあるし。
そしてガリア王家で留学するのがタバサとは限らない。
存外、ただのドットである事を気に病んだイザベラが留学してくるパターンも有ると思う。

.....そういや、クロスの方の影響か、超有能なイザベラが多いですねここの場合。
原作通りに自分の魔法のレベルの低さに悩み苦しんであがいている段階のイザベラというのも、
たまにはイイカモ。
812名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/18(火) 23:58:33 ID:h6nHpmF9
>>805
ルイズ&サイトが空気になるか、
ヴィットーリオVSジョゼフが単なる舞台装置になるか
どちらかのような
813名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 00:21:05 ID:Hitg7bjm
>>812
強大なボスキャラが、舞台装置になるのはよくある事。
特に方や世界的宗教組織の長と大国の国王なら、なおさらじゃないか?
814名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 00:26:22 ID:1u+Ewytm
ジョゼフのピンチに身を挺して守るシャルル

シャルル「宇宙を手にお入れください」
しまった!作品間違えた
815名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 00:56:24 ID:BpUXgFlk
ルイズがアンリエッタ召喚でアンアンな関係に…
816名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 04:30:48 ID:B6ylNmoq
クロススレの小ネタにあるなー<アンアン召喚
817名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 05:23:43 ID:51bOXajM
>>809
原作最新巻見る限り、ジョゼフが一歩引いてシャルルを王位に就けるパターンもあり得るんだよな。
(それでも尚、和解していれば主導権はジョゼフにありそうだが)
818名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 08:47:58 ID:/wVnB29M
そして田舎に引っ込んで悪戯三昧のジョゼフですね

ってこれじゃあクロススレのシャーリー召喚ものだw
819名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 11:31:13 ID:yHrfeob/
>>813
ハルケギニア大王vsプリミル狂教皇だもんな
820名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 12:19:13 ID:wP7eTNtn
トリスティンの虚無の才人・母の家に意外な人物が関わっていました

マルトー「いやー!君のおかげでメイジを少し見直したよ。」
才人「いや、単に癪に障ったからあんな事しただけで。」
マルトー「彼らにしてみればいい薬になったよ。全員君のようなメイジだったらいいんだけどね。」
才人「はは……」
マルトー「お嬢様とあの青年はどうしてるかな…。(未定)公爵が懐かしいよ。」
才人「(未定)公爵?」
マルトー「あ、君の様な黒い髪の青年を見ていると思い出してしまってね…
実は私は18年前、この国の大貴族だった(未定)公爵家で働いていた事があったんだ。
そこの公爵は平民思いのいい人でね、公爵のお嬢様も申し分の無い方だったよ。
ある時、屋敷の前に黒髪の青年が倒れていてね、公爵が介抱してあげたんだ。
それから青年は、お嬢様の話し相手をしていたらしいんだが、次第に意気投合していったみたいでね。
けど屋敷が賊に襲われて公爵が殺される事件があってね。
私はたまたま用事で出ていたから無事だったんだけど…一つ不思議な事があったな。」
才人「不思議な事?」
マルトー「何故かお嬢様と青年はどこにもいなかったんだよ。」
821名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 13:34:01 ID:nomJrgBn
>>820
ごめん、最後のフレーズを「。」じゃなく「!」で終わらせた上、才人に「なんだってー!」と叫ばせたくなった。

マルトー「何故かお嬢様と青年はどこにもいなかったんだよ!」
才人「なんだってー!」
822名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 13:53:44 ID:yHrfeob/
それだけ見ると、青年と娘が公爵殺して逃亡したとしか思われないような
823名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 14:17:32 ID:51bOXajM
WIKIの『もし才人とルイズが幼なじみだったら 』を読んでいておもったんだが、
小さい頃に世界扉を唱えてサイトの元に来たのはいいが、
呪文が長すぎて2度目以降に失敗するとかして戻れなくなって、
サイト達の世界で成長した後にようやく戻る(サイト付き)パターンというのはどうかねえ?

平たく言うと『もしもルイズが現代日本育ちだったら』とか。

サイトと違って向学心もあるので、周囲に与える影響も違ってくるかと思うけど。
824名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 15:27:07 ID:pCEtjdEo
>>823
カトレアのために医学や薬学を勉強するルイズ。
ルイズと一緒に勉強するサイト。
飛び級して海外の大学に幼い二人が入学。
ぼさぼさでおさげのルイズ、黒縁眼鏡つき。もちろん白衣。
そんなルイズにもっと綺麗にしろと言うサイト。
日本へ帰った二人は昔失敗した呪文を唱え、世界扉を開いた。

医者ルイズとかどうよ。助手のサイト付き。
825名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 15:27:35 ID:5wkoQQA4
>>822
こう付け加えたらどう?

マルトー「捕まった賊は公爵の殺害については白状したが、お嬢様と青年については知らないと言い張った。
嘘をついていると思われたが、どうもそうではないらしい。
ただ、私は二人が何処かで生きているような気がするんだよ。」
826名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 15:32:25 ID:/wVnB29M
ドクタールイズとナースサイト
827名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 15:38:39 ID:yHrfeob/
>>825
それなら補完おkだな
828名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 16:54:41 ID:51bOXajM
>>824
ハルケギニアに戻ってからは、もっぱら漫画の『仁-JIN』のようなはなしになりそうだw
829名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 17:06:30 ID:xXNlHKco
>>823
昔、よく行方不明になっていたルイズ。
魔法学院に押し込められるも、やはりたまに行方不明になる。
学園内で「無能(ゼロ)がまた変なことやってるよ」と思われている状態でのサイト召還をきっかけに、
科学マンセーの「さあこの世界への復讐の始まりだ」のパターンですか?
830名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 17:10:44 ID:51bOXajM
>>829
ジョゼフならまだしも、ルイズの場合はまた違うんでねえ?
単に思考回路が少女漫画になるとか、腐女子になっただけなんてパターンもあり得る。
なんせ魔法一辺倒主義で最愛の弟と殺し合いする羽目になったジョゼフと違って、
魔法それ自体への恨みは持ってないからね。
831名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 21:28:40 ID:1u+Ewytm
>>826
ドクタールイズのダークサイド?
832名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 21:44:43 ID:51bOXajM
女医プレイに溺れるサイト?
833名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 22:52:15 ID:Rf3FZe2w
>>820
マルトーのしゃべり方に違和感がありすぎる。
834名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 22:55:18 ID:4uOebLyD
幼い頃からリアルお医者さんごっこをしていたルイズとサイト。
「は〜い、お注射しましょうね〜」
「やめろっ、ルイズ。そんなの入んねーって。んんんっー」
「お医者さんの事は黙ってよく聞きましょうね」

そんな事があったのが原因なのだろうか。
サイトは変わってしまった。
看護師ではなく看護“婦”として、私の隣にいる。
「ギーシュさん、また喧嘩したんですか」
「サイトは男よ」
「こんな可愛い子が………」
835名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 23:00:57 ID:DNFBKCi+
それは既に此処ではいけないレベルw
836名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 23:15:51 ID:vRcLRZUS
もしも零戦に固定化の魔法がかけておらず
変わりに予備のパーツに固定化の魔法がかかってたら

学院でコルベールとギーシュ達と一緒に零戦を直してる
所が見れるな、スパナを片手に零戦を修復するサイト
と生徒達に授業の一環として零戦の修復をさせるコルベール
か、いいかもしれない

837名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 23:21:04 ID:51bOXajM
いや、その場合、戦闘による破損が原因で着地に失敗して大破したのを祀ってあったのを
コルベールとサイトが必死扱いて修復とかのがいいかも?
固定化掛ける資金もあまりないから、エンジンとかの主要パーツのみ固定化してあって、他は良くて油につけてあるだけみたいな状態。
838名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 03:21:08 ID:tsc4lRWi
ギーシュが実は女の子とかどうだろ?
家訓か何かで男性として育ったとか
839名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 05:26:01 ID:7CQso7Ih
ときメモクロスのの奴がまさにそうだな
840名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 06:01:33 ID:Ewwi4K57
オールド・オスマンがエロ爺じゃなかったら!!
……あぁとマチルダさんが雇われない可能性が高いか?
いや、それでも没落貴族のメイジということで雇うか?どうなんだろう……
841名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 07:38:20 ID:r1Dd61K6
>>640
秘書として雇われなかったおマチさんは
メイドとして学院に潜入します。
842名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 07:48:03 ID:oGtvMncX
オスマンのセクハラが洒落にならなかったら。
本気で権力使ったらルイズとかが権力使わないと止められないな。
843名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 09:25:20 ID:4w204zpU
>>820
サイトの母親は魔法学院の卒業生だったとか、ヴァリエール公爵やカリーヌとは旧知の仲で
ヴァリエール家や王室も、サイトが誰かに似ている事に気がつくとか

「あの顔立ち、何処かで…」
844名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 10:31:43 ID:2RpME5Sj
サイトママとカリン様
どちらが強いか決闘し、最後は夕日をバックに河原で握手ですね
845名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 11:00:13 ID:oGtvMncX
巻き添え食らった子供たちが黒焦げで目の幅涙流しつつ屍累々なのもデフォですね。
846名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 11:34:04 ID:7CQso7Ih
>>844
スパイラルカッターだけはガチで虚無以外だと打つ手なしという罠
847名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 12:40:29 ID:nwLImdSQ
実はサイトの母は風メイジでカリーヌとほぼ互角の実力
そして双方から同時に放たれるスパイラルカッター…

