「こんなところにいたのか。探したぞ」
廊下の真ん中で手を取り合う二人に声をかけたのは、ツチダマのユービックだ。
半分しかなかった身体は、つぎはぎの見える不恰好な姿ではあったが、ある程度修復されていた。
「身体を修理してもらったのか。おめでとうユービック」
「で、僕たちにどんな用ですか?」
ドラえもんとゲイナーの二人は、そのツチダマが仲間であるユービックであると確認すると、そこに駆け寄った。
「いや、ほとんどは自分で修理したのだ。暇だったのでな。それと用事があるのはゲイナーにだ」
「僕にですか?」
いぶかしむゲイナーに、ユービックはトグサより預かった修理手袋を差し出した。
「トグサが、もう好きに使ってもよいと。ゲイナーに自分の仕事をさせろと言っていた。
これは、お前が一番うまく使えるだろうからと」
「ドラえもん!」
「うん!」
受け取った技術手袋を握り締めると、ゲイナーはドラえもんの手を引いて走った。
ゲイナーの、彼の仕事場へと向かって。
【18:41】 「恐慌」
フェムトの下した号令に、守勢だったギガゾンビ側が、一気に攻勢へと反転した…………のだが、
「走査反応を逆探知――完了! 敵の位置を補足したギガ!」
「攻性防壁を展開〜。流入させるギガ〜……って、あら?」
「……まずいっ! トラップされたギガー! ぎ、逆流して――――――ギガァンッ!」
短い悲鳴、そして乾いた破裂音と共に一体のオペレートツチダマが椅子から落ちた。
床の上にセラミックの破片を散らし、焼き付いた基盤から薄い煙を立てて動かなくなる。
そのツチダマは、流した攻性防壁を逆に流し返され、電脳を破壊されたのだ。
流し込まれた攻性防壁をデコイと防壁を使ってトラップ。相手側が即応できないようにデータを改竄して逆流させる。
トグサの上司である草薙素子が得意とする戦術で、それはAI級と呼ばれるほどの処理速度があって初めて成し得るものだ。
今それを模倣したトグサ自身にはその能力はない。だが、その代わりに彼には長門有希の残した高度なシステムがあった。
……ともかくとして、警報の鳴り止まない司令室に、また新たな混乱が発生していた。
仲間の一人を破壊された恐慌状態に陥ったオペレートツチダマが、結線を解除し持ち場を離れ始めている。
もちろん、そんなことをすればどうなるかは火を見るより明らかなので、フェムトは離れないよう指示するのだが、
「み、みんな殺されるギガ〜! あいつらきっと宇宙人ギガ〜!」
「ハッキングされて機械が爆発するなんて、漫画と映画の中だけの話と思ってたギガ!」
「もうギガたちはおしまいギガよ〜」
「う、うわぁ。お城が揺れているギガァ!」
「もしかして、この世の終わりが来たギガッ?」
加えて発生する異常事態。ギガゾンビ城に低く重い音が鳴り響いていた。地震か? それとも敵の攻撃を受けているのか?
一人コンソールの前に残ったフェムトは、素早くキーを叩きその原因を探る。そして、それは程なく発見できた。
「か、隔壁が……!」
城内を映す監視カメラに、次々と閉じていく隔壁の映像が流れている。
抵抗が弱まったことで、敵の侵攻が城内のシステムを乗っ取りつつあるのだ。
フェムトは各システムに自閉のコマンドを送るが、彼一人ではまさに焼け石に水で、その勢いを止めることはできない。
(どうする……どうする……どうする!?)
コンソールの前を右往左往するフェムト。もし彼が人間だったら、その顔は真っ青だっただろう。
そして、そんな彼にさらに追い討ちの一撃が加えられた。
警報とは別種のけたたましい電子音と共に、モニターの一角にその情報が伝えられる。
それを見たツチダマ達、そしてフェムトに駄目押しの衝撃が走った。
「亜空間内に巨大な船影が現れているギガ!」
「まずいギガよ! 近すぎるギガよ!」
「は、早く探査波動を止めないと、見つかっちゃうギガ〜!」
司令室に限らず、城内の全ての場所においても混乱が発生し始めていた。
元より、事の流れに押されやすいツチダマ達だ。混乱は簡単に伝播し、それはもう恐慌にまで発展しそうな勢いである。
そんな中、一人その恐怖と戦っているツチダマがいた――フェムトである。
彼自身の性能は、その他のツチダマとなんら変わる所はない。
違うのは、主からパーソナルネームを貰っているということと、司令官と言う独自の役割を持たされている所だ。
故に、十把一絡げに扱われ、また彼ら自身もそう振舞う名無しのツチダマとフェムトは違った。
フェムトは思考する。他のツチダマとの安易な同期は取らず、彼自身の電脳で。
事態は最悪の展開と言える。――生存者達、闇の書、そしてタイムパトロール。
もはやバトルロワイアルは終了したのか――?
