あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part164
1 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :
2008/08/21(木) 00:26:44 ID:HYvhmjGc もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。
(前スレ)
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part163
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1218906652/ まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/ 避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/ --------------------------------------------------------------------------------
_ ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
〃 ` ヽ . ・ここはあの作品の人物がゼロ魔の世界にやってくるifを語るスレッドよ!
l lf小从} l / ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,. ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
((/} )犬({つ' ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
/ '"/_jl〉` j, ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
ヽ_/ィヘ_)〜′ ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
--------------------------------------------------------------------------------
_ ・議論や、荒らしへの反応は、避難所でやるの。約束よ?
〃 ^ヽ ・クロス元が18禁作品であっても、SSの内容が非18禁である場合は
J{ ハ从{_, 本スレへの投下で問題ないわ。
ノルノー゚ノjし ・SSの内容が18禁な展開をする場合はクロス元に関わらず、
/く{ {丈} }つ 本スレではなく避難所への投下をお願いね?
l く/_jlム! | ・クロス元がTYPE-MOON作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。やめておいてね。
レ-ヘじフ〜l ・作品を初投下する時は元ネタの記載も忘れずにね。wikiに登録されづらいわ。
・作者も読者も閲覧には専用ブラウザの使用を推奨するわ。負荷軽減に協力してね。
--------------------------------------------------------------------------------
,ィ =个=、 ・お互いを尊重して下さいね。クロスで一方的なのはダメです。
〈_/´ ̄ `ヽ ・1レスの限界最大文字数は、全角文字なら2048文字分(4096Bytes)。これ以上は投下出来ません。
{ {_jイ」/j」j〉 ・行数は最大60行で、一行につき全角で128文字までですって。
ヽl| ゚ヮ゚ノj| ・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
⊂j{不}lつ ・次スレは
>>950 か480KBからお願いします。テンプレはwikiの左メニューを参照して下さい。
く7 {_}ハ> ・重複防止のため、次スレを立てる時は現行スレにその旨を宣言して下さいね。
‘ーrtァー’ ・クロス先に姉妹スレがある作品については、そちらへ投下して盛り上げてあげると喜ばれますよ。
姉妹スレについては、まとめwikiのリンクを見て下さいね。
・一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えます。
SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイです。
レイアウト上一行目に改行入れる時はスペースを入れて改行しましょう。
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。
(前スレ)
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part162
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1218516093/ まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/ 避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/ --------------------------------------------------------------------------------
_ ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
〃 ` ヽ . ・ここはあの作品の人物がゼロ魔の世界にやってくるifを語るスレッドよ!
l lf小从} l / ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,. ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
((/} )犬({つ' ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
/ '"/_jl〉` j, ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
ヽ_/ィヘ_)〜′ ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
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_ ・議論や、荒らしへの反応は、避難所でやるの。約束よ?
〃 ^ヽ ・クロス元が18禁作品であっても、SSの内容が非18禁である場合は
J{ ハ从{_, 本スレへの投下で問題ないわ。
ノルノー゚ノjし ・SSの内容が18禁な展開をする場合はクロス元に関わらず、
/く{ {丈} }つ 本スレではなく避難所への投下をお願いね?
l く/_jlム! | ・クロス元がTYPE-MOON作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。やめておいてね。
レ-ヘじフ〜l ・作品を初投下する時は元ネタの記載も忘れずにね。wikiに登録されづらいわ。
・作者も読者も閲覧には専用ブラウザの使用を推奨するわ。負荷軽減に協力してね。
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,ィ =个=、 ・お互いを尊重して下さいね。クロスで一方的なのはダメです。
〈_/´ ̄ `ヽ ・1レスの限界最大文字数は、全角文字なら2048文字分(4096Bytes)。これ以上は投下出来ません。
{ {_jイ」/j」j〉 ・行数は最大60行で、一行につき全角で128文字までですって。
ヽl| ゚ヮ゚ノj| ・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
⊂j{不}lつ ・次スレは
>>950 か480KBからお願いします。テンプレはwikiの左メニューを参照して下さい。
く7 {_}ハ> ・重複防止のため、次スレを立てる時は現行スレにその旨を宣言して下さいね。
‘ーrtァー’ ・クロス先に姉妹スレがある作品については、そちらへ投下して盛り上げてあげると喜ばれますよ。
姉妹スレについては、まとめwikiのリンクを見て下さいね。
・一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えます。
SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイです。
レイアウト上一行目に改行入れる時はスペースを入れて改行しましょう。
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。
(前スレ)
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part163
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1218906652/ まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/ 避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/ --------------------------------------------------------------------------------
_ ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
〃 ` ヽ . ・ここはあの作品の人物がゼロ魔の世界にやってくるifを語るスレッドよ!
l lf小从} l / ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,. ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
((/} )犬({つ' ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
/ '"/_jl〉` j, ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
ヽ_/ィヘ_)〜′ ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
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_ ・議論や、荒らしへの反応は、避難所でやるの。約束よ?
〃 ^ヽ ・クロス元が18禁作品であっても、SSの内容が非18禁である場合は
J{ ハ从{_, 本スレへの投下で問題ないわ。
ノルノー゚ノjし ・SSの内容が18禁な展開をする場合はクロス元に関わらず、
/く{ {丈} }つ 本スレではなく避難所への投下をお願いね?
l く/_jlム! | ・クロス元がTYPE-MOON作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。やめておいてね。
レ-ヘじフ〜l ・作品を初投下する時は元ネタの記載も忘れずにね。wikiに登録されづらいわ。
・作者も読者も閲覧には専用ブラウザの使用を推奨するわ。負荷軽減に協力してね。
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,ィ =个=、 ・お互いを尊重して下さいね。クロスで一方的なのはダメです。
〈_/´ ̄ `ヽ ・1レスの限界最大文字数は、全角文字なら2048文字分(4096Bytes)。これ以上は投下出来ません。
{ {_jイ」/j」j〉 ・行数は最大60行で、一行につき全角で128文字までですって。
ヽl| ゚ヮ゚ノj| ・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
⊂j{不}lつ ・次スレは
>>950 か480KBからお願いします。テンプレはwikiの左メニューを参照して下さい。
く7 {_}ハ> ・重複防止のため、次スレを立てる時は現行スレにその旨を宣言して下さいね。
‘ーrtァー’ ・クロス先に姉妹スレがある作品については、そちらへ投下して盛り上げてあげると喜ばれますよ。
姉妹スレについては、まとめwikiのリンクを見て下さいね。
・一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えます。
SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイです。
レイアウト上一行目に改行入れる時はスペースを入れて改行しましょう。
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。
(前スレ)
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part160
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1217929542/ まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/ 避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/ --------------------------------------------------------------------------------
_ ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
〃 ` ヽ . ・ここはあの作品の人物がゼロ魔の世界にやってくるifを語るスレッドよ!
l lf小从} l / ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,. ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
((/} )犬({つ' ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
/ '"/_jl〉` j, ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
ヽ_/ィヘ_)〜′ ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
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_ ・議論や、荒らしへの反応は、避難所でやるの。約束よ?
〃 ^ヽ ・クロス元が18禁作品であっても、SSの内容が非18禁である場合は
J{ ハ从{_, 本スレへの投下で問題ないわ。
ノルノー゚ノjし ・SSの内容が18禁な展開をする場合はクロス元に関わらず、
/く{ {丈} }つ 本スレではなく避難所への投下をお願いね?
l く/_jlム! | ・クロス元がTYPE-MOON作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。やめておいてね。
レ-ヘじフ〜l ・作品を初投下する時は元ネタの記載も忘れずにね。wikiに登録されづらいわ。
・作者も読者も閲覧には専用ブラウザの使用を推奨するわ。負荷軽減に協力してね。
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,ィ =个=、 ・お互いを尊重して下さいね。クロスで一方的なのはダメです。
〈_/´ ̄ `ヽ ・1レスの限界最大文字数は、全角文字なら2048文字分(4096Bytes)。これ以上は投下出来ません。
{ {_jイ」/j」j〉 ・行数は最大60行で、一行につき全角で128文字までですって。
ヽl| ゚ヮ゚ノj| ・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
⊂j{不}lつ ・次スレは
>>950 か480KBからお願いします。テンプレはwikiの左メニューを参照して下さい。
く7 {_}ハ> ・重複防止のため、次スレを立てる時は現行スレにその旨を宣言して下さいね。
‘ーrtァー’ ・クロス先に姉妹スレがある作品については、そちらへ投下して盛り上げてあげると喜ばれますよ。
姉妹スレについては、まとめwikiのリンクを見て下さいね。
・一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えます。
SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイです。
レイアウト上一行目に改行入れる時はスペースを入れて改行しましょう。
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。
(前スレ)
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part111
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1202617563/ まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/ 避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/ --------------------------------------------------------------------------------
_ ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
〃 ` ヽ . ・ここはあの作品の人物がゼロ魔の世界にやってくるifを語るスレッドよ!
l lf小从} l / ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,. ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
((/} )犬({つ' ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
/ '"/_jl〉` j, ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
ヽ_/ィヘ_)〜′ ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
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_ ・議論や、荒らしへの反応は、避難所でやるの。約束よ?
〃 ^ヽ ・クロス元が18禁作品であっても、SSの内容が非18禁である場合は
J{ ハ从{_, 本スレへの投下で問題ないわ。
ノルノー゚ノjし ・SSの内容が18禁な展開をする場合はクロス元に関わらず、
/く{ {丈} }つ 本スレではなく避難所への投下をお願いね?
l く/_jlム! | ・クロス元が型月作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。やめておいてね。
レ-ヘじフ〜l ・作品を初投下する時は元ネタの記載も忘れずにね。wikiに登録されづらいわ。
・作者も読者も閲覧には専用ブラウザの使用を推奨するわ。負荷軽減に協力してね。
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,ィ =个=、 ・お互いを尊重して下さいね。クロスで一方的なのはダメです。
〈_/´ ̄ `ヽ ・1レスの限界最大文字数は、全角文字なら2048文字分(4096Bytes)。これ以上は投下出来ません。
{ {_jイ」/j」j〉 ・行数は最大60行で、一行につき全角で128文字までですって。
ヽl| ゚ヮ゚ノj| ・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
⊂j{不}lつ ・次スレは
>>950 か480KBからお願いします。テンプレはwikiの左メニューを参照して下さい。
く7 {_}ハ> ・重複防止のため、次スレを立てる時は現行スレにその旨を宣言して下さいね。
‘ーrtァー’ ・クロス先に姉妹スレがある作品については、そちらへ投下して盛り上げてあげると喜ばれますよ。
姉妹スレについては、まとめwikiのリンクを見て下さいね。
>>6 落ち着いてないんじゃなくて単なるコピペ荒らしだろこれは
>>1 乙
しかし進み速いのはいいんだが、更新されずに取り残されてる作品がいくつかあるんだがね。
え、俺? 携帯です。
書いた、貼ったはいいものの、その行為だけで満足して先を書く意欲をなくす 創作物は大体そんな感じですがなにか?
「書いた作品を発表する」「発表した作品を管理する」 両方やらなくちゃいけないのが「著作者」の辛いところだな 覚悟はいいか?俺は出来てる。
多分
>>12 はまとめへの登録の事を言ってんだと思う
主に>え、俺? 携帯です。の一文から
>>12 いくつかまとめwikiに登録されてない作品が取り残されてるけどそのままにしといていいのだろうか……
え?自分でやれ? 携帯だから無理です。
と、いう事でおk?
「作者が自分でやれ」
ブチャラティじじゅう まとめに入らないのはそれはそれでまぁいいんじゃないの。 wiki管理人氏が暇な時定期的に過去ログ倉庫を更新しててくれるからまとめようと思ったら後々できるわけだし。
>>18 wiki管理人と過去ログ倉庫管理人は別人だったりする。
あれ、そうなのか。まぁいずれの管理人氏もいつもお疲れ様です。
21 :
12 :2008/08/21(木) 01:15:44 ID:wfTsIRtQ
>>16 すいません、言葉足らずでしたけど、そのとおりです。
すぐwikiに上がる人のはいいんですけど、そうでない作品は読めなくなってしまうので…
まとめ未登録のSSは、どっかに備忘記録的に書いておいた方がいいかもなあ。 何が未で何が既かも把握できてないし。
作者が登録しない以上読者次第なんだから、読みたい人が登録すればいいんじゃないの。 ネット端末が携帯しかないなら、更新報告スレとかに書いてくれれば誰かが更新してくれることもあるだろう。
投下したけどwikiに誰も載せてくれないってのもある意味評価だしな 自分の読んでる作品はまとめてるけど読まない作品までは 過去ログはとってあるので出来ないことではないのだがさすがに手が回らない
何度も何度も様々な相手と決闘する羽目に陥るギーシュ。 死んでしまうのは稀とはいえ、ジョジョ五部のディアボロと話が合いそうではある。 他に、ギーシュと話で盛り上がりそうなのって居ただろうか。
WIZのマーフィーズゴーストとか
コミケ終了直後辺りから、スレの投下率が下がった気がする。
多分、コミケで力尽きたんだと思われる。 しばらくすれば回復して復帰してくれるに違いない。何しろ――コミケで妄想力をMAXまで充填しているはずだし。
みんな戦場での傷が癒えてないんだよ
戦果による利き腕の酷使
え〜と、つまり自家発電?
俺のマグナムでガンダールヴ発動ですねわかりません
この流れ、古橋の『自動的だよブギーさん!!』から マグナムボーイを召喚という事か!!
ちっちゃくってロリコンのお兄さんが幼女と間違えて誘拐してしまい 年を知って一瞬驚くけど「でもこれはこれで」と満足してしまうルイズに マグナムボーイが召喚されると申したか
いかにも。契約した時、キュルケに誘われた時、 風呂に乱入された時に銃声が轟きわたる事必定なり!
魔砲少女マダー?(・∀・ )っ/凵 ⌒☆チン
ビッグマグナムこと立浪ジョージを
マグナムといえば…『続・殺戮のジャンゴ -地獄の賞金首-』から黒のフランコとかリリィ・サルバターナとか。 リリィのほうはマグナムじゃなかった気もするがマカロニ・ウェスタンにそんな理屈は必要ないよね。
このぐらいまで単純化できそうな気がする。 爆発召喚 キス契約 「ゼロ」の由来判明(教室で爆発) 使い魔の能力が明らかに(ギーシュ戦) デルフ購入 フーケ戦 舞踏会 最近はその流れでいかに飽きない話を作るかに凝りがち 爆発 平民プゲラ コルベール問答無用さっさと汁 キス契約 フライに唖然とする 説明はぁどこの田舎者? 何者であろうと今日からあんたは奴隷 二つの月にびっくり 洗濯シエスタと接触 キュロケフレイム顔見見せ みすぼらしい食事厨房でマルトー 教室で爆発片付け 昼食シエスタの手伝い香水イベント オスマンコルベール覗き見 ギーシュフルボッコ場合によって使い魔に弟子入り キュルケセクロスの誘いしかし使い魔はインポテンツか童貞w ルイズ寝取られの歴史を切々と語る 休日街でデルフ入手 キュルケタバサがついてくる ルイズが爆破訓練宝物庫破壊フーケ侵入お宝げっと この段階でフーケは絶対つかまらない 翌朝捜索隊保身に走る教師一同 教育者オスマン犯罪捜索を未熟な子供にマル投げ 小屋で破壊の杖ゲットフーケフルボッコしかし絶対死なない オスマンから褒章 舞踏会 終わり 途中飛ばすけど、 対7万戦と再召喚(一度使い魔契約が切れ、まっさらな状態からルイズとの関係を再構築)
むぅ、新キャラの登場か? フレイムの主が二人になったようだ…
フレイムもなぁ・・・ キュルケが毎回毎回自慢してくれてるのに、シルフィーやヴェルダンデに比べると、あんまり活躍してるSSがないよな。 まぁ俺もフレイム好きってわけじゃないけど
フレイムは蒸気機関の中に入って石炭の代わりをしています
マグナムと聞いて「私立探偵マグナム」が思い浮かんだけど アメリカの連続ドラマとゼロ魔は相性悪そうだしなぁ マイアミバイスとかジャックバウアーを呼んでも話が続かなそう バズーカ片手に召喚されたゼ!「俺がハマーだ」のスレッジ・ハマー召喚は面白そう
GO DA GUNとか懐かしいと思わないか
マグナムと聞くとミニ四駆が思い浮かぶw
>>45 アブソリュート44マグナムですね?
書いてくれ
マグナムと聞くとシティーハンターが思い浮かぶ世代はそろそろおっさんなのだな
「勝利のメイクラブだ!」というセリフを思い出したなんでだ
股間のエッチピストル
虚無含めて5属性なんだろうけど、その配置って、 ● ● ● ● ● じゃなくて ● ● ● ● ● みたいになるべきなんじゃないか?
>>52 虚無が全て属性の中心に当たると考えられてるならありだろうが
別にそうじゃないから問題ないだろ
(∵)/ ノ(‥) く(i)ゝ
>>34 前にもちょっと話題になったがガチロリコンの人を召喚したらルイズはババア呼ばわりされそう
想像してたのとかなり違ったわ…… 学校というかなんというか、未来的な作りだな
左側の連絡路が欠けてるのは、ルイズの爆発が原因だよな。
コントラクト・サーヴァントの呪文の中に「五つの力を司るペンタゴン」の一文が有るから 虚無を含めた系統魔法の象徴は五角形(ペンタゴン)のようだ
>>55 「なっ、なにぃ〜〜〜〜〜〜〜!!!?? 貴様がJU・U・LO・CU〜〜〜〜〜!!?
そんな訳ないのであーる!
貴様のようなアル・アジフに勝るとも劣らないチビッちゃいツルペタストトントーンがハイティーンなわけ―――まっ、まさか……
これは孔明―――もとい大十字九郎の罠であるな!!
ロリッ娘をハイティーンと言い張らせることで自らを『ロリコン』から『小柄な女性好き』に周りの評価をシフトチェンジしようという
魂胆であるな!
うぬぬぬ〜〜、貴様がそんな卑怯な人間だったとは、我輩失望なのであーる!
よくも貴様をライバルと認めていた我輩の顔に泥を塗ってくれたな。
ロリコンはロリコンらしく、キッチリハッキリハァハァとロリコンしやがれ!!」
西博士召喚SS
ドクターウェストの華麗なる実験 第一話より
この人も帰ってきて欲しいな……
62 :
ゼロの女帝 :2008/08/21(木) 15:47:59 ID:VzGhCpHD
ガチロリコンって「NOとしかいわない」人?それとも 「赤くて何かと三倍」な人? なんで赤い人はロリコン呼ばわりされるようになったんでしょうねぇ それはともかく予約ありますか? なければ50分頃から投下させて頂くのですよー
支援してやンよ
>>49 ピンクの塔の位置が上下の絵で違うのは仕様ですか?
66 :
ゼロの女帝 :2008/08/21(木) 15:52:41 ID:VzGhCpHD
第十四話 「き、貴様……まさか……『レコン・キスタ』……」 「その通りだよ、愚かしき、滅ぶべきアルビオンの王子よ」 「最後に聞かせてくれ・・・・・・公爵家にも近く王宮警護隊の指揮を任された君は ほぼ位大臣を極めたといってもよかろう・・・・・・ そんな君がなぜ・・・・・・」 「当然『聖地奪還』のためだ。 この世の貴族王族、否生命ある物全ては始祖ブリミルへの信仰に全てを捧げねばならない。 にもかかわらず各国の阿呆どもは『まずは国を守り富ませねばならない』と始祖への信仰より 現世利益を優先させている! なんという始祖への反逆! 全力で聖地を奪還せよ!」 「と・・・・・・当然だろう・・・・・・ それが信仰以前に・・・・・・責任ある者の義務だ・・・・・・ 第一始祖ブリミルすら退けたエルフには・・・・・・われら如きでは勝てんよ・・・」 「ならば平民を使えば良い! 百万の平民をけしかけ、そいつらがみな掃除された所で疲れたエルフを仕留める。 おお、我ながらなんと完璧な作戦」 「それは・・・・・・国の統治者として・・・・・許されぬモノ・・・ 何かね使者殿」 「いや、『死の間際に相手の情報聞き出す』って寸劇に酔ってる所申し訳無いのですが、 なんでまだ生きてるんです?」 「「ほへ?」」 その言葉にウェールズ王子はワルドと共に自分の胸をじっと見つめ、穴も傷も無いのを確かめる。 「なんで?」 「むにゃむにゃむにゃ・・・・・・ごにょごにょごにょ・・・・・・『ブレイド』」 杖に魔力を纏わせ、鋭利な剣と化す魔法を唱え、ウェールズの胸をトンと突いてみるワルド。 しかし痛みも無ければ血も飛び散らない。 しばらく一同が沈黙していると、のーてんきな声が響く。 「あらごめんなさい、ワルドちゃんの杖さっき偽物と取り替えておいたのよアタシが」 「セトぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!アンタ空気読みなさいよ!」 「で、ワルドさ・・・・もといワルドの杖すり変えてたってことは、アンタあいつが裏切り者って分かってたんでしょ」 「ええ、色々情報集めてたから。 ホラこんなのもあるわよ」 「これって・・・・・・『レコン・キスタ』におけるワルドの給与明細?」 「どれどれ・・・・本当だ。ほう、わが国より給料高いんだな」 「給料の額はすなわ甲斐性の量でもありますわよ。あら福利厚生に随分力入れてるのね」 「僕にもみせてくれ、ってこの『社内旅行積み立て』って何だい?」 「5や6を8に、1を7に書き換えた杜撰な偽造領収書でも必要経費満額支払っている。 正直羨ましい」 「何見てるんだお前らぁ!」 「まあお給料に関してはいいわ。 でセト。なんで黙ってたの?」 「ルイズちゃんに自分で結論を出して欲しかったのよ。 他人から決定的な情報貰って決めたんじゃ多分、ルイズちゃんどっちにしても後悔しただろうから。 それに正しい結論を選ぶって信じてたからね」 「・・・・・・・・・・・・あ、ありがと」
67 :
ゼロの女帝 :2008/08/21(木) 15:56:13 ID:VzGhCpHD
「とにかくセトとやら。 貴様、平民の分際でこの私を随分馬鹿にしてくれたようだな。 ルイズが結局私を選ばなかったの原因もお前のようだ」 「それは違いますわよ、ワルド卿。 彼女がヴァリエールのくせに男を見る目があった、ということに尽きますわ」 「黙るがいい!」 懐から予備の杖を取り出す。 「死ねェ!『ライトニング・クラウド』!」 しーん 「あ、ごめんなさい。 ワルドちゃんの『予備の杖くん』もさっきすり替えといたのよね」 「セトぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 「くそっこれならどうだ!」 「『予備の杖くん二号』も本物はここにあるわよ」 「おのれェ!」がばっ! 「『予備の杖くん三号から十八号』は残念ながら今あたしが持ってるのよね」 「これならどうです?」「ほほぉ、なかなかやるね。だがこれではどうだ」 タバサは本を読み、ギーシュはウェールズとチェスを打っている。 ルイズはキュルケと、瀬戸に教わった「アヤトリ」なる遊びでキュルケと火花を散らしていた。 「これならどうかしら!ツェルプストー!」 「甘いわヴァリエール!こんな風にやっちゃうから」 「うげげ、外道ぉ」 「はあ、はあ、はあ」 「はい、残念だけど『予備の杖くん一万四千とんで五号くん』もすり替え済み」 と、ここまで来てワルドの動きが止まった。 「タバサ、王子様。どうやら何か変化があるみたいよ」 「しかし、これ程の数の杖を隠し持っていた事に驚くべきか本人に気づかれず全てすり変えていた ミス・セトに驚嘆するべきなのか」 「王子、彼女はミスではなくミセスですよ」 瀬戸を含む一同の生暖かい視線を一身に集めたワルドは、全身全霊を使い果たしたといわんばかりにペタリとしゃがみ込む。 「う・・・・・・」 「「「「う?」」」」 「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!」 「おわっ 泣き出したぞコイツ」 「自分が圧倒的有利だったら相手を見下し、勝てなかったら泣き出すのか。 恐ろしい男だな」 「さっきまで格好付けてた分余計に無様」「ツェルプストー。コレが『ヴァリエールには勿体無い』ですって?」 「あー・・・・・・こればっかりはあたしが悪かったわ」 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん! ボクは聖地が見てみたいだけなのになんでみんなボクの邪魔するんだよぉ ブリミル教徒なら当然の常識じゃないかぁ ママ、みんながボクを虐めるよぉ」 「あ、あのね、ワルドちゃん、泣かないで。 ホラ、おばさんの国の飴あげるから」 バッと飴を奪うと、またすぐ泣き出す。 「ママママママママー こいつら酷いんだよぉ こいつらにメッてしてやってよぉママー」
68 :
ゼロの女帝 :2008/08/21(木) 15:57:53 ID:VzGhCpHD
はい、本日はここまでです なんかワルドが随分とアレになってしまいましたが別にいいヨネ!
乙でした。 ワルドはその行動や思想から色々言われますが――案外、精神的に脆い気がするなあ。
女帝氏、投下乙っしたー。 ワルドのポジションはてっきり天南静竜かと思ったのだが…?w
乙でした。 ここまで哀れなワルド、見たこと…… ……グランパやへっぽこのおいてけぼりワルドとか、探せばいそうだな。
これってワルドのヘ、ヘイックション
これは酷い幼児返りだな。瀬戸gjとしか言いようがない。
女帝GJ 腹筋破壊されますたwwwワルドなさけなすwww
∧_∧ " , 、ミ ゝ∀ く ∧_∧ | 三( とノ 三 / つ| _( _ /| | (_ソ(_ソ(_) こんな古めかしいAAが思い浮かんだ
まあ本編みたいに存在そのものを無視され続けるよりは・・・w
うわあ、まさに「鬼姫ならやりかねん」事をものの見事にやってのけるとは と言うより美兎跳さん登場の段階で幸運(レコン・キスタの不運)呼び込んだか王党派
78 :
蒼い使い魔 :2008/08/21(木) 18:42:35 ID:87D/okbq
投下お疲れ様であります! 雷がすげぇけど20話完成したので投下しとうございます、 かぶってなければ19時に投下します
おk事前支援
ルイズは部屋を出た後、流れる涙を止められずにいた、 使い魔に見放された、そんな悲しさ、虚しさ、寂しさが襲いかかってくる、 「うっ…うぅっ…ひっく…」 止めて欲しかった、文句を言って欲しかった だが彼の口から出て来た言葉は一切の関わりを拒絶する言葉。 胸が、心が締め付けられるかのように痛い。 「なんであんなこと言っちゃったんだろう…」 そう呟きながらワルド達が酒を飲みつつ談笑している下へと降りる、 ―ドゴォォォォン!! 階段を降り切った所で、突如宿を凄まじい衝撃が襲う。 「えっ?なに!?」 ルイズがあわてて周りを見渡すのと同時に、 宿の扉が音を立てて開く。傭兵と思われる男たちが殺到してきた。 それにいち早く反応したワルドがルイズを抱き抱え、テーブルの影に隠れる、 タバサとキュルケがテーブルの足を崩し、盾にしながら魔法を放ち応戦する、 魔法を使われてはたまらないと、傭兵達は一度撤退し、外から矢を放つ。 ギーシュは泡を食ったようにパニックに陥っていた。 「なっ!?なんなの!?こいつらは!?」 「おそらく貴族派に雇われた傭兵だろう」 パニックに陥り叫ぶルイズをよそにワルドは険しい表情で淡々と返す、 その顔には玉の様な汗をかいている、それは目の前の傭兵に対してではなく、 信じがたい化け物を目の前にしたような表情をしていた。 「フーケも来てるみたいよ!」 魔法を放ち、応戦しながらキュルケが叫ぶ、 なるほど、窓からはゴーレムの脚らしきものが見える。 おそらくさっきの衝撃は二階のベランダを殴ったのだろう、 ベランダ… 「バージル!バージルは!?」 ルイズはそう叫ぶとワルドの腕の中でもがき二階へと向かおうとする、 「ルイズ!彼なら大丈夫だ!だから落ち着いて!」 それをワルドは必死になだめる 「でもっ!でもっ!」 ―ズズゥゥゥン・・・ 突如、外のゴーレムが崩れ落ちる、 「なっ…なんだ!?」 「あの姉ちゃんが殺られた!?」 「ヒッ…ヒィィィィィィ!!!」 外から傭兵達の悲鳴が響き渡る、 ルイズはおそるおそるテーブルから顔を覗かせ外を見る、
―ズッドォォォン!!という凄まじい音 バージルが『ベオウルフ』と呼んでいた具足を纏い隕石の如く地面に着地するのが見えた。 バージルの流星脚をもろに食らった一人の傭兵の身体が、爆ぜた、いや、粉微塵になって消しとんだ。 「うっ…」 思わず口元を押さえる、何度か見ているが流石に慣れることはない。 「見ちゃだめだ!」 ワルドがマントでルイズの目を覆う。 目の前で起きているのは、只々一方的な虐殺。 流星脚で着地した後、近くにいた傭兵に日輪脚を浴びせる、 傭兵の顎から上が消滅し、崩れ落ちる。 「…脆いな…」 そう呟くと同時にバージルは居合の構えを取る、それを傭兵達は一斉に取り囲んだ。 「この野郎!よくも!」 「てめぇからブッ殺してやる!」 そういいながら傭兵達は武器を構え、弓に矢をつがえバージルを狙う 突然、バージルの姿が消えた。 「きっ…消えた!?」 「どこだっ!?」 「どこに行きやがった!」 何が起こったか分からず、その場に傭兵達は立ち尽くす、 ―キィン…! 再び円の中心にバージルが現れる、先ほどと違うのは、右手には抜き身の閻魔刀が握られている。 「……」 バージルは沈黙したままスルスルと閻魔刀を納刀する 「なっ…なんだ…?」 「Die.(―死ね)」 ―キンッ! 閻魔刀の鍔と鞘が打ち合う音が響く、 ―グパンッ! バージルを中心に傭兵達が円を描くように大輪の血の花を咲かせる。 斬られたことにも気がつかず傭兵達は一瞬で絶命した。 宿の前の広場はもう凄惨たる有様だ、血の海、その表現がぴったり当てはまる。 フーケを含め数十人いた傭兵達がものの数秒で全滅…。 ワルドの背中に寒いものが走る、絶対にこの男との直接戦闘は避けなくてはならない…。 何をしたのかまるで見えなかった。なんだあれは?魔法という次元を超越している。 「…」 沈黙のままバージルは店内へと入ってくる。 「ひっ…」 「あ…悪魔…」 中の従業員や他の客からは彼を恐れる声まで聞こえてきた。 大量の血を浴び、垂れた髪を無造作にオールバックにまとめる、 「あ…えと…ダーリン?」 キュルケが恐る恐る話しかける 「……」 「えと、な…なにをしたの?ていうかフーケ来てなかった?あたし、ほら、全然見えなくって…」 「殺した」 何も大したことはしていない、呼吸をするようにその言葉を口にする。 その眼は今まで以上に冷たく、見る者をゾッとさせる。
宿の中が異様な沈黙に包まれる 「ど…どうやら、貴族派には僕たちがここにいることがすでにバレてしまっているようだね…」 その沈黙に耐え切れなくなったのかワルドが口を開く。 「仕方がない、今すぐアルビオンへ出発することにしよう、船長には僕から説得する。」 店内の従業員からの視線も痛い、 そう言うならとギーシュやキュルケ達も納得する。 一行が『女神の杯亭』から桟橋へと向かう。 「…どう見ても樹だが…あれが桟橋だと?」 バージルが怪訝な顔でタバサに訪ねる、 「アルビオンは空にある」 「空…だと?大陸が浮いているとでも?」 「浮いている」 「…??」 バージルが疑問の表情を浮かべると、タバサが杖で看板を指す 「アルビオン・スカボロー港行…」 「読めた」 そういうとタバサは無表情だが…どこか満足げな表情を浮かべてバージルをみた 「フン…」 その様子をルイズは複雑そうな表情で見つめる 「(なによなによ!なんでタバサなんかと仲良くしてるの!?なんで私には全然相手してくれないのよ!)」 ご主人様である自分を無視してタバサと仲が良さそう(?)に会話をするバージルを見て泣きそうになる、 でも、もう知らないと言ってしまったのは自分だ…、癇癪を起こし文句を言うことはできない。 ぐっと涙を堪え無視するように前を向く。目の前にはワルドが歩いている。 「…?どうしたの?」 タバサがバージルに声をかける。 見るとバージルが険しい表情で立ち止まっていた。 「先に行け…どうやら持てなさねばならない相手が来たようだ…」 そういうと突如空間が歪み直視するのもおぞましい化け物が次々と姿を現す 「なっ…なんだこいつは!?」 ワルドが驚きの声を上げる。 魔力で作り上げた真っ赤に燃える鎌を持ち、 深淵の名を冠する上級悪魔、アビスが姿を現した、 「見ツケタゾ…スパーダノ血族!」 「貴様ノ命、ココデ貰イ受ケル!」 「魔帝ガ御為ニ!」 そう叫ぶや否やアビスはバージルに飛びかかり、鎌を振り下ろす、 それを目にもとまらぬ速さで弾き斬り落とす、 「早く行けと言っている…」 一瞬で三体のアビスを屠り、バージルは振り返らずに言う。 次々とアビスがわいて出てくるのが見えた 「…礼は言わぬ、行くぞ!」 「でもワルド!バージルを置いて行けない!」 「彼がああ言ってるんだ!それに僕達には大事な任務がある!」 「離して!バージル!バージル!!!」 ワルドは尚も叫ぶルイズ抱き抱え港への階段を駆け上がる、
ギーシュとキュルケもそれに続くが、タバサだけは動こうとしない 「ちょっとタバサ!?どうしちゃったの?」 「彼を手伝う、シルフィードで追いつく」 そう短く言うとひらりとフライを使いバージルのそばへと降り立つ。 「だ、大丈夫なのかい?」 ギーシュが心配そうにキュルケに訪ねる。 「ダーリンとタバサならここは問題ないわ、私たちはルイズ達と先を急ぎましょ。」 そういうとキュルケとギーシュも階段を駆け上って行った。 「貴様は残ったのか」 「悪魔を狩る」 そう一言だけ呟くとバージルと背中合わせになるように杖を構える、 それを横目で見てニヤリと笑う、 アビス達が、二人に襲い掛かった。 「離してっ!キュルケ!離してよっ!」 一方、これから出発する船の中でルイズは大泣きして暴れていた。 ワルドが船長へ交渉に行っている間、キュルケがルイズを引き止めていた。 「お願いだから!バージルを置いて行かないで!悪魔と戦ってるのよ!?」 ルイズは尚もバージルの元へ向かおうとしている、 ―パンッ! キュルケの平手打ちの音が船内に響く。 「なっ!何を!」 「…落ち着いた?」 「っ…」 それを聞きルイズはようやく押し黙る 「ダーリンが先に行けって言ったのよ、あなたもダーリンの強さは知ってるでしょう? 主人であるあなたがダーリンを信じなくてどうするの?」 「うっ…」 「それにタバサも残ったわ、置いて行くわけじゃない、シルフィードで合流出来るわ」 そう言うとルイズの頭を自分の胸にうずめる。 「ヒック…うえ〜〜〜ん」 大泣きするルイズにやれやれと言った顔でキュルケは頭をなでる。 「私っ…バージルにひどいこと言った…ひっく…謝らなくっちゃ…」 「そうね、でもそれは後、ダーリンもきっと許してくれるわ」 船が動き始めた、交渉は成立し、一行はアルビオンへと向かう。 「友情って美しいねぇ、なぁヴェルダンデ…」 今まで傍から見ていたギーシュは自身の使い魔に抱きついている。 「あら、ギーシュ、使い魔なんていつ連れ込んだのよ?」 それを見て少し呆れたようにキュルケが聞く。 「ついさっきだよ、こっそり後をつけていたみたいなんだ、あぁヴェルダンデ!やっぱり君は最高さ!」 一人感極まった様子でヴェルダンデに頬擦りするギーシュをみてキュルケは苦笑しつつ、 徐々に離れていく港を見つめる 「絶対に死んじゃダメよ…タバサ…ダーリン…」
支援
タバサはバージルの戦いを見る、何としても彼の戦い方を自分のものにすべくここに残った。 バージルは幻影剣を自身の周りに展開、回転させ接近を許さぬように盾にしている。 さらに幻影剣を纏わせ回転させた状態で自身が斬りこむことにより、効率よく相手に深手を負わせている。 なるほど、接近戦を挑む際には非常に効果的である。相手は剣を恐れ近寄ることができないが、 こちらは気にせず攻勢に転ずることが可能だ。 タバサも即座に真似をする、得意な魔法の一つである『ウィンディ・アイシクル』を応用。 氷の剣を作り出し、それを自身の周りに配置、回転、維持させる。 それだけのことなのだが精神力をかなり消耗させられる。 生成、配置、回転、それだけならまだいい、一番厄介なのは、維持 集中力が途切れた時点で氷の剣は崩れてしまう、 だが、出来ないわけではない、タバサは己の中の新たな可能性を見出し、どこかうれしそうな表情をする。 アビスは今まで戦って来た悪魔よりも強い、 砂等のよりしろを用い現世に姿を現すセブン・ヘルズやエニグマとは違い自身の血肉を持った上級悪魔だ。 ほとんどバージルが片付けているとは言え、 強力な悪魔と戦い、可能性を見いだせたことは大きな収穫だ。 二人によって殲滅させられ、最後の生き残りの一体が吠える 「オノレ!オノレ!逆賊ノ分際デ!」 「黙れ」 ―ドッ!ドッ!ドッ! 「グギャアアアアア!!!!」 そのまま壁に叩きつけ幻影剣で磔にする 幻影剣で串刺しにされながらもアビスは生きていた。 「魔界の狗め、俺を追って来たのか?ご苦労なことだ…」 「忌マワシキ逆賊スパーダノ末裔メ!コノ世界モ我ラガ主ガ―」 「黙れと言っている」 ―ドッ! 「グギャアアアアア」 磔になっているアビスに幻影剣をさらに突き刺す、 おぞましい悲鳴を上げ、血を豪快に噴き出しながらアビスが悶絶する 「地獄で奴に伝えろ」 バージルの声が低くなる、その場にいたタバサが恐怖する、これは、明確な殺意と怒り 「何ッ!?」 「出迎えはいらん、直に俺自ら貴様の元に出向いてやる、首を洗って待っていろ、とな」 「貴様!我ラガ主ニ抗ウ気カ!?半人半魔ノ分際デ!」 ―シィピィィーン…! バージルの閻魔刀が一閃する、 「ム…ムンドゥス様ァァァァァァァ!!!!!」 ―バシュンッ! 最期の雄たけびを上げ、アビスが絶命する、何度バージルの斬撃が叩き込まれたのだろうか。 アビスの肉体が肉片一つ残らず霧散し、消え去った。
「魔帝…ムンドゥス…」 アビスが絶命時に口にした言葉、母の仇…すべての元凶… バージルの瞳に怒りが灯る。 「スパーダ…」 タバサが不意に話しかける、 「…逆賊って?」 「俺の…父だ、遥か昔、悪魔でありながら人間界を魔界の侵攻から守った伝説の英雄、魔剣士スパーダ…」 「……」 「そして、その時魔界を率いていたのがその魔帝ムンドゥスと呼ばれる悪魔だ、母は…そいつに殺された」 絞り出すようにバージルが続ける、こんなことを言うのは境遇の似ているタバサに対し多少心を許している証拠だろう。 「だから…逆賊…」 「この世界にいる理由がなくなった…な…」 バージルは小さく呟く 「魔界に行くの…?」 なぜかすがるような視線を送るタバサを見ずバージルは続ける、 「…情報が足りん、魔界から奴がこの世界に介入している以上、こちらから魔界へ通ずる道もまた存在するはずだ。 …まずは目の前の問題を片付けるとするか。」 タバサはその言葉を聞きどこか安心したような表情を見せる、すぐに元の無表情に戻ってしまったが。 「シルフィードで行けるな?行くぞ…」 そう言うと、階段へと歩いて行く、 その後を追うようにタバサは小走りでついて行った。
支援 これで終わりかな?
88 :
蒼い使い魔 :2008/08/21(木) 19:07:05 ID:87D/okbq
これにて投下終了です タバサが新しいスタイル、ダークスレイヤーを習得したようです… アビスはゲーム内で喋る描写はないけど一応上級なんで人語くらいは 解するだろうと、だからメッセンジャーになってもらいました。 あれ?ルイズ結構空気…?努力します… 支援ありがとうございました
乙でしたー
乙ー バジル帰還か・・・
ゼロ魔は萌えだけだと勘違いしてる奴多いな ゼロ魔は戦争という極限状態の中で誇りや矜持、命よりも大切な物をきちんと持っている貴族という人間を アイデンティティーの希薄な現代日本の教育を受けた主人公の視点から見るとどううつるか、またその逆は? という奥深いテーマもあるんだよ そして物語が進むにつれ主人公は「死んだらおしまい」という命至上主事から「命に代えてもルイズを守る」という 自分の命よりを大切なモノを見出す つまりここで貴族の命より大事なモノ(誇りや矜持)と重なっていくわけだ 萌え要素やギャグを散りばめながらなおかつしっかりとしたテーマを内包させる ライトノベルでありながら文学作品かと見まがう出来 まさにのぼる先生にしかできない芸当だと思う 正直言って低学歴には理解することは難しいよ
ゼ ゼ ア と そ 自 つ 萌 ラ ま 正
>>92 痛いよ
味方だけ愛してないとか 守るけど側にいれないとか
苦い二律背反 今すぐ タッチミー
運命ならばつながせて
乙。 無能ルイズの勘違い・独りよがりっぷりが際立ってて気持ちいいな。 結婚式イベント辺りで、ワルドと仲良くあっさり惨死とかあってほしいが さすがに主役いなくなるのはダメだから無理かww
バージル乙です。 アルビオンに嵐の予感…逃げてーレコンキスタ超逃げてーw
>>58 左側の連絡路が欠けてるのは、ルイズの爆発が原因だよな。
確か元から無かったはずでは?