>>820
その前に行われたギーシュとの決闘
「ギーシュが決闘するぞー!相手は流れ者のメイジだー!」
しかしドットクラスが虚無に敵うはずもなく、3日間寝込む羽目に至ったギーシュ
サイト「癪に障ったとはいえ、やりすぎたな…」

やがて世界扉を覚え、両親を呼んでくるサイト
マルトーは、二人との再会を果たし、二人が結婚していた事を知る
更にサイトが息子と聞いてびっくり仰天

サイトの母親は王宮、魔法学院、ヴァリエール家も訪問
懐かしい面々との再会を果たす

そして墓前にて…
サイト母「お父様、只今帰りました」
サイト父「お義父さん、貴方の孫ですよ」
サイト「じいちゃん…」

そしてお家再興へ…
848名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 13:46:35 ID:bCgmmDD8
スパイラルカッターには
阿波踊り しかも高円寺阿波踊りで対抗だ
849IFの使い魔:2008/11/20(木) 13:49:42 ID:iKZxnAWK
お久しぶり。今から投下開始します。
850IFの使い魔:2008/11/20(木) 13:52:14 ID:iKZxnAWK
『第六話』

 才人は夕暮れのヴェストリ広場で必死に身体を動かしていた。
 学院の周りを何周も駆け回ることから始まって、デルフの力を活かして素早くステップを踏んだり、
上段下段、袈裟切り逆袈裟などさまざまな型で剣を振ったりする。その挙動は、かつてデルフを振ってきた
数々の剣士たちの技を完璧に模していた。
 早朝から延々と続けられた運動でシャツもジーンズもぐしょぐしょだ。飛び散った汗が
夕日に照らされてキラキラと輝いた。……こう書くと爽やかな青春のひとコマに聞こえなくも無いが、
実際の才人は汗の作った水溜りの中で死んだ魚のような目をしながら決められた動作をひたすらにこなす、
よくできた人形のようであった。
 不意に、激しい運動で限界が来たのか糸が切れたように倒れこむ才人。此処で意識を失うことが出来たならば、
どれだけ楽になれただろう。だがしかし、「彼等」に命じていた彼の主はそれを許さなかった。
彼の腕が意志とは無関係にギクシャクと腰のナイフへ伸びる。
 才人の口を借りて半ば強制的に紡がれるのは水のスペル『治癒(ヒーリング)』。
身体を包んだ魔法の光が全身に溜まった乳酸を分解し、断裂した筋繊維をたちどころに前以上に強く回復させてゆく。
これぞイザベラ発案のガリア式筋力トレーニング法、デルフリンガーズ・ブートキャンプだった。
ワンモアセッ!
 失われた水分と塩分を補充するために周囲から集められた生理食塩水が渦を巻いて口に注がれ、
ガブガブと才人の胃の腑を満たしてゆく。原材料=才人の汗。このような過酷なトレーニングを行わされるのが
ここ最近の彼の日常であった。
 どうにかこうにかノルマを終えた才人は地べたに大の字になったきり動かない。
動けないのではなく動きたくないのだ。体はすっかり癒えているが、心は疲労が溜まりまくり。
今の倍のノルマを課されでもしたら絶対に心が死ぬ。
 そういえば永久機関発明するとノーベル賞もらえるんだったかなあ……今の俺ってマジ永久機関じゃね?
運動→消費→回収→以下繰り返し=Q.E.D.(証明終了)
 などと朦朧とした頭で益体も無いことを考えていると、シエスタがタオルと着替えと飲み物を持ってきてくれた。
ああ、シエスタ。今の俺にはキミが天使に見えるよ。
 感極まりつつミルクセーキを一気飲み。糖分が疲れた身体に心地よい。
「ご精が出ますね」
「うん、ご主人様の足手まといにならないようにしっかり鍛えておかないといけないからな」
 じっと手を見る。連日デルフを振り続けて出来たタコが苦労を物語っている。だがそれにも増して
着実に付いてきた体力と、全身の筋肉が才人の確かな自信になっていた。
 一息ついた後は風呂だ。サウナなんかじゃなく熱いお湯を満たした湯船に入ってさっぱり汗を流さなければ。
シエスタに礼を言い、広場の隅に置かれた大鍋に向かう。
これはマルトーさんが穴が空いてしまったので捨てようとしていたのを引き取り、
五右衛門風呂として使うために修理したものだった。
 以前から頼んではいたが、今日はあらかじめフレイムが気を利かせて程よい湯加減に沸かしてくれていた。
なんて気の利くドラゴンなんだ。
 ────いつだったか決闘で活躍した才人に惚れたキュルケが、彼に命じて入浴中の才人を
部屋までつれてこさせたことはこの際忘れておく。まっぱで空を飛ぶのは金輪際御免こうむりたい。
851IFの使い魔:2008/11/20(木) 13:56:12 ID:iKZxnAWK
 脱衣所代わりに立てておいた衝立の陰から脱いだ洗濯物をシエスタへ渡すと、
才人はタライから一気に熱い湯を被り、次いで湯船にゆっくりと浸かる。最高だ、やはり気持ちいい。
日本人なら風呂はこうでなくては。
 沈み往く夕日を眺めながら、才人は疲れを解きほぐすように伸びをした。

「……なあ、ご主人様ってお姫様なんだよな、なんでそんな人が騎士の仕事なんてやってるんだ?」
 食事も終わりあとは寝るだけとなった部屋で、隅に用意してもらった自分のベッドに腰掛けながら
才人はふとした疑問をイザベラに投げかけた。
 考えてみればもっともな疑問だ。王女が危険な仕事を率先して引き受けるなどそうそうありえない。
彼女を嫌っている兄弟姉妹がいて、その彼等が王位継承を狙っているのなら競争相手を蹴落とすために
仕向けたと考えることも出来たが、シャルロット姫はイザベラととても仲がいい。
他に兄弟姉妹がいるとも聞いていないし、この線は無しだ。
 ────やはり普段の素行から窺えるように、暴れるのが大好きなのだろうか? 関係ないが、
才人はなんとなくとある国民的時代劇のタイトルを思い浮かべた。
「……聴きたいかい?」
 好奇心いっぱいの使い魔を前に、思案にふけったイザベラは言葉を整理しながら語り始めた。
「話せば長くなるんだがね……」

