<<水銀燈@ローゼンメイデン トロイメント>>支援(紹介文Ver1.02)
実名:MercuryLampe(マーキュリィ・ランペ)
地位:ローゼンメイデン第1ドール
「人形師ローゼン」が作り上げた意思と感情と言動を持つ人形「ローゼン
メイデン」の「長女」
殆どのドールが代々のマスターより力を受けて目覚め、現世の生活を送る
のとは違い、第一期作「ローゼンメイデン」までの彼女だけは「ある、強く激
しい理由」により、誰の力にも頼らず現世を送ってきた。
これは第一期12話「ReinerRubin」により、全て明らかとなる。
真紅に戦い敗れ、炎に包まれ衣服が焼け落ち全身が露わとなった彼女に
は、むごたらしくも腹部のパーツが無かった。
いかなる理由でか、ローゼンは彼女に腹部を与えることなく、妹達の創造
に取り組み始め、そして遂に与えることなく立ち去ったのである。
水銀燈はしかし、そんな父ローゼンを恨むことなく、ただひたすらに思い慕
い、会うことだけを願い、その力だけで動いていたのである。
…その後、彼女を殺したことへの苦悩を振り払えずにいる真紅以外の誰も、
夢の世界で朽ち果てた彼女を思い出すこともなく時は流れる。
所は変わって有栖川大学病院の一人部屋。その部屋の寝台を自分の居場
所として長く過ごしてきた少女「柿崎めぐ」は、まるで忘れられたかのように
佇む隣の廃教会へと忍び入る。久しく待ち望んでいる死を願いに…。
祈りの際中に聞こえた謎の物音。それに驚いた彼女が顔を上げると、祭壇の
上には大きな鞄。導かれるようにそれを開けるめぐ。
弾ぜるように迸る漆黒の風切り羽。眩しく輝く紫色の光の中に浮かぶ影。
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054787.jpg 「降臨せる天使」に積年の願いを訴えるめぐ。影は無言のまま、左手にはめた
指輪をつき出し、めぐもそれに応じるかのような口付けをする。
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054788.jpg 水銀燈と柿崎めぐの「契約」の瞬間であった。
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054789.jpg (←原作準拠のネタです)
ここで肩の力を抜いて、壁紙(1260by1024pix)にかこつけて全身像を紹介
ttp://zcwprd.chez-alice.fr/up2/file/b1_003763.jpg 目覚めている間に見せている、この世の全てを見下し憎むような表情とは
全く正反対のどこか悲しく、儚げな表情。己を偽れぬ夢の世界で時を過ごす
彼女は一体、何を思い、何を願っているのであろうか?
そして契約した後の、めぐとの関係について。
「誰からも必要とされなくなったその果てに、自分すら好きになれなくなった
人間」に戸惑いながらも、いつしか彼女に惹かれゆくようになった水銀燈。
しかし水銀燈の思いとは裏腹に、自分の命を使い果たすよう乞い願うめぐ。
いつもの蔑むような口調で「言われなくても使ってあげる」と口約束を交わ
すも、引き延ばし引き延ばしにする水銀燈。
自分の辛い境遇に挫けることなく立ち向かってきた水銀燈は、めぐが自分
自身を「決して不要の存在でない」と悟る日を待ち望んでいるのだ。
生まれて初めて愛され、慕われたたことで、心の奥底に眠っていた彼女
本来の優しさを取り戻した水銀燈がそこにいたのである。
しかしそれでも彼女が唯一心を許した友、柿崎めぐの命は長くは無い。
そこへ現れた薔薇水晶より、薔薇乙女の命「ローザミスティカ」を集めれば、
「彼女を助けるこなど造作も無い」と教えられる水銀燈。
…水銀燈に、アリスゲームを戦う新たな理由が生まれた。
水銀燈は「祝福されざる者の天使」となったのである。