>>65 ピンクの塔の位置が上下の絵で違うのは仕様ですか?
最初はそう見えましたが、よ〜〜く見てみると紛らわしい薄紫?色の
火の塔が本塔の影で見えず、ピンクの塔が左に見えているのではと思います。
バージル乙 なにげにうまくウェールズの死亡フラグを回避したな 海賊としてバージルの乗った船を襲ったら、間違いなく船ごと真っ二つにされるしなw
>>49 この俯瞰図なんだが、本塔最上階が学院長室で、そのすぐ下が宝物庫だよな
フーケのゴーレムって、その宝物庫の壁をぶん殴ってたんだよな
どんだけでけえんだよ。
つか、他のヤツ気付よ
特にアニメ版、使い魔品評会やってる最中でも丸わかりだろ
そんな事言ったらこの城の造り自体がだめだろ 塀がなくて直で塔とか・・・
俺、学院は『牙の塔』みたいな砦っぽいものとばっかり思ってた…。 ってか本塔って六階建てじゃなかったっけ?五階宝物庫で六階オスマン部屋の。 まぁ言及はしてなかったと思うが、ドンだけスペース無駄使いしてんだこれ…。
>>101 確か30メイルを超えていたかと。
1階当たり3メートルとして5階建て相当、
最上階は熱がこもりやすくて快適性に欠けるにもかかわらず学院長室、
という辺りを考えると、天井をしこたま高くしている…
図書館と同じ30メイルの本棚置けるように…と解釈すればまあなんとか。
>>101 他のヤツ気付よ 特にアニメ版、使い魔品評会やってる最中でも丸わかりだろ
その辺りは避難所の考察スレで議論やっとります。良ければどうぞ。
>>102 そこはほら、魔法学院であって砦じゃないから。
いざとなれば堀なんて生徒達があっという間に作っちゃうし、
逆に城壁下まで肉薄されればあっという間にメイジが埋めちゃうし。
多分、堀の有効性も重要性もこっちの世界とは違うんだと思うよ。
この辺りは現実の歴史を知っていてそれをそのまま判断基準とすると変でも、
魔法などの実在する別の世界だから常識も違うってあたりを念頭に置けば
割と柔軟に判断できるようになるから、やってみると面白いかもよ。
ワルドが完全にバージルと敵対するのを避けようと考えていたがワルドはもっとこうね?
バージルさん乙 2回も遭遇した仮面をしてるだけの偏在ワルドを見破らないのが 何か違和感あるなぁ
気づいてるけど、興味ないだけでは?
108 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/21(木) 20:59:08 ID:xqFlh27t
>>101 まあ、考察スレで
下に30メイルの本棚他があるの30メイルのゴーレムで手が届くってどんだけ手が長いんだよw
って話はあった
アニメは原作を表現する方法の一つだと思えば別に気にも留めなくなるよ。 実際私は気にしていない。
>>106 バージル視点では石ころのどれとどれが似てるかなんてどうでもいいし
ちと目分量でだが見てみたのだが、 塀は5つの塔の1階相当の高さ。 本塔と5つの塔を結ぶ渡り廊下は2階相当。 本塔の1階?部分の一番広い円は5つの塔の2階相当。 その上の中くらいの円は同じくらいなので2階相当くらい。 その上のロケットの尾翼みたいなものがついてる円筒は下二つの広い円とほぼ同じくらい。 仮に本塔の天井が5つの塔の2階分相当だとすると、ここまでで4階に相当する。 本塔の1階は食堂その他(中二階つきとなると相当天井が高い) その上にある大きなホール…舞踏会を開くほどだとするとここも相当天井が高い。 5つの塔が1階当たり3メートルとすれば各6メートル相当。 図書館:30メイル。1階から吹き抜けとすると、本塔の5階相当まで占める、となる。 ロケットの尾翼がついた部分までが4階相当24メイルを越えてしまうほど。 となると、図書館の上に宝物庫があるとすればかなり苦しい事になる。 う〜〜ん、じゃあ… 図書館の一部は5階相当の30メイルだが、一部は3階分の15メイル。 司書室その他のある部分などは低いんだ、と無理やりこじつけ、 天井の高い部分を主塔の表半分(仮)5階相当までとする。 主塔の裏半分、4階〜5階相当に宝物庫があり、床が18メイル、天井が30メイルとする。 そうすると主塔の1階が食堂など(6m)、2回がホール(6m)、 3階相当に高さ半分3mの3階と4階が。5階の宝物庫が高さ12メイル。 これは、いろんなものを保管する場所は図書館と同じ思想で作られていて 天井高いんだと無理やりこじつける。 で、その上に天井6メートルを超える学院長室、と。 こんなもんでどうでしょうか? なんとか破綻しない程度の設定かと思いますが。
ふと思ったのですが、これって考察スレ向き、ですよね。 あっちに移動したほうがいいでしょうか? それともこちらで続けますか?
>111=104 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/08/21(木) 20:48:15 ID:ujSaYQlY
>
>>101 他のヤツ気付よ 特にアニメ版、使い魔品評会やってる最中でも丸わかりだろ
>
>その辺りは避難所の考察スレで議論やっとります。良ければどうぞ。
ひでーなこれ てめえでいけよ
おや、57秒差で誘導されてますな。
蒼の人乙です ワルドがんばって船を飛ばして! お頭の正体がバレる前に追いついたら 船ごとバラバラにされちゃうw
今夜はまた単発IDが数多いものだねぇ
118 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/21(木) 21:40:45 ID:05IIcZDO
だがしかし同一IDが延々と糞たれるのもアレだぞ
2回発言しただけでずいぶんと偉そうな人がw
1回と2回は天地の差だぞ
うむ。平民と貴族くらいの差があるな
少なくとも自演してる可能性は段違いに低くなるな
変に反発する人はやましい何かがあったりなかったり
どうでもいいからもっと楽しい話してください。
単発IDと赤IDにはどれだけの差があるのやら
あらあら、でしたらアンリエッタ姫様のお話でもしましょうかしら
楽しい話か ハルケ貴族の娯楽って何があるの? 平民いびり?
そりゃ、エロイ本を読むとか釣りとかダンスとか酒飲みながら話とか。 乗馬や杖術なんかも娯楽としては大きいのでは?
動物と戯れる事じゃないのか!
こちらと16世紀の欧州貴族とあまり変わらないんじゃないかな。 ガリア王家兄弟がやってたチェス、 アニメで出たとかいう魔法を使った球技、 あと領地視察、戦闘訓練も兼ねた狩猟、 微妙なところで彫刻(ギーシュ)、読書(タバサ)、 あたりが無難じゃないかな。
チェス、詩作、都会なら演劇鑑賞とかだろう。 ファンタジー的には闘技場観戦というのもあるんだが、ハルケギニアには馴染まない感じだ。 劇中だと合法非合法かまわずカジノもあるみたいだし。
魔法を使った特殊な遊びとかないのかね 「偏在」で自分同士で格闘技の試合やるとか
煙草は?
>132 偏在を? アンダーグラウンドでエロ魔法とかいって使ってそうな気がします。
黎明期のサッカーやテニスみたいなスポーツがあるんじゃないの? あとは闘牛みたいに幻獣と人が戦ったり、箱庭遊びとか
オスマンが水タバコ吸ってるから有りじゃない。 こちらの世界でタバコを所構わずで吸うようになった原因は どこでも気軽に火を手に入れることが出来る道具 マッチが原因だとか。 そろそろ避難所行かないか?
>今夜はまた単発IDが数多いものだねぇ 何人見てると思ってるんだ まとめサイトの訪問者数見てみろ
まだ140レスなんだからそりゃ単発も多かろうよ…
DTBのマオ召還とかどうだろう
いまふと思いついた召還ネタ (嗚呼!花の応援団)より青田赤道を召還 ギーシュと決闘 ↓ ギーシュを無視して女生徒を追いかける青田 ↓ ゴーレムで青田をどつく ↓ 青田キレる ↓ ちょんわちょんわ ↓ オスマン「が、学院の面目まる潰れ・・・」 という流れが浮かんだ、問題は過激なシモネタかな・・・
ご立派な先人がいるんだ、とりあえず書いてみるんだ!
蒼い人乙です。 もう最近はこれが楽しみで楽しみで。 でも、バージルってタバサの境遇を知る機会あったっけ?
垣根帝督召喚ネタ書きたいがあいつ戦闘描写難しいんだよな
本懐かGPM絡ませたいが設定把握できねぇ
>>141 どおくまん漫画はあの下品な絵柄(褒め言葉)あってこそだからな。
147 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/22(金) 00:11:42 ID:aBEgIOCB
>>145 妹人なら楽勝じゃないか、水の巫女の世界の直後って事にして
零戦もサムライに似合ってるw
>>143 どことなく察してるんじゃないかな、
二人とも無口だからなんとなく通ずるものがあるとかなw
>>145 無名世界観をきっちりやるのは実質不可能だから匂わす程度にしてお茶を濁した方がいいと思うぞ。
GPMならセリフ集があるからそこに乗ってる情報以上はいらなくていいかも。
>>149 非公開設定がいくらでもしばむーの頭の中にある上に、各種セッションで変化していってるからな
まあ逆に言うと全設定把握してるやつがいないんだから、ある程度オリジナル入れても
「ああ、そういう設定もあるかも」と思ってくれるんじゃないか?w
ふみことか出すと外見的に姉妹にも見えるかな キュルケもアララ呼ぶとか 漫画しか読んだことないから設定とかは知らんけど
ふみこも呼び出す年代でニャンコボンだったり全く違うのに変わってる喃
いっそ来須の帽子だけ召喚、とか。 ‥‥むしろニーギ・ゴージャスブルーは帽子が本体。
GPM…ハルケギニア上空に「黒い月」が出現するのか?
お前らの食いつきの良さにおれ発狂しそうw でも問題は一般プレイヤーが感じる魅力の一つであるシバムラ語を どうやって再現するかだな。
本懐の妹人は出来そうだな。特徴といえば我らの主人公で馬鹿で熱血なだけだし 厄介なのはガンパレの青とか。舞がいないとはたから見たら魔王そのものだし かといって速水の頃でも舞がいないと情緒不安定に陥りそうだしなぁ
>>151 その辺は使い魔にするとか言ったらガチで殺しに来るから止めといた方がいい。
特にふみこ。
最近、BLACK BLOOD BROTHERSのキャラが召還されないものかと思って仕方が無い 始祖ブリミル=始祖吸血鬼って事にしておけば書けそうな気もするし… 文才がある方、書いてみて下さい。お願いします orz
自分で書いてみると面白いよ。
1、妹人を召喚 ↓ 2、そのうち妹人、別世界に飛ぶ ↓ 3、再召喚で佳々子召喚 ↓ 4、そのうち佳々子、別世界へ ↓ 5、1〜4を何度か繰り返す ↓ 6、ルイズ「あんた達、いい加減にしなさい!」
これが本当のループかww
「あんた達、まともに始めなさいよ!」「ふんがー」
ハルヒの夏休みループも応用できるなww
「あ、3年B組〜」「コルベール先生〜〜」「はいはい」
166 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/22(金) 03:01:36 ID:hVbBYjwM
今更だけど蒼の人おつです 更新のスピードに感動しています
>>165 その役柄だと髪の毛が増えるのでコルベール的には幸せかもしれない。
しかしこの学校、保護者のモンペア率が結構高そうな気がする。
ドリムゴード〜Knights in The Dark City〜より、Side:B ED後、 売れ出す前のグレイナイン 家事全般こなせるし、頼まれれば断れない性格(クロに成り切っていないので)だから 召喚〜契約と決闘とか諸々上手く作れそうだし、REI=魔力の変換式も無茶じゃ無いレベルで 行けそうなんだけど、如何せん話が膨らまない(巻き込まれて、何だかんだで解決) 後、成りきる前だから中途半端にクロの部分を出さないと行けないんだけど、 そこが自分の腕では表現出来ない 取り敢えず、確定事項で零戦はフェルコーン どうやって主従登録しようか只今考え中
思うんだが、ローゼンメイデンは人間じゃないから アンアンでもギーシュでもイザベラでも、誰でも召喚出来るよな つーか虚無の系統が召喚すると矛盾が出る。人間じゃないから というわけで、誰か薔薇乙女7体全部召喚してくれネーか そしてあのグダグダな毎日をハルケギニアで再現
自分で書けばいいんじゃないかな。
171 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/22(金) 07:27:13 ID:ndj1sjyO
グレンラガンのシモンとラガンが召還された話しって無かったっけ? 見ようと思って探したが、見つからん。
>>169 >つーか虚無の系統が召喚すると矛盾が出る。人間じゃないから
初代ガンダールヴも人間じゃないが。
174 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/22(金) 09:22:01 ID:ndj1sjyO
>>173 おおサンキュー!
そっか、個人サイトだったか。
こっちにあると勘違いしてたわ。
ありがとね!
,ィ =个=、 ・お互いを尊重して下さいね。クロスで一方的なのはダメです。
〈_/´ ̄ `ヽ ・1レスの限界最大文字数は、全角文字なら2048文字分(4096Bytes)。これ以上は投下出来ません。
{ {_jイ」/j」j〉 ・行数は最大60行で、一行につき全角で128文字までですって。
ヽl| ゚ヮ゚ノj| ・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
⊂j{不}lつ ・次スレは
>>950 か480KBからお願いします。テンプレはwikiの左メニューを参照して下さい。
く7 {_}ハ> ・重複防止のため、次スレを立てる時は現行スレにその旨を宣言して下さいね。
‘ーrtァー’ ・クロス先に姉妹スレがある作品については、そちらへ投下して盛り上げてあげると喜ばれますよ。
姉妹スレについては、まとめwikiのリンクを見て下さいね。
・一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えます。
SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイです。
レイアウト上一行目に改行入れる時はスペースを入れて改行しましょう。
>>>>>>・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
>>>>>>・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
>>>>>>・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
小ネタでエルフェンリートからルーシー来てたんでじゃあ自分は28番を…… いやただ単純に気に入っているキャラだからなんですけどね。 雰囲気的に絶望ビリーが聞こえて来そうなあの作品でクロスのプロット組むのってヒジョーにキビシーッ!
血がドバーッとか首がポーンとかばっかだったからなーw 正直ノノノノもいつ流血バイオレンスものになるのか怖くて仕方ないw
着地の拍子に足吹っ飛んでいくんですね分ります
長編(完結) 長編(五十音順) の項目が荒らされていたので復元しました 携帯からですのでもし不具合があれば修正お願いします 避難所に書き込めなかったのでこっちで
>>177 漫画は最早ギャグになってたけど、アニメはいい出来だったな。
>>167 「ヴァリエール婦人、モンスターペアレントというよりはモンスターそのものだぜヒャッハー!」
もし烈風カリンがモンスターペアレントだったら…… 学院が間違いなく跡形も無くなるw
なんて恐ろしい想像をするんだw 学院どころか他にも色々跡形もなくなりそうなヨカーン
それはifスレだ
>>177 スキーで猟奇はねーよwww
といいたいところだが、保険にはいる云々の話のあと、そんな気がして読んでない…
186 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/22(金) 13:07:58 ID:SQ2q8+Ab
まー、実際ノノノノでは瀕死の重傷を負った人が出たしなー。 あと演出が微妙にサイコホラーちっくだよねあれ。
ごっふ。すまん、sageわすれた…orz
ジャンプは本気で死人がでかねないからな なんというか素直にスポーツ物として楽しめないのは自分でもどうかと思うが 【そもそもスポーツ物なのかどうかはとりあえずおいておく】
教育者を召喚だな? ならジーザスを召喚だ 彼ならきっと魔法学院のみんなを立派に
>>189 小ネタでウルトラマン80こと矢的先生召喚があったな。
しかしこの学院、マリコルヌあたりから硫酸怪獣ホーが大量発生しそうな…
191 :
ゼロの女帝 :2008/08/22(金) 14:03:48 ID:fqHJiRn8
教育者・・・・・・・ぬーべー? あるいは南雲慶一郎? まあそれはともかく予約ありますかぁ 無ければ10分頃から投下しちゃいますよーん
192 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/22(金) 14:09:25 ID:I7ZO0FJ1
>>168 主要イベント以外は原作のとおり全部かっ飛ばすのですね。わかります。
クラウンといい、本当に色々残念だった。
すみません、俺もsage忘れてた…_no
支援の準備だ!
支援じゃ! 支援じゃ!!
196 :
ゼロの女帝 :2008/08/22(金) 14:12:17 ID:fqHJiRn8
第十五話 「うわーんうわーん」 ワルドはまだ泣き続けていた。 「ね、ワルドちゃん、もう泣かないで」 「うるさいやい、さわんな」 頭を撫でようとした瀬戸の手を振り払う。 「ヴァリエール、あんたなんとかしなさいよ。婚約者でしょ」 「やよ。あんたこそなんとかしなさい」 「あたしだって嫌よ。子供の頃からよく言われたでしょ、『他人の嫌がることを進んでやりなさい』って」 「意味が違う」 「しょうがないわね。 はい、ワルドちゃんの杖一本だけ返したげるから泣き止んで」 「ほんと?ほんとにホンモノのボクのつえ?」 「ちょっとセト!」 「しかたないじゃない。 このままじゃまるであたしが弱い者苛めしてるみたいだから」 そういって瀬戸はワルドの手に一本の杖を渡す。 「わぁい 『予備の杖くん28号』だ! おまえがいればビルの町にがおーで夜のハイウェイにがおーだ!」 「いいも悪いもリモコンしだい、ね」 「と、いうワケで杖が戻ってきた以上私は無敵だ!」 「もう立ち直ったわね」 「杖依存 魔法依存」 「あたし、下手ぁうつとアレの子供産んでたの?」 「『ルイズはわたしの母になってくれたかもしれん女性だ』かい?」 「勘弁してよぉ」 「五月蝿いそこ!とにかくウェールズ王子を含めお前達全員皆殺しだ! 帰還したらルイズの勝手な行動の結果私を除いて全員死亡、と報告しておいてやろう」 「殺る気マンマンね」 「そりゃもうあんな醜態見られたんだからね、僕たち全員生かしておく訳には行かないだろう」 「五月蝿いそこ!」 その言葉とともに、ワルドが五人に増える。 「あらやだ、今をときめく近衛衛士ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド卿ってば分裂出来たの?」 「いや、ここは普通に遍在だろう」 そんなワルドの前に、ふらりと立ちはだかる瀬戸。彼女が懐から取り出したのは 「フォークとナイフ?」 「さっき宴でごそごそしてたのはそれを集めてたから?」 「「「「「そんなモノで何をしようというのかね?食らえ『エア・カッター』」」」」」 一斉に解き放たれた五つの魔法。 それに対し瀬戸は手にした四本のフォークとナイフを投げ放つ。 「なっ?」 彼女の投げたナイフとフォークは『エア・カッター』を打ち砕きそのままワルドを貫いた。 掻き消える四人のワルド。 消されなかった魔法を華麗なジャンプでかわす瀬戸。
支援!
198 :
ゼロの女帝 :2008/08/22(金) 14:14:29 ID:fqHJiRn8
「ほう、たいしたものだ。 しかし五分の四という確立にも裏切られたね」 またも五人となるワルド。 しかし言葉や表情と裏腹に頭の中ではパニクっていた。 (わたしの魔法を打ち消したということはあれはただナイフやフォークを投げてるだけじゃない。 しかし先住魔法とも違う) レコン・キスタの任務で幾度となくエルフとやりあった経験をもつ(といっても尻に帆かけて逃げ出したのが殆どだが) 故、先住魔法には多少の知識をもっていた。 (だが、五人のわたしに対し投げたナイフが四本。 これは彼女が一度に『力』を込めて投げられるのが四本まで、と言う事を意味している。 ならば、ナイフが外れたツキに頼るしかない) 再び瀬戸が投げた四本のナイフは、再び四人のワルドとその魔法を貫きかき消していく。 「むう、またも外れたんだね」 「これはワルドの運が良いのか、それともミセス・セトの運が悪いのか」 「そのどちらかであってくれればいいんですがねぇ」 ルイズは全身全霊を持って溜息をついた。 「はあっ はあっ」 ワルドの全身はびっちゃりと濡れていた。 これが敵、特にウェールズの血であったら任務を達成した誇りに身を包んでいる所だが あいにく、自分の汗でしかなかった。 もう、何回遍在を出したのだろう。 覚えているのは、その全てがルイズの使い魔によって消されている、と言う事だけだ。 ルイズは彼女は使い魔などではない、というがそんな事はありえない あってはいけない。 銃を使ったりふいをついたり、といった形で魔法を使わない平民がメイジを倒す事はまあまれにあるだろう。 地震とか雷とか、そういった「単なる不運」だ。 メイジが気まぐれか何かで与えてやった力で能力の低いメイジを害する、というのも許容範囲だ。ありえない事ではない。 しかしそういった事が無い平民風情が実力で、しかもスクェアメイジを圧倒するなど許されない、許してはいけない。 「それはこの世の真理を否定することだ!」
199 :
ゼロの女帝 :2008/08/22(金) 14:16:03 ID:fqHJiRn8
はい、本日はここまで 御清聴ありがとうございましたです、はい
200 :
使い魔の炎 :2008/08/22(金) 14:22:51 ID:v0V8xycV
お久しぶりです。14時半から第4話投下します
201 :
使い魔の炎 :2008/08/22(金) 14:30:01 ID:v0V8xycV
「レッカ!」 ルイズは駆け寄って、烈火の体を揺さぶった。 死んではいないようだ。 「ぐー…」 鼾が聞こえる。眠っているようだ。 「なんだ…」 ルイズは、ため息をついた。 「ルイズ。彼は一体何者なんだ? この僕の『ワルキューレ』を倒すなんて…」 ギーシュがルイズに話しかける。 「ただの平民…でしょ?」 「いや、僕に聞かれても… それに、彼は体から炎だしたぞ? そんな人間がいるなんて、伝説でも聞いたことがない」 「ふんだ。アンタのゴーレムが弱かっただけじゃないの? それじゃ、私行くわ」 「ち、ちょっと待ってくれルイズ!」 「なによ、まだ何かあるの?」 「その、悪かった…君の言うことも、君の使い魔が言ったことももっともだ。 平民に八つ当たりするのも、笑いながら無力の人間を足蹴にするのも、貴族がやることじゃなかったよ… 最も、僕は負けてしまったが」 ギーシュは自嘲的に、しかし申し訳なさそうに言った。 「いいのよ、わかってくれれば」 ルイズは、烈火を部屋に運ぼうとするが、どうも上手くいかない。 「ああもう! 重いのよ! バカ!」 周りで見ていた生徒の誰かが、烈火に『レビテーション』をかけてくれた。 浮かんだ烈火の体をルイズは押した。 早く治療してやらなきゃ… 眠ってはいるが、かなりの重傷である。 炎を出したときは流石に驚いたが、それまでは一方的にやられていた。 何故、自分はコイツを庇ったのだろう? 死ぬかもしれないのに、何回も立ち向かっていくコイツの姿を見たとき、黙っていられなくなった。 「もう! 使い魔のくせに余計な心配ばっかりかけるんだから!!」 ルイズは寝ている烈火を怒鳴った。ほっとしたら、なんだか頭にきたのだった。
202 :
使い魔の炎 :2008/08/22(金) 14:31:12 ID:v0V8xycV
「オールド・オスマン」 「うむ」 「あの平民、勝ってしまいましたが…」 学院長オールド・オスマンとコルベールは、『遠見の鏡』で決闘の一部始終を見ていた。 「うむ」 「やはり、彼は『ガンダールヴ』…いや、それ以前に、彼は確実に体から炎を発していました!」 「うむむ…」 コルベールはオスマンを促す。 「オールド・オスマン。さっそく王室に報告して、指示を仰がないことには…」 「それには及ばん」 オスマンは、重々しく頷いた。 「王室のボンクラどもに炎というおまけつきの『ガンダールヴ』、そしてその主人を引き渡すわけにはいくまい。 そんなおもちゃを与えてしまっては、また戦でも引き起こすじゃろう」 「ははあ。学院長の深謀には恐れ入ります」 「ところで、『ガンダールヴ』の少年は、ほんとうにただの人間だったのかね?」 「はい。どこからどう見ても、ただの平民の少年でした。ミス・ヴァリエールが呼び出した際に、念のため『ディテクト・マジック』で確かめたのですが、正真正銘、ただの平民でした」 「すると、彼の炎は魔法でも精霊の力でもなく、生来のものというわけかの… で、そんな彼を、現代の『ガンダールヴ』にしたのは、誰なんじゃね?」 「ミス・ヴァリエールですが…」 「彼女は、優秀なメイジなのかね?」 「いえ、というか、むしろ無能というか…」 「さて、その二つが謎じゃ」 「ですね」 「無能なメイジと契約した普通の…と呼ぶにはいささか無茶があるが、平民の少年が、何故『ガンダールヴ』になったのか。 理由が見えん」 「そうですね…」 「とにかく、この件は私が預かる。 他言は無用じゃ。 ミスタ・コルベール」 「は、はい! かしこまりました!」
203 :
使い魔の炎 :2008/08/22(金) 14:31:51 ID:v0V8xycV
朝の光で、烈火は目を覚ました。体中に包帯が巻かれている。 自分はあのキザなギーシュと決闘して、ボコボコにされた。 姫が泣かされ、悪く言われたからとっさに炎を使ってしまった。 なんとか勝つには勝ったけど気絶して… ルイズの部屋だった。自分はどうやらルイズのベットで眠っていたようだ。 ルイズは、自分の机に突っ伏して寝ていた。 左手のルーンに気づく。 そういえば、炎をだして戦っている間はこのルーンが輝いていた気がする。 炎を実戦に使ったのは初めてだったが、あそこまで上手く、強力な炎を使えるとは思わなかった。 もしかして、このルーンの力か…? そんな風に左手を見つめているとノックがあって、ドアが開いた。 そこにいたのは、平民の少女のシエスタだった。彼女は、烈火を見ると微笑んだ。 「シエスタ…?」 「良かった。お目覚めになったんですね、レッカさん」 「うん、俺…」 「あれから、ミス・ヴァリエールが、ここまであなたを運んで寝かせたんですよ。 先生方を呼んで『治癒』の呪文をかけてもらいました」 「『治癒』の呪文?」 「はい、怪我や病気を治す魔法です。ご存知でしょう?」 「いや…」 別世界出身の烈火が、知るはずもない。 「治療の呪文のための秘薬の代金は、ミス・ヴァリエールが出してました。 だから心配しなくていいですわ」 烈火は顔をあげた。 「秘薬って、そんなに高価なものなのかよ?」 「まあ、平民に出せる金額ではありません」 また、姫に迷惑をかけちゃったのか…謝らないとな。 烈火は立ち上がろうとした。 「あ、まだ動いちゃダメですよ! あれだけの大怪我では、『治癒』の呪文でも完璧には治せません! ちゃんと寝てなきゃ!」「ああ、ゴメン」 過剰なほど自分の体を心配するシエスタに、気圧される烈火。 「俺、何日ぐらい寝てたの?」 シエスタに聞いてみる。 「三日三晩、ずっと寝続けてました」 「三日もか…」
204 :
使い魔の炎 :2008/08/22(金) 14:32:29 ID:v0V8xycV
シエスタは、顔を伏せた。 「どうしたの?」 「あの…すいません。あのとき、逃げ出してしまって」 ギーシュと烈火の決闘の前にシエスタは逃げ出してしまった。そのことを言っているんだろう。 「ああ、それはしょうがねえよ」 貴族があそこまで強いなんて、烈火は知らなかった。 普通の人間なら、逃げ出すのが当然だ。 「私、貴族がずっと怖かったんです…でも、今はあんまり怖くありません!! あのあと、ミスタ・グラモンが私に謝罪しにきてくれたんです… 私、貴族の人ともきちんと話せばわかりあえるって、レッカさんのおかげでわかりました!! …レッカさん、一体何者なんですか? 私、聞いたことないです。 杖もなしに炎を出すなんて」 烈火は思わず苦笑いを浮かべた。 「生まれつきなんだよ。信じてもらえないかもしれないけど… きっと、変な星のもとに生まれちゃったんだよ、俺」 シエスタはしばらく考える顔をしたあと、にっこりと笑っていった。 「信じます。 レッカさんは、嘘は言わない人だってわかりますから」 烈火は照れた。 ふと、彼女の手に持たれた食事を見て言った。 「もしかして、ずっと看病してくれてたのか?」 「違います。 私じゃなくて、ミス・ヴァリエールが…」 「姫が?」 「姫? ミス・ヴァリエールは、レッカさんの看病を寝ないでずっとしてたから、お疲れになったみたいですね」 確かに良く見ると、ルイズのまぶたの下には大きな隈ができている。 やっぱ優しいとこあるんだな。 烈火は、決闘のときに自分を守ろうとしてくれたルイズの姿を思い出した。 その姿が、今目の前で寝息をたてているルイズに重なっていく。 この子を姫にして、良かったな。 烈火がそう思ったそのとき、ルイズが目を覚ました。 大きく伸びをすると、ベッドの上の烈火に気づいた。 「あら、起きたのあんた」
205 :
使い魔の炎 :2008/08/22(金) 14:33:26 ID:v0V8xycV
「ああ…あのさ、姫」 「あによ」 「勝手に決闘して、迷惑かけてごめん。 あと、炎のことも…黙っててごめん」 ルイズはしばらく下を向いていたが、すぐに顔をあげた。 「怪我治ったなら、さったさと起きなさい!」 ルイズが怒鳴る、と同時に烈火はベッドから跳び起きた。 「もちろん!! 姫を守るのが忍者の務め!! さあなんなりと…おぶっ!?」 烈火の顔面にルイズの衣類がふりかかる。 「あんたが寝ている間に溜まった洗濯物。とっとと洗ってきなさい… それから、あの力のことについてとっとと説明しなさい!」 「姫…忍は召使いじゃないと何回言えば…」 ビシッ!と人差し指を烈火に向かってつきだし、ルイズが叫んだ。 「黙りなさい! ギーシュに勝ったぐらいで扱い変わると思ったら大間違いよ! いい!? アンタは私の使い魔でありシノビなんだから勝手に死んだりしたら許さないんからね!! わかったらとっとと洗濯に行って、さっきの炎について詳しく話すこと!!」 烈火は、もうちょっと優しい部分の比率が増えたらいいなあ、と今更ながらに思いながら、いそいそと洗濯に行く準備をし始めた。 烈火は、それからも忠実に君主に仕えたつもりだったが、主人の方は何かと気にくわなく思っていることが多かった。 ルイズには、魔法ではないが炎を扱える自分の力と、その力を黙っていた俺自身に不満があるんだな。…烈火はそう考えていた。 しかも烈火の炎は天武の才である。 いくら努力しても魔法が使えないルイズが、その力に腹を立てるのも無理はない。 烈火が慣れない洗濯でルイズの下着を傷つけ、ルイズを着替えさせるのを拒み、授業中に眠りこける度に、ルイズはここぞとばかりに容赦なく烈火の食事を抜いた。 炎について黙っていたことに関しては自分が悪いとはいえ、烈火はその扱いにはさすがに不満を抱いていたが、ルイズの気持ちもわかるだけに口答えはできなかった。
206 :
使い魔の炎 :2008/08/22(金) 14:36:26 ID:v0V8xycV
しかし実際のところ、ルイズの気持ちは烈火の推測とはまったく違っていた。 確かに努力しなくても炎を使える烈火の力はうらやましい。 しかし、自分のために戦ってくれ、自分をいつも庇ってくれ、なんだかんだいいながらも自分にいつも優しくしてくれる烈火をルイズは気に入り始めていた。 けど、烈火を目の前にするとどうも素直になれず、でてくるのは悪口ばかり。 素直な好意を烈火に伝えるのが恥ずかしくてしょうがないのである。 「ありがとう」のひとつもまともに言えないことをルイズは内心申し訳なく思っていた。 つまるところ、烈火はまったくルイズの気持ちを理解していないのであった。 食事を抜かれても、烈火が空腹で死にそうになることは全くなかった。 シエスタに頼めば、厨房で残り物や余り物ではあるが十分においしい食事を提供してもらえる。 いくら君主の命令とはいえ、毎日メシを抜かれたんじゃ、いざというとき闘えないじゃないか! 烈火はそんな理由をつけて、毎日厨房に通っているのであった。 「おい、『我らの炎』が来たぞ!」 いつも通り、コック長のマルトーが烈火を歓迎してくれる。 シエスタが、温かいシチューとふかふかのパンを出してくれた。 「ありがとな! いや〜ここの料理はいつもほんっとにうまいな」 「そりゃそうだ。貴族連中に出してるのと同じものだからな… ふん! 確かにあいつらの魔法はすげえがよ、こうやって絶妙の味に料理を仕立て上げるのだって、言うなら一つの魔法さ。 レッカだってそう思うだろ?」 「おう、まったくそのとおりだよ」 「お前はまったくいいやつだな!」 マルトーは烈火の首に腕を巻き付けた。 「なあ『我らの炎』よ! 俺はお前の額に接吻するぞ! いいな!」 「だ〜!! 何言ってんだオッサン! その呼び方と接吻はマジでやめてくれ!!」 烈火は絶叫した。
「どうしてだ?」 「どっちも気持ち悪い」マルトーは烈火から離れると両手を広げてみせた。 「お前はメイジを負かしたんだぞ! わかっているのか!」 「まあ」 「なあ、お前あの術をどこで習った? 杖もなしに炎をだすなんて!」 「だから生まれつきだって。 物心ついたときには出せてたんだよ」 「お前たち! 聞いたか!」 マルトーが厨房に響くように怒鳴った。 「聞いてますよ! 親方!」 若いコックや見習いたちが返事を返す。 「本当の達人というものは、こういうものだ! 決して己の苦労を誇ったりはしないものだ! 見習えよ! 達人は誇らない!」 コックたちが嬉しそうに唱和する。 「達人は誇らない!」 マルトーは烈火のほうを振り返り、再び烈火の首に腕を巻き付けた。 「やい、『我らの炎』。俺はそんなお前をますます好きになったぞ。 どうしてくれる」 「いや、知らねーし! わ、ちょ、離せコラ!! だから接吻はやだってーのに!」 厨房のみんなと仲良く(?)騒ぐ烈火を、シエスタは嬉しそうにニコニコしながら見つめていた。
208 :
使い魔の炎 :2008/08/22(金) 14:43:00 ID:ErzR+s64
規制で書き込めなかったので携帯から。投下終了 vs7万までいけるようにこれからも頑張ります。
乙でした!
今のとこは原作なぞってるだけだよな。 今後に期待したい。
乙でしたー。 ……うんまあ、内心がどうあれ外に出てる行動がこれじゃ ただの苛烈な暴君だよね。気づけって方が無理。
烈火が生まれつきっていってるからその後のマルトーの台詞がおもくそ不自然だな
烈火はルイズよりキュルケのが良かったんじゃ… とにかく今後に期待してるよ! 更新頑張れ!!
ブリミル的には黄色人種は人間じゃないということで。
キュルケに烈火となると、 タバサに風子 モンモンに水氷剣使いの色男 ギーシュに小金井か土門あたりか。 爆発物使いでレギュラーっていたっけ? 確か炎使いは頭首だけ限定で道具で再現は難しい
216 :
215 :2008/08/22(金) 16:51:53 ID:+1477GzZ
途中で書き込んじゃった。 炎使いは頭首クラス一部の人間しかなれなくて 魔道具で再現は難しいんだっけ。
1.ドラクエの主人公と魔王をセットで召喚。 2.ドラクエ主人公が激闘の末に魔王を倒す。 3.ドラクエ主人公は「オレは巻き込まれただけ、お前が呼んだのアイツ」で使い魔契約を拒否。ルイズ涙目。 4.日を改めて再召喚することになる。1にもどる。 というのを考えた。ルイズが危険視されるだけかね。
ゼロ魔の意味ねええw
とりあえず竜王は俺の嫁。
ドラゴンクエストモンスターズ+に出て来るロランたちは俺達の勇者
ケイシー・ライバックを召喚 トリステイン学院に反王族派が生徒と教師を人質に立てこもり事件が発生。単身、事件解決に乗り出すライバック。
そこへマクレーン警部補とジェームズ・マーシャル米大統領を(ry
1.ドラクエの主人公と魔王をセットで召喚。 2.ドラクエ主人公が激闘の末に魔王を倒す。 3.置いてけぼり展開にルイズぶち切れ 4.ルイズ「今のはメラじゃ」 勇者「!!」
>>223 そのルイズ、ツルペタボディはどこに封印してるんだ?w
>>224 本体はエレ姉さん。
やり直せば出っ張りのない胸を克服できると思っていました。
ですが結果は
板
文章はここで途切れている…
ああ、窓に窓に
>>222 さらにハリーが、遍在を全て倒され落とした杖を拾おうとしているワルドに向かって
「考えてるな。弾が残ってるかどうか。撃ちまくって俺にもわからん。」
止めはアンリエッタ直属のサムライ魂で戦うステルスコマンドですね わかります
七星闘神ガイファードや川内3部作のダイヤモンド・アイ、コンドールマンとかを召喚しても面白そう、ダイヤモンド・アイ以外主人公一度死んでるし、そのときの話をサイトにするのも面白そうだな
召喚の煙の中からジェームズ・ボンドがタキシード姿で現れる ルイズやシエスタがビキニ姿でセクシーなボンドガールになり コルベールにより特殊装備を搭載されたボンドドラゴンで悪の組織と戦う ギーシュのゴーレムはローレックスの時計を拳に嵌めて巧妙なフックやジャブで打ち砕き フーケのゴーレムはワルサーで一発、7万の軍と対峙した時はなぜか米軍が助っ人に来る
>>232 少なくともルイズにセクシーは期待できな(以下、爆音が鳴り響きよく聞こえない)
>>229 なんだかんだでワルドとフネで戦うことになり、最後は
マーシャル大統領「私のフネから降りろ!」
ルイズ「いや、あんたのじゃないじゃん…」
それにしても途中で終わってる物が多くて泣きそうなんだが
終わってるんじゃない、永遠にお待ちくださいと考えるんだ。
>>236 逆に考えるんだ
続きを待つことが出来るなんて幸せだなぁ、と
考えるんだ
>>236 作者はギーシュやフーケ、ワルドをフルボッコにして、お気に入りのキャラの強さを見せ付けた所で満足してしまうしな。
そんなにMではないんですよ・・・
>>239 そこで終わってるなら良いんだ、逆に
そこに到達する前に終わってる物とか、ボコボコにする前が・・・多いんだ
でもネット上のssなんて半年とか一年とか更新間隔が開くのは珍しくないとおも
中村うさぎ……ギル&ルーナの下巻出してくれorz
個人サイトとかでもないと作者に続きを書く意思があるのかどうかもわかりにくいし
個人サイトは個人サイトで前触れなくぷっつりとかよくあるしな
とにかく長編SSなら一巻分くらいは終わらせて欲しいもんだ
そういえばバビル2世のはどうなったんだろ
>242 懐かしいなあ。中村うさぎ先生の作品は一通り持ってたけど、流石に売ったし…… ゴクドーくん漫遊記からなら、誰を召喚してもルイズに従う筈は無いか。
長編SSを完結できる人なんて50人中で2〜3人いれば良い方 全体を通しての完結のプロット、フーケ・ワルド等々各区切りのプロット、 一話分のプロットの三種類くらいのプロットを用意できてコンスタントに執筆できるテンション維持なんて中々難しい 個人的に完結しないまでも、そこそこの話数を重ねられる人は凄いと思うけどな
例えプロットできてても実生活で執筆まめにする余裕がなくなればそれで終わりだしな 所詮は趣味の世界だから
なぜか炎の転校生の伊吹を召喚する夢を見た ルイズのナイチチにひかれて使い魔になっていた
つまるところオナニーの公開場だしな
ご立派様が高く評価されるのは あのむちゃくちゃなストーリーを一応完結させたw、 ってトコだからな。
伊吹童子か、大物もいいところだな
>>251 自分が浮気性だから力ずくで自分を叱ってくれる強い女が好きだとかいう男だし、
ルイズなら貧乳含めて理想にぴったりだな。
ただ、あの変な勢いをおもしろく描写できる作者が居るかどうかだw
巨乳ハンターを召喚。というかむしろルイズが巨乳ハンターを襲名。
しかしなあ、完結させられないのは仕方ないにしても、原作のストーリーをなぞるばかりってのはどうにかならんものか。 原作と同じイベント、原作と同じ展開、だから途中で終わったものは記憶にも残らない。
>>256 小ネタで既出だが、キミが長編でやるかい?