□□□□

 昔、ガリアに二人の王子がいた。弟のシャルルは若くして全属性のスクウェアにたどり着いた稀代の天才で、
反対に兄のジョゼフは王族でありながらしがない土のドットだった。
魔法の才に乏しくいつも部屋で独り遊びに興じていたジョゼフは、事あるごとにあらゆる面で
優れていた弟と比較されており、王位を継ぐのに相応しいのはシャルルのほうだと実の母である
王妃までが口走っていた。
 当然、魔法の才を親からそのまま受け継いだような娘たち──とりわけドットスペルどころか
コモンマジックすら使えず、あらゆる呪文が爆発と化してしまうイザベラ──も周囲から比較されていたのだが、
爆発に価値を見出したイザベラや彼女に心酔するシャルロットにはそんな評価なぞどこ吹く風で、
一緒に騎士たちから杖剣術の稽古を受けたり、爆発の研究に協力したりして充実した暮らしを送っていた。
 はじめは自分に似て魔法がからっきしな娘を疎ましく思っていたジョゼフも、彼女がめきめきと
力をつけていくさまを見るうちに少しずつ態度を軟化させ、ぎこちないながらも親子として
触れ合うようになっていった。
「イザベラ。チケットが余っているのだが観劇に行かないか? いや、シャルルのヤツに渡されたのだが
 一人で行くのもどうかと思ってな……」
 緊張の面持ちで観劇に誘ってみれば、既に同じものを観に行こうとシャルロットに誘われた後であったり、
みんなで行けばいいじゃないか、とシャルルが発言したせいで結局ガリアの王族が劇場に勢ぞろいしてしまったり。
 演出はよかったじゃないか、いえ、あれでは原作の良さが……! などと劇の内容について激論を交わしたり、
立ち寄った料亭で宮廷とは一味違った料理に顔をほころばせる娘たちを見ながら、
ジョゼフは初めて家族の良さに触れたような気がしていた。
 そんなこんなでイザベラが十四になる頃、ジョゼフは自室に彼女を招いて病床に伏せる父王から
告げられたことを伝えた。
852名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 13:59:08 ID:gssYrkXw
支援
853IFの使い魔:2008/11/20(木) 13:59:34 ID:iKZxnAWK
「……イザベラ、俺は父から王に選ばれたよ」
 初め、イザベラは父が何を言っているのかわからなかった。しかしその言葉の意味がはっきりしていくうちに、
その顔に喜びと驚愕が入り混じった表情が浮かぶ。
「お、おめでとうございます父上!」
「……昔、俺はお前のことを疎ましく思っていた。魔法が不得手なところをはじめ、
 至るところが俺にそっくりで本当に不快だった。おかげでアレが死んでからというもの、
 親の務めをほったらかしてばかりだ」
「だがな、お前は変わったよ、今ではなにもかも輝いて見える。魔法が使えないのも長所に変えて
 生き生きと暮らすお前は眩し過ぎて……羨ましくてたまらん」
 感極まったのか、ジョゼフは涙を滲ませながら娘をしかと抱きしめる。
「だから踏み出せた、もう一度シャルルに負けぬように頑張ってみようと思えた。
 魔法は相変わらずのままだが、俺が選ばれたのはきっとお前のおかげだよイザベラ」
「父上……!」
 この日ようやく、周囲から嘲笑われてばかりだった二人は、本当の親子になることが出来た。
シャルルたちもきっと祝福してくれる。これからみんなで力を合わせれば、きっとこの国は
今以上に良くなるだろう。
 ────そう信じて止まなかった彼女たちに数日後、最大の不幸が訪れた。
 王の葬儀が終わった後、開かれた宴のさなか、ジョゼフが血を吐いて倒れ伏したのだ。
凍りつく一同────すわ暗殺!
「シャルロット! ディテクトマジック!!」
 狙われたことに気付いたイザベラの行動は素早く、危うく口にする寸前だった自分の皿を調べさせ、
父に飲み物を手渡した給仕を即座にひっとらえた。
 ディテクトマジックは普通、魔力を持ったものにしか反応を示すことは無いが、
かける対象を念入りに指定すれば成分や構造を調べるのにも使うことが出来る。
そして徹底的に精査した結果、飲み物と料理からは予想通り魔力をもたない通常の毒が検出され、
拷問にかけた給仕の口からは宮廷に勤める、シャルルと親しかった貴族の名が指示した者として上げられた。
 ヴェルサルティルに非常線が張られ、逃げようとしていたその貴族は捕らえられたあげく、
共犯者がいないか徹底的に調べ上げられた末に処刑された。イザベラの行動、まさに電光石火の早業であった。
 毒に倒れたジョゼフは、水のスクウェアメイジたちによる数日に渡る必死の治療のおかげで
どうにか一命はとりとめたものの、そのダメージは深刻で、二度と外を駆け回ることの出来ぬ
身体となってしまった。
 だが、そんなことになってもジョゼフの表情はまるで陰りを見せない。
その様をイザベラがいぶかしむと、病床の父はとんでもないことをぶちまけてくれた。
「どうしてそんなに嬉しそうなのかって? それはな、俺を狙ったのがオルレアン派だったからさ。
 父王が俺を王に指名した事は俺と、シャルルと、お前しか知らん。だがそのお前も、
 リーゼロッテやシャルロットを驚かせようと二人には内緒にしていただろう? 見ていれば判る。
 必然的にこの情報がばれるのはシャルルを通じてしか有り得んのだ……仮にそれが濡れ衣だったにせよ、
 他にも理由はある。お前が下手人どもを処刑したついでにオルレアン派のつながりを調べさせてもらったのだが
 こいつは傑作だぞ! 宮廷にいた臣下の三分の一がシャルルに金をつかまされていやがった。
 残りの連中もほとんどに息がかかっているのだ! つまり俺が今まで無能のなんのと陰口を叩かれ続け、
 不遇を囲ってきたのは全部シャルルの差し金だったというわけさ!俺はこれが嬉しくてたまらん、
 奴の心にも醜い嫉妬があったことが!欲望があったことが!その歓喜に比べれば、
 たかが動き回れぬことくらい屁でもない! あははははははっははっはははっははははははははは……!!」
854IFの使い魔:2008/11/20(木) 14:02:31 ID:iKZxnAWK
 衝撃の事実をさも愉しそうにぶちまけた挙句、咳き込むまで笑い続ける父の狂的な姿に、
イザベラはただただ呆然とするしかなかった。毒で脳をやられてしまったのではないかと本気で思ったほどだ。
不安になり、これからのことを問うてみる。
「……父上、王位はどうなさるので?」
「ん? ああ、俺を喜ばせてくれた礼だ、シャルルの奴にくれてやるさ。俺が王座に居座り続けたせいで
 オルレアン派に蜂起されてもたまらんし、この身体では激務に耐えられんかも知れんからなあ……」
 口ではそう言っているがどこか残念そうな父の姿に、イザベラは今回の事態を引き起こした
オルレアン派に対して沸々と湧き上がる怒りを抑えることができなかった。

「────それでは王位は暫定的にリーゼロッテ・オルレアン公爵夫人が継ぐ、ということでよろしいか?」
 隣国トリステインとの国境であるラグドリアン湖一帯を治めるオルレアンの屋敷で、イザベラは
ジョゼフの代わりに据える王を選んでいた。無論シャルルに渡すわけにはいかない。間接的とはいえ、
叔父のしでかしたことは父を危うく死に致らしめるところだったのだ。
 とりあえずそのツケはしっかりと払ってもらう。コイツにも、オルレアン派の糞野郎共にもだ。
王権を剥奪された挙句、顔面を無残に腫らして絨毯に転がるシャルルを養豚場の豚を見るような目で見下ろしながら、
イザベラは震えながらうなずく叔母に一礼して退室した。
 彼女の実家であるオルレアン公爵家は幾代か前の王家から分家した家系。王位継承権も持っているし、
叔母は領地経営に携わっていただけでなく、前々から宮廷にも出入りしてシャルルを支えてきた方だ。
女王の仕事も問題なくこなせるはずだ。まあ心配なら大臣としてシャルルをつけてやれば問題は無いだろう。
 叔父をこう言うのも何だが、アレを女王の陰で馬車馬のように働かせておけば、たとえ叔母上が
トリステインのマリアンヌだったとしても安泰だ。不安なら父上から助言を賜るのも悪くない
────などとこれからについて考え事をしていると、膝の上のシャルロットが不安げに見上げてくる。
やはり父親があんなことになって居心地が悪いのだろう。
「心配しなくていいんだよ、シャルロット。お前は叔父様のやったことと何にも関係ないんだから」
「でも……!」
 おやおや、あたしに嫌われると思って不安で不安でしょうがないのかね?
 その捨てられた仔犬のような風情に、奥底に秘めたサディスティックな欲望が刺激される。
 イザベラは意地悪な笑みを浮かべると、シャルロットと額を突き合わせながら雰囲気たっぷりに口を開いた。
 ────父様のせいで伯父様があんなことになって、そのせいで姉さまに嫌われるのが怖かった。
姉さまに嫌われたら、わたしはもう生きていけなくなってしまうかも知れない。
 姉さまは心配しなくていいといってくれた。けれど簒奪者の娘が王女のそばにいたら、
きっと周りから私へ中傷が降りかかるに違いない。それにオルレアン派が私を確実に王位につけるため、
姉さまを消しにかかるかもしれない。そんなのは嫌だ。そばにいたい────そばにいるわけにはない。
そんな身を引き裂かんばかりの二律背反に苦しむ私に、神は光明を授けてくれた。
「……じゃあ、お前はあたしの人質になりな。オルレアン派を抑えるために
 宮殿で飼い殺しになってもらうよ?」
 コツンと軽く額が触れ合ったほんの少し近づけば唇すら交わせそうな間合いで、
姉さまの唇から紡がれた言葉はくだらない悩みに囚われていた私の心を至極あっさりと解き放ってくれた。
 そうだ、これは罰なのだ。咎人の娘はそれに相応しい扱いを受けねばならない。飼い殺し、姉さまに。
私、飼われる=姉さまのペット=今日から貴女がご主人様ニャン♪ もうダメ、シャルロット死んじゃう!
「はい、姉さまの仰せのままに」
 イザベラは、いきなり鼻血を噴いた妹に面食らった。
855IFの使い魔:2008/11/20(木) 14:04:46 ID:iKZxnAWK
 イザベラの知る由も無いことであったが、シャルロットの中で日々憧れとしてその存在を
大きくしていた彼女は、本人こそ気付いていないもののもはや恋愛対象といっても過言ではないほどで、
先程のイザベラの言葉は親の罪に苦しむ彼女の心を熟達の猟師の如き正確さで撃ち貫いていた。
 それによりシャルロットが普段抱いている『姫として守られたい/助け出されたい願望』は
容易く『愛しい人に囚われたい/束縛されたい願望』への転換を遂げ、かくしてシャルロットは
まともな道から真っ逆さまに転落した。
 リュティスまでの帰り道、引っ付いて離れなくなったシャルロットと共に馬車に揺られながらイザベラは
「……もしかしたらあたしはとんでもない地雷を踏んでしまったのではないだろうか?」
などと首をかしげていた。

