あの作品のキャラがルイズに召喚されました part131
「船が明後日にしか出ないですって?」
ラ・ロシェールにある貴族用の一番高級な宿、『女神の杵』亭に部屋を取ったルイズ達は、一階部分にある酒場兼食堂で、船を調達しにいったワルドの報告を聞いて声を上げた。
「ああ。明日の夜は、月が重なるスヴェルの月夜。その翌朝が、アルビオンが一番ハルケギニア大陸に近付く日でね。風石を節約するために、どの船も出港をその日にするんだそうだ」
「そんな……急ぎの旅なのに」
「お忍びの任務だからな。無理矢理徴発するのもよろしくない。追加の料金を払ってチャーターする事ぐらいは出来そうだが……どうするね、大使殿?」
ワルドがおどけて言うが、ルイズは表情を崩さず、口をへの字に結んだまま言った。
「そうしましょう。お金なんて気にしてられない。時は一刻を争うわ」
「了解した。ではそのように手配してこよう」
ワルドがひらりと立ち上がり、外に出て行く。
「なあ、グリフォンじゃ行けないのか?」
「私も聞いたんだけど、人を三人乗せて浮遊大陸まで飛ぶのは無理らしいわ。風竜なら行けるらしいけど……」
「そっか」
食後の揚げ菓子を頬張りながらの耕一の問いに、ルイズはワインを傾けながら答える。
お忍びの旅の途中とは思えない充実した食事だったが、貴族なんだからこんなもんなんだろう、と耕一は既に適応を済ませていた。
しばらくして、ワルドが帰ってくる。
「一機チャーターする事が出来たよ。貨物船で客室は貧相だが、客船は他の乗客との都合がつかないからって断られてしまってね。それしか交渉に乗ってくれなかったんだ」
「構わないわ。物見遊山の旅じゃないもの」
「ははは、僕の小さなルイズは頼もしく成長したようだね。では明日に備えて、今日はもう休むとしようか」
ワルドは、懐から鍵を取り出した。
「少しグレードは下がるが、三人部屋を取った。僕はまだ少しやる事があるから、先に休んでいてくれたまえ」
「わかりました」
耕一が頷いて鍵を受け取ると、ルイズも立ち上がった。グリフォンに乗っていただけとは言え、一日飛び詰めは疲れたらしかった。
§
二人が部屋に戻り、酒場に一人だけになると、ワルドはちびり、とワイングラスを傾けた。
「ガンダールヴ……正直、やりあいたくはないな。味方に引き込むのが得策だが……さて」
ルイズに向けていた柔和な目とはうって変わった冷たい目を、虚空に彷徨わせる。
そこにいるのは、トリステイン魔法衛士隊の隊長ではなく―――真実を求めて全てを捨てた、狂える求道者だった。
「思ったよりヴァリエールがなびかぬからな。もう少し弱っているかと思ったが……あの公爵家の者、芯までは曲がらぬか」
物思いを振り切って前を見据えたあの姿勢。日程を急ぐように誘導したらすぐに乗ってきた事。
任務を翻して『レコン・キスタ』側につける事は難しそうだった。
「それとも、あの亜人を呼び出して自らを確立しつつあるか―――あれを打ちのめしてなびかせるのは骨が折れそうだな。……厄介な事よ。三つのうち一つは、諦めなければならぬかもな」
彼自身の目的にとっては一番重要な項目のはずであるのに、グラスを離したワルドの表情は、何も表してはいなかった。
「とりあえず、私達が行くまでニューカッスルへの総攻撃は待っていて貰わねば」
ワルドは暫しの間目を閉じ、何事か物思いに耽ると、グラスを置いて席を立った。
以上です。支援ありがとうございました。楽しんでいただければ幸い。
950取ったので、スレ立てに行ってきますね。
次スレはpart133だぞ
乙でした。
ステキ走りは普通の人間でもできないことはないが速度がなあ……
さすがは鬼。素晴らしい身体能力だ
乙です
これはまさか十傑集走りかと思ったら普通に文章中に出て来て吹いたw
そういやまだ変身してないな>耕一
>>925 ゾンダーは無理だろう。
何せ材料になるもの(スクラップでもローテクでもいいが機械類)がないと何もできんし、
MS製のOSのごとく、原種によるアクティベーション通さないと使えないから。
ゾンダーは無生物なら何でもアリだぞ
脊椎原種に取り込まれてゾンダー化した連中のロボ構成材料は万里の長城近辺の
無機物全般だ
>>940 GBAのRPGにおける最高傑作の一つじゃないか。
あのド派手な召喚魔法の数々は、今の時代で見てもすげークオリティだよな。
>>918 ルイズが元の世界で悲惨な運命を迎えた不幸主人公を大量召喚
相葉タカヤ(テッカマンブレード)
碇シンジ(新世紀エヴァンゲリオン劇場版AIR まごころを君に)
伊藤誠(School days)
甲賀弦之助(甲賀忍法帳バジリスク)
天河アキト(機動戦艦ナデシコ劇場版)
果たしてルイズは彼らに第二の人生を歩ませてやれるのか!?
