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アニメ【裏最萌】トーナメント2006 投票スレRound8
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:
名無しさん@お腹いっぱい。
:
2006/08/19(土) 11:13:56 ID:+hc+MXgx
ローゼンメイデンたちが互いに戦い、生き残るものを決める「アリスゲーム」。
そこに、ローゼンメイデンではないにもかかわらず、
一方的に乱入したのが、薔薇水晶である。
彼女はまず、真紅たちを挑発することでアリスゲームへの参画の意思を呼び起こし、
さらによみがえった水銀燈を、言葉巧みにあやつり、自分の手駒としてしまう。
このように「陰で暗躍」というイメージのあった薔薇水晶ではあったが、
いざ自らが戦いの場に立つと、これがまた強い。シャレにならないくらい強い。
新たにミーディアム(人間のパートナー)を得てパワーアップしたはずの
翠星石をあっさり片づけ、
金糸雀には腕一本を持っていかれるも、まったく動ずることなく返り討ちである。
もっとも、強いのは当然という考え方もある。
なにしろ薔薇水晶は、外見こそローゼンメイデンの一員のように見えるが、
ローゼンとは別の人間によって作られた、規格外れの存在。
ローゼンメイデンにとっての命の源であるローザミスティカを持たず、
ミーディアムも必要としない様子である。
言ってみれば、メーカー公認のミニ四駆の大会に、
爆速モーターと高電圧バッテリーを積んだ車で、乱入するようなものである。
これで勝てないわけはない。
特に「ミーディアムを必要としない」という点は、重要と見るべきだろう。
今作『トロイメント』では、これまでミーディアムを持たなかった蒼星石と水銀燈が
新たにミーディアムを得ており、
ミーディアムとの関係が異常なものとなっていた蒼星石は、健全な関係を取り戻している。
彼女たちはローゼンメイデンとして、かくあるべき「規格」の中に次々と納まり、
その中で、自分にとって大切な絆を見つけだしていったのである。
そんな中で、パートナーを必要とせず、父である槐(エンジュ)以外の者に心を開かず、
ただ己の力のみを頼る薔薇水晶は、どこまでも異質である。
確かに水銀燈と共闘してはいたが、実は薔薇水晶にとっては、
水銀燈は下僕として使役し、用が済んだら切り捨てる、それだけの存在でしかなかった。
だが、真紅の眼前で水銀燈を始末してしまったのは、
さすがに薔薇水晶の失態だったと言わざるを得ない。
この瞬間、真紅は薔薇水晶を打倒する、個人的な理由を得てしまった。
これまでウジウジと戦いを避けていた真紅を、
わざわざ自分の手で覚醒させてしまったも同然であろう。
相手を挑発し、平静さを失わせるのが、薔薇水晶の常套手段。
しかし彼女にも、真紅の胸のうちは、完全には把握できていなかったわけである。
前スレ支援は、
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1155564885/606
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http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1155564885/613
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◆作品の基本設定は、こちらをご参照ください。
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1154348481/38-39
2006/08/19 裏最萌 二次予選 01組
<薔薇水晶@ローゼンメイデン トロイメント> ∴支援(本日 書き下ろし)
(つづく)