<塔矢アキラ@ヒカルの碁>支援
>>410の続き
●塔矢アキラ 三将戦への道
子供の頃からアキラは、一人でレベルが違いすぎて
他の子の芽を摘むことになるからという父塔矢名人の考えで、
アマチュアの大会には出場させてもらえなかったほどの少年でした。
そんな1年生が入部してきたのでは、囲碁大会の代表の椅子が
一つ減るのは確実です。
アキラは他の部員から対局を頼まれれば親切に応じます。
同じ1年の男子と笑顔で対局するアキラ 「キミの番だよ!」
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_012344.jpg しかし、それ以外の時間はひたすら一人で囲碁の勉強をしています。
プロ並みの腕を持つアキラにとって、他の部員と碁を打つことは
自分の鍛錬にはならないからです。
その結果、部の中でどんどん浮いていくアキラ…
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_012345.jpg ちょうどそのころ塔矢名人が四つめのタイトルをとったせいもあり
アキラへの男子部員の反感は日増しに強まっていきました。
散らかった部室の片付けを一人で押し付けられたり、
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_012346.jpg 3対1でいじめにあったこともあります。
それでもアキラはクサることなく自分を磨き続けました。
もとより入部が自分のわがままであることは自覚していたのです。
アキラほどの腕の打ち手が部活の大会に出るのは配慮に欠けると
たしなめる父塔矢名人に対して、彼は次のように答えました。
「まわりを思いやる余裕が、今のボクにはありません。
進藤ヒカルが部活で大会に出るという限りボクは彼を追うだけです。(中略)
まっすぐ歩いていけばいいと思っていた。
まっすぐ歩いていけばそれで神の一手に近づくのだと。でも違った。
ボクは手も足も出なかった。進藤ヒカルに。
お父さんとも違う、緒方さん(アキラの兄弟子)とも違う。
彼の存在がボクに重くのしかかる。今は、彼を追うことだけしかボクの頭には…」
拳を握りしめて胸の内を語るアキラ
http://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_012347.jpgですが、
かなり身勝手な言い分であることは否めません。
迷惑を承知で部にとどまり大会に出るというのはやはり配慮に欠け、
はた迷惑な行いです。