第2回ｱﾆﾒ男さいもえﾄｰﾅﾒﾝﾄ 投票ｽﾚ･Round32

>>11,12,16,17,18,53-54,87,96,110,119,120
G-04<ブランドン･ヒート（ビヨンド･ザ･グレイヴ）＠GUNGRAVE> 支援-13

彼女は、安らぎを求めていた。
彼女は、幸せを望んでいた。
だが、俺には応えることが出来ない。
求めるものは、その向こう側にあるから…。
（13話予告）

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「バレンティーナというレストランの個室に、客人が来ている。
　良からぬことを考えていないかどうか、君の目で確かめてくれ」
「分かりました」
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しかしブランドンがドアを開けた時、その向こう側に居たのはマリアだった。

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「お久し振りね。会いたかったわ、ブランドン…。仕事、忙しい？」
「それなりに」
「ハリーとは、仲良くやってる？」
「ああ」
「喧嘩とかしてない？」
「ああ」
「危ないこと、してない？」
「いいや」
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「ねぇ、座らない？」
「いや、いい」
「忙しいの？」
「ああ」
「そう…」
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「プレゼント、ありがとう」
「え？」
「これ、贈ってくれた…」
「ああ」
「似合う？」
「ああ」
「本当？」
「ああ」
「お願い…もっとよく見てよ、私のことを…。私、ブランドンのこと、もっと知りたいわ。
　お願い、聞かせて。どんなことでも良いから、あなたのことを…」
「特に無い」
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「…すまない。仕事があるんだ」
「待って！ブランドン、私…私は、あなたが…。私…私は…」
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「これが、俺の仕事だ。殺し屋だ」
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「ブランドン、すまない…。年甲斐もないことをしてしまった…」
「ダディ。ダディは、マリアのことを…」
「…愛している。年老いた男が、若い娘に何を……。笑ってくれて、構わない」
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「良かった。ミレニオンに入って、良かった。今、心から思います。
　行ってあげて下さい、マリアの元へ…」
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