□□□□

 元々忙しかった母は政務に追われてますます私に構えなくなり、私はそれを口実に
始終姉さまの側を離れなくなった。肺を満たす空気のように、いまや私の心は姉さまのことで占められている。
 そして姉さまは以前にも増して稽古に熱を入れだした。宮殿にいる伯父上から帝王学の教えを受けたり、
ラグドリアン湖畔のオルレアン領に出向き、今は母に代わって領地を管理している
執事のペルスランに教わりながら領地経営を学んだり。かと思えば宮殿の騎士に作らせたゴーレムを相手に
実戦さながらの勝負をしたり、屈強な衛士たちを相手に素手で組み手をしたりもした。
 あまりに過酷な訓練内容に、なぜそんなにご自分を苛めるのですか? と心配に思い訊いて見た。
「あたしはちゃんとした魔法が使えないだろう? 煩い連中にいつまでも無能の子はやはり無能だ、
 なんていわれたくないのさ」
「……だから、他の事も目一杯頑張って、そんな奴等を見返してやるんだ」
 あたしの爆発は人を助けられる失敗なんだから────そう答えながら鍛錬を終え、
冷たい井戸水で汗を流す姉さまが輝いて見えたのは、なにも濡れた身体が日に照らされているから
だけではなかったのかもしれない。
 そんなある日、大事件が起こった。当時アカデミーで密かに研究されていた合成獣(キメラ)
の完成体が制御を離れ暴走、施設を破壊して脱走したのだ。
 素体となった生物はハルケギニア最強の幻獣、竜。三匹の竜が掛け合わされた、風竜以上の速度と
火竜の力を併せ持つ怪物が野に放たれた。
 責任を問おうにも、研究主任は真っ先にブレスで焼き殺され、炎を逃れたメンバーも
施設の崩壊に巻き込まれ全滅。迎撃に出た竜騎士隊も、三対の翼による尋常でない速度の羽ばたきと
死角を巧みにカバーする三つ首からの攻撃に苦戦し、あえなく取り逃がす羽目となった。
「……やっぱり」
 この事態にもしやと思い駆けつけた竜厩の前で、今まさに出陣なされようとしていた姉さまを
見つけた私は必死で取りすがった。いくら姉さまが稽古を積まれていてもまだ十五、
本職の騎士もてこずるような竜に勝てるわけが無い。だが姉さまは説得に耳を貸さず、
一番速い風竜を見繕うとわき目も振らずに飛び去ってしまう。
 愛する姉さまを永遠に失うかもしれない恐怖に、目の前が真っ暗になった。

□□□□
856IFの使い魔:2008/11/20(木) 14:07:39 ID:iKZxnAWK
 ────竜騎士隊を振り切って逃亡した化け物竜。ぶち倒してあたしの強さを知らしめるのに
申し分ない相手だ。
 初陣への期待と僅かな不安がない混ぜになった表情で、イザベラは風竜を駆る。
 準備は万全、爆発をうまく利用すれば必ず勝てるはずだ。そう自分に言い聞かせつつ、
ぐずる風竜を腕ずくで黙らせながら空を行く。
 予想される進路上の村々で聞き込みを続けながら合成竜を追うこと丸三日、
イザベラは追撃の末ついにヤツをリュティスから南東に位置するブルゴーニュへ追い詰めた。
逃げ込んだ先で公爵率いる竜騎士隊と交戦状態にあるようで、好都合にも挟み撃ちにすることが出来た。
それにあの公爵領は良質な牛肉の産地だったはず。────退治次第豪勢に焼肉パーティーと洒落込もうか。
 イザベラは全速力で戦場へ飛んだ。
 襲われた牧場では、普段のんきに草を食んでいたであろう牛たちが無残な骸を晒し、
肉が炭化どころか蒸発するほど高熱のブレスに焼かれた家々がもうもうと黒煙を上げていた。
 ブルゴーニュの竜騎士隊もなかなかの手練れではあったが、さすがにキメラドラゴンの相手は手に余り、
苦戦を強いられている。キメラ特有の膨大な肺活量を生み出す複数の肺腑によって繰り出される、
常識はずれの射程を持つブレスを避けそこない、撃墜されたものも何騎かいるほどだ。
 隊長の号令一過、三つ首の連携を防ぐために三方からの同時攻撃が開始されたが、
それは明らかな判断ミスだと言わざるを得なかった。長射程ブレスが使えぬと判断したそれぞれの頭脳は、
三対の強靭な翼を羽ばたかせてトライアングルスペルのエア・ストームに匹敵する旋風を巻き起こし、
竜騎士たちを木の葉のように巻き上げた。
 そして体勢を崩した騎士目掛け、三つ首が一気に息を吸い込み中央の首だけが顎を開いた。
 体内にある炉の如き火炎袋が新鮮な酸素を大量に供給され燃え上がる。このまま手をこまねいていれば、
三匹分の火力を集中させた必殺のブレスが竜騎士隊を薙ぎ払い、彼等を火に飛び込んだ羽虫のように
全滅させるだろう。火のスクウェアスペルをも上回る火炎を防ぐ方法など、このハルケギニアには存在しない。
 もうダメだ! 怪物の真正面に居た若い隊員が悲鳴を上げた────その時!
 今まさに紅蓮の焔を解き放たんとしていた顎が、爆発音と共に首の付け根から千切れ飛んだ。
 空中で体勢を立て直しつつ、何が起こったのかてんで判らないといった面々。
だが、隊員の一人が怪物の背後から接近する一騎の竜騎士を発見した。
 乗っているのはまだ歳若い少女だ。ガリアの王族に連なるような、艶やかな青い髪をしている。
我らが王女イザベラだ。見よ、彼女の編み出した爆発魔法の威力を!
「念力念力念力ィ(鱗をむしり翼を引っ張り傷口を指で押し込むイメージ)!」
 彼女が杖を振るたびに次々と爆発が起こり、もがき暴れる怪物の身体を少なからず損壊させてゆく。
 不意打ちとはいえ、ラインスペルでも傷つかなかった怪物に易々と打撃を与える見たことの無い魔法とその威力、
そしておそるべき連射性能に、竜騎士隊から歓声が上がった。
 しかし連日の追跡行のため彼女の精神力は少なからず消耗している。先程の遠距離錬金は、
トライアングルクラスの精神力をごっそりと持っていってくれた。本調子ならあと一撃で仕留められるところを、
コモンマジックで地味に削り落とすしか出来ないとは。生物を仕留めるならドットスペルで充分だが、
アレだけの巨体をやるためにはそれなりに集中が必要だ。竜騎士を救うためだったとはいえ、
精神集中のタイミングを逃してしまったのは正直辛い。
 イザベラの的確な攻撃が功を奏したのか、巨体を支えるべき片翼が損傷に耐え切れずに千切れ飛んだ。
翼を失い地に墜ちた怪物は、最後の足掻きとばかりに唯一残された右首でブレスを噴こうとする。
 だがイザベラのほうが早かった。このチャンスを逃さず一気に片を付けるべく、
精神力の限りを込めて唱えられた『ヒーリング』が怪物の胴体を丸ごと吹き飛ばし、
完膚なきまでに止めを刺した。
857IFの使い魔:2008/11/20(木) 14:10:54 ID:iKZxnAWK
「アーッハッハッハッハァ! 見たか聞いたか驚いたか! これぞガリア王家が第一王女、
 イザベラ様の大魔法!! 爆発の系統だぁ!!」
 勝利に高揚して上がる高笑い。これを聞いてようやく竜騎士隊は自分たちを救った英雄の正体を知った。
 直後、精根尽き果てたイザベラが乗騎から落ちるのを見て、騎士の一人があわててレビテーションを掛ける。
恩人である王女に目の前で死なれては堪ったものではない。
 イザベラは公爵の屋敷で手厚く介抱された後、領地を救ってくれた礼として振舞われた
料理の数々をたらふく貪った。

 ────あれからもう三日が経った。各方面に竜騎士を飛ばしているが、まだ姉さまは見つからない。
姉さまを信じる自分と、不安で押しつぶされそうな弱い自分が心の中でせめぎあっている。
 心配で食事も喉を通らず、まともに寝ることも出来ない。そんななか、血に染まったように赤い
黄昏時に戻ってきた伝令がけたたましくドアを開け、飛び込んできた────
 宮殿の自室で膝を抱えながら姉の安否を気遣っていたシャルロットは、ブルゴーニュでイザベラが
見事勝利を収めたとの報せを受け、心から安堵した。
 嬉しさのあまり涙が出る。やはり姉さまは勇者だった。シャルロットは信じきることの出来なかった
自らの弱さを恥じ、大切な姉を奪わないでくれたことを始祖に感謝した。

「……シャルロット・エレーヌ・オルレアンの名において、汝イザベラ・ド・ガリアを北花壇騎士に任命します」
 イザベラの実力はもはや疑うべくも無いと判断したシャルロットは、引き止めることをきっぱりと諦めて
北花壇騎士団の団長となり、より円滑に出向けるようにイザベラを自らの騎士に任じた。
 コネで入れるような他の花壇騎士団とは違い、北花壇は完全な実力主義だ。しかしその任務は
名誉とは縁の無い汚れ仕事が主。だがその分しがらみに囚われることなく行動することが可能だ。
お互いの素性も知らず、番号で呼び合う北花壇警護騎士団なればこそ姉さまの持ち味を発揮できる。
いい意味で型破りな姉さまに、他の騎士団は似合わない。
 しかし任務中まるで様子が知れないのも考え物なので、自分の代わりに彼女の任務へ同行させるために
シャルロットは使い魔の召喚を敢行した。
 ────結果は大当たり。
「……風竜か」
 大きさは大体六メイル、まだ幼生のようだが足として使うには充分だ。早速契約しようと思った矢先、
シャルロットとイザベラの二人はとんでもない事実を突きつけられた。
「きゅい! イルククゥを呼んだのはあなた? なら、わたしのおねえさまになって欲しいのね!」
 目の前の風竜が口を利いた。伝説の古代種、韻竜だ。
「……召喚したのは私。良ければ早速契約したい」
 思わぬ当たりに戸惑いながらも、上機嫌の幼竜とコントラクト・サーヴァント。
この子が大人しくて助かった。
 ルーンを刻まれる痛みにのた打ち回る彼女。人気の無い森の中で召喚したとはいえ、
人に聞きつけられるのはまずいので一帯にサイレントを掛ける。
 いくら絶滅したと思われている韻竜とはいえ、王女の使い魔が実験に供されることは無いと思うが
念には念を入れ、この子には普段、ただの風竜の振りをしてもらうことにした。
 『イルククゥ』という耳慣れない名前では怪しまれるので名前も決めておく。風韻竜だけに、
風の精霊からとって『シルフィード』だ。
 この子なら、宮殿の竜以上に姉さまの乗騎として相応しい活躍が期待できるだろう。
 ────こうして、此処にガリア王国最強の姫騎士、北花壇警護騎士零号が誕生した。