「違うッ!――まだ、終わりじゃあないッ!」
フェムトの手から電光が放たれ――そして、彼の目の前は闇に包まれた。
【18:44】 「CALL!!」
「……ッ。あー、クソッ! 痛ぇな畜生……」
あのレントゲン室での静かな話し合いの後、レヴィは一人、エクソダス計画を立てたあの大部屋へと戻っていた。
そして、あの時自分が寝ていたベッドの上に再び戻り、今はセイバーに斬られた左腕の手当てをしている。
白いシーツの上に血を溢しながら、乱雑ながらも的確に傷口へと針を通している。
ラグーン商会の女ガンマン。仕事は荷運びだけではないし、彼女はアルバイトも多く常日頃から生傷は耐えない。
して、その傷を治すのに彼女が病院へと足を運ぶかと言うと、答えは――ノーだ。
裏の世界の医者は高い。かといって表を歩ける素性でもないし、もちろん健康保険なんかを払っているわけがない。
結果、傷は治るまで放っておくか、自分で適当に手当てするか――となる。
なので、専門知識はなくとも彼女なりにではあるが、手当てのコツは掴んでいた。
深い斬り傷を、取りあえず端まで縫うと、レヴィは糸を結びシーツの端で腕を汚す血を拭った。
そして、用意しておいた包帯を傷口の上にグルグルと巻きつけると、最後にそれをきつく縛る。
「取りあえず、一丁完了……と」
手当てを終えた左腕をレヴィは上下させる。
動かすたびに鋭い痛みが走るが、彼女にとっては銃さえ握れればそれでよかった。
むしろ、全店休業を要求する疲れた身体に対する、よい気付けになるぐらいだと思ったぐらいである。
一息つくと、レヴィは壁に掛けられた時計を見て、後十分と少しで放送から一時間になるのを確認した。
その時、自分が生きているかどうかは、別の場所で仕事をしているトグサ次第だ。
十人もの命をBETしたこの大博打、しかも一点賭け。
はたしてその結果は――、とレヴィがそこまで考えたところで部屋の中に入ってくる者があった。
「傷の具合はどう、レヴィ?」
入ってきたのは、魔術師である遠坂凛。レヴィから見ればプッツン野郎のジャパニーズだ。
どうもこうも、と答えるレヴィの元へと駆け寄ると、遠坂凛はその傷を魔術で治すということを提案した。
レヴィの顔が変な形に歪む。そして鼻から息を噴出すと、彼女は一気に捲くし立てた。
「テメー、さっきはできねえって言ったじゃねえかッ!!
あたしが今、どんだけ痛い思いしてテメーの身体で裁縫ごっごしてたのか解ってんのかッ!?」
「ご、御免なさいね……。でも、さっきカートリッジが見つかったから」
「遅い! 遅い! 遅すぎだぜ! 日本人は時間に厳しいんじゃなかったのかよ?」
「し、しょうがないじゃない! フェイトだってハルヒだって治療しないといけなかったんだから。
それとも何? 私の治療は必要ないってわけッ!?」
う……、レヴィの顔が歪む。実際の話、本当は左腕だけでなく、全身のどこもが痛むのだ。
「鉛玉意外なら、貰えるもんはなんでも貰うって主義なんだ。……施しを受けるよジャパニーズ」
「そんな言い方は止しなさいよ。…………じゃ、身体を見せて」
と、遠坂凛が腕を上げるレヴィの身体に手を伸ばした時――、
――ピ、と小さな電子音が聞こえた。
生存競争遊戯の盤の上、
生き残った十人の、十の首輪が――ピ、と音を鳴らした。
【18:56】 「十人(+α)、再び」
キィンという澄んだ音を立て、リノウリウムの床に二つに割れた銀色の環が落ちた。
溜めていた空気を大きく口から吐き出すと、トグサは閉じていた両目を開いた。
ノートPCのディスプレイを覗けば、その中で勝利の凱歌を歌うタチコマ達の姿が見える。
「……まさか、ここまで出来るとはな」
言いながら、トグサは床に手を伸ばし首輪だった物を広いあげる。
ここに集まっていた者達を縛っていた首輪は機能を失い、遂に彼らをその縛から解放したのだ。
元々、向こうからの電波を止められればとハッキングを仕掛けた訳だが、それがこんなにもうまくいき
しかも、首輪そのものを解除できるコマンドを得ることができようとは……。
トグサは、それ――首輪を解除できるコマンドの存在を疑っていたが、存在したということは
案外、ギガゾンビもゲームのルールに限ればフェアな人間だったのかも知れない。
――と、もう片方の手で外れた首輪の痕をさすりながら、トグサは思った。
ともかく、命を賭してノートPCを託したキョン。死してなお働きを見せたタチコマ。
そして、全てのお膳立てをしてくれた長門有希。さらには仲間達。
彼らの助けを得て、遂にトグサ達は一つの――首輪という大きな問題をクリアしたのだ。
