第2回アニメ男さいもえトーナメント 投票スレ・Round17

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262名無しさん@お腹いっぱい。
10組 <小林先生(コバセン)@うえきの法則> ストーリーバレ支援 ラスト
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。前出は>>154>>160>>194

ルールを犯し、バトルの最中に植木をかばってしまったコバセンの足元に広がる赤い穴。
呆然としていた植木ですが、ロベルトの
「能力者をかばうなんて馬鹿な神候補」との嘲りに、やっと、なんとなく事態を把握します。

そんな植木に、小林は、>>160の、植木を見込んだ昔話をして言います。
「もう十分見せてもらったぜ、お前の正義。だからもう、心残りはない」
「悪かったな、試すような真似して」

返して植木も叫びます。違う、俺はただ、あんたみたいになりたかっただけなんだと。
あんたに助けられたから、あんたみたいに、誰かを守れる人になりたかったのだと。

その植木の言葉に不意をつかれた態の小林は、ふと笑い出します。そして植木に叫びます。
「もうこんなバトルやめちまえ」
「お前の好きなように生きろ! お前の人生だ!!」
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そして小林は、植木に止めを刺そうとしたロベルトを、最期の根性で道連れにして
植木を完全に救い、地獄へと消えていきます。
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落下する植木を受け止めたシーンと並び、コバセンが最高に輝いた瞬間でした。

この事件をきっかけとして、植木は、小林の遺した言葉に従い
「好きなように生きる」ことを決意し、二つの規範を自分に課します。
ひとつ、小林の懸念を拭う。空白の才を悪用から守る、そのためバトルに優勝する。
ひとつ、小林の遺した正義を貫く。誰かを守り誰かの役に立つためなら、命さえ厭わず行動する。
植木にこの二つの決意を固めさせ、「ちょっと不思議な日常」ものだった『うえきの法則』に
少年漫画として活をいれ、屋台骨を固めたのが、この小林の地獄落ち事件だったように思います。

そしてその後の植木耕助は、>>154の支援でも述べたとおり、「コバセン」の名の下に
ありえないような熱い無茶をいくつも平気でやってのけ、そのたびに誰かを救っていきます。
ぱっと見ではいまいち、魅力のわかりづらいキャラかもしれませんが、うえきの法則を語る上で
決しておろそかにできない、どころかトップランクに位置づけなければならない、そんな
10組 <小林先生(コバセン)@うえきの法則> の魅力を、少しでも伝えられていれば幸いです。