アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ9
5/7【魔法少女リリカルなのはStrikerS】
○スバル・ナカジマ/○ティアナ・ランスター/●エリオ・モンディアル/●キャロ・ル・ルシエ/○八神はやて/○シャマル/○クアットロ
5/6【BACCANO バッカーノ!】
○アイザック・ディアン/○ミリア・ハーヴァント/●ジャグジー・スプロット/○ラッド・ルッソ/○チェスワフ・メイエル/○クレア・スタンフィールド
5/6【Fate/stay night】
○衛宮士郎/○イリヤスフィール・フォン・アインツベルン/○ランサー/●間桐慎二/○ギルガメッシュ/○言峰綺礼
3/6【コードギアス 反逆のルルーシュ】
○ルルーシュ・ランペルージ/●枢木スザク/○カレン・シュタットフェルト/●ジェレミア・ゴットバルト/●ロイド・アスプルンド/○マオ
3/6【鋼の錬金術師】
●エドワード・エルリック/●アルフォンス・エルリック/○ロイ・マスタング/○リザ・ホークアイ/○スカー(傷の男)/●マース・ヒューズ
3/5【天元突破グレンラガン】
●シモン/○カミナ/●ヨーコ/○ニア/○ヴィラル
4/4【カウボーイビバップ】
○スパイク・スピーゲル/○ジェット・ブラック/○エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世/○ヴィシャス
2/4【らき☆すた】
●泉こなた/○柊かがみ/●柊つかさ/○小早川ゆたか
3/4【機動武闘伝Gガンダム】
○ドモン・カッシュ/○東方不敗/●シュバルツ・ブルーダー/○アレンビー・ビアズリー
4/4【金田一少年の事件簿】
○金田一一/○剣持勇/○明智健悟/○高遠遙一
3/4【金色のガッシュベル!!】
○ガッシュ・ベル/○高嶺清麿/●パルコ・フォルゴレ/○ビクトリーム
2/4【天空の城ラピュタ】
●パズー/○リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ/●ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ/○ドーラ
3/4【舞-HiME】
○鴇羽舞衣/●玖我なつき/○藤乃静留/○結城奈緒
2/3【R.O.D(シリーズ)】
●アニタ・キング/○読子・リードマン/○菫川ねねね
2/3【サイボーグクロちゃん】
●クロ/○ミー/○マタタビ
3/3【さよなら絶望先生】
○糸色望/○風浦可符香/○木津千里
2/3【ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-】
○神行太保・戴宗/○衝撃のアルベルト/●素晴らしきヒィッツカラルド
2/2【トライガン】
○ヴァッシュ・ザ・スタンピード/○ニコラス・D・ウルフウッド
2/2【宇宙の騎士テッカマンブレード】
○Dボゥイ/○相羽シンヤ
2/2【王ドロボウJING】
○ジン/○キール
【残り60名】
【基本ルール】
全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が優勝者となる。
優勝者のみ元の世界に帰ることができる。
また、優勝の特典として「巨万の富」「不老不死」「死者の蘇生」などのありとあらゆる願いを叶えられるという話だが……?
ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない。
ゲーム開始時、プレイヤーはスタート地点からテレポートさせられMAP上にバラバラに配置される。
プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる。
【スタート時の持ち物】
プレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全て没収。
ただし、義手など体と一体化している武器、装置はその限りではない。
また、衣服とポケットに入るくらいの雑貨(武器は除く)は持ち込みを許される。
ゲーム開始直前にプレイヤーは開催側から以下の物を支給され、「デイパック」にまとめられている。
「地図」「コンパス」「筆記用具」「水と食料」「名簿」「時計」「ランタン」「ランダムアイテム」
「デイパック」→他の荷物を運ぶための小さいリュック。主催者の手によってか何らかの細工が施されており、明らかに容量オーバーな物でも入るようになっている。四●元ディパック。
「地図」 → MAPと、禁止エリアを判別するための境界線と座標が記されている。【舞台】に挙げられているのと同じ物。
「コンパス」 → 安っぽい普通のコンパス。東西南北がわかる。
「筆記用具」 → 普通の鉛筆と紙。
「水と食料」 → 通常の成人男性で二日分。肝心の食料の内容は…書き手さんによってのお楽しみ。SS間で多少のブレが出ても構わないかと。
「名簿」→全ての参加キャラの名前のみが羅列されている。ちなみにアイウエオ順で掲載。
「時計」 → 普通の時計。時刻がわかる。開催者側が指定する時刻はこの時計で確認する。
「ランタン」 → 暗闇を照らすことができる。
「ランダムアイテム」 → 何かのアイテムが1〜3個入っている。内容はランダム。
【禁止エリアについて】
放送から1時間後、3時間後、5時間に1エリアずつ禁止エリアとなる。
禁止エリアはゲーム終了まで解除されない。
【放送について】
0:00、6:00、12:00、18:00
以上の時間に運営者が禁止エリアと死亡者、残り人数の発表を行う。
基本的にはスピーカーからの音声で伝達を行う。
【舞台】
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/f3/304c83c193c5ec4e35ed8990495f817f.jpg 【作中での時間表記】(0時スタート)
深夜:0〜2
黎明:2〜4
早朝:4〜6
朝:6〜8
午前:8〜10
昼:10〜12
日中:12〜14
午後:14〜16
夕方:16〜18
夜:18〜20
夜中:20〜22
真夜中:22〜24
【書き手の注意点】
トリップ必須。荒らしや騙り等により起こる混乱等を防ぐため、捨て鳥で良いので付け、
>>1の予約スレにトリップ付きで書き込んだ後投下をお願いします
無理して体を壊さない。
残酷表現及び性的描写に関しては原則的に作者の裁量に委ねる。
但し後者については行為中の詳細な描写は禁止とする。
完結に向けて決してあきらめない
書き手の心得その1(心構え)
この物語はリレー小説です。 みんなでひとつの物語をつくっている、ということを意識しましょう。一人で先走らないように。
知らないキャラを書くときは、綿密な下調べをしてください。
二次創作で口調や言動に違和感を感じるのは致命的です。
みんなの迷惑にならないように、連投規制にひっかかりそうであればしたらばの仮投下スレにうpしてください。
自信がなかったら先に仮投下スレにうpしてもかまいません。 爆弾でも本スレにうpされた時より楽です。
本スレにUPされてない仮投下スレや没スレの作品は、続きを書かないようにしてください。
本スレにUPされた作品は、原則的に修正は禁止です。うpする前に推敲してください。
ただしちょっとした誤字などはwikiに収録されてからの修正が認められています。
その際はかならずしたらばの修正報告スレに修正点を書き込みましょう。
巧い文章はではなく、キャラへの愛情と物語への情熱をもって、自分のもてる力すべてをふり絞って書け!
叩かれても泣かない。
来るのが辛いだろうけど、ものいいがついたらできる限り顔を出す事。
作品を撤回するときは自分でトリップをつけて本スレに書き込み、作品をNGにしましょう。
書き手の心得その2(実際に書いてみる)
…を使うのが基本です。・・・や...はお勧めしません。また、リズムを崩すので多用は禁物。
適切なところに句読点をうちましょう。特に文末は油断しているとつけわすれが多いです。
ただし、かぎかっこ「 」の文末にはつけなくてよいようです。
適切なところで改行をしましょう。
改行のしすぎは文のリズムを崩しますが、ないと読みづらかったり、煩雑な印象を与えます。
かぎかっこ「 」などの間は、二行目、三行目など、冒頭にスペースをあけてください。
人物背景はできるだけ把握しておく事。
過去ログ、マップはできるだけよんでおくこと。
特に自分の書くキャラの位置、周辺の情報は絶対にチェックしてください。
一人称と三人称は区別してください。
ご都合主義にならないよう配慮してください。露骨にやられると萎えます。
「なぜ、どうしてこうなったのか」をはっきりとさせましょう。
状況はきちんと描写することが大切です。また、会話の連続は控えたほうが吉。
ひとつの基準として、内容の多い会話は3つ以上連続させないなど。
【読み手の心得】
好きなキャラがピンチになっても騒がない、愚痴らない。
好きなキャラが死んでも泣かない、絡まない。
荒らしは透明あぼーん推奨。
批判意見に対する過度な擁護は、事態を泥沼化させる元です。
同じ意見に基づいた擁護レスを見つけたら、書き込むのを止めましょう。
擁護レスに対する噛み付きは、事態を泥沼化させる元です。
修正要望を満たしていない場合、自分の意見を押し通そうとするのは止めましょう。
嫌な気分になったら、「ベリーメロン〜私の心を掴んだ良いメロン〜」を見るなどして気を紛らわせましょう。「ブルァァァァ!!ブルァァァァ!!ベリーメロン!!」(ベリーメロン!!)
