ありそうでなかったので立ててみた
クレヨンしんちゃんの野原 しんのすけが色々な作品のキャラと交流するスレです
勿論、別の作品のキャラが春日部に来ても問題はないと思います
只、あまりにも血なまぐさいのはNGにした方がいいかも・・・
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 01:22:12 ID:ubiM41tM
しんのすけinスクールデイズ世界
もの凄く見てみたい。
>>2 しんのすけが誠に
「お前逃げるのか!お前のせいでこうなったんだぞ!なのに逃げるのか!」
って言ってほしいな
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 06:07:19 ID:mUuSR4Jc
しんのすけには是非、将来ヒモに成りかねない伊藤誠を更正させていただきたい。
Kindergarten Days.
誠君は、リアルおままごとにさんかね
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 17:12:47 ID:ubiM41tM
リアルままごと(キャスト)
まこと…うわきていしゅ 29さい
ことのは…つま、いつもたえるおんな
しんのすけ…ちょうなん、へんたい
せかい…まことのあいじん
ぼーちゃん…いぬ
たいすけ…まことのじょうし
ねね…あいどるでことのはのむすめ
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 17:39:57 ID:mUuSR4Jc
>>7 こんな本場(ネネちゃん)よりもドロドロしたリアルおままごとなんて嫌ぁぁぁぁぁ!!
誠は自分の事を棚に上げて配役に文句言ってそうだ。
で、ネネちゃんの制裁、と
いいな。
忙しいから投稿は不定期になりそうだけど
マジでかいてみようかな。
ネタの希望ある?
やっぱ汚い大人としんちゃんが戦うみたいな
しんのすけin Fate世界
凛が引いたのは…豚をよびだす幼稚園児だった。
しんのすけin銀魂世界
これはガチで見てみたい
しんちゃんinジョジョ
スタンドはブリブリざえもん
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 13:01:03 ID:tbekn5OG
春日部防衛隊vs少年探偵団の対決は見てみたい
同じ宝の地図を見つけた2チーム。
でどっちが先に宝を見つけられるかと勝負することになる
最初はやる気がなかったコナンだが物語途中で
コナン「そうか…そうだったのか…」
と何かをひらめいて仲間達に内緒で単独行動を取る。
まさお「もう疲れてへとへとだよ…
やっぱり宝何てないんじゃないの…」
ネネ「何弱気になってるのよまだまだこれからでしょ」
歩美「ねぇコナン君私達はこれからどうしようか?
ってあれコナン君は?」
まさお「あれれ?しんちゃんもいないよ」
場面が代わりなぜかコナンの元にいつの間にかついてきたしんのすけ
コナン「こら遊びじゃないんだ、ガキは引っ込んでろ!」
しんのすけ「オラガキじゃないぞ
野原しんのすけだぞ!」
で、その後宝石強盗団とかが現れて…
しんのすけとコナンが2人で犯人を逮捕。
しんのすけがアホなギャグをかました隙に
コナンが近くにあったボールとかをけってぶつけて犯人をやつける
事件後
蘭「凄いじゃない!偉いわねしんちゃん」
しんのすけ「いやあそれほどで〜も…
それよりお姉さん、今度一緒にドライブでもしない?」
コナン「ったく、ガキの糞に高校生の女の子が好きなんてませてやがるぜ…」
とコナンは蘭と仲よさそうにするしんのすけに嫉妬
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 17:32:43 ID:5HC8/2H1
シンプソンズのバートがしんのすけと、どう絡むのか見てみたい
こち亀かな
つっこみにまわる両さんがみたい
ドラえもんの映画とクレしんの映画を競演させて、一緒に冒険とか。
ドラえもんの道具でムチャクチャやるしんのすけ
エヴァとコラボ
ダブルしんちゃん
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 16:30:12 ID:V1XDYH+J
>>9 やめておけ。
m(ryはノンケ(幼女)だって構わずに食っちまう男なんだぜ?
ちなみに俺は
>>9に一票
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 17:18:57 ID:CY2shR0I
リボーンの世界か遊戯王の世界に、しんのすけが出るのが見たい。
ただこれは2つとも私の好きな作品だから。
>>15 しかし幼稚園児と小学生とじゃ
体力的にも知力的にも少年探偵団組の方が圧倒的に有利だろう
例の如く灰原が興味ないとかいって抜けて
5人vs4人でやっと釣り合うかもな
>>22 同意。
しかしそれをやってしまったら
多分批判も多そうで
2ちゃん辺りでボロ糞言われそうだな
おろろ。思いのほかネタは集まりが結構悪いな。
じゃあ何がいいかな。考え付くのはなのはか禁書目録くらいだが
どう絡ませるかマジにおもいつかねぇ。
禁書の方だったら・・・
とりあえず、ねーちんが出てこなかったら、しんのすけは覚醒しないかも。
ただ、つばきちゃんの例もあるから、なんとも言えないかな。
禁書の敵キャラも『絶対悪』が少ないからねえ・・・。
しんのすけに能力がつくとしたらどんな物だろうか。
決まってるだろ。
「いっそ幻想殺しを尻に宿すとかどうだろう!?」
灼眼のシャナの坂井悠二をしんのすけと入れ換えたら面白そうじゃね?
マージョリーについていってしまうぞwww
特別編みたいにしんのすけを高校生にした場合も考えると、
かのこんは声優的な意味で苦手意識を持ってしまうか?
クラナドとか美鳥の日々とかが好きだからやってみたいが
内容が見当もつかない。
この作品からイメージできる展開ってどんなかな?
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 21:03:38 ID:EJfUbiLw
コードギアス→C.C.と仲良く一緒ってこと多そう。
狼と香辛料→ホロと(ry
ぴちぴちピッチ→かれん、ノエル、ココと(ry
ゼロの使い魔→キュルケかシエスタと(ry
ネギま→龍宮か楓と(ry 遊ぶ時は鳴滝姉妹と(ry
別のスレでも話題が出たけど、仮面ライダー電王かな。
徳さんが救われるかもしれない。
魔法陣グルグル
「ただし魔法は尻から出る」
「いいですなそれ」
しんのすけ「あ、綺麗なお姉さんww」
でしんのすけが絡みそうな他作品のヒロインはかなり多そうだ。
ハルヒみたいなヒロインならうざがるだろうが、
中にはしんのすけを見て「キャァw可愛いwwww」
ってしんのすけと馴染むヒロインも多そうだな。
でも野原家といると毎年GW時期んなるとあくの組織とか出てくるからハルヒ的にはキョンといるより楽しいんじゃね?
ついでに家が近所のらきすたな人々とかコラボできそう
>>30 狼と香辛料はむしろホロの方が春日部に着そうな気が・・・
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 16:38:53 ID:Ayh72MRB
春日部防衛隊がコロラド州サウスパークに行って
カイル・スタン・ケニー・カートマンと共演して欲しい
カートマンがしんのすけのペースに巻き込まれる姿が見てみたい
逆にしんのすけがカートマンのペースに巻き込まれそうだけど
シャーマンキングだったら、吹雪丸とか、おまたのオジサンとかを持ち霊にする・・・とか?
でも、2人ともこの世に未練がなさそうだ
以前あったローゼンとしんちゃんのクロス
やあ、
>>25の者だけど。
禁書に完全悪なんて居ないじゃない、何ていったが、クレしん側の敵を出す分には問題は無いと思ったんだ。
って訳で今からちょっとだけ投下しま〜す。
ある、闇の中で2つの声が聞こえる。
−−ふふふ、ようやく成功したわ。
−−前は、あの忌々しい子供のせいで失敗したけど・・・
−−ようやく、新しい世界への道を開くことが出来たわ。
2人は笑っていた。
今度こそ、野望を果たそうとする為に。
とある園児と幻想殺し 第一章「不幸な男の不幸な幸せ」
ここは、学園都市。
所謂『超能力者』の為の学校の集合体だ。
そこで今、ツンツン頭の何処にでも居そうな少年が、あるスーパーの福引所で途方にくれていた。
「おめでとうございまーす。 一等『一泊二日付の遊園地』のチケットが見事当たりました!」
福引所の女子高生が(どこか引きつった)笑顔でハンドベルを鳴らすが、
その声もやかましいベルの音も耳の中に入ってこない。
ありえない、と少年は考えていた。
なぜなら・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・また?」
そう、これで彼が福引で『一等』を当てることは『二度目』なのだ。
普通の人間なら、万歳するなり、ガッツポーズをするだろう。
しかし、彼の場合は違う。
そんな『幸せ』な事が起こるはずが無いのだ。
道を歩けば電撃を喰らい、家に帰れば恐ろしい同居人に噛み付かれる。
外に出ようとするならば、確実に厄介な事件に巻き込まれてしまう。
そして、最終的には病院のお世話になるのだ。
「あの、こ「はい。言っておきますが、これは一等賞で、学園都市の外にある、ごく普通の遊園地のチケットです。
従って、パスポートも、馬鹿でかい旅行バッグも必要ありませんし、外国の言葉を話さなくても良いんですよ」・・・」
もう一度、確認を取ろうとした少年は、見事に女子高生にまくし立てられるようにそれはもうバッサリと切られてしまった。
実は以前、海外旅行のチケットが当たった時は、この少年にどうでも良いような問答を繰り返したことがあるのだ。
あんな心底『どうでもいいような』会話をもう二度としたくないのだろう。
チケットを無理やり握らされ、女子高生は「早く行け」と言わんばかりの視線を送る。
少年は、何処か、呆けたような表情でとぼとぼと帰っていってしまった。
人の居ない道を歩きながら、もう一度チケットを見る。
そこにはやはり、遊園地の無料招待券。
このチケットがあれば、二日間は自由に乗り物に乗れるらしい。
しかも、出発日は二日後の土曜日。
なにかデジャヴを覚えたが、今回は国内、しかも近場の遊園地だ。
荷物なんてすぐに準備が出来るだろう。
そこで少年は、ある事に気がついた。
「そうだよ! 一緒に行く人が居ないじゃん!」
そうなのだ。
このチケットは、ペアで行くのだ。
ちょうどその日は同居人が自分の担任と一流レストランのフルコースを食べに行くらしい。
心のどこかで少年は安堵した。
自他共に認める『不幸な人間』、『上条 当麻』はちょっぴり残念そうにしていたが。
「だけど・・・」
遊園地のチケットが当たったのは、別にいい。
本当は良くないのだが。
何か嫌な予感がするのだ。
この遊園地は以前から知っていた。
自宅のテレビで何度かCMを見たことがあるからだ。
しかし・・・
「こんな遊園地、今まで聞いたことが無いぞ。」
この遊園地は異常なほど規模が大きい。
それならば、建設中でも何らかのニュースが流れるだろう。
本当は、自分が世間知らずのだけなのかもしれないが。
どこか、違和感がある。
まるでこの遊園地が元々『存在』していたみたいだ、と思う。
皆は、別に違和感を抱いていないようだった。
もし、これが何らかの『魔術』によるものだとしたら−−−
(やめよう。たかが遊園地作るために魔術使ってどうするんだよ)
とにかく、今はこのチケットだ。
いっそのこと隣の部屋のシスコン軍曹とでも行くか?とも考えたが、野郎と2人きりで遊園地に行きたくない。
(まじでどうすっかなあ・・・。インデックスは子萌せんせーと飯食いに行くって行っていたから、
姫神も着いていくだろうしなあ。 吹寄は、多分「不謹慎だ」とか言いそうだし。
他の知り合いは・・・まさかロンドンから呼び出すわけにも行かないしな〜。)
上条だって健全な男子高校生だ。
どうせなら、可愛い女の子と遊びに行きたい年頃なのだ。
心の中で不幸だー、と言おうとした瞬間、後ろから上条の顔の横を電撃が飛んでいった。
その電撃を上条はよ〜く知っている。
「ちょっと!? いきなり何するんですか!?、とカミジョーさんは叫びます!」
いやな汗を流しながら、勢い良く振り向いて、電撃を飛ばしてきた少女に目を向ける。
「なによ!? あんたが無視するからいけないんじゃない!」
少女も負けては居ない。
叫ぶ上条に同じように叫び返す。
少女の体はパチパチと電撃がほとばしっている。
このままサイヤ人にでもなりそうな勢いだ。
彼女の名前は御坂 美琴。
この学園都市で数少ない『レベル5』の超能力者だ。
彼女は上条にライバル視をしてるんだか恋心を抱いてんだか、良く分からない女子中学生だ。
人、それをツンデレというらしい。
まるでバトル漫画のように御坂は電撃を飛ばす。
それを上条はなんなく右手で打ち消した。
上条も超能力者だが『レベル0』のランクだ。
当然ながらレベルは高いほうが実力を持っている。
それでも上条の右手に掛かれば、例え『一方通行』だろうと『超電磁砲』だろうと打ち消してしまう。
・・・とにかく、上条は苛立つ御坂をなだめる事に成功させた。
「で? 何か御用ですか?」
「当たり前よ。 あんた前の『罰ゲーム』覚えていないでしょうねえ」
罰ゲーム、というのは以前学園都市で大規模に行われた、所謂『運動会』である。
その時に、上条は御坂を挑発して、いつの間にか、『負けたら何でも言うこと聞く』という取り決めがあったのだ。
・・・ちなみに上条達はある騒動に巻き込まれて、最後は負けてしまったのだが。
詳しいことは原作の10〜11巻を読むといい。
「ああ〜、思い出した。何でも言うこと聞くって奴だったな。
よし、じゃあお前に罰ゲームをいいわた「何で私が罰を受けなきゃいけないのよ!」・・・ちっ」
上条は仕方が無い、と言ったように、続けて声を出す。
「で? 俺に対する罰ゲームって何だ?」
上条がそう言うと、途端に御坂は頬を赤らめた。
「あ、あんた、土曜日って・・・空いてる?」
「土曜日・・・・って、まあ予定は無いけど。」
その言葉を聴いて、何処かホッとしたように御坂は息を吐く。
そして、
「だ、だったら、私の買い物の荷物もちをしなさい!」
御坂は勇気を振り絞って、そう叫ぶように言った。
何でも彼女のほしい携帯のストラップのポイントを貯めるために、買い物に行きたいらしい。
お金は彼女自身で払うらしく、上条は単純に荷物持ちでいいらしい。
何で、おれも?と一瞬思ったが、それが罰ゲームだと言うのなら、大したことは無いだろう。
そこで、上条は思い出した。
遊園地のチケットの存在を。
「なあ。」
「なによ?」
御坂は一瞬断られるかも、と言うような表情を出していたが、
「どうせだったらさ、一緒に遊園地でも行くか?」
「へ?」
次の上条の言葉に御坂は呆けた声を出した。
「いや〜、さっき福引で一泊二日の遊園地の無料券当たったんだ。
俺一人で行くのもあれだし、かといって、一緒に行けるような奴も居ないしな。
どうせだったら、使わないと勿体無いだろ。」
上条はつらつらと言葉を並べる。
「へ、あ、う・・・えええええええ!?」
御坂の頭の中で『遊園地』『一緒に』『一泊二日』等の単語が響き渡る。
顔は一瞬で湯気が出るほどに真っ赤になり、出てくる言葉も「あー」とか「うー」とかいった声しか出てこない。
上条は、それに気がつかず、俯いてしまった彼女に、少し残念そうな声を出だした。
「あ〜、ひょっとしていやだったk「そんなこと無い!」・・・そ、そうですか」
きっぱりと言った、御坂は自分の言葉にまた顔を赤くさせる。
上条はそんな御坂を汗を流しながら見ている。
「・・・それで、どうする?」
「・・・分かった」
ボソリ、と御坂は消えそうな声で了承した。
その後、御坂とメールを交換して、自宅に帰った上条は、貰ったチケットを眺め・・・呟いた。
「・・・『ヘンダーランド』か。 まあ、何か不幸な事件が起こるわけでもないし、俺も楽しむか。」
「とうまー、お腹すいた〜。」
同居人の言葉やれやれ、といった具合に上条は立ち上がる。
とりあえずいつもの様に食いしん坊シスターに適当に飯を作ってやるために、上条は台所に向かったのだった。
おかしい、と御坂と同じ部屋に住む同居人の白井は思っていた。
帰ってくる御坂に白井は、挨拶をしたのだが「・・・うん」と言うだけで、何も言っても上の空。
おかしい、と白井は思っていた。
何故、御坂は顔を赤らめていたのだろうか。
(まさか・・・)
白井は彼女の様子に気がついた。
まさか、この前から寝言で言っていた、罰ゲームとやらで何かあったのだろうか。
少なくとも同姓なら、あそこまで上の空ではないだろう。
その時、白井には一人の異性の顔が思い浮かんだ。
(また、あいつか。)
白井ははあっと溜息をはく。
何処まで自分の邪魔をすれば気が済むんだ、あの馬鹿猿は。
・・・とりあえず、又暫く寝不足の日が続きそうだ。
その前に・・・
「何時まで、入ってらっしゃるんですか!? お姉さま〜〜!!」
御坂 美琴、シャワーに入って1時間13分の出来事だった。
とりあえずここまで。
次回はしんのすけパートに入ります。
原作の巻の番号の間違いに投下してから気がついたorz
一応補足
時期的に禁書目録のほうは11巻終了後とお考えください。
後、とある〜とクレヨン〜は別世界です。
GJ!!
最強の無能力者&最強の幼稚園児のタッグと来たかッ!!
別世界と言うとどこで道が交差するのか?
カミやん&しんちゃんのヘンダーランドでの活躍!これから楽しみにしてやすッ!
オレもなんか描こうかな。
>>48 描くと言う事は……you、イラストレーターか。
え?いや、漫画描くための心得はあるがオレは基本文芸担当だからね。
イラストレーターとして絵を描いたことはないな。
過疎ってるなあ・・・。
人居るんだべか?
と言うわけで、今から投下しま〜す。
ここは、埼玉県の春日部市。
時刻はちょうど深夜11時50分。
この時間帯なら一部を除き、ほとんどの人間が眠りについている頃だ。
それは今家の中で寝ている、通称『嵐を呼ぶ幼稚園児』も例外ではない。
「あは〜」
くりくり坊主の幼稚園児『野原 しんのすけ』は美女に囲まれている夢を見ていた。
勿論、夢の中のしんのすけは、モデルも真っ青な金髪の美少年に変貌している。
5歳児とは思えないオヤジみたいなニヤケヅラをしているその姿は傍らから見ても幸せそうだ。
やがて、時計の針が丁度0時を指した・・・・その瞬間。
しんのすけの頭の中で誰かの声が聞こえた。
『助けて・・・・』
夢の中でしんのすけは声の聞こえた方を向く。
そこには暗闇しかなく、真っ暗な空間が広がっている。
後ろを見れば美女達が手招きをしている。
一瞬、そっちに戻ろうかと思ったが、助けを呼ぶ声に何処か『懐かしい感覚』を覚えたのだ。
「だれ〜? 誰か居るの〜?」
間延びした声でしんのすけは暗闇に問いかける。
『助けて・・・しんちゃん』
「・・・お?」
しんのすけは、最後に名前を聞いた瞬間に目を覚ました。
部屋の時計は無機質な音を立てている。
隣を見れば、彼の父親が
「う〜ん、すいません。かちょ〜」
涙を流しながら、掛け布団に抱きついている。
反対側を見れば、
「う〜ん、カトリく〜ん」
こちらは幸せそうに、同じく掛け布団に抱きついている母親の姿があった。
「た〜い・・・た〜い♪」
自分の横には幸せそうに寝ている妹の姿がある。
しんのすけは、寝ぼけ眼のまま、
「寝よ・・・」
そう呟いて、又眠りについたのだった。
とある園児と幻想殺し 第2章「消えた息子」
「う〜〜ん、おはよ〜」
しんのすけは、珍しくも朝早くに起きてきた。
「あら、今日は早く起きれたじゃない。」
「お! えらいぞ〜。しんのすけ。」
そう言ったのはしんのすけの両親であるひろしとみさえだ。
今日は金曜日、特に何かあるわけでもない、只の平日だ。
みさえは息子が起きてきたことに笑いながらテーブルに皿を並べる。
朝食が始まり、ふと、しんのすけはひろしに声をかけた。
「とーちゃん」
「ん?」
「とーちゃんは昨日なんか変な夢でも見た?」
ひろしはその言葉に、少し考えるそぶりを見せたが、やがて首を振り、
「いや、見てないぞ。」
と、一言告げた。
「どうしたの?」
みさえは、ご飯をよそいながら「どうしたの?」と聞くと、
「なんか、誰かの助けを呼ぶ声が聞こえたんだぞ。」
「助け?」
「うん、なんかオラの名前を呼んで助けてって言ってたんだぞ」
みさえはその言葉に笑いながら、アニメの見すぎと一言告げて、茶碗をしんのすけの前に置いた。
「ま、夢なんて夢でしかないんだから、あんま深く気にすんな。」
数十分後、朝食が終わり、トイレに入ったしんのすけを見てひろしとみさえは顔をあわせる。
いくらなんでも様子がおかしいと。
いつもなら夢の話などあまりしなかったはずだ。
さっきは、変にしんのすけが考え込まないようにはぐらかしただけだ。
「なあ、しんのすけの奴、少し変じゃなかったか?」
「実は、私もなのよ・・・」
この2人は一度しんのすけの見た夢が切欠で戦国時代まで遡った事がある。
その時に起こった事件は深くしんのすけの心を抉った筈だ。
まだ生まれて5年の子供に誰かの死は早すぎる。
願わくば、今のうちはもっと楽しく生きてほしい、と二人は同時に溜息を吐いた。
そして、この日の夕方に事件は起こる。
何時もの様に幼稚園が終わり、急いで着替えたしんのすけは、
みさえに一言「遊んでくるー」とだけ告げ、外にさっさと出て行ってしまった。
その様子にみさえはほっとした様子でテレビをつける。
(良かった、また庭に穴掘るとか思ってたわ。)
一方、しんのすけ達は遊んでいた。
風間君やマサオ君といった何時ものメンバーでごく普通の鬼ごっこを始めた。
しんのすけを覗く皆は『リアル鬼ごっこ』を暗黙の了解で封印することに決めた。
遊ぶこと自体には何も問題は無かった。
問題はその後−−−
皆は大切な友達に辛い過去を思い出させたくないのだろう。
確かに、あの時の戦いはしんのすけを少しだけ大人にさせた。
それでも、もし自分が同じような事態に陥ったら?
自分達はしんのすけのように強く生きることは出来ない。
これは、同情だ、と風間君やボーちゃんは思っている。
だけど、過去を乗り越えて強くなるのは、もう少し大人になってからで十分だ、とも思っている。
このままだと、しんのすけの心は壊れてしまう。
たとえ、強い意志を持っていても、だ。
だから皆は自分に出来ることをすればいい。
「しんのすけ、捕まえた!」
「ああ〜ん、捕まっちゃたあん」
たとえ、シナを作る変態園児であっても、だ。
数時間後、家の門限があると言う風間君の一言で今日は解散することになった。
それぞれが別れの言葉を告げる。
「あ〜くしょんか〜め〜ん! せーぎのみ〜か〜た〜」
しんのすけは大好きな歌を歌いながら、家に帰る。
そして、曲がり角に差し掛かった瞬間。
ある違和感に気がついた。
「あれ? こんなとこに道なんてあったっけ?」
そこはしんのすけの記憶ではT字路だったはずだ。
それが何故か十字路になってしまっている。
どこかで道を間違えたかな、と思いそのまま直進していくと。
「あれ? 鏡があるぞ」
そこには小さな鏡が置いてあった。
そこで又しんのすけの頭に声が響く。
助けて、と。
しんのすけは、不思議に思いながらガラスの部分に手を伸ばす。
−−それは正に一瞬
「お、おお、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」
鏡から光が包み込むようにしんのすけの体を覆った。
その光は、初めての経験のはずなのに、敵意を持たず、優しく包み込むように光っていた。
しんのすけは、つい、その光に身を任せてしまった。
そして・・・・その光が静かに消えた瞬間。
『この世界』から『野原 しんのすけ』が消えた。
夜、自宅に向かって全力で走っている男性が居た。
「はあ! はあ! はあ!」
野原 ひろし。 ごく普通のサラリーマンで一家の大黒柱である。
(嘘だろ!?)
思い出すのは、何時もより早く会社が終わり、椅子から立とうとした時。
妻であるみさえから、電話が入ってきたのだ。
ひろしは携帯の番号を見て、家に居る子供達のことを考え、微笑んだ。
今朝は、しんのすけが調子が悪そうだったから、今日は奮発し外食でも提案しようと考えていた。
別に、今日は誰かの誕生日でも、何かの記念日でもない。
ただ、久しぶりに、家族で皆においしそう物でも食べて幸せになろうと思っていただけなのだ。
いつもの日常が・・・
「もしもし、みさえか?」
こんなにも突然に・・・
「え? い、今何ていった?」
脆くも崩れ去るとは・・・
「な、何だって!?」
誰も思いもしなかった・・・
「わ、分かった! とにかくすぐに帰る!! いいか、決して、ヤケになるなよ!!」
そして、現在。
野原 ひろしは妻の居る我が家に帰ってきた。
汗が止まらないが、そんなことはどうでもいい。
全力で走ってきて、足が悲鳴を上げたが、そんなことはどうでもいい。
ひろしは、それほどまでに『余裕』が無かった。
「みさえ!」
ひろしは寝ているひまわりを気遣ってか、あまり大声で叫ぶことは無かった。
呼ばれたみさえは、目を赤くさせたまま、顔だけをひろしに向ける。
「誰も・・・しんのすけの友達も・・・幼稚園の先生も・・・誰も・・・」
みさえはポツリ、ポツリと話し始める。
時刻は夕方の4時。しんのすけは、そろそろ家に帰ってくるはずだ。
そして、5時になっても未だに帰ってくる気配は無かった。
みさえはひょっとしたら友達の家に居るかもしれないと思い、風間くんやマサオくんの家に連絡を取った。
「はい、風間です。あ、おばさんですか? え?
しんのすけ君は、大分前に帰りましたけど、何かあったんですか?」
その時、彼女は自然に笑えていただろうか。
気を取り直し、次々に心当たりのある家に連絡をかける。
それでも、繋がらない。
誰一人として、しんのすけの行方を知らないのだ。
みさえは頭よりも先に体を動かして、外出の準備をする。
そのまま、ペットである犬のシロともう一人の子供であるひまわりを連れ出して外に出て行った。
そして・・・結果は、見つからなかった。
ひょっとしたら誘拐事件に巻き込まれているのかもしれない。
それはありえない話ではないのだ。
しんのすけの周りには善悪問わずに様々な人間が集まってくる。
時に、ヤクザ、オカマ等といった一般人が近寄りがたい存在でもしんのすけは平等に接する。
まるで、それが当たり前のように。
それでも、いつものように、最後には笑ってしんのすけは帰ってきた。
色々あったけど、楽しかった・・・と。
しんのすけは自分が『幸福』だと思っているだろう。
だが、周りの目から見ればそれは果たして『幸せ』なのだろうか?
恐らく、彼を知りすぎた人間はこう思っているのかもしれない。
野原 しんのすけは『不幸』な人間だと。
しんのすけは運が異常に良いだけで、本当は何度も死にそうな目にあっているのだ。
みさえは戦国時代にタイムスリップした時の事を思い出す。
怒った顔で自分の息子が敵軍の大将に立ちふさがった時は、気が気でなかった。
あの時、一瞬でも自分の体が動かなかったら確実に自分は息子を失っていただろう。
彼女は『悪の秘密組織』に息子がさらわれた時のことを思い出す。
親は子供のためなら何でも出来るものだ。
だが、突然のアクシデントを未然に防ぐ方法を、彼女は知らない。
何時だって、後手になってしまう自分がもどかしい。
そんな気持ちを抱えたまま、みさえは家に帰るなり、警察に連絡をした。
そして、次に夫に連絡をして・・・今に至る。
ひろしは、あらましを聞いて、重い溜息を吐いた。
大丈夫だ、お馬鹿だけどあいつは絶対に元気でやっている。
そう言いたかった。
ひろしにとって、家族とは『全て』である。
時に笑い、泣き、怒り、そして又笑う。
こんな日常は彼にとってかけがえの無いものだ。
彼にとって家族は『世界の危機』よりも『会社』よりも優先させるものだと思っている。
だから、誰か一人が欠けてもいけない。
そんなことはあってはならない。
だから、彼は立ち上がる。
また、日常に戻るために・・・
だが・・・
「どうすりゃいいんだよ・・・」
今回は、何の手がかりも無い。
筋肉質な男も、オカマの3兄弟のような、厄介ごとを持ち込んでくるような人物が来る気配は無い。
「明日・・・」
みさえはポツリと呟いた。
「明日・・・徹底的に探すわよ。」
ひろしは、うろたえながらも声を出す。
「ど、何処をだよ!?」
「決まってるわ。 あの子が行きそうなところ全部よ!!」
警察には既に連絡をしてある。
だからと言って、連絡を待っているなんて選択肢は最初から浮かんでこなかった
みさえの顔に迷いは無い。
その顔にひろしは自分の頬をピシャリと叩き、その言葉に頷いた。
とりあえず、ここまで。
今回はしんのすけの周りの視点を考えてみました。
このSS禁書視点とクレしん視点の交互に書いていこうと思います。
じゃ、そ〜いうことで〜♪
>>59 どことなくブタのヒズメを思い出させる展開だ!!
GJ!!!
ヘンダーランドどころかひまわり誕生もカスカベボーイズも終了後の世界か…。
確かに深く考えるとしんのすけも上条と同じ穴のムジナなのかもしれないよな。GJでした。
似たような境遇でも当人の考え方次第で全然世界が変わるのかもな。
GJ! 続き楽しみにしてます。
まだ来てないかな?
やあ、今仕事から帰ってきたんだぜ。
ちょっとボロボロだから、もう少し待っててくだせえ。
そんな感じで話題を振ってみる。
幻想郷に行って閻魔と対面させてみたいと思うのは自分だけだろうか。
もしそうなら、閻魔が下す罪状とはどんなもんだろう。
公然わいせつ罪?
そして巨乳グラビア焼却の刑と予想。
過疎ってる?
>>7 今更だがしんのすけやネネちゃんがいなくても十分
あったら嫌なリアルおままごとになっているぞ。
今日も来てないかな…。
は〜い!
ようやく新しいのが書き終わったんだ。
ってな訳で、このスレ生存のために今から投稿しま〜す。
学園都市、土曜日の朝。
御坂 美琴は苛立っていた。
(何で、来ないのよ・・・あの馬鹿!)
現在、彼女は学園都市から外に出れるゲートに繋がっている駅で待っていた。
勿論、上条 当麻だ。
彼女はやっとの思いでここに立っていた。
実際、今日に至るまでにいくつもの難題が彼女を待ち受けていたのだ。
例えば、白井とか、黒子とか、同居人とか。
事の発端は遠出の準備をしていた頃だ。
もっと正確に言えば、上条と約束をして家に帰ってきた直後。
その時、御坂は鼻歌交じりに、いかにも『楽しみで〜す』と言ったようなオーラを出していた。
下着を入念にチェックして、寝巻きも十分に吟味して、そして、お気に入りの服を見ながら、つい一言。
「あいつ・・・何て言ってくれるかな・・・ふふっ」
つい、言っちまったのだ。
どうやら、白井は物陰からずっと見ていたらしい。
気がつかなかった、と言うよりも聞かれたと言うことによる羞恥心の方が勝ったらしい。
あれこれと(何処か殺気をあらぬ方向に飛ばしながら)白井は御坂に問い詰める。
御坂は顔を真っ赤にさせながら、あれこれと言い訳をする。
それが、更に白井の怒りを増幅させるとは知らずに。
まあ、そんなこんなで今朝も大変なものだった。
朝早くに起きて着替えをしていると、後ろから突然ロープを持った白井が襲い掛かってきたのだ。
恐らく御坂を縛り上げて、無理やりにでも行かせないつもりだったのだろう。
当然のことながら御坂も全力で抵抗した。
数分・・・そんな短い時間に関わらず、漫画で言うなら20ページにも渡りそうな攻防の末、御坂は勝利した。
気絶させた白井を逆にロープで縛り上げ、寮から全速力で走ってきて・・・今に至る。
余談だが、その時の白井は『一方通行』も軽くビビルほどの恐ろしい顔だったらしい。
(遅い! 何時まで待たせんのよ!)
待ち合わせの時間は、既に30分以上もオーバーしている。
とうとう我慢の限界を迎えた彼女は携帯を開く。
御坂は何時まで経ってもやって来ない上条に電話をしようと思ったのだ。
相手が勘違いしても困るので待ち合わせ場所についてのメールを確認してから、電話で文句を言おうとしているのだ。
メールを立ち上げ、題名をチェックする。
題名:遅れんなよ〜。
(何よ! 遅れてるのはあんたじゃない!)
苛つきながらもその文を開く。
彼女の体には電撃がほとばしっている。
本文:じゃあ、当日は朝の9時集合と言うことで。
(もう、9時36分よ!)
御坂は、怒りながら次の文を読もうとボタンを押してスクロールさせる。
そして、次の文を読んだ瞬間。
彼女の真っ赤な顔が、一瞬にして青ざめた。
それで、集合場所は駅の『東口』でな〜。
(ひがし・・・ぐち?)
御坂は恐る恐る、駅の看板を見上げる。
そこには、
「うそ・・・」
『西口』と書かれた看板があった。
この駅には、入り口が二つあり、東口と西口に分かれている。
ついでに言うと、中に入りまっすぐに進めば5分も掛からずに移動できるのだ。
御坂は呆然とした表情で口をパクパク開けながら、その場に突っ立っていた。
そして・・・止めを刺すように上条から電話が掛かってきた。
御坂は次の瞬間、駅の反対側へ駆け抜けていった。
とある園児と幻想殺し 第三章「ヘンダーランド @ 〜朝→昼〜」
(遅いな〜)
本来の集合場所である『東口』の入り口に上条 当麻は手軽な旅行バッグを肩から掛けたまま、ひたすら待っていた。
こういうときは、自分が動いたら多分行き違いになると上条は思っていた。
御坂に待ち合わせ云々のメールを送った時はすぐに返ってきたもんだから、大丈夫だと思っていたのだ。
実は、上条もそれなりに楽しみにしていた。
誰かと『普通』に外に行くと言うことは、上条からすれば滅多にないことだ。
例えばインデックスを追っかけて外に出れば、何百というシスターと戦う羽目になったり、
家族と海に遊びに行けば、最終的に家が崩壊してしまったり・・・。
(なんか、涙が出てきそうだ・・・)
とにかく、彼は『不幸』である。
気を取り直し、腕時計に目を向ける。
ただいまの時刻は予定時間の30分オーバー。
ゲートに向かう電車は、今の時期は利用する生徒が居ないのか、あまり多く走っていない。
この時間帯を逃せば、次は正午だ。
さすがに、女性は仕度に時間が掛かると思っていても、さすがに時間のほうがやばい。
仕方なしに、愛用の携帯を開いて彼女に電話を掛けた。
暫く、呼び出し音が流れていたが、やがて留守番サービスに接続された。
そして、次の瞬間。
「ぐあ!?」
背中を中心に全身に重い衝撃が伝わってきた。
あまりに突然だったため、碌に受身も取れずに上条は固いコンクリートの地面に倒れこむ。
何すんだ!と、怒り心頭の上条は体を起こして、睨み付けようとする。
「ご、ごめん!! 待った!?」
そこには、息を荒げて、今にも泣きそうな御坂 美琴が立っていた。
上条は御坂と合流して、すぐにチケットを買って電車に乗り込んでいた。
電車には無事に乗れた。電車の扉が開く1分前だったが。
中は利用する人が居なかったのか、この車両には上条と御坂の2人しか居ない。
そんな女の子と二人きりと言う、健全な男子高校生なら、心をドキドキするようなシチュエーションの中、
上条はこう思っていた。
(・・・やりづらい)
上条はチラリと隣を見る。
そこには俯いて、すっかり影を落とした御坂の姿があった。
彼女から事情を聞いた時に、冗談交じりで笑ってやろうかと思っていたが、
「本当にごめん・・・」
そんな弱弱しい言葉を聞いた瞬間、その案は却下された。
そんな感じの沈黙が続いて約5分。
上条はこの空気にそろそろ精神的に限界が来ていた。
(だあーー! 何時もなら冗談交じりでビリビリ飛ばしてくるのに、何でこんなに弱気なんだよ!
そうだ、そもそも、何でこんなに弱気になっているのかを考えてみよう。
いいか!? まず、御坂が集合場所を間違えたんだ!
・・・・・・って言うか、それが原因じゃん!)
そんな脳内会議も一瞬で終わる。
相変わらず、御坂は俯いたままだ。
更に3分後、とうとう我慢の限界が訪れた上条は、出来るだけ地雷を踏まないように意を決して話しかける。
「なあ、御坂。」
上条は出来るだけ、ゆっくりと優しく話しかける。
「・・・」
御坂は顔を上げないが、一応話は聞こえているようだ。
「今朝の事はさ、確かに失敗だったと思うけど、いちいち機嫌悪くするよーな男ではありませんよ、
とカミジョーさんは話しかけます。」
上条からすれば、こんなことはよくある事だと、笑いかける。
「っていうかさ、こういう時こそ、レッツ ポジティブ シンキング!
幸先悪かったなら、後で取り返せばいいさ。」
御坂の顔が上がる。
それは、泣きそうなのか、笑おうとしてるのか酷くあいまいな表情だ。
ようやく、顔を上げてくれた御坂に上条は調子に乗って更に畳み掛ける。
それが、地雷だったことに気がつかずに。
「それにさ! 楽しみで、つい集合場所を間違えちゃう女の子も可愛いもんじゃん。」
「・・・なっ!?」
御坂は、一瞬にして顔が真っ赤になった。
上条は気がついていない。
御坂がその言葉をどう捉えたかを。
よく上条は御坂に対して「萌え〜」だの言ってるが、それは両者とも冗談だと分かっている時だけだ。
だが、今の彼女は何時もより弱気だ。
上条は気がついていない。
(私のこと・・・可愛いって・・・)
御坂はその言葉を割と本気で受け取っていた、と言うことに。
実際の所、御坂 美琴と言う人物は結構な美少女だ。
何度か告白された経験もある。
だが、御坂はそれは単に外見だけで判断したんだろうと、告白を一蹴していた。
たが一人、御坂の奥底まで踏み込んだ男が居る。
それは横に居る上条 当麻だ。
そんな気になる男性から、可愛いと言われれば本気にしてしまうのも無理はない、と思う。
「ほらほら、到着までまだ時間あるし、今のうちに面白そうな所リストアップしとこうぜ!」
御坂の変化に気がつかず上条はコンビニによくあるようなパンフレットを鞄から取り出して
一緒に見ようと御坂にも見えるように広げる。
「あ、うん・・・」
とうとう、場の雰囲気の流れを変え始めた上条は、少しテンションを上げて色々な施設を指差す。
そして、電車が目的地に着く頃には、御坂も調子を取り戻したようだった。
ゲートで身分証明書やら何やらの手続きをして、外に出る。
「え・・・っと。ここから歩いて約10分か。」
上条はインターネットで調べた地図を見ながら呟く。
「よし、じゃ。迷子になんなよ〜?」
「ちょっと! 私はそこまでドジじゃないわよ!」
上条の言葉に御坂がくらいつく。
ようやく、何時もどおりのやり取りが出来るようになって上条は心のそこから安堵していた。
数分後、歩いている2人は、以前の海外旅行の話をしていた。
「なに? そんなに凄かったの?」
「そりゃあ、もう。 日本語が通じないのはでかいって。」
「ふ〜ん。そういうもんなんだ。」
やはり、海外の言語については上条は精神的に負担が掛かったらしい。
「それでさ〜。そん時、かなりあたふたしちゃってさ。」
「あはは、あんたらしくないわね。」
「暫く、海外旅行はこりごりだな〜」
そんな話をしながら2人は歩き続ける。
やがて、駅が見えてきた。
「ええっと〜。乗る駅は、と・・・」
上条は切符売り場の上に書いてある運行表を見て、行き先を探す。
「あ、あれよ。『ヘンダーランド』って書いてある。」
うん?と上条は御坂が指をさした方向を見る。
そこには確かに『ヘンダーランド』と書かれていた。
「ってか、凄いわよね〜。遊園地専用の駅があるって始めてみたわ」
御坂は普通に感心していたが、やはりここでも上条は違和感を覚えた。
(あれ? そこの駅って、今度ニュータウン建設の場所じゃなかったか?)
どうにもおかしい。
上条は確かその場所は遊園地は無いと思っていた。
なぜなら、ニュータウン建設に関するテレビCMが自宅で流れた時に、
「とうま〜。今度、ここのレストランに行ってみたい。」
と、インデックスは上条にお願いをしていたのだから。
あれはしつこかったからよく覚えている。
おかしい。
自分の記憶と現実が矛盾している。
だが、インデックスを初めとするその他全ての存在が、ニュータウン建設の記憶を持っていない。
以前その事について、彼の部屋の隣人に尋ねたことがある。
ヘンダーランドとニュータウン建設についての情報だ。
「何言ってんの、カミヤン。ニュータウン建設計画って大分前に破棄されたじゃん。
それよりさ〜、ヘンダーランドって面白そうぜよ。今度義妹を連れて行きたいにゃ〜」
そう言って、土御門は笑って上条にそう告げた。
科学サイドと魔術サイドを行ったり来たりしている彼が、そう言うのだ。
結構な情報を持っている彼ならば、信じられる情報だろう。
それに、その時「自分には関係ない」と思っていた上条はあっさりと引き下がったのだ。
上条はそのことを思い返しながら、もう一度電車の運行表を見る。
そこには、確かに『ヘンダーランド』と書かれていた。
(まあ・・・いいか?)
上条は悩んでも仕方が無いと思い、切符を購入してホームに向かった。
今回はここまで。
う〜む、なかなか進まない・・・。
次回から上条としんのすけが出会うと思います。
その次くらいに、一家登場かな?
じゃ、そう言う事で〜。
・・・他に禁書サイドで誰出そうかな〜。
乙です〜。
いよいよ次回運命の出逢いが!w
楽しみに待ってます!
二人の『世界一不幸な幸せ者』が交差する時物語は始まる―――――!
と言った感じッスかね?乙でゲス!
保守
ドラえもんに匹敵する、長編になると大冒険する幼稚園児……上条当麻は巻き込まれたのか、巻き込んだのか。
保守
長いこと更新されてないな・・・。
オレもなんか書いたほうがいいのかな。
一応ね、ハルヒの話でいいアイディアがあるんだよ。
でもオレ今一応受験中だから更新は禁書の人よりも遅くなるかもしれないんだ。
それはwwww受験に集中してください
みんな、保守ぐらいはしようぜ・・・
保守
保守
野原一家が雛見沢に引っ越すってのは?
