坂田銀時についての証言
土方「あ?坂田?ああ、あのいけすかねえ万事屋か。どうも俺と思考が似てるみてえで、しょっちゅう出くわすんだが、気に食わねえこと山のごとしだ。
だいいちあいつの食ってるもんは、なんだありゃ。あずき丼だあ?んな気色悪いもん、よく食えるな。俺の土方スペシャルとは雲泥の差だ。ネ、おじさん?」
沖田「万事屋の旦那かィ。あの旦那はどうも裏がありそうだねェ。攘夷派の連中とつるんでるってェ情報も耳にしてるしなァ。
ま、ちゃらんぽらんでも剣の腕は近藤さんが認めるくらいだし、色々・・・世話になった事だし。今んとこは、見て見ぬふりをしといてやらァ。」
妙「銀さんについて?そうねえ、普段は死んだ魚みたいな目だけど、いざとなると一応頼りにはなるわね。
あとは、いい加減新ちゃんに給料払えヤキ入れるぞコノヤローってとこかしらね。ふふ。
あーあ、記憶喪失だった時は真面目でかっこよかったのに。・・・どこ殴ったらまた記憶喪失になるかしら。」
お登勢「銀時についてかィ?そうだねえ、もうちょっと真面目に仕事して、たまってる家賃払え!かね。
それに、飢え死にしそうな時にやった饅頭の礼に、あたしを死ぬまで守るって言ってるけど、そろそろ自分の将来も考えないとねェ。
今は子供らと楽しくやってるみたいだけど、ずっと一緒にいられるわけじゃないんだし、あたしだって老い先短いんだからさ。
まったく、あいつが幸せになったとこ見ないと、死んでも死に切れないじゃないのさ。年寄りに心配かけてんじゃないよ。」
キャサリン「坂田、アホノ坂田。家賃払エ、コノ天然パーマ。」
神楽「銀ちゃん?死んだ魚みたいな目で糖分ばっか摂ってる、ジャンプ読んで仕事ロクにしない給料もくれないダメ男アル。
でも、ほんとに助けて欲しい時はちゃんと来てくれるネ。私、そういうダメ男、嫌いじゃないアル。」
新八「銀さんを見てると、ああいう大人にはなるまいと思います。いわゆる反面教師ですね。もうほんとにダメなオッさんです。
昔のことも、攘夷派の英雄で白夜叉って呼ばれてたくらいしか知らないし。
ただし、家族もいないって言うけど、もう僕と神楽ちゃんは家族ですからね。あと給料払えコノヤロー。」