「空気嫁」は、言っている本人が一番空気を読めていない諸刃の剣。玄人でもお勧めしません。
「フラグ潰し」はNGワード。2chのリレー小説に完璧なクオリティなんてものは存在しません。
やり場のない気持ちや怒りをぶつける前に、TVを付けてラジオ体操でもしてみましょう。
冷たい牛乳を飲んでカルシウムを摂取したり、一旦眠ったりするのも効果的です。
感想は書き手の心の糧です。指摘は書き手の腕の研ぎ石です。
丁寧な感想や鋭い指摘は、書き手のモチベーションを上げ、引いては作品の質の向上に繋がります。
ロワスレの繁栄や良作を望むなら、書き手のモチベーションを下げるような行動は極力慎みましょう。
【議論の時の心得】
このスレでは基本的に作品投下のみを行ってください。 作品についての感想、雑談、議論は基本的にしたらばへ。
作品の指摘をする場合は相手を煽らないで冷静に気になったところを述べましょう。
ただし、キャラが被ったりした場合のフォロー&指摘はしてやって下さい。
議論が紛糾すると、新作や感想があっても投下しづらくなってしまいます。
意見が纏まらずに議論が長引くようならば、したらばにスレを立ててそちらで話し合って下さい。
『問題意識の暴走の先にあるものは、自分と相容れない意見を「悪」と決め付け、
強制的に排除しようとする「狂気」です。気をつけましょう』
これはリレー小説です、一人で話を進める事だけは止めましょう。
【禁止事項】
一度死亡が確定したキャラの復活
大勢の参加者の動きを制限し過ぎる行動を取らせる
程度によっては議論スレで審議の対象。
時間軸を遡った話の投下
例えば話と話の間にキャラの位置等の状態が突然変わっている。
この矛盾を解決する為に、他人に辻褄合わせとして空白時間の描写を依頼するのは禁止。
こうした時間軸等の矛盾が発生しないよう初めから注意する。
話の丸投げ
後から修正する事を念頭に置き、はじめから適当な話の骨子だけを投下する事等。
特別な事情があった場合を除き、悪質な場合は審議の後破棄。
フラグは大事にする事。キャラの持ち味を殺さないように。ベタすぎる展開は避けてください。
ライトノベルのような萌え要素などは両刃の剣。
位置は誰にでもわかるよう、明確に書きましょう。
書き手の心得3(一歩踏み込んでみる)
経過時間はできるだけ『多め』に見ておきましょう。
自分では駆け足すれば間に合うと思っても、他の人が納得してくれるとは限りません。
また、ギリギリ進行が何度も続くと、辻褄合わせが大変になってしまいます。
キャラクターの回復スピードを早めすぎないようにしましょう。
戦闘以外で、出番が多いキャラを何度も動かすのは、できるだけ控えましょう。
あまり同じキャラばかり動き続けていると、読み手もお腹いっぱいな気分になってきます。
それに出番の少ないキャラ達が、あなたの愛の手を待っています。
キャラの現在地や時間軸、凍結中のパートなど、雑談スレには色々な情報があります。
本スレだけでなく雑談スレにも目を通してね。
『展開のための展開』はNG
キャラクターはチェスの駒ではありません、各々の思考や移動経路などをしっかりと考えてあげてください。
書きあがったら、投下前に一度しっかり見直してみましょう。
誤字脱字をぐっと減らせるし、話の問題点や矛盾点を見つけることができます。
一時間以上(理想は半日以上)間を空けてから見返すと一層効果的。
紙に印刷するなど、媒体を変えるのも有効。
携帯からPCに変えるだけでも違います。
「いや、エスパーじゃあるまいし。そんな馬鹿な……」
そこまで言って、言葉が詰まる。
目の前の女も同じ特殊能力を持った人間のはずなのだ。紙を操る能力がなんらかの嘘やトリックならばこの女も紛い物なのだろう。
だがそうとは感じれず、以前に不死身であった少年と遭遇し、先ほども喋る猫などに遭遇した身では異能という力を嘘とは思えなかった。
「私だって紙使いなんですよ。あの少年が異能を持っていたからといって不思議じゃありません」
「つうてもなぁ。俺やお前、それにコスプレと嬢ちゃんは別に操られてるとは思えないんだが?」
「おそらく何らかの条件があるんでしょう」
「条件?」
「憶測ですが、視線を合わせるといった条件が考えられます」
「いや、条件が違うだろう。コスプレその他一も小僧の視界に入っていたはずだ」
「仲間に掛からないように意識的に外したか、掛からないための別の手段を用いたと考えられます」
スパイクに自分の考えを否定された読子とて矛盾など理解している。
だが特殊能力を使用するのに、それぞれ条件やデメリットというべきものが存在することも事実であることも彼女は知っている。
例としては、紙使いは紙が無ければ能力を使用できず、透過能力者は水中では無力であることなどだ。
故に少女と仮面の男に青年の力が通用しないのは、何らかの条件を満たしているためと予想が付く。
少年が注目を集めるためにように演説し立ち位置を変えていたことから、視線を合わせることが重要なのだろう。
逆に青年が意図的に外したことも考えられるが、その場合は仮面の男と少女が青年とグルということでしかない。
仮面の男は表情が隠れているため何を考えているかは不明であるが、少女の方は青年が能力を使った際に全く動じていなかった。
それは少女が青年の力を理解していたが故のことだ。青年の能力を知らな素振りを見せてはいたが、
唯一効果が発揮されなかった機械猫がいたために知らぬ振りをしているだけだ。
知らないならば、簡単に物事が進んだことに疑いを持つはずなのだ。
故に仮面の男を始めとした三人は、青年の力を始めから使用するつもりではやて達に接触したと読子は判断する。
「条件のことですが、いくつかは思い浮かびますが全て推測の段階までで確かなことは言えません。
何か知っているはずの彼らに聞くのが一番早いのではないんでしょうか?」
「そりゃあまあ、たしかに」
ここまで会話しスパイクは嫌な予感がした。会話をしている間にリードマンが上目遣いに自分の瞳を覗き込んでいる。
なんとなくではあるが、この女が妙なことを自分に頼もうとする気がしてならない。
「スパイクさんに頼みごとがあります」
ほら当った。
スパイクはそう胸中で漏らす。おそらくはリードマンは自分になんとかしてもらうように頼むつもりだ。
誰が聞くものか。ただ働きは嫌いなのだ。
「はやてさん達のサポートをお願いしたいんです」
だが読子の言葉はスパイクの想像を少し外れたものだった。
言われたスパイクは一瞬呆気に取られる。
「……へ?」
サポートってなんですか、リードマンさん?
スパイクは読子の言葉の意味が分からずに僅かに困惑する。
乙、そして支援ッ!
【読み手の心得】
好きなキャラがピンチになっても騒がない、愚痴らない。
好きなキャラが死んでも泣かない、絡まない。
荒らしは透明あぼーん推奨。
批判意見に対する過度な擁護は、事態を泥沼化させる元です。
同じ意見に基づいた擁護レスを見つけたら、書き込むのを止めましょう。
擁護レスに対する噛み付きは、事態を泥沼化させる元です。
修正要望を満たしていない場合、自分の意見を押し通そうとするのは止めましょう。
嫌な気分になったら、「ベリーメロン〜私の心を掴んだ良いメロン〜」を見るなどして気を紛らわせましょう。「ブルァァァァ!!ブルァァァァ!!ベリーメロン!!」(ベリーメロン!!)