□□□□

「……とまあ、こんなわけであたしは騎士になってガリアの平和のために働いているというわけさ
────ってオイ」
 ベッドに腰掛けて話に聞き入っていた才人は、いつの間にやらこっくりこっくり舟を漕いでいた。
このやろう、人が折角話をしてやったのになんて態度だい。
 イザベラは使い魔を背後のベッドに突き倒すと乱暴に毛布をかぶせ、自分も毛布をかぶってベッドに潜り込み、
制服が皺になるのも構わず不機嫌そうに眠った。
858IFの使い魔:2008/11/20(木) 14:16:54 ID:iKZxnAWK
投下終了。ガリアの王室がどうなったか、でした。両方死んでるんじゃないかと予想された方がいましたが、
両方生きてます。
いやあ、なんかいつもより投下長かった気がするね。
才人には少しでもガンダールヴに近づいてもらうためにスパルタ訓練を受けてもらってます。
支援ありがとうございましたーではノシ
859名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 15:09:53 ID:mgknTxrr
GJ!
タバサがいよいよだめだなぁw
あ、シャルロットか。
860名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 16:23:29 ID:Wm6U9tdd
あり得ないほどハイスペックなシャルル乙w
全属性のしかもスクウェアってw
861名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 16:52:06 ID:J8k9S40v
むしろ廃スペックといいたい
862名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 17:32:37 ID:p+QbViOY
Ifの方、GJ!

地雷を踏み抜いたイザベラ、南無w
こりゃタバサ、じゃなくてシャルロットがまともな恋愛するのは無理かな?
イザベラの傍にいるサイトに嫉妬&嫌がらせするシャルロット、そのうちサイトが気になり始めイザベラへの想いと板ばさみに…
なわけないかw
863名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 20:19:36 ID:7CQso7Ih
GJ
しかし、ジョゼフさんは原作より遙かに幸せそうですな。
そしてシャルロット・・・・・無事更正する事はあるのだろうか?

次回にも期待です。

PS:そういや、このSSのハルケギニアには不安要素って、ヴィットーリオだけなんか。
864名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 23:45:01 ID:tsc4lRWi
もしルイズが腐女子だったら使い魔に801本が…
865名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 23:58:49 ID:VuECNI2z
>>864
まず同姓か異性かが問題だ。

男ならガキから老人まで実験台にBLを強制(爆発で吹き飛びました。つづきはありません)
866名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 00:19:52 ID:j0itJP6h
IFカップリングで誰も考えそうにないもの。
メンヌヴィル×カトレア
ギーシュ×イザベラ
オスマン×マチルダ
ジョゼフ×ルイズ

IFスレではルイズ×デルフやイザベラ×シャルロットがあって面白いよ。

サイト×ギーシュ(モンモンの陰謀失敗の結果+二人とも服用)これはアウトかな。
867名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 00:26:41 ID:krDaIjjg
>ジョゼフ×ルイズ
いや待てこれはありだろう
個人的には
イザベラ×マリコルヌが見たいなあ
868名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 00:37:42 ID:KGTCfGeJ
女サイト(腐女子、池袋にてオトメロードより帰宅中)召還で学院女生徒総腐女子化。
801本にほくそえむモンモンにギーシュ涙目。
801ジャンルでタバサとイザベラ和解&結託 シャルル×ジョゼフ本ガリアを席捲
869名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 00:38:26 ID:jr6mm/AE
一番考えないのはメンヌヴィル×カトレアだな。
らぶらぶな展開は想像できないな。
この組み合わせで思い浮かぶのはむしろ強かn(ヴァリエール一族総攻撃)
870名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 00:41:49 ID:pIhNpQrR
メンヌヴィル×コルベールは公式だな
871名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 00:42:50 ID:UfdADPnj
>>866
虚無のマリコルヌが才人を召喚して…、というのはちょっと考えた。
872名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 01:45:09 ID:j0itJP6h
仕事でしくじって後は死ぬだけな感じのメンヌヴィルをカトレアがお持ち帰り。
人を焼くのが好きだったメンヌヴィルはカトレアの世話を焼くのが好きになる話。
カトレアに花の色を尋ねたりするメンヌヴィル。
結構いけると思う。

ジョゼフとルイズは文通から始まる。
『魔法の練習で失敗したから上の姉からいじめられた』
『魔法が使えない、きっと弟は心の中で馬鹿にしている』
文通から密会、そしてラグドリアン湖で
「世界が我らを黙殺するから、我らは世界を滅ぼすのだ!!」みたいな誓いをする。
ルイズのライバルはミョズニルトンでしょうかね。
ラスボスジョゼフ、隠しボスルイズみたいな感じで。
873名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 01:55:35 ID:hFn84fXf
>>872
>「世界が我らを黙殺するから、我らは世界を滅ぼすのだ!!」
どっかの兄弟かよ。
この場合は義兄妹?
874名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 02:08:56 ID:j0itJP6h
ルイズ「レコンキスタのスパイが不意打ちを仕掛けた模様です。私達のの落ち度でした」
サイト「生存者はありません。残念な結果に終わりました」
ワルド、ウェールズ達を自らの手で殺害、風のルビーと始祖のオルゴールを手に入れる。

ジョゼフ「可愛い使い魔だよ…。可愛い上に、行動力もある。」
ルイズ「私の使い魔は凶暴です」
ジョゼフ「俺たちの憎しみが、次の時代を築くんだ…!」
ルイズ「一つ言っておくわ。未来を作るのは貴族ではないわ。ゼロと呼ばれた私達よ……!」
こんな感じのルイズとジョゼフ。
875名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 02:09:30 ID:ojjtk/Gh
>>872
なぜだろう。リナ、故郷の姉ちゃん、ディルギアの組み合わせが思い浮かぶのは。
876名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 07:49:00 ID:g0Yll9ad
>>874
なんというナイトヘッドが元ネタの兄弟w
877名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 08:57:16 ID:WZ0pnhQ3
>>868
ペンは剣よりもつよしですね? 分かります><
878名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 10:04:36 ID:KGTCfGeJ
>>868つづき

シェフィールド腐に染まってゴロゴロカーペットの上を「キャー」とか言いながら転がっている。
ソレ見てジョゼフため息、

しまいにゃロマリアにも腐が席捲。摘発しても摘発しても新刊発行される
「ヴィットーリオ×ジュリオ」及び「ジュリオ×ヴィットーリオ」本という内憂対策に聖地奪還など夢のまた夢。

そしてトリステインでは、結婚の夢破れた某公爵家の長女が「もう、このまま腐っていたい」とか言い出して、烈風さんがため息。
879名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 10:11:35 ID:KGTCfGeJ
>>878つづき

一方アルビオンでも腐女子なシェフィールドさんの暴走により、
シェフィールドに脅されてクロムウェルが腐女子を公認した結果、
構成員に女性・・・それも腐女子が大量参加。

・・・・・・・かくしてハルケギニアアは第六の系統『腐』の始祖サイト嬢とその主ルイズの手に落ちる。
880名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 10:58:18 ID:DzgSxCi/
もしも魔法の杖が詠唱一回限りの使い捨てだったら。

「ワシの杖は108番まであるぞ!!」
「俺の杖の数は昨日の20倍だ!!」

殴った方が早いね。
881名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 11:44:26 ID:G0+tVHXO
戦場では、メイジの後ろを大量の杖を持った従者がついてくるんですね
882名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 11:45:53 ID:Ls8/MsNU
ベルト給弾式の杖をバックパックから供給されるとか
883名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 11:48:08 ID:xYKCtckO
むしろ大量の杖そのものが魔法として飛んでいく
884名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 12:02:51 ID:jiKaRHJr
>>883
ガングロ白髪の錬金(?)特化型土メイジかよw

>>868>>878-879
キュルケみたいな子は肩身狭い思いしそうだな
……テファちゃんやカトレアさんが染まったらと思うと昼飯も三杯しか喉を通りません
885名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 14:37:56 ID:IKR/w4c1
>>874
ガンダムXのフロスト兄弟かw
886名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 17:01:58 ID:hFn84fXf
>>874
爆発すら出来ず、カテFの二人みたいにルイズ−ジョセフのテレパシーのみだったら、
本編以上に悲惨な人生を送ってきたことになるだろうな。
これだとさすがに使い魔召還をやらせて貰えない可能性があるけど。
887名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 17:31:52 ID:a5z4+ML+
ルイズはジョゼフに会いに来た時、始祖の香炉と土のルビーで虚無の呪文を取得。
イザベラは父が自分と同じ位の少女との密会を目撃したりする。
シェフィールドはジョゼフの心を独り占めするルイズがキライだったり。
ルイズとジョゼフはマジックアイテムで常時意思疎通ができる。どこぞの兄弟みたいに。
ちなみにシャルルを殺害したのはルイズだったとか。
リシュモンを口封じに殺害したりと暗躍しほうだい。まるでどこぞの兄弟みたいに。
ルイズ×ジョゼフの敵はタバサ、テファあたりかな。
888名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 19:05:08 ID:eNjANMBz
コルベールがもしサイトの世界の技術以外のもやばそうな技術を理解できてしまったら。
たとえばAC4またはACfaのコジマ技術とか
他にはナデシコの火星のロストテクノロジーとか