「お疲れ様」
トグサが戸口を見ると、いつの間にかロックがそこに戻ってきていた。
彼が放り投げる水の入ったペットボトルを受け取ると、トグサはそれを開き喉を潤す。
「そちらの方の首尾は?」
「ラグーン商会は荷運びが専門。抜かりはないさ」
トグサとロックは並んで廊下を進む。仲間達と再び合流するためだ。
「ずいぶんとうまくいったみたいだね」
「ああ。怖いぐらいにな。
後は、ギガゾンビの首根っこを押さえて、脱出の算段が整うまで待てばいい」
言いながら扉を潜る。戻ってきたのはあのエクソダス計画を立てた大部屋だ。
そこにはすでに彼らの仲間達が集まっており、
入ってきたこの一時間の最大の功労者を、彼らそれぞれの言葉や仕草で褒め称えた。
壁に掛けられた時計が指し示す時刻はちょうど十九時。
このバトルロワイアル終着までの六時間。その最初の一時間を彼らは勝ち抜いた。
【19:16】 「魔法少女×3」
陽も完全に落ち、通り抜ける風が少し肌寒い病院の屋上。
その屋上の端、南北に流れる河に浮かんだ闇の書、そしてその奥に見えるギガゾンビの城が
よく見えるその場所に、三人の魔法少女(?)が立っていた。
真っ赤な聖骸布を吹き抜ける風に任せているのは、――遠坂凛。
降ろした髪で、失った右目を隠しているのは、――フェイト・T・ハラオウン。
そして、遠坂凛が目を背けるほどの派手な衣装に身を包むのが、――涼宮ハルヒだ。
その時――つまりは、闇の書の始動に向け、彼女達はこの屋上で待機している。
「フェイト。その髪型も似合うわね」
「ありがとう、凛。そして、ありがとうございますハルヒ」
「なーに、いいのよ。お礼を言われるほどのことでもないわ。
可愛く萌える少女を、常に萌える状態に保ち、より高みを目指せさせるのも、SOS団団長の仕事だから」
ハルヒの言葉に苦笑するフェイトの、金色の髪――グリフィスによってツインテールの片方を落とされたそれは、
今は襟足をうなじに合わせたショートカットとなっている。
傷つき失われた右目を覆うように前髪は下ろされ、残ったツインテールからサイドの部分だけを残して、
それを頬の横に垂れる三つ編みにしている。その先端を結っているのは、彼女の親友であるなのはのリボンだ。
遠坂凛の治療を受けた後、ハルヒがフェイトの姿に見かねて、器用に鋏を振るった結果だった。
「で、あんたのソレはなんなわけ……」
遠坂凛が指摘するのは、ハルヒの纏う派手でアニメチックな衣装だ。
桃色を基調に金色のラインが引かれているデザインは、遠坂凛が記憶から抹消したいと願うカレイドルビーのそれに似ている。
だが、カレイドルビーの衣装に比べると、ハルヒの衣装は胸元は大胆に開きスカートはより短く扇情的だ。
花の様に開いたフレアスカートの端からは、幾重にも重なったレースのペチコートが覗いている。
そして、亜麻色の髪の毛は後ろで一つに纏められ、小さなポニーテイルになっていた。
「バランスの問題よ。あたしだけ一人制服なんておかしいし、なによりずるいわ」
ハルヒの理屈に、遠坂凛の顔は理解できないといった表情だ。
華麗に変身――などというのはフェイトの様な子供だけに許されるもの。そう彼女は思っている。
「……で、その衣装はどこから取り出したわけ? まさか、無駄に力を振るったんじゃないでしょうね」
衣装のデザインはともかくとして、ハルヒが力を使ったと言うなら、それは遠坂凛にとっては見過ごせない所だ。
「違うって。これは着せ替えカメラを使ったのよ。ドラえもんの世界の道具」
言いながら、ハルヒは衣装の端を摘まむ、
「これはね。みくるちゃんのために用意しておいたの。……彼女に着せてあげようと思って」
その言葉に遠坂凛とフェイトの二人はかける言葉を失った。
彼女達も此処で失った掛替えのない人や仲間達がいるが、数で言えば――勿論、それは比べるものではないが、
ハルヒが一番多く親しい人を失っている。何せ彼女は世界を作り変えようとしたほどの悲しみを受けたのだから。
「なーに暗くなってんのよ。もうすぐコレも終わりでしょう。だったら気合入れないと!
それよりもさ、アレちょーだいよ。ア・レ♪」
沈黙は破ったのはハルヒだ。そして、殊更に明るく振舞うと遠坂凛に向けて手を突き出す。
その様子は、待ちわびたプレゼントをねだる子供の様に幼く明るい。
「本気のつもり……なの?」
「今は猫の手でも借りたい……でしょ?」
遠坂凛はうーん、と唸るがハルヒの言うことも正しい――いや、この場合は困った時の神頼みと言い直すべきだろうか?