>>257 書いてみたらわかるよ。
それがどれほど難しいのかがね。
調子に乗れば、ヘイトだの蹂躙だの言われる。 当然プロット作りの労力だって、原作なぞるのとオリジナルじゃ全然違う。 さらにそれが面白い展開なるかなんてさらに難しい。 構想があっても文章にするのが微妙、その逆もまた然り。 そもそも基本的にゼロ魔世界なんだから大局的な展開が同じになるのは当たり前。
>>259 だが他のジャンルでは当たり前に行われてることなんだがね。
例えばEVAなんかじゃ、使徒の襲来こそテンプレ通りに起こるけど、
合間合間にオリジナルのエピソードが入ってくるわけだし。
兄貴乙。 タバサがそのうちエアトリックを覚えそうな勢いだw
ゼロ魔世界で20世紀少年をやろうと思ったが… 幼年期に友人いないから予言の書もトモダチも無理ぽいな。
>>257 どうにかならんもなにも、それをやりたくて書いてる人もいるんだから、自分の趣旨と合わないものは読まなければ良い
原作の小ストーリー単位での別キャラでのIFやりたい人にそれをするなと強要する権利は誰にも無い
何から何まで言うこと聞いてたら話にならないと思うんだ
原作をなぞりつついろいろ肉付けしたり、ひねって別視点から原作の展開を書いたり、 原作の展開を知っている人がにやりとするように裏返しみたいな展開を書けば無問題
>自分の趣旨と合わないものは読まなければ良い
これは困った。
>>257 の読むものが無くなったぜw
展開が同じってもキャラも違えばセリフも違うし戦い方とかも違うんだから楽しめるとは思うんだけどな 流石にキャラ名とセリフ差し替えただけってレベルだったら萎えるが
趣味とはいえそれなりに私は志を持ってやってるんだが、な。
結局
>>264 が真実を言い当ててるのさ。
>原作の小ストーリー単位での別キャラでのIF
これがこのスレの趣旨。
それ以上のものを求めてはいけない。
>>257 ラノベのゼロ魔が存在する世界から、これから出るであろう16巻あたりまでストーリーラインを知っている人が召喚されて、
手っ取り早く自分が帰るために必要なフラグを立てつつ、不必要と思われるフラグはガンガン削っていく、
なんてのはどうだろう
オリジナルをやればやったで文句が出るよね?
>>271 こなたと太蔵がそんな感じか
いや、どっちも簡単には帰りそうにないんだがw
>>271 それは理想郷行きだろ
嫌いじゃないけど
どっかで見たなそのレス
「オリジナル展開にしたら叩かれる」ってのを免罪符にし過ぎだな。 オリジナル展開だろうがなんだろうが、それがゼロ魔らしくあれば歓迎される。 ギーシュとの決闘の替わりにモンモンと勝負してみたり、マルコメと女体の神秘について暑く語ったっていいじゃないか。
こんばんわ 11時から投下します 宜しいでしょうか
こんばんは どうぞ
どうぞ
赤くて丸いもの用意して待ってます。
ブレスオブファイア4からリュウ召喚 本編開始時の状態で召喚。 ギーシュ戦、傷付き気を失ったリュウの代わりにオーラドラゴン顕現。周囲を睥睨しギーシュにブレスを発射しようとするも、タバサ&シルフィードが阻止。 決闘はお流れ。 ロストカラーズからレアル召喚 本編クリア後から召喚。 破壊の杖の代わりに風切りの短剣を盗まれ、フーケからは単純に剣技で奪い返す。 ワイルドアームズ3からヴァージニア召喚 本編クリア後から。 契約時「そっちの趣味は無かったけど、貴女みたいな可愛い子となら…って、そんなワケあるか――ッ!」とノリツッコミ。 ワイルドアームズAC:Fからロディ召喚 本編開始前から。 ゼロ戦の代わりにヴァレリアシャトークラスの、古代ファルガイアの精神接続式飛空要塞を発見。 シエスタの設定はお爺ちゃんが異世界人から遠いご先祖様がにレベルアップ。 とか妄想だけしてみる。 ifストーリーって、惹かれます。
>>261 シンジはまだ選択の余地が広い立場だからね
ゼロ魔となると、被召還キャラの立場はかなり悪い
カズマに代表されるような、反逆精神の持ち主を召喚するなら誰が良いだろうか。
赤くて丸いものにつられて始まるよ トリステイン大王 7回目 トリステイン魔法学院からかーなーり遠くのある険しい雪山の山奥の崖 「サイトォ!!」 「ギーシュゥ!!」 「「ファイトォーいっぷああつう!!」」 ギーシュ君の修行風景でした さてさて、今回はとある眠れぬ夜、散歩をしていたルイズが宝物庫のある塔の下で不審人物を見かけた所から始まります 次の日・・・・・・学院は大騒ぎでした なんと今をときめく大怪盗『土くれのフーケ』が宝物庫に侵入、秘蔵の宝物を二つも盗んでいったのです 「むぅ・・・まさか『破壊の大地』と『破壊の塔』を盗まれるとは・・・」 オールド・オスマンがその顔にさらにしわを増やし、その他の教師陣は責任をなすりつけあうばかり 「しかし・・・・のぉ」 オールド・オスマンは一人思案します 一見完璧のように見えた宝物庫の防壁、強固な固定化の魔法に堅牢な作りの壁、破壊するのも難しいと 考えていたのですが相手は一切破壊などしませんでした 『土くれのフーケ』はなんと地面を潜って宝物庫の中まで掘り進んで進入したのです もし、たまたまルイズとお父さんが夜の散歩で出くわさなかったらもっと盗まれていたでしょう 暫くして現場をたまたま目撃したルイズとお父さんがやってきました オスマンは二人に状況の説明を求めました 曰く、寝付けぬため散歩していたら不審な人物が宝物庫の下から這い出てきた 曰く、真っ黒のローブをしてたので男か女かわからなかった 曰く、土煙で目くらましを喰らった後、ゴーレムに乗って逃げられた など オスマンは ふむ と考えます どうやらたいした情報は無いようです ルイズが「討伐隊に志願します」とか言ってますがあえてオスマンは無視しました そしてとんでもない一言を言い放ちます
「まぁ、盗まれたのがあの二つなら問題ないじゃろ ほっとこう」 「「「はぁあ!?」」」 この発言に皆が驚きの声を上げます それもそうですなにせ学園の秘法なのですから あちこちから様々な声がでます その声を一通り聞いて、オスマンは静かに語り始めました 「実はの・・・・・あの『破壊の大地』と『破壊の塔』は本当にただのガラクタなんじゃよ」 それはオスマンがまだ若かった時のお話、 若いといっても他の人から見れば長生きしすぎのお爺さんの頃の話ですが、 ある森の奥でオスマンが濃霧で道に迷って辿り着いた所、それは今まで見た事も無い不思議な場所でした オスマンにはその建物やばら撒かれていた紙の文字が読みませんでしたが 若い沢山の男女が同じ服を着て先生と呼ばれる人がいる事からオスマンはここが学校だとわかりました どうやらなにかお祭りをしているらしく賑やかなのでオスマンもとりあえず見て回る事にしました オスマンにとってそこはとても不思議な場所でした どう見ても誰も魔法を使っていないのに まるで魔法を使ったか、もしくはそれ以上の不思議な事ばかりです いい加減疲れてしまったオスマンは休む所はないかと探して、縫いぐるみが沢山ある部屋まで足を運んでいました 日も大分傾いています
「お爺さん こんな所でなにしてはるの?」 その女の子はどこかぽやっとした印象の女の子でした 「あ、いや ちと 疲れてのぉ」 彼女の独特の雰囲気に気おされたのかしどろもどろで答えるオスマン 「そっかぁ、でも もうそろそろ学園祭終りやでぇ」 言われてみればあちこちで片付けが始まってました 仕方ないと思いオスマンは部屋を出ようとしました 「せや、ちょっと待って」 引き止めた彼女はオスマンに二つの縫いぐるみを手渡しました 「これ、売れ残ってん あげるー」 オスマンが貰った二つの縫いぐるみの名前は『通天閣』と『阪神』と言う名前でした それは何かと聞くととりわけ小さな女の子が親切に 「地名と塔の名前ですよー」と教えてくれました ふと気がつくとその不思議な場所は無くなっていて、オスマンはただ一人森の中に佇んでいました はたして今のは夢だったのだろうか そう思った時、オスマンは自分の懐に二つの縫いぐるみがあるのに気がついたのです やがて右翼曲折を得て その二つの縫いぐるみは何故か名前を変えて宝物庫にしまわれる事になったのでした ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・ 「まぁ、わしの甘酸っぱい青春メモリーじゃよ・・・・・ありゃ?誰もおらん?」 お爺さんの長い、ながーーい昔話(5時間46分27秒 ロスタイム有り)に付き合いきれなくなった一同はすでに塔の補修や授業に戻ってしまっていました 「誰もこないわねぇ・・・・」 その頃、山の廃屋で土くれのフーケこと、ミス・ロングビルはいつまでたってもこない捜索隊を待ち続けてましたとさ 続く
さて、今回はここまで、はぁああ!!お父さんの出番がなかった え?何か冒頭に変なのがいた?気のせい 気のせい
大阪wwww
そんな思い出の品を放っておいちゃ駄目ですよおじいさん
オスマンのバカヤロウ! お金に代えられない大切な品を盗まれていいだなんて! あと今回お父さんが空気ですな 乙
個人サイトでもいろいろゼロSSがあるが、ここにあるのは集団サイト
つまり個人サイトと集団サイトと平賀サイトがあるのか。
>>271 戯言シリーズのJOJO好きで王道大好きな赤い請負人とか
大阪さんwwwwww
>>271 子供時代のウェールズにゼロ魔知ってる現代日本人が憑依したSSなら有名だが・・・
なんか卑怯くさい
いわゆる憑依ものはどのジャンルだろうが書き手の力量が試されるな… 憑依ものに限った話でもないか、最強ものと似たようなもんだな。
>>295 まあストーリーライン知ってるということは攻略本片手にゲームやるようなもんだからな。
憑依ものは事前知識?その程度でどうにかなれば苦労しないよね っていう状況から始まるのが割りと面白いやつが多い気がする
15kbほどの小ネタなんだが、投下しても良いですかね。 元ネタはモンスターハンターのグラビモス亜種 一日で書き上げた練習作品だから、出来のほうはいまいちかもしれないけれど 大丈夫なら55分から投下しますわ
お待ちしています。
春の使い魔召還の儀式にて、ルイズが呼び出しは漆黒の体躯を持つ竜だった。 頭から尻尾の先までは20メイルを軽く超え、全身を覆うのは正に鎧としか言いようの無い堅殻。 体を丸めて熟睡しているようだったが、その姿はまさに山が眠っているとしか言いようの無い威圧感だ。 元はどこ居たのか、全身から立ち上る熱気が更に凶悪さを増している。 「嘘だろ、ゼロのルイズが……」 「俺、夢見てるみたい」 「すっげえドラゴン……」 普段は軽口を叩く級友達も、あまりの事態に唖然として見守っている。 土埃を恐れてルイズの周囲には誰もいなかったのは幸いだった。もし近くにいれば挽肉のように潰れていただろう。 使い魔の中にはあまりのサイズに驚いたのか、恐慌状態を起こして主人を引きずりまわすものまでいた。 「やった、やったわよ! やった!」 ルイズといえば感激のあまり滝のように涙を流し、危ない薬を致死量寸前まで投与されたようにハイテンションだった。 地面にへたり込んて狂ったように腕を振り回す様など、水メイジが見れば即精神病院に叩き込まれかねない。 そんな状態でコントラクト・サーヴァントを思い出したため、死んでも逃がさないとばかりに竜の顔に突撃して鼻血を噴いた。 熱くなっていた竜に口付けを行ったために火傷し、顔は涙と鼻水と鼻血でグシャグシャになっていたが、この少女の不幸を思えば仕方が無い。 寝そべっているために分かりにくかったが、胸の辺りが光るのを確認したため、コルベールは安心してルイズに話しかけた。
「おめでとうございます、ミス・ヴァリエール。 でも抱きつくのはやめましょうね、死んじゃいますよ。 今日は使い魔と親睦を深める予定の日ですし、ずっと傍にいていいですから、ね」 目をハートマークにして使い魔に張り付こうとする彼女を、コルベールは必死で引き剥がした。 授業中に少女の燻製が出来るなどすれば、彼の教師人生は全力で終了する。それがヴァリエール家の三女なら尚更だ。 結局、他の生徒を返した後でルイズに付き合うことになり、巨大な竜の全身が冷えるまでひたすら風を送り続ける羽目になった。 「凄い! なんて堅いのかしら! それにこの大きさ! 間違いなく高位の竜よね! それに絶対強いわ!」 魔法の使いすぎて干からびているコルベールを尻目に、ライオンに乗ったネズミのごとく竜の体を這い回る。 普段の彼女の身体能力からすればかなり無茶な事だが、人間時には予想以上のパワーを発揮するものだ。 今のルイズならば、空でも海でも土の中でも所構わずこの竜についていくだろう。人間って凄い。 だが竜が目を覚ましてルイズと見詰め合った時など、精神のブレーカーが吹っ飛んだのか気絶してしまった。 竜のほうはいきなり倒れてしまったご主人様を見つめ、心配そうにぺろぺろと顔を舐めるその姿はまさに使い魔そのもの。 ガイコツ寸前だったコルベールは心からの祝福を送り、彼もぶっ倒れた。
しえn
すっかり仲良くなった竜の背に乗せられ、ゆったりと学園に戻った時は大騒ぎになった。 博識な教師でもこんなドラゴンは見たことが無かったし、何より馬鹿げているのはそのサイズだ。 眠っている時ですら山のように大きいのだから、立って歩いている姿など山脈に等しい。 一歩ごとに大地が揺れ、踏み固められているはずの街道にすら足跡が残る。どれほど体重があるのか計り知れない。 伸ばした頭から尻尾の先までは30メイルはありそうで、高さは明らかに10メイルを超えている。背中のルイズが小人に見えるほどだ。 そんな彼女らが人目につくのは当然の事で、学校へ向かう途中で足を止めたルイズの周りはあっという間に人垣が出来た。 普段は自分を馬鹿にしていた生徒たちにすら惜しみない賞賛を送られ、教師たちは口々にルイズの努力が実った結果だと褒め称えた。 「ありがとう。来てくれて、本当にありがとう……」 ゼロと呼ばれ続けた日々が長かったルイズにとって、これは強烈だったのだろう。竜の背中の突起にすがり付き、ルイズは再び泣きじゃくった。 罵倒には慣れていても、こういうのには全く慣れていないのだ。ルイズの精神は再びブレーカーを落とす寸前である。 ルイズは見物者が居なくなるまでトコトン自分の使い魔を見せつけ、生まれて始めての圧倒的な優越感に心から浸った。 「そうよ、まずは名前よね!」 数時間後、本日初めて頭がパーン状態から復帰したルイズが行ったことは名づけだった。 入り口が(この竜には)狭すぎて学校の敷地中に入れなかったため、現在は塀の外の草原で使い魔と向き合っている。 目の前の強大な使い魔が死ぬシーンは想像も出来なかったし、つまりは絶対に一生を付き添うことになるのだから、気軽には決められない。 今まで読んだ書物やら聞いた話やらを総動員するも、変に捻った名前では外してしまうかもしれない。 かといって竜だからドラきちとか、黒いからクロちゃんとか、そういう安直な名前では笑われる。 そもそもオスかメスかすら分からないのだから、その辺も考慮せねばなるまい。それで居て立派な名前である事が必要だ。
「やっぱり見た目からつけるのがいいわよね、分かりやすいし……」 この難題に絶対的な解など存在していないのは分かっているが、ベストが無理でもベターな名前をつけたかった。 見た目は山のようで、背中にはトゲのような突起が複数あり、体は冷えた溶岩のように黒い。 いくつもの候補が頭の中を駆け巡り、煙を噴きそうになるほど熟考の末にルイズが出した結論はこうだ。 「グラビティ、略してグラ! ロマリアの古い言葉で重力って意味だけど、重厚そうな貴方にはぴったりよね!」 そう呼ばれた本人はしばらく首を捻っていたが、それが自分の名前だと理解すると嬉しそうに顔をこすり付けた。 顔だけでもルイズより大きく、力加減を誤れば軽く押しつぶしてしまうのは火を見るよりも明らかだが、グラはそれが分かっているかのように優しかった。 ルイズは再びラブラブモードに突入してしばらく使い物にならなくなったが、夕闇が迫る頃になると、食事の問題で正気を取り戻した。 「そういえば、グラって何を食べるんだろう……」 まず体長から見ても膨大な量が必要だと分かり切っていたし、貴重な物を食べるとしたら一大事だ。 人生で初めて成功した魔法で呼べた、人生最高のパートナーを餓死させるなど、到底許せることではない。 もし餌が人肉だと言われれば、躊躇いなく口の中に突撃するような覚悟である。 幸いなことにルイズが食堂から貰ってきた餌用の乾燥肉を喜んで食べたので、少女の血肉飛び散るスプラッタ映像にはならなかった。 馬車に積まれた山のような乾燥肉はあっという間にグラの胃袋へと収められ、学校の管理人が真っ青になるのだが、そんなことは幸せな少女には関係ない。 ルイズは眠る直前までグラの傍におり、脳みそお花畑状態をたっぷりと満喫した。
愚ラビも巣ビーム支援
支援してみる。
翌日、使い魔との親睦を深めるために2年生は休校だと通告されてルイズは喜んだ。 だがそれは建前で、本当の理由は教師を動員して図書館に篭り、ルイズの使い魔の正体を調べるためだと言われた日には、ルイズの頭は朝からお花畑である。 グラの食費は国に助成金を申告すればまず間違いなく通るし、駄目でも家に頼めば絶対に出してくれるだろうとアドバイスされたので、さして気にはしていなかった。 昨日、興奮でなかなか寝付けなかったルイズが実家に出した手紙の内容が、新婚ホヤホヤバカップルも真っ青な内容であった事は少女のために黙しておく。 「君のせいでモンモランシーが怒ってしまったじゃないか!」 朝食を取りに行った食堂でちょっとしたゴタゴタがあったが、30メイルのドラゴンに挑む勇気が少年のほうになかったため、何事も無く無事に終わった。 この日もルイズは一日中グラのそばにベッタリと張り付いて過ごし、王都まで遠乗りに出かけようとして教師に止められたりした。 グラの乗り心地は良いとは言い難いが、体のサイズの関係で馬などよりは早いのだ。この事実はますますルイズを喜ばせた。 変わりにと出向いた近くの森で、偶然発見したオーク鬼を一口で捕食した時は唖然としてしまったが、使い魔が強いのはいい事である。 ついでにこの事を教師に話したところ、そのオーク鬼の討伐に近々出向く予定だったと言われ、功績を認められて1週間は自由にしてよいとご褒美までもらった。 その条件としてグラの躾と森のパトロールという任務をいただいたが、ルイズからすれば使い魔のお散歩と食事を兼ねているのだから悪い気はしない。 「グラしゅきしゅき! だいしゅき!」 だからこんなことを延々と2時間も言い続けるルイズを許してあげて欲しい。 力の抜け切った顔を、出来れば見なかったことにしてあげて欲しい。 彼女はちょっとだけハイなだけで、頭の中は至って正常なのだから。多分。
ルイズがグラを呼び出してから半月もすると、もう誰一人ルイズをゼロとは呼ばなくなった。 なにしろメイジの実力を見るなら使い魔を見ろ、である。そんな恐ろしいことはもう誰にも出来ない。 現在のルイズの二つ名は、鎧竜のルイズや巨竜のルイズなどで、まだはっきりとは決まっていないかった。 この間に起きた目だった事件といえば、助成金の視察に来た男がグラを見て腰を抜かしたとか。 ロングビルがとうとうオスマンのセクハラに耐えかねてやめたとか。 周囲の森からオーク鬼が全部逃げ出してしまったとか。 グラの種族が未だに分からず、図書館に篭り切りのコルベールの頭が煙を噴いたとか。 すっかりグラと心を通わせたルイズがグラの特技をねだり、草原にビームで"なぎはらえ"とばかりの一文字を刻んだとか。 そのせいで固まりかけていたルイズの二つ名に、灼熱の、というのが加わって混乱したとか。 使い魔品評会でぶっちぎりの一位を取り、賞を総なめにして伝説になったとか、その程度だ。 ちなみに最後の行は本日のことであり、品評会で散々褒めちぎられた後だったりする。 実家とやり取りしている手紙には、最近縁談の話が急増したとか、貴方は絶対に出来る子だと思っていた等々。 ルイズの人生は長年暗い物で、評価はX軸に張り付かんばかりだったが、ここ最近で急上昇中である。 相変わらず魔法を使うことは出来なかったが、なにやら図書館のコルベールに虚無の可能性があるとか言われて狂喜乱舞した。 まさに人生の絶頂期真っ盛りな今日この頃だったから、発情期アンアン……もといアンリエッタ王女に勅命を受けた時など、二つ返事で了承してしまう。 何やらレコン・キスタという軍勢がアルビリオンを占拠し、間もなくこのトリスティンに攻め込んでくるというのだ。 姫の思い人であったウェールズ・テューダー皇太子様は満身創痍であったが亡命に成功し、現在王宮で治療を受けているという。 現在はまだ"レコン・キスタ側がどの程度本気か分からない"という楽観的な理由により徴兵などは行われていないが、戦況が悪化すればそれも辞さないと。 この姫の頼みはルイズの貴族としての心を、そりゃあもう打ちまくった。
「レコン・キスタ! そいつが原因なんですね! わかりました! 私が姫様の笑顔を守ります!」 「でもルイズ! 死ぬかもしれませんよ!」 「任せてください! グラは無敵です!」 ルイズは薄い胸をドンと張り、グラと共に最前線に立つことを了承した。 本来ならばヴァリエール家の三女であるルイズが前線に立つなど、政治的な理由によりかなりの根回しが必要になる。 しかしルイズが行くと言ってくれれば話は早いし、何より30メイルのドラゴンが先頭に立ってくれれば士気も大違いだ。 数日のうちに戦地となる場所へ立つ事になるが、ルイズの胸には一片の恐れも無かった。 準備期間の間はグラの餌の量、質と共に飛躍的に上昇し、本人は大喜びで餌を貪っていた。召還時より30セントほど成長したらしい。 「わかった? グラ?」 "これは戦争だから、特別。でも普段は絶対に人を襲っちゃ駄目"と言い聞かせるルイズに、グラは実に理解を示した。 つまり自分の縄張りを荒らすものが来たから、助けてくれと言う訳である。単純なだけに実に分かりやすい。 ルイズを背に乗せて咆哮を上げるその姿は、誰の目にも強そうに見えた。 「侵略軍接近! 総員戦闘配備!」 開けた草原に広がる部隊を鼓舞すべく、会戦を告げるラッパが高々と響き渡った。 先頭に立つのはルイズの使い魔であるグラビティで、遠くに見える敵の船を怒りの篭った瞳で睨みつけている。 ビームを放った後のグラは高熱を持ち、周囲には誰も近寄れないので、まさに一騎がけと言っていい。 その巨体を盾にすばよいとばかりの状況にルイズは憤慨したが、グラの任せろという自信に裏打ちされた瞳を見れば、文句など言えなかった。 グラを信じていないわけではない。だがグラが倒れれば士気はすさまじく低下し、トリスティンの敗北は間違いない物になる。
このテンポいいなw
「頑張って、グラ……」 この日トリスティン側に集まった兵士は5000人と、レコン・キスタ側の上陸部隊と比べれば1000人ほど多かった。 しかしトリスティン側にはフネが無く、グリフォンなどの空中艦隊、ドラゴンを操る竜騎士隊でも劣っている。 つまり上空から一方的に攻撃を受ける事になり、たかが1000人の数の優位など、戦況一つで簡単に覆る。 数の優位を確保するために雇ったのは大半が傭兵という事もあり、トリスティンの置かれた状況は実に悪い。 「グラ、落ち着いて……。もっと引き寄せるの! 攻撃はそれからよ!」 ルイズとアンリエッタは後方の本陣で護衛に囲まれていたが、心を通わせる事が出来たルイズの目にはグラの見たものがしっかりと写る。 ジリジリと近づいてくる敵影を前に、不慣れな戦争という状況に立たされたルイズの心は悲鳴を上げていた。 それを必死で抑えているのは、見守るしか出来ない自分が不安になって、グラを怖がらせてはいけないという一心からだ。 だが心で繋がった使い魔は、その事実をはっきりと認識していた。同時に燃えるような怒りを覚えてもいた。 あの敵のために大切なご主人が心を痛めている。これだけでグラを激怒させるには十分過ぎた。 野生だった時は、満足に餌が取れない時もあった。ハンターたちが自分を狙い、激しく傷つく事もあった。 しかしそれでもグラは生き延びていたし、現在の体調は野生の時では考えられないほど良い。 ルイズは優しいし、この世界は平和で、餌の心配をする必要も無く、外敵に怯えることも無く眠れる。 それをぶち壊す奴等など、ただの一匹たりとも許すわけが無い。
「グラ、まだ早い! ……いけるの?」 ビームを放つために力を集め始めたグラに、ルイズはついに緊張に耐えられなくなったのかと焦った。 しかしグラは大きく頷き、安心しろとばかりに微笑んでいる。 体内にマグマすら蒸発させかねない熱を湛え、グラの胸に刻まれたルーンが眩いばかりの光を発していた。 かつてのグラでさえ、溶岩に足を突っ込んでも無事なハンターを吐き払うだけのパワーがあったのだ。 「分かったわ。目標はあのフネ! レキシントン号! 不沈だなんて言われるけど、グラなら大丈夫よ!」 ならばこの状況、守るべき物が出来たグラに、その程度のことが出来ないとは言わせない。 それにルーンとか言うこの胸のは、自分に力を与えてくれていた。野生の頃では考えられないほど力が満ちている。 今なら大空を飛び回ることすら不可能ではないだろう。それは確信だった。 「よーし、グラ……やっちゃえ!」 レキシントン号をその相貌で睨みつけ、グラはオーク鬼ですら一飲みにする口を大きく開けた。 ご主人様を泣かせるヤツは絶対に許さない。体内で荒れ狂う熱量を収束させ、光の束として放つ。 火山の噴火のように煌いた光は、ありとあらゆる防御をぶち抜いてレキシントン号に大穴を開けた。 膨大な熱量は大量に積載していた硫黄に着火し、不沈艦とよばれたそれが上空で爆散する。 「すごい! 凄いわよグラ! その調子!」 体にたまった高熱を一気に噴出し、グラは浮き足立っている敵の群れへ一直線に突っ込んだ。 彼の体からすれば爪楊枝のようなサイズの矢が無数に降りかかるが、マカライト鉱石で出来た武器すら弾く彼の黒い堅殻を傷つける事は無かった。 敵は怯えていたし、敵の武器は弱く、彼は怒っていた。負ける要素など一つも無いのだ。 一歩ごとに草原に穴を開け、大地を揺るがす地響きを伴って疾走するグラを止められるものなど誰一人居なかった。 大木すら一撃で真っ二つにする太い尻尾を振り回すと、その範囲内に居た敵は全て潰れて吹っ飛んだ。 無数の火の玉が四方からグラに襲い掛かってきたが、マグマの中を泳いで移動する彼にとって、この程度はそよ風に等しい。 上空のフネから発射された砲弾はダメージにはなったが、十分に接近したグラがビームを放つと、フネとやらは2,3個まとめて燃えた。 他にもたくさんの攻撃が彼に降り注いだが、どれもこれもグラに決定的なダメージを与えるものではない。 怒り狂った巨竜に立ち向かえるものは誰一人おらず、もとより司令官を失っていたレコン・キスタの敗走を止める者は誰も居なかった。
この戦をきっかけに、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは英雄の道をひた走る事になる。 かつてゼロと呼ばれ、落ちこぼれとして蔑まれた彼女の姿はどこにも無い。 戦女神、神竜の使い手、絶対なる力。これらは全てミス・ルイズを指し示すための言葉だ。 トリスティンが真の平和を持つことが出来たのは、ひとえに彼女のお陰といっていい。 彼女が逝去して今年で100年目になったが、今もその栄誉は留まることを知らず、数多くの作品で取り上げられている。 彼女の死後、使い魔であるグラビティの行方が知れていないのも、物語の人気を上げる一つの要因だ。 別世界から来たとされる彼が今どこに居るのか、無数の学説はあるがどれも確証には至らない。 ただ間違いなく言われているのは、もしトリスティンが襲われれば、どこからともなくやってきてくれるという事だけ。 なにしろ、この国は彼の縄張りらしいから。
以上です。 感性のままに書きなぐった作品ですので、細かい部分はご了承ください。 最後に、TUEEですみません。だって好きなんだもん
グラビならこうなるわな・・・ G級黒い子じゃ、龍素材の武器ですら弾かれる……
とても爽快なtueeeeeでした。 大当たりおめでとうルイズ。
なんという大活躍 スッキリと読めました。乙
なんという強さ……まちがいなくこのグラビはG級 あのビームは普通にカッコイイからな グラビって空飛べたっけ?翼はあるけど走って逃げるのしか憶えてねーや
この気持ち、まさしく愛だッッ!!! こんなTueeeeeeeならいくらでも歓迎するのに。
浮上は出来たはず。
グラビは浮いて落下してくることがあるし滞空時間も結構あるよ そのせいで何度死んだか・・・・
今までの作品の中でも随一の大当たりなんじゃなかろうか。 そりゃギーシュはおろかおマチさんが諦めるのも無理はない。 ワルドは相性悪いだろうし、おマチさんゴーレムでも無理。 よし、今度は俺がラオシャンロンを・・・いくらなんでも無理がありすぎるな。 ラーさんとかはどうだろうか?
ちょっと、普通の兵士っぽい無印装備でG黒グラに挑んでくる。 武器はハンターボウで
爽快なTuee GJ! そしてひっそり生き延びたウェールズ乙
ここのおマチさんは何を盗むつもりだったんだろう。 破壊の……いや、破龍の……………………思い付かねぇからデフォルトでいいや。
受け入れてもらえて何よりです。読んで頂いた方、ありがとうございます 初投稿で不安だっただけに、嬉しいです 最後に、非常に申し訳ないんですが、wikiの登録の仕方がよく分からないので誰かお願いできませんか タイトルはゼロの鎧竜あたりで……といっても忘れてて今つけたんですけど
ところでモンハンてやったことないんだが、諸君はこんな怪獣どもをどうやって狩るんですか。 やはり漢らしく素手ですか。
石を投げます
投石
男は黙って石弓よ
G級って怖いなー乙
つーかまだこの段階までいってないよ!
うらやましいぜ、くそ!w
>>324 タル爆弾の持込を許可しよう
>>326 ……マンガ肉ハンマー?
>>328 人間の限界を超えたところにあるサムシング
落とし穴で動きを封じて、大勢で石をぶつけます。 ザ・原始スタイル!
何であんなモッサリぬるアクションもどきが売れてるのか理解できない。
水鉄砲だな
元ネタは知りませんが、凄く楽しく読ませて頂きました。GJ! ルイズが死んだ後も、縄張りとして守ってくれる心意気に、泣いた!
黒鎧竜、乙です! コイツと真っ向からタメ張れるのは、金獅子か轟竜 勝てるとしたら、覇龍か崩竜
>>334 俺も何が面白いのか理解できない。
でも気が付くと何十時間とやってた、やめた今もやりたくなる。
グラビモスは鉱石を食べるんだぜっ! 乙です。 G級の奴、片手剣でも腹を狙っても弾かれるんだよなぁ。
MHは苦手だがこれは楽しかった、GJ ・・・MHでも龍育成g(以下スレ違いなので略
>>334 アンリアルシリーズのunreal engineかcrysisのゲームエンジンで動くモンハンが見たいと?
リアルな物理エンジンで血しぶきドバドバで破壊した部位が飛び散ったりするのか・・・
それはそれでいいかもしれんな、もちろんCERO17でお願いします。
俺も友人に壮絶に勧められて買ったが、何が面白くてやるのか聞かれても、 何が面白いか未だに不明だと答えるだろうな。 500時間近くやってて言うのもなんだが
>>341 物理エンジンがどうとかじゃなくて単純にプレイヤーキャラクターがのろいってことだろ
リアル至高か知らんが何するにも一々時間かかってイライラするって人も多いと思うんだよな、モンハンは
なにやらキレイに纏まってたなぁ 色々削ぎ落としても面白いもんだね
モンハンの人乙 グラビ亜種は一度だけ連れて行ってもらって(友達が)倒したが村クエのバサルモスとかモノブロスに苦戦してる俺には遠い話だ…… あと最初てっきり胸が部位破壊されてルーンから解放されたグラちゃん大暴れだと思ってた ……(攻略本めくって)水属性が有効? ……なあ、ゼロ魔にはっきり水属性と言い切れる攻撃あったか?
なんというか、ゼロ魔世界の魔法って属性がどうのこうのってあるけどぶっちゃければ物理攻撃では・・・
肉弾戦という魔法もあるぞよ
リリカルトカレフきるぜむおーる。
水属性は考えようによっては一番殺傷力が高くね? 人間の体の7割は水分。それを操作されたらいかな巨竜とて…… あと土属性はモロ物理ですよねー
火?風?水? この世界で一番質量の多い物質、それは「土」 世界の7割が海?はっはっは 君は大地の先1mmすらわかっちゃいない。ただ突っ立っているだけ・・・ 今から君は実感する。地上から6378000m地下に存在する核の硬さをッ! とらえろッ 俺の脚――― 真下 これがッ!「支え」を得るということだッ! 地底の遥か底の底 この惑星の真中心にある確かな物体 核 の 硬 さ を ッ 土が最強です
地球剣・愛国富士山落とし!!
グラやバサにはボウガンで貫通弾や水冷弾を撃つのが効果的 後は水属性の弓かな… 地下水とか水属性っぽいよね、攻撃力弱そうだけど…
土属性パーンチ!
GJ!!爽快な話だなぁ。何を召喚したのかと思ったら、黒グラビですか! アプリのモンハンしかやってないけど、あれは化け物だよ……何度轢き殺されたことか 関係無いけど、リリカル肉体言語。 教導官なら、○アナプラでも生き残れる気がする。 ……二丁拳銃に過剰反応しそうだ。
最強の猛毒は酸素なんだし そう考えるとギトー先生は正しかったと言わざるを得ない
スレ違いだけど、自分も助言を モノブロとバサルは水双剣が有れば何とかなるよ 音爆閃光と罠でひたすら乱舞すれば、武器次第で上位も ディアグラビも下位までなら
.. .: ∬ ::::: ::: :::::: :::::::::::: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧_∧ . |||.: : : ::: : :: ::::::::: よくよく考えればこんな奴相手に ストン /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: ハンター達って武器一つで殺って来いって ||| / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::端金で言われているんだよな・・・ / :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::  ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ グラビモス氏乙
>>355 ああ、振るわれたナイフを歯で受け止めて噛み砕くメイドさんがいるあそこか
……双子あたりなら話になる……かな?
虚乳のルイズ
>>356 コルベール先生の爆炎だな。
あれは燃焼で周辺の酸素濃度を低下させるという回避不能技。
水を油に錬金するあたりがネックか。
燃焼性の高い油を頻繁に取り扱うコルベール先生ならでわだ。
「ならでは」だ
>>359 まじかる☆レヴィちゃんも双子も小ネタであるぞ。
なんか助言ありがとう 今度ギルドナイトセーバーで乱舞してみる そういやゲリョスとかティガレックスを喚んだルイズもここでよかったっけ?
じゃあ最初っから風魔法で酸素除去すればいいじゃん。
>>364 アイル−も喚ばれてたよ。
小ネタだけど。
グラビモスとか読むとパンツアードラグーンのラギの話とか読みたくなってくるなあ 個人的にはライトウイングが好きなんだが
じゃあ酸素つながりで水中酸素破壊剤・オキシジェン・デストロイヤーを召喚。 ゴジラはすでにあるからラグドリアン湖にデストロイアが出現 人間サイズのときならギリギリ使い魔にできるかな?
酸素のクェイサーってどんな奴だったっけ?
火炎放射器を持てば誰でも火魔法使いになれます 塹壕戦に是非
G級黒い子にルーン なんというチート 俺Tueeeeネタにこの超速いテンポはええわー
ふむ、こんな感じかな。 とりあえず見直し中。
誰もいない? 今のうち?