あととっくの昔に概出かもしれないがデルフが大剣じゃなくて日本刀だったら
で、喋る時は言葉が頭に直接響いてくるみたいな感じで。
889名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 19:12:04 ID:45QCwBrf
デルフが漢字表記されてござる言葉を喋りそうだな
890名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 19:25:07 ID:WZ0pnhQ3
マジックアイテム・出流布燐画亜?w
吸い取った魔法の魔力を使って使用者の体を操れるらしいから装備したら逃げられなくなる予感がw
891名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 19:28:06 ID:45QCwBrf
そこは妖刀と言ってくれ
それに使用者の体を操るってのは妖刀としてはありがちな能力だろ
892名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 19:32:09 ID:pIhNpQrR
デルフ・地下水二刀流ポルナレフもといガンダールヴ
893名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 20:12:16 ID:UHmFNUhQ
もしもルイズが召喚に失敗したどころか、学院もろとも地球に飛ばされたら

サイト自宅
サイト「なんだ!?地震か!?」

近所の巨大な空き地に人だかりができて
サイト「なんだよ、このデカいのは!?」
ルイズ「どこよ!ここ!」
894名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 20:17:43 ID:xYKCtckO
出るのが空き地で良かったな
式神の城状態で湧いたら大惨事だ
895名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 20:32:32 ID:2etnkuL1
>>888
アヌビス神とかぶる
896名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 20:37:57 ID:Wo33DQiR
もっと大惨事にしてみる

4人の虚無の担い手が同時に使い魔召喚に失敗して時空崩壊
ゼロ魔世界に4つの異世界が転移

後の相剋界である
897名無しさん@お腹いっぱい:2008/11/21(金) 20:41:03 ID:XpEfEQpk
サイトを召喚したのが、ものすごく遅かったら?

ルイズは使い魔召喚せず(できず)、そのまま退学AND若隠居
10年くらいたったある日、気まぐれで召喚魔法試したら、今頃成功しちゃいました

って感じで
898名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 20:45:51 ID:VALEvPbk
>>897
60過ぎに召喚したSSがあったような
899名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 21:42:04 ID:HqKa0zQj
>>896
自分の娘と親友がくっつくんですね。
900名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 21:53:26 ID:o2OXgsio
>>893
キャスター「ニュースをお伝えいたします。今日未明、千葉県銚子沖の上空に謎の浮遊物体が現れ…」
ルイズ「あれは…アルビオン!?」

キャスター「速報です。今日未明、東京都港区の空き地に巨大な城のような物体が複数出現…」
タバサ「!?」

キャスター「また謎の物体出現です。昨日未明、神奈川県横浜市に…」
サイト「なんでお前の世界のものがこうゴロゴロ流れ込んでくるんだ?」
ルイズ「知らないわよ!」

そしてハルケギニアと地球を繋ぐ穴がぽっかりと…
901名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 22:03:17 ID:DzgSxCi/
もしも、ある日全ての魔法が尻から出るようになったら。

……ギーシュ頑張れ、というか踏ん張れ
902名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 22:08:06 ID:VALEvPbk
>>900
なにそのダンバインw
903名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 22:09:41 ID:45QCwBrf
魔法は地球で使うとハルケギニアより威力がアップするんだな
しかもメイジは核爆発にも耐えられる
904名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 22:11:49 ID:KGTCfGeJ
>>898
それなんて言う奴?是非読みたい
905名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 22:24:07 ID:IKR/w4c1
>>900
それやるとダンバインと違って技術が弱いから
アメリカは民主主義布教を名目に侵攻
ロシアはおそロシアな侵攻
中国は領土拡大と核実験侵攻
中東勢は聖戦を主張とカオスになるな
906名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 22:25:16 ID:VALEvPbk
>>904
ゼロの使い魔保管庫
なかどめ氏の「六十年目のゼロ」
907名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 22:26:13 ID:KGTCfGeJ
サンクス
908名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 22:39:12 ID:hFn84fXf
>>905
ブリミル教側も、メイジの支配という「徳」を世に広めてやるというバカがたくさんいそうで怖いところだ。
909名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 22:49:11 ID:WwtqFgu7
>>906
いい話だった。ありがとう。
しかし、もの悲しい話だったな。happy endingではあるが。
910名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 00:55:57 ID:Ome4i6YQ
>>885ファーストメイジブリミルと虚無を戦争の道具にする教皇
虚無を恐れるエルフ達
かつての争いで恋人を亡くし過ちを繰り返さないために虚無を保護しようとするアンリエッタ
メイジを認めないルイズとジョセフ
聖地に導かれるように来た面々。外では争いが……。


「私達のおこした戦争よ!」
911名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 01:42:48 ID:HIGBSwG2
>>910
まて、それだとジョセフとルイズが憑き物落としの場面で空気になるぞ。
そのうえ、アンアンが元虚無と言うことに……

ついでに、テファがティファの立ち位置になるのか?
912名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 02:33:44 ID:fhgdoGCf
ふと思いついたネタ、書く気は無いけど

シャルル暗殺は実際には未遂でシャルルは死んだんじゃなくて神隠し的な状況で行方不明に
ジョゼフはいくら探しても見つからないし死んだことでいっか的に原作と同じ行動をとる(心を壊す薬とか)
んで、ルイズたちの使い魔召喚の儀の時にタバサがシャルル召喚とか
いや、べつにルイズが読んでもいいけど
まぁ要するに使い魔召喚のゲートでシャルルが時間移動するという話
ゲートに関しては避け様が無い状態で出てきたと考えれば……(足元に落とし穴的に開くとか)

……まぁ呼んだあとのことなんか微塵も考えて無いがな!!
913名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 02:35:28 ID:Ome4i6YQ
>>911虚無の名を利用した奴らに恋人殺されたんだし虚無を利用させないために保護&監視って形とか
テファがティファポジションだなww

ウェールズがルチルポジションでやっぱり死体を利用されたりw
914名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 02:42:49 ID:90y9i1sl
>>912
シャルルが地球に行って帰ってくるというのもありかもね
915名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 04:36:05 ID:yDIMDW1G
脳天気にもシャルルは行った先の地球でも新たに妻子を得ていたとか。
んで、それ故に地球での暮らしの方を好んで、地球に帰りたがるシャルル。
916名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 10:23:41 ID:8S2ECDpA
シャルル「久々に会った娘が、長門になってた。テラモエスwwwwwwww」
917名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 12:16:38 ID:L6Nr9eS4
>>900
その頃のアルビオンの面々

「ぬれ煎餅うめぇwwwww」
918名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 12:52:07 ID:3OqG/aN4
なんでお前らの脳内では
地球に来る=オタ趣味にはまる
なんだよw
919名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 12:59:21 ID:yDIMDW1G
つ ヲタ文化の毒性があまりに強すぎるから 

というのはどうだね?

まあ、ヲタ文化にはまらなくても、ぶっちゃけ現代地球のが便利なのは確かだし帰りたがらなくても仕方が無いけどな。
(なんでも現代文明程度の便利さを電気機器とかを使わないで再現すると、奴隷100人必要とかいう話があるし。
920名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 13:22:21 ID:5JRX95D6
と、言うかオタ文化に染まった中世の人が面白いからだろう
そろそろ次のネタが欲しい頃では有るけど面白いは正義だ
921名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 13:26:38 ID:0jhCem3d
マリコルヌはともかく、他は違和感が先行してちょっとな。
922名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 13:34:36 ID:W/fn4Mx1
まずパンダにはしゃぐカトレアとか、マインスイーパにはまるジョゼフあたりから徐々に思考をスライドさせていくんだ
923名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 14:07:14 ID:ybzqkJhG
>>912
このスレに来る奴が全員オタだから、以外に理由はあると思っているのかね
924名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 14:11:25 ID:CfeT1amt
カトレアは水族館にはまりそうな気がする
925名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 14:33:00 ID:3OqG/aN4
>>923
俺はオタクじゃね〜
926名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 14:39:01 ID:F6pA2MCp
>>925
このスレに来ている時点で十分に素質が・・・
927名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 14:47:05 ID:UPZpqMAv
日本に来て冷蔵庫や業務用大火力コンロに驚愕のマルトーさん

