<<フェイト・テスタロッサ@魔法少女リリカルなのはA's>>ストーリー紹介
■第13話「なまえをよんで」
●アバンタイトル(OP前)ナレーション
それは、平凡な小学三年生だったはずの私、高町なのはに訪れた小さな事件。
信じたのは勇気の心。
手にしたのは魔法の力。
願ったのは、小さな想いが届く事。
旅立ちの始まりは、きっといつも悲しくて。
だけど、想いはきっと通じあえたから……
だから、「さよなら」はきっと、「はじまり」の言葉……
●ストーリー
プレシアが落ちていった虚数空間を呆然と見ていたフェイトだったが、
その周囲にも崩壊が及んでいく。そこへ天井を貫いて現れたなのはが手を差し伸べる。
一瞬の躊躇の後、手を伸ばして飛ぶフェイト。 二人の手がしっかりとつながれる……
アースラに収容された一同だが、次元干渉犯罪の重要参考人として
護送室に隔離されてしまう、フェイトとアルフ。
フェイトが気になるなのはは、クロノにフェイトがどうなるのかを訪ねる。
通常なら数百年の幽閉になる罪だが、フェイトの意志ではなかったこと等の
状況を考えて、罪に問われない方向で上を説得していくので任せろとクロノ。
「クロノ君ってもしかしてすごく優しい!?」真っ赤になって反論するクロノと、苦笑するユーノ。
なのはの世界への転移が可能になり、帰宅することになるが、
ユーノの世界へは次元震の余波が続いており帰れない。
今まで通り家で暮らせばいいと勧めるなのはと、それを受けるユーノ。
そして別れの日。クロノやリンディらと再会を約して、帰宅するなのは。
家族や友人との再会。戻ってくる日常。ただ気がかりは、綺麗な瞳のあの子のこと…
数日後、なのはの元にクロノから連絡が来る。
フェイトの身柄は本局に移され裁判を受けること。ほぼ間違いなく無罪になること。
そしてその前に、少し会えるということ。
早朝の海辺の公園で、普段着のフェイト、クロノ、アルフと会うなのはとユーノ。
フェイトとなのはは二人で話をする時間をもらえる。
そしてフェイトは、いつかの「友達になりたい」というなのはの言葉への返事を伝える。
友達になりたい、だけど友達になる方法がわからないというフェイトに、
友達になるのはすごく簡単と微笑みながら答えるなのは。
「名前を呼んで。はじめはそれだけでいいの」
君とかあなたとかでなく、ちゃんと相手の目を見て、はっきり名前を呼べばいい、と。
「なのは…な、の、は……なのは」「うん、うん…」
微笑み、何度もうなずき返し、フェイトの手を取り、そして泣き出すなのは。
フェイトは友達が泣いていると自分も悲しいと告げ、抱き合い、そして涙する。
きっとまた会える。会えたらまた名前を呼び合う。二人は約束を交わす。
「なのはに困ったことがあったら、今度は私が助けるから」微笑むフェイト。
その様子を見ていたアルフは、フェイトの微笑みに涙を流す。慰めるユーノ。
約束の時は過ぎ、別れの時間がやってくる。
お互いに髪を結わえていたリボンを交換するなのはとフェイト。
「またね」 手を振りながら転移魔法で消えていくフェイト、アルフ、クロノ。
かくて、平凡な小学三年生に起こった小さな事件は終わりを告げ、それぞれの日常が続いていく。
フェイトのリボンで学校に通うなのはと、なのはのリボンを結んでみるフェイト。
転んだり、迷ったりするけれど、私は笑顔でいます。元気です。
●キャプ詰め
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