渋々ながらも鞄に手を突っ込み、遠坂凛は取り出したソレをハルヒの手の上へと置いた。
ハルヒの手の上にあるのは、翠星石のローザミスティカとグラーフアイゼンだ。
同様に、遠坂凛の手には水銀燈のローザミスティカとレイジングハート。
フェイトの手には、蒼星石のローザミスティカとバルディッシュ・アサルト。
三人の少女の手に、三種のローザミスティカと三種のデバイスがあった。
「取りあえず私からいくから、フェイトとハルヒはちょっと待ちなさい」
言いながら遠坂凛は水銀燈のローザミスティカを胸元へと寄せる。
そして、一度深呼吸すると、その因縁深い相手が残したそれを自身の中へと押し込んだ。
遠坂凛の全身に薔薇乙女の力が循環し、魔力が満ちる。そして、その影響か、纏うバリアジャケットが若干闇色に染まる。
「……うん。いけるわね、大丈夫。レイジングハートの方はどう? いけそう?」
” All right. 問題ありませんマスター。出力も安定しています ”
杖の返答に満足すると、遠坂凛はフェイトにも同じ様にすることを促した。
そして――、
「……すごい。バルディッシュはどう?」
” No problem sir! ”
剪定の鋏を得物とする薔薇乙女の力がそれにも宿ったのか、バルディッシュの刃が蒼い燐光を帯びた。
そして――、
「次は私の番ね。さぁ、出てきなさいっ!!」
ハルヒが指を鳴らすと――瞬間、屋上の縁より光を纏う巨人が頭を現した。そしてそれは立ち上がると共に高さを増す。
そしてハルヒが放り投げたグラーフアイゼンを片手に受ける。その鎚は、神人からすれば豆粒のような大きさだが、
続けて投げ込まれた翠星石のローザミスティカを取り込むと、その大きさを神人が持つに相応しいまでに増した。
「大したものね……」
遠坂凛は無制限とも言えるハルヒの能力に感心した。
短い時間で彼女がハルヒに指導したのは、「魔力が流れるとデバイスが働く」――それだけだ。
全く理屈にもなっていないが、むしろこの方がよい。想えば実現する力に対し、複雑な理屈はむしろ足枷にしかならない。
ハルヒに対しては、とにかく簡単に考えること――と、徹底して注意している。
神人の扱いに対してもそうだ。余計な事を考えず、玩具のラジコンを操作しているぐらいのつもりであれと、言い含めた。
そして、今は扱い方のよくわからない他の事に対しては一切考えるなと。
「ハルヒ。さっきも言ったけど……」
「わかってるってば。
ここで神人を動かす。それ以外には何もしない。で、疲れたらそれもやめる――でしょ?」
「私達の役割は闇の書を倒すことじゃなくて、あくまで引き付けて足止めすることだから……、それを忘れないで」
それだけを言い残すと、遠坂凛とフェイトは屋上の床を蹴って、夜の空のより暗い場所へと飛び去った。
【B-4/河川上空/2日目・夜】
【遠坂凛@Fate/stay night】
[状態]:疲労、全身に打撲痕、魔力全快、バリアジャケット装備(アーチャーフォーム+銀)
[装備]:レイジングハート・エクセリオン(カートリッジ-6/6)※自己修復中、後一時間程度で終了
予備カートリッジ×21発、アーチャーの聖骸布
[道具]:デイバッグと支給品(食料残り1食分、水残り1本と6割)、石化した劉鳳の右腕、エクソダス計画書
[思考]:
基本:レイジングハートのマスターとして、脱出を目指す
1:闇の書に応対し、脱出までの間その場に引き止めておく
2:ハルヒが暴走しないか、気にかける
3:できれば、リインフォースを救い出したい
[備考]:
※リリカルなのはの世界の魔法、薔薇乙女とアリスゲーム、ドラえもんの世界の科学――の知識があります
※闇の書の防衛プログラムとその暴走――の知識があります
※ギガゾンビは第二魔法絡みの方向には疎い――と推測しています
※膨大な魔力を消費すれば、時空管理局へ向けて何らかの救難信号を送る事が可能――と推測しています
【フェイト・T・ハラオウン@魔法少女リリカルなのはA's】
[状態]:軽度の疲労、全身に打撲痕、右脇腹に傷跡、右眼球喪失、魔力全快、バリアジャケット
※髪型が変わりました。全体的にはショート、前髪で右目を隠して、右サイドにおさげを垂らしています
[装備]:バルディッシュ・アサルト(カートリッジ-6/6)、なのはのリボン
[道具]:デイバッグと支給品一式、予備カートリッジ×22発、クラールヴィント、西瓜、エクソダス計画書
[思考]:
基本:戦闘の中断及び抑制。協力者を募って脱出を目指す
1:闇の書に応対し、脱出までの間その場に引き止めておく
2:涼宮ハルヒが無茶をしないか心配
