2006/08/03∴裏最萌 1次予選3組
<のび太のおばあちゃん@ドラえもん> 支援
「おばあちゃんの思い出」(1/2)
自分が学校に通う前に、死んでしまったおばあちゃん。
おばあちゃんが作ってくれた、くまのぬいぐるみを
物置から見つけたのび太は、にわかにおばあちゃんに会いたくなりました。
ドラえもんに頼んでタイムマシンに乗せてもらい、
自分が3歳だった頃の時代に、おもむきます。
そこでのび太が見たものは、まだ生きているおばあちゃん。
そして、3歳だったころの自分が、
「おばあちゃん嫌い、あっちへ行け!」と叫んでいる光景でした。
自分が、かつておばあちゃんに言ってしまった、ひどい言葉。
それを目の当たりにして、のび太はすっかり、落ち込んでしまいます。
ttp://hp.jpdo.com/dd02/3/img/12.jpg このまま帰ろうか、のび太は一度はそう思います。
しかし、やはりおばあちゃんと、話をしておきたい。
のび太はこっそりと、おばあちゃんの部屋に入ろうとします。
ttp://hp.jpdo.com/dd02/3/img/14.gif ママに姿を見られてしまいましたが、とっさにおばあちゃんが、
押入れにかくまってくれたので、事なきを得ました。
黙々と、くまのぬいぐるみの修繕を続けるおばあちゃんに、のび太はたずねました。
「ねえ、のび太くんはかわいい?」
おばあちゃんは答えました。
「そりゃあもう。
でも、わたしももう歳だからね。
……せめて、あの子がランドセルを背負って、学校に通う姿を
見ることができればいいのだけれど」
2006/08/03∴裏最萌 1次予選3組
<のび太のおばあちゃん@ドラえもん> 支援
「おばあちゃんの思い出」(2/2)
「そりゃあもう。
でも、わたしももう歳だからね。
……せめて、あの子がランドセルを背負って、学校に通う姿を
見ることができればいいのだけれど」
ひとつの小さな決心をしたのび太は、いったん、おばあちゃんと別れて、
タイムマシンを隠してある場所に向かいます。
そこにはすでに、ドラえもんが、
のび太のランドセルを手に、待っていました。
ttp://hp.jpdo.com/dd02/3/img/15.jpg 「おばあちゃん……。
信じてもらえないかもしれないけど、ぼく、のび太です。
小学5年生の、のび太です」
「やっぱりねぇ。なんとなくそんな気がしていましたよ」
「信じてくれるの? 疑わないの!?」
「誰が、のびちゃんの言うこと、疑うものですか」
ttp://hp.jpdo.com/dd02/3/img/10.jpg そして、つかの間の再開を果たしたのび太は、現代に帰っていきました。