<<フェイト・テスタロッサ@魔法少女リリカルなのはA's>>ストーリー紹介
■第12話「宿命が閉じる時なの」
●アバンタイトル(OP前)ナレーション
それは、平凡な小学三年生だったはずの私、高町なのはに訪れた小さな事件。
信じたのは勇気の心。
手にしたのは魔法の力。
想いが壊れても、願いが遠くても、ずっと、そばにあった優しさを忘れないで。
支えてくれた心があって、あなたの笑顔を、待ってる人がいる。
想いを込めて、願いをかけて。
●ストーリー
フェイトをアルフに託し、クロノと合流して時の庭園へ向かうなのはとユーノ。
その前に機械仕掛けの傀儡兵達が待ち受けていた。撃破しつつ進むクロノ。
一方、呆然自失のフェイトに、なのは達を手伝ってくると告げ、立ち去るアルフ。
入れ替わりで意識を取り戻したフェイトは、いままでの事を回想する。
母のこと、すっと傍にいたアルフのこと。そして白い服の少女のこと。
自分にまっすぐ向き合ってくれた少女の言葉が、フェイトの中で蘇る。
「わたしたちのすべては、まだ始まってもいない」
ぼろぼろになった愛杖・バルディッシュに語りかけるフェイト。
「そうなのかな?バルディッシュ。私、まだ始まってすらいなかったのかな?」
傷ついたバルディッシュが、主の想いに応える。 その姿に決意を固めるフェイト。
「本当の自分を始めるために、今までの自分を終わらせよう」
リカバリーを終えたバルディッシュを手に、黒衣の少女も時の庭園へと向かう。
プレシアを捕縛に向かったクロノと別れ、庭園の駆動炉を目指すなのは達は、
次々と襲いかかる傀儡兵に苦戦を強いられていた。
ピンチに陥ったなのは。だが飛来した雷撃が、一撃の下に傀儡兵を破壊する。
驚くなのは達の前に姿を現すフェイト。 そこへ大型傀儡兵が出現。強敵。
「だけど二人なら…」フェイトの言葉に笑顔で何度もうなずくなのは。
二人同時のフルパワー攻撃は大型傀儡兵を吹き飛ばし、庭園外壁をも貫く。
なのはとユーノは駆動炉へ。フェイトとアルフはプレシアの元へ。
駆動炉に到着したなのは達を、駆動炉を守る大量の傀儡兵が待ち受ける。
なのはを守ろうと前に出るユーノになのはは伝える。
いつも一緒にいて、守ってくれたから。背中がいつも温かいから。だから戦えると。
敵をユーノにまかせ、駆動炉の封印に入るなのは。
プレシアに次元震の発生を押さえ込んだことを告げるリンディ。
伝承にしか過ぎない、あるかどうかも知れないアルハザードを信じるプレシアを
咎めるリンディに、アルハザードへの道は存在すると返すプレシア。
そして「こんなはずじゃなかった世界のすべて」を取り戻すと。
その言葉をプレシアの元に到着したクロノが否定する。
「世界はいつだってこんなはずじゃないことばかりで、ずっと昔から、誰だって、いつだってそうなんだ!」
「不幸から逃げるか戦うかは個人の自由だが、他人を巻き込む権利 は誰にもない!」
そこにフェイトも到着する。
「もう用はない」と拒絶するプレシアに、フェイトは自分の想いを語りかける。
私はあなたのアリシアではないが、あなたは私の母親だと。
そして、あなたが望むなら、私は世界中の全てからあなたを守ると。
しかし差し伸べられたフェイトの手が取られることはなく。
「一緒に行きましょうアリシア。今度はもう、離れないように……」
プレシアはアリシアと共に、虚数空間へと落ちていった。
エイミィの避難を叫ぶ声が響く中、時の庭園は急速に崩壊していく……
●キャプ詰め
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