ウェールズ皇太子の大仰なな感想と、ルイズ・ワルドの戯言やらのやり取りの後に、 「幼馴染みのお願い」のフリをした「女王陛下の勅命」である、手紙の回収も出来た。 しかし、貴族の傍にいると疲れるなぁ……じょせふぃーぬさんホドではないからまだ良いのか。 で、ウェールズ皇太子は結局亡命はしない……と。 亡命無しなら帰りは3人。 でも、ワルドが何か気になるなぁ……なんだろ、この感覚? その夜、勝利を祝う祝賀パーティーに私たち一行も参加する事に…… て、まだ戦争に勝ってない、偶々私が居たから今回の戦闘には勝っただけで! 夕刻になり、久々の勝利を祝う祝賀パーティーに出席し……私は唖然とした。 どこから持ってきたのか良く分からない程に贅を尽くした料理が並び、着飾った貴族達が優雅に談笑している。 ……はぁ。 貴族達の会話からすると、最後の晩餐用に取って置いた物らしい。 私は、この場を乱さないよう優雅に確実に料理を胃袋に納めていく。無論、合間の会話も欠かさない。 小腹が満たされた私は、風に当たりにバルコニーへと歩を進める。 そこには、ご主人様(仮)のルイズが居た。 「どうしたのよ、珍しく元気がない。」 私は不用意に声を掛けてしまった…… 「あんたねぇ、私の事はご主人様と呼べと何度言ったら!」 こうなったら仕方がない、押せるだけ押す! 「なんなら、魔法比べでもしてみる?」 「くっ……覚えていなさい。」 ふっ勝った……いや、そうじゃない。 「でも、なんでこんな所に?」 「そう言うあ」 「私は、風にあたりに来たのよ。でも、ルイズはそうじゃない。違う?」 「その通りよ。」 「……」 私は無言出先を促す。 「ワルド子爵様にね、結婚をしないかって言われたのよ。」 「あら、婚約者なんでしょ?良いじゃない。」 言った方が良いのかな……ワルド子爵の目が笑っていなかった事。 「そうなんだけど……」 迷って居るみたいだし言うか。 「迷っているみたいだから言っておくけれど、ワルド子爵は信用できないわ。」 「な!」 「あの人ね……ルイズを抱きしめた時も、目が笑っていなかったのよ。」 「……」 「何か言いたいみたいだけれど、ワルド子爵の目を見た事有るの?」 「それは……でも!」 「で、結婚すると言ってもルイズは公爵の娘よね、そんなに簡単に出来る物なの?」 突然、話が変わったように感じたのか、ワンテンポ遅れて返事がある。 「……そうなんだけど、明日にでも式を挙げよう。て……ワルド子爵様が。」 「いきなりよねぇ……公爵の娘に対する結婚の申し込みって色々儀礼があるんじゃないの?」 「本格的なことは帰国後で、明日は仮に式を挙げるだけだと……」 「ねえルイズ、なんでワルド子爵はそれ程に急ぐのかしら?」 「え……」 「式の最中に、考えさせて欲しいとか言ったら?ルイズのことが好きなら待ってくれるわよ。」 「そんな、無礼なこと!」 「だから、物の試しよ。」 「上手く行くんでしょうね?」 「任せなさい、地元では縁を取り持つ事『赤糸切りの』」 「切ってどうするの!切って!」 あ、本気で怒った……不味い。
「まあ、そんな些細な事はさておいて」 「些細か!?本当に些細か!?」 うっとおしい……沸々とこみ上げる怒り 「些細よ!」 私は、これ以上ない勢いで言い切った。 「それで、どこで式を挙げるのよ、仮とは言えそれなりに格が必要でしょ?」 「……。ここの礼拝堂だと思うわ。」 ゆっくりと一呼吸置いて答えが返ってくる、まだ大丈夫。 「じゃ」 「もう良い、あなたに相談した私が悪かったわ!」 私が式の時間を聞こうとした時には限界点を超えていたのか、何処可へと行ってしまった。 ……伝える事は伝えたし、なるようにしかならないでしょ。 私は寝ることにし、あてがわれた部屋に戻った。 翌朝、私は早起きをし礼拝堂に向かった。 「なんにしても、大人しく結婚するだけとは思えないのよね……と。」 ごそごそ……。 恙なく仮の式は進み、お互いが愛を誓い合う……ハズだった。 「いいえ、誓いません。」 良し、良く言った! 覚えていてくれたね、ルイズ。 「良いか、ルイズ。君の力が有れば聖地を取り戻せるのだよ!」 「聖地を……?」 「そうだルイズ!君の本当の力と君の使い魔!そして、レコン・キスタの力を合わせれば忌々しいエルフ共から聖地を取り戻せるのだよ!」 「っ……!」 絶句し、硬直する二人。 「ウェールズ、覚悟!」 好機と見、一気に詰め寄るワルド! 『風魔咆裂弾』 私は、ウェールズ皇太子と、ワルドの間に力を解き放つ! 「残念ね……ワルド。私は何者にも利用される気はないわ!」 そう私は言い、ウェールズ皇太子を庇うように降り立つ。 何と言う事はない、天井にレビテーションで張り付いていただけなのだ、もし、普通の状態であったなら直ぐに気が付いただろう……。 「くっ!読まれていたというのか……」 一瞬、狼狽がワルドを覆う。 ルイズはまだ立ち直っていない……か。 「ウェールズ皇太子、ルイズを守ってください。」 私は、ワルドから目を逸らさずそう伝える。 「ふははは……そうか、私は勝たねばならないと言う事か!」 何か吹っ切れたような捌けた顔をするワルド。 「行くぞ!」 『風の遍在』 一瞬にして4体の風による像が現れる! 私は思いだしていた、学園で妙にキザな教師が風こそが最強だと言っていた事を! そしてその理由も聞き出して置いた事を過去の私に感謝していた。 …… 「つまり、『風の遍在』が有る為に風のメイジが最強である。そう言う事ですね。」 「そうだ、『風の遍在』が有る為に風のメイジは最強なのだ。」 ギトーは胸を張り自慢げにそう言った。 私は暫く考え 「如何に魔法を同時に使えるとは言え、魔法を行使する精神力は元々のままなのですよね? 粘られ、長期戦になれば必ずしも有利とは言えないのでは無いでしょうか。」 感心するような表情を浮かべ、そして首肯しギトーは言う 「基本的にはその通りである。だが考えてもみたまえ、『風の遍在』を使うと言う事は一人でも相当の使い手である、 そんな人物が同時に複数存在するのだ、長期戦にはならない。」 ギトーはキッパリと言い切り、続けて言う 「しかし……ルイズは良い使い魔を持ったな、ここまで考え意見を述べる物は学園にもいない。」 ……
ならば、私が勝つには手数を稼ぐのが近道。 『氷の矢』 こんな建物の中で迂闊に火に属する魔法は使えない、私一人ならどうにでもなるが、ルイズがいる以上は無理は出来ない。 私が狙ったのは、ワルドとワルドよりルイズに近い2つの偏在。 その瞬間に残りの偏在が私へと魔法を解き放つ! 『エア・ハンマー』*2 私は突きだしていた手を軸に身体を捻り、ついでに座席を蹴り飛ばし、直撃を避け、次の呪文を放つ。 『氷結弾』 狙いはルイズから遠い、今魔法を使った2つの偏在の中間。 2体の偏在は当たらないと見たのだろう、避けようともせず魔法を使おうとしている。 だが、こちらはそれが狙いなのだ。 『氷結弾』は私の狙い通り中間に当たり、周囲を凍らせる。 2体の偏在が私に向かい魔法を解き放とうとし、見事に転ぶ! やはり、偏在の判断力は本体よりもほんの少しだけ落ちる、それが私の付け入る隙なのだ。 私は、ほんの一瞬、周囲を確認した。 「ウェールズ皇太子、レコン・キスタが為、その命もらい受ける!」 「私とて、この国の皇太子!レコン・キスタの為なぞ、御免被る!」 『エア・ニードル』 ワルドはウェールズ皇太子に対し接近戦を挑みかかっている。 しかも、ウェールズ皇太子の方が圧倒的に不利! やはりグリフォン隊隊長、ワルドは強い。 ルイズは、何も出来無いどころか、ウェールズ皇太子の周りで下手に動いて足を引っ張ってる。 しかも不味い事に、偏在の内一体がルイズに向かっている。 私は素早く呪文を唱え力を解き放つ! 『氷の矢』 狙うは、ルイズに向かった偏在! わざと、ばらけさせ体術で避けられないように打ち込む。 そして、偏在の風の防御魔法で、防がれる。 そこに追撃。 『烈閃槍』 防御魔法を使った為に一瞬止まった所に打ち込んだ『烈閃槍』は偏在を貫き消滅させる。 気が付けば、偏在は私の前に一体有るのみで、凍り付かせた2体は消えている。 私の視線を感じたのか、ワルドはウェールズ皇太子の攻撃に乗り間合いをとる。 「僕とした事が、戦力を読み間違えるとはね。」 ワルドはゆっくりとした動作から言葉を続ける 「ルイズ、君の使い気は本当に素晴らしい……。もう一度聞こう、レコン・キスタに来ないか?」 「そんなたわごと聞かなくても良いわよ、どうせ直ぐに私が倒すから。」 ワルドはこちらに向き直り、目を細め言う 「ほう……、随分と大言を吐く使い魔だな。」 「出来ない事は言わないわ、そう言う主義なの。」 そう言い放つと私は間合いを詰めていく。 ワルドは、自分を鼓舞するのか致命的なことを口走った 「くっ、魔法衛士隊のメイジは詠唱すら戦いに特化しているのだ、 詠唱にあわせ杖を構え、振り、突き、呪文を完成させる!」 そんな戯言に構わず、私は小剣で切り結ぶ……と言うより付け込む。 すぐに私は守勢に回り、ワルドの杖を受け、払い、避けていく。 タンタンタタンタッタタタン……ワルドは正確な動作で攻撃を仕掛け、詠唱する…… そしてワルドの周囲に魔力が満ち、呪文が完成する。 「ライトニング・クラウド」 私は、咄嗟にしゃがみながら横っ飛びに避ける……様に見せた。 と言うよりも、魔法が来るのをわかっちゃあいるが、余裕で回避したら他の魔法を使われる。 それは避けたい、なぜなら…… 「ふっ、流石はカンダールブ。だが次は外さん!」 うんうん、そうだよね、そう来なくてはこっちとしても困る。 私は口の中で呪文を唱えながら、再びワルドと切り結ぶ。 おそらく切り札なのだろう、ワルドは同じ呪文を詠唱する。 タンタンタタンタッタタタ今! 「影縛り」 ワルドが硬直し、動きを止める。
それを知った遍在も唖然とし、ほんの少しだけ動きが遅れた。 私には、その一瞬があれば十分だった。 「氷の矢」 最後の遍在も消え、ゆっくりと私はワルドに振り返る。 「ワルド、貴方は間違いを犯した、この私、リナ・インバースに喧嘩を売るという間違いを……」 そして近づきながら言葉を続ける。 「ワルド、ルイズが虚無だと言ったわね……その力が欲しいとも。ならば身をもって味わいなさい!」 私はワルドの前で立ち止まり、呪文を唱え始める…… 「悪夢の王のひと欠片よ、天空の戒め解き放たれし、氷れる黒き虚無の刃よ、我が力、我が身となりて、ともに滅びの道を歩まん、神々の魂すらも打ち砕き。『神滅斬』」 私はワルドを一閃し、消滅させた。 「私は、私のために私であるために生きるのよ。」 ルイズと、ウェールズ皇太子に振り返ったところであたりが騒がしくなる。 私は頭をかきながら 「まったく、終わってからようやく気がつくの?これじゃあ……」 「そう言われると返す言葉もありません。」 ウェールズ皇太子が頭を下げている、慌てて私は 「あ、いえ、そう言うことではなく」 ウェールズ皇太子はゆっくりと首を振り、 「そうでなければこんなことにはならない。違いますか?」 私が口を開こうとし 「皇太子殿、ご無事ですか!」 息せき切って、駆け込んでくる人々。 それらを受け答えし、安心するように振る舞い、落ち着かせる。 流石だなぁ……この国、本当にこの人で持っているんだ。 「さあご主人様、帰りますよ。」 「……どうやって?また港町まで歩くの?疲れるから嫌。」 う〜わ〜、言い切ったなぁ…… 「う〜ん、確かに敗残兵がいるからほんのちょっとは危険かもしれないけれど、大丈夫よ。」 「危険なんじゃない。嫌な物は嫌。」 仕方ない、安心させよう。 「帰りは道が判るから今度はすぐに」 「却下」 じと目で、私を見ながら言う。 「あんな危険なことをもう一度やりたくはない。」 う〜ん困ったなぁ。と、なにやら外が騒がしい。 空を見上げながら、なにやら叫んでいる。 「風竜だ。」 ん〜、私の見間違いでなければ確か…… 「タバサの使い魔じゃない?」 先にルイズに言われた、不覚。 「どうしたんだい?」 あたりを落ち着かせたのか、ウェールズ皇太子が気楽に話しかけてきた。 「ウェールズ皇太子様、ご主人様の学友が」 「ああ、なるほどね。降りる場所を指示させよう。」 「さあ、帰りの方法もめどがつきました、帰りましょう、トリスティンへ。」
後書き 作者「夏だ、祭りだ、俺がガンダムだ、心霊恐怖番組のない夏が信じられない作者です。」 L「さりげなく、混ざっているわね。」 作「途中、投げっぱなしで無かったことにしようかと思ったのも良い思い出。」 L「へぇ……」 作「ま、まて、短編だが書き終えたろ?」 L「私が出てない。」 作「いや、おまえが出たら話し続けられないから!」 L「それに、草稿段階の題は何?」 作「『二人は大草原の小さな胸.jtd』とか、『二人はまな板.jtd』とか……」 L「ほほぅ……」(ギラリ) 作「だから、変えたろ!『二人とも胸はゼロ.jtd』と!」 L「大してかわらんわ!」(どしぐしゃ!) 作「ちょっ、私が死んだら誰が続きを……」 L「あれ?続き書くの?」 作「いや、こう……書けたら書こうかなと。」 L「書くと決めた訳じゃないのね。なら、問題ないわね。」 L「さて、人間はどの位まな板が乗ると両面平らになるのか、試してみましょう。」 作「ぐぇぇぇぇ……」 L「いゃあ、人間て、しぶとい物ですね。マグロ解体用のまな板で、348枚となりました。」 L「これ以外の話も書く気になれば作者も勝手に復活するでしょう。」 平らになった何かを残して幕が引かれる。 終わり
原作がそうなのはわかってるけどさ 作者とキャラの対談って見てるほうが恥かしくなるわ
>>379 まったく同じことを考えていたが昔書いてたSSで似たようなこやってたようなうわああああああああ
何じゃコイツは? 投下予告もタイトルも元ネタも知らせずにすいてるからといきなり投下、 しかも大して面白くも無いわ! 本当は後書きネタやりたかっただけだろ?
これ、途中からじゃね?
小ネタなら途中からで良いんじゃね ナ−ガの話が読みたいよナ−ガ
グラの人面白かったぜ 俺TUEEEはスピード速いほうがいいな
ギトーがルイズの事を呼ぶなら、ルイズじゃなくて「ミスヴァリエール」じゃね?
リナが魔法使えるって事は、上級魔族's が来てる or スレイヤーズ世界と繋がってるって事ですね ・・・・ハルキゲニア終わったなw
リナも世界最強や伝説級の天才なんかじゃなくて国で上位500人に入るかどうかレベルの強さらしいからな 下手するとゼロ魔メイジよりその辺の村人の方が強い
>>388 原作者によるとスレイヤーズはLv99のパーティだからそれは言いすぎ
リナの贋物かってくらい似てないな。 もうちょっとキャラ掴んでから書いた方がいいと。
>>399 国の上位陣はレベル100より上なのだろう
たぶんリナの家族は全員そう
>>391 神滅斬は黒魔法。多分。
でもL様の魔法だけはどの世界でも使えるんじゃない?
以前にフォーチュンクエストの話は出たけど そういやイラストの人がわりと特殊な魔法使いの漫画描いてたな 珠色ファニードラゴンだったっけ?
グラビモス!グラビモス! お怒り状態の黒グラ様はマジで手が付けられんからなw 記すことすらはばかられるのもむしろ必然か。 テンポ良く読めて楽しかった、GJ!
魔血玉を装備しているリナなら、それを経由して四魔王と眷属の力を使えるんじゃないか?
グラビ乙ー こういうTUEEEEは歓迎だ! 称号を「閃光合体グラビモス」にするために狩りまくった記憶が……
>>387 ふむ、『風魔咆裂弾』『氷結弾』『烈閃槍』 は精霊魔法ですね
原作で明記されてないから判らないけど、魔族がいない世界で発動・・・するのかな?
リナ達がいた閉鎖領域外では、魔法って一般的じゃなかった様な気が。
ま、最初に「魔王の力を借りる黒魔術は使えなくなったけど、この世界は精霊の力が満ち溢れているから・・・」
風な説明があれば良い問題ですけど
>>393 『神滅斬』は黒魔法だけど、L様の力なので発動は無問題。
だけど、それは魔族が侵攻可能という意味でもある(世界同士、根っ子で繋がってる訳だから)
物理攻撃オンリー(に見える)ゼロ魔世界に魔族が現れたら、対処不能では?
あいつら精神生命体だから、殺しても復活するし、憑依もするし
>>396 それ経由で、「あ、新世界めっけ」ってなる可能性もあるんじゃね?
>>398 フィブリゾの言動から察するに、異世界を滅ぼすより、自分の世界を滅ぼす方が優先のような気がするけどね。
あと、タリスマンを持ってても、そのものを対価にしない限り使えないと思うんだが
ドラクエXをプレイしててふと思いついてしまったんだ。 結婚式真っ最中の花嫁を召喚してしまったら…どう対処するんだろうね、ルイズたちは。 それもどう見ても王族同士のロイヤルウェディングとかだったりしたら…。 問題は結婚式が行われている作品って何があるかちょっとわからないことかな。
グラビの人乙です。良き俺Tueeeでした。 そうだよなー、黒グラビは原種に比べてビーム連発する上に、 G級ならなぎ払いもするんだからレコンキスタと言えど分が悪過ぎるw
>>400 もちろん使い魔の儀式を優先するに決まってるだろ
神聖な儀式だからな
>>400 FSSとかすごい結婚式だったな
いや、王族どうこうより金ぴか人形がすごいんだが
>>404 アレは…凄いとか言うレベルを超越してる(w`
>>400 きっと誓いのキスをした後に契約のキスをするんだよ!
そのあとは嫁さんに凄い事されるだろうが(呪文的な意味で
>>404 ラキシスかー…呼んじゃうとミスター・エアヘッド殿下がなにしでかすかわかったもんじゃねーなw。
>>406 メラミとかザラキとか飛んでくるんですねわかります。
…いまプレイしてるデータだと結婚式の時点でグリンガムの鞭装備してるんだが、嫁w。
エアヘッドがエアベッドに見えて某エアベッドの研究者を召喚したかと思った 「…変質者…?そうか俺は…変質者なのか…」
わしのやってたDQ5では裏ワザでメンツに入れてたパパスがレオタードとか装備してたぞ なんでパパスって装備設定が女性なんだろう パパスはパパスの剣を装備できない
>>409 『皮の腰巻』を装備させるため…とか思ったんだがあれ別に女性用装備じゃない品ぁ。
あと、パパスの剣はもうちょっと特殊な能力があってもいいと思うんだ。
たまに二回攻撃になるとか。一番好きな武器だけにね。
でもSFC版ではルラフェンでそっこースネークソードに買い換えちゃったけど!
いまやってるDS版はチゾットでまどろみの剣買うまで意地になって使ったけどな。>パパスの剣
まあ、所詮はドラクソってことだ。
DQ5といえば、漆黒の瞳の人どうしちゃったんだろうな。ルイズとスミスの絡みとか けっこう面白かっただけに、契約して更新途絶してるのが悲しい。
二期のDVDのポスター見て 改めてデルフってでかいなって思った
>>396 無理、ほかの世界と繋がりやすくなってる空間ですら魔血玉そのものを使い捨てで使えたぐらい
ドラスレシリーズ >>>>>>>>>>>>>>>>>>> ドラクソシリーズ
夏だねぇ…
こんなに涼しいのに……寒いぐらいだ
まあ、堀井なんて崇めてる奴らじゃ、 本当のゲームの価値なんて理解できないんだろうな。
やはり女神転生だな
里見の謎
メガテンなんて単なるキャラゲーじゃん。 原作はそれなりだけどな。
で、ID:k608+jUtは何が好きなの。
別に当人が面白いと感じれば「本当のゲームの価値」なんて気にする事無いじゃん 手が込んでたら、グラフィックが上物なら、ストーリーが込んでたら ゲームの価値なんてそんなモンじゃないっしょ? テトリスやボンバーマン(初代)なんかそのどれにも当てはまらないけど あれらを上回るゲームって見た事無いし
ssて書くの難しいね、ネタは浮かぶのに文章がなりたたない
>>424 ID:k608+jUtはきっとゲーム版のゼロ魔が好きなんだよ
>428 それはひょっとしてギャグで(ry
サイト評 ルイズ・・・「ふつうにしたことがないです」 キュルケ・・「太平洋」 シエスタ・・「ふかふかだけど反応するときキュッと絞られるんですよ」 タバサ・・・「小学5年生くらい。イイ!(・∀・)」 アンアン・・「安定期までしちゃいけないって・・」
ペルソナ2の人どうしたんだろう・・・更新待ってます・・・ もちろん他のメガテン作品も
>>425 メガテンで原作が……とか言っている時点でどうみてもゆとりです本当に(ry
つか、メガテンの原作って何の事だろう。ホントにわからん。
女神転生は一巻のタイトルだとでも言いたいんだろうか。
メガンテ!
所さんの
謝る相手が違うような気がするが…
お前が出て行けば解決ちゃうんかと
香ばしいな。
あれ、ここって自分の好きなゲームを挙げるスレだっけ?
投下がない間は雑談スレだが、 それでもあまりにゼロ魔から離れた話題は避けるべき。
>>442 言っちゃナンだがお前さんの発言が状況をこんな
最悪の状態ににしたのだが
>>446 煽りも話題に乗っかってる内。
少なくともお前が言うな。
今日は涼しいから 牛スジとピーマンのカレーを作ってる。 牛スジのまろやかさと、ピーマンのスパイシーな香りが堪らないぞ。 自分でいうのも何だが、作る度に我が家のカレーが一番美味しいと思ってしまう。
マルトーさん、またえらくうまそうな賄い作ってますね
内臓食べたい
>>449 カレーの中に入れてもピーマンの香りって残るのか?
ま、それはそれとして
ゼロ魔のゲーム版を基にしたssって流石にまだないなw
クロスキャラを入れた上で現実世界の夢を見るってのはややこしくなりすぎるか?
>>452 少しややこしいが今までにもややこしいSSが登場したから大丈夫だと思うよ。
金持ちになれない奴の条件 1.自分が何を望んでいるのかわからず、説明もできない 2.「こうなりたい」「こうしたい」という強い目的意識が欠けている 3.現状に満足し、苦労するくらいなら貧乏のままでいいと思っている 4.夢想するだけで何もしない 5.働こうとはせず株などで儲けようとする 6.チャンスが現れても掴もうとしない 7.他人の批判や失敗を気にして結局行動を起こさない 8.明確な計画や行動予定を紙に書かないので、分析も反省もできない 9.動機づけをしないので熱意が弱く、その弱さが原因で怠け癖が出る 10.仕事を翌日に延ばす 11.最初の失敗で挫折する 12.問題を直視して解決しようとせず安易に妥協する
>>449 奇遇だな、うちもカレーだ
牛バラの300gのカタマリを切らずにブイヨンとショウガとコショウで下茹ですること2時間
あとは適当にアスパラとニンジンと玉葱とニンニクをぶち込んで煮込んで完成
カタマリでもここまで下茹ですると箸でも崩れる、お玉で切れる
こんにちは。第12話が出来ましたので、投下予約します。 5分後くらいに投下予定です。
支援準備
第12珠 〜メイドの危機・エピローグ編〜 モット伯の屋敷を後にした横島達は、一路魔法学院へと向かっていた。 魔法学院までは、馬を目一杯飛ばしても2時間はかかる道のりだ。 すでにかなり遅いこの時間、さすがに歩いて帰る気にはならなかった横島とシエスタは、一頭の馬に仲良く二人で乗っていた。 「そう言えばヨコシマさん。今だから聞いちゃいますけど、あの時はどうやって魔法を防いだんです?」 あの時とは、当然モットが水の魔法で横島を襲った時の事だ。 二人乗りにも慣れて余裕が出来たシエスタは、ようやく今日の出来事を思い返す事が出来たらしい。 だがしかし、横島の方はそれどころでは無かったのである。何故なら… (うわぁ… さっきも思ったけど、やっぱりシエスタちゃんのチチは、ええチチやぁ) 同じく余裕が出来た横島は、背中に感じるシエスタの胸を堪能する為に夢中だったからだ。 馬が揺れればチチも揺れる、馬の手綱を握っている横島は、シエスタのチチを握っているも同然であった。 そして、たまにわざと揺れが大きくなるように、雑な手綱捌きをしていたりもするのである。 「…そうですよね。あんな事が出来るだなんて、本当は誰にも知られない方がいいんですよね。 ごめんなさい、私、少し無神経でした。さっき見た事は忘れる事にしますね」 「ん? シエスタちゃん、何か言った?」 返事が無い横島の様子から、何か勘違いしたシエスタと、何か話しかけられている事にようやく気付いた横島。 「って、ヨコシマさん? もしかして全然聞いて無かったんですか!?」 「い、いやぁ。その、全然というか何と言うか」 「もぅ。今度はちゃんと聞いていてくださいね。さっきはどうやってあんな凄い魔法を防いだんです?」 「ああ、あの時の事? あれは文珠っていう… 物凄く簡単に言えば、好きな願いを叶えられるアイテムを持ってたから、それで何とかしたんだ」 願いを叶える。これほど人を魅了する言葉が他にどれほどあるだろうか。 ランプを擦れば三つの願いを叶えてくれる魔人が現れるという話。 魂と引き換えにあらゆる願いを叶えるという悪魔の話。 龍が封じられている珠を全て集める事に成功すれば、可能な限りで好きな願いを叶える事が出来るという話… 似たような伝説が探し出せばキリが無いほどあるのは、やはりそれだけ人を惹きつけてやまないからだ。 が、しかし。実際にあるような話ではないから伝説になるわけで。
「やっぱり、他の人に知られたらまずい事なんですね。でも、それならそうとはっきり言ってください。 いくら私が田舎の村娘だからって、そんな嘘みたいな話でごまかそうなんて、ひどいです」 シエスタは、横島の言う事を信じようとはせずに、頬を膨らませて抗議するのであった。 「あー、うん、あんまり言い触らされたら困るのは確かなんだけどさ、別に嘘ついてるわけじゃねーんだよな… うーん。どう言えばいいのか分からんけど、ほんとに本当なんだって。信じて!」 「そこまで言うなら… 私の故郷の村に、『竜の羽衣』っていうマジックアイテムがあるんですけど、それを飛ばせたら信じてあげてもいいですよ? 多分無理でしょうけど」 「竜の羽衣?」 「ええ、私のひいおじいちゃんが… って、そう言えばひいおじいちゃんもここにいるんですよね? もし本当にそうなら、ひいおじいちゃんに聞いた方が早いですよ。 だって、ひいおじいちゃんはそれに乗ってやって来たって言ってたそうですから」 そう、シエスタの目には見えないが、ここにはシエスタの曽祖父である佐々木武雄の幽霊もいるのだ。 それならば、と佐々木に話を聞いてみれば、今現在「竜の羽衣」と呼ばれているものは、かつて佐々木がハルケギニアにやってきた時に乗っていた「零式艦上戦闘機」、通称ゼロ戦の事であると言う。 第二次世界大戦中、ゼロ戦で戦闘哨戒を行っていた佐々木は、前方に突如現れた光り輝く鏡のような物に衝突してしまったのだ。 直後、激しい光に見舞われ、その光が収まったと思えば、そこはもう見ず知らずの場所だった、というわけだ。 レーダーも無線も役に立たず、地上には大きな砂漠が広がっていてどうしようも無くなり… 何とか見知った場所に出ようと飛び続けたが、とうとう燃料が無くなってしまい不時着をしたのである。 そここそがタルブの村、つまりシエスタの故郷の村だったというわけだ。 「ゼ、ゼロ戦かぁ… 俺、あんまり空を飛ぶ乗り物にはいい思い出無いんだよなぁ」 両目から涙を流しながらぼやく横島の脳裏に思い描かれるのは、一つだけでも飛行機に乗るのが嫌になるような出来事のオンパレードだ。 例えば、空飛ぶ箒(現代では失われて久しい、中世の高度なオカルト技術で作られた意志ある箒、ハルケギニア風に言うならば、インテリジェンス・ブルームである)に気に入られ、訳も分からず生身で音速突破させられた事。 またある時は、仕事で月へと行った帰りに、宇宙船を破壊されて墜落させられた事もある。 そしてアイドル俳優となった友人と飛行機に乗れば、その友人のストーカーと化した悪霊に飛行機が襲われる。 他にも色々、探せば出てくるのだが… 「ヨコシマさん、どうしたんです? ちょっと声に元気が無くなったような…?」 「あ、あははは。な、何でもないよ、何でも。 じゃあ、そのうちシエスタちゃんの村に行って、竜の羽衣を飛ばす、という事で… シエスタちゃんの村かー た、楽しみだなー」 女の子の故郷にプライベートで呼ばれるなんて、本当であれば嬉しい事のはずなのに… ゼロ戦の事が気になって、素直に喜べない横島であった。
さて、時は少し戻り、横島達がモット伯の屋敷へ向かったその頃のルイズ達。 ルイズと姉のエレオノールは、寮でのルイズの部屋へとやってきていた。 荷物を持ってきたメイドが扉を閉め、これからが正念場、と思ったルイズだったが、口を開いたのはエレオノールの方が先であった。 「ちびルイズ!」 びくんっ と震えるルイズ。 まだ何にも言っていないのだから、今おびえる理由などこれっぽっちもないのだけれども、このヴァリエール家の長姉から優しい言葉など滅多に聞いた覚えが無いルイズとしては、震えてしまうのも仕方がないのであった。 「ううん、もうおちびなんて呼べないわね。ルイズ、良くやったわ!」 が、しかし。次の瞬間、ルイズが体験したのはある意味では怪奇現象とでも言うべきものである。 部屋に来るまでは、確かにしかめっ面をしていたはずの姉が、満面の笑みとともに抱きしめてくるではないか。 「あ、姉さま? 一体どうしたんです?」 と言いながら、混乱するルイズ。 一体何でエレオノールにこんなに褒められるのか分からない、という事もそうだけれども、物心ついてから今日まで十年以上、こうやってエレオノールに抱きしめられた事など数えるほども無かったのだ。 まさかこの姉は、偽物なんじゃなかろうか? 「どうしたもこうしたも無いわよ。 貴方が送ってよこしたあの薬、あれをちゃんと秘薬にすれば、カトレアの病気もすぐに治せるわよ、きっと!」 「え、え? ど、どういう…」 「ああ、もう頭悪いわね! あなた、あれを水の秘薬だ、なんて書いてたけど… 秘薬っていうのはね、正しい使い方と正しい魔法と、二つ揃って初めて真価を発揮するものなのよ? それをあなた、よりにもよって『ただ飲んでください』だなんて。 まぁ、わたくしでさえ見たことが無い薬なんだから、貴方が知らないのも無理はないけれど…」 「そ、それは…」 「ただ飲んだだけであれだけの効果が出るんだから、わたくしが研究して、ちゃんと秘薬として使う事が出来るようにすれば、きっとカトレアの病気も治せるくらいの効果が出るはず。 だからわざわざ、忙しい中を休みにしてここまでやってきたのよ。 あんな秘薬を作り出せるなんて、あなた、本当に良い使い魔を召喚したわね」 抱きしめた腕を緩めて、今度は肩に手をおいてじっと見つめてくるエレオノール。 しかしルイズは、今まで姉にこのように褒められた事が無かったにも関わらず、素直に喜べなかったのである。 何故なら、横島の普段の姿を知っているルイズとしては、いくら「使える」使い魔だとしても、全然「良い」使い魔には思えないわけで… 「姉さま… その使い魔の事なんですけど…」 「人間を呼んだっていう話なら、カトレアから聞いたわよ。 全く、大事な事はカトレアにしか話さないところは、昔っから変わらないのね」 「だ、だって、ちいねえさまには隠し事してもすぐバレちゃうし… それに、姉さまに『人間の』使い魔なんて話をしたら、解剖されちゃうかもって…」 言ってから、「しまった」と思ったルイズだったが、後の祭りである。 エレオノールのルイズを見る目が、徐々に吊り上がって行く。 「お・ち・び〜 あなた、わたくしを一体何だと思ってるわけ?」 「い、いだい、ほっぺ、あい、いだだだ… ず、ずいばぜん〜〜 あでざばずいばぜん〜〜」 ルイズの頬を両手で思いっきり掴んで、ぎゅっと引っ張ったり戻したりするエレオノールに、半泣きになりながら謝るルイズ。 (さっきは「もうおちびなんて呼べない」って言ってたに〜) と思うも、先ほどと比べれば、こっちの方がよっぽどルイズのよく知る姉である。 そういう意味で、少し安心している自分がいるのを感じて、ルイズはまたまた複雑な気分になるのである。 「まぁ、今日のわたくしは気分が良いので、これくらいで勘弁してあげるわ。 それで、一応聞いておくけど… さっきの従者っぽい男があなたの使い魔、であってるわよね?」 「あ、はい。姉さま、そうですけど… って、え? ど、どうして分かったんです?」
チチ支援
一通りルイズにお仕置きを加えた後、満足した彼女は話を元に戻す。 そして、赤くなった頬を手でさすりながら答えるルイズ。 「どうしてって… あなた、先ほど彼の事を名前で呼んでいたわよね。 ヨコシマ、と言ったかしら、少なくともトリステインじゃ聞かない名前で、違和感があったもの。 でも異国から召喚された使い魔、と考えれば、聞き覚えが無い名前でも納得できるわ。 それに大体、ただの学院勤務の使用人なら、わざわざ名前で呼んだりはしないでしょ」 先ほどのほんのわずかなやり取りで分かってしまったエレオノールに、「さすが姉さま」と感心するルイズである。 が、しかし。ルイズはこの後すぐに、感心した事を後悔することになるのである。 「さてルイズ。そうなると、あれは一体どういう事なのかを説明してもらうわよ。 まさか、カトレアみたいにペットを飼っている、というわけでは無いわよね?」 彼女が言っているのは部屋の隅に敷いてある藁束、つまり横島の寝床である。 「あ、あれは、あいつが『毛布一枚で寝るなんて嫌だ』とうるさいから、仕方無かったんです。本当は、私も部屋の中に藁束をいれるのなんて嫌だったんです!」 横島の寝床についてやり取りした時の事を思い出してそう答えたルイズであるのだが、その答えを聞いたエレオノールは、呆れる一方であった。 「…あのねぇ。そういう事を言っているんじゃないわ。 よい事、ルイズ? あなたは、ラ・ヴァリエール家の娘であり、すでに婚約者もいる身なのですよ? それなのに、別の男と同じ部屋で寝泊りするなんて、例えそれがあなたの使い魔でも言語道断よ」 「で、でも、姉さま、あいつは使い魔で、使い魔の寝床は、専用の厩舎かメイジの自室って決まってるし…」 「どうせ使用人の部屋くらい余ってるでしょうから、ちょっと言ってそこを寝床にさせれば良かったでしょう。 それとも、ここの教師に禁止でもされたわけ?」 「べ、別にそういうわけじゃ… そ、それはともかく、あいつ全然使い魔の自覚ないから、側においてよく見張っておかないと、何をしでかすかも心配で…」 エレオノールが言った事は、よくよく考えれば正論そのものである。 しかしルイズは、横島を自室においておく事の正当性を、しどろもどろになりながらも訴えようとしたのである。 さすがに少し考えるそぶりを見せたエレオノールは、部屋に入ってきたときの笑みが幻だったかのように、厳しい表情でルイズを見るのであった。 「ルイズ。あなた、まだ何か話していない事があるでしょう。 使い魔の世話やしつけをするのも確かにメイジの義務かもしれないけど、それだけじゃ使い魔とは言え、人間の男を同じ部屋に寝泊りさせる理由にはならないわ。 わたくしを納得させられるだけの理由が無いならば、今からでも使用人の部屋を一つ借りる手続きをさせなさい」 ここまで言われれば、いくら何でもありえない事を言っている事に気付くはず、と思うエレオノールであるのだったが、それに対してルイズは、少し目尻に涙を溜めはじめながら反論するという、思わぬ反応を見せたのだった。 「だ、だって… 使い魔なのに、使用人の部屋なんかに泊まらせたら、まるで使い魔じゃないみたいだし… それにあいつ、あんまり放っておくと、勝手に使い魔やめてどこかに行っちゃいそうで…」 そう、ルイズにとって横島は、今のところ唯一の「自分がメイジである」と胸をはって言える根拠である。 がしかし、感覚の共有は未だに出来ない上に、横島は横島で使い魔の自覚があんまり無いように見えるのだ。 自分の目の届くところに置いておかなければ、いつかどこかに消えていってしまうのではないか、自分がメイジである根拠も一緒に消えてしまうのではないか、と心配であったのだ。 逆に言えば、本当にただそれだけの理由で一緒の部屋に寝泊りしているだけであり、ぶっちゃけると、婚約者に聞かれて困るとか、そんな事はまるっきり考えなかったわけで、そして今でもそう思っているのである。 まぁ横島が使い魔としてもう少し自覚を持つのであれば、他のメイジと同じくらいには、使い魔として親しみを持ってもいいかな、とも思ってはいるのだが。
「…使い魔が勝手にやめる事を心配しないといけないだなんて一体どういうこと? あなただって、メイジと使い魔がその関係を終えるのは、どちらかが死ぬ時だけだって事くらい知ってるでしょう。 それは使い魔の素行が悪いくらいじゃ覆しようが無い事なのよ?」 「そ、それは…」 「それは?」 「じ、実は… あいつ、使い魔のはずなのに、全然知覚の共有なんて出来ないし、意志の伝達も出来ないし… それにあいつは姉さまもびっくりするような力を持ってるし、私みたいな魔法も上手く使えないメイジじゃ、ちゃんとした契約にならなかったんじゃ、とか…」 もう一つ加えれば、そこに「伝説の使い魔・ガンダールヴ」が重なり倍率ドン! なわけだが、さすがにそれは言わずに我慢したルイズである。 そして、何か言いたそうにしているのを我慢しているルイズを見たエレオノールは、何が言いたいのかを思い浮かべる。 「…確かに『メイジの実力をはかるには使い魔を見ろ』とは良く言われるわね。 それであなたは、自分にふさわしい使い魔じゃないかもしれないから心配になってるわけ、と。 そして… 知覚の共有や意志の伝達が出来ないのは確かに問題ね。 離れた場所にいたら必要な時に呼び出せないし、使い魔が何をしているのかが分からないなんて、メイジとしてはあまり良くない事だけど…」 そう言ってみたエレオノールは、頭を抱えたくなってきた。 長年の願いであったカトレアの治療に、ひょんなところから光明が差してきたと喜んで来てみれば、その光の差出元も、負けず劣らず大問題を抱えていたのであるから仕方が無い。 「とりあえず大体は分かったわ。 ただ、ルイズ。そんな事を言っていられるのは魔法学院にいる間くらいだって事だけは肝に銘じておきなさい? 今のところは、このままでも仕方が無いのでしょうけど」 「はい…」 「ところでルイズ。 追い討ちをかけるわけじゃ無いけどね、あなたの使い魔、仕事を忘れてるように思えるのだけど? もう夕食が運ばれてきてもおかしくない時間よね?」 「あ、あれ? そ、そう言えば… あ、あのバカ、もしかしてまた…!? あ、姉さますみません、今すぐ準備させます!」 対処に困り半ば強引に話を変えたエレオノールであるが、彼女の言うとおり、夕食の時間がとっくに過ぎているのも事実である。 ルイズは急ぎ食事の確認をとりに厨房へと駆け出すのであった。
これにて今回の投下は終了です。 支援ありがとうございました。
投下乙です 今回のルイズの心情を読んで、ひょっとしたら本編の方も似たような事 (傍に置いておかないと逃げられるかもしれない)考えてたのかなと思った俺
横島はやっぱりエロいな そういや零戦にレーダーなんてあったっけ?
