>>1乙
劇物指定を考察内に混ぜるが
小源→精神力→メイジ
大源→精霊力→先住
なら大源しか魔法に使ってないネギまは先住に分類できるし
小源と大源の両方を使う型月は中間に位置するわけだな
小源→精神力(メイジ)
↓
魔力(型月)
↑
大源→精霊力(先住・ネギま)
でも、ネギとか木乃香は魔力量(だっけかな?)が凄く多いって設定だから
小源も使ってるんじゃないか?
むしろ方向性の決定を精霊にさせてるだけで、
攻撃とかのエネルギーは自己からの供給のような気もするけど。
片月キャラ召喚で一方的な展開にしない為には何らかのハンデを付ければ良いと思うんだよな。
例えば主から一定距離以上離れられないとかさ
小次郎なら何とかなるか?
読む立場から言わせてもらうのなら、一方的なのが悪いんじゃない!
面白くないのが罪なのだ!
とりあえずセイバーは宝具使えないのはガチ。
つか、直接攻撃系の魔法がほぼ通じないのにこの上に宝具まで使われようものなら…。
セイバーなら「魔力供給が上手く行かないので宝具は使えません
そして食事で魔力を補う必要があります」
ギーシュは箒かモップで殴り倒してもらおう
ランサー召喚のSSであったように宝具に限らず武器持つと、
魔力バカ食いして肝心な時に使えなくなるとかでいいんでない?>制限
ガンダールヴ前提になるけど。
ガンダー自体武器持つと自動発動だからそっちにリソースを持ってかれるとか。
強力キャラ以外にするとか。
聖杯戦争前士郎、慎二、りん8さい、さくら7さい?、
もしくは前日に必殺仕事人見た後藤君とか。
ケイネスや神父は?
撲殺教師葛木、桜
ネロ・カオスは強いし言うこと聞きそうにない、学園が餌場になりかねない
そうだ軋摩はどうだ
藤ねえ⇒なぜか死人0に
綾子⇒サイトよりそこそこ強いだけ
>11
藤ねえがとんでもなくすごい人物に見えるんだが。
>>11 藤ねぇ流石だ。
固有結界のおかげでみんなハッピーになれそうだ。
>>9 後藤くん呼ぶのは良いけど前日見たテレビがインド映画だったらすごい事になりそうだが
実は後藤君もただ者ではないのか
ゼロ魔は何気に現在進行形で神代か、
そこまでは行かなくても当たり前のように魔法を使う時代なんだけどね。
解釈次第では、対魔力(笑)になりかねないよ。
切継は?
呼んでも弾薬切れると役立たずか…
キリツグは銃弾よりなにより、人格が完結しちゃってるのが拙いと思う。
戦闘スタイルとか能力が完成してるとかは別段問題ないんだけど、
起源やテロモードなど完結しちゃってるんで、ゼロ魔でなくても他の所に行ってもただ来ただけって印象が強まる感じ。
とりあえずセイバーにアン様へ王の心得を叩き込んでもらうか
……?アン様に?誰が?何を?
セイバーに人に物を教えるのは無理だろう。
剣以外でだけど。
ZEROでセイバーはむしろSEKKYOUされるキャラだしなー
その在り方は美しくて、真剣に頑張って政治をしたのはわかるし、
その時代にアルトリア以上に上手くブリテンの王を勤められた人間はいないだろうけど
王として他の王を導けるほど完璧で他人にも応用の効く方針だった訳じゃないし。
心得つっても、ズバ抜けた剣の才能で、常に先陣を切ってバッタバッタと
敵を切り伏せ続けるとか出来る人は限られてると思うよ。
>>21 出された食事は感謝して完食する事。
と言った所でメニューにハシバミ草が大量に入っていることに気がついてセイバー涙目
発想を変えよう
ギル召喚、そしてトリステイン王国をウルク帝国に驚異のカリスマと武力で作り替えハルケギニア征服に乗り出す!
虚無?知らんなぁ
その圧倒的な武力にゲルマニア・ガリア連合軍が立ち向かう
神算鬼謀の名君ジョゼフvs英雄王ギルガメッシュ
ハルケギニアに最後の審判が下される
なんというクロス先蹂躙……
だが、そこまで突き抜けると面白いかも。
ゼロ魔クロスでいうと、バビル二世とのクロスがあってだな…あれが許されるんならそういうのもありではあるw
つか、二次創作なんてな、自分の妄想を書いてナンボだぜw
面白ければなおよしってくらいで。
征服王も喚んじまえ
征服といったらイスカンダルだろ。
せっかく受肉したと思ったらそこは異世界。
だがそんなの関係ねぇといわんばかりに今度はハルケギニア征服に乗り出すんだよ。
盾の騎士召喚とか考えたがキャラ選択が微妙すぎた……
>>26 ウェールズがおっぱいのために十傑集入りしたあれか
……ん? なんか違うな
まあいいか
>>30 まあ、それだw
ああいうの見ていると二次創作の可能性というのを思い知る……。
よーし、おいちゃん月姫からさっちん召喚の書いちゃうぞ☆
ハルケギニアの太陽は紫外線が弱いので吸血鬼にはそんなに効かないとかな仮面的発想で。
ついにさっちんに光が……!
――と思ったけど、さすがに他の書きながらさっちんというのはリソース足りなさそうなんでやめます。
ヒドスwwwwwwwwww
やっぱりさっちんルートは……
Re-actの白い子をぬこ状態で召喚
↓
キスと同時に人間化
↓
こうしてダブルツンデレの冒険がはじまr
「嘘つきー!」
さつきは叫びながらワルドへと右手を振るう。
単純でありながら――それは吸血鬼の身体能力を駆使した絶命の破壊力がある一撃だ。
それが彼以外の相手ならば。
閃光のワルド以外のメイジであったのならば!
「さすがだガンダールヴ!」
「―――――!?」
さつきが驚愕に目を見開いたのは、その打撃を防がれたからではない。
否、彼女の拳はワルドの体を貫いた。
もう一人の、仮面の男の体をだ。
『相棒! それが遍在だ!』
左の腰からデルフリンガーの声がかかる。だが、それに彼女が反応する前に、真上から呪文が降り注がれた。
「ライトニングクラウド――ッ!」
雷撃の魔法!
いかなる彼女をして、雷よりも速く動くということは不可能だ。
だが、発動する前ならば。
声に反応する前に、貫いた右手をそのままに左手で咄嗟に魔剣を逆手に抜き放っていた。
逆手抜刀の技は天真正伝香取神道流などで見られるが、当然のことながらそのような経験がさつきにあろうはずがない。だから、それはガンダールヴのルーンの力であり、そしてそれを雷撃に向けたのは死徒としての本能からだった。
『おおおおおおッ』
続いて叫ぶ声はデルフリンガーが上げた。
無理やりの態勢ではあったが、魔剣はその時、本来の機能と姿を取り戻したのだ!
吸い込まれるように消えていく稲妻――いや、それはまさに吸収だ。
『そうだぜ相棒! 忘れていたぜ! これが俺の本当の姿だ! 俺の本当の力だ!』
「デルフさん!?」
またたくうちにその姿を変える魔剣を一瞥したさつきは、しかしその場を飛びのきながら逆手に持ったデルフリンガーを順手に持ち直し、自分の今までいた位置に杖を振り下ろしたワルドへと振り下ろす。
それを杖で受け。
恐るべきことに、このスクエアメイジは絶妙の体捌きで右足を後ろに引きながらの半身からの手首の返しで、さつきの一撃を床へと流し落としたのである。
彼女が続いての攻撃を加えるよりも先に。
「エアハンマー!」
真横からの声。
空気の塊が叩きつけられ――
弓塚さつきの体は、吹き飛ばされた。
あ、この続きは書いてないです。
枯渇庭園で遍在を全部消して勝ちですから。
>38
GJ
だが横で死に掛けているウェールズがいたら
枯渇庭園で止めを刺すことにならないだろうか?w
>39
あー…。
そういうわけで、やっぱりさっちんルートは完全になしになりました。
ここ以外の見せ場がちょっと思いつかんので。
あとさっちんの体格でデルフの逆手抜刀はないな…。
範囲内のマナ消すだけじゃなかったっけ
ところで遍在の魔法って型月だと魔法の領域に入ると思う?
橙子さんの人形だって魔術なんだから入らないんじゃない?
>>37 GJ
メインキャラもいいけど、やっぱ本編で脇だったキャラとかが活躍するとうれしいな。
魔法の解釈は各々が適当にするのでいいと思うよ…。
とりあえずざっとだけ書いたけど、鯖とかはアレだけど、リアクトさっちんとかなら、パワーバランス的にちょうどいい感じかな。
ただ、月姫勢だとシエスタは誰の子孫にすっかなあというのが。
原作そのまんまでもいいけど、ゼロ魔クロスSSの伝統に従って、主人公の関係者というのも悪くない…。
どっちにしても、セイバー召喚モノを優先するので、そっちが行き詰ったら書くかもというくらいです。
今のところ、さっちんルートとかは書く気はないのでした。
>>46 日本人で死体を確認されておらず、消息不明で帰還の見込みが無い人物だな
>>48 逆に考えるんだ。ゼロ戦使うんじゃなかったら別に日本人じゃなくたっていいんだと考えるんだ。
つまり、死徒っぽいキャラつながりでカリー・ド・マルシェをシエスタのおじいさんにすればいい。
これで血液の問題だって解決だぜ。
>>46 いたかそんなキャラ?
いなくなってもよさげな奴なら久我峰かな。
死亡確認済みだけど平行世界設定かなんかで四季、黄理
半オリ設定で七夜壊滅前に迷い込んじゃった七夜の人とか。
51 :
50:2007/12/23(日) 14:55:46 ID:oIHa8aWj
・・・・・・がぐがく動物ランドの被害者の皆さんとか?w
リピートリピートの人とかw
>48
魔術師なら死体の1つや2つ偽装しろ、と言うわけで魔術使えるなら誰でもOKってのはだめだろうか。
>53
見て、
橙子さん予備召喚→どう見ても死体です(ry
→しょうがないから別のを召喚しようと思ったら、その世界で生きている橙子はいないことで予備起動
って思い浮かんだ。
起動中の橙子さんが完全に死亡したこと自体をスイッチに何かが伝わって起動なら無理っぽいけど。
ゼロ魔世界って明らかに地球とは惑星が違うからアラヤはともかくガイアは出張してないよな。
下手すると固有結界開き放題じゃね?
ハルケギニアにも「大いなる意志」なる物があるそうだから、それがガイアの代わりを果たしている可能性はあると思う。
精霊がいるってことはその大本であるガイア(verハルキゲニア)がいるだろうから
開き放題にはならんだろ。
開きっぱなしにしたいならORTを呼べばいいさ
とりあえず、後のことを考えないで、召喚パートの途中まで書いてるんだけど。
全巻読んでる割に、ゼロの使い魔の世界設定が分からない。
貴族の血は魔術回路と置き換えても良いのだろうか。
ウィキペディアと原作以外に参考になるところはないだろうか。
……オリジナル設定入ってしまっても良いのでしょうかね
さあブックオフか書店へ
ブクオフは書店じゃないの?
>>58 あれ固有異界じゃなかった?
記憶違いならすまん
>>60 いや、全巻読んでるけど細かい設定まで頭の中で上手くまとまらないって意味じゃないか?
キャラマテ、サイマテ、雑誌応答的な後出しの設定がゼロ魔に有るかは知らんが
本編まとめ、用語集くらいはファンサイト漁れば出てくるんじゃない?
>>63 侵食固有結界だから修正喰らわないらしい。
とりあえず、ゼロ魔世界の亜人や韻竜が使う精霊の御技=先住魔法が世界の流れ・法則に沿う技術で
メイジの系統魔法が、精神力で世界を書き換える技術って記述がどっかにあった希ガス
で極小レベルから大規模に世界を書き換えるのが系統魔法の失われた虚無系統
世界を書き換えるって、型月的には固有結界とか悪魔とかの機能とかそっち系じゃなかったか?
で、世界に組み込まれた法則を起こすのが魔術
実は、世界的にその辺がゼロ魔と型月では、正反対ポジにあるのかもしれないね?
後、ORTのアレは侵食固有異界だから、厳密には固有結界ではないのでは?
まあ、違いが分からないあの星あの世界あの時代の周りの奴等からは、固有結界と一緒くたに認識されてるみたいだけど
後、型月世界のガイアは極端に矛盾を嫌うキッチリシッカリ神経質委員長気質な世界だから妨害されまくりでアレだけど
ゼロ魔世界のアラヤ的存在は魔法とか精霊力とか日常的に使うことに異常におおらかな天然おっとり気質な世界なので
案外固有結界とかたたき売りしても、起こって妨害されるどころかあらあらうふふと笑ってむしろ応援されるかもしれないとふと思った
>>65 阿頼耶識=集合無意識=人類の総意(この時点でかなり無茶だが)と来てロマンやお約束に寛容なルールみたいなのが浮かんだ
>>65 むしろその解釈だとゼロ魔世界のガイアからの修正の方が緩いんじゃないか?
ばかすか世界の書き換えが行われているのに、それに対する修正が緩いもんだからゼロ魔式の四元魔法が生まれたわけだろ?
>>63 固有結界と言うより、水星のガイアが何の弾みか地球に落ちてきたのがORT。
そのおかげでORTの周りは、地球のガイアもアラヤの抑止も介入できない異界になっているというのが正しい解釈らしい
というか、アラヤじゃなくてガイアだったなミスミス
星にしろ人類の無意識にしろ、どっちでもまあ、ゼロ魔世界はおおらかな気がするけど
シビアにとればゼロ魔で固有結界使えるのは超能力で実現する連中だけだろう。
型月の魔術関係者は魔術基盤がないと、ただの人っぽいし。
そうか!ゼロ魔世界には裁定者も世界結界もないんだよ!
で、型月世界の世界結界はガチガチでお役所仕事になってるから対応がいつも遅すぎて守護者が磨耗する。
【バカはここを卓ゲ板と勘違いした】
つまり型月のガイアはカリーヌ様で
ゼロ魔のガイヤはカトレア様と言う事ですな
矛盾許容概念が全開状態なわけか
ええい。話が混ざりすぎて何が何だか。
考えるな、感じろ。と言う蒔寺脳でいいじゃない
最新刊を読んでふと思った。ジョゼフが召喚するならギルみたいな強キャラよりアンリや言峰みたいな説教キャラ?がにあうと思う。
ジョゼフの人間としての不器用さはダメット超えてるって絶対。
そしてほにゃっ子なテファはギルがあうと思う。
…残る二人の使い魔が思い浮かばねえw
もっとも一番厄介なのは四次ハサンだと思うがどうでしょう?
ヴィンやミョズが80人とか鬼ですよw
>>68 おおらかすぎて世界滅亡級の事態がおこっても
放置してるのかもしれないなw
>>77 いくら分裂した四次ハサンの一体一体が弱くても、素の才人よりは強いよな?
ガンダールヴで強化された80人の暗殺者……
うん、マジ怖w
>>78 四次ハサンのビジュアルが分からない俺はドクロ仮面80人というイメージにならざるを得ないのだが
なんだろうこのいっそ笑いたくなるおぞましさ
>>76 その辺、聖地とかいうエルフの地に開いてる穴だかシャイターンの悪魔の力だかの虚無的な何かとか怪しいと!
ぼかぁ思うんですがその辺どうですかよ?
達人級でも攻撃される直前まで気づけないんですよ?
しかも偏在と違って本体とか決まってないから、80人殺しきるまで脅威が去らないんですよ?
怖すぎ。
「ハサン=ザッバーハ!
ハサン=ザッバーハ!
ハサン=ザッバーハ!」
「何ですかそのクックロビン音頭モドキは?」
「うむ、実は昨晩夢の中に光り輝くエルヴィスが現れて『汝迷える子羊よ、剣を捨てて舞
台に立て』と言ったのだ」
「それで先刻の暗黒舞踊ですか?」
「クリスマスには新宿コマ劇場でワンマンショーじゃ」
ちなみに現在のハサンの姿はトレードマークの髑髏面とフロントにイカリのマーク、バッ
クに“大艦巨砲主義”の文字がプリントされたブーメランパンツ一丁である
モンモランシーあたりが目撃したら一撃で精神汚染されそうだ
「あえて言いましょう、エスキモー相手に冷蔵庫のセールスをしたほうがまだ見込みがあ
ります」
「エスキモーの■■■は冷凍■■■〜俺によ〜しお前によ〜しみんなによ〜し♪」
「だから踊らないでくださいって!」
「何をカリカリしておるのだ、乳酸菌が不足しているのではないか?」
「ふざけるにしても時と場所を選びなさいと言っているんです!」
ちなみに現在二人はアルビオン大陸の西の端にいる
何故そんなことになっているかというとアルビオンを制圧したレコン・キスタがトリステ
ィンに戦争を仕掛けてくる前に出来るだけ相手の戦力を削いでおこうというマザリーニ枢
機卿の素晴しくダーティな策略に駆り出されたのだ
「で、儂らはその浮遊要塞とやらを破壊すればいいんじゃな?」
「正確には要塞砲ですね、それが生きている限り王国軍の船は自由に出撃出来ない」
などど説明臭い会話を交わす二人のサーヴァントの眼下に巨大な岩塊のあちこちにSF映
画の宇宙船を思わせる構造物を貼り付けた浮遊要塞が姿を現す
「では行きますよ」
「承知」
散歩でもするような調子で空中に足を踏み出した騎兵と暗殺者は空中に浮かぶ大陸の周り
を周回する要塞の上に音も無く着地する
石畳の上に突き出した排気用ダクトの出っ張りに身を潜めた二人の前に重々しい金属音を
響かせながら鉄の騎兵が姿を現す
身の丈約4メイル
黄色がかった茶色のボディ各所に配された黒のマーキング
扁平な頭部に輝く紅いモノアイ
レコン・キスタの秘密兵器、B−ATM−03ファッティ(陸戦型)がハルケギニアの戦
史に登場した瞬間だった
何でAT来てるのォッww
もうなんでもこいwwwww
この作家さんは我々が何処まで着いてこれるか試してるんではなかろうな?
むせる自重www
むwwwせwwwたwwwww
ほのおのにおいしみついて
むせた
ウドのコーヒー 返せwww
そういえば、現在あの作品のキャラ〜スレは型月禁止でまとめwikiにも一作も無いけど
禁止前に投稿された型月クロスって無いの?
ない。
まとめwikiを誰か作って
すまん。
管理が上手くできるかどうか著しく不安があるんだ。
みんな戦闘要員ばっかり言ってるな。
非戦闘要員も呼び出したらどうなんだよ、黒桐幹也とかタイガのじっちゃんとか
・・・後者は十分戦える気がするけど気にしないで。
幹也あたりは事務官としてかなり役立ちそうなんですが
でも起源が『普通』だから多分強くなれないかも
>>94 それならサイトで十分ジャンってなるよ。クロスの意味がなくなる。
琥珀ならありかもしれない
地味に白レンとかワラキアが面白いかもな
>>94 あの探索能力で起源「普通」って…
一般のサラリーマンや学生は起源「無能」なんだろうか
いやいや、どんな人間でも一つや二つ、特徴的な癖をもっとるもんやん。
しかし幹也にはそれがない。人間という種の最大公約数そのままな存在なわけだ。
そんなやつぁ滅多にいない。だから"普通"でありながら"異端"たりえるわけだ。
>>94 じゃあ巴呼んでみるか。
……サイトぐらいは戦える筈なのに、
起源のせいでフーケ辺りで上手くいかなくなって死にそう。
サーヴァント達の前に現れたファッティは全部で4機
ガトリングガンと三連ミサイルポッドを装備した「野望のルーツ」仕様の機体と新設定の
ヘヴィマシンガンと円筒形の四連ミサイルポッドを装備した「ペールゼンファイルズ」仕
様の機体が二機ずつである
「ところでB−ATM−03はギルガメス側の呼称でバララントの正式名称はATB−0
1ではなかったかの?」
「それは“ATVP”の同人誌設定です、って買ってるんですか!?」
「こう見えても晴海の頃からの常連じゃ」
「色々ツッコみたいのは山々ですがとりあえずこの状況をどうにかしないと」
4機のATはその場の留まり見張りを続けている
このままでは発見される恐れは無いが移動することも出来ない
「やはりセオリー通り一人が陽動一人が侵入じゃな」
「手堅すぎて面白みに欠けますが止むお得ませんね。で、どちらが?」
「それはやはりデカくて目立つ方が……」
脳天に釘剣の先端を押し付けられたハサンは一旦言葉を切り
「やはり男の注意を引くには美人でせくしーなお姉さんの方がいいと思いますハイ」
揉み手をしながら言い直した
「後でじっくり話し合いましょう」
ダクトの陰から身を起こしたメドゥーサは居並ぶファッティの真ん中に進み出るとゆっく
りと右手をあげ夜風に靡く長い髪をかき上げながら挑発的な笑みを浮かべた
「ハイ」
突然現れた妖しい美女を目の当たりにして銃を構えることも忘れて棒立ちになったATの
足元を紫の疾風となった騎兵の英霊が駆け抜ける
ギュンッ!!
流石に秘密兵器を託された兵士がボンクラなはずもなく我に帰ったファッティは踵のグラ
イディングホイールを唸らせ接地面から火花を散らしながら追跡を開始する
4機のATが撃ち出す豪雨のような銃弾をグラマラスな肢体をくねらせ踊るように回避し
ていくメドゥーサ
“ヤンマーニヤンマーニヤンマーニヤイーヤ……”
どこからか聞こえてくる謎の女性コーラスに恐怖するレコン・キスタ兵
このBGMが流れる限りヒロインには決して弾は当らないのだ
その頃トリスティン魔法学院では久方振りに静かな夜を迎えたピンク髪の少女が天を仰い
で叫んでいた
「ヒロインは私でしょーが―――――ッ!!」
弾避けの加護ヤンマーニ自重
あんたどこまでネタについてけるか俺らを試してるだろwww
>>97 一般人でもそれなりに起源は色々あるんだろう。『無能』っていうのも一つのパターン
幹也はその中でも『普通』っていう、ありふれてるけども異常なものが起源
だから特別なんであって、式との対比が際立つんだ
探査能力は多分後天性のものだと思う
>>98 式の中の『』にも「普通に生きて普通に死んでいくのね 何て孤独」みたいな事言われてた
だが、ちょっと気になるんだ
ハルキゲニアにおける『普通』ってどんな?どんな人間なら普通たりえるんだ?
前スレの
>>1000とったヤツだけど、まとめwiki作ってこようか?
誰かクリスマスSSを書いてくれ
>>106 短いのなら何とかできそう
でも、ルイズをどうしよう…ORTにツリーにでもなってもらおうか?
そもそもハルキゲニアにクリス(ry
始祖の降臨日を聖なる日とすればイナフ
クリスマスSS・・・・
七面鳥の丸焼きなどをひたすら食べるセイバーしかイメージ出来ないwwwwwww
明日ならアルクェイドの誕生日でもあるんですけどね。
七面鳥はキュルケと鮮花に焼いてもらおう
アルクエイドとセイバーの二大白い美人がクリスマスを静かに祝う!
そうおっしゃるわけですね、ただルイズ達には異教の祭りゆえ理解してもらえないと
今の時期なら、冬至祭りでオケイ
115 :
104:2007/12/24(月) 21:12:13 ID:1E8Bll4W
乙なんだぜ
これは…ログから拾ってきて入れてくれと言うことか
とにかくGJ
>115
ありがとう。
最高のクリスマスプレゼントだぜ
120 :
104:2007/12/24(月) 21:40:16 ID:1E8Bll4W
魔眼の使い魔・・・登録終わった!!
続いてzero/stay nigth登録してきますわ。
あと、俺の書いた○○○は登録しないでくれ!!って方がいたら連絡お願いします
>>121 ガンダールブのルーンが付けば同じじゃね?
ガンダールブ…箒や火炎瓶で大暴れ
ミョズ…地下に研究所を作ってメイドロボ作成
ヴィン…学園周辺の使い魔や動物を薬とセットで調教
どれになってもデンジャラスな琥珀さん…
箒を武器と判断するのかな
124 :
104:2007/12/24(月) 22:22:30 ID:1E8Bll4W
zero/stay nigthの登録終わりました。
ワシの轢いたレールはこれが最後だ!さらばだ!!
もちろん、なにか要望がある場合は反映させますよ
早乙女のジジィ乙w
>>123 月姫なら無しだな
まぁ、メルブラ仕様で自前の箒なら武器だろう
>>126 そこでデルフを魔改造ですよ。
琥珀「さあちょっとお化粧しましょうね〜」
デルフ「何する気だ娘っ子?止めろ!止めてくれ〜!」
琥珀「特製の箒完成です」
デルフ「ううっ汚されちまった…」
なんてでかい帚wwwwww
不自然すぎだろwwwwwww
>>127 「女の子が剣なんて持っちゃダメだ!」という事ですか
よくわかり(ry
召喚パートできた!というわけで投下する
無限であったはずの黒い骸は、やはり夢のように消え去った。
それは、彼らを相手にしていた者たちも同じこと。
もはや言葉を交わす時間もなく、夢は醒めようとしている。
葛木宗一郎も、同じ事。
これから、どこに向かうかは知らないが、最期にキャスターの顔を見ることも適わぬらしい。
認識できるのは、隣にいたアサシンのみ。
もはや、お互い言葉を交わすことも出来ない状態であったが、何を思ったかアサシンが動く。
差し出されたその手。握手を求めるものなどでは当然なく、鞘に収められたあまりにも長い刀。
これを受け取れというのだろうが、何の意味もない。
これより消えうせる夢で、手に入れたものなど夢幻の如く全て消えるというのに。
だが、それを宗一郎は受け取った。
アサシンの表情など見えない。そもそも、受け取った手も、とうに消え失せていた。
そして、夢は醒める。
意識は、出口へと向かった。
すなわち、今ここは既に、夢ではないことになる。
だが、この風景は夢でしかありえない。
夢を通して何度も見た、キャスターの故郷にあるような城が遠くに見える。
広がった草原には、キャスターの姿に近い制服を着た少年少女たちが囲んでいる。
「あんた誰?」
132 :
虚無の続き:2007/12/25(火) 01:32:22 ID:dSRq7yzF
その声に、葛木宗一郎は始めて、目の前で自分を見つける少女に気がついた。
「葛木宗一郎。穂群原学園で教職についている者だ」
教師!? と桃色の髪の少女が驚く。
「ミ、ミスタ・コルベール!」
囲んでいる少年少女の中から、中年の男性が現れる。
周りの者たちとも違う、キャスターと同類だと思わせる姿に、魔術師なのだと宗一郎は考えた。
「今の話は聞こえていたよ。お聞きしますが、教師というのは本当ですか?」
「はい。もしや貴方は教師ですか?」
「いかにも。ここはトリステイン魔法学院。私はここの教師でコルベールという者です」
魔法学園。遠坂や衛宮のような魔術師の学園か。
「そうでしたか。では、私は貴方とは違う。私は魔術師ではありません」
その言葉に、周りから「平民か!」と笑い声が響いた。
「平民の学校の教師の方でしたか。しかし、このようなことは前代未聞だ。まさか、人間が召喚されるなどと」
召喚? つまり、自分はキャスターのように召喚されたのかと納得した。
「理解しました。私はこの少女の魔術によって召喚されたということで、間違いないでしょうか?」
「り、理解が早くて助かります。しかし、魔術ではなく魔法と言うのですがね」
突然召喚されたというのに、取り乱すことのない男に、コルベールは困惑する。
更に、この男から感じる雰囲気。
かつて軍にいたときの自分のような……
「ミスタ・コルベール! 召喚をやり直させてください!」
ルイズの大声に、コルベールの意識が引き戻される。
「残念だが、それは出来ない。「サモン・サーヴァント」による使い魔召喚は、二年生に進級するための神聖な儀式。やり直しは認められない」
その後、しばらく異議を唱え続けた桃色の髪の少女だったが、その度に周りから中傷とも思える笑いを含む声が飛び交った。
133 :
虚無の続き:2007/12/25(火) 01:35:43 ID:dSRq7yzF
「よろしいでしょうか、ミスタ・コルベール」
「なんでしょう?」
教師と思われる禿頭の男性に、宗一郎は意見を述べる。
「詳しいことは分かりませんが、どうやら私のせいで彼女が中傷されているように思われます。
原因が何であれ、私はこの事態を受け止めましょう。どうか、事態の進行を願います」
桃色の少女の異議が止まる。
「わ、わかったわ。どうやら聞き分けも良いみたいだし、この際仕方ないわね」
「いや、助かりましたよ。……では、ミス・ヴァリエール、儀式を続けなさい」
桃色の髪の少女は、再び宗一郎の前に立ち、杖を振る。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司るペンタゴン。かの者に祝福を与え、我が使い魔となせ」
おそらく、儀式に必要なことなのだろう。
杖を額にかざした後、少女は立ち上がっていた宗一郎にかがむ様に言った。
そして、かがんだ宗一郎の顔に近づき、唇を重ねる。
「契約、完了しました」
髪以上に赤くなった少女を見つめる。
「特に何も変わった様子はないが……む」
左手の甲に熱が走る。見ると、そこには見慣れない模様が刻まれていた。
「令呪か? ともあれ、これで儀式とやらは終了か」
「令呪? ルーンのこと? そうよ、平民が貴族の使い魔になれるなんて、光栄に思いなさい」
「ふむ……珍しいルーンだな。さて、随分待たせましたが、次はミス・ツェルプストーの番です」
赤い髪の女性が、歩いてくる。
背が高めの、色気のある少女は、ルイズに高笑いを始める。
「あはははは! さすがはゼロのルイズ、平民を呼ぶなんてすごいじゃない」
134 :
虚無の続き:2007/12/25(火) 01:38:16 ID:dSRq7yzF
「うるさいわね、キュルケは……ほら、アンタも着いてきなさい!」
ルイズと呼ばれた少女に、宗一郎は付き従う。
「それで、私がすべきことは? 契約した以上、何事にも従おう」
「いい心がけだけど、少し待ちなさい。他のみんなの召喚が終わってから話すわ」
「お前が時間をかけすぎたからだろ!」と声が飛んで、再びルイズが怒り出す。
「え!?」
先ほどの、キュルケという少女の驚きの声。
召喚は、完了したらしい。何もなかったはずの場所に、たたずむ存在は確かにあった。
だが、その姿を見て……ルイズも、コルベールも息を呑む。
周りの生徒は、大きな悲鳴を上げ、腰を抜かす者、逃げ出すものまでいた。
一人だけだが気絶してる者までいた。
「エ、エルフだあああああ!!!!!??」
コルベールは、キュルケの前に飛び出し杖を構える。
召喚された存在は、訝しげに周りを見回す。
「ここは……また妙なことになったわね。どちらの仕業か……じっくり教えてもらいましょうか?」
実力が違うのは承知の上で、コルベールは詠唱を始めようとしたのと、ほぼ同時。
「やめなさい」
「……え?」
宗一郎が、召喚された者へと歩み寄った。
「バ、バカ! なにしてるのよ、殺されるわ!」
ルイズの声を、今は無視する。
歩み寄る宗一郎を、召喚された人物は呆然と見つめ……
「宗一郎様!!」
感極まったかのように、走り寄る。
「キャスター、お前も召喚されたようだな」
その人物……キャスターのサーヴァント、メディアを抱きとめる宗一郎。
周りは、何事かと目を白黒させている。
135 :
虚無の続き:2007/12/25(火) 01:42:04 ID:dSRq7yzF
「―――連れ添いが迷惑をかけた」
凍りついたかのように静かになる。
平民が何を? と思うのが半分、まさか本当に? と思うのも半分。
「キャスター、この状況を説明できるか?」
「……いいえ。そもそもここは、地球ですらありません」
「そうか。私も、ここへ使い魔として召喚されたことしかわかってはいない」
地球ではない、と言う事実を告げても冷静な宗一郎に、キャスターといえど少し唖然とする。
「使い魔……ああ、なるほど。だから向こうの小娘と魔力の繋がりがあるのですね?」
「分かるのか。キャスター、ここは穏便に済ませたい。お前も、ここは契約とやらを完了してくれ」
「……仕方ありません。ここは、宗一郎様の言うとおりに」
おおっ! と周りから驚きの声が上がる
「キュルケがエルフを使い魔に!」
「エルフの旦那って、ルイズの使い魔って実は凄いのか!?」
などの声に、ルイズも少し喜んだ。
「すまない、勝手な行動を取った」
「ま、まぁいいわ。さすが私の使い魔、よくこの場を収めたわ」
その会話の間に、キュルケとキャスターは契約を済ませて戻ってきていた。
「なんで「微熱」のキュルケが女とキスしなきゃ……」
「うるさいわね、私だって宗一郎様以外に……はっ、なら宗一郎様もあの女と!?」
キャスターの3度は人を殺せる視線がルイズに飛んでくる。
「ひぃ!? ちょ、ソウイチロー!」
「やめろ、キャスター。接吻が儀式において必要なことならば仕方がない。契約というのなら、我々も似たような行いをしただろう」
「た、確かにそうですが……ま、まぁ、あれに比べたらキスなんて、そうですね」
キュルケの眼が輝いた。ルイズが真っ赤になった。
なんか夫婦で来たー!? 支援
137 :
虚無の続き:2007/12/25(火) 01:45:08 ID:dSRq7yzF
なにしたこいつらー! と思っているうちに、キュルケの次の生徒が召喚を始めていた。
「タバサは、何を召喚するのかしら?」
「また大変なことになるくらいなら、ドラゴンでも何でも、普通に凄いの呼びなさいよ」
キュルケの友人であるタバサが、召喚の言葉を唱え終わる。
そして、風が吹いた。
「問おう。 貴方が、私のマスターか――」
タバサはこの瞬間――運命と出会った。
「サーヴァント・セイバー、召喚に従い参上した。……しかし、ここは?」
あまりに違いすぎる大気中の魔力、状況に、セイバーも困惑を隠せない。
コルベールはいい加減勘弁してくれと泣きそうだった。
さっきのエルフの魔力量も桁違い。今度の剣士も桁違いだ。
そもそも剣士なのに魔力量が桁違いってどういうことだ。
しかし、それだけの魔力量にも関わらず、周囲の生徒は
「タバサまで平民を呼んだぞ」と馬鹿笑い。
キュルケ、ルイズ、モンモンラシーなど一部だけは引きつった顔で事態を理解している。
よかった、アホばっかりじゃないんだ、とコルベールは目元がうるんだ。
「あら、セイバーじゃない」
「ッ……キャスター。そうか、未来に至ることを認められず、暴挙に出たな!」
「お黙りなさい。もしそうなら、こんな訳の分からない場所よりも、あの世界を終わらせない道を選んだわ」
まだセイバーは、その言葉の真偽がわからない。最悪の場合を想定し、剣を―――
「…………は?」
握ろうとし、どこにもないことに気がついた。
138 :
虚無の続き:2007/12/25(火) 01:48:03 ID:dSRq7yzF
「な―――ない! 私の聖剣が、どこにも無い!」
消えていても、即座に出現させることが出来る、最強の聖剣がどうやっても出ない。
いや、そもそも存在していない。
「なんですって……ああ!? わ、私のルールブレイカーも、無い!?」
キャスターの宝具も無い。聖剣より大したことはないかもしれないが、仮にも宝具だ。
「金羊の皮まで無いわ……宗一郎様は、何か無くなっていませんか?」
「いや……むしろ逆だな」
自身の腰に手を当てる。
そこには、あまりにも長い長刀が下げられていた。
「アサシンの物干し竿……どうしてこんなものを?」
「夢の終わりに貰ったものだ。私同様、消えるものだとばかり思ったのだがな」
周りは、この人たち何やってんだ? という顔をしている。
「セイバー、契約を」
タバサの言葉に、ともあれセイバーも契約を済ませる。
キスだとは知らず「すみません、シロウ……」としばらくへこんでいた。
「やはり、こういった直接的な接触が、契約の条件としては多いのですね……」
セイバーの腕にも、やはりルーンが刻まれる。
(このルーンの意味は何なのかしら。調べて見る必要があるわね)
「さあ、皆教室に戻りますよ」
とんだ召喚の儀式となったが、ようやく終わった。
コルベールも溜飲が下がり、皆に学園へと戻るよう告げた。
生徒達は宙に浮かび、飛び去っていく。
「ルイズは歩いてこいよ!」などの声に、ルイズはまたも怒る。
空飛ぶ生徒とコルベールを見て一言。
「デタラメね」
キャスターがつぶやく。
139 :
虚無の続き:2007/12/25(火) 01:51:18 ID:dSRq7yzF
「キャスターも飛べるではないですか……魔術形態がまったく違いますが」
そう、キャスターの飛行能力とは効果が同じかもしれないが、使っている魔術がまったく違う。
「ともかく、調べる必要があるわね。宗一郎様はどうされますか?」
「私は、この少女の使い魔として行動する。既にお前のマスターではなくなったが、できれば事を荒立てるな。
セイバーも、あの少女の使い魔として行動するつもりなのだろう?」
セイバーは、既に飛んでいき、見えなくなっていく少女を眼で追う。
「無論です。たとえ不測の事態だとしても、私は常に、主の危機を救うのみです」
そう言って、風を切るように走り去る。
「速ッ!? 風の魔法なの?」
ルイズとキュルケが驚く中、キャスターが飛び上がる。
「確かに、セイバーを敵にするのは、この段階では避けるべき……了解しました、宗一郎様。荒事は極力避けましょう。
……では、マスター。参りましょうか?」
「なに、その主人だと思ってないって顔。流石に手に余るわね、これは……
苦労しそうだけど、ちょっと聞きたいこともあるし……燃えてきたわ」
ローブを翼にして飛んでいくキャスターに、付いていく形で飛んでいくキュルケ。
「行くわよ、ソウイチロウ」
ルイズが歩き出す。
その後ろを宗一郎はついていく。
「……聞かないのね。なんで飛ばないのか」
「先ほどの中傷から察すると、君は飛行の魔法が不得意なのだろう。
だれしも不得意はある以上、それを貶すことは恥ずべきことだ」
ルイズは、少し嬉しかったが、ため息をつく。
「駄目なのよ、私は。どの魔法も使えないの。だから、あんなに笑われるのよ」
「だが、努力はしているのだろう」
支援
141 :
虚無の続き:2007/12/25(火) 01:54:27 ID:dSRq7yzF
「もちろんよ、でも」
「ならば言わせておけばいい。報われなかろうと、努力をしている人間を嗤う権利など、誰にもありはしない」
止まったルイズを、宗一郎が追い抜かす。
「……外れじゃ、なかったみたいね。
って、平民の癖にご主人様より先に行くんじゃないわよ!」
ルイズは走り、草原には誰の姿も無くなった。
―――否、そこにはまだ動くものがあった。
「……はっ!? エ、エルフは! モンモンラシーは無事か!?」
キャスターの出現に、気絶していたギーシュ・ド・グラモンだった。
学園の方角を見上げ、空を飛んでいる学園の仲間たち、歩いていくルイズを確認した。
ギーシュは泣いた。
「というか、僕はまだ使い魔召喚してないぞ!」
あのコッパゲ!とギーシュはキレた。
「いいさいいさ! 今から世界最高の使い魔を召喚してみせる!」
一人淋しく、使い魔召喚の準備を始めるギーシュ。
「我が名はギーシュ・ド・グラモン、五つの力を司るペンタゴン。我の運命に従いし使い魔を召喚せよ!」
杖を掲げ、唱えた魔法は成功する。
土煙が収まり、そこには召喚されし者が立っていた。
「うおお、これは何事か!?CQCQ!鏡を抜けると、そこは一面の草原だった!」
灰色の猫っぽいのが立っていた。
「おお……こ、これは……美しい!」
ギーシュ、さすがギーシュである。
「ほほう、この私の美しさを理解できるとは。さぞや高貴なお方とお見受けしますが?」
「僕の名前はギーシュ・ド・グラモン! 「青銅」の二つ名を持つ、元帥を父に持つ偉大な魔法使いだ!」
ネコアルク・カオス。……ある意味大当たりだな。 支援
何召喚してやがる、ギーシュw 支援だ!