そして築地の魚市場や大田の青果市場、芝の食肉市場の規模のデカさや
世界中から集まるという流通体制の整い方にも驚き

「この国の食のレベルが高いわけだ…」
928927:2008/11/22(土) 14:51:36 ID:UPZpqMAv
いけね、食肉市場は芝じゃなくて品川だったorz
929名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 15:15:27 ID:RmnmNqrI
>900
ブリガドーンかと思った
930名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 15:43:21 ID:fxldnnLZ
>>928
誰もンなことにツッコマねーヨ!
931名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 17:01:57 ID:5JRX95D6
>>925
初めはみんなそう言うんだ
932名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 17:32:56 ID:OTdhu5H9
私はオタクではない。腐だ。
   ……と言ってみる。
>>927
何故か長身痩躯で原作の性格と能力なマルトー料理長が脳裏に浮かんだ。
933名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 17:58:11 ID:yDIMDW1G
ふと唐突に女の子にもてたい一心でロックバンド始めるサイト ギール マリコルヌの姿が脳裏に・・・・・・・・
しかもディープパープルコピーで、きっちりアンプやギターを破壊しつくして、制作者のコルベール先生に怒られる姿が・・・・・・・・・
934名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 18:31:12 ID:2OjDg95A
そろそろ新しいタイプのIFが欲しくなってきたな。
親に捨てられたルイズとか
「ルイズ、あなたはもう魔法の勉強をしなくても良いですよ」
「えっ、お母様………どうして……」
部屋に軟禁状態がずっと続いた後、旅行に行こうと誘われる。
旅行先で両親が事故に見せかけて自分を殺そうとしている事に気付く。
逃亡するルイズ。

こんな展開はどう?
935名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 19:49:19 ID:OTdhu5H9
まさに人間不信になりそう。
936名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 20:00:52 ID:JzQU060P
そして藁にもすがる思い出サモンサーヴァント、
呼び出されるサイト。
自分が魔法を成功した証としてサイトに執着するルイズ
そしてヤンデレへ。
937名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 20:02:23 ID:hfXRULBK
>>934
あの世界でルイズを間引かずにいたなんて、貴族のくせに凄い良い親だよな。
他の貴族だったりしたら、どうなってたことか。

他にも、近い年齢にも姉妹とか兄弟がいたらルイズ死亡フラグ?
勝手に「無能」のルイズを始末しようと冷徹執事が甘ったれた主人に黙って捨ててきたり……
938名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 20:21:35 ID:JJ0KT930
安易に悲劇的にするのはどうかと思う
安易なご都合主義並みに萎える
939名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 20:23:33 ID:pOQXZi7V
つーか、役立たなさならちい姉さまのが上な気もするけどねい
940名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 20:24:35 ID:9QSsVHyM
親に捨てられ行く当てもない、ちっちゃくて可愛い女の子、
身に着けている物が高価、魔法が使えない。
親切な人を装った人攫い、幼い体が目当てのHENTAI、
身ぐるみ剥がしてへっへっへ…、とにかく危険がいっぱい。

選択肢1フーケみたいになる。
選択肢2ジョゼフに拾われる。
選択肢3モット伯に…へっへっへ…。
選択肢4「お持ち帰りぃ〜」byオーク
選択肢5突然「世界扉」で地球へGO!
941名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 20:29:38 ID:sdrtghuk
>>939
ちい姉さまは分家の家督だからナー

ルイズ三女だし、血族で領主いないとこに据えたり
政略結婚で嫁に出すのが常道だろうけど
学校で学ばせてるの見るだけで
両親相当可愛がってるのがわかるんだよな
942名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 20:38:51 ID:7BwgAUx6
おばあさんルイズに召喚というのがすでにあるのなら・・・
いっそ人妻ルイズ(30代前半)に召喚されました! とか、どうだろう?
943名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 20:44:13 ID:sdrtghuk
>>942
匂い立つ色気の未亡人ルイズでplz
944名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 20:44:50 ID:UUE2FdbY
夫は誰だ
ワルドさんなのか
ワルド子爵夫人か
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ワルド・ラ・ヴァリエールなのか
945名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 21:00:02 ID:CfeT1amt
サイトを召喚せずにいてレコンキスタにトリステインが滅ぼされた後のIFとか
ワルドに裏切られたルイズは遙か遠方に逃げたがそこで両親姉親友の死を知る
数年後、ルイズは復讐のために名を変えてハルケギニアに戻るのであった

というのはどうだろう
946名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 21:11:06 ID:aenaVjBg
コルベールの助手メンヌヴィル
「隊長ーーー」
「メンヌヴィル、ここでは先生と呼んでくれないかね」
「それよりもこいつを見てくれ。隊…先生の作ったへび君を参考に俺も作ってみたんだ」
「むむっ…、これは………」

メンヌヴィルは人を焼くより世話を焼くべきと思うんだ。
947ちょっと妄想垂れ流しますよ:2008/11/22(土) 21:50:26 ID:3OqG/aN4
※もしもルイズが夢の中でこちらの世界に来てたら? というIFです。


また、あの夢を見た。

メイジがいない世界。
貴族がいない世界。

それなのに、ハルケギニアより格段に発展した文明。

天を突くような巨大な建築物。
風竜よりも速い乗り物。
トリステインの人口を凌駕する都市。

それらのモノを魔法を使わずに作り上げた世界。

そこでは、私を「ゼロ」と貶すものはいない。
当然だ。そこにはメイジがいないのだから。
そこでは、私は公爵家の三女でなく、ただの「ルイズ」として同年代の友人と遊ぶ。
当然だ。そこには貴族がいないのだから。

判っている。これは夢。
弱い自分が描いた、ただの妄想。
自分は間違いなく、ヴァリエール公爵家の娘で「ゼロのルイズ」

だからって、よりにもよって召喚の儀式の朝に、こんな夢見なくてもいいじゃない!


いや
今日は、みんながあっと言う様な使い魔を召喚して「ゼロ」の汚名を返上する!
そして、昨日までの自分とは決別するのよ!

よし!頑張るぞ!!
948名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 21:50:45 ID:zwLaZf7p
もしもガンダールヴの能力が
ルーンを刻まれた者をとてつもない怪力を
出せるようになる能力だったら、
ギーシュとの決闘でワルキューレを殴ってふっ飛ばしたり
大岩を持ち上げタルブに攻めてきた浮遊船にぶつけるサイト
しかもルイズは周りから認められ
「ゼロのルイズ」から「ヒーローのルイズ」と呼ばれるようになる
 ZERO      HERO
949名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 21:53:15 ID:vHMd0qOm
Hになったんですね
わかります
950名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 21:53:30 ID:W/fn4Mx1
>>934
めっさチンコでかいウィルスが出てくる展開が、自然に頭に浮かんだ俺はどうすればいいのだろう
そういえばあれもキスが契約っつー感じだな
951名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 21:55:28 ID:CfeT1amt
>948
こちらの世界のルイズが眠っている間はハルケギニアのルイズが起きていて
ハルケギニアのルイズが寝ている間はこちらの世界のルイズが起きている
同時にサイトにもおなじようなことがおこっている
952名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 22:21:34 ID:Ome4i6YQ
サイトの母親が若い時にパーティーでヴァリエール公爵と出会い流れでベッドIN
母親はアルビオンの有力貴族で王家の血もひいている当時の虚無
妊娠した事に気づき親に家のために流産するように言われるが生みたいと世界扉を開き地球へ逃亡

その後サイトの父親と出会いサイト出産→サイト父親は自分の子としてサイトを育てる

ルイズとサイトは異母兄弟な設定
953名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 22:25:44 ID:r827mE8C
>>952
ルイズ達が恋仲になったあと兄弟と気付いて
「俺たちは愛し合っちゃいけないんだ」の様な展開に。
954名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 22:31:07 ID:VSoEWIyA
>>953
それがいいんじゃあないか…
955名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 22:32:20 ID:+nUAjvMl
兄、弟……?
956名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 22:35:23 ID:Ome4i6YQ
>>952異母兄妹だったwww
957名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 23:02:17 ID:+nUAjvMl
うほっな展開かと思ってビックリしてしまったじゃないかw
958名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 23:02:55 ID:66kg6IH7
>>953
なんだかママレードボーイを思い出した
959名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 23:49:05 ID:Ome4i6YQ
「駄目だルイズ…俺達兄妹なんだろ」

「嫌よ…嫌嫌!どうしてわかってくれないの!?こんなにも…こんなにもサイトの事を思ってるのに…」
次第にヤンデレ化していくルイズ

双月の下で結ばれる二人
そしてラドグリアン湖に入水

バッドエンドな終わり方しか見えないww
960名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 23:55:08 ID:fhgdoGCf
>>948のをみて思いついた
ガンダールヴのルーンは刻まれたものに時空を操る能力を与える
時を止めたりワープしたり
そして、才人の決め台詞は「やt(ry
すまん、クロススレ行くべきだな

961名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 00:02:46 ID:ogGbOezP
ふと思いついたけど話がどう動くか俺では思いつかないネタ

ルイズとキュルケの体系が逆
背が高くってボインなルイズと小柄でぺッたんなキュルケ……
少なくとも才人は一瞬でルイズに落ちるかもな、あの性格でも
難点は原作開始時点の状態にどうやって持っていくか……
もしこのキュルケが男を侍らせれてたら学院はロリコンだらけということに……
タバサが危ない!!
962名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 00:04:22 ID:9Kvr804s
逆に考えるんだ…クロスオーバーではなく、参考にしたと考えるんだ。
ダメか!?
963名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 00:10:02 ID:ogGbOezP
>>962
いや、根本的に時空を操る能力なんてでたらバランス粉々だなぁと思っての冗談だし
正直、「やったー!!」とHEROの単語出さなきゃばれないだろうけど(ぁ
けどHEROのルイズから浮かんだネタだったんで
964名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 00:17:23 ID:A1c1d1es
>>963
よし、「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!」だ