あ。 てっきりあるものだとばっかり思ってましたが、言われてちょっと検索してみたところ、「機載型レーダーについては、夜戦型であっても未搭載だった」ようです。 えーと、レーダーのくだりは無視してください(汗
>>466 逆探ならあるかもしれん。途中から戦闘機にも積み出したはずだから。
日本はレーダーは作れなかったが、逆探を作って「見つかったら見つけ返す」ようにした。
ただ、一部の腕と目に覚えのあるパイロットは「機体が重くなる」といって外したそうだけど。
文殊のかた、乙です! 普通に考えたら、年頃の男女が同じ部屋で寝泊りしてるってのは問題ですね それが貴族の令嬢と素性の不確かな平民とくればなおさらに
「身分違いの者と同じ場所で過ごす」ことは問題だけど、 「年頃の男女云々」はこの場合問題にならないよ。 貴族と平民はそもそも同じ生き物だと認識されない。
さすがにそれはないわ。
472 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/23(土) 18:34:43 ID:WHNPmyCu
ハッキリ言うけど、零戦に無線はあってもレーダーはないよ。 一部の夜戦型戦闘機や対潜爆撃機には積まれていたけど。 逆探は実際にはある程度の慣れや習熟が必要で、あまり実用的ではなかったって話がある。
ゴメン、sage忘れた
>470 ルイズ視点:平民は人間ではない? 横島視点:重要なのは美少女または美女であることのみ。 ……ごく普通に貞操の危機だけど、本気で嫌がれば横島は手を出さないような気がするんですよね。
王族:始祖ブリミルの末裔、現人神 貴族:マギ族の末裔、魔法使い、高等な人類 平民:魔法が使えない下等な人類、野蛮人の末裔? 亜人:異種の生物、怪物 使い魔:上等な家畜 実際、カースト制度のあるインドでは「異なるカーストのヒトは異生物」という感覚らしい 不可触民を車で轢いても、触ったら穢れるから放置されたりする まあ善行積んで輪廻転生すれば上位のカーストにいけるかもわからんが
カーストっつーか、要は人種が違うんだけどね。 人種差別そのものなんだけど、まあ、言及できない。
インドの話な。
478 :
ナイトメイジ :2008/08/23(土) 18:45:48 ID:3xNv2JY5
50分から投下させてください
JGCに行きたいな支援
しえん
481 :
ナイトメイジ :2008/08/23(土) 18:53:07 ID:3xNv2JY5
帆を失ったマリー・ガラント号は急速に速度を落とし、やがて風の向くままにゆったり進むだけになってしまう。 そうなればもう空賊船から逃げる術はない。 おまけに空賊船に据え付けられた大砲に加え船縁にずらりと並んだ空賊たちが銃でマリー・ガラント号を狙っている。 船員達には抵抗する術もなく、あとは空賊の気まぐれにすがるしかない。 鍵のついたロープが空賊船とマリー・ガラント号は繋ぎ、そのロープを伝って数十人もの空賊たちが乗り込んできた。 マリー・ガラント号の乗員たちはただ震えてその命令に従うだけである。 その中にあって微塵も不安を見せない二人がいた。 ワルドとベルがそれである。 「ねえ、あの空賊たちを見てどう思う?」 「そうだな……」 ワルドは剣や銃を手に甲板を歩き回る空賊たちにざっと見渡し、次いで空賊船の甲板に並んでいる空賊たちをこれまたざっと見渡した。 「やけに統制がとれているな。船員たちの扱いもならず者の空賊と言うよりも軍に近い。それにあそこに並んで銃を構える空賊たちを見たまえ。実に扱いに慣れている」 「それから?」 「たぶん彼らは軍人崩れだね。しかも空賊に身を落としたのはつい最近だ。アルビオンでの戦況を考えるに元王党派といったところだろうね」 「やっぱり、そう思うわよね」 ベルは組んだ腕をそのままに空賊たちを面白そうに見ていた。 少なくとも仮面の男を見るよりもずっそれを楽しんでいた。 ルイズはアンリエッタの手を握り、空賊の中でもひときわ派手な格好をした男が近づいてくるのを見ていた。 どうやらその男が空賊の頭らしい。 頭はマリーガラント号の船員達を値踏みするように一人一人をじっくり見ていく。 剣を突きつけて脅すのも忘れない。 もうすぐルイズ達の番になる。 どうすればいいか。 ルイズが不安でいっぱいになりそうな頭でどうにか考えてみたが、何かいい方法が浮かぶはずもない。 どうにか出た答えは貴族の誇りを捨て去りあんな下賤の者、そしてアンリエッタには無様な姿を見せるすようなまねはしてはならない、ということだけだった。 「ねえ、ルイズ。今の状況を解決するいい考えがあるんだけど」 だからベルのその言葉はルイズにとっては池で溺れたときに投げられた1本のロープのようにも感じられた。 「どんな考え?」 「それはね……」 ベルはルイズの耳元でその考えというのを囁くが、それはルイズが期待したようなものではなかった。 どっちかというとロープが糸、しかも蜘蛛の糸になったような気がする。 「ちょっと、それ本気?からかってない?」 「もちろん本気」 即答である。 が、ベルの目は笑っている。 「何となく信用ならないのよね」 「ひどいわね。この任務では使い魔らしい事をしているつもりよ。姫様を連れ出したでしょ、桟橋の時には不審な男を追い払ったし」 「そうなんだけど……」 それが何かの壮大な前振りのような気もして嫌な予感もひしひしとする。 「じゃあ、ルイズは他にいい考えがある?」 「……ない」 「じゃあ、やってごらんなさい。それに、あの空賊が普通じゃないのはあなたの婚約者のお墨付きよ」 「ほ、本当に?」 それなら話は別だ。 ベルなんかとは段違いに信用できる。 「間違ってたら助けてあげるわ。そうね……この命に代えても」 「当然よ!」 ルイズは大きく深呼吸をして、これから来る大きな困難に備えた。
482 :
ナイトメイジ :2008/08/23(土) 18:54:16 ID:3xNv2JY5
これからすることを考えると心臓の高鳴りが止まらない。 落ち着こうとすればするほどどきどきという音が耳に響いてくる。 空賊の頭がルイズ達の前に来たのはそんな時だ。 「魔法で船を速くしたのはお前らってわけか。無駄だったがな」 ルイズはベルに言われたことをしようとしたができなかった。 ぼさぼさの髪に無精髭だらけの顔が無遠慮に近寄ってきたとき、言おうとした言葉が全部喉の奥に引っ込んでしまう。 「ほう、メイドまで連れてきてやがる。しかも上玉ときたもんだ。おまえ、こんな情けない貴族どもに使えるのはやめて俺の船で皿洗いでもやらねえか?」 空賊の頭が下卑た笑い声を上げてアンリエッタのあごに手をかけ、さらになめ回すような視線で彼女の顔を見る。 アンリエッタは空賊の頭を睨みつけていたが、平気だったわけではない。 アンリエッタも不安だったのだ。 それが彼女の手をずっと握っていたルイズにもはっきりと伝わった時、ルイズの心臓はさらに高鳴り血を頭まで上らせた。 「下郎!その汚い手を今すぐ離しなさい!!」 アンリエッタのあごを持つ海賊の頭の手が止まる。 マリー・ガラント号の甲板に一瞬だけ沈黙ができた。 「こいつは驚いた。下郎ときたもんだ」 海賊の頭が大声で笑い出す。 空賊達もそれに合わせて笑い出したが、今のルイズにはそんなものお構いなしだ。 「あんた、そのお方を誰だか心得ているんでしょうね」 「だれって、ただのメイドじゃねえか」 ルイズはあきれ果てた自分をことさら大きくアピールして、肩をすくめ首を横に大きく振る。 これもベルに言われたことだ。 「それがわからないあんたにもう用はないわ。上の人間を呼んできなさい」 「なに言ってやがる。俺が頭だ。おれ以上の人間はいねえ!」 男はがなり立てるが、その表情はわずかに引き締まった。 ただし、それがわかったのはベルとワルドぐらいだったが。 「そのお方が誰かもわからない下っ端が一番上なわけないと言っているのよ」 「なにぃ?」 今度は男がはっきりとうろたえる。 こうなったらルイズの口はもう止まらない。 止めたら何かに潰されてしまう。 その思いがルイズの口をさらに加速させた。 「今なら無礼を許すと言っているのよ、アルビオン王立空軍の艦長!」 「なに言ってやがル!それにその女は何だって言うんだよ!」 空賊船の船内に続く扉の向こうには青年がいた。 拿捕した船の制圧に思いの外時間がかかっている。 彼は船長には全幅の信頼を置いていたが、何事もにも不測の事態はあり得る。 それを確かめるためにここに来た青年は耳を澄ませた。 外からの声が青年の耳に届く。 かなり若い女性の声だ。 そんなことより、その内容に青年は自分の立場を忘れた。
483 :
ナイトメイジ :2008/08/23(土) 18:57:10 ID:3xNv2JY5
「このお方こそトリステイン王国第一王位継承者アンリエッタ・ド・トリステイン王女、その人よ!」 空賊の頭はまず、大口を開けて呆然とした。 次に口を締め、それから顔をしかめる。 そのあとは手で顔を覆い、さらにはその手で顔をごしごし擦った。 そして顔をにやりとゆがめ再び大声で笑い出そうとしたが、その前に空賊船から叫ぶ声がした。 「アンリエッタだって!」 その声を聞いたアンリエッタの震えは止まる。 突如空賊船の甲板に現れた青年に向けた視線を釘付けにし、涙を一筋流したあと、ルイズの手を離して空賊船に向かって走り出した。 「その声、ウェールズ様」 そのあと起こった事態には誰もが目を見張った。 走り出したアンリエッタはルイズの制止も聞かず船縁に足をかけ、空賊船に向かってダイブを敢行したのだ。 出すのももどかしいとばかりに魔法を使うための杖すらもその手に持たずに、だ。 「あーーーっ」 空賊、船員区別無く誰もが叫ぶ。 ワルドですら杖を抜こうとした手が一瞬鈍ったほどだ。 「アンリエッタ!」 いち早く動いたのはウェールズと呼ばれた青年の杖だ。 彼の呪文と杖は風を呼び、アンリエッタの体をふわりと持ち上げる。 そしてアンリエッタはウェールズの広げた手の中に、文字通り飛び込んでいった。 「ウェールズ様、ウェールズ様、やっとお会いできました」 胸の中で泣くアンリエッタの肩にウェールズはためらいながらを手を置いた。 「アンリエッタ……なぜここに?こんなところに?」 「ウェールズ様にお会いするため、ただそれだけのためにです」 ウェールズは手に力を込め、今度はしっかりとアンリエッタを抱きしめた。 「あのお姫様、思ってたよりずっと思い切ったことするわね」 「今思い返したら、昔からかなりすごいことしてたと思う」 「まあ、離ればなれになっていた二人。しかも、片方は戦地で命を散らそうとしてたんだ。ここは大目にようじゃないか」 「本気でそう思ってる?」 「……いや、かなり怖かった」 *********************************** 今回はここまでです ベル様がいい気になるターンです ところで、さいの河原って知ってますよね
複式阿羅漢キャノン支援
ベル様の命ってなんか安い気がする乙 つーかこわいよ! こわいよアンアン!
まあベル様の命は10の81乗個ほどあるし、 一つぐらいなくなっても特に問題はない
ナイトメイジのかた、乙でした。 このアン様の暴走っぷりは他のSSと比較してもかなり上位だと思う。トリステインの滅亡は近いのかもしれない……
>>486 >まあベル様の命は10の81乗個ほどあるし
無量大数より多いのか……つうか、「観測可能な宇宙にある原子の数」ぐらいあるんだが。
ハルケギニア全人類をアクメツしてもびくともせんな。
>>488 映し身に注ぐ力の量を調節することで、どんだけ数を作れるか変わるからな
ベル様は力押しじゃなくて策略に凝って陰謀を進めるタイプなのでそういうことになると
大体飛車角香桂銀金歩落としくらい以上に手を抜いてる感じ
それって王将以外なくね?
エリア88の風間真を召喚。戦場の生き残り方と悲惨さをよく知り サキという気高い貴族の姿も見ているため、ルイズ達をうまく成長させてくれそう。 戦闘機を手に入れる前でもゲリラ戦の経験があるので十分戦える。 ジョセフ王の元にはミョズニトニルン神崎悟が待ち構えている。
酔いつぶれたところで契約するのか
新旧おとうさん対決、考えたけどどっちも理不尽で文章化できない。 カールビンソンの『おとうさん』と、あずまんが大王の『おとうさん』なんて無理だよ……
>>493 せっかくだから単身赴任のサラリーマンなおとうさんも混ぜようか
びんかんサラリーマンと申したか
おとーさんならハクオロさんも外せないだろ
>>475 お前はとりあえず原作百回読み直してこい
そうすれば間違っても「使い魔:上等な家畜」なんて言えなくなるから
>>494 娘が心配で心配で、好青年な彼氏をフォークで刺したり釘で十字架に打ち付けたりするお父さんも混ぜてみようか
FFT獅子戦争からデスナイト(笑)のアルガス呼んだらいろいろ酷いな
>>499 「心配」でググると関連検索の3つめくらいに出てくる
グラビに続いてまた何か呼び出してtueeさせようと思ったわけだけれど どれにするかいまいち決まらんぜよ…… シェンガレオンでちょっと書いてみたのだけれど、でかすぎてどうにも扱いに困ってしまう アカムトルムかエピナスあたりにしてみようか
>>502 とりあえず契約のキスが出来る奴な。
……アカムって体のところどころ赤熱してなかった?
意外にコブラが召喚されてないな。 サイコガンが強すぎるからかな。
>>503 ドラゴンを呼び出して燃え上がるルイズのテンションなら赤熱化してても……
誰か水メイジよんでー!
>>504 あの人ハードボイルド過ぎて俺には扱えそうにないぜ……
コルラさんカッコいいよコブラさん
>>504 あのかっこよさを再現する自信がないやつは手を出せないしな。
無限のフロンティアのハーケン・ブロウニング …駄目だ、あの軽妙なトークを再現できる自信が全くない。
もしもルイズがトップギアスタッフとハイラックスを召還してしまったら・・・ 明らかに一発ネタだな
ランスシリーズからガンジー呼ぶと、何故か漏れなくスケさんとカクさんもついてきそうだ。 最初いなくても、何故かいつの間にかいる。
>>502 ケンシロウやラオウってtueeeeee!しても許される空気持ってるような気がしませんか?
>508 むしろ乳牛姫呼んだ方が……駄目だな、あまりの格差に「絶望した!」と叫ぶルイズしか思いつかん。
>>511 残念ながら北斗はあまり読んだことが……
かなり昔に一度ぐらいは読んだ気がするのだけれど、設定も良く知らず書くのはちょっと
>>511 一発ネタだが、鉄仮面にボウガンの人呼んで
「アンタ誰?」に対して
「俺の名を言ってみろ!」で返すのどうだろう?
>>509 ヒュンダイアクシデント…もといアクセントの方がよくね?w
>>514 桃色髪の少女に向かって胸をはだける大男ですね、わかります。
>>504 そうだよな〜。まあ不死身で無敵だし良いんじゃないかな
早く召喚されないかね?
カトレアさんに刹活孔・・・ いや、なんでもない・・・
>>512 テファに召喚させた方がいいかもしれない
胸的な意味でも中の人的な意味でも
トキ(偽)「この実験が成功すればおまえ(ルイズ)のバストは倍になる!」 ルイズ「ほ、本当でしょうね!」 トキ(偽)「んん〜? 違ったかな〜? 変わらない」 学生A「ゼロに何を掛けてもゼロってことね」
>>511 それだとワルドが雇った傭兵が半裸のモヒカン野郎になってるような……
マテリアル・パズルのTAPを召還したら… アクア→ルイズとキャラがかぶる ティトォ→肉弾戦ができる奴がいないと肉体強化の魔法が活かせない プリセラ→カトレア姉様のポジションを奪う恐れあり あと、シェフィールドがアダラパタになる事は外せないな
>>516 自分で書いといてなんだが
シエスタがボウガン持ったアイリ(妹)と、
コルベール先生が逃げ回って殺される村人の爺さんと重なった
ルイズを掴みあげるジャギを止めようとして
あっけなくボウガンで打ち抜かれるコルベール先生・・・・・・
ギーシュとの決闘中に「私も戦います!」と
ボウガンを持って乱入、ギーシュを撃ち殺すシエスタ・・・・・・
うんダメだ、まとめきれる自信が無い
お父さんキャラなら一見、平凡な眼鏡をかけたサラリーマンだがその正体は最強の実践古武術流派の14代目当主がいるじゃないか
>>511 tueeeを勘違いして無いか
強さの描写間違えてるからtueeeであって強い奴が強いのは普通だ
問題は何も無い
ジャギが決定的に捻じ曲がったのはケンシロウによる部分が大きいから 北斗神拳においては比する者がいなくなった状況なら幾分マシな性格になるかもしれん 元々粗暴で上にへつらい下に厳しいダメなやつではあるけどな
ベル様乙! しかしアンアンアルビオン潜入行に同行って少ないなあ え、17の人?あ、ああ、あれは……
>>522 つまりシャルルを殺したのはアダラパタですねわかります
個人的にはパイナップルフラッシュのドルチルが楽しそうだなあ
おいィ?そろそろ誰かがブロントさんが召喚される話をカカッと書いてもいいのは確定的に明らか
>>512 神夜「胸には牛乳がいいですよ♪」
ルイズ(…牛乳、か)
モンモランシー(…牛乳、か)
タバサ(…牛乳、か)
…疲れてんのかな、俺…
神夜が夜神に見えた
>>530 しかし、それは都市伝説だった!
打ちしがれる面々。
>>530 ルイズとカトレアを見たタバサ。
タ「(ペタペタ)吸収…吸収か…」
キ「それ、キャラ違うから。」
>>鎧竜 グラビの餌って鉱石じゃなかったっけ? 普通の肉も食べられるの?
>>502 ヤマツカミを召還するんだ
背中からレア素材剥ぎ取れてウマー
>>534 どこから調達すべきか分からなかったんだ……
近くの山が鉱石に富んだ地形だったとかも考えたんだが、山を丸かじりにするのはちょっとまずいかなと
買い集めるとなると維持費が高すぎて、ヴァリエール家すら破産しかねないと思って
その辺はご都合主義という事でお願いします
>>536 大変申し上げにくいのですが、ヤマツカミは見た目が俺のソウルを揺さぶらないのです
現在アカムトルムを今書いてますが、滑り出しはなかなか順調な感じです
うまく文章が紡げてる時って楽しいですよね
>>502 ラオシャンロンとか
比喩じゃなくて歩く天災
>>538 また口が火傷しそうだなw
ところでキリンってハルケギニア的にはユニコーンに分類されるのか?
ヤマツカミがヤソマガツに見えた・・・ ルイズに超力超神の加護がつくのか
>>535 はい、守りの静虎ことOTONです
できた人間だけに良き理解者としてルイズを導いてくれるかと
>>541 ポン刀一本で戦艦をバラす人がウエストウッドで大学芋を食べるために芋の栽培から始めてるところを想像した
>>542 ありゃ、俺はてっきりARMSの静かなる狼かと思ってしまった。すまん。
お父さんキャラなら背中に鬼の顔が付いてる人が良いな。
お父さんキャラなら忍者パパを呼んだらどう? 「貴様には愛がない!」と言って悪人をばったばったと切り倒し、死人ウェールズに付いて行こうとするアンアンを「愚かなり、愛!」とか行って見逃す。
>>534 >>538 肉も食うよ
MH大全に溶岩に浸かってグラビームエネルギーチャージして
沼地まで狩に行くこともあると書いてあったから
厨房に乗り込んで勝手にマルトーをクビにするお父さんとか。
>>548 それ見たいw
桑の実とか言っちゃうんだよね
____/ 誰 作 こ /:::::::::::::i:lil::ッ だ .っ の バッ |:::::| \ /レ! あ た あ ─┐彳V 辷ソ 辷V っ の ら 「「7 .|::| /rニニニl` |) !!は い /_|::ト,, Lllllllllイ_」て を 〃x爻l | ー /爻xY⌒Y⌒Y⌒ ____ /テ√:::::::::::::i:lil::ッ 〃 | /:::::| ⌒ ⌒レ _ あ・・・ . / /彳V 辷ソ 辷V ´ / / .|::| ///r====「 っ オレだった・・・! /_|::ト,,  ̄ ̄ ̄」 〃x爻l | ー /爻xヽ
でも日本だって悪いんですよ。
北斗の拳からの召喚で一番しちゃいけないのはユリアだと思う。 ユリアを召喚すると主な男性陣がユリア狙いに。 ルイズらヒロインオワタ\(^o^)/
だめだ、ユリアと聞くとユリア樹脂しか思い浮かばない
>>554 そしてルイズはヒロインとしての本来の意味としてのヒロインとなる。
ヒロイン=正義の味方の女性
「ほあぁたぁぁぁあ!」 とか言いながら突きを繰り出すルイズを想像した
キャプテン・トリステインの格好をしたマッシヴなルイズが大暴れですね?
タバサが眼鏡を外すとビームがでるんですね
>>553 >>552 は美味しんぼの決め台詞だろ
「ハルケ世界の貴族至上主義はけしからん」「でも日本だって悪いんですよ」
「トリスティンの宮廷は腐敗している」「でも一番悪いのは日本人なんですけどね」
「アンアン無能すぎ」「それも元を正せば日本のせいなんですよ」
完全にハゲて車椅子生活を余儀なくされたコルベールですね
銀色の鎧兜に身を包んだシエスタ・ハラダですね
そういやキャプテンアメリカって死んだんだよなあ 今は二代目が活躍してるらしいが
>>528 ドルチルは心の震えの大きさによって強さが変わるガンダールブと相性は抜群だと思う
パイナップルフラッシュもそういう魔法だし
テンションが上限知らず、下限知らずだし
>>560 十年ぐらい読んでないけど、美味しんぼってそんな話だったか?
そのうちレコンキスタがしたことが日本のしたことになってる
>>565 原作者が宗教じみてきたというか自分の思想を漫画に押し出してきたというか
>>564 ドルチルってテンション下がっても何かできたよね
心震えんでも強そうだ
>>565 Masterキートンの絶版原因をぐぐれば、美味しんぼ原作者がどんな人かわかるよ
>>569 それを知ってから俺のカリー株はストップ安だぜHAHAHA
しかもカリーの野郎、日本に住んでないのに日本をこき下ろしてるからなぁ
>>568 ドルチルのマテリアルパズル・パイナップルフラッシュはテンションに連動して熱を操る魔法
普段でも「テンション上がって来たぜー!」の掛け声でやかんのお湯は沸かせる。
逆に極限までテンション下がると今度は大気を冷やす「マジ凹み」が発動する
バカだし技の名前は間抜けだし(これは相方の責任)バカだし見た目に反して非力だしバカだが条件が揃った状態での真正面から火力勝負やらせると作中屈指に恐ろしい使い手。
あ、あとなんか機敏に空を飛ぶ。
>>568 ドルチに見えてしまった。
姉妹スレだが。
海腹雄山か山岡士郎が召喚されましたって考えてみたけど 「このシチューを作ったのは誰だぁッ!?」 って厨房でマルトーと喧嘩するシーンくらいしか見せ場がないな
F91から鉄仮面とかってスレチかね?
海原雄山は、ハルゲニアで十分やっていけるんじゃないか? 美の巨人としてハルゲニア史に名を刻みそうだ。
>>574 どう見ても対ワルドやられフラグ立ってるだろw
「質量…いや、実体をもった残像だと!?」
*でもルイズは忘れ去られた っていう注釈がつきそうだけどね いや、以外に料理人になるか?
むしろ味皇の方が伝説作るだろ。 料理を食って海を割ったり、宇宙を飛んだり、巨大化したりするんだぞw
まあカリーはしょうがねえよ 学生運動時代の人だし そうだ!カリー召喚しねえ?必殺のレバーパンチでギーシュぐらい倒すかもよ
実在人物はアカンちゅうてんのに じゃあ原作やった「男組」の流全次郎か、「野望の王国」の橘征五郎&片岡仁を召喚 ロボットものなら「UFO戦士ダイアポロン」もあるぜよ
まあネタ的にはカリーの旦那より小池せンせのキャラの方が楽しそうではある なぜエレクチオンしないのよーッ!!って感じで
つーか、デルフデカすぎだろw 2メータくらいあんじゃねーのかコレww
>>584 つまり非常にでかい人かATが持つと丁度いいと
>>571 確かに条件が揃えば強い。
だが、その為にはルイズが…
ハクオロさん戻ってきて〜
『銃GUNNM夢〜Last Order〜』からガリィ召喚。 ・・・誰か書いてくんねぇかなぁ・・・ 俺? いや無理無理w 俺の文章力なんて、小学校の作文レベルだよw
589 :
子守唄 :2008/08/24(日) 09:57:04 ID:O6BLVJIy
>>587 了解。投下します。
途中から密度が薄くなってるけど堪忍!
ラ・ロシェール近くの岩陰にシルフィードを下ろしたタバサとキュルケは、 フードつきのマントで顔を隠して街に入りると、女神の杵という宿を取った。 タバサは桟橋へ行き、船の予定を聞いてくると、街の中を探索する。 そしてとある酒場で傭兵達の不審な動きをしていると気づくと、 タバサはシルフィードの所に戻り、そこにはキュルケが待ち構えていて、 タバサが何をしようとしているのか知らないのに、協力すると言い出した。 それがタバサには嬉しい。 第15話 月夜を乱す者 本来なら馬で二日はかかる距離だが、馬を何度も変えて飛ばしたため、 夜にはもうハクオロ達はラ・ロシェール近くの岩場まで到達していた。 そのおかげでハクオロもギーシュもすっかり疲労困憊だ。 ちなみにルイズとワルドはグリフォンで優雅に飛んできたため、疲労の色は無い。 峡谷にある街を視認できるようになって、ハクオロはホッと一息ついたが、 前方の崖の上で煙が上がっている事に気づいて表情を引き締めた。 「何だ、あの煙は」 四人が急いで現場に駆けつけると、崖の上からキュルケが手を振ってきた。 何でここに。 「何か盗賊みたいなのが待ち伏せしてたから退治しといて上げたわよ」 とキュルケが己の活躍を誇示している後ろで、 タバサは盗賊達がルイズ達を狙っていた事を聞き出していた。 そしてそうするよう依頼してきたのは……。 「ハクオロ。自殺したいなら、飛び降りた方が早いわよ?」 「傭兵を雇ったのは私ではない。というか、共通点は白い仮面しかないじゃないか」 女神の杵にて晩餐を取るルイズ一行とタバサ一行。 そこでタバサから、なぜここにいるのかという事情を聞かされた。 ラ・ロシェールに遊びに来た二人は、傭兵が貴族を襲おうとしている話を偶然入手し、 成敗しに行ったらルイズ達が偶然来て驚いたのなんの。と胡散臭い説明だ。 そして傭兵達から、あの道を通る貴族を襲うよう命令されたという情報を聞き出した。 雇い主はフードで顔を隠した女のメイジと、白い仮面をつけた男のメイジ。 白い仮面をつけた男のメイジ。 白い仮面をつけた男。 白い仮面。
「普通ハクオロを想像するわね」 「というか白い仮面をつけてる男なんてハクオロ以外にもいたのね」 「まったくだ。こんな街中で仮面をつけて歩く男などハクオロ以外にいるとは思えないよ」 ルイズ、キュルケ、ギーシュの物言いに、ハクオロと、なぜかワルドもうなだれる。 しかし唯一タバサは。 「白い仮面はセンスがいい」 ハクオロ含め、みんなはタバサのセンスにツッコミを入れたい気分になった。 なぜかワルドは親指を立てて嬉しがっているが。 女神の杵で夕食を終えた後、ルイズとワルドは桟橋に行きアルビオン行きの船を探した。 しかし出航まで二日あるという事情のため、ラ・ロシェールで足止めを受けねばならない。 そこで女神の杵に宿泊する事になったのだが、ワルドはルイズとの同室を求めた。 「いかん。いくら婚約者とはいえ、まだ早い」 ルイズよりも早く、ハクオロが抗議の声を上げる。 婚約者が同室という状況から、即座にそういう方向に思考が走るのは好色犬だからか。 ルイズもおおいにうろたえて、部屋くらいもうひとつ取ってもいいのではと提案する。 しかしワルドは食い下がり、大事な話があるからとルイズとの同室を決定する。 「う〜ん……心配だ。万が一の時は大声を出せと言ってはおいたが……」 ギーシュとの同室で、ハクオロは部屋中をうろうろ歩き回りながら呟いていた。 「ルイズは幼い容姿とはいえ……もう十六歳だし……ううむ」 「少しは落ち着きたまえ」 「ギーシュ、部屋の様子を覗き見る魔法とかはないのか」 「仮面同様趣味が悪いな君は。ところで君の胸元、光ってないかい?」 「うん?」 言われてハクオロは自分の胸元を見たが、光ってなどいなかった。 ただ使い魔のルーンが刻まれているのみである。 「いや、見間違いじゃないか?」 「そうかな」 「心配してくれるのは嬉しいんだけどねー……」 「何か言ったかい?」 「ううん、何も」 窓辺で景色を眺めたまま、ルイズは言った。 急に胸が熱くなり、ハクオロの心配する心が自分に流れ込んで来たのを感じ、 ちょっとまぶたを閉じてみたらハクオロがギーシュに部屋を覗く魔法はないかと訊いていた。 確かにそういう魔法もあるが、自分の場合使い魔のルーンを通じてそれが可能なので、 便利と言えば便利だけれども、やっぱり何だか悪い気がしてしまう。 「それよりルイズ、ワインが入ったよ。二人の再会を祝して一杯やろう」 「……。そうね」 気分を切り替えてワルドとワインを楽しむルイズだが、 婚約は親同士が決めた事と前置きされた後で、改めてワルドは言う。 「この任務が終わったら、僕と結婚しよう」 「け……結婚!?」 突然の再会と求婚。 愛ではなく憧れだけで結婚できるのか? ルイズは動揺し、眠れぬ夜をすごした。 そのせいで寝不足=5クリックと連想し、翌朝ハクオロがワルドに突っかかるのだった。 「貴様、ルイズに5クリックしたのか!?」 「なっ! なぜ知っている!?」 その後、ルイズの弁明で誤解は解けたとはいえ、 恥ずかしい秘密は明らかとなったワルドは深く落ち込んでしまった。
そんなワルドを放っといて、ルイズはハクオロに結婚の相談をする。 「……私、どうしたらいいかな?」 「……。この國ではどうかは解らないが、君にはまだ早いように思う。 学生の身だし、まだ若いのだから結婚を急ぐ必要は無い。 愛し合う者同士でも、結婚をするならば機というものを待つべきだ。 結局、助言はできるが決断を下すのは君だ」 「あんたは、記憶喪失なのにこんな質問するのも変だけど、誰かを愛した事ある?」 「……どうなのだろうな」 いくつかの人影が脳裏をよぎる。しかしはっきりとした姿は解らない。 ただ、ルイズの声を聞いていると、まぶたの裏に黒い翼がちらついた。 結局答えは自分で出すしかないのだと、ルイズは一人で思い悩む。 いきなり結婚と言われても、よく解らない。 二人の姉もまだ結婚してないのに、末っ子の自分がなんて。 でも、どんな形であれ結婚できるだけ幸せかもしれない。 一方の姉は多分、結婚すらできないだろうから。 宿の廊下を歩いていると、本を読みながら歩くタバサとはちあわせた。 そこでルイズは、つい先ほどまで考えていた姉の事で、タバサに相談をもちかける。 とりあえず自室に連れ込み、タバサの母親の病気の件を訊ねた。 なぜいきなり完治したのか。何か特別な治療は行ったのか。 タバサは答えない。 「ねえタバサ、私のお姉様は生まれつき身体が悪くて……。 だからタバサのお母様を治した力があれば、お姉様も助かるかもしれないの。 お願い。何があったのか、何をしたのか、教えてくれないかしら」 真摯な頼みに、ようやくタバサは答えた。 「言えない」 「どうして」 「言えない」 「だから、どうして」 「言えないから」 短期なルイズだが、姉のためと小一時間は粘ったのだが、 タバサは「言えない」以外の言葉を忘れた人形のようだった。 とうとう業を煮やしたルイズは、大声で何事かを怒鳴り、部屋を出て行った。 何と怒鳴ったかは後になってから思い出そうとしても思い出せなかった。
タバサとの確執はこれだけで収まらなかった。 昼になって、ワルドがハクオロの実力を知りたいと決闘を申し出た。 だが「戦う理由がない」とハクオロはこれを拒否し、 ワルドから弱虫呼ばわりされるのだが、これに噛みついたのがタバサだ。 「私が受ける」 唐突に放たれたその言葉の意味を解した者はいなかった。 しかしどうやら、ハクオロの代わりに自分が決闘をすると言っているようで、 キュルケやギーシュは大慌てでタバサを止めた。 ワルドは魔法衛士隊の隊長で、風のスクウェアメイジだ。 風のトライアングルのタバサでは勝ち目がない。 だがタバサは一歩も引かず、ワルドは適当にあしらうつもりで決闘を決めた。 勝負は一分も経たずについた。 誰もが目を疑った。 華麗に杖を振るったワルドから距離を取り、素早い詠唱でタバサは風を起こし、 冷気を孕んだ風の威力に吹っ飛ばされたワルドは壁に叩きつけられて、 さらに右腕に凍傷まで負って敗北した。 タバサの魔法の威力は風、風、風、水のスクウェアスペルだった。 ルイズはつきっきりでワルドの看病をしたが、 凍傷が治るには時間がかかりそうだった。 少なくとも明日まではろくに動かせまい。 それが明暗を分けた。
出航まで待てぬとばかりに事は動き出す。 ラ・ロシェールの夜に、二人のメイジが現れた。 一方はフードを深くかぶって顔を隠し、一方は白い仮面をかぶって顔を隠していた。 石の巨大ゴーレムの襲撃で宿は半壊し、ルイズ達は大慌てで逃げ出す。 犯人は土くれのフーケで、どうやら復讐だけでなく、 何らかの目的を持って攻撃をしかけてきたらしい。 ワルドは二手に分かれる事を提案。 キュルケ、ギーシュが足止めしている間に、 ルイズ、ハクオロ、ワルドが船へ向かうのだ。 なぜかタバサの姿はなかった。 宿には最初からいなかったようで、夜更けに外出していたらしい。 騒ぎを聞きつければすぐ駆けつけてくるだろうとハクオロ達は考えた。 ラ・ロシェールの風が冷たく荒れ狂う。 左手に杖を持った白い仮面のメイジの放ったライトニングクラウドで、 すでにシルフィードは落とされ目を回してしまっている。 仮面メイジは屋根から屋根へと飛び移りながら、執拗にターゲットを追いかけた。 「ウインド・ブレイク」 暴風がターゲットの青髪を揺らしたと思った刹那、 彼女の杖から放たれた風の障壁がウインド・ブレイクを巻き上げる。 狙われているのは雪風のタバサだった。 反撃の魔法で氷の槍を飛ばすも、距離があったため仮面メイジは余裕で回避する。 近づこうとすれば逃げ、では無視して逃げてしまおうとすれば追ってきて、 後ろから風の魔法で攻撃をしてくる。 どうやらタバサを倒す事よりも、足止めする事に重点を置いているらしかった。 ――このままでは彼の所に行けない。 宿の方角で大きな破壊音がした。すでにしかけられている、急がねばならない。 怒りがタバサの精神力を上昇させ、冷気を孕んだ暴風が仮面メイジを襲う。 尋常ではない速度の魔法を、仮面メイジは予期していたかのように回避。 その立ち振る舞いに、タバサは見覚えがあった。まさか。
よくよく観察すれば、仮面メイジは右手をかばうような動きをしている。 杖を振るうのは左手だが、どこかぎこちない。 左利きではない。 そして仮面メイジは風のスクウェアと思わしき能力。 風のスクウェアスペル。 様々な疑問がタバサの中で氷解する。 こんな奴に構っている暇はない。 冷徹に、街を巻き込むような竜巻をタバサは放つ。 その威力はいくつかの建造物を飲み込みながら、仮面メイジの身体を引き裂いた。 これでいい。 タバサはフライを唱え、宿へと向かった。 宿の前では、土くれのフーケのゴーレムが暴れており、 キュルケとギーシュが応戦していた。 「あの腕輪がなきゃ、あんた等なんてこんなもんさ」 勝ち誇ったフーケの発言だったが、やって来たタバサを見つけるや表情が変わる。 なるほど、とタバサは思った。 かつて戦った時は天照らすものがあればこその勝利。 タバサはキュルケと一緒に戦っても勝てなかった。 同じトライアングルといえど、実力はフーケが上だった。 そう、上だったのだ、以前までは。 だからフーケは、タバサ一人来たところで警戒する必要などない。 新たな獲物に嗜虐の牙を剥けばいい。 そうしないという事は、やはり奴とグルで、決闘の件を聞いているのだろう。 だからスクウェアメイジのタバサを警戒する。 「あの竜巻はあんたのスクウェアスペルだろう? あんな大きな魔法を使って、私とやりあう精神力が残っているのかい?」 挑発気味に、しかし探るようにフーケは言ってきたので、 返答とばかりにタバサは先ほど同様巨大な竜巻を放ち、 宿の残骸ごとゴーレムを天空へと吹き飛ばした。 それからキュルケと合流し、ルイズでもワルドでもなく、ハクオロの居場所を問う。 事情を聞いて、タバサは桟橋へと急いだ。
桟橋の長い階段の中途で倒れていたのは、酷い火傷を負ったハクオロだった。 意識はなかったが、彼の持っていたデルフリンガーから事情は聞けた。 仮面メイジがハクオロ達の前にも現れ、 ハクオロはライトニングクラウドを受けて倒れてしまった。 デルフリンガー越しに食らったため命に別状はない。 そして、仮面メイジはワルドが追い払おうとし、ルイズが腕輪を使って倒した。 ルイズはハクオロに駆け寄ろうとしたが、先を急ぐワルドに引っ張られ船へ行ってしまった。 「仮面のメイジの右手は動いていた?」 「あん? いや、どーだろね。杖は左手で使ってたけど、左利きなだけでねーの?」 「そう」 レビテーションでハクオロを浮かすと、治療のため街に連れ帰り、 キュルケに頼んで水のメイジを呼びに行ってもらい、ギーシュには番をさせ、 タバサはすでにしまっている薬屋を無理矢理開けさせて、 火傷に効く薬と、水の治療魔法のためのポーションを買い込んだ。 ハクオロの治療をしている間に、気絶から覚めたシルフィードが戻ってきた。 置いてきぼりにされてだいぶ怒っているようだったが、 タバサは取り合おうとせず、ハクオロにかかりっきりだ。 ハクオロは丸一日寝込み、翌日の夜になってからようやく目を覚ました。 己の面目なさを悔やむハクオロをキュルケとギーシュは慰めようとしたが、 タバサは大事な話があると切り出した。
「あの仮面のメイジの正体はワルド。風の魔法に遍在というものがある」 遍在はメイジ本人を正確に再現するため、 あの仮面メイジが右手を使わなかったのは、 決闘でやられた凍傷がまだ完治していないからだ。 「ワルドは我々を裏切り何事かを企んでいる……という事か。 まずいな、奴が貴族派だとすると、王党派の懐にまで入り込まれてしまう。 手紙は当然奪われるし、そうなったらルイズは用済みだ……」 最悪殺されてしまう。 そして貴族派は手紙を公開し、トリステインとゲルマニアの同盟は破棄されてしまう。 貴族派がどの程度の戦力なのかは知らないが、 トリステインのみで戦うにしても、戦い方次第で勝機はあるだろう。 ただし戦争となれば被害はまぬがれない。 どれだけ上策を練ろうとも、必ず死者が出てしまう。 兵以外の者にまで。 それだけは避けねばならない。 「何とかして、アルビオンへ行く方法はないのか……」 「ある。貴方が望むなら」 タバサはシルフィードを使えばアルビオンへも渡れるが危険も大きいと話した。 戦争中の国へ竜一匹で行くのだ。 さらに王党派が篭城しているニューカッスル城の警備をどうするか? ルイズがいない今、自分達がトリステインからの使者だと証明するのは難しい。 それに任務の内容を知らない、他国の留学生タバサを巻き込んでいいものか。 「貴方とルイズの事情なら知っている。安心していい」 キュルケとギーシュに聞こえないようタバサはささやいた。 「ではシルフィードを借りさせてもらおう」 「私も行く」 「しかし」 「私は貴方の剣。貴方の敵は私の敵」 タバサの奇妙な言を、ハクオロはうなずき受け入れる。 が。 「ちょっとタバサ、それってどういう意味?」 聞こえていたキュルケが疑問の声をかけ、ようやくハクオロもタバサの妙な発言に気づいた。 問おうとして、タバサが短い詠唱、レビテーションだと解ったから、 慌ててベッドに立てかけてあったデルフリンガーを引っ掴む。 「タバ――」 「レビテーション」 窓から放り出されたハクオロは、外で待機していたシルフィードの背中に乗せられると、 タバサも窓から飛び出し、シルフィードの背中に乗った。 キュルケとギーシュの制止の声を聞かず、タバサはシルフィードに命じ飛び立たせた。 「アルビオンへ」
支援
しえん
聖上!!ずっと待ってました支援!!
おかえりなさいませ聖上お待ちしておりましたm(__)m支援
投下終了かな?
待ってたぜ!
> 一方の姉は多分、結婚すらできないだろうから。 どっちのことだ!
>>588 ガリィは本編まだ終わってないから無理だと思う。
それより、ジャシュガンとか死んでる奴等がいいと思う。
5クリック吹いたwww
>銃夢 旧版は完結してるし ゲーム版もZOTT編まであるし その辺から引っ張れば大丈夫だ
ガリィではなくゼクス先生を喚べばいいんじゃね?
>銃夢 ま、基本的に機械系御馴染みのメンテ問題が避けて通れないけどな。 しかもサイボーグだから、体を下手に弄られるとどんな不具合が起こるか 判らないから普通の機械のようにいかないし。
むしろノヴァ教授でw
教授がプリンを作りまくるんですね ナノマシン使って山ほど
聖上、お疲れ様でした
ずっと待ってた
>>588 カエルラことヴィルマ召喚も面白そうだ
>>610 超ヤバイ
でも好きなんだよな〜。
召喚なら生身が良いよな・・・
魔操機神より「理性と良識をおっことした天才科学者」ゼツをジョゼフが召喚 まさしくジョゼフは彼自身が望んだとおりハルケギニア全て(含エルフ)の敵となるな
ところで「魔操機神」はファンタジーものに分類していいのでしょか
616 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/24(日) 12:15:20 ID:JGN1+6P6
すまん、魔操機神ってなんだ? 二回も魔操機神て書いてるんだから誤字なわけないし、どんな作品だね? 魔装機神しか知らない無知な俺に教えてくれ。
ごめんなさいね間違えました 魔装機神ですよすみませんごめんなさい
>>616 まぁそんな人間の小さい事いわないで、あとageないでね
SFはサイエンスファンタジーだって誰かが言ってた
>>619 なんかもうそれでいい気がしてきたw
裏をかいてSD(サイエンスドキュメンタリー)というジャンルを新設……と思ったがプロジェクトXそのままだな、SDって。
実際SFとファンタジーって壁一枚の差くらいしかないしな
いかん、sageを入れ忘れとった。 SFは少し不思議の略だよ。
そんな事をモジャ公で言ってたね
藤子不二雄曰く「SFとは『少し・不思議』の略である」 吾妻ひでお曰く「SFとは『セーラー服』の略である」 さすが「女子高生大好き」吾妻ひでお
発達した科学は魔法である
>>620 てかそれただのドキュメンタリーでよくね?
どうもです。第6話が書き終わりましたので、特にご予定なしで、 進路クリアなら投下したいのですが、よろしいでしょうか?