144 :
虚無の続き:2007/12/25(火) 01:55:50 ID:dSRq7yzF
ネコに、戦慄走る!
「にゃにー!? 魔法使い!?元帥!?まさかキシュアの血統かー!?
と、んなわけないな、落ち着け私。ともかく家に帰って落ち着こう」
「ま、待て! それは困るし、そもそも無理だ!」
「なんでさ」
ネコに、サモン・サーヴァントについて説明する。
「……というわけで、美しい君に、僕の使い魔になってもらう」
にゃにゃっとネコが笑う。
「これは天恵か。ニート脱却のために何かせねばと思いつつ、録画したアニメを見続ける日々に終止符を打つときが来たか!」
「よし、では契約だ! わが名はギーシュ・ド・グラモン! 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ!」
ブッチュー
「いやああああ! 奪われた、大切な初物を奪われたわああああ!
って、うっぎゃあああああ!この手の熱さは何事かー!?」
「これで君は、この僕の使い魔だ! ところで、名前を聞いていなかったな」
騒ぎ終わったネコは、再びにゃにゃっと笑う。
「私の名前は、カオス。ネコアルク・カオス。「混沌」の二つ名を持つナーイスキャッツ。
呼ぶときは、ネコカオスと呼ぶが良い」
人知れず呼び出された、奇妙なキャッツ。
こうして役者は舞台に集まり、幕は開こうとしていた。
なんてものを……GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
146 :
四人の冒険:2007/12/25(火) 01:58:27 ID:dSRq7yzF
サイト「きぃぃぃやあああ!!!? 俺の出番、俺の出番はどこーーー!?」
フレイム「諦めろ、諦めるんだ! もう俺達の活躍なんてありえない!」
サイト「嘘だッッ!俺がいなきゃルイズが輝かない!あんなコッパゲとキャラが被った男じゃ無理だ!」
ヴェルダンデ「使い魔枠以外で、ぼくたちに出番はないよ。よりにもよって、あんなネコに……」
シルフィード「私だってあんまりなのね! あんな大食らいに私の代わりなんて無理なのね!」
三人「いや、十分十分」
「お困りのようだな、諸君」
サイト「だ、誰だ!? この「用無しの座」に入ってくる奴……まさか、噂に聞く間桐信二!?」
ゼルレッチ「―――いや、魔法使いだ」
四人「きぃぃぃやあああ!!!? け、消しにきやがったーー!?」
ゼルレッチ「そうではない。暇ならば、私の手伝いをしてもらおうと思ってな」
サイト「て、手伝い!? え、え、出番? 出番くれるの?」
ゼルレッチ「無論だ、主人公。それで、手伝ってくれるかね?」
四人「何なりと、マイマスター!」
ゼルレッチ「おお、これは頼もしい。実は、ちょっとある場所に行ってもらいたい」
シルフィード「それってどこなのね?」
ゼルレッチ「とある森に行ってもらいたい。その中心にある木の、実を取ってきて欲しいのだ」
サイト「なんだ、簡単じゃね?」
ゼルレッチ「うむ、その森の入り口へは私が送ろう。準備は良いかな?」
四人「おー!」
ゼルレッチ「行ったか……そうだ、森の名前を言い忘れたな。
「腑海林アインナッシュ」というのだが……ま、別にいいか」
妙なものを書いてしまった……オマケを含めて。
いつ終わるとも、終わるかもわからないSSですが、活性化の願って書きました。
物干し竿をどう活かすのかが楽しみだ
>>146 アインナッシュに送り込むなんて・・・。元帥マジ外道!
ゼルレッチの(吸血)鬼ー!wwwww
プラン1 フレイムの炎で森を焼き払いながら前進
プラン2 ヴェルダンデが穴を掘って地中より回収に向かう
プラン3 シルフィードが空から強襲降下
プラン4 サイトがラ○ンドアップを使って枯らしながら前進
どれも厳しそうだね…
爺さんひでぇ!!!www
ていうかその実は数百年(たしか設定上そうだったはず)に1回しか実らなくて
その上アインナッシュの中心部だから飛ぼうが潜ろうが無駄…死ねと?
つーか自分で行けよ宝石翁そこまで迎えに来れるんなら!!
ふと思ったんですが、人物じゃなくてもキャラ扱いしてもいいのかね?
アルトルージュのとこの白犬とか
キャラマテ見てないからかさっぱりわからん
とりあえず
虚無の続きをまとめにうpしてきた。
続きの中の人にはこれからも頑張って欲しい
>>152 ハルケギニアでもガイアの化け物の特性が発揮されるのかどうか
発揮されないとただの犬コロ並みになりそうで話にならないし
発揮されるとしたら・・・今度は契約すら出来なくて話にならないw
万が一契約が通ったとしても
人間を狩る側のガイアの化け物が、人間に使役されるなんてありえないしな
ルイズアボンで終了だろう。
人間殺す以外に何か能があったっけ?
あの犬モドキ
宝具がない理由は大体想像つくけどこの条件なら武器なしで戦えるキャスターのほうがセイバーより有利だよな。
真アサとかだと腕がもげたりするんだろうかw
まあ宝具無い対決だったらぶっちぎりで
ギルガメッシュ<<<<<<<<<<<<他の鯖
じゃね?まだセイバーは良いほうだと思うぞ。
セイバーは魔力放出による加速があるからな
ロングレンジでも一瞬で間を詰める剣士なんて
魔術師の天敵以外何物でもないからな
ただクラス特性の耐魔能力は持っているんだろうか?
宝具がないとさすがに慢心できないだろうから逆に危険だと思うぞギル様
ギル様の生前の英雄譚は宝具なしの状態で築きあげたものだと思う
ギル王はエンキドゥとも生身でドツキ合っていたような…
この流れだとコルキス神拳だのバビロン皇拳だのアーツオブバビロンだのが出てくる……わけないか。
つまり
ギル王「ありとあらゆる格闘技の原典は我とエンキドゥの組み打ちに有る」
と烈海王の「貴様らの立っている場所は我々が3000年前に通過した場所だ!」
的な台詞を吐く。
こうですか?判りません!
つまり合体させてバビロン神拳が出てくると
アレ? どっかで聞いたような名前だぞ?
財宝は無事だけど、蔵の鍵をなくして必死にズボンのポケットをあさる涙目のギル様。
>>166 おいおいそれって慢心と言うよりうっかりじゃねーかwww
バビロン自体が鍵状の剣なんだよ
蔵はただの所有物
蔵の扉を開く宝具ってのが正しい
鞄の中も机の中も探したけれど見つからないので、贋作者(フェイカー)に合鍵作成を依頼するギル様。
フフッフー
さーあー
と鍵を作り手間賃にちゃっかり倉の中身登録と申したか
ところでアーチャーはバビロンの投影はできないのかな
鍵『剣』である以上可能だと思うんだが
投影して蔵開けようとしたら網膜や指紋認証システムを導入してたバビロンの図を幻視した
>>171 投影しても使用者の倉に繋がるって効果の宝具だからなあ
剣の丘には繋がるかもしれんがそれじゃいつもやってることこととかわらんしな
GOB使用には魔力いるからむしろ損か
>>172 【ブブーー!!侵入者アリ!!直チニ迎撃セヨ!!】
(ガシャガシャガシャッ!!!!)
ギル「何時の間にこのような…」
ルイズ「そんな事言ってる場合じゃないでしょ!?何とかしなさいよ!!」
ギル「……」(ちょっと焦ってる様に見えて実は大焦り中
ルイズ「アンタのなんでしょ!?」
ギル「実は賭けに負けて3割ほどがエンキドゥ名義でな。あの者以外が近付くと無差別に」
(ちゅどーーん!!と吹っ飛ぶ学園の3分の1くらい)
ギル「この様に」
ルイズ「落ち着いてる場合じゃないわよーーーーー!!!!」
土蔵につながるんじゃね?って話もあったな
剣と一緒にストーブだのなんだのといったガラクタが飛んでくるのか
宝石剣やセイバー召喚陣が飛び出す『雑種の土蔵(ゲート・オブ・アヴァロン)』を鼻で笑うギル様。
「フッ、別にうらまやしくなどない!」
あの土蔵 虎戦車があったような気がw
地味にギルの物欲を刺激するようなものがありそうと思うのは俺だけだろうか?
いっそのことクトゥルー神話から召喚する?(デモンベインになるか
>>178 「だが宝石剣やセイバー召喚陣を貢ぐと言うなら褒美として色々下賜してやろう」
タイガー召喚して暴れさせるしかない(オイ
>>171 鍵剣と聞いて某王国の心を思い出した
アレも登場キャラとか設定とか隠しEDとかで妄想しやすいんだけどなぁ……
でも、あれはディ〇ニーが混ざってるしなぁ…
ヘラクレス召喚とな?
>187
しかし、ルイズは幼女と呼ぶには胸しか…、うわ、何をするヤメ……っ
たしかにヘラクレスほどガンダールブにふさわしい奴はいないけど
バーサーカーとして呼ぶと全部台無しなんじゃないか?
だったら、タイガーコロシアムの紳士なバーサーカーで呼ぶか?
魔術炉心フル稼働状態のセイバー召喚
通常の主と使い魔、マスターとサーヴァントの関係とは逆に
セイバーからルイズに莫大な魔力が供給されるため
強力なエクスプロージョン打ち放題
>>191 食欲も通常の数倍にパワーアップでルイズ破産のピンチ!
セイバー「ルイズ 魔術とは等価交換です!」
ルイズ「つまり魔力の分だけ多く飯をよこせと?」
セイバー「Exactly(そのとおりでございます); 」
〜略〜
ルイズ「馬鹿な!平民の12か月分の生活費が1週間で…この使い魔は化け物か?」
こうですか?判りません!
>>192 それは一種の詐欺だな。飯の為ならそこまで堕ちるか騎士王よ……っ!
四次キャスター召喚、そして惨劇へ……
四次組のサーヴァントが喚ばれたらどーかなと、ちと考えてみた俺参上
アルトリア……餌づけに成功すれば問題なし
ディル……女性キャラヤバくね?
ハルケギニアに精神系・催眠系の術に対応するレジストの魔法ってあったっけか?
ギル……無理くさい。
ショタ版ならなんとか?
あと、セイバー予告の人には心からのエールを贈りたい
イスカ……確実に世界征服に乗り出すだろうな、無能王との丁丁発止に期待
ただ、ウェイバー化するのはギーシュよりルイズの方がふさわしいかと思う
ハサン……ちと物騒だけどまあいいか
ランス?……無理臭い、理性残ってるならともかく
ジル旦那……確実に無理だな
「使い魔の物は主人の物よ!」と青髭キャスターの宝具を奪うルイズなら何とか?
……ムリか
ハルケギニアの魔法って、どういうのがあるか分かりにくいよな
ハサンとの契約は誰が呼んでもトラウマになるような気がする。
ということは魔眼さんとこのティファニアはトラウマ持ち?
ジョゼフなら気にせんと思う
>>193 アルビオンに進攻するも食糧難に…
セイバー「兵糧攻めとは姑息な真似を…」
ルイズ「あんたが大量に食べるからでしょう!」
そしてついにはセイバー用の食事が減らされて黒化
レコンキスタから食料を分捕るべく単騎出撃
>>195 士郎の料理で餌付けされる前はそこまで食い物にこだわるキャラではなさそう…
禁欲生活(イングランド料理)が当たり前だと思っていたところに
放蕩生活(士郎料理)を味わってしまって戻れなくなったという感じ…
ジル旦那はメンヌヴィル辺りなら…
しかしFATEの話ばっかりで月姫の話ないなぁ
つまり琥珀さんを召喚しろと?
>虚無の魔法使いと虚数の魔術師
みたいな感じでHFバッドエンド後の桜召喚ものとか見たいが…
つき姫って結局PCでの製品化お流れになったんかな?
そうだとすると新規のファン増え辛いんじゃないか?
古参のファンは過去にあっちこっちのSSで
各キャラのネタも語りつくされて展開やキャラの反応に
新鮮味感じなくなっているんじゃね?
それでも月姫はいいものだ! という事で秋葉を召還、平民呼ばわりされてぶち切れ。ルイズとナイムネ同士で意気投合みたいなw
さっちんを!
ぜひさっちんを!!
まあ、扱いやすそうなキャラクターと言ったら彼女くらいしか浮かばなかったんだけど。
あ、それにしたってメルブラ版限定って感じだなあ。
マスター探してる使い魔ってことで白レンがいるじゃねーか
最強のツンデレコンビが爆誕するわけですね。
しかしレンがデルフ振り回して戦うのが想像できない。
ミョズニトニルンかヴィンダールヴか
まだ詳細が分かってないってことで好き放題できる4つ目か
4人目の詳細が分からない限り
魔眼のような多次元歪曲的視点な作品以外だとティファニア空気
記憶操作ってなにげに使いにくいしな
猫ばらまきだしヴィンじゃね。
白レンは思いっきり公式で志貴LOVEなワケですが、そのあたりを如何するのやら
って言うか実体の無い存在だからなぁ・・・
デルフ振り回すより悪夢に引きずり込んで廃人にさせた方が手っ取り早いという
最近MUGENやってるせいか異様な強キャラに脳内固定されてる
実際の戦闘能力はどんなもんなんだろう?
>>213 志貴じゃなくて七夜だよ馬鹿
知ったか死ね
ツンデレ語だけど「一番マシ」だからなぁw
>>214 お前こそ全部見てもいないだろ。
七夜志貴も遠野志貴も同一存在だ。メルブラの七夜のほうは夢の中で具現化されただけの「もしも」
知ったかも何もお前の方が知ったかだろう腐れ厨房が
まあまあ。
設定房なんだろ、しかたないさ。
奴等は、言い回しが違うだけで、暴言とジンを噴き出す亜麗百種のなりそこない。
我々旧人類は、近づくことすら害にしかなりませんよ?
まぁ、そんなことは関係ない
ダブルツンデレかどうかが重要なのだ
ツンデレラだな(激しく違う
フーケの構築した土ゴーレムの巨大な拳が迫る。
もはや間に合わない。
為す術なく轢殺されるであろう刹那、ルイズが思い浮かべたのは使い魔のことだった。
(最後まで、ご主人様らしいこと何もしてあげられなかったわね……)
自分が死んでしまえば、あの娘もカタチを成せなくなってしまうかもしれない。そのことだけが気にかかった。
そう思っていながら、使い魔とケンカしてでも、フーケ討伐なんていう身の丈に合わない真似をしたのは、それもまた使い魔のせい。
あの娘に、自分を認めてほしかった。
だからこそ、こんな無茶をしたけど、結局ダメだった。
そんな不甲斐無い自分を、あの娘はどう思うだろう?
最期に、ただ一言詫びる。
「ごめんなさい、レン」
そんな、ルイズの命と共に消し潰される筈の言葉に、
「フン。あやまるんなら、最初っからこんな無茶しないでよね」
返ってくる筈の無い、どこまでもぶっきらぼうを装った返事が返ってきた。
「――――え?」
有り得ない。あの娘は、私とケンカして、『アナタなんか知らない!』って言って、学院に残ったはずじゃあ――――
それでも、眼前に立つのは、紛れも無い彼女の使い魔。
その後ろでは、30メイルに達するゴーレムの拳が、地面から伸びた氷に絡めとられ、完全に動きを封じられている。
そんな、スクウェアメイジでもできないようなことができるのは、あの可愛くなくて、生意気で、高慢な、私の使い魔に他ならない。
「レン!あ、アンタ何でここにいるのよ!」
「別に。暇だったから、ちょっと気が向いただけよ。べ、別にアナタが心配で追いかけてきたワケじゃないわ!勘違いしないでよね!」
ルイズの問いに対して、純白の少女は、ルイズからも、ゴーレムからすらも目を逸らして、
そう早口でまくし立てた。
その魔白い顔には、僅か朱が注していた。
それは、怒っているからではなく、「照れている」からであることは、誰の目にも間違いなく見て取れる。
「大体、謝るくらいならこんなバカな真似しないでほしいわ。アナタが死んじゃったら、ホラ、一応、私も、困るわけだし?その……」
そう、強がりにもならない強がりをしながら、レンがごにょごにょと文句を言ってくる。
「う、うるさいわね!私だってバカな真似だって思うわよ!
でも、仕方ないじゃない。私は、アナタみたいに強い魔法も使えないし、認めてもらうには」
「だから、言いたいヤツには好きに言わせておけばいいじゃない」
「違うの!私は、アナタに認めてほしかったのよ!
私は、アナタの、ちゃんとしたご主人様だって……」
「ッーーーー!」
ルイズの言葉を聞くと、レンは完全にルイズから目を逸らして、あさっての方向を向いてしまう。
心なしか、肩も震えているように見える。
もう、完全にあきれられちゃったかしら、とルイズが落ち込んでいると、背中越しにレンの鈴のような声が聞こえてくる。
「べ、別に?私は、アナタが一生懸命あがいてる姿は、嫌いじゃあ、ない、わ。」
それは、単純に美しかったから。
夢に逃げる《生きる》のではない。どんなに苦しくても、どんなに思い通りにいかなくても、現の中であがき続けるルイズの姿は、
腹が立つし、イライラするし、本っ当に惨めったらしくて、バカみたいだけど、
その姿は、美しいと感じたから。
だから、ソレを自分以外の誰かが侵すなんて認めない。
後ろでは、ルイズが何事か言おうとしていたが、無視してゴーレムに向き直る。
「随分と、好き勝手してくれたじゃない?アナタ」
その声は、ルイズにかけた時とは真逆。一遍の慈悲も無く、どこまでも冷たい響きだった。
比喩でなく、真実辺りを凍りつかせる怒気を隠しもしないで、皎々たる夢魔は目前にそびえる木偶人形に宣言する。
「アナタは要らない。カケラも残さず、粉々に砕きつくしてあげるわ……!」
こうですか?わかりません。
すいません、今度こそ本業に戻ります。
>>220-221グッジョブb
『魔白い顔』は誤字かも知れんがレンの雰囲気にぴったりでよかった!
>>222 ッッバ、馬鹿な。
変換ミスで偶々『魔白い』って出たのが白レンにピッタリだったからそのまま使ったことを何故知っている......!
偶然を利用することで善しとしても、それは実は抑止力ってことでしょうか?
これは、全編書いて欲しいと切実に思った
ああ、白レンにおおいに萌えた
兄貴より面白いとは言ってはいけませんか?
このツンデレどもが!
>>227 完成品じゃないから言ってはいけません。なんとなく
229 :名無しさん@初回限定:2007/12/19(水) 00:41:14 ID:7GNruTeG0
ハルヒ二期決定!
, - ─- 、_
/ `丶
rー‐<::/ ン-―ー- 、 、 \
{(こ 〆.:::/ ____ \ ヽ..::::ヽ
__/'´/ 〃7了.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ.j ::ヤ¬寸
/,イ>/ .:::/,':::{:::::!:::::::::::::::::ヽ ::|:. ::::Vヽ_,イ
レ/,イ ::/ :{:ハ\{ ::、::ヽ ::::::}::_|_: :::::l >::|
{/::| :!{.::ィ'f坏ト\{ヽ ,><ム:!:::::::: Kヽ:ト、
|::::ヽ::i:ヽi. r'_;メ ヽ´ イ圷ハ|::::::::::|\/ヽ>
|i:::::::トl::ハ. , r';ン´j::::::::: l: V 去年のFate、ホスト部みたいに
|i::::::::!:::: ヘ {>ーァ /:!::::::::/::/ 私に潰される作品はどれかしら?
lN:ヽ:ヽ::',:::ヽ、ヽ _,ノ ,.ィ::/::::::/ /
ヾ /}::}八::::ヽ>.-‐か/7::/∨
r<¨ リ\`ヽ、\__ { 〉/イ l )}
f⌒ \ \ヽ )' \ニニ∧ | |!彡ヘ
| \ ヽム ヽ‐' .| | }ヘ,__,イ
r-ヽ  ̄ )\ Vrj/ ̄ヽ ヽ
| \ // /)ミ ー-∨ / ̄ ヽ
| (>―‐'/ /勺ヽ¨ア / }
| \三三‐'ノ ^ヽ/ /-―一 '
「メリークリスマス!」
「ぱふーぱふーどんどんどんっ!!」
ここトリスティン魔法学院では食堂を借り切ってメドゥーサとハサン主催のクリスマスパ
ーティーが開かれていた
「明日が仕事納めというこの時期にメリークリスマスもないものですが」
「細かいことにこだわっていては1クール三ヶ月で海水浴と体育祭とクリスマスとバレン
タインデーを消化する深夜アニメについていけんぞ」
「ぶっちゃけついていきたくありません」
やたらノリのいいハサンに引き気味のメドゥーサ
ちなみにハサンはオーソドックスなサンタの仮装
メドゥーサはノースリーブ&ヘソ出し&ミニスカの風俗嬢風変形サンタ服である
「ところでクリスマスってどんなお祭なんですか?」
珍しさも手伝っていつになく浮かれているティファニア
「うむ、クリスマスの夜にはサタンクロスという“あかくてつのつき”の悪魔超人が通常
の3倍の速度で煙突から不法侵入し子供達の枕元に不審物を置いていくのだ」
「そ、そうなんですか…」
「本気にしないように」
ハサンの説明を頭から信じて引き攣った笑みを浮かべるティファニアにメドゥーサのフォ
ローが入る
「ところでコルベール氏の姿が見えんが?」
「彼ならアルビオン土産のATを分解してます」
メドゥーサが答えた途端コルベールの研究室から火柱が上がる
「そういえばポリマーリンゲル液は常温ではニトログリセリン並みに不安定になることを
言い忘れていました」
「まあいいじゃろコルベール氏じゃし」
「問題ありませんね」
いいのかよ
「さておまちかねプレゼントの時間じゃ」
ハサンは背中に担いだ背嚢から取り出したプレゼントをウエストウッドの森からティファ
ニアとともにやって来た少年少女達に配っていく
「これはレアものじゃぞ、100分の1マスターグレードゾゴジュアッジュ!」
どこで手に入れたハサン
思いがけない贈り物にはしゃぎまわる子供達、それを見て微笑むマルトーやロングビルら
をよそにひたすら仏頂面で料理を詰め込んでいたルイズの前に一冊の本が差し出される
「これは私からのプレゼントです、ルイズが一日も早く立派なメイジになれるよう第一級
の魔法関係の書物を探してきました」
「ふ、ふん!せっかくだから貰ってあげるわよ!!」
感激に潤んだ瞳を見せたくないのか本をひったくって乱暴に開いたページの間に顔を突っ
込んだルイズは
「も゛がだあ゛ぁぁぁぁ――――――――――ッ!?!」
目と耳と鼻から鮮血を迸らせて昏倒した
「ああ!ルイズ!?!」
「やはり嬢ちゃんには『エイボンの書』はキツかったか」
SAN値が下がりそうなクリスマスだ…。
それにしてもこのハサン、ノリノリである。
ゾゴジュアッジュ吹いた
ガンダムウォーでガンダムエースとコラボした時のおふざけカードで当たったのをサクと交換したのは良い思い出
↑は誤爆?それともわざと?
お前は何を言っているんだ?
ハサンおまえイスラム教徒じゃなかったっけ
クリスマス認めていいんかいw
>ニアとともにやって来た少年少女達に配っていく
>「これはレアものじゃぞ、100分の1マスターグレードゾゴジュアッジュ!」
>どこで手に入れたハサン
ここでゾゴジュアッジュがネタで使われてる。
不幸な事にアレの外観を知っている俺も吹いたwww
ガチで白レン書きたくなったんだけど書いていいですか兄貴の人
>>236 イスラム教徒だからこそ認めるんじゃないか
どこぞのユダヤ人の罪人崇める宗教よりよっぽど寛容だぞイスラム教
あくまでやばいのは過激派の人たちだけだからねえ。
マスコミ情報操作しすぎ。
でもそういう人たちって、何を信仰してても結局同じことをやらかしそうな気がする
元々イスラム教で信仰されている唯一神はユダヤ教・キリスト教と一緒
ムハンマドは「キリストは自分より先に啓示を受けたけど不完全だった」と言って共存を唱えていた
まあ一神教が浸透したり成立する背景は貧困層の存在が大きいんだろうな
夢も希望も持てないという状況じゃ妄想でもいいから縋りたくなるんだろう。昔のユダヤ人しかり、今のイスラム諸国しかり
>>242 正確には「モーセやイエスは自分と同じように啓示を受けて正しく布教したけど
彼らが死んだ後、馬鹿弟子共が自分達に都合のいいように曲解しまくった」だけどな。
それ故に、イスラム教では経典の改変を認めていない。
たしか、ユダヤ教は「神の教えを自民族で独占しようとした」事が、
キリスト教では「神とイエスを同一視した」事がダメなんじゃなかったか?
ついでに言えば「原理主義者」の語源はキリスト教。しかもアメリカ発。
あの国から英霊とか生まれなさそうだよな……
ルイズたちって、どうにかすれば型月魔術って使えるのかな?
ルイズは虚無だから無理としても、他の面子。
小源を使う魔法はお手の物なんだから、大源の使い方を理解できれば……
型月魔術って「これがそのものだ」っていう決まりはない気がする。
型月の魔術は火を起こすっていう結果があって、その火が同一なら、まあ同じ魔術だってカテゴライズされるけど
そこに至るまでの方法っていうか術式は個人や一族によって違うんじゃないかと思う。
基本的なことは大体同じような術式が大多数かもしれないけど、それだってたまに士郎みたく変なやり方する奴が
混じってたりするだろうし、切り札とか秘匿すべき研究成果とかになれば、みんな各自でやり方開発したり受け継いでる。
だからキュルケとかがファイアーボール使えば、ああ発火系の魔術だなってことになって
魔術が使えるってことになるんじゃないかな。
士郎とか鮮花みたいに一種類の魔術しか使えないって魔術師もいるぐらいだから、
これができなきゃ型月魔術が使えるとは言えないって魔術も無いし。
ほとんどの魔術師は魔術回路使ってるけど、キャス子とか魔術回路関係無さげな人もいるから
回路使用が型月魔術の絶対条件じゃないし。
サーバンドの「幸運」ってどのレベルなんだろう?
腕力とかと違っていまいち物差しが判らない…
-…弱り目に祟り 追い込まれるとさらにツキが落ちる
+…逆境になるとツキがアップ
E…普通の人より悪い
D…常人並み 2択博打なら勝ったり負けたり
C…かなり強い カイジがやったギャンブルぐらいなら危なげなく勝てる
B…麻雀をやれば九蓮宝燈 天和 地和が普通にポコポコ飛び出す
A…天と麻雀やっても普通に勝てますよ
S…全盛期の赤木しげるとやっても天和 地和連発で勝てますよ
こんな認識で良いのかな?
>>246 とりあえず、アレだ。
Sランクなんざねーですよ、A以上でもE以下でも構わんから
"測定不能な規格外"はみーんなEXですよ、とどっかで聞いたよーな。
他はあってるかどーかよく分からんので詳しい人に任せた。
EXってあってEより下だったら泣けるなw
魔術回路は持ってるんだから違う術式でもいけるんじゃねー、とか思ってみたり
ルイズの虚無って、桜の「架空元素」に通じるものがあるんじゃねーの、と思ってみたり
遠坂の特性的に考えたら稟様より桜を手元に残すべきだったろう、とか思ってみたり
英霊は人間の枠を超えた存在だとすると、幸運がEの場合はどうなるのだろうか。
一般的な人間に置き換えた場合、素晴らしい幸運であるのか、それとも極めつけの不幸なのか。
251 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/28(金) 10:22:03 ID:Bd1vV8Ii
>>236 クリスマスは結構こじつけ。実際にはあっちの地方の冬至のお祭りなんだよ
あと、クリスマスだけじゃなくて新年の1月1日までが特別な期間。
イスラム圏はイスラム独自に染まりきってるかといえばそうでもなくて色々
スーフィー派みたいなのは外界とは殆ど関わらずに修行してる人達もいる。
儒教やら神道やら混ざった仏教の方がよっぽど狂ってる
は、さておき
直死の魔眼やら、聖杯やら『』に繋がる能力はやはりどこの世界でも使えるのか?
>>250 英霊のE=一般人の最高レベル
じゃなかったっけ
それと能力値としての幸運は、あくまで戦闘においてチャンスを引き寄せる能力だったはず
いっつも不思議なんだけどさ
サーヴァントって、生前より強化されてるの?されてないの?
で、そのサーヴァントの元になった英雄って、人間だろ?
なんで、人間よりそんなに強いのよ?
と埒もないことを思ってしまう
まあ、その中途半端で適当なランクの考え方が死ぬほど嫌いなだけなんだけどね。
つまり白髪エミやんより赤毛エミやんのほうがラック低い訳だな
昔と今じゃ「人間」のランクが違うってことじゃないの
>>253 英雄になるために集合無意識と契約してるんじゃなかったっけ??
英霊は混血も多いけどね。神話の英雄はたいてい神の血を引いてる
エミヤや小次郎みたいに人間だけど突き抜けてるのもいるが。
>>253 生前から強化されてるのもいれば弱体化してるのもいるはず
竜の因子とか半神半人とか三分の二神とか元神とか明らかに人外一杯いるぞ
あと鯖は宝具がメインでもあるし
>>256 信仰の無い英雄は世界との契約で英霊に
信仰のある英雄は独力で英霊にって感じだった気がする
>>253 生前より強化されてるか否かで答えれば、強化されてる
サーヴァントの前身である英霊になった時点で魔術的な効果の無い攻撃は全て無効化される(説明上では)
だから普通に殴られたり銃で撃たれたり核攻撃でさえ傷一つ付けられない(はず)
あとはサーヴァントのクラスやマスターの魔力量によってランクが変わるけど
基本的には生前より強化されてるんじゃないかな
Eランクでもばらつきがあるんじゃないか?
強化した凛でキャスターをぼこれてるし。それより強い葛木もいるし。
英雄本人はただの人間だが時間がたっていろいろ伝説が追加されるうちに
神の血を引いてることにされるとかでパワーアップしたり?
こういう場合古い英霊のほうが有利だな
科学が発達してくるとそういう要素がほとんど付加されなくなるから
伝説による補正は気持ち程度だと思う。
日本での知名度がほとんどないギルガメッシュや現代の英霊エミヤを見ればあんまり影響はないと思う。
知名度が高い英雄ってのは大抵すごい働きをしているからな。
補正が気持ち程度でも有名な英雄=強いの公式は成り立つ。
回路を育てて開拓して使うのが主流で、後は世界に働きかけて流れに沿う大魔術よりの型月魔術と
あくまでも純粋に回路関係なく血で伝承される種族としての機能っぽいゼロ魔魔法が同一視できるかというと、それもよくわからない
そもそも、型月のそれは、メイジのそれよりもどっちかっていうと先住の魔法に似てるんだよな
世界(しぜん)に働きかけて、それに沿う形で現実を変えるって
回路だって、あくまでも自然に働きかけて大源吸って小源にするためのくみ上げ機だし
それを叩き込む術式も世界に元々刻まれてる、あるいは刻んだもの使ってるし
それに比べてゼロ魔のメイジのアレは、むしろ小さな粒に干渉して世界を書き換えるので
どっちかっていうと型月的悪魔とか鬼とかそういう幻想種よりの機能を技術発展させたモンではないかと思うんだ
もっというなら、型月的に異世界法則を世界にぶち込んで侵食干渉する類の無茶じゃないかと
つまり、どっちかっていうと限定的な固有結界の叩き売りタイプ
で、虚無はさらに小さな粒を書き換える精密緻密の術法
虚数=影を操る桜のそれとは微妙に違うような気もする
そりゃ架空自体がゼロ魔魔法に近いと言われればそういえばそうかなぁとは思うけど
後、型月世界では、過去であればあるほど強い神秘が存在してるから
その神世で有名になった=基本的に強いって法則が成り立つ
で、近代であるなら逆にそーいうのが少なくなって
英雄が生まれ難い状況下で世界に英雄認定されるほどに強い神秘なり技量なり持ってるから
やっぱり強いという法則が成り立つ
知名度による信仰補正はそれぞれあるだろうけど、結局、英霊は素が強いんだよ
人間が届かない事は無いけど、基本的に人間の最強クラスの厳選だからね
まぁ、だからって人間が対抗できないわけじゃないんだけど
それでも霊体化すれば物理攻撃は基本的に効かないとかクラス特性とかの
英霊特有、サーヴァント特有のアドバンテージだってあるからまず敵わないと
でも、神秘はどうだかわかんないけど。魔法ってその時代の理論では実現できないこと。
実現できた時点で魔術に格下げ的な考えもあるから、古い程強いとは思えなかったりするんだけどね
まあ、魔法と神秘は別だと言われればどうしようもないけど
まあ、メタ型月理論での世界だから、そう言うものだ。と理解するしかないんだから
それはそれでいいけどね
考察や、現実世界の理論の当てはめも、メタ型月理論の理解の範疇で。ってことになるんだろう
同種として、エネルギー保存則とか一切無視した、メタゼロ魔理論ってのもあるけどな。
型月の魔法ってのは、その時代の科学で実現できない事で
魔術は出来ること、つまり、現在の科学が発展してきてるから型月現在では魔術が多いだけで
魔術自体の凄さとか強さにはあんまり関係ないんじゃないか?
逆説的に言えば、(型月世界における)人間の科学が発展したからこそ
一番難しくて効果がデカイ五つの魔法が残ったって感じで
確か、型月世界のはるか未来の鋼の大地では、なんだっけ一番えらい亜麗百種のトップの奴等は魔法使いが前提なんだろ?
亜麗百種ってのは、世界の滅びを突破してなお生きようとする人のテクノロジーの産物なんだから(その代わり人滅びたけど)
行く行くは、未来の人類種が魔術や魔法技術を手中に収めて世界の滅びを突破するって証明でもあるんじゃないか
まあ、アレはあれでかなり絶望な世界観だけど
数百年モノのカタナで橙子さんが悲鳴を上げるのに
6000年モノのデルフリンガー・・・・
ズェピア(ワラキアの夜)が言ってた「考えれば考えるほど(ry」な世界って事か
ハルキゲニアにはいそうだけどな、予言とか予知とかの魔法を使える魔術士
サイトが行く事によって『科学』という魔法に匹敵するものがもたらされた
その後の世界から科学が消えていくとは考えにくい…
絶望じゃないけど、やはり魔法が消え行く事になんのかな?
>>269 式と志貴と士郎は、デルフを見てどういう反応をするのかねえ
>>269 でも錆びた剣になっていた間に積み重なった
「頑丈なだけのボロ剣」と言うマイナスの補正がかかるかも?
歴史を積み重ねた武器は、それだけで概念武装に匹敵だっけ?
ズェピアは世界の滅亡を回避しようとして思考進めて、でも回避するための解を求めれずに発狂した
でも人間は、結果としてそのズェピアが回避する為の解を求めた、その世界の滅亡を得てもなお、その滅びすら突破して
滅亡した世界の上で、立派に生き延びてしまっている
その結果、さらに酷い人類種と亜麗の内ゲバと
お前等さっさと滅びなさいよと襲来した他星系の最強種揃い踏みの戦乱に至るけど
それでも、世界が滅びた後の鋼の大地で人類種と亜麗は生きているし、生き延びようとしている
人の最後の一人が死んでも、人類の残したものは彼等が継いでいる
世界観が絶望的な殲滅戦で人類滅びて人類種も亜麗も押し込まれても
そんな絶望的世界観の中でまだまだ人類は生きていて、必死で生きのびようとしている
のみならず、他星系の最強種だって何体か打ち落としたりしている
そこは、絶望的世界観の中で、絶望するか
それでも俺たち、まだ生きてるぜ! 生き延びてやるぜ!!
と考えるかの違いなのかもしれない
だからこそ、きのこはグレンラガンをベタほめしたんだろうかとも思うが
アレは単に面白かっただけかもしれない
ちなみに、ゼロ魔の魔法と科学に関しては
ゼロ魔にはそもそも型月的な魔術と言う概念が無い(火をおこすのもコモンマジックで魔法)ので
科学と交わった場合、普通に魔法技術と科学技術は相互に発展して行くと思う
その辺は、零戦の改良とか、PCバッテリーに対する魔法式充電見れば分かると思う
いくら効率的になったと言っても、科学には科学の利点があり
魔法には魔法の利点があることには変わらないんだから
ぶっちゃけ錬金で産廃やら核廃棄物を無害な物質に変えるだけで魔法が存在する意味はある
>>273 それだと石器とか鮫の牙の化石とかが凄い事にならない?
「凄い武器」と言う認識を受け続ける必要があるんじゃない?
「どれだけ凄い武器かと言う認識」×人数×時間による熟成?
>>272 ボロいけれど、格段に頑丈なインテリジェンスソードと見るか
頑丈だけどボロうるさい剣と見るかはわからないからなぁ、伝承的な意味合いで
ブリミル教の信仰的な補正は、それとは別だと思うけどね
だって真面目に型月的に考えるならデルフリンガーって、
ブリミル教の信仰をフルに受けた特級の概念武装だぜ?
たかだか1000年の第七聖典を遥かに凌ぐ6000年
まして、先住魔法=精霊の御技で作られた剣
いわば、聖堂教会で言う所の聖典クラスを遥かに超える信仰補正がある
伝説補正はまた別で、イーヴァルディやアヌビスが使った剣補正がかかるかどうかで変動する気がするが
少なくとも、ルイズがデルフの出自を理解した際に確かにデルフが「伝説」である事を認めているので
始祖の使い魔ガンダールヴの剣と言う特級の伝承補正がかかるのは確かだと思われる、型月的に考えれば。
>>275 凄いことになるんじゃないか?
物質的には知らんが、霊的・神秘的には
>>275 俺はすごいことになると思ってる。
黒曜石の刃なんてえらいことになってるだろうし、
化石なんかはそれだけでアーティファクトとして使えるだろう。
ただ、剣とか刀とかは「人を殺すための武器である」って点と
「使い手の魂をかけて振るわれるもの」ってのをパッシブで持ってるんじゃないかと
あ、追加すればバーサーカーが使ってる斧剣も
あくまでどっかの古い神殿から切り出してきた岩の塊で、バーサーカー召喚の為の媒介であって、別に宝具じゃないんだよね
でも概念武装としては機能する
あれは基本的に石器であり、欠けることがそのまま研磨になってるらしいが
型月世界では石器だろうと鮫の歯の化石だろうと、古ければそれだけで概念を帯びる世界なのかもしれない
>>275 そもそも概念ありきだから、単に遺物なだけでは意味が無いと思う
型月世界では形になっていなくても存在する力があったりするから
宝石に魔力があるのだって『人間がそう思ってるから』という補正が結構あるんじゃない?
やはり、そう意識されなきゃ意味の無いのが普通なんだろう
・・・じゃああの世界では今後ゼロ戦に対する伝説的だという意識が強まれば霊的補正が…?
と、いうより
型月世界は、どんなモンにも人類の無意識かつ自然な概念補正がかかってる世界なのかもしれない
普段使われてるものはあまりにも微量な想念補正なので、たいした補正ではないけど
ちょっと100年単位で古かったりすると、伝承によってかかる概念補正が鰻上りになって
凄いことになる、みたいな
それだったら、1000年近く保ってるどこぞのエンペラーがすごいことになるぞ。
てか、デルフだと固有結界すら粉砕できる疑惑
500年の刀で結界バッサリいけるしな
6000年って型月世界だと現存する宝具とかいう問題じゃないな
神代より前じゃん
ビダーシャルに跳ね返されてたけどなw
ゼロ魔的には「『伝説』なんてそんなもんだ」がお約束の一つだから
あくまでラブコメ寄り正統ファンタジーで気合いが何よりものを言ってると思う
それにまだ未完成で、いきなりタイガー戦車が出てくる作品相手には現状で答えは出せないと割り切った方がいい
型月的なモンに当てはめればえらい事になる
でも、精霊の御技である先住魔法とかがデフォルトで現実書き換えなメイジの系統魔法がフツーなゼロ魔世界では
全然デルフリンガーは大したことがなかったぜ!!