>90
沙都子のトラップを超人的な動きで回避するしんのすけの姿が浮かびます。
そして劇場版のしんのすけなら友情の大切さをみんなに教えてくれそうで……凄い物語になりそうだ。
野原一家は春日部にいないとwwwww
ローンもあと32年残ってるのにwww
しんのすけは普通に羽入の姿が見えてそうで困るwww
しんのすけに耳をフッ…とされて身悶えるK1の姿が見えた。
罰ゲームで女装したりコスプレしてもしんのすけにとっては全く罰にならないなww
きっと「梨花ちゃんを守るんだ、ヒナミザワ防衛隊、しゅつどー!」と言ってくれるに違いない。
いやそこは「ふぁいやー!」だな
祭囃し編だと「おお、砂都子ちゃんのトラップすごいゾ! まるでホイホイの中のゴッキーだゾ!」とか言うんだろうな。
幻想殺しの人がいつまで立ってもきやしない…。
トランスフォーマースーパーリンクの世界に迷いこむしんのすけ
喋るロボにはしゃいでみたりとにかくひっかき回してみて欲しい
いや、単に「ガルトバロンおじさんズルいゾ!」
とか言って太陽EDじゃなくて生存EDにして欲しいだけだが……
トランスフォーマーに便乗してビーストウォーズメタルスの世界に迷い込んでメタルスダイノボットと出会うしんのすけ。
「ホネホネ恐竜から父ちゃんの声がするゾ!」
「しんのすけぇ〜。や、止めろ!。ダー、ここはテレ朝じゃなくてテレ東だぞー!……ぁ、ケツが」
102 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/09(水) 20:26:41 ID:wt20PJYq
しんのすけが銀魂の江戸に行って銀さんに出会って銀さんに気に入られて
しんのすけが万事屋銀ちゃんのメンバーになるのが見てみたい
>>102 痔持ち忍者がひろしじゃねーか
うろ覚えだがどちらも痔の入院暦あるんだよな
104 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/10(木) 13:41:48 ID:eaYIXwWA
沙耶の唄の世界にいったら面白そう
105 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/10(木) 17:07:32 ID:ooUjXYfq
そういや、まだドラゴンボールとクロスさせる案まだ、出てないな
しんちゃんだったら超サイヤ人になれそうな気がする
テレビの特番で電王とのクロスがあったっけ。……キバとの相性もいいかもしれない。
エヴァとの相性も良さそうだなあ。
シンジとアスカに本当の愛情を与えレイに笑顔を与えゲンドウの目を覚まさせる…そんな野原家の活躍が見える。
>107
「笑えば、良いと思うよ」
「そうだそうだ。レイお姉ちゃん、きっと笑顔が似合うゾ!」
こんな感じかな?
お久です。
ようやく、仕事が落ち着いてきました。
待たせてしまい申し訳ありません。
今から投稿しますよ〜。
駅を乗り継いで、約30分。
上条と御坂の2人は、ようやく遊園地のゲートへと来ていた。
でかでかと書かれた看板には『ヘンダーランド』と書かれていた。
(うっわ〜。すっげー人・・・)
入り口だけでも、既に数十人の人が居る。
スタートでこんな調子なら、中は更に凄いことになっているだろう。
上条はその様子を見て少しげんなりしていた。
「まったく、休日の遊園地ならこんなもんでしょ?」
それに比べて、御坂は「これがどうしたの?」と言う感じで上条に視線を向けている。
その言葉に上条は、
(まあ・・・そういうもんなんだろうけどな。)
そう、結論付けた。
とある園児と幻想殺し 第三章「ヘンダーランド A 〜昼→夕方〜」
意外にも時間をとらずに、中に入ることが出来た。
上条は、この時に知ったようだが、実は彼があの福引で当てた物は所謂『VIP』扱いとなるようだ。
受付のお姉さんが言うには、『チケットさえあれば、時と場合にもよるがすべてのアトラクションで優先権が得られる』らしい。
今日は人が多いほうだが、それでも延々と長蛇の列を並ぶようなことも無いとの事だ。
早速、遊園地用のホテルで手続きをして、部屋に手荷物を置きに行く。
ヘンダーランドはかなりの人気がある。
その要素の一つとして、今夜上条たちが泊まるホテルがある。
フロントに入った2人は、その構造にただ感動するばかりだった。
部屋の通路一つにとっても、様々な装飾が施されており、非常に綺麗に掃除がされている。
上条はこういったホテルに泊まった経験が無いのか、はたまた覚えていないのか
少しばかりギクシャクとした格好で通路を歩いていく。
御坂も、初めて異性とホテルに入ったためか、こちらも少しギクシャクと歩いていた。
傍らから見ていると、激しく挙動不審であったが。
2人はフロントで渡された鍵の番号と部屋の番号を照らし合わせながら、一つ一つずつチェックしていく。
そして、数分後。
問題の部屋が、そこにあった。
(も、もももし、ダブルベッドだったらどうしよう・・・。
わ、私、心の準備が・・・)
まあ、それを問題にしていたのは御坂一人だけであったが。
上条は鍵を差込んで部屋を空け・・・
「ちょ、ちょっと待った!」
「うお!?」
ようとして御坂に止められた。
上条はどうしたんだと問いかけるが、御坂はスーハーと深呼吸をしているのか、聞こえている様子は無い。
疑問を浮かべる上条だったが、このままでは埒が明かないと、扉を開いた。
「ま、待って! まだ覚悟が・・・・って、ちょっ」
「はいはい、開けますよ〜」
上条は御坂の言葉を切り捨てて、ドアを開く。
御坂は、軽いパニックを起こした為か咄嗟に上条の手をとめることが出来なかった。
「・・・・・・・・・・・・・・・あれ?」
その部屋にはベッドが・・・
「あ・・・」
2つ置いてあった。
「あ?」
「あはははは! べ、別に意識していたわけじゃないからね!
そ、そうよ! これが普通なのよ!」
「???」
突然笑い出した上条は御坂の言動に理解が出来ないのか、首をかしげている。
そんなちょっとした(御坂だけの)事件は幕を閉じた。
部屋で荷物を置いた2人は園内のとあるベンチに座っていた。
さて、と上条はポケットに突っ込んでいたパンフレットを取り出す。
先の電車で、話し合ったのか人気の高そうな場所に赤いペンで丸がつけられている。
「とりあえず、何処から行くの?」
御坂は上条の持つパンフレットを一緒に覗き込みながら聞いてきた。
「そうだなあ・・・。とりあえず、定番のジェットコースターにでも乗るか?」
「・・・え゛」
その言葉に御坂は少し固まった。
意外にもこの手の絶叫系というのは苦手なのかもしれない。
上条はそれに気がついたのか、ニヤニヤと笑い出す。
「あっれ〜? ひょっとして御坂お嬢様はジェットコースターが苦手でいらっしゃいますこと?」
御坂はその言葉で思わず電撃を飛ばしたくなったが我慢した。
基本的に、学園都市外での能力行使は禁じられている。
その事がまだ頭の中に残っている辺り、彼女は冷静なのかもしれない。
御坂は顔を下に向けて、右腕をブルブルと震わせている。
そして、彼女は叫んだ。
「い、いいわよ! 乗ってやろうじゃない! あんたこそびびるんじゃ無いわよ!?」
調子に乗ったのか、上条もそれを聞いて口を開く。
「ふっふっふっ! いいだろう! 後で泣きべそかくなよ?」
そして、2人は意気揚々とジェットコースターのアトラクションに歩いていき・・・
数十分後、意気消沈した2人がフラフラしながら戻ってきた。
「さっきのは、俺が悪かった・・・」
「ううん・・・。私こそごめん・・・」
どうやら2人とも、かなり今のアトラクションを舐めていたようだ。
気を取り直して今度は別のアトラクションに向かっていった。
そんなこんなで、時間はあっという間に進む。
「あ〜、結構乗り回したな〜」
「そうね〜。暫く遊園地は遠慮したいかな。」
上条と御坂は、互いに笑いながらホテルへと歩いていく。
空は少し薄暗く、周りの人が帰っていく様子もちらほらと見えた。
「さて・・・ん?」
上条は一息ついて声を出そうとした瞬間、ある一点に視線を向けた。
つられて御坂も上条が向けた方向へ顔を向ける。
「とうちゃ〜ん! かあちゃ〜ん! 」
そこには、大声をあげている一人の男の子の姿があった。
「お?」
春日部に住む野原 しんのすけ(5歳)は、いきなり起きた事態に訳が分からないといった顔で辺りを見ていた。
(ん〜と、たしか風間君達と遊んで、帰ろうとした時に鏡を拾ったら・・・
でも、なんかここ『みよぼえ』があるよ〜な・・・)
ちなみに『見覚え』である。
しんのすけは、何の気なしに上を見上げて・・・固まった。
そこには、ある遊園地のマスコットが浮かんでいたからだ。
そのマスコットをしんのすけは覚えている。
『ヘンダー君』
その何とも言えない笑顔はしんのすけに恐怖を与えるには十分だった。
「ここ・・・ひょっとして『ヘンダーランド』?
う、うわあああ〜〜〜!」
しんのすけの記憶が呼び起こされる。
得体の知れない雪だるま。
誘拐された父と母。
人形の女の子。
2人のオカマ。
そして・・・
「あは〜、雛形おねえさ〜ん。」
・・・あまり、緊張感は持っていないようだ。
とにかく、辺りは既に薄暗くなってきている。
もし、『奴ら』の手下にあったら到底太刀打ちできない。
今のしんのすけは戦う術(すべ)を持っていないのだから。
しんのすけは、ひょっとしたら自分のほかに誰か知ってる人が居ないか、
確かめるためにとりあえず父と母の名を呼んでみた。
「とうちゃ〜ん! かあちゃ〜ん!」
すると、
「どうしたの?」
後ろから、優しい口調で話してくる女性の声が聞こえた。
(迷子・・・だな。)
上条は腰位の高さしかない子供を見下ろしていた。
先ほど、この子供が懸命(に見えるだけ)に父と母を呼んでいた。
それを今は御坂が話しかけて、事情を聞いているようだ。
(・・・にしても、最後でトラブルか。
まあ、直ぐに解決するだろ)
上条はボーっと御坂と迷子の子供のやり取りを見ていた。
そして・・・数分後。
子供の話を聞いてきた御坂は何処か戸惑いの様子を見せながら、上条の下に歩いてきた。
無論、子供は御坂の横に立っている。
御坂は子供に「ちょっと待ってて」と告げ、上条に小さい声で話しかけた。
「ん? どうした?」
「それが・・・この子供・・・ちょっと変なのよ。」
は?と上条は一瞬呆ける。
しかし、直ぐに持ち直し自分なりの意見を告げる
「迷子だから、気が動転してんじゃないのか?」
すると、子供は威勢のいい大声を上げた。
「おら、迷子じゃないぞ! ちゃんと野原しんのすけって名前があるもん!」
上条はその言葉に苦笑する。
「はは・・・。そりゃあ、悪かったな。俺は上条 当麻。で、こっちが御坂 美琴。」
とりあえず、子供に目線を合わせて自己紹介を始める。
こういう時、ちゃんと話をしないと子供は泣き出してしまうだろうと上条は思っていた。
そして・・・
「で?お父さんやお母さんは?」
「わかんない・・・。気がついたらここに居たんだぞ。」
「は?」
上条はその言葉に呆けた。
御坂も「ね、言ったでしょ」と言わんばかりの顔をしている。
「っておい! それって誘拐じゃないのか!?」
上条はそのことに気がつくと、慌て始めた。
「・・・少し落ち着きなさいよ。とりあえず、その子の話を聞いてみて。」
それに比べて、御坂は意外と冷静になっていた。
上条はちょっと恥ずかしくなって、深呼吸をする。
そして、しんのすけの言葉に耳を傾けた。
「それで、何があったのか話してくれないか。」
その言葉にしんのすけは頷いて、ポツリ、ポツリと話し始めた。
「おら、風間君たちと遊んだ後、家に帰ろうとしたんだぞ。
そしたら、なんか鏡を拾って・・・ここに来たんだぞ。」
成る程と、上条は頷き・・・次の言葉を聞いた時再び、?マークを頭の上に出した。
風間君というのは誰かは知らないが、きっと友達のことだろう。
問題はその次だ。
「・・・鏡?」
「うん。鏡がピカーって光ったんだぞ。」
しんのすけは身振りで説明をしている。
御坂は何か思い当たりがあるのか、手を口元に当てて思考をめぐらせている。
・・・だが、やはりあり得ないとその考えを一蹴した。
テレポートという物があることは知っている。
それは白井 黒子が使える能力だ。
だが、道具を通じて場所を移動するという能力は聞いたことが無い。
もしあるとしても、学園都市とは無縁そうな少年に使う理由も無い。
・・・とまあ、ちょっとだけ真面目に考えてみたのだが、
(この子の勘違いでしょ)
といった結論を出した。
そんな御坂を他所に上条たちは会話を続ける。
御坂と比べて上条の顔は真剣そのものだ。
なにか、思うところでもあるのだろう。
「じゃあ、その時何か不思議なこととかあったか?」
その言葉にしんのすけは腕を組みながら真剣そうに悩み始める。
「あ、そーだ、『声』が聞こえたんだぞ。」
「声?」
「誰かがたすけてーって。 う〜ん、どっかで聞いたよーな。そうでもないよ〜な。」
「助けて・・・か。 でも、何でここに来たんだろうな。
ここって只の遊園地だろ?」
上条は頭を掻きながらそう呟く。
その言葉にしんのすけは大声を出した。
「ここは只の遊園地じゃないぞ!
ここには悪い『魔法使い』が居るんだぞ!!」
上条は頭を掻いていた手をピタリと止めて、聞き返す。
「・・・・・・・・・・・・・・魔法使い?」
「そうだぞ!ここには悪い奴が居て、世界を自分の物にしちゃおうとする奴らが居るんだぞ!」
御坂はその言葉を聞いて、流石に口を出した。
出来るだけ、優しく、ゆっくりと。
「・・・いい? しんのすけ君。この世界に魔法なんて物は存在しないのよ。」
御坂が話しかけてもしんのすけは真剣に反論する。
(はあ・・・まさか、こんな所で『魔法』なんて聞くとはな。)
上条は『魔術』なら知っているが『魔法』は聞いたことが無い。
だが、そんな物は大した問題ではない。
『天草式』という組織がある。
上条の知り合いの『聖人』がかつて纏めていた組織だ。
その中に、小さな子供が居たことを思い出す。
名前は思い出せないが、所謂『裏の世界』では子供も居ることは知っていた。
もし・・・しんのすけが言っている事が全て『真実』ならば、話は変わってくる。
上条は一般人でありながら堂々と『裏』に介入した人間だ。
彼がこれまで関わってきた切欠の殆どが『小さな違和感』だ。
はっきり言えばしんのすけの言うことは、信じることが出来ない。
だが、だからと言ってこのまま放っておく訳にもいかない。
少しでも関わってしまった以上、最後まで関わりぬくのが上条の悪い癖だ。
だが、そのお陰で助ける事の出来た人間もたくさん居る。
ならば、今回も最後まで付き合ってやろう。
上条はそう決心した。
(出来ることなら、迷子センターで終わってくれればいいな〜)
・・・そんな事も考えていたが。
おかえりなさいませ!
すんません。規制喰らいました。
今回はここまで。
考え抜いた結果、シスコン軍曹とねーちんを介入させることに決めました。
・・・次回はもっと早めに更新したいなあ。
気長に、お待ちください。
お願いします。
それじゃ、また。
乙です〜
ねーちん参加だと!?
しんのすけが大変なこと(セクハラ的な意味で)をするぞ!
乙!
いつでも待ってますんで自分のペースで頑張って下さい〜
なにぃ、神裂だとぅ?
だがこれまでのクレしんの流れから考えると至極自然な流れな件。
しんのすけのWikipedia見たら能力高杉てフイタwww
だが何故か受け入れられてしまう不思議
と言うかどんなジャンルだろうとしんのすけが負ける姿が想像できない。
125 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 16:35:32 ID:pMO07qgr
しんのすけの剣道編のIFとしてバンブーブレードのタマと剣道で勝負する
ってのはどう?
しんのすけならタマに勝てそうだし
しんのすけ一家VS大魔王バーンが見たい
>126
大魔王バーンがバトルではない戦いを……ダイとポップに感じたような脅威を、野原一家からも感じるのですね。
128 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 09:52:31 ID:r5PKDxh9
どちらも絶対にあきらめない所が似てますね
バーンの天地魔闘を崩すために犠牲になる園長、みさえ、ひろし
130 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 21:09:05 ID:PLnw3Ctk
なぜ、園長?シロだろ
>>101 トランスフォーマーなら初代の世界に迷い込んでコンボイと出会うしんのすけ。
「おー!、アクション仮面だ!!」
「ハッハッハッ!!、私の声がそのアトラクション仮面に似てるかね?」
「アトラクションじゃなくてアクションですよ司令官」
クレしんは刀や剣の殺陣がかっこいいので、チャンバラメインの作品と絡めると楽しいと思います。面白くはないかもしれんが。
るろ剣、銀魂、サムライチャンプルーとかか?
劇場版補正、という俗語が一部に存在している。
『劇場版ドラえもん のび太としんのすけ』――感動巨編になるに違いない。
しんのすけ一家&シャナ&ルイズ&なのは&リナ=インバース&サリーちゃん
VS
大魔王バーン
しんちゃんが剣で戦うなら
銀魂の世界で起きた紅桜編で
しんちゃんが高杉と刀で戦う所が見てみたい
無論、銀さんも5歳の子供を放っとくワケないから
しんのすけを守ろうと頑張る
しんちゃんが高杉に向かって戦国大合戦で言ったあのセリフを言ってほしい
「お前、逃げるのか?お前偉いんだろ?だからこう言う事になったんだゾ!!
逃げるなんて許さないゾ!!」絶対、高杉は実際クーデターばっか起こして
現実から逃げてるとしか思えない。
>>138 >「お前、逃げるのか?お前偉いんだろ?だからこう言う事になったんだゾ!!
>逃げるなんて許さないゾ!!」
確かに名台詞だが、そればっかりだと飽きてくる罠。
初期しんちゃんは以外と容赦無く敵を死なせたりするんだよな。
『ハイグレ』では直接ではないにしろハイグレ魔王をあの高さから突き落とそうとしたり、
『雲黒斎』じゃ“過去編”で玉四郎を蜂の巣にしたり(玉四郎=ロボット説もあるが)、
ヒエールとの一騎討ちではガチで殺ろうと始終剥き出しの頭部を狙い、
“現代編”ではヒエールの腰から下を脚だけ残して吹き飛ばした。
しんのすけが直接手を下した訳ではないものの、Tバック男爵は恐らく爆死。
アナコンダとハブにいたってはクレしん映画まれにみる救いの無い終わり。
猫之進は血の描写こそないがバッサリ斬殺され、雲黒斎の兵も簡単に斬って捨てられる。
ひまわりが産まれてから死の描写が和らいだというか、しんのすけが生命倫理に気付き始めた感じがする。
まあこんなこと書くとしんちゃんに人殺しさせたいみたいに思うかもしれんが、
そうじゃなくて、ちょっと毒があった方が面白いんじゃね? ということ。
敵を便所紙にしようとしたり、下剤を盛ったり、ウンコ漏らしたりとかな! (下ネタばっか)
あとクレしんのパロディネタは秀逸すぎる。
クレしんに確か「ひまわりを救出するゾ」でトーマスっぽい汽車のおもちゃが出てたな…
だめだなw、トーマスは死人が出ないけど事故が物凄いヤバイ、床屋に突っ込んだりとかしたり。
覚えてる人にはわからないかな?
現在アニメ化されている恋姫無双の世界に来たらどうなる?
142 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 16:26:44 ID:HAb7a7Xy
しんのすけが銀魂の世界に行ったら
銀魂とのキャラの絡みがこうなる
銀さん「変なガキだな、オイお前母ちゃんはどうした?」と思われる
新八「しんちゃん、あまり人前でお尻だしちゃダメだよ」とツッこまれる
神楽「面白い5歳児アル、アタシの酢昆布食うアルか?」
お妙「なかなか、いい剣道の腕前ね、父上が見たら驚くわ」
近藤「おいガキ、お前女見る目あるな」と感心される
土方「ほお、ガキにしちゃ結構な剣の腕前だな、真選組に欲しいくらいだ」
沖田「ただのガキかと思っていたが、結構ドSだな」
長谷川「あれ?オジさんオラと前にどこかで会った?」「え?俺と?バカ言うなよボーズ」
服部「前髪のオジさんもしかして痔持ち?」「何で俺が痔持ちだって事知ってんだー!?」
「前に父ちゃんが痔になったから」「関係ねーだろ!」
屁怒呂「オジさん花が好きなんだ」「ええ、花は綺麗ですからね」「花が好きな人に悪い人は
いないって前にテレビでアクション仮面が言ってたゾ」「アクション仮面?」
>>142 基本的に銀達はしんちゃんとノリが合うから凄く良いww
144 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 19:22:02 ID:Y4VrFf8W
>>142 むちゃ見たいなあ、この銀魂×クレしん
そして確かにしんのすけなら屁怒呂怖がらないだろうなあ。
クレヨンしんちゃん×銀魂
1「5歳児に悪い奴はいない」
「あークソ!また負けたよパチンコ!金はたいても結局当たらないと意味が
ねーじゃねーか!」パチンコ店から坂田銀時が文句を言いながら出てくる
「クソー!どうすりゃいいんだ?今月は、おいオッサンおれどうすればいいんだよ」
銀時は近くにいたオッサンに言った「えっ?いや知らないけど」「知ねーじゃねーよ
オレの生活がかかってんだぞ知ったような口聞くな」オッサンは泣いてしまった
「あーあーこれじゃ新八にどやされるぞ」銀時はとりあえず万事屋に戻る事にした
すると空から何か落ちてきた「ん?空から何かが落ちてきたぞ?ミサイルか?」
しかしそれはミサイルではなかった「子供!?何で空から子供が!?」
「間に合え間に合え!」落ちてきた子供が銀時の上に乗る「何だ?このガキは?」
落ちてきた子供は野原しんのすけだった銀時はとりあえずこのまま子供を放置するワケには
いかず、万事屋銀ちゃんまで連れてく事にした。
「で、連れてきたと言うワケですか」新八は銀時に聞く「お前なあ、空から落ちてきたガキを放っておく
奴がいるか!?」「空から落ちてくるなんて信じられないネ!」神楽はズバっと言った
「どうするんですか?この子供?」「どうすっかなーとりあえず近藤のゴリラ野朗に言って保護してもらうか」
銀時が冷静な判断をした時しんのすけが目を開ける
「おお、あんた誰?」しんのすけは銀時にそう言う「あんた誰ってお前が誰だよ?」
銀時はしんのすけにそう聞き返した「これは失礼しましたゾ、オラは野原しんのすけ5歳」
「しんのすけ?変わった名前だな」「あんたは?」「オレは坂田銀時だ」
「ほーほー、キントキさんですか」「キントキじゃねえ、銀時だ!」
「ところでボク?何で空から落ちてきたの?」新八はしんのすけに聞く
「うーんとうーんと・・・覚えてないゾ」「覚えていないの!?」「オラ何かあったのかまったく
覚えていないんだゾところであんた誰?」「ああ、ゴメン僕は志村新八ここで働いているんだ」
「ほーほー16歳なのに大変ですな」
「おい、しんのすけ5歳のガキがかぶき町をぶらついているなんて危ないアルよ
さっさと家に帰ったほうがいいアル」神楽はしんのすけにそう話しかける
「おお、チャイナ服を着たお嬢さん」「チャイナじゃないネ!神楽アル」
「そうだぞ、しんのすけかぶき町は危険がいっぱいなんだぜ」「おまけにここらへんには
マダオがいるネ」「ちょっと神楽ちゃん、子供がいるのにマダオとかそう言うのはダメだって」
「子供だからこそマダオがいると言う事を教えるべきネ」「それはテメーの人生観だろおおお!?」
「おぎゃああああああ」ゆりかごから赤ん坊の泣き声が聞こえた「ヤベ、泣いちまったよ」
万事屋は今日子守りの仕事を受け付けていたのだ「えーとどうすればいいんだ?こっちが泣きてえよ」
銀時神楽新八がどうやってあやせばいいのか考えているとしんのすけが赤ん坊を抱きかかえる
「ほーれほーれいい子いい子」しんのすけが抱きかかえた赤ん坊は少し安心したような表情を見せる
「ミルクが欲しい見たいだぞ」「おい、ボーズ分かるのか?」「分かるぞ、それより早くミルクを」
「待ってて今持ってくるから」新八はミルクを取りに行く「ハイ、ミルク」
新八はしんのすけにミルクを渡す。しんのすけはミルクを手に垂らす「ちょっと熱いゾこれじゃ赤ちゃんが
やけどじちゃうゾ」「分かったよ」新八はミルクに少し水を入れる「これでどう?」
しんのすけは肌での温度確認した「大丈夫だゾ」しんのすけはそう言うと赤ちゃんに
ミルクを飲ます
赤ん坊はミルクを飲むと目を閉じると眠った「やった!寝たぞ」「しんのすけ、スゴいネ!」
「まだ、ダメだぞ、ゲップしてないぞ」そう言いながらしんのすけは赤ちゃんをゆする
「スゴイな、あのガキ家出少年っぽいから少し内で面倒みてみるか」「でも、銀さん辞めておいた方が」
「アタシも銀ちゃんに賛成アル」「神楽ちゃんまで」しんのすけは赤ちゃんがゲップした事を
確認するとゆりかごに寝かせる「これでOKだゾ」「お前、ベビーシッターでもやってんの?」
「いや、オラの妹の世話で何回もやってるから」「しんのすけ、お前、行く所ないんなら家で
世話になるか?」「え、オラが?」「そうね、お前銀ちゃんより使えそうアル」
「でもオラ春日部に帰らないと」「春日部?新八お前知ってるか?」「いえ、知りませんよ」
「まっいいか」しんのすけはサラリと言った「ええ!?いいの!?」と新八はしんのすけに
ツッコむ「まあ、いいじゃねーか、ぱっつあん丁度俺4人目のメンバー欲しかった所だし」
「よかっなあ、しんのすけお前、万事屋銀ちゃんのメンバーになったアルよ酢昆布食うアルか?」
神楽はしんのすけに酢昆布を見せる「おお、何だか分からないけど、貰うゾ」
こうしてしんのすけは万事屋銀ちゃんの一員として働く事になった
今日はここまでにしときます
気のせいかも知れないけど定春ってしんのすけに懐きそうな気がする
149 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 22:50:55 ID:Y4VrFf8W
GJこれからしんのすけがどんなドタバタを繰り広げるか楽しみです。
新ちゃんとしんちゃんの共演かw
お妙が呼ぶとき紛らわしいだろうなw
クレヨンしんちゃん×銀魂
2「今の子供は子供らしくない一面を持っている」
しんのすけが万事屋銀ちゃんの一員となったその日の夜
新八の姉の妙が差し入れを持ってきてくれた「姉上、また玉子焼きですか?」
「そうよ、新ちゃん今日はおいしく焼けたと思うわ」妙はにこやかに言うが
それは玉子焼きとは言えない程の代物だった「だから、これは玉子焼きじゃねーよかわいそうな卵だよ」
銀時は呆れながらそう言った「銀さん?今何か言いましたか?」妙は手にメリケンサックをはめている
「いえ!何でもありません!」「銀ちゃんどうするネ?このまま食べないと姉御から鉄拳を喰らうアル」
「どうすっかなー」銀時は悩む、その時かわいそうなタマゴに手を伸ばす者がいた
「どれどれ?あーんむうむ」しんのすけがかわいそうなタマゴを口の中に入れたしかもちゃんと噛んでいる
「あら?銀さんこの子は?」妙は初めて会ったしんのすけを見てそう言った
「えっ?コイツ?ああ今日いろいろあって万事屋の仲間になったしんのすけって
言う変なガキさ」「まあ、子供なのに偉いわね。好き嫌いしないでアタシの玉子焼きを食べるなんて」
「姉上好き嫌い関係ないと思いますけど?」「しんのすけくんどうかしら?アタシのタマゴ焼きのお味は?」
妙はしんのすけに聞いた「うーんなかなかオイシイぞ、焦げ目が気に入ったゾ」
「何イイイーーーーー!?」それを聞いた銀時、神楽、新八は驚いた、今までこのかわいそうな卵を食べて
無事ですまなかった人間はいなかったのだ「銀さんも新ちゃんもしんのすけくんを見習って好き嫌い無くすように
ならないといけないわね」
翌日の朝、万事屋トリオは回覧板を誰が渡しに行くかモメていた
渡しに行くのは屁怒呂の家だった「よし!ここはジャンケンで行くぞ」
「いいですよ、恨みっこナシですからね」「望むトコロアル!」
「じゃんけーん!ポン!」銀時グー 新八グー 神楽グー
「じゃんけーん!ポン!」銀時チョキ 新八チョキ 神楽チョキ
「じゃんけーん!ポン!」銀時指人形を付けて3本指だけ出す新八グー 神楽明らかに卑怯な指の出し方
「オイィィィィ!全然前に進んでねーよ!」新八のツッコミがここで出る
「よーし分かった、じゃあ今度はアレにしよう ロシアンルーレットってヤツだ」
「リボルバーの銃に1発だけ弾いれて当たったらその人が行くネ」「それ死ねって事だろおお!」
「じゃあ、誰が行くんだよ!」銀時がそう言った瞬間しんのすけに目が行く
「おい、しんのすけ」「ほーい何?」しんのすけは銀時に近づく「この回覧板を家の後ろの家に住んでいる
屁努呂さんって所に出してきてくんねーかな?」「いいゾ」「よし、イイ子だ!ちゃんと渡して戻ってこれたら
ご褒美に宇治銀時丼ご馳走してやるからな」銀時はしんのすけの頭を撫でながら回覧板を渡す
「屁怒呂さんねわかってるゾいってきまーす」しんのすけは靴を履くと屁怒呂の家に向って行った
今日はココまでです
前にしんちゃんがゲロまずだった中華まんをおいしそうに食べてるシーンが
あったのでここで使ってみました
桂やエリザベスの絡みをどうすればいいか
しんちゃんならエリザベス気に入りそうだし
154 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 22:16:20 ID:2X5R8etv
しんのすけの腹すげー。
屁怒呂ついに登場か、楽しみです。
>>152 ば…バカなァァァァ!?
お妙の作った暗黒物質を食って平気だとォォォ!!?
>>105 ニュー速VIPでやった
とても感動した
ネギまの主人公がしんのすけだったら
>>158 いや、しんのすけが2-Aの担任だったらってつもりで言ってるんだけど…
>>159 およ? スマン、勘違いしてた。
……本屋ちゃん助けられるかが最初の試練じゃないかなw
トランスフォーマーG1の舞台にしんのすけがタイムスリップしたら
クレしん×銀魂
3「時には純粋な心も必要だ」
しんのすけは屁怒呂が営んでいる花屋を見つけた
「ほっほーい万事屋さんから、回覧板だゾ」いつものテンションでしんのすけは
屁怒呂に話しかける「おや、万事屋さんからこれはどうも」屁怒呂はそう言うと
店の奥から出て来た、「おや?見ない顔ですね?」「あ、オラ万事屋銀ちゃんで働く事になった
野原しんのすけだゾ」「しんのすけ君ですか子供なのに大変ですね」しんのすけは屁怒呂の
声を聞くと屁怒呂にこう聞いた「屁怒呂さんの声って誰かに似てる気がするゾ」
「私の声が?」「うーんと誰だったかなー」「まあそれよりせっかく来て頂いたんですからお茶でも飲んで行きますか?」
「おおーオラお茶大好きだぞ飲んでいくぞ」
しんのすけは屁怒呂が入れたお茶をすする「屁怒呂さんってお花すきなの?」「ええ花は綺麗ですからね
だから僕も花のように綺麗な心を保っていたいと思っているんですよ」「屁怒呂さんなら大丈夫だゾ顔は怖くても、イイ人だぞ」
「しんのすけ君は僕の事が怖くないんですか?」「全然怖くないゾそれに前にTVでアクション仮面が花が好きな人に
悪い人はいないって言ってたぞ」「アクション仮面?それは一体」「オラの好きなヒーローだゾ」
「ヒーローですか」「じゃあオラ万事屋さんに戻るゾお茶おいしかったゾ」しんのすけはそう言うと
万事屋に向って歩いていった「万事屋さん、いい子を見つけましたね」屁怒呂は空を見ながら呟いた
今日はこれだけです
163 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 21:30:43 ID:9MLsh2kf
しんちゃん戦国時代にタイムスリップした事があるなら、三国志の時代にタイムスリップしたらどうなる?
例えば恋姫無双の世界に来たらどうなる?
>>162 GJ!でも、もう少し文章を整理してくれれば…
165 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/31(木) 00:37:41 ID:JR1rHxBr
>>162 GJです。しんのすけが屁怒呂に恐怖をまったく抱いてないと銀時達
が知ったらどんな反応をするか楽しみです。
乙であります。
しんのすけは、相手の外見にとらわれずに本質を見ようとする力がある。映画でおかしな相手に出会っても、友達になったり一緒に戦うのがその証拠でしょう。
うん、屁怒呂を相手に和気藹々と話していても違和感は無いな。
>>163 関羽がからかわれてる光景が目に浮かぶよ
かなり和むだろうね
クレしん×銀魂
4「味オンチでもいい時もある」
「おかえりー」「ただいまでしょ?しんちゃん」新八はしんのすけにみさえ的な
ツッコミをいれる「おおーどうだった?屁怒呂さんに会った感想は?」銀時はしんのすけに
聞く「優しい人だったゾオラにお茶をご馳走になったゾ」「何ー!それはマジか!?
つーか優しいって何!?怖くなかったのか!」「うん、顔は怖いけど、とてもいい人だったゾ」
「しんのすけお前やるアルな」「すげえな、屁怒呂さんを怖がらないなんて。よっしゃ約束通り
ご褒美に宇治銀時丼を食わせてやるぞしんのすけついてこい」「ほっほーい」
「へい!宇治銀時丼2丁お待ち!」「ほほーこれが宇治銀時丼ですなー?」
「そうだぞ、いっぱい食って大きくなるんだぞ」「ほほーい、いたただまーす」
しんのすけは宇治銀時丼を食べる「なかなか変わったお味ですな」「ほー宇治銀時丼を分かってくれる
なんて初めてだぜ、真撰組にいるマヨラーに見せてやりてーぜ」「だれがマヨラーだ!」
端の席でカツ丼土方スペシャルを食べていた土方が銀時にツッコむ「お前いたのかよ何で
こんな所にいんだよ?マヨネーズでもすすりに来たのか?」「テメーそれはオレに対する嫌がらせか?だったら
ここで決着つけてもいいんだぜ?」土方は刀を抜こうとしている「まあ、待てここは場所が悪いし
第一子供が見ている」銀時はしんのすけを指す「なんだ?このガキは?」「新しく万事屋の一員になった野原しんのすけ
って言う変わったガキだよ」「しんのすけ?確かに変わったガキだな」「銀さんこの人は?」しんのすけは土方を指して聞いた
「ああ、コイツがさっき言ってたマヨラーだ」「だからマヨラーじゃねえって!!」土方は気を取り直すと
「おい!しんのすけとか言うガキ、そんな甘ったれたモノ食えるんなら俺の土方スペシャル食ってみるか?」
「土方スペシャル?」「おい、土方テメーガキにそんな毒物食わしたら俺達こいつのかーちゃんにぶっ飛ばされんぞ?」
「あれのどこが毒物だ?毒物なのはむしろお前の食ってるどんぶりだろ」「おれのは安全なんだよ甘いからな」「どう言う基準だ!?」
しんのすけは土方スペシャルを食べると「うまいぞ、土方スペシャル」
「何いいいい!?」銀時は驚いている「マジか!おいガキウソじゃねーだろな?」
「本当だぞ、なかなかいい味してるぞ」「そうか、そうか、やっと分かってくれる同志が来るなんて夢みてーだ」
土方は半分うれし泣きをしている「しんのすけオレはお前を気に入ったぜ、今度ヒマが出来たら
真戦組の屯所まで来い、もっとウマイ土方スペシャル食わしてやるぞ」「ほほーい楽しみにしてるぞ」
以上です
続きは思い浮かびしだい書きます
出来るなら紅桜編まで行きたいななんて
171 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/02(土) 18:36:50 ID:w3H4qYhL
GJ真選組に行くフラグたっちゃた。あと真選組の選が戦になってますよ。
しんちゃん目立たないけどボボーボボVSパライダイスキングを妄想している俺がいる
クレしんとのクロス……
よつばと! ほのぼのとした、子供向けの良い作品になりそう。
三丁目の夕日 大人帝国に似た、懐古趣味の混じった話になりそう。
エクセルサーガ ……違和感が限りなく少なそう。
RATMAN 変身ヒーローが日常に存在するから、相性は良さそうだ。
クレしん×銀魂
5「ダメな時もそれでいいもの」
しんのすけは定春の散歩をしていた、「定春くん、シロと同じ白い犬なのに本当に大きいね」
「わん」定春はしんのすけの言葉に答えるように吠えた、しんのすけは定春が大きいくても
普通の犬だと分かっているか定春もしんのすけに懐いている。
定春を公園まで連れて行くとしんのすけはリードを外す「よし!定春とってこい!」
しんのすけはフリスビーを投げた「わん!わん!」定春もフリスビーを追いかけて行った
「ふうーオラは、一休み」しんのすけベンチに座るとチョコビを食べる。
何気なく隣のベンチを見るとマダオの長谷川泰三がいた「おお、マダオさん」
「あ、お前は銀さんのとこにいるガキじゃねーか、っつーか俺はマダオじゃねーよ
長谷川だ!」「だって銀さんがそう呼べって」「あの人の言うこと信じちゃダメだってば、ロクな事ねーぞ」
「ほーい、分かりました長谷川さん」「今日は定春の散歩か?」「うん」「よくあんなデカイ犬散歩できるなー」
「だって大人しいだもん」「はは、確かに定春もしんのすけに懐いているみたいだしな」
「ねえ、長谷川さん」「何だ?どうした」「長谷川さんオラと春日部であった事ある?」
「何だ?春日部って?知らねーな」「そう?長谷川さんと声が似てる人が春日部にいたような気がするんだゾ」
「へーどんな奴だよ?」「うーんとね、お金持ちのお嬢様のSPをやっているんだゾ」
「すげーな、そいつ」「でもそのお嬢さんオラに気があるみたいで、参っちゃうんだゾ」
「はは、いいじゃねーか」「よくないゾ、オラは年上のお姉さんが好みなのに」
「ガキの癖にませてんなー」「それじゃオラ行くぞ、定春くん、行くぞー」「ワン!」
定春はしんのすけについて行った「今のガキってませてんなー」そう思った長谷川であった
以上です
保守
お久しぶりです。
これから投稿したいと思います。
日付は土曜の休日。
時刻は朝の7時24分。
春日部市のとある家。
そこには、ごく普通の家族が住んでいた。
「あれとこれとそれと!!」
ごく普通の父親と、
「印鑑持った! ガスの元栓オッケー! 部屋の戸締り完了!!」
・・・ごく普通の母親と、
「た・・・た〜い・・・」
・・・少し怯えている女の子の赤ん坊と、
「く〜ん・・・」
・・・かなり怯えている白い犬がそこには住んでいた。
この家にはもう一人男の子が住んでいる。
だが、今その男の子は昨日の夕方から行方不明になっている。
だから・・・
「よし、みさえ! 準備は出来たか!?」
父親が声をかける。
「ばっちりオッケーよ! いつでも行けるわ!」
母親は赤ん坊をおぶさり、ペットのリードを手に握って答える。
「よし! 行くぞ!!」
「ええ!」
だから、家族は立ち上がる。
平和な生活に戻るために!
とある園児と幻想殺し 第4章「春日部 朝〜夕方」
バン! と、大きな音と共に玄関のドアが開かれる。
「あら、おはよ・・!?」
道に飛び出した瞬間に、お隣のおばさんが朝の挨拶をしてきた。
しかし、ひろし達はそれに気がついたのか気がつかなかったのか、挨拶を返さずにそのまま走り去ってしまった。
「な、何だったんだろうねえ・・・」
おばさんはその様子に汗を一筋たらしながらそう呟いた。
午前9時13分
最初に向かった先は商店街。
みさえがよく利用する場所だ。
「いや、しんちゃんは見てねえなあ〜」
「そうですか・・・」
八百屋のオジサンはそうみさえに返答を返す。
やはり、しんのすけは商店街には来ていないようだ。
気を取り直して、別の店にも顔を出す。
大人二人は分かれて行動していたが、結局は誰も見ていないという望まない結果が出された。
午前10時21分
ここは、ある剣道場。
以前、しんのすけがここで稽古をした場所だ。
みさえは扉の横を蹴って、ドアをあける。
こうしないと、ドアが開かないらしい。
「ごめんくださ〜い!」
中にいたのは中年の男と何人かの少年。
どうやら、練習中のようだ。
「貴方達は以前の・・・」
振り向いたのは前にしんのすけに稽古をつけていた男の父親だ。。
ひろし達はここに子供が来ていないかを聞いた。
しかし、ここにも来ていないようだ。
そのような感じで一家は町を走り回る。
そして・・・夕方のとある公園。
すっかり精神的に疲れた彼らはベンチに座っていた。
「本当に、何処言ったのよ・・・」
みさえがポツリと呟く。
それは何処までも弱々しい声だった。
その言葉にひろしは慰めの言葉を掛ける事が出来なかった。
同じ事をひろしも考えていたからだ。
シロはそんな2人を心配そうに見上げている。
ひまわりは疲れたのかみさえの背中でスヤスヤと寝息を立てていた。
そのまま、数分が過ぎた時、2人の脳裏にある言葉が聞こえてきた。
『・・・こっちです。』
「・・・え?」
「な、何!?」
その声は何処か懐かしい女性の声だった。
『あの子は・・・こっちです。』
続けて、女性の声が聞こえてきた。
「ど、何処からだ!」
ひろしは立ち上がって辺りを見回すが、人の気配は無い。
「あ、あの子って・・・!」
みさえは座ったままの体勢で何かを考える素振りをした。
そして・・・
「行きましょう!」
みさえは立ち上がりひろしに声をかける。
ひろしも感づいたのか頷いて、公園の外へと歩きだした。
『こっちです。』
『そのまま、まっすぐ・・・』
『そっちではありません・・・』
一家はひたすら声の導かれるままに歩く。
そして、数分後。
『ここです。』
運命の十字路へと差し掛かった。
「ここ、こんな道だったっけ?」
ひろしは十字路の手前で首をかしげながら呟いた。
みさえも戸惑いながら十字路を見ている。
そして、
「た〜い!!」
みさえの背中にいたひまわりが何処か嬉しそうな表情で声を出した。
「あれって・・・鏡?」
みさえも道端に置いてあった鏡に気がついた。
近寄ってその鏡を手に取った。
その鏡は何の変哲もない何処にでも売っていそうな物だったが。
『光って』いるのだ。
「これ・・・が?」
ひろしは呆けた様子で声を出す。
そして・・・
『お願いします・・・』
声が聞こえた瞬間に鏡が強く光り始めた。
「うわあああああ!!」
「きゃあああああああ!!」
「た、た〜〜〜〜〜い!?」
「キャンキャン!!」
その光に全員が驚いた声を出した。
光が消えたと同時に・・・一家がその場から消えた。
まるで、最初から誰も居なかったかのように・・・
今回はここまで。
今回は幕間のようなものだとお考えください。
次回はシスコン軍曹パートで行きたいと思います。
それでは、また。
186 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/10(日) 21:36:22 ID:HyxgNGiv
まってたZE!
とべとべおねいさんでストライクウィッチーズのMADを見てて思いついたんだけど
しんのすけがストライクウィッチーズの世界に行くってのはどう?
