第2回アニメ男さいもえトーナメント 投票スレ・Round30

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429名無しさん@お腹いっぱい。
◆F11組 <柳也(りゅうや)@AIR>支援 〜ストーリー紹介編〜(1/3)
柳也の紹介は>>394

AIRと言えば国崎往人や神尾観鈴といったキャラが知られていますが、
AIR1000年の物語は実は柳也から始まった、と言っても過言ではありません。
ここからは、その1000年の旅物語の端緒となる「summer」編(平安時代編)を、
柳也を中心に、簡単にではありますが紹介していきたいと思います。


■旅の始まり
時は正暦5(994)年・夏。
背中に翼ある「翼人」として忌み嫌われ、孤独な幽閉生活を送っていた少女・神奈(神奈備命)は、
柳也・裏葉らと知り合うことで人の温もりを知り、未だ見ぬ母への思いを強くするようになる。
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だがそんな折、突然の遷居が決まり、柳也・裏葉とも別れることに。
長い幽閉生活に慣れきった神奈は、母に会えないのも柳也や裏葉と別れるのも仕方のないことと、あっさり諦めようとする。
しかし、このままでは余りにも神奈が不憫だと、柳也と裏葉は社殿から神奈を連れ出すことを決意する。

そして迎えた嵐の夜。
「お前が母君に会わせろと言えば、俺はそのために命を賭ける」
不意に脱走計画を告げられ困惑する神奈だったが、柳也の真剣な眼差しに気圧されるように承諾する。
「では、余はそなたに命ずる。母上の元まで、余を案内せよ」
「正八位下左衛門大志柳也、神奈備命が命、違えぬ事を誓約致し候」
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こうして、三人の旅が始まった。

■不殺(ころさず)の誓い
目指すは神奈の母・八百比丘尼(やおびくに)が捕らえられている高野山。
ところが、脱出した直後に大掛かりな捜索が。しかも、振り返って見れば社殿が焼き討ちに遭っている。

兵士を捕え、事情を探ろうとする柳也。
「俺の問いに正直に答えろ。そうすれば命だけは助けてやる」
しかし、望む返答が得られないと知るや、太刀を振り上げる。そこへ、
「やめよ!!」
制止に入る神奈。
「先程、命だけは助けてやると申したであろう?お主は平気で嘘をつくのか?」
「時と場合によっては」
「余との誓いも、時と場合によっては破ると申すか」
「……」
「余はお主に命ずる。余を主とする限り、今後一切の殺生を許さぬ」
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