「空気嫁」は、言っている本人が一番空気を読めていない諸刃の剣。玄人でもお勧めしません。
「フラグ潰し」はNGワード。2chのリレー小説に完璧なクオリティなんてものは存在しません。
やり場のない気持ちや怒りをぶつける前に、TVを付けてラジオ体操でもしてみましょう。
冷たい牛乳を飲んでカルシウムを摂取したり、一旦眠ったりするのも効果的です。
感想は書き手の心の糧です。指摘は書き手の腕の研ぎ石です。
丁寧な感想や鋭い指摘は、書き手のモチベーションを上げ、引いては作品の質の向上に繋がります。
ロワスレの繁栄や良作を望むなら、書き手のモチベーションを下げるような行動は極力慎みましょう。
【議論の時の心得】
このスレでは基本的に作品投下のみを行ってください。 作品についての感想、雑談、議論は基本的にしたらばへ。
作品の指摘をする場合は相手を煽らないで冷静に気になったところを述べましょう。
ただし、キャラが被ったりした場合のフォロー&指摘はしてやって下さい。
議論が紛糾すると、新作や感想があっても投下しづらくなってしまいます。
意見が纏まらずに議論が長引くようならば、したらばにスレを立ててそちらで話し合って下さい。
『問題意識の暴走の先にあるものは、自分と相容れない意見を「悪」と決め付け、
強制的に排除しようとする「狂気」です。気をつけましょう』
これはリレー小説です、一人で話を進める事だけは止めましょう。
【禁止事項】
一度死亡が確定したキャラの復活
大勢の参加者の動きを制限し過ぎる行動を取らせる
程度によっては議論スレで審議の対象。
時間軸を遡った話の投下
例えば話と話の間にキャラの位置等の状態が突然変わっている。
この矛盾を解決する為に、他人に辻褄合わせとして空白時間の描写を依頼するのは禁止。
こうした時間軸等の矛盾が発生しないよう初めから注意する。
話の丸投げ
後から修正する事を念頭に置き、はじめから適当な話の骨子だけを投下する事等。
特別な事情があった場合を除き、悪質な場合は審議の後破棄。
【NGについて】
修正(NG)要望は、名前欄か一行目にはっきりとその旨を記述してください。
NG協議・議論は全てしたらばで行う。2chスレでは基本的に議論行わないでください。
協議となった場面は協議が終わるまで凍結とする。凍結中はその場面を進行させることはできない。
どんなに長引いても48時間以内に結論を出す。
『投稿した話を取り消す場合は、派生する話が発生する前に』
NG協議の対象となる基準
1.ストーリーの体をなしていない文章。(あまりにも酷い駄文等)
2.原作設定からみて明らかに有り得ない展開で、それがストーリーに大きく影響を与えてしまっている場合。
3.前のストーリーとの間で重大な矛盾が生じてしまっている場合(死んだキャラが普通に登場している等)
4.イベントルールに違反してしまっている場合。
5.荒し目的の投稿。
6.時間の進み方が異常。
7.雑談スレで決められた事柄に違反している(凍結中パートを勝手に動かす等)
8.その他、イベントのバランスを崩してしまう可能性のある内容。
上記の基準を満たしていない訴えは門前払いとします。
例.「このキャラがここで死ぬのは理不尽だ」「この後の展開を俺なりに考えていたのに」など
ストーリーに関係ない細かい部分の揚げ足取りも×
批判も意見の一つです。臆せずに言いましょう。
ただし、上記の修正要望要件を満たしていない場合は
修正してほしいと主張しても、実際に修正される可能性は0だと思って下さい。
書き手が批判意見を元に、自主的に修正する事は自由です。
【予約に関してのルール】(基本的にアニロワ1stと同様です)
したらばの予約スレにてトリップ付で予約を行う
初トリップでの作品の投下の場合は予約必須
予約期間は基本的に三日。ですが、フラグ管理等が複雑化してくる中盤以降は五日程度に延びる予定です。
予約時間延長を申請する場合はその旨を雑談スレで報告
申請する権利を持つのは「過去に3作以上の作品が”採用された”」書き手
【主催者や能力制限、支給禁止アイテムなどについて】
まとめwikiを参照のこと
http://www40.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/1.html
テンプレの投下完了。
◆UCRiZtpozI氏はSSを続けて投下してください。
だが読子はそんなことに気付けずに先を続ける。
「はやてさん達の行動がおかしくなった時に、ルルーシュさんは真中に行って仲間を集めるように、
でも邪魔したら排除しろって言いました。これでははやてさん達やこれから接触する人たちが危険に陥る可能性が高いと思うんです」
「……それで俺にどうしろと?」
「スパイクさんはやてさん達に付いていって、接触する人たちに事情を説明してもらうんです。
はやてさん達と会話してもらっても構いません。邪魔だと思われなければ何をしてもらっても。
そうやって効果が途切れるまで適当にやってほしいんです」
適当に邪魔と思われないようにはやてたちの邪魔をしろ。
そう言われても正直困る。ただ働きの限度を超えている。
催眠術師を抑えるのがよっぽど楽だ。
「……で、お前はどうするんだよ?」
自分に厄介なことを押し付けた女はいったい如何するのか?
楽なことをするようならば怒鳴りつけてやろう。
「ルルーシュさん達を説得してあの能力を使わせるのを止めて貰います」
が、読子の提案はスパイクの考えたものと真逆であった。
スパイクは呆れる。いくら何でも無茶がすぎる。人を操る能力を持つ人間を相手に目の前の女では如何こうされるのがオチだ。
「説得って、無理だろう。話している間に操られて終わりだろうが」
スパイクは止める。だが読子の意思は固い。
「……じゃあ、やっぱり力ずくで」
「まてまてまて、余計に駄目だろうが。自殺しろって言われて終わりだろ」
「大丈夫です。一番重要なのはたぶん彼の目です、視線さえ合わせなければなんとかなります」
「それ以前の問題としてフルボコだろうが。銃もあるしよぉ」
当然の如く、スパイクは突っ込みを入れる。
赤い髪の女学生が持っていたのは、相棒の使っている物と同じ銃だ。リードマンが銃相手に如何こうできる姿を想像できない。
紙如きを操れるだけでは、数の不利も、銃の脅威も退けられるはずがない。
スパイクの認識ではそうでしかなかった。だが読子としてはそうではなかった。
「大丈夫ですスパイクさん。私、こう見えてもちょっと強いんですよ」
「……………………」
スパイクは無言で愚かな言をほざく読子の頭に右手を翳す。
「はい?」
そのままスパイクの右手は呆ける読子の頭にチョップを打った。
「いひゃい?」
奇妙な鳴き声を上げ読子は崩れ落ちる。
「よわ」
「いきなり何をするんですか、スパイクさん!?」
崩れ落ちた彼女は、すぐさま起き上がりスパイクの呟きに非難を浴びせる。
「あのなぁ、そんなんで力技も何もあったもんじゃないんだろうが」
「……私、本番じゃないと実力が発揮できないんですぅ……」
スパイクは読子の戯言を聞き流しつつ、彼女の眼鏡を見つめ、溜息をついた。
厄介ごともただ働きもは嫌いではあるが、どうやら自分がなんとかしなければいけないらしい。
せめて、はやて達に恩を売って不良債権の回収ぐらいはしたいが、ロージェノムの圧政がある状況では無理だろう。たぶん。
このまま状況に流されたとしても、悪い方向に転がるだけだ。
「もういい、俺が何とかするから付いて来い」
部屋を出て廊下に立ち、辺りを見回す。
「はい?」
「だから俺が何とかする。タカ派の黒の騎士団をボコって、催眠術みたいな強行路線を取らせないようにしてからはやて達に合流。
はやて達に掛けられた催眠術が解けるまで尻拭いをして、解けたらロージェノムの圧政を民衆が打ち倒すのを黙って見守る。
これでいいだろ、たぶん」
半場口から出任せであるが、背中越しにリードマンにこれからの一様の行動方針を伝える。
もちろん全部達成するつもりもない。悪魔で適当な行動方針だ。
正直に言えば超能力大戦などから抜け出し、とっととビバップ号のベッドで惰眠を貪りたい。
そう思いつつ適当な道へと足を運ぶ。
「あっはい。そうです、とりあえずそれでいいです」
慌ててリードマンが付いてくる足音が聞える。
背後に女の気配を感じながら考える。さて、あの三人をどう探そうか?
見つからなければ、放っておいてはやて達の方に行こうか?
