Bsf-4
<レイ・ザ・バレル@機動戦士ガンダムSEEDシリーズ>>支援
今回はレイを説明するのに出てくる用語を説明します。
>クローンであるレイはテロメアが短かいため老化が早く、
細胞分裂を抑えるための薬が切れると激しい苦痛に襲われる。
■テロメアとは?
テロメア (Telomere) は真核生物の染色体末端部にある構造で、染色体末端を保護する役目をもつ。
Telomere はギリシア語で「末端」を意味する τ?λοV telos と「部分」を意味する
μ?ροV meros から作られた語である。末端小粒(まったんしょうりゅう)とも訳される。
画像参照:染色体(左)とテロメア(右・拡大)
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_012130.png テロメアの実体は特徴的な繰り返し配列をもつ DNA と、そこに局在する種々のタンパク質からなる複合体である。
ヒトの通常の体細胞では細胞分裂のたびにテロメアの長さが短くなっていくことが知られている。
テロメアの長さは細胞の分裂寿命を制限しており、テロメアが短くなると細胞は分裂を停止する。
またテロメアを欠いた細胞では染色体の分解や染色体末端どうしの異常な融合がおこる。
老化した動物やクローン羊ドリーではテロメアが短かかったことが報告されており、
テロメア短縮による細胞の老化が、個体の老化の原因となることが示唆されているが、
その関連性についてはまだ結論がでていない。
■テロメアの構造と構成因子
テロメアの構造:最末端部位はT-ループ構造をとっていると考えられている。
テロメアDNAの3'末端はオーバーハングしており、これは二重らせんに潜り込み、
D-ループ構造をとっている(赤線部分)
画像参照:
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_012137.png テロメアは DNA の特徴的な反復配列(テロメア DNA)とそこに局在する種々のタンパク質からなっている。
人工的に作成したテロメアでは、T-ループと呼ばれる特徴的な構造をしていることが
電子顕微鏡を用いて観察されている。
実際にこの構造が生体内において形成されている直接的な証拠はまだないが、
分子生物学および遺伝学的な研究結果もこのモデルを支持している。
なぜテロメア短縮が細胞老化を起こすのかについては、まだ解明されていない点も多いが、
いくつか説得力のある説が提唱されている。
テロメアが短縮するとT-ループが形成できなくなって、
その部分に二本鎖 DNA 切断のときに見られるタンパク複合体が形成されることが判っており、
DNA 損傷時に修復を行うために細胞周期を停止させる機能が、
細胞老化による細胞周期の停止にも関わっているという説が提唱されている。
早老症ウェルナー症候群の患者や、ドリーのように体細胞の核から作られた
クローン動物においてテロメア短縮が見られることから、
テロメアによる細胞老化は個体の老化と関連することが示唆されている。
従って薬必死系になるしかないのです
参照画像:
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_012138.jpg