こういうことだな
いや、正確にはそこまでたいしたこと無いわけではないのだが(虚無纏わせたら余裕貫通だし)
型月ほど劇的アドバンテージがあるわけではないというかにんともかんとも
型月世界の魔法は『概念』による物。
ゼロ魔世界の概念に『先住魔法は虚無より上』があって、それに従った結果なのかもしれない。
いや、確かデルフは先住魔法=精霊の御技の産物
で、それも虚無のディスペル纏わせたデルフで一発で解呪されて貫通されてた
ちなみに、別に先住魔法使ってても系統に対抗できないわけではない
韻竜なきゅいきゅいや、外伝の方の吸血鬼やら翼人なんかのハルケギニアの先住亜人だって精霊の御技=先住魔法は使える
でも系統魔法のトライアングルの方が強いっぽい描写がある
単にエルフの先住がトライアングル系統魔法を超える
スクウェア系統魔法を超えてバケモノ級なだけです
で、それを戦術次第で何とかできるのが虚無の系統
というか型月的に理由をつけるならデルフが跳ね返されたのは守りの剣だから攻めに向かないとかじゃないか?神の盾の左手な訳だし
矛はあくまで虚無な訳だし
しかも槍は攻撃に使えれば何でもいいときたもんだ
なるほど
それじゃガンダールヴに武器が渡った時の地味な伝説補正のが
対型月的には、むしろ脅威であると言う事か
>>289 いや、デルフはガンダールヴの左腕ではあるが
別に守りの剣ってわけじゃあないぞ? むしろ概念的には相手の魔法を喰う攻勢の剣だ
しかも喰った魔法を力に換えて、持ち主の身体を動かすオマケつき
あれってV-MAXと言うかいざというときの逃走手段だよな
>>292 そういう解釈の仕方もあるか…
俺は魔法から身を守る守勢の剣と言う見方をしたなぁ
持ち手を動かす能力もガンダールヴが気を失っても仕切りなおせるように、とか
この辺りは単に主観の違いだろう
実際の所、どっちにも使えるしね
昔のガンダールヴがどう使ってたのかはともかく、サイトが単体でデルフ使う時はワルド戦にしろ対六万戦にしろ
魔法ごとぶった切って突撃するのに使ってたからなぁ
反面、虚無が後ろにいる場合は戦術的に虚無を矛にして自分は魔法吸収出の防衛戦に徹することが多いので
あんまり攻撃的な使い道をする事は無いわけで
後者は正しくゼロの使い魔の剣としての用法だが
前者はむしろガンダールヴとしてのものより、勇者イーヴァルディや聖者アヌビスの剣としての用法ではあると思う
逆に、ハルケギニアはまだ『神代』であり、時代が移り変わっていないから補正を受けづらいって言う解釈も有りじゃないかな?
6000年たっても失われたのは虚無ぐらいという世界なんだから、まだ歴史の積み重ねが微妙っていうこと。
つまり、型月世界よりも積み重ねの質が薄いとかそんな感じで。
六千年と言われるが、本当にそんな長い時間が経っているのだろうか。
むしろ、魔法によって立つ世界とはいえ技術の進歩が遅すぎる気がする。
ブリミルの神格化と、聖地の重要さを高めるための偽情報なのでは?
>>297 そこは、たぶん突っ込んじゃいけないところだと思うな。
Kの国みたいなもんか。
でも、檀君と違ってブリミルは実在の人物だよね?
>>296 >失われたのは虚無ぐらい
いやいや、そんな事は無いぞ?
インテリジェンスソードの製法から、ミョズさんの使ってた古代の魔術人形まで
既に沢山の魔法が失伝してござる
そして一方、魔法技術がより民間的な部分で着々と整備されてきてるのがハルケギニア
型月はその構造上、クローズする事でしか魔術が失われる事を防げなかったが
反対にゼロ魔世界はその構造上、オープンにする事で魔法技術を一般レベルにまで浸透させてる
その辺は世界設定と、何より型月の魔術と呼称される技術とゼロ魔の魔法と呼称される技術の
それぞれの特性の違いだね
まあ、そもそもが違う作品のものなんだから、似たような名前でもこれらは元々同じものではない
明らかにこの両者は異なる技術体系の上に立っている
確かに見た目や名前は似ていたとしても、その内実サイとトリケラトプスの種の違いほどに技術体系としても法則としても異なっている
そこをごっちゃにしてはいけないが、理不尽かつ微妙に間違いやすいことに、この両者は一部分かぶさる部分もあるのだよね
例えば信仰や伝承による補正は型月でこそ普通に通用する要素だし
反対に、魔術によって現れた結果はゼロ魔世界で対抗することは難しい事もあるだろう
術理=常識が違うからこそ、それまで各々の世界では特に重要でなかった要素も
もう一方の世界では猛威を振るうわけで
それがクロスオーバーの醍醐味と言えばそうなんだけどね
>>300 要は突っ込みすぎるのはヤボってことだな。
ぐだぐだ設定語るところが嫌
それも穴だらけの
>>302 どっちの話だ?
片や萌えキャラ満載ラブコメライトファンタジー
片や厨二病が治らないまま、いつの間にやら昇華した設定厨の偏執作
前者ならそんな事まで作者考えてるわけねえだろだし、後者なら設定が積み重なればそんなこともあるって
むしろ、穴があるからこそ解釈の差が出ておもしろいんだぜ?
キリスト教とかもこんな感じで設定(宗派)が増えていったんだろうなぁ……。
うわ、つーことは宗教も型月も変わらんってことか!? 宗教がそんなもんなのか型月がそこまで……、やっぱ宗教なんざそんなもんだよな。
一人で何を納得してるのかわからんが
複数の解釈ってのはこういう作品には付き物だろ
>>301 いや、むしろ違うモンという前提の下でやるなら徹底的に突っ込んで見るのも面白いかもしれねーなと
別に元の設定ではどうって事無いのが、もう一方では案外凄い設定だったり
その逆に元設定でスゲェアドバンテージが、ふとしたどうってこと無い基本に潰されてしまったり
そんな意外性突き詰めるのも面白いんじゃねーかなと
まあ考察もいきすぎると、複雑化した設定が暴走してシナリオのためではなく
設定を説明するためのシーンが頻発し、不自然なほど説明台詞を連発する
機械的なキャラとか、自分の成り立ちやら弱点にも関わる事を親切に
解説してくれるまぬけな敵とか、思わず読み飛ばしたくなるような長文
ばかりになって作者にも読者にもわけわからんことになりかねんが
亀だがサーヴァントは生前より能力が上か否かって話題やってたが
答えは否っぽい。
でなきゃ黒セイバーのステ画面で生前より上とわざわざ明記されない
ちなみにサーヴァントと英霊は違うからな
作者「は〜〜〜〜あ」
ランサー「どうしたオイ?」
作者「それが、なんとな〜く思いついた白レン小ネタを投下したんですけど、思いのほか評判よくって」
ランサー「よかったじゃねえか」
作者「いや、30分くらいでテキトーに書いたヤツの方が、何日もかけて書いた兄貴の方より評判よかったりするのって、ど〜なんスかね」
ランサー「そんなもんだろ、フツー。大体な、英霊なんてモンは理不尽に死ぬもんだって原作でも言ってたろ」
作者「オレは英霊じゃないんすけど……」
ランサー「ま、アレだ。要はこれからの作品で、小ネタ以上の評価を得られるように努力するしか無えってことだな」
作者「さ、流石は兄貴!オレには思いつかないことを平然と言ってくれる!そこにシビれる!憧れるゥ!」
ランサー「いや、オレのセリフもオマエが書いてんだろ」
作者「いやいや、某S本K彦も言ってたじゃないですか。苦しい時に自分の描いたキャラに救われたって」
ランサー「あ〜、オマエが納得してるならいいけどよ」
作者「書いて魅せるぜ、兄貴の話を、全力でだ!」
ランサー「それはそうと、なんでココで登場するのがオレなんだよ。お嬢ちゃんのほうが適任じゃねえのか?」
作者「でも、ルイズだとポジション的にかがみの方だし。それにほら、兄貴は髪青いじゃないスか」
ランサー「色しかあって無えじゃねえか!」
作者「というわけで、私は兄貴と金ピカのルートが終わるまで他を書く気は無いんで、
>>238さんはどうぞお書きになってください」
ランサー「ちょっと待て、またオレが無視されて終わるオチか!?」
作者「それでは、よいお年を!」
ランサー「オレの話を聞けー!!」
逆召喚ネタは無いのかね?
凛がキャスターとしてルイズ
士郎がセイバーとして才人召喚つうのは?
桜はおっぱい召喚。(クラス:おっぱい 真名:ティファニア)
とりあえず慎二や臓硯の記憶を改竄しまくる方向で
>>311 金ピカ編を書く気があるのに吃驚だ。兄貴ルートとともにマジ支援。
Fateなら主人公である衛宮士郎召喚――のはずが、あまりネタにされないのは何故だろうか。
どのルートを経たか、どのバッドエンドを迎えたか、それとも本編以前かで全く別の話が展開できるのに。
>>314 士郎召喚ならふたつくらいはどっかにあったが、いずれもホロウ後だったかと思う。
個人的にはFate後にルイズに召喚
ウェールズに召喚されたセイバーとアルビオンで再会とか見たいが
>>312 某所でアインツベルン側がサイト&ルイズをイレギュラークラスとしてセットで召喚してました。
更に多重クロスという素敵な悲惨っぷり。
>>314 どのルートでも衛宮士郎である以上使い魔なんぞやってくれないと思う。
絶対にルイズ置き去りにして正義の味方目指すだけだと思うぞ。
桜ルートならかろうじて教皇と取引してエルフと戦ってくれるかもしれんが…
サイトよりずっとTUEEEEEE!!ってやりたいわけじゃないなら
聖杯戦争前士郎とかでもいいかもな。
HF後の『大切な人のための正義の味方』が、ルーンの洗脳効果により桜からルイズに変更。
アーチャーの戦闘技能を継承した上、人を殺す覚悟を持っている士郎……
心象風景の違いから展開できないはずの固有結界が七万の軍勢相手に発動しそうだ。
>>316 居合いに『音速を超える』とかロケランに『全てを破壊する幻想』とか神設定を付けた奴だなw
取りあえず漢の味方の士郎がジョセフに召喚される話でいいや
キュルケが授業を受けている間、キャスターは図書室に篭っていた。
今後の方針のために、この世界の歴史、魔術体系を調べるためだ。
文明レベルは、地球に比べてかなりの遅れがあった。
地形、名前に知識とかみ合う部分をいくつか見つけるが、やはり別物。
(フランス辺りかもと、僅かな期待はしたけど……並行世界とも違う、完全な異世界のようね)
そして、この世界では再現可能な現象でも、区別なく「魔法」と呼ばれていること。
(魔法の域も魔術の域も混ざり合っている……常識から違う時点で、比較にもならないけど)
四系統魔法
その起源は、始祖ブリミルが6000年前、この世界「ハルケギニア」に持ち込んだ魔法。
火、水、風、土の四系統であり、系統を幾つ足せるかでランクが決まる。
一でドット、二でライン、三でトライアングル、四で最高のスクウェア。
それを行使するための力は、使用者の精神力……小源(オド)だ。
大気中の大源(マナ)を必要としないというのに、魔術では不可能な神秘も当然のようにやってのける。
魔術と似ているところもあるのだが……セイバーのマスターくらいデタラメな部分も多い。
たとえばスクウェアクラスだと、卑金属を、黄金に難なく変えられるそうだ。
魔術で同じ事をする場合、黄金に変えるための費用の方が高くつく。
月に一度程度しか使えないほど魔力を消費するそうだが、それでも十分すぎる。
しかし、それ以上に恐ろしいのが先住魔法。
四系統魔法よりも歴史が古く、その起源は確認されていない。
その魔法は、大源(マナ)を行使して使うことが出来る。
自然そのものを使うために、そこに無いものは使えないが、力は桁違い。
そして、人の貯蔵魔力量など、自然の魔力量と比べ物にもなりはしない。
弱点を探してみる。
1.口語で呪文を唱える必要があること。
例えば、「枯れし葉は契約に基づき水に代わる力を得て刃と化す」
これで、どういう攻撃が来るか予想はできる。……並の魔法では防げないのだが。
2.どうやら自由自在に使えるわけでもないらしい。
大規模な先住魔法は、なにかしらの準備をしなければ使うことが出来ないらしい。
つまりは、キャスターが柳洞寺に神殿を構えていたことと同様。
自分の陣地において、その力を存分に使うことが出来る魔法なのだ。
実際、歴史書にある人類とエルフの争いを見ても、それは明らかだった。
始祖の降り立った聖地を、数千年前にエルフに奪還されて以来、人類はエルフに挑んでいる。
人類の領地と聖地の間に広がる、エルフの領地への侵攻。
―――結果は人類の完全敗北。
当然過ぎて笑えてくる。
数でどうにかなるものではないことが、理解できていないらしい。
―――なにせ、キャスターでも勝てるか不安が残るのだから。
作り上げた陣地……神殿でならば負ける要素はない。
しかし、相手の領域に入り、マナを自在に操る相手となれば、相手が悪い。
未知の領域「東方」には興味があったが、苦労に見合う価値があるかも分からない。
それでも、キャスターはエルフが何故恐れられているかは理解できた。
(あっちだと、この耳は人気があったけれどねぇ……)
宗一郎のルーンについても調べてみるが、それらしい記述がどこにもない。
そろそろ、赤毛のマスターの授業が終わる頃のはずだ。
あれが、どういった人間か確かめる必要もあったので、図書館を後にする。
途中、コルベールという教師とすれ違った。
「あら、授業は終わりかしら」
「……ええ、ミセス・キャスター。ミス・ツェルプストーも部屋に戻っているはずです」
すこし、緊張しているらしい声。
「エルフを恐れているようですわね。人を喰らうとか、信じられているとか」
「あれはデタラメですがね。先住の魔法が恐ろしいことに変わりはありませんよ」
どうやら、純粋に力を警戒しているらしい。
中々優秀な魔法使いなのは、初見で感じていたが、間違いではないようだ。
ふと、空を見上げると、月が昇り始めていた。
「本当に、月が二つ……」
地球の月の倍近い大きさで見える月が、二つ……本に書いてある通り、輝いていた。
「おや、砂漠では一つにしか見えないので?」
「こちらの話ですわ。それでは、マスターのところへ参りますので」
廊下を歩いてゆくキャスターを、コルベールが見つめる。
「妙だな。下にこそ見られているようだが、思ったほど敵意は……
まあ、だからこそ人間と結婚しているのか」
図書室へと向かうコルベール。
彼もまた、宗一郎のルーンを調べるために来たのだった。
「おや?ミスタ・ギトーではないですか。珍しいですな、図書館にいるなど」
図書館に入ると、コルベールと同じ教師である、ギトーがボケーッと座っていた。
「……ん、へ? ミスタ・コルベール? な、なぜ私はこんなところに?」
ギトーは、自分が何故図書室にいるのか理解していない様子だった。
「……まさか」
コルベールは、後ろを振り返るが……そこにはもう、誰もいなかった。
「異世界?」
授業が終わり、部屋の掃除をさせられていた宗一郎は、自分に起きた異変について語った。
「信じなくても構わない。元より帰る場所もない身。教師とて代わりはいる」
「帰る場所がないって、どういうことよ?」
「少しばかり事情が複雑でな。元いた場所に戻っても、命を失う可能性がある」
宗一郎は、自分が生きているのか死んでいるのか分からない。
あの夢は、数多の並行世界の可能性を集めて作られた夢。
葛木宗一郎が生きている可能性もあるのだろうが、自分がたどり着くのがそことは限らない。
ルイズはそれを「辺境の地であり、争いが絶えないので危ない」と受け取ったらしい。
「わかったわかった、信じるわ。使い魔として働いてくれる気は、あるみたいだものね」
「だが、帰る方法があるのなら聞きたい」
「はっ? なんで?」
先ほど、帰るつもりはないと言ったばかりなのに、矛盾している。
「妻を帰したい。彼女には、私と違って可能性はある」
そんなに奥さんが大事なんだと、ちょっとルイズは感動した。
「そう……でも無理よ。使い魔が死なないと、再契約すら出来ないんだもの」
「そうか……残念だが、致し方ない。……では、使い魔の仕事を教えていただきたい」
ルイズは、部屋を見渡す。
掃除はきちんとされていて、驚いたほどだった。
「本当なら、使い魔は主人の目や耳となるんだけど……無理みたいね」
「斥候などの役割を果たせないということか」
「それと、主人の望む物を持ってくること。たとえば、秘薬とか」
「秘薬とは?」
ああ、しまったとルイズが説明する。
「平民じゃ知らないか。コケとか硫黄とかの、特定の魔法を使うときの触媒だけど……無理ね」
「特徴と場所さえ分かれば取ってくるが……効率は良くないだろう」
「一番大事なことがあるわ。使い魔は主人を守るのよ。その能力で、敵から主人を守るのが使い魔の役目なんだけど……」
「盾となり、マスターが魔法を唱えるまでの時間稼ぎならば、可能だ」
うっとルイズが呻く。
「その気持ちだけで十分よ……私が魔法を使えない以上、稼がれても無駄だもの」
「ならば、撤退までの時間は稼げる」
平民でなければ、誰にも誇れる使い魔だと思った。
(……魔法使いの強さをわかってないみたいだけど……奥さんがエルフじゃ当然か))
「いいわ、とりあえず身の回りの世話くらいしてもらうから。洗濯とか掃除をね」
「了解した、マスター」
あくびをして、ルイズは着替えを始める。
「私は、外に出ていたほうが?」
「別に。使い魔なんだも……」
ゾクリ
恐ろしい悪寒。これは、あのエルフに睨まれた時と同じ……
「ごごご、ごめん、ソウイチロー。やっぱり後ろ向いてて」
「わかった」
あのエルフの気に触ったら、どうなるかわかったものではない。
ここは、多少だが気を使う必要があるかもしれない。
「私は、どこで眠ればいい。マスターの身を守る以上、この部屋であれば都合が良いのだが」
「そ、そそ、そうね。よ、宜しければ私のベッドで……」
「それでは主従の立場がない。構わなければ、床で寝させてもらおう」
毛布を一枚受け取り、横になる宗一郎。
「だだだ、大丈夫かしら……ふう、もう寝ましょう……」
そういって、ルイズも横になり、寝息を立て始めた。
「くくく……ルイズったら、メディアに怯えているわ」
ここはキュルケの部屋。
キャスターの持つ水晶玉には、ルイズの部屋の様子が映っている。
「それにしても、そんな水晶玉で「遠見」の魔法が使えるなんて、さすがエルフね」
「ふふ、いい使い魔でしょう?」
いつの間にか意気投合している。
支援
支援その2
キュルケが、キャスターに最初に聞いてきたのは、宗一郎との馴れ初めだった。
「へぇ、それじゃあ貴女、元々はルイズの使い魔の、その使い魔だったの?」
「ええ、そうです。初めは周りの目を欺くための偽りの夫婦でしたが、いつしか……」
「恋の炎が燃え上がったのね!恋はまったくの突然ね!」
「ええ、突然なのよ!運命なのよ!」
もう、なんて言うか駄目な人たちである。
「ああ、羨ましいわ。私も何人とも恋の情熱を燃え上がらせたけれど、結局は醒めてしまうのよ」
「ふふふ、選びなさい、悩みなさい。いつか、突然に出会いはやってくるわ。妥協なんて許されないわ」
「ええ、そうなのよ! あ、そういえば出会った時の行為について詳しく!」
「ええ!? あー、その、そうね……ごにょごにょ……」
「ふん、ふん……きゃー!素敵じゃない!そんなこと言われたら燃え尽きてしまうわー!」
「そう、そうなの、燃え尽きてしまうのよー!」
その後も話は続き、そのうちに葛木メディアです〜なんて話しているうちに本名がばれた。
メディアなどといっても、キュルケがわかるはずもないのだが。
その後、話題の旦那様はどうしているのかしらね、とキャスターは質の良い水晶玉を借りて、部屋を遠見していたのだった。
パキン、と水晶玉にひびが入った。
「あら、どうしたのかしら?」
「私の魔力に耐えられなかったのよ。もっと良いものがいるみたいね」
「確か、学院長が「遠見の鏡」を持っていたはずよ」
マジックアイテムというものだろう。図書館の資料にもあった。
「そうね、一度見せてもらうわ。作れるようなら、作ってみようかしら」
「さすがね、マジックアイテムを簡単に作るだなんて」
「一応、薬の調合も含めて、私の領分ですからね。貴方達とは、作り方が違うでしょうけど」
キュルケは、先住なのだから当然だと思った。
先住の魔法で作られたマジックアイテムは、どれも強力無比な物が多い。
「さてと……少し、図書館に用があるから行くわ。明日の朝までには戻るから」
「別にいいけど……少しは使い魔らしくしたら?」
そう口にするキュルケだが、キャスターの力量が自分を凌駕しているのは理解している。
本来なら、殺されてもおかしくはないのだ。
「素質があるのは認めるけどね。せめてそういう口は、親越えぐらいしてからにしなさい」
バタン、とドアを閉めて出て行くキャスター。
「無茶をいう使い魔ね。でも、それで多少は認める気があるとしたら、良い目標になりそうだけど」
キャスターは、再び図書館に向かう。
その途中、中庭で見慣れた顔を見る。
「あら、騎士王。何をしているの?」
「……キャスターですか」
そこにいたのは、セイバーとそのマスター、タバサ。そして、一匹の竜。
「竜……こっちには、まだ普通にいるのね」
「ええ。ですが、我々が良く知るタイプの竜は、こちらでは「韻竜」と呼ばれている。
既に絶滅したと言われているそうです」
どこから借りてきたのか、これに乗ってどこかへ行くつもりらしい。
「……ところで、騎士王とは?」
タバサが、先ほどの呼び方について尋ねる。
その小さな体から、キャスターは、自分に対して必要以上の警戒を抱いているように感じた。
「あら、説明していないのセイバー? 自分は今は亡き小国の王でしたって」
「では、王族」
「余計なことを……タバサ、私は既に王ではなく貴女の剣。
……それに、私が治めていた国は、どの文献にも載っていません」
この世界の国ではないのだ。誰にも通じず、嘘だと思われるだけだろう。
「深くは聞かない」
タバサも、それ以上を聞こうとしなかった。
「それで……やっぱり、宝具は?」
本来、自分達と対になって存在するはずの、切り札の消失。
「……ええ、聖剣も鞘も。……能力自体は、サーヴァントであったそれと変わらないのですが……」
「セイバー、貴女は……もう二つの異変について、気がついていないの?」
「……この世界のマナが豊富なため、マスターからの魔力供給を、ほとんど必要としないことですか?」
そう、この世界のマナの量は、神代のそれに匹敵する。
冬木の霊脈が最低ライン、アオザキ級の霊脈もボロボロ転がってる次元だ。
セイバーも、キャスターも、呼吸できれば魔力を取り込めるようなものだ。
「それが一つ……あとね、貴女は元々そうでしょうけど……霊体化が出来ない。「受肉」してるわ」
セイバーの目が見開かれる。
「生前と同様……いえ、知名度補正を除けば、生前以上かもしれない。心臓と脳さえ無事なら、簡単に消滅もしないでしょう」
「な―――ですが、それでは……凶悪な存在を呼んだ場合、どうにもならないではないですか!」
サーヴァントの召喚でさえ、絶対命令権……令呪という保険が存在したのだ。
魔力供給の必要がなく、消滅の心配がないということは……マスターに従う理由もない。
「キャスター……まさか、既に」
「キュルケに手なんか出さないわよ、趣味じゃないもの」
「いや、そういうことを聞いて……くっ、卑猥な目で私達を見るな!」
「これが普通よ、失礼ね! ……たしかに、なんらかの強制力でもあるのかもしれないわね」
お互いに、手の甲に刻まれたルーンを見る。
「このルーンの効力ですか? ……判らないことだらけですね」
「セイバー、時間」
「わかりました。では、キャスター、私たちはこれで……」
セイバーが竜の手綱を手に取り、空へと舞い上がる。
「判らないことが多すぎるけど……まず、何故呼ばれたかをはっきりさせようと思うわ」
「頼みます、と私が言うのも妙ですね。……あまり、無茶はしないことを願いましょう」
後ろにタバサを乗せて、闇夜へと消えていった。
「セイバーが働いているのを見ると……大変なことが起きてるって気がするのよね」
誰もいなくなった中庭を後に、図書館へ向かう。
そこには、既に先客がいた。
「あら、ミスタ・コルベール。もしかして、先ほど会ったときから?」
「おや、ミセス・キャスター。貴女も、何か調べ物ですかな?」
ちょうどいい、とキャスターはほくそ笑む。
「ああ、できれば精神操作はやめていただきたい」
「……何のことかしら?」
「ミスタ・ギトーが、ここで呆けていました。あれも、貴女の仕業なのでしょう?」
手ごわい相手だ。とりあえず、ここはおとなしくするしかない。
「……実は私たちは、「東の世界」(ロバ・アル・カリイエ)に住んでいる種族なのです。
私のように、エルフと似ている者もいますが、セイバーも私も「英霊」という種族です」
「知らない種族だな……ディテクト・マジックでも正体が探れないわけだ」
先ほどから気になっていた魔法は、探知の魔法という奴らしい。
「東方では、使われている文字が違い……私も、人間の宗一郎様も、こちらの文字は読めません」
「そうか、それでミスタ・ギトーを操ったわけですな。彼ほどの魔法使いを操れるとは……やはり、先住の?」
「東方に、独自に伝わる魔法ですわ。あちらでは、魔術と呼ばれています」
雌狐支援
「それは興味深い。……それはさておき、できれば操るのはやめていただきたい。私は、あのルーンについて調べたいのです」
ルーンの言葉に、まさか、とキャスターは驚く。
「貴方も、宗一郎様のルーンを?」
「おや、貴女もそうでしたか。あのルーンは見た事がない珍しいものでしてな」
「なら、操る必要もないようでしたわね。分かりました、調べものは貴方に任せましょう。
どうやら、ここには覗きが趣味の御仁もいるようですし……これ以上、物騒な真似はやめましょう。」
コルベールは、首をかしげ……ディテクト・マジックを使う。
キャスターの周りから、今まさに離れていった魔力の痕跡……
「学院長ですな……あまり、気を悪くしないでください。
我々には、生徒を守る義務がある。貴女が、夫を守ろうとするものより、弱いかもしれませんが」
「今日のところは、お互い様、ということにしておきましょう。
ところで、文字の勉強をしておきたいのですが……そういった本は、ありますか?」
「おお、怖い怖い」
遠見の鏡で、キャスターの様子を見ていた学院長、オールド・オスマン。
白いひげを弄りながら、ニヤニヤ笑う。
「ミス・ロングビルとは、また違う色気があるのう! 下着の色はなんじゃろうなあ?」
このジジイ、生徒とかどうでもいいらしい。
月の明かりだけが、窓から差し込む部屋の中、葛木宗一郎は半身を起こす。
月が二つある世界……キャスターにとっても、未知の世界らしい。
「なぜ、私まで呼ばれたのか、疑問ではあるが……」
大した問題ではなかった。
これは、夢の続きではない。紛れもない現実だ。
―――そう、葛木宗一郎の心に、僅かに芽生えたモノ。
嬉しさ、だった。
キャスターが呼び出されたとき、初めて出会ったときのように、胸の鼓動が変調をきたした。
彼女の使い魔になったことに、何の他意もないつもりだったが……不純な動機もあったのではと恥じる。
「―――ならば、せめて殉じる覚悟程度、持ち合わせておくか」
今日一日の日常に、生死を分けるような出来事はなかった。
だが、それでも日常に潜む非日常が、いつ襲い掛かってきても良いように。
「蛇」は、再び牙を磨くことを、決意した。
「んー……で、でっかい犬と蜘蛛がああ……むにゃむにゃ」
そんなことを、ルイズは知る由もなく眠っていた。
「ほう、これがワルキューレかね。マイマスター!」
「そう、これが僕の美しきゴーレム……部屋なんで小さくしたが、ホントはこの10倍の大きさだ」
ギーシュの部屋では、ネコカオスに魔法を披露するギーシュの姿があった。
「いやぁ、凄い!こんなの見たことねー!」
「ははは、褒めすぎだよネコカオス!」
「いやいや、実に素晴らしい!
などという、べた褒めにギーシュはご満悦だった。
(かかった、バカめッ! やっぱり仕事は面倒だから、褒めてごまかすに限るぜええい!)
こんな平和な時間を過ごす二人だったが……
その終わりは着々と近づいていた。
通過儀礼の時は、近い。
サイト「今日は……こんなにも……月が……きれい……だ」
フレイム「目を覚ませええ!! 月なんか無い!俺達を食い殺す気満々の枝しかない!」
ヴェルダンデ「あぶなあああい! 根っこが襲ってくるぅぅぅ!」
シルフィード「ど、どこなのねー! 殺人貴とか『弓』とか『王冠』はどこなのねー!!』
サイト「何でも……アインナッシュの実を採っても平気そうな並行世界だとかで……誰も、いな……」
フレイム「サイト! 死ぬなぁ! くそッ、もう……ここで死ぬしかないのか!?」
謎の魔女「ふっふっふ、お困りのようですね?」
フレイム「こ、こんなところに人が?」
謎の魔女「そこの人、どうにも死ぬ寸前ですけど、そんな人にぴったりの商品があるんですよ!」
シルフィード「な、何でも良いから売ってなのねー!
謎の魔女「毎度ありー! 仮初の不老不死すら得られるという、このアインナッシュの実なんかどうですか?」
四人「「「「……え?」」」」
ゼルレッチ「お帰り。良く帰ってこれたな」
サイト「てっめえええ!! 7万の軍勢の方が兆倍マシな地獄だなんて聞いてないぞ!」
ゼルレッチ「悪い、ゴメン、すまない……これでいいだろう? ふむ、本当にアインナッシュの実を採ってくるとはな」
シルフィード「あの森にいた人、何者なのね?」
ゼルレッチ「あの世界では、アインナッシュの森は、通称マジカルアンバーに制圧された。
私は面白いと思ったのだが、あの世界にも、この実を狙う愚か者は多い。
面白空間に、人の死体など邪魔なだけ。よって、災いの種は取り除くことにした」
フレイム「人の命と優先順位おかしくないか……?」
マジカルアンバー「あのー、ちょっといいですか?」
ゼルレッチ「噂をすればなんとやら……世界を超えてまで、何用かな?」
マジカルアンバー「アインナッシュの実の代金、ゼルレッチさんが払ってくださるそうで」
ゼルレッチ「そういうことか……宝石剣を質に入れても良いが、少し待ってもらえるかね?」
マジカルアンバー「おや、何か当てでも?」
ゼルレッチ「うむ、金とか有り余ってる奴に心当たりがある」
サイト「お、俺達、もう出番とかいらないんで……」
ゼルレッチ「魔法使いに借金して、帰れるとでも? なに、次は簡単な仕事だ。
ギャンブルで、金を稼いできなさい。「フェムの船宴」とやらの会場までは送ろう」
というわけで、乏しい知識を動員して書いてみた。
絶対間違ってる、色々間違ってる魔術知識。設定大好きの人に心からの謝罪を。
通過儀礼ッ?!
ギーシュフルボッコは既に『通過儀礼』なのか!!
なんというカオス
先が見えない
キャスターぶちギレフラグ乙
GJ!
ギーシュ&ネコカオスのコンビは結構上手くやっていけそうじゃあないかw
さりげなく穴掘りできるしなぁ
>>337 待ってました、GJ!
ここでンな事書いたら総スカン喰いそうだけど、
設定なんざこだわり過ぎると話の勢いが殺がれちまうし胃に孔あいちまうし禿げちまうしとロクな事にならんので
気にするのは程々でいいんじゃないっスか。
…………念のため、ギーシュに黙祷を捧げとく。AMEN.
あとダンデーヴォイスのナマモノは殺しても死にそうにないからどーでもいいやw
不要、というか邪魔な設定はなかったことにするのはクロスSS書きの基本です。
『汝の為したいように為すがよい』ですよ
夫婦ファンとして、あなたの作品はいつも楽しみにしております。
今回も楽しませていただきました、GJ!
白粉、付け耳、汝は邪悪なり!の偽エルフが一瞬見えた気がするのは気のせいか?w
ぶ、通じたwwww
シエスタの曾じいちゃんが誰かというオチがあるのかな?
おじいちゃん=ワカメかもしれん、とありえない妄想をしている漏れがいる。
>>347 ルイズの世界にいるエルフがあんなのばかりだったら嫌過ぎるぞw
いや、笑えるんだけどね。
本屋で馬鹿笑いしたおもしろ恥ずかしい作品だし。
詳細を語るとスレちになるから言わないが。
>>348 べ、別に竜の羽衣が牛二頭立てのチャリオットだったら〜……なんて妄想しちゃったわけじゃないんだからね!
キュルケもビックリの
豪快な赤毛美少女シエスタ…………
ゴメンナサイ、忘れてくださいorz
破壊の杖は某インテリジェンス・ステッキ…
遠坂の血筋じゃないと使えないのでここは無理矢理、シエスタの曾祖父祖母が宝石剣の実験の失敗でハルケギニアに飛ばされて仕方なく永住した士凛で
凛以外にもう一人魔法少女になった魔術師が居るはず。
あの割烹着の悪魔風ステッキの被害者になるのは取り合えず、魔力があれば十分なのでは?
ルビー×デルフ18禁ものの書き込みはここでいいですか?
できるものならやってくれ
通過儀礼といえば、SSでギーシュがシエスタに
つっかかるのを最初にやったのって誰なんだっけ
原作じゃあサイトのほうも多少、挑発してる節があるから
冷静なキャラでも原作をなぞれるようにしたんだろうけど
あれはアニメじゃなかったか
空の境界からはふじのん召喚話が見たい
空の境界ならさっちんだな。
さっちん……玄霧皐月?
睨むだけで捻じ曲げるふじのんだったり
声を聞かせるだけで戦闘不能にする皐月だったり
大暴れだな
>>351 とある漫画では主に三行半叩きつけて勝ってに契約したりサーヴァントカードで宝具に変化したりしてますが……
まあパラレルも良いところだけど。
>>351 アレはゼルレッチ翁の作品。本人も手に負えなくて投げ出した「宝石剣」の失敗作
遠坂じゃなきゃ使えないんじゃなくて、宝石翁の弟子だから遠坂家に残されていたんじゃなかったか?
ついでに能力は「平行世界からの技能(+服装)ダウンロードとマスターに対する魔力供給(+洗脳)」
しかも起動に必要なのは魔力云々じゃなくて「鈍感な意中の男性に対する素直になれないスーパーオトメ力」つまりツンデレ力!
なんと魔術師じゃなくても契約および起動可能と言う代物。
型月世界のマスターは後にも先にも凛とルヴィアのみ、ついでにマスコットは士郎
今なら宝石剣とセットで「カレイドアロー」なる武装形態も憑いて来ます。
実際なんでルイズに呼ばれて無いのか疑問なほどぴったりすぎるアイテムなんだが……
>>363 主人公呼んでいない段階じゃ「鈍感な意中の男性」が居なくて成立しないのでは?
召喚した段階では「ワルド様」な訳だし。
となるとフツーに才人召喚で13巻のロマリアの倉庫で発見される方向で…
「きみたちの世界はいやはやとんでもない技術を持っているね!エルフ以上だなあ」
ふと思ったんだが、
新たに戦車や戦闘機が見つかって、その中にプレイボーイとかのヌード雑誌やポータブルDVDプレイヤーとエロDVDがあったりしたら、
ロマリアの研究員やジュリオ達は真面目な顔をして解析とかするのかしら?
>>365 馬っ鹿野郎!
お前13巻だと「鈍感な意中の男性に対する素直になれないスーパーオトメ力」つまりツンデレ力が発揮できねぇだろ!!
あの時点ではまだナイスクリームがあるとは言え、ルイズもサイトも色んな意味で覚悟完了をしすぎていてツン→デレ以降終了済みだぜ
見つけるなら前だ、もっともっと前だ
お前ら。無いなら作ればいいだろ
あの杖が黙ってるかってw
>>367 タイミング的にはゼロ戦の代わりに手に入れればいいかな
あれこそが破壊の杖ということでw
破壊範囲が羞恥心とかプライドとかにまでおよぶのか
むしろ破壊されるのは社会的地位じゃね?
封建社会じゃ「憑き物」扱いされかねん。
いぁ、ゼロ魔世界なら意識を支配して乗っ取るマジックアイテムとかコロコロ転がっててもオカシクナイ
>タイミング
@母親から譲られる(烈風魔法少女)
A才人と一緒に召喚(ノートパソコン代わり)
Bデルフと抱き合わせ販売されていた
Cあれこそが破壊の杖
Dシエスタの曾婆ちゃんが凛で絶対に封印を解くなと遺言されてた
E13巻
しかし並行世界の自己の特性をダウンロード出来るってことは石仮面を被って吸血姫になったルイズとか
逆行してブリミルを名乗るルイズとかの能力をダウンロードできるってことか…
広い世界には、系統魔法を使えるようになる事を諦めて爆発を追求し、何時の間にかそれが楽しくなって爆弾魔呼ばわりされるようなキラ・ルイズが一人くらい居るかもしれない。
それがあの悪魔ステッキによってダウンロードされるとしたら?
>>376 やさしくしてねちゃんとして敵国にルイズを派遣する某女王を幻視してまた。
悪魔でいいわ
悪魔らしいやり方で、私の誇りを示してみせるッ!
とか言っちゃうような魔法少女ボンバールイズなんて代物受信した
呼んでもいないのに崩壊していくルイズワロタ
んでは、お約束のセイバー召喚モノ投下します。
書いててこー、ちょっと試行錯誤なんですが、まあぼちぼちと…。
あ、タイトルは「ゼロの使い魔(サーヴァント)」で。
これに決めるのに五日食ったというのは内緒の方向で。
ついにセイバー来るか!!
プロローグ
――間桐臓硯は勝利を確信していた。
確かに、企みの全ては潰えたかのように見える。
不完全ながらも用意した擬似聖杯は衛宮の魔術使いによってその機能を破られ。
間桐が二百年かけてこの地に育んだ蟲たちは遠坂の小娘によって根絶やしにされ。
あまつさえ、聖杯戦争の中枢をなす大聖杯をしてすら、たった今、剣の英霊の宝具によって撃ち砕かれた。
全ては終わったかのように、誰もが思うだろう。
しかし、違う。
違うのだ。
勝利とは、相手を全て滅ぼすことではない。勝利の条件を満たしてこその勝利である。それらが果たされてないのならば、例えこの三人
の強敵の全てを殺しても意味はない。
この場合に於ける彼の勝利とは、「生き延びること」の一点にのみあったと言ってもいい。
擬似聖杯が失われた?
また作ればいい。
蟲が全て潰された?
また増やせばいい。
大聖杯が壊された?