しんのすけ大喜びしそうだけど、たまに宮藤とかリーネとか
「元気だしなよーうまく行かない時はよくある事だゾ」っと言って元気付けたら感激されて
抱きつかれそうだけど。しんのすけならすぐにストライカーの操縦出来そう
ウィッチーズの名前もしんのすけが覚えにくいからと言って「世界防衛隊」って名前に改名しそう
ウィッチーズの連中がしんのすけに会った時の反応
宮藤「しんのすけ君のクリクリ頭っていいさわり心地してるね」
坂本「その身体能力を我が軍に役立てて欲しい物だな」
リーネ「凄いね5歳児なのに裁縫が出来るなんて羨ましいな」
ペリーヌ「5歳児のクセにお下品ですわ!」
ミーナ「しんちゃんのその能力をウィッチーズの役に立ててくれるなら大歓迎よ」
エーリカ「おケツばっか出しているとバカになるよ」
バルクホルン「ここは戦場だ、5歳児が来ていい所ではない」
ルッキーニ「ねえ、もう1回そのケツだけ星人っての見せて!」
シャーリー「ガラクタでこんなジェットパックってゆうのを作ったのか!?凄いな今度私のも作ってくれないか!?」
エイラ「お前は能天気だな、だけどお前ならネウロイもすぐに倒せそうだな」
サーニャ「しんのすけ君はいいな、家族がいて」
190 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/12(火) 13:47:20 ID:81PIIWrU
もししんのすけがガンダム(種シリーズや00じゃなくて宇宙世紀かアナザー)の世界にいたらっていうのが見てみたい。
きっと彼はニュータイプっぽい覚醒持ちだろうけど。
しんのすけがウィッチーズの女の子達と触れ合ったら
間違いなく女性恐怖症になるな
192 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/13(水) 21:49:26 ID:1euci8rW
しんのすけが逆シャアの世界に行ったら シャアがしんのすけをに説得されて、アクシズ落とさなそう
いやさすがにそれはねーよ
>191
しんのすけとシャアの絡みなら、ロボゲー板の
スパロボ風会話妄想スレの過去スレで見た覚えが。
ジョジョやギアス、ペルソナ、ハンターといった
能力バトルものの世界とか面白そうだな。
しんのすけがどんな能力に目覚めるのか考えるだけでわくわくする。
でも、能力なくてもなぜか能力者と渡り合えそうだよな…
195 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/14(木) 07:50:13 ID:2ZhuEPOH
しんのすけとしゅごキャラの絡みなら
間違いなくしゅごキャラたちはしんのすけに遊ばれる
ところでこのスレって、ゲームとか特撮作品とのクロスでもおk?
198 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/14(木) 18:57:42 ID:iQRkcug2
野原一家と鷹の爪団と共演しているところを
見たいと思う自分はダメでしょうか?
レツ&ゴー。ベイブレード。あと遊戯王。
ってどれも「飛ばされる」必要ねえしw
あっと驚くファンデッキ使いそうだな
もしも、今週のストライクウィッチーズにしんのすけがいたら
ルッキーニのズボンをエーリカがはいて行きしんのすけのアクション仮面パンツをはいて行った
ルッキーニを見て「あー!オラのアクション仮面おパンツ!」坂本「何!?」宮藤「あれしんちゃんの!?」
しん「そうだゾ!アレはオラの大切なおパンツなんだゾ!待てえーーー!」
ルッキーニ「待たないよー!」エーリカしんのすけのパンツを見て「変なパンツ」
しんのすけがウィッチーズ隊に入ったら
ストライカーじゃなく飛行機のガラクタで作った
ジェットパックを背負い飛んで戦った方がいいな
目を守るゴーグル付けて
むしろカンタムロボのジェットパックじゃね?
投げればブーメランにもなるんですね。わかります。
しんのすけINウィッチーズのSSを書きたいんだけど難しそうだな
SSの展開上まずしんのすけを6歳にしてしんのすけのエロさをかなり減らして
FREEDOMのビスみたくエンジンやメカいじりが好きな少年にしないといけないし
しんのすけが基地にあるゼロ戦や各国のレシプロエンジンを使う戦闘機のガラクタを集めて作る
ジェットパックの制御に必要なコンデンサやトランジスタってあの世界の
1944年にあるかな?
小ネタ しんのすけのジェットパックの整備を手伝うシャーリー プロペラの回転を制御する
トランジスタを見てこう言う
シャーリー「故障するワケだなしんのすけ、コイツは日本製じゃん」
しんのすけ「何言ってんのイエーガーさん、日本製は最高なんだゾ」
シャーリー「とても信じられねーな」
あとしんのすけはアーク溶接が出来ます 資格持ってないけど
春日部に「FREEDOM」のタケルとビスが乗ったロケットが落ちてくるってのは
どう?これだとしんのすけが地球でも走れるように改造したビークルを運転しそう
しんのすけinストライクウィッチーズ
しんのすけが戦闘機のパーツからジェットパックを作る所を書いて見ました
深夜のウィッチーズ隊の基地 ウィッチーズ隊の少佐坂本美緒は寝付けず
廊下に出た満月の光が廊下を照らす「いい光だな」坂本はそう呟くと足音が聞こえた
「誰だ?こんな時間に?」坂本はその音が聞こえた場所に向うと
意外な人物が工具箱を持ってストライカーを停めてあるハンガーに向っていた
「しんのすけ?」そうウィッチーズ隊の見習い隊員野原しんのすけであった
「ん、誰?」しんのすけは声が聞こえたと思い振り返る、坂本は頭を引っ込める
「気のせいか」坂本はしんのすけが何をするのか興味がわき後をつける事にした
すると坂本の後ろから「坂本少佐こんな所で何を?」ミーナ中佐が話しかけてきた
「ミーナ中佐か、しんのすけがハンガーに向うから気になり後をつけようと・・・じゃなくて
何で中佐がここにいるんだ」するとミーナは「寝付けないから外に出ようかと」「中佐もか」
「私も付いていこうかしら」 しんのすけはハンガーにつくと工具箱を開け
作業用ライトを付け大きなボンベらしき物が2つ付いた物を触り始める
まずレンチを取ると「さてと、仕上げのプロペラをつけるとしますか」そう言うとしんのすけは
小さなプロペラをシャフトの先に取り付けると合うボルトを探す「ん〜とこれに合うサイズのボルトは14ぐらいかな」
しんのすけは工具箱から14のボルトを出す
209 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/19(火) 00:55:10 ID:CEvyx38N
シャフトにプロペラを押さえるボルトを締めると「エンジンの方も見ておかなくっちゃ」
しんのすけはエンジンのカバーを開けるとエンジンヘッドのカバーを外し
カムシャフトを抑えるボルトの緩みをトルクレンチでチェックする「よし、OK」
その様子を坂本とミーナは見ていた「あれは何かしら?」「私にも分らんが、6歳なのに凄いメカ知識を持ってるな」
「本当ね成長が楽しみだわ」 そしてエンジンカバーを付けると「よし!完成したゾ!明日皆に見せるゾ!」
「明日か、楽しみにしてるぞ!しんのすけ」しんのすけは驚いた、振り向くと坂本少佐とミーナ中佐が立っていたからだ
「さっ坂本少佐さんとミーナ中佐さん、どうしてここに!?」しんのすけは坂本とミーナに聞く
「寝付けないから外に出たらお前が工具箱を持ってハンガーに向っているのを見つけてな」「あちゃ〜バレちゃってたゾ」
「しんちゃん、これは一体何?」ミーナはしんのすけが作った物に興味心身だ
「それ?それはオラが作ったジェットパック ぶりぶりジェットだゾ」「ぶりぶりジェット?」「さすがしんのすけらしい名前だな」
「いや〜それ程でも〜」 「明日か、皆が見たら何て言うかしら」「私は早く見てみたいものだな、それが飛ぶのを」
「まあ、明日まで待ってくださいよ」
210 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/19(火) 01:20:05 ID:CEvyx38N
翌日、しんのすけはぶりぶりジェットを背負いゼロ戦のパイロットから貰った
目を守るゴーグルを付けると外に出る「何ですの?アレは?」ペリーヌはしんのすけが背負うジェットパックを見て
驚く「おお、スゲー」「カッコいい!」シャーリーとルッキーニはジェットパックに興味がありそうだ
「ほう、6歳児にしてあんな物を作るとはやるな」バルクホルンは感心した
「スゴーい、何あれ?新種のストライカーかな?」「さあ、分らないけど凄くカッコいい」
新人隊員の芳香とリーネはそう言いしんのすけを見る
しんのすけはエンジンをかけるスターターのボタンを押す
キュシュルルルルバリバリバリバリ!エンジンがかかると二つのプロペラが回りだす
「本当にとぶのか?」「さあ、見てみないと!」坂本とリーネは飛ぶかどうか心配していた
しんのすけはプロペラの回転量を調整する為、バイクから流用したハンドルに付いたグリップを握り
回転量を調整するレバーを握り少し手前に引いたバババババアアアアアアア!プロペラが勢いよく回りだし
しんのすけは走り出してジャンプして今度はレバーを最大まで引いたすると、しんのすけは飛んだ
「「嘘!」」しんのすけが飛んだのを見たウィッチーズ隊は全員そう言った
「ほっほーい!飛んだゾ飛んだゾ!キャッホー!」
「本当に飛んだな宮藤」「はい!私驚きました坂本さん!」「これからの戦い、しんのすけは必要になるな」
後にしんのすけはウィッチーズ隊の特攻隊長と呼ばれるようになるのはこの後だった
終わりです
211 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/20(水) 00:20:34 ID:3xflEkXG
しんのすけin天使のしっぽ。
カメのアユミが頭を抱える毎日。
コブラとクレしんのクロスオーバーはうまく合いそう
213 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/20(水) 09:12:51 ID:GB2tp55J
カンタムロボに乗った野原家がスーパー系主人公としてスパロボに参戦!!
という電波を受信した。
ABBAAB→→← ですね
しんのすけが「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主人公のマーティの
歳が離れた友達ってカンジで出してみたい、まずはマーティーのビデオ撮影の
アシスタントとして付いていったら何故かしんのすけがデロリアンを運転して
それで88マイルになっちゃって1955年に行ってしまうってのはどう?
しんのすけなら55年でのスケボーのシーンは面白くなりそう
コードギアスの世界にしんのすけが来たらブリタニアと黒の騎士団、どっちに付くだろうな
218 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/28(木) 00:27:22 ID:kj4SBHlx
ブリタニアに入ってラウンズになりそう
219 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/28(木) 00:37:46 ID:0gztMoCr
阿部さんとしんちゃんの共演
「や ら な い か?」
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁ」
保守
222 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/01(月) 18:30:47 ID:yIyc7cdw
保守
ブリタニア皇帝もしくはゼロが理性によって世界を語る姿に、子供だからこその感情で反論するしんのすけ、というのも分かりやすいかもしれない。
しんのすけはお馬鹿な子供ですが、だからこそ大切なものは間違いませんし。
むしろひろしが
「どんなことがあっても、なにがあっても子供を信じるのが親だ!
子供を捨てる親なんて居ちゃいけないんだよ、このやろー!!」
とか言いそう
らきすた。
紅さそり隊が実はこなたと同じクラス。
226 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 20:45:49 ID:Jvaphvcx
ネネちゃんのママ、雛見沢に行く
227 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/05(金) 01:48:51 ID:GXGXQhXs
ガンダム00で、野原ひろしVSアリーアル・サージェス
228 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/05(金) 20:53:29 ID:sPCnS/Zx
ナイトウィザードでしんのすけがウィザードか、エミュレータに
229 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/05(金) 23:10:05 ID:iMsuIAyT
BLEACHで朽木白哉VSしんのすけ
230 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 00:32:15 ID:RQ9apnBa
遊戯王で 社長VSしんのすけ
最近池沼の書き込みが酷くなってきたなぁ
保守
保守
保守は必要なくないか?
堕ちることないし
スマン、誤爆した
>>217 >>223 >>224 黒の騎士団かブリタニア側どちらに行くかはさておいて、被害に遭いそうなのは主に
カレンかコーネリアという気がすごくする。
鋼鉄ジーグ
司馬ひろしが野原ひろしに「平凡な幸せを謳歌しているお前にハニワ野郎と戦うためだけのマシーン
になっちまった俺の気持ちが分かるかよ!」と叫ぶ
リリカルなのは
どっかで迷子になって機動六課に保護されるというSSはあったけど、
ふと思う―――士郎さんの入院で独りきりが多かった幼少期に、なのはさんがしんのすけと出会ってたら、
案外子供らしい子供になってたんじゃかろうか。苦労も多そうだけど。
なんかしんのすけがなのはの仲間になったら
白い悪魔になるような事にはならなかったんじゃない?
でもしんのすけが戦うとしたら武器は何になるかな?
スゲーナスゴイデスのトランプ?
>>239 キャロやルーテシアみたいにトリオ・ザ・ヒーローズ召喚して戦うんじゃね?
ここはあえて竹刀だな
しんちゃんが剣道で覚えた技で戦う
あるいは工事現場とかで拾った鉄パイプとか
つーか、ミライマンってまんまインテリジェントデバイスな気が(ry
しんのすけinスターウォーズってのがないな
アーシクセイダーがでるのかw
鉄骨しんちゃんがロックマンXと一緒に戦うってのはどう?
同じドロイド同士だから仲良くやれると思う
剣道絡みならバンブーブレードと絡んだらどうなる?
>>247 じゃあこんな始まりは?
珠姫が所属してる剣道部がしんのすけが所属してる自己流道場と試合をする事となった
珠姫はしんのすけを子供だからと油断したらしんのすけに面打ちで負ける
こんな展開の始まりで
アクション仮面が好きなしんのすけとブレードブレイバーが好きな珠姫の二人は気が合うようになる
バルディオスの世界に来て声の出演がマリン=ぶりぶりざえもんのネタで
「マリンお兄さんは地球を救いにきたヒーローなんだゾ!」みたいな感じに
もしくは雷太とアクション仮面ネタ
251 :
名無しさん@お腹いっぱい:2008/10/05(日) 20:05:13 ID:ovHvj6O8
>>135
しんのすけ達にとって一番心強い仲間は誰だとおもう?
相性がよさそなのは、シャナかサリーちゃんだとおもうが・・・
252 :
名無しさん@お腹いっぱい:2008/10/05(日) 20:08:22 ID:ovHvj6O8
>>250
それじゃ、ブレンパワードかキングゲイナーの世界に
来たらどうなるだろうか?
保守
>>217 寧ろ、クレしんの埼玉県ごと転移
埼玉県のある一部だけ元の世界と通じてる
で、しんのすけが独立国をつくる
しんのすけが大怪獣バトルの世界に来たら怪獣達と仲良くなれそうな気がする
キャプテン翼・小学生編。
石崎君の替わりに登場。
257 :
名無しさん@お腹いっぱい:2008/10/14(火) 07:50:31 ID:Iuq/BuqN
>>255
しんのすけが、ウルトラマンや仲良くなった怪獣と共に
エンペラ星人達と戦うシーンを創造してしまった。
258 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 17:17:51 ID:hfoFS/x5
エウレカセブン
しんのすけ「ニルヴァージュ!!エウレカおねいさんをお助けに行くゾ!!」
259 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 13:58:33 ID:9M7oFErd
オーガス 桂木桂と一緒に登場
特撮作品でクレしんと絡ませたら面白そうなのってなんだと思うよ?(電王以外)
もししんのすけがVガンダムの世界にいたら
・スペシャル(ニュータイプ)として覚醒
・女の子(お姉さん)を見てウハウハ
カルルを見てひまわりを思い出すかカルルの面倒を見る
だろうね。
ルルーシュがクレヨンしんちゃんの世界に迷い込んだようです・・・。
しんのすけがスパロボZの主人公だったら面白い展開になるか?
しんのすけVSブリタニア皇帝とのマジガチンコを期待。
ルルーシュ
「しんのすけと一緒に生活をしたら。俺はたまりません。」
・朝起きるとき、しんのすけはルルーシュの顔を掃除機でガガーッとかけちゃう。
・蜃気楼の窓を拭けと命令をすると、しんのすけはルルーシュの股間に濡れぞうきんを当てる。
ルルーシュ「うわっ!?し、しんのすけさん!いったいどこを拭いているんだよ!」
しんのすけ「だって窓を拭けと・・・。」ルルーシュ「社会の窓じゃねえよ!蜃気楼の窓だ。
絶望した・・・。おかげで俺はお漏らししたみたいになったじゃねえか?ん?ガビーン!
絶望した!C.C.の野郎〜!俺の大事な蜃気楼の車体に傷を・・・。」
ルルーシュ「まったく、しんのすけさんと一緒に筑豊ゆうえんハーヴェストウォークに行くと、
手間がかかっちゃうんだからな・・・。さあ、まっすぐに帰るぞ。あれ?セルモーターが
うんともすんとも言わない・・・。」しんのすけ「ルルーシュさん、どうしたの?故障?」
ルルーシュ「ちょっとエンジンが・・・。ああーっ!?絶望した!前照灯が付けっぱなしになっている!
あんた、先ほどここに触ったでしょう?どうするんだよ!鉛蓄電池が上がっちゃってエンジンが
かからないじゃないの!」しんのすけ「牛からバッテラ〜♪」ルルーシュ「やかましい!!」
>>263 こんな感じかな?
しんのすけ(裏切ったレーベンと戦闘)「レーベンお兄さん、女の人嫌いなんでしょ?もしかしてホモ?」
レーベン「ホモじゃねぇぇ!!このガキャー!!」
しんのすけ(エーデルと戦闘)「許さないゾ!!悪い方のまつざか先生!!」
エーデル「誰が悪い方のまつざか先生だ!!このジャガイモ小僧!!」
しんのすけ(ジ・エーデルと戦闘)「オジさん、死体ゴッコ得意なんでしょ?」
ジ・エーデル「お…オジさん!?死体ゴッコ!?」
>>266
しんのすけが各作品の主人公と交流したらどうなる?
鉄骨しんちゃんを主人公にしてロックマンXとコラボする奴もいいかもな
話のベースはロックマンX4にしてさ
しんちゃんがレプリロイドの治安を守るイレギュラーハンターになって
エックスとゼロのサポーターになり一緒に戦うみたいな
しんのすけはゼロがアイリスに恋してると知り応援するが
アイリスが死んでしまい、しんのすけはゼロが可哀想で見ていられなかった
最後エックスとゼロは戦えなくなりエックスバスターとZセイバーをしんのすけに
渡し、しんのすけがシグマと戦う
まぁ春日部といったらあれしかないよなぁ。
何度か言われているが、恋姫無双の世界に来たら。
袁家三馬鹿の所に転がり込んで、なぜか天下を統一する姿が思い浮かぶ。
麗羽→ドリルを引っ張られるわ、突っ込まれるわで怒る回数が増えるが、楽しそう。
猪々子→しんのすけと一緒になって遊び、迷惑をかけまくる。
斗詩→誰か、胃腸薬を!!
美羽→しんのすけを見て顔を赤くするようになる。ひまわりのお姉さん役になる。
七乃→しんのすけ・美羽とリアルおままごとを始める。
麗羽は買い物中物価高に気づいたみさえに叱られて一寸だけ民を思いやるようになる。
猪々子はひろし・しんのすけと猥談をして三人揃ってみさえにグリグリ攻撃される。
272 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 13:40:30 ID:bxVL56mL
しんのすけがガンダムWの世界に行ってリリーナ様と会話しているところを
見てみたい(同じ声優で一人芝居できる)
ケメコデラックス!と共演したらどうなる?
しんのすけがフロントミッションザ・ファーストの世界に来てくれたらカレンの悲劇は止められるはず。
電脳コイルの小此木京子と一緒に「うんち」と言うのは、お約束
とらドラ!と絡んだらどうなる?
みのりんと意気投合
とりあえず、金矛の勇者のDVDを見終わったらそれを元にリュウケンドーとのクロスSSを書こうと思ってるから、それまで保守してくれないか?
ケメコデラックスと絡んで、ドタバタ騒ぎが起きて、しんのすけはこの状況を楽しむか?
>>274 第二次ハフマン紛争自体阻止できるわけか。
ガンパレードマーチの5121小隊に間違ってしんのすけが配属されてしまうっていうのは?
世界観的にはロボットや幻獣(敵)がいること以外はほとんど現代と変わらないし、物語中には10歳に満たない子供(厳密には身体を改造されて成長できない)はいるし、五歳児が何かの手違いで配属されてもおかしくないかと・・・・・・
カーレンジャーとクロス…駄目だ、違和感がまるで無いw
保守
リリカルなのはAsとクロスで、例によって八神家に住み着くしんのすけ
野原一家総出でもよくね?w
>287
高町家と八神家の間に野原家ですね、わかります。
289 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/22(土) 18:34:07 ID:zbtEMRRf
田畑小穂(コボちゃん)と同じ幼稚園に転入。
一見平凡そうでも結構手ごわいライバル。
クレヨンしんちゃんってすごく面白いよね。アニメよりも実写化したら面白いと思うぞ。
なにげに下品だしね・・・そう思いません?
実写化したちびまるこちゃんがアニメより人気でたか? そういうことだ
そういやゲームだけどペルソナがついたとしたらどんなもんだろうか。
しんのすけだったら愚者(ワイルド持ち)で初期ペルソナはぶりぶりざえもんとか映画のキャラクターがでてくるかな
風間くんは魔力が高い魔術師。
ネネちゃんだったら女教皇 ペルソナは殴られウサギ
ぼーちゃんは・・・皇帝?
そしてマサオくんがまったく思い浮かばないww
後、神木さん的につばきちゃんは太陽かと思う。
あいつなら何でも武器にしちまいそだがなww
ローラスケート>その道の神と呼ばれるオカマの弟子、エアトレックも使えそうだ
剣道>むっさ強い、てか箸で蝿つかみって・・
そのほかトンでもねえスペック持ち
さらにリリなのなら、なのは以上に馬鹿でかいリンカーコア持ってても可笑しくないww
なにやっても「ま、アイツならやれんじゃねw」て思っちまうw
しんのすけがネオ東京で金田の仲間になるってのがないな
AKIRAと言えばバイクで走るシーンが特徴だから
しんのすけが自分の三輪車にバイクのエンジンを載せて
金田と一緒に走ってるってのがいいかも
そしてレースで勝ちまくり
いつのまにか金田バイク並の派手さを持ったエンジン付き三輪車になった
野原トライク
金田からは「野原」と呼ばれる
いままでしんちゃんは名字で呼ばれた事がないからな
保守
リリーナとしんのすけの共演を。
どうしてこのスレには池沼しかいないの?
保守
保守
301 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/03(水) 10:39:12 ID:aau77y8m
しんのすけが必殺仕事人の世界に
302 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/04(木) 21:32:23 ID:d8Hb6mna
>>301
めちゃくちゃおもしろそうだな〜
それで、どうやるの?
303 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/05(金) 23:07:39 ID:mN06JwAs
>>296
ついでに、ビッグオーのドロシーもいれてあげれば?
同じギャグ漫画同士の浦安鉄筋家族とクロス
ガキママとあってもしんのすけは平然としてそうだし、小鉄軍団はしんのすけに色々と流されそう
保守
保守
それにしても過疎ってるよね、ここ
しんのすけはある意味涼宮ハルヒの望んでいる経験をしていないか?
308 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/14(日) 10:54:01 ID:y2KeOydf
じゃあいっそ野原一家がパラダイムシティに
飛ばされるという話はどう?
しんちゃん×インディ・ジョーンズってのはどうかな?
パラレル話にしてインディが春日部の博物館の視察に来て
徳川の埋蔵金のありかを示した手掛かりを見つけるが
しんのすけに手掛かりを拾われて「面白そうだからオラも連れてって」
的な展開になる しんちゃんならインディと同じくらい身軽な動き出来そう
ムチも扱えそうだし
保守
保守
保守上げ
みんな、待っていてくれ…
必ず年内までに、リュウケンドーとクレヨンしんちゃんのクロスSSを投下するから…
本当にお久しぶりです。
最近思い通りに文が進まなかったことを深くお詫びします。
続きを投下しますのでよろしくお願いします。
今回は一旦学園都市に戻ります。
自他共に認める『不幸』少年、上条 当麻が野原 しんのすけと出会った頃・・・。
学園都市のとある場所にある、とあるビル。
それは扉も無く、窓も階段もない建物とはまったく機能していないビル。
その内部に土御門 元春は立っていた。
(ったく、いったい何のようだ?)
土御門は舌打ちをしながらとある場所へと向かう。
彼を知っている者なら恐らく普段との違いに驚愕しただろう。
学校では上条と青髪ピアスと呼ばれているクラスメイトと共に自分の妹や『萌え話』に華を咲かすだろう。
だが、今の土御門はそんな話をするような顔つきではない。
彼はこの学園とは別に違う組織に属している。
『科学サイド』とは相容れない『魔術サイド』の組織にだ。
学校では馬鹿話しかしないどこにでも居そうな(居ないかもしれないが)少年。
『世界の裏側』を、『残酷な現実』を知った少年。
彼の『ホントウ』は彼しか知らないのかもしれない。
とある園児と幻想殺し 第5章 一方、その頃。
「来たか」
土御門がとある部屋へと入ったとき、部屋の中央にあった巨大なビーカーから声がした。
声の主は赤い液体で満たされているビーカーに入っている逆さに浮いている『人間』だ。
銀色の髪を持ち、『聖人』にも『囚人』にも見えて、『大人』にも『子供』にも見えて、『男』にも『女』にも見えるが
それは紛れも無い『人間』の姿だった。
アレイスター・クロウリー
その人間はこの学園都市の統括理事長を務めている、要は科学サイドのリーダーだ。
相変わらず不気味に浮かんでいるその姿に土御門はため息を漏らしながら声を出す。
「俺を呼び出した理由は?」
早く用事を終わらせたい彼はシンプルに問いかける
その棘のある言葉にアレイスターも特に気に留めずシンプルに声を発した。
「君に調べてもらいたいことがある。
これは『魔術サイド』に関わる事かも知れないのだ」
その言葉に土御門は眉をよせて続きを促すようにアレイスターを見る。
「学園都市の外にある巨大な遊園地は知っているな?」
「・・・・・・・・・・・・・・は?」
土御門は呆けた顔をしているがアレイスターは真剣そのものだ。
「『ヘンダーランド』。そこの調査に行ってもらいたい。」
そう言ってアレイスターは土御門の様子に気がついた。
「・・・どうした?」
「いや、まさか、遊園地で何者かがココを狙っているとでも?」
土御門もまさか遊園地とはいえ巨大な施設が『魔術師』の拠点になっている可能性は考えていなかったのだろう。
ヘンダーランドは決して近くは無いがそれでも世界レベルでは『科学サイド』の拠点である学園都市とは限りなく近い。
しかもその規模も町一つ分ほどもある大きな施設だ。
よく雑誌でも見かけるし、とくに何か問題があったわけでもない。
「確かに君の考えているとおり、くだらない内容かもしれない。
だが、不審な部分があるのだ。」
「不審な部分・・・?」
「客のリピーターだ。」
リピーター、つまりもう一度その遊園地に行った客が居るというのだ。
「その遊園地にいった客のリピーターの回数、この2ヶ月で最高で10回以上も行った客がいる。
無論その客は何の力も無い『一般人』だ。
調べてみれば『年間パスポート』など無いそうだ。」
土御門の目が見開かれた。
いくらなんでもその数は異常だ。
「他にも不審な部分がある。それは、一体いつその遊園地が造られたか、だ。」
「何時って、そりゃ3ヶ月前・・・」
「なら、建設開始はどうだ?
一体何時、その遊園地の建設許可を貰い、遊園地を作るための人員を集め、建設工事を開始した?」
「・・・そんなの知るか。」
土御門も『世界の裏側』を知っているが、遊園地という娯楽施設の建設状況など、知るわけが無い。
「そう、知らない事が『普通』なのだ。
なぜならその期間など『存在』していなかったのだからな。
調査をすれば、そのデータもネットワークに存在していなかった。」
学園都市の科学技術は世界で最高のモノだ。
本気を出せば、ネットワークなど簡単に掌握できる。
だが、それでもそんなデータは存在していない。
建設計画の書類もほとんどの企業はパソコンを使う。
勿論ネットワークに接続していないなど、ありえるわけが無い。
だから、いつの間にかあの遊園地は存在していたということになる。
しかし一人を除いて誰もその事を不思議に思わなかった。
段々と裏の顔になってきた土御門にアレイスターは畳み掛けるように話を続けた。
「そして、最後に・・・最高責任者の名前が書類上のどこにも存在していない。」
「何・・・?」
いくらなんでも、それはおかしい。
いや、おかしいなんてレベルではない。
まるでそれは、今まさに土御門の前に存在している人間のようだ。
「不思議に思わないこと、それが問題だ。
勿論そんな『能力』などこの学園都市には存在していない。」
それはつまり・・・
「魔術師が・・・そこにいる『かも』しれない、と?」
「ああ、あくまで『かもしれない』、だ。
この私ですら、遊園地にある『矛盾』に気がつかなかったからな」
「よく気がついたな」
土御門はすこし感心した声を上げた。
「何・・・今は『魔術サイド』とは微妙な関係になっているからな。
一度全世界の全ての書類を洗いなおしていた時に気がついただけだ。」
アレイスターは感情を見せない声をだした。
「それでは、今夜。 そのヘンダーランドに直接侵入してもらいたい。」
土御門は少し考えたそぶりを見せ、無言で顔を縦に振った。
「つったってなあ・・・」
時刻は既に7時を周っている。
土御門はぼやきながら、自分の住むマンションへと歩いていた。
たとえ学園都市の最高責任者だろうと、この任務には納得が出来なかった。
ヘンダーランドは規模が大きい以外ただのテーマパークだ。
まさか、魔術師が敵とも言える学園都市の近くで遊園地を運営しながら何かを企むとはとても思えないのだ。
しかもその場の流れみたいな物で頷いてしまったが、今夜行くのはあまり気が進まない。
何故なら、この後は義理の妹が兄の為に夕飯を作りに来てくれると言うのだ。
土御門が義妹を溺愛しているのは周知の事実だ。
彼がシスコン軍曹と呼ばれる訳である。
(まったく、多重スパイも楽じゃないにゃ〜)
ぶつぶつとぼやいているとマンションが目に入ってきた。
彼はエレベーターを使って廊下に出る。
そして・・・そこにはとある人物が居た。
「ぶっ!?」
土御門はその人物を見て思わず噴出した。
だが、その人物は土御門の存在に気がついていないのか、彼の隣の部屋の前で俯きながらブツブツと呟いていた。
風が彼に向かっているためか、その内容が断片的に耳に入ってきた。
「・・・私は何をやってるんでしょうか。 週末は予定がなかったからって・・・
土御門の・・・。 あの子が居ないと知って来たのに・・・」
(うわあ・・・)
土御門は『彼女』の痛々しい雰囲気に思わず目から涙が零れ落ちそうになる。
その女性は、いつもの格好と違い、以前自分が勧めたとある『コスプレ』をしていた。
メイド服に背中に小さな羽根の飾り、そして首の後ろから伸びている薄い棒にはまるで天使がつけるような輪がついている。
それは紛れもなく世界でも数人しか居ない『聖人』の姿がそこにあった。
相変わらずブツブツと呟いて隣人の部屋の前で立ち尽くしているその姿はいっそ哀れだ。
土御門は何時までもこの痛々しい空気を何とかしようと勇気を振り絞って声をかけようかと本気で悩みはじめた。
だが、しかし・・・いや、絶対に・・・
(殴られるんだろうなあ・・・)
調子に乗ってあんなこと言わなきゃ良かったと後悔しながら土御門は、聖人『神裂 火織』に話しかけた。
「お〜い、ねーちーん・・・」
神裂は、突然の声にびくりと体を震わせながらこちらを向いた。
・・・5秒前
彼女は土御門の存在に気がついた瞬間、拳を力強く握り締めた。
・・・4秒前
そして怒りと恥ずかしさで真っ赤になった顔で睨む。
・・・3秒前
さすがに土御門はあわてて、両手を前に出そうとする。
・・・2秒前
だがそれよりも早く神裂は此方に拳を振り上げながら真っ直ぐと走ってくる。
・・・1秒前
そして、ボクシングの世界チャンピオンもビックリな常人には見えない速度で土御門の頬を殴りぬけた。
「!!」
・・・0
そして、土御門は声すら上げる暇もなくその場に崩れ落ちた。
カンカンカーン!!
どこか遠くで試合終了の鐘が鳴ったような気がすると、土御門は薄れていく意識の中そう思ったのだった。
今回はここまでです。
なぜ神裂があんな格好をしていたのかは次回で分かります。
時間はかかりますが絶対に終わらせると約束しますので皆様よろしくお願いします。
それじゃ、また。
幻想殺しの人キテターー(゚∀゚)ーー!!
乙です!まったり頑張って下さい
323 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/25(木) 11:13:41 ID:81Te6IaR
3時間もあいたのかw
保守させてもらうっ!
325 :
ダレカ:2008/12/26(金) 22:26:00 ID:MJaCGlQE
まことちゃんの世界。あの二人がタッグを組んだら最強
326 :
若松:2008/12/27(土) 18:28:57 ID:Ft3y4bZk
しんのすけが『神無月の巫女』の世界に迷い込んだとこも・・・
327 :
名無し:2008/12/28(日) 00:13:32 ID:81sCC8AH
しんのすけがToLOVEるの世界にはいったら…
全く、誰も保守すらしないとは…
329 :
若松:2008/12/30(火) 17:48:28 ID:Iewmoo/i
実は私はこう言うのも不安なので・・・
保守
友達に笑顔で手を振ってその日の『さよなら』をする度、その後決まってすることは騒がしい場所へ行くこと。商店街では皆顔馴染みの
ようなものだから、自分が時々顔を出しても歓迎してくれる。顔も知らないおばさんやお姉さんの話し声、綱渡りするみたいに縁石の上を歩いてふざけてる
制服の男の人達の楽しそうな声が好きだった。知らない人も多い筈なのに、それでも笑っている口の形や賑やかな声がすぐ傍にあるだけで、何だか安心した。
自分に向けられている訳でもないのに確かにそう思った。ひとりで家にいる時よりも、この時間が楽しいと思える時もあった。
いつもだったら、そのまま帰る筈だった。ただ、髪留めが片方なくなっていることに気がついて、心当たりのありそうな所を捜してみよう
と思った。お母さん達が心配するかも知れない、その時はそんな考えを浮かべることが何故か出来なかった。
さっき友達と別れた公園で、髪留めのリボンはすぐに見つかった。物心つく前から遊んできた公園とはいえ、夜になる前に見つけられてよ
かった、と安心する。
遠くから響くカラス達の声。地面を見下ろすと、信じられないほど長く伸びた自分の影が見えた。
それから、その先にちんまりと佇んでいる真っ白い二つの毛玉も。
「………?」
彼女は首を傾げたが、見たものは見たままだった。サイズは微妙に大小と異なるが、そこにはふわふわと真っ白い、綿の塊みたいな
コロコロしたものがあった。あるだけで、何も動く様子はない。
彼女は年の割に賢くて聞き分けの良い子だと周りのおばさまに持ち上げられることも多いが、やはり幼児の思考では一見しただけで
『それら』が一体何なのかを推し量るには、経験値が圧倒的に不足気味だった。(いや、常人の大人ならという仮定でさえ無意味かも
知れない)そして、この年頃の子供は総じて怖いもの知らずである。
彼女は割とあっさりと、その毛玉の一つ―――大きい方に触れてみることにした。
この時、玉手箱しかり小さい方を選んでおけば、精神衛生上に受ける衝撃は和らいだのかも知れないが。
さわっ 「―――あぁん♪」
―――ファンシーといえなくもない外見を裏切る、お子様には多少不健全な反応が返ってきた。
「―――へっ?」
彼女が我に返る暇もあらばこそ。
・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・
大きな毛玉はぐるんっとばかりに一回転したかと思ったら、両足でしっかりと地面に着地して、両の手を水平に伸ばした体操選手のように
ポーズを決める。それだけで、大きな毛玉は何かこう犬だか子供なんだかわからないものに変わった。幼い少女のボキャブラリーでは、
そう表現するだけで精一杯だった。
「んもう、ようやくシロが我慢の限界になりそうで記録更新出来そうだったのに、邪魔するなんてひどいゾ!」
「―――アン!アンアン!」
小さい毛玉が―――こちらは真っ当にしっかり『犬』と呼べる生物だが―――、その犬人間的な何かに歓声じみた吠え声を上げる。
呆然と固まっている目の前の少女の様子に頓着する様子もなく、
「はいはいわかった、今日もシロの勝ちでOKだゾ。………それにしても、このオラの不意をつくとは仲々やるねいお嬢ちゃん」
「ふえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!?」
その時、公園中の木々から、鳥という鳥が追い立てられるように空へと飛び立ったという。
この日、飼い犬と共に『二十四時間耐久綿あめ勝負』という何を競っているのかよくわからない勝負に励んでいたその少年の名を、
高町なのははその思い出の中に、忘れたくても忘れられない思い出(色んな意味で)として刻むことになる。
―――嗚呼、運命なんて知らない。
とりあえず、投下予告忘れました、スイマセン(汗)
正直、この5歳児はまともに文章にしようとすると私的にかなりやりにくいですね。やり始めたからには一応、自分的に終わりの
部分までは書ききる所存ではあるけれども、とりあえずしんのすけは自重しない方針でいこうと思います(笑)
>>333 遅くなりましたが投下乙です!
時期は最初の文から見て、レイハ入手前でしょうか?
まぁ何はともあれ、しんのすけがどのように物語に絡んでくるのか楽しみです!がんばって下さい!
保守
しんのすけなら士郎や稟がビビるくらいハチャメチャな固有結界を作れると信じてる
しんのすけが改造三輪車レースに出るって話で
FREEDOMのタケルとカズマとビスを出したいんだけどどうかな?
339 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/06(火) 13:53:32 ID:BJ+0iSwu
>>338 では冒頭部分だけ
・・・・・「しんちゃん、しんちゃん!」「お?」
マサオの声を聞いてしんのすけは目を覚ました
「何寝てんだよ」「いや〜、暖かいとつい眠たくなっちゃうんだゾ〜」
「でも、夜になると冷えるから気をつけた方がいいよ」「分かったゾボーちゃん」
「しんちゃん、回してみて」マサオにそう言われるとしんのすけはガソリンエンジンを載せた
三輪車に乗りキーを回しスロットルを回す、バロロロオオオン!!バババババ、
バロオオオオオオオ!「音が全然違うゾ」「僕達が出来る事は全部やったよ」
「だいぶレース用ビークルに近づいたな」するとしんのすけはスロットルを緩めた
「トライシクルカップに出るにはまだまだだゾ!」それを聞いた3人は驚いた
「トットッ!トライシクル!?」「無茶だよ!」「レベルが高い」
「オラは、レベルが高いドライバーとレースがしたいんだゾ、オラは自分の腕を試したいんだ」
しかしマサオは「僕やだからね!それで負けて皆からからかわれるんなら僕しんちゃんのメカニックなんか
しないよ!」マサオはそう言って自分の三輪車に乗り込む「トライシクルカップ以外のレースにするなら
メカニックを続けてあげるよ!」マサオはそう言うと家に帰って行った、しかししんのすけは
「オラは諦めないゾ!」それを聞いたカザマとボーは呆れていた
以上 どうですか?
ちなみに設定は少し未来にして
幼稚園児や若者達の間で流行っているビークルレース
にしんのすけが熱中してるって事にしてあります
>>333 おそくなったけど投下乙!!そしてGJ!!
むしろアイツなら普通になのはよりでっけえリンカーコア持ってそうだww
334もなかなかそそる内容で砂ww
とりあえず会話部分は改行したほうがいいと思う
保守
クレしんっていろんなアニメとか特撮とかと絡ませやすそうなのに、何でクロスSSが少ないんだろう?
職人降臨を願って保守
ほしゅー
保守
347 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 04:07:13 ID:90MLLGU3
123
348 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 08:39:32 ID:X/9Dvadb
ほしゅう
349 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 17:00:17 ID:X/9Dvadb
ほ
350 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/19(月) 17:39:52 ID:M2XXv8Dc
リボーンとのコラボでしんのすけ達が10年後バズーカで
成長した姿が見てみたいです。
351 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/19(月) 19:08:42 ID:cblt5j18
絶対可憐チルドレンとしんちゃんコラボさせたら
352 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/19(月) 23:48:31 ID:JgTSOXC9
>>351 そう言えばしんのすけもSP限定だけど超能力を使ってたな
ちびまる子ちゃんの世界でまる子を振り回す。
苺ましまろの世界で自分が幼稚園児なのを良い事に
4人のおねいさんにエロいイタズラしまくり。
勇者シリーズと絡んだら面白そう
ガイスター四将が酷い目に遭います
357 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/21(水) 23:30:45 ID:svgvCCNK
ラグーンは…日本編があるが重すぎるか?
こどものじかんの世界で自分が幼稚園児なのを良い事に
3人のおねいさんにエロいイタズラしまくり。
保守
補修
バルディオスの永遠の旅立ちで
「お前逃げるのか!お前のせいでこうなったんだぞ!なのに逃げるのか!」 に対して
「ワシは逃げるのではないS1星人を統べる総統としての責任を最後まで全うするのだ」
と返すガットラーを妄想した
保守
野原一家がガンツの部屋に来ると・・・・・・・
ひろしが真っ先に死にそうであるwwwwwwwwwwww
グレンラガンあたりがええかも
カミナとしんのすけはすぐ意気投合しそうだ。5歳の園児に兄貴の死は重すぎるかもしれないが…
あと人類を見捨てた責任を取るべく一人自殺しようとするロシウに対し「ずるいぞ!」
そしてひろしの「歯ぁ食い縛れええええ!!」が見たい。
最終話は勿論ひろしとダヤッカの「俺の嫁は宇宙一スイング」で。
『アイドルマスター』の765プロに子役としてスカウトされる、と言うのはどうだろう?
ボーカルはちょっとアレだが、ダンスのレベルは凄いぜ?
