第2回ｱﾆﾒ男さいもえﾄｰﾅﾒﾝﾄ 投票ｽﾚ･Round21

<ヒルシャー＠ガンスリンガーガール> 支援

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■ストーリー支援　その７　「クリスマスの日」

　夜、クリスマス前で賑わう街を歩くヒルシャーとトリエラ。
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ヒ「マリオは逃げおおせたか……」
ト「すみません」
ヒ「トリエラ、まだ時間がある。買い物でもしていこう」
ト「は？」
ヒ「考えてみれば、お前にはパリッとした服しか与えてないから、例えば、かわいい服
　　とか、靴を」
ト「わ、私はタイを締めるときの気の引き締まった感じが好きだし、革靴が石畳をコツ
　　コツ叩くときの音も気に入ってます」
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ヒ「そうか……その、いつもなにをプレゼントしていいのかわからなくてな。子供なら
　　ぬいぐるみが好きだろうと、つい同じものを。ああ、違うものが良ければ遠慮なく」
ト「いえ、クリスマスにはいつも通りのぬいぐるみをください。実は、クマには今まで
　　七人の妖精の名前をつけていて……」
ヒ「そうか……」

　……本当に不器用ですね、ヒルシャーさん。

　先に歩いていくヒルシャーの背中をじっと見つめるトリエラ。
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＊＊＊＊＊

ト「余談だが、クリスマスの日、私にはプレゼントが二つ届いた。ひとつはヒルシャー
　　から、もうひとつはマリオ・ボッシからだ。こうして、七人揃うはずだった妖精は
　　八人になってしまった。やっぱり、他のなにかをねだっておけばよかったよ」
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　終わり