また、もう一度、作り直せばいい。
困難なことではある。
だが、決してやってやれないことではない。
何故ならば、今この三人の強敵たちは、使命を果たしたという直後に油断しているからだ。いや、油断というには足りないかもしれない
が――微かにも緊張の緩みはある。
そこを衝く。
間桐臓硯は勝利を確信していた――
蜘蛛の糸、という短編小説がある。
芥川龍之介の手になるその話は、どうにも誤解されて広まっている節があるが、少なくともちゃんと読めば釈迦はカンダタを試していたなどということはない。
解釈は分かれるだろうが、基本的に釈迦は地獄から一人でも救いたくて、僅かながらでも善行為に対して報いるという形をもってして地獄へと四万里もの長い糸を垂らしたのである。
その時に大空洞の天井から延びた蜘蛛の糸は、その小説を思い出してしまいそうなほどに長かった。
間桐臓硯である。
この大魔術師は、用心に用心を重ねていた。
元より予定外の擬似聖杯の発動によって大幅に前倒ししての今回の計画は、最初から失敗することを前提としているものだ。
第五次聖杯戦争から四年――勝利者である遠坂凛と衛宮士郎は、セイバーを伴って倫敦にいっていた。次の聖杯戦争が起こるとしたらいつごろであるのかは予想はつかないが、それはこの三人のいないところで行われるのが好ましかった。
しかし、そうはならないということも想像がついた。
この三人は、どんな場所でいようとも聖杯戦争の兆候があればすぐさま冬木に舞い戻り、当たり前のように聖杯を壊し、ついでのように彼の野望をも打ち砕くに違いない。
遠坂凛という魔術師はそういう娘であり、衛宮士郎という魔術使いはそういうで男であり、セイバーという英霊はそういう二人にだからこそ現世に留まってまで仕えているのだ。
(最悪、大聖杯までも壊される)
そこまで考えるのは当然だ。
いや。
そうされるのは確実なのだ。
ならばどうする?
大聖杯を壊されてどう望みを果たす?
どうやって不死を得る?
間桐臓硯はそこまで考えた。
自分が彼らを出し抜けるということは、あまり考えなかった。
出し抜けるにしても、自分の望みをここで果たせるなどとまで都合のいいことは考えなかった。
何故ならば、彼らはあの黄金の英雄王を打ち倒した存在だからだ。
最強の最高を打ち倒した、現代の英雄たちなのだ。
生半なことで勝てようはずもない。
それならば。
それならば、考え方を変えよう。
望みを果たすのは、別にここで、今この時でなくてもいいと、そう考えるのだ。
いかに英雄であろうと、定命の存在だ。
彼らが死んでから、改めて大聖杯を構築し、新たに聖杯を用意すればいい。
大聖杯を築くのは自分とアインツベルンの聖女をして単独で成し得なかった大事業であったが、それは後で考えればいい。
時間は幾らでも、とは言えないが、魂が腐り尽くすまでにことをなしたらそれでいいのだ。
焦ることはない。
そう、考えるのだ。
間桐臓硯はそう考えた。
考えてから、しかし大聖杯の構築となると骨が折れるな……とぼやく。
新たに宝石翁が協力してくれるという可能性はまずない。
遠坂の魔術師も、アインツベルンも、二度とこの地でこの儀式を再開しようなどとは思わないだろう。
そう思うと、生き延びたからといって再起も望めそうになかった。
ならばやはりこのたびに全てを賭けるべきだろうか――
いやいや。
考え方をもっと変えるのだ。
遠坂の娘は魔法使いにまで届く可能性を秘めている。
衛宮の男は英霊にまで至る可能性を秘めている。
そして、従えている英霊はかつての王であり、未来の王たるアーサー王だ。
この三人を利用すれば、新しい大聖杯を構築することも不可能ではないのでは?
そして考えた末に到達したのが、今の姿だ。
蜘蛛となって、衛宮の男にとり憑く。
何故羽虫のような機動性のあるモノにならなかったかといえば、それはエネルギーを消耗しすぎるからである。必要最小限の力で挑まなければならないのであるから、やむを得ずにそうしたのだ。
囮として機能させるためにも、擬似聖杯に残した体にはできるかぎりの力を残しておかねばならないからだ。
そしてどうして遠坂ではなく衛宮を狙ったかといえば、単純に耐魔力の問題である。
遠坂は魔術刻印も持ち、異物である自分が取り付いた途端にそれを排除しようとする魔術が働く可能性も考えられたし、衛宮の方を残したのならば何かの宝具でどうにかされてしまう可能性もあったからだ。
それに、衛宮と遠坂はいずれ閨で睦み合うことだろう。
遠坂にとり憑くのはその時にしてもいい。
この男の体内で淫蟲を育て、精と共にそれを遠坂の胎内に送り込めば――自分は、魔法使いをも手中のモノにできる。
そう考えたのである。
セイバーに至っては論外である。
英霊をも縛る魔術を開発したのは間桐の当主である自分であるし、主たる二人を虜にすればセイバーとても逆らえるものではない。
もしも擬似聖杯の方が成功したのならば、それはそれでいい。
必要なのはただ一瞬の隙。
全てのことが成就したと思わせる瞬間。
勝利した、と思わせたただその刹那、その時にこそ彼らの敗北は決定しているのだ。
……間桐臓硯の魂は腐敗していた。
だから、気づかない。
勝利したと思われた刹那の心の緩みとは、彼自身にも当てはまるものであると。
セイバーの直感は、未来予知に似ている。
それは例えばあの英霊エミヤの如き数限りない実戦経験により磨きぬかれた戦術眼というよりは、異能の如き認識力と言ってもいい。
異能であるが故にその幅は狭い。
だが、その先鋭は到底エミヤの届くものではない。
だから、彼女は宝具を使用した直後にありながらも、あるいは「だからこそ」それに気づいた。
後ろで見守る衛宮士郎に危機が訪れつつあると。
訳もなく察知した彼女は、だからこそあり得ぬ速度で振り向いた。
唐突な彼女の行動に主たちは一瞬だが硬直したようだった。
なんの反応もできていない。
そして、セイバーはそれを見た。
天井から――遥かに高いこの大空洞で、震動と衝撃に揺れながらも、まっすぐに彼女の主たる衛宮士郎の首筋に降りようとした小さな蜘蛛の姿を。
それが敵だ、という確信は何処から得たのか。
それこそ直感という他はない。
そして剣士の英霊としての判断は、それを絶望と共に認識している。
(この距離では)
間に合わない。
いかに彼女が剣の英霊であるとはいえ、士郎との間には二十メートルはあった。
それは安全な距離をとらせたからであるが、今ここでは絶望の断絶だった。
百メートルスプリンターであるのならば最速で二秒で駆け抜ける距離は、英霊たる彼女には一秒もかかるまい。
だが、それでもなお遅い。
あの蜘蛛は彼女の手が届くまでに士郎にとり憑く。
それは確かな判断だった。
よもや剣士の英霊たる彼女が、間合いという最も重要で基本的なファクターを読み違えようはずもなく――
そして、最上の剣の英霊であるからこそ、彼女がそうするということは誰にも想像がつかなかった。
振り返る勢いのままに、彼女はその手にある聖剣を投擲した。
剣は彼女の宝具である。
宝具は英霊のシンボルであり、同時に誇りでもあった。
それをその手から離すというのは、生半な覚悟でできることではない。
間桐臓硯はそのことも範疇には考えていた。
だからこそ、もっとも二人が距離をとるだろうこの瞬間を選んだのである。
彼の誤りは、剣士の英霊が最上のさらに上、極上とも言える存在であったということだ。
戦場を駆け抜けた王であったことだ。
アーサー・ペンドラゴン――ペンドラゴンとは、「戦の王」を意味するという。
それがもっとも必要であるとするのなら、彼女は自分の命さえも投げ捨てて戦ったのだ。
それが最高の聖剣であろうと、そうすることを厭うはずもない。
剣は、光となって士郎の首の上を通過した。
微かな断末魔の響きが轟音の中に聞こえた。
それが間桐臓硯の本当の最期であると、衛宮士郎と遠坂凛は、この時に知った。
そう。
この日に、永らく続いていた聖杯戦争は本当の意味で終わりを告げたのだ――
そして、その日のうちに、唐突にセイバーの新たな戦いが始まったのである。
我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
「……なんだ、これ?」
漸く、最後の敵を討ち果たせたという喜びもつかの間、衛宮士郎は目の前に突然現れたそれを見て眉をひそめた。
高さは二メートルほど、幅は一メートルほどの楕円形だ。よく見ると少し浮いているようだった。
それは、光る鏡のように見えた。
どう考えても、自然現象ではあり得ない。
「士郎! 下がって!」
その時、遠坂凛は前にいた士郎を蹴り飛ばし、右手の指をそれに向けた。
ガント――彼女の得意の魔術だ。
五つの力を司るペンタゴンよ
「――――効かない!?」
というよりも、吸い込まれていったように見えた。
フィンの一撃と言うに足る彼女のガントが、その鏡(らしきもの)を貫通することもできずにいるのだ。
「投影、開始!」
身を翻しながら士郎がその手に投影したのは、騎士王の聖剣――カリバーンだ。
余力はほとんど残っていない。
だが、少しはある。
その少しの力の全てをここに集約して作り出したのである。
だが。
「どいてください、シロウ!」
聖剣を振り上げた士郎をさらに押し退け、セイバーがそれに突っ込んだ。
(宝具は壁に突き刺さったままだが――私の対魔術があれば)
なんとか、かき消せる。
事実上、人間の魔術では彼女を傷つけることはできない。
セイバーはそう判断した。
例えこれが英霊の身であっても滅ぼす罠であろうとも構わない。
自分の主たちが助かるのならば。
彼女は覚悟を決めていたのだ。
そして――
そのままセイバーは、鏡(らしきもの)の中に消えた。
我が運命に従いし、使い魔≠召喚せよ!
………。
「問おう」
その人は、突然の嵐を巻き起こし、現れた。
この瞬間の光景を、私は例え地獄に落ちても忘れないと思う。
青銀の鎧、金紗で作られたかのような髪、翠の瞳。
その存在そのものがひとつの奇跡のようだった。
例えようもなく、美しかった。
そして、その人は私を見下ろし、輝く風のような声で言ったのだ。
「貴方が私のマスターか?」
ゼロの使い魔(サーヴァント) プロローグ 了
投下乙?
以上、お粗末!
つか、ご期待どうりにはいかない感じですわい。
どうしたものか。
あと最初のやつは改行失敗しているので、ウイキにいれる時に修正しないといけないなあ…。
では、また来週。
よいお年を
そういやガンダールブの右手の長槍は当時最強の武器なんだよな。
型月世界のMUKASIで最強の槍……どう見てもゲイボルグ級の代物だなw
ゲイボルグって神話ではどうなってたんだっけ?
破壊されてなかったら本当にゲイボルグの本物を召喚して使ってた可能性もあると思う。
ルイズに召喚された士郎が令呪で冬木にいるセイバーらをハルケギニアに呼び出す話はあるが…
逆パターンだがこの話の場合、それが可能だと話終わっちまうなあ。
では13巻の教皇が穴あけた瞬間に呼び出せば…
ゲイボじゃなくてグングニルやブリューナクのほうじゃねえかな。
あいかわらず、馬鹿でいいですねw
395 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/30(日) 10:06:18 ID:PbJu29ii
あげ
投下乙
ガントがルイズもしくは適当なギャラリーに直撃するのかと思った…
槍は槍でもゼウスの雷とか
型月的には神代の槍ってのは歴史補正、知名度補正抜きでもむちゃくちゃな物が多そうですね。
ランサーのやりは地球の裏側まで飛んで行くらしいからな
1週くらいするかもしれん
>>396 原作でも石を放り込んでたりしているけど、そこらはどうなったんだろうかはよくわかんないので。
まあ八巻読むとゲートの向こうから悲鳴が聞こえてたりしているわけですが。
士郎達を守るために鏡に突っ込んだのに、その先にいる正体不明の魔術師に対して
「問おう、貴方が私のマスターか?」 とか尻軽すぎないか?このアルトビッチ。
>>401 その後「ですが私には既にマスターが居ますので失礼しますね…って私を呼んだゲートはどこですか?」
とボケてくれるに違いない…
ラストまで生き残るセイバーはうっかりやニート率が高いのが特徴
たまにあとがきでキャラ同士の掛け合い書いてるのあるけどぶっちゃけ寒い。
そりゃあ見る人次第だな
>>401 ごめん。そこらまで描写してたらキリが悪いので、一話で説明するつもりで省いた。
お詫びに今日のうちに一話粗書きして投下しますから許してください。
スレ自体は黎明期だし、すり合せと平行しての作品投下だからな〜。
あんまり感情論で熱くならないでほしいものだ。
408 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/30(日) 19:03:49 ID:hbMB4kMj
賑わってきたのは確かだと思うね。
ごめん、sage忘れたOTL
>>407 まぁスレの統一したルールが無い段階だからな、あまり目くじら立てずに投下を楽しむが吉だね。
んでは、粗書きで、前半だけですが、投下します。
「あなたは……誰?」
いつの間にか真っ青な空の下で、自分を見上げならそう訪ねられ、セイバーは目を細めた。
目の前で腰を抜かしたようにしゃがみ込んでいる女の子がいる。桃色がかった金髪の、鳶色の眼をしていた。
年のころは13歳か14歳か。あるいはもっと年下なのか年上のか。セイバーにもすぐには分別がつかない。多分、そう外れてはいないと思うのだけれど。
(あなたこそ誰なんです?)
逆に問い返したくなったのだが、もう少し観察してみることにする。
女の子は黒いマントの下に白いブラウス、グレーのプリーツスカートを着ていた。
なかなか、よく似合っている。手に持っている棒のようなものは、多分、武器ではない。
何かの指揮棒に似ていたが、そうでもないような気がする。
(黄色人種ではない、か)
見ている範囲で確実に解るのはその程度だ。
セイバーは少女からは目を離さず――周辺の情報を集めるために耳をすませ、静かに息を吸い、吐く。
ざわついている。
「おい……ゼロのルイズが成功させたぞ……」
「成功なのか? 成功っていうのかアレ?」
「どう見ても身分のありそうな騎士だぞ」
「いや、まだ通りがかりの騎士が落下してきたという可能性も……」
総じて、声は若い。
多分、目の前の少女とそんなに変わらない年頃の少年少女たちだと感じた。それ以外にも獣の唸り声のようなものも複数聞こえたが、警戒しているという以上のことは解らない。
セイバーは呼吸を静かに整えながら、情報を分析する。
(どうもここは、冬木からは遠く離れた場所のようですね……)
落胆も失望も、なかったといえば嘘になるが。
なんとなく、こんなことになるような気はしていたのだ。
セイバーはサーヴァントである。
サーヴァントとは書いてそのまま下僕とかであるといえばそうなのだが、正しくは彼女は人間ではない。
英霊、という存在だ。
英霊とは人類の歴史上に存在したとされる英雄たちのことである。死後、信仰の対象にまでいたったような彼らは英霊となる。
その英霊を召喚魔術で呼び出して使役するという無茶な儀式魔術が冬木の聖杯戦争で、呼び出された英霊はサーヴァントと呼ばれる。
これはセイバー、アーチャー、ランサー、キャスター、アサシン、バーサーカー、ライダーなどのクラスに縛りつけられた存在なので、
厳密には英霊当人とは違うものである。
とはいえ、人格はバーサーカーにでもならない限りは変容することもないし、能力制限はあるが、生前とそんなに違和感はセイバーも感
じたことはない。
彼女は聖杯戦争に参加していたのだが、ある事情で五次聖杯戦争の後も現世にとどまり続けた。
そして第六次聖杯戦争……は起こらなかったが、ある魔術師の野望を阻むために大聖杯を破壊したばかりだった。
それが、彼女の認識ではつい数分前の出来事だ。
破壊した直後に魔術が姿を変じた蜘蛛を、宝具を投げ飛ばして殺したのだ。
そしてさらにその後に突然現れたのが、あの鏡(のようなもの)だ。
一瞥ではさすがにそれが何なのかというのは彼女にも解らなかったが、元より、あの場所、あのタイミングで現れたものが何かの罠でな
いはずがない。そう思ったのは無理もない話である。
それゆえに彼女はそれに突っ込んだ。
無謀であるといえばそうだが、剣はその時に手放したばかりで、すぐさまできる手というのがそれしか思い浮かばなかった。
もっといえば、何かを考えている暇もあまりなかった。自身の対魔力を過信していたといえばそうであるし、万が一ここで命を失っても
構わないとも思っていた。
で、だ。
突っ込んだ瞬間に、痺れにも似た感覚が全身に広がった。
(この感覚には覚えがある)
過去に二度。
現世に召喚された時に、似ている。
(ああ、そうか)
彼女は理解した。
これは――召喚の魔術だ。
彼女は自分の身に何が起きたのか理解した。
おそらくはあの鏡(らしきもの)をくぐったモノは召喚のゲートなのだろう。あるいは、空間転移のための魔術か。
いずれにせよそれは空間を繋げて別の場所に呼び出すというのだから魔法の域だ。行った魔術師は相当な人間に違いない。もっといえば人間ですらないのかも知れない。
だが。
理解はしたが、納得がいった訳ではない。
なんで自分なのだ? 自分だけがここにいるのだ?
セイバーは、自身とマスターを繋げているレイラインが絶たれていることに気づいていた。
あのゲートが空間移動用のものであるにしても、一人の通過しかもたないような不安定なものだったのか、最初から一人のためのものなのか、それは解らないが、どっちにしてもここには士郎も凛もいないのは確かなようだった。
(いや、私の後を追ってシロウとリンがきていないのなら、それはそれでいい)
こんな、得体の知れない状況にマスターをおいやるようでは、それこそサーヴァント失格だ。
だが、魔力の補給のない状態での現界はそういつまでもできないだろう。
そして、それもいいかとセイバーは思った。
二度とあの二人に会えないというのは寂しい限りのことだったが、覚悟はしていたことだ。
何処か心地よい諦観が彼女の胸に溢れ――
唐突に気づいた。
魔力の補給はないのに、まったくなんの脱力も感じない。呼吸しているだけで体内で生成されている魔力が溢れてくるようであった。
(これは……大気の魔力が桁外れなのか)
かつて生きた古代の時代ですらもこんなものではなかった。ギルガメッシュが生きていたような神世の時代でならあるいはともかく、現代の地球上でこんな場所があるだなどとは信じがたい。
というより、どんな細工をすれば空間を転移させただけでマスターとサーヴァントの繋がりを絶てるのだ?
そこまでに思い至り、改めて目の前の少女を注視する。
後ろの方からざわつきながら聞こえる声からして、彼女が多分、ルイズという娘なのだろう。そして、おそらく彼女が自分をここへと呼び寄せたあのゲートを作った魔術師だ。
鳶色の目は、脅えたような、それでも精一杯の勇気がこめられてセイバーへと向けられている。
(邪悪な感じはしない……)
いかなる意図があってあんな魔術を使ったのか、それを問いたかった。
なのに、どうしてか彼女の口はかつてと同じ、似たような構図で自分が出した言葉を紡ぎだしていた。
「問おう」
もっと別のことを言った方がいいのだろうか。
いや。
状況に納得はしてない。
納得はしていないが、この場でもっとも相応しい言葉がある。
ならばそういうべきなのだろう。
契約を結ぶかどうかは、その時に決めればいいことだ。
「貴方が私のマスターか?」
◆ ◆ ◆
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは貴族である。
貴族ではあるがメイジではない。
近頃は金だのを積み重ねることによって所領を賜り、それで爵位を得ているような平民出の貴族も増えてはいるようだが、彼女のケースはそうではない。彼女の父と母は立派なメイジで貴族で、そして姉たちもまたメイジであった。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、メイジの子でありながらも魔法が使えない貴族だった。
厳密に言えば魔法がまったく使えない訳ではない。何をやっても爆発させてしまうという失敗をしてしまうというだけのことである。
平民のように魔法の素養がまったくないというわけではないのだ。
だから、なのだろう。
彼女を見るたいがいのメイジの目は、そこらの平民を見るよりも冷ややかで、かつ嘲笑に満ちていた。彼女の実家が公爵家という身分の高い家柄であることも余計にそれを助長させているようであった。
それでも、あるいはそれだからこそ彼女は誇り高く振舞っている。
魔法のひとつも満足に使えない身だけれど、いつか使えるときがくると、ただいまの自分は努力が足りないだけなのだと。
彼女はメイジではないが貴族であった。
しかし、どっちにしてもメイジとしての勉強のために魔法学院にきているわけで。
使い魔召喚の儀式というのは伝統のあるもので、この儀式で使い魔を召喚することによって、メイジはやっと一人前の入り口にたつ。
使い魔は、その主人と一心同体の存在であり、その主人は使い魔を見ることによって己の属性を確定する。
ルイズはこの日こそは失敗すまいと心に決めていた。
いつだって失敗したくないとおもっいていたが、この火のこの儀式だけはとにかく失敗したくなかったのだ。
もしもこの儀式で、自分は使い魔も呼べなかったら――
それは、彼女の魔法使いとしての将来は本当に暗黒に閉ざされたものになるというのが確定してしまうからだ。
とにかくそういうわけで呪文を唱えて呼び出してみたのだが――
「あなたは……誰?」
現れた女騎士に対し、ルイズはそれだけをいうのが精一杯だった。
支援
支援
とりあえずこんだけ。
続きは日付かわってからで。
だけどまとめに入れるときは大分直します。
ではまた来年。
よいお年を。
まだ日付「一つ」変わっても年は越さんぞ
セイバーが召喚されたってことはやっぱ聖杯がハルケギニアにもあるのかな
氏んでから召還の場合は聖杯が無いとおかしい事になるが…
生きたままの場合はどうなんだろ?
その前に作者が想定しているルートではセイバーは答えを得ているのだろうか?
まあ茶でものんで投下を待とうぜ
つ旦
とにかくこのまま続けて書いて欲しい、以上!
乙ですた〜。
透過乙。
>>421 セイバーは聖杯を手に入れてからじゃないと死ねないわけだから
生きたままの場合は聖杯がないとおかしいんじゃね。
死んでからは「死ぬ前に聖杯で願いを叶えた」もしくは「聖杯を完璧に諦めた」とかの理由で
聖杯を求める必要がなくなるから、聖杯の有無は関係ないのかな?
>>424 アーサー王としての氏じゃなくてサーヴァントとしての氏の話だったんだが言葉足りなかった、スマソ。
とりあえず来年の投下を待ちつつ乙!と言いながら
>>422の茶でも飲むか。
>>424 冬木以外にもあるらしいし、問題なくね?>聖杯
でも現界させれる聖杯なんざ冬木ぐらいだと思う。
ツッコミはもうちょっと様子見してからでよくね?
もちろん、作者さんがあんまり考えてなかったりしたら容赦しないがwww
あまり設定についてとやかく言い過ぎるのはどうかと思うぜ。
確かにある程度は許容したほうがいいだろうね
その「ある程度」が許容できれば隔離されないわけでw
そのある程度の許容範囲が狭いのが型月クオリティw
型月クオリティではなく、俺らのクオリティなw
だってきのこ設定厨の癖に例外大好きだもんなー
あーあ、これじゃ書き手は集まらないな
436 :
434:2007/12/31(月) 01:40:01 ID:ItlR0n3q
見直してみると誤解を招く書き方だったか。
×きのこ設定厨
○きのこが設定厨
要するにさ、聖杯って大量の魔力がだし汁のように入ったでっかい土鍋みたいなもんだろ。
入っている魔力さえ桁違いで、それを使うインターフェースがあれば何でもいいんでねえの?
ごめんなさい。
ちょっと今日は用事があるのでまとまんなかったです。
やっぱり年明けてからになりそうです。
聖地=聖杯
という図式かもと考えられるが、原作で聖地の正体が語られていない状態では何とも…
>私の後を追ってシロウとリンが
なんかシエスタの髪が赤いような予感が
>>427 それは言及されとらんから、何ともいえないんでは?
>>438 気にしなさんな、自分のペースでじっくり執筆してくだされ。
>>440 聖杯を降ろせる歪芯霊地は日本では、冬木とアオザキの領地だけってイリヤが言ってた
「日本では」だし外国にはあるんじゃないの。
個人的にはなさそうだなーとは思うけど。
>>443 精霊信仰が今なお息づくアフリカとかアマゾンの奥地とかを探せばありそう。
嘆きの壁とか、ストーンヘンジとかどこぞの世界宗教の本拠地の地下何百メートルとかにもいかにもありそうだな
月が二つあるけど、何か名前とか特殊な設定あったっけ?
朱い月が二人いる、と妄想して震えた。
月の王と月の女王の2人で今度こそ完璧な朱い月♀が!
ストーンヘンジの地下には原発が
生き物とか物品ではなく何らかの病気・症状を召喚することは可能かな?
ルイズがとある病気になりワルドの片腕を貪り食い、念願のグラマー美少女になり学院のメンバー皆殺しにして逃走…
面白そうではあるが皆殺しとか入るとキツイなw
>>449 それって型月ってか、きのこ作品じゃね?
DDDはとりあえず型月作品とは関係ないというスタンスだし
>>451 その理屈を「あの作品の〜」スレで開陳したらフルボッコにされると思うから、
ここで引き取った方がいいよ。
>>443 日本に二つもあるんなら世界には結構あると思うけどね
聖杯作るのに日本選んだのは霊地があるからじゃなくて日本が田舎だからだし
>>453 となると「日本より田舎な国」には無いんだろうか?
アフリカとか中国の山奥とか良さそうなんだけどね…
それともそういう場所には
「先客」が居て空きが無いんだろうか…
少なくとも魔術の本場ヨーロッパは全部所有者がいそうだよな。
後、中東やインド、中国もすでに押さえられていそうな感じがする。
たとえ、設定がおかしくても、わざわざ叩くだけ叩いて満足するのが多いのが問題だよ。
その豊富な知識を、「なにこんなのも知らずに書いてんだよ」という罵りではなく
「ここは、こうした方がいいよ」と助言に生かしてくれればな。
ウリナラハルケギニアの歴史は6000年ニダ!
ウリが決めた設定が歴史が本流ニダ!
チョッパリ達の捏造厨設定は認めないニダ!
ブリミルが熊になてまうなあ…
とりあえずゲーム本体内の設定(型月)と小説内の設定(ゼロ)が活かされてて面白ければクロスとしては成功だと思う。
マテリアルとか読本とか設定集まで手を回してたら何もできん。
クロスならなおさらだ。
>小説内の設定(ゼロ)
ルイズの方ね。
>>454 明らかになっているところでは日本も田舎というより陰陽術や仏教系の勢力が強い。
中国と中東も独自の魔術が主流。
霊地とか開国の時とかに分捕られたか技術とバターにしたとか
>>449 あれって人的に散布されたとか感染拡大はしないとか言われてなかったっけ
水メイジは触るだけで生体認証するから、新部が顔だけのマキナ涙目
バランス的にはミノタウロスとか吸血鬼を鑑みるに問題なさげ
そういえば死徒召還は見たこと無いな
維持に困るけど
たぶん日本において魔術的にも宗教的にも主流派である
神道、仏教、修験道などの組織が殆どの霊地を押さえてるんじゃないかと思われる。
ただ単に日本で魔術協会の手が届く霊地が、二つしかないってだけで。
後は単純に距離の問題だな
世界地図をヨーロッパから見ると日本は端っこの方にあるから特に問題視されてないってとこか
新年早々、思ったんだけど、聖地行くのってさ。
一周ぐるっと遠回りすれば、砂漠通らずにいけない?
砂漠の真ん中にあるのかもしれないし、地球よりでかいかもしれないし、浮遊大陸とかあるから世界が球体でない可能性もある
ふと思ったが浮遊大陸にハゲが作った飛行船の推進機付けたら動かせるのでは?
それで砂漠に攻め込めば物資の心配が大幅に減りそう
つまり某スレでなんどか期待されつついまだに実現のない「アルビオンだっ!」をするわけですねw
469 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/01(火) 05:15:35 ID:j8mbwQmh
突然ですが作品を投稿させてもらいます
作品名は「the saber of zero servant」
召喚されるのはFateのセイバーです
いろいろと文章の矛盾とか変な表現があると思いますが、そういう点はどんどん教えてください
470 :
the saber of zero servant:2008/01/01(火) 05:17:33 ID:j8mbwQmh
「問おう、貴女が、私のマスターか」
春の使い魔召喚。
メイジなら誰もが通る道であり、また自分の今後を左右する一大イベントである。
使い魔は召喚するメイジの系統、そして力量が反映される。
つまり使い魔の能力がメイジの実力と直結するのである。
そして今、少女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは絶対にこれを成功させようとしていた。
公爵家三女という貴族中の貴族である彼女は、しかしある事情によりクラスメートから日ごろ馬鹿にされていた。
強くて珍しい使い魔を召喚してみんなをあっと言わせてやる。
数多くのトリスティン貴族と同様にプライドの高いルイズがそう考えるのも無理はなかった。
自分の前に召喚を成功させた先祖代々の敵、ツェルプストーのキュルケは立派な火蜥蜴(サラマンダー)を自分に見せびらかした。
その後に召喚を成功させた少女、タバサは風竜の子供を従えた。
それを見たルイズのやる気とくやしさはさらに倍増した。
もっともっとすごい使い魔を召喚して全員ひっくり返させてやる。
そんなことを考えながらルイズは自分の出番が来るのを待った。
そして最後の順番、すなわち自分の番がやってきた。
ルイズははやる気持ちを抑えるため一旦深呼吸をすると、朗々と言葉をつむぎ出した。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン、我の運命に従いし使い魔を召喚せよ!」
そして唱え終わると杖を振り下ろす。
同時にあたりが閃光に包まれた。
今までの誰よりも圧倒的に強い光にルイズは召喚の成功を確信した。
この光がやんだとき、目の前にはすさまじく巨大で美しくて賢くて強い使い魔がいるに違いない。
ルイズの心は期待に満ち溢れていた。光を遮るために閉じられた瞼にクラスメートの驚く顔が浮かぶ。
光は数十秒あふれ続けた後、ゆっくりと治まっていった。
まだチカチカする目を擦り、ようやくぼんやりと見えたのは、一体の人影。
それは時間が経つにつれだんだんと鮮明になり、数秒後ようやくはっきりと見えた。
sage進行を厳守せよ
投下予告だのも含めて全てだ
そこでルイズは呆然とした。
自分の前に立つ者。それは自分とさほど変わらない年頃の少女だった。
束ねられた髪はまるで純金。
稀代の絵師でも描けぬであろう整った顔立ち。
身体を包んでいるのは海のような群青のドレスと、日の光を受けて輝く白金の軽装鎧。
大地に黄金の剣を突き立て、悠然と佇むその姿は誇り高き騎士の姿。
が、何よりルイズの心を捉えたのは姿ではなく、その内より溢れ出る気品。
堂々とした平民では到底ありえない佇まい。
腑抜けた王宮の騎士などとは比べる気にもならない程の気迫。
そこらの肥えた貴族が持っているはずもない本物の品格。
自分の親友である姫君にも感じたこともない厳格な雰囲気。
それは紛れもない、万民を束ね導くに相応しい、王の威厳だった。
ふっと、閉じられていたその双眸がゆっくりと開かれた。
その瞳は翡翠。彼女が持っている剣のように鋭い眼光は真っ直ぐにルイズに向けられている。
あまりにも真っ直ぐで力強い視線に、ルイズは視線を外すことが出来なかった。
数秒程見つめ合った後、騎士の唇がゆっくりと動き出した。
「問おう。貴女が私のマスターか」
今まで聞いたどれよりも澄んだ鈴のような声。その声でようやくルイズの顔に表情が戻った。
「えっ、あ、ええ?」
ルイズの混乱した声で正気を取り戻したまわりの生徒たちも控えめに声を出す。
そこでルイズは今が使い魔召喚の儀式の最中であることを思い出した。
徐々に周りの喧騒は大きくなる。
しかし、騎士はその振る舞いをまったく崩さず、ルイズも彼女から目が離せなかった。
まるで時が止まったかのように向かい合う二人。
「ミ、ミス・ヴァリエール」
心配した監督の先生、コルベールがルイズの肩に手を置くと、彼女の身体が跳ね上がった。
「な、ななななななんですか先生!?」
「い、いや、召喚に成功したなら早くコントラクト・サーヴァントを」
「は、はい」
コルベールの言葉に従い、ギクシャクと動き、震える声で呪文を唱えるルイズ。
その頭には、相手は人間だとか、女だとかという考えは一切ない。
「い、五つの力を司るペンタゴンよ、そ、そのしゅ、祝福により彼の者を使い魔と成せ」
なんとか呪文を唱えると、ルイズは騎士に顔を近づける。
騎士の顔が近づくにつれ、鼓動が早くなり、顔が熱を持つのがわかる。
「何をするつもりですか」
目の前にある騎士の顔はわずかに顰められている。
「い、いいからじっとしてて!」
ルイズは覚悟を決めると目を瞑り、騎士にくちづけた。
そしてすぐに離すと顔を背けた。
「……マスター。私にそのような趣味はないのですが」
「わ、私だってないわよ! 契約に必要なのよ!」
そう言って振り向いて、またルイズは固まってしまった。
騎士はわずかに赤くなっていた。さすがの彼女とて突然キスされるのは恥ずかしいのだろう。
頬を桃色に染めたその顔はとても色っぽく、同姓のルイズすら虜にした。
「コントラクト・サーヴァントは成功したようだね」
コルベールがどこかほっとしたように告げる。
ルイズは軽く辺りを見渡す。
何人かの生徒がこちらに困惑した表情を向け、何かを言おうと口を開くが、すぐに顔を背けてしまう。
おそらく、自分が人、しかも(たぶんだが)平民を呼び出したことを騒ぎ立てたいのだろうが、その召喚した平民の雰囲気に呑まれているのだろう。
ちらりと自分が召喚した騎士を見る。
すでに顔色は元に戻り、まるで自分を見定めるように視線を向けている。
「っぐ!」
だが、突然その顔が苦痛にゆがんだ。右手を左手で押さえ、懸命に何かを堪えている。
「だ、大丈夫よ。使い魔のルーンが刻まれているだけ……っ!」
なんとか安心させようと声をかけたルイズに、突然激痛が襲いかかった。
「くっ、うあぁぁぁぁぁぁ!」
痛みは右手から来ていた。
痛い、本当に痛い。まるで焼けた鉄を押しつけられたかのようだ。
「ミス・ヴァリエール!大丈夫かね!?」
ミスタ・コルベールが何かを言っている。
だが、この痛みのせいで何を言っているのかさっぱり頭に入ってこない。
神様、始祖ブリミル様。これは一体何の罰ですか?
そんな悪態をつきながら、ルイズは視線を痛む右手に移した。
沈んでいく意識の中で見た自分の右手は、赤い光を放っていた。
ひとまずはここまでです
いろいろと未熟ですが、どうか見守ってください
セイバー人気あるな
タバサ召喚ものもあるからひねりを期待したい
タバサが召喚したの=hollow後
臓硯倒してからきたの=UBW後
だからこれはFate後あたり…?
誰かHF後の黒化=暴虐王と化した黒セイバーを
大人になったら貰えないお年玉だと思えば悪くない導入だと思う。
ので、乙、あけおめという事で。
橙子さんとかだと難しすぎて…
だがファテキャラ率の高さは不思議だぬ
新年明けましておめでとうございます。
私が身勝手に投下休止を宣言し、新スレに移行して早数週間が経ちました。
その間、新たな作品投下をなされる方もおみえになったのを黄塵の中で拝し、安心するとともに、ひそかに応援させていただいております。
てか、もうオレいらなくね?
月姫で言えばロア、Fateで言えばシンジ、らっきょで言えばリオ。DDDは…...誰だろう?
まあ、そのぐらいのいらない子ぐあいです。
何せ、読まずに仕事頑張るー、とか言っといて、つい欲望に負けてFate/Zero4巻読んじゃったダメ人間ですから。
で、そのあまりの面白さに新年早々誰かに何か言いたくて、たまらず筆を執った次第。
本当に、日本人に生まれたことを感謝しました。とにかく、いろいろカッコよすぎる。
バサカもウェイバーも切嗣も、征服王に至っては、彼のハルケギニアにおける三度目の征服行を書きたくなる程。
そして万物何者より金ピカが良すぎる、ナナメの意味でも。まさかあの大火災の中で○○だったとは……!嗟、金ピカルート書きてェー!
でも、その前に兄貴を完結させなきゃなんですが、果たしてあんなバカ強い金ピカに勝てるんでしょうか?
そう、2月から始まる投下では、兄貴の前に金ピカが立ちふさがります。しかも皆様の予想通りミョズニトニルンで。
先の展開を予告するのは面白くなくなるからヤメロ、と本スレで誰かが言ってました。
それでも予告するのは、ひとえに私の兄貴に対する呪(まじな)い・自分に対する呪(のろ)いです。
そこまで書き進める、という誓い・たとえ予告していても、それでも読んで頂いて面白いモノを書く、という決意です。
そう、Zero4巻のあとがきにもあるように、二次創作は面白くなくてはいけません。
でなければ、自分が毀貶に与るだけでなく、自分の愛した原作さえも貶めることになるから。
そう思いながらも、結末の判っている話を、あれほど上手く書き上げた虚淵氏への畏敬と嫉妬から、こんな予告をさせていただきました。
尤も、嫉妬も何も虚淵氏と私では物書きとしての格が違い過ぎるんですが。真祖と竜牙兵、いやむしろORTとシンジぐらい。
後になって自分でハードル上げたことを後悔するんだろうなぁ、きっと。
これも、オレなりの不退転の呪い、四枝の浅瀬《アトゴウラ》ってことで、ひとつ。
とにかく、Fate/Zeroは面白かった。ココの住人で未見の方はいらっしゃらないかも知れませんが、いらしたなら是非に御一読ください。
でないと今際の際に後悔します。こう、「Fate/Zeroとてちてけんじゃ」みたいなカンジで。
長々と駄文を呈しましたが、本年も「ギャグとオサレの両立」を目指して刻苦勉励する所存ですので、どうかよろしくお願いします。
以上を以て、虚淵氏への、リスペクト及びshittoと、
兄貴への、ルートを書きあげるという聖誓《Geis》と、
住人の皆様への、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。乱筆長文スレチ失礼致しました。
ここは意表を突いて臓硯でも召喚するとか。バランスブレイカーにはならんぞ
マキリの技術ならちい姉さまやタバサ母も(一応)治療できるはず
問題は月一ペースでの「食事」か…シエスタがやばいw
召喚しやすいし、月姫に比べてプレイ人口が多いというのもあるんだろうね
まぁ、らっきょキャラだと暗すぎるし…
月姫キャラは武器なんかいらない系なのは事実なのだがね
ゼロ魔なぞるなら、得物持ちで動タイプのfateキャラのが書き易いだろうしな
オリジナル満載でもまとめられる人じゃないと、静のキャラでは難しいんじゃね
>>478 俺も今日の昼に届いたFate/Zero4巻読み終わったよ・・・
失禁モノの出来栄えだった。虚淵最高!
しかしフツーに志貴召喚タイプは無いのかね?
よくわからんNanayaものはちらと見たことがあるが挫折した。
秋葉エンド後、自殺しょう思ったら召喚。
志貴が異世界へ消えた為、秋葉復活
元の世界へ戻ると秋葉に負担がかかるので現地永住の決意。
13巻で一瞬、志貴との命の共有が復活した秋葉は…
いやいいかげん
>>485 それってノーマルエンドだよね?その場合、秋葉とのラインが消えて志貴が死にそうなんだが。
ルイズとつないだら元の木阿弥というか相手が変わっただけであまり変わりが無いし、
そこらへんどうするんだ?
>>485 愁いを帯びたスマイルハーレム物語にしちまう厨房作家の巣窟になるぞ
ここが
>>486 水の秘薬と魔法学校が誇る水メイジ必死の治療で身体が物理的に治ります、ええ原作イベントでのギーシュとの決闘の重症分を前倒しですよ?
コレでルイズの貯金はゼロだぜ!!<2.の、別世界の別魔法で別作品理屈的に別方法で別復活して秋葉の共有理屈とは別に別生還します
>>488 問題は、彼が天然の女殺し(人外含み)なことだ。それこそキュイキュイすら微笑み一つで落としちまうぜ。
たしかに原作のサイトもそれなんてエロゲな状況になってるけど、それすら凌駕しようと言うのか!
