10組 <小林先生(コバセン)@うえきの法則> 支援
植木耕助が、ここまでコバセンに思い入れるようになった理由。
そのそもそもの始まりは、原作の時間軸より一年ほどさかのぼります。
ビルの上で、友達にいいところを見せようとふざけていて、足を滑らせた植木。
もうだめだと思った植木を、ビルの下で、飄々と無愛想に
しかしがっちり受け止めてくれたのがコバセンでした。
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_004311.jpg 画像ボケ気味なのは回想効果です
植木はそのとき、あの人みたいになりたい、と思ったといいます。
これが植木耕助の、いわば「正義」の萌芽となりました。
そして、神候補と能力者として、また生徒と教師として再会した植木と小林。
もちろん、植木は小林のことをはっきりと覚えていたのですが
小林は、植木をむかし助けたことなど、きれいに忘れてしまっていたようです。
しかし小林は小林なりに、植木を見所があると思っていました。
腹をすかせた捨て犬に、気紛れで声をかけても、寒くなればすぐに見捨てて
去っていくような人間たちに愛想を尽かしかけ、天界へ帰ろうかと思っていた小林。
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_004307.jpg しかし、そんな捨て犬を、連れて帰ることはできない、ごめんなと言いながら
ただ抱きしめ暖め続ける「馬鹿なガキ」、植木の姿に軽い感銘を受けた小林は
もう少し地上にとどまり、植木を能力者にして、その正義を確かめることにしたと言います。
ttp://yefzjl.chez-alice.fr/up1/file/ma_004309.jpg なお、この植木の、ほとんど偽善とすらいえそうな純真な行動も、おそらくは
「小林に助けられた」という原体験からくるものであることを、小林はもちろん知りません。
そして、神候補と能力者として、あるいは生徒と教師として続いていた
奇妙ながらも楽しかった日々は、ある日、突然に終わりを告げることになります。