あとアイドルとの絡みで、
しんのすけ「律子おねいさん、メガネ外して髪を下ろした方が美人だゾ?」
亜美「んっふっふ〜。わかってないナァ、しんちゃん♪」
真美「フダンは隠れているミリョクが、ふとしたコトで出た時の破壊力はハンパじゃないんだよ?」
しんのすけ「おおっ!奥が深いゾ…でも、アイドルならミリョクはフダン隠さない方がいいんじゃないの?」
律子「出来るわね、この子…」
あずさ「あの〜、私、いつも迷子になっちゃうから…もしもの時はよろしくね?」
しんのすけ「ふ、恋の道案内ならいつでもオッケーですよおねいさん!」
律子「年の差を考えなさい、年の差を…あと、あずささん、いくらなんでも5歳児にまで頼らないで下さい」
小鳥「ううっ、年の差…それが問題よね。でも好都合なことに年上好みだし、これから好みのタイプに育てる楽しみもあるわよね…未来の旦那をプロデュース!コレはイケるわ!…あーでもしんちゃんが20歳の時に私はよん…あう〜ちょっとキツいかしら〜(泣)」
律子「小鳥さんも自重して下さい」
しんのすけ「オラ、14歳未満には興味ないですから」
千早「…くっ」
亜美「ざんね〜ん、千早お姉ちゃんは15歳だもんねー♪」
真美「ムネは14歳未満だけどね♪んっふっふ〜♪」
千早「…亜美、真美、それにしんのすけ君。ちょっと表に出なさい」
亜美「えー!?千早お姉ちゃんに表ってあったっけ?」
真美「どっちも裏みたいなマナ板だからねー♪」
しんのすけ「おおっ!うまいですな!」
千早「…(怒)」
…数分後。
しんのすけ&亜美&真美「ギャピーッ!!!」
千早ファンの方、ゴメンナサイ…
wwww
367 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/01(日) 07:46:54 ID:PU8XNhRt
保守
368 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/01(日) 07:48:23 ID:PU8XNhRt
ローゼンメイデンとのコラボ 伝説を呼ぶミーディアム
第1話「女の子の人形と契約しちゃったゾ」
ここは春日部の野原家、今日はみさえ一人で買い物に出かけるようです。
「じゃあ後は留守番頼んだわよ。」
「了解だゾ。」
それから数時間後、野原家に一通の郵便が届いた。
手紙にはこう書かれていた。
『まきますか』『まきませんか』
「この手紙変だぞ。まぁ『まきますか』に○してみるゾ。」
しんのすけは『まきますか』に○を書いた。
翌日、野原家に鞄が届いたのである。みさえは買い物に行ってて、しんのすけとひまわりしか
家にいない。しんのすけは鞄を開けてみた。
「おっ、女の子の人形が入ってたゾ。」
その人形は赤い洋服に金髪でツインテールの女の子だった。
しんのすけはその人形の後ろを見てみると
「この人形ネジがついてるゾ。早速回してみるゾ。」
ネジを回す。するとその人形は動き出した。
「それにしてもこの人形よく出来てるゾ。」
しんのすけが人形に近づいた瞬間、人形が喋りだした。
「レディの体をそんなに見るなんて失礼よ!」
「うわっ!人形が喋ったゾ!この人形母ちゃんと父ちゃんに自慢しよっと。」
「ちょっと人の話を聞いてるの、私はローゼンメイデンの第五ドール真紅。
お前、名前は?」
「オラ、野原しんのすけ。」
「しんのすけ、変な名前。まぁいいわ今日から私の僕となるわ。左手の指輪にキスをしなさい。」
しんのすけは左手を見てみると、指輪がはめてあった。
「いつの間に指輪がはめてあるゾ。」
しんのすけは指輪を外そうとしても抜けない。
「無理に抜こうとすると指が取れるわよ。ネジを回してしまった以上お前のミーディアムになるしかないわ。」
しばらくして、おもちゃ箱からアクション仮面のフィギュアが宙を舞い始めた。
「アクション仮面のフィギュアが空を飛んでるゾ!」
「あれは第一ドールの水銀燈の力によって動いているの。」
宙を舞っているアクション仮面フィギュアがしんのすけに向かってくる。
「どうしてオラを狙ってくるんだゾ!」
「簡単な事よ。貴方は私のミーディアムになるのだから狙われて当然だわ。
死にたくなかったら誓いなさい。この薔薇の指輪にかけて私を護ると。」
仕方なくしんのすけは指輪にキスをした。
しばらくして宙に舞っていたアクション仮面は下に落ちていく。
それをしんのすけは壊すまいとキャッチする。それを見た真紅は
「しんのすけ、なかなか出来る子ね。」
「いやぁ〜それほどでも〜。」
夜になり、野原一家に真紅を紹介した。
「はじめまして。私が真紅よ。」
「かわいいわねぇ〜。真紅ちゃん、しんのすけを頼むわね。」
「それにしてもよく出来てる人形だな。俺喋る人形なんて初めて見たぜ。」
「オラ、真紅とこの指輪に契約したゾ。」
指輪をみせるとひまわりが目を光らせてしんのすけの指輪を取ろうとする。
ひまわりは光る物とイケメンが好きな赤ん坊で、すぐ飛びついてくる。
「ひまー、オラの指が取れるからやめるんだゾー!」
これで、しんのすけの長い一日が終わる。
野原一家がガンツの部屋に来たようです
なんかSSにしたら名作になりそう
371 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 19:40:21 ID:vocX0BUB
>>364 しんのすけなら又兵衛の死も乗り越えられたから大丈夫じゃないだろうか。
保守
真恋姫無双でしんのすけが魏、蜀、呉のどちらかに来たらどうなる?
デレデレしっぱなしだと思うが、活躍を見せておねーさん達に……って頑張るとおもうなぁ
保守
前に野原一家vs大魔王バーンの話が出てたけど、実際にバーンと戦うSSがあったな
一家はどんな世界でもやっていけそうだ
しんちゃんがサイボーグ009の世界にやってきたら・・・
保守
しんのすけvsケロロ軍曹
春日部を舞台に繰り広げられるおバカバトルを制するのはどっちだ!?
保守age
381 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 17:09:22 ID:a2HtuxQZ
ここはとある公園、ここでようこと啓太は休憩をしていた。
「ねぇ〜啓太、私喉渇いちゃった。」
「じゃあ俺ジュース買ってくっからここにいろよ。」
啓太が飲み物を買いに自動販売機に向かっていった。
ようこが啓太を待っていると5歳位の男の子に声をかけられた。
「そこの綺麗なお姉さ〜ん。オラとお話しない〜?」
「君それ私の事? 君、名前なんていうの?」
ようこが問い合わせると、その子は元気に答える。
「オラ、野原しんのすけ、5歳! 好きなラーメンの味は味噌!どうぞよろしくだゾ。お姉さんの名前は?」
「私ようこ、よろしくね。」
しんのすけがようこと会話している時、啓太が戻ってきた。
「ようこ〜!ジュース買って来たぞ・・・ ・・・って何だお前は!ようこもなんでこんなガキと会話してんだよ!」
「別にいいじゃん、まだ子供なんだし。」
「よくねーよ! おいそこのガキ!さっさとようこから離れろ!」
「嫌だゾ!ようこちゃんはこれからオラとお話するんだから。」
啓太が怒っているとこでしんのすけの母みさえが現れ、しんのすけの頭に拳骨が叩き込まれた。
そして、頭をグーで挟み、
ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり!
「こらっ!しんのすけ!アンタはまた綺麗な女の子に飛びついて!
ごめんなさい、ウチのしんのすけが迷惑かけまして。」
みさえが謝ってくと、ようこは平然とした表情でこう言った。
「別に迷惑してません、私その時啓太を待っていて退屈してたんです。そしたらしんのすけ君が私に話しかけてきて
それで啓太を待っている時も退屈じゃなかったんです。」
「そうだったの、じゃあ私達はこれで帰るわね。」
そう言うと、みさえとしんのすけは帰っていった。
そしてその帰り、啓太とようこはこんな会話をしていた。
「びっくりしたぜ、まさか子供にまでナンパされるなんて。」
「でもあの子、啓太とそっくりね。女の子をナンパするとこが。」
「俺をあいつと一緒にすんな!俺はあの時心配したんだぞ!あんなガキにようこがナンパされるなんて・・・ ・・・」
「ふふっ!啓太ったらヤキモチ焼いてるのね。」
「う、うるさいっ!」
こうして啓太とようこのドタバタな1日が終わる。
382 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 17:18:29 ID:a2HtuxQZ
>>381 忘れていました。
いぬかみっ!とクレしんとのクロス
第1話「嵐の幼稚園児っ!」
383 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 17:40:14 ID:TY9Ue0kY
思ったのだが
18禁作品とのクロスもOKなのか?
SSにエロ描写がなければクロス元が18禁でも問題ないんじゃね?
18禁というと…
鬼〇とか遺〇とか臭〇とか大〇司とかか?
しんのすけが他人の"プロレスごっこ"を目撃するくらいはいいと思う
リューナイトの世界へ行って姫になってもらいましょう
389 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 19:57:14 ID:xXNhF0TJ
とらドラの竜児と園長先生がお互いの顔を合わせたらすごく驚きそう
大河と埼玉紅サソリ隊が絡んだらなんか一波乱起きそうな矢先にしんのすけが割ってはいる
保守
391 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 14:12:43 ID:SY2sBZF2
テイルズシリーズなら一体どうなるんだ?
>>391 テイルズには結構悲惨な話(Pの主人公の町の人全滅等)が多いからなぁ……
冷静に考えて5才児をそんな所に送るのはどうなの?
ヴェスペリア辺りなら大丈夫じゃね?
ユーリは面倒見良いし、ジュディスはしんちゃんのど真ん中ストライクだし、おっさんはおっさんだし
Vも大人向けテイルズで売ってたし結構話キツいんじゃね?
何かユーリがルーク化するとか聞いたんだけど……
流石にAの鬱展開よりはましだよな?
保守
完結したクレしんのクロスSSってあるのかな?
更新止まってるのが多いみたいだけど
>>396 そういえばどこかのSS投稿サイトにクレしん×銀魂のクロスSSがあったな…
ジャンプとか熱いノリの少年漫画とのクロスSSが見たいって思ったけどなかなか無いな……
>397
何その、プロ級の力量がないと手を付ける事すら憚られる傑作は。
とある園児と幻想殺しの続きマダー?
401 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/13(金) 12:31:56 ID:APa9jV4W
クレしん×銀魂×ケロロ×ドラえもんのクロスしてるのもあったな
なんか風間くんマンセー気味で見る気しなかったが
短パン解除
スクールデイズ
そういえばショックガーンとゲッターロボのクロスSSは見た覚えが……
保守
糸色 望が蟲師の世界に迷い込んだようです。
絶望的になっているうちに、ぬいの幻が現れ、
望に「王の力→ギアス」を与えられた。
知らぬ間にギアス能力者になっており、
気がついたらギアスで蟲を推理する蟲師として活躍していた。
407 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 18:35:25 ID:4bFMbysl
テイルズのマイソロは?
保守
409 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/25(水) 10:56:42 ID:bBJh6bIt
>>393シンフォニアとディスティニー、ディスティニー2
辺りもなんか大丈夫そう
ゲーム版ギャラクシーエンジェルと絡んだらどうなる?
>>410 T
タクトと一緒に綺麗な女性にウハウハ。
タクトがそうでなくてもエルシオールは乗組員月の巫女上がりで
女性が多いからしんのすけ単体でもウハウハ。
U
タクト、ランティと一緒に綺麗な女性にウハウハ。
タクトの奥さんが
ミルフィー、フォルテ、ヴァニラ、ちとせの場合…羨ましがってみさえに睨まれるひろし
ランファの場合…ミッチー&ヨシリンがいちゃついてるの見てる時みたいなリアクション
ミントの場合…思いつかんかった。
>>411アニメ版ギャラクシーエンジェルだったらどうなる
414 :
411:2009/03/27(金) 22:08:38 ID:wd/KLG37
>>413 しんのすけがミルフィーユ並の強運持ちになりそうだ
415 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/28(土) 05:50:07 ID:DQkPuEHO
もしもしんのすけがみなみけの世界へ行ったら しんのすけは最初、ハルカ姉様にデレデレしそう。カナに対しては遊ばれる(アクション仮面ごっことか) チアキに対してはしんのすけがウザがると思う。
スレイヤーズの世界なら、
シルフィールとアメリアにナンパ
みさえの代わりにリナにシバかれる
ゼルガディスは…組長もとい園長ポジションかな
ガウリイとはなんだかんだで波長が合いそう
パーフェクトダークとコラボしたら
しんのすけ「うほ〜!きれいなお姉さん!ねねぇ〜!納豆にネギ入れるタイプぅ?」
ジョアンナ「何こいつ?変なコ」
エルビス「ユーも変わった地球人だね」
419 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/30(月) 20:54:06 ID:9QDVEDMX
もしもらきすたの世界にいったら・・・
420 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/01(水) 18:40:07 ID:wd1YLQbM
>>419 みゆきorあやのにデレ×2
こなた&みさおと共に、かがみをいじる。二人がしんのすけの笑い方を真似る。
つかさに可愛がられて照れる。
パティと変なところで意気投合。(それに関してはこなた&みさおも)
ひよりの仕事に興味を持つ。
みなみに積極的に話し掛ける(?)。
白石に同情する。
黒井先生&あきらに対してかなり砕けた態度。
ひろしと同じようにそうじろうに接する。(前者共々、本人達は悪い気しないと談)
ゆたかは少しわからなかった。
保守
保守
野原一家がシンプソンズのスプリングフィールドにホームステイするって
のはどうかな? しんのすけとバートにスケボーを教えてもらい
バートがしんのすけにケツだけ歩きを教わる
424 :
一尉:2009/04/11(土) 20:30:01 ID:3f14QnL+
もし、ガンダム00の世界でしんのすけが刹那に会う。
ルパンVSコナンみたく
しんのすけとコナンが共演するってのはどう?
最初はコナンペースだったけど後半はクレしんペースになっていく
敵から逃げる為ケツだけ歩きするコナンと
コナンのスケボーを借りて春日部を爆走するしんのすけ
最後はしんのすけが推理する
426 :
一尉:2009/04/13(月) 20:15:23 ID:XXrLWvAA
それなら、いい競演にしていいよ。
>ルパンVSコナンみたく
スレチだが、あれは失敗だよなぁ
両者の良いところを潰しちゃってる感が
スレチだけど金田一&コナンには楽しませてもらいました
ミニゲームが一部面倒だが(笑)
429 :
一尉:2009/04/14(火) 18:35:46 ID:wbk0e2ns
しんのすけ対コジラ対カービイでいいよ。
ティエリアがコードギアスの世界に迷い込んだようです・・・。
431 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/15(水) 08:04:42 ID:GrOHVP2P
>>429 スパロボ会話スレで相手にされないからってこっちにくんなクソコテが
ギアスのナナリーやルルーシュがクレしんの世界に迷い込むスレを昔VIPで見たことあるな
ひまわりとナナリーが鬼ごっこする話はすごい萌えた
433 :
一尉:2009/04/15(水) 16:17:12 ID:bQPYROfZ
マリオ対しんのすけ対宇宙人対刹那でいいよ。
ケロロ軍曹
しんのすけがクイーンズブレイドの世界の住人だったら大興奮するだろうな
>>419 確か、らきすたも埼玉が舞台だったような気がする
するとしんちゃん達はもしかして将来陵桜学園にくるかもしれないわけですね。(クレしん世界に陵桜学園があれば)
>424
新シャアでせっさんが種死のシンとしんちゃんに会う話があるな。
名探偵コナン。
少年探偵団と春日部防衛隊が出会う。
歩美にHなイタズラをして玄太にゲンコツ喰らうしんのすけ。
それでもメゲずに哀にもイタズラしたら中身は大人なので
後で二人きりになってからアダルティーな展開に。
440 :
一尉:2009/04/17(金) 19:34:37 ID:nNvd9RNC
勇者シリーズでいいよ。
>>439 しんちゃんのストライクゾーンは高校生からだぞ
442 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/18(土) 18:44:22 ID:i/ihiJZh
もし野原一家が仮面ライダーディケイドの世界へ行ったら・・・・
>>442 つまり蘭にいたずらして園子に殴られるんですね
わかります
もし偽書ゲッターのハヤトが金矛の勇者に来たら
ラストのアセ・ダク・ダーク戦で首に覚醒剤打ちこんで暴走するんだろうな。
ダーク「なに!?私の攻撃が効かない!?」
キチガイハヤト「ありがとよぉ!礼を言うぜ!なぜならな…てめぇを醜く殺せるからなぁぁぁ!!」
445 :
キャベジン:2009/04/19(日) 16:35:10 ID:/ELP7FZ/
しんのすけが『二十世紀少年』の世界に入ったら、
しんのすけ「ともだちんこ!」
ともだち「…ッ!」
で、即決かも…
もしも…
名探偵コナンだったら、しんちゃんがこの世界観を変えてしまい、題名が名探偵コカンになる。
OOにフラッグファイターとして登場
447 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 19:16:34 ID:lF72XSEu
もしも、しんのすけがハヤテのごとく!の人物の一人だとしたら・・・・
448 :
一尉:2009/04/20(月) 00:08:44 ID:OOmLiVBs
じゃあ、カービイと仲良くする。しんのすけ
しんのすけをプリキュアの世界に現れたら・・・
何か混ぜるな危険な予感がする
一騎当千に飛ばされたらどうなるかな??
>>439 「アダルティ」って子供二人が一緒に風呂入ってる様にしか見えないぞw
452 :
一尉:2009/04/22(水) 14:43:00 ID:sFEMcr/g
いぬまるだしっにいたらどうする。
カブトボーグ41話でいつのまにかリュウセイさん達の仲間になっているしんのすけ
しかし次の回からは一度も登場しない
454 :
一尉:2009/04/23(木) 19:51:37 ID:pZpuFT81
コンボイ総司令官と仲良くするしんのすけ
「あたしンち」にお泊りする事になったしんのすけ。
早速みかんにHなイタズラ。「コラッ」と一応怒っては
みたものの(へー、こんなに小さいのに女の人の身体に
興味あるんだ)などとしんのすけに興味を持ち、後で
一緒に風呂に入ってイケナイ遊びをしてしまうみかん。
>439 >455
全然面白く無いんだが。
クレしん的にエロネタと絡ませるなら
「なんとかエッチな事をしたいキャラVS図ったかのようなタイミングで乱入してくるしんちゃん」との間で繰り広げられる
壮絶(?)なバトルだろうが。
457 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/24(金) 22:28:36 ID:6MjpSQvr
>>442 仮面ライダーディケイドがしんのすけにいって、
士「ちょっとくすぐだいぞ。」
し「うわーあああん!!!!!」
(しんのすけが金矛の勇者に出てきた、金の矛に変身する)
という感じ。
しんのすけとバーダックと出会ったら完全に感動路線いくだろうな
459 :
一尉:2009/04/25(土) 15:42:00 ID:HWbezl8a
じゃあ、しんのすけとトリコならいいです。
さっきゲッタークロスSSスレを見たが、なんか金矛とクロスしていた。
けどなんじゃありゃ?
文章下手はともかく、マタを殺したりしていて酷い内容だった。
461 :
一尉:2009/04/27(月) 20:56:16 ID:k6O0tU8P
ゼロセンとしんのすけでいいじゃん。
保守
戦場のヴァルキュリアの世界に飛ばされた。
女性の偵察兵(アリシアなど)は優しい人ばっかなのでしんちゃんはデレデレしっぱなし。
逆に突撃兵はおっかない人達(ロージー、ジェーンなど)ばっかなので近付かないかな。
けどしんちゃんの好みはやっぱ20代前半なんだろうけど第7小隊にしんちゃんのあのデレデレの対象になる20代前半女性が思い浮かばない。
強いて言うなら狙撃兵のマリーナ。けど一睨みで追い返されそう。
男性陣に目を向けると…しんちゃんのあのナンパな性格と通じるところがあるのかサリナスと意気投合。ナンパ談義で盛り上がりそう。
更にケツだけ歩きを披露してテッドとお笑いコンビを結成。第7小隊を笑いの渦に巻き込む。
一応アニメになったし、絡みのネタは色々考えたけど今回はこの辺で
464 :
???:2009/05/02(土) 17:36:54 ID:wWoL67FL
ドクロちゃんの世界に迷い込んだらならどう思う?
465 :
一尉:2009/05/03(日) 16:14:15 ID:eCz86rWF
ハヤテのごとくでやるしんのすけ。
バイオハザードに野原一家orかすかべ防衛隊が来たら…
野原一家ファイヤーorかすかべ防衛隊ファイヤーVSウェスカー率いるBOWってことになりそうだな
467 :
一尉:2009/05/05(火) 16:12:19 ID:oY9yP1dZ
マリオと一緒に戦う。しんのすけ
金矛の勇者を石川賢風に想像してみた。
しんのすけ「あんた誰?」
??「ボクはマタ…マタ・タミ!これから先、君に地獄を見せる男さ!」
469 :
一尉:2009/05/09(土) 15:59:24 ID:zIOgkZPX
ガンダムとしんのすけ
保守
471 :
一尉:2009/05/14(木) 20:10:25 ID:EATZum4U
ジンバブエのムガベとしんのすけ
472 :
ゼロ:2009/05/17(日) 16:48:42 ID:C7r48PHO
絶対可憐チルドレン
473 :
ゼロ:2009/05/17(日) 16:52:48 ID:C7r48PHO
>>472 カスカベ防衛隊vs(野原しんのすけ、風間トオル 、 桜田ネネ、 佐藤マサオ、ボーちゃん)
ザ・チルドレン(絶対可憐チルドレン)
どっち硬い絆?合戦
474 :
ゼロ:2009/05/17(日) 16:54:57 ID:C7r48PHO
>>473 カスカベ防衛隊vs(野原しんのすけ、風間トオル 、 桜田ネネ、 佐藤マサオ、ボーちゃん)
ザ・チルドレン(明石薫、野上葵、三宮紫穂)
どっち硬い絆?合戦
475 :
一尉:2009/05/17(日) 17:52:51 ID:213pukuF
織田信長としんのすけ
476 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/17(日) 20:58:18 ID:s64UpXKU
野原一家が仮面ライダーディケイドみたいに、9つのライダーの世界ではなく、9つのマンガの世界へ行けばいいと思う。
自分が知ってるマンガでやってみた↓。
クウガ→しゅごキャラ!
アギド→らき☆すた
リュウキ→ハヤテのごとく!
555→ケロロ軍曽
剣→とらドラ!
響鬼→絶対可憐チルドレン
カブト→リボーン
電王→ネギま
キバ→みなみけ
しんのすけがコードギアスのキャラに一言
女性キャラ→「皆母ちゃんよりオッパイおっきい!!」
皇帝ルルーシュ→「お前(自殺して)逃げるのか!?お前が偉い所為でこんな事になったんだぞ!!」
478 :
一尉:2009/05/18(月) 22:06:30 ID:Wvi1ifcL
こち亀としんのすけ
自分なりのクロスSS考えた。
まだ書いてないけど出来次第投稿するわ!
おう、期待してるぞ。頑張れ。
481 :
一尉:2009/05/19(火) 18:51:43 ID:SlI0VTfW
黒ひげとしんのすけ
クレヨンしんちゃん 超伝説を呼ぶ!金矛の勇者達と漆黒の復讐鬼!
予告
………………………「暗黒の世界ドン・クラーイに「金の矛」と「銀の盾」あり。ドン・クラーイ世界が乱れし時、「金の矛」と「銀の盾」は失われる………。
それを見つけられるのは「銅鐸」のみ。
「銅鐸」が「金の矛」と「銀の盾」の場所を示す時、新たな地平が開け「選ばれし者」が現れ、ドン・クラーイ世界に平和をもたらすだろう……。」
暗黒の世界『ドン・クラーイ世界』の王、アセ・ダク・ダークが伝説の武具「金の矛」・「銀の盾」を手に入れ、地球を侵略しようと企んでいた。
しかし、それを阻む勇者がいた。
『オラ!、野原しんのすけ五歳っ!!』
嵐を呼ぶ幼稚園児しんのすけは突如、ドン・クラーイ世界の侵食に気づく。
そして、突如現れた不思議な少女マタ・タミと共に、アセ・ダク・ダーク率いる闇の軍団を相手に死闘の末、『金の矛』と『銀の矛』を手に入れたしんのすけにより、アセ・ダク・ダークに打ち勝つことが出来た………………。
これはその事件から数ヶ月後経ったある日の物語である。
予告終わりです。
オリジナルで金矛の後の物語を書き、そこからクロスオーバーさせる作品をいれようとします。
クロスオーバー作品は……、今は言えません。ヒントはタイトルにも関係します。
>>483 漆黒の復讐鬼…ひょっとして劇場版ナデシコ?
485 :
一尉:2009/05/21(木) 19:51:39 ID:WNFvHl01
暗黒勇者バラク・オバマですか。
第1話貼ります
第1話「再開」
「しんのすけ、もうすぐ幼稚園が迎えに来るわよぉ!」
「う〜ん…、もうちょっとぉ…」
朝の日差しが眩しく、スズメ達が元気に遊び回っている。
今日も野原家の1日が始まろうとしている。
ブブー…
今日もいつも通りにしんのすけを迎えに幼稚園のバスがやって来た。
「……ということで今日もすいません…」
しんのすけの母、みさえがよしなが先生に頭を何度も下げる。
「いいんですよ、いつものことですから…」
よしなが先生の発音は、どこからか諦めのニュアンスが漂う。
ブロロー!
幼稚園のバスは今日もしんのすけを置いて去っていった。
ジャアアア…
「ふぅ…、今日もいっぱい出た…」
しんのすけはトイレからででくると、目の前にみさえがしんのすけを睨みつけていた。
「どうしたの…母ちゃん…」
「どうしたのじゃない!!。アンタはバスに間に合わせる気がないの!?」
みさえが叱りつけるがしんのすけはため息混じりに話し出す。
「ふぅ…、こっちにはおトイレという用事があるのに…せっかちだなぁ…」
「どこが用事じゃい!ホラ、すぐに支度して幼稚園に行くわよ!」
「ほほ〜い。」
そういうとしんのすけはみさえから去っていった。
5分後…
「しんのすけ、準備できた?」
しかししんのすけの返事はなかった。
「ん?」
みさえは茶の間に行くと
「えへ〜、このおねいさんかわいいぃ〜!」
しんのすけは着替えもせず、テレビにニュースに夢中になっていた。
「…………」
様子を見ていたみさえの怒りゲージはグーンと上がる。
しんのすけも後ろで後ろで嫌な気配を感じる。
「うっ……」
しんのすけは恐る恐る後ろを向くと、そこには鬼のような顔をしたみさえが仁王立ちしていた。
「かっ…母ちゃん…」
「アンタ…何してるの…?」
しんのすけは目をそらす。
「おっ…オラ…今日の社会じょーほうを…」
「そんなもん見る暇あったら早く支度しなさぁい!」
グリグリグリグリ! 「ひぃぃぃぃ!」
みさえのグリグリ攻撃がしんのすけに炸裂した。
…とこれが野原家のいつもの日常だった。
………………………その頃、暗黒の世界『ドン・クラーイ』では…
3体の怪しい影が閉鎖的な暗い空間に集結していた。
「復活、おめでとうございます…ダーク様…」
「あのガキ共のせいで酷い目に遭いましたが…、我々はあのくらいでくたばるワケがないです…」
紳士の姿をした怪しい影とナイスバディな女性の影が話し出す。
「うむ…、野原しんのすけとマタ・タミ…あやつらのせいで我等の地球侵略計画に遅れが出た…」
筋肉質の体格をした影は後ろを向いて話している。
「マック…あの計画は順調かっ…?」
「はっ!ドン・クラーイに存在する『伝説の武具』とは別の 『三種の宝玉』のありかを今、カゲ達が捜索中でございます。」
「そうか…、くっくっく…『三種の宝玉』さえ揃えば、ドン・クラーイ世界はおろか、地球は我らのものだ!!」
影達は何やら悪巧みを企んでいた。
「プリリン、どうした?、何か気になることでもあるのか?」
「はい…、最近現れたドン・クラーイの村々を次々に襲っている謎の男についてです」
ピクっ!
筋肉質の影はその言葉に反応する。
「その男とは…?」
「はい…、その男は圧倒的な力でその村々を破壊しているらしく、目撃者によると、真紅のマフラーのような布切れで顔を隠し、ボロボロの服を着ているそうです」
「ふむ…、それでその男がどうしたのだ?」
「私の考えでは近い内に我々の脅威になると思います。なので早い内に始末すべきかと…」
「わかった。その件はお前に任せる。 マックは引き続き、『宝玉』のありかを探し出せ!!」
「「はっ!」」
「ふっふっふっ…『三種の宝玉』さえ揃えば、私は真の力が手にはいる…。その時は地球は我々、『夜の民』のモノとなる。ガキ共…今に見ていろ…」
………………………
話は戻り、夜の野原家では
「はははっ!しんのすけ、今日も幼稚園のバスに遅れたらしいな?」
しんのすけの父、ひろしは仕事帰りからか、晩酌のビールをおいしそうに飲んでいた。
「もう…あなたったら、しんのすけにいってあげてよ!」
みさえはひろしにしんのすけを叱るように言い付ける。
「わかったよ!しんのすけ、今日は寝る前には着替えを置いてな…」
「もう…父ちゃんもしつこいんだからぁ〜そんなんだから足が臭いんだゾ!」
「バァカ!関係ないだろ!」
「たいやい!たやい!」
「はははっ!」
野原一家は本当に賑やかだった。他の人から見ても羨ましがる程だった。
ザバーン!
しんのすけは一人で風呂に入った。いつもはひろしと妹のひまわりと入るのだが、今日は一人で入りたかった。
「ふぅ…ゴクラクゴクラク…」
浴槽に溜まったお湯が今日も元気に遊び回ったしんのすけの体を癒やしてくれる。
「……………。」
しんのすけはあることを思っていた。それは偶然かもしれないが思い出していた。
「そういえば……マタ……、元気にしてるかなぁ?」
しんのすけは数ヶ月前のあの事件を思い出していた。
………………………
『ドン・クラーイ世界』の支配者アセ・ダク・ダークの手により、世界が様子がおかしくなり始めた頃、しんのすけはある日の夜、不思議な少女マタと出会う。
「しんちゃんはボクが必ず守って見せる!」
その言葉の理由はしんのすけがドン・クラーイ世界に伝わる伝説の武具、『金の矛』と『銀の盾』の『選ばれし者』だったからである。
マタは、しんのすけと協力し、色々なものに変化出来る「ヘンジル」という能力を駆使し、襲いかかるアセ・ダク・ダークの配下達と死闘を繰り広げた。
死闘の末、配下達を次々に倒した野原家の前についにアセ・ダク・ダークが現れる。
その圧倒的な力の前に一時、窮地に陥るも、しんのすけはついに『銀の盾』と『金の矛』を手に入れ、『選ばれし者』としての能力を覚醒させる。
死闘の末、しんのすけは全力をもってアセ・ダク・ダークを倒し、マタはしんのすけにお礼をいって『伝説の武具』と共に、故郷であるドン・クラーイ世界に帰っていった。
………………………
それから数ヶ月が経ち、世界は元通りになり、野原家は平和な日常を送っていた。
その日の夜中…
「う〜ん…おトイレ…」
しんのすけは尿意で目が覚め、トイレに向かった。
じょぼぼぼ〜
用を足して、しんのすけは高揚感でいっぱいになった。
「ふぅ…、これが気持ちいぃんだよねぇ〜」
しんのすけはリラックスしていると、
「やっぱり君は変わんないな」
「!?」
後ろから声が聞こえた。しかも、どこか聞いたことのある声だった。
「まっ…、まさか…この声…」
しんのすけは後ろを向くとそこには不思議な格好をした人物がしんのすけを見て、笑っていた。
「久しぶりだね♪、しんちゃん!」
しんのすけは少し間を置いたあと、目から潤んできた。
「まっ…、マタァァァァ〜!!」
しんのすけはマタに抱きついた。
「しんちゃん…ボクは君に会えてうれしいよ!」
しかし、しんのすけはニヤニヤしながらマタの胸に顔をこすりつけていた。
「えへぇ〜、マタァ〜…」
「…………。」
マタ・タミは数ヶ月前の事件でしんのすけをサポートしてくれた『ドン・クラーイ世界』の住民で、『ヘンジル』という能力を使って、あらゆる物に変身できる。
一見、少年のような外見だが、実は女の子。
そんなマタが突然、しんのすけに会いに来てくれた。
「ところでどおしたの、こんな時間に?」
「ちょっと待って……その前に…」
「その前に?」
マタは顔を赤らめて、目を閉じる。
「…見えてるよ…」
「おっ?いっ…いやぁぁぁん!お嫁にいけなぁぁぁい!」
しんのすけは男にとって「大事なモノ」をマタに直接見せてしまった。
そして
「君に大切な話があるんだ!落ち着いて聞いて」
マタの顔は真剣だった。しんのすけも何かただ事ではないと感じ取る。
「なっ…何?」
「君は数ヶ月前のあの出来事を覚えているよね?君がアセ・ダク・ダークと戦ったことを」
「うっ…うん…」
そしてマタから衝撃な事を聞かされる。
「君があの時、必死で戦い、そして倒したドン・クラーイ世界の支配者『アセ・ダク・ダーク』はキンキン、ギンギンのテレパシーを通じて復活したことがわかったんだ!」
しんのすけはその言葉を聞いた瞬間、顔が一気に青ざめた。
「えっ……、それって…?」
しんのすけは疑うようにもう一度聞くが、マタから出る言葉に明るさはなかった。
「あのダークは復活してまた地球侵略を計画している! これは現実だよ!!」
「なんだってぇぇ――!!?」
しんのすけは信じられなかった。あの時の恐怖がフラッシュバックとなって襲いかかる。
それほどしんのすけは追い詰められた結果だった。
「う…うそでしょ…?うそなんでしょ?ねえ!マタ!」
しんのすけはマタにすがるが、マタは目を閉じ、首を横に振る。
「なっ…なんで!?あの時オラが倒したはずだゾ!」
「実はボクもおかしいと思ったんだ…。マックやプリリンにしても、あんな簡単にやられるハズがないと…」
しんのすけは少し間を置き、マタに聞いて見た。
「オラ…今度はどうすればいいの…?」「…………」
するとマタはしんのすけに向かった頭を下げる。
「しんちゃん…、勝手で本当に悪いと思っている。また…君の力を貸して欲しい…」
「ええっ…オラ…オラ…」
しんのすけはマタからの申し出に戸惑う。
「今、ドン・クラーイ世界では何者かの手によって次々に村を破壊され…村人が次々に殺されている…。ダーク一味の仕業かもしれない。
だから『選ばれし者』の君に力を借りたくて、会いにきたんだ」
しんのすけはまだ戸惑っていた。色々と助けてもらったマタをお助けしてあげたい。しかし、前はたまたま勝てただけであって、次はどうなるか…それが不安でしょうがなかった。
そんなしんのすけを見たマタは少し穏やかな顔になる。
「無理もないよ。君はまだ小さいのにこんなことを押し付けて…本当は自分がやらないといけないのに…」
パァ…
マタの体は粒子と化していく。
「マタ…」
「ボクはこの世界では夜しか行動できないのは知ってるよね?
しんちゃん…君に3日間あげるから、その間に協力するか、しないかを決断して!ボクは強制はしない…どうするかは君次第だ。」
そう言うと、マタはスッと消えていった。
「…………」
しんのすけは立ちつくして呆然としていた。
チュン…チュン…
いつの間にか朝になっていた。
今日もいつもの朝が始まる。
第1話終わりです。
文章下手ですけど頑張りたいと思います。
クロスオーバー作品についても話の中にヒントがあります。
チェンゲか?チェンゲなのか!?
個人的に新ゲの竜馬としんのすけは馬が合いそうだと思う
てっきりベルセルクのガッツを想像してたが、これはこれで面白そう。
次回に期待!
第1話どうでしたか?
わかった人もいますけどクロスオーバー作品は「真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日」です。
かなりオリジナル要素も混じってきますが、自分なりに頑張りたいと思います。
第2話お楽しみに!
495 :
一尉:2009/05/22(金) 14:38:33 ID:rpsk3bgK
銀さんとしんのすけ
496 :
ゼロ:2009/05/23(土) 11:18:12 ID:rq+tOzZg
絶対可憐チルドレン
第2話貼ります
第2話「野原家、ドン・クラーイ世界へ」
しんのすけが通うふたば幼稚園では、子供達は元気で走り回っている。
「今日のリアルおままごとは…」
「「「……………。」」」
しんのすけが所属する『かすかべ防衛隊』は今日もネネちゃんに振り回される。
「あれ、しんちゃんは?」
「そういえば…あいつがいないなんて珍しいな」
風間君達は辺りを見渡すと、しんのすけは水道場の所に腰掛けていた。
「あいつ…どうしたんだ」
「しんちゃん…何かおかしいね…」
いつも元気なしんのすけは自分達と確実に遊ぶのに、今日は何か落ち込んでるように見えた。
「しんのすけ…どうしたんだ?元気ないぞ」
風間君達はしんのすけの所に駆け寄る。やはりしんのすけの様子が変だ。
「はあ…、今考えごと…」
「はあ?お前が考えごと?お前…熱でもあるんじゃないのか?」
「何があったの?ネネが相談に乗るわよ…リアルおままごとをやるなら」
「ネネちゃん…それってやめた方がいいって…」
ギロっ!
「ひぃぃぃ!!」
みんなはしんのすけに気遣うがしんのすけは顔をうつむいたままだ。
「オラ…今日はいいや…」
しんのすけはそうゆうと幼稚園の中に入っていった。
そんなしんのすけを寂しそうに見る4人組。
「やっぱり…今日のしんちゃん…おかしい…」
「うん…」
「だっ…大丈夫だよ!明日になったらいつも通りのあいつだよ!」
「ボぉ……」
その日の夜中…
「…………」
しんのすけはマタに言われたことが気になり、眠れなかった。
(3日間あげるから、その間に協力するか、しないか決断して!)
(マタ…オラ…どうすればいいの…?)しんのすけは眠れなかったので、茶の間に行ってみた。
「……………。」
夜中ということもあり、辺りはとても静かで、どこか不気味な雰囲気を醸し出していた。しんのすけはカーテンを少し開け、夜空を眺める。
「あと2日…かぁ…」
次の朝…
「ふぁぁぁ…眠れなかったゾ…」
しんのすけはかなり眠たそうだ。
「しんちゃん、今日はかなり眠たそうね。昨日眠れなかったの?」
「うっ…うん…」
みさえがそう聞くとしんのすけは少しうなづく。
「しんのすけ、どうした?何か浮かない顔をして…」
ひろしはしんのすけが浮かない顔をしているのに気づいた。
「とっ…父ちゃん?」
「ん?どうした?」
しんのすけは間をおき、首を横に振る。
「やっぱりなんでもないゾ…」
「?」
しんのすけの心の中は複雑だった。自分を追い詰めたダーク一味が復活して、しかもマタから選択肢をつけられたからである。
それを父ちゃんや母ちゃんに相談できるか…ということだった。
その日の幼稚園でも
「しんのすけ…今日も元気がないな…」
「どうしたんだろ?いつものしんちゃんじゃない…」
しんのすけは今日も相変わらず元気がない。
「もう…明日しかないゾ…」
そんなしんのすけを見ていた風間君達はしんのすけに駆け寄る。
「しんのすけ…どうしたんだ最近…?」
「風邪でも引いたの?」
「いつもの…しんちゃん…じゃない…」
「よしなが先生に相談してあげようか?」
4人はいつもと違うしんのすけを見て、心配する。
「さっ…最近、寝不足なんだ。夜更かしし過ぎたから…」
そうゆうと4人は笑う。
「はっはっは!なんだ、それで元気がないのか!?それはお前が悪い!」
「良かったぁ…。もう夜更かししたらだめだよ。」
「しんちゃんは休んでて、僕達はあっちで遊んでくるから!」
そうゆうと4人はしんのすけから去っていった。
「……………。」
そして夕方、野原一家団欒で楽しい夕食…のハズだが…。
「………。」
明らかにしんのすけの様子のおかしい。無口でご飯にほとんど手をつけず、顔もいつもの元気がなくなっていた。
「しんのすけ…どうした?元気ないぞ」
「どうしたのかしら…?しんちゃん、どうしたの?」
「………。」
しかし、黙っていたしんのすけの目から涙がこぼれ出てきた。
「しんのすけ!どうした!?」
ひろし達はしんのすけの様子がおかしいことに気づいた。
「うわぁぁぁん!!父ちゃん、母ちゃん!!オラどうすればいいのぉ!!」
しんのすけは泣きながらひろしの胸に抱きついた。
「しんちゃん!どうしたの!?」
「しんのすけ…」
「たい?」
………………………
しんのすけはあの日の夜中に何があったか、ひろし達に伝えた。
………………………
「なっ…何だと…?」
「あの…ダークが復活したですって…?」
「たややい!?」
ひろし達も信じられなかった。野原一家を団結しても、あれだけ苦戦し、やっとの思いで倒したダークが、また復活するとは思わなかった。
「それで…マタは3日間の間にしんのすけに協力するかしないか決断しろと?」
「…うん…」
それを聞いたみさえは怒りの感情を爆発した。
「なんでなのよ!?なんでしんのすけばかりこんな事を押し付けるのよ!!」
「みさえ…」
みさえが怒るのも無理はなかった。しんのすけはまだ五歳の幼稚園。まだ小さいのにこんな思いをさせる方がおかしかった。
「しんのすけ…お前自身はどうするんだ?」
「まだ…わかんないゾ…。あの時、お世話になったマタをお助けしたい…けど…また怖い思いをするなんてイヤだゾ…」
「しんのすけ…」
ひろしは少し間を置き、しんのすけの肩に手を置いた。
「しんのすけ…やはりお前が決めろ…」
「あなた!!なに言ってんのよ!!」
みさえの言葉も聞かず、ひろしは話を続ける。
「しんのすけ…お前の気持ちはよく分かる。俺だってダークと戦った時は怖かったんだ。お前も怖いのは当たり前だ…
だがな…お前は「選ばれし者」である以上はお前もマタをお助けする義務がある。
いいか…自分が納得するまで考えろ。考えて考えて、「これだ!」と思う考えを探すんだ。
しんのすけがどの決断をしても誰も納得がいかない奴なんかいないよ」
「父ちゃん…」
するとみさえも穏やかな顔でしんのすけを見つめる。
「しんのすけ…ママはしんちゃんがどんな決断をしても守ってあげる。だから一生懸命考えなさい」
「たややい!たたたい!」
「母ちゃん…ひま…」
しんのすけはこの言葉で何かがふっ切れた。
数時間後…もう夜遅くなっていた。
「父ちゃん…母ちゃん…オラ決めたゾ…」
「「えっ…?」」
ついにしんのすけは決断をしたようだ。
「オラ…オラ…、ダークとまた戦うのが怖いけど…オラはマタをお助けする!!マタが泣く顔を見るのはもっと嫌だゾ!」
しんのすけの決断にひろし達は嬉しくなったのか、顔が笑った。
「そうか…しんのすけ…よく決断したな…。さすがオレの息子だ!」
「しんのすけ…これで納得がいくのね?」
「うん!」
野原一家は集まり、手を重ねる。
「よっしゃあ!マタをお助けし、またダークを倒すゾ!野原一家、ファイヤー!!」
「「「ファイヤー!!!」
そしてマタの約束の日。今日は休みの日だった……にもかからわず、野原家は忙しかった。
「ダークとの戦いに備えて色々準備するんだぁーー!」
「これとこれは必要!!包丁も…護身用として…」
「オラはこれとこれを…えへぇ…これもぉ…」
…と野原家は本当に必要なのかと思うくらいなぐらいに準備していた。
………………………
そしてその夜…
ヒュルルル…
しんのすけの前にマタが現れた。
「しんちゃん、約束の日だ……あれっ?野原家の皆さん?」
野原一家はもう気合いが入りすぎで目が充血していた。
「マタ、しんのすけから全て聞いた。しんのすけだけじゃねえ!オレ達も参戦させてもらうぜ!」
「マタちゃん!私達、しんのすけは本気よ!」
「たいやい!」
「アン!アン!」
マタは野原一家の気合いに圧倒される。
「み…みなさん…本当にいいんですか!?命の保障はできませんよ!?」
「ああ!しんのすけに何かあったらオレ達も覚悟は出来てる。オレ達家族はずっと永遠だぁ!」
「そうよ!」
「うん!!」
「たい!!」
「アン!!」
マタはその力強い決断に涙が溢れてきた。
「みなさん…本当にありがとうございます…これほど素晴らしい助っ人はいません!
しんちゃん…本当によく決断してくれてありがとう…」
マタの心が嬉しさでいっぱいになった。
ーーこれより野原一家、マタの作戦会議ーー
「マタ、これからどうするんだ?」
「あなた達はまず、ボクの故郷『ドン・クラーイ世界』へ来てもらいます。そこからボクの家で説明します」
「マタの故郷?」
ヒュオオオ!
目の前に時空間の歪みが発生した。
「これが『ドン・クラーイ世界』への入り口です。この中に入れば『ドン・クラーイ世界』へ行けます」
「よっしゃあ!!父ちゃん、母ちゃん、ひま!『ドン・クラーイ世界』へ突入するゾ!」
「「おおー!!」」「…の前に…」
「の前に?」
マタは一旦、止める。
「荷物は持っていけませんよ…」
野原一家の周りには有り得ないくらいの荷物が山済みになっていた。
「あっ…、ははは、これはまずかったな…」
「もう…父ちゃん、母ちゃん…しっかりしてねえよね?」
「「グラビアアイドルの写真集を持ち込もうとするお前にいわれたくねぇよ!」」
「……………。」
マタは呆れていた。
気を取り直して
「それじゃあ行くか!」
「ええ!!」
「うん!!」
「たいやい!」
「それではボクの後に続いて入ってください!」
シュン!
マタは歪みの中に入っていった。
「野原一家、ファイヤー!!!」
「「「ファイヤー!!!(アオォン!)」」」
野原一家は歪みの中に入っていった。
…………………………
その頃、ドン・クラーイ世界、南東に位置する「ウホマの村」…。
ドゴオオン!!