>>485 自殺する為に七夜の担当持ちで召喚。
死んで(眠って)いるようにしか見えんがこっぱげ契約強制
「で、でもこれ死体じゃ「単位をやろう「やります!」
ガンダールブの紋章の効力で何とか生き延び、でも一瞬でも武器放すとすぐに死にます。
盾の騎士リーズバイフェを召喚する猛者はおらんのか!
>>489 それはある種のSSの読みすぎだよ
学校でもそうもてる方じゃねえべ
能力ももて具合も、もうちょい押さえ気味風なのがええ
秋葉エンド後だとふぁて月くらいのレベルで
ガンダールブの力でようやく生かされている感じで
じわじわと身体に無理がかかり直死の魔眼も暴走気味
ぼろぼろのまま、VS七万人決戦(集団戦闘に向かんよなあ直死の魔眼)後にティファニアの看護でようやく一息付く感じとか
お前は恐ろしい事を言うな
暗殺者なのに糞みたいに強かったりニコポする志貴はここでは見たくないわー
直死使いまくってるのに体に全然負担がかからないのとかもな
志貴は脳みそ過負荷で血の涙流してゴフゴフ吐血しながら一撃必殺&一撃離脱を繰り返せばいいよ
義妹への思いを捨てきれん志貴を見てルイズは…
つか従兄妹同士の恋愛関係もあるハルケギニアはそう同族婚に偏見ないか?
志貴もいいが、
七夜、四季、織、HAアンリの殺人鬼詰め合わせセットをだな……
ろくな詰め合わせじゃねぇwwwwwwせめて一人だけにしてあげてください
織の場合は魂のみ召喚でルイズに乗り移り、ルイズが二重人格で一人称が時々「俺」に…
従兄妹同士なら別に結婚してもおkだろ?
日本の現行の法律ならね。
ダメな国の例は知らんが。
>>501 Kの国
あ、そういえばハルケギニアって半島…
>>490 それをシリアスでやってくれるなら面白い
互いの召喚が重なりあう事故召喚でとんでもない事態に
士郎がルイズを召喚し、ルイズは士郎を召喚してまう、さて?
@互いの身体がふたつに分離し(意識は共用)、それぞれハルケギニアと冬木に二人づつ存在
A一日ごとに二人がふたつの世界をいったりきたり。
B外見ルイズ中身士郎がハルケギアに、外見士郎中身ルイズが冬木に。
>>504 どっちも素で無謀な事をやらかすために周りの人間のヒヤヒヤ度数うなぎ登りまで見えた
ルイズは英霊じゃないからね…
ルイズを呼ぶなら
ルイズの召喚ゲートを見たギル王
「どこの雑種か知らんが我を呼びつけるとは不埒な奴 ひっとらえてくれる!」
と鎖で逆にルイズを引っ張って逆召喚
ルイズの魔力量が気に入って神父をヌッ殺してルイズと契約するギル王
しかし雑用を令呪で要求されてブチ切れ
「子守など出来るか!子供同士で仲良くやってろ!」と若返り薬を飲むギル王
少年ギルとルイズのラブコメスタート
大小、どっちの好みでもないな
Zero見ると、ギルは神父のこと相当気に入ってるしなぁ
十年たって飽きてるかもしれんが。
ではフツーに想像原作終了時点でハリケギニアで英雄になたルイズが原作キャスターのマスターにキャスターで召喚。
御都合主義で異世界召喚の事故で13巻以前の記憶能力容姿無し。
マスターをぬっ殺して、葛木かバゼットか言峰に拾われアサシンとして才人を召喚…
原作終わってないのにそんなことしたらNANAYAとかSHIROUみたいになりかねない
つまりLOUISEでつね
LOUISEものというと
「ゼロの使い魔・2回目」のブリミルがそんな感じだが、13巻の展開で苦しくなたなあ
>>512 あれは正直、厨の妄想具現の塊だと思うんだが……。嫌悪感が先に勝る。
「同調―――」
幾度目かになる呪文を紡ぎ、這い上がるように体を起こす。
デルフリンガーを突き立て、上げた視線の先には未だ無数の人波が見える。
敵陣に飛び込みすでに半刻過ぎ。
相手は即席ながら陣形を整えはじめ、飛び交う呪文にも長い詠唱を必要とするものが目立ち始めた。
―――奇襲によって得たアドバンテージはもはや零となっていたのだ。
「―――開始」
すでに倒した人数は千か百か。
ただひたすらに敵中を駆け抜け、そんなものすら曖昧になっている。
それでもなお健在する黒い壁は、幾重もの死となって自分を飲み込もうとする。
向かってくる矢じりが、炎が、氷が、風が、死神の指先のように死を宣告する。
強化する筋もすでに引きちぎれ、通す魔術回路も焼きついている。
「投影―――」
それでもなお立ち上がり、この身をもって立ち塞がろうと。
「―――開始」
幻想する。
焼きついた回路が悲鳴を上げ、通す魔力がその身を焦がす。
剣はもはや必要ない。
目の前から迫り来る死を、背に守る少女から一瞬でも遠ざけるために。
創り出すは七つの花弁。
「熾天覆う七つの円環―――!」
*****
ついカッとなって(ry
個人的にはセイバールート後の志郎召喚もの。
ロー・アイアスをどっから引っ張ってきたのかは不明(ぁ。
>>514 大丈夫だ、破壊の杖の代わりとかゼロ戦の代わりとか妄想できるからw
だからもっとやっとくれ。
>破壊の杖=カレイド・ステッキ
ってのが想像出来るけど、ゼロ戦の代わりとなると、ライダーのペガサスとか
HFバッド後に士郎の子を宿したままの桜とライダーがハルケギニアに…
桜の死後、ライダーは自身を石化してタルブの村のご本尊に
理想郷のアチャ召喚もの(ひょっとしてこの手の作品の嚆矢?)、シエスタを見て桜の面影を感じていたので、ひょっとして…?
と思たがそこまで話が進んでくれるのはいつ頃だろうか?
>>514 う〜〜ん・・・
士郎召還はありきたりすぎてツマランなぁ
大抵が士郎の強さを描きたい奴が、中二病全開の内容で書くモノだし
>>517 そうならないように
士郎召還につては色々と意見が出ていたと思ったが?
士郎召還で最強物ではなく面白い作品が書ける職人は凄い事だけは間違い無い。
そんな神が光臨したらGJせねば。
士郎は宝石剣を解析する時に死にかけてたがデルフは解析しても大丈夫だろうか?
武器屋でつい無意識に解析してしまってデルフを視界に入れたとたんぶっ倒れる、とか考えたことがある
>>520 乖離剣で解析しようとして出来なかったし、その時倒れなかったから大丈夫だろ
エア同様に、先住、錬金で作られた物は投影できなさそうだな。
中二病、発症しないよう心掛けたいが、やってしまいそうだ。
読む側だと、一番嫌いなはずなのに、いつの間にかマンセーを書いてて泣いた。
>>517 ルイズ専属家政夫と化して
ルイズがニート王状態になるように書けば大丈夫
エアって世界が生まれる前からあったという剣で、竜を切って世界を作った剣で、
作られた伝承がないんじゃないの。
先住、錬金で作られても作り方を解析できたら作れるだろ。
ニート王への道はタバサの方が先んじてるような気がする
いや食欲の話じゃなくて
王としての責務を丸ごと復讐に替えてマイナーチェンジすると内面はそのものというか
燃え尽きが心配だよな
王族としてのあれこれ全部無視してジョゼフ殺すことしか考えてないタバサと
人間としてのあれこれ全部黙殺して国のために生きて死んだアルトリアさんは
かち合わせてみると面白いかもしれない
凛のうっかりとルイズの壮大な呪文が絶妙に絡み合って、
凛がサーヴァントを召喚するはずが、ルイズに召喚される話まだー?
シエスタの曾祖父母は士郎と桜で、日記を読んで涙ぐむ凛様とか。
ギャグじゃない奴でライダー召還読んでみたいお
書きたいのはやまやまだが、ゼロ魔読んでないんだよなあ
529 :
514:2008/01/03(木) 11:50:29 ID:XBqqLWKF
とりあえずあの後は
志郎ボロ雑巾→UBW暴走→死に際にガンダールヴ発動で特性理解
…そのあとどうなるかはわかりません(ゎ。
まぁとりあえず宝具使うにも魔力量うんぬんで威力激減させるつもりだけど。
こうなると13巻の武器庫が宝具のお宿になるなぁ…。
三綴さん(字、これであってたっけ)召喚とかドウダロナー
>>528 原作読むのかったるいんならアニメ版でも見ると良い。
レンタルDVDの1期なら全巻旧作扱いで安く借りることができると思う。
投下をお待ちしています。
>>525 タバサが弓を召還したらニート王化に拍車が……
ただコレだときゅいきゅいの出番がね。
いっそ外伝話の何処かで宝石翁と遭遇、復讐の為に一時師事して魔術を習い、
きゅいきゅいと共にサーヴァント召還なら何とかできそうな気がする。
ただジョセフ殺害は霊体化して近付けば出来てしまいそうなのがな……
ミュズに相応のアイテムを持たせておけば、ジョゼフの防御を固くすることくらい難しくないだろう。
召還したライダーは座から直接で桜関連は排除
基本、超が付くほど慇懃で寡黙
但し召還した日から深夜に幽霊が血を吸いに来るという噂が学園内を飛び交ったりする
ルイズとモンモンの血が大好き
その関連でギーシェとは犬猿の仲
能力はルイズの魔力で桜並のランク
学園長がお尻を撫でても無関心で通すため、逆にしょぼくれる
毎朝ルイズから食事として、少量の血を頂いている
その時漏らすルイズの声が怪しい噂を呼んだりする
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ギャグテイストでなく、基本シリアスで
たまにクスっと笑う程度が望ましい
ワカメを召還する話を希望する
慎二って絡ませるの難しくないか?
ちょっとプロットだけ作ったんだが、人間関係の納まりが悪い気がするぜ。
素材としてはルイズとの共通項が面白いんだけどな。
>>535 若布は戦闘スキルが弓だけだし基本ヘタレだから剣とかでのどつきあいに向かないんだよなぁ
おまけに和弓は確かに強力な武器ではあるけど、マスケット程度とはいえ銃がある世界では無力だしね。
ギーシュと慎二の仲は絶望的だろうな。
ついでに、タバサとの折り合いも良くなさそうだ。
ルイズは言わずもがな。
あれ? DeadEndしか思い付かないぞ。
オタクのサイトでも生き残れるんだから一応弓やってる慎二なら大丈夫じゃないか
漫画版の血反吐吐きながら偽臣の書を扱う慎二ならあの世界でもたくましく生きていけると信じる
取り敢えず持ち武器がある場合、
ギーシュ戦で魔法使うならと武器を要求する→ギーシュ余裕綽々で用意→ルーン発動→ギーシュ死亡
と言うことになりかねんなー
ゼロ魔って一応人間の限界が上限?
超人類じゃないよな
花札と慎二をセットで召喚するとか
ワカメイラナイコ
むしろ慎二OH!を。
>>541 サイトはオクタってよく聞くんだけど、何のオタク?
軍オタ?
>>547 A.ネットサーフィンが好きってプロフィールにあるから。召還された場所も電気街だったし。
だから別にヲタクって表現は特にないんだけど地味にロケランの正式名称を知ってたりゼロ戦とかも知ってたからそう言われてる。
でも、確かにそんな細かいこと知らん人のが多いから軍ヲタだったのではとか何とか。
俺はガンダの力が微妙に働いてるんじゃないかと思ってる。何せゼロ戦まで“武器”として使いこなせるし。知識も読み取ってるんだと思う。
でもシエスタにセーラー服着せたりさせてるから思考は間違いなくヲタ寄りだ。
ていうか普通着せるでしょ。
その普通は一般人の言う普通じゃなくてオタクの言う普通だと思うな
知識が偏ってるんだよな、サイト
>>546 ワカメパラダイスを花札以外で発動できるとすれば、何が起こるんだろう?
相手や自分や自分がワカメに巻かれて呼吸困難になるとか、
ヌメヌメがいやすぎて精神的ダメージで死にかけるとかだろうか。
そうだな、女の子に対する知識はゼロだな。
魔法ゼロなルイズと彼女ゼロのサイト。
なるほど、社会的に見れば負け組コンビだった訳か。
>>554 負けなんかじゃないやい! サイトまだ17だい!
異世界でだけど女の子と付き合ってるしな!
つまりゼロ魔は、負け組の二人が召喚を切欠に幸せを掴んでいくサクセスストーリーだった訳か
>>557 二人の恋のヒストリーじゃなかったのかよw
>>548 武器の名前はガンダールブの能力で知るんだよ?
>>560 分かるのは使い方だけだよ。
新刊でも
イギリスの銃は名前がわからなかったし、
AKはゲームかテレビが情報元で、
藤村戦車は子供の頃作ったプラモデルが情報元だよ。
>>546 慎二OHネタをサイト&ギーシュでやりたいんだけど、最初のテロップがテキストにおこせねーw
>>561 藤村戦車が何か分からなかった
数分考えてやっとティーガーと分かった
『Zero/stay night』でマスターの魔力量が対魔力に影響するって書いてるけど
影響があるのはステータスだけでクラス別スキルには関係ないんだけど
例 士郎セイバー→凛セイバー 慎二ライダー→桜ライダー
ギルの単独行動強化、対魔力弱体化は単純に受肉したからだと思うが
どうなんでしょうね?
私は、マスターのポテンシャルで変化するのかと考えてました。
一応、切嗣セイバーも騎乗:Aになってたんで、マスターによって変わるのかな、と思ってました。
あと、兄貴よりディルの方が対魔力が高いのもマスターの差かな、とか思ってたので。
(コンプかなんかで兄貴とディルが戦ったら、マスターのバックアップの差でディル優位、みたいな話があった)
でも、この例はサバが違うので何とも言えませんね。
召喚された時の最初のマスターで固定、とかなんでしょうか?
それなら、最初に桜に召喚されたライダー(メデューサ)の能力が高かったり、セイバーの騎乗が低いのも説明がつくかと。
ギル様は受肉した時点で新たに召喚されたって解釈できなくもないですね。
そんなワケで、言峰は魔術師の家系じゃないし、魔術刻印も無い。
ルイズは、やっぱり魔術刻印はないけど、おそらく六千年続いてる魔術師の家系、ということで、
ルイズと契約したらクラス別能力も上がるんじゃないかと思ってました。
とりあえず今思いついたのは以上です。
今はこれが精一杯、っておじさまが言ってました。
クラス別スキルはマスターが変わるだけでは変化しません
セイバーとライダーという例がいます
基本的に召喚された時点で固定されるものです
スキルの強弱が召喚したマスターの力量に関係あるかは不明ですが
そもそもランサーを召喚したのは言峰ではなくバゼットです
ルイズと比較する対象が間違っています
言峰は魔術刻印持ってる。桜ルートで桜の治療に使ってたはず。
ギルは言峰がマスターになってステ値が下がってたけどランサーもバゼットから言峰にマスター変わったときに敏捷や耐久が低下したのかな?
もしそうならバゼットが召喚した時のランサーがむちゃくちゃ強くなるんだけど
>>567 いや言峰のは魔術刻印じゃなくて聖杯戦争の監督役の管理してる今までのマスターが使わずに終わった令呪
セイバーを召喚したのは士郎だが凛に契約者が変更されると能力は跳ね上がったはずだが
士郎 = オクタン価80の低質ガソリン
凛 = ハイオク
>>569 ステータスは大幅に強化、つーか本来の力を発揮できるようになったが
対魔力や騎乗のスキルは変化していない
これはライダーも同様
>>571 セイバーのスキルは変化してなかったっけ?
ギルは確かに変化してたはず
大きくステが上昇したセイバーとライダーが変化してない以上
ギルの変化は受肉によるものでは
>>565 クラス別能力に影響してくるのは召喚方法の違いじゃないか?召喚陣の緻密さとか、注ぎ込んだ魔力量とか
士郎なんて偶々土蔵の中にあった魔方陣(しかもZero設定だとそもそも召喚用じゃない)に偶々魔力を注ぎ込んでしまったら
偶々、セイバーに縁深い事物が大量にあったために召喚に成功したんだし
あと、言峰は、魔術や武器を用いない純粋な肉弾戦だとバゼットに劣るけど、
それすら第四次聖杯戦争当時の状態ならバゼットより強いらしいぞ。
というか代行者としてシエルより弱いとは言われているけど、とり合えずバゼットと何度も渡り合ってるんだよな。
比較対象が、「埋葬機関開祖ロアの知識+魔術教会のレベルに直すと最上位の魔術師」なシエルって言うのが、
通常の人間からすればハードル高すぎると思うんだが……
>>572 つ
>>565
シエルは強いのに、アルクと秋葉が反則過ぎてね
>>567 公式で正式に言われたことじゃないから100%確実とはいわないが
ギルだけステが増減してランサーがしないってのはおかしな話じゃないか?
>というか代行者としてシエルより弱いとは言われているけど
初めて聞いた
>>575 アルクは別格として、秋葉なら勝てない事もないんじゃないか?
秋葉の能力は便利だが、閉所や特殊な環境では穴も多い。
>>577 教会から見たランク付けとしては、じゃね?
あの格闘スキルと協会とも二股かける腹黒さを考えたら、シエルにやや劣るか程度だとは思うが。
教会のランクも全然低くない、むしろ高いんだが
>>577 単純にシエルの足元にも及ばない、とされてるな
若いころの言峰だとどうなのかは不明だが
おk、俺の勘違い
>というか代行者としてシエルより弱いとは言われているけど
を
>というか代行者としてシエルは弱いとは言われているけど
と読んでしまった
すまんかった
急いで書いたので解りにくい書き方をしてしまってすみません。
とりあえず、召喚後のマスター変更ではクラス別能力は変化しないというのは確実だと思われます。
さて、現在のところ、クラス別能力の変化が確認されているのは3つ。
1、 士郎セイバー → セイバーオルタ
対魔力:A→B、騎乗:B→無し
これについてはステータス画面で、闇属性に変化したため、と明記されています。
問題は理由が明記されていない残り二つ
2、 4次ギル → 5次ギル
対魔力:C→E、単独行動:A→A+
3、 4次セイバー(切嗣) → 5次セイバー(士郎・凛)
騎乗:A→B
2については、受肉したから、という可能性もあるので、
他のサーヴァントにおけるクラス別能力変化について検討するのに適応可能な例は3のみということになります。
まあ、ぶっちゃけ4次セイバーの騎乗スキルが高いのは、対イスカ戦でアレをやるためだったんでしょーが。
考えられる要因としては、
@)召喚したマスターが違う
A)聖杯戦争の開催回数が違う
B)召喚の仕方が違う
などが挙げられます。
とりあえず、『Zero/stay night』においては@の要因でクラス別能力が変化することにします。
勿論、これは型月の公式設定ではありませんし、このスレに投下される他のSSについて何ら拘束力をもたないものです。
あくまで『Zero/stay night』ではこういうルールでいく・二次使用で損害を被っても当方は一切関知しません、ということで。
色々とご迷惑・不快な思いをさせたかと思いますので、平にご容赦を。
追伸:バゼットについては、
ココだけの話、完ッッッッッ全に忘れてた、というのはナイショだぜ?
もし私が戻って来なかったら職業:自宅警備員の魔術師に消されたと思ってください。
>>578 というか
全力で魔術使えば秋葉は余裕じゃね?
>>583 秋葉は詠唱不要だから目視可能な
距離で魔術に簡単に負けるとは思えないが?
目視できればな
状況にもよるだろ
本編みたいに夜+学校とかで視界が限られていれば余裕っぽいし
逆に昼間で遮蔽物なんて何も無い広場みたいなところだったら勝つのは難しい
なんだ
>>583は
秋葉に不利な状況で全力で魔法使えば余裕言いたかったのか
そりゃどんなキャラ相手にしても余裕だろうなwww
どんな条件下であろうと覆えせるだけの
実 力 差 なんて
赤い月だの犬だののランキングの別枠のぞいて
上位陣と呼ばれるキャラ達にあるわけ無いだろうが
>>584 シエルの性格を考えたら、ガチの戦いなら、秋葉に有利な戦場で戦うとは思えないのだが・・・。
屋内で死角を使うか、奇襲を中心とした戦いになるんじゃね?
障害物一切なしのシベリアのど真ん中みたいな場所なら秋葉の勝ちだろうが。
刃牙のキャラに例えると話がわかりやすかったりする。
えー秋葉ってバキなら克己あたりかい?
ちょwwwここまでぶっ飛んでいれば何でも許せる気がするwwww
592 :
591:2008/01/05(土) 14:11:16 ID:2DK8XDv8
秋葉に有利な状況で全力で能力使えば余裕言いたかったのか
そりゃどんなキャラ相手にしても余裕だろうなwww
595 :
583:2008/01/05(土) 16:35:25 ID:5rVWQqMq
普通に考えれば、アルトルージュを退けた初代同じポテンシャルと知識を持つシエルが
秋葉相手に魔術を最大限使用して負けるとは思えんな。
どうしてこう、型月系クロススレはクロス先が忘れ去られるんだwww
まあ誰が誰に勝つだとかは正直ここじゃどうでもいい
それもそうだな、面白ければ全て良し
これだから型月は底辺から這い上がれないんだな。
でも書き手がしっかりしているなら大丈夫。スレと住人が嫌悪されても、作品は愛されるはずさ。
ゼロ魔式の魔法も結構おもしろいんだけどねぇ
じゃあ、
>>535の「ワカメ召喚」に話を戻そうか
ある意味「完成しきっている」他のFateキャラより面白い話になるんじゃない?
しかも、女性に優しく(落とした女は例外)、規律を重んじ、不公平を嫌う(両方とも自分は度外視)
その代わり、任された事はきちんとこなし一応の筋は通すというステキな性格。
二股程度でおろおろするギーシュ如き、鼻で笑い飛ばせるだろ。ちなみに推理と探し物が得意だそうです。
問題はゼロ魔の初期なら活躍のしようも有るけど、中盤以降はサイトと同じ轍しか踏みそうに無いのだが……
それより聞いてくれ。
最近「ハルケギニア魔女っ娘大殲」なんて電波が受信されるんだ。
ファンタズムーンとかルイズが呼んだら面白くないか?
ファンタズムーンと割烹着お化けとカレイドルビーを同時召還
敵はカレー女
何そのカオス
洗脳探偵を忘れていないか?
いっそバトルムーンウォーズ銀仕様で呼んでやろうぜ。
目の前のファンタズムーンが崩れ落ちた。
「なっ、」
そればかりか、それを目撃している自分までもが、吐血し、倒れたこの瞬間まで攻撃を知覚できなかった。「カレッカレッ!私の勝ちのようですね!」
目の前のカレー魔王は微動だにしていない。ならば、攻撃したのは?
「ルイズ、無事―――」
向けた視線の先には、凶行を止めようと、何者かの足を掴む、事切れる寸前の割烹着の彼女。
足を捕まれた、掴む本人と瓜二つの少女。
間違いない、彼女が前に聞いた双子の―――だが、それより。
「ルイズ!」
今まさに、その少女がルイズの首をくびり折る寸前だということの前には、塵ほどの興味も湧かない!
「こんのぉ、腐れ探偵―――!」
間に合わなくとも、止めようと走り―――
「!?」
その凶行は、更なる乱入者に止められた。
「邪悪なるカレーに、逆に洗脳されたのですね。救いましょう、四千年の歴史をもって」
―――マーボーシスターは、当然のように君臨していた。
脳が、拒否不可の電波を受信した。蜜柑
606 :
601:2008/01/05(土) 23:20:21 ID:aib+uSgi
受信した電波を解析し、纏めてみた。
「ハルケギニア魔女っ娘大殲」詳細
前日譚
・オールドオスマンが宝石翁の弟子。本来なら遠坂家に預けられるはずだった「宝箱」がオスマンの元に
・宝石翁が月姫世界へ帰る際、オスマンに「宿題」と言って宝石剣の設計図を残していく。
・それを完成させてしまったオスマンは、宝石剣の破壊力に恐れをなして「破壊の剣」として学園宝物庫へ封印
・「宝箱」は別に何かヤバい物が入っていたわけでもなかったので収納ボックスとして学院長室で使用
・ミス・ロングビルとして学院に入り込んだフーケ。ちょっとしたウッカリで「宝箱」の中に入ってしまいカレイドステッキを起動
・その日から貴族を狙う義賊「怪盗フーケ」の噂が消え、悪徳貴族を懲らしめる愉快型魔法使い「カレイドマチルダ」の噂が
本編
・ルイズが召喚するのがサイトなど主役達はさほど変わっていない
・シエスタの服装がなぜか割烹着。聞くとお世話になった魔法使い「アンばあさん」が「誰かに仕えるなら割烹着が一番」と言ったらしい
・強制イベント「ギーシュとの決闘」でサイトが意地を見せるが結局ワルキューレ七体相手にボコされる。
そこにローブと竹箒を持った「マジカルアン」が参上。ギーシュフルボッコに
・カレイドステッキの隙を見て、潜伏先で宝箱に封印することに成功したフーケ。本業に戻る為、宝物庫から「破壊の剣」を盗み出す。
・強制イベント「フーケ討伐」発生、小屋の中で宝石剣を見つけることに成功。
・一緒においてあった宝箱に施された封印をルイズが破ってしまいカレイドステッキが解き放たれる
・そしてフーケ戦。苦戦するサイトの元に駆けつけるルイズ。攻撃から庇われるときに流れた血で契約され「カレイドルイズ」爆誕
その他にも、タルブ村郊外にあるゼロ戦を収めた祠が「遠野家地下王国パート2」になっていたり、
そこにあるのがゼロ戦じゃなくて量産型メカヒスイとその開発プラントだったり……
外伝
・ジョセフが呼び出したミョズがアル……ゲフンゲフン、ファンタズムーン。吸血鬼駆除や翼人討伐など力で解決。
ファンタズムーンが活動するたび、ジョセフに多大な精神的ダメージが
纏めてみて気付いたんだが後半gdgdになること請け合い……そして自分の文才のなさが憎い……
607 :
601:2008/01/05(土) 23:24:00 ID:aib+uSgi
失礼、ジョ「セ」フじゃなくジョ「ゼ」フだった。
なにゆえ世を疎んだ王様が波紋疾走したり透明人間引き取ったりせにゃならんのだ
成長して英霊となったセイバー才人と現代才人がルイズを巡ってバトルするSSって誰か書いた?
「悦べ、書くのは君だ」
ルイズが10年後くらいの自分とサイト召喚しちゃって
契約するのならあっちの偉そうなのよりこっちよね従順そうだしって契約しようとして
ルイズ(大)とルイズ(小)がサイトを取り合うっていうのなら妄想したことがある
間違いなく再提携
ワカメもルイズも魔法が使えないから
座学にひたすら打ち込んだ経験ありだから
ある意味魔法理論の討論に花が咲くかもしれないな
でもワカメのルーンがガンダってのはなんか合わないような気がする
慎二が虚無の使い魔になるならミョズが合いそう。
あともし仮に才人がサーヴァントとして聖杯戦争に喚ばれるとしたら、
セイバーよりはライダーっぽくないかな?
いやゼロ戦乗ってたりとか、13巻の
ガンダールヴの槍=才人の世界の最先端兵器
のイメージからなんだけど。
キャスターとアサシン以外なら全部該当しそうなもんだ
>>601 平民の女の子にビンタされて許せるような
度量はワカメにはないだろう
序盤で凛に「僕が部長」とかすぐにバレる嘘をついたりと、
けっこう可愛げのあるやつだぞ、あいつは
>>613 まあアーサー王も槍や名馬のスタリオン持ってるしね
「ペガサスの生みの親だから」でライダーになれるんだし、
そこら辺は曖昧だよな
>>614 ワカメは女の子からビンタされるようなヘマは踏まないと思うぞ?奴の女子限定交友能力は伊達じゃない。
あの性格の悪さを隠していないのに女生徒の取り巻き連れてる時点でヤバいと思うんだが
まあ、やられたら確実に怒りそうだけど、凛にベアクロー喰らった後どうだったっけ?
気絶しましたw
>>612 ガンダとミョズは動かすとあとでこまるぞ
ガンダはロマリアに行くと13巻設定で聖地侵攻が始まりかねないし(使い方わかっちゃうから)
ミョズがジョゼフのところにいないと多分陰謀のレベルを下げざるを得ない(レコン・キスタとか)
結局、魔法アイテムは使えず幻獣を従えられるわけでもないのが慎二ぽいと思うだけだが
征服王が理想郷で召喚されたようです。
>>619 出だしとしては悪くない気がする。
とりあえずは今後に期待。
じゃあ次は魔剣ワカメか
某漢の味方が召喚されるのを幻視した。
隙あらばルイズを抹殺しようとしたり、執拗にワルドやウェールズを狙ったり……
酷い話だ……
続きが楽しみな作品だったな
すまん。
理想郷なるサイトが見付からないので アドレス教えてくれ ないか
>>625 理想郷を英訳したのをぐぐればでてくるよ。
あ、小文字のアルファベットでね。
ユートピアじゃない方な。
色々な武器が出てくる可能性があるわけだが、Type-Moonだと何があるかな。
名前しか知られていない武器は無しで。
一部除く宝具全般及びサーヴァントの武器、アゾット剣、暗殺大陸、ヴィマーナ、F-15J及びC、黒鍵、第七聖典
zero等の銃一式、切嗣のトンプソン・コンテンダー+魔弾(切嗣以外が使っても効果あるっけ?)
カレイドステッキ、宝石剣ゼルレッチ、ファンタズムロッド、マジカルアンバーのホウキ、斬撃皇帝
マーブルマ・ランドセルー、マグダラの聖骸布、七つ夜、皆殺しバルカン、アインツベルンのハルバート
メカ翡翠、バーサーCAR、虎戦車、虎竹刀、九字兼定、ブラックバレル・レプリカ
適当に羅列してみたが、カオスwww
題名予想して探したら行けました。
どもどもでした。
>>628 マグダラの聖骸布や宝石剣は武器なのか?
宝石剣ってもともと並行世界の覗き穴あけるための道具だったと思うんだけど
宝石剣は第二魔法の触媒、だったはず。
ミニチュアのレプリカが暴走すれば、ありとあらゆる可能性が起こりうる世界が生まれる可能性もあるらしい。
>>630 使い物になる程度の投影を士郎ができたってことは
一応剣認定はされてるんじゃないか?
普通は棍棒として使うしかないが、凛かその子孫なら小エクスカリバーとして振り回せるし、
もしかしたらガンダールヴでも起動できるかもしれん
>>632 宝石剣は魔道具だからミョズじゃねえか?
ぶっちゃけるとガンダールブだと宝具を発動できるかどうかも疑問
どっちかと言えばアレは第四次バーサーカーの宝具に似ているっぽいんだが
定期age
デルフみたいに剣であると同時に魔道具でもあるのでは?<宝石剣
理想郷ネタとなるとルイズだけでなくタバサ、キュルケ、ギーシュ、モンモン、マリコルヌの召喚した使い魔がみんな並行世界の才人だたり
ハルキゲニアって、ヨーロッパ辺りをモチーフにしてるみたいだけど
縁深い英霊っているかな。もちろん大幅に違う部分があるのは眼を瞑って。
ガリア=フランス?:関連=第四次キャスター……この国、劇物指定だな
ゲルマニア=ドイツ
アルビオン=イギリス辺り:関連=セイバー、第四次バーサーカー、両ランサー?
トリステイン=オランダとかベルギー:関連=
ロマリア=イタリア、バチカン:関連=教会……やべ、カレー魔王の居城か
クルデンホルフ=ルクセンブルク?
聖地=エルサレム?関連=真アサシン?
セイバー以外、無理やりな感じですね
百年戦争が起きるまでは、
フランクとイングランドに大きな差は無いので区分自体が意味無いかと。
例えば、アーサー王にしても別名であるアルトゥース王は大陸騎士だし、
第4次バサカも本来は大陸騎士だし
同じケルト系だしね
>>638の補足
100年戦争でイギリスがフランスによって大陸から叩き出されるまで、現在のイギリス(要するに島)は
イギリスにとって後方基地のような位置付けであり、ノルマンディー(フランス北部)のイギリス領が本国のようなものだった。
100年戦争は、ジャンヌダルクとかが出てくる、それ以前からだらだら100年近く続いていた戦争な。
今更ながらFate/Zero4巻を読んだ。
イスカンダル…あんた漢や…
バーサーカーの正体も、あっちの方だとは思わなかった。
ギルはまあ、ギルだった。
セイバーは…南無(-人-)
セイバーの騎乗スキルが本人の他スキルと併用でガンダールヴ並みに異常すぐるorz
あそこまで大活躍してるのに何で本編ではバイク要求しなかったんだよ
あ、それとバーサーカーさんの武器なら何でも使いこなせるスキルが鬼すぎる
つーかただの伝承補正でコレなら、型月風の補正がかかった場合ガンダールヴってどんだけ鬼化すんだよww
>>635 でも、あれはデルフ自身が魔法を吸収したり、それを元に使い手を操ったりしてるんじゃないか?
実際、奴自身が思い出さなきゃ能力を使えなかったわけだし
ゼロ魔世界の竜って、型月世界的にはどの程度なんだろうか
人間に飼いならされて軍馬扱いのヤツもいるから、型月世界のドラゴンの足元にも及ばない類似品くらいじゃない?
韻竜クラスが型月竜相当じゃないか?
韻竜とかの中でも、やはり数千年単位で生きてる超大物とかが該当しそうだな
普通のは空飛ぶ大トカゲ、騎乗スキルAどころかCでも十分だろ
きゅいきゅいは……食べ物があればスキル無しでも大丈夫かも
そんな事は型月世界に転移させて見なければ分からないと思う
分からないと思うが、型月世界が竜認定したらドデカイ補正が憑くかもしれない
型月補正ついたら竜騎士とかもう最強だな
つまり少女召喚士に二股かけてる某雷様の義理の息子が無双をすると……
オレには東方の聖地=エルサレム=オスマントルコのイメージがある。
水面下でガリア(フランス)と秘密協定結んでたあたりとか。
新参者です。
15分に投下してもよろしいでしょうか?