>>963 誠が召喚された作品はもうあるぞ
生首だけどな
>>963 弦之介がアリなら無明綱太郎とかおげ丸あたりもアリか
無明が相手だとギーシュイベントでギーシュが確実に殺されそうだけど
ルイズに、ギーシュに、タバサに、キュルケに,マチルダに
全ての貴族達に本当の『誇り』を教える・・・
落ちぶれても元上流階級、びんぼっちゃまを召喚希望
>>963 アキトとかシンジとかある意味鬼門じゃねーか
でもアキトには水魔法とかで味覚蘇ってコックとして再起してほしい
>>963 いや、後進の指導に当たりながら、アキと暮らしてるDボーイを召喚してしまうのはいかがなものか。
IIを黒歴史にして本編終了時点で呼んじゃうと、完全に廃人だし。
>>940 3作目は消滅ですかそうですか・・・
零児呼んだのを書いてみようと思ったが
やはりメインウェポンに銃があるのは弾薬とかがネックになる・・・
シンジは姉妹スレだけど、すでに存在するぞ。
まとめページから行ける。
名前欄空欄にするのを忘れてた。 orz
お茶目さんめ!
本人はその結末に満足しているけど不幸な主人公と言うと、
世代的に、ガリアンの真主人公「マーダル閣下」が思い浮かぶな。
まあ、マーダル閣下の場合はルイズの使い魔より、ブリミルの正体とかのが似合いそうだが。
ブリミル=マーダル ルイズの使い魔=ハイシャルタット とか見てみたくはある。
ルイズの足よ千切れろとでも言わんばかりに引っ張りそうな使い魔ですね。
銀河英雄伝説から三人の亡霊を召還なんてどうかな。ラインハルトとヤンとキルヒアイスの。
20年もすれば、ハルケギニアは一つに統一され、貴族制度も無くなっていそうだな。
>>976 ラインハルトとヤンが素直に仲間になるとは思えないんだけど?
誰に召喚されるかによって変わるけど、ハルケギニアでも世界を
二分する戦いをするのでは?
どちらが勝っても貴族制度はなくなるけどね。
>>1000ならソウルイーターのデス・ザ・キッドを召喚。
ヤンなら既に呼ばれとりますが
次スレでハァハァな事になってますよ、色んな意味で
979 :
976:2008/05/03(土) 09:17:32 ID:N3lqDZBZ
>>977 そうかな? 原作を読んでみればわかることだけど、ラインハルトとヤンは、決して仲が悪い
わけではない。ハルケギニアの現状を知れば、それを変えるために意気投合しても、少しも不自然
ではないのだが。
>ラインハルトとヤン
出会いかたさえ違えばいい仲間になったっぽいしな
>>1000なら、たくさんの女性にフラグを立てているキャラが複数召喚される多重クロス。
982 :
976:2008/05/03(土) 10:08:31 ID:N3lqDZBZ
「ゼロな提督」でも書かれているが、ラインハルトにとってもヤンにとってもキルヒアイスに
とっても、ハルケギニアにおける貴族と平民の差別、魔法を使える者と使えない者の差別は、
許せないものだと思う。
ヤン、キルヒアイスはともかくラインハルトは召喚されてもルイズ筆頭に虚無使い4人の誰ともウマが合いそうにないな。
>>983 テファはある意味ラインハルトの姉(名前なんだっけ?)と似たような境遇だぞ
埋め
>>984 そうか? 家族のために皇帝に身を差し出したアンネローゼと、
マチルダに守られてばかりのテファとじゃ全然違わなくないか?
自らを汚してでも妹を守ろうとしてくるマチルダのほうが性格の方向性は違うけど似ている気が・・・。
ふむマチルダにアンネローゼの面影を見て、守られてばかりのテファに発破を掛けるラインハルトか。
まぁテファ達のそんな深い所まで知る前にゲルマニアで軍人になってまた皇帝目指しそうだが。
あのシスコンが姉貴がいない世界でそこまでやる気出せるか?
ラインハルトのメンタリティは基本的に子供そのものだもんなぁ。
>>986 発破かけて駄目そうならさっさと出奔しちまうだろうな。消極的な娘は好きじゃないだろうし。
相性云々以前に生き方が違いすぎる
銀英伝ならビッテンフェルトなんかは上手くやってけそうな気がする。なんだかんだでルイズともウマあいそうだし。
テファなんかも親身になって守ってやりそう。
シェーンコップを召還したらエレ姉の貞操が危ないな
ポプランならまだマチルダあたりで済むだろうけど
有能な高級軍人が未開のヒステリー持ちで権力を鼻に掛けた爆弾使いの女子小学生とウマがあうってありえないよ
500kbなら……どうしよう?
小学生ってあーた…。
それは言ってはいけないお約s(ry
よく考えたら(よく考えなくとも)、
もともと6000年も平民が抵抗してないという設定自体がすごいんだなぁ。
どんだけ完膚なきまでに反乱の目を叩き潰して、
どんだけ上手く飴と鞭を使ってきたんだか。
全てのキャラの政治的手腕がハンパないハルケギニア想像して小便ちびりそうになったw
被召喚者はただただ圧倒され、駆られ野繰り広げる政治劇の中で翻弄されるしかないという。
>>995 誤字訂正。
× 駆られ野繰り広げる
○ 彼らの繰り広げる
それこそインドみたいなカースト制社会なのか
カーストが違うと全く違う生物みたいな感じの
実際魔法という明確な違いがあるんだからそうなるのがむしろ自然
ハルケギニアにおいて、魔法そのものが滅ぼされる話を書いてみようか。その場合当然、
貴族はほとんど皆殺しにされるわけだが。ラ・ヴァリエール公爵家も、公爵自身も夫人も
エレオノーレも惨殺されて、病弱なカトレアと元々魔法の使えないルイズだけが生き残る
だろう。
病弱だろうがなんだろうが魔法使えたら駄目じゃね?
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