「うぎゃあああ!」
「ひぃぃぃ!」
「たす…け…てぇ…」
この村も例の謎の男に襲撃されていた。
グシャ!
「お前は…悪魔か…」
周りには血まみれの死体で埋め尽くされていた。
「…………………」
謎の男の目からは凄まじいほどの威圧感と殺気が感じられた。
「お前…こんなことをして…死んだら地獄行きだぞ…」
村人は男の威圧感で尻餅をつく。
そして…
グチャっ…
男は村人の脳天を叩き潰した。
「…地獄か…俺は俺の世界の永久刑務所で地獄を見た…もう地獄でも何も感じねぇよ…」
男は廃墟と化した村から去っていった。
第2話終わりです。 しんのすけはついにドン・クラーイ世界に突入しました。
このあとどうなるのか…
第3話お楽しみに。
乙〜。
バイオレンスなチェンゲとクレしんがどんな風になるのか…。
これからも期待してます
504 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/24(日) 02:45:23 ID:/x3NQfh+
しんのすけがディスガイアの世界に
505 :
一尉:2009/05/24(日) 15:30:11 ID:HGM25GYT
ダ・ガーンの世界に住むしんのすけ
第3話貼ります。
前編と後編に分けました
第3話「ドン・クラーイ世界(前編)」
………………………『ドン・クラーイ世界』
マタやダーク一味の生まれ故郷である暗黒の世界で以前はダークによる独裁、階級化社会だったが、ダークの消滅により、民主化した。
『アラ・コラ・マイッタ・マ・イッカ方術』(略して〈ア法〉)という魔法なるものが存在し、素質がある者だけが使うことが出来る。(マタやダーク一味が使う『ヘンジル』もア法の一種)
ここの住民は人間と獣人、そして魔物の三種の種族に別れていて、人間と魔物は互いに相容れない存在である。
………………………
「…ここは…」
「マタちゃんの生まれ故郷…」
「ほほ〜、ここが例のドン・クラーイ世界ですなぁ〜」
野原家は辺りを見回すと、地球とは全く違った景色がうつる。
グニャグニャとした植物、神秘的な形をした岩、そして灰色の空…
何もかもが地球と全く異なった景色だった。
「すんげぇ〜…、全く見たことがない景色だ…」
「うひょ〜!オラ、ワクワクする〜ん♪」
「クゥ〜ン…」
シロは初めての場所で何か不安があるのか、尾を下げていた。
するとマタは遠くで手を振っていた。
「皆さん!!今からボクの家に案内します!!ついてきてください!!」
マタに導かれて、野原一家は歩き出した。空気は地球より新鮮な感じがしたが、周りが少し暗いせいか、重苦しい感じがした。
「父ちゃん、なんで少し暗いの?夜なの?」
「さあ…。「ドン・クラーイ」ならぬ、どん暗い…なんちゃって…」
「「「「……………。」」」」
ひろしの寒いダジャレを聞いたしんのすけ達のテンションはがた落ちだった。
…………………………その頃…
あの影達は巨大な鏡を見ていた。鏡には野原一家とマタ達が映っていた。
「来たか…。野原しんのすけ…今度こそ我らの勝利の時…」
「ダーク様、私が野原しんのすけ達を始末してまいりましょう」
「よし!マックよ、行け!野原しんのすけとその家族、そしてマタを八つ裂きにするのだ!」
影達は不気味な笑みを浮かべる。
………………………
その頃しんのすけ達はまだ歩いていた。
「ねえ、マタぁ〜。まだぁ?」
「かれこれもう数時間歩いてるわよぉ…」
「たい!たいよ」
しんのすけ達は歩き詰めでヘトヘトだった。そんな様子を見たマタは動きを止める。
「少し休憩しましょうか…あと一時間くらいでボクの家です」
しんのすけ達はその言葉でさらにテンションはダウン。
「ええ〜?あと一時間を歩くの?」
「マタちゃん、『ヘンジル』を使って行けば早くないの?」
「あっ!!そっかぁ〜!母ちゃん頭イぃ〜」
しかし、マタは困った顔をする。
「今は無理ですよ!『ヘンジル』はああ見えて精神力を大量に消費するんです。下手をすると、命を削りかねません。むやみに乱用は控えて歩きに徹しましょう」
「やっぱり、歩いていかないとダメかぁ…」
しんのすけ達は休憩を取ることにした。
「マタの家って街かどこかにあるのか?」
「いいえ、ボクの家は隠居用に作っていて、決して目立ちません」
「けどなんでわざわざ隠居用にしたの?」
「それはダーク達を倒すためです。ボクのパパはダークの独裁政治が耐えきれず、ダークを倒して、ドン・クラーイ世界を安定させようとしました。
しかし、家のありかが分かればそれこそボク達の不利です。なので家を分かりにくい所に隠蔽し、ダーク達との戦闘に備えました」
「そうだったのかぁ…だからこんな辺境の所にあるのか?」
「けどマタはこんな所にいても寂しくないの?オラならこんな所は耐えられないゾ」
「大丈夫!たまに友達の所に遊びにいってるし、友達もボクの事情を知っているし、寂しいってことはないよ」
「ふぅ〜ん…。」
マタは間を置き、こんなことを話し出した。
「問題は…この世界の村を次々と襲撃している謎の男についてです…」
ひろし達は謎の男について引っかかる。
「えっ…、謎の男…?」
「はい…。その男は驚異的なパワー村を次々と襲い、村人全員を虐殺しています。」
「なっ何だって!?ダーク一味の仕業か?」
「分かりません。ただ…、目撃者の話だと、真紅の布切れで顔を隠していて、両手は包帯で隠れているそうです。
あと、目撃者曰わく「吐き気がするほどの威圧感と殺気を持った男」だと…。」
「「…………。」」
ひろし達は黙り込んだ。そんな奴がこの世界にいると本気で自分達が危なくないか…と。
「ボクはドン・クラーイの住民として、その男を放っておくわけにはいきません。必ず捕まえてみせる!!」
するとしんのすけは立ち上がり、拳を握りしめる。
「けど、そんな奴はオラとマタ、そして父ちゃん母ちゃん、ひまやシロがいれば怖くないぞ!」
「しんのすけ(しんちゃん)…」
「たい?」
「アゥン…」
みんなはしんのすけの頼もしい言葉を聞いて勇気が出た。
「よっしゃあ!ダーク一味と謎の男にオレ達の力を見せつけてやるぞぉ!」
「「「「おお!!(アン!!)」」」」
マタは盛り上がる野原家を見て、嬉しくなった。正直、ダーク一味に勝てるどうか分からなかった。謎の男の件もあり、不安でしょうがなかった。
しかし、野原家のガッツは何とかしてくれそうで安心感があったからだ。
そして
「そろそろ行きますか?もう少しなので頑張って下さい。
「ほほ〜ぃ!」
「ああ!」
しんのすけ達はマタの家に向かって歩き出した。
…………………………
1時間後
突然マタは立ち止まった。
「着きました!皆さん、よく頑張りました!」
「ここがマタの……あれっ…?」
辺りを見渡すが、家らしきものが全くなかった。一面には平原が広がるだけであった。
「何もないゾ…」
「本当にここであってるの?」
するとマタはその場にしゃがみ、地面に手を置いた。
「マタちゃん、どうしたの?」
「た?」
するとマタは何か話し出した。
「サネル・オデロ・アルナニ!!」
ブオオン!
地面からあの時空間の歪みが発生した。
「この中がボクの家です。遠慮なく入って下さい」
「この中かぁ、へぇ…確かに分からないな」
「隠蔽にはもってこいの場所よね」
しんのすけ達は感心していた。確かにここなら誰であろうと分からないと思ったからである。
「さあ入って下さい。詳しくは中で話します」
「ほほ〜ぃ!」
しんのすけ達は歪みの中に入っていった。
……………………………
あの影達は鏡でマタ達の居場所を突き止めていた。
「あそこか…マック!奴らの居場所へ赴き、八つ裂きにしてこい!」
「御意!」
…………………………
前編終わりです。
実は、ゲストキャラとして某人気ゲームの「ボスキャラ」を敵として出したいと思ってます。(けどいつ出すかわからないんだよな…)
第3話「ドン・クラーイ世界(後編)」
「ようこそ、ボクの家に!」
「おお〜っ!すごいゾ!」
「すげぇ…オレ、初めて見た…」
「私も…」
マタの家はしんのすけ達にとって、新鮮な光景だった。
果てしなく天空につきのび、先が全く見えない天井、色鮮やかなで明るさを醸し出しいるインテリア。
そして、階段が逆さまになってたり何故かハシゴが浮いていたりと、芸術家もびっくりのコーディネートだった。
「ゆっくりしてて下さい。お茶でも入れます」
しんのすけはとても興奮していた。子供の好奇心をくすぐる構造だった。
「うひょ〜っ!オラ、今日からここに住もうかなぁ〜っ?」「確かにここなら、寂しくないかもな」
ひろし達も感心していた。
「あれっ…しんちゃん…しんちゃんじゃない!?」
「しんちゃん!!」
上からしんのすけを呼ぶ声が聞こえた。
「えっ…、その声は…」
しんのすけは空を見上げると、あのダークとの戦いの時に共に戦い、そしてドン・クラーイ世界に伝わる伝説の武具「金の矛」、「銀の盾」だった。
しんのすけは久々の再開で思わず声を上げた。
「おお!!キンキン、ギンギン!久しぶりぶりざえもんの冒険!!」
キンキン達はいっぱい笑みを浮かべ、しんのすけに駆け寄る。
「やっぱりしんちゃんだ!」
「今回もダークと戦ってくれるの?ありがとぉ!」
久し振りの再開でしんのすけは嬉しくてしょうがなかった。
「ふふっ…、あの子、昨日までの落ち込みはウソみたい」
「ああ。」
みさえとひろしは我が子が元気になって安心した。
「ひろしさん、みさえさん、本当にありがとうございます。」
マタはひろし達にお礼を言った。
「えっ…?」
「実はボクもしんちゃんにこんな危険な頼みごとをして正直、身が引けました。
本当はボクがなんとかしないとダメなのに「選ばれし者」であるしんちゃんじゃないと、キンキン達の力を発揮することが出来ないんです…。
今がこんな状況である以上、どうしても猫の手も借りたいぐらいでした。本当にありがとうございます。」
マタは頭を下げ、心のそこから感謝を述べた。ひろし達はそんなマタに優しく話す
「いいってことよ!しんのすけが決断したことだし、オレ達はなにも反論しないよ。
しかも、ダークが復活したってことはこの世界だけでなく、オレ達の世界も危ないだろ?それを止められるのはしんのすけだけなら、オレ達はしんのすけを全力でサポートするさ!」
「そうよ!マタちゃんばかり任せてたら大変でしょ?
しんのすけを手助けするなら親はなんだってできるのよ!」「皆さん…」
マタは本当に心強いことを聞けて、嬉しかった。この人達で本当に良かったと心の中で確かめるのだった。
すると
「マタぁ…。お腹すいたぞゾ…」
しんのすけは空腹でその場に座りこんだ。
「そっかぁ!もう朝だし、朝ご飯を食べようか?」
「ほほ〜い!」
しんのすけ達はこの世界で初めての朝食を食べた。素材は多少、地球と比べて形は違っていたものの、基本的には地球と変わりなかった。
そして
「あ〜あ、おいしかった!」
「ここの食べ物って結構美味しいよね」
「マタの手料理は美味しかったぜ!」
「気にいってもらえて嬉しいです!」
しんのすけ達は朝食を食べて少しのんびりしていた。
しかし突然
ドガァァァン!
外から大きな音が聞こえてきた。
「ん…、何だ!?」
「外からだわ!!」
「まっ…まさか…奴らが責めてきた?」
しんのすけ達は急いで外に出た。するとそこには、巨大な熊のような異形の姿をした怪物がいた。その後ろにあの紳士の姿をした男がいた。
「これはこれは、久し振りだねぇマタちゃんに野原家の皆さん?」
「お前は…マック!!復活していたのか!?」
「私があのくらいで死ぬワケないだろ。クックックっ…」
………………………
『マック・ラ・クラノスケ』
通称「マック」
アセ・ダク・ダークの配下の一人で、〈ア法〉を使って時間を遅らせることを得意とする。
数ヶ月前の事件でしんのすけと初めて闘った相手であり、ヘンジル対決で死闘の末、消滅したはずだったが………。
………………………
「キシャアアアア!!」
「「「ひぃぃぃぃ!!」」」
熊の怪物は怒りの雄叫びを上げ、しんのすけ達を震撼させる。
「マック!お前達の目的は何だ!?」
マタが叫ぶとマックはニヤニヤ笑う。
「それを知る意味がない。なぜならばお前達はここで死ぬからだ。」
「なっ…何だってっ!?」
するとしんのすけが前に出て、マックに向かって指を指す。
「お前ぇ!マタの世界やオラ達の世界をとろうなんて許さないゾ!」
マックはアイコンタクトで怪物に命令する。怪物は刃物みたいに鋭そうな爪を振りかざした。
その下にはしんのすけが。
「はっ…しんのすけぇぇ!!」
「危ないぃ!!」
「たいや!!」
「アン!!?」
みさえは目をつぶった。
そして怪物は振りかざした爪をしんのすけ目掛け、振り下ろした。
「うわぁぁぁ!!」
「しんちゃん!!
絶体絶命のしんのすけ。果たしてしんのすけの運命やいかに?
後編終わりです。
前編と後編分ける必要がなかったな…
513 :
一尉:2009/05/25(月) 21:28:47 ID:BpVPIQ3W
北朝鮮に拉致にされるしんのすけ
第4話貼ります
第4話「金矛の勇者、再び!」
「キシャアアアアっ!」
怪物の爪はしんのすけに襲いかかる。まともに受ければ、しんのすけの体はズタズタだ。
「うっ…!」
「しんちゃん!危ない!!」
しんのすけは目をつぶる。
「「しんのすけぇぇ!」」
ひろし達は息子の絶体絶命の危機に叫んだ。
ガキィィィィン!!
鈍い音が辺りに鳴り響く。
(うっ…あれっ!?痛くないゾ!)
しんのすけは全く痛みを感じなかった。不思議に思ったしんのすけは目を上げた。
「なっ…なんだと…?」
「ウガァ!?」
マック達は驚いていた。
「しんちゃん、君はボクが守るよ!」
怪物の爪の強襲を防いでいたのは、「銀の盾」のギンギンだった。
「おお、凄いぞ!ギンギン!」
「よっしゃーっ!」
ギンギンの登場により、みんなは歓声を上げる。
「えぇい、こしゃくな!力押しで潰せぇ!」
「グアアアアア!!」
マックの合図と共に、怪物は力を込める。ギンギンは少しずつ下がってくる。
「ギンギン!大丈夫!?」
「心配ないよ!。あの時、ボクはダークの攻撃でも防いだだろ?こんな魔物なんかに負けないよ!」
ギンギンの自信は絶大だった。
「グッ…アアアア…」
「うくぅ…」
怪物の力押しとギンギンの防御力の戦いだ。どちらも一歩も譲らない。そんな様子を見ていたしんのすけの心は焦る。
「オっ…オラ…どうすればいいの…?」すると、
「しんちゃん!私を使って!」
「金の矛」のキンキンが駆けつけてきた。
「しんちゃん、私とギンギンを使って、敵を倒すのよ!!」
「キンキン…よぉし!!今からギンギンをお助けするゾ!」
しんのすけはキンキンを掴むと、急いでギンギンの所まで走る。
「ええい!来させるかぁ!!」
マックは何やらブツブツ言い始めた。
「いくぞ!ヘンジ…」
ドゴっ!
「ぐああ!なっ…何だ?」
マックは吹き飛ばされ、前を見るとそこにマタと野原一家が待ち受けていた。
「しんちゃんの邪魔はさせない!ボク達が相手だ!」
「オレの臭い靴下を嗅いで死ねぇ!!」
「親は子を助けるためなら何でもやるわよ!」
「たたたい!!」
「アン!」
全員、マックを睨みつける。
「くっ…、調子にのるなよぉ!私に勝てるはずがない!」
「しんちゃん、こっちは任せて!!しんちゃんは魔物を!」
516 :
一尉:2009/05/27(水) 21:26:54 ID:GY+ewRaG
エドワード・エルリックとしんのすけ
「うおおお!!」
しんのすけはギンギンを手に取ると、すぐにその場から離れた。
「ウガァ!?」
しんのすけはキンキンを天空へかざす。
「オラ、野原しんのすけ五歳!金矛の勇者だゾ!」
「しんちゃんカッコイイ!!」
伝説の武具「金の矛」と「銀の盾」を再び手にした「金矛の勇者しんのすけ」であった。再び伝説の武具を装備したしんのすけを前に、マック達は驚いた。
「なにぃ!伝説の武具が揃っただとぉ!?」
「アガァ…グググっ…」
「うおおお!!」
しんのすけは魔物目掛けて突撃してきた。今のしんのすけに怖いものはなかった。
ザン!!
しんのすけは魔物を一刀両断した。
「ウギャアアア!!」
バシュウウ…
魔物は黒い霧と化して消滅した。
「しんのすけぇ!いいぞ!!」
「カッコイイよしんちゃん!」
マタ達はしんのすけを誉めるとしんのすけは後ろを向いた。
「いやぁ、それほどでもぉ」
しんのすけはニヤニヤしながら喜んでいた。
そんな様子を見ていたマックは後ろを下がる。
「くっ…、ひとまず撤退だ…」
シュン…
マックの姿はどこにもなかった。
「マックは…どうやら逃げたようだね。けどあの時より成長したね!ボクは嬉しいよ!」
「しんのすけ…お前はすげぇよ!」
「ほんと、小さな勇者様ね♪」
「たややい♪」
「えっへん!!」
大団円をくむとしんのすけは少し天狗になった。そんなしんのすけを見て、みんなは吹き出す。
「プッ…、調子のいい奴だなぁ!」
「ハハハ…」
この周辺は笑い声で溢れかえっていた。
……………………
その頃…マックは…
「申し訳ございません…伝説の武具を装備していた野原しんのすけ相手には…」「ええい!言い訳するなぁ!」
バキっ!
影はマックを殴りつける。
「うぐっ!」
影はとてもイライラしていた。無理もない、伝説の武具を装備していたとはいえ、たかが五歳児の子供に、しかも前回自分が負けた相手にまた負けるなんて…ダークのプライドが許さなかった。
「こうなったら…プリリン!次はお前が奴らを始末しろ!」
「はい!このプリリン・アンコックにお任せを」
「マック!お前は謎の男の始末と『三種の宝玉』を探し出せ!』
「しょっ…承知しました!!」
「ぐうう…野原しんのすけ…」
影からは邪悪のオーラが漂い始めた。
…………………………
同時刻…
ある次元の片隅で一人の白い鎧を着込んだ謎の男が空間を漂っていた。
「ん…私は…どうしたのだ…?確か私は「無」の力に飲み込まれて…」
男は今目覚めたのか、今の状況がわからなかった。
「しかし、なんだここは…、ここは「無」の空間か?」
体の損傷はないが、力が入らず動けない。
「しかし…クリスタルの戦士共め…よくもこんな目に…」
すると
ギュオオ!!
空間に穴が開き、男は穴に吸い込まれる。
「うわあああ!!何だ一体!?」
すると男の心の中に声がしてきた。
(ドン・クラーイ…ゲッター…線…)
「なっ…なんだ一体…」
男は穴の中に吸い込まれていった。
………………………
その頃、マタ達は家で作戦会議を立てていた。
「皆さん、これを見てください」
野原一家はテーブルに広げられた一枚の紙を見た。どうやらドン・クラーイ世界の地図のようだ。
「まずボク達がいるのはここ。そこから上へ行くと、『ダクネスの村』がある。まずはそこに行きましょう。」
ひろしは地図を見て口を開く。
「マタ、オレ達はこれからどうするんだ?」
「今からそれを話そうとしていた所です」
するとマタはこんなことを言い出した。
………………………
ドン・クラーイ世界には伝説の武具の他に『三種の宝玉』という宝物がある。
その宝玉は『琥珀の宝玉』、『金の宝玉』、『虹色の宝玉』があり、それぞれは特定の場所で封印されている。
この『三種の宝玉』が揃った時、持ち主は真の力を見いだすだろう。
………………………
「そう、ボク達の目的はこれです。『三種の宝玉』を手に入れ、真の力を手に入れ、ダーク達を倒しましょう!」
「『金の宝玉』…金の玉…金玉か…」
「……………」
しんのすけの下品なギャグでみんなは沈黙状態になった。
「……とにかく、これらの宝玉を手に入れることが出来れば、ダーク達を完全に消滅させることが出来るハズです。」
「けど、その宝玉は一体どこにあるの?」
「わかりません…。ボクも聞いただけですから何にも…」
「……………」
話が進まなくなり、全員が沈黙に陥る。
「ダーク達にこの事をバレてはいけません。バレたりでもしたら奴らは血眼となって宝玉を探すでしょう。」
「確かになぁ…ダーク達がこの宝玉を揃えたりでもしたら、オレ達は完全にアウトだな…」
「そうね…一刻も早く探さないと…」
ひろし達が納得している中、しんのすけはあることに気づく。
「ねぇ、マタ。もしタマタマを手に入れるとダーク達はオラ達を追ってくるんじゃないの?」
するとマタもあることに気づいた。
「あっ…そうか!しまったっ…」
「どうしたんだ?何か分かったのか?」
マタは深刻な顔をして、はなしだす。
「もし、こっちが手に入れたとしたら…ダーク達とボク達は宝玉の奪い合いになるかもしれない…」
「ええ!?けど、ダーク達は宝玉のことを知らないんじゃあ…」
「ダークとて、『ドン・クラーイ世界』の支配者だったんです。宝玉のことは少なからず知っているはず!」
「…………」
ひろしとみさえは少し絶望感を覚えた。もし、宝玉を手に入れたとしてもダーク達にそれがわかれば、宝玉をめぐっての壮絶な奪い合いになりうるだろう。
そうなれば自分達はただではすまない。
そんな予想が脳裏に浮かんだ。
「なぁ…オレ不安になってきた…」
「私も…」
ひろし達は鬱になっているとしんのすけが励ます。
「心配ないゾ!父ちゃんの足の臭さはダーク達もイチコロだゾ!母ちゃんのグリグリ攻撃やげんこつとおケツのでかさはダークもタジタジだゾ!
そして、ここには伝説の金矛の勇者、野原しんのすけがいるから安心安心!」
「そっ…そっかあ!私のケツ……なっ…なんで私のケツなのよ!」
ひろしはしんのすけとみさえのやり取りを見て、笑った。
「くっ、くっくっ…まさか息子に励まされるなんてな…」
ひろしは突然みんなとギンギン、キンキンを集めて、円の形で密集した。
「よおし、みんな!オレ達で力を合わせればダーク達や謎の男なんぞ怖くねえ!どんな奴がきても勝って勝って、ドン・クラーイ世界とオレ達の世界を救うぞ!」
ひろしの力強い発言はみんなを勇気づける。
「おお!父ちゃんカッコイイ!!」
「あなた!ステキよ!!」
「ひろしさんの言うとおりです!恐れたらこっちの負けです!」
「こっちには前に世界を救った最強の幼稚園児!」
「しんちゃんがいるからね!」
「たたたい!たややい!」
「アン!!」
みんなの心を一つにして、勇気を奮い立たせる。
「いくぞ!オレ達の未来を手に入れるため、金矛の勇者達、ファイヤー!!」
フ ァ イ ヤ ー ! ! !
こうして金矛の勇者達の「三種の宝玉」をめぐっての果てしない旅が始まった。
しかし…しんのすけ達は知らなかった…。
このあとに待ち構えているのはおぞましし過酷な旅であることを…。
第4話終わりです。
いやぁ…文章作るのはとても難しいです。
SSを書いている人達を見習いたいものです。
しかし、下手は下手なりに頑張りたいと思います。
次は5話です。お楽しみに。
正直サザエさんの世界に飛び込んでタラヲとイクラをフルボッコにしてくれ
乙〜。次回も楽しみにしてる。是非とも完走してくれ。
523 :
一尉:2009/05/29(金) 22:12:39 ID:9s6wVOyK
マリオの世界へいくしんのすけ
第5話貼ります。今回はいつもより長いです。
第5話「その名は…虐殺」
…………………………
ダクネスの村
ドン・クラーイ世界の西北に位置する、人間と獣人が共存する村。
決して村自体は大きくないものの、人々はとても優しく、かつてのドン・クラーイ世界の支配者『アセ・ダク・ダーク』の独裁政治を否定してきた村であった。
………………………
「うおぉ!キツネさんや犬が人みたいに立ってるゾ!」
しんのすけは獣人を見て、大はしゃぎだった。
「ここは、人間と獣人が一緒に暮らしている村なんです、この世界で一番、人々の交流が深い村だと思います」
「へぇぇ、オレ達地球の住民は人間しかいないからなぁ…」
「なんかロマンチックよねぇ」
ひろしとみさえも新鮮な光景で見とれていた。
「おお!キレイなおねいさん!!ねえねえ、納豆にネギ入れるタイプぅ〜」
「あのおバカ…こんなとこにきてまで…」
しんのすけは歩いていた獣人の女性にナンパを仕掛けた。
「ちょっ…、人間の坊や…ごめんね…」女性はそうそうに去っていった。
「…なんか、そっけないゾ」
「この世界はね、人間と獣人同士が恋をすることはタブーなのさ」
「タブーってなに?」
「つまり、人と獣人は愛し合うのいけないんだ」
「へぇ…何で?」
「分からない…。大昔からの掟だからね、詳しくはちょっとね」
マタでも分からなかったのでしんのすけはこれ以上聞かなかった。
「ちょっとボクは宿の予約と宝玉について村の人に聞いてきます。野原さん達はこの村の中でも回っててください」
マタはそうゆうと去っていった。
「マタちゃんて本当にしっかり者でいい子ね…。確かお父さんは…」
「うん…。」
マタには両親がいなかった。
母親はマタが生まれた時に病気で亡くなり、父親であるマタ・タビに男手ひとつで育てられた。
しかし、マタ・タビは数ヶ月前の事件の少し前に「金の矛」を守るため、ダークと戦い、そして殺された。
マタは父親の遺志を受け継ぎ、世界の秩序を守るため、女の子なのに妙に男の子に見え、しっかりしているのはそのためだった。
その事実をこの村へ行く途中で本人から聞いた。
「……………」
ひろし達はそんなマタを物悲しい目で見ていた。
「父ちゃん母ちゃん!早く行こうよ!シロも行きたがってるよぉ!」
しんのすけはひろしのズボンを引っ張って急かしている。
「しんのすけ…」
「マタちゃんも頑張るんだしね…私も頑張らなくちゃね!」
ひろし達は「頑張ってマタに迷惑をかけない!」…そう誓ったのだった。
………………………
その頃、ダクネスの村上空では…
「ふふっ…見つけたわよォ、しんのすけ君♪あの子には酷い目にあってもらうわぁ〜♪」
ナイスバディな姿をした女性は何か得体の知れないモノの隣で、村を見下ろしていた。
………………………
「へぇ…変わった物が置いてあるんだな…」
「何か地球へのお土産で欲しいわ!」
野原一家は村中を観光していた。
「ん…何?この道?」
しんのすけは村の途中にあった細い道を見つけた。
ちょっといってみようかな…そんな衝動に駆られた。
「ちょっとだけいってみよ〜と…」
しんのすけは勝手にひろし達と離れた。しかしひろし達は村の店に夢中になり、全く気づかなかった。
「アン!アン!」
シロはしんのすけの事に気づき、追いかけた。
「…………………」
しんのすけは細い道をどんどん進んでいく。シロもしんのすけに追いついた。
「シロ、ついておいで…」
「クゥ〜ン…」
シロも渋々ついていった。
(何だろう…なんか変な感じがする…)
しんのすけは何か不思議な予感を感じていた。嬉しいような、心苦しいような…イマイチ表現しにくい感じだった。
しんのすけは細い道を抜けていくと目の前に一軒の家があった。
「なんでこんな所に家が?」
しんのすけとシロは家の周りを探る。ごく普通の家であった。しんのすけは家の入り口に立ち、扉を開けようとした。
「誰!?」
右側の窓付近から女性の声がした。
しかもどこかで聞いたことのある声だった。
「だっ…誰かいるの?」
しんのすけは窓付近に近づき、窓を見た。
「はっ……」
しんのすけは目を疑った。なぜここにいるの?…それが一番頭によぎった。
もう永遠に会えないと思っていたのに…窓の奥にいたのはこの家に住んでいると思われる女の子だった。
しんのすけは震えながら口を開いた。
「つっ…つばき…ちゃん…?」
………………………
それはあの時、しんのすけが風間君達と遊んでいた時のことだった。
しんのすけ達は路地裏で『カスカベ座』という、古びた映画館を見つけ、中に入った。
実はその映画館は意思を持っており、風間君達と野原一家はそこで上映していた西部劇の映画の中に取り込まれてしまった。
しんのすけ達が着いた所は映画の進行が止まってしまい、そして暴力が支配する町「ジャスティスシティ」だった。
しんのすけ達は何とかして春日部に帰ろうとしたが、帰り方が分からず、実は徐々に記憶を失っていく場所で、かつてのしんのすけ達は互いの記憶がなくなり始めた。
そんな時、しんのすけ達を助けてくれた心優しい少女がいた。
少女は「つばき」と名乗り、しんのすけと同じ春日部の住人だと言う。
つばきは「ジャスティスシティ」の知事『ジャスティス・ラブ』に仕えており、その控えめな性格がゆえ、知事の暴力行為を黙って見ているしかなかった。
しかし、野原一家と風間君達、一緒にこの世界に来た人々が知事のやり方が気に食わず、反乱を起こした。
実はこの世界の時間は止まっており、ゆえに映画が終わらないので、映画から出ることが出来ない。
しかし、何とかして時間を進め、映画を終わらすことが出来れば、映画そのものは完結し、元の世界に帰ることが出来るのだった。
その事を掴んだ人々は町にある列車を使い、映画を終わらせることに関係する場所「立ち入り禁止区域」へ向かった。
しかし、ジャスティス知事と部下達はそれを許すはずがなく、人々を全力で追いかけてきた。
そして、「立ち入り禁止区域」をめぐっての攻防戦が始まった。
そのさなかでしんのすけ達、かすかべ防衛隊は反乱軍の協力者、オケガワ博士からもらった赤いパンツをはき、最強の5人の幼稚園児「カスカベボーイズ」として覚醒する。
その力は強大で、ジャスティス達を圧倒していく。
そしてジャスティス達の大半を退散させた後、しんのすけはつばきにこう告げる。
「もし春日部に帰れたら、結婚を前提にお付き合いしてください!!」
普通なら幼稚園児のくせに馬鹿馬鹿しく聞こえるが、しんのすけは通常、冗談まじりでナンパするのだが、つばきに対しては心から好きになり、そして本気で告白したのだ。
それはしんのすけの初恋でもあり、その時のしんのすけは一人の男として見えた。
つばきもうなづき、二人は共に帰ると約束する
そんな時、退散したはずのジャスティスが突然、巨大なロボットに搭乗して、しんのすけ達に襲いかかってきた。
しんのすけ達は窮地に陥るも、カスカベボーイズがお馴染みのかけ声「かすかべ防衛隊ファイヤー!」を思い出したことにより、カスカベボーイズはパワーアップする。
パワーアップしたカスカベボーイズはジャスティスが乗るロボットを圧倒し、ついにロボットを撃破する。
しんのすけ達は「立ち入り禁止区域」に進入し、ついに封印されてた扉を解放し、映画を完結することが出来た。
そしてしんのすけ達は春日部に戻ってきた。が、そこにはつばきの姿がどこにもなかった。
そして気づいたのだった。つばきは元々、映画の中の人物で映画を終わらせたと同士につばきも消滅したんだと…。
そしてしんのすけは嘆いた。もう…永遠につばきとも会えないことも…。
………………………
そう…しんのすけが見た窓の中にいた女の子…。
あのつばきと瓜二つの顔をしていた。
「あなたは誰?」
女の子はしんのすけに尋ねた。
「つばきちゃん!?オラ、しんのすけだよ!忘れちゃったの?」
「つばき…?誰…?」
「えっ…?」
しんのすけとシロは女の子の家の中に入った。
「ふふっ…私とそのつばきって女の子と間違えたってわけね」
「だっておねいさん…つばきちゃんに似てるもん…」
「ふふっ…」
女の子はにこっと笑う。明らかに笑い方といい、どうみてもつばきだった。
「あなたはしんのすけ君だったね…私はエミリア…よろしくね」
「えっ…エミリアおねいさん…よろしくっ…」
しんのすけとエミリアは握手をした。しんのすけはつばきに似た感じがあり、惹かれていった。
「エミリアおねいさん、ここの家は他に誰かいるの?」
「んん…。私以外は誰もいないよ」
「えっ…?なんで?」
しんのすけはエミリアから事情を聞いた。
エミリアは捨て子で生まれた時から親の顔を知らないらしい。
偶然、この村の人々に拾われ、ここで育てられた。エミリアにとって、ここの人々は親そのものなのだ。
「けどエミリアおねいさん。一人で寂しくないの?」
「ううん。この村の人々は色々と助けてくれるから寂しくないよ。」
「へえっ…じゃあ、オラも面白いことをしてあげる」
しんのすけは自分のもってるギャグを全て披露した。
「ケツだけ星人!ぶりぶり!ぶりぶり!」
「ふふふっ。あなたは本当に面白い子ね」
エミリアは笑っていた。しんのすけも自分のギャグで笑ってくれて嬉しかった。
「そうだ、エミリアおねいさん!外で一緒に遊ぼうよ!」
しんのすけはそうゆうがエミリアは少し困った顔をする。
「えっ…?それはちょっと…」
しんのすけから見て、エミリアは外に出るのが嫌な感じがした。
「まあまあ、そんなカタイ事を言わずに…」
しんのすけはエミリアの服を引っ張った。
「やめてしんのすけ君!やめっ…」
エミリアは座っていた椅子から落ち、床に倒れた。
「もぉ!しょうがないんだ……ん…?」
エミリアは上半身を上げたが、下半身は震えて、ピクリとも動かなかった。
「おねいさん…どうしたの…?」
しんのすけはあることに気づいた。
「まさか…おねいさん…歩けないんじゃ!?」
エミリアは汗だくになり、這いずるように椅子に座った。
「うん…。昔、事故にあって足が動かないんだ…」
「ええ!?じゃあオラ…オラ…」
しんのすけは後悔した。動けないことも知らず、エミリアを無理矢理動かそうとした自分が情けなかった。
「エミリアおねいさん!ゴメンナサイ!」
しんのすけは頭を下げて謝った。
エミリアはそんなしんのすけを見て、頭をなでた。
「いいよ!しんのすけ君は足のことを知らなかったし、私の為を思ってしてくれたんだね?
こっちこそありがとう」
「おねいさん…」
しんのすけはエミリアの優しいに心を打たれた。そしてしんのすけは確信した。
(エミリアおねいさんは絶対…つばきちゃんと同じだ!)
その夜
しんのすけ達はマタが予約していた宿に宿泊していた。
「ったくぅ!しんのすけ、どこ行ってたのよぉ!?捜したじゃない!?」
「まあまあ、いいじゃないか!しんのすけだって行きたかった所があったんだろ!」
しんのすけは上を見ながらボーっとしていた。
「しんのすけ…どうしたんだ一体?」
「さあ…」
野原一家が話していると、マタがやって来た。
「皆さん、ここを見てください」
マタはテーブルの上に地図を広げた。
「今、ボク達はダクネスの村にいます。そこから北東を10キロ進むと「アリエール宮殿」という宮殿があります。
そこには琥珀色の玉が封印されているという話を聞きました。
多分、『三種の宝玉』のひとつである『琥珀の宝玉』と考えてもいいでしょう」マタの重要な手掛かりに野原一家は感心する。
「じゃあ次はその宮殿に向かえばいいわけだな!」
「けど…ダーク達もここにあると知ってたら…」
みさえが不吉なことを言い出す。
「それです!もしかしたらダーク一味とはち合わせになるかもしれません。
しかし、手に入れないことには変わりありません。
今日はもう夜ですからゆっくり休んで明日に備えましょう。」
マタの作戦にみんなはうなづく。
「あと、しんちゃん!これを持ってて!」
マタはしんのすけにブローチみたいなものを渡した。
「何これ?」
「これはキンキンとギンギンを呼び出す物だよ。伝説の武具である以上、勝手にキンキン達は持ち歩けないんだ。
だからしんちゃんがこのブローチをつけて、心に念じればキンキン達を呼び出すことが出来る。
戦闘になった時に使って!」
しんのすけは気づいた。キンキン達の姿がどこにもなかった。
マタはブローチをしんのすけの右胸に取り付けた。
ブローチは淡い青色の光沢を放っていた。
そして夜中…。
しんのすけはこの世界で初めての宿のベッドで寝た。
しかししんのすけはエミリアのことを思い出して、眠れなかった。
(エミリアおねいさん…オラが守ってあげたいな…)
しんのすけは眠れないので、起きて2階のバルコニーへ移動した。
しんのすけはバルコニーのベンチに腰掛け、夜空を見上げた。
ドン・クラーイ世界は暗黒の世界であるため、地球より暗く感じた。そしてキラキラ光る星もなく、少し不安な感じをさせるような気もした。
(オラ達…大丈夫だよね…)
しんのすけは寒くなったので寝室に戻った。
明け方になり、少しずつ明るくなり始めた頃
ズ バ ア ァ ァ ン ! !
何かを吹き飛ばしたような、ものすごい音が聞こえた。
「ん…何…?」
「何だこんな明け方に…」
ひろし達は謎の音に起こされた。
「ふぇ…ふぇぇぇぇん…」
「ひまちゃん!よ〜しよ〜し…もう一体何なのよ…?」
赤ん坊であるひまわりは急に起こされたために泣き始め、みさえもひまわりをあやす。
すると別々の部屋で寝ていたマタがものすごい勢いで野原家の部屋に入ってきた。
「皆さん…敵が現れました!早く外へ!」
「「「えっ!?」」」
野原一家とマタは急いで外へ飛び出した。しんのすけ達は目を疑った。そこには今まであったほとんどの家が無残にもなぎ倒されていた。
それにもかかわらず、村人達の気配はどこにもなかった。
「どっ…どうなってるんだ…?」
すると
「久しぶりねぇ♪「選ばれし者」しんのすけ君♪」
前方から女性の声がした。しかも聞いたことのある声だった。
しんのすけ達はよく見ると、前方には巨大な得体のしれないモノが立ちふさがっていた。
「グエッヘヘヘ!」
巨大に膨れた腹部、青色でまだら模様をした粘着性のある体、
目玉をくりくり動かして生理的嫌悪感を感じさせるような姿だった。
「これは…魔物!?」
マタは叫ぶと魔物の横から巨乳の美人女性が出てきた。
「あったりぃ〜♪久しぶりね、あなた達♪」
「お前は…プリリン…プリリン・アンコック!!」
………………………
『プリリン・アンコック』
通称「プリリン」
ダークの配下でそのナイスバディな体と色気で人を騙すのを得意とする。
しんのすけも彼女の誘惑にかかり、マタを窮地に陥れた。
しかし、復活したマタと野原一家とのヘンジル対決をして、カーチェイスを繰り広げたが、前方不注意で壁に衝突して消滅した(一番アホなやられかた)はずだったが
………………………
「ふふっ…あの時は油断したけど今度は私が勝つ番よ!」
しかしマタはそれを否定する。
「いやっ、しんちゃん達がお前達を倒して、ドン・クラーイ世界を救うんだ!」
するとプリリンは呆れた顔をして、マタを見つめた。
「もうその言葉は聞き飽きたわぁ。まぁ…そんなことは『三種の宝玉』を手に入れたらこっちのものだし♪」
「「「「えっ…?」」」」」
プリリンが『三種の宝玉』の事を口にし、一瞬、喉につっかえる。
「やっぱり…ダークは知ってたんだ…」
「当たりまえでしょ?伊達にドン・クラーイ世界で過ごしてきたわけじゃないわよ!」
「お前らの目的はなんだ!?」
ひろしが叫ぶとプリリンはニヤニヤしながら言った。
「決まっているじゃない?ダーク様は『三種の宝玉』を手にいれ、真の力を手にいれ、ドン・クラーイ世界と地球を支配すること♪」
「なっ…なんだって!?」
「こらぁ!ドン・クラーイと地球の平和はオラ達が守るぞ!」
「そうだそうだ!お前らみたいな悪党に全世界を支配されてたまるか!」
「そうよ!大体、地球の人達がアンタらに従うと思ったら大間違いよ!」
全員が怒り叫ぶが、プリリンはニヤニヤしていた。
「ふふっ…。どうせアンタ達はここで死ぬんだから知らなくても良かったかもね♪」
プリリンはすぐそこの大木の枝まで飛び上がり、腰掛けると魔物に命令する。
「さあ!あの子をやってしまいなさい!!」
「グエッヘヘェ!」
魔物はしんのすけ達に向かって歩き出した。
「しんちゃん!今こそそのブローチを使う時だよ!」
マタはしんのすけにブローチを使えと指示すると、しんのすけは目を閉じ、瞑想を始めた。
(キンキン、ギンギンにオラの所に来るんだゾ!)
パア……
しんのすけの体が光出した。
「ガァ…?」
「しっ…しんのすけぇ…?」
光が治まるとしんのすけはキンキンとギンギンを手に持っていた。
「しんちゃん!これを使えばボク達を呼べるから活用してね!」
「アナタが私達を必要としている限り、しんちゃんに手を貸すわ!」
キンキン達がそうゆうとしんのすけは力強く握り、キンキンを空へかざす。
「金矛の勇者、しんのすけ参上!!」
しんのすけは魔物目掛けて突撃した。
「うおおお!!」
しんのすけは魔物目掛けて突撃した。
「いけぇ!しんのすけぇ!」
「魔物を倒してこい!」
ひろし達は声援を送り、しんのすけを勇気づける。
「ふふふっ…アンタ達の弱点を知っているわよ!」
すると魔物は膨れた腹を前に出した。
「ん?何だ!?」
すると、魔物の腹から何かが複数浮かび上がってきた。
! ! ! ?