3:事が終わったら、タチコマ(AI)ともう一度話をしてみたい
【19:22】 「涼宮ハルヒの憂鬱」
遠坂凛とフェイト、その二人が魔法の力で闇の書に向けて飛び立ち、病院の屋上から離れると
ハルヒはその場でコンクリートの床へとへたり込んだ。口からは熱い息が漏れる。
秋に咲く桜の花。連続するホームラン。エトセトラ、エトセトラ……。
何故、こんなにもあからさまなのにそれに気付けなかったのか――それをハルヒは理解していた。
キョンにより気付かされた神の如き力。
それはすさまじいものだという実感が、すでにハルヒにはある。
少し、ほんの少し意識を寄せるだけで、何もかもをが手に取るように解る。
何処に何があるのか、例え目の届かないところでも。風の動き、空気の振動、分子の振動、電子の振動。
そして、この病院の片隅。そこにある一つのつぼみに”咲け”と想えば――花を咲かせることができた。
「…………ッう!」
激しい痛みにうずくまり頭を抑える。
普通の人間にも、周囲の情報を感じ取る五感というものがある。
――視覚。聴覚。触覚。味覚。聴覚。
細かく分類すれば、さらに――温覚。冷覚。痛覚。運動覚。圧覚。振動覚。内臓覚。平行覚。等々……。
だが、それらを意識するのはそれらが特に強い刺激を受けたか、もしくは変化があった時だけだ。
普段からそれらを全て意識していることなどない。
――口の中の味。肌に触れる空気の感触。自分自身の体温。
そんなものを普段から意識していれば――脳で処理していればどうなるか。
処理能力が追いつかなくなってオーバーヒート、そして遂にはダウン。または機能衝突が起きて――狂う。
神の力を何故ハルヒ自身が自覚できなかったのか? その答えは今出ている――耐え切れないからだ。
人間の脳は、人間の中の感覚だけですら全てを同時に処理することはできない。それが、――世界などとは。
「……まったく。やっかいな事を教えてくれたわねキョンったら」
口の端から垂れる涎を拭うと、ハルヒは再び立ち上がりコンクリートの床を踏みしめる。
それに呼応するかのように、神人も姿勢を正した。そして、一歩、一歩と踏みしめて闇の書へと向けて歩きだした。
「世界を大いに盛り上げる……か。
まさか――だけど、いいわ。この涼宮ハルヒ様が直々に盛り上げてやろうじゃない。
でも、その前に自分の世界に帰らないとね。神様が迷子だなんて笑い話にもならないわ」
【D-3/病院・屋上/2日目・夜】
【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:頭痛、微熱、頭部に打撲痕
[装備]:なし
[道具]:デイバッグと支給品一式
クローンリキッドごくう(使用回数:残り2回)、タヌ機(1回使用可能)
インスタントカメラ×2(内一台は使いかけ)、高性能デジタルカメラ(記憶媒体はSDカード)
着せ替えカメラ(使用回数:残り16回)、どんな病気にも効く薬
トグサが書いた首輪の情報等が書かれたメモ1枚
[思考]
基本:元の世界へと帰る
1:神人を操作して闇の書と戦う
※神人の操作以外については出来る限り控える
[備考]
※神の如し力について認識しています
※神人の力は、ハルヒ自身の体調とシンクロしてその力が強弱します
※閉鎖空間を作るつもりはもうありません
【C-3/市街地/2日目・夜】
【神人@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:体長30メートルほどの大きさ、ローザミスティカ(翠)の魔力を取り込んでいる
[装備]:ローザミスティカ(翠)、グラーフアイゼン・ギガントフォルム(カートリッジ-0/0)
※神人(涼宮ハルヒ)自体にグラーフアイゼンを操る力(魔力)はありません
※ローザミスティカの魔力を使い切ると、グラーフアイゼンは待機状態へと戻ります
※神人の力は、ハルヒ自身の体調とシンクロしてその力が強弱します
【19:19】 「SHOOTER」
舞台の中央を南北に走る道路。そこを一台の救急車が、やや緩やかな速度で北へと進んでいた。
その車には一見して分かるおかしな所があった。天井に人が立っているのである――勿論、それはレヴィだ。
この時、レヴィのご機嫌のボルテージはここに来てより、最高潮に達していた。
不愉快な首輪が外れたということもある。これから行うカチコミに興奮しているということもある。
また、遠坂凛が見つけた予備弾薬セットの中から、レヴィの銃に合致する、大量の9mmパラベラム弾が
見つかったということもある。
余談であり、参加者達が知る由もないが、銃の種類に応じてそれぞれの弾丸が一定数用意されていた。
