第2回アニメ男さいもえトーナメント 投票スレ・Round39

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507名無しさん@お腹いっぱい。
Asf-4 <ジョゼ@ガンスリンガーガール> 支援

舞台設定+人物紹介 >>49
担当官としてのジョゼ >>167,193,212
ジョゼの優しさ >>291,306,318,337,339,341
インタビュー >>391,418,448,482

少々長くなりますが、本作品における男性キャラの位置づけを説明します。
女の子が物語の主役であることは、タイトルに示されているとおりですが、
にも関わらず、男性キャラは大きな存在感を持っています。それは担当官が
与える指示によって義体の性格が大きく変わってくるからで、人間性を教
えれば、より人間的な性格の義体になるし、あくまで殺人マシンとして鍛え
られれば、そのような義体になります。義体の教育方針は各担当官に一任さ
れており、ジョゼは前者、その兄のジャンは後者の代表格です。この二人は
たびたび義体の教育方針について口論することになりますが、課長は二人
のどちらも支持せずに、あくまで担当官に任せる方針をとります。作品自体
はどうかというと、意外にも一方だけを支持するような描写はありません。
大筋ではジョゼに好意的な描写が多いですが、ジャンの方針は悪であると
きめつける描写もまたないのです。これは義体を使用することへの根源的
な問題提起なのかもしれません。つまり、程度の差はあれ女の子を洗脳して
銃を持たせ、仕事の道具として利用するというのは、許される行為ではない
という考え方です。実際、この問題は作品中の登場人物によって、ジョゼに
小さからぬ疑問として突きつけられますし、ジョゼ自身もそのことは認識
させられていました。だからこそ、ヘンリエッタの前では尊敬に値するよう
な人間であろうとしたのです。本作品における男性キャラの真価は、義体の
幸福を奪っていることを自覚するかで決まるのではないでしょうか。それが
せめてもの救いになるのではないかと、わたしは思います。