しんのすけ達は目を疑った。
「助けてくれぇ…」「ここから出してぇ…」
なんと魔物の腹から浮かび上がってきたのは村の人達だった。
魔物は村の人達を生きたまま喰らい、腹の中で生かされたままだった。
「うわあああ!?」しんのすけはすぐに立ち止まる。一方、プリリンはその様子を見て笑っていた。
「アハハハッ!しんのすけ君、魔物を倒したければいくらでも攻撃しなさい!!最も…村人達をも巻き込む度胸があればの話だけど♪」
プリリンは勝つためなら手段を選ばない。マタやひろし達もその様子を見て、歯をギリギリ鳴らした。
「なっ…なんて卑怯なんだ!!」
「あれじゃあ…まともに攻撃すらできねぇ!」
「この卑怯者!村人達を放しなさい!!」
ひろし達はプリリンの非道な作戦でさらに激怒する。
「しんちゃん!なるべく取り込まれた人々を傷つけないように攻撃するんだ!」
ギンギンが指示するも、しんのすけは戸惑っていた。もし攻撃して村人を切ってしまったら…そんな不吉な予感がしてならなかった。
「オラ…オラ…」
「しんちゃん!攻撃しないとしんちゃんがやられるんだよ!」
プリリンはしんのすけとキンキン達とのやり取りを見て、ニヤニヤしていた。
「いい眺めね♪さあ…このまま攻撃できないままやられるといいわ!!」
しんのすけは恐れて立ちすくんでいた。すると
「しんのすけ…君…」
魔物の腹からしんのすけを呼ぶ声がしてきた。
「エッ…エミリアおねいさん…」
しんのすけが魔物の腹で見たのは、昼間の女の子、エミリアだった。
「おねいさん!?おねいさんも食べられたの!?」
しんのすけは信じられなかった。エミリアがあんな醜い魔物の中で生かされているなんて…。
エミリアはしんのすけにこう言い放った。
「しんのすけ…君…私を…私もろとも…魔物を倒してぇぇぇ!」
そう…エミリアが言ったのはとても残酷なことだった。
しんのすけはさらに戸惑う。
「いっ…いやだゾ!!エミリアおねいさんに傷つけたくないゾ!オラは…オラは…エミリアおねいさんを守るんだぁぁ!!」
「しんちゃん!早くしないボク達がやられるんだよ!」
「しんのすけぇ!早く倒せえ!」
ひろし達が必死で叫ぶがしんのすけは攻撃出来ずにいた。
「もうこっちの勝ちねぇ♪そっちが攻撃しないならこっちがいくわよ!!」
プリリンは魔物に攻撃命令を下すと、魔物はしんのすけを踏み潰そうと足を上げた。
「しんのすけぇ!危ない!」
「しんちゃん、逃げてぇ!」
「たやや!!」
みんなは叫ぶがしんのすけは足がすくみ動けなかった。
重量に乗った魔物の足がしんのすけ目掛けて落ちてくる。
「ああ…」
「しんちゃん!ボクを使って、早く!!」
しんのすけはギンギンを出すには反応が遅かった。
みんなはもうだめかと思い始めた。しんのすけがやられると…。
ザシュ!
「グエエ!」
魔物の足がしんのすけの頭のあと数ミリの所で止まった。
「あれ…なんで…?」
しんのすけ達は不思議に思い、魔物の足を見た。
魔物の足には、手持ちサイズの斧が突き刺さっていた。
突き刺さった足から青い血がどくどく流れている。
「何…あの斧…?」
みんなはわけがわからなかった。
「アン!アン!」
シロは右方向へ向かって吠えだした。
みんなは右を見た。するとそこには人が立っていた。
「こ…こいつは…」「なんで…こんな所にいるの…?」
「ああ…」
マタ達は驚いた。その人物は真紅の布切れで顔を隠し、ボロボロの服装、そして両手を包帯で巻かれていた。
そう…、ドン・クラーイ世界の村々を襲撃した「奴」が立っていた。
「アンタは…謎の男…?」
「…………」
男は無言で魔物に近づいていく。そしてひろし達は感じた。奴の目からは殺気に溢れ、今にも暴発しそうなオーラが漂っていた。
プリリンは男を見るなり目の色を変える。
「アンタが例の男ね?ちょうどいい!そいつも始末していいわよ!」
男は魔物の目の前に立った。
「グエッヘヘヘ!」魔物はとっさに腹を出し、村人達を盾にした。
「………」
男は腰に装着していたホルダーからあの斧を取り出し、空に向かって振りかざした。
みんなはとっさに気づいた。男が「今」何かしようとしていることを…。
「まっ…まさか…」「やっ…やめ…」
「攻撃したらダメだゾ!」
次の瞬間。
ザクッ!
「ぎゃああああ!!」
男は斧を振り落とし、腹から出ていた村人ごと魔物を叩き切った。
村人の悲鳴と共に辺りは魔物と村人の混合した血液が飛び散る。
グ シ ャ ! !
スプラッター映画に登場する殺人鬼のごとく、男は斧と拳を駆使して村人ごと、魔物を肉塊に変えていく。
「ヒギャアアア!」
「うぎゃあああ!!」
辺り一面、村人の断末魔で響き渡り、その光景はもう地獄そのものだった。
それを見ていたみんなもただではすまなかった。
「やめてぇぇぇ!!!」
「なんでこんなひでぇ事が出来るんだよ!!やめてくれぇ!」
ひろし達は青ざめた顔をしていた。
しかし、一番ひどかったのはみさえとひまわりだった。
「うっ…おえっ…」
「びぇぇぇぇん!!!」
みさえはあまりに残虐な光景で嘔吐を催し、ひまわりも恐怖で泣き始めてしまった。
プリリンもあまりの光景で顔が青ざめていた。
「なっ…何なのよ…こいつ…?」
しんのすけ達もその男の残虐行為を見て、混乱していた。
「なっ…なんて奴なんだ…」
「ひっ…酷い…酷すぎるわ…」
伝説の武具であるキンキン達でさえも恐怖で震えていた。
しんのすけは涙を流し、男の所へ走り出した。
「攻撃したらダメだゾ!!その中にはエミリアおねいさんがいるんだゾ!攻撃するのはやめてよぉ!!」
しんのすけは泣きながら男の足にしがみつき、攻撃しないように頼みこんだ。
しかし男の暴虐は止まらなかった。
バ キ ッ ! グ チ ュ !
男は魔物の内蔵を取り出し、同時に肉塊と化した村人を引きずり出していく。
ベチャ!
ひろし達の目の前に何かが落ちてきた。
それは村人と思われる心臓の臓器だった。
「ぐっ…おえっ…」
ついにはマタまでもが吐き気が起こり、ひろし達はみさえ達に見せないように隠した。
ドサッ!
しんのすけの所にも何かがちてきた。
それは、しんのすけが惹かれていた女の子、エミリアだった。
しかし、エミリアの胴体は上半身しかなく、すでに事切れていた。
「エミリア…おねいさん…」
しんのすけはふらふらともう何も言わないエミリアに近づき、顔を触った。
しんのすけからは大粒の涙が流れ、抑えていた感情が爆発しそうだった。
「エミリアおねいさん…うっ…うっ…」
カシャ!
男は着ていたコートの中からコンパクト化した無反動砲を取り出し、弾薬を装填し、もう原形を留めていない魔物の肉塊に向けた。
ド ワ オ ! !
肉塊があった周辺は大爆発を起こした。粉塵が巻き起こり、それがやむともう魔物は跡形もなく消し飛んでいた。
「ダっ…ダーク様に報告せねば…あの男は要注意人物だと…」
プリリンは急いで姿を消した。
辺りは静寂な時間が流れる。男以外のみんなはただ茫然自失と化していた。
「…………」
男はここから去ろうと歩きだした。
「許さないゾ!!」
男の前に泣きながらしんのすけは立ちふさがった。
「お前、逃げるのか!!?お前のせいでこうなったんだゾ!!逃げるなんて許さないゾ!
オラの…オラのエミリアおねいさんを返せぇぇ!」
しんのすけは怒りを男にぶつける。無理もない…こんな残虐非道なことをするなんて、人のするようなことではなかったからだ。
男は黙ってしんのすけを見つめていた。
「詰めが甘いぜ…ガキ…」
「えっ…?」
今まで無口だった男は喋りだした。
「虫けらも殺せねえようじゃ…奴らは倒せねえ…」
「奴らっ…て…?」
男はさらにしんのすけにキツいことを言う。
「これからは弱い奴は生きる資格なんぞねえ…それが例え自分でもだ!」
「なっ…何…?」
男はそうゆうと村から去っていった。
………………………
朝になり、しんのすけ達は残った村の人々と犠牲になった村人達の墓を作った。
「みさえ、大丈夫か…?」
「ええ…、あなた…」
ひろしはみさえを気遣っていた。ひまわりは泣き疲れて寝てしまった。
一方、マタは寂しい顔をしていた。
「あの男…なんであんなことをしたんだ…」
キンキン達は戦いが終わり、元の場所へ返っていった。
当のしんのすけはエミリアの墓の前で落ち込んでいた。
「エミリアおねいさん…守れなくてごめんね…」
しんのすけはエミリアへ謝った。
「クゥン…」
シロはしんのすけを気遣って頬を舐めた。
するとひろし達はしんのすけの所にやってきた。
「しんのすけ…行こう…悲しいのはわかる。だけど今は『宝玉』を手に入れることが大事なんだ。わかるよな?しんのすけ」
ひろしはしんのすけを諭した。
「しんちゃん…」
するとしんのすけは立ち上がる。
「父ちゃん、母ちゃん、マタ、オラ、決めたぞ!
オラはあいつを懲らしめて、おねいさん に謝らせてやるゾ!」
しんのすけは決意した。
「しんのすけ…」
「しんちゃん…」
みんなは少し笑顔を取り戻した。
「よおし、次に向かう場所は『アリエール宮殿』です。多分、ダークもそこへ向かうと思われます。気を引き締めて行きましょう!」
マタは叫ぶとみんなは手を出し重ねる。
「よっしゃ!いくぞ!金矛の勇者とその仲間達!ファイヤー !!」
フ ァ イ ヤ ー ! !
全員の気合いの叫びが広範囲で響き渡った。
しかし…しんのすけ達があの男の素性が知らない内はまだ幸せであった。
第5話終わりです。 すいません!非常に長くなりました。
映画の台詞なども使ってどうもすいません。けど完走したいと思います
次は第6話です。お楽しみに
誤字
〉535
しんのすけの目の前にも何かがちてきた。×
しんのすけの目の前にも何かが落ちてきた。○
しんのすけがスオムスいらん子中隊の世界に迷い込んだら?
539 :
一尉:2009/05/30(土) 16:15:22 ID:eQcCgAM3
こなだとしんのすけ
第6話貼ります
第6話「アリエール宮殿の秘宝」
………………………
アリエール宮殿
ダクネスの村から北東10キロに位置する古代宮殿。
アンコールワットを彷彿させる造形は、見る者に神秘的な印象を与える。
宮殿内には『秘宝』が封印されているらしいが…
……………………
「着きました。ここが『琥珀の宝玉』が封印されているとされる『アリエール宮殿』です!」
しんのすけ達は上を見上げた。
巨大な建造物がしんのすけ達の進行を立ちふさがるようにがっしり構えていた。
「ひえ〜、すごいなぁ…」
「私、なんか怖いなぁ…」
今までこんな建造物を見るのは初めてであった。
「気を引き締めてください。もしかしたらダーク達もここの場所を知っている可能性も十分あります。
そのことも考えて焦らずに且つ、早く手に入れましょう。」
「ああ!」
「…………………」
しんのすけはいつもより無口だった。気合いのはいり様がただ事ではなかった。
「しんのすけお前、力が入り過ぎだぞ!肩の力を抜け。それじゃあ持たねえぞ」
ひろしは知っていた。しんのすけはダクネスの村から出て行く時からこうだった。
しんのすけはあんな体験をしたのは初めてだ…いや、ひろし達も初めてだった。
心の弱い人ならトラウマになりかねない。そのぐらいの光景だった。
極めつけはしんのすけをこんな様子にしたあの男だった。
「男を懲らしめて、おねいさんの目の前で謝らせてやるゾ!」
その言葉が今のしんのすけのモチベーションだった。
「しんちゃん…村からこの調子ね…」
「大丈夫だよみさえ。あいつは気合いが入り過ぎるだけさ。」
「………」
マタはそんな野原一家を見て、切なくなった。
「……それでは中に入りましょう。」
マタ達は宮殿の中に入っていった。
………………………
その頃、プリリンは…
「…………」
影の機嫌はさらに悪化していた。
それを感じ取り、恐怖を感じるプリリン。
「もっ…申し訳ありません…。あと一歩のところで謎の男に…」
影から邪悪なオーラがにじみ出てきた。
「ひっ……」
プリリンは影がキレる寸前だと気づく。
「マック、『三種の宝玉』のありかが分かったか?」
「はっ!私は『ダクネスの村』から北東にある『アリエール宮殿』が怪しいと思われます」
影は少し間をおき、マック達の方へ向いた。
「…分かった。今回はお前達を待機させ、カゲ達を宮殿にまわす。」
「それは何故ですか?」
「ふむ…。野原しんのすけ達とあの男の関連性を調べたいからな。だから偵察としてカゲ達を送る。
カゲ達ではあやつらを止めることは出来ないだろう。
しかしあいつらが「宝玉』を手に入れたとしてもこちらが出向いて奪えばいい!」
「それはいい考えですね」
影は手をかざして、マックに命令を下す。
「マックよ!今すぐカゲ達を出動させるのだ!」
「御意!」
マックは影から去っていった。
「プリリンよ。あの男について何か分かったか…?」
「くっ…詳しくは分かりません。しかし、あの男が持っている武器はこの世界にはないものです。おそらく、地球の住民だと思われます」
「そうか…。」
影は思慮深く鏡を見つめていた。
………………………
「……………」
しんのすけ達は宮殿内を歩いていた。
左右には憤怒の表情をした異形の石像が自分達を待ち受けていたかのように立っていた。
「なあ…あの石像…こっちを睨みつけてないか?」
確かに石像は位置的には自分達を睨みつけているように見える。
「そんなの気にしている場合じゃないゾ!」
しんのすけはただ前のみ見ていた。
「しんのすけ…よおし、こんなの気にしちゃ日本のサラリーマンとしてやってけん!!」
ひろしも息子に負けじと気合いをいれる。
「ふふっ」
みさえはそんな親子を見て、微笑ましく思った。
大昔から立っているせいか、内部はとても古めかしく、当然灯りもなく、ただならぬ雰囲気だった。
「しっかし…ここは暗いなぁ…何かいそうだな…」
「やだっ!やめてよ!」
するとマタは少し笑う。
「心配ないですよ!ここにいるのは虫かコウモリくらいですよ」
しかしみさえはそれを聞いて焦る。
「やだっ!あたし苦手なのよ!」
「最も…ここにダークの配下達がいなければの話ですけど」
「もう…みんなうるさいゾ!」
しかし、しんのすけの体を見ると震えていた。
「とかいいつつも、アンタ本当は怖いんでしょ?」
「こっ怖くなんかないもん…」
(やっぱり、まだ子供なのね…ふふっ)
みさえは少し笑った。
「そういえばひろしさんにみさえさんに渡したいものがあります!」
するとマタはポケットから、村でしんのすけに渡したブローチと同じものを取り出した。
「こ…これはしんのすけに渡したブローチと同じだ…」
「どうするのこれ?」
「簡単に言いますと、これはア法のブローチです。あなた達は何の武器も持っていないですから、自分達を守るものがないと、これからは命の保障はありません。
これを身につけているとあなた達は「ヘンジル」程度のア法なら使えるようになります」
「へぇ、それは頼もしいな!」
「マタちゃん、ありがとね!」
しかしマタの顔が変わる。
「けど気をつけてください。前にも言いましたけど、「ヘンジル」はかなりの精神力を使うア法です。使い過ぎると精神崩壊を起こしたり最悪、死に至るのでくれぐれも乱用には注意してください。」
ひろし達は少し血の気が引いた。
「…必要時以外は使わない方がいいな…」
「ええ…」
「使い方は簡単です。心に念じて「ヘンジル」と唱えると発動します」
マタのおかげでひろし達も武器を持つことができた。
………………………その頃、宮殿の外では。
「…………」
あの男が宮殿を見つめていた。
「頑張れよ。お前達にはもっとおぞましく、残酷な未来が待っているからな」
男は意味深しげな言葉をいうと宮殿から去っていった。
……………………
しんのすけ達はどんどん先を進んでいくと、
「何…あれ…?」
「あれはまさか…」
しんのすけ達の前方には、薄暗い宮殿内でただひとつ、淡い光を発している所があった。
「もしかしたらあれが『琥珀の宝玉』?」
「行ってみましょう!」
急いで、光の発している場所を向かった。
「これが…『琥珀の宝玉』…」
「おお〜っ!これが例のタマタマですなぁ!」
品のある大理石で造られた台の上に、黄色の帯びたあめ色の玉がどことなく上品な光を出していた。
「よっしゃあ!オレ達は一つ目の宝玉を手に入れ…」
ズバァァ!!
ひろしが宝玉に手に出した瞬間、ひろし自身に凄まじい衝撃波が襲った。
ドサッ!
ひろしは衝撃波に吹き飛ばされ、地面にたたき落ちた。
「いってぇ!!なんじゃこりゃあ!!?」
「父ちゃん!!大丈夫!?」
「あなた!?」
2人はひろしに駆け寄り、起こしてあげた。
一方、マタは宝玉の所に近付いた。
「これは…、とてつもない魔力で封印されている」
宝玉の周りは超強力なエネルギー障壁(バリヤー)で守られていた。
「マタ、どうして宝玉が取れないんだ!?」
ひろしはワケが分からず、叫びだした。
「落ち着いて下さい。この宝玉の周りには、凄まじいほどの魔力の障壁で守られています。
いわば「封印」されていて、この封印を解かない限り、あの宝玉を触ることすら出来ないのです」
「そうか…、簡単に手にはいるなら、とっくにオレ達より先に、誰かが持っていってるわけだしな…」
「納得してないで、その封印を解く方法を考えてよ!!」
みんなはその場でどうしたら封印が解けるか考えた。
五分後…
「…全く分からん…。みさえ…何か思いついたか?」
「ううん…全く…」
封印を解く方法を考えても、どれも信頼性が乏しいものばかりだった。
「この辺りを探してみましょう。何か手掛かりがあるかもしれません」
マタがそうゆうと、みんなで宝玉周辺をくまなく調べた。
石像が怪しくないか…どこかに封印を解くものがあるのか…調べたが全く手掛かりがなかった。
みんなで途方にくれていた。
「なあ…本当に封印が解けるのかなぁ?」
「あたしもなんかどうでもよくなってきたわ…」
「ようし!これならどうだぁ!」
しんのすけはひろしの靴を脱がして、それを宝玉の台にかざした。
「父ちゃんの臭い靴でも嗅いで死ねぇ!」
バタっ(みんなが倒れる音)
「「そんなんで解けたら誰も苦労しねえよ!!」」
「お!?」
しんのすけはふと思い出した。数ヶ月前のことを。
(フーイン…フーイン…ボイン…ボイン…もしかして?)
「みんな!フーインを解く方法がわかったゾ!」
しんのすけの言葉にみんなは驚いた。
「ホントかしんのすけ!?」
「ウソ!?」
「で!どうするのしんちゃん?」
するとしんのすけは構えた。
「ンイボ!ンイボ!ンイーフ、ンイーフ!」
しんのすけがしたこと…。それは前に封印されたマタを元に戻す時の呪文だった。
し〜ん…
辺りは静寂になり、何も起こらない。
「なっ…なにも起こらないぜ…」
「やっぱりそんなバカなこ…」
その瞬間
パア……
宝玉は強烈に光出した。
「おお〜っ!!」
「「「ウソぉぉ!!!?」」」
宝玉は中を浮き、しんのすけの所までやってくると、しんのすけの手のひらに乗った。乗ると同時に光は収まった。
「えへぇ〜!タマタマゲェット〜」
しんのすけはニヤ笑いしていた。
マタ達は呆れていた。
「…こんなバカバカしい呪文で手にはいるなんて…」
「…オレ達の苦労は一体…」
「けっけど…宝玉が手にはいったことだし、いいじゃない…ハハハ…」
気を取り直して
「とりあえず、ボク達は最初の宝玉「琥珀の宝玉」を手に入れました。しかしそれと同時にボク達は敵に狙われる側になります。そのことを忘れないでください。」
しんのすけ達はそのことを思い出した。ダーク達も宝玉を狙ったいることを。
「しんのすけ、その玉をダーク達に取られた瞬間、死ぬと思え!」
「ええ〜っ。瞬間に〜?」
「それより、早くここから出ましょ!!なんか変な予感がするわ…」
「たいや…」
みさえがまた不吉な事を言い出す。
「みさえ…後ろの奴…誰だ?」
「えっ?」
みさえはすぐに振り向いた。
ミヨイ〜ン…ミヨイ〜ン…
「ひっ!なにこいつ!?」
無数の異形の姿をした生物が地面から突き出てきた。
「宝玉を渡せぇ…」
「ダーク様のものだぁ…」
変な生物は宝玉の事を口にした。
「こいつら…前にダークとの決戦に出てきた奴だ!」
「こいつらはダークの部下のカゲ達だ!。単体だと対したことないけど多数だとかなり厄介だ!!」
みるみるうちにしんのすけ達はカゲ達に囲まれてしまった。
「マタ…どうする…」
「どうするったって…倒すしかないよ!」
するとひろしとみさえが前に出た。
「父ちゃん母ちゃん…?」
「ひろしさん、みさえさん!」
「しんのすけに一匹たりとも近づけねぇ!」
「あたし達が相手よ!しんのすけ、ひまをお願い!」
みさえはひまわりをしんのすけに託した。
「よおし!みさえ、マタからもらったこのブローチのテスト使用といこうぜ!」
「ええ!」
ひろしとみさえは心に念じた。
「「ヘンジル!!」」
するとブローチが動きだし、巨大化した。ブローチはひろし達を取り込んだ。
「なんだぁ…?」
「うわあああ…」
カゲ達は後ずさりだした。
ひろし達を取り込んだブローチは少しずて人の形に形成していく。
「シュワッ!!」
「魔法少女、ミサリン!!」
なんとひろしとみさえは某ヒーローとヒロインと思わせる姿に『ヘンジ』た。
「うおお!!『太陽の使者 ひろしSUN』に『魔法少女 ミサリン』じゃないか!?」
「…………」
カゲ達はひろし達の姿を見て、恐怖におののく。
「いくぞ!!シュワッ!」
「正義の魔法を受けてみよ!!」
ひろしとみさえは怒涛のごとくカゲ達に襲いかかった。
バ コ ッ !
「うわあああ…」
「オラオラオラァ!どかねえか!!」
バギバギバギ!
「ウリャリャリャ!!どぉきなさ〜い!!」
ひろし達はカゲ達を次々に撃退していく。
「おお〜っ!父ちゃん母ちゃん、つよいゾぉ!」
みるみるうちにカゲ達は少なくなっていく。
「逃げろぉ〜」
「やられるぅ〜」
残ったカゲ達は逃げていった。
「へっ!オレ達の敵じゃないぜ!」
「正義は必ず勝つのよ!」
2人はいつもよりかっこよかった。しんのすけとマタは2人のところへ駆け寄る。
「父ちゃん、母ちゃん!!いつもよりカッコ良かったゾ!」
「さすがはヘンジルの強さですね!!」
シュン…
ヘンジルが解除され、ひろし達も元に戻った。
「はぁ…はぁ…疲れたぁ…」
「たっ…確かに精神的に疲れるわね…」ひろし達は汗だくだった。それほどヘンジルは精神力を消費する結果だった。
「さあて、もう行くかぁ…」
「ほほ〜い!!」
「マタちゃん、次の目的地は?」
「次はここから北へ行くと、この世界で唯一の城があります。そこに知り合いがいるので助けをお願いしましょう!」
しんのすけ達は気合いをいれて叫んだ。
「よおし!そのお城にいって、チョコビをたくさんもら…」
グリグリグリグリ!!
「違うでしょ〜〜!!」
「あひいぃ〜」
みさえのグリグリ攻撃がしんのすけに炸裂する
気を取り直して
「よおし!そのお城にいって、お助けをお願いするゾぉ!」
オ ― ― ッ ! !
宮殿内はしんのすけ達の声でうるさいくらいに響き渡った。
第6話終わりです。次の話ではついに「アレ」を登場させます。
第7話 お楽しみに!
>>547 ペース速いなぁ〜。まぁ何はともあれGJ!
ところで聞きたいんだけど、アリエール宮殿やダクネス村って、ひょっとして全部オリジナル設定?
548 :
547:2009/05/31(日) 20:09:48 ID:/sJSkaSD
金矛の作者です。
そうですね。物語的には映画「金矛の勇者」の後の話なので、完全にオリジナルですね。
ドン・クラーイ世界のことがよく分からかったので自分なりにアレンジしました。
そこにチェンゲともう一体、あるゲームのボスキャラをクロスオーバーさせます。
なのでクレしんの原作としてではなく、純粋に読んでくれれば幸いです。
ちなみに、アリエール神殿とかの名前は単に適当の思いつきです。
竜馬がしんのすけにどう絡むのか楽しみだな。
頑張ってくれ。
第7話(前編)貼ります
第7話「流竜馬(前編)」
………………………
影達は密閉化された空間に集結していた。
「ダーク様、しんのすけ達はアマリーリスへ移動中でございます。」
ピクっ…
マックの言葉に影は反応する。
「アマリーリス…。ドン・クラーイ世界で唯一の難攻不落と呼ばれた城か…」
「はい…。しんのすけ達はそこの王に助けを求めると思われます。そうなると、あやつらが持っている『琥珀の宝玉』を手に入れるのは難しいと予想されます。」
すると影は黙って考えごとを始めた。
(アマリーリスを陥落させるには… マックとプリリンの2人を行かすか…)
影はマック達の方へ向くと命令を下した。
「マック、プリリン!今回はお前達が行って、アマリーリスを陥落させろ!魔物はいくらでも連れていけ!
必ずや、奴らから宝玉を奪うのだ!」
「「御意!!」」
マック達は去っていった。
ダークは鏡を見つめて、考えごとをしていた。
(あの男…まだ何か隠しているような…)
………………………
「着きました!ここがドン・クラーイ世界で唯一の城、アマリーリスです。」
「うおおお!すごいゾぉ!」
「こりゃあ…すげえや…」
しんのすけ達の前に巨大な城がそびえたっていた。
………………………
『アマリーリス』
ドン・クラーイ世界で唯一の難攻不落と呼ばれた鉄壁の城。
この世界では非常に技術力が高く、地球で使っている武器等に似た物も多い。
ここの人達は獣人しかいなく、どういうわけか人間に対して差別的な思考を持っている。
………………………
しんのすけ達は城門へ行くと、門兵が立ちはだかった。
「お前達、何者だ!!?ここは人間の来るところではない!早々に立ち去れ!」
ひろし達は門兵の態度に不快感を覚える。
「くっ…なんだよ!あの言い方!?」
「そうよ!失礼しちゃうわ!」
しかしマタはそんなひろしをなだめる。
「少し黙ってて下さい。ボクが行きます。」
マタは門兵の前に出た。
「ボクはマタ・タミ、マタ・タビの娘だ!用があり、ここへ訪ねた。どうか城に入れてもらいたい!」
すると門兵の顔色が変わる。
「こっ…これはマタ様…どうぞお入り下さい…」
門兵はすぐに門を解放した。
「すっ…すげぇ…」
「マタちゃん、しっかりしてる…」
ひろし達は感心していた。
しんのすけ達は城へ入場した。
「おお〜っ!犬や猫の人間バージョンでいっぱい!」
城内は中世を感じさせる構造で、獣人の兵達が持っているのはライフルや拳銃など、地球の武器と同じものだった。
「ここにチョコビ売ってるかなぁ?」
「売ってるわけねえだろ!!」
しんのすけははしゃぎまわり、ひろしはそれを叱る。
「へえ…ここの武装は地球にある武器と同じだな…。この世界ではここだけ科学技術が進んでいるんだなぁ…」
「はい。ここはほほぼ地球の技術力と酷似しています。 独自の文化ですけどね」
みさえは周りを見て、不安げになっていた。
「母ちゃんどうしたの?」
「なんか…ここの人達、なんかあたし達をジロジロ見てない…?」
ひろし達もそれに気づいた。
「そういえば…なんかオレ達に対して嫌な感じで見ているようだ…」
「ふぅん、そんなにオラ達が珍しいのかなぁ…」
するとマタは小声でしんのすけ達を話す。
(…ここの人々は人間のことを快く思ってないんです…。
ここではあなた達がヘタなマネをすると即死刑ですよ…)
「「ええっ!?」」
ひろし達は驚いて大声を上げてしまった。
ギロっ!
兵達の視線がしんのすけ達に集中する。
(やっ…やべっ!)
(ひっ!?)
「んもう…世話が焼けるな…」
そしてマタ達は王座の間に招かれた。
「……………」
アマリーリスの王と思われる男がしんのすけ達を見つめていた。
獣人だが、非常に威圧感と上品さを持ち合わせた王の風格を持った男だった。
(やべぇ…なんだこの威圧感…?)
(息苦しくて、今にもここから去りたいくらい…)
王だけでなく、親衛隊からも見つめられているため、ひろし達の重圧(プレッシャー)は相当なものだった。
「お久しぶりです…王様。」
マタがいつもとは違う上品な声で王に話す。
「久しぶりだな…タミ。」
マタと王の話しからもの凄い重圧が感じとれる。
「今日はお願いがあり、ここに訪ねました」
「わかっておる。ダークが復活したらしいな…。」
「その通りでございます。それでここ、アマリーリスのお力をお借りしたくて参られた次第でございます」
すると王はしんのすけ達の方へ向く。
「で、この者達が、の『選ばれし者』ということだな?」
「その通りでございます。あの子供が『選ばれし者』の野原しんのすけ、他の人達がしんのすけの家族でございます」
「ほう…そなたが『選ばれし者』か?」
王はしんのすけに尋ねるとしんのすけも返す。
「そうだゾ!オラ、野原しんのすけ!好きなおねいさんの好みは…」
しんのすけはまだ子供なのか、いつものノリで話してしまった。
(ばっ…バカ…!)
親衛隊はしんのすけを睨みつける。
「貴様!誰に対して話している!?このお方はな…」
(ひぃぃぃ!)
「しんちゃん!!場を弁えて!!」
しかし王は落ち着いている。
「まあまあ、よいではないか!?子供なのに『選ばれし者』というのは、素晴らしいではないか!」
「うっ…」
王がそうゆうと親衛隊は渋々引き下がった。
「しんのすけとやら…我々と共にダークを倒すか?」
「うん!オラはマタと一緒にドン・クラーイ世界を救う「金矛の勇者」だゾぉ!」
ギロっ!
しんのすけの言葉遣いに親衛隊は今にも動きそうだった。
しかし王はその言葉を聞いて穏やかな顔をする。
「そうか…。お前は強いな…!よし、お前達の頼みは受けた。いつでも助けが必要なら要請する!」
王のその言葉にマタ達は嬉しくなった。
「ほっ…本当ですか!?ありがとうございます!」
(ほっ…よかったぁ…)
ひろし達は安心した。
「王様、ありがとござますいか!」
しんのすけがいつものノリで感謝を述べた。しかししんのすけにとってはこれが精一杯の感謝だった。
「今日はここに泊まっていくといい。ここの者達に用意させよう。よし、さがってよい」
しんのすけ達が王の間から去ろうとした時、
「タミ、少し話がある。お前は残れ」
王はマタを引き止めた。
「かしこまりました。しんちゃん達は先に行ってて。あとで合流しよう!」
そうゆうとマタはしんのすけ達から離れた。
「よかったね、話が進んで…」
ペチン!
みさえはしんのすけの頭を軽く叩いた。
「アンタねぇ!寿命が縮んだかと思ったわよ!」
みさえは注意したがしんのすけは分かるどころか
「いやぁ…それほどでもぉ〜」
逆だった。
「「ほめてないって!」」
ひろし達は呆れてものも言えなかった。
………………………
一方、マタと王は謎の男について話していた。
「ドン・クラーイ世界の村々を襲撃している謎の男について何か知っているか?」
「いいえ…。ダクネスの村では男は、プリリンが連れてきた魔物が飲み込んだ村の人達ごと……」
「ふむ…。一体何者なのだ…?」
「全く分かりません。予想としてですが、ドン・クラーイ世界の住民ではないと思います」
「地球の住民か…。ふう…。」
王は王座にもたれかかる。
「ダークが復活して…謎の男の件もあり、問題は山積みだな…。
しかも『選ばれし者』が人間の子供とは…元々、私を含め、ここの者達は人間とは相容れぬ関係…。
わかっておるな…タミ」
「はい…分かります。」
マタの顔はどこか物悲しかった…。
………………………
その頃、しんのすけ達は見晴らしのいい、城壁の屋上にいた。
「ねぇ…ここ…オラ達いちゃいけないのかな…?」
しんのすけも薄々気づいていた。
「しんのすけ…?」
「だってここに来る時だって、回りの人達は変な目でオラ達を見てたゾ!」
さらにしんのすけは話す。
「なんでかなぁ…。なんでここの人はオラ達を嫌うのかなぁ…」
ひろし達もそれを思っていた。
「んん…。ダクネスの村の獣人達は普通にオレ達のことは好意的だったのにな…」
「何かここであったんじゃないの…。」
すると
「しんちゃん達ここにいたの?」
マタは話が終わり、しんのすけの所にやって来た。
「あっ…マタっ!」
「王様との話は終わったのか?」
「はい!」
マタはしんのすけの隣に座った。
心地よい風がしんのすけ達を突き抜ける。
間を少し置き、しんのすけはマタに尋ねた。
「ねぇマタ、なんでここの人々はオラ達を嫌うの?」
「えっ…?」
しんのすけは不思議に思っていたことを口に出した。
「マタちゃん、何か知っているの?」
「少しでもいいから教えてくれないか?」
するとマタは黙り込む。
「実は……」
マタからここの人々 が人間を嫌う理由を聞いた。
………………………
実はここに住んでいる人達は違う村の出身だった。
その人達のほとんどが人間によって迫害を受けた人だったのである。
人間の中には獣人を嫌っている人もいるらしく、地球でも問題になっている人種差別と酷似している。
種族の違いからの憎しみ、差別。この世界でもあまり地球と変わらなかったのである。
………………………
「そうか…だからか…それならオレ達を憎んでても仕方ないか…」
「なんか…同じ人間として恥ずかしいような…」
マタはそんなひろしを励ます
「いいえ、あなた達は何もしてないですから責める必要はありません。
それに王は少なからず、話が分かるお方です。あなた達のことを信頼していますよ。」
マタの言葉にひろし達は少し元気が出た。
「マタ…」
「ところでマタと王様は知り合いなんだね」
「うん。ボクのパパと王様は昔からの親友だったんだ。ボクはパパと一緒に王様のところに何度も行ったからね」
「へえ…だからか…」
しんのすけ達は納得していた。
突然!
ビー!ビー!
城内のサイレンが鳴り響いた。
「なっ…なんだ!!?」
「マタ!どうしたの!?」
「まさか…」
マタは城の外を眺めた。
「あっ…あれは…」
「なんだあれは!?」
「ほうほう…」
しんのすけ達は目を疑った。
前方の上空に見えるのはなんとおびただしい数の黒い点。
そう…マックとプリリンが指揮官のダーク軍団であった。
「あいつら…。さては宝玉を狙ってきたな…」
「おお〜っ!ゴマが空を飛んでるゾ!」
「ここは危険です。ボク達は城内に戻りましょう!」
一方、城内でも
「敵が攻めてきたぞ!」
「攻撃準備!急げ!」
城内の状況は険しかった。こんな数の魔物が襲ってくるなんてただ事ではなかったからだ。
城内の作戦室では…。
「敵はダーク一味!数は…数千匹!?」
「多すぎる!これじゃ城が陥落するかもしれん!」
兵士達はかなり焦っていた。
「今の状況は!?」
王が作戦室に入ってきた。
「てっ…敵はダーク一味。数は数千匹でここに到達するまであと数分でございます!」
「数千匹かぁ…各兵士は早急に武装し城壁に集合。ダーク一味を迎え討つ。」
王は命令を下した。
その頃、城内へ戻ったしんのすけ達も、
「オラ達も戦うゾ!」
「ああ!このままじゃ、この城が陥落されちまう!」
「ええっ!あたし達の強さを見せつけてやりましょう!」
「分かりました。ボクも『ヘンジル』で迎え討ちます!」
しんのすけ達は意気投合し、再び、手を合わした。
「行くゾ!!金矛の勇者達、ファイヤー!!」
フ ァ イ ヤ ー ! !
そして、しんのすけ達は城壁へ向かった。
城壁には多数の兵士達が戦闘待機していた。これから予想される大攻防戦に向けて…。
「よおし、こい!キンキン、ギンギン!!」
しんのすけは心に念じキンキン達を呼び寄せた。
「しんちゃん!久しぶりね!」
「ボク達を呼んでくれてありがとう!!」
しんのすけはキンキン達を装備した。
「金矛の勇者、野原しんのすけ 参上!!」
しんのすけ達は上空を見た。そこには空を覆う程の魔物の軍団がもうそこまで来ていた。
「見つけたわよぉ!しんのすけ君♪この数千匹の魔物相手に勝てるかしらぁ?」
「ふふふっ…。大人しく宝玉を渡せ!さもないとこの城を陥落させるぞ!」
魔物の中にマックやプリリンも混じっていた。
「あいつら…今日はかなり厄介だな…」
「けどこの城を守らないと終わりよ!!」
「父ちゃん達はヘンジルが使えるし、こっちにはマタもいるよ!」
「全員の力を合わせて倒しましょう!」
そして、
「「「ヘンジル!!」」」
ひろしとみさえ、マタは『ヘンジル』を使った。
「シュワッ!」
「魔法少女 ミサリン」
ひろし達は宮殿で見せたあの姿に、マタは数ヶ月前に見せたあの戦闘機に『ヘンジ』た。
「よおし!行くぞ!」
そして、アマリーリス城大攻防戦の幕を開けた。
ザン!
しんのすけはキンキンで魔物を一刀両断していく。
「オラは金矛の勇者!甘く見てると酷い目に遭うゾぉ!」
ひろし達もしんのすけに負けじと体を張る。
「オラオラオラ!こんなんじゃあ保険利かねえぞ!!」
「正義の魔法を受けてみよ!」
ズバァァァン!
ひろし達は魔物達を殴り倒していく。
マタも戦闘機になったことで、魔物と空中戦を繰り広げていた。
「よおし!運動性能はボクの方が上だよ!」
ダダダダダ!!
マタは連装の機関砲と高い運動性能を駆使して、魔物を撃ち落としていく。
アマリーリス兵も奮闘し、数千匹の魔物と互角に戦いあっていた。
それを見ていたマック達は何故か笑っていた。
「よく頑張るなぁ…だがな…その威勢の良さをどこまで貫けるかなぁ?クックック…」
「今、頑張りすぎると後が保たないわよぉ♪」
そう、マック達の狙いは戦いで持久力を消費したアマリーリス城を一気に攻め込む作戦だった。
そんな作戦にまんまとかかり、しんのすけ達に少しずつ異変が出てきた。
「ハァ…ハァ…きっキリがないゾ…」
「一体いつまで続くんだ…?」
「これじゃあ…あたし達が保たない…」しんのすけ達はかなり疲労していた。
一方、マタも
「くっ…。そろそろ体も限界にきたかなぁ…」
マタも度重なる戦闘で体が限界に来ていた。
「キシャアアア!」
魔物達も少しずつ力を出し始め、アマリーリス兵士を圧倒していく。
「うわあああ!」
「これじゃあ…城が保たない!」
兵士達の威勢も弱くなり始め、城の兵力も消耗が目に見え始めた。
マック達もこのチャンスを見逃さなかった。
「よおし!今だぁ!一気に畳みかけろ!」
「バイバイ!しんのすけ君♪もう終わりね♪」
マック達は魔物に命令を下し、おびただしい数の魔物が一気にに城に襲いかかった。
「「「「うわあああ!」」」」
しんのすけ達は万事休す状態になり、もはやこれまでかと思った。
突然!
「なめるなぁぁぁぁ!!!」
空から叫び声が聞こえた。しかもどこか聞いたことのある声だった。
「何?この声…?」
「まさか…?」
ダン!
しんのすけ達のそばに一人の男が凄い音を立てて降り立った。
そう…あのダクネスの村であの残虐行為を行ったあの男だった。
しんのすけ達や兵士達の視線は男に集中する。
「お前は…あの時の…」
しんのすけはあの男を見て、体が震えていた。
男は前方に飛び出し、襲いかかってくる魔物に対して臆することなく向かい合っていた。
マック達も男の存在に気づいた。
「あっ…あの男…何でこんな所に…?」
「こっちには魔物の大群を引き連れているのよ!!あたし達が負けるワケないじゃない!」
マックとプリリンはそのまま城に突っ込んだ。
男はボロボロのコートに手を入れた。
「ダーク一味!てめぇらは俺がぶっ殺してやらぁ!!」
ガチャ!!
男は叫ぶと同時に、コートの中から二丁の大型のマシンガンを取り出し、銃口を 魔物の大群に向けた。
ズ ド ド ド ド ッ ! !
爆音と共に、無数の巨大な弾が魔物達に直撃する。
「ギャアアア!!」
「バシュアア!!」
一気に、何十…いや何百匹の魔物が屑のようになって撃ち落とされていく。
「うおおおおお!!あああああああ!!!」
男の叫び声がしんのすけ達を震撼させる。
「つっ…強すぎるゾ…」
「なんなの…?この男…?」
「…………」
マック達も一気に魔物が減ったことにより動きを止めた。
「お…お前は一体誰だ!?」
「このドン・クラーイ世界で何をしているのよ!?」
すると男はマック達の方へ銃口を向ける。
「るせぇ!!そんなこと、てめぇらが知ってどうなる!!?どの道、貴様らは死ななきゃならねえんだ!!」
男がマック達を挑発する。
「こっ…このぉ!調子に乗りやがってぇ…!」
「魔物たちよ!あの男を八つ裂きにしなさい!!」
「キシャアアア!」魔物達が男に襲いかかる。
「危ない!!」
「アンタ、早く逃げろ!」
ひろし達が警告するも男は全く聞いていなかった。
ガシっ…ガチャ!
男は二丁のマシンガンを地面に落とし、今度はコートからショットガンを二丁取り出した。
ドン!ドン!
グシャア!
男はショットガンを使って、近付いてくる魔物を肉塊に変えていく。拡散した弾が魔物の体の組織を破壊していく。
「へっ!雑魚が!てめぇらなんぞ、インベーダーと比べたらクソなんだよ!!」」
マック達もそろそろ痺れを切らした。
「貴様ぁ…私達を怒らしたことを後悔するがいい!!」
「もういいわ!!あの男ごと食べちゃお!!」
するとマックとプリリンは魔物から離れた。
そして何やらブツブツ言い出した。
「「ヘンジル!!」」
カ ッ ! !
マック達は強烈な光に包まれた。
その光はしんのすけ達を襲う。
「うわあ…まぶしいゾ…」
「なんだ…この光は…」
「きゃあああ!」
「まさか…マック達はヘンジルを…」
光は収まった。目の前にはマック達の姿はなかった。が,
「「「「うわあああ!!!」」」」
しんのすけ達が目にしたもの…それは城と同等かそれ以上の大きさを有した竜と熊の姿をした怪物が城のそばで仁王立ちしていた。
「ふはははっ!恐怖におののけ!!」
「今度は私達が相手よぉ♪」
巨大な竜と熊の怪物の正体はヘンジルを使い、変身したマックとプリリンだった。
「これじゃあ勝ち目がねえぞ!」
「あきらめるのはまだ早いゾ…多分…」
「しかしどうやって戦うのよぉ!?」
確かにこれだけの大きさの差では、こちらの攻撃など全く効かないだろう…。
これでは象とアリの戦いだ。
「……………」
男はマック達を見つめ、沈黙していた。
「さっきまでの威勢はどうした?
そうか…恐怖で声が出なくなったか…」
「けど、あたしらを本気にさせたからには容赦しないわよぉ♪」
「…………」
男は全く何も喋らない。さっきまでの男とは別人のようだ。
「おいお前、早く逃げろ!マック達にやられちゃうよ!」
しんのすけが男に警告するが黙ったままだった。
「あの男…何をかんがえてるんだ?」
「けど…私の予感だけど…あの人…笑っているわ…マック達を見下しているわ」
「えっ…?」
キンキンは男から何かを感じとっていた。
「よおし!もう貴様を木っ端みじんにしてやる!」
「マック!一撃で仕留めてよね!!」
マックは巨大な拳をかざし、男に向かって降り落とした。
直撃をくらえば、男はおろか、しんのすけ達も終わりだ。
「「「うわあああ!もうだめだ!!」」」
しんのすけ達は諦めかけた。もう…一巻の終わりだと…
「…………」
男は全く臆することなく、物凄い速さで落下してくるマックの拳を見つめていた。
ったく…、全く甘いぜ…
て め え ら は よ お ! !