9mmパラベラム弾に関しては、六種の拳銃がそれに対応していたため、弾だけを見れば他の六倍もあったということだ。
――で、何故レヴィが上機嫌なのか? それは彼女の手の中に、いつもの一対の拳銃が握られているからだ。
ソードカトラス。――何故、二丁目のそれが出てきたかと言うと、答えは簡単――技術手袋だ。
ゲイナーが持っていたそれを彼女が奪い、そして持っていたベレッタをソードカトラスへと改造した。
元々、ソードカトラスはベレッタを改造したものだし、得意の得物の解体組み立てならレヴィは目を瞑っていてでもできる。
かくして、彼女はまるで魔法をかけられた灰被りのように浮き足立っていた。
「南瓜の馬車をとばせ、溝鼠の御者ッ!! さっさと行かねえと、舞踏会に遅れちまうぞッ!!」
ハイテンションではしゃぐお姫様の下、運転席とその隣の助手席にはロックとゲインがいる。
「ご機嫌麗しゅう……だな。ロック」
「とんでもない事にならなければいいんだけどね」
ゲインの言葉に、ハンドルを握るロックは苦笑した。
ハイテンションになった時のレヴィは無敵だ。だが、こうなるとかならず派手(やっかい)な事になる。
巻き込まれ役のロックとしては、今の心境は、天気予報で台風が近づいているニュースを聞いた時のものに近かった。
そのロックのそしてゲインの前まで、フロントガラスは全て破られガラスが落とされている。
そして空いたそこから突き出しているのは、ゲインのNTW20対物ライフルだ。
レヴィが天井の上にいるのも、馬鹿と煙は……ということではない。ギガゾンビ側の応戦を警戒してのことだ。
軽口を聞きながらも、ゲインはその鷹の目を思わせる鋭い眼光で、何時でも応戦できるよう周囲を睥睨している。
すでに臨戦態勢に入っている大人達の後ろ、救急車後部のスペースには子供たちがいた。
「おおー、近くで見るとすごーくでかーい」
運転席の隙間から前方を見ていたしんのすけが声を出す。大きいと言ったのは河の真ん中に鎮座する闇の書の結界だ。
そして、しんのすけの後ろでは、それを緊張した面持ちでドラえもんが見つめている。
巨大で、そしてあまりにも禍々しい姿。魔力を持たなくとも感じる威圧感。それがもたらす緊張に、鉄棒を持つ手に力が篭る。
その、ドラえもんが持っている鉄棒は、ゲイナーが技術手袋を用いて作ったスタンロッドだ。
病院内で見つけた非常用発電機の部品から組み立てた物で、持ち手の部分に小さなディーゼル発電機を内臓しており、
燃料の補給で長く使えるようにという工夫がなされている。……最も、そのせいで結構な重量になってしまったのだが。
そのゲイナーお手製のスタンロッド(発電式)は、銃を扱うのが苦手なドラえもんとロックの手に渡っている。
そして、そんな仕事をしたゲイナーは、今はツチダマのユービックと一緒になって、コンラッドの持ってきたノートPCを修復していた。
「これで……、完成ですよ」
「うむ。では少し貸してくれ」
修復され新品同様になったノートPCに、ユービックが身体から伸ばしたコードを接続する。
すると、そこにトグサの顔と、トグサがギガゾンビのコンピュータのデータベースから得た城内の見取り図などが現れた。
電脳通信を経て、病院に残ったトグサから、――ユービック――ノートPCと言う経路で情報の線が繋がったのだ。
「無事に繋がったようでなによりだ。こちらからは解析が済み次第、有益な情報をそちらに送るつもりだ」
ノートPCのスピーカーから、トグサの声が聞こえる。電脳を持たないゲイナーは、キーボードで彼に感謝の意を返した。
「ああ。そちらもうまくやってくれ。俺はここから最大限のサポートさせてもらう。
そちらから連絡がある時は、ユービックに伝えてくれ。彼となら瞬時に繋がることが可能だ」
――では、お互いにいい仕事をしよう。そう残してトグサからの通信は終わった。
ウィンドウの表示が待機に変わると、ゲイナーはすぐさまノートPCのキーボードを叩き、トグサの送ってきた情報を呼び出した。
まず得られたのはギガゾンビ城内の見取り図とセキュリティシステムの概要だ。
敵が現れれば、これを悠長に見ている暇はないだろう。
到着までの時間は短い。ゲイナーはそれを頭に叩き込むべく、精神を集中し自分の世界へと没頭し始めた。
そして、通信を終えて手持ち無沙汰になったユービックに、ゲインが前を向いたまま声を掛ける。
「どこでもドアを使って、ツチダマ達がトグサに奇襲を仕掛ける……本当にそれはないんだな?」
それは、ギガゾンビ城に討ち込むに当たって最も危険視された要素だ。