(そりゃマシ・オカやがな)
965名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 00:19:03 ID:ogGbOezP
というかそろそろ次スレって立てたほうがいいのでは?
966名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 00:33:59 ID:g6bqdKXI
学院の召喚儀式前に使い魔を召喚する「フライング召喚」というのがあると思うんだ。
これはクロスでもいくつか見られるものですよね。
ルイズの場合、原作開始の十年前ぐらいに召喚して人格形成に多大な影響を与えたりします。
ルイズ、またはメイジなら誰でも可能なIF。
だがクロスに比べ「サイト早く呼んだくらいで何か変わるの?」という感じ。
原作より早く使い魔を召喚して起こるIF展開ってどんなものがあると思います?
967名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 00:41:05 ID:ogGbOezP
はやく呼ぶ といえるかどうか微妙だけどジョゼフがタバサ(シャルロット)留学前というかシャルル暗殺事件前ににサイトを呼ぶってのはいくつかあったな
少なくとも知ってるのはガリア王家が家族的にいい方向に行ってるけど……
他のメイジだとどうなるんだろな、たしかに……
968名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 03:16:25 ID:iK9KFOt2
>>966
こちら側でのツンデレ幼馴染になるじゃまいか!
上手くいったらヴァリエールの姉妹丼になるじゃまいか!
振られて落ち込むエレオノール姉さまに、ショタサイトが『僕がお姉ちゃんをお嫁さんにしたげる!』とかいって姉さまがショタに開眼するじゃまいか!
969名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 09:40:35 ID:D6gNc6St
ショタなエレねえ様・・・有りです><
970名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 12:38:54 ID:uWB5U351
ヴァリエール公爵「エレオノール、サイト君と婚約してみてはどうかな」
この展開に持って行くためのIFルートは可能だろうか。

アカデミーや家族の前でツンなエレねえ、部屋でサイトと二人っきりデレ。
「サイト、ほっぺにソースが付いてるわよ」
「エレねえ〜、自分で拭けるよ〜」
ぺろぺろ……
「ほら、綺麗になったわよ」
「エレねえも……ほら、ここ…」
ぺろぺろ……ちゅっちゅっ……

ルイズ「私の使い魔が………」
971名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 14:07:55 ID:9Kvr804s
幼い頃、サモン・サーヴァントのゲートを不完全な状態で開いてしまったルイズ。
偶然にも世界扉のような状態で固定されてしまい、音と映像が流れて来るのみ。
何故か通じる言葉で語り合う才人とルイズ、それを見たエレオノールはゲートを解析しようとし、才人に数々の質問を投げかける。
最初は存在を怪しんでいたエレオノールだったが、話を聞いているうちに地球の文化に興味を持ち始める。
辞書を片手にエレオノールの質問に答える才人、彼は自分が頑張っただけ喜んでくれる人がいると自覚し、エレオノールの疑問に答えようと奮闘する。
いつしかゲート越しに二人はキスを……

とか妄想した。
972名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 14:09:50 ID:QurZblcq
物語的なポジションを逆転させてみよう

王族でありながら魔法が使えず、優秀な弟と比較されるのを苦にしたジョゼフ少年は、
思いもかけず召喚してしまったミステリアスな美少女、シェフィールドとともに虚無の謎を追う旅に出る

その旅の最中、実は兄に嫉妬していた弟シャルルからの刺客や、
虚無に目をつけた教皇の策略、
そして虚無の使い手であり恐るべき魔剣士を従えた魔女・ルイズの陰謀に立ち向かっていく

その苦難の中においても、エルフの友ビダーシャルや実直な聖職者のクロムウェルなど、
信頼できる仲間を作りジョゼフ少年は成長していくのであった

普通のファンタジーだこれ
973名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 14:11:35 ID:rjy7jzBc
>>972
王道すぐるwww
974名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 14:49:58 ID:sZpNjtrN
でもそれはそれで見てみたいようなw
975名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 15:16:20 ID:6YyeBzg3
>>972
普通のファンタジーワロタ

これはこれで読んで見たいw
976名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 15:18:12 ID:0x8r/r14
きれいなジョゼフとクロムウェルw
でも教皇はやっぱり悪役なのか
977名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 15:19:36 ID:prDJ7kWR
>>972
普通にそこらにありそうな話だ。
王子、ミステリアスな美少女、エルフ、聖職者。
敵も宗教のトップ、魔女+剣士、実の弟。
「このゲームは何時発売ですか?」と聞きたくなるぐらい王道。
978名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 15:22:51 ID:6YyeBzg3
>>977
そして異世界の地球から近代兵器を持ち込む魔女たちと呉越同舟
特権階級化した魔法使いを打破し停滞した世界を変えていくわけだな


・・・普通にあるストーリーラインだな
何か見た事がある気がするぞ
979名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 15:34:34 ID:70GAsx3Z
>977
ジョゼフが少年ってことはシャルルも少年なんだよな
そういう年で刺客を送り込んでくるのか
980名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 15:38:05 ID:RA8/PJ9X
>>978
そこは打破しちゃ駄目だろう。
メイジと非メイジがともに生きることのできる世界を作ろうとしてこそ
王道だと思う。
981名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 15:47:07 ID:7ZJKUAhK
その「恐るべき魔剣士」はいつの間にかカラシニコフやLAWぶっ放すんですね
そして「剣」の存在が忘れられると

ところで、そろそろ次スレ立てたほうがいいかな?
982名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 15:48:40 ID:6YyeBzg3
>>980
教皇と権力と癒着したブリミル教は打破していいと思われ

政教分離がなされないままだとあの世界では
メイジと非メイジの格差が肯定され続けるだろうからな

あと誰か次スレたのむ
983名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 15:49:08 ID:rV6i899y
>>977
少年ジョゼフって、原作サイト同様の17才って事でいいのかな?
いや、最初に思い浮かんだのが12〜13才程度の少年ジョゼフだったもんで。

んで、刺客を送るシャルルを補佐しているというか黒幕がカステルモール卿

と、ここまで書いた時点で、史実のオルレアン公の様に女装の美少年なシャルル妄想吹いた。
(女性名はシャルロット 偽名でタバサを名乗ることも ついでにドジっ娘)
984983:2008/11/23(日) 15:50:29 ID:rV6i899y
あ、>>977でなくて >>972だったわ(汗
985名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 15:54:14 ID:70GAsx3Z
>983
そこでリボンの騎士にするとは思わんかったわ
986立てました:2008/11/23(日) 15:54:33 ID:7ZJKUAhK
【IF系】もしゼロの使い魔の○○が××だったら6
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1227423178/

なんかJaneで書き込みできない
987名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 16:00:21 ID:rV6i899y
>>976
いや、教皇=ヴィットーリオとはかぎるめえ
存外マザリーニが教皇やっているかもしれんよ。

当然、トリステインとは癒着しまくり。
988名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 16:03:13 ID:rV6i899y
>>985
いや>>983の女装云々は>>972のストーリーでの話よ。
まあ、独立した話としてでも面白そうだけど。
989名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 16:08:54 ID:7ZJKUAhK
女教皇ヴィットーリア
990名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 16:25:55 ID:rV6i899y
いや、ヴィットーリアおっかさんは新教徒だからヒロイン候補でねえ?
991名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 16:31:34 ID:7ZJKUAhK
こうなったら、ビダーシャルもクロムウェルも女にしちまえwww
ついでに恐るべき魔剣士も女にしてルイズといっしょに仲間にすれば
ギャルゲがいっちょ出来上がりwww


ごめん、悪乗りしすぎた
992名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 16:35:25 ID:H5c4mjik
女的な黒幕と聞くと、覚悟のススメの散が思い浮かんだな。
いや、まぁ、今読んでたからなんだけど。
993名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 16:42:38 ID:6YyeBzg3
>>991
それゼロの使い魔の当初企画案にならね?
(もともとはギャルゲつかエロゲ向けでボツ企画だったらすぃ)
994名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 17:00:02 ID:rV6i899y
そう考えてみると、タバサの16才という年齢設定も ヤレルロリキャラだったからなのかもな。

メイン:ルイズ
お色気:キュルケ
ロリ:タバサ
人外ドラゴン:キュイキュイ
悪いお姉さん:マチルダ
ホントは寂しがり屋悪:イザベラ
正統派お姉さん:カトレア
ツンデレお姉さん:エレオノール

〜〜〜〜攻略対象ばっかじゃねえか!!
995名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 17:27:28 ID:3z+y0fMf
>>994
おっとり巨乳エルフのテファですね
996名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 17:55:11 ID:70GAsx3Z
黒メイドが忘れ去られているぞ
997名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 18:39:56 ID:JwyIyiOj
チョイエロ酒場の看板娘:ジェシカ
復讐を胸に秘めた軍人:アニエス

挙げるとキリがねぇ
998名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 19:40:56 ID:156ckGsB
マッドドクター:コルベール
策謀家:ヴィットーリオ
勘違い美少年:ギーシュ

攻略対象の種類は本当にキリが無い。
999名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 19:58:46 ID:4griHJ2g
もう全員女性キャラの百合エロゲで良くね?
1000名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:02:40 ID:0jW+u4Ek
モリエール夫人の扱いはどうなるんだ?
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。