次の瞬間
ド ゴ オ オ ! !
「ぐわっ!!なっ何だ!!」
マックの後頭部から爆炎があがる。マックの拳は男の頭上の数ミリ程度で止まる。
「おお…?オラ達…助かった?」
「何で…?」
するとひろしは慌てた顔で上空に指を指した。
「おっおい!あれはなんだ!?」
「え?」
しんのすけ達は上空を見た。すると3つの黒い点がこちらに近付いてくるのがわかった。
「ふっ…きたか…」男は顔を隠していたが、笑っているように思えた。
マック達も上空を見上げた。
「あっ…あれは…」
「戦闘機…?」
マック達に近付いてくる黒い点。それは地球の住民である野原一家ですら見たことのない形をした戦闘機だった。
「おおっ!飛行機だゾ!かっこいい〜!」
「何で戦闘機がこんな所に…誰か『ヘンジ』ているのか?」
「いいえ!!見たところ、あんな形の戦闘機は見たことがありませんし、あれは完全に金属で出来た正真正銘の戦闘機です!」
「じゃあ誰があの戦闘機達を操縦しているの!?」
しんのすけ達はワケが分からなかった。誰かが作ったのか…誰が操縦しているのか…謎であった。
戦闘機は一つは真紅の色をした、正面に亀の甲羅の模様があり、一つは白銀の色でシャープな形、もう一つは黄色の色で重量感がありそうな形の、計3機の戦闘機だった。
「こんなもの…叩き潰してやる!」
「なんなのこれ…?破壊してやるわ!」
マック達は向かってくる3機の戦闘機に備え、構えた。
しかし
スカっ…
三機のうちの2機は高い運動性能と旋回性能を活かして、マック達から離れた。
「ええい!こしゃくな!」
三機のうちの真紅の色をした戦闘機が男の方へ向かってきた。
「なんかアレ、オラ達の方へ向かってきてない?」
「「へっ?」」
「皆さん離れてください。もしかしたら…」
マタは万が一のことを考えて、離脱するように指示する。
しかし男は向かってくる戦闘機に対し、逆に前に進んだ。
そして、男は城壁から飛び降りた。
「「「いいい!?」」」
「バカかあいつは!?」
しんのすけ達と兵士たちが男の行動が信じられなかった。
一方、男の方はなんと向かってきた戦闘機のコックピットに見事着地した。
パチ…ウィーン…
男がコックピットに座ると、計器類が男に反応して、起動した。
バサッ!
男は顔を覆っていた真紅の布きれを取った。
中から出てきたのは、凶悪で狂気に満ちた顔だった。
「いくぜぇぇ!このウジ虫どもぉ!!」
狂気的に笑いながら、男は左右のレバーを力強く握った。
「こいつらに見せてやるか…「合体」ってやつをな!」
戦闘機は3機揃い、今度は赤、白、黄色の順で戦闘機が直列に並びながらマック達の横を飛行する。そんな光景を不思議そうに見る男以外の全員。
「一体…何をする気だ?」
「あの男…戦闘機をどうするつもりだ…?」
「……」
そして男は感情を込めてレバーは前に押し出した。
「いくぜぇぇぇ!!チェェェェンジッ!!!」
ガシャン!
なんと戦闘機はまるで生きてるかのように変形を始めた。
白の戦闘機からミクロの金属板が自己増殖を開始し、腕が生える。
黄色の戦闘機から足が生え、そして真紅の戦闘機は徐々に顔ともとれる形へ形成する。
「ゲッタァァァァァ!!ワンッ!!!」
ガシィィン!!
全員の目の前に信じられないことが起こった…いや…信じたくはなかった。
なんと変形した3つの戦闘機が今度は直列で合体し、人型の機械の巨人と化したからだった。
「こっ……こんなことが……」
「3つの戦闘機が……」
合 体 し た ぁ ぁ ぁ ! !
ズドオオン!
合体した戦闘機…いや、巨大なロボットは地上へ降り立った。その姿は日本の昔話に出てくる伝説の鬼のような凶悪な姿をしていた。
全員はその姿を見て、恐怖と驚きで隠せなかった。
そう…その姿は全員を「震撼」させた。 「あわわわ…」
「すっすごいゾ…。カンタムよりカッコいい…」
「あたし…だからSFが苦手なのよ…」
「これが…あの男の真の「力」…」
マック達もその姿に畏怖していた。
「こっ……こんなふざけたことがあっていいのか…」
「こんなもの…みたことがない…」
男はコックピット内で不敵な笑みを浮かべて、マック達を見下していた。
「見たか!!合体!!」
ゲ ッ タ ー ロ ボ だ ! ! !
前編終わりです。前編がかなり長かったし、ついにゲッターロボが登場しました。 ここからは悪魔の強さを発揮します。
ちなみにこのゲッターはチェンゲ第1話で竜馬が使っていた初代ゲッターです。
次は後編です!お楽しみに!
毎度乙〜。今回も楽しかった。
でもしんのすけはゲッターを見ても「カンタムの方がカッコいいぞ!」って言いそうだなあ。
564 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 18:48:40 ID:K/xrf8rA
誰でもいいからしんちゃんと絶対可憐チルドレンとコラボさせたら
絶チルとGSとクレしんをコラボしたら昔サンデーでやってたGSのDVDだったか再放送だったかの告知漫画にクレしん加えただけになりそうだ
クレしん+ベルセルクなんてもんを思いついたが・・・・・・
今、別の創作活動により手が出せないorz
567 :
一尉:2009/06/05(金) 20:38:27 ID:YNG8jLAu
王様としんのすけ
後編貼ります
第7話「流竜馬(後編)」
ゲッターロボ…。
この巨大なメカの名称のようだ。
マック達はゲッターロボを睨みつけていた。
「ゲッター…ロボ…?」
「こんなの…見たことないわよ…」
しんのすけ達もただ驚いた目でゲッターロボを見つめていた。
「げっ…下駄ぼろぉ?」
「こんなロボット…生まれて初めて見たぞ!」
「ドン・クラーイ世界でも…こんなものはない…」
一方、男は歯を出して笑っていた。
「誰が恐怖におののけだってぇ?それは俺の台詞だ!!」
マック達は男の挑発でついに怒った。
「このやろお!これでも食らえぇ!!」
「いくわよぉ♪」
ゴオオオッ!!
マックとプリリンは口から巨大な炎をゲッターロボに向けて、放射した。
炎はたちまちゲッターロボを覆い尽くす。
「うふふっ!これできれいさっぱり溶けてしまいなさい!!」
ゲッターロボは全く動かなかった。
しんのすけ達は炎の近くにいるため、凄まじい熱気が襲ってきた。
「あっ…あついゾ…日焼け止めを塗らないと…」
「バカ!そんな事を言ってるひまがあったら…」
「見てください…あのロボットは全く動きません!」
マタ達はゲッターロボが全く動かないので不思議でならなかった。
シュワ…
ゲッターロボの表面上の塗装が炎で剥げて黒くなり始めた。
「はっ……」
ギンギンは何かに気づいた。
「あの人…燃えている…」
しんのすけはギンギンの言葉に疑問をもった。
「えっ…あのロボットは火がついて燃えているよ…」
「違う!あの人の命が燃えているんだよ!」
しんのすけ達はゲッターロボを見た。
火炎放射をくらい、塗装まで落ちてきていた。
しかし、ロボットは全く臆することなく仁王立ちしていた。
「確かに…あの男…熱い!」
「何か物凄いものがこちらに伝わってくる…」
ひろし達もゲッターロボから何かを感じとった。
若 い 命 が 真 っ 赤 に 燃 え て … …
男は炎の中で静かに口を開いた。
「じゃあな…ウジ虫どもぉ!!」
ガシャア!!
男はレバーを離すと、すぐ横に設置されていたハンドガン型の操縦コントローラーを二丁取り出した。
それに反応して、ゲッターロボは背部に手を回し、そこから巨大なマシンガンを二丁取り出した。
ズ バ バ バ バ バ ! !
巨大なマシンガンから発射される弾丸は広範囲を無差別にバラまいた。
「グガアアアア!」
「ギシャアアアアア」
魔物の大群も、今の攻撃でもう壊滅状態になっていた。
それを見たマック達の表情が変わった。
「すっ…数千匹の魔物が…もういないとは…」
「………」
マック達の顔からもう余裕の表情が消え、焦りの表情が見え始めた。
「驚くのまだだ!!貴様らにはたっぷりとゲッターの恐ろしさを見せてやるぜぇ!!」
男は右のレバー引いて叫んだ。
「ゲッタァァァァ!!ウィィングゥ!!」
バサッ!
ロボットの背中から真紅のマントが展開した。マントはボロボロで風にたなびいている。
その姿は恐怖を具現化した魔王そのものだった。
ドン!!
ゲッターロボは一瞬で上空へ飛び出した
。その衝撃が城壁に直撃した。
「うわあああ!」
しんのすけは衝撃で吹き飛ばされそうになった。
「しんのすけぇ!!父ちゃんが受け止めてやるぞ!」
ひろしはしんのすけの直線上に立ち、しんのすけを体で受け止めた。
「空も飛べて、しかも強すぎる…。一体どこで造られた物なんだ…?
マタもゲッターロボに興味を持ち始めたような気がした。
「あいつ…何をする気だ…?」
「マック、見てあれ!」
ゲッターロボは手を肩の方に向けた。
男は右レバーを後ろに引いた。
「ゲッタァァァァ!!!トマホォォォォク!!」
バシュ!
肩の部分から黒い物が飛び出してきた。それは漆黒の禍々しい形をした片刃の斧だった。
「くらえぇぇ!!」
男は叫ぶと同時にゲッターロボは残った魔物の方へ超高速で突撃した。
ザシュ!ズバァ!
「ギャアアアアア!!」
ゲッターロボは魔物達を斧で切り裂いていく。魔物の返り血を浴びて、楽しみながら暴れるゲッターロボは正に悪魔そのものだった。
そんな光景を見ていた全員は畏怖した。
「あのロボットだけで…ドン・クラーイ世界は壊滅してしまう…!!」
「ゲッターロボ…なんて強大なんだ…」
しんのすけ達も同じ事を思っていた。
「うおお!!スゴイゾ!オラ、あれに乗りたぁい!!」
「バカやろぉ!あんなの大量破壊兵器だぞ!!」
ひろしはしんのすけの言葉を否定する。ロボットなんて、アニメや漫画の世界だけのものだと思っていた。しかし、その根拠を覆す証拠が目の前で鮮明に存在していた。
「そろそろ幕引きといくかぁ!」
キュイイン!!
ゲッターロボの腹部に眩しいほどの緑色の光が収束した。
男は両方のレバーを同時に後ろに引き、感情を込めて、叫んだ。
「ゲッタァァァァァァ!ビィィィィムゥ!!!」
男の感情が爆発した瞬間。
ド ギ ャ ア ア ア ァ ッ ! ! !
収束した光が巨大な光線と化して、放射された。
光線はマック達へ襲いかかる。
「やばい!逃げろぉ!」
「きゃああああ!」
マック達は間一髪の所で光線の軌道上から避けた。が…
カ ッ ! !
光線は地上に直撃し、真っ赤な光が地上で膨張した。そして、
ド ワ オ オ ォ ォ ォ ォ ン ッ ! !
膨張した光は強烈な光を発した。それはまるで、人類史上最悪の兵器、核兵器が爆発した時と同じ光景だった。
光と衝撃は凄まじく全員に襲いかかった。
「うわあああ!!」
「きゃあああ!!」
「くっ…ああああ…」
しんのすけ達は強烈に眩しい光を翻弄される。
「たっ…助けてくれぇ…」
「目が…見えない…」
アマリーリス兵士も同じで、衝撃と光が同時に襲いかかった。
一方、マック達もただではすまなかった。
「うわあああ!なんてことだぁ!」
「なんで…こんな奴がこの世界にい…きゃあああ!」」
マックとプリリンは光で翻弄される。
………………………
光は治まり、衝撃も弱くなり始めた。
「オラ達…どうなったの…?」
「とりあえずオレ達は生きているな!家族は大丈夫だよな!」
「ええ…。ひまとシロは城内に預けたから大丈夫だと思うけど…」
野原一家は無事だった。しんのすけ達は当たりを見渡した。城壁が少し焦げついたぐらいで大した被害はなかった。
しかし
「なっ…なんて…こと…」
マタは城の外を見て、恐怖で体が震えてえていた。
「どうしたマタ!?」
しんのすけ達はマタの所で駆けつけた。
そこには
! ! ! ?
しんのすけ達が見たものはおぞましい光景だった。
「なっ…なにこれ……?」
「ああ…」
「うわああ…」
直撃を避けて離れていたマック達も同じ光景を目にした。
「「…………。」」
直撃を受けた地上は広範囲に渡って焼け野原となり、地面そのものがドロドロに溶けただれていた。周辺にあった村も巻き添えをくらい、消滅していた。
ただ一人、そんな光景を見て、笑っている人物がいた。
「わりぃなぁ!ゲッター線の出力を抑えたつもりだけどな!!」
そう…ゲッターロボを操縦していた男だった。
「ダッ…ダーク様に報告しなければ…我々はおろか…」
「このロボットの力…ドン・クラーイ世界を破壊しかねないわ…」
スゥ…
マック達はその場で消えていった。
「ゲッターの塗装が剥げたか…?ブラックゲッターみたいになっちまったけど。まあ、旧型だし、整備をサボリすぎたせいか?まっ、いいか」
男はコックピットの中で何事もなかったような顔をしていた。
すると
「そこの男…降りてきてもらおう」
「?」
男は城壁の方を見た。するとアマリーリスの王がゲッターロボを見つめていた。
「王様!?」
王はさらに話を続ける。
「お前に少し聞きたいことがある。降りて来てもらいたい。」
「………」
男は王をパネル越しで見ていた。
………………………
「……………」
男は王の間で親衛隊に囲まれていた。
男はドン・クラーイ世界の村々を襲撃した疑いと、さっきの戦闘でのあの「ゲッターロボ」という強大なロボットを操縦した結果、どのような惨状になったかということで、危険人物となっていた。
そこには野原一家とマタも立ち会わせた。
「あの男…日本人か…」
「ええ〜、オラ達といっしょ!?なんかいやだなぁ…」
「けど…なんか雰囲気が人間離れしてるよね…。なんか…凶悪な感じがする…」「……」
男の髪の色といい、目といい、顔つきといい、野原一家と同じ日本人の顔をしていた。
年齢は…20代後半に見える。
しかし、その雰囲気は普通の人間と異なり、凄まじい程の威圧感と吐き気がするほどの殺気を持ち合わせた、危険のニオイがする人物だった。
しかし、そんな男を見て喜ぶものがいた。
「たーぴ!!たーよ!!えへへへ!」
しんのすけの妹、ひまわりだった。ひまわりは美男子と宝石類が大好きな風変わりな赤ん坊だった。
「こら!!ひま、あんな男に反応するんじゃないの!!」
ギロっ!
男はみさえの方へ睨みつけた。
「ひぃ!!」
「キャハハハハ!」みさえは男の殺気だった瞳を見て萎縮したが、ひまわりはその逆だった。
確かに男の顔は非常に凶悪な顔つきをしているが、非常に顔つきが整っていて、カッコいいといえばその部類だった。
すると男の直線上に座っていたアマリーリスの王が話だした。
「まずはそなたの名前を教えてくれるか?」
「………」
男は王の問いを少し間を空けて喋り出した。
「俺の名は…」
男はこのあと衝撃な事を話した。
「俺の名は流…流竜馬!これから先、てめぇらに地獄を見せる男だ!!」
! ! ?
全員がその言葉に驚いた。
「地獄を見せる…どうゆうことだ!?」
「あいつ…何を言っているんだ?」
辺りは「流竜馬」と名乗る男の放った言葉に注目した。
「やっぱり…あいつも日本人だったんだ…」
「あなた、あの男を知ってる?」
「いや…知らねえよ。つか本当にあいつは地球の住民か?」
「えっ…?どうゆうこと?」
ひろしは何か疑問になっていた。
「だってよ…あいつはあの「ゲッターロボ」って兵器を操縦していたけど…あんな高技術の兵器はオレ達の地球の科学技術で造るのは絶対に無理だぜぇ!?」
「えっ…?じゃああいつは誰なのよ!?流竜馬って名前はどうみても日本人の名前よ!?」
「わかんねぇ…しかし、あいつは日本人ってことは確かだ…」
流竜馬の存在は、ここにいる全員に疑問を抱かせた。
王は疑問を後回しでさらに流竜馬に問う。
「わかった…。流竜馬とやら。そなたはこのドン・クラーイ世界の村々を襲撃した疑いがあるが、それはまことか…?」
竜馬は少し黙り込み、うなずいた。
「確かにこの世界の色んな村を壊滅させたのはこの俺だ」
やはりこの世界の村々を壊滅させたのは謎の男、竜馬であった。
親衛隊の目は一気に男に対しての敵対心を感じさせられた。
するとマタが前に出て男に向かって叫んだ。
「ならアナタはなぜこの世界の村々を襲ったんだ!?」
「マタ…」
辺りは静寂の雰囲気に包まれる。
マタはドン・クラーイ世界の秩序を守る使命を持っていた。
そのマタから見れば、その流竜馬という男はその世界を秩序を乱す者にしか見えなかったからだ。
すると竜馬はマタの方へ向いた。そして不敵な笑みを浮かべる。
「ほう…さすがはドン・クラーイ世界を守るガキだけあって、勇ましいじゃねえか!?
なあマタ・タビの娘、マタ・タミ!!」
! ! ?
マタは驚いた。なぜ自分の名を知っている?
なぜ父親の名を知っている。
「なっ…なんで…ボクの名やパパの名を知っているの…?」
さらに竜馬は次々に指摘する。
「そこにいるのは、野原しんのすけ、野原ひろし、野原みさえ、野原ひまわり、そして飼い犬のシロ。埼玉県春日部市在住の一家……」
なんと野原一家のことも知っていた。
「まさか……オラ達て…有名人かなぁ…エヘッエヘへへ…」
「バカやろう!なんでオレ達のことを知っているんだ…?初対面だぞ…」
「やだぁ…ストーカー…?」
さらに竜馬は指摘をしていく。ここはどこなのか、敵は誰なのか……流竜馬という男はありとあらゆる事を知り尽くしていた。
「こいつ…一体何者だ…?ただ者ではない…」
全員がその場で凍りついた。そしてしんのすけを見て、指を指した。
「そして、このガキが伝説の『金の矛』と『銀の盾』を持った『選ばれし勇者』だってこともな!!』
「なっ…?」
ひろし達はもう竜馬の情報量が凄すぎてついていけなかった。
「いや〜ん!オラ…ハズカシいぃ〜!」
しんのすけは体をクネクネしていた。
「お前はなぜそんなに物知りなんだ?」
ただ一人、王だけが冷静に竜馬に問う。
「さあな…」
ふざけているのか、ため息をついて話した。
「なら聞こう。なぜお前はこの世界の村々を襲ったんだ?」
竜馬は悩むことなく即答で答えた。
「あの村の連中は俺を見ただけでジロジロ見て来やがった。ムカついたから胸グラ掴んだだけで俺に攻撃してきやがったからだ!」
「それで村を壊滅させたと…」
全員は呆れてモノもいえなかった。
「たかがそんなことで壊滅させたのか?」
親衛隊の一人が竜馬に文句まじりに言った。
「あたりめえだ!『殺りにきたら殺り返す』までだ!」
「………」
全員の開いた口が塞がらなかった。そんなムチャクチャな…と思う者もいれば、短気にもほどがある、と思う者もいた。
「わかった…。とりあえずその話は置いといて、もうひとつ聞きたいことがある!」
王は少し間を置いたあと、顔つきをきつくして竜馬に言い放った。
「ズバリ、そなたが動かしていた謎のロボット『ゲッターロボ』についてだ!」
ピクっ
全員がその質問に反応した。
確かに竜馬以外の全員はあんな高技術のロボットは見たことがなかった。
ほとんどの者が、ゲッターロボによって地上が悲惨なことになったことにより、『破壊を呼ぶ者』や『漆黒の鬼』と、恐怖の権化と脳にこびりついたからであった。
そんなものがどこで作られ、他にどんな能力があるのか知りたかった。
「そんなの知ってどうする…?お前が知るような代物じゃなねえぞ!」
男はドスの利いた声で王の問いを否定した。
「ゲッターロボとお前の存在は全員にとって、恐怖の対象でしかないのだ。お前はこの世界にいる以上、私達にも知る権利がある。」
王は色々と理屈をつけて説得するが竜馬は全く応じなかった。
「断る!ゲッターのことはてめぇらが知っても意味がねえ!!」
王はため息をついた。
「わかった。ならこれならどうだ。そなたの力を我々に貸してくれぬか?」
王は竜馬に協力してくれるように頼み込んだ。しかし、
「それも断る!」
男は王の問いを次々に否定する。
王自身も次第に苛立ちを覚えてきた。
親衛隊も竜馬の態度に怒りを覚えた。
「貴様!調子に乗るな!さっきから王様を見下す発言ばかりしやがって!」
「お前も罪なことをしたんだ!!償うつもりで力を貸してといっているんだ」
親衛隊がうるさくなっているさなか、野原一家とマタは不安感にかられていた。
「なあ…なんかマズイことになってねえか…?」
「大体、あの男も図々し過ぎるのよ!!こっちが必死に頼み込んでるのにいいじゃない!?」
「そうですね!ボクも少しイライラしてきました。あの男の態度が気にくわない!」
親衛隊がうるさくなり、王の間はかなり騒音で埋め尽くされた。
「静かにせぬかぁ!!」
「ひっ!!」
王の喝で一気に静まり返った。王は少し顔つきを柔らかくしていった。
「こちらもダークの侵略を押さえるのに必死なんだ。今のままではドン・クラーイ世界はおろか、そなたが住む地球まで支配されてしまう。
互いの守るべきものを守るため、力を貸してくれぬか?」
王は落ち着いた口調でもう一度頼みこんだ。だが、
「何度もいうが断る。」
すると王の顔つきが変わる。とても怒りに満ちた険しい顔だった。
「断るなら、こちらにも考えがある!」
スッ…
王は手をあげると、親衛隊は持っていたライフルを男に向けた。
「そちらは村々は破壊し、村人達を虐殺した。 その罪を償わければならぬ!
どうじゃ?それでも私の頼みを断るか…?」
しんのすけ達もその光景を見て、焦りだした。
「あいつ…死ぬのかな…?」
「本当に何考えてんだよ!あれでも否定するのか!?」
「「………」」
竜馬は絶体絶命の危機に立たされているにもかからわず、臆することがなかった。
「てめぇらしつけぇぞ!!俺はなぁ、この世界やこれからどうなろうと知ったこっちゃねえんだ!!」
竜馬のその挑発を受け、堪忍袋の緒が切れた。
「貴様がそこまでゆうなら、罪を償ってもらおう!!覚悟しろ!」
カチャ!
親衛隊はライフルのトリガーに指を入れ、いつでも撃てる準備をした。
「あわわわわ…」
「お前、死んじゃうんだゾ!わかってるのか!?」
「ああ…」
「なんてバカな男なんだ…。命が惜しくないのか?」
しんのすけ達は竜馬の行動に納得がいなかった。
一方、竜馬の方はというと、
「そんなんで俺を殺せると思ったら大間違いだぜ!!俺を殺したきゃ、宇宙そのものを消し飛ばすことだ!!」
竜馬は平然としているどころか、笑っていた。
そして…
「撃てえ!!」
ド ン ! !
王のかけ声で親衛隊のライフルの火がうなる。
「ひっ……」
「うわあ…」
「しんのすけ…みさえ…見るな…」
「………」
野原一家とマタは目をつぶった。
辺りは静寂の雰囲気となり、ライフルの火薬の匂いが鼻を刺激するだけであった。
しんのすけは少し目を上げた。男はどうなったのか…気になって仕方がなかった。
「おっ…。えっ?」
「一体…どうなっ…えっ?」
しんのすけ達は男が気になって目をあけた。
! ! ?
しんのすけ達は信じられないものを見た。なんと倒れていたのは男ではなく、ライフルを構えていた親衛隊達だった。一体何があったのかわからなかった。
「あれ…撃たれたんじゃ…」
「倒れているのは親衛隊の方よ!」
竜馬は全くの無傷だった。
「弱ぇな。俺はただジャンプしただけでこいつらがライフルの餌食になりやがった。」
何と男は撃つ瞬間に、その場で跳躍して避けたのだった。
そして、高速で前進する弾は竜馬が避けたことにより、対角線上にいた親衛隊達を貫いたのであった。
「…………」
王はその光景を目にし、唖然としていた。竜馬は王を見てニヤニヤしていた。
「てめぇ…俺は攻撃 する奴には容赦しねぇ…その意味がわかるよな?」
竜馬の顔つきを少しずつ憤怒の表情に変わりつつあった。
「…………」
王は竜馬を怖れつつあった。今度は自分の「番」だと気づいていた。
「王様…もしかしてやばくないか…?」
「このままじゃあ!?」
「王様!!お逃げ下さい!!」
ひろし達が叫ぶとしんのすけが竜馬の前に出た。
「こらぁ!!いい加減にしろぉ!!このおじさんをいじめちゃダメだゾ!」
「しんのすけ…」
しんのすけは竜馬に対して勇敢に立ち向かう…いや、しんのすけの足がビクビク震えていた。
しんのすけはダクネスの村の時でも、竜馬の前に出て、泣きながら訴えた。しかしあの時は、悲しみゆえ恐怖は感じなかった。
しかし今は違う。今のしんのすけは悲しみがなく、恐怖という感情が全面にでていた。
すると竜馬は少し黙り込んだ。しんのすけを無表情で見つめる。
「しんのすけぇ!危ねぇぞ!下がれ!」
ひろし達はしんのすけを連れ戻そうと竜馬の前に飛び出してきた。
ど い つ も こ い つ も 糞 甘 め ぇ …
「!?」
ひろし達は竜馬の方向を見た。するとそこには見たことのない表情をした男の姿があった。
ゴ ゴ ゴ ゴ ッ !
「「「「ひいいいいい!!」」」」
しんのすけ達の表情は一気に青ざめた。 グルグルと獰猛な獣のような瞳、血管が浮き出て、 シワを眉間に寄せていて、その名の通り、「狂人」と当てはめてもいいほどの男の姿があった。
「てめぇら…そんなに俺を甘く見てっと生きながら無限地獄をあじあわせるぞ…」
「わあああっ!みんな!早く逃げろ!」
野原一家とマタは自分達に危険を感じてその場から逃げ出した。
慌てた表情で城内を駆け抜け、そして城門の所まで来ていた。
突然、
ド ゴ ゴ ゴ ン !
アマリリースから何かが崩れる騒音が鳴り響いた。
「この音、まさか!っ?」
すぐさま外に出て、離れた場所で城の方へ振り返った。
……………。
あのゲッターロボがアマリリースを組み立てた積み木を崩すように、城を吹き飛ばしていた。
あの難攻不落と呼ばれたドン・クラーイ世界唯一の城がもう見るかげもなくなっていた。
城内にいた獣人達は…もう崩れる城と共に巻き添えになって生きてはいないだろう…。
しんのすけ達はその凄惨な光景を見て、絶望した。
「ひっ……酷すぎるゾ…」
「あいつは命をなんだと思ってるんだ!?」
「…おっ同じ地球の住民として思いたくないわ…」
しかし…一番精神的にきたのは…
「うわあああっ!王様がぁ!!」
マタだった。父親の親友を殺され、さらにこんな屈辱を受けたのは生まれ始めてだった。
女の子なのに気がしっかりしているマタもこればかりは大声を出して泣き叫んだ。
「マタ…」
しんのすけはマタをそばに駆け寄ろうとするがひろしが止めた。
「父ちゃん…」
「今は好きなだけ泣かせておいてくれ…マタにとってもそれが一番いい…」
するとゲッターロボはアマリーリスを破壊するとしんのすけの方へやってきた。
しんのすけ達はゲッターロボを警戒する。
もう許さない…しんのすけ達の心は竜馬への怒りそのものだった。
ウィーン…
ゲッターロボの口部分のハッチが開くとあの男、流竜馬が立ってしんのすけ達を見つめていた。
「おい!アンタは一体何をしたいんだ!?ドン・クラーイ世界の征服か!?」
「オラは悪い奴は大嫌いだゾ!!」
「もしアンタが世界征服が目的なら私達は命をかけても守ってみせるわ!」
野原一家は竜馬に対抗した。
すると竜馬はニヤっと笑った。
「俺が憎いならどんだけでも恨め!!なあに、俺はお前達には何もしねえよ!
お前達、特にそのガキには死なれては困る存在だからな!」
「何?」
竜馬の不思議な発言に戸惑う野原一家。
「しんのすけは…死なれては困る存在…?
どっどうゆうことよ!?」
バシュ…
みさえがそうゆうと竜馬は無言のまま…ハッチを閉めた。
そして
ド ン !
ゲッターロボは超高速で飛び上がり、戦闘機以上の速度でどこかへ飛び去っていった。
「あいつは一体…」
ひろし達はゲッターロボが去っていった方向を見つめ、途方にくれていた………………。
第7話(後編)終わりです。
いやぁ〜、なんか暴走気味になってしまいましたが、そうしたのにもちゃんと理由があります。
決してクレしんを踏み台にするわけではありませんので安心してください。
さて、次回から話は前から言っていたあるゲームのボスキャラを出します。
第8話お楽しみに!
579 :
一尉:2009/06/06(土) 15:01:47 ID:Tl4HqoEk
コンボイ対しんのすけ
泉こなた対野原しんのすけ
581 :
一尉:2009/06/07(日) 21:25:59 ID:jNit9R3K
坂本竜馬としんのすけ
第8話 貼ります。
第8話「復活…暗黒魔導士」
………………………
ここはしんのすけ達が住む地球とは違う別次元の世界。
1000年前、全てを消滅させる『無』の力という神のごとき力を使って、世界の破滅を企んだ悪の暗黒魔導士『エヌオー』。
『エヌオー』の陰謀を阻止しようと、封印城クーザーに伝わる伝説の12の武器を装備した勇者達が立ち上がり、エヌオーと死闘を繰り広げた。
戦いの末、エヌオーの『無』の力が暴走。、挙げ句に飲み込まれて死亡し、世界は救われたと伝えられている。
………………………
しんのすけ達は第2の宝玉を探して、ドン・クラーイ世界を探し回っていた。
「父ちゃ〜ん…。いつになったら2つのタマタマが見つかるの〜?」
しんのすけ達は崩壊したアマリーリスを後にして、かれこれ一週間以上経った。
しんのすけ達は第2の宝玉を求め、色々な町や村に行き、宝玉の手掛かりを探したが、今ひとついい情報は得られなかった。
「知らねえよ!手掛かりが全くないんだからよぉ!」
「しかし…全く手掛かりがないってのもおかしいわねぇ…。もうないんじゃないかしら?」
ひろし達はもう疲れが見え始めとしてはいた。
かれこれ一週間も歩き詰めで疲労が貯まり、集中力が途切れつつあった。
「あきらめてはいけません!!探せば必ず見つかるハズです!」
マタだけは人一倍元気だった。思えばアマリーリスが崩壊してからこの調子だ。
あの忌まわしき漆黒の巨人『ゲッターロボ』とそれを御せし男、流竜馬によって…。
(マタ…やっぱり気にしているんだな…)
あの日以来、ゲッターロボは消息を断ったままだった。それと同時にあのアマリーリスが陥落したことがドン・クラーイ世界に広まり、街や村は大混乱に陥った。
「はぁ…あの流竜馬って男のせいかな…ドン・クラーイ世界が嫌な方向にいっているような気が…」
「あのマック達も恐れるぐらいだからね…」
全員は流竜馬のことが頭にこびりついて、忘れようとしてもできなかった。
あんな凶悪なロボットを操縦し、且つ自身の存在感が凄まじかったからだ。
しんのすけ達は途方もなく歩き回っていた。
すると、
「真空波!」
! ?
ズドォ!
突然空から巨大な風の刃がしんのすけ達に襲いかかった。
「「「うわあああ!!」」」
しんのすけ達は吹き飛ばされ、地面に叩き落ちた。
「いっ…痛いゾぉ〜!」
「何なの…ひま大丈夫…?」
「えへへ!きゃぴ!」
ひまわりは平気どころか喜んでいた。
「ククっ…」
シロはなぜか空を見て警戒していた。
「シロ、どうしたんだ?」
全員は空を見上げた。
「ファファファ…」
? ? ?
全員は目を疑った。空から人らしき姿をしたものがゆっくり降りてきた。
ストっ…
白い甲冑と鎧とローブを身に纏い、不思議な形をした大剣を持った大男が地上に降り立った。
「おお!!アクション仮面の敵かな?」
「違うわ!ダーク一味か?」
「わからない!あんな奴は初めてです!」
正体不明の人物を前に全員は警戒する。
「お前達、ここはどこかわかるか?」
男は渋い声で質問を始めた。
「えっ…ここはドン・クラーイ世界だけど…?」
みさえは答えると男は頭を傾げた。
「ドン・クラーイ世界…聞いたことないな…ここはあの世界ではないのか?」
「あの世界?」
しんのすけ達も何か男の素性を気になり始めた。
「あんたは一体何者なんだ?ダーク一味ではなさそうだな」ひろしが尋ねると男は顔を上げていった。
「私か…私の名はエクスデス。暗黒魔導士エクスデス」
男は「エクスデス」と名乗った。
「エクステ?」
ガクッ!
「違うわ!エクスデスだ!」
「んもぅ…、大のオトナがムキになるなんておまたげないゾぉ〜」
「………このクソガキィ……」
エクスデスという男から不思議な感じがした。何か邪悪なような…うねりくねったようなものが…。
「もう一つ聞きたいことがある。ここの世界には英雄とか勇者という者がいるか?」
するとしんのすけは勇者という言葉に反応して、前に出てきた。
「おお〜っ! それはオラのことですなぁ〜!」
そしてしんのすけは胸を張って、ポンっ!と胸を叩いた。
「オラ、野原しんのすけ!五歳!
金矛の勇者だゾぉ〜!サインはあとでねぇ…えへっへぇぇ…」
しんのすけワールドが炸裂し、全員呆れて言葉が出なかった。
「そうか…お前がここの勇者だな…。なら死んでもらおうか!!」
「えっ…」
するとエクスデスは手を前に出して、力を入れ始めた。
ギュワ…
するとエクスデスの真上から時空の歪みが発生した。
「食らえ!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !
! ! ! ?
時空の歪みから無数の炎に包まれた巨大な岩〈隕石〉がしんのすけ達に襲いかかった。
う わ あ あ あ っ ! !
しんのすけ達は急いでその場から離れた。が、雨のように降り注ぐ隕石は容赦なくしんのすけ達の退路を遮断する。
「ファファファ、どおだ!時空魔法『コメット』の威力は!」
エクスデスはしんのすけ達をあざ笑う。
「この卑怯者ぉ〜! 何するんだぁ〜!」
「やっぱり貴様もダーク一味か!?」
しんのすけ達はエクスデスに向かって反論した。
「ダーク一味?知らんなそんな奴は!私はムーアの大森林で生まれし邪念の集合体、『エクスデス』!」
「なっ…何を言っているんだこいつは…?」
「まさか…また別の勢力…?」
「勘弁してくれよ…。ダークでこっちは精一杯なのに…」
ひろし達は弱音を吐いているなか、しんのすけは前に出た。
「こらぁ!そこのエクステ!お前はオラが懲らしめてやるゾぉ!」
ガクッ!
「だからエクステじゃねぇ!エクスデスだ!エクスデス!
このガキィ…もう許さん!」
しんのすけは心に念じ、キンキンとギンギンを呼び出した。
「金矛の勇者、野原しんのすけ参上!」
「しんちゃん!今日もよろしく!」
「みんな…気をつけて、こいつ…ただ者ではないわ…」
キンキンはエクスデスから何か恐ろしい念を感じとっていた。
「よっしゃ!オレ達もヘンジルぞ!」
「ええ!」
「はい!」
三人は心に念じた。
ヘ ン ジ ル ! !
「シュワ!」
「魔法少女!ミサリン!」
ひろし達はそれぞれのヒーローの姿に、マタは戦闘機にヘンジた。
「ファファファ…。私を倒そうとしても無駄だ!なぜなら私は不死身だからだ!」
エクスデスは絶対的な自信を誇っていた。が、しんのすけ達はそれに負けじと勇気を持つ。
「いくぞぉ!金矛の勇者達ファイヤー!!」
フ ァ イ ヤ ー ! !
しんのすけ達はエクスデスに突撃した。
「ファファファ…。愚かな…」
〈ゾンビブレス!!〉
プシュゥ…
エクスデスの口部分から紫色の奇妙な霧が発生した。
「なっ…なにこれ?」
「くっ臭い!」
奇妙な霧はしんのすけ達を覆い包む。
「ゾンビとなって、この世界で永遠にさまようがいい!」
しんのすけ達は霧の中で着実にダメージを受けていた。
「ヤバい…意識が…」
「何だろ…何か私が私でなくなるような…」
「ゴホっゴホっ…うっ腕が…」
ひろし達の皮膚の色が変化してきた。死人のような生気がない色に…。
「しんちゃん!このままじゃ全滅だ!あれを使おう!」
「あれって…」
「わかったわ!私は上半身、あなたは下半身よ!」
霧は段々治まってきた。エクスデスは霧を見つめていた。
「ふっ…これでガキ共も終わっ…ん?」霧の中から、キラキラ光るものが見えた。それがさらに輝き出す。
「なっ…なんだ…これはっ…?」
霧が治まるとそこには
「超しんのすけナイト参上!!
ケツだけ星人!ブリブリ!ブリブリ!」
なんとしんのすけは金色のエネルギー体に包まれて、巨大化していた。エクスデスと同等の大きさだ。
そう…数ヶ月にダークと対決したときに見せた形態だった。
「くっ…これならどうだ!」
エクスデスは手を握り込み、上空へ力いっぱい振り上げた。
「これでも食らえ!アースクエイカァァ!!」
天空へと突き上げた拳を力いっぱいに地面へ叩きつけた。
ズ ド オ ォ ォ!
文字通り世界を震撼させるがごとく、大きな地響きと同時に巨大な地割れが発生、しんのすけに向かってくる。
「うわぁ!タマタマが揺れるぅ〜ん!」
「しんちゃんよけて!よけて!」
しんのすけはエクスデスが引き起こした大地震により、身動きが取れなかった。
「しんちゃん!危ない!」
地割れはもうしんのすけのそばまで接近していた。
「うわぁぁ〜!」
ゴオォ…ン
しんのすけは地割れの中へ落ちてしまった…。
「ファファファ…。これで奴も終わっ…」
「うおおおおっ!」巨大な地割れの中から声が鳴り響いていた。
そして
ドン!
中から出てきたのはしんのすけだった。なんと地割れのなかへ落ちたにも関わらず、自力で這い上がってきたのだ。
「お前!もう許さないゾ!」
しんのすけはエクスデスに突進した。
「くっ…!甘いわっ!」
エクスデスは持っていた大剣をしんのすけに向けた。
ガキィ!
しんのすけの金矛とエクスデスの剣がぶつかり合う。金属同士がこすれあい、不快な音が辺りに鳴り響いた。
「くっ…うぬぅぅぅ〜!」
「くぅ…ぐっ!」
力が互角なのか、どっちとも後ろへ引かない。
(こいつ…あの光の戦士達と同じくらいに強い…)
(だっ…ダークより…強い…かもぉ…)
2人から熱気が吹き出し、手から汗が流れ出てきた。
しかし
プゥゥ〜ゥっ…
「あっ…」
しんのすけは力の入れすぎで放屁をしてしまった。
「バカめ!気がゆるんだか!?」
ガキィ!
エクスデスはわずかな隙をついて、しんのすけを吹き飛ばした。
「うわぁ!!」
エクスデスは動きを止めずにしんのすけに襲いかかった。
ガキィ!
鈍い音が辺りに響く。
(あれ…オラ…)
しんのすけは無事だった。さらにしんのすけの目の前には
「こっちは散歩しとるのに邪魔せんといてくれ…」
「なっ…何ぃ?」
しんのすけの前にいたのは一匹の陸亀だった。どうやらこの陸亀の甲羅がしんのすけを守ってくれたらしい。
「うお〜!カメさんが守ってくれた!」
「はっはっは!カメでも役に立てたら光栄じゃよ!」
一方、エクスデスはトドメの一撃をさせなかったことにより、怒りに満ちていた。
「このぉ…カメェェェェェェ!」
エクスデスは剣を振り上げ、狙いを陸亀に向けた。
「カメさん危なぁい!」
「大丈夫じゃよ!」
カメは全く臆することはなかった。
ガキィ!
振り落とされた剣は甲羅とぶつかったが剣の方が弾き返され、甲羅の方は傷一つなかった。
「くっ…なんて硬い甲羅なんだ!?」
しんのすけはカメの意外な活躍に興奮する。
「うお〜!いいぞ、カメさん!」
「ほっほっほ!わしの甲羅は頑丈だからな。」
エクスデスの怒りはピークになりつつあった。
「このクソガキ共…これならどうだ!」キリッ!
「かっ母ちゃん、父ちゃん、マタ、ひまにシロ!」
なんとエクスデスはひろし達を捕らえていた。そして剣の刃をひろしの首にあてがった。
「お前達、この者の首が吹っ飛ぶところを見たいならいくらでも攻撃してこい!」
なんとエクスデスはひろし達を人質にとった。
「この卑怯者ぉ〜!父ちゃん達とマタを返せぇ!」
ひろし達はさっきの紫色の霧のせいで生気が全く感じられなかった。
「くぅ…なんて卑しい奴なんだ…!」
カメも焦りを感じていた。
「くっくっく…攻撃できるワケないな…なぜならこいつらはお前の肉親だ…!」
「くっ…くっそぉ〜!」
しんのすけはただこらえていたが、怒りの感情は抑えられなかった。
「ファファファ!貴様らはこの私に勝てるハズがないのだ!」
バシュゥゥ!
エクスデスの頭上に巨大なエネルギーの塊が発生した。
塊は徐々に巨大と化していった。
「なっ…何なのこれ…」
「マズい!こいつは…」
エクスデスは震えているしんのすけを見てあざ笑っていた。
「さあ!世界の終末に懺悔せよ!そして滅びゆくがいい!食らえ!アルマゲ…」
突然!
「おうるぁああ!!」
ザクッ!
「ぐわぁ…!」
突然、エクスデスの動きが止まり、しんのすけ達はワケがわからなかった。
「よお!またあったな!ガキィ!」
「おっ…お前は…」しんのすけはそうゆうと緊張が途切れ、気絶してしまった。
「おっと…こんなことで気絶すんのか?情けねえなぁ」
そう…「ゲッターロボ」の操縦者であり、アマリーリスを崩壊させた張本人、「流竜馬」がしんのすけの前に現れた。
エクスデスも突然の攻撃をくらい、混乱していた。
「なっ…何なんだ? きっ…貴様はだれだ!」
すると竜馬はエクスデスの方へ振り向くとニヤニヤと笑っていた。
「よお!こんな所にまで来て、『無』の力におぼれに来たか!!なあ…暗黒魔導士エクスデスさんよぉ!!」
! ! ?
エクスデスは驚いた。なぜこいつは自分の名を知っている!?こいつとは初対面のハズなのに…
そんな雑念が頭を交差していた。
「てめぇは『無』の力を手に入れ、挙げ句にバッツ達『光の戦士達』に殺されたが、消滅しきれてなかったようだな!」竜馬はズバズバと指摘していく。
「貴様!なぜそのことを知っている!?」
「ふん!知ってるも何もてめぇは『無』の力を制御出来ず、挙げ句の果てには『無』の力に飲み込まれた小者じゃねえか!
