第2回アニメ男さいもえトーナメント 投票スレ・Round20

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509名無しさん@お腹いっぱい。
<コウタ@エルフェンリート> 支援と紹介

コウタの背負うテーマ =普通の人間が人間悪に立ち向かうことができるのか?=

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エルフェンリートは一人一人が実に意味を持って作品世界を支えています。
コウタはこの作品の主人公です。コウタは実に普通の人間です。たったひとつ、
妹のカナエが殺された経験があることを除けば・・・

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上の画像が妹のカナエです。

 エルフェンリートは、おそらく、人間が持つ根源的な残酷性に真正面から挑んだ
作品です。デビルマンや寄生獣に連なる系譜の作品です。
 もしも、人間が持つ醜悪な面に挑むのが格好いいヒーローならば、実は人間悪に立ち
向かえるのは一部の優れた人だけということになりはしないでしょうか?

おそらく、作者岡本倫先生は意図的に至極普通な人間を主人公にしたんだと思います。
コウタのような普通の人が、人間の残酷な面や他者を差別する面に立ち向かえるなら、
それは僕のような普通の人間もまた、僕なりの形で僕にできることをすれば、
それこそが人間悪に立ち向かう方法なのだと、そのためにコウタが主人公なのだと、
僕はそう思っています。

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上の画像はコウタが幼い時の画像。このとき、彼はある一人の少女と出会います。

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彼女の名はルーシー。角をもつ種族"ディクロニウス"であるが故に差別され、
迫害されてきた少女。コウタはルーシーの人間観を変え、最終的にはそれが
世界を助けることになります。

 でも、その時コウタがしたことは本当に些細なことなんです。角が生えていることを
全く気にせず、差別とは無縁の感覚でルーシーに接しただけなんです。
 そしてコウタは言います。
「格好いい!その角 すごく格好いいよ!!」」
他人との違いを受け入れることができる、それが自然なことである人間。
それが迫害されてきたルーシーにとりどれだけ救いになったのか、
この些細なことがルーシーの人間観 ひいては作品の人間観を支えることになるんです。