Gsf-1 <レイ・ラングレン@GUN×SWORD>支援その1の2
>>527 ヴァンが囮となり、レイがヨロイを狙撃するという作戦。
しかし、絶好のチャンスにレイが手元を狂わせ、的をわずかにはずしてしまう。
罵倒しようとしたヴァンは、ターゲットのすぐ傍にウェンディをかばって倒れている
ジョシュアを見つける。
「へぇ・・・」
面白いものを見た、という顔をするヴァン。
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_012625.jpg ターゲットを直撃していたらジョシュアたちを巻き込んでいたはず。
目的のためには手段を選ばないはずの男が、弟の危機に動揺を見せた。
彼の「人間」としての顔がヴァンにも視聴者にも見えた瞬間でした。
結局ヨロイを倒し、カギ爪の行方のカギかもしれないデータを手に入れたヴァン。
それを奪おうと銃を向けるレイ。
しかし、ジョシュアの声が響き渡る。
「兄さん、僕と一緒に帰りましょう。こんな危険な目に遭って、シノさんを悲しませないで!」
「ジョッシュ、シノは悲しみも喜びもない世界に行ってしまったよ。
俺もあの日からそんな世界に足を突っ込んでいる。
でないとシノに会えない。あいつの仇をとれないんだ。
お前は帰れ。お前だけはそっちの世界で暮らすんだ」
そう言い残し、去っていくレイ。
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_012626.jpg 町の食堂。兄を見失って悄然としていたジョシュアは
注文をとりに来たリンの顔を見て呆然となる。
リンの姿を目で追うジョシュア。その様子にウェンディが気付く。
「どうかしました?」
「あの人・・・・・・シノさんに似てたんで・・・」
「・・・・・・ふん」
鼻を鳴らしながらも、ヴァンの瞳は淋しげな影を宿していた。
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_012627.jpg 決して分かり合えないふたりの男のたった1つの共通点が
同じように愛する人を失ったということ。
だからこそこの瞬間、ヴァンは誰よりも強くレイの心の中の痛みを感じたはず。
そして見ている側もまた、人間であることを捨てたはずの男がこの店に来て
亡き妻の面影を宿すリンの姿にひとときの安らぎを見出していたのだということに
気付かされるのです。
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_012630.jpg 5話で非情の顔を、この8話で人間らしさの片鱗を見せたレイは
13話で復讐者としての鬼気迫る姿を全開することになりますが
次はあえてその先、17話で見せた意外なキャラについて紹介します。