支援するのでありまするー
では、投下開始します。今度も少々長いです。 一方その頃…、本塔最上階の学院長室では教師の一人ミスタ・コルベールが学院長のオールド・オスマンと話をしていた。 彼は春の使い魔召喚の際、ルイズが呼び出した使い魔の亜人の左手に刻まれたルーンが気になり、独自に調べていたのだ。 そして、一冊の書物にそのルーンと告示した物が記されており、こうして報告に訪れたのだった。 オスマン氏はそこに記されたルーンをジッと見ていた。 「これは伝説にのみ存在する使い魔のルーンじゃな」 「はい、まさかとは思いましたが…他に類似する物もありませんので」 「むぅ…、しかも召喚したのが、あのヴァリエールの三女とは…」 オスマン氏は眉間に皺を寄せて唸る。 「これは失われたペンタゴンの一角に関わる事じゃ」 「や、やはり…」 「それにしても…」 オスマン氏がそれまでの真剣な表情を崩し、コルベールを見る。 「何か、気になる事でも?」 「いや……君の事だから、おそらくはその使い魔が召喚されたその日から調べていたとは思うのじゃが…。 …どうして4日も経った今になって報告に?」 ――鋭いツッコミである。コルベールは一瞬、返答に困ってしまった。 「いや…それはですね…」 彼がこの本を手にしたのは昨晩の事…。 粗方の本を調べつくしたコルベールは本棚に不自然に空いた、本一冊分の隙間に気付き、 部屋中を探し回ったがなかなか見つからずにいた。 実は、問題の本はとある勉強熱心な教師が誤って自室へと持ち帰ってしまっており、本棚に収まっていたそれを、 慌てて返しに来た所、コルベールとバッタリ遭遇したのだった。 「――そう言った訳でして…」 「うむ…それでは致し方ないかの」 その時、部屋の扉が叩かれた。 二人の視線が同時にそちらへ向く。 「誰じゃ?」 「私です、オールド・オスマン」 扉の向こうから聞こえてきたのは秘書のミス・ロングビルの声だった。 扉を開き部屋へと入るや、オスマン氏の下へと歩み寄った。 コルベールは机の上の本を閉じて小脇に抱えた。 「何事じゃ?今はまだ話の最中だったのじゃが?」 「いえ、おそらく教師から『眠りの鐘』の使用許可を求める声がオールド・オスマンに行くと思いまして、 予め許可を頂いておこうかと」 オスマン氏の目が鷹のように鋭く光る。 「どういう事じゃ?一体何が起こったんじゃ?」 「実は、ヴェストリの広場で生徒による決闘が行われているのです」 「アホか。たかが子供のケンカを止めるのにどうして秘法を使わねばならんのじゃ。…誰が暴れておるんだね?」 「一人は、ギーシュ・ド・グラモン」 「グラモンとこのバカ息子か。おおかた女の取り合いにでもなったのじゃろうて。それで、相手は?」 「メイジではありません。ミス・ヴァリエールの使い魔の亜人です」 オスマン氏とコルベールは顔を見合わせた。 「それが、どうして秘宝を使わねばならん事態になるのじゃ?」 オスマン氏の言葉にミス・ロングビルは重い口調で答えた。 「あのままでは、殺されます…。あの亜人に、ギーシュ・ド・グラモンは」
――誰もが目の前の光景に呆然と立ち尽くしていた。 胸を切り裂かれたギーシュは自らの血の海で仰向けに倒れている。 ジャンガはそんな彼を冷たい目で見据える。彼の血で濡れた爪を一瞥し、大きく振るって血を落とす。 「ハンッ!、ざまァないゼ!!」 そんな風にジャンガが吐き捨てるや、周囲の生徒達が一様に悲鳴を上げた。 無理もない。この場に居る全員、こんな事態になるとは夢にも思っていなかったからだ。 ギーシュが目の前の亜人をプライドを守る為に叩きのめす様を娯楽の一環として観戦……そんな風に考えていたのだ。 地面を赤く染める血や、血塗れになったギーシュを見て、泣き出す者、口元を押さえ吐き気を堪える者、 堪えきれずに嘔吐する者など、決闘の場は瞬く間に混乱に包まれた。 そんな生徒達の様子をジャンガはニヤニヤしながら楽しんでいた。 思えば、これほどの開放感を、充実感を、満足感を味わったのは目覚めてから初めてだ。 今までクソ生意気に偉ぶっていたガキ共が慌てふためき、恐怖に怯え、泣き出す様は見ていて気分がスカーッとする。 ――そんなジャンガの思考は無粋な怒鳴り声で妨げられた。 「あ、あんた…何やってるのよ!?」 「ああン?」 余裕の無い表情で怒鳴りつけてくるルイズを、ジャンガは正にうんざりとした表情で振り返る。 ルイズは押し寄せる吐き気を堪えながら、血塗れで地面に倒れるギーシュを見る。 決して仲が良い相手ではなかったが、これは幾らなんでもやりすぎだ…。ルイズは再度ジャンガを睨む。 「ギーシュは降参していたじゃない!?それなのにあんたは!!」 「決闘とか言って、命知らずにも喧嘩売ってきたのはあのガキだぜ? しかも、傷を殴りつけるなんてふざけた真似をしてくれたしよ…。その分の礼をしてやったまでだ」 「だからって――」 「るせェんだよ!」 叫ぶとジャンガは腕を振るう。撥ね飛ばされたルイズは吹き飛び、地面を転がる。 直ぐに身体を起こそうとするが、撥ね飛ばされ、地面を転がった痛みが身体に響く。 そんなルイズを見据えながらジャンガは唾を吐き捨てる。 「ケッ!何時までもご主人様面してるんじゃネェよ!?…これからはテメェの指図は受けねェゼ」 「ど、どう言う意味?」 「もう、テメェ等に合わせる必要は無いって事だ。…さっきも言ったろ?”俺は俺のやり方でやる”ってな」 言いながら、ずれたマフラーと帽子を直す。 「今まで我慢した分、これからは俺の好きなようにやらせてもらうゼ。キキキ…」 そうしてルイズに背を向けるジャンガ。その背にシエスタが声を掛ける。 「ジャンガさん!」 「チッ…」 軽く舌打ちし、肩越しに睨み付ける。その視線にシエスタは背筋が凍りつく様に感じた。 シエスタは震えながらもジャンガに歩み寄る。 「ジャンガさん…。あの…もうやめてください。怒鳴られていた私を庇ってくれたのは嬉しいです…。 でも、これ以上は――」 「バカか、テメェ?」 「…え?」 予想だにしないその言葉にシエスタはどう言う意味か解らず呆然とした。
ジャンガは心底呆れたような表情を浮かべている。 「俺はただ、ウゼェ野郎を黙らせただけだ。テメェを助けようなんて思ってやった事じゃネェよ」 そこでジャンガは何か思い出したように言葉を切った。 「ああ…違ったな。あの食堂での事はテメェを助けようなんて思ったりもしたか…。けどな、別に親切心で助けた訳じゃねェ。 テメェは俺が目を覚まして直ぐに話した相手だからな…? 親しくしておきゃ、色々役立ちそうだったしよ…。更にお人好しな性格なら尚更だ。 有体に言えば…都合良く”利用してやった”んだよ。解るよな、それ位? まァ…こうなっちまったら、そんな関係を築いてきたのも泡になっちまったがな…。 別段どうでもいい事だがよ……キキキキキ」 ジャンガの告白にシエスタは何が何だか解らなかった。 利用? 自分を利用していただけ? あの優しげな雰囲気も演技だったの? 解らない…、解らない…、解らない… 何時の間にかシエスタは力無く地面に膝を突いていた。 「嘘……ですよね…、ジャンガさん…?嘘と言ってください…」 注意しなければ聞き取れないほど、か細い声で呟く。 そんなシエスタの最後の願いを託した言葉にジャンガは―― 「俺はテメェを都合良く利用できる道具程度にしか思ってねェんだよ…。勝手に善人扱いしてんじゃねェよ、ボケが!」 ――これ以上無い位の暴言を彼女に叩き付けた。 シエスタはその言葉に静かに涙を流した。 そんな彼女をジャンガは満足そうな笑みを浮かべて見下ろしている。 …やっぱりこれだ。苦痛と恐怖を与えて大人しくさせ、従順にする。このやり方が、自分には一番イイ。 今まで大人しくしていたのがアホみたいだ。これからはこのやり方で行こう。それがイイ…それが。 ふと、気が付くと、倒れたギーシュの傍に一人の少女が座り込んでいた。 金色の巻き髪と少々広いデコ、顔のそばかすが特徴的なその少女は涙で頬を濡らしながら必死に彼に声をかけている。 その光景を見てニヤリと笑い、ジャンガはゆっくりと近づいていった。 「ギーシュ!、ギーシュ!、しっかりしなさいよ、ギーシュ!?」 少女は必死に彼の名を呼び続ける。――すると、ギーシュがゆっくりとその両目を開けた。 「あ、うあ……モ…ンモ…ランシー…」 少女=モンモランシーはその言葉に更に涙を溢れさせる。 「しっかりしなさいよ!?こんな、こんな事で…死なせたりしないわ!」 直ぐに水の魔法で彼の怪我の治療を始める。 ギーシュはそんな彼女の行動を見つめながら、苦しそうに話しかける。 「どう…して……だい…?ぼ、僕は……君に…」 「…言い訳なら、後でタップリ聞かせてもらうわよ!とにかく、今直ぐに治療して――」 「無駄だと思うけどなァ〜?」 突然聞こえた声に二人は顔を向ける。2メイルに達しようかと言う長身が圧倒的な威圧感と恐怖を伴い、そこに立っていた。
ジャンガはニヤニヤした笑みを浮かべながら二人を見据える。 まだまだ苦しんでもらう為に加減したから、ガキが生きてるのは承知の事実だ。 だが、そのお陰でもっと面白そうな事になってきた。 目の前の少女…今の会話を聞く限り、そこのガキがさっきシエスタに怒鳴り散らしていた理由だ。 確か二股がばれたとかだったが…、それなのに目の前のガキを助けようとしている。 「自分をふったも同然の男に、それでもまだ未練を捨てきれないで、助けようだなんてよ?健気だネェ〜」 「う…うるさいわよ!?ア、アンタには…関係無いわよ!」 あきらかにモンモランシーは震えていた。それもそうだろう、先程のギーシュとの戦闘を見ていれば。 彼女は水のメイジだが、戦闘はあまり得意ではない。今ジャンガに襲い掛かられたら、成す術無くその爪の餌食となるだろう。 本心では今直ぐにでも逃げだしたい気持ちもあった。それでも、彼女は精一杯の勇気を振り絞り、ジャンガを睨み付けた。 ふと、自分のマントが引っ張られる。見ればギーシュの手がマントを掴んでいた。 「モン…モラン…シー…、僕は…いいから…、早く…逃げ…」 「な、何言ってるのよ!?」 「いい…んだよ……。これは…罰……だと…思うから…。君の……気持ちを…裏切り…、傷…付けた……罪に…対する……罰……。 だから…いい…んだよ……ゲホッ!、ゴホッ!」 苦しそうに咳き込むギーシュ。 そんな彼の様子にモンモランシーは慌てて水の治癒魔法を唱えた。 「モンモ…ランシー…?」 「罪?罰?…何を勝手に言ってるのよ、馬鹿じゃないの!?アンタの浮気性には飽き飽きしているわよ!ええ、そうよ! …でも、こんなになっているのを黙って見捨てるほど、私は…アンタを嫌いじゃないわよ!」 「……ッ!」 モンモランシーの言葉に涙するギーシュ。 そんなやり取りをジッと見ていたジャンガだが、やがて静かに笑い出した。 「キキキキキキ…」 「な、何よ?何が可笑しいのよ!?」 「いや…この展開は、俺がさしずめ”愛のキューピッド”役なんだろうな、と思っただけだ。 そしたら、笑えちまってよ。…キキキキキ」 可笑しすぎるとばかりに笑い続けるジャンガにモンモランシーは腹が立った。 「う、うるさいわよ!」 「まァ…幾ら怪我を治したところで、無駄だと思うけどな?」 「それ、どう言う意味?」 モンモランシーは怪訝な表情で聞き返す。 そんな彼女の言葉にジャンガは笑みを浮かべる。 「俺のこの爪はなァ…俺の異名の由来にもなってる”毒の爪”ってんだ。 爪っつっても、こいつは俺の指そのものだがな?」 「そんな事はどうでもいいわよ!」 「ケッ、気の短い女だ…。まァいい…、この毒爪はな、その名の通り俺の意思一つで様々な毒素を出せるんだ」 そこまで聞いてモンモランシーは、はっ!となった。 「ま、まさか!?」 「キキキ、その通りさ…。そいつには毒を喰らわせてやったのさ。それも、俺の特にお気に入りな遅効性の猛毒をなァ〜」 「遅効性?」 「ああ、こいつは身体に入ると直ぐに身体の自由が利かなくなるが、直ぐに死んだりはしネェ。 ジワジワとゆっくり毒に侵されて行き、苦しみ抜いて死ぬんだ。…最高だろう?」 何がどう最高なのか、モンモランシーには全く理解が出来なかった。
「この毒で今までに何人も死んでいったゼ?涙ながらに命乞いをしてきた奴、死の寸前まで罵倒してきた奴、 大きく分けてそのどちらかだったが……見ていて楽しかったのは同じだったな。キキキキキ…」 「丁寧な解説どうもありがとう」 モンモランシーは棒読みするような口調でそう言った。 「それじゃ、私はギーシュを連れて行かなきゃ…」 「オイオイ、俺は今しがた”無駄だ”って言わなかったか?」 「解毒位は――」 「だから、それが無駄だってんだよ?」 モンモランシーの言葉が終わる前にジャンガが口を挟んだ。 その言葉にモンモランシーは眉を顰める。 「どう言う意味よ?」 「解りやすく言ってやろうか?俺の毒は今まで誰にも解毒が出来なかったんだ…。唯一、解毒剤を作れた奴が一人居たが、 もう会う事もできねェしな。事実上、解毒の手段は無いぜ?」 「そんな事、やってみなければ分からないわよ!」 怒鳴りながらジャンガを睨み付けるモンモランシー。 「キキキキキ…、別に止めやしねェよ。だがよ、駄目だった場合…どうする気だ?」 その言葉にモンモランシーは、うっ!と唸る。 ジャンガは口の端を吊り上げて笑みを浮かべた。 「愛しの彼氏が苦しみ抜いて死んで行くのを…黙って見ているしかないよなァ〜?」 「……ッ」 悔しげに歯を噛み締めるモンモランシーを見て、ジャンガは笑った。 そして、そのまま視線をギーシュに向ける。 ぜえぜえと荒い呼吸を繰り返し、見ている限りでは今にも死んでしまいそうだ。 そんなギーシュにジャンガはニヤニヤしながら見下ろす。 「おい、ガキ?」 「…うう…」 唐突に掛けられた言葉にギーシュはぎこちない動きで何とか顔を向ける。 「死にたくないかァ…?死にたくないよな…?」 ギーシュは弱々しく、首を縦に振った。 「じゃあ、どうすればいいか解るよな?」 ギーシュは暫くゼェゼェと苦しげに息をしていたが、やがて口を開いた。 「…助け…てくれ…」 「『お願いします、助けてください、ジャンガ様』だ、ガキが」 「…お…願いし……ます…、助け……てくださ…い…、ジャ…ンガ……様…」 「そうそう…やりゃ出来るじゃねェかよ?」 無様な姿で命乞いをするギーシュの姿に満足そうに笑うジャンガに、モンモランシーは言った。 「ギーシュは謝ったわよ?早く解毒しなさ――」 「誰が助けるかよ、ッバァーーーカ!!」 「なっ!?」 「俺は謝れみたいな事は言ったが、”助ける”とまでは言ってないゼェ?」 「あ、あなた…そんなこじつけで、納得すると思う訳?いいから助けなさいよ!?」 モンモランシーの怒鳴り声にジャンガは目を見開き、叫んだ。 「るせェんだよ!それを決められんのは俺だけだ!引っ込んでやがれ、ドリル頭のデコ娘がァァァーーー!!」 叫びながらジャンガはモンモランシーを蹴り上げる。 華奢な身体が宙に浮き、人垣の向こうに落ちて行くのを見届けるや、再度爪を構える。 「さてと…」 そう呟くや、ジャンガは辺りを睥睨する。 「さっき…俺に魔法だか何かをしようとしたのは、誰だ?」
その言葉に周囲の生徒達から新たなざわめきが広がった。 俺は違う、私も違う、じゃあ誰だ?と言った声が聞こえてくる。 そんな周囲の反応など気にも留めず、ジャンガは爪を振る。 先程、城壁に穴を開けた風のカッターが生み出され、人垣の…否、その向こうの学院の壁の一点に向かう。 ズガンッ!! カッターは壁に当たり、そこにポッカリと穴が開く。 穴の直ぐ左隣には――表面上は――まるで動じていないタバサが居た。 突然、カッターが飛んで来た事に動揺するキュルケとは対照的に、タバサは静かにジャンガを見つめる。 そんな彼女をジャンガは冷たい目で睨み付けた。 「テメェか…」 ポツリと呟く。しかし、タバサは身じろぎ一つしない。ただ静かに見つめ続けている。 そんな彼女の言動にジャンガは顔を顰め、舌打をする。 「チッ、相変わらず眉一つ動かさネェ…。人形みたいな野郎だゼ? まァ、いいさ…。それよりも…テメェだな?俺に向かって何かしようとしてくれたのはよ?」 タバサは答えない。 「誤魔化しても無駄だゼェ〜?今の俺は妙に感覚が優れていてな……音とか動きとか、 相手の位置とか、そういうのが丸解りなんだよ」 タバサは答えない。 「ハンッ!何にも答えないんだな!?全く…どんな時でも無表情で、誰から声を掛けられてもほぼ無反応で、 人形と比べても大差無ェゼ?…ま、どうせ親に禄に相手してもらえなかったんだろうがな」 その言葉を聞き、それまで全く変わらなかった碧眼の色が変化した。 気付かないのか、ジャンガはそのまま言葉を続ける。 「お前位の年頃で真っ当な人生歩んでるんなら、もう少し感情豊かなはずだゼ? 周りで慌てふためく奴等がイイ例だ…。なのにテメェはどんな時でも眉一つ動かさネェ。 なら、親にすら相手してもらえネェ、不幸で哀れな人生を歩んできたって事だろ?」 タバサは静かに、目の色を変化させながらただ静かに聞いている。 「キキキ…所詮、親なんざテメェが好き勝手に生きれる力を得るまで、体良く利用するだけの存在だ。 テメェで生きる力が付きゃ…後はお払い箱さ。だからテメェも別に気にするなよ?」 そこで一旦言葉を切ると、笑いを引っ込める。 「――遊び相手をする事も出来ねェ、役立たずなバカ親なんざな」 その言葉が決定的な物となった。タバサの碧眼には今や、その二つ名の通りの激しい雪風が吹きすさんでいる。 タバサはキュルケの傍を離れ、人垣を掻き分けるとジャンガの前へと歩み出た。 「んだァ?何か俺に文句でもあるのかよォ〜?」 ジャンガの言葉に答えず、タバサはゆっくりと手にした杖を突き出した。 「あン?」 そして、小さいが良く通る声で言った。 「貴方に決闘を申し込む」
投下終了だけ書き込めませんでした。誰かお願いします。 以上で投下終了です。ジャンガ外道モード全快!…な、感じでした。 で、次回は続いてタバサ戦。サブタイトルはつけてないがさしずめ「雪風対毒の爪」と言ったところだろう。 では、また。 以下俺 投下乙です タバサの逆鱗ktkr 原作知らないから勝敗の行方に見当もつかない 次楽しみにしてます
乙ー。 まあさすがにガチンコやる前に鐘がなると思うけど期待。
乙です げ、外道〜! 実に楽しいぜ
投下が終わったようなので、ちょいと質問。 今さっき、纏めの方でゼロの提督読んできたんだけど、あの落ちで終了なの。? 後日談的な話は無いのかな。? このスレも纏めも一昨日知ったばかりなので、住人的には今更なんだろうけど 新参者なので情報お願いします。
>>634 しかしここからの展開が想像できない
ひょっとしたら今までありそうでなかった、ルイズ見捨てて敵方に寝返り展開がありえるのか?
>>637 後日談的な話は無い
多分本人も書くつもりはないんじゃないかな?
。?
そう言えば、ルイズ『が』敵側に寝返る作品って見たことが無いな。 そして頑張ってルイズを正道に戻そうとする使い魔……イングラムに裏切られたATXチームみたいな立場になるな。
>>641 ワルドと結婚式を挙げた後に連れ去られてアンドバリの指輪で洗脳とか
虚無の唄-song of zero-は一応敵じゃないかな 人類というか、ハルケギニア全生物の敵だけど
毒の爪乙 ジャンガ…まさに外道。なのにこの爽快感は一体(外道)GJ!
>>518 刹活孔を突かれたウェールズがワルドを倒します。
>>557 ルイズ「北斗豪掌波!」(錬金)
モヒカン雑魚「たわばっ!」(内部から破裂)
人間を内部から爆破する事で恐怖され「世紀末覇者」となるルイズ
>>625 ドライブイグニッションですね。
分かります。
進路クリアでしょうか? 問題ないようでしたら、15:15から新作を投下したいと思います。 タイトルは、『虚無と若獅子』 HJ社から出版された、D&Dリプレイ『若獅子の戦賦』から、リューマ・バステソーン召喚です。
HFS(ヒューマン・ファイター・主人公)支援
嫁のエアハルトに期待 支援
身体が軽い。 まるで羽が生えているようだった。 軽くその場で飛び跳ねてみる。 ずしりと肩にかかるフル・プレートの重みが嘘のように、身体が跳ね上がる。 訓練場の石畳に着地した時の、ガシャリという重い金属音がなければ、フル・プレートを 着込んでいるとは、とても信じられなかっただろう。 「あはっ」 ようやく手に入れたブーツ・オブ・ストライディング・アンド・ストリンギングの、想像 以上に効果に、思わず知らず笑い声が漏れた。 朝もやに煙る町並みの上には、天頂を横切るように屹立する巨大な塔が視界を覆っている。 ここは、外方次元世界アウトランズ。 数知れぬ次元界へのポータルを有するが故に、“次元界の中心”を名乗る“シギル”の街。 あらゆる次元界からあらゆる物が、人が集う交易の街であり、外方次元界を訪ねる冒険の 拠点としては最適な場所。 ファーガンドと呼ばれる擬似次元界を救うために、外方次元界に足を踏み入れた彼女たち のパーティが、この街に拠点を定めてから、二ヶ月ほどの時間が流れていた。 その二ヶ月の間に、彼女達は幾つもの次元界を訪れ、そして、幾つもの冒険を繰り広げて きた。 ファーガンドでは、想像することすら出来なかった数々の体験は、驚異的なペースで彼女 達を成長させていた。 そして、今、新たなる冒険を前にして、装備を更新した彼女は、日課である朝の鍛錬を始 めようとしていた。 今回の目玉はブーツ・オブ・ストライディング・アンド・ストリンギングという魔法の靴。 これは、彼女の生命線である跳躍攻撃の成功率を著しく上昇させる効果がある……という のが、購入を奨めたパーティの知恵袋であるエルフのウィザードの言葉だった。 突撃の速度と自重の全てを一撃に乗せて叩き付ける跳躍攻撃は、成功さえすれば破壊的 な威力を約束するものの、あまりにも重いフル・プレートを纏った今までの成功率は、二回 のうち一回が成功する程度。 だが、これを確実に成功させることが出来るようになるのであれば、戦術の組み立てが一 変する。
#うわ、名前欄は忘れてください……。 一頻り新たに手に入れた魔法のアイテムの具合を堪能した後、気を取り直して、グレート ソードを構えなおした。 その姿を見る者がいれば、思わず感嘆の声を漏らしただろう。 明らか人間が振るう事を想定していないその長大な刃は、60フィート先の標的――藁束 と襤褸切れで出来た案山子――に向けられ、微動だにしない。 下手をするとその刀身ほどしかない小さな体躯が、諸腕だけで軽々とグレートソードを支 える様は、いっそシュールとさえ言えた。 深く息を吸い、ゆっくりと吐く。 構えていた大剣を振り上げる。 同時に、瞼を閉じ、雑念を振り払う。 一瞬の後、目を見開いた時には、すでにその小柄な身体は死する定めの人のそれではない。 それは、見据えた敵を切り裂くための刃であり、善の大義を果たすための切っ先だ。 刃は、自らが砕けることを恐れるか? 否。 切っ先は、その一撃を加えた後の事を考えるか? 否。 ならば、一太刀以外の全てを切り捨てろ。 それ以外のあらゆるものが、大義を阻む夾雑物に他ならない。 事の成否も、己が死も生も、お前が考える必要などない。 全ては、その一太刀が答えるだろう。 「いやぁぁぁぁぁぁっ!」 走り出すと共に、自然と裂ぱくの気合が口からほとばしる。 標的まで、残り50フィート……40フィート……30……20……10! 標的まで10フィートを余して、大地を蹴って跳躍する。 全装備重量85ポンドの重みなど存在しないかのごとく、フル・プレートに包まれた体が、 フワリと宙を舞った。 “いける!” ちらりとそんな考えが頭の隅を過ぎった瞬間、目の前に光り輝く“何か”が現れた。 それが、異なる次元界同士を繋ぐ、ポータルであると気づくよりも早く――。 慣性の法則に従って、彼女の身体は、鏡面のように光る次元境界面に向かって沈み込んで いった。 かくして、“アラバスター杯のチャンピオン”にして“監獄島の解放者”リューマ・バス テソーンは、朝の日課であるところの跳躍攻撃の練習中に、はるか彼方ハルケギニアへと 招請される事になった。
ゲゲー、異次元での修行の旅の途中っすか! 支援
落ち着け 支援
その時、“ゼロ”のルイズこと、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、 恒例の春の使い魔召喚の儀式に参加していた。 そして、その異名に相違なく、学友が次々と使い魔を召喚していく中、一人失敗し続けて いた。 目を瞑ると、千々に乱れた思考が集中を乱す。 家伝の杖を握る掌に、嫌な汗が滲む。 気が付けば、使い魔を召喚していないのは、自分ひとり。 トリステイン魔法学院に在籍する学生は、専門課程に進むにあたり、使い魔の召喚を以っ てその属性が決定される。 つまり、まかり間違って召喚出来なかったなどという事になれば、専門課程に進めない事 を意味する。 きつく瞑った瞼の裏に、“留年”の二文字がちらついた。 留年……もし仮に留年などしようものならば、厳しい母は今度こそルイズを見放すだろう。 交流の機会が少なかった父が何を考えるかなど想像も出来ないが、決して良い顔はしな いはずだ。 場合によっては、これ以上世間に恥を晒すよりはと、すぐさま家に呼び戻されて、魔法学 院を退学ということも十分に考えられる。 トリステイン魔法学院は、決して居心地の良い場所とは言えなかったが、壁を乗り越えら れなかった挙句、逃げるように学院を去るなど、ルイズの矜持が許さなかった。 障害に背を向けて逃げるくらいなら、敵わぬとも全力を尽くした末の死を選択する。 それが、ルイズという人物の誇りであり、誰にも譲れぬ最後の一線だった。 一つ頭を振って、迷いを振り払う。 カッと目を見開いた。鬼気迫る表情がチョット怖い。 杖を振るい、力ある言葉を紡いでいく。 姉たちや母が言うような、力の流れは相も変わらず感じられないが、それが自分にあると 信じて、必死で一つ一つの手順をこなしていく。 杖が振り下ろされ、最後の音節が唇から流れ落ちた。 一瞬の沈黙の後、杖の先で、常と変わらぬ爆発が巻き起こる。 他の学生には再現不能という不可解な現象であるのだが、すっかり見慣れた同級生達は 見向きもしようとしない。 だが、その煙の中に、何かの影が映ったような気がしたルイズは、期待を込めて、一歩、 近づいた。 今にして思えば、結果として、その行動が彼女の命を救ったといえる。 もし仮に一歩近づいていなければ、ルイズは縦に二枚下ろしにされていた筈なのだから。 だが、そんな幸運を、とうのルイズは知る由もなく――。 視界を埋め尽くす鉄塊と、大音響、そして全身を襲う衝撃と共に、彼女の意識はぷっつり と途絶えた。 〜ある意味、ルイズは幸運だったのかもしれない。あんな鉄の塊に体当たりされて腕の骨 折で済んだのだから。 その上、気絶したおかげで、曲がってはいけない方向に曲がった自分の腕を見ずに済ん だのだし〜 ――モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシの日記より
「……っつぅ。 って、え、ここは……?」 見慣れない白い壁。 鼻をつく薬の匂い。 何時も寝ているそれよりも、いささか硬いベッド。 「おお、ミス・ヴァリエール、目が覚めたのかね」 「ミスタ・コルベール……?」 霞が掛かったように、思考は晴れない。 何故自分がベッドで横になっているのか、何故コルベールが付き添っているのか、何故左 手に包帯が巻かれているのか、ルイズには何一つ理解できない。 「ああ、動かないように。 ミス・ヴァリエール、君は不幸な事故で左腕が骨折してね。 治療したばかりで、しばらくは痛みが残るそうなんだ」 穏やかに語るコルベールの背後の窓からは、夕暮れの光が差し込んでいる。 夕暮れ……これもおかしい。自分はたしか、春の使いましょうかんのぎしきで……。 「っ! そうです! 召喚の儀式は!? わたしの使い魔はっ!?」 慌てて身を起こそうとするルイズを、片手で制しながら、コルベールはどこか困惑したよ うな表情を浮かべた。 彼自身が、この事態をどう受け取って良いのか、理解しかねるといった表情。 それは、ルイズの不安を掻き立てこそすれ、安心させる類のものではない。 その事に気づいたのか、取り繕うように笑みを向け、コルベールは口を開いた。 「安心したまえ、ミス・ヴァリエール。 君は使い魔召喚の儀式に成功したという扱いになっている」 ルイズの身体に、染み渡るようにコルベールの言葉が広がっていく。 安堵するあまり、へなへなと脱力してしまったルイズは、それゆえに、コルベールの言い 回しに違和感を抱くことが出来なかった。 その時ルイズの脳裏を埋め尽くしていたのは、魔法が成功し、そして、留年を免れたとい う事実だけ。 嬉しさのあまり、コルベールがいることも構わず、ベッドの上で手足をパタパタさせよう として、左腕の痛みに悶絶するルイズ。 そんな姿を微笑ましげに、しかし、どこか憂鬱そうにコルベールは眺めていた。 憂鬱なのは、次に来る質問が手に取るように予想できるからだ。 つまり、“それで、わたしの使い魔は何で、今、何処にいるんですか?” さて、どう答えたものかな。 コルベールは、救いを求めるように窓の外に視線を投げかけたが、沈みいく太陽は何一つ 答えを返すことはなかった。
死ぬ死ぬ、ルイズが死んでしまうw 支援
支援
トリステイン魔法学院の学院長室は本塔の最上階にある。 口さがない生徒は、学院で最も高い場所に学院長室があることを指して、煙と馬鹿は高い ところが好きだと放言して止まない。 明らかにこれは、日がな一日学院長室で過ごすことの多い学院長への当てこすりである。 むろん、遠まわしに馬鹿と罵られている学院長であるところのオールド・オスマンは、そ の事をよく知っていたが、目上の者を扱き下ろして偉くなった様に錯覚するのも若者の特 権であると、大目に見ることにしていた。 それに、夕暮れに染まった風景を一人堪能できることを思えば、陰口の一つや二つ、笑っ て許してやることなど、何ほどの事もないと、そう思ってもいる。 遮るものとてない夕日が、学院長室の中を赤く染めていく。 人払いしてある室内には、オスマンの他に、客人が一人、居心地悪げに来客用の長椅子に 腰掛けているだけだ。 客人は、小柄な少女……あらかじめ少女だと聞いていなければ、百戦錬磨のオスマンです ら、少年と思い込んでいたかもしれない。 不思議なほど、性の匂いが乏しい少女だった。 まだ幼さの残る顔立ちの中で、意志の強さを思わせるやや太い眉が印象的だった。 身体のつくりは、同年代の中でも、むしろ華奢な方だと言える。 十人が十人に聞いても、まさかこの少女が幾つもの修羅場を潜り抜けた歴戦の勇士だと思 う者はいまい。勿論、あの鎧を纏い、大剣を構える姿を見ていなければ、だが。 少女――リューマという名だったはずだ――は、見知らぬ土地で、先ほどまで着ていた物 々しい鎧を脱いだ所為か、どこか居心地が悪いようにも見えた。 オスマンは、その不安を解きほぐすかのような笑みを浮かべる。 彼をよく知る秘書のロングビルや、コルベールが見れば、自らの目か正気を疑っただろう。 曲者で知られるオスマンが、こういった真っ直ぐな気遣いを表に出すのは、滅多にあるこ とではないからだ。 「さて」 ある意味では、同郷ともいえる少女に向かって、オスマンは語りかける。 「リューマ・バステソーン君」 少女の顔に驚いたような表情が浮かんだ。 それはそうだろう。 何しろ、まだ彼女は誰にも自分の名前を名乗っていないのだから。 その驚愕を楽しむかのごとく、オスマンは、再びリューマの名前を呼んだ。 「リューマ・バステソーン君、我々は大いなる転輪の旅人である君を心から歓迎する。 ようこそ、ハルケギニアへ」 後に、自らの出身次元界をグルームシュの策謀から救い、かの蛮神の木霊を打倒した灯火 の勇者、ファーガンドの若獅子、リューマ・バステソーン。 その数知れぬ伝説の一葉を飾ることとなる、ハルケギニアでの冒険行はこうして幕を開け た。 その行く手に何が待ち受けているのか、今はまだ、誰も知らない。
ゼロが、支援
オスマンは別次元の存在を知ってるのかね? 支援
以上、虚無と若獅子第一話でした。 いきなり見苦しいものをお見せしてしまうなど、拙い作者ですが、しばらくの間、よろしくお願いします。 一週間に一度くらいのペースで当面続けられたら、と思っています。 それでは、第二話にてお会いしましょう。 ……一発目から名前欄誤爆とか、死んでしまえ、自分。
期待してるぜ! 投下乙
乙ー つーかなんかいいタイミングでファンタジーとSFがごっちゃになってる作品がきたなw リューマはレベルどれくらいの段階なんじゃろ とりあえず期待しておくぜ!
黒蟻さん、続きよみたいよーplsカムバック
リロードしたらD&Dがきた! 作者GJ!
色々と乙ー エクスプロージョンでアーティファクトが壊れるような事態になりませんようにナムナム。
668 :
虚無と若獅子 :2008/08/24(日) 15:42:14 ID:4APTqplj
>>664 さん
作品外で作者が語るのは野暮の極みですが、今後作中で具体的な数字は出てこないので、ここでお答えします。
この時点で、リューマは純ファイターLv10を想定しています。
技能や装備、特技なども、それにあわせてアップデートしてあります。
それでは、今度こそ失礼します。
D&Dというとタワーオブドゥームとシャドーオーバーミスタラしか知りませんが、 これは期待させていただきます。 え? 実写映画版? 何のことやら。
>>668 おーつええw
じゃあハルケから帰ったら次は神様に会いに行くのか
D&Dといえばドラッグアンドドロップな俺が颯爽と通過
おおおお! まさかのD&D! しかも放浪中か。これは燃える…… 卓ゲにまた一つ増えたなぁ。最近見かけないのが寂しいぜ卓ゲ系
投下した方乙ー
卓ゲ系といえば、ルイズキングダムとへっぽこの続きを俺は待ち続けてるんだぜ。
「この様な任務では、半数が目的地に到着すれば成功とされる」 ワルドが真の目的に邪魔なキュルケらを厄介払いする為に言った理由だが、これに疑問を持つ様なキャラはいないのだろうか? 人・物・情報等を目的地に運ぶ任務、例えば護衛や伝令などでは確かに誰か一人でも目的地に辿り着けば成功と言えるだろうが、 人・物・情報等を手に入れ戻ってくることが任務なら、目的地に辿り着いただけでは成功とは言えない。いわば折り返し地点に着いただけ。 まして、内戦状態のアルビオンに潜入し、劣勢で包囲されてる側の総大将に接触するという行程の中で、アルビオン行きの船に乗る所なんて序盤もいいとこ。 マラソンに例えれば最初の給水ポイントに着いただけ。 そんな所で戦力を半減させる様な策を採ることに、ルイズならともかく、頭が回る使い魔や、タバサなら違和感を覚えても良いと思うんだが。
>>675 任務の詳細を知らないタバサなら納得しても仕方ないんじゃないかな
ノボルのライフは、ゼロを通り越してマイナスだと言うのに…
ノボル神は、その辺の描写はフレーバーと割り切ってる気がする。
まぁ 風の偏在つっても人間の限界超えてない動きしかしてないんだよな 身体強化とか思いつかないんだろうな せいぜい詠唱の練習するくらいだろ
>>675 まあ、そんな重箱の隅つつくようなしてきはいいじゃん。
その程度の矛盾やミスあげつらってたらラノベなんか読めないぞ☆
「とある魔(ry」や「パンツァーポ(ry」や「Fate/st(ry」なんて、こんなもんじゃすまないしね。
その辺はご都合主義だからね 深く考えればおかしいかもしれないけど、筆者が読み直す過程でそれに気づいたときには手遅れってのが多いものさ
>>675 はキン肉マンを楽しんで読めないタイプの人間か
>>680 ワルドさん、体は鍛えてるみたいだから、そういう意味での身体強化はしてるよね。
魔法で身体機能ブーストするって、出来るのかな。難しいような気がする。
魔法による身体強化ってあるとしたら水系統になるのか? だったら風のワルドができないのも無理はないが・・・ しかし、遍在なら人間離れした動きをしてもいいよな
>>681 「なの(ry」や「東h(ry」もNE☆
三沢さんならウェールズを亡命させられた
若獅子という単語に一瞬、臨獣ライオン拳の人かと思った
>>686 水のスクゥエアスペル!
身体強化の呪文!
その名も
「バストアップ」!!
フェイスチェンジがスクゥエアなんだから、バストアップも同じで。
……考えてみりゃ、身体機能強化って、顔変えるより遥かに難しい気がする。
>>689 一瞬どころか未だにライオン拳の人かと思っちまう
>681 fateのどこに穴がある?いい加減なこと書くなよ
>>686 ワンピースのルフィがやる「ギア2」の原理を体内の水の流れを加速させることでで再現・・・は厳しいな
反動のことを考えるとできるレベルはたかが知れてるし普通に魔法使った方がよさそうだ
この流れ、スレが荒れる!! ネタでも振るか・・・ ルイズと相性の良い変態な奴っているか? こう、変態紳士的なの
>>693 単に強い身体能力が要るだけならゴーレムでも作ったほうが早そうだしな
限界以上の力を出したらその分ダメージ入りそうだし、あったとしても異端なきがする
まあ、水のメイジとかが切り札として持っておくとかっこいいのも確かだw
えーと、妥当なところでは……モット伯?
>>694 くま吉、ハルケギニア的には人語を解する亜人だぜあいつ
獅子といえばウルトラマンレオの人帰ってきてくれないかな。
>>694 Mr,2ボン・クレー
クロノス・デ・メディチ
偏在は本体ではないので、ヤバイ魔法か薬で更なる強化ができるのではないだろうか。 それとも、強化すると本体と違いすぎるとなって崩壊するのか。
>>694 ロリコンフェニックス。マスクを取らなければ亜人で押し通せる。
身体能力も異常。タバサに夢中になるかも知れないが
ルイズが本命になる公算が高い。
>>696 アンタのおかげで、名探偵だよルイズちゃんって電波が来たぜ!
書こうにもし、ギャグ漫画日和もって無いんだよな・・・・
ああ、申し訳ない。 型月の話題はご法度だったのに。 ホントに申し訳ない。
マクロスシリーズの移民船団の一つが辿り着いた惑星がハルケギニアのある惑星だったってのを妄想した。 ハルケギニア人を始めとする先住民は実はプロトカルチャーの末裔で魔法はプロトカルチャーの超技術の名残で、 サモンサーヴァントは実はフォールド現象を起こす魔法で聖地には魔法の源たるプロトカルチャーの遺跡があって、 佐々木さんはマクロスゼロの時代にハルケギニアに飛ばされた元統合軍人で、竜の羽衣の正体はVF−0で・・・、 などと妄想してたらマクロス側の設定がほとんどオリジナルにならざるを得ないから事実上板違いになることに気付いた。
>702 それは相性がいいとはいわんようなきがする
つーかコンセプトからしてifスレだろ
>>705 単純なクロスのすれってないんだよね。
IFスレはクロスお断り、みたいな空気あるし。
変態仮面、パピヨン、太臓、垣原、キース、正月仮面はおろか、クマ吉&マジック三井さえ既出とは・・・ 「幕張」の奈良 最悪の部類の変態だから紳士的じゃあないが
>>700 小ネタのチェックを怠るな!
未来のお前が過去に書いてるぞ!
変態というより、ルイズとはカトレア姉系のヒロインが似合う気がする。 おっとり系のお姉さんキャラが召喚されたのってあったっけ? 一度、永遠のアセリアのハリオンで書いたけど、召喚されるまでは良いけど話が続かない。
コガラシはもういいのが来てるし、あれは変態紳士じゃなくて変態メイドだ。 変態メイド……イケナイ妄想をしてしまう響きだなぁ! 炎の転校生より、滝沢父はどうだろうか? ワの人との決闘(ラローシュ編)で 「では行くぞ使い……な、いつの間に後ろを!?」 「残念だが、早々に決着を付ける、ワザキタスパーク!」(むはぁ〜) ※ワザキタスパークとは!? 他人の背後をとり、服の襟から背中に向かって熱い吐息を吐きかけ相手を悶絶させる必殺技だ!
身体強化で思いついたが皮膚の表面だけを鉄に錬金して防御UPとかできんかな? 生体部分の錬金が無理なら油かなにかを塗りつけてそれを錬金するとか。 ギーシュが逆パターンやってたからドット級でもできることだと思うんだが。
>>708 なんてことだ!
紳士な電波は時間も空間も超越するとは!
>>694 相性がいいかどうか分からんが、
アラシヤマなら要所で友達や友情という言葉を使えば大活躍してくれるぞ
迷宮職人の人帰ってこないかな・・・。 キャラのやりとりが良い感じで放置するのはもったいないSS
>>711 皮膚錬金して鉄の部分が砕け散ったら、戻ったときグロテスク極まりない事になるぞ
>>711 >油かなにかを塗りつけて
つまり、全身にワセリン塗ってテカテカにして戦いに臨むわけか!
超兄貴ですね、分かります。
>>711 ハガレンのグリードじゃあるまいし、鉄なんかで体覆ったら動けなくなるぞ
つかそんな薄い鉄じゃ凹んだ部分が食い込んで余計に痛そうだ
>>711 隙間が出来ないように錬金する→呼吸が出来ない→呪文も唱えられない→解除できるわけが無い→窒息死
というパターンが思いついたw
>709 まとめ&小ネタを見ると結構いるよ。 アネメアさまとかミントとか
ルイズってなんだかんだでお姉ちゃん子だから、姉キャラとは基本どんな形でも上手くやるっぽいね。
>>710 あの人はまともに戦っても強いのに、妙に小ざかしい技使うからなあ。
鏡で日光反射して目くらましとか、ドアではさんで攻撃とか。
たっ確かに(汗) いろいろやばいな生体錬金鎧… そうだ! だったらワルキューレを身に纏えば…ってアイアンマンチックになっちまったw
重くて動けなくなるのが関の山だろうな
>>723 ワルキューレを魔法で動かして「マジカルパワードスーツ」!
ワルキューレ単体で戦わせた方がいいな。
零式鉄球打ち込めば?
