第2回アニメ男さいもえトーナメント 投票スレ・Round39

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324名無しさん@お腹いっぱい。
<塔矢アキラ@ヒカルの碁>支援

これまでの支援まとめ>>220 (基本紹介、キャプ、エピソード支援、おかっぱ支援)
切り絵支援>>314


●塔矢アキラ 美しい一局

碁会所でヒカル@佐為に一刀両断されたショックが尾を引いて、
鬱入っていたアキラ。ヒカルのことが気になっても
彼の情報を得るすべはありませんでした。

それでも否応なしに月日は流れ、
受験前に名門海王中学を訪れたアキラは校長先生から、
今日は中学囲碁大会をやってるからウチの囲碁部を
一目見て下さいと勧められます。
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_012257.jpg
校長先生としては、プロ並の腕を持つアキラに
囲碁部に入ってもらえたらテラウレシスなわけです。

断り切れず見学に行ったアキラを待っていたのは、
大会に出場していたヒカルとの運命的な再会でした。


食い入るように見つめるアキラの前でヒカルは佐為の教え通り石を打ち、
名門海王囲碁部の部員を相手に見事な勝利をおさめます。
結局、ヒカルが小学生なのを隠して出場していたことがわかり
ヒカルたちの葉瀬中チームは失格になってしまうのですが、
終局後アキラはヒカルに言います。

  「美しい一局だった。悔しいよ、なぜ相手がボクじゃないんだろう」

それはこれまでの長い苦悩と煩悶が溶け去ってしまったかのような、
素直な賛辞でした。大勢の前で臆面もなくこういうセリフが言えるのも
一直線でマイペースなアキラの良さだと思います。
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_012258.jpg(再掲)
この状態だと言われた方は恥ずかしいかもしれませんが

アキラはさらに続けました。

  「進藤くん。キミを超えなきゃ神の一手に届かないことがよくわかった。
  だから… ボクはもうキミから逃げたりしない」

ヒカルから逃げないことは、自らが敗北した経験をも
逃げずに受け止めることです。この日の出来事を境として
アキラは迷いがふっ切れたように再び碁に打ち込むようになり、
自分の手が打った「美しい一局」を通して何かを感じ取ったヒカルもまた、
新しい一歩を踏み出します。


一度は縁が途切れそうになったライバル二人の運命が、
再び同じ線上に交わった日でありました。