「絶望した! あまりの本人置いてけぼりっぷりに絶望した!!」
廊下の向こうからゼロと名乗った男の声が聞えてくる。
どうやら探すまでもないらしい。
■
「絶望した! あまりの本人置いてけぼりっぷりに絶望した!!」
「どうしたんですかゼロ? いきなり大声を上げたりして」
カレン・シュタットフェルトとゼロの扮装をしている糸色望は、
突如意識を失ったルルーシュ・ランペルージを温泉施設の一室である和室へと運び込み、枕を敷きその上へと寝かせていた。
運ぶ際に、邪魔となったルルーシュのザックをゼロが持っているのは些細なことだ。
「どうしたもこうしたもありませんよ!! はやてさん達がどっかに行ったと思えばいきなりルルーシュさんが倒れて、
しかも運ぶ手伝いまでさせられて。ええ、状況に流されるにしても程がありますよ!!」
「す、すいませんゼロ! あなたの御手を煩わしてしまって」
カレンはゼロに頭を垂れる。
人手がないとはいえ大事なリーダーの手を煩わせるなど、黒の騎士団失格だ。
本来ならば、ルルーシュを放ってでもでも有効な手段を取らなければいけないのだ。
それを自分の我侭でゼロの計画を無視することになるとは。猛省しなければ。
「え、え〜と……いや、別にカレンさんが悪いわけじゃありませんよ。悪いのはルルーシュさんですよ」
しかし、カレンの落ち込む理由を今一理解できていないゼロこと糸色望は慌てて取り繕うとする。
「私を無視して、勝手に話を進めるルルーシュさんがいけないんですから」
「本当に申し訳ありません」
なんのフォローにもなっていないゼロの発言にカレンは再び深々と頭を垂れる。
「でも、ルルーシュのことを攻めないでください。あなたの負担を減らそうと思って代わりにやったことなんです。
もう勝手なことをしないように、私が言い聞かせますから」
カレンの言葉に糸色望は何かを言おうとして、止めた。
これ以上迂闊な発言をしてゼロがカレンの前から失われる結果は、今はゼロを名乗る彼にとって望むものではない。
「……まあ、いいでしょう。私のすべきことを代わりに実行した功績に免じて不問にいたします」
そう言いながら、右手の掌を突き出し今だ何かを言おうとするカレンを押しとどめる。
糸色望は適当な所で話を終わらすことにしたのだ。
「ありがとうございます」
カレンはルルーシュに何の御咎めがないことにほっと安堵しつつ、今だ意識を失っている彼の顔を見つめる。
これ以上勝手な振る舞いをされると、本気で処罰されかれない。
黒の騎士団は弱者の味方であるが、自分勝手に行動する彼に対しゼロの堪忍袋は何時まで持つか分からないのだから。
カレンはルルーシュが目覚めれば文句を言ってやろうと思い、何気なく視線を彷徨わせる。
そして、その瞳がある室内のある一点で止まる。カレンの見つめる物は、鳥の巣箱を模した木製の古い時計であった。
その時計は放送まで数分しか無い事を指し示していた。ぼうっとして下手をすれば放送による情報を聞き逃してしまう。
「もうこんな時間。早く用意をしないと」
「え、用意って?」
「放送の用意です」
この放送は聞き逃すのは不味い。北が禁止エリア南は行き止まりの現状では東か西が設定されただけで移動方向が限られる。
その上でこの場所が禁止エリアにでもなれば、ルルーシュを担いで移動しなければいけない。最悪逃げられなくなる。
拠点にすると言ったこの場所が禁止エリアにならない保障はないのだ。次の放送は自分たちにとって死活問題となる。
せめて放送までに出立した彼らに残って貰えたのならば悩む必要はないのだが、ルルーシュの発言によって出て行ってしまった。
このことが対螺旋同盟にひびを入れることにならなければいいのだが。
「まったく、これだからブリタニア人は」
ついつい愚痴が出てしまう。だがこれ以上は考えない。
せっかくゼロの許しが出たのだ、目覚めてから後でたっぷりと言い聞かせればいい。
「何か言いましたカレンさん」
「いえ、何でもありませんゼロ」
そのやり取りの後にカレンとゼロは鞄の中から、それぞれ名簿と地図と筆記用具を畳の上に取り出し、放送に備える。
できる限り状況が好転することを信じながら、時が訪れるのを待つ。
【H-6/温泉/一日目/昼・放送数分前】
【スパイク・スピーゲル@カウボーイビバップ】
[状態]:健康
[装備]:デザートイーグル(残弾8/8、予備マガジン×2)
[道具]:支給品一式
[思考]
1:黒の騎士団を力ずくで押さえる。
2:はやて達が問題を起こさないようにサポートしに行く。
3:はやてに真相を問い質す。
4:読子と一緒に行動してやる。
【読子・リードマン@R.O.D(シリーズ)】
[状態]:健康
[装備]:○極○彦の小説、飛行石@天空の城ラピュタ
[道具]:なし
[思考]
1:黒の騎士団を力ずくで押さえる。
2:はやて達が問題を起こさないようにサポートしに行く。
3:はやてに協力したい。
4:適当なところで帰る。
※はやてがやろうとしていることを誤解しています。
【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス 反逆のルルーシュ】
[状態]:精神的疲労(大)、気絶
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]基本:何を代償にしても生き残る
1:状況の把握
2:以下の実行
・情報を収集し、掌握すること
・戦力の拡充
・敵戦力の削減、削除
・参加者自体の間引き
【糸色望@さよなら絶望先生】
[状態]:絶望(デフォルト)、軽い怪我
[装備]:ゼロの仮面とマント
[道具]:デイパック×2、支給品一式×2、メロン×11、不明支給品(0〜2個) 服(まだ湿っている)
[思考]:
1、放送を聞く。
2、カレンがあまりに不憫なので、ゼロとして支えながら正しい絶望へ導く
【カレン・シュタットフェルト@コードギアス 反逆のルルーシュ】
[状態]:普通
[装備]:ワルサーP99(残弾16/16)@カウボーイビバップ
[道具]:デイパック、支給品一式、、不明支給品(0〜2個)
[思考]:
1、ゼロの命令を守り、ゼロ自身を守る。
2、放送を聞き、その後ルルーシュの手当てをする(ただしゼロの命令を優先)
3、ルルーシュが目覚めたら、勝手なことをしないように言い聞かせる。
4、このゲームの主催者に立ち向かう
28 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:31:14 ID:yxvansoK
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削除議論板において現在このスレの話し合いをやっている最中ですが
このスレにおいて、
>>1-9の各テンプレに関しては無効を宣言します。
現在、このスレではアニメキャラ・バトルロワイアル2nd は『企画中』です。
まだ作品投稿ができる段階ではありません。
☆☆したらば関係の外部からの投稿に関して
アニメサロン板への移転が決定しておりますのでそちらでどうぞ
アニキャラ総合板では削除依頼を出せという形で
したらば側からも依頼をうけておりますので
その通りにさせていただきます。
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また、こっちに書かざるを得なくなったか
一応ね
ここのスレで話しているのはあきらかにここのスレの住人です?
具体的根拠?といわれたって意味不明なんですが?
ここ住人を住人同士といって何か悪いんですか?
それを普通、住人といいませんか?
また、具体的にどのスレの何番から何番かなんていわれても
私はログ取ってないし。
削除依頼だされていて消されたからわかんないです
また、「過去の議論を優先しろ」ではなく
「最新の決定ですべて破棄するという話があるのならそれを優先しろ」です。
このスレではすでにしたらばへの依存を切り、独自運営が決定してるわけです。
大日本帝国憲法が破棄されて日本国憲法になっているわけですよ
いうなれば、あなた方は大日本帝国憲法時代の残党、古い人間の主張でしかないんです。
また、その「細かいことはしたらばで」という話ではありましたが
重要な事は2chで話すのが道理ですよね?
そこの段階からしておかしいですよね
また、したらばがあきらかにおかしい動きを2ch側でしてるなら
当たり前ですが2chはとめる権利ありますよ。2chの企画なんだから
なんでしたらばは2chの決定を無視するのですか?
なんで2chで企画を練らないのですか?
また、ここに荒らしがいたからといいましたけど、荒らしなんていませんでしたよ
誰のこと?荒らしとは誰ですか?
/ ./i `、
/ ィ/ ヾ,,、 }
lノ、i゙, , _,.r'`ゝ、r-、 |
ゝ,、( o) ̄'v'6,l i
ヽソ.  ̄ ,r'、 ノ 何?住人とは誰か?
', -‐'` ノ ヾr、._ ここの住人に決まってるじゃないか
', ` / ,r‐'゙/ \_
゙ フヾ゙,r''´,r/ / このスレの決定権?このスレにあるに決まってるじゃないか?
_,,r'ヽ',~,r''/__/
‐''´ ‐''" !/ \ 君たちは何を言っているのかね?