敵の戦力を抑え、喜緑江美里からの通信――すなわち脱出経路の確保――それを待つトグサの重要度は極めて高い。
当初は、トグサのガードとして何人か人間を残すかと話し合われたが、
唯でさえ乏しい戦力を分散させるのは愚策であり、そして自分一人なら守りきれるというトグサの主張と
ユービックの言う、どこでもドアはもう他にないはずだという情報によって、今の配置が決定された。
ユービックはその情報を、今またここで繰り返して話す。
「元々、持ち出すことのできた23世紀の道具は少ない。ギガゾンビは時間犯罪者だからな。近寄ることすら困難だった。
我々ツチダマも、23世紀ではなく、ロボット工学についてはより高度な他の世界で作られたのだ。
結果、我々は自我とそれを判断する力を得ることができた。グリフィス様に仕えるのも、お前達に協力するのもそのおかげだ。
……それでだ。言ったとおりどこでもドアの数も少なかった。そして、それは我ら亜空間破壊装置監視要員が
交代する時にしか使われていない。
その後、偶然にもグリフィス様に仕えることになった私を含む最初の四体のツチダマは、
その時にどこでもドアを占有することに成功した。……だからもうどこでもドアはないはずだ」
ふむ、とゲインは改めて納得した。最も、最初に納得していなければこうはなっていない。
と、その時ガンガンと天井を叩く音が車内に響いた。勿論、それはその上にいるレヴィの仕業だ。
「お出迎えが見えたぜ! 熱烈大歓迎だ!」
「ああ。気付いているさ。……みんな、耳を塞いでおけよ!」
言うが早いか、ゲインの構える対物ライフルが車内に轟音を響かせ火を噴いた。
視界の奥、車内からは米粒程度にしか見えない一体のツチダマが、放たれた弾丸に貫かれ爆ぜる。
それを機に、向かう道路の先にわらわらと無数のツチダマ達が現れる。
車上のレヴィが構えるソードカトラスではまだ遠い位置だ。だが、時機にそうでもなくなる。
「ダンスホールにゃまだ遠い……。けど、あたしは踊る場所を選らばねえ……、いいぜ。かかってきな!」
一瞬で、両手のソードカトラスが八つの残光を夜の空間に残した。次の瞬間、八体のツチダマが地面に転がる。
――さぁ、野郎共ッ! ショータイムだッ!
【B-4/路上・救急車/2日目・夜】
【レヴィ@BLACK LAGOON】
[状態]:脇腹と右腕に銃創、左腕に傷跡、やや疲労、ハイテンション
[装備]:ソードカトラス×2 (残弾11/15、11/15-予備弾薬×261発)
[道具]:デイバッグと支給品一式
イングラムM10サブマシンガン (残弾30/30-予備弾薬×30発)
グルメテーブルかけ(使用回数:残り16品)、ぬけ穴ライト、テキオー灯
バカルディ(ラム酒)×1本、割れた酒瓶(凶器として使える)、エクソダスと首輪解除に関して纏めたメモ
[思考]
基本:バトルロワイアルからの脱出。物事なんでも速攻解決!! 銃で!!
1:とにかく撃ちたい。撃ちまくりたい!
2:向かってくるヤツは容赦せず撃つ!
3:逃げるヤツも容赦せず撃つ!
4:もちろん、バリアジャケットのことを言触らかすヤツも撃つ! これは念入りに撃つ!
5:機会があればゲインとやり合いたい
[備考]
※双子の名前は知りません
※魔法などに対し、ある意味で悟りの境地に達しました
※テキオー灯の効果は知りません
【ロック@BLACK LAGOON】
[状態]:眠気と疲労、鼻を骨折(手当て済み)
[装備]:ゲイナー製スタンロッド (電気100%、軽油2回分)、マイクロ補聴器
[道具]:デイバッグと支給品一式、現金数千円、たずね人ステッキ、エクソダス計画書
[思考]:
基本:力を合わせ皆でゲームから脱出する。出来ることならギガゾンビに一泡吹かせたい
1:皆を乗せた救急車をギガゾンビ城まで運転する
2:しんのすけ、ゲイナー、ドラえもん、ユービックを守る
3:ギガゾンビを見つける
[備考]
※顔写真付き名簿に一通り目を通しています
※参加者は四次元デイバッグに入れないということを確認しています
※ハルヒ、キョン、トウカ、魅音、エルルゥらと詳しい情報交換を行いました
※キョンの持つノートPC内の情報を得て、考察しました
※レヴィの趣味に関して致命的な勘違いをしつつあります
【ゲイン・ビジョウ@OVERMANキングゲイナー】
[状態]:右手に火傷(小)、全身各所に軽傷(擦り傷・打撲)、腹部に重度の損傷(外傷は塞がった)
[装備]:NTW20対物ライフル(弾数2/3-予備弾薬×37)
ウィンチェスターM1897 (弾数5/5-予備弾薬×105発)
454カスール カスタムオート (残弾:7/7発-予備弾薬×94発)
