Aブロック1組
<<レイ・ザ・バレル@機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション>>支援
レイというキャラクターを大事にしてくれた中の人はとても好感の持てる人
その一部を紹介します(前回のさいもえから)
□関俊彦のインタビュー抜粋
―1年演じてきて、レイはどんなキャラだったと思いますか?
ああいう運命の元に生まれてきちゃったレイですが、
それを最初からわかった上での人生でしたよね。
他の選択肢を選びようもなかったんでしょうけど…
もしギルがいなかったら彼には、ラウの道しか残されてなかったの
かもしれません。
そういう意味では、破壊ではなく建設の人生を歩ませてもらったギルには、
感謝してると思います。
確かに決められた人生ではあったけれども、ああいう形でギルに
導かれたってことは、彼にとっては幸せだったんじゃないですか。
タイトルじゃないけど、彼の進むべき運命として…ベストじゃない
けどベターな道だったと思います。
―関さんから見て、レイにとってのラウとはどういう存在ですか?
自分の憎しみの身代わりになったもうひとりの自分ですかね。
―では、レイにとってのデュランダルとは?
自分の命に存在の意味を知らしめてくれた、一筋の光です…唯一の。
―レイはデュランダルの思想をどう考えていたんでしょうか?
人の理想が作り出す殺し合いと、希望のない統制社会が作り出す平和
だったら、殺しあわない統制社会の方にむしろ正義がある。そんな
ふうに理解しようとしたんじゃないかな。
―なぜレイはあそこまでデュランダルを信頼できたんでしょうか?
ラウとレイのDNAデータが同じだからかもしれません。
ラウとデュランダルの間には、一口では説明できない信頼関係が
あった気がしまうす。心の中に混在する綺麗な部分や汚い部分、
憎しみも悲しみも全部ひっくるめたものがどういうものなのかを
ギルだけが説明できた。彼がDNAの専門家だから。レイを納得させる
に足るものの伝え方を、ギル以外の人間ではできなかったんじゃ
ないでしょうか。
○君に届けたい言葉
『関俊彦からレイ・ザ・バレルへ
レイくん、あっという間の短い時間でしたが、最後まで付き合ってくれてありがとう。
悲しい結末になってしまったけれど、最後まで真っ正面に自分の運命と向かい合って
戦った貴方に私は心からの敬意を表します。
最初の頃の君は、演じ手の私にさえ一線を引いて背を向けた遠い人でした。
でも今はそんな君に少しだけ近づけたかもしれないな、とも思っています。
毎週ED曲が聴こえてくると必ずレイの顔が浮かんでくる。
君にはいつもそんな不思議な存在感がありました。』