ルイズ+ベルダンディ +天道かすみ +浅羽嬉子 +三世院やよい +風見みずほ ルイズがカトレアがなぜああなのか悩む日々を送りそうだ。
ギーシュのだと小さいから、着るみたいになるけど、 フーケのゴーレムくらい大きければ、中に搭乗できるんじゃね? むき出しの術者は弱点なわけだから、それを守れる利点は大きい。
カトレア違う、エレオノール。
周りが見えないってのは大きな欠点だと思うぞ 小さな穴じゃ視界が狭いし大きかったら弱点丸出しだし
>>694 相性最悪な変態なら幾つか思いつくなぁ
カズフサとか
>>729 つまり中の人役でドアラ連れてくれば完璧と
>>729 ぐはあっ、唯一の弱点がこの剥き出しの顔だと何故わかった!
こうですか。
ビヨンドの魔王が装備していた鎧を錬金できれば完璧
ゴクドー君呼ぼうぜ 一話にして人買いに売り飛ばされるルイズとかフーケより先に宝物蔵に忍び込むとか いつもの手口で武器屋の親父から金巻き上げたり中々面白そうなんだが
「黒大将に見られてる!」ですか>ビヨンド
コードギアスとのクロスなどどうだろう。なんか名前かぶってる人多いしw タバサの境遇にシンパシーを感じるルルーシュ。だがオルレアン邸にはなぜかどこかで見たことがある巻き毛カールのおっさんの肖像画がw ちなみにジョゼフはこれまたどっかで見たことのあるショタっ子、さらにトリステインの王妃様の若いころの二つ名は「閃光」w ハルケギニア=Cの世界とか
741 :
703 :2008/08/24(日) 19:47:20 ID:jnZ5hVCx
>705 ああ、うっかり書き忘れたが主人公は移民船団所属のVFパイロットで調査隊の護衛として降下したところで召喚される と言う筋書きだったんだ。まあどちらにしろ板違いなのに変わりはないけどな。
>706 過疎覚悟で単純クロススレ作ってみるか?
>>737 ドラゴンロアーズというのは生憎存じませぬ。
これはΩアビゲイルネタのつもりでした。
まあトリップものに比べてミックスは筆者の腕が問われるからな。
基本的に人体は錬金できないんだよね? 例えばウルヴァリンの骨格にコーティングされたアダマンチウムは錬金できる?
貴重なものほど作りにくいみたいだし 魔法に対する耐性を持った素材みたいなのがあってもおかしくないんじゃないのかな
え、人体錬成?
ついでに練金かけてその場で有効打になるか疑問、希少金属は一ヶ月がかりで練金掛け続けて少量しかできないみたいだし
>>727 超魔ゾンビとかアースメテオンを思い浮かべた
前者は色々と外道、後者は完全にロボット物のノリだが
>>736 それよく妄想するw
ルイズがルルーシュ召喚したとすると、タバサとの絡みにもってくのが難しいんだよな……。
かと言って、タバサが直接ルル召喚しちまうと、シルフィードが竜形態で移動に貢献してきた辺りがややこしくなるし……。
誰かその辺上手くまとめてくれる人が書いてくれないかな。
「破壊の杖が欲しければ私を倒していくがいい」ですか? わかりません
>>754 KMF付でどうだろうか
え?俺がやれ?
無理ですがな
狼に食われるバーサーカですか?
それにさわるなよ・・・
>>755 ツカツカツカ
ぱたっ
「…あれ?」
「も、もう一度だ」
ツカツカツカ
ころん
「も、もういっぺん」
ころん
「「「なんべんでもやっとれ!親子二人で!」」」
>>754 > かと言って、タバサが直接ルル召喚しちまうと、シルフィードが竜形態で移動に貢献してきた辺りがややこしくなるし……。
モンモンやキュルケに召喚させればいいんジャマイカ?
>>760 ウルトラ親子乙
つーか俺と同世代だな?www
>>755 キラーマジンガなんて召喚したらとんでもないことになるぞ、デフォでマホカンタ張ってるし
764 :
176 :2008/08/24(日) 21:10:05 ID:waSkB0pr
176です。 今執筆しようか考えていますが、クロスした結果の作品がそうではなくても、元がエロorグロの場合は投下は避難所でしょうか?
テンプレに書いてる
>>756 燃料をどうすんだと思い、コルベール先生の錬金で作ってもらおうかと考えたんだが、ググってもサクラダイトが一体何から出来ているのかが解らないんで、その描写が書けそうもないw
変態ではないが暗黒ジョージは紳士だぞ
>>766 よく分からないが、消費しても時間の経過と共になぜか直る!
とか
燃料以外のエネルギーがエンジン内に満ちていて稼動し続けられる!
とかにしちゃえばいいんだぜ
>>764 首が吹っ飛ぶギーシュ君が浮かんで仕方ない
ハルケギニアが12000後の未来の地球とか見たいな ブリミルの遺言で「その時、天空に勇者を迎える為の呪文が刻まれる」 とか言う伝説があって、ある日夜空にでっかく「オカエリナサイ」の文字が… タルブに残された全長200メイル鋼鉄製巨大ゴーレムの操縦者にアンアンとルイズが選ばれ(才人は死亡) 二人を鍛える指導者役にアンドバリの指輪でやっと生きているウェールズが猛特訓を…
>>736 > コードギアスとのクロスなどどうだろう。
ルイズがスザク又はカレン召喚
モンモン又はキュルケがルル召喚
シェフィールドの代わりにV.V
そしてテファがオレンジ召喚
という電波を受信した。
>>770 未来の地球から恒星間移民船で移住した先がハルケギニアで(ry
実はトリスタニアの城の地下にはレーザー砲付のその移民船が(ry
その「たん」禁止ー!
>>770 貴殿が書いてくれるのをハンカチ用意して正座しながら待ってます。
まあ聖地に自由の女神が埋まってる、って予測は散々されてたしなw
>>763 宝物庫の前でフーケ撲殺ですねわかります
>>761 そいつらでもタバサとの絡みへ持って行くのは難しいんだが……。
>>768 んなことにしたら策略の他に、戦闘でもルルが無敵になるw
あーもう俺には無理だ。
誰か俺の妄想を形にしてくれw
ジョゼフが阿部さんinインモラル召喚
ルルーシュ召喚ねぇ・・・ プロットをラストまで組み上げとかないと、あっという間に破綻するな ルイズに妹フラグがたてば、ルルは力の限りにルイズを守るぞ ただし、手段は選ばない そして、詰めが甘い 加えて、情に流されやすい あと、童貞 それと、童貞
ナナリーが死んだと思い込んでもとの世界に帰る気のないルルーシュをルイズが召喚。 シャルルをジョゼフが召喚。 これでタバサフラグだって立つ。
見える見えるぞ。ニューカッスル城ごと足場崩しでレコキス兵一掃。フハハハハハと高笑いする姿が!(見えない
シャルルとジョゼフは相性悪そうだけどなw どっちも相手の下につくのは拒否しそうだ ……シャルルにジョゼフを殺させたらイザベラ様フラグが!
シャルルとジョゼフ? 名前の時点でかなり拙そうだけど……世界を破壊する、という一点で協定が結ばれれば恐ろしい事になるな。
>>770 むしろハルケギニアは12000年後のシリウスで、地球帰還直後のノリコを地球から召喚。
地球も文明が退行してるけどシリウスは宇宙航行時代の事すらさっぱり忘れていたというw
というかシャルルは名前的にジョゼフと相性悪すぎる気がw
シャルルや、もっと低く飛びな!
シャルルの行動目的とか、まだハッキリ解ってないんだよな。 やはり原作が完結してから考えるべきか。
つかコードギアス自体キャラもシナリオも破綻して(ry
>>780 足場崩しが成功したと思ったら大穴が開いてみんな落ちていくんですね、わかります。
>>788 そして、こう呟くのです
「おのれジョゼフうぅぅぅぅ!」
でも、ルルだとワルドが活躍出来そうだ。雰囲気的に
練りに練った作戦が、ワルドの力任せな魔法で破られる
「バカな!戦術で戦略を覆すなど、スザクじゃあるまいし!」
そこで玉城を召喚
ゼロと聞いてまず ブラックソード・ゼロが召喚されるなんて 妄想をしたがちょっと無理があるか コブラならいけるかもしれんが…
ライガーゼロ召喚
レッゲル(ゾイドのご飯)は精製すんの無理だと思う。 高純度金属イオン水だったかな確か。
人間系の召喚ができるのは、虚無=ブリミル or フォルサテの 直系のみという縛りが結構きついな。 トリステイン系 ルイズ、公爵、カリーヌ、エレオノール、カトレア、 マリアンヌ、アンリエッタ ガリア系 ジョセフ、シャルル、タバサ、イザベラ ロマリア系 ヴィットーリオ アルビオン系 テファ、ウェールズ、ジェームズI世 おまけに、召喚者は四系統魔法が使えてはいけない。 しかも、ルイズとテファ以外は無能(というか不能に 近いのか?)扱いによる性格変化は避けられない罠。 アンリエッタによる召喚とか考えたが、アンアンでは なくなってしまったので断念した。
レッゲルはジェネのみの設定じゃなかった?
どうりで。 スラゼロまでの俺には分からなかったわけだ。
そう言えば原作でもアンリエッタの使い魔とかって出てなかったような
>794 抜け穴がないこともない 佐々木さんみたいに武器召喚に巻き込まれた、とすればいい 召喚場所は聖地周辺になる可能性が一番高いみたいだが、それも絶対ではない ロケラン持ち込んだ名前不明の兵士が聖地からオスマンの行動範囲に歩いていったとは考えにくいからな それを利用すれば人間系召喚をしても問題ないだろう
特に予約が無いようでしたら、50分から小ネタを投下します。 漫画版ジャイアントロボより、九大天王のあの人を召還です。
>>789 ワルドってそこまでの実力派か?
確かに強いっちゃあ強いだろうけど、原作二巻で才人にあっさり片腕持ってかれてるし、三巻で風竜を蜂の巣にされてるし。
>>801 VSサイトの時は本調子じゃないしVS零戦はそもそも比べられないだろ
ブリミル「白人でなければ人間ではない」 これで OK.
804 :
ゼロの署長@ :2008/08/24(日) 22:51:17 ID:NwSgVKKP
―ニューカッスル アルビオン王国最後の兵達が、絶望の戦いに身を投じようというその日、 城内の礼拝堂では、異例の婚礼の儀が執り行われていた。 夫婦となるのは、トリステインの貴族 ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルドと、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 参列者は、媒酌人となるプリンス・オブ・ウェールズただ一人。 武人として誇り高き最期を望むウェールズに心打たれたワルドが、是非に、と申し出た結婚式であった。 「・・・では 新婦 ラ・ヴァリエール公爵三女 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール 汝は始祖ブリミルの名において この者を敬い 愛し そして夫とする事を誓いますか?」 室内に、ウェールズの澄み切った声が響く。 一方、当の新婦であるルイズは、どこか浮かない表情をしている。 突然とんとん拍子で進んでしまった結婚の話に、気持ちの整理がついていないのだ。 「さあ ルイズ」 「え? ええ・・・ 私 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは・・・」 「 待 て 待 て ま て ぇ ぇ ぇ い ッ ! ! 」 突如、室内に響き渡るダミ声に、居合わせた三人が思わず振り返る。 直後、入口の扉を勢い良くブチ破り、白黒のツートンカラーのモンスターマシンが突っ込んでくる。 「な!? コイツはッ!!」 「ガーゴイル!? まさかレコン・キスタかッ!?」 「いえ! 違うわッ! これは・・・!」 ルイズが記憶を巡らす。 赤色のランプを回転させ、けたたましいサイレンを響かせるそれは、 『彼』が住んでいた世界の治安を守っていたという、機械仕掛けの馬車・・・。 「まさか!? オオツカなの!」 「菊の花びらッ!!」 ルイズの問いかけにあわせ、鋼の機体が宙へと跳びあがる。 勢い良く回転する4本のホイールから、ちんまりとした手足が飛び出し、 ボゴンと開いたボンネットから、愛嬌のあるダンゴ鼻が顔を覗かせる。 車から太っちょのおっさんへと変身した乱入者は、空中でクルクルと回転しながら ウェールズとワルドの間に華麗に着地した。 「オオツカ! どうやってここまで・・・」 突然現れた自分の使い魔に、ルイズは驚きを隠せない。 それもそのはず、彼は襲撃者から主を守るため、ラ=ロシェールの街に留まったハズである。 「フフン 国際警察連合を侮ってもらっては困るな ミス・ヴァリエール あの程度の敵にてこずるようでは、九大天王は名乗れんよ」
805 :
ゼロの署長A :2008/08/24(日) 22:53:42 ID:NwSgVKKP
言いながら、大塚はルイズの肩を叩くと、そこに付けていた小型の発信機をヒョイとつまみあげた。 「い いつの間に・・・」 「それに ワシは嬢ちゃんの使い魔である前に 梁山泊の法の番人 異世界の事とはいえ 巨大な犯罪の芽を見過ごすわけにはイカンからな」 「犯罪の芽・・・?」 大塚のいわくありげな言葉に、眼を丸くするルイズ。 一方のワルドは、歴戦の戦士らしい鋭い眼光へと戻っていた。 「トリステイン魔法衛士隊隊長 ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド! お前さんには 結婚詐欺の嫌疑がかかっておるぞ!!」 「・・・!」 2人が同時にワルドに視線を向ける。 当のワルドは、以外にも落ち着いた様子で、大塚を静かに睨んでいる。 「ワルド・・・あなた」 「濡れ衣だ!!」 ルイズの疑惑を一喝で封じると、ワルドは静かに、だが強い口調で話し出した。 「ミスタ・オオツカ いくらあなたが彼女の使い魔でも いい加減な情報で 私のルイズへの愛を侮辱することは許しませんよ それ程の事をおっしゃるのなら 何か根拠があるのでしょうな?」 「・・・今 愛と言ったかね? その愛 君達の神 始祖ブリミルの前で誓えるかな?」 「勿論」 「ならばこうしよう ここから先はウェールズ殿下に代わり ワシが媒酌人を務める ワシの前で互いを伴侶とする旨 誓い合うことが出来たならば その時は無罪放免 ふたりが結ばれるのを止めはせんよ どうだ?」 「・・・わかりました それで 私の嫌疑が晴れると言うなら」 ワルドが内心で胸を撫で下ろす。 長年アンリエッタの腹心を装い、トリステインの貴族達を欺き続けたワルドである。 いかに油断ならない人物とはいえ、面識の薄い大塚を騙し通す事など、容易いものと思われた。 話は決まったとばかりに、両手をわきわきと動かしながら、大塚が二人の前へ立つ。 「そういうワケです 殿下は少しばかり下がっていてくだされ」 「え ええ・・・ しかし」 「大丈夫! 時間ならたっぷりありますぞ 取調べの邪魔が入ってこぬよう 城の周りは厳重に『封鎖』してきましたからな」 大塚の事も無げな発言に、3人が瞠目する。 城を囲むレコン・キスタの大軍を封じる術など、一朝一夕で施せるとは思わなかった。 3人の視線を気にも留めず、大塚が話を進める。 「それじゃあいくぞ! ご両人 これが 新郎新婦に捧げる ワシからの『おもてなし』じゃあ〜ッ!!」 ― 大 塚 式 ・ ウ ソ 発 見 器 !!―
806 :
ゼロの署長B :2008/08/24(日) 22:56:16 ID:NwSgVKKP
大塚の指先が振り下ろされた直後、瞬く間に周囲の景色が変貌を遂げる。 礼拝堂の壁が蜃気楼のように揺らいだか、と思った瞬間、パッとすべての背景が消えうせ・・・ 気が付いた時、一行は巨大なドンブリの中にいた。 足元を覆いつくす黄金色の衣。 つま先から伝わってくる、重厚な豚肉の弾力。 肉の間からのぞく、拳大の米粒。 人間サイズの玉ねぎが放つ香ばしい匂い。 余りにも常軌を逸した超展開に、3人はたちまちパニックに陥る。 「な な な なんなの!? なんなのオオツカ!!」 「地面がッ! 地面が『 カ ツ 丼 』に!?」 「まさか 先住魔法!?」 一方の大塚と言えば、いつの間にか出現したデスクの前に座り、眩いライトを二人へと向ける。 「さ いいから ふたりともこちらへ座りなさい」 言われるがままに、キャスター付きの椅子へと腰をかけるふたり。 「さて 二人とも ドンブリの外に浮かぶ巨大な手錠は見えるかね もし ワシの質問に対し 偽りが認められた場合 あの手錠が直ちに ウソつきの全身を絡め取って 八つ裂きにする手ハズとなっている」 「・・・!」 「いやいや そんなに怯える事はない 先ずは ソレを食べ終えてからの話だからね」 そういうと、大塚はふたつのドンブリを両者の前へと差し出した。 「・・・なにこれ? オオツカ」 「カツ丼だよ ・・・さ 冷めない内に食べなさい」 「なッ! アンタ 私をバカに・・・」 言いかけて、ルイズははたと口を塞いだ。大塚の目は真剣そのものだった。 「分からないな ミスタ・オオツカ こんな事が何に・・・うおッ!」 不用意にフタを開けたワルドが、思わず驚きの声を漏らす。 ドンブリの中で、カツ丼が眩い光を放っていた。 「オ オオツカ これは・・・」 「さ どうぞ」 「・・・・・・」 ワルドがしばし思案する。これは既に大塚の術中なのか・・・? あるいは、このカツ丼の中に何か薬を・・・ (いや) 頭の中に沸いた仮説を、ワルドが自身で打ち消す。 奇妙な話ではあるが、ワルドは敵である大塚の矜持を信頼していた。 大塚は、話の中で『法の番人』を名乗った。 その法の番人たる彼が、幻術で証言を導いたり、食事に一服盛ったりといた 法を犯すやり方で自白を引き出そうとするハズは無かった。
807 :
ゼロの署長C :2008/08/24(日) 22:58:36 ID:NwSgVKKP
「分かった まずはこれを食べればいいのだな!」 そう言うと、ワルドは割り箸を引き抜いて、眼前でパッキィ、と真っ二つに割った。 慌ててルイズもそれに習う。 「「いただきます!」」 食欲を誘う香りを放つ豚カツを一切れつまむと、おそるおそる口へと運ぶ二人。 ―刹那、電撃が二人を襲う。 「!? ち 違う! 学院でもフライや肉料理は度々出るけども これは そんなものとは比較にならない! こんなにタップリと汁が入っているのに 衣が口の中でサクサクと弾ける!?」 なれない箸を懸命に口元へと運びながら、ルイズが叫ぶ。 「そ それに・・・この卵とじがまた絶妙! 割り下を薄味に仕立てる事によって 素材の持つ旨味を存分に引き出している! 玉ねぎの爽やかな甘みが豚肉のくどさを抑え 濃厚な卵が全体をまろやかに仕上げている なんという味のハーモニー! これが ロバ・アル・カリイエ伝統の職人芸なの!?」 「それだけじゃないぞルイズ! ポイントは米だ!! 東方特有の甘みを閉じ込めたようなふっくらした米に 肉汁の旨味を凝縮した汁が絡み合う 正に奇跡のコラボレーション! 主菜である米の上におかずを乗せる等・・・と 所詮庶民の料理とタカをくくっていたが これは・・・!」 震える指先を抑えながら、素材のひとつひとつを吟味するワルド。 ゴクリ、とウェールズが生唾を飲み込む。 「フフ 旨いのも当然 大塚家秘伝のレシピに加え トリステイン人の舌に合うようにと マルトー氏の元で修行をし 研鑽に研鑽を重ねた至高の一品だからな だが! 旨いのは 単に技術や素材の問題だけではないぞ!」 「あ ああ・・・!」 全身を駆け巡る旨味が、ルイズの思考を遠い日へと飛ばす。 眼前に映るのは、懐かしいヴァリエール邸。 目線の高さに違和感があるのは、幼き日の思い出ゆえか。 (なんだろう・・・? とてもいいニオイ) 心躍るままに、少女が邸内を駆ける。 やがて辿りついたのは年季の入った厨房。 そっと室内を覗き込む。そこに居たのはルイズの大好きな姉、そして・・・ 「お母様!」 信じられないとばかりに、ルイズが驚きの声を上げる。 幼い頃から、教育に厳しい母であった。 平民には平民の仕事があり、彼らの生活を守る事こそ、貴族の成すべき務め、と教えてくれた母だった。 その母が、平民の領分である厨房に通い、たどたどしい手つきで使用人の真似事をするなど、考えられなかった。
やべぇ、カツ丼食いたくなってきた支援
カツ丼は取り調べの最終奥義支援!
810 :
ゼロの署長D :2008/08/24(日) 23:01:04 ID:NwSgVKKP
「随分と不器用な親御さんじゃあないか 愛情の篭った手料理を 愛娘に振る舞いたいのに 貴族の見本を示すべく その事を口に出せなかったなんて」 全てを見透かした瞳で大塚が言う。 ああ、そうか、とルイズは全てを理解した。 このカツ丼の隠し味は、おいしい物を食べて貰いたいという、作り手の真心なのだ。 だからこそ、ルイズは自身でも覚えていなかった、母の手料理を食べたあの日へを思い出したのだ。 「うっ うう・・・」 真横から聞こえてきた呻き声に、ルイズの思考が現実へと引き戻される。 横を向いた瞬間、ルイズは驚愕した。 ワルドが、あのワルドが泣いている。 瞳から大粒の涙を溢れさせ、大の男にあるまじき醜態を晒している。 「くっ こんな・・・ まやかしだ・・ だのに・・・ それなのに・・・」 どこかを痛めたかのような悲痛な表情で、言葉にならない言葉をもらしながら、 一心不乱にカツ丼をかき込むワルド。 カッカッカッというテンポの良い箸の音のみが周囲に響く。 ポリ、 ルイズが付け合せのお新香をかじる。涙の味がした。 ・ ・ ・
811 :
ゼロの署長E :2008/08/24(日) 23:03:03 ID:NwSgVKKP
湯のみ茶碗を手に取り、ようやくふたりは一息ついた。 素朴なほうじ茶のあたたかさが、心の平静を回復させる。 ルイズはやがて、静かに考え出した。 (ワルドは私に 何度も愛していると囁いてくれた けれど その中に あの母の手料理ほどに 暖かさを感じた言葉があっただろうか? 私はただ 言葉に酔い 舞い上がっていただけでは無かっただろうか・・・?) 「さて どうやらすっかり食べ終わったようだね」 「・・・」 「それではお二方に改めて問おう 汝らは 始祖ブリミルの名に於いて 互いを愛し 敬い 残りの人生を共に歩むことを誓いますか?」 「私・・・ わたし は ・・・」 「・・・誓えません」 「ワルド殿!?」 ワルドの変節に、ウェールズが驚きの声を上げる。 「ミスタ・オオツカ あなたは酷い人だ・・・」 ワルドが苦笑する。嵐が去った後の湖畔のような、穏やかな笑顔だった。 「身を焦がす野望のためなら 全幅の信頼をよせる主も 自分を慕う許婚者も 自分自身の心をも裏切れるつもりの私だったが ・・・母の笑顔だけは とうとう裏切れなかった 結局 俺は本物の悪党にはなれなかった・・・」 「ワルド・・・」 「・・・話してもらえるかね」 「あなたの推測する通りですよ 俺は レコン・キスタ側のスパイだ」 「!!」 ワルドの告白に、ルイズとウェールズは思わず息を呑む。 ワルドは淡々と話をつなぐ。 「このアルビオン行での 俺の目的はみっつあった ひとつはアルビオン軍の指導者 ウェールズの首 ふたつめはトリステイン、ゲルマニアの同盟に亀裂をもたらすであろう アンリエッタ王女の手紙 そしてみっつめは 伝説の虚無の才能を秘めた少女 ルイズ・フランソワーズ・・・」 「そんな! どうしてなの!? ワル・・・」 尚も問い詰めようとするルイズを大塚が手で制する。 「ともかく 詳しい動機は署に戻ってから聞こう ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド 詐欺未遂及び殺人未遂の容疑で逮捕する!」 元の姿を取り戻した礼拝堂に、ガシャリ、と手錠の乾いた音が響く。 ルイズは傍らに落ちていた羽帽子を拾い上げると、ゆっくりとワルドへ被せた。 ・ ・ ・
812 :
ゼロの署長F :2008/08/24(日) 23:05:20 ID:NwSgVKKP
ニューカッスルの場内に大塚のサイレンが悲しげに響く。 ワルドとルイズは、寄り添うように後部座席へと乗り込んだ。 そのまま発進するのかとウェールズは思ったが、意外にも、ボンネットがバカンと開いて大塚の丸顔が再び飛び出した。 「何をしておられる? 殿下 早く助手席に乗って下され」 「・・・え?」 予想外の問いかけに、一瞬、ウェールズが言葉に詰まる。 「いや・・・ お気持ちは有難いが 私には王家の人間として 果たさねばならない義務があります」 「いやいや その 王家の義務を果たすためにも あなたにはぜひ同行してもらいたいのです」 「ハァ・・・?」 「つまりですな・・・ あなた方と敵対しているレコン・キスタの指導者 オリヴァー・クロムウェルには とある指輪の窃盗容疑がかかっていましてな どうやら 大捕り物になりそうなので 殿下にも一仕事して貰いたいのですよ」 「!!」 ウェールズは括目する。 目の前の男は城を囲む大軍を単機で突破するだけではなく 直接敵の本陣に乗り込んで、総大将をしょっぴいて行こうと言うのだ。 あまりの無茶苦茶さに、ウェールズの口元にも笑みがこぼれる。 「それに・・・ 言いにくいことだが 殿下にも窃盗の容疑がかかっていましてな できれば署の方で じっくり話を聞かせて貰いたいのですわ」
ミスター味ッ子的ないい話に!? 支援
814 :
ゼロの署長G :2008/08/24(日) 23:07:04 ID:NwSgVKKP
「? そんな・・・! 私は何も盗んでなどいませんよ!」 「い〜や! 貴方は大変なものを盗んでいったハズだ」 「・・・?」 「アンリエッタ姫殿下の心です」 「・・・・・・・」 「プッ」 大塚の道化じみた演技に、ワルドが思わず吹き出す。 「それはいけませんわね 殿下 取調室で たっぷりとカツ丼をご馳走になるといいですわ!」 「さ! ネタは上がってるんだ! 神妙にお縄を頂戴しろ プリンス・オブウェールズ!」 「・・・ハイ!」 大塚の芝居がかった台詞に頬を高潮させながら、ウェールズが助手席へと乗り込んだ。 三人を乗せたパトカーは、モーレツな勢いで城壁をブチ破り、荒野へと消えていった・・・。 ・ ・ ・ 来るべき近未来ッ!! ハルケギニアは未曾有の動乱の時代を迎えつつあった!! 各国がそれぞれの思惑で策動する中 いかなる勢力にも属さず 法と人情によってこの世の秩序を守ろうとする異邦人の姿があった その名は――
アンリエッタ王女の心の窃盗容疑 支援
以上で投下終了です。 大塚署長は梁山泊最後の良心です。
乙 大塚署長って九大天王で通り名がないんだよな
乙 大塚署長のかつ丼食いたいっすw
乙 ハルケって近未来なのかw
ハルケの近未来だよな? これだとシエスタのお爺さんが草間博士になるのかw
乙
>>818
“署長”が通り名なんじゃ?
>>736 いっその事、某左手よろしく
ルイズ:本家ルルーシュ
ジョゼフ:「反抗」版ルルーシュ
ヴィットーリオ:「幕末」版ルルーシュ
ティファニア:ゼロさん
と言うのはどうかw
>>822 「ゼロさん コードギアス」で検索してみた
ナナナ面白いことになってるなーw(←単行本派)
824 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/24(日) 23:36:58 ID:4wvpfNJT
梁山泊 九大天王といえば やはり、この人しかいない!!!! 「貴様、このわしとの勝負よりも、そんなものを守っって!」 「ふ、これが俺の役目だ、なぁ大作それでいいんだ… ロボには命令するんじゃない、一緒に戦う、その気持ちを忘れるな 」 「くくぅ 」 「どうした、衝撃の、お前さんも一緒に逝くか 」 「何を言う戴宗、わしは納得いかんのだ! 貴様との決着がこんなもので良い筈があるまい!!」 「未練だぜ… 」 「戴宗… 」 「あんた誰?」
でもゼロ魔クロス、テンプレ化している冒頭を見ていると…… その日、トリステイン魔法学園は地獄と化していた。 一度、二度と爆発が起きるたびに生徒達が逃げ出していく。ゼロのルイズが召喚の儀に挑む姿を揶揄しようとして集まっていたのが悪かったのだろう。 逃げ出した者が居る、気を失った者が居る、失禁したものさえ居る。 まさに地獄絵図。 ありとあらゆる死を経験した死体が現れるのだ。 辺りに漂う血の匂いに、嘔吐の臭いが混じっていく。 誰もが言う。ルイズ、もう止めてと。だがルイズは自らを止めることは無い。 彼女が望む、彼女の理想そのものの使い魔を召喚するために。死体を召喚する事が自分の力と認めない為に―― そうなりかねないんですよね、このスレって……それをうまく処理する作者の方々に敬礼。
>>794 これを見て思ったが、アンアンが虚無でもOKなんだよな?
っていうので思いついたのが、アンアンがベルセルクから絶対者となったグリフィス召喚。
ヤツはきっと異世界つれてこられても、その地で国取りを狙う。
しかも自分を召喚したのが王女となれば尚更好都合。
ただ、以前の失敗を繰り返さない為、急がずあせらずに……
自分で選んだメンバー(平民・メイジ関係なし)で新生鷹の団結成して、国のピンチを救う。
で、ウェールズの死後傷心のアンアンに優しげに取り入り、惚れさせる。
数年掛けて徐々に国の主導権を握り、支配を開始。
それに気がついたルイズ(虚無でない)が、いきなり現れた訳の分からない男に
国がのっとられていると感じて、友人として進言するも既にグリフィスべったりのアンアンは聞き入れない。
ウェールズもグリフィスに人知れず謀殺されてたなら、国を取り返す感じでストーリー展開出来そうだ。
…っと、長文失礼
問題は国を取り返すストーリー展開と 取り返した後どうするかってことだな そしてルイズの行動原理のための正義 劣勢を覆すとなると、かなり上手くないと辻褄が合わないし グリフィスさん圧制とかやらないだろうし…… 気に入らないからって追い落とすのはさすがに不味い でも是非読んでみたい作品ではあるかも
ハルケギニアにグリフィスは難しいだろうなぁ 他のゴッドハンド出すかしないとライバルがいない あまりにも圧倒的すぎる。ゴクウよりやばいかもな・・・
>>828 というかベルセルク本編でもほとんど敵無しだしなw
ライバル出さずに話を展開してもいいかもしれんが、長編だと面白くするのは難しいだろうな……
ゲルマニアの皇帝にはベっちーでガニシュカ的存在になってもらうとかw ……国土が近すぎるけどどうだろ?
普通にべっちー召喚でええやん まぁ、ルイズがちい姉さまを捧げる展開になってしまいますが
>>823 敵ボスが「コードギアスッ!ナイトメア・オブ・ナナリーィィィィィッ!」と
作品タイトルを絶叫する漫画ですから。
>>831 逆にルイズが捧げられてみるとか
ワルドとアンアンが容疑者ツートップで、大穴がカトレア
虚無覚えていれば蝕でも生き延びられない事もないかもしれない
>>831 婚約者だから、いっそワルドを捧げれば問題なしとか。
善き思い出をありがとう。あなたの死は無駄にしないわ。と、自己陶酔に浸るルイズw
あらゆる世界に存在する100人のルイズが集まって最後の一人、ザ・ワンになるまで戦う どちらかといえばIF向きか?
あまり影響を与えないでやるならば オリキャラを親友設定で登場させ、そいつを……という事が出来るんじゃ
べっちーって大事なもの一人でも捧げればおkなんだっけ? グリフィスみたいに大事な人根こそぎじゃないのか
>>837 伯爵は妻だけじゃなかったっけ
その次は娘で
グリフィスにとって大切なのは自分の軍隊たち全てだったからああなっちゃっただけじゃない?
グリフィスの場合は人と言うよりも鷹の団その物を差し出したようなイメージがある
>>828 本編ですら無敵だもんね
連載から10年くらいたってるのに足元にすら辿りつけてない
ってかあれに人間のまま勝てるのかね?
あと10年くらいはかかりそうw
小ネタに覇王の卵召還あったけど前編で止まってるね
後編があるとすれば、ちぃ姉さん捧げてBAD END。
ワルドを捧げてHAPPY END?
>>832 まあ主役っぽくなった人もタイトル(半分)を叫んでるけどな
>>837 根こそぎだったら鷹の団だけじゃすまないような気がしないでもないので、
ある程度以上に大事に思ってる人物って感じか?
ガリア王がシャルルを殺したのはまさか・・・(汗)
『大切なもの』だからな、グリフィスにとって大切なものは鷹の団だけど 芋虫みたいなオッサンは娘なわけだ。
もしくは、人間グリフィスをアンアンが召喚、時期は鷹の団でバリバリ頑張ってる頃で んで異界とは言え王家にお近づきになれるということで、腰をすえる。 で、上にある感じでウェールズの死後にアンアンを惚れさせ暴走し(理由は適当につけて)アンアンにアンアン言わせる アンアンと特別な関係になってしまった事で女王激怒! グリフィス追放orベルセルク的な拷問 そこをレコンキスタが引き抜きに来て、逆に利用してクロムウェルの立場を手に入れる。って感じ。 ウェールズ謀殺したのをグリフィスにするなら、何らかの形でアンアンが知って敵討ちの戦を仕掛ける。 だが、グリフィスの知将っぷり発揮で大苦戦→アンアン虚無発動って感じで。 ……なんか完結作品のゼロの蛮人みたいな展開だな。 そこから続けて作るなら、敗北後のグリフィィィス! が、聖地から流れてきたベッチー拾って覚醒! ……駄目だ、そうなったら虚無を持ってしても勝てる気がしないww
なんというか問題はグリフィスがどこ行こうが基本的にやること変わらなくて、かつそれが失敗するのが想像できないってことじゃないかと (いや、失敗したけどあれはガッツの影響が大きいから) で、ここまで確固とした自我を持ってるやつってクロスさせてみても結局原作と同じことするから面白みが薄いんじゃないかと 逆にグリフィスに影響を受けたキャラとか、ガッツばりに影響を与えられる人物を考えてみるといいのかもしれないけど……
グリフィスは人間の頃呼んだ方が面白いんじゃねえの
ふむ、芋虫のおっさんが柿の種の中の柿の種だけを愛してたから 柿の種だけ捧げて残りのピーナッツは残ったけど グリフィスはピーナッツも含めた柿の種そのものを愛してたから両方捧げることになったってことか パック召還はどうだろう ガンダ効果で虫の使徒ばりに亜音速でさっくり丸を振るう妖精・・・これはtueeee
グリフィス呼ぶならガッツとセットで黄金時代から呼ぶほうがよくないか? 人間を止めた後だとハルケギニア蹂躙展開以外難しいと思う
ソコでハルケ版ガッツとしてアニエスを大抜擢! 新生鷹の団・平民部隊千人長位の位置付けで、絡ませて行く。 ――ダメだ、イマイチ進め方が分からん。
アニエスはガッツというよりキャスカな感じだからな グリフィスと間に恋愛関係ない同等の立場になるのは難しい気がする
実は今小ネタでサザエさん召喚を考えている。
そうだよな……ガッツみたいにグリフィスと親友的な関係になれそうな男キャラが居ればいいんだが、いないよなぁ。 そういう位置付けをオリジナルでやるならならモブキャラにする訳にもいかんし、ガッツをテファ辺りに呼ばせても最終的に二人の世界になっちゃうし。 あ、あと、グリフィスはガンダでもヴィンダでもミョズでもなく、憚られる使い魔! コレだけは譲れんw
アニエスは、ダングルテールの復讐が動機で軍人になったからなぁ。 原作ではアンアンが取り立てたからアンアンに忠誠を尽くすけど、 グリフィスが取り立てたならグリフィスに剣を捧げるんだろう。 ただ、グリフィスを心のより所にすることはないだろうから、その点で キャスカと差別化できそう。
記すことすら褌られる使い魔の能力って何?
>>854 現状では原作でも記すことすら褌られてる
>>854 全ての力を飲み込む
神の卵 ハンプティダンプティ
だよ
遅レスながら、小ネタの署長GJ!! 今川魂が乗り移ったのか、ミスター味っ子的な展開には恐れ入ったw 無性にカツ丼が食いたくなってきたよww
>>854 それが判明すればもうちょっとネタの範囲も広がるんだろうが……
来月発売予定の新刊に期待しておくか。
そーいや、鋼鉄戦士くるみとかいけそうじゃない? 確かくるみの起動条件キスだったし。
鋼鉄天使じゃないのか?
そういえば虚無の使い手って一時代に4人以上現れる事はないんだろうか? ふと気になってしまった。
>>861 そうだった
古すぎてすっかり忘れてたorz
>>862 つまりジョゼフのピンチにイザベラ登場ですね
最大4人じゃないかな。 で、死亡すると同時に継承者が誕生するとか。 チベット仏教のダライ・ラマ風に。 が、虚無系統が忘れ去られて久しいために見出されないんだろう。 生まれても「魔法のできない出来損ない」で終わっちゃう。
虚無の使い手は何年周期で出てくるの?
作品の執筆中に突如浮かんだ小ネタがまとまったから投下したいな、 問題ないようなら25分に投下したいとおもいます。 クロス先は「ぼのぼの」、召喚されるのは森の仲間たちで
>>589 投下激しく乙
自転の速さで登録してきた
トリステイン魔法学院―― 二年次に進級する生徒達が使い魔を召喚、契約する 春の使い魔召喚を行っています。 その中でピンク色の髪をした少女が高らかに呪文を唱えていました 「宇宙の(省略)我が導きに答えなさい!」 詠唱の後、爆発、土煙に視界が覆われる、 「見ろ!煙の中になにかいるぞ!」 「何が召喚されたんだ?」 「ゼロのルイズが成功した!?」 ルイズと呼ばれた少女は満面の笑みを浮かべ収まりつつある煙の中を見ます、 なんとその中には… 「あれ…?アライグマくん?シマリスくん?どこにいっちゃったの…?あれ…?君たちはだれ…?」 なんと人語を話すラッコが立っていたのです。 「韻獣だ!!」 生徒の数人が驚愕の声を上げます。 「っ〜〜〜〜〜!!!!!!かわいいいいいいいいいい〜〜〜〜!!!!!」 それをみたルイズは大変、狂喜乱舞しながらそのラッコに体当たりをするように抱きつきます。 「きっ…きみはだれ?」 突然の体当たりにラッコは驚きます、 「あぁっ!ごめんね!私はルイズっていうの、あなたは?」 「僕ぼのぼのだよ。ねぇルイズちゃん、アライグマくんとシマリスくんをしらないかなぁ?」 ルイズはあわてて自己紹介をすると、ぼのぼのはのんびりとした口調で自分の友達のことを聞きます。 「あっ…ごめんね、使い魔の召喚であなたを呼び出しちゃったの…だからあなたの友達のことはわからないのよ…」 ルイズが説明している間に、タバサと呼ばれる女の子が召喚の儀を行っています、 タバサが呪文を唱え終わると、小さな影が煙の中から飛び出してきました。 「大変よーーー!!大変よーーー!!ぼのぼのちゃんが消えちゃったのよーーーー!!!アレ!?ここはどこなのーーー!?」 「おおっ!雪風のタバサも韻獣だ!」 会場から第二の驚きの声が聞こえます、そこに現れたのはこれまた人語を解す小さなシマリスでした。 シマリスとタバサの目が合います、シマリスはじーっとタバサの目を見つめると 「いぢめる?」 くりん、と顔を横にしました ボフンッ!とタバサの顔が赤くなります、口には出しませんが心境的には先ほどのルイズと同じ心境でしょう。
「あれ?シマリスくん?」 「あっ!ぼのぼのちゃん!よかったーーー!心配してたのよーーー!」 ぼのぼのがタバサの呼び出したシマリスに話しかけます。 「シマリスくんも来たんだね、僕たち「つかいま」っていうのになったみたいなんだ」 「えーーーーーー!?ぼのぼのちゃん!「つかいま」ってなぁに?」 二匹の頭から汗が飛んでいきます。 「さぁ…?」 「ここはどこなのかしらね?アライグマちゃんもくるのかしら?」 「おぉっ!今度はキュルケも韻獣だ!」 二匹が話していると、広場からまた声が聞こえてきます 今度はどうやらキュルケと呼ばれる女生徒が人語を解す動物を呼び出したようです。 「お〜〜〜い!ぼのぼのぉ〜〜〜〜シマリスぅ〜〜〜〜どこいっちゃったんだよぉ〜〜〜!」 「今の声…アライグマくんだね…」 「そうねぼのぼのちゃん!行ってみましょ!」 「なっ!なんだこいつっ!このっ!離せってんだよ!」 ぼのぼのとシマリスが騒ぎのする方向へ向かうとアライグマが胸の豊かな女生徒に抱きつかれていました。 「お〜い、アライグマく〜ん」「アライグマちゃ〜〜ん」 「あっ!ぼのぼのぉ!シマリスぅ!」 その声を聞きアライグマ君はキュルケと呼ばれていた女生徒の拘束を振り切りました。 「おめぇらどこいっちまってたんだよぉ!べっ!別におめぇらの心配してたわけじゃねぇんだからな!」 そういいながら涙を拭いながらぼのぼのたちに駆け寄ります。 「きゃははははは!!アライグマちゃん泣いてるの〜!泣いてるの〜!」 「うるせぃ!」 どげん! アライグマ君が茶化すシマリス君を豪快に空の彼方へと蹴り飛ばしました。 するとアライグマ君の頭に突然小さな影が飛びかかります。 「やい!鼻くそダヌキ!よくもうちの弟をいじめてくれたねっ!?」 「ゲッ!おまえは!」 なんとそこには誰が召喚したのかシマリスの姉、ショー姉ちゃんが立っていました。 「今度という今度は許さないよっ!決着つけてやる!鼻くそダヌキ!」 「だぁ〜〜〜かぁ〜〜〜らぁ〜〜〜俺はタヌキじゃねぇっていってんだろぉぉぉぉ〜〜〜!?子リスちゃぁ〜〜〜ん!!」 「おやめなさいッ!ケンカはいけませんッ!仲良くするのですッ!」 さらにもう一匹シマリスの姉、ダイ姉ちゃんも加わります。 「あらっ!?ショー姉ちゃん!?ダイ姉ちゃん!?」 いつの間にか戻ってきたシマリスが驚きの声をあげました。 「シマリス君…それだけじゃないよ…どうやら森のみんながここにきてるみたいなんだ…」 「えぇーーー!?」 周りを見るとどうでしょう、呼び出した生徒を殴っているアライグマ君のお父さんに、 ドリル髪の子に抱きつかれているぼのぼののお父さん。 走り回っているフェネギー君に、ヒグマの大将にヒグマさん親子、 スナドリネコさんなど、森の動物たちがトリステイン魔法学院に大集合しています。 なんと生徒が呼び出したすべての使い魔がぼのぼの達が住む森の住民達だったのです! はてさて、ハルケギニアに呼び出されてしまった森の動物達、 いったいどんな生活が待っているのでしょうか?続きはまた今度…?