どうぞ
654 :
ゼロの白猫:2008/01/11(金) 23:16:08 ID:EynvNGFc
では投下します。
幾度もの失敗の果てに、爆発して巻き起こる煙が晴れた後に鎮座していたのは。
猫だった。
「や、やった! 遂に使い間の召喚に成功したわよ!」
「「「な、なんだってーーー!?」」」
ころしてでもうばいとる。
という考えがルイズを取り巻く生徒たちの頭に浮かんだかどうかは第三者にとっては定かではない。ぶっちゃけどうでもいい。
まあそんな考えが浮かんだ可能性はゼロといっていいだろう。ハルゲギニア大陸のトリステイン魔法学院の生徒たちは皆使い魔の召喚に成功し、ただ一人残ったルイズの度重なる召喚失敗に飽き飽きしてもう帰りたいと思っていたところなのだ。
兎に角、ヴァリエール公爵家が三女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは『サモン・サーヴァント』に成功したのだ。
「何度も……何度も失敗したけど、こんな綺麗な白猫を……!」
利発そうな子猫だった。
小さいながらもきりっとした体躯はどこか気品のようなものすら感じられる。見るからに手触りの良さそうな真っ白い毛並みに瞳だけがルビーの様に真紅だ。そして首に巻かれたこれまた白いリボン……
「……リボン?」
そう、白猫の首には野良猫にはない、誰か人間に着けられたと思しき白いリボンが巻かれていた。
「なんだよルイズ! 呼んだのは何処かの誰かの飼い猫かよ!」
「うぅううるっさい! 例え誰かの飼い猫だろうと私が呼んだからには私の使い魔なの!」
「……ちょっと失礼しますよ、白猫さん」
ひょい、と頭部の寂しいコルベール教師が白猫を持ち上げる。その際じたばたと白猫は暴れたが、コルベールは力づくで抑え込んで全身をくまなく視姦する。
「……大丈夫のようですね。この猫には使い間のルーンはありません。誰かの使い魔ということはないようです。ミス・ヴァリエール。どうぞ契約の続きwぁいたぁ!」
噛み付き、猫爪、後ろ回し蹴りのコンボが鮮やかに決まる。猫好きの皆さんならお分かりだと思うが、猫の爪の鋭さは馬鹿にできない。血が出ます。
お怒りの白猫(雌だった)は華麗な連激を決めると、とっとと捕獲者の腕から離脱する。そのまま遠くへ走り出しそうな白猫をあわててルイズは捕まえる。
「ま、待ちなさい! まだ『コントラクト・サーヴァント』が終わってないっての!」
危なかった。ちい姉さまこと、カトレアになついていた猫に逃げられた経験がなかったらルイズも逃走を許していたかもしれない。召喚しておきながら契約せずに逃げられました、なんて笑い話にもならない。
『サモン・サーヴァント』で自分に相応しい使い魔を召喚、そして『コントラクト・サーヴァント』で呼び出した使い魔と契約する。この二つを経て召喚の儀は完成するのだ。
この使い魔の召喚、契約は失敗できない。しくじれば問答無用で留年の運命まっしぐらなのだ。猫だけに?更にルイズにとっては自分の不名誉な渾名を払拭する絶好のチャンスでもある。必ず成功させねばならかった。
興奮して鼻息も荒いルイズだが、そんなルイズに両腋から持ち上げられた白猫は、意外にもおとなしくしていた。ただじっとルイズを見ていた。真っ赤なその眼で、まるでルイズを吟味するかのように。
そんな猫の瞳に違和感を覚えるルイズだったが、ちんまりとした猫の愛らしさ、しっとりさらさらと滑るような手触りの滑らかさ、何より生まれて初めて魔法が成功した歓喜には些細な事と、いざ使い魔との契約に臨む。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
契約の呪文を唱え、白猫のω口へ唇を付ける。ノーカウントのファーストキスの感想は、猫の鼻って湿ってるな、だった。
「……」
その間、ずっと猫はおとなしくしていた。が、しばらくしてばたばたと暴れ、ルイズの手から逃れてのたうち回る。使い魔のルーンが体に刻まれているのだろう。直接体内に呪を書き込むので対象にはそれなりの痛みが走るのだ。
「……ッ!」
ようやく治まったのか、白猫がふらりと体を上げる。白猫の胸部には使い間の証のルーンが確かに刻まれていた。
「ふむ、珍しいルーンですな」
白猫の攻撃から立ち直ったコルベールは白猫の胸のルーンを興味深げに眺め、さらさらと書き留める。猫は突然の激痛に警戒を強めたらしく、尻尾と全身の毛を逆立たせてコルベールやルイズを睨んでいる。
「痛かったのは分かってるわよ。でもそういうものなんだからしょうがないじゃない」
悪いと言いつつも謝罪の言葉を述べないのは貴族の気高さ、あるいは傲慢さからくるものか、はたまた彼女の気性故か。
「さて、これで全員無事に使い魔の召喚が終わりましたな。みなさんご苦労様です。では、これにて解散!」
コルベールの終了の合図で生徒たちは「ようやく終わったか」という安堵の元、ふわりと浮いてそれぞれの部屋へ向かっていく。そんな生徒たちを白猫はただでさえ大きい瞳を真ん丸にして、ルイズへの怒りも忘れたように見つめている。何か驚くことでもあったのだろうか。
「さあ、私たちも行くわよ」
そう言ってルイズはひょいと白猫を持ち上げ、両腕を胸の下でしっかり固定させ、その上に猫を乗せる。腕と胸で作られた簡易ベッドだ。猫は自分の体をべたべた触られることを習性として好まない。そんな猫をおとなしく運ぶためにカトレアが行っていたのがこの抱き方だ。
このやり方なら猫に触られることに対する不快や警戒感を抱かせることは少ない。抱いている方は猫を撫でることはできないが、かりかりと喉や頬を掻いてやることはできる。
抱き方が功を奏したのか、ひとまず腕の中で白猫はおとなしくしている。すたすたと自室に向かうルイズの腕の中で、白猫は両目に二つの月を写していた。
「さて、私はルイズ! ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ! まずはあんたの名前を決めないとね!」
使い魔の召喚と契約が成功して――ルイズにとっては生涯初の魔法成功である――上機嫌のルイズが部屋に入って宣言する。
「どんな名前がいいかしら? 白いからシロ……じゃ安易すぎるわね、なんか犬っぽいし。じゃあヴァイスとか? でもなんか雌向きじゃない響きね、コレ。いっそ赤い目だしルビーとかスカーレットとか言うのもいいかも……」
現在のルイズの状態を形容すると、まさに有頂天と言う言葉が当てはまるだろう。懸命に自分の使い魔を名付けようとするルイズだったが、その時ふとこの猫が何処かの飼い猫である可能性を思い出した。
「リボンに名前とか書いてないかしら?」
首に巻かれたリボンを調べてみるが、名前はおろか飼い主の手がかりになりそうなものも何一つなかった。
(ひょっとして捨て猫とか?でもこんな可愛い猫を捨てたりするかしら……)
しばらく思案したが、結局結論は使い魔の契約を交わした以上、飼い主の元に戻してやることはできないだろう、ということだった。
「いい? あんたが何処の飼い猫だったかは知らないわ。でも私の使い魔になったからには今までのことはスパッと忘れて私のために働いてもらうからね!」
盗人猛々しいとも取れるこの発言に白猫は半眼で主人を見つめている。
「うーん、名前どうしようかしら。寝る前に名前だけでも決めときたいんだけど……」
何故か猛烈な眠気がルイズを襲っていた。失敗とはいえ魔法を相当使い続けたことと、初めて呪文が使えた興奮から来た疲れだろうか、と思いながらルイズはベッドに腰掛け、そのままくたりと横になってしまう。
「だめよ……だめ駄目……この猫に立派な名前をつけてあげるんだからぁ……」
ベッドの柔らかさに受け止められて夢の中へ旅立とうとしている少女は、
(そんな事考える必要はないわ。私にはちゃんと名前があるもの)
と、聞いたことない誰かの声を利いた気がした。
wktkしてるぜ
657 :
ゼロの白猫:2008/01/11(金) 23:17:57 ID:EynvNGFc
「……ここ、ドコ?」
ルイズがまず発した一言だった。
トリステイン魔法学院の自室のベッドにいたはずが、気がついたら白一色の世界に立っていたのだ。呆然とするのも無理はない。
そこは雪原だった。見渡す限り純白の世界。遠くには木々が生えているが、これまた雪に覆われている。ルイズの後ろには自身が示してきたと思しき足跡のみが続いていた。
だがその足跡は地平線から続いており、どこから自分が歩いてきたのか、どこまでこの雪原が続いているのか見当もつかない。そもそもルイズには歩いてきた、という実感すらないのだが。
雪があることから現在地がアルビオンということも考えたが、その仮説は空を見上げたときに粉砕された。
天頂にかかる月が『一つしかなかった』のだ。
ルイズの、いやハルケギニアの世界において空の月は二つである。天空の月が増えたり減ったりするなど聞いたこともない。ありえない状況が重なりすぎ逆に冷静になるルイズの頭の中で、これらの状況を全て説明できる答えが浮かんだ。
「そっか、コレ夢なんだ」
「ええ、その通りですわマスター」
独り言に答えを返されぎょっとして声のした方を向く。
いつの間にか、この雪原と同じ色を纏った幼女が立っていた。
外見からして年齢は10歳前後といった所か。身長はルイズより10サントは低い。しかしてその体つきに反し、幼いその顔に浮かぶのは妖艶ともとれる、妖しい大人の表情だった。
上から下まで白一色の上着と靴下、ブーツに、上着の下の肌着と一体となっているスカートのみが黒。頭には大きなこれまた白いリボンが付けられており、胸あたりまでの長さの銀色の髪を彩っている。その髪から覗く三角形の耳。
「え、エルフ!?」
人間よりも長い尖り耳はエルフの代表的な特徴。そして人間とエルフの関係は極めて悪い。白い幼女の尖った耳に気づいたルイズは警戒態勢をとり、いつの間にか手にした杖を向けていた。そんなルイズの様子を幼女は冷めた目で見つめていたが、
「貴方が言うエルフがどんなものなのかは知らないけど、私は夢魔よ。エルフじゃないわ」
と答えた。
「む……夢魔? それにさっきマスターって……」
エルフではないと言われて少しだけ落ち着いたのか、ルイズは目の前の幼女に言葉を投げる。その言葉を受け取った幼女はスカートの両端を摘んで広げ、恭しく一礼した。
「この姿では初めまして、マスター。私、夢魔のレンと申します。以後お見知り置きを。今宵お互いのことをよく知るためこの席を設けさせていただきました。急なお呼びだしになったことをお許し下さいまし」
その発言に、ルイズは混乱している頭を何とか整理して会話を繋げる。
「夢魔……って言ったわね? ってことはこれは、夢? あんたがこの世界……っていうか夢を作ったって言うの? あとマスターってなによ? 私は夢魔の主人になった覚えなんてないんだけど」
「まあ冷たい。自分の方から接吻しておきながらその言い分は傷つきますわ」
「は? 何訳分かんないことを……」
言っている内にルイズは気づいた。
この幼女――レンといったか――の白一色の容姿に紅い瞳。更にルイズから口づけしたと言い、自分をマスターと呼ぶ存在。これらのことを総合すると、思い浮かぶのは。
「あ、あんた……まさか」
「お察しの通り。先程貴方に胸にルーンを刻まれた白猫で御座いますわ」
うっすらと笑みを浮かべながらレンはルイズに答える。
だがルイズはその笑みを見てもちっとも安心することはできなかった。レンが浮かべている笑みは暖かみがある笑みではない。逆に向けられた者に警戒心を抱かせる類の笑みだった。
658 :
ゼロの白猫:2008/01/11(金) 23:18:48 ID:EynvNGFc
「さっきはとっても痛かったわ。呼び出した相手に了承も問わず問答無用で体にルーンを刻むんだもの。なんて非常識。まあ別世界なら互いの常識が食い違うのかもしれないけど」
「いや、それはしょうがないじゃないの。痛かったのは悪かったと思ってるけど……別世界って何よ?」
「今言った通りよ。私は月が一つしかない世界から来たの」
上を指さしながらレンは言う。その先には先程見たとおり、一つだけの月が鎮座しており、雪原を淡く照らしていた。
「いや、これはあんたが作った夢なんでしょ?なら月を増やしたり減らしたりできるんじゃないの?」
「面白いことを考えるのね。けど今いる世界は私の世界よ? 苦労してわざわざ月の数をいじる必要が全くないわ。私の世界に矛盾を作っても居心地が悪くなるだけじゃない」
「だけじゃない、といわれても……分かんないわよ」
「それに貴方達、さっき何の臆面もなく魔術を使ってたじゃない。空を飛ぶ、なんて目立つことを何の躊躇もなく。私が居た世界ではあり得ないわ」
「はぁ? なんで魔法を使うことを躊躇しなきゃいけないのよ? あと魔術じゃなくて魔法よ、ま・ほ・う!」
「そう言う発言があるからここは別世界だと分かるんだけど……。あ、貴方は確かに魔法使いと言えるのかもしれないわね」
何がおかしいのかレンはくすくす笑っているが、ルイズにとっては何を言っているのかちんぷんかんぷんで、誉められているのか貶されているのかも分からない。レンは一応誉めているようだが。
「ところで、いつまでその格好でいるの? 立ったままというのも何だし、座りなさいな」
レンはそういって傍にあった椅子に腰掛ける。ルイズは仰天した。つい先程まで確かにそこに椅子など無かったからだ。
「あ、あんたその椅子どうしたの!?」
「座りたかったから出しただけよ。驚くことじゃないでしょう? ここは夢の中なんだから。貴方だって必要なときに杖を出せたでしょう?」
そういってルイズにも椅子を勧めてくる。この椅子の出現もルイズは知覚できなかった。釈然としないながらもレンと向かいあって座る。
レンは椅子の肘掛に左腕を置き、右肘を立てて右手に顔を乗せ、右脚を大きく回して足を組む。組んでいる最中もルイズから下着が見えたりはしない。絶対領域である。
正に悪女のポーズだが、見かけと性格が比例していないこの幼女は恐ろしくサマになっている。しかしまるで使い魔らしくない。この態度ではどちらが主人かわからないではないか。憮然とするルイズが何かを言う前にレンが先に話しかける。
「それで……ええっと、ルイズだっけ?」
「そうよ。って様を付けなさいよ使い魔」
「覚えてたらね? それで使い魔と言っているけど、貴方は私に何を望むの?」
「そうね、使い魔は主人と一心同体の存在よ。まず主人の目や耳の代わりとなることができるわ」
「感覚の共有ね。こんな感じかしら?」
レンが何かを呟くと、いきなりルイズの右目にルイズ自身が写った。
「こ、これってレンの!?」
「ええ、私が見ている物よ」
自分の視界が左右異なっている事実に驚愕しながら喜ぶルイズ。だから、自分がレンと視界を共有したのではなく、レンが自分と視界を共有させたという事実にこの場で気が付くことができなかった。
「やるじゃない!さすが私の使い魔ね! 他には、マジックアイテムの原料になる苔とか、硫黄とか、もしくは秘宝とかを見つける能力を持った使い魔も居るわ」
「そういうのは専門外ね。ルイズの魔術は『作ること』が得意なの?」
「……いや、そういうわけじゃないけど」
「なら不要ね。良かったじゃない」
「……まあそうなんだけど」
ルイズの場合、作ることに特化していないだけではないことが問題なのだが。その部分は誤魔化して次の質問を出すルイズ。
「後は主人の身を守ることよ。これが使い魔にとって一番の役目となるんだけど……」
ルイズはレンをじっと見つめる。自分より身長も体の起伏も小さい幼児体系の使い魔。とても力が有りそうには見えない。
まして猫の時ではメイジはおろかその使い魔にさえあしらわれるだろう。それでも一縷の望みを託して聞いてみる。
「レン、あんた戦う事ってできる?」
「余り得意じゃないわね。前に仕えてたヤツは護衛なんて必要ないスペックを有してたし」
「……やっぱり、元の主人が居たのね?」
レンに別の主人が居たことを確信し、予想していたとはいえルイズの顔が曇る。レンが首に巻いていた、人間の姿の今は頭につけているリボン。
あの装飾品は以前に別の主人が居たことの証明だったのか。それなら自分はこの使い魔と主人の中を引き裂いてしまったことにならないか――
「居たわ。三行半叩き付けてやったけど」
「へ?」
「そしたら腹いせとばかりに追ってきて。逃げてる途中で鏡みたいなのにぶつかったら貴方の前に出てきたわけ。いいタイミングだったわ」
「ええ?」
「私としては紳士的な男性が新しい理想のマスターだったんだけど、危ないところを助けてもらったようだし。使い魔の契約を了解したわけ」
「……」
三行半、というのがルイズにはよく理解できなかったが、つまり前の主人とは仲違いした、ということだろうか。
「ええーっと……その、前の主人のことはほっといていいわけ?」
「全く問題ないわ。元々契約だけで仕事なんて無かったもの。流石にあのバケモノも異世界へ渡る術なんて持ってないでしょうし、宝石の老体の助けでもない限り追ってくることもないでしょうね。それで、いつまで使い魔の契約は続くの?」
「私かあんたのどちらかが死ぬまでよ」
「一生ものの契約、ね。死ぬ意外に解く方法は?」
「無いわよ。解除の呪文なんて無いわ」
「……そうなると、召喚した者を召還する魔法も無い、なんてオチ?」
「ええ、そうよ」
この答えにレンは考え込む様な仕草をする。そんな様子に気づいているのかいないのか、ルイズは話を進める。
「とにかく、私の使い魔になったんだから帰るなんて事は良いでしょう? その怖いご主人様にも会わなくてすむんだし」
「……確かにあの怪物には会いたくないけど、もう向こうに戻れないというのはちょっとね。アイツとの決着も付いてないし。本当に元の世界へ帰る方法は無いの?」
「だから無いってば。第一別の世界から来たっていっても信じられないわよ」
ルイズにしてみればレンの言うことは突拍子もなく、すぐに鵜呑みにすることは不可能だった。 この使い魔は恐ろしく珍しい種族であると言うことは理解できたが、月が一つしかない世界から来た、と言われても信じられるわけがない。
自分が育ってきた世界の常識を捨てて『はいそうですか』と言えるルイズは思考停止しているわけでもなく、また頭が柔らかいわけでもなかった。 そんなルイズの言い分に、レンは一つ溜息をついて話を続ける。
「……分かったわ。とりあえず行く当てもないし、契約もしてしまったし、貴方の使い魔になってあげる」
「何であんたが偉そうなのよ。ご主人は私でしょうが!」
「その代わり、ルイズ」
「だから主人を敬いなさいっつーの!」
「短気ね、それじゃ一人前のレディには程遠いわよ?」
「あんたねぇぇぇえ!!」
「落ち着きなさいったら。とにかく、貴方の使い魔になるし、仕事もやってあげる。けど、その代わり貴方も主人としての役割を果たし、私を養うこと。それと私が元の世界へ行き来する手段を探すこと。これが条件よ」
「だからそんな方法聞いたこと無いってば」
「貴方が知らないだけで他の人が知っている可能性もあるでしょう? 兎に角調べなさい。でないと……」
「でないと、なによ」
聞いてくるルイズに、レンは目を細め、唇を三日月のように歪め、囁く。
「吸 い 尽 く す わ よ」
660 :
ゼロの白猫:2008/01/11(金) 23:20:11 ID:EynvNGFc
なにを、とは聞けなかった。いや、分かってしまった。何を、ではなく、何もかも吸い尽くす。後に何も残さない気なのだ、と。宣告されたとき、直感で分かってしまったのだ。まるで蛇ににらまれた蛙である。逆らっても無駄な、圧倒的なナニカ。
今更のようにルイズは思う。ひょっとして目の前のこの幼女は、自分の想像もつかないほど恐ろしい存在なのではないか……!?
「……あ」
声が出ない。悲鳴を上げることもできない。まして呪文を唱えることなんてできない。そんなことをしたが最後、一瞬でルイズの人生は終わる。助けを呼ぼうにも、ここは夢の中だという。そんな所で誰が助けに来てくれるというのか―――
「ちょっと、別に今吸おうとしてるわけじゃないわよ? こんなので怖がってたらこの先やっていけないわよ?」
プレッシャーが霧散した。
レンはくすくすと笑っているが、ルイズはそれどころではない。全身を冷や汗が伝い、体温が明らかに下がっている。
ルイズはようやく理解した。こいつは危険だ。夢魔、といっていたがそのとおりだ。魔性の存在だ。しかも今になるまでそのことを悟らせなかったのだから始末が悪い。その辺りはルイズの人生経験が足りないせいかもしれないが。
「……わ、わかったわよ、明日から先生達に聞いてみるわ」
「結構。正式に契約成立ね」
その言葉と共に辺りが薄暗くなってゆく。驚くルイズだが、ぼやけていく世界の中ではうまく行動できない。
「安心なさいな。目が覚めようとしているだけよ。それではごきげんよう。起きたらまた貴方の部屋でお会いしましょう」
「ちょ、ちょっと待っ―――」
ルイズの制止の声は、世界と共に暗闇に呑まれてしまった。
661 :
ゼロの白猫:2008/01/11(金) 23:22:16 ID:EynvNGFc
以上、投下しました。
「MELTY BLOOD Act Cadenzay」より白レン召喚です。
次はいつか分かりませんが、できる限り早く書いていきます。
最後に、兄貴の人スイマセン、どうしても書きたくなってしまったので被っていながら書いてしまいました。
乙なんだぜ
にゃーん!
というか、ハルケギニアなら夢魔くらいいそうなもんだが、と思った俺もいる
ゲーム版の2作目に普通にいたZE
月はたしかに2つあるけど重なって1つに見えることもあるんだぜ、という乙
きたきたー
新作乙、このスレはちょくちょくのぞいてるんだが
やっぱり更新少ないなー
本スレがあるんだし仕方ないとは思うが。
俺もよくチェックしにくるけど
本スレの更新速度が異常に早いってのもw
そういえば魔眼の人最近見ないなぁ
本スレ=多種多様な作品が投下されるための更新速度
ここ=型月のみゆえ更新低速
正直、人気が高すぎる故に単作でスレ立ってるジョジョゼロスレとは訳が違う
人気大長編でも出れば、流れが変わるかもね
ここも決して過疎スレってわけじゃないよな
人は居るだろう。
投下と話題が少ないだけで…
本スレが異常速度なだけだろ 常考
週一でレスがあるだけ十分過疎なんかじゃないよ
大体俺ら考察話題になると、投下なくてもそれだけで50レスとか普通に行くしな。
まあココは時間の流れが他とは違うのだよ。
話題の四分の三が設定談義だけどなw
676 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/12(土) 22:43:42 ID:0kfqU1df
はじめまして。
志貴がルイズに召喚された、という設定でくだらない子ネタを
書いてみたのですが23時00分ころに投下してもよろしいでしょうか。
↑
sage忘れていました。すいません
どーぞどーぞ
短いですが投下させていただきます
――――――ふと、目が覚めた。
暗い部屋。
部屋の中にはベッドの上で眠るルイズしかいない。
寝汗が気持ち悪いから
風呂に入りたくて庭にでた。
魔法学院の庭はすごく広くて
まわりは大きな大きな建造物に囲まれて
建造物の壁は高く・高く
大きな鍋も置いておいた。
それは まるでどこかの風呂場みたい。
ぱちぱち と焚き木が燃えて
はやく五右衛門風呂が沸かないかとわくわくした。
遠くでいろんな音がしている。
くろい木々のカーテンの奥。
森の中で フクロウが静かに鳴いている。
風呂はまだ沸かない。
がまんできずに ぬるま湯に飛び込んだ。
すごく、ぬるい。
中途半端な温度が 体温を奪っていく。
ただ、ぬるい。
下半身の自分自身も、
伸びるべきか縮むべきかが わからない。
声のした方を見ると。
そこにはシエスタがいた。
エプロンドレスというかっこう。
わりと大きなむね。
おもむろに 脱ぎ始めたメイド。
―――わからない。
風呂に入るためにシエスタがやってくる。
――――よく わからない。
けれど誰かがやってきて
シエスタにドロップキックをくらわせた。
―――オレは主人公属性だから よくわからない。
ふわりと。
桃色の髪が夜風に揺れた。
ピンク。
カー○ィみたいに ピンクの髪。
カタカタ嗤う少女。
その ご主人さま という人は
ゆっくりと杖を振り上げた。
支援
あれ、終わり?
どうしても最後の書き込みが反映されない・・・。
まだ投下終了なわけじゃありません。時間かかってすいません。
おう
待ってるぜ
――――――ほんとうに よくわからないけれど。
ただ逃げたくて。
でも服を着ていないから風呂から出れなかった。
目にまばゆい光が沁みてくる。
眼球の奥に染み込んでくる。
風呂が沸くのを根気良く待っていれば こんなことには。
夜空には、月がある。
すごく不思議。
どうしていままで気がつかなかったんだろう。
―――なんて、ヌルイ―――わるい、ゲンジツ。
ああ―――気がつかなかった。
今夜はこんなにも
つきが、ふたつ───────だ────
投下終了です。お騒がせしました。
月姫(原作)のOPの改変のつもりです。
>>686 月姫クロスを書く奴は大抵酔ってるよな
文章も志貴も
いいよいいよー
(自分に)酔わないでSS書けるヤツなんていないヨ
そして志貴に噴いた
酔わなきゃ書いて投下できねーよ
そもそも月姫の場合原作文体そのものが酔って(ry
そうか。だから誤字が多(ry
投下前→うはwwww俺文才ありすぎwwwww
投下後→ちょwwww何この文章wwwww欝だ死のうwwwww
酔いから醒めたときの絶望感は全世界統一
酔ってるからこそのSS。でも志貴は常に酔ってるから扱いが難しいんだ
投下前に日を置いて推敲せなあかん
夜時間空いてる時に書く
ぐっすり眠る
起きて頭がスッキリしてる時に見直す
死にたくなった
こうか
その通りでございます
お美事に御座います
だがそれでも勿体無いから投下なんだ
俺は練習板に投下して血反吐ぶちかました記憶あるOTL
むしろ逆にルイズにじゃなくて
Fateゼロでサイトがサーヴァントとして間桐家に召喚されているじゃん
しかもルイズと同じくまたしても、嫉妬深い奴に召喚されているし、タイトルにも同じくゼロがついているし
能力同じで騎士だし
そーいや昔、才人が桜にライダーとして召喚されたらなんて考えた事があったな。
正義の味方縛りって事で
ランサーは某偽善者の騎兵槍使いで
ダメットさんや桜抱えて遠坂邸に逃げ込んで士郎達と共闘ってな。
ついでにアサ次郎の代わりに某子供先生出したれとか
エクスデウスマキナ兼アーチャーとしてご幼少のみぎりの白い魔王出したれとか
…………妄想垂れ流すだけで到底書けやしない俺を殴ってくれorz
┏━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ なぐる ┃
>>701がなぐってくれといっている┃
┃ かわいがる(アッー) ┃と゛ うする?▼. ┃
┃ 頭なでなで ┃ ┃
┃→ 掘る ┃ ┃
┗━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┛
それ普通に聖杯戦争がはじまらねぇ!!!11
>>701 ランサーだと思っていたら実はバーサーカーだったりしないか、それ?
>>701 ケツだしな、ファックしてやる・・・・。
>>701 デウス・エクス・マキナだ。順番を間違えると妙な意味になる
虚無の続き読んでて思ったけど、何かと理由つけてルールブレイカー無しにしないと根本的にダメだったんだな
>>708 しかし最盛期として黒核鉄時代のまま召喚
デウス・エクス・マキナは英語でGod of Machineだったと思うから、
>>701だとof God Machineになる気がする
上連雀三平作品のごとく数珠繋ぎになってる
>>701>>702>>705>>706 が思い浮かんでしまったじゃないか。
どうしてくれる。
>>708 バーサーカーとして子供の悲鳴だけには我慢がならない人形破壊者を召喚したらさらに戦闘が起こりづらくなるな。
作品が投稿されにくいのって……
設定の矛盾とかは、クロスオーバーだしちょっとなら―――
でも、それは型月の場合許してくれる人が少なそう
こんな人が多そうだけど気のせい?
型月に限らないけど、設定に厳しい人って理想郷のSSとか読めないよな
設定の多少の矛盾はおもしろければスルーできるだろう。
ただ、おもしろいというのが一番難しいだけ
713 :
708:2008/01/15(火) 07:01:22 ID:fZAD8dJQ
>>710 >バーサーカーとして子供の悲鳴だけには我慢がならない人形破壊者召喚
アーチャーに手が出せなくて拘束→同盟フラグ?
言峰とのガチは見たいけど。
だがバサクレスまでいなくなると、
この面子の中では浮き過ぎなキャス子さんがさらにヒドい事にw
聖杯っ娘達の治療要員兼偽アサとのコント要員に考えてたんだが
>>711 最近までWikiも無かったし、ここが軌道に乗り始めてから書き始めたなら投下はまだ先なんじゃないか。
冒頭だけ思いついて書くならともかく。
>>713 色々困難があっても、結果としてマスターと幸せな新妻生活を送るようになるキャス子さんしかおもいうかばねぇ!!!11
ランサーの人街
717 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/15(火) 17:27:28 ID:QEIKiNOC
理想郷に投下されてるSSって意味だと思うが。
型月ゼロ魔クロスのって意味じゃなくて。
719 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/15(火) 18:59:50 ID:QEIKiNOC
何処にあるのか教えてくれ
まったく分からなかったorz
理想郷を英訳してググレ
ユートピアじゃない方なのはお約束
722 :
719:2008/01/15(火) 19:28:21 ID:QEIKiNOC
まったく分かんねえorz
もしくは、毎月30日発売のアーケードゲーム情報誌だな。
アルプスヒマラヤ山系のカーブ掛かってるとこらへんの山脈の名前
ってか『理想郷 SS』でググればヒントらしいものが沢山
Alucard に似てるほう
>理想郷
常に乙女の味方をしているルイズや
学院の生徒7人が皆、並行世界で独自の成長を遂げたルイズを召喚してまう話や
10年前にハルケギニアに召喚され聖地の呪いで魔法使いになったサイトが使い魔として別世界のルイズを召喚してまう話とかが・・・
久しぶりに見に行ったけど相変わらずカオスなSSがてんこ盛りだな、理想郷
それに比例して管理人さんの頭を痛める住人が増えたのかと思うと…
シロウが大勢の敵にたいしてデウス・エクス・マキナ(デモンベイン)を招喚させる
>>729 それ、どこかのHPで見たな
あ、虚無の続きの人っす。
これから11レスほど使って投下しようと思います。
番外編なので、彼はまだ無事です。
授業が終わるまで、部屋で待機を命じられた。
戻ってきた少女の名がタバサだと、ようやくここで知った。
直後、窓にフクロウが飛び込んできた。
どうやら伝書を届けにきたようで、こんな夜中だというのにタバサは出かける準備を始めた。
「出かける? こんな時間にですか?」
「そう、急用」
「何か事情があるようですね。では、私も参りましょう」
「いい、危険だから待っていて」
「タバサ、だからこそです。私は貴女の剣……使われてこそ私の存在は意味を持つ」
少し考え、タバサは一言だけ口にする。
「竜を、操れる?」
―――実際、不安ではあったが「この世界」の竜はセイバーの騎乗スキルで操れた。
「まったく……こんな夜中に呼び出して、あの態度とは……何と失礼な」
「構わない」
「ですが、タバサ……いえ、シャルロット」
その名前を呼ばれ、一瞬タバサは驚く。
「その名前は、もう私じゃない。私はタバサ」
時間は少しさかのぼる。
夜も明けないうちに、ガリアの宮殿に到着した二人を待っていたのは、不機嫌なイザベラの声だった。
「なんでこんな早く……竜で来いって指定したのに……」
どうやら、この北花壇騎士という騎士団の団長、わざわざ竜を操れないタバサに竜で来いと命令したらしい。
竜を届けに来た男が、乗れる者がいることに安堵して帰っていった理由がようやく分かった。
「私の使い魔が乗りこなした」
隣にいるセイバーを見て、鼻で笑うイザベラ。
「なんだい、ガーゴイルかい? ふん、ガーゴイルがガーゴイルを持つなんて生意気だね」
セイバーは語らない。だが、その身からあふれ出る気迫に、イザベラは目をそらす。
「ま、まあいい。それよりお前に伝えた指令はわかってるね……そう、吸血鬼退治だよ」
「吸血鬼?まさか人の身で吸血鬼を相手に……」
「うるさいガーゴイルだね。おい、このガーゴイルを追い出しな!」
その後、タバサに命じられ部屋から出たセイバーに、警護の騎士の一人が、タバサの身の上を教えてくれたのだ。
タバサ……シャルロット・エレーヌ・オルレアンの父を暗殺し、母を廃人にした男。
それが、彼女の実の伯父である、現国王ジョゼフ。
彼女は母の命と引き換えに、生還不可能とも思える仕事をいつも命じられていること。
この北花壇騎士団は、もともと存在しないとされる暗部で、表沙汰にできないような仕事が多いという。
そこの団長である王女イザベラは、タバサの才能を疎み、辛く当たっているのだと。
(なるほど、王女か。先ほどの態度も理解できる)
あの王女は、タバサを恐れているのだ。
いつ、自分の首を狙うのではないかと。セイバーは納得こそ出来ないが、理解はした。
(―――だからといって、マスターへの非礼を許しはしないのだが)
「すみませんでした。確かに、口伝でしか貴女を知らない私が口出しするべきことではない」
タバサは答えない。
「タバサ。貴女の真名を私は知ってしまった。ならば、私も真名を明かしましょう」
「……王としての名?」
「王としての名は、アーサー・ペンドラゴン。ですが、私はもはや王ではない。
私の名前はアルトリア。アルトリア・ペンドラゴンといいます」
「アルトリア……覚えた」
「今でなくて構いません。いつか、貴女が名を取り戻した時に、私の名を呼んでください」
セイバーは、どうすることが正しいのか悩んだ。
このままを保つことは、けして主の、母君の幸せにはならない。
だが、それを解決する術を、セイバーは知らない。
この異世界の地に、タバサの母を救う術があるのか、タバサ本人を救う術があるのか。
話を聞いた騎士も、なぜタバサなどという偽名を使っているのかまでは知らなかった。
彼女の深いところを、まだセイバーは知らないのだ。
だが、どんな絶望も、後悔も、それはいつか救われるべきものだ。
過去は、どうあっても変えられないとしても。
過去がどれだけ悲惨であれ、現在も、未来までも闇の底に沈んで構わない道理はない。
それを、自分は親愛なるマスターから学んだというのに。
(ああ、やはり何か職につけば、もう少し視野も広がったのでしょうね)
ライダーやランサーのように、少しはアルバイトでもすべきでしたか、と悔やむ。
(不安かつ、気が乗りませんが……キャスターに聞いてみるのもいいかもしれませんね)
あの魔女の力を借りるということは、何かしらの対価が必要だ。
真剣なことから、ふざけたことまで、セイバーにとって辛いことでしかない。
(ええ、構いません。最悪、力づくでも……)
「アルトリア、そろそろ」
竜を操るセイバーに、目的の村が近いと告げるタバサ。
吸血鬼。
セイバーのいた世界において、闇の住人として今なお存在する、人類を捕食する存在。
少し違うところもあるが、この世界でも、間違いなく人類を餌とする脅威らしい。
今から降りる村に、どうやら吸血鬼が現れ、村人や退治に来たメイジを亡き者としているという。
この世界には、神代の生き物も、生態系に当然のように存在している。
(慣らしとしては、少々大物か……いや、この魔力量ならば……)
そういった考えを巡らし―――それが無駄であったと判断するまで長くはなかった。
「なっ、これは―――!?」
「……」
眼前の吸血鬼に襲われている村は
―――もはや、その姿を残してはいなかった。
竜を降り、廃墟となった村を進む。
大地は、紅かった。だというのに、その色の出所が残っていない。
誰もいなかった。人も、その亡骸も。
「タバサ……吸血鬼というのは、人の肉も喰らう類なのですか?」
「違う。それに、こんな村を一気に滅ぼすことを、吸血鬼はしないはず」
そう、村を一夜で滅ぼす吸血鬼など、セイバーのいた世界でも、最上位に位置する化物くらいなものだ。
「オーク鬼や、ミノタウロスの類……でもなさそう」
この世界の亜人……人を喰らう類の生き物。
だが、それも違う。
それならば、生き物の痕跡程度残っているはず。
亜人は、人の子供を喰らい、それ以外は殺すだけだという。
だが、この村の人々は骨も残さず、何者かに食われたようにしか思えない。
お久っす!支援
セイバーの直感が働いたのは、その時だった。
「タバサ!」
どこからともなく伸びた枝が、タバサを襲う。
セイバーがタバサを押し飛ばす形で枝から遠ざける。
もちろん、その結果セイバーが捕らわれるわけだが。
「くっ……この程度!」
魔力放出……自身の魔力を放出することによって、絡みつく枝を断ち切るだけの力を―――
ブチッ
「―――」
出せた。確かに枝は千切れ、拘束は解ける。
「そんなっ、貴女……何者!?」
目の前に、一人の小さな少女が驚愕の表情を見せ、立ち尽くしている。
その顔は、焼けただれ、片目がない。
「枯れし葉は契約に基づき水に代わる“力”を得て刃と化す!」
その言葉に、廃墟に舞う落ち葉が、刃となってセイバーを襲う。
先住の魔法―――それに対し、セイバーは直進する。
「ひっ!?」
少女が悲鳴をあげる。彼女が放った刃は、セイバーに直撃した。
だというのに、鉄をも切り裂く刃は、彼女の鎧に傷を作り、その頬を軽く裂いただけ。
セイバーは止まらず、少女の体を大きく切り裂いた。
その途中で、剣が折れ―――否、粉砕する。
王宮で貰ったものだが、セイバーの魔力に耐え切れる代物ではなかったのだろう。
「アァアァァアァァァ!?痛い、痛い、痛いぃぃぃ!!」
のた打ち回る少女。この傷で、何故生きているか……先ほどの能力を見ても明らかだ。
「吸血鬼、この惨状はお前の手によるものか」
「違う、違うよ。私はただ、この村で食事をしてただけ!」
「……ならば、何が起きた」
瀕死の吸血鬼は、一秒でも生きようと言葉を返す。
「見たこともない獣……いいえ、化物が襲ってきたの。全員食われたわ」
「……その、化物はどこに?」
タバサがたずねる。
「消えたわ……どこからか火が回って……何とか隠れて、気がついたら、何も……」
どうやら、本当に分からないらしい。
と、どこに力が残っていたのか、吸血鬼の体が跳ねる。
彼女は呪文を唱えようとして、ようやく気がつく。
「あっ?」
その体に付着した血液が、違う物に「錬金」されていたことに気づいて数秒。
「や、やめッ!」
タバサは、吸血鬼に付着する「油」へと火の魔法を放った。
「どうして! 私はあの化物ほど人を殺してない! 少し食事しただけなのに!」
「食事と言ったな、吸血鬼。貴様の価値観では、人は餌でしかないのだろう。
悪とは言わない。その理屈で言えば、人間と貴様らに大差などありはしない。
―――だが、その理屈を「餌」に説くことは間違いだ」
そのまま怨嗟の表情で、吸血鬼は燃え尽きた。
既に、日は昇っていた。
「結果は残念としか言いようがありませんが……私達に出来ることは、これまででしょうか?」
「報告に戻る。それよりセイバー、貴女を少し過小評価していたことを謝罪したい」
タバサは、セイバーの強さを見誤っていた。
様々な任務をこなしてきたタバサは、魔法以外にも強いものがあることは理解しているつもりだった。
だが、それは魔法を無力化したり、あくまでも魔法を使わせない前提での話だ。
魔法を、しかも先住のそれを使われ、直撃を受けたというのにほとんど無傷。
そして、御伽噺の勇者の如き強さに、タバサはセイバーを見誤っていたことに気づいたのだ。
「……私が、貴女の剣となりうることを理解していただいて光栄です」
そう言うセイバーの心中は、けして穏やかではなかった。
(―――危うく、なまくらに成り果てるところでしたが)
全開での魔力放出……あの枝を払った際に、異変は起きていた。
今、セイバーの魔力回路はショート寸前まで傷んでいる。
(迂闊だった……ここが異世界であることは十分理解していたつもりだが……)
この世界のマナの量は、元の世界とは桁からして違う。
だが、あることについて、セイバーもキャスターも気づけていなかった。
魔力そのものの「質」の違いである。
召喚の際、受肉したとキャスターは言った。
だが、それは完全なものとは言いがたいらしい。
大気に満ちたマナも、この身が生成できるオドも、この世界の魔力の質を持つものだ。
地球のマナやオドの質を、100Vの電圧と例えるなら、ハルキゲニアのそれは240Vの電圧だ。
そして、セイバーとキャスターの魔術回路は、100Vの電圧を流すようにしか出来ていない。
世界のマナどころか、この体すら、受肉の際に240Vの電圧しか生成できなくなっているのに。
それが、この身を受肉させた力の限界なのか、なんとも中途半端なことだ。
それでも、二人の強力な魔術回路は不完全ながら役割を果たしていた。
だが、急に大量の魔力を流したために、過負荷が発生しかけたのだ。
(幸い、無意識にリミッターがかかったのか、魔力回路の損失にまでは至っていないようですが……)
―――数日は出せて、全力の1割。回路が回復したあとでも、しばらく3割までが限界か。
要は、体がこの世界に馴染めていないのだ。
実際、1割でも出力として出せるのは、体の魔術回路が変質してきている証だ。
どれだけの時間が必要かは分からないが、この問題は時間が解決してくれるだろう。
(それよりも、もう一つの懸念を解消しておくべきですね)
「マスター、一つお願いがあるのですが」
「?」
「マスターの得意な攻撃魔法を、私に使ってみてください」
タバサは驚く。一体何のつもりなのか。
「お願いします。重要なことなのです」
「……わかった」
タバサは、杖を構え詠唱を始める。
そして、杖の先から氷の刃が飛び交う。
氷の矢(ウィンディ・アイシクル)。タバサの得意とする魔法だ。
無数の刃は、微動だにしないセイバーへと襲い掛かる。
その直撃した刃は、セイバーを僅かに後退させた後に、掻き消えた。
「セイバーには、魔法が効かない?」
「はい。大地を焦土へと変えるほどの魔術を持ってしても、私には意味を成さない」
ですが、とセイバーは頬を流れる血を拭う。先住魔法による負傷だ。
鎧もまた、タバサの魔法によって軽くはない損傷が見られる。
「どうやら、「軽減」へとランクダウンしているようだ。先住という魔法の力のみかとも思いましたが、そう都合は良くないようです」
その説明は、あまり正しくない。セイバーの対魔力は変わらずランクAを保っている。
だが、それはあくまで「魔術」への数値だ。
この世界の「魔法」に対しては、大幅な軽減こそされるが無効化とは行かないらしい。
「私が、召喚したせい?」
「いえ……違います。王宮へ着くまでに説明しましょう」
セイバーは、私はこの世界の住人ではない、などという話をすべきかと悩んでいた。
だがそれは、話を聞いた上でタバサが決めることだ。
ふと見ると足元に、血まみれの服の切れ端が落ちていた。
セイバーは、家の破片をどかして、そういった残骸を集める。
タバサも、村一帯から誰のものとも知れない身に着けていたであろう品々を拾い集める。
そして、それらを村の中心だったと思われる場所へと埋めた。
先ほど折れた剣を突き刺す。
「吸血鬼退治は、たしかに。どうか安らかに眠ってくれ」
タバサとセイバーは、村人の冥福を祈った。
竜の元へ戻り、滅んだ村を後にする。
後、半日も早く命令が届いていれば、この村を救えたかもしれないというのに。
この村に生きる、全ての人々の未来は何者かに奪われた。
それを、きっとシロウならば許さない。
できることならば、いつか彼らの無念を晴らしたいと願いながら、セイバーは空を駆けた。
「シャルロット様、任務を果たしご帰還されました!」
「早ッ!? って、あいつの事はガーゴイルって呼べと言ってるでしょうが!」
本当に任務を果たしたのか? と訝しげにイザベラは戻ってきたタバサの報告を聞く。
始めはイライラしていたイザベラだが、報告を聞くに連れて深刻な顔つきになる。
「ちっ、ガリアにも現れたってのかい」
「村を滅ぼした化物に心当たりが?」
「ふん、あるよ。……ちょうど先月くらいから現れだした、未確認の獣だろうよ」
イザベラが、机の上の報告書らしき束を取る。
「始めに確認されたのが、ゲルマニアの小さな村……そこも全滅だね。
その時は何に襲われたのか不明だったようだけど、わかったのはそれからさ。
同国の哨戒に出てた竜騎士が、亜人の集落を襲う化物を発見したそうだよ。
ハッ、いい気味だねぇ! あっはっはっはっはっは!!
そいつの証言によると、人間ほどの猿だか犬だがの化物が何百も居たって話だ。
夜以外は見つけることも出来ないそうでね。「亡霊の残骸」なんて呼ばれてるのさ」
亡霊という言葉に、タバサの瞳の色が変わったが、残念ながらイザベラは気がつかなかった。
「それから、何度か村が襲われてようやく法則性がわかってね。
なんでも、サハラ方面に真っ直ぐ直進していたそうで、出現予測地点に軍を配備したのさ。
それで最期の一匹まで退治されたそうだよ……って話じゃなかったのかい!」
一人でキレ始めるイザベラ。落っこちた王冠を被りなおす。
「ならば、どこに現れるか予測できるはず。早急に軍を配備するべきでは?」
言葉を発したセイバーを、イザベラが睨む。
「ふん、次にどこか襲われたらはっきりするだろ。あの辺りは大した税も取り立てられるわけじゃあないし、ゆっくり対策するさ」
「民を治める者の言葉とは思えない。大の為に小を切り捨てるのは仕方がないのかもしれませんが……」
「この私に、たかがガーゴイルの従者が吼えるんじゃないよ! なんだい、その頭から跳ねてるの、目障りだね!!」
そういって、イザベラがセイバーの頭にちょこんと跳ねた毛を掴む。
ピキーン!と部屋が光り輝いた。
「ひっ!? えっ、えっ、なんだい、なんだい!?」
吹き飛ばされた。というか投げ飛ばされた?
