<<フェイト・テスタロッサ@魔法少女リリカルなのはA's>>支援 用語集(3)
■闇の書(夜天の魔導書)(Buch der Dunkelheit)
管理局に第一級捜索指定をかけられているロストロギア。
数少ない融合型デバイスでもある。
元は夜天の魔導書と呼ばれていた、無害な、研究用に魔法を集めるために作られた魔導書だった。
しかし、歴代の主の何れかが、力を望むあまりにそのプログラムを改変した。
始めはたいしたことのない、些細な変更だったのかも知れない。
しかしそれは結果的に防御プログラムの暴走を招き、夜天の魔導書を闇の書と呼ばせるに至った。
闇の書を完全に覚醒させ、その「大いなる力」を手に入れるためには、
闇の書のページ蒐集を行い、666ページ全てを埋める必要があると言われる。
ページ蒐集は魔導師や魔力を持つ生物からリンカーコアを奪うことで行う。
奪った相手の魔力量や資質に応じて蒐集できるページ数は異なり、
同じ人物から蒐集できるのは1回のみである。
新たな主の元に転生するとゆっくりと主を蝕み始め、
一段階目の覚醒で守護騎士を出現させ、主と自身を守らせると共に、
浸食速度を加速し病を悪化させることでページ蒐集を強いる。
全666ページ蒐集とともに二段階目の覚醒を迎え、主と融合。その意識を奪う。
その後防衛プログラムが暴走を開始、周囲に大規模な破壊をもたらす。
最終的には主の命を奪い、また次の主の元へと転生、これを永久に繰り返す。
つまり、闇の書の「大いなる力」とは、主の願いを叶えるといったものではなく、
主の命を奪い、世界に破壊をもたらす力である。
転生機能と無限再生機能を持ち、外部から干渉されれば主を殺して転生するため、
完全に破壊することも不可能。
11年前に一度、管理局によって停止させられるが、護送中に暴走。
管理局の艦「エスティア」を乗っ取るが、僚艦の「アルカンシェル」によりエスティアと共に消滅、
その後現在の主の元へ転生した。
この事件で最後まで艦に残って制御室を守っていた同艦の艦長が殉職している。
■守護騎士システム/ヴォルケンリッター(Wolkenritter − 雲の騎士)
闇の書とその主を守るために闇の書に内蔵されたシステムで、
将(リーダー)である「剣の騎士」シグナムを筆頭に、「湖の騎士」シャマル、
「鉄槌の騎士」ヴィータ、「盾の守護獣」ザフィーラの4人の魔法生命体で構成される。
闇の書の第一段階の覚醒と共に現れ、主と闇の書を守りながら闇の書のページ蒐集を行う。
一対一の対人戦闘に特化したベルカ式の魔法と、アームドデバイスを使う。
■闇の書の管制人格(マスタープログラム)
その名の通り、闇の書をコントロールするプログラムで、
主との対話と常時精神アクセスには闇の書の400ページ蒐集と主の承認が、
実体具現化と主との融合には全ページの蒐集が必要となる。
それまでは、主が眠っている際の精神アクセス(夢のようなもの)でしか、
姿を現すことが出来ない。
管制人格自身には主や周囲に危害を加えるつもりは無いのだが、
改変により破壊されたプログラムがそれを強いてしまい、止めることができず、
幾度となく主の命を奪い、破壊をもたらすということを繰り返してきた。
おそらく防御プログラムなどの関係で、自身を破壊することも不可能であると思われる。