はい、とりあえず今回はここまで・・・ 小ネタっていうか、続ける気マンマンですね・・・ 他の作品もあるんでなんていうか、同時進行?で まったりかければいいと思います
872 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/25(月) 05:12:29 ID:1CQV3ixc
873 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/25(月) 07:00:34 ID:AzhtNfez
スナドリネコさんを召喚した奴はあたりだな。
投下乙です。 しかし、韻獣って言葉は誰が作ったんだろ。原作では韻獣なんて存在しないよなあ。アニメでは出るのだろうか。 原作では「韻竜」って言葉すらギーシュやキュルケは知らなかったくらいマイナーな存在のはずなんだが(真面目に勉強してたルイズとモンモランシーは知ってた)。
淫獣…?
>875 韻獣は分類を指す名詞だがその字は特定個人のあだ名だぞ
>>876 因みに「韻竜」はれっきとした種族名であり、「しゃべる竜」を漠然と表す分類名ではないようである。多分。
だから、もし異世界から話をする竜とかがやってきた場合、そいつは「韻竜じゃないけど人語を解する竜」になるんだと思う。多分。
>>867 投下乙です。
ぼのぼのならルイズのフルネームも二回聞けば覚えられるなw
>>874 二次創作だと誰かが使った言葉が広まって何時の間にかスタンダードになるって結構あるよな。
ナデ○コのマシンチルドレンとかですね この場合は元の言葉(IFS強化何たら)があまり知られてなかったのも広まった要因のようだが
だが韻獣が韻竜と淫獣から連想された可能性も否定は出来ない だってケモノ状態でも喋るじゃん、彼
しまっちゃうおじさんはどうなったんだ?
「いんじゅう」と聞くと、何処かの司書長を思い浮かべてしまう
>>879 ここでは韻〜は広まりかけたけど、明らかに間違えてると早々に突っ込み入って廃れたけどな
淫宿そだ〜ち♪
韻マイドリーム 赤い薔薇の花〜
いんじゅうばくだ〜ん (ぴこぴこ〜ん)
>>879 GSの「魔族因子」とか「六女」とか「オカG」とかGSのランク付けとかですね。
>>709 遅レスだか小ネタで、テイルズのミントが呼ばれて、
ルイズのバストが成長したやつがあるぜ。
>>887 へやーじゅーにいっぱーいしきつめーてー
歌より絵の方ばっかり目が行ってたなぁ「ブレンパワード」
あの子達ハルケに呼んでみても良かったかも
もしルイズが勇を召喚したら…… ルイズ 「ほら、覚えてる? フーケの攻撃から私を守ってくれた時のこと。」 勇 「ごめん、覚えてない。」 ルイズ、ヤンデレ化してレコン・キスタに
それだとワルドがジョナサン化するぞw
ゼロのルイズが未確認生命体第0号を召喚
>>893 セクスプロージョン制裁しか思い浮かばん。
ん? そうだ、
逆に考えるんだ、ヤンデレな男を召喚しちゃえばいいんだと。
と、いう事でエアマスターのラヴゾンビこと坂本ジュリエッタ召喚。
ガンダ補正(主に心面の)で気の練成度合いがさらにパワーアップ。
ブレンパワードは意思持ってるからブレンパワードを召喚するのも面白いかも
ウルトラマンA召喚みたく、才人召喚後の二人の前にプレートが現れてリバイバル、 聖地にはオルファンが存在していてエルフは飛び立たないように監視しているとか
>>888 電気ネズミは大人しく葉っぱ夫人と受精してろw
>>898 二人がケンカしてると怒って言う事を聞いてくれなくなり、
二人して「ケンカしないから!」と謝るんですね!
>>895 比較的大人しい時期として……復活直後の隙にサモン→コントラクトでルーンの洗脳をかけるか
もちろんルーンは二次補正で強烈な洗脳効果をですね
……そうでもしないと多分召喚直後にみんなプラズマ発火される
>>899 電気ネズミ最終進化形態「ピカ○ン」って妄想ネタを思い出したw
ルイズ 「ピカ○ン! 10万メガトン!!」
ピカ○ン「ピカーーー!!」
そうしてアルビオン軍7万は壊滅した。
その後、ルイズとその使い魔の姿を見たものは誰もいなかった。
>>896 ジュリエッタはマキのいない世界に連れて来られたと知ったら暴れると思うぞw
ところで、フーケのゴーレムの足を鉄山靠で砕くジョンスさんとか見てみたいな
ピカーっじゃねえよwww
>>903 SICのサイドストーリーを元にしつつ
雪山直後の状態で霊石とのつながりがない感じで
人の優しさに触れて行き、七万時に完全復活とか。
長編でやると破綻するけどな!
鉄山靠なんて技がやたらマンガやゲームに必殺の技として出だしたのは何が原因なんだろうなぁ…… どう考えてもアレって化頸の類のカウンター用と思うんだけど。 アレを必殺技だの、車を受け止めつつ破壊するだの、でたらめに持ち上げるにも程があるだろ。
909 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/25(月) 16:43:01 ID:3sC5Dits
>>908 俺はバーチャファイターで始めて知った、と思う。
鉄拳チンミや拳児とかには出てたっけ?
>>911 拳児ではキメ技だった
チンミにはたしか使ってないはず
鉄拳チンミだと通背拳という必殺技があるからねぇ。 他にも色々習得してるはずなのにコレばかり使ってる。 チンミにとってよっぽど使い勝手が良いんだろうなぁ。思い入れも深いし。
>>908 もう10年以上前か
普通にバーチャが流行っていたからな
でなければ
あんな奇妙な技流行はしない
>>908 拳児では初期の方で拳児の爺ちゃんが不良倒す時に大ゴマで使ってる。
体裁きで相手の背中側に回りこんでから食らわせてたから
用法的にはやっぱり近距離でのカウンター技だろうね。
答えてくれた人サンクス、久しぶりに読みたくなってきたw
>>915 つーかゲームにせよ拳児にせよ使い方完全に間違ってる
バーチャ以降似非八極拳使いが増えて非常に困ったと言う話を良く聞いた
拳児でもかなり困ってたのに追い討ちで風評被害が……という感じらしい
918 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/25(月) 17:16:55 ID:aQNkN60I
キラ・ヤマトはないかなあ。 やめてよね、ってのが見たい。 ピンク繋がりで。
>>917 猛虎硬爬山もほんとは全然違う技って話だしな。
八極拳なんて日本人できちんと収めたと認められてる人間なんて四人しかいないじゃん。
俺はファイターズヒストリーの李、かな>>八極拳
八極拳といえば、連ジの旧ザクが使ってたな・・・・
八極拳よりも時代は心意六合拳だ
なんかジャンプでやってたべるぜバブだっけ? あんなかんじの子連れ狼的なやつ召喚てないかな?
>>919 武壇の猛虎硬爬山もかなりおかしくなってるって話だけどなー。
伝人によって風格が異なる場合が多いので、どれが正統で正しいというのも無理がある話なんだけどね。
実際。
むしろ拝一刀召喚 日本刀や斬馬刀での直接戦闘力は勿論弾切れ無しのマシンガンや三歳児が投げれて 大威力、しかもこれまた弾切れ無しの手榴弾 ちっとエラいことになりそうだ
>>917 エセ八極拳使いが増えると誰がどう困るんだろう。
大体、中国武術なんて、香港や中国本土ですら「ウソ・大げさ・まぎらわしい」フィクションは山ほどあるのに、今更日本でそんなのが増えたってどうってことあるまいよ。
拝一刀って子連れ狼以外あんのか
>>928 子連れ狼の拝一刀ですよ
あの乳母車に斬馬刀はおろか弾数無限のガトリング砲、数無限の手榴弾仕込んでます
しかもスイッチひとつで大砲の直撃にすら絶えうる重装甲モードに
がちょんがちょんと変形します(本当)
時代劇なら破れ傘刀舟悪人狩りから呑兵衛蘭学医にして無外流抜刀術の達人である叶刀舟先生も… …やっぱり駄目だな、うん。学院じゃ話が作れない
バガボンドのたけぞうは?
>>927 勘違いしてガチなド突き合いやりたがる奴とか
必殺技教えてくれとかいう奴とかが増えるのが困るんじゃないかな。
個人的印象だけど、
日本では実戦と言うより健康とか美容体操として
教えているところが多そうだし。
>928 「我が家のお稲荷さま」に出てくる 人に化けることができる狐(職業:高校用務員)が「拝一刀」 息子の子狐に神様狐が「大五郎」と名付けた所からついた
>>927 単に瑣末な事にいちゃもんつけるいつものアレな子だと思うぞ
18:55分ぐらいから小ネタ投下してもいいすか? 塊魂から王様です
おk、支援 >935の投下が終わったら次スレか
時間なんで始めます ビューティフル!!虚無塊!! ダーバサダバサバタバサダバ 「やぁ!!皆さん 王様です お久しぶりですねー 初めての人は始めましてー え?何の王様かって?そんな事言われても王様は皆の王様ですねー」 春の召喚の儀式、ルイズが呼び出した使い魔は・・・・・・・王様でした 頭に光る王冠、翻る立派なマント、黄金の杖、どれをとっても王様でした 「使い魔?うーん残念ですけど王様は誰か一人のモノじゃなくミンナの人気者だからねー」 両耳の尖った突起物や、やや顔色が悪かったりしますが、間違いなく王様の威厳で使い魔になる事を拒否されました 「何言ってるのよ!!早く使い魔になりなさーーい!!」 「ふざけるーーーなーーー!!すこしは空気を読みなさい!!」 ビシャアアーーーーーーン!! ドカーーーーーン!!バキィーーーーン!!ズキューーーン!!ニュプン!! 「ギャアアアアア!!」 王様の目から放たれたおしおき怪光線でルイズは黒こげになってしまいた あ、もちろん生きてますよ アフロになりましたけど 大体、アルビオンよりも大きな体をぷかぷか宙に浮かべている王様に無謀すぎます その日の夜、トリステイン魔法学院は、いいえトリステイン中、それどころかアルビオン、ガリア、遠くの聖地やサハラなど 要するに世界中が大パニックになりました 「「「「月や星がひとつも無い!!」」」」 そうなんです昼間にルイズの態度に王様がめちゃくちゃ怒った勢いで星や月を吹き飛ばしてしまったのです 「と、言うわけでールイズちゃんには王子と一緒に塊をつくってもらいまーす」 「どういう訳なのよ!?」
ルイズはちっさい王子様と塊をどんどん作ります ある時は 「ぎゃああ!!ワルキューレが巻き込まれたー!!」 ある時は 「きゃああ!!破壊の杖もろともゴーレムが巻き込まれたー!!」 ある時は 「おでれーたー!!店が巻き込まれちまった!!」 ある時は 「うわああ!!礼拝堂どころかアルビオン大陸ごと巻き込まれたー!!」 ある時は 「「「わああ!!タルブで7万人が巻き込まれたー!!」」」 ある時は 「よ、世のヨルムンガントが巻き込まれたー!!」 どんどん色々なモノを巻き込んで夜空に星や月が帰って来た頃、だれもルイズを『ゼロのルイズ』とは呼ばなくなってました 今日も彼女はどこかで星を作る為に元気に何かを巻き込んでいるでしょう 数ヵ月後、ロマリアの教皇の部屋 ゴロゴロゴロゴロ・・・・・・・ 「ぎゃああ!!『塊のルイズ』がきたぞー」 ゴロゴロゴロゴロ・・・・・・・ 「あ、あれは何だ?」 ゴロゴロゴロゴロ・・・・・・・ 「「「聖地が巻き込まれているーー!?」」」 おわり
投下終りっす 実にナンセンスな存在だ 王様
なんちゅーノリだ… クスリと来たが… 乙
941 :
ゼロと魔砲使い ◆IFd1NGILwA :2008/08/25(月) 19:00:55 ID:X7rn6AMJ
まさにナンセンスギャグ! あ、これだと新スレ立ってからの方が良さそうですね。 とりあえず風呂入ってきます。 新スレ立っていて時間が合えば投下。 時間によっては明日か明後日になります。 バイク事故で二日ほど打撲で休んでましたが、そのおかげで執筆の時間がとれました(悪) では後ほど。
下がってなかった……すみません。
さてと埋めるか
ウメー
早くね? 後一本くらい行けそうだが・・・?
王様が予想以上に短かったからな… まぁ次スレは
>>960 と言うことで
なら急いで埋めなくていいんだな
残り360KBだから魔砲の人も、ここでいいような気がする今日この頃
収まりそうなのでこちらに投下することにいたします。 30〜35分程度目安に。
では投下開始します。
し・え・ん♪
第20話 決意 公爵令嬢の口からその言葉が出た時、彼−−マザリーニ枢機卿は、思考という物を放棄してしまった。 頭の中が真っ白になるというのはこういう感覚なのかと、事態が落ち着いた後に彼は述懐している。 『トリステインはアルビオンと同盟して、レコン・キスタをたたきつぶしてください』 公爵令嬢、ルイズ・フランソワーズ・ド・ラ・ヴァリエールは、帰国するなりアンリエッタとマザリーニに、そんな言葉を叩きつけたのであった。 ルイズ達を危険な任務に送り出してから約一週の後。 マザリーニと共に日々の執務をこなしていたアンリエッタの元に、変に慌てた伝令がやってきた。 「申し上げます。ただいまヴァリエール公爵家三女、ルイズ・フランソワーズを名乗る女性が、休暇中のグリフォン隊隊長ワルド子爵を伴って、マリアンヌ大后、マザリーニ枢機卿、アンリエッタ妃殿下の三名に対して、至急の面会を求めております」 「ルイズが! 戻ったのですか!」 「姫様、落ち着いてください」 思わず立ち上がるアンリエッタを、マザリーニが押さえる。 アンリエッタは顔を赤らめつつ、姿勢を正すと、伝令に向かって言った。 「直ちに彼女たちを……飛竜の間に通しなさい。それと、もしミス・ヴァリエールが従者の女性を引き連れていたならば、その者もそのまま通しなさい」 「かしこまりました」 伝令はそのまま足早に門の方へと向かって言った。 「ただ事ではなさそうですな」 「ええ。任務を果たした、もしくは失敗したという報告なら、彼女はもっと穏便な方法で私に報告してくれると思いますわ。元々が秘密裏に頼んだことなのですから」 「そうですな」 マザリーニも頷くと、目の前の書類を片付けはじめた。 そして飛竜の間にて。 マザリーニはまさに驚天動地の報告を受け取ることになった。 ミス・ヴァリエールとその使い魔の女性が、ただ二人でレコン・キスタ三万に勝利し、その兵力がそっくりそのまま王党派に寝返ったという報告を。 ワルドの証言と、ジェームズ一世及びウェールズ連名の書状まで付いていては、疑うことすら出来ない。 そしてルイズは、報告を受けて驚いている一同に、先の言葉を叩きつけたのだった。 「ミス・ヴァリエール」 呆然とするマザリーニの脇で、マリアンヌがルイズに声を掛ける。 「あなたは本当に『虚無』に目覚めたのですね」 「はい。残念ながら証明することは難しいですが」 ルイズははっきりと答える。困ったことに伝説なだけに虚無が虚無であることを証明する術は実のところ全く存在していない。だからこそクロムウェルは『虚無』を名乗ることが出来たとも言える。 「そこは信じましょう。現にあなたは普通のメイジには決して出来ないことを成し遂げてくれたみたいですからね」 「うむ。始祖の奇跡でもなければ、テューダー王家に助かる見込みはなかった」 マザリーニも復帰してマリアンヌの言葉を肯定する。 「こうなると我が国の方針も、前提条件から変わることになると思います」 ワルドがマザリーニを見つめて言う。 「マザリーニ様が妃殿下とゲルマニア皇帝との婚姻を望んだのは、レコン・キスタの圧倒的兵力に対抗するためだったと思います。ですが今、その兵力の半分が王党派に寝返りました」 マザリーニは無言のまま、先を促す。 「もっとも、兵力こそ手に入ったものの、今の王党派ではそれを維持できません。加えてミス・ヴァリエール及びその使い魔ナノハの力により、襲ってきた部隊の武器がことごとく破壊されています」 つまり人はいても物がない。今の王党派はそういう状態だった。
「この場合、我々トリステインが打てる最高の手は速やかな資金及び物資の援助です。兵数が互角になった今、王党派の物不足を解消すれば、最低でも五分の戦いが可能です。 加えてミス・ヴァリエールの「虚無」が存在していれば、レコン・キスタの打倒も不可能ではありません」 ワルドは力を込めてマザリーニやマリアンヌに訴えた。 ワルドの言うことは正しい。但し、そこには「時間」という制約が課されている。 アルビオン王党派に対する援助は、冗談抜きに一刻を争う。早ければ早いほど効果的であり、逆にわずかな遅れでも即、死に繋がる。 マザリーニは考えた。確かにこの話は時間との戦いだ。貴族派が体勢を立て直す前に手を打たねば、せっかくの奇跡も無駄になる。 マザリーニは決断した。 「早急に援助を送りましょう。まず食料と金貨、そして船ですね。トリステインの軍船を何隻か送る必要があります」 幸い今の時点において、ゲルマニアもガリアもトリステインに侵攻してくる謂われはない。 多少戦力を引き抜いても何とかなる、そう判断した。 「但し、ミス・ヴァリエールには別の任務を与えないといけませんね」 「別の任務、ですか?」 マザリーニは疑問を浮かべるルイズに対して、きっぱりと言った。 「あなたはロマリアへ向かってください」 「ロマリア、ですか?」 「ええ。もしあなたが真実『虚無』の担い手ならば、あなたは一度ロマリアに行って教皇猊下に謁見する必要があります」 「ええっ!」 さすがにルイズも驚いた。だがマザリーニはそんなルイズの様子を無視するように言葉を続けた。 「先ほどあなたは自分が虚無であることを証明する手段はないといいましたが、猊下の認定があればそれは証明されたも同じです。それを抜きにしても、教皇猊下にはこの事を報告しなければなりません」 マザリーニは政治家ではなく、宗教家の顔に戻って言った。 「いわば、お墨付きをもらえと言うことですね」 「そういうことです」 ルイズが納得したのを見届けて、マザリーニは言葉を重ねた。 「本来ならあなたには援助の船団と共に、トリステインの援助の象徴としてアルビオンに向かってもらう方が戦略的には正しいと思います」 アルビオンにおいてはルイズの『虚無』を疑うものはいないからである。 「ですが、その後のことまで考えた場合、ロマリアを引き込んで猊下からお墨付きをもらっておく方が圧倒的に動きやすくなります。始祖の『虚無』には、それほどの重みがあるのですよ、ミス・ヴァリエール」 「は、はい」 思ったより重そうな『虚無』の名に、少し緊張するルイズ。 もっとも、このマザリーニの考えには彼の及ばない部分で間違いがあった。 ガリアの現王が虚無であり、しかも本人がそのことに重きを置いていないと言うことが。 彼からしてみれば、ブリミルの血脈である三国の王の中に、背教者と言ってもよい人物がいることなど、想像の埒外だったのである。 この事が後にトリステインを危機に陥れることになるのだが、それはまだ未来のことであった。 「あと、ミス・ヴァリエール」 さらに重ねるように、マリアンヌがルイズに、奇妙な響きを持った声を掛けてきた。 ただの呼びかけなのに、そこに期待と困惑と開放感がごちゃ混ぜになっていた。 「これは正式にはあなたのお父上も交えて話さねばならないことですが、概略だけ今のうち伝えておきます」 一転して真面目になった口調に、ルイズも姿勢を正す。 「あなたが虚無を発動させた……すなわちこれは、あなたこそがもっとも色濃く始祖の血を引くことを証明したことになります」 「は? はい」 一瞬、なんでそんなことをと思ったルイズであるが、慌てて口元を引き締める。 (うわ、それもありますか) そんなところに、今の言葉でなにを言いたいのか察したらしいなのはから念話が入る。 (どういうこと?) (ちょっととんでもない話が来ると思いますから、覚悟してくださいね) なのはは答えは言わず、ただ構えろ、という。 「あなたが虚無を発動したことによって、トリステイン王家の正統は私たちからあなたの家、ヴァリエール家に移ることになります。よって現時点において、空位であるトリステイン王の地位を受け継ぐべき継承権第一位が、ミス・ヴァリエール、あなたに渡されます」 「えええ〜〜〜〜っ!」 さしものルイズも、耐えきれずに素っ頓狂な悲鳴を上げることになった。
「どどどどういうことなんですかマリアンヌ様」 困惑するルイズに、マリアンヌは優しく言った。 「元々トリステイン・アルビオン・ガリアの三王家は、始祖ブリミルの血を受け継ぐことがその地位の証となっています。そしてそれを明確に証明する物が、始祖の血脈にのみ現れるという『虚無の担い手』です」 頷くルイズ。 「ですが、代を重ねるごとに、子孫は増え、血は拡散していきます。本来その血において、どの子孫が優秀かというのは、実は身分には関わりがありません」 社会的なしがらみを考慮しなければ、すべての子孫は『ブリミルの血を継ぐ』という一点においては等価だと言うことである。 「現時点において我がトリステイン王家が正統と言うことになっていますが、実のところ、それは社会的なものであって、始祖に連なるという点から見ればただの建前でしかないのです。 始祖の血を受け継ぐという、我が王家本来の存在意義からすれば、始祖の御技の再現とも言える『虚無』を発言させたと言うことは、身分にかかわらず、その系統こそがもっとも始祖に近いと言うことの証明となるのです」 そう言われてルイズにもマリアンヌの言いたいことが理解できた。 ヴァリエール公爵家は元々王の庶子、つまりは正妃や寵姫以外の女性から生まれた子供がその祖である。言い換えれば王の血を引いているものの王家の者ではないと見なされた子供である。 ところがその血統から、始祖ブリミルの力であるとも言える『虚無』の担い手が現れた。 つまり、王家が庶子の子を無碍に扱ったことが間違いであり、本来ならば庶子の母となった人物こそが、始祖によって定められた正統な王妃となるべき人物であると言うことになる。 結果として、ルイズという『虚無の担い手』が現れたことにより、現トリステイン王家はその正統性を喪失、ルイズの血脈であるヴァリエール公爵家の血統こそが正統なトリステイン王家の血脈であると証明されたことになる。 そして現トリステイン王が空位である以上、王座に就くべき第一位は、もっとも始祖に近い人物、虚無の担い手、ルイズ・フランソワーズ・ド・ラ・ヴァリエールである。 ちなみに第二位はルイズが未婚であるため、直系の血族であるヴァリエール公爵、第三位が姉妹であるエレオノールとなる。要はルイズと始祖ブリミルを結ぶ血統のラインを基準として、ルイズを起点にそれに近い順に決まるということである。 もしこの時点でマリアンヌなりアンリエッタなりが王になっていた場合は、ルイズはあくまでも次の王、第一位の継承者であってもすぐに王になる訳ではなかった。 極端な話、ルイズとアンリエッタにそれぞれ子供が出来て、その子が異性ならばそれを結婚させることにより血の融合を図ることも出来た。 だがここに来て王が空位というのがある意味裏目に出た。この場合、現王家は王を出す資格を完全に喪失することになるのである。
しえん
「よってミス・ヴァリエール。あなたには継承権第一位の身にある者の義務として、現トリステイン王家にかわり、ヴァリエール一世としてこのトリステインの玉座に座らねばならないのです」 「そそそそれではマリアンヌ様やアンリエッタ様は」 「ほほほ、もう様付けで呼ぶ必要もないのですよ、ルイズ姫」 わざとらしくいうマリアンヌ。さすがにルイズが真っ赤になって反論した。 「やめてください大后様、建前ではそうかも知れませんけど、急にそんなこと出来ません!」 「冗談ですよ、ミス・ヴァリエール。でも、公爵と正式に話し合って、そうならなければいけないのは事実ですよ」 「でもそうするとマリアンヌ様達は」 「心配することはありませんよ。私たちは降家して新しく公爵を名乗ることになるだけですから」 「あ、そうですね……」 王族の血を引くものが王家から離脱して貴族位を名乗る時に用いられるのが公爵である。 つまり公爵は他の侯伯子男爵と違い、王家の血を引くものか、王家の血を取り入れる……王家の人物と結婚しない限り名乗れない身分なのである。 「それに実をいうと、あなたがこれを受けてくれると、不肖の娘のためにもなるのですわ」 口調は優しいものの、目が全く笑っていない大后。ルイズどころか、ワルドや背後に控えていたなのはまで震えるような目つきであった。 「お、お母様……」 「全く、この子は親に内緒でなんというものを取り交わしているのですか。幸い事なきを得ましたけど、一歩間違えばあなたは亡国の姫として未来永劫誹られることになったのですよ」 「全くですな。まあ実のところゲルマニアの皇帝には半々くらいの確率で失礼をすることになっていたとはいえ、これがばれていたらトリステインは国家としての面目を喪失しているところでした」 マザリーニにも釘を刺される。 「でも……」 下を向きつつも、少し不満そうなアンリエッタ。 「でももなにもありません」 ぴしゃりと言うマリアンヌ。 「まあ、若い恋心が押さえられないものだということくらい、母として判ります……ですが始祖に愛を誓った文を交わすのはやり過ぎです。少しは自分の身分を考えなさい」 「……はい」 今度こそぐうの音も出ないアンリエッタであった。それを見たマリアンヌは、今度はルイズの方に向き直る。 「つい先ほどまでは、こう言うしかありませんでした。ですがミス・ヴァリエール。あなたが玉座に着いた場合、事情は一変します」 「へ?」 一瞬言葉に詰まるルイズ。その疑問に答えたのはワルドだった。 「簡単なことだよ、ルイズ。君が玉座に着いた場合、アンリエッタ姫は継承者としての立場から解放される。つまりウェールズ殿下の元に嫁ぐことに、なんの障害もなくなるということさ」 「あ!」 「それどころか、トリステイン=アルビオンの同盟に対して、またとない保証となる。虚無の発現で王家がヴァリエール家に移管しても、現トリステイン王家であったという身分は残る。この婚姻は同盟のまたとない証になるからね」 「つまり、いいことずくめと」 「そういうこと」 これは駄目押しの一撃になった。自分だけならともかく、親友の結婚問題が絡むとなると、ルイズには断るという選択肢が選べなくなる。 とはいえ、即答できる問題でないのは明らかである。父も交えて話し合わねばならないであろう。 それに国内の貴族達に対する工作も必要に違いない。王家の移管ともなれば、権力構造が激変する。ただでさえ今のトリステインには毒虫が無数に巣くっており、枢機卿がゲルマニアの皇帝をペテンに掛けてまでそれを燻り出そうとしていたくらいである。 そこまで思い至って、はたと真相が見えた。 「あの、マリアンヌ様、マザリーニ様」 ルイズは少し上目遣いになって言う。 「ひょっとして私にロマリアへ行けというのは、そのためにいろいろと下準備がいるから……でしょうか。害虫駆除とか」 一瞬動きが止まる大后と枢機卿。だが次の瞬間、それは破顔に取って代わられた。 「これはこれは。次代は案外と期待できそうですな」 「ほんと。うちの娘より才能あるのでは」 「お母様! ……否定はしませんけど」 どう見ても肯定している返答に、ルイズは肩をすくめることになった。
「いずれにせよ、教皇様と謁見するまでは、虚無のことを広めてはいけませんよ。お友達が先に帰っている以上、学院内に広まっているところまでは何とかいたしますが、決してそれ以上は広めないように」 「ミス・ヴァリエールなら、その理由はわかっていると思うが」 「もちろんです!」 二人の念押しを受けつつ、ルイズは城を辞した。いったん学院に帰ったあと、今度はロマリアに向かわねばならない。 「なのは」 用意された馬車の中で、ルイズは半身とも言える使い魔に声を掛けた。 「なんかものすごい大事になっちゃったわね」 「無理もないかと」 なのはも苦笑する。 「でも、ロマリアか……ガリアの向こう側よね。行くのに時間かかりそう。アルビオンが持ってくれるといいんだけど……」 「ですね。大砲とかは全部壊してしまいましたし」 「……やり過ぎたかしら」 「でも、あそこまでやらないと、降伏までは持っていけなかったと思います」 二人はそろって、大きくため息をつくのであった。 学院に帰還したルイズとなのはは、真っ先に学院長の下へ向かった。 虚無の件の漏洩を防ぐための手を打ってもらわねばならない。そのためにマリアンヌ大后とマザリーニ枢機卿、連名の書状も預かってきている。 「なにやら大変だったようじゃの」と言っていたオールド・オスマンも、ルイズの報告と書状の内容が頭にしみこむにつれ、だんだんとその顔から遊びが消えていった。 そしてすべてが終わった時、そこにいるのはいつもの好々爺然とした老人とはまるで別人と言ってもよかった。 「ミス・ヴァリエール。君はこれがどういう事態なのか、ちゃんと理解しているのかね」 「はい。貴族としての誇りにかけて」 「……ならばよろしい。その身にかかる重さは、おそらくそなたの想像を絶するじゃろう。だがもはや投げ出すことは出来ぬぞ。我々も出来る限りの援助をしよう」 「ありがとうございます」 きっちりとした礼を返すルイズ。それを見てオスマンは少し緊張を解いた。 「わしの見る限り、そなたの噂は学院内に広まってはおらぬ。そなたの友人達は物事が判っているのう」 「私の友人ですから」 胸を張るルイズ。オスマンは内心、だばだばと涙を流していた。 使い魔召喚のあのときまで、あのルイズがこうまで立派な生徒になるなど、どうして想像できようか。 ある意味教育者冥利に尽きると同時に、それを成し遂げるきっかけとなったのが教師達ではなく、背後に控えている使い魔の女性であるという事実に少し落ち込んでもいた。 だがそれはそれ、これはこれである。 「して、このあとそなたはロマリアへ赴かねばならぬのだな?」 「はい。続けで授業を休むことになってしまって申し訳ありませんが」 「なに。ある意味今更じゃよ。それにおぬしが虚無だとしたら、我々に教えられることなどほとんどありゃせんわい。魔法関連の授業はもはやなんの意味もあるまい?」 「……確かに、そうですね。私には四系統の魔法は使えないと、なのはにも太鼓判を押されていますし」 「その言葉の使い方は間違っておるぞ、ミス・ヴァリエール」 太鼓判を押すというのは、絶対確実という意味であるが、基本的に肯定的に用いる言葉である。 「まあそういうことじゃから、出席日数のことは気にせんでよろしい。魔法以外の部分で手を抜かなければ、きちんと卒業させるから安心せい」 ルイズは深々とオスマンに向かって頭を下げた。
支援
その日ルイズは授業に出ることもなく、自室に戻った……が。 「あらお帰りなさい。報告はすんだの?」 「お帰りなさい」 「お疲れ様。さっきタバサが水を冷やしておいてくれたよ」 何故か見知った人物が三名、ルイズの部屋にたむろしていた。 「なんであんた達がここにいるのよ!」 「あら。どうせお城でいろいろあったんでしょ? 自分のためにもあなたのためにも、なにがあったかはきっちりと聞いておきたいわ」 悠然と語るキュルケ。頭に血が上りつつも、ルイズは何とか言葉を紡ぎ出した。 「とりあえず言うと、私はロマリアに行かないといけなくなったわ。帰ってきたら……戴冠式かも」 「はあ?」 さすがにキュルケにもその言葉は予想外だったようだ。 「戴冠式って……マリアンヌ大后かアンリエッタ妃殿下、王位を継ぐ決心したの?」 「あたしの」 「え」 「……」 「……はい?」 キュルケも、タバサも、ギーシュも、見事に硬直した。
支援
「あたしが虚無の担い手なら、もっとも玉座に近いんだって」 そういわれてタバサとギーシュは即座に納得した。 キュルケは一瞬考え込んだが、それでも次の瞬間には理解したようだった。 「考えてみればありえるわよね……」 「でもどうしてロマリアに?」 そう聞いてきたのはタバサ。 「要は私が正真正銘の『虚無の担い手』であることを証明してもらうためよ。何しろあたしが虚無だって証明するの、実質的に不可能じゃない。使える魔法だって、エクスプロージョンだけ。見た目じゃ失敗爆発とあんまり変わらないもの」 「なるほど」 タバサもすぐに状況を理解した。虚無はその成り立ち上、宗教との結びつきが深い。 「確かにそれは必要」 「で、教皇猊下から証明していただいたら、ルイズは晴れて女王様って言うわけか」 「枢機卿のゴミ掃除とか、レコンキスタ討伐とかあるから、すぐにじゃないと思うけど、最終的にはそうならざるを得ないわ。姫様の結婚もかかってくるし」 「姫様の?……ああ、確かにそうなるわね」 キュルケもすぐに納得した。 「ルイズが女王になれば、妃殿下がウェールズ殿下と結ばれるのに、確かになんの問題もなくなるな」 ギーシュも頷きつつ言う。 「で、みんな。申し訳ないんだけど、あたしこれからロマリア行きの準備しなくちゃならないの。結構時間かかりそうだから、ちょっといいかな」 「あ、ごめんなさい。それはそう……ん?」 そういって部屋を辞そうとしたキュルケを、何故かタバサが止めた。 「時間が掛かりすぎる」 「まあ、ロマリアまで行くとなれば一月掛かりですものね」 タバサはそのままルイズの前に出ると、ぼそりと言った。 「送る。私なら二日でいける」 「え、いいの!」 元々今回のことは時間との戦いだ。この申し出はまさに渡りに船である。 「いい悪いじゃない。今回は時間との戦い。ならば私とシルフィードの役目」 「ありがとう、タバサ!」 ルイズは思わずタバサに抱きついていた。抱きしめられたタバサは、一瞬ぽかんとなったが、次の瞬間、ぽっと顔を赤らめた。 「ルイズ、準備は身軽でいい。出来れば始祖の祈祷書を借りてくるといい」 「あ、そういえば……判ったわ」 ルイズは力強く頷いた。 「お城に早馬を出してもらって、今日はゆっくり休んだ方がいい。取りに行くのはあとでも出来る」 「判った。なにからなにまでありがとう、タバサ」 「私がなのはから受けたものに比べれば、大したことじゃない」 タバサは何故か横を向きながら、そう答えた。
支援
以上、ここまでです。 代理の方、ありがとうございます(と先に言っておきます) 次回はロマリアへの旅路。ここんところはぶられていた○○君も出番がある予定です。 でもなんかさるさんがきつくなっているなあ。
支援
964 :
ゼロと魔砲使い 第20話-08(代理) :2008/08/25(月) 19:59:06 ID:2j70EyyI
ちょっと〜!抜けてる抜けてる!(以下本文) ところ変わって、ここはミッドチルダ。 「ようやく準備が整ったな」 若き提督、クロノ=ハラオウンは、かつて苦楽を共にした老朽戦艦を、感慨深く見つめていた。 戦艦アースラ。新型艦への置換が進む中、本来ならばとうに廃艦になっていたはずの戦艦である。 だが今回のプロジェクトに際し、最後の奉公となった。 表向きがエースオブエース、高町なのは救出作戦。裏側に全く未知の領域である「第六次次元障壁突破作戦」を擁し、各部門のエースや管理局の中でも目端の利くものがこぞって参加してきた一大プロジェクトが、ついに始動した。 「提督〜、あと提督だけですよ〜、早く乗艦してださい〜」 ぼんやりしていたら、ちっちゃい曹長ことリーンフォースUから催促の通信が入ってしまった。 「おっといけない」 彼は慌てて乗艦口へと向かった。 そして古強者は、前人未踏の航海へと出発する。 そしてその艦橋では。 「待ってて、なのは……必ず、迎えに行くから」 彼女の一番の親友が、親友の娘を抱きかかえながら、遙か虚空をにらみつけていた。
下げ忘れたすまん
魔砲の人も代理の人も乙であります
,ィ =个=、 ・お互いを尊重して下さいね。クロスで一方的なのはダメです。
〈_/´ ̄ `ヽ ・1レスの限界最大文字数は、全角文字なら2048文字分(4096Bytes)。これ以上は投下出来ません。
{ {_jイ」/j」j〉 ・行数は最大60行で、一行につき全角で128文字までですって。
ヽl| ゚ヮ゚ノj| ・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
⊂j{不}lつ ・次スレは
>>950 か480KBからお願いします。テンプレはwikiの左メニューを参照して下さい。
く7 {_}ハ> ・重複防止のため、次スレを立てる時は現行スレにその旨を宣言して下さいね。
‘ーrtァー’ ・クロス先に姉妹スレがある作品については、そちらへ投下して盛り上げてあげると喜ばれますよ。
姉妹スレについては、まとめwikiのリンクを見て下さいね。
・一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えます。
SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイです。
レイアウト上一行目に改行入れる時はスペースを入れて改行しましょう。
>>>>>>・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
>>>>>>・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
>>>>>>・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
すみませんでした。
代理失格ですねorz
今後は気をつけます。
お詫びという事であありませんが、
>>960 も踏んじゃってるんで新スレ立ててきます。
おっと、余計なお世話だったか
さるさん解除〜 代理の方、どうもでした。 最近かかりやすいんですよね。何でだろう。
魔砲の人、代理の人、乙 教皇とガリア王は誰を召還して何を企んでいるのだろう
埋め埋め。 銀様とドモンと悟空帰ってきてー
魔砲の方、代理の方、乙でしたー! いやー、ルイズがトリステン女王になるなんてのはもしかしたら初めてなのでは? この先どうなるか非常に楽しみです。
エレオノールが戴冠したら一代で終わりそうだな
なのはで思い出したんだけど。 イザベラ管理人はもう来ないのかな〜。orz
>>792 フェニス(ゾイドフューザーズ)くらいなら・・・なんとか・・・
978 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/08/25(月) 20:34:55 ID:7H7QRYuD
UME
>>976 俺も待っている一人でありまする。
まあ、お互い気長に待ちましょう。
さざなみ寮生さん、私も待ってますよう。
>>979 そうだねー、まだ2ヶ月ちょいだし気長に待つべ〜。
きのう2年2ヶ月振りに待ってたのが更新されたし。その位は待つか。w
ここのSS書く人は、一部プロの作家より執筆速度がはやいだろ いや、その「一部プロの作家」が誰とは言いませんけどね・・・ 本の奥付け見ると悲しくなってくるときがある
>>981 いやー、正直諦めたから全然チェックしてなくてさ。w
んで、さっき詮索サイトみたら更新されてたわ。ww
でも、まだ完結してないのよねー。・・・・・次は何時かしらん。^^;
>>982 おっと、『 』への悪口はそこまでだ!!
『』の中にはあなたの思いついた名前を入れて下さい。
このスレ発見の切欠ともなった宵闇の人に戻って来て欲しい本音
魔砲の人&代理の方乙どした〜
たなかなおき
さとうだいすけ
>>983 私が待っている某SSはまだ13ヶ月。まだ待ってます。
ひうらこう
かわまたちあき
ソロモンの悪夢も3年待ったからな 1年ぐらい軽いぜ
止まってるやつ書かないと・・・とは言っても誰も待っていないw
長い間止まってれば話題にもならんさ さあ、書き始めようか
某サイトのチンピラシンジのEVAモノも待ってるよ。
田中芳樹 創竜伝新刊まだかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
1000なら、俺が1年3ヶ月止めてるSSの続きを書く。
1000なら999が確定
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。