警察署の中に入ってきた男に対し、アルベルトは接触しないという方針を採った。
◇
買い物は仲の良い友達と一緒にするのが何より楽しい。
一人でウィンドウショッピングというのも悪くはないが、やはり気心の知れた友達と他愛のない会話をしながらの方が何倍も楽しいと思う。
買う気がなくても、あるいは高すぎて手が出ないものでも、見て喋ってしているだけで何となく満足した気持ちになるものだ。
冷静に見れば下らないと思うような品物でも、そういう時には最高に面白いものであるかのように楽しむことができる。
別に寂しがり屋と言う訳ではない。
ただ、一人の買い物はささっと用事を済ませるだけに終わってしまいがちでつまらない、というだけの話だ。
友人と気軽に買い物を楽しめる穏やかな日常など、もう望むべくもないものなのだろうけど。
「…っと。こんなもんかな」
柊かがみは試着室の鏡に映った自分の姿を見てそう言った。
チェックの入った薄い赤色のブラウスとネクタイ。それにスカート。
びしょ濡れになった制服をとにかく着替えてしまいたかったので、深く考えずに適当に選んだら何だか普段着ているものと似たような形になってしまった。
濡れた制服はいっそ捨ててしまおうかとも思ったが、結局捨てきれずに丸めて持っている。
穏やかな日常の象徴であるそれを捨てることは、殺し合いなどとは無縁だった頃の自分を完全に消し去ることのように思えて、どうしてもできなかった。
持っていようがいまいが、元通りの生活に戻ることなどできないと気付いてはいたが。
未練がましいと思いつつ、後で千里のデイパックに入れてもらおう思った。
かがみは今、ショッピングモール内の服売り場にいる。
千里はかがみが代えの服を選ぶ間に、店内を見て回ると言って出かけて行った。
恐らく、モール内の店舗一つ一つをいちいち調査しているのだろう。それはもうきっちりと。
一瞬逃げてしまおうかと思ったが、どうしても逃げ切れるビジョンが浮かんでこず、代わりに捕まったときの報復ばかり浮かんできたのですぐに断念した。
千里への恐怖は、トラウマに近いレベルでかがみの中に植えつけられていた。
買い物を楽しむために必要なものがもう一つあった。周囲の喧騒というか、活気だ。
街中にせよ店の中にせよ、賑やかなところの方がこちらもそれにあわせて気分が高揚するというものだ。
そうしてみるとこのショッピングモールは買い物を楽しむのに適した場所とは言えないだろう。
店内は無人無音であり、活気は一切無縁の空間だったからだ。
人の気配がしないのはもちろん音楽の一つも流れていない。ただただ、様々な種類の店ががらんと広がっているだけである。
おかげで、単独行動をしても危険が少ないだろうと判断できた。
判断したのは千里だ。不死者となったかがみには多少の危険は問題ではなくなっていたので別に構わなかった。
襲われたって別に、という捨て鉢な気分であったのも確かだ。
それに、千里が死んだ方が色々なものから解放されるという打算も、少しはあった。
「こなたはどうしてるかな…。ゆたかちゃんも」
少し前までは、絶望感で頭が埋め尽くされていたため気が回っていなかったが、千里に振り回されいくらか落ち着いた気持ちになると、急に二人のことが気になりだした。
服売り場という、自分達の日常に近い場所にいることも関係しているかもしれない。
振り返ってみると、このモールのようないかにもショッピングのための場所といった場所より、もう少々アンダーグラウンドな店に行くことが多かった気もするが、その責任の大部分はこなたにある。
決してそういう店にしか行ってない訳ではない。断じてない。
考えてみれば殺し合いと言う状況に、不死の酒などというファンタジーのような代物が存在する世界。いかにも、こなたが好きそうなシチュエーションである。
待ってましたとばかりにある特定の方面にだけ異常に発揮される情熱を燃やし、この状況を多いに満喫しているかもしれない。
「…さすがにそれはないか。現実と虚構の区別くらいつくだろうし。…多分」
断言できないところが恐ろしい。
だが、実際に人が死んでいるところを見ている訳だし、意外とゆたかを探して走り回っているのかもしれない。
あれでなかなかお姉さん振るところがある。
放送によりつかさの死を知った二人がどうしたか、という疑問は無意識に思考の外に追いやった。
「…二人に会ったら、どうしよう」
殺すのか。つかさを生き返らせるために。
そんなことが本当にできるのか。
体の中が縮み上がるような感覚を覚える。今はまだ、そのことについて考えたくなかった。
無理やり別のことを考えようとしたとき、ちょうど良いタイミングで千里と合流することができた。
「お待たせ。あら、なかなか似合うじゃない」
「…そりゃどうも」
受けた仕打ちのせいか千里への恐怖は依然残っており、素直に言葉を受け取れなかった。
こいつと買い物を楽しめる日は永遠にやってこないだろう。
我知らず角度の鋭くなった目をしながら、濡れた制服を詰めた袋を渡した。
「で、どうだったの?何か気になる物でもあった?」
かがみの視線を一切意に介さず、袋をデイパックに収めながら千里は答えた。
「外壁の一部が壊れていたくらいで、別に珍しい物はなかったわね。人はどこにもいなかったけど、それを除けば普通のショッピングモールよ。
どこかに私の友達が隠れてるんじゃないかっていうぐらい」
「普通のショッピングモールにいそうな友達って言うのもよく分からんが…。
まぁ、そうそう珍しいものなんて見つかんないわよ」
「そうかしら?あぁ、あと食料品売場だけはなかったわね。これはまぁ当然かしら」
「支給された以上の食べ物は渡さないってことね」
「それ以上が欲しければ自分で知恵を絞れってことね。
例えば、他の人の分を殺して奪うとか」
平然と言い放つ。千里がそういうことに妙に慣れているように思えるのは気のせいだろうか。
いざとなれば仕方ないかもね、と返しはしたが、実際そのときになって自分がどうするのかは想像できなかった。
代わりに、不死者は空腹でも死なないのだろうかと、どうでもいいことを考えた。
「この後はどうするの?」
言ってからかがみは、まるで本当に買い物を楽しみに来てる人のセリフみたいだなと思った。
「そうね、これ以上ここにいる必要はないし。川を越えて西に向かいましょう。
地図のA列の探索がまだ途中だわ」
「ちょっと待て。もしかしてエリアを全部見て回るつもり?」
「もちろんよ。そうじゃないときっちりしないじゃない。ただでさえ、ワープしたせいで予定が狂ってしまったと言うのに。
他の不死者を探そうにも、手掛かり一つない訳だし」
それは何だ、横断歩道の白いところだけ踏んで渡ろうとしたのを途中で邪魔された的な気持ち悪さなのか。そんなものに自分は付き合わされるのか。
かがみには、殺し合いの場においてさえ我が道を貫く千里の精神が理解できない。
「ちなみに禁止エリアは…ごめん、何でもない!」
千里の目が菱形に変形しかけたのを見てかがみは慌てて質問を打ち消した。逆鱗だったらしい。
もうさっきのように仕打ちは受けたくない。場を取り繕うようなぎこちない笑顔で歩き出した。
「い、行きましょう。ほら」
「ところで、かがみさん」
声を発した千里は、率先して動こうとしたかがみの行動を無視するかのように一歩も足を動かしていなかった。
声色は真剣だが目が普通に戻っているので、次の話題に移ったと見ていいらしい。
「な、何?」
「その服の代金は、ちゃんと支払ったわよね?」
今この場においてその質問の答えが我々の命運を左右する、とでも言わんばかりの重々しい口調だった。
「え…いや、払ってない、けど」
「本当に?それは、泥棒と言うのよ」
噛んで含めるように言われた。穏やかになった声が逆に恐ろしい。
「あ、いや。非常時、だし…」
「キチント払ッテオキナサイ!」
「ひいぃ!」
今度こそ完全に目を菱形にして迫ってくる千里の迫力に、逃げるようにかがみは服を手に入れた店へと駆け戻って行った。
安物で助かった。
出費を低く抑えるのも、買い物では大切なことである。
「いい?たとえ、どんな状況であれ勝手に物を持っていけばそれは窃盗よ。
人間辛いときにもこうした倫理感は失わずにいたいものね」
「…さっきアンタが私を刺したのは何か、傷害とかにはならないのか?」
