アニメ【裏最萌】トーナメント2006 投票スレRound1

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506名無しさん@お腹いっぱい。


2006/08/03∴裏最萌 1次予選3組
<のび太のおばあちゃん@ドラえもん> 支援

「おばあちゃんの思い出」(1/2)

自分が学校に通う前に、死んでしまったおばあちゃん。
おばあちゃんが作ってくれた、くまのぬいぐるみを
物置から見つけたのび太は、にわかにおばあちゃんに会いたくなりました。
ドラえもんに頼んでタイムマシンに乗せてもらい、
自分が3歳だった頃の時代に、おもむきます。

そこでのび太が見たものは、まだ生きているおばあちゃん。
そして、3歳だったころの自分が、
「おばあちゃん嫌い、あっちへ行け!」と叫んでいる光景でした。
自分が、かつておばあちゃんに言ってしまった、ひどい言葉。
それを目の当たりにして、のび太はすっかり、落ち込んでしまいます。
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このまま帰ろうか、のび太は一度はそう思います。
しかし、やはりおばあちゃんと、話をしておきたい。
のび太はこっそりと、おばあちゃんの部屋に入ろうとします。
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ママに姿を見られてしまいましたが、とっさにおばあちゃんが、
押入れにかくまってくれたので、事なきを得ました。



黙々と、くまのぬいぐるみの修繕を続けるおばあちゃんに、のび太はたずねました。

「ねえ、のび太くんはかわいい?」

おばあちゃんは答えました。

「そりゃあもう。
 でも、わたしももう歳だからね。
 ……せめて、あの子がランドセルを背負って、学校に通う姿を
   見ることができればいいのだけれど」

507名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 23:55:05 ID:vwBfSjHs

2006/08/03∴裏最萌 1次予選3組
<のび太のおばあちゃん@ドラえもん> 支援

「おばあちゃんの思い出」(2/2)



「そりゃあもう。
 でも、わたしももう歳だからね。
 ……せめて、あの子がランドセルを背負って、学校に通う姿を
   見ることができればいいのだけれど」

ひとつの小さな決心をしたのび太は、いったん、おばあちゃんと別れて、
タイムマシンを隠してある場所に向かいます。

そこにはすでに、ドラえもんが、
のび太のランドセルを手に、待っていました。
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「おばあちゃん……。
 信じてもらえないかもしれないけど、ぼく、のび太です。
 小学5年生の、のび太です」

「やっぱりねぇ。なんとなくそんな気がしていましたよ」

「信じてくれるの? 疑わないの!?」

「誰が、のびちゃんの言うこと、疑うものですか」



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そして、つかの間の再開を果たしたのび太は、現代に帰っていきました。