まあ…バッツやレナ、ファリスやクルルも小者っちゃあ小者だけどな」
「………」
エクスデスは竜馬の小者宣言に怒りを覚えた。
………………………
『エクスデス』
千年前、『無』の力を使い、そして自滅した古の暗黒魔導士「エヌオー」の後を継ぎ、『無』の力を手に入れ、世界を滅ぼそうとした暗黒魔導士。
暁の戦士であるガラフ、ケルガー、ゼザ、ドルガンが4つのクリスタルを使い、封印されたが、30年後にクリスタルが破壊され、復活を遂げた。
しかし、砕け散ったクリスタルのかけらで力をもらい、エクスデスを倒すように使命づけられた『光の戦士』バッツ、レナ、ファリス、ガラフ。
そして最中、エクスデスの生まれ故郷であるムーアの大森林での戦いで、死亡したガラフを後を継いだ一人娘、クルルの5人によって、死闘の果てに手に入れた『無』の力に飲み込まれ、死亡したハズだったが…。
………………………
「貴様…なぜそんなことを知っている!?私はお前のことを知らないハズだ!」
「へっ!てめぇの世界なんぞ、ゲッターエンペラーにとっちゃ、アリの巣みたいなもんなんだよ!」
「ゲッター…エンペラー…?何のことだ!」
エクスデスは聞いたことのない言葉でさらに頭がこんがらがる。ゲッターエンペラー…聞いたことのない名前だ。
しかし、今はそんなことはどうでもいい。今は謎の男を消滅させることを最優先にすべきだ…エクスデスのその事ばかり思っていた。
「まあいい!貴様は『無』の力で消滅させてやる」
しかし竜馬にはそんな脅しなど聞かなかった。
「ほう…『無』の力を使って、また暴走しなけりゃいいがな!!」
「くっ…ならこれならどうだ!!」
シャリ!
エクスデスは今度はひまわりとシロに剣を向けた。
「ファファファ!こいつらが無事でいたければ大人しくしていることだ!」
エクスデスはまた人質を使い、脅しをかけた。が
「やれよ!この程度で死ぬぐらいなら今殺してやった方が親切なんだよ!俺はすぐ死ぬ奴には用はねえ!」
竜馬は全く通用しなかった。しかし竜馬から伝わってくるのはおぞましいほどの殺気と溢れんばかりの絶対的な自信だった。
(こいつ…ただの人間ではない…何だ…?こいつの感じは…)
エクスデスは恐怖にさらされていた。なぜならこんな雰囲気を持った人間は初めてだったからだ。
エクスデスは少しずつ後ずさった。
「くっ…対決はおあずけだ!しかし私はこの世界に君臨してやる。その時がお前達の最期だ!それまではこいつらを人質に取ってやる!」
シュン…
エクスデスはひろし達を連れてどこかへ消え去った。
「ふん…小者が…」
すると
「お前さんは一体何者じゃ?」
あのカメが竜馬に話しかけてきた。
「俺か…俺はこのガキの見届け人…て役かな?」
「おぬし…人間ではないな…?」
「……」
竜馬はまた無口になった。
「お前とて…なんでその姿にヘンジてるんだ?三種の宝玉の一つ『金の宝玉』よ」
「気づいていたか…。わしはただ散歩に出ていただけだったんじゃが…そしたらこの子があの者に襲われていてな」
「ふん…エクスデスはこいつを成長させるために戦わせる。なぜならこいつは……」
辺りは無残になった地形で静寂な雰囲気と化していた。
………………………
第8話終わりです。
段々ものすごい展開になってきました。あるゲームのボスキャラとは「FF5」の敵であるエクスデスでした。
さて、竜馬がいう「ゲッターエンペラー」とは、竜馬としんのすけの関係とは、そしてエクスデスとの対決、そしてしんのすけはひろし達を救うことが出来るのか!?
第9話お楽しみに!
乙〜。更新早いけど最後まで描き貯めてんの?
592 :
一尉:2009/06/08(月) 21:11:55 ID:D7Z9Sknw
巨人軍としんのすけ
アーマードコアfaの世界にしんのすけ。
首輪付きポジにしんのすけがいて、セレンさんやらメイやらウィンディーやらリリウムやらにナンパしまくり。
企業連ルートもオルカルートもしんのすけなら最高の結果を出してくれると思う。
虐殺ルート?そんなもんないよ。
保守
595 :
一尉:2009/06/13(土) 17:33:02 ID:/IuQGRXM
自作
第9話貼ります
第9話「竜馬としんのすけ」
………………………
「…おっ?」
しんのすけは真っ暗な所にいた。
「あれっ…父ちゃん、母ちゃん、マタ、ひまわりにシロ?」
しんのすけは辺りを見回したが、真っ暗闇で何も見えない。しんのすけの声しか聞こえず、静寂して、不気味だった。
「しんちゃん!」
しんのすけの後ろから声が聞こえた。
「おっ?」
しんのすけは振り向くとそこには見覚えのある女の子が立っていた。
「つっ…つばき…ちゃん…?」
そう…そこにはあの女の子、つばきがしんのすけを笑顔で見つめていた。
「つばきちゃん!会いたかったよぉ〜!」
しんのすけは顔を真っ赤にしてつばきへ走っていった。
しかし
「あっ…あれっ?」しんのすけはいくら走ってもつばきに近づけなかった。
「なんでつばきちゃんの所にいけないのぉ?あともう少しなのにぃ!」
つばきは笑顔だが全く喋らない。
「つばきちゃぁん!待ってよぉ〜!」
すると
カ ッ ! !
しんのすけの目の前が突然、輝き出した。まるで太陽光を直接浴びたような光だった。
「うっ…うわああーっ…」
………………………
「はっ…?」
しんのすけは目覚めるとベッドの上で寝ていた。
「ここは…どこっ?」
辺りを見回したが見知らぬ小屋の中だった。
「あれっ?オラ…何してたっけ?」
5秒後
「あっ!思い出した。確かぁ、エクステっておじさんに…」
! ! ! !
しんのすけはやっと気づいた。
「あ゛ーーっ!そういえば父ちゃん、母ちゃん、マタにひまとシロは!?」
しんのすけは辺りを見回したが、誰もいなかった。
「あれっ?あの時、あの男が現れて…どうなったんだろ?」あの時、竜馬という男が現れてからの記憶が全くなかった。
カチャ!
突然、小屋のドアが開いた。
「えっ…?誰かいるの?」
ドアから出てきたのは…
「よお!起きたかガキ!」
! ! ?
現れたのはあの男、竜馬だった。
「うっ…うわああ!!」
しんのすけはびっくりして声を上げた。
「そこまで声を上げれるなら元気だな」しんのすけは背を壁につけ、竜馬を睨みつけた。
「おっ…お前!オラをどうするんだ!?煮て焼いて食べる気だな!」
ガクッ
「食べるか!お前があの時気絶しやがったからお前をここに運んだだけだ!」
「おっ!そうなの?もうそれを早く言ってよぉ〜!」
「ふん…。このお調子ボウズが…。」
突然しんのすけは竜馬の方へ走ってきた。
「ねえ!父ちゃん達はどうしたの?」
すると竜馬は窓の方へ向いて、目を閉じた。
「エクスデスにさらわれた…。あの野郎はお前の家族達を人質にとった」
するとしんのすけの顔は青ざめた。
「ええっ!?ここにはいないの!?」
しんのすけは竜馬のコートをぐいぐい引っ張った。
「父ちゃん達はどうなるの?助かるんでしょ!?ねぇ!」
「うるせぇ!!」
「ひいい!」
しんのすけは尻餅をついた。
「助かるかどうかはてめぇ次第だ!いちいち俺に聞くんじゃねぇ!」
「オラ次第…?どうゆうこと?」
竜馬はこれまであったことをしんのすけに分かりやすいように話した。
………………………
あの戦いの後、エクスデスはドン・クラーイ世界の少し離れた小島に「エクスデス城」という巨大な城を建造した。
そして小島と大陸を繋ぐ、総距離50キロにも及ぶ巨大な橋「ビッグブリッジ」に無数の魔物を配置していた。
エクスデスは引き連れていた魔物をドン・クラーイ世界全体に放ち、町や村が襲われている状況だった。
一方、ダーク一味もこの世界の侵略者であるエクスデス軍と交戦開始。今は三つ巴の激戦を繰り広げていた。
………………………
「………じゃあ父ちゃん達は…?」
竜馬は無言でうなづいた。
「お前はあの日からもう3日ぐらい眠ってたから今のドン・クラーイ世界の様子がわからないだろ?」
「……………」
しんのすけはベッドから降りるとドアへ走った。
「おい!どこへ行く!?」
しんのすけはドアの前に止まって竜馬の方へ向いた。
「オラは父ちゃん達を助けに行く!!このままじゃ父ちゃん達やマタがエクステにやられちゃうよ!」
しんのすけはひろし達を助けにいこうとしたが
「やめておけ!今のお前じゃ、エクスデスに辿り着く前に魔物に返り討ちに遭うだけだ!」
竜馬はしんのすけを止めようとするが、しんのすけは竜馬の言うことなど聞くはずがなかった。
「オラは行く!オラは金矛の勇者なんだ!!そしてドン・クラーイ世界を救うんだぁ!!」
しんのすけはドアに手をかけた。そして
ドン!
しんのすけはドアを強引に開き、外へ飛び出した。
しかし…
ころっ…
しんのすけは数メートル走ったのち、足がふらついて倒れてしまった。
「あれ…っ?動けなぁい!」
しんのすけは立とうとするが足が震えて立てなかった。
「やっぱり言わんこっちゃねぇ…」
竜馬はしんのすけの前に立った。
「お前は3日間ぐらい寝ていたから、急な動きが体に負担がかかってしまったんだ。もう少し休んでろ!」
竜馬はしんのすけを抱きかかえ、ベッドへ戻した。
「休んだらオラ…父ちゃん達を助けに行くゾ…」
「いや、今のお前じゃどうやってもエクスデスは倒せねえ…」
竜馬はしんのすけを否定する。
「なんで?なんで倒せないのぉ〜!?」「なぜかって?それはな…」
カチャ…
竜馬はボロボロのコートから一丁の拳銃を取り出した。
「おい、これをもってみろ。」
竜馬はしんのすけに拳銃を持たせた。しかし
「くっ…くぬぅ…重くて持てなぁい!」ガクッ…
「ちっ…世話が妬けるボウズめ…」
仕方なく竜馬は手を支えてやり、しんのすけの手を銃のトリガーへ引っ掛け、銃口を竜馬の胸に押し当てた。
「えっ…?」
すると竜馬はニヤニヤしながらしんのすけに言い放った。
「おいガキ…いや野原しんのすけ!今すぐ俺の心臓を撃ち抜いてみろ!」
! ! ?
しんのすけは耳を疑った。自分の心臓をこんな近距離で撃ち抜いてみろとは…もはや正気も沙汰ではなかった。
「えぇ!?そんなのムリムリぃ〜!」
しんのすけは拒否するが竜馬はそんなことを聞かなかった。
「早くやってみろ!撃てればお前はエクスデスに勝てるぜ!さあ遠慮なく撃ってみやがれ!」
「………」
しんのすけの手はカタカタと震えていたが、竜馬は震える手を強引に掴んで止める。
「撃てねえのか?エクスデスに勝ってお前の家族とマタを助けたくないのか?
ええどうなんだ!?」
しんのすけにはなんでこんなことをするのか理解出来なかった。
「なっ…なんでこんなことをするの…?」
しかし竜馬はただニヤニヤ笑っているだけだ。
………………………
10分後
「……………」
しんのすけはまだ撃てずにいた。顔中から汗まみれになり、顔色も悪くなってきた。
トリガーに引っ掛けてた指も、汗と震えで今にもそこから外れそうだった。
「……おい……」
今までニヤニヤ笑っていた表情はなくなり、むしろしんのすけを睨みつけていた。
「早く撃てって言ってんじゃねえか…。ただトリガーを引くだけだろうが…」
竜馬がそう言うも しんのすけには余裕なしか全く聞こえていないように見えた。
「…ふざけんじゃねえぞ…クソガキィ!」
痺れを切らし、ついにブチ切れた。
竜馬はしんのすけの胸グラを強引に引っ張り、鬼のような目でしんのすけを睨みつけた。
「このガキぃ!俺はてめぇのその甘さが大きれぇなんだよ!!
ダクネスの村だってそうだ!てめぇが攻撃を躊躇したせいで、もう少しでお前自身がオダブツだったんだ。
てめぇはこの世界を救う勇者だろうが!?
だったら戦闘の時は、甘さを捨てて非情になりきれ!!」
「ひぃ〜!!」
ムチャクチャすぎるが確かにそうであった。
確かにあの時、竜馬の助けがなければしんのすけはあの魔物に踏みつぶされていた。
「撃てねえならこっちにも考えがある!」
シャキっ!
「ひっ!」
竜馬は懐から斧を取り出し、その重量感がある刃を振り上げた。
「あと一分以内で撃たねえと、てめぇのド頭叩き割ってやらぁ!!」
竜馬の目は本気だった。しんのすけはさらに血の気が引く。
「うわあああっ!!!」
恐怖からか、しんのすけの目から涙が出てきた。いつものお調子者であるしんのすけからは考えられないくらいの表情だった。
「俺はてめぇの立場ならすかさず撃ち込んでいるぜ!!
さあ!あと十秒ぐらいしかねえぞ!!死にたくなければとっととやりやがれ!!」
一刻と時間が迫るなか、しんのすけはまだ手を震えていた。
竜馬のしている行為は普通の人から見たらムチャクチャであるが、こんなことをしているのにはワケがあった。
10、9、8、7……
「うわあああっ!!」
そして!
ド キ ュ ン ! !
しんのすけはついに拳銃のトリガーを引いた。
しんのすけはその場で崩れ落ちる。
「………」
竜馬はその場で黙りこんだままだ。心臓を撃ち抜かれてあの世にいってしまったか…。
しかし、
「…くっくっくっ…、しんのすけ…やればできんじゃねえか!!」
なんと竜馬は無事だった。竜馬の顔から満面な笑みを浮かべてしんのすけを見る。
「お前に情けをかけてわざとあの瞬間に心臓の位置からずらしたけど、撃てりゃ上出来だ!」
しかし
「………」
しんのすけの反応はない…。どうやら放心状態になっているようだ。
「ん…?」
竜馬はよく見ると、しんのすけの下半身がズブ濡れになっていた。
「っ…もらしやがったが…世話が焼けるぜ…」
とりあえず下着を洗おうと竜馬はしんのすけを持ち上げた。
ぷぅ〜ん…
しんのすけから、とんでもない悪臭を放っていた。この「ニオイ」はブツのニオイだった。
「ぐがああ!!きたねぇじゃねえか!!しかもくせぇぇぇっ!」
小屋の中は大声で響き渡っていた。
………………………
その頃
アマリーリス城跡の上空では
「くっ…なんなんだこいつは…?」
マックと引き連れていた魔物達はエクスデスの魔物と交戦していた。
「しんのすけ達がここに来てからロクなことがないな…。」
一方、プリリンも大陸側から離れた小島で戦っていた。
「プリリン・ザ・スピードキング!」
プリリンは奇妙な形をした自動車にヘンジた。
ブロロロ!
プリリンはエクスデスの魔物に向かって突進した。
ドゴス!!
「グワァァ!!」
魔物達はプリリンの突進をくらい、次々に吹き飛ばされていく。
「このドン・クラーイ世界を侵すものは私が許さないわよ!!」
その頃、マックも奮闘していた。
「ヘンジル!!」
叫んだ瞬間、魔物の動きがのろくなった。
「うっ……があ……」
「ハッハッハ!俺の得意ア法だ!この周辺の時間をゆっくりにした!貴様の攻撃が私に届くのに数時間かかるぜ!」
さらにマックは追い討ちをかける。
「ヘンジル!!」
ボン!
マックは何とアマリーリス戦で見せた、巨大な竜にヘンジた。
「これでもくらぇぇ!!」
マックの口からは灼熱の炎が広範囲に渡っていた覆い包み、辺りの魔物を消し炭と変える。
…これが今のドン・クラーイ世界の現状であった。
…………………………
夜になり、竜馬としんのすけは外で一緒で寝転がり、夜空をながめていた。
「ねえ…なんでオラがエクステを倒せないの?」
竜馬は目を閉じると普段とは違う穏やかな声でいった。
「言っただろ?お前は甘いって。
お前が人を傷付けたくない気持ちは分からんでもない。けどな、戦闘ではそんな考えは全く通用しないってことだ。
戦闘はな…勝利にも敗北にも何かしら犠牲が伴う。
エクスデスは命を虫けらのように思っている奴だ。
そんな奴に負けたくねえだろ?」
「……」
しんのすけは黙りこんだ。
「……父ちゃん達…大丈夫かな…」
しんのすけがボソッと呟く竜馬は方へ向いた。
「それはお前次第だ」
しんのすけも竜馬の方へ向いた。
「おじさんはオラ達て同じところから来たんだよね?」
ガクっ!
「おじさんじゃねえ!!俺は地球から来たが、お前達とは別次元の地球から来た」
「別次元?」
「ああっ…」
竜馬は空を見上げて星をただ、じっと見つめていた。
………………………
『流竜馬』
A級囚人。しんのすけ達とは違う次元世界の地球の住民。
その世界では近年、エネルギーの枯渇化により、人類は新しいエネルギーを探そうとした。そしてある日、ある科学者が宇宙から飛来する新しいエネルギーを発見した。
それは微量で膨大なエネルギーになり、さらに身体には無害で無限に降り注ぐ、魔法の光体だった。
そして、その科学者はそのエネルギーをこう名付けた。「ゲッター線」と…。
しかし、そのゲッター線の発見が後に地球上を激震させる大厄災を引き起こすこととなった。
ゲッター線の研究により、化学技術も今までとは比較にもならないほど進歩を遂げ、いつしか宇宙開発をも行えるようになった。しかし、それと同時にゲッター線を餌とし、人類の脅威になる生物が現れた。それが「インベーダー」である。
ある日、月面でゲッター線開発をしていた時、突然インベーダーが出現し、そこにいた人々を襲い掛かった。
インベーダーは元々、宇宙空間を漂う不形型生命体で、あらゆる動物や、なんと機械までも寄生して成長を遂げる生物であった。
知能は低いが、攻撃的な性格でゲッター線を糧としているため、ゲッター線を膨大に使用している人類と地球はまさに、インベーダーにとって餌の宝庫だったのだ。
最初は月面でインベーダーは発生したが、いつしか地球を住み処にしようといつしか地球に侵略しようとしていた。
しかし、人類も黙ってやられる訳ではなかった。地球上の各国がインベーダー対策として「世界機密連合」を急遽発足した。
そして各国はあらゆる化学の粋を集めて開発された超兵器「スーパーロボット」を建造し、対インベーダー用兵器として、月面でインベーダーとの未知の大戦争が幕を切って落とされた。
この約10年続いた大戦争を後に「月面十年戦争」と呼ばれた。
しかし、インベーダーは物理的に攻撃を吸収し、さらに無限の再生能力を持つため、インベーダー側が圧倒的に有利で人類に危険が迫っていた。
しかしある日、ゲッター線第一人発見者である科学者、早乙女博士は「インベーダーは必要以上のゲッター線を取り込むと崩壊する」ことを突き止めた。
早乙女博士は急遽、ゲッター線を動力とし、さらにゲッター線で攻撃する究極の兵器「ゲッターロボ」を建造した。
「ゲッターロボ」は三機の戦闘機「ゲットマシン」から構成し、ゲットマシン同士が後ろから合体することにより、ゲッターロボになる。
さらに、ゲッターは三形態あり、合体する順で攻撃力が高い空戦用「ゲッター1」、高速戦闘を得意とする陸戦用「ゲッター2」、パワー、装甲が高い海戦用「ゲッター3」となる。
しかしゲッターロボはかなりの操縦技術と並外れた体力、気力が必要になるため、誰もゲッターのパイロットになる人間はいなかった。 早乙女博士は何とかしてついにパイロットを捜し当てた。
それが後に「伝説の英雄」と呼ばれる「流竜馬」「神隼人」「巴武蔵」「車弁慶」の四人だった。
この四人は体力、気力が異常に高かったため、パイロットに抜粋された。
弁慶は予備パイロットとして、この三人でゲッターを駆り、月面上で鬼神のごとく、強さを発揮した。
そしてゲッターロボの活躍により、インベーダーは全滅、永い戦争で人類が勝利を収めたのであった。
しかし、それも長くは続かなかった。
それは「月面十年戦争」が終結して、しばらくのことだった。
竜馬達は新型ゲッター「ゲッターロボG」のテストパイロットを担当していた時のことだ。
いつものように、竜馬達はゲットマシンを合体しようとした。しかし、事故により合体は失敗し、2号機に乗っていた早乙女博士の愛娘「早乙女ミチル」が事故で死亡した。
その時から竜馬達と早乙女博士に深い溝ができてしまった。
そしてあの日、竜馬は嫌な感じがして、早乙女研究所に近くにある教会に向かった。どしゃ降りで夜だったためかなり視界が悪かった。
そこで竜馬は見たものは力なく倒れ、死んでいた早乙女博士の姿があった。
竜馬は早乙女博士に近付くと突然何者かに襲われる。雷が辺りを照らし、そこで見たものは、あのゲッター2及び、ジャガー号のパイロット「神隼人」だった…。
竜馬は隼人に問い詰めるべく、追ったが逃げられてしまった。
そこで偶然そのやり取りを見てしまった者がいた。それは早乙女博士の娘であり、早乙女ミチルの妹である「早乙女元気」だった。
元気は父である早乙女博士は竜馬に殺されたと思い込み、元気はそのトラウマにより、心を閉ざしてしまった。
竜馬もそのやり取りにより、自分は無実にもかからわず、「早乙女博士を殺した殺人犯」というレッテルをはられ、A級犯罪人として永久刑務所に連行された…。
その事件から三年後…、死んだはずの早乙女博士が復活し、ゲッターロボG軍団を率いて人類に対し、反乱を起こした。
日本政府はそのことに対し、竜馬を「早乙女博士をもう一度殺害する」という名目で仮釈放させ、竜馬の愛機であるゲッター1を使わせた。
竜馬は復讐鬼となり、ゲッターを駆り、早乙女博士の所まで辿りついた。
しかし竜馬はそこで絶滅させたはずのインベーダーの復活、新たな脅威「真ドラゴン」の出現を知る。
さらに竜馬は突如現れた、謎の人間「號」という青年を追いかけている内に、究極のゲッターロボ「真ゲッターロボ」を発見する。
そして、竜馬に罪を着せた張本人「神隼人」と遭遇し、複雑な関係になる。
しかしその頃、世界機密連合が対インベーダー用に封印していた、水爆以上の威力をもつ大量破壊兵器「重陽子ミサイル」が何者かによって早乙女研究所に向け、発射された。
竜馬達は、別の所にいた弁慶を通じて、それを知り、ミサイルを止めるべく、究極のゲッター「真ゲッター」を駆り、ミサイルの軌道上に向かった。
しかし竜馬達は結局ミサイルを止めることは出来ず、重陽子ミサイルは真ドラゴンに直撃した。
その瞬間、竜馬が乗るイーグル号に強烈な衝撃が襲い、吹き飛ばされ気がついたらここにいたという
………………………
竜馬はしんのすけの方へ向いていった。
「お前がその気なら明日はエクスデス城に突っ込むがいいか?」
しんのすけはコクッとうなづく。
「その前にエクスデス城へ行くには「ビッグブリッジ」を渡らなきゃならねえ。多分、そこには無数の魔物達が待ち構えているだろう!
そこでだ!俺とお前と協力して「ビッグブリッジ」を強行突破する。
それはお前の能力、意志、そして『選ばれし勇者』としての適性をはかる試練でもあるからな!
今日はゆっくり休んでおけ!」
「うん!わかった!!」
しんのすけは力強くうなづいた。
「よっしゃあ!ところでだ、お前の事をしんのすけと呼ばしてくれねえか?
お前は俺のことをタメ口でもいい。竜馬って呼んでくれ!」
しんのすけはうなづくと夜空を見上げた。
「竜馬兄ちゃん…」
「ん?なんだ?」
「本当は優しいんだね?」
竜馬の顔は赤くなった。
「てめぇ!おちょくってんのかぁ?」
「もう…照れないでよ!」
「………」
こうしてしんのすけと竜馬の最強タッグが誕生した。
果たして、しんのすけ達はひろし達を救うことが出来るのか?
第9話終わりです。
ちなみに
第9話Hがふたつありますが、最初の方はEです
606 :
一尉:2009/06/14(日) 17:02:34 ID:NtBHnDkg
なつみんとしんのすけ
見てない内に話がどんどん進んどる!?
今から追いついてみせる!
608 :
一尉:2009/06/15(月) 19:59:37 ID:/PAMLJCp
ブタ田無能クソノ助としんのすけ
しんのすけと鈴仙・優曇華院・イナバ
しんのすけとプリニー
611 :
一尉:2009/06/25(木) 21:34:03 ID:ct8Hh0Uz
凄苦残念としんのすけ
612 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/26(金) 19:54:01 ID:MDJB8MTw
〜ディケイド風クレヨンしんちゃん〜
1話「キャラ大戦」
ここは荒れ地、みさえとひろしとしんのすけとシロとひまわりが荒れ地の真ん中にいた。
すると突然、しんのすけたちに火花が落ちる。
ひろし「なんだ!?」
みさえ「キャー!」
ひまわり「たたい?」
シロ「ワーン!(うわ〜)」
しんのすけ「おお〜お祭りの始まりだゾ〜」
ひろしとみさえが怒鳴って言った。
ひ&み「祭りじゃない!!!!!」
すると、地上に犬型のメカと白い服した金髪の少年とピンク色の服した金髪の少女が犬のメカがに乗って
突進してくる、さらに
青い髪をして、執事服着た少年とそのSPが走って何かと戦っている。
み「何アレ?」
みさえは空に向けて指を差した。
すると空から見たこともないメカが飛んでいる。
それは鳥の形のメカと緑色の丸いロボットが戦っていた、
?1「ペリカン砲!」
すると鳥のメカが砲弾を打った。
?2「うわ!」
すると緑色のロボが打たれたて、そのロボはボロボロになって、下に落ちた。
ドカーン!!!!!
緑色のロボ爆発して砕け散った。
人気があれば続く。
613 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/26(金) 22:26:05 ID:MDJB8MTw
>>612の続き
前から、黒髪でツインテールの少女と大きなクマのぬいぐるみがドン、ドン大きな足の音がした。
?3「やっつけろ!ふじおか!その化け物を粉々にしてしまえ!!!」
と黒髪の少女が左に指を差した。」
とそこに空には右にデンライナー、キャッスルドラン、左に戦艦ハルバード、がとんできた。
すると戦艦ハルバードはビームを出したするとデンライナー、キャッスルドランがビームにあたり、爆発した。
以下中略
いろんな人たちが
悲鳴を上げて倒れた。
ひ「みんなが・・・・」
み「殺されっていく・・」
すると激しい光とともに、世界の破壊者ディケイドが現れた。
み「ディケイド・・・・・」
しんのすけは目を覚ました。
し「これは・・・・夢かだゾ・・・・・?」
つづく
614 :
一尉:2009/06/28(日) 22:30:01 ID:6CtmboLW
マロオとしんのすけ
保守
616 :
一尉:2009/07/07(火) 21:55:10 ID:BiknsFtI
凄苦残念さんとしんのすけ
617 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/08(水) 21:47:35 ID:drY1hXFg
しんのすけと上条当麻の続きまだー?
618 :
一尉:2009/07/09(木) 20:43:43 ID:cjqXiy/7
能カマ湖としんのすけ
しんのすけとなのはのクロスは面白そう
しんのすけは剣術で戦うイメージが合うから
ライトセーバーみたいな武器で戦いそう
運動神経や体格が異常だからマスターヨーダのように動き
で相手を翻弄させる フェイトの戦いでは少し本気を出し
映画異常の運動神経を見せる
620 :
一尉:2009/07/11(土) 16:04:00 ID:JsvnXktg
合体しんのすけとなのはのクロスです
621 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/15(水) 21:09:40 ID:XfNJTnMn
ハヤテのごとく!とクロスしたら・・・
622 :
一尉:2009/07/16(木) 18:13:37 ID:+tS7iOPE
あれなら面白いよ。
>>619 何年か前にスターウォーズのパロディで股間にライトセーバーはさんで戦ってたの思い出した
624 :
一尉:2009/07/17(金) 15:23:21 ID:RUAa/+SK
玉砕するしんのすけ
626 :
一尉:2009/07/18(土) 16:50:58 ID:TgFyawPP
巨大化にしたしんのすけ
627 :
モモ:2009/07/21(火) 11:24:48 ID:22QfPAkF
絶対可憐チルドレン版作って
628 :
一尉:2009/07/21(火) 19:20:27 ID:8JvNGqHd
最強しんのすけ
けいおん!と絡ませたら?
630 :
一尉:2009/07/22(水) 18:18:51 ID:Rl3PdsbP
けんおんとしんのすけと石化とガンダム像を非難
保守
632 :
一尉:2009/07/26(日) 16:58:42 ID:+La+GpAJ
リーダムとしんのすけ
633 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/26(日) 20:43:00 ID:Jmc8f/uw
もしも野原しんのすけが「アキカン!」や「咲 -Saki-」の世界にいると大地カケル等や宮永咲等の反応が気になる
咲界だと和を見て一目で飛び付く
635 :
一尉:2009/07/27(月) 16:56:18 ID:d7grJ6q4
アキカンとしんのすけと綾崎ハヤテでいいよ。
636 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/27(月) 17:08:30 ID:aplNaFnE
俺はなぜだが、わかんないけどしんのすけは動物とかと仲良しになれるイメージがあるんだけど。
そしてこんな展開になる
キングギドラを仲間にして
「キングギドラはおらの友達だぞ」
↑とか言いそう
637 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/27(月) 19:06:50 ID:VV23oSNU
チョココロネとパソコン写るタペストリー。
士「イブキの世界か」
プリンセスラバーの世界
639 :
一尉:2009/07/28(火) 20:00:29 ID:KSe7BgZ+
架空世界でしんのすけ
宇宙をかける少女の世界ならいつきくんに懐きそうだな。
いつきくんは弄られまくりだろうけど、性格的に
641 :
一尉:2009/07/29(水) 18:49:09 ID:/siYxGWk
孫悟空としんのすけ
しんのすけを抱えて走るいつき。
し「はなせ!!いつきお姉さん。おらも秋葉お姉さんと一緒に戦うぞ」
い「無理です。秋葉さんを吹っ飛ばした相手に、私達では勝てません」
>>640、642
案外ウルとは波長が合いそうだな。
ウルの真似をしてミルクを飲むしんのすけ。
644 :
一尉:2009/07/30(木) 16:12:26 ID:AMa0G2Wz
マリオ「しんのすけ君、俺と組まないか。」
しんのすけ「うん。」
>>643 桜と会話とかも出来そうだな、あのクリクリ頭は
646 :
一尉:2009/07/31(金) 21:06:01 ID:0+MPEWSN
北朝鮮の朝鮮中央通信は21日、東京・台場の都立潮風公園で公開された超巨大マサオについて,「日帝の帝国主義的傾向を表現した園児」であると避難し,
「もし,この園児が我が共和国に攻め入るならば,我が軍隊は幾千倍の無慈悲な復讐(ふくしゅう)を加えるだろう」と警告した。
韓国国防省情報筋は,「北朝鮮の軍部は,超巨大マサオを実物であると勘違いしている。後継者問題で相当混乱しているのだろう」とのと述べた。
テスト
648 :
一尉:2009/08/01(土) 16:29:42 ID:IB10kxHs
アジア
650 :
一尉:2009/08/05(水) 18:30:25 ID:+F1CYTVJ
マサオ「僕は。」
スネークとしんのすけの絡みがみてぇ
652 :
一尉:2009/08/09(日) 12:48:19 ID:ORL9ShhZ
カービイとしんのすけ
653 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/16(日) 20:43:49 ID:LabSh2XZ
TOVとかみてみたい
レイヴンと仲良くなりそう
おまいら5才児になにさせようと思ってレスしてんだ?
下手にクレしんとクロスすると更にしんちゃんが不幸になる罠
655 :
一尉:2009/08/17(月) 11:32:12 ID:JIay1Qp6
海パン刑事としんのすけ
飛ばされたと言うより春日部から亀有に遊びに来た感じだな。
657 :
一尉:2009/08/18(火) 08:29:10 ID:1l5FJx+E
亀有に来たしんのすけ
>>654 では「うちの3姉妹」とクロス。
長女フーはしんのすけと
三女チーはひまわりと同い年。
659 :
一尉:2009/08/19(水) 19:13:17 ID:RRNdqzvv
綾崎ハヤテとしんのすけ
660get
661 :
一尉:2009/08/20(木) 19:03:10 ID:KV9mlhhz
破壊番長としんのすけ
野原一家、しんのすけが福引きで当てた家族旅行で
いざ、カナンとアルファルドが絶賛抗争中の魔都、上海へ
>>658 三姉妹の前で「ぞうさん」を披露してしまうしんのすけ。
引くかと思いきや興味深々の三姉妹。
664 :
一尉:2009/08/22(土) 00:43:11 ID:l2yFScLW
金剛番長としんのすけ
コードギアスでクロスSS書きたいなと思ってた…
しんのすけ「ケツだけ星人〜!ブリブリ〜!」
ナナリー「ふふ、しんちゃんは面白いですね。」
ルル「しんのすけ!ナナリーに変なもの見せるな!」
C.C「いいじゃないか面白いし。」
ルルーシュは風間君ポジが合いそうな感じ。
666 :
一尉:2009/08/23(日) 15:36:20 ID:fveikzNz
そうた、カービイにもクロスにしたら。
しんのすけ「ケツだけ星人〜!ぶりぶり〜!」
カービイ「僕にもやりたいペホ!!」
デデデ大王「オーイ、しんのすけ、カービイ!ここに俺様に見せるな!!」
ポピー「いいじゃないですか大王さま。」
公安9課としんのすけ
ぶりぶりざえもん型の義体で潜入捜査に赴く少佐
戦国大合戦のパラレル話で
戦国BASARAの時代に行くってのはどうかな?
669 :
一尉:2009/08/24(月) 22:23:07 ID:d2BHG9Lx
麻生総理としんのすけ
670 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/24(月) 23:46:42 ID:Vegx6iuy
しんのすけといちご100%
671 :
一尉:2009/08/25(火) 21:53:19 ID:unlol3FU
しんのすけと萩原なつき
672 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/28(金) 13:06:57 ID:a+z5CY5J
黒執事としんのすけ。
なりふり構わず客人の前でも下ネタを連発するしんのすけに、
セバスチャンはいかにして対応するか?。
673 :
一尉:2009/08/28(金) 20:47:46 ID:5yS+d+ts
ラミレス選手としんのすけ
674 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/29(土) 17:07:28 ID:Qjex3BnZ
しんのすけとグランドライン
675 :
一尉:2009/08/30(日) 16:23:43 ID:MufEDLmx
馬鹿殿様としんのすけ
春日部防衛隊全員で、はなまる幼稚園へ。
677 :
一尉:2009/09/02(水) 19:39:29 ID:tVAE/21G
王様としんのすけ
ジャングルはいつもハレのちグウ!の世界へ。
679 :
一尉:2009/09/04(金) 20:22:31 ID:rjuK+L5F
無の世界へ
680 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/08(火) 15:57:27 ID:0dqhvBpe
サウスパーク・カートマンとしんのすけ
681 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/08(火) 17:56:11 ID:vO54eZ5K
ノリスケとしんのすけ
682 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/08(火) 20:21:54 ID:9Tr3/b15
島村ジョーとしんのすけ
683 :
一尉:2009/09/10(木) 20:00:23 ID:Ypc785P1
カービイとしんのすけ
スターウォーズ しんのすけの帰還
685 :
一尉:2009/09/11(金) 21:55:23 ID:TFZFOznY
トランスフォーマーとしんのすけ
686 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/12(土) 17:16:28 ID:hQgyzhuI
遊戯王としんのすけ。
遊戯よりデュエルがうまかったり。
687 :
一尉:2009/09/12(土) 21:15:09 ID:mOvnJgdh
オカマ王としんのすけ
688 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/13(日) 18:56:33 ID:5W3kvDDQ
聖闘士星矢としんのすけ
麦わら海賊団としんのすけ。
なんとなくウソップとルフィを足して二で割ったような感じになるかもしれない。
それとチョッパーが食べたヒトヒトの実。あれをシロに食べさせてみたいな。同じ実は無いらしいけど、シリーズで似たようなのはあるでしょうし。
690 :
一尉:2009/09/14(月) 21:30:10 ID:Yj2Ln5MO
坂田銀時さんとしんのすけ
691 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/16(水) 11:32:17 ID:ueM/ZFs0
692 :
一尉:2009/09/16(水) 19:33:33 ID:r2uaQLQM
酒井容疑者としんのすけが行方不明になりました。
冗談では済まなかったりしてな…
694 :
一尉:2009/09/17(木) 21:29:13 ID:F16ub3gK
記憶失踪者としんのすけ
695 :
一尉:2009/09/20(日) 14:53:53 ID:shBgOnGe
ガンダムとしんのすけ
本当に……笑えない事になっちゃったな……。
699 :
一尉:2009/09/21(月) 16:29:18 ID:DN9d/5ys
男祭りとしんのすけ
ご冥福をお祈りします
>>698 GN粒子の代わりに悪臭入っていそうだな。
702 :
一尉:2009/09/22(火) 16:58:11 ID:kK3nMEY3
ストライカーパックとしんのすけ
一尉には死を悼む心さえないのか
704 :
一尉:2009/09/27(日) 14:26:14 ID:/qcicI8f
東京五輪2016年の大使にまかせるしんのすけ
705 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 15:45:39 ID:kfi3ShsJ
明石薫(絶対可憐チルドレン)と涼宮ハルヒ(涼宮ハルヒの憂鬱)
・アニメ声優が同じ
・活動的な女性で運動神経もいい
・超人的な力がある
・その力で世界をとんでもないことにする可能性があり、気付いた人たちがそうならないようにあくせくしている
・どうやら彼女と世界の行方を握るのは彼女のそばにいるトーヘンボク男のようだ
・結構ツンデレ
・同性にセクハラを結構する
・本能で青背景の夢空間にそいつを連れ込み甘いひとときを過ごそうとするが拒否られ、
キスで誤魔化されて目覚める (上で既出だが)
・勝ち気で積極的な性格なのに自分の色恋沙汰には意外に奥手
・独占欲が強くて焼き餅妬き
・髪が年代で長くなったり短くなったりする
・団体内でリーダー的位置
・容姿に優れているが学校内では男からモテない
706 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 15:46:36 ID:kfi3ShsJ
明石薫(絶対可憐チルドレン)と涼宮ハルヒ(涼宮ハルヒの憂鬱)
・アニメ声優が同じ
・活動的な女性で運動神経もいい
・超人的な力がある
・その力で世界をとんでもないことにする可能性があり、気付いた人たちがそうならないようにあくせくしている
・どうやら彼女と世界の行方を握るのは彼女のそばにいるトーヘンボク男のようだ
・結構ツンデレ
・同性にセクハラを結構する
・本能で青背景の夢空間にそいつを連れ込み甘いひとときを過ごそうとするが拒否られ、
キスで誤魔化されて目覚める (上で既出だが)
・勝ち気で積極的な性格なのに自分の色恋沙汰には意外に奥手
・独占欲が強くて焼き餅妬き
・髪が年代で長くなったり短くなったりする
・団体内でリーダー的位置
・容姿に優れているが学校内では男からモテない
707 :
一尉:2009/09/28(月) 18:39:12 ID:olK3H/u+
リッコとしんのすけ
708 :
一尉:2009/10/03(土) 16:04:39 ID:DSHAaJZo
リオに行くしんのすけ
18禁作品の『ネガゼロ』に飛ばしてみる。
まずしんのすけがポジティブワンに飛びつくだろう(胸的な意味で)
主人公側についたとしても、
しんのすけがデバックした箇所がしんちゃん風のギャグシーンに変化したり、
お得意の図星を突いた言い方で敵の魔法少女達をぶちギレにさせたり。
そして極めつけは最強のアプリ(魔法)『ゼルプスト・ソックス』でポジワンを撃退。
しんのすけ「おお…とーちゃんの靴下はマホウよりもつよいのかあ…」
れーこ(ネガティブゼロ)「ああ―――脳みそ気持ち悪…。何よこの匂い……あたしまでデバックされそう」
710 :
一尉:2009/10/05(月) 21:33:02 ID:GBhMI19N
リリエンタールとしんのすけ
「咲ーsakiー」世界に飛ばしてみたら・・・
・おねいさん達にデレデレ。(多分のどっちに一番夢中になる。)
・ちょっかいをかけて(イタズラも加わる事で)怒った透華や池田やモモに追われる。(汗)
・何故か優希とウマが合う。(笑)
・劇場版(トラブルシューター)補正が加われば宮永姉妹の問題にも首を突っ込み、
持ち前の行動力や核心を突いた台詞などで状況好転に向けて何らかのキッカケとなりそう。
712 :
一尉:2009/10/06(火) 22:03:49 ID:L/7PA2Dt
ロウ・ギュールと8としんのすけ
しんのすけがあの世に飛ばされたようです
714 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 02:11:36 ID:SjKC8JTT
オッス、オラ池畑慎之介ってそれピーター!!!
715 :
一尉:2009/10/07(水) 20:59:50 ID:rGHYCwRC
阿部捕手としんのすけ
>711
純とか、かじゅとかストイックタイプも普通に綺麗なお姉さん扱いして照れさせたり困らせたりしそうだな
717 :
一尉:2009/10/10(土) 16:54:50 ID:dEhAK0sQ
坂田銀時としんのすけ
719 :
一尉:2009/10/14(水) 18:47:26 ID:F4+wJyiF
イカロスとしんのすけ
720 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 20:52:10 ID:D+BD71RP
パンプキンシザーズとしんのすけ
少尉「我々は・・・・・・」
しんのすけ&伍長「ゾウさんだ!」
サンレッドの世界つまり神奈川は川崎市に行くしんのすけ
ヴァンプ将軍の事をむさくるしいおじさんといいながらもその人柄と
料理の腕ですっかり懐き、怪人たちとも仲良くなる。特にアニソルと
仲良くなるが実は可愛い彼らと一緒にいる事でお姉さん達にモテる事も
しっかり狙っている。レッドさんとフロシャイムの対決の場面では
お約束の行動でレッドをげんなりさせた挙句にレッドとかよ子の関係を
からかう事で逆に二人の仲をさらに進展させる。
ロザバンとしんのすけ。毎日パンツ見放題と胡夢ちゃんの絡みが楽しみ。
723 :
一尉:2009/10/15(木) 22:12:01 ID:p3BkjKTP
馬鹿殿としんのすけ
碇しんのすけ
725 :
一尉:2009/10/20(火) 20:51:55 ID:qM18pvnO
へろへろ君としんのすけ
ライフって漫画とクロスしたら
マナミに「お前!逃げるのか!?」といってほしい
727 :
一尉:2009/10/25(日) 20:46:27 ID:LLCpQGt9
石川九州男としんのすけ
現実世界。マッパでケツに火の点いたローソク挿して
ケツだけ星人する赤塚不二夫に脱帽するしんのすけ。
(赤塚が実際にやったんだって・・・これ▲)
729 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 19:04:20 ID:0ukstgee
し「おねいさんパンティ何色〜?」
レイ「白」
730 :
一尉:
石川次吾郎としんのすけ