第2回アニメ男さいもえトーナメント 投票スレ・Round25

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534名無しさん@お腹いっぱい。
>>471,494,504,499,529,531-532,533
D-07<ハリー・マクドゥエル@GUNGRAVE>支援-8

16話。
生前ブランドンが書き遺した手紙を受け取ったビッグダディは、
彼の忠義に報いるため、ハリーとの決着を着けに出向く。

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「ハリー・マクドゥエル。今一度訊きたい。君は、ミレニオンをどうするつもりだ」
「私の組織ですから、運営方法は私に一任して頂けると有り難いのですが」
「ミレニオンは私だ。このビッグダディだ」
「いいえ。ミレニオンは私です。ハリー・マクドゥエルです」

ダディにバーボンを勧めるハリー。
「残念だが、私はウイスキーしか飲まないようにしている」
「ほう…何故でしょう」
「バーボンは、ウイスキーから生まれた。いわば派生物だ」
「では、世の中からウイスキーを無くしましょう。そうすれば、バーボンはオリジナルになれる」
「何故そういう考え方をする」
「そういう考えを教えてくれたのは、他でもない。ミレニオンです」
「そうか…。ならば、仕方がない」
ビッグダディはハリーに銃を向ける。
「ハハッ…撃ちますか」
「撃たせて貰おう。ブランドンへの、忠義に報いるためにも」
だが、撃たれたのはダディの方。隣室に居た文治が発砲したのだった。
「ビッグダディ。おとなしく、マリアと暮らして貰えませんか。
 あなたには未だ価値がある。できれば殺したくない」
銃を落としたダディに対し、余裕で酒を呷るハリー。

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しかしその後のビッグダディの言葉に、瞬く間にハリーの顔色が変わる。
「ブランドンは、全てを知っていた」
「ん…?」
「君の裏切りも計画も全て知っていて、君を最期まで信じた!」
「ブランドンが…。ブランドンが…。あのとき、全てを……フフッ…ハハハハ……」
「ハリー!ブランドンを想っているなら、彼のためにも組織を…」
「何言ってんだよ、この老いぼれがぁー!てめぇが居るから、俺は失っちまったんだ!!」
「ブランドンは…!」
「その名前を、口にするなぁぁー!!」
ビッグダディに銃を向け、立て続けに発砲するハリー。
「お前が…お前が…お前が奪ったからだー!
 お前が居なけりゃ、俺は上ってたんだよ!アイツと!アイツをー!!」
ハリーは、弾倉が空になっても引き金を引き続ける。我に返ったとき、ダディは既に絶命していた。
「足りねぇ…。命だけじゃ、物足りねぇ…。てめぇの全てを消してやる。奪ってやる!
 このハリー・マクドゥエルが!アンタの臭いを感じるもの、全て!」