「あれは、不死であることを確かめるための実験だからいいのよ。きっちりしてるわ」
「…微妙に自分に甘いな、こいつ」
かがみはこっそりとは毒づいた。
二人はショッピングモールを後にし、北西に伸びる道路を進んでいた。
川を越えたあたりで、道路は南西方向へと角度を変える。
「新しいエリアにも入ったことだし、そろそろ探索を始めましょうか。
とりあえずは、警察署に行きましょう」
「ほんとに全部見て回るのか…」
途方もないうえ、意義が見出せないプランにため息が出る。
「やみくもに歩き回る訳じゃないわ。
さっきのショッピングモールもそうだけど、警察署はわざわざ地図に明記された施設なのよ。何か、意味ありげだとは思わない?」
「言われてみれば…そうね」
機械のように自分の行動方針に従っているだけかと思いきや、案外考えてもいるのだなと、かがみは素直に感心した。
「というか、意味が隠されていないといけないのよ。
禁止エリアみたいな真似をそう何度もされたら、私の気が済まないわ」
「でしょうね…」
きっとこれから気に入らないことがある度に私にとばっちりがくるんだろうなあと、歩きながら思った。
かがみは千里の少し後ろを歩いていた。千里に先導される形である。
友達を引っ張る立場にいることが多かったかがみにとって、千里のような決断力のある人間に従って行動するというのは、どうにも落ち着かない。
気付かないうちに、自分の中でもプランを練ってしまう。
普段あれだけこなた達に自分でも考えろと怒っていたのに、いつの間にかまとめ役が職業病のように身に付いてしまっていたらしい。
(大体、私の周りの人達ってどこかマイペースっていうかおっとりしてるっていうか、そういう人が多いのよね。
……つかさなんて、特にそうだった)
学校の友達や家族について思いを馳せ、今は失われている妹のことを考えた。
つかさだけがいればそれで良い、そう思ったときの壊れたテレビ画面のような荒んだ感情は過ぎ去っており、生々しい、刺すような感覚でもって妹の死を捉える。
優勝してつかさを生き返らせるということが、ひどく現実味のないことのように思えてきた。
いけない、と思った。すぐに考えがぶれてしまうのは、殺す殺すと言いながら心の底では吹っ切れていない証拠だ。
優勝を目指すとはっきり言えないのは、こなた達と会ったときにどうするか決められていないことも関係しているのだろう。
アイザックという男を撃ったあとの、参加者を皆殺しにするという考えは、果たして自分の中でどれ程現実味のある言葉だったのか。
目の前を歩く女も友達がこの場に来ているはずなのだが、心配ではないのだろうか。
他の不死者を食わせようとするあたり、殺人に抵抗がないかのような印象を覚えるが、それは友達に対してでもそうなのだろうか。
もし友達だって平気で殺せるというなら、そのような心境に至るにはどうすればいいのだろう。
同じようにすれば、優勝を目指すことに迷いがなくなるのだろうか。
かがみは立ち止まった。
「…ねぇ」
「ん…何?」
かがみの様子の変化を察したのか、千里も立ち止まりかがみの方を向く。
「…あなたは何でそんなに普通にしていられるの?」
「…ごめんなさい、言ってる意味が良く分からないわ」
「友達が心配じゃないのかって言ってるのよ!」
迷いなく優勝を目指すための方法を聞くはずが、実際にかがみの口から出たのはそんな言葉だった。
小首を傾げる千里に、かがみの口調がさらに激しく、非難するものへと変わっていく。
「会ってからずっと自分のしたいことばかり言って!
友達がいるなら早く合流したいとか、どこにいるんだろうとか、そういうことは考えないの!
…何で、そんなに自分のことばかり考えていられるのよ!」
「そうでないと私の気が済まないから、というのが答えなのだけれど。別に、心配でない訳ではないのよ?
まぁ、可符香ちゃんが怯えるとこなんて想像できないし、先生も死ぬ死ぬ言って自殺まがいのことはするけど結局死なないから、何となく安心できるというのはあるかしら」
それにあわよくば先生と、と続けられた部分ははかがみの耳には届かなかった。
「そんな…それだけの理由で…」
千里の言葉は余裕とも冷徹ともとれるものだった。
その泰然とした態度こそかがみの欲していたもののはずなのに、口を開けば否定するようなことを言い、反発する意思ばかりが強くなった。
まるで、千里の態度が本当は気に食わないものであるかのように。
泣き出しそうなかがみを見かねたように、千里が言った。
「強いて言えば二人を信頼しているから、ってことになるのかしら」
安っぽい表現だったが、それはあるいはかがみのことを思った故の言葉だったのかも知れない。
続けられた言葉には、はっきりとかがみのことを案じる響きがこめられていた。
「私のことより、あなたはどうなのかしら?」
「…え?」
何を言われたのか分からないというように、きょとんとした表情でかがみは顔を上げた。
「…まったくもう。しっかりしなさいな」
だだっ子の扱いに困った母親のようなため息を一つついて、千里はかがみに近づいた。
また何かされるのではとかがみは身を震わせ、ぎゅっと目をつぶる。
だが千里はそんなかがみの手をそっと自分の手で包み込むと、穏やかな声で言った。
「あなたはこう言いたいのでしょう?自分の友達が心配だって」
「え…」
「つかささんだけいればなんて言っても、他のお友達のことが気になるのでしょう?
私にはそうとしか聞こえなかったけれど?」
初めて聞く優しい声色に乗せられた千里の言葉は予想外のものであり、かがみは戸惑った。
ただ、握られた手の暖かさだけが強く感じられた。
自分が言っていたのはそういうことなのだろうか。
つかさのために優勝を目指す決意を固められずにいるのは、そもそも現実味を感じられないというのもあるけれど、それ以上にすぐこなた達のことを思い出してしまい、考えたくなくなるからだ。
だから、友達などどこ吹く風と言わんばかりの千里の態度を羨ましく思った。
思った、はずだ。
では、何故さっきの千里の言葉にあんなにも強く反発したのかという、その理由は良く分からなかったのだけれど。
「私…私は…」
感情を表す言葉が見つからず、かがみは顔を上げることしかできなかった。弾け飛んだ千里の頭部が目に入った。
「……」
続いてかがみの頭にも衝撃が走り、意識を失った。
◇
ニコラス・D・ウルフウッドは相変わらず鬱々とした感情を抱えながらも、無言でたった今殺した少女達の荷物を回収した。
もっとも、片方の少女は手ぶら同然だったため回収したのは実質一人分である。
警察署に銃はなかった。
というか、地図で警察署と記された場所に在った建物は、ウルフウッドの想定していた警察署とは大分様相が異なっていた。
警察署と言えば、ならず者やら賞金稼ぎやらが起こすトラブルにすぐに対応できるように作られており、逆恨みの襲撃にさらされることも多い場所である。
常にどこか壊れたり薄汚れたりしているものだ。
拳銃は詰めている者が携帯するにせよ、ショットガン級の武器の一つや二つは示威のために分かりやすいところに置いているはずだ、と思っていた。
ところが、訪れた場所は奇妙にこざっぱりした建物で、中は数々の部屋に仕切られ多くの事務机が置かれているだけという、何というかよっぽど上流の企業のような雰囲気だった。
こんなにお上品で警察業務が務まるとは、とても思えなかった。
務まるとしたら、その国の連中はよっぽど平和ボケをしているに違いない。
銃が手に入りそうにないことに歯噛みしながら、探索の途中で荷物の整理をした。
あの銃使いの女から奪った物は支給品一式と変わったデザインのコンピュータ、そして一枚の音楽CDだった。
「自殺交響曲『楽園』」とタイトルが記されていた。
何や、死にたくなったらこれ聞け言うんか。
今すぐにでも流しっぱなしにしたい気分ではあったが、不機嫌極まりない声でそう呟くに留めてデイパックに収めた。
入り口付近の部屋をいくつか漁っただけで、ウルフッドは失望とともに建物を後にした。
まさか、たかが銃ごときを建物の奥深くで後生大事に保管、などということもあるまい。
ショッピングモールにも一応行って見るが、やはり誰かから奪うしかないかもしれない。
と、思ったところで前方から少女が二人やってきたので、気付かれないように近づいて射殺した。