「人形娘!アンタの従者を大人しく―――」
部屋の入り口付近で倒れたまま動かない青い髪の少女が一人。
「シャ―――な、七号―――!?」
タバサは「亡霊」の一言で、意識を飛ばしていたのだ。
「ふむ、マスターは疲れが溜まっている様子。寝かせるが良い」
淡々と呟くセイバーを「いや、違うだろ」とイザベラは見つめ直し
「ひッ!?」
その、黒く変貌した姿に戦慄した。
「イザベラよ、一つ忠告しよう―――神とて触れてはならぬ禁忌はある」
「は、はいぃぃぃ!!」
ドアの前では、オロオロしている騎士数名。
助けに入ろうものなら、瞬時に灰塵と化すのは明白ゆえに誰も近寄らない。
「イザベラ、先ほどの話だが……大した税を取れぬなら、更に絞り上げればよいだろう」
「い、いや、こないだ領主を通じて上げてやったばかりで」
「ならば滅ぶかと言ってやれ。泣き叫ばぬ骸を眺めるより、生きて蠢く姿を眺めるほうが、イザベラも楽しかろう」
その言葉に、イザベラの顔に愉悦の笑みが浮かぶ。
「人形娘の従者のわりに、面白いことを言うじゃないかい。よしよし、領主に伝えておこうじゃないか」
「ならば話は終わりだ。小間使い、そろそろ朝食の時間だろう。何を呆けているか、食事を持て」
部屋の様子を伺っていたメイドの一人が、飛び上がって駆け出す。
「ちょ、お前何様のつも」
「―――食事を取らぬと申すか」
「―――そ、そのようなことはけして」
「よろしい、ならば晩餐だ」
起きたタバサは、なんだか分からないままに食事の席についていた。
何故か、イザベラがハシバミ草を頬張ったまま泡を吹いていた。
何故か、黒く変色しているセイバーが、ハシバミ草をもっきゅもっきゅと食べていた。
自分の目の前にも、ハシバミ草を使った料理が並んでいた。
タバサは、始祖ブリミルへの大いなる感謝をして、ハシバミ草を食べた。
「そこな騎士よ」
もっきゅもっきゅとしていたセイバーが、警護の騎士の一人に声をかける。
「は、なんでしょう!」
「領主へと送る手紙を書いておいた。早々に送るが良い」
「はっ?しかし、王家の署名が」
「イザベラ、これに署名と花押を押すが良い」
脳がハシバミ草に犯されたイザベラに手紙を渡す。
「う、おお?……こ、これでよし?」
「うむ、上出来だ」
封書が、魔法による花押で閉じられる。そしてイザベラは再び沈黙した。
「これで問題なかろう」
「……失礼ながら、シャルロット様の従者の方よ。
これ以上の増税は、民に死ねと告げるも同じ……獣が退治されたとて……」
「なんのことだ。税を増やすのか?」
全員、はっ?と固まる。
「確かに増税を薦めたが、王家の花押が押された手紙には一言も書かれてはいない。
所詮は従者の戯言、気高き王女に届くはずも無いということだ。
今は食事の最中。これ以上の問答は無礼だと知るがよい」
騎士は、笑顔を見せ下がっていった。
(ふむ、それにしても人間大の猿だか犬だかの化物か)
セイバーには、心当たりがあった。
この話を宗一郎やキャスターにしても、同じ答えが返ってくるだろう。
なにせ、この世界に来る直前まで、見飽きるほどに相手をしたのだから。
(アヴェンジャーの残骸か。しかし、どうやら無限というわけでは無い様子。ならば、警戒に値せずか)
この世界の生態系で、あれが頂点に立てるかと言えば断じて否である。
無限という利点を失った骸は、ただ消え行くのみだろう。
(話からすると、何箇所かで暴れている様子……我々同様に召喚されたということか?)
ともあれ、今は食事に集中せねばならない。
「おかわりを持て」
タバサとセイバーの、ハシバミ草を頬張る音だけが響いていた。
タバサも、考えていた。
異世界から来たと、王宮までの道のりで教えてくれた。
あの強さ、そしてこの変容。確かにハルキゲニアのどこを探してもありえない。
剣を片手に、吸血鬼を倒した様はまるで御伽噺の勇者のようだった。
……今は、なんともダークヒーローのような風体だが。
常識が通用しない。あのイザベラですらこの通りだ。
それはまるで、風そのもの。タバサの止まった時間すら動かすほどの暴風。
「食わぬのか、マスター。これほどの馳走、残す道理はない」
頷き、タバサはハシバミ草のサラダを頬張る。
もっきゅもっきゅ。もっきゅもっきゅ。
セイバーが元に戻るまで、その音は聞こえ続けた。
元のセイバーは、ハシバミ草が嫌いらしく―――タバサは大層悲しんだ。
後日―――「亡霊の残骸」が現れると予測された町に、予測どおり彼らは現れた。
多数のガーゴイルやゴーレムを動員して、その全ての駆逐に成功した。
だが、参加した軍人の中に、妙な証言をするものがいた。
黒いローブを来た何者かが、残骸どもの中心部を駆逐し、何かを奪い逃走した、と。
「これで二つ目……」
離れた森の中、黒いローブの人物が手に取ったそれからは、魔力が感じられた。
三日月状の刃が先端についた槍のような武器……方天戟。
「それにしても……どうしてこんなものが存在するんだろう」
少女は、この世界にありえないものを凝視する。
宝具
ノウブル・ファンタズムとも呼ばれる人類の幻想。物質化した奇跡。
彼女とて、詳しいことは知らない。
それでも、これがあの残骸の手元にあれば、どれだけ危ういかは理解できる。
「ゲルマニア、ガリア……どちらの化物も、宝具を集めていた」。
理由が分からない。これを真に扱えるのは本来の持ち主……これならば、古代中国の大豪傑でしかありえないのに。
「私には、良くわからないなあ」
これで用件は片付いた。あとは、これを持って帰るだけだ。
「……その前に」
守れなかった村に、弔いぐらいはしていこう。
おそらくは、ただ通り道にあったという理由のみで滅ぼされた村を見つめる。
あの残骸は、どこからか宝具を探し出している。
その後、どこか目的の場所に「一直線」に宝具を運ぶ程度の知能しかないようだ。
ゲルマニアとここ、直進して交差した点こそが目的地なのだろう。
「あれ?」
滅ぼされた村の中心に、盛り土に突き刺さった一本の剣。
そして、村が襲われたときとは別に滅されたと思われる、『同族』の成れの果て。
「吸血鬼退治の人でも来たのかな?」
自分の甘さを痛感する。この村に巣くっていたという吸血鬼が、まだ生きていたとは。
「どこの誰かは知らないけど、ご苦労様です」
黙祷し、その場を離れる……森を駆け、風を切り彼女は疾走する。
「……ちょっとお腹空いたなあ。オーク鬼でもいいから、捕まえようかな」
ローブから覗いた瞳は、紅く、ただ紅く光っていた。
というわけで投下終了なのでした。
まぁ、何時終わるのか不明な速度ですが頑張ります。
設定は、理想郷ほどオリジナルにならないように頑張ります。
サイト達の冒険は不評っぽいので打ち切られました まる
ローブは誰だ?
とにかく面白かった乙!
ローブの女はさっちんだと予想
さっちん以外に思いつかない…
さっちんに宝具関連の知識が…
あ、ルーンの効果か、しかしクロムウェルとかの黒幕にいるさっちん想像つかんなあ。
宝具関連の知識があるのは
ミョズニトニルンの効果か
しかしクロムウェルに指図するさっちん想像つかんなあ
微妙に演技臭く指示を出すタドタドしいさっちんを妄想すれば良かろう(ぇ
最初獣の群れと聞いてネロ教授を思い浮かべたw
ところでこのローブのヒト、もしかしてフォーデーモンな方では……。
あ、そういやいたね、そんなヒト
メレムは性質悪すぎだろうww
やはりここはさっちんを・・・・・・
原作にあったとはいえ、アホ毛引っ張るだけで黒セイバーになることに誰も突っ込まないんだな。
魔力の質とかは無茶な設定の気がする。
でも、こうでもしないと強すぎか。
不調だったとは言えガンダールヴをフルボッコにしたワルド、あいつクラスの剣士が偏在使うなり何なりして集団で襲いかかればセイバーもてこずらないか?
あとユルムンガンドはバサクレスともガチれそうな気もするが
失礼、ヨルムンガンドだっけかあの自動人形
>>753 あれだ、半コメディパートだからじゃね?
>>754-755 まず訂正なワルドは剣士じゃない
杖を使った接近戦は魔法のブーストを加味しても、攻めに転じた英霊エミヤより下だろ
近接戦技能を所持している特殊な風のスクエアクラスという
ゼロ魔世界の全国家あわせても10人いるか怪しいくらいレアな能力の持ち主が
集団で偏在(一人当たり最大4人)かけて接近戦という条件か
それはまぁ殺しても消えるだけの偏在相手だとうっとしいだろうけど
セイバーだったら直感スキルでどいつが本体か見抜けるだろうから
包囲網の外にいる本体に向かって
魔力ブーストによる高速移動→即斬で一人一人潰していけば良いんじゃないか?
もっとも偏在が戦闘よりも自滅覚悟で押さえ込むことだけに注力して外にいる本体がライトニングクラウドの一斉攻撃を何回もくらえば
虚無の続き設定のセイバーなら結構な傷を負うだろうね
原作設定だったら魔法そのものが無効化されるから時間はかかっても全滅するだろうけど
連投すまん
外にいる本体がライトニングクラウドの一斉攻撃を何回もくらえば→×
外にいる本体からライトニングクラウドの一斉攻撃をセイバーが何回もくらえば→○
NTネタで
本人は遠くにいて偏在だけが昼夜問わずに襲撃してくると言う
第4次ハサンのようなワルドがいたような
次回はゼロ魔SSのテンプレとなったギーシュヘイトの回か…
見るの止めよ
ローブはさっちんだろうね
虚無の人乙
セイバーの耐魔力って連続的に食らうと下がるの?
無いよ。
素ならエルフのカウンターより凶悪
>761
そこで開眼するギーシュが好きなんだけどなぁ、
女の子に八つ当たりするギーシュは、ギーシュファンとして俺も嫌いだが。
>虚無の続き
年末年始のお忙しい中、投下感謝いたします。
GJ
>>761 つかこの作品のギーシュの使い魔って変なナマモノだろ?
いい勝負ってか無敵じゃね?
つかどの作品でも決闘にモグラ獣人使わないな
落とし穴に追い込んでワルキューレでフルボッコするとか
>>767 決闘前
たかが平民相手に全力を出すまでも無いさ
少し小突いてやれば謝るだろ
旗色劣勢
こんな危険な奴に可愛いヴェルダンデを巻き込むわけにはいかない
…甘いやつなんだよギーシュは…
セイバーって立場的にジョゼフの行為を非難できないんだよな。
自分も王権を奪おうとした息子を殺してるし、ジョゼフ政権を脅かす立場にあるタバサを謀殺しようってのは非難できんと思う。
人の心がわからん人望のない王さまって点じゃ似てるしな。
そんな彼に地中戦が得意な型月キャラを…いないな。
型月系の穴か?
型月キャラってそんなトリッキーな戦闘しないじゃん
残骸でしたか……一瞬ネロ・カオスがこちらに居たのかと思ってしまいましたよ。直前に出たのが吸血鬼の話だっただけに。
773 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/17(木) 01:34:30 ID:vSggSA03
ネロならモグラも出せるのでは
でもそれ以外に思いつかんな
まあ何らかの魔術で地中を進むとか
できてもおかしくはないと思うけど
でかいミミズとかどう?
ヒロインに絡み付けばビジュアル的にも問題なしだ
それなら陸上生息型巨大イソギンチャクのがいい(死
ORTなら地中戦が出来るかもしれない。ほら、土蜘蛛のような
出来たとしてもそんな真似する必要ないくらい強いが
外伝Wikiに登録しておきました〜
ハサンの中には地中からの暗殺を得意としたのがいるかもしれんぞ
>778
なら、後は水中からの暗殺と空中からの暗殺をするハサンがいれば完璧だな
>778->779
ゲッターハサン……?
>空中からの暗殺をするハサン
アフガン航空相撲?
>>779>>780 チェージハサーンっ!!
ミサイル→ナイフ
ドリル→ナイフ
ビーム→ナイフ
(・д・`)
>>782 ミサイルとしてナイフが弾道飛行
ドリルとして錐揉み回転するナイフ
ビィィームッが出るナイフ
何か問題が?
最後のエクスカリバーじゃねーかwwww
>>769 王権を奪おうとした息子を殺すのと、非のない人間を誅殺するのを同等に語るのはおかしくね?
実際、疑わしいといわれてる間は息子の行動放置してたわけだし
>>767 無敵なー
アルクはガイアの加護(白レンとの会話でアルクと白レン同レベルになってたので固有結界内では加護得られないぽい)で蘇生可能で相手の宝具を計算に入れず相手の2倍の能力、だからアルク効果ではハルゲニアでは無敵じゃないだろ。
ネロ効果でどこまで無敵か
>>767 ネロも666を同時に殺せば死ぬから、ルイズなら殺せる可能性ある。
宝具集めてるみたいだし、エクスカリバーみたいに666以上殺せる宝具なら殺せるだろう。
>>785 実際タバサはジョゼフ殺す気満々でみんなそれがわかってるんだから非がないとはいえんだろ。
タバサは王権に興味無いかもしれんが周りから見れば簒奪する気にしか見えん。
>>790 キッチンの道具や材料で爆弾を作る人のことかー!…って暗殺と聞いて思い浮かべたけど、
スパイダーマンみたいなの人か。斎藤さんにズタズタにされた。
>>788 無理だろ
大陸吹き飛ばす威力があれば別だが
>>792 艦隊一つ丸ごと殲滅できる威力があるなら十分可能ではないかと。
大陸吹き飛ばすだけの威力が必要とはどこからの情報ですか?
>>792 型月世界的に虚無魔法がどう取られるのかが問題だな
例えば固有結界そのものを崩壊させてしまうような物なら教授もカタチを保てなくなるだろうし
というかネロってどうやりゃ死ぬんだ?
月姫では「直死の魔眼」なんてチートで教授内の世界ごと殺してたけど
むしろ、ネロ先生はあの体の維持に魔術つかってるから
エクスプローションよりもディスペルのが有効じゃまいか
>>794 666の獣が全て体外に出ている状態で、ネロ本体の心臓一突きすれば死んでくれるよ
慢心王の王の財宝で串刺しにしまくるか、
でなきゃエアじゃね?
エターナルフォースブリザード
教授は死ぬ
>>796 そりゃアーカードの旦那だ。似ているけど勘違い注意
教授は旦那みたいな残機制じゃなく、666の命が寄り集まった群体だから
「同時に666の命を殺す」か「ネロ・カオスという世界を殺す」かのどっちかしかなかったはず
もしくは数百年もすればただの混沌に成り果てていたらしいけど……
コンクリ詰めにすれば勝てるか?
>>799 法王だか教皇に異世界追放してもらえば
最悪ゼロ魔世界は救われるな
飛び先が型月世界じゃなくサイトのいる世界だったら
教授無敵伝説が始まるがw
出てきた獣を殺しても回収されたら生き返るからなぁ
>>795 教授は魔術を極めて成った吸血鬼だけど、獣王の巣が魔術かどうかは不明だったはず
魔術ではなく能力として固有結界を展開するケースもあるらしいし
>>789 誰もタバサのこと言ってねえよw
タバサ父のつもりだったが、言い方悪かったか?
>簒奪する気にしか見えん
でも、セイバーはそう見られてたモードレッドを事を起すまで歯牙にもかけずに放置していたわけで、ビビッて誅殺を図ってるジョセフみたいなチキンと同列に語るのはどうかとw
>>802 あれって王位とか関係無くただ個人的な理由で殺したんじゃねーの?
>>793 ネロ本人が言ってる。殺すなら大陸滅ぼす威力持って来いって
アニメだってビデオに録ってしっかり見たのに
何故かギーシュのイメージが子ギルだ…似ても似つかないキャラなのに
ジョセフが弟を殺したのは 「自分が父王から王に選ばれた事を弟が心から祝福したから」だぞ。
>>792 それは創世の土破壊するには大陸滅ぼす威力がいるってことじゃないんか?
ネロ本体を殺しきるのはもっと少ない火力でいいと思うんだけど
教授が固有結界で因子と形状を維持しているのなら、ディスペルで混沌に還せそうなんだがなぁ・・・
ジョゼフの凶行については持っている者の余裕を弟に見せつけられたからだな。
で、殺っちゃったはいいけど別に嬉しくもなんともなかったと。
しかも、弟ぬっ殺した後で虚無の使い手だと判って・・・・。カワイソス
>>803 >モードレッド(ry
ゼロ四巻の最後の方でセイバーがモードレッド殺した直後あたり見てきた
なんだかギルがセイバー萌えというのが心で理解出来てしまった俺はちょっと趣味が特殊なのかなぁ?
どうでもいいですかそうですか
>>808 ヒント:先住魔法はあくまでもメイジ側の呼び名、使ってる奴の呼び名は「精霊の御技」で魔法でも魔術でもない
ジョゼフが弟を殺した理由は本人以外誰も知らない。
世間での評価は玉座欲しさに殺したことになってる。先王から遺言で跡継ぎに指名されてるからジョゼフが正当な跡継ぎ。
シャルル本人にその気がなくても周りの人間が担ぎ出してくるのは必至だった。間違いなく国が割れる要因になりうる。
姉にそそのかされて王位をねらった息子を排除したセイバーが周りの貴族に反乱勢力の旗頭として担ぎ出されそうになった弟を殺したジョゼフを非難できんと思うのですよ。
>>792 大陸吹き飛ばす威力が必要なのは、取り込まれたものが内部から破壊する場合っぽいぞ。
>>811 まあじゃあ非難はしなくていいんじゃない?
今の立場が敵かどうかってだけで
>>812 それは500の命を束ねてできた物、だった筈
100ccの水を五回沸かすのと、500ccの水を沸かすのに必要なカロリーは(細かいこと考えなきゃ)同じだよね。
>>814 あれだ、破壊する片っ端から再生するんだろきっと
だからその再生力を上回るために大陸を吹き飛ばすほどの威力がいると>内部からの破壊
毎ターン全回復だったら一気に畳み掛けないといけないようなもんか
教授は自分を滅ぼす気なら一度に666回殺す気でこいと言ってたがそれでホントに倒せるのかな
具体的にはたまたま通りかかった金色の王様とか赤いアングラーとかTシャツのゲーム好きなら実行可能だろうし
あの啖呵切った教授に666以上の兵隊や武器を揃えて対峙するのはすごく爽快だと思う
大小様々な幻想種たちを混沌に戻る暇も与えず倒すってのは中々難しそう
>>813 世間の評判が昏君だろうが王を殺せばどうやったって国が混乱するのは避けられない。
祖国の救済を願って剣を執ったセイバーがタバサの復讐を是とするかどうか、ってことか。
>>817 (概念的な意味で)エアならともかく、アングラーは無理だろ。
ネロを殺害する事は世界を滅ぼせるぐらいじゃないと無理なはずだぜ。
たとえ666個の宝具で同時に串刺しにしても死なない。
じゃないと全力アルクでも殺しきれない、ってのが意味不明すぎる。
回数が無制限に回復し続ける十二の試練(命のストック666個ver)みたいなもんだ。
例えるなら、格ゲーでのプラクティスモードで、バーが666本ある感じ。
「混沌」を大地と空に切り分ける…
あぁ、確かにエアは天敵だ
そして教授の中に開かれる新世界
そして生まれる新たなる生態系
つまりハルケギニアは教授の中の世界だったんだよ!!
な、なんだってー!!!
おまいらwww
>>821-825の流れに不覚にも感心してしまったwww
教授召喚は無理(バランスブレイカー的な意味で)としてもクールトー召喚とかなら大丈夫じゃね?
神は天地を創造された
混沌を切り分け、生けるモノたちを作られた
神はそれみてよしとされた
第一の日である
創世記の冒頭だっけか。物によっては光が最初だとか「光あれ」の言葉が最初だとかバリエーションがあった気がする
それはともあれ原初が混沌だというのは人類共通のアニミズム的思想なんだな
少し脱線して某大魔王の「始めに闇ありき」→「王の中の王」orデコピン(ガンド?)のコンボを思い出した
閣下、もう少し手加減してください。将門公の加護があってもあっさりパトってしまいます
漫画版の教授は補給しないと消耗するって設定じゃなかったっけ?
追い詰めてしまえば、即死攻撃持ちに一体化して特攻しちゃう
人だからいけそうなんだけどねえ
>>830 あれは「あー、久しぶりに動いたから腹減った」くらいのニュアンスじゃね?
>>829 某人修羅のゲームかwww
パトリストという単語を生み出した良ゲーだな。
そういや教授に投げる方じゃなくて刺す方のゲイボルグぶっ放したらどうなるかねえ。
>>832 まっとうに作動してる心臓あるかな?>教授
体は形骸って言ってたし、脳味噌あるかも怪しい
どこで考えてるんだろ
>>834 そりゃおまいさん、666の獣による合議制で・・・
>>835 漆黒のゴールデンライオンタマリンが仁王立ちで異議有り! とか言ってる所想像した
意思決定に時間かかりそうだな
>>830 >>831 教授はホテルを全滅させるくらい、暴食で消費が激しいんじゃないの。
きのこも年月をえるほど大量に必要とか意味のことを言ってただろ。
中の人など居ない!!!
喜べ少年、君の願いは
某王立国教騎士団のゴミ処理係みたいにロリ化できるんだろうかw
喜べ少年、君の願いは某王立国教騎士団のゴミ処理係みたいにロリ化できるんだろうかw
>>830 アレは理解できないモノ(直死)があったから、意味わかんねぇー!って逆ギレしただけだぞw
>>841 そういう同人があってだな・・・。
いや、ショタだったが。
>>767 ワルキューレを壊す先生
助けに入るナマモノ
助けに入るキャスター
キャスターがいろいろ呼び出したり魔術で攻撃
ナマモノも色々呼び出したりビームを乱射して対抗
…騎士王に止めてもらう?
ロリのアーカードは原作でも出てる。最近ずっとロリのアーカード。
なまものじゃなくて、ネロのままだったら、誰か少女を取り込んで少女化もあったと思うが
生ものが分離すればいいのか。
公式とも違う気がするが歌月十夜でネロに食われた女性が微妙なネロ化してたな
教授って666個の命を持ってるんだっけ?
666種の獣の因子を持ってるんだっけ?
>>848 666の獣の因子。666個の命を持っているのと同義らしい
開放された獣は一つの命であり、死ねば混沌に還るだけ。
この混沌が教授に取り込まれると、減ったはずの命が再び加算されるらしい。
……つまり、取り込まれないように牽制しつつ現れた獣を一匹ずつ狩れば良いのか?
851 :
ゼロの白猫:2008/01/19(土) 00:52:41 ID:VY/GBQMD
誰も居ないなら一時から投下予約をしてよろしいか
おおおおおおおおお
かまあああん
では投下します。
9レスくらいになる予定です。
はっきりしない頭のまま瞼を開ける。ルイズの瞳に映ったのは自室の天井と、夢の中の幼女を止めようと伸ばした自分の手だった。
「……夢、だったわね」
そう、でルイズが見ていた物は正しく夢である。だが問題はそこではない。あの夢はルイズが作った幻か、それともあの幼女が作りだした物だったのか。
「あの子……!」
がばっと音を立ててベッドから跳ね起きる。部屋を見渡すが、昨日召喚したはずの白猫は見当らない。
その事実にルイズの肝が冷える。まさかあの雪原だけでなく召喚に成功したことまで夢だったのではないか、と。自分は未だゼロのルイズで、また周囲のメイジから嘲笑われる日々が続くのではないか、と。
「嘘よ! 絶対、絶対夢じゃないに決まってるわ!」
目の端に何かを滲ませる自分の弱気を叱咤するため、わざと大きな声を上げる。ベッドから飛び降り、物陰から部屋の隅までくまなく調べ続け、最後にベッドの下を覗きこんでようやく捜索は終わった。
「……い、たぁ〜〜〜」
床に這い蹲った姿勢のまま安堵の呟きが漏れる。
レンはベッドの下でくるんと丸まって眠っていた。その様はまるで雪合戦で大きめに丸めた雪玉のようである。雪玉との違いは溶けて無くなったりしない所だろうか。
レンの姿を見て安心したルイズだが、次にご主人様が起きてるのに何で起きないんだこいつは、そもそも主人に要らない心配をさせて涙まで滲ませるなんて何様のつもりだ、いや泣いてないけど! と、ふつふつと怒りの感情が湧いてくる。
「こらレン! 起きなさい! ご主人様が起きてるんだからとっとと起きる!」
怒声を上げながら――ルイズは昨晩見たものが夢だろうともうこの猫はレンと呼ぶことに決めた――ベッド下の毛玉を引きずり出す。仔猫と人間では体格差は覆しようが無いほど開いており、成す術もなくレンはルイズの前に引っ立てられた。
「……」
ルイズの呼びかけにもレンは片目を開けただけで鳴き声もあげない。しかもその目つきたるや、『何よせっかく寝てたのに全く騒がしいマスターね』とでも言いたげな胡乱な瞳だった。
「だらしないわよ。使い魔たるもの主人より先に起きて主人を起こすのが基本なんだから。まあその姿じゃ着替えとかの身の回りの世話は無理だろうから大目に見てあげる」
正に貴族。強引グマイウェイ! そんな主人をどう思ったのか、レンは主人の腕から逃げ出して飛び降りる。
「あ、こら逃げるな!」
制止の声にも静止せず、とことこ床を歩くレン。何処へ行くのかと思えば、向かった先は再びベッドの下である。
びきり、とルイズのこめかみに怒りの四つ角が浮いた。
「だ・か・ら! おきなさぁああああい!」
朝早いトリステインにルイズの怒声が響きわたる。昨日の眠りが浅かったためか、ルイズの起床した時間はいつもより早い。そんな朝焼けが始まろうかという時間に構わず叫ぶルイズ。いつもの低血圧は何処へいったのだろうか。
そんな大声で喚き散らすマスターにようやく覚醒したのか、入った時と同じ速度でベッド下から出てくるレン。ルイズの足下でぴしっと構える。いわゆるスフィンクスの体勢である。ハルゲギニアにスフィンクスの像は無いだろうが。
レンの態度を見てようやく気を落ち着かせることができたのか、先程から荒げていた呼吸を整え始めるルイズ。レンはそんな自分の主人を紅くて丸い瞳で見つめている。じっと見上げてくる自分のレンを見ながら、ルイズはこの使い魔に問わねばならないことがあったと思い出す。
「ねえレン。昨日見た夢って……現実なの?」
夢を現実だったのかと聞く。文章にすると中々おかしな話である。胡蝶の夢の話を思い起こさせるような主人の問いかけに、レンはただ首を傾げる。
「昨日、夢であんたが月が一つしかない雪原で耳が長いエルフみたいな女の子になって自分は夢魔のレンだとか言ってきたのよ。アレはあんたが見せた物だったの? ねえ?」
ルイズの級友達が聞いたら爆笑しそうな台詞である。だがルイズにとっては紛れもない真実。そんな質問をぶつけられたレンは再度逆方向に首を傾げる。
更に詰問を続けようとしたルイズだが、ふと気づいた。こちらの質問の度に首を傾げる仕草をした、と言うことは……まさかこの猫、今も自分の言うことを理解している?
「……レン、あんた、私の言うこと分かってとぼけてない?」
ルイズが顔をひきつらせてそう言うと、レンはふいっと横を向いて視線を逸らした。
ギルティ。有罪確定である。ルイズの怒りの四つ角は四つに増えた。ルイズはこみ上げる激情のままに罵声を張り上げようとした。が。
どバン!!
「うるっさいわよルイズ!」
ノックもせずドアを蹴破るような勢いで入ってきた仇敵に、躾はいったん止めざるを得なかった。
「ツェルプストー! 中の人の返事も待たずに部屋に入ってくるなんてどういうつもり!」
「どういうつもりはこっちの台詞よ! 朝っぱらからごそごそぎゃあぎゃあ喧しいの! そんなに人の安眠を妨げて楽しいわけ!? 寝不足はお肌の天敵なのよ!」
いきなり入ってきた無礼を正そうとするルイズに負けじとがなり立てる寝間着姿の長身の褐色肌。ルイズのライバル、『微熱』のキュルケ嬢である。
そんなキュルケの寝間着姿はワンピース型の寝具、ネグリジェ。昨晩は一人だったのか異性に見せるための下着ではないようだが、ふわふわした生地とあしらわれているレースが安物ではないことを証明している。
うむ、なんだまあ、キュルケのけしからん程盛り上がっている胸部とかRを描いて自己主張する臀部とかむっちりと肉が付いている太腿とかその他諸々と相まって、その、十分工口い。
そんな扇情的な格好も、寝起きで顔も洗っておらず、まだ手入れがされていないぼさぼさの長髪では魅力半減だが。
「私は使い魔の躾をしてただけよ! あんたの安眠なんて知ったこっちゃ無いわ! そんな寝具のままで出歩くような恥知らずのことなんかね!」
「出歩かせてんのはそっちでしょうがゼロのルイズ! 後自分の体が貧相だからって嫉妬は見苦しいわよ凹凸ゼロのルイズ!」
「あんですってえええええええええ!?」
言い合いは留まることを知らず、むしろヒートアップの様相を見せている。そんなマスターと侵入者の漫才のようにも見えるやりとりをレンはじっと見つめているのだった。
「第一躾っていっても、怒鳴りつけるだけじゃ躾なんていえないわよ? 主人たるもの、自分の事から気にかけなくちゃ。まずは自分の事から始めなさいな!」
「ネグリジェ姿で出歩いてるあんたに言われたくないわ! 私の何処が躾られてないってのよ!?」
「自分の感情の沸点が低すぎること! 時間も何も関係なく騒ぐところ! しかも昨日から着替えてないでしょ!? 服もマントもしわくちゃじゃない! まだそこにいる猫の方が身繕いをきちんとしてるわよ!!」
びし、とレンを指さして吠えるキュルケ。痛いところを指摘されて言葉に詰まるルイズ。
確かに昨日は寝間着に着替えることもなく、ベッドに倒れてそのまま眠ってしまったのだ。言われてみると自分の服は所々皺が寄ってしまっている。貴族の証であるマントも同様だ。
正論で説き伏せられそうになるルイズだが、この程度で自らの非を認めるルイズではない。持ち前の負けん気を発揮してキュルケに反論する。逆ギレとも言う。
「こ、これは身繕いしないとどうなるのかと言うことを教えているのよ! 自分の体を張ってまで使い魔を教育するなんて私ったら主人の鏡ね!」
「ルイズ、その言い分じゃ貴方が着替えもせずに寝たことも朝からぎゃあぎゃあ騒いでたことも言い訳できないわよ?」
墓穴である。キュルケはもう怒りも冷めたのかむしろ呆れたような眼差しをルイズに向けていた。熱しやすく冷めやすいのが彼女の性分なのだ。
「せっかく早起きしたならお風呂にでも入ってきたら? 確か昨日のお風呂入りに来なかったでしょ、あなた」
その言葉にルイズの顔が炎のように赤く、熱くなる。ツェルプストーなどに自分の身だしなみを窘められるなんて!
そんな主達の声をよそに、レンはせっせと自分の舌で毛繕いをしていた。猫は綺麗好きなのである。
普段なら美徳である猫の習性だが、このタイミングで行われるのはルイズにとって非常にまずい。毛繕いをしているレンを見てニヤリとキュルケが笑みを浮かべる。
「ホラ、使い魔も自分でしっかり綺麗にしてるじゃない。主の成すべき事を示してくれるなんてその子、使い魔の鏡ね」
「それ以上愚弄するなら先祖代々の恨みも含めてここで晴らしてあげるわよツェルプストー……!!」
「あら怖い。まあゼロのルイズができる事なんてたかが知れてるでしょうけど。ま、とにかくさっさと綺麗になってきなさいな。静かにねー」
入ってきた時とは打って変わって颯爽と去ってゆくキュルケであった。逆にルイズの機嫌は最悪である。
「あああぁあ〜〜〜ムカつくぅぅぅ! 何なのよキュルケの奴人の部屋にいきなり入ってきて言いたい放題〜〜〜!!」
この場合悪いのは隣に聞こえる程騒がしかったルイズなのだがそんな理屈はルイズには通じない。『ツェルプストーの人間に論破された』ということは『ヴァリエール家のメイジであるルイズ』には耐え難い屈辱なのだ。
だがトリステイン魔法学院寮で、隣の部屋に聞こえる程騒がしかったというのは、それはそれはすごい大声であるはずである。
何故このような話になるか? それは『ルイズの部屋』と『キュルケの部屋』が『隣同士』であることから考えられる。
ルイズはよく言えば潔癖、悪く言えばお子様な思考回路を有している。そしてキュルケは恋多き人物であり、頻繁に異性を部屋に連れ込んでいる。それなのにルイズは毎夜『熟睡できている』のである。以上の事から作者が連想したことを察してほしい。
閑話休題。
地団太を踏むのに疲れたのか、ルイズがからかわれる要因となったレンをギロリと睨むが、そんなものレンには何処吹く風。小首を傾げて主人であるルイズを見つめている。
「レン! お風呂に行くから付いてきなさい!」
朝風呂には入ることにしたらしい。レンに命令し、鼻息も荒く入浴の準備を済ませるルイズ。未だ不機嫌な彼女の後をレンはトコトコついて行く。
浴場に行く道すがら、レンが自分の後ろにいることをルイズは何度も確認する。確認する度に、自分は召喚に成功した、魔法を成功させたのだと言うことを実感してニヤニヤと機嫌良さげに頬がゆるんでだらしない顔になる。
昨夜、夢の中で脅された恐怖など吹っ飛んでしまっていた。このような顔、家族や級友にはとても見せられない。特に家族に目撃されたなら折檻ものである。
そして浴場へと一人と一匹は辿り着いた。誰もいない着替え場で淡々とルイズは衣服を脱ぐ。その場にはルイズとレンしかいないためか、恥じらう様子はない。一糸纏わぬ姿になり、年不相応なあまり起伏のない肢体が晒される。
制服を頭から脱ぐと、長くてふわふわした桃色がかったブロンドが踊る。服の下から表れたのは矮躯とも言える小さな肢体だが、これはキュルケとは別の意味で暴力的な肢体である。
細い。細いのだ。何処がと言うわけではなく、首、腕、指、腿、ふくらはぎ等、体のパーツ全てが。
あばら骨が透けて見えそうな程薄い肉付きが一層それを強調している。腰回りなど成人男性の両手で覆えてしまいそうではないか。これは僅かな贅肉に一喜一憂する数多の女性からすれば羨望の的であろう。
繊細な芸術品のような儚げな肢体と、十人中九人が美人と答えそうな容貌――ツリ目嫌い等がこの一人に入る――を持ちながらも、本人がそれを正しく理解していないのが悲しいことだ。
ルイズの柳のように細い腕が浴場への扉を開け、浴室へと向かうのだが、レンは動かずじっとしている。大抵の猫は濡れることを嫌うのである。レンもそうなのだろう、とルイズは結論づけた。
「じゃあレン、ここでおとなしくしてるのよ」
例えレンが入りたがったとしても使い魔を貴族が使う浴場へ連れ込むわけには行かない。理由としては、使い魔はメイジのパートナーであるが、一緒の湯船に浸かるのはまずい生物が少なくないからだ。
粘液に覆われた爬虫類、そもそも湯船に入る事のできない巨体など実に様々。猫のレンは抜け毛が大変なタイプである。
それを分かっていながらルイズがレンを連れてきたのは、この白くてもふもふした物体とできる限り一緒にいたかったからに他ならない。それにしてもこのルイズ、主人バカである。
自分の使い魔に待機を言い渡し、ぴしゃりとルイズは扉を閉める。
ざんねん!さくしゃのにょたいかんさつはここでおわってしまった!
(……浴場へ行って石鹸の補充。それからお洗濯して干して。マルトーさんのところでお手伝いしたらご飯食べて……)
廊下を歩きながらこれから自分の行う仕事の予定を確認しているのは、このトリステイン魔法学院にて奉公に来ているメイド。名をシエスタと言う。
メイドなので無論のこと貴族ではない。貴族のようなきらきらしい美しさはないが、人を落ち着かせるような素朴さを持っている。
落ち着くと言っても暗いと言うわけではない。自己主張の激しすぎない、それでいて周囲へ自己を認識させるたおやかさも持ち合わせている。
黒い髪は肩上で切り揃えられ、うっすらとそばかすのある顔の両側でちらちら揺れている。瞳も髪と同じく黒曜石のような漆黒で、欧州と言うより東アジアの人間を思い起こさせる容姿だった。
そんな彼女が行く先は貴族の浴場である。無論彼女が入浴するわけではない。先程のシエスタの回想にあるとおり、石鹸の補充に行くところなのである。
普段は利用者の少ない昼過ぎ等に行うことだが、昨夜のある貴族から『石鹸が切れそうだったわ。新しいの入れといて』との指示からこの時間に行動しているのである。希ではあるが、朝に入浴する貴族もいるからだ。できる限り叱責の可能性は減らしておきたい。
そしてシエスタは浴場に到着する。脱衣場に入る前にノックをして誰も居ないことを確認するとドアを開ける。浴場へと続くガラス戸へ目を向けると、シエスタは自分の間の悪さを呪った。
誰か居る。こんな早朝から風呂に入る貴族が。
お風呂に入っている貴族の扱いは非常にデリケートでなければならない。
トリステインの貴族は羞恥心や貞操観念が高いので、同性や平民という垣根があっても素肌を見られることを嫌う女性は珍しくない。ましてや迂闊にコンプレックスを刺激するような発言でもあればどうなることか。
貞操観念が強い風習がありながらあの短いスカートはどうなんだ、と言うツッコミは入れないでほしい。たぶん学院長の趣味なんだよ。
できれば誰も居ないでほしかったのに、と思うが仕方ない。できる限り中の人間を刺激しないようにさっさと終わらせるだけだ。シエスタは意を決して浴場への戸をノックする。
「誰?」
「ご入浴中に失礼いたします、石鹸の替えを持ってきたので入ってもよろしいでしょうか?」
「分かったわ、入りなさい」
ノックの答えに従って「それでは失礼いたします」とシエスタは戸を開ける。湿度の高い空気がむわっと入ってくるが、そんな空気よりもシエスタにとって一番の懸念事項は入浴中の貴族のことだった。
その貴族は香り付けのフルーツが浮いた湯船に浸かっていた。湯船に浸からぬよう桃色がかったブロンドは結い上げられており、普段は見れないであろううなじは濃い桜色に染まっていた。惜しむらくはルイズの基礎的な色気がまだ少ないことだろうか。
できる限り刺激しないようシエスタはさっさと仕事を進める。大したことではない。少なくなった石鹸を新しい石鹸に取り替えるだけだ。すぐに仕事は終わる。
「それでは、失礼いたしm「ねえ」
退室の言葉を述べようとしたところで呼びかけられた。シエスタの心臓が凍り付く。私は何かマズいことをやってしまったのか、それとも何か新しい用事を言いつけられるだけ――?
