<<フェイト・テスタロッサ@魔法少女リリカルなのはA's>>ストーリー紹介
■第10話「それぞれの胸の誓いなの」
●アバンタイトル(OP前)ナレーション
それは、平凡な小学三年生だったはずの私、高町なのはに訪れた小さな事件。
受け取ったのは勇気の心。
手にしたのは魔法の力。
何度も出会って、ふれあっているのに、私達はまだ、何も分かりあえていない。
答えを聞きたいから、分けあいたいから、真っすぐ立ち向かう事を決めて。
迷いを振り切って、胸に宿った自分の魔法をただ信じて。
●ストーリー
リンディから前回の無断出撃について叱られるなのはとユーノ。
管理局はクロノとエイミィの調査で、事件の黒幕を突き止める。
違法な実験によって事故を起こし、中央を去って足取りが掴めなくなっていた
かつての大魔導師プレシア・テスタロッサ。彼女の目的とはなんなのか―――。
一方のフェイトは、再び母プレシアの厳しい叱責と、鞭を受けていた。
その脳裏には、白い服の少女の言葉。「ともだちに、なりたいんだ…」
愛する母によって傷つけられるフェイトの姿に、アルフはプレシアに対して敵意を抱く。
庭園地下で一人ジュエルシードを眺めながら吐血するプレシア。
「もう時間がないわ…わたしにも、アリシアにも」
そこへアルフが現れ、プレシアに襲いかかる。
バリアを破り、掴みかかるアルフだったが、逆に反撃を受け重傷を負ってしまう。
とどめを刺そうとするプレシアに、辛くも転移で逃げるアルフ。
傷ついたフェイトに更なるジュエルシード捕獲を命じるプレシア。
そして、アルフは怖くて逃げ出したと嘘を告げるのだった。
なのはの家を訪れ、桃子達に家を空けていたこれまでの状況を説明するリンディ。
もちろん、真実は語れるわけもなく、見事なまでの嘘八百。
あっけにとられるなのはにリンディは、ご家族を心配させないための気遣いだと。
その頃、車で帰宅途中のアリサは、山中で怪我をした大型の犬?を見つけ、保護する。
それこそ、怪我が元で人間の姿を維持できなくなったアルフであった。
翌日そのことを聞いたなのはは、ユーノ共にアリサの家を訪れる。
ユーノを通じ、フェイトを助けることを条件に、クロノらに全ての事情を語るアルフ。
管理局は、事件の元凶プレシア逮捕へとその任務を変更。
なのはも改めてフェイトを助けるために協力を申し出るのだった。
アリサ、すずかと共に久しぶりの楽しいひとときを過ごすなのは。
決意を固め、吹っ切れた様子のなのはに、友人達も安心する。
夜、家族との何気ない、でも大切なひとときを過ごしたなのは。
翌早朝。ユーノ共に家を出るなのは。途中でアルフも合流してくる。
目指すは臨海公園。そこにフェイトも現れる。
出会ったあの日のように、対峙する二人の魔法少女。
アルフの説得にも応じないフェイト。
なのはは、互いの持つ全てのジュエルシードを賭けた戦いを申し出る。
「わたしたちの全ては、まだはじまってもいない…。
だから、本当の自分をはじめるために…。始めよう、最初で最後の本気の勝負!!」