RPG-7×2(榴弾×80発、スモーク弾×81発、照明弾×81発)
悟史のバット
[道具]:デイバッグと支給品一式、スパイセットの目玉と耳(×2セット) 、どこでもドア
トラック組の知人宛てのメッセージを書いたメモ、エクソダス計画書
[思考]
基本:ギガゾンビを打倒し、ここからエクソダス(脱出)する
1:進路を阻むツチダマを除外する
2:重火器を用いて、ギガゾンビ城突入を援護
3:ギガゾンビを探し出し、捕まえる
4:事が終われば、トウカと不二子の遺体を埋葬しに戻る
[備考]
※首輪の盗聴器は、ホテル倒壊の轟音によって故障しています
※モールダマから得た情報及び考察をメモに記しました
※ユービックのことを一応は信用はしましたが、別の嫌悪感を抱き始めています
※どこでもドアを使用してのギガゾンビ城周辺(α-5のエリア一帯)への侵入は不可能です
【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】
[状態]:全身にかすり傷、頭にふたつのたんこぶ、腹部に軽傷、
SOS団名誉団員認定、全身が沙都子の血で汚れている、強い決心
[装備]:ひらりマント
[道具]:デイバッグと支給品一式×4(食料5食分消費)
わすれろ草、キートンの名刺(大学)、ロープ
[思考]
基本:皆でここから脱出して、春日部に帰る
1:みんなのお手伝いをする
2:ギガゾンビを見つける
3:全部終わったら、かーちゃんに報告する
[備考]
※両親の死を知りました
【ドラえもん@ドラえもん】
[状態]:大程度のダメージ、頭部に強い衝撃、強い決意
[装備]:ゲイナー製スタンロッド (電気100%、軽油2回分)
[道具]:デイバッグと支給品一式(食料1食分消費) 、虎竹刀
[思考]
基本:ひみつ道具と仲間を集めて仇を取る。ギガゾンビを何とかする
1:しんのすけとゲイナーを守る
2:ギガゾンビを見つけて捕まえる
[備考]
※Fateの世界の魔術、リリカルなのはの世界の魔法――の知識があります
【ゲイナー・サンガ@OVERMAN キングゲイナー】
[状態]:疲労蓄積、風邪の初期症状、腹部と後頭部と顔面に打撲(処置済み)
[装備]:AK-47カラシニコフ (弾数:30/30-予備弾薬×10発)、トウカの日本刀、コンバットナイフ
[道具]:デイバッグと支給品一式(食料1食分消費)、技術手袋(使用回数:残り9回)
スタングレネード×2、スパイセットの目玉と耳、クーガーのサングラス、エクソダス計画書
病院内で見つけた工具箱、解体された首輪、機械の部品多数、ノートPC(ユービック)
[思考]
基本:バトルロワイアルからの脱出
1:トグサから送ってもらったデータを暗記
2:そのデータを他の仲間に伝える
3:次の通信を待つ
4:自分の身は自分で守る
[備考]
※名簿と地図を暗記しています
※リリカルなのはの世界、攻殻機動隊の世界に関する様々な情報を有しています
※基礎的な工学知識を得ました
【住職ダマB(ユービック)】
[状態]:一応修復済み(下半身はつぎはぎ)、電脳通信可能、孔を増設、タチコマのメモリを挿しています
[装備]:なし ※手の先から電撃を放てる
[道具]:なし
[思考]:
基本:グリフィスの仇を討つ。そのために参加者達に協力する
1:トグサと通信して、トグサの意をみんなに伝える
2:トグサから得た情報をゲイナーのPCに転送する
3:ギガゾンビを探す
[備考]
※ギガゾンビの言葉(ツチダマはいつでも爆破できる)はハッタリかもと思っています
ト、 ノレ、 ノL_)ヽ、_
L._ } ヽノ `'´ `'ー、)、
ヽ、`¨} `'ー、 ト、 `ー、
ヽー-ーヽ、ヽ. ヽ | ヽ ノi しイ
ヽ ヽヘヘヘヽ } ヽル'´/ |
}ヽ、 ヽ ヽレへ、__ノ彡 |
ヽ. ヽ._ ッ''⌒>'^''^'7 l"¨ >彡 |
ヽ 7′/ ノ / . -‐‐、 `j/ |
'、ーヽ、/ ∠=、_ l メ-'" ̄ ̄` >'′ |
ヽ、/ /| rーrqヽ |/ ‐'''Tワヽ レルへ. / エンディングへの道も悪かないなァ
レル、| ー‐ノ ー-‐'′ r'^' ノ
l, 、 ,イ-rイ そう思うだろ?アンタもォォ・・・!
ハ 、`_ ' |^''く
__,. -| ヽ ヽ... 二ヲ . |: `'ー 、_
_,. -‐''"____,,/ :|' 、___,,. イ ,イ .イ_ ̄`ヽ
/ッフ''" ∠_ :ト、 // < ̄⌒} ヽ ヽ
/=''''" ""  ̄フ ゝ`''ー--‐''´ / .イ⌒'''ーへ、_ └-、 〉