「な、何かご用でしょうか」
「脱衣所に白い猫は居た?」
意味が良く分からない問いを貴族は投げかけてきた。戸惑いながらもシエスタは先程の脱衣所の記憶を探る。
貴族が居ることに気づいて浴場の方に気を取られていたが、確か自分の見た限りでは――
「いいえ、猫なんておりませんでしたが」
「なんですってええええええええ!?」
「ぴいっ!?」
有らん限りの怒声を張り上げてブロンドの少女が立ち上がる。全裸で。
悲鳴を上げながら恐怖に身を竦めたシエスタには、まさか貴族に「はしたないですよ」と言うこともできず、心の中で残される家族にただ謝っていた。
(あのバカ使い魔! 大人しく待ってなさいって言ったのに……!)
ルイズは湯船から飛び出すと、濡れた体を隠そうともせずにすぐ脱衣所へ突入する。
ぎらぎらした目で辺りを見回すが、あの白猫は見つからない。
「こらレン! 何処行ったのよ! 待ってなさいって言ったんだから待ってなさいよ! 返事しなさい!」
怒声を張り上げながらルイズは片っ端から脱衣所内を探し始める。部屋の隅っこを調べ、数ある洗濯籠を調べ続け、白い洗い物が入っている籠を覗きこんだ時、
「見つけたっ!!」
ようやくルイズは勝ち鬨をあげる。洗い物に見えたのはレン自身だった。全身真っ白なのでタオルか何かだと見間違えていたのである。籠の中でぐるりと丸まり、前足、後足、尻尾を器用に収納して目を閉じ、やすやすやと睡魔に意識を委ねていたのだった。
「レェェェェン……あんた二度も主の手を煩わせるなんて……これは徹底的な躾が必要なようねえ……!」
未だに籠の底で毛玉になっている相手に凄むルイズ。今の彼女の背景には『ゴゴゴゴゴ』という文字が似合いそうだった。
「あ、あのう、ミス」
「なによ!?」
「お体をお拭きになられないと、冷えてしまいますよ……?」
おそるおそる言うメイドの声に少しだけ頭が冷える。間違っても目の前のメイドが某魔王少女と言うわけではない。
指摘されるまで気にしなかったが、自分は今全裸だ。スッパだ。丸見えだ。生まれたままの姿だ。
しかも湯船からそのまま飛び出たので全身びしょびしょだ。濡れ鼠だ。水も滴るいい女だ。
ちなみにびしょびしょというのは美少女二人が濡れていることを略してびしょびしょという語源になったのda、ってタイガーが言ってた。
確かに早く体は拭いたほうがいい。メイドが差し出しているタオルをひったくるように受け取ると、ルイズはごしごしと乱暴に自分の体を拭き始めた。
「あんた」
「はいい!」
「私はルイズ。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ。あんたの名前は?」
「し、シエスタと申します」
「そう、ならシエスタ。そこに私の着替えがあるから着せて」
「かしこまりましたぁ!」
まだ先程のルイズの怒号の恐れが消えていないのか、堅さを残したまま、しかし素早く行動するシエスタ。妙な失敗をしないよう、細心の注意を払って貴族の着替えを行う。そしてその間もレンは籠から出てくることはなく、ルイズもレンから目を逸らすことはなかった。
最初ルイズはこの白猫にどんな折檻をしようか考えていた。しかしこの猫が眠っている姿を見ている内に少しずつ怒りも冷めてきた。
そう、確かにこの使い魔は大人しくここで待っていたではないか。未だにぐーすか寝ていることは許し難いが、そこはこれから躾ることだ。怒ることと躾は違う。むやみに怒鳴り散らすだけでは躾とは言えない。
それにこの使い魔の食事も考えなければ。主人は使い魔の食事に責任を持たねばならないのである。
(それに……昨日の夢)
あの夢の中で自分は『レンを養う』と契約したのだ。ならば食料の確保をせねばなるまい。
そこまで考えをまとめている内に着替えは終わった。制服姿になったルイズは着替えを手伝わせたメイドに向き直る。
「シエスタ」
「ハイッ」
「そこの私の服、洗濯しておいて。そ・れ・と!」
気合い一閃! 籠からレンを掴みあげる。両脇を掴みあげられたレンはだらーんと縦に延び、じたばた手足を動かしている。
「この猫、私の使い魔でレンっていう名前なんだけど」
「わあ! 可愛らしい猫さんですね」
「でしょう? この子用の食事を用意してほしいのよ」
「かしこまりました」
こういう貴族の頼みは珍しくない。使い魔と一口に言っても実に様々な種類が居るのは前述の通り。
だが餌に関しては実は大きく二種類に分けることができる。使い魔が勝手に調達するタイプと、主人が用意せねばならないタイプだ。
レンは微妙な判定だが、元飼い猫と言う経歴から食事の供給が必要だろうとルイズは判断した。まあ元飼い猫でなくともルイズが食事を用意させた可能性は高い。
「肉食の使い魔用のお肉でよろしいでしょうか?」
「ええ、それでお願い」
そんな二人の遣り取りが成される中、レンは相変わらず手足をじたばたさせていた。先程よりジト目になっているのは不安定な姿勢で固定されている所為だろうか。
薄目の子猫をシエスタは微笑ましく見つめながらもさっさとルイズの洗濯物を集める。
「それでは失礼いたします。レンちゃんの料理も用意しておきますので」
「ええ」
脱衣所の入り口で二人と一匹は別れた。シエスタは水場へ洗濯に、ルイズは食堂へ朝食を採りに行きました。
すたすたと食堂へと向かう道中、ルイズはずっとレンを抱いたままである。レンも諦めたのかルイズの腕の中でじっとしている。
もしかしたら先ほど怒らせたことへのご機嫌取りかもしれない。それとも気紛れでただ抱かれてやっているだけかも知れない。真実はぬこのみぞ知る。
「あらルイズ。お風呂には入ったみたいね」
食堂へ行く道すがら、キュルケと出会った。彼女の足元には尻尾に炎が灯った大型の真っ赤なトカゲらしきものが居る。決して真っ赤な誓いではないっつーか誓いは見えない。
「おかげ様でね。それでまだ何か用なの?」
「いやねえ、あなたの使い魔を見せてもらったのにこっちの使い魔を見せないのも悪いじゃない?」
キュルケが不敵に笑う。主の意図を読んでか、足元の火蜥蜴が前に進み出た。
「どう!? この子が私が召喚した使い魔、サラマンダーのフレイムよ!」
「名前以外見れば分かるわよ」
キュルケに言われるまでも無くそいつの存在には気づいていた。口からちろちろと炎が迸り、そこに居るだけで周囲の気温が上がっているのだから。これで気づかなければ水のメイジの診断が必要だ。
「見なさいよ、この鮮やかな尻尾の炎! 間違いなく火竜山脈に居た子よ? 火属性の私に相応しい使い魔よね〜」
「あ゛ーはいはい良かったわね」
内心の羨望を隠しながらキュルケからさっさと離れようとする。
そう、確かにう羨ましかったのだ。レンは確かに夢の中に入り込んでくる特異な能力を持っているようだが、とても主であるメイジを守る、という大役は果たせそうに無い。
さっさと食堂に向かおうとするも、しつこくキュルケは絡んでくる。
「あなたの使い魔も悪くないけど、ちょっと力強さに欠けるわよね〜」
「うるっさい! ってちょっとレン。そこまで警戒しなくても大丈夫だってば」
腕の中にいるレンは毛を逆立たせてフレイムを睨んでいる。明らかにキュルケの使い魔を警戒している様子だ。
「へー。主人を守るって意思表示かしら? 中々立派な心がけじゃない。どう、私の使い魔も兼ねてみない?」
「ツェルプストー! あなたどうあっても私と決闘したいみたいねえ!?」
眉をこれでもかと逆立たせてルイズが吠える。いつも携帯している杖にまで手が掛かり、今にも抜き放たれようとしていた。
「冗談よ、じょ、う、だ、ん。でももしあなたがその気なら飼って上げても良いからね、子猫ちゃん?」
レンにぱちりとウインクを飛ばしてキュルケは去っていった。主人に続いてフレイムもぶふっと火炎を吹きながら退場する。ルイズといえば、
「レン! いい!? 金輪際キュルケには近づいちゃダメよ!! 私のヴァリエール家とキュルケのツェルプストー家にはアルビオンよりも高く降り積もった因縁があるんだから!!」
朝から高まっているテンションが更に上昇中だった。彼女の血管が切れないか少々心配である。両手でわっしとレンを掴み、子猫の小さな顔と自分の顔を付き合わせて口角泡を飛ばしていた。
そう、確かに二人の家には浅からぬ因縁があるのである。
まず、ルイズの生家のヴァリエール領とキュルケの生家のツェルプストー家は隣接しているのである。隣接している国の最接近領。
近所の者同士、仲良くできればいいのだがそうも行かなかった。両家は長い歳月において紛争が繰り広げられてきた。お互いに降り積もったわだかまりは易々と拭えるものではない。
またそれだけでなく、ヴァリエール家はツェルプストー家に幾度も婚約者や恋人をを奪われてきたのである。このような経緯から、ルイズにしてみればツェルプストーには例え領地の石ころだろうと渡すまいという思いだった。
ルイズはこのような経緯をぜいぜいと息が乱れるまで躍起になって説明していた。そんなルイズを冷めたような瞳で見るレン。聞いてやるだけ良い猫だよ、うん。
「……そうそう、さっき私を守ろうとしてたのは良かったわよ。その調子で頑張りなさいね」
先程のレンの警戒を、ルイズもキュルケと同様に主人を守ろうとしているのだと判断したのだ。お陰で高ぶり続けていた怒りが少しだけ収束に向かう。自分が呼んだ使い魔はなかなか当たりじゃないか、と口元を綻ばせて朝食の席へ向かうルイズだった。
「じゃあ、此処で一旦お別れよ、レン」
貴族用の食堂、アルヴィーズの食堂までメイジと使い魔は辿り着いた。ここも浴室同様、使い魔が入ることはできない。レンは使い魔用の食事へ赴くこととなる。
「使い魔はあっちね。食べ終わったら此処で待ってなさい。それじゃね」
使い魔の食事が置いてある広場への方向を示して自分は食堂へ入る。目に入るのはいつもと変わらぬ贅の尽くされた食卓。それが今日は余計に輝いているように見えて、始祖ブリミルへの感謝を捧げ、普段より多めに食事を採るルイズであった。
食後の満足感を味わいながらレンと合流して教室へと向かう。大分機嫌の良くなったルイズの後ろをレンはとことこついてゆく。程無く教室へと辿り着き、自分の席へと座る。
今日は各々が召喚した使い魔を連れての授業。かなり壮観である。キュルケが召喚したサラマンダーに始まり、バグベアー、ジャイアントモール、果てに風竜など実に多彩だ。
大丈夫、うちのレンだって負けちゃいない……とレンに視線を転じてみると、なにやらかなり周りの使い魔たちを警戒している。体毛は逆立ち、ばっしばっしとせわしなく動く尻尾。
「大丈夫だってば。主人の指示がない限り襲ってきたりなんかしないから」
そう言ってレンの背中を撫でるも、身をよじってレンは避ける。更に座っているルイズから手の届かない位置に座り込んでしまった。
む、と不機嫌になるルイズ。主人が気を使ってやっているというのになんだその態度は。一言文句を言ってやろうと席を立とうとしたところでタイムアップ。今日の授業を担当するミセス・シュヴルーズが教室に入ってきた。
「皆さんおはようございます。昨日の使い魔召喚は無事終わったようですね。先生、毎年生徒の皆さんがどんな使い魔を召喚したのか楽しみにしておりますのよ」
(ああもう。タイミングの悪い……)
教師が入ってきてから席を立つのは行儀が悪い。そんなことを立派な貴族を目指すルイズが出来ようはずもない。胸の中にくすぶりを抱きながら座り直す。
ちらっとレンの様子を横目で見ると、未だに他の使い魔たちへの警戒は解いていないようだった。大丈夫だって言ってるのに、と思いながらルイズは開始された授業へ耳を傾けた。
今日の授業は魔法の属性についての復習だった。誰でも共通して使えるコモン・マジックから始まり、火、水、風、土の4属性。更に現在は失われ、今は伝説となっている系統もあるのだが、6000年も使った人間の記録がないためにこの授業では軽い解説だけで終わった。
そこからメイジのランクについて。メイジの技量は、ドット、ライン、トライアングル、スクウェアとレベルが上昇していき、ランクが上がる度に魔法行使に必要な精神力が上昇し、強力な魔法が使えることの解説だった。
今日の授業内容は、座学の優秀なルイズには、いや他の生徒も皆理解していることだろう。この程度のことはとメイジにとっては常識だ。シュヴルーズ先生も新年度初授業の今日はウォーミングアップのつもりなのだろう。
そんなルイズは授業を真面目に受けるも、頭は他のことを考えていた。考えるのは自身の使い魔のこと。今朝起床したときの様子を考えると、猫の姿の今も人並の知性を有していると見ていいだろう。
今は土のトライアングルとしての力を披露するため、『練金』の魔法を実演している『赤土』のシュヴルーズのことをじっと見つめている。練金で石ころが真鍮に変わったときは只でさえ大きい瞳が真ん丸になっていた。そんなに練金が珍しかったのだろうか。
とにかくレンに関しては聞きたいことが多すぎる。夢魔と言う種族のこと、彼女の使い魔としての力量のこと、そして彼女が居たという世界のこと。これからじっくり聞き出してやろう、とその横顔をじっくり見ていた。それが悪かったのだろう。
「ミス・ヴァリエール。喚んだばかり自分の使い魔が気になるのは分かりますが、授業に集中してくださいね?」
「は、はい!すみません」
先生からの指摘に慌てて答えるももう遅い。周りの生徒がくすくすと忍び笑いを漏らすが、それにも耐えるしかない。今のはどうしようもない自分の失態だ。
「丁度良いですね。ミス・ヴァリエール。貴方に練金の実践をして貰います。前へ出てきて下さい」
「え!?」
え、その声はルイズが発した物だったが、クラスメイトたちの発したかった言葉も正に同じだった。
「シュヴルーズ先生!」
「なんですか? ミス・ツェルプストー」
「先生は……ルイズの授業を受け持つのは初めてですよね?」
「ええ。ですが彼女の学習態度については聞きいております。とても勉強熱心なメイジだと」
「いや、それは間違っていないんですが……」
「彼女の魔法は危険なんです!」
キュルケの後に言葉を繋げたのは、太っちょの男性メイジ、マリコヌルだった。どうでも良がマリコヌルって言いにくいし書き難い上誤字りやすい。とある菌糸の人の天敵になれそうだ。
「ちょっと風っぴき! 危険って言うのはどういう事よ!」
「誰が風っぴきだ!? 僕は『風上』のマリコヌルだ! キミの魔法が危険なことはクラスメイト全員がよく分かってるんだ!」
「そうよルイズ。今まで貴方が魔法を使ってきた時のことを思い出してみなさいな」
「ミスタ・グランプレにミス・ツェルプストー。やる前から否定してはいけません。少々言い過ぎではありませんか?」
「「貴方はルイズの魔法を知らないんです」」
期せずしてハモった二人の声にうんうんと頷くクラスメイトたち。一部我関せずと本を読んでいる奴も居たが。
「実演なら私が「私、やります。やらせて下さい!」
ルイズの代わりにやろうと申し出ようとしたキュルケだったが、他ならぬルイズ自身によってそれは遮られた。クラスメイトたちの怯えるような態度が、ルイズの負けず嫌いの精神を刺激してしまったようだ。
「ルイズ、やめてちょうだい。お願い」
キュルケの制止の言葉ももはや火に油でしかない。ルイズは発火しやすいという意味では正に油だ。ずんずんと壇上へと赴くルイズ。そんなルイズを見ながらクラスメイトたちはそそくさと座席の下へと退避し始めていた。
支援
「ミス・ヴァリエール。貴方が変えたいと思う物を強く心の中に思い浮かべるのです」
シュヴルーズの説明を聞きながら、ルイズは机の上の真鍮を親の敵のように固く見つめていた。
(大丈夫。今日の私は大丈夫。だって……)
ちらりとルイズは後ろを振り向く。視線の先には、こちらを見ている赤い双眸が。
(昨日までの私とは違う。サモン・サーヴァント、コントラクト・サーヴァントという魔法を成功してるんだから。できるって信じるの。信じるのよルイズ!)
自分を見てくれている使い魔の視線を感じ、彼女のテンションはMAX最高潮。生涯三回目の魔法成功を成し遂げるべく、呪文を唱えて真鍮へ杖を振り下ろす――!
「――練金っ!!」
雄叫びのような詠唱と共に、真鍮が光る。
そして、爆発が起こった。
爆発付近にいたシュヴルーズは、爆風に吹き飛ばされて壁に激突。人事不肖に陥った。
「うわ、落ち着けリコ!」
「僕のクヴァーシルが食われたー!」
「またかよ『ゼロ』! ゼロのルイズ!」
「だからあいつに魔法を使わせるなと言ったんだ!」
クラスのメイジたちは爆発を察していたので無事だったが、使い魔たちは突然生じた爆発にパニックを起こしていた。大小様々な動物が暴れ回る中、ルイズへの罵声まで合わさって正に阿鼻叫喚の風景である。
そんな中、爆発を起こしたルイズ本人は煤にまみれているものの無傷である。けほっと咳を一つ吐いて、一言。
「……ちょっと失敗したみたいね」
「「「「「どこがちょっとだ!!!!!」」」」」
『ゼロ』のルイズ。ゼロの所以は成功率ゼロからきている。メイジでありながら魔法の全く使えぬメイジ。それが彼女だった。
爆発により教室はしっちゃかめっちゃか。とても授業が続けられる状態ではない。シュヴルーズも保健室へと連れて行かれ、午前中の授業は中止と相成った。そんな誰もいなくなった教室で、ひとり掃除を行う者が居る。それは、メイド。いいえ、ルイズです。
爆発を起こした罰として、ルイズは教室の掃除を命じられていた。メイジられたと言っても魔法を使って掃除をしろという意味ではない。むしろ魔法を使えば惨劇が再びである。そのことを重々承知している教師は『掃除に魔法の行使禁止』と厳命していた。
眉を吊り上げた不機嫌100%の顔でルイズは掃除をしている。そんな主人を見ているのは言わずもがな、彼女の使い魔のレンだった。
「……なんで、また失敗なのよ」
手を止めて、誰に聞かせるわけでもなくルイズは呟く。視線は床に固定されたまま。声には隠しようのない悔しさが滲み出ていた。
「やっと、昨日魔法が成功したのよ? もう私はゼロじゃない。ゼロじゃないのに……なんで爆発するのよ!?」
手にしていたモップを癇癪のままに叩きつける。そんなことをしても魔法が成功しない事も、教室が片づく訳でないことも分かっている。気分が良くなるわけでもなく、むしろぐちゃぐちゃとした想いが吐き気をもよおす程膨れあがるばかりだ。
それでも、歯を食いしばって泣くのは堪えた。だって、自分の使い魔が見ているのだ。夢の中で見た時は、可憐としか言いようがない外見のクセに、冷たい目でこちらを見ていた幼女。不遜な態度で主人を敬わない使い魔。
それでも、蔑まれるばかりの日常でようやく得ることができた自分の味方。弱みを見せられるわけが無いではないか。
体の中で暴れまわる激情に必死で耐えていると、かたんと足元から物音が。音の方へ目を向けると、レンがモップの柄を咥えてこちらへ差し出していた。
「レン……!!」
使い魔の優しさに今までとは違う感情が沸きあがってくる。最高じゃないか、私の使い魔は! 感極まって自分の使い魔を抱きしめ――ようとして、するっと白猫は抱擁から逃れた。
「ふぇ?」
白猫はそのまま教室の扉へ突撃。教室外へと移動し、あっという間にルイズの視界から消えた。
「……」
ルイズは空気を抱きしめたまま固まっている。その硬直が徐々に憤怒で解けてゆく。ぶるぶると震えながら、先ほどとは違った激情のまま、叫ぶ――!
「あんの、バカ猫ぉーーーー!!!」
以上、投下しました。
支援してくれた皆様、まことにありがとうございます。
感想くれた方も励みになっております、まじで。
あと、Wikiに登録してくれた方、ありがとうございました。
最後に、今回レンを一言もしゃべらせなくてごめんなさい。
いぁ、もう白い子以外のナニモノにも見えない。
セリフ無しでこれとは神業すぎてまいった
とりあえず、あれだ
マリコルヌだよな
乙&GJ、ぬこかぁいいよぬこ…………と言いたいとこなんスけど、
マルコメのフルネームって
マリコルヌ=ド=グランドプレ
だったよーな…………?
>>863 「練金」じゃ錬金失敗するのも当然だろう。
作者の主観が入った容姿の描写がくどい
白猫っぷりが最高
黒猫じゃないのに無口だな
>ざんねん!さくしゃのにょたいかんさつはここでおわってしまった!
さりげない小ネタが好きです、GJ
獣の因子じゃなかったけ?
命だったら原作で志貴やアルクが殺していればそのうち殺せたけれど。
殺したそばから混沌へと還って復活していたから、志貴がネロという世界を殺したんだろう?
まあ、完全に教授を塵一つ残さず完全消滅させれば終わるかな。
なんてこったい、更新しわすれて微妙な書き込みをしてしまった。
白猫の人お疲れ様です。
>>873 アルクが殺した奴は戻ったけど、志貴が殺した奴は戻らなかったんじゃなかったっけ?
というか教授あのまま物量で攻めてれば身体がもたずに志貴あぼんで勝てたよなぁ。
PSP涼宮ハルヒの約束がFateタイガーころしあむ(笑)の売り上げを軽く超えたな
アニメ、CD、書籍、グッズなどではもはや圧倒的な差がついてるし、残りはゲームだけ
次のPS2ゲームの売り上げで勝てばハルヒの全勝だな
Fateは結局ハルヒに何ひとつ勝てないという事か
冒険の前にさっさと驚愕発売しろよカス川書店
冒険?
志貴の魔眼でティファニアの胸っぽい何か、は殺せるでしょうか?
あれは死の概念がないから無理だな
何故ならあれは男の永遠の幻想だからだ
どーせ殺すならコルベール先生のハゲにしとこうぜ、
髪復活させてくれたからって感謝されそうだw
ってンな真似できるのは志貴じゃなくて式か?
「毛根の死」を殺すのか
>881
永遠の幻想……つまりテファのあれは宝具の域に達しつつあるのか。
>>767 らんま召喚ではヴェルダンデ決闘に使ってたなあ
>>885 メンヴィルさんの眼球に教授の残骸塗りつければ、視力戻りそうですね。
なんだその万能薬w
全ての生命の素だから、人体を補うには絶好の素材なんだよな
タバサママもちい姉さまも病気が治るし
コッパゲのハゲも治る
いやコッパゲは治らないような気がしてきた
ああ、こうやって歪んでいくのか
少なくとも傷の治療に使えるのはガチだけどね
>>890 いや、治った上でよりおかしいことになるだろうきっと
時々本人の意思を反映してうごいたりうごめいたり伸びてテーブルの上でタップダンスを踊り出すんだ
髪の毛が
●胸革命【宝具】
バストレヴォリューション。
すげぇデカイおっぱい。
純血のヒトではなく、エルフとの混血によって生まれた神秘。
おっぱいとしてのカテゴリーの中では頂点に立つ宝具である。
人々の“こうあってほしい”という想念が世界に蓄えられ
星が精製した“最強の幻想”(ラスト・ファンタズム)。
テファニアのシンボルであり、代名詞。
彼女は混血故の容姿の為にアルビオンのイーストウッド村にて、
マチルダ・サウスゴータの金銭的な支援を受け、なかば隠者のような生活していたが、
ヒトの少年の手によって外の世界に連れ出される。
この宝具は強力すぎる為、下手に人前には晒せない。
ガンダールヴの少年への「ホンモノか触って確かめて?」は、
虚無の少女の「キスしてもいいから」と並んで、
最大級の盛り上がりと言えよう。
ネロの旦那の666の因子の内、半分は良い因子で上手く分けれればあのツンデレの白レンすら懐く良いネロ・カオスに成れますが・・・(^_^;)
いっそのことジョージ3人召喚されるとかだめか?
アラヤ、ネロ、言峰・・・。
スーパージョージ大戦
ジョージ同士は文通で交流しあってるからマブダチ
殺し合いはしない
いっそのことアーカードも参戦で
亡者の軍団と666体の獣の混成軍か?
7万の軍勢vs666の混沌の魔物vs幾万幾千の亡者(アンデル戦前:ワラキア、カザンなどの軍勢+リップ伊達。アンデル戦後:約200万のロンドン市民+レコンキスタ軍+吸血鬼軍勢+イスカリオテ。オプションとして猫)
まさにカオス
さらに泥と青タイツと英雄王と80人の暗殺者を従えた代行者が参戦するわけですね
まさしく神々の黄昏っぽい光景が眼に浮かぶ・・・・・・
ガンダールヴとか、北欧神話だし。
明らかに皆、シナリオブレイカーだよなぁ・・・・・・
ここまでくると、バランス・シナリオ崩壊しすぎて、かえって神話臭い代物にならないか?
ここはあえてネロの鹿一匹に留めておくべきだな
あぁ、えエト・・・なんだっけ、あのやけに人間くさい鹿の名前。
忘れちまったよ。
あの鹿の名前は、エトだったと思う。
恐らく彼一人もしくは1匹か?がいれば大抵の勢力に勝てるだろ、
ファーストキッスから始まる鹿と魔法少女の恋のヒストリー、
メイドと恋に落ちる鹿、二股をしていたギーシュを紳士的に咎める鹿、
さっそうと零式艦上戦闘機を操る鹿、7万の軍勢に立ち向かう鹿、
ものすごく読んでみたいとは思わんかね?
>紳士的に咎める
紳士的というか菌糸的というか
エトの口調はおばけきのこの物に近くなかったっけ?
自慢の角で七万の軍勢を薙ぎ倒す鹿をシリアスで書いてくれたら俺の処女を捧げてもいい
まとめサイトないの?
士郎やアーチャーが持ち前の家事能力、
ガンダールヴの特性と相性がとても良さそうな無限の剣製で、
日常、戦闘ともに大活躍するSSが読みたいんだが…
ここに巣食ってる連中は
そんなありきたりには食傷気味な連中なんだぜ・・・
方向を変えて、七万の軍勢vsネコアルクカオスvsロリカードvsサラリーマン神父ソンなジョージ大戦もいいかもな
さすがにロリカードは声優変わるだろww
変える……よな……
ジョージ大戦ならパヤタンとかギロロとかいるじゃないか
ロリカードは無いよロリカードは
>>917 おいおい、ツンデレ親父なロイさんを忘れてくれるな
ソルティが居ないと戦力的に辛いかもしれんが……
>>916 その面子だとリーマンは勝てんと思ったけど、
上にあるように英雄王とかオプションで付けば対抗できるな。投げボルグも対軍宝具だし。
そういやコトミーは契約したり関係あったりする鯖がアンリ含めて4人もいるんだ。
アーチャーのは理想郷にあったな
スペルとか微妙な設定とかオリジナルになりつつあるけど。
向こうには向こうの空気があるんだろ
ゼロ魔世界に来たら最強になったキャラが召喚されたらどうなるのかっていう
実験の検証だと思っているから俺は特に気にしてないがな
基本的に型月側のが人外多いから強いのは当たり前だけどな。
普通の人呼ぶと、ある程度文才ないと書けないかもね。
サイトの焼直しになりかねないし、難しいねえ
ある程度年を重ねた型月の男キャラはいい奴が多いな
教授かぁ
召還直後にルイズが食われかねない
>>924 ドラマCDの良いネロならなんとか・・・・
士郎大活躍モノが読みたいなら
理想郷なりNTなり風牙なりにいけばいいだろ
EMIYAもSHIROUも人気だから
ハルケギニアなりマホラなり三国志世界なり
鳴海市なりで大活躍だろうさ
異世界の魔法形態やらなにやらに興味がある。しばらくは放っておいてやる。
↓
魔法のことは大体分かった。でもルイズってどれにも該当しなくね?珍しくね?要観察。
↓
ルイズが伝説の虚無であることが発覚。ディ・モールト興味があるッ!
↓
虚無のことも分かったし生態系も殆ど取り込んだ。
もう食っちまってもいいが食ったところで何か得するわけでもなし。放っておこう。何気に付き合い長いし。
↓
混沌の使い魔 完!
>>927 それはネロの生涯の目標である
不滅に対して虚無が脅威に成らない時だな
タタリ召還でパニックホラーな学園物に
>>929 そこはマトモな理性持った祟りを……そうしないと、呼び出した瞬間物語が強制終了するぞ
エルフの姿になるだけの気がする
いや、噂がなんであれ最終的に『自分に血を吸われて死ぬ』ように曲解して実行するから
血を啜るエルフに一晩で学園が壊滅させられるかと。
喚ばれる事も計算済みにしとかないと、結局何も起こらんよな
>>928 教授ならヴィンだよな
教授の目的は混沌の制御、何をどう出すかの全てを支配しきること
教授は混沌から予想外のものが生まれるのを望んでなかったっけ?
936 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/21(月) 19:09:12 ID:wfICDxBd
>>935 望みと現時点の研究目標は違うんだよ
たぶん
>>938 早くね?950でも十分だと思う
とりあえず乙
次スレ乙
まだまだ埋まりそうに無いけど
3日で埋まるかな。
第四次キャスター主従召喚なんてどうだ。どっちが主かわからんけど。
周りの惨劇に目を向けなければ違和感なくゼロ魔のラブコメ的雰囲気に溶け込んでるように見えなくもないかな?あの二人とってもなか良いし。
仲が良いのは認めます、うん。
でも周りの惨劇を無視するのは無理でしょ。
もしルイズに召喚されたんだとしたら、周りはあの二人の蒐集対象ばかりだし。
んー、控えめに言ったとしても・・・・・・阿鼻叫喚の地獄絵図じゃね?
>>944 巨大タコを前にしルイズが虚無に覚醒しエクスプロージョンで撃破。めでたしめでたし
>>944 何も控えてねぇwww
ここはアレだ、四次バーサーカーで……
メンヴィルあたりならなんとか…。
地味に本編開始直後の志貴なんかを呼んでみたら……なんて難しいか.
それサイトと変わらなくね?
俺TEEEEEしないように戦闘経験積む前から召喚しようってアイデアは悪くないけどガンダールヴあるなら直死使う機会ないだろうし。
基本人間相手だから普通に七つ夜で刺せば死ぬし。
つまり、十七分割直後に公園で倒れ、琥珀さんに連れられるまでにゼロ魔世界の冒険をするわけですね。
するとゼロ魔世界で……絶倫超人の本領発揮か?
そして夢オチ
ワカメ召喚とかも面白そうだねー
ルイズとワカメ、互いに魔法(魔術)が使えない者同士、でもプライドが高いってとこから話が膨らませれそうだし
あと、ギーシュ=魔術が使える世界の自分としてダブらせ物凄く嫉妬させてみたり
地球から最強の武器が召喚されるって事で、
ブラックバレル&ゴドーさんとか
>>953 それって、基本喰っちゃ寝するばかりの最強種もついてこない?
なんだっけ、あの天使みたいなの。タイプ・サターンだったかな?
あと、銃神さんって、ハルケギニアの大気に耐えられるのか?
・・・マテリアルが見つからねぇから、わからねぇ・・・・・・
>>954 銃神はフツーの人間だから、サイトが生きてけるなら銃神も生きていける。
鋼の大地は大気中にジンがあるから、彼にとってキツいだけで。
サターンは体長3kmの十字架さんだぞ。天の亡骸=天使はタイプ:ヴィーナスだぜ。
問題は、ブラックバレルが真価を発揮できるかか。
普通のメイジとかに撃ってもあんまり意味なさそう。
つまり、エルフの反射を撃ったらエルフが即死するわけですね?
フツーに本編開始直後の士郎とかどうよ?
ゲイボルグぶっ刺さった直後の士郎を召喚、士郎は心臓を破壊されてほぼ死ぬ直前状態
魔術回路? 開いてませんよ。投影? そんなもの使いませんよ
一々回路を作ってデルフ強化+ガンダールヴで強敵と戦うたびに死に掛ける
で、そのうち肉体の方が無茶に慣れてきたりw
蛇の転生先のひとつにハルケギニアの某王家あたりが用意されていたというのはどうか?
月姫本編開始前の1エピソード扱いで
シエルかアルク召喚
>>958 それって生存率が1%ぐらいしかないような……
ルイズとは違うベクトルで無茶しまくるぞw
961 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/23(水) 09:34:22 ID:G8VqsO98
>959
どっちかっつーとシエルの方が問題ないかな。志貴に会うまで機会だったアルクと違って
最初から人間味ある人だったし。月姫前って事はあの無限再生モードな訳だから
バランスブレイカーである事には変わりないけど。
>>961 そしてハルケギニアにスパ・・ゲフンゲフン、カレーが齎され、
シエルはカレーの王女様となると。
スパイスが足りなくても、南征してプランテーションで作らせるぐらい、
シエルならきっとやってくれるさww
>>958 下手したら別キャラになるからおすすめは出来ないがな
シエルは確かにいいよなぁ
964 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/23(水) 10:46:03 ID:jSVVBIBX
>>958 それって本人の生存率もヤバイがデルフがもっとヤバイ。
強化で砕け散る。
ものすごい威力のブロークンファンタズムが起こりそうですねw
シエル召喚した場合ハルケギニアども世界の修正はきくのか?
いつもの調子で攻撃食らって肉体が修復せずに「あれ?」みたいなw
ハルケギニアにロアが存在しないなら、世界の修正はないな
不死効果は消滅で、魔術基盤がないから大魔術の類は使えなくて、自分のオドを使う魔術しか使用不可に……あれ?
けっこうバランス良くね?
問題はロアが居ない!ひゃっほー死ねるぜー! こっちの世界で暮らしてもいいやー!
ってなるか、
死ねるようになったぜ! でもロアを殺す為には元の世界に戻るしかない……!
ってなるかだな。
シエルの力ですが、かつてロアであったために使える魔術がハルケギニアで使えないとしても、代行者として身につけた異能と体術は使えそうです。
大量の黒鍵が持ち込めるかはともかく、アルクェイドと遣り合えるのだから相当な物ではないかと。
設定に疎い俺は先輩が魔術使えた事すらしらんかった
つうか大魔術とかあるならそれつかえばええじゃんと
>>970 大嫌いなロアが使ってたものなので、あんまり使いたくないんだそうな。
>>969 第七聖典(120kg)を持ちながらびゅんびゅん飛び回ってるから、筋力その他はとんでもないだろうなぁ。
あと、シエルの黒鍵は魔力で編んだモノなので、いっぱい作れる。
なんか型月最強スレじゃ英霊の次に強いらしいからなあ先輩
……ふつうにそうじゃね?
魔法使いとか混血除けば、シエルが人間で一番強いだろう。
あ、「両儀式」がいたか。
あれは人間の枠に入れていいのか?
>>971 魔力で編めるっていっても柄は必要なんだよな。士郎の投影と違って。
どっかで量産されて埋葬機関とかに納品されてるんだろうか?
まあ材料と時間があれば、シエルにも柄から製造できるのかも知れんが。
>>964 自分が投影した訳じゃない宝具級のものまで破壊できるとしたら逆に凄くないか?
いっそ開き直って謎爆発を起こしまくるルイズと、手で触れたものを尽く粉砕する士郎とで
クラッシャー主従として活躍するとか。
巻き戻しは無くなっても、それに拠らない異常な回復能力は持ってる。
ロアの知識に頼るのが嫌だから、大魔術どころか魔術すらあまり使ってない。
使うとしても、先輩のキャパはそこらの魔術師とは比較にならないから、
オドだけで何も問題無い。
性格と過去に受けた仕打ちから考えて、
修正が無くなったとしてもロアを放置するとは思えない。
つーか、身体能力と身に付けた技術だけでそこらの奴なんか目じゃねーんじゃねーの。
色々確認してる間にやたら被ってるけど、折角だから書き込むぜ。
よーく考えたら、魔術ってルイズ世界でも使えるのか?
体術や概念武装はいいとして、魔術はたしか世界に刻み付けた魔術基盤を介して現象を起こしてたと思うんだが。
978 :
人間が使い魔:2008/01/23(水) 19:25:43 ID:iVcOimOw
ようやく一話が完成しました。
今日の19時45分ごろに次スレに投下しようと思いますが、前回の続きからでいいでしょうか?
それとも前回のも含め一話フルバージョンで投下した方がいいでしょうか?
意見下さい。
やるならフルでやった方がいーんじゃね?
980 :
人間が使い魔:2008/01/23(水) 19:32:13 ID:iVcOimOw
あのキャラスレか?
>>980 だああ俺のボケw
あと一つ言い忘れた
多重クロスは避難所投下の方がいいと思う
>>980 ドンマイ
気が向いたらこっちでも書いてくれw
なんらかの理由でロアの転生が異世界にいるのを突き止め、宝石翁の紹介で現地に召喚…やっぱくさいな…
ルイズの世話はななこに押し付け(ルイズは馬型の亜人が自分の使い魔と混同)
自分は暗示で学院の上級生であると思い込ませ…
肝心の転生先はだなあ…ジョゼフじゃありきたりだから、シエスタかなあ。
某海軍少尉の家系が本来転生先だったからとか
世界からロアが消えれば普通に死ねるようになるのでは?
そもそも異世界の観測なんぞ教会ができるとも思えんし万華鏡の爺さんに協力取り付けられるとも思えんぞ。
シエルは不死身が無くても、不死身になった原因の異常に死ににくい体質があるぞ
やっぱアルクかあ 彼女なら万華鏡の爺さんも協力するだろうし
遠野家ルート(バッドエンドで全滅パターン)後の志貴と出会わなかったアルクのその後の話
召喚される衝撃でルイズに爆破され17分割…
アルクェイド召喚……例えば17分割された状態で召喚され、学園を阿鼻叫喚の渦に叩き込むとか。
その後、復活した彼女にもう一度恐怖を味あわされ、その正体にもはや悲鳴さえ出ないとか。
異世界じゃ力の供給ないから再生できずに終了です
>>977 書き手次第でいいんじゃね
根源云々まで行くとめんどくさいだろうし
さっちんことゴドーワード召喚
……あかん、緩やかにハルケギニアが破滅する
>>984 ロア追って次元越えは無い気がする。
型月に近い平行世界なら、大抵どの世界にもロアは存在するだろうし、
同時召喚でもない限り、自分のところのロアかどうかは解らないだろ。
召喚されたらその世界にもたまたまロアがどっかから来てて、
ロアはロアだからこっちのも滅ぼそうって流れなら解るが。
ハル世界のアラヤとガイアは型月のものとは別物だから活躍できない。
魔術も基盤がないと使えないから、無理。
根源もアラヤやガイアと関連してるくさいから、色々厳しい。
ゼルレッチの紹介やお迎えも、本人が死徒化や衰えを克服できてない事から、そんなに期待できない。
(=平行世界の管理も、そこまで便利じゃない)
ハル世界の住人による召還という形でクロスさせるつもりなら、型月はかなりの制限がついてくると思う。
>>993 そうなると起動できる型月魔術は、元の世界に自分の世界を上書きする固有結界だけ?
起源覚醒とかはどうなるんだ?あれは個人に刻まれた物であって世界とは少し離れると思うんだが
聖地の"繋がっている"設定使えば何とかなるかも
地上から消えた精霊や神々→一部がハルケギニア行き
で、聖地とか以外でも期間限定で道が出来てるから何らかの相互干渉が起きているとか
次スレ建ってることだし埋めないか?
>>937 混血より弱いと思ってるようだけど、根拠あんの?
世界を支配する教会の生み出した人間兵器に、
日本程度も支配できない混血程度が勝てるとは思えないんだが
>993
召喚主に魔術刻印とかなんか変な物が刻まれて使い魔専用の基盤になった。
と言う展開はどうだろう。
1000なら凄腕SS職人来訪
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。