特に抵抗されることもなく、実に簡単に済んだ。
「銃を持っててくれたら良かったんやけどな…。武器っちゅても、刀は上手いこと使われへん」
片方の少女が腰に差していた二本の刀をデイパックに収めながら、ウルフウッドはそう言った。
今の襲撃でヴァッシュの銃は弾が尽きてしまった。
「…胸糞悪い」
仕方なしにもう片方の少女にはデリンジャーを使ったが、やはりどうしようもなく気分が悪い。
これからはこちらに切り替えなくてはいけないのだが、銃の性能的に見ても使い辛いという問題もあった。
いっそ刀振り回してサムライきどったろかい。
むかつく思いを抱きながらウルフウッドは次の獲物を求めてその場を立ち去ろうとした。
そのときに、ふと違和感を覚える。
確かに頭を撃ち抜いて殺したはずの少女の体が、まるで生きているかのように震えていた。
(死体が痙攣することはあるがそれとも違う。
まさか生きとるんか?確かに命中したはずやぞ)
さっき死体を改めたときは確かに死んでいた。死んだ振りをしていたとはとても思えない。
弾が頭蓋骨にでも引っ掛かったかと、できるだけ現実的に解釈してウルフウッドはデリンジャーの銃口を向けた。
さっきと同じく頭を撃った。少女の体が跳ね、血と肉片が飛び散る。
少女が動かなくなったのを確認して銃口を下ろした。そして、今度こそ立ち去ろうと歩き出す。
だが、一歩踏み出した直後に少女の死体に起きた異変を見て、再びウルフウッドの足が止まった。
(再生…しとる)
飛び散った肉と血が少女の体に集まり傷を治していく。
見る間に再生は完了し、最後に体内の弾丸を排出して傷は跡形もなく塞がった。
そして、うっ、と言ううめき声とともに少女の体に力が戻った。
ウルフウッドは今度は胸を撃った。正確に心臓を撃ち抜いたがしばらくするとまた回復した。
喉を撃った。かはっという声に続き鮮血が溢れる。たが排出された液体は全て体へと戻っていった。
再生が完了するのと同時に逃げようとしたので足の腱を打ち抜いた。倒れはしたが傷は残らない。
「弾の無駄っちゅう訳か…」
俄かには信じがたい光景に驚きながらも、ウルフウッドは冷静に少女が立ち上がるより早く眼前に回りこみ退路を塞いだ。
デリンジャーを突き付けて、聞く。
「何で死なへんねん、お前。まさか、不死身ちゅう訳でもないやろ?」
「あ……あ……」
恐怖で竦んで何も喋れない、といった様子だ。
「ちっ」
舌打ちした。少女の正体が分からないためだが、今自分がした猟奇的ともとれる行動への嫌悪も多分に含まれている。
まるで化け物退治でもするかのように銃弾を浴びせたが、銃に怯えるこの顔は紛れも泣く人間の、少女のものだ。
最早誰であろうと殺すことにためらいはないが、女をいたぶって楽しむかのような真似をしてしまったことは、ウルフウッドの自己嫌悪をさらに酷くさせた。
「答えられへんのやったらええわい。
気絶させて、禁止エリアにでも放り込めばさすがに死ぬやろ」
たとえこの少女が本当に不死身だったとしても、螺旋王が用意した舞台にいる以上、ルールを越えて生存することはできまい。
デリンジャーを下ろしながらウルフウッドはそう考えた。
禁止エリアと口にしたときに少女が怯えるような仕種をしたことからも、推測は正しかったようだ。
とっとと終わらせてしまいたい、色々含めて全部。手に入れたばかりの刀を取り出した。
「面倒な手間かけさせよるで、ほんまに」
少女の前に戻り、鞘ごと刀を振りかぶる。
感情のこもらない目で少女を見下ろし、一言だけ言った。
「ほなな」
一気に刀を振り下ろそうとしたウルフッドは危険を感じとっさに前のめりに転がり込んだ。
「何やっ!?」
突如発生した風に煽られ何度か前転を繰り返したが、すぐに体勢を立て直す。
片膝の姿勢で振り返ると、荒れ狂う赤色と黒色の衝撃波が、周囲に暴風を撒き散らしながらたった今までウルフウッドがいた場所をずたずたに引き裂いていた。
叩きつけられる風圧に、訳が分からず呆然とする。道路に破壊の痕を付けるだけつけると、しばらくして衝撃波は止んだ。
代わりに、傷跡を刻み込まれ荒れ果てた姿となった道路の対岸に一人の男が立っていた。
「ほう…かわしおったか」
男の持つ葉巻に独りでに火が点いた。
「何やねん…お前」
一切の気配を感じさせずに唐突に現れた男を、何も分からないままウルフウッドは睨み付けた。
男の放つ鉛のような強烈な威圧感に耐え、油断なく身構える。頬を汗が伝うのを感じた。
「ふん。一度は捨ておこうかと思ったが、やはり貴様のやり口は少々気に入らんのでな。
邪魔をさせてもらう」
「そのお嬢ちゃんを助けよ言うんか?そないな正義漢にはみ見えへんけどな」
ウルフウッドは、自分を何の脅威とも感じていない様子で堂々と葉巻をくゆらせる男から、少女に視線を移す。
少女の体もまた、目の前の男の仕業と思われる衝撃波に吹き飛ばされ、今は男の足元でぐったりと横たわっていた。
「こんな娘なぞどうなっても構わん。
だが、不死の能力者は貴重なのでな、貴様なんぞにくれてやるには惜しい。
それに、さっき貴様があの女を殺したせいでワシの予定が少々狂ってしまってな。
その仮も、ついでに返しておく」
偉そうな態度で話す男の声を最後まで聞かず、ウルフウッドはデリンジャーを構えた。
ほう、と男が小馬鹿にしたように顔を歪ませた。
「まさか、そのような子供騙しで十傑集たるこのワシを倒すつもりか?」
「お嬢ちゃんが気に入ったなら連れてっても構わんけどな、ここにおるからにはどうせいつかは戦わなあかんのやろうが。
ほんなら、今終わらせていけや」
男が自分よりも数段強いということが感じられたので、わざと挑発するような口調で言った。
狙い通り、男は吸いかけの葉巻を不機嫌そうぺっと吐き捨て、ウルフウッドに向き直った。
銃の次に、あるいは同じくらい渇望しているそれを無造作に扱う様を見せられ、鬱積がさらに高まる。
この男を倒すにはパニッシャーが三つは必要だろうが、どうでもいいことだった。
「あんまり美味そうに吸うなや…むかつくっちゅうねん!」
「死にたがりの馬鹿に付き合っておる暇はない!づぇあ!」
相手をデリンジャーの射程内に収め一気に勝負をかけようとしたウルフウッドに、男はそう叫ぶと腕を振った。
ただそれだけの動作で発生した衝撃波にウルフウッドは容易く捉えられ、大きく吹き飛ばんだ。
コンクリートの塀に叩きつけられる。息を吐く間もなく追い打ちで放たれた衝撃波に、全身を切り刻まれた。
体を丸めて痛みに耐えながら、次の衝撃に備える。
しかし、ウルフウッドがそれ以上の攻撃に襲われることはなかった。
衝撃波はそれっきりで、ウルフッドの周囲の風もすぐに止んだ。
ゆっくりと目を開ける。
男の姿は、足元に転がっていた少女の姿と共に、影も形もなくなっていた。
後に残っていたのは、半ば倒壊しかかっている塀の中に埋もれるウルフウッドと、頭を弾け散らしたもう一人の少女の死体だけだった。
衝撃波によりウルフウッドの体中に切り傷が生まれたが、どれも浅く致命傷には程遠いものばかりだった。
あの男が、自分をまともに相手にしていなかった証拠である。
うなだれ、視線を落としたまま、ウルフウッドは静かに呟いた。
「……何やっちゅうねん」
別に、今ので殺してくれても良かったというのに。
【A-6/警察署近くの道路/一日目/昼】
【ニコラス・D・ウルフウッド@トライガン】
[状態]:更に不機嫌。かなりイライラ 全身に浅い裂傷
[装備]:デリンジャー(残弾1/2)@トライガン デリンジャーの予備銃弾14
[道具]:支給品一式 (食糧:食パン六枚切り三斤+四枚、ミネラルウォーター500ml 2本) 士郎となつきと千里の支給品一式
ヴァッシュ・ザ・スタンピードの銃(残弾0/6)@トライガン、ムラサーミャ&コチーテ、暗視スコープ、エドのコンピュータ、びしょ濡れのかがみの制服
音楽CD(自殺交響曲「楽園」)
[思考]
基本思考:ゲームに乗る
1:自分の手でゲームを終わらせる。
2:銃を持った人間を確認次第、最優先で殺してそれを奪う。
3:女子供にも容赦はしない。迷いもない。
4:ショッピングモールで武器を調達。
5:できればタバコも欲しい。
[備考]
※迷いは完全に断ち切りました。ゆえに、ヴァッシュ・ザ・スタンピードへの鬱屈した感情が強まっています。
◇
不死の少女を脇に抱え、アルベルトは走っていた。
