B05組<バク@おねがいマイメロディ>支援
>>672続き 「バクがいつもどおり、全然活躍しない日」
バリアへの特攻失敗、薄らぐ意識の中で脳裏によぎったのは……
「HEY BOY! ユーのフェイスはヒップと区別がつかねえなあ!
そこにあるのはマウスじゃなくて×××かい?」
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_005820.jpg ウソです。 「バクくんて、どっちがあたまで、どっちがおしり?」
白い腹黒魔獣ことマイメロ。走馬灯かと思いきや本物でした。
さすが通称、他人の顔面すら尻呼ばわりだ!
「相変わらず失礼なヤツぞな!」とバクは怒りつつも、
その時頭の中に二つの考えが浮かびました。
一つは、クロミの『最もなりたくないもの』がマイメロだという事。
6000ページを越えるクロミノート(恨み言閻魔帳)の相手であり、
自分たちの任務である黒音符集めを邪魔する敵。
しかもやる気はないが、マリーランドから脱獄した
自分たちを止める王からの刺客。
(このままではクロミさまは、一生マイメロになって過ごさなきゃならんゾナー!)
最悪の天敵そのものとして生涯を過ごす、これほどの屈辱もなし。
そして同時に浮かんだ考え。
二つ目。つまりはマイメロは悪夢魔法の破壊者であるという事。
マイメロのクリーチャーマジック(山本ルンルンデザイン)なら、
クロミの夢の魔法障壁も打ち破れるかも知れない!
そこでバクは、泣きながらマイメロに頭を下げます。
「頼むゾナ、マイメロ!クロミさまが大変なことになるゾナー!」
ケツと顔の区別がつかない(ニコちゃん大王じゃあるまいし)様な相手に
頭を下げるバク。何とか承諾をとりつけ、全力で翔けぬける!果たして間に合うのか!