アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ8
……ウチが初めてなつきと会うた時の話どすか? そうどすなぁ。
あれはまだウチが中等部3年で、あの子が中等部1年の頃どした。
意地っ張りな目が印象的で、せやけど……その刃物のような切れ味を持った瞳の奥に、薄っすらと悲しさが見えましてん。
その視線がウチの琴線に触れたんか、気がつけば何かと理由を託けて会うようになりまして。
最初のころは中々懐いてくれあらへんかったけど、
あれこれちょっかい出してるうちに、少しづつ心を開いてくれはるようになって……。
ほんで、どれくらいちょっかいを出したかわからん位になったある日、向こうが言ってくれはったんどす。
「どうして私に構うのか? 」と。もう嬉しゅうて嬉しゅうて思わず抱きしめましてん。
思わず「なつきの事が好きだから」と返したのをよぉ覚えとります。
……ええ、本当に優しい子どすえ。付き合うて増々そう感じるようになりましたなぁ。
本当は繊細な感情とおなごらしい趣味も持ち合わせてはる、可愛えらしい普通の女の子。
ああ見えて、下着に凝ってはったり、ぬいぐるみやらピンクのふわふわしたワンピースやらが好きやったり……。
だが、それがええんどすわぁ。ウチはそんな彼女に惚れましてん。
昔の諺で例えるなら『目に入れても痛くないほど何とやら』どすな。
生涯を掛けてでも大事にしたい……なつきはそんな想い人どす――――
(風華学園新聞 インタビュー記事 没原稿より一部抜粋 詳細不明)