一度は無視して先を急ごうとしたものの、あの男の弱者をいたぶることを楽しむかのような行動がどうにも癇に障り、介入したのだが不死の能力者とは思わぬ拾い物をした。
数ある能力者の中でも不死の能力を持つものはごくごく稀であり、BF団に連れて帰れば色々と役立てることもできるだろう。
すべてはBF団帰還後に、ビックファイアのためになると思えばこそ。
この場で足手纏いを連れて回るのはデメリットが多いが、さすがに自分の身を危険に曝す程大事にするつもりもない。
連れて帰れれば儲けもの。ただそれだけのことである。
あの男から少女を奪ったのに、他に理由は特にない。
ただ、思った以上に時間をくってしまった。
もうしばらくすれば時刻は正午丁度となり、二回目の放送が始まる。
急がなければ、十五時に豪華客船で待つという約束をこちらから破ることになってしまう。
しかし、そこでアルベルトは考える。
この伝言を聞いた唯一の人物であるなつきと言う女は、誰にもそれを伝えることなく死んだ。同行者らしき男も生きてはいまい。
それについての仮はさっき返してきた。相手にする価値などない、亡者のような男だった。
伝言を新たに広めるだけなら、例えば今拾ったばかりのこの少女を新たなメッセンジャーに仕立てる、ということも可能だろう。
不死の能力者ならば、さっきの女のように簡単に脱落することはないはずだ。おあつらえ向きである。
そして、己は全速力で豪華客船を目指す。時間は変更してしまってもいい。
だが、休息を取り落ち着いて思考を巡らす時間を得たアルベルトには、この場所が自分の思い通りに動かせる程容易くはないということに気付いていた。
現にアルベルトの伝言は広まらず、この場にきてから十二時間近い時間が経過しようとしているにも関わらず、様々な事情から移動すらろくにできていない。
十傑集であるこの自分ですらそうなのだ、他の者が生きて戴宗と合流できる確率は相当に低いと見積もりを改めなくてはならない。
低確率を補うだけの数の参加者と接触できれば有効な手段だったのだが、思った以上に好戦的な者達多いことが分かりつつある現状でそれを望むのも難しいだろう。
不死の少女を脇に抱え、アルベルトは走っていた。
一度は無視して先を急ごうとしたものの、あの男の弱者をいたぶることを楽しむかのような行動がどうにも癇に障り、介入したのだが不死の能力者とは思わぬ拾い物をした。
数ある能力者の中でも不死の能力を持つものはごくごく稀であり、BF団に連れて帰れば色々と役立てることもできるだろう。
すべてはBF団帰還後に、ビックファイアのためになると思えばこそ。
この場で足手纏いを連れて回るのはデメリットが多いが、さすがに自分の身を危険に曝す程大事にするつもりもない。
連れて帰れれば儲けもの。ただそれだけのことである。
あの男から少女を奪ったのに、他に理由は特にない。
ただ、思った以上に時間をくってしまった。
もうしばらくすれば時刻は正午丁度となり、二回目の放送が始まる。
急がなければ、十五時に豪華客船で待つという約束をこちらから破ることになってしまう。
しかし、そこでアルベルトは考える。
この伝言を聞いた唯一の人物であるなつきと言う女は、誰にもそれを伝えることなく死んだ。同行者らしき男も生きてはいまい。
それについての仮はさっき返してきた。相手にする価値などない、亡者のような男だった。
伝言を新たに広めるだけなら、例えば今拾ったばかりのこの少女を新たなメッセンジャーに仕立てる、ということも可能だろう。
不死の能力者ならば、さっきの女のように簡単に脱落することはないはずだ。おあつらえ向きである。
そして、己は全速力で豪華客船を目指す。時間は変更してしまってもいい。
だが、休息を取り落ち着いて思考を巡らす時間を得たアルベルトには、この場所が自分の思い通りに動かせる程容易くはないということに気付いていた。
現にアルベルトの伝言は広まらず、この場にきてから十二時間近い時間が経過しようとしているにも関わらず、様々な事情から移動すらろくにできていない。
十傑集であるこの自分ですらそうなのだ、他の者が生きて戴宗と合流できる確率は相当に低いと見積もりを改めなくてはならない。
低確率を補うだけの数の参加者と接触できれば有効な手段だったのだが、思った以上に好戦的な者達多いことが分かりつつある現状でそれを望むのも難しいだろう。
恐らく、戴宗もまた思い通りいかない状況に四苦八苦しているのではないだろうか。
奴の性格からして、弱者保護などという下らんことに精を出し、いらんトラブルに巻き込まれている可能性は高い。
アルベルトの目的は戴宗と会えればそれで達成されると言うものではなかった。
己が満足いく形での決着こそが、アルベルトの目的である。
上海での戦いではそれを叶えることはできなかった。戴宗が自らの任務を何より優先したためだ。
ならば、脅すような形で勝負にこぎつけたとして、同じことが起こらないとどうして言えようか。
アルベルトには、この場で拾った屑どものことを気にかけ実の入らない勝負しかしない戴宗の姿が、ありありと想像できた。
仲間を守るための盾となるなど、奴が最も好んでしそうなことだ。
加えて、この場での体力の消費が大きいことも気になる。
戴宗も条件は同じとはいえ、互いに疲弊仕切ったうえでの戦闘は本意ではない。
もし、現状では戴宗との戦いを満足のいく形で行えないというのであれば、あるいは。
そこまでアルベルトが考えたところで、少女が弱弱しく顔を起こした。
「あ…ありがとう。助けて…くれて」
さっきからずっと震えていたのだが、多少気力が戻ったのか血の気の引いた顔でそのようなことを言ってくる。
アルベルトはそれに対し特に思うこともなく、ふんと鼻を鳴らし答えた。
「別に、貴様のためにやった訳ではない」
今後の行動について考えを巡らしながら、アルベルトは走り続けた。
【A-5/市街地南部/1日目/昼】
【衝撃のアルベルト@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-】
[状態]:疲労中、全身にダメージ、右足に刺し傷(それぞれ消毒液や軟膏・包帯で応急措置済み)、スーツがズダボロ
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、シガレットケースと葉巻(葉巻4本使用)、ボイスレコーダー、シュバルツのブーメラン@機動武闘伝Gガンダム、 赤絵の具@王ドロボウJING、自殺用ロープ@さよなら絶望先生、不明支給品0〜2(本人確認済み)
[思考]:
基本方針:納得の行く形で戴宗との決着をつける。
1:戴宗を再び失うことに対する恐れ。そうならないために戴宗を探し、情報を集める
2:伝言をどうするか、かがみの処遇と併せて決めかねている。
3:脱出の情報を集める
4:いずれマスターアジアと決着をつける
5:他の参加者と馴れ合うつもりはない
6:脱出不可能の場合はゲームに乗る
[備考]:
※上海電磁ネットワイヤー作戦失敗後からの参加です
※ボイスレコーダーにはなつきによるドモン(と名乗ったチェス)への伝言が記録されていますが、 アルベルトはドモンについて名前しか聞いていません。
【柊かがみ@らき☆すた】
[状態]:不死者、恐怖、私服に銃痕
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]
基本:つかさのために、もう少し頑張ってみる
1: 事態の急変に混乱
2: こなた達を殺して優勝を目指すことへのためらい
3: アイザック他、不死者を捜して喰う
[備考]:第一放送を聴きましたが、つかさの名前が呼ばれたということ以外は覚えていません(禁止エリアはB-1のみ認識)
会場端のワープを認識
【エドのコンビュータとゴーグル】
エドお手製のパソコン。
地球の地上に捨てられているジャンクをトマトの箱に詰め込んで作成した。
ゴーグルと繋ぐことにより視線によるマウス操作を可能とする。
【自殺交響曲「楽園」】
世界偉人軍団の一人、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが作曲した人類一斉淘汰作戦の要となる楽曲。
聞いたものは死ぬ。
【木津千里@さよなら絶望先生 死亡】
【残り59人】